(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-11
(54)【発明の名称】尿道カテーテル容器
(51)【国際特許分類】
A61M 25/00 20060101AFI20240604BHJP
B65D 5/36 20060101ALI20240604BHJP
A61M 25/16 20060101ALI20240604BHJP
A61M 39/08 20060101ALI20240604BHJP
【FI】
A61M25/00
B65D5/36 C
A61M25/16
A61M39/08
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023577239
(86)(22)【出願日】2022-06-13
(85)【翻訳文提出日】2024-02-09
(86)【国際出願番号】 US2022033271
(87)【国際公開番号】W WO2022265999
(87)【国際公開日】2022-12-22
(32)【優先日】2021-06-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591018693
【氏名又は名称】シー・アール・バード・インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】C R BARD INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】1 Becton Drive Franklin Lakes NEW JERSEY 07417 UNITED STATES OF AMERICA
(74)【代理人】
【識別番号】100107249
【氏名又は名称】中嶋 恭久
(72)【発明者】
【氏名】レガスピ、ロナルド エヌ.
(72)【発明者】
【氏名】ヒューエット、ジェームズ デイビッド
【テーマコード(参考)】
3E060
4C066
4C267
【Fターム(参考)】
3E060AA03
3E060AB15
3E060DA01
3E060EA06
3E060EA20
4C066AA03
4C066NN20
4C267AA03
4C267AA34
4C267CC26
4C267HH10
(57)【要約】
本明細書に開示するのは、展開された開放構成と折り畳まれた閉鎖構成との間で移行可能であるとともに、中に封入された尿道カテーテルおよびバッグを有する包装容器を含む、尿道カテーテルアセンブリである。使用者がタブを反対方向に引くことで、包装容器は閉鎖構成から開放構成へと1回の動作で移行する。包装容器は、尿道カテーテルとともに滅菌され、無菌バリアを形成し、不正開封防止機構を含むことができる。包装容器は、尿道カテーテルの使用前後に、その中に尿道カテーテルを封入する閉鎖構成で固定可能である。尿道カテーテルアセンブリはまた、包装容器内に封入された採尿バッグも含むことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療用パッケージであって
第1の閉鎖構成から開放構成に移行するように構成されている容器であって、
容器の長さおよび幅を画定する底部パネルと、
底部パネルの対向する辺に沿って底部パネルに回動可能に結合されている第1および第2の側部パネルと、
底部パネルの両端に沿って底部パネルに回動可能に結合されている第1および第2の端部パネルであって、第1および第2の端部パネルの各々は、第1および第2の側部パネルの各々にさらに結合されている、第1および第2の端部パネルと、を含む、容器を備えており、
第1の閉鎖構成では、第1および第2の端部パネルならびに第1および第2の側部パネルは、底部パネルに略平行に配置されており、
容器は、第1の閉鎖構成において、中に尿道カテーテルを封入するように構成されている、医療用パッケージ。
【請求項2】
第1の閉鎖構成では、第1および第2の端部パネルならびに第1および第2の側部パネルが、底部パネルに略垂直に配置されている、請求項1に記載の医療用パッケージ。
【請求項3】
容器が第1の閉鎖構成から開放構成に向かって付勢される、請求項1または2に記載の医療用パッケージ。
【請求項4】
尿道カテーテルが男性用尿道カテーテルである、請求項1~3のいずれか一項に記載の医療用パッケージ。
【請求項5】
容器がクリーンルーム内で取り扱うように構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の医療用パッケージ。
【請求項6】
容器が、尿道カテーテルが容器内に配置されたときに該カテーテルの滅菌を可能にするように構成されており、容器が前記第1の閉鎖構成に配置されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の医療用パッケージ。
【請求項7】
容器が、第1の閉鎖構成において尿道カテーテルのための無菌バリアを画定する、請求項1~6のいずれか一項に記載の医療用パッケージ。
【請求項8】
容器が、第1および第2の側部パネルまたは第1および第2の端部パネルのうちの1つ以上について、複数の接着接合された部分を含み、複数の接着接合された部分が、容器を第1の閉鎖構成に固定するように構成されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の医療用パッケージ。
【請求項9】
複数の接着接合された部分が、第1の閉鎖構成において尿道カテーテルを中に収容するための密閉された空洞を画定するように構成されている、請求項8に記載の医療用パッケージ。
【請求項10】
使用者が第1の側部パネルに第1の引張力を加えるとともに、第2の側部パネルに第2の引張力を加えることに応答して、容器が第1の閉鎖構成から開放構成に移行するように構成されており、第2の引張力が、第1の引張力とは反対の方向に向けられる、請求項1~9のいずれか一項に記載の医療用パッケージ。
【請求項11】
第1の側部パネルが、第1の引張力を加えるときに使用者によって把持されるように構成された第1のプルタブを含み、
第2の側部パネルが、第2の引張力を加えるときに使用者によって把持されるように構成された第2のプルタブを含んでいる、請求項10に記載の医療用パッケージ。
【請求項12】
第1および第2のプルタブのうちの少なくとも1つがプルリングを含んでいる、請求項11に記載の医療用パッケージ。
【請求項13】
第1および第2のプルタブの各々の少なくとも一部が、第1の閉鎖構成において容器の縁を越えて外側に延びている、請求項11に記載の医療用パッケージ。
【請求項14】
尿道カテーテルが、尿を収集するためのバッグを含んでいる、請求項1~13のいずれか一項に記載の医療用パッケージ。
【請求項15】
前記バッグが尿道カテーテルの内腔と流体連通するように、該バッグが容器内に封入されたときに尿道カテーテルに結合される、請求項14に記載の医療用パッケージ。
【請求項16】
容器が、
開放構成から第2の閉鎖構成へ移行するように、および
尿道カテーテルの使用後に、第2の閉鎖構成において容器内に尿道カテーテルを封入するように、構成されている、請求項1~15のいずれか一項に記載の医療用パッケージ。
【請求項17】
複数の接着接合された部分のうちの1つ以上が、容器を第2の閉鎖構成にさらに固定するように構成されている、請求項16に記載の医療用パッケージ。
【請求項18】
容器が、第2の閉鎖構成に配置された状態で、容器内に配置された流体が容器から出ることを阻止するように構成されている、請求項16または17に記載の医療用パッケージ。
【請求項19】
容器が第1の閉鎖構成から移行したことを示すように構成された不正開封防止機構をさらに含んでいる、請求項1~18のいずれか一項に記載の医療用パッケージ。
【請求項20】
不正開封防止機構が、第1の側部パネルと第2の側部パネルとの間に延在する引き裂き可能な接着テープを含んでいる、請求項19に記載の医療用パッケージ。
【請求項21】
底部パネル、第1および第2の側部パネル、ならびに第1および第2の端部パネルはそれぞれ、疎水性内面を含んでいる、請求項1~20のいずれか一項に記載の医療用パッケージ。
【請求項22】
尿道カテーテルアセンブリであって、
尿道カテーテルと、
請求項1~21のいずれか一項に記載の医療用パッケージと、を備えており、尿道カテーテルが医療用パッケージの容器内に封入されている、尿道カテーテルアセンブリ。
【請求項23】
容器内に封入された採尿バッグをさらに備えている、請求項22に記載の尿道カテーテルアセンブリ。
【請求項24】
採尿バッグが、尿道カテーテルの内腔と流体連通するように、該カテーテルに結合されている、請求項23に記載の尿道カテーテルアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器に係り、詳しくは尿道カテーテル容器に関する。
【背景技術】
【0002】
手先が器用でなく運動能力の低い尿道カテーテルの使用者は、包装材料内の尿道カテーテルや採尿バッグにアクセスすることが困難な場合がある。手先が器用でなく運動能力の低い尿道カテーテルの使用者が、使用のために尿道カテーテルにより簡単にアクセスできるようにすることは有益であろう。本明細書で開示するのは、上記の問題を解決するための尿道カテーテル容器である。
【発明の概要】
【0003】
本明細書に開示するのは、いくつかの実施形態によれば、第1の閉鎖構成から開放構成に移行するように構成された容器を含む医療用パッケージである。容器は、容器の長さおよび幅を画定する底部パネルを含む。容器は、(i)底部パネルの対向する辺(opposite sides)に沿って底部パネルに回動可能に結合された第1および第2の側部パネルと、(ii)底部パネルの両端(opposite ends)に沿って底部パネルに回動可能に結合された第1および第2の端部パネルとをさらに含み、第1および第2の端部パネルの各々は、第1および第2の側部パネルの各々とさらに結合されている。第1の閉鎖構成では、第1および第2の端部パネルならびに第1および第2の側部パネルは、底部パネルに略平行に配置され、容器は、第1の閉鎖構成において中に尿道カテーテルを封入する(enclose)ように構成されている。いくつかの実施形態では、尿道カテーテルは男性用尿道カテーテルである。
【0004】
いくつかの実施形態では、開放構成において、第1および第2の端部パネルならびに第1および第2の側部パネルは、底部パネルに略垂直に配置されており、いくつかの実施形態では、容器は、第1の閉鎖構成から開放構成に向かって付勢される(biased)。
【0005】
いくつかの実施形態では、容器は、クリーンルーム内で取り扱うように構成されている。いくつかの実施形態では、容器は、カテーテルが容器内に配置されたときに、カテーテルの滅菌を可能にするように構成されており、容器は第1の閉鎖構成に配置される。いくつかの実施形態では、容器は、第1の閉鎖構成おいてカテーテルのための無菌バリアを画定する。
【0006】
いくつかの実施形態では、容器は、第1および第2の側部パネルまたは第1および第2の端部パネルのうちの1つ以上について、複数の接着接合された部分を含み、接着接合された部分は、容器を第1の閉鎖構成に固定するように構成されている。いくつかの実施形態では、複数の接着接合された部分は、第1の閉鎖構成において尿道カテーテルをその中に収容するための密閉された空洞を画定するように構成されている。
【0007】
いくつかの実施形態では、容器は、使用者が第1の側部パネルに第1の引張力を加え、第2の側部パネルに第2の引張力を加えることに応答して、第1の閉鎖構成から開放構成に移行するように構成されており、第2の引張力は、第1の引張力とは反対の方向に向けられる。いくつかの実施形態では、第1の側部パネルは、第1の引張力を加えるときに使用者によって把持されるように構成された第1のプルタブを含み、第2の側部パネルは、第2の引張力を加えるときに使用者によって把持されるように構成された第2のプルタブを含む。いくつかの実施形態では、第1および第2のプルタブのうちの少なくとも1つは、プルリングを含む。いくつかの実施形態では、第1および第2のプルタブの各々の少なくとも一部は、第1の閉鎖構成において容器の縁(perimeter)を越えて外側に延びる。
【0008】
いくつかの実施形態では、尿道カテーテルは、中に尿を集めるためのバッグを含み、いくつかの実施形態では、バッグが尿道カテーテルの内腔と流体連通するように、バッグが容器内に配置されたときに尿道カテーテルと結合される。
【0009】
いくつかの実施形態では、容器は、開放構成から第2の閉鎖構成に移行し、尿道カテーテルの使用後に第2の閉鎖構成において容器内に尿道カテーテルを封入するように構成されている。いくつかの実施形態では、複数の接着接合された部分の1つ以上は、容器を第2の閉鎖構成でさらに固定するように構成されている。いくつかの実施形態では、容器は、第2の閉鎖構成に配置されたときに、容器内に配置された流体が容器から出るのを阻止するように構成されている。いくつかの実施形態では、底部パネル、第1および第2の側部パネル、ならびに第1および第2の端部パネルはそれぞれ、疎水性内面を含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、包装は、容器が第1の閉鎖構成から移行したことを示すように構成された不正開封防止機構をさらに含む。いくつかの実施形態では、不正開封防止機構は、第1の側部パネルと第2の側部パネルとの間に延在する引き裂き可能な接着テープを含む。
【0011】
また、本明細書に開示するのは、上記で要約された包装の実施形態のいずれかに封入された尿道カテーテルを含む尿道カテーテルアセンブリである。いくつかの実施形態では、アセンブリは、包装内に封入された採尿バッグをさらに含み、いくつかの実施形態では、採尿バッグは、バッグが尿道カテーテルの内腔と流体連通するように、カテーテルに結合される。
【0012】
また、本明細書に開示するのは、膀胱から尿を排出する方法であって、いくつかの実施形態によれば、容器の第1の閉鎖構成において容器内に封入された尿道カテーテルを提供するステップを含み、容器が、容器の長さおよび幅を画定する底部パネルを含み、第1および第2の側部パネルが、底部パネルの対向する辺に沿って底部パネルと回動可能に結合され、第1および第2の端部パネルが、底部パネルの両端に沿って底部パネルと回動可能に結合され、さらに、第1および第2の端部パネルのそれぞれが、第1および第2の側部パネルのそれぞれとさらに結合される、方法である。第1の閉鎖構成では、第1および第2の端部パネルならびに第1および第2の側部パネルは、底部パネルに略平行に配置される。本方法はさらに、(i)第1および第2の端部パネルならびに第1および第2の側部パネルが底部パネルに対して略垂直に配置されるように、容器を第1の閉鎖構成から開放構成に移行させるステップと、(ii)尿道カテーテルを容器から取り出すステップと、(iii)尿道カテーテルを用いて膀胱から尿を排出するステップと、(iv)尿道カテーテルを容器内に戻すステップと、(v)第1および第2の端部パネルならびに第1および第2の側部パネルが再び底部パネルに対して略平行に配置されるように、容器を開放構成から第2の閉鎖構成に移行させるステップと、を含む。
【0013】
本方法のいくつかの実施形態では、容器は、第1の閉鎖構成から開放構成に向かって付勢される。
本方法のいくつかの実施形態では、容器を開放構成に移行させるステップは、容器の無菌バリアを破るステップを含む。
【0014】
本方法のいくつかの実施形態では、容器を開放構成に移行させるステップは、第1および第2の側部パネルまたは第1および第2の端部パネルのうちの1つ以上のパネルの複数の接着接合された部分を分離するステップを含み、接着接合された部分は、容器を第1の閉鎖構成に固定するように構成される。
【0015】
本方法のいくつかの実施形態では、容器を第2の閉鎖構成に移行させるステップは、容器を第2の閉鎖構成に固定するために、複数の接着接合された部分のうちの1つ以上を一緒に再結合することを含む。
【0016】
本方法のいくつかの実施形態では、容器を開放構成に移行させるステップは、第1の引張力を第1の側部パネルに加えることと、第2の引張力を第2の側部に加えることとを含み、第2の引張力は、第1の引張力とは反対の方向に向けられる。本方法のいくつかの実施形態では、第1の引張力を第1の側部パネルに加えることと、第2の引張力を第2の側部に加えることとは、第1の側部パネルに結合された第1のプルタブを把持することと、第2の側部パネルに結合された第2のプルタブを把持することとを含む。
【0017】
本方法のいくつかの実施形態では、尿道カテーテルは、中に尿を入れるためのバッグを含み、本方法は、バッグ内に尿を集めることと、バッグから尿受け容器へ尿を移すことと、バッグを容器の中へ戻すこととをさらに含む。
【0018】
本方法のいくつかの実施形態では、容器は、第2の閉鎖構成に配置されたときに、容器内に配置された流体が容器から出ることを阻止するように構成されている。
本方法のいくつかの実施形態では、容器を開放構成に移行させるステップは、第1の側部パネルと第2の側部パネルとの間に延在する接着テープを引き裂くことを含み、接着テープは、容器が第1の閉鎖構成から移行されたことを示すように構成されている。
【0019】
本方法のいくつかの実施形態では、底部パネル、第1および第2の側部パネル、ならびに第1および第2の端部パネルはそれぞれ、疎水性内面を含む。
本明細書で提供される概念のこれらおよび他の特徴は、そのような概念の特定の実施形態をより詳細に開示する添付の図面および以下の説明を考慮して、当業者にとってより明白になるであろう。
【0020】
本開示のより具体的な説明は、添付の図面に示されているその特定の実施形態を参照することによって提供される。これらの図面は、本発明の典型的な実施形態のみを示しており、したがって、その範囲を限定すると見なされるべきではない。本発明の例示的な実施形態は、添付の図面を使用することにより、追加の特異性および詳細とともに記載および説明される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1A】いくつかの実施形態による、開放構成における尿道カテーテルおよび流体ドレナージバッグのための容器の斜視図を示す。
【
図1B】いくつかの実施形態による、閉鎖構成における
図1Aの容器の斜視図を示す。
【
図2A】いくつかの実施形態による、プルタブをさらに含む、閉鎖構成における
図1Aおよび1Bの容器の別の斜視図を示す。
【
図2B】いくつかの実施形態による、開放構成における
図2Aの容器の斜視図を示す。
【
図3A】いくつかの実施形態による、開放構成と閉鎖構成との間を移行する容器の種々な段階における平面図を示す。
【
図3B】いくつかの実施形態による、開放構成と閉鎖構成との間を移行する容器の種々な段階における平面図を示す。
【
図3C】いくつかの実施形態による、開放構成と閉鎖構成との間を移行する容器の種々な段階における平面図を示す。
【
図4】いくつかの実施形態による、尿道カテーテルおよび流体ドレナージバッグを包装する例示的な方法のフローチャートを示す。
【
図5】いくつかの実施形態による、膀胱から尿を排出する例示的な方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
いくつかの特定の実施形態をより詳細に開示する前に、本明細書に開示される特定の実施形態は、本明細書に提供される概念の範囲を限定しないことを理解されたい。本明細書に開示される特定の実施形態は、特定の実施形態から容易に分離でき、任意選択で、本明細書に開示される他の複数の実施形態のいずれかの特徴と組み合わせるか、または置換することができる特徴を有し得ることも理解されたい。
【0023】
本明細書で使用される用語に関して、これらの用語は、いくつかの特定の実施形態を説明することを目的とするものであり、これらの用語は、本明細書で提供される概念の範囲を限定しないことも理解されたい。序数(例えば、第1、第2、第3など)は、一般に、特徴またはステップのグループ内の異なる特徴またはステップを区別または識別するために使用され、シリアルまたは数値の制限を提供しない。例えば、「第1」、「第2」、および「第3」の特徴またはステップは、必ずしもその順序で現れる必要はなく、そのような特徴またはステップを含む特定の実施形態は、必ずしも3つの特徴またはステップに限定される必要はない。「左」、「右」、「上」、「下」、「前」、「後」などの表示は便宜上のものであり、例えば特定の固定された位置、方向、向きなどを意味するものではない。代わりに、そのような表示は、たとえば、相対的な位置、向き、または方向を反映するために使用される。「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」の単数形には、文脈で明確に指示されていない限り、複数形の対象が含まれる。
【0024】
本明細書で開示される任意の方法は、説明された方法を実行するための1つまたは複数のステップまたは動作(action)を含む。方法のステップおよび/または動作は、互いに入れ替えてもよい。言い換えれば、ステップまたは動作の特定の順序が実施形態の適切な動作のために必要とされない限り、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用は変更されてもよい。
【0025】
別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、当業者によって一般的に理解されているものと同じ意味を有する。
図1Aは、いくつかの実施形態による、開放構成にある折り畳み可能な容器(容器)100の斜視図を示す。容器100は、カテーテル(例えば、尿道カテーテル)を封入する(enclose)ように構成されている。容器100は、折り畳み可能な閉鎖構成と展開した開放構成との間で移行するように構成されており、開放構成では、使用者がカテーテルを容器100から取り出すことができるとともに、カテーテルを容器に戻すことができる。容器100はまた、ドレナージバッグまたは採尿バッグをカテーテルと一緒に中に封入するように構成されていてもよい。容器100は、カテーテルを使用前に容器100に入れたときに無菌のままであるように、カテーテル用の無菌バリアを画定してもよい。いくつかの実施形態では、カテーテルは、男性用尿道カテーテルを含んでもよい。いくつかの実施形態では、容器100の形状は、図示されるような長方形または任意の他の多角形形状を含んでもよい。いくつかの実施形態では、容器100は、複数の壁またはパネルを含む。図示された実施形態において、容器100は、容器100の形状を画定する底壁102を含む。第1の側壁106Aおよび第2の側壁106Bは、底壁102の対向する辺(opposite sides)に沿って底壁102に結合されている。第1の側壁106Aおよび第2の側壁106Bは、それぞれ折り目126A、126Bを介して底壁に回動可能に結合されている。同様に、第1の端壁104Aおよび第2の端壁104Bは、それぞれ折り目124A、124Bを介して底壁102に回動可能に結合されている。第1の側壁106Aおよび第2の側壁106Bは、折り目127A、127Cを介して第1の端壁104Aにさらに結合されている。第1の側壁106Aおよび第2の側壁106Bは、折り目127B、127Dを介して第1の端壁104Bにさらに結合されている。
【0026】
第1の側壁106Aおよび第2の側壁106Bは、容器100が
図1Aの開放構成から
図1Bの閉鎖構成に移行する間に、それぞれの折り目126A、126Bを中心に内側に回動するように構成されている。第1および第2の側壁106A、106Bと協働して、第1および第2の端壁104A、104Bも、容器100が開放構成から閉鎖構成に移行する間に、その折り目124A、124Bを中心に内側に回動するように構成されている。開放構成では、底壁102、2つの端壁104A、104B、および2つの側壁106A、106Bは、空洞開口部108を有する空洞107を画定し、空洞開口部108は、使用者が空洞107内からカテーテルを取り出すことができるように構成されている。第1の側壁106Aおよび第2の側壁106Bは、それぞれ上縁部112A、112Bを含む。第1の端壁104Aおよび第2の端壁104Bは、それぞれが内側に回動する際に側壁106A、106Bと協働できるように、角度折り目110A、110Bおよび110C、110Dをそれぞれ含んでいる。例示の実施形態は、図示および説明するように、2つの端壁104A、104Bおよび2つの側壁106A、106Bを含むが、壁の異なる配置を画定する異なる数の壁も考えられる。
【0027】
例示の実施形態では、側壁106A、106Bおよび端壁104A、104Bは、開構成において底壁102に対して略垂直に配向されてもよい。しかしながら、他の実施形態では、側壁106A、106Bおよび端壁104A、104Bは、例えば底壁102に対して45~135°の範囲の角度など、底壁102に対して90°以外の角度で配向されてもよい。
【0028】
容器100は、いくつかの実施形態によれば、側壁106A、106Bおよび/または端壁104A、104Bの複数の接着部を含んでおり、側壁106A、106Bの一部を端壁104A、104Bの対応する部分に接着させる一方で、接着部の分離も行うことができる。いくつかの実施形態では、接着部は、側壁106A、106Bの一部を端壁104A、104Bの対応する部分に再接着させる(すなわち、分離後に再び接着させる)ように構成されてもよい。例えば、側壁106Aは、側壁106Aの内面に配置された接着部129を含んでもよく、接着部129は、容器100が閉鎖構成に配置されたときに端壁104A、104Bの内面に接着するように構成されている。例示的な接着部129と同様に、側壁106Bおよび/または端壁104A、104Bは、側壁106Bを端壁104A、104Bに接着させるために、それらの内面に接着部(図示せず)を含んでいてもよい。端壁104A、104Bはまた、容器100が閉鎖構成に配置されたときに端壁104A、104Bの部分をそれ自体に接着させるために、その外側表面に接着部を含んでいてもよい。接着部は、容器100を閉鎖構成に固定するように構成されていてもよい。
【0029】
いくつかの実施形態では、容器100は、使用者がカテーテルを容器100から容易に取り出すこと、および/またはカテーテルの使用後にカテーテルを容器100に戻すことを可能にするために、容器100が開放構成に留まるように開放構成に向けて付勢されてもよい。したがって、接着部は、付勢に対抗して容器100を閉鎖構成に固定することができる。
【0030】
接着部はまた、容器100が閉鎖構成にあるときに、カテーテル、または例えば、容器100内の流体(例えば、残尿)等の他の内容物を封止するために、側壁106A、106Bおよび/または端壁104A、104Bの部分間に封止部を画定するように構成されてもよい。要約すると、容器100は、任意選択で、(i)容器100を閉鎖構成に固定し、(ii)容器100が閉鎖構成から開放構成に移行することを可能にするために、複数の接着部を含むことができる。接着部はまた、容器100を開放構成に配置した後で閉鎖構成に再固定するように構成されてもよい。接着部はまた、容器100が閉鎖構成に配置されたときに、カテーテルの密閉収容器(sealed enclosure)を画定するように構成されてもよい。
【0031】
図1Bは、いくつかの実施形態による、閉鎖構成にある容器100の斜視図を示す。閉鎖構成では、端壁104A-104Bは、端壁104A-104Bが底壁102と略平行に配置されるように、それぞれの折り目124A、124Bに沿って内側に回動する。端壁104A-104Bと協働して、側壁106A-106Bも、側壁106A-106Bが端壁104A-104Bと重なって底壁102と略平行に配置されるように、それぞれの折り目126A、126Bに沿って内側に回動する。したがって、側壁106A-106Bおよび端壁104A-104Bは、閉鎖構成において容器100の上壁を効果的に形成することができる。、側壁106A-106Bおよび端壁104A-104Bは、底壁102とともに、開放空洞107よりも小さい閉鎖空洞109を画定する。閉鎖構成では、端壁104A-104Bの各々は、それぞれ折り目110A、110Bおよび110C、110Dに沿ってそれ自体の上に折り重ねられてもよい。
【0032】
いくつかの実施形態では、側壁106A、106Bは、底壁102の幅の半分に略等しい高さ128を含むことができる。したがって、上縁部112A、112Bは、容器100が閉鎖構成に配置されたときに、互いに隣接して配置することができる。いくつかの実施形態では、側壁106A、106Bの一方または両方は、容器100が閉鎖構成に配置されたときに側壁106A、106Bが部分的に互いに重なり合うことができるように、底壁102の幅の半分よりも大きい高さ128を画定することができる。
【0033】
図示および説明するように、容器100は、端壁104A、104Bと協働して側壁106A、106Bを移動させる1つの滑らかな動き(fluid movement)により、開放構成と閉鎖構成との間を移行するように構成されている。有利なことに、この1つの滑らかな動きによって、手先が器用でなく運動能力の低い使用者が、使用のためにカテーテルおよび流体ドレナージバッグに容易にアクセスすることができる。
【0034】
図2Aは、いくつかの実施形態による、さらなる構成要素および特徴を含む容器100の斜視図を示す。いくつかの実施形態では、容器100は、使用者が容器100を閉鎖構成から開放構成に移行させるのを補助するように構成された、いくつか(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、またはそれ以上)のプルタブ116A、116Bを含むことができる。いくつかの実施形態では、プルタブ116A、116Bは側壁106A、106Bと結合することができる。いくつかの実施形態では、プルタブ116A、116Bは、側壁106A、106Bから一体的に形成されてもよく、側壁106A、106Bから打ち抜かれてもよく、あるいは側壁106A、106Bの延長部であってもよい。いくつかの実施形態では、プルタブ116A、116Bはそれぞれ、プルリング117を含んでいてもよい。使用時に、使用者は、第1の引張力を第1の側壁106Aに加えるとともに、第2の引張力を第2の側壁106Bに加えることによって、容器100を閉鎖構成から開放構成に移行させることができ、第2の引張力は第1の引張力とは反対の方向に向けられる。いくつかの実施形態では、使用者は、第1の引張力を加えるときに第1のプルタブ116Aを把持することができ、第2の引張力を加えるときに第2のプルタブ116Bを把持することができる。
【0035】
いくつかの実施形態では、容器100は、第1の側壁106Aを第2の側壁106Bに結合することによって、閉鎖構成で固定することができる。例えば、側壁106A、106Bの上縁部112A、112Bは、
図2Aに示すように、接着テープ113によって互いに結合することができる。いくつかの実施形態では、接着テープ113は、容器100が閉鎖構成から移行したことを示す不正開封防止機構を画定してもよい。他の実施形態では、側壁106A、106Bは、上縁部112A、112Bに隣接する側壁106A、106Bの重なり合う部分の間の接着剤を介して互いに結合することができる。いくつかの実施形態では、第1の側壁106Aおよび第2の側壁106Bは、第1の側壁106Aを第2の側壁106Bから分割する引裂き線と一体的に形成されてもよく、引裂き線は、第1および第2の引張力が加えられたときに側壁106A、106Bを分離することができるように構成された脆弱線を提供するように構成される。引裂き線は、スコア線、溝、レーザ切断線、ミシン目、薄い部分、または同様の構造を含むことができ、そこでの分離を容易にする。一実施形態では、1つ以上のプルタブ116は引裂き線によって画定されてもよく、これにより、使用者は、プルリング117を含む部分など、プルタブ116A、116Bの一方または両方の一部を側壁106A、106Bから分離することができる。
【0036】
容器100は、単一の一体部品から形成されてもよいし、互いに結合された複数の部品から形成されてもよい。いくつかの実施形態では、容器100は、ポリマー、プラスチック、ボール紙、紙、これらの組み合わせなどから形成されてもよい。いくつかの実施形態では、容器100は、使い捨て、再使用可能、またはリサイクル可能であってもよい。いくつかの実施形態では、容器100は、クリーンルーム内での配置および取り扱いに適合するように構成されてもよく、それにより、カテーテル130および/またはドレナージバッグ132は、同じ製造場所、例えば、同じクリーンルーム内で組み立てられて容器100内に配置することができる。いくつかの実施形態では、容器100は、例えば、放射線、蒸気、化学物質、または紫外線などの滅菌方法に適合する材料から形成されてもよい。いくつかの実施形態では、カテーテル130および容器100は、同じ方法で同時に滅菌することができる。いくつかの実施形態では、容器100は、疎水性材料から形成されてもよく、または容器100の少なくとも内面にわたって疎水性コーティングを含んでもよい。
【0037】
図2Bは、いくつかの実施形態による、開放構成にある容器100の斜視図を示す。上述したように、容器100は、疎水性であってもよい空洞内面120を含む。いくつかの実施形態では、空洞内面120は、例えば、輸送中に容器100内でカテーテル130および/または流体ドレナージバッグ(または採尿バッグ)132を安定させるのを補助するために、くぼみ、突起、隆起、またはフラップなどの特徴を含むことができる。いくつかの実施形態では、特徴は、側壁106A、106B、端壁104A、104B、または底壁102にあってもよい。
【0038】
図3A~3Cは、閉鎖構成(
図3A)、部分的な開放構成(
図3B)、および完全な開放構成(
図3C)における容器100の平面図を示す。
図3Aに示すように、第1のプルタブ116Aおよび第2のプルタブ116Bは、それぞれ第1の側壁106Aおよび第2の側壁106Bの延長部の形態をとる。第1のプルタブ116Aおよび第2のプルタブ116Bは、使用者が第1のプルタブ116Aおよびプルタブ116Bを容易に把持することができるように、第1のプルタブ116Aおよび第2のプルタブ116Bの少なくとも一部が容器100のそれぞれの縁(perimeter)を超えて延在するように大きさが設定される。いくつかの実施形態では、プルタブ116A、116Bは三角形状であってもよく、それにより、三角形の頂点が縁を越えて延在する。第1の側壁106Aおよび第2の側壁106Bは、第1のプルタブ116Aおよび第2のプルタブ116Bによって互いから横方向に離れるように引っ張られて、容器100を閉鎖構成から移行させて、
図3Bに示すように空洞107を露出させることができる。空洞107は、中にカテーテル130および流体ドレナージバッグ132を含む。
図3Cに示すように、使用者は、空洞107が完全に露出するまで(
図3C)、第1のプルタブ116Aおよび第2のプルタブ116Bを引っ張り続けることができ、これにより、使用者は、容器100からカテーテル130および流体ドレナージバッグ132を取り出すために、妨げられることなく空洞107に手を伸ばすことができる。
【0039】
いくつかの実施形態では、中に配置されたカテーテル130を有する容器100は、カテーテルアセンブリ101を画定することができる。いくつかの実施形態では、カテーテルアセンブリ101は、容器100内に配置された流体ドレナージバッグ132をさらに含むことができる。
【0040】
図4は、いくつかの実施形態による、カテーテルアセンブリ101を画定するためにカテーテル130および流体ドレナージバッグ132を包装する例示的な方法400のフローチャートを示す。いくつかの実施形態では、方法400は、容器100を開放構成に配置するステップ(ブロック402)を含む。方法400は、カテーテル130および流体ドレナージバッグ132を空洞107内に配置するステップ(ブロック404)をさらに含む。いくつかの実施形態では、カテーテル130を配置するステップは、空洞107内に配置する前にカテーテル130をらせん状に巻くことを含む。方法400は、容器100を閉鎖構成に移行させるステップ(ブロック406)をさらに含む。いくつかの実施形態では、側壁106A、106Bは空洞107を覆うように構成されている。方法400は、容器100を閉鎖構成に固定するステップ(ブロック408)をさらに含む。いくつかの実施形態では、容器100を固定するステップは、側壁106A、106Bを一緒に固定すること、側壁106A、106Bを端壁104A、104Bに接着すること、および/または側壁106A、106Bの一部を端壁104A、104Bに封止して空洞107を密閉することの1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、側壁106A、106Bは、接着剤または接着テープ113を使用して一緒に固定されてもよい。いくつかの実施形態では、容器100を閉鎖構成に固定するステップは、カテーテル130、ドレナージバッグ132および容器100を滅菌することを含む。
【0041】
図5は、以下のステップまたは工程の全てまたは一部を含む、膀胱から尿を排出する例示的な方法500のフローチャートを示す。方法500の1つのステップは、容器100の第1の閉鎖構成において容器100内に封入された尿道カテーテル130を提供するステップ(ブロック502)を含んでおり、容器100が、その長さおよび幅を画定する底部パネル(すなわち、底部壁102)と、底部パネルの対向する辺に沿って底部パネルと回動可能に結合された第1および第2の側部パネル(すなわち、側壁106A、106B)と、底部パネルの両端に沿って底部パネルと回動可能に結合された第1および第2の端部パネル(すなわち、端部壁104A、104B)とを含んでおり、第1および第2の端部パネルの各々が、第1および第2の側部パネルの各々とさらに結合される。第1の閉鎖構成では、第1および第2の端部パネルならびに第1および第2の側部パネルは、底部パネルに略平行に配置される。
【0042】
方法500の別のステップは、第1および第2の端部パネルならびに第1および第2の側部パネルが底部パネルに対して略垂直に配置されるように、容器100を第1の閉鎖構成から開放構成に移行させるステップ(ブロック504)を含む。本方法のいくつかの実施形態では、容器100は、容器100が開放構成に配置されたとき開放構成のままであるように、第1の閉鎖構成から開放構成に向かって付勢される。容器を開放構成に移行させるステップはまた、容器100の無菌バリアを破ることを含んでもよい。容器を開放構成に移行させるステップはまた、第1および第2の端部パネルまたは第1および第2の端部パネルのうちの1つ以上のいくつかの接着接合された部分を互いから分離することを含んでもよく、接着接合された部分は、容器100が開放構成に移行されるまで、容器を第1の閉鎖構成に固定するように構成される。容器を開放構成に移行させるステップはまた、第1の引張力を第1の側部パネルに加えるとともに、第2の引張力を第2の側部パネルに加えることを含んでもよく、第2の引張力は、第1の引張力とは反対の方向に向けられる。第1の側部パネルに第1の引張力を加えるとともに、第2の側部パネルに第2の引張力を加えることは、第1の側部パネルに結合された第1のプルタブを把持することと、第2の側部パネルに結合された第2のプルタブを把持することとを含んでもよい。容器を開放構成に移行させるステップはまた、第1の側部パネルと第2の側部パネルとの間に延在する接着テープ113を引き裂くことを含んでもよく、接着テープ113は、容器100が第1の閉鎖構成から移行されたことを示すように構成される。
【0043】
本方法のさらなるステップは、尿道カテーテル130を容器100から取り出すステップ(ブロック506)と、尿道カテーテルを用いて膀胱から尿を排出するステップ(ブロック508)と、尿道カテーテル130を容器100内に戻すステップ(ブロック510)と、第1および第2の端部パネルならびに第1および第2の側部パネルが再び底部パネルに略平行に配置されるように、容器100を開放構成から第2の閉鎖構成に移行させるステップ(ブロック512)と、を含む。容器100を第2の閉鎖構成に移行させるステップは、容器を第2の閉鎖構成に固定するために、任意の数の接着接合された部分のうちの1つ以上を一緒に再結合することを含んでもよい。本方法のいくつかの実施形態では、容器は、第2の閉鎖構成に配置されたときに、容器内に配置された流体が容器から出ることを阻止するように構成されている。
【0044】
いくつかの実施形態では、カテーテル130は、中に尿を収容するためにドレナージバッグ132に結合され、したがって、カテーテル130を用いて膀胱から尿を排出するステップは、ドレナージバッグ132内に尿を収集することと、ドレナージバッグ132から尿受け容器に尿を排出することとを含んでもよい。同様に、尿道カテーテル130を容器100内に戻すステップは、ドレナージバッグ132を容器100内に戻すことを含んでもよい。
【0045】
本方法のいくつかの実施形態では、底部パネル、第1および第2の側部パネル、ならびに第1および第2の端部パネルはそれぞれ、疎水性内面を含む。
いくつかの特定の実施形態が本明細書に開示されており、特定の実施形態がある程度詳細に開示されているが、特定の実施形態が本明細書で提供される概念の範囲を制限することは意図されていない。追加の適合および/または修正は、当業者には明らかであり得、より広い態様では、これらの適合および/または修正もまた包含される。したがって、本明細書で提供される概念の範囲から逸脱することなく、本明細書で開示される特定の実施形態から逸脱することができる。
【国際調査報告】