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特表2024-522211情報伝送方法、装置、通信デバイス及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-11
(54)【発明の名称】情報伝送方法、装置、通信デバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/06 20090101AFI20240604BHJP
   H04W 8/24 20090101ALI20240604BHJP
   H04W 52/18 20090101ALI20240604BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240604BHJP
【FI】
H04W52/06
H04W8/24
H04W52/18
H04W92/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023576413
(86)(22)【出願日】2021-06-18
(85)【翻訳文提出日】2023-12-12
(86)【国際出願番号】 CN2021101055
(87)【国際公開番号】W WO2022261973
(87)【国際公開日】2022-12-22
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】グオ,シェンシアン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067GG08
(57)【要約】
本開示の実施例は、情報伝送方法、装置、通信デバイス及び記憶媒体に関し、ユーザイクイップメント(UE)は動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを指示するための電力指示情報を送信する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザイクイップメント(UE)によって実行される情報伝送方法であって、前記方法は、
動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを指示するための電力指示情報を送信するステップを含む、
ことを特徴とする情報伝送方法
【請求項2】
前記電力指示情報は、さらに前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを指示するために使用される、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項3】
前記方法は、
基地局によって前記電力指示情報に基づいて送信された設定情報を受信するステップと、
前記設定情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項4】
前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項5】
前記方法は、
基地局から送信された通信能力報告要求を受信するステップと、
前記通信能力報告要求に応答して、通信能力情報を送信するステップであって、前記通信能力情報が、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを指示するために使用されるステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~4のずれいかに記載の情報伝送方法。
【請求項6】
前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む、
ことを特徴とする請求項1~4のずれいかに記載の情報伝送方法。
【請求項7】
基地局によって実行される情報伝送方法であって、前記方法は、
ユーザイクイップメント(UE)から送信された電力指示情報を受信するステップと、
前記電力指示情報に基づいて、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする情報伝送方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記電力指示情報に基づいて、前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報伝送方法。
【請求項9】
前記方法は
前記電力指示情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するステップと、
前記UE電力設定パラメータを指示する設定情報を前記UEに送信するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報伝送方法。
【請求項10】
前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報伝送方法。
【請求項11】
前記方法は、
通信能力報告要求を前記UEに送信するステップと、
UEによって前記通信能力報告要求に応答して送信された通信能力情報を受信するステップと、
前記通信能力情報に基づいて、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項7~10のいずれかに記載の情報伝送方法。
【請求項12】
前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む、
ことを特徴とする請求項7~10のいずれかに記載の情報伝送方法。
【請求項13】
情報伝送装置であって、前記装置は、第1の送信モジュールを含み、
前記第1の送信モジュールは、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを指示するための電力指示情報を送信するように構成される、
ことを特徴とする情報伝送装置。
【請求項14】
前記電力指示情報は、さらに前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを指示するために使用される、
ことを特徴とする請求項13に記載の情報伝送装置。
【請求項15】
前記装置は、
基地局によって前記電力指示情報に基づいて送信された設定情報を受信するように構成される第1の受信モジュールと、
前記設定情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するように構成される第1の決定モジュールと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の情報伝送装置。
【請求項16】
前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の情報伝送装置。
【請求項17】
前記装置は、
基地局から送信された通信能力報告要求を受信するように構成される第2の受信モジュールと、
前記通信能力報告要求に応答して、通信能力情報を送信するように構成される第2の送信モジュールであって、前記通信能力情報が、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを指示するために使用される第2の送信モジュールと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項13~16のいずれかに記載の情報伝送装置。
【請求項18】
前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む、
ことを特徴とする請求項13~16のいずれかに記載の情報伝送装置。
【請求項19】
情報伝送装置であって、前記装置は、第3の受信モジュールと第2の決定モジュールとを含み、
前記第3の受信モジュールは、ユーザイクイップメント(UE)から送信された電力指示情報を受信するように構成され、
前記第2の決定モジュールは、前記電力指示情報に基づいて、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを決定するように構成される、
ことを特徴とする情報伝送装置。
【請求項20】
前記装置は、
前記電力指示情報に基づいて、前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを決定するように構成される第3の決定モジュールをさらに含む、
ことを特徴とする請求項19に記載の情報伝送装置。
【請求項21】
前記装置は、
前記電力指示情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するように構成される第4の決定モジュールと、
前記UE電力設定パラメータを指示する設定情報を前記UEに送信するように構成される第3の送信モジュールと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項19に記載の情報伝送装置。
【請求項22】
前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項19に記載の情報伝送装置。
【請求項23】
前記装置は、
通信能力報告要求を前記UEに送信するように構成される第4の送信モジュールと、
UEによって前記通信能力報告要求に応答して送信された通信能力情報を受信するように構成される第4の受信モジュールと、
前記通信能力情報に基づいて、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを決定するように構成される第5の決定モジュールと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項19~22のいずれかに記載の情報伝送装置。
【請求項24】
前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む、
ことを特徴とする請求項19~22のいずれかに記載の情報伝送装置。
【請求項25】
通信デバイスであって、
プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され前記プロセッサによって実行される実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記実行可能なプログラムを実行する場合、請求項1~6または7~12のいずれかに記載の情報伝送方法のステップを実行する、
ことを特徴とする通信デバイス。
【請求項26】
実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~6または7~12のいずれかに記載の情報伝送方法のステップを実現する、
ことを特徴とする記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は無線通信技術の分野に関するが、無線通信技術の分野に限定されず、特に、情報伝送方法、装置、通信デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
車用無線通信技術(V2X、Vehicle to Everything)は、車とあらゆるものをつなぐ次世代情報通信技術である。V2Xは、Uuインターフェース(セルラー通信インターフェース)とPC5インターフェース(サイドリンクインターフェース)と呼ばれる2種類の通信インターフェースを提供することができる。
【0003】
移動通信スペクトルのニーズは日増しに増加しているが、割り当て可能な実際のスペクトルは徐々に減少しており、既存のライセンス周波数帯域に対して、ライセンススペクトルで新しい無線通信(NR、New Radio)ライセンススペクトルサービスとNR V2Xサービスとを同時に伝送することが現在の大きなニーズである。端末にとって、同一の周波数帯域でNRライセンススペクトルサービスとNRサイドリンクサービスとを同時に行うことができるのは非常に一般的なシーンになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この点に鑑みて、本開示の実施例は、情報伝送方法、装置、通信デバイス及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、ユーザイクイップメント(UE)によって実行される情報伝送方法を提供し、前記方法は、
動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを指示するための電力指示情報を送信するステップを含む。
【0006】
一実施例では、前記電力指示情報は、さらに前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを指示するために使用される。
【0007】
一実施例では、前記方法は、
基地局によって前記電力指示情報に基づいて送信された設定(configuration)情報を受信するステップと、
前記設定情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するステップと、をさらに含む。
【0008】
一実施例では、前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と
許可された電力ロールバックと
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
一実施例では、前記方法は、
基地局から送信された通信能力報告要求を受信するステップと、
前記通信能力報告要求に応答して、通信能力情報を送信するステップであって、前記通信能力情報が、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを指示するために使用されるステップと、をさらに含む。
【0010】
一実施例では、前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む。
【0011】
本開示の実施例の第2の態様によれば、基地局によって実行される情報伝送方法を提供し、前記方法は、
ユーザイクイップメント(UE)から送信された電力指示情報を受信するステップと、
前記電力指示情報に基づいて、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを決定するステップと、を含む。
【0012】
一実施例では、前記方法は、
前記電力指示情報に基づいて、前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを決定するステップをさらに含む。
【0013】
一実施例では、前記方法は、
前記電力指示情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するステップと、
前記UE電力設定パラメータを指示する設定情報を前記UEに送信するステップと、をさらに含む。
【0014】
一実施例では、前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0015】
一実施例では、前記方法は、
通信能力報告要求を前記UEに送信するステップと、
UEによって前記通信能力報告要求に応答して送信された通信能力情報を受信するステップと、
前記通信能力情報に基づいて、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを決定するステップと、をさらに含む。
【0016】
一実施例では、前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む。
【0017】
本開示の実施例的第3の態様によれば、情報伝送装置を提供し、前記装置は、第1の送信モジュールを含み、
前記第1の送信モジュールは、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを指示するための電力指示情報を送信するように構成される。
【0018】
一実施例では、前記電力指示情報は、さらに前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを指示するために使用される。
【0019】
一実施例では、前記装置は、
基地局によって前記電力指示情報に基づいて送信された設定情報を受信するように構成される第1の受信モジュールと、
前記設定情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するように構成される第1の決定モジュールと、をさらに含む。
【0020】
一実施例では、前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
一実施例では、前記装置は、
基地局から送信された通信能力報告要求を受信するように構成される第2の受信モジュールと、
前記通信能力報告要求に応答して、通信能力情報を送信するように構成される第2の送信モジュールであって、前記通信能力情報が、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを指示するために使用される第2の送信モジュールと、をさらに含む。
【0022】
一実施例では、前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む。
【0023】
本開示の実施例の第4の態様によれば、情報伝送装置を提供し、前記装置は、第3の受信モジュールと第2の決定モジュールとを含み、
前記第3の受信モジュールは、ユーザイクイップメント(UE)から送信された電力指示情報を受信するように構成され、
前記第2の決定モジュールは、前記電力指示情報に基づいて、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを決定するように構成される。
【0024】
一実施例では、前記装置は、
前記電力指示情報に基づいて、前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを決定するように構成される第3の決定モジュールをさらに含む。
【0025】
一実施例では、前記装置は、
前記電力指示情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するように構成される第4の決定モジュールと、
前記UE電力設定パラメータを指示する設定情報を前記UEに送信するように構成される第3の送信モジュールと、をさらに含む。
【0026】
一実施例では、前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0027】
一実施例では、前記装置は、
通信能力報告要求を前記UEに送信するように構成される第4の送信モジュールと、
UEによって前記通信能力報告要求に応答して送信された通信能力情報を受信するように構成される第4の受信モジュールと、
前記通信能力情報に基づいて、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを決定するように構成される第5の決定モジュールと、をさらに含む。
【0028】
一実施例では、前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む。
【0029】
本開示の実施例の第5の態様によれば、通信デバイスを提供し、通信デバイスは、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され前記プロセッサによって実行される実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサが、前記実行可能なプログラムを実行する場合、第1の態様または第2の態様に記載の情報伝送方法のステップを実行する。
【0030】
本開示の実施例の第6の態様によれば、実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体を提供し、前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、第1の態様または第2の態様に記載の情報伝送方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0031】
本開示の実施例によって提供される情報伝送方法、装置、通信デバイス及び記憶媒体によれば、UEは、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを指示するための電力指示情報を送信する。このように、UEが動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを報告することにより、基地局は各インターフェースのUE電力クラスを決定することができる。これにより、インターフェースのUE電力クラスを基地局によって決定する正確性が向上し、さらにインターフェースのUE電力クラスを決定できないために発生するパラメータ設定エラーが減少する。
【0032】
なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示の実施例を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0033】
ここの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する本発明の実施例を示し、明細書とともに本発明の実施例の原理を説明するために使用される。
図1】例示的な一実施例によって示される無線通信システムの概略構成図である。
図2】例示的な一実施例によって示される情報伝送方法の概略フローチャットである。
図3】例示的な一実施例によって示される別の情報伝送方法の概略フローチャットである。
図4】例示的な一実施例によって示される基地局とUEとのインタラクション概略図である。
図5】例示的な一実施例によって示されるもう1つの情報伝送方法の概略フローチャットである。
図6】例示的な一実施例によって示される情報伝送装置のブロック図である。
図7】例示的な一実施例によって示される別の情報伝送装置のブロック図である。
図8】例示的な一実施例によって示される情報伝送に用いる装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
ここで例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に説明された実施形態は、本発明の実施例と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に詳細に記載された、本発明の実施例のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0035】
本開示の実施例に使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものにすぎず、本開示の実施例を制限することを意図していない。本開示の実施例と添付の特許請求の範囲に使用される単数形の「1種類」、「前記」及び「当該」も、コンテキストにおいて他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことを意図する。なお、本明細書で使用される用語の「及び/又は」とは、1つ又は複数の関連する列挙項目の任意の組み合わせ又は全ての可能な組み合わせを指す。
【0036】
本開示の実施例では、第1、第2、第3などの用語を使用して様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報は、これらの用語に限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、単に同じタイプの情報を区別するために使用される。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第1の情報は第2の情報と呼ばれることができ、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ばれることもできる。文脈によっては、本明細書で使用される単語「もし」は、「……のとき」又は「……の場合」又は「決定に応答する」として解釈することができる。
【0037】
図1を参照すると、本開示の実施例によって提供される無線通信システムの概略構成図を示す。図1に示すように、無線通信システムはセルラー移動通信技術に基づく通信システムであり、当該無線通信システムは、いくつかの端末11及びいくつかの基地局12を含むことができる。
【0038】
端末11は、ユーザに音声及び/又はデータ接続を提供するデバイスを指し得る。端末11は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つまたは複数のコアネットワークと通信することができ、端末11はもののインターネット端末であってもよく、例えば、センサデバイス、携帯電話(または「セルラー」電話とも呼ばれる)及びもののインターネット端末を有するコンピュータであってもよく、例えば、固定式、携帯式、ポケット式、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵または車載の装置であってもよい。例えば、ステーション(Station、STA)、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、モバイルステーション(mobile station)、モバイル(mobile)、リモートステーション(remote station)、アクセスポイント、リモート端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)、またはユーザイクイップメント(user equipment,UE)である。または、端末11は、無人航空機のデバイスであってもよい。または、端末11は、車載デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を有する電子制御ユニットであってもよく、電子制御ユニットを外付けする無線通信デバイスであってもよい。あるいは、端末11は、路側デバイス、例えば、無線通信機能を有する街灯、信号灯、または他の路側デバイスなどであってもよい。
【0039】
基地局12は、無線通信システムにおけるネットワーク側デバイスであってもよい。当該無線通信システムは第4世代移動通信技術(the 4th generation mobile communication、4G)システムであってもよく、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムとも呼ばれる。または、当該無線通信システムは5Gシステムであってもよく、新しい無線通信(new radio、NR)システムまたは5G NRシステムとも呼ばれる。または、当該無線通信システムは5Gシステムの次世代のシステムであってもよい。5GシステムにおけるアクセスネットワークはNG-RAN(New Generation-Radio Access Network、新しい世代無線アクセスネットワーク)と呼ばれることができる。または、MTCシステムと呼ばれることができる。
【0040】
基地局12は、4Gシステムにおいて用いられる進化型基地局(eNB)であってもよい。または、基地局12は、5Gシステムにおける集中分散アーキテクチャを用いる基地局(gNB)であってもよい。基地局12が集中分散アーキテクチャを用いる場合、通常、中央ユニット(central unit、CU)と少なくとも2つの分散ユニット(distributed unit、DU)とを含む。中央ユニットには、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リンク制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)層、媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)層のプロトコルスタックが設けられている。分散ユニットには、物理(Physical、PHY)層のプロトコルスタックが設けられ、本開示の実施例は基地局12の具体的な実現形態に対して限定しない。
【0041】
基地局12と端末11との間は、無線エアインターフェースを介して無線接続を確立することができる。異なる実施形態では、当該無線エアインターフェースは、第4世代の移動通信ネットワーク技術(4G)規格に基づく無線エアインターフェースである。または、当該無線エアインターフェースは、第5世代の移動通信ネットワーク技術(5G)規格に基づく無線エアインターフェースであり、例えば、当該無線エアインターフェースは新しい無線である。または、当該無線エアインターフェースは5Gの次世代の移動通信ネットワーク技術規格に基づく無線エアインターフェースであってもよい。
【0042】
いくつかの実施例では、端末11間はE2E(End to End、エンドツーエンド)接続を確立することができる。例えば車両のインターネット通信(vehicle to everything、V2X)におけるV2V(vehicle to vehicle、車両間)通信、V2I(vehicle to Infrastructure、路車間)通信及びV2P(vehicle to pedestrian、車両歩行者間)通信などのシーンである。
【0043】
いくつかの実施例では、上記無線通信システムは、ネットワーク管理デバイス13をさらに含むことができる。
【0044】
いくつかの基地局12はそれぞれネットワーク管理デバイス13に接続される。ネットワーク管理デバイス13は、無線通信システムにおけるコアネットワークデバイスであってもよく、例えば、当該ネットワーク管理デバイス13は、進化されたパケットコアネットワーク(Evolved Packet Core、EPC)における移動管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)であってもよい。または、当該ネットワーク管理デバイスは、他のコアネットワークデバイス、例えばサービスゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)、パブリックデータネットワークゲートウェイ(Public Data Network GateWay、PGW)、戦略及び課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)またはホームサブスクライバーサーバ(Home Subscriber Server、HSS)などであってもよい。本開示の実施例では、ネットワーク管理デバイス13の実現形態を限定しない。
【0045】
本開示の実施例に係る実行主体は、セルラー移動通信をサポートする携帯電話端末などのUEと、基地局などとを含むが、これらに限定されない。
【0046】
本開示の実施例の1つの応用シーンは以下の通りである。端末などのUEが無線信号の出力電力報告を報告し、例えば、ue-PowerClassを用いてUE出力電力報告を行うことができ、報告される出力電力が1つの周波数帯域に基づくものであり、すなわちUEは1つの周波数帯域での出力電力を報告できる。UEは通常、電力クラスの方式で出力電力を報告し、電力クラスはPC2とPC3などとを含み、PC3は最大電力が23dBmであることを表し、PC2は最大電力が26dBmであることを表す。UEが同じ周波数帯域でNRライセンススペクトルサービスとNRサイドリンクサービスとを同時に行う場合、出力電力報告は、そのライセンススペクトルサービスの電力クラスに基づいて報告されるものであり、且つ、NRサイドリンクサービスの電力クラスが考慮されていない。
【0047】
例示的には、NR Uuインターフェース上のライセンススペクトルサービスについて、その電力クラスはPC3であってもよいし、PC2などであってもよく、また、そのNRサイドリンクサービスの電力クラスはPC3であってもよいし、PC2(最大26dBm)などであってもよく、電力クラスはUEの具体的な設計及び能力によって決定される。関連技術では、Uuインターフェース電力クラスと、PC5インターフェース電力クラスと、報告されたUE電力クラスとは表1のようなケースがあってもよい。
【表1】
【0048】
上記の表に示すように、同じ周波数帯域でNRライセンススペクトルサービスとNRサイドリンクサービスとを同時に行う場合、関連技術の電力クラスの報告方式はUEの実際の状況を反映できない。従って、UEの実際の電力クラスをどのように正確に報告するかは早急に解決すべき課題である。
【0049】
図2に示すように、本例示的な実施例は情報伝送方法を提供し、情報伝送方法はセルラー移動通信システムのUEに適用されることができ、以下のステップ201を含む。
【0050】
ステップ201では、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを指示するための電力指示情報を送信する。
【0051】
UEはセルラー移動通信技術を用いて無線通信を行う携帯電話UEなどであってもよい。アクセスネットワークデバイスはセルラー移動通信システムにおいて、UEにアクセスネットワークインターフェースを提供する基地局などであってっもよい。
【0052】
例示的には、前記電力指示情報は、動作周波数帯域内の各インターフェースのUE電力クラスをそれぞれ指示し、または、動作周波数帯域内でUEが動作する各インターフェースのUE電力クラスをそれぞれ指示する。
【0053】
UE電力クラスは、基地局がアップリンク送信電力値またはサイドリンク(SL、SideLink)伝送の送信電力などを決定するために使用されることができる。
【0054】
UEのアップリンク送信電力の大きさは、電力クラス(Power class)で階層化されることができる。例えば、電力クラス3(PC3)の送信電力は23dBmであり、電力クラス2(PC2)の送信電力は26dBmなどである。
【0055】
UEは、1つの動作周波数帯域内で異なるインターフェースによって相手側UE及び/又は基地局との通信を実現することができる。異なるインターフェースは異なる通信プロトコルによって実現される無線通信チャネルであってもよい。動作周波数帯域は部分的に設定された部分帯域幅(BWP、Bandwidth Part)であってもよい。動作周波数帯域で複数のインターフェースによって相手側UE及び/又は基地局との通信を実現することができる。
【0056】
一実施例では、前記インターフェースは、Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む。
【0057】
例示的には、V2X通信の1つの動作周波数帯域に対して、UEは1つの動作周波数帯域内でUuインターフェースによって基地局と通信でき、UEはさらにこの動作周波数帯域内でサイドリンク(SL、sidelink)のPC5インターフェースによって他のUEと通信できる。
【0058】
関連技術では、UEは動作周波数帯域に基づいてUE電力クラスの報告を行うことができ、UEによって報告されるのは動作周波数帯域のUE合計電力クラスであり、基地局は動作周波数帯域のUE合計電力クラスに基づいて異なるインターフェースの電力クラスを決定することができない。
【0059】
UE電力クラスは、UEが各インターフェースで信号を送信する際に使用する電力クラスであってもよい。UEは、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを報告することができる。アクセスネットワークデバイスは、UEの報告情報に基づいて、複数のインターフェースのUE電力クラスを決定する。
【0060】
UEは複数のインターフェースのUE電力クラスを指示する電力指示情報を基地局に送信することができる。従来のアップリンクシグナリングを使用して電力指示情報を運ぶ(carry)ことができる。例えば、ランダムアクセスされたメッセージ3(Msg 3)、メディアアクセス制御-制御要素(MAC-CE、Media Access Control-Control Element)MAC-CE、無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)などのシグナリングに電力指示情報が運ばれてもよい。電力指示情報は、専用アップリンクシグナリングによって運ばれてもよい。
【0061】
アクセスネットワークデバイスはアップリンクシグナリングにおける電力指示情報に基づいて各インターフェースのUE電力クラスを決定することができる。アクセスネットワークデバイスは各インターフェースのUE電力クラスに基づいて各インターフェースに電力パラメータ及びリソースパラメータなどを設定することができる。インターフェースのUE電力クラスを決定できないことによる電力パラメータの設定ミスなどの問題を低減する。
【0062】
このように、UEが動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを報告することで、基地局は各インターフェースのUE電力クラスを決定することができる。これにより、基地局が異なるインターフェースのUE電力クラスを決定する正確性を向上させる。さらに、インターフェースのUE電力クラスを正確に決定できないことによるUE電力パラメータの設定ミスなどの問題を低減する。
【0063】
一実施例では、前記電力指示情報は、さらに前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを指示するために使用される。
【0064】
UE合計電力クラスはUEが動作周波数帯域の複数のインターフェースで信号を送信するときの合計電力クラスであってもよい。動作周波数帯域のUE合計電力クラスが、複数のインターフェースのUE電力クラスの単純な累積ではないため、UEの最大送信電力、同一周波数干渉、異なるインターフェースで伝送する時間領域位置などの状況を考慮する必要がある。UE合計電力クラスが複数のインターフェースのUE電力クラスと同じであってもよく、UE合計電力クラスが複数のインターフェースのUE電力クラスより高くてもよい。例えば、動作周波数帯域内の2つのインターフェースのUE電力クラスはいずれもPC3であり、動作周波数帯域のUE合計電力クラスはPC2であってもよいし、PC3であってもよい。従って、UEは動作周波数帯域のUE合計電力クラスを報告することもできる。
【0065】
UEはUuインターフェースとPC5インターフェースで同時に通信を行い、UEの無線電力増幅器の最大電力の制限により、動作周波数帯域でのUEのUE合計電力クラスが制限され、例えばUE合計電力クラスがPC2である。もしUEが同時にUuインターフェースとPC5インターフェースとでそれぞれの最大電力を用いて通信して、累積された合計電力がUE合計電力クラスによって定義された電力値を超えた場合、UEは、Uuインターフェースの通信とPC5インターフェースの通信とを時分割で行い、またはUuインターフェース及び/又はPC5インターフェースの電力をより低いクラスにロールバックするなどの方式で動作周波数帯域の合計電力を低減することにより、同じ時間の合計電力がUE合計電力クラスによって定義された電力値以下になるようにすることができる。
【0066】
例示的には、UEによって報告される電力指示情報は表2に示すようなUE電力クラスと動作周波数帯域のUE合計電力クラスとを指示することができる。
【表2】
【0067】
このように、UEが動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスと動作周波数帯域のUE合計電力クラスとを報告することにより、基地局は動作周波数帯域内の各インターフェースのUE電力クラスとUE合計電力クラスとを決定することができる。このように、明示的な方式で動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを指示することにより、基地局がUE電力クラスを決定する正確性を向上させ、さらに電力クラスを正確に決定できないことによるパラメータの設定ミスの問題を低減する。
【0068】
一実施例では、図3に示すように、前記方法はステップ202~203をさらに含む。
【0069】
ステップ202では、基地局によって前記電力指示情報に基づいて送信された設定情報を受信する。
【0070】
ステップ203では、前記設定情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定する。
【0071】
アクセスネットワークデバイスは決定された各インターフェースのUE電力クラスと動作周波数帯域のUE合計電力クラスとに基づいて、インターフェースのUE電力設定パラメータを調整することができる。UE電力設定パラメータは、インターフェースの電力を調整すること、各インターフェースが動作する時間領域などのリソースなどを設定することに使用されることができるが、これらに限定されない。
【0072】
UE電力設定パラメータを調整することにより、UEの電力出力が通信の実際のニーズを満たし、通信の仕様に合致することができる。
【0073】
一実施例では、前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0074】
基地局は実際の通信のニースに基づいて、各インターフェースの最高送信電力を設定して最高設定電力を取得することができる。例えば、信号品質及び/又は消費電力のニーズに基づいて、UEに適切な最高設定電力を設定することができる。
【0075】
電力ロールバックとは、電力増幅器の入力電力を1dBの圧縮ポイント、すなわち1dBの利得ポイントから、6~10dBのような所定の値をロールバックさせることにより、電力増幅器が線形動作領域で動作するように維持されることを指す。基地局は各インターフェースのUE電力クラスと動作周波数帯域のUE合計電力クラスとに基づいて、UEの信号送信電力増幅器が線形動作領域で動作することが維持されるように、UEの信号送信電力増幅器を設定することができる。
【0076】
SARはUE設計においてUEが無線信号を送信する際の人体への放射量を評価する指標である。UEが信号送信を行うUE電力クラスは、SARの放射要件を超えてはいけない。複数のインターフェースが同時に動作している場合、特定のイベントウィンドウで、例えば、複数のインターフェースが同時に最高電力で通信する場合、UE合計電力クラスはSARの放射要件を超える可能性がある。基地局は、決定された各インターフェースのUE電力クラスと動作周波数帯域のUE合計電力クラスとに基づいて、各インターフェースの信号送信リソースを調整するなどのSAR制御戦略を調整して、動作周波数帯域内の合計電力が高すぎてUEの放射がSAR要件を超える状況を低減することができる。例えば、各インターフェースの送信時間領域が重ならないように、各インターフェースの送信時間領域を調整して、動作周波数帯域のUE合計電力クラスを低減することができる。
【0077】
一実施例では、前記方法は、
基地局から送信された通信能力報告要求を受信するステップと、
前記通信能力報告要求に応答して、通信能力情報を送信するステップであって、前記通信能力情報が、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを指示するために使用されるステップと、をさらに含む。
【0078】
通信能力は、UEのマルチインターフェース通信能力を含むことができるが、これに限定されない。
【0079】
図4に示すように、基地局がUEを制御してV2Xサービスを行わせる間、基地局とUEとがインタラクションする具体的なステップは以下のステップ401~405を含むことができる。
【0080】
ステップ401では、UEがライセンススペクトルで同時にV2Xサービスを行う能力を報告することを要求するように、基地局は通信能力報告要求を送信する。
【0081】
基地局はUEを制御してV2Xサービスを行わせる前に、通信能力報告要求を送信することができる。
【0082】
ステップ402では、UEはライセンススペクトルで同時にV2Xサービスを行う能力を備えるか否かを報告する。
【0083】
UEは、通信能力報告要求を受信した後にライセンススペクトルでUEが用いることができるインターフェースを指示する通信能力情報を基地局に報告することができる。
【0084】
例示的には、基地局は、UEのV2Xを制御する通信を確立する前に通信能力報告要求を送信し、UEがライセンススペクトル、すなわち、動作周波数帯域でUuインターフェースとサイドリンクPC5インターフェースによって通信可能であることを指示するように、UEは通信能力報告要求を受信した後に基地局に通信能力情報を報告することができる。
【0085】
ステップ403では、基地局は能力報告とネットワーキングニーズとに基づいてUEがライセンススペクトルで複数のインターフェースによってV2Xサービスを行うように設定する。すなわち、基地局は、同じライセンス周波数帯域内でUEに、NR通信サービスを行うようにUuインターフェースを設定し、SL通信サービスを行うようにPC5インターフェースを設定する。
【0086】
ステップ404では、UEは、それがこのライセンススペクトルでのUE合計電力クラスue-PowerClass-IntraConccurentと、PC5インターフェースでのUE電力クラスue-PowerClassPC5と、UuインターフェースでのUE電力クラスue-PowerClassUuとを報告する。報告可能なUE電力クラスの例を表2に示す。
【0087】
ステップ405では、基地局はUEによって報告された電力クラスに基づいてUEに対応する電力パラメータを設定する。基地局は、UEによって報告されたUE合計電力クラスと、PC5インターフェースでのUE電力クラスと、UuインターフェースでのUE電力クラスとに基づいて、それぞれPC5インターフェースと、Uuインターフェースに対して、対応する最高設定電力と、許可可能な電力ロールバックと、SAR制御戦略などの指標を設定する。
【0088】
このように、V2Xサービスにおいて、UEは各インターフェースと動作周波数帯域のUE合計電力クラスの報告を完了させた。基地局は報告されたUE電力クラスに基づいてインターフェースの電力設定を完了させる。これにより、UEの電力出力が通信の実際のニーズを満たし、通信の仕様に合致することができる。
【0089】
図5に示すように、本例示的な実施例は情報伝送方法を提供し、情報伝送方法は、セルラー移動通信システムのアクセスネットワークデバイスに適用されることができ、以下のステップ501~502を含む。
【0090】
ステップ501では、ユーザイクイップメント(UE)から送信された電力指示情報を受信する。
【0091】
ステップ502では、前記電力指示情報に基づいて、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを決定する。
【0092】
UEはセルラー移動通信技術を用いて無線通信を行う携帯電話UEなどであってもよい。アクセスネットワークデバイスはセルラー移動通信システムにおいて、UEにアクセスネットワークインターフェースを提供する基地局などであってっもよい。
【0093】
例示的には、前記電力指示情報は、動作周波数帯域内の各インターフェースのUE電力クラスをそれぞれ指示し、または、動作周波数帯域内でUEが動作する各インターフェースのUE電力クラスをそれぞれ指示する。
【0094】
UE電力クラスは、基地局がアップリンク送信電力値またはサイドリンク(SL、SideLink)伝送の送信電力などを決定するために使用されることができる。
【0095】
UEのアップリンク送信電力の大きさは、電力クラス(Power class)で階層化されることができる。例えば、電力クラス3(PC3)の送信電力は23dBmであり、電力クラス2(PC2)の送信電力は26dBmなどである。
【0096】
UEは、1つの動作周波数帯域内で異なるインターフェースによって相手側UE及び/又は基地局との通信を実現することができる。異なるインターフェースは異なる通信プロトコルによって実現される無線通信チャネルであってもよい。動作周波数帯域は部分的に・BR>ン定された部分帯域幅(BWP、Bandwidth Part)であってもよい。動作周波数帯域で複数のインターフェースによって相手側UE及び/又は基地局との通信を実現することができる。
【0097】
一実施例では、前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む。
【0098】
例示的には、V2X通信の1つの動作周波数帯域に対して、UEは1つの動作周波数帯域内でUuインターフェースによって基地局と通信でき、UEはさらにこの動作周波数帯域内でサイドリンクのPC5インターフェースによって他のUEと通信できる。
【0099】
関連技術では、UEは動作周波数帯域に基づいてUE電力クラスの報告を行うことができ、UEによって報告されるのは動作周波数帯域のUE合計電力クラスであり、基地局は動作周波数帯域のUE合計電力クラスに基づいて異なるインターフェースの電力クラスを決定することができない。
【0100】
UE電力クラスは、UEが各インターフェースで信号を送信する際に用いられる電力クラスであってもよい。UEは、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを報告することができる。アクセスネットワークデバイスは、UEの報告情報に基づいて、複数のインターフェースのUE電力クラスを決定する。
【0101】
UEは複数のインターフェースのUE電力クラスを指示する電力指示情報を基地局に送信することができる。従来のアップリンクシグナリングを使用して電力指示情報を運ぶことができる。例えば、ランダムアクセスされたメッセージ3(Msg3)、メディアアクセス制御-制御要素(MAC-CE、Media Access Control-Control Element )MACCE、無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)などのシグナリングに電力指示情報が運ばれてもよく。電力指示情報は、専用アップリンクシグナリングによって運ばれてもよい。
【0102】
アクセスネットワークデバイスはアップリンクシグナリングにおける電力指示情報に基づいて各インターフェースのUE電力クラスを決定することができる。アクセスネットワークデバイスは各インターフェースのUE電力クラスに基づいて各インターフェースに電力パラメータ及びリソースパラメータなどを設定することができる。インターフェースのUE電力クラスを決定できないことによる電力パラメータの設定ミスなどの問題を低減する。
【0103】
このように、UEが動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを報告することで、基地局は各インターフェースのUE電力クラスを決定することができる。これにより、基地局が異なるインターフェースのUE電力クラスを決定する正確性を向上させる。さらに、インターフェースのUE電力クラスを正確に決定できないことによるUE電力パラメータの設定ミスなどの問題を低減する。
【0104】
一実施例では、前記方法は、
前記電力指示情報に基づいて、前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを決定するステップをさらに含む。
【0105】
UE合計電力クラスはUEが動作周波数帯域の複数のインターフェースで信号を送信するときの合計電力クラスであってもよい。動作周波数帯域のUE合計電力クラスが、複数のインターフェースのUE電力クラスの単純な累積ではないため、UEの最大送信電力、同一周波数干渉、異なるインターフェースで伝送する時間領域位置などの状況を考慮する必要がある。UE合計電力クラスは複数のインターフェースのUE電力クラスと同じであってもよく、UE合計電力クラスは複数のインターフェースのUE電力クラスより高くてもよい。例えば、動作周波数帯域内の2つのインターフェースのUE電力クラスはいずれもPC3であり、動作周波数帯域のUE合計電力クラスはPC2であってもよいし、PC3であってもよい。従って、UEは動作周波数帯域のUE合計電力クラスを報告することもできる。
【0106】
UEはUuインターフェースとPC5インターフェースで同時に通信を行い、UEの無線電力増幅器の最大電力の制限により、動作周波数帯域でのUEのUE合計電力クラスが制限され、例えばUE合計電力クラスがPC2である。もしUEが同時にUuインターフェースとPC5インターフェースでそれぞれの最大電力を用いて通信して、累積された合計電力がUE合計電力クラスによって定義された電力値を超えた場合、UEは、Uuインターフェースの通信とPC5インターフェースの通信とを時分割で行い、またはUuインターフェース及び/又はPC5インターフェースの電力をより低いクラスにロールバックするなどの方式で動作周波数帯域の合計電力を低減することにより、同じ時間の合計電力がUE合計電力クラスによって定義された電力値以下になるようにすることができる。
【0107】
例示的には、UEによって報告される電力指示情報は表2に示すようなUE電力クラスと動作周波数帯域のUE合計電力クラスとを指示することができる。
【0108】
このように、UEが動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスと動作周波数帯域のUE合計電力クラスとを報告することにより、基地局は動作周波数帯域内の各インターフェースのUE電力クラスとUE合計電力クラスとを決定することができる。このように、明示的な方式で動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを指示することにより、基地局がUE電力クラスを決定する正確性を向上させ、さらに電力クラスを正確に決定できないことによるパラメータの設定ミスの問題を低減する。
【0109】
一実施例では、前記方法は、
前記電力指示情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するステップと、
前記UE電力設定パラメータを指示する設定情報を前記UEに送信するステップと、をさらに含む。
【0110】
アクセスネットワークデバイスは決定された各インターフェースのUE電力クラスと動作周波数帯域のUE合計電力クラスとに基づいて、インターフェースのUE電力設定パラメータを調整することができる。UE電力設定パラメータは、インターフェースの電力を調整すること、各インターフェースが動作する時間領域などのリソースなどを設定することに使用されることができるが、これらに限定されない。
【0111】
UE電力設定パラメータを調整することにより、UEの電力出力が通信の実際のニーズを満たし、通信の仕様に合致することができる。
【0112】
一実施例では、前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0113】
基地局は実際の通信のニースに基づいて、各インターフェースの最高送信電力を設定して最高設定電力を取得することができる。例えば、信号品質及び/又は消費電力のニーズに基づいて、UEのに適切な最高設定電力を設定することができる。
【0114】
電力ロールバックとは、電力増幅器の入力電力を1dBの圧縮ポイント、すなわち1dBの利得ポイントから、6~10dBのような所定の値をロールバックさせることにより、電力増幅器が線形動作領域で動作するように維持されることを指す。基地局は各インターフェースのUE電力クラスと動作周波数帯域のUE合計電力クラスとに基づいて、UEの信号送信電力増幅器が線形動作領域で動作することが維持されるように、UEの信号送信電力増幅器を設定することができる。
【0115】
SARはUE設計においてUEが無線信号を送信する際の人体への放射量を評価する指標である。UEが信号送信を行うUE電力クラスは、SARの放射要件を超えてはいけない。複数のインターフェースが同時に動作している場合、特定のイベントウィンドウで、例えば、複数のインターフェースが同時に最高電力で通信する場合、UE合計電力クラスはSARの放射要件を超える可能性がある。基地局は、決定された各インターフェースのUE電力クラスと動作周波数帯域のUE合計電力クラスとに基づいて、各インターフェースの信号送信リソースを調整するなどのSAR制御戦略を調整し、動作周波数帯域内の合計電力が高すぎてUEの放射がSAR要件を超える状況を低減することができる。例えば、各インターフェースの送信時間領域が重ならないように、各インターフェースの送信時間領域を調整して、動作周波数帯域のUE合計電力クラスを低減することができる。
【0116】
一実施例では、前記方法は、
通信能力報告要求を前記UEに送信するステップと、
UEによって前記通信能力報告要求に応答して送信された通信能力情報を受信するステップと、
前記通信能力情報に基づいて、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを決定するステップと、をさらに含む。
【0117】
通信能力は、UEのマルチインターフェース通信能力を含むことができるが、これに限定されない。
【0118】
図4に示すように、基地局はUEを制御してV2Xサービスを行わせる間、基地局とUEとがインタラクションする具体的なステップは以下のステップ401~405を含むことができる。
【0119】
ステップ401では、UEがライセンススペクトルで同時にV2Xサービスを行う能力を報告することを要求するように、基地局は通信能力報告要求を送信する。
【0120】
基地局はUEを制御してV2Xサービスを行わせる前に、通信能力報告要求を送信することができる。
【0121】
ステップ402では、UEはライセンススペクトルで同時にV2Xサービスを行う能力を備えるか否かを報告する。
【0122】
UEは、通信能力報告要求を受信した後にライセンススペクトルでUEが用いることができるインターフェースを指示する通信能力情報を基地局に報告することができる。
【0123】
例示的には、基地局は、UEのV2Xを制御する通信を確立する前に通信能力報告要求を送信し、UEがライセンススペクトル、すなわち、動作周波数帯域でUuインターフェースとサイドリンクPC5インターフェースによって通信可能であることを指示するように、UEは通信能力報告要求を受信した後に基地局に通信能力情報を報告することができる。
【0124】
ステップ403では、基地局は能力報告とネットワーキングニーズとに基づいてUEがライセンススペクトルで複数のインターフェースによってV2Xサービスを行うように設定する。基地局は、同じライセンス周波数帯域内でUEに、NR通信サービスを行うようにUuインターフェースを設定し、SL通信サービスを行うようにPC5インターフェースを設定する。
【0125】
ステップ404では、UEは、それがこのライセンススペクトルでのUE合計電力クラスue-PowerClass-IntraConccurentと、PC5インターフェースでのUE電力クラスue-PowerClassPC5と、UuインターフェースでのUE電力クラスue-PowerClassUuとを報告する。報告可能なUE電力クラスの例を表2に示す。
【0126】
ステップ405では、基地局はUEによって報告された電力クラスに基づいてUEに対応する電力パラメータを設定する。基地局は、UEによって報告されたUE合計電力クラスと、PC5インターフェースでのUE電力クラスと、UuインターフェースでのUE電力クラスとに基づいて、それぞれPC5インターフェースと、Uuインターフェースに対して、対応する最高設定電力と、許可可能な電力ロールバックと、SAR制御戦略などの指標を設定する。
【0127】
このように、V2Xサービスにおいて、UEは各インターフェースと動作周波数帯域のUE合計電力クラスの報告を完了させた。基地局は報告されたUE電力クラスに基づいてインターフェースの電力設定を完了させる。これにより、UEの電力出力が通信の実際のニーズを満たし、通信の仕様に合致することができる。
【0128】
以下、上記の任意の実施例と併せて具体的な例を提供する。
【0129】
UEはライセンススペクトルで同時にV2Xサービスを行う能力を備えるか否かを報告する。
【0130】
基地局はUEによって報告された能力と、実際のネットワーキングニーズとに基づいて、ライセンススペクトルで同時にV2Xサービスを伝送することを要求するようにUEに命令を送信する。
【0131】
UEはそれが同じライセンス周波数帯域での
1、Intra-band Concurrent OperationのUE合計電力クラスと、
2、PC5インターフェースでのUE電力クラスと、
3、UuインターフェースでのUE電力クラスと、を報告する。
【0132】
ネットワークはUEによって報告されたUE合計電力クラスと、PC5インターフェースでのUE電力クラスと、UuインターフェースでのUE電力クラスとに基づいて、UEの各インターフェースでの最大伝送電力と、電力ロールバックなどの対応する指標を設定する。
【0133】
UEと基地局とのインタラクションのフローチャットを図4に示す。
【0134】
実施例1:
ステップ401では、UEがライセンススペクトルで同時にV2Xサービスを行う能力を報告することを要求するように、基地局は通信能力報告要求を送信する。
【0135】
ステップ402では、UEはライセンススペクトルで同時にV2Xサービスを行う能力を備えるか否かを報告する。
【0136】
実施例2:
ステップ403では、基地局は能力報告とネットワーキングニーズとに基づいてUEがライセンススペクトルで複数のインターフェースによってV2Xサービスを行うように設定する。基地局はUEによって報告された能力と、ネットワーキングサービスニーズとに基づいて、同じライセンス周波数帯域内でUEに、NR通信サービスを行うようにUuインターフェースを設定し、SL通信サービスを行うようにPC5インターフェースを設定する。
【0137】
実施例3:
ステップ404では、UEは、それがこのライセンススペクトルでのUE合計電力クラスue-PowerClass-IntraConccurentと、PC5インターフェースでのUE電力クラスue-PowerClassPC5と、UuインターフェースでのUE電力クラスue-PowerClassUuとを報告する。報告可能な電力クラスを表2に示す。
【0138】
実施例4:
ステップ405では、基地局はUEによって報告された電力クラスに基づいてUEに対応する電力パラメータを設定する。基地局は、UEによって報告されたUE合計電力クラスと、PC5インターフェースでのUE電力クラスと、UuインターフェースでのUE電力クラスとに基づいて、それぞれPC5インターフェースと、Uuインターフェースに対して、対応する最高設定電力と、許可可能な電力ロールバックと、SAR制御戦略などの指標を設定する。
【0139】
本発明の実施例は情報伝送装置をさらに提供し、無線通信のUEに適用され、図6に示すように、前記情報伝送装置100は第1の送信モジュール110を含み、
前記第1の送信モジュール110は、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを指示するための電力指示情報を送信するように構成される。
【0140】
一実施例では、前記電力指示情報は、さらに前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを指示するために使用される。
【0141】
一実施例では、前記装置100は、
基地局によって前記電力指示情報に基づいて送信された設定情報を受信するように構成される第1の受信モジュール120と、
前記設定情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するうに構成される第1の決定モジュール130と、をさらに含む。
【0142】
一実施例では、前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0143】
一実施例では、前記装置100は、
基地局から送信された通信能力報告要求を受信するように構成される第2の受信モジュール140と、
前記通信能力報告要求に応答して、通信能力情報を送信するように構成される第2の送信モジュール150であって、前記通信能力情報が、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを指示するために使用される第2の送信モジュール150と、をさらに含む。
【0144】
一実施例では、前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む。
【0145】
本発明の実施例は情報伝送装置をさらに提供し、無線通信の基地局に適用され、図7に示すように、前記情報伝送装置200は、第3の受信モジュール210と第2の決定モジュール220とを含み、
前記第3の受信モジュール210は、ユーザイクイップメント(UE)から送信された電力指示情報を受信するように構成され、
前記第2の決定モジュール220は、前記電力指示情報に基づいて、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを決定するように構成される。
【0146】
一実施例では、前記装置200は、
前記電力指示情報に基づいて、前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを決定するように構成される第3の決定モジュール230をさらに含む。
【0147】
一実施例では、前記装置200は、
前記電力指示情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するように構成される第4の決定モジュール240と、
前記UE電力設定パラメータを指示する設定情報を前記UEに送信するように構成される第3の送信モジュール250と、をさらに含む。
【0148】
一実施例では、前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0149】
一実施例では、前記装置200は、
通信能力報告要求を前記UEに送信するように構成される第4の送信モジュール260と、
UEによって前記通信能力報告要求に応答して送信された通信能力情報を受信するように構成される第4の受信モジュール270と、
前記通信能力情報に基づいて、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを決定するように構成される第5の決定モジュール280と、をさらに含む。
【0150】
一実施例では、前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む。
【0151】
例示的な実施例では、第1の送信モジュール110、第1の受信モジュール120、第1の決定モジュール130、第2の受信モジュール140、第2の送信モジュール150、第3の受信モジュール210、第2の決定モジュール220、第3の決定モジュール230、第4の決定モジュール240、第3の送信モジュール250、第4の送信モジュール260、第4の受信モジュール270及び第5の決定モジュール280などは、1つまはた複数の中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)、グラフィックプロセッサ(GPU、Graphics Processing Unit)、ベースバンドプロセッサ(BP、baseband processor)、特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、DSP、プログラマブルロジックデバイス(PLD、Programmable Logic Device)、複雑プログラマブルロジックデバイス(CPLD、Complex Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ(MCU、Micro Controller Unit)、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、または他の電子部品によって実現され、前記方法を実行することができる。
【0152】
図8は例示的な一実施例によって示される情報伝送に用いる装置3000のブロック図である。例えば、装置3000は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0153】
図8を参照すると、装置3000は、処理コンポーネント3002、メモリ3004、電源コンポーネント3006、マルチメディアコンポーネント3008、オーディオコンポーネント3010、入力/出力(I/O)インターフェース3012、センサコンポーネント3014、および通信コンポーネント3016、のうちの1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0154】
処理コンポーネント3002は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような装置3000の全体の操作を制御する。処理コンポーネント3002は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ3020を含むことができる。なお、処理コンポーネント3002は、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント3002は、マルチメディアコンポーネント3008と処理コンポーネント3002とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0155】
メモリ3004は、装置3000での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置3000で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ3004は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0156】
電源コンポーネント3006は、装置3000の各種類のコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント3006は、電源管理システムと、1つまたは複数の電源と、装置3000の電力の生成、管理、及び配分に関連する他のコンポーネントとを含むことができる。
【0157】
マルチメディアコンポーネント3008は、装置3000とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)とを含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネル上のジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する継続時間及び圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント3008は、1つのフロントカメラ及び/又はリアカメラを含む。装置3000が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラ及び/又はリアカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびリアカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
【0158】
オーディオコンポーネント3010は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント3010は、装置3000が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ3004に記憶されてもよく、または通信コンポーネント3016を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント3010は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0159】
I/Oインターフェース3012は、処理コンポーネント3002と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0160】
センサコンポーネント3014は、装置3000に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント3014は、装置3000のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントは装置3000のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント3014は、さらに、装置3000または装置3000の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザと装置3000との接触の有無、装置3000の方向及び位置または加速/減速および装置3000の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント3014は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント3014は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント3014は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。
【0161】
通信コンポーネント3016は、装置3000と他のデバイスとの間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置3000は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント3016は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、通信コンポーネント3016は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0162】
例示的な実施例では、装置3000は、上記方法を実行するように、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されてもよい。
【0163】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ3004をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するように、装置3000のプロセッサ3020によって実行されてもよい。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイスであってもよい。
【0164】
当業者であれば、明細書を検討し、かつ、本明細書で開示された発明を実践した後、本発明の実施例の他の実施形態を容易に想到し得る。本出願は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本発明の実施例の一般原理に従い、本開示の実施例で開示されていない本技術分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本発明の実施例の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0165】
なお、本発明の実施例は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本出願の実施例の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-12-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザイクイップメント(UE)によって実行される情報伝送方法であって、前記方法は、
動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを指示するための電力指示情報を送信するステップを含む、
ことを特徴とする情報伝送方法
【請求項2】
前記電力指示情報は、さらに前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを指示するために使用される、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項3】
前記方法は、
基地局によって前記電力指示情報に基づいて送信された設定情報を受信するステップと、
前記設定情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項4】
前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項5】
前記方法は、
基地局から送信された通信能力報告要求を受信するステップと、
前記通信能力報告要求に応答して、通信能力情報を送信するステップであって、前記通信能力情報が、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを指示するために使用されるステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項6】
前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項7】
基地局によって実行される情報伝送方法であって、前記方法は、
ユーザイクイップメント(UE)から送信された電力指示情報を受信するステップと、
前記電力指示情報に基づいて、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする情報伝送方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記電力指示情報に基づいて、前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報伝送方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記電力指示情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するステップと、
前記UE電力設定パラメータを指示する設定情報を前記UEに送信するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報伝送方法。
【請求項10】
前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報伝送方法。
【請求項11】
前記方法は、
通信能力報告要求を前記UEに送信するステップと、
UEによって前記通信能力報告要求に応答して送信された通信能力情報を受信するステップと、
前記通信能力情報に基づいて、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報伝送方法。
【請求項12】
前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報伝送方法。
【請求項13】
情報伝送装置であって、前記装置は、第1の送信モジュールを含み、
前記第1の送信モジュールは、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを指示するための電力指示情報を送信するように構成される、
ことを特徴とする情報伝送装置。
【請求項14】
前記電力指示情報は、さらに前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを指示するために使用される、
ことを特徴とする請求項13に記載の情報伝送装置。
【請求項15】
前記装置は、
基地局によって前記電力指示情報に基づいて送信された設定情報を受信するように構成される第1の受信モジュールと、
前記設定情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するように構成される第1の決定モジュールと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の情報伝送装置。
【請求項16】
前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の情報伝送装置。
【請求項17】
前記装置は、
基地局から送信された通信能力報告要求を受信するように構成される第2の受信モジュールと、
前記通信能力報告要求に応答して、通信能力情報を送信するように構成される第2の送信モジュールであって、前記通信能力情報が、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを指示するために使用される第2の送信モジュールと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項13~16のいずれかに記載の情報伝送装置。
【請求項18】
前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む、
ことを特徴とする請求項13~16のいずれかに記載の情報伝送装置。
【請求項19】
情報伝送装置であって、前記装置は、第3の受信モジュールと第2の決定モジュールとを含み、
前記第3の受信モジュールは、ユーザイクイップメント(UE)から送信された電力指示情報を受信するように構成され、
前記第2の決定モジュールは、前記電力指示情報に基づいて、動作周波数帯域内の複数のインターフェースのUE電力クラスを決定するように構成される、
ことを特徴とする情報伝送装置。
【請求項20】
前記装置は、
前記電力指示情報に基づいて、前記動作周波数帯域のUE合計電力クラスを決定するように構成される第3の決定モジュールをさらに含む、
ことを特徴とする請求項19に記載の情報伝送装置。
【請求項21】
前記装置は、
前記電力指示情報に基づいて、少なくとも1つの前記インターフェースのUE電力設定パラメータを決定するように構成される第4の決定モジュールと、
前記UE電力設定パラメータを指示する設定情報を前記UEに送信するように構成される第3の送信モジュールと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項19に記載の情報伝送装置。
【請求項22】
前記UE電力設定パラメータは、
最高設定電力と、
許可された電力ロールバックと、
比吸収率(SAR)制御戦略と、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項19に記載の情報伝送装置。
【請求項23】
前記装置は、
通信能力報告要求を前記UEに送信するように構成される第4の送信モジュールと、
UEによって前記通信能力報告要求に応答して送信された通信能力情報を受信するように構成される第4の受信モジュールと、
前記通信能力情報に基づいて、前記UEが前記動作周波数帯域で複数の前記インターフェースを用いてデータ伝送を行うことができるか否かを決定するように構成される第5の決定モジュールと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項19~22のいずれかに記載の情報伝送装置。
【請求項24】
前記インターフェースは、
Uuインターフェース及び/又はサイドリンクPC5インターフェースを含む、
ことを特徴とする請求項19~22のいずれかに記載の情報伝送装置。
【請求項25】
通信デバイスであって、
プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され前記プロセッサによって実行される実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記実行可能なプログラムを実行する場合、請求項1~6のいずれかに記載の情報伝送方法のステップを実行する、
ことを特徴とする通信デバイス。
【請求項26】
通信デバイスであって、
プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され前記プロセッサによって実行される実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記実行可能なプログラムを実行する場合、請求項7~12のいずれかに記載の情報伝送方法のステップを実行する、
ことを特徴とする通信デバイス。
【請求項27】
実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~6のいずれかに記載の情報伝送方法のステップを実現する、
ことを特徴とする記憶媒体。
【請求項28】
実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項7~12のいずれかに記載の情報伝送方法のステップを実現する、
ことを特徴とする記憶媒体。
【国際調査報告】