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特表2024-523521ビーム使用時間の決定方法及びその装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-28
(54)【発明の名称】ビーム使用時間の決定方法及びその装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/0446 20230101AFI20240621BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20240621BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20240621BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20240621BHJP
【FI】
H04W72/0446
H04W16/28
H04W72/232
H04W24/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023579247
(86)(22)【出願日】2021-06-24
(85)【翻訳文提出日】2023-12-26
(86)【国際出願番号】 CN2021102182
(87)【国際公開番号】W WO2022266957
(87)【国際公開日】2022-12-29
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】リ,ミンジュ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD34
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE08
5K067EE10
5K067EE71
(57)【要約】
本開示の実施例はクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法及びその装置を開示し、通信技術分野に適用可能であり、端末デバイスによって実行される方法は、第1のキャリアの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップと、前記DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信するステップと、前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップと、を含む。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クロスキャリアのビーム使用時間の決定方法であって、端末デバイスによって実行され、前記方法は、
第1のキャリアの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップと、
前記DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信するステップと、
前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とするクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項2】
前記指定されたリソースは、チャネルリソースとリファレンス信号リソースとのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項3】
前記指定されたリソースは、
PDCCHと、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、チャネル状態情報(CSI)リファレンス信号(RS)と、サウンディングリファレンス信号(SRS)と、測位リファレンス信号(PRS)と、トラッキングリファレンス信号(TRS)と、同期信号ブロック(SSB)とのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項4】
制御リソースセットの識別子と、
制御リソースセットプールの識別子と、
半持続的なPDSCHの識別子と、
PUCCHに対応するリソースの識別子と、
グラントフリー設定のPUSCHの識別子と、
PRACHリソース識別子と、
SSBインデックスと、
リファレンス信号リソース識別子と、
リファレンス信号リソースセット識別子と、
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定されたリソースを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項3に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項5】
前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップは、
前記指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、前記第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項6】
前記指定された時間間隔を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項5に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項7】
前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項8】
前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項9】
前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項8に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項10】
前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第1のリソース情報内のSCS及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項6または7に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項11】
前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップは、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項12】
前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項10に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項13】
前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップは、
前記第1のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップ、
及び/又は、
前記第2のリソース内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項12に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項14】
前記第2のサブタイムは前記第1のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例し、
及び/又は、
前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する、
ことを特徴とする請求項13に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項15】
前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記DCIがさらに前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報を指示することに応答して、前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項16】
前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項15に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項17】
前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項15に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項18】
前記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項17に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項19】
前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する、
ことを特徴とする請求項18に記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項20】
前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアがそれぞれ前記端末デバイスの異なるサービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応する、
ことを特徴とする請求項1~19のいずれかに記載のクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法。
【請求項21】
端末デバイス側に設定される通信装置であって、前記装置は、
第1のキャリアの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのダウンリンク制御情報(DCI)を受信するための送受信モジュールと、
前記DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信するための前記送受信モジュールと、
前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するための処理モジュールと、を含む、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項22】
通信装置であって、
前記装置はプロセッサとメモリとを含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~20のいずれかに記載の方法が実現される、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項23】
通信装置であって、
プロセッサとインターフェース回路とを含み、
前記インターフェース回路は、コード命令を受信して前記プロセッサに伝送し、
前記プロセッサは、請求項1~20のいずれかに記載の方法を実行するように、前記コード命令を実行する、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項24】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記命令が実行される場合、請求項1~20のいずれかに記載の方法が実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術分野に関し、特にクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法及びその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、新しい無線技術(new radio、NR)では、高周波チャネルの減衰が速いため、カバー範囲を確保するために、ビームに基づく送受信を使用する必要がある。端末デバイスは、第1のキャリアに基づいて第1のキャリアに対応するビームを受信してもよいし、第1のキャリアに基づいて他のキャリアに対応するビームを受信してもよい。第1のキャリアに基づいて他のキャリアに対応するビームを受信する場合、端末デバイスは、他のキャリアに対応するビーム使用時間を正確に決定できない可能性がある。現在、クロスキャリアで指示されるビームについて、その使用時間をどのように決定するかは、現在早急に解決すべき問題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示の実施例は、クロスキャリアのビーム使用時間の決定方法及びその装置を提供し、通信技術分野に適用可能である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の態様によれば、本開示の実施例は、クロスキャリアのビーム使用時間の決定方法を提供し、前記方法は端末デバイスによって実行され、この方法は、
第1のキャリアの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップと、前記DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信するステップと、前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップと、を含む。
【0005】
この案では、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、そして指示情報の送信時刻に基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
これにより、端末装置とネットワーク装置が搬送波間のビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0006】
選択的に、前記指定されたリソースは、チャネルリソースとリファレンス信号リソースとのうちの少なくとも1つを含む。
【0007】
選択的に、前記指定されたリソースは、
PDCCHと、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、チャネル状態情報(CSI)リファレンス信号(RS)と、サウンディングリファレンス信号(SRS)と、測位リファレンス信号(PRS)と、トラッキングリファレンス信号(TRS)と、同期信号ブロック(SSB)とのうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
選択的に、
制御リソースセットの識別子と、
制御リソースセットプールの識別子と、
半持続的なPDSCHの識別子と、
PUCCHに対応するリソースの識別子と、
グラントフリー設定のPUSCHの識別子と、
PRACHリソース識別子と、
SSBインデックスと、
リファレンス信号リソース識別子と、
リファレンス信号リソースセット識別子と、
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定されたリソースを決定するステップをさらに含む。
【0009】
選択的に、前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップは、
前記指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、前記第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップを含む。
【0010】
選択的に、前記指定された時間間隔を決定するステップをさらに含む。
【0011】
選択的に、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む。
【0012】
選択的に、前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む。
【0013】
選択的に、前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む。
【0014】
選択的に、前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第1のリソース情報内のSCS及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップを含む。
【0015】
選択的に、前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップは、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップを含む。
【0016】
選択的に、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップをさらに含む。
【0017】
選択的に、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップは、
前記第1のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップ、
及び/又は、
前記第2のリソース内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップを含む。
【0018】
選択的に、前記第2のサブタイムは前記第1のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例し、
又は、
前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する。
【0019】
選択的に、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記DCIがさらに前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報を指示することに応答して、前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む。
【0020】
選択的に、前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む。
【0021】
選択的に、前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップを含む。
【0022】
選択的に、前記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップをさらに含む。
【0023】
選択的に、前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する。
【0024】
選択的に、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアがそれぞれ前記端末デバイスの異なるサービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応する。
【0025】
第2の態様によれば、本開示の実施例は、通信装置を提供し、前記装置は、
第1のキャリアの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのダウンリンク制御情報(DCI)を受信するための送受信モジュールと、
前記DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信するための前記送受信モジュールと、
前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するための処理モジュールと、を含む。
【0026】
選択的に、前記指定されたリソースは、チャネルリソースとリファレンス信号リソースとのうちの少なくとも1つを含む。
【0027】
選択的に、前記指定されたリソースは、
PDCCHと、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、チャネル状態情報(CSI)リファレンス信号(RS)と、サウンディングリファレンス信号(SRS)と、測位リファレンス信号(PRS)と、トラッキングリファレンス信号(TRS)と、同期信号ブロック(SSB)とのうちの少なくとも1つを含む。
【0028】
選択的に、
制御リソースセットの識別子と、
制御リソースセットプールの識別子と、
半持続的なPDSCHの識別子と、
PUCCHに対応するリソースの識別子と、
グラントフリー設定のPUSCHの識別子と、
PRACHリソース識別子と、
SSBインデックスと、
リファレンス信号リソース識別子と、
リファレンス信号リソースセット識別子と、
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定されたリソースを決定することをさらに含む。
【0029】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、前記第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0030】
選択的に、前記処理モジュールは、さらに、
前記指定された時間間隔を決定する。
【0031】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0032】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0033】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0034】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第1のリソース情報内のSCS及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0035】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0036】
選択的に、前記処理モジュールは、さらに、
前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0037】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第1のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第2のリソース内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0038】
選択的に、前記第2のサブタイムは前記第1のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例し、
又は、
前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する。
【0039】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記DCIがさらに前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報を指示することに応答して、前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0040】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0041】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0042】
選択的に、前記処理モジュールは、さらに、
前記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0043】
選択的に、前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する。
【0044】
選択的に、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアがそれぞれ前記端末デバイスの異なるサービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応する。
【0045】
第3の態様によれば、本開示の実施例は、通信装置を提供し、該通信装置はプロセッサを含み、当該プロセッサはメモリ内のコンピュータプログラムを呼び出す場合、上記第1の態様に記載の方法を実行する。
【0046】
第4の態様によれば、本開示の実施例は、通信装置を提供し、該通信装置はプロセッサとメモリを含み、該メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記第1の態様に記載の方法が実現される。
【0047】
第5の態様によれば、本開示の実施例は、通信装置を提供し、該装置はプロセッサとインターフェース回路を含み、該インターフェース回路はコード命令を受信して該プロセッサに伝送するために使用され、該プロセッサは、該装置が上記第1の態様に記載の方法を実行するように、前記コード命令を実行するために使用される。
【0048】
第6の態様によれば、本開示の実施例は、クロスキャリアのビーム使用時間の決定システムを提供し、該システムは第2の態様に記載の通信装置を含み、又は、該システムは第3の態様に記載の通信装置を含み、又は、該システムは第4の態様に記載の通信装置を含み、又は、該システムは第5の態様に記載の通信装置を含む。
【0049】
第7の態様によれば、本発明の実施例は、命令を記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記命令が実行されると、上記第1の態様に記載の方法が実現される。
【0050】
第8の態様によれば、本開示は、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供し、それがコンピュータで実行される場合、コンピュータに上記第1の態様に記載の方法を実行させる。
【0051】
第9の態様によれば、本開示はチップシステムを提供し、該チップシステムは少なくとも1つのプロセッサとインターフェースを含み、第1の態様に係る機能、例えば、上記方法に係るデータと情報のうちの少なくとも1つを決定又は処理することを実現するように端末デバイスをサポートするために使用される。1つの可能な設計では、前記チップシステムはメモリをさらに含み、前記メモリは、端末デバイスに必要なコンピュータプログラムとデータを記憶するために使用される。該チップシステムはチップによって構成されてもよく、チップと他の個別素子を含んでもよい。
【0052】
第10の態様によれば、本開示はコンピュータプログラムを提供し、それがコンピュータで実行される場合、コンピュータに上記第1の態様に記載の方法を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
本開示の実施例又は背景技術における技術案をよりはっきりと説明するために、以下、本開示の実施例又は背景技術において使用する必要がある図面を説明する。
図1】本開示の実施例によって提供される通信システムのアーキテクチャの概略図である。
図2】本開示の一実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図3】本開示の別の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図4】本開示の別の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図5】本開示の別の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図6】本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図7】本開示の別の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図8】本開示の別の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図9】本開示の別の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図10】本開示の一実施例に係る通信装置の概略構成図である。
図11】本開示の別の実施例に係る通信装置の概略構成図である。
図12】本開示の一実施例に係るチップの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0054】
理解を容易にするために、まず、本開示に係る用語を説明する。
【0055】
1、物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)
PDCCHは、スケジューリング及び他の制御情報を運ぶことができ、具体的には、伝送フォーマット、アップリンクダウンリンクリソース割り当て、アップリンクスケジューリンググラント、電力制御及び再送情報などを含むことができる。
【0056】
2、物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)
PUCCHは、スケジューリング要求(scheduling request、SR)、ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)、及びチャネル状况情報(channel status information、CSI)などのアップリンク制御に関する情報を端末デバイスがネットワークデバイスに送信することに使用されることができる。
【0057】
3、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)
PUSCHは、物理層の主要なアップリンクデータ伝送チャネルとして、アップリンクデータの伝送に使用でき、制御情報、ユーザサービス情報及びブロードキャストサービス情報などを運ぶことができる。
【0058】
4、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)は、ダウンリンクデータの伝送に使用できる。
【0059】
本開示の実施例に開示されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法をよりよく理解するために、以下はまず本開示の実施例が適用する通信システムを説明する。
【0060】
図1を参照すると、図1は本開示の実施例によって提供される通信システムのアーキテクチャの概略図である。該通信システムは1つのネットワークデバイスと1つの端末デバイスを含むことができるが、1つに限らない。図1に示すデバイスの数と形態は例示的なものであり、本開示の実施例を限定するものではなく、実際の応用では、2つ以上のネットワークデバイスと2つ以上の端末デバイスを含むことができる。図1に示す通信システムは1つのネットワークデバイス11と1つ端末デバイス12を含むことを例とする。
【0061】
なお、本開示の実施例の技術案は様々な通信システムに適用することができる。例えば、長期進化型(long term evolution、LTE)システム、第5世代(5th generation、5G)移動通信システム、5G新しい無線(new radio、NR)システム、又は他の将来の新型移動通信システム等である。
【0062】
本開示の実施例におけるネットワークデバイス11は、信号を送受信するためのネットワーク側のエンティティである。例えば、ネットワークデバイス11は進化型基地局(evolved NodeB、eNB)、伝送ポイント(transmission reception point、TRP)、NRシステムにおける次世代基地局(next generation NodeB、gNB)、他の将来の移動通信システムにおける基地局又は無線保真(wireless fidelity、WiFi)システムにおけるアクセスノードなどであってもよい。本開示の実施例は、ネットワークデバイスが用いる具体的な技術と具体的なデバイス形態を限定しない。本開示の実施例によって提供されるネットワークデバイス11は、集中ユニット(central unit、CU)と分散ユニット(distributed unit、DU)で構成されることができ、ここで、CUは制御ユニット(control unit)と呼ぶこともでき、CU-dUの構造を用いてネットワークデバイス、例えば基地局のプロトコル層を分離することができ、一部のプロトコル層の機能をCUにおいて集中制御し、残りの一部又はすべてのプロトコル層の機能はDUに分布し、CUによってDUを集中制御する。
【0063】
本開示の実施例における端末デバイス12は、信号を送受信するためのユーザ側のエンティティであり、例えば携帯電話である。端末デバイスは端末機器(terminal)、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、移動端末デバイス(mobile terminal、MT)などと呼ぶこともできる。端末デバイスは、通信機能を備えた自動車、スマートカー、携帯電話(mobile phone)、ウェアラブルデバイス、タブレット(Pad)、無線送受信機能を備えたコンピュータ、仮想現実(virtual reality、VR)端末デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)端末デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末デバイス、自動運転(self-driving)における無線端末デバイス、遠隔医療手術(remote medical surgery)における無線端末デバイス、スマートグリッド(smart grid)における無線端末デバイス、輸送安全(transportation safety)における無線端末デバイス、スマートシティ(smart city)における無線端末デバイス、スマートホーム(smart home)における無線端末デバイスなどであってもよい。本開示の実施例は端末デバイス12が用いる具体的な技術と具体的なデバイス形態について限定しない。
【0064】
なお、本開示の実施例で説明される通信システムは本開示の実施例の技術案をより明確に説明するためのものであり、本開示の実施例によって提供される技術案を限定するものではなく、当業者であれば、システムアーキテクチャの進化と新しいサービスシーンの出現に伴い、本開示の実施例によって提供される技術案は類似する技術的課題に対して、同様に適用可能である。
【0065】
以下、図面と組み合わせて本開示によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法及びその装置を詳しく説明する。
【0066】
図2を参照すると、図2は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図2に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0067】
ステップ21では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0068】
選択的に、指定されたリソースは、チャネルリソースとリファレンス信号リソースとのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0069】
選択的に、チャネルリソースは、PDCCHと、PDSCHと、PUSCHと、PUCCHと、物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH) と、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel、PBCH)とのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0070】
選択的に、リファレンス信号リソースは、チャネル状態情報(channel state information、CSI)リファレンス信号(reference signal、RS) と、サウンディングリファレンス信号(sounding reference signal、SRS) と、測位リファレンス信号(positioning reference signal、PRS) と、トラッキングリファレンス信号(tracking reference signal、TRS) と、同期信号ブロック(synchronization signal block、SSB) とのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0071】
なお、指定されたリソースは以上の1つまたは複数であってもよい。例えば、指定されたリソースはPDCCHであってもよく、又はPDCCH及びPDSCHであってもよく、又はPDCCHCH、PDSCH、及びPUSCHであってもよく、又はPDCCHCH、PDSCH、PUSCH、CSI RS、PRS及びSSBであってもよく、本開示では限定されない。
【0072】
選択的に、制御リソースセットの識別子と、制御リソースセットプールの識別子と、半持続的なPDSCHの識別子と、PUCCHに対応するリソースの識別子と、グラントフリー設定のPUSCHの識別子と、PRACHリソース識別子と、SSBインデックスと、リファレンス信号リソース識別子と、リファレンス信号リソースセット識別子と、のうちの少なくとも1つに基づいて、指定されたリソースを決定することができる。
【0073】
例えば、制御リソースセットの識別子に基づいて、指定されたリソースを決定し、すなわち、指定されたリソースは、該制御リソースセット識別子に対応する制御リソースセットによって送信されたPDCCHと、該制御リソースセット識別子に対応する制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたPDSCHと、該制御リソースセット識別子に対応する制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたPUSCHと、該制御リソースセット識別子に対応する制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたPUCCHと、該制御リソースセット識別子に対応する制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたリファレンス信号とのうちの少なくとも1つを含むことができる。ここで、リファレンス信号は本開示の実施例に記載の任意の少なくとも1つのリファレンス信号を含むことができる。本開示では限定されない。
【0074】
また例えば、制御リソースセットプールの識別子に基づいて、指定されたリソースを決定し、すなわち、指定されたリソースは、該制御リソースセットプールの識別子に対応する少なくとも1つの制御リソースセットのうちの少なくとも1つの制御リソースセットによって送信されたPDCCHと、該制御リソースセットプールの識別子に対応する少なくとも1つの制御リソースセットのうちの少なくとも1つの制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたPDSCHと、該制御リソースセットプールの識別子に対応する少なくとも1つの制御リソースセットのうちの少なくとも1つの制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたPUSCHと、該制御リソースセットプールの識別子に対応する少なくとも1つの制御リソースセットのうちの少なくとも1つの制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたPUCCHと、該制御リソースセットプールの識別子に対応する少なくとも1つの制御リソースセットのうちの少なくとも1つの制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたリファレンス信号とのうちの少なくとも1つを含むことができる。ここで、リファレンス信号は本開示の実施例に記載の任意の少なくとも1つのリファレンス信号を含むことができる。本開示では限定されない。
【0075】
ここで、各識別子のスタイルまたは表示形式は、事前に規約されたものであってもよい。例えば、PDCCHを伝送するための制御リソースセット(control resource set、CORESET)の識別子は、PDCCH CORESET#1、PDCCH CORESET#2などであってもよく、本開示では限定されない。
【0076】
また、リファレンス信号リソースは、CSI RSであってもよく、又はSRSであってもよく、又はPRSであってもよく、又はTRSであってもよく、又はSSBなどであってもよく、本開示では限定されない。
【0077】
なお、リファレンス信号リソースは上記の1つであってもよく、又は複数であってもよく、本開示では限定されない。
【0078】
例えば、リファレンス信号リソースはCSI RSであってもよく、それはチャネル状態情報測定に使用されてもよく、又はビーム測定に使用されてもよく、又はパスロス(pathloss)推定などに使用されてもよく、本開示では限定されない。
【0079】
また、SRSは、コードブック(codebook)に基づくチャネル状態情報測定に使用されてもよく、又は非コードブック(non-codebook)のチャネル状態情報測定に使用されてもよく、又はビーム測定に使用されてもよく、又はアンテナ切り替えに使用されてもよく、又は測位測定などに使用されてもよく、本開示では限定されない。
【0080】
なお、リファレンス信号リソースセットには1つのリファレンス信号リソースが含まれてもよく、又は複数のリファレンス信号リソースが含まれてもよく、本開示では限定されない。
【0081】
ステップ22では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0082】
ここで、DCIの受信状態は複数種類があり得る。例えば、正しく受信されたことであってもよく、又は正しく受信されなかったことであってもよいなど、本開示では限定されない。
【0083】
選択的に、指示情報は、ハイブリッド自動再送要求確認(hybrid automatic repeat request acknowledgement、HARQ ACK)であってもよく、又はハイブリッド自動再送要求非確認(hybrid automatic repeat request non acknowledgement、HARQ NACK)であってもよく、DCI受信状態をネットワークデバイスに指示できる任意の指示情報などであってもよく、本開示では限定されない。
【0084】
ステップ23では、指示情報の送信時刻に基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0085】
選択的に、指示情報が送信された後のT秒目に、第2のキャリア内の指定されたリソースがDCIで指示されたビームを使用できるように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定することができる。例えば、指示情報の送信時刻がt時刻である場合、端末デバイスは、プロトコル規約又はネットワークデバイス設定に基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間がt+Tであると決定することができる。本開示では限定されない。
【0086】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、そして指示情報の送信時刻に基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0087】
図3を参照すると、図3は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図3に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0088】
ステップ31では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0089】
選択的に、本開示において、第1のキャリア及び第2のキャリアはそれぞれ端末デバイスの異なるサービングセル(serving cell)に対応してもよい。
【0090】
選択的に、第1のキャリアが端末デバイスのサービングセルに対応し、第2のキャリアが端末デバイスの非サービングセル(non-serving cell、またはcoordinated cell)に対応してもよい。
【0091】
選択的に、第1のキャリアが端末デバイスの非サービングセルに対応し、第2のキャリアが端末デバイスのサービングセルに対応してもよい。
【0092】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0093】
ステップ32では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0094】
なお、ステップ31及びステップ32の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0095】
ステップ33では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0096】
ここで、指定された時間間隔は、プロトコルによって規約されてもよく、又はネットワークデバイスによって設定されてもよく、又は、端末デバイスによって決定されてもよいなど、本開示では限定されない。
【0097】
例えば、指定された時間間隔がKであり、指示情報の送信時刻がt時刻である場合、端末デバイスは指定されたリソースに対応するビームの使用時間がt+Kであると決定することができる。本開示では限定されない。
【0098】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0099】
図4を参照すると、図4は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図4に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0100】
ステップ41では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0101】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0102】
ステップ42では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0103】
なお、ステップ41及びステップ42の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0104】
ステップ43では、DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、第1のリソース情報と、第2のリソース情報と、第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、指定された時間間隔を決定する。
【0105】
選択的に、第2のキャリアでのPDSCHの第1のリソース情報内のサブキャリア間隔に基づいて、指定された時間間隔を決定することができる。ここで、サブキャリア間隔(subcarrier spacing、SCS)は、15キロヘルツ(kilo hertz、kHz)、30kHz、60kHz、120kHz、240kHzなどであってもよく、本開示では限定されない。
【0106】
例えば、第1のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がT1であり、第1のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がT2であり、第1のリソース情報内のSCSが60kHzである場合、対応する指定された時間間隔がT3であるなどように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。これにより、端末デバイス第1のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0107】
選択的に、第2のキャリアでのPUSCHの第1のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定してもよく、又は、第2のキャリアでのPDSCH及びPUSCHの第1のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定してもよく、その具体的な内容及び実現形態については、本開示の各実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0108】
選択的に、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。
【0109】
例えば、第2のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がT4であり、第2のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がT5であり、第2のリソース情報内のSCSが60kHzである場合、対応する指定された時間間隔がT6であるなどように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。これにより、端末デバイスは第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0110】
選択的に、第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)と第2のリソース情報内のSCSとに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。
【0111】
例えば、第1のリソース情報と第2のリソース情報内のSCSが同じである場合、対応する指定された時間間隔がT7であり、第1のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより大きい場合、対応する指定された時間間隔がT8であり、第1のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、対応する指定された時間間隔がT9であるなどように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。これにより、端末デバイスは第1のリソース情報及び第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0112】
なお、上記の例は単なる一例であり、本開示の実施例において指定された時間間隔を決定する方式などを限定するものではない。
【0113】
選択的に、第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定してもよく、その具体的な内容及び実現形態については、本開示の各実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0114】
なお、上記の1つを用いて、指定された時間間隔を決定してもよく、又は上記の複数を用いて、指定された時間間隔を決定してもよく、本開示では限定されない。
【0115】
ステップ44では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0116】
なお、ステップ44の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0117】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、その後、まず第1のリソース情報、第2のリソース情報、及び第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0118】
図5を参照すると、図5は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図5に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0119】
ステップ51では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0120】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0121】
ステップ52では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0122】
なお、ステップ51及びステップ52の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0123】
ステップ53では、DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)と第2のリソース情報内のSCSとのうちの少なくとも1つに基づいて、指定された時間間隔を決定する。
【0124】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合、第1のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定することができる。
【0125】
なお、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合は、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCSより小さくないことである。
【0126】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合、指定された時間間隔が第1のリソース情報内のSCSに関連するように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。例えば、指定された時間間隔がN個のシンボルであり、第1のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔が、SCS15KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであり、第1のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS30KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さである。
【0127】
又は、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合の第1のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔との対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。
【0128】
これにより、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合、端末デバイスは第1のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0129】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。
【0130】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合、指定された時間間隔が第2のリソース情報内のSCSに関連するように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。例えば、指定された時間間隔がN個のシンボルであり、第2のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS15KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであり、第2のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS30KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さである。
【0131】
又は、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合の第2のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔との対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。
【0132】
これにより、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合、端末デバイスは第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0133】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、第1のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定する。
【0134】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、指定された時間間隔が第1のリソース情報内のSCSに関連するように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。例えば、指定された時間間隔がN個のシンボルであり、第1のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS15KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであり、第1のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS30KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さである。
【0135】
又は、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合の第1のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔との対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。
【0136】
これにより、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、端末デバイスは第1のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0137】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定する。
【0138】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、指定された時間間隔が第2のリソース情報内のSCSに関連するように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。例えば、指定された時間間隔がN個のシンボルであり、第2のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS15KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであり、第2のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS30KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さである。
【0139】
又は、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合の第2のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔との対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。
【0140】
これにより、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、端末デバイスは第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0141】
なお、上記の1つの方式によって、指定された時間間隔を決定してもよく、又は上記の複数の方式によって、指定された時間間隔を決定してもよく、本開示では限定されない。
【0142】
ステップ54では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0143】
なお、ステップ54の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0144】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、その後、第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0145】
図6を参照すると、図6は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図6に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0146】
ステップ61では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0147】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0148】
ステップ62では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0149】
なお、ステップ61及びステップ62の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0150】
ステップ63では、DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び第2のリソース情報内のSCSのうちの少なくとも1つに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0151】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCSより小さい場合、第1のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定することができる。
【0152】
ここで、SCSは15kHz、30kHz、60kHz、120kHz、240kHzなどであってもよく、本開示では限定されない。
【0153】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCSより小さい場合の第1のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔における第1のサブタイムとの対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。例えば、指定された時間間隔がN個のシンボルであり、第1のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS15KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであり、第1のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS30KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであるなど、本開示では限定されない。
【0154】
これにより、端末デバイスは第1のリソース情報内のSCS及び対応関係に基づいて、対応する指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔における第1のサブタイムについて一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0155】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCSより小さい場合、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定することができる。その具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0156】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、第1のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。その具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0157】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。その具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0158】
なお、上記の1つの方式によって、指定された時間間隔を決定してもよく、又は上記の複数の方式によって、指定された時間間隔を決定してもよく、本開示では限定されない。
【0159】
ステップ64では、第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0160】
選択的に、第1のリソース情報内のSCS及び第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定することができる。
【0161】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCSより小さい場合、対応する指定された時間間隔における第2のサブタイムがTであるように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。
【0162】
又は、第3のリソース情報内のSCSと、第1のリソース情報内のSCSと、指定された時間間隔における第2のサブタイムとの対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。
【0163】
これにより、端末デバイスは、第3のリソース情報内のSCS、第1のリソース情報内のSCS及び対応関係に基づいて、対応する指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔における第2のサブタイムについて一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0164】
選択的に、本開示において、第2のリソース内のSCS及び第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定してもよい。
【0165】
例えば、第3のリソース情報内のSCSと、第2のリソース情報内のSCSと、指定された時間間隔における第2のサブタイムとの対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。これにより、端末デバイスは第3のリソース情報内のSCS及び第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔における第2のサブタイムについて一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0166】
選択的に、第1のリソース情報内のSCS、第2のリソース内のSCS及び第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定してもよい。
【0167】
例えば、第3のリソース情報内のSCSと、第2のリソース情報内のSCSと、第1のリソース情報内のSCSと、指定された時間間隔における第2のサブタイムとの対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。これにより、端末デバイスは第3のリソース情報内のSCS、第2のリソース情報内のSCS及び第1のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔における第2のサブタイムについて一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0168】
選択的に、本開示において、第2のサブタイムは第1のリソース情報内のSCSに正比例し、第3のリソース情報内のSCSに反比例してもよい。
【0169】
例えば、第1のリソース情報内のSCSが大きいほど、それに応じて、第2のサブタイムも大きくなり、第3のリソース情報内のSCSが大きいほど、第2のサブタイムが小さくなる。本開示では限定されない。
【0170】
選択的に、本開示において、第2のサブタイムは第2のリソース情報内のSCSに正比例し、第3のリソース情報内のSCSに反比例してもよい。
【0171】
例えば、第2のリソース情報内のSCSが大きいほど、それに応じて、第2のサブタイムも大きくなり、第3のリソース情報内のSCSが大きいほど、第2のサブタイムが小さくなる。本開示では限定されない。
【0172】
選択的に、本開示において、第2のサブタイムは第1のリソース情報内のSCS及び第2のリソース情報内のSCSに正比例し、第3のリソース情報内のSCSに反比例してもよい。
【0173】
選択的に、第1のサブタイムは整数個の時間ユニットであってもよく、第2のサブタイムも整数個の時間ユニットであってもよい。
【0174】
ここで、時間ユニットはスロット(slot)、マイクロスロット(mini-slot)及びシンボル(symbol)のうちの少なくとも1つであってもよく、本開示では限定されない。
【0175】
なお、第1のサブタイムは整数個のスロットを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のシンボルを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、第1のサブタイムは整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のスロット、整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよい。
【0176】
また、第2のサブタイムは整数個のスロットを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のシンボルを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、第2のサブタイムは整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のスロット、整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよい。
【0177】
なお、第1のサブタイム及び第2のサブタイムに含まれる時間ユニットは上記の任意の組み合わせであってもよく、例えば第1のサブタイムは整数個のシンボルを含み、第2のサブタイムは整数個のシンボルを含み、また例えば第1のサブタイムは整数個のマイクロスロットを含み、第2のサブタイムは整数個のシンボルを含むなど、本開示では限定されない。
【0178】
これにより、指定された時間間隔は、整数個のスロット、整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルのうちの少なくとも1種類を含んでもよく、本開示では限定されない。
【0179】
ステップ65では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0180】
なお、本開示において、指定された時間間隔は第1のサブタイムと第2のサブタイムとの和であってもよい。
【0181】
例えば、指示情報の送信時刻がt時刻であり、第1のサブタイムがT1であり、第2のサブタイムがT2である場合、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間はt+T1+T2であってもよい。本開示では限定されない。
【0182】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、その後、第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)、第2のリソース情報内のSCS及び/又は第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイム及び第2のサブタイムを決定し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0183】
図7を参照すると、図7は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図7に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0184】
ステップ71では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0185】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0186】
ステップ72では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0187】
なお、ステップ71及びステップ72の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0188】
ステップ73では、DCIがさらに指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報を指示することに応答して、第2のリソース情報及び/又は第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定する。
【0189】
なお、第2のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定してもよく、又は、第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定してもよく、又は、第2のリソース情報及び第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。その具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の各実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0190】
ステップ74では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0191】
なお、ステップ74の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0192】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、その後、まず第2のリソース情報及び第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0193】
図8を参照すると、図8は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図8に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0194】
ステップ81では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0195】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0196】
ステップ82では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0197】
なお、ステップ81及びステップ82の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0198】
ステップ83では、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、第2のリソース情報内のSCS及び/又は第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定する。
【0199】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定することができる。
【0200】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、指定された時間間隔が第2のリソース情報内のSCSに関連するように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。例えば、指定された時間間隔がN個のシンボルであり、第2のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS15KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであり、第2のリソース情報内のSCSが60kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS60KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さである。
【0201】
又は、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合の第2のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔との対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。
【0202】
これにより、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、端末デバイスは第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0203】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。その具体的な内容及び実現形態については本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0204】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、第2のリソース情報内のSCS及び第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。その具体的な内容及び実現形態については本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0205】
ステップ84では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0206】
なお、ステップ84の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0207】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、第2のリソース情報及び/又は第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0208】
図9を参照すると、図9は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図9に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0209】
ステップ91では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0210】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0211】
ステップ92では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0212】
なお、ステップ91及びステップ92の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0213】
ステップ93では、第1のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、第2のリソース情報内のSCS及び/又は第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0214】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定することができる。
【0215】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合の第2のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔における第1のサブタイムとの対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。これにより、端末デバイスは、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔における第1のサブタイムについて一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0216】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。その具体的な内容及び実現形態については本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0217】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、第2のリソース情報内のSCS及び第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。その具体的な内容及び実現形態については本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0218】
ステップ94では、第2のリソース情報内のSCS及び第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0219】
例えば、第3のリソース情報内のSCSと、第2のリソース情報内のSCSと、指定された時間間隔における第2のサブタイムとの対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。これにより、端末デバイスは第3のリソース情報内のSCS及び第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔における第2のサブタイムについて一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0220】
選択的に、本開示において、第2のサブタイムは第2のリソース情報内のSCSに正比例し、第3のリソース情報内のSCSに反比例してもよい。
【0221】
選択的に、第1のサブタイムは整数個の時間ユニットであってもよく、第2のサブタイムも整数個の時間ユニットであってもよい。
【0222】
ここで、時間ユニットはスロット、マイクロスロット及びシンボルのうちの少なくとも1つであってもよく、本開示では限定されない。
【0223】
なお、第1のサブタイムは整数個のスロットを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のシンボルを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、第1のサブタイムは整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のスロット、整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよい。
【0224】
また、第2のサブタイムは整数個のスロットを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のシンボルを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、第2のサブタイムは整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のスロット、整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよい。
【0225】
なお、第1のサブタイム及び第2のサブタイムに含まれる時間ユニットは上記の任意の組み合わせであってもよく、例えば、第1のサブタイムは整数個のシンボルを含み、第2のサブタイムは整数個のシンボルを含み、また例えば第1のサブタイムは整数個のマイクロスロットを含み、第2のサブタイムは整数個のシンボルを含むなど、本開示では限定されない。
【0226】
これにより、指定された時間間隔は、整数個のスロット、整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルのうちの少なくとも1種類を含んでもよく、本開示では限定されない。
【0227】
ステップ95では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0228】
なお、ステップ95の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0229】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、第2のリソース情報内のSCS及び/又は第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイム及び第2のサブタイムを決定し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0230】
上記本開示によって提供される実施例では、それぞれ端末デバイスの角度から、本開示の実施例によって提供される方法を説明する。上記本開示の実施例によって提供される方法における各機能を実現するために、端末デバイスはハードウェア構造、ソフトウェアモジュールを含むことができ、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造にソフトウェアモジュールを加える形式で上記各機能を実現する。上記各機能のある機能は、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造にソフトウェアモジュールを加える方式で実行することができる。
【0231】
図10を参照すると、本開示の実施例によって提供される通信装置100の概略構成図である。図面に示される通信装置100は送受信モジュール1001及び処理モジュール1002を含むことができる。
【0232】
送受信モジュール1001は送信モジュール及び/又は受信モジュールを含むことができ、送信モジュールは送信機能を実現するために使用され、受信モジュールは受信機能を実現するために使用され、送受信モジュール1001は送信機能及び/又は受信機能を実現することができる。
【0233】
なお、通信装置100は端末デバイスであってもよく、端末デバイスにおける装置であってもよく、端末デバイスに合わせて使用できる装置であってもよい。
【0234】
通信装置100は、
第1のキャリアの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのダウンリンク制御情報(DCI)を受信するための送受信モジュール1001を含む。
【0235】
送受信モジュール1001はさらに、前記DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0236】
処理モジュール1002は、前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0237】
選択的に、前記指定されたリソースは、チャネルリソースとリファレンス信号リソースとのうちの少なくとも1つを含む。
【0238】
選択的に、前記指定されたリソースは、
PDCCHと、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、チャネル状態情報(CSI)リファレンス信号(RS)と、サウンディングリファレンス信号(SRS)と、測位リファレンス信号(PRS)と、トラッキングリファレンス信号(TRS)と、同期信号ブロック(SSB)とのうちの少なくとも1つを含む。
【0239】
選択的に、
制御リソースセットの識別子と、
制御リソースセットプールの識別子と、
半持続的なPDSCHの識別子と、
PUCCHに対応するリソースの識別子と、
グラントフリー設定のPUSCHの識別子と、
PRACHリソース識別子と、
SSBインデックスと、
リファレンス信号リソース識別子と、
リファレンス信号リソースセット識別子と、
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定されたリソースを決定することをさらに含む。
【0240】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、前記第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0241】
選択的に、前記処理モジュール1002は、さらに、
前記指定された時間間隔を決定する。
【0242】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0243】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0244】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0245】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第1のリソース情報内のSCS及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0246】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0247】
選択的に、前記処理モジュール1002は、さらに、
前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0248】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第1のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第2のリソース内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0249】
選択的に、 前記第2のサブタイムは前記第1のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例し、
又は、
前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する。
【0250】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記DCIがさらに前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報を指示することに応答して、前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0251】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0252】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0253】
選択的に、前記処理モジュール1002は、さらに、
前記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0254】
選択的に、前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する。
【0255】
選択的に、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアがそれぞれ前記端末デバイスの異なるサービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応する。
【0256】
本開示の実施例における上記各モジュールの機能及び具体的な実現原理については、上記各方法の実施例を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0257】
本開示によって提供される通信装置によれば、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、そして指示情報の送信時刻に基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0258】
図11を参照すると、図11は本開示の実施例によって提供される別の通信装置110の概略構成図である。通信装置110は端末デバイスであってもよいし、端末デバイスが上記方法を実現することをサポートするチップ、チップシステム、又はプロセッサ等であってもよい。該装置は上記方法実施例において説明される方法を実現するために使用でき、具体的には、上記方法実施例における説明を参照されたい。
【0259】
通信装置110は1つ又は複数のプロセッサ1101を含んでもよい。プロセッサ1101は汎用プロセッサ又は専用プロセッサ等であってもよい。例えば、ベースバンドプロセッサ又は中央処理装置であってもよい。ベースバンドプロセッサは通信プロトコル及び通信データを処理することができ、中央処理装置は通信装置(例えば、基地局、ベースバンドチップ、端末デバイス、端末デバイスチップ、DU又はCU等)を制御し、コンピュータプログラムを実行し、コンピュータプログラムのデータを処理することができる。
【0260】
選択可能に、通信装置110は1つ又は複数のメモリ1102をさらに含むことができ、それにコンピュータプログラム1104が記憶されてもよく、プロセッサ1101は、通信装置110が上記方法実施例で説明される方法を実行するように、前記コンピュータプログラム1104を実行する。
【0261】
選択可能に、メモリ1102はデータが記憶されてもよい。通信装置110とメモリ1102は個別に設定されてもよく、一体に統合されてもよい。
【0262】
選択可能に、通信装置110はトランシーバ1105、アンテナ1106をさらに含んでもよい。トランシーバ1105は送受信ユニット、送受信機、又は送受信回路等と呼ぶことができ、送受信機能を実現するために使用される。トランシーバ1105は受信機と送信機を含むことができ、受信機は受信器又は受信回路などと呼ぶことができ、受信機能を実現するために使用され、送信機は送信器又は送信回路などと呼ぶことができ、送信機能を実現するために使用される。
【0263】
選択可能に、通信装置110は1つ又は複数のインターフェース回路1107をさらに含んでもよい。インターフェース回路1107はコード命令を受信してプロセッサ1101に伝送するために使用される。プロセッサ1101は、通信装置110が上記方法実施例において説明される方法を実行するように、前記コード命令を実行する。
【0264】
通信装置110が端末デバイスである場合、トランシーバ1105は図2のステップ21、図2のステップ22、図3のステップ31、図3のステップ32、図4のステップ41、図4のステップ42、図5のステップ51、図5のステップ52、図6のステップ61、図6のステップ62、図7のステップ71、図7のステップ72、図8のステップ81、図8のステップ82、図9のステップ91、または図9のステップ92を実行するために使用される。プロセッサ1101は図2のステップ23、図3のステップ33、図4のステップ43、図4のステップ44、図5のステップ53、図5のステップ54、図6のステップ63、図6のステップ64、図6のステップ65、図7のステップ73、図7のステップ74、図8のステップ83、図8のステップ84、図9のステップ93、図9のステップ94、または図9のステップ95を実行するために使用される。
【0265】
1つの実現形態では、プロセッサ1101は、受信と送信機能を実現するための送受信機を含むことができる。例えば、該送受信機は送受信回路であってもよく、又はインターフェースであってもよく、又はインターフェース回路であってもよい。受信と送信機能を実現するための送受信回路、インターフェース又はインターフェース回路は分離したものであってもよく、一体に統合されたものであってもよい。上記送受信回路、インターフェース又はインターフェース回路はコード/データの読み書きに用いることができ、又は、上記送受信回路、インターフェース又はインターフェース回路は、信号の伝送又は伝達に用いることができる。
【0266】
1つの実現形態では、プロセッサ1101はコンピュータプログラム1103を記憶することができ、コンピュータプログラム1103はプロセッサ1101において実行され、これにより、通信装置110は上記方法実施例で説明される方法を実行することができる。コンピュータプログラム1103はプロセッサ1101に固定化することができ、該場合では、プロセッサ1101はハードウェアによって実現可能である。
【0267】
1つの実現形態では、通信装置110は回路を含むことができ、回路は、前述方法実施例における送信又は受信又は通信の機能を実現することができる。本開示で説明されたプロセッサと送受信機は集積回路(integrated circuit、IC)、アナログIC、無線周波数集積回路RFIC、混合信号IC、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、プリント回路基板(printed circuit board、PCB)、電子デバイスなどにおいて実現することができる。該プロセッサと送受信機は、様々なICプロセス技術、例えば相補型金属酸化物半導体(complementary metal oxide semiconductor、CMOS)、N型金属酸化物半導体(nMetal-oxide-semiconductor、NMOS)、P 型金属酸化物半導体(positive channel metal oxide semiconductor、PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(bipolar junction transistor、BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)などを用いて製造してもよい。
【0268】
以上の実施例において説明される通信装置はネットワークデバイス又は端末デバイスであってもよいが、本開示の説明における通信装置の範囲はこれに限らず、通信装置の構造は図11によって限制されなくてもよい。通信装置は、独立したデバイスであってもよく、又は大きいデバイスの一部であってもよい。例えば前記通信装置は以下の(1)~(6)であってもよい。
(1)独立した集積回路IC、又はチップ、又は、チップシステム又はサブシステム。
(2)1つ又は複数のICを有する集合、選択可能に、該IC集合はデータ、コンピュータプログラムを記憶するための記憶素子を含んでもよい。
(3)ASIC、例えばモデム(Modem)。
(4)他のデバイス内に埋め込むことができるモジュール。
(5)受信機、端末デバイス、インテリジェント端末デバイス、セルラー電話、無線デバイス、ハンドヘルド、移動ユニット、車載デバイス、ネットワークデバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイスなど。
(6)その他。
【0269】
通信装置がチップ又はチップシステムであってもよい場合について、図12に示すチップの構造概略図を参照されたい。図12に示すチップはプロセッサ1201とインターフェース1202を含む。ここで、プロセッサ1201の数は1つ又は複数であってもよく、インターフェース1202の数は複数であってもよい。
【0270】
チップが本開示の実施例における端末デバイスの機能の実現に用いられる場合について、
インターフェース1202は、図2のステップ21、図2のステップ22、図3のステップ31、図3のステップ32、図4のステップ41、図4のステップ42、図5のステップ51、図5のステップ52、図6のステップ61、図6のステップ62、図7のステップ71、図7のステップ72、図8のステップ81、図8のステップ82、図9のステップ91、または図9のステップ92を実行するために使用される。
【0271】
選択的に、チップは必要なコンピュータプログラム及びデータを記憶するためのメモリ1203をさらに含む。
【0272】
当業者であれば分かるように、本開示の実施例で挙げられた様々な説明的な論理ブロック(illustrative logical block)とステップ(step)は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両者の組み合わせによって実現することができる。このような機能は、ハードウェアか、それともソフトウェアによって実現されるかは、特定の適用とシステム全体の設計要件によって決められる。当業者は、各特定の種類の適用に対して、様々な方法を用いて前記の機能を実現することができ、しかし、このような実現は、本開示の実施例の保護範囲を超えるものとして理解するべきではない。
【0273】
本開示の実施例はハイブリッド自動再送要求確認のフィードバックシステムをさらに提供し、該システムは前述した図10の実施例において端末デバイスとされる通信装置を含み、又は、該システムは、前述した図11の実施例において端末デバイスとされる通信装置を含む。
【0274】
本開示は、記憶命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、該命令が実行される場合、上記いずれか1つの方法実施例の機能が実現される。
【0275】
本開示はコンピュータプログラム製品をさらに提供し、該コンピュータプログラム製品は、コンピュータによって実行される場合、上記いずれか1つの方法実施例の機能が実現される。
【0276】
上記実施例では、全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はその任意の組み合わせで実現することができる。ソフトウェアを用いて実現する時、全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形式で実現することができる。コンピュータプログラム製品は1つ又は複数のコンピュータプログラムを含む。コンピュータに前記コンピュータプログラムをロードし且つ実行する場合、全部又は一部は、本開示の実施例に記載のフロー又は機能を生成する。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブルデバイスであってもよい。コンピュータプログラムはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができ、又は1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体へ伝送することができ、例えば、コンピュータプログラムは、1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから、有線(例えば同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))又は無線(例えば赤外線、無線、マイクロ波等)方式によってもう1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタへ伝送することができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な如何なる利用可能な媒体、又は1つ又は複数の利用可能な媒体統合を含むサーバ、データセンタなどデータ記憶デバイスであってもよい。前記利用可能な媒体は磁気媒体(例えば、フロッピー ディスク)、光学媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state disk、SSD))などであってもよい。
【0277】
当業者であれば理解できるように、本開示に係る第1、第2などの様々な数字番号は、説明を容易にするために行った区分であり、本開示の実施例の範囲を制限するものではなく、優先順位も表さない。
【0278】
本開示の少なくとも1つは、1つ又は複数として説明されてもよく、複数は、2つ、3つ、4つ又はそれ以上であってもよく、本開示では限定されない。在本開の示実施例では、1つ技術的特徴に対して、「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」及び「D」などによって該技術的特徴における技術的特徴を区別し、該「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」及び「D」によって説明された技術的特徴の間は、優先順位や大きさの順序がない。
【0279】
本開示における各表によって示される対応関係は、設定されたものであってもよく、事前定義されたものであってもよい。各表における情報の取りうる値は単なる例に過ぎず、他の値に設定してもよく、本開示はこれについて限定しない。情報と各パラメータとの対応関係を設定する場合、各表において示されるすべての対応関係を設定する必要がない。例えば、本開示における表において、特定の行によって示される対応関係を設定しなくてもよい。また、上記表に基づいて適切な変形や調整、例えば、分割、結合などを行ってもよい。上記各表のタイトルによって示されるパラメータの名称も、通信装置に理解可能な他の名称を用いてもよく、そのパラメータの取りうる値又は表示方式も、通信装置に理解可能な他の取りうる値又は表示方式であってもよい。上記各表は実現時に、他のデータ構造を用いてもよく、例えば、配列、キュー、コンテナ、スタック、線形リスト、ポインタ、リンクリスト、ツリー、グラフ、構造体、クラス、ヒープ、ハッシュ表又はハッシュテーブルなどを用いることができる。
【0280】
本開示における事前定義は、定義、事前定義、記憶、事前記憶、事前協定、事前設定、固定化、又は仮焼成として理解することができる。
【0281】
当業者であれば分かるように、本明細書に開示された実施例で説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現することができる。これらの機能は果たしてハードウェア方式で実行されるか、それともソフトウェア方式で実行されるかは、技術的解決案の特定の適用と設計制約条件によって決められる。当業者であれば、各特定の適用に応じて、異なる方法を用いて、説明される機能を実現することができ、しかし、このような実現は本開示の範囲を超えたものとして理解してはならない。
【0282】
当業者であればはっきりわかるように、説明の便宜上、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作のプロセスは、前述した方法の実施例の対応するプロセスを参照されたく、ここで詳しい説明を省略する。
【0283】
以上に記載されたのは、本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示の保護範囲はこれに限定されず、当業者であれば、本開示に開示された技術範囲内で容易に想到し得る変化又は入れ替えは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本開示の保護範囲も請求項の保護範囲を基準とするべきである。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2023-12-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ーム使用時間の決定方法であって、端末デバイスによって実行され、前記方法は、
第1のキャリアの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップと、
前記DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信するステップと、
前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とするビーム使用時間の決定方法。
【請求項2】
前記指定されたリソースは、チャネルとリファレンス信号リソースとのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項3】
前記指定されたリソースは、
PDCCHと、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、チャネル状態情報(CSI)リファレンス信号(RS)と、サウンディングリファレンス信号(SRS)と、測位リファレンス信号(PRS)と、トラッキングリファレンス信号(TRS)と、同期信号ブロック(SSB)とのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項4】
制御リソースセットの識別子と、
制御リソースセットプールの識別子と、
半持続的なPDSCHの識別子と、
PUCCHに対応するリソースの識別子と、
グラントフリー設定のPUSCHの識別子と、
PRACHリソース識別子と、
SSBインデックスと、
リファレンス信号リソース識別子と、
リファレンス信号リソースセット識別子と、
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定されたリソースを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項3に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項5】
前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップは、
前記指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、前記第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項6】
前記DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及びPUSCHのうちの少なくとも1つの第1のリソース情報と、前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示し、
前記方法は、
前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項5に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項7】
前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)前記第2のリソース情報内のSCSとのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項8】
前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)前記第2のリソース情報内のSCSとのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップであって、前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であるステップと
記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップであって、前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であるステップと
記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップであって、前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であるステップと
記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップであって、前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であるステップと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項9】
前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第1のリソース情報内のSCS前記第2のリソース情報内のSCSとのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項10】
前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)前記第2のリソース情報内のSCSとのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップは、
記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップであって、前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいステップと
記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップであって、前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいステップと
記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップであって、前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいステップと
記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップであって、前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいステップと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項11】
前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項12】
前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップは、
前記第1のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップ
記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項11に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項13】
前記第2のサブタイムは前記第1のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例し、
は、
前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例し、
又は、
前記第2のサブタイムは前記第1のリソース情報内のSCS及び前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する、
ことを特徴とする請求項12に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項14】
前記指定された時間間隔を決定するステップは、
記第2のリソース情報前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップであって、前記DCIがさらに前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報を指示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項15】
前記第2のリソース情報前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
記第2のリソース情報内のSCS前記第3のリソース情報内のSCSとのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップであって、前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であるステップ、
又は、
前記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップであって、前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいステップを含む、
ことを特徴とする請求項14に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項16】
前記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項15に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項17】
前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する、
ことを特徴とする請求項16に記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項18】
前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアがそれぞれ前記端末デバイスの異なるサービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応する、
ことを特徴とする請求項1~17のいずれかに記載のビーム使用時間の決定方法。
【請求項19】
通信装置であって、
前記装置はプロセッサとメモリとを含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~17のいずれかに記載の方法が実現される、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項20】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記命令が実行される場合、請求項1~17のいずれかに記載の方法が実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術分野に関し、特にビーム使用時間の決定方法及びその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、新しい無線技術(new radio、NR)では、高周波チャネルの減衰が速いため、カバー範囲を確保するために、ビームに基づく送受信を使用する必要がある。端末デバイスは、第1のキャリアに基づいて第1のキャリアに対応するビームを受信してもよいし、第1のキャリアに基づいて他のキャリアに対応するビームを受信してもよい。第1のキャリアに基づいて他のキャリアに対応するビームを受信する場合、端末デバイスは、他のキャリアに対応するビーム使用時間を正確に決定できない可能性がある。現在、クロスキャリアで指示されるビームについて、その使用時間をどのように決定するかは、現在早急に解決すべき問題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示の実施例は、ビーム使用時間の決定方法及びその装置を提供し、通信技術分野に適用可能である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の態様によれば、本開示の実施例は、ビーム使用時間の決定方法を提供し、前記方法は端末デバイスによって実行され、この方法は、
第1のキャリアの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップと、前記DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信するステップと、前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップと、を含む。
【0005】
この案では、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、そして指示情報の送信時刻に基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
これにより、端末装置とネットワーク装置が搬送波間のビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0006】
選択的に、前記指定されたリソースは、チャネルとリファレンス信号リソースとのうちの少なくとも1つを含む。
【0007】
選択的に、前記指定されたリソースは、
PDCCHと、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、チャネル状態情報(CSI)リファレンス信号(RS)と、サウンディングリファレンス信号(SRS)と、測位リファレンス信号(PRS)と、トラッキングリファレンス信号(TRS)と、同期信号ブロック(SSB)とのうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
選択的に、
制御リソースセットの識別子と、
制御リソースセットプールの識別子と、
半持続的なPDSCHの識別子と、
PUCCHに対応するリソースの識別子と、
グラントフリー設定のPUSCHの識別子と、
PRACHリソース識別子と、
SSBインデックスと、
リファレンス信号リソース識別子と、
リファレンス信号リソースセット識別子と、
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定されたリソースを決定するステップをさらに含む。
【0009】
選択的に、前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップは、
前記指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、前記第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するステップを含む。
【0010】
選択的に、前記指定された時間間隔を決定するステップをさらに含む。
【0011】
選択的に、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む。
【0012】
選択的に、前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む。
【0013】
選択的に、前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む。
【0014】
選択的に、前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第1のリソース情報内のSCS及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップを含む。
【0015】
選択的に、前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップは、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップ、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップを含む。
【0016】
選択的に、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップをさらに含む。
【0017】
選択的に、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップは、
前記第1のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップ、
及び/又は、
前記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップを含む。
【0018】
選択的に、前記第2のサブタイムは前記第1のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例し、
又は、
前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する。
【0019】
選択的に、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記DCIがさらに前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報を指示することに応答して、前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む。
【0020】
選択的に、前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップを含む。
【0021】
選択的に、前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定するステップは、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定するステップを含む。
【0022】
選択的に、前記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定するステップをさらに含む。
【0023】
選択的に、前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する。
【0024】
選択的に、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアがそれぞれ前記端末デバイスの異なるサービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応する。
【0025】
第2の態様によれば、本開示の実施例は、通信装置を提供し、前記装置は、
第1のキャリアの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのダウンリンク制御情報(DCI)を受信するための送受信モジュールと、
前記DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信するための前記送受信モジュールと、
前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定するための処理モジュールと、を含む。
【0026】
選択的に、前記指定されたリソースは、チャネルとリファレンス信号リソースとのうちの少なくとも1つを含む。
【0027】
選択的に、前記指定されたリソースは、
PDCCHと、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、チャネル状態情報(CSI)リファレンス信号(RS)と、サウンディングリファレンス信号(SRS)と、測位リファレンス信号(PRS)と、トラッキングリファレンス信号(TRS)と、同期信号ブロック(SSB)とのうちの少なくとも1つを含む。
【0028】
選択的に、
制御リソースセットの識別子と、
制御リソースセットプールの識別子と、
半持続的なPDSCHの識別子と、
PUCCHに対応するリソースの識別子と、
グラントフリー設定のPUSCHの識別子と、
PRACHリソース識別子と、
SSBインデックスと、
リファレンス信号リソース識別子と、
リファレンス信号リソースセット識別子と、
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定されたリソースを決定することをさらに含む。
【0029】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、前記第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0030】
選択的に、前記処理モジュールは、さらに、
前記指定された時間間隔を決定する。
【0031】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0032】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0033】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0034】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第1のリソース情報内のSCS及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0035】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0036】
選択的に、前記処理モジュールは、さらに、
前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0037】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第1のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0038】
選択的に、前記第2のサブタイムは前記第1のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例し、
又は、
前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する。
【0039】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記DCIがさらに前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報を指示することに応答して、前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0040】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0041】
選択的に、前記処理モジュールは、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0042】
選択的に、前記処理モジュールは、さらに、
前記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0043】
選択的に、前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する。
【0044】
選択的に、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアがそれぞれ前記端末デバイスの異なるサービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応する。
【0045】
第3の態様によれば、本開示の実施例は、通信装置を提供し、該通信装置はプロセッサを含み、当該プロセッサはメモリ内のコンピュータプログラムを呼び出す場合、上記第1の態様に記載の方法を実行する。
【0046】
第4の態様によれば、本開示の実施例は、通信装置を提供し、該通信装置はプロセッサとメモリを含み、該メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記第1の態様に記載の方法が実現される。
【0047】
第5の態様によれば、本開示の実施例は、通信装置を提供し、該装置はプロセッサとインターフェース回路を含み、該インターフェース回路はコード命令を受信して該プロセッサに伝送するために使用され、該プロセッサは、該装置が上記第1の態様に記載の方法を実行するように、前記コード命令を実行するために使用される。
【0048】
第6の態様によれば、本開示の実施例は、クロスキャリアのビーム使用時間の決定システムを提供し、該システムは第2の態様に記載の通信装置を含み、又は、該システムは第3の態様に記載の通信装置を含み、又は、該システムは第4の態様に記載の通信装置を含み、又は、該システムは第5の態様に記載の通信装置を含む。
【0049】
第7の態様によれば、本発明の実施例は、命令を記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記命令が実行されると、上記第1の態様に記載の方法が実現される。
【0050】
第8の態様によれば、本開示は、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供し、それがコンピュータで実行される場合、コンピュータに上記第1の態様に記載の方法を実行させる。
【0051】
第9の態様によれば、本開示はチップシステムを提供し、該チップシステムは少なくとも1つのプロセッサとインターフェースを含み、第1の態様に係る機能、例えば、上記方法に係るデータと情報のうちの少なくとも1つを決定又は処理することを実現するように端末デバイスをサポートするために使用される。1つの可能な設計では、前記チップシステムはメモリをさらに含み、前記メモリは、端末デバイスに必要なコンピュータプログラムとデータを記憶するために使用される。該チップシステムはチップによって構成されてもよく、チップと他の個別素子を含んでもよい。
【0052】
第10の態様によれば、本開示はコンピュータプログラムを提供し、それがコンピュータで実行される場合、コンピュータに上記第1の態様に記載の方法を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
本開示の実施例又は背景技術における技術案をよりはっきりと説明するために、以下、本開示の実施例又は背景技術において使用する必要がある図面を説明する。
図1】本開示の実施例によって提供される通信システムのアーキテクチャの概略図である。
図2】本開示の一実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図3】本開示の別の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図4】本開示の別の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図5】本開示の別の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図6】本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図7】本開示の別の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図8】本開示の別の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図9】本開示の別の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートである。
図10】本開示の一実施例に係る通信装置の概略構成図である。
図11】本開示の別の実施例に係る通信装置の概略構成図である。
図12】本開示の一実施例に係るチップの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0054】
理解を容易にするために、まず、本開示に係る用語を説明する。
【0055】
1、物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)
PDCCHは、スケジューリング及び他の制御情報を運ぶことができ、具体的には、伝送フォーマット、アップリンクダウンリンクリソース割り当て、アップリンクスケジューリンググラント、電力制御及び再送情報などを含むことができる。
【0056】
2、物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)
PUCCHは、スケジューリング要求(scheduling request、SR)、ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)、及びチャネル状况情報(channel status information、CSI)などのアップリンク制御に関する情報を端末デバイスがネットワークデバイスに送信することに使用されることができる。
【0057】
3、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)
PUSCHは、物理層の主要なアップリンクデータ伝送チャネルとして、アップリンクデータの伝送に使用でき、制御情報、ユーザサービス情報及びブロードキャストサービス情報などを運ぶことができる。
【0058】
4、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)は、ダウンリンクデータの伝送に使用できる。
【0059】
本開示の実施例に開示されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法をよりよく理解するために、以下はまず本開示の実施例が適用する通信システムを説明する。
【0060】
図1を参照すると、図1は本開示の実施例によって提供される通信システムのアーキテクチャの概略図である。該通信システムは1つのネットワークデバイスと1つの端末デバイスを含むことができるが、1つに限らない。図1に示すデバイスの数と形態は例示的なものであり、本開示の実施例を限定するものではなく、実際の応用では、2つ以上のネットワークデバイスと2つ以上の端末デバイスを含むことができる。図1に示す通信システムは1つのネットワークデバイス11と1つ端末デバイス12を含むことを例とする。
【0061】
なお、本開示の実施例の技術案は様々な通信システムに適用することができる。例えば、長期進化型(long term evolution、LTE)システム、第5世代(5th generation、5G)移動通信システム、5G新しい無線(new radio、NR)システム、又は他の将来の新型移動通信システム等である。
【0062】
本開示の実施例におけるネットワークデバイス11は、信号を送受信するためのネットワーク側のエンティティである。例えば、ネットワークデバイス11は進化型基地局(evolved NodeB、eNB)、伝送ポイント(transmission reception point、TRP)、NRシステムにおける次世代基地局(next generation NodeB、gNB)、他の将来の移動通信システムにおける基地局又は無線保真(wireless fidelity、WiFi)システムにおけるアクセスノードなどであってもよい。本開示の実施例は、ネットワークデバイスが用いる具体的な技術と具体的なデバイス形態を限定しない。本開示の実施例によって提供されるネットワークデバイス11は、集中ユニット(central unit、CU)と分散ユニット(distributed unit、DU)で構成されることができ、ここで、CUは制御ユニット(control unit)と呼ぶこともでき、CU-dUの構造を用いてネットワークデバイス、例えば基地局のプロトコル層を分離することができ、一部のプロトコル層の機能をCUにおいて集中制御し、残りの一部又はすべてのプロトコル層の機能はDUに分布し、CUによってDUを集中制御する。
【0063】
本開示の実施例における端末デバイス12は、信号を送受信するためのユーザ側のエンティティであり、例えば携帯電話である。端末デバイスは端末機器(terminal)、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、移動端末デバイス(mobile terminal、MT)などと呼ぶこともできる。端末デバイスは、通信機能を備えた自動車、スマートカー、携帯電話(mobile phone)、ウェアラブルデバイス、タブレット(Pad)、無線送受信機能を備えたコンピュータ、仮想現実(virtual reality、VR)端末デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)端末デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末デバイス、自動運転(self-driving)における無線端末デバイス、遠隔医療手術(remote medical surgery)における無線端末デバイス、スマートグリッド(smart grid)における無線端末デバイス、輸送安全(transportation safety)における無線端末デバイス、スマートシティ(smart city)における無線端末デバイス、スマートホーム(smart home)における無線端末デバイスなどであってもよい。本開示の実施例は端末デバイス12が用いる具体的な技術と具体的なデバイス形態について限定しない。
【0064】
なお、本開示の実施例で説明される通信システムは本開示の実施例の技術案をより明確に説明するためのものであり、本開示の実施例によって提供される技術案を限定するものではなく、当業者であれば、システムアーキテクチャの進化と新しいサービスシーンの出現に伴い、本開示の実施例によって提供される技術案は類似する技術的課題に対して、同様に適用可能である。
【0065】
以下、図面と組み合わせて本開示によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法及びその装置を詳しく説明する。
【0066】
図2を参照すると、図2は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図2に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0067】
ステップ21では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0068】
選択的に、指定されたリソースは、チャネルとリファレンス信号リソースとのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0069】
選択的に、チャネルは、PDCCHと、PDSCHと、PUSCHと、PUCCHと、物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH) と、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel、PBCH)とのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0070】
選択的に、リファレンス信号リソースは、チャネル状態情報(channel state information、CSI)リファレンス信号(reference signal、RS) と、サウンディングリファレンス信号(sounding reference signal、SRS) と、測位リファレンス信号(positioning reference signal、PRS) と、トラッキングリファレンス信号(tracking reference signal、TRS) と、同期信号ブロック(synchronization signal block、SSB) とのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0071】
なお、指定されたリソースは以上の1つまたは複数であってもよい。例えば、指定されたリソースはPDCCHであってもよく、又はPDCCH及びPDSCHであってもよく、又はPDCCHCH、PDSCH、及びPUSCHであってもよく、又はPDCCHCH、PDSCH、PUSCH、CSI RS、PRS及びSSBであってもよく、本開示では限定されない。
【0072】
選択的に、制御リソースセットの識別子と、制御リソースセットプールの識別子と、半持続的なPDSCHの識別子と、PUCCHに対応するリソースの識別子と、グラントフリー設定のPUSCHの識別子と、PRACHリソース識別子と、SSBインデックスと、リファレンス信号リソース識別子と、リファレンス信号リソースセット識別子と、のうちの少なくとも1つに基づいて、指定されたリソースを決定することができる。
【0073】
例えば、制御リソースセットの識別子に基づいて、指定されたリソースを決定し、すなわち、指定されたリソースは、該制御リソースセット識別子に対応する制御リソースセットによって送信されたPDCCHと、該制御リソースセット識別子に対応する制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたPDSCHと、該制御リソースセット識別子に対応する制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたPUSCHと、該制御リソースセット識別子に対応する制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたPUCCHと、該制御リソースセット識別子に対応する制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたリファレンス信号とのうちの少なくとも1つを含むことができる。ここで、リファレンス信号は本開示の実施例に記載の任意の少なくとも1つのリファレンス信号を含むことができる。本開示では限定されない。
【0074】
また例えば、制御リソースセットプールの識別子に基づいて、指定されたリソースを決定し、すなわち、指定されたリソースは、該制御リソースセットプールの識別子に対応する少なくとも1つの制御リソースセットのうちの少なくとも1つの制御リソースセットによって送信されたPDCCHと、該制御リソースセットプールの識別子に対応する少なくとも1つの制御リソースセットのうちの少なくとも1つの制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたPDSCHと、該制御リソースセットプールの識別子に対応する少なくとも1つの制御リソースセットのうちの少なくとも1つの制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたPUSCHと、該制御リソースセットプールの識別子に対応する少なくとも1つの制御リソースセットのうちの少なくとも1つの制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたPUCCHと、該制御リソースセットプールの識別子に対応する少なくとも1つの制御リソースセットのうちの少なくとも1つの制御リソースセットによって送信されたPDCCHによってスケジューリングされたリファレンス信号とのうちの少なくとも1つを含むことができる。ここで、リファレンス信号は本開示の実施例に記載の任意の少なくとも1つのリファレンス信号を含むことができる。本開示では限定されない。
【0075】
ここで、各識別子のスタイルまたは表示形式は、事前に規約されたものであってもよい。例えば、PDCCHを伝送するための制御リソースセット(control resource set、CORESET)の識別子は、PDCCH CORESET#1、PDCCH CORESET#2などであってもよく、本開示では限定されない。
【0076】
また、リファレンス信号リソースは、CSI RSであってもよく、又はSRSであってもよく、又はPRSであってもよく、又はTRSであってもよく、又はSSBなどであってもよく、本開示では限定されない。
【0077】
なお、リファレンス信号リソースは上記の1つであってもよく、又は複数であってもよく、本開示では限定されない。
【0078】
例えば、リファレンス信号リソースはCSI RSであってもよく、それはチャネル状態情報測定に使用されてもよく、又はビーム測定に使用されてもよく、又はパスロス(pathloss)推定などに使用されてもよく、本開示では限定されない。
【0079】
また、SRSは、コードブック(codebook)に基づくチャネル状態情報測定に使用されてもよく、又は非コードブック(non-codebook)のチャネル状態情報測定に使用されてもよく、又はビーム測定に使用されてもよく、又はアンテナ切り替えに使用されてもよく、又は測位測定などに使用されてもよく、本開示では限定されない。
【0080】
なお、リファレンス信号リソースセットには1つのリファレンス信号リソースが含まれてもよく、又は複数のリファレンス信号リソースが含まれてもよく、本開示では限定されない。
【0081】
ステップ22では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0082】
ここで、DCIの受信状態は複数種類があり得る。例えば、正しく受信されたことであってもよく、又は正しく受信されなかったことであってもよいなど、本開示では限定されない。
【0083】
選択的に、指示情報は、ハイブリッド自動再送要求確認(hybrid automatic repeat request acknowledgement、HARQ ACK)であってもよく、又はハイブリッド自動再送要求非確認(hybrid automatic repeat request non acknowledgement、HARQ NACK)であってもよく、DCI受信状態をネットワークデバイスに指示できる任意の指示情報などであってもよく、本開示では限定されない。
【0084】
ステップ23では、指示情報の送信時刻に基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0085】
選択的に、指示情報が送信された後のT秒目に、第2のキャリア内の指定されたリソースがDCIで指示されたビームを使用できるように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定することができる。例えば、指示情報の送信時刻がt時刻である場合、端末デバイスは、プロトコル規約又はネットワークデバイス設定に基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間がt+Tであると決定することができる。本開示では限定されない。
【0086】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、そして指示情報の送信時刻に基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0087】
図3を参照すると、図3は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図3に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0088】
ステップ31では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0089】
選択的に、本開示において、第1のキャリア及び第2のキャリアはそれぞれ端末デバイスの異なるサービングセル(serving cell)に対応してもよい。
【0090】
選択的に、第1のキャリアが端末デバイスのサービングセルに対応し、第2のキャリアが端末デバイスの非サービングセル(non-serving cell、またはcoordinated cell)に対応してもよい。
【0091】
選択的に、第1のキャリアが端末デバイスの非サービングセルに対応し、第2のキャリアが端末デバイスのサービングセルに対応してもよい。
【0092】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0093】
ステップ32では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0094】
なお、ステップ31及びステップ32の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0095】
ステップ33では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0096】
ここで、指定された時間間隔は、プロトコルによって規約されてもよく、又はネットワークデバイスによって設定されてもよく、又は、端末デバイスによって決定されてもよいなど、本開示では限定されない。
【0097】
例えば、指定された時間間隔がKであり、指示情報の送信時刻がt時刻である場合、端末デバイスは指定されたリソースに対応するビームの使用時間がt+Kであると決定することができる。本開示では限定されない。
【0098】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0099】
図4を参照すると、図4は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図4に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0100】
ステップ41では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0101】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0102】
ステップ42では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0103】
なお、ステップ41及びステップ42の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0104】
ステップ43では、DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、第1のリソース情報と、第2のリソース情報と、第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、指定された時間間隔を決定する。
【0105】
選択的に、第2のキャリアでのPDSCHの第1のリソース情報内のサブキャリア間隔に基づいて、指定された時間間隔を決定することができる。ここで、サブキャリア間隔(subcarrier spacing、SCS)は、15キロヘルツ(kilo hertz、kHz)、30kHz、60kHz、120kHz、240kHzなどであってもよく、本開示では限定されない。
【0106】
例えば、第1のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がT1であり、第1のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がT2であり、第1のリソース情報内のSCSが60kHzである場合、対応する指定された時間間隔がT3であるなどように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。これにより、端末デバイス第1のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0107】
選択的に、第2のキャリアでのPUSCHの第1のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定してもよく、又は、第2のキャリアでのPDSCH及びPUSCHの第1のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定してもよく、その具体的な内容及び実現形態については、本開示の各実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0108】
選択的に、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。
【0109】
例えば、第2のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がT4であり、第2のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がT5であり、第2のリソース情報内のSCSが60kHzである場合、対応する指定された時間間隔がT6であるなどように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。これにより、端末デバイスは第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0110】
選択的に、第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)と第2のリソース情報内のSCSとに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。
【0111】
例えば、第1のリソース情報と第2のリソース情報内のSCSが同じである場合、対応する指定された時間間隔がT7であり、第1のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより大きい場合、対応する指定された時間間隔がT8であり、第1のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、対応する指定された時間間隔がT9であるなどように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。これにより、端末デバイスは第1のリソース情報及び第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0112】
なお、上記の例は単なる一例であり、本開示の実施例において指定された時間間隔を決定する方式などを限定するものではない。
【0113】
選択的に、第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定してもよく、その具体的な内容及び実現形態については、本開示の各実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0114】
なお、上記の1つを用いて、指定された時間間隔を決定してもよく、又は上記の複数を用いて、指定された時間間隔を決定してもよく、本開示では限定されない。
【0115】
ステップ44では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0116】
なお、ステップ44の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0117】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、その後、まず第1のリソース情報、第2のリソース情報、及び第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0118】
図5を参照すると、図5は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図5に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0119】
ステップ51では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0120】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0121】
ステップ52では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0122】
なお、ステップ51及びステップ52の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0123】
ステップ53では、DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)と第2のリソース情報内のSCSとのうちの少なくとも1つに基づいて、指定された時間間隔を決定する。
【0124】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合、第1のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定することができる。
【0125】
なお、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合は、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCSより小さくないことである。
【0126】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合、指定された時間間隔が第1のリソース情報内のSCSに関連するように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。例えば、指定された時間間隔がN個のシンボルであり、第1のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔が、SCS15KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであり、第1のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS30KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さである。
【0127】
又は、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合の第1のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔との対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。
【0128】
これにより、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合、端末デバイスは第1のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0129】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。
【0130】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合、指定された時間間隔が第2のリソース情報内のSCSに関連するように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。例えば、指定された時間間隔がN個のシンボルであり、第2のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS15KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであり、第2のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS30KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さである。
【0131】
又は、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合の第2のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔との対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。
【0132】
これにより、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCS以上である場合、端末デバイスは第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0133】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、第1のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定する。
【0134】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、指定された時間間隔が第1のリソース情報内のSCSに関連するように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。例えば、指定された時間間隔がN個のシンボルであり、第1のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS15KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであり、第1のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS30KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さである。
【0135】
又は、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合の第1のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔との対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。
【0136】
これにより、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、端末デバイスは第1のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0137】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定する。
【0138】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、指定された時間間隔が第2のリソース情報内のSCSに関連するように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。例えば、指定された時間間隔がN個のシンボルであり、第2のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS15KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであり、第2のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS30KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さである。
【0139】
又は、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合の第2のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔との対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。
【0140】
これにより、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、端末デバイスは第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0141】
なお、上記の1つの方式によって、指定された時間間隔を決定してもよく、又は上記の複数の方式によって、指定された時間間隔を決定してもよく、本開示では限定されない。
【0142】
ステップ54では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0143】
なお、ステップ54の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0144】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、その後、第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0145】
図6を参照すると、図6は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図6に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0146】
ステップ61では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0147】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0148】
ステップ62では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0149】
なお、ステップ61及びステップ62の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0150】
ステップ63では、DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び第2のリソース情報内のSCSのうちの少なくとも1つに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0151】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCSより小さい場合、第1のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定することができる。
【0152】
ここで、SCSは15kHz、30kHz、60kHz、120kHz、240kHzなどであってもよく、本開示では限定されない。
【0153】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCSより小さい場合の第1のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔における第1のサブタイムとの対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。例えば、指定された時間間隔がN個のシンボルであり、第1のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS15KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであり、第1のリソース情報内のSCSが30kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS30KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであるなど、本開示では限定されない。
【0154】
これにより、端末デバイスは第1のリソース情報内のSCS及び対応関係に基づいて、対応する指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔における第1のサブタイムについて一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0155】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCSより小さい場合、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定することができる。その具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0156】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、第1のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。その具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0157】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。その具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0158】
なお、上記の1つの方式によって、指定された時間間隔を決定してもよく、又は上記の複数の方式によって、指定された時間間隔を決定してもよく、本開示では限定されない。
【0159】
ステップ64では、第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0160】
選択的に、第1のリソース情報内のSCS及び第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定することができる。
【0161】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第1のリソース情報内のSCSより小さい場合、対応する指定された時間間隔における第2のサブタイムがTであるように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。
【0162】
又は、第3のリソース情報内のSCSと、第1のリソース情報内のSCSと、指定された時間間隔における第2のサブタイムとの対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。
【0163】
これにより、端末デバイスは、第3のリソース情報内のSCS、第1のリソース情報内のSCS及び対応関係に基づいて、対応する指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔における第2のサブタイムについて一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0164】
選択的に、本開示において、第2のリソース情報内のSCS及び第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定してもよい。
【0165】
例えば、第3のリソース情報内のSCSと、第2のリソース情報内のSCSと、指定された時間間隔における第2のサブタイムとの対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。これにより、端末デバイスは第3のリソース情報内のSCS及び第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔における第2のサブタイムについて一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0166】
選択的に、第1のリソース情報内のSCS、第2のリソース情報内のSCS及び第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定してもよい。
【0167】
例えば、第3のリソース情報内のSCSと、第2のリソース情報内のSCSと、第1のリソース情報内のSCSと、指定された時間間隔における第2のサブタイムとの対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。これにより、端末デバイスは第3のリソース情報内のSCS、第2のリソース情報内のSCS及び第1のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔における第2のサブタイムについて一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0168】
選択的に、本開示において、第2のサブタイムは第1のリソース情報内のSCSに正比例し、第3のリソース情報内のSCSに反比例してもよい。
【0169】
例えば、第1のリソース情報内のSCSが大きいほど、それに応じて、第2のサブタイムも大きくなり、第3のリソース情報内のSCSが大きいほど、第2のサブタイムが小さくなる。本開示では限定されない。
【0170】
選択的に、本開示において、第2のサブタイムは第2のリソース情報内のSCSに正比例し、第3のリソース情報内のSCSに反比例してもよい。
【0171】
例えば、第2のリソース情報内のSCSが大きいほど、それに応じて、第2のサブタイムも大きくなり、第3のリソース情報内のSCSが大きいほど、第2のサブタイムが小さくなる。本開示では限定されない。
【0172】
選択的に、本開示において、第2のサブタイムは第1のリソース情報内のSCS及び第2のリソース情報内のSCSに正比例し、第3のリソース情報内のSCSに反比例してもよい。
【0173】
選択的に、第1のサブタイムは整数個の時間ユニットであってもよく、第2のサブタイムも整数個の時間ユニットであってもよい。
【0174】
ここで、時間ユニットはスロット(slot)、マイクロスロット(mini-slot)及びシンボル(symbol)のうちの少なくとも1つであってもよく、本開示では限定されない。
【0175】
なお、第1のサブタイムは整数個のスロットを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のシンボルを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、第1のサブタイムは整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のスロット、整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよい。
【0176】
また、第2のサブタイムは整数個のスロットを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のシンボルを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、第2のサブタイムは整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のスロット、整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよい。
【0177】
なお、第1のサブタイム及び第2のサブタイムに含まれる時間ユニットは上記の任意の組み合わせであってもよく、例えば第1のサブタイムは整数個のシンボルを含み、第2のサブタイムは整数個のシンボルを含み、また例えば第1のサブタイムは整数個のマイクロスロットを含み、第2のサブタイムは整数個のシンボルを含むなど、本開示では限定されない。
【0178】
これにより、指定された時間間隔は、整数個のスロット、整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルのうちの少なくとも1種類を含んでもよく、本開示では限定されない。
【0179】
ステップ65では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0180】
なお、本開示において、指定された時間間隔は第1のサブタイムと第2のサブタイムとの和であってもよい。
【0181】
例えば、指示情報の送信時刻がt時刻であり、第1のサブタイムがT1であり、第2のサブタイムがT2である場合、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間はt+T1+T2であってもよい。本開示では限定されない。
【0182】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、その後、第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)、第2のリソース情報内のSCS及び/又は第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイム及び第2のサブタイムを決定し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0183】
図7を参照すると、図7は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図7に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0184】
ステップ71では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0185】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0186】
ステップ72では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0187】
なお、ステップ71及びステップ72の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0188】
ステップ73では、DCIがさらに指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報を指示することに応答して、第2のリソース情報及び/又は第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定する。
【0189】
なお、第2のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定してもよく、又は、第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定してもよく、又は、第2のリソース情報及び第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。その具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の各実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0190】
ステップ74では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0191】
なお、ステップ74の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0192】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、その後、まず第2のリソース情報及び第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0193】
図8を参照すると、図8は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図8に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0194】
ステップ81では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0195】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0196】
ステップ82では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0197】
なお、ステップ81及びステップ82の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0198】
ステップ83では、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、第2のリソース情報内のSCS及び/又は第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定する。
【0199】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定することができる。
【0200】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、指定された時間間隔が第2のリソース情報内のSCSに関連するように、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。例えば、指定された時間間隔がN個のシンボルであり、第2のリソース情報内のSCSが15kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS15KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さであり、第2のリソース情報内のSCSが60kHzである場合、対応する指定された時間間隔がSCS60KHzの場合のN個のシンボルが占有する時間長さである。
【0201】
又は、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合の第2のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔との対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。
【0202】
これにより、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、端末デバイスは第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔について一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0203】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。その具体的な内容及び実現形態については本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0204】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、第2のリソース情報内のSCS及び第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。その具体的な内容及び実現形態については本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0205】
ステップ84では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0206】
なお、ステップ84の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0207】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCS以上である場合、第2のリソース情報及び/又は第3のリソース情報に基づいて、指定された時間間隔を決定し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0208】
図9を参照すると、図9は本開示の実施例によって提供されるクロスキャリアのビーム使用時間の決定方法の概略フローチャートであり、この方法は端末デバイスによって実行される。図9に示すように、この方法は、以下のステップを含むことができるが、これらに限定されない。
【0209】
ステップ91では、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのDCIを受信する。
【0210】
なお、指定されたリソースの具体的なコンテンツ及び指定されたリソースの決定方式などについては、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0211】
ステップ92では、DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0212】
なお、ステップ91及びステップ92の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0213】
ステップ93では、第1のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、第2のリソース情報内のSCS及び/又は第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0214】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定することができる。
【0215】
例えば、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合の第2のリソース情報内のSCSと指定された時間間隔における第1のサブタイムとの対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定する。これにより、端末デバイスは、第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔における第1のサブタイムについて一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0216】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。その具体的な内容及び実現形態については本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0217】
選択的に、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、第2のリソース情報内のSCS及び第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔を決定してもよい。その具体的な内容及び実現形態については本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0218】
ステップ94では、第2のリソース情報内のSCS及び第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0219】
例えば、第3のリソース情報内のSCSと、第2のリソース情報内のSCSと、指定された時間間隔における第2のサブタイムとの対応関係を、プロトコルによって規約するか又はネットワークデバイスによって設定してもよい。これにより、端末デバイスは第3のリソース情報内のSCS及び第2のリソース情報内のSCSに基づいて、対応する指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスが指定された時間間隔における第2のサブタイムについて一貫した理解を保つことができ、ビームに基づく伝送に保障が提供される。
【0220】
選択的に、本開示において、第2のサブタイムは第2のリソース情報内のSCSに正比例し、第3のリソース情報内のSCSに反比例してもよい。
【0221】
選択的に、第1のサブタイムは整数個の時間ユニットであってもよく、第2のサブタイムも整数個の時間ユニットであってもよい。
【0222】
ここで、時間ユニットはスロット、マイクロスロット及びシンボルのうちの少なくとも1つであってもよく、本開示では限定されない。
【0223】
なお、第1のサブタイムは整数個のスロットを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のシンボルを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、第1のサブタイムは整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、または第1のサブタイムは整数個のスロット、整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよい。
【0224】
また、第2のサブタイムは整数個のスロットを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のシンボルを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のマイクロスロットを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、第2のサブタイムは整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよく、または第2のサブタイムは整数個のスロット、整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルを含んでもよい。
【0225】
なお、第1のサブタイム及び第2のサブタイムに含まれる時間ユニットは上記の任意の組み合わせであってもよく、例えば、第1のサブタイムは整数個のシンボルを含み、第2のサブタイムは整数個のシンボルを含み、また例えば第1のサブタイムは整数個のマイクロスロットを含み、第2のサブタイムは整数個のシンボルを含むなど、本開示では限定されない。
【0226】
これにより、指定された時間間隔は、整数個のスロット、整数個のマイクロスロット及び整数個のシンボルのうちの少なくとも1種類を含んでもよく、本開示では限定されない。
【0227】
ステップ95では、指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0228】
なお、ステップ95の具体的な内容及び実現形態については、本開示の他の実施例の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0229】
本開示の実施例を実施することにより、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、第3のリソース情報内のSCSが第2のリソース情報内のSCSより小さい場合、第2のリソース情報内のSCS及び/又は第3のリソース情報内のSCSに基づいて、指定された時間間隔における第1のサブタイム及び第2のサブタイムを決定し、そして指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0230】
上記本開示によって提供される実施例では、それぞれ端末デバイスの角度から、本開示の実施例によって提供される方法を説明する。上記本開示の実施例によって提供される方法における各機能を実現するために、端末デバイスはハードウェア構造、ソフトウェアモジュールを含むことができ、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造にソフトウェアモジュールを加える形式で上記各機能を実現する。上記各機能のある機能は、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造にソフトウェアモジュールを加える方式で実行することができる。
【0231】
図10を参照すると、本開示の実施例によって提供される通信装置100の概略構成図である。図面に示される通信装置100は送受信モジュール1001及び処理モジュール1002を含むことができる。
【0232】
送受信モジュール1001は送信モジュール及び/又は受信モジュールを含むことができ、送信モジュールは送信機能を実現するために使用され、受信モジュールは受信機能を実現するために使用され、送受信モジュール1001は送信機能及び/又は受信機能を実現することができる。
【0233】
なお、通信装置100は端末デバイスであってもよく、端末デバイスにおける装置であってもよく、端末デバイスに合わせて使用できる装置であってもよい。
【0234】
通信装置100は、
第1のキャリアの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを指示するためのダウンリンク制御情報(DCI)を受信するための送受信モジュール1001を含む。
【0235】
送受信モジュール1001はさらに、前記DCIの受信状態を指示するための指示情報を送信する。
【0236】
処理モジュール1002は、前記指示情報の送信時刻に基づいて、前記指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0237】
選択的に、前記指定されたリソースは、チャネルとリファレンス信号リソースとのうちの少なくとも1つを含む。
【0238】
選択的に、前記指定されたリソースは、
PDCCHと、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、チャネル状態情報(CSI)リファレンス信号(RS)と、サウンディングリファレンス信号(SRS)と、測位リファレンス信号(PRS)と、トラッキングリファレンス信号(TRS)と、同期信号ブロック(SSB)とのうちの少なくとも1つを含む。
【0239】
選択的に、
制御リソースセットの識別子と、
制御リソースセットプールの識別子と、
半持続的なPDSCHの識別子と、
PUCCHに対応するリソースの識別子と、
グラントフリー設定のPUSCHの識別子と、
PRACHリソース識別子と、
SSBインデックスと、
リファレンス信号リソース識別子と、
リファレンス信号リソースセット識別子と、
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定されたリソースを決定することをさらに含む。
【0240】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記指示情報の送信時刻と指定された時間間隔とに基づいて、前記第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定する。
【0241】
選択的に、前記処理モジュール1002は、さらに、
前記指定された時間間隔を決定する。
【0242】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記DCIがさらに第2のキャリアでのPDSCH及び/又はPUSCHの第1のリソース情報と、前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報とを指示することに応答して、前記第1のリソース情報と、前記第2のリソース情報と、前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0243】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第1のリソース情報内のサブキャリア間隔(SCS)及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0244】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0245】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第1のリソース情報内のSCS及び/又は前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0246】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第1のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第1のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0247】
選択的に、前記処理モジュール1002は、さらに、
前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0248】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第1のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定し、
及び/又は、
前記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0249】
選択的に、 前記第2のサブタイムは前記第1のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例し、
又は、
前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する。
【0250】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記DCIがさらに前記指示情報を送信するPUCCHの第2のリソース情報を指示することに応答して、前記第2のリソース情報及び/又は前記第1のキャリアのPDCCHの第3のリソース情報に基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0251】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCS以上であることに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔を決定する。
【0252】
選択的に、前記処理モジュール1002は、具体的には、
前記第3のリソース情報内のSCSが前記第2のリソース情報内のSCSより小さいことに応答して、前記第2のリソース情報内のSCS及び/又は前記第3のリソース情報内のSCSに基づいて、前記指定された時間間隔における第1のサブタイムを決定する。
【0253】
選択的に、前記処理モジュール1002は、さらに、
前記第2のリソース情報内のSCSと前記第3のリソース情報内のSCSとに基づいて、前記指定された時間間隔における第2のサブタイムを決定する。
【0254】
選択的に、前記第2のサブタイムは前記第2のリソース情報内のSCSに正比例し、前記第3のリソース情報内のSCSに反比例する。
【0255】
選択的に、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアがそれぞれ前記端末デバイスの異なるサービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、
又は、
前記第1のキャリアが前記端末デバイスの非サービングセルに対応し、前記第2のキャリアが前記端末デバイスのサービングセルに対応する。
【0256】
本開示の実施例における上記各モジュールの機能及び具体的な実現原理については、上記各方法の実施例を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0257】
本開示によって提供される通信装置によれば、端末デバイスは、第1のキャリアのPDCCHに基づいて、DCIを受信することにより、第2のキャリア内の指定されたリソースに対応するビームを知り、その後指示情報を送信して、DCIの受信状態をネットワークデバイスに指示し、そして指示情報の送信時刻に基づいて、指定されたリソースに対応するビームの使用時間を決定することができる。これにより、端末デバイスとネットワークデバイスがクロスキャリアのビーム使用時間について一貫した理解を保つことができ、ビームの整合性が確保され、通信伝送に与える影響が低減され、ビーム伝送による性能が向上する。
【0258】
図11を参照すると、図11は本開示の実施例によって提供される別の通信装置110の概略構成図である。通信装置110は端末デバイスであってもよいし、端末デバイスが上記方法を実現することをサポートするチップ、チップシステム、又はプロセッサ等であってもよい。該装置は上記方法実施例において説明される方法を実現するために使用でき、具体的には、上記方法実施例における説明を参照されたい。
【0259】
通信装置110は1つ又は複数のプロセッサ1101を含んでもよい。プロセッサ1101は汎用プロセッサ又は専用プロセッサ等であってもよい。例えば、ベースバンドプロセッサ又は中央処理装置であってもよい。ベースバンドプロセッサは通信プロトコル及び通信データを処理することができ、中央処理装置は通信装置(例えば、基地局、ベースバンドチップ、端末デバイス、端末デバイスチップ、DU又はCU等)を制御し、コンピュータプログラムを実行し、コンピュータプログラムのデータを処理することができる。
【0260】
選択可能に、通信装置110は1つ又は複数のメモリ1102をさらに含むことができ、それにコンピュータプログラム1104が記憶されてもよく、プロセッサ1101は、通信装置110が上記方法実施例で説明される方法を実行するように、前記コンピュータプログラム1104を実行する。
【0261】
選択可能に、メモリ1102はデータが記憶されてもよい。通信装置110とメモリ1102は個別に設定されてもよく、一体に統合されてもよい。
【0262】
選択可能に、通信装置110はトランシーバ1105、アンテナ1106をさらに含んでもよい。トランシーバ1105は送受信ユニット、送受信機、又は送受信回路等と呼ぶことができ、送受信機能を実現するために使用される。トランシーバ1105は受信機と送信機を含むことができ、受信機は受信器又は受信回路などと呼ぶことができ、受信機能を実現するために使用され、送信機は送信器又は送信回路などと呼ぶことができ、送信機能を実現するために使用される。
【0263】
選択可能に、通信装置110は1つ又は複数のインターフェース回路1107をさらに含んでもよい。インターフェース回路1107はコード命令を受信してプロセッサ1101に伝送するために使用される。プロセッサ1101は、通信装置110が上記方法実施例において説明される方法を実行するように、前記コード命令を実行する。
【0264】
通信装置110が端末デバイスである場合、トランシーバ1105は図2のステップ21、図2のステップ22、図3のステップ31、図3のステップ32、図4のステップ41、図4のステップ42、図5のステップ51、図5のステップ52、図6のステップ61、図6のステップ62、図7のステップ71、図7のステップ72、図8のステップ81、図8のステップ82、図9のステップ91、または図9のステップ92を実行するために使用される。プロセッサ1101は図2のステップ23、図3のステップ33、図4のステップ43、図4のステップ44、図5のステップ53、図5のステップ54、図6のステップ63、図6のステップ64、図6のステップ65、図7のステップ73、図7のステップ74、図8のステップ83、図8のステップ84、図9のステップ93、図9のステップ94、または図9のステップ95を実行するために使用される。
【0265】
1つの実現形態では、プロセッサ1101は、受信と送信機能を実現するための送受信機を含むことができる。例えば、該送受信機は送受信回路であってもよく、又はインターフェースであってもよく、又はインターフェース回路であってもよい。受信と送信機能を実現するための送受信回路、インターフェース又はインターフェース回路は分離したものであってもよく、一体に統合されたものであってもよい。上記送受信回路、インターフェース又はインターフェース回路はコード/データの読み書きに用いることができ、又は、上記送受信回路、インターフェース又はインターフェース回路は、信号の伝送又は伝達に用いることができる。
【0266】
1つの実現形態では、プロセッサ1101はコンピュータプログラム1103を記憶することができ、コンピュータプログラム1103はプロセッサ1101において実行され、これにより、通信装置110は上記方法実施例で説明される方法を実行することができる。コンピュータプログラム1103はプロセッサ1101に固定化することができ、該場合では、プロセッサ1101はハードウェアによって実現可能である。
【0267】
1つの実現形態では、通信装置110は回路を含むことができ、回路は、前述方法実施例における送信又は受信又は通信の機能を実現することができる。本開示で説明されたプロセッサと送受信機は集積回路(integrated circuit、IC)、アナログIC、無線周波数集積回路RFIC、混合信号IC、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、プリント回路基板(printed circuit board、PCB)、電子デバイスなどにおいて実現することができる。該プロセッサと送受信機は、様々なICプロセス技術、例えば相補型金属酸化物半導体(complementary metal oxide semiconductor、CMOS)、N型金属酸化物半導体(nMetal-oxide-semiconductor、NMOS)、P 型金属酸化物半導体(positive channel metal oxide semiconductor、PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(bipolar junction transistor、BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)などを用いて製造してもよい。
【0268】
以上の実施例において説明される通信装置はネットワークデバイス又は端末デバイスであってもよいが、本開示の説明における通信装置の範囲はこれに限らず、通信装置の構造は図11によって限制されなくてもよい。通信装置は、独立したデバイスであってもよく、又は大きいデバイスの一部であってもよい。例えば前記通信装置は以下の(1)~(6)であってもよい。
(1)独立した集積回路IC、又はチップ、又は、チップシステム又はサブシステム。
(2)1つ又は複数のICを有する集合、選択可能に、該IC集合はデータ、コンピュータプログラムを記憶するための記憶素子を含んでもよい。
(3)ASIC、例えばモデム(Modem)。
(4)他のデバイス内に埋め込むことができるモジュール。
(5)受信機、端末デバイス、インテリジェント端末デバイス、セルラー電話、無線デバイス、ハンドヘルド、移動ユニット、車載デバイス、ネットワークデバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイスなど。
(6)その他。
【0269】
通信装置がチップ又はチップシステムであってもよい場合について、図12に示すチップの構造概略図を参照されたい。図12に示すチップはプロセッサ1201とインターフェース1202を含む。ここで、プロセッサ1201の数は1つ又は複数であってもよく、インターフェース1202の数は複数であってもよい。
【0270】
チップが本開示の実施例における端末デバイスの機能の実現に用いられる場合について、
インターフェース1202は、図2のステップ21、図2のステップ22、図3のステップ31、図3のステップ32、図4のステップ41、図4のステップ42、図5のステップ51、図5のステップ52、図6のステップ61、図6のステップ62、図7のステップ71、図7のステップ72、図8のステップ81、図8のステップ82、図9のステップ91、または図9のステップ92を実行するために使用される。
【0271】
選択的に、チップは必要なコンピュータプログラム及びデータを記憶するためのメモリ1203をさらに含む。
【0272】
当業者であれば分かるように、本開示の実施例で挙げられた様々な説明的な論理ブロック(illustrative logical block)とステップ(step)は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両者の組み合わせによって実現することができる。このような機能は、ハードウェアか、それともソフトウェアによって実現されるかは、特定の適用とシステム全体の設計要件によって決められる。当業者は、各特定の種類の適用に対して、様々な方法を用いて前記の機能を実現することができ、しかし、このような実現は、本開示の実施例の保護範囲を超えるものとして理解するべきではない。
【0273】
本開示の実施例はハイブリッド自動再送要求確認のフィードバックシステムをさらに提供し、該システムは前述した図10の実施例において端末デバイスとされる通信装置を含み、又は、該システムは、前述した図11の実施例において端末デバイスとされる通信装置を含む。
【0274】
本開示は、記憶命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、該命令が実行される場合、上記いずれか1つの方法実施例の機能が実現される。
【0275】
本開示はコンピュータプログラム製品をさらに提供し、該コンピュータプログラム製品は、コンピュータによって実行される場合、上記いずれか1つの方法実施例の機能が実現される。
【0276】
上記実施例では、全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はその任意の組み合わせで実現することができる。ソフトウェアを用いて実現する時、全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形式で実現することができる。コンピュータプログラム製品は1つ又は複数のコンピュータプログラムを含む。コンピュータに前記コンピュータプログラムをロードし且つ実行する場合、全部又は一部は、本開示の実施例に記載のフロー又は機能を生成する。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブルデバイスであってもよい。コンピュータプログラムはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができ、又は1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体へ伝送することができ、例えば、コンピュータプログラムは、1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから、有線(例えば同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))又は無線(例えば赤外線、無線、マイクロ波等)方式によってもう1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタへ伝送することができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な如何なる利用可能な媒体、又は1つ又は複数の利用可能な媒体統合を含むサーバ、データセンタなどデータ記憶デバイスであってもよい。前記利用可能な媒体は磁気媒体(例えば、フロッピー ディスク)、光学媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state disk、SSD))などであってもよい。
【0277】
当業者であれば理解できるように、本開示に係る第1、第2などの様々な数字番号は、説明を容易にするために行った区分であり、本開示の実施例の範囲を制限するものではなく、優先順位も表さない。
【0278】
本開示の少なくとも1つは、1つ又は複数として説明されてもよく、複数は、2つ、3つ、4つ又はそれ以上であってもよく、本開示では限定されない。在本開の示実施例では、1つ技術的特徴に対して、「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」及び「D」などによって該技術的特徴における技術的特徴を区別し、該「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」及び「D」によって説明された技術的特徴の間は、優先順位や大きさの順序がない。
【0279】
本開示における各表によって示される対応関係は、設定されたものであってもよく、事前定義されたものであってもよい。各表における情報の取りうる値は単なる例に過ぎず、他の値に設定してもよく、本開示はこれについて限定しない。情報と各パラメータとの対応関係を設定する場合、各表において示されるすべての対応関係を設定する必要がない。例えば、本開示における表において、特定の行によって示される対応関係を設定しなくてもよい。また、上記表に基づいて適切な変形や調整、例えば、分割、結合などを行ってもよい。上記各表のタイトルによって示されるパラメータの名称も、通信装置に理解可能な他の名称を用いてもよく、そのパラメータの取りうる値又は表示方式も、通信装置に理解可能な他の取りうる値又は表示方式であってもよい。上記各表は実現時に、他のデータ構造を用いてもよく、例えば、配列、キュー、コンテナ、スタック、線形リスト、ポインタ、リンクリスト、ツリー、グラフ、構造体、クラス、ヒープ、ハッシュ表又はハッシュテーブルなどを用いることができる。
【0280】
本開示における事前定義は、定義、事前定義、記憶、事前記憶、事前協定、事前設定、固定化、又は仮焼成として理解することができる。
【0281】
当業者であれば分かるように、本明細書に開示された実施例で説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現することができる。これらの機能は果たしてハードウェア方式で実行されるか、それともソフトウェア方式で実行されるかは、技術的解決案の特定の適用と設計制約条件によって決められる。当業者であれば、各特定の適用に応じて、異なる方法を用いて、説明される機能を実現することができ、しかし、このような実現は本開示の範囲を超えたものとして理解してはならない。
【0282】
当業者であればはっきりわかるように、説明の便宜上、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作のプロセスは、前述した方法の実施例の対応するプロセスを参照されたく、ここで詳しい説明を省略する。
【0283】
以上に記載されたのは、本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示の保護範囲はこれに限定されず、当業者であれば、本開示に開示された技術範囲内で容易に想到し得る変化又は入れ替えは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本開示の保護範囲も請求項の保護範囲を基準とするべきである。
【国際調査報告】