(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-28
(54)【発明の名称】ビデオ生成方法、装置、システム、機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04N 21/854 20110101AFI20240621BHJP
【FI】
H04N21/854
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023578191
(86)(22)【出願日】2022-09-02
(85)【翻訳文提出日】2023-12-19
(86)【国際出願番号】 CN2022116648
(87)【国際公開番号】W WO2023051160
(87)【国際公開日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】202111165848.6
(32)【優先日】2021-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ポン,ズーペイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ジャウェイ
(72)【発明者】
【氏名】チィウ,ブォ
(72)【発明者】
【氏名】ヂョウ,ジェンレン
(72)【発明者】
【氏名】ヂャン,ジェンフォン
(72)【発明者】
【氏名】ウー,ウェンビン
(72)【発明者】
【氏名】ヂャオ,レイフェア
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ウェイ
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164FA29
5C164MC01P
5C164SB01S
5C164SB29S
(57)【要約】
本開示は、ビデオ生成方法、装置、システム、機器及び記憶媒体を提供し、この方法は、第1のクライアントと少なくとも1つの第2のクライアントとを含むビデオ生成システムに用いられる。具体的には、該方法は、以下のことを含む。まず、第1のクライアントは、第1の仮想ルームを新規作成し、第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定する。次に、第2のクライアントは、現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得し、第1のビデオを第1の仮想ルームにアップロードする。さらに、第1のクライアントは、第1の仮想ルームから第1のビデオを含むターゲットビデオを取得し、ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成する。以上から分かるように、本開示の実施例は、ビデオ生成システムに基づいて、複数人がオンラインで協力してビデオを生成することを実現することができ、ビデオ創作機能を豊かにし、ビデオ創作に対するユーザの体験を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ生成方法であって、第1のクライアントと少なくとも1つの第2のクライアントとを含むビデオ生成システムに用いられ、
前記第1のクライアントが第1の仮想ルームを新規作成し、前記第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定することと、
前記第2のクライアントが、現在のユーザが前記第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得し、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードすることと、
前記第1のクライアントが前記第1の仮想ルームから前記第1のビデオを含むターゲットビデオを取得し、前記ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成することと、を含む、ことを特徴とする、ビデオ生成方法。
【請求項2】
前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームに前記アップロードすることは、
前記第1のビデオにおけるオリジナル素材と前記ターゲット撮影特殊効果を含むビデオ効果を直列化した後に前記第1の仮想ルームにアップロードすることを含み、
これに応じて、前記ターゲットビデオに基づいて前記ターゲット結果ビデオを生成することは、
前記第1のビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果に基づいて、前記第1のビデオのビデオ編集現場を復元することと、
前記ビデオ編集現場に基づいて、前記ビデオ効果に対する編集操作を含む前記第1のビデオに対する編集操作を受信し、前記第1のビデオに対応する編集結果ビデオを得ることと、
前記第1のビデオに対応する編集結果ビデオに基づいて、ターゲット結果ビデオを生成することと、を含む、ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のクライアントが第1の仮想ルームを新規作成した後、
前記第1のクライアントに前記第1の仮想ルームに対応し、前記第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザに対応するビデオ取得状態が含まれるルームユーザリストを表示することをさらに含む、ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のクライアントが、現在のユーザが前記第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得することは、
前記第2のクライアントが、現在のユーザが前記第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、撮影ページを表示することと、
前記撮影ページに基づいて、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得することと、を含む、ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記撮影ページに基づいて、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された前記第1のビデオを取得した後、
前記撮影ページからビデオ編集ページにジャンプし、前記ビデオ編集ページに基づいて前記第1のビデオに対して編集操作を行うことをさらに含み、
これに応じて、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームに前記アップロードすることは、
前記ビデオ編集ページにおける予め設定された第1のコントロールに対するトリガー操作に応答し、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードすることを含む、ことを特徴とする、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ビデオ生成方法であって、
第1の仮想ルームを新規作成し、前記第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定することと、
前記第1の仮想ルームからターゲットビデオを取得し、前記ターゲット撮影特殊効果が追加され前記第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザによりアップロードして得られた前記ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成することと、を含む、ことを特徴とする、ビデオ生成方法。
【請求項7】
前記ターゲットビデオは、オリジナル素材とビデオ効果を直列化した後にアップロードして得られたものであり、前記ターゲットビデオに基づいて前記ターゲット結果ビデオを生成することは、
前記ターゲットビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果に基づいて、前記ターゲットビデオのビデオ編集現場を復元することと、
前記ビデオ編集現場に基づいて、前記ビデオ効果に対する編集操作を含む前記ターゲットビデオに対する編集操作を受信し、前記ターゲットビデオに対応する編集結果ビデオを得ることと、
前記ターゲットビデオに対応する編集結果ビデオに基づいて、ターゲット結果ビデオを生成することと、を含む、ことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の仮想ルームを新規作成した後、
前記第1の仮想ルームに対応し、前記第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザに対応するビデオ取得状態が含まれるルームユーザリストを表示することをさらに含む、ことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
ビデオ生成方法であって、
現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得することと、
前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードすることであって、前記第1の仮想ルームにおける前記第1のビデオは、ターゲット結果ビデオを生成するために用いられることと、を含む、ことを特徴とする、ビデオ生成方法。
【請求項10】
前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームに前記アップロードすることは、
前記第1のビデオにおけるオリジナル素材と前記ターゲット撮影特殊効果を含むビデオ効果を直列化した後に前記第1の仮想ルームにアップロードすることを含む、ことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得することは、
現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、撮影ページを表示することと、
前記撮影ページに基づいて、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得することと、を含む、ことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記撮影ページに基づいて、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された前記第1のビデオを取得した後、
前記撮影ページからビデオ編集ページにジャンプし、前記ビデオ編集ページに基づいて前記第1のビデオに対して編集操作を行うことをさらに含み、
これに応じて、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームに前記アップロードすることは、
前記ビデオ編集ページにおける予め設定された第1のコントロールに対するトリガー操作に応答し、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードすることを含む、ことを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ビデオ生成システムであって、第1のクライアントと少なくとも1つの第2のクライアントとを含み、
前記第1のクライアントは、第1の仮想ルームを新規作成し、前記第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定するために用いられ、
前記第2のクライアントは、現在のユーザが前記第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得し、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードするために用いられ、
前記第1のクライアントは、さらに、前記第1の仮想ルームから前記第1のビデオを含むターゲットビデオを取得し、前記ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成するために用いられる、ことを特徴とする、ビデオ生成システム。
【請求項14】
ビデオ生成装置であって、
第1の仮想ルームを新規作成し、前記第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定するための新規作成モジュールと、
前記第1の仮想ルームから前記ターゲット撮影特殊効果が追加され且つ前記第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザによりアップロードして得られたターゲットビデオを取得し、前記ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成するための生成モジュールと、を含む、ことを特徴とする、ビデオ生成装置。
【請求項15】
ビデオ生成装置であって、
現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得するための第1の取得モジュールと、
前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードするためのアップロードモジュールであって、前記第1の仮想ルームにおける前記第1のビデオは、ターゲット結果ビデオを生成するために用いられるアップロードモジュールと、を含む、ことを特徴とする、ビデオ生成装置。
【請求項16】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体に命令が記憶されており、前記命令が端末機器上で実行されると、前記端末機器に請求項1~請求項12のいずれか1項に記載の方法を実現させる、ことを特徴とする、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
機器であって、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行できるコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~請求項12のいずれか1項に記載の方法を実現する、ことを特徴とする、機器。
【請求項18】
コンピュータプログラムであって、プロセッサにより実行されると、請求項1~請求項12のいずれか1項に記載の方法を実現するコンピュータプログラム/命令を含む、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、2021年09月30日に提出され、出願名称が「ビデオ生成方法、装置、システム、機器及び記憶媒体」で、中国特許出願番号「202111165848.6」の優先権を主張し、該出願のすべての内容は、援用により本願に取り込まれる。
【技術分野】
【0002】
本開示は、データ処理分野に関し、特にビデオ生成方法、装置、システム、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネットショートビデオ技術の急速な発展に伴い、人々のビデオ創作への情熱はますます高まっている。従って、どのようにビデオ創作機能を豊かにし、それによりビデオ創作に対するユーザの体験を向上させるかは、現在早急に解決しなければならない技術的課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記技術的課題を解決するか、又は上記技術的課題を少なくとも部分的に解決するために、本開示の実施例は、ビデオ生成方法を提供し、ビデオ生成システムに基づいて、複数人がオンラインで協力してビデオを生成することを実現することができ、ビデオ創作機能を豊かにし、ビデオ創作に対するユーザの体験を向上させる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様によれば、本開示は、ビデオ生成方法を提供し、前記方法は、第1のクライアントと少なくとも1つの第2のクライアントとを含むビデオ生成システムに用いられ、
前記第1のクライアントが第1の仮想ルームを新規作成し、前記第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定することと、
前記第2のクライアントが、現在のユーザが前記第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得し、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードすることと、
前記第1のクライアントが前記第1の仮想ルームから前記第1のビデオを含むターゲットビデオを取得し、前記ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成することと、を含む。
【0006】
1つの選択可能な実施形態において、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームに前記アップロードすることは、
前記第1のビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果を直列化した後に前記第1の仮想ルームにアップロードすることを含み、ここで、前記ビデオ効果は、前記ターゲット撮影特殊効果を含み、
これに応じて、前記ターゲットビデオに基づいて前記ターゲット結果ビデオを生成することは、
前記第1のビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果に基づいて、前記第1のビデオのビデオ編集現場(サイト)を復元することと、
前記ビデオ編集現場に基づいて、前記ビデオ効果に対する編集操作を含む前記第1のビデオに対する編集操作を受信し、前記第1のビデオに対応する編集結果ビデオを得ることと、
前記第1のビデオに対応する編集結果ビデオに基づいて、ターゲット結果ビデオを生成することと、を含む。
【0007】
1つの選択可能な実施形態において、前記第1のクライアントが第1の仮想ルームを新規作成した後、
前記第1のクライアントに前記第1の仮想ルームに対応するルームユーザリストを表示することをさらに含み、ここで、前記ルームユーザリストには、前記第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザに対応するビデオ取得状態が含まれる。
【0008】
1つの選択可能な実施形態において、前記第2のクライアントが現在のユーザが前記第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得することは、
前記第2のクライアントが、現在のユーザが前記第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、撮影ページを表示することと、
前記撮影ページに基づいて、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得することと、を含む。
【0009】
1つの選択可能な実施形態において、前記撮影ページに基づいて、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された前記第1のビデオを取得した後、
前記撮影ページからビデオ編集ページにジャンプし、前記ビデオ編集ページに基づいて前記第1のビデオに対して編集操作を行うことをさらに含み、
これに応じて、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームに前記アップロードすることは、
前記ビデオ編集ページにおける予め設定された第1のコントロールに対するトリガー操作に応答し、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードすることを含む。
【0010】
第2の態様によれば、本開示は、ビデオ生成方法を提供し、前記方法は、
第1の仮想ルームを新規作成し、前記第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定することと、
前記第1の仮想ルームからターゲットビデオを取得し、前記ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成することであって、前記ターゲットビデオに前記ターゲット撮影特殊効果が追加されており、前記ターゲットビデオは、前記第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザによりアップロードして得られたものであることと、を含む。
【0011】
1つの選択可能な実施形態において、前記ターゲットビデオは、オリジナル素材とビデオ効果を直列化した後にアップロードして得られたものであり、前記ターゲットビデオに基づいて前記ターゲット結果ビデオを生成することは、
前記ターゲットビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果に基づいて、前記ターゲットビデオのビデオ編集現場を復元することと、
前記ビデオ編集現場に基づいて、前記ビデオ効果に対する編集操作を含む前記ターゲットビデオに対する編集操作を受信し、前記ターゲットビデオに対応する編集結果ビデオを得ることと、
前記ターゲットビデオに対応する編集結果ビデオに基づいて、ターゲット結果ビデオを生成することと、を含む。
【0012】
1つの選択可能な実施形態において、前記第1の仮想ルームを新規作成した後、
前記第1の仮想ルームに対応するルームユーザリストを表示することをさらに含み、ここで、前記ルームユーザリストには、前記第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザに対応するビデオ取得状態が含まれる。
【0013】
第3の態様によれば、本開示は、ビデオ生成方法を提供し、前記方法は、
現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得することと、
前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードすることであって、前記第1の仮想ルームにおける前記第1のビデオは、ターゲット結果ビデオを生成するために用いられることと、を含む。
【0014】
1つの選択可能な実施形態において、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームに前記アップロードすることは、
前記第1のビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果を直列化した後に前記第1の仮想ルームにアップロードすることを含み、ここで、前記ビデオ効果は、前記ターゲット撮影特殊効果を含む。
【0015】
1つの選択可能な実施形態において、前記現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得することは、
現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、撮影ページを表示することと、
前記撮影ページに基づいて、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得することと、を含む。
【0016】
1つの選択可能な実施形態において、前記撮影ページに基づいて、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された前記第1のビデオを取得した後、
前記撮影ページからビデオ編集ページにジャンプし、前記ビデオ編集ページに基づいて前記第1のビデオに対して編集操作を行うことをさらに含み、
これに応じて、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームに前記アップロードすることは、
前記ビデオ編集ページにおける予め設定された第1のコントロールに対するトリガー操作に応答し、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードすることを含む。
【0017】
第4の態様によれば、本開示は、ビデオ生成システムを提供し、前記システムは、第1のクライアントと少なくとも1つの第2のクライアントとを含み、
前記第1のクライアントは、第1の仮想ルームを新規作成し、前記第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定するために用いられ、
前記第2のクライアントは、現在のユーザが前記第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得し、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードするために用いられ、
前記第1のクライアントは、さらに、前記第1の仮想ルームから前記第1のビデオを含むターゲットビデオを取得し、前記ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成するために用いられる。
【0018】
第5の態様によれば、本開示は、ビデオ生成装置を提供し、前記装置は、
第1の仮想ルームを新規作成し、前記第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定するための新規作成モジュールと、
前記第1の仮想ルームからターゲットビデオを取得し、前記ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成するための生成モジュールであって、前記ターゲットビデオに前記ターゲット撮影特殊効果が追加されており、前記ターゲットビデオは、前記第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザによりアップロードして得られたものである生成モジュールと、を含む。
【0019】
第6の態様によれば、本開示は、ビデオ生成装置を提供し、前記装置は、
現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得するための第1の取得モジュールと、
前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードするためのアップロードモジュールであって、前記第1の仮想ルームにおける前記第1のビデオは、ターゲット結果ビデオを生成するために用いられるアップロードモジュールと、を含む。
【0020】
第7の態様によれば、本開示は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体に命令が記憶されており、前記命令が端末機器上で実行されると、前記端末機器に上記方法を実現させる。
【0021】
第8の態様によれば、本開示は、機器を提供し、この機器は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行できるコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、上記方法を実現する。
【0022】
第9の態様によれば、本開示は、コンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム製品は、プロセッサにより実行されると、上記方法を実現するコンピュータプログラム/命令を含む。
【発明の効果】
【0023】
本開示の実施例による技術的解決手段は、従来技術に比べて下記利点を少なくとも有する。
【0024】
本開示の実施例は、ビデオ生成方法を提供し、この方法は、第1のクライアントと少なくとも1つの第2のクライアントとを含むビデオ生成システムに用いられる。具体的には、まず、第1のクライアントは、第1の仮想ルームを新規作成し、第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定する。次に、第2のクライアントは、現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得し、第1のビデオを第1の仮想ルームにアップロードする。さらに、第1のクライアントは、第1の仮想ルームから第1のビデオを含むターゲットビデオを取得し、ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成する。以上から分かるように、本開示の実施例は、ビデオ生成システムに基づいて、複数人がオンラインで協力してビデオを生成することを実現することができ、ビデオ創作機能を豊かにし、ビデオ創作に対するユーザの体験を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
ここで図面は明細書に組み込まれ、本開示に適する実施例を示し、明細書とともに本開示の原理を説明するために使用される。
本開示の実施例又は従来技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術説明の説明において使用する必要がある図面を簡単に説明し、明らかに、当業者にとっては、創造的な労働性を払わずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【
図1】本開示の実施例によるビデオ生成方法のフローチャートである。
【
図2】本開示の実施例による仮想ルームに加入するページの概略図である。
【
図3】本開示の実施例によるビデオ編集ページの概略図である。
【
図4】本開示の実施例によるルームユーザリストの表示ページの概略図である。
【
図5】本開示の実施例による別のビデオ生成方法のフローチャートである。
【
図6】本開示の実施例による別のビデオ生成方法のフローチャートである。
【
図7】本開示の実施例によるビデオ生成システムの構造概略図である。
【
図8】本開示の実施例によるビデオ生成装置の構造概略図である。
【
図9】本開示の実施例による別のビデオ生成装置の構造概略図である。
【
図10】本開示の実施例によるビデオ生成機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本開示の上記目的、特徴と利点をより明確に理解することができるように、以下、本開示の方案をさらに説明する。説明すべきこととして、衝突しない場合には、本開示の実施例及び実施例における特徴を互いに組み合わせてもよい。
【0027】
以下の説明では、本開示を十分に理解するために多くの具体的な詳細を説明するが、本開は、ここに説明されていない形態と異なる他の形態で実施されてもよく、明らかに、明細書における実施例は、本開示の一部の実施例にすぎず、すべての実施例ではない。
【0028】
現在、複数人が協力してビデオを生成することを実現するには、通常、複数人が同じ携帯電話を使用してビデオの撮影を行い、次に複数人が該携帯電話で撮影して得られたビデオに対して編集合成を行い、最終的な結果ビデオを得る必要がある。或いは、各人が自分の携帯電話を使用してビデオの撮影を行い、次に撮影して得られたビデオを1人に送信し、この人が受信したものに対して一括して編集合成を行い、最終的な結果ビデオを得てもよい。
【0029】
しかし、複数人が協力してビデオを生成することを実現する上記2つの方式には限界があり、複数人が協力してビデオ創作を行うことに対するユーザのニーズを満たすことができない。
【0030】
そのために、本開示の実施例によるビデオ生成方法は、第1のクライアントと少なくとも1つの第2のクライアントとを含むビデオ生成システムに用いられる。具体的には、まず、第1のクライアントは、第1の仮想ルームを新規作成し、第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定する。次に、第2のクライアントは、現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得し、第1のビデオを第1の仮想ルームにアップロードする。さらに、第1のクライアントは、第1の仮想ルームから第1のビデオを含むターゲットビデオを取得し、ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成する。以上から分かるように、本開示の実施例は、ビデオ生成システムに基づいて、複数人がオンラインで協力してビデオを生成することを実現することができ、ビデオ創作機能を豊かにし、ビデオ創作に対するユーザの体験を向上させる。
【0031】
これに基づいて、本開示の実施例は、ビデオ生成方法を提供し、
図1を参照すると、本開示の実施例によるビデオ生成方法のフローチャートであり、該方法は、第1のクライアントと少なくとも1つの第2のクライアントとを含むビデオ生成システムに用いられ、該方法は、以下のことを含む。
【0032】
S101:第1のクライアントは、第1の仮想ルームを新規作成し、前記第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定する。
【0033】
本開示の実施例において、複数人が協力してビデオを生成するシーンでは、ビデオ創作に参加するユーザは、司会者タイプと撮影者タイプの2つのタイプに分けることができる。
【0034】
実際の用途では、第1のクライアントにログインするユーザは、司会者タイプに属するユーザであり、以下、第1のクライアントにログインするユーザを第1のユーザとする。複数人が協力してビデオを生成する前、まず第1のユーザは、第1のクライアントに基づいてサーバ上で第1の仮想ルームを新規作成し、第1の仮想ルームに基づいて、複数人がオンラインで協力してビデオを生成することを実現する。
【0035】
1つの選択可能な実施形態において、第1のユーザは、パスワードにより第1の仮想ルームを新規作成することができ、他のユーザは、パスワードを入力することによって、該パスワードに一意に対応する仮想ルームへの加入を申請することができる。
【0036】
図2を参照すると、本開示の実施例による仮想ルームに加入するページの概略図であり、ここで、ユーザは、第1の仮想ルームのパスワードを入力し、「加入」コントロールをクリックすることによって、第1の仮想ルームへの加入を申請することができる。また、ユーザは、該ページに基づいて他の仮想ルームを新規作成することもできる。
【0037】
実際の用途では、複数人がオンラインで協力してビデオを生成するニーズに応じて、該第1の仮想ルームに加入することを要求し且つ成功した他のユーザが該ターゲット撮影特殊効果に基づいてビデオを撮影するために、第1のクライアントの第1のユーザは、さらに第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定することができる。ここで、ターゲット撮影特殊効果は、ステッカー特殊効果、道具(ツール)特殊効果、文字特殊効果などの特殊効果のうちのいずれかの特殊効果又はいずれかの複数の特殊効果の組み合わせを含んでもよい。
【0038】
S102:第2のクライアントは、現在のユーザが前記第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得し、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードする。
【0039】
本開示の実施例において、第2のクライアントにログインするユーザは、撮影者タイプに属するユーザであり、以下、第2のクライアントにログインするユーザを第2のユーザとする。
【0040】
実際の用途では、第2のクライアントのユーザは、パスワードを入力することによって第1の仮想ルームへの加入を申請することができ、ここで、第1の仮想ルームのパスワードは、オフラインで取得することができる。第2のクライアントは、現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、まず第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果を取得し、次に、該ターゲット撮影特殊効果に基づいて第1のビデオを取得する。
【0041】
1つの選択可能な実施形態において、第2のクライアントは、撮影装置で撮影することによって、該ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを得てもよい。具体的には、第2のクライアントは、現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、撮影ページを表示し、次に、撮影ページに基づいて、ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得することができる。
【0042】
別の選択可能な実施形態において、第2のクライアントは、ユーザアルバムページからビデオを選択し、該ビデオのためにターゲット撮影特殊効果を追加した後、第1のビデオとしてもよい。
【0043】
実際の用途では、第2のクライアントは、第1のビデオに対してビデオ編集操作を行うことができ、具体的には、第1のビデオを取得した後、撮影ページからビデオ編集ページにジャンプし、ビデオ編集ページに基づいて前記第1のビデオに対して編集操作を行うことができる。本開示の実施例は、具体的なビデオ編集操作を制限しない。
【0044】
1つの選択可能な実施形態において、ビデオ編集ページ上に予め設定された第1のコントロールが設けられ、第1のビデオに対する編集操作が完了した後、該予め設定された第1のコントロールをクリックすることによって、編集後の第1のビデオを第1の仮想ルームにアップロードすることをトリガーする。
【0045】
図3に示すように、本開示の実施例によるビデオ編集ページの概略図であり、ここで、ビデオ編集ページ上において、表示される第1のビデオに対して編集操作、例えば道具、ステッカーなどの特殊効果の追加を行い、「作品を司会者にまとめて送る」コントロールをクリックすることによって、編集後の第1のビデオを第1の仮想ルームにアップロードすることができる。
【0046】
本開示の実施例において、第2のクライアントは、ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得した後、第1のビデオを第1の仮想ルームにアップロードすることによって、第1のクライアントの第1のユーザは、第1の仮想ルームから該第1のビデオを取得することができ、複数人がオンラインで協力してビデオを生成する機能を実現する。
【0047】
他のユーザ(例えば第1のクライアントの司会者ユーザ)が第1のビデオを再編集できることを保証するために、本開示の実施例において、第2のクライアントは、第1のビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果を直列化処理し、次に直列化処理済みの第1のビデオを第1の仮想ルームにアップロードすることができる。注意すべきこととして、直列化処理済みの第1のビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果(例えば道具、ステッカーなどの特殊効果)は編集可能である。
【0048】
S103:第1のクライアントは、前記第1の仮想ルームからターゲットビデオを取得し、前記ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成する。
【0049】
ここで、前記ターゲットビデオは、前記第1のビデオを含む。
【0050】
本開示の実施例において、第1のクライアントは、第1の仮想ルームに対応するルームユーザリストを表示することができ、ルームユーザリストによって、第1の仮想ルームに加入することに成功したユーザに対応するビデオ取得状態を確認することができ、ここで、ビデオ取得状態は、ビデオ未取得状態、ビデオ取得中状態、ビデオ取得済み状態及びビデオアップロード済み状態などを含んでもよく、対応するユーザによるビデオに対する取得状態を表すために用いられる。
【0051】
図4に示すように、本開示の実施例によるルームユーザリストの表示ページの概略図であり、ここで、第1の仮想ルームは、ルーム5668であり、第1のユーザは、司会者であり、撮影に参加する撮影者は、第2のユーザと第3のユーザとを含み、ここで、第2のユーザに対応するビデオ取得状態は、ビデオ取得済み状態であるが、第3のユーザに対応するビデオ取得状態は、ビデオ取得中状態である。
【0052】
第1のクライアントは、第1の仮想ルームにアップロードされたビデオから少なくとも1つのビデオをターゲットビデオとして選択し、次に、該少なくとも1つのビデオのために再生順序を設定し、さらに、該再生順序に従って該少なくとも1つのビデオをターゲット結果ビデオとして合成することができる。
【0053】
1つの選択可能な実施形態において、第1のクライアントの第1のユーザは、該少なくとも1つのビデオをそれぞれ編集し、例えばステッカー、道具特殊効果などの追加を行うことができる。
【0054】
上記第1のビデオを例にして、第1のクライアントは、第1の仮想ルームから第1のビデオをターゲットビデオとして取得した後、第1のビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果に基づいて、第1のビデオのビデオ編集現場を復元し、次に、該ビデオ編集現場に基づいて、第1のビデオに対する編集操作を受信し、第1のビデオに対応する編集結果ビデオを得る。ここで、該編集操作は、第1のビデオにおけるビデオ効果に対する編集操作、例えばステッカー、道具特殊効果などの追加を含んでもよい。
【0055】
注意すべきこととして、第1のビデオは、ターゲットビデオとして選択された任意のビデオであってもよく、第1のクライアントは、上記方式に基づいてターゲットビデオを編集処理した後、ターゲット結果ビデオを得る。
【0056】
該ターゲット結果ビデオは、第1の仮想ルームに加入することに成功した各ユーザによりアップロードされたビデオに基づいて生成されるため、複数人がオンラインで協力してビデオを生成する産物である。
【0057】
本開示の実施例によるビデオ生成方法は、第1のクライアントと少なくとも1つの第2のクライアントとを含むビデオ生成システムに用いられる。具体的には、まず、第1のクライアントは、第1の仮想ルームを新規作成し、第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定する。次に、第2のクライアントは、現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得し、第1のビデオを第1の仮想ルームにアップロードする。さらに、第1のクライアントは、第1の仮想ルームから第1のビデオを含むターゲットビデオを取得し、ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成する。以上から分かるように、本開示の実施例は、ビデオ生成システムに基づいて、複数人がオンラインで協力してビデオを生成することを実現することができ、ビデオ創作機能を豊かにし、ビデオ創作に対するユーザの体験を向上させる。
【0058】
上記実施形態によれば、本開示の実施例は、ビデオ生成方法をさらに提供し、
図5を参照すると、本開示の実施例による別のビデオ生成方法のフローチャートであり、該方法は、第1のクライアント、すなわち司会者ロールのユーザがログインしているクライアントに用いられ、該方法は、具体的に、以下のことを含む。
【0059】
S501:第1の仮想ルームを新規作成し、前記第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定する。
【0060】
本開示の実施例において、第1のクライアントは、まず第1の仮想ルームを新規作成し、次に第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定することができる。第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザは、該ターゲット撮影特殊効果が追加されたビデオを取得し、取得したビデオを第1の仮想ルームにアップロードする必要がある。
【0061】
S502:前記第1の仮想ルームからターゲットビデオを取得し、前記ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成する。
【0062】
ここで、前記ターゲットビデオに前記ターゲット撮影特殊効果が追加されており、前記ターゲットビデオは、前記第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザによりアップロードして得られたものである。
【0063】
1つの選択可能な実施形態において、第1のクライアントは、第1の仮想ルームに対応するルームユーザリストを表示することができ、ここで、ルームユーザリストには、第1の仮想ルームに加入することに成功したユーザに対応するビデオ取得状態が含まれ、第1のクライアントのユーザは、ルームユーザリストによって各ユーザのビデオ取得状態を知ることができる。
【0064】
ルームユーザリストに基づいて、第1の仮想ルーム内の各ユーザがいずれもビデオのアップロードを完了したことを決定した後、第1のクライアントのユーザは、ターゲット結果ビデオを生成するために、第1の仮想ルームにアップロードされたビデオからターゲットビデオを選択することができる。
【0065】
第1のクライアントのユーザが第1の仮想ルームにアップロードされたビデオを再編集できるために、各ユーザは、第1の仮想ルームにビデオをアップロードする前、まずビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果を直列化処理することで、第1の仮想ルームにアップロードされたビデオを編集可能にする。
【0066】
第1のクライアントのユーザは、第1の仮想ルームからターゲットビデオを取得した後、ターゲットビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果に基づいて、ターゲットビデオのビデオ編集現場を復元する。次に、ビデオ編集現場に基づいて、ターゲットビデオに対する編集操作を受信し、ターゲットビデオに対応する編集結果ビデオを得る。さらに、該編集結果ビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成することができる。
【0067】
本開示の実施例は、ビデオ生成システムに基づいて、複数人がオンラインで協力してビデオを生成することを実現することができ、ビデオ創作機能を豊かにし、ビデオ創作に対するユーザの体験を向上させる。
【0068】
上記実施形態によれば、本開示の実施例は、ビデオ生成方法をさらに提供し、
図6を参照すると、本開示の実施例による別のビデオ生成方法のフローチャートであり、該方法は、第2のクライアント、すなわち撮影者ロールのユーザがログインしているクライアントに用いられ、該方法は、具体的に、以下のことを含む。
【0069】
S601:現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得する。
【0070】
本開示の実施例において、第2のクライアントのユーザは、パスワードに基づいて第1の仮想ルームへの加入を申請することができ、現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、撮影ページを表示し、撮影ページに基づいて、第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得することができる。
【0071】
1つの選択可能な実施形態において、第2のクライアントのユーザは、撮影することによって、第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得してもよく、ユーザアルバムからビデオを選択した後、それのために第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果を追加し、第1のビデオを得てもよい。
【0072】
1つの選択可能な実施形態において、第1のビデオを取得した後、撮影ページからビデオ編集ページにジャンプし、ビデオ編集ページに基づいて第1のビデオに対して編集操作を行い、次に、ビデオ編集ページにおける予め設定された第1のコントロールに対するトリガー操作を受信すると、編集後の第1のビデオを第1の仮想ルームにアップロードする。
【0073】
S602:前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードする。
【0074】
ここで、前記第1の仮想ルームにおける前記第1のビデオは、ターゲット結果ビデオを生成するために用いられる。
【0075】
第1の仮想ルームにアップロードされたビデオが再編集をサポートできるために、本開示の実施例は、第1のビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果を直列化した後に前記第1の仮想ルームにアップロードすることができる。
【0076】
本開示の実施例において、第1の仮想ルームにアップロードされたビデオは、該第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザからのものであり、第1の仮想ルームにおけるビデオターゲット結果に基づいてビデオを生成し、複数人がオンラインで協力してビデオを生成する機能を実現し、ビデオ創作機能を豊かにし、ビデオ創作に対するユーザの体験を向上させる。
【0077】
上記方法の実施例の内容によれば、本開示の実施例は、ビデオ生成システムを提供し、このビデオ生成システムは、第1のクライアントと少なくとも1つの第2のクライアントとを含む。
図7を参照すると、本開示の実施例によるビデオ生成システムの構造概略図である。該ビデオ生成システム700は、
第1の仮想ルームを新規作成し、前記第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定するための前記第1のクライアント701と、
現在のユーザが前記第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得し、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードするための前記第2のクライアント702とを含み、
前記第1のクライアント701は、さらに、前記第1の仮想ルームから前記第1のビデオを含むターゲットビデオを取得し、前記ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成するために用いられる。
【0078】
1つの選択可能な実施形態において、前記第2のクライアントは、さらに、
前記第1のビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果を直列化した後に前記第1の仮想ルームにアップロードするために用いられ、ここで、前記ビデオ効果は、前記ターゲット撮影特殊効果を含み、
これに応じて、前記第1のクライアントは、具体的に、
前記第1のビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果に基づいて、前記第1のビデオのビデオ編集現場を復元し、前記ビデオ編集現場に基づいて、前記ビデオ効果に対する編集操作を含む前記第1のビデオに対する編集操作を受信し、前記第1のビデオに対応する編集結果ビデオを得、前記第1のビデオに対応する編集結果ビデオに基づいて、ターゲット結果ビデオを生成するために用いられる。
【0079】
1つの選択可能な実施形態において、前記第1のクライアントは、さらに、
前記第1の仮想ルームに対応するルームユーザリストを表示するために用いられ、ここで、前記ルームユーザリストには、前記第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザに対応するビデオ取得状態が含まれる。
【0080】
1つの選択可能な実施形態において、前記第2のクライアントは、具体的に、
現在のユーザが前記第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、撮影ページを表示し、及び、前記撮影ページに基づいて、前記ターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得するために用いられる。
【0081】
1つの選択可能な実施形態において、前記第2のクライアントは、さらに、
前記撮影ページからビデオ編集ページにジャンプし、前記ビデオ編集ページに基づいて前記第1のビデオに対して編集操作を行い、及び、前記ビデオ編集ページにおける予め設定された第1のコントロールに対するトリガー操作に応答し、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードするために用いられる。
【0082】
本開示の実施例によるビデオ生成システムは、複数人がオンラインで協力してビデオを生成することを実現することができ、ビデオ創作機能を豊かにし、ビデオ創作に対するユーザの体験を向上させる。
【0083】
上記方法及びシステムの実施例によれば、本開示は、ビデオ生成装置をさらに提供し、
図8を参照すると、本開示の実施例によるビデオ生成装置の構造概略図であり、前記装置は、
第1の仮想ルームを新規作成し、前記第1の仮想ルームのためにターゲット撮影特殊効果を設定するための新規作成モジュール801と、
前記第1の仮想ルームからターゲットビデオを取得し、前記ターゲットビデオに基づいてターゲット結果ビデオを生成するための生成モジュール802であって、前記ターゲットビデオに前記ターゲット撮影特殊効果が追加されており、前記ターゲットビデオは、前記第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザによりアップロードして得られたものである生成モジュール802と、を含む。
【0084】
1つの選択可能な実施形態において、前記ターゲットビデオは、オリジナル素材とビデオ効果を直列化した後にアップロードして得られたものであり、前記生成モジュールは、
前記ターゲットビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果に基づいて、前記ターゲットビデオのビデオ編集現場を復元するための現場復元サブモジュールと、
前記ビデオ編集現場に基づいて、前記ビデオ効果に対する編集操作を含む前記ターゲットビデオに対する編集操作を受信し、前記ターゲットビデオに対応する編集結果ビデオを得るための受信サブモジュールと、
前記ターゲットビデオに対応する編集結果ビデオに基づいて、ターゲット結果ビデオを生成するための生成サブモジュールと、を含む。
【0085】
1つの選択可能な実施形態において、前記装置は、
前記第1の仮想ルームに対応するルームユーザリストを表示するための表示モジュールをさらに含み、ここで、前記ルームユーザリストには、前記第1の仮想ルームへの加入に成功したユーザに対応するビデオ取得状態が含まれる。
【0086】
上記方法及びシステムの実施例によれば、本開示は、ビデオ生成装置をさらに提供し、
図9を参照すると、本開示の実施例による別のビデオ生成装置の構造概略図であり、前記装置は、
現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得するための第1の取得モジュール901と、
前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードするためのアップロードモジュール902であって、前記第1の仮想ルームにおける前記第1のビデオは、ターゲット結果ビデオを生成するために用いられるアップロードモジュール902と、を含む。
【0087】
1つの選択可能な実施形態において、前記アップロードモジュールは、具体的に、
前記第1のビデオにおけるオリジナル素材とビデオ効果を直列化した後に前記第1の仮想ルームにアップロードするために用いられ、ここで、前記ビデオ効果は、前記ターゲット撮影特殊効果を含む。
【0088】
1つの選択可能な実施形態において、前記第1の取得モジュールは、
現在のユーザが第1の仮想ルームに加入することに成功した通知メッセージを受信すると、撮影ページを表示するための表示サブモジュールと、
前記撮影ページに基づいて、前記第1の仮想ルームに対応するターゲット撮影特殊効果が追加された第1のビデオを取得するための第1の取得サブモジュールと、を含む。
【0089】
1つの選択可能な実施形態において、前記装置は、
前記撮影ページからビデオ編集ページにジャンプし、前記ビデオ編集ページに基づいて前記第1のビデオに対して編集操作を行うための編集モジュールをさらに含み、
これに応じて、前記アップロードモジュールは、具体的に、
前記ビデオ編集ページにおける予め設定された第1のコントロールに対するトリガー操作に応答し、前記第1のビデオを前記第1の仮想ルームにアップロードするために用いられる。
【0090】
本開示の実施例によるビデオ生成装置は、複数人がオンラインで協力してビデオを生成することを実現することができ、ビデオ創作機能を豊かにし、ビデオ創作に対するユーザの体験を向上させる。
【0091】
上記方法及び装置に加えて、本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ可読記憶媒体に命令が記憶されており、前記命令が端末機器上で実行されると、前記端末機器に本開示の実施例に記載のビデオ生成方法を実現させる。
【0092】
本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品は、プロセッサにより実行されると、本開示の実施例に記載のビデオ生成方法を実現するコンピュータプログラム/命令を含む。
【0093】
また、本開示の実施例は、ビデオ生成機器をさらに提供し、
図10を参照すると、
プロセッサ1001と、メモリ1002と、入力装置1003と、出力装置1004とを含んでもよい。ビデオ生成機器におけるプロセッサ1001の数は1つ又は複数であってもよく、
図10では、1つのプロセッサを例にしている。本開示のいくつかの実施例において、プロセッサ1001と、メモリ1002と、入力装置1003と、出力装置1004とは、バス又は他の方式で接続されてもよく、ここで、
図10では、バスで接続されることを例とする。
【0094】
メモリ1002は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するために用いられてもよく、プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶されるソフトウェアプログラム及びモジュールを実行し、それによりビデオ生成機器の様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。メモリ1002は、主にプログラム記憶領域とデータ記憶領域とを含んでもよく、ここで、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムなどを記憶することができる。なお、メモリ1002は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性固体状態記憶デバイスをさらに含んでもよい。入力装置1003は、入力された数字又は文字情報を受信し、及びビデオ生成機器のユーザ設定と機能制御に関連する信号入力を発生させるために用いられてもよい。
【0095】
具体的に本実施例において、プロセッサ1001は、下記命令に従って、1つ以上のアプリケーションプログラムのプロセスに対応する実行可能ファイルをメモリ1002にロードし、プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶されるアプリケーションプログラムを実行し、それにより上記ビデオ生成機器の様々な機能を実現する。
【0096】
説明すべきこととして、本明細書では、「第1」と「第2」などの関係用語は、必ずしもこれらのエンティティ又は操作間にそのような実際の関係又は順序が存在することを要求又は暗示することなく、1つのエンティティ又は操作を別のエンティティ又は操作と区別するためにのみ使用される。用語「含む」、「包含する」、又はその任意の他の変形は、一連の要素を含む過程、方法、物品又は機器がそれらの要素だけでなく、明示的にリストされていない他の要素も含むように、非排他的な包含を包含することを意図しており、あるいはそのような過程、方法、物品又は機器に固有の要素も含む。これ以上の制限がない場合、文「・・・の1つを含む」によって限定される要素は、前記要素を含む過程、方法、物品又は機器に別の同じ要素が存在することを除外するものではない。
【0097】
以上述べたのは本開示の具体的な実施形態にすぎず、当業者が本開示を理解又は実現できるようにする。これらの実施例の様々な変更は、当業者には明らかであり、本明細書で定義される一般的な原理は、本開示の要旨又は範囲を逸脱することなく、他の実施形態において実現されることができる。したがって、本開示は、本明細書に記載されたこれらの実施例に限定されるものではなく、本明細書に開示された原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲に適合するものである。
【国際調査報告】