(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-25
(54)【発明の名称】締付装置
(51)【国際特許分類】
B65H 75/44 20060101AFI20240618BHJP
B65H 75/42 20060101ALI20240618BHJP
A43C 11/00 20060101ALI20240618BHJP
【FI】
B65H75/44
B65H75/42 E
A43C11/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023535027
(86)(22)【出願日】2021-08-25
(85)【翻訳文提出日】2023-06-08
(86)【国際出願番号】 CN2021114548
(87)【国際公開番号】W WO2022257274
(87)【国際公開日】2022-12-15
(32)【優先日】2021-06-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510299178
【氏名又は名称】陳 金柱
【氏名又は名称原語表記】CHEN,Chin-Chu
【住所又は居所原語表記】No.11-1,Lane 188,Gougye Rd.,Zhonghe Village,Longjing District Taichung,Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】110003214
【氏名又は名称】弁理士法人服部国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】陳 金柱
【テーマコード(参考)】
3F068
4F050
【Fターム(参考)】
3F068AA14
3F068BA00
3F068CA00
3F068DA03
3F068FA03
3F068GA03
3F068JB06
4F050MA28
(57)【要約】
【課題】締付装置を提供する。
【解決手段】ハウジングユニット、リール、制動ユニット、ノブ及び接続ユニットを備える締付装置である。接続ユニットはノブに接続されて制動ユニットまたはリールにリミットされる。接続ユニット及びリールのうちの少なくとも1つはリング壁にリミットされることによって、リング壁、リール、制動ユニット及びノブが一体に組み立てられ、且つ接続ユニットはベースに直接貫通または直接接続しない。これによって、締付装置は分解しやすい利点を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部空間を取り囲むリング壁、
前記内部空間に連通される上開口、
前記上開口の反対側に位置して且つ前記内部空間に連通される下開口、及び
取り外し可能に前記リング壁に直接接続されるベースを含むハウジングユニットと、
前記内部空間に位置して且つ系線を巻き取るためのリールと、
前記内部空間に位置して且つ選択可能に前記リールが解放方向へ回転することを阻止する制動ユニットと、
前記リング壁に被覆されるノブと、
前記ノブ、前記リール及び前記制動ユニットのうちの少なくとも1つを接続する接続ユニットと、
を備え、
前記ノブ、前記接続ユニット、前記制動ユニット及び前記リールのうちの少なくとも1つは前記リング壁にリミットされることによって、前記リング壁、前記リール、前記制動ユニット及び前記ノブを一体に組み立て、且つ前記接続ユニットが前記ベースに直接貫通または直接接続しないことを特徴とする締付装置。
【請求項2】
前記ハウジングユニットは前記リング壁の下端に位置する第1の内輪溝をさらに含み、前記接続ユニットは前記第1の内輪溝に収納されるシャーシを含むことを特徴とする請求項1に記載の締付装置。
【請求項3】
前記ハウジングユニットは前記リング壁に位置して且つ前記第1の内輪溝の上方に位置する第2の内輪溝をさらに含み、前記リールは前記第2の内輪溝に収納される下リング部を含むことを特徴とする請求項2に記載の締付装置。
【請求項4】
前記接続ユニットは、
前記ノブに接続されるスクリューと、
前記シャーシから上へ突出して前記リールの軸心空間に挿入され、前記スクリューに接続される接続ロッドと、
をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の締付装置。
【請求項5】
前記接続ユニットは、
前記ノブの内頂面から下へ前記リールの軸心空間に直接進入した突出柱と、
前記シャーシを前記突出柱にロックするスクリューと、
をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の締付装置。
【請求項6】
前記接続ユニットは、
前記ノブに接続されて且つ前記制動ユニットにリミットされるスクリューと、
前記シャーシから上へ突出して前記リールの軸心空間に挿入され、且つ前記制動ユニットに結合されるプラグポストと、
をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の締付装置。
【請求項7】
前記制動ユニットは少なくとも1つのラチェットアーム及び少なくとも1つのリミットブロックを含み、前記制動ユニットを前記系線の引張力によって前記解放方向に引っ張る場合、前記少なくとも1つのラチェットアームが前記少なくとも1つのリミットブロックに当接されることを特徴とする請求項1に記載の締付装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つのラチェットアームは前記少なくとも1つのリミットブロックの下方に位置することを特徴とする請求項7に記載の締付装置。
【請求項9】
前記制動ユニットは、前記少なくとも1つのリミットブロックの近くにある少なくとも1つの内縮溝をさらに含み、軸方向に沿って上昇位置及び降下位置に位置決めされ、前記上昇位置に位置する場合に前記リング壁に設けられる複数の係合歯から分離し、前記上昇位置から前記降下位置へ移動する場合に、前記少なくとも1つのラチェットアームが径方向内側に偏り、前記少なくとも1つの内縮溝に入ることを特徴とする請求項8に記載の締付装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つのリミットブロックは傾斜面を含むことを特徴とする請求項9に記載の締付装置。
【請求項11】
前記ノブは3つの係止アームを含み、前記制動ユニットは3つの係止突起を含み、各前記係止アームがそれぞれ各前記係止突起に嵌合されることを特徴とする請求項1に記載の締付装置。
【請求項12】
前記リング壁は無歯上部を含み、且つ前記無歯上部と前記制動ユニットとの間の隙間は3つの前記係止アームを収納するために使用されることを特徴とする請求項11に記載の締付装置。
【請求項13】
前記ノブは複数の当接部をさらに含み、前記当接部と前記ノブの内壁との間に上リング溝が形成され、前記無歯上部が前記上リング溝内に挿入されることを特徴とする請求項12に記載の締付装置。
【請求項14】
前記ノブは3本の径方向突出フィンガーをさらに含み、前記制動ユニットは3つの径方向開溝をさらに含み、各前記径方向突出フィンガーは各前記径方向開溝に嵌合されることを特徴とする請求項13に記載の締付装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、締付装置に関し、且つ特に系線を巻き取り、巻き戻すことができる締付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
日常生活では、ロープ及びベルトなどの糸体を使用して物品を束ねることがよく行われているが、最も一般的な束ね手段は糸体を利用して物品における穴を行き来し、紐で固定し、例えば紐で縛る靴類などである。しかし、このような束ね手段は外力によって結び目が緩みやすく、結び目を再び縛らなければならないだけでなく、物品をしっかりと束ねることができないため、多くの不便をもたらす。
【0003】
このような問題を解決するために、ある業者は、ハウジング、制動ユニット及びバネを含み、ハウジングに糸体を通る穿孔を有し、バネと制動ユニットとの間の作用力によって糸体が制動ユニットとハウジングとの間に挟まれて締付効果を達成させ、バネを押して制動ユニットの位置を変えることで糸体を引っ張って長さを変えることができる簡単な束線機構を開発した。しかし、このような束線機構はバネの復帰力によって締付力を提供するものであり、やはり振動や外力の要素によって糸体が緩みやすく、また、このような束線機構には糸体を収納する空間がないため、糸体の露出も危険になりやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このため、ある業者は、糸体を回転可能に束ねて固定できる別のバックルを開示しており、その糸体がバックルの内部に収納可能であり、且つ内部部材の機械力の干渉によって糸体の長さを調整するとともに、束ねの束ね具合を調整することができる。しかしながら、このようなバックルの構造が複雑であり、製造コストが増加され、同時に、組立やメンテナンスが困難であるという問題がある。
【0005】
このため、バックルの内部の構造を調整及び改良する業者が相次いでいるが、構造の簡素化を前提に、バックルの締付能力を維持するとともに、寿命が短くならないように構造の信頼度を高めることが望まれている。
【0006】
これを鑑みて、バックル等の締付装置の構造を如何に効果的に改善するかは、関係業者の努力の目標となっている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態は、内部空間を取り囲むリング壁、内部空間に連通される上開口、上開口の反対側に位置して且つ内部空間に連通される下開口及び取り外し可能にリング壁に直接接続されるベースを含むハウジングユニットと、内部空間に位置して且つ系線を巻き取るためのリールと、内部空間に位置して且つ選択可能にリールが解放方向へ回転することを阻止する制動ユニットと、リング壁に被覆されるノブと、ノブ、リール及び制動ユニットのうちの少なくとも1つを接続する接続ユニットを備え、ノブ、接続ユニット、制動ユニット及びリールのうちの少なくとも1つはリング壁にリミットされることによって、リング壁、リール、制動ユニット及びノブを一体に組み立て、且つ接続ユニットがベースに直接貫通または直接接続しない締付装置を提供する。
【0008】
これによって、構造配置により、締付装置が分解しやすい利点を備える。
【0009】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、ハウジングユニットはリング壁の下端に位置する第1の内輪溝をさらに含んでもよく、接続ユニットは第1の内輪溝に収納されるシャーシを含む。
【0010】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、ハウジングユニットはリング壁に位置して且つ第1の内輪溝の上方に位置する第2の内輪溝をさらに含んでもよく、リールは第2の内輪溝に収納される下リング部を含む。
【0011】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、接続ユニットはノブに接続されるスクリューと、シャーシから上へ突出してリールの軸心空間に挿入され、スクリューに接続される接続ロッドと、をさらに含んでよい。
【0012】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、接続ユニットは、ノブの内頂面から下へリールの軸心空間に進入した突出柱と、シャーシを突出柱にロックするスクリューと、をさらに含んでもよい。
【0013】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、接続ユニットは、ノブに接続されて且つ制動ユニットにリミットされるスクリューと、シャーシから上へ突出してリールの軸心空間に挿入され、且つ制動ユニットに結合されるプラグポストと、をさらに含んでよい。
【0014】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、制動ユニットは少なくとも1つのラチェットアーム及び少なくとも1つのリミットブロックを含み、制動ユニットを系線の引張力によって解放方向に引っ張る場合、前述少なくとも1つのラチェットアームが前述少なくとも1つのリミットブロックに当接される。
【0015】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、前述少なくとも1つのラチェットアームは前述少なくとも1つのリミットブロックの下方に位置する。
【0016】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、制動ユニットは、前述少なくとも1つのリミットブロックの近くにある少なくとも1つの内縮溝をさらに含み、軸方向に沿って上昇位置及び降下位置に位置決めされ、上昇位置に位置する場合にリング壁に設けられる複数の係合歯から分離し、上昇位置から降下位置へ移動する場合に、前述少なくとも1つのラチェットアームが径方向内側に偏り、前述少なくとも1つの内縮溝に入る。
【0017】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、前述少なくとも1つのリミットブロックは傾斜面を含む。
【0018】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、ノブは3つの係止アームを含んでもよく、制動ユニットは3つの係止突起を含み、各係止アームがそれぞれ各係止突起に嵌合される。
【0019】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、リング壁は無歯上部を含んでもよく、且つ無歯上部と制動ユニットとの間の隙間は3つの係止アームを収納するために使用される。
【0020】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、ノブは複数の当接部をさらに含んでもよく、当接部とノブの内壁との間に上リング溝が形成され、無歯上部が上リング溝内に挿入される。
【0021】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、ノブは3本の径方向突出フィンガーをさらに含んでもよく、制動ユニットは3つの径方向開溝をさらに含んでもよく、各径方向突出フィンガーは各径方向開溝に嵌合される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の第1の実施例による締付装置の斜視模式図である。
【
図2】
図1の第1の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図3】
図1の第1の実施例による締付装置の他の分解模式図である。
【
図4】
図1の第1の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図5】本発明の第2の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図6】
図5の第2の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図7】本発明の第3の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図8】
図7の第3の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図9】本発明の第4の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図10】
図9の第4の実施例による締付装置の他の分解模式図である。
【
図11】
図9の第4の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図12】本発明の第5の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図13】
図12の第5の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図14】本発明の第6の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図15】
図14の第6の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図16】本発明の第7の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図17】
図16の第7の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図18】本発明の第8の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図19】
図18の第8の実施例による締付装置の他の分解模式図である。
【
図20】
図18の第8の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図21】本発明の第9の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図22】
図21の第9の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図23】
図22の第9の実施例による締付装置の切断線23-23に沿う断面模式図である。
【
図24】本発明の第10の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図25】
図24の第10の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図26】
図25の第10の実施例による締付装置の切断線26-26に沿う断面模式図である。
【
図27】本発明の第11の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図28】
図27の第11の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図29】本発明の第12の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図30】
図29の第12の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図31】本発明の第13の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図32】
図31の第13の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図33】本発明の第14の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図34】
図33の第14の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図35】本発明の第15の実施例による締付装置のノブの斜視模式図である。
【
図36】
図35の第15の実施例による締付装置の制動ユニットの斜視模式図である。
【符号の説明】
【0023】
100d,100e,100f,100g,100h,100j,100k,100m,100n,100p,100q,100r,100s,100t 締付装置
200d ハウジングユニット
210d,210t ベース
220d,220m,220n,220p,220r,220t リング壁
221n,221p 無歯上部
222r 径方向ラグ
230d,230m,710r 係合歯
240d 内部空間
260d 第2の内輪溝
261m 刻み溝
270d 第1の内輪溝
300d,300e,300f,300g,300h,300j,300m,300n,300p,300q,300r,300s,300t リール
320d,320m,320r 嵌合歯
340d 軸心空間
360d 上リング部
370d 下リング部
390m 位置決めリング
400d,400e,400f,400g,400h,400j,400k,400m,400n,400p,400q,400r,400s,400t,400u 制動ユニット
410m 内縮溝
410q,410s,410t 制動リング
410r 第2の結合歯
420m リミットブロック
421m 傾斜面
430d ガイド部
430s,430t,510q スタッド
440d 環状の本体
450d,450m,450r ラチェットアーム
450q,450t 内輪
450s ナット
460m,460u 係止突起
470d 嵌込歯
470m,470u 位置決め孔
480d,480m 中心孔
480u 径方向開溝
490f,490h,490m 挟持アーム
500d,500e,500f,500g,500h,500j,500k,500m,500n,500p,500q,500r,500s,500t,500u ノブ
510d ガイドレール
520d,520f,520g,520h,520k,520s,520t 突出座
530d 貫通穴
530g,530m,530n,530u 係止アーム
540n,540p 当接部
550m,550u 位置決め突起
560u 径方向突出フィンガー
600d,600e,600f,600g,600h,600j,600m,600n,600p,600q 接続ユニット
610d,610f,610j,610r,610s,610t,622m,622n,622p,622q,623e,623g,623h スクリュー
610e 突出柱
610m,610n,610p ロックスリーブ
621d,621e,621f,621g,621h,621j シャーシ
621m,621n,621p,621q 止め輪
622d 接続ロッド
624f,624g,624h,624j,624k プラグポスト
626j 挟持ブロック
700r,700s,700t ラチェットリング
800r 結合部材
810r 第1の結合歯
820r 結合リング
830r 内歯
A1 解放方向
A2 束ね方向
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面で本発明の複数の実施形態を開示し、明確に説明するために、多くの実際的な細部を下記叙述で合わせて説明する。しかしながら、理解すべきなのは、これらの実際的な細部が、本発明を制限するように適用されるものではない。つまり、本発明の一部の実施例において、これらの実際的な細部は必要なものではない。また、図面を簡略化するために、ある従来慣用の構造及び素子は、図面において簡単で模式的に示され、重複素子は同じ符号または類似の符号で示される可能性がある。
【0025】
なお、本文において、ある素子(機構やモジュール等)が他の素子に「接続」、「設置」又は「カップリング」にされることは、前記素子が他の素子に直接接続、直接設置又は直接カップリングされることを指してもよいし、ある素子が他の素子に間接接続、間接設置又は間接カップリングされることを指してもよく、即ち、前記素子と他の素子の間にその他の素子が介在されることを意味する。ある素子が他の素子に「直接接続」、「直接設置」又は「直接カップリング」されることを明確に示す時に、前記素子と他の素子との間にその他の素子が介在されない。第1、第2、第3等の用語はただ異なる素子又は成分を叙述するためのものであり、素子/成分そのものに対して制限がなく、このため、第1素子/成分を第2素子/成分に変更することもできる。且つ、本文における素子/成分/機構/モジュールの組み合わせはこの分野において一般的に知られた、通常又は従来の組み合わせではなく、素子/成分/機構/モジュールそのものは従来のものであるかどうかによって、その組み合わせ関係が当業者によって容易に完成されるかどうかを判断することができない。
【0026】
図1、
図2、
図3及び
図4を参照されたい。
図1は本発明の第1の実施例による締付装置100dの斜視模式図であり、
図2は
図1の第1の実施例による締付装置100dの分解模式図であり、
図3は
図1の第1の実施例による締付装置100dの他の分解模式図であり、
図4は
図1の第1の実施例による締付装置100dの断面模式図である。締付装置100dはハウジングユニット200d、リール300d、制動ユニット400d、ノブ500d及び接続ユニット600dを備える。
【0027】
ハウジングユニット200dはリング壁220d、上開口(図示せず)、下開口(図示せず)及びベース210dを含み、リング壁220dは内部空間240dを取り囲み、上開口は内部空間240dに連通され、下開口は上開口の反対側に位置して且つ内部空間240dに連通され、ベース210dは取り外し可能にリング壁220dに直接接続され、リール300dは内部空間240dに位置し、制動ユニット400dは内部空間240dに位置して且つリール300dが解放方向A1(
図2のみに示され、他の図面に図示せず)へ回転することを選択可能に阻止し、接続ユニット600dはノブ500d、リール300d及び制動ユニット400dのうちの少なくとも1つに接続される。ノブ500d、接続ユニット600d、制動ユニット400d及びリール300dのうちの少なくとも1つはリング壁220dにリミットされることによって、リング壁220d、リール300d、制動ユニット400d及びノブ500dを一体に組み立て、且つ接続ユニット600dはベース210dに直接貫通または直接接続しない。
【0028】
これによって、構造配置により、締付装置100dは分解しやすい利点を備え、締付装置100dの詳細的な構造について、後述する。
【0029】
ハウジングユニット200dは第1の内輪溝270d、第2の内輪溝260d及び複数の係合歯230dをさらに含んでもよく、第1の内輪溝270dはリング壁220dの下端に位置し、第2の内輪溝260dはリング壁220dに位置して且つ第1の内輪溝270dの上方に位置し、係合歯230dはリング壁220dの上端に位置して且つ内部空間240dに面する。直径の大きさの順では、対向する2つの係合歯230dの先端を結ぶ線はリング壁220dの内部直径より小さく、リング壁220dの内部直径は第2の内輪溝260dの直径より小さく、且つ第2の内輪溝260dの直径は第1の内輪溝270dの直径より小さい。
【0030】
リール300dは上リング部360d、下リング部370d及び軸心空間340dを含んでもよく、リール300dはリング壁220dの下開口から上へ内部空間240dに入り込む場合、リール300dの上リング部360dは係合歯230dの下方に位置し、且つ下リング部370dは第2の内輪溝260dに収納される。
【0031】
接続ユニット600dは、第1の内輪溝270dに収納されることができるシャーシ621dを含んでもよい。詳しくは、接続ユニット600dはスクリュー610d及び接続ロッド622dをさらに含んでもよく、スクリュー610dはノブ500dに接続され、接続ロッド622dはシャーシ621dから上へ突出してリール300dの軸心空間340dに挿入され、スクリュー610dに並列接続される。
【0032】
図2~
図4に示すように、シャーシ621d及び接続ロッド622dは一体型部材に一体に接続され、シャーシ621dは接続ロッド622dが軸心空間340dに進入したようにリール300dの下方に位置して、スクリュー610dは上から下に接続ロッド622dの中心通路にロックしてノブ500dにリミットされることができる。シャーシ621dの直径は下リング部370dの直径より大きく、シャーシ621dが第1の内輪溝270dに収納されて且つリング壁220dによってリミットされるため、スクリュー610dがノブ500dから接続ロッド622dにロックされたと、リング壁220d、リール300d、制動ユニット400d及びノブ500dを一体に組み立てることができ、言い換えると、リング壁220d、リール300d、制動ユニット400d及びノブ500dは互いに脱離することができない。
【0033】
制動ユニット400dは、環状の本体440d、3つのガイド部430d、3つのラチェットアーム450d及び中心孔480dを含んでもよい。中心孔480dは環状の本体440dの中央に位置し、ガイド部430dは環状の本体440dから外へ突出する斜め歯構造であって且つノブ500dに結合するために使用され、ラチェットアーム450dは係合歯230dに分離可能に噛み合う。
【0034】
ノブ500dはガイドレール510d、突出座520d及び貫通穴530dを含み、ガイドレール510dはノブ500dの内壁に設けられて且つガイド部430dに結合するために使用され、突出座520dは軸方向に沿って内部空間240dへ突出し、貫通穴530dは突出座520dを貫通し、接続ロッド622dは貫通穴530d内に入って、スクリュー610dにロックされることができる。
【0035】
図4に示すように、このとき、制動ユニット400dは第1の位置に位置し、制動ユニット400dの嵌込歯470dはリール300dの嵌合歯320dに噛み合うため、回転ノブ500dを束ね方向A2(
図2のみに示され、他の図面に図示せず)へ回転すると、制動ユニット400dによってリール300dが線を巻き戻すように連動することができ、且つノブ500dが作動しないと、ラチェットアーム450dは係合歯230dに当接されてリール300dが解放方向A1へ回転することを防止し、これにより、系線が解放されることを防止する。また、ノブ500dが解放方向A1へ回転すると、制動ユニット400dが軸方向に沿って上昇して第2の位置に変位するように連動することができ、その結果、制動ユニット400dがリール300dから分離し、このとき、制動ユニット400dの嵌込歯470dはリール300dの嵌合歯320dから分離し、リール300dが制動ユニット400dの影響を受けせずに、解放方向A1へ回転して、系線を引いて巻き戻すことができる。
【0036】
図5及び
図6を参照されたい。
図5は本発明の第2の実施例による締付装置100eの分解模式図であり、
図6は
図5の第2の実施例による締付装置100eの断面模式図である。締付装置100eはハウジングユニット(
図5及び
図6に図示せず)、リール300e、制動ユニット400e、ノブ500e及び接続ユニット600eを備える。接続ユニット600eは突出柱610e及びスクリュー623eをさらに含んでもよく、突出柱610eはノブ500eの内頂面から下へリール300eの軸心空間(
図5及び
図6に図示せず)に直接進入して、スクリュー623eはシャーシ621eを突出柱610eにロックする。
【0037】
詳しくは、突出柱610eはノブ500eの内頂面から一体に突出しており、即ち、ノブ500eを成形する場合に突出柱610eを併せて形成し、突出柱610eは、リール300eの軸心空間を直接貫通してシャーシ621eに接触することができる十分な長さを有する。したがって、スクリュー623eがシャーシ621eの穴を突き通して突出柱610eにロックされ、且つスクリュー623eのヘッド部はシャーシ621eにリミットされると、シャーシ621eが突出柱610eの一端面に当接されることができる。
【0038】
図7及び
図8を参照されたい。
図7は本発明の第3の実施例による締付装置100fの分解模式図であり、
図8は
図7の第3の実施例による締付装置100fの断面模式図である。締付装置100fはハウジングユニット(
図7及び
図8に図示せず)、リール300f、制動ユニット400f、ノブ500f及び接続ユニット600fを備える。接続ユニット600fはスクリュー610f、シャーシ621f及びプラグポスト624fを含んでもよく、スクリュー610fはノブ500fに接続されて且つ制動ユニット400fにリミットされ、プラグポスト624fはシャーシ621fから上へ突出してリール300fの軸心空間(
図7及び
図8に図示せず)に挿入され、且つプラグポスト624fは制動ユニット400fに結合される。
【0039】
スクリュー610fは制動ユニット400fの中心孔(
図7及び
図8に図示せず)から上へノブ500fの突出座520fを突き通すことができ、スクリュー610fのヘッド部は制動ユニット400fにリミットされることができる。制動ユニット400fはプラグポスト624fに結合される2つの挟持アーム490fを含んでもよく、このため、ノブ500fが引き上げられると、制動ユニット400fが上昇し、プラグポスト624fによって位置決めされる。
【0040】
図9、
図10及び
図11を参照されたい。
図9は本発明の第4の実施例による締付装置100gの分解模式図であり、
図10は
図9の第4の実施例による締付装置100gの他の分解模式図であり、
図11は
図9の第4の実施例による締付装置100gの断面模式図である。締付装置100gはハウジングユニット(
図9~
図11に図示せず)、リール300g、制動ユニット400g、ノブ500g及び接続ユニット600gを備える。接続ユニット600gはシャーシ621g、スクリュー623g及びプラグポスト624gを含んでもよく、プラグポスト624gはシャーシ621gから上へ突出しており、スクリュー623gはシャーシ621gから上へ挿入されてノブ500gの突出座520gにロックされる。ノブ500gは突出座520gから下へ突出する3つの係止アーム530gを含み、且つプラグポスト624gは3つの係止アーム530gに結合される。ノブ500gが引き上げられると、制動ユニット400gが上昇することができ、且つノブ500gがプラグポスト624gによって位置決めされる。
【0041】
図12及び
図13を参照されたい。
図12は本発明の第5の実施例による締付装置100hの分解模式図であり、
図13は
図12の第5の実施例による締付装置100hの断面模式図である。締付装置100hはハウジングユニット(
図12及び
図13に図示せず)、リール300h、制動ユニット400h、一ノブ500h及び接続ユニット600hを備える。接続ユニット600hはシャーシ621h、スクリュー623h及びプラグポスト624hを含んでもよく、プラグポスト624hはシャーシ621hから上へ制動ユニット400hの中心孔(
図12及び
図13に図示せず)に進入し、且つ制動ユニット400hの3つの挟持アーム490hはプラグポスト624hに結合される。スクリュー623hはシャーシ621h及びプラグポスト624hを貫通して上へ挿入されてノブ500hの突出座520hにロックされ、且つスクリュー623hのヘッド部がシャーシ621hによってリミットされる。ノブ500hは突出座520hの下方に位置する下凸状リングを含んでもよく、且つ下凸状リングが制動ユニット400hにリミットされる。ノブ500hが引き上げられる場合、制動ユニット400hが上昇することができ且つノブ500hがプラグポスト624hによって位置決めされる。
【0042】
図14及び
図15を参照されたい。
図14は本発明の第6の実施例による締付装置100jの分解模式図であり、
図15は
図14の第6の実施例による締付装置100jの断面模式図である。締付装置100jはハウジングユニット(
図14及び
図15に図示せず)、リール300j、制動ユニット400j、ノブ500j及び接続ユニット600jを備える。接続ユニット600jは、スクリュー610j、シャーシ621j、プラグポスト624j及び3つの挟持ブロック626jを含んでもよい。3つの挟持ブロック626jはシャーシ621jから上へ突出しており、プラグポスト624jは上へシャーシ621jに挿入されて挟持ブロック626jに結合され、且つプラグポスト624jの上端面は制動ユニット400jに当接される。スクリュー610jはノブ500jを貫通して下へプラグポスト624jにロックされ、制動ユニット400jがノブ500jとプラグポスト624jとの間にリミットされる。ノブ500jが引き上げられると、プラグポスト624jが挟持ブロック626jによって位置決めされることができる。
【0043】
図16及び
図17を参照されたい。
図16は本発明の第7の実施例による締付装置100kの分解模式図であり、
図17は
図16の第7の実施例による締付装置100kの断面模式図である。締付装置100kは締付装置100jと類似するが、プラグポスト624kはノブ500kの突出座520kに突き込まれ、且つプラグポスト624kの突出フレームが制動ユニット400kに当接される。
【0044】
図18、
図19及び
図20を参照されたい。
図18は本発明の第8の実施例による締付装置100mの分解模式図であり、
図19は
図18の第8の実施例による締付装置100mの他の分解模式図であり、
図20は
図18の第8の実施例による締付装置100mの断面模式図である。締付装置100mはハウジングユニット(
図18~
図20に図示せず)、リール300m、制動ユニット400m、ノブ500m及び接続ユニット600mを備える。
【0045】
接続ユニット600mはロックスリーブ610m、止め輪621m及びスクリュー622mを含む。制動ユニット400mは中心孔480mを含み、且つ中心孔480mはロックスリーブ610mのヘッド部に対応するようにモールド形成する。ロックスリーブ610mは下へリール300mの軸心空間(
図18~
図20に図示せず)に挿入され、且つスクリュー622mは止め輪621mを貫通してロックスリーブ610mにロックされ、止め輪621mがロックスリーブ610mの端面とスクリュー622mのヘッド部との間に挟み込まれる。
【0046】
リール300mは嵌合歯320mを含んでもよく、各嵌合歯320mは傾斜部を含んでもよい。制動ユニット400mは3つのラチェットアーム450m、3つのリミットブロック420m及び3つの内縮溝410mをさらに含んでもよい。各ラチェットアーム450mは各リミットブロック420mに対応して且つリミットブロック420mの下方に位置し、且つ各内縮溝410mは各リミットブロック420mに隣接する。制動ユニット400mが系線の引張力によって解放方向へ引っ張られると、各ラチェットアーム450mは、各ラチェットアーム450mの遠い端が各リミットブロック420mに当接されるように屈曲し、これによって、ラチェットアーム450mの過度の曲げを防止する。
【0047】
図18~
図20に示すように、ノブ500mは3つの係止アーム530mを含んでもよく、制動ユニット400mは3つの係止突起460mを含んでもよく、各係止アーム530mは各係止突起460mに嵌合される。ノブ500mは、制動ユニット400mをノブ500mに結合するように、制動ユニット400mの3つの位置決め孔470mにそれぞれ挿入される3つの位置決め突起550mをさらに含んでもよい。制動ユニット400mは3つの挟持アーム490mを含み、リール300mは3つの挟持アーム490mに対応する位置決めリング390mを含み、ノブ500mが引き上げられると、制動ユニット400mが軸方向に沿って上昇位置に位置決めされ、3つの挟持アーム490mを位置決めリング390mの下側から上側まで移動することによって、制動ユニット400mを位置決めすることができ、且つ制動ユニット400mが上昇位置にある場合リング壁220mに設けられる係合歯230mから分離する。
【0048】
リング壁220mはリング壁220mの上方表面に位置する3つの刻み溝261mを含んでもよい。各刻み溝261mは係合歯230mの一部に隣接可能であり、これらの刻み溝261mに隣接する係合歯230mはいずれも一部が切り取られて上斜面が形成される。ノブ500mが押し下げられることで制動ユニット400mが降下位置に位置決めされ、ラチェットアーム450mが再度係合歯230mに噛み合われ、制動ユニット400mが上昇位置から降下位置へ移動する場合、ラチェットアーム450mは径方向内側に偏り、内縮溝410mに入り、刻み溝261m及び係合歯230mの上斜面によってガイドされて順調に係合歯230mに再度噛み合われる。各リミットブロック420mは傾斜面421mを含んでもよく、傾斜面421mはラチェットアーム450mが係合歯230mに順調に噛み合うことに役にも立ち。
【0049】
図21、
図22及び
図23を参照されたい。
図21は本発明の第9の実施例による締付装置100nの分解模式図であり、
図22は
図21の第9の実施例の締付装置100nの断面模式図であり、
図23は
図22の第9の実施例による締付装置100nの切断線23-23に沿う断面模式図である。締付装置100nはハウジングユニット(
図21~
図23に図示せず)、リール300n、制動ユニット400n、ノブ500n及び接続ユニット600nを備える。制動ユニット400nはロックスリーブ610n、止め輪621n及びスクリュー622nを含む。締付装置100nは締付装置100mと類似するが、ハウジングユニットのリング壁220nは無歯上部221nを含み、且つ無歯上部221nと制動ユニット400nとの間の隙間は3つの係止アーム530nを収納するために使用される。ノブ500nは複数の当接部540nをさらに含んでもよく、当接部540nとノブ500nの内壁との間に上リング溝が形成され、無歯上部221nが上リング溝内に挿入されることができる。なお、当接部540nは制動ユニット400nに対応するようにモールド形成されることができるが、本発明はこれに限定されない。上記の構造配置により、締付装置100nの構造の信頼性が向上される。
【0050】
図24、
図25及び
図26を参照されたい。
図24は本発明の第10の実施例による締付装置100pの分解模式図であり、
図25は
図24の第10の実施例の締付装置100pの断面模式図であり、
図26は
図25の第10の実施例による締付装置100pの切断線26-26に沿う断面模式図である。締付装置100pはハウジングユニット(
図24~
図26に図示せず)、リール300p、制動ユニット400p、ノブ500p及び接続ユニット600pを備える。制動ユニット400pはロックスリーブ610p、止め輪621p及びスクリュー622pを含む。締付装置100pは締付装置100nと類似し、ハウジングユニットのリング壁220pは無歯上部221pを含み、且つノブ500pは複数の当接部540pを含むが、当接部540pの数と形状は当接部540nと異なる。
【0051】
図27及び
図28を参照されたい。
図27は本発明の第11の実施例による締付装置100rの分解模式図であり、
図28は
図27の第11の実施例の締付装置100rの断面模式図である。締付装置100rはハウジングユニット(
図27及び
図28に図示せず)、リール300r、制動ユニット400r、ノブ500r、結合部材800r、ラチェットリング700r及び接続ユニット(
図27及び
図28に図示せず)を含む。
【0052】
ハウジングユニットのリング壁220rは内向きの4つの径方向ラグ222rをさらに含んでもよく、結合部材800rは4つの径方向ラグ222rに対応する結合リング820rを含んでもよい。制動ユニット400rはリール300rの下方に位置して且つ選択可能にラチェットリング700rにおける係合歯710rに噛み合う3つのラチェットアーム450rを含む。結合部材800rはリール300rの嵌合歯320rに対応して噛み合う複数の内歯830rをさらに含んでもよい。結合部材800rは複数の第1の結合歯810rをさらに含んでもよく、制動ユニット400rは、複数の第2の結合歯410rをさらに含んでもよく、結合部材800rは第1の結合歯810rが第2の結合歯410rに噛み合うことを可能にするようにリール300r及び制動ユニット400rを突き込む。接続ユニット600rはスクリュー610rからなり、スクリュー610rが結合部材800rに挿入されてノブ500rにロックされ、且つスクリュー610rのヘッド部は結合部材800rにリミットされる。ノブ500rが引き上げられると、結合部材800rが上昇して内歯830rが嵌合歯320rから分離し、リール300rに対する制限が解除されてリール300rが自由に回転することができる。
【0053】
図29及び
図30を参照されたい。
図29は本発明の第12の実施例による締付装置100qの分解模式図であり、
図30は
図29の第12の実施例の締付装置100qの断面模式図である。締付装置100qはハウジングユニット(
図29及び
図30に図示せず)、リール300q、制動ユニット400q、ノブ500q及び接続ユニット600qを備える。
【0054】
制動ユニット400qは制動リング410q及び内輪450qを含み、内輪450qは移動可能に制動リング410q内に位置する。ノブ500qは内輪450qのネジ穴に螺合されるスタッド510qを含む。ノブ500qが解放方向へ付勢されると、内輪450qは、スタッド510qとネジ穴の構造の影響を受けて持ち上がって、リール300qから分離する。接続ユニット600qは止め輪621q及びスクリュー622qを含み、スクリュー622qが止め輪621qを貫通してスタッド510qにロックされて、止め輪621qがスタッド510qの端面とスクリュー622qのヘッド部との間に挟み込まれる。
【0055】
図31及び
図32を参照されたい。
図31は本発明の第13の実施例による締付装置100tの分解模式図であり、
図32は
図31の第13の実施例による締付装置100tの断面模式図である。締付装置100tはハウジングユニット(
図31及び
図32に図示せず)、リール300t、制動ユニット400t、ノブ500t、ラチェットリング700t及び接続ユニット(
図31及び
図32に図示せず)を備える。制動ユニット400tは制動リング410t、内輪450t及びスタッド430tを含んでもよい。内輪450tは移動可能に制動リング410tに位置して且つリール300tに結合され、スタッド430tは内輪450tに結合され、制動リング410t及びラチェットリング700tはリール300tの下方に位置する。ハウジングユニットはベース210t及びリング壁220tを含み、且つベース210tがラチェットリング700t及び制動リング410tを収納する十分な深さを有する。接続ユニットはスクリュー610tからなり、スクリュー610tはスタッド430tに挿入されてノブ500tの突出座520tにロックされる。これによって、ノブ500tが解放方向へ回転されると、内輪450tがスタッド430tによってガイドされて上昇して制動リング410tから分離する。
【0056】
図33及び
図34を参照されたい。
図33は本発明の第14の実施例による締付装置100sの分解模式図であり、
図34は
図33の第14の実施例による締付装置100sの断面模式図である。締付装置100sはハウジングユニット(
図33及び
図34に図示せず)、リール300s、制動ユニット400s、ノブ500s、ラチェットリング700s及び接続ユニット(
図33及び
図34に図示せず)を備える。制動ユニット400sは、ナット450s、制動リング410s及びスタッド430sを含んでもよい。ナット450sは制動リング410sに一体成形されて且つ制動リング410sから上へリール300sの軸心空間(
図33及び
図34に図示せず)に進入される。スタッド430sはナット450sに結合される。接続ユニットはスクリュー610sからなり、スクリュー610sがスタッド430sに挿入されてノブ500sの突出座520sにロックされる。これによって、ノブ500sが解放方向へ回転されると、ナット450sがスタッド430sによってガイドされて降下し、制動リング410sがリール300sから分離する。
【0057】
図35及び
図36を参照されたい。
図35は本発明の第15の実施例による締付装置のノブ500uの斜視模式図であり、
図36は
図35の第15の実施例の締付装置の制動ユニット400uの斜視模式図である。第15の実施例の締付装置は
図18~
図20の締付装置100mと類似し、ノブ500uは制動ユニット400uの3つの係止突起460uに嵌合される3つの係止アーム530uを含んでもよい。ノブ500uは制動ユニット400uの3つの位置決め孔470uに挿入される3つの位置決め突起550uをさらに含んでもよい。なお、ノブ500uは3つの径方向突出フィンガー560uをさらに含んでもよく、制動ユニット400uは3つの径方向開溝480uを含んでもよく、各径方向突出フィンガー560uが各径方向開溝480uに嵌合される。これによって、制動ユニット400uはノブ500uに結合されることができ、且つノブ500uの回転力が制動ユニット400uまでより効果的に伝達されることができる。
【0058】
本発明では、実施例を前述の通りに開示したが、当該実施例は本発明を限定するものではなく、当業者なら誰でも、本発明の精神と領域から逸脱しない限り、多様の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、締付装置に関し、且つ特に系線を巻き取り、巻き戻すことができる締付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
日常生活では、ロープ及びベルトなどの糸体を使用して物品を束ねることがよく行われているが、最も一般的な束ね手段は糸体を利用して物品における穴を行き来し、紐で固定し、例えば紐を縛る靴類などである。しかし、このような束ね手段は外力によって結び目が緩みやすく、結び目を再び縛らなければならないだけでなく、物品をしっかりと束ねることができないため、多くの不便をもたらす。
【0003】
このような問題を解決するために、ある業者は、ハウジング、制動ユニット及びバネを含み、ハウジングに糸体を通る穿孔を有し、バネと制動ユニットとの間の作用力によって糸体が制動ユニットとハウジングとの間に挟まれて締付効果を達成させ、バネを押して制動ユニットの位置を変えることで糸体を引っ張って長さを変えることができる簡単な束線機構を開発した。しかし、このような束線機構はバネの復帰力によって締付力を提供するものであり、やはり振動や外力の要素によって糸体が緩みやすく、また、このような束線機構には糸体を収納する空間がないため、糸体の露出も危険になりやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このため、ある業者は、糸体を回転可能に束ねて固定できる別のバックルを開示しており、その糸体がバックルの内部に収納可能であり、且つ内部部材の機械力の干渉によって糸体の長さを調整するとともに、束ねの束ね具合を調整することができる。しかしながら、このようなバックルの構造が複雑であり、製造コストが増加され、同時に、組立やメンテナンスが困難であるという問題がある。
【0005】
このため、バックルの内部の構造を調整及び改良する業者が相次いでいるが、構造の簡素化を前提に、バックルの締付能力を維持するとともに、寿命が短くならないように構造の信頼度を高めることが望まれている。
【0006】
これを鑑みて、バックル等の締付装置の構造を如何に効果的に改善するかは、関係業者の努力の目標となっている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態は、内部空間を取り囲むリング壁、内部空間に連通される上開口、上開口の反対側に位置して且つ内部空間に連通される下開口及び取り外し可能にリング壁に直接接続されるベースを含むハウジングユニットと、内部空間に位置して且つ系線を巻き取るためのリールと、内部空間に位置して且つ選択可能にリールが解放方向へ回転することを阻止する制動ユニットと、リング壁に被覆されるノブと、ノブ、リール及び制動ユニットのうちの少なくとも1つを接続する接続ユニットを備え、ノブ、接続ユニット、制動ユニット及びリールのうちの少なくとも1つはリング壁にリミットされることによって、リング壁、リール、制動ユニット及びノブを一体に組み立て、且つ接続ユニットがベースに直接貫通または直接接続しない締付装置を提供する。
【0008】
これによって、構造配置により、締付装置が分解しやすい利点を備える。
【0009】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、ハウジングユニットはリング壁の下端に位置する第1の内輪溝をさらに含んでもよく、接続ユニットは第1の内輪溝に収納されるシャーシを含む。
【0010】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、ハウジングユニットはリング壁に位置して且つ第1の内輪溝の上方に位置する第2の内輪溝をさらに含んでもよく、リールは第2の内輪溝に収納される下リング部を含む。
【0011】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、接続ユニットはノブに接続されるスクリューと、シャーシから上へ突出してリールの軸心空間に挿入され、スクリューに並列接続される接続ロッドと、をさらに含んでよい。
【0012】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、接続ユニットは、ノブの内頂面から下へリールの軸心空間に進入した突出柱と、シャーシを突出柱にロックするスクリューと、をさらに含んでもよい。
【0013】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、接続ユニットは、ノブに接続されて且つ制動ユニットにリミットされるスクリューと、シャーシから上へ突出してリールの軸心空間に挿入され、且つ制動ユニットに結合されるプラグポストと、をさらに含んでよい。
【0014】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、制動ユニットは少なくとも1つのラチェットアーム及び少なくとも1つのリミットブロックを含み、制動ユニットを系線の引張力によって解放方向に引っ張る場合、前述少なくとも1つのラチェットアームが前述少なくとも1つのリミットブロックに当接される。
【0015】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、前述少なくとも1つのラチェットアームは前述少なくとも1つのリミットブロックの下方に位置する。
【0016】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、制動ユニットは、前述少なくとも1つのリミットブロックに隣接する少なくとも1つの内縮溝をさらに含み、軸方向に沿って上昇位置及び降下位置に位置決めされ、上昇位置に位置する場合にリング壁に設けられる複数の係合歯から分離し、上昇位置から降下位置へ移動する場合に、前述少なくとも1つのラチェットアームが径方向内側に偏り、前述少なくとも1つの内縮溝に入る。
【0017】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、前述少なくとも1つのリミットブロックは傾斜面を含む。
【0018】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、ノブは3つの係止アームを含んでもよく、制動ユニットは3つの係止突起を含み、各係止アームがそれぞれ各係止突起に嵌合される。
【0019】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、リング壁は無歯上部を含んでもよく、且つ無歯上部と制動ユニットとの間の隙間は3つの係止アームを収納するために使用される。
【0020】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、ノブは複数の当接部をさらに含んでもよく、当接部とノブの内壁との間に上リング溝が形成され、無歯上部が上リング溝内に挿入される。
【0021】
前述実施形態の締付装置の一実施例によれば、ノブは3本の径方向突出フィンガーをさらに含んでもよく、制動ユニットは3つの径方向開溝をさらに含んでもよく、各径方向突出フィンガーは各径方向開溝に嵌合される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の第1の実施例による締付装置の斜視模式図である。
【
図2】
図1の第1の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図3】
図1の第1の実施例による締付装置の他の分解模式図である。
【
図4】
図1の第1の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図5】本発明の第2の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図6】
図5の第2の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図7】本発明の第3の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図8】
図7の第3の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図9】本発明の第4の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図10】
図9の第4の実施例による締付装置の他の分解模式図である。
【
図11】
図9の第4の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図12】本発明の第5の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図13】
図12の第5の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図14】本発明の第6の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図15】
図14の第6の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図16】本発明の第7の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図17】
図16の第7の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図18】本発明の第8の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図19】
図18の第8の実施例による締付装置の他の分解模式図である。
【
図20】
図18の第8の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図21】本発明の第9の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図22】
図21の第9の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図23】
図22の第9の実施例による締付装置の切断線23-23に沿う断面模式図である。
【
図24】本発明の第10の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図25】
図24の第10の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図26】
図25の第10の実施例による締付装置の切断線26-26に沿う断面模式図である。
【
図27】本発明の第11の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図28】
図27の第11の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図29】本発明の第12の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図30】
図29の第12の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図31】本発明の第13の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図32】
図31の第13の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図33】本発明の第14の実施例による締付装置の分解模式図である。
【
図34】
図33の第14の実施例による締付装置の断面模式図である。
【
図35】本発明の第15の実施例による締付装置のノブの斜視模式図である。
【
図36】
図35の第15の実施例による締付装置の制動ユニットの斜視模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面で本発明の複数の実施形態を開示し、明確に説明するために、多くの実際的な細部を下記叙述で合わせて説明する。しかしながら、理解すべきなのは、これらの実際的な細部が、本発明を制限するように適用されるものではない。つまり、本発明の一部の実施例において、これらの実際的な細部は必要なものではない。また、図面を簡略化するために、ある従来慣用の構造及び素子は、図面において簡単で模式的に示され、重複素子は同じ符号または類似の符号で示される可能性がある。
【0024】
なお、本文において、ある素子(機構やモジュール等)が他の素子に「接続」、「設置」又は「カップリング」にされることは、前記素子が他の素子に直接接続、直接設置又は直接カップリングされることを指してもよいし、ある素子が他の素子に間接接続、間接設置又は間接カップリングされることを指してもよく、即ち、前記素子と他の素子の間にその他の素子が介在されることを意味する。ある素子が他の素子に「直接接続」、「直接設置」又は「直接カップリング」されることを明確に示す時に、前記素子と他の素子との間にその他の素子が介在されない。第1、第2、第3等の用語はただ異なる素子又は成分を叙述するためのものであり、素子/成分そのものに対して制限がなく、このため、第1素子/成分を第2素子/成分に変更することもできる。且つ、本文における素子/成分/機構/モジュールの組み合わせはこの分野において一般的に知られた、通常又は従来の組み合わせではなく、素子/成分/機構/モジュールそのものは従来のものであるかどうかによって、その組み合わせ関係が当業者によって容易に完成されるかどうかを判断することができない。
【0025】
図1、
図2、
図3及び
図4を参照されたい。
図1は本発明の第1の実施例による締付装置100dの斜視模式図であり、
図2は
図1の第1の実施例による締付装置100dの分解模式図であり、
図3は
図1の第1の実施例による締付装置100dの他の分解模式図であり、
図4は
図1の第1の実施例による締付装置100dの断面模式図である。締付装置100dはハウジングユニット200d、リール300d、制動ユニット400d、ノブ500d及び接続ユニット600dを備える。
【0026】
ハウジングユニット200dはリング壁220d、上開口(図示せず)、下開口(図示せず)及びベース210dを含み、リング壁220dは内部空間240dを取り囲み、上開口は内部空間240dに連通され、下開口は上開口の反対側に位置して且つ内部空間240dに連通され、ベース210dは取り外し可能にリング壁220dに直接接続され、リール300dは内部空間240dに位置し、制動ユニット400dは内部空間240dに位置して且つリール300dが解放方向A1(
図2のみに示され、他の図面に図示せず)へ回転することを選択可能に阻止し、接続ユニット600dはノブ500d、リール300d及び制動ユニット400dのうちの少なくとも1つに接続される。ノブ500d、接続ユニット600d、制動ユニット400d及びリール300dのうちの少なくとも1つはリング壁220dにリミットされることによって、リング壁220d、リール300d、制動ユニット400d及びノブ500dを一体に組み立て、且つ接続ユニット600dはベース210dに直接貫通または直接接続しない。
【0027】
これによって、構造配置により、締付装置100dは分解しやすい利点を備え、締付装置100dの詳細的な構造について、後述する。
【0028】
ハウジングユニット200dは第1の内輪溝270d、第2の内輪溝260d及び複数の係合歯230dをさらに含んでもよく、第1の内輪溝270dはリング壁220dの下端に位置し、第2の内輪溝260dはリング壁220dに位置して且つ第1の内輪溝270dの上方に位置し、係合歯230dはリング壁220dの上端に位置して且つ内部空間240dに面する。直径の大きさの順では、対向する2つの係合歯230dの先端を結ぶ線はリング壁220dの内部直径より小さく、リング壁220dの内部直径は第2の内輪溝260dの直径より小さく、且つ第2の内輪溝260dの直径は第1の内輪溝270dの直径より小さい。
【0029】
リール300dは上リング部360d、下リング部370d及び軸心空間340dを含んでもよく、リール300dはリング壁220dの下開口から上へ内部空間240dに入り込む場合、リール300dの上リング部360dは係合歯230dの下方に位置し、且つ下リング部370dは第2の内輪溝260dに収納される。
【0030】
接続ユニット600dは、第1の内輪溝270dに収納されることができるシャーシ621dを含んでもよい。詳しくは、接続ユニット600dはスクリュー610d及び接続ロッド622dをさらに含んでもよく、スクリュー610dはノブ500dに接続され、接続ロッド622dはシャーシ621dから上へ突出してリール300dの軸心空間340dに挿入され、スクリュー610dに並列接続される。
【0031】
図2~
図4に示すように、シャーシ621d及び接続ロッド622dは一体型部材に一体に接続され、シャーシ621dは接続ロッド622dが軸心空間340dに進入したようにリール300dの下方に位置して、スクリュー610dは上から下に接続ロッド622dの中心通路にロックしてノブ500dにリミットされることができる。シャーシ621dの直径は下リング部370dの直径より大きく、シャーシ621dが第1の内輪溝270dに収納されて且つリング壁220dによってリミットされるため、スクリュー610dがノブ500dから接続ロッド622dにロックされたと、リング壁220d、リール300d、制動ユニット400d及びノブ500dを一体に組み立てることができ、言い換えると、リング壁220d、リール300d、制動ユニット400d及びノブ500dは互いに脱離することができない。
【0032】
制動ユニット400dは、環状の本体440d、3つのガイド部430d、3つのラチェットアーム450d及び中心孔480dを含んでもよい。中心孔480dは環状の本体440dの中央に位置し、ガイド部430dは環状の本体440dから外へ突出する斜め歯構造であって且つノブ500dに結合するために使用され、ラチェットアーム450dは係合歯230dに分離可能に噛み合う。
【0033】
ノブ500dはガイドレール510d、突出座520d及び貫通穴530dを含み、ガイドレール510dはノブ500dの内壁に設けられて且つガイド部430dに結合するために使用され、突出座520dは軸方向に沿って内部空間240dへ突出し、貫通穴530dは突出座520dを貫通し、接続ロッド622dは貫通穴530d内に入って、スクリュー610dにロックされることができる。
【0034】
図4に示すように、このとき、制動ユニット400dは第1の位置に位置し、制動ユニット400dの嵌込歯470dはリール300dの嵌合歯320dに噛み合うため、回転ノブ500dを束ね方向A2(
図2のみに示され、他の図面に図示せず)へ回転すると、制動ユニット400dによってリール300dが線を巻き戻すように連動することができ、且つノブ500dが作動しないと、ラチェットアーム450dは係合歯230dに当接されてリール300dが解放方向A1へ回転することを防止し、これにより、系線が解放されることを防止する。また、ノブ500dが解放方向A1へ回転すると、制動ユニット400dが軸方向に沿って上昇して第2の位置に変位するように連動することができ、その結果、制動ユニット400dがリール300dから分離し、このとき、制動ユニット400dの嵌込歯470dはリール300dの嵌合歯320dから分離し、リール300dが制動ユニット400dの影響を受けせずに、解放方向A1へ回転して、系線を引いて巻き戻すことができる。
【0035】
図5及び
図6を参照されたい。
図5は本発明の第2の実施例による締付装置100eの分解模式図であり、
図6は
図5の第2の実施例による締付装置100eの断面模式図である。締付装置100eはハウジングユニット(
図5及び
図6に図示せず)、リール300e、制動ユニット400e、ノブ500e及び接続ユニット600eを備える。接続ユニット600eは突出柱610e及びスクリュー623eをさらに含んでもよく、突出柱610eはノブ500eの内頂面から下へリール300eの軸心空間(
図5及び
図6に図示せず)に直接進入して、スクリュー623eはシャーシ621eを突出柱610eにロックする。
【0036】
詳しくは、突出柱610eはノブ500eの内頂面から一体に突出しており、即ち、ノブ500eを成形する場合に突出柱610eを併せて形成し、突出柱610eは、リール300eの軸心空間を直接貫通してシャーシ621eに接触することができる十分な長さを有する。したがって、スクリュー623eがシャーシ621eの穴を突き通して突出柱610eにロックされ、且つスクリュー623eのヘッド部はシャーシ621eにリミットされると、シャーシ621eが突出柱610eの一端面に当接されることができる。
【0037】
図7及び
図8を参照されたい。
図7は本発明の第3の実施例による締付装置100fの分解模式図であり、
図8は
図7の第3の実施例による締付装置100fの断面模式図である。締付装置100fはハウジングユニット(
図7及び
図8に図示せず)、リール300f、制動ユニット400f、ノブ500f及び接続ユニット600fを備える。接続ユニット600fはスクリュー610f、シャーシ621f及びプラグポスト624fを含んでもよく、スクリュー610fはノブ500fに接続されて且つ制動ユニット400fにリミットされ、プラグポスト624fはシャーシ621fから上へ突出してリール300fの軸心空間(
図7及び
図8に図示せず)に挿入され、且つプラグポスト624fは制動ユニット400fに結合される。
【0038】
スクリュー610fは制動ユニット400fの中心孔(
図7及び
図8に図示せず)から上へノブ500fの突出座520fを突き通すことができ、スクリュー610fのヘッド部は制動ユニット400fにリミットされることができる。制動ユニット400fはプラグポスト624fに結合される
3つの挟持アーム490fを含んでもよく、このため、ノブ500fが引き上げられると、制動ユニット400fが上昇し、プラグポスト624fによって位置決めされる。
【0039】
図9、
図10及び
図11を参照されたい。
図9は本発明の第4の実施例による締付装置100gの分解模式図であり、
図10は
図9の第4の実施例による締付装置100gの他の分解模式図であり、
図11は
図9の第4の実施例による締付装置100gの断面模式図である。締付装置100gはハウジングユニット(
図9~
図11に図示せず)、リール300g、制動ユニット400g、ノブ500g及び接続ユニット600gを備える。接続ユニット600gはシャーシ621g、スクリュー623g及びプラグポスト624gを含んでもよく、プラグポスト624gはシャーシ621gから上へ突出しており、スクリュー623gはシャーシ621gから上へ挿入されてノブ500gの突出座520gにロックされる。ノブ500gは突出座520gから下へ突出する3つの係止アーム530gを含み、且つプラグポスト624gは3つの係止アーム530gに結合される。ノブ500gが引き上げられると、制動ユニット400gが上昇することができ、且つノブ500gがプラグポスト624gによって位置決めされる。
【0040】
図12及び
図13を参照されたい。
図12は本発明の第5の実施例による締付装置100hの分解模式図であり、
図13は
図12の第5の実施例による締付装置100hの断面模式図である。締付装置100hはハウジングユニット(
図12及び
図13に図示せず)、リール300h、制動ユニット400h、一ノブ500h及び接続ユニット600hを備える。接続ユニット600hはシャーシ621h、スクリュー623h及びプラグポスト624hを含んでもよく、プラグポスト624hはシャーシ621hから上へ制動ユニット400hの中心孔(
図12及び
図13に図示せず)に進入し、且つ制動ユニット400hの3つの挟持アーム490hはプラグポスト624hに結合される。スクリュー623hはシャーシ621h及びプラグポスト624hを貫通して上へ挿入されてノブ500hの突出座520hにロックされ、且つスクリュー623hのヘッド部がシャーシ621hによってリミットされる。ノブ500hは突出座520hの下方に位置する下凸状リングを含んでもよく、且つ下凸状リングが制動ユニット400hにリミットされる。ノブ500hが引き上げられる場合、制動ユニット400hが上昇することができ且つノブ500hがプラグポスト624hによって位置決めされる。
【0041】
図14及び
図15を参照されたい。
図14は本発明の第6の実施例による締付装置100jの分解模式図であり、
図15は
図14の第6の実施例による締付装置100jの断面模式図である。締付装置100jはハウジングユニット(
図14及び
図15に図示せず)、リール300j、制動ユニット400j、ノブ500j及び接続ユニット600jを備える。接続ユニット600jは、スクリュー610j、シャーシ621j、プラグポスト624j及び3つの挟持ブロック626jを含んでもよい。3つの挟持ブロック626jはシャーシ621jから上へ突出しており、プラグポスト624jは上へシャーシ621jに挿入されて挟持ブロック626jに結合され、且つプラグポスト624jの上端面は制動ユニット400jに当接される。スクリュー610jはノブ500jを貫通して下へプラグポスト624jにロックされ、制動ユニット400jがノブ500jとプラグポスト624jとの間にリミットされる。ノブ500jが引き上げられると、プラグポスト624jが挟持ブロック626jによって位置決めされることができる。
【0042】
図16及び
図17を参照されたい。
図16は本発明の第7の実施例による締付装置100kの分解模式図であり、
図17は
図16の第7の実施例による締付装置100kの断面模式図である。締付装置100kは締付装置100jと類似するが、プラグポスト624kはノブ500kの突出座520kに突き込まれ、且つプラグポスト624kの突出フレームが制動ユニット400kに当接される。
【0043】
図18、
図19及び
図20を参照されたい。
図18は本発明の第8の実施例による締付装置100mの分解模式図であり、
図19は
図18の第8の実施例による締付装置100mの他の分解模式図であり、
図20は
図18の第8の実施例による締付装置100mの断面模式図である。締付装置100mはハウジングユニット(
図18~
図20に図示せず)、リール300m、制動ユニット400m、ノブ500m及び接続ユニット600mを備える。
【0044】
接続ユニット600mはロックスリーブ610m、止め輪621m及びスクリュー622mを含む。制動ユニット400mは中心孔480mを含み、且つ中心孔480mはロックスリーブ610mのヘッド部に対応するようにモールド形成する。ロックスリーブ610mは下へリール300mの軸心空間(
図18~
図20に図示せず)に挿入され、且つスクリュー622mは止め輪621mを貫通してロックスリーブ610mにロックされ、止め輪621mがロックスリーブ610mの端面とスクリュー622mのヘッド部との間に挟み込まれる。
【0045】
リール300mは嵌合歯320mを含んでもよく、各嵌合歯320mは傾斜部を含んでもよい。制動ユニット400mは3つのラチェットアーム450m、3つのリミットブロック420m及び3つの内縮溝410mをさらに含んでもよい。各ラチェットアーム450mは各リミットブロック420mに対応して且つリミットブロック420mの下方に位置し、且つ各内縮溝410mは各リミットブロック420mに隣接する。制動ユニット400mが系線の引張力によって解放方向へ引っ張られると、各ラチェットアーム450mは、各ラチェットアーム450mの遠い端が各リミットブロック420mに当接されるように屈曲し、これによって、ラチェットアーム450mの過度の曲げを防止する。
【0046】
図18~
図20に示すように、ノブ500mは3つの係止アーム530mを含んでもよく、制動ユニット400mは3つの係止突起460mを含んでもよく、各係止アーム530mは各係止突起460mに嵌合される。ノブ500mは、制動ユニット400mをノブ500mに結合するように、制動ユニット400mの3つの位置決め孔470mにそれぞれ挿入される3つの位置決め突起550mをさらに含んでもよい。制動ユニット400mは3つの挟持アーム490mを含み、リール300mは3つの挟持アーム490mに対応する位置決めリング390mを含み、ノブ500mが引き上げられると、制動ユニット400mが軸方向に沿って上昇位置に位置決めされ、3つの挟持アーム490mを位置決めリング390mの下側から上側まで移動することによって、制動ユニット400mを位置決めすることができ、且つ制動ユニット400mが上昇位置にある場合リング壁220mに設けられる係合歯230mから分離する。
【0047】
リング壁220mはリング壁220mの上方表面に位置する3つの刻み溝261mを含んでもよい。各刻み溝261mは係合歯230mの一部に隣接可能であり、これらの刻み溝261mに隣接する係合歯230mはいずれも一部が切り取られて上斜面が形成される。ノブ500mが押し下げられることで制動ユニット400mが降下位置に位置決めされ、ラチェットアーム450mが再度係合歯230mに噛み合われ、制動ユニット400mが上昇位置から降下位置へ移動する場合、ラチェットアーム450mは径方向内側に偏り、内縮溝410mに入り、刻み溝261m及び係合歯230mの上斜面によってガイドされて順調に係合歯230mに再度噛み合われる。各リミットブロック420mは傾斜面421mを含んでもよく、傾斜面421mはラチェットアーム450mが係合歯230mに順調に噛み合うことに役にも立ち。
【0048】
図21、
図22及び
図23を参照されたい。
図21は本発明の第9の実施例による締付装置100nの分解模式図であり、
図22は
図21の第9の実施例の締付装置100nの断面模式図であり、
図23は
図22の第9の実施例による締付装置100nの切断線23-23に沿う断面模式図である。締付装置100nはハウジングユニット(
図21~
図23に図示せず)、リール300n、制動ユニット400n、ノブ500n及び接続ユニット600nを備える。
接続ユニット
600nはロックスリーブ610n、止め輪621n及びスクリュー622nを含む。締付装置100nは締付装置100mと類似するが、ハウジングユニットのリング壁220nは無歯上部221nを含み、且つ無歯上部221nと制動ユニット400nとの間の隙間は3つの係止アーム530nを収納するために使用される。ノブ500nは複数の当接部540nをさらに含んでもよく、当接部540nとノブ500nの内壁との間に上リング溝が形成され、無歯上部221nが上リング溝内に挿入されることができる。なお、当接部540nは制動ユニット400nに対応するようにモールド形成されることができるが、本発明はこれに限定されない。上記の構造配置により、締付装置100nの構造の信頼性が向上される。
【0049】
図24、
図25及び
図26を参照されたい。
図24は本発明の第10の実施例による締付装置100pの分解模式図であり、
図25は
図24の第10の実施例の締付装置100pの断面模式図であり、
図26は
図25の第10の実施例による締付装置100pの切断線26-26に沿う断面模式図である。締付装置100pはハウジングユニット(
図24~
図26に図示せず)、リール300p、制動ユニット400p、ノブ500p及び接続ユニット600pを備える。
接続ユニット
600pはロックスリーブ610p、止め輪621p及びスクリュー622pを含む。締付装置100pは締付装置100nと類似し、ハウジングユニットのリング壁220pは無歯上部221pを含み、且つノブ500pは複数の当接部540pを含むが、当接部540pの数と形状は当接部540nと異なる。
【0050】
図27及び
図28を参照されたい。
図27は本発明の第11の実施例による締付装置100rの分解模式図であり、
図28は
図27の第11の実施例の締付装置100rの断面模式図である。締付装置100rはハウジングユニット(
図27及び
図28に図示せず)、リール300r、制動ユニット400r、ノブ500r、結合部材800r、ラチェットリング700r及び接続ユニット(
図27及び
図28に図示せず)を含む。
【0051】
ハウジングユニットのリング壁220rは内向きの4つの径方向ラグ222rをさらに含んでもよく、結合部材800rは4つの径方向ラグ222rに対応する結合リング820rを含んでもよい。制動ユニット400rはリール300rの下方に位置して且つ選択可能にラチェットリング700rにおける係合歯710rに噛み合う3つのラチェットアーム450rを含む。結合部材800rはリール300rの嵌合歯320rに対応して噛み合う複数の内歯830rをさらに含んでもよい。結合部材800rは複数の第1の結合歯810rをさらに含んでもよく、制動ユニット400rは、複数の第2の結合歯410rをさらに含んでもよく、結合部材800rは第1の結合歯810rが第2の結合歯410rに噛み合うことを可能にするようにリール300r及び制動ユニット400rを突き込む。接続ユニットはスクリュー610rからなり、スクリュー610rが結合部材800rに挿入されてノブ500rにロックされ、且つスクリュー610rのヘッド部は結合部材800rにリミットされる。ノブ500rが引き上げられると、結合部材800rが上昇して内歯830rが嵌合歯320rから分離し、リール300rに対する制限が解除されてリール300rが自由に回転することができる。
【0052】
図29及び
図30を参照されたい。
図29は本発明の第12の実施例による締付装置100qの分解模式図であり、
図30は
図29の第12の実施例の締付装置100qの断面模式図である。締付装置100qはハウジングユニット(
図29及び
図30に図示せず)、リール300q、制動ユニット400q、ノブ500q及び接続ユニット600qを備える。
【0053】
制動ユニット400qは制動リング410q及び内輪450qを含み、内輪450qは移動可能に制動リング410q内に位置する。ノブ500qは内輪450qのネジ穴に螺合されるスタッド510qを含む。ノブ500qが解放方向へ付勢されると、内輪450qは、スタッド510qとネジ穴の構造の影響を受けて持ち上がって、リール300qから分離する。接続ユニット600qは止め輪621q及びスクリュー622qを含み、スクリュー622qが止め輪621qを貫通してスタッド510qにロックされて、止め輪621qがスタッド510qの端面とスクリュー622qのヘッド部との間に挟み込まれる。
【0054】
図31及び
図32を参照されたい。
図31は本発明の第13の実施例による締付装置100tの分解模式図であり、
図32は
図31の第13の実施例による締付装置100tの断面模式図である。締付装置100tはハウジングユニット(
図31及び
図32に図示せず)、リール300t、制動ユニット400t、ノブ500t、ラチェットリング700t及び接続ユニット(
図31及び
図32に図示せず)を備える。制動ユニット400tは制動リング410t、内輪450t及びスタッド430tを含んでもよい。内輪450tは移動可能に制動リング410tに位置して且つリール300tに結合され、スタッド430tは内輪450tに結合され、制動リング410t及びラチェットリング700tはリール300tの下方に位置する。ハウジングユニットはベース210t及びリング壁220tを含み、且つベース210tがラチェットリング700t及び制動リング410tを収納する十分な深さを有する。接続ユニットはスクリュー610tからなり、スクリュー610tはスタッド430tに挿入されてノブ500tの突出座520tにロックされる。これによって、ノブ500tが解放方向へ回転されると、内輪450tがスタッド430tによってガイドされて上昇して制動リング410tから分離する。
【0055】
図33及び
図34を参照されたい。
図33は本発明の第14の実施例による締付装置100sの分解模式図であり、
図34は
図33の第14の実施例による締付装置100sの断面模式図である。締付装置100sはハウジングユニット(
図33及び
図34に図示せず)、リール300s、制動ユニット400s、ノブ500s、ラチェットリング700s及び接続ユニット(
図33及び
図34に図示せず)を備える。制動ユニット400sは、ナット450s、制動リング410s及びスタッド430sを含んでもよい。ナット450sは制動リング410sに一体成形されて且つ制動リング410sから上へリール300sの軸心空間(
図33及び
図34に図示せず)に進入される。スタッド430sはナット450sに結合される。接続ユニットはスクリュー610sからなり、スクリュー610sがスタッド430sに挿入されてノブ500sの突出座520sにロックされる。これによって、ノブ500sが解放方向へ回転されると、ナット450sがスタッド430sによってガイドされて降下し、制動リング410sがリール300sから分離する。
【0056】
図35及び
図36を参照されたい。
図35は本発明の第15の実施例による締付装置のノブ500uの斜視模式図であり、
図36は
図35の第15の実施例の締付装置の制動ユニット400uの斜視模式図である。第15の実施例の締付装置は
図18~
図20の締付装置100mと類似し、ノブ500uは制動ユニット400uの3つの係止突起460uに嵌合される3つの係止アーム530uを含んでもよい。ノブ500uは制動ユニット400uの3つの位置決め孔470uに挿入される3つの位置決め突起550uをさらに含んでもよい。なお、ノブ500uは3つの径方向突出フィンガー560uをさらに含んでもよく、制動ユニット400uは3つの径方向開溝480uを含んでもよく、各径方向突出フィンガー560uが各径方向開溝480uに嵌合される。これによって、制動ユニット400uはノブ500uに結合されることができ、且つノブ500uの回転力が制動ユニット400uまでより効果的に伝達されることができる。
【0057】
本発明では、実施例を前述の通りに開示したが、当該実施例は本発明を限定するものではなく、当業者なら誰でも、本発明の精神と領域から逸脱しない限り、多様の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の保護範囲は、後の特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【符号の説明】
【0058】
100d,100e,100f,100g,100h,100j,100k,100m,100n,100p,100q,100r,100s,100t 締付装置
200d ハウジングユニット
210d,210t ベース
220d,220m,220n,220p,220r,220t リング壁
221n,221p 無歯上部
222r 径方向ラグ
230d,230m,710r 係合歯
240d 内部空間
260d 第2の内輪溝
261m 刻み溝
270d 第1の内輪溝
300d,300e,300f,300g,300h,300j,300m,300n,300p,300q,300r,300s,300t リール
320d,320m,320r 嵌合歯
340d 軸心空間
360d 上リング部
370d 下リング部
390m 位置決めリング
400d,400e,400f,400g,400h,400j,400k,400m,400n,400p,400q,400r,400s,400t,400u 制動ユニット
410m 内縮溝
410q,410s,410t 制動リング
410r 第2の結合歯
420m リミットブロック
421m 傾斜面
430d ガイド部
430s,430t,510q スタッド
440d 環状の本体
450d,450m,450r ラチェットアーム
450q,450t 内輪
450s ナット
460m,460u 係止突起
470d 嵌込歯
470m,470u 位置決め孔
480d,480m 中心孔
480u 径方向開溝
490f,490h,490m 挟持アーム
500d,500e,500f,500g,500h,500j,500k,500m,500n,500p,500q,500r,500s,500t,500u ノブ
510d ガイドレール
520d,520f,520g,520h,520k,520s,520t 突出座
530d 貫通穴
530g,530m,530n,530u 係止アーム
540n,540p 当接部
550m,550u 位置決め突起
560u 径方向突出フィンガー
600d,600e,600f,600g,600h,600j,600m,600n,600p,600q 接続ユニット
610d,610f,610j,610r,610s,610t,622m,622n,622p,622q,623e,623g,623h スクリュー
610e 突出柱
610m,610n,610p ロックスリーブ
621d,621e,621f,621g,621h,621j シャーシ
621m,621n,621p,621q 止め輪
622d 接続ロッド
624f,624g,624h,624j,624k プラグポスト
626j 挟持ブロック
700r,700s,700t ラチェットリング
800r 結合部材
810r 第1の結合歯
820r 結合リング
830r 内歯
A1 解放方向
A2 束ね方向
【国際調査報告】