(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-28
(54)【発明の名称】基準信号の伝送方法及び機器
(51)【国際特許分類】
H04W 72/20 20230101AFI20240621BHJP
H04W 24/10 20090101ALI20240621BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20240621BHJP
【FI】
H04W72/20
H04W24/10
H04W16/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023579575
(86)(22)【出願日】2022-06-24
(85)【翻訳文提出日】2023-12-25
(86)【国際出願番号】 CN2022101306
(87)【国際公開番号】W WO2022268215
(87)【国際公開日】2022-12-29
(31)【優先権主張番号】202110713239.3
(32)【優先日】2021-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】プ,ウェンジュアン
(72)【発明者】
【氏名】ジー,ズーチャオ
(72)【発明者】
【氏名】スン,ペン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,シャオドン
(72)【発明者】
【氏名】ソン,ヤン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067KK02
5K067LL01
(57)【要約】
本出願の実施例は、基準信号の伝送方法及び機器を開示し、通信の技術分野に属する。本出願の実施例の基準信号の伝送方法は、端末が第1指示情報を受信するステップと、第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定するステップとを含み、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が第1指示情報を受信するステップと、
前記第1指示情報により、
少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、
目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標伝送配置指示TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定するステップとを含み、
前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、チャネル状態情報CSIの取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、無線リンク監視RLM測定、無線リソース管理RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、自動利得制御AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送方法。
【請求項2】
前記目標基準信号リソース、前記目標TCI状態、前記目標サービングセル及び前記第1TCI状態は、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応すること、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応すること、
一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、
一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応すること、
一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、
一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応すること、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応すること、
一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、といったマッピング関係の少なくとも一項を満たす、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記端末は前記第1指示情報により、少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定し、前記第1指示情報は無線リソース制御RRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、
前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する帯域幅部分BWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングとの少なくとも一項である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記端末は前記第1指示情報により、少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定し、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、
前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングとの少なくとも一項である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1指示情報は第1メディアアクセス制御元素MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第1MAC CEシグナリングは、
少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングとの少なくとも一項である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第2MAC CEシグナリングは、
前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメインと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメインと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメインと、
前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメインと、
その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメインと、
前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメインと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメインと、
その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメインと、といったドメインの少なくとも一項を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記端末が、前記第1指示情報により、
少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化すること、
少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すること、
前記BWP IDドメインで指示されたBWPをアクティブ化することの少なくとも一項を決定するステップを更に含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記目標基準信号リソース指示ドメインは、
前記目標基準信号リソース指示ドメインの長さを指示するための第2長さドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの目的又は用途を指示するための目標基準信号リソース目的ドメインと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための少なくとも一つの第1アクティブ化状態ドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられ、或いは、アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態に対応する前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられる少なくとも一つの目標基準信号リソースIDドメインと、
その中の所定長さのビットが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第5関連情報を指示するためのものである目標基準信号リソースビットマップドメインと、
アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数が1より大きいか否かを指示するための重複ドメインと、
アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数を指示するための重複伝送回数ドメインと、
アクティブ化される前記第1基準信号に関連する時間領域オフセット量を指示するための目標基準信号リソース時間領域オフセットドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの数を指示するための目標基準信号リソース数量ドメインと、といったドメインの少なくとも一項を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記目標TCI状態指示ドメインは、
前記目標TCI状態指示ドメインの長さを指示するための第3長さドメインと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための第2アクティブ化状態ドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態のIDを指示するための目標TCI状態IDドメインと、
その中の所定長さのビットが、前記ビットに対応する前記目標TCI状態の、アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む目標状態を指示するためのものである目標TCI状態ビットマップドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される下りリンク制御情報DCI伝送配置指示フィールド中のi番目のコードポイントのj番目の前記目標TCI状態のIDを指示するための第2TCI状態ID
i,jドメインと、
前記目標基準信号リソースの擬似コロケーションQCLソースを提供することに用いられる第1リソースのリソースIDを指示するための第1リソースIDドメインと、
前記第1リソースの所在するサービングセルを指示するための第1リソースサービングセルドメインと、
前記第1リソース又は前記第1リソースの所在するサービングセルに対応するBWPを指示するための第1リソースBWP IDドメインと、
その所定長さのビットが前記ビットに対応する非周期トリガ状態の選択状態を指示するためのものである非周期トリガ状態ビットマップドメインと、といったドメインの少なくとも一項を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記第3関連情報は、
アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標サービングセルの目標状態と、
前記目標サービングセルに対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否かと、
前記目標サービングセルに対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否かと、
前記目標サービングセルに対応する前記BWP IDドメインが現れるか否かとの少なくとも一項を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記第4関連情報は、
アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記第1TCI状態の目標状態と、
前記第1TCI状態に対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否かと、
前記第1TCI状態に対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否かとの少なくとも一項を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項12】
前記第5関連情報は、
アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標基準信号の目標状態と、
前記目標基準信号に対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否かと、
前記目標基準信号に対応する前記第1TCI状態IDドメイン又は前記第1TCI状態ビットマップドメインが現れるか否かとの少なくとも一項を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記第1指示情報は更にチャネル状態情報基準信号CSI-RSリソースをアクティブ化するために用いられ、前記第1指示情報は、
予め配置されたCSI-RSリソースセットをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するためのCSI-RSアクティブ化又は非アクティブ化情報と、
アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのIDを指示するためのCSI-RS ID情報と、
アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのQCLソースを指示するためのCSI-RSのTCI状態情報との少なくとも一項を更に含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記端末が第1指示情報を受信するステップの前に、前記端末が第1配置情報を受信するステップを更に含み、前記第1配置情報は、
前記目標基準信号リソースの配置情報と、
前記目標TCI状態の配置情報との少なくとも一項を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記目標基準信号リソースは、
一つ又は複数の目標基準信号と、
一つ又は複数の目標基準信号集合と、
一つ又は複数の目標基準信号集合のリストとの少なくとも一項を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1配置情報は、
前記目標基準信号リソースが現れる絶対的時間領域位置又は区間と、
前記目標基準信号リソースの数量情報と、
第1時間領域位置と前記目標基準信号リソースを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示するための第1時間領域オフセット量情報と、
前記目標基準信号リソースを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示するための第2時間領域オフセット量情報と、
前記目標基準信号リソースの伝送回数及び時間領域周期情報と、
前記目標基準信号リソースのアクティブ化又は非アクティブ化指示情報と、
アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標基準信号リソースのIDと、
前記目標基準信号リソースの用途又は目的情報と、
異なる測定目的用の前記目標基準信号リソース間の時間領域オフセット量と、
前記目標TCI状態のアクティブ化又は非アクティブ化指示情報と、
アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標TCI状態のIDとの少なくとも一項を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
ネットワーク側機器が第1指示情報を送信するステップを含み、前記第1指示情報は、
少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、
目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられ、
前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送方法。
【請求項18】
前記目標基準信号リソース、前記目標TCI状態、前記目標サービングセル及び前記第1TCI状態は、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応すること、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応すること、
一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、
一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応すること、
一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、
一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応すること、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応すること、
一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、といったマッピング関係の少なくとも一項を満たす、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記第1指示情報は、端末が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することに用いられ、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、
前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する帯域幅部分BWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングとの少なくとも一項である、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記第1指示情報は、端末が少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することに用いられ、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、
前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングとの少なくとも一項である、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記第1指示情報は第1MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第1MAC CEシグナリングは、
少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングとの少なくとも一項である、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第2MAC CEシグナリングは、
前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメインと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメインと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメインと、
前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメインと、
その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメインと、
前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメインと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメインと、
その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメインと、といったドメインの少なくとも一項を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項23】
前記第1指示情報は、更に、
少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化すること、
少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すること、
前記BWP IDドメインで指示されたBWPをアクティブ化することの少なくとも一項を前記端末が決定することに用いられる、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記目標基準信号リソース指示ドメインは、
前記目標基準信号リソース指示ドメインの長さを指示するための第2長さドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの目的又は用途を指示するための目標基準信号リソース目的ドメインと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための少なくとも一つの第1アクティブ化状態ドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられ、或いは、アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態に対応する前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられる少なくとも一つの目標基準信号リソースIDドメインと、
その中の所定長さのビットが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第5関連情報を指示するためのものである目標基準信号リソースビットマップドメインと、
アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数が1より大きいか否かを指示するための重複ドメインと、
アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数を指示するための重複伝送回数ドメインと、
アクティブ化される前記第1基準信号に関連する時間領域オフセット量を指示するための目標基準信号リソース時間領域オフセットドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの数を指示するための目標基準信号リソース数量ドメインと、といったドメインの少なくとも一項を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記目標TCI状態指示ドメインは、
前記目標TCI状態指示ドメインの長さを指示するための第3長さドメインと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための第2アクティブ化状態ドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態のIDを指示するための目標TCI状態IDドメインと、
その中の所定長さのビットが、前記ビットに対応する前記目標TCI状態の、アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む目標状態を指示するためのものである目標TCI状態ビットマップドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される下りリンク制御情報DCI伝送配置指示フィールド中のi番目のコードポイントのj番目の前記目標TCI状態のIDを指示するための第2TCI状態ID
i,jドメインと、
前記目標基準信号リソースの擬似コロケーションQCLソースを提供することに用いられる第1リソースのリソースIDを指示するための第1リソースIDドメインと、
前記第1リソースの所在するサービングセルを指示するための第1リソースサービングセルドメインと、
前記第1リソース又は前記第1リソースの所在するサービングセルに対応するBWPを指示するための第1リソースBWPIDドメインと、
その所定長さのビットが前記ビットに対応する非周期トリガ状態の選択状態を指示するためのものである非周期トリガ状態ビットマップドメインと、といったドメインの少なくとも一項を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記第3関連情報は、
アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標サービングセルの目標状態と、
前記目標サービングセルに対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否かと、
前記目標サービングセルに対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否かと、
前記目標サービングセルに対応する前記BWP IDドメインが現れるか否かとの少なくとも一項を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
前記第4関連情報は、
アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記第1TCI状態の目標状態と、
前記第1TCI状態に対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否かと、
前記第1TCI状態に対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否かとの少なくとも一項を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項28】
前記第5関連情報は、
アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標基準信号の目標状態と、
前記目標基準信号に対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否かと、
前記目標基準信号に対応する前記第1TCI状態IDドメイン又は前記第1TCI状態ビットマップドメインが現れるか否かとの少なくとも一項を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項29】
前記第1指示情報は更にCSI-RSリソースをアクティブ化するために用いられ、前記第1指示情報は、
予め配置されたCSI-RSリソースセットをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するためのCSI-RSアクティブ化又は非アクティブ化情報と、
アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのIDを指示するためのCSI-RS ID情報と、
アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのQCLソースを指示するためのCSI-RSのTCI状態情報との少なくとも一項を更に含む、請求項17~28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記ネットワーク側機器が第1指示情報を送信するステップの前に、前記ネットワーク側機器が第1配置情報を送信するステップを更に含み、前記第1配置情報は、
前記目標基準信号リソースの配置情報と、
前記目標TCI状態の配置情報との少なくとも一項を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項31】
前記目標基準信号リソースは、
一つ又は複数の目標基準信号と、
一つ又は複数の目標基準信号集合と、
一つ又は複数の目標基準信号集合のリストとの少なくとも一項を含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記第1配置情報は、
前記目標基準信号リソースが現れる絶対的時間領域位置又は区間と、
前記目標基準信号リソースの数量情報と、
第1時間領域位置と前記目標基準信号リソースを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示するための第1時間領域オフセット量情報と、
前記目標基準信号リソースを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示するための第2時間領域オフセット量情報と、
前記目標基準信号リソースの伝送回数及び時間領域周期情報と、
前記目標基準信号リソースのアクティブ化又は非アクティブ化指示情報と、
アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標基準信号リソースのIDと、
前記目標基準信号リソースの用途又は目的情報と、
異なる測定目的用の前記目標基準信号リソース間の時間領域オフセット量と、
前記目標TCI状態のアクティブ化又は非アクティブ化指示情報と、
アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標TCI状態のIDとの少なくとも一項を含む、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
第1指示情報を受信するために用いられる受信モジュールと、
前記第1指示情報により、
少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、
目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定するために用いられる決定モジュールとを備え、
前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送装置。
【請求項34】
前記目標基準信号リソース、前記目標TCI状態、前記目標サービングセル及び前記第1TCI状態は、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応すること、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応すること、
一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、
一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応すること、
一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、
一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応すること、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応すること、
一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、といったマッピング関係の少なくとも一項を満たす、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記決定モジュールは前記第1指示情報により、少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定し、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、
前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する帯域幅部分BWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングとの少なくとも一項である、請求項33に記載の装置。
【請求項36】
前記決定モジュールは前記第1指示情報により、少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定し、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、
前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングとの少なくとも一項である、請求項33に記載の装置。
【請求項37】
前記第1指示情報は第1MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第1MAC CEシグナリングは、
少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングとの少なくとも一項である、請求項33に記載の装置。
【請求項38】
前記第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第2MAC CEシグナリングは、
前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメインと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメインと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメインと、
前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメインと、
その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメインと、
前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメインと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメインと、
その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメインと、といったドメインの少なくとも一項を含む、請求項33に記載の装置。
【請求項39】
第1指示情報を送信するために用いられる送信モジュールを備え、前記第1指示情報は、
少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、
目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられ、
前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送装置。
【請求項40】
前記目標基準信号リソース、前記目標TCI状態、前記目標サービングセル及び前記第1TCI状態は、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応すること、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応すること、
一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、
一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応すること、
一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、
一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応すること、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応すること、
一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、といったマッピング関係の少なくとも一項を満たす、請求項39に記載の装置。
【請求項41】
前記第1指示情報は、端末が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することに用いられ、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、
前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する帯域幅部分BWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングとの少なくとも一項である、請求項39に記載の装置。
【請求項42】
前記第1指示情報は、端末が少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することに用いられ、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、
前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングとの少なくとも一項である、請求項39に記載の装置。
【請求項43】
前記第1指示情報は第1MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第1MAC CEシグナリングは、
少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングとの少なくとも一項である、請求項39に記載の装置。
【請求項44】
前記第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第2MAC CEシグナリングは、
前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメインと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメインと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメインと、
前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメインと、
その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメインと、
前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメインと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメインと、
その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメインと、といったドメインの少なくとも一項を含む、請求項39に記載の装置。
【請求項45】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備える端末であって、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項1~16のいずれか一項に記載の基準信号の伝送方法を実現する、端末。
【請求項46】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備えるネットワーク側機器であって、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項17~32のいずれか一項に記載の基準信号の伝送方法を実現する、ネットワーク側機器。
【請求項47】
プログラム又はコマンドを記憶している可読記憶媒体であって、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、請求項1~16のいずれか一項に記載の基準信号の伝送方法を実現するか、請求項17~32のいずれか一項に記載の基準信号の伝送方法を実現する、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本発明は、2021年6月25日に中国特許庁に提出した、出願番号が202110713239.3、発明の名称が「基準信号の伝送方法及び機器」の中国特許出願の優先権を主張し、当該出願の全ての内容は引用によって本発明に取り込まれている。
【0002】
本出願は、通信の技術分野に属し、具体的には、基準信号の伝送方法及び機器に関する。
【背景技術】
【0003】
端末はセカンダリセル(Secondary Cell,SCell)アクティブ化コマンドを受信した時に、SCellのアクティブ化過程で、一般にネットワーク側機器が送信した追跡基準信号により当該SCellの下りリンクチャネルに対して自動利得制御と時間周波数同期を行う必要がある。追跡基準信号はネットワーク側機器が周期的に送信するものであり、これは大きいSCellアクティブ化遅延又は過大なシグナリングオーバーヘッドをもたらす。例えば、追跡基準信号の周期が長過ぎる場合、端末はSCellアクティブ化コマンドを受信する時に追跡基準信号を逃しやすく、そのため、次の追跡基準信号周期まで待つ必要があり、SCellのアクティブ化遅延が大きくなり、更に例えば、追跡基準信号の送信周期を短縮すれば、更に大きいシグナリングオーバーヘッドをもたらす可能性がある。
【0004】
これに鑑みて、関連技術において、新たな基準信号リソースを導入して上記問題を解決することについての検討が行われており、例えば、SCellアクティブ化過程で一時的基準信号リソースを用いて自動利得制御と時間周波数同期等を行って、SCellのアクティブ化の完成を加速する。しかしながら、新たな基準信号リソースを導入する場合に、当該基準信号リソースをどのように伝送するかはまだ解決されていない技術問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例は、基準信号リソースの伝送をどのように実現するかという問題を解決できる、基準信号の伝送方法及び機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様において、端末が第1指示情報を受信するステップと、前記第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定するステップとを含み、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送方法を提供する。
【0007】
第2態様において、ネットワーク側機器が第1指示情報を送信するステップを含み、前記第1指示情報は、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送方法を提供する。
【0008】
第3態様において、第1指示情報を受信するために用いられる受信モジュールと、前記第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定するために用いられる決定モジュールとを備え、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送装置を提供する。
【0009】
第4態様において、第1指示情報を送信するために用いられる送信モジュールを備え、前記第1指示情報は、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送装置を提供する。
【0010】
第5態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備える端末であって、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法を実現する、端末を提供する。
【0011】
第6態様において、プロセッサ及び通信インタフェースを備える端末であって、前記プロセッサは、第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定するために用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられ、前記通信インタフェースは第1指示情報を受信するために用いられる、端末を提供する。
【0012】
第7態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備えるネットワーク側機器であって、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第2態様に記載の方法を実現する、ネットワーク側機器を提供する。
【0013】
第8態様において、プロセッサ及び通信インタフェースを備えるネットワーク側機器であって、前記通信インタフェースは第1指示情報を送信するために用いられ、前記第1指示情報は、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、ネットワーク側機器を提供する。
【0014】
第9態様において、プログラム又はコマンドを記憶している可読記憶媒体であって、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法を実現するか、第2態様に記載の方法を実現する、可読記憶媒体を提供する。
【0015】
第10態様において、プロセッサと通信インタフェースを備えるチップであって、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して第1態様に記載の方法を実現するか、第2態様に記載の方法を実現するためのものである、チップを提供する。
【0016】
第11態様において、非一時的記憶媒体に記憶されているコンピュータプログラム/プログラム製品であって、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて第1態様に記載の方法を実現するか、第2態様に記載の方法を実現する、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本出願の実施例では、端末は、受信した第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定し、当該目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。本出願の実施例は、目標基準信号リソースの伝送/伝送キャンセルの実現に有利であり、目標サービングセルのアクティブ化の加速に有利であり、目標サービングセルの伝送効率又は安定性の向上に有利である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本出願の実施例による無線通信システムの模式図である。
【
図2】本出願の実施例による基準信号の伝送方法の模式的フローチャートである。
【
図3】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図4】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図5】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図6】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図7】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図8】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図9】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図10】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図11】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図12】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図13】本出願の実施例による基準信号の伝送方法の模式的フローチャートである。
【
図14】本出願の実施例による基準信号の伝送装置の構成模式図である。
【
図15】本出願の実施例による基準信号の伝送装置の構成模式図である。
【
図16】本出願の実施例による通信機器の構成模式図である。
【
図17】本出願の実施例による端末の構成模式図である。
【
図18】本出願の実施例によるネットワーク側機器の構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が得た他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0020】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は先後順序を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきである、また、「第1」、「第2」で区別する対象は一般に一種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第1対象は1つであってもよいし、複数であってもよい。また、明細書および特許請求の範囲において「および/または」は、接続している対象のうちの少なくとも1つを示し、符号の「/」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを示す。
【0021】
指摘すべきことは、本出願に係る実施例に記載の技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/LTEの発展型(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、更に、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access,TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)のような他の無線通信システム及び他のシステムに利用可能である点である。本出願に係る実施例における「システム」と「ネットワーク」という用語は一般に相互に交換して使用することができ、記述される技術は上述したシステムと無線電信技術に用いてもよいし、他のシステムと無線電信技術に用いてもよい。但し、以下の記述では例示するためにニューラジオ(New Radio,NR)システムを記述し、且つ以下の大部分の記述においてNR用語を使用するが、これらの技術はNRシステム以外に適用可能であり、例えば第6世代(6th Generation,6G)通信システムにも適用可能である。
【0022】
図1は本出願の実施例で適用できる無線通信システムの模式図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12を備える。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment,UE)と呼ばれてもよく、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Computer)、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルディジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、携帯情報端末、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device,MID)、ウェアラブル機器(Wearable Device)又は車載装置(VUE)、歩行者端末(PUE)等の端末側機器であってもよく、ウェアラブル機器は、スマートウォッチ、ブレスレット、イヤホン、メガネ等を含む。本出願に係る実施例では端末11の具体的な種類が限定されないことは説明必要である。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、その中で、基地局は、ノードB、発展型ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、Bノード、発展型Bノード(eNB)、次世代ノードB(gNB)、家庭用Bノード、家庭用発展型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は前記分野中の他のある適切な用語で称してもよく、同じ技術効果を達成できれば、前記基地局は特定の技術用語に限定されるものではなく、本出願に係る実施例では、NRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的な種類が限定されないことは説明必要である。
【0023】
以下、図面を参照しながら、いくつかの実施例及びそのユースケースによって本出願の実施例で提供された基準信号の伝送方法及び機器を詳細に説明する。
【0024】
図2に示すように、本出願の実施例は、基準信号の伝送方法200を提供し、当該方法は端末によって実行でき、言い換えると、当該方法は端末に実装されているソフトウェア又はハードウェアによって実行でき、当該方法は下記のステップS202及びステップS204を含む。
【0025】
S202:端末が第1指示情報を受信する。
【0026】
当該実施例において、第1指示情報は、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)シグナリング、メディアアクセス制御制御要素(Media Access Control-Control Element,MAC CE)シグナリング及び下りリンク制御情報(Downlink Control Information,DCI)シグナリング等の少なくとも一項に含めて伝送されてもよい。
【0027】
第1指示情報は、目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化する(或いは、目標基準信号の受信をトリガし又はトリガしないとも言う)ために用いられ、及び/又は、目標基準信号リソースに関連する目標伝送配置指示(Transmission Configuration Indicator,TCI)状態をアクティブ化又は非アクティブ化するために用いられる。
【0028】
一実施形態として、第1指示情報は目標基準信号(リソース)の受信をトリガするか否かを明確に指示してもよく、或いは、端末が第1指示情報を受信した時に目標基準信号の受信をトリガすることを意味し、第1指示情報を受信していない時に目標基準信号の受信をトリガしない。
【0029】
当然ながら、第1指示情報は、例えば、目標サービングセルのアクティブ化等の他の用途を同時に有しても良い。一例において、第1指示情報は目標サービングセルアクティブ化シグナリングであってもよく、当該目標サービングセルアクティブ化シグナリングは目標サービングセルをアクティブ化することに使用でき、同時に、更に、目標サービングセルで伝送される目標基準信号リソース、及び当該目標基準信号リソースに関連する目標TCI状態をアクティブ化するために用いられる。
【0030】
本出願の各実施例に記載した、目標基準信号リソースが目標TCI状態に関連するというのは、具体的に、端末が当該目標TCI状態で指示された空間関連情報によって目標基準信号リソースを受信又は送信できることを指してもよい。例えば、端末が当該目標TCI状態で指示された空間関連情報によって、目標基準信号リソースの受信に使用するビームを決定する。
【0031】
上記目標基準信号リソースは少なくとも一つの基準信号を含んでも良いし、少なくとも一つの基準信号集合中の少なくとも一つの基準信号を含んでも良い。
【0032】
S204:第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定する。
【0033】
ここで、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、チャネル状態情報(Channel State Information,CSI)の取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、無線リンク監視(Radio Link Monitor,RLM)測定、無線リソース管理(Radio Resource Management,RRM)測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、自動利得制御(Automatic Gain Control,AGC)、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。
【0034】
本出願の各実施例に記載の目標基準信号リソースは、一時的基準信号(Temprory Reference Signal,TRS)であってもよいし、セカンダリセル快速アクティブ化のための基準信号(RS for fast SCell activation)等であってもよい。
【0035】
なお、目標基準信号は、例えば、時間周波数同期のための基準信号、ビーム測定のためのチャネル状態情報基準信号(Channel State Information Reference Signal,CSI-RS)、チャネル状態情報取得のためのCSI-RS、或いはタイミング取得のための基準信号(Reference Signal,RS)又は同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロック/同期信号ブロック(Synchronization Signal and PBCH block,SSB)、周期的RS、非周期的RSのような一種類の基準信号であってもよく、他のRSであってもよい。目標基準信号は更に多種類の基準信号の組合であってもよい。例えば、目標基準信号はCSI-RS、SSB及びTRSの組合であり、このようにして、目標基準信号によって、目標サービングセルのサーチ+目標サービングセルのアクティブ化を1工程で実現できる。更に例えば、目標基準信号はTRSとサウンディング基準信号(Sounding Reference Signal,SRS)の組合であり、このようにして、目標基準信号によって、上りリンクと下りリンク伝送のアクティブ化を同時に実現できる。
【0036】
第1TCI状態は、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)のTCI状態、物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH)のTCI状態、セミパーシステントCSI-RSリソースセットのTCI状態(又は擬似コロケーション(Quasi-Co-Location,QCL)情報)を含んでもよい。ネットワーク側が第1TCI状態をアクティブ化するコマンドを送信する時に、第1TCI状態アクティブ化過程で基準信号(例えば、SSB)を受信必要になる可能性があり、ネットワーク側で前記目標基準信号を配置し且つアクティブ化することは第1TCI状態のアクティブ化過程の加速に役立つ。
【0037】
このステップにおいて、端末は第1指示情報により、目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定する。目標基準信号リソースをアクティブ化すると決定した場合に、S204の後、端末は更に目標基準信号リソースを送信又は受信でき、目標基準信号リソースをアクティブ化し、目標TCI状態をアクティブ化すると決定した場合に、S204の後、端末は更に目標TCI状態で指示された空間関連情報(例えば、ビーム等)によって目標基準信号リソースを送信又は受信できる。
【0038】
一例において、S204の前に、少なくとも一つの目標サービングセルが非アクティブ化状態にあり、目標基準信号リソースはこの少なくとも一つの目標サービングセルの快速アクティブ化に使用可能であり、例えば、端末は、受信した目標基準信号リソースによって時間周波数追跡、タイミング取得、AGC等の操作を行って、この少なくとも一つの目標サービングセルの快速アクティブ化を実現することができる。
【0039】
別の例において、S204の前に、少なくとも一つの目標サービングセルがすでにアクティブ化状態に変換されており(例えば、RRCメッセージを受信してこの少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態に配置し、或いは、MAC CEシグナリングを受信してこの少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態に設定した)、そのように目標基準信号リソースは時間周波数追跡、タイミング取得、AGC等の操作に使用可能であり、それによってこの少なくとも一つのサービングセルのアクティブ化の完成又はデータ伝送を加速する。
【0040】
別の例において、S204の前に、少なくとも一つの目標サービングセルがアクティブ化状態にあり、目標基準信号リソースはこの少なくとも一つの目標サービングセルのCSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定等に使用可能であり、目標サービングセル通信品質の向上に役立つ。
【0041】
説明必要なこととして、本出願の各実施例に記載の目標基準信号リソースに関して、その中の「目標」は他の基準信号リソースと区別しやすくするためのものに過ぎず、具体的な意味を表すものではない。同じ理由によると、目標TCI状態及び目標サービングセルに関して、その中の「目標」も他のTCI状態及びサービングセルと区別しやすくするためのものである。
【0042】
本出願の各実施例に記載のTCI状態、例えば目標TCI状態、第1TCI状態等は、いずれもQCL情報等の他の空間関連情報を含んでも良い。一実施形態では、ネットワーク側機器は先に若干の目標TCI状態及び/又は若干の第1TCI状態を配置してもよく、各TCI状態はそれぞれ一つの識別子IDによって識別可能であり、その後にネットワーク側機器はTCI状態識別子IDによって、配置された目標TCI状態及び/又は第1TCI状態に対してアクティブ化又は非アクティブ化操作を実行することができる。別の実施形態では、ネットワーク側機器は、目標基準信号リソースと同じ又は類似的な空間情報(例えば、同じビーム)を有すると仮定する基準信号リソース(reference source又はQCL sourceと称してもよい)の識別子IDを直接端末に指示してもよい。選択可能に、このような場合に、reference source又はQCL sourceの所在するサービングセル及び/又は対応する帯域幅部分(BandWidth Part,BWP)を指示する。このようにして、端末はどのような下りリンク受信ビームを用いて目標基準信号を受信するかを分かることができる。
【0043】
目標基準信号リソースが少なくとも一つの目標サービングセルのアクティブ化に用いられる場合に、当該目標サービングセルは、セカンダリセルであってもよいし、プライマリセル、プライマリセカンダリセル、プライマリセルグループ、セカンダリセルグループ、特定セルグループ等であってもよい。
【0044】
「少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化する」ことは、若干の目標基準信号をアクティブ化すること、又は、若干の目標基準信号を非アクティブ化すること、又は、一部の目標基準信号をアクティブ化し且つ他の一部の目標基準信号を非アクティブ化することを含んでも良い。少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することはそれと同じであり、詳細な説明は省略する。
【0045】
本出願の実施例で提供された基準信号の伝送方法によれば、端末は、受信した第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定し、当該目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。本出願の実施例は、目標基準信号リソースの伝送/伝送キャンセルの実現に有利であり、目標サービングセルのアクティブ化の加速に有利であり、目標サービングセルの伝送効率又は安定性の向上に有利である。
【0046】
選択可能に、本出願の各実施例に記載の目標基準信号リソース、目標TCI状態、目標サービングセル及び第1TCI状態は、以下の1)~8)のマッピング関係の少なくとも一項を満たす。
1)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。例えば、端末は複数の目標TCI状態で指示された複数のビームによって目標基準信号リソースを同時に受信できる。前記複数のビームは同じサービングセルからのものであっても、異なるサービングセルからのものであってもよく、同じBWPに関連付けても、異なるBWPに関連付けてもよい。
2)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。例えば、目標基準信号リソースは一つ又は複数のサービングセルのアクティブ化過程の加速に使用可能である。目標基準信号リソースは目標サービングセルが送信するものであっても、目標サービングセル以外のサービングセルが送信するものであってもよい。
3)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。例えば、端末は一つの目標TCI状態で指示されたビームによって複数の目標基準信号リソースを受信できる。
4)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。例えば、当該目標TCI状態は少なくとも一つの前記目標サービングセルの空間関連情報を指示することに使用可能である。
5)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。例えば、一つの目標サービングセルをアクティブ化するには若干の目標基準信号リソースを受信する必要がある。
6)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。例えば、目標サービングセルは複数の空間関連情報を有することが可能である。
7)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応する。
例えば、一つの目標基準信号リソースは複数の第1TCI状態のアクティブ化に使用可能である。
8)一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。例えば、第1TCI状態をアクティブ化するには端末が複数の目標基準信号リソースを受信する必要がある。
【0047】
選択可能に、実施例200において、端末は第1指示情報により、少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定でき、第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送されてもよく、当該RRCシグナリングは、以下の1)~8)の少なくとも一項であってもよい。
【0048】
1)前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
【0049】
一例において、RRCシグナリングによって目標基準信号リソースを配置した後、目標基準信号リソースの全部又は一部を直ちにアクティブ化でき、又は、目標基準信号リソースに対応する配置情報が、前記目標基準信号リソースの配置情報に前記目標基準信号リソースのアクティブ化指示情報を含めたこと、前記目標基準信号リソースの配置情報にただ一つの目標基準信号リソースが含まれること、前記目標基準信号リソースの配置情報にアクティブ化又は非アクティブ化される目標基準信号の識別子を含めたこと、といった条件のいずれか一項を満たした時に、前記目標基準信号リソースをアクティブ化する。説明必要なこととして、本明細書において、一実施例又は一箇所の説明で紹介した方法は、その構想が本明細書の他の実施例と説明部分に適用可能であり、説明を簡潔にするために、以下で類似的な操作について重複して説明しない。
【0050】
前記目標基準信号リソースが、前記目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった前記目標サービングセルの工程に使用されるため、前記目標サービングセルのこれらの工程に関連する配置情報のイネーブル又はディスエーブルによって、目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することも可能である。
【0051】
2)前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
【0052】
3)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0053】
例えば、RRC再配置メッセージはセカンダリセル追加時にアクティブ化状態に配置する場合に、UEは当該RRC再配置メッセージを受信した後当該セカンダリセルに対応する目標基準信号リソースを直ちにアクティブ化することができる。更に、UEは配置された目標基準信号リソースを有する場合のみにアクティブ化操作を行う。更に例えば、RRC再配置メッセージはセカンダリセル追加時に非アクティブ化状態に配置する場合に、当該RRC再配置メッセージを受信した後、端末は当該セカンダリセルに対応する目標基準信号リソースをアクティブ化しない。一実施形態では、サービングセルが端末により自ら非アクティブ化した後(例えば、SCell非アクティブ化タイマー(SCell deactivation timer)がタイムオーバーした)、それに関連する目標基準信号リソースは非アクティブ化されてもよい。
【0054】
4)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0055】
5)前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0056】
目標基準信号リソースが目標サービングセル又は目標サービングセル以外の他のサービングセルに位置可能なので、これらの他のサービングセルのアクティブ化は目標基準信号リソースのアクティブ化をトリガでき、及び/又は、これらの他のサービングセルの非アクティブ化は目標基準信号リソースの非アクティブ化をトリガできる。
【0057】
6)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0058】
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0059】
8)前記目標基準信号リソースに対応するBWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0060】
説明必要なこととして、上記1)~8)は別々に異なるRRCシグナリングであってもよく、又は、上記1)~8)中の少なくとも両者は更に同じRRCシグナリングであってもよく、例えば、上記1)と2)は同一なRRCシグナリングであり、当該RRCシグナリングには目標基準信号リソースに対応する配置情報だけでなく、目標基準信号リソースに対応するアクティブ化指示情報も含めている。
【0061】
選択可能に、実施例200において、端末は第1指示情報により、少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定でき、第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送されてもよく、当該RRCシグナリングは、以下の1)~6)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0062】
説明必要なこととして、上記1)~6)は別々に異なるRRCシグナリングであってもよく、又は、上記1)~6)中の少なくとも両者は更に同じRRCシグナリングであってもよく、例えば、上記1)と2)は同一なRRCシグナリングであり、当該RRCシグナリングには目標TCI状態に対応する配置情報だけでなく、目標TCI状態に対応するアクティブ化指示情報も含めている。
【0063】
選択可能に、実施例200に記載の第1指示情報は第1MAC CEシグナリングに含めて伝送されてもよく、前記第1MAC CEシグナリングは、以下の1)~5)の少なくとも一項であってもよい。
1)少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
4)少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
5)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
【0064】
説明必要なこととして、上記1)~5)は別々に異なるMAC CEシグナリングであってもよく、又は、上記1)~5)中の少なくとも両者は更に同じMAC CEシグナリングであってもよい。そのうち、異なるMAC CEは異なる論理チャネル識別子(Logical Channel ID,LCID)ドメイン又は拡張論理チャネル識別子(Extended logic channel ID,eLCID)ドメインを用いて識別する。
【0065】
1)、2)、3)、5)はセカンダリセルアクティブ化/非アクティブ化MAC CEであってもよいし、特殊セルアクティブ化/非アクティブ化MAC CE又はセルグループアクティブ化/非アクティブ化MAC CEであってもよい。4)はPDSCH TCI状態アクティブ化/非アクティブ化MAC CE又はPDCCH TCI状態アクティブ化/非アクティブ化MAC CEであってもよいし、セミパーシステントCSI-RSリソースセットアクティブ化/非アクティブ化MAC CEであってもよい。一実施形態では、一つの目標TCI状態アクティブ化又は非アクティブ化用のMAC CEは目標基準信号をアクティブ化又は非アクティブ化するのを指示することにも使用可能である。
【0066】
選択可能に、実施例200に記載の第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送されてもよく、前記第2MAC CEシグナリングは、以下の1)~8)のドメインの少なくとも一項を含む。
【0067】
1)前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメイン。ここで、長さは前記第2MAC CEのOCTET数又はバイト数であってもよい。
【0068】
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメイン。
【0069】
本出願の各実施例では、目標基準信号リソースと目標基準信号リソースセットの呼び方は互に交換してもよく、どちらの呼び方を使用するかは、ネットワーク側で配置された目標基準信号リソースの構成に依存する。
【0070】
一実施形態では、目標基準信号リソース指示ドメインは少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示できる。別の実施形態では、第2MAC CEは若干の目標基準信号リソース指示ドメインを含めてもよく、そのうち、各目標基準信号リソース指示ドメインはそれぞれ一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するためのものである。
【0071】
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメイン。
【0072】
一実施形態では、目標TCI状態指示ドメインは少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示できる。別の実施形態では、第2MAC CEは若干の目標TCI状態指示ドメインを含めてもよく、そのうち、各目標TCI状態指示ドメインはそれぞれ一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するためのものである。
【0073】
4)前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメイン。
【0074】
選択可能に、指示されたサービングセルがある特定サービングセル集合に属すれば、当該MAC CEは当該サービングセル集合中の一部又は全部のサービングセルに適用可能である。選択可能に、目標サービングセル識別子IDドメインが現れない時に、当該MAC CEが特定サービングセル(例えば、特殊セル(Special Cell,SpCell))又は特定サービングセルグループ(例えば、プライマリセルグループ(Master Cell Group,MCG)又はセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group,SCG))に適用されることを意味してもよく、当然ながら、第2MAC CEのLCID又はeLCIDドメインは代替方法としてもよい。
【0075】
5)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメイン。
【0076】
ここで、ビットマップドメインはビットマップ(bitmap)のフォーマットであってもよく、各ビット又はビットブロックは対応する目標サービングセルの第3関連情報を指示するために用いられる。
【0077】
例えば、目標サービングセルビットマップドメインはCiドメインと表してもよく、ServCellIndex iにより識別されるサービングセルに対応する第3関連情報を指示するために用いられる。
【0078】
実際の応用で、上記4)と5)は一般に同時に現れることがなく、その一方が現れればよい。
【0079】
6)前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメイン。
【0080】
選択可能に、当該MAC CEが一つのサービングセルグループに適用される場合、UEは当該BWP IDドメインを無視する。選択可能に、このドメインが現れなければ、当該MAC CEが特定BWP、例えば、1番目のアクティブ化される上りリンク(Up Link,UL)/下りリンク(Down Link,DL)の帯域幅部分(first active UL/DL BWP)又は現在のactive BWPに適用されることを暗黙的に指示できる(例えば、端末が当該MAC CEを受信し、サービングセルIDドメインがSCell1に対応し且つBWP IDドメインが現れない場合に、SCell1が現在非アクティブ化状態であれば、UEはSCell1をアクティブ化し、且つ前記MAC CEをSCell1のfirst active BWPに適用する。更に例えば、同じ条件下で、SCell1が現在アクティブ化状態であり、active BWPがある場合、UEは前記MAC CEをSCell1の現在アクティブ化状態にあるBWPに適用する)。
【0081】
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメイン。
【0082】
8)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメイン。
【0083】
説明必要なこととして、上記「ドメイン」は指示情報を含める若干のビット又はオクテット(OCTET)又はバイトと理解してもよい。一つのドメインは更に若干のサブドメインで構成されてもよく、各サブドメインは同様に指示情報を含める若干のビット又はOCTETで構成されてもよい。
【0084】
実際の応用で、上記7)と8)は一般に同時に現れることがなく、その一方が現れればよい。
【0085】
説明必要なこととして、上記1)~8)は別々に異なるMAC CEシグナリングであってもよく、又は、上記1)~8)中の少なくとも両者は更に同じMAC CEシグナリングであってもよい。上記1)-8)は二つずつに任意に組み合わせて一つの第2MAC CEの実例を形成することができ、各第2MAC CEの実例は一つの新たなLCID又はeLCIDドメインによって識別する。異なる第2MAC CEシグナリングは、異なるLCID又はeLCIDドメインを用いて識別する。
【0086】
説明必要なこととして、上記2)において一つの目標基準信号リソースと一つよりも多い目標基準信号リソースを指示してもよい。このように、当該MAC CEが一つの目標基準信号リソースを指示することに用いられる時に、当該MAC CEは一つのLCIDドメインを用いて識別してよい。当該MAC CEが一つよりも多い目標基準信号リソースを指示することに用いられる時に、当該MAC CEは別のLCIDドメインを用いて識別してもよい。このようにして、UEは当該MAC CEを受信した時にLCIDドメインにより当該MAC CEの長さを判断したり、含まれる目標基準信号リソースの数量情報を判断したりすることもできる。上記の3)-8)にも同じ方法を適用可能であることが理解できる。例えば、一つの目標サービングセルの目標基準信号リソースを指示するためのMAC CEと一つよりも多い目標サービングセルの目標基準信号リソースを指示するためのMAC CEは異なってもよく、異なるLCIDドメイン又はeLCIDドメインを用いて識別する。
【0087】
上記実施例において、第1指示情報が第2MAC CEシグナリングであることに基づき、実施例200の方法は下記のステップを更に含む。前記端末が、前記第1指示情報により、以下の1)~3)の少なくとも一項を決定する。
1)少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化する。
2)少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化する。
3)前記BWP IDドメインで指示されたBWPをアクティブ化する。
【0088】
理解できるように、端末が第2MAC CEを受信し、第2MAC CEにより目標サービングセルの目標基準信号リソース及び/又は目標TCI状態をアクティブ化した場合に、第2MAC CEは当該目標サービングセルを同時にアクティブ化できる。選択可能に、第2MAC CEは目標サービングセルのアクティブ化/非アクティブ化指示ドメインを含めている。或いは、第2MAC CEは目標基準信号リソース及び/又は目標TCI状態をアクティブ化する場合に、それに対応する目標サービングセルをアクティブ化するように暗黙的に指示できる。選択可能に、当該目標サービングセルが非アクティブ化状態にある場合に、前記目標サービングセルをアクティブ化する。当該目標サービングセルがアクティブ化状態にある場合に、前記目標サービングセルをアクティブ化状態に保持する。
【0089】
端末が第2MAC CEを受信し、第2MAC CEにより第1TCI状態の目標基準信号リソース及び/又は目標TCI状態をアクティブ化した場合に、第2MAC CEは当該第1TCI状態を同時にアクティブ化できる。選択可能に、第2MAC CEは第1TCI状態のアクティブ化/非アクティブ化指示ドメインを含めている。或いは、第2MAC CEは目標基準信号リソース及び/又は目標TCI状態をアクティブ化する場合に、それに対応する第1TCI状態をアクティブ化するように暗黙的に指示できる。選択可能に、当該第1TCI状態が非アクティブ化状態にある場合に、前記第1TCI状態をアクティブ化する。当該第1TCI状態がアクティブ化状態にある場合に、前記第1TCI状態をアクティブ化状態に保持する。
【0090】
前記第2MAC CEにBWP IDドメインが含まれている時に、このドメインは目標基準信号リソース及び/又は目標TCI状態に関連するBWPを指示するために用いられてもよく、BWP IDドメインで指示されたBWPに切り替えるように前記端末に指示するために用いられてもよい。
【0091】
選択可能に、上記実施例に記載の目標基準信号リソース指示ドメインは、以下のa)~i)のドメインの少なくとも一項を含む。
【0092】
a)前記目標基準信号リソース指示ドメインの長さを指示するための第2長さドメイン。
【0093】
b)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの目的又は用途を指示するための目標基準信号リソース目的ドメイン。
【0094】
一実施形態では、目標基準信号リソース目的ドメインは少なくとも一種類の目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化するのを指示することに使用できる。例えば、RRCはAGC、時間周波数追跡、CSI-RS、第1TCI状態のアクティブ化に対してそれぞれ対応する目標基準信号リソースを配置する。このように、AGC、時間周波数追跡、CSI-RS、第1TCI状態のアクティブ化を目的(purpose)とする目標基準信号リソースをアクティブ化するか否かにそれぞれ対応するように、このドメインは4ビットのbitmapを用いることができる。
【0095】
c)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための少なくとも一つの第1アクティブ化状態ドメイン。
【0096】
ここで、第1アクティブ化状態ドメインは、第2MAC CEで指示された全部の目標基準信号をアクティブ化するのを指示すること、又は、第2MAC CEで指示された全部の目標基準信号を非アクティブ化するのを指示すること、又は、第2MAC CEで指示された目標基準信号のうち、どの目標基準信号にアクティブ化操作を実行するか、どの目標基準信号に非アクティブ化操作を実行するかを指示することに使用可能である(例えば、目標基準信号毎に一つの第1アクティブ化状態ドメインを設けてもよく、又は第2MAC CEで指示された目標基準信号毎に一つの第1アクティブ化状態ドメインを設けてもよく、これらの第1アクティブ化状態ドメインが現れる位置は指示された目標基準信号が当該MAC CEに現れる位置と一致してもよく、又は目標基準信号IDの昇順又は降順と一致してもよい)。例えば、第1アクティブ化状態ドメインは一つのビットを含めてもよく、値が1であれば、第2MAC CEで指示された全部の目標基準信号をアクティブ化することを意味し、値が0であれば、非アクティブ化することを意味する。別の例において、第1アクティブ化状態ドメインが現れない時に暗黙的に認める意味を有してもよく、例えば、前記第2MAC CEで指示された全部の目標基準信号をアクティブ化することが暗黙的に認められる。
【0097】
d)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられ、或いは、アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態に対応する前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられる少なくとも一つの目標基準信号リソースIDドメイン。
【0098】
例えば、第2MAC CEを受信した時に、目標基準信号リソースがトリガ又はアクティブ化されていない場合、当該MAC CEは当該目標基準信号リソースをアクティブ化することに使用でき、このように、このドメインはアクティブ化される目標基準信号リソースのIDを指示することに使用可能である。更に例えば、第2MAC CEを受信した時に、目標基準信号リソースがすでにトリガ又はアクティブ化された場合、当該MAC CEは当該目標基準信号リソースを非アクティブ化することに使用でき、このように、このドメインは非アクティブ化される目標基準信号リソースのIDを指示することに使用可能である。更に例えば、第2MAC CEを受信した時に、目標基準信号リソースがすでにトリガ又はアクティブ化された場合、当該MAC CEは当該目標基準信号リソースに対応する目標TCI状態を非アクティブ化することに使用でき、このように、このドメインは当該目標基準信号リソースのIDを指示することに使用可能であり、即ち、当該MAC CEがどの目標基準信号リソースに対応する目標TCI状態をアクティブ化するかを指示すると理解してもよい。
【0099】
e)その中の所定長さのビットが対応ビットに対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第5関連情報を指示するためのものである目標基準信号リソースビットマップドメイン。
【0100】
d)又はe)が現れない時に、当該MAC CEが現在アクティブ化状態にある目標基準信号リソースに適用されるのを表すことができる。
【0101】
実際の応用で、上記d)とe)は一般に同時に現れることがなく、その一方が現れればよい。
【0102】
f)アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数が1より大きいか否かを指示するための重複ドメイン。
【0103】
g)アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数を指示するための重複伝送回数ドメイン。
【0104】
h)アクティブ化される前記第1基準信号に関連する時間領域オフセット量を指示するための目標基準信号リソース時間領域オフセットドメイン。
【0105】
目標基準信号リソース時間領域オフセットドメインは以下を含んでもよい。
第1時間領域オフセット量:第1時間領域位置と目標基準信号リソースを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示する。ここで、第1時間領域位置は目標基準信号リソースアクティブ化コマンドを含む時間単位、又は、UEが対応する上りリンクフィードバックを送信する時間単位であってもよい。
第2時間領域オフセット量:目標基準信号リソースを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示する。例えば、目標基準信号リソースを伝送するスロット(slot)内における、目標基準信号リソースを(初回に)伝送するシンボルと1番目のシンボルとの間の時間領域オフセット量である。
【0106】
選択可能に、f)-h)は複数の目標基準信号リソースに対して指示してもよいし、目標基準信号リソース毎に指示してもよい。
【0107】
i)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの数を指示するための目標基準信号リソース数量ドメイン。
【0108】
選択可能に、上記実施例に記載の目標TCI状態指示ドメインは、以下のa)~i)のドメインの少なくとも一項を含む。
【0109】
a)前記目標TCI状態指示ドメインの長さを指示するための第3長さドメイン。
【0110】
b)少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための第2アクティブ化状態ドメイン。
【0111】
ここで、第2アクティブ化状態ドメインは、第2MAC CEで指示された全部の目標TCI状態をアクティブ化するのを指示すること、又は、第2MAC CEで指示された全部の目標TCI状態を非アクティブ化するのを指示すること、又は、第2MAC CEで指示された目標TCI状態のうち、どの目標TCI状態にアクティブ化操作を実行するか、どの目標TCI状態に非アクティブ化操作を実行するかを指示することに使用可能である(例えば、目標TCI状態毎に一つの第2アクティブ化状態ドメインを設けてもよく、又は第2MAC CEで指示された目標TCI状態毎に一つの第2アクティブ化状態ドメインを設けてもよく、これらの第2アクティブ化状態ドメインが現れる位置は指示された目標TCI状態が当該第2MAC CEに現れる位置と一致してもよく、又は目標TCI状態IDの昇順又は降順と一致してもよい)。例えば、第2アクティブ化状態ドメインは一つのビットを含めてもよく、値が1であれば、第2MAC CEで指示された全部の目標TCI状態をアクティブ化することを意味し、値が0であれば、非アクティブ化することを意味する。別の例において、第2アクティブ化状態ドメインが現れない時に暗黙的に認める意味を有してもよく、例えば、前記第2MAC CEで指示された全部の目標TCI状態をアクティブ化することが暗黙的に認められる。
【0112】
c)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態のIDを指示するための目標TCI状態IDドメイン。
【0113】
d)その中の所定長さのビットが、前記ビットに対応する前記目標TCI状態の、アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む目標状態を指示するためのものである目標TCI状態ビットマップドメイン。
【0114】
実際の応用で、上記c)とd)は一般に同時に現れることがなく、その一方が現れればよい。
【0115】
e)アクティブ化又は非アクティブ化される下りリンク制御情報DCI伝送配置指示フィールド中のi番目のコードポイントのj番目の前記目標TCI状態のIDを指示するための第2TCI状態IDi,jドメイン。
【0116】
f)前記目標基準信号リソースの擬似コロケーションQCLソースを提供することに用いられる第1リソースのリソースIDを指示するための第1リソースIDドメイン。
【0117】
g)前記第1リソースの所在するサービングセルを指示するための第1リソースサービングセルドメイン。
【0118】
h)前記第1リソース又は前記第1リソースの所在するサービングセルに対応するBWPを指示するための第1リソースBWP IDドメイン。
【0119】
i)その所定長さのビットが前記ビットに対応する非周期トリガ状態の選択状態を指示するためのものである非周期トリガ状態ビットマップドメイン。
【0120】
選択可能に、上記実施例に記載の第3関連情報は、以下のa)~d)の少なくとも一項を含む。
a)アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標サービングセルの目標状態。
b)前記目標サービングセルに対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否か。
c)前記目標サービングセルに対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否か。
d)前記目標サービングセルに対応する前記BWP IDドメインが現れるか否か。
【0121】
例えば、4ビットを用いて一つの目標サービングセルを表すと、先頭の4ビットが1100であれば、前記目標サービングセルをアクティブ化するのをUEに指示し、前記目標サービングセルに対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れ、前記目標サービングセルに対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れなく、前記目標サービングセルに対応する前記BWP IDドメインが現れないことを表せる。更に例えば、1ビットを用いて一つの目標サービングセルを表すと、先頭のビットが1であれば、前記目標サービングセルをアクティブ化し、前記目標サービングセルに対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れ、前記目標サービングセルに対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れ、前記目標サービングセルに対応する前記BWP IDドメインが現れることを表すことも可能である。
【0122】
サービングセルの識別子ServCellIndexにより、前記目標サービングセルの前記目標基準信号リソース指示ドメイン、前記目標TCI状態指示ドメイン、前記BWP IDドメインを含むoctetsは昇順又は降順で現れても良い。
【0123】
選択可能に、上記実施例に記載の第4関連情報は、以下のa)~c)の少なくとも一項を含む。
a)アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記第1TCI状態の目標状態。
b)前記第1TCI状態に対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否か。
c)前記第1TCI状態に対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否か。
【0124】
選択可能に、上記実施例に記載の第5関連情報は、以下のa)~c)の少なくとも一項を含む。
a)アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標基準信号の目標状態。
b)前記目標基準信号に対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否か。
c)前記目標基準信号に対応する前記第1TCI状態IDドメイン又は前記第1TCI状態ビットマップドメインが現れるか否か。
【0125】
選択可能に、上述した各実施例に記載の第1指示情報は更にCSI-RSリソースのアクティブ化に用いてもよく、前記第1指示情報は、以下の1)~3)の少なくとも一項を更に含む。
1)予め配置されたCSI-RSリソースセットをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するためのCSI-RSアクティブ化又は非アクティブ化情報。
2)アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのIDを指示するためのCSI-RS ID情報。
3)アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのQCLソースを指示するためのCSI-RSのTCI状態情報。
【0126】
選択可能に、上述した各実施例において、端末が第1指示情報を受信するステップの前に、前記方法は、前記端末が第1配置情報を受信するステップを更に含み、前記第1配置情報は、前記目標基準信号リソースの配置情報と、前記目標TCI状態の配置情報との少なくとも一項を含む。
【0127】
選択可能に、前記目標基準信号リソースは、以下の1)~3)の少なくとも一項を含む。
1)一つ又は複数の目標基準信号。
2)それぞれ一つ又は複数の目標基準信号を含んでもよい一つ又は複数の目標基準信号集合。
3)それぞれ一つ又は複数の目標基準信号を含んでもよい一つ又は複数の目標基準信号集合のリスト。
【0128】
選択可能に、前記第1配置情報は、以下の1)~11)の少なくとも一項を含んでもよい。
1)前記目標基準信号リソースが現れる絶対的時間領域位置又は区間。
2)前記目標基準信号リソースの数量情報。
3)第1時間領域位置と前記目標基準信号リソースを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示するための第1時間領域オフセット量情報。
4)前記目標基準信号リソースを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示するための第2時間領域オフセット量情報。
5)前記目標基準信号リソースの伝送回数及び時間領域周期情報。
6)前記目標基準信号リソースのアクティブ化又は非アクティブ化指示情報。
7)アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標基準信号リソースのID。
8)前記目標基準信号リソースの用途又は目的情報。
9)異なる測定目的用の前記目標基準信号リソース間の時間領域オフセット量。
10)前記目標TCI状態のアクティブ化又は非アクティブ化指示情報。
11)アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標TCI状態のID。
【0129】
本出願の各実施例で提供された基準信号の伝送方法を詳細に説明するために、以下、いくつかの具体的な実施例を参照しながら説明する。
(実施例1)
【0130】
当該実施例において、ネットワーク側機器はRRCシグナリングによって目標サービングセルを追加してアクティブ化状態にする時に、目標基準信号リソース及び/又は目標TCI状態のアクティブ化をトリガし、当該実施例は下記のステップを含む。
ステップ1:端末(UE)はRRCシグナリングを受信し、RRCシグナリングによりセカンダリセル1、3、5の追加操作を実行し、且つ追加したセカンダリセル1、3、5をアクティブ化状態に初期化する。
ステップ2:当該RRCメッセージに目標基準信号のリソース配置を含めた場合に、UEは直接セカンダリセル1、3、5に対応する目標基準信号リソースをアクティブ化し、又は、RRCメッセージに目標基準信号アクティブ化指示(アクティブ化必要な目標基準信号のIDを含む)を含めた場合に、目標基準信号をアクティブ化する。
ステップ3:目標基準信号リソース配置にTCI状態配置を含めた場合に、UEは直接セカンダリセルに対応する目標基準信号のTCI状態をアクティブ化する(例えば、一つのTCI状態のみを配置した場合、又は、TCI状態がアクティブ化状態であることが目標基準信号リソース配置で指示された場合に(例えば、TCI状態のアクティブ化/非アクティブ化指示、アクティブ化/非アクティブ化必要なTCI状態のID)、TCI状態をアクティブ化する)。
【0131】
当該実施例は更にRRCシグナリングによって直接SpCellをアクティブ化し、又は一つのセルグループをアクティブ化する場合に適用でき、即ち、サービングセル及びサービングセルグループアクティブ化コマンドは目標基準信号リソース及び/又は目標基準信号リソースに対応するTCI状態のアクティブ化を暗黙的に指示する。
(実施例2)
【0132】
当該実施例において、第1MAC CEは予め配置された目標基準信号リソース及び/又は目標基準信号リソースに対応するTCI状態をトリガ又はアクティブ化し、当該第1MAC CEは既存のセカンダリセルアクティブ化非アクティブ化シグナリング(Legecy SCell A/D)であってもよく、当該実施例は下記のステップを含む。
ステップ0:UEは目標基準信号リソース配置を受信し、この時SCellは非アクティブ化状態にある。
ステップ1:UEはR15/R16 SCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CE(即ち、第1MAC CE)を受信する。当該第1MAC CE指示により、UEはセカンダリセル1、3、5をアクティブ化する。
ステップ2:UEはセカンダリセル1、3、5をアクティブ化すると同時又はその後、セカンダリセル1、3、5に予め配置された目標基準信号リソースをアクティブ化する。
ステップ3:UEはセカンダリセル1、3、5をアクティブ化すると同時又はその後、或いはセカンダリセル1、3、5に予め配置された目標基準信号リソースをアクティブ化すると同時又はその後、目標基準信号リソースに対応するTCI状態をアクティブ化する。
【0133】
当該実施例は更に第1MAC CEによってSpCellをアクティブ化し、又は一つのセルグループをアクティブ化する場合に適用でき、即ち、サービングセル及びサービングセルグループアクティブ化コマンドは目標基準信号リソース及び目標基準信号リソースに対応するTCI状態のアクティブ化を暗黙的に指示する。
(実施例3)
【0134】
当該実施例において、第2MAC CE(例えば、新たに定義されたMAC CE)は、目標基準信号リソース又は目標基準信号リソースに対応する目標TCI状態をアクティブ化でき、或いは目標基準信号リソースと目標基準信号リソースに対応するTCI状態を同時にアクティブ化でき、或いは目標サービングセル、目標基準信号リソース及び目標基準信号リソースに対応するTCI状態を同時にアクティブ化できる。
【0135】
以下、例1と例2に分けて実施例3を紹介する。
(例1)
【0136】
例1において、第1MAC CEはSCellをアクティブ化し、第2MAC CEは単一の目標サービングセルでの目標基準信号リソースと目標基準信号リソースに対応するTCI状態をアクティブ化する。この例1は下記のステップを含む。
ステップ0:UEは目標基準信号リソース配置を受信し、SCellは非アクティブ化状態にある。
ステップ1:UEはR15/R16 SCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CE(即ち、第1MAC CE)を受信する。当該第1MAC CEの指示により、UEはセカンダリセル1をアクティブ化する。
ステップ2:UEはセカンダリセル1をアクティブ化すると同時又はその後、1番目の第2MAC CEを受信する。ここに記載の1番目の第2MAC CEはセカンダリセル1に対応する目標基準信号リソースをアクティブ化することに用いられる。
ステップ3:UEはセカンダリセル1をアクティブ化すると同時又はその後、或いはセカンダリセル1に予め配置された目標基準信号リソースをアクティブ化すると同時又はその後、目標基準信号リソースに対応するTCI状態をアクティブ化するのを指示するための2番目の第2MAC CEを受信する。
【0137】
当該ステップにおける2番目の第2MAC CEは、R15/R16で定義された、PDSCH又はPDCCHのTCI状態をアクティブ化するためのMAC CEであってもよいし、新たに定義された第2MAC CEであってもよい。
【0138】
当該実施例において、第1MAC CE、第2MAC CEは一つの論理チャネル識別子(LCID)により識別してもよいし、それぞれ異なるLCIDを用いて識別してもよい。
(例2)
【0139】
例2において、第2MAC CEはSCell、SCellでの目標基準信号リソース及び目標基準信号リソースに対応するTCI状態をアクティブ化する。この例2は下記のステップを含む。
ステップ0:UEは目標基準信号リソース配置を受信し、SCellは非アクティブ化状態にある。
ステップ1:UEは第2MAC CEを受信する。第2MAC CEによりセカンダリセル1のアクティブ化、目標基準信号リソースのアクティブ化、目標基準信号リソースに対応するTCI状態のアクティブ化操作を実行する。
(実施例4)
【0140】
当該実施例は主として第2MAC CEの一種の可能な状況を紹介し、当該実施例中の第2MAC CEは単一のサービングセルでの目標基準信号リソース(以下、TRSを用いて記述する)のアクティブ化に用いることができる。
【0141】
当該実施例において、第2MAC CEはMACサブヘッダに含まれるLCIDドメイン又は拡張論理チャネル識別子(eLCID)ドメインにより識別する。第2MAC CEは長さ可変なものであっても、固定長さのものであってもよく、ここで限定されない。第2MAC CEはあるサービングセルのTRSのアクティブ化に用いられ、以下の少なくとも一項のドメインを含んでも良い。
【0142】
サービングセルIDドメイン:このドメインは当該第2MAC CEを応用するサービングセルのIDを指示する。サービングセルはSCell又はSpCellであってもよい。選択可能に、指示されたサービングセルがある特定サービングセル集合(例えば、ネットワークで配置されたサービングセル集合)に属するものであれば、当該第2MAC CEは当該サービングセル集合中の一部又は全部のサービングセルに適用できる。選択可能に、このドメインが現れない時に、当該第2MAC CEが特定サービングセル(例えば、SpCell)又は特定サービングセルグループ(例えば、MCG又はSCG)に適用されることを意味してもよい。
【0143】
BWP IDドメイン:このドメインは対応するサービングセル又はサービングセルグループのBWPを指示する。選択可能に、当該第2MAC CEが一つのサービングセルグループに適用さる場合に、UEはこのドメインを無視する。選択可能に、このドメインが現れなければ、当該第2MAC CEが特定BWP、例えば、1番目のアクティブ化されるUL/DL BWP又は現在アクティブ化しているBWPに適用されることを暗黙的に指示できる。
【0144】
例えば、端末が当該第2MAC CEを受信し、サービングセルIDドメインがSCell1に対応し且つBWP IDドメインが現れない場合に、SCell1が現在非アクティブ化状態であれば、UEはSCell1をアクティブ化し、且つ前記第2MAC CEをSCell1の1番目のアクティブ化されるBWPに適用する。更に例えば、同じ条件下で、SCell1が現在アクティブ化状態であり、アクティブ化BWPがある場合、UEは前記第2MAC CEをSCell1の現在アクティブ化状態にあるBWPに適用する。
【0145】
TRS目的ドメイン:アクティブ化又は非アクティブ化されるTRSリソース(リソースセット)(TRS resource (set))の目的、用途を指示するために用いられる。例えば、RRCはAGC、時間領域/周波数領域追跡、CSI-RSに対してそれぞれ対応するTRS resource setを配置する。このように、AGC、時間領域/周波数領域追跡、CSI-RSを目的とするTRSをアクティブ化するか否かにそれぞれ対応するように、当該第2MAC CEは3ビットのビットマップ(bitmap)を用いることができる。
【0146】
TRS(set)IDドメイン:このドメインはアクティブ化又は非アクティブ化されるTRS resource (set)のIDを指示する。TRS(set)IDドメインは一つあってもよいし、アクティブ化されるTRS目的毎に一つあってもよい。
【0147】
アクティブ化(A)/非アクティブ化(D)ドメイン:このドメインは対応するTRS(set)をアクティブ化又は非アクティブ化することを指示する。値が第1値(例えば、1)であれば、アクティブ化を指示し、他の値であれば、非アクティブ化を指示できる。当該第2MAC CEで指示された全てのTRS(set)は一つのA/Dドメインを共用してもよいし、各TRS(set)はそれぞれ一つの対応A/Dドメインを有してもよい。
【0148】
TRS(set)ビットマップ:アクティブ化又は非アクティブ化される対応位置のTRS(set)を指示する。値が第1値(例えば、1)であれば、アクティブ化を指示し、他の値であれば、非アクティブ化を指示できる。
【0149】
重複ドメイン:TRS(set)の送信回数が1より大きいか否かを指示するために用いられる。
【0150】
重複回数ドメイン:TRS(set)の送信回数を指示するために用いられる。
【0151】
TRSオフセットドメイン:このドメインは以下の少なくとも一項を指示する。
第1時間領域オフセット量:第1時間領域位置とTRS resource/TRS resource setを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示する。ここで、第1時間領域位置は、TRS resource/TRS resource setアクティブ化コマンド(RRC/MAC CE/DCI)を含む時間単位、又は、UEが対応上りリンクフィードバックを送信する時間単位であってもよい。
第2時間領域オフセット量:TRS resource/TRS resource setを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示する。例えば、TRS resource/TRS resource setを伝送するslot内における、TRS resource/TRS resource setを(初回に)伝送するシンボルと1番目のシンボルとの間の時間領域オフセット量である。
【0152】
TRS数量ドメイン:TRSリソースの数を指示するために用いられる。
【0153】
Cドメイン:上記特定ドメインを含むバイトが現れるか否かを指示するために用いられる。
【0154】
R:予約ビット。
【0155】
図3~
図7に示すように、
図3~
図7は実施例4で紹介した第2MAC CEのいくつかの例である。その中、
図6中のSドメインはTRSビットマップドメインを用いて、アクティブ化/非アクティブ化されるあるサービングセルのTRSを指示することを表す。
【0156】
当該実施例で紹介した第2MAC CEは、自セルで送信してもよく(この時にサービングセルIDが現れなくてもよい)、プライマリセル(Primary Cell,PCell)、プライマリセカンダリセル(Primary Secondary Cell,PSCell)、他のSCellのような他セルで送信してもよい。
(実施例5)
【0157】
当該実施例は主として第2MAC CEの一種の可能な状況を紹介し、当該実施例中の第2MAC CEは、一つ又は複数のTRSリソース(シングルセル用(for single cell))或いはリソースセットに対応するTCI状態のアクティブ化、或いは、一つ又は複数のTRS及び一つ又は複数のTCI状態の同時アクティブ化に用いることができる。
【0158】
当該実施例において、第2MAC CEはMACサブヘッダに含まれるLCIDドメイン又はeLCIDドメインにより識別する。前記第2MAC CEは長さ可変なものであっても、固定長さのものであってもよく、ここで限定されない。第2MAC CEはTRSに対応するTCI状態のアクティブ化に用いられ、以下の少なくとも一項のドメインを含む。
【0159】
サービングセルIDドメイン/BWP IDドメイン/重複ドメイン/重複回数ドメイン/ TRSオフセットドメイン/Cドメイン。使用方法は実施例4と同じである。
【0160】
TRS(set)IDドメイン。使用方法は実施例4と同じである。このドメインが現れない場合に、当該第2MAC CEは現在アクティブ化状態にあり又はアクティブ化されようとするTRSに適用される。
【0161】
A/Dドメイン。使用方法は実施例4と同じである。選択可能に、このドメインが現れなく、対応するTRS(set)IDドメインで指示されたTRSがアクティブ化状態にあれば、当該第2MAC CEはTRSのアクティブ化に用いられず、逆には、対応するTRS(set)IDドメインで指示されたTRSが非アクティブ化状態にあれば、当該MAC CEはTRSのアクティブ化に使用可能である。
【0162】
TRS(set)ビットマップドメイン:使用方法は実施例4と同じである。このドメインが現れない場合に、当該第2MAC CEは現在アクティブ化状態にあり又はアクティブ化されようとするTRSに適用される。
【0163】
TCI状態IDドメイン:このドメインは、1~複数のTCI状態のIDであり(例えば、TCI状態ID(TCI-State Id)であり、選択可能に、予め配置されたTCI状態は、一時的基準信号に専属するもの、又は、物理下りリンク共有チャネル配置(PDSCH-Config)に配置されたTCI状態、又は、PDCCH-Configに配置されたTCI状態であってもよい)、アクティブ化されるTRSリソースのQCLソースを指示するために用いられる。例えば、TCI状態 ID0がTRS IDドメイン中の1番目のTRSリソースのTCI状態を指示し、TCI状態 ID1が2番目を指示する等である。選択可能に、A/DドメインがTRSリソースを非アクティブ化することを指示する時に、このドメインが現れない。
【0164】
TCI状態IDi,jドメイン:このドメインはDCI伝送配置指示(Transmission configuration indication)フィールドのi番目のコードポイントのj番目のTCI状態のIDを指示するために用いられる。
【0165】
第1Tiドメイン:このドメインはTCI状態i(TCI-State Id=i)のアクティブ化/非アクティブ化状態を指示するために用いられる。このドメインはbitmapのフォーマットで複数のTCI状態の状態を指示することができる。例えば、T1値が第1値であれば、TCI状態iの状態がアクティブ化状態であることを意味し、T1値が第2値であれば、非アクティブ化状態であることを意味する。選択可能に、T1値が第1値であれば、更に、対応するTCI状態を、DCI事前定義フィールド(例えば、伝送配置指示フィールド(Transmission Configuration Indication field))の一つのコードポイントにマッピングする必要があることを意味する。現れた位置によりマッピングすることができる。
【0166】
Resource IDi:TRSのQCLソースのリソースIDを指示するために用いられる。
【0167】
Resource Serving Cell IDi:Resource IDiがどのサービングセルに位置するかを指示するために用いられる。
【0168】
Resource BWP IDi:Resource IDiの所在するサービングセルに対応するBWPを指示するために用いられる。
【0169】
第2Tiドメイン:このドメインはRRCにより予め配置された非周期トリガ状態(Aperiodic Trigger States configured within aperiodicTriggerStateList)の選択状態を指示するために用いられる。bitmapのフォーマットで指示することができる。例えば、T0が予め配置された非周期トリガ状態list中の1番目のトリガ状態を表し、T1が2番目を表す等である。T0が第1値(例えば、1)に設定された時に、それに対応する非周期トリガ状態をDCI事前定義フィールド(例えば、CSIリクエストフィールド(CSI request field))の一つのコードポイントにマッピングする必要があることを意味する。現れた位置によりマッピングすることができる。
【0170】
第2MAC CEがアクティブ化するTCI状態が1つであれば、前記非周期一時的基準信号(Aperiodic -TRS,AP-TRS)のQCLが当該TCI状態に対応し、第2MAC CEがアクティブ化するTCI状態がN>1個であれば、前記AP-TRSがN個であり、各AP-TRSのQCLがそれぞれN個のTCI状態に対応し、又は、前記AP-TRSが1<=M<N個であり、QCLがそれぞれN個のTCI状態中のM個のTCI状態に対応し、そのうち、M個のTCI状態がデフォルト設定されたTCI状態であってもよく、例えばコードポイントインデックスが一番小さいコードポイントで指示されたTCI状態又はTCIインデックスが一番小さいTCI状態である。
【0171】
更に、一つ又は複数のTRSリソース又はリソースセットと一つ又は複数のTCI状態との間に対応関係があり、更に、TRSはTCI状態中に配置されたRSであり、又はTCI状態中に配置されたRSに対応するQCLソースである。
【0172】
図8~
図10に示すように、
図8~
図10は実施例5で紹介した第2MAC CEのいくつかの例である。その中、
図9中のTドメインはTCI状態ビットマップの方式を用いて、アクティブ化、非アクティブ化されるTRSのTCI状態を指示することを表す。
(実施例6)
【0173】
当該実施例は主として第2MAC CEの一種の可能な状況を紹介し、当該実施例中の第2MAC CEは複数のサービングセルのTRS及び/又は対応するTCI状態のアクティブ化に使用可能であり、更に対応するサービングセルのアクティブ化に使用可能である。
【0174】
第2MAC CEはMACサブヘッダに含まれるLCIDドメイン又はeLCIDドメインにより識別する。第2MAC CEは長さ可変なものであっても、固定長さのものであってもよく、ここで限定されない。第2MAC CEは以下の少なくとも一項のドメインを含む。
【0175】
Ciドメイン:ServCellIndex iにより識別されるサービングセルに対応するTRS又はTCI状態for TRS情報が現れるか否かを指示するために用いられ、値が1であれば、現れることを意味し、そうでなければ、現れない。ServCellIndexにより、対応するTRS又はTCI状態情報を含むバイトは昇順で現れる。
【0176】
長さドメイン:第2MAC CEのバイト数を指示するために用いられる。
【0177】
各サービングセルのTRS/TCI状態情報は、即ち実施例4と実施例5で紹介した第2MAC CE中の少なくとも一項ドメインである。
【0178】
選択可能に、その中、Ciドメイン又はサービングセルIDドメインで指示されたサービングセルに関して、当該サービングセルがMAC CEを受信した時に非アクティブ化状態にあれば、当該MAC CEは、更に、当該サービングセルをアクティブ化するために用いられる。
【0179】
【0180】
第2MAC CEは自セルで送信してもよく(この時にサービングセルIDが現れなくてもよい)、PCell、PSCell、他のSCellのような他セルで送信してもよい。
(実施例7)
【0181】
当該実施例は主として第2MAC CEの一種の可能な状況を紹介し、上述した各実施例で紹介した第2MAC CEの機能に加えて、当該実施例中の第2MAC CEは更に既存の非周期的CSI-RSリソースセットをアクティブ化でき、第2MAC CEは、以下の1)~3)の少なくとも一項を含んでもよい。
1)予め配置されたCSI-RSリソースセットをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するためのCSI-RSアクティブ化又は非アクティブ化情報。
2)アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのIDを指示するためのCSI-RS ID情報。
3)アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのQCLソースを指示するためのCSI-RSのTCI状態情報。
(実施例8)
【0182】
当該実施例は主としてRRCによるTRSリソース配置を紹介し、TRSリソース配置はサービングセル毎に、BWP毎に、セルグループ毎に配置されてもよい。TRSリソース配置は、以下の1)~3)の少なくとも一項を含む。
1)一つ又は複数のTRS。各TRSはTRS IDにより識別する。
2)一つ又は複数のTRSリソースセット。各TRSリソースセットはTRSリソースセットIDにより識別する。
3)一つ又は複数のTRSリソースセットのリスト(TRS resource set list)。当該リストは複数のTRSリソースセットを含む。
【0183】
当該実施例において、TRSリソースセット/TRSリソース配置には、以下の少なくとも一項を含んでもよい。
【0184】
絶対的時間領域位置:TRS resource/TRS resource setが(初回に)現れる時間単位を指示する(時間単位は例えばslot、シンボルである)。
【0185】
絶対的時間領域区間:区間は開始位置と長さによって指示してもよく、長さは更にプロトコルに基づいて規定してもよい。
【0186】
TRS resource数又はTRS resource set数。
【0187】
第1時間領域オフセット量:第1時間領域位置とTRS resource/TRS resource setを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示する。そのうち、第1時間領域位置は、TRS resource/TRS resource setアクティブ化コマンド(RRC/MAC CE/DCI)を含む時間単位、又は、UEが対応する上りリンクフィードバックを送信する時間単位であってもよい。ネットワークが当該パラメータを配置しない場合に、UEは時間領域オフセット量が0であるか、プロトコルにより規定される値であると考える。
【0188】
第2時間領域オフセット量:TRS resource/TRS resource setを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示する。例えば、TRS resource/TRS resource setを伝送するslot内における、TRS resource/TRS resource setを(初回に)伝送するシンボルと1番目のシンボルとの間の時間領域オフセット量である。
【0189】
TRS resource/TRS resource setの伝送回数及び時間領域周期(伝送回数が1より大きい場合)。
【0190】
TRS resource/TRS resource setのアクティブ化/非アクティブ化指示。
【0191】
アクティブ化/非アクティブ化必要なTRS resource/TRS resource setのID。
【0192】
リソースの用途/目的:AGC、時間周波数追跡、CSI測定等。
【0193】
異なる測定目的用のTRSリソース間の時間領域オフセット量。
【0194】
QCL情報/TCI状態:TRS resource/TRS resource setに対応する少なくとも一つのTCI状態を指示するために用いられる。QCLソースはSSB又は他のRSであってもよい。
【0195】
TCI状態のアクティブ化/非アクティブ化指示。
【0196】
アクティブ化/非アクティブ化必要なTCI状態のID。
【0197】
説明必要なこととして、上記リソースは異なる測定目的に合わせて別々に配置してもよい。
【0198】
その中、上記の時間単位はここで限定されず、例えば、スロットレベル、シンボルレベル、ミリ秒レベル等であってもよい。
【0199】
以上、
図2~
図12を参照して本出願の実施例による基準信号の伝送方法を詳細に説明した。以下、
図13を参照して本出願の別の実施例による基準信号の伝送方法を詳細に説明する。ネットワーク側機器から説明したネットワーク側機器と端末とのインタラクションは
図2に示す方法中の端末側の説明と同じであることが理解でき、重複説明を回避するために、関連する説明は適切に省略する。
【0200】
図13は本出願の実施例の基準信号の伝送方法を実現するフローチャートであり、それはネットワーク側機器に適用できる。
図13に示すように、当該方法1300は下記のステップS1302を含む。
【0201】
S1302:ネットワーク側機器が第1指示情報を送信し、第1指示情報は、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられる。
【0202】
ここで、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。
【0203】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器は第1指示情報を送信し、端末は、受信した第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定し、当該目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。本出願の実施例は、目標基準信号リソースの伝送/伝送キャンセルの実現に有利であり、目標サービングセルのアクティブ化の加速に有利であり、目標サービングセルの伝送効率又は安定性の向上に有利である。
【0204】
選択可能に、一実施例として、前記目標基準信号リソース、前記目標TCI状態、前記目標サービングセル及び前記第1TCI状態は、以下の1)~8)のマッピング関係の少なくとも一項を満たす。
1)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。
2)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。
3)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
4)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。
5)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
6)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。
7)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応する。
8)一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
【0205】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は、端末が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することに用いられ、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、以下の1)~8)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
8)前記目標基準信号リソースに対応する帯域幅部分BWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0206】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は、端末が少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することに用いられ、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、以下の1)~6)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0207】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は第1MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第1MAC CEシグナリングは、以下の1)~5)の少なくとも一項であってもよい。
1)少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
4)少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
5)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
【0208】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第2MAC CEシグナリングは、以下の1)~8)のドメインの少なくとも一項を含んでもよい。
1)前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメイン。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメイン。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメイン。
4)前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメイン。
5)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメイン。
6)前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメイン。
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメイン。
8)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメイン。
【0209】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は、更に、以下の1)~3)の少なくとも一項を前記端末が決定することに用いられる。
1)少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化する。
2)少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化する。
3)前記BWP IDドメインで指示されたBWPをアクティブ化する。
【0210】
選択可能に、一実施例として、前記目標基準信号リソース指示ドメインは、以下のa)~i)のドメインの少なくとも一項を含む。
a)前記目標基準信号リソース指示ドメインの長さを指示するための第2長さドメイン。
b)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの目的又は用途を指示するための目標基準信号リソース目的ドメイン。
c)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための少なくとも一つの第1アクティブ化状態ドメイン。
d)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられ、或いは、アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態に対応する前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられる少なくとも一つの目標基準信号リソースIDドメイン。
e)その中の所定長さのビットが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第5関連情報を指示するためのものである目標基準信号リソースビットマップドメイン。
f)アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数が1より大きいか否かを指示するための重複ドメイン。
g)アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数を指示するための重複伝送回数ドメイン。
h)アクティブ化される前記第1基準信号に関連する時間領域オフセット量を指示するための目標基準信号リソース時間領域オフセットドメイン。
i)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの数を指示するための目標基準信号リソース数量ドメイン。
【0211】
選択可能に、一実施例として、前記目標TCI状態指示ドメインは、以下のa)~i)のドメインの少なくとも一項を含む。
a)前記目標TCI状態指示ドメインの長さを指示するための第3長さドメイン。
b)少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための第2アクティブ化状態ドメイン。
c)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態のIDを指示するための目標TCI状態IDドメイン。
d)その中の所定長さのビットが、前記ビットに対応する前記目標TCI状態の、アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む目標状態を指示するためのものである目標TCI状態ビットマップドメイン。
e)アクティブ化又は非アクティブ化される下りリンク制御情報DCI伝送配置指示フィールド中のi番目のコードポイントのj番目の前記目標TCI状態のIDを指示するための第2TCI状態IDi,jドメイン。
f)前記目標基準信号リソースの擬似コロケーションQCLソースを提供することに用いられる第1リソースのリソースIDを指示するための第1リソースIDドメイン。
g)前記第1リソースの所在するサービングセルを指示するための第1リソースサービングセルドメイン。
h)前記第1リソース又は前記第1リソースの所在するサービングセルに対応するBWPを指示するための第1リソースBWP IDドメイン。
i)その所定長さのビットが前記ビットに対応する非周期トリガ状態の選択状態を指示するためのものである非周期トリガ状態ビットマップドメイン。
【0212】
選択可能に、一実施例として、前記第3関連情報は、以下のa)~d)の少なくとも一項を含む。
a)アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標サービングセルの目標状態。
b)前記目標サービングセルに対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否か。
c)前記目標サービングセルに対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否か。
d)前記目標サービングセルに対応する前記BWP IDドメインが現れるか否か。
【0213】
選択可能に、一実施例として、前記第4関連情報は、以下のa)~c)の少なくとも一項を含む。
a)アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記第1TCI状態の目標状態。
b)前記第1TCI状態に対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否か。
c)前記第1TCI状態に対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否か。
【0214】
選択可能に、一実施例として、前記第5関連情報は、以下のa)~c)の少なくとも一項を含む。
a)アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標基準信号の目標状態。
b)前記目標基準信号に対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否か。
c)前記目標基準信号に対応する前記第1TCI状態IDドメイン又は前記第1TCI状態ビットマップドメインが現れるか否か。
【0215】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は更にCSI-RSリソースをアクティブ化するために用いられ、前記第1指示情報は、以下の1)~3)の少なくとも一項を更に含む。
1)予め配置されたCSI-RSリソースセットをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するためのCSI-RSアクティブ化又は非アクティブ化情報。
2)アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのIDを指示するためのCSI-RS ID情報。
3)アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのQCLソースを指示するためのCSI-RSのTCI状態情報。
【0216】
選択可能に、一実施例として、前記ネットワーク側機器が第1指示情報を送信するステップの前に、前記方法は、前記ネットワーク側機器が第1配置情報を送信するステップを更に含み、前記第1配置情報は、前記目標基準信号リソースの配置情報と、前記目標TCI状態の配置情報との少なくとも一項を含む。
【0217】
選択可能に、一実施例として、前記目標基準信号リソースは、以下の1)~3)の少なくとも一項を含む。
1)一つ又は複数の目標基準信号。
2)それぞれ一つ又は複数の目標基準信号を含んでもよい一つ又は複数の目標基準信号集合。
3)それぞれ一つ又は複数の目標基準信号を含んでもよい一つ又は複数の目標基準信号集合のリスト。
【0218】
選択可能に、一実施例として、前記第1配置情報は、以下の1)~11)の少なくとも一項を含む。
1)前記目標基準信号リソースが現れる絶対的時間領域位置又は区間。
2)前記目標基準信号リソースの数量情報。
3)第1時間領域位置と前記目標基準信号リソースを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示するための第1時間領域オフセット量情報。
4)前記目標基準信号リソースを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示するための第2時間領域オフセット量情報。
5)前記目標基準信号リソースの伝送回数及び時間領域周期情報。
6)前記目標基準信号リソースのアクティブ化又は非アクティブ化指示情報。
7)アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標基準信号リソースのID。
8)前記目標基準信号リソースの用途又は目的情報。
9)異なる測定目的用の前記目標基準信号リソース間の時間領域オフセット量。
10)前記目標TCI状態のアクティブ化又は非アクティブ化指示情報。
11)アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標TCI状態のID。
【0219】
説明必要なこととして、本出願の実施例で提供された基準信号の伝送方法の実行主体は、基準信号の伝送装置であっても、当該基準信号の伝送装置における基準信号の伝送方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例において、基準信号の伝送装置が基準信号の伝送方法を実行することを例として、本出願の実施例で提供された基準信号の伝送装置を説明する。
【0220】
図14は本出願の実施例による基準信号の伝送装置の構成模式図であり、当該装置は他の実施例中の端末に対応可能である。
図14に示すように、装置1400は、下記の受信モジュール1402及び決定モジュール1404を含む。
【0221】
受信モジュール1402は、第1指示情報を受信することに用いられる。
【0222】
決定モジュール1404は、前記第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定することに用いられる。
【0223】
ここで、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。
【0224】
本出願の実施例では、装置1400は、受信した第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定し、当該目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。本出願の実施例は、目標基準信号リソースの伝送/伝送キャンセルの実現に有利であり、目標サービングセルのアクティブ化の加速に有利であり、目標サービングセルの伝送効率又は安定性の向上に有利である。
【0225】
選択可能に、一実施例として、前記目標基準信号リソース、前記目標TCI状態、前記目標サービングセル及び前記第1TCI状態は、以下の1)~8)のマッピング関係の少なくとも一項を満たす。
1)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。
2)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。
3)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
4)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。
5)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
6)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。
7)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応する。
8)一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
【0226】
選択可能に、一実施例として、前記決定モジュール1404は前記第1指示情報により、少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定し、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、以下の1)~8)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
8)前記目標基準信号リソースに対応する帯域幅部分BWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0227】
選択可能に、一実施例として、前記決定モジュール1404は前記第1指示情報により、少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定し、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、以下の1)~6)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0228】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は第1MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第1MAC CEシグナリングは、以下の1)~5)の少なくとも一項であってもよい。
1)少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
4)少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
5)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
【0229】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第2MAC CEシグナリングは、以下の1)~8)のドメインの少なくとも一項を含んでもよい。
1)前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメイン。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメイン。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメイン。
4)前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメイン。
5)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメイン。
6)前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメイン。
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメイン。
8)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメイン。
【0230】
本出願の実施例による装置1400については、本出願の実施例の方法200に対応する手順を参照でき、そして、当該装置1400中の各ユニット/モジュールと上記の他の操作及び/又は機能はそれぞれ方法200中の対応手順を実現するためのものであり、且つ同じ又は同等な技術効果を達成でき、簡潔にするために、ここで詳細な説明は省略する。
【0231】
本出願の実施例における基準信号の伝送装置は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよいし、端末における素子、集積回路又はチップであってもよい。当該装置又は電子機器は、携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例として、携帯型端末は以上で挙げられた端末11の種類を含んでもよいが、それらに限定されなく、非携帯型端末は、サーバ、ネットワークアタッチドストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビ(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定されない。
【0232】
本出願の実施例で提供された基準信号の伝送装置は
図2~
図13の方法実施例で実現する各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成することができ、簡潔にするために、ここで重複説明は省略する。
【0233】
図15は本出願の実施例による基準信号の伝送装置の構成模式図であり、当該装置は他の実施例中のネットワーク側機器に対応可能である。
図15に示すように、装置1500は下記の送信モジュール1502を備える。
【0234】
送信モジュール1502は、第1指示情報を送信するに用いられる、前記第1指示情報は、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられる。
【0235】
ここで、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。
【0236】
本出願の実施例では、装置1500は、第1指示情報を送信し、端末は、受信した第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定し、当該目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。本出願の実施例は、目標基準信号リソースの伝送/伝送キャンセルの実現に有利であり、目標サービングセルのアクティブ化の加速に有利であり、目標サービングセルの伝送効率又は安定性の向上に有利である。
【0237】
選択可能に、一実施例として、前記目標基準信号リソース、前記目標TCI状態、前記目標サービングセル及び前記第1TCI状態は、以下の1)~8)のマッピング関係の少なくとも一項を満たす。
1)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。
2)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。
3)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
4)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。
5)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
6)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。
7)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応する。
8)一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
【0238】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は、端末が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することに用いられ、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、以下の1)~8)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
8)前記目標基準信号リソースに対応する帯域幅部分BWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0239】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は、端末が少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することに用いられ、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、以下の1)~6)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0240】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は第1MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第1MAC CEシグナリングは、以下の1)~5)の少なくとも一項であってもよい。
1)少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
4)少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
5)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
【0241】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第2MAC CEシグナリングは、以下の1)~8)のドメインの少なくとも一項を含んでもよい。
1)前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメイン。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメイン。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメイン。
4)前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメイン。
5)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメイン。
6)前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメイン。
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメイン。
8)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメイン。
【0242】
本出願の実施例による装置1500については、本出願の実施例の方法1300に対応する手順を参照でき、そして、当該装置1500中の各ユニット/モジュールと上記の他の操作及び/又は機能はそれぞれ方法1300中の対応手順を実現するためのものであり、且つ同じ又は同等な技術効果を達成でき、簡潔にするために、ここで詳細な説明は省略する。
【0243】
選択可能に、
図16に示すように、本出願の実施例は、プロセッサ1601と、メモリ1602と、メモリ1602に記憶されて前記プロセッサ1601で実行可能なプログラム又はコマンドとを備える通信機器1600を更に提供し、例えば、当該通信機器1600が端末である時に、当該プログラム又はコマンドがプロセッサ1601により実行されると、上記基準信号の伝送方法の実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できる。当該通信機器1600がネットワーク側機器である時に、当該プログラム又はコマンドがプロセッサ1601により実行されると、上記基準信号の伝送方法の実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成でき、簡潔にするために、ここで重複説明は省略する。
【0244】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースを備える端末であって、プロセッサは第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定するために用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられ、通信インタフェースは第1指示情報を受信するために用いられる、端末を更に提供する。当該端末実施例は上記端末側方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施工程と実現形態はいずれも当該端末実施例に適用可能で、且つ同様な技術効果を達成できる。具体的には、
図17は本出願の実施例を実現する一端末のハードウェア構成の模式図である。
【0245】
当該端末1700は、高周波ユニット1701、ネットワークモジュール1702、オーディオ出力ユニット1703、入力ユニット1704、センサ1705、表示ユニット1706、ユーザ入力ユニット1707、インタフェースユニット1708、メモリ1709及びプロセッサ1710等のうちの少なくとも一部の素子を含むが、それらに限定されない。
【0246】
端末1700は各素子に給電する電源(例えば、電池)を更に含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ1710に論理的に接続し、更に電源管理システムによって充放電の管理及び電力消費管理等の機能を実現できることが当業者に理解される。
図17に示す端末構成は端末を限定するためのものではなく、端末は、図面よりも多く又は少ない素子を含んでもよく、又は何らかの素子を組み合わせてもよく、又は異なる素子配置にしてもよく、ここで詳細な説明を省略する。
【0247】
本出願に係る実施例では、入力ユニット1704は、ビデオ獲得モード又は画像獲得モードで画像獲得装置(例えば、カメラ)により取得した静的画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)17041と、マイクロホン17042とを含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット1706は表示パネル17061を含んでもよく、表示パネル17061は液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形式で配置してもよい。ユーザ入力ユニット1707はタッチパネル17071及び他の入力デバイス17072を含む。タッチパネル17071はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル17071は、タッチ検出装置及びタッチ制御器という2つの部分を含んでもよい。他の入力デバイス17072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、これらに限定されなく、ここで詳細な説明を省略する。
【0248】
本願の実施例において、高周波ユニット1701は、ネットワーク側デバイスからのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ1710で処理し、また、アップリンクのデータをネットワーク側デバイスに送信する。通常、高周波ユニット1701は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。
【0249】
メモリ1709は、ソフトウェアプログラム又はコマンド及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ1709は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション又はコマンド(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能な、プログラム又はコマンドを記憶する領域及びデータ記憶領域を主に含んでもよい。また、メモリ1709は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、非一時的メモリを含んでもよく、そのうち、非一時的メモリは、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的ソリッドステート記憶デバイスが挙げられる。
【0250】
プロセッサ1710は1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、選択可能に、プロセッサ1710に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション又はコマンド等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理し、例えばベースバンドプロセッサであるモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ1710に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0251】
ここで、高周波ユニット1701は、第1指示情報を受信することに用いられる。
【0252】
プロセッサ1710は、第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定することに用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。
【0253】
本出願の実施例では、端末は、受信した第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定し、当該目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。本出願の実施例は、目標基準信号リソースの伝送/伝送キャンセルの実現に有利であり、目標サービングセルのアクティブ化の加速に有利であり、目標サービングセルの伝送効率又は安定性の向上に有利である。
【0254】
本出願の実施例で提供された端末1700は更に上記基準信号の伝送方法の実施例の各工程を実現でき、且つ同様な技術効果を達成でき、簡潔にするために、ここで重複説明は省略する。
【0255】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースを備えるネットワーク側機器であって、通信インタフェースは第1指示情報を送信するために用いられ、前記第1指示情報は、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、ネットワーク側機器を更に提供する。当該ネットワーク側機器実施例は上記ネットワーク側機器方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施工程と実現形態はいずれも当該ネットワーク側機器実施例に適用可能であり、且つ同様な技術効果を達成できる。
【0256】
具体的には、本願の実施例は、更にネットワーク側機器を提供する。
図18に示すように、当該ネットワーク側機器1800は、アンテナ181、高周波装置182、ベースバンド装置183を含む。アンテナ181が高周波装置182に接続される。アップリンク方向において、高周波装置182はアンテナ181を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置183に送信して処理させる。ダウンリンク方向において、ベースバンド装置183は送信される情報を処理し、且つ高周波装置182に送信し、高周波装置182は受信した情報を処理してからアンテナ181を経由して送信する。
【0257】
上記周波帯処理装置はベースバンド装置183にあってもよく、上記実施例でネットワーク側デバイスが実行する方法はベースバンド装置183で実現でき、当該ベースバンド装置183はプロセッサ184とメモリ185を含む。
【0258】
ベースバンド装置183は、例えば、複数のチップを設置した少なくとも1つのベースバンドボードを含んでもよく、
図18に示すように、その中の1つのチップは、例えば、メモリ185に接続されてメモリ185中のプログラムを呼び出して、上記方法実施例に示されたネットワーク側機器の操作を実行するプロセッサ184である。
【0259】
当該ベースバンド装置183は、高周波装置182と情報をやり取りするためのネットワークインタフェース186を更に含んでもよく、当該インタフェースは、例えば、共通公衆無線インタフェース(common public radio interface;CPRIと略称する)である。
【0260】
具体的には、本出願の実施例のネットワーク側機器は、メモリ185に記憶されてプロセッサ184で実行可能なコマンド又はプログラムを更に備え、プロセッサ184はメモリ185中のコマンド又はプログラムを呼び出して、
図15に示す各モジュールが実行する方法を実行させ、且つ同様な技術効果を達成することができ、重複説明を回避するために、ここで詳細に説明しない。
【0261】
本出願の実施例は、プログラム又はコマンドを記憶している可読記憶媒体であって、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、上記基準信号の伝送方法の実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できる可読記憶媒体を更に提供し、簡潔にするために、ここで重複説明は省略する。
【0262】
前記プロセッサは上記実施例に記載の端末におけるプロセッサであってもよい。前記可読記憶媒体は、例えば、コンピュータ読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0263】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースを備えるチップであって、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して上記基準信号の伝送方法の実施例の各工程を実現するためのものであり、且つ同様な技術効果を達成できるチップを更に提供し、簡潔にするために、ここで重複説明は省略する。
【0264】
本出願に係る実施例に記載のチップは、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼んでもよいことを理解すべきである。
【0265】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含むようになる点である。特に断らない限り、語句「一つの…を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。なお、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法と装置の範囲は示されたり、検討された順序で機能を実行するように限定されることがなく、関わる機能に応じて基本的に同時な方式又は反対の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば、記述された順序と異なる順序で記述された方法を実行することができ、更に各種のステップの追加、省略又は組合せも可能である点である。なお、一部の例を参照して記述された特徴は他の例に組み合わせることができる。
【0266】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はコンピュータソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク側機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0267】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本発明は、2021年6月25日に中国特許庁に提出した、出願番号が202110713239.3、発明の名称が「基準信号の伝送方法及び機器」の中国特許出願の優先権を主張し、当該出願の全ての内容は引用によって本発明に取り込まれている。
【0002】
本出願は、通信の技術分野に属し、具体的には、基準信号の伝送方法及び機器に関する。
【背景技術】
【0003】
端末はセカンダリセル(Secondary Cell,SCell)アクティブ化コマンドを受信した時に、SCellのアクティブ化過程で、一般にネットワーク側機器が送信した追跡基準信号により当該SCellの下りリンクチャネルに対して自動利得制御と時間周波数同期を行う必要がある。追跡基準信号はネットワーク側機器が周期的に送信するものであり、これは大きいSCellアクティブ化遅延又は過大なシグナリングオーバーヘッドをもたらす。例えば、追跡基準信号の周期が長過ぎる場合、端末はSCellアクティブ化コマンドを受信する時に追跡基準信号を逃しやすく、そのため、次の追跡基準信号周期まで待つ必要があり、SCellのアクティブ化遅延が大きくなり、更に例えば、追跡基準信号の送信周期を短縮すれば、更に大きいシグナリングオーバーヘッドをもたらす可能性がある。
【0004】
これに鑑みて、関連技術において、新たな基準信号リソースを導入して上記問題を解決することについての検討が行われており、例えば、SCellアクティブ化過程で一時的基準信号リソースを用いて自動利得制御と時間周波数同期等を行って、SCellのアクティブ化の完成を加速する。しかしながら、新たな基準信号リソースを導入する場合に、当該基準信号リソースをどのように伝送するかはまだ解決されていない技術問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例は、基準信号リソースの伝送をどのように実現するかという問題を解決できる、基準信号の伝送方法及び機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様において、端末が第1指示情報を受信するステップと、前記第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定するステップとを含み、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送方法を提供する。
【0007】
第2態様において、ネットワーク側機器が第1指示情報を送信するステップを含み、前記第1指示情報は、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送方法を提供する。
【0008】
第3態様において、第1指示情報を受信するために用いられる受信モジュールと、前記第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定するために用いられる決定モジュールとを備え、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送装置を提供する。
【0009】
第4態様において、第1指示情報を送信するために用いられる送信モジュールを備え、前記第1指示情報は、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送装置を提供する。
【0010】
第5態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備える端末であって、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法を実現する、端末を提供する。
【0011】
第6態様において、プロセッサ及び通信インタフェースを備える端末であって、前記プロセッサは、第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定するために用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられ、前記通信インタフェースは第1指示情報を受信するために用いられる、端末を提供する。
【0012】
第7態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備えるネットワーク側機器であって、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第2態様に記載の方法を実現する、ネットワーク側機器を提供する。
【0013】
第8態様において、プロセッサ及び通信インタフェースを備えるネットワーク側機器であって、前記通信インタフェースは第1指示情報を送信するために用いられ、前記第1指示情報は、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、ネットワーク側機器を提供する。
【0014】
第9態様において、プログラム又はコマンドを記憶している可読記憶媒体であって、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法を実現するか、第2態様に記載の方法を実現する、可読記憶媒体を提供する。
【0015】
第10態様において、プロセッサと通信インタフェースを備えるチップであって、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して第1態様に記載の方法を実現するか、第2態様に記載の方法を実現するためのものである、チップを提供する。
【0016】
第11態様において、非一時的記憶媒体に記憶されているコンピュータプログラム/プログラム製品であって、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて第1態様に記載の方法を実現するか、第2態様に記載の方法を実現する、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本出願の実施例では、端末は、受信した第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定し、当該目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。本出願の実施例は、目標基準信号リソースの伝送/伝送キャンセルの実現に有利であり、目標サービングセルのアクティブ化の加速に有利であり、目標サービングセルの伝送効率又は安定性の向上に有利である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本出願の実施例による無線通信システムの模式図である。
【
図2】本出願の実施例による基準信号の伝送方法の模式的フローチャートである。
【
図3】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図4】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図5】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図6】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図7】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図8】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図9】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図10】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図11】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図12】本出願の実施例によるMAC CEシグナリングフォーマット模式図である。
【
図13】本出願の実施例による基準信号の伝送方法の模式的フローチャートである。
【
図14】本出願の実施例による基準信号の伝送装置の構成模式図である。
【
図15】本出願の実施例による基準信号の伝送装置の構成模式図である。
【
図16】本出願の実施例による通信機器の構成模式図である。
【
図17】本出願の実施例による端末の構成模式図である。
【
図18】本出願の実施例によるネットワーク側機器の構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が得た他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0020】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は先後順序を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきである、また、「第1」、「第2」で区別する対象は一般に一種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第1対象は1つであってもよいし、複数であってもよい。また、明細書および特許請求の範囲において「および/または」は、接続している対象のうちの少なくとも1つを示し、符号の「/」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを示す。
【0021】
指摘すべきことは、本出願に係る実施例に記載の技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/LTEの発展型(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、更に、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access,TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)のような他の無線通信システム及び他のシステムに利用可能である点である。本出願に係る実施例における「システム」と「ネットワーク」という用語は一般に相互に交換して使用することができ、記述される技術は上述したシステムと無線電信技術に用いてもよいし、他のシステムと無線電信技術に用いてもよい。但し、以下の記述では例示するためにニューラジオ(New Radio,NR)システムを記述し、且つ以下の大部分の記述においてNR用語を使用するが、これらの技術はNRシステム以外に適用可能であり、例えば第6世代(6th Generation,6G)通信システムにも適用可能である。
【0022】
図1は本出願の実施例で適用できる無線通信システムの模式図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12を備える。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment,UE)と呼ばれてもよく、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Computer)、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルディジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、携帯情報端末、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device,MID)、ウェアラブル機器(Wearable Device)又は車載装置(VUE)、歩行者端末(PUE)等の端末側機器であってもよく、ウェアラブル機器は、スマートウォッチ、ブレスレット、イヤホン、メガネ等を含む。本出願に係る実施例では端末11の具体的な種類が限定されないことは説明必要である。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、その中で、基地局は、ノードB、発展型ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、Bノード、発展型Bノード(eNB)、次世代ノードB(gNB)、家庭用Bノード、家庭用発展型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は前記分野中の他のある適切な用語で称してもよく、同じ技術効果を達成できれば、前記基地局は特定の技術用語に限定されるものではなく、本出願に係る実施例では、NRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的な種類が限定されないことは説明必要である。
【0023】
以下、図面を参照しながら、いくつかの実施例及びそのユースケースによって本出願の実施例で提供された基準信号の伝送方法及び機器を詳細に説明する。
【0024】
図2に示すように、本出願の実施例は、基準信号の伝送方法200を提供し、当該方法は端末によって実行でき、言い換えると、当該方法は端末に実装されているソフトウェア又はハードウェアによって実行でき、当該方法は下記のステップS202及びステップS204を含む。
【0025】
S202:端末が第1指示情報を受信する。
【0026】
当該実施例において、第1指示情報は、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)シグナリング、メディアアクセス制御制御要素(Media Access Control-Control Element,MAC CE)シグナリング及び下りリンク制御情報(Downlink Control Information,DCI)シグナリング等の少なくとも一項に含めて伝送されてもよい。
【0027】
第1指示情報は、目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化する(或いは、目標基準信号の受信をトリガし又はトリガしないとも言う)ために用いられ、及び/又は、目標基準信号リソースに関連する目標伝送配置指示(Transmission Configuration Indicator,TCI)状態をアクティブ化又は非アクティブ化するために用いられる。
【0028】
一実施形態として、第1指示情報は目標基準信号(リソース)の受信をトリガするか否かを明確に指示してもよく、或いは、端末が第1指示情報を受信した時に目標基準信号の受信をトリガすることを意味し、第1指示情報を受信していない時に目標基準信号の受信をトリガしない。
【0029】
当然ながら、第1指示情報は、例えば、目標サービングセルのアクティブ化等の他の用途を同時に有しても良い。一例において、第1指示情報は目標サービングセルアクティブ化シグナリングであってもよく、当該目標サービングセルアクティブ化シグナリングは目標サービングセルをアクティブ化することに使用でき、同時に、更に、目標サービングセルで伝送される目標基準信号リソース、及び当該目標基準信号リソースに関連する目標TCI状態をアクティブ化するために用いられる。
【0030】
本出願の各実施例に記載した、目標基準信号リソースが目標TCI状態に関連するというのは、具体的に、端末が当該目標TCI状態で指示された空間関連情報によって目標基準信号リソースを受信又は送信できることを指してもよい。例えば、端末が当該目標TCI状態で指示された空間関連情報によって、目標基準信号リソースの受信に使用するビームを決定する。
【0031】
上記目標基準信号リソースは少なくとも一つの基準信号を含んでも良いし、少なくとも一つの基準信号集合中の少なくとも一つの基準信号を含んでも良い。
【0032】
S204:第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定する。
【0033】
ここで、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、チャネル状態情報(Channel State Information,CSI)の取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、無線リンク監視(Radio Link Monitor,RLM)測定、無線リソース管理(Radio Resource Management,RRM)測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、自動利得制御(Automatic Gain Control,AGC)、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。
【0034】
本出願の各実施例に記載の目標基準信号リソースは、一時的基準信号(Temprory Reference Signal,TRS)であってもよいし、セカンダリセル快速アクティブ化のための基準信号(RS for fast SCell activation)等であってもよい。
【0035】
なお、目標基準信号は、例えば、時間周波数同期のための基準信号、ビーム測定のためのチャネル状態情報基準信号(Channel State Information Reference Signal,CSI-RS)、チャネル状態情報取得のためのCSI-RS、或いはタイミング取得のための基準信号(Reference Signal,RS)又は同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロック/同期信号ブロック(Synchronization Signal and PBCH block,SSB)、周期的RS、非周期的RSのような一種類の基準信号であってもよく、他のRSであってもよい。目標基準信号は更に多種類の基準信号の組合であってもよい。例えば、目標基準信号はCSI-RS、SSB及びTRSの組合であり、このようにして、目標基準信号によって、目標サービングセルのサーチ+目標サービングセルのアクティブ化を1工程で実現できる。更に例えば、目標基準信号はTRSとサウンディング基準信号(Sounding Reference Signal,SRS)の組合であり、このようにして、目標基準信号によって、上りリンクと下りリンク伝送のアクティブ化を同時に実現できる。
【0036】
第1TCI状態は、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)のTCI状態、物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH)のTCI状態、セミパーシステントCSI-RSリソースセットのTCI状態(又は擬似コロケーション(Quasi-Co-Location,QCL)情報)を含んでもよい。ネットワーク側が第1TCI状態をアクティブ化するコマンドを送信する時に、第1TCI状態アクティブ化過程で基準信号(例えば、SSB)を受信必要になる可能性があり、ネットワーク側で前記目標基準信号を配置し且つアクティブ化することは第1TCI状態のアクティブ化過程の加速に役立つ。
【0037】
このステップにおいて、端末は第1指示情報により、目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定する。目標基準信号リソースをアクティブ化すると決定した場合に、S204の後、端末は更に目標基準信号リソースを送信又は受信でき、目標基準信号リソースをアクティブ化し、目標TCI状態をアクティブ化すると決定した場合に、S204の後、端末は更に目標TCI状態で指示された空間関連情報(例えば、ビーム等)によって目標基準信号リソースを送信又は受信できる。
【0038】
一例において、S204の前に、少なくとも一つの目標サービングセルが非アクティブ化状態にあり、目標基準信号リソースはこの少なくとも一つの目標サービングセルの快速アクティブ化に使用可能であり、例えば、端末は、受信した目標基準信号リソースによって時間周波数追跡、タイミング取得、AGC等の操作を行って、この少なくとも一つの目標サービングセルの快速アクティブ化を実現することができる。
【0039】
別の例において、S204の前に、少なくとも一つの目標サービングセルがすでにアクティブ化状態に変換されており(例えば、RRCメッセージを受信してこの少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態に配置し、或いは、MAC CEシグナリングを受信してこの少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態に設定した)、そのように目標基準信号リソースは時間周波数追跡、タイミング取得、AGC等の操作に使用可能であり、それによってこの少なくとも一つのサービングセルのアクティブ化の完成又はデータ伝送を加速する。
【0040】
別の例において、S204の前に、少なくとも一つの目標サービングセルがアクティブ化状態にあり、目標基準信号リソースはこの少なくとも一つの目標サービングセルのCSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定等に使用可能であり、目標サービングセル通信品質の向上に役立つ。
【0041】
説明必要なこととして、本出願の各実施例に記載の目標基準信号リソースに関して、その中の「目標」は他の基準信号リソースと区別しやすくするためのものに過ぎず、具体的な意味を表すものではない。同じ理由によると、目標TCI状態及び目標サービングセルに関して、その中の「目標」も他のTCI状態及びサービングセルと区別しやすくするためのものである。
【0042】
本出願の各実施例に記載のTCI状態、例えば目標TCI状態、第1TCI状態等は、いずれもQCL情報等の他の空間関連情報を含んでも良い。一実施形態では、ネットワーク側機器は先に若干の目標TCI状態及び/又は若干の第1TCI状態を配置してもよく、各TCI状態はそれぞれ一つの識別子IDによって識別可能であり、その後にネットワーク側機器はTCI状態識別子IDによって、配置された目標TCI状態及び/又は第1TCI状態に対してアクティブ化又は非アクティブ化操作を実行することができる。別の実施形態では、ネットワーク側機器は、目標基準信号リソースと同じ又は類似的な空間情報(例えば、同じビーム)を有すると仮定する基準信号リソース(reference source又はQCL sourceと称してもよい)の識別子IDを直接端末に指示してもよい。選択可能に、このような場合に、reference source又はQCL sourceの所在するサービングセル及び/又は対応する帯域幅部分(BandWidth Part,BWP)を指示する。このようにして、端末はどのような下りリンク受信ビームを用いて目標基準信号を受信するかを分かることができる。
【0043】
目標基準信号リソースが少なくとも一つの目標サービングセルのアクティブ化に用いられる場合に、当該目標サービングセルは、セカンダリセルであってもよいし、プライマリセル、プライマリセカンダリセル、プライマリセルグループ、セカンダリセルグループ、特定セルグループ等であってもよい。
【0044】
「少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化する」ことは、若干の目標基準信号をアクティブ化すること、又は、若干の目標基準信号を非アクティブ化すること、又は、一部の目標基準信号をアクティブ化し且つ他の一部の目標基準信号を非アクティブ化することを含んでも良い。少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することはそれと同じであり、詳細な説明は省略する。
【0045】
本出願の実施例で提供された基準信号の伝送方法によれば、端末は、受信した第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定し、当該目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。本出願の実施例は、目標基準信号リソースの伝送/伝送キャンセルの実現に有利であり、目標サービングセルのアクティブ化の加速に有利であり、目標サービングセルの伝送効率又は安定性の向上に有利である。
【0046】
選択可能に、本出願の各実施例に記載の目標基準信号リソース、目標TCI状態、目標サービングセル及び第1TCI状態は、以下の1)~8)のマッピング関係の少なくとも一項を満たす。
1)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。例えば、端末は複数の目標TCI状態で指示された複数のビームによって目標基準信号リソースを同時に受信できる。前記複数のビームは同じサービングセルからのものであっても、異なるサービングセルからのものであってもよく、同じBWPに関連付けても、異なるBWPに関連付けてもよい。
2)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。例えば、目標基準信号リソースは一つ又は複数のサービングセルのアクティブ化過程の加速に使用可能である。目標基準信号リソースは目標サービングセルが送信するものであっても、目標サービングセル以外のサービングセルが送信するものであってもよい。
3)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。例えば、端末は一つの目標TCI状態で指示されたビームによって複数の目標基準信号リソースを受信できる。
4)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。例えば、当該目標TCI状態は少なくとも一つの前記目標サービングセルの空間関連情報を指示することに使用可能である。
5)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。例えば、一つの目標サービングセルをアクティブ化するには若干の目標基準信号リソースを受信する必要がある。
6)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。例えば、目標サービングセルは複数の空間関連情報を有することが可能である。
7)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応する。
例えば、一つの目標基準信号リソースは複数の第1TCI状態のアクティブ化に使用可能である。
8)一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。例えば、第1TCI状態をアクティブ化するには端末が複数の目標基準信号リソースを受信する必要がある。
【0047】
選択可能に、実施例200において、端末は第1指示情報により、少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定でき、第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送されてもよく、当該RRCシグナリングは、以下の1)~8)の少なくとも一項であってもよい。
【0048】
1)前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
【0049】
一例において、RRCシグナリングによって目標基準信号リソースを配置した後、目標基準信号リソースの全部又は一部を直ちにアクティブ化でき、又は、目標基準信号リソースに対応する配置情報が、前記目標基準信号リソースの配置情報に前記目標基準信号リソースのアクティブ化指示情報を含めたこと、前記目標基準信号リソースの配置情報にただ一つの目標基準信号リソースが含まれること、前記目標基準信号リソースの配置情報にアクティブ化又は非アクティブ化される目標基準信号の識別子を含めたこと、といった条件のいずれか一項を満たした時に、前記目標基準信号リソースをアクティブ化する。説明必要なこととして、本明細書において、一実施例又は一箇所の説明で紹介した方法は、その構想が本明細書の他の実施例と説明部分に適用可能であり、説明を簡潔にするために、以下で類似的な操作について重複して説明しない。
【0050】
前記目標基準信号リソースが、前記目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった前記目標サービングセルの工程に使用されるため、前記目標サービングセルのこれらの工程に関連する配置情報のイネーブル又はディスエーブルによって、目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することも可能である。
【0051】
2)前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
【0052】
3)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0053】
例えば、RRC再配置メッセージはセカンダリセル追加時にアクティブ化状態に配置する場合に、UEは当該RRC再配置メッセージを受信した後当該セカンダリセルに対応する目標基準信号リソースを直ちにアクティブ化することができる。更に、UEは配置された目標基準信号リソースを有する場合のみにアクティブ化操作を行う。更に例えば、RRC再配置メッセージはセカンダリセル追加時に非アクティブ化状態に配置する場合に、当該RRC再配置メッセージを受信した後、端末は当該セカンダリセルに対応する目標基準信号リソースをアクティブ化しない。一実施形態では、サービングセルが端末により自ら非アクティブ化した後(例えば、SCell非アクティブ化タイマー(SCell deactivation timer)がタイムオーバーした)、それに関連する目標基準信号リソースは非アクティブ化されてもよい。
【0054】
4)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0055】
5)前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0056】
目標基準信号リソースが目標サービングセル又は目標サービングセル以外の他のサービングセルに位置可能なので、これらの他のサービングセルのアクティブ化は目標基準信号リソースのアクティブ化をトリガでき、及び/又は、これらの他のサービングセルの非アクティブ化は目標基準信号リソースの非アクティブ化をトリガできる。
【0057】
6)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0058】
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0059】
8)前記目標基準信号リソースに対応するBWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0060】
説明必要なこととして、上記1)~8)は別々に異なるRRCシグナリングであってもよく、又は、上記1)~8)中の少なくとも両者は更に同じRRCシグナリングであってもよく、例えば、上記1)と2)は同一なRRCシグナリングであり、当該RRCシグナリングには目標基準信号リソースに対応する配置情報だけでなく、目標基準信号リソースに対応するアクティブ化指示情報も含めている。
【0061】
選択可能に、実施例200において、端末は第1指示情報により、少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定でき、第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送されてもよく、当該RRCシグナリングは、以下の1)~6)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0062】
説明必要なこととして、上記1)~6)は別々に異なるRRCシグナリングであってもよく、又は、上記1)~6)中の少なくとも両者は更に同じRRCシグナリングであってもよく、例えば、上記1)と2)は同一なRRCシグナリングであり、当該RRCシグナリングには目標TCI状態に対応する配置情報だけでなく、目標TCI状態に対応するアクティブ化指示情報も含めている。
【0063】
選択可能に、実施例200に記載の第1指示情報は第1MAC CEシグナリングに含めて伝送されてもよく、前記第1MAC CEシグナリングは、以下の1)~5)の少なくとも一項であってもよい。
1)少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
4)少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
5)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
【0064】
説明必要なこととして、上記1)~5)は別々に異なるMAC CEシグナリングであってもよく、又は、上記1)~5)中の少なくとも両者は更に同じMAC CEシグナリングであってもよい。そのうち、異なるMAC CEは異なる論理チャネル識別子(Logical Channel ID,LCID)ドメイン又は拡張論理チャネル識別子(Extended logic channel ID,eLCID)ドメインを用いて識別する。
【0065】
1)、2)、3)、5)はセカンダリセルアクティブ化/非アクティブ化MAC CEであってもよいし、特殊セルアクティブ化/非アクティブ化MAC CE又はセルグループアクティブ化/非アクティブ化MAC CEであってもよい。4)はPDSCH TCI状態アクティブ化/非アクティブ化MAC CE又はPDCCH TCI状態アクティブ化/非アクティブ化MAC CEであってもよいし、セミパーシステントCSI-RSリソースセットアクティブ化/非アクティブ化MAC CEであってもよい。一実施形態では、一つの目標TCI状態アクティブ化又は非アクティブ化用のMAC CEは目標基準信号をアクティブ化又は非アクティブ化するのを指示することにも使用可能である。
【0066】
選択可能に、実施例200に記載の第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送されてもよく、前記第2MAC CEシグナリングは、以下の1)~8)のドメインの少なくとも一項を含む。
【0067】
1)前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメイン。ここで、長さは前記第2MAC CEのOCTET数又はバイト数であってもよい。
【0068】
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメイン。
【0069】
本出願の各実施例では、目標基準信号リソースと目標基準信号リソースセットの呼び方は互に交換してもよく、どちらの呼び方を使用するかは、ネットワーク側で配置された目標基準信号リソースの構成に依存する。
【0070】
一実施形態では、目標基準信号リソース指示ドメインは少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示できる。別の実施形態では、第2MAC CEは若干の目標基準信号リソース指示ドメインを含めてもよく、そのうち、各目標基準信号リソース指示ドメインはそれぞれ一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するためのものである。
【0071】
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメイン。
【0072】
一実施形態では、目標TCI状態指示ドメインは少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示できる。別の実施形態では、第2MAC CEは若干の目標TCI状態指示ドメインを含めてもよく、そのうち、各目標TCI状態指示ドメインはそれぞれ一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するためのものである。
【0073】
4)前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメイン。
【0074】
選択可能に、指示されたサービングセルがある特定サービングセル集合に属すれば、当該MAC CEは当該サービングセル集合中の一部又は全部のサービングセルに適用可能である。選択可能に、目標サービングセル識別子IDドメインが現れない時に、当該MAC CEが特定サービングセル(例えば、特殊セル(Special Cell,SpCell))又は特定サービングセルグループ(例えば、プライマリセルグループ(Master Cell Group,MCG)又はセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group,SCG))に適用されることを意味してもよく、当然ながら、第2MAC CEのLCID又はeLCIDドメインは代替方法としてもよい。
【0075】
5)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメイン。
【0076】
ここで、ビットマップドメインはビットマップ(bitmap)のフォーマットであってもよく、各ビット又はビットブロックは対応する目標サービングセルの第3関連情報を指示するために用いられる。
【0077】
例えば、目標サービングセルビットマップドメインはCiドメインと表してもよく、ServCellIndex iにより識別されるサービングセルに対応する第3関連情報を指示するために用いられる。
【0078】
実際の応用で、上記4)と5)は一般に同時に現れることがなく、その一方が現れればよい。
【0079】
6)前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメイン。
【0080】
選択可能に、当該MAC CEが一つのサービングセルグループに適用される場合、UEは当該BWP IDドメインを無視する。選択可能に、このドメインが現れなければ、当該MAC CEが特定BWP、例えば、1番目のアクティブ化される上りリンク(Up Link,UL)/下りリンク(Down Link,DL)の帯域幅部分(first active UL/DL BWP)又は現在のactive BWPに適用されることを暗黙的に指示できる(例えば、端末が当該MAC CEを受信し、サービングセルIDドメインがSCell1に対応し且つBWP IDドメインが現れない場合に、SCell1が現在非アクティブ化状態であれば、UEはSCell1をアクティブ化し、且つ前記MAC CEをSCell1のfirst active BWPに適用する。更に例えば、同じ条件下で、SCell1が現在アクティブ化状態であり、active BWPがある場合、UEは前記MAC CEをSCell1の現在アクティブ化状態にあるBWPに適用する)。
【0081】
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメイン。
【0082】
8)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメイン。
【0083】
説明必要なこととして、上記「ドメイン」は指示情報を含める若干のビット又はオクテット(OCTET)又はバイトと理解してもよい。一つのドメインは更に若干のサブドメインで構成されてもよく、各サブドメインは同様に指示情報を含める若干のビット又はOCTETで構成されてもよい。
【0084】
実際の応用で、上記7)と8)は一般に同時に現れることがなく、その一方が現れればよい。
【0085】
説明必要なこととして、上記1)~8)は別々に異なるMAC CEシグナリングであってもよく、又は、上記1)~8)中の少なくとも両者は更に同じMAC CEシグナリングであってもよい。上記1)-8)は二つずつに任意に組み合わせて一つの第2MAC CEの実例を形成することができ、各第2MAC CEの実例は一つの新たなLCID又はeLCIDドメインによって識別する。異なる第2MAC CEシグナリングは、異なるLCID又はeLCIDドメインを用いて識別する。
【0086】
説明必要なこととして、上記2)において一つの目標基準信号リソースと一つよりも多い目標基準信号リソースを指示してもよい。このように、当該MAC CEが一つの目標基準信号リソースを指示することに用いられる時に、当該MAC CEは一つのLCIDドメインを用いて識別してよい。当該MAC CEが一つよりも多い目標基準信号リソースを指示することに用いられる時に、当該MAC CEは別のLCIDドメインを用いて識別してもよい。このようにして、UEは当該MAC CEを受信した時にLCIDドメインにより当該MAC CEの長さを判断したり、含まれる目標基準信号リソースの数量情報を判断したりすることもできる。上記の3)-8)にも同じ方法を適用可能であることが理解できる。例えば、一つの目標サービングセルの目標基準信号リソースを指示するためのMAC CEと一つよりも多い目標サービングセルの目標基準信号リソースを指示するためのMAC CEは異なってもよく、異なるLCIDドメイン又はeLCIDドメインを用いて識別する。
【0087】
上記実施例において、第1指示情報が第2MAC CEシグナリングであることに基づき、実施例200の方法は下記のステップを更に含む。前記端末が、前記第1指示情報により、以下の1)~3)の少なくとも一項を決定する。
1)少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化する。
2)少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化する。
3)前記BWP IDドメインで指示されたBWPをアクティブ化する。
【0088】
理解できるように、端末が第2MAC CEを受信し、第2MAC CEにより目標サービングセルの目標基準信号リソース及び/又は目標TCI状態をアクティブ化した場合に、第2MAC CEは当該目標サービングセルを同時にアクティブ化できる。選択可能に、第2MAC CEは目標サービングセルのアクティブ化/非アクティブ化指示ドメインを含めている。或いは、第2MAC CEは目標基準信号リソース及び/又は目標TCI状態をアクティブ化する場合に、それに対応する目標サービングセルをアクティブ化するように暗黙的に指示できる。選択可能に、当該目標サービングセルが非アクティブ化状態にある場合に、前記目標サービングセルをアクティブ化する。当該目標サービングセルがアクティブ化状態にある場合に、前記目標サービングセルをアクティブ化状態に保持する。
【0089】
端末が第2MAC CEを受信し、第2MAC CEにより第1TCI状態の目標基準信号リソース及び/又は目標TCI状態をアクティブ化した場合に、第2MAC CEは当該第1TCI状態を同時にアクティブ化できる。選択可能に、第2MAC CEは第1TCI状態のアクティブ化/非アクティブ化指示ドメインを含めている。或いは、第2MAC CEは目標基準信号リソース及び/又は目標TCI状態をアクティブ化する場合に、それに対応する第1TCI状態をアクティブ化するように暗黙的に指示できる。選択可能に、当該第1TCI状態が非アクティブ化状態にある場合に、前記第1TCI状態をアクティブ化する。当該第1TCI状態がアクティブ化状態にある場合に、前記第1TCI状態をアクティブ化状態に保持する。
【0090】
前記第2MAC CEにBWP IDドメインが含まれている時に、このドメインは目標基準信号リソース及び/又は目標TCI状態に関連するBWPを指示するために用いられてもよく、BWP IDドメインで指示されたBWPに切り替えるように前記端末に指示するために用いられてもよい。
【0091】
選択可能に、上記実施例に記載の目標基準信号リソース指示ドメインは、以下のa)~i)のドメインの少なくとも一項を含む。
【0092】
a)前記目標基準信号リソース指示ドメインの長さを指示するための第2長さドメイン。
【0093】
b)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの目的又は用途を指示するための目標基準信号リソース目的ドメイン。
【0094】
一実施形態では、目標基準信号リソース目的ドメインは少なくとも一種類の目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化するのを指示することに使用できる。例えば、RRCはAGC、時間周波数追跡、CSI-RS、第1TCI状態のアクティブ化に対してそれぞれ対応する目標基準信号リソースを配置する。このように、AGC、時間周波数追跡、CSI-RS、第1TCI状態のアクティブ化を目的(purpose)とする目標基準信号リソースをアクティブ化するか否かにそれぞれ対応するように、このドメインは4ビットのbitmapを用いることができる。
【0095】
c)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための少なくとも一つの第1アクティブ化状態ドメイン。
【0096】
ここで、第1アクティブ化状態ドメインは、第2MAC CEで指示された全部の目標基準信号をアクティブ化するのを指示すること、又は、第2MAC CEで指示された全部の目標基準信号を非アクティブ化するのを指示すること、又は、第2MAC CEで指示された目標基準信号のうち、どの目標基準信号にアクティブ化操作を実行するか、どの目標基準信号に非アクティブ化操作を実行するかを指示することに使用可能である(例えば、目標基準信号毎に一つの第1アクティブ化状態ドメインを設けてもよく、又は第2MAC CEで指示された目標基準信号毎に一つの第1アクティブ化状態ドメインを設けてもよく、これらの第1アクティブ化状態ドメインが現れる位置は指示された目標基準信号が当該MAC CEに現れる位置と一致してもよく、又は目標基準信号IDの昇順又は降順と一致してもよい)。例えば、第1アクティブ化状態ドメインは一つのビットを含めてもよく、値が1であれば、第2MAC CEで指示された全部の目標基準信号をアクティブ化することを意味し、値が0であれば、非アクティブ化することを意味する。別の例において、第1アクティブ化状態ドメインが現れない時に暗黙的に認める意味を有してもよく、例えば、前記第2MAC CEで指示された全部の目標基準信号をアクティブ化することが暗黙的に認められる。
【0097】
d)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられ、或いは、アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態に対応する前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられる少なくとも一つの目標基準信号リソースIDドメイン。
【0098】
例えば、第2MAC CEを受信した時に、目標基準信号リソースがトリガ又はアクティブ化されていない場合、当該MAC CEは当該目標基準信号リソースをアクティブ化することに使用でき、このように、このドメインはアクティブ化される目標基準信号リソースのIDを指示することに使用可能である。更に例えば、第2MAC CEを受信した時に、目標基準信号リソースがすでにトリガ又はアクティブ化された場合、当該MAC CEは当該目標基準信号リソースを非アクティブ化することに使用でき、このように、このドメインは非アクティブ化される目標基準信号リソースのIDを指示することに使用可能である。更に例えば、第2MAC CEを受信した時に、目標基準信号リソースがすでにトリガ又はアクティブ化された場合、当該MAC CEは当該目標基準信号リソースに対応する目標TCI状態を非アクティブ化することに使用でき、このように、このドメインは当該目標基準信号リソースのIDを指示することに使用可能であり、即ち、当該MAC CEがどの目標基準信号リソースに対応する目標TCI状態をアクティブ化するかを指示すると理解してもよい。
【0099】
e)その中の所定長さのビットが対応ビットに対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第5関連情報を指示するためのものである目標基準信号リソースビットマップドメイン。
【0100】
d)又はe)が現れない時に、当該MAC CEが現在アクティブ化状態にある目標基準信号リソースに適用されるのを表すことができる。
【0101】
実際の応用で、上記d)とe)は一般に同時に現れることがなく、その一方が現れればよい。
【0102】
f)アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数が1より大きいか否かを指示するための重複ドメイン。
【0103】
g)アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数を指示するための重複伝送回数ドメイン。
【0104】
h)アクティブ化される前記第1基準信号に関連する時間領域オフセット量を指示するための目標基準信号リソース時間領域オフセットドメイン。
【0105】
目標基準信号リソース時間領域オフセットドメインは以下を含んでもよい。
第1時間領域オフセット量:第1時間領域位置と目標基準信号リソースを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示する。ここで、第1時間領域位置は目標基準信号リソースアクティブ化コマンドを含む時間単位、又は、UEが対応する上りリンクフィードバックを送信する時間単位であってもよい。
第2時間領域オフセット量:目標基準信号リソースを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示する。例えば、目標基準信号リソースを伝送するスロット(slot)内における、目標基準信号リソースを(初回に)伝送するシンボルと1番目のシンボルとの間の時間領域オフセット量である。
【0106】
選択可能に、f)-h)は複数の目標基準信号リソースに対して指示してもよいし、目標基準信号リソース毎に指示してもよい。
【0107】
i)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの数を指示するための目標基準信号リソース数量ドメイン。
【0108】
選択可能に、上記実施例に記載の目標TCI状態指示ドメインは、以下のa)~i)のドメインの少なくとも一項を含む。
【0109】
a)前記目標TCI状態指示ドメインの長さを指示するための第3長さドメイン。
【0110】
b)少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための第2アクティブ化状態ドメイン。
【0111】
ここで、第2アクティブ化状態ドメインは、第2MAC CEで指示された全部の目標TCI状態をアクティブ化するのを指示すること、又は、第2MAC CEで指示された全部の目標TCI状態を非アクティブ化するのを指示すること、又は、第2MAC CEで指示された目標TCI状態のうち、どの目標TCI状態にアクティブ化操作を実行するか、どの目標TCI状態に非アクティブ化操作を実行するかを指示することに使用可能である(例えば、目標TCI状態毎に一つの第2アクティブ化状態ドメインを設けてもよく、又は第2MAC CEで指示された目標TCI状態毎に一つの第2アクティブ化状態ドメインを設けてもよく、これらの第2アクティブ化状態ドメインが現れる位置は指示された目標TCI状態が当該第2MAC CEに現れる位置と一致してもよく、又は目標TCI状態IDの昇順又は降順と一致してもよい)。例えば、第2アクティブ化状態ドメインは一つのビットを含めてもよく、値が1であれば、第2MAC CEで指示された全部の目標TCI状態をアクティブ化することを意味し、値が0であれば、非アクティブ化することを意味する。別の例において、第2アクティブ化状態ドメインが現れない時に暗黙的に認める意味を有してもよく、例えば、前記第2MAC CEで指示された全部の目標TCI状態をアクティブ化することが暗黙的に認められる。
【0112】
c)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態のIDを指示するための目標TCI状態IDドメイン。
【0113】
d)その中の所定長さのビットが、前記ビットに対応する前記目標TCI状態の、アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む目標状態を指示するためのものである目標TCI状態ビットマップドメイン。
【0114】
実際の応用で、上記c)とd)は一般に同時に現れることがなく、その一方が現れればよい。
【0115】
e)アクティブ化又は非アクティブ化される下りリンク制御情報DCI伝送配置指示フィールド中のi番目のコードポイントのj番目の前記目標TCI状態のIDを指示するための第2TCI状態IDi,jドメイン。
【0116】
f)前記目標基準信号リソースの擬似コロケーションQCLソースを提供することに用いられる第1リソースのリソースIDを指示するための第1リソースIDドメイン。
【0117】
g)前記第1リソースの所在するサービングセルを指示するための第1リソースサービングセルドメイン。
【0118】
h)前記第1リソース又は前記第1リソースの所在するサービングセルに対応するBWPを指示するための第1リソースBWP IDドメイン。
【0119】
i)その所定長さのビットが前記ビットに対応する非周期トリガ状態の選択状態を指示するためのものである非周期トリガ状態ビットマップドメイン。
【0120】
選択可能に、上記実施例に記載の第3関連情報は、以下のa)~d)の少なくとも一項を含む。
a)アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標サービングセルの目標状態。
b)前記目標サービングセルに対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否か。
c)前記目標サービングセルに対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否か。
d)前記目標サービングセルに対応する前記BWP IDドメインが現れるか否か。
【0121】
例えば、4ビットを用いて一つの目標サービングセルを表すと、先頭の4ビットが1100であれば、前記目標サービングセルをアクティブ化するのをUEに指示し、前記目標サービングセルに対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れ、前記目標サービングセルに対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れなく、前記目標サービングセルに対応する前記BWP IDドメインが現れないことを表せる。更に例えば、1ビットを用いて一つの目標サービングセルを表すと、先頭のビットが1であれば、前記目標サービングセルをアクティブ化し、前記目標サービングセルに対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れ、前記目標サービングセルに対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れ、前記目標サービングセルに対応する前記BWP IDドメインが現れることを表すことも可能である。
【0122】
サービングセルの識別子ServCellIndexにより、前記目標サービングセルの前記目標基準信号リソース指示ドメイン、前記目標TCI状態指示ドメイン、前記BWP IDドメインを含むoctetsは昇順又は降順で現れても良い。
【0123】
選択可能に、上記実施例に記載の第4関連情報は、以下のa)~c)の少なくとも一項を含む。
a)アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記第1TCI状態の目標状態。
b)前記第1TCI状態に対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否か。
c)前記第1TCI状態に対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否か。
【0124】
選択可能に、上記実施例に記載の第5関連情報は、以下のa)~c)の少なくとも一項を含む。
a)アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標基準信号の目標状態。
b)前記目標基準信号に対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否か。
c)前記目標基準信号に対応する前記第1TCI状態IDドメイン又は前記第1TCI状態ビットマップドメインが現れるか否か。
【0125】
選択可能に、上述した各実施例に記載の第1指示情報は更にCSI-RSリソースのアクティブ化に用いてもよく、前記第1指示情報は、以下の1)~3)の少なくとも一項を更に含む。
1)予め配置されたCSI-RSリソースセットをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するためのCSI-RSアクティブ化又は非アクティブ化情報。
2)アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのIDを指示するためのCSI-RS ID情報。
3)アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのQCLソースを指示するためのCSI-RSのTCI状態情報。
【0126】
選択可能に、上述した各実施例において、端末が第1指示情報を受信するステップの前に、前記方法は、前記端末が第1配置情報を受信するステップを更に含み、前記第1配置情報は、前記目標基準信号リソースの配置情報と、前記目標TCI状態の配置情報との少なくとも一項を含む。
【0127】
選択可能に、前記目標基準信号リソースは、以下の1)~3)の少なくとも一項を含む。
1)一つ又は複数の目標基準信号。
2)それぞれ一つ又は複数の目標基準信号を含んでもよい一つ又は複数の目標基準信号集合。
3)それぞれ一つ又は複数の目標基準信号を含んでもよい一つ又は複数の目標基準信号集合のリスト。
【0128】
選択可能に、前記第1配置情報は、以下の1)~11)の少なくとも一項を含んでもよい。
1)前記目標基準信号リソースが現れる絶対的時間領域位置又は区間。
2)前記目標基準信号リソースの数量情報。
3)第1時間領域位置と前記目標基準信号リソースを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示するための第1時間領域オフセット量情報。
4)前記目標基準信号リソースを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示するための第2時間領域オフセット量情報。
5)前記目標基準信号リソースの伝送回数及び時間領域周期情報。
6)前記目標基準信号リソースのアクティブ化又は非アクティブ化指示情報。
7)アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標基準信号リソースのID。
8)前記目標基準信号リソースの用途又は目的情報。
9)異なる測定目的用の前記目標基準信号リソース間の時間領域オフセット量。
10)前記目標TCI状態のアクティブ化又は非アクティブ化指示情報。
11)アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標TCI状態のID。
【0129】
本出願の各実施例で提供された基準信号の伝送方法を詳細に説明するために、以下、いくつかの具体的な実施例を参照しながら説明する。
(実施例1)
【0130】
当該実施例において、ネットワーク側機器はRRCシグナリングによって目標サービングセルを追加してアクティブ化状態にする時に、目標基準信号リソース及び/又は目標TCI状態のアクティブ化をトリガし、当該実施例は下記のステップを含む。
ステップ1:端末(UE)はRRCシグナリングを受信し、RRCシグナリングによりセカンダリセル1、3、5の追加操作を実行し、且つ追加したセカンダリセル1、3、5をアクティブ化状態に初期化する。
ステップ2:当該RRCメッセージに目標基準信号のリソース配置を含めた場合に、UEは直接セカンダリセル1、3、5に対応する目標基準信号リソースをアクティブ化し、又は、RRCメッセージに目標基準信号アクティブ化指示(アクティブ化必要な目標基準信号のIDを含む)を含めた場合に、目標基準信号をアクティブ化する。
ステップ3:目標基準信号リソース配置にTCI状態配置を含めた場合に、UEは直接セカンダリセルに対応する目標基準信号のTCI状態をアクティブ化する(例えば、一つのTCI状態のみを配置した場合、又は、TCI状態がアクティブ化状態であることが目標基準信号リソース配置で指示された場合に(例えば、TCI状態のアクティブ化/非アクティブ化指示、アクティブ化/非アクティブ化必要なTCI状態のID)、TCI状態をアクティブ化する)。
【0131】
当該実施例は更にRRCシグナリングによって直接SpCellをアクティブ化し、又は一つのセルグループをアクティブ化する場合に適用でき、即ち、サービングセル及びサービングセルグループアクティブ化コマンドは目標基準信号リソース及び/又は目標基準信号リソースに対応するTCI状態のアクティブ化を暗黙的に指示する。
(実施例2)
【0132】
当該実施例において、第1MAC CEは予め配置された目標基準信号リソース及び/又は目標基準信号リソースに対応するTCI状態をトリガ又はアクティブ化し、当該第1MAC CEは既存のセカンダリセルアクティブ化非アクティブ化シグナリング(Legecy SCell A/D)であってもよく、当該実施例は下記のステップを含む。
ステップ0:UEは目標基準信号リソース配置を受信し、この時SCellは非アクティブ化状態にある。
ステップ1:UEはR15/R16 SCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CE(即ち、第1MAC CE)を受信する。当該第1MAC CE指示により、UEはセカンダリセル1、3、5をアクティブ化する。
ステップ2:UEはセカンダリセル1、3、5をアクティブ化すると同時又はその後、セカンダリセル1、3、5に予め配置された目標基準信号リソースをアクティブ化する。
ステップ3:UEはセカンダリセル1、3、5をアクティブ化すると同時又はその後、或いはセカンダリセル1、3、5に予め配置された目標基準信号リソースをアクティブ化すると同時又はその後、目標基準信号リソースに対応するTCI状態をアクティブ化する。
【0133】
当該実施例は更に第1MAC CEによってSpCellをアクティブ化し、又は一つのセルグループをアクティブ化する場合に適用でき、即ち、サービングセル及びサービングセルグループアクティブ化コマンドは目標基準信号リソース及び目標基準信号リソースに対応するTCI状態のアクティブ化を暗黙的に指示する。
(実施例3)
【0134】
当該実施例において、第2MAC CE(例えば、新たに定義されたMAC CE)は、目標基準信号リソース又は目標基準信号リソースに対応する目標TCI状態をアクティブ化でき、或いは目標基準信号リソースと目標基準信号リソースに対応するTCI状態を同時にアクティブ化でき、或いは目標サービングセル、目標基準信号リソース及び目標基準信号リソースに対応するTCI状態を同時にアクティブ化できる。
【0135】
以下、例1と例2に分けて実施例3を紹介する。
(例1)
【0136】
例1において、第1MAC CEはSCellをアクティブ化し、第2MAC CEは単一の目標サービングセルでの目標基準信号リソースと目標基準信号リソースに対応するTCI状態をアクティブ化する。この例1は下記のステップを含む。
ステップ0:UEは目標基準信号リソース配置を受信し、SCellは非アクティブ化状態にある。
ステップ1:UEはR15/R16 SCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CE(即ち、第1MAC CE)を受信する。当該第1MAC CEの指示により、UEはセカンダリセル1をアクティブ化する。
ステップ2:UEはセカンダリセル1をアクティブ化すると同時又はその後、1番目の第2MAC CEを受信する。ここに記載の1番目の第2MAC CEはセカンダリセル1に対応する目標基準信号リソースをアクティブ化することに用いられる。
ステップ3:UEはセカンダリセル1をアクティブ化すると同時又はその後、或いはセカンダリセル1に予め配置された目標基準信号リソースをアクティブ化すると同時又はその後、目標基準信号リソースに対応するTCI状態をアクティブ化するのを指示するための2番目の第2MAC CEを受信する。
【0137】
当該ステップにおける2番目の第2MAC CEは、R15/R16で定義された、PDSCH又はPDCCHのTCI状態をアクティブ化するためのMAC CEであってもよいし、新たに定義された第2MAC CEであってもよい。
【0138】
当該実施例において、第1MAC CE、第2MAC CEは一つの論理チャネル識別子(LCID)により識別してもよいし、それぞれ異なるLCIDを用いて識別してもよい。
(例2)
【0139】
例2において、第2MAC CEはSCell、SCellでの目標基準信号リソース及び目標基準信号リソースに対応するTCI状態をアクティブ化する。この例2は下記のステップを含む。
ステップ0:UEは目標基準信号リソース配置を受信し、SCellは非アクティブ化状態にある。
ステップ1:UEは第2MAC CEを受信する。第2MAC CEによりセカンダリセル1のアクティブ化、目標基準信号リソースのアクティブ化、目標基準信号リソースに対応するTCI状態のアクティブ化操作を実行する。
(実施例4)
【0140】
当該実施例は主として第2MAC CEの一種の可能な状況を紹介し、当該実施例中の第2MAC CEは単一のサービングセルでの目標基準信号リソース(以下、TRSを用いて記述する)のアクティブ化に用いることができる。
【0141】
当該実施例において、第2MAC CEはMACサブヘッダに含まれるLCIDドメイン又は拡張論理チャネル識別子(eLCID)ドメインにより識別する。第2MAC CEは長さ可変なものであっても、固定長さのものであってもよく、ここで限定されない。第2MAC CEはあるサービングセルのTRSのアクティブ化に用いられ、以下の少なくとも一項のドメインを含んでも良い。
【0142】
サービングセルIDドメイン:このドメインは当該第2MAC CEを応用するサービングセルのIDを指示する。サービングセルはSCell又はSpCellであってもよい。選択可能に、指示されたサービングセルがある特定サービングセル集合(例えば、ネットワークで配置されたサービングセル集合)に属するものであれば、当該第2MAC CEは当該サービングセル集合中の一部又は全部のサービングセルに適用できる。選択可能に、このドメインが現れない時に、当該第2MAC CEが特定サービングセル(例えば、SpCell)又は特定サービングセルグループ(例えば、MCG又はSCG)に適用されることを意味してもよい。
【0143】
BWP IDドメイン:このドメインは対応するサービングセル又はサービングセルグループのBWPを指示する。選択可能に、当該第2MAC CEが一つのサービングセルグループに適用さる場合に、UEはこのドメインを無視する。選択可能に、このドメインが現れなければ、当該第2MAC CEが特定BWP、例えば、1番目のアクティブ化されるUL/DL BWP又は現在アクティブ化しているBWPに適用されることを暗黙的に指示できる。
【0144】
例えば、端末が当該第2MAC CEを受信し、サービングセルIDドメインがSCell1に対応し且つBWP IDドメインが現れない場合に、SCell1が現在非アクティブ化状態であれば、UEはSCell1をアクティブ化し、且つ前記第2MAC CEをSCell1の1番目のアクティブ化されるBWPに適用する。更に例えば、同じ条件下で、SCell1が現在アクティブ化状態であり、アクティブ化BWPがある場合、UEは前記第2MAC CEをSCell1の現在アクティブ化状態にあるBWPに適用する。
【0145】
TRS目的ドメイン:アクティブ化又は非アクティブ化されるTRSリソース(リソースセット)(TRS resource (set))の目的、用途を指示するために用いられる。例えば、RRCはAGC、時間領域/周波数領域追跡、CSI-RSに対してそれぞれ対応するTRS resource setを配置する。このように、AGC、時間領域/周波数領域追跡、CSI-RSを目的とするTRSをアクティブ化するか否かにそれぞれ対応するように、当該第2MAC CEは3ビットのビットマップ(bitmap)を用いることができる。
【0146】
TRS(set)IDドメイン:このドメインはアクティブ化又は非アクティブ化されるTRS resource (set)のIDを指示する。TRS(set)IDドメインは一つあってもよいし、アクティブ化されるTRS目的毎に一つあってもよい。
【0147】
アクティブ化(A)/非アクティブ化(D)ドメイン:このドメインは対応するTRS(set)をアクティブ化又は非アクティブ化することを指示する。値が第1値(例えば、1)であれば、アクティブ化を指示し、他の値であれば、非アクティブ化を指示できる。当該第2MAC CEで指示された全てのTRS(set)は一つのA/Dドメインを共用してもよいし、各TRS(set)はそれぞれ一つの対応A/Dドメインを有してもよい。
【0148】
TRS(set)ビットマップ:アクティブ化又は非アクティブ化される対応位置のTRS(set)を指示する。値が第1値(例えば、1)であれば、アクティブ化を指示し、他の値であれば、非アクティブ化を指示できる。
【0149】
重複ドメイン:TRS(set)の送信回数が1より大きいか否かを指示するために用いられる。
【0150】
重複回数ドメイン:TRS(set)の送信回数を指示するために用いられる。
【0151】
TRSオフセットドメイン:このドメインは以下の少なくとも一項を指示する。
第1時間領域オフセット量:第1時間領域位置とTRS resource/TRS resource setを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示する。ここで、第1時間領域位置は、TRS resource/TRS resource setアクティブ化コマンド(RRC/MAC CE/DCI)を含む時間単位、又は、UEが対応上りリンクフィードバックを送信する時間単位であってもよい。
第2時間領域オフセット量:TRS resource/TRS resource setを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示する。例えば、TRS resource/TRS resource setを伝送するslot内における、TRS resource/TRS resource setを(初回に)伝送するシンボルと1番目のシンボルとの間の時間領域オフセット量である。
【0152】
TRS数量ドメイン:TRSリソースの数を指示するために用いられる。
【0153】
Cドメイン:上記特定ドメインを含むバイトが現れるか否かを指示するために用いられる。
【0154】
R:予約ビット。
【0155】
図3~
図7に示すように、
図3~
図7は実施例4で紹介した第2MAC CEのいくつかの例である。その中、
図6中のSドメインはTRSビットマップドメインを用いて、アクティブ化/非アクティブ化されるあるサービングセルのTRSを指示することを表す。
【0156】
当該実施例で紹介した第2MAC CEは、自セルで送信してもよく(この時にサービングセルIDが現れなくてもよい)、プライマリセル(Primary Cell,PCell)、プライマリセカンダリセル(Primary Secondary Cell,PSCell)、他のSCellのような他セルで送信してもよい。
(実施例5)
【0157】
当該実施例は主として第2MAC CEの一種の可能な状況を紹介し、当該実施例中の第2MAC CEは、一つ又は複数のTRSリソース(シングルセル用(for single cell))或いはリソースセットに対応するTCI状態のアクティブ化、或いは、一つ又は複数のTRS及び一つ又は複数のTCI状態の同時アクティブ化に用いることができる。
【0158】
当該実施例において、第2MAC CEはMACサブヘッダに含まれるLCIDドメイン又はeLCIDドメインにより識別する。前記第2MAC CEは長さ可変なものであっても、固定長さのものであってもよく、ここで限定されない。第2MAC CEはTRSに対応するTCI状態のアクティブ化に用いられ、以下の少なくとも一項のドメインを含む。
【0159】
サービングセルIDドメイン/BWP IDドメイン/重複ドメイン/重複回数ドメイン/ TRSオフセットドメイン/Cドメイン。使用方法は実施例4と同じである。
【0160】
TRS(set)IDドメイン。使用方法は実施例4と同じである。このドメインが現れない場合に、当該第2MAC CEは現在アクティブ化状態にあり又はアクティブ化されようとするTRSに適用される。
【0161】
A/Dドメイン。使用方法は実施例4と同じである。選択可能に、このドメインが現れなく、対応するTRS(set)IDドメインで指示されたTRSがアクティブ化状態にあれば、当該第2MAC CEはTRSのアクティブ化に用いられず、逆には、対応するTRS(set)IDドメインで指示されたTRSが非アクティブ化状態にあれば、当該MAC CEはTRSのアクティブ化に使用可能である。
【0162】
TRS(set)ビットマップドメイン:使用方法は実施例4と同じである。このドメインが現れない場合に、当該第2MAC CEは現在アクティブ化状態にあり又はアクティブ化されようとするTRSに適用される。
【0163】
TCI状態IDドメイン:このドメインは、1~複数のTCI状態のIDであり(例えば、TCI状態ID(TCI-State Id)であり、選択可能に、予め配置されたTCI状態は、一時的基準信号に専属するもの、又は、物理下りリンク共有チャネル配置(PDSCH-Config)に配置されたTCI状態、又は、PDCCH-Configに配置されたTCI状態であってもよい)、アクティブ化されるTRSリソースのQCLソースを指示するために用いられる。例えば、TCI状態 ID0がTRS IDドメイン中の1番目のTRSリソースのTCI状態を指示し、TCI状態 ID1が2番目を指示する等である。選択可能に、A/DドメインがTRSリソースを非アクティブ化することを指示する時に、このドメインが現れない。
【0164】
TCI状態IDi,jドメイン:このドメインはDCI伝送配置指示(Transmission configuration indication)フィールドのi番目のコードポイントのj番目のTCI状態のIDを指示するために用いられる。
【0165】
第1Tiドメイン:このドメインはTCI状態i(TCI-State Id=i)のアクティブ化/非アクティブ化状態を指示するために用いられる。このドメインはbitmapのフォーマットで複数のTCI状態の状態を指示することができる。例えば、Ti値が第1値であれば、TCI状態iの状態がアクティブ化状態であることを意味し、Ti値が第2値であれば、非アクティブ化状態であることを意味する。選択可能に、Ti値が第1値であれば、更に、対応するTCI状態を、DCI事前定義フィールド(例えば、伝送配置指示フィールド(Transmission Configuration Indication field))の一つのコードポイントにマッピングする必要があることを意味する。現れた位置によりマッピングすることができる。
【0166】
Resource IDi:TRSのQCLソースのリソースIDを指示するために用いられる。
【0167】
Resource Serving Cell IDi:Resource IDiがどのサービングセルに位置するかを指示するために用いられる。
【0168】
Resource BWP IDi:Resource IDiの所在するサービングセルに対応するBWPを指示するために用いられる。
【0169】
第2Tiドメイン:このドメインはRRCにより予め配置された非周期トリガ状態(Aperiodic Trigger States configured within aperiodicTriggerStateList)の選択状態を指示するために用いられる。bitmapのフォーマットで指示することができる。例えば、T0が予め配置された非周期トリガ状態list中の1番目のトリガ状態を表し、T1が2番目を表す等である。T0が第1値(例えば、1)に設定された時に、それに対応する非周期トリガ状態をDCI事前定義フィールド(例えば、CSIリクエストフィールド(CSI request field))の一つのコードポイントにマッピングする必要があることを意味する。現れた位置によりマッピングすることができる。
【0170】
第2MAC CEがアクティブ化するTCI状態が1つであれば、前記非周期一時的基準信号(Aperiodic -TRS,AP-TRS)のQCLが当該TCI状態に対応し、第2MAC CEがアクティブ化するTCI状態がN>1個であれば、前記AP-TRSがN個であり、各AP-TRSのQCLがそれぞれN個のTCI状態に対応し、又は、前記AP-TRSが1<=M<N個であり、QCLがそれぞれN個のTCI状態中のM個のTCI状態に対応し、そのうち、M個のTCI状態がデフォルト設定されたTCI状態であってもよく、例えばコードポイントインデックスが一番小さいコードポイントで指示されたTCI状態又はTCIインデックスが一番小さいTCI状態である。
【0171】
更に、一つ又は複数のTRSリソース又はリソースセットと一つ又は複数のTCI状態との間に対応関係があり、更に、TRSはTCI状態中に配置されたRSであり、又はTCI状態中に配置されたRSに対応するQCLソースである。
【0172】
図8~
図10に示すように、
図8~
図10は実施例5で紹介した第2MAC CEのいくつかの例である。その中、
図9中のTドメインはTCI状態ビットマップの方式を用いて、アクティブ化、非アクティブ化されるTRSのTCI状態を指示することを表す。
(実施例6)
【0173】
当該実施例は主として第2MAC CEの一種の可能な状況を紹介し、当該実施例中の第2MAC CEは複数のサービングセルのTRS及び/又は対応するTCI状態のアクティブ化に使用可能であり、更に対応するサービングセルのアクティブ化に使用可能である。
【0174】
第2MAC CEはMACサブヘッダに含まれるLCIDドメイン又はeLCIDドメインにより識別する。第2MAC CEは長さ可変なものであっても、固定長さのものであってもよく、ここで限定されない。第2MAC CEは以下の少なくとも一項のドメインを含む。
【0175】
Ciドメイン:ServCellIndex iにより識別されるサービングセルに対応するTRS又はTCI状態for TRS情報が現れるか否かを指示するために用いられ、値が1であれば、現れることを意味し、そうでなければ、現れない。ServCellIndexにより、対応するTRS又はTCI状態情報を含むバイトは昇順で現れる。
【0176】
長さドメイン:第2MAC CEのバイト数を指示するために用いられる。
【0177】
各サービングセルのTRS/TCI状態情報は、即ち実施例4と実施例5で紹介した第2MAC CE中の少なくとも一項ドメインである。
【0178】
選択可能に、その中、Ciドメイン又はサービングセルIDドメインで指示されたサービングセルに関して、当該サービングセルがMAC CEを受信した時に非アクティブ化状態にあれば、当該MAC CEは、更に、当該サービングセルをアクティブ化するために用いられる。
【0179】
【0180】
第2MAC CEは自セルで送信してもよく(この時にサービングセルIDが現れなくてもよい)、PCell、PSCell、他のSCellのような他セルで送信してもよい。
(実施例7)
【0181】
当該実施例は主として第2MAC CEの一種の可能な状況を紹介し、上述した各実施例で紹介した第2MAC CEの機能に加えて、当該実施例中の第2MAC CEは更に既存の非周期的CSI-RSリソースセットをアクティブ化でき、第2MAC CEは、以下の1)~3)の少なくとも一項を含んでもよい。
1)予め配置されたCSI-RSリソースセットをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するためのCSI-RSアクティブ化又は非アクティブ化情報。
2)アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのIDを指示するためのCSI-RS ID情報。
3)アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのQCLソースを指示するためのCSI-RSのTCI状態情報。
(実施例8)
【0182】
当該実施例は主としてRRCによるTRSリソース配置を紹介し、TRSリソース配置はサービングセル毎に、BWP毎に、セルグループ毎に配置されてもよい。TRSリソース配置は、以下の1)~3)の少なくとも一項を含む。
1)一つ又は複数のTRS。各TRSはTRS IDにより識別する。
2)一つ又は複数のTRSリソースセット。各TRSリソースセットはTRSリソースセットIDにより識別する。
3)一つ又は複数のTRSリソースセットのリスト(TRS resource set list)。当該リストは複数のTRSリソースセットを含む。
【0183】
当該実施例において、TRSリソースセット/TRSリソース配置には、以下の少なくとも一項を含んでもよい。
【0184】
絶対的時間領域位置:TRS resource/TRS resource setが(初回に)現れる時間単位を指示する(時間単位は例えばslot、シンボルである)。
【0185】
絶対的時間領域区間:区間は開始位置と長さによって指示してもよく、長さは更にプロトコルに基づいて規定してもよい。
【0186】
TRS resource数又はTRS resource set数。
【0187】
第1時間領域オフセット量:第1時間領域位置とTRS resource/TRS resource setを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示する。そのうち、第1時間領域位置は、TRS resource/TRS resource setアクティブ化コマンド(RRC/MAC CE/DCI)を含む時間単位、又は、UEが対応する上りリンクフィードバックを送信する時間単位であってもよい。ネットワークが当該パラメータを配置しない場合に、UEは時間領域オフセット量が0であるか、プロトコルにより規定される値であると考える。
【0188】
第2時間領域オフセット量:TRS resource/TRS resource setを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示する。例えば、TRS resource/TRS resource setを伝送するslot内における、TRS resource/TRS resource setを(初回に)伝送するシンボルと1番目のシンボルとの間の時間領域オフセット量である。
【0189】
TRS resource/TRS resource setの伝送回数及び時間領域周期(伝送回数が1より大きい場合)。
【0190】
TRS resource/TRS resource setのアクティブ化/非アクティブ化指示。
【0191】
アクティブ化/非アクティブ化必要なTRS resource/TRS resource setのID。
【0192】
リソースの用途/目的:AGC、時間周波数追跡、CSI測定等。
【0193】
異なる測定目的用のTRSリソース間の時間領域オフセット量。
【0194】
QCL情報/TCI状態:TRS resource/TRS resource setに対応する少なくとも一つのTCI状態を指示するために用いられる。QCLソースはSSB又は他のRSであってもよい。
【0195】
TCI状態のアクティブ化/非アクティブ化指示。
【0196】
アクティブ化/非アクティブ化必要なTCI状態のID。
【0197】
説明必要なこととして、上記リソースは異なる測定目的に合わせて別々に配置してもよい。
【0198】
その中、上記の時間単位はここで限定されず、例えば、スロットレベル、シンボルレベル、ミリ秒レベル等であってもよい。
【0199】
以上、
図2~
図12を参照して本出願の実施例による基準信号の伝送方法を詳細に説明した。以下、
図13を参照して本出願の別の実施例による基準信号の伝送方法を詳細に説明する。ネットワーク側機器から説明したネットワーク側機器と端末とのインタラクションは
図2に示す方法中の端末側の説明と同じであることが理解でき、重複説明を回避するために、関連する説明は適切に省略する。
【0200】
図13は本出願の実施例の基準信号の伝送方法を実現するフローチャートであり、それはネットワーク側機器に適用できる。
図13に示すように、当該方法1300は下記のステップS1302を含む。
【0201】
S1302:ネットワーク側機器が第1指示情報を送信し、第1指示情報は、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられる。
【0202】
ここで、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。
【0203】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器は第1指示情報を送信し、端末は、受信した第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定し、当該目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。本出願の実施例は、目標基準信号リソースの伝送/伝送キャンセルの実現に有利であり、目標サービングセルのアクティブ化の加速に有利であり、目標サービングセルの伝送効率又は安定性の向上に有利である。
【0204】
選択可能に、一実施例として、前記目標基準信号リソース、前記目標TCI状態、前記目標サービングセル及び前記第1TCI状態は、以下の1)~8)のマッピング関係の少なくとも一項を満たす。
1)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。
2)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。
3)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
4)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。
5)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
6)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。
7)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応する。
8)一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
【0205】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は、端末が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することに用いられ、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、以下の1)~8)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
8)前記目標基準信号リソースに対応する帯域幅部分BWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0206】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は、端末が少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することに用いられ、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、以下の1)~6)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0207】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は第1MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第1MAC CEシグナリングは、以下の1)~5)の少なくとも一項であってもよい。
1)少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
4)少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
5)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
【0208】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第2MAC CEシグナリングは、以下の1)~8)のドメインの少なくとも一項を含んでもよい。
1)前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメイン。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメイン。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメイン。
4)前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメイン。
5)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメイン。
6)前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメイン。
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメイン。
8)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメイン。
【0209】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は、更に、以下の1)~3)の少なくとも一項を前記端末が決定することに用いられる。
1)少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化する。
2)少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化する。
3)前記BWP IDドメインで指示されたBWPをアクティブ化する。
【0210】
選択可能に、一実施例として、前記目標基準信号リソース指示ドメインは、以下のa)~i)のドメインの少なくとも一項を含む。
a)前記目標基準信号リソース指示ドメインの長さを指示するための第2長さドメイン。
b)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの目的又は用途を指示するための目標基準信号リソース目的ドメイン。
c)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための少なくとも一つの第1アクティブ化状態ドメイン。
d)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられ、或いは、アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態に対応する前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられる少なくとも一つの目標基準信号リソースIDドメイン。
e)その中の所定長さのビットが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第5関連情報を指示するためのものである目標基準信号リソースビットマップドメイン。
f)アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数が1より大きいか否かを指示するための重複ドメイン。
g)アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数を指示するための重複伝送回数ドメイン。
h)アクティブ化される前記第1基準信号に関連する時間領域オフセット量を指示するための目標基準信号リソース時間領域オフセットドメイン。
i)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの数を指示するための目標基準信号リソース数量ドメイン。
【0211】
選択可能に、一実施例として、前記目標TCI状態指示ドメインは、以下のa)~i)のドメインの少なくとも一項を含む。
a)前記目標TCI状態指示ドメインの長さを指示するための第3長さドメイン。
b)少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための第2アクティブ化状態ドメイン。
c)アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態のIDを指示するための目標TCI状態IDドメイン。
d)その中の所定長さのビットが、前記ビットに対応する前記目標TCI状態の、アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む目標状態を指示するためのものである目標TCI状態ビットマップドメイン。
e)アクティブ化又は非アクティブ化される下りリンク制御情報DCI伝送配置指示フィールド中のi番目のコードポイントのj番目の前記目標TCI状態のIDを指示するための第2TCI状態IDi,jドメイン。
f)前記目標基準信号リソースの擬似コロケーションQCLソースを提供することに用いられる第1リソースのリソースIDを指示するための第1リソースIDドメイン。
g)前記第1リソースの所在するサービングセルを指示するための第1リソースサービングセルドメイン。
h)前記第1リソース又は前記第1リソースの所在するサービングセルに対応するBWPを指示するための第1リソースBWP IDドメイン。
i)その所定長さのビットが前記ビットに対応する非周期トリガ状態の選択状態を指示するためのものである非周期トリガ状態ビットマップドメイン。
【0212】
選択可能に、一実施例として、前記第3関連情報は、以下のa)~d)の少なくとも一項を含む。
a)アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標サービングセルの目標状態。
b)前記目標サービングセルに対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否か。
c)前記目標サービングセルに対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否か。
d)前記目標サービングセルに対応する前記BWP IDドメインが現れるか否か。
【0213】
選択可能に、一実施例として、前記第4関連情報は、以下のa)~c)の少なくとも一項を含む。
a)アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記第1TCI状態の目標状態。
b)前記第1TCI状態に対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否か。
c)前記第1TCI状態に対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否か。
【0214】
選択可能に、一実施例として、前記第5関連情報は、以下のa)~c)の少なくとも一項を含む。
a)アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標基準信号の目標状態。
b)前記目標基準信号に対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否か。
c)前記目標基準信号に対応する前記第1TCI状態IDドメイン又は前記第1TCI状態ビットマップドメインが現れるか否か。
【0215】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は更にCSI-RSリソースをアクティブ化するために用いられ、前記第1指示情報は、以下の1)~3)の少なくとも一項を更に含む。
1)予め配置されたCSI-RSリソースセットをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するためのCSI-RSアクティブ化又は非アクティブ化情報。
2)アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのIDを指示するためのCSI-RS ID情報。
3)アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのQCLソースを指示するためのCSI-RSのTCI状態情報。
【0216】
選択可能に、一実施例として、前記ネットワーク側機器が第1指示情報を送信するステップの前に、前記方法は、前記ネットワーク側機器が第1配置情報を送信するステップを更に含み、前記第1配置情報は、前記目標基準信号リソースの配置情報と、前記目標TCI状態の配置情報との少なくとも一項を含む。
【0217】
選択可能に、一実施例として、前記目標基準信号リソースは、以下の1)~3)の少なくとも一項を含む。
1)一つ又は複数の目標基準信号。
2)それぞれ一つ又は複数の目標基準信号を含んでもよい一つ又は複数の目標基準信号集合。
3)それぞれ一つ又は複数の目標基準信号を含んでもよい一つ又は複数の目標基準信号集合のリスト。
【0218】
選択可能に、一実施例として、前記第1配置情報は、以下の1)~11)の少なくとも一項を含む。
1)前記目標基準信号リソースが現れる絶対的時間領域位置又は区間。
2)前記目標基準信号リソースの数量情報。
3)第1時間領域位置と前記目標基準信号リソースを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示するための第1時間領域オフセット量情報。
4)前記目標基準信号リソースを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示するための第2時間領域オフセット量情報。
5)前記目標基準信号リソースの伝送回数及び時間領域周期情報。
6)前記目標基準信号リソースのアクティブ化又は非アクティブ化指示情報。
7)アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標基準信号リソースのID。
8)前記目標基準信号リソースの用途又は目的情報。
9)異なる測定目的用の前記目標基準信号リソース間の時間領域オフセット量。
10)前記目標TCI状態のアクティブ化又は非アクティブ化指示情報。
11)アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標TCI状態のID。
【0219】
説明必要なこととして、本出願の実施例で提供された基準信号の伝送方法の実行主体は、基準信号の伝送装置であっても、当該基準信号の伝送装置における基準信号の伝送方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例において、基準信号の伝送装置が基準信号の伝送方法を実行することを例として、本出願の実施例で提供された基準信号の伝送装置を説明する。
【0220】
図14は本出願の実施例による基準信号の伝送装置の構成模式図であり、当該装置は他の実施例中の端末に対応可能である。
図14に示すように、装置1400は、下記の受信モジュール1402及び決定モジュール1404を含む。
【0221】
受信モジュール1402は、第1指示情報を受信することに用いられる。
【0222】
決定モジュール1404は、前記第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定することに用いられる。
【0223】
ここで、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。
【0224】
本出願の実施例では、装置1400は、受信した第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定し、当該目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。本出願の実施例は、目標基準信号リソースの伝送/伝送キャンセルの実現に有利であり、目標サービングセルのアクティブ化の加速に有利であり、目標サービングセルの伝送効率又は安定性の向上に有利である。
【0225】
選択可能に、一実施例として、前記目標基準信号リソース、前記目標TCI状態、前記目標サービングセル及び前記第1TCI状態は、以下の1)~8)のマッピング関係の少なくとも一項を満たす。
1)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。
2)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。
3)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
4)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。
5)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
6)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。
7)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応する。
8)一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
【0226】
選択可能に、一実施例として、前記決定モジュール1404は前記第1指示情報により、少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定し、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、以下の1)~8)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
8)前記目標基準信号リソースに対応する帯域幅部分BWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0227】
選択可能に、一実施例として、前記決定モジュール1404は前記第1指示情報により、少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定し、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、以下の1)~6)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0228】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は第1MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第1MAC CEシグナリングは、以下の1)~5)の少なくとも一項であってもよい。
1)少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
4)少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
5)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
【0229】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第2MAC CEシグナリングは、以下の1)~8)のドメインの少なくとも一項を含んでもよい。
1)前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメイン。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメイン。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメイン。
4)前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメイン。
5)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメイン。
6)前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメイン。
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメイン。
8)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメイン。
【0230】
本出願の実施例による装置1400については、本出願の実施例の方法200に対応する手順を参照でき、そして、当該装置1400中の各ユニット/モジュールと上記の他の操作及び/又は機能はそれぞれ方法200中の対応手順を実現するためのものであり、且つ同じ又は同等な技術効果を達成でき、簡潔にするために、ここで詳細な説明は省略する。
【0231】
本出願の実施例における基準信号の伝送装置は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよいし、端末における素子、集積回路又はチップであってもよい。当該装置又は電子機器は、携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例として、携帯型端末は以上で挙げられた端末11の種類を含んでもよいが、それらに限定されなく、非携帯型端末は、サーバ、ネットワークアタッチドストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビ(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定されない。
【0232】
本出願の実施例で提供された基準信号の伝送装置は
図2~
図13の方法実施例で実現する各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成することができ、簡潔にするために、ここで重複説明は省略する。
【0233】
図15は本出願の実施例による基準信号の伝送装置の構成模式図であり、当該装置は他の実施例中のネットワーク側機器に対応可能である。
図15に示すように、装置1500は下記の送信モジュール1502を備える。
【0234】
送信モジュール1502は、第1指示情報を送信するに用いられる、前記第1指示情報は、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられる。
【0235】
ここで、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。
【0236】
本出願の実施例では、装置1500は、第1指示情報を送信し、端末は、受信した第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定し、当該目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。本出願の実施例は、目標基準信号リソースの伝送/伝送キャンセルの実現に有利であり、目標サービングセルのアクティブ化の加速に有利であり、目標サービングセルの伝送効率又は安定性の向上に有利である。
【0237】
選択可能に、一実施例として、前記目標基準信号リソース、前記目標TCI状態、前記目標サービングセル及び前記第1TCI状態は、以下の1)~8)のマッピング関係の少なくとも一項を満たす。
1)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。
2)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。
3)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
4)一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応する。
5)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
6)一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応する。
7)一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応する。
8)一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応する。
【0238】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は、端末が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することに用いられ、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、以下の1)~8)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
8)前記目標基準信号リソースに対応する帯域幅部分BWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0239】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は、端末が少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定することに用いられ、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、以下の1)~6)の少なくとも一項であってもよい。
1)前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリング。
2)前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリング。
3)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
4)前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
5)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
6)前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリング。
【0240】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は第1MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第1MAC CEシグナリングは、以下の1)~5)の少なくとも一項であってもよい。
1)少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
4)少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
5)少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリング。
【0241】
選択可能に、一実施例として、前記第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第2MAC CEシグナリングは、以下の1)~8)のドメインの少なくとも一項を含んでもよい。
1)前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメイン。
2)少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメイン。
3)少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメイン。
4)前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメイン。
5)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメイン。
6)前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメイン。
7)少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメイン。
8)その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメイン。
【0242】
本出願の実施例による装置1500については、本出願の実施例の方法1300に対応する手順を参照でき、そして、当該装置1500中の各ユニット/モジュールと上記の他の操作及び/又は機能はそれぞれ方法1300中の対応手順を実現するためのものであり、且つ同じ又は同等な技術効果を達成でき、簡潔にするために、ここで詳細な説明は省略する。
【0243】
選択可能に、
図16に示すように、本出願の実施例は、プロセッサ1601と、メモリ1602と、メモリ1602に記憶されて前記プロセッサ1601で実行可能なプログラム又はコマンドとを備える通信機器1600を更に提供し、例えば、当該通信機器1600が端末である時に、当該プログラム又はコマンドがプロセッサ1601により実行されると、上記基準信号の伝送方法の実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できる。当該通信機器1600がネットワーク側機器である時に、当該プログラム又はコマンドがプロセッサ1601により実行されると、上記基準信号の伝送方法の実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成でき、簡潔にするために、ここで重複説明は省略する。
【0244】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースを備える端末であって、プロセッサは第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定するために用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられ、通信インタフェースは第1指示情報を受信するために用いられる、端末を更に提供する。当該端末実施例は上記端末側方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施工程と実現形態はいずれも当該端末実施例に適用可能で、且つ同様な技術効果を達成できる。具体的には、
図17は本出願の実施例を実現する一端末のハードウェア構成の模式図である。
【0245】
当該端末1700は、高周波ユニット1701、ネットワークモジュール1702、オーディオ出力ユニット1703、入力ユニット1704、センサ1705、表示ユニット1706、ユーザ入力ユニット1707、インタフェースユニット1708、メモリ1709及びプロセッサ1710等のうちの少なくとも一部の素子を含むが、それらに限定されない。
【0246】
端末1700は各素子に給電する電源(例えば、電池)を更に含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ1710に論理的に接続し、更に電源管理システムによって充放電の管理及び電力消費管理等の機能を実現できることが当業者に理解される。
図17に示す端末構成は端末を限定するためのものではなく、端末は、図面よりも多く又は少ない素子を含んでもよく、又は何らかの素子を組み合わせてもよく、又は異なる素子配置にしてもよく、ここで詳細な説明を省略する。
【0247】
本出願に係る実施例では、入力ユニット1704は、ビデオ獲得モード又は画像獲得モードで画像獲得装置(例えば、カメラ)により取得した静的画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)17041と、マイクロホン17042とを含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット1706は表示パネル17061を含んでもよく、表示パネル17061は液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形式で配置してもよい。ユーザ入力ユニット1707はタッチパネル17071及び他の入力デバイス17072を含む。タッチパネル17071はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル17071は、タッチ検出装置及びタッチ制御器という2つの部分を含んでもよい。他の入力デバイス17072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、これらに限定されなく、ここで詳細な説明を省略する。
【0248】
本願の実施例において、高周波ユニット1701は、ネットワーク側デバイスからのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ1710で処理し、また、アップリンクのデータをネットワーク側デバイスに送信する。通常、高周波ユニット1701は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。
【0249】
メモリ1709は、ソフトウェアプログラム又はコマンド及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ1709は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション又はコマンド(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能な、プログラム又はコマンドを記憶する領域及びデータ記憶領域を主に含んでもよい。また、メモリ1709は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、非一時的メモリを含んでもよく、そのうち、非一時的メモリは、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的ソリッドステート記憶デバイスが挙げられる。
【0250】
プロセッサ1710は1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、選択可能に、プロセッサ1710に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション又はコマンド等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理し、例えばベースバンドプロセッサであるモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ1710に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0251】
ここで、高周波ユニット1701は、第1指示情報を受信することに用いられる。
【0252】
プロセッサ1710は、第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定することに用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。
【0253】
本出願の実施例では、端末は、受信した第1指示情報により、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定し、当該目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる。本出願の実施例は、目標基準信号リソースの伝送/伝送キャンセルの実現に有利であり、目標サービングセルのアクティブ化の加速に有利であり、目標サービングセルの伝送効率又は安定性の向上に有利である。
【0254】
本出願の実施例で提供された端末1700は更に上記基準信号の伝送方法の実施例の各工程を実現でき、且つ同様な技術効果を達成でき、簡潔にするために、ここで重複説明は省略する。
【0255】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースを備えるネットワーク側機器であって、通信インタフェースは第1指示情報を送信するために用いられ、前記第1指示情報は、少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられ、前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、ネットワーク側機器を更に提供する。当該ネットワーク側機器実施例は上記ネットワーク側機器方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施工程と実現形態はいずれも当該ネットワーク側機器実施例に適用可能であり、且つ同様な技術効果を達成できる。
【0256】
具体的には、本願の実施例は、更にネットワーク側機器を提供する。
図18に示すように、当該ネットワーク側機器1800は、アンテナ181、高周波装置182、ベースバンド装置183を含む。アンテナ181が高周波装置182に接続される。アップリンク方向において、高周波装置182はアンテナ181を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置183に送信して処理させる。ダウンリンク方向において、ベースバンド装置183は送信される情報を処理し、且つ高周波装置182に送信し、高周波装置182は受信した情報を処理してからアンテナ181を経由して送信する。
【0257】
上記周波帯処理装置はベースバンド装置183にあってもよく、上記実施例でネットワーク側デバイスが実行する方法はベースバンド装置183で実現でき、当該ベースバンド装置183はプロセッサ184とメモリ185を含む。
【0258】
ベースバンド装置183は、例えば、複数のチップを設置した少なくとも1つのベースバンドボードを含んでもよく、
図18に示すように、その中の1つのチップは、例えば、メモリ185に接続されてメモリ185中のプログラムを呼び出して、上記方法実施例に示されたネットワーク側機器の操作を実行するプロセッサ184である。
【0259】
当該ベースバンド装置183は、高周波装置182と情報をやり取りするためのネットワークインタフェース186を更に含んでもよく、当該インタフェースは、例えば、共通公衆無線インタフェース(common public radio interface;CPRIと略称する)である。
【0260】
具体的には、本出願の実施例のネットワーク側機器は、メモリ185に記憶されてプロセッサ184で実行可能なコマンド又はプログラムを更に備え、プロセッサ184はメモリ185中のコマンド又はプログラムを呼び出して、
図15に示す各モジュールが実行する方法を実行させ、且つ同様な技術効果を達成することができ、重複説明を回避するために、ここで詳細に説明しない。
【0261】
本出願の実施例は、プログラム又はコマンドを記憶している可読記憶媒体であって、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、上記基準信号の伝送方法の実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できる可読記憶媒体を更に提供し、簡潔にするために、ここで重複説明は省略する。
【0262】
前記プロセッサは上記実施例に記載の端末におけるプロセッサであってもよい。前記可読記憶媒体は、例えば、コンピュータ読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0263】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースを備えるチップであって、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して上記基準信号の伝送方法の実施例の各工程を実現するためのものであり、且つ同様な技術効果を達成できるチップを更に提供し、簡潔にするために、ここで重複説明は省略する。
【0264】
本出願に係る実施例に記載のチップは、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼んでもよいことを理解すべきである。
【0265】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含むようになる点である。特に断らない限り、語句「一つの…を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。なお、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法と装置の範囲は示されたり、検討された順序で機能を実行するように限定されることがなく、関わる機能に応じて基本的に同時な方式又は反対の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば、記述された順序と異なる順序で記述された方法を実行することができ、更に各種のステップの追加、省略又は組合せも可能である点である。なお、一部の例を参照して記述された特徴は他の例に組み合わせることができる。
【0266】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はコンピュータソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク側機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0267】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が第1指示情報を受信するステップと、
前記第1指示情報により、
少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、
目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標伝送配置指示TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を決定するステップとを含み、
前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、チャネル状態情報CSIの取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、無線リンク監視RLM測定、無線リソース管理RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、自動利得制御AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送方法。
【請求項2】
前記目標基準信号リソース、前記目標TCI状態、前記目標サービングセル及び前記第1TCI状態は、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応すること、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応すること、
一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、
一つの前記目標TCI状態が少なくとも一つの前記目標サービングセルに対応すること、
一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、
一つの前記目標サービングセルが少なくとも一つの前記目標TCI状態に対応すること、
一つの前記目標基準信号リソースが少なくとも一つの前記第1TCI状態に対応すること、
一つの前記第1TCI状態が少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに対応すること、といったマッピング関係の少なくとも一項を満たす、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記端末は前記第1指示情報により、少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すると決定し、前記第1指示情報は無線リソース制御RRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、
前記目標基準信号リソースに対応する配置情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標基準信号リソースに対応する帯域幅部分BWPをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングとの少なくとも一項である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記端末は前記第1指示情報により、少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すると決定し、前記第1指示情報はRRCシグナリングに含めて伝送され、前記RRCシグナリングは、
前記目標TCI状態に対応する配置情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応するアクティブ化又は非アクティブ化指示情報を送信するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応する少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化状態又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングと、
前記目標TCI状態に対応するBWPをアクティブ化又は非アクティブ化状態に配置するRRCシグナリングとの少なくとも一項である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1指示情報は第1メディアアクセス制御元素MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第1MAC CEシグナリングは、
少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態に関連する少なくとも一つのサービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化するMAC CEシグナリングとの少なくとも一項である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1指示情報は第2MAC CEシグナリングに含めて伝送され、前記第2MAC CEシグナリングは、
前記第2MAC CEシグナリングの長さを指示するための第1長さドメインと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第1関連情報を指示するための目標基準信号リソース指示ドメインと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態の第2関連情報を指示するための目標TCI状態指示ドメインと、
前記目標サービングセルのIDを指示するための少なくとも一つの目標サービングセル識別子IDドメインと、
その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記目標サービングセルの第3関連情報を指示するためのものである目標サービングセルビットマップドメインと、
前記目標基準信号リソース及び/又は前記目標TCI状態に対応する上りリンク及び/又は下りリンクBWPを指示するための少なくとも一つのBWP IDドメインと、
少なくとも一つの前記第1TCI状態のIDを指示するための第1TCI状態IDドメインと、
その中の所定長さのビットが前記ビットに対応する前記第1TCI状態の第4関連情報を指示するためのものである第1TCI状態ビットマップドメインと、といったドメインの少なくとも一項を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記端末が、前記第1指示情報により、
少なくとも一つの前記目標サービングセルをアクティブ化又は非アクティブ化すること、
少なくとも一つの前記第1TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化すること、
前記BWP IDドメインで指示されたBWPをアクティブ化することの少なくとも一項を決定するステップを更に含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記目標基準信号リソース指示ドメインは、
前記目標基準信号リソース指示ドメインの長さを指示するための第2長さドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの目的又は用途を指示するための目標基準信号リソース目的ドメインと、
少なくとも一つの前記目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための少なくとも一つの第1アクティブ化状態ドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられ、或いは、アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態に対応する前記目標基準信号リソースのIDを指示するために用いられる少なくとも一つの目標基準信号リソースIDドメインと、
その中の所定長さのビットが少なくとも一つの前記目標基準信号リソースの第5関連情報を指示するためのものである目標基準信号リソースビットマップドメインと、
アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数が1より大きいか否かを指示するための重複ドメインと、
アクティブ化される前記目標基準信号リソースの伝送回数を指示するための重複伝送回数ドメインと、
アクティブ化される前記第1基準信号に関連する時間領域オフセット量を指示するための目標基準信号リソース時間領域オフセットドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標基準信号リソースの数を指示するための目標基準信号リソース数量ドメインと、といったドメインの少なくとも一項を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記目標TCI状態指示ドメインは、
前記目標TCI状態指示ドメインの長さを指示するための第3長さドメインと、
少なくとも一つの前記目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するための第2アクティブ化状態ドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される前記目標TCI状態のIDを指示するための目標TCI状態IDドメインと、
その中の所定長さのビットが、前記ビットに対応する前記目標TCI状態の、アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む目標状態を指示するためのものである目標TCI状態ビットマップドメインと、
アクティブ化又は非アクティブ化される下りリンク制御情報DCI伝送配置指示フィールド中のi番目のコードポイントのj番目の前記目標TCI状態のIDを指示するための第2TCI状態ID
i,jドメインと、
前記目標基準信号リソースの擬似コロケーションQCLソースを提供することに用いられる第1リソースのリソースIDを指示するための第1リソースIDドメインと、
前記第1リソースの所在するサービングセルを指示するための第1リソースサービングセルドメインと、
前記第1リソース又は前記第1リソースの所在するサービングセルに対応するBWPを指示するための第1リソースBWP IDドメインと、
その所定長さのビットが前記ビットに対応する非周期トリガ状態の選択状態を指示するためのものである非周期トリガ状態ビットマップドメインと、といったドメインの少なくとも一項を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記第3関連情報は、
アクティブ化状態又は非アクティブ化状態を含む前記目標サービングセルの目標状態と、
前記目標サービングセルに対応する前記目標基準信号リソース指示ドメインが現れるか否かと、
前記目標サービングセルに対応する前記目標TCI状態指示ドメインが現れるか否かと、
前記目標サービングセルに対応する前記BWP IDドメインが現れるか否かとの少なくとも一項を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記第1指示情報は更にチャネル状態情報基準信号CSI-RSリソースをアクティブ化するために用いられ、前記第1指示情報は、
予め配置されたCSI-RSリソースセットをアクティブ化又は非アクティブ化することを指示するためのCSI-RSアクティブ化又は非アクティブ化情報と、
アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのIDを指示するためのCSI-RS ID情報と、
アクティブ化又は非アクティブ化されるCSI-RSリソースセットのQCLソースを指示するためのCSI-RSのTCI状態情報との少なくとも一項を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記端末が第1指示情報を受信するステップの前に、前記端末が第1配置情報を受信するステップを更に含み、前記第1配置情報は、
前記目標基準信号リソースの配置情報と、
前記目標TCI状態の配置情報との少なくとも一項を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記目標基準信号リソースは、
一つ又は複数の目標基準信号と、
一つ又は複数の目標基準信号集合と、
一つ又は複数の目標基準信号集合のリストとの少なくとも一項を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1配置情報は、
前記目標基準信号リソースが現れる絶対的時間領域位置又は区間と、
前記目標基準信号リソースの数量情報と、
第1時間領域位置と前記目標基準信号リソースを送信する時間領域位置との間の時間領域オフセット量を指示するための第1時間領域オフセット量情報と、
前記目標基準信号リソースを伝送する時間単位内の時間領域オフセット量を指示するための第2時間領域オフセット量情報と、
前記目標基準信号リソースの伝送回数及び時間領域周期情報と、
前記目標基準信号リソースのアクティブ化又は非アクティブ化指示情報と、
アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標基準信号リソースのIDと、
前記目標基準信号リソースの用途又は目的情報と、
異なる測定目的用の前記目標基準信号リソース間の時間領域オフセット量と、
前記目標TCI状態のアクティブ化又は非アクティブ化指示情報と、
アクティブ化又は非アクティブ化必要な前記目標TCI状態のIDとの少なくとも一項を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
ネットワーク側機器が第1指示情報を送信するステップを含み、前記第1指示情報は、
少なくとも一つの目標基準信号リソースをアクティブ化又は非アクティブ化すること、
目標基準信号リソースに関連する少なくとも一つの目標TCI状態をアクティブ化又は非アクティブ化することの少なくとも一項を端末が決定することに用いられ、
前記目標基準信号リソースは、目標サービングセルのアクティブ化、少なくとも一つの第1TCI状態のアクティブ化、CSI取得、上りリンクチャネル情報の取得、CSI測定、ビーム測定、ビーム障害検出、RLM測定、RRM測定、セルサーチ、時間周波数追跡、タイミング取得、AGC、レートマッチングといった少なくとも一つの目標サービングセルの工程の少なくとも一項に用いられる、基準信号の伝送方法。
【請求項16】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備える端末であって、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項1~14のいずれか一項に記載の基準信号の伝送方法を実現する、端末。
【請求項17】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドとを備えるネットワーク側機器であって、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項15に記載の基準信号の伝送方法を実現する、ネットワーク側機器。
【請求項18】
プログラム又はコマンドを記憶している可読記憶媒体であって、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、請求項1~14のいずれか一項に記載の基準信号の伝送方法を実現するか、請求項15に記載の基準信号の伝送方法を実現する、可読記憶媒体。
【国際調査報告】