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特表2024-523632アップリンクにおけるDAI指示の方法、機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-28
(54)【発明の名称】アップリンクにおけるDAI指示の方法、機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20240621BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20240621BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20240621BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W4/06
H04W72/23
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580576
(86)(22)【出願日】2022-06-21
(85)【翻訳文提出日】2023-12-27
(86)【国際出願番号】 CN2022100071
(87)【国際公開番号】W WO2023273951
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】202110724509.0
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202210178356.9
(32)【優先日】2022-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】王 俊▲偉▼
(72)【発明者】
【氏名】高 雪娟
(72)【発明者】
【氏名】司 ▲倩▼▲倩▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067CC13
5K067CC14
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
本開示は、アップリンクにおけるDAI指示の方法、機器及び記憶媒体を提供し、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得することにより、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定し、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。本開示の実施例によれば、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの最大数、または生成可能なHARQ-ACKサブコードブックの最大個数に従って、アップリンクにおけるDAIを設定する必要がなくとも、HARK-ACKサブコードブックの長さを決定する目的を達成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用される、アップリンクにおけるDAI指示の方法であって、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップと、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、
前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップと、を含む、ことを特徴とするアップリンクにおけるDAI指示の方法。
【請求項2】
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップは、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得するステップ、及びブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップ、または
ネットワーク機器により設定された所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定するステップ、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定するステップ、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1-3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立するステップ、または
ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる、ネットワーク機器から送信された予め受信された高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップ、または
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するネットワーク機器から送信されたスケジューリングシグナリングを受信し、スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップ、または
ネットワーク機器から送信されたブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを受信し、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップを含む、ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、ネットワーク機器から送信された複数のスケジューリングシグナリングが受信され、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応するステップを含み、または
前記方法は、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項9】
G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップは、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIの昇順又は降順に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップを含む、ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項10】
前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定するステップと、
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1-9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングが受信されたか否かということに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かを決定するステップ、及び
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定するステップ、または
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、
アップリンクにおけるDAI情報によって指示されるアップリンクT-DAI数値が4で、且つ当該アップリンクにおけるDAIと関連するいずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスのスケジューリングシグナリングも受信されていない場合、対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記方法は、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項1-13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記方法は、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの動的スケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-RNTI及び/又は半静的持続性グループスケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-CS-RNTIを含む、ネットワークの設定を取得するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項1-4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記ネットワーク機器は、半静的持続性グループスケジューリングが可能となるように、ブロードキャスト/マルチキャストサービスを設定する場合に、前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含む、ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ネットワークの設定は、互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとを含み、前記方法は、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTI及び関連するG-RNTIがスクランブリングされるスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは共同でカウントされることを指示するステップ、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTI及び関連するG-RNTIにおけるG-RNTIに対応する、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、アップリンクにおけるDAIを決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記方法は、
ネットワーク機器から送信された高層シグナリングに従って、前記互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとの間の関連関係を決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-CS-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTIスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは個別にカウントされ、関連するDAIの技術的数値に従ってHARQ-ACKサブコードブックとサブコードブックとの長さを生成するか否かということを決定するステップ、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTIに対しては、G-RNTIの方法に従って、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、対応するアップリンクにおけるDAIを決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記ネットワークの設定は、複数のG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
各G-CS-RNTについては、DAIカウントを個別に行うか、または特定のG-RNTIと関連付けてDAIカウントを共同で行うステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記ネットワークの設定は、1つのG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
当該G-CS-RNTについて、DAIカウントを単独で行い、HARQ-ACKサブコードを単独で生成するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記アップリンクにおけるDAIの数は1である、ことを特徴とする請求項1-21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
ネットワーク機器に適用される、アップリンクにおけるDAI指示の方法であって、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップ、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップ、
前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップ、及び/又は端末が前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するようにするために、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを端末に送信するステップを含む、ことを特徴とするアップリンクにおけるDAI指示の方法。
【請求項24】
ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得し、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップ、または
所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項23に記載の方法。
【請求項25】
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定するステップ、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定するステップ、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項26】
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項23-25のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立するステップ、または
ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる、端末に送信するための高層シグナリングを取得し、前記高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップ、または
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する端末に送信するためのスケジューリングシグナリングを取得し、スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップ、または
端末に送信するための、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを取得し、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップを含む、ことを特徴とする請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記方法は、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、端末に送信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、複数のスケジューリングシグナリングを端末に送信する必要があり、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応するステップを含み、または
前記方法は、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項31】
G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップは、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIの昇順又は降順に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップを含む、ことを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項32】
前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定するステップと、
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項23-31のいずれか1項に記載の方法。
【請求項33】
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングを端末に送信するか否かということに従って、端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かということを決定するステップ、及び
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定するステップ、または
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記方法は、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項23-34のいずれか1項に記載の方法。
【請求項36】
前記方法は、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの動的スケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-RNTI及び/又は半静的持続性グループスケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-CS-RNTIを含む、ネットワークの設定を取得するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項23-26のいずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
前記ネットワーク機器は、半静的持続性グループスケジューリングが可能となるように、ブロードキャスト/マルチキャストサービスを設定する場合に、前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含む、ことを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記ネットワークの設定は、互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとを含み、前記方法は、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTI及び関連するG-RNTIがスクランブリングされるスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは共同でカウントされることを指示するステップ、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTI及び関連するG-RNTIにおけるG-RNTIに対応する、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、アップリンクにおけるDAIを決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記方法は、
前記互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとの間の関連関係を含む、高層シグナリングを端末に送信するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-CS-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTIスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは個別にカウントされ、関連するDAIの技術的数値に従ってHARQ-ACKサブコードブックとサブコードブックとの長さを生成するか否かということを決定するステップ、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTIに対しては、G-RNTIの方法に従って、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、対応するアップリンクにおけるDAIを決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項37に記載の方法。
【請求項41】
前記ネットワークの設定は、複数のG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
各G-CS-RNTについては、DAIカウントを個別に行うか、または特定のG-RNTIと関連付けてDAIカウントを共同で行うステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項37に記載の方法。
【請求項42】
前記ネットワークの設定は、1つのG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
当該G-CS-RNTについて、DAIカウントを単独で行い、HARQ-ACKサブコードを単独で生成するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項37に記載の方法。
【請求項43】
前記アップリンクにおけるDAIの数は1である、ことを特徴とする請求項23-42のいずれか1項に記載の方法。
【請求項44】
メモリ、トランシーバ、及びプロセッサを備える端末であって、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、トランシーバは、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するために用いられ、プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取るとともに、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得する操作、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する操作、及び
前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する操作を実行するために用いられる、ことを特徴とする端末。
【請求項45】
前記プロセッサは、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得すること、及び
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定すること、または
ネットワーク機器により設定された所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる、ことを特徴とする請求項44に記載の端末。
【請求項46】
前記プロセッサは、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定すること、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定すること、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる、ことを特徴とする請求項45に記載の端末。
【請求項47】
前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定すること、及び
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる、ことを特徴とする請求項44-46のいずれか1項に記載の端末。
【請求項48】
前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立すること、または
ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる、ネットワーク機器から送信された予め受信された高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定すること、または
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するネットワーク機器から送信されたスケジューリングシグナリングを受信し、スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定すること、または
ネットワーク機器から送信されたブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを受信し、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる、ことを特徴とする請求項47に記載の端末。
【請求項49】
前記プロセッサは、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項48に記載の端末。
【請求項50】
前記プロセッサは、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、ネットワーク機器から送信された複数のスケジューリングシグナリングが受信され、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられ、または
前記プロセッサは、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応することに用いられ、または
前記プロセッサは、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項48に記載の端末。
【請求項51】
前記プロセッサは、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定すること、及び
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる、ことを特徴とする請求項44-50のいずれか1項に記載の端末。
【請求項52】
前記プロセッサは、各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングが受信されたか否かということに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かを決定すること、及び
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定すること、または
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられ、または
前記プロセッサは、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる、ことを特徴とする請求項51に記載の端末。
【請求項53】
前記プロセッサは、
アップリンクにおけるDAI情報によって指示されるアップリンクT-DAI数値が4で、且つ当該アップリンクにおけるDAIと関連するいずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスのスケジューリングシグナリングも受信されていない場合、対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項52に記載の端末。
【請求項54】
前記プロセッサは、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項44-53に記載の端末。
【請求項55】
前記プロセッサは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの動的スケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-RNTI及び/又は半静的持続性グループスケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-CS-RNTIを含む、ネットワークの設定を取得することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項44-47のいずれか1項に記載の端末。
【請求項56】
前記ネットワーク機器は、半静的持続性グループスケジューリングが可能となるように、ブロードキャスト/マルチキャストサービスを設定する場合に、前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含む、ことを特徴とする請求項55に記載の端末。
【請求項57】
前記ネットワークの設定は、互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとを含み、前記プロセッサは、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTI及び関連するG-RNTIがスクランブリングされるスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは共同でカウントされることを指示すること、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTI及び関連するG-RNTIにおけるG-RNTIに対応する、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、アップリンクにおけるDAIを決定することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項56に記載の端末。
【請求項58】
前記プロセッサは、
ネットワーク機器から送信された高層シグナリングに従って、前記互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとの間の関連関係を決定することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項57に記載の端末。
【請求項59】
前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含み、前記プロセッサは、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-CS-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTIスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは個別にカウントされ、関連するDAIの技術的数値に従ってHARQ-ACKサブコードブックとサブコードブックとの長さを生成するか否かということを決定すること、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTIに対しては、G-RNTIの端末に従って、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、対応するアップリンクにおけるDAIを決定することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項56に記載の端末。
【請求項60】
前記ネットワークの設定は、複数のG-CS-RNTIを含み、前記プロセッサは、
各G-CS-RNTについては、DAIカウントを個別に行うか、または特定のG-RNTIと関連付けてDAIカウントを共同で行うことにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項56に記載の端末。
【請求項61】
前記ネットワークの設定は、1つのG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
当該G-CS-RNTについて、DAIカウントを単独で行い、HARQ-ACKサブコードを単独で生成するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項56に記載の端末。
【請求項62】
前記アップリンクにおけるDAIの数は1である、ことを特徴とする請求項44-61のいずれか1項に記載の端末。
【請求項63】
メモリ、トランシーバ、及びプロセッサを備えるネットワーク機器であって、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、トランシーバは、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するために用いられ、プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取るとともに、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得する操作、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する操作
前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する操作、及び/又は端末が前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するようにするために、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを端末に送信する操作を実行するために用いられる、ことを特徴とするネットワーク機器。
【請求項64】
前記プロセッサは、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得し、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定すること、または
所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる、ことを特徴とする請求項63に記載のネットワーク機器。
【請求項65】
前記プロセッサは、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定すること、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定すること、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる、ことを特徴とする請求項64に記載のネットワーク機器。
【請求項66】
前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定すること、及び
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる、ことを特徴とする請求項63-65のいずれか1項に記載のネットワーク機器。
【請求項67】
前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立すること、または
ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる、端末に送信するための高層シグナリングを取得し、前記高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定すること、または
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する端末に送信するためのスケジューリングシグナリングを取得し、スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定すること、または
端末に送信するための、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを取得し、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる、ことを特徴とする請求項66に記載のネットワーク機器。
【請求項68】
前記プロセッサは、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、端末に送信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することにさらに用いられ、または
前記プロセッサは、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、複数のスケジューリングシグナリングを端末に送信する必要があり、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられ、または
前記プロセッサは、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応することに用いられ、または
前記プロセッサは、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項67に記載のネットワーク機器。
【請求項69】
前記プロセッサは、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定すること、及び
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる、ことを特徴とする請求項63-68のいずれか1項に記載のネットワーク機器。
【請求項70】
前記プロセッサは、各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングを端末に送信するか否かということに従って、端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かということを決定すること、及び
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定すること、または
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられ、または
前記プロセッサは、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる、ことを特徴とする請求項69に記載のネットワーク機器。
【請求項71】
前記プロセッサは、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項63-70のいずれか1項に記載のネットワーク機器。
【請求項72】
前記プロセッサは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの動的スケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-RNTI及び/又は半静的持続性グループスケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-CS-RNTIを含む、ネットワークの設定を取得することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項63-66に記載のネットワーク機器。
【請求項73】
前記ネットワーク機器は、半静的持続性グループスケジューリングが可能となるように、ブロードキャスト/マルチキャストサービスを設定する場合に、前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含む、ことを特徴とする請求項72に記載のネットワーク機器。
【請求項74】
前記ネットワークの設定は、互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとを含み、前記プロセッサは、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTI及び関連するG-RNTIがスクランブリングされるスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは共同でカウントされることを指示すること、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTI及び関連するG-RNTIにおけるG-RNTIに対応する、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、アップリンクにおけるDAIを決定することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項73に記載のネットワーク機器。
【請求項75】
前記プロセッサは、
前記互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとの間の関連関係を含む、高層シグナリングを端末に送信することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項74に記載のネットワーク機器。
【請求項76】
前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含み、前記プロセッサは、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-CS-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTIスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは個別にカウントされ、関連するDAIの技術的数値に従ってHARQ-ACKサブコードブックとサブコードブックとの長さを生成するか否かということを決定すること、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTIに対しては、G-RNTIのネットワーク機器に従って、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、対応するアップリンクにおけるDAIを決定することにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項73に記載のネットワーク機器。
【請求項77】
前記ネットワークの設定は、複数のG-CS-RNTIを含み、前記プロセッサは、
各G-CS-RNTについては、DAIカウントを個別に行うか、または特定のG-RNTIと関連付けてDAIカウントを共同で行うことにさらに用いられる、ことを特徴とする請求項73に記載のネットワーク機器。
【請求項78】
前記ネットワークの設定は、1つのG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
当該G-CS-RNTについて、DAIカウントを単独で行い、HARQ-ACKサブコードを単独で生成するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項73に記載のネットワーク機器。
【請求項79】
前記アップリンクにおけるDAIの数は1である、ことを特徴とする請求項63-78のいずれか1項に記載のネットワーク機器。
【請求項80】
端末に適用される、アップリンクにおけるDAI指示の装置であって、当該装置は、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するための数決定ユニットと、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するための対応関係決定ユニットと、
前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するためのコードブック長さ決定ユニットと、を含む、ことを特徴とするアップリンクにおけるDAI指示の装置。
【請求項81】
ネットワーク機器に適用される、アップリンクにおけるDAI指示の装置であって、当該装置は、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するための数決定ユニットと、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するための対応関係決定ユニットと、
前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定すること、及び/又は端末が前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するようにするために、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを端末に送信すること、に用いられるコードブック長さ決定ユニットと、を含むことを特徴とするアップリンクにおけるDAI指示の装置。
【請求項82】
プロセッサ可読記憶媒体であって、前記プロセッサ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに、請求項1-22のいずれか1項に記載の方法又は請求項23-43のいずれか1項に記載の方法を実行させるために用いられる、ことを特徴とするプロセッサ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術の分野に関し、特に、アップリンクにおけるDAI指示の方法、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
NR R17 MBS規格では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスHARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat Request-acknowledgement、ハイブリッド自動再送要求の確認信号)コードブックの動的(type-2)のフィードバックがサポートされている。端末によりブロードキャスト/マルチキャストサービスが複数受信されたにあたっては、基地局は、異なるブロードキャスト/マルチキャストサービスを識別するための複数のG-RNTI(Group common Radio Network Tempory Identity、グループ共通無線ネットワーク一時識別子)を端末のために設定し、Type-2のコードブック生成については、異なるブロードキャスト/マルチキャストサービスはそれぞれDAI(DownLink Assignment Index、ダウンリンクアサインメントインデックス)カウントを行い、それぞれのHARQ-ACKサブコードブックを生成し、これによって、端末には、複数のブロードキャスト/マルチキャストのHARQ-ACKサブコードブックが同時に生じるようになっている。
【0003】
複数のHARQ-ACKサブコードブックが1つのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel、物理アップリンク共有チャネル)チャネルに多重化されると、当該PUSCHのスケジューリングシグナリングは、1つ又は複数のHARQ-ACKサブコードブックのカウント情報を指示するためのアップリンクにおけるDAI(UL DAI)を携帯するようになっている。端末は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスが原因で複数のHARQ-ACKサブコードブックを生成するにあたっては、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのために1つのアップリンクにおけるDAIを設定する必要があるため、スケジューリングシグナリングオーバーヘッドは増加する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、アップリンクにおけるDAIのシグナリングオーバーヘッドを削減するために、アップリンクにおけるDAI指示の方法、機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様では、本開示は、端末に適用される、アップリンクにおけるDAI指示の方法を提供し、当該方法は、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップと、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、
前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップと、を含む。
【0006】
選択的に、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップは、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得するステップと、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップと、を含む。
【0007】
選択的に、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定するステップ、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定するステップを含む。
【0008】
選択的に、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む。
【0009】
選択的に、ネットワーク機器により予め設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップは、
ネットワーク機器により設定された所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む。
【0010】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、を含む。
【0011】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立するステップを含む。
【0012】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
予め受信された、ネットワーク機器から送信された高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップを含み、前記高層シグナリングには、ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる。
【0013】
選択的に、前記方法は、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップをさらに含む。
【0014】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
ネットワーク機器から送信された、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを受信するステップと、
スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、を含み、
前記スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる。
【0015】
選択的に、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、ネットワーク機器から送信された複数のスケジューリングシグナリングが受信され、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップを含む。
【0016】
選択的に、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応するステップを含み、
又は
前記方法は、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップをさらに含む。
【0017】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
ネットワーク機器から送信されたブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを受信するステップと、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップと、を含む。
【0018】
選択的に、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップは、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIの昇順又は降順に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップを含む。
【0019】
選択的に、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定するステップと、
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップと、を含む。
【0020】
選択的に、各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングが受信されたか否かということに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かを決定するステップ、及び
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定するステップ、または
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップを含む。
【0021】
選択的に、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップを含む。
【0022】
選択的に、前記方法は、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定するステップをさらに含む。
【0023】
第2の態様では、本開示は、ネットワーク機器に適用される、アップリンクにおけるDAI指示の方法を提供し、当該方法は、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップ、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップ、及び
前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップ、及び/又は端末が前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するようにするために、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを端末に送信するステップを含む。
【0024】
選択的に、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得するステップと、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップと、を含む。
【0025】
選択的に、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定するステップ、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定するステップを含む。
【0026】
選択的に、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む。
【0027】
選択的に、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップは、
所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む。
【0028】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、を含む。
【0029】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立するステップを含む。
【0030】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる、端末に送信するための高層シグナリングを取得するステップと、
前記高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、を含む。
【0031】
選択的に、前記方法は、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、端末に送信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップをさらに含む。
【0032】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する端末に送信するためのスケジューリングシグナリングを取得するステップと、
スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、を含む。
【0033】
選択的に、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、複数のスケジューリングシグナリングを端末に送信する必要があり、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップを含む。
【0034】
選択的に、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応するステップを含み、又は
前記方法は、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップをさらに含む。
【0035】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
端末に送信するための、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを取得するステップと、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップと、を含む。
【0036】
選択的に、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップは、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIの昇順又は降順に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を確立するステップを含む。
【0037】
選択的に、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定するステップと、
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップと、を含む。
【0038】
選択的に、各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングを端末に送信するか否かということに従って、端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かということを決定するステップ、及び
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定するステップ、または
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップを含む。
【0039】
選択的に、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップを含む。
【0040】
選択的に、前記方法は、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定するステップをさらに含む。
【0041】
第3の態様では、本開示は、メモリ、トランシーバ、及びプロセッサを備える端末を提供し、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、トランシーバは、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するために用いられ、プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取るとともに、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得する操作、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する操作、及び
前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する操作を実行するために用いられる。
【0042】
選択的に、前記プロセッサは、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得すること、及び
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定することに用いられる。
【0043】
選択的に、前記プロセッサは、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定すること、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定することに用いられる。
【0044】
選択的に、前記プロセッサは、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる。
【0045】
選択的に、前記プロセッサは、ネットワーク機器により予め設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
ネットワーク機器により設定された所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる。
【0046】
選択的に、前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定すること、及び
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0047】
選択的に、前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立することに用いられる。
【0048】
選択的に、前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
予め受信された、ネットワーク機器から送信された高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられ、前記高層シグナリングには、ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる。
【0049】
選択的に、前記プロセッサは、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0050】
選択的に、前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するネットワーク機器から送信されたスケジューリングシグナリングを受信すること、及び
スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0051】
選択的に、前記プロセッサは、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、ネットワーク機器から送信された複数のスケジューリングシグナリングが受信され、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0052】
選択的に、前記プロセッサは、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応することに用いられ、又は
前記プロセッサは、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0053】
選択的に、前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
ネットワーク機器から送信されたブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを受信すること、及び
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる。
【0054】
選択的に、前記プロセッサは、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するとき、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIの昇順又は降順に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる。
【0055】
選択的に、前記プロセッサは、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定すること、及び
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0056】
選択的に、前記プロセッサは、各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングが受信されたか否かということに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かを決定すること、及び
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定すること、または
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0057】
選択的に、前記プロセッサは、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0058】
選択的に、前記プロセッサは、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0059】
第4の態様では、本開示は、メモリ、トランシーバ、及びプロセッサを備えるネットワーク機器を提供し、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、トランシーバは、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するために用いられ、プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取るとともに、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得する操作、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する操作、及び
前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する操作、及び/又は端末が前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するようにするために、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを端末に送信する操作を実行するために用いられる。
【0060】
選択的に、前記プロセッサは、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得すること、及び
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定することに用いられる。
【0061】
選択的に、前記プロセッサは、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定すること、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定することに用いられる。
【0062】
選択的に、前記プロセッサは、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる。
【0063】
選択的に、前記プロセッサは、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる。
【0064】
選択的に、前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定すること、及び
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0065】
選択的に、前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立することに用いられる。
【0066】
選択的に、前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる、端末に送信するための高層シグナリングを取得すること、及び
前記高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0067】
選択的に、前記プロセッサは、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、端末に送信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0068】
選択的に、前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する端末に送信するためのスケジューリングシグナリングを取得すること、及び
スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0069】
選択的に、前記プロセッサは、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、複数のスケジューリングシグナリングを端末に送信する必要があり、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0070】
選択的に、前記プロセッサは、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応することに用いられ、または
前記プロセッサは、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0071】
選択的に、前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
端末に送信するための、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを取得すること、及び
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる。
【0072】
選択的に、前記プロセッサは、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するとき、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIの昇順又は降順に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる。
【0073】
選択的に、前記プロセッサは、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定すること、及び
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0074】
選択的に、前記プロセッサは、各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングを端末に送信するか否かということに従って、端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かということを決定すること、及び
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定すること、または
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0075】
選択的に、前記プロセッサは、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0076】
選択的に、前記プロセッサは、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0077】
第5の態様では、本開示は、端末に適用される、アップリンクにおけるDAI指示の装置を提供し、当該装置は、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するための数決定ユニットと、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するための対応関係決定ユニットと、
前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するためのコードブック長さ決定ユニットと、を含む。
【0078】
第6の態様では、本開示は、ネットワーク機器に適用される、アップリンクにおけるDAI指示の装置を提供し、当該装置は、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するための数決定ユニットと、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するための対応関係決定ユニットと、
前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定すること、及び/又は端末が前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するようにするために、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングを端末に送信することに用いられるコードブック長さ決定ユニットと、を含む。
【0079】
第7の態様では、本開示は、プロセッサ可読記憶媒体を提供し、前記プロセッサ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに第1の態様に記載の方法を実行させるために用いられる。
【0080】
第8の態様では、本開示は、プロセッサ可読記憶媒体を提供し、前記プロセッサ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに第2の態様に記載の方法を実行させるために用いられる。
【0081】
第9の態様では、本開示は、コンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに第1の態様に記載の方法を実行させるために用いられる。
【0082】
第10の態様では、本開示は、コンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに第2の態様に記載の方法を実行させるために用いられる。
【発明の効果】
【0083】
本開示は、アップリンクにおけるDAI指示の方法、機器及び記憶媒体を提供し、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得することにより、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定し、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。本開示の実施例では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの最大数、または生成可能なHARQ-ACKサブコードブックの最大個数に従って、アップリンクにおけるDAIを設定する必要がなくとも、HARK-ACKサブコードブックの長さを決定する目的を達成することが可能であり、ネットワーク機器によるスケジューリングの柔軟性を向上させるとともに、アップリンクにおけるDAIのシグナリングオーバーヘッドを削減することができる。
【0084】
上記の発明の概要の部分に記載されている内容は、本開示の実施例の主要な又は重要な特徴を特定することを意図しておらず、本開示の範囲を限定するものでもない。本開示の他の特徴は、以下の説明を通じて容易に理解されることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0085】
本開示又は従来の技術の解決手段をより明確に説明するため、以下、実施例又は従来の技術の記述において使用する必要がある図面を簡単に説明する。当然ながら、以下、記載する図面は本開示のいくつかの実施例であり、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面に基づいて他の図面を想到しうる。
図1a】従来の技術における1つの動的コードブックの概略図である。
図1b】従来の技術における別の動的コードブックの概略図である。
図1c】本開示の1つの実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法の応用シーンの概略図である。
図2】本開示の1つの実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法のフローチャートである。
図3】本開示の別の実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法のフローチャートである。
図4】本開示の別の実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法のフローチャートである。
図5】本開示の別の実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法のフローチャートである。
図6】本開示の1つの実施例により提供されるアップリンクにおけるDAIの値の概略図である。
図7】本開示の別の実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法のフローチャートである。
図8】本開示の1つの実施例により提供される端末の構造図である。
図9】本開示の1つの実施例により提供されるネットワーク機器の構造図である。
図10】本開示の1つの実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の装置の構造図である。
図11】本開示の別の実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の装置の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0086】
本開示における「及び/又は」という用語は関連対象の関連関係を説明し、3つの関係が存在してもよいことを示し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する状況、AとBが同時に存在する状況、Bが単独で存在する状況という3つの状況を示してもよい。また、「/」という文字は、常に前後の関連対象が「又は」という関係であることを示す。
【0087】
本開示の実施例における「複数」という用語は、2つ以上を指し、その他の数量詞も同様である。
【0088】
本開示の実施例では、異なるブロードキャスト/マルチキャストサービスは、G-RNTIでもって区別されてスケジューリングされることを想定しているが、実際に実行される場合、異なるブロードキャスト/マルチキャストサービスは、G-RNTIのかわりにその他の識別子又は名称でもって区別され得る。
【0089】
NR R17 MBS規格では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスHARQ-ACKコードブックの動的(type-2)なフィードバックがサポートされている。端末によりブロードキャスト/マルチキャストサービスが複数受信されたにあたっては、基地局は、異なるブロードキャスト/マルチキャストサービスを識別するための複数のG-RNTIを端末のために設定し、Type-2のコードブック生成について、異なるブロードキャスト/マルチキャストサービスはそれぞれDAIカウントを行い、それぞれのHARQ-ACKサブコードブックを生成し、これによって、端末には、複数のブロードキャスト/マルチキャストのHARQ-ACKサブコードブックが同時に生じるようになる。ここで、従来の技術におけるHARQ-ACKの動的コードブック(type-2)メカニズムは、具体的に、次の通りである。
【0090】
従来の5Gシステムでは、動的HARQ-ACKコードブックの生成メカニズムがサポートされており、当該生成メカニズムの原理は、基地局によりスケジューリングシグナリングDCI(Downlink Control Information、ダウンリンク制御情報)が送信される際、DAI指示が追加され、端末側は、DAIカウントに従って、基地局から実際に送信されたDCIとPDSCH(Physical Downlink Shared Channel、物理ダウンリンク共有チャネル)との数を計算し、これによって、HARQ-ACKコードブックに含まれるフィードバックすべきPDSCHの数は決定される。
【0091】
以下、当該生成メカニズムのプロセスについてシングルキャリアの場合を例にして説明するが、シングルキャリアの場合では、C-DAI(count-DAI、カウントDAI)のみある。
【0092】
図1aに示すように、基地局は、8個のPDSCHを端末にスケジューリングしておき、スケジューリング情報には、PUCCHフィードバックのタイムスロットが同一のタイムスロットに位置し、8個のPDSCHのHARQ-ACK情報(PDSCHごとに1つのHARQ-ACKのbitフィードバックに対応する場合、HARQ-ACKのコードブックは8である)のフィードバックが期待されることが指示されている。無線チャネルの不確実性により、DCI-5とDCI-6とは端末側において検出を見落とされるようになり、その結果、端末によりスケジューリングシグナリングDCI-7におけるC-DAI=3(対応するビット情報が10を指示する)が受信され、前回においてDCI-4におけるC-DAI=4が受信された場合、端末は、DAIの数値によれば、DCI-4とDCI-7との間にDCIが2つもなくしたことを認識することができ、このように、端末は依然として、HARQ-ACKによりフィードバックされたPDSCHの総数に従って、7という数値を算出することができる。
【0093】
従来の技術において、端末が連続して検出を見落としたDCIの個数は3を超えていないことを想定すると、例示におけるDAIは2bitの情報指示を採用し、ここではカウントDAI(C-DAI)と呼ばれる。
【0094】
また、例えば、図1bに示すように、マルチキャリアのHARQフィードバックがサポートされるために、C-DAIに基づいてT-DAI(total DAI、合計DAI)を導入し、2bitの情報指示を採用し、C-DAIとT-DAIとを共同利用することで、実際にフィードバックされるPDSCHの個数を決定して、HARQ-ACKコードブックの長さを決定する。
【0095】
C-DAI/T-DAIの数値は、説明の便宜上、非循環10進数で表され、C-DAIは、今回スケジューリングされるPDSCHのシーケンス番号を表し、例えば、C-DAI=1とする場合には最初のDCIのスケジューリングを表す。T-DAIは、対応するDCIスケジューリング時刻において、すべてのスケジューリングされるPDSCHの個数を表し、例えばT-DAI=2とする場合には、合計2個のPDSCHがスケジューリングされたことを示し、また、例えば、T-DAI=9とする場合には、合計9個のPDSCHがスケジューリングされたことを示す。
【0096】
アップリンクにおけるDAIについては、動的HARQ-ACKコードブック生成中に、PUSCHに載せられているコードブックの長さを計算するために使用される、コードブックの最後のスケジューリングDCIのT-DAI数値を指示する。いかなるダウンリンクPDSCHのスケジューリングDCIも受信されておらず、且つDAIにより指示される
【0097】
【数1】
【0098】
とする場合には、端末は、動的HARQ-ACKコードブックをフィードバックしない(基地局はダウンリンクデータのスケジューリングシグナリングを送信していないということを示す)が、そうでない場合には、アップリンクにおけるDAIをT-DAIとしてHARQ-ACKコードブックの長さを計算してフィードバックする。
【0099】
静的HARQ-ACKコードブック生成中に、PUSCHに載せられているコードブックの長さを計算するために使用される、1ビット情報を指示する。いかなるダウンリンクPDSCHのスケジューリングDCIも受信されておらず、且つ
【0100】
【数2】
【0101】
とする場合には、端末は、静的HARQ-ACKコードブックをフィードバックしないが、そうでない場合には、従来のプロトコルルールに従って静的コードブックを生成する。
【0102】
上記の技術的背景におかれて、複数のHARQ-ACKサブコードブックが1つのPUSCHチャネルに多重化されると、当該PUSCHのスケジューリングシグナリングは、1つ又は複数のHARQ-ACKサブコードブックのカウント情報を指示するためのアップリンクにおけるDAI(UL DAI)を携帯するようになる。端末は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスが原因で複数のHARQ-ACKサブコードブックを生成するにあたっては、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのために1つのアップリンクにおけるDAIを設定する必要があり、スケジューリングシグナリングオーバーヘッドは増加する。例えば、表1に示すように、N個のブロードキャスト/マルチキャストサービスが存在する場合、N個のアップリンクにおけるDAIを設定して、N*2情報ビットを新たに追加する必要があるため、スケジューリングシグナリングオーバーヘッドは増加してしまう。
【0103】
【表1】
【0104】
上記の技術的問題を解決するために、本開示の実施例では、アップリンクにおけるDAIは、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの最大数に従って設定されない、又は、可能生成のHARQ-ACKサブコードブックの最大個数に従って設定されないようにすれば、基地局によるスケジューリングの柔軟性を確保するとともに、アップリンクにおけるDAIのシグナリングオーバーヘッドを削減し、アップリンクにおけるDAIの数は1つのアップリンクにおけるDAIの数の分で設定され、そして、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を設定し、これによって、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするとき、アップリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKコードブックの長さを決定することができる。
【0105】
本開示の実施例は、図1cに示される応用シーンに適用され、当該応用シーンには、端末機器101及びネットワーク機器102が含まれ、端末機器101は、ネットワーク機器102により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得して、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定し、ネットワーク機器102から送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングが受信されると、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。選択的に、アップリンクにおけるDAIの数及び/又は各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係は、他の方式を用いて決定されてもよく、図1に示される方式に限定されない。
【0106】
当然ながら、なお、ネットワーク機器102は、同じ方式を用いてブロードキャスト/マルチキャストサービスのスケジューリングに対応するHARQ-ACKコードブックの長さを決定してもよく、端末101により決定されたHARQ-ACKコードブックの長さは、ネットワーク機器102により決定されたHARQ-ACKコードブックの長さと同じである。
【0107】
本開示の実施例に係る端末は、音声及び/又はデータの接続をユーザに提供する機器、無線接続機能付きのハンドヘルド機器、または無線モデムに接続された他の処理機器などとすることができる。異なるシステムでは、端末機器の名称は異なる可能性もあり、例えば、5Gシステムでは、端末機器は、ユーザ機器(User Equipment、UE)と呼ばれてもよい。無線端末機器は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を経由してコアネットワーク(Core Network、CN)と通信することができ、無線端末機器は、携帯電話(または「セルラー」電話と呼ばれる)や移動端末機器を備えるコンピュータなど、移動端末機器とすることができ、例えば、無線アクセスネットワークと言語及び/又はデータを交換する、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵の又は車載の移動装置とすることができる。例えば、パーソナル通信サービス(Personal Communication Service、PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiated Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)などの機器が挙げられる。無線端末機器は、システム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者ステーション(subscriber station)、移動ステーション(mobile station)、移動局(mobile)、遠隔ステーション(remote station)、アクセスポイント(access point)、遠隔端末機器(remote terminal)、アクセス端末機器(access terminal)、ユーザ端末機器(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザ装置(user device)と呼ばれてもよく、本開示の実施例では限定されていない。
【0108】
本開示の実施例に係るネットワーク機器は、端末にサービスを提供する複数のセルを含み得る基地局とすることができる。基地局は、具体的な応用シーンに応じて、アクセスポイントと呼ばれてもよく、または、アクセスネットワークが無線インターフェースにおいて1つ又は複数のセクタを介して無線端末機器と通信する機器又はその他の名称としてもよい。ネットワーク機器は、受信した無線フレームとインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)パケットとを交換して、無線端末機器とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして機能することができ、アクセスネットワークの残りの部分がインターネットプロトコル(IP)通信ネットワークを含み得る。ネットワーク機器は、無線インターフェースの属性管理を協調してもよい。例えば、本開示の実施例に係るネットワーク機器は、グローバルモバイルコミュニケーション(Global System for Mobile communications、GSM)又はコードディビシオンマルチプルアアクセス(Code Division Multiple Access、CDMA)におけるネットワーク機器(Base Transceiver Station、BTS)であってもよいし、ワイドバンドコードディビシオンマルチプルアアクセス(Wide-band Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))におけるネットワーク機器(NodeB)であってもよいし、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムにおける進化型ネットワーク機器(evolutional Node B、eNB又はe-NodeB)、5Gネットワークアーキテクチャ(Next generation system)における5G基地局(gNB)であってもよいし、ホーム進化型基地局(Home evolved Node B、HeNB)、中継ノード(relay node)、ホーム基地局(femto)、ピコ基地局(pico)などであってもよく、本開示の実施例では限定されない。いくつかのネットワーク構造では、ネットワーク機器は、集中ユニット(centralized unit、CU)ノード及び分散ユニット(distributed unit、DU)ノードを含むことができ、集中ユニットと分散ユニットとは、地理的に分散して配置され得る。
【0109】
以下、本開示の実施例に係る図面を参照しながら、その技術的解決手段について明瞭、且つ完全に説明し、当然のことながら、記載される実施例は本開示の実施例の一部にすぎず、そのすべての実施例ではない。当業者は、本開示における実施例に基づいて創造的な労働をすることなく、獲得されたその他のすべての実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0110】
方法と装置との発明は、同一の出願に基づいて構想されたものであり、方法と装置との発明による問題解決の原理は類似するため、装置と方法との実施は互いに参照することができ、重複する箇所について繰り返して説明しない。
【0111】
実施例1
【0112】
図2は、本実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法のフローチャートである。図2に示すように、本実施例は、実行主体が端末である、アップリンクにおけるDAI指示の方法を提供し、当該アップリンクにおけるDAI指示の方法の具体的なステップは、次の通りである。
【0113】
S201では、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得する。
【0114】
本実施例では、ネットワーク機器により端末におけるブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を設定することにより、端末がアップリンクにおけるDAIの数のアップリンクにおけるDAIを用いて複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックのカウント情報を指示するようにする必要があり、アップリンクにおけるDAIの数はブロードキャスト/マルチキャストサービスの数より少ないようにすることができる。なお、ネットワーク機器は、アップリンクにおけるDAIの数を予め設定して端末に送信してもよいし、または端末は必要時にネットワーク機器からアップリンクにおけるDAIの数を取得してもよいし、または端末はネットワーク機器からアップリンクにおけるDAIの数を予め取得してローカルに記憶し、必要時にローカルからアップリンクにおけるDAIの数を取得してもよい。
【0115】
選択的に、本実施例では、ネットワーク機器によりブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを設定することにより、ネットワーク機器及び/又は端末によりブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って特定の方法を用いてアップリンクにおけるDAIの数を決定してもよい。
【0116】
選択的に、本実施例では、ネットワーク機器により設定された、固定の所定の数値をアップリンクにおけるDAIの数としてもよい。
【0117】
当然ながら、本開示は、上記に例示した方式に限定されず、ここでは1つずつ繰り返して説明しない。
【0118】
S202では、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する。
【0119】
本実施例では、ネットワーク機器によりブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数が設定され、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数がアップリンクにおけるDAIの数に等しくない可能性があり、特に、アップリンクにおけるDAIの数がブロードキャスト/マルチキャストサービスの数よりも少ない場合、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックがそれぞれどのアップリンクにおけるDAIに対応するかということを決定する必要がある。
【0120】
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係は、固定されている、ネットワーク機器により予め設定されたものであってもよいし、またはネットワーク機器及び/又は端末により特定の計画に従って予め決定したものであってもよいし、又は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係は、固定されているものに代わって、ネットワーク機器よりブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングする際スケジューリングシグナリングによって一時的に設定したものであってもよい。
【0121】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスはいずれも、ネットワーク機器により設定された、アイデンティティ番号G-RNTIを有しているため、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することができ、これによって、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することができる。
【0122】
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することについては、特定のアルゴリズムを用いて各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをグループ分けして、各グループがどのアップリンクにおけるDAIに対応するかということを規定してもよいし、またはネットワーク機器により各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を予め規定してもよいし、またはネットワーク機器がいずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングする必要があるとき、スケジューリングシグナリングにおいて現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を指示してもよい。当然ながら、本実施例は、他の方式を用いてブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定してもよく、ここでは繰り返して説明しない。
【0123】
S203では、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。
【0124】
本実施例では、ネットワーク機器は、1つの又はいくつかのブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングする必要があるとき、アップリンクにおけるDAI情報を含み得る、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを端末に送信することにより、スケジューリングシグナリング、及び各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのアップリンクにおけるDAI情報を決定することができ、これによって、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのアップリンクにおけるDAI情報に基づいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することができる。
【0125】
なお、スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない可能性がある場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。
【0126】
上記の実施例に基づき、選択的に、端末はさらに、各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定する。本実施例では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKは、少なくとも1つのHARQ-ACKサブコードブックに分けられるため、HARQ-ACKコードブックの長さは、分けられたHARQ-ACKサブコードブックの長さの和であり、HARQ-ACKサブコードブックの長さを加算すれば、HARQ-ACKコードブックの長さを得ることができる。
【0127】
本実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法は、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得して、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定し、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。本実施例では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの最大数、または生成可能なHARQ-ACKサブコードブックの最大個数に従って、アップリンクにおけるDAIを設定する必要がなくとも、HARK-ACKサブコードブックの長さを決定する目的を達成することが可能であり、ネットワーク機器によるスケジューリングの柔軟性を向上させるとともに、アップリンクにおけるDAIのシグナリングオーバーヘッドを削減することができる。
【0128】
実施例2
【0129】
本実施例では、実施例1における、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するS201の実現形態について詳細に説明する。
【0130】
選択的な実施形態では、図3に示すように、S201に記載されている、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップは、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得するS301と、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するS302と、を含み得る。
【0131】
本実施例では、ネットワーク機器は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数Nと予め設定されたしきい値K(Kはプロトコルにより決定されてもよく、例えばK=2とする)を予め設定することができ、ネットワーク機器は、HARQ-ACKをフィードバックする必要があるブロードキャスト/マルチキャストサービス識別子G-RNTIを、高層シグナリングによって設定することができ、例えば、G-RNTI-1、G-RNTI-2・・・G-RNTI-nというn個の異なるG-RNTIをそれぞれ設定する。
【0132】
さらに、ネットワーク機器からブロードキャスト/マルチキャストサービスの数nと予め設定されたしきい値Kとを端末に送信するか、または端末からブロードキャスト/マルチキャストサービスの数nと予め設定されたしきい値Kとをネットワーク機器にリクエストすることにより、端末によりブロードキャスト/マルチキャストサービスの数nと予め設定されたしきい値Kとに従ってアップリンクにおけるDAIの数mを決定してもよいし、又は、ネットワーク機器によりブロードキャスト/マルチキャストサービスの数nと予め設定されたしきい値Kとに従ってアップリンクにおけるDAIの数mを決定した後、アップリンクにおけるDAIの数mを端末に送信してもよい。
【0133】
選択的に、S302においてブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定し、すなわち、n≦Kとするとき、m=nとなり、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定し、すなわち、n>Kとするとき、m=Kとなる。
【0134】
本実施例では、アップリンクにおけるDAIの数mとして、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数nと予め設定されたしきい値Kとのうちの最小値を選択する場合、アップリンクにおけるDAIのシグナリングオーバーヘッドを効果的に削減することができる。
【0135】
選択的に、S302においてブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む。
【0136】
本実施例では、まず、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数nと予め設定されたしきい値Kとの比値を算出して、そして、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てるとき、整数に切り上げるようにしてもよく、これによって、アップリンクにおけるDAIの数mを得られ、具体的な公式は次の通りである。
【0137】
【数3】
【0138】
は、整数に切り上げることを表す。
【0139】
整数に切り上げることは、比値は小数部が余った場合、整数の部分に1を加算して、小数部を切り捨てることを指す。当然ながら、整数に切り下げるようにしてもよく、ここで限定されなくてもよい。
【0140】
選択的な実施形態では、S201においてネットワーク機器により予め設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップは、
ネットワーク機器により設定された所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む。
【0141】
本実施例では、ネットワーク機器は、1つの固定された所定の数値を直接に設定し、当該所定の数値をアップリンクにおけるDAIの数mとして設定し、例えば、m=1、m=2またはm=3とする。当該所定の数値は、ネットワーク機器から端末に送信されてもよいし(ブロードキャスト又はマルチキャストメッセージやUE専用メッセージなどを利用する)、または当該所定の数値は、端末からネットワーク機器にリクエストされる。
【0142】
他の選択的な実施形態では、上記した例示に限定されない方式を用いて、アップリンクにおけるDAIの数を取得してもよく、ここでは1つずつ繰り返して説明しない。
【0143】
実施例3
【0144】
本実施例では、実施例1における、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するS202の実現形態について詳細に説明する。
【0145】
図4に示すように、S203において各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するS401と、
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するS402と、を含み得る。
【0146】
本実施例では、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスはいずれも、ネットワーク機器により設定された、アイデンティティ番号G-RNTIを有しており、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスはスケジューリングされるとそれぞれのHARQ-ACKサブコードブックが生成されるため、本実施例では、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が決定されると、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が決定されたのも同然である。
【0147】
1つの選択的な実施例では、上記の実施例に基づき、S401において各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立するステップを含む。
【0148】
本実施例では、G-RNTIの数値を用いてアップリンクにおけるDAIの数mに対してモジュロ演算を行うことができ、モジュロ演算は剰余演算とも呼ばれ、具体的に、次の通りである。
【0149】
【数4】
【0150】
同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、G-RNTIグループごとに1つのアップリンクにおけるDAIに対応し、当該DAIのシーケンス番号がモジュロ演算結果に等しく、例にして説明すると、m=3とする場合を想定して、G-RNTI-1からG-RNTI-7までのモジュロ演算結果及びアップリンクにおけるDAIとの対応関係は、表2に示される。
【0151】
【表2】
【0152】
当該方法は、端末とネットワーク機器とは同じプロトコルルールを利用して、G-RNTIとUL DAIとの対応関係を決定することができるという優勢があり、当該方法は、柔軟性には欠けているが、設定の手間が省けるという利点がある。
【0153】
別の選択的な実施例では、上記の実施例に基づき、S401において各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
予め受信された、ネットワーク機器から送信された高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップをさらに含み得、前記高層シグナリングには、ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる。
【0154】
本実施例では、ネットワーク機器は、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を高層シグナリングによって設定することができ、高層シグナリングは、RRC(Radio Resource Control、無線リソース制御)とすることができ、ネットワーク機器によりブロードキャスト/マルチキャストサービスが設定されている際、G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックを生成するときサブコードブックの長さを計算するためにどのアップリンクにおけるDAIを利用するかということを指示するために用いられる、1つのアップリンクにおけるDAIに対応するG-RNTIを関連付ける。例にして説明すると、RRCによって設定された関連情報は、表3に示される。
【0155】
【表3】
【0156】
上記の表では、G-RNT-1/2/3を第1個のUL DAIと関連付けて、G-RNTI-4/5を第2個のUL DAIと関連付けるように設定している。一方、G-RNTI-7をいかなるUL DAIとも関連付けていない。
【0157】
なお、いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない(例えば表3のG-RNTI-7)場合、S203では、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。すなわち、スケジューリングシグナリングにおけるブロードキャスト/マルチキャストサービスのダウンリンクにおけるDAIは通常、アップリンクにおけるDAIに相当するため、高層シグナリングにおいて当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された最後のスケジューリングシグナリングDCIにおけるダウンリンクにおけるDAI(DL DAI)に従って、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することができる。
【0158】
別の選択的な実施例では、上記の実施例に基づき、S401において各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するネットワーク機器から送信されたスケジューリングシグナリングを受信するステップと、スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、をさらに含み得る。
【0159】
本実施例では、ネットワーク機器は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングDCIの中に、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報を追加し、具体的には、アップリンクにおけるDAIの数mに従って、DCIにおける指示情報のビット幅を決定することができ、具体的には次の通りである。
【0160】
【数5】
【0161】
例えば、m=2とする場合、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに利用可能なアップリンクにおけるDAIが2つあることを意味するため、
【0162】
【数6】
【0163】
とする場合、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングDCIの中に、今回スケジューリングされるブロードキャスト/マルチキャストサービスによって生成されたHARQ-ACKサブコードブックと当該2つの利用可能なアップリンクにおけるDAIとの関連関係を指示するために用いられる、長さが1ビットである指示情報を追加する必要があり、例えば、0は、ブロードキャスト/マルチキャストに用いられる第1個のアップリンクにおけるDAIを表し、1は、ブロードキャスト/マルチキャストに用いられる第2個のアップリンクにおけるDAIを表す。
【0164】
m=4とする場合、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに利用可能なアップリンクにおけるDAIが4つあることを意味するため、
【0165】
【数7】
【0166】
とする場合、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングDCIの中に、今回スケジューリングされるブロードキャスト/マルチキャストサービスによって生成されたHARQ-ACKサブコードブックと当該4つの利用可能なアップリンクにおけるDAIとの関連関係を指示するために用いられる、長さが2ビットである指示情報を追加する必要があり、例えば、00は、ブロードキャスト/マルチキャストに用いられる第1個のアップリンクにおけるDAIを表し、01は、ブロードキャスト/マルチキャストに用いられる第2個のアップリンクにおけるDAIを表し、10は、ブロードキャスト/マルチキャストに用いられる第3個のアップリンクにおけるDAIを表し、11は、ブロードキャスト/マルチキャストに用いられる第4個のアップリンクにおけるDAIを表す。
【0167】
なお、いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、ネットワーク機器から送信された複数のスケジューリングシグナリングが受信され、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する。
【0168】
また、前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応し、すなわち、スケジューリングシグナリングにおいて、G-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合に、どのアップリンクにおけるDAIにデフォルトで対応するかということを予め設定してもよいし、またはS203では、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する際、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。
【0169】
別の選択的な実施例では、上記の実施例に基づき、S401において各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
ネットワーク機器から送信されたブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを受信するステップと、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップと、を含む。
【0170】
本実施例では、ネットワーク機器は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングする際、所定のルールに従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次決定することができ、例えば、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIを並べ替え、これによって、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を並べ替えた順に決定し、このようにして、ネットワーク機器により予め設定する必要がなくなり、並べ替えは、昇順での並べ替え又は降順での並べ替えであってもよいし、当然ながら、他の並べ替え方式であってもよい。
【0171】
例にして説明すると、端末は、ネットワーク機器の2つのブロードキャスト/マルチキャストサービス(G-RNTI-1=1及びG-RNTI-3=3)に対するスケジューリングシグナリングを受信すると、2つのHARQ-ACKサブコードブックを生成する必要がある。端末は、G-RNTIを昇順の順にアップリンクにおけるDAIと対応し、すなわち、第1個のアップリンクにおけるDAIとG-RNTI-1とを対応し、第2個のアップリンクにおけるDAIとG-RNTI-3とを対応する。
【0172】
また、例えば、端末は、ネットワーク機器の2つのブロードキャスト/マルチキャストサービス(G-RNTI-3=3及びG-RNTI-5=5)に対するスケジューリングシグナリングを受信すると、2つのHARQ-ACKサブコードブックを生成する必要がある。端末は、G-RNTIを昇順の順にアップリンクにおけるDAIと対応し、すなわち、第1個のアップリンクにおけるDAIとG-RNTI-3とを対応し、第2個のアップリンクにおけるDAIとG-RNTI-5とを対応する。
【0173】
実施例4
【0174】
本実施例では、実施例1におけるS203において前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップの実現形態について詳細に説明する。
【0175】
具体的には、図5に示すように、S203において前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定するS501と、
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するS502と、を含み得る。
【0176】
本実施例では、ネットワーク機器は、1つの又はいくつかのブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングする必要があるとき、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを端末に送信し、スケジューリングシグナリングは、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel、物理アップリンク共有チャネル)をスケジューリングするDCIとすることができ、スケジューリングシグナリングには、ブロードキャスト/マルチキャストサービスHARQ-ACKサブコードブックを計算するためのアップリンクにおけるDAIがm個含まれており、例えば、mは2とする場合、スケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報は、2つのブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックのT-DAIを指示するために用いられる。これによって、端末は、スケジューリングシグナリングの中から各アップリンクにおけるDAIの数値を取得することができ、そして、アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することができ、その具体的な決定プロセスは、従来の決定手段を用いて実行されることができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0177】
上記の実施例に基づき、選択的に、S502において各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、具体的に、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングが受信されたか否かということに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かを決定するステップ、及び
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定するステップ、または
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップを含む。
【0178】
本実施例では、まず、HARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かを決定することができ、例えば、アップリンクにおけるDAI情報によって指示されるアップリンクT-DAIの数値
【0179】
【数8】
【0180】
とし、且つ当該アップリンクにおけるDAIと関連するいずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスのスケジューリングシグナリングも受信されていない場合、端末は、HARQ-ACKサブコードブックをフィードバックせず、当該HARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定するが、そうでない場合、HARQ-ACKサブコードブックをフィードバックする必要があり、アップリンクにおけるDAI情報を当該G-RNTIに対応するHARQ-ACKサブコードブックのT-DAIとしてHARQ-ACKサブコードブックの長さを計算してフィードバックする。
【0181】
上記の実施例に基づき、選択的に、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する際、スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。
【0182】
上記の実施例に基づき、選択的に、端末は、各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定してもよい。本実施例では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKは、少なくとも1つのHARQ-ACKサブコードブックに分けられるため、HARQ-ACKコードブックの長さは、分けられたHARQ-ACKサブコードブックの長さの和であり、HARQ-ACKサブコードブックの長さを加算すれば、HARQ-ACKコードブックの長さを得ることができる。
【0183】
上記の実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法をより明瞭に説明するために、以下、例示的に説明する。
【0184】
例示1
【0185】
ステップ1では、基地局により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数mを取得する。
【0186】
基地局は、HARQ-ACKをフィードバックする必要のあるブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIを高層シグナリングによって設定し、例えば、G-RNTI-1、G-RNTI-2・・・G-RNTI-nというn個の異なるG-RNTIをそれぞれ設定する。また、予め設定されたしきい値Kをプロトコルによって決定してもよい。そして、アップリンクにおけるDAIの数mを下記式にて決定する。
【0187】
【数9】
【0188】
例にして説明すると、K=3とする場合、n=2とすると、アップリンクにおけるDAIの数m=n=2となり、n=10とすると、m=K=3となる。
【0189】
さらに、アップリンクにおけるDAIの数を決定した後、スケジューリングシグナリングにおける、ブロードキャスト/マルチキャストに用いられるアップリンクにおけるDAIのフィールド情報は、表4に示されてもよい。
【0190】
【表4】
【0191】
なお、ここで、情報の長さは2ビットであると想定しているが、1ビット、3ビットなど、その他の長さとされてもよく、限定されない。
【0192】
ステップ2では、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する。
【0193】
まず、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定し、そして、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することができ、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する方式として、次のいずれかの方式を用いることができる。
【0194】
方式1では、各G-RNTIを用いてmに対してモジュロ演算を行い、具体的に、次の通りである。
【0195】
【数10】
【0196】
同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、G-RNTIグループごとに1つのアップリンクにおけるDAIに対応し、当該DAIのシーケンス番号がモジュロ演算結果に等しい。例にして説明すると、m=3とする場合を想定して、G-RNTI-1からG-RNTI-7までのモジュロ演算結果及びアップリンクにおけるDAIとの対応関係は、表5に示される。
【0197】
【表5】
【0198】
方式1は、端末と基地局とが同じプロトコルルールを利用して、G-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するという優勢があり、設定の手間が省けるという利点がある(例えば、方式2)が、柔軟性には欠けている。
【0199】
方式2では、高層シグナリング(例えば、RRC配置)に基づいて各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を設定し、すなわち、基地局は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスを設定するとき、対応するG-RNTIによってHARQ-ACKサブコードブックを生成する際、HARQ-ACKサブコードブックの長さを計算するためにどのアップリンクにおけるDAIを利用するかということを指示するために用いられる、1つのアップリンクにおけるDAIのインデックスにG-RNTIを関連付ける。例えば、RRCによって設定された関連情報は、表6に示される。
【0200】
【表6】
【0201】
上記の表では、G-RNT-1/2/3を第1個のUL DAIと関連付けて、G-RNTI-4/5を第2個のUL DAIと関連付けるように設定している。一方、G-RNTI-7をいかなるUL DAIとも関連付けていない。
【0202】
ステップ3では、基地局から送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングが受信されると、前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。
【0203】
PUSCHをスケジューリングするスケジューリングシグナリングDCIは端末により受信されたとき、DCIには、ブロードキャスト/マルチキャストHARQ-ACKサブコードブックを計算するためのアップリンクにおけるDAIがm個含まれており、例えば、mが3とする場合には、3つのブロードキャスト/マルチキャストのHARQ-ACKサブコードブックのT-DAIを指示し、そのHARQ-ACKサブコードブックの長さの計算方法は、次の通りである。
【0204】
G-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、対応するアップリンクにおけるDAI数値を取得し、アップリンクにおけるDAIによって指示される
【0205】
【数11】
【0206】
とし、且つ当該アップリンクにおけるDAIと関連するいずれかのG-RNTIスケジューリングシグナリングも受信されていない場合、端末は、HARQ-ACKサブコードブックをフィードバックせず、当該HARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定するが、そうでない場合、アップリンクにおけるDAIを当該G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックのT-DAIとしてサブコードブックの長さを計算してフィードバックする。
【0207】
本ステップの実行状況についてさらに説明するために、次の通りに例が挙げられ、ステップ2によって得られるG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係は、下記の表7に示される。
【0208】
【表7】
【0209】
上記の表に示すように、G-RNTIとUL DAIとの関連関係によれば、G-RNTI-1とG-RNTI-2とに対応するスケジューリングDCIと関連付けられている第1個のブロードキャスト/マルチキャストサービスアップリンクにおけるDAI=4となっており、実際にスケジューリングされるとき、G-RNTI-1のサービスデータスケジューリングシグナリングDCIが受信されたことがわかる。この場合には、端末は
【0210】
【数12】
【0211】
に従って、G-RNTI-1に対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックを計算し、
また、G-RNTIとUL DAIとの関連関係によれば、G-RNTI-4とG-RNTI-5とに対応するスケジューリングDCIと関連付けられている第2個のブロードキャスト/マルチキャストサービスアップリンクにおけるDAI=3となっており、実際にスケジューリングされるとき、G-RNTI-5のサービスデータスケジューリングシグナリングDCIが受信されたことがわかる。この場合には、端末は
【0212】
【数13】
【0213】
に従って、G-RNTI-5に対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックを計算し、
さらに、G-RNTIとUL DAIとの関連関係によれば、G-RNTI-6とG-RNTI-3とに対応するスケジューリングDCIと関連付けられている第3個のブロードキャスト/マルチキャストサービスアップリンクにおけるDAI=4となっており、実際にスケジューリングされるとき、G-RNTI-6とG-RNTI-3とはいずれも、スケジューリングシグナリングDCIが受信されておらず、且つ
【0214】
【数14】
【0215】
となっていることが分かり、この場合には、端末は、この2つのG-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスデータがいずれも基地局によりスケジューリングされておらず、すなわち、当該HARQのHARQ-ACKサブコードブックが生成されておらず、当該HARQ-ACKサブコードブックの長さが0であるということを認識している。
【0216】
その他、1.1つ又は複数のG-RNTIについては、対応するアップリンクにおけるDAIが設定されていない場合、端末は、HARQ-ACKサブコードブックの長さを計算する際、受信したスケジューリングシグナリングのダウンリンクにおけるDAIに従ってサブコードブックの長さを計算する。例えば、G-RNTI-7については、関連するアップリンクにおけるDAIが設定されていない場合、端末は、HARQ-ACKサブコードブックを計算する際、受信した最後のDCIにおけるダウンリンクにおけるDAIに従ってサブコードブックの長さを計算し、
2.操作を簡略化するために、端末は、同じグループにおける2つ以上のG-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのスケジューリングを受信することを望んでおらず、加えて、これらのG-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスによって1つのHARQ ACKコードブック(複数のサブコードブックからなる)を生成し、且つ当該HARQコードブックが同じPUSCHにおいて伝送されることから、端末は、1つのグループにおける複数のG-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスを1つのアップリンクにおけるDAI上に対応することを望んでいない。上記の表では、G-RNTI-1とG-RNTI-2とは設定によって「第1個のブロードキャスト/マルチキャストUL DAI」と関連付けられるようになっているが、端末は、この2つのG-RNTIスケジューリングシグナリングを同時に受信することを望んでいない。2つのG-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのスケジューリングシグナリングの受信が可能になる場合、2つのG-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスに対しては、当該アップリンクにおけるDAI数値を用いて対応するサブコードブックの長さを計算する。
【0217】
例示2
【0218】
ステップ1では、基地局により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数mを取得する。
【0219】
プロトコルにより1つの所定の数値mが固定され、例えばm=2とする場合、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数として決定し、これに加えて、現在、ユニキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIが2つあるため、合計してアップリンクにおけるDAIは4つあり、下記の表に示される。
【0220】
【表8】
【0221】
なお、ここで、情報の長さは2ビットであると想定しているが、1ビット、3ビットなど、その他の長さとされてもよく、限定されない。
【0222】
ステップ2では、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する。
【0223】
本例示では、DCI指示に従って各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することにより、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することができる。
【0224】
アップリンクにおけるDAIの数mに従って、DCIにおける指示情報のビット幅を決定することができ、具体的には次の通りである。
【0225】
【数15】
【0226】
上記の表8では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIは合計して2つあり、
【0227】
【数16】
【0228】
とする場合、ブロードキャスト/マルチキャストサービスのスケジューリングシグナリングの中に、今回スケジューリングされるブロードキャスト/マルチキャストサービスによって生成されたHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの関連関係を指示するために用いられる、長さが1ビットである指示情報を追加する必要がある。例えば、0は、表8の「第3個のUL DAI」(またはブロードキャスト/マルチキャストに用いられる第1個のUL DAI)を表し、1は、表8の「第4個のUL DAI」(またはブロードキャスト/マルチキャストに用いられる第2個のUL DAI)を表す。
【0229】
また、ユニキャストのアップリンクにおけるDAIとブロードキャスト/マルチキャストサービスのアップリンクにおけるDAIとの共有が可能になる場合、上記の表8では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに利用可能なUL DAIは合計して4つあり、
【0230】
【数17】
【0231】
とする場合、スケジューリングされるブロードキャスト/マルチキャストサービスの中に、今回スケジューリングされるブロードキャスト/マルチキャストサービスによって生成されたHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの関連関係を指示するために用いられる、長さが2ビットである情報指示を追加する必要がある。
【0232】
ステップ3では、基地局から送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングが受信されると、前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。
【0233】
PUSCHをスケジューリングするスケジューリングシグナリングDCIは端末により受信されたとき、DCIにはブロードキャスト/マルチキャストHARQ-ACKサブコードブックを計算するためのアップリンクにおけるDAIがm個含まれており、例えばmが4とする場合には、4つのブロードキャスト/マルチキャストのHARQ-ACKサブコードブックのT-DAIを指示し、そのHARQ-ACKサブコードブックの長さの計算方法は次の通りである。
【0234】
G-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、対応するアップリンクにおけるDAI数値を取得し、アップリンクにおけるDAIによって指示される
【0235】
【数18】
【0236】
とし、且つ当該アップリンクにおけるDAIと関連するいずれかのG-RNTIスケジューリングシグナリングも受信されていない場合、端末は、HARQ-ACKサブコードブックをフィードバックせず、当該HARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定するが、そうでない場合、アップリンクにおけるDAIを当該G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックのT-DAIとしてサブコードブックの長さを計算してフィードバックする。
【0237】
その他、1.ブロードキャスト/マルチキャストサービスのDCIスケジューリングシグナリングにおいて、今回スケジューリングされるブロードキャスト/マルチキャストサービスG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係が指示されていない場合、1)1つのアップリンクにおけるDAIにデフォルトで対応する方法、及び、2)HARQ-ACKサブコードブックを計算する際、受信された最後のDCIにおけるダウンリンクにおけるDAIに従って対応するサブコードブックの長さを計算する方法、という2つの方法のいずれかを使用して処理することができる。
【0238】
2.同一のブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックの複数の異なるスケジューリングシグナリングについては、DCIスケジューリングシグナリングにおいて指示されるアップリンクにおけるDAIとの対応関係が一致しない場合、最後のスケジューリングシグナリングによって指示されるアップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って利用する。
【0239】
本例示は、例示1に対して、設定されたすべてのブロードキャスト/マルチキャストサービスにおいて、任意のm個のサービスをスケジューリングすることができ、当該m個のサービスによって同一のHARQ-ACKコードブック(m個のサブコードブックからなる)が生成可能で、且つ当該HARQ-ACKコードブックが同一のPUSCHで伝送されるという優勢がある。
【0240】
例示3
【0241】
ステップ1では、基地局により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数mを取得する。(例示1と同様)
【0242】
基地局は、HARQ-ACKをフィードバックする必要のあるブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIを高層シグナリングによって設定し、G-RNTI-1、G-RNTI-2・・・G-RNTI-nというn個の異なるG-RNTIをそれぞれ設定する。また、プロトコルによって予め設定されたしきい値Kを決定してもよい。そして、アップリンクにおけるDAIの数mを下記式にて決定する。
【0243】
【数19】
【0244】
例にして説明すると、K=2とする場合を想定して、n=1とする場合には、アップリンクにおけるDAIの数m=n=1となり、n=10とする場合には、m=K=2となる。
【0245】
さらに、アップリンクにおけるDAIの数を決定した後、スケジューリングシグナリングにおける、ブロードキャスト/マルチキャストに用いられるアップリンクにおけるDAIのフィールド情報は、表9に示されるものとしてもよい。
【0246】
【表9】
【0247】
なお、ここで、情報の長さは2ビットであると想定しているが、1ビット、3ビットなど、その他の長さとされてもよく、限定されない。
【0248】
ステップ2では、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する。
【0249】
本例示では、デフォルトのルールの方法に従って各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することにより、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することができ、具体的には次の通りである。
【0250】
基地局から送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを受信し、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングの場合には、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係をG-RNTIの昇順で確立する。
【0251】
例えば、端末は、基地局の2つのブロードキャスト/マルチキャストサービス(G-RNTI-1=1及びG-RNTI-3=3)に対するスケジューリングシグナリングを受信すると、2つのHARQ-ACKサブコードブックを生成する必要がある。端末は、G-RNTIを昇順の順にアップリンクにおけるDAIと対応し、すなわち、第1個のアップリンクにおけるDAIとG-RNTI-1とを対応し、第2個のアップリンクにおけるDAIとG-RNTI-3とを対応する。
【0252】
また、例えば、端末は、基地局の2つのブロードキャスト/マルチキャストサービス(G-RNTI-3=3及びG-RNTI-5=5)に対するスケジューリングシグナリングを受信すると、2つのHARQ-ACKサブコードブックを生成する必要がある。端末は、G-RNTIを昇順の順にアップリンクにおけるDAIと対応し、すなわち、第1個のアップリンクにおけるDAIとG-RNTI-3とを対応し、第2個のアップリンクにおけるDAIとG-RNTI-5とを対応する。
【0253】
当然ながら、選択的に、本例示では、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を降順で確立してもよい。
【0254】
基地局によりスケジューリングされたブロードキャスト/マルチキャストサービスのダウンリンクデータが1つのみある場合、アップリンクにおけるDAIのうちの1つは実際にスケジューリングされたT-DAIに従って設定され、その他のアップリンクにおけるDAIは
【0255】
【数20】
【0256】
とする。端末側は、複数のアップリンクにおけるDAI数値を受信すると、順を追って4に等しくないアップリンクにおけるDAIを見つけ出す。すべてのアップリンクにおけるDAIは4である場合、端末は、
【0257】
【数21】
【0258】
に従って処理する(第3ステップの記述参照)
【0259】
本例示は、例示1のステップ2の内容を基地局により設定する必要がなくなることが利点であるが、1つのG-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのスケジューリング情報が全部なくなると、HARQ-ACKサブコードブックの計算ミスという問題が起こしてしまうことが欠点である。
【0260】
ステップ3では、ネットワーク機器から送信されたブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングが受信されると、前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する(例示1と同様)。
【0261】
PUSCHをスケジューリングするスケジューリングシグナリングDCIは端末により受信されると、DCIにはブロードキャスト/マルチキャストHARQ-ACKサブコードブックを計算するためのアップリンクにおけるDAIがm個含まれており、mが2とする場合には、2つのブロードキャスト/マルチキャストのHARQ-ACKサブコードブックのT-DAIを指示し、そのHARQ-ACKサブコードブックの長さの計算方法は次の通りである。
【0262】
G-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、対応するアップリンクにおけるDAI数値を取得し、アップリンクにおけるDAIによって指示される
【0263】
【数22】
【0264】
とし、且つ当該アップリンクにおけるDAIと関連するいずれかのG-RNTIスケジューリングシグナリングも受信されていない場合、端末は、HARQ-ACKサブコードブックをフィードバックせず、当該HARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定するが、そうでない場合、アップリンクにおけるDAIを当該G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックのT-DAIとしてサブコードブックの長さを計算してフィードバックする。
【0265】
なお、限られたアップリンクにおけるDAIの数mのため、基地局は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングする際、mを超えた数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックからなるHARQ-ACKコードブックを同一のPUSCH上で伝送することを回避すべきである。基地局は、mを超えた数のブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングする際、アップリンクにおけるDAIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスは存在せず、HARQ-ACKサブコードブックの長さを計算する際、アップリンクにおけるDAI数値を、スケジューリングシグナリングDCIにおけるダウンリンクにおけるDAIに従って計算する。
【0266】
例示4
【0267】
例示1~3では、アップリンクにおけるDAIとダウンリンクにおけるDAIとのビット幅bit_width=2ビット(すなわち、最大数値として、4まで指示している)であることを想定すると、各DCIスケジューリング情報によってスケジューリングされるPDSCHデータは最大で1回に1つで、且つ最大3つの連続するDCIが失われるDAIカウントプロセスも解決できる。
【0268】
本実施例では、ビット幅が2を超えた(例えば、2+M、M>=1)ときのアップリンクにおけるDAIの表示方法を想定している。なお、ここで、アップリンクにおけるDAIのビット幅を増大する以外、その他のプロセスを変更しなくてもよく、すなわち、ステップ3のアップリンクにおけるDAIデータが異なる以外、ステップ1及びステップ2は、上記例示したものと同様にする。
【0269】
アップリンクにおけるDAIのビット幅bit_width=2+Mとする場合には、1つのダウンリンクDCIスケジューリング情報によってスケジューリング可能なPDSCHは最多で2個あることを示し、アップリンクにおけるDAIは、「最後のダウンリンクDCIスケジューリング情報」によってスケジューリングされるのが「複数のPDSCHのうち最後のPDSCHのT-DAIカウント数値」であることを示し、当該アップリンクにおけるDAIのカウント方法は、図6に示される。
【0270】
図6に示すように、M=2とする場合を想定すると、各DCIによってスケジューリング可能なPDSCHは最多で4つある。アップリンクにおけるDAIのビット幅は4ビットとすると、対応するダウンリンクにおけるDAIのビット幅も4ビットとなる。ダウンリンクスケジューリングでは、C-DAIとT-DAIとのカウント方法は、いずれも「本DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうち最後のPDSCH」に記録されており、例えば、
DCI-1では、3つのPDSCHがスケジューリングされ、C-DAI=3(1ではない)となり、
DCI-2では、3つのPDSCHがスケジューリングされ、C-DAI=6(4ではない)となり、T-DAI=6(4ではない)となり、
DCI-4では、2つのPDSCHがスケジューリングされ、C-DAI=11(10ではない)となり、T-DAI=11(10ではない)となる。
【0271】
アップリンクにおけるDAIに対してDCI-4のT-DAI数値を示すことは、「最後のダウンリンクDCIスケジューリング情報」のために「複数のPDSCHのうち最後のPDSCHのT-DAIカウント数値」をスケジューリングすることでもあり、すなわち、アップリンクにおけるDAI=11となる。
【0272】
その他、1.実際の標準化プロセスでは、ダウンリンクC-DAI又は/及びT-DAIによって、例えばDCI-4における、C-DAI=10、T-DAI=10など、「複数のPDSCHのうち最初のPDSCHのT-DAIカウント数値」がスケジューリングされた場合、HARQ-ACKサブコードブックの長さを計算する際、DCIによって今回実際にスケジューリングされるPDSCH数を加算して、1を減算する必要があり、例えば、DCI-4では、スケジューリングシグナリングの指示ではT-DAI=10となっているが、実際にはT-DAI=10+2-1=11となっている。このような場合には、アップリンクにおけるDAIによって「複数のPDSCHのうち最後のPDSCHのT-DAIカウント数値」がスケジューリングされるというルールを守り続ける必要があり、なぜなら、端末はDCI-4の検出を見落とした場合には、端末はDCI-4によってスケジューリングされるPDSCHの個数を知ることができなくなる。
【0273】
さらに、上記の技術的解決手段では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIのDAI及びHARQ-ACKコードブックの操作プロセスでは、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの動的スケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-RNTI(Group common Radio Network Tempory Identity)が含まれており、また、半静的持続性グループスケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-CS-RNTI(Group Configured Scheduling-RNTI)も含まれており、基地局は、半静的持続性グループスケジューリングが可能となるように、複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスを設定する際、基地局は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを端末のために設定することができる。上記の関連する技術的解決手段は、G-CS-RNTIに適用され、次の方法のいずれかを含み得る。
【0274】
1の方法では、1つの特定のG-CS-RNTIと1つの特定のG-RNTIとを関連付けて上記の技術的解決手段に適用する。例えば、
- 基地局は、高層シグナリング(例えばRRCメッセージ)によって、G-CS-RNTIとG-RNTIとの関連関係を指示する。例えば、G-CS-RNTI-1とG-RNTI-1とが関連する。
- ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-RNTIは、動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTI-1とG-RNTI-1とによってスクランブリングされるスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは共同にカウントされるということを指示する(すなわち、2つのRNTIのスケジューリングシグナリングによって1つのHARQ-ACKサブコードブックAを生成する)。例えば、タイムスロット1では、端末は、G-CS-RNTI-1によってスクランブリングされる、DAIが1であるDCIを受信する。タイムスロット2では、端末は、G-RNTI-1によってスクランブリングされる、DAIが2であるDCIを受信する。
- アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、上記の技術的解決手段では、上記のHARQ-ACKサブコードブックAの長さを計算するために用いられる、G-RNTI-1に対応するアップリンクにおけるDAIを決定する。
【0275】
2の方法では、1つの特定のG-CS-RNTIに対してDAIカウントを単独で行い、すなわち、HARQ-ACKサブコードを単独で生成する。例えば、
- ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTIは、動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTIスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは単独でカウントされるということを指示し(すなわち、1つのHARQ-ACKサブコードブックBを単独で生成する)、関連するDAI技術的プロセスに従って、HARQ-ACKサブコードブックを生成するか否かということ及びサブコードブックの長さを決定し、関連するプロセスは、G-RNTIの場合と同じであるため、ここで繰り返して説明しない。
- アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、上記の技術的解決手段では、G-CS-RNTI-1を1つの特別なG-RNTIとして、上記のHARQ-ACKサブコードブックBの長さを決定するために用いられる、対応するアップリンクにおけるDAIを決定する。例えば、G-RNT-1、G-RNTI-2、G-CS-RNTI-1は設定された場合には、3つのG-RNTIは設定されたということに相当し、G-RNTIとアップリンク-DAIとの対応関係は決定される。次の通りに例を挙げる。
・ 基地局により1つのブロードキャスト/マルチキャストのアップリンクにおけるDAIが設定された場合を想定すると、当該UL DAIはG-RNT-1、またはG-RNTI-2、またはG-CS-RNTI-1のコードブック生成プロセスに適用されることができる。
・ 基地局により2つ以上のブロードキャスト/マルチキャストのアップリンクにおけるDAIが設定された場合を想定すると、「G-RNT-1、G-RNTI-2、G-CS-RNTI-1」とアップリンクUL DAIとの対応関係をそれぞれ決定する。決定方法は、上記の技術的解決手段のいずれかの実施例に適用され得る。
【0276】
3の方法では、基地局により複数のG-CS-RNTIが設定された場合には、各G-CS-RNTは、DAIカウントを個別に行う方法、または特定のG-RNTIと関連付けてDAIカウントを共同で行う方法を用いることができ、具体的には、プロトコルによって決定されるかまたは基地局の設定により決定される。
【0277】
実施例7
【0278】
図7は、本実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法のフローチャートである。図7に示すように、本実施例は、実行主体がネットワーク機器である、アップリンクにおけるDAI指示の方法を提供し、当該アップリンクにおけるDAI指示の方法の具体的なステップは、次の通りである。
S601では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得する。
S602では、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する。
S603では、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定し、及び/又は端末が前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するようにするために、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングを端末に送信する。
【0279】
選択的に、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得するステップと、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップと、を含む。
【0280】
選択的に、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定するステップ、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定するステップを含む。
【0281】
選択的に、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む。
【0282】
選択的に、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップは、
所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む。
【0283】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、を含む。
【0284】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立するステップを含む。
【0285】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる、端末に送信するための高層シグナリングを取得するステップと、
前記高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、を含む。
【0286】
選択的に、前記方法は、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、端末に送信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップをさらに含む。
【0287】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する端末に送信するためのスケジューリングシグナリングを取得するステップと、
スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、を含む。
【0288】
選択的に、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、複数のスケジューリングシグナリングを端末に送信する必要があり、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップを含む。
【0289】
選択的に、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応するステップを含み、または
前記方法は、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップをさらに含む。
【0290】
選択的に、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
端末に送信するための、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを取得するステップと、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップと、を含む。
【0291】
選択的に、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップは、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIの昇順又は降順に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップを含む。
【0292】
選択的に、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定するステップと、
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップと、を含む。
【0293】
選択的に、各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングを端末に送信するか否かということに従って、端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かということを決定するステップ、及び
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定するステップ、または
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップを含む。
【0294】
選択的に、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップは、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップを含む。
【0295】
選択的に、前記方法は、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定するステップをさらに含む。
【0296】
本実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法は、上記の実施例の方法におけるネットワーク機器側に対応する方法であり、その実現形態及び技術的効果が端末側と類似するため、上記の端末側の実施例を参照することができる。
【0297】
選択的に、前記方法は、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの動的スケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-RNTI及び/又は半静的持続性グループスケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-CS-RNTIを含む、ネットワークの設定を取得するステップをさらに含む。
【0298】
選択的に、前記ネットワーク機器は、半静的持続性グループスケジューリングが可能となるように、ブロードキャスト/マルチキャストサービスを設定する場合に、前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含む。
【0299】
選択的に、前記ネットワークの設定は、互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとを含み、前記方法は、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTI及び関連するG-RNTIがスクランブリングされるスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは共同でカウントされることを指示するステップ、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、G-CS-RNTI及び関連するG-RNTIにおけるG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを決定するステップをさらに含む。
【0300】
選択的に、前記方法は、
前記互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとの間の関連関係を含む、高層シグナリングを端末に送信するステップをさらに含む。
【0301】
選択的に、前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-CS-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTIスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは個別にカウントされ、関連するDAIの技術的数値に従ってHARQ-ACKサブコードブックとサブコードブックとの長さを生成するか否かということを決定するステップ、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTIに対しては、G-RNTIの方法に従って、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、対応するアップリンクにおけるDAIを決定するステップをさらに含む。
【0302】
選択的に、前記ネットワークの設定は、複数のG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
各G-CS-RNTについては、DAIカウントを個別に行うか、または特定のG-RNTIと関連付けてDAIカウントを共同で行うステップをさらに含む。
【0303】
実施例8
【0304】
図8は、本開示の実施例の端末機器の構造図である。本実施例により提供される端末機器は、方法の実施例により提供される処理プロセスを実行することができ、図8に示すように、前記端末機器700は、メモリ701、トランシーバ702、及びプロセッサ703を含む。
【0305】
図8には、バスアーキテクチャは、相互接続された任意の数のバス及びブリッジを含むことができ、具体的には、プロセッサ703によって表される1つ又は複数のプロセッサとメモリ701によって表されるメモリの様々な回路が互いにリンクされる。バスアーキテクチャはまた、周辺機器、電圧レギュレータ、及び電力管理回路などの様々な他の回路をリンクすることができ、これらは本技術分野において周知のものであるため、本明細書ではそれ以上説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。トランシーバ702は、無線チャネル、有線チャネル、光ケーブルなどの伝送媒体を含む伝送媒体上で他の様々な装置と通信するためのユニットを提供する、送信機及び受信機を含む複数のエレメントとすることができる。プロセッサ701は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ703は、プロセッサ701が操作を実行する際に使用されるデータを記憶することができる。
【0306】
プロセッサ703は、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、または複雑なプログラマブルロジックデバイス(Complex Programmable Logic Device、CPLD)とすることができ、プロセッサは、マルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0307】
メモリ701は、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、トランシーバ702は、前記プロセッサ703の制御下でデータを送受信するために用いられ、プロセッサ703は、前記メモリ701におけるコンピュータプログラムを読み取るとともに、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得する操作、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する操作、及び
前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する操作を実行するために用いられる。
【0308】
選択的に、前記プロセッサ703は、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得すること、及び
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定することに用いられる。
【0309】
選択的に、前記プロセッサ703は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定すること、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定することに用いられる。
【0310】
選択的に、前記プロセッサ703は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる。
【0311】
選択的に、前記プロセッサ703は、ネットワーク機器により予め設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
ネットワーク機器により設定された所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる。
【0312】
選択的に、前記プロセッサ703は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定すること、及び
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0313】
選択的に、前記プロセッサ703は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立することに用いられる。
【0314】
選択的に、前記プロセッサ703は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
予め受信された、ネットワーク機器から送信された高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられ、前記高層シグナリングには、ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる。
【0315】
選択的に、前記プロセッサ703は、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0316】
選択的に、前記プロセッサ703は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するネットワーク機器から送信されたスケジューリングシグナリングを受信すること、及び
スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0317】
選択的に、前記プロセッサ703は、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、ネットワーク機器から送信された複数のスケジューリングシグナリングが受信され、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0318】
選択的に、前記プロセッサ703は、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応することに用いられ、または、
前記プロセッサ703は、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0319】
選択的に、前記プロセッサ703は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
ネットワーク機器から送信されたブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを受信すること、及び
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる。
【0320】
選択的に、前記プロセッサ703は、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するとき、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIの昇順又は降順に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる。
【0321】
選択的に、前記プロセッサ703は、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定すること、及び
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0322】
選択的に、前記プロセッサ703は、各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングが受信されたか否かということに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かを決定すること、及び
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定すること、または
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0323】
選択的に、前記プロセッサ703は、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0324】
選択的に、前記プロセッサ703は、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0325】
選択的に、前記プロセッサ703は、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの動的スケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-RNTI及び/又は半静的持続性グループスケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-CS-RNTIを含む、ネットワークの設定を取得することにさらに用いられる。
【0326】
選択的に、前記ネットワーク機器は、半静的持続性グループスケジューリングが可能となるように、ブロードキャスト/マルチキャストサービスを設定する場合に、前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含む。
【0327】
選択的に、前記ネットワークの設定は、互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとを含み、前記プロセッサ703は、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTI及び関連するG-RNTIがスクランブリングされるスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは共同でカウントされることを指示すること、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTI及び関連するG-RNTIにおけるG-RNTIに対応する、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、アップリンクにおけるDAIを決定することにさらに用いられる。
【0328】
選択的に、前記プロセッサ703は、
ネットワーク機器から送信された高層シグナリングに従って、前記互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとの間の関連関係を決定することにさらに用いられる。
【0329】
選択的に、前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含み、前記プロセッサ703は、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-CS-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTIスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは個別にカウントされ、関連するDAIの技術的数値に従ってHARQ-ACKサブコードブックとサブコードブックとの長さを生成するか否かということを決定すること、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTIに対しては、G-RNTIの端末に従って、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、対応するアップリンクにおけるDAIを決定することにさらに用いられる。
【0330】
選択的に、前記ネットワークの設定は、複数のG-CS-RNTIを含み、前記プロセッサ703は、
各G-CS-RNTについては、DAIカウントを個別に行うか、または特定のG-RNTIと関連付けてDAIカウントを共同で行うことにさらに用いられる。
【0331】
本開示の実施例により提供される端末機器は、具体的に、上記の実施例により提供される端末側の方法の実施例を実行するために使用されることができ、具体的な機能についてここでは繰り返して説明しない。
【0332】
実施例9
【0333】
図9は、本開示の実施例ネットワーク機器の構造図である。本実施例により提供されるネットワーク機器は、方法の実施例により提供される処理プロセスを実行することができ、図9に示すように、前記ネットワーク機器800は、メモリ801、トランシーバ802、及びプロセッサ803を含み、
図9には、バスアーキテクチャは、相互接続された任意の数のバス及びブリッジを含むことができ、具体的には、プロセッサ803によって表される1つ又は複数のプロセッサとメモリ801によって表されるメモリの様々な回路が互いにリンクされる。バスアーキテクチャはまた、周辺機器、電圧レギュレータ、及び電力管理回路などの様々な他の回路をリンクすることができ、これらは本技術分野において周知のものであるため、本明細書ではそれ以上説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。トランシーバ802は、無線チャネル、有線チャネル、光ケーブルなどの伝送媒体を含む伝送媒体上で他の様々な装置と通信するためのユニットを提供する、送信機及び受信機を含む複数のエレメントとすることができる。プロセッサ803は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ801は、プロセッサ803が操作を実行する際に使用されるデータを記憶することができる。
【0334】
プロセッサ803は、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、または複雑なプログラマブルロジックデバイス(Complex Programmable Logic Device、CPLD)とすることができ、プロセッサ803は、マルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0335】
メモリ801は、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、トランシーバ802は、前記プロセッサ803の制御下でデータを送受信するために用いられ、プロセッサ803は、前記メモリ801におけるコンピュータプログラムを読み取るとともに、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得する操作、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定する操作、及び
前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する操作、及び/又は端末が前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するようにするために、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングを端末に送信する操作を実行するために用いられる。
【0336】
選択的に、前記プロセッサ803は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得すること、及び
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定することに用いられる。
【0337】
選択的に、前記プロセッサ803は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定すること、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定することに用いられる。
【0338】
選択的に、前記プロセッサ803は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる。
【0339】
選択的に、前記プロセッサ803は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる。
【0340】
選択的に、前記プロセッサ803は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定すること、及び
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0341】
選択的に、前記プロセッサ803は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立することに用いられる。
【0342】
選択的に、前記プロセッサ803は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる、端末に送信するための高層シグナリングを取得すること、及び
前記高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0343】
選択的に、前記プロセッサ803は、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、端末に送信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0344】
選択的に、前記プロセッサは、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する端末に送信するためのスケジューリングシグナリングを取得すること、及び
スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0345】
選択的に、前記プロセッサ803は、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、複数のスケジューリングシグナリングを端末に送信する必要があり、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0346】
選択的に、前記プロセッサ803は、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応することに用いられ、または、
前記プロセッサ803は、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0347】
選択的に、前記プロセッサ803は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
端末に送信するための、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを取得すること、及び
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる。
【0348】
選択的に、前記プロセッサ803は、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するとき、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIの昇順又は降順に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる。
【0349】
選択的に、前記プロセッサ803は、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定すること、及び
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0350】
選択的に、前記プロセッサ803は、各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングを端末に送信するか否かということに従って、端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かということを決定すること、及び
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定すること、または
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0351】
選択的に、前記プロセッサ803は、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0352】
選択的に、前記プロセッサ803は、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0353】
選択的に、前記プロセッサ803は、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの動的スケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-RNTI及び/又は半静的持続性グループスケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-CS-RNTIを含む、ネットワークの設定を取得することにさらに用いられる。
【0354】
選択的に、前記ネットワーク機器は、半静的持続性グループスケジューリングが可能となるように、ブロードキャスト/マルチキャストサービスを設定する場合に、前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含む。
【0355】
選択的に、前記ネットワークの設定は、互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとを含み、前記プロセッサ803は、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTI及び関連するG-RNTIがスクランブリングされるスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは共同でカウントされることを指示すること、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTI及び関連するG-RNTIにおけるG-RNTIに対応する、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、アップリンクにおけるDAIを決定することにさらに用いられる。
【0356】
選択的に、前記プロセッサ803は、
前記互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとの間の関連関係を含む、高層シグナリングを端末に送信することにさらに用いられる。
【0357】
選択的に、前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含み、前記プロセッサ803は、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-CS-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTIスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは個別にカウントされ、関連するDAIの技術的数値に従ってHARQ-ACKサブコードブックとサブコードブックとの長さを生成するか否かということを決定すること、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTIに対しては、G-RNTIのネットワーク機器に従って、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる、対応するアップリンクにおけるDAIを決定することにさらに用いられる。
【0358】
選択的に、前記ネットワークの設定は、複数のG-CS-RNTIを含み、前記プロセッサ803は、
各G-CS-RNTについては、DAIカウントを個別に行うか、または特定のG-RNTIと関連付けてDAIカウントを共同で行うことにさらに用いられる。
【0359】
本開示の実施例により提供される端末機器は、具体的に、上記の実施例により提供されるネットワーク機器側の方法の実施例を実行するために使用されることができ、具体的な機能についてここでは繰り返して説明しない。
【0360】
実施例10
【0361】
図10は、本開示の実施例のアップリンクにおけるDAI指示の装置の構造図である。本実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の装置は、端末機器側の方法の実施例により提供される処理プロセスを実行することができ、図10に示すように、当該アップリンクにおけるDAI指示の装置900は、数決定ユニット901、対応関係決定ユニット902、及びコードブック長さ決定ユニット903を含む。
【0362】
数決定ユニット901は、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するために用いられ、
対応関係決定ユニット902は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するために用いられ、
コードブック長さ決定ユニット903は、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するために用いられる。
【0363】
選択的に、前記数決定ユニット901は、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得すること、及び
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定することに用いられる。
【0364】
選択的に、前記数決定ユニット901は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定すること、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定することに用いられる。
【0365】
選択的に、前記数決定ユニット901は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる。
【0366】
選択的に、前記数決定ユニット901は、ネットワーク機器により予め設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
ネットワーク機器により設定された所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる。
【0367】
選択的に、前記対応関係決定ユニット902は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定すること、及び
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0368】
選択的に、前記対応関係決定ユニット902は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立することに用いられる。
【0369】
選択的に、前記対応関係決定ユニット902は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
予め受信された、ネットワーク機器から送信された高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられ、前記高層シグナリングには、ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる。
【0370】
選択的に、前記対応関係決定ユニット902は、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、コードブック長さ決定ユニット903が受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するように制御することにさらに用いられる。
【0371】
選択的に、前記対応関係決定ユニット902は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するネットワーク機器から送信されたスケジューリングシグナリングを受信すること、及び
スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0372】
選択的に、前記対応関係決定ユニット902は、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、ネットワーク機器から送信された複数のスケジューリングシグナリングが受信され、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0373】
選択的に、前記対応関係決定ユニット902は、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応することに用いられ、または
前記方法は、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップをさらに含む。
【0374】
選択的に、前記対応関係決定ユニット902は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
ネットワーク機器から送信されたブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを受信すること、及び
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる。
【0375】
選択的に、前記対応関係決定ユニット902は、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するとき、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIの昇順又は降順に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる。
【0376】
選択的に、前記コードブック長さ決定ユニット903は、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定すること、及び
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0377】
選択的に、前記コードブック長さ決定ユニット903は、各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングが受信されたか否かということに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かを決定すること、及び
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定すること、または
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0378】
選択的に、前記コードブック長さ決定ユニット903は、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0379】
選択的に、前記コードブック長さ決定ユニット903は、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0380】
本開示の実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の装置は、具体的に、上記の端末側の方法の実施例を実行するために使用されることができ、具体的な機能についてここでは繰り返して説明しない。
【0381】
実施例11
【0382】
図11は、本開示の実施例のアップリンクにおけるDAI指示の装置の構造図である。本実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の装置は、ネットワーク機器側の方法の実施例により提供される処理プロセスを実行することができ、図11に示すように、前記アップリンクにおけるDAI指示の装置1000は、数決定ユニット1001、対応関係決定ユニット1002、及びコードブック長さ決定ユニット1003を含む。
【0383】
数決定ユニット1001は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するために用いられ、
対応関係決定ユニット1002は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するために用いられ、
コードブック長さ決定ユニット1003は、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定すること、及び/又は端末が前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するようにするために、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングを端末に送信することに用いられる。
【0384】
選択的に、前記数決定ユニット1001は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得すること、及び
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定することに用いられる。
【0385】
選択的に、前記数決定ユニット1001は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値以下である場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数に等しいと決定すること、または
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数が予め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記アップリンクにおけるDAIの数が前記予め設定されたしきい値に等しいと決定することに用いられる。
【0386】
選択的に、前記数決定ユニット1001は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するとき、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値との比値を取得し、比値を整数に切り捨て、整数に切り捨てる結果を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる。
【0387】
選択的に、前記数決定ユニット1001は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するとき、
所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定することに用いられる。
【0388】
選択的に、前記対応関係決定ユニット1002は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定すること、及び
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0389】
選択的に、前記対応関係決定ユニット1002は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立することに用いられる。
【0390】
選択的に、前記対応関係決定ユニット1002は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる、端末に送信するための高層シグナリングを取得すること、及び
前記高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0391】
選択的に、前記対応関係決定ユニット1002は、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、前記高層シグナリングには当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれていない場合、コードブック長さ決定ユニット1003が端末に送信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するように制御することにさらに用いられる。
【0392】
選択的に、前記対応関係決定ユニット1002は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する端末に送信するためのスケジューリングシグナリングを取得すること、及び
スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0393】
選択的に、前記対応関係決定ユニット1002は、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
いずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスの同一のHARQ-ACKサブコードブックについて、複数のスケジューリングシグナリングを端末に送信する必要があり、且つ各スケジューリングシグナリングにおける指示情報により指示される現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが異なる場合、最後のスケジューリングシグナリングの指示情報を用いて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIとアップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定することに用いられる。
【0394】
選択的に、前記対応関係決定ユニット1002は、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応することに用いられ、または
前記方法は、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するステップをさらに含む。
【0395】
選択的に、前記対応関係決定ユニット1002は、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
端末に送信するための、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを取得すること、及び
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる。
【0396】
選択的に、前記対応関係決定ユニット1002は、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するとき、
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIの昇順又は降順に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立することに用いられる。
【0397】
選択的に、前記コードブック長さ決定ユニット1003は、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定すること、及び
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0398】
選択的に、前記コードブック長さ決定ユニット1003は、各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングを端末に送信するか否かということに従って、端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かということを決定すること、及び
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さが0であると決定すること、または
端末が対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0399】
選択的に、前記コードブック長さ決定ユニット1003は、前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定するとき、
スケジューリングシグナリングには、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックに対応するアップリンクにおけるDAI情報が含まれていない場合、スケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【0400】
選択的に、前記コードブック長さ決定ユニット1003は、
各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定することにさらに用いられる。
【0401】
なお、本開示の実施例ではユニットの分割は例示的なもので、論理機能分割にすぎず、実際に実現する際には別の分割方式があってもよい。また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されていてもよいし、各ユニットが個別に物理的に存在していてもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されていてもよい。上記の集積されたユニットはハードウェアの形式で実現されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
【0402】
前記集積されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合には、プロセッサ可読記憶媒体に記憶され得る。このような理解に基づいて、本開示の技術的解決手段は、本質的に又は先行技術に寄与する部分、または当該技術的解決手段のすべて又は一部が、本開示の各実施例に記載の方法のステップのすべて又は一部をコンピュータデバイス(パソコン、サーバ、またはネットワーク機器などとすることができる)又はプロセッサ(processor)に実行させるためのいくつかの命令を含む記憶媒体に記憶されるソフトウェア製品の形式で具現化され得る。前述した記憶媒体は、USBメモリ、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶可能な様々な媒体を含む。
【0403】
なお、本開示により提供される上記の装置は、上記の方法の実施例によって実現されるすべての方法のステップを実現することができ、且つ同様な技術的効果を達成することができるため、ここでは、本実施例における、方法の実施例と同様な部分及び有益な効果についてこれ以上説明しない。
【0404】
実施例12
【0405】
本開示の実施例11は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムは、プロセッサに、実施例1から実施例6のいずれか1つの実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法を実行させるために用いられる。
【0406】
コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサがアクセス可能な任意の利用可能な媒体又はデータ記憶装置とすることができ、磁気メモリ(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、テープ、光磁気ディスク(MO)など)、光学メモリ(例えば、CD、DVD、BD、HVDなど)、及び半導体メモリ(例えば、ROM、EPROM、EEPROM、不揮発性メモリ(NAND FLASH)、ソリッドステートドライブ(SSD))などを含むが、それらに限定されない。
【0407】
実施例13
【0408】
本開示の実施例11は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムは、プロセッサに、実施例7により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法を実行させるために用いられる。
【0409】
コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサがアクセス可能な任意の利用可能な媒体又はデータ記憶装置とすることができ、磁気メモリ(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、テープ、光磁気ディスク(MO)など)、光学メモリ(例えば、CD、DVD、BD、HVDなど)、及び半導体メモリ(例えば、ROM、EPROM、EEPROM、不揮発性メモリ(NAND FLASH)、ソリッドステートドライブ(SSD))などを含むが、それらに限定されない。
【0410】
当業者は、本開示の実施例が方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解すべきである。したがって、本開示は、完全なるハードウェアの実施例、完全なるソフトウェアの実施例、またはソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせた実施例の形式を採用することができる。さらに、本開示は、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、光学メモリなどを含むが、それらに限定されない)上に実装されるコンピュータプログラム製品の形式を採用することができる。
【0411】
本開示は、本開示の実施例による方法、機器(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート及び/又はブロック図の各フロー及び/又はブロック、ならびにフローチャート及び/又はブロック図のフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータ実行可能な命令によって実現され得ることが理解されるべきである。これらのコンピュータ実行可能な命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサに提供されて、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令が、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現するための装置を生成するように、マシンを生成することができる。
【0412】
これらのプロセッサ実行可能な命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスを特定の方式で動作させることができるプロセッサ可読メモリに記憶されることもでき、その結果、当該プロセッサ可読メモリに記憶された命令は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現する命令装置を含む製造物を生成する。
【0413】
これらのプロセッサ実行可能な命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイス上にロードされることもでき、その結果、コンピュータ又は他のプログラム可能なデバイス上で一連の操作ステップが実行されてコンピュータによって実現される処理が生成され、その結果、コンピュータ又は他のプログラム可能なデバイス上で実行される命令は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0414】
当業者であれば、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示に対して様々な変更及び変形を行うことができることは明らかである。したがって、本開示のこれらの変更及び変形は、本開示の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内である場合、本開示は、これらの変更及び変形を包含することを意図する。
【0415】
本開示は2021年06月29日に中国特許局に提出された、出願番号が202110724509.0で、発明の名称が「アップリンクにおけるDAI指示の方法、機器及び記憶媒体」という中国特許出願の優先権、及び2022年02月24日に中国特許局に提出された、出願番号が202210178356.9で、発明の名称が「アップリンクにおけるDAI指示の方法、機器及び記憶媒体」という中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は援用によって本開示に組み合わせられる。
【符号の説明】
【0416】
101 端末機器
102 ネットワーク機器
700 端末機器
701 メモリ
701 プロセッサ
702 トランシーバ
703 プロセッサ
703 メモリ
800 ネットワーク機器
801 メモリ
802 トランシーバ
803 プロセッサ
900 装置
901 数決定ユニット
902 対応関係決定ユニット
903 決定ユニット
1000 装置
1001 数決定ユニット
1002 対応関係決定ユニット
1003 決定ユニット
図1a
図1b
図1c
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2023-12-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】
NR R17 MBS規格では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスHARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat Request-acknowledgement、ハイブリッド自動再送要求の確認信号)コードブックの動的(type-2)のフィードバックがサポートされている。端末によりブロードキャスト/マルチキャストサービスが複数受信されたにあたっては、基地局は、異なるブロードキャスト/マルチキャストサービスを識別するための複数のG-RNTI(Group common Radio Network Tempory Identifiers、グループ共通無線ネットワーク一時識別子)を端末のために設定し、Type-2のコードブック生成については、異なるブロードキャスト/マルチキャストサービスはそれぞれDAI(DownLink Assignment Index、ダウンリンクアサインメントインデックス)カウントを行い、それぞれのHARQ-ACKサブコードブックを生成し、これによって、端末には、複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックが同時に生じるようになっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】
複数のHARQ-ACKサブコードブックが1つのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel、物理アップリンク共有チャネル)に多重化されると、当該PUSCHのスケジューリングシグナリングは、1つ又は複数のHARQ-ACKサブコードブックのカウント情報を指示するためのアップリンクにおけるDAI(UL DAI)を携帯するようになっている。端末は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスが原因で複数のHARQ-ACKサブコードブックを生成するにあたっては、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのために1つのアップリンクにおけるDAIを設定する必要があるため、スケジューリングシグナリングオーバーヘッドは増加する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0083】
本開示は、アップリンクにおけるDAI指示の方法、機器及び記憶媒体を提供し、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得することにより、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定し、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。本開示の実施例では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの最大数、または生成可能なHARQ-ACKサブコードブックの最大個数に従って、アップリンクにおけるDAIを設定する必要がなくとも、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する目的を達成することが可能であり、ネットワーク機器によるスケジューリングの柔軟性を向上させるとともに、アップリンクにおけるDAIのシグナリングオーバーヘッドを削減することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0127】
本実施例により提供されるアップリンクにおけるDAI指示の方法は、ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得して、各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定し、前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する。本実施例では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの最大数、または生成可能なHARQ-ACKサブコードブックの最大個数に従って、アップリンクにおけるDAIを設定する必要がなくとも、HARQ-ACKサブコードブックの長さを決定する目的を達成することが可能であり、ネットワーク機器によるスケジューリングの柔軟性を向上させるとともに、アップリンクにおけるDAIのシグナリングオーバーヘッドを削減することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0182
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0182】
上記の実施例に基づき、選択的に、端末は、各HARQ-ACKサブコードブックの長さに従って、HARQ-ACKコードブックの長さを決定してもよい。本実施例では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのHARQ-ACKサブコードブックに分けられるため、HARQ-ACKコードブックの長さは、分けられたHARQ-ACKサブコードブックの長さの和であり、HARQ-ACKサブコードブックの長さを加算すれば、HARQ-ACKコードブックの長さを得ることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0203
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0203】
PUSCHをスケジューリングするスケジューリングシグナリングDCIは端末により受信されたとき、DCIには、ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックを計算するためのアップリンクにおけるDAIがm個含まれており、例えば、mが3とする場合には、3つのブロードキャスト/マルチキャストのHARQ-ACKサブコードブックのT-DAIを指示し、そのHARQ-ACKサブコードブックの長さの計算方法は、次の通りである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0231
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0231】
とする場合、スケジューリングされるブロードキャスト/マルチキャストサービスの中に、今回スケジューリングされるブロードキャスト/マルチキャストサービスによって生成されたHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの関連関係を指示するために用いられる、長さが2ビットである指情報を追加する必要がある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0261
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0261】
PUSCHをスケジューリングするスケジューリングシグナリングDCIは端末により受信されると、DCIにはブロードキャスト/マルチキャストHARQ-ACKサブコードブックを計算するためのアップリンクにおけるDAIがm個含まれており、mが2とする場合には、2つのブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックのT-DAIを指示し、そのHARQ-ACKサブコードブックの長さの計算方法は次の通りである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0373
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0373】
選択的に、前記対応関係決定ユニット902は、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応することに用いられ、または
前記対応関係決定ユニット902は、さらに、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0394
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0394】
選択的に、前記対応関係決定ユニット1002は、前記スケジューリングシグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するとき、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIをデフォルトのアップリンクにおけるDAIに対応することに用いられ、または
前記対応関係決定ユニット1002は、さらに、
前記スケジューリングシグナリングにおいて、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIが指示されていない場合、受信された、当該ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対する最後のスケジューリングシグナリングに含まれるダウンリンクにおけるDAIに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックの長さを決定することに用いられる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用される、アップリンクにおけるダウンリンクアサインメントインデックス(DAI指示の方法であって、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップと、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのハイブリッド自動再送要求の確認信号(HARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、
前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックのビット数を決定するステップと、を含む、ことを特徴とするアップリンクにおけるDAI指示の方法。
【請求項2】
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップは、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とを取得するステップ、及びブロードキャスト/マルチキャストサービスの数と予め設定されたしきい値とに従って、前記アップリンクにおけるDAIの数を決定するステップ、または
ネットワーク機器により設定された所定の数値を取得し、前記所定の数値を前記アップリンクにおけるDAIの数として決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号、つまりグループ共通無線ネットワーク一時識別子(G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、
各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係に従って、各G-RNTIに対応するブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのアイデンティティ番号G-RNTIに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップは、
各G-RNTIを用いて前記アップリンクにおけるDAIの数に対してモジュロ演算を行い、同じモジュロ演算結果のG-RNTIを1つのG-RNTIグループとし、当該G-RNTIグループと番号がモジュロ演算結果に等しいアップリンクにおけるDAIとの間の対応関係を確立するステップ、または
ネットワーク機器がブロードキャスト/マルチキャストサービスを予め設定したときに予め設定した各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係が含まれる、ネットワーク機器から送信された予め受信された高層シグナリングに従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップ、または
現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIに対応するアップリンクにおけるDAIを指示するための指示情報が含まれる、いずれか1つの又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するネットワーク機器から送信されたスケジューリングシグナリングを受信し、スケジューリングシグナリングの指示情報に従って、各G-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップ、または
ネットワーク機器から送信されたブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを受信し、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスについて、G-RNTIの所定の順序に従って、現在スケジューリングされている1つ又は複数のブロードキャスト/マルチキャストサービスのG-RNTIと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を順次確立するステップを含む、ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックのビット数を決定するステップは、
前記対応関係、及びスケジューリングシグナリングに含まれるアップリンクにおけるDAI情報に従って、各アップリンクにおけるDAIの数値を決定するステップと、
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックのビット数を決定するステップと、を含み、
各アップリンクにおけるDAIの数値に従って、各アップリンクにおけるDAIに対応する、現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックのビット数を決定するステップは、
いずれかのアップリンクにおけるDAIについて、当該アップリンクにおけるDAIの数値、及び当該アップリンクにおけるDAIに対応する各ブロードキャスト/マルチキャストサービスをスケジューリングするスケジューリングシグナリングが受信されたか否かということに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックするか否かを決定するステップ、及び
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定した場合、対応する現在スケジューリングされているHARQ-ACKサブコードブックのビット数が0であると決定するステップ、または
対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックすると決定した場合、当該アップリンクにおけるDAIの数値に従って、現在スケジューリングされているブロードキャスト/マルチキャストサービスに対応するHARQ-ACKサブコードブックのビット数を決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項1-4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
アップリンクにおけるDAI情報によって指示されるアップリンクT-DAI数値が4で、且つ当該アップリンクにおけるDAIと関連するいずれかのブロードキャスト/マルチキャストサービスのスケジューリングシグナリングも受信されていない場合、対応するHARQ-ACKサブコードブックをフィードバックしないと決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
各HARQ-ACKサブコードブックのビット数に従って、HARQ-ACKコードブックのビット数を決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項1-4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスの動的スケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-RNTI及び/又は半静的持続性グループスケジューリングの実行に用いられるアイデンティティ番号G-CS-RNTIを含む、ネットワークの設定を取得するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項1-3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記ネットワーク機器は、半静的持続性グループスケジューリングが可能となるように、ブロードキャスト/マルチキャストサービスを設定する場合に、前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含む、ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワークの設定は、互いに関連する1つのG-CS-RNTIと1つのG-RNTIとを含み、前記方法は、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTI及び関連するG-RNTIがスクランブリングされるスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは共同でカウントされることを指示するステップ、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTI及び関連するG-RNTIにおけるG-RNTIに対応する、HARQ-ACKサブコードブックのビット数を決定するために用いられる、アップリンクにおけるDAIを決定するステップをさらに含む、
又は、
前記ネットワークの設定は、1つ又は複数のG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
ダウンリンクのグループスケジューリングシグナリングについて、G-CS-RNTIは動的HARQコードブックがフィードバックされるように設定された場合には、対応するG-CS-RNTIスケジューリングシグナリングでは、ダウンリンクにおけるDAIは個別にカウントされ、関連するDAIの技術的数値に従ってHARQ-ACKサブコードブックとサブコードブックとのビット数を生成するか否かということを決定するステップ、または
アップリンクのユニキャストスケジューリングシグナリングについては、G-CS-RNTIに対しては、G-RNTIの方法に従って、HARQ-ACKサブコードブックのビット数を決定するために用いられる、対応するアップリンクにおけるDAIを決定するステップをさらに含む、
又は、
前記ネットワークの設定は、複数のG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
各G-CS-RNTについては、DAIカウントを個別に行うか、または特定のG-RNTIと関連付けてDAIカウントを共同で行うステップをさらに含む、
又は、
前記ネットワークの設定は、1つのG-CS-RNTIを含み、前記方法は、
当該G-CS-RNTについて、DAIカウントを単独で行い、HARQ-ACKサブコードを単独で生成するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記アップリンクにおけるDAIの数は1である、ことを特徴とする請求項1-4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
ネットワーク機器に適用される、アップリンクにおけるDAI指示の方法であって、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するステップ、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するステップ、
前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックのビット数を決定するステップ、及び/又は端末が前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って対応するHARQ-ACKサブコードブックのビット数を決定するようにするために、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを端末に送信するステップを含む、ことを特徴とするアップリンクにおけるDAI指示の方法。
【請求項13】
端末に適用される、アップリンクにおけるDAI指示の装置であって、当該装置は、
ネットワーク機器により設定された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するための数決定ユニットと、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するための対応関係決定ユニットと、
前記対応関係、及びネットワーク機器から受信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックのビット数を決定するためのコードブック長さ決定ユニットと、を含む、ことを特徴とするアップリンクにおけるDAI指示の装置。
【請求項14】
ネットワーク機器に適用される、アップリンクにおけるDAI指示の装置であって、当該装置は、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスに用いられるアップリンクにおけるDAIの数を取得するための数決定ユニットと、
各ブロードキャスト/マルチキャストサービスのHARQ-ACKサブコードブックと各アップリンクにおけるDAIとの対応関係を決定するための対応関係決定ユニットと、
前記対応関係、及び端末に送信された、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングに従って、対応するHARQ-ACKサブコードブックのビット数を決定すること、及び/又は端末が前記対応関係及びスケジューリングシグナリングに従って対応するHARQ-ACKサブコードブックのビット数を決定するようにするために、ブロードキャスト/マルチキャストサービスに対するスケジューリングシグナリングを端末に送信すること、に用いられるコードブック長さ決定ユニットと、を含むことを特徴とするアップリンクにおけるDAI指示の装置。
【請求項15】
プロセッサ可読記憶媒体であって、前記プロセッサ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、プロセッサに、請求項1-4のいずれか1項に記載の方法又は請求項12に記載の方法を実行させるために用いられる、ことを特徴とするプロセッサ可読記憶媒体。
【国際調査報告】