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特表2024-523234混載製品をパレット化するためのツール、ツールを含むパレット化ロボット、およびそれらのための方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-28
(54)【発明の名称】混載製品をパレット化するためのツール、ツールを含むパレット化ロボット、およびそれらのための方法
(51)【国際特許分類】
   B25J 15/00 20060101AFI20240621BHJP
   B65G 59/02 20060101ALI20240621BHJP
【FI】
B25J15/00
B65G59/02 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023575889
(86)(22)【出願日】2022-06-08
(85)【翻訳文提出日】2024-02-07
(86)【国際出願番号】 CA2022050918
(87)【国際公開番号】W WO2022256929
(87)【国際公開日】2022-12-15
(31)【優先権主張番号】63/208,023
(32)【優先日】2021-06-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/805,318
(32)【優先日】2022-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518267045
【氏名又は名称】シムボティック カナダ、ユーエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】弁理士法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】デュシャルム、マルク
(72)【発明者】
【氏名】モレンシ、シルヴェイン-ポール
(72)【発明者】
【氏名】ガリエピー、サイモン
(72)【発明者】
【氏名】ラジョア、エリック
【テーマコード(参考)】
3C707
3F030
【Fターム(参考)】
3C707AS02
3C707BS12
3C707DS01
3C707ES03
3C707ET08
3C707EV05
3C707HS27
3C707HT02
3C707NS02
3C707NS19
3F030AA04
3F030AB04
3F030BA02
3F030BC01
(57)【要約】
混載製品をパレット化するためのツールは、ツールをロボットに取り付けるためのフレームと、製品を支持するように所定の基準配向で配置された支持面を形成する支持部材を有する支持アセンブリと、アクチュエータおよびアクチュエータに動作可能に連結されたグリッププレスを有し、所定の基準配向での支持面とグリッププレスとの間に製品をクランプするよう、グリッププレスを支持面の反対側の作動方向にフレームに対して移動させるように、フレームに取り付けられた把持アセンブリと、を含む。フレームへの支持アセンブリ連結部は、支持面が所定の基準配向にある状態で支持部材を作動方向でフレームに対して固定する構成を有し、支持部材が所定の基準配向から離れて移動可能であるように少なくとも別の方向に移動可能に解放される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
混載製品をパレット化するためのツールであって、前記ツールが、
前記ツールをロボットに取り付けるためのフレームと、
前記フレームに移動可能に連結された支持アセンブリであって、前記支持アセンブリが、支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準配向で配置された支持面を形成する支持部材を有する、支持アセンブリと、
アクチュエータおよび前記アクチュエータに動作可能に連結されたグリッププレスを有し、前記所定の基準配向での前記支持面と前記グリッププレスとの間に前記製品をクランプするよう、前記グリッププレスを前記支持面の反対側の作動方向に前記フレームに対して移動させるように、前記フレームに取り付けられた把持アセンブリと、
を備え、
前記フレームへの支持アセンブリ連結部は、前記支持面が前記所定の基準配向にある状態で前記支持部材を前記作動方向で前記フレームに対して固定する構成であって、前記支持面が前記所定の基準配向から離れて実質的に自由に移動するよう、前記支持部材が前記フレームに対して移動可能であるように、少なくとも別の方向に移動可能に解放される構成を有する、ツール。
【請求項2】
前記少なくとも別の方向が解放方向であり、前記支持面が、少なくとも部分的に前記解放方向と整列した接触方向での前記支持部材に対する対象物の接触によって、前記解放方向に実質的に自由に移動し、前記支持部材に対する前記対象物の接触が、前記支持部材と前記対象物との間の相対運動によって生成される、請求項1記載のツール。
【請求項3】
実質的に自由な前記支持面の移動をもたらす、前記支持部材と前記対象物との間の接触が、前記ツールを移動させる前記ロボットのパレット化動作によって生成される、請求項2記載のツール。
【請求項4】
前記対象物が、前記製品であるか、または前記ツールによるピッキングのために前記製品を保持する製品ピックステーション、およびパレタイザセルの一部分のうちの少なくとも1つに配置された異なる製品である、請求項2記載のツール。
【請求項5】
前記対象物が、前記ツールによるピッキングのために前記製品を保持する製品ピックステーションの構造、パレタイザセルの構造、および前記パレタイザセルの少なくとも一部分に着座させられた構造のうちの少なくとも1つからの構造である、請求項2記載のツール。
【請求項6】
前記別の方向が、前記作動方向に実質的に対向して配向される、請求項1記載のツール。
【請求項7】
前記支持面が、平面であり、前記所定の基準配向で所定の基準面を画定する、請求項1記載のツール。
【請求項8】
前記支持アセンブリ連結部は、前記把持アセンブリが、前記支持面および前記グリッププレスによって前記製品が把持されているクランプされた状態以外の状態で、前記支持部材が、前記少なくとも別の方向で前記フレームに対して実質的に自由に移動可能であるように、移動可能な解放構成を有する、請求項1記載のツール。
【請求項9】
前記把持アセンブリが、位置追従装置を有し、前記位置追従装置は、前記製品を前記支持面と前記グリッププレスとの間にクランプする前記グリッププレスの作動が、前記所定の基準配向から離れた前記支持面の変位位置に追従するように配置されている、請求項1記載のツール。
【請求項10】
前記位置追従装置がトルク制限装置である、請求項9記載のツール。
【請求項11】
前記支持部材に沿った長手方向の移動のために前記フレームに取り付けられているプッシャーを含むプッシャーアセンブリと、
位置追従性を有するプッシャーアクチュエータと、
をさらに備える、請求項1記載のツール。
【請求項12】
前記支持アセンブリ連結部は、前記支持部材が前記別の方向で前記フレームに対して移動可能であるように、前記支持アセンブリ連結部の動作解放を画定する、前記支持部材と前記フレームとの間に配置されたピボットを有する、請求項1記載のツール。
【請求項13】
前記支持アセンブリが、前記フレームに従属する支持ベースを有し、前記支持部材が、前記支持ベースに従属して前記支持ベースから突出し、前記支持ベースによって前記フレームに接続される、請求項1記載のツール。
【請求項14】
前記支持部材は、スライド継手を用いて、前記支持ベースに取り外し可能に接合され、前記スライド継手は、前記支持部材および前記支持ベースが互いに対してスライドし、前記支持部材が、前記支持部材と前記支持ベースとの間の相対的なスライドによって前記支持ベースに接合され、接合解除されるように構成される、請求項13記載のツール。
【請求項15】
前記支持部材は、スロット継手によって、前記支持ベースに取り外し可能に接合され、前記スロット継手は、前記支持ベースおよび前記支持部材が互いに対してスライドして、前記支持部材と前記支持ベースとの相互の連結および連結解除をもたらすように、前記支持ベースと前記支持部材との間のガイドウェイインターフェースを画定する、請求項14記載のツール。
【請求項16】
前記ガイドウェイインターフェースが、前記支持部材と前記支持ベースとの接合と略一致する前記支持面の前記所定の基準配向を画定するように配置された基準データムを有する、請求項15記載のツール。
【請求項17】
前記ガイドウェイインターフェースは、前記支持部材および前記支持ベースが、連結時および連結解除時に互いに対して実質的に自由にスライドするように、前記支持部材と前記支持ベースとの間にランニングクリアランスを画定する、請求項15記載のツール。
【請求項18】
前記ガイドウェイインターフェースは、前記支持アセンブリ連結部が前記支持面を前記所定の基準配向で固定した状態で、解放方向を横切る方向での配向を有し、前記支持アセンブリ連結部が、少なくとも部分的に前記ガイドウェイインターフェースを下向きに再配向するためのピボットを有する、請求項15記載のツール。
【請求項19】
混載製品をパレット化するためのツールであって、前記ツールが、
前記ツールをロボットに取り付けるためのフレームと、
前記フレームに移動可能に連結された支持アセンブリであって、前記支持アセンブリが、支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準配向で配置された支持面を形成する支持部材を有する、支持アセンブリと、
アクチュエータおよび前記アクチュエータに動作可能に連結されたグリッププレスを有し、前記所定の基準配向での前記支持面と前記グリッププレスとの間に前記製品を把持するよう、前記グリッププレスを前記支持面の反対側の作動方向に前記フレームに対して移動させるように、前記フレームに取り付けられた把持アセンブリと、
を備え、
前記フレームへの支持アセンブリ連結部は、前記支持アセンブリ連結部が、前記支持部材を、前記支持面が前記フレームに対する前記所定の基準配向にある所定の位置に前記作動方向で決定的に位置付けるように、位置的に決定的であり、前記支持部材が前記所定の位置から離れて前記作動方向とは異なる解放方向に前記フレームに対して実質的に自由に移動可能であるように、前記解放方向に移動可能に解放される、ツール。
【請求項20】
前記支持面が、少なくとも部分的に解放方向と整列した接触方向での前記支持部材に対する対象物の接触によって、前記解放方向に実質的に自由に移動し、前記支持部材に対する前記対象物の接触が、前記支持部材と前記対象物との間の相対運動によって生成される、請求項19記載のツール。
【請求項21】
実質的に自由な前記支持面の移動をもたらす、前記支持部材と前記対象物との間の接触が、前記ツールを移動させる前記ロボットのパレット化動作によって生成される、請求項20記載のツール。
【請求項22】
前記対象物が、前記製品であるか、または前記ツールによるピッキングのために前記製品を保持する製品ピックステーション、およびパレタイザセルの一部分のうちの少なくとも1つに配置された異なる製品である、請求項20記載のツール。
【請求項23】
前記対象物が、前記ツールによるピッキングのために前記製品を保持する製品ピックステーションの構造、パレタイザセルの構造、および前記パレタイザセルの少なくとも一部分に着座させられる構造のうちの少なくとも1つからの構造である、請求項20記載のツール。
【請求項24】
前記解放方向が、前記作動方向に実質的に対向して配向される、請求項19記載のツール。
【請求項25】
前記支持面が、平面であり、前記所定の基準配向で所定の基準面を画定する、請求項19記載のツール。
【請求項26】
前記支持アセンブリ連結部は、前記把持アセンブリが、前記支持面および前記グリッププレスによって前記製品が把持されているクランプされた状態以外の状態で、前記支持部材が、少なくとも前記解放方向で前記フレームに対して実質的に自由に移動可能であるように、移動可能な解放構成を有する、請求項19記載のツール。
【請求項27】
前記把持アセンブリが、位置追従装置を有し、前記位置追従装置は、前記製品を前記支持面と前記グリッププレスとの間にクランプする前記グリッププレスの作動が、前記所定の基準配向から離れた前記支持面の変位位置に追従するように配置されている、請求項19記載のツール。
【請求項28】
前記位置追従装置がトルク制限装置である、請求項27記載のツール。
【請求項29】
前記支持部材に沿った長手方向の移動のために前記フレームに取り付けられているプッシャーを含むプッシャーアセンブリと、
位置追従性を有するプッシャーアクチュエータと、
をさらに備える、請求項19記載のツール。
【請求項30】
前記支持アセンブリ連結部は、前記支持部材が前記解放方向で前記フレームに対して移動可能であるように、前記支持アセンブリ連結部の動作解放を画定する、前記支持部材と前記フレームとの間に配置されたピボットを有する、請求項19記載のツール。
【請求項31】
前記支持アセンブリが、前記フレームに従属する支持ベースを有し、前記支持部材が、前記支持ベースに従属して、前記支持ベースから突出し、前記支持ベースによって前記フレームに接続される、請求項19記載のツール。
【請求項32】
前記支持部材は、スライド継手を用いて、前記支持ベースに取り外し可能に接合され、前記スライド継手は、前記支持部材および前記支持ベースが互いに対してスライドし、前記支持部材が、前記支持部材と前記支持ベースとの間の相対的なスライドによって前記支持ベースに接合され、接合解除されるように構成される、請求項31記載のツール。
【請求項33】
前記支持部材は、スロット継手によって、前記支持ベースに取り外し可能に接合され、前記スロット継手は、前記支持ベースおよび前記支持部材が互いに対してスライドして、前記支持部材と前記支持ベースとの相互の連結および連結解除をもたらすように、前記支持ベースと前記支持部材との間のガイドウェイインターフェースを画定する、請求項32記載のツール。
【請求項34】
前記ガイドウェイインターフェースが、前記支持部材と前記支持ベースとの接合と略一致する前記支持面の前記所定の基準配向を画定するように配置された基準データムを有する、請求項33記載のツール。
【請求項35】
前記ガイドウェイインターフェースは、前記支持部材および前記支持ベースが、連結時および連結解除時に互いに対して実質的に自由にスライドするように、前記支持部材と前記支持ベースとの間にランニングクリアランスを画定する、請求項33記載のツール。
【請求項36】
前記ガイドウェイインターフェースは、前記支持アセンブリ連結部が前記支持面を前記所定の基準配向で固定した状態で、前記解放方向を横切る方向での配向を有し、前記支持アセンブリ連結部が、少なくとも部分的に前記ガイドウェイインターフェースを下向きに再配向するためのピボットを有する、請求項33記載のツール。
【請求項37】
混載製品をパレット化するためのツールであって、前記ツールが、
前記ツールをロボットに取り付けるためのフレームと、
支持部材を有する支持アセンブリであって、前記支持部材が、追従連結部を介して前記フレームに移動可能に連結され、支持面上に着座させられた製品を支持するように所定の基準配向で配置された支持面を形成する、支持アセンブリと、
アクチュエータおよび前記アクチュエータに動作可能に連結されたグリッププレスを有し、前記所定の基準配向での前記支持面と前記グリッププレスとの間に前記製品を把持するよう、前記グリッププレスを前記支持面の反対側の作動方向に前記フレームに対して移動させるように、前記フレームに取り付けられた把持アセンブリと、
を備え、
前記追従連結部は、前記支持部材が追従方向で追従性を有し、前記フレームに対して移動可能であるように、前記追従方向に追従性を有し、前記追従連結部は、前記支持面が前記フレームに対して前記所定の基準配向にある所定の位置に、前記支持部材を前記作動方向で決定的に位置付けるように、位置的に決定的である、ツール。
【請求項38】
前記追従方向が前記作動方向とは異なり、前記追従連結部は、前記支持部材の追従によって前記支持面を前記所定の位置から離れた前記追従方向で前記フレームに対して移動させるように構成されている、請求項37記載のツール。
【請求項39】
前記追従連結部は、前記ツールが、前記支持面および前記グリッププレスによって前記製品が把持されている把持状態にあるか、非把持状態にあるかに関係なく、前記支持部材が追従性を有するように構成されている、請求項37記載のツール。
【請求項40】
前記把持アセンブリが、位置適合装置を有し、前記位置適合装置は、前記製品を前記支持面と前記グリッププレスとの間に把持するような前記グリッププレスの作動が、前記所定の基準配向から離れた前記支持面の変位位置に適合するように配置される、請求項37記載のツール。
【請求項41】
前記位置適合装置がトルク制限装置である、請求項40記載のツール。
【請求項42】
少なくとも前記追従方向が解放方向であり、前記支持面が、少なくとも部分的に前記解放方向と整列した接触方向での前記支持部材に対する対象物の接触によって、前記解放方向に実質的に自由に移動し、前記支持部材に対する前記対象物の接触が、前記支持部材と前記対象物との間の相対運動によって生成される、請求項37記載のツール。
【請求項43】
実質的に自由な前記支持面の移動をもたらす、前記支持部材と前記対象物との間の接触が、前記ツールを移動させる前記ロボットのパレット化動作によって生成される、請求項42記載のツール。
【請求項44】
前記対象物が、前記製品であるか、または前記ツールによるピッキングのために前記製品を保持する製品ピックステーション、およびパレタイザセルの一部分のうちの少なくとも1つに配置された異なる製品である、請求項42記載のツール。
【請求項45】
前記対象物が、前記ツールによるピッキングのために前記製品を保持する製品ピックステーションの構造、パレタイザセルの構造、および前記パレタイザセルの少なくとも一部分に着座させられる構造のうちの少なくとも1つからの構造である、請求項42記載のツール。
【請求項46】
前記追従方向が、前記作動方向に実質的に対向して配向される、請求項37記載のツール。
【請求項47】
前記支持面が、平面であり、前記所定の基準配向で所定の基準面を画定する、請求項37記載のツール。
【請求項48】
前記追従連結部は、前記把持アセンブリが、前記支持面および前記グリッププレスによって前記製品が把持されているクランプされた状態以外の状態で、前記支持部材が、少なくとも前記追従方向で前記フレームに対して実質的に自由に移動可能であるように、移動可能な解放構成を有する、請求項37記載のツール。
【請求項49】
前記支持部材に沿った長手方向の移動のために前記フレームに取り付けられているプッシャーを含むプッシャーアセンブリと、
位置追従性を有するプッシャーアクチュエータと、
をさらに備える、請求項37記載のツール。
【請求項50】
前記追従連結部は、前記支持部材が前記追従方向で前記フレームに対して移動可能であるように、前記追従連結部の動作解放を画定する、前記支持部材と前記フレームとの間に配置されたピボットを有する、請求項37記載のツール。
【請求項51】
前記支持アセンブリが、前記フレームに従属する支持ベースを有し、前記支持部材が、前記支持ベースに従属して、前記支持ベースから突出し、前記支持ベースによって前記フレームに接続される、請求項37記載のツール。
【請求項52】
前記支持部材は、スライド継手を用いて、前記支持ベースに取り外し可能に接合され、前記スライド継手は、前記支持部材および前記支持ベースが互いに対してスライドし、前記支持部材が、前記支持部材と前記支持ベースとの間の相対的なスライドによって前記支持ベースに接合され、接合解除されるように構成される、請求項51記載のツール。
【請求項53】
前記支持部材は、スロット継手によって、前記支持ベースに取り外し可能に接合され、前記スロット継手は、前記支持ベースおよび前記支持部材が互いに対してスライドして、前記支持部材と前記支持ベースとの相互の連結および連結解除をもたらすように、前記支持ベースと前記支持部材との間のガイドウェイインターフェースを画定する、請求項52記載のツール。
【請求項54】
前記ガイドウェイインターフェースが、前記支持部材と前記支持ベースとの接合と略一致する前記支持面の前記所定の基準配向を画定するように配置された基準データムを有する、請求項53記載のツール。
【請求項55】
前記ガイドウェイインターフェースは、前記支持部材および前記支持ベースが、連結時および連結解除時に互いに対して実質的に自由にスライドするように、前記支持部材と前記支持ベースとの間にランニングクリアランスを画定する、請求項53記載のツール。
【請求項56】
前記ガイドウェイインターフェースは、前記追従連結部が前記支持面を前記所定の基準配向で固定した状態で、前記追従方向を横切る方向での配向を有し、前記前記追従連結部が、少なくとも部分的に前記ガイドウェイインターフェースを下向きに再配向するためのピボットを有する、請求項53記載のツール。
【請求項57】
混載製品をパレット化するためのパレット化ロボットであって、前記パレット化ロボットが、
ベースと、
前記ベースに移動可能に連結され、ツール連結部を有するロボットアームと、
パレット化ツールであって、前記パレット化ツールが、
前記パレット化ツールを前記ロボットアームの前記ツール連結部に取り付けるためのフレーム、
前記フレームに移動可能に連結された支持アセンブリであって、前記支持アセンブリが、支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準配向で配置された支持面を形成する支持部材を有する、支持アセンブリ、および
アクチュエータおよび前記アクチュエータに動作可能に連結されたグリッププレスを有し、前記所定の基準配向での前記支持面と前記グリッププレスとの間に前記製品をクランプするよう、前記グリッププレスを前記支持面の反対側の作動方向に前記フレームに対して移動させるように、前記フレームに取り付けられた把持アセンブリ、
を含む、パレット化ツールと、
を備え、
前記フレームへの支持アセンブリ連結部は、前記支持面が前記所定の基準配向にある状態で前記支持部材を前記作動方向で前記フレームに対して固定する構成であって、前記支持面が前記所定の基準配向から離れて実質的に自由に移動するよう、前記支持部材が前記フレームに対して移動可能であるように、少なくとも別の方向に移動可能に解放される構成を有する、パレット化ロボット。
【請求項58】
前記少なくとも別の方向が解放方向であり、前記支持面が、少なくとも部分的に前記解放方向と整列した接触方向での前記支持部材に対する対象物の接触によって、前記解放方向に実質的に自由に移動し、前記支持部材に対する前記対象物の接触が、前記支持部材と前記対象物との間の相対運動によって生成される、請求項57記載のパレット化ロボット。
【請求項59】
実質的に自由な前記支持面の移動をもたらす、前記支持部材と前記対象物との間の接触が、前記ツールを移動させる前記ロボットアームのパレット化動作によって生成される、請求項58記載のパレット化ロボット。
【請求項60】
前記対象物が、前記製品であるか、または前記ツールによるピッキングのために前記製品を保持する製品ピックステーション、およびパレタイザセルの一部分のうちの少なくとも1つに配置された異なる製品である、請求項58記載のパレット化ロボット。
【請求項61】
前記対象物が、前記ツールによるピッキングのために前記製品を保持する製品ピックステーションの構造、パレタイザセルの構造、および前記パレタイザセルの少なくとも一部分に着座させられる構造のうちの少なくとも1つからの構造である、請求項58記載のパレット化ロボット。
【請求項62】
前記別の方向が、前記作動方向に実質的に対向して配向される、請求項57記載のパレット化ロボット。
【請求項63】
前記支持面が、平面であり、前記所定の基準配向で所定の基準面を画定する、請求項57記載のパレット化ロボット。
【請求項64】
前記支持アセンブリ連結部は、前記把持アセンブリが、前記支持面および前記グリッププレスによって前記製品が把持されているクランプされた状態以外の状態で、前記支持部材が、前記少なくとも別の方向で前記フレームに対して実質的に自由に移動可能であるように、移動可能な解放構成を有する、請求項57記載のパレット化ロボット。
【請求項65】
前記把持アセンブリが、位置追従装置を有し、前記位置追従装置は、前記製品を前記支持面と前記グリッププレスとの間にクランプする前記グリッププレスの作動が、前記所定の基準配向から離れた前記支持面の変位位置に追従するように配置される、請求項57記載のパレット化ロボット。
【請求項66】
前記位置追従装置がトルク制限装置である、請求項65記載のパレット化ロボット。
【請求項67】
前記パレット化ツールが、
前記支持部材に沿った長手方向の移動のために前記フレームに取り付けられているプッシャーを含むプッシャーアセンブリと、
位置追従性を有するプッシャーアクチュエータと、
をさらに備える、請求項57記載のパレット化ロボット。
【請求項68】
前記支持アセンブリ連結部は、前記支持部材が前記別の方向で前記フレームに対して移動可能であるように、前記支持アセンブリ連結部の動作解放を画定する、前記支持部材と前記フレームとの間に配置されたピボットを有する、請求項57記載のパレット化ロボット。
【請求項69】
前記支持アセンブリが、前記フレームに従属する支持ベースを有し、前記支持部材が、前記支持ベースに従属して、前記支持ベースから突出し、前記支持ベースによって前記フレームに接続される、請求項57記載のパレット化ロボット。
【請求項70】
前記支持部材は、スライド継手を用いて、前記支持ベースに取り外し可能に接合され、前記スライド継手は、前記支持部材および前記支持ベースが互いに対してスライドし、前記支持部材が、前記支持部材と前記支持ベースとの間の相対的なスライドによって前記支持ベースに接合され、接合解除されるように構成される、請求項69記載のパレット化ロボット。
【請求項71】
前記支持部材は、スロット継手によって、前記支持ベースに取り外し可能に接合され、前記スロット継手は、前記支持ベースおよび前記支持部材が互いに対してスライドして、前記支持部材と前記支持ベースとの相互の連結および連結解除をもたらすように、前記支持ベースと前記支持部材との間のガイドウェイインターフェースを画定する、請求項70記載のパレット化ロボット。
【請求項72】
前記ガイドウェイインターフェースが、前記支持部材と前記支持ベースとの接合と略一致する前記支持面の前記所定の基準配向を画定するように配置された基準データムを有する、請求項71記載のパレット化ロボット。
【請求項73】
前記ガイドウェイインターフェースは、前記支持部材および前記支持ベースが、連結時および連結解除時に互いに対して実質的に自由にスライドするように、前記支持部材と前記支持ベースとの間にランニングクリアランスを画定する、請求項71記載のパレット化ロボット。
【請求項74】
前記ガイドウェイインターフェースは、前記支持アセンブリ連結部が前記支持面を前記所定の基準配向で固定した状態で、前記解放方向を横切る方向での配向を有し、前記支持アセンブリ連結部が、少なくとも部分的に前記ガイドウェイインターフェースを下向きに再配向するためのピボットを有する、請求項71記載のパレット化ロボット。
【請求項75】
混載製品をパレット化するための方法であって、前記方法が、
ツールを設ける工程であって、前記ツールが、前記ツールをロボットに取り付けるためのフレームと、前記フレームに移動可能に連結された支持アセンブリと、アクチュエータおよび前記アクチュエータに動作可能に連結されたグリッププレスを有し、前記フレームに取り付けられた把持アセンブリと、を有する、工程と、
製品を前記支持アセンブリの支持部材上に支持する工程であって、前記支持部材が、支持面上に着座させられた前記製品を支持するように、所定の基準配向で配置された支持面を形成する、工程と、
前記所定の基準配向での前記支持面と前記グリッププレスとの間に前記品をクランプするように前記グリッププレスを前記支持面の反対側の作動方向に前記フレームに対して移動させる工程と、
を含み、
前記フレームへの支持アセンブリ連結部は、前記支持面が前記所定の基準配向にある状態で前記支持部材を前記作動方向で前記フレームに対して固定する構成であって、前記支持面が前記所定の基準配向から離れて実質的に自由に移動するよう、前記支持部材が前記フレームに対して移動可能であるように、少なくとも別の方向に移動可能に解放される構成を有する、方法。
【請求項76】
前記少なくとも別の方向が解放方向であり、前記支持面が、少なくとも部分的に前記解放方向と整列した接触方向での前記支持部材に対する対象物の接触によって、前記解放方向に実質的に自由に移動し、前記支持部材に対する前記対象物の接触が、前記支持部材と前記対象物との間の相対運動によって生成される、請求項75記載の方法。
【請求項77】
実質的に自由な前記支持面の移動をもたらす、前記支持部材と前記対象物との間の接触が、前記ツールを移動させる前記ロボットのパレット化動作によって生成される、請求項76記載の方法。
【請求項78】
前記対象物が、前記製品であるか、または前記ツールによるピッキングのために前記製品を保持する製品ピックステーション、およびパレタイザセルの一部分のうちの少なくとも1つに配置された異なる製品である、請求項76記載の方法。
【請求項79】
前記対象物が、前記ツールによるピッキングのために前記製品を保持する製品ピックステーションの構造、パレタイザセルの構造、および前記パレタイザセルの少なくとも一部分に着座させられる構造のうちの少なくとも1つからの構造である、請求項76記載の方法。
【請求項80】
前記別の方向が、前記作動方向に実質的に対向して配向される、請求項75記載の方法。
【請求項81】
前記支持面が、平面であり、前記所定の基準配向で所定の基準面を画定する、請求項75記載の方法。
【請求項82】
前記支持アセンブリ連結部は、前記把持アセンブリが、前記支持面および前記グリッププレスによって前記製品が把持されているクランプされた状態以外の状態で、前記支持部材が、前記少なくとも別の方向で前記フレームに対して実質的に自由に移動可能であるように、移動可能な解放構成を有する、請求項75記載の方法。
【請求項83】
前記把持アセンブリが、位置追従装置を有し、前記位置追従装置は、前記製品を前記支持面と前記グリッププレスとの間にクランプする前記グリッププレスの作動が、前記所定の基準配向から離れた前記支持面の変位位置に追従するように配置される、請求項75記載の方法。
【請求項84】
前記位置追従装置がトルク制限装置である、請求項83記載の方法。
【請求項85】
前記方法が、前記支持部材に沿った長手方向の移動のために前記フレームに取り付けられているプッシャーを含むプッシャーアセンブリを用いて、前記支持部材に沿った長手方向の運動で前記製品を押す工程をさらに含み、前記プッシャーが、位置追従性を有するプッシャーアクチュエータによって駆動させられる、請求項75記載の方法。
【請求項86】
前記支持アセンブリ連結部は、前記支持部材が前記別の方向で前記フレームに対して移動可能であるように、前記支持アセンブリ連結部の動作解放を画定する、前記支持部材と前記フレームとの間に配置されたピボットを有する、請求項75記載の方法。
【請求項87】
前記支持アセンブリが、前記フレームに従属する支持ベースを有し、前記支持部材が、前記支持ベースに従属して、前記支持ベースから突出し、前記支持ベースによって前記フレームに接続される、請求項75記載の方法。
【請求項88】
前記方法が、前記支持部材を前記支持ベースに接合する工程およびその接合を解除する工程のうちの1つまたは複数をさらに含み、前記支持部材は、スライド継手を用いて、前記支持ベースに取り外し可能に接合され、前記スライド継手は、前記支持部材および前記支持ベースが互いに対してスライドし、前記支持部材が、前記支持部材と前記支持ベースとの間の相対的なスライドによって前記支持ベースに接合され、接合解除されるように構成される、請求項87記載の方法。
【請求項89】
前記支持部材は、スロット継手によって、前記支持ベースに取り外し可能に接合され、前記スロット継手は、前記支持ベースおよび前記支持部材が互いに対してスライドして、前記支持部材と前記支持ベースとの相互の連結および連結解除をもたらすように、前記支持ベースと前記支持部材との間のガイドウェイインターフェースを画定する、請求項88記載の方法。
【請求項90】
前記ガイドウェイインターフェースの基準データムを用いて、前記支持部材と前記支持ベースとの接合と略一致する前記支持面の前記所定の基準配向を画定する工程をさらに含む、請求項89記載の方法。
【請求項91】
前記ガイドウェイインターフェースは、前記支持部材および前記支持ベースが、連結時および連結解除時に互いに対して実質的に自由にスライドするように、前記支持部材と前記支持ベースとの間にランニングクリアランスを画定する、請求項89記載の方法。
【請求項92】
前記ガイドウェイインターフェースは、前記支持アセンブリ連結部が前記支持面を前記所定の基準配向で固定した状態で、前記解放方向を横切る方向での配向を有し、前記支持アセンブリ連結部が、少なくとも部分的に前記ガイドウェイインターフェースを下向きに再配向するためのピボットを有する、請求項89記載の方法。
【請求項93】
混載製品をパレット化するためのツールであって、前記ツールが、
パレタイザ内の経路に沿って前記ツールを移動させるように構成された前記パレタイザ内でロボットに前記ツールを取り付けるためのフレームと、
前記フレームに移動可能に連結された支持アセンブリであって、前記支持アセンブリが、支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準位置および配向で配置された支持面を形成する脆弱な支持部材を有する、支持アセンブリと、
を備え、
前記脆弱な支持部材が、非延性の材料を有し、前記ツールが前記ロボットによって経路に沿って移動させられた状態での障害物に対する前記支持アセンブリの衝撃からは、前記所定の基準位置および配向から、前記脆弱な支持部材が実質的に変形せず、前記支持面が実質的に不変であることを特徴とし、前記支持面に、実質的に不変の状態および破壊された状態の2つの状態を提供するように、前記支持面を前記所定の基準位置および配向から破壊させる破損を引き起こす前記障害物との衝突による前記脆弱な支持部材の破損に対して、前記脆弱な支持部材が実質的に変形しないままであり、前記支持面が実質的に不変のままであることを特徴とする、ツール。
【請求項94】
前記脆弱な支持部材の破損が、オペレータに前記支持面の破壊に関する所定の表示を提供する、請求項93記載のツール。
【請求項95】
前記所定の表示は、前記支持面がその上に製品を着座させるのに適さなくさせた前記破壊を前記オペレータに識別させる所定の標識を有する、請求項94記載のツール。
【請求項96】
前記脆弱な支持部材が、前記所定の表示を提供する所定の標識を画定するように構成され、前記所定の標識が前記脆弱な支持部材の破損に固有のものである、請求項94記載のツール。
【請求項97】
前記脆弱な支持部材が、少なくとも部分的に追従性を有する連結部を用いて前記フレームに連結され、前記脆弱な支持部材が、前記連結部の追従を超えた前記障害物との衝撃で破損するように構成されている、請求項93記載のツール。
【請求項98】
前記パレタイザでパレットをパレット化する前記ロボットの所定のデューティーサイクルに応じて前記ツールが前記ロボットによって前記経路に沿って移動させられた状態での前記支持アセンブリと前記障害物との衝突からは、前記所定の基準位置および配向から、前記脆弱な支持部材が実質的に変形せず、前記支持面が実質的に不変であるように構成されている、請求項93記載のツール。
【請求項99】
前記パレタイザ内での前記ツールの異なる製品のピッキングおよび配置の位置間の前記経路に沿った前記ツールの最適な軌道動作に応じて前記ツールが前記ロボットによって前記経路に沿って移動させられた状態での前記支持アセンブリと前記障害物との衝撃からは、前記所定の基準位置および配向から、前記脆弱な支持部材が実質的に変形せず、前記支持面が実質的に不変であるように構成されている、請求項93記載のツール。
【請求項100】
混載製品をパレット化するためのツールであって、前記ツールが、
パレタイザ内の経路に沿って前記ツールを移動させるように構成されたパレタイザ内でロボットに前記ツールを取り付けるためのフレームと、
前記フレームに移動可能に連結された支持アセンブリであって、前記支持アセンブリが、前記支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準位置および配向で配置された支持面を形成する支持部材を有する、支持アセンブリと、
を備え、
前記支持面が、近位端および遠位端を有し、前記近位端および前記遠位端は、前記製品が前記近位端と前記遠位端との間に着座させられるように配置され、前記支持部材が、前記近位端で前記フレームに連結され、前記支持面が、前記近位端と前記位端との間に、所定の水平面に対して、下反角を有し、それにより、前記支持面上に着座した前記製品が、前記支持面の前記遠位端からの、前記ツールからの排出時に、前記下反角で配置される、ツール。
【請求項101】
前記支持部材が、前記ロボットによって前記パレタイザ内の配置位置まで移動させられる前記ツールに対する位置決め基準を提供する基準面を有し、前記配置位置から、前記製品が前記ツールから排出され、前記パレタイザ内のパレット上に配置され、前記基準面が、前記支持面の反対側に配置される、請求項100記載のツール。
【請求項102】
前記基準面は、前記ツールが前記配置位置にある状態で前記所定の水平面と実質的に整列して位置付けられる、請求項101記載のツール。
【請求項103】
前記遠位端で前記所定の水平面に向かって前記下反角だけ傾斜した前記支持面によって、パレット上への前記製品の配置をもたらすために前記遠位端で前記支持面から排出された前記製品が、前記支持面から前記パレットまでの最小の降下を有するように、前記配置位置での前記ツールの位置決めが可能になる、請求項100記載のツール。
【請求項104】
前記下反角が約3°である、請求項100記載のツール。
【請求項105】
混載製品をパレット化するための方法であって、前記方法が、
ツールを設ける工程であって、前記ツールが、
パレタイザ内の経路に沿って前記ツールを移動させるように構成されたパレタイザ内でロボットに前記ツールを取り付けるためのフレームと、
前記フレームに移動可能に連結された支持アセンブリであって、前記支持アセンブリが、支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準位置および配向で配置された支持面を形成する脆弱な支持部材を有する、支持アセンブリと、
を備え、
前記脆弱な支持部材が、非延性の材料を有し、前記ツールが前記ロボットによって経路に沿って移動させられた状態での障害物に対する前記支持アセンブリの衝撃からは、前記所定の基準位置および配向から、前記脆弱な支持部材が実質的に変形せず、前記支持面が実質的に不変であることを特徴とし、前記支持面に、実質的に不変の状態および破壊された状態の2つの状態を提供するように、前記支持面を前記所定の基準位置および配向から破壊させる破損を引き起こす前記障害物との衝突による前記脆弱な支持部材の破損に対して、前記脆弱な支持部材が実質的に変形しないままであり、前記支持面が実質的に不変のままであることを特徴とする、工程と、
前記脆弱な支持部材を用いて、前記障害物との衝撃時に、前記脆弱な支持部材の破損および前記支持面の破壊に関する所定の表示をオペレータに提供する工程と、
破損した前記支持部材と別の脆弱な支持部材との高速スワッピングによって前記破損した支持部材を前記別の脆弱な支持部材と交換する工程と、
を含む、方法。
【請求項106】
前記破損した支持部材と前記別の脆弱な支持部材との前記高速スワッピングが、前記支持アセンブリからの破損した前記支持部材の実質的に工具無しの取り外しであり、前記支持アセンブリへの前記別の脆弱な支持部材の実質的に工具無しの挿入である、請求項105記載のツール。
【請求項107】
前記所定の表示は、前記支持面がその上に製品を着座させるのに適さなくさせた前記破壊を前記オペレータに識別させる所定の標識を有する、請求項106記載のツール。
【請求項108】
前記脆弱な支持部材が、前記所定の表示を提供する所定の標識を画定し、前記所定の標識が前記脆弱な支持部材の破損に固有のものである、請求項106記載のツール。
【請求項109】
前記脆弱な支持部材が、少なくとも部分的に追従性を有する連結部を用いて前記フレームに連結され、前記脆弱な支持部材が、前記連結部の追従を超えた前記障害物との衝撃で破損する、請求項105記載のツール。
【請求項110】
前記パレタイザでパレットをパレット化する前記ロボットの所定のデューティーサイクルに応じて前記ツールが前記ロボットによって前記経路に沿って移動させられた状態での前記支持アセンブリと前記障害物との衝突からは、前記所定の基準位置および配向から、前記脆弱な支持部材が実質的に変形せず、前記支持面が実質的に不変であるように構成されている、請求項105記載のツール。
【請求項111】
前記パレタイザ内での前記ツールのさまざまな製品のピッキングおよび配置の位置間の前記経路に沿った前記ツールの最適な軌道動作に応じて前記ツールが前記ロボットによって前記経路に沿って移動させられた状態での前記支持アセンブリと前記障害物との衝撃からは、前記所定の基準位置および配向から、前記脆弱な支持部材が実質的に変形せず、前記支持面が実質的に不変であるように構成されている、請求項105記載のツール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
本出願は、開示全体が引用により本明細書に組み込まれる、2021年6月8日に出願された米国仮特許出願第63/208,023号の非仮出願であり、その利益を主張する。
【0002】
[技術分野]
例示的な実施形態は、概して、パレット化に関し、より具体的には、混載製品のパレット化に関する。
【背景技術】
【0003】
関連する開発の簡単な説明
倉庫、配送センター、および履行センターは、典型的に、均一な製品のフルパレットを受け取る。多くの場合、製品は、デパレタイズされ、個別に保管領域に保管される。特定のオーダーが準備される必要がある場合、製品は、手動、自動化、またはロボット化され得るパレタイザセルに搬送される。
【0004】
製品の種類が多岐にわたるため、ロボット化アプローチが採用される場合には、特殊で汎用性の高いアーム端ツールが必要とされる。製品を把持するための典型的なツールには、真空カップまたはパッドが備え付けられている。このようなツールは経済的で使いやすい。これらは密閉されたボックスまたはカートンに使用することができるが、グリップトレイ、ストレッチラップ製品などに制限される。ボックスの上部フラップが適切に接着されていないか、タップされ(tapped)ていない場合にも問題が発生し得る。倉庫および配送センターにおいて製品のサイズや形式の増加が見受けられるため、よりロバストで多用途のツールが必要とされる。
【0005】
フォーク型ツールの使用によって、真空カップまたはパッドの上述の欠点を解決することができる。従来、このようなツールの底部フォークは伸縮可能である。製品が把持されると、底部フォークは伸長させられて製品の下に入り、製品が所定の位置に降下されると、底部フォークは引っ込められる。このタイプのツールは、事実上あらゆるタイプの製品を確実に取り扱うことができることが考慮されて、人気がある。
【0006】
しかし、従来のフォーク型ツールの1つの欠点は、底部フォークの幅に関するものである。理想的には、各底部フォークは、さまざまな寸法の製品をピッキングして取り扱うことができる十分な幅を有する必要があるが、大きすぎると、幅の広いフォークが既にパレットに配置されている製品と干渉することを考慮して、幅の狭い製品をパレット上に降下させる能力が制限される。幅の狭い底部フォークの使用は、底部フォークの耐久性の低下などの欠点につながる。たとえば、より幅の狭い底部フォークは、より幅の広い底部フォークよりも曲がって変形しやすくなり得る。底部フォークが曲がったり、変形したりすると、パレット化ロボットによって製品が移送されてパレットに積み上げられる際に、製品のピッキングおよび/または製品の配置のエラーが発生し得る。そのため、曲がり、変形した底部フォークは交換されるが、底部フォークの交換に要する時間が大幅に長くなり、パレット化ロボットのダウンタイムが長くなり得る。
【0007】
従来のフォーク型ツールはまた、底部フォークの上部と製品が配置される表面との間の距離または高さが、製品が配置面に接触すると引きずられたり回転したりするようなものであり得るといった製品配置エラーに遭遇し得る。製品を引きずったり、回転させたりすると、結果として製品の位置ずれ/置き違えにつながり得る。
【発明の概要】
【0008】
開示された実施形態の前述の態様および他の特徴は、添付の図面に関連して行われた以下の記載において説明される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の態様を組み込んだ混載製品用のパレタイザセルの斜視図である。
図1A】本開示の態様による図1のパレタイザセルの一部分の斜視図である。
図2】本開示の態様を組み込んだ混載パレット化用のツールの斜視図である。
図2A】本開示の態様による図2のツールの一部分の斜視図である。
図2B】本開示の態様による図2Aに例示されるツールの一部分の断面斜視図である。
図3A】本開示の態様による、より広い構成での図2のツール、下方位置での把持部材、および前方位置での(1つまたは複数の)プッシャーバーの斜視図である。
図3B】本開示の態様による図2のツールの部分斜視図である。
図3C】本開示の態様による図2のツールの斜視図である。
図4】本開示の態様による図2のツールの背面立面図であり、ツールは図3と同じ構成で示されている。
図5】本開示の態様を組み込んだ混載パレット化用のツールの斜視図である。
図6】本開示の態様による図5のツールの側面図である。
図7】本開示の態様による狭い構成で示されるフォークを備えた図5のツールの背面立面図である。
図8】本開示の態様による広いまたは伸長した構成で示されるフォークを備えた図5のツールの背面立面図である。
図9】本開示の態様による図2および5のツールのフォーク連結部の部分斜視図である。
図9A】本開示の態様による図9のフォーク連結部の部分平面図である。
図9B】本開示の態様による図2および5のツールのフォーク連結部の部分斜視図である。
図10】本開示の態様による図2および5のツールのフォークの斜視図である。
図10A】本開示の態様による図2および5のツールの一部分の平面図である。
図10B】本開示の態様による図2および5のツールのフォークの斜視図である。
図10C】本開示の態様による図2および5のツールのフォークの斜視図である。
図11】本開示の態様による図1のパレタイザセルの一部分の側面立面図である。
図12】本開示の態様による図2および5の両方のツールを代表するツールの側面立面図である。
図13】本開示の態様による図2および5の両方のツールを代表するツールの側面立面図である。
図13A】本開示の態様による図2および5の両方のツールを代表するツールの側面立面図である。
図13B】本開示の態様による図2および5の両方のツールを代表するツールの側面立面図である。
図13C】本開示の態様による図2および5の両方のツールを代表するツールの側面立面図である。
図14】本開示の態様を組み込んだ方法のフロー図である。
図15】本開示の態様を組み込んだ方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本開示の態様による混載製品用の例示的なパレタイザセル15を例示する。本開示の態様が、図面を参照して説明されるが、多くの形態で具体化され得ることが理解されるべきである。さらに、任意の適切なサイズ、形状、またはタイプの要素または材料が使用され得る。
【0011】
本開示の態様は、パレタイザセル15、およびパレタイザセル15用のツール10を提供し、ツール10は、ツール10と対象物との間の接触事象後などにツール10のグリッパアセンブリおよびプッシャーアセンブリの自動較正を提供する。ツール10はまた、接触事象に応答してツール10の少なくとも(1つまたは複数の)支持部材またはフィンガ(フォークとも呼ばれる)44の追従(compliance)を提供する(すなわち、(1つまたは複数の)支持部材44は恒久的な屈曲を維持しない)。ツール10の(1つまたは複数の)支持部材44の支持面44Sは、製品12をツール10からパレタイザセル15の製品保持位置に移送する際に、最小化された降下高さを提供する。
【0012】
本明細書に記載されるように、ツール10は、組み合わされた相乗システムを一緒に形成する1つまたは複数の(たとえば、さまざまな)衝撃緩和装置および/または位置追従装置を含む。この相乗システムは、製品クランプ部材のうちの1つの1または複数の自由度での運動学的解放を含む、多自由度の衝撃緩和および緊急時対応(contingency)システムである(たとえば、本明細書に記載されるような製品上部および製品底部のクランプ部材を参照)。運動学的解放が、図面に例示され、多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムの1つまたは複数の他の特徴と組み合わせて記載されているが、運動学的解放は、単独でまたは多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムの1つまたは複数の他の特徴との任意の組み合わせで利用され得ることが留意される。
【0013】
多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムは、ツールアクチュエータでの(たとえば、ツールによって保持された製品の)トルク制限/ポーズ追従偏差を含む。トルク制限/ポーズ追従が、図面に例示され、多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムの1つまたは複数の他の特徴と組み合わせて記載されているが、トルク制限/ポーズ追従は、単独でまたは多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムの1つまたは複数の他の特徴との任意の組み合わせで利用され得ることが留意される。
【0014】
多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムはまた、フィンガが実質的に恒久的な屈曲を取らないという点で、支持部材44の欠陥の実質的に即座の特定を含む。ここで、支持部材44は、X、Y、および/またはZ方向での対象物との衝撃により破損する多自由度の脆弱なフィンガである(図10および10Bを参照)。ここで、支持部材44は、支持部材が容易に検出することができない恒久的な屈曲を取らないように、支持部材に加えられた(たとえば、Y方向またはZ方向での)所定の横方向の力または(たとえば、支持部材の長手方向/長軸に沿ったX方向での)軸方向の力が、所定の/閾値量の力を超えたときに(本明細書に記載されるように)破損するように構成されている。脆弱なフィンガが、図面に例示され、多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムの1つまたは複数の他の特徴と組み合わせて記載されているが、(たとえば、欠陥通知システムと呼ばれ得る)脆弱なフィンガは、単独でまたは多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムの1つまたは複数の他の特徴との任意の組み合わせで利用され得ることが留意される。
【0015】
多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムはまた、破損した支持部材44に関する緊急時対応計画を含む。たとえば、本明細書に記載されるように、本開示の態様は、支持部材を取付ブラケットの内外へのスライドおよび/または止めネジによる取付ブラケットでの支持部材の保持を提供する支持部材構成を介する支持部材44の高速スワップ交換を提供する。止めネジは、支持部材を取付ブラケットから取り外すための最小限のインピーダンスでの取付ブラケットにおける支持部材のクランプを提供する。多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムの他の特徴と同様に、緊急時対応計画が、図面に例示され、多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムの1つまたは複数の他の特徴と組み合わせて記載されているが、緊急時対応計画は、単独でまたは多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムの1つまたは複数の他の特徴との任意の組み合わせで利用され得る。
【0016】
多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムの効果は、ツール10(およびロボットアーム)の軌道が時間最適化されている、または時間最適性であることである。たとえば、ロボットアームは、従来のパレット化システムよりも少なくとも部分的に大きいまたは速いバンバン(bang-bang)動作でツール10を移動させる。
【0017】
図1および1Aに示されるように、パレタイザセル15は、本開示の態様に従ってツール10などのアーム端ツールが連結される産業用ロボットアーム(またはロボット)14を含む。ロボットアーム14は、ツール10をインフィードコンベヤ16とパレット受け取りステーション18の両方に隣接させて位置付けるように構成されている。ロボットアーム14と、ツール10、インフィードコンベヤ16、およびパレット受け取りステーション18との集合体は、本明細書ではパレタイザセル15と呼ばれる。パレタイザセルの適切な例は、開示全体が引用により本明細書に組み込まれる、2017年7月11日に発行された(「Method and Tool for Palletizing Mixed Load Products」と題される)米国特許第9701490号明細書に提供されている。
【0018】
さまざまなサイズであり得る製品12は、パレタイザセル15に投入され、インフィードコンベヤ16から到着する。各製品12は、製品12を損傷させることなく、および製品12とツール10との間の相対移動を伴わずに、パレット20への高速移送を可能にするように製品12をしっかりと保持するような方法でツール10によって把持される。その後、製品12は解放され、パレット20上に置かれる。
【0019】
「製品」という表現は、本明細書では、あらゆる種類のケース、カートン、トレイ、ストレッチラップなどを含むものとして解釈されるべきである。概して、製品の形状は矩形である。製品の寸法は、製品の各々の異なるタイプによって大きく異なり得る。典型的な寸法(W×L×H)は、4インチ×6インチ×2インチ(10.16cm×15.25cm×5.08cm)から20インチ×25インチ×24インチ(50.8cm×63.5cm×61.0cm)の間である。例示された製品は同じ参照番号12を使用して参照されるが、それらの構成およびサイズがさまざまであり得ることが留意されるべきである。
【0020】
インフィードコンベヤ16は、ローラ式コンベヤの形態である。他の態様では、製品12は、製品を持ち上げるために狭いベルト間にポップアップ機構を備えた狭いベルトコンベヤなどの別のタイプのコンベヤを介してロボットアーム14の到達範囲内の位置に運ばれるか、または任意の適切な方法でロボットアーム14の到達範囲内で運搬される。
【0021】
パレット受け取りステーション18は、ロボットアーム14の到達範囲内の空き領域の形態である。空き領域は、混載パレット全体を受け入れるのに十分な広さである。
【0022】
ツール10が取り付けられるロボットアーム14は、標準的な4軸または6軸の産業用関節式ロボットアームである。ロボットアーム14は、ツール10が備え付けられることで、1つまたは複数の製品12を確実に把持し、インフィードコンベヤ16からパレット20に移送する。ABBのIRB 660もしくはIRB 6640、FANUCのR2000もしくはM410などの従来のロボットアーム、またはKukaもしくはMotomanのような他の製造業者によって提供される任意の類似したロボットアームを使用することができる。ロボットアーム14は、その動作を可能にする他の周知のシステムおよびコンポーネントを含む。これらのシステムおよびコンポーネントは、当該技術分野で周知であると考えられるため、本明細書では簡潔にする目的でより詳細には説明されない。「ロボット」および「ロボットアーム」という表現は、ツール10などのツールを受容し、制御し、および移動させることができる多関節および/または可動の部材を含むプログラム可能なシステムを意味するために本明細書で交換可能に使用される。
【0023】
ロボットアーム14は従来、ロボットアーム14およびツール10の動作を制御するコントローラ22に連結されている。「コントローラ」という表現は、たとえば、コンポーネントで構成されている、および/または電子もしくは電気機械のマシンまたは装置との通信データおよび命令を含む、1つまたは複数の機能を生成する命令でプログラムされている、1つまたは複数のコンピュータを含む、1つまたは複数の電子デバイスを含むものとして広く解釈されるべきである。
【0024】
図2、2A、2B、3A~3C、および4を参照して、ここでツール10Aがより詳細に説明される。ツール10Aは、図1に例示されたツール10に略類似し得る。ツール10Aは、ツール10Aをロボットアーム14に取り付けるためのフレーム24と、フレーム24に取り付けられている、支持アセンブリ250、把持アセンブリ26、およびプッシャーアセンブリ28と、幅調整アセンブリ29と、を備える。フレーム24は、従来通りにツール10Aをロボットアーム14に取り付けることを可能にするロボット取付ブラケットまたはウェッジ30を受容し、ここで、ロボット取付ブラケット30は、機械式および/または化学式留め具などを用いて、任意の適切な方法でフレームに連結される。以下にさらに詳細に説明されるように、いくつかの態様では、ロボット取付ブラケット30は、ツール10Aがロボットアーム14のアーム端ツール取付部1100の取付面に対して角度θがつけられるように、ツール10Aをロボットアーム10Aに取り付けるように構成されている(図11を参照)。ここで、ロボット取付ブラケット30は、フレーム24とアーム端ツール取付部1100との間のロボット取付ブラケット30によって提供されたウェッジ付きインターフェースを介する所定の配向(たとえば、角度θ)への(ロボットアーム端ツール取付部1100に対する)ワンステップのツール10の位置決めをもたらす。ロボット取付ブラケット30は、アーム端ツール取付部1100のあらゆるばらつきを解消し、ここで、ツール10とアーム端ツール取付部1100との間の、ロボット取付ブラケット30によって提供された、インターフェースが、所定の傾斜データムまたは所定の水平面PLNに設定される(図12を参照)。
【0025】
フレーム24は、ツール10Aをロボットアーム14に取り付けるための任意の適切な構成を有する。たとえば、図2に例示されるように、フレーム24は、ツール10Aの(本明細書に記載される)コンポーネントをフレームに取り付けるための、およびフレーム24をロボットアーム14に連結するための任意の適切な形状を有する、実質的に密閉された箱型構成を有する。1つまたは複数の態様では、フレーム24は、取付ブラケット30が連結されるフレーム24の一部分などの、フレーム24の1つまたは複数の部分に任意の適切な補強部材(たとえば、クロスブレース、ポスト、リブなど)を含む。別の例として、図2Aおよび2Bに例示されるように、フレーム24は閉格子構造LSの構成を有し、ここで、フレーム24の少なくとも一部分が、取付ブラケット30と連結するように構成されたハニカム構造24Hを形成する。フレーム24の格子構造LSおよびそのハニカム構造24Hは、ロボットアーム14の移動および/またはツールへの/からの製品の積荷および荷降ろしからフレーム上/内に誘発された静的荷重および/または周期的/動的荷重に抵抗するように構成されており、ここで、静的荷重および/または周期的/動的荷重は、フレーム24の1つまたは複数の部分に沿って(たとえば、搬送サイクル、駆動部起動からの屈曲(いくつかの態様では、ロボット取付ブラケット30が駆動部56、109間に配置されるように、駆動部56、109は実質的にフレーム24の対向する端部に配置されていることに留意されたい)、および/または衝撃予測による最大許容荷重などから結果として生じる)疲労状態を引き起こし得る。たとえば、少なくともハニカム構造24Hは、(たとえば、取付ブラケット30を介した)ロボットアーム14とフレーム24との間の連結における負荷誘発疲労に抵抗するように構成されている。ここで、フレーム24は、閉格子構造LSおよびそのハニカム構造24Hを形成するように(互いに一体的に形成され得るか、または機械式および/または化学式締結などによって互いに連結され得る)複数のトラス24Tを含み、ここで、トラス24Tは、フレーム24の側面、長手方向端部、上面および底面に配置される(図2Aおよび2Bを参照)。図面ではフレーム24は箱型フレームまたは格子型フレームのいずれかとして例示されているが、他の態様では、フレーム24は、フレーム24の少なくともいくつかの部分が箱型構造を有する一方で、フレームの少なくとも他の部分が格子/ハニカム構造を有する、箱型フレームと格子型フレームの組み合わせであることが理解されるべきである。例示目的のみで、いくつかの態様では、組み合わせられた箱型/格子型フレームは、取付ブラケット30およびロボットアーム14との連結のためにフレームの一部分に格子型ハニカム構造を含み、フレーム24へのツール10Aのコンポーネントの取り付けのために1つまたは複数の箱型フレームセクションを含む。本明細書に記載されるフレーム24の構成が、図面に例示され、多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムの1つまたは複数の他の特徴と組み合わせて記載されているが、各フレーム構成は、単独でまたは本明細書に記載される多自由度の衝撃緩和および緊急時対応システムの1つまたは複数の他の特徴との任意の組み合わせで利用され得ることが留意される。
【0026】
支持アセンブリ250は、枢動軸296を中心に解放方向または追従方向297に回転するよう、本明細書でさらに説明されるようにフレーム24に移動可能に連結される。支持アセンブリ250は、フレーム24に従属する支持ベースまたは取付ブラケット43、および取付ブラケット43に従属し、取付ブラケット43から突出する1つまたは複数の支持部材またはフィンガ44を有する。図面は、3つ、4つ、または6つの支持部材44を有するツール10、10A、10Bを例示するが、例示される支持フィンガの数は例示的であり、他の態様では、ツール10、10A、10Bが、3つ、5つ、または6つを超える支持部材44を有することが理解されるべきである。(1つまたは複数の)支持部材44は取付ブラケット43によってフレーム24に接続される。ここで、支持アセンブリ250は製品を上から(たとえば、方向298Aに)堆積させるか、または配置するため、支持部材44が配置面に近接することが想定される。したがって、一態様では、取付ブラケット43とフレーム24との間の連結は、支持部材44の上に配置される。(1つまたは複数の)支持部材44は、その上に、支持面44S上に着座させられた製品12を支持するよう、本明細書に記載されるように、所定の基準位置および配向(本明細書では所定の基準配向と呼ばれる)に配置された支持面44Sを形成する。本態様では、支持アセンブリ250はフォークアセンブリ38、38’を含み、それら各々は、1つまたは複数(ここでは2つが例示されている)の平行な支持部材44によって画定される。各々の対の支持部材44は、その遠位端36でポスト41、41’に固定して取り付けられている取付ブラケット43を介してそれぞれのポスト41、41’に固定される。2つのフォークアセンブリ38、38’の支持部材44は、支持部材44の支持面44Sが、平面であり、所定の基準面200を支持アセンブリ250の所定の基準配向(図2および図12を参照し、以下でより詳細に説明される)で画定するように、それぞれのポスト32、32’から延びる。支持部材44は、本明細書でさらに説明されるように、製品12の下への挿入を容易にし、パレット20上への製品の配置を助けるように斜角をつけられている(その結果、支持面44Sおよび基準面200は傾斜されるか、または傾けられる)。支持部材は、共通の取付ブラケット43を介して対でそれぞれのポスト41、41’に取り付けられて示されているが、他の態様では、各支持部材44はそれ自体のそれぞれの取付ブラケットを有し、一方で、他の態様では、支持部材をポスト41、41’に連結するためにすべての支持部材44に共通である単一の取付ブラケットが設けられる。さらに他の態様では、フォークアセンブリ38、38’は、任意の適切な数の支持部材44(たとえば、2つより多いまたは少ない)および/または図面に示されるもの以外の任意の適切な形状の支持部材44を含む。以下の説明を読むとより明らかになるように、プライム記号(’)で参照される(1つまたは複数の)部分は、同じであるがプライム記号付きではない参照で特定される他の部分と略同一であり、唯一の違いは、プライム記号付きの参照番号が可動部分を指すことである。
【0027】
把持アセンブリ26は、アクチュエータまたは第1の駆動アセンブリ54および第1の駆動アセンブリ54に動作可能に連結されたグリッププレス251を有し、所定の基準配向で支持面44Sとグリッププレス251との間に製品12をクランプするよう、グリッププレス251を支持面44Sの反対側の作動方向298にフレーム24に対して移動させるように、フレーム24に取り付けられる。把持アセンブリ26は、各々が近位端34と遠位端36との間でフレーム24から延びている、2つの平行な第1のトラックアセンブリ32、32’と、各々がその遠位端36でそれぞれのトラックアセンブリ32、32’に固定して取り付けられている、2つのフォークアセンブリ38、38’と、各々がそこから略垂直に延び、それに沿って連動して移動するように2つのトラックアセンブリ32、32’のそれぞれ1つに取り付けられている、2つの並んだ把持部材40、40’と、を含む。把持部材40、40’は、フォークアセンブリ38、38’との平行な関係性で維持される。
【0028】
各トラックアセンブリ32、32’は、その両側に固定されたトラック42、42’を含む中空の矩形のポスト41、41’の形態である。トラックアセンブリ32、32’は、中空の矩形のポストに限定されず、他の態様では、細長いトラックおよびフォークアセンブリ38、38’を受容して位置決めすることができる任意の他の剛性形態をとることができる。
【0029】
各把持部材40、40’は、2つの靴形の側板48、48’に取り付けられ、それらの間に固定された無端(endless)ベルト46を含む。各把持部材40、40’は、それぞれのポスト41、41’に摺動可能に取り付けられる。より具体的には、レール係合要素50が、その近位拡大端(たとえば、ポスト41、41’に最も近い端部)の近くで両方の靴形の側板48、48’に固定される。対向する側板48、48’間の距離は、把持部材40、40’が、それらに沿って移動させられるときにそのそれぞれのトラック42、42’に取り付けられたままであるような距離である。
【0030】
上記したように、グリッププレス251は、所定の基準配向での支持面44Sとグリッププレス251との間に製品12をクランプするように、支持面44Sの反対側の作動方向298にフレーム24に対して移動させられる。グリッププレス251に関して、所定の基準配向は、支持面44S(およびそれによって形成される平面200)が、把持部材40、40’の底部分と略平行である(または図5および6のパッド176の底部分と略平行である)場合の配向である。フレーム24に関して、所定の基準配向は、支持面44S(およびそれによって形成される平面200)が、ロボットアーム14のアーム端ツール取付部1100とインターフェース接続し、それに連結する、フレーム24に連結された、ロボット取付ブラケット30の取付面1210に対して(ここでは略水平な)(ロボット取付ブラケット30によってもたらされる角度θに対応する)ピッチ角θで実質的に配向される場合の配向である(図12を参照)。
【0031】
所定の基準配向は、取付ブラケット43およびポスト41、41’のうちの1つまたは複数の1つまたは複数の停止面900~903(図9を参照)によって設定され得る。一態様では、取付ブラケット43の停止面900は、それぞれのポスト41、41’の停止面902に接触して、方向297での支持部材44の回転運動(ここでは時計回り)を阻止し、所定の基準配向を設定する。別の態様では、それぞれのポスト41、41’の停止面901は、取付ブラケット43の停止面903に接触して、方向297での支持部材44の回転運動を阻止し、所定の基準配向を設定する。他の態様では、方向297での支持部材44の回転運動を阻止して、所定の基準配向を設定するために、停止面900~903の任意の適切な組み合わせが使用されてもよいが、さらに他の態様では、所定の基準配向は任意の適切な方法で設定されてもよい。また図9Aを参照すると、1つまたは複数の態様では、それぞれのポスト41、41’の停止面901は、それぞれのポスト41、41’から延びる突出部979上に配置されるか、またはそうでなければそれによって形成される。取付ブラケット43は、凹部43Rを含み、各凹部43Rは、それぞれの突出部979を受容するように構成され、取付ブラケット43の停止面903を有するか、またはそうでなければそれを形成する。突出部979およびそれぞれの凹部43Rは、支持部材44を所定の基準配向に少なくとも部分的に維持する解放可能な戻り止めまたはラッチを形成する。たとえば、少なくとも1つの突出部979は、突出部979の1つまたは複数の側面に配置された1つまたは複数の凹部978を含む。少なくとも1つの凹部43Rは、少なくとも1つの突出部979のそれぞれの凹部978に向かって付勢されている、付勢された戻り止め部材976(たとえば、ボール、ピンなど)を含み、ここで、凹部978は、それぞれの付勢された戻り止め部材976の少なくとも一部分が、凹部978によって受容され、それに係合するように形作られ、サイズ合わせされる。付勢された戻り止め部材976と凹部978の係合面の形状とともに凹部978に対して、付勢された戻り止め部材976によって加えられた付勢力は、支持部材44が所定の基準配向に解放可能に維持されるようなものである(たとえば、凹部978および付勢された戻り止め部材976によって形成された解放可能な戻り止め/ラッチは、ロボットアーム14によるツール10、10A、10Bの、たとえば、無負荷移動中に把持部材40、40’の望ましくない動作を実質的に防止しながら本明細書に記載されるように把持部材40、40’の追従を提供するように支持部材44に所定の力が加えられると解放される)。
【0032】
支持部材44および取付ブラケット43は、少なくとも部分的に支持部材44の片持ち梁状の重量のおかげで、所定の基準配向に保持され得ることが留意される。たとえば、支持部材44は、枢動軸296の一方の側で支持部材44の重量によって力277が生成されるように、取付ブラケット43から片持ち梁式にされ、それにより、支持部材44および取付ブラケット43は所定の基準配向に保持される。フレーム24への支持アセンブリ連結部295は、支持部材44を、支持面44Sが所定の基準配向にある状態で、作動方向298でフレーム24に対して固定する構成であって、支持部材44が少なくとも別の方向297(たとえば、ここでは、所定の基準配向から離れる反時計回り)に移動可能に解放される構成を有する。ここで、別の方向297は、本明細書でさらに説明されるように、支持面44Sが方向297で所定の基準配向から離れて実質的に自由に移動するように支持部材44がフレーム24に対して移動可能であるように、実質的に作動方向298に対向して配向されている解放方向または追従方向である。
【0033】
依然として図2、3A~3C、および4とともに、図13Aも参照すると、把持部材40、40’の底部分とそれぞれのフォークアセンブリ38、38’の上部分との間の距離299(図2)は、把持アセンブリ26の開口部を画定し、所与の製品12の高さに合わせて調整することができる。その目的のために、把持部材40、40’の位置および移動は、サーボ駆動され、一態様では、第1の駆動アセンブリ54によって空気圧で作動される。把持アセンブリ26は、支持面44Sとグリッププレス251との間に製品12をクランプするためのグリッププレス251の作動が、所定の基準配向から離れた支持面44Sの変位位置に追従または適合するように配置された位置追従または適合装置300を有する(図13Aに示されるように、グリッププレス251は、支持面44Sおよびその上に保持された製品12の変位に応じて、製品12の把持を維持して、方向298に移動し得る)。一態様では、位置追従装置300は第1の駆動アセンブリ54に含まれ得る。たとえば、第1の駆動アセンブリ54は、トルク制限装置301を有する第1の駆動部56と、第2のプーリ62にさらに取り付けられる、無端ベルト60を動作可能に受容する第1のプーリ58が設けられた出力シャフトと、を含む。トルク制限装置301は、機械式バネ荷重摩擦クラッチ、バネ荷重スプラインクラッチ、電流の増加を感知して電子クラッチを作動させる第1の駆動部56における起電力(EMF)フィードバックなどの、第1の駆動部56のトルクを制限する任意の適切な機械式または電気式装置であり得る。ベルト60に張力をかけるために、フレームに回転可能に取り付けられたロール59が設けられる。プーリ62はシャフトの一端に取り付けられ、その他端には従動ギア64が設けられる。従動ギア64は、フレーム24に回転可能に取り付けられ、無端タイミングベルト65を受容する。
【0034】
連結アセンブリ70は、無端タイミングベルト65を固定ポスト41のトラック42に動作可能に連結する。別の連結アセンブリ71は、空気圧アクチュエータ68の遠位端69を側板48に動作可能に連結する。水平バー74は、図3Aからよく見られように、把持アセンブリ40-40’に連結されている。
【0035】
固定ポスト41の側で把持部材40に固定され、他方の把持部材40によって摺動可能に受容される水平バー74は、第1の駆動アセンブリ54が作動させられると両方の把持部材40、40’をトラックアセンブリ42、42’に沿って作動方向298に連動してスライドさせる。
【0036】
幅調整アセンブリ29は、ピッキングする各製品12のサイズに応じて、2つの特定の幅構成、すなわち狭い構成と広い構成との間でツール10Aを移動させることを可能にする。より具体的には、幅調整アセンブリ29は、可動ポスト41’と固定ポスト41(および支持部材またはそれによって支持されるフォーク)との間、したがって、把持部材40と40’との間、およびフォーク38と38’との間の距離を移動および維持することを可能にする。
【0037】
幅調整アセンブリ29は、それぞれの水平トラック80および75(図2、3C、および4)を受容する上部カーソル76および下部カーソル78(図2および4)を含む。トラック75は水平バー74に固定される。上部水平トラック80は、その下のフレーム24に固定して取り付けられ、上部カーソル76は、トラック80に摺動可能に取り付けられ、可動ポスト41’に固定して取り付けられる。下部トラック75は把持部材40に固定して取り付けられ、下部カーソル78は、他方の把持部材40’に固定して取り付けられ、下部トラック75に摺動可能に取り付けられる。この他方の把持部材40’の外側の側板48にスロット82が設けられることで、可動な把持部材40’が他方の把持部材40に向かって移動させられるときに水平バー74および下部トラック75の通過が可能になる。幅調整アセンブリ29は、固定ポスト41の近くのフレームに取り付けられた空気圧シリンダ84をさらに含む。シリンダロッド86を伸縮させることによって、ツール10Aの幅を変更することが可能になる。幅調整アセンブリ29が説明および例示されているが、(図9に例示されるものなどの)1つまたは複数の態様では、幅調整アセンブリは省略され、支持部材44間の間隔(たとえば、横方向のピッチ)は固定される。支持部材44間の横方向のピッチの固定によって、少なくとも部分的にツールの軌道/移動の時間最適化の改善が促進される。
【0038】
プッシャーアセンブリ28は、ここでより詳細に説明される。プッシャーアセンブリ28は、(たとえば、少なくとも部分的にプッシャーバーによってもたらされる)高い剛性を有し、この高い剛性は、(本明細書に記載されるように)対象物との衝突からの軸296を中心にした支持部材44の回転/カム運動で、(プッシャーバーの上部に対して)プッシャーバーを自由に破壊させるため、プッシャーバーを伸縮させ/解放することを容易にするために、(本明細書に記載されるような)プッシャーバーの伸縮部分間の自由なクリアランスを維持することに基づく。プッシャーアセンブリ28は、支持部材44に沿った方向294(図2)での長手方向の移動のためにフレーム24に取り付けられている1つまたは複数のプッシャーまたは(1つまたは複数の)プッシャーバー94、94’を含む。プッシャーバー94、94’は、限定されないが、角棒、丸棒、チューブ、細長い「U」字型チャネルバー、「I」梁、フレーム24に関して本明細書に記載されるものに類似した細長い箱型フレーム(図5のプッシャーアセンブリ28Aを参照)、フレーム24に関して本明細書に記載されるものに類似した格子フレーム(図13Bおよび13Cのプッシャーアセンブリ28Aを参照)を含む任意の適切な構成、および/または本明細書に記載されるプッシャーバーの構造および機能を有効にするためのそれらの任意の適切な構成または組み合わせを有し得る。プッシャーアセンブリは、第1の駆動アセンブリ54の位置追従性に類似した位置追従性を有するプッシャーアクチュエータまたは第2の駆動アセンブリ88である。以下の説明を読むと明らかになるように、プッシャーアセンブリ28は、フォークアセンブリ38、38’と把持部材40、40’との間に延びるようにフォークアセンブリ38、38’と把持部材40、40’の両方に対して略垂直に延びる製品当接部を画定する。プッシャーバー94、94’は、プッシャーバー94、94’を支持面44S上で移動させるように、ツール10Aのその反対方向への変位と連動して移動可能である、フォークアセンブリ38、38’に沿った長手方向位置を有する。
【0039】
プッシャーアセンブリ28は、フォークアセンブリ38、38’と略平行に延びるトラック96を含む第3のトラックアセンブリ90と、プッシャーバーホルダ92を介してトラック96に取り付けられている2つのプッシャーバー94、94’と、プッシャーバーホルダ92をトラック96に沿って移動させるための第2の駆動アセンブリ88と、を含む。
【0040】
プッシャーバーホルダ92は、プッシャーバーホルダ92に固定されたカーソル102を介してトラック96に摺動可能に取り付けられる。ホルダ92は、把持部材40-40’に対して垂直に配向されているトラック98を含む。
【0041】
プッシャーバー94の近位端87は、プッシャーバーホルダ92に固定して取り付けられる。プッシャーバー94’の近位端87’は、それに沿った移動のためにカーソル104を介してトラック98内に摺動可能に取り付けられる。プッシャーバー94は、把持部材40-40’に沿った自由な移動のために、またプッシャーバー94-94’に沿った把持部材40-40’の横方向の移動を可能にするように、中空ブラケット91を介して把持部材40の内側板48にさらに摺動可能に取り付けられる。ブラケット91は内側板48に摺動可能に取り付けられる。
【0042】
プッシャーバー94の遠位端89には、反対方向にそこから垂直に、プッシャーバー94-94’から横方向に延びる支持部材93が設けられる。これら2つの支持部材93の長さは、把持部材40’およびフォーク38’が他の対応するアセンブリ40およびフォーク38のより近くに位置付けられたときに、支持部材93がフォーク38および把持部材40を越えて延びないような長さである。一態様では、プッシャーアセンブリ28はまた、本明細書でさらに説明されるように、支持面44Sの変位位置に追従または適合するように構成されている。たとえば、図13および13Aを簡単に参照すると、プッシャーアセンブリ28のプッシャーバー94、94’の少なくとも一部1350は、プッシャーバー94、94’の別の部分1355に対して伸縮自在であり得、それにより、伸縮部分1350は、プッシャーバー94、94’の別の部分1355によって形成された、またはそれに連結された線形スライド1370軸に沿って方向298に移動する。ここで、プッシャーバー94、94’の伸縮部分1355は、対象物1300との接触に応じた枢動軸296を中心にした支持部材44の自由な運動に追従しており、それを可能にする(図13、13A、13B、および13Cを参照)。
【0043】
上述したように、一態様では、第2の駆動アセンブリ88は、位置追従または適合装置310を含む。一態様では、位置追従装置310は、第2の駆動アセンブリ88の駆動部106に含まれ得る。たとえば、第2の駆動アセンブリ88は、トルク制限装置311を有する駆動部106と、無端ベルト109に動作可能に連結されたプーリ107が設けられている出力シャフトと、を含む。トルク制限装置310は、機械式バネ荷重摩擦クラッチ、バネ荷重スプラインクラッチ、電流の増加を感知して電子クラッチを作動させる第1の駆動部56における起電力(EMF)フィードバックなどの、駆動部106のトルクを制限する任意の適切な機械式または電気式装置であり得る。無端ベルト109はプーリ111に連結される。ベルト109に張力をかけるために、フレーム24にローラ108が設けられる。プーリ111は、連結シャフト112を介して、タイミングベルト115に連結されたプーリ113に連結される。無端ベルト115の他端は、取付ブラケット116を介してフレーム24に回転可能に取り付けられているプーリ114に取り付けられる。カーソル102は、ベルト115と連動したホルダ92の移動のためにクリッピングアセンブリ118を介してベルト115に取り付けられる。
【0044】
プッシャーアセンブリ28の動作時に、把持部材40、40’に沿った両方のプッシャーバー94、94’の長手方向位置は駆動部106によって制御され、プッシャーバー94’は、ツール10Aの幅が、ピッキングする製品12の幅または長さに合わせて調整されるときに、把持部材40と連動して横方向に移動し、把持部材40、40’は、製品12の高さに合わせて調整するためにプッシャーバー94-94’に沿って自由に移動する。プッシャーアセンブリ28が第2の駆動アセンブリ88によって移動させられるときに、ベルト46は連動してプッシャーアセンブリ28の移動に追従する。プッシャーバー94、94’は、クリッピングアセンブリ119、119’を用いてベルト46に取り付けられる(図3Cを参照)。
【0045】
図5~8を参照すると、本開示の態様に従って、混載製品をパレット化するための別のツール10Bが記載される。ツール10Bは、別段の説明を除いて、上記したツール10Aと略類似している。
【0046】
本態様では、ツール10Bは、各々が1つまたは複数の支持部材44を有するフォークアセンブリ38、38’を含む。フォークアセンブリ38、38’は、そこから垂直に延びるようにテーパ状の梁148、150を介してフレーム24Aに取り付けられる。中央梁150はフレーム24Aに固定して取り付けられ、2つの側梁148は、中央梁150に対して、方向700での横方向の移動のためにフレーム24Aに取り付けられる。より具体的には、側梁148はトラック152に取り付けられ、中央梁150からの横方向の距離701は、アクチュエータ154を介して変更することができる(たとえば、図7および8の距離701を比較)。一態様では、アクチュエータ154の各々は、上記したものに略類似した位置追従装置を含む。
【0047】
ツール140は、上記したプッシャーアセンブリ28に類似し得るプッシャーアセンブリ28Aをさらに備えるが、本態様では、プッシャーバー94、94’は、箱型フレーム(図5)および/または格子フレーム(図13B、13C)の形態である。プッシャーアセンブリ28Aは、中央支持部材44に沿った摺動可能な移動のためにトラック158を介してフレーム24Aに取り付けられる。プッシャーアセンブリ28の変位は、第1の駆動部164、第1の無端ベルトアセンブリ166、および関連するプーリを含む第1の駆動アセンブリ162によって駆動させられる。第1の駆動部164は、トルク制限装置301を有する位置追従または適合装置600を含み得る。トルク制限装置601は、機械式バネ荷重摩擦クラッチ、バネ荷重スプラインクラッチ、電流の増加を感知して電子クラッチを作動させる第1の駆動部56における起電力(EMF)フィードバックなどの、第1の駆動部56のトルクを制限する任意の適切な機械式または電気式装置であり得る。
【0048】
支持部材44の1つまたは複数とともに把持要素を形成するパッド176が、トラック171を介してそれに沿った方向298での摺動可能な移動のためにプッシャーアセンブリ28Aに取り付けられる。トラック171におけるパッド176の長手方向の移動は、第2の駆動部170、スプラインシャフト160、無端ベルトアセンブリ172、およびアクチュエータ174を含む第2の駆動アセンブリ168によって駆動させられる。一態様では、第2の駆動部170は、上記した方法に類似した方法で位置追従または適合装置500を含む。位置追従装置500は、機械式バネ荷重摩擦クラッチ、バネ荷重スプラインクラッチ、電流の増加を感知して電子クラッチを作動させる第1の駆動部56における起電力(EMF)フィードバックなどの、第2の駆動部170のトルクを制限する任意の適切な機械式または電気式装置であり得る、トルク制限装置501を含む。
【0049】
一態様では、プッシャーアセンブリ28Aはまた、本明細書でさらに説明されるように、支持面44Sの変位位置に追従または適合するように構成されている。たとえば、(パッド176および/またはトラック171およびそのハウジングなどの)プッシャーアセンブリ28Aの少なくとも一部分1350は、別の部分1355Aに対して伸縮自在であり得、それにより、伸縮部分1350Aは、プッシャーアセンブリ28Aの別の部分1355Aによって設けられた、またはそれに連結された線形スライド1370A(伸縮動作は部分的に位置追従装置500によってもたらされている)に沿って方向298に移動する。ここで、伸縮部分1355Aは、対象物1300との接触に応じた枢動軸296を中心にした支持部材44の自由な運動に追従しており、それを可能にする(図13、13A、13B、および13Cを参照)。
【0050】
図2、5、9、および10を参照すると、本開示の態様に従って、ツール10A、10Bの取付ブラケット43と(1つまたは複数の)支持部材44との間の例示的な支持アセンブリ連結部295が記載される。フレーム24、24Aへの支持アセンブリ連結部295は、支持アセンブリ連結部295が、支持部材44を、支持面44Sがフレーム24、24Aに対する所定の基準配向にある所定の位置に作動方向298で決定的に位置付けるように、位置的に決定的であり、支持部材44が所定の位置から離れて解放方向267にフレーム24、24Aに対して実質的に自由に移動可能であるように、作動方向298とは異なる解放方向297に移動可能に解放される。
【0051】
支持部材44の移動可能な解放構成によって、支持部材44は、把持アセンブリ26、26Aが、支持面44Sおよびグリッププレス251、251Aによって製品12が把持されているクランプされた状態以外の状態で、少なくとも解放方向297でフレーム24、24Aに対して実質的に自由に移動可能となる。一態様では、支持アセンブリ連結部295は、支持部材44が解放方向297でフレーム24、24Aに対して移動可能であるように、支持アセンブリ連結部295の動作解放を画定する、支持部材44とフレーム24、24Aとの間に配置されたピボットまたはそうでなければ追従連結部950を有する。たとえば、取付ブラケット43は、支持部材44の追従によって、支持面44Sを所定の位置から離れた解放方向297でフレーム24、24Aに対して移動させるように、枢動軸296を中心に枢動するように任意の適切な方法でフレーム24、24Aに連結される。追従連結部950は、ツール10A、10Bが、支持面44Sおよびグリッププレス251、251Aによって製品が把持されている把持状態にあるか、製品12が把持されていないまたはツール10A、10Bの上に製品12がない非把持状態にあるかに関係なく、支持部材44が追従性を有するように構成されている。
【0052】
上記したように、取付ブラケット43の枢動運動は、取付ブラケット43およびポスト41、41’のうちの1つまたは複数の1つまたは複数の停止面900~903(図9)によって阻止される(図5~8のテーパ状の梁148、150は、ポスト41、41’の構成に類似した構成を有し得る)。一態様では、取付ブラケット43の停止面900は、それぞれのポスト41、41’の停止面902に接触して、方向297での支持部材44の回転(ここでは時計回りの)運動を阻止し、所定の基準配向を設定する。別の態様では、それぞれのポスト41、41’の停止面901は、取付ブラケット43の停止面903に接触して、方向297での支持部材44の回転運動を阻止し、所定の基準配向を設定する。他の態様では、方向297での支持部材44の回転運動を阻止して、所定の基準配向を設定するために、停止面900~903の任意の適切な組み合わせが使用されてもよいが、さらに他の態様では、所定の基準配向は任意の適切な方法で設定されてもよい。支持部材44および取付ブラケット43は、支持部材44の片持ち梁状の重量のおかげで、所定の基準配向に保持され得ることが留意される。たとえば、支持部材44は、枢動軸296の一方の側で支持部材44の重量によって力277が生成されるように、取付ブラケット43から片持ち梁式にされ、それにより、支持部材44および取付ブラケット43は所定の基準配向に保持される。
【0053】
図13、13A、13B、および13Cを参照すると、支持部材44の移動可能な解放構成は、支持部材44の屈曲を実質的に防止するような対象物1300との接触時などで、解放方向297での支持部材44の移動を提供する。たとえば、支持面44Sは、(たとえば、枢動軸296を中心にモーメント(図13A)を生成するように)少なくとも部分的に解放方向297と整列した接触方向1310での支持部材44に対する対象物1300の接触によって、解放方向297に実質的に自由に移動し、支持部材44に対する対象物1300のこの接触は、(たとえば、ロボットアーム14によるツール10A、10Bの経路197~199に沿った運動またはパレット化運動中などに)支持部材44と対象物1300との間の相対運動によって生成される(図1参照)。ここで、枢動軸296を中心にした支持部材44の移動は、動力なしの(すなわち、受動的な)移動である。一態様では、たとえばツール10、10A、10Bが「空」である(すなわち、製品を担持していない)図13などでは、対象物1300は製品12であるか、または、たとえばツール10、10A、10Bが製品12を担持している図13Aなどにおける他の態様では、対象物1300は、少なくとも、ツールによるピッキングのために製品を保持する(たとえば、インフィードコンベヤ16などの)製品ピックステーション16Pおよびパレタイザセル15の任意の適切な部分のうちの1つに配置された異なる製品12Aである。さらに別の態様では、図13、13A、13B、および13Cに関して、対象物1300は、ツールによるピッキングのために製品を保持する(たとえば、インフィードコンベヤ16またはその任意の部分などの)製品ピックステーション16Pの構造、パレタイザセル15の構造(たとえば、ロボット支持構造、コンベヤなど)、およびパレタイザセル15の少なくとも一部に着座させられる構造(たとえば、パレット、製品など)のうちの少なくとも1つからの構造である。
【0054】
上述したように、図2、13A、および図13Cを参照すると、グリッププレス251および/またはプッシャーバー94、94’の部分は、枢動軸296を中心にした支持部材44の運動に追従する。たとえば、図13Aに示されるように、グリッププレス251は、支持部材44と対象物1300との間の接触から結果として起こる支持部材44の方向297への移動に応答して、方向298Bに移動することができる。(グリッププレス251の方向298への移動を駆動させる)第1の駆動アセンブリ54の位置追従装置300は、製品12上の把持を維持しながら、支持部材44の支持面44S上に保持された製品12によってグリッププレス251の把持部材40、40’に加えられた力に降伏し、グリッププレス251の方向298Bへの追従移動を可能にし得る。図5の位置追従装置500は、位置追従装置300に関して上記した方法に類似した方法で動作して、グリッププレス251の追従に類似した追従をパッド176に提供し得る。同様に、プッシャーバー94、94’を駆動させる第2の駆動アセンブリ88の位置追従装置310は、支持部材44と対象物1300との間の接触から結果として起こる支持部材44の方向297への移動(図13A)(およびその上に保持された製品12の移動)に応答して、プッシャーバー94、94’の方向1333への追従を(図13A)を提供し得る。たとえば、支持部材44が対象物との接触に応答して枢動軸296を中心に枢動すると、製品12は方向1333に移動し得、したがって製品12はプッシャーバー94、94’を押し得る。位置追従装置310は、枢動軸296を中心にした支持部材44の回転によってもたらされた製品12の移動に応答して、プッシャーバー94、94’の方向1333への移動を可能にする。図5の位置追従装置600は、位置追従装置310に関して上記した方法に類似した方法で動作して、プッシャーアセンブリ28の追従に類似した追従をプッシャーアセンブリ28Aに提供し得る。したがって、駆動アセンブリ54、168の位置追従装置300、500は、グリップ(たとえば、グリッププレス251またはパッド176)のそれぞれの変位(すなわち、グリップ方向の把持力)に適応し、駆動アセンブリ88、162の位置追従装置310、600は、プッシャーアセンブリのそれぞれのプッシャーバーの変位(すなわち、押圧方向の押圧力)に適応する。
【0055】
さらに、プッシャーバーの伸縮部分は、本明細書に記載されるように枢動軸396を中心にした支持部材44の運動に追従して伸縮する。上述したように図2、5、および13を参照すると、一態様では、ツール10A、10Bは、追従プッシャーアセンブリ28、28Aを含む。図13にはツール10Aが例示されているが、ツール10Bのプッシャーアセンブリ28Aも同様に構成され得ることが留意される。一態様では、プッシャーアセンブリ28のプッシャーバー94、94’の少なくとも一部1350は、プッシャーバー94、94’の別の部分1355に対して伸縮自在であり得、それにより、伸縮部分1350は、プッシャーバー94、94’の別の部分1355によって形成された、またはそれに連結された線形スライド1370軸に沿って方向298に移動する。ここで、プッシャーバー94、94’の伸縮部分1355は、対象物1300との接触に応じた枢動軸296を中心にした支持部材44の自由な運動に追従しており、それを可能にする。たとえば、対象物1300との接触に応答した、枢動軸296を中心にした解放方向297への支持部材44(およびその支持面44S)の移動によって、枢動軸44を中心に所定の基準配向から離れる支持部材44の移動を可能にするように、プッシャーバー94、94’の伸縮部分1355をロボット取付ブラケット30に向かって方向298に移動させる。伸縮する追従が図13に関して説明および例示されているが、プッシャーアセンブリ28、28Aからの干渉を実質的に受けることなく所定の基準配向から離れる方向297への支持部材44の移動を可能にするように、プッシャーアセンブリ28、28Aによって任意の適切な追従(たとえば、曲げ、枢動など)がもたらされ得ることが理解されるべきである。
【0056】
一態様では、支持部材44は、限定されないが、熱硬化性ガラス強化(繊維エポキシ)積層体を含むものなどの、任意の適切なフェノール材料で構築され得る。熱硬化性ガラス強化(繊維エポキシ)積層体の適切な例は、Galorite(登録商標)G10/FR4である。フェノール材料は、支持部材44が対象物1300と接触した後に元の形状に戻りながら弾性的に曲がることを可能にする弾性を支持部材44に提供し得る。他の態様では、支持部材44は、パレット化のために製品12を支持するのに十分な機械的特性を有する任意の適切な金属、プラスチック、または他の材料で構築されてもよい。
【0057】
いくつかの態様では、支持部材44は、非延性の材料を有する脆弱な支持部材44Fであり(そうでなければ他に述べられていない限り、支持部材44に略類似している)、ツール10、10A、10Bがロボットアーム14によって1つまたは複数の経路197~199(図1を参照)に沿って移動させられた状態での障害物または対象物1300(図13)に対する支持アセンブリ250の衝撃からは、(図2および12に示されるものなどの)所定の基準配向から、脆弱な支持部材44Fが実質的に変形せず、支持面44Sが実質的に不変であることを特徴とし、支持面44Sに2つの状態、つまり(図10に示されるような)実質的に不変の状態1077および(図10Bに示されるような)破壊された状態1078を提供するように、支持面44Sを所定の基準配向から破壊させる破損を引き起こす障害物または対象物1300との衝突による脆弱な支持部材44Fの破損に対して、脆弱な支持部材44Fが実質的に変形しないままであり、支持面44Sが実質的に不変のままであることを特徴とする。脆弱な支持部材44Fの破損は、パレタイザセル15のオペレータに支持面44Sの破壊の所定の実質的に即座の表示または標識1403を提供する。たとえば、図10Bに示されるように、脆弱な支持部材44Fの一部分は、支持面44Sに間隙を視認可能に切り取るか、または視認可能に作り出すように、脆弱な支持部材の別の部分から完全に(または他の態様では部分的に)分離される。所定の標識1043は、支持面44Sがその上に製品12を着座させるのに適さなくさせた破壊をオペレータに実質的に即座に識別させるものである。脆弱な支持部材44Fは、破壊された状態1078の実質的に即時の表示を提供する所定の標識1043を画定するように構成され、所定の標識1043は脆弱な支持部材44Fの破損に固有のものである。たとえば、標識1043は、破損された表面、材料のストランドなどの任意の適切な標識、または破損を識別する任意の他の適切な視覚的標識および/または聴覚的表示であり得る。ロボットアーム14は、バンバン(最大トルク、最適時間)制御下で動作し、そこでは、ツール10、10A、10Bは、製品12が支持部材44上に保持されることなく、ロボットアーム14によって経路197~199に沿って、ロボットアーム14の最大加速度の約70%~約90%およびロボットアームの最大ジャークの約50%~約60%で移動させられることが留意される。製品が支持部材44上に保持されている状態では、ロボットアーム14は、バンバン制御下で経路に沿って、ロボットアーム14の最大加速度の約55%から約85%およびロボットアームの最大ジャークの約50%から約75%でツール10、10A、10Bを移動させる。支持部材44は、このバンバン制御の移動中に対象物/障害物1300(図13)に遭遇し得、弾性的に偏向し、衝突する対象物に対して不変のままであり得、そうでなければ本明細書に記載されるように破損し得る。
【0058】
一態様では、パレタイザ15でパレットをパレット化するロボットアーム14の所定のデューティーサイクルに応じてツール10、10A、10Bがロボットアーム14によって(1つまたは複数の)経路197~199に沿って移動させられた状態での支持アセンブリ250と障害物または対象物1300(図13)との衝突によっては、所定の基準配向から、脆弱な支持部材44Fが実質的に変形せず、支持面44Sが実質的に不変であるように構成されている。一態様では、パレタイザ15内のツール10、10A、10Bの異なるピッキングおよび配置位置(図1に例示されるように、インフィードコンベヤ16上の異なる位置からのピッキングおよびパレット20上の異なる位置での配置など)間の(1つまたは複数の)経路197~199に沿ったツール10、10A、10Bの最適な軌道動作に応じてツール10、10A、10Bがロボットアーム10によって(1つまたは複数の)経路197~199に沿って移動させられた状態での支持アセンブリ250と障害物または対象物1300(図13)との衝撃からは、所定の基準配向から、脆弱な支持部材44Fが実質的に変形せず、支持面44Sが実質的に不変であるように構成されている。
【0059】
本明細書に記載されるように、支持部材44、44Fおよびその支持面44Sは、近位端1050および遠位端1060を有し、これらは、製品12が近位端1050と遠位端1060との間に(少なくとも部分的に安定して保持されるように)着座させられるように配置され、支持部材44、44Fは、近位端1050でフレーム24、24Aに連結されており、ここで、支持面44Sは、近位端1050と遠位端1060との間に、所定の水平面PLN(図12)に対して、下反角(anhedral angle)αを有し、それにより、支持面44S上に着座した製品12は、支持面44Sの遠位端1060からの、ツール10、10A、10Bからの排出時に下反角αで配置される。たとえば、(脆弱な支持部材44Fを含む)支持部材44は、少なくとも部分的に追従性を有する連結部961(図9)を用いて(フレーム24Aを含む)フレーム24に連結される。いくつかの態様では、脆弱な支持部材44Fは、連結部961の追従を超える障害物または対象物1300(図13)との衝撃で破損するように構成されている。例として、支持部材44(ここでも脆弱な支持部材44Fを含む)は、支持部材44および取付ブラケット43が互いに対してスライドし、支持部材44が支持部材44と取付ブラケット43との間の相対的なスライドによって取付ブラケット43に接合され、接合解除されるように構成されたスライド継手920を用いて、取付ブラケット42に取り外し可能に接合される。一態様では、支持部材44は、(交換などのために)1つの支持部材と別の支持部材との実質的に工具無しの高速スワッピングをもたらすスロット継手921によって取付ブラケット43に取り外し可能に接合され、ここで、実質的に工具無しの高速スワッピングは、略直線で(図9の方向999で)1つの支持部材44を取付ブラケット43から外にスライドさせ、略直線の移動で(図9の方向999で)で異なる支持部材444を取付ブラケット43内にスライドさせることによって(すなわち、取り外されたばかりの支持部材の取付ブラケット内のスペースを占めるように)取り外された支持部材を別の異なる支持部材44と交換することを指し得る。スロット継手921は、取付ブラケット43および支持部材44がスライド方向999に互いに対してスライドして、支持部材44と取付部材の連結および連結解除をもたらすように、取付ブラケット43と支持部材44との間のガイドウェイインターフェースを画定する。ガイドウェイインターフェースは、支持アセンブリ連結部295が支持面44Sを所定の基準配向で固定した状態で、解放方向297を横切る方向での配向を有し、支持アセンブリ連結部295は、少なくとも部分的に支持部材44の片持ち梁状の重量からガイドウェイインターフェースを下向きに再配向するための枢動軸296を有する。
【0060】
ガイドウェイインターフェースは、支持部材44と取付ブラケット43との接合と略一致する支持面44Sの所定の基準配向を画定するように配置された基準データムを有する。図9に見られるように、スロット継手921のガイドウェイインターフェースは、支持部材44のベース(または近位)端1050を受容するようにサイズ合わせされ、形作られているチャネル925を含む。チャネル925は、たとえば、支持部材44を受容して所定の基準配向に配置するように構成されたT字形、V字形、または他の適切な形状などの、任意の適切な構成を有し得る。本態様では、支持部材44のベース端1050は、支持部材44の位置特定表面1055から間隔を置かれた横溝1051を(例示目的のみで)有するものとして示されており、ここで、横溝1051は、チャンネル925の対向する突出部930、931を受容する。基準データムは、位置特定表面1055とチャネル925の上面932との間のインターフェースおよび/または支持部材44の横溝1051の上面1052と下面1053との間およびチャネル925の対向する突出部930、931のそれぞれの上面937と下面938との間のうちの1つまたは複数の間のインターフェースによって形成される。一態様では、取付ブラケット43への、および取付ブラケット43からの支持部材44のスライド挿入および取り外しをもたらすために、ガイドウェイインターフェースは、支持部材44と取付ブラケット43とが、連結時および連結解除時に互いに対して実質的に自由にスライドするように、支持部材44と取付ブラケット43との間にランニングクリアランスを画定する。
【0061】
図9、10、および10Aを参照すると、一態様では、支持部材は、取付ブラケット43に完全に着座または連結され、ここで、たとえば、横溝1051のうちの1つまたは複数の停止面1054は、対向する突出部930、931の停止面933に接触するが、他の態様では、任意の適切な表面によって、支持部材44をチャネル925内でスライド方向999に配置してもよい。一態様では、支持部材44は、支持部材44がチャネル925内に完全に着座されていることの視覚的表示をもたらす視覚的インジケータを備えて構成されている。たとえば、支持部材44のベース端1050は、頂部1067を含む、横方向に/横断して延びるノッチ1066を含む。上記した(たとえば、スライド方向999での)支持部材44および位置特定表面は、取付ブラケット43のチャネル925内に支持部材44が完全に着座または連結されると、頂部1067が、取付ブラケット43の背もたれまたはシート表示面1080(図10Aを参照)と実質的に整列させられるように、互いに対して配置され得る。他の態様では、支持部材44が取付ブラケット43に完全に着座していることをオペレータに表示するために、任意の適切な視覚的、聴覚的な表示、または他の表示が提供されてもよい。
【0062】
上記したスロット継手インターフェース921は、支持部材44の工具無し(すなわち、工具が必要とされない)の交換をもたらす。支持部材44の工具無しの変更は、上述したように、「古い」支持部材44をチャネル925から出してスライドさせ、「交換用」支持部材44を「古い」支持部材44が取り外されたチャネル925内にスライドさせることによって行われる。支持部材44の交換は、従来のアーム端パレット化ツールに関する約15分以上のフォーク交換時間と比較して、約2分以下で行われ得る。「古い」支持部材44の取り外しは、支持部材44の取り外しが重力で補助された取り外しとなるよう、支持部材44の片持ち(または遠位)端1060が(たとえば、フロアに向かって)下向きにされるように、(ロボットアーム14の適切な制御などを介して)ツール10A、10Bを傾けることによってさらに容易にされ得る。
【0063】
図9Bおよび10Cも参照すると、1つまたは複数の態様では、支持部材44は、任意の適切な取り外し可能な留め具972(ボルト、ネジ、クリップなど)によって取付ブラケットに連結される。たとえば、支持部材44の近位端1050は、それぞれの留め具972の通過のために形作られ、サイズ合わせされる1つまたは複数の開口970を含む(すなわち、開口970は、留め具972の支持部材44への通過を可能にする以外に留め具972に係合しないクリアランスホールである)。取付ブラケット43のチャネル925は、支持部材44がチャネル925内に完全に着座された状態で支持部材44のそれぞれの開口970と実質的に整列させられるように取付ブラケット43内に位置付けられているそれぞれの開口971を含む。支持部材44はノッチ1066を有するものとしては例示されていないが、1つまたは複数の態様では、ノッチ1066は開口970を備えた支持部材に含まれることが留意される。いくつかの態様では、取付ブラケットの開口971はクリアランスホールであり、開口970と開口971の両方を通過する留め具972は、留め具971が少なくとも部分的に支持部材44を取付ブラケット43に連結するように、任意の適切なリテーナ974(たとえば、ナット、クリップ、ピンなど)によって保持される。他の態様では、開口971は、少なくとも部分的に支持部材44を取付ブラケット43に連結するように、留め具972が開口971と螺合させられるようなネジ付き開口である。さらに他の態様では、一部の開口971がネジ切られている一方で、他の開口はクリアランスホールである。たとえば、図9Aも参照すると、突出部979の反対側に配置されたチャネル925Tがネジ付き開口971を含む一方で、他のチャネル925Cは貫通孔開口971を含む。いくつかの態様では、留め具972と支持部材44との間の界面(およびそれに加えられる荷重)を増大させるために、(1つまたは複数の)留め具972のヘッドとそれぞれの支持部材44との間に任意の適切な補強板973が設けられる。
【0064】
図10~12を参照すると、支持部材44はテーパ状であり、ここで、テーパは、ベース端1050から片持ち端1060まで減少する。支持部材44は、ロボットアーム14によってパレタイザ15内の配置位置まで移動させられるツール10、10A、10Bに対する位置決め基準を提供する基準面(たとえば、底面1070)を有し、その配置位置から、製品12がツール10、10A、10Bから排出され、パレタイザ15内のパレット20上に配置される。基準面(たとえば、底面1070)は、支持面44Sの反対側に配置される。底面1070は、ツール10、10A、10Bが配置位置にある状態で所定の水平面PLNと実質的に整列して位置付けられる。たとえば、支持部材44のテーパは、(横溝1051および位置特定表面1055の1つまたは複数と略平行であり得る)底面1070が、表面1220(たとえば、別の製品12の表面、またはパレタイザセル15の任意の適切な支持面)と略平行であるようなテーパであり、表面1220上で製品12がピッキングまたは配置され、支持部材44の支持面44Sは表面1220に対して角度αに配置される。ここで、角度αは、製品が配置またはピッキングされる表面と略平行である製品支持面を有するフォークと比較して、減少した「降下高さ」1200をもたらす。換言すれば、遠位端1060で所定の水平面PLNに向かって下反角αだけ傾斜した支持面44Sによって、パレット20上への製品12の配置をもたらすために遠位端1060の支持面44Sから排出された製品12が、支持面44Sからパレット20または他の適切な支持面までの最小の降下を有するように、配置位置でのツール10、10A、10Bの位置決めが可能になる。一態様では、下反角αは、支持部材44によってもたらされた降下高さが約4分の3インチ(約19mm)または約4分の3インチ(約19mm)未満となるように、約3°である。他の態様では、下反角αは、任意の適切な降下高さ1200をもたらすように、3°より大きくても小さくてもよい。一態様では、表面1220に対する支持面44Sの角度αは、上記したロボット取付ブラケット30の角度θに略対応し得る(または略同じであり得る)が、他の態様では、角度αは角度θとは異なっていてもよい(たとえば、角度θより大きいかまたは小さい)。
【0065】
依然として図10を参照すると、一態様では、支持部材44はまた、凸状または凹状の側面1013を含み得る。凹状の側面は、方向1098よりも方向298に大きな剛性をもたらすテーパ付きI梁形状を支持部材に提供し得る。ここで、凹状の側面1013は、方向1098での支持部材44と対象物1300(図13)との接触で、支持部材44が弾性的に曲がり得、対象物1300との接触が解除されると元の形状に復元し得るように、方向1098での支持部材44の弾性を増大させる(たとえば、弾性屈曲を可能にする)ために支持部材の断面積を減少させる。ここで、方向1098での支持部材44の追従は支持部材44の弾性によってもたらされ、方向298での支持部材44の追従は本明細書に記載される追従連結部950によってもたらされる。
【0066】
図1、2、5、および14を参照すると、本開示の態様による混載製品をパレット化するための方法が記載される。当該方法は、ツール10A、10Bをロボットアーム14に取り付けるためのフレーム24、24Aを有するツール10A、10Bを設ける工程(図14、ブロック1400)を含む。上記した方法では、ツール10A、10Bは、フレーム24、24Aに移動可能に連結された支持アセンブリ250と、アクチュエータ(たとえば、第1の駆動部56および第2の駆動アセンブリ168を参照)およびアクチュエータに動作可能に連結されたグリッププレス251、251Aを有し、フレーム24、24Aに取り付けられた把持アセンブリ26、26Aと、を有する。支持アセンブリ250の支持部材44上に製品が支持される(図14、ブロック1410)。本明細書に記載されるように、支持部材44は、支持面44S上に着座された製品12をその上に支持するように、所定の基準配向に配置された支持面44Sを形成する。グリッププレス251、251Aは、所定の基準配向での支持面44Sとグリッププレス251、251Aとの間に製品12をクランプするように、支持面44Sの反対側の作動方向298にフレーム24、24Aに対して移動させられる(図14、ブロック1420)。上記したように、フレーム24、24Aへの支持アセンブリ連結部295は、支持面44Sが所定の基準配向にある状態で支持部材44を作動方向298でフレーム24、24Aに対して固定する構成であって、支持面44Sが所定の基準配向から離れて実質的に自由に移動するよう、支持部材44がフレーム24、24Aに対して移動可能であるように、少なくとも別の方向297に移動可能に解放される構成を有する。
【0067】
本明細書に記載されるように、別の方向297は解放方向であり、ここで、支持面44Sは、少なくとも部分的に解放方向と整列した接触方向1310での支持部材44に対する対象物1300(図13)の接触によって、解放方向297に実質的に自由に移動し、支持部材に対する対象物1300のこの接触は、支持部材44と対象物との間の相対運動によって生成される。支持部材44(およびツール10A、10B)の例示的な動作/経路197~199は、ツール10A、10Bを移動させるロボットアーム14のパレット化動作として図1に例示される。たとえば、ロボットアーム14は、製品ピックステーション16Pに向かってパレット化動作/経路197で(ツール10A、10Bの代表的なものである)ツール10を移動させ得る。パレット化動作は、支持部材44をツール10によってピッキングされて把持される製品12の下に配置するように、ツール10の1つまたは複数の水平方向および垂直方向の移動を含み得る。ロボットアーム14は、製品12を製品ピックステーション16Pからパレット20の上方の/それに隣接する位置まで持ち上げるように、製品12とともにパレット化動作/経路198でツール10を移動させ得る。ロボットアーム14は、製品12をパレット20上に(たとえば、パレット20上に、またはパレット20上に既に配置されている1つまたは複数の製品12上に)配置するために、ツールをパレット化動作/経路199で移動させる。パレット化動作/経路197~199中に支持部材44が対象物1300と接触する場合、支持部材44は、上記したように、枢動軸296を中心に解放方向297に移動し、方向1098に横方向に曲がり(図10を参照)、弾性的に方向298に曲がり得る。支持部材44が脆弱な支持部材44Fである態様では、パレット化動作/経路197~199中の支持部材44の対象物1300との接触によって、支持部材は、上記したような方法で、枢動軸296を中心に解放方向297に移動する、および/または破損する(図10Bを参照)。いくつかの態様では、ツール10、10A、10Bは、記載したように、(衝突時の恒久的な変形/曲げを許容する)従来型の支持部材44を備えた追従支持部を有し得る。いくつかの他の態様では、本明細書に記載される脆弱な支持部材は、従来のアーム端パレット化ツールに取り付けられてもよい。
【0068】
ここで、支持部材44と対象物1300とが接触させられる場合、支持部材44の支持面44Sは所定の基準配向から離れて移動し得、ここで、本明細書に記載されるように、支持アセンブリ連結部295は、把持アセンブリ26、26Aがクランプ状態以外の状態で、支持部材をフレーム24、24Aに対して解放方向297に実質的に自由に移動させることを可能にする、移動可能な解放構成を有する。
【0069】
支持部材44と対象物とが接触させられる場合、把持アセンブリ26、26Aは、製品を支持面44Sとグリッププレス251、251Aとの間にクランプするグリッププレス251、251Aの作動が、所定の基準配向から離れた、方向297での、支持面44Sの変位位置に追従するように配置された位置追従装置300、500を有する。たとえば、製品12がツール10A、10Bによって把持され、支持面44Sが方向297で所定の基準位置から離れて移動させられる場合、グリッププレス251、251Aの把持力に対して反対の力が発揮され得る。反対の力は位置追従装置300、500によって検出され得、ツール10A、10Bによって保持された製品12に実質的に影響を与えることなく、把持力は、所定の基準配向から離れた、方向297での、支持面44Sの移動に適応するように解放または低減され得る。支持面44と対象物1300との間の接触が解除されると、支持面44Sは、支持部材および/またはその上に保持された製品の重量下で所定の基準配向に戻り得、製品12は任意の適切な位置に(たとえば、パレット20上、またはパレット化前に製品12が検査され得る他の位置に)配置され得る。ツール10A、10Bに製品がない状態で、グリッププレス251、251Aの位置は、再較正され得るか、またはグリッププレス251、251Aを既知の位置に駆動させる、たとえば支持面44Sに接触させることによってゼロ調整され得る。グリッププレス251、251Aと支持面44Sとの間の接触は、位置追従装置300、500によって登録され、ここで、接触の登録は、グリッププレス251、251Aが既知の位置にあり、グリッププレスの操作が較正された移動で継続し得ることをツール10A、10Bのコントローラ22に表示する。位置追従装置300、500はまた、駆動アセンブリコンポーネントを摩耗から保護するために、グリッププレス251、251Aの移動に対する抵抗が所定の閾値を超えて増加した場合に、それぞれの駆動アセンブリのトルクを低減するか、または駆動アセンブリを停止させ得る。
【0070】
一態様では、当該方法は、製品12をパレット20または他の製品保持位置に配置するときなどに、プッシャーアセンブリ28、28Aによる支持部材44に沿った長手方向の移動で、製品を押す工程(図14、ブロック1430)を含む。上記したように、(1つまたは複数の)プッシャーバー94は、位置追従装置310、600を含む駆動アセンブリ88、162によって駆動される。位置追従装置310、600は、駆動アセンブリコンポーネントを摩耗から保護するために、プッシャーアセンブリ28、28Aの移動に対する抵抗が所定の閾値を超えて増加した場合に、それぞれの駆動アセンブリのトルクを低減するか、または駆動アセンブリを停止させ得る。位置追従装置310、600はまた、ポスト41、41’(または梁148、150)に向かって完全に後退させられるなど、(1つまたは複数の)プッシャーバー94を既知の位置に駆動させることによって、プッシャーバー94の較正またはゼロ調整をもたらし得、ここで、ポスト41、41’(または梁148、150)に向かう(1つまたは複数の)プッシャーバー94のさらなる移動は、トラック96、158の移動が可能にされることによって阻止または制限される。(1つまたは複数の)プッシャーバー94の阻止された移動は、位置追従装置310、600によって登録され、ここで、阻止された移動の登録は、(1つまたは複数の)プッシャーバー94が既知の位置にあり、(1つまたは複数の)プッシャーバー94の動作が較正された移動で継続し得ることをツール10A、10Bのコントローラ22に表示する。
【0071】
一態様では、当該方法は、1つまたは複数の支持部材44の交換を含む(図14、ブロック1440)。上記したように、支持部材44は、支持部材が摩耗されるか、破壊されるか、またはそうでなければ交換すべき場合などに、取付ブラケット43に接合され得る、および/または取付ブラケット43から接合解除され得る。
【0072】
図1、2、5、および15を参照すると、本開示の一態様では、混載製品をパレット化するための方法が記載される。当該方法では、ツール10、10A、10Bは、上記した方法に略類似した方法でロボット14上に設けられる(図15、ブロック1500)。脆弱な支持部材44の破損および支持面44Sの破壊の(上記したものなどの)所定の表示は、脆弱な支持部材44を用いてまたはそれによって、脆弱な支持部材44と障害物(対象物1300など(図13、13A))との衝撃で、オペレータに提供される(図15、ブロック1510)。破損した支持部材44は、破損した支持部材44と別の脆弱な支持部材44との高速スワッピングによって別の脆弱な支持部材と交換される(図15、ブロック1520)。本明細書に記載されるように、破損した支持部材44と別の脆弱な支持部材44との高速スワッピングは、支持アセンブリ43からの破損した支持部材44の実質的に工具無しの取り外しであり、支持アセンブリ43への別の支持部材44の実質的に工具無しの挿入である。ここで、脆弱な支持部材44は、少なくとも部分的に追従性を有する連結部295を用いてフレーム24、24Aに連結され、脆弱な支持部材44は、連結部295の追従を超えた対象物1300との衝撃で破損する。
【0073】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、混載製品をパレット化するためのツールが提供される。ツールは、
ツールをロボットに取り付けるためのフレームと、
フレームに移動可能に連結された支持アセンブリであって、支持アセンブリが、支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準配向で配置された支持面を形成する支持部材を有する、支持アセンブリと、
アクチュエータおよびアクチュエータに動作可能に連結されたグリッププレスを有し、所定の基準配向での支持面とグリッププレスとの間に製品をクランプするよう、グリッププレスを支持面の反対側の作動方向にフレームに対して移動させるように、フレームに取り付けられた把持アセンブリと、
を備え、
フレームへの支持アセンブリ連結部は、支持面が所定の基準配向にある状態で支持部材を作動方向でフレームに対して固定する構成であって、支持面が所定の基準配向から離れて実質的に自由に移動するよう、支持部材がフレームに対して移動可能であるように、少なくとも別の方向に移動可能に解放される構成を有する。
【0074】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、少なくとも別の方向は解放方向であり、支持面は、少なくとも部分的に解放方向と整列した接触方向での支持部材に対する対象物の接触によって、解放方向に実質的に自由に移動し、支持部材に対する対象物の接触は、支持部材と対象物との間の相対運動によって生成される。
【0075】
本開示の1つ以上の態様によれば、実質的に自由な支持面の移動をもたらす、支持部材と対象物との間の接触は、ツールを移動させるロボットのパレット化動作によって生成される。
【0076】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対象物は、製品であるか、またはツールによるピッキングのために製品を保持する製品ピックステーション、およびパレタイザセルの一部分のうちの少なくとも1つに配置された異なる製品である。
【0077】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対象物は、ツールによるピッキングのために製品を保持する製品ピックステーションの構造、パレタイザセルの構造、およびパレタイザセルの少なくとも一部分に着座させられる構造のうちの少なくとも1つからの構造である。
【0078】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、別の方向は、作動方向に実質的に対向して配向される。
【0079】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持面は、平面であり、所定の基準配向で所定の基準面を画定する。
【0080】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリ連結部は、把持アセンブリが、支持面およびグリッププレスによって製品が把持されているクランプされた状態以外の状態で、支持部材が、少なくとも別の方向でフレームに対して実質的に自由に移動可能であるように、移動可能な解放構成を有する。
【0081】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、把持アセンブリは、位置追従装置を有し、位置追従装置は、製品を支持面とグリッププレスとの間にクランプするグリッププレスの作動が、所定の基準配向から離れた支持面の変位位置に追従するように配置されている。
【0082】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、位置追従装置はトルク制限装置である。
【0083】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ツールはさらに、
支持部材に沿った長手方向の移動のためにフレームに取り付けられているプッシャーを含むプッシャーアセンブリと、
位置追従性を有するプッシャーアクチュエータと、
を備える。
【0084】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリ連結部は、支持部材が別の方向でフレームに対して移動可能であるように、支持アセンブリ連結部の動作解放を画定する、支持部材とフレームとの間に配置されたピボットを有する。
【0085】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリは、フレームに従属する支持ベースを有し、支持部材は、支持ベースに従属して、支持ベースから突出し、支持ベースによってフレームに接続される。
【0086】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、スライド継手を用いて、支持ベースに取り外し可能に接合され、スライド継手は、支持部材および支持ベースが互いに対してスライドし、支持部材が、支持部材と支持ベースとの間の相対的なスライドによって支持ベースに接合され、接合解除されるように構成される。
【0087】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、スロット継手によって、支持ベースに取り外し可能に接合され、スロット継手は、支持ベースおよび支持部材が互いに対してスライドして、支持部材と支持ベースとの相互の連結および連結解除をもたらすように、支持ベースと支持部材との間のガイドウェイインターフェースを画定する。
【0088】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持部材と支持ベースとの接合と略一致する支持面の所定の基準配向を画定するように配置された基準データムを有する。
【0089】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持部材および支持ベースが、連結時および連結解除時に互いに対して実質的に自由にスライドするように、支持部材と支持ベースとの間にランニングクリアランスを画定する。
【0090】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持アセンブリ連結部が支持面を所定の基準配向で固定した状態で、解放方向を横切る方向での配向を有し、支持アセンブリ連結部は、少なくとも部分的にガイドウェイインターフェースを下向きに再配向するためのピボットを有する。
【0091】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ツールは、フレームに連結されたウェッジをさらに備え、ウェッジは、ツールが、ロボットアームのアーム端ツール取付部の取付面に対して、ウェッジによって設定された所定の角度を有するように、フレームをロボットのロボットアームに連結するように構成されている。
【0092】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材はテーパ状の製品支持面を有し、ここで、テーパ状の製品支持面の角度は、ウェッジによって設定された所定の角度に実質的に対応する。
【0093】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、テーパ状の製品支持面の角度とウェッジによって設定された所定の角度は実質的に同じである。
【0094】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、混載製品をパレット化するためのツールが設けられる。ツールは、
ツールをロボットに取り付けるためのフレームと、
フレームに移動可能に連結された支持アセンブリであって、支持アセンブリが、支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準配向で配置された支持面を形成する支持部材を有する、支持アセンブリと、
アクチュエータおよびアクチュエータに動作可能に連結されたグリッププレスを有し、所定の基準配向での支持面とグリッププレスとの間に製品を把持するよう、グリッププレスを支持面の反対側の作動方向にフレームに対して移動させるように、フレームに取り付けられた把持アセンブリと、
を備え、
フレームへの支持アセンブリ連結部は、支持アセンブリ連結部が、支持部材を、支持面がフレームに対する所定の基準配向にある所定の位置に作動方向で決定的に位置付けるように、位置的に決定論的であり、支持部材が所定の位置から離れて作動方向とは異なる解放方向にフレームに対して実質的に自由に移動可能であるように、解放方向に移動可能に解放される。
【0095】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持面は、少なくとも部分的に解放方向と整列した接触方向での支持部材に対する対象物の接触によって、解放方向に実質的に自由に移動し、支持部材に対する対象物の接触は、支持部材と対象物との間の相対運動によって生成される。
【0096】
本開示の1つ以上の態様によれば、実質的に自由な支持面の移動をもたらす、支持部材と対象物との間の接触は、ツールを移動させるロボットのパレット化動作によって生成される。
【0097】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対象物は、製品であるか、またはツールによるピッキングのために製品を保持する製品ピックステーション、およびパレタイザセルの一部分のうちの少なくとも1つに配置された異なる製品である。
【0098】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対象物は、ツールによるピッキングのために製品を保持する製品ピックステーションの構造、パレタイザセルの構造、およびパレタイザセルの少なくとも一部分に着座させられる構造のうちの少なくとも1つからの構造である。
【0099】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、解放方向は、作動方向に実質的に対向して配向される。
【0100】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持面は、平面であり、所定の基準配向で所定の基準面を画定する。
【0101】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリ連結部は、把持アセンブリが、支持面およびグリッププレスによって製品が把持されているクランプされた状態以外の状態で、支持部材が、少なくとも解放方向でフレームに対して実質的に自由に移動可能であるように、移動可能な解放構成を有する。
【0102】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、把持アセンブリは、位置追従装置を有し、位置追従装置は、製品を支持面とグリッププレスとの間にクランプするグリッププレスの作動が、所定の基準配向から離れた支持面の変位位置に追従するように配置されている。
【0103】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、位置追従装置はトルク制限装置である。
【0104】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ツールはさらに、
支持部材に沿った長手方向の移動のためにフレームに取り付けられているプッシャーを含むプッシャーアセンブリと、
位置追従性を有するプッシャーアクチュエータと、
を備える。
【0105】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリ連結部は、支持部材が解放方向でフレームに対して移動可能であるように、支持アセンブリ連結部の動作解放を画定する、支持部材とフレームとの間に配置されたピボットを有する。
【0106】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリは、フレームに従属する支持ベースを有し、支持部材は、支持ベースに従属して、支持ベースから突出し、支持ベースによってフレームに接続される。
【0107】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、スライド継手を用いて、支持ベースに取り外し可能に接合され、スライド継手は、支持部材および支持ベースが互いに対してスライドし、支持部材が、支持部材と支持ベースとの間の相対的なスライドによって支持ベースに接合され、接合解除されるように構成される。
【0108】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、スロット継手によって、支持ベースに取り外し可能に接合され、スロット継手は、支持ベースおよび支持部材が互いに対してスライドして、支持部材と支持ベースとの相互の連結および連結解除をもたらすように、支持ベースと支持部材との間のガイドウェイインターフェースを画定する。
【0109】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持部材と支持ベースとの接合と略一致する支持面の所定の基準配向を画定するように配置された基準データムを有する。
【0110】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持部材および支持ベースが、連結時および連結解除時に互いに対して実質的に自由にスライドするように、支持部材と支持ベースとの間にランニングクリアランスを画定する。
【0111】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持アセンブリ連結部が支持面を所定の基準配向で固定した状態で、解放方向を横切る方向での配向を有し、支持アセンブリ連結部は、少なくとも部分的にガイドウェイインターフェースを下向きに再配向するためのピボットを有する。
【0112】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ツールは、フレームに連結されたウェッジをさらに備え、ウェッジは、ツールが、ロボットアームのアーム端ツール取付部の取付面に対して、ウェッジによって設定された所定の角度を有するように、フレームをロボットのロボットアームに連結するように構成されている。
【0113】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、テーパ状の製品支持面を有し、ここで、テーパ状の製品支持面の角度は、ウェッジによって設定された所定の角度に実質的に対応する。
【0114】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、テーパ状の製品支持面の角度とウェッジによって設定された所定の角度は実質的に同じである。
【0115】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、混載製品をパレット化するためのツールが提供される。ツールは、
ツールをロボットに取り付けるためのフレームと、
支持部材を有する支持アセンブリであって、支持部材が、追従連結部を介してフレームに移動可能に連結され、支持面上に着座させられた製品を支持するように所定の基準配向で配置された支持面を形成する、支持アセンブリと、
アクチュエータおよびアクチュエータに動作可能に連結されたグリッププレスを有し、所定の基準配向での支持面とグリッププレスとの間に製品を把持するよう、グリッププレスを支持面の反対側の作動方向にフレームに対して移動させるように、フレームに取り付けられた把持アセンブリと、
を備え、
追従連結部は、支持部材が追従方向で追従性を有し、フレームに対して移動可能であるように、追従方向に追従性を有し、追従連結部は、支持面がフレームに対して所定の基準配向にある所定の位置に、支持部材を作動方向で決定的に位置付けるように、位置的に決定的である。
【0116】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、追従方向は、作動方向とは異なり、追従連結部は、支持部材の追従によって支持面を所定の位置から離れた追従方向でフレームに対して移動させるように構成されている。
【0117】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、追従連結部は、ツールが、支持面およびグリッププレスによって製品が把持されている把持状態にあるか、非把持状態にあるかに関係なく、支持部材が追従性を有するように構成されている。
【0118】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、把持アセンブリは、位置適合装置を有し、位置適合装置は、製品を支持面とグリッププレスとの間に把持するようなグリッププレスの作動が、所定の基準配向から離れた支持面の変位位置に適合するように配置される。
【0119】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、位置適合装置はトルク制限装置である。
【0120】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、少なくとも追従方向は解放方向であり、支持面は、少なくとも部分的に解放方向と整列した接触方向での支持部材に対する対象物の接触によって、解放方向に実質的に自由に移動し、支持部材に対する対象物の接触は、支持部材と対象物との間の相対運動によって生成される。
【0121】
本開示の1つ以上の態様によれば、実質的に自由な支持面の移動をもたらす、支持部材と対象物との間の接触は、ツールを移動させるロボットのパレット化動作によって生成される。
【0122】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対象物は、製品であるか、またはツールによるピッキングのために製品を保持する製品ピックステーション、およびパレタイザセルの一部分のうちの少なくとも1つに配置された異なる製品である。
【0123】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対象物は、ツールによるピッキングのために製品を保持する製品ピックステーションの構造、パレタイザセルの構造、およびパレタイザセルの少なくとも一部分に着座させられる構造のうちの少なくとも1つからの構造である。
【0124】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、追従方向は、作動方向に実質的に対向して配向される。
【0125】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持面は、平面であり、所定の基準配向で所定の基準面を画定する。
【0126】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、追従連結部は、把持アセンブリが、支持面およびグリッププレスによって製品が把持されているクランプされた状態以外の状態で、支持部材が、少なくとも追従方向でフレームに対して実質的に自由に移動可能であるように、移動可能な解放構成を有する。
【0127】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ツールはさらに、
支持部材に沿った長手方向の移動のためにフレームに取り付けられているプッシャーを含むプッシャーアセンブリと、
位置追従性を有するプッシャーアクチュエータと、
を備える。
【0128】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、追従連結部は、支持部材が追従方向でフレームに対して移動可能であるように、追従連結部の動作解放を画定する、支持部材とフレームとの間に配置されたピボットを有する。
【0129】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリは、フレームに従属する支持ベースを有し、支持部材は、支持ベースに従属して、支持ベースから突出し、支持ベースによってフレームに接続される。
【0130】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、スライド継手を用いて、支持ベースに取り外し可能に接合され、スライド継手は、支持部材および支持ベースが互いに対してスライドし、支持部材が、支持部材と支持ベースとの間の相対的なスライドによって支持ベースに接合され、接合解除されるように構成される。
【0131】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、スロット継手によって、支持ベースに取り外し可能に接合され、スロット継手は、支持ベースおよび支持部材が互いに対してスライドして、支持部材と支持ベースとの相互の連結および連結解除をもたらすように、支持ベースと支持部材との間のガイドウェイインターフェースを画定する。
【0132】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持部材と支持ベースとの接合と略一致する支持面の所定の基準配向を画定するように配置された基準データムを有する。
【0133】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持部材および支持ベースが、連結時および連結解除時に互いに対して実質的に自由にスライドするように、支持部材と支持ベースとの間にランニングクリアランスを画定する。
【0134】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、追従連結部が支持面を所定の基準配向で固定した状態で、追従方向を横切る方向での配向を有し、追従連結部は、少なくとも部分的にガイドウェイインターフェースを下向きに再配向するためのピボットを有する。
【0135】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ツールは、フレームに連結されたウェッジをさらに備え、ウェッジは、ツールが、ロボットアームのアーム端ツール取付部の取付面に対して、ウェッジによって設定された所定の角度を有するように、フレームをロボットのロボットアームに連結するように構成されている。
【0136】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、テーパ状の製品支持面を有し、テーパ状の製品支持面の角度は、ウェッジによって設定された所定の角度に実質的に対応する。
【0137】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、テーパ状の製品支持面の角度とウェッジによって設定された所定の角度は実質的に同じである。
【0138】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、混載製品をパレット化するためのパレット化ロボットが提供される。パレット化ロボットは、
ベースと、
ベースに移動可能に連結され、ツール連結部を有するロボットアームと、
パレット化ツールであって、パレット化ツールが、
パレット化ツールをロボットアームのツール連結部に取り付けるためのフレーム、
フレームに移動可能に連結された支持アセンブリであって、支持アセンブリが、支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準配向で配置された支持面を形成する支持部材を有する、支持アセンブリ、および
アクチュエータおよびアクチュエータに動作可能に連結されたグリッププレスを有し、所定の基準配向での支持面とグリッププレスとの間に製品をクランプするよう、グリッププレスを支持面の反対側の作動方向にフレームに対して移動させるように、フレームに取り付けられた把持アセンブリ、
を含む、パレット化ツールと、
を備え、
フレームへの支持アセンブリ連結部は、支持面が所定の基準配向にある状態で支持部材を作動方向でフレームに対して固定する構成であって、支持面が所定の基準配向から離れて実質的に自由に移動するよう、支持部材がフレームに対して移動可能であるように、少なくとも別の方向に移動可能に解放される構成を有する。
【0139】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、少なくとも別の方向は解放方向であり、支持面は、少なくとも部分的に解放方向と整列した接触方向での支持部材に対する対象物の接触によって、解放方向に実質的に自由に移動し、支持部材に対する対象物の接触は、支持部材と対象物との間の相対運動によって生成される。
【0140】
本開示の1つ以上の態様によれば、実質的に自由な支持面の移動をもたらす、支持部材と対象物との間の接触は、ツールを移動させるロボットアームのパレット化動作によって生成される。
【0141】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対象物は、製品であるか、またはツールによるピッキングのために製品を保持する製品ピックステーション、およびパレタイザセルの一部分のうちの少なくとも1つに配置された異なる製品である。
【0142】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対象物は、ツールによるピッキングのために製品を保持する製品ピックステーションの構造、パレタイザセルの構造、およびパレタイザセルの少なくとも一部分に着座させられる構造のうちの少なくとも1つからの構造である。
【0143】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、別の方向は、作動方向に実質的に対向して配向される。
【0144】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持面は、平面であり、所定の基準配向で所定の基準面を画定する。
【0145】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリ連結部は、把持アセンブリが、支持面およびグリッププレスによって製品が把持されているクランプされた状態以外の状態で、支持部材が、少なくとも別の方向でフレームに対して実質的に自由に移動可能であるように、移動可能な解放構成を有する。
【0146】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、把持アセンブリは、位置追従装置を有し、位置追従装置は、製品を支持面とグリッププレスとの間にクランプするグリッププレスの作動が、所定の基準配向から離れた支持面の変位位置に追従するように配置される。
【0147】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、位置追従装置はトルク制限装置である。
【0148】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、パレット化ツールはさらに、
支持部材に沿った長手方向の移動のためにフレームに取り付けられているプッシャーを含むプッシャーアセンブリと、
位置追従性を有するプッシャーアクチュエータと、
を備える。
【0149】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリ連結部は、支持部材が別の方向でフレームに対して移動可能であるように、支持アセンブリ連結部の動作解放を画定する、支持部材とフレームとの間に配置されたピボットを有する。
【0150】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリは、フレームに従属する支持ベースを有し、支持部材は、支持ベースに従属して、支持ベースから突出し、支持ベースによってフレームに接続される。
【0151】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、スライド継手を用いて、支持ベースに取り外し可能に接合され、スライド継手は、支持部材および支持ベースが互いに対してスライドし、支持部材が、支持部材と支持ベースとの間の相対的なスライドによって支持ベースに接合され、接合解除されるように構成される。
【0152】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、スロット継手によって、支持ベースに取り外し可能に接合され、スロット継手は、支持ベースおよび支持部材が互いに対してスライドして、支持部材と支持ベースとの相互の連結および連結解除をもたらすように、支持ベースと支持部材との間のガイドウェイインターフェースを画定する。
【0153】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持部材と支持ベースとの接合と略一致する支持面の所定の基準配向を画定するように配置された基準データムを有する。
【0154】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持部材および支持ベースが、連結時および連結解除時に互いに対して実質的に自由にスライドするように、支持部材と支持ベースとの間にランニングクリアランスを画定する。
【0155】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持アセンブリ連結部が支持面を所定の基準配向で固定した状態で、解放方向を横切る方向での配向を有し、支持アセンブリ連結部は、少なくとも部分的にガイドウェイインターフェースを下向きに再配向するためのピボットを有する。
【0156】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、混載製品をパレット化するための方法が提供される。当該方法は、
ツールを設ける工程であって、ツールは、ツールをロボットに取り付けるためのフレームと、フレームに移動可能に連結された支持アセンブリと、アクチュエータおよびアクチュエータに動作可能に連結されたグリッププレスを有し、フレームに取り付けられた把持アセンブリと、を有する、工程と、
製品を支持アセンブリの支持部材上に支持する工程であって、支持部材が、支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準配向で配置された支持面を形成する、工程と、
所定の基準配向での支持面とグリッププレスとの間に製品をクランプするよう、グリッププレスを支持面の反対側の作動方向にフレームに対して移動させる工程と、
を含み、
フレームへの支持アセンブリ連結部は、支持面が所定の基準配向にある状態で支持部材を作動方向でフレームに対して固定する構成であって、支持面が所定の基準配向から離れて実質的に自由に移動するよう、支持部材がフレームに対して移動可能であるように、少なくとも別の方向に移動可能に解放される構成を有する。
【0157】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、少なくとも別の方向は解放方向であり、支持面は、少なくとも部分的に解放方向と整列した接触方向での支持部材に対する対象物の接触によって、解放方向に実質的に自由に移動し、支持部材に対する対象物の接触は、支持部材と対象物との間の相対運動によって生成される。
【0158】
本開示の1つ以上の態様によれば、実質的に自由な支持面の移動をもたらす、支持部材と対象物との間の接触は、ツールを移動させるロボットのパレット化動作によって生成される。
【0159】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対象物は、製品であるか、またはツールによるピッキングのために製品を保持する製品ピックステーション、およびパレタイザセルの一部分のうちの少なくとも1つに配置された異なる製品である。
【0160】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対象物は、ツールによるピッキングのために製品を保持する製品ピックステーションの構造、パレタイザセルの構造、およびパレタイザセルの少なくとも一部分に着座させられる構造のうちの少なくとも1つからの構造である。
【0161】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、別の方向は、作動方向に実質的に対向して配向される。
【0162】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持面は、平面であり、所定の基準配向で所定の基準面を画定する。
【0163】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリ連結部は、把持アセンブリが、支持面およびグリッププレスによって製品が把持されているクランプされた状態以外の状態で、支持部材が、少なくとも別の方向でフレームに対して実質的に自由に移動可能であるように、移動可能な解放構成を有する。
【0164】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、把持アセンブリは、位置追従装置を有し、位置追従装置は、製品を支持面とグリッププレスとの間にクランプするグリッププレスの作動が、所定の基準配向から離れた支持面の変位位置に追従するように配置される。
【0165】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、位置追従装置はトルク制限装置である。
【0166】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、当該方法は、支持部材に沿った長手方向の移動のためにフレームに取り付けられているプッシャーを含むプッシャーアセンブリを用いて、支持部材に沿った長手方向の運動で製品を押す工程をさらに含み、プッシャーは、位置追従性を有するプッシャーアクチュエータによって駆動させられる。
【0167】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリ連結部は、支持部材が別の方向でフレームに対して移動可能であるように、支持アセンブリ連結部の動作解放を画定する、支持部材とフレームとの間に配置されたピボットを有する。
【0168】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持アセンブリは、フレームに従属する支持ベースを有し、支持部材は、支持ベースに従属して、支持ベースから突出し、支持ベースによってフレームに接続される。
【0169】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、当該方法は、支持部材を支持ベースに接合する工程およびその接合を解除する工程のうちの1つまたは複数をさらに含み、支持部材は、スライド継手を用いて、支持ベースに取り外し可能に接合され、スライド継手は、支持部材および支持ベースが互いに対してスライドし、支持部材が、支持部材と支持ベースとの間の相対的なスライドによって支持ベースに接合され、接合解除されるように構成される。
【0170】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、スロット継手によって、支持ベースに取り外し可能に接合され、スロット継手は、支持ベースおよび支持部材が互いに対してスライドして、支持部材と支持ベースとの相互の連結および連結解除をもたらすように、支持ベースと支持部材との間のガイドウェイインターフェースを画定する。
【0171】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、当該方法は、ガイドウェイインターフェースの基準データムを用いて、支持部材と支持ベースとの接合と略一致する支持面の所定の基準配向を画定する工程をさらに含む。
【0172】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持部材および支持ベースが、連結時および連結解除時に互いに対して実質的に自由にスライドするように、支持部材と支持ベースとの間にランニングクリアランスを画定する。
【0173】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ガイドウェイインターフェースは、支持アセンブリ連結部が支持面を所定の基準配向で固定した状態で、解放方向を横切る方向での配向を有し、支持アセンブリ連結部は、少なくとも部分的にガイドウェイインターフェースを下向きに再配向するためのピボットを有する。
【0174】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、混載製品をパレット化するためのツールが提供される。ツールは、
パレタイザ内の経路に沿ってツールを移動させるように構成されたパレタイザ内でロボットにツールを取り付けるためのフレームと、
フレームに移動可能に連結された支持アセンブリであって、支持アセンブリが、支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準位置および配向で配置された支持面を形成する脆弱な支持部材を有する、支持アセンブリと、
を備え、
脆弱な支持部材は、非延性の材料を有し、ツールがロボットによって経路に沿って移動させられた状態での障害物に対する支持アセンブリの衝撃からは、所定の基準位置および配向から、脆弱な支持部材が実質的に変形せず、支持面が実質的に不変であることを特徴とし、支持面に、実質的に不変の状態および破壊された状態の2つの状態を提供するように、支持面を所定の基準位置および配向から破壊させる破損を引き起こす障害物との衝突による脆弱な支持部材の破損に対して、脆弱な支持部材が実質的に変形しないままであり、支持面が実質的に不変のままであることを特徴とする。
【0175】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、脆弱な支持部材の破損は、オペレータに支持面の破壊に関する所定の表示を提供する。
【0176】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、所定の表示は、支持面がその上に製品を着座させるのに適さなくさせた破壊をオペレータに識別させる所定の標識を有する。
【0177】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、脆弱な支持部材は、所定の表示を提供する所定の標識を画定するように構成され、所定の標識は脆弱な支持部材の破損に固有のものである。
【0178】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、脆弱な支持部材は、少なくとも部分的に追従性を有する連結部を用いてフレームに連結され、脆弱な支持部材は、連結部の追従を超えた障害物との衝撃で破損するように構成されている。
【0179】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、パレタイザでパレットをパレット化するロボットの所定のデューティーサイクルに応じてツールがロボットによって経路に沿って移動させられた状態での支持アセンブリと障害物との衝突からは、所定の基準位置および配向から、脆弱な支持部材が実質的に変形せず、支持面が実質的に不変であるように構成されている。
【0180】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、パレタイザ内でのツールの異なる製品のピッキングおよび配置の位置間の経路に沿ったツールの最適な軌道動作に応じてツールがロボットによって経路に沿って移動させられた状態での支持アセンブリと障害物との衝撃からは、所定の基準位置および配向から、脆弱な支持部材が実質的に変形せず、支持面が実質的に不変であるように構成されている。
【0181】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ツールは、フレームに連結されたウェッジをさらに備え、ウェッジは、ツールが、ロボットアームのアーム端ツール取付部の取付面に対して、ウェッジによって設定された所定の角度を有するように、フレームをロボットのロボットアームに連結するように構成されている。
【0182】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、テーパ状の製品支持面を有し、テーパ状の製品支持面の角度は、ウェッジによって設定された所定の角度に実質的に対応する。
【0183】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、テーパ状の製品支持面の角度とウェッジによって設定された所定の角度は実質的に同じである。
【0184】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、混載製品をパレット化するためのツールが提供される。ツールは、
パレタイザ内の経路に沿ってツールを移動させるように構成されたパレタイザ内でロボットにツールを取り付けるためのフレームと、
フレームに移動可能に連結された支持アセンブリであって、支持アセンブリが、支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準位置および配向で配置された支持面を形成する支持部材を有する、支持アセンブリと、
を備え、
支持面は、近位端および遠位端を有し、近位端および遠位端は、製品が近位端と遠位端との間に着座させられるように配置され、支持部材は、近位端でフレームに連結され、支持面は、近位端と遠位端との間に、所定の水平面に対して、下反角を有し、それにより、支持面上に着座した製品は、支持面の遠位端からの、ツールからの排出時に、下反角で配置される。
【0185】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持部材は、ロボットによってパレタイザ内の配置位置まで移動させられるツールに対する位置決め基準を提供する基準面を有し、配置位置から、製品がツールから排出され、パレタイザ内のパレット上に配置され、基準面は、支持面の反対側に配置される。
【0186】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、基準面は、ツールが配置位置にある状態で所定の水平面と実質的に整列して位置付けられる。
【0187】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、遠位端で所定の水平面に向かって下反角だけ傾斜した支持面によって、パレット上への製品の配置をもたらすために遠位端で支持面から排出された製品が、支持面からパレットまでの最小の降下を有するように、配置位置でのツールの位置決めが可能になる。
【0188】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、下反角は約3°である。
【0189】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ツールは、フレームに連結されたウェッジをさらに備え、ウェッジは、ツールが、ロボットアームのアーム端ツール取付部の取付面に対して、ウェッジによって設定された所定の角度を有するように、フレームをロボットのロボットアームに連結するように構成されており、所定の角度は下反角と略同じである。
【0190】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、混載製品をパレット化するための方法が提供される。当該方法は、
ツールを設ける工程であって、ツールが、
パレタイザ内の経路に沿ってツールを移動させるように構成されたパレタイザ内でロボットにツールを取り付けるためのフレームと、
フレームに移動可能に連結された支持アセンブリであって、支持アセンブリが、支持面上に着座させられた製品を支持するように、所定の基準位置および配向で配置された支持面を形成する脆弱な支持部材を有する、支持アセンブリと、
を有し、
脆弱な支持部材が、非延性の材料を有し、ツールがロボットによって経路に沿って移動させられた状態での障害物に対する支持アセンブリの衝撃からは、所定の基準位置および配向から、脆弱な支持部材が実質的に変形せず、支持面が実質的に不変であることを特徴とし、支持面に、実質的に不変の状態および破壊された状態の2つの状態を提供するように、支持面を所定の基準位置および配向から破壊させる破損を引き起こす障害物との衝突による脆弱な支持部材の破損に対して、脆弱な支持部材が実質的に変形しないままであり、支持面が実質的に不変のままであることを特徴とする、工程と、
脆弱な支持部材を用いて、障害物との衝撃時に、脆弱な支持部材の破損および支持面の破壊に関する所定の表示をオペレータに提供する工程と、
破損した支持部材と別の脆弱な支持部材との高速スワッピングによって破損した支持部材を別の脆弱な支持部材と交換する工程と、
を含む。
【0191】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、破損した支持部材と別の脆弱な支持部材との高速スワッピングは、支持アセンブリからの破損した支持部材の実質的に工具無しの取り外しであり、支持アセンブリへの別の支持部材の実質的に工具無しの挿入である。
【0192】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、所定の表示は、支持面がその上に製品を着座させるのに適さなくさせた破壊をオペレータに識別させる所定の標識を有する。
【0193】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、脆弱な支持部材は、所定の表示を提供する所定の標識を画定し、所定の標識は脆弱な支持部材の破損に固有のものである。
【0194】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、脆弱な支持部材は、少なくとも部分的に追従性を有する連結部を用いてフレームに連結され、脆弱な支持部材は、連結部の追従を超えた障害物との衝撃で破損する。
【0195】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、パレタイザでパレットをパレット化するロボットの所定のデューティーサイクルに応じてツールがロボットによって経路に沿って移動させられた状態での支持アセンブリと障害物との衝突からは、所定の基準位置および配向から、脆弱な支持部材は実質的に変形せず、支持面が実質的に不変であるように構成されている。
【0196】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、パレタイザ内でのツールの異なる製品のピッキングおよび配置の位置間の経路に沿ったツールの最適な軌道動作に応じてツールがロボットによって経路に沿って移動させられた状態での支持アセンブリと障害物との衝撃からは、所定の基準位置および配向から、脆弱な支持部材は実質的に変形せず、支持面が実質的に不変であるように構成されている。
【0197】
前述の説明が、本開示の態様の例示にすぎないことを理解されるべきである。本開示の態様から逸脱することなく、当業者によってさまざまな代替および補正が企図され得る。したがって、本開示の態様は、本明細書に添付された任意の請求項の範囲内にあるすべてのそのような代替、補正、および変形を包含することを意図している。さらに、異なる特徴が相互に異なる従属請求項または独立請求項に記載されているという単なる事実は、これらの特徴の組み合わせが利点を有して使用することができず、そのような組み合わせが本開示の態様の範囲内にとどまることを示すものではない。
図1
図1A
図2
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図9A
図9B
図10
図10A
図10B
図10C
図11
図12
図13
図13A
図13B
図13C
図14
図15
【国際調査報告】