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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-12
(54)【発明の名称】電子装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/041 20060101AFI20240605BHJP
   G06F 3/044 20060101ALI20240605BHJP
   H10K 59/10 20230101ALI20240605BHJP
   H10K 50/10 20230101ALI20240605BHJP
   H10K 50/115 20230101ALI20240605BHJP
   H05B 33/14 20060101ALI20240605BHJP
【FI】
G06F3/041 640
G06F3/044 120
H10K59/10
H10K50/10
H10K50/115
H05B33/14 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023572022
(86)(22)【出願日】2022-05-17
(85)【翻訳文提出日】2023-11-20
(86)【国際出願番号】 KR2022007014
(87)【国際公開番号】W WO2022245092
(87)【国際公開日】2022-11-24
(31)【優先権主張番号】10-2021-0065780
(32)【優先日】2021-05-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0088278
(32)【優先日】2021-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002619
【氏名又は名称】弁理士法人PORT
(72)【発明者】
【氏名】キム,フンテ
【テーマコード(参考)】
3K107
【Fターム(参考)】
3K107AA01
3K107AA05
3K107BB01
3K107CC16
3K107CC41
3K107DD39
3K107EE03
3K107EE21
3K107EE62
3K107FF04
3K107FF15
(57)【要約】
【課題】外部から流入される静電気のパスを遮断する上部部材を含むフォールダブル電子装置を提供すること。
【解決手段】電子装置は、第1領域及び仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され画素に連結されたデータライン及び前記画素と絶縁された第1配線を含む表示パネル、光学フィルム、ベンディングカバー層を含む表示モジュール、及びガラス基板、及びカバー部と前記カバー部から突出された突出部を含む。ウインドー保護層を含むウインドーモジュールを含み、互いに対向する前記光学フィルムの末端と前記ベンディングカバー層の末端は前記第1領域内で離隔領域を定義し、平面視において、前記データライン及び前記第1配線は前記離隔領域に重畳され、前記突出部は前記離隔領域内で前記第1配線と重畳する。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画素が配置された第1領域及び前記第1領域と隣接し、第1方向に延長された仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、前記画素に連結されたデータライン及び前記画素と絶縁された第1配線を含む表示パネル、前記第1領域の少なくとも一部と重畳する光学フィルム、及び前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層を含む表示モジュールと、
前記表示モジュール上に配置され、ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から前記第1方向と交差する第2方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュールと、を含み、
互いに対向する前記光学フィルムの末端と前記ベンディングカバー層の末端は、離隔領域を定義し、
平面視において、前記データライン及び前記第1配線は、前記離隔領域に重畳され、
平面視において、前記突出部は、前記離隔領域内で前記第1配線と重畳する電子装置。
【請求項2】
前記離隔領域に重畳され、前記画素に電源電圧を印加する第2配線を含み、
前記第2配線は、前記第1配線より高い抵抗を有することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記表示モジュールは、前記表示パネル上に配置され、感知電極、前記感知電極に連結された感知配線、及び前記感知電極と絶縁されたクラック感知配線を含む入力感知パネルをさらに含み、
前記クラック感知配線は、前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記第1配線と連結されることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記表示モジュールの前記第1領域は、前記表示パネルから生成された光を提供し、前記入力感知パネルから外部入力を感知するアクティブ領域、及び前記アクティブ領域と隣接する周辺領域を含み、
前記表示モジュールは、前記アクティブ領域と重畳され、前記表示パネルと前記入力感知パネルを貫通するホールが定義されることを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記クラック感知配線の一部は、前記周辺領域と重畳され、
前記クラック感知配線の残りの一部は、前記アクティブ領域に延長されて前記ホールの少なくとも一部を囲むことを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
【請求項6】
前記表示モジュールは、前記第1方向に延長されたフォールディング軸を基準にフォールディングされるフォールディング領域、及び前記フォールディング領域を介して前記第2方向に離隔された第1及び第2非フォールディング領域に区分され、
前記第1領域は、第1非フォールディング領域、フォールディング領域、及び第2非フォールディング領域の一部を含み、
前記第2領域は、前記第2非フォールディング領域の残りの一部を含むことを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
【請求項7】
前記第2配線は、前記第1配線を介して前記データラインと離隔され、前記第1配線より前記第2領域の外側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項8】
前記突出部は、平面上で前記ベンディングカバー層の一部と重畳することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項9】
前記突出部は、前記第1方向に沿って離隔された第1パターン及び第2パターンを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項10】
前記突出部は、
四角形状、台形形状、及び曲線を含む形状の中でいずれか1つの形状を有することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項11】
前記ウインドー保護層は、前記カバー部のエッジに沿って配置される遮光パターンを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項12】
前記カバー部は、前記遮光パターンの境界と重畳する第1カバー部及び前記第1カバー部と前記突出部との間に配置されて前記遮光パターンと非重畳する第2カバー部をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の電子装置。
【請求項13】
前記表示モジュールの下部に配置されるパネル保護層と、
前記パネル保護層の下部に配置されるバリアー層と、
前記バリアー層の下部に配置される支持層と、
前記支持層の下部に配置される保護層と、
前記保護層の下部に配置される放熱層と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項14】
前記表示モジュールは、前記第1領域内に定義され、前記第1方向に延長されたフォールディング軸を基準にフォールディングされフォールディング領域、及び前記フォールディング領域を介して前記第2方向に離隔された非フォールディング領域に区分され、
前記放熱層は、
前記非フォールディング領域と重畳するフラット部及び前記フラット部の間に配置されたローリング部を含み、
前記ローリング部は、
前記表示モジュールがフォールディングされた状態で展開され、前記表示モジュールが展開された状態で所定の方向にローリングされることを特徴とする請求項13に記載の電子装置。
【請求項15】
前記放熱層の下部に配置されるメタルプレートをさらに含み、
前記メタルプレートは、前記ローリング部を介して前記第2方向に沿って離隔されたことを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項16】
前記保護層及び前記メタルプレートの間に配置されて前記放熱層の段差を補償するギャップテープをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の電子装置。
【請求項17】
前記画素と連結される回路基板をさらに含み、
前記回路基板は、前記表示パネルの中で前記第1領域と離隔された前記第2領域の終端に接続され、
前記表示パネルの前記第2領域と共に前記メタルプレートに向かう方向にベンディングされることを特徴とする請求項15に記載の電子装置。
【請求項18】
画素が配置されたアクティブ領域及び前記アクティブ領域と隣接する周辺領域を含む第1領域及び前記第1領域と隣接し仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、前記画素と絶縁された第1配線及び前記画素と連結された第2配線を含む表示パネル、前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層を含む表示モジュールと、
前記表示モジュール上に配置され、ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から第1方向と交差する第2方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュールと、
前記第1領域の少なくとも一部と重畳され、前記ウインドーモジュール及び前記表示モジュールの間に配置された接着層と、を含み、
互いに対向する前記接着層の末端と前記ベンディングカバー層の末端は、離隔領域を定義し、
前記第1配線は、前記第2配線より低い抵抗を有し、
平面視において、
前記第1配線及び前記第2配線は、前記離隔領域に重畳され、前記突出部は、前記離隔領域内で前記第1配線及び前記第2配線と重畳する電子装置。
【請求項19】
前記表示モジュールは、前記画素と連結され、前記第1配線を介して前記第2配線と離隔されたデータラインを含むことを特徴とする請求項18に記載の電子装置。
【請求項20】
前記表示モジュールは、前記表示パネル上に配置され、前記アクティブ領域と重畳する感知電極、前記周辺領域と重畳され、前記感知電極に連結される感知配線、及び前記感知電極と絶縁されたクラック感知配線を含む入力感知パネルをさらに含み、
前記クラック感知配線は、前記周辺領域と重畳され、前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記第1配線と連結されることを特徴とする請求項18に記載の電子装置。
【請求項21】
前記表示モジュールは、前記アクティブ領域と重畳され、前記表示パネルと前記入力感知パネルを貫通するホールが定義されることを特徴とする請求項20に記載の電子装置。
【請求項22】
前記クラック感知配線の一部は、前記周辺領域と重畳され、
前記クラック感知配線の残りの一部は、前記アクティブ領域に延長されて前記ホールの少なくとも一部を囲むことを特徴とする請求項21に記載の電子装置。
【請求項23】
ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から一方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュールと、
前記ウインドーモジュールの下部に配置され、第1領域及び前記第1領域と隣接し、仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、第1領域で第2領域に延長されたコンタクト配線を含む表示パネルと、
前記表示パネル上に配置され、感知電極、前記感知電極に連結された感知配線及び前記コンタクト配線と連結されたクラック感知配線を含む入力感知パネルと、
前記入力感知パネル上に配置され、前記第1領域の少なくとも一部と重畳する光学フィルムと、
前記表示パネル上に配置され、前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層を含み、
互いに対向する前記光学フィルムの末端と前記ベンディングカバー層の末端は、前記第1領域内で離隔領域を定義し、
平面視において、前記コンタクト配線は、前記離隔領域に重畳され、
平面視において、前記突出部は、前記離隔領域内で前記コンタクト配線と重畳する電子装置。
【請求項24】
前記第1領域は、画素が配置されたアクティブ領域及び前記アクティブ領域と隣接する周辺領域を含み、
前記表示パネルは、前記画素に連結され、前記離隔領域に重畳する電源配線とデータラインを含み、
前記コンタクト配線は、前記画素と絶縁され、前記電源配線より低い抵抗を有することを特徴とする請求項23に記載の電子装置。
【請求項25】
前記クラック感知配線は、前記周辺領域と重畳する前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記コンタクト配線と連結されることを特徴とする請求項24に記載の電子装置。
【請求項26】
前記アクティブ領域と重畳する前記表示パネルと前記入力感知パネルを貫通するホールが定義され、
前記クラック感知配線の一部は、前記周辺領域と重畳され、
前記クラック感知配線の残りの一部は、前記アクティブ領域に延長されて前記ホールの少なくとも一部を囲むことを特徴とする請求項25に記載の電子装置。
【請求項27】
ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から第1方向と交差する第2方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュールと、
画素が配置された第1領域及び前記第1領域と隣接し、前記第1方向に延長された仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、前記画素に連結されたデータライン及び前記画素と絶縁された第1配線を含む表示パネルと、
前記ウインドーモジュールのエッジに沿って前記ウインドーモジュール上に配置されたベゼルパターンと、
前記第1領域の少なくとも一部と重畳する光学フィルムと、
前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層と、を含み、
互いに対向する前記光学フィルムの末端と前記ベンディングカバー層の末端は、離隔領域を定義し、
前記ベゼルパターンは、前記突出部と重畳され、
前記突出部は、前記離隔領域と重畳する電子装置。
【請求項28】
平面視において、前記データライン及び前記第1配線は、前記離隔領域に重畳され、
平面視において、前記突出部は、前記離隔領域内で前記第1配線と重畳する請求項27に記載の電子装置。
【請求項29】
前記離隔領域に重畳され、前記画素に電源電圧を印加し、第2配線をさらに含み、
前記第2配線は、前記第1配線より高い抵抗を有することを特徴とする請求項27に記載の電子装置。
【請求項30】
前記表示モジュールは、前記表示パネル上に配置され、感知電極、前記感知電極に連結された感知配線、及び前記感知電極と絶縁されたクラック感知配線を含む入力感知パネルをさらに含み、
前記クラック感知配線は、前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記第1配線と連結されることを特徴とする請求項29に記載の電子装置。
【請求項31】
前記ウインドー保護層は、前記カバー部のエッジに沿って配置される遮光パターンを含み、
平面上で前記ベゼルパターンは、前記遮光パターンの外側を囲むことを特徴とする請求項27に記載の電子装置。
【請求項32】
前記表示モジュールは、前記第1方向に延長されたフォールディング軸を基準にフォールディングされるフォールディング領域、及び前記フォールディング領域を介して前記第2方向に離隔された第1及び第2非フォールディング領域に区分され、
前記第1領域は、第1非フォールディング領域、フォールディング領域、及び第2非フォールディング領域の一部を含み、
前記第2領域は、前記第2非フォールディング領域の残りの一部を含み、
前記ベゼルパターンは、
前記第1非フォールディング領域と重畳する第1パターン、及び前記第2非フォールディング領域と重畳する第2パターンを含む請求項28に記載の電子装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はフォールディング可能な電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置は電気的信号に応じて活性化されるアクティブ領域を含む。電子装置はアクティブ領域を通じて外部から印加される入力を感知し、これと同時に様々なイメージを表示してユーザに情報を提供することができる。最近様々な形状の電子装置が開発されながら、様々な形状を有するアクティブ領域が具現されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は外部から流入される静電気のパスを遮断する上部部材を含むフォールダブル電子装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一実施形態による電子装置は、画素が配置された第1領域及び前記第1領域と隣接し、第1方向延長された仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、前記画素に連結されたデータライン及び前記画素と絶縁された第1配線を含む表示パネル、前記第1領域の少なくとも一部と重畳する光学フィルム、前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層を含む表示モジュール、及び前記表示モジュール上に配置され、ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から前記第1方向と交差する第2方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュールを含み、互いに対向する前記光学フィルムの末端と前記ベンディングカバー層の末端は離隔領域を定義し、平面視において、前記データライン及び前記第1配線は前記離隔領域に重畳され、平面視において、前記突出部は前記離隔空間内で前記第1配線と重畳する。
【0005】
前記離隔領域に重畳され、前記画素に電源電圧を印加し、第2配線を含み、前記第2配線は、前記第1配線より高い抵抗を有することを特徴とすることができる。
【0006】
前記表示モジュールは、前記表示パネル上に配置され、感知電極、前記感知電極に連結された感知配線、及び前記感知電極と絶縁されたクラック感知配線を含む入力感知パネルをさらに含み、前記クラック感知配線は、前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記第1配線と連結されることを特徴とすることができる。
【0007】
前記表示モジュールの前記第1領域は、前記表示パネルから生成された光を提供し、前記入力感知パネルから外部入力を感知するアクティブ領域、及び前記アクティブ領域と隣接する周辺領域を含み、前記表示モジュールは、前記アクティブ領域と重畳され、前記表示パネルと前記入力感知パネルを貫通するホールが定義されることを特徴とすることができる。
【0008】
前記クラック感知配線の一部は前記周辺領域と重畳され、前記クラック感知配線の残りの一部は前記アクティブ領域に延長されて前記ホールの少なくとも一部を囲むことを特徴とすることができる。
【0009】
前記表示モジュールは、前記第1方向延長されたフォールディング軸を基準にフォールディングされるフォールディング領域、及び前記フォールディング領域を介して前記第2方向に離隔された第1及び第2非フォールディング領域に区分され、前記第1領域は、第1非フォールディング領域、フォールディング領域、及び第2非フォールディング領域の一部を含み、前記第2領域は、前記第2非フォールディング領域の残りの一部を含むことを特徴とすることができる。
【0010】
前記第2配線は、前記第1配線介して前記データラインと離隔され、前記第1配線より前記第2領域の外側に配置されることを特徴とすることができる。
【0011】
前記突出部は、平面上で前記ベンディングカバー層の一部と重畳することを特徴とすることができる。
【0012】
前記突出部は、前記第1方向に沿って離隔された第1パターン及び第2パターンを含むことを特徴とすることができる。
【0013】
前記突出部は、四角形状、台形状、及び曲線を含む形状の中でいずれか1つの形状を有することを特徴とすることができる。
【0014】
前記ウインドー保護層は、前記カバー部のエッジに沿って配置される遮光パターンを含むことを特徴とすることができる。
【0015】
前記カバー部は、前記遮光パターンの境界と重畳する第1カバー部及び前記第1カバー部と前記突出部との間に配置されて前記遮光パターンと非重畳する第2カバー部をさらに含むことを特徴とすることができる。
【0016】
前記表示モジュールの下部に配置されるパネル保護層、前記パネル保護層の下部に配置されるバリアー層、前記バリアー層の下部に配置される支持層、前記支持層の下部に配置される保護層、及び前記保護層の下部に配置される放熱層をさらに含むことを特徴とすることができる。
【0017】
前記表示モジュールは、前記第1領域内に定義され、前記第1方向延長されたフォールディング軸を基準にフォールディングされフォールディング領域、及び前記フォールディング領域を介して前記第2方向に離隔された非フォールディング領域に区分され、前記放熱層は、前記非フォールディング領域と重畳するフラット部及び前記フラット部の間に配置されたローリング部を含み、前記ローリング部は、前記表示モジュールがフォールディングされた状態で展開され、前記表示モジュールが展開された状態で所定の方向にローリングされることを特徴とすることができる。
【0018】
前記放熱層の下部に配置されるメタルプレートをさらに含み、前記メタルプレートは、前記ローリング部を介して前記第2方向に沿って離隔されたことを特徴とすることができる。
【0019】
前記保護層及び前記メタルプレートの間に配置されて前記放熱層の段差を補償するギャップテープをさらに含むことを特徴とすることができる。
【0020】
前記画素と連結される回路基板をさらに含み、前記回路基板は前記表示パネルの中で前記第1領域と離隔された前記第2領域の終端に接続され、前記表示パネルの前記第2領域と共に前記メタルプレートに向かう方向にベンディングされることを特徴とすることができる。
【0021】
一実施形態による電子装置は、画素が配置されたアクティブ領域及び前記アクティブ領域と隣接する周辺領域を含む第1領域及び前記第1領域と隣接し、仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、前記画素と絶縁された第1配線及び前記画素と連結された第2配線を含む表示パネル、前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層を含む表示モジュール、前記表示モジュール上に配置され、ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から前記第1方向と交差する第2方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュール、及び前記第1領域の少なくとも一部と重畳され、前記ウインドーモジュール及び前記表示モジュールの間に配置された接着層を含み、互いに対向する前記接着層の末端と前記ベンディングカバー層の末端は離隔領域を定義し、前記第1配線は前記第2配線より低い抵抗を有し、平面視において、前記第1配線及び前記第2配線は前記離隔領域に重畳され、前記突出部は前記離隔空間内で前記第1配線及び前記第2配線と重畳する。
【0022】
前記表示モジュールは、前記画素と連結され、前記第1配線を介して前記第2配線と離隔されたデータラインを含むことを特徴とすることができる。
【0023】
前記表示モジュールは、前記表示パネル上に配置され、前記アクティブ領域と重畳する感知電極、前記周辺領域と重畳され、前記感知電極に連結される感知配線、及び前記感知電極と絶縁されたクラック感知配線を含む入力感知パネルをさらに含み、前記クラック感知配線は、前記周辺領域と重畳され、前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記第1配線と連結されることを特徴とすることができる。
【0024】
前記表示モジュールは、前記アクティブ領域と重畳され、前記表示パネルと前記入力感知パネルを貫通するホールが定義されることを特徴とすることができる。
【0025】
前記クラック感知配線の一部は前記周辺領域と重畳され、前記クラック感知配線の残りの一部は前記アクティブ領域に延長されて前記ホールの少なくとも一部を囲むことを特徴とすることができる。
【0026】
一実施形態による電子装置は、ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から一方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュール、前記ウインドーモジュールの下部に配置され、第1領域及び前記第1領域と隣接し仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、第1領域で第2領域に延長されたコンタクト配線を含む表示パネル、前記表示パネル上に配置され、感知電極、前記感知電極に連結された感知配線及び前記コンタクト配線と連結されたクラック感知配線を含む入力感知パネル、前記入力感知パネル上に配置され、前記第1領域の少なくとも一部と重畳する光学フィルム、及び前記表示パネル上に配置され、前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層を含み、互いに対向する前記光学フィルムの末端と前記ベンディングカバー層の末端は前記第1領域内で離隔領域を定義し、平面視において、前記コンタクト配線は前記離隔領域に重畳され、平面視において、前記突出部は前記離隔空間内で前記コンタクト配線と重畳する。
【0027】
前記第1領域は、画素が配置されたアクティブ領域及び前記アクティブ領域と隣接する周辺領域を含み、前記表示パネルは前記画素に連結され、前記離隔領域に重畳する電源配線とデータラインを含み、前記コンタクト配線は前記画素と絶縁され、前記電源配線より低い抵抗を有することを特徴とすることができる。
【0028】
前記クラック感知配線は前記周辺領域と重畳する前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記コンタクト配線と連結されることを特徴とすることができる。
【0029】
前記アクティブ領域と重畳する前記表示パネルと前記入力感知パネルを貫通するホールが定義され、前記クラック感知配線の一部は前記周辺領域と重畳され、前記クラック感知配線の残りの一部は前記アクティブ領域に延長されて前記ホールの少なくとも一部を囲むことを特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、ウインドー保護層の中で突出部は平面上で光学フィルムとベンディングカバー層によって形成された離隔領域と重畳することができる。したがって、外部から流入される静電気が離隔領域で抵抗が低い配線に流入されるパス(path)を遮断することによって、静電気によるショート不良を効率的に防止することができるウインドーモジュールを提供することができる。したがって、電気的特性及びフォールディング特性が向上された電子装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1A】本発明の一実施形態による電子装置の展開された状態の斜視図である。
図1B】本発明の一実施形態による電子装置のフォールディングされた状態の斜視図である。
図2】本発明の一実施形態による電子装置の断面図である。
図3A】本発明の一実施形態による表示モジュールの断面図である。
図3B】本発明の一実施形態による表示モジュールの断面図である。
図4】本発明の一実施形態による電子装置の一部構成を示した分解斜視図である。
図5】本発明の一実施形態による表示パネルの平面図である。
図6】本発明の一実施形態による入力感知パネルの平面図である。
図7A】本発明の一実施形態によるウインドーモジュールと表示モジュールの関係を示した平面図である。
図7B】本発明の一実施形態によるベゼルパターン、ウインドーモジュール、及び表示モジュールの関係を示した平面図である。
図8図7AのI-I‘を切断した断面図である。
図9】本発明の一実施形態によるウインドーモジュールと表示パネルの一部領域を拡大した平面図である。
図10】本発明の一実施形態によるウインドーモジュールの平面図である。
図11】本発明の一実施形態によるウインドーモジュールの平面図である。
図12】本発明の一実施形態によるウインドーモジュールの平面図である。
図13】本発明の一実施形態によるウインドーモジュールの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本明細書で、所定の構成要素(又は、領域、層、部分等)が他の構成要素の“上にある”、“連結される”、又は“結合される”と記述される場合に、それは他の構成要素上に直接配置/連結/結合されることができるか、又はそれらの間に第3の構成要素が配置されることもできることを意味する。
【0033】
同一な図面符号は同一な構成要素を称する。また、図面において、構成要素の厚さは技術的な内容の効率的な説明のために誇張されたものである。“及び/又は”は連関された構成要素が定義することができる1つ以上の組合を全て含む。
【0034】
第1、第2等の用語は多様な構成要素を説明するために使用されることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されてはならない。前記用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱しないながら、第1構成要素は第2構成要素と称されることができ、類似に第2構成要素も第1構成要素として称される。単数の表現は文脈の上に明確に異なりに表現しない限り、複数の表現を含む。
【0035】
また、“下に”、“下側に”、“上に”、“上側に”等の用語は図面に図示された構成要素の連関関係を説明するために使用される。前記用語は相対的な概念であって、図面に表示された方向を基準として説明される。
【0036】
“含む”又は“有する”等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとすることであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないことと理解されなければならない。
【0037】
異なりに定義されない限り、本明細書で使用されたすべての用語(技術用語及び科学用語を含む)は本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されることと同一な意味を有する。また、一般的に使用される辞書で定義された用語のような用語は関連技術の脈絡で有する意味と一致する意味を有することと解釈されなければならなく、ここで、明示的に定義されない限り、あまりにも理想的であるか、或いは過度に形式的な意味として解釈されてはならない。
【0038】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0039】
図1Aは本発明の一実施形態による電子装置の展開された状態の斜視図である。
【0040】
図1Bは本発明の一実施形態による電子装置のフォールディングされた状態の斜視図である。図2は本発明の一実施形態による電子装置の断面図である。図3Aは本発明の一実施形態による表示モジュールの断面図である。図3Bは本発明の一実施形態による表示モジュールの断面図である。図4は本発明の一実施形態による電子装置の一部構成を示した分解斜視図である。
【0041】
図1A及び図1Bを参照すれば、本発明の一実施形態による電子装置EDは電気信号に応じて活性化される装置であり得る。例えば、電子装置EDは携帯電話、タブレット、自動車ナビゲーション、ゲーム機、又はウェアラブル装置であるが、これに制限されることではない。図1Aでは電子装置EDが携帯電話であることを例示的に図示した。
【0042】
電子装置EDはアクティブ領域AAを通じて映像を表示し、外部入力を感知することができる。電子装置EDがアンフォールディングされた(展開された)状態で、アクティブ領域AAは第1方向DR1及び第2方向DR2によって定義された平面を含むことができる。電子装置EDの厚さ方向は第1方向DR1及び第2方向DR2と交差する第3方向DR3と平行であることができる。したがって、電子装置EDを構成する部材の前面(又は上面)と背面(又は下面)は第3方向DR3を基準として定義される。
【0043】
周辺領域NAAはアクティブ領域AAの少なくとも一部を囲むことができる。周辺領域NAAは後述するウインドーモジュールWM(図2参照)に含まれた遮光パターンBP(図2参照)によって定義される領域であり得る。したがって、周辺領域NAAは所定のカラーを含むことができる。図1Aはアクティブ領域AAの4つの側面を囲んだ周辺領域NAAを例示的に図示したが、これに限定されることではなく、アクティブ領域AAの少なくともいずれか1つの側面には周辺領域NAAが配置されないか、又は周辺領域NAAは省略される。
【0044】
アクティブ領域AAはフォールディング領域FA及びフォールディング領域FAを介して第2方向DR2に沿って離隔された非フォールディング領域NFA1、NFA2を含むことができる。フォールディング領域FAは第1方向DR1に沿って延長された仮想のフォールディング軸FXを基準としてフォールディングされる。電子装置EDはフォールディング軸FXを中心にフォールディングされる。電子装置EDの様々な構成要素又は層は各々前述したことに対応するアクティブ領域AA、周辺領域NAA、フォールディング領域FA、及び非フォールディング領域NFA1、NFA2等を含むことができる。電子装置EDの様々な構成要素又は層は共にフォールディングされる。
【0045】
電子装置EDがフォールディングされれば、第1非フォールディング領域NFA1と第2非フォールディング領域NFA2は互いに対向することができる。即ち、フォールディングされた電子装置EDは第1非フォールディング領域NFA1と第2非フォールディング領域NFA2が互いに対向するように配置される。したがって、完全にフォールディングされた状態で、アクティブ領域AAは外部に露出されないことができ、これはインフォールディング(in-folding)であると称される。但し、これは例示的なことであって、電子装置EDの動作がこれに制限されることではない。
【0046】
例えば、本発明の一実施形態で、電子装置EDがフォールディングされれば、第1非フォールディング領域NFA1と第2非フォールディング領域NFA2は互いに対向(opposing)することができる。したがって、フォールディングされた状態で、アクティブ領域AAは外部に露出されることができ、これはアウトフォールディング(out-folding)であると称される。
【0047】
電子装置EDはインフォールディング又はアウトフォールディングの中でいずれか1つの動作のみが可能である。又は、電子装置EDはインフォールディング動作及びアウトフォールディング動作が全て可能である。この場合、電子装置EDの同一な領域、例えばフォールディング領域FAがインフォールディング及びアウトフォールディングされる。又は、電子装置EDの一部領域はインフォールディングされ、他の一部領域はアウトフォールディングされてもよい。
【0048】
図1A及び図1Bでは1つのフォールディング領域FAと2つの非フォールディング領域NFA1、NFA2が例として図示されたが、フォールディング領域と非フォールディング領域の数がこれに制限されることではない。例えば、電子装置EDは2つより多い複数の非フォールディング領域及び互いに隣接する非フォールディング領域の間に配置された複数のフォールディング領域を含むことができる。
【0049】
図1A及び図1Bではフォールディング軸FXが電子装置EDの短軸と平行であることを例示的に図示したが、本発明がこれに制限されることではない。例えば、フォールディング軸FXは電子装置EDの長軸、例えば第2方向DR2と平行である方向に沿って延長してもよい。この場合、第1非フォールディング領域NFA1、フォールディング領域FA、及び第2非フォールディング領域NFA2は第1方向DR1に沿って順次的に配列される。
【0050】
本発明による電子装置EDはアクティブ領域AA内に定義された信号透過領域TAをさらに含むことができる。信号透過領域TAはアクティブ領域AA及び周辺領域NAAより高い透過率を有する。信号透過領域TAに自然光、可視光線、又は赤外線が移動することができる。電子装置EDは信号透過領域TAを通過する可視光線を通じて外部イメージを撮影するか、又は赤外線を通じて外部物体の接近性を判断するセンサーをさらに含むことができる。
【0051】
電子装置EDはベゼルパターンEBを含むことができる。アクティブ領域AAと周辺領域NAAの境界はベゼルパターンEBによって定義される。即ち、ベゼルパターンEBが配置された領域は周辺領域NAAと対応され、ベゼルパターンEBによって囲まれた領域はアクティブ領域AAと対応される。ベゼルパターンEBは所定の色を有することができる。例えば、ベゼルパターンEBは黒色を有することができる。
【0052】
ベゼルパターンEBはベゼルパターンEBの下部に配置された接着層を通じてケースCS及びウインドーモジュールWM(図2参照)と結合することができる。したがって、ウインドーモジュールWMはベゼルパターンEBを通じてケースCSに安定的に結合することができる。
【0053】
本発明によるベゼルパターンEBは第1パターンE1及び第2パターンE2を含むことができる。第1パターンE1は第1非フォールディング領域NFA1と重畳され、第2パターンE2は第2非フォールディング領域NFA2と重畳することができる。
【0054】
第1パターンE1は第1非フォールディング領域NFA1と重畳するウインドーモジュールWMのエッジに沿って延長され、第2パターンE2は第2非フォールディング領域NFA2と重畳するウインドーモジュールWMのエッジに沿って延長される。
【0055】
電子装置EDの外観はケースCSとウインドーモジュールWM及びベゼルパターンEBの結合によって定義される。ケースCSは非フォールディング領域の数に応じて複数に提供されることができ、ケースを連結し、フォールディング領域FAに重畳して電子装置EDのフォールディングを容易にすることができるヒンジ構造物をさらに含むことができる。
【0056】
図2を参照すれば、電子装置EDはウインドーモジュールWM、光学フィルムLF、表示モジュールDM、パネル保護層PPL、バリアー層BRL、支持層PLT、保護層SCV、放熱層EMS、メタルプレートMP、ギャップテープTP、及び各々の構成の間を結合させる接着層AL1-AL8を含むことができる。図2には上述したケースCS及びベゼルパターンEBを省略し、電子装置EDの構成を図示した。
【0057】
以下では説明される接着層AL1-AL8は減圧接着フィルムPSA(Pressure Sensitive Adhesive film)、光学透明接着フィルムOCA(Optically Clear Adhesive film)、及び光学透明接着樹脂OCR(Optically Clear Resin)の中でいずれか1つを含む透明な接着層であり得る。また、接着層AL1-AL8の中で少なくともいずれか1つの接着層は省略される。
【0058】
ウインドーモジュールWMはガラス基板UT、ガラス基板UT上に配置されたウインドー保護層UT、及びウインドー保護層UTの下面に配置された遮光パターンBPを含むことができる。本実施形態でウインドー保護層UTはプラスチックフィルムを含むことができる。したがって、ウインドーモジュールWMはウインドー保護層UTとガラス基板UTを結合する第1接着層AL1をさらに含むことができる。
【0059】
ガラス基板UTの厚さは15μm乃至45μmであり得る。ガラス基板UTは化学強化ガラスであり得る。ガラス基板UTはフォールディングと展開を繰り返しても、しわの発生を最小化することができる。
【0060】
ウインドー保護層UTの厚さは50μm乃至80μmであり得る。ウインドー保護層UTはポリイミド(Polyimide)、ポリカーボネート(Polycarbonate)、ポリアミド(Polyamide)、ツリーアセチルセルロース(Triacetylcellulose)、又はポリメチルメタクリレート(Polymethylmethacrylate)、又はポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)を含むことができる。
【0061】
本実施形態によれば、ウインドーモジュールWMはハードコーティング層HCを含むことができる。ハードコーティング層HCはウインドー保護層UT上に配置されてウインドーモジュールWMの最外側層に配置される。ハードコーティング層HCは電子装置EDの使用特性を向上させるための機能層であって、ウインドー保護層UT上にコーティングされて提供される。例えば、ハードコーティング層HCによって指紋防止特性、汚染防止特性、反射防止特性、スクラッチ防止特性等を向上させることができる。
【0062】
遮光パターンBPは図1Aに図示されたベゼルパターンEBと重畳することができる。本実施形態で遮光パターンBPはウインドー保護層UTの中でガラス基板UTと対向する一面上に配置することができる。
【0063】
図2に図示された遮光パターンBPはウインドー保護層UTの終端から所定の距離を置き、内側に配置されたことを図示したが、これに限定されることではなく、遮光パターンBPはウインドー保護層UTの終端と整列されるようにウインドー保護層UTの下部に配置することができ、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0064】
遮光パターンBPは有色の遮光膜であって、例えばコーティング方式に形成される。遮光パターンBPはベース物質及びベース物質に混合された染料又は顔料を含むことができる。したがって、ユーザは遮光パターンBPが有する所定のカラーによって電子装置EDの周辺領域NAAを認識することができる。
【0065】
図2にはウインドー保護層UTの下面に配置された遮光パターンBPを例示的に図示した。これに制限されなく、遮光パターンBPはウインドー保護層UTの上面、又はガラス基板UTの上面、又は下面の中でいずれか1つに配置されてもよい。
【0066】
第2接着層AL2はウインドーモジュールWMと光学フィルムLFを接着する。
【0067】
光学フィルムLFはウインドーモジュールWMと表示モジュールDMとの間に配置される。光学フィルムLFは外部光反射率を下げることができる。光学フィルムLFは位相リターダー遅延子(retarder)及び/又は偏光子(polarizer)を含むことができる。光学フィルムLFは少なくとも偏光フィルムを含むことができる。
【0068】
表示モジュールDMは光学フィルムLF及びパネル保護層PPLの間に配置される。表示モジュールDMは映像を生成し、外部から印加される入力を感知する構成であり得る。例えば、表示モジュールDMは表示パネルDP及び入力感知パネルISを含むことができる。
【0069】
第3接着層AL3は光学フィルムLFと表示モジュールDMを接着する。
【0070】
図3Aを参照すれば、表示パネルDPは映像を実質的に生成する構成であり得る。表示パネルDPは有機発光表示パネル(organic light emitting display panel)、量子点表示パネル(quantum-dot display panel)、及び無機発光表示パネル(inorganic light emitting display panel)の中でいずれか1つであり、特別に制限されない。
【0071】
表示パネルDPはベース層111、回路素子層112、表示素子層113、及び封止層114を含むことができる。
【0072】
ベース層111は合成樹脂フィルムを含むことができる。合成樹脂層は熱硬化性樹脂を含むことができる。ベース層111は多層構造を有することができる。例えば、ベース層111は合成樹脂層、接着層、及び合成樹脂層の3層の構造を有してもよい。特に、合成樹脂層はポリイミド系樹脂層であり、その材料は特別に制限されない。合成樹脂層はアクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリイソプレン、ビニール系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、シロキサン系樹脂、ポリアミド系樹脂、及びペリレン系樹脂の中で少なくともいずれか1つを含むことができる。その他にベース層111はガラス基板、又は有/無機複合材料基板等を含むことができる。
【0073】
回路素子層112はベース層111上に配置される。回路素子層112は絶縁層、半導体パターン、導電パターン、及び信号ライン等を含むことができる。コーティング、蒸着等の方式に絶縁層、半導体層、及び導電層がベース層111上に形成され、その後、複数回のフォトリソグラフィー工程を通じて絶縁層、半導体層、及び導電層が選択的にパターニングされる。その後、回路素子層112に含まれた半導体パターン、導電パターン、及び信号ラインが形成される。
【0074】
表示素子層113は回路素子層112上に配置される。表示素子層113は発光素子を含むことができる。例えば、表示素子層113は有機発光物質、量子ドット、量子ロード、又はマイクロLEDを含むことができる。
【0075】
封止層114は表示素子層113上に配置される。封止層114は順次的に積層された無機層、有機層、及び無機層を含むことができるが、封止層114を構成する層がこれに制限されることではない。
【0076】
無機層は水分及び酸素から表示素子層113を保護し、有機層はほこり粒子のような異物質から表示素子層113を保護することができる。無機層はシリコンナイトライド層、シリコンオキシナイトライド層、シリコンオキサイド層、チタニウムオキサイド層、又はアルミニウムオキサイド層等を含むことができる。有機層はアクリル系列有機層を含むことができ、これに制限されない。
【0077】
入力感知パネルISは表示パネルDP上に配置される。入力感知パネルISは外部から印加される外部入力を感知することができる。外部入力はユーザの入力であり得る。ユーザの入力は使用者身体の一部、光、熱、ペン、又は圧力等様々な形態の外部入力を含むことができる。
【0078】
入力感知パネルISは連続された工程を通じて表示パネルDP上に形成される。この場合、入力感知パネルISは表示パネルDP上に‘直接配置`されると表現される。直接配置されるということは入力感知パネルISと表示パネルDPとの間に第3の構成要素が配置されないことを意味することができる。即ち、入力感知パネルISと表示パネルDPとの間には別の接着部材が配置されなくともよい。
【0079】
又は、入力感知パネルISは別のモジュールで提供されて表示パネルDPと接着部材を通じて互いに結合される。接着部材は通常の接着剤又は粘着剤を含むことができる。
【0080】
図3Bを参照すれば、表示モジュールDM-Aは先に図3Aで説明された表示モジュールDMと比較した時、入力感知パネルIS上に配置された光学フィルムLFをさらに含むことができる。この場合、表示モジュールDM-Aを含む電子装置EDには図2で説明した光学フィルムLF及び第3接着層AL3が省略される。
【0081】
パネル保護層PPLは表示モジュールDMの下側に配置される。パネル保護層PPLは表示モジュールDMの下部に配置されて表示モジュールDMを保護することができる。パネル保護層PPLは可撓性プラスチック物質を含むことができる。例えば、パネル保護層PPLはポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)を含むことができる。
【0082】
図2にはパネル保護層PPLがフォールディング領域FA及び非フォールディング領域NFA1、NFA2と重畳するように図示されたが、これに限定されることではなく、パネル保護層PPLはフォールディング領域FAと非重畳し、非フォールディング領域NFA1、NFA2の各々に重畳する2つの保護層を含むことができる。
【0083】
第4接着層AL4は表示モジュールDMとパネル保護層PPLを接着する。
【0084】
バリアー層BRLはパネル保護層PPLの下側に配置される。バリアー層BRLは外部の押圧に応じる圧縮力に対する抵抗力を高めることができる。したがって、バリアー層BRLは表示モジュールDMの変形を防止する役割をすることができる。バリアー層BRLはポリイミド又はポリエチレンテレフタレートのような可撓性プラスチック物質を含むことができる。また、バリアー層BRLは光透過率が低い有色のフィルムであり得る。バリアー層BRLは外部から入射される光を吸収することができる。例えば、バリアー層BRLは黒色プラスチックフィルムであり得る。したがって、ウインドー保護層UTの上側から電子装置EDを見た時、バリアー層BRLの下側に配置された構成要素はユーザに視認されなくともよい。
【0085】
第5接着層AL5はパネル保護層PPLとバリアー層BRLを接着する。
【0086】
支持層PLTはバリアー層BRLの下側に配置される。支持層PLTは支持層PLTの上側に配置された構成を支持し、表示モジュールDMの展開された状態とフォールディングされた状態を維持する。また、支持層PLTによって電子装置EDの放熱性能が向上する。
【0087】
支持層PLTの中でフォールディング領域FAと重畳する領域には開口部OPが定義される。開口部OPは複数に提供される。したがって、フォールディング領域FAと重畳する支持層PTLは開口部OPによって形状がより容易に変形される。開口部OPは支持層PLTの一部分又は全体の厚さで延長されることができる(例えば、支持層PLTを通じて延長される)。
【0088】
支持層PLTは導電性プレートで提供される。例えば、支持層PLTはステンレススティールのような金属物質を含むことができる。この時、支持層PLTはSUS 304を含むことができるが、これに限定されなく、支持層PLTは様々な金属物質を含むことができる。また、支持層PLTは非導電性プレートで提供される。この時、支持層PLTは炭素繊維を含むプレートで提供されることができ、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0089】
第6接着層AL6はバリアー層BRLと支持層PLTを接着する。
【0090】
保護層SCVは支持層PLTの下部に配置される。保護層SCVは支持層PLTに定義された開口部OPをカバーすることができる。保護層SCVは支持層PLTより低い弾性係数を有することができる。例えば、保護層SCVは熱可塑性ポリウレタン、ゴム、シリコンを含むことができるが、これに制限されることではない。また、保護層SCVはシート形状に製造されて支持層PLTの下部に付着される。
【0091】
第7接着層AL7は支持層PLTと保護層SCVを接着する。
【0092】
放熱層EMSは保護層SCVの下部に配置される。放熱層EMSは高い熱導電性を有する熱伝導シートであり得る。放熱層EMSはグラファイト(graphite)シートであり得る。本発明による電子装置EDは放熱層EMSを含むことによって、方向性能が向上される。
【0093】
本実施形態で放熱層EMSは非フォールディング領域NFA1、NFA2の各々に重畳するフラット部EF1、EF2及びフォールディング領域FAと重畳され、フラット部EF1、EF2の間に配置されたローリング部ERを含むことができる。フラット部EF1、EF2は各々ローリング部ERからフォールディング領域FAから遠くなる方向に延長される。
【0094】
ローリング部ERは電子装置EDが展開された状態(図1A参照)で所定の方向にローリングされ、電子装置EDがフォールディングされた状態(図1B参照)で展開される。電子装置EDが展開された状態でローリング部ERの形状は角張った形状に折り畳まれているか、或いは所定の曲率を含む曲線形状に丸めることができ、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0095】
本発明による放熱層EMSはフォールディング領域FAと重畳するローリング部ERを含むことによって、電子装置EDのフォールディングの時、放熱層EMSの形状が容易に変わることができる。したがって、フォールディング特性が向上された電子装置EDを提供することができる。
【0096】
第8接着層AL8は保護層SCVと放熱層EMS及び放熱層EMSとメタルプレートMPを接着する。第8接着層AL8は放熱層EMSの中でフラット部EF1、EF2の各々の上面及び下面に配置されて放熱層EMSを保護層SCVとメタルプレートMPに接着させることができる。一実施形態による第8接着層AL8はフォールディング領域FAと非重畳することができる。したがって、フォールディング領域FAと重畳するローリング部ERはフォールディング及びアンフォールディングの時、第8接着層AL8の干渉を受けなく、容易に形状を変形することができるされる。
【0097】
メタルプレートMPはローリング部ERを介して第2方向DR2に沿って互いに離隔されて配置されてもよい。したがって、メタルプレートMPはフォールディング領域FAの少なくとも一部を介して第2方向DR2に沿って互いに離隔される。したがって、電子装置EDが展開された状態でローリング部ERはメタルプレートMPの間に容易に配置される。また、メタルプレートMPは上部から加えられた圧力によって支持層PLTの開口部OPが定義された領域の形状が変形されることを防止することができる。
【0098】
メタルプレートMPの各々はステンレススティールのような金属物質を含むことができる。例えば、メタルプレートMPはSUS 304を含むことができるが、これに限定されなく、メタルプレートMPは様々な金属物質を含むことができる。
【0099】
ギャップテープTPは保護層SCV及びメタルプレートMPの間に配置されて放熱層EMSの段差を補償することができる。したがって、ギャップテープTPは放熱層EMSのエッジに沿って放熱層EMSと離隔されて配置される。ギャップテープTPは接着層AL1-AL8と同一物質を含むか、複数の層で提供されてもよい。
【0100】
例えば、ギャップテープTPは基材層、基材層の上面に配置されて保護層SCVと接着される上部接着層、及び基材層の下面に配置されて対応されるメタルプレートMPと接着される下部接着層を含むことができる。
【0101】
図4はベゼルパターンEB、ウインドーモジュールWM、及び表示モジュールDMの平面上での配置関係を示したことである。図4を参照すれば、本発明による表示モジュールDMは第1領域A1及び第2領域A2に区分される。第1領域A1はアクティブ領域AAと周辺領域NAAの一部を含み、第2領域A2は周辺領域NAAの残りの一部を含むことができる。
【0102】
表示モジュールDMの第2領域A2には駆動チップDICが配置される。駆動チップDICは表示パネルDPの画素を駆動するための駆動素子、例えばデータ駆動部を含むことができる。図4では駆動チップDICが表示モジュールDM上に実装された構造を図示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、駆動チップDICは後述する回路基板FCB(図5参照)上に実装されてもよい。
【0103】
第2領域A2は回路基板FCBが付着されて表示モジュールDMの背面に向かう方向にベンディングされる領域として定義されてもよい。即ち、表示モジュールDMの中で第2領域A2は回路基板FCBと共にベンディングされてメタルプレートMPに向かう方向にベンディングされる構造を有することができる。
【0104】
本発明による第1領域A1は図1Aで説明した第1非フォールディング領域NFA1、フォールディング領域FA、及び第2非フォールディング領域NFA2の一部を含み、第2領域A2は第2非フォールディング領域NFA2の残りの一部を含むことと定義されてもよい。
【0105】
本発明による表示モジュールDMはアクティブ領域AAと重畳するホールHLが配置されてもよい。ホールHLは図3Aで説明した表示パネルDPと入力感知パネルISを貫通して形成されてもよい。アクティブ領域AA領域内でホールHLが形成された領域によって図1Aで説明した信号透過領域TAの位置が定義されてもよい。したがって、ホールHLが複数に形成されるか、或いは楕円形状を有する場合、信号透過領域TAはこれに対応される個数及び形状を有することができる。
【0106】
ホールHLと重畳する表示モジュールDMの下部には電子モジュールが配置されてもよい。電子モジュールはホールHLを通過する可視光線を通じて外部イメージを撮影するカメラモジュール及び赤外線を通じて外部物体の接近性を判断する近接センサーモジュールの中で少なくともいずれか1つが配置されてもよい。前記モジュールはマザーボード(図示せず)に実装されて電源モジュール(図示せず)と連結されてもよい。
【0107】
ウインドーモジュールWMはウインドー保護層UT及びウインドー保護層UTの下部に配置された遮光パターンBPを含むことができる。
【0108】
ウインドー保護層UTはカバー部CV及び突出部PMを含むことができる。カバー部CVは表示モジュールDMの第1領域A1と重畳され、突出部PMは第2領域A2と隣接するカバー部CVの一側から第2方向DR2に向かって突出されてもよい。したがって、突出部PMは少なくとも一部の第1領域A1及び第2領域A2と重畳することができる。
【0109】
突出部PMは表示モジュールDMがベンディングされるポイントである第2領域A2の一部と重畳することによって、外部静電気が表示モジュールDMに流入される経路を遮断することができる。詳細な説明は後述する。
【0110】
遮光パターンBPは第1パターンBH及び第2パターンBEを含むことができる。第1パターンBHはカバー部CVのエッジに沿って配置され、突出部PMと離隔されてもよい。第2パターンBEはホールHLの少なくとも一部を囲むことができる。第2パターンBEは、表示パネルDPに含まれた画素又は入力感知パネルISに含まれた感知電極の中で、ホールHLを形成する過程でホールHLを介して断線された構成を連結する配線が配置される領域をカバーすることができる。第2パターンBEの数及び形状はホールHLの数及び形状に対応されるように提供されることができ、第2パターンBEは省略されてもよい。
【0111】
図5は本発明の一実施形態による表示パネルの平面図である。図6は本発明の一実施形態による入力感知パネルの平面図である。図1A乃至図4で説明した構成と同一/類似な構成に対して同一/類似な参照符号を使用し、重複された説明は省略する。
【0112】
図5を参照すれば、一実施形態による表示パネルDPはアクティブ領域AA及びアクティブ領域AAと隣接する周辺領域NAAを含むことができる。アクティブ領域AA及び周辺領域NAAは画素PXの配置の有無によって区分される。本実施形態によれば、表示パネルDPはアクティブ領域AAと重畳され、表示パネルDPが貫通されて形成されたホールHLが定義されてもよい。
【0113】
アクティブ領域AA及び周辺領域NAAは図1Aで説明したアクティブ領域AA及び周辺領域NAAに各々対応する。本明細書で“領域/部分と領域/部分が対応する”ことは重畳することを意味し、同一な面積に制限されない。
【0114】
周辺領域NAAに走査駆動部SDV(scan driver)、発光駆動部EDV(emission driver)、及び駆動チップDICを含むことができる。駆動チップDICはデータ駆動部(data driver)であり得る。
【0115】
表示パネルDPは複数の画素PX、複数の走査ラインSL1~SLm、複数のデータラインDL1~DLn、複数の発光ラインEL1~ELm、第1及び第2制御ラインCSL1、CSL2、第1電源ラインPL1、第2電源ラインPL2、及び複数のパッドPDを含むことができる。ここで、m及びnは自然数である。画素PXは走査ラインSL1~SLm、データラインDL1~DLn、及び発光ラインEL1~ELmに連結されてもよい。
【0116】
走査ラインSL1~SLmは第1方向DR1に延長されて走査駆動部SDVに連結されてもよい。データラインDL1~DLnは第2方向DR2に延長され、第1領域A1を経由して第2領域A2に配置された駆動チップDICに連結されてもよい。発光ラインEL1~ELmは第1方向DR1に延長されて発光駆動部EDVに連結されてもよい。
【0117】
第1電源ラインPL1は第1方向DR1に延長された部分と第2方向DR2に延長された部分を含むことができる。第1方向DR1に延長された部分と第2方向DR2に延長された部分は互いに異なる層上に配置されてもよい。第1電源ラインPL1の中で第2方向DR2に延長された部分は第1領域A1を経由して第2領域A2に延長されてもよい。第1電源ラインPL1は第1電圧を画素PXに提供することができる。
【0118】
第2電源ラインPL2(請求項の‘第2配線’)は第1領域A1のエッジに沿って周辺領域NAAに配置されてもよい。第2電源ラインPL2は走査駆動部SDV及び発光駆動部EDVより外側に配置されてもよい。第2電源ラインPL2は第2領域A2で最外側に配置されてもよい。
【0119】
第1制御ラインCSL1は走査駆動部SDVに連結され、第1領域A1を経由して第2領域A2に延長されてもよい。第2制御ラインCSL2は発光駆動部EDVに連結され、第1領域A1を経由して第2領域A2に延長されてもよい。
【0120】
平面視において、パッドPDは第2領域A2の終端に隣接するように配置されてもよい。駆動チップDIC、第1電源ラインPL1、第2電源ラインPL2、第1制御ラインCSL1、及び第2制御ラインCSL2はパッドPDに連結されてもよい。回路基板FCBは表示パネルDPの中で第2領域A2の終端に接続されてもよい。回路基板FCBはパッドPDと対応されるパッドを含み、異方性導電接着層を通じてパッドPDに電気的に連結されてもよい。
【0121】
画素PXの各々は発光素子及び発光素子の発光を制御する画素駆動回路を含むことができる。画素駆動回路は複数のトランジスタ及び少なくとも1つのキャパシタを含む。
【0122】
本発明による表示パネルDPは第1領域A1に定義された第1コンタクトホールCN-H1及び第2コンタクトホールCN-R1を含むことができる。表示パネルDPは第1コンタクトホールCN-H1で始めて第1領域A1を経由して第2領域A2に延長されたコンタクト配線CT-L(請求項の‘第1配線’)を含むことができる。コンタクト配線CT-Lは後述する入力感知パネルISのクラック感知配線HCC(図6参照)と連結されてもよい。
【0123】
また、表示パネルDPは第2コンタクトホールCN-R1で始めて第1領域A1を経由して第2領域A2に延長された延長感知配線TL-Lを含むことができる。延長感知配線TL-Lは後述する感知配線TL1、TL2、TL3の中で対応される感知配線と一対一に連結されてもよい。
【0124】
本発明によれば、第2電源ラインPL2はコンタクト配線CT-Lより表示パネルDPの外側に配置されることができ、データラインDL1~DLnはコンタクト配線CT-Lを介して第2電源ラインPL2と離隔されて配置されてもよい。
【0125】
また、第2電源ラインPL2とコンタクト配線CT-Lとの間には画素PXを駆動させるための駆動素子と連結された信号ラインが配置されてもよい。
【0126】
図5にはデータラインDL1~DLnの間に延長感知配線TL-Lが配置されたことを図示したが、これに限定されることではなく、延長感知配線TL-Lの間にデータラインDL1~DLnが配置されることができ、したがって、第2コンタクトホールCN-R1はデータラインDL1~DLnを介して複数に提供されることができ、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0127】
図6を参照すれば、一実施形態による入力感知パネルISは感知電極TE1、TE2、感知配線TL1、TL2、TL3、及びクラック感知配線HCCを含むことができる。入力感知パネルISが連続工程によって表示パネルDP上に直接配置される場合、表示パネルDPの第1領域A1と重畳する領域上のみに形成されてもよい。
【0128】
入力感知パネルISは第1感知電極TE1及び第2感知電極TE2の間の静電容量の変化を通じて外部入力に対する情報を得ることができる。
【0129】
第1感知電極TE1は第1方向DR1に沿って配列され、各々が第2方向DR2に沿って延長される。第1感知電極TE1の各々は第1感知パターンSP1及び第1連結パターンBP1を含むことができる。
【0130】
第1感知パターンSP1はアクティブ領域AAに配置される。第1感知パターンSP1は斜方形状を有することができる。但し、これは例示的に示したものであり、第1感知パターンSP1は様々な形状を有することができ、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0131】
第1連結パターンBP1はアクティブ領域AAに配置される。第1連結パターンBP1は隣接する第1感知パターンの間に配置されてもよい。第1連結パターンBP1は第1感知パターンSP1と互いに異なる層上に配置されてコンタクトホールを通じて連結されてもよい。
【0132】
第2感知電極TE2は第2方向DR2に沿って配列され、各々が第1方向DR1に沿って延長される。第2感知電極TE2の各々は第2感知パターンSP2及び第2連結パターンBP2を含むことができる。
【0133】
第2感知パターンSP2は第1感知パターンSP1から離隔されてもよい。第1感知パターンSP1と第2感知パターンSP2は非接触して独立的な電気的信号を送受信することができる。
【0134】
本実施形態で、第2感知パターンSP2は第1感知パターンSP1と同一な形状を有することができる。例えば、第2感知パターンSP2は斜方形状を有することができる。但し、これは例示的に示したものであり、第2感知パターンSP2は様々な形状を有することができ、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0135】
第2連結パターンBP2は隣接する第2感知パターンの間に配置されてもよい。説明の簡易化のために、第2感知電極TE2を第2感知パターンSP2と第2連結パターンBP2に区分して説明したが、第2感知電極TE2は実質的に1つのパターンで提供されてもよい。第2感知電極TE2は第1感知パターンSP1と同一層上に配置されてもよい。
【0136】
同一層上に配置された第1感知パターンSP1及び第2感知電極TE2は第1方向DR1及び第2方向DR2の各々の斜線方向に延長された複数のメッシュラインで提供されてもよい。
【0137】
感知ラインTL1、TL2、TL3は周辺領域NAAに配置される。感知ラインTL1、TL2、TL3は第1感知ラインTL1、第2感知ラインTL2、及び第3感知ラインTL3を含むことができる。メッシュラインは、平面視においてメッシュ形状を定義するために互いに離隔された感知パターン又は各感知電極の実線で定義されてもよい。
【0138】
第1感知ラインTL1は第1感知電極TE1に各々連結される。本実施形態で、第1感知ラインTL1は第1感知電極TE1の両端の中で下側端に各々連結される。
【0139】
第2感知ラインTL2は第1感知電極TE1の両端の中で上側端に各々連結される。本発明によれば、第1感知電極TE1は第1感知ラインTL1及び第2感知ラインTL2に各々連結されてもよい。したがって、第2感知電極TE2に比べて相対的に長い長さを有する第1感知電極TE1に対して領域に応じる感度を均一に維持させることができる。
【0140】
一方、これは例示的に示したものであり、本発明の一実施形態による入力感知パネルISにおいて第2感知ラインTL2は省略されることもでき、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0141】
第3感知ラインTL3は第2感知電極の一端に各々連結される。本実施形態で、第3感知ラインTL3は第2感知電極TE2の両端の中で左側端に各々連結される。
【0142】
入力感知パネルISは周辺領域NAAと重畳する第3及び第4コンタクトホールCN-H2、CN-R2を含むことができる。第3コンタクトホールCN-H2は表示パネルDPの第1コンタクトホールCN-H1と重畳され、第4コンタクトホールCN-R2は表示パネルDPの第2コンタクトホールCN-R1と重畳することができる。即ち、第3コンタクトホールCN-H2は表示パネルDPの第1コンタクトホールCN-H1と整列され(例えば、共にコンタクトホールを定義)、第4コンタクトホールCN-R2は表示パネルDPの第2コンタクトホールCN-R2と整列(例えば、コンタクトホールを定義)されてもよい。
【0143】
感知ラインTL1、TL2、TL3は入力感知パネルISに定義された第4コンタクトホールCN-R2及び表示パネルDPに定義された第2コンタクトホールCN-R1を通じて対応される延長感知配線TL-Lと連結されてもよい。したがって、感知電極TE1、TE2は回路基板FCBに連結されてもよい。
【0144】
第2コンタクトホールCN-R1及び第4コンタクトホールCN-R2は対応される感知ラインTL1、TL2、TL3ごとに個別的に提供されて隣接する感知ラインTL1、TL2、TL3はコンタクトホール内で互いに絶縁されてもよい。
【0145】
本発明の一実施形態による入力感知パネルISはクラック感知配線HCCをさらに含むことができる。クラック感知配線HCCは第1感知電極TE1及び第2感知電極TE2から独立された電気的信号を受信する。クラック感知配線HCCは互いに連結されたクラック感知パターンHCP、クラック感知ラインHCL1、HCL2、及び連結ラインHCB1、HCB2を含むことができる。
【0146】
クラック感知パターンHCPはホールHLの少なくとも一部を囲むことができる。クラック感知パターンHCPは一端及び他端を含む開曲線形状を有することができる。クラック感知パターンHCPは第1感知パターンSP1及び第1連結パターンBP1の中でいずれか1つと同一層上に配置されてもよい。
【0147】
クラック感知ラインHCL1、HCL2は周辺領域NAAに配置される。本実施形態で、感知ラインHCL1、HCL2は第1乃至第3感知ラインTL1、TL2、TL3より周辺領域NAAの外側に配置されてもよい。クラック感知ラインHCL1、HCL2は第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2を含むことができる。第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2は互いに離隔されて配置される。
【0148】
第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2の各々の一端は左側に定義された第3コンタクトホールCN-H2に延長され、第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2の各々の他端は右側に定義された第3コンタクトホールCN-H2に延長されてもよい。第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2の各々の一端及び他端は互いに異なるパッドに連結されてもよい。
【0149】
連結ラインHCB1、HCB2は対応されるクラック感知ラインHCL1、HCL2と連結され、周辺領域NAAを経てアクティブ領域AAに延長されてもよい。
【0150】
第1連結ラインHCB1は第1ラインHCL1とクラック感知パターンHCPを連結する。第2連結ラインHCB2は第2ラインHCL2とクラック感知パターンHCPを連結する。
【0151】
本発明によれば、クラック感知配線HCCを通じてホールHLや周辺領域NAAにクラック(crack)等の損傷が発生したか否かを判断することができる。クラック感知配線HCCにおいて、第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2の各々の一端は入力端子であり、第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2の各々の他端は出力端子であり得る。
【0152】
例えば、出力端子の各々で感知された信号が入力端子に提供された信号に比べて低い準位又はゼロ(0)準位値のような不良として感知される場合、クラック感知ラインHCL1、HCL2が全て損傷されたか、或いはクラック感知パターンHCPが損傷される可能性が大きい。これを通じて、ホールHL内でのクラック発生の可否を判別することができる。
【0153】
本発明によれば、入力感知パネルISはクラック感知配線HCCをさらに含むことによって、特にホールHLの周辺での不良発生の可否を容易に感知することができる。したがって、電子装置EDの信頼性が向上され、別の検査回路や検査装置無しでも電子装置の不良可否を判別することができるので、工程効率を増加ささせることができる。
【0154】
本発明によれば、第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2は入力感知パネルISに定義された第3コンタクトホールCN-H2及び表示パネルDPに定義された第1コンタクトホールCN-H1を通じて表示パネルDPに配置されたコンタクト配線CT-Lと連結されてもよい。コンタクト配線CT-Lは第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2の各々の一端及び他端が入力電極及び出力電極の役割をするように複数に提供されて絶縁され、互いに異なるパッドに連結されてもよい。
【0155】
本発明によれば、表示パネルDPの第2領域A2と隣接する第1領域A1には離隔領域SSが定義されてもよい。離隔領域SSは前述した光学フィルムLFの末端と前記光学フィルムLFの末端と対向するベンディングカバー層BPLの末端との間の空間に定義されてもよい。
【0156】
また、一実施形態による電子装置で光学フィルムLFが省略される場合、離隔領域SSはウインドーモジュールWMと表示モジュールDMとの間に配置され、ベンディングカバー層BPLの前記末端と対向する接着層の末端との間の領域に定義されてもよい。この時、前記接着層は第1領域A1の少なくとも一部と重畳することができる。
【0157】
平面上で、離隔領域SSには第2電源ラインPL2、コンタクト配線CT-L、延長感知配線TL-L、データラインDL1~DLn、及び画素PXを駆動するための配線が重畳することができる。
【0158】
図7Aは本発明の一実施形態によるウインドーモジュールと表示モジュールの関係を示した平面図である。図7Bは本発明の一実施形態によるベゼルパターン、ウインドーモジュール、及び表示モジュールの関係を示した平面図である。図8図7AのI-I’を切断した断面図である。図9は本発明の一実施形態によるウインドーモジュールと表示パネルの一部領域を拡大した平面図である。図1A乃至図6で説明した構成と同一/類似な構成に対して同一/類似な参照符号を使用し、重複された説明は省略する。
【0159】
図7A及び図7Bには表示モジュールDMの第2領域A2がベンディングされた状態でウインドーモジュールWMの突出部PMとベゼルパターンEBの平面上での関係を図示した。表示モジュールDMの第2部分A2がベンディングされた状態でウインドーモジュールWMの突出部PMは第1領域A1(図8参照)と重畳され、カバー部CVに比べて相対的に第1領域A1から第2領域A2(図8参照)に向かう方向に突出されてもよい。
【0160】
図7Bに図示されたことのように、平面上で、ベゼルパターンEBは遮光パターンBPの中で第2パターンBEの外側を囲むことができる。また、平面上でベゼルパターンEBは第2パターンBEの少なくとも一部をカバーすることができる。
【0161】
一実施形態によれば、ベゼルパターンEBの第2パターンE2は突出部PMの少なくとも一部分をカバーすることができる。例えば、第2パターンE2は突出部PMの全部をカバーするか、又は突出部PMの一部が第2パターンE2によってカバーされ、突出部PMの残りの部分はケースCS(図1B参照)にカバーされて外部に視認されなくともよい。
【0162】
図8を参照すれば、本発明による電子装置EDは表示モジュールDM上に配置されたベンディングカバー層BPLを含むことができる。ベンディングカバー層BPLは表示モジュールDMの中で第2領域A2の少なくとも一部と重畳することができる。即ち、ベンディングカバー層BPLの一部は第2領域A2と隣接する第1領域A1に重畳され、ベンディングカバー層BPLの残りの一部は第2領域A2に重畳することができる。
【0163】
ベンディングカバー層BPLは表示モジュールDMの第2領域A2が仮想の軸RXに沿ってベンディングされる、時、共にベンディングされて外部衝撃から表示モジュールDMの第2領域A2を保護することができる。また、ベンディングカバー層BPLは第2領域A2がベンディングされる時、第2領域A2の中立面を制御することができる。即ち、第2領域A2に配置された配線が中立面に近くなるようにベンディングカバー層BPLは第2領域A2のストレスを制御することができる。図7A及び図7Bで説明したベゼルパターンEBは第1領域A1で突出部PM上に配置されて突出部PMをカバーすることができる。
【0164】
本発明によれば、互いに対向する光学フィルムLFの末端とベンディングカバー層BPLの末端との間には離隔領域SSが定義されてもよい。離隔領域SSには上述した第2電源ラインPL2、コンタクト配線CT-L、及びデータラインDL1~DLnが重畳することができる。
【0165】
図9に図示された配線の中で第1配線L1はコンタクト配線CT-Lと対応され、第2配線L2は第2電源ラインPL2と対応され、データラインDLはデータラインDL1~DLnの中でいずれか1つと対応されてもよい。相互配線VLは画素PX(図5参照)を駆動するための配線の中でいずれか1つと対応されてもよい。相互配線VLは第1及び第2制御ラインCSL1、CSL2(図5参照)を含むことができる。
【0166】
本発明によって、第1配線L1は画素PXと絶縁され、第2配線L2及びデータラインDLは画素と連結された配線であり得る。第1配線L1は入力感知パネルISに含まれたクラック感知配線HCCと連結されてもよい。
【0167】
本発明によれば、離隔領域SSと重畳する配線の中で、最外側に配置された第2配線L2は相対的に内側に配置された第1配線L1より高い抵抗を有することができる。したがって、表示モジュールDMの中で光学フィルムLFとベンディングカバー層BPLによって露出される離隔領域SSは外部から流入される静電気ESがチャージングされ易い領域であり、相対的に抵抗が低い第1配線L1に静電気ESが流入される不良が発生する場合がある。
【0168】
本発明によれば、ウインドー保護層UTの中で突出部PMは平面上で離隔領域SSと重畳することができる。したがって、離隔領域SSと重畳する第1配線L1の少なくとも一部と重畳することができる。
【0169】
したがって、外部から流入される静電気ESが離隔領域SSで第1配線L1に流入されるパス(path)を遮断することによって、静電気ESによるショート不良を効率的に防止することができるウインドーモジュールWMを提供することができる。したがって、電気的特性及びフォールディング特性が向上された電子装置EDを提供することができる。
【0170】
外部から流入される静電気ESは突出部PMによって表示モジュールDM内部への流入が遮断され、別に連結されたケース等のセットモジュールにリチャージングされて電子装置EDに含まれた接地配線を通じて再び外部に抜け出すことができる。
【0171】
図10乃至図13は本発明の一実施形態によるウインドーモジュールの平面図である。図1A乃至図9で説明した構成と同一/類似な構成に対して同一/類似な参照符号を使用し、重複された説明は省略する。図10乃至図13で説明する遮光パターンBPは図4の第1パターンBHと対応されてもよい。
【0172】
図10を参照すれば、一実施形態によるウインドー保護層PF-Aはカバー部CV及び突出部PM-Aを含むことができる。
【0173】
本実施形態で突出部PM-Aは第1方向DR1に沿って離隔された第1パターンP1及び第2パターンP2を含むことができる。突出部PM-Aは遮光パターンBPと非重畳することができる。
【0174】
本実施形態で第1パターンP1及び第2パターンP2はカバー部CVから台形状に突出されてもよい。
【0175】
図11を参照すれば、一実施形態によるウインドー保護層PF-Bはカバー部CV及び突出部PM-Bを含むことができる。
【0176】
本実施形態で突出部PM-Bは第1方向DR1に沿って離隔された第3パターンP3及び第4パターンP4を含むことができる。突出部PM-Bは遮光パターンBPと非重畳することができる。
【0177】
本実施形態で第3パターンP3及び第4パターンP4はカバー部CVから曲線を含む形状に突出されてもよい。
【0178】
図12を参照すれば、一実施形態によるウインドー保護層PF-Cはカバー部CV及び突出部PM-Cを含むことができる。
【0179】
本実施形態で突出部PM-Cは第1方向DR1に沿って延長された1つのパターンで提供されてもよい。突出部PM-Cは遮光パターンBPと非重畳することができる。
【0180】
図13を参照すれば、一実施形態によるウインドー保護層PF-Dはカバー部CV-D及び突出部PM-Dを含むことができる。
【0181】
本実施形態でカバー部CV-Dは第1カバー部C1及び第2カバー部C2を含むことができる。第1カバー部C1は遮光パターンBPの境界と重畳することができる。
【0182】
第2カバー部C2は第1カバー部C1と突出部PM-Dとの間に配置され、遮光パターンBPと非重畳することができる。即ち、カバー部CV-Dとウインドー保護膜PF-Dの突出部PM-Dは全て遮光パターンBPの外側縁よりさらに延長されて遮光パターンBPの外部に露出されてもよい。
【0183】
本実施形態で突出部PM-Dは第1方向DR1に沿って離隔され、第2カバー部C2から台形状に突出された第1パターンP1及び第2パターンP2を含むことができる。
【0184】
以上では発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当技術分野の熟練された当業者又は該当技術分野の通常の知識を有する者であれば、ご後述される特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解することができる。
【0185】
したがって、本発明の技術的範囲は明細書の詳細な説明に記載された内容に限定されることではなく、特許請求の範囲によって定まれなければならないことである。
【産業上の利用可能性】
【0186】
本発明は外部から流入される静電気のパスを遮断する上部部材を含むフォールダブル電子装置を提供することができる。したがって、本発明による電子装置は産業上利用可能性が高い。

図1A
図1B
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2023-11-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はフォールディング可能な電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置は電気的信号に応じて活性化されるアクティブ領域を含む。電子装置はアクティブ領域を通じて外部から印加される入力を感知し、これと同時に様々なイメージを表示してユーザに情報を提供することができる。最近様々な形状の電子装置が開発されながら、様々な形状を有するアクティブ領域が具現されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は外部から流入される静電気のパスを遮断する上部部材を含むフォールダブル電子装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一実施形態による電子装置は、画素が配置された第1領域及び前記第1領域と隣接し、第1方向延長された仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、前記画素に連結されたデータライン及び前記画素と絶縁された第1配線を含む表示パネル、前記第1領域の少なくとも一部と重畳する光学フィルム、前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層を含む表示モジュール、及び前記表示モジュール上に配置され、ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から前記第1方向と交差する第2方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュールを含み、互いに対向する前記光学フィルムの末端と前記ベンディングカバー層の末端は離隔領域を定義し、平面視において、前記データライン及び前記第1配線は前記離隔領域に重畳され、平面視において、前記突出部は前記離隔空間内で前記第1配線と重畳する。
【0005】
前記離隔領域に重畳され、前記画素に電源電圧を印加し、第2配線を含み、前記第2配線は、前記第1配線より高い抵抗を有することを特徴とすることができる。
【0006】
前記表示モジュールは、前記表示パネル上に配置され、感知電極、前記感知電極に連結された感知配線、及び前記感知電極と絶縁されたクラック感知配線を含む入力感知パネルをさらに含み、前記クラック感知配線は、前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記第1配線と連結されることを特徴とすることができる。
【0007】
前記表示モジュールの前記第1領域は、前記表示パネルから生成された光を提供し、前記入力感知パネルから外部入力を感知するアクティブ領域、及び前記アクティブ領域と隣接する周辺領域を含み、前記表示モジュールは、前記アクティブ領域と重畳され、前記表示パネルと前記入力感知パネルを貫通するホールが定義されることを特徴とすることができる。
【0008】
前記クラック感知配線の一部は前記周辺領域と重畳され、前記クラック感知配線の残りの一部は前記アクティブ領域に延長されて前記ホールの少なくとも一部を囲むことを特徴とすることができる。
【0009】
前記表示モジュールは、前記第1方向延長されたフォールディング軸を基準にフォールディングされるフォールディング領域、及び前記フォールディング領域を介して前記第2方向に離隔された第1及び第2非フォールディング領域に区分され、前記第1領域は、第1非フォールディング領域、フォールディング領域、及び第2非フォールディング領域の一部を含み、前記第2領域は、前記第2非フォールディング領域の残りの一部を含むことを特徴とすることができる。
【0010】
前記第2配線は、前記第1配線介して前記データラインと離隔され、前記第1配線より前記第2領域の外側に配置されることを特徴とすることができる。
【0011】
前記突出部は、平面上で前記ベンディングカバー層の一部と重畳することを特徴とすることができる。
【0012】
前記突出部は、前記第1方向に沿って離隔された第1パターン及び第2パターンを含むことを特徴とすることができる。
【0013】
前記突出部は、四角形状、台形状、及び曲線を含む形状の中でいずれか1つの形状を有することを特徴とすることができる。
【0014】
前記ウインドー保護層は、前記カバー部のエッジに沿って配置される遮光パターンを含むことを特徴とすることができる。
【0015】
前記カバー部は、前記遮光パターンの境界と重畳する第1カバー部及び前記第1カバー部と前記突出部との間に配置されて前記遮光パターンと非重畳する第2カバー部をさらに含むことを特徴とすることができる。
【0016】
前記表示モジュールの下部に配置されるパネル保護層、前記パネル保護層の下部に配置されるバリアー層、前記バリアー層の下部に配置される支持層、前記支持層の下部に配置される保護層、及び前記保護層の下部に配置される放熱層をさらに含むことを特徴とすることができる。
【0017】
前記表示モジュールは、前記第1領域内に定義され、前記第1方向延長されたフォールディング軸を基準にフォールディングされフォールディング領域、及び前記フォールディング領域を介して前記第2方向に離隔された非フォールディング領域に区分され、前記放熱層は、前記非フォールディング領域と重畳するフラット部及び前記フラット部の間に配置されたローリング部を含み、前記ローリング部は、前記表示モジュールがフォールディングされた状態で展開され、前記表示モジュールが展開された状態で所定の方向にローリングされることを特徴とすることができる。
【0018】
前記放熱層の下部に配置されるメタルプレートをさらに含み、前記メタルプレートは、前記ローリング部を介して前記第2方向に沿って離隔されたことを特徴とすることができる。
【0019】
前記保護層及び前記メタルプレートの間に配置されて前記放熱層の段差を補償するギャップテープをさらに含むことを特徴とすることができる。
【0020】
前記画素と連結される回路基板をさらに含み、前記回路基板は前記表示パネルの中で前記第1領域と離隔された前記第2領域の終端に接続され、前記表示パネルの前記第2領域と共に前記メタルプレートに向かう方向にベンディングされることを特徴とすることができる。
【0021】
一実施形態による電子装置は、画素が配置されたアクティブ領域及び前記アクティブ領域と隣接する周辺領域を含む第1領域及び前記第1領域と隣接し、仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、前記画素と絶縁された第1配線及び前記画素と連結された第2配線を含む表示パネル、前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層を含む表示モジュール、前記表示モジュール上に配置され、ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から前記第1方向と交差する第2方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュール、及び前記第1領域の少なくとも一部と重畳され、前記ウインドーモジュール及び前記表示モジュールの間に配置された接着層を含み、互いに対向する前記接着層の末端と前記ベンディングカバー層の末端は離隔領域を定義し、前記第1配線は前記第2配線より低い抵抗を有し、平面視において、前記第1配線及び前記第2配線は前記離隔領域に重畳され、前記突出部は前記離隔空間内で前記第1配線及び前記第2配線と重畳する。
【0022】
前記表示モジュールは、前記画素と連結され、前記第1配線を介して前記第2配線と離隔されたデータラインを含むことを特徴とすることができる。
【0023】
前記表示モジュールは、前記表示パネル上に配置され、前記アクティブ領域と重畳する感知電極、前記周辺領域と重畳され、前記感知電極に連結される感知配線、及び前記感知電極と絶縁されたクラック感知配線を含む入力感知パネルをさらに含み、前記クラック感知配線は、前記周辺領域と重畳され、前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記第1配線と連結されることを特徴とすることができる。
【0024】
前記表示モジュールは、前記アクティブ領域と重畳され、前記表示パネルと前記入力感知パネルを貫通するホールが定義されることを特徴とすることができる。
【0025】
前記クラック感知配線の一部は前記周辺領域と重畳され、前記クラック感知配線の残りの一部は前記アクティブ領域に延長されて前記ホールの少なくとも一部を囲むことを特徴とすることができる。
【0026】
一実施形態による電子装置は、ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から一方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュール、前記ウインドーモジュールの下部に配置され、第1領域及び前記第1領域と隣接し仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、第1領域で第2領域に延長されたコンタクト配線を含む表示パネル、前記表示パネル上に配置され、感知電極、前記感知電極に連結された感知配線及び前記コンタクト配線と連結されたクラック感知配線を含む入力感知パネル、前記入力感知パネル上に配置され、前記第1領域の少なくとも一部と重畳する光学フィルム、及び前記表示パネル上に配置され、前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層を含み、互いに対向する前記光学フィルムの末端と前記ベンディングカバー層の末端は前記第1領域内で離隔領域を定義し、平面視において、前記コンタクト配線は前記離隔領域に重畳され、平面視において、前記突出部は前記離隔空間内で前記コンタクト配線と重畳する。
【0027】
前記第1領域は、画素が配置されたアクティブ領域及び前記アクティブ領域と隣接する周辺領域を含み、前記表示パネルは前記画素に連結され、前記離隔領域に重畳する電源配線とデータラインを含み、前記コンタクト配線は前記画素と絶縁され、前記電源配線より低い抵抗を有することを特徴とすることができる。
【0028】
前記クラック感知配線は前記周辺領域と重畳する前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記コンタクト配線と連結されることを特徴とすることができる。
【0029】
前記アクティブ領域と重畳する前記表示パネルと前記入力感知パネルを貫通するホールが定義され、前記クラック感知配線の一部は前記周辺領域と重畳され、前記クラック感知配線の残りの一部は前記アクティブ領域に延長されて前記ホールの少なくとも一部を囲むことを特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、ウインドー保護層の中で突出部は平面上で光学フィルムとベンディングカバー層によって形成された離隔領域と重畳することができる。したがって、外部から流入される静電気が離隔領域で抵抗が低い配線に流入されるパス(path)を遮断することによって、静電気によるショート不良を効率的に防止することができるウインドーモジュールを提供することができる。したがって、電気的特性及びフォールディング特性が向上された電子装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1A】本発明の一実施形態による電子装置の展開された状態の斜視図である。
図1B】本発明の一実施形態による電子装置のフォールディングされた状態の斜視図である。
図2】本発明の一実施形態による電子装置の断面図である。
図3A】本発明の一実施形態による表示モジュールの断面図である。
図3B】本発明の一実施形態による表示モジュールの断面図である。
図4】本発明の一実施形態による電子装置の一部構成を示した分解斜視図である。
図5】本発明の一実施形態による表示パネルの平面図である。
図6】本発明の一実施形態による入力感知パネルの平面図である。
図7A】本発明の一実施形態によるウインドーモジュールと表示モジュールの関係を示した平面図である。
図7B】本発明の一実施形態によるベゼルパターン、ウインドーモジュール、及び表示モジュールの関係を示した平面図である。
図8図7AのI-I‘を切断した断面図である。
図9】本発明の一実施形態によるウインドーモジュールと表示パネルの一部領域を拡大した平面図である。
図10】本発明の一実施形態によるウインドーモジュールの平面図である。
図11】本発明の一実施形態によるウインドーモジュールの平面図である。
図12】本発明の一実施形態によるウインドーモジュールの平面図である。
図13】本発明の一実施形態によるウインドーモジュールの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本明細書で、所定の構成要素(又は、領域、層、部分等)が他の構成要素の“上にある”、“連結される”、又は“結合される”と記述される場合に、それは他の構成要素上に直接配置/連結/結合されることができるか、又はそれらの間に第3の構成要素が配置されることもできることを意味する。
【0033】
同一な図面符号は同一な構成要素を称する。また、図面において、構成要素の厚さは技術的な内容の効率的な説明のために誇張されたものである。“及び/又は”は連関された構成要素が定義することができる1つ以上の組合を全て含む。
【0034】
第1、第2等の用語は多様な構成要素を説明するために使用されることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されてはならない。前記用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱しないながら、第1構成要素は第2構成要素と称されることができ、類似に第2構成要素も第1構成要素として称される。単数の表現は文脈の上に明確に異なりに表現しない限り、複数の表現を含む。
【0035】
また、“下に”、“下側に”、“上に”、“上側に”等の用語は図面に図示された構成要素の連関関係を説明するために使用される。前記用語は相対的な概念であって、図面に表示された方向を基準として説明される。
【0036】
“含む”又は“有する”等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとすることであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないことと理解されなければならない。
【0037】
異なりに定義されない限り、本明細書で使用されたすべての用語(技術用語及び科学用語を含む)は本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されることと同一な意味を有する。また、一般的に使用される辞書で定義された用語のような用語は関連技術の脈絡で有する意味と一致する意味を有することと解釈されなければならなく、ここで、明示的に定義されない限り、あまりにも理想的であるか、或いは過度に形式的な意味として解釈されてはならない。
【0038】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0039】
図1Aは本発明の一実施形態による電子装置の展開された状態の斜視図である。
【0040】
図1Bは本発明の一実施形態による電子装置のフォールディングされた状態の斜視図である。図2は本発明の一実施形態による電子装置の断面図である。図3Aは本発明の一実施形態による表示モジュールの断面図である。図3Bは本発明の一実施形態による表示モジュールの断面図である。図4は本発明の一実施形態による電子装置の一部構成を示した分解斜視図である。
【0041】
図1A及び図1Bを参照すれば、本発明の一実施形態による電子装置EDは電気信号に応じて活性化される装置であり得る。例えば、電子装置EDは携帯電話、タブレット、自動車ナビゲーション、ゲーム機、又はウェアラブル装置であるが、これに制限されることではない。図1Aでは電子装置EDが携帯電話であることを例示的に図示した。
【0042】
電子装置EDはアクティブ領域AAを通じて映像を表示し、外部入力を感知することができる。電子装置EDがアンフォールディングされた(展開された)状態で、アクティブ領域AAは第1方向DR1及び第2方向DR2によって定義された平面を含むことができる。電子装置EDの厚さ方向は第1方向DR1及び第2方向DR2と交差する第3方向DR3と平行であることができる。したがって、電子装置EDを構成する部材の前面(又は上面)と背面(又は下面)は第3方向DR3を基準として定義される。
【0043】
周辺領域NAAはアクティブ領域AAの少なくとも一部を囲むことができる。周辺領域NAAは後述するウインドーモジュールWM(図2参照)に含まれた遮光パターンBP(図2参照)によって定義される領域であり得る。したがって、周辺領域NAAは所定のカラーを含むことができる。図1Aはアクティブ領域AAの4つの側面を囲んだ周辺領域NAAを例示的に図示したが、これに限定されることではなく、アクティブ領域AAの少なくともいずれか1つの側面には周辺領域NAAが配置されないか、又は周辺領域NAAは省略される。
【0044】
アクティブ領域AAはフォールディング領域FA及びフォールディング領域FAを介して第2方向DR2に沿って離隔された非フォールディング領域NFA1、NFA2を含むことができる。フォールディング領域FAは第1方向DR1に沿って延長された仮想のフォールディング軸FXを基準としてフォールディングされる。電子装置EDはフォールディング軸FXを中心にフォールディングされる。電子装置EDの様々な構成要素又は層は各々前述したことに対応するアクティブ領域AA、周辺領域NAA、フォールディング領域FA、及び非フォールディング領域NFA1、NFA2等を含むことができる。電子装置EDの様々な構成要素又は層は共にフォールディングされる。
【0045】
電子装置EDがフォールディングされれば、第1非フォールディング領域NFA1と第2非フォールディング領域NFA2は互いに対向することができる。即ち、フォールディングされた電子装置EDは第1非フォールディング領域NFA1と第2非フォールディング領域NFA2が互いに対向するように配置される。したがって、完全にフォールディングされた状態で、アクティブ領域AAは外部に露出されないことができ、これはインフォールディング(in-folding)であると称される。但し、これは例示的なことであって、電子装置EDの動作がこれに制限されることではない。
【0046】
例えば、本発明の一実施形態で、電子装置EDがフォールディングされれば、第1非フォールディング領域NFA1と第2非フォールディング領域NFA2は互いに対向(opposing)することができる。したがって、フォールディングされた状態で、アクティブ領域AAは外部に露出されることができ、これはアウトフォールディング(out-folding)であると称される。
【0047】
電子装置EDはインフォールディング又はアウトフォールディングの中でいずれか1つの動作のみが可能である。又は、電子装置EDはインフォールディング動作及びアウトフォールディング動作が全て可能である。この場合、電子装置EDの同一な領域、例えばフォールディング領域FAがインフォールディング及びアウトフォールディングされる。又は、電子装置EDの一部領域はインフォールディングされ、他の一部領域はアウトフォールディングされてもよい。
【0048】
図1A及び図1Bでは1つのフォールディング領域FAと2つの非フォールディング領域NFA1、NFA2が例として図示されたが、フォールディング領域と非フォールディング領域の数がこれに制限されることではない。例えば、電子装置EDは2つより多い複数の非フォールディング領域及び互いに隣接する非フォールディング領域の間に配置された複数のフォールディング領域を含むことができる。
【0049】
図1A及び図1Bではフォールディング軸FXが電子装置EDの短軸と平行であることを例示的に図示したが、本発明がこれに制限されることではない。例えば、フォールディング軸FXは電子装置EDの長軸、例えば第2方向DR2と平行である方向に沿って延長してもよい。この場合、第1非フォールディング領域NFA1、フォールディング領域FA、及び第2非フォールディング領域NFA2は第1方向DR1に沿って順次的に配列される。
【0050】
本発明による電子装置EDはアクティブ領域AA内に定義された信号透過領域TAをさらに含むことができる。信号透過領域TAはアクティブ領域AA及び周辺領域NAAより高い透過率を有する。信号透過領域TAに自然光、可視光線、又は赤外線が移動することができる。電子装置EDは信号透過領域TAを通過する可視光線を通じて外部イメージを撮影するか、又は赤外線を通じて外部物体の接近性を判断するセンサーをさらに含むことができる。
【0051】
電子装置EDはベゼルパターンEBを含むことができる。アクティブ領域AAと周辺領域NAAの境界はベゼルパターンEBによって定義される。即ち、ベゼルパターンEBが配置された領域は周辺領域NAAと対応され、ベゼルパターンEBによって囲まれた領域はアクティブ領域AAと対応される。ベゼルパターンEBは所定の色を有することができる。例えば、ベゼルパターンEBは黒色を有することができる。
【0052】
ベゼルパターンEBはベゼルパターンEBの下部に配置された接着層を通じてケースCS及びウインドーモジュールWM(図2参照)と結合することができる。したがって、ウインドーモジュールWMはベゼルパターンEBを通じてケースCSに安定的に結合することができる。
【0053】
本発明によるベゼルパターンEBは第1パターンE1及び第2パターンE2を含むことができる。第1パターンE1は第1非フォールディング領域NFA1と重畳され、第2パターンE2は第2非フォールディング領域NFA2と重畳することができる。
【0054】
第1パターンE1は第1非フォールディング領域NFA1と重畳するウインドーモジュールWMのエッジに沿って延長され、第2パターンE2は第2非フォールディング領域NFA2と重畳するウインドーモジュールWMのエッジに沿って延長される。
【0055】
電子装置EDの外観はケースCSとウインドーモジュールWM及びベゼルパターンEBの結合によって定義される。ケースCSは非フォールディング領域の数に応じて複数に提供されることができ、ケースを連結し、フォールディング領域FAに重畳して電子装置EDのフォールディングを容易にすることができるヒンジ構造物をさらに含むことができる。
【0056】
図2を参照すれば、電子装置EDはウインドーモジュールWM、光学フィルムLF、表示モジュールDM、パネル保護層PPL、バリアー層BRL、支持層PLT、保護層SCV、放熱層EMS、メタルプレートMP、ギャップテープTP、及び各々の構成の間を結合させる接着層AL1-AL8を含むことができる。図2には上述したケースCS及びベゼルパターンEBを省略し、電子装置EDの構成を図示した。
【0057】
以下では説明される接着層AL1-AL8は減圧接着フィルムPSA(Pressure Sensitive Adhesive film)、光学透明接着フィルムOCA(Optically Clear Adhesive film)、及び光学透明接着樹脂OCR(Optically Clear Resin)の中でいずれか1つを含む透明な接着層であり得る。また、接着層AL1-AL8の中で少なくともいずれか1つの接着層は省略される。
【0058】
ウインドーモジュールWMはガラス基板UT、ガラス基板UT上に配置されたウインドー保護層PF、及びウインドー保護層PFの下面に配置された遮光パターンBPを含むことができる。本実施形態でウインドー保護層PFはプラスチックフィルムを含むことができる。したがって、ウインドーモジュールWMはウインドー保護層PFとガラス基板UTを結合する第1接着層AL1をさらに含むことができる。
【0059】
ガラス基板UTの厚さは15μm乃至45μmであり得る。ガラス基板UTは化学強化ガラスであり得る。ガラス基板UTはフォールディングと展開を繰り返しても、しわの発生を最小化することができる。
【0060】
ウインドー保護層PFの厚さは50μm乃至80μmであり得る。ウインドー保護層PFはポリイミド(Polyimide)、ポリカーボネート(Polycarbonat
e)、ポリアミド(Polyamide)、ツリーアセチルセルロース(Triacetylcellulose)、又はポリメチルメタクリレート(Polymethylmethacrylate)、又はポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)を含むことができる。
【0061】
本実施形態によれば、ウインドーモジュールWMはハードコーティング層HCを含むことができる。ハードコーティング層HCはウインドー保護層PF上に配置されてウインドーモジュールWMの最外側層に配置される。ハードコーティング層HCは電子装置EDの使用特性を向上させるための機能層であって、ウインドー保護層PF上にコーティングされて提供される。例えば、ハードコーティング層HCによって指紋防止特性、汚染防止特性、反射防止特性、スクラッチ防止特性等を向上させることができる。
【0062】
遮光パターンBPは図1Aに図示されたベゼルパターンEBと重畳することができる。本実施形態で遮光パターンBPはウインドー保護層PFの中でガラス基板UTと対向する一面上に配置することができる。
【0063】
図2に図示された遮光パターンBPはウインドー保護層PFの終端から所定の距離を置き、内側に配置されたことを図示したが、これに限定されることではなく、遮光パターンBPはウインドー保護層PFの終端と整列されるようにウインドー保護層PFの下部に配置することができ、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0064】
遮光パターンBPは有色の遮光膜であって、例えばコーティング方式に形成される。遮光パターンBPはベース物質及びベース物質に混合された染料又は顔料を含むことができる。したがって、ユーザは遮光パターンBPが有する所定のカラーによって電子装置EDの周辺領域NAAを認識することができる。
【0065】
図2にはウインドー保護層PFの下面に配置された遮光パターンBPを例示的に図示した。これに制限されなく、遮光パターンBPはウインドー保護層PFの上面、又はガラス基板UTの上面、又は下面の中でいずれか1つに配置されてもよい。
【0066】
第2接着層AL2はウインドーモジュールWMと光学フィルムLFを接着する。
【0067】
光学フィルムLFはウインドーモジュールWMと表示モジュールDMとの間に配置される。光学フィルムLFは外部光反射率を下げることができる。光学フィルムLFは位相リターダー遅延子(retarder)及び/又は偏光子(polarizer)を含むことができる。光学フィルムLFは少なくとも偏光フィルムを含むことができる。
【0068】
表示モジュールDMは光学フィルムLF及びパネル保護層PPLの間に配置される。表示モジュールDMは映像を生成し、外部から印加される入力を感知する構成であり得る。例えば、表示モジュールDMは表示パネルDP及び入力感知パネルISを含むことができる。
【0069】
第3接着層AL3は光学フィルムLFと表示モジュールDMを接着する。
【0070】
図3Aを参照すれば、表示パネルDPは映像を実質的に生成する構成であり得る。表示パネルDPは有機発光表示パネル(organic light emitting display panel)、量子点表示パネル(quantum-dot display panel)、及び無機発光表示パネル(inorganic light emitting display panel)の中でいずれか1つであり、特別に制限されない。
【0071】
表示パネルDPはベース層111、回路素子層112、表示素子層113、及び封止層114を含むことができる。
【0072】
ベース層111は合成樹脂フィルムを含むことができる。合成樹脂層は熱硬化性樹脂を含むことができる。ベース層111は多層構造を有することができる。例えば、ベース層111は合成樹脂層、接着層、及び合成樹脂層の3層の構造を有してもよい。特に、合成樹脂層はポリイミド系樹脂層であり、その材料は特別に制限されない。合成樹脂層はアクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリイソプレン、ビニール系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、シロキサン系樹脂、ポリアミド系樹脂、及びペリレン系樹脂の中で少なくともいずれか1つを含むことができる。その他にベース層111はガラス基板、又は有/無機複合材料基板等を含むことができる。
【0073】
回路素子層112はベース層111上に配置される。回路素子層112は絶縁層、半導体パターン、導電パターン、及び信号ライン等を含むことができる。コーティング、蒸着等の方式に絶縁層、半導体層、及び導電層がベース層111上に形成され、その後、複数回のフォトリソグラフィー工程を通じて絶縁層、半導体層、及び導電層が選択的にパターニングされる。その後、回路素子層112に含まれた半導体パターン、導電パターン、及び信号ラインが形成される。
【0074】
表示素子層113は回路素子層112上に配置される。表示素子層113は発光素子を含むことができる。例えば、表示素子層113は有機発光物質、量子ドット、量子ロード、又はマイクロLEDを含むことができる。
【0075】
封止層114は表示素子層113上に配置される。封止層114は順次的に積層された無機層、有機層、及び無機層を含むことができるが、封止層114を構成する層がこれに制限されることではない。
【0076】
無機層は水分及び酸素から表示素子層113を保護し、有機層はほこり粒子のような異物質から表示素子層113を保護することができる。無機層はシリコンナイトライド層、シリコンオキシナイトライド層、シリコンオキサイド層、チタニウムオキサイド層、又はアルミニウムオキサイド層等を含むことができる。有機層はアクリル系列有機層を含むことができ、これに制限されない。
【0077】
入力感知パネルISは表示パネルDP上に配置される。入力感知パネルISは外部から印加される外部入力を感知することができる。外部入力はユーザの入力であり得る。ユーザの入力は使用者身体の一部、光、熱、ペン、又は圧力等様々な形態の外部入力を含むことができる。
【0078】
入力感知パネルISは連続された工程を通じて表示パネルDP上に形成される。この場合、入力感知パネルISは表示パネルDP上に‘直接配置`されると表現される。直接配置されるということは入力感知パネルISと表示パネルDPとの間に第3の構成要素が配置されないことを意味することができる。即ち、入力感知パネルISと表示パネルDPとの間には別の接着部材が配置されなくともよい。
【0079】
又は、入力感知パネルISは別のモジュールで提供されて表示パネルDPと接着部材を通じて互いに結合される。接着部材は通常の接着剤又は粘着剤を含むことができる。
【0080】
図3Bを参照すれば、表示モジュールDM-Aは先に図3Aで説明された表示モジュールDMと比較した時、入力感知パネルIS上に配置された光学フィルムLFをさらに含む
ことができる。この場合、表示モジュールDM-Aを含む電子装置EDには図2で説明した光学フィルムLF及び第3接着層AL3が省略される。
【0081】
パネル保護層PPLは表示モジュールDMの下側に配置される。パネル保護層PPLは表示モジュールDMの下部に配置されて表示モジュールDMを保護することができる。パネル保護層PPLは可撓性プラスチック物質を含むことができる。例えば、パネル保護層PPLはポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)を含むことができる。
【0082】
図2にはパネル保護層PPLがフォールディング領域FA及び非フォールディング領域NFA1、NFA2と重畳するように図示されたが、これに限定されることではなく、パネル保護層PPLはフォールディング領域FAと非重畳し、非フォールディング領域NFA1、NFA2の各々に重畳する2つの保護層を含むことができる。
【0083】
第4接着層AL4は表示モジュールDMとパネル保護層PPLを接着する。
【0084】
バリアー層BRLはパネル保護層PPLの下側に配置される。バリアー層BRLは外部の押圧に応じる圧縮力に対する抵抗力を高めることができる。したがって、バリアー層BRLは表示モジュールDMの変形を防止する役割をすることができる。バリアー層BRLはポリイミド又はポリエチレンテレフタレートのような可撓性プラスチック物質を含むことができる。また、バリアー層BRLは光透過率が低い有色のフィルムであり得る。バリアー層BRLは外部から入射される光を吸収することができる。例えば、バリアー層BRLは黒色プラスチックフィルムであり得る。したがって、ウインドー保護層PFの上側から電子装置EDを見た時、バリアー層BRLの下側に配置された構成要素はユーザに視認されなくともよい。
【0085】
第5接着層AL5はパネル保護層PPLとバリアー層BRLを接着する。
【0086】
支持層PLTはバリアー層BRLの下側に配置される。支持層PLTは支持層PLTの上側に配置された構成を支持し、表示モジュールDMの展開された状態とフォールディングされた状態を維持する。また、支持層PLTによって電子装置EDの放熱性能が向上する。
【0087】
支持層PLTの中でフォールディング領域FAと重畳する領域には開口部OPが定義される。開口部OPは複数に提供される。したがって、フォールディング領域FAと重畳する支持層PTLは開口部OPによって形状がより容易に変形される。開口部OPは支持層PLTの一部分又は全体の厚さで延長されることができる(例えば、支持層PLTを通じて延長される)。
【0088】
支持層PLTは導電性プレートで提供される。例えば、支持層PLTはステンレススティールのような金属物質を含むことができる。この時、支持層PLTはSUS 304を含むことができるが、これに限定されなく、支持層PLTは様々な金属物質を含むことができる。また、支持層PLTは非導電性プレートで提供される。この時、支持層PLTは炭素繊維を含むプレートで提供されることができ、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0089】
第6接着層AL6はバリアー層BRLと支持層PLTを接着する。
【0090】
保護層SCVは支持層PLTの下部に配置される。保護層SCVは支持層PLTに定義された開口部OPをカバーすることができる。保護層SCVは支持層PLTより低い弾性
係数を有することができる。例えば、保護層SCVは熱可塑性ポリウレタン、ゴム、シリコンを含むことができるが、これに制限されることではない。また、保護層SCVはシート形状に製造されて支持層PLTの下部に付着される。
【0091】
第7接着層AL7は支持層PLTと保護層SCVを接着する。
【0092】
放熱層EMSは保護層SCVの下部に配置される。放熱層EMSは高い熱導電性を有する熱伝導シートであり得る。放熱層EMSはグラファイト(graphite)シートであり得る。本発明による電子装置EDは放熱層EMSを含むことによって、方向性能が向上される。
【0093】
本実施形態で放熱層EMSは非フォールディング領域NFA1、NFA2の各々に重畳するフラット部EF1、EF2及びフォールディング領域FAと重畳され、フラット部EF1、EF2の間に配置されたローリング部ERを含むことができる。フラット部EF1、EF2は各々ローリング部ERからフォールディング領域FAから遠くなる方向に延長される。
【0094】
ローリング部ERは電子装置EDが展開された状態(図1A参照)で所定の方向にローリングされ、電子装置EDがフォールディングされた状態(図1B参照)で展開される。電子装置EDが展開された状態でローリング部ERの形状は角張った形状に折り畳まれているか、或いは所定の曲率を含む曲線形状に丸めることができ、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0095】
本発明による放熱層EMSはフォールディング領域FAと重畳するローリング部ERを含むことによって、電子装置EDのフォールディングの時、放熱層EMSの形状が容易に変わることができる。したがって、フォールディング特性が向上された電子装置EDを提供することができる。
【0096】
第8接着層AL8は保護層SCVと放熱層EMS及び放熱層EMSとメタルプレートMPを接着する。第8接着層AL8は放熱層EMSの中でフラット部EF1、EF2の各々の上面及び下面に配置されて放熱層EMSを保護層SCVとメタルプレートMPに接着させることができる。一実施形態による第8接着層AL8はフォールディング領域FAと非重畳することができる。したがって、フォールディング領域FAと重畳するローリング部ERはフォールディング及びアンフォールディングの時、第8接着層AL8の干渉を受けなく、容易に形状を変形することができるされる。
【0097】
メタルプレートMPはローリング部ERを介して第2方向DR2に沿って互いに離隔されて配置されてもよい。したがって、メタルプレートMPはフォールディング領域FAの少なくとも一部を介して第2方向DR2に沿って互いに離隔される。したがって、電子装置EDが展開された状態でローリング部ERはメタルプレートMPの間に容易に配置される。また、メタルプレートMPは上部から加えられた圧力によって支持層PLTの開口部OPが定義された領域の形状が変形されることを防止することができる。
【0098】
メタルプレートMPの各々はステンレススティールのような金属物質を含むことができる。例えば、メタルプレートMPはSUS 304を含むことができるが、これに限定されなく、メタルプレートMPは様々な金属物質を含むことができる。
【0099】
ギャップテープTPは保護層SCV及びメタルプレートMPの間に配置されて放熱層EMSの段差を補償することができる。したがって、ギャップテープTPは放熱層EMSのエッジに沿って放熱層EMSと離隔されて配置される。ギャップテープTPは接着層AL1-AL8と同一物質を含むか、複数の層で提供されてもよい。
【0100】
例えば、ギャップテープTPは基材層、基材層の上面に配置されて保護層SCVと接着される上部接着層、及び基材層の下面に配置されて対応されるメタルプレートMPと接着される下部接着層を含むことができる。
【0101】
図4はベゼルパターンEB、ウインドーモジュールWM、及び表示モジュールDMの平面上での配置関係を示したことである。図4を参照すれば、本発明による表示モジュールDMは第1領域A1及び第2領域A2に区分される。第1領域A1はアクティブ領域AAと周辺領域NAAの一部を含み、第2領域A2は周辺領域NAAの残りの一部を含むことができる。
【0102】
表示モジュールDMの第2領域A2には駆動チップDICが配置される。駆動チップDICは表示パネルDPの画素を駆動するための駆動素子、例えばデータ駆動部を含むことができる。図4では駆動チップDICが表示モジュールDM上に実装された構造を図示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、駆動チップDICは後述する回路基板FCB(図5参照)上に実装されてもよい。
【0103】
第2領域A2は回路基板FCBが付着されて表示モジュールDMの背面に向かう方向にベンディングされる領域として定義されてもよい。即ち、表示モジュールDMの中で第2領域A2は回路基板FCBと共にベンディングされてメタルプレートMPに向かう方向にベンディングされる構造を有することができる。
【0104】
本発明による第1領域A1は図1Aで説明した第1非フォールディング領域NFA1、フォールディング領域FA、及び第2非フォールディング領域NFA2の一部を含み、第2領域A2は第2非フォールディング領域NFA2の残りの一部を含むことと定義されてもよい。
【0105】
本発明による表示モジュールDMはアクティブ領域AAと重畳するホールHLが配置されてもよい。ホールHLは図3Aで説明した表示パネルDPと入力感知パネルISを貫通して形成されてもよい。アクティブ領域AA領域内でホールHLが形成された領域によって図1Aで説明した信号透過領域TAの位置が定義されてもよい。したがって、ホールHLが複数に形成されるか、或いは楕円形状を有する場合、信号透過領域TAはこれに対応される個数及び形状を有することができる。
【0106】
ホールHLと重畳する表示モジュールDMの下部には電子モジュールが配置されてもよい。電子モジュールはホールHLを通過する可視光線を通じて外部イメージを撮影するカメラモジュール及び赤外線を通じて外部物体の接近性を判断する近接センサーモジュールの中で少なくともいずれか1つが配置されてもよい。前記モジュールはマザーボード(図示せず)に実装されて電源モジュール(図示せず)と連結されてもよい。
【0107】
ウインドーモジュールWMはウインドー保護層PF及びウインドー保護層PFの下部に配置された遮光パターンBPを含むことができる。
【0108】
ウインドー保護層PFはカバー部CV及び突出部PMを含むことができる。カバー部CVは表示モジュールDMの第1領域A1と重畳され、突出部PMは第2領域A2と隣接するカバー部CVの一側から第2方向DR2に向かって突出されてもよい。したがって、突出部PMは少なくとも一部の第1領域A1及び第2領域A2と重畳することができる。
【0109】
突出部PMは表示モジュールDMがベンディングされるポイントである第2領域A2の一部と重畳することによって、外部静電気が表示モジュールDMに流入される経路を遮断することができる。詳細な説明は後述する。
【0110】
遮光パターンBPは第1パターンBH及び第2パターンBEを含むことができる。第1パターンBHはカバー部CVのエッジに沿って配置され、突出部PMと離隔されてもよい。第2パターンBEはホールHLの少なくとも一部を囲むことができる。第2パターンBEは、表示パネルDPに含まれた画素又は入力感知パネルISに含まれた感知電極の中で、ホールHLを形成する過程でホールHLを介して断線された構成を連結する配線が配置される領域をカバーすることができる。第2パターンBEの数及び形状はホールHLの数及び形状に対応されるように提供されることができ、第2パターンBEは省略されてもよい。
【0111】
図5は本発明の一実施形態による表示パネルの平面図である。図6は本発明の一実施形態による入力感知パネルの平面図である。図1A乃至図4で説明した構成と同一/類似な構成に対して同一/類似な参照符号を使用し、重複された説明は省略する。
【0112】
図5を参照すれば、一実施形態による表示パネルDPはアクティブ領域AA及びアクティブ領域AAと隣接する周辺領域NAAを含むことができる。アクティブ領域AA及び周辺領域NAAは画素PXの配置の有無によって区分される。本実施形態によれば、表示パネルDPはアクティブ領域AAと重畳され、表示パネルDPが貫通されて形成されたホールHLが定義されてもよい。
【0113】
アクティブ領域AA及び周辺領域NAAは図1Aで説明したアクティブ領域AA及び周辺領域NAAに各々対応する。本明細書で“領域/部分と領域/部分が対応する”ことは重畳することを意味し、同一な面積に制限されない。
【0114】
周辺領域NAAに走査駆動部SDV(scan driver)、発光駆動部EDV(emission driver)、及び駆動チップDICを含むことができる。駆動チップDICはデータ駆動部(data driver)であり得る。
【0115】
表示パネルDPは複数の画素PX、複数の走査ラインSL1~SLm、複数のデータラインDL1~DLn、複数の発光ラインEL1~ELm、第1及び第2制御ラインCSL1、CSL2、第1電源ラインPL1、第2電源ラインPL2、及び複数のパッドPDを含むことができる。ここで、m及びnは自然数である。画素PXは走査ラインSL1~SLm、データラインDL1~DLn、及び発光ラインEL1~ELmに連結されてもよい。
【0116】
走査ラインSL1~SLmは第1方向DR1に延長されて走査駆動部SDVに連結されてもよい。データラインDL1~DLnは第2方向DR2に延長され、第1領域A1を経由して第2領域A2に配置された駆動チップDICに連結されてもよい。発光ラインEL1~ELmは第1方向DR1に延長されて発光駆動部EDVに連結されてもよい。
【0117】
第1電源ラインPL1は第1方向DR1に延長された部分と第2方向DR2に延長された部分を含むことができる。第1方向DR1に延長された部分と第2方向DR2に延長された部分は互いに異なる層上に配置されてもよい。第1電源ラインPL1の中で第2方向DR2に延長された部分は第1領域A1を経由して第2領域A2に延長されてもよい。第1電源ラインPL1は第1電圧を画素PXに提供することができる。
【0118】
第2電源ラインPL2(請求項の‘第2配線’)は第1領域A1のエッジに沿って周辺領域NAAに配置されてもよい。第2電源ラインPL2は走査駆動部SDV及び発光駆動
部EDVより外側に配置されてもよい。第2電源ラインPL2は第2領域A2で最外側に配置されてもよい。
【0119】
第1制御ラインCSL1は走査駆動部SDVに連結され、第1領域A1を経由して第2領域A2に延長されてもよい。第2制御ラインCSL2は発光駆動部EDVに連結され、第1領域A1を経由して第2領域A2に延長されてもよい。
【0120】
平面視において、パッドPDは第2領域A2の終端に隣接するように配置されてもよい。駆動チップDIC、第1電源ラインPL1、第2電源ラインPL2、第1制御ラインCSL1、及び第2制御ラインCSL2はパッドPDに連結されてもよい。回路基板FCBは表示パネルDPの中で第2領域A2の終端に接続されてもよい。回路基板FCBはパッドPDと対応されるパッドを含み、異方性導電接着層を通じてパッドPDに電気的に連結されてもよい。
【0121】
画素PXの各々は発光素子及び発光素子の発光を制御する画素駆動回路を含むことができる。画素駆動回路は複数のトランジスタ及び少なくとも1つのキャパシタを含む。
【0122】
本発明による表示パネルDPは第1領域A1に定義された第1コンタクトホールCN-H1及び第2コンタクトホールCN-R1を含むことができる。表示パネルDPは第1コンタクトホールCN-H1で始めて第1領域A1を経由して第2領域A2に延長されたコンタクト配線CT-L(請求項の‘第1配線’)を含むことができる。コンタクト配線CT-Lは後述する入力感知パネルISのクラック感知配線HCC(図6参照)と連結されてもよい。
【0123】
また、表示パネルDPは第2コンタクトホールCN-R1で始めて第1領域A1を経由して第2領域A2に延長された延長感知配線TL-Lを含むことができる。延長感知配線TL-Lは後述する感知配線TL1、TL2、TL3の中で対応される感知配線と一対一に連結されてもよい。
【0124】
本発明によれば、第2電源ラインPL2はコンタクト配線CT-Lより表示パネルDPの外側に配置されることができ、データラインDL1~DLnはコンタクト配線CT-Lを介して第2電源ラインPL2と離隔されて配置されてもよい。
【0125】
また、第2電源ラインPL2とコンタクト配線CT-Lとの間には画素PXを駆動させるための駆動素子と連結された信号ラインが配置されてもよい。
【0126】
図5にはデータラインDL1~DLnの間に延長感知配線TL-Lが配置されたことを図示したが、これに限定されることではなく、延長感知配線TL-Lの間にデータラインDL1~DLnが配置されることができ、したがって、第2コンタクトホールCN-R1はデータラインDL1~DLnを介して複数に提供されることができ、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0127】
図6を参照すれば、一実施形態による入力感知パネルISは感知電極TE1、TE2、感知配線TL1、TL2、TL3、及びクラック感知配線HCCを含むことができる。入力感知パネルISが連続工程によって表示パネルDP上に直接配置される場合、表示パネルDPの第1領域A1と重畳する領域上のみに形成されてもよい。
【0128】
入力感知パネルISは第1感知電極TE1及び第2感知電極TE2の間の静電容量の変化を通じて外部入力に対する情報を得ることができる。
【0129】
第1感知電極TE1は第1方向DR1に沿って配列され、各々が第2方向DR2に沿って延長される。第1感知電極TE1の各々は第1感知パターンSP1及び第1連結パターンBP1を含むことができる。
【0130】
第1感知パターンSP1はアクティブ領域AAに配置される。第1感知パターンSP1は斜方形状を有することができる。但し、これは例示的に示したものであり、第1感知パターンSP1は様々な形状を有することができ、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0131】
第1連結パターンBP1はアクティブ領域AAに配置される。第1連結パターンBP1は隣接する第1感知パターンの間に配置されてもよい。第1連結パターンBP1は第1感知パターンSP1と互いに異なる層上に配置されてコンタクトホールを通じて連結されてもよい。
【0132】
第2感知電極TE2は第2方向DR2に沿って配列され、各々が第1方向DR1に沿って延長される。第2感知電極TE2の各々は第2感知パターンSP2及び第2連結パターンBP2を含むことができる。
【0133】
第2感知パターンSP2は第1感知パターンSP1から離隔されてもよい。第1感知パターンSP1と第2感知パターンSP2は非接触して独立的な電気的信号を送受信することができる。
【0134】
本実施形態で、第2感知パターンSP2は第1感知パターンSP1と同一な形状を有することができる。例えば、第2感知パターンSP2は斜方形状を有することができる。但し、これは例示的に示したものであり、第2感知パターンSP2は様々な形状を有することができ、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0135】
第2連結パターンBP2は隣接する第2感知パターンの間に配置されてもよい。説明の簡易化のために、第2感知電極TE2を第2感知パターンSP2と第2連結パターンBP2に区分して説明したが、第2感知電極TE2は実質的に1つのパターンで提供されてもよい。第2感知電極TE2は第1感知パターンSP1と同一層上に配置されてもよい。
【0136】
同一層上に配置された第1感知パターンSP1及び第2感知電極TE2は第1方向DR1及び第2方向DR2の各々の斜線方向に延長された複数のメッシュラインで提供されてもよい。
【0137】
感知ラインTL1、TL2、TL3は周辺領域NAAに配置される。感知ラインTL1、TL2、TL3は第1感知ラインTL1、第2感知ラインTL2、及び第3感知ラインTL3を含むことができる。メッシュラインは、平面視においてメッシュ形状を定義するために互いに離隔された感知パターン又は各感知電極の実線で定義されてもよい。
【0138】
第1感知ラインTL1は第1感知電極TE1に各々連結される。本実施形態で、第1感知ラインTL1は第1感知電極TE1の両端の中で下側端に各々連結される。
【0139】
第2感知ラインTL2は第1感知電極TE1の両端の中で上側端に各々連結される。本発明によれば、第1感知電極TE1は第1感知ラインTL1及び第2感知ラインTL2に各々連結されてもよい。したがって、第2感知電極TE2に比べて相対的に長い長さを有する第1感知電極TE1に対して領域に応じる感度を均一に維持させることができる。
【0140】
一方、これは例示的に示したものであり、本発明の一実施形態による入力感知パネルISにおいて第2感知ラインTL2は省略されることもでき、いずれか1つの実施形態に限定されない。
【0141】
第3感知ラインTL3は第2感知電極の一端に各々連結される。本実施形態で、第3感知ラインTL3は第2感知電極TE2の両端の中で左側端に各々連結される。
【0142】
入力感知パネルISは周辺領域NAAと重畳する第3及び第4コンタクトホールCN-H2、CN-R2を含むことができる。第3コンタクトホールCN-H2は表示パネルDPの第1コンタクトホールCN-H1と重畳され、第4コンタクトホールCN-R2は表示パネルDPの第2コンタクトホールCN-R1と重畳することができる。即ち、第3コンタクトホールCN-H2は表示パネルDPの第1コンタクトホールCN-H1と整列され(例えば、共にコンタクトホールを定義)、第4コンタクトホールCN-R2は表示パネルDPの第2コンタクトホールCN-R2と整列(例えば、コンタクトホールを定義)されてもよい。
【0143】
感知ラインTL1、TL2、TL3は入力感知パネルISに定義された第4コンタクトホールCN-R2及び表示パネルDPに定義された第2コンタクトホールCN-R1を通じて対応される延長感知配線TL-Lと連結されてもよい。したがって、感知電極TE1、TE2は回路基板FCBに連結されてもよい。
【0144】
第2コンタクトホールCN-R1及び第4コンタクトホールCN-R2は対応される感知ラインTL1、TL2、TL3ごとに個別的に提供されて隣接する感知ラインTL1、TL2、TL3はコンタクトホール内で互いに絶縁されてもよい。
【0145】
本発明の一実施形態による入力感知パネルISはクラック感知配線HCCをさらに含むことができる。クラック感知配線HCCは第1感知電極TE1及び第2感知電極TE2から独立された電気的信号を受信する。クラック感知配線HCCは互いに連結されたクラック感知パターンHCP、クラック感知ラインHCL1、HCL2、及び連結ラインHCB1、HCB2を含むことができる。
【0146】
クラック感知パターンHCPはホールHLの少なくとも一部を囲むことができる。クラック感知パターンHCPは一端及び他端を含む開曲線形状を有することができる。クラック感知パターンHCPは第1感知パターンSP1及び第1連結パターンBP1の中でいずれか1つと同一層上に配置されてもよい。
【0147】
クラック感知ラインHCL1、HCL2は周辺領域NAAに配置される。本実施形態で、感知ラインHCL1、HCL2は第1乃至第3感知ラインTL1、TL2、TL3より周辺領域NAAの外側に配置されてもよい。クラック感知ラインHCL1、HCL2は第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2を含むことができる。第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2は互いに離隔されて配置される。
【0148】
第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2の各々の一端は左側に定義された第3コンタクトホールCN-H2に延長され、第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2の各々の他端は右側に定義された第3コンタクトホールCN-H2に延長されてもよい。第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2の各々の一端及び他端は互いに異なるパッドに連結されてもよい。
【0149】
連結ラインHCB1、HCB2は対応されるクラック感知ラインHCL1、HCL2と連結され、周辺領域NAAを経てアクティブ領域AAに延長されてもよい。
【0150】
第1連結ラインHCB1は第1ラインHCL1とクラック感知パターンHCPを連結する。第2連結ラインHCB2は第2ラインHCL2とクラック感知パターンHCPを連結する。
【0151】
本発明によれば、クラック感知配線HCCを通じてホールHLや周辺領域NAAにクラック(crack)等の損傷が発生したか否かを判断することができる。クラック感知配線HCCにおいて、第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2の各々の一端は入力端子であり、第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2の各々の他端は出力端子であり得る。
【0152】
例えば、出力端子の各々で感知された信号が入力端子に提供された信号に比べて低い準位又はゼロ(0)準位値のような不良として感知される場合、クラック感知ラインHCL1、HCL2が全て損傷されたか、或いはクラック感知パターンHCPが損傷される可能性が大きい。これを通じて、ホールHL内でのクラック発生の可否を判別することができる。
【0153】
本発明によれば、入力感知パネルISはクラック感知配線HCCをさらに含むことによって、特にホールHLの周辺での不良発生の可否を容易に感知することができる。したがって、電子装置EDの信頼性が向上され、別の検査回路や検査装置無しでも電子装置の不良可否を判別することができるので、工程効率を増加ささせることができる。
【0154】
本発明によれば、第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2は入力感知パネルISに定義された第3コンタクトホールCN-H2及び表示パネルDPに定義された第1コンタクトホールCN-H1を通じて表示パネルDPに配置されたコンタクト配線CT-Lと連結されてもよい。コンタクト配線CT-Lは第1ラインHCL1及び第2ラインHCL2の各々の一端及び他端が入力電極及び出力電極の役割をするように複数に提供されて絶縁され、互いに異なるパッドに連結されてもよい。
【0155】
本発明によれば、表示パネルDPの第2領域A2と隣接する第1領域A1には離隔領域SSが定義されてもよい。離隔領域SSは前述した光学フィルムLFの末端と前記光学フィルムLFの末端と対向するベンディングカバー層BPLの末端との間の空間に定義されてもよい。
【0156】
また、一実施形態による電子装置で光学フィルムLFが省略される場合、離隔領域SSはウインドーモジュールWMと表示モジュールDMとの間に配置され、ベンディングカバー層BPLの前記末端と対向する接着層の末端との間の領域に定義されてもよい。この時、前記接着層は第1領域A1の少なくとも一部と重畳することができる。
【0157】
平面上で、離隔領域SSには第2電源ラインPL2、コンタクト配線CT-L、延長感知配線TL-L、データラインDL1~DLn、及び画素PXを駆動するための配線が重畳することができる。
【0158】
図7Aは本発明の一実施形態によるウインドーモジュールと表示モジュールの関係を示した平面図である。図7Bは本発明の一実施形態によるベゼルパターン、ウインドーモジュール、及び表示モジュールの関係を示した平面図である。図8図7AのI-I’を切断した断面図である。図9は本発明の一実施形態によるウインドーモジュールと表示パネルの一部領域を拡大した平面図である。図1A乃至図6で説明した構成と同一/類似な構成に対して同一/類似な参照符号を使用し、重複された説明は省略する。
【0159】
図7A及び図7Bには表示モジュールDMの第2領域A2がベンディングされた状態でウインドーモジュールWMの突出部PMとベゼルパターンEBの平面上での関係を図示した。表示モジュールDMの第2部分A2がベンディングされた状態でウインドーモジュールWMの突出部PMは第1領域A1(図8参照)と重畳され、カバー部CVに比べて相対的に第1領域A1から第2領域A2(図8参照)に向かう方向に突出されてもよい。
【0160】
図7Bに図示されたことのように、平面上で、ベゼルパターンEBは遮光パターンBPの中で第2パターンBEの外側を囲むことができる。また、平面上でベゼルパターンEBは第2パターンBEの少なくとも一部をカバーすることができる。
【0161】
一実施形態によれば、ベゼルパターンEBの第2パターンE2は突出部PMの少なくとも一部分をカバーすることができる。例えば、第2パターンE2は突出部PMの全部をカバーするか、又は突出部PMの一部が第2パターンE2によってカバーされ、突出部PMの残りの部分はケースCS(図1B参照)にカバーされて外部に視認されなくともよい。
【0162】
図8を参照すれば、本発明による電子装置EDは表示モジュールDM上に配置されたベンディングカバー層BPLを含むことができる。ベンディングカバー層BPLは表示モジュールDMの中で第2領域A2の少なくとも一部と重畳することができる。即ち、ベンディングカバー層BPLの一部は第2領域A2と隣接する第1領域A1に重畳され、ベンディングカバー層BPLの残りの一部は第2領域A2に重畳することができる。
【0163】
ベンディングカバー層BPLは表示モジュールDMの第2領域A2が仮想の軸RXに沿ってベンディングされる、時、共にベンディングされて外部衝撃から表示モジュールDMの第2領域A2を保護することができる。また、ベンディングカバー層BPLは第2領域A2がベンディングされる時、第2領域A2の中立面を制御することができる。即ち、第2領域A2に配置された配線が中立面に近くなるようにベンディングカバー層BPLは第2領域A2のストレスを制御することができる。図7A及び図7Bで説明したベゼルパターンEBは第1領域A1で突出部PM上に配置されて突出部PMをカバーすることができる。
【0164】
本発明によれば、互いに対向する光学フィルムLFの末端とベンディングカバー層BPLの末端との間には離隔領域SSが定義されてもよい。離隔領域SSには上述した第2電源ラインPL2、コンタクト配線CT-L、及びデータラインDL1~DLnが重畳することができる。
【0165】
図9に図示された配線の中で第1配線L1はコンタクト配線CT-Lと対応され、第2配線L2は第2電源ラインPL2と対応され、データラインDLはデータラインDL1~DLnの中でいずれか1つと対応されてもよい。相互配線VLは画素PX(図5参照)を駆動するための配線の中でいずれか1つと対応されてもよい。相互配線VLは第1及び第2制御ラインCSL1、CSL2(図5参照)を含むことができる。
【0166】
本発明によって、第1配線L1は画素PXと絶縁され、第2配線L2及びデータラインDLは画素と連結された配線であり得る。第1配線L1は入力感知パネルISに含まれたクラック感知配線HCCと連結されてもよい。
【0167】
本発明によれば、離隔領域SSと重畳する配線の中で、最外側に配置された第2配線L2は相対的に内側に配置された第1配線L1より高い抵抗を有することができる。したがって、表示モジュールDMの中で光学フィルムLFとベンディングカバー層BPLによって露出される離隔領域SSは外部から流入される静電気ESがチャージングされ易い領域であり、相対的に抵抗が低い第1配線L1に静電気ESが流入される不良が発生する場合がある。
【0168】
本発明によれば、ウインドー保護層PFの中で突出部PMは平面上で離隔領域SSと重畳することができる。したがって、離隔領域SSと重畳する第1配線L1の少なくとも一部と重畳することができる。
【0169】
したがって、外部から流入される静電気ESが離隔領域SSで第1配線L1に流入されるパス(path)を遮断することによって、静電気ESによるショート不良を効率的に防止することができるウインドーモジュールWMを提供することができる。したがって、電気的特性及びフォールディング特性が向上された電子装置EDを提供することができる。
【0170】
外部から流入される静電気ESは突出部PMによって表示モジュールDM内部への流入が遮断され、別に連結されたケース等のセットモジュールにリチャージングされて電子装置EDに含まれた接地配線を通じて再び外部に抜け出すことができる。
【0171】
図10乃至図13は本発明の一実施形態によるウインドーモジュールの平面図である。図1A乃至図9で説明した構成と同一/類似な構成に対して同一/類似な参照符号を使用し、重複された説明は省略する。図10乃至図13で説明する遮光パターンBPは図4の第1パターンBHと対応されてもよい。
【0172】
図10を参照すれば、一実施形態によるウインドー保護層PF-Aはカバー部CV及び突出部PM-Aを含むことができる。
【0173】
本実施形態で突出部PM-Aは第1方向DR1に沿って離隔された第1パターンP1及び第2パターンP2を含むことができる。突出部PM-Aは遮光パターンBPと非重畳することができる。
【0174】
本実施形態で第1パターンP1及び第2パターンP2はカバー部CVから台形状に突出されてもよい。
【0175】
図11を参照すれば、一実施形態によるウインドー保護層PF-Bはカバー部CV及び突出部PM-Bを含むことができる。
【0176】
本実施形態で突出部PM-Bは第1方向DR1に沿って離隔された第3パターンP3及び第4パターンP4を含むことができる。突出部PM-Bは遮光パターンBPと非重畳することができる。
【0177】
本実施形態で第3パターンP3及び第4パターンP4はカバー部CVから曲線を含む形状に突出されてもよい。
【0178】
図12を参照すれば、一実施形態によるウインドー保護層PF-Cはカバー部CV及び突出部PM-Cを含むことができる。
【0179】
本実施形態で突出部PM-Cは第1方向DR1に沿って延長された1つのパターンで提供されてもよい。突出部PM-Cは遮光パターンBPと非重畳することができる。
【0180】
図13を参照すれば、一実施形態によるウインドー保護層PF-Dはカバー部CV-D及び突出部PM-Dを含むことができる。
【0181】
本実施形態でカバー部CV-Dは第1カバー部C1及び第2カバー部C2を含むことができる。第1カバー部C1は遮光パターンBPの境界と重畳することができる。
【0182】
第2カバー部C2は第1カバー部C1と突出部PM-Dとの間に配置され、遮光パターンBPと非重畳することができる。即ち、カバー部CV-Dとウインドー保護膜PF-Dの突出部PM-Dは全て遮光パターンBPの外側縁よりさらに延長されて遮光パターンBPの外部に露出されてもよい。
【0183】
本実施形態で突出部PM-Dは第1方向DR1に沿って離隔され、第2カバー部C2から台形状に突出された第1パターンP1及び第2パターンP2を含むことができる。
【0184】
以上では発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当技術分野の熟練された当業者又は該当技術分野の通常の知識を有する者であれば、ご後述される特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解することができる。
【0185】
したがって、本発明の技術的範囲は明細書の詳細な説明に記載された内容に限定されることではなく、特許請求の範囲によって定まれなければならないことである。
【産業上の利用可能性】
【0186】
本発明は外部から流入される静電気のパスを遮断する上部部材を含むフォールダブル電子装置を提供することができる。したがって、本発明による電子装置は産業上利用可能性が高い。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画素が配置された第1領域及び前記第1領域と隣接し、第1方向に延長された仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、前記画素に連結されたデータライン及び前記画素と絶縁された第1配線を含む表示パネル、前記第1領域の少なくとも一部と重畳する光学フィルム、及び前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層を含む表示モジュールと、
前記表示モジュール上に配置され、ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から前記第1方向と交差する第2方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュールと、を含み、
互いに対向する前記光学フィルムの末端と前記ベンディングカバー層の末端は、離隔領域を定義し、
平面視において、前記データライン及び前記第1配線は、前記離隔領域に重畳され、
平面視において、前記突出部は、前記離隔領域内で前記第1配線と重畳する電子装置。
【請求項2】
前記離隔領域に重畳され、前記画素に電源電圧を印加する第2配線を含み、
前記第2配線は、前記第1配線より高い抵抗を有することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記表示モジュールは、前記表示パネル上に配置され、感知電極、前記感知電極に連結された感知配線、及び前記感知電極と絶縁されたクラック感知配線を含む入力感知パネルをさらに含み、
前記クラック感知配線は、前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記第1配線と連結されることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記表示モジュールの前記第1領域は、前記表示パネルから生成された光を提供し、前記入力感知パネルから外部入力を感知するアクティブ領域、及び前記アクティブ領域と隣接する周辺領域を含み、
前記表示モジュールは、前記アクティブ領域と重畳され、前記表示パネルと前記入力感知パネルを貫通するホールが定義されることを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記クラック感知配線の一部は、前記周辺領域と重畳され、
前記クラック感知配線の残りの一部は、前記アクティブ領域に延長されて前記ホールの少なくとも一部を囲むことを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
【請求項6】
前記表示モジュールは、前記第1方向に延長されたフォールディング軸を基準にフォールディングされるフォールディング領域、及び前記フォールディング領域を介して前記第2方向に離隔された第1及び第2非フォールディング領域に区分され、
前記第1領域は、第1非フォールディング領域、フォールディング領域、及び第2非フォールディング領域の一部を含み、
前記第2領域は、前記第2非フォールディング領域の残りの一部を含むことを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
【請求項7】
前記第2配線は、前記第1配線を介して前記データラインと離隔され、前記第1配線より前記第2領域の外側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項8】
前記突出部は、平面上で前記ベンディングカバー層の一部と重畳することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項9】
前記突出部は、前記第1方向に沿って離隔された第1パターン及び第2パターンを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項10】
前記突出部は、
四角形状、台形形状、及び曲線を含む形状の中でいずれか1つの形状を有することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項11】
前記ウインドー保護層は、前記カバー部のエッジに沿って配置される遮光パターンを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項12】
前記カバー部は、前記遮光パターンの境界と重畳する第1カバー部及び前記第1カバー部と前記突出部との間に配置されて前記遮光パターンと非重畳する第2カバー部をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の電子装置。
【請求項13】
前記表示モジュールの下部に配置されるパネル保護層と、
前記パネル保護層の下部に配置されるバリアー層と、
前記バリアー層の下部に配置される支持層と、
前記支持層の下部に配置される保護層と、
前記保護層の下部に配置される放熱層と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項14】
前記表示モジュールは、前記第1領域内に定義され、前記第1方向に延長されたフォールディング軸を基準にフォールディングされフォールディング領域、及び前記フォールディング領域を介して前記第2方向に離隔された非フォールディング領域に区分され、
前記放熱層は、
前記非フォールディング領域と重畳するフラット部及び前記フラット部の間に配置されたローリング部を含み、
前記ローリング部は、
前記表示モジュールがフォールディングされた状態で展開され、前記表示モジュールが展開された状態で所定の方向にローリングされることを特徴とする請求項13に記載の電子装置。
【請求項15】
前記放熱層の下部に配置されるメタルプレートをさらに含み、
前記メタルプレートは、前記ローリング部を介して前記第2方向に沿って離隔されたことを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項16】
前記保護層及び前記メタルプレートの間に配置されて前記放熱層の段差を補償するギャップテープをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の電子装置。
【請求項17】
前記画素と連結される回路基板をさらに含み、
前記回路基板は、前記表示パネルの中で前記第1領域と離隔された前記第2領域の終端に接続され、
前記表示パネルの前記第2領域と共に前記メタルプレートに向かう方向にベンディングされることを特徴とする請求項15に記載の電子装置。
【請求項18】
画素が配置されたアクティブ領域及び前記アクティブ領域と隣接する周辺領域を含む第1領域及び前記第1領域と隣接し仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、前記画素と絶縁された第1配線及び前記画素と連結された第2配線を含む表示パネル、前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層を含む表示モジュールと、
前記表示モジュール上に配置され、ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から第1方向と交差する第2方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュールと、
前記第1領域の少なくとも一部と重畳され、前記ウインドーモジュール及び前記表示モジュールの間に配置された接着層と、を含み、
互いに対向する前記接着層の末端と前記ベンディングカバー層の末端は、離隔領域を定義し、
前記第1配線は、前記第2配線より低い抵抗を有し、
平面視において、
前記第1配線及び前記第2配線は、前記離隔領域に重畳され、前記突出部は、前記離隔領域内で前記第1配線及び前記第2配線と重畳する電子装置。
【請求項19】
前記表示モジュールは、前記画素と連結され、前記第1配線を介して前記第2配線と離隔されたデータラインを含むことを特徴とする請求項18に記載の電子装置。
【請求項20】
前記表示モジュールは、前記表示パネル上に配置され、前記アクティブ領域と重畳する感知電極、前記周辺領域と重畳され、前記感知電極に連結される感知配線、及び前記感知電極と絶縁されたクラック感知配線を含む入力感知パネルをさらに含み、
前記クラック感知配線は、前記周辺領域と重畳され、前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記第1配線と連結されることを特徴とする請求項18に記載の電子装置。
【請求項21】
前記表示モジュールは、前記アクティブ領域と重畳され、前記表示パネルと前記入力感知パネルを貫通するホールが定義されることを特徴とする請求項20に記載の電子装置。
【請求項22】
前記クラック感知配線の一部は、前記周辺領域と重畳され、
前記クラック感知配線の残りの一部は、前記アクティブ領域に延長されて前記ホールの少なくとも一部を囲むことを特徴とする請求項21に記載の電子装置。
【請求項23】
ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から一方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュールと、
前記ウインドーモジュールの下部に配置され、第1領域及び前記第1領域と隣接し、仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、第1領域で第2領域に延長されたコンタクト配線を含む表示パネルと、
前記表示パネル上に配置され、感知電極、前記感知電極に連結された感知配線及び前記コンタクト配線と連結されたクラック感知配線を含む入力感知パネルと、
前記入力感知パネル上に配置され、前記第1領域の少なくとも一部と重畳する光学フィルムと、
前記表示パネル上に配置され、前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層を含み、
互いに対向する前記光学フィルムの末端と前記ベンディングカバー層の末端は、前記第1領域内で離隔領域を定義し、
平面視において、前記コンタクト配線は、前記離隔領域に重畳され、
平面視において、前記突出部は、前記離隔領域内で前記コンタクト配線と重畳する電子装置。
【請求項24】
前記第1領域は、画素が配置されたアクティブ領域及び前記アクティブ領域と隣接する周辺領域を含み、
前記表示パネルは、前記画素に連結され、前記離隔領域に重畳する電源配線とデータラインを含み、
前記コンタクト配線は、前記画素と絶縁され、前記電源配線より低い抵抗を有することを特徴とする請求項23に記載の電子装置。
【請求項25】
前記クラック感知配線は、前記周辺領域と重畳する前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記コンタクト配線と連結されることを特徴とする請求項24に記載の電子装置。
【請求項26】
前記アクティブ領域と重畳する前記表示パネルと前記入力感知パネルを貫通するホールが定義され、
前記クラック感知配線の一部は、前記周辺領域と重畳され、
前記クラック感知配線の残りの一部は、前記アクティブ領域に延長されて前記ホールの少なくとも一部を囲むことを特徴とする請求項25に記載の電子装置。
【請求項27】
ガラス基板、及び前記ガラス基板上に配置されたカバー部と前記カバー部から第1方向と交差する第2方向に突出された突出部を含むウインドー保護層を含むウインドーモジュールと、
画素が配置された第1領域及び前記第1領域と隣接し、前記第1方向に延長された仮想の軸を基準にベンディングされる第2領域に区分され、前記画素に連結されたデータライン及び前記画素と絶縁された第1配線を含む表示パネルと、
前記ウインドーモジュールのエッジに沿って前記ウインドーモジュール上に配置されたベゼルパターンと、
前記第1領域の少なくとも一部と重畳する光学フィルムと、
前記第2領域の少なくとも一部と重畳するベンディングカバー層と、を含み、
互いに対向する前記光学フィルムの末端と前記ベンディングカバー層の末端は、離隔領域を定義し、
前記ベゼルパターンは、前記突出部と重畳され、
前記突出部は、前記離隔領域と重畳する電子装置。
【請求項28】
平面視において、前記データライン及び前記第1配線は、前記離隔領域に重畳され、
平面視において、前記突出部は、前記離隔領域内で前記第1配線と重畳する請求項27に記載の電子装置。
【請求項29】
前記離隔領域に重畳され、前記画素に電源電圧を印加し、第2配線をさらに含み、
前記第2配線は、前記第1配線より高い抵抗を有することを特徴とする請求項27に記載の電子装置。
【請求項30】
記表示パネル上に配置され、感知電極、前記感知電極に連結された感知配線、及び前記感知電極と絶縁されたクラック感知配線を含む入力感知パネルをさらに含み、
前記クラック感知配線は、前記表示パネル及び前記入力感知パネルに定義されたコンタクトホールを通じて前記第1配線と連結されることを特徴とする請求項29に記載の電子装置。
【請求項31】
前記ウインドー保護層は、前記カバー部のエッジに沿って配置される遮光パターンを含み、
平面上で前記ベゼルパターンは、前記遮光パターンの外側を囲むことを特徴とする請求項27に記載の電子装置。
【請求項32】
前記表示パネルは、前記第1方向に延長されたフォールディング軸を基準にフォールディングされるフォールディング領域、及び前記フォールディング領域を介して前記第2方向に離隔された第1及び第2非フォールディング領域に区分され、
前記第1領域は、第1非フォールディング領域、フォールディング領域、及び第2非フォールディング領域の一部を含み、
前記第2領域は、前記第2非フォールディング領域の残りの一部を含み、
前記ベゼルパターンは、
前記第1非フォールディング領域と重畳する第1パターン、及び前記第2非フォールディング領域と重畳する第2パターンを含む請求項28に記載の電子装置。
【国際調査報告】