(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-12
(54)【発明の名称】ノズル及び真空掃除機
(51)【国際特許分類】
A47L 9/02 20060101AFI20240605BHJP
A47L 9/28 20060101ALI20240605BHJP
A47L 9/30 20060101ALI20240605BHJP
【FI】
A47L9/02 Z
A47L9/28 T
A47L9/30
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023576361
(86)(22)【出願日】2021-06-15
(85)【翻訳文提出日】2023-12-12
(86)【国際出願番号】 EP2021066162
(87)【国際公開番号】W WO2022262961
(87)【国際公開日】2022-12-22
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】593005057
【氏名又は名称】アクティエボラゲット エレクトロラックス
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(74)【代理人】
【識別番号】100151459
【氏名又は名称】中村 健一
(72)【発明者】
【氏名】タマス バモス
(72)【発明者】
【氏名】レイフ ビクストレーム
【テーマコード(参考)】
3B057
3B061
【Fターム(参考)】
3B057DA09
3B057EA03
3B061AA15
3B061AA18
(57)【要約】
真空掃除機用のノズル(6)及び真空掃除機が記載される。ノズルは、少なくとも1つの電気端子、及び前記少なくとも1つの電気端子を介してノズルについての識別データを提供するように構成された電気回路(10)を含む。これにより、電線接続を介して真空掃除機の主要装置(3)などの装置内のノズルを識別することができる。これは、次いで主要装置がノズルについての重要なデータにアクセスし、それによってノズルの改良された制御を提供することができるので、主要装置からノズルの正しい制御ができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空掃除機用のノズル(6)であって、少なくとも1つの電気端子、及び前記少なくとも1つの電気端子を介して前記ノズルについての識別データを提供するように構成された電気回路(10)を含む、ノズル(6)。
【請求項2】
前記電気回路は定電流発生器であり、前記ノズルは、電圧が加えられると、前記定電流発生器によって発生された電流量によって識別される、請求項1に記載のノズル(6)。
【請求項3】
前記ノズルは、電力を受領するための少なくとも1つの追加の電気端子を含む、請求項1に記載のノズル(6)。
【請求項4】
前記ノズルは、前記少なくとも1つの追加の電気端子を介して受領した電力によって駆動された、モータ(12)並びに/又は照明及び/若しくは衛生のための1つ若しくは複数のLEDなどの電気デバイスを含む、請求項3に記載のノズル(6)。
【請求項5】
前記モータは、清掃のために攪拌機及び/又はブラシを駆動するように構成される、請求項4に記載のノズル(6)。
【請求項6】
前記電気回路は、前記モータ及び前記攪拌機/ブラシを識別する、請求項4又は5に記載のノズル(6)。
【請求項7】
前記ノズルは、前記追加の電気端子を介して電力供給されたUVC・LED(13)を更に含み、前記ノズルについての前記識別データは、UVC・LED構成についてのデータを含む、請求項3~6のいずれか一項に記載のノズル(6)。
【請求項8】
前記ノズルは、前記ノズル(6)から主要装置(3)を開始するように構成されたスイッチ(22)を更に含む、請求項1~6のいずれか一項に記載のノズル(6)。
【請求項9】
電池によって電力供給されたモータ/ファン装置、及び請求項1~8のいずれか一項に記載のノズル(6)を含む真空掃除機(1)であって、前記真空掃除機は、電線接続を介して前記識別データを受信し、前記受信した識別データに基づいて前記真空掃除機の少なくとも1つの設定の操作を制御するように構成された、コントローラ(20)を含む、真空掃除機(1)。
【請求項10】
前記真空掃除機の前記少なくとも1つの設定は、前記ノズルに提供されたPWM電力である、請求項9に記載の真空掃除機(1)。
【請求項11】
前記コントローラは、前記受信した識別データをルックアップテーブルに予め記憶された値と比べることにより、ノズル(6)を識別するように構成される、請求項9又は10に記載の真空掃除機(1)。
【請求項12】
前記コントローラは、前記受信した識別データに従って、前記ノズル(6)に供給された前記電力を設定するように構成される、請求項9~11のいずれか一項に記載の真空掃除機(1)。
【請求項13】
前記コントローラは、前記受信した識別データに従って、前記主要装置の前記モータ又はファンの前記電力を設定するように構成される、請求項9~12のいずれか一項に記載の真空掃除機(1)。
【請求項14】
少なくとも3つの電線(14、16、18)は、前記主要装置(3)と前記ノズル(6)との間を走る、請求項9~13のいずれか一項に記載の真空掃除機(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ノズルを含む真空掃除機に関し、真空掃除機用のノズルにも関する。
【背景技術】
【0002】
電池式スティック真空掃除機などの真空掃除機は、異なる型のノズル、例えば異なる型又は照明のモータ駆動式撹拌機を備えることができる。
【0003】
ノズルは、異なる型の材料及び異なる型の環境での清掃を最適化するように設計することができる。ノズルは、特定の清掃状況、例えば硬質床の清掃、カーペットの清掃又は家具の清掃に依存して、異なる大きさ及び異なる型の撹拌機を有してもよい。
【0004】
ノズルの清掃性能は、攪拌機の回転速度に依存する。従ってノズルに電力供給する真空掃除機は、取り付けられたノズルの型を認識し、次いで正確な電力を提供する必要がある。
【0005】
清掃性能を更に高めるために、真空掃除機のファン装置の回転速度も、取り付けられたノズルに依存して調整されてもよい。
【0006】
使用中のノズルに依存して、真空掃除機は、ノズルが真空掃除機を最適化するために最良の可能な手法で作動されるように、ノズルを支持するように作動するべきである。
【0007】
真空掃除機をより効率的に使用者に優しくするために改良することが常に望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って本開示の一目的は、ノズルを備えた改良された真空掃除機及び真空掃除機用の改良されたノズルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的は、添付の特許請求の範囲に提示されたようなノズル及び真空掃除機によって達成される。
【0010】
本発明者らによって認識されてきたように、真空掃除機の使用者を巻き込む必要なしに、使用中のノズルの型の情報を真空掃除機に提供することは好都合であるはずである。またそのような情報が、強固で、効率的な手法で、且つ低価格で利用可能にすることができる場合に好都合であるはずである。
【0011】
本発明によれば、真空掃除機用のノズルが提供される。ノズルは、少なくとも1つの電気端子、及び前記少なくとも1つの電気端子を介してノズルについての識別データを提供するように構成された電気回路を含む。これにより、電線接続を介して真空掃除機の主要装置などの装置内のノズルを識別することができる。これは、次いで主要装置がノズルについての重要なデータにアクセスすることができ、それによってノズルの改良された制御を提供することができるので、真空掃除機/主要装置からノズルの正しい制御をすることができる。
【0012】
一実施形態によれば、電気回路は定電流発生器である。これにより、ノズルは、電圧が加えられると、定電流発生器によって発生された電流量によって識別される。これにより、ノズルの識別が容易になり、多くの異なる型のノズルを識別することができる。更に定電流発生器を使用することにより、高精度にノズルを識別することができ、それによってノズルを誤って決定する危険性を低減することができる。
【0013】
一実施形態によれば、ノズルは、電力を受領するための少なくとも1つの追加の電気端子を含む。これにより、電力は、ノズルの外側からノズルに提供することができる。これにより、高電力を必要とする異なる構成要素をノズル内に提供することができる。例えばノズルは、前記少なくとも1つの追加の電気端子を介して受領した電力によって駆動されるモータを含むことができる。モータは、ノズルの攪拌機及び/又はブラシ、照明若しくは他の目的のためのLEDライト、又はノズル内に電力供給できる他のデバイスを駆動するように構成することができる。ノズルがいかなる電力供給されたデバイスも持たない、例えばパッシブノズルである場合、真空掃除機/主要装置は、これを識別し、取り付けられたノズルに従ってファン速度/吸引力を適合することができ、これは非パッシブノズルにも行ってもよい。
【0014】
一部の実施形態によれば、電気回路は、モータを識別するように構成することができる。これにより、適正な電力及び他の駆動パラメータが、ノズルに供給されることが可能である。一部の実施形態によれば、ノズルはUVC・LEDを含むことができる。このような実施形態では、UVC・LEDは、追加の電気端子を介して電力供給されることが可能である。次いでノズルについての識別データは、モータについてのデータ及び/又はUVC・LED構成についてのデータを含む。
【0015】
ノズルは、ノズルから主要装置を開始するように構成されたスイッチも含むことができる。これにより、真空掃除機に取り付けられた時に、ノズルの作動を促進する追加機能を達成することができる。
【0016】
本発明は、上記によるノズルを含む真空掃除機にも広がる。真空掃除機は、真空掃除機が電線接続を介して識別データを受信し、受信した識別データに基づいて真空掃除機の少なくとも1つの設定の操作を制御するように構成されたコントローラを備える、電池式主要装置を含むことができる。コントローラは、受信した識別データをルックアップテーブルに予め記憶された値と比べることにより、ノズルを識別するように構成することができる。これにより、実施しやすい識別手順を主要装置に実装することができる。
【0017】
典型的には主要装置の一部であるコントローラは、受信した識別データに従って、ノズルに供給される電力を設定するように構成することができる。コントローラは、受信した識別データに従って、主要装置のモータ又はファンの電力を設定するように構成することもできる。これにより、異なる設定の良好な制御は、達成することができ、真空掃除機の作動は、最適化することができる。
【0018】
一部の実施形態によれば、少なくとも3つの電線は、ノズルと真空掃除機の主要装置との間を走る。これにより、強固な信号送信及び主要装置とノズルとの間の電力伝送を達成することができる。
【0019】
一実施形態によれば、真空掃除機の少なくとも1つの設定は、ノズルに提供されたPWM電力である。これにより、電力を制御したPWMは、ノズルの電力消費する構成要素の最適な駆動を提供するために設定することができる。
【0020】
次に本発明は、例を用いて、且つ添付図面を参照してより詳細に記載される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図2】真空掃除機内の主要装置とノズルとの間の接続を概略的に例示する。
【
図4】真空掃除機用のノズルを最初に制御する時のいくつかのステップを示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
次に本発明の態様がより完全に記載される。同じ番号は全体を通して同じ要素を指す。周知の機能又は構造は、理解を容易に及び/又は明確にするために必ずしも詳細に記載されない。記載された特徴は、異なる実装の必要性を満たすのに適するあらゆる手法で組み合わせることができることが更に理解される。
【0023】
本開示は真空掃除機に関する。
図1では、真空掃除機1は、スタンド2内に置かれている。真空掃除機1は、真空掃除機の一部が、携帯型装置を形成するために真空掃除機の残余部から分離することができる型からなる。
図1では、真空掃除機1は、スティック型からなり、真空掃除機1の上部は、携帯型装置(主要装置)3を形成するために分離することができる。しかし真空掃除機は、あらゆる型からなることが可能である。更に携帯型装置すなわち主要装置3は、塵分離配置、吸入口、排気、吸入口から塵分離配置を通って空気出口に気流を発生するモータ・ファン装置、及び当技術分野で公知のモータ・ファン装置に電力供給する電池を含む。主要装置3は、真空掃除機1の異なる作動パラメータを制御するように構成されたコントローラも含むことができる。
【0024】
真空掃除機1は、スティック/チューブ5及びノズル6を含む。真空掃除機によって吸入された塵は、集塵容器4内に収集することができる。
【0025】
ノズル6は異なる機能を備えることができる。例えばノズル6は、真空掃除機により塵の収集を改良するために回転攪拌機/ブラシを有することができる。ノズル6が電力を必要とするそのような機能を有する時、電力は、主要装置内の電池からスティック5内の電線を介してノズル6に伝送することができる。電力がノズル6内に存在する時、電力は、回転攪拌機/ブラシ用のモータなどの異なるデバイスを駆動し、及び/又はノズル6内に光を提供するために使用することができる。一部の実施形態によれば、ノズル6内の電力は、衛生目的の遠紫外線(UVC)発光ダイオード(LED)又はノズルの正面を照明するためのLEDを駆動するために使用することができる。ノズルの構成に依存して、電力などの異なる制御パラメータは、真空清掃を最適化するために真空掃除機のノズルによって使用されるべきである。こうして典型的には主要装置3内に存在するコントローラは、取り付けられたノズル6の型についての情報を備えるべきである。これにより、ノズル6の清掃性能を改善できるように、制御を最適化することができる。例えば家具の清掃のための回転ブラシがノズル6内に存在する場合、コントローラは、回転攪拌機及び/又はブラシのその型のモータに最適化された電力を伝送するべきである。
【0026】
主要装置3、具体的には主要装置3のコントローラに情報を提供するために、ノズル6は、主要装置のコントローラに、真空掃除機に現在取り付けられているノズルの構成を識別する電気回路を備えることができる。こうしてノズル6のそれぞれの特定の構成は、その特定のノズル構成に特有の電気回路を備えることができる。電気回路からの情報は、次いでノズル6を駆動すると、正しいパラメータ設定を適用するために主要装置のコントローラによって使用される。
【0027】
使用された電気回路は、主要装置3のコントローラに情報を提供することができる、あらゆる型の電気回路であることが可能である。例えば電気回路は、抵抗器又はコンデンサであることが可能である。ノズルの異なる構成は、次いで異なる電気回路を備えることができる。例えば、異なる抵抗値を使用することができる。コントローラは、次いで(例えば電気回路、電流又は電圧の抵抗を測定することにより)抵抗値を獲得し、その特定の抵抗値に対応する設定を適用する。一部の実施形態によれば、電気回路は、マイクロコントローラなどの一部の種類のコントローラであることが可能である。これは、マイクロコントローラが、ノズル6の作動の制御などの他の目的でノズル6にすでに提供されている時に、有益であることが可能である。コントローラがノズル6に提供される時。ノズル6のコントローラは、電線接続を介して主要装置3のコントローラにノズル6についての情報を信号送信することができる。
【0028】
図2では、主要装置3内のコントローラ20が、ノズル6に電線接続されている真空掃除機の概略図。ノズル6は、コントローラ20によりノズル6の構成を識別することができるように構成された、電気回路10を備える。ノズル6は、回転攪拌機/ブラシを駆動するモータなどの一部の電気デバイス12、又はUVC・LED13などの照明デバイス若しくは衛生デバイスを更に備えることができる。
図2の例示的実施形態では、3つの電線14、16、18は、主要装置3をノズル6と接続する。しかしより少ない又は多い電線が、主要装置3とノズル6との間に接続されることが想定される。電気回路は、電線14、16、18の端子に接続することができる。
図2の実施形態では、信号送信電線14は、電気回路10から情報を獲得するために使用される。更に電源線16は、主要装置3からノズルに電力を伝送するために使用される。また共通アース線18も提供することができる。共通アース線は、一部の実施形態では割愛することができ、アースは、スティック5に取って代わることが可能である。電線の他の構成も想定することができる。
【0029】
作動中、主要装置は、起動時にまず電気回路10から情報を獲得することによりノズル6を識別する。例えば電気回路の値は、上の開始時に測定することができる。別の実施形態では、電気回路10は、定電流発生器によって形成される。電圧が主要装置によって加えられた時に定電流発生器によって発生された電流は、主要装置内のコントローラによって測定され、コントローラは、取り付けられたノズルを識別するために、測定された電流を記憶された記録と比べることができる。
【0030】
コントローラは、ノズルの型を識別するために電圧、抵抗又は電流を測定してもよい。しかし測定する電流は、識別されるノズル6の信頼性及び精度を増加することができるので好都合であることが可能である。
【0031】
図3には、例示的電気回路10が示されている。
図3の電気回路10は、定電流発生器である。
図3における定電流発生器は、2つのトランジスタが実装された標準の定電流発生器である。参照番号21で示された抵抗値R4を異なって選択することにより、電流発生器10は、異なる電流量を発生させることができる。
図3の電流発生器10は、スイッチ22も含むことができる。スイッチ22は、ノズル6から主要装置3を開始するために使用することができる。例えば主要装置3がオフであり、スイッチ22がオン状態にスイッチを入れた場合、
図3の回路は、主要装置3の開始を主要装置への電線接続を介して起動することができる。主要装置3は、次いで開始することができる。
【0032】
主要装置3が電気回路10、及びそれによってノズル6を識別する値を獲得している時に、主要装置3は、その特定のノズル6に適切な設定に獲得した値をマッピングする。こうして主要装置3が、抵抗、静電容量又は電流量などの電気回路についての情報/識別データを得ると、主要装置は、獲得した識別データのために主要装置3に予め記憶することができる設定に従って、ノズル6を制御することができる。例えば衛生UVC光13が、モータ(回転ブラシを駆動するためのモータなど)と一緒にノズル6内に提供されると、ノズルの識別データは、存在するモータとUVC・LEDの組合せたものを識別することができ、主要装置は、それに応じて電力を供給することができる。電力は、PWM(パルス幅変調)電力伝送を介して提供することができ、それによってノズル6内の電力は効率的に制御することができる。例えばモータへの電力は、モータを過熱しないように制御することができ、UVC・LEDへの電力は、指定された電力レートで提供することができる。
【0033】
図4では、一実施形態によるノズルの制御を初期設定する時に、主要装置のコントローラ内で行われた一部のステップを例示するフローチャート。まずステップ401で、開始シーケンスが活性化される。開始シーケンスが活性化されると、コントローラ20は、ノズル6の電気回路10の特性値を獲得するために手順を起動する。特定の実装形態に使用した電気回路に依存して、値は異なる手法で獲得することができる。例えば電気回路の抵抗又はインピーダンスは測定することができ、又はコントローラは、電力がノズル6に供給される時に、電気回路から電流などの信号を受信することができる。実装形態に関わらず、ステップ403で、コントローラ20は、電気回路10からノズル6と主要装置3との間を走る電線を介して値を獲得する。こうして獲得した値に基づいて、ステップ405で、コントローラ20は、ノズル6に適切な少なくとも1つのパラメータの設定を決定する。決定は、例えばノズル6に適切な特定のパラメータ値を設定する、ルックアップテーブルを使用して行うことができる。例えばノズル内の回転ブラシのための駆動電力を設定することができる。最後に、ステップ407で、コントローラ20は、ノズル6を駆動する時に、電気回路10の獲得した値から決定したパラメータ設定を適用する。例えば主要装置3内のモータ/ファンの速度は、取り付けられたノズル6に従って設定することができる。
【0034】
本明細書に記載されたような真空掃除機1を実装する時、ノズル6内の別個の構成要素として電気回路10を提供することができる。電気回路は、ノズル6内で他の目的に使用したプリント回路基板アセンブリ(PCBA)に提供されることも想定される。
【0035】
本明細書に記載されたように設定されたノズル駆動を使用して、パルス幅変調(PWM)電力伝送によりノズル内のモータ及び他のデバイスを駆動することができる。
【0036】
ノズル6、具体的にはその中のあらゆるモータへの電力は、主要装置によって発生され、1対の電線を介して伝送することができる。
【国際調査報告】