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  • 特表-屋外デッキ用の木板 図1
  • 特表-屋外デッキ用の木板 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-28
(54)【発明の名称】屋外デッキ用の木板
(51)【国際特許分類】
   B27K 3/22 20060101AFI20240621BHJP
【FI】
B27K3/22
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023577109
(86)(22)【出願日】2022-06-22
(85)【翻訳文提出日】2024-02-08
(86)【国際出願番号】 SE2022050623
(87)【国際公開番号】W WO2022271076
(87)【国際公開日】2022-12-29
(31)【優先権主張番号】2150798-3
(32)【優先日】2021-06-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523465425
【氏名又は名称】カルヴェア アクチエボラグ
【氏名又は名称原語表記】CALVEA AB
【住所又は居所原語表記】Ostergatan 35, Stockaryd, SWEDEN
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スヴァンストレーマー ロニー
【テーマコード(参考)】
2B230
【Fターム(参考)】
2B230AA01
2B230BA03
2B230CA06
2B230EB13
(57)【要約】
本発明は、屋外デッキ(8)用途の木板(1)に関し、木板(1)は、木材の樹皮側近くから切り出され、約10mm~約32mmの範囲の厚さを有し、木板(1)は、第1の側(2)と反対側の第2の側(4)とを含み、第1の側(2)は、木板(1)の上側として配置することができ、第2の側(4)は、木板(1)の下側として配置することができ、またはその逆も可能であり、第1の側(2)と第2の側(4)の間に、木板(1)は、2つの対向する短辺側(9、11)を有する。木板(1)は、凸状の第1の側(2)と凸状の第2の側(4)とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋外デッキ(8)用途のための木板(1)であって、木材の樹皮側近くから切り取られ、約10mm~約32mmの範囲の厚さを有し、前記木板(1)は、第1の側(2)及び反対側の第2の側(4)を含み、前記第1の側(2)は前記木板(1)の上側として配置することができ、前記第2の側(4)は、前記木板(1)の下側として配置することができ、または、その逆も可能で、前記第1の側(2)と前記第2の側(4)の間に、前記板(1)は、2つの対向する短辺側(9、11)を有し、前記第1の側(2)及び前記第2の側(4)は凸状である、木板(1)。
【請求項2】
30%~約35%の範囲の含水率に、化学的保存法、好ましくは、銅防腐剤技術を含む加圧処理によって処理されている、請求項1に記載の木板(1)。
【請求項3】
前記凸状の第1の側(2)及び第2の側(4)の曲率半径(R)が、それぞれ、約300mm~約20000mmの範囲にある、請求項1または2に記載の木板(1)。
【請求項4】
前記凸状の第1の側(2)及び前記第2の側(4)がそれぞれ、前記短辺側(9、11)に接する角の半径(Rc)が、約2mm~約10mmの範囲にある、請求項1から3のいずれか一項に記載の木板(1)。
【請求項5】
前記木板(1)が、約95mm~約225mmの範囲の幅(W)と、約10mm~約32mm、好ましくは約12mm~約30mm、より好ましくは約14mm~約28mmの範囲の厚さ(t)とを有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の木板(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋外デッキ用の木板に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、有利には、屋外デッキ床を施工するために使用される。
【0003】
プロ及びアマチュアの大工による従来のデッキ板の施工では、デッキ用の木板は通常、材木置き場から供給される。木板は、様々な寸法で予め製造され、好ましくは、水にさらされた場合の耐久性を延ばすために、銅防腐剤技術を含む加圧処理を使用することが多い化学的保存法によって処理されている。
【0004】
木材は、様々なタイプに切断される。使用に最適な丸太の好ましい部分は、年輪が最も小さい髄としても知られる木の中心部近くから平びきされた木材である。より大きい年輪を有する樹皮に近い部分(木材のこの部分は、辺材と呼ばれる)など、木材の他の部分は、安定性に劣る。これは、木のより長い及び短い木目を形成する木の繊維(木目)の配置及びパターンなどに依存する。板の一方の側から他方の側に、樹皮に近くなると木目が長くなる。その結果、この部分はより不安定になり、カッピング及び他の予測不能な形態のリスクが最も高くなる。
【0005】
したがって、木材から平びきした木板は、板の髄側と呼ぶことができる一方の平らな側と、板の樹皮側と呼ぶことができる反対側の平らな側とを有する。
【0006】
以下の説明における木の「乾燥」という用語は、木板が、太陽光または日陰において自然に、さらには任意の工業的な木の強制乾燥処理工程によって乾燥されることを意味する。以下の説明で定義される木板の「含水率」という用語は、木板中の固形分に対する液体の含有率(パーセンテージ)を意味する。
【0007】
屋外デッキが水にさらされた後、乾燥にさらされると、木板の最外層が収縮して、板のカッピングが発生する。板の樹皮側の層は、多くの場合、髄側の層よりも多く収縮する。デッキを施工する場合、髄側を上に向けて、板を取り付けなければならない。その理由は、板が、湿気や雨にさらされた後、乾燥すると、デッキ層の表面を形成する板の上側が通常、凸状になるからである。そうすると、板は上方に曲がる。板は、わずかであるが、水を板から流すのには十分なだけ曲がるのが理想である。
【0008】
反対に、木板が樹皮側を上にして取り付けられると、上側が凹状になる。これにより、板がカップ状になって、水を集め、歩くための板の上が凹凸になる。板は、取り返しのつかないほど損傷を受け、板の寿命は大幅に短くなり、損傷を受けた木板の破壊が経時的に増えることで環境に影響が生じる。特に、多くの木板が化学保存法によって処理されるため、環境への影響が懸念されている。銅防腐剤法を用いて加圧処理された板などの木板は、特定の環境要件下で破壊しなければならない。
【0009】
しかし、若い木材の樹皮側近くで平びきされた木板(辺材)、特に、約30~32mm以下などの薄い寸法の木板には、さらに別の問題がある。反対に、木の中心の近くからの古い木材の平びきされた木板と比較すると、樹皮側近くの平びきされた木板は、髄側で、より多く収縮することがある。
【0010】
材木置き場で販売されるデッキ用の木板は、品質が様々であることが多く、デッキ板のカッピングのリスクを最小限にする場合、施工に適した板を選ぶために、木板の慎重な選択が必要である。
【0011】
自分でデッキ板を施工するアマチュアは、デッキ床の施工に適した木板を選択する知識を通常、有していない。
【0012】
さらに、経験豊富な大工などの専門家も、使用するのに所望の品質の好ましい木板を見つけ出して選択することが困難な場合がある。その結果、時間と費用がかかることになる。
【0013】
屋外デッキ床を施工するために供給される木板の全体的な品質を向上させたいとの要望がある。屋外デッキ床を施工するために供給される木板の耐久性を向上させたいとの要望がある。
【0014】
さらに、屋外デッキ床の組立及び取付時に、木板の正しい設置の改善が望まれている。こうすることで、デッキ床の寿命を延ばすことができる。
【0015】
さらなる要望は、木板を不正確に設置するリスクを排除することである。そうすることで、耐久性及び寿命を延ばすことができるため、損傷した木板の破壊が減少して、環境への影響を低減することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明の目的は、屋外デッキ床を施工するために供給される木板の全体的な品質を改善することである。本発明の別の目的は、屋外デッキ床を施工するために供給される木板の耐久性を向上させることである。さらなる目的は、組立及び取付中に木板が正しく設置され、環境への影響を少なく、かつ屋外デッキ床の寿命を延ばすことである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
これらの目的は、請求項1に記載の木板によって達成される。したがって、目的は、屋外デッキ用途の木板を用いて達成する。板は、木材の樹皮側に近い木材、すなわちいわゆる辺材から切り出されて、厚さは約10mm~約32mmの範囲である。木板は、第1の側と、反対側の第2の側とを含む。第1の側は、木板の上側として配置することができ、第2の側は、木板の下側として配置することができ、またはその逆も可能である。第1の側と第2の側との間に、板は対向する2つの短辺側を有する。第1の側及び第2の側は凸状である。その結果、第1の側または第2の側のうちの一方の側がカッピングを受けるが、殆どの場合において、板の一方の側には依然として所望の凸形状が設けられる。屋外デッキ床の組立及び取付中に木板を不正確に配置するリスクが大幅に減少する。利点は、デッキ板の寿命が延びることである。カッピングにより破損した木板を不必要に破壊することを回避でき、環境への影響を低減することができる。さらに、丸太の大部分をデッキ用途の木板の供給に使用することができる。木板の品質は、高度に均一であり、木板の平均品質レベルを保証することができる。使用する板を選択し決定することを含む準備作業の時間及び費用が削減される。予め製作された凸状輪郭により、板の表面からの迅速な水排出が保証される。
【0018】
本発明の態様によれば、木板は、化学的保存法によって、好ましくは、銅防腐剤技術を含む加圧処理によって、30%~約35%の範囲の含水率に処理されている。これは、木板が横方向及び縦方向に容易に曲げることができる可撓性を有し得るという利点を有する。この結果、支持構造体に隣接して取り付けられる場合、下側もある程度、多少は凸状になり得るにもかかわらず、屋外デッキ床の組立及び取付時に木板を設置する際の取り扱いが複雑でなく簡単になる。
【0019】
別の態様によれば、本発明は、木板の凸状の第1の側及び第2の側それぞれの曲率半径が、約300mm~約20000mmの範囲になり得ることも提供する。このことは、凸側の湾曲を、木板の必要な特性及び設計に対して適合させることができるという利点を有する。範囲内の大きい半径は、大きい寸法の板に使用することができ、一方、小さい半径は、例えば約100mm~約125mmの幅を有する木板に適している。
【0020】
本発明のさらなる態様によれば、凸型の第1の側と第2の側が、それぞれ、短辺側と接する角の半径は、約2mm~約10mmの範囲にある。短辺側のこの範囲の丸い縁部により、板の表面からの水の排出が保証される。
【0021】
本発明のさらに別の態様によれば、木板は、約95mm~約225mmの範囲の幅と、約10mm~約32mm、好ましくは約12mm~約30mm、より好ましくは約14mm~約28mmの範囲の厚さとを有する。木板のこれらの好ましい範囲は、範囲内のこのような寸法が、強度の高いデッキ板構造と、デッキ床の組立及び取付中に実際に扱いやすい寸法とを提供するため、有利である。
【0022】
本発明の別の態様によれば、木板の凸側はかんながけされる。かんながけされた凸側を木板に設けることにより、滑らかで凹凸の無い表面を提供することができる。
【0023】
にもかかわらず、本発明に従って準備及び供給された後、木板の両側が、カッピングを受けるという稀なケースでは、木板は、廃棄されて、デッキには使用されない。
【0024】
本発明のさらなる利点及び有利な特徴は、以下の説明及び従属請求項に開示される。
【0025】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の実施形態による屋外デッキ用途のための木板を示す。
図2】本発明のさらに別の実施形態による、図1を参照して説明した木板を用いた施工中の屋外デッキを示す。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1は、本発明の実施形態による、屋外デッキ用途の、短辺側から見た木板1を示す。木板1は、好ましくは、木の中心に近くない丸太の部分から平びきされた、好適には、若い木材の樹皮側近くから平びきされた(辺材)、特に、約30~32mm以下など、薄い寸法の木板であってよい。したがって、本発明では、多かれ少なかれ、木板の製造者の要望であった丸太の安定した部分から提供されていたデッキ用に切り取られた木板のみを使用する必要は無い。
【0028】
それどころか、本発明は、好ましくは、若い木材の樹皮側近くの平びきされた木板(辺材)、特に、約30~32mm以下などの薄い寸法の木板を使用する。古い木材の木の中心近くから平びきされた木板と比較して、樹皮側近くから平びきされた木板は髄側でより多く縮み得るという事実にもかかわらず、これは、環境的観点からの意識的な選択である。このように、丸太の大部分は、屋外デッキ用途のための木板の供給に使用することができる。
【0029】
木板1は、水にさらされたときの耐久性を延ばす銅防腐剤技術を含む加圧処理を用いる化学保存法により処理されてよい。化学保存法で処理した製造済み木板は、好ましくは、30%~約35%の範囲の含水率を有し得る。
【0030】
本発明によれば、木板1は、第1の側2と第2の側4とを含んで、木板1は、凸状の上側と凸状の下側とを備えている。木板1の上側及び下側の凸形状は、太陽光または他の乾燥条件など、任意の実質的に無制御な乾燥にさらされる前の条件で、設けられる。しかしながら、木板1は、下記のように制御された乾燥工程を設けられてよい。
【0031】
木板1を本発明に従って製造した後に、木板1は、日光にさらされることによって、また、日陰で使用される場合または乾燥状態で保管される場合にも、自然に、制御されないさらなる乾燥を受ける場合がある。乾燥はまた、工業的な任意の木の強制的乾燥処理工程によって制御された方法で提供される場合もある。本発明の説明で定義される木板の「含水率」という用語は、木板中の固形分に対する液体の含有率(パーセンテージ)を意味する。木板は、例えば、化学的保存法により製造される場合、30%~約35%の上記範囲よりずっと低い場合がある含水率まで大幅に乾燥させる場合があるが、依然として、デッキの目的で使用することができる。おそらく、木板1の一方の凸側は、カッピングが起きるが、反対側は、ほとんどのケースで、依然として凸状であり、図2に示すように、屋外デッキ8の上面6として配置される。
【0032】
第1の側2は第1の長辺側とも称され、第1の側2とは反対側の第2の側4は第2の長辺側とも称されてよい。第1の側2と第2の側4との間に、板は2つの短辺側を有しており、第1の短辺側9と、第1の短辺側9の反対側の第2の短辺側11とを有する。
【0033】
第1の側2は、木板の上側として配置することができ、第2の側4は、木板の下側として配置することができ、またはその逆も可能である。
【0034】
木板1は、凸状の上側と凸状の下側とを備えている。木板1の第1の側2と第2の側4は、平びきされた木板1をかんながけすることによって形成された凸状の輪郭を備える。木板1の凸状の輪郭により、屋外デッキ8用に取り付けるとき、第1の側2と第2の側4のいずれを木板の上側として配置すると決定しても、第1の側2及び第2の側4に水が留まらないことを保証する。これについては、図2を参照して、以下にさらに記載する。
【0035】
その結果、水が上側から流れ落ちずに、上側の凹面に水が留まる木板1のカッピングのリスクを回避することができる。水は、板1の上側の表面から速やかに排水することができる。
【0036】
さらに、凸面2、4のおかげで、屋外デッキ床の組立及び取付時に木板1が不正確に配置されるリスクが大幅に低減される。利点は、屋外デッキ板1の寿命が延びることである。デッキの床に供給する木板1の側2、4のカッピングによる破損した木板1の不必要な破壊を避けることができ、環境への影響を低減する。
【0037】
図1に示す木板1は、様々な寸法で提供されてよい。適切には、木板1は、約95mm~約225mmの範囲の幅Wと、約10mm~約32mm、好ましくは約12mm~約30mm、より好ましくは約14mm~約28mmの範囲の厚さとを有し得る。
【0038】
図1を参照して図示及び説明された木板1は、約300mm~約20000mmの範囲の凸状の上側の曲率半径Rを有し得る。このことは、凸側2、4の湾曲を、木板1の必要な特性及び設計に対して適合させることができるという利点を有する。範囲内の大きい半径は、例えば、約175mm~200mmの幅Wを有する大きい寸法の板1に使用されてよい。小さい半径Rは、約100mm~125mmの幅Wを有する木板1に適している。凸側2、4が短辺側9、11とが接する角の半径Rcは、約2mm~約10mmの範囲であってよい。
【0039】
一例として、図1に示す木板1は、120mmの幅W及び28mmの厚さtを有し得る。板1の中央部の凸面曲率の高さhを3mmに設定する。凸側2、4の曲率半径Rは610mmである。凸側2、4が短辺側9、11と接する角の半径Rcは、4mmであってよい。
【0040】
図2は、図1に関して説明したような木板を用いて施工中の屋外デッキ8を示す。木板は、並べて配置され、板1の下にある支持構造14に対して、固定要素、例えば、ねじによって支持構造14の隣に固定される。木板1の第1の側2または第2の側4のうちの、デッキ8の施工時に依然として凸面を有するいずれか一方が、支持構造14から離れた方の上側として、上を向くように配置される。木板1が経時的に相当な乾燥を受けているために凸状でない場合がある木板1の側は、平らであってもよいし、カップ状であってもよい。この場合、デッキ8の施工時に、木板1のもはや凸状でない側2、4は、支持構造体14に隣接する下側として下向きに配置される。しかしながら、木板1の第1の側2及び第2の側4の両方が、かなりの乾燥を受けた後も、デッキ8の施工時に依然として凸状の場合もあり、その場合には、面2、4のいずれを上側または下側として配置してもよい。板の依然として凸状である側が、支持構造14に隣接した下側として配置される場合でさえ、上記詳細な例で記載した、好ましく提供された凸側の適度な曲率半径Rにより、板は、固定要素によって支持構造14に強固に取り付けることができる。
【0041】
当然ながら、本発明は、上記に説明され、図面に示される実施形態に限定されず、むしろ、当業者は、添付の特許請求の範囲内で多くの変更及び修正がなされ得ることを認識されよう。また、図面は縮尺通りに描かれていない。
図1
図2
【手続補正書】
【提出日】2024-02-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋外デッキ(8)用途のための木板(1)であって、木材の樹皮側近くから切り取られ、約10mm~約32mmの範囲の厚さを有し、前記木板(1)は、第1の側(2)及び反対側の第2の側(4)を含み、前記第1の側(2)は前記木板(1)の上側として配置することができ、前記第2の側(4)は、前記木板(1)の下側として配置することができ、または、その逆も可能で、前記第1の側(2)と前記第2の側(4)の間に、前記板(1)は、2つの対向する短辺側(9、11)を有し、前記第1の側(2)及び前記第2の側(4)は凸状である、木板(1)。
【請求項2】
30%~約35%の範囲の含水率に、化学的保存法、好ましくは、銅防腐剤技術を含む加圧処理によって処理されている、請求項1に記載の木板(1)。
【請求項3】
前記凸状の第1の側(2)及び第2の側(4)の曲率半径(R)が、それぞれ、約300mm~約20000mmの範囲にある、請求項に記載の木板(1)。
【請求項4】
前記凸状の第1の側(2)及び前記第2の側(4)がそれぞれ、前記短辺側(9、11)に接する角の半径(Rc)が、約2mm~約10mmの範囲にある、請求項に記載の木板(1)。
【請求項5】
前記木板(1)が、約95mm~約225mmの範囲の幅(W)と、約10mm~約32mm、好ましくは約12mm~約30mm、より好ましくは約14mm~約28mmの範囲の厚さ(t)とを有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の木板(1)。
【国際調査報告】