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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-24
(54)【発明の名称】コネクタアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H01R 24/40 20110101AFI20240617BHJP
   H01R 13/6581 20110101ALI20240617BHJP
   H01R 13/52 20060101ALI20240617BHJP
【FI】
H01R24/40
H01R13/6581
H01R13/52 301A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023557328
(86)(22)【出願日】2022-03-18
(85)【翻訳文提出日】2023-11-02
(86)【国際出願番号】 IB2022052496
(87)【国際公開番号】W WO2022200961
(87)【国際公開日】2022-09-29
(31)【優先権主張番号】10-2021-0036746
(32)【優先日】2021-03-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0037362
(32)【優先日】2021-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0037365
(32)【優先日】2021-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0140222
(32)【優先日】2021-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0188208
(32)【優先日】2021-12-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503473149
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス アンプ コリア カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Tyco Electronics AMP Korea Co.,Ltd
(74)【代理人】
【識別番号】100100077
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 充
(74)【代理人】
【識別番号】100136010
【弁理士】
【氏名又は名称】堀川 美夕紀
(74)【代理人】
【識別番号】100203046
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 聖子
(72)【発明者】
【氏名】リュウ,スンモン
(72)【発明者】
【氏名】クォン,ギチャン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジェフン
【テーマコード(参考)】
5E021
5E087
5E223
【Fターム(参考)】
5E021FA02
5E021FA08
5E021FA14
5E021FA16
5E021FC21
5E021FC29
5E021LA01
5E021LA10
5E087EE02
5E087EE08
5E087FF04
5E087FF07
5E087LL04
5E087LL12
5E087MM08
5E087RR02
5E087RR12
5E087RR25
5E223AB59
5E223AB65
5E223AB67
5E223AC03
5E223AC12
5E223AC21
5E223BA12
5E223BA17
5E223BB01
5E223BB04
5E223BB12
5E223CA13
5E223CB07
5E223CB24
5E223CB26
5E223CD01
5E223DB08
5E223DB11
5E223EB02
5E223EB13
5E223EB22
5E223GA08
5E223GA19
5E223GA22
5E223GA52
(57)【要約】
金属フレームに接続するように構成されているコネクタアセンブリは、非金属材料で形成された主ハウジングと、主ハウジング内に配置されたシールドケースと、主ハウジングに接続するように構成されているベースプレートと、主ハウジングの下に配置され、ベースプレートに接続するように構成されているシールドリングとを備え、金属フレームとシールドケースとは、シールドリングを介して電気的に接続されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属フレームに接続するように構成されているコネクタアセンブリであって、
前記コネクタアセンブリは、
非金属材料で形成された主ハウジングと、
前記主ハウジング内に配置されたシールドケースと、
前記金属フレームに接続するように構成されているベースプレートと、
前記主ハウジングおよび前記ベースプレートを接続するように構成されているシールドリングと
を備え、
前記金属フレームと前記シールドケースとは、前記シールドリングを介して電気的に接続されている、コネクタアセンブリ。
【請求項2】
前記主ハウジングは、前記ベースプレートと前記シールドリングとの相互固定力によって、前記金属フレームに固定されている、請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項3】
前記シールドリングと前記ベースプレートとは、溶接によって接続されている、請求項2に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項4】
前記シールドリングの下に配置され、前記主ハウジングに固定されたカバーをさらに備える、請求項3に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項5】
前記カバーと前記主ハウジングとは、溶接によって接続されている、請求項4に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項6】
ねじ山が、前記主ハウジングの内面と前記ベースプレートの内面のそれぞれに設けられている、請求項3に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項7】
前記主ハウジングは、前記主ハウジングの下端部から突出する接続突起を含み、前記接続突起に前記シールドリングが接続され、
前記シールドリングは、前記ベースプレートの下面を支持するように構成されている、請求項2に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項8】
前記ベースプレートと前記金属フレームとは一体に形成されている、請求項2に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項9】
前記金属フレームは、前記金属フレームの内面から突出するフレーム本体突起を含み、前記フレーム本体突起に前記シールドリングが接続され、
前記シールドリングは、前記フレーム本体突起を受け入れるように構成されているシールドリング孔を含む、請求項8に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項10】
前記シールドリングは、前記シールドリングの中央部に前記シールドケースを受け入れる空間を有し、前記シールドケースに物理的かつ電気的に接続するように構成されている、請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項11】
前記シールドリングは、
前記ベースプレートおよび前記シールドケースに接触するように構成されているシールドリング本体と、
前記シールドリング本体の内端部から延び、前記シールドケースに接触するように構成され、前記シールドリング本体に対して傾斜した形状を有するシールドリング突起と
を含む、請求項10に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項12】
前記主ハウジングは、
前記シールドリングに配置された主ハウジング本体と、
前記主ハウジング本体から突出し、前記シールドリングを貫通するように構成されている主ハウジング突起と
を含む、請求項11に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項13】
前記シールドリングは、一側に形成されたシールドリング開口部を含む、請求項10に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項14】
前記ベースプレートは、
前記主ハウジングを取り囲むプレート本体と、
前記プレート本体から外方に突出し、前記金属フレームに重なり、溶接によって前記金属フレームに接続されているリブと
を含む、請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項15】
前記主ハウジングと前記ベースプレートとの間に配置されたシールをさらに備える、請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項16】
前記主ハウジングは、前記ベースプレートに対向する面から後退し、前記シールを受け入れるように構成されている溝を含む、請求項15に記載のコネクタアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、韓国特許庁に2021年3月22日に出願された韓国特許出願第10-2021-0036746号、2021年3月23日に出願された韓国特許出願第10-2021-0037365号、2021年3月23日に出願された韓国特許出願第10-2021-0037362号、2021年10月20日に出願された韓国特許出願第10-2021-0140222号、および2021年12月27日に出願された韓国特許出願第10-2021-0188208号の優先権の利益を主張し、これらの開示は、あらゆる目的のため参照により本明細書に組み込まれている。
【0002】
1つまたは複数の例示的な実施形態は、コネクタアセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
コネクタは、電気接続を可能にするまたは阻止する電気部品のうちの1つである。電気部品を接続するために使用されるコネクタは、導電性信号経路として機能するソケットと、ソケットを取り囲むシールドとを備えることができる。シールドは、戻り経路を提供し、無線周波数(RF)が信号経路から漏れることを防ぐことができる。
【0004】
コネクタアセンブリは、電気接続を選択的に可能にするまたは阻止する部品のうちの1つである。例えば、車両は、電子部品またはセンサなどの様々な電気部品を備え、これらの電気部品は、ケーブルおよびコネクタアセンブリを介して、互いにまたは電源に電気的に接続されている。
【0005】
一般的なコネクタアセンブリは、コネクタを取り囲むハウジングを備えることがあり、ハウジングは金属で形成され得るため、コネクタアセンブリの成形および加工が難しくなる。したがって、非金属材料で形成され、外部電磁干渉(EMI)を防ぐように構成されているコネクタハウジングを備えるコネクタアセンブリが必要である。
【0006】
上記の説明は、本発明者らが本開示を考え出す過程で得た情報またはその時点で既に有していた情報であり、必ずしも本出願の出願前に公知であった技術ではない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様は、容易に成形され加工されるコネクタハウジング(例えば、後述する主ハウジング)を備えるコネクタアセンブリを提供する。
【0008】
別の態様は、電磁干渉(EMI)を防ぐことができるコネクタアセンブリを提供する。
【0009】
例示的な実施形態によれば、金属フレームに接続するように構成されているコネクタアセンブリであって、コネクタアセンブリは、非金属材料で形成された主ハウジングと、主ハウジング内に配置されたシールドケースと、金属フレームに接続するように構成されているベースプレートと、主ハウジングおよびベースプレートを接続するように構成されているシールドリングとを備える、コネクタアセンブリが提供される。金属フレームとシールドケースとを、シールドリングを介して電気的に接続することができる。
【0010】
主ハウジングを、ベースプレートとシールドリングとの相互固定力(mutual fixing force)によって、金属フレームに固定することができる。
【0011】
シールドリングとベースプレートとを、溶接によって接続することができる。
【0012】
コネクタアセンブリは、シールドリングの下に配置され、主ハウジングに固定されたカバーをさらに備えることができる。
【0013】
カバーと主ハウジングとを、溶接によって接続することができる。
【0014】
ねじ山を、主ハウジングの内面とベースプレートの内面とのそれぞれに設けることができる。
【0015】
主ハウジングは、主ハウジングの下端部から突出する接続突起を含むことができ、接続突起にシールドリングが接続されている。シールドリングは、ベースプレートの下面を支持することができる。
【0016】
ベースプレートと金属フレームとを一体に形成することができる。
【0017】
金属フレームは、金属フレームの内面から突出するフレーム本体突起をさらに含むことができ、フレーム本体突起にシールドリングが接続されている。シールドリングは、フレーム本体突起を受け入れるように構成されているシールドリング孔を含むことができる。
【0018】
シールドリングは、シールドリングの中央部にシールドケースを受け入れる空間を有することができ、シールドケースに物理的かつ電気的に接続されていてよい。
【0019】
シールドリングは、ベースプレートおよびシールドケースに接触するように構成されているシールドリング本体と、シールドリング本体の内端部から延び、シールドケースに接触するように構成され、シールドリング本体に対して傾斜した形状を有するシールドリング突起とを含むことができる。
【0020】
主ハウジングは、シールドリングに配置された主ハウジング本体と、主ハウジング本体から突出し、シールドリングを貫通するように構成されている主ハウジング突起とを含むことができる。
【0021】
シールドリングは、一側に形成されたシールドリング開口部を含むことができる。
【0022】
ベースプレートは、主ハウジングを取り囲むプレート本体と、プレート本体から外方に突出し、金属フレームに重なり、溶接によって金属フレームに接続されているリブとを含むことができる。
【0023】
コネクタアセンブリは、主ハウジングとベースプレートとの間に配置されたシールをさらに備えることができる。
【0024】
主ハウジングは、ベースプレートに対向する面から後退し、シールを受け入れるように構成されている溝を含むことができる。
【0025】
例示的な実施形態の追加の態様が、以下の説明において部分的に記載され、説明から部分的に明らかになり、または本開示の実施によって理解され得る。
【0026】
本明細書に記載の例示的な実施形態によれば、コネクタアセンブリは、容易に成形され加工されるコネクタハウジング(例えば、後述する主ハウジング)を備えることができる。
【0027】
本明細書に記載の例示的な実施形態によれば、コネクタアセンブリはEMIを防ぐことができる。
【0028】
本開示のこれらおよび/またはその他の態様、機構、および利点は、添付図面と併せた例示的な実施形態の以下の説明から明らかになり、より容易に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】例示的な実施形態によるコネクタアセンブリの斜視図である。
図2】例示的な実施形態による、金属フレームに接続されたコネクタアセンブリの斜視図である。
図3】例示的な実施形態による、金属フレームに接続されたコネクタアセンブリの断面図である。
図4】例示的な実施形態による、金属フレームに接続されたコネクタアセンブリの電気接続状態を示す図である。
図5】例示的な実施形態による、主ハウジング、ベースプレート、およびシールドリングが接続されることになるコネクタアセンブリの分解斜視図である。
図6】例示的な実施形態による、主ハウジング、ベースプレート、およびシールドリングが接続されているコネクタアセンブリの斜視図である。
図7】例示的な実施形態によるコネクタアセンブリのシールドリングの斜視図である。
図8】例示的な実施形態による、カバーが接続されることになるコネクタアセンブリの分解斜視図である。
図9】例示的な実施形態による、カバーが接続されているコネクタアセンブリの斜視図である。
図10】例示的な実施形態による、カバーが接続されているコネクタアセンブリの断面図である。
図11】例示的な実施形態による、第2の固定機構に基づくコネクタアセンブリの断面図である。
図12】例示的な実施形態による、主ハウジングとベースプレートとが第2の固定機構によって接続されているコネクタアセンブリの分解斜視図である。
図13】例示的な実施形態による、ベースプレートとシールドリングとが接続されることになるコネクタアセンブリの分解斜視図である。
図14】例示的な実施形態による、第3の固定機構に基づくコネクタアセンブリの断面図である。
図15】例示的な実施形態による、主ハウジング、シールドケース、ベースプレート、およびシールドリングが第3の固定機構によって接続されることになるコネクタアセンブリの分解斜視図である。
図16】例示的な実施形態による、主ハウジング、ベースプレート、およびシールドリングが接続されているコネクタアセンブリの斜視図である。
図17】例示的な実施形態による、第4の固定機構に基づくコネクタアセンブリの断面図である。
図18】例示的な実施形態による、コネクタアセンブリのフレーム本体、主ハウジング、およびシールドリングがこれから第4の固定機構によって接続される状態を示す分解斜視図である。
図19】例示的な実施形態による、フレーム本体に接続されたシールドリングの形状を示す斜視図である。
図20】例示的な実施形態による、シールドリングを貫通することによってクリンチされたフレーム本体突起の形状を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下で、添付図面を参照しながら例示的な実施形態について詳細に説明する。しかしながら、開示された特定の例示的な実施形態に本開示を限定する意図はないことを理解されたい。それどころか、例示的な実施形態は、例示的な実施形態の範囲に含まれるすべての修正、等価物、および代替案を包含するものである。
【0031】
例示的な実施形態の説明において、周知の関連構造または機能の詳細な説明は、そのような説明が本開示の曖昧な解釈を生じさせると考えられる場合には省略される。
【0032】
別段の規定がない限り、本明細書で使用される、技術用語および科学用語を含むすべての用語は、本開示の属する技術分野における当業者により、本開示の理解に基づいて一般に理解されるものと同じ意味を有する。一般に使用される辞書において定義されるような用語は、関連技術および本開示の文脈においてそれらの意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、本明細書で明記しない限り、理想的または過度に形式的な意味として解釈されるべきではない。
【0033】
以下で、添付図面を参照しながら、例示的な実施形態について詳細に説明する。図中の要素に付された参照数字に関し、同じ要素は、異なる図面に示されていても、可能な限り同じ参照数字で示されることに留意されたい。
【0034】
本明細書に記載の例示的な実施形態および添付図面に示す構造は、コネクタアセンブリの最も望ましい例に関連するが、コネクタアセンブリのすべての技術的特徴を表しているわけではない。したがって、例示的な実施形態および構造に置き換わる様々な修正および等価物も使用可能であり得ることが理解される。
【0035】
図1は、例示的な実施形態によるコネクタアセンブリの斜視図である。
【0036】
図1を参照すると、例示的な実施形態によれば、コネクタアセンブリ1000を金属フレームFに接続することができる。金属フレームFは、フレーム本体10と基板20とを含むことができ、コネクタアセンブリ1000を、フレーム本体10に接続または結合することができ、金属フレームF内に設けられた基板20に接続することができる。
【0037】
金属フレームFのフレーム本体10の上面に、コネクタアセンブリ1000を接続する開口部が形成されてよい。フレーム本体10の形状は、コネクタアセンブリ1000を設ける開口部を除いて、図1に示す形状に限定されず、変化し得る。
【0038】
図2は、例示的な実施形態による、金属フレームに接続されたコネクタアセンブリの斜視図である。
【0039】
図2を参照すると、コネクタアセンブリ1000を、フレーム本体10に接続して確実に固定することができる。以下で、図3図10を参照しながら、コネクタアセンブリ1000を固定する機構について詳細に説明する。
【0040】
図3は、例示的な実施形態による、金属フレームに接続されたコネクタアセンブリの断面図である。
【0041】
図3を参照すると、コネクタアセンブリ1000は、主ハウジング110と、主ハウジング110内に配置されたシールドケース210と、主ハウジング110の外側に配置され、金属フレームFに接続するように構成されているベースプレート220と、主ハウジング110およびベースプレート220の下端部に配置され、電磁干渉(EMI)を阻止するように構成されているシールドリング230と、シールドリング230の下に配置され、シールドリング230を固定するように構成されているカバー300とを備えることができる。
【0042】
コネクタアセンブリ1000の主ハウジング110は、非金属材料(例えば、樹脂)で形成されてよい。非金属材料で形成された主ハウジング110は、容易に加工および成形することができ、したがって、必要に応じて、コネクタアセンブリ1000を接続する様々なデバイスの様々な形状に適合するように変形させることができる。
【0043】
主ハウジング110の外面がベースプレート220に接触し、主ハウジング110の内面がシールドケース210に接触し、主ハウジング110の下端部の一面がシールドリング230に接触するため、主ハウジング110は、コネクタアセンブリ1000の構造フレームを形成することができる。
【0044】
しかしながら、主ハウジング110は、非金属材料で形成されているため、ベースプレート220、シールドケース210、およびシールドリング230に電気的に接続されることはない。
【0045】
コネクタアセンブリ1000のシールドケース210を、主ハウジング110内に配置することができ、シールドケース210の外面は、主ハウジング110の内面に接触することができる。シールドケース210は、金属材料で形成され、後述するベースプレート220およびシールドリング230と共にEMIを阻止するように構成されてよい。
【0046】
コネクタの部品を、シールドケース210内に配置することができ、シールドケース210内に配置された部品を、金属フレームF内に設けられた基板20に取り付けられたコネクタに接続することができる。
【0047】
シールドケース210を、上端部から下端部に向かう方向に直径が増加する管の形状に形成することができる。シールドケース210の上端部および下端部に、開口部を形成することができる。この場合、上端部に形成された開口部を外部デバイスに接続することができ、下端部に形成された開口部を金属フレームFの基板20に接続することができる。
【0048】
コネクタアセンブリ1000のベースプレート220を、主ハウジング110の外側に配置することができ、ベースプレート220の内端部は、主ハウジング110の外端部に接触することができる。
【0049】
ベースプレート220は、主ハウジング110を取り囲むプレート本体と、プレート本体から外方に突出し、金属フレームFに重なるリブ221とを含むことができる。
【0050】
ベースプレート220のリブ221と金属フレームFとは、コネクタアセンブリ1000の高さ方向に重なることができる。金属フレームFに重なるベースプレート220のリブ221は、ベースプレート-金属フレーム接触面Wを形成することができ、リブ221の下面と金属フレームFの上面とを、接触面Wにおいてレーザ溶接によって互いに接続(または結合)することができる。しかしながら、リブ221と金属フレームFとを接続する方法は、前記のものに限定されない。
【0051】
すなわち、接触面Wで行われる接続方法は、レーザ溶接に限定されず、他のタイプの溶接、および、例えば機械的方法を含む他の様々な接続技術を適用してもよい。
【0052】
ベースプレート220と金属フレームFとは溶接によって接続されるため、コネクタアセンブリ1000と金属フレームFとは、互いに確実に固定され、同時に、互いに電気的に接続されることにより、後述するEMIを防ぐことができる。
【0053】
加えて、ベースプレート220の下端部の一面と主ハウジング110の下端部の一面とを、同じ平面、例えば第1の平面Pに配置することができる。
【0054】
ベースプレート220は、金属材料で形成されてよく、したがって、前述したシールドケース210および後述するシールドリング230と共にEMIを阻止することができる。
【0055】
コネクタアセンブリ1000のシールドリング230を、主ハウジング110およびベースプレート220の下に配置することができる。シールドリング230の上面を第1の平面Pに配置することができ、第1の平面Pには、ベースプレート220の下端部の一面と主ハウジング110の下端部の一面とが配置されている。
【0056】
前述したシールドケース210は、シールドリング230の中央部に形成された孔を貫通することによって配置されてよく、シールドリング230は、第1の平面Pでベースプレート220および主ハウジング110に接触した状態で内方に延びて、シールドケース210の外壁に接触することができる。
【0057】
シールドリング230は、金属材料で形成されてよく、したがって、金属フレームFに電気的に接続されたベースプレート220およびシールドケース210に電気的に接続されて、EMIを阻止するまたは低減させることができる。
【0058】
図5を参照しながら、シールドリング230の詳細な形状について後述する。
【0059】
コネクタアセンブリ1000のカバー300を、シールドリング230の下に配置することができる。カバー300の上面が、シールドリング230の下面に接触して、シールドリング230を主ハウジング110およびベースプレート220に確実に固定することができる。カバー300は、非金属材料で形成されてよく、主ハウジング110に溶接されて、シールドリング230を主ハウジング110の下面に固定することができる。図6を参照しながら、シールドリング230をカバー300によって固定する詳細な機構について後述する。
【0060】
コネクタアセンブリ1000は、主ハウジング110とベースプレート220との間に配置されたシール150をさらに備えることができる。
【0061】
シール150は、異物(例えば、水)が外部から流れることを防ぐように形成されてよい。この場合、シール150は、主ハウジング110とベースプレート220との間で圧縮され得る弾性部材、例えばOリングであってよい。
【0062】
主ハウジング110は、シール150を受け入れる溝115を含むことができる。溝115は、ベースプレート220に接触している主ハウジング110の外壁から、予め設定された高さおよび幅で凹むことによって形成されてよい。
【0063】
シール150は、主ハウジング110の溝115に収容された状態で、ベースプレート220と主ハウジング110との間で圧縮されて、ベースプレート220と主ハウジング110との間の隙間を除去し、ベースプレート220と主ハウジング110との間を確実にシールすることができる。
【0064】
図4は、例示的な実施形態による、金属フレームに接続されたコネクタアセンブリの電気接続状態を示す。
【0065】
前述したように、主ハウジング110は、非金属材料で形成されてよく、ベースプレート220、シールドケース210、およびシールドリング230は、金属材料で形成されてよい。
【0066】
金属材料で形成されたベースプレート220、シールドケース210、およびシールドリング230は、互いに接触した状態で電気的に接続されてよく、したがって、金属フレームFに接続されたシールドケース210の内部を外部から電磁的にシールドすることができる。
【0067】
図4を参照すると、金属フレームFのフレーム本体10の上面が、ベースプレート220のリブ(例えば、リブ221)に重なることができ、金属フレームFとベースプレート220とを電気的に接続することができる。ベースプレート220の下端部の一面は、シールドリング230に接触してシールドリング230に電気的に接続され、シールドリング230の内端部は、シールドケース210の外壁に接触して、シールドケース210の外壁に電気的に接続されてよい。
【0068】
この場合、シールドリング230とシールドケース210とを、互いに物理的に接触した状態で電気的に接続することができ、したがって、シールドリング230の内端部とシールドケース210とは、安定した接触状態を維持する必要があり得る。したがって、シールドリング230の内端部を、シールドケース210の外壁に対して上方に傾斜した形状に形成することができる。図7を参照しながら、シールドリング230の内端部の詳細な形状について後述する。
【0069】
したがって、金属フレームFのフレーム本体10から内部のシールドケース210へ延びる電気接続線Lを形成することができ、接続線Lによって画定された境界線とシールドケース210の側壁とによって、内部と外部とを電磁的にシールドすることができる。
【0070】
すなわち、例えば、電子デバイスで発生したノイズが別の電子デバイスに干渉する状態であるEMIから、コネクタアセンブリ1000の内部を保護することができる。
【0071】
図5は、例示的な実施形態による、主ハウジング、ベースプレート、およびシールドリングが接続されることになるコネクタアセンブリの分解斜視図である。
【0072】
図5を参照すると、ベースプレート220を主ハウジング110の下側の方向に接続することができ、次に、シールドリング230をベースプレート220の下面に接続することができる。
【0073】
この場合、シールドリング230の上面は、ベースプレート220の下面に接触することができる。加えて、互いに接触するシールドリング230の上面とベースプレート220の下面とを、ベースプレート220の下面の一部に形成された溶接点Wにおけるスポット溶接によって固定することができる。スポット溶接とは、基材または母材金属の塑性変形による取付けのすべての溶接方法を指す総称であり得る。
【0074】
図6は、例示的な実施形態による、主ハウジング、ベースプレート、およびシールドリングが接続されているコネクタアセンブリの斜視図である。
【0075】
図6を参照すると、主ハウジング110は、シールドリング230の上面に配置された主ハウジング本体111と、シールドリング230を貫通することによって主ハウジング本体111から突出する、弾性力を有するカンチレバーの形で設けられた主ハウジング突起112とを含むことができる。主ハウジング突起112は、カバー300(後述する)に接触して固定されてよい。
【0076】
主ハウジング110がベースプレート220およびシールドリング230に接続される場合、主ハウジング110および主ハウジング突起112内に配置されたシールドケース210は、シールドリング230を貫通することによって配置されてよい。
【0077】
この場合、ベースプレート220とシールドリング230とを、スポット溶接によって互いに固定することができる。加えて、主ハウジング突起112がシールドリング230の内側に弾性的に接続されるため、主ハウジング110を固定することができ、主ハウジング突起112の端部に形成された段部を使用して、シールドリング230の外面に機械的に固定することができる。
【0078】
このような接続力を増大させるために、さらにカバー300を主ハウジング110に固定することができる。図8および図9を参照しながら、主ハウジング110を固定する詳細な機構について後述する。
【0079】
図7は、例示的な実施形態によるコネクタアセンブリのシールドリングの斜視図である。
【0080】
図7を参照すると、シールドリング230は、ベースプレート220およびシールドケース210に接触するように構成されているシールドリング本体231と、シールドリング本体231の内端部から延び、シールドケース210に接触するように構成されているシールドリング突起232とを含むことができる。
【0081】
シールドリング突起232の内端部を、シールドリング本体231に対して上方に傾斜した形状に形成することができる。このような傾斜した形状に形成されたシールドリング突起232の内端部は、シールドケース210との接触の安定性を高めることができる。シールドリング突起232を傾斜させる方向は、シールドケース210を主ハウジング110に挿入する方向と同じであってよい。
【0082】
シールドリング230の中央部に孔233を形成することができ、前述したように、シールドケース210と主ハウジング突起232とは、孔233を貫通することによって配置されてよい。
【0083】
図8は、例示的な実施形態による、カバーが接続されることになるコネクタアセンブリの分解斜視図である。
【0084】
図8を参照すると、カバー300をシールドリング230の下に配置することができ、カバー300の上面は、シールドリング230の下面に接触してシールドリング230の下面に接続されてよい。この場合、主ハウジング110の下面に突出する主ハウジング突起112は、カバー300の上面に接触することができる。
【0085】
主ハウジング突起112とカバー300の上面とを、接触部で溶接することによって接続することができ、主ハウジング110に接続され固定されたカバー300は、カバー300に配置されたシールドリング230と主ハウジング110との相互固定力をさらに増大させることができる。
【0086】
図9は、例示的な実施形態による、カバーが接続されているコネクタアセンブリの斜視図である。
【0087】
図9を参照すると、接続状態で、シールドケース210は、シールドリング230の中央部に形成された孔を貫通し、次にカバー300の中央部に形成されたカバー孔を貫通することによって、配置されてよい。すなわち、ベースプレート220、シールドリング230、およびカバー300は、上側から下側に向かう方向に順に配置されてよく、シールドケース210は、前記部品を順に貫通しながら下方に突出することができる。
【0088】
図10は、例示的な実施形態による、カバーが接続されているコネクタアセンブリの断面図である。
【0089】
図10を参照すると、主ハウジング突起112は、シールドリング230の中央部に形成された孔を貫通して、カバー300の上面に接触することができる。この場合、カバー300の上面と主ハウジング突起112との接触部Wを、超音波溶接によって固定することができる。超音波溶接とは、溶接される2つのターゲット材料を、高圧下において、超音波周波数で振動する振動ロッドに接触させ、剪断応力を生じさせることによって行われる溶接方法を指すことができる。
【0090】
主ハウジング突起112とカバー300とを、超音波溶接によって溶接するため、固定することができ、主ハウジング110、ベースプレート220、およびシールドリング230を、確実に係合させて、動かないように固定することができる。
【0091】
以下で、前述した第1の固定機構を適用するコネクタアセンブリについて説明する。
【0092】
また、図11から図20を参照しながら、第2の固定機構、第3の固定機構、または第4の固定機構を適用するコネクタアセンブリについて説明する。
【0093】
以下で説明する主ハウジング110、ベースプレート220、およびシールドリング230の技術的特徴は、固定機構を除いて、例示的な実施形態によるコネクタアセンブリに関して前述したものと同じであってよいが、それらの例は前述したものに限定されない。
【0094】
図11は、例示的な実施形態による、第2の固定機構に基づくコネクタアセンブリの断面図である。
【0095】
図11を参照すると、コネクタアセンブリ1000は、主ハウジング110の外面と、主ハウジング110の外面に対向するベースプレート220の内面とのそれぞれに形成されたねじ山130とを含むことができる。
【0096】
主ハウジング110とベースプレート220とを、ねじ山130によって確実に係合させて、相互に固定することができる。この場合、前述したように、ベースプレート220のリブ221の下面は、金属フレームFの上面に接触し、接触面Wにおけるレーザ溶接によって溶接されてよい。
【0097】
図12は、例示的な実施形態による、主ハウジングとベースプレートとが第2の固定機構によって接続されているコネクタアセンブリの分解斜視図である。
【0098】
図12を参照すると、ベースプレート220を、ベースプレート220の内面に形成されたねじ山130によって主ハウジング110に接続することができる。主ハウジング110は、主ハウジング110の外面のねじ山に重なるシール131を含むことができ、主ハウジング110の外面はベースプレート220の内面に対向する。シール131は、外部異物(例えば、水)がコネクタアセンブリ1000に流入することを防ぐことができ、弾性変形可能な弾性部材(例えば、シリコーン(Si))であってよい。
【0099】
したがって、主ハウジング110のねじ山とベースプレート220のねじ山130とが係合すると、シール131はこれらの間で圧縮されて隙間を除去し、それにより、主ハウジング110とベースプレート220とを確実にシールすることができる。
【0100】
図13は、例示的な実施形態による、ベースプレートとシールドリングとが接続されることになるコネクタアセンブリの分解斜視図である。
【0101】
図13を参照すると、シールドリング230の上面が、ベースプレート220の下面に接触してベースプレート220の下面に接続される。前述したように、シールドリング230の上面とベースプレート220の下面とを、ベースプレート220の下面の一部に形成された溶接点Wにおけるスポット溶接によって固定することができる。
【0102】
したがって、主ハウジング110とベースプレート220とがねじ山によって係合するため、主ハウジング110をベースプレート220に接続することができ、ベースプレート220をスポット溶接によってシールドリング230に接続することができる。したがって、主ハウジング110、ベースプレート220、およびシールドリング230を、相互に確実に固定することができる。
【0103】
シールドケース210とフレーム本体10との電気接続は、前述した通りである。
【0104】
図14は、例示的な実施形態による、第3の固定機構に基づくコネクタアセンブリの断面図である。
【0105】
図14を参照すると、コネクタアセンブリ1000の主ハウジング110は、主ハウジング110の下に形成された接続突起113を含むことができる。シールドリング230は接続突起113に接続されるため、シールドリング230を主ハウジング110に接続し固定することができる。この場合、前述したように、ベースプレート220のリブ221の下面は、金属フレームFの上面に接触し、接触面Wにおいてレーザ溶接によって溶接されてよい。
【0106】
図15は、例示的な実施形態による、主ハウジング、シールドケース、ベースプレート、およびシールドリングが第3の固定機構によって接続されることになるコネクタアセンブリの分解斜視図である。
【0107】
図15を参照すると、主ハウジング110の下側に形成された接続突起113は、ベースプレート220を貫通することによって下方に突出することができる。ここでは、接続に適した予め設定された形状に形成されたシールドリング230を、接続突起113に形成された空間に摺動するように、接続し固定することができる。接続突起113は、シールドリング230を案内するためのガイド形状で設けられてよい。
【0108】
シールドリング230を摺動させ接続突起113に接続することができるように、シールドリング230は、一側に開いたシールドリング開口部235と、一対のシールドリングアーム236と、シールドリングアーム236の中央部に形成されたシールドリング留め部237とを含むことができる。シールドケース210の少なくとも一部を、主ハウジング110を通して外部に露出させ、シールドリング230に電気的および物理的に接続することができる。
【0109】
主ハウジング110の接続突起113は、シールドリング開口部235に摺動し挿入されてよい。この場合、シールドリングアーム236は、主ハウジング110の接続突起113の上面から凹んだ段部に係合することができ、接続突起113とシールドリング230とのこのような機械的形状により、シールドリング230が下方に外れることを防ぐことができる。
【0110】
加えて、接続状態で、シールドリングアーム236に接触する接続突起113の側面が、内部に配置されたシールドケース210を外部に露出させることができるように形成された開口部を含むことができる。接続突起113の開口部を通って、シールドケース210の露出した側部の少なくとも一部が、シールドリング230のシールドリングアーム236に摺動し接続されることによって、シールドリング230のシールドリングアーム236に接触することができ、それにより、シールドケース210をシールドリング230に電気的に接続することができる。
【0111】
この場合、シールドリング留め部237は、シールドリングアーム236を接続突起113に固定して、シールドリング230および接続突起113が接続されている状態でシールドリングアーム236が反対方向に摺動して外れることを防ぐことができる。したがって、シールドリング留め部237を、接続突起113の上面に形成された段部に機械的に係合できる形状に形成することができる。
【0112】
シールドリング留め部237の形状は、図15に示す形状に限定されず、シールドリング留め部237を接続突起113の段部に係合させて接続突起113に固定することにより、横方向の摺動を防ぐことができる、すべての機械的形状を含むことができる。例えば、シールドリング留め部237は、接続突起113の段部の上面で凹んだ溝に係合している状態で、下方に突出して固定される突起を含むことができる。
【0113】
図16は、例示的な実施形態による、主ハウジング、ベースプレート、およびシールドリングが接続されているコネクタアセンブリの斜視図である。
【0114】
図16を参照すると、摺動によって接続突起113に接続され固定されたシールドリング230は、主ハウジング110がベースプレート220から分離することを防ぐ支持体として機能することができる。すなわち、予め設定された形状に形成されたシールドリング230の外端部の上面が、ベースプレート220の下面を上方に支持することができる。
【0115】
したがって、シールドリング230を、主ハウジング110の下で接続突起113に接続して主ハウジング110に固定することができ、ベースプレート220を、主ハウジング110に固定されたシールドリング230の機械的構造によって主ハウジング110に固定することができる。したがって、主ハウジング110、ベースプレート220、およびシールドリング230を、確実に相互に固定することができる。
【0116】
図17は、例示的な実施形態による、第4の固定機構に基づくコネクタアセンブリの断面図である。
【0117】
図17を参照すると、金属フレームFのフレーム本体10は、シールドリング230を貫通するように形成された複数のフレーム本体突起11を含むことができる。フレーム本体突起11は、シールドリング230を貫通してクリンチされ、それにより、シールドリング230とシールドリング230に配置された部品とを固定することができる。
【0118】
図18は、例示的な実施形態による、コネクタアセンブリのフレーム本体、主ハウジング、およびシールドリングがこれから第4の固定機構によって接続される状態を示す分解斜視図である。
【0119】
図18を参照すると、フレーム本体10の下側に接続されるシールドリング230は、フレーム本体突起11を通り抜けるように形成された複数のシールドリング孔234を含むことができる。シールドリング230を、フレーム本体10に直接接続して、シールドリング230に配置された主ハウジング110を固定することができる。シールドリング孔234とフレーム本体突起11とが接続されるため、シールドリング230をフレーム本体10に固定することができる。
【0120】
図19は、例示的な実施形態による、フレーム本体に接続されたシールドリングの形状を示す斜視図である。
【0121】
図19を参照すると、フレーム本体突起11は、フレーム本体10に接続されたシールドリング230に形成されたシールドリング孔234にそれぞれ連結されて、シールドリング孔234を貫通することができる。この場合、シールドケース210は、接続されたシールドリング230の中央部を貫通し、シールドリング230の下側から突出するように配置されてよい。
【0122】
図20は、例示的な実施形態による、シールドリングを貫通することによってクリンチされたフレーム本体突起の形状を示す斜視図である。
【0123】
図20を参照すると、シールドリング230の下側に突出するフレーム本体突起11を、クリンチして変形させることができる。クリンチされて変形したフレーム本体突起11は、シールドリング230を確実に固定して、シールドリング230が下方に外れることを防ぐことができる。
【0124】
この場合、固定されたシールドリング230に配置された主ハウジング110は、フレーム本体10とシールドリング230との間に拘束されるように固定されてよい。
【0125】
加えて、シールドケース210とフレーム本体10とを、シールドリング230によって電気的に接続することができる。
【0126】
本開示は特定の例を含むが、特許請求の範囲およびその等価物の趣旨および範囲から逸脱することなく、これらの例に対して形態および詳細の様々な変更を行うことができることが当業者には明らかであろう。本明細書に記載の例は、説明的な意味のみで考慮されるべきであり、限定の目的で考慮されるべきではない。各例の特徴または態様の説明は、他の例の同様の特徴または態様に当てはまると考えられる。説明した技術が異なる順序で実行される場合、ならびに/または説明したシステム、アーキテクチャ、デバイス、もしくは回路の部品が、異なる方式で組み合わされる、かつ/または他の部品もしくは他の同等部品に置き換えられるか他の部品もしくは他の同等部品で補完される場合であっても、適切な結果を実現することができる。したがって、本開示の範囲は、詳細な説明によって定義されるのではなく、特許請求の範囲およびその等価物によって定義され、特許請求の範囲およびその等価物の範囲内のすべての変形形態が、本開示に含まれるものと解釈されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【国際調査報告】