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特表2024-522424育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-21
(54)【発明の名称】育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置
(51)【国際特許分類】
   A01C 7/08 20060101AFI20240614BHJP
   B65G 13/02 20060101ALI20240614BHJP
   B65G 47/08 20060101ALI20240614BHJP
【FI】
A01C7/08 320D
A01C7/08 320A
A01C7/08 320N
B65G13/02
B65G47/08 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023558880
(86)(22)【出願日】2023-05-08
(85)【翻訳文提出日】2023-09-25
(86)【国際出願番号】 KR2023006214
(87)【国際公開番号】W WO2023214861
(87)【国際公開日】2023-11-09
(31)【優先権主張番号】10-2022-0056123
(32)【優先日】2022-05-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0056130
(32)【優先日】2022-05-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0132113
(32)【優先日】2022-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523362205
【氏名又は名称】ク,ジン・ソプ
【氏名又は名称原語表記】KOO, JIN SUB
【住所又は居所原語表記】38‐1, ANSIM‐RO 69‐GIL, DONG‐GU, DAEGU 41080, REPUBLIC OF KOREA
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】ク,ジン・ソプ
(72)【発明者】
【氏名】ク,ギ・ヒョン
【テーマコード(参考)】
2B054
3F033
3F080
【Fターム(参考)】
2B054AA02
2B054AA13
2B054BA01
2B054BB03
2B054CA06
2B054DA01
2B054DA12
2B054DB04
2B054DC08
2B054DC09
2B054EA07
2B054EA12
2B054EA22
2B054EA23
2B054EA26
2B054EA30
3F033BB02
3F033BB05
3F033BC01
3F033BC04
3F033BC08
3F080AA21
3F080BA01
3F080CE12
(57)【要約】
本発明は、多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアに関し、上部に相互前後方に離隔して多数個が備えられるとともに、内側にはそれぞれ多数個の育苗箱が積層して備えられ、下部に育苗箱を一つずつ順次供給する育苗箱供給機を有する多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアにおいて、上部に相互前後方に離隔した多数個の育苗箱供給機が安着して備えられ、上部には相互両側に離隔するとともに、前後方に長く形成されるメインフレームが備えられ、メインフレーム一対の間には相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、後方から前方に順次に備えられる制御駆動部および非制御駆動部が備えられ、メインフレームそれぞれの下部には地面に延長される支持フレームが相互離隔して多数個が備えられ、支持フレームそれぞれの下部には支持フレームと連結されて備えられるとともに、支持フレーム上で上下に摺動移動可能であるように備えられる昇降フレームが備えられ、昇降フレームそれぞれの下部には昇降フレームの下部とねじ結合されて昇降フレームの上下移動を図る高さ調節具を有するコンベアと、前記コンベアのメインフレーム上に相互後方から前方に離隔してそれぞれ備えられ、それぞれはメインフレームの上部に安着した育苗箱供給機の下部にそれぞれ備えられ、それぞれの育苗箱供給機を通じてコンベアに供給されるそれぞれの育苗箱を感知する第1供給感知センサーおよび第2供給感知センサーと、前記コンベアの制御駆動部および非制御駆動部それぞれの下部メインフレーム上に連結して備えられ、制御駆動部および非制御駆動部にそれぞれ回転力を提供する制御モーターおよび非制御モーターと、前記コンベア上に備えられて第1供給感知センサーおよび第2供給感知センサーの信号を伝達され、第1供給感知センサーおよび第2供給感知センサーの信号によって制御モーターおよび非制御モーターの作動をそれぞれ制御するように備えられる制御部と、からなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部に相互前後方に離隔して多数個が備えられるとともに、内側にはそれぞれ多数個の育苗箱が積層して備えられ、下部に育苗箱を一つずつ順次供給する育苗箱供給機10を有する多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアにおいて、
上部に相互前後方に離隔した多数個の育苗箱供給機10が安着して備えられ、上部には相互両側に離隔するとともに、前後方に長く形成されるメインフレーム12が備えられ、メインフレーム12一対の間には相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム12上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、後方から前方に順次に備えられる制御駆動部14および非制御駆動部16が備えられ、メインフレーム12それぞれの下部には地面に延長される支持フレーム18が相互離隔して多数個が備えられ、支持フレーム18それぞれの下部には支持フレーム18と連結されて備えられるとともに、支持フレーム18の上で上下に摺動移動可能であるように備えられる昇降フレーム20が備えられ、昇降フレーム20それぞれの下部には昇降フレーム20の下部とねじ結合されて昇降フレーム20の上下移動を図る高さ調節具22を有するコンベア24;
前記コンベア24のメインフレーム12上に相互後方から前方に離隔してそれぞれ備えられ、それぞれはメインフレーム12の上部に安着した育苗箱供給機10の下部にそれぞれ備えられ、それぞれの育苗箱供給機10を通じてコンベア24に供給されるそれぞれの育苗箱を感知する第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28;
前記コンベア24の制御駆動部14および非制御駆動部16それぞれの下部メインフレーム12上に連結して備えられ、制御駆動部14および非制御駆動部16にそれぞれ回転力を提供する制御モーター30および非制御モーター32;
前記コンベア24上に備えられて第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号を伝達され、第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号によって制御モーター30、非制御モーター32およびそれぞれの育苗箱供給機10の作動を制御するように備えられる制御部34;からなることを特徴とする、多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベア。
【請求項2】
前記コンベア24は、制御駆動部14を有する制御コンベア36および非制御駆動部16を有する非制御コンベア38に分けられて形成されてなることを特徴とする、請求項1に記載の多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベア。
【請求項3】
前記制御駆動部14を有する制御コンベア36は、多数個が備えられるとともに非制御駆動部16を有する非制御コンベア38の後方に順次に結合されてなることを特徴とする、請求項2に記載の多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベア。
【請求項4】
前記コンベア24の制御駆動部14および非制御駆動部16の間には、相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム12上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、制御モーター30および非制御モーター32の回転力を伝達されない被動駆動部40が備えられてなることを特徴とする、請求項1または2に記載の多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベア。
【請求項5】
前記コンベア24上には、育苗箱を感知して制御部34に信号を伝達する多数個の感知センサー42が備えられてなることを特徴とする、請求項1または2に記載の多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベア。
【請求項6】
相互前後方に離隔して多数個が備えられるとともに、内側にはそれぞれ多数個の育苗箱が積層して備えられ、下部に育苗箱を一つずつ順次供給する育苗箱供給機10と、育苗箱供給機10の下部に備えられて育苗箱供給機10から育苗箱を供給され、上部には相互両側に離隔するとともに、前後方に長く形成されるメインフレーム12が備えられ、メインフレーム12一対の間には相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム12上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、後方から前方に順次に備えられる制御駆動部14および非制御駆動部16が備えられ、メインフレーム12それぞれの下部には地面に延長される支持フレーム18が相互離隔して多数個が備えられ、支持フレーム18それぞれの下部には支持フレーム18と連結されて備えられるとともに、支持フレーム18の上で上下に摺動移動可能であるように備えられる昇降フレーム20が備えられ、昇降フレーム20それぞれの下部には昇降フレーム20の下部とねじ結合されて昇降フレーム20の上下移動を図る高さ調節具22を有するコンベア24と、コンベア24のメインフレーム12上に相互後方から前方に離隔してそれぞれ備えられ、それぞれはメインフレーム12の上部に安着した育苗箱供給機10の下部にそれぞれ備えられ、それぞれの育苗箱供給機10を通じてコンベア24に供給されるそれぞれの育苗箱を感知する第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28と、コンベア24の制御駆動部14および非制御駆動部16それぞれの下部メインフレーム12上に連結して備えられ、制御駆動部14および非制御駆動部16にそれぞれ回転力を提供する制御モーター30および非制御モーター32と、コンベア24上に備えられて第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号を伝達され、第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号によって制御モーター30、非制御モーター32およびそれぞれの育苗箱供給機10の作動を制御するように備えられる制御部34からなる多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程において、
前記制御部34を作動して制御モーター30、非制御モーター32、制御駆動部14、非制御駆動部16および制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10を作動させる第1ステップS1;
前記制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10から制御駆動部14に育苗箱を一つずつ供給するとともに、供給される育苗箱を第1供給感知センサー26を通じて感知して制御部34に信号を伝達する第2ステップS2;
前記制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10上で問題が発生して、育苗箱が制御駆動部14に供給されないことを第1供給感知センサー26を通じて感知して制御部34に信号を伝達する第3ステップS3;
前記制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10、制御モーター30、制御駆動部14の作動を停止させるとともに、作動が停止された育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10を作動させて育苗箱を非制御駆動部16に供給し、第2供給感知センサー28を通じて非制御駆動部16に供給される育苗箱を感知して制御部34に信号を伝達する第4ステップS4;
前記制御部34で第2供給感知センサー28の信号を伝達されて作業者にアラームまたは光信号を伝達して、作業者が制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10上で発生した問題を解決して制御駆動部14に育苗箱をさらに供給するとともに、供給が再開された育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10の作動が停止される第5ステップS5;からなることを特徴とする、多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程。
【請求項7】
前記コンベア24は、制御駆動部14を有する制御コンベア36および非制御駆動部16を有する非制御コンベア38に分けられて形成されてなることを特徴とする、請求項6に記載の多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程。
【請求項8】
前記制御駆動部14を有する制御コンベア36は、多数個が備えられるとともに非制御駆動部16を有する非制御コンベア38の後方に順次に結合されてなることを特徴とする、請求項7に記載の多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程。
【請求項9】
前記コンベア24の制御駆動部14および非制御駆動部16の間には、相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム12上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、制御モーター30および非制御モーター32の回転力を伝達されない被動駆動部40が備えられてなることを特徴とする、請求項6または7に記載の多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程。
【請求項10】
前記コンベア24上には、育苗箱を感知して制御部34に信号を伝達する多数個の感知センサー42が備えられてなることを特徴とする、請求項6または7に記載の多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程。
【請求項11】
育苗箱102を移送するように備えられるコンベア104;
前記コンベア104の上部に相互前後方に離隔して二重に備えられ、それぞれは上部から育苗箱102を内側に供給されるとともに、内側に供給された育苗箱102をコンベア104の上部に供給して、コンベア104の上部に供給された育苗箱102がコンベア104を通じて移送されるようにし、それぞれはいずれか一つが作動される際には、他の一つは作動が止められるように備えられる一対の育苗箱供給手段106;
前記コンベア104上に備えられ、コンベア104および二重に備えられる育苗箱供給手段106の作動をそれぞれ制御するように備えられる制御部108;からなることを特徴とする、育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項12】
前記コンベア104上には両側に離隔して前後方に長く形成される一対の上部フレーム110が備えられ、上部フレーム110一対の間には前後方にそれぞれ離隔して多数個が備えられる移送プーリー112が備えられ、移送プーリー112は制御部108の制御によって作動されるモーター114から回転力を伝達され、移送プーリー112多数個は上部に育苗箱供給手段106から供給される育苗箱102が安着するベルト116に回転が同期化され、上部フレーム110のそれぞれの下部にはそれぞれ前後方に離隔して備えられるとともに下部に延長される延長フレーム118が備えられ、延長フレーム118それぞれには上下に摺動移動可能であるように備えられるとともに延長フレーム118を取り囲むように形成される高さ調節フレーム120がそれぞれ備えられ、延長フレーム118と高さ調節フレーム120は相互ボルトおよびナットで形成された高さ固定具122によって摺動移動が固定されてなることを特徴とする、請求項11に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項13】
前記高さ調節フレーム120上には、それぞれ上下に長く貫通される高さ調節孔124が形成され、それぞれの高さ調節孔124上には、ある一側に延長されるとともに上下にそれぞれ離隔して多数個がそれぞれ貫通形成される高さ調節止め孔126が形成されてなることを特徴とする、請求項12に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項14】
前記高さ調節フレーム120それぞれが前後方に向い合う方向には、地面と離隔して相互向い合う方向に延長される微細調節固定板128が備えられ、それぞれの微細調節固定板128上には、上部が微細調節固定板128とねじ山によって結合されるとともに、下部が地面に延長される微細調節具130が備えられてなることを特徴とする、請求項12に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項15】
前記高さ調節フレーム120それぞれが前後方に向い合う反対方向には、それぞれ両側に長く形成されて高さ調節フレーム120上に固定されるとともに、両端が高さ調節フレーム120が向い合う反対方向に延長されるホイール据え置き板132が地面と離隔してそれぞれ備えられ、ホイール据え置き板132がそれぞれ延長され、各ホイール据え置き板132にそれぞれ軸回転可能であるようにある一端がヒンジ連結される回転板134が備えられ、両側に向い合う回転板134の間には、両側に長く円筒形に形成されて回転板134上に連結固定されるホイール軸挿入台136が備えられ、ホイール軸挿入台136の両側にはそれぞれ回転板134と離隔するホイール138が備えられ、ホイール138は回転板134を貫通してホイール軸挿入台136に回転可能であるように挿入されるホイール軸140によって連結して備えられてなることを特徴とする、請求項12に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項16】
前記ホイール据え置き板132の両側上下部のそれぞれには、ホイール軸挿入台136が安着するように内側にそれぞれ凹む挿入台凹溝142が形成されてなることを特徴とする、請求項15に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項17】
前記コンベア104の上部フレーム110上には、ある一端が上部フレーム110上に固定されるとともに、他端が移送プーリー112上でベルト116が凹まない方向の移送プーリー112溝に延長されて、移送プーリー112溝内側の異物除去を図るプーリー異物除去具144が備えられてなることを特徴とする、請求項12に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項18】
前記育苗箱供給手段106は、ボックス形態に形成されて両側に対称形成されるとともに、相互向い合う方向が内側に凹んで形成される一対の後方ケース146が備えられ、後方ケース146の後方には、両側に長いボックス形態に形成されて前方両側が後方ケース146それぞれの後方に連結されるとともに、後方内側が前方に凹むメインケース148が備えられ、後方ケース146の前方には、それぞれ後方ケース146の前方に離隔してボックス形態に形成されるとともに、相互向い合う方向が内側に凹んで形成される一対の前方ケース150が備えられ、前方ケース150の前方には、両側に長いボックス形態に形成されて後方両側が前方ケース150それぞれの前方に連結されるとともに、前方内側が後方に凹むサブケース152が備えられ、メインケース148の内側には、両側に離隔して備えられるとともに、それぞれのシリンダー軸154は相互向い合う反対方向に形成される一対のシリンダー156が備えられ、シリンダー軸154それぞれには、上部がそれぞれシリンダー軸154とヒンジ連結されるとともに、下部に延長されるシリンダー作動ハンドル158が備えられ、シリンダー作動ハンドル158それぞれの内側下部には、それぞれシリンダー作動ハンドル158と軸連結固定されるとともに、それぞれはメインケース148、後方ケース146、前方ケース150、サブケース152を貫通して前方に延長される作動軸160がそれぞれ連結して備えられ、後方ケース146および前方ケース150それぞれの内側作動軸160上には、それぞれ作動軸160と軸連結固定されてシリンダー156の作動によって軸回転されるとともに、相互両側に向い合う方向に延長され、延長された上部に育苗箱102の下部が安着する育苗箱安着具162がそれぞれ備えられてなることを特徴とする、請求項11に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項19】
前記シリンダー156それぞれは、上部がメインケース148の内側上部に連結固定されるとともに、下部内側が下部に延長されてシリンダー156とそれぞれヒンジ連結されるシリンダー固定具64にヒンジ連結されてなることを特徴とする、請求項18に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項20】
前記後方ケース146および前方ケース150それぞれの内側には、それぞれ固定シリンダー166が備えられ、固定シリンダー166それぞれには、相互両側に向い合う方向に往復運動して育苗箱102の両側外面を支持するようにする固定シリンダー軸168が備えられてなることを特徴とする、請求項18に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項21】
前記固定シリンダー軸168上には、それぞれ固定シリンダー軸168と一端が軸上に結合されるとともに、他端が育苗箱102の両側方向に延長される蝶ボルト形状の育苗箱固定ボルト170が備えられてなることを特徴とする、請求項20に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項22】
前記固定シリンダー軸168上には、それぞれ固定シリンダー軸168と一端が軸上に結合される無頭ボルト172がそれぞれ備えられ、無頭ボルト172の他端には、一端が無頭ボルト172と結合されるとともに、他端である育苗箱102の両側方向には、凹凸形状に凹まれた凹凸溝を有する育苗箱固定具174が備えられてなることを特徴とする、請求項20に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項23】
前記後方ケース146および前方ケース150の間にそれぞれ前後方に離隔してそれぞれ備えられ、それぞれは作動軸160と軸連結固定されて作動軸160の回転によって軸回転されるとともに、相互両側に向い合う方向が積層された育苗箱102の間方向に延長されて作動軸160の回転によって軸回転され、積層された育苗箱102の間を分離するように形成される育苗箱分離具176が備えられてなることを特徴とする、請求項18に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項24】
前記育苗箱分離具176それぞれは、円筒形に形成されて作動軸160上で前後方に移動可能に軸連結固定される作動軸固定具178が備えられ、作動軸固定具178上には、育苗箱102の反対方向に延長されるとともに、いずれか一方向に折り曲げ延長される延長板180が備えられ、延長板180の前方には、ボルトおよびナットによって延長板180上で上下および左右に調節可能であるように備えられるとともに、前後方および下部がそれぞれ育苗箱102方向に折り曲げ延長された支持台182が備えられ、支持台182の上部前後方には、それぞれ上部に延長される支持台延長板184が形成され、支持台延長板184上には、前後方に円筒形の延長板軸186が連結して備えられ、支持台延長板184の間には板状に形成されるとともに、積層された育苗箱102の間方向に延長されて積層された育苗箱102の間を分離するように形成される育苗箱分離板188が備えられ、育苗箱分離板188の前後方には、それぞれ上部に延長され、延長板軸186上にヒンジ連結されるとともに、それぞれの育苗箱102反対方向は、延長されて支持台182の上部に安着する分離維持ヒンジ板90が備えられ、育苗箱分離板188および支持台182下部の育苗箱102の反対方向には、育苗箱分離板188が軸回転され、積層された育苗箱102を分離した後、指定された角度上に戻る際に分離し、下降した育苗箱102の上部に積層された育苗箱102の干渉にも指定された位置に円滑に戻るように、両端がそれぞれ連結されるバネ192が備えられてなることを特徴とする、請求項23に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項25】
前記育苗箱分離板188それぞれの育苗箱102方向は、次第に前後の幅が細くなる形態に形成されてなることを特徴とする、請求項24に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項26】
前記コンベア104の上部両側および前方ケース150それぞれの内側下部には、それぞれの下部が連結固定して備えられ、板状に形成されて上部に延長されるとともに、延長された上部が育苗箱102の反対方向に傾斜して上向き延長され、育苗箱102の外側枠をガイドして決まった経路に沿って進入できるようにする育苗箱移送ガイド194が備えられてなることを特徴とする、請求項18に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項27】
前記育苗箱移送ガイド194それぞれの後方には、育苗箱102の反対方向に傾斜して延長される移送ガイド延長板96が形成されてなることを特徴とする、請求項26に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項28】
前記後方ケース146および前方ケース150それぞれの上部にそれぞれの下部が連結固定して備えられ、それぞれの上部は直角に折曲形成されるとともに、上部に延長されて育苗箱102の枠を取り囲むように備えられ、それぞれの上側端部は育苗箱102の反対方向に傾斜して上向き延長される積層ガイド198が備えられてなることを特徴とする、請求項18に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項29】
前記後方ケース146および前方ケース150それぞれには、育苗箱供給手段106の内側に凹まれた育苗箱102の枠と隣接して備えられるとともに、上部がそれぞれ後方ケース146および前方ケース150とそれぞれ連結固定される板状に形成された多数個の進入ガイド1100が備えられてなることを特徴とする、請求項18に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項30】
前記メインケース148とサブケース152が離隔した間隔は、育苗箱102の前後方の幅に比べて広く形成されてなることを特徴とする、請求項18に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項31】
前記後方ケース146および前方ケース150それぞれの内側上部には、相互前後方に向い合う方向に備えられるとともに、後方ケース146および前方ケース150に軸連結されて育苗箱102の両側外面を支持する進入ガイドローラー1102が備えられてなることを特徴とする、請求項18に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項32】
前記後方ケース146および前方ケース150のうちいずれか一つまたはそれぞれの内側または外側上には、育苗箱102がコンベア104に供給されることを感知するセンサー1104が備えられてなることを特徴とする、請求項18に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項33】
前記シリンダー156および固定シリンダー166は、エア、油圧、電気のうちから選択されたいずれか一つが使用されてなることを特徴とする、請求項18に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項34】
前記育苗箱供給手段106上には、それぞれシリンダー156および固定シリンダー166と連結されてシリンダー156および固定シリンダー166に供給されたエア、油圧、電気を排出、回収または遮断して育苗箱供給手段106上に挟まれた育苗箱102を容易に除去できるようにするシリンダー圧除去手段1106が連結して備えられてなることを特徴とする、請求項33に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項35】
前記後方ケース146および前方ケース150それぞれには、育苗箱安着具162の位置を調節できるように貫通された安着具調節孔1108が形成されてなることを特徴とする、請求項18に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項36】
前記上部フレーム110それぞれの下部には、それぞれ相互前後方に離隔して備えられるとともに、それぞれは上部が上部フレーム110の下部に連結固定され、下部が下部に延長される進入防止具1110が備えられてなることを特徴とする、請求項12に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項37】
前記進入防止具1110が前後方に向い合う反対方向には、それぞれ四角パイプ形状に形成されて上部が上部フレーム110の下部に固定されるリフトフレームが備えられてなることを特徴とする、請求項36に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項38】
前記制御部108では、一対の育苗箱供給手段106のうちいずれか一つが作動される際には、他の一つは作動が止められるように制御するとともに、作動された育苗箱供給手段106に問題が発生して、待機中であった他の一つの育苗箱供給手段106が問題が発生した育苗箱供給手段106に代えて作動される時間は1~3秒以内に設定されてなることを特徴とする、請求項12に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項39】
前記制御部108上には、コンベア104および育苗箱供給手段106を一度にオンオフさせるか、それぞれ個別的にオンオフできる多数個の操作ボタン1114およびスイッチ1116が備えられ、操作ボタン1114と離隔してコンベア104の育苗箱102の移送速度を調節できる移動速度調節具1118および問題が発生した育苗箱供給手段106に代えて待機中である育苗箱供給手段106が作動される待機時間を設定する転換速度調節具1120が備えられてなることを特徴とする、請求項38に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【請求項40】
前記制御部108上には、作動されていた育苗箱供給手段106に問題が発生して、待機中であった他の一つの育苗箱供給手段106が問題が発生した育苗箱供給手段106に代えて作動されると、これを作業者に報知するスピーカー1122または警告灯1124が備えられてなることを特徴とする、請求項38に記載の育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアに関し、特に、育苗箱を移送供給するコンベア上に多数個の育苗箱供給機が相互離隔して備えられ、多数個の育苗箱供給機のうち後方に備えられた育苗箱供給機から順次に育苗箱がコンベア上に供給されるとともに、後方に位置した育苗箱供給機で問題が発生して育苗箱がコンベアに円滑に供給されない際には、問題が発生した育苗箱供給機の前方に位置した育苗箱供給機からコンベアに育苗箱を供給して問題が発生した育苗箱供給機の問題を解決する間にも円滑に育苗箱をコンベア上に持続供給でき、問題が解決された育苗箱供給機上でさらにコンベア上に育苗箱が供給される際には、問題が解決された育苗箱供給機の前方に位置した育苗箱供給機は作動が中止されることで育苗箱がコンベア上に円滑に持続供給される多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアに関する。
【0002】
また、本発明は、多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程に関し、特に、制御駆動部および非制御駆動部に区画されたコンベアによって多数の育苗箱供給機のうちいずれか一つに問題が発生した際にも、円滑にコンベアに育苗箱を持続供給および移送できる多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程に関する。
【0003】
また、本発明は、育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置に関し、特に、育苗箱を移送するコンベア上に育苗箱を供給する育苗箱供給手段が相互前後方に離隔して二重に備えられ、二重に備えられた育苗箱供給手段は、いずれか一つが作動される際には、他の一つの作動は停止されるように備えられるとともに、コンベアに育苗箱を供給したいずれか一つの育苗箱供給手段に問題が発生して育苗箱をコンベアに供給できない際には、他の一つの育苗箱供給手段が問題が発生した育苗箱供給手段を代替して一瞬自動で交差作動して育苗箱をコンベアに供給するようにすることで、作業者が問題が発生した育苗箱供給手段を修理または点検する間にもコンベアに育苗箱が支障なしに供給されるようにし、問題が発生した育苗箱供給手段の修理または点検が終わった後には、修理または点検が終わった育苗箱供給手段を通じて育苗箱がさらにコンベアに供給されるようにして、コンベア上に円滑且つ持続的に育苗箱が供給されるようにする育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置に関する。
【背景技術】
【0004】
一般的に水稲作(稲作)に使用される水稲用種もみなどのような水田作物とタマネギ、ネギなどのような畑作物を耕作するために、造成した畝に種子の種まきと追肥を簡便且つ正確に行うことができるようにするために、種まき機を使用する。
【0005】
上記の種まき機は、育苗箱を投入してその育苗箱内に土および種を供給するように構成される。
【0006】
このとき、種まき機は連続して育苗箱が供給されるようにしなければならないが、一つずつ作業される工程上、作業者が手で供給側から一つずつ供給して作業している。
【0007】
しかし、このような方式で作業するようになれば、作業者の1人が常にその育苗箱の供給位置にいなければならないため、人手が足りない農村の現実に適していない問題点があった。
【0008】
よって、上記のような問題点を解決するために、韓国登録特許第10-1831111号公報、韓国登録特許第10-1817039号公報、韓国登録特許第10-1974329号公報、韓国登録特許第10-2242222号公報、韓国登録特許第10-2347573号公報、韓国登録特許第10-1886218号公報のように提示された育苗箱供給装置が開発されて使用された。
【0009】
しかし、前記のような方式は、育苗箱供給装置がコンベア上に単一で構成されており、多様な形態およびサイズを有する多数個の育苗箱が育苗箱供給装置上でコンベアに順次に一つずつ確かに供給されず、育苗箱が育苗箱供給装置上に挟まれるなどの理由により、育苗箱供給装置が故障した場合には、挟まれた育苗箱を除去するか、再度整列して育苗箱供給装置上に供給するなどによって、育苗箱供給装置を修理する時間の間には育苗箱をコンベア上に確かに供給できず、育苗箱の自動供給率および作業性に劣るようになるなどの現象が頻繁に起きる問題点があった。
【0010】
また、前記のような方式は、育苗箱供給手段がコンベア上に単一で構成されており、育苗箱が育苗箱供給手段上に挟まれるか、作業者が育苗箱を育苗箱供給手段に適期に供給できないなどの理由により、育苗箱供給手段上に問題が発生する場合には、挟まれた育苗箱を育苗箱供給手段上から除去するか、育苗箱供給手段上に育苗箱を供給するなどによって、育苗箱供給手段を修理または点検する時間の間には、育苗箱をコンベア上に確かに供給できず、育苗箱の自動供給率および作業性に劣るようになるなどの現象が頻繁に起きる問題点がある。
【0011】
よって、前記のような従来の問題点を解決した多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアが要求されている実情である。
【0012】
また、前記のような従来の問題点を解決した多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程が要求されている実情である。
【0013】
また、前記のような従来の問題点を解決した育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置が要求されている実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1831111号公報
【特許文献2】韓国登録特許第10-1817039号公報
【特許文献3】韓国登録特許第10-1974329号公報
【特許文献4】韓国登録特許第10-2242222号公報
【特許文献5】韓国登録特許第10-2347573号公報
【特許文献6】韓国登録特許第10-1886218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は、前記のような従来技術の問題点を解決するために発明されたものであって、従来、育苗箱供給機がコンベア上に単一で構成されており、多様な形態およびサイズを有する多数個の育苗箱が育苗箱供給機上でコンベアに順次に一つずつ確かに供給されず、育苗箱が育苗箱供給機上に挟まれるなどの理由により、育苗箱供給機が故障した場合に挟まれた育苗箱を除去するか、さらに整列して育苗箱供給機上に供給するなどによって育苗箱供給機を修理する時間の間に育苗箱をコンベア上に確かに供給できず、育苗箱の自動供給率および作業性が低下したことを育苗箱を移送供給するコンベア上に多数個の育苗箱供給機を相互離隔して備え、多数個の育苗箱供給機のうち後方に備えられた育苗箱供給機から順次に育苗箱がコンベア上に供給されるとともに、後方に位置した育苗箱供給機で問題が発生して育苗箱がコンベアに円滑に供給されない際には、問題が発生した育苗箱供給機の前方に位置した育苗箱供給機からコンベアに育苗箱を供給して問題が発生した育苗箱供給機の問題を解決する間にも円滑に育苗箱をコンベア上に持続供給できるようにし、問題が解決された育苗箱供給機上でさらにコンベア上に育苗箱が供給される際には、問題が解決された育苗箱供給機の前方に位置した育苗箱供給機は作動が中止されるようにすることで、育苗箱がコンベア上に円滑に持続供給できるようにする多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアを提供することにある。
【0016】
また、本発明は、前記のような従来技術の問題点を解決するために発明されたものであって、従来、育苗箱供給機がコンベア上に単一に構成されており、多様な形態およびサイズを有する多数個の育苗箱が育苗箱供給機上でコンベアに順次に一つずつ確かに供給されず、育苗箱が育苗箱供給機上に挟まれるなどの理由により、育苗箱供給機が故障した場合に、挟まれた育苗箱を除去するか、さらに整列して育苗箱供給機上に供給するなどによって育苗箱供給機を修理する時間の間に育苗箱をコンベア上に確かに供給できず、育苗箱の自動供給率および作業性が低下したことを育苗箱を移送供給するコンベア上に多数個の育苗箱供給機を相互離隔して備え、多数個の育苗箱供給機のうち後方に備えられた育苗箱供給機から順次に育苗箱がコンベア上に供給されるとともに、後方に位置した育苗箱供給機で問題が発生して育苗箱がコンベアに円滑に供給されない際には、問題が発生した育苗箱供給機の前方に位置した育苗箱供給機からコンベアに育苗箱を供給して問題が発生した育苗箱供給機の問題を解決する間にも円滑に育苗箱をコンベア上に持続供給できるようにし、問題が解決された育苗箱供給機上でさらにコンベア上に育苗箱が供給される際には、問題が解決された育苗箱供給機の前方に位置した育苗箱供給機は作動が中止されるようにすることで、育苗箱がコンベア上に円滑に持続供給および移送されることができるようにする多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程を提供することにある。
【0017】
また、本発明は、前記のような従来技術の問題点を解決するために発明されたものであって、従来、育苗箱供給手段がコンベア上に単一で構成されており、育苗箱が育苗箱供給手段上に挟まれるか、作業者が育苗箱を育苗箱供給手段に適期に供給できないなどの理由により、育苗箱供給手段上に問題が発生する場合には、挟まれた育苗箱を育苗箱供給手段上から除去するか、育苗箱供給手段上に育苗箱を供給するなどによって育苗箱供給手段を修理または点検する時間の間には育苗箱をコンベア上に確かに供給できず、育苗箱の自動供給率および作業性に劣るようになるなどの現象が頻繁に起きる問題点があったことを育苗箱を移送するコンベア上に育苗箱を供給する育苗箱供給手段が相互前後方に離隔して二重に備えられ、二重に備えられた育苗箱供給手段は、いずれか一つが作動される際には、他の一つの作動は停止されるように備えられるとともに、コンベアに育苗箱を供給したいずれか一つの育苗箱供給手段に問題が発生して育苗箱をコンベアに供給できない際には、他の一つの育苗箱供給手段が問題が発生した育苗箱供給手段を代替して一瞬自動で交差作動して育苗箱をコンベアに供給するようにすることで、作業者が問題が発生した育苗箱供給手段を修理または点検する短い時間あるいは長い時間にもコンベアに育苗箱が支障なしに供給されるようにし、問題が発生した育苗箱供給手段の修理または点検が終わった後には、修理または点検が終わった育苗箱供給手段を通じて育苗箱がさらにコンベアに供給されるようにして、コンベア上に円滑且つ持続的に育苗箱が供給されるようにする育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0018】
前記のような目的を実現するために、本発明は、上部に相互前後方に離隔して多数個が備えられるとともに、内側にはそれぞれ多数個の育苗箱が積層して備えられ、下部に育苗箱を一つずつ順次供給する育苗箱供給機を有する多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアにおいて、上部に相互前後方に離隔した多数個の育苗箱供給機が安着して備えられ、上部には相互両側に離隔するとともに、前後方に長く形成されるメインフレームが備えられ、メインフレーム一対の間には相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、後方から前方に順次に備えられる制御駆動部および非制御駆動部が備えられ、メインフレームそれぞれの下部には地面に延長される支持フレームが相互離隔して多数個が備えられ、支持フレームそれぞれの下部には支持フレームと連結されて備えられるとともに、支持フレーム上で上下に摺動移動可能であるように備えられる昇降フレームが備えられ、昇降フレームそれぞれの下部には昇降フレームの下部とねじ結合されて昇降フレームの上下移動を図る高さ調節具を有するコンベアと、前記コンベアのメインフレーム上に相互後方から前方に離隔してそれぞれ備えられ、それぞれはメインフレームの上部に安着した育苗箱供給機の下部にそれぞれ備えられ、それぞれの育苗箱供給機を通じてコンベアに供給されるそれぞれの育苗箱を感知する第1供給感知センサーおよび第2供給感知センサーと、前記コンベアの制御駆動部および非制御駆動部それぞれの下部メインフレーム上に連結して備えられ、制御駆動部および非制御駆動部にそれぞれ回転力を提供する制御モーターおよび非制御モーターと、前記コンベア上に備えられて第1供給感知センサーおよび第2供給感知センサーの信号を伝達され、第1供給感知センサーおよび第2供給感知センサーの信号によって制御モーターおよび非制御モーターの作動をそれぞれ制御するように備えられる制御部と、からなる、多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアを提供する。
【0019】
また、前記のような目的を実現するために、本発明は、相互前後方に離隔して多数個が備えられるとともに、内側にはそれぞれ多数個の育苗箱が積層して備えられ、下部に育苗箱を一つずつ順次供給する育苗箱供給機と、育苗箱供給機の下部に備えられて育苗箱供給機から育苗箱を供給され、上部には相互両側に離隔するとともに、前後方に長く形成されるメインフレームが備えられ、メインフレーム一対の間には相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、後方から前方に順次に備えられる制御駆動部および非制御駆動部が備えられ、メインフレームそれぞれの下部には地面に延長される支持フレームが相互離隔して多数個が備えられ、支持フレームそれぞれの下部には支持フレームと連結されて備えられるとともに、支持フレーム上で上下に摺動移動可能であるように備えられる昇降フレームが備えられ、昇降フレームそれぞれの下部には昇降フレームの下部とねじ結合されて昇降フレームの上下移動を図る高さ調節具を有するコンベアと、コンベアのメインフレーム上に相互後方から前方に離隔してそれぞれ備えられ、それぞれはメインフレームの上部に安着した育苗箱供給機の下部にそれぞれ備えられ、それぞれの育苗箱供給機を通じてコンベアに供給されるそれぞれの育苗箱を感知する第1供給感知センサーおよび第2供給感知センサーと、コンベアの制御駆動部および非制御駆動部それぞれの下部メインフレーム上に連結して備えられ、制御駆動部および非制御駆動部にそれぞれ回転力を提供する制御モーターおよび非制御モーターと、コンベア上に備えられて第1供給感知センサーおよび第2供給感知センサーの信号を伝達され、第1供給感知センサーおよび第2供給感知センサーの信号によって制御モーター、非制御モーターおよびそれぞれの育苗箱供給機の作動を制御するように備えられる制御部と、からなる多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程において、前記制御部を作動して制御モーター、非制御モーター、制御駆動部、非制御駆動部および制御駆動部の上部に位置した育苗箱供給機を作動させる第1ステップと、前記制御駆動部の上部に位置した育苗箱供給機から制御駆動部に育苗箱を一つずつ供給するとともに、供給される育苗箱を第1供給感知センサーを通じて感知して制御部に信号を伝達する第2ステップと、前記制御駆動部の上部に位置した育苗箱供給機上で問題が発生して、育苗箱が制御駆動部に供給されないことを第1供給感知センサーを通じて感知して制御部に信号を伝達する第3ステップと、前記制御駆動部の上部に位置した育苗箱供給機、制御モーター、制御駆動部の作動を停止させるとともに、作動が停止された育苗箱供給機の前方に位置した育苗箱供給機を作動させて育苗箱を非制御駆動部に供給し、第2供給感知センサーを通じて非制御駆動部に供給される育苗箱を感知して制御部に信号を伝達する第4ステップと、前記制御部で第2供給感知センサーの信号を伝達されて作業者にアラームまたは光信号を伝達して、作業者が制御駆動部の上部に位置した育苗箱供給機上で発生した問題を解決して制御駆動部に育苗箱をさらに供給するとともに、供給が再開された育苗箱供給機の前方に位置した育苗箱供給機の作動が停止される第5ステップと、からなる多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程を提供する。
【0020】
また、前記のような目的を実現するために、本発明は、育苗箱を移送するように備えられるコンベアと、前記コンベアの上部に相互前後方に離隔して二重に備えられ、それぞれは上部から育苗箱を内側に供給されるとともに、内側に供給された育苗箱をコンベアの上部に供給して、コンベアの上部に供給された育苗箱がコンベアを通じて移送されるようにし、それぞれはいずれか一つが作動される際には、他の一つは作動が止められるように備えられる一対の育苗箱供給手段と、前記コンベア上に備えられ、コンベアおよび二重に備えられる育苗箱供給手段の作動をそれぞれ制御するように備えられる制御部と、からなる育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置を提供する。
【発明の効果】
【0021】
このように行われる本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアは、コンベアの上部に備えられる多数個の育苗箱供給機のうち最も後方に位置した育苗箱供給機から育苗箱をコンベアに先に供給され、育苗箱がコンベアに供給される間に問題が発生して、コンベアに育苗箱が供給されないという信号を制御部が伝送されると、問題が発生した制御駆動部に供給される制御モーターの回転力を制御して制御駆動部を停止させるとともに、問題が発生した育苗箱供給機の前方に位置した育苗箱供給機を作動させてコンベア上に育苗箱を順次供給することで、問題が発生した育苗箱供給機の問題を解決する間に円滑に育苗箱をコンベアに供給できる利点があるとともに、問題が解決された育苗箱供給機を通じてさらに育苗箱がコンベアに供給される際には、問題が解決された育苗箱供給機の前方に位置した育苗箱供給機の作動が制御部の制御によって停止されることで、育苗箱がコンベア上に重なって供給されず、育苗箱が円滑にコンベアに供給されるとともに、移送される利点がある。
【0022】
また、このように行われる本発明に係る多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程は、コンベアの上部に備えられる多数個の育苗箱供給機のうち最も後方に位置した育苗箱供給機から育苗箱をコンベアに先に供給され、育苗箱がコンベアに供給される間に問題が発生して、コンベアに育苗箱が供給されないという信号を制御部が伝送されると、問題が発生した制御駆動部に供給される制御モーターの回転力を制御して制御駆動部を停止させるとともに、問題が発生した育苗箱供給機の前方に位置した育苗箱供給機を作動させてコンベア上に育苗箱を順次供給することで、問題が発生した育苗箱供給機の問題を解決する間に円滑に育苗箱をコンベアに供給できる利点があるとともに、問題が解決された育苗箱供給機を通じてさらに育苗箱がコンベアに供給される際には、問題が解決された育苗箱供給機の前方に位置した育苗箱供給機の作動が制御部の制御によって停止されることで、育苗箱がコンベア上に重なって供給されず、育苗箱が円滑にコンベアに供給されるとともに、移送される利点がある。
【0023】
また、このように行われる本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置は、育苗箱を移送するコンベア上に育苗箱を供給する育苗箱供給手段が相互前後方に離隔して二重に備えられ、二重に備えられた育苗箱供給手段は、いずれか一つが作動される際には、他の一つの作動は停止されるように備えられるとともに、コンベアに育苗箱を供給したいずれか一つの育苗箱供給手段に問題が発生して育苗箱をコンベアに供給できない際には、他の一つの育苗箱供給手段が問題が発生した育苗箱供給手段を代替して一瞬自動で交差作動して育苗箱をコンベアに供給するようにすることで、作業者が問題が発生した育苗箱供給手段を修理または点検する短い時間あるいは長い時間に拘らず、コンベアに育苗箱が支障なしに供給されるようにし、問題が発生した育苗箱供給手段の修理または点検が終わった後には、修理または点検が終わった育苗箱供給手段を通じて育苗箱がさらにコンベアに供給されるようにして、コンベア上に円滑且つ持続的に育苗箱が供給される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略斜視図である。
図2】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略正面図である。
図3】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略正面図である。
図4】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略斜視図である。
図5】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略斜視図である。
図6】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略正面図である。
図7】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略正面図である。
図8】本発明に係る多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程の概略図である。
図9】本発明に係る多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程の概略斜視図である。
図10】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略正面図である。
図11】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略正面図である。
図12】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略斜視図である。
図13】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略斜視図である。
図14】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略正面図である。
図15】本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの概略正面図である。
図16】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置を斜視方向から眺めた写真である。
図17】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置を側面方向から眺めた写真である。
図18】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置を正面方向から眺めた写真である。
図19】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置の一部分拡大写真である。
図20】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置の一部分拡大写真である。
図21】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置の一部分拡大写真である。
図22】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置の一部分拡大写真である。
図23】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置の一部分拡大写真である。
図24】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置の一部分拡大写真である。
図25】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置の一部分拡大写真である。
図26】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置の一部分拡大写真である。
図27】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置の一部分拡大写真である。
図28】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置の一部分拡大写真である。
図29】本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置を背面方向から眺めた写真である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
[第1実施形態]育苗箱供給用コンベア
以下、本発明の実施のための具体的な内容を添付の図面を参照して、より詳細に説明する。
【0026】
図1ないし図7を参照すると、本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアは、上部に相互前後方に離隔して多数個が備えられるとともに、内側にはそれぞれ多数個の育苗箱が積層して備えられ、下部に育苗箱を一つずつ順次供給する育苗箱供給機10を有する多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアにおいて、上部に相互前後方に離隔した多数個の育苗箱供給機10が安着して備えられ、上部には相互両側に離隔するとともに、前後方に長く形成されるメインフレーム12が備えられ、メインフレーム12一対の間には相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム12上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、後方から前方に順次に備えられる制御駆動部14および非制御駆動部16が備えられ、メインフレーム12それぞれの下部には地面に延長される支持フレーム18が相互離隔して多数個が備えられ、支持フレーム18それぞれの下部には支持フレーム18と連結されて備えられるとともに、支持フレーム18の上で上下に摺動移動可能であるように備えられる昇降フレーム20が備えられ、昇降フレーム20それぞれの下部には昇降フレーム20の下部とねじ結合されて昇降フレーム20の上下移動を図る高さ調節具22を有するコンベア24と、前記コンベア24のメインフレーム12上に相互後方から前方に離隔してそれぞれ備えられ、それぞれはメインフレーム12の上部に安着した育苗箱供給機10の下部にそれぞれ備えられ、それぞれの育苗箱供給機10を通じてコンベア24に供給されるそれぞれの育苗箱を感知する第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28と、前記コンベア24の制御駆動部14および非制御駆動部16それぞれの下部メインフレーム12上に連結して備えられ、制御駆動部14および非制御駆動部16にそれぞれ回転力を提供する制御モーター30および非制御モーター32と、前記コンベア24上に備えられて第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号を伝達され、第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号によって制御モーター30、非制御モーター32およびそれぞれの育苗箱供給機10の作動を制御するように備えられる制御部34と、からなる。
【0027】
まず、上部に相互前後方に離隔して多数個が備えられるとともに、内側にはそれぞれ多数個の育苗箱が積層して備えられ、下部に育苗箱を一つずつ順次供給する育苗箱供給機10を有する多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアにおいて、上部に相互前後方に離隔した多数個の育苗箱供給機10が安着して備えられ、上部には相互両側に離隔するとともに、前後方に長く形成されるメインフレーム12が備えられ、メインフレーム12一対の間には相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム12上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、後方から前方に順次に備えられる制御駆動部14および非制御駆動部16が備えられ、メインフレーム12それぞれの下部には地面に延長される支持フレーム18が相互離隔して多数個が備えられ、支持フレーム18それぞれの下部には支持フレーム18と連結されて備えられるとともに、支持フレーム18の上で上下に摺動移動可能であるように備えられる昇降フレーム20が備えられ、昇降フレーム20それぞれの下部には昇降フレーム20の下部とねじ結合されて昇降フレーム20の上下移動を図る高さ調節具22を有するコンベア24が備えられる。
【0028】
このとき、前記育苗箱供給機10は通常のものを使用するものであり、空圧式、油圧式、機械式、電子式または2つ以上の方式が混合した方式のうちいずれか1つまたは2つ以上が選択的に使用できるものであり、育苗箱供給機10上に積層された多数個の育苗箱を育苗箱供給機10の下部に備えられた後述されるコンベア24に一つずつ順次供給できるものであれば、如何なる方式および手段のものを使用しても構わない。
【0029】
一方、前記コンベア24上に形成される制御駆動部14および非制御駆動部16は、図1図4図5のように、ローラー44またはプーリー46のうち選択されたいずれか一つで形成できるものであり、制御駆動部14は、後述される制御部34の制御によって制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10から育苗箱をコンベア24に供給するのに当たり、育苗箱の挟まりや育苗箱の不足などの問題が発生すれば、これを第1供給感知センサー26から信号を伝達されて、問題が発生した育苗箱供給機10の下部に構成された制御駆動部14に回転力を提供する制御モーター30の回転力を問題が発生した育苗箱供給機10の問題が解決されるまでのみオフになるものであり、非制御駆動部16は、多数個の育苗箱供給機10のうちいずれか一つでも作動される際には、常に非制御モーター32から回転力を伝達されて回転される。
【0030】
また、前記コンベア24は、図2のように制御駆動部14を有する制御コンベア36および非制御駆動部16を有する非制御コンベア38に分けられて形成することもできるものであり、前記制御駆動部14を有する制御コンベア36は、多数個が備えられるとともに非制御駆動部16を有する非制御コンベア38の後方に順次に結合されて使用されることもできる。
【0031】
一方、前記コンベア24の制御駆動部14および非制御駆動部16の間には、図3ないし図4のように相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム12上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、制御モーター30および非制御モーター32の回転力を伝達されない被動駆動部40が備えられて使用されることもできる。
【0032】
このとき、前記被動駆動部40は、後方から前方に供給される育苗箱の供給が円滑でない際に、育苗箱が被動駆動部40上で待機して問題が発生した育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10から育苗箱をコンベア24上に供給する際に重なるなどの問題が発生することを防止するように形成されるものであり、問題が発生した育苗箱供給機10の問題が解決されてコンベア24上にさらに育苗箱が円滑に供給される際には、被動駆動部40上に待機中の育苗箱は被動駆動部40の後方で制御駆動部14の回転力を伝達され、前方に移送される育苗箱によって前方に移送される。
【0033】
前記コンベア24のメインフレーム12上に相互後方から前方に離隔してそれぞれ備えられ、それぞれはメインフレーム12の上部に安着した育苗箱供給機10の下部にそれぞれ備えられ、それぞれの育苗箱供給機10を通じてコンベア24に供給されるそれぞれの育苗箱を感知する第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28が備えられる。
【0034】
このとき、前記第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28は、それぞれの上部に位置した育苗箱供給機10からコンベア24に供給される育苗箱をそれぞれ感知して、後述される制御部34に伝達するようになるものであり、制御部34では第1供給感知センサー26で作業者が設定した時間以上にコンベア24に育苗箱が供給されない際に、制御駆動部14に回転力を提供する制御モーター30の回転力を問題が発生した育苗箱供給機10の問題が解決されるまでのみオフ状態で制御するようになるとともに、その間に問題が発生した育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10の作動をオン状態で制御するようになる。
【0035】
前記コンベア24の制御駆動部14および非制御駆動部16それぞれの下部メインフレーム12上に連結して備えられ、制御駆動部14および非制御駆動部16にそれぞれ回転力を提供する制御モーター30および非制御モーター32が備えられる。
【0036】
また、前記コンベア24上に備えられて第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号を伝達され、第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号によって制御モーター30、非制御モーター32およびそれぞれの育苗箱供給機10の作動を制御する制御部34が備えられる。
【0037】
このとき、前記制御部34上には第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号を伝達されて、育苗箱が正常にコンベア上に供給されない際に、作業者にアラームまたは光信号を伝達する図示されていないスピーカーおよび警告灯が備えられることが好ましい。
【0038】
また、前記コンベア24上には、育苗箱を感知して制御部34に信号を伝達する多数個の感知センサー42が備えられて使用されることができ、これによってコンベア上で移送される育苗箱が正常に後方から前方に移送されない際にも、円滑に制御部34の制御によって育苗箱供給機10、制御モーター30および非制御モーター32の作動を有機的にオンオフ状態に転換可能である。
【0039】
一方、前記第1供給感知センサー26、第2供給感知センサー28および感知センサー42は、近接センサー、光センサー、超音波センサー、リミットスイッチのうち選択されたいずれか一つが備えられて使用されるが、育苗箱供給機10からコンベア24上に供給される育苗箱を感知するか、コンベア24上で移送される育苗箱を感知して制御部34に信号を伝達できるものであれば、如何なるセンサーを使用しても構わない。
【0040】
一方、前記のように形成される多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアの作動は、下記のように行われる。
【0041】
まず、前記制御部34の制御によって、制御モーター30、非制御モーター32および制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10が作動し、これによって育苗箱が後方から前方に一つずつ順次移送される。
【0042】
このとき、前記制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10上で育苗箱の挟まりまたは育苗箱数量の不足により制御駆動部14側に育苗箱の供給が円滑でない場合は、これを第1供給感知センサー26を通じて感知して制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10および制御駆動部14の作動をオフにするとともに、非制御駆動部16の上部に位置した育苗箱供給機10をオンにして育苗箱を非制御駆動部16上に供給するようになるとともに、制御部34では作業者にアラームまたは光信号を伝達するようになり、アラームまたは光信号を伝達された作業者は問題が発生した原因を把握して問題を解決するようになるものであり、問題が解決されて制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10から正常に育苗箱が制御駆動部14に供給されれば、非制御駆動部16の上部にある育苗箱供給機10の作動は制御部34の制御によってオフにされる。
【0043】
このように行われる本発明に係る多数個の育苗箱供給機が備えられる育苗箱供給用コンベアは、コンベア24の上部に備えられる多数個の育苗箱供給機10のうち最も後方に位置した育苗箱供給機10から育苗箱をコンベア24に先に供給され、育苗箱がコンベア24に供給される間に問題が発生して、コンベア24に育苗箱が供給されないという信号を制御部34が伝送されると、問題が発生した制御駆動部14に供給される制御モーター30の回転力を制御して制御駆動部14を停止させるとともに、問題が発生した育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10を作動させてコンベア24上に育苗箱を順次供給することで、問題が発生した育苗箱供給機10の問題を解決する間に円滑に育苗箱をコンベア24に供給できる利点があるとともに、問題が解決された育苗箱供給機10を通じてさらに育苗箱がコンベア24に供給される際には、問題が解決された育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10の作動が制御部34の制御によって停止されることで、育苗箱がコンベア24上に重なって供給されないため、育苗箱が円滑にコンベア24に供給および移送される利点がある。
【0044】
[第2実施形態]育苗箱供給工程
以下、本発明の実施のための具体的な内容を添付の図面を参照して、より詳細に説明する。
【0045】
図8ないし図15を参照すると、本発明に係る多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程は、相互前後方に離隔して多数個が備えられるとともに、内側にはそれぞれ多数個の育苗箱が積層して備えられ、下部に育苗箱を一つずつ順次供給する育苗箱供給機10と、育苗箱供給機10の下部に備えられて育苗箱供給機10から育苗箱を供給され、上部には相互両側に離隔するとともに、前後方に長く形成されるメインフレーム12が備えられ、メインフレーム12一対の間には相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム12上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、後方から前方に順次に備えられる制御駆動部14および非制御駆動部16が備えられ、メインフレーム12それぞれの下部には地面に延長される支持フレーム18が相互離隔して多数個が備えられ、支持フレーム18それぞれの下部には支持フレーム18と連結されて備えられるとともに、支持フレーム18の上で上下に摺動移動可能であるように備えられる昇降フレーム20が備えられ、昇降フレーム20それぞれの下部には昇降フレーム20の下部とねじ結合されて昇降フレーム20の上下移動を図る高さ調節具22を有するコンベア24と、コンベア24のメインフレーム12上に相互後方から前方に離隔してそれぞれ備えられ、それぞれはメインフレーム12の上部に安着した育苗箱供給機10の下部にそれぞれ備えられ、それぞれの育苗箱供給機10を通じてコンベア24に供給されるそれぞれの育苗箱を感知する第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28と、コンベア24の制御駆動部14および非制御駆動部16それぞれの下部メインフレーム12上に連結して備えられ、制御駆動部14および非制御駆動部16にそれぞれ回転力を提供する制御モーター30および非制御モーター32と、コンベア24上に備えられて第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号を伝達され、第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号によって制御モーター30、非制御モーター32およびそれぞれの育苗箱供給機10の作動を制御するように備えられる制御部34と、からなる多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程において、前記制御部34を作動して制御モーター30、非制御モーター32、制御駆動部14、非制御駆動部16および制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10を作動させる第1ステップS1と、前記制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10から制御駆動部14に育苗箱を一つずつ供給するとともに、供給される育苗箱を第1供給感知センサー26を通じて感知して制御部34に信号を伝達する第2ステップS2と、前記制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10上で問題が発生して、育苗箱が制御駆動部14に供給されないことを第1供給感知センサー26を通じて感知して制御部34に信号を伝達する第3ステップS3と、前記制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10、制御モーター30、制御駆動部14の作動を停止させるとともに、作動が停止された育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10を作動させて育苗箱を非制御駆動部16に供給し、第2供給感知センサー28を通じて非制御駆動部16に供給される育苗箱を感知して制御部34に信号を伝達する第4ステップS4と、前記制御部34で第2供給感知センサー28の信号を伝達されて作業者にアラームまたは光信号を伝達して、作業者が制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10上で発生した問題を解決して制御駆動部14に育苗箱をさらに供給するとともに、供給が再開された育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10の作動が停止される第5ステップS5と、からなる。
【0046】
まず、相互前後方に離隔して多数個が備えられるとともに、内側にはそれぞれ多数個の育苗箱が積層して備えられ、下部に育苗箱を一つずつ順次供給する育苗箱供給機10と、育苗箱供給機10の下部に備えられて育苗箱供給機10から育苗箱を供給され、上部には相互両側に離隔するとともに、前後方に長く形成されるメインフレーム12が備えられ、メインフレーム12一対の間には相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム12上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、後方から前方に順次に備えられる制御駆動部14および非制御駆動部16が備えられ、メインフレーム12それぞれの下部には地面に延長される支持フレーム18が相互離隔して多数個が備えられ、支持フレーム18それぞれの下部には支持フレーム18と連結されて備えられるとともに、支持フレーム18の上で上下に摺動移動可能であるように備えられる昇降フレーム20が備えられ、昇降フレーム20それぞれの下部には昇降フレーム20の下部とねじ結合されて昇降フレーム20の上下移動を図る高さ調節具22を有するコンベア24と、コンベア24のメインフレーム12上に相互後方から前方に離隔してそれぞれ備えられ、それぞれはメインフレーム12の上部に安着した育苗箱供給機10の下部にそれぞれ備えられ、それぞれの育苗箱供給機10を通じてコンベア24に供給されるそれぞれの育苗箱を感知する第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28と、コンベア24の制御駆動部14および非制御駆動部16それぞれの下部メインフレーム12上に連結して備えられ、制御駆動部14および非制御駆動部16にそれぞれ回転力を提供する制御モーター30および非制御モーター32と、コンベア24上に備えられて第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号を伝達され、第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号によって制御モーター30、非制御モーター32およびそれぞれの育苗箱供給機10の作動を制御するように備えられる制御部34と、からなる多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程において、前記制御部34を作動して制御モーター30、非制御モーター32、制御駆動部14、非制御駆動部16および制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10を作動させる。(S1ステップ)
【0047】
このとき、前記育苗箱供給機10は通常のものを使用し、空圧式、油圧式、機械式、電子式または2つ以上の方式が混合した方式のうちいずれか1つまたは2つ以上が選択的に使用でき、育苗箱供給機10上に積層された多数個の育苗箱を育苗箱供給機10の下部に備えられた後述されるコンベア24に一つずつ順次供給できるものであれば、如何なる方式および手段のものを使用しても構わない。
【0048】
前記制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10から制御駆動部14に育苗箱を一つずつ供給するとともに、供給される育苗箱を第1供給感知センサー26を通じて感知して制御部34に信号を伝達する。(S2ステップ)
【0049】
このとき、前記非制御駆動部16の上部に位置する育苗箱供給機10の作動は停止され、これによって育苗箱が重なって供給されることが防止される。
【0050】
前記制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10上で問題が発生して、育苗箱が制御駆動部14に供給されないことを第1供給感知センサー26を通じて感知して制御部34に信号を伝達する。(S3ステップ)
【0051】
また、前記制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10、制御モーター30、制御駆動部14の作動を停止させるとともに、作動が停止された育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10を作動させて育苗箱を非制御駆動部16に供給し、第2供給感知センサー28を通じて非制御駆動部16に供給される育苗箱を感知して制御部34に信号を伝達する。(S4ステップ)
【0052】
このとき、前記コンベア24上に形成される制御駆動部14および非制御駆動部16は、図9図12図13のように、ローラー44またはプーリー46のうち選択されたいずれか一つで形成できるものであり、制御駆動部14は制御部34の制御によって制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10から育苗箱をコンベア24に供給するのに当たり、育苗箱の挟まりや育苗箱の不足などの問題が発生すれば、これを第1供給感知センサー26から信号を伝達されて、問題が発生した育苗箱供給機10の下部に構成された制御駆動部14に回転力を提供する制御モーター30の回転力を問題が発生した育苗箱供給機10の問題が解決されるまでのみ作動を停止するようになり、非制御駆動部16は、多数個の育苗箱供給機10のうちいずれか一つでも作動される際には、常に非制御モーター32から回転力を伝達されて回転される。
【0053】
また、前記コンベア24は、図10のように制御駆動部14を有する制御コンベア36および非制御駆動部16を有する非制御コンベア38に分けられて形成されることもでき、前記制御駆動部14を有する制御コンベア36は、多数個が備えられるとともに非制御駆動部16を有する非制御コンベア38の後方に順次に結合されて使用されることもできる。
【0054】
一方、前記コンベア24の制御駆動部14および非制御駆動部16の間には、図11ないし図15のように相互前後方に離隔して両側がそれぞれメインフレーム12上に軸連結されるとともに、上部に安着する育苗箱の移送を図るように備えられ、制御モーター30および非制御モーター32の回転力を伝達されない被動駆動部40が備えられて使用されることもできる。
【0055】
このとき、前記被動駆動部40は、後方から前方に供給される育苗箱の供給が円滑でない際に、育苗箱が被動駆動部40上で待機して問題が発生した育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10から育苗箱をコンベア24上に供給する際に重なるなどの問題が発生することを防止するように形成され、問題が発生した育苗箱供給機10の問題が解決されてコンベア24上にさらに育苗箱が円滑に供給される際には、被動駆動部40上に待機中の育苗箱は被動駆動部40の後方で制御駆動部14の回転力を伝達され、前方に移送される育苗箱によって前方に移送される。
【0056】
また、前記第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28は、それぞれの上部に位置した育苗箱供給機10からコンベア24に供給される育苗箱をそれぞれ感知して制御部34に伝達するようになり、制御部34では第1供給感知センサー26で作業者が設定した時間以上にコンベア24に育苗箱が供給されない際に、制御駆動部14に回転力を提供する制御モーター30の回転力を問題が発生した育苗箱供給機10の問題が解決されるまでのみオフ状態で制御するようになるとともに、その間、問題が発生した育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10の作動をオン状態で制御するようになる。
【0057】
前記制御部34で第2供給感知センサー28の信号を伝達されて作業者にアラームまたは光信号を伝達し、作業者が制御駆動部14の上部に位置した育苗箱供給機10上で発生した問題を解決して制御駆動部14に育苗箱をさらに供給するとともに、供給が再開された育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10の作動が停止される。(S5ステップ)
【0058】
このとき、前記制御部34上には第1供給感知センサー26および第2供給感知センサー28の信号が伝達され、育苗箱が正常にコンベア上に供給されない際に、作業者にアラームまたは光信号を伝達する図示されていないスピーカーおよび警告灯が備えられることが好ましい。
【0059】
また、前記コンベア24上には、育苗箱を感知して制御部34に信号を伝達する多数個の感知センサー42を備えて使用することができ、これによってコンベア上で移送される育苗箱が正常に後方から前方に移送されない際にも、円滑に制御部34の制御によって育苗箱供給機10、制御モーター30および非制御モーター32の作動を有機的にオンオフ状態に転換可能である。
【0060】
そして、前記第1供給感知センサー26、第2供給感知センサー28および感知センサー42には、近接センサー、光センサー、超音波センサー、リミットスイッチのうち選択されたいずれか一つが備えられて使用されるが、育苗箱供給機10からコンベア24上に供給される育苗箱を感知するか、コンベア24上で移送される育苗箱を感知して制御部34に信号を伝達できるものであれば、如何なるセンサーを使用しても構わない。
【0061】
このように行われる本発明に係る多数の育苗箱供給機を有する育苗箱供給用コンベアの育苗箱供給工程は、コンベア24の上部に備えられる多数個の育苗箱供給機10のうち最も後方に位置した育苗箱供給機10から育苗箱をコンベア24に先に供給され、育苗箱がコンベア24に供給される間に問題が発生して、コンベア24に育苗箱が供給されないという信号を制御部34が伝送すると、問題が発生した制御駆動部14に供給される制御モーター30の回転力を制御して制御駆動部14を停止させるとともに、問題が発生した育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10を作動させてコンベア24上に育苗箱を順次供給することで、問題が発生した育苗箱供給機10の問題を解決する間に円滑に育苗箱をコンベア24に供給できる利点があるとともに、問題が解決された育苗箱供給機10を通じてさらに育苗箱がコンベア24に供給される際には、問題が解決された育苗箱供給機10の前方に位置した育苗箱供給機10の作動が制御部34の制御によって停止されることで、育苗箱がコンベア24上に重なって供給されず、育苗箱が円滑にコンベア24に供給および移送される利点がある。
【0062】
[第3実施形態]育苗箱供給装置
以下、本発明の実施のための具体的な内容を添付の図面を参照して、より詳細に説明する。
【0063】
図16ないし図29を参照すると、本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置は、図示されていない育苗箱102を移送するように備えられるコンベア104と、前記コンベア104の上部に相互前後方に離隔して二重に備えられ、それぞれは上部から育苗箱102を内側に供給されるとともに、内側に供給された育苗箱102をコンベア104の上部に供給して、コンベア104の上部に供給された育苗箱102がコンベア104を通じて移送されるようにし、それぞれはいずれか一つが作動される際には、他の一つは作動が止められるように備えられる一対の育苗箱供給手段106と、前記コンベア104上に備えられ、コンベア104および二重に備えられる育苗箱供給手段106の作動をそれぞれ制御するように備えられる制御部108と、からなる。
【0064】
まず、育苗箱102を移送するように備えられるコンベア104が備えられる。
【0065】
このとき、前記育苗箱102は、通常のものを使用するとともに、多様なサイズおよび形態のものが全て使用可能である。
【0066】
前記コンベア104上には、両側に離隔して前後方に長く形成される一対の上部フレーム110が備えられ、上部フレーム110一対の間には、前後方にそれぞれ離隔して多数個が備えられる移送プーリー112が備えられ、移送プーリー112は制御部108の制御によって作動されるモーター114から回転力を伝達され、移送プーリー112多数個は、上部に育苗箱供給手段106から供給される育苗箱102が安着するベルト116に回転が同期化され、上部フレーム110のそれぞれの下部にはそれぞれ前後方に離隔して備えられるとともに下部に延長される延長フレーム118が備えられ、延長フレーム118それぞれには上下に摺動移動可能であるように備えられるとともに延長フレーム118を取り囲むように形成される高さ調節フレーム120がそれぞれ備えられ、延長フレーム118と高さ調節フレーム120は相互ボルトおよびナットで形成された高さ固定具122によって摺動移動が固定される。
【0067】
このとき、前記高さ調節フレーム120上には、それぞれ上下に長く貫通される高さ調節孔124が形成され、それぞれの高さ調節孔124上には、ある一側に延長されるとともに上下にそれぞれ離隔して多数個がそれぞれ貫通形成される高さ調節止め孔126が形成されて、高さ固定具122によって摺動移動が固定されることがさらに好ましい。
【0068】
また、前記高さ調節フレーム120それぞれが前後方に向い合う方向には、地面と離隔して相互向い合う方向に延長される微細調節固定板128が備えられ、それぞれの微細調節固定板128上には、上部が微細調節固定板128とねじ山によって結合されるとともに、下部が地面に延長される微細調節具130が備えられて高さ調節フレーム120の高さを微細に調節できるようにすることが好ましい。
【0069】
一方、前記高さ調節フレーム120それぞれが前後方に向い合う反対方向には、それぞれ両側に長く形成されて高さ調節フレーム120上に固定されるとともに、両端が高さ調節フレーム120が向い合う反対方向に延長されるホイール据え置き板132が地面と離隔してそれぞれ備えられ、ホイール据え置き板132がそれぞれ延長され、各ホイール据え置き板132にそれぞれ軸回転可能であるようにある一端がヒンジ連結される回転板134が備えられ、両側に向い合う回転板134の間には、両側に長く円筒形に形成されて回転板134上に連結固定されるホイール軸挿入台136が備えられ、ホイール軸挿入台136の両側にはそれぞれ回転板134と離隔するホイール138が備えられ、ホイール138は回転板134を貫通してホイール軸挿入台136に回転可能であるように挿入されるホイール軸140によって連結して備えられ、ホイール据え置き板132の両側上下部のそれぞれには、ホイール軸挿入台136が安着するように内側にそれぞれ凹む挿入台凹溝142が形成される。
【0070】
このとき、前記ホイール軸挿入台136を作業者が把持して回転板134を軸回転させることによって、本発明である育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置の容易な移動を図るか、または一座に固定できるようになるとともに、挿入台凹溝142によって底が不規則な箇所の場合にも、ホイール軸挿入台136が挿入台凹溝142から離脱されることが防止される。
【0071】
一方、前記コンベア104の上部フレーム110上には、ある一端が上部フレーム110上に固定されるとともに、他端が移送プーリー112上でベルト116が凹まない方向の移送プーリー112溝に延長されて移送プーリー112溝内側の異物除去を図るプーリー異物除去口144が備えられ、移送プーリー112上に異物を除去してベルト116の離脱を防止することが好ましい。
【0072】
前記コンベア104の上部に相互前後方に離隔して二重に備えられ、それぞれは上部から育苗箱102を内側に供給されるとともに、内側に供給された育苗箱102をコンベア104の上部に供給して、コンベア104の上部に供給された育苗箱102がコンベア104を通じて移送されるようにし、それぞれはいずれか一つが作動される際には、他の一つは作動が止められるように備えられる一対の育苗箱供給手段106が備えられる。
【0073】
また、前記コンベア104上に備えられ、コンベア104および二重に備えられる育苗箱供給手段106の作動をそれぞれ制御する制御部108が備えられる。
【0074】
このとき、前記育苗箱供給手段106は、ボックス形態に形成されて両側に対称形成されるとともに、相互向い合う方向が内側に凹んで形成される一対の後方ケース146が備えられ、後方ケース146の後方には、両側に長いボックス形態に形成されて前方両側が後方ケース146それぞれの後方に連結されるとともに、後方内側が前方に凹むメインケース148が備えられ、後方ケース146の前方には、それぞれ後方ケース146の前方に離隔してボックス形態に形成されるとともに、相互向い合う方向が内側に凹んで形成される一対の前方ケース150が備えられ、前方ケース150の前方には、両側に長いボックス形態に形成されて後方両側が前方ケース150それぞれの前方に連結されるとともに、前方内側が後方に凹むサブケース152が備えられ、メインケース148の内側には、両側に離隔して備えられるとともに、それぞれのシリンダー軸154は相互向い合う反対方向に形成される一対のシリンダー156が備えられ、シリンダー軸154それぞれには、上部がそれぞれシリンダー軸154とヒンジ連結されるとともに、下部に延長されるシリンダー作動ハンドル158が備えられ、シリンダー作動ハンドル158それぞれの内側下部には、それぞれシリンダー作動ハンドル158と軸連結固定されるとともに、それぞれはメインケース148、後方ケース146、前方ケース150、サブケース152を貫通して前方に延長される作動軸160がそれぞれ連結して備えられ、後方ケース146および前方ケース150それぞれの内側作動軸160上には、それぞれ作動軸160と軸連結固定されてシリンダー156の作動によって軸回転されるとともに、相互両側に向い合う方向に延長され、延長された上部に育苗箱102の下部が安着する育苗箱安着具162がそれぞれ備えられてなる。
【0075】
また、前記シリンダー156それぞれは、上部がメインケース148の内側上部に連結固定されるとともに、下部内側が下部に延長されてシリンダー156とそれぞれヒンジ連結されるシリンダー固定具64にヒンジ連結される。
【0076】
このとき、前記後方ケース146および前方ケース150それぞれの内側には、それぞれ固定シリンダー166が備えられ、固定シリンダー166それぞれには、相互両側に向い合う方向に往復運動して育苗箱102の両側外面を支持するようにする固定シリンダー軸168が備えられる。
【0077】
一方、前記固定シリンダー軸168上には、それぞれ固定シリンダー軸168と一端が軸上に結合されるとともに、他端が育苗箱102の両側方向に延長される蝶ボルト形状の図示されていない育苗箱固定ボルト170が備えられて使用されるか、または前記固定シリンダー軸168上には、それぞれ固定シリンダー軸168と一端が軸上に結合される無頭ボルト172がそれぞれ備えられ、無頭ボルト172の他端には、一端が無頭ボルト172と結合されるとともに、他端である育苗箱102の両側方向には、凹凸形状に凹まれた凹凸溝を有する育苗箱固定具174が備えられて使用されることもできるが、その形態は多様に変更されて使用されることもできる。
【0078】
また、前記無頭ボルト172と育苗箱固定具174上には、多数個のナットが備えられて無頭ボルト172と育苗箱固定具174が固定シリンダー軸168で離脱されることを防止するとともに、長さの調節も容易となる。
【0079】
一方、前記育苗箱固定ボルト170または育苗箱固定具174は、育苗箱102の両側外面を容易に支持するように備えられ、これは、狭い幅または高さで形成される単一の育苗箱102の両側外面を積層された他育苗箱102の干渉を防止する最適化された面積に支持することができるように形成されるものであって、育苗箱固定ボルト170または育苗箱固定具174に比べて狭い面積または育苗箱102方向の幅が細くなる円錐型に形成される場合、育苗箱102の両側外面が強い圧力によって破損するなどの問題点が防止される。
【0080】
前記後方ケース146および前方ケース150の間にそれぞれ前後方に離隔してそれぞれ備えられ、それぞれは作動軸160と軸連結固定されて作動軸160の回転によって軸回転されるとともに、相互両側に向い合う方向が積層された育苗箱102の間方向に延長されて作動軸160の回転によって軸回転され、積層された育苗箱102の間を分離するように形成される育苗箱分離具176が備えられる。
【0081】
このとき、前記育苗箱分離具176それぞれは、円筒形に形成されて作動軸160上で前後方に移動可能であるように軸連結固定される作動軸固定具178が備えられ、作動軸固定具178上には、育苗箱102の反対方向に延長されるとともに、いずれか一方向に折り曲げ延長される延長板180が備えられ、延長板180の前方には、ボルトおよびナットによって延長板180上で上下および左右に調節可能であるように備えられるとともに、前後方および下部がそれぞれ育苗箱102方向に折り曲げ延長された支持台182が備えられ、支持台182の上部前後方には、それぞれ上部に延長される支持台延長板184が形成され、支持台延長板184上には、前後方に円筒形の延長板軸186が連結して備えられ、支持台延長板184の間には板状に形成されるとともに、積層された育苗箱102の間方向に延長されて積層された育苗箱102の間を分離するように形成される育苗箱分離板188が備えられ、育苗箱分離板188の前後方には、それぞれ上部に延長され、延長板軸186上にヒンジ連結されるとともに、それぞれの育苗箱102反対方向は、延長されて支持台182の上部に安着する分離維持ヒンジ板90が備えられ、育苗箱分離板188および支持台182下部の育苗箱102の反対方向には、育苗箱分離板188が軸回転され、積層された育苗箱102を分離した後、指定された角度上に戻る際に分離し、下降した育苗箱102の上部に積層された育苗箱102の干渉にも指定された位置に円滑に戻るように、両端がそれぞれ連結されるバネ192が備えられる。
【0082】
このとき、前記育苗箱分離板188は、軸回転し、育苗箱102を分離する際に支持台182の上部に安着する分離維持ヒンジ板90の支持を受けて育苗箱分離板188が固定された位置を維持し、積層された育苗箱102を強い力で分離するようになるものであり、育苗箱分離具176の位置調節が容易に可能であることで、多様な規格の積層時に相互挟まれた育苗箱102を容易に分離することができる。
【0083】
一方、前記育苗箱分離具176によって育苗箱供給手段106の内側に積層された最下端の育苗箱102とその上側に積層された育苗箱102が円滑に分離してコンベア104に供給でき、これによって安定的に育苗箱102をコンベア104に一つずつ供給できるようになる。
【0084】
また、前記育苗箱分離板188それぞれの育苗箱102方向は、次第に前後の幅が細くなる形態に形成されることが好ましい。
【0085】
前記コンベア104の上部両側および前方ケース150それぞれの内側下部には、それぞれの下部が連結固定して備えられ、板状に形成されて上部に延長されるとともに、延長された上部が育苗箱102の反対方向に傾斜して上向き延長され、育苗箱102の外側枠をガイドして決まった経路に沿って進入できるように育苗箱移送ガイド194が備えられる。
【0086】
このとき、前記育苗箱移送ガイド194それぞれの後方には、育苗箱102の反対方向に傾斜して延長される移送ガイド延長板96が形成され、育苗箱102がコンベア104上で安定的に移送されるようにすることが好ましい。
【0087】
前記後方ケース146および前方ケース150それぞれの上部にそれぞれの下部が連結固定して備えられ、それぞれの上部は直角に折曲形成されるとともに、上部に延長されて育苗箱102の枠を取り囲むように備えられ、それぞれの上側端部は育苗箱102の反対方向に傾斜して上向き延長される積層ガイド198が備えられる。
【0088】
このとき、前記積層ガイド198の高さは、育苗箱102の積層数量によって自由に形成して使用可能なものであり、積層ガイド198によって多数の育苗箱102を積層することができるようになる。
【0089】
そして、前記後方ケース146および前方ケース150それぞれには、育苗箱供給手段106の内側に凹まれた育苗箱102の枠と隣接して備えられるとともに、上部がそれぞれ後方ケース146および前方ケース150とそれぞれ連結される板状に形成された多数個の進入ガイド1100が備えられる。
【0090】
このとき、前記進入ガイド1100はそれぞれ後方ケース146および前方ケース150上で育苗箱102の枠方向との距離が調節可能であるように備えられ、これは、固定シリンダー166上に備えられる育苗箱固定ボルト170または育苗箱固定具174に多様なサイズで形成される育苗箱102が育苗箱固定ボルト170または育苗箱固定具174上に係止し、下部に移動できないことを防止するために、育苗箱102の枠方向との距離が調節可能であるように形成される。
【0091】
また、前記後方ケース146および前方ケース150それぞれの内側上部には、相互前後方に向い合う方向に備えられるとともに、後方ケース146および前方ケース150に軸連結されて育苗箱102の両側外面を支持する進入ガイドローラー1102がさらに備えられて使用されることもできる。
【0092】
一方、前記メインケース148とサブケース152が離隔した間隔は、育苗箱102の前後方の幅に比べて広く形成され、作業者が育苗箱102の前後方を把持するのに容易に形成される。
【0093】
前記後方ケース146および前方ケース150のうちいずれか一つまたはそれぞれの内側または外側上には、育苗箱102がコンベア104に供給されることを感知するセンサー1104が備えられて使用され、センサー1104は通常のもののうちいずれか1つまたは2つ以上を選択して適用可能である。
【0094】
このとき、前記センサー1104によって制御部108では育苗箱102がコンベア104に供給されることを感知して、相互離隔して備えられた二重の育苗箱供給手段106のうち選択されたいずれか一つのみを作動させるようになる。
【0095】
一方、前記シリンダー156および固定シリンダー166は、エア、油圧、電気のうちから選択されたいずれか一つが使用され、育苗箱供給手段106上には、それぞれシリンダー156および固定シリンダー166と連結されてシリンダー156および固定シリンダー166に供給されたエア、油圧、電気を排出、回収または遮断して育苗箱供給手段106上に挟まれた育苗箱102を容易に除去できるようにするシリンダー圧除去手段1106が連結して備えられて使用される。
【0096】
また、前記後方ケース146および前方ケース150それぞれには、育苗箱安着具162の位置を調節できるように貫通された安着具調節孔1108が形成されることが好ましい。
【0097】
前記上部フレーム110それぞれの下部には、それぞれ相互前後方に離隔して備えられるとともに、それぞれは上部が上部フレーム110の下部に連結固定され、下部が下部に延長される進入防止具1110が備えられ、進入防止具1110が前後方に向い合う反対方向には、それぞれ四角パイプ形状に形成されて上部が上部フレーム110の下部に固定される図示されないリフトフレームが備えられる。
【0098】
このとき、前記進入防止具1110およびリフトフレームは、本発明である育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置をフォークリフトを使用して移動する際に、本発明である育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置の重心を容易に把握することはもちろん、フォークリフトのフォークによって本発明である育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置が破損することを防止するために備えられる。
【0099】
そして、前記制御部108上には、コンベア104および育苗箱供給手段106を一度にオンオフさせるか、それぞれ個別的にオンオフできる多数個の操作ボタン1114およびスイッチ1116が備えられ、操作ボタン1114と離隔してコンベア104の育苗箱102の移送速度を調節できる移動速度調節具1118および問題が発生した育苗箱供給手段106に代えて待機中である育苗箱供給手段106が作動される待機時間を設定する転換速度調節具1120が備えられる。
【0100】
一方、前記制御部108では、一対の育苗箱供給手段106のうちいずれか一つが作動される際には、他の一つは作動が止められるように制御するとともに、作動された育苗箱供給手段106に問題が発生して、待機中であった他の一つの育苗箱供給手段106が問題が発生した育苗箱供給手段106に代えて作動される時間は1~3秒以内に設定されてなるものであるが、作業環境によって自由に調節可能である。
【0101】
また、前記制御部108上には、作動されていた育苗箱供給手段106に問題が発生して、待機中であった他の一つの育苗箱供給手段106が問題が発生した育苗箱供給手段106に代えて作動されると、これを作業者に報知する図示されていないスピーカー1122または警告灯1124が備えられて使用されることが好ましい。
【0102】
このように行われる本発明に係る育苗箱供給手段が二重に備えられる育苗箱供給装置は、育苗箱102を移送するコンベア104上に育苗箱102を供給する育苗箱供給手段106が相互前後方に離隔して二重に備えられ、二重に備えられた育苗箱供給手段106は、いずれか一つが作動される際には、他の一つの作動は停止されるように備えられるとともに、コンベア104に育苗箱102を供給したいずれか一つの育苗箱供給手段106に問題が発生して、育苗箱102をコンベア104に供給できない際には、他の一つの育苗箱供給手段106が問題が発生した育苗箱供給手段106と一瞬自動で交差作動して育苗箱102をコンベア104に供給するようにすることで、作業者が問題が発生した育苗箱供給手段106を修理または点検する短い時間あるいは長い時間に拘わらず、コンベア104に育苗箱102が支障なしに供給されるようにし、問題が発生した育苗箱供給手段106の修理または点検が終わった後には、修理または点検が終わった育苗箱供給手段106を通じて育苗箱102がさらにコンベア104に供給されるようにして、コンベア104上に円滑且つ持続的に育苗箱102が供給される利点がある。
【符号の説明】
【0103】
10 育苗箱供給機
12 メインフレーム
14 制御駆動部
16 非制御駆動部
18 支持フレーム
20 昇降フレーム
22 高さ調節具
24 コンベア
26 第1供給感知センサー
28 第2供給感知センサー
30 制御モーター
32 非制御モーター
34 制御部
36 制御コンベア
38 非制御コンベア
40 被駆動部
42 感知センサー
44 ローラー
46 プーリー
104 コンベア
106 育苗箱供給手段
108 制御部
110 上部フレーム
112 移送プーリー
114 モーター
116 ベルト
118 延長フレーム
120 高さ調節フレーム
122 高さ固定具
124 高さ調節孔
126 高さ調節止め孔
128 微細調節固定板
130 微細調節具
132 ホイール据え置き板
134 回転板
136 ホイール軸挿入台
138 ホイール
140 ホイール軸
142 挿入台凹溝
144 プーリー異物除去具
146 後方ケース
148 メインケース
150 前方ケース
152 サブケース
154 シリンダー軸
156 シリンダー
158 シリンダー作動ハンドル
160 作動軸
162 育苗箱安着具
164 シリンダー固定具
166 固定シリンダー
168 固定シリンダー軸
170 育苗箱固定ボルト
172 無頭ボルト
174 育苗箱固定具
176 育苗箱分離具
178 作動軸固定具
180 延長板
182 支持台
184 支持台延長板
186 延長板軸
188 育苗箱分離板
190 分離維持ヒンジ板
192 バネ
194 育苗箱移送ガイド
196 移送ガイド延長板
198 積層ガイド
1100 進入ガイド
1102 進入ガイドローラー
1104 センサー
1106 シリンダー圧除去手段
1108 安着具調節孔
1110 進入防止具
1114 操作ボタン
1116 スイッチ
1118 移動速度調節具
1120 転換速度調節具
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
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図12
図13
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図15
図16
図17
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図25
図26
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図28
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【国際調査報告】