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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-24
(54)【発明の名称】容器用キャリア
(51)【国際特許分類】
   B65D 71/42 20060101AFI20240617BHJP
【FI】
B65D71/42
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580735
(86)(22)【出願日】2022-06-28
(85)【翻訳文提出日】2024-02-20
(86)【国際出願番号】 US2022035207
(87)【国際公開番号】W WO2023278370
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】63/216,062
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504075588
【氏名又は名称】グラフィック パッケージング インターナショナル エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【弁理士】
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107401
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 誠一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 孝夫
(74)【代理人】
【識別番号】100182257
【弁理士】
【氏名又は名称】川内 英主
(74)【代理人】
【識別番号】100202119
【弁理士】
【氏名又は名称】岩附 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】フォード,コリン,ピー.
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA22
3E067AB26
3E067AC12
3E067BA31A
3E067BB01A
3E067BC10A
3E067EC04
3E067FA01
3E067FC04
3E067HA10
(57)【要約】
複数の容器を保持するためのキャリアは、前記キャリアは、前記複数の容器のうちの1つ以上の容器の一部を受容するように構成された少なくとも1つの取り付けパネル、少なくとも1つの側部パネル、及び少なくとも1つの頂部パネルを有する複数のパネルと、前記キャリアの直立構成を維持するためのロック機構とを含み、前記ロック機構は、前記複数のパネルのうちのそれぞれのパネルから延びる少なくとも1つのオスロック機構を含み、前記複数のパネルのうちのそれぞれのパネルに少なくとも部分的に画定されたそれぞれの少なくとも1つのメスロック機構に少なくとも部分的に受容される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の容器を保持するためのキャリアであって、前記キャリアは、前記複数の容器の1つ以上の容器の一部を受け入れるように構成された少なくとも1つの取り付けパネル、少なくとも1つの側部パネル、及び少なくとも1つの頂部パネル、を含む複数のパネルと、前記キャリアの直立構造を維持するためのロック機構とを備え、前記ロック機構は、前記複数のパネルのそれぞれのパネルから延びる少なくとも1つのオスロック機構を備え、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに少なくとも部分的に画定されたそれぞれの少なくとも1つのメスロック機構に少なくとも部分的に受け入れられる、キャリア。
【請求項2】
前記少なくとも1つのオスロック機構はロックタブであり、前記少なくとも1つのメスロック機構はロック開口部である、請求項1に記載のキャリア。
【請求項3】
前記少なくとも1つのメスロック機構は、前記少なくとも1つの取り付けパネルに少なくとも部分的に定義されている、請求項2に記載のキャリア。
【請求項4】
前記少なくとも1つの取り付けパネルは前部取り付けパネルであり、前記少なくとも1つの側部パネルは前部側部パネルであり、前記少なくとも1つの頂部パネルは前部頂部パネルであり、前記複数のパネルは、前記複数の容器の1つ以上の容器の一部を受け入れるように構成された後部取り付けパネル、後部側部パネル、及び後部頂部パネルをさらに備える、請求項3に記載のキャリア。
【請求項5】
前記少なくとも1つのオスロック機構は、前記前部頂部パネルから延びる第1のオスロック機構であり、前記少なくとも1つのメスロック機構は、前記前部取り付けパネル内に少なくとも部分的に画定された第1のメスロック機構であり、前記ロック機構は、前記前部頂部パネルから延びる第2のオスロック機構と、前記前部取り付けパネルと前記後部取り付けパネルとの間に少なくとも部分的に画定され、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる第2のメスロック機構とをさらに含む、請求項4に記載のキャリア。
【請求項6】
前記ロック機構は、前記後部頂部パネルから延び、前記後部取り付けパネルに少なくとも部分的に画定された第3のメスロック機構に少なくとも部分的に収容される第3のオスロック機構をさらに備える、請求項5に記載のキャリア。
【請求項7】
前記ロック機構は、前記後部頂部パネルから延び、前記第2のメスロック機構に少なくとも部分的に収容される第4のオスロック機構をさらに備える、請求項6に記載のキャリア。
【請求項8】
前記ロック機構は、前記後部頂部パネルに少なくとも部分的に画定された第4のメスロック機構をさらに備え、前記第4のメスロック機構は、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に収容する、請求項6に記載のキャリア。
【請求項9】
前記第4のメスロック機構は、前記第4のメスロック機構及び前記第2のメスロック機構のそれぞれが、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるように、前記第2のメスロック機構と位置合わせされている、請求項8に記載のキャリア。
【請求項10】
前記複数のパネルは、前部ロックパネル及び後部ロックパネルをさらに備え、前記少なくとも1つのオスロック機構が、前記前部ロックパネルから延びる第1のオスロック機構であり、前記少なくとも1つのメスロック機構が、前記前部取り付けパネルに少なくとも部分的に画定され、前記第1のオスロック機構を少なくとも部分的に収容する第1のメスロック機構である、請求項4に記載のキャリア。
【請求項11】
前記ロック機構は、前記前部ロックパネルから延びる第2のオスロック機構と、前記前部取り付けパネルと前記後部取り付けパネルとの間に少なくとも部分的に画定され、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる第2のメスロック機構とをさらに備える、請求項10に記載のキャリア。
【請求項12】
前記前部ロックパネルは、前記後部ロックパネルと少なくとも部分的に対面接触しており、前記ロック機構は、前記後部ロックパネル内に少なくとも部分的に画定された第3のメスロック機構を含み、前記第3のメスロック機構は、前記第3のメスロック機構及び前記第2のメスロック機構の各々が、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるように、前記第2のロック機構と整列する、請求項10に記載のキャリア。
【請求項13】
前記第3のメスロック機構は、前記第3のメスロック機構及び前記第1のメスロック機構の各々が前記第1のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるように、前記第1のメスロック機構と整列する、請求項12に記載のキャリア。
【請求項14】
前記ロック機構は、前記前部頂部パネルから延びる第3のオスロック機構と、前記前部取り付けパネル内に少なくとも部分的に画定され、前記第3のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる第4のメスロック機構とをさらに備える、請求項12に記載のキャリア。
【請求項15】
前記ロック機構は、前記後部ロックパネル内に少なくとも部分的に画定された第5のメスロック機構をさらに備え、前記第5のメスロック機構は、前記第5のメスロック機構及び前記第1のメスロック機構の各々が、前記第3のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるように、前記第1のメスロック機構と整列する、請求項14に記載のキャリア。
【請求項16】
前記ロック機構は、前記前部取り付けパネルから延び、前記後部ロックパネルの一部と少なくとも部分的に対面接触している第4のオスロック機構をさらに備える、請求項15に記載のキャリア。
【請求項17】
前記ロック機構は、前記後部ロックパネルから延び、前記後部取り付けパネル内に少なくとも部分的に画定された第6のメスロック機構内に少なくとも部分的に受け入れられている第5のオスロック機構をさらに備える、請求項16に記載のキャリア。
【請求項18】
前記複数のパネルは、前部ロックパネルをさらに備え、前記少なくとも1つのオスロック機構が、前記前部ロックパネルから延びる第1のオスロック機構であり、前記少なくとも1つのメスロック機構が、前記後部取り付けパネル内に少なくとも部分的に画定され、前記第1のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる第1のメスロック機構である、請求項4に記載のキャリア。
【請求項19】
前記ロック機構は、前記前部ロックパネルから延びる第2のオスロック機構と、前記後部頂部パネル内に少なくとも部分的に画定された第2のメスロック機構とをさらに備え、前記第2のメスロック機構は、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れ、前記前部ロックパネル及び前記後部頂部パネルが、少なくとも部分的に対面接触して配置されている、請求項18に記載のキャリア。
【請求項20】
複数の容器を保持するキャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、前記複数の容器のうちの1つ以上の容器の一部を受け入れるように構成された少なくとも1つの取り付けパネル、少なくとも1つの側部パネル、及び少なくとも1つの頂部パネルを含む複数のパネルと、前記ブランクから形成された前記キャリアの直立構造を維持するためのロック機構とを備え、前記ロック機構は、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに少なくとも部分的に画定されたそれぞれの少なくとも1つのメスロック機構に少なくとも部分的に受け入れられるように、前記複数のパネルのそれぞれのパネルから延びる少なくとも1つのオスロック機構を備える、ブランク。
【請求項21】
前記少なくとも1つのオスロック機構はロックタブであり、前記少なくとも1つのメスロック機構はロック開口部である、請求項20に記載のブランク。
【請求項22】
前記少なくとも1つのメスロック機構は、前記少なくとも1つの取り付けパネルに少なくとも部分的に定義されている、請求項21に記載のブランク。
【請求項23】
前記少なくとも1つの取り付けパネルは前部取り付けパネルであり、前記少なくとも1つの側部パネルは前部側部パネルであり、前記少なくとも1つの頂部パネルは前部頂部パネルであり、前記複数のパネルは、前記複数の容器の1つ以上の容器の一部を受け入れるように構成された後部取り付けパネル、後部側部パネル、及び後部頂部パネルをさらに備える、請求項22に記載のブランク。
【請求項24】
前記少なくとも1つのオスロック機構は、前記前部頂部パネルから延びる第1のオスロック機構であり、前記少なくとも1つのメスロック機構は、前記前部取り付けパネル内に少なくとも部分的に画定された第1のメスロック機構であり、前記ロック機構は、前記前部頂部パネルから延びる第2のオスロック機構と、前記前部取り付けパネルと前記後部取り付けパネルとの間に少なくとも部分的に画定されて、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるための第2のメスロック機構とをさらに含む、請求項23に記載のブランク。
【請求項25】
前記ロック機構は、前記後部頂部パネルから延び、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記後部取り付けパネルに少なくとも部分的に画定されて第3のメスロック機構に少なくとも部分的に収容されるための第3のオスロック機構をさらに備える、請求項24に記載のブランク。
【請求項26】
前記ロック機構は、前記後部頂部パネルから延び、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記第2のメスロック機構に少なくとも部分的に収容されるための第4のオスロック機構をさらに備える、請求項25に記載のブランク。
【請求項27】
前記ロック機構は、前記後部頂部パネルに少なくとも部分的に画定された第4のメスロック機構をさらに備え、前記第4のメスロック機構は、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に収容する、請求項25に記載のブランク。
【請求項28】
前記第4のメスロック機構は、前記第4のメスロック機構及び前記第2のメスロック機構のそれぞれが、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるように、前記第2のメスロック機構と位置合わせされている、請求項27に記載のブランク。
【請求項29】
前記複数のパネルは、前部ロックパネル及び後部ロックパネルをさらに備え、前記少なくとも1つのオスロック機構が、前記前部ロックパネルから延びる第1のオスロック機構であり、前記少なくとも1つのメスロック機構が、前記前部取り付けパネルに少なくとも部分的に画定され、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記第1のオスロック機構を少なくとも部分的に収容するための第1のメスロック機構である、請求項23に記載のブランク。
【請求項30】
前記ロック機構は、前記前部ロックパネルから延びる第2のオスロック機構と、前記前部取り付けパネルと前記後部取り付けパネルとの間に少なくとも部分的に画定され、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるための第2のメスロック機構とをさらに備える、請求項29に記載のブランク。
【請求項31】
前記ロック機構は、前記後部ロックパネル内に少なくとも部分的に画定された第3のメスロック機構を含み、前記第3のメスロック機構は、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記第3のメスロック機構及び前記第2のメスロック機構の各々が、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるように、前記第2のロック機構と整列する、請求項29に記載のブランク。
【請求項32】
前記第3のメスロック機構は、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記第3のメスロック機構及び前記第1のメスロック機構の各々が前記第1のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるように、前記第1のメスロック機構と整列する、請求項31に記載のブランク。
【請求項33】
前記ロック機構は、前記前部頂部パネルから延びる第3のオスロック機構と、前記前部取り付けパネル内に少なくとも部分的に画定され、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記第3のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるための第4のメスロック機構とをさらに備える、請求項31に記載のブランク。
【請求項34】
前記ロック機構は、前記後部ロックパネル内に少なくとも部分的に画定された第5のメスロック機構をさらに備え、前記第5のメスロック機構は、前記第5のメスロック機構及び前記第1のメスロック機構の各々が、前記第3のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるように、前記第1のメスロック機構と整列する、請求項33に記載のブランク。
【請求項35】
前記ロック機構は、前記前部取り付けパネルから延び、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記後部ロックパネルの一部と少なくとも部分的に対面接触するための第4のオスロック機構をさらに備える、請求項34に記載のブランク。
【請求項36】
前記ロック機構は、前記後部ロックパネルから延び、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記後部取り付けパネル内に少なくとも部分的に画定された第6のメスロック機構内に少なくとも部分的に受け入れられるための第5のオスロック機構をさらに備える、請求項35に記載のブランク。
【請求項37】
前記複数のパネルは、前部ロックパネルをさらに備え、前記少なくとも1つのオスロック機構が、前記前部ロックパネルから延びる第1のオスロック機構であり、前記少なくとも1つのメスロック機構が、前記後部取り付けパネル内に少なくとも部分的に画定され、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記第1のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるための第1のメスロック機構である、請求項23に記載のブランク。
【請求項38】
前記ロック機構は、前記前部ロックパネルから延びる第2のオスロック機構と、前記後部トップパネル内に少なくとも部分的に画定された第2のメスロック機構とをさらに備え、前記第2のメスロック機構は、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる、請求項37に記載のブランク。
【請求項39】
複数の容器を保持するためのキャリアを形成する方法であって、前記複数の容器のうちの1つ以上の容器の一部を受け入れるように構成された少なくとも1つの取り付けパネル、少なくとも1つの側部パネル、及び少なくとも1つの頂部パネルを含む複数のパネルと、前記複数のパネルのそれぞれのパネルから延びる少なくとも1つのオスロック機構と、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに少なくとも部分的に画定された少なくとも1つのメスロック機構とを含むロック機構と、を備えるブランクを得ること、前記複数の容器のうちの1つ以上の容器を少なくとも部分的に受け入れるために、前記少なくとも1つの取り付けパネルを位置決めすること、及び、前記キャリアの直立構造を維持するために、前記少なくとも1つのメスロック機構を通して前記少なくとも1つのオスロック機構を少なくとも部分的に挿入すること、を含む方法。
【請求項40】
前記少なくとも1つのオスロック機構はロックタブであり、前記少なくとも1つのメスロック機構がロック開口部である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記少なくとも1つのメスロック機構は、前記少なくとも1つの取り付けパネルに少なくとも部分的に画定されている、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記少なくとも1つの取り付けパネルは前部取り付けパネルであり、前記少なくとも1つの側部パネルが前部側部パネルであり、前記少なくとも1つの頂部パネルが前部頂部パネルであり、前記複数のパネルは、前記複数の容器の1つ以上の容器の一部を受け入れるように構成された後部取り付けパネル、後部側部パネル、及び後部頂部パネルをさらに備える、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記少なくとも1つのオスロック機構は、前記前部頂部パネルから延びる第1のオスロック機構であり、前記少なくとも1つのメスロック機構は、前記前部取り付けパネル内に少なくとも部分的に画定された第1のメスロック機構であり、前記ロック機構は、前記前部頂部パネルから延びる第2のオスロック機構と、前記前部取り付けパネルと前記後部取り付けパネルとの間に少なくとも部分的に画定された第2のメスロック機構とをさらに有し、前記第2のオスロック機構を前記第2のメスロック機構内に少なくとも部分的に挿入することをさらに含む、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記ロック機構は、前記後部頂部パネルから延びる第3のオスロック機構と、前記後部取り付けパネル内に少なくとも部分的に画定された第3のメスロック機構とをさらに有し、前記第3のオスロック機構を前記第3のメスロック機構に少なくとも部分的に挿入することをさらに含む、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記ロック機構は、前記後部頂部パネルから延びる第4のオスロック機構をさらに有し、前記第4のオスロック機構を前記第2のメスロック機構に少なくとも部分的に挿入することをさらに含む、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記ロック機構は、前記後部頂部パネルに少なくとも部分的に画定された第4のメスロック機構をさらに有し、前記第2のオスロック機構を前記第4のメスロック機構に少なくとも部分的に挿入することをさらに含む、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記第4のメスロック機構と前記第2のメスロック機構を、前記第4のメスロック機構と前記第2のメスロック機構のそれぞれが少なくとも部分的に前記第2のオスロック機構を貫通して受け入れるように、前記第4のメスロック機構を前記第2のメスロック機構に整列させることをさらに含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記複数のパネルは、前部ロックパネル及び後部ロックパネルをさらに含み、前記少なくとも1つのオスロック機構は、前記前部ロックパネルから延びる第1のオスロック機構であり、前記少なくとも1つのメスロック機構は、前記前部取り付けパネルに少なくとも部分的に画定された第1のメスロック機構であり、前記第1のオスロック機構を前記第1のメスロック機構に少なくとも部分的に挿入することをさらに含む、請求項42に記載の方法。
【請求項49】
前記ロック機構は、前記前部ロックパネルから延びる第2のオスロック機構と、前記前部取り付けパネルと前記後部取り付けパネルとの間に少なくとも部分的に画定される第2のメスロック機構とをさらに有し、前記第2のオスロック機構を前記第2のメスロック機構に少なくとも部分的に挿入することをさらに含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記前部ロックパネルを前記後部ロックパネルと少なくとも部分的に面接触するように位置決めすることをさらに含み、前記ロック機構は、前記後部ロックパネルに少なくとも部分的に画定された第3のメスロック機構を含み、前記方法は、前記第3のメスロック機構と前記第2のメスロック機構との各々が、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるように、前記第3のメスロック機構を前記第2のロック機構と位置合わせすることをさらに含む、請求項48に記載の方法
【請求項51】
前記第3のメスロック機構と前記第1のメスロック機構とを、前記第3のメスロック機構及び前記第1のメスロック機構の各々が前記第1のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるように、整列させることをさらに含む、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記ロック機構は、前記前部頂部パネルから延びる第3のオスロック機構と、前記前部取り付けパネルに少なくとも部分的に画定された第4のメスロック機構とをさらに有し、前記第3のオスロック機構を前記第4のメスロック機構に少なくとも部分的に挿入することをさらに含む、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記ロック機構は、前記後部ロックパネル内に少なくとも部分的に画定された第5のメスロック機構をさらに有し、前記第5のメスロック機構と前記第1のメスロック機構とを整列させて、前記第5のメスロック機構と前記第1のメスロック機構との各々が前記第3のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れるようにすることをさらに含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記ロック機構は、前記前部取り付けパネルから延びる第4のオスロック機構をさらに有し、前記第4のオスロック機構を、前記後部ロックパネルの一部と少なくとも部分的に面接触するように位置決めすることをさらに含む、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記ロック機構は、前記後部ロックパネルから延びる第5のオスロック機構と、前記後部取り付けパネルに少なくとも部分的に画定された第6のメスロック機構とをさらに有し、前記第5のオスロック機構を前記第6のメスロック機構内に少なくとも部分的に挿入することをさらに含む、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記複数のパネルは、前部ロックパネルをさらに含み、前記少なくとも1つのオスロック機構は、前記前部ロックパネルから延びる第1のオスロック機構であり、前記少なくとも1つのメスロック機構は、前記後部取り付けパネルに少なくとも部分的に画定される第1のメスロック機構であり、前記第1のオスロック機構を前記第1のメスロック機構に少なくとも部分的に挿入することをさらに含む、請求項42に記載の方法。
【請求項57】
前記ロック機構は、前記前部ロックパネルから延びる第2のオスロック機構と、前記後部頂部パネルに少なくとも部分的に画定された第2のメスロック機構とをさらに有し、前記前部ロックパネルと前記後部頂部パネルとを少なくとも部分的に面接触させて位置決めすることと、前記第2のオスロック機構を前記第2のメスロック機構に少なくとも部分的に挿入することとをさらに含む、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
複数の容器と、前記複数の容器を保持するキャリアとを備えるパッケージであって、前記キャリアは、前記複数の容器の1つ以上の容器の一部を受け入れる少なくとも1つの取り付けパネルと、少なくとも1つの側部パネルと、少なくとも1つの頂部パネルとを有する複数のパネルと、前記キャリアの直立形状を維持するロック機構とを備え、前記ロック機構は、前記複数のパネルのそれぞれのパネルから延びて、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに少なくとも部分的に画定されたそれぞれの少なくとも1つのメスロック機構に少なくとも部分的に受容される少なくとも1つのオスロック機構を有する、ことを特徴とするパッケージ。
【請求項59】
前記少なくとも1つのオスロック機構はロックタブであり、前記少なくとも1つのメスロック機構はロック開口部である、請求項58に記載のパッケージ。
【請求項60】
前記少なくとも1つのメスロック機構は、前記少なくとも1つの取り付けパネルに少なくとも部分的に画定されている、請求項59に記載のパッケージ。
【請求項61】
前記少なくとも1つの取り付けパネルは前部取り付けパネルであり、前記少なくとも1つの側部パネルは前部側部パネルであり、前記少なくとも1つの頂部パネルは前部頂部パネルであり、前記複数のパネルは、前記複数の容器の1つ以上の容器の一部を受容する後部取り付けパネル、後部側部パネル、及び後部頂部パネルをさらに備える、請求項60に記載のパッケージ。
【請求項62】
前記少なくとも1つのオスロック機構は、前記前部頂部パネルから延びる第1のオスロック機構であり、前記少なくとも1つのメスロック機構は、前記前部取り付けパネル内に少なくとも部分的に画定された第1のメスロック機構であり、前記ロック機構は、前記前部頂部パネルから延びる第2のオスロック機構と、前記前部取り付けパネルと前記後部取り付けパネルとの間に少なくとも部分的に画定され、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる第2のメスロック機構とをさらに含む、請求項61に記載のパッケージ。
【請求項63】
前記ロック機構は、前記後部頂部パネルから延び、前記後部取り付けパネル内に少なくとも部分的に画定された第3のメスロック機構内に少なくとも部分的に受け入れられる第3のオスロック機構をさらに備える、請求項62に記載のパッケージ。
【請求項64】
前記ロック機構は、前記後部頂部パネルから延び、前記第2のメスロック機構に少なくとも部分的に受け入れられる第4のオスロック機構をさらに備える、請求項63に記載のパッケージ。
【請求項65】
前記ロック機構は、前記後部頂部パネルに少なくとも部分的に画定される第4のメスロック機構をさらに備え、前記第4のメスロック機構は、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる、請求項63に記載のパッケージ。
【請求項66】
前記第4のメスロック機構は、前記第2のメスロック機構と整列して、前記第4のメスロック機構と前記第2のメスロック機構のそれぞれが、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる、請求項65に記載のパッケージ。
【請求項67】
前記複数のパネルは、前部ロックパネルと後部ロックパネルとをさらに有し、前記少なくとも1つのオスロック機構が、前記前部ロックパネルから延びる第1のオスロック機構であり、前記少なくとも1つのメスロック機構が、前記前部取り付けパネルに少なくとも部分的に画定され、前記第1のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる第1のメスロック機構である、請求項61に記載のパッケージ。
【請求項68】
前記ロック機構は、前記前部ロックパネルから延びる第2のオスロック機構と、前記前部取り付けパネルと前記後部取り付けパネルとの間に少なくとも部分的に画定され、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる第2のメスロック機構とをさらに有する、請求項67に記載のパッケージ。
【請求項69】
前記前部ロックパネルは、前記後部ロックパネルに少なくとも部分的に画定され、前記第3のメスロック機構が前記第2のメスロック機構と整列して、前記第3のメスロック機構と前記第2のメスロック機構のそれぞれが、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる、請求項67に記載のパッケージ。
【請求項70】
前記第3のメスロック機構は、前記第1のメスロック機構と整列して、前記第3のメスロック機構と前記第1のメスロック機構のそれぞれが、前記第1のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる、請求項69に記載のパッケージ。
【請求項71】
前記ロック機構は、前記前部頂部パネルから延びる第3のオスロック機構と、前記前部取り付けパネルに少なくとも部分的に画定され、前記第3のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる第4のメスロック機構とをさらに備える、請求項69に記載のパッケージ。
【請求項72】
前記ロック機構は、前記後部ロックパネルに少なくとも部分的に画定された第5のメスロック機構をさらに有し、前記第5のメスロック機構と前記第1のメスロック機構のそれぞれが、前記第3のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる、請求項71に記載のパッケージ。
【請求項73】
前記ロック機構は、前記前部取り付けパネルから延び、前記後部取り付けパネルの一部と少なくとも部分的に対面接触している第4のオスロック機構をさらに有する、請求項72に記載のパッケージ。
【請求項74】
前記ロック機構は、前記後部ロックパネルから延び、前記後部取り付けパネルに少なくとも部分的に画定された第6のメスロック機構に少なくとも部分的に受け入れられる第5のオスロック機構をさらに有する、請求項73に記載のパッケージ。
【請求項75】
前記複数のパネルは、前部ロックパネルをさらに備え、前記少なくとも1つのオスロック機構は、前記前部ロックパネルから延びる第1のオスロック機構であり、前記少なくとも1つのメスロック機構は、前記後部取り付けパネルに少なくとも部分的に画定され、前記第1のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れる、請求項61に記載のパッケージ。
【請求項76】
前記ロック機構は、前記前部ロックパネルから延びる第2のオスロック機構と、前記後部頂部パネルに少なくとも部分的に画定された第2のメスロック機構とをさらに備え、前記第2のメスロック機構は、前記第2のオスロック機構を少なくとも部分的に受け入れ、前記前部ロックパネルと前記後部頂部パネルとが、少なくとも部分的に対面接触して配置される、請求項75に記載のパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
本出願は、2021年6月29日に出願された米国仮特許出願第63/216,062号の利益を主張する。
[引用による援用]
2021年6月29日に出願された米国仮特許出願第63/216,062号の開示は、その全体が本明細書に提示されているかのように、すべての目的のために、引用により本明細書に援用される。
本開示は、一般に、容器を保持、展示、及び/又は輸送するためのカートン又はキャリアに関する。
【発明の概要】
【0002】
1態様によれば、本開示は、複数の容器を保持するためのキャリアに関するものであり、キャリアは、複数の容器の1つ以上の容器の一部を受容するように構成された少なくとも1つの取り付けパネル、少なくとも1つの側部パネル、及び少なくとも1つの頂部パネルを含む複数のパネルと、キャリアの直立した構成を維持するためのロック機構とを含み、ロック機構は、複数のパネルのそれぞれのパネルから延びる少なくとも1つのオスロック機構を含み、複数のパネルのそれぞれのパネルに少なくとも部分的に定義されたそれぞれの少なくとも1つのメスロック機構に少なくとも部分的に受容される。
【0003】
別の態様によれば、本開示は、一般に、複数の容器を保持するためのキャリアを形成するためのブランクに関するものであり、ブランクは、複数の容器のうちの1つ以上の容器の一部を受容するように構成された少なくとも1つの取り付けパネル、少なくとも1つの側部パネル、及び少なくとも1つの頂部パネルを含む複数のパネルと、ブランクから形成されたキャリアの直立形状を維持するためのロック機構とを含み、ロック機構は、キャリアがブランクから形成されるときに、複数のパネルのそれぞれのパネルに少なくとも部分的に定義されたそれぞれの少なくとも1つのメスロック機構に少なくとも部分的に受容されるために、複数のパネルのそれぞれのパネルから延びる少なくとも1つのオスロック機構を含む。
【0004】
別の態様によれば、本開示は、一般に、複数の容器を保持するキャリアを形成する方法であって、複数の容器のうちの1つ以上の容器の一部を受容するように構成された少なくとも1つの取り付けパネル、少なくとも1つの側部パネル、及び少なくとも1つの頂部パネルを含む複数のパネルと、複数のパネルのそれぞれのパネルから延びる少なくとも1つのオスロック機構と、複数のパネルのそれぞれのパネルに少なくとも部分的に画定された少なくとも1つのメスロック機構とを含むロック機構とを備えたブランクを得ることと、複数の容器のうちの1つ以上の容器を少なくとも部分的に受容するために少なくとも1つの取り付けパネルを位置決めすることと、キャリアの直立構成を維持するために少なくとも1つのメスロック機構を介して少なくとも1つのオスロック機構を少なくとも部分的に挿入することと、を含む方法に関する。
【0005】
当業者は、以下に列挙する図面を参照して実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより、上記の利点及び様々な追加の実施形態の他の利点及び利益を理解するであろう。上記で説明した態様が、個別におよび様々な組み合わせの両方で提供されることは、本開示の範囲内である。
【0006】
通常の実施によれば、以下に説明する図面の様々な特徴は、必ずしも縮尺通りに描かれているわけではない。図面における様々な特徴及び要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本開示の第1の例示的実施形態による、キャリア及びパッケージを形成するためのブランクの外面の平面図である。
図1A図1のブランクの一部の拡大図である。
図1B図1のブランクの別の部分の拡大図である。
図2】第1の例示的実施形態による、図1のブランクから形成されたキャリア及びパッケージの斜視図である。
図3】第1の例示的実施形態による、図1のブランクから形成されたキャリア及びパッケージの側面の一部の概略図である。
図4】本開示の第2の例示的実施形態による、キャリア及びパッケージを形成するためのブランクの外面の平面図である。
図4A】本開示の第2の例示的実施形態による、図4のブランクから形成されたキャリア及びパッケージの側面の一部の概略図である。
図5】本開示の第3の例示的実施形態による、キャリア及びパッケージを形成するためのブランクの外面の平面図である。
図5A】本開示の第3の例示的実施形態による、図5のブランクから形成されたキャリア及びパッケージの側面の一部の概略図である。
図6】本開示の第4の例示的実施形態による、キャリア及びパッケージを形成するためのブランクの外面の平面図である。
図6A】本開示の第4の例示的実施形態による、図6のブランクから形成されたキャリア及びパッケージの側面の一部の概略図である。
図7】本開示の第5の例示的実施形態による、キャリア及びパッケージを形成するためのブランクの外面の平面図である。
図7A】本開示の第5の例示的実施形態による、図7のブランクから形成されたキャリア及びパッケージの側面の一部の概略図である。
図8】本開示の第6の例示的実施形態による、キャリア及びパッケージを形成するためのブランクの外面の平面図である。
図8A】本開示の第6の例示的実施形態による、図8のブランクから形成されたキャリアおよびパッケージの側面の一部の概略図である。
【0008】
対応する部分は、図面全体にわたって対応する参照番号によって示される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示は、一般に、ジャー、ボトル、缶などの容器を保持及び陳列するためのキャリア、パッケージ、構成体、スリーブ、カートンなどに関する。容器は、例えば、食品及び飲料製品を包装するために使用することができる。容器は、特定の食品又は飲料品目を包装するのに適した組成の材料から製造することができ、その材料には、限定されるものではないが、ガラスと、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、及びナイロンなどのプラスチック、などと、アルミニウム及び/又は他の金属、又はそれらの任意の組み合わせが含まれる。
【0010】
本開示によるキャリアは、多数の異なる形状の容器を収容することができる。本開示の範囲を限定する目的ではなく、説明のために、以下の詳細な説明は、キャリア実施形態内に少なくとも部分的に配置された飲料容器(例えばアルミ缶)を記載する。本明細書において、用語「下」、「底」、「上」、「頂」、「前」、及び「後」は、完全に立てられたキャリアに対して決定される方向を示す。
【0011】
本明細書に記載されるように、キャリアは、複数の重なり合うパネル、端部フラップ、及び/又はブランクの他の部分によって形成されてもよい。このようなパネル、端部フラップ、及び/又はブランクの他の部分は、本開示から逸脱することなく、互いに相対的な用語、例えば、「第1、「第2」、「第3」などで、順次または非順次の参照で指定することができる。
【0012】
図1は、本開示の第1の例示的実施形態によるキャリア105(図2)を形成するために使用されるブランク103の外側101の平面図を示す。図2に示すように、キャリア105は、6つの容器を収容又は支持する大きさであり、3つの容器CA1、CA2、CA3がキャリア105の前部106に取り付けられ、3つの容器CB1、CB2、CB3がキャリア105の後部108に取り付けられる。図示された実施形態では、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、飲料缶であってもよいし、本開示から逸脱することなく、他の任意の適切なタイプ及びサイズの容器であってもよい。いくつかの実施形態では、容器は、53mm、58mm、又は56mmの外径を有する上部リム又は他の頂部を有することができる。
【0013】
キャリア105は、6個より多い又は少ない容器を保持するような大きさ及び形状であってもよい。一実施形態では、キャリア105の前部106及び後部108は、それぞれ3個の容器を有し、他の実施形態では、キャリア105の前部106及び後部108は、本開示から逸脱することなく、3個より多い又は少ない容器を保持することができる。キャリア105は、パッケージ110(図2)として1つ以上の容器と共に提供することができる。
【0014】
図1に示すように、ブランク103は、縦軸L1及び横軸L2を有する。ブランク103は、キャリア105の前部106を形成するための前部107、及びキャリア105の後部108を形成するための後部109を有する。ブランク103の前部107及び後部109は、図示するように、ブランク103の横方向中心線CLを形成し、複数の横方向に間隔を置いた切れ目又はロック開口部132(広義には、「メスロック機構」又は「第2のメスロック機構」)によって中断され得る横方向の折り曲げ線112において、折り畳み可能に接続される。本明細書に記載されるように、ロック開口は、ブランク/キャリアの1つ以上の部分の分離時にブランク/キャリアの1つ以上の部分に形成される開口、及び/又はそのような分離を容易にする切れ目又は他の弱め線を指定することができる。
【0015】
図1を引き続き参照すると、ブランク103の前部107は、前部容器保持パネル又は前部取り付けパネル131aを含むことができ、横方向に間隔を置いた一対のハンドル開口部130は、折り曲げ線112を中断し、少なくとも部分的に取り付けパネル131a内に延びることができる。また示されているように、ハンドル開口部130は、ブランク103の後部109の一部に延びることができる。
【0016】
図1Aの拡大図をさらに参照すると、前部取り付けパネル131aは、容器保持部分135aを含むこともでき、この容器保持部分は、それぞれが1つ以上の湾曲及び/又は傾斜部分を含むことができる縦方向に間隔を置いたそれぞれの対の切れ目141aによって中断される、縦方向に間隔を置いた一対の横方向の折り曲げ線137a、139aの間に少なくとも部分的に画定される。示されているように、縦方向に間隔を置いた切れ目141aは、容器保持部分135aから外向きに延びる容器保持タブ148aを画定する。また示されているように、それぞれの斜めの切れ目143a、145aは、折り曲げ線139aを中断する1つ以上の切れ目141aから外向きに延びることができる。さらに、縦方向の切れ目146aは、切れ目141aのそれぞれの中央部分から外向きに延びることができる。
【0017】
図示のように、取り付けパネル131aの内側縁部136aは、折り曲げ線137a、112の間に少なくとも部分的に画定され、取り付けパネル131aの外側周縁部138aは、折り曲げ線139aと取り付けパネル131aに隣接する横方向折り曲げ線157aとの間に少なくとも部分的に画定される。
【0018】
ブランク103は、キャリア105のロック機構を形成するためのロック機構を含むこともできる。このようなロック機構は、複数のオスロック機構及び複数のオスロック機構を含むことができ、メスロック機構は、それぞれのオスロック機構の一部を少なくとも部分的に受け入れるように構成される。図示のように、ロック機構は、取り付けパネル131aから延び、折り曲げ線137aを中断し、それぞれのハンドル開口部130内に延びる一対のロックタブ134(広義には、「オスロック機構」又は「第4のオスロック機構」)を含むことができる。取り付けパネル131a内に配置されたブランク103/キャリア105のロック機構は、取り付けパネル135aの容器保持部分135a内に少なくとも部分的に形成され、折り曲げ線137aに沿ってそれぞれの切れ目141aと交差する複数のロック開口部140a(広義には、「メスロック機構」又は「第1のメスロック機構」)と、ロック開口部140aから横方向に離間され、取り付けパネル131aの容器保持部分135内に少なくとも部分的に形成される複数のロック開口部142(広義には、「メスロック機構」又は「第1のメスロック機構」又は「第4のメスロック機構」)と、を含むこともできる。
【0019】
図示のように、ベベル又は前部側部パネル155aは、横方向の折り曲げ線157aで前部取り付けパネル131aに折り畳み可能に接続され、前部頂部パネル159aは、横折り曲げ線161aで前部側部パネル155aに折り畳み可能に接続される。ここでさらに説明するように、横折り曲げ線161aは、複数の切れ目141aによって中断され、頂部パネル159から突出する容器保持タブ148aを規定することができる。各容器保持タブ148aに沿って配置されているのは、ロックタブ144が頂部パネル159aから延びるように、1つ以上の湾曲した、角度の付いた、及び/又は直線部分を有するそれぞれの弱め線150によって形成されたそれぞれのロックタブ144(広義には、「オスロック機構」又は「第1のオスロック機構」又は「第3のオスロック機構」)である。折り曲げ線161aは、ブランク103の横方向の長さに沿って部分的に延びるように図示されているが、折り曲げ線161aは、本開示から逸脱することなく、ブランク103の横方向の長さ全体に延びることができることが理解されよう。
【0020】
前部ロックパネル163aは、ロックパネル163aから延びるように配置されるように、それぞれの湾曲した切れ目168aによって形成された複数の横方向に間隔を置いたロックタブ167a(広義には、「オスロック機構」又は「第1のオスロック機構」)によって中断された横折り曲げ線165aにおいて、頂部パネル159aに折り畳み可能に接続することができる。ロックパネル163aは、本明細書でさらに説明するように、それぞれの縦方向の折り曲げ線171aにおいて前部ロックパネル163aに折り畳み可能に接続され、それぞれのハンドル開口部130と整列/協働するためのハンドル補強フラップ又はタブ169aを含むハンドル機構を含むことができる。
【0021】
引き続き図1を参照すると、ロックタブ173(広義には、「オスロック機構」又は「第2のオスロック機構」)は、それぞれの横折り曲げ線175において前部ロックパネル163aに折り畳み可能に接続することができ、及び/又は別の方法で前部ロックパネル163aから延びることができる。図示のように、ロックタブ173は、複数のロックエッジを提供するために、遠位部分又はロックヘッド/機構に拡張する基部を有することができる。
【0022】
図示の実施形態では、ブランク103の後部109は、後部容器保持パネル又は後部取り付けパネル131b、後部ベベルパネル又は後部側部パネル155b、後部頂部パネル159b、及びブランク103の前部107の対応する部分の鏡像である関連する機構を有する後部ロックパネル163bを含む。対応する構成要素(例えば、パネル、フラップ、折り目、切れ目など)は、接尾字「a」又は「b」によって異なる対応する参照番号によって示されており、「a」構成要素はブランク103の前部107に対応し、「b」構成要素はブランク103の後部109に対応する。ブランク103の後部109の一部の拡大図を図1Bに示す。
【0023】
図1A及び1Bを引き続き参照すると、示されるように、後部取り付けパネル131bは、ロックタブ134及びロック開口部142を欠くことができる。さらに、後部頂部パネル155bは、ロックタブ144を欠くことができる。
【0024】
後部ロックパネル163bに関しては、後部ロックパネル163bは、その近位部分及び遠位部分を形成するように、又は第1の後部頂部パネル及び第2の後部頂部パネルを形成するように、横方向の折り返し線又は他の弱め線164bによって少なくとも部分的に二等分することができる。図示のように、複数の横方向に離間したロック開口部177(広義には、「メスロック機構」又は「第3のメスロック機構」又は「第5のメスロック機構」)を、後部ロックパネル163b内に少なくとも部分的に画定することができ、複数の略多角形、例えば五角形のロック開口部179(広義には、「メスロック機構又は「第3のメスロック機構」又は「第4のメスロック機構」又は「第5のメスロック機構」)を、それぞれのロック開口部177から後部ロックパネル163bの横方向の自由縁181(広義には、「ロック縁」又は「ロックタブ」)に向かって延在することができる。
【0025】
図1に示すように、後部ロックパネル163bのハンドル構造部は、ハンドル開口部183内に延在するそれぞれのハンドル補強フラップ169bに隣接する一対の横方向に離間したハンドル開口部183をさらに含むことができる。ハンドル開口部183は、全体的に三日月形又は他の曲線として図示されているが、ハンドル開口部183は、本開示から逸脱することなく、異なる配置を有することができる。
【0026】
パネル、フラップ、折り線、切れ目、又は他の構造部のいずれも、本開示から逸脱することなく、ブランク103から他の形状に成形、配置、及び/又は省略することができる。ブランク103は、本開示から逸脱することなく、6個より多い又は少ない容器を収容するようなサイズ及び/又は形状にすることができる。
【0027】
図2~3をさらに参照すると、キャリア105を形成する一例示的な実施形態によれば、ブランク103は、ブランク103の外側101が容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の上に配置され、前部取り付けパネル131aの容器保持部分135aが容器CA1、CA2、CA3の上に重なり、後部取り付けパネル131bの容器保持部分135bが容器CB1、CB2、CB3の上に重なるように、反転させることができる。複数の容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3上の取り付けパネル131a、131bの更なる下方への移動は、それぞれの容器保持部分135a、135bを作動させて、それぞれの容器に係合することができる。
【0028】
例えば、前部取り付けパネル131aが容器CA1、CA2、CA3上で下方に下降又は付勢されると、容器保持部分135aは、切れ目141aで前部取り付けパネル131aの残りから少なくとも部分的に分離することができる。このような構成では、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の上部又は頂部Tは、容器保持タブ148aが容器CA1、CA2、CA3の凹んだ部分、例えば容器CA1、CA2、CA3の凹んだ頂部のロール状の上縁の下に位置することができるように、それぞれの切れ目141aによって形成されたそれぞれの開口部を少なくとも部分的に貫通して延びることができる。
【0029】
このような構成では、取り付けパネル131aの周縁部136a、138aは、それぞれの折り曲げ線137a、139aで少なくとも部分的に下方に折り曲げることができ、同様に、取り付けパネル131bの周縁部136b、138bは、それぞれの折り曲げ線137b、139bで少なくとも部分的に下方に折り曲げることができる。このような移動により、上部の取り付けパネル131aの外側周縁部138aの再構成が、それぞれの切れ目143a、145a、146aで再構成され、それぞれの容器CA1、CA2、CA3のロール状/フランジ状のリムまたは他の上部構造と係合する。
【0030】
後部取り付けパネル131b及び対応する容器保持部分135bは、前部取り付けパネル131a及び容器保持部分135aの容器CA1、CA2、CA3に対する係合に関して上述したのと同様の方法で、容器CB1、CB2、CB3と係合することができる。後部取り付けパネル131bの対応する部分の再構成は、前部取り付けパネル131aに関して上述したように、後部取り付けパネル131bが容器CB1、CB2、CB3上で下方に下降または付勢されるときに行うことができる。
【0031】
さらに図2及び図3を参照すると、前部側部パネル155aは、例えば、取り付けパネル131aの取り付け部分135aに対して斜めの配置になるように、折り曲げ線157aで上方に折り畳むことができ、頂部パネル159aは、折り曲げ線161aで、取り付けパネル131a、131bの少なくとも一部と少なくとも部分的に面接触するように折り畳むことができる。頂部パネル159aのこのような移動により、容器保持タブ148aは、それぞれの切れ目141aで前部側部パネル155aから分離することができ、取り付けパネル131aに関連する容器保持タブ148aの上に少なくとも部分的に重なることができる。この点に関して、それぞれの容器CA1、CA2、CA3のロール状のリム又は他の頂部構造は、頂部パネル159から延びる容器保持タブ148aが容器CA1、CA2、CA3の凹んだ上方部分内にも位置することができるように、折り曲げ線161aに沿って少なくとも部分的に切れ目141aを通して受け入れることができる。
【0032】
同様に、後部側部パネル155bは、後部取り付けパネル131bの取り付け部分135bに対して斜めの配置になるように折り曲げ線157bで上方に折り畳むことができ、後部頂部パネル159bは、折り曲げ線161bで、頂部パネル159b及び/又は取り付けパネル131bと少なくとも部分的に面接触するように折り畳むことができる。後部頂部パネル155bのこのような移動により、前部頂部パネル159aと容器CA1、CA2、CA3との係合に関して上述したのと同様の方法で、容器CB1、CB2、CB3との係合を引き起こすことができる。
【0033】
後部ロックパネル163bは、折り曲げ線165bで、取り付けパネル131bのそれぞれの部分に少なくとも部分的に重なるように折り畳むことができる。このような構成では、ロックタブ167b(広義には、「オスロック機構」又は「第5のオスロック機構」)は、折り曲げ線165bから少なくとも部分的に分離され、後部取り付けパネル131bに少なくとも部分的に形成されたロック開口部140b(広義には、「メスロック機構」又は「第1のメスロック機構」又は「第6のメスロック機構」)に少なくとも部分的に挿入/受容され、ロックタブ167bが後部取り付けパネル131bの下に少なくとも部分的に押し込まれるように位置決めすることができる。さらに、後部ロックパネル163bのロック縁181は、前部取り付けパネル131aから延びるロックタブ134の下に押し込まれるか、または別の方法で重なり合うように配置することができる。この点に関して、ロックタブ134は、後部ロックパネル163bのそれぞれの部分に少なくとも部分的に対面接触して位置決めすることができる。
【0034】
前述の構成では、ロック開口部177は、折り曲げ線112に沿ってロック開口部132の上に配置/整列させることができ、ロック開口部179は、前部取り付けパネル131aのロック開口部140aの上に配置/整列させることができる。
【0035】
その後、後部ロックパネル163aは、折り曲げ線165aで折り曲げられて、取り付けパネル131aのそれぞれの部分に少なくとも部分的に重なるようにすることができる。このような構成では、ロックタブ144は、前部頂部パネル159aの容器保持タブ148aから弱め線150で少なくとも部分的に分離され、前部取り付けパネル131aのロック開口部142の縁部に少なくとも部分的に挿入または挟み込まれることができる。
【0036】
さらに、ロックタブ167aは、切れ目160aで前部頂部パネル159aから少なくとも部分的に分離され、整列されたロック開口部179、140aに少なくとも部分的に挿入され、収容されることができる。ブランク103/キャリア105のパネルのこのような移動は、ロックタブ173がロック開口部177、132に少なくとも部分的に挿入され、収容されるように操作されることができるように、ロックタブ173を整列されたロック開口部177、132上に位置決めすることもできる。例えば、ロックタブ173は、それぞれの折り曲げ線175で少なくとも部分的に下方に折り曲げられ、ロック開口部177に挿入され、その下に整列されたロック開口部132に少なくとも部分的に挿入されることができる。
【0037】
キャリア105のロック機構と本明細書に開示されたキャリア及びパッケージとのこのような相互ロック係合は、偶発的な緩み/移動/シフトに耐性のあるキャリアの堅牢な構造を提供することができ、キャリア105の直立構造及び容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3との緊密で確実な係合を維持するのに貢献することができる。例えば、前述のロック機構の構成は、キャリア105を形成する材料、例えば板紙のような素材の多重プライ及び干渉エッジを提供し、様々なロック機構がキャリア105の強度/完全性を強化する複合効果を提供する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載された様々なオスロック機構及びそれぞれのメスロック機構の係合は、容器の周りのキャリアに所望のレベルの張力又は密着性を提供することができる。キャリア105のロック機構の相互作用の概略図を図3に示す。この点に関して、ブランク103/キャリア105は、のりのような接着剤の塗布を最小限に抑えて、又は実施形態ではのりのような接着剤を欠くように、直立した構成で形成及び維持することができる。
【0038】
このように、キャリアのパネルの上記の配置は、様々なハンドル機構、例えば、ハンドル補強フラップ169a、169b(及び隣接するハンドル開口部183)及びハンドル開口部130を整列させることができ、これにより、使用者は、補強フラップ169a、169bに対して少なくとも部分的に指を下方に挿入して、それぞれのロックパネル163a、163bから指を少なくとも部分的に分離させ、それぞれの折り曲げ線171a、171bで下方に折り曲げて、使用者がハンドル開口部130の下に露出した取り付けパネル131a、131bの部分に沿ってキャリア105をつかむことができるようにする。補強フラップ169a、169bは、例えば、使用者の指とキャリアとの間に、例えば、緩衝材として、追加の材料層を提供することができ、使用者の快適さのためにキャリア105の1つ以上の部分の変形/引き裂きに抵抗し、使用者の指の挟み込みなどを避けることができる。
【0039】
上記のパッケージ110/キャリア105は、例えば、材料の節約及び廃棄物の削減を提供することができるコンパクトな構造を有する。さらに、キャリア105/パッケージ110の外部部分上の容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の1つ以上の部分の露出は、消費者に、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3に関連するラベリング又は表面グラフィックスの明確なビューを提供するとともに、例えば、それぞれの切れ目141a、141bを通してそれぞれの容器を引き出してそれぞれのパネル131a、131b、159a、159bから容器を外すことによって、キャリア105/パッケージ110から容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の1つ以上を取り出すための便利なアクセスを提供する。
【0040】
図4は、本開示の第2の例示的実施形態による、キャリア205(図4A)及びパッケージ210(図4A)を形成するためのブランク203の外面201の平面図である。ブランク203及びそれから形成されるキャリア205/パッケージ210は、上述のブランク103及びキャリア105/パッケージ110に関して上述したものと同一又は類似の1つ以上の特徴を有することができ、同様又は類似の構造は、同様または類似の参照番号で示される。したがって、ブランク203は、キャリア205/パッケージ210の前部206を形成するための前部207、及びキャリア205/パッケージ210の後部208を形成するための後部209を含むことができる。
【0041】
ブランク203は、縦軸L1及び横軸L2、取り付けパネル131a、131b、側部パネル155a、155b、頂部パネル159a、159b、及び関連する構造を有することができる。
【0042】
さらに、ブランク203の取り付けパネル131a内に配置されたロック開口部142は、前部ロック開口部142aであり得、後部ロック開口部142b(広義には、「メスロック機構」又は「第1のメスロック機構」又は「第3のメスロック機構」)は、ブランク203の取り付けパネル131b内に少なくとも部分的に画定され得る。さらに、頂部パネル159aから延びる容器保持タブ内のロックタブ144は、前部ロックタブ144aであり得、ブランク203はさらに、後部頂部パネル159bから延びる容器保持タブ148b内の後部ロックタブ144b(広義には、「オスロック機構」又は「第3のオスロック機構」)を含むことができる。
【0043】
図4を引き続き参照すると、上述のロックタブ173と同様のロックタブは、それぞれの横方向折り曲げ線175aで頂部パネル159aに取り付けられた前部ロックタブ173aであり得、ブランク203はまた、それぞれの横方向折り曲げ線175bで頂部パネル159bに折り曲げ可能に接続され、そこから延びる後部ロックタブ173b(広義には、「オスロック機構」又は「第4のオスロック機構」)を含むことができる。
【0044】
この点に関して、ブランク203及びそれから形成されたキャリア205/パッケージ210は、上記のブランク103及びキャリア105/パッケージ110と比較して、異なる数及び配置のパネル、ハンドル構造、及びロック構造を有することができる。ブランク203/キャリア205/パッケージ210は、本開示から逸脱することなく、さらに異なる配置及び/又は構成を有することができることが理解されよう。
【0045】
さらに図4Aを参照すると、ブランク203は、上記のようなロックパネル163a、163bの作用なしに、ブランク103からキャリア105/パッケージ110を形成することに関して、上記と同様の方法で、キャリア205/パッケージ210に形成することができる。例えば、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、上記のように、その1つ以上の部分を相対的に折り曲げることによって、それぞれの取り付けパネル131a、131bに形成された開口を通して少なくとも部分的に受け入れることができる。さらに、側部パネル155a、155bは、上記のように、取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分に対してほぼ斜めに配置することができ、頂部パネル159a、159bは、上記のように、取り付けパネル13la、131bのそれぞれの部分と少なくとも部分的に面接触して配置することができる。
【0046】
図4Aの概略図に示すように、分かりやすくするために重ねられたパネルが破線で示されているが、ロックタブ144aは、上記のように、それぞれの開口部142aを通して少なくとも部分的に受け入れられることによって、弱め線150aのそれぞれのラインで容器保持タブ148aから分離され、取り付けパネル131aの下に押し込まれることができる。同様に、ロックタブ144bは、弱め線150bのそれぞれのラインで容器保持タブ148bから分離され、取り付けパネル131bの下に押し込まれるそれぞれの開口部142bを通して少なくとも部分的に挿入され、受け入れられることができる。
【0047】
上記のように、頂部パネル159a、159bをそれぞれの取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分と少なくとも部分的に面接触して配置すると、ロックタブ173a、173bは、折り曲げ線112を中断するそれぞれのロック開口部142上にほぼ整列して配置することができる。したがって、ロックタブ173a、173bは、それぞれの折り曲げ線175a、175bで下方に折り畳まれ、それぞれのロック開口部142を通して少なくとも部分的に挿入され、受け入れられることができる。このような構成では、それぞれのロックタブ173a、173bの1つ以上のフレア部又はフランジ部が、それぞれの取り付けパネル131a、131bの一方又は両方の下面と係合して、ロック開口部132を通してロックタブ173a、173bの確実な係合を維持することができる。
【0048】
キャリア205/パッケージ210の前述の構成は、キャリア105/パッケージ110に関して上述したものと同様の利点を有する1つ以上の容器を支持するために、様々なパネル及びその部分の堅牢で確実な係合を提供することができる。いくつかの実施形態では、キャリア205/パッケージ210のこのような構成は、接着剤、例えばのりなどの高分子材料の使用を回避または最小限にするために提供することができる。
【0049】
図5は、本開示の第3の例示的な実施形態による、キャリア305(図5A)及びパッケージ310(図5A)を形成するためのブランク303の外面301の平面図である。ブランク303及びそれから形成されるキャリア305/パッケージ310は、上述のブランク103、203及びキャリア105、205/パッケージ110、210に関して上述したものと同一又は類似の1つ以上の特徴を有することができ、同様又は類似の構造は、同様または類似の参照番号で示される。したがって、ブランク303は、キャリア305/パッケージ310の前部306を形成するための前部307、及びキャリア305/パッケージ310の後部308を形成するための後部309を含むことができる。
【0050】
ブランク303は、縦軸L1及び横軸L2、取り付けパネル131a、131b、側部パネル155a、155b、頂部パネル159a、159b、及び関連する構造を有することができる。ブランク303は、ロック開口部132、142a、142b、及びロックタブ144a、144b、173も含むことができる。追加のロック開口部185(広義には、「メスロック機構」又は「第2のメスロック機構」又は「第4のメスロック機構」)は、後部頂部パネル159bに少なくとも部分的に画定することができる。ブランク303/キャリア305/パッケージ310は、本開示から逸脱することなく、さらに異なる配置及び/又は構成を有することができることが理解されよう。
【0051】
明瞭化のために重ねられたパネルが破線で示されている図5Aの概略図をさらに参照すると、ブランク303は、上述のようにブランク103、203からキャリア105、205/パッケージ110、210を形成することに関して、上述したのと同様の方法でキャリア305/パッケージ310に形成することができる。例えば、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、上述のようにその1つ以上の部分を相対的に折り畳むことによって、それぞれの取り付けパネル131a、131bに形成された開口部を通して少なくとも部分的に受け入れることができる。さらに、側部パネル155a、155bは、上述のように取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分に対してほぼ斜めに配置することができ、頂部パネル159a、159bは、上述のように取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分と少なくとも部分的に面接触して配置することができる。
【0052】
ロックタブ144aは、弱め線150aのそれぞれのラインで容器保持タブ148aから分離し、上述のようにそれぞれの開口部142aを介して少なくとも部分的に受け入れることによって、取り付けパネル131aの下に挟み込むことができる。同様に、ロックタブ144bは、弱め線150bのそれぞれのラインで容器保持タブ148bから分離し、取り付けパネル131bの下に挟み込むためにそれぞれの開口部142bを介して少なくとも部分的に挿入/受容することができる。
【0053】
上述のように頂部パネル159a、159bをそれぞれの取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分と少なくとも部分的に面接触して配置すると、ロック開口部185は、折り曲げ線112を中断するロック開口部132の上にほぼ整列して配置することができ、ロックタブ173は、整列したロック開口部185、132の上に配置することができる。この点に関して、ロックタブ173は、それぞれの折り曲げ線175で下方に折り畳まれ、ロック開口部185を介して挿入されて受容され、さらにロック開口部132を介して少なくとも部分的に挿入されて受容されることができる。このような構成では、それぞれのロックタブ173の1つ以上のフレア部又はフランジ部が、それぞれの取り付けパネル131a、131bの一方又は両方の下面と係合して、ロック開口部132を介してロックタブ173の確実な係合を維持することができる。
【0054】
キャリア305/パッケージ310の前述の構成は、キャリア105、205/パッケージ110、210に関して、上述したものと同様の利点を有する1つ以上の容器を支持するために、様々なパネル及びその部分の堅牢で確実な係合を提供することができる。いくつかの実施形態では、キャリア305/パッケージ310のこのような構成は、接着剤、例えばのりなどの高分子材料の使用を回避または最小限にするために提供することができる。
【0055】
図6は、本開示の第4の例示的な実施形態によるキャリア405(図6A)及びパッケージ410(図6A)を形成するためのブランク403の外面401の平面図である。ブランク403及びそれから形成されるキャリア405/パッケージ410は、上述のブランク103、203、303及びキャリア105、205、305/パッケージ110、210、310に関して上述したものと同一又は類似の1つ以上の特徴を有することができ、同様又は類似の構造は、同様又は類似の参照番号で示される。したがって、ブランク403は、キャリア405/パッケージ410の前部406を形成するための前部407、及びキャリア405/パッケージ410の後部408を形成するための後部409を含むことができる。
【0056】
ブランク403は、縦軸L1及び横軸L2、取り付けパネル131a、131b、側部パネル155a、155b、頂部パネル159a、159b、及び関連する構造を有することができる。ブランク403は、ロック開口部132、142a、142b、及びロックタブ144a、144b、173も含むことができる。
【0057】
図示のように、ロック開口部185は、上に説明したブランク303よりも中央の折り曲げ線112から長手方向に離れた、頂部パネル159bに沿った/当接する位置に少なくとも部分的に画定することができる。さらに、タブ187は、タブ187がそれぞれのロック開口部185において頂部パネル159bに少なくとも部分的に折り曲げ可能に接続されるように、それぞれのロック開口部185から離れて延在することができる。一実施形態では、ロック開口部185は、頂部パネル159bの自由縁と同一直線上にあることができる。
【0058】
図示の実施形態では、ブランク403は、上に説明した実施形態よりも多数のロックタブ173aを備えることができる。いくつかの実施形態では、ブランク403は、5つのロックタブ173aを備えることができるが、開示から逸脱することなく、より多数又は少数のロックタブ173aを備えることができる。
【0059】
ロックタブ173bは、それぞれのロックタブ173bが縦軸L1に平行な軸に沿ってそれぞれのロックタブ173aとほぼ整列し、それぞれのタブ187が縦軸L1に平行な軸に沿ってそれぞれのロックタブ173aとほぼ整列するように、タブ187と交互に配置して設けることができる。
【0060】
明瞭にするために重ねられたパネルが破線で示されている図6Aの概略図をさらに参照すると、ブランク403は、上に説明したようにブランク103、203、303からキャリア105、205、305/パッケージ110、210、310を形成することに関して、上に説明したのと同様の方法でキャリア405/パッケージ410に形成することができる。例えば、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、上に説明したように、それぞれの取り付けパネル131a、131bに形成された開口部を通して少なくとも部分的に受け入れることができる。さらに、側部パネル155a、155bは、上に説明したように、取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分に対してほぼ斜めに配置することができ、頂部パネル159a、159bは、上に説明したように、取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分と少なくとも部分的に面接触して配置することができる。
【0061】
ロックタブ144aは、弱め線150aのそれぞれのラインで容器保持タブ148aから分離し、上に説明したように、それぞれの開口部142aを通して取り付けパネル131aの下に挟み込むことができる。同様に、ロックタブ144bは、弱め線150bのそれぞれのラインで容器保持タブ148bから分離し、それぞれの開口部142bを通して少なくとも部分的に挿入して、取り付けパネル131bの下に挟み込むことができる。
【0062】
上に説明したように、頂部パネル159a、159bをそれぞれの取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分と少なくとも部分的に面接触して配置すると、ロックタブ173a、173bのいくつかは、折り曲げ線112を中断するロック開口部132上に全体的に整列することができ、その間に散在するロックタブ173aは、タブ187と全体的に整列することができる。この点に関して、ロック開口部132上に整列したロックタブ173a、173bは、それぞれの折り曲げ線175a、175bで下方に折り曲げることができ、ロック開口部132を通して少なくとも部分的に挿入することができる。このような構成では、それぞれのロックタブ173a、173bの1つまたは複数のフレア部又はフランジ部が、それぞれの取り付けパネル131a、131bの一方又は両方の下面と係合して、ロック開口部132を通してロックタブ173a、173bの確実な係合を維持することができる。
【0063】
さらに、それぞれのロック開口部185/タブ187と位置合わせされたロックタブ173aは、例えば、取り付けパネル131a、131bの互いに対する位置決めを維持及び/又は強化するために、ロック開口部185を通して少なくとも部分的に挿入することができる。いくつかの実施形態では、タブ187は、ロック開口部185内へのロックタブ173aの少なくとも部分的な受け入れを容易にするために、タブ187に関連する弱め線で少なくとも部分的に下方に折り曲げることができる。他の実施形態では、ロックタブ173aは、ロック開口部185を通して少なくとも部分的に挿入することができ、タブ187と少なくとも部分的に面接触して配置することができる。
【0064】
キャリア405/パッケージ410の前述の構成は、キャリア105、205、305/パッケージ110、210、310に関して上述したものと同様の利点を有する1つ以上の容器を支持するために、様々なパネル及びその部分の堅牢で固定された係合を提供することができる。いくつかの実施形態では、キャリア405/パッケージ410のそのような構成は、接着剤、例えばのりなどの高分子材料の使用を回避または最小限にするために提供することができる。
【0065】
図7は、本開示の第5の例示的な実施形態による、キャリア505(図7A)及びパッケージ410(図7A)を形成するためのブランク503の外面501の平面図である。ブランク503及びそれから形成されるキャリア505/パッケージ510は、上述したブランク103、203、303、403及びキャリア105、205、305、405/パッケージ110、210、310、410に関して上述したものと同一又は類似の1つ以上の特徴を有することができ、同様又は類似の構造は、同様または類似の参照番号で示される。したがって、ブランク503は、キャリア505/パッケージ510の前部506を形成するための前部507及びキャリア505/パッケージ510の後部508を形成するための後部509を含むことができる。
【0066】
ブランク503は、縦軸L1及び横軸L2、取り付けパネル131a、131b、側部パネル155a、155b、頂部パネル159a、159b、ロックパネル163a、163b、及び関連する構造を有することができる。ブランク503は、ロック開口部132、140a、140b、179、及びロックタブ167a、167b、173を含むこともできる。
【0067】
また、示されているように、ブランク503のハンドル構造は、ハンドル開口部130、それぞれの斜めの折り曲げ線433a、433bでそれぞれの取り付けパネル131a、131bに折り曲げ可能に接続され、それぞれのハンドル開口部130内に延びるように配置されたハンドル補強フラップ431a、431b、ハンドル補強フラップ169b、及びロックパネル163aの自由縁に沿って形成されたハンドルノッチ又はハンドル切り欠き469を含むことができる。
【0068】
明確にするために、重ねられたパネルが破線で示されている図7Aの概略図をさらに参照すると、ブランク503は、上記のようにブランク103、203、303、403からキャリア105、205、305、405/パッケージ110、210、310、410を形成することに関して、上記と同様の方法でキャリア505/パッケージ510に形成することができる。例えば、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、上記のようにその1つ以上の部分を相対的に折り曲げることによって、それぞれの取り付けパネル131a、131bに形成された開口部を通して少なくとも部分的に受け入れることができる。さらに、側部パネル155a、155bは、上記のように取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分に対してほぼ斜めに配置することができ、頂部パネル159a、159bは、上記のように取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分と少なくとも部分的に面接触して配置することができる。
【0069】
ロックタブ167、167bは、弱め線160a、160bのそれぞれのラインで頂部パネル159a、159bから分離し、上記のようにそれぞれの開口部140a、140bを通して取り付けパネル131aの下に押し込むことができる。
【0070】
上記のように、頂部パネル159a、159bをそれぞれの取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分に少なくとも部分的に面接触させて位置決めすると、ロックパネル163aをロックパネル163bに重ねて位置決めすることができる。この点に関して、ロック開口部179、132の上に位置合わせされたロックタブ173は、それぞれのロック開口部179、さらにその下のロック開口部132に挿入されて受け入れられるように、それぞれの折り曲げ線175で下方に折り曲げることができる。このような配置では、それぞれのロックタブ173の1つ又は複数のフレア又はフランジ付き部分が、それぞれの取り付けパネル131a、131bの一方又は両方の下面と係合して、ロック開口部132を介したロックタブ173の確実な係合を維持することができる。
【0071】
このように、キャリアのパネルの上記の配置は、様々なハンドル構造、例えば、ハンドル開口部469、ハンドル補強フラップ169b、及びハンドル開口部132/ハンドル補強フラップ431a、431bを、ユーザが補強フラップ169bに対して、1つ又は複数の指をそれぞれのハンドル開口部469を介して下方に少なくとも部分的に挿入して、それらをそれぞれのロックパネル163bから少なくとも部分的に分離し、それぞれの折り曲げ線171aで少なくとも部分的にそれぞれのハンドル開口部130を介して下方に折り曲げることができるようにすることができる。ハンドル補強フラップ169bのこのような動きは、1つ又は複数のハンドル補強フラップ431a、431bをそれぞれの折り曲げ線433a、433bで少なくとも部分的に下方に折り曲げて、ユーザがハンドル開口部130の下に露出した取り付けパネル131a、131bの部分に沿ってキャリア505をつかむことを可能にする。補強フラップ169a、169b、433a、433bは、例えば、ユーザの指とキャリアとの間に、ユーザの快適さのためにキャリア505の1つ又は複数の部分の変形/引き裂きに抵抗し、ユーザの指の挟み込みなどを回避するために、例えば、バッファとして、材料のさらなる層を提供することができる。
【0072】
キャリア505/パッケージ510の上記の構造は、キャリア105、205、305、405/パッケージ110、210、310、410に関して上述したものと同様の利点を有する1つ又は複数の容器を支持するために、様々なパネル及びその部分の堅牢かつ固定された係合を提供することができる。いくつかの実施形態において、キャリア505/パッケージ510のこのような構造は、のりのような接着剤などの高分子材料の使用を回避又は最小限にするために提供することができる。
【0073】
図8は、本開示の第6の例示的な実施形態によるキャリア605(図8A)及びパッケージ610(図8A)を形成するためのブランク603の外面601の平面図である。ブランク603及びそれから形成されるキャリア605/パッケージ610は、上述したブランク103、203、303、403、503及びキャリア105、205、305、405、505/パッケージ110、210、310、410、510に関して上述したものと同一又は類似の1つ又は複数の特徴を有することができ、同様又は類似の構造は、同様又は類似の参照番号で示される。したがって、ブランク603は、キャリア605/パッケージ610の前部606を形成するための前部607、及びキャリア605/パッケージ610の後部608を形成するための後部609を含むことができる。
【0074】
ブランク603は、縦軸L1及び横軸L2、取り付けパネル131a、131b、側部パネル155a、155b、頂部パネル159a、159b、ロックパネル163a、及び関連する構造を有することができる。
【0075】
ブランク603はまた、折り曲げ線161aを中断するロックタブ167(広義には、 「オスロック機構」又は「第1のオスロック機構」)、ロックタブ173、取り付けパネル131b内に配置されたロック開口部140b、及び折り曲げ線161bを中断するように配置されたロック開口部185を含むことができる。図示された実施形態では、ロックタブ167は、ほぼ斜めに傾斜された、例えば、楔形又は三角形の構造を有することができ、ロック開口部185は、ほぼ湾曲した構造を有することができるが、ロックタブ167及びロック開口部185の一方又は両方は、開示から逸脱せずに異なる構造を有することができる。
【0076】
また図示されるように、ブランク603のハンドル構造は、折り曲げ線112を中断する縦方向の切れ目633で交差し、分離可能に接続された一対のハンドル補強フラップ631a、631bを含むことができる。各ハンドル補強フラップ631a、631bは、切れ目633と交差するそれぞれの対の湾曲した切れ目635a、635bによって少なくとも部分的に画定されることができる。ハンドル補強フラップ637は、頂部パネル159aのほぼ湾曲した切れ目639によって少なくとも部分的に画定されることもできる。
【0077】
明確にするために、重ねられたパネルが破線で示されている図8Aの概略図をさらに参照すると、ブランク603は、上述のようにブランク103、203、303、403、503からキャリア105、205、305、405、505/パッケージ110、210、310、410、510を形成することに関して、上述したのと同様の方法でキャリア605/パッケージ610に形成することができる。例えば、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、上述のようにその1つ以上の部分を相対的に折り曲げることによって、それぞれの取り付けパネル131a、131bに形成された開口部を通して少なくとも部分的に受け入れることができる。さらに、側部パネル155a、155bは、上述のように取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分に対してほぼ斜めに配置することができ、頂部パネル159a、159bは、上述のように取り付けパネル131a、131bのそれぞれの部分と少なくとも部分的に面接触して配置することができる。
【0078】
ロックタブ167は、上述のように開口部140bを通して少なくとも部分的に受け入れられることによって、弱め線160で頂部パネル159aから分離され、取り付けパネル131bの下に押し込まれることができる。さらに、ロックタブ173がロック開口部185を通して少なくとも部分的に挿入されることができるように、ロックパネル163aを頂部パネル159bに重ねて配置することができる。このような構成では、ロックタブ173の1つ以上のフレア又はフランジ付き部分が、ロック開口部185に隣接する側部パネル155b及び/又は頂部パネル159bの部分と係合することができる。
【0079】
従って、キャリアのパネルの上述の配置は、様々なハンドル構造、例えばハンドル補強フラップ637、631a、631bを整列させることができ、これにより、ユーザは、ハンドル補強フラップ637を介して一本以上の指を少なくとも部分的に下方に挿入することができ、その結果、ハンドル補強フラップ637は、切れ目639で頂部パネル159aから少なくとも部分的に分離し、その下に整列されたハンドル補強フラップ631a、631bをさらに移動させて、切れ目633で少なくとも部分的に分離し、それぞれの切れ目635a、635bでそれぞれの取り付けパネル131a、131bからさらに下方に移動して、ユーザが、ハンドル補強フラップ631a、631bのそのような移動によって露出された取り付けパネル131a、131bの部分に沿ってキャリア605をつかむことができる。ハンドル補強フラップ637、631a、631bは、例えばバッファとして、ユーザの指とキャリアとの間に、ユーザの快適性のためにキャリア605の1つ以上の部分の変形/引き裂きに抵抗し、ユーザの指の挟み込みなどを回避するための追加の層を提供することができる。
【0080】
キャリア605/パッケージ610の上述の構成は、キャリア105、205、305、405、505/パッケージ110、210、310、410、510に関して上述したものと同様の利点を有する1つ以上の容器を支持するために、様々なパネル及びその部分の堅牢かつ固定された係合を提供することができる。いくつかの実施形態では、キャリア605/パッケージ610のそのような構成は、のりのような接着剤などの高分子材料の使用を回避又は最小化するように提供することができる。
【0081】
本明細書に記載されるブランク及びキャリア/パッケージは、本開示から逸脱することなく、異なる構成で提供することができることが理解されよう。
【0082】
一般に、ブランクは、通常の紙よりも重く、剛性が高いように、キャリパー(caliper)を有する板紙から構成することができる。ブランクは、厚紙などの他の材料、又はキャリアが少なくとも一般的に上記のように機能することを可能にするのに適した特性を有する任意の他の材料から構成することもできる。ブランクは、例えば、粘土コーティングでコーティングすることができる。次いで、粘土コーティングは、製品、広告、及び他の情報又は画像で印刷することができる。次いで、ブランクは、ブランクに印刷された情報を保護するためにワニスでコーティングすることができる。ブランクは、ブランクのいずれかの面又は両側に、例えば、水分バリア層でコーティングすることもできる。また、ブランクは、選択されたパネル又はパネルセクションにおいて、1つ以上のシート状材料に積層又はコーティングすることもできる。
【0083】
例として、引裂き線は、所望の弱め線に沿って材料内に部分的に延びるスリット、及び/又は所望の弱め線に沿って材料内に部分的に及び/又は材料を完全に貫通して延びる一連の離間したスリット、又はこれらの構造の様々な組み合わせを含むことができる。より具体的な例として、1つのタイプの引裂き線は、材料を完全に貫通して延びる一連の離間したスリットの形態であり、隣接するスリットはわずかに離間しており、その結果、ニック(例えば、材料の小さな幾分ブリッジのような部分)が隣接するスリット間に規定され、通常、引裂き線を横切って材料を一時的に接続する。ニックは、引裂き線に沿って引裂きする間に切断される。ニックは、通常、引裂き線の比較的小さな割合であり、代替的に、ニックは、引裂き線が連続した切れ目線であるように、引裂き線から省略され得るか、又は引裂き線内に形成され得る。すなわち、各引裂き線が連続したスリット等に置き換えられることは、本開示の範囲内である。例えば、切れ目線は、本開示から逸脱することなく、連続したスリットであってもよく、又はスリットよりも広くてもよい。
【0084】
例示的な実施形態によれば、折り目線は、必ずしも直線ではないが、それに沿って折ることを容易にする任意の実質的に直線状の脆弱化形態であってもよい。より具体的には、本開示の範囲を狭める目的ではないが、折り目線は、所望の弱線に沿って材料内に押しつぶされた又は押し下げられた部分を形成する鈍いスコアリングナイフ等で形成された線のようなスコアラインを含む。所望の弱め線に沿って材料内に部分的に延びる切れ目、及び/又は所望の弱め線に沿って材料内に部分的に及び/又は材料を完全に貫通して延びる一連の切れ目、及びこれらの構造の様々な組み合わせを含む。折り曲げ線を形成するために切れ目が使用される状況では、典型的には、切れ目は、合理的な使用者が折り曲げ線を引裂き線であると誤って考慮するような過度に大きくなることはない。
【0085】
上記実施形態は、キャリア実施形態の組み立て中に接着剤によって接着された1つ以上のパネルを有するものとして説明することができる。「接着剤」という用語は、キャリアパネルを適所に固定するために一般的に使用されるあらゆる種類の接着剤を包含することを意図している。
【0086】
本開示の前述の説明は、様々な例示的な実施形態を図示し、説明している。本開示の精神および範囲から逸脱することなく、例示的な実施形態に対して様々な追加、修正、変更などを行うことができる。上記の説明に含まれる、または添付の図面に示されるすべての事項は、例示的なものとして解釈されるべきであり、限定的な意味で解釈されるべきではない。さらに、本開示は、本開示の選択された実施形態のみを図示し、説明しているが、本開示は、様々な他の組み合わせ、修正、及び環境で使用することができ、本明細書に表現された本発明の概念の範囲内で、上記の教示に相応して、及び/又は関連技術の技能または知識の範囲内で、変更または修正することができる。さらに、各実施形態の特定の構造及び特性は、本開示の他の図示された実施形態および図示されていない実施形態に選択的に交換し、適用することができる。
図1
図1A
図1B
図2
図3
図4
図4A
図5
図5A
図6
図6A
図7
図7A
図8
図8A
【国際調査報告】