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特表2024-522969地図修正データの共有方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-25
(54)【発明の名称】地図修正データの共有方法および装置
(51)【国際特許分類】
   G09B 29/00 20060101AFI20240618BHJP
   G06T 11/60 20060101ALI20240618BHJP
【FI】
G09B29/00 Z
G06T11/60 300
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023569718
(86)(22)【出願日】2022-05-10
(85)【翻訳文提出日】2023-11-09
(86)【国際出願番号】 KR2022006604
(87)【国際公開番号】W WO2022240109
(87)【国際公開日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】10-2021-0060303
(32)【優先日】2021-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0093061
(32)【優先日】2021-07-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
2.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】523045180
【氏名又は名称】42ドット・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】42dot Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 英隆
(74)【代理人】
【識別番号】100227927
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 拓
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジングォン
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジンヨン
(72)【発明者】
【氏名】ソ,ドンヒョン
(72)【発明者】
【氏名】イ,ヒュンウォン
【テーマコード(参考)】
2C032
5B050
【Fターム(参考)】
2C032HB11
2C032HC11
5B050AA10
5B050BA06
5B050BA17
5B050CA08
5B050FA08
(57)【要約】
本開示は、地図修正履歴を共有する方法および装置に関する。本開示の一実施形態による方法は、第1ユーザー端末から最初の地図および最初の地図を修正した第1修正地図に基づいて生成された第1修正履歴を受信し、第2ユーザー端末から最初の地図および最初の地図を修正した第2修正地図に基づいて生成された第2修正履歴を受信し、第1ユーザー端末に第2修正履歴を送信し、第2ユーザー端末に第1修正履歴を送信し、送信した結果により、第1ユーザー端末に表示される第1修正地図に第2修正履歴をリアルタイムで反映し、第2ユーザー端末に表示された第2修正地図に第1修正履歴をリアルタイムで反映することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図修正履歴を共有する方法において、
第1ユーザー端末から、最初の地図および前記最初の地図を修正した第1修正地図に基づいて生成された第1修正履歴を受信するステップと、
第2ユーザー端末から、前記最初の地図および前記最初の地図を修正した第2修正地図に基づいて生成された第2修正履歴を受信するステップと、
前記第1ユーザー端末に前記第2修正履歴を送信し、前記第2ユーザー端末に前記第1修正履歴を送信するステップと、
前記送信結果により、前記第1ユーザー端末に表示される前記第1修正地図に前記第2修正履歴をリアルタイムで反映し、前記第2ユーザー端末に表示される前記第2修正地図に前記第1修正履歴をリアルタイムで反映するステップとを含む方法。
【請求項2】
前記第1ユーザー端末に表示される前記第1修正地図に前記第2修正履歴がリアルタイムで反映され、第1最終地図が生成され、
前記第2ユーザー端末に表示される前記第2修正地図に前記第1修正履歴がリアルタイムで反映されて、第2最終地図が生成され、
前記第1ユーザー端末に表示される前記第1最終地図と前記第2ユーザー端末に表示される前記第2最終地図はリアルタイムで同期化される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記送信するステップは、
前記第1修正履歴および前記第2修正履歴をそれぞれ特定の文字列に対応する第1キーバリュー(key value)および第2キーバリューに変換するステップと、
前記第1キーバリューを前記第2ユーザー端末に送信し、前記第2キーバリューを前記第1ユーザー端末に送信するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記送信するステップは、
前記第2ユーザー端末と通信する第1仲介サーバを介して、前記第1キーバリューを前記第2ユーザー端末に送信するステップとを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記送信するステップは、
前記第1キーバリューを前記第1ユーザー端末と通信する第1仲介サーバを介して前記第1ユーザー端末に送信するステップと、
前記第1ユーザー端末から前記第1キーバリューを受け取った第2仲介サーバを介して前記第1キーバリューを前記第2ユーザー端末に送信するステップとを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記送信するステップは、
前記第1修正履歴のデータサイズを予め設定されたデータサイズと比較するステップと、
前記比較結果に基づいて、前記第1修正履歴のデータサイズが前記予め設定されたデータサイズより大きい場合、前記第1キーバリューを前記第2ユーザー端末に送信するステップとを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記送信するステップは、
前記第1ユーザー端末を含む複数のユーザー端末を第1ユーザー端末グループおよび第2ユーザー端末グループのうちのいずれかのグループにグループ化(grouping)するステップと、
前記第2ユーザー端末が前記第1ユーザー端末グループおよび前記第2ユーザー端末グループのいずれかのグループに含まれるかによって、前記第1キーバリューを前記第2ユーザー端末に送信するかどうかを決定するステップとを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記送信するステップは、
前記最初の地図を前記最初の地図の種類に応じて第1地図グループおよび第2地図グループのうちのいずれかのグループにグループ化(grouping)するステップと、
前記最初の地図が前記第1地図グループおよび前記第2地図グループのうち、いずれかのグループに含まれるかによって、前記第1キーバリューを前記第2ユーザー端末に送信するかどうかを決定するステップとを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記送信するステップは、
前記第1仲介サーバを含む複数の仲介サーバを、第1仲介サーバグループおよび第2仲介サーバグループのいずれかのグループにグループ化(grouping)するステップと、
前記第1仲介サーバが前記第1仲介サーバグループおよび前記第2仲介サーバグループのいずれかのグループに含まれるかによって、前記第1キーバリューを前記第1仲介サーバを介して前記第2ユーザー端末に送信するかどうかを決定するステップとを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
地図修正履歴を共有する装置において、
少なくとも1つのプログラムを格納するメモリと、
前記少なくとも1つのプログラムを実行することによって前記修正履歴を共有する少なくとも1つのプロセッサとを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1ユーザー端末から、最初の地図および前記最初の地図を修正した第1修正地図に基づいて生成した第1修正履歴を受信し、
第2ユーザー端末から、前記最初の地図および前記最初の地図を修正した第2修正地図に基づいて生成した第2修正履歴を受信し、
前記第1ユーザー端末に前記第2修正履歴を送信し、前記第2ユーザー端末に前記第1修正履歴を送信し、
前記送信結果により、前記第1ユーザー端末に表示される前記第1修正地図に前記第2修正履歴をリアルタイムで反映し、前記第2ユーザー端末に表示される前記第2修正地図に前記第1修正履歴をリアルタイムで反映する装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、地図修正データの共有方法および装置を提供する。
【背景技術】
【0002】
近年、ナビゲーション装置などに活用するために地図データを生成するか、従来生成された地図データを持続的に修正しなければならない業務が増えている。従来生成された地図データを修正する場合、複数のユーザーが地図データを修正することによって、各ユーザーが行った地図修正履歴が失われる可能性がある。
【0003】
したがって、複数のユーザーが地図データを同時に修正する場合、他のユーザーが行った地図修正履歴をリアルタイムで互いに反映させることができる技術が必要となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、地図修正データの共有方法および装置を提供することにある。本発明が解決しようとする課題は、以上で述べた課題に限定されず、言及していない本発明の他の課題および利点は、以下の説明によって理解することができ、本発明の実施形態でより明らかに理解されるであろう。さらに、本発明が解決しようとする課題および利点は、特許請求の範囲に示される手段およびその組み合わせによって実現され得ることが理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した技術的課題を達成するための技術的手段として、本開示の第1側面は、地図修正履歴を共有する方法において、第1ユーザー端末から最初の地図および前記最初の地図を修正した第1修正地図に基づいて生成された第1修正履歴を受信するステップと、第2ユーザー端末から前記最初の地図および前記最初の地図を修正した第2修正地図に基づいて生成された第2修正履歴を受信するステップと、前記第1ユーザー端末に前記第2修正履歴を送信し、前記第2ユーザー端末に前記第1修正履歴を送信するステップと、前記送信結果により、前記第1ユーザー端末に表示される前記第1修正地図に前記第2修正履歴をリアルタイムで反映し、前記第2ユーザー端末に表示される前記第2修正地図に前記第1修正履歴をリアルタイムで反映するステップとを含むことができる。
【0006】
また、前記第1ユーザー端末に表示される前記第1修正地図に前記第2修正履歴がリアルタイムで反映され、第1最終地図が生成され、前記第2ユーザー端末に表示される前記第2修正地図に、前記第1修正履歴がリアルタイムで反映され、第2最終地図が生成され、前記第1ユーザー端末に表示される前記第1最終地図と前記第2ユーザー端末に表示される前記第2最終地図はリアルタイムで同期され得る。
【0007】
また、前記送信するステップは、前記第1修正履歴および前記第2修正履歴をそれぞれ特定の文字列に対応する第1キーバリュー(key value)および第2キーバリューに変換するステップと、前記第1キーバリューを前記第2ユーザー端末に送信し、前記第2キーバリューを前記第1ユーザー端末に送信するステップとを含むことができる。
【0008】
また、前記送信するステップは、前記第2ユーザー端末と通信する第1仲介サーバを介して前記第1キーバリューを前記第2ユーザー端末に送信するステップを含むことができる。
【0009】
さらに、前記送信するステップは、前記第1キーバリューを前記第1ユーザー端末と通信する第1仲介サーバを介して前記第1ユーザー端末に送信するステップと、前記第1ユーザー端末から前記第1キーバリューを受け取った第2仲介サーバを介して前記第1キーバリューを前記第2ユーザー端末に送信するステップとを含むことができる。
【0010】
また、前記送信するステップは、前記第1修正履歴のデータサイズを予め設定されたデータサイズと比較するステップと、前記比較結果に基づいて前記第1修正履歴のデータサイズが前記予め設定されたデータサイズより大きい場合、前記第1キーバリューを前記第2ユーザー端末に送信するステップとを含むことができる。
【0011】
また、前記送信するステップは、前記第1ユーザー端末を含む複数のユーザー端末を、第1ユーザー端末グループおよび第2ユーザー端末グループのいずれかのグループにグループ化(grouping)するステップと、前記第2ユーザー端末が前記第1ユーザー端末グループおよび前記第2ユーザー端末グループのいずれに含まれるかによって、前記第1キーバリューを前記第2ユーザー端末に送信するかどうかを決定するステップとを含むことができる。
【0012】
また、前記送信するステップは、前記最初の地図を前記最初の地図の種類に応じて第1地図グループおよび第2地図グループのいずれかのグループにグループ化(grouping)するステップと、前記最初の地図が前記第1地図グループおよび前記第2地図グループのいずれに含まれるかによって、前記第1キーバリューを前記第2ユーザー端末に送信するかどうかを決定するステップとを含むことができる。
【0013】
また、前記送信するステップは、前記第1仲介サーバを含む複数の仲介サーバを第1仲介サーバグループおよび第2仲介サーバグループのうちのいずれかのグループにグループ化(grouping)するステップと、前記第1仲介サーバが前記第1仲介サーバグループおよび前記第2仲介サーバグループのいずれかに含まれるかによって、前記第1キーバリューを前記第1仲介サーバを介して前記第2ユーザー端末に送信するかどうかを決定するステップとを含むことができる。
【発明の効果】
【0014】
上述した本開示の課題を解決するための手段によれば、複数のユーザー端末のユーザーのそれぞれが行った修正履歴がリアルタイムで共有されるようにすることができる。これにより、各ユーザーが行った修正履歴が失われる可能性を防止することができる。
【0015】
上述した本開示の課題を解決するための手段によれば、リアルタイムで複数のユーザー端末のユーザーが地図データを修正することができるので、業務の効率性を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、一実施形態による地図修正履歴を共有するシステムを示す図である。
図2図2は、一実施形態による地図修正履歴を共有する方法を例示的に示す図である。
図3図3は、一実施形態による地図修正履歴を共有する方法を例示的に示す図である。
図4図4は、一実施形態による地図修正履歴を含むデータサイズに従って地図修正履歴を共有する方法を例示的に示す図である。
図5図5は、一実施形態による第1ユーザー端末が属するグループに従って地図修正履歴を共有する方法を例示的に示す図である。
図6図6は、一実施形態による最初の地図が含まれるグループに従って地図修正履歴を共有する方法を例示的に示す図である。
図7図7は、一実施形態による仲介サーバが属するグループに従って地図修正履歴を共有する方法を例示的に示す図である。
図8図8は、一実施形態による地図修正履歴を共有する方法のフローチャートである。
図9図9は、一実施形態によるキーバリュー生成サーバのブロック図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本開示は、地図修正履歴を共有する方法および装置に関する。本開示の一実施形態による方法は、第1ユーザー端末から最初の地図および最初の地図を修正した第1修正地図に基づいて生成された第1修正履歴を受信し、第2ユーザー端末から最初の地図および最初の地図を修正した第2修正地図に基づいて生成された第2修正履歴を受信し、第1ユーザー端末に第2修正履歴を送信し、第2ユーザー端末に第1修正履歴を送信し、送信した結果により、第1ユーザー端末に表示される第1修正地図に第2修正履歴をリアルタイムで反映し、第2ユーザー端末に表示された第2修正地図に第1修正履歴をリアルタイムで反映することができる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の利点および特徴、並びにそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に説明される実施形態を参照すれば明らかになるであろう。しかしながら、本発明は、以下に提示される実施形態に限定されるものではなく、それぞれ異なる形態で実施することができ、本発明の精神および技術範囲に含まれるすべての変換、均等物ないし代替物を含むことと理解されるべきである。以下に提示される実施形態は、本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものである。本発明を説明するにあたって、関連した公示技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にすることができると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0019】
本出願で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたものであり、本発明を限定することを意図していない。単数の表現は、文脈上明らかに他に意味がない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、本明細書に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つまたは複数の他の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものの存在または追加の可能性を予め排除しないことと理解されたい。
【0020】
本開示の一部の実施形態は、機能的なブロック構成および様々な処理ステップで表すことができる。そのような機能ブロックの一部または全部は、特定の機能を実行する様々な数のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成で実装することができる。例えば、本開示の機能ブロックは、1つまたは複数のマイクロプロセッサによって実装されてもよく、または所定の機能のための回路構成によって実装されてもよい。また、例えば、本開示の機能ブロックは、様々なプログラミングまたはスクリプト言語で実装することができる。機能ブロックは、1つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムで実装することができる。また、本開示は、電子的な環境設定、信号処理、および/またはデータ処理などのために従来技術を採用することができる。「メカニズム」、「要素」、「手段」および「構成」などの用語は広く使用されることができ、機械的で物理的な構成に限定されない。
【0021】
さらに、図面に示されている構成要素間の接続線または接続部材は、機能的な接続および/または物理的または回路的接続を例示的に示したものにすぎない。実際の装置では、代替可能または追加された様々な機能的接続、物理的接続、または回路接続によって構成要素間の接続を示すことができる。
【0022】
図1は、一実施形態による地図修正履歴を共有するシステムを示す図である。
【0023】
一実施形態による地図修正履歴を共有するシステム100は、キーバリュー生成サーバ1000、少なくとも1つのユーザー端末2000、および仲介サーバ3000を含むことができる。一方、図1に示す地図修正履歴を共有するシステム100には、一実施形態に関連する構成要素のみが示されている。したがって、地図修正履歴を共有するシステム100は、図1に示す構成要素に加えて他の汎用構成要素をさらに含むことができることは、当技術分野の当業者には自明である。
【0024】
本発明における修正履歴とは、ユーザー端末を介した地図(マップ)編集過程で適用された変更を意味する。修正履歴は、最初の地図と中間編集地図との間の差、最初の地図と最終編集地図との間の差、第1中間編集地図と第2中間編集地図との間の差、または中間編集地図と最終編集地図との間の差を表すことができる。
【0025】
本発明の修正履歴は、地図編集作業で可能なすべての変更を含む。例えば、地図編集が可能な変更は、地図内の構成階層、ポリゴン、オブジェクト、アイコン、文字などの表示の有無、色、不透明度、サイズ、回転などを含むことができる。
【0026】
地図修正履歴を共有するシステム100は、第1ユーザー端末2001の第1ユーザーが最初の地図を修正したときに生成された修正履歴をキーバリュー生成サーバ1000が仲介サーバ3000を介して第2ユーザー端末2002など、少なくとも1つのユーザー端末と共有するシステムに該当することができる。
【0027】
一実施形態によれば、ユーザー端末2000はキーバリュー生成サーバ1000から最初の地図を受信することができ、ユーザー端末2000はユーザーの地図修正入力を受信して修正地図を生成することができる。ユーザー端末2000は、最初の地図および修正地図に基づいて修正履歴を生成することができる。
【0028】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、ユーザー端末2000から受信した修正履歴をキーバリュー(key value)に変換することができる。キーバリューは、修正履歴を決定された規則または方法に従って符号化して変換、含蓄または圧縮された値に該当し得る。例えば、キーバリューは、一連の連続した文字(character)の集合である特定の文字列に該当し得る。キーバリュー生成サーバ1000は、生成したキーバリューを仲介サーバ3000に伝達することができる。一方、キーバリュー生成サーバ1000は、ユーザー端末2000または仲介サーバ3000から受信した修正履歴および最初の地図などを格納するデータベースに該当することができる。
【0029】
一実施形態によれば、仲介サーバ3000は、キーバリュー生成サーバ1000から配信されたキーバリューを仲介サーバ3000と通信する少なくとも1つのユーザー端末2000に送信することができる。例えば、仲介サーバ3000は、第1ユーザー端末2001が生成した修正履歴を仲介サーバ3000に接続された他のユーザー端末に配信し、修正履歴をリアルタイムで共有することができる。
【0030】
複数のユーザー端末のユーザーが同時に最初の地図を修正する場合に、それぞれ異なる修正地図を生成することができ、これにより、複数のユーザー端末のそれぞれから生成された修正履歴が失われる可能性がある。これにより、上述したように、複数のユーザー端末のそれぞれから生成された修正履歴をリアルタイムで互いに共有できるようにして、修正履歴が失われる可能性を防止することができる。
【0031】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、第1のユーザー端末2001から最初の地図および最初の地図を修正した第1修正地図に基づいて生成された第1修正履歴を受信することができ、第2ユーザー端末2002から最初の地図および最初の地図を修正した第2修正地図に基づいて生成された第2修正履歴を受信することができる。また、キーバリュー生成サーバ1000は、仲介サーバ3000を介して第1ユーザー端末2001に第2修正履歴を送信し、第2ユーザー端末2002に第1修正履歴を送信することができる。これにより、キーバリュー生成サーバ1000は、第1ユーザー端末2001に表示される第1修正地図に第2修正履歴をリアルタイムで反映し、第2ユーザー端末2002に表示される前記第2修正地図に前記第1修正履歴をリアルタイムで反映することができる。
【0032】
最後に、第1ユーザー端末2001に表示される第1修正地図に第2修正履歴がリアルタイムで反映されて第1最終地図が生成され、第2ユーザー端末2002に表示される第2修正地図に第1修正履歴がリアルタイムで反映されて第2最終地図を生成することができる。このとき、第1ユーザー端末2001に表示される第1最終地図と第2ユーザー端末2002に表示される第2最終地図とはリアルタイムで同期されることができる。
【0033】
キーバリュー生成サーバ1000、少なくとも1つのユーザー端末2000、および仲介サーバ3000は、ネットワークを用いて互いに通信することができる。例えば、ネットワークは、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network; LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(Wide Area Network; WAN)、付加価値通信網(Value Added Network; VAN)、移動無線通信網(mobile radio communication network)、衛星通信網、およびそれらの相互組合を含み、図1に示す各ネットワーク構成主体が互いにスムーズに通信可能にする包括的な意味のデータ通信網であり、有線インターネット、無線インターネットおよびモバイル無線通信網を含むことができる。また、無線通信には、例えば、無線LAN(wi-fi)、Bluetooth、Bluetooth低エネルギー(Bluetooth low energy)、ZigBee、WFD(wi-fi Direct)、UWB(ultra wideband)、赤外線データ協会(IrDA、infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)などがあってもよいが、これに限定されるものではない。
【0034】
例えば、ユーザー端末2000は、スマートフォン、タブレットPC、PC、スマートTV、携帯電話、PDA(personal digital assistant)、ラップトップ、メディアプレーヤー、マイクロサーバ、GPS(global positioning system)装置、電子書籍端末、デジタル放送向けの端末、ナビゲーション、キオスク、MP3プレーヤー、デジタルカメラ、家電機器、カメラが搭載されたデバイス、および他のモバイルまたは非モバイルコンピューティングデバイスであってもよいが、これらに限定されない。
【0035】
一方、キーバリュー生成サーバ1000および仲介サーバ3000のそれぞれは、ネットワークを介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供するコンピュータ装置または複数のコンピュータ装置で実装することができる。
【0036】
図2は、一実施形態による地図修正履歴を共有する方法を例示的に示す図である。
【0037】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、最初の地図および最初の地図を修正した修正地図に基づいて生成された修正履歴を第1ユーザー端末から受信することができる。キーバリュー生成サーバ1000は、生成された修正履歴をキーバリューに変換し、キーバリューを第2ユーザー端末と通信する第1仲介サーバに送信することができる。最後に、キーバリュー生成サーバ1000は、第1仲介サーバを介してキーバリューを第2ユーザー端末に伝達することができる。
【0038】
図2を参照すると、第1ユーザー端末2001および第2ユーザー端末2002は、キーバリュー生成サーバ1000から最初の地図を受信することができる。例えば、第1ユーザー端末2001の第1ユーザーは、最初の地図を受信し、最初の地図を修正した修正地図を生成することができる。第1ユーザー端末2001は、最初の地図および修正地図に基づいて修正履歴を生成することができる。例えば、第1ユーザー端末2001は、比較アルゴリズム(Difference Algorithm)を用いて最初の地図および修正地図から修正履歴を生成することができる。前記修正履歴は様々な方法で生成することができる。例えば、ユーザーの地図修正単位のための入力単位、または予め設定された時間単位で生成することができる。前記修正履歴は、それぞれ異なる入力単位でそれぞれ格納され、伝達されてもよい。
【0039】
第1ユーザー端末2001は、修正履歴を第1仲介サーバ3001に送信することができる。また、第1仲介サーバ3001は、修正履歴をキーバリュー生成サーバ1000に伝達することができる。
【0040】
キーバリュー生成サーバ1000は、第1仲介サーバ3001から受信した修正履歴を特定の文字列に対応するキーバリューに変換することができ、キーバリューを第2仲介サーバ3002に送信することができる。ここで、キーバリューは、第1ユーザー端末を介して修正された修正履歴を、予め決定された規則または方法に従って変換、含蓄または圧縮したものを意味することができる。一方、図2では、キーバリュー生成サーバ1000が第2仲介サーバ3002にのみキーバリューを送信するように示しているが、これに限定されず、第2仲介サーバ3002に加えて他の複数の仲介サーバにキーバリューを送信することができる。
【0041】
第2仲介サーバ3002は、キーバリュー生成サーバ1000から受信したキーバリューを第2仲介サーバ3002と通信する第2ユーザー端末2002に送信することができる。一方、図2では、キーバリュー生成サーバ1000が第2ユーザー端末2002にのみキーバリューを送信するように示されているが、これに限定されず、第2仲介サーバ3002と通信する複数のユーザー端末にキーバリューを送信することができる。これにより、第2ユーザー端末2002は、第1ユーザー端末2001が生成した修正履歴をリアルタイムで共有することができる。
【0042】
一方、第2ユーザー端末2002は、最初の地図および最初の地図を修正した第2修正地図に基づいて第2修正履歴を生成してもよい。この場合、第1ユーザー端末2001が生成した第1修正履歴を第2ユーザー端末2002に表示される第2修正地図にリアルタイムで反映することができる。最後に、第2修正地図に第1修正履歴をリアルタイムで反映して第2最終地図が生成されることができる。また、第1ユーザー端末2001は、同様に、第2ユーザー端末2002が生成した第2修正履歴を共有することができ、第2ユーザー端末2002が生成した第2修正履歴を第1ユーザー端末2001に表示される第1修正地図にリアルタイムで反映することができる。最後に、第1修正地図に第2修正履歴をリアルタイムで反映して第1最終地図が生成されることができる。
【0043】
図3は、一実施形態による地図修正履歴を共有する方法を例示的に示す図である。
【0044】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、最初の地図および前記最初の地図を修正した修正地図に基づいて生成された修正履歴を第1ユーザー端末から受信することができる。キーバリュー生成サーバ1000は、生成された修正履歴をキーバリューに変換し、キーバリューを第1ユーザー端末と通信する第1仲介サーバを介して第1ユーザー端末に送信することができる。最後に、キーバリュー生成サーバは、第1ユーザー端末からキーバリューを受け取った第2仲介サーバを介してキーバリューを第2ユーザー端末に送信することができる。
【0045】
図3を参照すると、第1ユーザー端末2001および第2ユーザー端末2002は、キーバリュー生成サーバ1000から最初の地図を受信することができる。例えば、第1ユーザー端末2001の第1ユーザーは、最初の地図を受信し、最初の地図を修正した修正地図を生成することができる。第1ユーザー端末2001は、最初の地図および修正地図に基づいて修正履歴を生成することができる。例えば、第1ユーザー端末2001は、比較アルゴリズム(Difference Algorithm)を用いて最初の地図および修正地図から修正履歴を生成することができる。
【0046】
第1ユーザー端末2001は、修正履歴を第1仲介サーバ3001に送信することができる。また、第1仲介サーバ3001は、修正履歴をキーバリュー生成サーバ1000に伝達することができる。
【0047】
キーバリュー生成サーバ1000は、第1仲介サーバ3001から受信した修正履歴を特定の文字列に対応するキーバリューに変換することができ、キーバリューを第1ユーザー端末と通信する第1仲介サーバ3001に送信することができる。例えば、第1仲介サーバはHTTPサーバに対応することができ、キーバリュー生成サーバ1000は第1仲介サーバにHTTP応答(response)の形でキーバリューを伝達ことができる。
【0048】
第1仲介サーバ3001は、キーバリュー生成サーバ1000から受信したキーバリューを第1仲介サーバ3001と通信する第1ユーザー端末2001に送信することができる。第1ユーザー端末2001は、第1仲介サーバ3001から受信したキーバリューを第2仲介サーバ3002に伝達することができる。一方、第1仲介サーバ3001および第2仲介サーバ3002のそれぞれは、1つのサーバに含まれる構成であってもよく、分離されたサーバのそれぞれに該当してもよい。
【0049】
第2仲介サーバ3002は、キーバリュー生成サーバ1000から受信したキーバリューを第2仲介サーバ3002と通信する第2ユーザー端末2002に送信することができる。例えば、第2仲介サーバ3002はストリーミング(streaming)サーバに対応し得る。一方、図2では、キーバリュー生成サーバ1000が第2ユーザー端末2002にのみキーバリューを送信するように示されているが、これに限定されず、第2仲介サーバ3002と通信する複数のユーザー端末にキーバリューを送信することができる。これにより、第2ユーザー端末2002は、第1ユーザー端末が生成した修正履歴を共有することができる。
【0050】
一方、第2ユーザー端末2002は、最初の地図および最初の地図を修正した第2修正地図に基づいて第2修正履歴を生成してもよい。この場合、第1ユーザー端末2001が生成した第1修正履歴を第2ユーザー端末2002に表示される第2修正地図にリアルタイムで反映することができる。最後に、第2修正地図に第1修正履歴をリアルタイムで反映して第2最終地図が生成されることができる。また、第1ユーザー端末2001は、同様に、第2ユーザー端末2002が生成した第2修正履歴を共有することができ、第2ユーザー端末2002が生成した第2修正履歴を第1ユーザー端末2001に表示される第1修正地図にリアルタイムで反映することができる。最後に、第1修正地図に第2修正履歴をリアルタイムで反映して第1最終地図が生成されることができる。
【0051】
図4は、一実施形態による地図修正履歴を含むデータサイズに従って地図修正履歴を共有する方法を例示的に示す図である。
【0052】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、修正履歴を含むデータサイズに応じて、修正履歴をキーバリューに変換して送信するかどうかを決定することができる。図4の実施形態は、上述した図1図3の実施形態のそれぞれに適用することができる。
【0053】
図4を参照すると、修正履歴は第1ユーザー端末から生成することができ、修正履歴を受信したキーバリュー生成サーバ1000は修正履歴のサイズを予め設定されたデータサイズと比較することができる。
【0054】
キーバリュー生成サーバ1000は、修正履歴のサイズが予め設定されたデータサイズ以上である場合には、修正履歴を変換して生成されたキーバリューが第2ユーザー端末2002に送信されるように動作することができる。また、キーバリュー生成サーバ1000は、修正履歴のサイズが予め設定されたデータサイズ未満である場合には、修正履歴をキーバリューに変換せずに、修正履歴がそのまま第2ユーザー端末2002に送信されるように動作することができる。
【0055】
図5は、一実施形態による第1ユーザー端末が属するグループに従って地図修正履歴を共有する方法を例示的に示す図である。
【0056】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、第1ユーザー端末が第1ユーザー端末グループおよび第2ユーザー端末グループのどちらに含まれるかによってキーバリューを第2ユーザー端末に送信することができる。図5の実施形態は、上述の図1図3の実施形態のそれぞれに適用することができる。
【0057】
図5を参照すると、修正履歴は第1ユーザー端末2001から生成されてもよい。
【0058】
まず、キーバリュー生成サーバ1000は、第1ユーザー端末2001を含む複数のユーザー端末を第1ユーザー端末グループおよび第2ユーザー端末グループのいずれかのグループにグループ化(grouping)することができる。また、キーバリュー生成サーバ1000は、第1ユーザー端末2001が第1ユーザー端末グループおよび前記第2ユーザー端末グループのいずれかのグループに含まれるかを判断することができる。
【0059】
第1ユーザー端末2001が第1ユーザー端末グループに含まれる場合、キーバリュー生成サーバ1000は、修正履歴を変換して生成されたキーバリューが第2ユーザー端末2002に送信されるように動作することができる。一方、第1ユーザー端末2001が第2ユーザー端末グループに含まれる場合、キーバリュー生成サーバ1000は、修正履歴を変換して生成されたキーバリューに対して承認するかどうかを確認した後、第2ユーザー端末2002に送信するように動作することができる。例えば、第1ユーザー端末2001が第2ユーザー端末グループに含まれている場合には、承認権限を有する第3ユーザー端末から、まずキーバリュー送信の承認を受けた後、キーバリューが第2ユーザー端末2002に送信することができる。
【0060】
図6は、一実施形態による最初の地図が含まれるグループに従って地図修正履歴を共有する方法を例示的に示す図である。
【0061】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、最初の地図が第1地図グループおよび第2地図グループのうち、どのグループに含まれるかによって、キーバリューを第2ユーザー端末に送信することができる。図6の実施形態は、上述した図1図3の実施形態のそれぞれに適用することができる。
【0062】
図6を参照すると、キーバリュー生成サーバ1000は、最初の地図を最初の地図の種類またはデータサイズに応じて第1地図グループおよび第2地図グループのいずれかのグループにグループ化(grouping)することができる。また、キーバリュー生成サーバ1000は、最初の地図が第1地図グループおよび第2地図グループのいずれかのグループに含まれるかを判断することができる。
【0063】
キーバリュー生成サーバ1000は、最初の地図が第1地図グループに含まれる場合、修正履歴を変換して生成されたキーバリューが第2ユーザー端末2002に送信されるように動作することができる。一方、最初の地図が第2地図グループに含まれる場合、キーバリュー生成サーバ1000は、修正履歴を変換して生成されたキーバリューに対して承認するかどうかを確認した後、第2ユーザー端末2002に送信するように動作することができる。例えば、最初の地図が第2地図グループに含まれる場合、承認権限を有する第3ユーザー端末から、まず最初にキーバリュー送信の承認を受けた後、キーバリューを第2ユーザー端末2002に送信することができる。
【0064】
一方、修正履歴または修正履歴を変換して生成されたキーバリュー内には、最初の地図の種類を識別することができる情報を含めることができ、キーバリュー生成サーバ1000は、最初の地図の種類を識別できる情報に基づいて、キーバリューが第2ユーザー端末2002に送信するかどうかを決定することができる。
【0065】
図7は、一実施形態による仲介サーバが属するグループに従って地図修正履歴を共有する方法を例示的に示す図である。
【0066】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、修正履歴を変換したキーバリューを仲介サーバに送信する場合、仲介サーバが第1仲介サーバグループおよび第2仲介サーバグループのいずれかのグループに含まれるかに応じて、キーバリューを仲介サーバを介して第2ユーザー端末に送信することができる。図7の実施形態は、上述した図1図3の実施形態のそれぞれに適用することができる。
【0067】
図7を参照すると、キーバリュー生成サーバ1000は、複数の仲介サーバを第1仲介サーバグループおよび第2仲介サーバグループのいずれかのグループにグループ化(grouping)することができる。また、キーバリュー生成サーバ1000は、修正履歴を変換したキーバリューを送信したい仲介サーバが第1仲介サーバグループおよび第2仲介サーバグループのいずれかのグループに含まれるかを判断することができる。
【0068】
仲介サーバが第1仲介サーバグループに含まれる場合、キーバリュー生成サーバ1000は、修正履歴を変換して生成されたキーバリューが第2ユーザー端末2002と通信する仲介サーバに送信されるように動作することができる。一方、仲介サーバが第2仲介サーバグループに含まれる場合、キーバリュー生成サーバ1000は、修正履歴を変換して生成されたキーバリューが第2ユーザー端末2002と通信する仲介サーバに送信されないように動作することができる。
【0069】
例えば、仲介サーバは、前記仲介サーバと通信するユーザー端末が、すべてキーバリューを受信できる権限を有するか否かに応じて、第1仲介サーバグループまたは第2仲介サーバグループに分類することができる。仲介サーバと通信するユーザー端末のすべてがキーバリューを受信できる権限を有する場合、仲介サーバは第1仲介サーバグループに含まれてもよく、仲介サーバと通信するユーザー端末のうちの少なくとも1つのユーザー端末がキーバリューを受信できる権限がない場合、仲介サーバは第2仲介サーバグループに含まれてもよい。
【0070】
例えば、仲介サーバが第2仲介サーバグループに含まれている場合、承認権限を有する第3ユーザー端末から最初にキーバリュー送信に対する承認を受けた後、キーバリューを仲介サーバに送信することができる。
【0071】
図8は、一実施形態による地図修正履歴を共有する方法のフローチャートである。
【0072】
図8を参照すると、ステップ810において、キーバリュー生成サーバ1000は、第1ユーザー端末から、最初の地図および最初の地図を修正した第1修正地図に基づいて生成された第1修正履歴を受信することができる。
【0073】
ステップ820において、キーバリュー生成サーバ1000は、第2ユーザー端末から、最初の地図および最初の地図を修正した第2修正地図に基づいて生成された第2修正履歴を受信することができる。
【0074】
ステップ830において、キーバリュー生成サーバ1000は、第1ユーザー端末に第2修正履歴を送信し、第2ユーザー端末に第1修正履歴を送信することができる。
【0075】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、第1修正履歴および第2修正履歴をそれぞれ特定の文字列に対応する第1キーバリュー(key value)および第2キーバリューに変換し、第1キーバリューを第2ユーザー端末に送信し、第2キーバリューを第1ユーザー端末に送信することができる。
【0076】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、第2ユーザー端末と通信する第1仲介サーバを介して第1キーバリューを第2ユーザー端末に送信することができる。
【0077】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、第1キーバリューを第1ユーザー端末と通信する第1仲介サーバを介して第1ユーザー端末に送信し、第1ユーザー端末から第1キーバリューを伝達された第2仲介サーバを介して第1キーバリューを第2ユーザー端末に送信することができる。
【0078】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、第1修正履歴のデータサイズを予め設定されたデータサイズと比較し、比較結果に基づいて第1修正履歴のデータサイズが予め設定されたデータサイズより大きい場合、第1キーバリューを第2ユーザー端末に送信することができる。
【0079】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、第1ユーザー端末を含む複数のユーザー端末を、第1ユーザー端末グループおよび第2ユーザー端末グループのいずれかのグループにグループ化(grouping)し、第2ユーザー端末が第1ユーザー端末グループおよび第2ユーザー端末グループのうちのいずれかのグループに含まれるかによって、第1キーバリューを第2ユーザー端末に送信するかどうかを決定することができる。
【0080】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、最初の地図を最初の地図の種類に応じて第1地図グループおよび第2地図グループのいずれかのグループにグループ化(grouping)し、最初の地図が第1地図グループおよび第2地図グループのいずれかに含まれるかによって、第1キーバリューを第2ユーザー端末に送信するかどうかを決定することができる。
【0081】
一実施形態によれば、キーバリュー生成サーバ1000は、第1仲介サーバを含む複数の仲介サーバを、第1仲介サーバグループおよび第2仲介サーバグループのいずれかのグループにグループ化(grouping)し、仲介サーバが第1仲介サーバグループおよび第2仲介サーバグループのいずれかに含まれるかによって、第1キーバリューを第1仲介サーバを介して第2ユーザー端末に送信するかどうかを決定することができる。
【0082】
ステップ840において、キーバリュー生成サーバ1000は、送信結果により、第1ユーザー端末に表示される前記第1修正地図に第2修正履歴をリアルタイムで反映し、第2ユーザー端末に表示される第2修正地図に第1修正履歴をリアルタイムで反映することができる。
【0083】
一実施形態によれば、第1ユーザー端末に表示される第1修正地図に第2修正履歴がリアルタイムで反映されて第1最終地図が生成され、第2ユーザー端末に表示される第2修正地図に第1修正履歴がリアルタイムで反映されて第2最終地図を生成されることができる。また、第1ユーザー端末に表示される第1最終地図と第2ユーザー端末に表示される第2最終地図とをリアルタイムで同期させることができる。
【0084】
図9は、一実施形態によるキーバリュー生成サーバのブロック図である。
【0085】
図9を参照すると、キーバリュー生成サーバ900は、通信部910、プロセッサ920、およびDB930を含むことができる。図9のキーバリュー生成サーバ900には、実施形態に関連する構成要素のみが示されている。したがって、図9に示す構成要素に加えて他の汎用構成要素をさらに含むことができることが当技術分野の当業者であれば理解することができる。
【0086】
通信部910は、外部サーバまたは外部装置との有線/無線通信を可能にする1つ以上の構成要素を含むことができる。例えば、通信部910は、近距離通信部(図示せず)、移動通信部(図示せず)および放送受信部(図示せず)のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0087】
DB930は、キーバリュー生成サーバ900内で処理される各種データを格納するハードウェアであり、プロセッサ920の処理および制御のためのプログラムを格納することができる。DB930は、決済情報、ユーザー情報などを格納することができる。
【0088】
DB930は、DRAM(dynamic random access memory)、SRAM(static random access memory)といったRAM(random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、CD-ROM、ブルーレイまたは他の光ディスク記憶装置、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、またはフラッシュメモリを含むことができる。
【0089】
プロセッサ920は、キーバリュー生成サーバ900の全般的な動作を制御する。例えば、プロセッサ920は、DB930に格納されたプログラムを実行することにより、入力部(図示せず)、ディスプレイ(図示せず)、通信部910、DB930などを全般的に制御することができる。プロセッサ920は、DB930に格納されたプログラムを実行することによって、レーン決定装置900の動作を制御することができる。
【0090】
プロセッサ920は、図1図8で上述したキーバリュー生成サーバの動作の少なくとも一部を制御することができる。
【0091】
プロセッサ920は、ASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、コントローラ(controllers)、マイクロコントローラ(micro-controllers)、マイクロプロセッサ(microprocessors)、および他の機能を実行するための電気ユニットのうちの少なくとも1つを用いて実装することができる。
【0092】
本発明による実施形態は、コンピュータ上で様々な構成要素を介して実行することができるコンピュータプログラムの形態で実装することができ、そのようなコンピュータプログラムはコンピュータで読み取り可能な媒体に記録することができる。このとき、媒体は、ハードディスク、フロッピーディスク、および磁気テープなどの磁気媒体、CD-ROMおよびDVDなどの光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)などの光磁気記録媒体(magneto-optical medium)および、ROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を記憶して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含むことができる。
【0093】
一方、前記コンピュータプログラムは、本発明のために特別に設計され構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知で利用可能なものであってもよい。コンピュータプログラムの例には、コンパイラによって作成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行することができる高水準言語コードも含まれ得る。
【0094】
一実施形態によれば、本開示の様々な実施形態による方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供されてもよい。コンピュータプログラム製品は、商品として販売者および購入者との間で取り引きされることができる。コンピュータプログラム製品は、デバイスで読み取り可能な記憶媒体(例えば、compact disc read only memory(CD-ROM))の形態で配布されるか、またはアプリケーションストア(例えば、プレイストア(商標))を介して、または2つのユーザー装置間で直接オンラインで配布(例えば、ダウンロードまたはアップロード)することができる。オンライン配布の場合、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、製造元のサーバ、アプリケーションストアのサーバ、または中継サーバのメモリなどの機器で読み取り可能な記憶媒体に少なくとも一時的に格納するか、臨時的に生成することができる。
【0095】
本発明による方法を構成するステップについて明らかな順序の記載または反対する記載がなければ、前記ステップは適切な順序で行われてもよい。必ずしも前記ステップの記載順序によって本発明が限定されるわけではない。本発明におけるすべての例または例示的な用語(例えば、等)の使用は、単に本発明を詳細に説明するためのものであり、特許請求の範囲によって限定されない限り、前記例または例示的な用語によって本発明の範囲が限定されるわけではない。さらに、当業者は、様々な修正、組み合わせ、および変更が追加された特許請求の範囲またはその均等物の範囲内で設計条件および要因に従って構成され得ることと理解するであろう。
【0096】
したがって、本発明の精神は、前記説明した実施形態に限定されてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等またはそれから等価的に変更された全ての範囲は、本発明の精神の範囲に属するといえるだろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】