(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-21
(54)【発明の名称】アンテナ設置用支柱ポールアセンブリ
(51)【国際特許分類】
H01Q 1/12 20060101AFI20240614BHJP
【FI】
H01Q1/12 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023579372
(86)(22)【出願日】2022-06-22
(85)【翻訳文提出日】2023-12-22
(86)【国際出願番号】 KR2022008839
(87)【国際公開番号】W WO2023277436
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】10-2021-0085172
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0075938
(32)【優先日】2022-06-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508112782
【氏名又は名称】ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001586
【氏名又は名称】弁理士法人アイミー国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ドゥク ヨン キム
(72)【発明者】
【氏名】チ バク リュ
(72)【発明者】
【氏名】ミン シク パク
(72)【発明者】
【氏名】キョ スン ジ
(72)【発明者】
【氏名】イン ホ キム
(72)【発明者】
【氏名】サン ヒョ カン
(72)【発明者】
【氏名】ミン ソ キム
(72)【発明者】
【氏名】へ キム
(72)【発明者】
【氏名】ヨン ジ ホン
【テーマコード(参考)】
5J047
【Fターム(参考)】
5J047AA05
5J047AA07
5J047BC01
(57)【要約】
【課題】支柱ポールに対するアンテナ機器の突出量が減少され、アンテナ機器の設置空間を減らすことができるアンテナ設置用支柱ポールアセンブリを提供する。
【解決手段】アンテナ設置用支柱ポールアセンブリは、中空に形成され、周り面にアンテナ機器設置ホールが形成された支柱ポールと、前記アンテナ機器設置ホールを貫通して前記アンテナ機器設置ホールを覆って前記支柱ポールに設置され、後方部が前記支柱ポールの内部空間に配置されるアンテナ機器とを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空に形成され、周り面にアンテナ機器設置ホールが形成された支柱ポールと、
前記アンテナ機器設置ホールを貫通して前記アンテナ機器設置ホールを覆って前記支柱ポールに設置され、後方部が前記支柱ポールの内部空間に配置されるアンテナ機器と、
を含むアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項2】
前記アンテナ機器の後方部には、複数個のヒートシンクフィンが突出形成される、請求項1に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項3】
前記支柱ポールの周り面には、吸気パネル設置ホールがさらに形成され、
前記吸気パネル設置ホールを覆って前記支柱ポールに設置され、複数個の吸気孔が形成された吸気パネルをさらに含む、請求項2に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項4】
前記吸気パネル設置ホールは、前記アンテナ機器設置ホールより下に形成される、請求項3に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項5】
前記吸気パネル設置ホールは、前記アンテナ機器設置ホールで延長形成される、請求項4に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項6】
前記支柱ポールのうち、前記アンテナ機器より上側に設置され、複数個の排気孔が形成された排気パネルをさらに含む、請求項4に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項7】
前記排気パネルは、前記支柱ポールの上端に設置され、前記支柱ポールの上端開口を覆う、請求項6に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項8】
前記支柱ポール内で前記アンテナ機器より上側に配置され、前記支柱ポール内の空気を前記排気パネルに送る排気ファンをさらに含む、請求項6に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項9】
前記支柱ポールの内部空間には、前記アンテナ機器に連結されるワイヤーハーネスが設置される、請求項1に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項10】
前記支柱ポールの内周面には、前記ワイヤーハーネスをクランピングして整理するハーネスクランパが突出形成される、請求項9に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項11】
前記ハーネスクランパは、
前記支柱ポールの内周面に前記支柱ポールの中心に向けて突出形成されたベース板と、
前記ベース板に上側に突出配置され、前記ワイヤーハーネスがクランピングして整理されるクランピング突起を含む、請求項10に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項12】
前記アンテナ機器の両側には、ネジによって前記支柱ポールに締結されるネジ組立パネルが備えられる、請求項1に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項13】
前記アンテナ機器設置ホールは、前記支柱ポールの周り方向に互いに離隔する複数個のアンテナ機器設置ホールで形成され、
前記アンテナ機器は、前記複数個のアンテナ機器設置ホールにそれぞれ設置される複数個のアンテナ機器で備えられる、請求項1に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項14】
前記複数個のアンテナ機器設置ホールは、
前記支柱ポールの周り方向に互いに離隔する複数個の上部アンテナ機器設置ホールと、
前記複数個の上部アンテナ機器設置ホールより下に形成され、前記支柱ポールの周り方向に互いに離隔する複数個の下部アンテナ機器設置ホールを含み、
前記複数個のアンテナ機器は、
前記複数個の上部アンテナ機器設置ホールにそれぞれ設置される複数個の上部アンテナ機器と、
前記複数個の下部アンテナ機器設置ホールにそれぞれ設置される複数個の下部アンテナ機器を含む、請求項13に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【請求項15】
前記支柱ポールには、地域広告用エンブレム、広告用パネル、道路案内板、信号灯および街路灯のうち少なくとも一つがさらに設置される、請求項1に記載のアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ設置用支柱ポールアセンブリ(SUPPORT POLE ASSEMBLY FOR MOUNTING ANTENNA)に関するものであって、より詳細には、アンテナ機器の後方部を支柱ポールの内部空間に配置されるように前記アンテナ機器を前記支柱ポールに設置し、前記支柱ポールに対する前記アンテナ機器の突出量を減少させ、前記アンテナ機器の設置空間を減らすことができ、全体的な外形の美観を向上させることができるアンテナ設置用支柱ポールアセンブリに関するものである。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術、例えば、MIMO(Multiple Input Multiple Output)技術は、多数のアンテナを用いてデータ伝送容量を画期的に増やす技術であって、送信機では、それぞれの送信アンテナを通じて互いに他のデータを伝送し、受信機では、適切な信号処理を通じて送信データを区分するSpatial multiplexing技法である。
【0003】
したがって、送受信アンテナの個数を同時に増加させることによってチャンネル容量が増加し、より多くのデータを伝送することができるようになる。例えば、アンテナ数を10個に増加させると、現在の単一アンテナシステムに比べて、同じ周波数帯域を用いて約10倍のチャンネル容量を確保することになる。
【0004】
4G LTE-advancedでは、8個のアンテナまで用いており、現在、pre-5G段階で64または128個のアンテナを装着した製品が開発されており、5Gでは、はるかに多い数のアンテナを有する基地局装備が用いられるものと予想され、これをMassive MIMO技術という。現在のCell運営が2-Dimensionであるの対し、Massive MIMO技術が導入されると、3D-Beamformingが可能になるので、FD-MIMO(Full Dimension)とも呼ばれる。
【0005】
Massive MIMO技術では、ANT(アンテナ)の個数が増えるにつれて、これに伴うtransmitterとFilterの個数もともに増加する。それでも設置場所のリース費用や空間的な制約によって、RF部品(Antenna/Filter/Power Amplifier/Transceiver etc.)を小さくて軽く、安価に作ることが現実であり、Massive MIMOは、Coverage拡張のために高出力が必要となるが、このような高出力による消耗電力と発熱量は重さおよびサイズを減らすのに否定的な要因として作用している。
【0006】
特に、RF素子とデジタル素子が具現されたモジュールが積層構造で結合されたMIMOアンテナを限定された空間に設けるとき、設置容易性や空間活用性を極大化するためにMIMOアンテナを構成する複数のレイヤーに対するコンパクト化および小型化設計の必要性が高まっており、一つの支柱ポール(support pole)に設けられたアンテナ装置の自由な方向調節に関する必要性が強く要求されている実情である。
【0007】
一方、前記アンテナ機器は、前記支柱ポールに連結アームを通じて設置され、前記支柱ポールから突出配置されるので、前記アンテナ機器の設置空間を充分に確保しなければならないが、これにより前記アンテナ機器が占める空間だけ設置空間供給者に費用を支払わなければならないので、費用負担が増加されるという問題点があった。
【0008】
また、支柱ポールに複数個のアンテナ機器が集約的に設置されることによって、配線が複雑で、アンテナ機器の背面部に放熱のために形成された複数個のヒートシンクフィン(heat sink fin)が外部にそのまま露出されるので、美観上良くないという問題点もある。
【0009】
また、前記アンテナ機器の電源供給のための各種の電源ケーブルが前記支柱ポールの外部に露出されているので、美観上良くないだけでなく、気象悪化などの外部要因によって停電事故が発生する場合には、前記電源ケーブルが破損され、前記アンテナ機器の電源供給が中断され、前記アンテナ機器の機能が麻痺するという問題点もあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の技術的課題は、アンテナ機器が支柱ポールに設置されたとき、前記支柱ポールに対する前記アンテナ機器の突出量を減少させ、前記アンテナ機器の設置空間を減らすことができるアンテナ設置用支柱ポールアセンブリを提供するものである。
【0011】
本発明の他の技術的課題は、前記アンテナ機器の後方部に放熱のために形成された複数個のヒートシンクフィンが前記支柱ポールの外部に露出されないアンテナ設置用支柱ポールアセンブリを提供するものである。
【0012】
本発明のまた他の技術的課題は、アンテナ機器の電源供給および制御のためのワイヤーハーネスを前記支柱ポールの内部に配置させ、外観が美麗になり、気象悪化などの外部要因による前記アンテナ機器の停電事故を防止することができるアンテナ設置用支柱ポールアセンブリを提供するものである。
【0013】
本発明の技術的課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は、以下の記載から当業者に明確に理解されるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記課題を果たすために、本発明に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリは、支柱ポールおよびアンテナ機器で構成される。前記支柱ポールは中空に形成される。前記支柱ポールの周り面には、アンテナ機器設置ホールが形成される。前記アンテナ機器は、前記アンテナ機器設置ホールを貫通して前記アンテナ機器設置ホールを覆って前記支柱ポールに設置される。前記アンテナ機器の後方部は、前記支柱ポールの内部空間に配置される。
【0015】
ここで、前記アンテナ機器の後方部には、複数個のヒートシンクフィンが突出形成されてもよい。
【0016】
また、前記支柱ポールの周り面には、吸気パネル設置ホールがさらに形成されてもよい。前記支柱ポールには、吸気パネルがさらに設置されてもよい。前記吸気パネルには、複数個の吸気孔が形成されてもよい。前記吸気パネルは、前記吸気パネル設置ホールを覆ってもよい。
【0017】
また、前記吸気パネル設置ホールは、前記アンテナ機器設置ホールより下に形成されてもよい。
【0018】
また、前記吸気パネル設置ホールは、前記アンテナ機器設置ホールで延長形成されてもよい。
【0019】
また、前記支柱ポールのうち、前記アンテナ機器より上側には、排気パネルがさらに設置されてもよい。前記排気パネルには、複数個の排気孔が形成されてもよい。
【0020】
また、前記排気パネルは、前記支柱ポールの上端に設置され、前記支柱ポールの上端開口を覆ってもよい。
【0021】
また、前記支柱ポール内には、前記アンテナ機器より上側に排気ファンがさらに配置されてもよい。前記排気ファンは、前記支柱ポール内の空気を前記排気パネルに送ってもよい。
【0022】
また、前記支柱ポールの内部空間には、前記アンテナ機器に連結されるワイヤーハーネスが設置されてもよい。
【0023】
また、前記支柱ポールの内周面には、前記ワイヤーハーネスをクランピングして整理するハーネスクランパが突出形成されてもよい。
【0024】
また、前記ハーネスクランパは、ベース板およびクランピング突起で構成されてもよい。前記ベース板は、前記支柱ポールの内周面に前記支柱ポールの中心に向けて突出形成されてもよい。前記クランピング突起は、前記ベース板に上側に突出配置されてもよい。前記クランピング突起には、前記ワイヤーハーネスがクランピングして整理されてもよい。
【0025】
また、前記アンテナ機器の両側には、ネジによって前記支柱ポールに締結されるネジ組立パネルが備えられてもよい。
【0026】
また、前記アンテナ機器設置ホールは、前記支柱ポールの周り方向に互いに離隔する複数個のアンテナ機器設置ホールで形成されてもよい。前記アンテナ機器は、前記複数個のアンテナ機器設置ホールにそれぞれ設置される複数個のアンテナ機器で備えられてもよい。
【0027】
また、前記複数個のアンテナ機器設置ホールは、複数個の上部アンテナ機器設置ホールと、複数個の下部アンテナ機器設置ホールとで構成されてもよい。前記複数個の上部アンテナ機器設置ホールは、前記支柱ポールの周り方向に互いに離隔してもよい。前記複数個の下部アンテナ機器設置ホールは、前記複数個の上部アンテナ機器設置ホールより下に形成されてもよい。前記複数個の下部アンテナ機器設置ホールは、前記支柱ポールの周り方向に互いに離隔してもよい。前記複数個のアンテナ機器は、複数個の上部アンテナ機器と、複数個の下部アンテナ機器とで構成されてもよい。前記複数個の上部アンテナ機器は、前記複数個の上部アンテナ機器設置ホールにそれぞれ設置されてもよい。前記複数個の下部アンテナ機器は、前記複数個の下部アンテナ機器設置ホールにそれぞれ設置されてもよい。
【0028】
また、前記支柱ポールには、地域広告用エンブレム、広告用パネル、道路案内板、信号灯および街路灯のうち少なくとも一つがさらに設置されてもよい。
【0029】
その他の実施例の具体的な事項は、詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0030】
本発明に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリは、アンテナ機器が支柱ポールの周り面に形成されたアンテナ機器設置ホールを貫通して前記アンテナ機器設置ホールを覆って前記支柱ポールに設置され、前記アンテナ機器の後方部が前記支柱ポールの内部空間に配置されるので、前記支柱ポールに対する前記アンテナ機器の突出量が減少され、前記アンテナ機器の設置空間を減らすことができる効果がある。
【0031】
また、本発明に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリは、前記アンテナ機器の後方部が前記支柱ポールの内部空間に配置されるので、前記アンテナ機器の後方部に放熱のために形成された複数個のヒートシンクフィンが前記支柱ポールの外部に露出されないため、外観が美麗になる効果もある。
【0032】
また、本発明に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリは、前記アンテナ機器の電源供給および制御のためのワイヤーハーネスが前記支柱ポールの内部に配置されるので、外観が美麗になり、気象悪化などの外部要因による前記アンテナ機器の停電事故を防止することができる効果もある。
【0033】
本発明の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていないまた他の効果は請求の範囲の記載から当業者に明確に理解されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】本発明の実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリを示す斜視図である。
【
図2】
図1に示された支柱ポールの上部にアンテナ機器が設置される前の状態を示す斜視である。
【
図3】
図1に示された支柱ポールの上部を拡大して示す斜視図である。
【
図4】
図1に示された支柱ポールの上部で、
図3に示された部分より下部分を拡大して示す斜視図である。
【
図6】
図1に示されたA-A線に沿った平断面図である。
【
図7】
図6でアンテナ機器を除去して示す図である。
【発明を実施するための実施形態】
【0035】
以下、本発明の実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリを添付された図面を参照して詳細に説明することにする。
【0036】
各図面の構成要素に参照符号を付加するにおいて、同一の構成要素に対してはたとえ他の図面上に表示されていても、できるだけ同一の符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明の実施例を説明するにおいて、関連する公知構成または機能に対する具体的な説明が、本発明の実施例に対する理解を妨げると判断される場合には、その詳細な説明は略する。
【0037】
本発明の実施例の構成要素を説明するにおいて、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであるだけで、その用語によって当該の構成要素の本質や順番または手順などが限定されない。また、異に定義されない限り、技術的や科学的な用語を含めてここで使用されるすべての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有する。一般的に使用される辞典に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本出願で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味では解釈されない。
【0038】
図1は、本発明の実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリを示す斜視図、
図2は、
図1に示された支柱ポールの上部にアンテナ機器が設置される前の状態を示す斜視図、
図3は、
図1に示された支柱ポールの上部を拡大して示す斜視図、
図4は、
図1に示された支柱ポールの上部で、
図3に示された部分より下部分を拡大して示す斜視図、
図5は、
図4の上部を拡大して示す正面図、
図6は、
図1に示されたA-A線に沿った平断面図、
図7は、
図6でアンテナ機器を除去して示す図である。
【0039】
図1ないし
図7を参照すると、本発明の実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ1は、支柱ポール(support pole)10と、アンテナ機器A1、A2を含んでもよい。
【0040】
支柱ポール10は上下に長い棒状に形成されてもよい。支柱ポール10は中空に形成されてもよい。本実施例で、支柱ポール10は、中が空いた円筒状に形成されが、三角筒状、四角筒状など多角筒状に形成されてもよい。
【0041】
支柱ポール10の下端には、設置板15が半径方向に突出形成されてもよい。本実施例で、支柱ポール10は円筒状に形成されるため、設置板15は円板型に形成されるが、設置板15の形状は円板型に形成されることに限定されず、支柱ポール10の形状に対応する形状である三角板、四角板など多角板に形成されてもよい。
【0042】
設置板15には、支柱ポール10が固定設置される対象にボルトのような締結部材を通じて締結されるための締結部材貫通ホール15A(
図6および
図7参照)が形成されてもよい。すなわち、前記締結部材は、締結部材貫通ホール15Aを貫通して支柱ポール10が固定設置される対象に締結されることによって、支柱ポール10を前記対象に固定することができる。ここで、支柱ポール10が固定設置される対象は、地面、建物の底面、信号灯のポール上端、街路灯のポール上端など多様な位置に設置されてもよい。
【0043】
締結部材貫通ホール15Aは、設置板15の周り方向に長い円弧形に形成されてもよい。締結部材貫通ホール15Aは、設置板15の周り方向に互いに離隔する複数個の締結部材貫通ホール15Aに形成されてもよい。本実施例で、締結部材貫通ホール15Aは4個で形成されが、締結部材貫通ホール15Aは少なくとも1個で形成されてもよい。
【0044】
一方、支柱ポール10には、付加設置物30が設置されてもよい。本実施例で、付加設置物30は、支柱ポール10の上端に設置された鷲形状のエンブレムで形成される。ただし、付加設置物30は必ず支柱ポール10の上端に設置されるべきものではなく、支柱ポール10の一側に突出配置されるように設置されてもよい。また、付加設置物30は必ず鷲形状のエンブレムで形成されるべきものではなく、本発明の実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ1が設置される地域を象徴する地域広告用エンブレムで形成されてもよい。
【0045】
すなわち、付加設置物30は、前記地域広告用エンブレム、広告用パネル、道路案内板、信号灯および街路灯のうち少なくとも一つであってもよい。このように本発明の実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ1は、支柱ポール10に複数個のアンテナ機器Aだけでなく、付加設置物30を設置して、空間活用性をさらに高めることができるメリットを有する。
【0046】
一方、支柱ポール10の周り面には、アンテナ機器設置ホール11A、11B(
図2参照)が形成されてもよい。アンテナ機器A1、A2は、アンテナ機器設置ホール11A、11Bを貫通してアンテナ機器設置ホール11A、11Bを覆って支柱ポール10に設置されてもよい。したがって、アンテナ機器A1、A2が支柱ポール10に設置された状態であるとき、アンテナ機器A1、A2の後方部は、支柱ポール10の内部空間に配置されてもよい。
【0047】
このように、アンテナ機器A1、A2の後方部が支柱ポール10の内部空間に配置されるため、支柱ポール10に対するアンテナ機器A1、A2の突出量が減少され、アンテナ機器A1、A2の設置空間を減らすことができる。
【0048】
アンテナ機器設置ホール11A、11Bは、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔する複数個のアンテナ機器設置ホール11A、11Bで形成されてもよい。本実施例で、アンテナ機器設置ホール11A、11Bは、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔する3個のアンテナ機器設置ホール11A、11Bで形成されてもよい。ただし、アンテナ機器設置ホール11A、11Bの個数は3個に限定されず、2個であってもよく、4個以上であってもよい。
【0049】
具体的に、複数個のアンテナ機器設置ホール11A、11Bは、複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aと、複数個の下部アンテナ機器設置ホール11Bとを含んでもよい。
【0050】
複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aおよび複数個の下部アンテナ機器設置ホール11Bは互いに同一の個数で形成されてもよい。ただし、複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aおよび複数個の下部アンテナ機器設置ホール11Bは互いに異なる個数で形成されてもよい。
【0051】
また、複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aおよび複数個の下部アンテナ機器設置ホール11Bは互いに同一の大きさで形成されてもよい。ただし、複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aおよび複数個の下部アンテナ機器設置ホール11Bは互いに異なる大きさで形成されてもよい。
【0052】
また、複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aおよび複数個の下部アンテナ機器設置ホール11Bは互いに上下に配置されてもよい。すなわち、複数個の下部アンテナ機器設置ホール11Bは、複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aの直下方に配置されてもよい。ただし、複数個の下部アンテナ機器設置ホール11Bは、複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aの直下方に配置されず、複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aより下に配置され、直下方位置で円周方向に離隔した位置に配置されてもよい。
【0053】
複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aは、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔してもよい。本実施例で、上部アンテナ機器設置ホール11Aは、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔する3個の上部アンテナ機器設置ホール11Aで形成されてもよい。ただし、上部アンテナ機器設置ホール11Aの個数は3個に限定されず、2個であってもよく、4個以上であってもよい。
【0054】
複数個の下部アンテナ機器設置ホール11Bは、複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aより下に形成されてもよい。複数個の下部アンテナ機器設置ホール11Bは、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔してもよい。本実施例で、下部アンテナ機器設置ホール11Bは、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔する3個の下部アンテナ機器設置ホール11Bで形成されてもよい。ただし、下部アンテナ機器設置ホール11Bの個数は3個に限定されず、2個であってもよく、4個以上であってもよい。
【0055】
アンテナ機器A1、A2は、複数個のアンテナ機器設置ホール11A、11Bにそれぞれ設置される複数個のアンテナ機器A1、A2で備えられてもよい。
【0056】
具体的に、複数個のアンテナ機器A1、A2は、複数個の上部アンテナ機器A1と、複数個の下部アンテナ機器A2とを含んでもよい。
【0057】
複数個の上部アンテナ機器A1および複数個の下部アンテナ機器A2は互いに同一の個数で形成されてもよい。ただし、複数個の上部アンテナ機器A1および複数個の下部アンテナ機器A2は互いに異なる個数で形成されてもよい。
【0058】
また、複数個の上部アンテナ機器A1および複数個の下部アンテナ機器A2は互いに同一の大きさで形成されてもよい。ただし、複数個の上部アンテナ機器A1および複数個の下部アンテナ機器A2は互いに異なる大きさで形成されてもよい。
【0059】
複数個の上部アンテナ機器A1は、複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aにそれぞれ設置されてもよい。複数個の上部アンテナ機器A1は、複数個の上部アンテナ機器設置ホール11Aをそれぞれ貫通して支柱ポール10に設置されたとき、それぞれの上部アンテナ機器設置ホール11Aをカバーできる大きさで形成されてもよい。
【0060】
複数個の下部アンテナ機器A2は、複数個の下部アンテナ機器設置ホール11Bにそれぞれ設置されてもよい。複数個の下部アンテナ機器A2は、複数個の下部アンテナ機器設置ホール11Bをそれぞれ貫通して支柱ポール10に設置されたとき、それぞれの下部アンテナ機器設置ホール11Bをカバーできる大きさで形成されてもよい。
【0061】
多様なサイズのアンテナ機器A1、A2の設置のために、多様な大きさのアンテナ機器設置ホール11A、11Bを形成して設置することができる。すなわち、製造社ごとに異なる大きさを有するアンテナ機器A1、A2の外形に合わせて多様な製造社のアンテナ機器A1、A2を単一の支柱ポール10に集約設置が可能なメリットを提供することができる。
【0062】
アンテナ機器A1、A2の両側には、ネジによって支柱ポール10に締結されるネジ組立パネル41が備えられてもよい。ネジ組立パネル41には、アンテナ機器設置ホール11A、11Bの左右枠端部に当接して複数個のネジによって締結されてもよい。ネジ組立パネル41には、前記複数個のネジがそれぞれ貫通する複数個のネジ貫通ホールが形成されてもよく、支柱ポール10のアンテナ機器設置ホール11A、11Bの左右枠端部には、前記複数個のネジ貫通ホールをそれぞれ貫通した前記複数個のネジがそれぞれ締結される複数個のネジ締結ホールが形成されてもよい。
【0063】
本発明の実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ1は、アンテナ機器A1、A2の後方部の一部を支柱ポール10の内部にエンベッデッド(embedded)設置可能であるため、支柱ポール10の外部に突出されるアンテナ機器A1、A2の突出量を減らすことができるので、アンテナ機器A1、A2の設置空間供給者に対する賃借費用を節減することができるメリットを創出することができる。
【0064】
アンテナ機器A1、A2の後方部には、
図6に参照されているように、複数個のヒートシンクフィン(heat sink fin)42が突出形成されてもよい。ここで、アンテナ機器A1、A2の後方部は、支柱ポール10の内部空間に配置される部分であってもよい。そして、複数個のヒートシンクフィン42は、アンテナ機器A1、A2の作動によるアンテナ機器A1、A2内部の熱と、アンテナ機器A1、A2外部空気を、熱交換してアンテナ機器A1、A2を空冷式で冷凍させる放熱フィンとして機能することができる。本実施例で、複数個のヒートシンクフィン42は、アンテナ機器A1、A2の後面に形成されが、アンテナ機器A1、A2の後方部の上下左右後面のうち少なくとも一つの面に形成されてもよい。
【0065】
アンテナ機器A1、A2は、後方部の少なくとも一面に複数個のヒートシンクフィン42が形成され、アンテナ機器A1、A2が支柱ポール10に設置された状態であるとき、複数個のヒートシンクフィン42が支柱ポール10の内部に隠蔽されてもよい。したがって、アンテナ機器A1、A2が支柱ポール10に設置された状態であるとき、ヒートシンクフィン42が支柱ポール10の外部から見えなくなるので、本発明の実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ1の外観が美麗になることができる。
【0066】
一方、支柱ポール10の周り面には、吸気パネル設置ホール12A、12Bがさらに形成されてもよい。支柱ポール10には、吸気パネル21A、21Bがさらに設置されてもよい。吸気パネル21A、21Bには、複数個の吸気孔22、23が形成されてもよい。吸気パネル21A、21Bは吸気パネル設置ホール12A、12Bを覆ってもよい。
【0067】
吸気パネル設置ホール12A、12Bは、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔する複数個の吸気パネル設置ホール12A、12Bで形成されてもよい。本実施例で、吸気パネル設置ホール12A、12Bは、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔する3個の吸気パネル設置ホール12A、12Bで形成されてもよい。ただし、吸気パネル設置ホール12A、12Bの個数は3個に限定されず、2個であってもよく、4個以上であってもよい。
【0068】
具体的に、吸気パネル設置ホール12A、12Bは、複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aと、複数個の下部吸気パネル設置ホール12Bとを含んでもよい。
【0069】
複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aおよび複数個の下部吸気パネル設置ホール12Bは互いに同一の個数で形成されてもよい。ただし、複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aおよび複数個の下部吸気パネル設置ホール12Bは互いに異なる個数で形成されてもよい。
【0070】
また、複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aおよび複数個の下部吸気パネル設置ホール12Bは互いに同一の大きさで形成されてもよい。ただし、複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aおよび複数個の下部吸気パネル設置ホール12Bは互いに異なる大きさで形成されてもよい。
【0071】
また、複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aおよび複数個の下部吸気パネル設置ホール12Bは互いに上下に配置されてもよい。すなわち、複数個の下部吸気パネル設置ホール12Bは、複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aの直下方に配置されてもよい。ただし、複数個の下部吸気パネル設置ホール12Bは、複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aの直下方に配置されず、複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aより下に配置され、直下方位置で円周方向に離隔した位置に配置されてもよい。
【0072】
複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aは、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔してもよい。本実施例で、上部吸気パネル設置ホール12Aは、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔する3個の上部吸気パネル設置ホール12Aで形成されてもよい。ただし、上部吸気パネル設置ホール12Aの個数は3個に限定されず、2個であってもよく、4個以上であってもよい。
【0073】
複数個の下部吸気パネル設置ホール12Bは、複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aより下に形成されてもよい。複数個の下部吸気パネル設置ホール12Bは、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔してもよい。本実施例で、下部吸気パネル設置ホール12Bは、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔する3個の下部吸気パネル設置ホール12Bで形成されてもよい。ただし、下部吸気パネル設置ホール12Bの個数は3個に限定されず、2個であってもよく、4個以上であってもよい。
【0074】
吸気パネル21A、21Bは、複数個の吸気パネル設置ホール12A、12Bにそれぞれ設置される複数個の吸気パネル21A、21Bに備えられてもよい。
【0075】
具体的に、複数個の吸気パネル21A、21Bは、複数個の上部吸気パネル21Aと、複数個の下部吸気パネル21Bとを含んでもよい。
【0076】
複数個の上部吸気パネル21Aおよび複数個の下部吸気パネル21Bは互いに同一の個数で形成されてもよい。ただし、複数個の上部吸気パネル21Aおよび複数個の下部吸気パネル21Bは互いに異なる個数で形成されてもよい。
【0077】
また、複数個の上部吸気パネル21Aおよび複数個の下部吸気パネル21Bは互いに同一の大きさで形成されてもよい。ただし、複数個の上部吸気パネル21Aおよび複数個の下部吸気パネル21Bは互いに異なる大きさで形成されてもよい。
【0078】
複数個の上部吸気パネル21Aは、複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aにそれぞれ設置されてもよい。複数個の上部吸気パネル21Aは、支柱ポール10に設置されたとき、複数個の上部吸気パネル設置ホール12Aをそれぞれカバーしてもよい。
【0079】
複数個の下部吸気パネル21Bは、複数個の下部吸気パネル設置ホール12Bにそれぞれ設置されてもよい。複数個の下部吸気パネル21Bは、支柱ポール10に設置されたとき、複数個の下部吸気パネル設置ホール12Bをそれぞれカバーしてもよい。
【0080】
複数個の吸気孔22、23は、複数個の上部吸気パネル21Aそれぞれに形成された複数個の第1吸気孔22と、複数個の下部吸気パネル21Bのそれぞれに形成された複数個の第2吸気孔23とを含んでもよい。
【0081】
複数個の第1吸気孔22および複数個の第2吸気孔23は、支柱ポール10の内外部を連通させることができる。したがって、支柱ポール10の外部の空気は、複数個の第1吸気孔22および複数個の第2吸気孔23を通じて支柱ポール10の内部空間に流入することができる。
【0082】
アンテナ機器A1、A2のヒートシンクフィン42を通じて伝達するアンテナ機器A1、A2内で生成された熱は、前述した複数個の吸気パネル21A、21Bに形成された吸気孔22、23を通じて支柱ポール10の内部空間に流入された空気と熱交換された後、上昇気流を形成して支柱ポール10の上部に排出することができる。
【0083】
このために、吸気パネル21A、21Bは、アンテナ機器設置ホール11A、11Bに設置されるアンテナ機器A1、A2の下部を通気させる位置に結合されることが好ましい。このために、吸気パネル設置ホール12A、12Bは、アンテナ機器設置ホール11A、11Bより下に形成されてもよい。具体的に、上部吸気パネル設置ホール12Aは、上部アンテナ機器設置ホール11Aより下に形成されてもよく、下部吸気パネル設置ホール12Bは下部アンテナ機器設置ホール11Bより下に形成されてもよい。上部吸気パネル設置ホール12Aは上部アンテナ機器設置ホール11Aおよび下部アンテナ機器設置ホール11Bの間に形成されてもよい。下部アンテナ機器設置ホール11Bは上部吸気パネル設置ホール12Aより下に形成されてもよい。
【0084】
したがって、アンテナ機器A1、A2がアンテナ機器設置ホール11A、11Bに設置された状態で、吸気パネル21A、21Bが吸気パネル設置ホール12A、12Bに設置された状態であるとき、吸気パネル21A、21Bは、アンテナ機器A1、A2より下に配置されてもよい。具体的に、上部吸気パネル21Aは上部アンテナ機器A1より下に配置されてもよく、下部吸気パネル21Bは下部アンテナ機器A2より下に配置されてもよい。上部吸気パネル21Aは上部アンテナ機器A1および下部アンテナ機器A2の間に配置されてもよい。下部アンテナ機器A2は上部吸気パネル21Aより下に配置されてもよい。
【0085】
本実施例で、吸気パネル設置ホール12A、12Bは、アンテナ機器設置ホール11A、11Bで延長形成されてもよい。すなわち、吸気パネル設置ホール12A、12Bは、アンテナ機器設置ホール11A、11Bの下側で下に延長形成されてもよい。ただし、吸気パネル設置ホール12A、12Bは、必ずアンテナ機器設置ホール11A、11Bで延長形成されるべきものではなく、アンテナ機器設置ホール11A、11Bと別途に形成されてもよい。もちろん、本実施例のように、吸気パネル設置ホール12A、12Bがアンテナ機器設置ホール11A、11Bで延長形成される場合、1回の穿孔工程により吸気パネル設置ホール12A、12Bおよびアンテナ機器設置ホール11A、11Bを穿孔することができるので、前記穿孔工程時間を短縮することができる。
【0086】
一方、支柱ポール10の上端には、排気パネル25がさらに設置されてもよい。排気パネル25には、複数個の排気孔26が形成されてもよい。排気パネル25は、支柱ポール10の上端開口を覆ってもよい。排気パネル25は、アンテナ機器A1、A2の複数個のヒートシンクフィン42を下から上に通過した空気を複数個の排気孔26を通じて支柱ポール10の外部に排出することができる。したがって、本実施例で、排気パネル25は、支柱ポール10の上端に設置され、支柱ポール10の上端開口を覆うように配置されるが、排気パネル25の設置位置はこれに限定されず、支柱ポール10のうちアンテナ機器A1、A2より上側に設置されるものであれば可能である。
【0087】
すなわち、吸気パネル21A、21Bは、アンテナ機器設置ホール11A、11Bに結合され、支柱ポール10の外気を支柱ポール10の内部に流入させることができ、排気パネル25は、支柱ポール10の上端部に結合され、支柱ポール10の内部の熱を支柱ポール10の外部に排出させることができる。
【0088】
したがって、支柱ポール10の内部にアンテナ機器A1、A2の複数個のヒートシンクフィン42を通じて放熱されたアンテナ機器A1、A2の熱は、吸気パネル21A、21Bを通じて流入され、排気パネル25を通じて排出される空気流動を通じて円滑な放熱を行うことができる。
【0089】
支柱ポール10内には、アンテナ機器A1、A2より上側に排気ファン28(
図3参照)がさらに配置されてもよい。排気ファン28は、支柱ポール10内の空気を排気パネル25に送ってもよい。
【0090】
吸気パネル21A、21Bを通じる支柱ポール10の内部での空気流動は多様な原因によって抵抗が生ずる恐れがあるので、排気ファン28は、支柱ポール10内部での空気流動を円滑にすることができる。
【0091】
排気ファン28は少なくとも一つで備えられてもよい。例えば、本実施例のように排気パネル25が支柱ポール10の上端に設置され、支柱ポール10の上端開口を覆う場合、排気ファン28は一つの排気ファン28で備えられてもよい。または、排気パネル25が支柱ポール10の上端部の周り面に設置される場合、排気ファン28は、支柱ポール10の周り方向に互いに離隔配置される複数個の排気ファン28で備えられてもよい。
【0092】
一方、支柱ポール10の内部空間には、アンテナ機器A1、A2に連結されるワイヤーハーネス(図示せず)が設置されてもよい。ここで、前記ワイヤーハーネスは、複数個のアンテナ機器A1、A2の電源供給のための電源ケーブルと、複数個のアンテナ機器A1、A2の制御のための制御ケーブルとを含んでもよい。すなわち、前記ワイヤーハーネスは、複数個のアンテナ機器A1、A2の電源供給および制御のためのケーブルであってもよい。
【0093】
本発明の実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ1は、アンテナ機器A1、A2が支柱ポール10に設置された状態であるとき、外形の美観を最も大きく損なう要素である前記ワイヤーハーネスが支柱ポール10の外部から見えなくなるので、前記ワイヤーハーネスによる外形の美観が低下することを防止でき、気象悪化などの外部要因によって前記ワイヤーハーネスが破損されることを防止して複数個のアンテナ機器Aの停電事故を防止することができる。
【0094】
一方、支柱ポール10の内周面には、前記ワイヤーハーネスをクランピングして整理するハーネスクランパ50(
図6および
図7参照)が突出形成されてもよい。
【0095】
ハーネスクランパ50は、支柱ポール10の内周面に支柱ポール10の周り方向に沿って互いに離隔配置される複数個のハーネスクランパ50で形成されてもよい。複数個のアンテナ機器A1、A2が支柱ポール10に設置された状態であるとき、支柱ポール10の内部では、複数個のアンテナ機器A1、A2の複数個のヒートシンクフィン42が向い合うことになるので、ハーネスクランパ50を用いて前記ワイヤーハーネスを整理することによって、支柱ポール10の内部空間で前記ワイヤーハーネスによる空気流動抵抗が生ずることを事前に防止することができる。また、複数個のヒートシンクフィン42は非常に温度が高いので、ハーネスクランパ50は、前記ワイヤーハーネスが直接的に複数個のヒートシンクフィン42に接触されることを防止し、ハーネスクランパ50が複数個のヒートシンクフィン42の熱によって破損されることを防止できる。
【0096】
ハーネスクランパ50は、支柱ポール10の内周面に支柱ポール10の中心に向けて突出形成されたベース板51と、ベース板51に上側に突出配置されるクランピング突起52とを含んでもよい。ベース板51はクランピング突起52を支持することができ、クランピング突起52は、前記ワイヤーハーネスが巻き付けられる部分であって前記ワイヤーハーネスがクランピングして整理される実質的な部分であってもよい。ベース板51は、支柱ポール10の周りの一部を切開した後、支柱ポール10の内側に折り曲げて形成されてもよく、支柱ポール10と別途に形成されて溶接または締結などの方法で支柱ポール10の内周面に結合させて形成されてもよい。クランピング突起52は、ナットを通じてベース板51に締結されるボルトに形成されてもよいが、これに限定されず、ベース板51に上側に突出された形態の多様な突起で形成されてもよい。
【0097】
前記のように、本発明の実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ1は、アンテナ機器A1、A2が支柱ポール10の周り面に形成されたアンテナ機器設置ホール11A、11Bを貫通してアンテナ機器設置ホール11A、11Bを覆って支柱ポール10に設置され、アンテナ機器A1、A2の後方部が支柱ポール10の内部空間に配置されるので、支柱ポール10に対するアンテナ機器A1、A2の突出量が減少され、アンテナ機器A1、A2の設置空間を減らすことができる。
【0098】
また、本発明の実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ1は、アンテナ機器A1、A2の後方部が支柱ポール10の内部空間に配置されるので、アンテナ機器A1、A2の後方部に放熱のために形成された複数個のヒートシンクフィン42が支柱ポール10の外部に露出されないため、外観が美麗になることができる。
【0099】
また、本発明の実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリ1は、アンテナ機器A1、A2の電源供給および制御のための前記ワイヤーハーネスが支柱ポール10の内部に配置されるので、外観が美麗になり、気象悪化などの外部要因によるアンテナ機器A1、A2の停電事故を防止することができる。
【0100】
以上、本発明の一実施例に係るアンテナ設置用支柱ポールアセンブリを添付された図面を参照して詳細に説明した。しかし、本発明の実施例が必ず前述した一実施例によって限定されるものではなく、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者による多様な変形および均等な範囲での実施が可能であることは当然であると言える。したがって、本発明の真の権利範囲は、後述する請求の範囲によって決められると言える。
【産業上の利用可能性】
【0101】
本発明は、アンテナ機器が支柱ポールに設置されたとき、前記支柱ポールに対する前記アンテナ機器の突出量を減少させ、前記アンテナ機器の設置空間を減らすことができるアンテナ設置用支柱ポールアセンブリを提供する。
【符号の説明】
【0102】
A1、A2:アンテナ機器
41:ネジ組立パネル
42:ヒートシンクフィン
10:支柱ポール
11A、11B:アンテナ機器設置ホール
12A、12B:吸気パネル設置ホール
21A、21B:吸気パネル
22、23:吸気孔
25:排気パネル
26:排気孔
28:排気ファン
30:付加設置物
50:ハーネスクランパ
51:ベース板
52:クランピング突起
【国際調査報告】