(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-28
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/40 20200101AFI20240621BHJP
A24F 40/46 20200101ALI20240621BHJP
A24F 40/20 20200101ALI20240621BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/46
A24F40/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580690
(86)(22)【出願日】2022-07-20
(85)【翻訳文提出日】2023-12-28
(86)【国際出願番号】 KR2022010611
(87)【国際公開番号】W WO2023003351
(87)【国際公開日】2023-01-26
(31)【優先権主張番号】10-2021-0095836
(32)【優先日】2021-07-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0095837
(32)【優先日】2021-07-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0112580
(32)【優先日】2021-08-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アン、フィキョン
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AC02
4B162AC04
4B162AC12
4B162AC22
4B162AD06
4B162AD23
(57)【要約】
エアロゾル生成装置が開示される。本開示のエアロゾル生成装置は、パイプと、前記パイプの内部を区画して挿入空間を定義する第1プレートと、前記第1プレートを貫通して長く延び、一側が前記挿入空間に配置され、他側が前記第1プレートに対して前記挿入空間の反対側に位置するシーリング空間に配置される長いヒーターと、前記シーリング空間に満たされるシーリング部材とを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプと、
前記パイプの内部を区画して挿入空間を定義する第1プレートと、
前記第1プレートを貫通して長く延び、一側が前記挿入空間に配置され、他側が前記第1プレートに対して前記挿入空間の反対側に位置するシーリング空間に配置される長いヒーターと、
前記シーリング空間に満たされるシーリング部材と、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記シーリング部材は前記パイプと連結される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記第1プレートを備え、内部に前記シーリング空間が形成されたカバーをさらに含み、
前記カバーはパイプと結合される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記カバーは、前記シーリング空間と連通する開放側面と、前記シーリング部材と前記パイプとが前記開放側面を介して連結されるように前記開放側面に形成された少なくとも一つの流入ホールとを備える、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記カバーは、
前記ヒーターが貫通するヒーター挿入口が形成された前記第1プレートであって、下部が前記シーリング空間の上側を正義する第1カバーと、
前記第1カバーと結合され、上部が前記シーリング空間の下側を正義する第2カバーと、を含む、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記第1カバーは、前記第1プレートから下方に延びて前記シーリング空間の側部の少なくとも一部を正義する第1外周部を含む、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記第1カバーは、前記第1外周部から前記シーリング空間に突出して前記ヒーターの側部を支持し、前記第1外周部から前記ヒーターを離隔させて前記シーリング空間に隙間を形成するサポートバーを含み、
前記シーリング部材は前記シーリング空間に形成された前記隙間に満たされて前記ヒーターを固定する、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記ヒーターを前記ヒーター挿入口内に案内するように前記サポートバーの端部にサポートガイドが斜めに形成される、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記サポートバーは、前記第1外周部の内周面に沿って離隔して配列される複数のサポートバーの一つであり、
前記エアロゾル生成装置は、前記ヒーターから外側に突出し、前記複数のサポートバーに支持される非円形のフランジをさらに含む、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記第2カバーは、
前記シーリング空間の下側を正義し、前記ヒーターを支持する第2プレートと、
前記第2プレートから上側に延びて前記シーリング空間の側部を正義する第2外周部と、を含む、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記第2外周部には少なくとも一つの流入ホールが形成される、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記第2カバーに形成されたフックホールと、
前記第1カバーから突出し、前記フックホールに挿入されて前記第1カバーと前記第2カバーを結合するフックと、をさらに含み、
前記フックホールと前記フックホールに結合された前記フックとの間に隙間が形成され、前記シーリング部材と前記パイプとが前記隙間を通して一体に連結される、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記パイプは、前記パイプの内周面から前記挿入空間に向かって内側に突出する係合部を含み、
前記係合部は前記カバーの上側縁部を覆う、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記カバーは、下側に突出するポジショニング突起を含み、
前記ポジショニング突起は射出成形金型に形成された溝に挿入され、前記カバーを前記金型内の定位置に案内し、
前記ポジショニング突起は互いに異なる形状を有する複数のポジショニング突起の一つであり、
前記ポジショニング突起は次第に細くなる形状を有する、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
前記カバーは、前記カバーの下部に形成され、射出成形金型に形成された突起と結合されて前記カバーを金型内の定位置に案内するポジショニング溝を含む、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質または物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/またはコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が遂行されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本発明の他の目的は、ヒーター周囲の隙間をシーリングする構造を有するエアロゾル生成装置を提供することである。
【0005】
本発明のさらに他の目的は、ヒーター周辺構造の熱変形を防止することである。
【0006】
本発明のさらに他の目的は、ヒーター及びヒーター周辺構造を安定的に固定し、ヒーターの回転を防止することである。
【0007】
本発明のさらに他の目的は、ヒーターに電気を印加するリードワイヤの断線及び縺れを防止することである。
【0008】
本発明のさらに他の目的は、ヒーターの周辺結合構造を簡素化したエアロゾル生成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、パイプと、前記パイプの内部を区画して挿入空間を定義する第1プレートと、前記第1プレートを貫通して長く延び、一側が前記挿入空間に配置され、他側が前記第1プレートに対して前記挿入空間の反対側に位置するシーリング空間に配置される長いヒーターと、前記シーリング空間に満たされるシーリング部材とを含むエアロゾル生成装置が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、ヒーター周囲の隙間をシーリングする構造を有するエアロゾル生成装置を提供するができる。
【0011】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、ヒーター周辺構造の熱変形を防止することができる。
【0012】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、ヒーター及びヒーター周辺構造を安定的に固定し、ヒーターの回転を防止することができる。
【0013】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、ヒーターに電気を印加するリードワイヤの縺れ及び断線を防止することができる。
【0014】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、ヒーターの周辺結合構造が簡素化したエアロゾル生成装置を提供することができる。
【0015】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【0016】
本開示の前記及び他の目的、特徴及び他の特徴は添付図面を参照する以降の詳細な説明から明らかに理解可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図13】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図14】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図15】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図16】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図17】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図18】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図19】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図20】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図21】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図22】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図23】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図24】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図25】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図26】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図27】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図28】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図29】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図30】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図31】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図32】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図33】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図34】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図35】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図36】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図37】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図38】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図39】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図40】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図41】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図42】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図43】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図44】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図45】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図46】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図47】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図48】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図49】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一または類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0019】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味または役割を有するものではない。
【0020】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0021】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0022】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0023】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0024】
図1を参照すると、ヒーターA-10は一方向に長く形成できる。ヒーターA-10は円柱状を有することができる。ヒーターA-10の端部は尖っているように形成できる。ヒーターA-10は電力を直接受けて発熱するか、または周辺に配置された誘導コイルを介して誘導加熱方式で発熱することができる。
【0025】
ヒーターA-10はヒーターボディーA-11を備えることができる。ヒーターボディーA-11は上下方向に長く延びることができる。ヒーターボディーA-11は円柱状を有することができる。ヒーターA-10はヒーターチップA-12を備えることができる。ヒーターチップA-12はヒーターA-10の一端に形成できる。ヒーターチップA-12はヒーターボディーA-11の上側でヒーターボディーA-11と連結できる。ヒーターチップA-12は上側に向かって次第に細くなる形状を有することができる。ヒーターチップA-12は端部が尖ることができる。シガレットはヒーターA-10によって差し込まれることができる。
【0026】
ヒーターA-10はフランジA-13を備えることができる。フランジA-13はヒーターボディーA-11の一側に結合できるかまたは一体に形成できる。フランジA-13はヒーターボディーA-11の下端部に隣接して形成できる。ヒーターボディーA-11はフランジA-13の中央を貫通する形状を有することができる。フランジA-13は非円形の形状を有することができる。例えば、フランジA-13は方形を有することができる。
【0027】
第1カバーA-20は、第1プレートA-21及び第1外周部A-22を備えることができる。第1プレートA-21は第1カバーA-20の上部を形成することができる。ヒーター挿入口A-214は第1プレートA-21の中心が開放することによって形成できる。第1プレートA-21は平たい形状を有することができる。前記第1プレートA-21はパーティションA-21と言える。
【0028】
第1外周部A-22は第1プレートA-21から下側に延びることができる。第1外周部A-22は第1プレートA-21の下側に一体に形成できる。第1外周部A-22は第1プレートA-21の外周面よりも内側に陥没することができる。第1外周部A-22の一側外周面は平たく形成されて第1平坦部A-221を形成することができる。フックA-222は第1外周部A-22の外周面の一側または第1平坦部A-221から突設できる。
【0029】
図2を参照すると、第1リードワイヤA-161はヒーターA-10の下端部A-151周辺から下側に露出できる。第1リードワイヤA-161は固定部A-152を貫通することができる。第1リードワイヤA-161はヒーターA-10と電気的に連結されることで、ヒーターA-10に電力を伝送することができる。ヒーターA-10は第1リードワイヤA-161から電力を受けて発熱することができる。第1リードワイヤA-161は一対として備えられることができる。
【0030】
第2リードワイヤA-162はヒーターA-10の下端部A-151の周辺から下側に露出できる。第2リードワイヤA-162は固定部A-152を貫通することができる。ヒーターA-10は中空形状に形成できる。センサーA-16(
図8参照)はヒーターA-10の内部に設けられることができる。センサーA-16はヒーターA-10の温度をセンシングすることができる。第2リードワイヤA-162はセンサーA-16と電気的に連結され、センサーA-16に電力を伝送することができる。第2リードワイヤA-162は一対として備えられることができる。第1リードワイヤA-161と第2リードワイヤA-162とは下端部A-151に対して互いに対向するように配置できる。第1リードワイヤA-161と第2リードワイヤA-162とは互いに異なる太さを有することができる。
【0031】
固定部A-152はヒーターA-10の下端部A-151の周辺に形成できる。固定部A-152はヒーターA-10の下端部A-151の外周面から半径外側方向に突出することができる。固定部A-152及び下端部A-151はフランジA-13の下側に配置できる。固定部A-152は複数として備えられ、下端部A-151の外周面に沿って円周方向に配列できる。固定部A-152は第1リードワイヤA-161を取り囲んで固定することができる。固定部A-152は第2リードワイヤA-162を取り囲んで固定することができる。固定部A-152の個数は第1リードワイヤA-161及び第2リードワイヤA-162の個数に対応することができる。例えば、第1リードワイヤA-161及び第2リードワイヤA-162はそれぞれ2個ずつ備えられ、固定部A-152の個数は4個であり得る。
【0032】
第1空間A-224は第1プレートA-21の下側に位置し、ヒーター挿入口A-214と連通することができる。第1プレートA-21は第1空間A-224の上側を覆うことができる。第1外周部A-22の内周面A-223は第1空間A-224の側部を取り囲むことができる。第1空間A-224は下側に開放することができる。
【0033】
ヒーター挿入口A-214は第1プレートA-21が開放することによって形成できる。ヒーター挿入口A-214は第1空間A-224と連通することができる。ヒーター挿入口A-214は第1空間A-224の上側に位置することができる。ヒーター挿入口A-214は第1外周部A-22から離隔することができる。ヒーター挿入口A-214は円形を有することができる。ヒーター挿入口A-214は、ヒーターボディーA-11の断面に対応する形状を有することができる。
【0034】
ポート部A-213は、ヒーター挿入口A-214の周辺で第1プレートA-21から下側に突出することができる。ポート部A-213はヒーター挿入口A-214の下側縁部の周辺を取り囲むことができる。ポート部A-213はヒーター挿入口A-214に向かって上側に斜めに形成できる。
【0035】
サポートバーA-225は第1外周部A-22の内周面A-223から第1空間A-224に向かって突出することができる。サポートバーA-225は上下方向に長く延びた形状を有することができる。サポートバーA-225はヒーター挿入口A-214から離隔することができる。サポートバーA-225は複数として備えられ、第1外周部A-22の内周面A-223に沿って円周方向に互いに離隔して配列できる。例えば、サポートバーA-225は少なくとも一対以上の対として備えられることができ、いずれか一対のサポートバーA-225は第1空間A-224に対して互いに対向するように配置できる。
【0036】
サポートガイドA-226は、サポートバーA-225の下端が傾くことによって形成できる。サポートガイドA-226はサポートバーA-225の下端から上側に向かって第1空間A-224に傾くことができる。
【0037】
フックA-222は第1平坦部A-221から外側に突設できる。フックA-222は上側から下側に行くほど次第に細くなる形状を有することができる。フックA-222は第1外周部A-22の下端から上側に向かって外側に傾いた面を備えることができる。フックA-222は複数として形成できる。フックA-222は第1外周部A-22の両側に一対として備えられることができる。一対のフックA-222は第1空間A-224に対して互いに対向する位置に形成できる。
【0038】
図2及び
図3を参照すると、ヒーターA-10はヒーター挿入口A-214に挿入できる。ヒーターA-10はヒーターチップA-12(
図1参照)からヒーターボディーA-11の順にヒーター挿入口A-214を貫通することができる。ヒーターボディーA-11の幅A-w1はヒーター挿入口A-214の幅A-w2と同じかまたはヒーター挿入口A-214の幅A-w2より少し大きくてもよい。ヒーターA-10はヒーター挿入口A-214にしっかりと押し込まれることができる。ポート部A-213はヒーターA-10をヒーター挿入口A-214に案内することができる。ヒーターA-10はポート部A-213と接触してヒーター挿入口A-214にスライドすることができる。ヒーターボディーA-11及びヒーターチップA-12(
図1参照)は第1カバーA-20の上側に露出できる。
【0039】
ヒーターA-10がヒーター挿入口A-214に挿入されると、フランジA-13は第1プレートA-21にかかることができる。フランジA-13は第1空間A-224に配置できる。ヒーターA-10がヒーター挿入口A-214を貫通するとき、フランジA-13はサポートガイドA-226に接触してスライドし、第1空間A-224に案内できる。サポートバーA-225は第1空間A-224に配置されたフランジA-13の側部を支持することができる。サポートバーA-225及びサポートガイドA-226はフランジA-13の側部に沿って配列できる。複数のサポートバーA-225のそれぞれはフランジA-13の複数の面をそれぞれ支持することができる。サポートバーA-225は第1外周部A-22からヒーターボディーA-11及びフランジA-13を離隔させることで、第1空間A-224の内部に隙間を形成することができる。
【0040】
したがって、ヒーターA-10を第1カバーA-20に容易に挿入することができる。また、ヒーターA-10及びフランジA-13は第1空間A-224で揺れるか回転することなしに位置が固定できる。
【0041】
図4及び
図5を参照すると、第2カバーA-30は、第2プレートA-31及び第2外周部A-32を備えることができる。第2プレートA-31は第2カバーA-30の下部または底を形成することができる。第2プレートA-31は平たい形状を有することができる。第2プレートA-31は円盤状を有することができる。
【0042】
第2外周部A-32は第2プレートA-31の縁部から上側に延びることができる。第2外周部A-32は第1プレートA-31と一体に形成できる。第1プレートA-31は第2空間A-34の底を覆うことができる。第2外周部A-32の内周面は第2空間A-34の側部を取り囲むことができる。第2空間A-34は上側に開放することができる。第2外周部A-32は第1外周部A-22より大きく形成できる。
【0043】
陥没部A-314は第2プレートA-31が下側に陥没することによって形成できる。陥没部A-314はヒーターA-10の下端部A-151及び固定部A-152に対応する形状に形成できる。ヒーターA-10の下端部A-151及び固定部A-152は陥没部A-314に挿入されて着座することができる。
【0044】
カバーワイヤホールA-3610、A-3620は、陥没部A-314で第2プレートA-31が開口することによって形成できる。カバーワイヤホールA-3610、A-3620は第2空間A-34と連通することができる。第1カバーワイヤホールA-3610は第1リードワイヤA-161に対応する位置に形成できる。第1リードワイヤA-161は第1カバーワイヤホールA-3610を通過することができる。第2カバーワイヤホールA-3620は第2リードワイヤA-162に対応する位置に形成できる。第2リードワイヤA-162は第2カバーワイヤホールA-3620を通過することができる。第1カバーワイヤホールA-3610と第2カバーワイヤホールA-3620とは直径が互いに異なってもよい。
【0045】
フックホールA-322は第2外周部A-32が開口することによって形成できる。フックホールA-322はフックA-222に対応する位置に形成できる。フックホールA-322は複数として形成できる。フックホールA-322は第2外周部A-32の両側に一対として形成できる。一対のフックホールA-322は第2空間A-34に対して互いに対向する位置に配置できる。フックホールA-322は第2空間A-34と連通することができる。
【0046】
第2平坦部A-3231及びフックガイド部A-3232は、フックホールA-322の周辺で第2外周部A-32の内周面に形成できる。フックガイド部A-3232はフックホールA-322の上側に形成できる。フックガイド部A-3232は上側から下側に向かって第2空間A-34に斜めに形成できる。フックガイド部A-3232は第2平坦部A-3231と連結できる。第2平坦部A-3231はフックホールA-322の周辺を取り囲むことができる。
【0047】
流入ホールA-324は第2外周部A-32が開口することによって形成できる。流入ホールA-324はフックホールA-322の周辺に形成できる。流入ホールA-324は第2空間A-34と連通することができる。
【0048】
ポジショニング突起A-35、A-36は第2プレートA-31の下部から下側に突出することができる。ポジショニング突起A-35、A-36は下側に行くほど次第に細くなる形状を有することができる。第1ポジショニング突起A-35と第2ポジショニング突起A-36とは互いに異なる形状を有することができる。第1ポジショニング突起A-35と第2ポジショニング突起A-36とは互いに対向する位置に配置できる。第1ポジショニング突起A-35と第2ポジショニング突起A-36とは互いに向き合うことができる。
【0049】
ポジショニングピンA-313は第2プレートA-31の下部から下側に突出することができる。ポジショニングピンA-313は複数として備えられることができる。ポジショニングピンA-313は端部が丸くなった円柱状を有することができる。
【0050】
図4~
図6を参照すると、第1カバーA-20と第2カバーA-30とは互いに結合できる。第1外周部A-22は第2空間A-34に挿入できる。第2外周部A-32は第2空間A-34に挿入された第1外周部A-22を取り囲むことができる。第1プレートA-21は第2空間A-34の上側を覆うことができる。
【0051】
第1外周部A-22が第2空間A-34に挿入されると、フックA-222はフックホールA-322に挿入されることで、第1カバーA-20と第2カバーA-30とを締結させることができる。フックA-222はフックガイド部A-3232及び第2平坦部A-3231に順にスライドしてフックホールA-322に挿入できる。第1平坦部A-221はフックガイド部A-3232及び第2平坦部A-3231に順にスライドし、第1平坦部A-221は第2平坦部A-3231と向き合うことができる。第1平坦部A-221は第2平坦部A-3231に接触するかまたは密着することができる。
【0052】
第1カバーA-20と第2カバーA-30とが結合すると、第1空間A-224と第2空間A-34とは連通することができる。第2空間A-34は第1空間A-224よりも下側に位置することができる。第1空間A-224と第2空間A-34とは重畳領域を含むことができる。第1空間A-224と第2空間A-34と連通する空間をチャンバーA-C(
図8参照)と定義することができる。チャンバーA-Cは第1カバーA-20及び第2カバーA-30によって取り囲まれることができる。第1プレートA-21はチャンバーA-Cの上部を覆うことができる。第2プレートA-31はチャンバーA-Cの下部を覆うことができる。第1外周部A-22はチャンバーA-Cの側部の一部を覆うことができる。第1外周部A-22は第2空間A-34の側部の一部のみを覆うことができる。チャンバーA-Cはシーリング空間A-Cと言える。
【0053】
第2外周部A-32が開口することによって形成された流入ホールA-324はチャンバーA-Cと連通することができる。チャンバーA-Cは流入ホールA-324を通して外部に露出できる。フックホールA-322の一部はチャンバーA-Cと連通することができる。チャンバーA-CはフックホールA-322を通して外部に露出できる。
【0054】
第1カバーA-20と第2カバーA-30とが結合すると、フランジA-13はチャンバーA-Cの内部に配置できる。ヒーターA-10の下端部A-151及び固定部A-152は陥没部A-314に挿入され、第2プレートA-31によって支持できる。第1リードワイヤA-161は第1カバーワイヤホールA-3610を通過して第2プレートA-31の下側に露出できる。第2リードワイヤA-162は第2カバーワイヤホールA-3620を通過して第2プレートA-31の下側に露出できる。
【0055】
第1ポジショニング突起A-35は第2プレートA-31の縁端から内側に離隔して離隔部A-315を形成することができる。第2ポジショニング突起A-36は第2プレートA-31の縁端から内側に離隔して離隔部A-315を形成することができる。第1ポジショニング突起A-35及び第2ポジショニング突起A-36が金型内に挿入されるとき、離隔部A-315は許容差を確保して製造上の安全性を確保することができる。
【0056】
第1ポジショニング突起A-35は第1チップ部A-351を備えることができる。第1ポジショニング突起A-35は第1傾斜部A-352を備えることができる。第1ポジショニング突起A-35は延長部A-353を備えることができる。第1ポジショニング突起A-35は第1ラウンド部A-354を備えることができる。
【0057】
第1チップ部A-351は第1ポジショニング突起A-35の端部に形成できる。第1傾斜部A-352は第1チップ部A-351から第2プレートA-31に向かって第1チップ部A-351の外側に傾くように延びることができる。第1傾斜部A-352は第1チップ部A-351に行くほど次第に細くなるように傾くことができる。第1傾斜部A-352は一対として備えられ、第1チップ部A-351の両側に延びることができる。第1延長部A-353は第1傾斜部A-352から第2プレートA-31に向かう方向に折り曲げられて延びることができる。第1延長部A-353は上下方向に延びることができる。第1ラウンド部A-354は第1延長部A-353から第2プレートA-31に向かって外側に丸くなるように延びることができる。第1ラウンド部A-354は第2プレートA-31と連結できる。
【0058】
第2ポジショニング突起A-36は第2チップ部A-361を備えることができる。第2ポジショニング突起A-36は第2傾斜部A-362を備えることができる。第2ポジショニング突起A-36は延長部A-353を備えることができる。第2ポジショニング突起A-36は第2ラウンド部A-364を備えることができる。
【0059】
第2チップ部A-361は第2ポジショニング突起A-36の端部に形成できる。第2傾斜部A-362は第2チップ部A-361から第2プレートA-31に向かって第2チップ部A-361の外側に傾くように延びることができる。第2傾斜部A-362は第2チップ部A-361に行くほど次第に細くなるように傾くことができる。第2傾斜部A-362は一対として備えられ、第2チップ部A-361の両側に延びることができる。第2延長部A-363は第2傾斜部A-362から第2プレートA-31に向かう方向に折り曲げられて延びることができる。第2延長部A-363は上下方向に延びることができる。第2ラウンド部A-364は第2延長部A-363から第2プレートA-31に向かって外側に丸くなるように延びることができる。第2ラウンド部A-364は第2プレートA-31と連結できる。
【0060】
第1ポジショニング突起A-35と第2ポジショニング突起A-36とは互いに異なる形状を有することができる。第1ポジショニング突起A-35と第2ポジショニング突起A-36とは高さが互いに異なってもよい。例えば、第2ポジショニング突起A-36の高さA-H2は、第1ポジショニング突起A-35の高さA-H2よりも高くてもよい(
図7参照)。第1チップ部A-351と第2チップ部A-361とは幅または大きさが互いに異なってもよい。第1傾斜部A-352と第2傾斜部A-362とは延びた長さが互いに異なってもよい。第1延長部A-353と第2延長部A-363とは延びた長さが互いに異なってもよい。もしくは、第1ポジショニング突起A-35と第2ポジショニング突起A-36とが互いに対向しないかまたは向き合わない位置に配置できる。
【0061】
したがって、第1ポジショニング突起A-35及び第2ポジショニング突起A-36が金型に形成された溝に挿入されるとき、第2カバーA-30及びこれに結合された第1カバーA-20及びヒーターA-10が金型の定位置に容易に配置できる(
図10参照)。また、金型内に溶融状態の射出物A-100aを注入する過程で(
図11参照)、第1ラウンド部A-354は部品に加わるダメージを減らすことができる。
【0062】
第2プレートA-31は流入ホールA-324の下側を覆わなくてもよい。流入ホールA-324は下側に開放することができる。第2プレートA-31は、流入ホールA-324が形成された第2外周部A-32から半径内側方向に陥没し、流入ホールA-324の下部から半径内側方向に離隔することができる。流入ホールA-324の間に位置する第2外周部A-32の下部A-321をリセス部A-321と言える。リセス部A-321は第2プレートA-31の縁部が半径内側方向に陥没することによって下側に露出できる。
【0063】
したがって、金型(mold)内に溶融状態の射出物A-100aを注入するとき、流入ホールA-324及びフックホールA-322を通してチャンバーA-Cの内部に射出物が容易に流入することができる(
図7及び11参照)。
【0064】
以下、ヒーターA-10、第1カバーA-20及び第2カバーA-30が結合された構造体をヒーター組立体A-HAと言える。
【0065】
図7を参照すると、第1射出物A-100aは流入ホールA-324及び/またはフックホールA-322を通してカバーA-20、A-30の内部に流入するか注入されることによってチャンバーA-Cの内部を満たすことができる。第1射出物A-100aは溶融状態のものであり、カバーA-20、A-30の内部に流入するかまたは注入された後、チャンバーA-Cの内部で固く硬化することができる。第1射出物A-100aはカバーA-20、A-30とヒーターA-10との間の結合部位で発生するすべての隙間を満たすことができる。
【0066】
図8及び
図9を参照すると、第1カバーA-20は第2カバーA-30の上側に配置されるかまたは結合できる。フックA-222はフックホールA-322に挿入され、第2外周部A-32にかかることができる。フックA-222は、第1カバーA-20が第2カバーA-30から上側に離脱することを制限することができる。
【0067】
第1プレートA-21は第2外周部A-32の上側を覆うことができる。第1プレートA-21は第2外周部A-32の上側に密着することができる。第1プレートA-21はチャンバーA-Cの上側を覆うことができる。第1プレートA-21は第2外周部A-32の上側にかかり、第1外周部A-22は第2空間A-34に挿入できる。第1外周部A-22は第2外周部A-32の内側に配置できる。第1外周部A-22の外周面は第2外周部A-32によって取り囲まれることができる。第1外周部A-22の下部は第2プレートA-31から上側に離隔することができる。
【0068】
ヒーターボディーA-11は第1プレートA-21の挿入口A-214(
図1参照)を通過して第1プレートA-21に押し込まれることができる。フランジA-13は第1空間A-224に配置できる。フランジA-13はサポートバーA-225によって支持できるかまたは固定できる。フランジA-13はサポートバーA-225によって第1外周部A-22から離隔することができる。フランジA-13は第1外周部A-22及び第1プレートA-21から離隔して第1空間A-224で隙間を形成することができる。フランジA-13は第2プレートA-31から上側に離隔することができる。ヒーターA-10の下端部A-151及び固定部A-152は第1プレートA-31によって支持できるかまたは固定できる。
【0069】
センサーA-16はヒーターA-10の温度をセンシングすることができる。センサーA-16はヒーターA-10の内部に設けられることができる。ヒーターA-10は中空形状に形成され、センサーA-16はヒーターA-10の内部に挿入できる。センサーA-16は一方向に長く形成され、ヒーターボディーA-11の長手方向に配置できる。センサーA-16は第2リードワイヤA-162と電気的に連結され、電力を受けることができる。ヒーターA-10は第1リードワイヤA-161と電気的に連結され、電力を受けることができる。
【0070】
したがって、第1カバーA-20と第2カバーA-30とが互いに安定的に結合され、内部にチャンバーA-Cを形成することができる。また、チャンバーA-C内に射出物A-100a(
図11参照)を注入する前、カバーA-20、A-30内でヒーターA-10の動きを防止するかまたは最小化し、ヒーターA-10が上側に向かって長く配置できる。また、第1リードワイヤA-161と第2リードワイヤA-162とが互いに接触するか、互いに縺れるか、または断線されることを防止することができる。
【0071】
図10及び
図11を参照すると、ヒーター組立体A-HAは第1金型A-200及び第2金型A-300に挿入できる。ヒーター組立体A-HAの上部は第1金型A-200に挿入できる。ヒーター組立体A-HAの下部は第2金型A-300に挿入できる。第1金型A-200と第2金型A-300とは互いに上下に結合できる。第1金型A-200と第2金型A-300とは互いに結合することで、内部にヒーター組立体A-HAが配置される空間を形成することができる。
【0072】
第2金型A-300は金型溝A-335、A-336を備えることができる。金型溝A-335、A-336は第2金型A-300の一部が下側に陥没することによって形成できる。金型溝A-335、A-336は上側に開放することができる。ポジショニング突起A-35、A-36は金型溝A-335、A-336にスライドしながら挿入できる。第1ポジショニング突起A-35は第1金型溝A-335に挿入できる。第2ポジショニング突起A-36は第2金型溝A-336に挿入できる。
【0073】
第2金型A-300は金型ワイヤホールA-316を備えることができる。金型ワイヤホールA-316は第2金型A-300が開口することによって形成できる。金型ワイヤホールA-316は第1金型溝A-335と第2金型溝A-336との間に形成できる。金型ワイヤホールA-316は複数として備えられることができる。金型ワイヤホールA-316は第1リードワイヤA-161及び第2リードワイヤA-162の個数に対応する個数として備えられることができる。第1リードワイヤA-161及び第2リードワイヤA-162は金型ワイヤホールA-316を通過して第2金型A-300の外部に露出できる。
【0074】
第1金型溝A-335と第2金型溝A-336とは互いに異なる形状を有することができる。第1金型溝A-335は第1ポジショニング突起A-35に対応する形状を有することができる。第2金型溝A-336は第2ポジショニング突起A-36に対応する形状を有することができる。第1ポジショニング突起A-35は第2金型溝A-336に完全に挿入されなくてもよい。第2ポジショニング突起A-36は第1金型溝A-335に完全に挿入されなくてもよい。離隔部A-315は金型溝A-335、A-336の周辺で第2金型A-300にかかることができるかまたは支持できる。ポジショニングピンA-313は第2金型A-300に形成されたホールに挿入されることによってヒーター組立体A-HAの配置を案内することができる。
【0075】
したがって、ヒーター組立体A-HAが第2金型A-200内に容易に挿入できるかまたは配置できる。ハウジングA-40(
図14参照)及びエアロゾル生成装置に対して、第1リードワイヤA-161及び第2リードワイヤA-162が配置される位置が決定できる。また、第1リードワイヤA-161と第2リードワイヤA-162とが互いに接触するか、縺れるか、または断線されることを防止することができる。
【0076】
ヒーターボディーA-11は第1金型A-200に挿入できるかまたは支持できる。第1金型A-200はヒーターホールA-210を備えることができる。ヒーターボディーA-11はヒーターホールA-210に挿入されるかまたはヒーターホールA-210を貫通することができる。第1カバーA-20は第1金型A-200に支持できる。第2カバーA-30は第2金型A-300に支持できる。
【0077】
第1金型A-200と第2金型A-300とが接触するかまたは結合すると、第1金型A-200と第2金型A-300との間に通路A-101、A-102、A-103が形成できる。通路A-101、A-102、A-103はヒーター組立体A-HAと連結できる。通路A-101、A-102、A-103はチャンバーA-Cと連結できる。
【0078】
第1通路A-101は第1金型A-200と第2金型A-300との間に形成できる。第1通路A-101は上下に長く形成できる。第1通路A-101は円筒形に形成できる。ヒーター組立体A-HAは第1通路A-101の下部に配置できる。第1通路A-101の下部は、第1カバーA-20及び第2カバーA-30の側部の周辺を取り囲むことができる。
【0079】
第1通路A-101は流入ホールA-324(
図7参照)を介してチャンバーA-Cと連通することができる。第1通路A-101はフックホールA-222(
図7参照)を介してチャンバーA-Cと連通することができる。リセス部A-321は第1通路A-101(
図6参照)と接触することができる。リセス部A-321は第2金型A-200から離隔して隙間を形成することができる。
【0080】
第1通路A-101は係合溝A-105と連通することができる。係合溝A-105は第1カバーA-20の上端縁部に沿って延びることができる。係合溝A-105は円周方向に延びることができる。係合溝A-105は第1カバーA-20の上端縁部に接触することができる。
【0081】
第2通路A-102は第1通路A-101の上端から外側方向に延びることができる。第3通路A-103は第2通路A-102の端部から下側に延びることができる。第3通路A-103は第1通路A-101から離隔することができる。第3通路A-103は第1通路A-101の側部を取り囲むことができる。
【0082】
第1金型A-200及び第2金型A-300のうちの少なくとも一つは射出材注入ホールA-204を含むことができる。射出材注入ホールA-204は通路A-101、A-102、A-103と連通することができる。例えば、射出材注入ホールA-204は第2通路A-102と連通することができる。
【0083】
前述した第1金型A-200及び第2金型A-300は例示的なものであり、金型は、内部にヒーター組立体A-HAが挿入されるかまたは配置される空間と通路A-101、A-102、A-103を形成すれば充分であり、個数、形状、結合方向などに限定されない。
【0084】
図11~
図14を参照すると、ハウジングA-40は、金型A-200、A-300内でインサート射出(injection molding)によって形成できる。シーリング部材A-134はヒーター組立体A-HAのチャンバーA-Cにインサート射出成形できる。シーリング部材A-134はヒーター組立体A-HAの構成要素の間の隙間にインサート射出成形できる。ヒーター組立体A-HAとハウジングA-40とは、インサート射出によって互いに結合できる。ハウジングA-40はヒーター組立体A-HA内にインサート射出成形されたシーリング部材A-134と一体に連結できる。
【0085】
第1射出物A-100aは射出材注入ホールA-204を通して金型A-200、A-300内に注入できる。第1射出物A-100aは射出材注入ホールA-204に注入され、通路A-101、A-102、A-103に流入することができる。第1射出物A-100aは溶融して液状になることができる。第1射出物A-100aは通路A-101、A-102、A-103に満たされることができる。
【0086】
第1通路A-101に流入する第1射出物A-100aはチャンバーA-Cに流入することができる。第1射出物A-100aは、第1通路A-101から流入ホールA-324を通してチャンバーA-Cに流入することができる(
図7参照)。第1射出物A-100aは、第1通路A-101からフックホールA-322を通してチャンバーA-Cに流入することができる。チャンバーA-Cに流入した第1射出物A-100aは、ヒーター組立体A-HAの構成要素の間の隙間を満たすことができる。第1射出物A-100aは第1通路A-101から係合溝A-105に流入することができる。
【0087】
溶融状態の第1射出物A-100aは硬化して第2射出物A-100になることができる。インサート射出によって第2射出物A-100を形成した後、金型を除去した後、ポジショニング突起A-35、A-36を除去することができる。
【0088】
金型A-200、A-300内の通路A-101、A-102、A-103に注入された第1射出物A-100aは硬化して第2射出物A-100を形成することができる。ハウジングA-40は、第1射出物A-100aが硬化して形成された第2射出物A-100によって構成できる。チャンバーA-Cに流入した第1射出物A-100aはヒーター組立体A-HAの構成要素の間の隙間を満たした状態で硬化して第2射出物A-100を形成することができる。チャンバーA-C及び/またはチャンバーA-Cの周辺でヒーター組立体A-HAの構成要素の間の隙間にインサート射出成形された第2射出物A-100をシーリング部材A-134と言える。
【0089】
シーリング部材A-134は第2射出物A-100から構成できる。シーリング部材A-134はチャンバーA-Cにインサート射出成形できる。シーリング部材A-134はチャンバーA-Cを満たす(filled)ことができる。シーリング部材A-134は第1空間A-224にインサート射出成形できる。シーリング部材A-134は第2空間A-34にインサート射出成形できる。シーリング部材A-134はヒーター挿入口A-214(
図1参照)とヒーターボディーA-11との間にインサート射出成形できる。シーリング部材A-134はカバーワイヤホールA-3610、A-3620(
図4参照)にインサート射出成形できる。シーリング部材A-134は陥没部A-314(
図4参照)にインサート射出成形できる。シーリング部材A-134は第1カバーA-20と第2カバーA-30との間の隙間にインサート射出成形できる。フランジA-13はシーリング部材A-134によって取り囲まれて固定できる。
【0090】
ハウジングA-40はインサート射出によって形成され、第2射出物A-100から構成できる。ハウジングA-40はパイプA-41を備えることができる。ハウジングA-40は外壁A-42を備えることができる。ハウジングA-40は上壁A-43を備えることができる。ハウジングA-40は係合部A-415を備えることができる。ハウジングA-40はパイプ底A-411を備えることができる。
【0091】
パイプA-41は、第1通路A-101に流入した第1射出物A-100aが硬化して形成された第2射出物A-100から構成できる。パイプA-41は円筒形を有することができる。パイプA-41は内部に両側が開口した挿入空間A-44を形成することができる。挿入空間A-44は円筒形を有することができる。挿入空間A-44は上下に長く形成できる。挿入空間A-44の上側は外部と連通することができる。挿入空間A-44の下側はカバーA-20、A-30によって覆われることができる。
【0092】
パイプA-41はインサート射出成形されることによってヒーター組立体A-HAと結合できる。ヒーター組立体A-HAはパイプA-41の下部を塞げることができる。第1プレートA-21は挿入空間A-44と第1空間A-224との間に配置できる。第1プレートA-21は挿入空間A-44と第1空間A-224とを分離することができる。
【0093】
パイプA-41はシーリング部材A-134とともにインサート射出成形できる。パイプA-41はヒーター組立体A-HA内のシーリング部材A-134と連結されて一体に形成できる。パイプA-41とシーリング部材A-134とは流入ホールA-324を介して互いに一体に連結できる。パイプA-41とシーリング部材A-134とはフックホールA-322を介して互いに一体に連結できる。
【0094】
ヒーターボディーA-11及びヒーターチップA-12は挿入空間A-44に配置できる。シガレットは挿入空間A-44に挿入され、ヒーターA-10によって下部が貫通できる。ヒーターA-10は発熱してシガレットを加熱することができる。第1リードワイヤA-161及び第2リードワイヤA-162はパイプA-41の下部に露出できる。
【0095】
係合部A-415は、係合溝A-105に流入した第1射出物A-100aが硬化して形成された第2射出物A-100から構成できる。係合部A-415はパイプA-41と一体に形成できる。係合部A-415はパイプA-41の内周面から半径内側方向に突出することができる。係合部A-415は第1プレートA-21の上側縁部を覆って支持することができる。係合部A-415は第1プレートA-21の上側縁部に沿って円周方向に延びることができる。係合部A-415はヒーター組立体A-HAが上側に移動することを制限することができる。
【0096】
パイプ底A-411は、リセス部A-321(
図6参照)の周辺で、第1通路A-101に流入した第1射出物A-100aが硬化して形成された第2射出物A-100から構成できる。パイプ底A-411はパイプA-41の下部に形成できる。パイプ底A-411はリセス部A-321(
図6参照)を覆うことができる。パイプ底A-411はリセス部A-321に接触し、第2カバーA-30の下部を支持することができる。パイプ底A-411はヒーター組立体A-HAが下側に移動することを制限することができる。
【0097】
上壁A-43はパイプA-41の上端から外側に延びることができる。上壁A-43は、第2通路A-102に流入した第1射出物A-100aが硬化して形成された第2射出物A-100から構成できる。上壁A-43はハウジングA-40の上部を構成することができる。
【0098】
外壁A-42は上壁A-43の端部から下側に延びることができる。外壁A-42は、第3通路A-103に流入した第1射出物A-100aが硬化して形成された第2射出物A-100から構成できる。外壁A-42はハウジングA-40の外側面を構成することができる。外壁A-42はパイプA-41から外側に離隔することができる。空間A-46はパイプA-41と外壁A-42との間に形成できる。
【0099】
したがって、ヒーター組立体A-HAの構成要素の間の隙間が完全に満たされることができる。また、ハウジングA-40とヒーター組立体A-HAとの間の隙間が完全に満たされることができる。また、液体などの異物がヒーターA-10の周辺の隙間を通して漏洩することを防止することができる。
【0100】
また、ヒーター組立体A-HAがハウジングA-40に安定的に固定できるかまたは支持できる。また、第1リードワイヤA-161及び第2リードワイヤA-162の位置が互いに縺れるかまたは断線される問題を防止することができる。
【0101】
また、ヒーター組立体A-HAの組立過程をより簡素化することができる。また、ヒーター組立体A-HAとハウジングA-40との結合工程をより簡素化することができる。
【0102】
図15を参照すると、第1カバーA-20’はカラムA-23を備えることができる。カラムA-23は第1外周部A-22の下部から下側に突設できる。カラムA-23は一対として備えられることができる。一対のカラムA-23は第1空間A-224に対して互いに対向するように配置できる。一対のカラムA-23は互いに向き合うことができる。第1カバーA-20’はポジショニング溝A-234を備えることができる。ポジショニング溝A-234はカラムA-23が上側に陥没することによって形成できる。ポジショニング溝A-234は下側に開放することができる。一対のポジショニング溝A-234は一対のカラムA-23にそれぞれ形成できる。一対のポジショニング溝A-234の形状は互いに異なってもよい。カラムA-23の上端はポジショニング溝A-234に向かって丸くなった形状を有することができる。
【0103】
第1カバーA-20’はサポートバーA-225、A-227を備えることができる。第1サポートバーA-225及び第2サポートバーA-227は第1外周部A-22の内周面A-223から第1空間A-224に向かって突出することができる。第1サポートバーA-225及び第2サポートバーA-227は上下方向に長く延びた形状を有することができる。第1サポートバーA-225は第1空間A-224に対して互いに対向して配置できる。第2サポートバーA-227は第1空間A-224に対して互いに対向して配置できる。第1サポートバーA-225と第2サポートバーA-227とは円周方向に互いに交互に配列できる。第2サポートバーA-227は斜めに形成できる。第2サポートバーA-227は、サポートバーA-227の下端から上側に向かって第1空間A-224に斜めに傾くことができる。
【0104】
図15及び
図16を参照すると、ヒーターA-10がヒーター挿入口A-214を貫通するとき、フランジA-13はサポートガイドA-226及び第2サポートバーA-227に接触してスライドし、第1空間A-224に案内できる。第1サポートバーA-225及び第2サポートバーA-227は第1空間A-224に配置されたフランジA-13の側部を支持することができる。第1サポートバーA-225及び第2サポートバーA-227は第1外周部A-22からフランジA-13を離隔させることで、第1空間A-224の内部に隙間を形成することができる。
【0105】
図16及び
図17を参照すると、第2カバーA-30’はカラムホールA-317を備えることができる。カラムホールA-317は第2プレートA-31が開口することによって形成できる。カラムホールA-317はカラムA-23に対応する形状に開口することができる。第1カバーA-20’と第2カバーA-30’とが結合すると、カラムA-23はカラムホールA-317に挿入できる。カラムA-23はカラムホールA-317を貫通し、ポジショニング溝A-234が第2プレートA-31の外部に露出できる。
【0106】
図17及び
図18を参照すると、金型に形成されたポシショニング突起がポジショニング溝A-234に挿入されることで、金型に対してヒーター組立体A-HAの配置を案内することができる。カラムA-23の端部は丸く形成され、金型に形成された突起がスライドしてポジショニング溝A-234に挿入できる。
【0107】
したがって、インサート射出が完了した後、ヒーター組立体A-HAからポジショニング突起を除去しなくてもよく、製造方法がより簡単になり、残痕が残らないことができる。
【0108】
図19を参照すると、ヒーターA-10を第1カバーA-20に押し込むことができる(A-S1)。その後、ヒーターA-10が押し込まれた第1カバーA-20と第2カバーA-30とを結合してヒーター組立体A-HAを形成することができる(A-S2)。その後、ヒーター組立体A-HAを金型に挿入することができる(A-S3)。その後、ヒーター組立体A-HAが挿入された金型内に溶融状態の射出物を注入することができる(A-S4)。その後、射出物を固めて硬化させた後、金型を除去することで、ヒーター組立体A-HAと結合されたハウジングA-40を形成することができる(A-S5)。本開示によるエアロゾル生成装置製造方法は、前記S1~S5段階のうちの少なくとも一つの段階を含むことができる。
【0109】
図1~
図19を参照すると、本開示の一側面によれば、エアロゾル生成装置は、パイプA-41と、挿入空間A-44を正義する第1プレートA-21と、前記第1プレートA-21を貫通し、一側が前記挿入空間A-44に配置され、他側が前記第1プレートに対して前記挿入空間の反対側に位置するシーリング空間A-Cに配置される長いヒーターA-10と、前記シーリング空間A-Cに満たされるシーリング部材A-134とを含むことができる。
【0110】
また、本開示の他の側面によれば、前記シーリング部材A-134は前記パイプA-41と連結できる。
【0111】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記第1プレートA-21を備え、内部に前記シーリング空間A-Cが形成されたカバーをさらに含むことができる。前記カバーは前記パイプA-41と結合できる。
【0112】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバーは、前記シーリング空間A-Cと連通する開放側面と、前記シーリング部材A-134と前記パイプA-41とが互いに連結されるように前記開放側面に形成された少なくとも一つの流入ホールA-324とを含むことができる。
【0113】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバーは、前記ヒーターA-10が貫通するヒーター挿入口A-214を含む前記第1プレートA-21を備え、下部が前記シーリング空間A-Cの上側を定義する第1カバーA-20と、前記第1カバーA-20と結合され、上部が前記シーリング空間A-Cの下側を定義する第2カバーA-30とを含むことができる。
【0114】
また、本開示の他の側面によれば、前記第1カバーA-20は、上前記第1プレートA-21から下側に延びて前記シーリング空間A-Cの側部を定義する第1外周部A-22を含むことができる。
【0115】
また、本開示の他の側面によれば、前記第1カバーA-20は、前記第1外周部A-22から前記シーリング空間A-Cに内側に突出して前記ヒーターA-10の側部を支持し、前記第1外周部A-22から前記ヒーターA-10を離隔させて前記シーリング空間A-Cに隙間を形成するサポートバーA-225を含むことができる。前記シーリング部材A-134は、前記第1空間A-224に形成された前記隙間に満たされて前記ヒーターA-10を固定することができる。
【0116】
また、本開示の他の側面によれば、前記サポートバーA-225の端部にサポートガイドが斜めに形成されることにより、前記ヒーターA-10を前記ヒーター挿入口A-214に案内することができる。
【0117】
また、本開示の他の側面によれば、前記サポートバーA-225は前記第1外周部A-22の内周に沿って互いに離隔して配列された複数のサポートバーの一つであり得る。前記エアロゾル生成装置は、前記ヒーターA-10から外側に突出し、前記複数のサポートバーA-225に支持される非円形のフランジA-13をさらに含むことができる。
【0118】
また、本開示の他の側面によれば、前記第2カバーA-30は、前記シーリング空間A-Cの下側を定義し、前記ヒーターA-10を支持する第2プレートA-31と、前記第2プレートA-31から上側に延びて前記シーリング空間A-Cの側部を定義する第2外周部A-32とを含むことができる。
【0119】
また、本開示の他の側面によれば、前記第2外周部A-32には少なくとも一つの流入ホールA-324が形成される。
【0120】
また、本開示の他の側面によれば、前記第1カバーA-20と前記第2カバーA-30とは、スナップフィット(snap-fit)方式で結合できる。
【0121】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記第2カバーA-30に形成されたフックホールA-322と、前記第1カバーA-20から突出し、前記フックホールA-322に挿入されて前記第1カバーA-20と前記第2カバーA-30とを結合するフックA-222とをさらに含むことができる。
【0122】
また、本開示の他の側面によれば、前記フックホールA-322と前記フックホールA-322と結合された前記フックA-222との間に隙間が形成されることにより、前記シーリング部材A-134と前記パイプA-41とが前記隙間を通して互いに連結できる。
【0123】
また、本開示の他の側面によれば、前記パイプは、前記パイプA-41の内周面から前記挿入空間A-44に向かって内側に突出し、前記カバーの上側縁部を覆う係合部A-415を含むことができる。
【0124】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバーは下側に突出するポジショニング突起を含み、前記ポジショニング突起は射出成形金型に形成された溝に挿入されることで、前記カバーを前記金型内の定位置に案内することができる。
【0125】
また、本開示の他の側面によれば、前記ポジショニング突起は互いに異なる形状を有することができる。
【0126】
また、本開示の他の側面によれば、前記ポジショニング突起は次第に細くなる形状を有することができる。
【0127】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバーは、前記カバーの下部に形成され、射出成形金型に形成された突起が挿入されて前記カバーを前記金型内の定位置に案内するポジショニング溝A-234を含むことができる。
【0128】
図20及び
図21を参照すると、ハウジングB-40はパイプB-41を備えることができる。ハウジングB-40は外壁B-42を備えることができる。ハウジングB-40は上壁B-43を備えることができる。
【0129】
パイプB-41は円筒形を有することができる。パイプB-41は内部に挿入空間B-44を形成することができる。挿入空間B-44は円筒形を有することができる。パイプB-41及び挿入空間B-44は上下に長く形成できる。挿入空間B-44の上側は開口して外部と連通することができる。挿入空間B-44の下側はパーティションB-45によって塞がることができる。
【0130】
パーティションB-45は挿入空間B-44の下側を塞げることができる。パーティションB-45は円盤状を有することができる。パーティションB-45はパイプB-41の下端外周と一体に形成できる。パーティションB-45はパイプB-41の長手方向に対して垂直に配置できる。パーティションB-45は挿入空間B-44とシーリング溝B-474とを分離することができる。パーティションB-45はパイプB-41と一体に形成できる。
【0131】
ヒーター挿入口B-454はパーティションB-45が開口することによって形成できる。ヒーター挿入口B-454は上下方向に開放することができる。ヒーター挿入口B-454は挿入空間B-44と連通することができる。ヒーター挿入口B-454はシーリング溝B-474と連通することができる。
【0132】
上壁B-43はパイプB-41の上端から外側に延びることができる。上壁B-43はハウジングB-40の上部を構成することができる。外壁B-42は上壁B-43の端部から下側に延びることができる。外壁B-42はハウジングB-40の外側面を構成することができる。外壁B-42はパイプB-41から外側に離隔することができる。空間B-46はパイプB-41と外壁B-42との間に形成できる。
【0133】
パイプB-41はシーリング壁B-471を備えることができる。シーリング壁B-471はパイプB-41の下部に形成できる。シーリング壁B-471はパーティションB-45から下側に突出することができる。シーリング壁B-471は円周方向に延びることができる。シーリング壁B-471は下側に開口したシーリング溝B-474を取り囲むことができる。シーリング壁B-471はシーリング溝B-474の側部を取り囲むことができる。
【0134】
シーリング溝B-474はパーティションB-45の下側に形成できる。シーリング溝B-474はヒーター挿入口B-454と連通することができる。シーリング溝B-474は下側に開口することができる。シーリング溝B-474の幅はヒーター挿入口B-454の幅より大きくてもよい。シーリング溝B-474はシーリング空間B-474と言える。
【0135】
ヒーターB-10は上下方向に長く形成できる。ヒーターB-10は円柱状を有することができる。ヒーターB-10の端部は尖っているように形成できる。ヒーターB-10は電力を直接受けて発熱するか、または周辺に配置された誘導コイルを介して誘導加熱方式で発熱することができる。ヒーターB-10はパーティションB-45を貫通することができる。ヒーターB-10はヒーター挿入口B-454に挿入できる。ヒーターB-10の上部は挿入空間B-44に配置できる。ヒーターB-10の下部B-13はシーリング溝B-474に配置できる。
【0136】
ヒーターB-10はヒーターボディーB-11を備えることができる。ヒーターボディーB-11は上下方向に長く延びることができる。ヒーターボディーB-11は円柱状を有することができる。ヒーターB-10はヒーターチップB-12を備えることができる。ヒーターチップB-12はヒーターB-10の一端に形成できる。ヒーターチップB-12はヒーターボディーB-11の上側でヒーターボディーB-11と一体に形成できる。ヒーターチップB-12は上側に向かって次第に細くなる形状を有することができる。ヒーターチップB-12は端部が尖ることができる。シガレットにはヒーターB-10が差し込まれることができる。
【0137】
突出部B-131はヒーターB-10の下部B-13の周辺に形成できる。突出部B-131はヒーターB-10の下部B-13の外周面から半径外側方向に突出することができる。それぞれの突出部B-131は上下方向に延びた円筒形を有することができる。突出部B-131は複数として備えられ、ヒーターB-10の下部B-13の外周面に沿って円周方向に互いに離隔して配列できる。
【0138】
突出部B-131は第1リードワイヤB-161を取り囲んで固定することができる。突出部B-131は第2リードワイヤB-162を取り囲んで固定することができる。突出部B-131の個数は第1リードワイヤB-161及び第2リードワイヤB-162の個数に対応することができる。例えば、第1リードワイヤB-161及び第2リードワイヤB-162はそれぞれ2個ずつ備えられ、突出部B-131の個数は4個であり得る。
【0139】
第1リードワイヤB-161はヒーターB-10の下部B-13の周辺から下側に露出できる。第1リードワイヤB-161は突出部B-131を貫通することができる。第1リードワイヤB-161はヒーターB-10と電気的に連結され、ヒーターB-10に電力を伝送することができる。ヒーターB-10は第1リードワイヤB-161から電力を受けて発熱することができる。第1リードワイヤB-161は一対として備えられることができる。
【0140】
第2リードワイヤB-162はヒーターB-10の下部B-13の周辺から下側に露出できる。第2リードワイヤB-162は突出部B-131を貫通することができる。ヒーターB-10は中空形状に形成できる。センサーB-16はヒーターB-10の内部に設けられることができる。センサーB-16はヒーターB-10の温度をセンシングすることができる。第2リードワイヤB-162はセンサーB-16と電気的に連結され、センサーB-16に電力を伝送することができる。第2リードワイヤB-162は一対として備えられることができる。第1リードワイヤB-161と第2リードワイヤB-162とはヒーターB-10の下部B-13に対して互いに対向するように配置できる。第1リードワイヤB-161と第2リードワイヤB-162とは互いに異なる太さを有することができる。
【0141】
ヒーターB-10はヒーター挿入口B-454に押し込まれることができる。ヒーターボディーB-11の幅B-w1はヒーター挿入口B-454の幅B-w2と同じか、またはヒーター挿入口B-454の幅B-w2より少し大きくてもよい。ヒーターボディーB-11はヒーター挿入口B-454に押し込まれることができる。ヒーター挿入口B-454はヒーターボディーB-11によって完全に満たされることができる。
【0142】
シーリングリングB-20は内側が開放したリング形状を有することができる。シーリングリングB-20は弾性を有する素材から製造できる。例えば、シーリングリングB-20はゴムまたはシリコンから構成できる。シーリングリングB-20はパイプB-41とカバーB-30との間に配置できる。
【0143】
カバーB-30はパイプB-41の下側に結合できる。カバーB-30は、カバー底部B-31及びカバー外周部B-32を備えることができる。カバー底部B-31は円盤状を有することができる。カバー外周部B-32はカバー底部B-31の縁部に沿って上側に延びることができる。スクリューB-37は、カバー底部B-31に形成された締結口B-317を貫通してカバーB-30とパイプB-41とを結合させることができる。
【0144】
図22及び
図23を参照すると、シーリング溝B-474はパーティションB-45及びシーリング壁B-471によって定義できる。パーティションB-45はシーリング溝B-474の上側を覆うことができる。シーリング壁B-471はパーティションB-45の側部を取り囲むことができる。シーリング溝B-474は下側に開口することができる。シーリング溝B-474はヒーター挿入口B-454と連通することができる。
【0145】
ヒーターB-10はパーティションB-45を貫通することができる。ヒーターB-10はヒーター挿入口B-454に挿入されるか、またはヒーター挿入口B-454を貫通することができる。ヒーターB-10はヒーター挿入口B-454に押し込まれてパーティションB-45に固定できる。
【0146】
ヒーターB-10がパーティションB-45を貫通すると、ヒーターB-10の上部は挿入空間B-44(
図20参照)に突出し、下部B-13はシーリング溝B-474に配置できる。突出部B-131はヒーターB-10の下部B-13から外側に突出することができる。突出部B-131はシーリング溝B-474に配置できる。ヒーターB-10の下部B-13及び突出部B-131はシーリング壁B-471によって取り囲まれることができる。ヒーターB-10はシーリング壁B-471から離隔することで、シーリング溝B-474に空間が形成できる。突出部B-131はヒーター挿入口B-454の周辺のパーティションB-45にかかるか、またはヒーター挿入口B-454を通過することが制限できる。
【0147】
図23及び
図24を参照すると、フィラー(filler)B-100はシーリング溝B-474を満たすことができる。フィラーB-100は液状として注入され、一定の時間が経過した後に硬化することができる。フィラーB-100は、シーリング溝B-474の開口を通してシーリング溝B-474に注入できる。フィラーB-100は接着性を有する物質からなることができる。フィラーB-100はヒーターB-10の下部B-13及び突出部B-131を取り囲むことができる。フィラーB-100はヒーターB-10の下部B-13を固定することができる。フィラーB-100は、突出部B-131に円周方向の回転に対する耐力を提供することができる。フィラーB-100の材質はヒーターボディーB-11の材質またはヒーターB-10の下部B-13の材質と同一であってもよい。フィラーB-100はシーリング部材B-100と言える。
【0148】
したがって、フィラーB-100はシーリング溝B-474及びシーリング溝B-474の周辺をシーリングすることができ、ヒーターB-10とヒーター挿入口B-454との間の隙間に液状が浸透することを防止することができる。また、ヒーターB-10の下部B-13及び突出部B-131が動くかまたは回転することを防止することができる。
【0149】
パイプB-41はリセス部B-472を備えることができる。リセス部B-472はパイプB-41の下部外周を構成することができる。リセス部B-472は円周方向に延びることができる。リセス部B-472はパーティションB-45から下側に突出することができる。リセス部B-472はパイプB-41の外周面から半径内側方向に陥没することができる。
【0150】
リセス部B-472はシーリング壁B-471から外側に離隔することができる。ポジショニング溝B-475、B-476はシーリング壁B-471とリセス部B-472との間に形成できる。ポジショニング溝B-475、B-476は下側に開口することができる。ポジショニング溝B-475、B-476は複数として備えられることができる。第1ポジショニング溝B-475と第2ポジショニング溝B-476とはシーリング溝B-474に対して互いに対向して配置できる。
【0151】
パイプB-41はステップ部B-412を備えることができる。ステップ部B-412はパイプB-41の下部外周が内側に陥没することによって形成され、リセス部B-472と一体に形成できる。ステップ部B-412は下側方向に向き合うことができる。ステップ部B-412はリセス部B-472の上端から半径外側方向に延びるように形成され、パイプB-41とリセス部B-472とを連結することができる。
【0152】
スクリューホールB-477はシーリング溝B-474の周辺に形成できる。スクリューホールB-477は、内部にネジ部が形成できる。スクリューホールB-477は下側に開口することができる。スクリューホールB-477は、シーリング壁B-471、第1ポジショニング溝B-475、及び第2ポジショニング溝B-476の間に形成できる。スクリューホールB-477は複数として備えられることができる。複数のスクリューホールB-477はシーリング溝B-474に対して互いに対向するように配置できる。複数のスクリューホールB-477はシーリング溝B-474を中心に互いに離隔して配置できる。
【0153】
図25を参照すると、カバーB-30は、カバー底部B-31及びカバー外周部B-32を備えることができる。カバー底部B-31は円盤状を有することができる。カバー外周部B-32はカバー底部B-31の縁部に沿って上側に延びることができる。カバー外周部B-32は円周方向に延びることができる。
【0154】
カバーB-30の内側には空間B-34が形成できる。カバー底部B-31は空間B-34の下部を覆うことができる。カバー外周部B-32は空間B-34の側部を取り囲むことができる。空間B-34は上側に開口することができる。
【0155】
ワイヤホールB-361、B-362はカバー底部B-31が開口することによって形成できる。ワイヤホールB-361、B-362は空間B-34と連通することができる。ワイヤホールB-361、B-362は複数として備えられることができる。ワイヤホールB-361、B-362はリードワイヤB-161、B-162に対応する個数として形成できる。
【0156】
第1リードワイヤB-161と第2リードワイヤB-162とは互いに厚さが異なるか、または色相が異なることができる。第1リードワイヤB-161と第2リードワイヤB-162とは互いに区分できる。第1ワイヤホールB-361の直径は第1リードワイヤB-161の厚さに対応することができる。第2ワイヤホールB-362の直径は第2リードワイヤB-162の厚さに対応することができる。一対の第1リードワイヤB-161は一対の第1ワイヤホールB-361をそれぞれ通過することができる。一対の第2リードワイヤB-162は一対の第2ワイヤホールB-362をそれぞれ通過することができる。第1ワイヤホールB-361は第1リードワイヤB-161に対応する位置に配置でき、第2ワイヤホールB-362は第2リードワイヤB-162の位置に対応する位置に配置できる。
【0157】
遮断壁B-33はワイヤホールB-361、B-362の周辺でカバー底部B-31から上側に突出することができる。遮断壁B-33は円周方向に延び、ワイヤホールB-361、B-362の周辺を取り囲むことができる。複数のワイヤホールB-361、B-362は遮断壁B-33の内側に位置することができる。
【0158】
締結口B-317はカバー底部B-31が開口することによって形成できる。締結口B-317は空間B-34と連通することができる。締結口B-317は遮断壁B-33の外側に位置することができる。
【0159】
図25~
図27を参照すると、カバーB-30はパイプB-41の下側に結合できる。カバーB-30はシーリング溝B-474の開口を覆うことができる。カバーB-30はシーリング溝B-474に満たされるフィラーB-100を覆って密封することができる。シーリング壁B-471及びリセス部B-472はカバーB-30の内部の空間B-34に挿入され、カバーB-30によって取り囲まれることができる。シーリング壁B-471、リセス部B-472、及びシーリング溝B-474はカバーB-30の外部に露出されなくてもよい。
【0160】
カバーB-30のカバー底部B-31はシーリング溝B-474の開口を覆うことができる。カバー底部B-31はシーリング溝B-474に満たされるフィラーB-100を覆うことができる。カバー底部B-31はヒーターB-10の下部B-13を支持することができる。カバー底部B-31はシーリング壁B-471の下部を覆うかまたは支持することができる。カバー底部B-31はリセス部B-472の下部を覆うかまたは支持することができる。
【0161】
カバーB-30のカバー外周部B-32はシーリング壁B-471の側部を覆うことができる。カバー外周部B-32はリセス部B-472の側部を覆うかまたは支持することができる。カバー外周部B-32はパイプB-41のステップ部B-412の下側に離隔して配置できる。カバー外周部B-32の外周面の直径はパイプB-41の外周面の直径と同じかまたはほぼ同じであり得る。
【0162】
スクリューB-37はカバーB-30をパイプB-41の他側に固定することができる。スクリューB-37はカバーB-30に形成された締結口B-317を貫通し、スクリューホールB-47に挿入されて螺合できる。スクリューB-37、締結口B-317、及びスクリューホールB-47のそれぞれは複数として備えられることができる。スクリューB-37はカバーB-30を上方に結合させることができる。スクリューB-37は締結口B-317に密着して締結口B-317を密封することができる。
【0163】
したがって、カバーB-30はフィラーB-100、ヒーターB-10、及びシーリング溝B-474の周辺をその外部から保護することができる。また、シーリング溝B-474に浸透する液滴がカバーB-30を越えてエアロゾル生成装置の内部に浸透することを防止することができる。また、カバーB-30は、ヒーターB-10が発熱するなどの原因によってヒーターB-10の周辺構造が熱変形することを最小化することができる。
【0164】
シーリングリングB-20は内側が開口したリング形状を有することができる。シーリングリングB-20はパイプB-41とカバーB-30との間に配置できる。シーリングリングB-20はリセス部B-472及びパイプB-41のステップ部B-412に接することができる。シーリングリングB-20はステップ部B-412の下側に接触することができる。シーリングリングB-20の直径はステップ部B-412の直径と同じかまたはほぼ同じであり得る。シーリングリングB-20はリセス部B-472の外周面に接触することができる。リセス部B-472及びシーリング壁B-471はシーリングリングB-20の内側空間を通過することができる。
【0165】
カバー外周部B-32はシーリングリングB-20の下部に接触することができる。シーリングリングB-20はパイプB-41のステップ部B-412、リセス部B-472の外周面、及びカバー外周部B-32の上端の間に密着することができる。カバー外周部B-32はパイプB-41のステップ部B-412に向かってシーリングリングB-20を下側から上側に押圧することができる。
【0166】
したがって、シーリングリングB-20の周辺の隙間を通して液滴が漏洩することを防止することができる。
【0167】
ポジショニング突起B-35、B-36はカバー底部B-31から上側に突出することができる。ポジショニング突起B-35、B-36は遮断壁B-33の外側に配置できる。ポジショニング突起B-35、B-36はポジショニング溝B-475、B-476に対応する形状を有することができる。ポジショニング突起B-35、B-36はポジショニング溝B-475、B-476に挿入され、カバーB-30の配置を案内することができる。
【0168】
第1ポジショニング突起B-35と第2ポジショニング突起B-36とは互いに異なる形状を有することができる。第1ポジショニング突起B-35及び第2ポジショニング突起B-36のそれぞれはいずれか一側に偏って配置できる。第1ポジショニング突起B-35は第1ポジショニング溝B-475に対応する形状を有することができる。第1ポジショニング突起B-35は第1ポジショニング溝B-475に挿入できる。第2ポジショニング突起B-36は第2ポジショニング溝B-476に対応する形状を有することができる。第2ポジショニング突起B-36は第2ポジショニング溝B-476に対応する形状を有することができる。第1ポジショニング突起B-35と第2ポジショニング突起B-36とは第1ワイヤホールB-361を第1リードワイヤB-161側に配置させ、第2ワイヤホールB-362を第2リードワイヤB-162側に配置させることができる。
【0169】
第1リードワイヤB-161は第1ワイヤホールB-361を通過してカバーB-30の外部に露出できる。第2リードワイヤB-162は第2ワイヤホールB-362を通過してカバーB-30の外部に露出できる。
【0170】
したがって、カバーB-30が正方向に結合でき、第1リードワイヤB-161と第2リードワイヤB-162とがカバーB-30の内外部で互いに縺れるかまたは断線されることを防止することができる。
【0171】
図28及び
図29を参照すると、フィラーB-100はヒーターB-10の下部B-13と同じ材質からなることができる。フィラーB-100はヒーターB-10の下部B-13と一体に形成できる。フィラーB-100の熱膨張係数はヒーターB-10の熱膨張係数と同じかまたはほぼ同じであり得る。
【0172】
したがって、ヒーターB-10が発熱するなどの原因でヒーターB-10の周辺が熱変形しても、ヒーターB-10とフィラーB-100の間に隙間が形成されなくてもよい。
【0173】
遮断壁B-33の内周面の幅B-w4はシーリング溝B-474の内周面の幅B-w3より小さくてもよい。遮断壁B-33の外周面の形状はシーリング壁B-471の内周面の形状に対応することができる。シーリング溝B-474に満たされたフィラーB-100の高さはシーリング壁B-471の高さよりも低くてもよい。遮断壁B-33はフィラーB-100の下側に配置できる。遮断壁B-33はカバーB-30のカバー底部B-31から上側に突出することができる。遮断壁B-33はシーリング溝B-474の開口に挿入できる。シーリングリングB-20はパイプB-41のステップ部B-412、リセス部B-472の外周面、及びカバー外周部B-32の上端の間に密着して隙間を満たすことができる。
【0174】
したがって、ヒーターB-10が発熱するなどの原因でヒーターB-10の周辺の構造が熱変形して液体がシーリング溝B-474に浸透しても、遮断壁B-33は、液体がワイヤホールB-361、B-362(
図25参照)を通してカバーB-30の外側に漏洩することを防止することができる。また、シーリングリングB-20は、液体がカバーB-30のカバー外周部B-32とパイプB-41のステップ部B-412との間の隙間を通して漏洩することを防止することができる。
【0175】
図30を参照すると、エアロゾル生成装置製造方法は、ヒーターB-10で挿入空間B-44の一側を塞げるパーティションB-45を貫通させる段階を含むことができる(B-S1)。S1段階で、ヒーターB-10の下部B-13はシーリング溝B-474に配置できる。
【0176】
エアロゾル生成装置製造方法は、シーリング溝B-474に液状のフィラーB-100を注入して満たした後、フィラーB-100を乾燥させる段階を含むことができる(B-S2)。S2段階で、フィラーB-100はシーリング溝B-474でヒーターB-10の下部B-13を取り囲んでヒーターB-10を固定することができる。
【0177】
エアロゾル生成装置製造方法は、パイプB-41の周辺にシーリングリングB-20を結合させる段階を含むことができる(B-S3)。S3段階で、シーリングリングB-20は、パイプB-41のステップ部B-412及びリセス部B-472の外周面に密着することができる。
【0178】
エアロゾル生成装置は、カバーB-30をパイプB-41の下側に結合してシーリング溝B-474を覆う段階を含むことができる(B-S4)。S4段階で、カバーB-30はシーリングリングB-20をパイプB-41のステップ部B-412に押圧することができる。
【0179】
図20~
図30を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置は、パイプB-41と、前記パイプB-41の内部を区画して挿入空間B-44を定義する第1プレートB-45と、前記第1プレートB-45を貫通し、一側が前記前記挿入空間B-44に配置され、他側が前記第1プレートに対して前記挿入空間の反対側に位置するシーリング空間B-474に配置される長いヒーターB-10と、前記シーリング空間B-474に満たされるシーリング部材B-100とを含むことができる。
【0180】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、両側が開口したパイプB-41と、前記パイプB-41の内部を、前記パイプB-41の一側に隣接した挿入空間B-44と前記パイプB-41の他側に隣接したシーリング溝B-474とに区画するパーティションB-45と、前記パーティションB-45を貫通するように延び、一部が前記シーリング溝B-474に配置されたヒーターB-10と、前記シーリング溝B-474に満たされるフィラーB-100とを含むことができる。
【0181】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記パイプB-41の他側に結合され、前記シーリング溝B-474の開口を覆うカバーB-30をさらに含むことができる。
【0182】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバーB-30は、前記ヒーターB-10の下部を支持することができる。
【0183】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバーB-30は、前記ヒーターB-10と電気的に連結されるリードワイヤB-161、B-162が通過するように開口したワイヤホールB-361、B-362を備えることができる。
【0184】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバーB-30は、前記ワイヤホールB-361、B-362の周辺を取り囲むように突出する遮断壁B-33を備えることができる。
【0185】
また、本開示の他の側面によれば、前記遮断壁B-33の内周面の幅B-w4は前記シーリング溝B-474の幅B-w3より小さくてもよい。
【0186】
また、本開示の他の側面によれば、前記遮断壁B-33は前記シーリング溝B-474の開口に挿入できる。
【0187】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記パイプB-41及び前記カバーB-30の間に配置されるシーリングリングB-20をさらに含むことができる。
【0188】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバーB-30は、前記シーリング溝B-474の開口を覆うカバー底部B-31と、前記カバー底部B-31の縁部から突出して円周方向に延び、前記パイプB-41の他側外周を取り囲むカバー外周部B-32とを含むことができる。
【0189】
また、本開示の他の側面によれば、前記パイプB-41は他側外周から内側に陥没したステップ部B-412を含み、前記エアロゾル生成装置は、前記ステップ部B-412及び前記カバー外周部B-32の間に配置されるシーリングリングB-20をさらに含むことができる。
【0190】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバーB-30が前記パイプB-41の他側に結合すると、前記カバー外周部B-32は、前記ステップ部B-412に向かって前記シーリングリングB-20を押圧することができる。
【0191】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記カバーB-30を前記パイプB-41の他側に固定させるスクリューB-37をさらに含むことができる。
【0192】
また、本開示の他の側面によれば、前記シーリング溝B-474の周辺に、他側に開口したポジショニング溝B-475、B-476が形成され、前記カバーB-30は、前記ポジショニング溝B-475、B-476に挿入されて前記カバーB-30の配置を案内するポジショニング突起B-35、B-36を含むことができる。
【0193】
また、本開示の他の側面によれば、前記パーティションB-45は、前記挿入空間B-44とシーリング溝B-474とを連結するように開口したヒーター挿入口B-454を有し、前記ヒーターB-10は、前記ヒーター挿入口B-454に押し込まれることができる。
【0194】
また、本開示の他の側面によれば、前記ヒーターB-10の他側から円周方向に突出し、前記シーリング溝B-474に配置され、前記ヒーター挿入口B-454を通過することを制限する突出部B-131をさらに含むことができる。
【0195】
また、本開示の他の側面によれば、前記パイプB-41と前記パーティションB-45とは一体に形成できる。
【0196】
図31及び
図32を参照すると、第1カバーC-20は第1プレートC-21を含むことができる。第1カバーC-20は第2プレートC-22を含むことができる。
【0197】
第1プレートC-21は第1カバーC-20の上部に形成できる。第1プレートC-21は第2プレートC-22の上側に配置できる。第1プレートC-21は平たい形状を有することができる。第1プレートC-21は円盤状を有することができる。第1挿入口C-214は第1プレートC-21が開放することによって形成できる。第1挿入口C-214は第1プレートC-21の中央に位置することができる。第1挿入口C-214は上下方向に開放することができる。
【0198】
第2プレートC-22は第1カバーC-20の下部に形成できる。第2プレートC-22は第1プレートC-21の下側に配置できる。第2プレートC-22は平たい形状を有することができる。第2プレートC-22は円盤状を有することができる。第2挿入口C-224は第2プレートC-22が開放することによって形成できる。第2挿入口C-224は第2プレートC-22の中央に位置することができる。第2挿入口C-224は上下方向に開放することができる。第2挿入口C-224は第1挿入口C-214に対応する位置に配置できる。第1挿入口C-214と第2挿入口C-224とは互いに上下方向に向き合って平行に配置できる。第2プレートC-22は第1プレートC-21よりも大きい円周長さを有することができる。
【0199】
第1プレートC-21と第2プレートC-22とは互いに上下方向に離隔することができる。第1プレートC-21と第2プレートC-22とは互いに平行に配置できる。空間C-234は第1プレートC-21と第2プレートC-22との間に位置することができる。空間C-234は第1プレートC-21の下側に位置することができる。空間C-234は第2プレートC-22の上側に配置できる。第1挿入口C-214は空間C-234と連通することができる。第2挿入口C-224は空間C-234と連通することができる。空間C-234の少なくとも一部は第1挿入口C-214と第2挿入口C-224との間に配置できる、第1プレートC-21の厚さと第2プレートC-22の厚さとは同じかまたはほぼ同じであり得る。空間C-234はシーリング空間C-234と言える。
【0200】
第1カバーC-20はスペーサーC-23を備えることができる。スペーサーC-23は第1プレートC-21と第2プレートC-22との間に配置できる。スペーサーC-23は第1プレートC-21及び第2プレートC-22に連結できる。スペーサーC-23は複数として備えられることができる。複数のスペーサーC-23は空間C-234を間に挟んで配置できる。一対のスペーサーC-23は空間C-234を間に挟んで配置できる。スペーサーC-23は第1挿入口C-214から離隔することができる。スペーサーC-23は第2挿入口C-224から離隔することができる。スペーサーC-23の厚さは第1プレートC-21及び/または第2プレートC-22の厚さと同じかまたはほぼ同じであり得る。スペーサーC-23は第1プレートC-21の縁部と第2プレートC-22の縁部から内側に陥没(C-recess)することができる。
【0201】
一対のスペーサーC-23は第1プレートC-21及び第2プレートC-22の両方を支持することができる。一対のスペーサーC-23は空間C-234に対して互いに対向するように配置できる。一対のスペーサーC-23は空間C-234を間に挟んで互いに向き合うことができる。スペーサーC-23は第1プレートC-21及び第2プレートC-22の変形に対して耐力を提供することができる。例えば、後述するインサート射出、またはヒーターの発熱の際、第1プレートC-21及び第2プレートC-22が熱変形することを防止することができる。
【0202】
空間C-234は、第1プレートC-21、第2プレートC-22及びスペーサーC-23によって取り囲まれることができる。第1プレートC-21は空間C-234の上部を覆うことができる。第2プレートC-22は空間C-234の下部を覆うことができる。一対のスペーサーC-23は空間C-234の両側を覆うことができる。空間C-234の少なくとも一側は開放することができる。空間C-234は、一対のスペーサーC-23の間で外部に開放することができる。
【0203】
スペーサーC-23は、インナースペーサーC-231及びアウタースペーサーC-232を備えることができる。インナースペーサーC-231は空間C-234の一側を覆うことができる。インナースペーサーC-231はアウタースペーサーC-232よりも空間C-234に近接して配置できる。インナースペーサーC-231は第1プレートC-21の半径方向または第2プレートC-22の半径方向の一側に長く延びることができる。一対のインナースペーサーC-231は空間C-234を間に挟んで一方向に互いに平行に延びることができる。一対のインナースペーサーC-231は空間C-234を間に挟んで互いに向き合うことができる。インナースペーサーC-231は第1プレートC-21及び第2プレートC-22の中心周辺を支持することができる。
【0204】
アウタースペーサーC-232はインナースペーサーC-231の外側に配置できる。アウタースペーサーC-232は第1プレートC-21及び第2プレートC-22の縁部の周辺を支持することができる。アウタースペーサーC-232は第1プレートC-21及び第2プレートC-22の円周に沿って丸く形成できる。アウタースペーサーC-232は第1プレートC-21の円周から半径内側方向に陥没することができる。アウタースペーサーC-232は第2プレートC-22の外周から半径内側方向に陥没することができる。スクリューホールC-27はインナースペーサーC-231の内部に形成できる(
図33参照)。
【0205】
図32及び
図33を参照すると、第1カバーC-20はハブC-25を備えることができる。ハブC-25は第2プレートC-22から下側に突出することができる。ハブC-25は第2挿入口C-224の周辺を取り囲むことができる。ハブC-25は第3挿入口C-254の側部を取り囲むことができる。第3挿入口C-254は第2挿入口C-224の下側に配置できる。第3挿入口C-254は第2挿入口C-224と連通することができる。ハブC-25の内周面及び第3挿入口C-254は非円形の形状を有することができる。
【0206】
サポートバーC-251はハブC-25の内周面から第3挿入口C-254に向かって突出することができる。サポートバーC-251は上下方向に長く延びた形状を有することができる。サポートバーC-251は複数として備えられ、ハブC-25の内周面に沿って円周方向に互いに離隔して配列できる。例えば、サポートバーC-251は少なくとも一対以上として備えられることができ、いずれか一対のサポートバーC-251は第3挿入口C-254に対して互いに対向するように配置できる。サポートガイドC-252はサポートバーC-251の下端に形成できる。サポートガイドC-252はサポートバーC-251の下端から上側に向かって丸く形成できる。
【0207】
第1固定ホールC-221は第2プレートC-22が開口することによって形成できる。第1固定ホールC-221は第2プレートC-22の縁部に隣接して位置することができる。第1固定ホールC-221は空間C-234と連通することができる。第1固定ホールC-221は空間C-234と第2固定ホールC-222との間に配置できる。第1固定ホールC-221は第2挿入口C-224から離隔することができる。
【0208】
第1固定ホールC-221は一対として備えられることができる。第2挿入口C-224は一対の第1固定ホールC-221の間に配置できる。一対の第1固定ホールC-221は第2挿入口C-224に対して互いに対向するように配置できる。一対の第1固定ホールC-221と第2挿入口C-224とは一直線上に配置できる。一対の第1固定ホールC-221と第2挿入口C-224とはインナースペーサーC-231が延びる方向に一直線上に配置できる。一対の第1固定ホールC-221のそれぞれは、一対のリブC-261のそれぞれの端部の間に配置できる。
【0209】
第2固定ホールC-222は第2プレートC-22が開口することによって形成できる。第2固定ホールC-222は第1固定ホールC-221の下側に位置することができる。第2固定ホールC-222は第1固定ホールC-221と連通することができる。第2固定ホールC-222は空間C-234から下側に離隔することができる。第2固定ホールC-222の外周長さは第1固定ホールC-221の外周長さよりも大きくてもよい。第2固定ホールC-222の中心と第1固定ホールC-221の中心とは一致することができる。第2固定ホールC-222の縁部は第1固定ホールC-221の縁部よりも外側に配置できる。第2固定ホールC-222は第1固定ホールC-221よりも外側に陥没することによって形成できる。第2固定ホールC-222は一対として備えられることができる。一対の第2固定ホールC-222のそれぞれは一対の第1固定ホールC-221のそれぞれに連結できる。
【0210】
第1カバーC-20はリブC-261を備えることができる。リブC-261は第2プレートC-22の下側に配置できる。リブC-261は第2プレートC-22から下側に延びることができる。リブC-261は第2プレートC-22の縁部に隣接して配置できる。リブC-261は第2プレートC-22の外周に沿って延びることができる。リブC-261は第3挿入口C-254を中心に円周方向に延びることができる。リブC-261は第2プレートC-22の外周から半径内側方向に陥没することができる。
【0211】
リブC-261は一対として備えられることができる。一対のリブC-261は第3挿入口C-254に対して互いに対向するように配置できる。一対のリブC-261のそれぞれは一対のスペーサーC-23のそれぞれの下側に配置できる。一対のリブC-261のそれぞれは一対のスペーサーC-23のそれぞれに対応する位置に配置できる。第1固定ホールC-221及び第2固定ホールC-222は、一対のリブC-261のうちのいずれか一つのリブC-261の端部と前記端部に隣接した他の一つのリブC-261の端部との間に配置できる。リブC-261は第2プレートC-22を支持することができる。リブC-261は第2プレートC-22の変形に対して耐力を提供することができる。
【0212】
ポジショニング部C-262はリブC-261の端部が傾くことによって形成できる。ポジショニング部C-262はリブC-261の下側から上側に向かってリブC-261の外側に傾くことができる。ポジショニング部C-262は、第1カバーC-20が金型に挿入されるとき、第1カバーC-20の配置を案内して容易に挿入されるようにすることができる。
【0213】
第1カバーC-20はコネクタC-263を備えることができる。コネクタC-263はハブC-25とリブC-261とを連結することができる。コネクタC-263はハブC-25からリブC-261に向かって長く延びることができる。コネクタC-263は複数として備えられることができる。複数のコネクタC-263はハブC-25から放射状に配列できる。例えば、コネクタC-263は4個として備えられることができる。第1固定ホールC-221及び第2固定ホールC-222は互いに隣接した二つのコネクタC-263の間に隣接して配置できる。スクリューホールC-27は互いに隣接した二つのコネクタC-263の間に隣接して配置できる。コネクタC-263は第2プレートC-22と一体に形成できる。コネクタC-263は第2プレートC-22の変形に対して耐力を提供することができる。
【0214】
図34及び
図35を参照すると、第1プレートC-21の幅C-w1は第2プレートC-22の幅C-w2よりも小さくてもよい。第1プレートC-21の縁部は、第2プレートC-22の縁部よりも内側に配置できる。
【0215】
第1挿入口C-214、第2挿入口C-224、及び第3挿入口C-254は上下方向に互いに平行に配置できる。第1挿入口C-214、第2挿入口C-224、及び第3挿入口C-254は上下方向に互いにオーバーラップ(C-overlap)することができる。第1挿入口C-214の直径C-w3と第2挿入口C-224の直径C-w3とは同一であり得る。
【0216】
第1プレートC-21及び第2プレートC-22は空間C-234を上下側で覆うことができる。空間C-234は第1挿入口C-214及び第2挿入口C-224よりも大きくてもよい。空間C-234の一部は第1挿入口C-214及び第2挿入口C-224の間に形成できる。第1挿入口C-214及び第2挿入口C-224は空間C-234と連通することができる。空間C-234はインナースペーサーC-231が延びた方向に開放することができる。空間C-234は第1固定ホールC-221及び第2固定ホールC-222が配置された方向に開放することができる。
【0217】
一対の第1固定ホールC-221はインナースペーサーC-231が長く延びた方向の両端部に隣接して形成できる。第1固定ホールC-221は空間C-234が開放した方向に配置できる。第1固定ホールC-221は空間C-234の下側に配置できる。第2固定ホールC-222は第1固定ホールC-221よりも大きくてもよい。第2固定ホールC-222は第1固定ホールC-221と上下方向にオーバーラップすることができる。第2固定ホールC-222の縁部は第1固定ホールC-221よりも外側に配置できる。
【0218】
スクリューホールC-27は第2プレートC-22の下側からアウタースペーサーC-232が貫通することによって形成できる。スクリューホールC-27は下側に開口することができる。スクリューホールC-27の内部にはネジ部が形成できる。
【0219】
図36及び
図37を参照すると、ヒーターC-10は一方向に長く形成できる。ヒーターC-10は円柱状を有することができる。ヒーターC-10の端部は尖っているように形成できる。ヒーターC-10は電力を直接受けて発熱するか、または周辺に配置された誘導コイルを介して誘導加熱方式で発熱することができる。ヒーターC-10は第1カバーC-20を貫通することができる。ヒーターC-10は、第1挿入口C-214、第2挿入口C-224、及び第3挿入口C-254に挿入できる。
【0220】
ヒーターC-10はヒーターボディーC-11を備えることができる。ヒーターボディーC-11は上下方向に長く延びることができる。ヒーターボディーC-11は円柱状を有することができる。ヒーターC-10はヒーターチップC-12を備えることができる。ヒーターチップC-12はヒーターC-10の一端に形成できる。ヒーターチップC-12はヒーターボディーC-11の上側でヒーターボディーC-11と連結できる。ヒーターチップC-12は上側に向かって次第に細くなる形状を有することができる。ヒーターチップC-12は端部が尖ることができる。ヒーターC-10はシガレットに差し込まれることができる。
【0221】
固定部C-15はヒーターC-10の下端部の周辺に形成できる。固定部C-15はヒーターC-10の下端部の外周面から半径外側方向に突出することができる。それぞれの固定部C-15は上下方向に延びた円筒形を有することができる。固定部C-15は複数として備えられ、下端部の外周面に沿って円周方向に配列できる。固定部C-15は第1リードワイヤC-161を取り囲んで固定することができる。固定部C-15は第2リードワイヤC-162を取り囲んで固定することができる。固定部C-15の個数は第1リードワイヤC-161及び第2リードワイヤC-162の個数に対応することができる。例えば、第1リードワイヤC-161及び第2リードワイヤC-162はそれぞれ2個ずつ備えられ、固定部C-15の個数は4個であり得る。
【0222】
第1リードワイヤC-161はヒーターC-10の下端部の周辺から下側に露出できる。第1リードワイヤC-161は固定部C-15を貫通することができる。第1リードワイヤC-161はヒーターC-10と電気的に連結され、ヒーターC-10に電力を伝送することができる。ヒーターC-10は第1リードワイヤC-161から電力を受けて発熱することができる。第1リードワイヤC-161は一対として備えられることができる。
【0223】
第2リードワイヤC-162はヒーターC-10の下端部の周辺から下側に露出できる。第2リードワイヤC-162は固定部C-15を貫通することができる。ヒーターC-10は中空形状に形成できる。センサーC-16(
図39参照)はヒーターC-10の内部に設けられることができる。センサーC-16はヒーターC-10の温度をセンシングすることができる。第2リードワイヤC-162はセンサーC-16と電気的に連結され、センサーC-16に電力を伝送することができる。第2リードワイヤC-162は一対として備えられることができる。第1リードワイヤC-161と第2リードワイヤC-162とは下端部に対して互いに対向するように配置できる。第1リードワイヤC-161と第2リードワイヤC-162とは互いに異なる太さを有することができる。
【0224】
ヒーターボディーC-11の幅C-w4は第1挿入口C-214の幅C-w3と同じか、または第1挿入口C-214の幅C-w3よりも少し大きくてもよい。ヒーターボディーC-11の幅C-w4は第2挿入口C-224の幅C-w3と同じか、または第2挿入口C-224の幅C-w3よりも少し大きくてもよい。
【0225】
図36~
図38を参照すると、ヒーターC-10は、第1挿入口C-214、第2挿入口C-224、及び第3挿入口C-254に挿入できる。ヒーターC-10は、ヒーターチップC-12(
図31参照)からヒーターボディーC-11の順に、第1~第3挿入口C-214、C-224、C-254を貫通することができる。ヒーターC-10は第1カバーC-20の下側から上側に挿入できる。ヒーターC-10は、第3挿入口C-254、第2挿入口C-224、及び第1挿入口C-214の順に挿入できる。
【0226】
ヒーターボディーC-11の幅C-w4は第1挿入口C-214及び第2挿入口C-224の幅C-w3と同じかまたはそれより少し大きくてもよい。ヒーターC-10は第1挿入口C-214及び第2挿入口C-224にしっかりと挿入されるように押し込まれることができる。ヒーターC-10は第1挿入口C-214及び第2挿入口C-224を貫通して外部に露出できる。ヒーターC-10の上部は第1カバーC-20の上側に露出できる。ヒーターボディーC-11及びヒーターチップC-12は第1カバーC-20の上側に露出できる。ヒーターC-10の下端C-13は第1カバーC-20の下側に露出できる。
【0227】
ヒーターC-10は第3挿入口C-254を通過して第1挿入口C-214及び第2挿入口C-224に挿入できる。ヒーターC-10が第3挿入口C-254を通過するとき、サポートガイドC-252はヒーターC-10を第3挿入口C-254に案内することができる。ヒーターC-10はサポートガイドC-252に接触し、第3挿入口C-254及び第2挿入口C-224に向かってスライドすることができる。
【0228】
サポートバーC-251は、ヒーターC-10が第3挿入口C-254を通過して第2挿入口C-224に向かう方向に長く延びることができる。サポートバーC-251は、第2挿入口C-224及び第1挿入口C-214が平行に配置された方向に長く延びることができる。第3挿入口C-254で、ヒーターボディーC-11は、サポートバーC-251に接触して第2挿入口C-224に向かってスライドすることができる。サポートバーC-251はヒーターボディーC-11の外周を支持することができる。サポートバーC-251はヒーターボディーC-11を第2挿入口C-224及び第1挿入口C-214が平行に配置された方向に長く配置させることができる。
【0229】
ヒーターC-10が第1挿入口C-214及び第2挿入口C-224に挿入されると、固定部C-15は第3挿入口C-254に配置できる。ハブC-25及び第3挿入口C-254は、ヒーターC-10の下端部C-13及び固定部C-15に対応する形状を有することができる。ヒーターC-10の下端部C-13及び固定部C-15は第3挿入口C-254でハブC-25によって取り囲まれることができる。ヒーターC-10の下端部C-13及び固定部C-15は下側に開放することができる。ヒーターC-10が円周方向に回転すると、固定部C-15はハブC-25にかかることができる。第1リードワイヤC-161及び第2リードワイヤC-162はハブC-25の下側に露出できる。
【0230】
したがって、第2挿入口C-224及び第1挿入口C-214を順に通過するようにヒーターC-10を容易に挿入することができる。また、ヒーターC-10が揺れることを防止することができる。また、ヒーターC-10が円周方向に回転することを防止することができる。また、第1リードワイヤC-161及び第2リードワイヤC-162が互いに縺れるかまたは断線されることを防止することができる。
【0231】
以下、ヒーターC-10及び第1カバーC-20が結合された構造体をヒーター組立体C-HAと言える。
【0232】
図39及び
図40を参照すると、センサーC-16はヒーターC-10の温度をセンシングすることができる。センサーC-16はヒーターC-10の内部に設けられることができる。ヒーターC-10は中空形状に形成され、センサーC-16はヒーターC-10の内部に挿入できる。センサーC-16は一方向に長く形成され、ヒーターボディーC-11の長手方向に配置できる。センサーC-16は第2リードワイヤC-162と電気的に連結され、電力を受けることができる。ヒーターC-10は第1リードワイヤC-161と電気的に連結され、電力を受けることができる。
【0233】
ヒーターC-10が第1カバーC-20と結合すると、ヒーターC-10の上部は第1プレートC-21から上側に露出できる。ヒーターC-10の上部は第1プレートC-21から上側に長く延びることができる。
【0234】
ヒーターC-10は空間C-234を貫通することができる。ヒーターC-10の一部は空間C-234に配置できる。空間C-234はヒーターボディーC-11の一側に接触することができる。空間C-234は第1カバーC-20の外部に露出できる。ヒーターボディーC-11の一部は、空間C-234を通して第1カバーC-20の外部に露出できる。ヒーターボディーC-11は一対のインナースペーサーC-231の間に配置できる。
【0235】
ヒーターC-10は第1プレートC-21及び第2プレートC-22に押し込まれ、第1カバーC-20に対して位置が固定できる。第1プレートC-21及び第2プレートC-22は上下方向に2地点でヒーターC-10を支持することができる。第2プレートC-22及びハブC-25はヒーターC-10の下部を支持することができる。第1リードワイヤC-161及び第2リードワイヤC-162は第1カバーC-20の下側に露出できる。
【0236】
図41を参照すると、ヒーター組立体C-HAは第1金型C-200及び第2金型C-300に挿入できる。ヒーター組立体C-HAの上部は第1金型C-200に挿入できる。ヒーター組立体C-HAの下部は第2金型C-300に挿入できる。第1金型C-200と第2金型C-300とは互いに上下に結合できる。第1金型C-200と第2金型C-300とは互いに結合され、内部にヒーター組立体C-HAが配置される空間を形成することができる。
【0237】
第2金型C-300は金型溝C-362を含むことができる。リブC-261(
図38参照)は金型溝C-362に挿入できる。リブC-261が金型溝C-362に挿入されると、第2金型C-300内にヒーター組立体C-HAの位置が固定されて配置できる。
【0238】
ポジショニング部C-262(
図38参照)は金型溝C-362の周辺で第2金型C-300に接触することができる。金型溝C-362はポジショニング部C-262に対応するように傾くことができる。リブC-261が金型溝C-362に挿入されるとき、ポジショニング部C-262は第2金型C-300に接触してスライドすることで、第2金型C-300に対するヒーター組立体C-HAの配置を案内することができる。
【0239】
したがって、ヒーター組立体C-HAが第2金型C-200内に容易に挿入できるかまたは配置できる。また、第1リードワイヤC-161と第2リードワイヤC-162とが互いに接触するか、縺れるか、または断線されることを防止することができる。
【0240】
ヒーターボディーC-11は第1金型C-200に挿入できるかまたは支持できる。第1金型C-200はヒーターホールC-210を備えることができる。ヒーターボディーC-11はヒーターホールC-210に挿入されるかまたはヒーターホールC-210を貫通することができる。第1カバーC-20の上部は第1金型C-200に支持できる。第1カバーC-20の下部は第2金型C-300に支持できる。ヒーターC-10の下端部C-13は第2金型C-300に支持できる。
【0241】
図42及び
図43を参照すると、第1金型C-200と第2金型C-300とが接触するかまたは結合すると、第1金型C-200と第2金型C-300との間に通路C-101、C-102、C-103が形成できる。通路C-101、C-102、C-103はヒーター組立体C-HAと連結できる。通路C-101、C-102、C-103は空間C-234と連結できる。
【0242】
第1通路C-101は第1金型C-200と第2金型C-300との間に形成できる。第1通路C-101は上下に長く形成できる。第1通路C-101は円筒形に形成できる。ヒーター組立体C-HAは第1通路C-101の下部に配置できる。第1通路C-101の下部は第1カバーC-20の側部外周を取り囲むことができる。
【0243】
第1通路C-101の下部は第1プレートC-21の外周に接触して取り囲むことができる。第1通路C-101の下部は、第2プレートC-22の外周に接触して取り囲むことができる。第1通路C-101は空間C-234と連通することができる。
【0244】
係合溝C-105は第1通路C-101と連通することができる。係合溝C-105は第1プレートC-21の上端縁部に沿って延びることができる。係合溝C-105は円周方向に延びることができる。係合溝C-105は第1カバーC-20の上端縁部に接触することができる。
【0245】
流入溝C-106は第1通路C-101と連通することができる。流入溝C-106は第1プレートC-21と第2プレートC-22との間に配置できる。流入溝C-106は空間C-234と連通することができる。流入溝C-106は第1プレートC-21及び第2プレートC-22の縁部から一対のスペーサーC-23の間に延びることができる。
【0246】
第2通路C-102は第1通路C-101の上端から外側方向に延びることができる。第3通路C-103は第2通路C-102の端部から下側に延びることができる。第3通路C-103は第1通路C-101から離隔することができる。第3通路C-103は第1通路C-101の側部を取り囲むことができる。
【0247】
第1金型C-200及び第2金型C-300のうちの少なくとも一つは射出材注入ホールC-204を含むことができる。射出材注入ホールC-204は通路C-101、C-102、C-103と連通することができる。例えば、射出材注入ホールC-204は第2通路C-102と連通することができる。
【0248】
前述した第1金型C-200及び第2金型C-300は例示的なものであり、金型は、内部にヒーター組立体C-HAが挿入されるかまたは配置される空間と通路C-101、C-102、C-103を形成すれば充分であり、個数、形状、結合方向などに限定されない。
【0249】
図42~
図45を参照すると、ハウジングC-40は、金型C-200、C-300内でインサート射出成形(injection molding)によって形成できる。シーリング部材C-134はヒーター組立体C-HAの空間C-234にインサート射出成形できる。ヒーター組立体C-HAの構成要素の間の隙間にインサート射出成形できる。ヒーター組立体C-HAとハウジングC-40とは、インサート射出成形によって互いに結合できる。ハウジングC-40はヒーター組立体C-HA内にインサート射出成形されたシーリング部材C-134と一体に連結できる。
【0250】
第1射出物C-100aは射出材注入ホールC-204を通して金型C-200、C-300内に注入できる。第1射出物C-100aは射出材注入ホールC-204に注入され、通路C-101、C-102、C-103に流入することができる。第1射出物C-100aは溶融して液状になることができる。第1射出物C-100aは通路C-101、C-102、C-103に満たされることができる。第1射出物C-100aは、第1通路C-101から空間C-234に流入することができる。空間C-234に流入した第1射出物C-100aは、ヒーター組立体C-HAの構成要素の間の隙間を満たすことができる。溶融状態の第1射出物C-100aは硬化して第2射出物C-100になることができる。
【0251】
金型C-200、C-300内の通路C-101、C-102、C-103に注入された第1射出物C-100aは硬化して第2射出物C-100を形成し、ハウジングC-40を構成することができる。空間C-234に流入した第1射出物C-100aはヒーター組立体C-HAの構成要素の間の隙間を満たした状態で硬化して第2射出物C-100を形成することができる。空間C-234及び/または空間C-234の周辺でヒーター組立体C-HAの構成要素の間の隙間にインサート射出成形された第2射出物C-100をシーリング部材C-134と言える。
【0252】
シーリング部材C-134は第2射出物C-100から構成できる。シーリング部材C-134は空間C-234にインサート射出成形できる。シーリング部材C-134は空間C-234を満たす(C-filled)ことができる。シーリング部材C-134は空間C-234に完全に満たされることで、空間C-234と空間C-234の周辺とを固定させてシーリングすることができる。シーリング部材C-134は第1挿入口C-214(
図34参照)とヒーターボディーC-11との間にインサート射出成形できる。シーリング部材C-134は第2挿入口C-224(
図34参照)とヒーターボディーC-11との間にインサート射出成形できる。
【0253】
シーリング部材C-134は一対のスペーサーC-23の間にインサート射出成形できる。シーリング部材C-134は、一対のスペーサーC-23の間で、スペーサーC-23が延びる方向に一側に長く延びた部分を含むことができる。シーリング部材C-134は一対のスペーサーC-23の間で一側に長く延び、端部でパイプC-41の内周面に一体に連結できる。
【0254】
ハウジングC-40はインサート射出成形によって形成され、第2射出物C-100から構成できる。ハウジングC-40はパイプC-41を備えることができる。ハウジングC-40は外壁C-42を備えることができる。ハウジングC-40は上壁C-43を備えることができる。ハウジングC-40は係合部C-415を備えることができる。
【0255】
パイプC-41は、第1通路C-101に流入した第1射出物C-100aが硬化して形成された第2射出物C-100によって構成できる。パイプC-41は円筒形を有することができる。パイプC-41は内部に両側が開口した挿入空間C-44を形成することができる。挿入空間C-44は円筒形を有することができる。挿入空間C-44は上下に長く形成できる。挿入空間C-44の上側は外部と連通することができる。挿入空間C-44の下側は第1カバーC-20によって覆われることができる。
【0256】
パイプC-41はインサート射出成形されてヒーター組立体C-HAと結合できる。第1プレートC-21はパイプC-41の下部を塞げることができる。第1プレートC-21は挿入空間C-44と空間C-234とを分離することができる。
【0257】
パイプC-41は空間C-234にインサート射出成形されたシーリング部材C-134と一体に連結できる。パイプC-41は、空間C-234が第1カバーC-20から外部に開口した部分を介してシーリング部材C-124と一体に連結できる。
【0258】
ヒーターボディーC-11及びヒーターチップC-12は挿入空間C-44に配置できる。シガレットは挿入空間C-44に挿入され、ヒーターC-10によって下部が貫通できる。ヒーターC-10は発熱してシガレットを加熱することができる。ヒーターC-10の下端部C-13、第1リードワイヤC-161及び第2リードワイヤC-162はパイプC-41の下部に露出できる。
【0259】
スペーサーC-23は第1プレートC-21の縁部及び第2プレートC-22の縁部から内側に陥没することができる。シーリング部材C-134はスペーサーC-23の外側で、第1プレートC-21の縁部と第2プレートC-22の縁部との間にインサート射出成形されてパイプC-41の内周面に一体に連結できる。
【0260】
係合部C-415は、係合溝C-105に流入した第1射出物C-100aが硬化して形成された第2射出物C-100から構成できる。係合部C-415はパイプC-41と一体に形成できる。係合部C-415はパイプC-41の内周面から半径内側方向に突出することができる。係合部C-415は第1プレートC-21の上側縁部を覆って支持することができる。係合部C-415は第1プレートC-21の上側縁部に沿って円周方向に延びることができる。係合部C-415はヒーター組立体C-HAが上側に移動することを制限することができる。
【0261】
第1プレートC-21は係合部C-415及びシーリング部材C-134の間に配置できる。係合部C-415及びシーリング部材C-134は第1プレートC-21を上下に保持することができる。係合部C-415は第1プレートC-21の変形に対して耐力を提供することができる。シーリング部材C-134は第1プレートC-21の変形に対して耐力を提供することができる。シーリング部材C-134は第2プレートC-22の変形に対して耐力を提供することができる。
【0262】
上壁C-43はパイプC-41の上端から外側に延びることができる。上壁C-43は第2通路C-102に流入した第1射出物C-100aが硬化して形成された第2射出物C-100から構成できる。上壁C-43はハウジングC-40の上部を構成することができる。
【0263】
外壁C-42は上壁C-43の端部から下側に延びることができる。外壁C-42は第3通路C-103に流入した第1射出物C-100aが硬化して形成された第2射出物C-100から構成できる。外壁C-42はハウジングC-40の外側面を構成することができる。外壁C-42はパイプC-41から外側に離隔することができる。空間C-46はパイプC-41と外壁C-42との間に形成できる。
【0264】
固定部材C-411、C-412は固定ホールC-221、C-222にインサート射出成形できる。固定部材C-411、C-412は固定ホールC-221、C-222を満たすことができる。固定部材C-411、C-412はシーリング部材C-134と一体に連結できる。固定部材C-411、C-412は第2プレートC-22に対して変形に対する耐力を提供することができる。固定部材C-411、C-412は下側に向かって広がることができる。
【0265】
第1射出物C-100aは第1固定ホールC-221に流入することができる。第1固定ホールC-221に流入した第1射出物C-100aは硬化して第2射出物C-100を形成することができる。第1固定ホールC-221にインサート射出成形された第2射出物C-100を第1固定部材C-411と言える。第1固定部材C-411は第1固定ホールC-221を完全に満たして密封することができる。第1固定部材C-411はシーリング部材C-134と一体に連結できる。
【0266】
第1射出物C-100aは第2固定ホールC-222に流入することができる。第2固定ホールC-222に流入した第1射出物C-100aは硬化して第2射出物C-100を形成することができる。第2固定ホールC-222にインサート射出成形された第2射出物C-100を第2固定部材C-412と言える。第2固定部材C-412は第2固定ホールC-222を完全に満たして密封することができる。第1固定部材C-411と第2固定部材C-412とは一体に連結できる。
【0267】
第2固定部材C-412は第2プレートC-22の縁部付近にかかることができる。第2固定部材C-412は第2プレートC-22の縁部の周辺を固定することができる。第2固定部材C-412は第2プレートC-22の変形に対して耐力を提供することができる。第2固定部材C-412は第2プレートC-22の縁部の周辺が下側に熱変形することを防止することができる。
【0268】
よって、ヒーター組立体C-HAの構成要素の間の隙間が完全に満たされることができる。また、ハウジングC-40とヒーター組立体C-HAとの間の隙間が完全に満たされることができる。また、液体などの異物がヒーターC-10の周辺の隙間を通して漏洩することを防止することができる。
【0269】
また、ヒーター組立体C-HAがハウジングC-40に安定的に固定できるかまたは支持できる。また、インサート射出成形の際、または、ヒーターC-10の発熱の際、ヒーター組立体C-HAの熱変形を防止することができる。また、第1リードワイヤC-161と第2リードワイヤC-162とが互いに縺れるかまたは断線される問題を防止することができる。
【0270】
また、ヒーター組立体C-HAの組立過程をより簡素化することができる。また、ヒーター組立体C-HAとハウジングC-40との結合工程をより簡素化することができる。
【0271】
図46~
図48を参照すると、第2カバーC-30は第1カバーC-20の下部を覆って第1カバーC-20に結合できる。第2カバーC-30は第1カバーC-20の下部にスクリューで締結できる。第2カバーC-30は第1カバーC-20の下部に接触し、第1カバーC-20の下部を支持することができる。第2カバーC-30はヒーターC-10の下端部C-13を覆って支持することができる。第2カバーC-30はリブC-261を覆って支持することができる。第1カバーC-20はインナーカバーC-20またはアッパーカバーC-20と言える。第2カバーC-30はアウターカバーC-30、ロワーカバーC-20または支持カバーC-30と言える。
【0272】
第2カバーC-30は、カバー底部C-31及びカバー外周部C-32を備えることができる。カバー底部C-31は円盤状を有することができる。カバー底部C-31は第1カバーC-20の下部を下側で覆うことができる。カバー底部C-31はヒーターC-10の下端部C-13または底部C-13を支持することができる。カバー底部C-31はリブC-261の下端を支持することができる。
【0273】
締結口C-317はカバー底部C-31が上下に開口することによって形成できる。締結口C-317は複数として備えられることができる。締結口C-317は一対として備えられ、一対の締結口C-317のそれぞれは一対のスクリューホールC-27のそれぞれに対応する位置に形成できる。スクリューC-37は締結口C-317を貫通してスクリューホールC-27に螺合できる。カバー底部C-31はスクリューC-37によって第1カバーC-20の下側に固定できる。
【0274】
ワイヤホールC-360はカバー底部C-31が開口することによって形成できる。ワイヤホールC-360はカバー底部C-31の中心に形成できる。ワイヤホールC-360は第1リードワイヤC-161及び第2リードワイヤC-162に対応する個数が形成できる。一対の第1リードワイヤC-161及び一対の第2リードワイヤC-162のそれぞれは複数のワイヤホールC-360のそれぞれに挿入できる。リードワイヤC-161、C-162はワイヤホールC-360を貫通して第2カバーC-30の外側に露出できる。
【0275】
カバー外周部C-32はカバー底部C-31の縁部から上側に延設できる。カバー外周部C-32はカバー底部C-31の外周に沿って円周方向に延びることができる。第2カバーC-30が第1カバーC-20に結合すると、カバー外周部C-32は第1カバーC-20の下部を円周方向に覆うことができる。カバー外周部C-32はリブC-261の側部を取り囲むかまたは支持することができる。
【0276】
したがって、パイプC-41の下部に露出される第1カバーC-20の下部及びヒーターC-10を保護することができる。また、ヒーターC-10を支持するかまたは固定することにより、ヒーターC-10が下側に離脱することを防止することができる。また、第1カバーC-20が熱変形することを防止することができる。
【0277】
図49を参照すると、ヒーターC-10を第1カバーC-20に押し込んでヒーター組立体C-HAを形成することができる(C-S1)。その後、ヒーター組立体C-HAを金型に挿入することができる(C-S2)。その後、ヒーター組立体C-HAが挿入された金型内に溶融状態の射出物を注入することができる(C-S3)。その後、射出物を固めて硬化させた後、金型を除去することで、ヒーター組立体C-HAと結合されたハウジングC-40を形成することができる(C-S4)。その後、第1カバーC-20に第2カバーC-30を結合することができる(C-S5)。本開示によるエアロゾル生成装置製造方法は、前記S1~S5段階のうちの少なくとも一段階を含むことができる。
【0278】
図31~
図49を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置は、パイプC-41と、前記パイプC-41の内部を区画して挿入空間C-214を定義する第1プレートC-21と、前記第1プレートC-21を貫通し、一側が前記前記挿入空間C-44に配置され、他側が前記第1プレートに対して前記挿入空間の反対側に位置するシーリング空間C-234に配置される長いヒーターC-10と、前記シーリング空間C-234に満たされるシーリング部材C-134とを含むことができる。
【0279】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、第1プレートC-21と、前記第1プレートC-21と向き合う第2プレートC-22と、前記第1プレートC-21に形成された第1挿入口C-214と、前記第2プレートC-22に形成され、前記第1挿入口C-214と整列される第2挿入口C-224と、前記第1プレートC-21と第2プレートC-22との間を支持するスペーサーC-23と、前記第1プレートC-21、前記第2プレートC-22、及び前記スペーサーC-23によって定義され、前記第1挿入口C-214及び第2挿入口C-224と連通する空間C-234と、長く延びて前記第1挿入口C-214及び前記第2挿入口C-224を貫通し、一端が前記第1プレートC-21から突出するヒーターC-10と、前記空間C-234に満たされるシーリング部材C-134とを含むことができる。
【0280】
また、本開示の他の側面によれば、前記空間C-234は、第1プレートC-21及び第2プレートC-22の間で外部に開口することができる。
【0281】
また、本開示の他の側面によれば、一側が開口し、他側が前記第1プレートC-21によって塞がる挿入空間C-44が形成され、前記空間C-234の開口を通して前記シーリング部材C-134と一体に形成されるパイプC-41をさらに含むことができる。
【0282】
また、本開示の他の側面によれば、前記スペーサーC-23は、複数が離隔して配置されることで、前記複数のスペーサーC-23の間に前記空間C-234の開口を形成することができる。
【0283】
また、本開示の他の側面によれば、前記スペーサーC-23は一対として備えられ、前記空間C-234を間に挟んで互いに向き合うことができる。
【0284】
また、本開示の他の側面によれば、前記一対のスペーサーC-23は一側に長く延び、前記シーリング部材C-134は、前記一対のスペーサーC-23の間で一側に長く延びて前記パイプC-41と一体に形成される部分を含むことができる。
【0285】
また、本開示の他の側面によれば、前記パイプC-41と一体に形成され、前記パイプC-41の内周面から前記挿入空間C-44に向かって内側に突出し、前記第1プレートC-21の外周に沿って延びて前記第1プレートC-21の上側縁部を覆う係合部C-415をさらに含むことができる。
【0286】
また、本開示の他の側面によれば、前記スペーサーC-23は前記第1プレートC-21の外周面及び前記第2プレートC-22の外周面から内側に陥没し、前記シーリング部材C-134は、前記スペーサーC-23の外側で前記第1プレートC-21の縁部と前記第2プレートC-22の縁部との間に満たされ、前記パイプC-41と一体に形成される部分を含むことができる。
【0287】
また、本開示の他の側面によれば、前記第2プレートC-22は前記空間C-234の両側に連通するように開口した固定ホールC-221、C-222を備え、前記エアロゾル生成装置は、前記固定ホールC-221、C-222に満たされ、前記シーリング部材C-134と一体に形成される固定部材C-411、C-412をさらに含むことができる。
【0288】
また、本開示の他の側面によれば、前記固定部材C-411、C-412は前記シーリング部材C-134から遠くなる方向に向かって広がることができる。
【0289】
また、本開示の他の側面によれば、前記固定部材C-411、C-412は、前記シーリング部材C-134と一体に連結される第1固定部材C-411と、前記シーリング部材C-134から離隔し、前記第1固定部材C-411よりも幅が大きい第2固定部材C-412とを含むことができる。
【0290】
また、本開示の他の側面によれば、前記第2プレートC-22から下側に突出し、一方向に延びて前記第2プレートC-22を支持するリブC-261をさらに含むことができる。
【0291】
また、本開示の他の側面によれば、前記リブC-261は複数として備えられ、前記第2挿入口C-224に対して互いに対向することができる。
【0292】
また、本開示の他の側面によれば、前記リブC-261は前記第2プレートC-22の外周に沿って円周方向に延びることができる。
【0293】
また、本開示の他の側面によれば、前記リブC-261は、インサート射出成形の際、金型に形成された溝に挿入できる。
【0294】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記リブC-261の端部に斜めに形成され、前記金型にスライドして挿入され、前記金型内で前記第1プレートC-21、第2プレートC-22、及び前記ヒーターC-10の配置を案内するポジショニング部C-262をさらに含むことができる。
【0295】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記第2プレートC-22の下側に結合されて前記ヒーターC-10の下端を支持するロワーカバーC-30をさらに含むことができる。
【0296】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記第2プレートC-22から下側に突出し、前記第2プレートC-22の外周に沿って延び、前記第2挿入口C-224に対して互いに対向する一対のリブC-261をさらに含み、前記ロワーカバーC-30は前記リブC-261を支持することができる。
【0297】
前述した本開示の特定の実施例または他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素または全ての要素は構成または機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0298】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0299】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/または配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/または配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
【国際調査報告】