(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-28
(54)【発明の名称】流体の流れを方向付けるためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
A61M 39/22 20060101AFI20240621BHJP
【FI】
A61M39/22
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580714
(86)(22)【出願日】2022-06-16
(85)【翻訳文提出日】2024-02-20
(86)【国際出願番号】 US2022033865
(87)【国際公開番号】W WO2023278172
(87)【国際公開日】2023-01-05
(32)【優先日】2021-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523488985
【氏名又は名称】ヒューマン・ハイドロロジー・デバイシーズ
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ジェド-シアン
(72)【発明者】
【氏名】ハサン、モスタファ・ジュバヤール
【テーマコード(参考)】
4C066
【Fターム(参考)】
4C066QQ15
4C066QQ18
(57)【要約】
流体の流れを方向付けるためのシステムおよび方法が記載される。いくつかの実施形態では、システムは、第1のポート、第2のポート、および第3のポートを含んでもよい。システムは、デバイスの雄型継手が第3のポートの雌型継手に挿入されていない第1の状態を有してもよい。弁アセンブリは、システムが第1の状態にあるとき、第1のポートと第3のポートとの間に規定される第1の流体経路を遮断することができる。システムはまた、デバイスの雄型継手が第3のポートの雌型継手に完全に挿入される第2の状態を有してもよい。弁アセンブリは、システムが第2の状態にあるとき、第1のポートと第2のポートとの間に規定される第2の流体経路を遮断することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体の流れを方向付けるためのシステムであって、
第1のチャネルに結合されるように構成された第1のポートと、
第2のチャネルに結合されるように構成された第2のポートと、
第3のチャネルに結合されるように構成された第3のポートと、前記第3のポートは、雌型継手を備え、
中央通路と、前記中央通路は、前記第1のポート、前記第2のポート、および前記第3のポートを接続し、
弁アセンブリとを備え、
ここで:
前記システムは、デバイスの雄型継手が前記第3のポートの前記雌型継手に挿入されていない第1の状態を有し、前記弁アセンブリは、前記システムが前記第1の状態にあるときに前記第1のポートと前記第3のポートとの間に規定された第1の流体経路を遮断し、
前記システムは、デバイスの雄型継手が前記第3のポートの前記雌型継手に完全に挿入される第2の状態を有し、前記弁アセンブリは、前記システムが前記第2の状態にあるときに、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に規定された第2の流体経路を遮断し、
前記システムは、前記第3のポートの前記雌型継手にデバイスの雄型継手を挿入することによって、前記システムが前記第1の状態から前記第2の状態に移行するように構成される、システム。
【請求項2】
前記システムは、
前記第1のポートに結合された第1のチャネルと、
前記第2のポートに結合された第2のチャネルと、
第3のチャネルを規定するデバイスとをさらに備え、前記デバイスは、前記第3のポートの前記雌型継手に挿入される雄型継手を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記中央通路は、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に伸張する長さを有し、前記中央通路は、前記長さに垂直な平面内に断面を有し、前記断面は、長方形である、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
さらに、前記弁アセンブリは、前記システムが前記第1の状態にあるときに前記第3のポート内に少なくとも部分的に配置される部材を備え、
前記システムは、デバイスの雄型継手を前記第3のポートの雌型継手に挿入することにより、前記部材が少なくとも部分的に通路内に、またはさらに通路内に伸張するように配置される、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記システムが前記第1の状態にあるときに、前記部材が前記第3のポート内に少なくとも部分的に配置される位置に向かって前記部材を付勢するばねをさらに備える、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記第3のポートは、
シールテーパーの雄型継手と係合するようにサイズ決定された第1の直径を有する第1の部分と、
前記第1の直径よりも大きい第2の直径を有する第2の部分とを備える、請求項4に記載のシステム。
【請求項7】
さらに、前記部材は、1つ以上のフランジを備え、
前記システムが前記第1の状態にあるとき、前記1つ以上のフランジの第1の表面が前記第3のポートの肩部に係合し、
前記1つ以上のフランジの第2の表面は、ばねに係合し、前記ばねは、前記システムが前記第1の状態にあるときに前記部材が前記第3のポート内に少なくとも部分的に配置されるように、前記部材を付勢する、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
さらに、前記弁アセンブリは、リーフを備え、前記リーフは、前記システムが前記第1の状態にあるとき、前記リーフが前記第1のポートと前記第3のポートとの間に規定される前記第1の流体経路を遮断する第1の位置に向かって付勢され、
前記システムは、前記システムが前記第2の状態にあるとき、前記部材が前記リーフに接触し、前記リーフを第2の位置に押し、前記システムが前記第2の状態にあるとき、前記リーフが前記第1のポートと前記第2のポートとの間に規定された前記第2の流体経路を遮断するように構成される、請求項4に記載のシステム。
【請求項9】
さらに、前記部材は、前記システムが前記第2の状態にあるときに、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に規定された前記第2の流体経路を遮断するように構成される、請求項4に記載のシステム。
【請求項10】
さらに、前記部材は、チャネル、第1の開口部、および第2の開口部を備え、
前記システムは、前記システムが前記第2の状態にあるとき、流体が、前記第1のポートから前記部材の前記第1の開口部に流入し、前記部材の前記チャネルを通って、前記部材の前記第2の開口部から流出し、前記第3のポートから流出することができるように構成される、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記第3のポートの前記雌型継手は、シールテーパーの雄型継手を受け入れるようにサイズ決めされる、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
流体の流れを方向付けるための方法であって、前記方法は、第1のポート、第2のポート、第3のポート、中央通路、および弁アセンブリを備えるシステムを使用して実行され、前記方法は、
前記第1のポートを第1のチャネルに接続することと、
前記第2のポートを第2のチャネルに接続することと、
前記第3のポートを第3のチャネルに接続することとを備え、前記第3のポートは、雌型継手を備え、ここで、前記第1のポート、前記第2のポート、および前記第3のポートは、前記中央通路を介して互いに接続され、
ここで:
前記第3のポートを前記第3のチャネルに接続するステップは、前記システムを第1の状態から第2の状態に移行させ、
前記第1の状態では、前記第3のチャネルを規定するデバイスの雄型継手は、前記第3のポートの前記雌型継手に挿入されず、前記弁アセンブリは、前記第1のポートと前記第3のポートとの間に規定された第1の流体経路を遮断し、
前記第2の状態では、前記第3のチャネルを規定する前記デバイスの前記雄型継手は、前記第3のポートの前記雌型継手に完全に挿入され、前記弁アセンブリは、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に規定された第2の流体経路を遮断する、方法。
【請求項13】
前記第3のチャネルを規定する前記デバイスの前記雄型継手は、シールテーパーの雄型継手である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記中央通路は、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に伸張する長さを有し、前記中央通路は、前記長さに垂直な平面内に断面を有し、前記断面は、長方形である、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
さらに、前記弁アセンブリは、前記システムが前記第1の状態にあるときに前記第3のポート内に少なくとも部分的に配置される部材を備え、
前記第3のポートを前記第3のチャネルに接続するステップは、前記デバイスの前記雄型継手を前記第3のポートの前記雌型継手に挿入し、それによって、前記部材を前記通路内に少なくとも部分的に、またはさらにその中に伸張させることを備える、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記第3のポートを前記第3のチャネルに接続する前に、前記システムは、前記第1の状態にあり、前記部材が前記第3のポート内に少なくとも部分的に配置されるように、ばねが前記部材を付勢する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第3のポートは、
シールテーパーの雄型継手と係合するようにサイズ決定された第1の直径を有する第1の部分と、
前記第1の直径よりも大きい第2の直径を有する第2の部分とを備える、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
さらに、前記部材は、1つ以上のフランジを備え、
前記システムが前記第1の状態にあるとき、前記1つ以上のフランジの第1の表面が前記第3のポートの肩部に係合し、
前記1つ以上のフランジの第2の表面は、ばねに係合し、前記ばねは、前記システムが前記第1の状態にあるときに前記部材が前記第3のポート内に少なくとも部分的に配置されるように、前記部材を付勢する、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
さらに、前記弁アセンブリは、リーフを備え、前記リーフは、前記システムが前記第1の状態にあるとき、前記リーフが前記第1のポートと前記第3のポートとの間に規定される前記第1の流体経路を遮断する第1の位置に向かって付勢され、
前記第3のポートを前記第3のチャネルに接続し、それによって前記システムを前記第1の状態から前記第2の状態に移行させるステップは、前記システムが前記第2の状態にあるとき、前記部材を前記リーフに接触させ、前記リーフを第2の位置に押し込み、前記第2の位置では、前記リーフが、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に規定された前記第2の流体経路を遮断する、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
さらに、前記第3のポートを前記第3のチャネルに接続し、それによって、前記システムを前記第1の状態から前記第2の状態に移行させるステップは、前記部材に、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に規定される前記第2の流体経路を遮断する、請求項15に記載の方法。
【請求項21】
さらに、前記部材は、チャネル、第1の開口部、および第2の開口部を備え、
前記システムは、前記システムが前記第2の状態にあるとき、流体が、前記第1のポートから前記部材の前記第1の開口部に流入し、前記部材の前記チャネルを通って、前記部材の前記第2の開口部から流出し、前記第3のポートから流出することができるように構成される、請求項20に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示は、流体の流れを方向付けるためのシステムおよび方法に関する。例えば、本開示は、チャネルが流体を排出するか、または流体を患者の身体の一部に投与するために選択的に使用されてもよいように、流体の流れの方向を制御するために使用されるシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]多くの医療用途では、身体構造への流体の搬送と身体構造からの流体の搬送の両方を行うために単一のチャネル(例えば、カテーテル)が必要とされる。一例として、泌尿器科の処置は、患者の膀胱または腎臓から流体を排出するためにカテーテルを使用することができる。一方、同じカテーテルを使用して、膀胱または腎臓に、癌治療薬などの化合物を送達することもできる。現在、身体構造への流体の運搬および身体構造からの流体の運搬の両方のために単一のチャネルが容易に使用されてもよいように、チャネルの流れの方向を効果的かつ効率的に制御するための適切な解決策は存在しない。
【0003】
[0003]したがって、チャネルを通る流体の流れの方向を効果的かつ効率的に制御することができるシステム及び方法が必要とされている。さらに、シリンジなどの流体を挿入するためのデバイスがチャネルに結合されるときに、流れの方向を自動的に変更することができるシステムおよび方法が必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
[0004]以下の説明は、本明細書で説明するいくつかの態様の基本的な理解を提供するために、簡略化した概要を示している。この概要は、請求項に記載される主題事項の広範な概要ではない。請求項に記載される主題事項の重要なまたは決定的な要素を識別することも、その範囲を線引きすることも意図されていない。
【0005】
[0005]いくつかの実施形態では、流体の流れを方向付けるためのシステムが提供されてもよい。システムは、第1のチャネルに結合されるように構成された第1のポートと、第2のチャネルに結合されるように構成された第2のポートと、第3のチャネルに結合されるように構成された第3のポートとを含むことができる。いくつかの実施形態では、第3のポートは、雌型継手を含んでもよい。システムは、弁アセンブリと、第1のポート、第2のポート、および第3のポートを接続してもよい、中央通路とをさらに含んでもよい。いくつかの実施形態では、システムは、デバイスの雄型継手が第3のポートの雌型継手に挿入されていない第1の状態を有してもよい。弁アセンブリは、システムが第1の状態にあるとき、第1のポートと第3のポートとの間に規定される第1の流体経路を遮断することができる。システムはまた、デバイスの雄型継手が第3のポートの雌型継手に完全に挿入される第2の状態を有してもよい。弁アセンブリは、システムが第2の状態にあるとき、第1のポートと第2のポートとの間に規定される第2の流体経路を遮断することができる。いくつかの実施形態では、システムは、デバイスの雄型継手を第3のポートの雌継手の中に挿入することが、システムを第1の状態から第2の状態に移行させるように構成されてもよい。
【0006】
[0006]いくつかの実施形態では、流体の流れを方向付けるための方法が提供されてもよい。この方法は、第1のポート、第2のポート、第3のポート、中央通路、および弁アセンブリを含むシステムを使用して実行されてもよい。本方法は、第1のポートを第1のチャネルに接続することと、第2のポートを第2のチャネルに接続することと、第3のポートを第3のチャネルに接続することとを含んでもよい。いくつかの実施形態では、第3のポートは、雌型継手を含んでもよい。第1のポート、第2のポート、および第3のポートは、中央通路を介して互いに接続されてもよい。いくつかの実施形態では、第3のポートを第3のチャネルに接続するステップは、システムを第1の状態から第2の状態に移行させてもよい。第1の状態では、第3のポートの雌型継手は、第3のチャネルを規定するデバイスの雄型継手に結合解除されてもよく、弁アセンブリは、第1のポートと第3のポートとの間に規定される第1の流体経路を遮断することができる。第2の状態では、第3のチャネルを規定するデバイスの雄型継手は、第3のポートの雌型継手内に完全に挿入されてもよく、弁アセンブリは、第1のポートと第2のポートとの間に規定される第2の流体経路を遮断することができる。
【0007】
[0007]本システム及び方法内に包含される更なる変形形態を、以下の本発明の詳細な説明に説明する。
【0008】
[0008]本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付の図面は、本発明の様々な非限定的な実施形態を図示する。図面では、同様の参照番号は、同一の又は機能的に類似した要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】[0009]
図1は、流体の流れを方向付けるための例示的なシステムを示す。
【
図2】[0010]
図2は、第1の状態の
図1のシステムの断面図を示す。
【
図3】[0011]
図3は、第2の状態の第1のシステムの断面図を示す。
【
図5】[0013]
図5は、流体の流れを方向付けるための別の例示的なシステムを示す。
【
図6】[0014]
図6は、第1の状態の
図1のシステムの断面図である。
【
図7】[0015]
図7は、第2の状態の
図1のシステムの断面図である。
【
図8】[0016]
図8は、弁アセンブリの一部であってもよい例示的な部材を示す。
【
図9】[0017]
図9は、流体の流れを方向付けるための別の例示的な方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[0018]本開示の主題事項の態様は様々な形態で具現化されてもよいが、以下の説明および添付の図面は、単に、これらの形態のうちのいくつかを主題事項の具体例として開示することを意図している。したがって、本開示の主題事項は、そのように説明され、図示された形態または実施形態に限定されることを意図していない。
【0011】
[0019]
図1は、流体の流れを方向付けるためのシステム100を示す。本明細書で使用される場合、用語「流体」は、液体と気体の両方を含んでもよい。システム100は、第1のポート102、第2のポート104、および第3のポート106を含んでもよい。第1のポート102は、第1のチャネルに結合されるように構成されてもよい。第2のポート104は、第2のチャネルに結合されるように構成されてもよい。第3のポート106は、第3のチャネルに結合されるように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、第1のポート102は、患者の身体の一部に伸張するカテーテル等のチャネルに結合されてもよい。第2のポート104は、患者の身体から流体を受け取ることができる排液管などの第2のチャネルに結合されてもよい。第3のポート106は、流体を投与するか、またはサンプルを採取するためのシリンジ等のデバイス、あるいは流体を選択的に投与または収集できる、コネクタを伴うIVバッグ等の別の流体送達デバイスに結合されてもよい。システムは、第1のポート102、第2のポート104、および第3のポート106の間に配置された本体108を含むことができる。
【0012】
[0020]
図2は、システム100の断面図を示す。システム100は、部材110および弁120のうちの1つ以上を含むことができる弁アセンブリを含むことができる。システムは、第1のポート102、第2のポート104、および第3のポート106を、それらの間を流体が流れることができるように接続することができる中央通路130をさらに含むことができる。システム100は、第1のポート102と第3のポート106との間に第1の流体経路を規定することができる。システム100は、第1のポート102と第2のポート104との間に第2の流体経路をさらに規定することができる。いくつかの実施形態では、中央通路130は、第1のポートと第2のポートとの間に伸張する長さを有してもよく、中央通路は、長さに垂直な平面内に長方形である断面を有してもよい。他の実施形態では、円形または楕円形の断面が使用されてもよい。本明細書で使用される場合、「長方形」、「円形」、または「楕円形」などの幾何学的形状に関する用語は、製造目的で生じ得るような偏差を有するこれらの形状の近似を指すことが意図される。
【0013】
[0021]本明細書に記載されるように、システム100は、弁アセンブリが第1のポート102と第3のポート106との間に規定された第1の流体経路を遮断する第1の状態(
図2に示す)と、弁アセンブリが第1のポート102と第2のポート104との間に規定された第2の流体経路を遮断する第2の状態(
図3に示す)との間で選択的に移行できる。いくつかの実施形態では、この移行は、デバイスの雄型継手が第3のチャネル106の雌型継手108に挿入されるときに自動的に生じてもよい。
【0014】
[0022]第3のポート106は、第3のポート106が結合されてもよいデバイスの雄型継手を受け入れるようにサイズ決定および成形されてもよい雌型継手108を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、雌型継手108は、シールテーパー(例えば、シールテーパーであってもよい)の雌型継手であってもよい。いくつかの実施形態では、デバイスの雄型継手は、シールテーパーの雄型継手であってもよい。いくつかの実施形態では、第3のポートは、ねじ山109を含んでもよい。ねじ山109は、デバイス上の相補的なねじ山に係合するように構成されてもよい。例えば、雌型継手108およびねじ山109は、デバイスのルアーロックの雄型部分に係合するように構成されてもよいルアーロックの雌型部分を一緒に規定してもよい。
【0015】
[0023]第3のポート106は、第1の直径を有する第1の部分107と、第1の直径よりも大きい第2の直径を有する第2の部分105とを含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の部分は、シールテーパーの雄型継手に係合するようにサイズ決定された直径を有してもよい。肩部118は、第1の部分107と第2の部分105との移行において規定されてもよい。
【0016】
[0024]部材110は、システムが第1の状態にあるときに肩部118と係合するように構成できるフランジ112を含んでもよい。ばね116は、フランジ112が肩部118と係合する位置に向かって部材110を付勢するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ばね116は、ばね116が、肩部118に係合するように配置された表面の反対側のフランジ112の表面に係合するように、部材110の一部の周りに配置されてもよい。他の実施形態では、ばねがピボット121に取り付けられてもよく、これは、システムが第1の状態にある
図2に示される位置に向かって弁120を付勢してもよい。弁120は、次に、部材110を
図2に示される位置に押してもよい。
【0017】
[0025]デバイスの雄型継手を第3のポート106の雌型継手108に挿入することによって、システムは、
図3に示される第2の状態に移行させられてもよい。具体的には、雄型継手は、部材110を下方に(
図2および
図3に示される向きに)押して、部材が中央通路130内に少なくとも部分的に、またはさらにその中に伸張するようにすることができる。これにより、弁120は、第1のポート102と第2のポート104との間の第2の流体経路を遮断し、第1のポート102と第2のポート106との間の第1の流体経路を開放するように枢動することができる。弁120、本体108、および部材110の寸法および位置は、標準化されたサイズの雄型継手(例えば、ルアーテーパ)を雌型継手108に完全に挿入することにより、弁が第1の状態のその位置から第2の状態のその位置に自動的に移行し、それによって、システムの開放経路を(第1のポート102と第2のポート104との間の)第2の流体経路から(第1のポート102と第3のポート106との間の)第1の流体経路に切り替えるように選択されてもよい。
【0018】
[0026]雄型継手を雌型継手108から取り外すことにより、システム100を第2の状態から第1の状態に自動的に移行させることができる。いくつかの実施形態では、部材110は弁120に結合されてもよい。例えば、テザーは、部材110から(
図4に示される)弁の穴を通ってアンカー122まで伸張してもよい。このようにして、デバイスの雄型継手が雌型継手108から取り外されると、ばね116の付勢力によって部材110が
図2に示す位置に戻ることができる。これは、次に、テザーおよびアンカー122の動作によって、弁120を
図2に示される位置に戻させることができる。他の実施形態では、弁120は、ピボット121に関連付けられたばねによって
図2に示される位置に戻るように付勢されてもよい。これらの実施形態では、雄型継手を雌型継手108から取り外すことにより、ピボット121上のばねの付勢力が弁120を
図2に示す位置に戻すことができ、これにより、部材110を押して
図2に示す位置に戻すことができる。
【0019】
[0027]いくつかの実施形態では、部材110は、その中に規定された1つ以上の開口部を有してもよい。雄型継手が部材110と係合するように第3のポート106の雌型継手108に挿入されると、流体は、雄型継手を通って部材110によって規定された中央チャネルに流入し、次いで開口部を通って流出することができる。あるいは、雄型継手を有するデバイスが流体を収集する(例えば、分析用の試料を収集する)ために使用される実施形態では、流体は、開口部を通り、部材110によって規定された中央チャネルを通り、デバイスの雄型継手内に流れ込むことができる。
【0020】
[0028]
図4は、
図1から
図3に示すようなシステムに組み込むことができる弁120の例示的な実施形態を示す。弁120は、システム100内の相補的な凹部に係合することができるピボット121を含むことができ、それによって弁がピボット121の周りを回転することが可能になる。弁はまた、
図2に示されるように、テザーが通って伸張してもよい、開口部123を含んでもよい。
【0021】
[0029]
図5は、流体の流れを方向付けるための別の例示的なシステム200を示す。システム200は、第1のポート202、第2のポート204、および第3のポート206を含んでもよい。第1のポート202は、第1のチャネルに結合されるように構成されてもよい。第2のポート204は、第2のチャネルに結合されるように構成されてもよい。第3のポート206は、第3のチャネルに結合されるように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、第1のポート202は、患者の身体の一部に伸張するカテーテル等のチャネルに結合されてもよい。第2のポート204は、患者の身体から流体を受け取ることができる排液管などの第2のチャネルに結合されてもよい。第3のポート206は、流体を投与するか、またはサンプルを採取するためのシリンジ等のデバイス、あるいは流体を選択的に投与または収集してもよい、コネクタを伴うIVバッグ等の別の流体送達デバイスに結合されてもよい。システムは、第1のポート202、第2のポート204、および第3のポート206の間に配置された本体208を含むことができる。
【0022】
[0030]
図6は、システム200の断面図を示す。システム200は、部材220を含んでいてもよい弁アセンブリを含んでいてもよい。部材220は、ステム210を含んでもよい。システムは、第1のポート202、第2のポート204、および第3のポート206を、それらの間を流体が流れることができるように接続することができる中央通路230をさらに含むことができる。システム200は、第1のポート202と第3のポート206との間に第1の流体経路を規定することができる。システム200は、第1のポート202と第2のポート204との間に第2の流体経路をさらに規定することができる。本明細書に記載されるように、システム200は、弁アセンブリが第1のポート202と第3のポート206との間に規定された第1の流体経路を遮断する第1の状態(
図6に示す)と、弁アセンブリが第1のポート202と第2のポート204との間に規定された第2の流体経路を遮断する第2の状態(
図7に示す)との間で選択的に移行することができる。いくつかの実施形態では、この移行は、デバイスの雄型継手が第3のチャネル206の雌型継手208に挿入されるときに自動的に生じてもよい。
【0023】
[0031]第3のポート206は、第3のポート206が結合されてもよいデバイスの雄型継手を受け入れるようにサイズ決定および成形されてもよい雌型継手208を含んでもよい。いくつかの実施形態では、雌型継手208は、シールテーパーの雌型継手であってもよい。いくつかの実施形態では、デバイスの雄型継手は、シールテーパーの雄型継手であってもよい。いくつかの実施形態では、第3のポートは、ねじ山209を含んでもよい。ねじ山209は、デバイス上の相補的なねじ山に係合するように構成されてもよい。例えば、雌型継手208およびねじ山209は、一緒に、デバイスのルアーロックの雄型部分に係合するように構成されてもよい、密閉ロックの雌型部分を規定してもよい。
【0024】
[0032]第3のポート206は、第1の直径を有する第1の部分207と、第1の直径よりも大きい第2の直径を有する第2の部分205とを含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の部分は、シールテーパーの雄型継手に係合するようにサイズ決定された直径を有してもよい。肩部218は、第1の部分207と第2の部分205との移行部に規定されてもよい。
【0025】
[0033]部材220は、システムが第1の状態にあるときに肩部218と係合するように構成されてもよいフランジ212を含んでもよい。ばね216は、フランジ212が肩部218と係合する位置に向かって部材220を付勢するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ばね216は、ばね216が、肩部218に係合するように配置された表面の反対側のフランジ212の表面に係合するように、部材220の一部の周りに配置されてもよい。
【0026】
[0034]デバイスの雄型継手を第3のポート206の雌型継手208に挿入することによって、システムは、
図7に示される第2の状態に移行させられてもよい。具体的には、雄型継手は、部材220を下方に(
図6および
図7に示される向きに)押して、部材が中央通路230内に少なくとも部分的に、またはさらにその中に伸張するようにすることができる。これにより、部材220は、第1のポート202と第2のポート204との間の第2の流路を遮断することができる。また、開口部222を第1のポート202を通る通路と位置合わせさせて、流体が第1のポート202と部材220内に規定されたチャネル224との間を流れることができるようにすることもできる。位置合わせを確実にするために、部材220および本体208は、相補的な溝、継手、または他の位置合わせ構成を含むことができ、これらは、垂直に延びることができ、システム200が第2の状態(
図7に示す)にあるときに開口部222がポート202のチャネルと適切に位置合わせされることを確実にすることができる。いくつかの実施形態では、デバイスの雄型継手が第2のポートの雌型継手208から不注意に取り外された場合に、システムを第2の状態に解放可能に維持するために、解放可能な係止部材が提供されてもよい。そのように配置されると、システムは、雄型継手が取り外され、ロック機構が解放されると、第2の状態から第1の状態に移行することができる。部材220は、システム200が第2の状態にあるときに、流体が第1のポート202から部材220の第1の開口部222に流入し、部材220のチャネル224を通って、部材220の第2の開口部228(
図8参照)から流出し、第3のポート206から流出するように配置されてもよい。流体は、同様に、同じ構成要素を通って反対方向に流れることができる。
【0027】
[0035]部材220および本体208の寸法および位置は、標準化されたサイズの雄型継手(例えば、ルアーテーパ)を雌型継手208に完全に挿入することにより、弁アセンブリが第1の状態におけるその位置から第2の状態におけるその位置に自動的に移行し、それによって、システムの開放経路を(第1のポート202と第2のポート204との間の)第2の流体経路から(第1のポート202と第3のポート206との間の)第1の流体経路に切り替えるように選択されてもよい。
【0028】
[0036]雄型継手を雌型継手208から取り外すことにより、システム200を第2の状態から第1の状態に自動的に移行させることができる。例えば、デバイスの雄型継手が雌型継手208から取り外されると、ばね216の付勢力によって部材220が
図6に示す位置に戻ることができる。
【0029】
[0037]
図8は、
図5から
図7に示すようなシステムに組み込むことができる部材220の例示的な実施形態を示す。部材220は、ステム210と本体226を含んでもよい。ステム210は、上述のようなフランジ212を含んでもよい。開口部222は、部材220内に規定されたチャネル224に接続することができる(
図6参照)。部材220はまた、流体がチャネル224に流入または流出することを可能にしてもよい、1つ以上の開口部228を含んでもよい。このようにして、部材220の一端の流体は、開口部222、228が塞がれていない場合には、チャネル224を通って流れることができる。システム200が(
図6に示す)第1の状態にあるとき、開口部222は、本体208の壁によって塞がれてもよい。システム200が(
図7に示す)第2の状態にあるとき、開口部222は、チャネル224及び開口部222、228を通って流れることができるポートチャネル流体と位置合わせすることができる。
【0030】
[0038]
図9は、流体の流れを方向付けるための例示的な方法300を示す。いくつかの実施形態では、方法300は、
図1から
図8に関して上述したように、システム100またはシステム200などのシステムを使用して実行される方法を実行してもよい。例えば、方法300は、第1のポート、第2のポート、第3のポート、中央通路、及び弁アセンブリを含むシステムを使用して実行されてもよい。いくつかの実施形態では、第3のポートは、雌型継手を含んでもよい。
第1のポート、第2のポート、および第3のポートは、中央通路を介して互いに接続されてもよい。ステップ302において、第1のポートは、第1のチャネルに接続されてもよい。ステップ304において、第2のポートは、第3のチャネルに接続されてもよい。ステップ306において、第3のポートは、第3のチャネルに接続されてもよい。いくつかの実施形態では、第3のポートを第3のチャネルに接続するステップは、
図1から
図8に関して上述したように、システムを第1の状態から第2の状態に移行させることができる。例えば、第1の状態では、第3のチャネルを規定するデバイスの雄型継手は、第3のポートの雌型継手に挿入されなくてもよく、弁アセンブリは、第1のポートと第3のポートとの間に規定される第1の流体経路を遮断することができる。第2の状態では、第3のチャネルを規定するデバイスの雄型継手は、第3のポートの雌型継手内に完全に挿入されてもよく、弁アセンブリは、第1のポートと第2のポートとの間に規定される第2の流体経路を遮断することができる。
【0031】
[0039]いくつかの実施形態では、第3のチャネルを規定するデバイスの雄型継手は、ルアーテーパの雄型継手である。例えば、第3のチャネルを規定するデバイスは、ルアーテーパの雄型継手を有するシリンジであってもよく、それにより、シリンジは、対応する雌型継手を有するデバイスに容易に接続することができる。
【0032】
[0040]いくつかの実施形態では、弁アセンブリは、システムが第1の状態にあるときに第3のポート内に少なくとも部分的に配置される部材を含むことができ、第3のポートを第3のチャネルに接続するステップ306は、デバイスの雄型継手を第3のポートの雌型継手に挿入し、それによって(
図1から
図8に関して上述したように)部材を少なくとも部分的に通路内に、またはさらに通路内に伸張させることを含むことができる。いくつかの実施形態では、システムは、第3のポートを第3のチャネルに接続するステップ306の前に第1の状態にあってもよい。この状態では、ばねが、部材が第3のポート内に少なくとも部分的に配置されるように部材を付勢することができる。いくつかの実施形態では、第3のポートは、ルアーロック等のシールテーパーのオス型継手に係合するようにサイズ決定される第1の直径を有する、第1の部分と、第1の直径より大きい第2の直径を有する、第2の部分とを含んでもよい。
【0033】
[0041]いくつかの実施形態では、部材は1つ以上のフランジを含んでいてもよい。システムが第1の状態にあるとき、1つ以上のフランジの第1の表面は、第3のポートの肩部に係合してもよく、1つ以上のフランジの第2の表面は、ばねに係合してもよい。例えば、ばねは、
図2及び
図6に示されるばね116、216のように配置されてもよい。ばねは、システムが第1の状態にあるときに部材が第3のポート内に少なくとも部分的に配置されるように、部材を付勢してもよい。
【0034】
[0042]いくつかの実施形態では、弁アセンブリは、
図1から
図4に関して上述したようなリーフを含むことができる。リーフは、システムが第1の状態にあるとき、リーフが第1のポートと第3のポートとの間に規定される第1の流体経路を遮断する、第1の位置に向かって付勢されてもよい。いくつかの実施形態では、第3のポートを第3のチャネルに接続し、それによって、システムを第1の状態から第2の状態に移行させるステップ306は、部材をリーフに接触させ、システムが第2の状態にあるときに、リーフが第1のポートと第2のポートとの間に規定される第2の流体経路を遮断する第2の位置にそれを押しこませてもよい。
【0035】
[0043]いくつかの実施形態では、第3のポートを第3のチャネルに接続し、それによってシステムを第1の状態から第2の状態に移行させるステップ306は、
図5から
図8に関して上述したように、部材に、第1のポートと第2のポートとの間に規定された第2の流体経路を遮断させてもよい。いくつかの実施形態では、部材は、チャネルと、第1の開口部と、第2の開口部とを含んでもよい。例えば、開口部は、
図8に示すように配置されてもよいが、開口部の多くの他の配置が許容可能である。システムは、システムが第2の状態にあるとき、流体が第1のポートから部材の第1の開口部に流入し、部材のチャネルを通って部材の第2の開口部から流出し、第3のポートから流出するように構成されてもよい。
番号を付した実施形態
【0036】
[0044]特定の例示的な実施形態を以下に列挙する。
A1.
流体の流れを方向付けるためのシステムであって、前記システムは、
第1のチャネルに結合されるように構成された第1のポートと、
第2のチャネルに結合されるように構成された第2のポートと、
第3のチャネルに結合されるように構成された第3のポートと、前記第3のポートは、雌型継手を備え、
中央通路と、前記中央通路は、前記第1のポート、前記第2のポート、および前記第3のポートを接続し、
弁アセンブリとを備え、
ここで:
前記システムは、デバイスの雄型継手が前記第3のポートの前記雌型継手に挿入されていない第1の状態を有し、前記弁アセンブリは、前記システムが前記第1の状態にあるときに前記第1のポートと前記第3のポートとの間に規定された第1の流体経路を遮断し、
前記システムは、デバイスの雄型継手が前記第3のポートの前記雌型継手に完全に挿入される第2の状態を有し、前記弁アセンブリは、前記システムが前記第2の状態にあるときに、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に規定された第2の流体経路を遮断し、
前記システムは、前記第3のポートの前記雌型継手にデバイスの雄型継手を挿入することによって、前記システムが前記第1の状態から前記第2の状態に移行するように構成される、システム。
A2.
前記システムは、
前記第1のポートに結合された第1のチャネルと、
前記第2のポートに結合された第2のチャネルと、
第3のチャネルを規定するデバイスとを備え、前記デバイスは、前記第3のポートの前記雌型継手に挿入される雄型継手を備える、実施形態A1のシステム。
A3.
前記中央通路は、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に伸張する長さを有し、前記中央通路は、前記長さに垂直な平面内に断面を有し、前記断面は、長方形である、実施形態A1からA2のいずれかに記載のシステム。
A4.
さらに、前記弁アセンブリは、前記システムが前記第1の状態にあるときに前記第3のポート内に少なくとも部分的に配置される部材を備え、
前記システムは、デバイスの雄型継手を第3のポートの雌型継手に挿入することにより、部材が少なくとも部分的に通路内に、またはさらに通路内に伸張するように配置される、実施形態A1からA4のいずれかのシステム。
A5.
前記システムが前記第1の状態にあるときに前記部材が前記第3のポート内に少なくとも部分的に配置される位置に向かって前記部材を付勢するばねをさらに備える、実施形態A4に記載のシステム。
A6.
前記第3のポートは、
シールテーパーの雄型継手と係合するようにサイズ決定された第1の直径を有する第1の部分と、
前記第1の直径よりも大きい第2の直径を有する第2の部分とを備える、実施形態A4からA5のいずれかのシステム。
A7.
さらに、前記部材は、1つ以上のフランジを備え、
前記システムが前記第1の状態にあるとき、前記1つ以上のフランジの第1の表面が前記第3のポートの肩部に係合し、
前記1つ以上のフランジの第2の表面は、ばねに係合し、前記ばねは、前記システムが前記第1の状態にあるときに前記部材が前記第3のポート内に少なくとも部分的に配置されるように、前記部材を付勢する、実施形態A6のシステム。
A8.
さらに、前記弁アセンブリは、リーフを備え、前記リーフは、前記システムが前記第1の状態にあるとき、前記リーフが前記第1のポートと前記第3のポートとの間に規定される前記第1の流体経路を遮断する第1の位置に向かって付勢され、
前記システムは、前記システムが前記第2の状態にあるとき、前記部材が前記リーフに接触し、前記リーフを第2の位置に押し、前記システムが前記第2の状態にあるとき、前記リーフが前記第1のポートと前記第2のポートとの間に規定された前記第2の流体経路を遮断するように構成される、実施形態A4からA7のいずれかのシステム。
A9.
さらに、前記部材は、前記システムが前記第2の状態にあるときに、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に規定された前記第2の流体経路を遮断するように構成される、実施形態A4からA7のいずれかのシステム。
A10.
さらに、前記部材は、チャネル、第1の開口部、および第2の開口部を備え、
前記システムは、前記システムが前記第2の状態にあるとき、流体が、前記第1のポートから前記部材の前記第1の開口部に流入し、前記部材の前記チャネルを通って、前記部材の前記第2の開口部から流出し、前記第3のポートから流出することができるように構成される、実施形態A9のシステム。
A11.
前記第3のポートの前記雌型継手は、シールテーパーの雄型継手を受け入れるようにサイズ決めされている、実施形態A1からA10のいずれかに記載のシステム。
B1.
流体の流れを方向付けるための方法であって、前記方法は、第1のポート、第2のポート、第3のポート、中央通路、および弁アセンブリを備えるシステムを使用して実行され、前記方法は、
前記第1のポートを第1のチャネルに接続することと、
前記第2のポートを第2のチャネルに接続することと、
前記第3のポートを第3のチャネルに接続することと、前記第3のポートは、雌型継手を備え、前記第1のポート、前記第2のポート、および前記第3のポートは、前記中央通路を介して互いに接続され、
ここで:
前記第3のポートを前記第3のチャネルに接続するステップは、前記システムを第1の状態から第2の状態に移行させ、
前記第1の状態では、前記第3のチャネルを規定する デバイスの雄型継手が、前記第3のポートの前記雌型継手に挿入されず、前記弁アセンブリが、前記第1のポートと前記第3のポートとの間に規定された第1の流体経路を遮断し、
前記第2の状態では、前記第3のチャネルを規定する前記デバイスの前記雄型継手が、前記第3のポートの前記雌型継手に完全に挿入され、前記弁アセンブリが、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に規定された第2の流体経路を遮断する、方法。
B2.
前記第3のチャネルを規定する前記デバイスの雄型継手は、シールテーパーの雄型継手である、実施形態B1に記載の方法。
B3.
前記中央通路が、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に伸張する長さを有し、前記中央通路が、長さに対して垂直な平面内に断面を有し、前記断面は長方形である、実施形態B1からB2のいずれかに記載の方法。
B4.
さらに、前記弁アセンブリは、前記システムが前記第1の状態にあるときに前記第3のポート内に少なくとも部分的に配置される部材を備え、
前記第3のポートを前記第3のチャネルに接続するステップは、前記デバイスの前記雄型継手を前記第3のポートの前記雌型継手に挿入し、それによって、前記部材を前記通路内に少なくとも部分的に、またはさらにその中に伸張させるステップを含む、実施形態B1からB3のいずれかの方法。
B5.
第3のポートを第3のチャネルに接続する前に、システムは第1の状態にあり、前記部材が第3のポート内に少なくとも部分的に配置されるように、ばねが前記部材を付勢する、実施形態B4に記載の方法。
B6.
前記第3のポートは、
シールテーパーの雄型継手と係合するようにサイズ決定された第1の直径を有する第1の部分と、
前記第1の直径よりも大きい第2の直径を有する第2の部分とを備える、実施形態B4からB5のいずれかに記載の方法。
B7.
さらに、前記部材は、1つ以上のフランジを備え、
前記システムが前記第1の状態にあるとき、前記1つ以上のフランジの第1の表面が前記第3のポートの肩部に係合し、
前記1つ以上のフランジの第2の表面は、ばねに係合し、前記ばねは、前記システムが前記第1の状態にあるときに前記部材が前記第3のポート内に少なくとも部分的に配置されるように、前記部材を付勢する、実施形態B6に記載の方法。
B8.
さらに、前記弁アセンブリは、リーフを備え、前記リーフは、前記システムが前記第1の状態にあるとき、前記リーフが前記第1のポートと前記第3のポートとの間に規定される前記第1の流体経路を遮断する第1の位置に向かって付勢され、
前記第3のポートを前記第3のチャネルに接続し、それによって前記システムを前記第1の状態から前記第2の状態に移行させるステップは、前記システムが前記第2の状態にあるとき、前記部材を前記リーフに接触させ、前記リーフを第2の位置に押し込み、前記第2の位置では、前記リーフが、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に規定された前記第2の流体経路を遮断する、実施形態B4からB7のいずれかに記載の方法。
B9.
さらに、前記第3のポートを前記第3のチャネルに接続し、それによって、前記システムを前記第1の状態から前記第2の状態に移行させるステップは、前記部材に、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に規定される前記第2の流体経路を遮断する、実施形態B4からB7のいずれかに記載の方法。
B10.
さらに、前記部材は、チャネル、第1の開口部、および第2の開口部を備え、
前記システムは、前記システムが前記第2の状態にあるとき、流体が、前記第1のポートから前記部材の前記第1の開口部に流入し、前記部材の前記チャネルを通って、前記部材の前記第2の開口部から流出し、前記第3のポートから流出することができるように構成される、実施形態B9に記載の方法。
【0037】
[0045]本開示の主題事項は、特徴の様々な組み合わせ及び部分的組み合わせを含む特定の例示的な実施形態を参照してかなり詳細に記載及び示されているが、当業者は、本開示の範囲内に包含される他の実施形態並びにその変形及び修正を容易に理解するであろう。
さらに、そのような実施形態、組み合わせ、および部分的組み合わせの説明は、請求項に記載される主題事項が、請求項に明示的に記載されるもの以外の特徴または特徴の組み合わせを要求することを伝えることを意図しない。
従って、本開示の範囲は、添付された請求項の主旨および範囲内に含まれる、全ての修正、および変化を包含することが意図される。
【国際調査報告】