(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-28
(54)【発明の名称】容器用キャリア
(51)【国際特許分類】
B65D 71/00 20060101AFI20240621BHJP
【FI】
B65D71/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023579462
(86)(22)【出願日】2022-06-24
(85)【翻訳文提出日】2024-02-22
(86)【国際出願番号】 US2022034840
(87)【国際公開番号】W WO2022272022
(87)【国際公開日】2022-12-29
(32)【優先日】2021-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504075588
【氏名又は名称】グラフィック パッケージング インターナショナル エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107401
【氏名又は名称】高橋 誠一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【氏名又は名称】松井 孝夫
(74)【代理人】
【識別番号】100182257
【氏名又は名称】川内 英主
(74)【代理人】
【識別番号】100202119
【氏名又は名称】岩附 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】フォード,コリン,ピー.
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA22
3E067AB01
3E067AB26
3E067AC03
3E067BA09A
3E067BA10A
3E067BB08A
3E067BB11A
3E067BB15A
3E067BB16A
3E067BB25A
3E067BB26A
3E067EC05
3E067EE12
3E067FA07
3E067FC04
3E067FC06
(57)【要約】
複数の容器を保持するキャリアは、前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口を備える取付けパネルと、前記複数の容器保持開口と、前記取付けパネルと少なくとも部分的に対面接触している少なくとも1つの容器保持タブとを含む容器保持機構であって、前記複数の容器を前記取付けパネルと係合するように付勢するように前記複数の容器のうち隣接する容器間に配置される容器保持機構と、を備える。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の容器を保持するキャリアであって、前記キャリアは、
前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口を備える取付けパネルと、
前記複数の容器保持開口と、前記取付けパネルと少なくとも部分的に対面接触している少なくとも1つの容器保持タブとを含む容器保持機構であって、前記複数の容器を前記取付けパネルと係合するように付勢するように前記複数の容器のうち隣接する容器間に配置される容器保持機構と、を備えるキャリア。
【請求項2】
前記少なくとも1つの容器保持タブは前記取付けパネルに取付けられている請求項1に記載のキャリア。
【請求項3】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、中央部と少なくとも1つの延長部とを備え、前記少なくとも1つの延長部は、前記取付けパネルから前記中央部まで延在している請求項2に記載のキャリア。
【請求項4】
前記少なくとも1つの容器保持タブの前記中央部は、前記複数の容器のうちのそれぞれの第1容器と係合するための第1湾曲容器保持タブ縁と、前記複数の容器のうちのそれぞれの第2容器と係合するための第2湾曲容器保持タブ縁とを備える請求項3に記載のキャリア。
【請求項5】
前記少なくとも1つの容器保持開口は、第1容器保持縁と第2容器保持縁とによって画定され、前記少なくとも1つの延長部は、第1容器保持縁と第2容器保持縁との間に配置される請求項4に記載のキャリア。
【請求項6】
前記中央部の一部は前記少なくとも1つの延長部の一部と少なくとも部分的に対面接触して配置される請求項5に記載のキャリア。
【請求項7】
前記少なくとも1つの容器保持タブは前記取付けパネルに取付けられた第1容器保持タブであって、前記容器保持機構は前記取付けパネルに取付けられた第2容器保持タブをさらに備え、前記第1容器保持タブは、前記第2容器保持タブと少なくとも部分的に対面接触して配置される請求項3に記載のキャリア。
【請求項8】
前記中央部は切込みで第2部分に分離可能に接続される第1部分を備える請求項3に記載のキャリア。
【請求項9】
前記少なくとも1つの容器保持タブの前記中央部の前記第1部分は、前記複数の容器のそれぞれの容器と係合するための第1容器保持タブ縁を画定し、前記少なくとも1つの容器保持タブの前記中央部の前記第2部分は前記複数の容器のそれぞれの容器と係合するための第2容器保持タブ縁を画定する請求項8に記載のキャリア。
【請求項10】
前記キャリアは、前記取付けパネルに折り畳み可能に接続された少なくとも1つの頂部パネルをさらに備える請求項1に記載のキャリア。
【請求項11】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、前記少なくとも1つの頂部パネルに少なくとも部分的に分離可能に接続されている請求項10に記載のキャリア。
【請求項12】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、前記少なくとも1つの頂部パネルに少なくとも部分的に分離可能に少なくとも1つの弱化線で接続され、前記少なくとも1つの弱化線は、前記少なくとも1つの容器保持タブの少なくとも1つの容器保持タブ縁を画定する請求項10に記載のキャリア。
【請求項13】
前記少なくとも1つの頂部パネルは前記取付けパネルから離間している請求項10に記載のキャリア。
【請求項14】
前記複数の容器保持開口のうちの少なくとも1つの容器保持開口は、第1部分と、中央部と、第2部分と、を備える請求項13に記載のキャリア。
【請求項15】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、一般に、前記少なくとも1つの容器保持開口の前記中央部と位置合わせされる請求項14に記載のキャリア。
【請求項16】
前記少なくとも1つの容器保持開口は、第1容器保持縁および第2容器保持縁によって画定され、前記第1容器保持縁と前記第2容器保持縁との間に配置される少なくとも1つのテーパ切欠きを有する請求項13に記載のキャリア。
【請求項17】
前記少なくとも1つの頂部パネルは第1頂部パネルであって、前記キャリアは前記第1頂部パネルと少なくとも部分的に対面接触する第2頂部パネルをさらに備える請求項13に記載のキャリア。
【請求項18】
複数の容器を保持するキャリアを形成するブランクであって、前記キャリアは、
前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口を備える取付けパネルと、
前記複数の容器保持開口と、前記取付けパネルと少なくとも部分的に対面接触している少なくとも1つの容器保持タブとを含む容器保持機構であって、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記複数の容器を前記取付けパネルと係合するように付勢するように前記複数の容器のうち隣接する容器間に配置される容器保持機構と、を備えるブランク。
【請求項19】
前記少なくとも1つの容器保持タブは前記取付けパネルに取付けられている請求項18に記載のブランク。
【請求項20】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、中央部と少なくとも1つの延長部とを備え、前記少なくとも1つの延長部は、前記取付けパネルから前記中央部まで延在している請求項19に記載のブランク。
【請求項21】
前記少なくとも1つの容器保持タブの前記中央部は、前記複数の容器のうちのそれぞれの第1容器と係合するための第1湾曲容器保持タブ縁と、前記複数の容器のうちのそれぞれの第2容器と係合するための第2湾曲容器保持タブ縁とを備える請求項20に記載のブランク。
【請求項22】
前記少なくとも1つの容器保持開口は、第1容器保持縁と第2容器保持縁とによって画定され、前記少なくとも1つの延長部は、第1容器保持縁と第2容器保持縁との間に配置される請求項21に記載のブランク。
【請求項23】
前記少なくとも1つの容器保持タブは前記取付けパネルに取付けられた第1容器保持タブであって、前記容器保持機構は前記取付けパネルに取付けられた第2容器保持タブをさらに備え、前記第1容器保持タブは、前記第2容器保持タブと少なくとも部分的に対面接触して配置される請求20に記載のブランク。
【請求項24】
前記中央部は切込みで第2部分に分離可能に接続される第1部分を備える請求項20に記載のブランク。
【請求項25】
前記少なくとも1つの容器保持タブの前記中央部の前記第1部分は、前記複数の容器のそれぞれの容器と係合するための第1容器保持タブ縁を画定し、前記少なくとも1つの容器保持タブの前記中央部の前記第2部分は前記複数の容器のそれぞれの容器と係合するための第2容器保持タブ縁を画定する請求項24に記載のブランク。
【請求項26】
前記ブランクは、前記取付けパネルに折り畳み可能に接続された少なくとも1つの頂部パネルをさらに備える請求項18に記載のブランク。
【請求項27】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、前記少なくとも1つの頂部パネルに少なくとも部分的に分離可能に接続されている請求項26に記載のブランク。
【請求項28】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、前記少なくとも1つの頂部パネルに少なくとも部分的に分離可能に少なくとも1つの弱化線で接続され、前記少なくとも1つの弱化線は、前記少なくとも1つの容器保持タブの少なくとも1つの容器保持タブ縁を画定する請求項27に記載のブランク。
【請求項29】
前記複数の容器保持開口のうちの少なくとも1つの容器保持開口は、第1部分と、中央部と、第2部分と、を備える請求項28に記載のブランク。
【請求項30】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、一般に、前記少なくとも1つの容器保持開口の前記中央部と位置合わせされる請求項29に記載のブランク。
【請求項31】
前記少なくとも1つの容器保持開口は、第1容器保持縁および第2容器保持縁によって画定され、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記第1容器保持縁と前記第2容器保持縁との間に配置される少なくとも1つのテーパ切欠きを有する請求項28に記載のブランク。
【請求項32】
前記少なくとも1つの頂部パネルは第1頂部パネルであって、前記ブランクは前記第1頂部パネルと少なくとも部分的に対面接触する第2頂部パネルをさらに備える請求項28に記載のブランク。
【請求項33】
複数の容器を保持するキャリアを形成する方法であって、前記方法は、
前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口を備える取付けパネルと、前記複数の容器保持開口と、前記取付けパネルと少なくとも部分的に対面接触している少なくとも1つの容器保持タブとを含む容器保持機構と、を備えるブランクを獲得する工程と、
前記複数の容器のうちのそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するように位置決めされた前記複数の容器保持開口を有する前記取付けパネルを位置決めする工程と、
前記少なくとも1つの容器保持タブを前記取付けパネルと少なくとも部分的に対面接触させて前記複数の容器の隣接する容器間に、前記複数の容器を前記取付けパネルと係合するように付勢するように配置する工程と、を備える方法。
【請求項34】
前記少なくとも1つの容器保持タブは前記取付けパネルに取付けられている請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、中央部と少なくとも1つの延長部とを備え、前記少なくとも1つの延長部は、前記取付けパネルから前記中央部まで延在している請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記少なくとも1つの容器保持タブの前記中央部は、前記複数の容器のうちのそれぞれの第1容器と係合するための第1湾曲容器保持タブ縁と、前記複数の容器のうちのそれぞれの第2容器と係合するための第2湾曲容器保持タブ縁とを備える請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記少なくとも1つの容器保持開口は、第1容器保持縁と第2容器保持縁とによって画定され、前記少なくとも1つの延長部は、第1容器保持縁と第2容器保持縁との間に配置される請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記中央部の一部は前記少なくとも1つの延長部の一部と少なくとも部分的に対面接触して配置される請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記少なくとも1つの容器保持タブは前記取付けパネルに取付けられた第1容器保持タブであって、前記容器保持機構は前記取付けパネルに取付けられた第2容器保持タブをさらに備え、前記第1容器保持タブは、前記第2容器保持タブと少なくとも部分的に対面接触して配置される請求項35に記載の方法。
【請求項40】
前記中央部は切込みで第2部分に分離可能に接続される第1部分を備える請求項35に記載の方法。
【請求項41】
前記少なくとも1つの容器保持タブの前記中央部の前記第1部分は、前記複数の容器のそれぞれの容器と係合するための第1容器保持タブ縁を画定し、前記少なくとも1つの容器保持タブの前記中央部の前記第2部分は前記複数の容器のそれぞれの容器と係合するための第2容器保持タブ縁を画定する請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記キャリアは、前記取付けパネルに折り畳み可能に接続された少なくとも1つの頂部パネルをさらに備える請求項33に記載の方法。
【請求項43】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、前記少なくとも1つの頂部パネルに少なくとも部分的に分離可能に接続されている請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、前記少なくとも1つの頂部パネルに少なくとも部分的に分離可能に少なくとも1つの弱化線で接続され、前記少なくとも1つの弱化線は、前記少なくとも1つの容器保持タブの少なくとも1つの容器保持タブ縁を画定する請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記少なくとも1つの頂部パネルは前記取付けパネルから離間している請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記複数の容器保持開口のうちの少なくとも1つの容器保持開口は、第1部分と、中央部と、第2部分と、を備える請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記少なくとも1つの頂部パネルは、前記少なくとも1つの容器保持タブが、一般に、前記少なくとも1つの容器保持開口の前記中央部と位置合わせされるように配置される請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記少なくとも1つの容器保持開口は、第1容器保持縁および第2容器保持縁によって画定され、前記第1容器保持縁と前記第2容器保持縁との間に配置される少なくとも1つのテーパ切欠きを有する請求項45に記載の方法。
【請求項49】
前記少なくとも1つの頂部パネルは第1頂部パネルであって、前記ブランクは前記第1頂部パネルと少なくとも部分的に対面接触する第2頂部パネルをさらに備える請求項45に記載の方法。
【請求項50】
複数の容器と、複数の容器を保持するキャリアと、を備えるパッケージであって、
前記キャリアは、
前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口を備える取付けパネルと、
前記複数の容器保持開口と、前記取付けパネルと少なくとも部分的に対面接触している少なくとも1つの容器保持タブとを含む容器保持機構であって、前記複数の容器を前記取付けパネルと係合するように付勢するように前記複数の容器のうち隣接する容器間に配置される容器保持機構と、を備えるパッケージ。
【請求項51】
前記少なくとも1つの容器保持タブは前記取付けパネルに取付けられている請求項50に記載のパッケージ。
【請求項52】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、中央部と少なくとも1つの延長部とを備え、前記少なくとも1つの延長部は、前記取付けパネルから前記中央部まで延在している請求項51に記載のパッケージ。
【請求項53】
前記少なくとも1つの容器保持タブの前記中央部は、前記複数の容器のうちのそれぞれの第1容器と係合するための第1湾曲容器保持タブ縁と、前記複数の容器のうちのそれぞれの第2容器と係合するための第2湾曲容器保持タブ縁とを備える請求項52に記載のパッケージ。
【請求項54】
前記少なくとも1つの容器保持開口は、第1容器保持縁と第2容器保持縁とによって画定され、前記少なくとも1つの延長部は、第1容器保持縁と第2容器保持縁との間に配置される請求項53に記載のパッケージ。
【請求項55】
前記中央部の一部は前記少なくとも1つの延長部の一部と少なくとも部分的に対面接触して配置される請求項54に記載のパッケージ。
【請求項56】
前記少なくとも1つの容器保持タブは前記取付けパネルに取付けられた第1容器保持タブであって、前記容器保持機構は前記取付けパネルに取付けられた第2容器保持タブをさらに備え、前記第1容器保持タブは、前記第2容器保持タブと少なくとも部分的に対面接触して配置される請求項52に記載のパッケージ。
【請求項57】
前記中央部は切込みで第2部分に分離可能に接続される第1部分を備える請求項52に記載のパッケージ。
【請求項58】
前記少なくとも1つの容器保持タブの前記中央部の前記第1部分は、前記複数の容器のそれぞれの容器と係合するための第1容器保持タブ縁を画定し、前記少なくとも1つの容器保持タブの前記中央部の前記第2部分は前記複数の容器のそれぞれの容器と係合するための第2容器保持タブ縁を画定する請求項57に記載のパッケージ。
【請求項59】
前記キャリアは、前記取付けパネルに折り畳み可能に接続された少なくとも1つの頂部パネルをさらに備える請求項50に記載のパッケージ。
【請求項60】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、前記少なくとも1つの頂部パネルに少なくとも部分的に分離可能に接続されている請求項59に記載のパッケージ。
【請求項61】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、前記少なくとも1つの頂部パネルに少なくとも部分的に分離可能に少なくとも1つの弱化線で接続され、前記少なくとも1つの弱化線は、前記少なくとも1つの容器保持タブの少なくとも1つの容器保持タブ縁を画定する請求項60に記載のパッケージ。
【請求項62】
前記少なくとも1つの頂部パネルは前記取付けパネルから離間している請求項61に記載のパッケージ。
【請求項63】
前記複数の容器保持開口のうちの少なくとも1つの容器保持開口は、第1部分と、中央部と、第2部分と、を備える請求項62に記載のパッケージ。
【請求項64】
前記少なくとも1つの容器保持タブは、一般に、前記少なくとも1つの容器保持開口の前記中央部と位置合わせされる請求項63に記載のパッケージ。
【請求項65】
前記少なくとも1つの容器保持開口は、第1容器保持縁および第2容器保持縁によって画定され、前記第1容器保持縁と前記第2容器保持縁との間に配置される少なくとも1つのテーパ切欠きを有する請求項62に記載のパッケージ。
【請求項66】
前記少なくとも1つの頂部パネルは第1頂部パネルであって、前記キャリアは前記第1頂部パネルと少なくとも部分的に対面接触する第2頂部パネルをさらに備える請求項62に記載のパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年6月25日に出願された米国仮特許出願第63/214,868号および2021年7月9日に出願された米国仮特許出願第63/219,896号の各々の利益を主張する。
【背景技術】
【0002】
2021年6月25日に出願された米国仮出願第63/214,868,2021年7月9日に出願された米国仮出願第63/219,896,および2022年5月11日に出願された米国意匠登録出願第29/838,のそれぞれにおける開示はその目的の範囲内においてそのまますべてが本願に組み込まれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、容器を保持して運搬するためのキャリアまたはカートンに関する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一態様によれば、本願の開示は、複数の容器を保持するキャリアであって、前記キャリアは、前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口を備える取付けパネルと、前記複数の容器保持開口と、前記取付けパネルと少なくとも部分的に対面接触している少なくとも1つの容器保持タブとを含む容器保持機構であって、前記複数の容器を前記取付けパネルと係合するように付勢するように前記複数の容器のうち隣接する容器間に配置される容器保持機構と、を備えるキャリアである。
【0005】
他の態様によれば、本願の開示は、複数の容器を保持するキャリアを形成するブランクであって、前記キャリアは、前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口を備える取付けパネルと、前記複数の容器保持開口と、前記取付けパネルと少なくとも部分的に対面接触している少なくとも1つの容器保持タブとを含む容器保持機構であって、前記キャリアが前記ブランクから形成されたときに、前記複数の容器を前記取付けパネルと係合するように付勢するように前記複数の容器のうち隣接する容器間に配置される容器保持機構と、を備えるブランクである。
【0006】
他の態様によれば、本願の開示は、複数の容器を保持するキャリアを形成する方法であって、その方法は、前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口を備える取付けパネルと、前記複数の容器保持開口と、前記取付けパネルと少なくとも部分的に対面接触している少なくとも1つの容器保持タブとを含む容器保持機構と、を備えるブランクを獲得する工程と、前記複数の容器のうちのそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するように位置決めされた前記複数の容器保持開口を有する前記取付けパネルを位置決めする工程と、前記少なくとも1つの容器保持タブを前記取付けパネルと少なくとも部分的に対面接触させて前記複数の容器の隣接する容器間に、前記複数の容器を前記取付けパネルと係合するように付勢するように配置する工程と、を備える方法である。
【0007】
他の態様によれば、本願の開示は、複数の容器と、複数の容器を保持するキャリアと、を備えるパッケージであって、前記キャリアは、前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口を備える取付けパネルと、前記複数の容器保持開口と、前記取付けパネルと少なくとも部分的に対面接触している少なくとも1つの容器保持タブとを含む容器保持機構であって、前記複数の容器を前記取付けパネルと係合するように付勢するように前記複数の容器のうち隣接する容器間に配置される容器保持機構と、を備えるパッケージである。
【0008】
当業者は、以下に列挙する図面を参照して実施の形態の以下の詳細な説明を読むことにより、様々な追加の実施の形態の上記の利点およびその他の利点を理解するであろう。
【0009】
一般的な慣行によれば、以下に説明する図面の様々な特徴は、必ずしも縮尺通りに描かれているわけではない。図面の様々な特徴および要素の寸法は、本開示の実施の形態をより明確に示すために拡大または縮小されてもよい。
対応する部分は、図面全体にわたって対応する参照番号によって示される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本開示の第1例示的実施の形態によるキャリアを形成するためのブランクの平面図である。
【
図2】本開示の実施の形態によるキャリアと共に使用するのに適した容器の斜視図である。
【
図3】本開示の第1例示的実施の形態による、
図1のブランクから形成されたパッケージおよびキャリアの部分的に形成された構成の斜視図である。
【
図4】本開示の第1例示的実施の形態による、
図1のブランクから形成されたパッケージおよびキャリアの斜視図である。
【
図5】本開示の第1例示的実施の形態の代替構成による、キャリアを形成するためのブランクの平面図である。
【
図5A】本開示の第1例示的実施の形態の代替構成による、
図5のブランクから形成されたパッケージおよびキャリアの斜視図である。
【
図6】本開示の第1例示的実施の形態の別の代替構成による、キャリアを形成するためのブランクの平面図である。
【
図6A】本開示の第1例示的実施の形態の代替構成による、
図6のブランクから形成されたパッケージおよびキャリアの斜視図である。
【
図7】本開示の第2例示的実施の形態による、キャリアを形成するためのブランクの平面図である。
【
図8】本開示の第2例示的実施の形態による、
図7のブランクから形成されたパッケージおよびキャリアの斜視図である。
【
図9】本開示の第2例示的実施の形態の代替構成による、キャリアを形成するためのブランクの平面図である。
【
図9A】本開示の第2例示的実施の形態の代替構成による、
図9のブランクから形成されたパッケージおよびキャリアの斜視図である。
【0011】
本開示は、一般に、缶、ジャー、ボトルなどの容器を保持および陳列するための構成体、スリーブ、カートンなど、およびパッケージに関する。容器は、例えば、食品および飲料製品を包装するために使用することができる。容器は、特定の食品または飲料製品を包装するのに適した組成の材料から製造することができ、材料には、アルミニウムおよび/または他の金属、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、およびナイロンなど;ガラス;またはそれらの任意の組み合わせなどのプラスチックが含まれるが、これらに限定されない。
【0012】
本開示によるパッケージは、多数の異なる形状の容器を収容することができる。本開示の範囲を限定する目的ではなく、説明のために、以下の詳細な説明は、パッケージの実施の形態内に少なくとも部分的に配置された飲料容器(例えば、アルミニウム缶のような一般的に円筒形の容器)を記載する。本明細書において、用語「下部」,「底部」,「上部」および「頂部」 は、完全に立てられたパッケージに関して決定された向きを示す。
【0013】
図1は、本開示の第1例示的実施の形態によるキャリア105(
図4)を形成するために使用されるブランク103の外面101の平面図である。本明細書でさらに説明するように、キャリア105は、複数の容器Cを保持/支持/保持/受容するように構成することができる。キャリア105は、パッケージ107(
図4)を形成するために1つ以上の容器Cを備えることができる。
【0014】
一時的に
図2を参照すると、本開示のキャリアと共に使用するための容器Cは、下部ベース部Bと、下部ベース部分から内向きに先細りするネックNと、ネック分から半径方向外向きに延在するネック分の頂部のフランジFと、容器Cの開放を容易にするプルタブPを含むフランジ部分の下の頂部表面TSとを有する飲料容器として図示されている。
【0015】
本明細書に図示され説明されているキャリア105は、6個の容器、その前部に3つの容器、およびその後部に3つの容器を支持することができる。本開示から逸脱することなく、キャリアは、6つよりも多いまたは少ない容器を保持するように、および/または異なる配置で、サイズおよび形状化され得ることが理解されよう。一実施の形態では、キャリア105の前部および後部はそれぞれ3つの容器を有し、他の実施の形態では、キャリア105の前部および後部は、本開示から逸脱することなく、3つよりも多いまたは少ない容器を保持することができる。
【0016】
さらに
図1を参照すると、ブランク103は、長手方向軸線L1および横方向軸線L2を有する。ブランク103は、キャリア105がブランク103から形成されるときに容器Cと係合するための容器保持機構を含む、上部または中央または取付けパネル117を含む。図示された実施の形態では、容器保持機構は、取付けパネル117内に6個の容器保持開口137を含み、それぞれが、第1湾曲保持縁139および第1湾曲保持縁139の反対側の第2湾曲保持縁143によって少なくとも部分的に画定される。
【0017】
容器保持機構は、また、取付けパネル117に取付けられた複数の容器保持タブを含むことができ、それぞれの容器保持タブ145は、それぞれの開口137の一部を横切って延在する中央部147と、取付けパネル117からそれぞれの中央部147の横方向外側部分まで延在する一対の延長部149とを有する。図示された実施の形態では、延長部149は、それぞれのカット151または他の弱化線で、取付けパネル117から少なくとも部分的に分離可能である。他の実施の形態では、追加のまたは代替の弱化線を、例えば、容器保持タブ145を取付けパネル117に折り畳み可能に接続するように、1以上の容器保持タブに連関させることができる。
【0018】
図示のように、各容器保持タブ145は、キャリア105が形成されるときに複数の容器C(広くは「第1容器」)としての1以上の容器と係合するための第1湾曲容器保持タブ縁153を形成する第1自由縁と、キャリア105が形成されるときに複数の容器C(広くは「第2容器」)としての他の1以上の容器と係合するための第2湾曲容器保持タブ縁154を形成する対向する第2自由縁とを有する。容器保持タブ縁153,154は、それぞれの容器保持タブ145のそれぞれの中央部147に沿って全体的に湾曲した自由縁として示されているが、本開示から逸脱することなく、容器保持タブ縁は、例えば、異なる幅および/または曲率半径を有する、異なる構成または配列を有することができることが理解されよう。
【0019】
前述の構成では、容器保持タブ145の延長部149は、それぞれの容器保持開口137の周りで湾曲した保持縁139,143を中断するように、例えば、それぞれの端部と交差/当接するように位置決めすることができる。
【0020】
保持縁139,143は、ほぼ同一または等しいそれぞれの曲率半径を規定することができ、または、保持縁139,143は、異なる曲率半径を規定することができる。ある実施の形態では、取付けパネル117の開口137は、容器CのフランジFの外径D2よりも小さい直径D1を有する。
【0021】
縁139,143の形状および幾何学的形状、またはブランク103/キャリア105の他の保持特徴の形状および幾何学的形状は、本開示の範囲から逸脱することなく、容器Cに加えられる保持力を増加させるため、および/または容器の様々なサイズおよび構成に対応するために変化させることができることが理解されよう。
【0022】
ブランク103/キャリア105はまた、取付けパネル117から少なくとも部分的に分離可能であるように、それぞれの切込み157によって画定される1以上のフィンガーフラップまたはハンドルフラップ155を含むハンドル特徴部を含むことができる。取付けパネル117に対するハンドルフラップ155の移動を容易にするために、1以上の弱化線、例えば折り線を設けることができる。ある実施の形態では、ブランク103/キャリア105のハンドル特徴部は、取付けパネル117に形成される1以上の切込みを含むことができる。
【0023】
さらに
図1を参照し、さらに
図3および
図4を参照すると、一実施の形態において、キャリア105および1つ以上の容器Cを含むパッケージ107を形成する方法は、ブランク103を取得することと、容器Cのグループ(例えば、6個の容器であるが、6個より多くても少なくてもよい)を取得することとを含む。ブランク103は、容器Cのグループの上に配置することができ、ブランク103の取付けパネル117は、少なくとも容器CのフランジFがそれぞれの開口137を通して挿入されるように下方に押し下げられる。図示の実施の形態では、容器保持開口137の直径D1は、容器CのフランジFの直径D2よりも小さくすることができ、その結果、それぞれの容器保持開口137がそれぞれの容器保持開口137を通して容器Cを受容するように、フランジFが開口137を通して挿入されるときに、ブランク103/取付けパネル117の材料を剥離させたり、損傷させたり、または他の方法で弱めたりすることなく、取付けパネル117を少なくとも部分的に非平面形状に曲げたり、歪ませたり、曲げたり、または他の方法で操作することができる。
【0024】
ブランク103を容器Cに下方に押し付けた後、各開口137の保持縁139,143は、フランジFの下方の容器CのネックNにおいて、各容器Cに接触することができる。
【0025】
一実施の形態では、容器Cは、取付けパネル117および容器Cの取付けを容易にするために、ブランク103に対して傾斜または再配向することができる。例えば、容器Cは、取付けパネル117の中心に向かって傾斜させることができ、少なくとも部分的に開口137を通して挿入することができる。その後、容器Cの下部ベース部Bは、容器Cが開口137を少なくとも部分的に貫通してほぼ直立した向きになるまで回動可能であり、取付けパネル117は、各容器CのネックNが各フランジFの下方に位置する。上述したように、容器Cをそれぞれの開口137に挿入し、容器Cを旋回させることにより、それぞれの容器Cの頂部Tを、それぞれの開口137を取り囲む取付けパネル117の部分に緩やかにかつリラックスして係合させることができ、取付けパネル117を形成する基板/材料の撓み、伸張、または他の再構成を最小限に抑えることができる。
【0026】
一実施の形態では、ブランク103/キャリア105を形成する板紙は、そのような開口137が容器CのフランジFの上に配置されたときに撓んで伸長することができ、開口137の縁の周りの1以上の点で弱くなって、フランジFがそれぞれの開口137を貫通して嵌合し、取付けパネル117の周囲部分が概ね水平で容器CのネックNと接触するように配置された状態で、取付けパネル117がフランジFの下に配置されることを可能にする。
【0027】
その後、各容器保持タブ145は、各容器保持タブ縁154が、容器保持タブ145が接続される容器保持開口137を通って延在する各容器Cの各ネックNに対向して位置し、各容器保持タブ縁153が、キャリア105の横方向に隣接する容器保持開口137を通って延在する各容器Cの各ネックNに対向して位置するように、例えば、各第1容器保持縁139の方向に後方に折り畳まれ又は撓むことができる。
【0028】
このような位置では、それぞれの容器保持タブ縁154は、例えば、それぞれの容器C(広くは「第2容器」)のフランジFと取付けパネル117/それぞれの容器保持縁139との間に位置するように、容器保持タブ145がそこから延在する容器開口137のそれぞれの容器保持縁139に近接して、またはその上に位置し得る。さらに、それぞれの容器保持タブ縁153は、例えば、それぞれの容器C(広くは「第1容器」)のフランジFと取付けパネル117/それぞれの容器保持縁139との間に位置するように、横方向に隣接する容器開口137のそれぞれの容器保持縁143に近接して、またはその上に位置し得る。
【0029】
さらに、横方向に隣接する容器保持開口137に関連する容器保持タブ145は、互いに向かって曲げ/折り曲げられるので、容器保持タブ145は、少なくとも部分的に重なり合う配置に配置することができ、このような重なり合った容器保持タブ145の1以上の部分は、少なくとも部分的に対面接触(広くは「第1容器保持タブ」および「第2容器保持タブ」)する。したがって、重なり合った容器保持タブ145は、取付けパネル117の上に多層構造、例えば2層構造、および取付けパネル117と関連する3層構造を提供することができる。
【0030】
この配置は、例えば、保持縁153,154とそれらが当接するそれぞれの容器CのネックN/フランジFとの間の残りの利用可能な空きスペース/クリアランスを取ることによって、容器保持縁137,139とそれぞれの容器Cとの係合を強化することができる。さらに、延長部149の配置および/またはキャリア105の板紙材料によって加えられる付勢力/応力は、各容器保持タブ145に、それぞれの容器Cを長手方向軸線L1から外向きに、例えば横方向軸線L2に沿って押圧させ、容器CのそれぞれのネックNをそれぞれの容器保持縁139,143の一方または両方と、より緊密/より確実に係合させることができる。
【0031】
さらには、容器保持タブ145は、そうでなければキャリア105の特徴の形成中に廃棄されうるブランク103/キャリア105からの材料から形成することができ、材料節約を最大化する強化された容器保持特徴を提供する。加えて、それぞれの開口137の周囲に延在する取付けパネル117の周縁は、これらの周縁が強化された強度特性を有し、その結果、容器Cのキャリア105へのより強固な取付けをもたらすように、折り曲げ、切断、刻み目、または他の形態の弱体化がない取付けパネル117のボード/材料の連続部分を形成する。従って、容器Cが取付けパネル117に取付けられると、取付けパネル117の周縁は、フランジFの下のネックNの対向面で容器Cに接触するように、頂部パネル117の残りの部分に対してほぼ水平で同一平面上に配置される。
【0032】
容器Cが開口137内に少なくとも部分的に受容され、取付けパネル117に固定されてキャリア105およびパッケージ107を形成すると、キャリア105/パッケージ107は、1以上のハンドルフラップ155をそれぞれの切込み157で少なくとも部分的に分離し、前記ハンドルフラップ155を少なくとも部分的に曲げて、取付けパネル117から離し、キャリア105/パッケージ107をユーザが把持することができる開口を形成することによって把持することができる。
【0033】
一実施の形態では、容器CのフランジFは、その外縁に対応する約53mmの直径D2を有することができ、取付けパネル117の開口137は、約52mmの直径D1を有することができる。容器Cまたはキャリア105のフランジF、開口137、または他の部分は、本開示から逸脱することなく、例えば、58mmまたは56mmの異なる直径を有することができる。
【0034】
さらに、ブランク103は、本明細書から逸脱することなく、他の方法で成形され、構成され、寸法付けされ、および/または配置される特徴を有することができる。本明細書に提示されるすべての寸法情報は、本明細書の例示的な実施の形態を例示するものであり、本明細書に提示されるいずれの寸法も、本明細書に開示される特定の寸法よりも大きくても小さくてもよいため、本明細書の範囲を限定することを意図するものではない。
【0035】
例えば、
図5は、本開示の代替の例示的実施の形態による、キャリア105A(
図5A)およびパッケージ107A(
図5A)を形成するための、全体的に103Aで示される、ブランク103の代替の例示的実施の形態の外面101Aを示す。ブランク103Aおよびそれから形成されるパッケージおよびキャリアは、ブランク103、パッケージ107、およびキャリア105に関して上述したものと同一または類似の1以上の特徴を有することができ、同様または類似の特徴は、同様または類似の参照番号で示される。
【0036】
図示のように、ブランク103Aは、容器保持開口137、ハンドルフラップ155および関連する特徴を備えた取付けパネル117を有することができる。それぞれの容器保持開口137に横方向に隣接して、それぞれの容器保持開口137Aを設けることができる。それぞれの容器保持開口137Aは、縁139,143を含むことができ、それらの間には、例えば、それぞれの端部と交差/当接するように、それぞれの斜めまたは先細りの切欠き部144Aが設けられる。
【0037】
さらに、ブランク103Aは、それぞれの容器保持開口137内に延在するように配置された容器保持タブ145Aを含み、各容器保持タブ145Aは、上記の中央部147よりも横方向軸線L2に沿って概ね長い中央部147Aを有する。図示のように、それぞれの容器保持タブ145Aの中央部147Aは、それぞれの容器保持縁139に割り込んでそれを越えて延び、それぞれの湾曲した切込みによって画定される容器保持タブ縁154Aを提供することができる。また示されるように、それぞれの容器保持タブ145Aの容器保持タブ縁153Aは、上記の容器保持タブ縁153よりも一般的に広く、大きな曲率半径を有することができる。
【0038】
一対の延長部149Aは、取付けパネル117からそれぞれの中央部147Aの横方向外側部分まで延びている。図示の実施の形態では、延長部149Aは、上記の延長部149Aに対して横方向L2に沿って概ね長くすることができ、それぞれの中央部147Aとそれぞれの延長部149Aとの間にそれぞれの弱化線150Aを設けて、それらの少なくとも部分的な分離を容易にすることができる。弱化線150Aは、図示するように、直線、角度付き、および/または曲線部分の1つ以上を有することができる。
【0039】
一対の延長部149Aは、取付けパネル117からそれぞれの中央部147Aの横方向外側部分まで延びている。図示の実施の形態では、延長部149Aは、上記の延長部149Aに対して横方向L2に沿って概ね長くすることができ、それぞれの中央部147Aとそれぞれの延長部149Aとの間にそれぞれの弱化線150Aを設けて、それらの少なくとも部分的な分離を容易にすることができる。弱化線150Aは、図示するように、直線、角度付き、および/または曲線部分の1つ以上を有することができる。
【0040】
ブランク103Aからのキャリア105A及びパッケージの形成は、ブランク103からのキャリア105及びパッケージ107の形成に関して上述したように実質的に継続することができる。各容器保持タブ145Aは、各容器保持タブ縁154Aが、容器保持タブ145Aが接続される容器保持開口137を貫通する各容器CのそれぞれのネックNに対向して位置するように、また、各容器保持タブ縁153Aが、横方向に隣接する容器保持開口137Aを貫通する各容器CのそれぞれのネックNに対向して位置するように、例えば、各第1容器保持縁139の方向に後方に折り曲げられ得る。
【0041】
ここで説明したように、容器保持タブ145Aの移動は、例えば、中央部147Aの少なくとも一部が延長部149Aの少なくとも一部と少なくとも部分的に面接触するように位置決めされるように、それぞれの延長部149Aに沿った1つ以上の中間位置における少なくとも部分的な折り畳みを含むことができる。いくつかの実施の形態では、それぞれの延長部149Aの少なくとも一部は、それぞれの延長部149Aの他の部分と少なくとも部分的に対面接触するように配置することができる。容器保持タブ145Aの1以上の部分のこのような移動/折り畳みは、それぞれの延長部149Aを、そのそれぞれの中央部147Aから、それぞれの弱化線150Aにおいて少なくとも部分的に分離することを含むことができる。それぞれの容器保持タブ145Aの前述の折り畳みシーケンスは、例えば、全体的な美観のために、顧客または他の使用者に対するブランク103Aおよびそれから形成されたキャリアの部分の露出を最小限にし、印刷されたグラフィックスおよび/または他の印などのための追加の表面積を提供するように、ブランク103Aおよびそれから形成されたキャリアの外面101Aが提示される向きで、取付けパネル117に沿って容器保持タブ145Aを提供することができる。
【0042】
このような位置では、それぞれの容器保持タブ縁154Aは、例えば、それぞれの容器CのフランジFと取付けパネル117/それぞれの容器保持縁139との間に配置されるように、容器保持タブ縁139から容器保持タブ145Aが延在する容器開口137のそれぞれの容器保持縁に近接して、またはその上に位置させることができる。さらに、それぞれの容器保持タブ縁153Aは、例えば、それぞれの容器CのフランジFと取付けパネル117/それぞれの容器保持縁139との間に位置するように、横方向に隣接する容器開口137Aの容器保持縁143に近接して、またはその上に位置することができる。このような容器保持タブ縁153Aとそれぞれの容器Cとの係合は、ブランク103/キャリア105/パッケージ107に関して上述した利点を提供し、強化することができる。
【0043】
図6を参照すると、ブランク103の別の代替的な例示的な実施の形態の外面101Bは、一般的に103Bと示される。ブランク103,103A、パッケージ107,107A、及びキャリア105,105Aに関して上述したものと同一又は類似の1以上の特徴を有することができるパッケージ(
図6A)及びキャリア(
図6A)を形成するためのブランクであってもよく、同様又は類似の特徴は、同様又は類似の参照番号で示される。
【0044】
図示のように、ブランク103Bは、容器保持開口137、ハンドルフラップ155および関連する特徴を備えた取付けパネル117を有することができる。ブランク103Bはまた、それぞれの長手方向外側の容器保持開口137内に延在するように配置された容器保持タブ145Bと、長手方向中央に配置された容器保持開口137内に延在するように配置された容器保持タブ159Bとを含む。本開示から逸脱することなく、異なる数および/または配列の容器保持タブ145B、159Bを設けることができることが理解されよう。
【0045】
各容器保持タブ145Bは、上述した容器保持タブ145とほぼ同様であるが、上述した容器保持タブ縁153よりも概して広く、大きな曲率半径を有する容器保持タブ縁153Bを有する。
【0046】
容器保持タブ159Bは、図示のように、それぞれの延長部149から延在する第1部分163Bと、それぞれの延長部149から延在する第2部分167Bとを含み、図示のように、直線部、曲線部、および/または傾斜部の一つ以上を有する切込み169Bで第1部分163Bから分離される中央部161Bを有することができる。この点に関して、中央部161Bの第1部分163Bは、切込み169Bに沿って少なくとも部分的に画定された第1容器保持タブ縁171Bを有することができ、容器保持タブ159Bの中央部161Bの第2部分167Bは、第2容器保持タブ縁173Bを形成することができる。
【0047】
また示されるように、容器保持タブ159Bのそれぞれの第1部分163Bおよび第2部分167Bに関連する延長部149は、容器保持タブ145Bに関連する延長部149に対して円周方向にオフセットされ得る。
【0048】
ブランク103,103Aからキャリア105,105A及びパッケージ107,107Aを形成する場合とほぼ同様に、ブランク103Bからキャリア105B及びパッケージ107Bを形成することができる。それぞれの容器保持タブ145Bは、例えば、それぞれの第1容器保持縁139の方向に後方に折り畳むことができるか、または屈曲させることができ、そして各容器保持タブ縁154は容器保持タブ145Bが接続される容器保持開口137を貫通する各容器CのネックNに対向して位置し、各容器保持タブ縁153Bは横方向に隣接する容器保持開口137を貫通する各容器Cの各ネックNに対向して位置する。
【0049】
また、中央部161Bのそれぞれの第1部分163B及び第2部分167Bのそれぞれの容器保持タブ縁171B、173Bが、容器保持タブ145Bが接続される容器保持開口137を通って延在するそれぞれの容器CのそれぞれのネックNに対向して位置するように、容器保持タブ159Bは、容器保持タブ145Bに関して上述したように、後方に折り曲げられ又は屈曲されることができる。
【0050】
しかしながら、容器保持タブ159Bのそのような移動は、それぞれの中央部161Bのそれぞれの第1部分163Bと第2部分167Bとが長手方向L1に離れて移動することを可能にするために、それぞれの切込み169Bでのそれぞれの第1部分163Bと第2部分167Bとの少なくとも部分的な分離を含むことができる。いくつかの実施の形態では、容器保持タブ159Bに関連する延長部149の位置決めは、長手方向L1に沿ったそれぞれの第1部分163Bおよび第2部分167Bのそのような相対移動を容易にすることができる。このような容器保持タブ159Bの移動は、ブランク103B等から形成されたキャリア及びパッケージの搬送中に、それぞれの容器保持開口137を通してそれぞれの容器Cを少なくとも部分的に受容する過程で、それらが延在するそれぞれの容器Cとの確実な係合を維持しながら、取付けパネル117の更なる可撓性を可能にする。
【0051】
したがって、ブランク103/キャリア105/パッケージ107に関して上述した利点を、ブランク103Bから形成されたキャリア105Bおよびパッケージ107Bが提供し、強化することができる。
【0052】
図7は、本開示の第2例示的実施の形態によるキャリア205(
図8)を形成するために使用されるブランク203の外面201の平面図である。本明細書でさらに説明するように、キャリア205は、複数の容器Cを保持/支持/保持/受容するように構成することができる。キャリア205は、パッケージ207(
図8)を形成するために1以上の容器Cを備えることができる。
【0053】
ブランク203/キャリア205/パッケージ207は、第1例示的な実施の形態のブランク103,103A,103Bおよびキャリア105,105A,105B/パッケージ107,107A,107Bに関して上述したものと実質的に類似または同一の1以上の特徴を有することができ、類似または類似の特徴は、類似または類似の番号で参照される。
【0054】
ブランク203は、長手方向軸線L1および横方向軸線L2を有し、横方向の折り曲げ線221で頂部パネル219に折り畳み可能に接続された取付けパネル217を備える。パネル217,219の一方または両方は、本明細書にさらに記載されるように、1以上の容器Cへの取付けを容易にするための容器保持機能を備えることができる。
【0055】
図示のように、取付けパネル217は、横方向に間隔を置いて配置された複数の容器保持開口223を含むことができ、各容器保持開口223は、第2ほぼ円形の部分227と連通する第1ほぼ円形の部分225を有し、容器保持開口223がほぼピーナッツ形状の輪郭を有するように、第1部分225と第2部分227との間に配置された狭められた中央部226を有する。容器保持開口223は、本開示から逸脱することなく、異なる構成または配置で設けることができることが理解されよう。例えば、一実施の形態では、各容器保持開口223の第1部分225および第2部分227は、それらの間に連通することなく、別個のほぼ円形の開口として設けることができる。
【0056】
この点に関して、第1湾曲保持縁229は、容器Cを少なくとも部分的に係合させるために各容器保持開口223の各第1部分225の周りに延び、取付けパネル217の第2湾曲保持縁231は、容器Cを係合させるために各容器保持開口223の各第2部分227を囲む。
【0057】
図7を引き続き参照すると、頂部パネル219は、それぞれの弱化線235において頂部パネル219に少なくとも部分的に分離可能に接続された複数の容器保持タブ233を備えることができる。図示された実施の形態では、弱化線235は、一般的に蝶形のクロージャ形状または遺伝子ペア形状の容器保持タブ233を少なくとも部分的に画定するように、湾曲した、傾斜した、および/または直線部分の一つ以上を有することができる。したがって、容器保持タブ233は、それぞれがそれぞれの容器Cと係合するための、一般的に湾曲した容器保持タブ縁237の横方向対を有するように形成することができる。図示された実施の形態では、容器保持タブ233は、蝶形のクロージャまたは遺伝子ペアの一般的な形状を有することができるが、1以上の容器保持タブ233は、本開示から逸脱することなく異なる構成を有することができる。
【0058】
容器保持タブ233はまた、本明細書にさらに記載するように、それぞれの容器保持タブ233の1以上の部分の相対的な移動を容易にするために、その1以上の部分に沿って、1以上の追加の弱化線、例えば折り目線、折り目線などを含むことができる。
【0059】
図8を参照すると、本開示の例示的な一実施の形態によるキャリア205/パッケージ207を形成するために、ブランク203は、例えば、外面201を下方に向けて反転させることができ、容器Cのグループの頂部に位置決めすることができ、ブランク203の取付けパネル217は、容器のフランジFがそれぞれの開口223を通して挿入されるように下方に押し下げることができる。
【0060】
図示の実施の形態では、それぞれの容器保持開口223のそれぞれの第1部分225および第2部分227の直径D3は、それぞれの容器保持開口223を通して容器Cを受容するように、フランジFがそれぞれの開口223を通して挿入されるときに、ブランク203/取付けパネル217の材料を剥離させ、損傷させ、または他の方法で弱めることなく、取付けパネル217を少なくとも部分的に非平面形状に屈曲/歪ませ、または他の方法で操作することができるように、容器CのフランジFの直径D2より小さくすることができる。一実施の形態では、それぞれの容器保持開口223のそれぞれの中央部226は、それぞれの容器保持開口223のそれぞれの部分225,227を通して容器Cを少なくとも部分的に受容することを容易にするために、屈曲/屈曲/ねじれ/歪ませることができる。
【0061】
取付けパネル217を容器Cに押しつけた後、各容器保持口223の保持縁229,231は、フランジFの下方の容器CのネックNにおいて各容器Cに当接する。
【0062】
容器Cは、キャリア105の容器保持開口137による容器Cの受容に関して上述したように、それぞれの容器保持開口223による容器Cの少なくとも部分的な受容を容易にするように、追加的に又は代替的に、傾斜させるか又は他の方法で再方向付けすることができることが理解されよう。一実施形態では、ブランク203/キャリア205/パッケージ207を形成する板紙は、そのような開口が容器CのフランジFの上に配置されたときに、フランジFがそれぞれの開口223を貫通して嵌合し、取付けパネル217の周囲部分が概ね水平で容器CのネックNと接触するように配置された状態で、取付けパネル217がフランジFの下に配置されることを可能にするように、撓んで伸長することができる。
【0063】
その後、頂部パネル219は、容器Cの頂部Tを覆うように、取付けパネル217と少なくとも部分的に対面接触するように、折り曲げ線221で折り畳むことができる。このような構成では、頂部パネル219と取付けパネル217との間に少なくとも部分的なクリアランス/間隔が設けられる。従って、容器保持タブ233は、弱化線231のそれぞれのラインで頂部パネル219から少なくとも部分的に分離することができ、容器Cのそれぞれの対のネックNの間に下方に位置決めすることができる。従って、容器保持タブ229は、取付けパネル117と少なくとも部分的に対面接触して位置決めすることができる。
【0064】
このような構成では、容器保持タブ233は、取付けパネル217のそれぞれの容器保持開口223の中央部226と、長手方向に隣接する容器CのネックNとの間で概ね整列させることができる。容器保持タブ233のこの位置は、容器保持タブ縁237がそれぞれの容器CのそれぞれのネックNに対向して、それぞれの容器Cを横方向軸線L2から外方に押圧し、例えば、容器CのそれぞれのネックNをそれぞれの保持縁229,231とより密接/より確実に係合させるようにする。
【0065】
いくつかの実施の形態では、容器保持タブ233は、例えば、それぞれの容器保持タブ233の1以上の部分が頂部パネル219に取付けられたままであり、それぞれの容器保持タブ233の1以上の中央部が下方に屈曲、湾曲、湾曲等して、上述のようにそれぞれの容器CのそれぞれのネックNに面する容器保持タブ縁237を位置決めするように、それぞれの弱化線235で頂部パネル219から部分的に分離することができる。他の実施の形態では、容器保持タブ233は、上述のようにそれぞれの容器CのネックNの間に位置決めされるように頂部パネル219から完全に分離することができる。
【0066】
さらに、取付けパネル217上に主に途切れのない頂部パネル219を配置することにより、顧客にアピールする均一な又は清潔な外観を提供することができる。さらに、容器Cの大部分に対する頂部パネル219のこのような重なりは、破片又は他の付随的な物質が容器Cの上部に接触することを抑制、最小化、防止、及び/又は回避することができる。
【0067】
さらに、取付けパネル217上に主に途切れのない頂部パネル219を配置することにより、顧客にアピールする均一な又は清潔な外観を提供することができる。さらに、容器Cの大部分に対する頂部パネル219のこのような重なりは、破片又は他の付随的な物質が容器Cの上部に接触することを抑制、最小化、防止、及び/又は回避することができる。
【0068】
図9を参照すると、ブランク203の代替の例示的な実施の形態の外面201Aは、一般に203Aと示される。ブランク203、パッケージ207、およびキャリア205に関して上述したものと同一または類似の1以上の特徴を有することができるパッケージ205A(
図9A)およびキャリア207A(
図9A)を形成するためにブランク203Aを使用することができ、同様または類似の特徴は、同様または類似の参照番号で示される。
【0069】
図9に示すように、取付けパネル217は、上述のピーナッツ形状の容器保持開口223とは対照的に、ほぼ円形の形状を有する容器保持開口223Aを備えることができる。各容器保持開口223Aは、容器保持縁225A、227Aを含むことができ、それらの間に、例えば、それぞれの端部と交差/当接するように、それぞれの斜めまたは先細りの切欠き229Aが設けられる。
【0070】
図示のように、容器保持開口223に関して上述したのと同様の方法で、それぞれの開口223Aを通して容器Cを少なくとも部分的に受容するように、取付けパネル217の柔軟な再構成を可能にするために、容器保持開口223Aは、それぞれの開口に沿って、例えば、斜めまたは先細りの切欠き、または他の不連続部を有することができる。
【0071】
ブランク205Aは、キャリア及びパッケージ207のハンドル形状を形成するためのハンドル形状を含むこともできる。ハンドル機構は、1以上の直線部分、湾曲部分、および/または傾斜部分を有するそれぞれの切込み241Aにおいて、取付けパネル217に分離可能に接続された指フラップまたはハンドルフラップ239Aを含むことができる。
【0072】
ブランク203Aは、横方向の折り曲げ線221で取付けパネルに折り畳み可能に接続された第1上端フラップまたは第1頂部パネル219を含むことができる。図示のように、容器保持タブ233Aは、1以上の直線部分、曲線部分、および/または角度部分を有する弱化243Aのそれぞれの線において、第1頂部端フラップ219に分離可能に接続することができる。弱化線243Aは、弱化線243Aおよび容器保持タブ237Aの自由縁がそれぞれの容器保持タブ237Aの容器保持タブ縁237Aを形成するように、それぞれの容器保持タブ237Aの自由容器保持タブ縁237Aの反対側に位置させることができる。
【0073】
ブランク203A/キャリア205A/パッケージ205Aの取手の特徴は、また、1以上の直線部分、湾曲部分、および/または傾斜部分を有するそれぞれの切込み247Aにおいて頂部パネル219に分離可能に接続されたフィンガーフラップまたは取手フラップ245Aを備えることができる。
【0074】
ブランク203Aはまた、横方向折り曲げ線251Bにおいて取付けパネル217に折り曲げ可能に接続された第2上端フラップ又は第2頂部パネル249Aを含むことができる。第2頂部パネル249Aは、一般に、例えば、容器保持タブ233A及び関連する特徴、並びにハンドルフラップ245A及び連関する特徴を有するように、第1頂部パネル219の鏡像であることができる。
【0075】
本開示の例示的な一実施の形態に従って、ブランク203Aからキャリア205Aおよびパッケージ207Aを形成するために、ブランク203Aは、例えば、外面201を下向きに反転することができ、容器Cのグループの上に位置決めすることができ、ブランク203の取付けパネル217は、容器のフランジFがそれぞれの開口223Aを通して挿入されるように下方に押し下げることができる。
【0076】
その後、頂部パネル219は、容器Cの上演武と少なくとも部分的に面と面とが接触するように、その下の取付けパネル217に対してほぼ平行で間隔を置いた関係になるように、折り曲げ線221で折り畳むことができる。
【0077】
頂部パネル219,249Aが少なくとも部分的に対面接触するように、上部パネル249Aはまた、折り曲げ線251Aにおいて頂部パネル219と重なり合う関係に折り曲げられ得る。開示から逸脱することなく、例えば、頂部パネル219が頂部パネル251Aと重なり合って少なくとも部分的に対面接触するように配置されるように、上述の折り曲げステップのシーケンスを逆にすることができることが理解されよう。
【0078】
前述の構成では、頂部パネル219に関連する容器保持タブ233Aおよび上部パネル249Aに関連する容器保持タブ233Aは、複数の容器Cの長手方向に隣接するそれぞれの容器Cの間で、取付けパネル217の上方に概ね整列して配置することができる。
【0079】
この点、容器保持タブ233Aを作動させるためには、容器保持タブ233Aを各弱化線243Aで頂部パネル249Aから分離することができ、その下の容器保持タブ233Aを各弱化線243Aで頂部パネル219から分離することができる。
【0080】
このような配置では、容器保持タブ233Aは、取付けパネル217の容器保持開口223Aを通って突出する長手方向に隣接する容器CのネックNの間で概ね整列させることができる。この容器保持タブ233Aの位置決めは、容器保持タブ縁237Aが各容器Cの各ネックNに対向して、各容器Cを横方向軸線L2から外方に押圧し、例えば、容器Cの各ネックNを各保持縁225A、227Aに対してより緊密かつより確実に係合させるようにする。したがって、容器保持タブ233Aは、取付けパネル217に対して少なくとも部分的に対面接触して位置決めすることができる。
【0081】
いくつかの実施の形態では、容器保持タブ233Aは、例えば、それぞれの容器保持タブ223Aの1以上の部分がそれぞれの頂部パネル219、249Aに取付けられたままで、それぞれの容器保持タブ223Aの1以上の中央部が下方に撓み、湾曲し、湾曲するなどして、上述のようにそれぞれの容器CのそれぞれのネックNに面する容器保持タブ縁237Aを位置決めするように、それぞれの弱化線243Aで頂部パネル219、249Aから部分的に分離することができる。他の実施の形態では、容器保持タブ223Aは、上述のようにそれぞれの容器CのネックNの間に位置決めされるように、頂部パネル219、249Aから完全に分離することができる。
【0082】
この点に関し、ブランク203Aからパッケージ207A及びキャリア205Aを形成する際に、容器保持タブ223Aを重ね合わせて、それぞれ隣接する容器Cの間に二重補強構造を形成し、ブランク103,103A、103B,203/キャリア105,105A,105B,205/パッケージ107,107A,107B,207に関して上述した利点を提供し、強化することができる。さらに、取付けパネル217の上に主に途切れのない頂部パネル219、249Aを配置することにより、顧客にアピールする均一な又はきれいな外観を提供することができる。さらに、このように容器Cの大部分の上に頂部パネル219、249Aを重ねることにより、破片又は他の付随的な物質が容器Cの上部に接触することを抑制、最小化、防止、及び/又は回避することができる。
【0083】
本開示によるブランクは、例えば、コーティングされた板紙および類似の材料から形成することができる。例えば、ブランクの内側および/または外側を粘土コーティングで被覆することができる。粘土コーティングは、その後、製品、広告、価格コード、およびその他の情報または画像を印刷することができる。ブランクは、ブランクに印刷された情報を保護するためにワニスで被覆することができる。また、ブランクの片面または両面に、例えば防湿層をコーティングしてもよい。上記実施形態によれば、ブランクは、通常の紙よりも重く、剛性の高いノギスの板紙で構成することができる。ブランクは、厚紙、硬質紙、または本明細書に記載されるようにカートンを少なくとも一般的に機能させるのに適した特性を有する任意の他の材料などの他の材料で構成することもできる。ブランクは、選択されたパネルまたはパネル部分において、1つ以上のシート状材料で積層または被覆することもできる。
【0084】
上述の実施の形態によれば、折り線は、必ずしも直線ではないが、それに沿って折ることを容易にする任意の実質的に直線的な形の弱化であり得る。より具体的には、本開示の範囲を狭める目的ではないが、折り線は、所望の弱化線に沿って材料内に潰れた部分を形成する鈍いスコアリングナイフ等で形成された線のようなスコア線を含む。所望の弱化線に沿って材料内に部分的に延在する切込み、及び/又は所望の弱化線に沿って材料内に部分的に及び/又は材料を完全に貫通して延在する一連の切込み;及びこれらの特徴の様々な組み合わせを含む。
【0085】
例として、刻み目は、所望の弱化線に沿って材料内に部分的に延在するスリット、及び/又は所望の弱化線に沿って材料内に部分的に及び/又は材料を完全に貫通して延在する一連の離間したスリット、又はこれらの特徴の様々な組み合わせを含むことができる。より具体的な例として、1つのタイプの刻み目は、材料を完全に貫通して延在する一連の離間したスリットの形態であり、隣接するスリットは、通常、刻み目を横切って材料を一時的に接続するために隣接するスリットの間に刻み目(例えば、材料の小さな幾分ブリッジのような部分)が定義されるようにわずかに離間されている。刻み目は、刻み目に沿って引き裂く間に破壊される。刻み目は、典型的には、刻み目の比較的小さな割合であり、あるいは、刻み目が連続した切断線であるように、刻み目を刻み目から省略することもできる。すなわち、各刻み目を連続したスリット等に置き換えることは、本開示の範囲内である。例えば、切断線は、本開示から逸脱することなく、連続したスリットであってもよく、またはスリットよりも広くてもよい。
【0086】
上記の実施の形態は、カートン実施の形態の組み立て中に接着剤によって互いに接着される1つ以上のパネルを有するものとして説明することができる。「接着剤」という用語は、カートンパネルを適所に固定するために一般的に使用されるあらゆる種類の接着剤を包含することを意図している。
【0087】
前述の説明は、様々な例示的な実施の形態を図示して述べたものである。様々な追加、修正、変更などは、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、例示的な実施の形態に対して行うことができる。上記の説明に含まれる、または添付の図面に示されるすべての事項は、例示的なものとして解釈されるべきであり、限定的な意味で解釈されるべきではない。さらに、本開示は、本開示の選択された実施の形態のみを図示し、説明するが、本開示は、様々な他の組み合わせ、修正、および環境で使用することができ、本明細書に表現されるような本発明の概念の範囲内で、本開示に相応して、および/または関連技術の技能または知識の範囲内で、変更または修正することができる。さらに、各実施の形態の特定の特徴および特性は、本開示の他の図示された実施の形態および図示されていない実施の形態と選択的に交換し、適用することができる。
【国際調査報告】