(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-28
(54)【発明の名称】タイムスタンプ回復のためのRPD UCD再読込
(51)【国際特許分類】
H04L 7/00 20060101AFI20240621BHJP
【FI】
H04L7/00 990
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023579214
(86)(22)【出願日】2022-06-23
(85)【翻訳文提出日】2023-12-22
(86)【国際出願番号】 US2022034737
(87)【国際公開番号】W WO2022271956
(87)【国際公開日】2022-12-29
(32)【優先日】2021-06-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521311654
【氏名又は名称】アリス エンタープライジズ リミティド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(74)【代理人】
【識別番号】100151459
【氏名又は名称】中村 健一
(72)【発明者】
【氏名】アナンド クマール ゴエンカ
【テーマコード(参考)】
5K047
【Fターム(参考)】
5K047AA18
(57)【要約】
本開示は、RPDで経験されるランタイム位相ジャンプのイベントで、RPDをリセットすることなく、RPDとPTPサーバとの間の同期を回復するための技術を説明する。そのために、当該技術は、リモート物理デバイス(RPD)でランタイム位相ジャンプイベントを識別し、アップストリームチャネル記述子(UCD)再読込手順を開始して、RPDを精密時間プロトコル(PTP)サーバと再接続することを開示している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リモート物理デバイス(RPD)でランタイム位相ジャンプイベントを識別することと、
アップストリームチャネル記述子(UCD)再読込手順を開始して、前記RPDを精密時間プロトコル(PTP)サーバと同期させることと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記ランタイム位相ジャンプイベントが、前記PTPサーバに対する周波数および位相ドリフトの期間後に、前記PTPサーバとの接続を回復することを経験する前記RPDから生じる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UCD再読込手順が、
集中型ケーブルアクセスプラットフォーム(CCAP)コアに要求を送信して、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)タイムスタンプを再取得することと、
CCAPコアからOFDMAタイムスタンプスナップショットを受信することと、
を含み、
前記CCAPコアが、OFDMAチャネルのCCAPコアで現在の構成で前記UCD再読込手順を実行する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記RPDを前記PTPサーバと同期させることが、
受信したUCDメッセージに基づいて、前記OFDMAタイムスタンプスナップショットとともに、UCD構成でデータオーバーケーブルサービスインターフェース仕様(DOCSIS)PHYを有効にすることと、
OFDMAチャネル用のアップストリーム外部PHYインターフェース(UEPI)MAPを処理することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記UCDメッセージが、増分された変化数を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
UCD再読込手順の完了時に前記RPDをリセットすることなく、前記RPDを前記PTPサーバと同期させ、それによって、チャネル動作の継続を可能にする、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記方法が、DAAアーキテクチャのリモートMACPHYデバイス(RMD)で実装可能である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
システムであって、
精密時間プロトコル(PTP)サーバと、
集中型ケーブルアクセスプラットフォーム(CCAP)コアと、
前記PTPサーバおよび前記CCAPコアに動作可能に接続されたリモート物理デバイス(RPD)であって、前記RPDが、
ランタイム位相ジャンプイベントを識別し、
アップストリームチャネル記述子(UCD)再読込手順を開始して、前記RPDを前記PTPサーバと同期させるように構成される、リモート物理デバイス(RPD)と、
を備える、システム。
【請求項9】
前記ランタイム位相ジャンプイベントが、前記PTPサーバaに対する周波数および位相ドリフトの期間後に、前記PTPサーバとの接続を回復する前記RPDから生じる、請求項7に記載のシステム。
【請求項10】
前記UCD再読込手順を開始するために、前記RPDが、
直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)タイムスタンプを再取得するためCCAPコアに要求を送信し、
CCAPコアからOFDMAタイムスタンプスナップショットを受信するように構成され、前記CCAPコアが、OFDMAチャネルのCCAPコアで現在の構成で前記UCD再読込手順を実行する、
請求項8に記載のシステム。
【請求項11】
前記RPDを前記PTPサーバに同期することが、
前記受信したUCDメッセージに基づいて、OFDMAタイムスタンプスナップショットの値と共に、UCD構成でデータオーバーケーブルサービスインターフェース仕様(DOCSIS)PHYを有効にすることと、
OFDMAチャネル用のアップストリーム外部PHYインターフェース(UEPI)MAPを処理することと、
を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項12】
前記UCDメッセージが、増分された変化数を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項13】
前記RPDが、UCD再読込手順の完了時にリセットすることなく、前記PTPサーバに同期し、それによって、チャネル動作の継続を可能にする、請求項8に記載のシステム。
【請求項14】
前記システムが、DAAアーキテクチャにリモートMACPHYデバイス(RMD)をさらに含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項15】
その上に命令を有する非一時的有形コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記命令が、
リモート物理デバイス(RPD)でランタイム位相ジャンプイベントを識別するためのコードと、
アップストリームチャネル記述子(UCD)再読込手順を開始して、前記RPDを精密時間プロトコル(PTP)サーバと同期させるコードと、
を含む、コンピュータプログラム製品。
【請求項16】
前記ランタイム位相ジャンプイベント用のコードが、前記PTPサーバに対する周波数および位相ドリフトの期間後の前記PTPサーバとの接続を回復する前記RPDから生じる前記RPDを含む、請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項17】
UCD再読込手順のための前記コードが、
集中型ケーブルアクセスプラットフォーム(CCAP)コアに要求を送信して、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)タイムスタンプを再取得することと、
前記CCAPコアからOFDMAタイムスタンプスナップショットを受信することと、
を含み、
前記CCAPコアが、OFDMAチャネルの前記CCAPコアで現在の構成で前記UCD変更手順を実行する、請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項18】
前記RPDを前記PTPサーバと同期させるための前記コードが、
受信したUCDメッセージに基づいて、OFDMAタイムスタンプスナップショットの値と共に、UCD構成でデータオーバーケーブルサービスインターフェース仕様(DOCSIS)PHYを有効にすることと、
OFDMAチャネル用のアップストリーム外部PHYインターフェース(UEPI)MAPを処理することと、
を含む、請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項19】
前記UCDメッセージが、増分された変化数を含む、請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項20】
UCD再読込手順の完了時に、前記RPDをリセットすることなく、前記RPDを前記PTPサーバと同期させ、それによって、チャネル動作の継続を可能にする、請求項13に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項21】
ランタイム位相ジャンプイベントを識別するための前記コードが、DAAアーキテクチャのリモートMACPHYデバイス(RMD)で実行可能である、請求項13に記載のコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本開示は、2021年6月23日に出願された米国仮特許出願第63/214,090号の優先権を主張するものであり、その内容はそれぞれ参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、通信分野に関し、より詳細には、分散アクセスアーキテクチャを使用して、ケーブルテレビ(CATV)コンテンツを加入者に配信する分野に関する。
【背景技術】
【0003】
歴史的に、CATVコンテンツをヘッドエンドでビデオおよびデータ信号に組み立て、ノード、増幅器、ドロップケーブルなどのツリーおよびブランチネットワークを使用して顧客に配信した。しかしながら、多くの現代のケーブルテレビ(CATV)アーキテクチャは、従来ヘッドエンドで発生していた機能の一部をノードに分散する。このようなアーキテクチャは、分散型アクセスアーキテクチャ(DAA)と呼ばれる。こうしたDAAアーキテクチャの一つは、さまざまなソースからコンテンツを受信し、それを例えば、直交振幅変調(QAM)信号と組み合わせる物理層タスクがノードに割り当てられる一方で、MAC層処理などの上位層機能がヘッドエンドに留まる、リモート物理(R-PHY)アーキテクチャである。他のDAAアーキテクチャ(例えば、R-MACPHY)はまた、このMAC層処理をノードに移動させ得る。こうしたDAAアーキテクチャ、特にR-PHYアーキテクチャは、CCAPおよび/またはビデオコアなどのヘッドエンドの構成要素とリモートノードの構成要素との間の正確な同期を必要とし、この同期は周波数および位相の両方にある必要がある。しかしながら、多くの場合、こうしたアーキテクチャは同期を失い、同期が回復すると、RPDはタイミングサーバからの位相オフセットを経験し、これは本明細書ではランタイム位相ジャンプと呼ばれる。ランタイム位相ジャンプは、上述のように、リモート物理デバイス(RPD)がおそらく長期間にわたって精密時間プロトコル(PTP)サーバへの接続を失う状況を含む、様々な要因によって起こり得る。接続が回復すると、RPDおよびケーブルモデムのクロックをPTPタイミングサーバに再同期する必要があり、この再同期手順は、ケーブルモデムのリセットを必要とする。さらに、再同期手順はまた、RPDをリセットするが、これは望ましくない。これは、RPDが、データオーバーケーブルサービスインターフェース仕様(DOCSIS)PHY層をプログラムするために必要な直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)タイムスタンプスナップショットの現在の値を有していないために発生する。
【0004】
したがって、上記の問題を克服し、RPDのリセットを回避する技術のニーズがある。
【発明の概要】
【0005】
先行技術の一つ以上の欠点が克服され、本開示によって追加の利点が提供される。追加の特徴および利点は、本開示の技術を通して実現される。本開示の他の実施形態および態様は、本明細書で詳細に説明され、本開示の一部とみなされる。
【0006】
本開示の実施形態によれば、リモート物理デバイス(RPD)で経験されるランタイム位相ジャンプのイベントで、リモート物理デバイス(RPD)をリセットすることなく、RPDと精密時間プロトコル(PTP)サーバとの間の同期を回復するための方法が開示される。これを達成するために、方法は、リモート物理デバイス(RPD)でランタイム位相ジャンプイベントを識別し、アップストリームチャネル記述子(UCD)再読込手順を開始して、RPDを精密時間プロトコル(PTP)サーバと同期させることを開示する。
【0007】
いくつかの実施形態では、識別されたランタイム位相ジャンプイベントは、RPD経験周波数およびPTPサーバからの位相ドリフトを含み、その後、RPDは、PTPサーバとの接続を回復する。
【0008】
いくつかの実施形態では、UCD再読込手順は、OFDMAタイムスタンプを再取得するために、およびCCAPコアからOFDMAタイムスタンプスナップショットを受信することに応答して、集中型ケーブルアクセスプラットフォーム(CCAP)コアに要求を送信することを含み、CCAPコアは、OFDMAチャネルのCCAPコアで現在の構成でUCD再読込手順を実行する。
【0009】
いくつかの実施形態では、RPDをPTPサーバに同期させるステップは、受信したUCDメッセージに基づいて、OFDMAタイムスタンプスナップショットとともに、UCD構成でDOCSIS PHYを有効化することと、OFDMAチャネルに対するUEPI MAPを処理することと、を含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、UCDメッセージは、増分された変化数を含む。
【0011】
いくつかの実施形態では、RPDをPTPサーバと同期させることは、UCD再読込手順の完了時にRPDをリセットすることなく発生し、それによって、チャネル動作の継続を可能にする。
【0012】
本開示のさらなる実施形態によれば、システムは、リモート物理デバイス(RPD)をリセットすることなく、RPDで経験されるランタイム位相ジャンプのイベントで、リモート物理デバイス(RPD)と精密時間プロトコル(PTP)サーバとの間の同期を回復するように開示される。これを達成するために、システムは、精密時間プロトコル(PTP)サーバ、集中型ケーブルアクセスプラットフォーム(CCAP)コア、およびPTPサーバおよびCCAPコアに動作可能に接続されたリモート物理デバイス(RPD)を備えてもよく、RPDは、ランタイム位相ジャンプイベントを識別し、アップストリームチャネル記述子(UCD)再読込手順を開始して、RPDをPTPサーバと同期させるように構成される。
【0013】
いくつかの実施形態では、識別されたランタイム位相ジャンプイベントは、RPD経験周波数およびPTPサーバからの位相ドリフトを含み、その後、RPDは、PTPサーバとの接続を回復する。
【0014】
いくつかの実施形態では、UCD再読込手順を開始するために、RPDは、OFDMAタイムスタンプを再取得し、CCAPコアからOFDMAタイムスタンプスナップショットを受信するように、CCAPコアに要求を送信するように構成され、CCAPコアは、OFDMAチャネルのCCAPコアで現在の構成でUCD再読込手順を実施する。
【0015】
いくつかの実施形態では、RPDをPTPサーバと同期させることは、受信したUCDメッセージに基づいて、OFDMAタイムスタンプスナップショットの値とともに、UCD構成でDOCSIS PHYを有効化することと、OFDMAチャネルに対するUEPI MAPを処理することと、を含む。
【0016】
いくつかの実施形態では、UCDメッセージは、増分された変化数を含む。
【0017】
いくつかの実施形態では、RPDは、UCD再読込手順の完了時にリセットすることなく、PTPサーバと同期し、それによって、チャネル動作の継続を可能にする。
【0018】
本開示のなおさらなる実施形態によれば、その上に命令を有する非一時的有形コンピュータ可読媒体は、リモート物理デバイス(RPD)でランタイム位相ジャンプイベントを識別するためのコード、およびRPDを精密時間プロトコル(PTP)サーバと同期させるためのアップストリームチャネル記述子(UCD)再読込手順を開始するコードを含む命令を含み得る。
【0019】
いくつかの実施形態では、ランタイム位相ジャンプイベントのためのコードは、RPD経験周波数およびPTPサーバからの位相ドリフトを含み、その後、RPDは、PTPサーバとの接続を回復する。
【0020】
いくつかの実施形態では、UCD再読込手順のコードは、OFDMAタイムスタンプを再取得するために、集中型ケーブルアクセスプラットフォーム(CCAP)コアに要求を送信することと、CCAPコアからOFDMAタイムスタンプスナップショットを受信することと、を含み、CCAPコアは、OFDMAチャネルのCCAPコアで現在の構成でUCD変更手順を実行する。
【0021】
いくつかの実施形態では、RPDをPTPサーバと同期させるためのコードは、受信したUCDメッセージに基づいて、OFDMAタイムスタンプスナップショットの値とともに、UCD構成でDOCSIS PHYを有効化することと、OFDMAチャネルに対するUEPI MAPを処理することと、を含む。
【0022】
いくつかの実施形態では、UCDメッセージは、増分された変化数を含む。
【0023】
いくつかの実施形態では、UCD再読込手順の完了時に、RPDをリセットすることなく、RPDをPTPサーバと同期させ、それによって、チャネル動作の継続を可能にする。
【0024】
上記の段落では、以下のその詳細な説明がより良好に理解され得るように、かつ当技術分野への本寄与がより良好に理解され得るように、かつ当技術分野への本寄与がより良好に認識され得るように、本開示の最も重要な特徴が概説されている。当然ながら、以下に説明され、本明細書に添付される特許請求の範囲の主題を形成する本開示の追加の特徴がある。当業者であれば、本開示が基づく概念が、本開示のいくつかの目的を実施するための他の構造の設計の基礎として容易に利用され得ることを理解するであろう。したがって、特許請求の範囲は、本開示の趣旨および範囲から逸脱しないような同等の構造を含むとみなされることが重要である。
【0025】
目的
本開示の目的は、RPDでランタイム位相ジャンプを識別する方法を提供し、このような検出に応答して、RPDでUCD再読込手順を開始することである。
【0026】
本開示の別の目的は、RPDが、ランタイム位相ジャンプを経験した後に、PTPサーバとの接続を回復したときに、RPDのリセットを回避する方法を提供することである。
【0027】
本開示のさらに別の目的は、RPDでランタイムPTP位相ジャンプが発生したときにケーブルモデムがOFDMAチャネル上で一時的に損なわれた場合でも、UCD再読込手順により、OFDMAチャネルに対してUCD再読込動作が完了するとすぐに、OFDMAチャネルがサービスに戻ることが可能になる方法を提供することである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
本開示のさらなる態様および利点は、添付図面を参照して以下の詳細な説明から容易に理解され、同様の参照番号は、別個の図全体を通して同一または機能的に類似した要素を指す。以下の詳細な説明と一緒に図は本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成し、本開示に従って態様をさらに例示し、かつ様々な原理および利点を説明するのに役立つ。
【
図1A】
図1Aは、本開示の一実施形態による、異なる媒体を介して、CCAPコアに接続された少なくともリモート物理デバイス(RPD)、精密時間プロトコル(PTP)サーバ、および複数のケーブルモデムを含む、CATVのための例示的なリモートPHYアーキテクチャ100を示す。
【
図1B】
図1Bは、本開示の実施形態による、ブロック図によって、RPDの例示的なアーキテクチャを示すブロック
図200を示す。
【
図2】
図2は、本開示の一実施形態による、RPDでUCD再読込手順を開始するための方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本文献中を参照すると、「例示的な」という用語は、「一例、実例、または例示として機能する」ことを意味するために本明細書で使用される。本明細書に記載の本主題の任意の実施形態または実装形態は、他の実施形態よりも好適または有利であると必ずしも解釈されるべきではない。
【0030】
本発明は、様々な修正および代替形態が可能であるが、その特定の実施形態は、図面に例として示されており、以下に詳細に説明される。しかしながら、本開示は、開示される特定の形態に限定することを意図するものではなく、反対に、本開示は、本開示の範囲内に収まる全ての修正、均等物、および代替物を網羅することであることが理解されるべきである。
【0031】
用語「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、またはそれらの任意の他の変形は、構成要素のリストを含むセットアップ、デバイスがそれらの構成要素だけでなく、明示的に列挙されていない、またはそのようなセットアップもしくはデバイスに固有ではない他の構成要素を含み得るように、非排他的包含を網羅することを意図する。言い換えれば、「一つの~を含む(comprises...a)」によって進められたシステムまたは装置内の一つ以上の要素は、さらなる制約なしに、システムまたは装置またはデバイス内の他の要素または追加の要素の存在を妨げない。
【0032】
RPDをリセットすることなく、RPDで経験されるランタイム位相ジャンプのイベントで、リモート物理デバイス(RPD)と精密時間プロトコル(PTP)サーバとの間の同期を回復するための技術が本明細書に開示される。そのために、この技術は、好ましくは、RPDでランタイム位相ジャンプイベントを識別し、アップストリームチャネル記述子(UCD)再読込手順を開始して、RPDをPTPサーバと同期させる。
【0033】
図1Aに示すように、リモート物理(RPHY)環境(100)に配備された既存のケーブルテレビ(CATV)アーキテクチャは、イーサネットなどの一つ以上の有線または無線ネットワークを介して集中型ケーブルアクセスプラットフォーム(CCAP)コア(104)に接続されたリモート物理デバイス(RPD)(102)を広く含む。当業者であれば、明示的に示されていないが、CCAPコア(104)は、データオーバーケーブルサービスインターフェース仕様(DOCSIS)用のケーブルモデム終端システム(CMTS)コアおよびビデオ用のエッジ直交振幅変調(EQAM)コアを含み得ることを理解するであろう。さらに、CMTSコアは、リモート物理(RPHY)環境(100)に配備されたCATVアーキテクチャの機能に必要な、全てのシグナリング機能、ダウンストリームおよびアップストリーム帯域幅スケジューリング、およびDOCSISフレーミングを含む、DOCSIS MAC層および上位層DOCSISプロトコルを含み得る。
【0034】
当業者はまた、RPD(102)が、他の必須構成要素の中でも特に、DOCSIS PHY層、下流直交振幅変調(QAM)変調器(図示せず)、上流QAM、復調器(図示せず)を、CCAPコア(104)をRPD(102)に接続するように構成された疑似ワイヤ論理(図示せず)と共に含み得ることも理解するであろう。RPD(102)およびCCAPコア(104)は、所望の機能を実行するために必要な他の必須構成要素/要素を含み、簡潔さのために、ここでは説明されていないことに留意されてもよい。例示的な実施形態では、
図1Aは、単一のCCAPコア(104)に接続された単一のRPD(102)を示す。しかしながら、複数のRPD(102)が単一のCCAPコア(104)に接続され得る場合、様々な他の実施形態が可能であり得る。
【0035】
図1Aは、RPD(102)およびCCAPコア(104)の両方に接続され、RPD(102)およびCCAPコア(104)の各々内に存在する一つ以上のスレーブクロック(図示せず)をPTPサーバ(106)のマスタクロック(図示せず)に同期させ、またRPD(102)およびCCAPコア(104)のスレーブクロックを互いに同期させる、PTPサーバ(106)をさらに示す。さらに、
図1Aは、例えば、有線および/または無線技術を使用して、複数のケーブルモデム(CM)(108)に接続されたRPD(102)を示す。
【0036】
図1Aに示すように、CCAPコア(104)およびRPD(102)は、互いに接続したままである。さらに、RPD(102)およびCCAPコア(104)はまた、好ましくは、PTPサーバ(106)に接続したままであり、これにより、CCAPコア(104)からのデータパケットがRPD(102)にシームレスに送信され得るように、CCAPコア(104)およびRPD(102)が互いに同期したままであることを可能にする。
【0037】
しかしながら、一部の状況では、CCAPコア(104)またはRPD(102)のいずれかは、PTPサーバ(106)との接続を失う場合があり、これは、CCAPコア(104)からRPD(102)へのデータパケットのシームレスな送信に干渉する場合があり、加入者の端部に配置されたCM(108)へのデータパケットの送信をさらに妨げる場合がある。さらに、RPD(102)またはCCAPコア(104)のいずれかがPTPサーバ(106)との接続を失う場合、接続されていないデバイスは、PTPサーバ(106)から、および他のデバイスからも周波数および位相がドリフトすることになる。こうしたドリフトの大きさは、デバイスがPTPサーバ(106)に接続解除されたままである期間の長さ、温度変動、内部発振器の性能などの多くの要因に依存し得る。
【0038】
本開示は、RPD(102)が、タイミング接続が回復したときにRPDのクロックに位相ジャンプを必要とするのに十分な期間、PTPサーバ(106)との接続を失うときに遭遇する問題に特に向けられる。前述のように、RPD(102)がPTPサーバ(106)への接続を失う場合(「ホールドオーバ」と呼ばれる期間)、そのクロックは、PTPサーバ(106)およびCCAPコア(104)の両方の周波数および位相に対して両方の周波数および位相のドリフトが始まり、そのドリフトが十分な期間継続する場合、RPDクロックの位相値とコアクロックの位相値との間の不一致を十分に生じさせ、同期が回復したときに段階的な補正を必要とする。本明細書の目的のために、PTPサーバ(106)に対するRPD(102)のクロックの位相値の段階的な補正を引き起こすのに十分な期間にわたるホールドオーバの期間の発生は、本明細書では、「ランタイム位相ジャンプ」イベントと呼ばれる。
【0039】
従来の技術では、RPD(102)とPTPサーバ(106)との間の接続が特定の期間にわたって失われる(すなわち、位相ジャンプをもたらす)ときはいつでも、こうした位相ジャンプを検出するために手動の介入を必要とする。特に、従来の技術では、RPD(102)とPTPサーバ(106)との間の接続が特定の期間にわたって失われる(すなわち、位相ジャンプが発生した)たびに、技術者/オペレータは、このような位相ジャンプを検出し、RPD(102)をリセットする必要がある。正確には、技術者/オペレータは、当該切断に起因してPTPサーバ(106)のドリフトに対してRPD(102)で発生したドリフト(周波数および位相の両方)を補償することができないため、技術者/オペレータは、望ましくないRPD(102)をリセットする必要がある。さらに、言い換えれば、RPD(102)のリセットは、RPD(102)が、RPD(102)のリセットを回避し、かつPTPサーバ(106)と失われたRPD(102)との間の接続を回復するために有しなければならない、現在の「OFDMAタイムスタンプスナップショット」の値を有しないため、主に必要とされる。
【0040】
前述の問題を解決するために、本明細書は、RPD(102)がPTPサーバ(106)との接続を再取得したときに、RPD(102)が、ランタイム位相ジャンプのイベントを識別するように構成されることを開示している。ランタイム位相ジャンプイベントは、RPD(102)でのスレーブクロックがPTPサーバ(106)でのマスタクロックからの周波数および位相の両方において不一致を経験する間隔後のイベントであり、その結果、PTPサーバ(106)との接続を回復すると、段階的な位相調整がRPDで実装されて同期を回復する。このイベントが識別されると、RPD(102)は、UCD再読込の独自のプロセスを開始し、CCAPコア(104)からOFDMAタイムスタンプスナップショットを回復する。いくつかの実施形態では、RPD(102)は、好ましくは、再同期時にRPD(102)での周波数および位相オフセットを識別するコントローラ(110)(
図1Bに示す)を含む。特に、こうした実施形態では、コントローラ(110)は、RPD(102)でのスレーブクロックとPTPサーバ(106)でのグランドマスタクロックとの間の位相オフセットが、段階的な位相補正によってそれを調整することが、孤立間隔にわたる小さな周波数調整を介して位相オフセットを補正することが好ましいような大きさであるかどうかを識別するように構成されている。RPD(102)でのランタイム位相ジャンプが好ましいと判定すると、この実施形態では、トランシーバ(112)と組み合わせたコントローラ(110)は、構成されたおよび有効化された全てのOFDMAチャネルに対して、UCD再読込要求をCCAPコア(104)に送信するように構成される。
【0041】
当業者であれば、UCD再読込要求を開始するために、RPD(102)が、様々なGCP種類-長さ-値またはタグ-長さ-値(TLV)通知と共に、UCD再読込汎用制御プレーン(GCP)通知をCCAPコア(104)に送信するように構成されることを理解するであろう。例示的な実施形態では、RPD(102)は、以下の GCP TLVのうちの少なくとも一つを含む、GCP通知を送信するように構成され得る。
(i)「ChannelUcdRefresh Request(9)」に設定されたNotificationType(TLV 86.1)
(ii)UCD再読込が要求されているチャネルを識別するRf ChannelSelector(12)TLV
(iii)UcdRefreshStatusOfdma(TLV 79.10)
(iv)1の値を有するUcdRefreshRequestOfdma(TLV 79.10.1)
(v)UCD再読込のためにASCII文字列を含むUcdRefreshReasonOfdma(TLV 79.10.2)
【0042】
上で論じたGCP TLV通知は、例示的な実施形態を開示し、いかなる意味でも限定すると解釈されないものとする。特に、RPD(102)からCCAPコア(104)に送信されるUCD再読込GCP Notifyは、所望の機能を実行するために必要な他の通知を含み得る。
図1Aによると、CCAPコア(104)がRPD(102)からUCD Refresh RFPNotificationを受信すると、UCD Refresh RFPNotificationに基づいてCCAPコア(104)は、全てのOFDMAチャネルに対してCCAPコア(104)での現在の構成でUCD再読込変更手順を実行し、全てのOFDMAチャネルに対するUCDメッセージ(増分された変化数を有する)をRPD(102)に送信する。
【0043】
RPD(102)がすべてのOFDMAチャネル用のUCDメッセージ(増分された変化数を有する)を受信すると、RPD(102)のコントローラ(110)は、CCAPコア(104)から受信したOFDMAタイムスタンプスナップショットの最新の値と共に、UCD構成でデータオーバーケーブルサービスインターフェース仕様(DOCSIS)PHY(114)をプログラムする。ここで、RPD(102)はOFDMAタイムスタンプの現在の値を有するため、RPD(102)をリセットする必要なく、PTPサーバ(106)と同期することができる。これにより、DOCSIS PHY(114)は、最新のOFDMAタイムスタンプスナップショットに従って、全てのOFDMAチャネルに対するアップストリーム外部PHYインターフェース(UEPI)MAPの処理を開始し、RPD(102)のリセットを必要とせずに、RPD(102)をPTPサーバ(106)と同期させることができる。
【0044】
図2は、RPD(102)が、PTPサーバ(106)と比較してRPD(102)が周波数および位相ドリフトの両方を経験した期間後に、PTPサーバ(106)との接続を回復し、それに対して、ドリフトがランタイム位相ジャンプを介して補正されたときに、RPD(102)でUCD再読込手順を開始するための例示的な方法200を示す。
【0045】
方法は、ステップ202で、RPD(102)でランタイム位相ジャンプのイベントを検出することによって開始する。ステップ204で、RPD(102)は、CCAPコア(104)に要求を送信して、構成され、かつ、有効化された全てのOFDMAチャネルに対するOFDMAタイムスタンプを取得する。RPD(102)からCCAPコア(104)へのOFDMAタイムスタンプに対して送信される要求は、以下のGCPTLVのうちの少なくとも一つを含む、GCP通知を送信することを含む。
(i)「チャネルUCD再読込要求」に設定するよう構成された通知タイプ(TLV 86.1)
(ii)UCD再読込が要求されるチャネルを識別するように構成されたRFチャネルセレクタ(12)TLV
(iii)UCD再読込ステータスOFDMA(TLV 79.10)
(iv)1の値を有するUCD再読込要求OFDMA(TLV 79.10.1)
(v)UCD再読込のために、ASCII文字列を含むUCD再読込理由OFDMA(TLV 79.10.2)
【0046】
要求の送信に応答して、ステップ206で、RPD(102)は、CCAPコア(104)からOFDMAタイムスタンプスナップショットを受信する。後続のステップ208として、RPD(102)は、CCAPコア(104)から受信したOFDMAタイムスタンプスナップショットの値と共に、UCD構成でDOCSIS PHY(114)をプログラムする。ステップ210で、RPD(102)は、リセットすることなく、PTPサーバ(106)と同期する。言い換えれば、RPD(102)は、そのスレーブクロックをPTPサーバ(106)のマスタクロックと同期させて、ランタイム位相差のイベントに起因して生じる周波数および位相ドリフトを軽減する。
【0047】
図中のフローチャートおよびブロック図は、本開示の様々な実施形態による、デバイス、方法、およびコンピュータプログラム製品の可能な実装形態のアーキテクチャ、機能、および動作を示す。これに関して、フローチャートまたはブロック図の各ブロックは、指定された論理関数を実装するための一つ以上の実行可能な命令を含む、モジュール、ユニット、セグメント、または命令の一部分を表し得る。いくつかの代替的な実装形態では、ブロックに記述される機能は、図に記述される順序から外れて発生し得る。例えば、連続して示される二つのブロックは、実際には、実質的に同時に実行されてもよく、またはブロックは、関与する機能に応じて、場合によっては逆の順序で実行されてもよい。また、ブロック図および/またはフローチャート図の各ブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャート図のブロックの組み合わせは、特定の機能を実行するか、または専用ハードウェアおよびコンピュータ命令の組み合わせを行うまたは実行する専用ハードウェアベースのシステムによって実装され得ることに留意されたい。
【0048】
本開示の非限定的な実施形態では、本開示と一致する実施形態を実装するために、一つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を利用してもよい。コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって読み取り可能な情報またはデータが格納され得る、任意のタイプの物理的メモリを指す。したがって、コンピュータ可読媒体は、少なくとも一つのプロセッサ/コントローラ110が、本明細書に記載の実施形態と一致する工程または段階を実施させる命令を含む、少なくとも一つのプロセッサ/コントローラ110によって実行するための一つ以上の命令を格納し得る。「コンピュータ可読媒体」という用語は、有形の品目を含み、キャリア波および過渡信号を除外すると理解されるべきである。例として、限定するものではないが、こうしたコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ハードドライブ、コンパクトディスク(CD)ROM、デジタルビデオディスク(DVD)、フラッシュドライブ、ディスク、および任意の他の既知の物理記憶媒体を含むことができる。
【0049】
したがって、特定の態様は、本明細書に提示される動作を実施するためのコンピュータプログラム製品を含み得る。例えば、こうしたコンピュータプログラム製品は、その上に格納された(および/または符号化された)命令を有するコンピュータ可読媒体を備えてもよく、命令は、本明細書に記載の動作を実施するために一つ以上のプロセッサ/コントローラによって実行可能である。特定の態様について、コンピュータプログラム製品は包装材料を含んでもよい。
【0050】
様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および本開示に関連して記載される動作は、汎用プロセッサと、デジタル信号プロセッサ(DSP)と、特定用途向け集積回路(ASIC)と、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)と、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理と、本明細書に記載の機能を実施するように設計された個別のハードウェア構成要素またはその任意の組み合わせと、を用いて実装または実施されてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサを含んでもよく、または代替的に、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、もしくは状態マシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連動する一つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のこうした構成の組み合わせとして実装されてもよい。
【0051】
開示された技術を実施するように構成されたデバイスの機能的態様を強調するために、様々な構成要素、モジュール、またはユニットが本開示に記載されているが、必ずしも異なるハードウェアユニットによる実現を必要としない。むしろ、上述のように、様々なユニットは、ハードウェアユニット内で組み合わせられてもよく、または適切なソフトウェアおよび/もしくはファームウェアと併せて、上述のような一つ以上のプロセッサを含む、動作中のハードウェアユニットの集合によって提供されてもよい。
【0052】
本明細書で使用される場合、項目のリストのうちの「少なくとも一つ」または「一つ以上」を指す語句は、単一部材を含む、それらの項目の任意の組み合わせを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも一つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-cを網羅することを意図する。「一つの(a)」、「一つの(an)」、および「その(the)」という用語は、明示的に別段の指定がない限り、「一つ以上」を意味する。
【0053】
用語「一実施形態(an embodiment)」、「実施形態(embodiment)」、「実施形態(embodiments)」、「実施形態(the embodiment)」、「実施形態(the embodiments)」、「一つ以上の実施形態」、「いくつかの実施形態」、および「一つの実施形態」、「他の実施形態」、「さらに別の実施形態」、「非限定的な実施形態」は、別段の明示的な指定がない限り、本開示の「一つ以上の(全てではない)実施形態」を意味する。
【0054】
用語「含む(including)」、「備える(comprising)」、「有する(having)」、およびそれらの変形は、明示的に別段の指定がない限り、「含むが、これらに限定されない」ことを意味する。
【0055】
列挙された項目のリストは、明示的に別段の指定がない限り、項目の一部またはすべてが相互排他的であることを意味するものではない。
【0056】
複数の構成要素が互いに通信している実施形態の説明は、こうした構成要素のすべてが必要とされることを意味するものではない。反対に、本開示の幅広い可能な実施形態を例示するために、様々な任意選択の構成要素が記載されている。
【0057】
最後に、本明細書で使用される言語は、主に読みやすさおよび指示目的のために選択されており、本発明の主題を線引きするまたは制限するように選択されていない可能性がある。したがって、本開示の範囲は、この詳細な説明によってではなく、むしろ、本明細書に基づく出願に基づいて発行される任意の特許請求の範囲によって制限されることが意図される。したがって、本開示の実施形態は、添付の特許請求の範囲に記載される本開示の範囲の例示的であるが、これに限定されないことが意図される。
【表1】
【国際調査報告】