特表 2024-523671 経皮性センサー用アプリケーター及びアプリケーター組立体

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-06-28

(54)【発明の名称】経皮性センサー用アプリケーター及びアプリケーター組立体

(51)【国際特許分類】

   A61B 5/1473 20060101AFI20240621BHJP

   A61B 5/1486 20060101ALN20240621BHJP

【ＦＩ】

A61B5/1473

A61B5/1486

【審査請求】未請求

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2023580895

(86)(22)【出願日】2021-11-10

(85)【翻訳文提出日】2023-12-28

(86)【国際出願番号】 KR2021016304

(87)【国際公開番号】W WO2023277268

(87)【国際公開日】2023-01-05

(31)【優先権主張番号】10-2021-0084623

(32)【優先日】2021-06-29

(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】510115030

【氏名又は名称】アイセンス，インコーポレーテッド

(74)【代理人】

【識別番号】110003339

【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所

(72)【発明者】

【氏名】チョイ，ヒュンホ

(72)【発明者】

【氏名】リュウ，ゴアンイェル

(72)【発明者】

【氏名】ワン，ジフーン

【テーマコード（参考）】

4C038

【Ｆターム（参考）】

4C038KK10

4C038KL01

4C038KL09

4C038KY02

4C038KY04

(57)【要約】

【課題】経皮性センサーを含むセンサーユニットが組み立てされた状態で製作可能で経皮性センサーを肌に挿入するための使用者の付加作業を最小化し、使用者が経皮性センサーを肌に挿入するのに便利に使用することができる経皮性センサー用アプリケーター及びアプリケーター組立体を提供する。
【解決手段】本発明によるアプリケーターは、生体情報を測定するためのセンサーを使用者の肌に挿入するためのアプリケーターにおいて、ベースユニットハウジング及び使用者の肌に付着されるように前記ベースユニットハウジングに具備される接着部を含むベースユニットが分離可能に結合されるアプリケーターボディーと、前記ベースユニットを前記アプリケーターボディーに結合された状態で維持させるために前記ベースユニットと係合するように前記アプリケーターボディーに設置されるロッキングフックと、前記センサー及び前記センサーが装着されるセンサーユニットハウジングを含むセンサーユニットを前記ベースユニットから離隔された第１位置で前記ベースユニットと結合される第２位置に移動させて前記センサーを使用者の肌に挿入させるために前記アプリケーターボディーに設置される挿入ユニットと、及び前記アプリケーターボディーに第３位置から第４位置に移動可能に設置され、前記第４位置で前記ロッキングフックを前記ベースユニットと係合解除するように偏向させる移動部材と、を含む。
【選択図】図９

【特許請求の範囲】

【請求項1】

生体情報を測定するためのセンサーを使用者の肌に挿入するためのアプリケーターにおいて、
ベースユニットハウジング及び使用者の肌に付着されるように前記ベースユニットハウジングに具備される接着部を含むベースユニットが分離可能に結合されるアプリケーターボディーと、
前記ベースユニットを前記アプリケーターボディーに結合された状態で維持させるために前記ベースユニットと係合するように前記アプリケーターボディーに設置されるロッキングフックと、
前記センサー及び前記センサーが装着されるセンサーユニットハウジングを含むセンサーユニットを前記ベースユニットから離隔された第１位置で前記ベースユニットと結合される第２位置に移動させて前記センサーを使用者の肌に挿入させるために前記アプリケーターボディーに設置される挿入ユニットと、
前記アプリケーターボディーに第３位置から第４位置に移動可能に設置され、前記第４位置で前記ロッキングフックを前記ベースユニットと係合解除するように偏向させる移動部材と、を含むことを特徴とするアプリケーター。

【請求項2】

前記移動部材は前記センサーユニットが前記第１位置から前記第２位置に移動する方向と交差する方向に移動するように設置されることを特徴とする請求項１に記載のアプリケーター。

【請求項3】

前記挿入ユニットは、
前記センサーユニットと共に前記第１位置から前記第２位置に移動可能に設置されるプランジャーと、
前記センサーと共に使用者の肌に挿入されるように前記センサーユニットに分離可能に結合されるニードルと、
前記プランジャーに設置されて前記ニードルと結合されるキャリアと、
前記プランジャーに対して前記第１位置から前記第２位置に移動する方向に移動力を提供するプランジャードライバーを含み、
前記プランジャーは前記第１位置から前記第３位置に位置する前記移動部材に接して移動が拘束され、前記移動部材が前記第４位置に移動する時前記移動部材から脱して前記第２位置に移動することを特徴とする請求項２に記載のアプリケーター。

【請求項4】

前記アプリケーターボディーは、
使用者の肌に接するベース部と、前記ベース部から突出して前記プランジャーを収容するコラム部を具備するベースフレームと、
前記ベース部の上側に配置されて前記移動部材を支えるステージと、前記コラム部が挿入されるように前記ステージの中間に形成されるミドルフレーム開口を具備するミドルフレームを含むことを特徴とする請求項３に記載のアプリケーター。

【請求項5】

前記移動部材が前記第３位置から前記第４位置に移動するように前記移動部材に弾性力を加える弾性部材と、
前記弾性部材が弾性変形された状態で前記移動部材の移動を拘束するストッパと、
使用者によって操作されて前記移動部材が前記弾性部材によって動くように前記ストッパをリリースさせることができる作動部材と、を含むことを特徴とする請求項４に記載のアプリケーター。

【請求項6】

前記ロッキングフックは前記アプリケーターボディーにピボット結合され、前記移動部材は前記第３位置から前記第４位置に移動して前記ロッキングフックを前記ベースユニットと係合解除する方向に回転させることを特徴とする請求項１に記載のアプリケーター。

【請求項7】

前記ロッキングフックは、
前記アプリケーターボディーに結合されるピボット部と、
前記ベースユニットと係合するように前記ピボット部から突出するフック部と、
前記移動部材と係合するように前記ピボット部から突出するロードを含み、
前記移動部材は前記センサーユニットが前記第１位置から前記第２位置に移動する方向と交差する方向に移動するように設置され、
前記移動部材には前記ロードと係合するガイド部が前記移動部材の移動方向に対して傾いた形態で具備されるが、前記ガイド部は前記ロードと係合した状態で動いて前記ロッキングフックを回転させることを特徴とする請求項６に記載のアプリケーター。

【請求項8】

前記移動部材を前記第３位置から前記第４位置に移動させる移動部材ドライバーと、を含むことを特徴とする請求項１に記載のアプリケーター。

【請求項9】

前記移動部材ドライバーは前記移動部材に弾性力を加える弾性部材を含むことを特徴とする請求項８に記載のアプリケーター。

【請求項10】

前記弾性部材が弾性変形された状態で前記移動部材の移動を拘束するストッパと、
使用者によって操作されて前記移動部材が前記弾性部材によって動くように前記ストッパをリリースさせることができる作動部材と、を含むことを特徴とする請求項９に記載のアプリケーター。

【請求項11】

生体情報を測定するためのセンサーを使用者の肌に挿入するためのアプリケーターにおいて、
前記センサーと、ベースユニットハウジングと、使用者の肌に付着されるように前記ベースユニットハウジングに具備される接着部を含む身体付着ユニットが分離可能に結合されるアプリケーターボディーと、
前記ベースユニットハウジングを前記アプリケーターボディーに結合された状態で維持させるために前記ベースユニットハウジングと係合するように前記アプリケーターボディーに設置されるロッキングフックと、
前記センサーと共に使用者の肌に挿入されるように前記アプリケーターボディーに第１位置から第２位置に移動するように設置されるニードルと、
前記アプリケーターボディーに第３位置から第４位置に移動可能に設置され、前記第４位置で前記ロッキングフックを前記ベースユニットハウジングと係合解除するように偏向させる移動部材と、を含むことを特徴とするアプリケーター。

【請求項12】

使用者の肌に接することができるアプリケーターボディーと、
センサー及び前記センサーが装着されるセンサーユニットハウジングを含むセンサーユニットと、
ベースユニットハウジング及び使用者の肌に付着されるように前記ベースユニットハウジングに具備される接着部を含み、前記センサーユニットと離隔されて前記アプリケーターボディーに分離可能に結合されるベースユニットと、
前記センサーユニットを前記ベースユニットから離隔された第１位置で前記センサーが使用者の肌に挿入される第２位置に移動させて前記ベースユニットと結合させるために前記アプリケーターボディーに設置される挿入ユニットと、
前記ベースユニットを前記アプリケーターボディーに結合された状態で維持させるために前記ベースユニットと係合するように前記アプリケーターボディーに設置されるロッキングフックと、
前記アプリケーターボディーに第３位置から第４位置に移動可能に設置され、前記第４位置で前記ロッキングフックを前記ベースユニットと係合解除するように偏向させる移動部材と、を含むことを特徴とするアプリケーター組立体。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、経皮性センサー用アプリケーターに関するものであり、より詳細には、使用者の肌に挿入して生体情報を測定するための経皮性センサーを使用者の肌に挿入するための経皮性センサー用アプリケーター及びアプリケーター組立体に関するものである。

【背景技術】

【0002】

最近、医療技術の発展で使用者の身体に付着されて使用される多様な医療用デバイスが開発されて販売されている。肌に付着して使用される医療用デバイスは慢性疾患患者の身体に付着されて生体情報をモニタリングするか、または治療をすることに有用に活用される。

【0003】

例えば、糖尿病のような慢性疾患は持続的な管理が必要であり、糖尿病患者の血糖をモニタリングするのに身体に付着されて血糖を測定する医療用デバイスが利用される。糖尿病は初期にはほとんど自覚症状がないことが特徴であるが、病気が進行されれば糖尿病特有の多飲、多食、多尿、体重減少、全身倦怠、皮膚掻痒症、手と足の傷が治らないで長続きする場合などの特有の症状が現われる。糖尿病がいっそうさらに進行されれば視力障害、高血圧、腎臓病、中風、歯周疾患、筋肉けいれん及び神経痛、壊疽などで先に進む合併症が現われる。このような糖尿病を診断して合併症に先に進まないように管理するためには体系的な血糖測定と治療が併行されなければならない。

【0004】

糖尿病患者及び糖尿病に先に進まなかったが血液内に正常より多い糖が検出される人々のために多くの医療機器製造業社では血糖を測定することができる多様な種類の血糖測定機を提供している。

【0005】

血糖測定機は使用者が指端から採血して血糖測定を１回単位で遂行する方式と、使用者のお腹と腕などに付着して血糖測定を連続的に遂行する方式がある。

【0006】

糖尿病患者の場合、一般的に高血糖と低血糖状態を行き交うようになるが、応急状況は低血糖状態で尋ねて来て、意識を失うか、または糖分供給なしに低血糖状態が長い間持続すれば命を失うこともある。したがって、低血糖状態の即刻な発見は糖尿病患者に非常に重要であるが、間歇的に血糖を測定する採血式血糖測定機ではこれを正確に把握することに限界がある。

【0007】

最近にはこのような限界を乗り越えるために人体内に挿入されて数分間隔で血糖値を測定する連続血糖測定システム(CGMS: Continuous Glucose Monitoring System)が開発されて使用されている。連続血糖測定システムは採血による使用者の苦痛と拒否感を最小化するために痛症が相対的に減ったお腹と腕などの部位に針形態の経皮性センサーを挿入した後連続的に血糖を測定することができる。

【0008】

連続血糖測定システムは使用者の肌の内に挿入されて体内で血糖を測定する経皮性センサーを含むセンサーユニットと、経皮性センサーによって測定された血糖数値を送るためのトランスミッタと、伝送された血糖数値を出力する端末機などを含んで構成される。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0009】

経皮性センサーを利用する医療用システムは製造社ごとに非常に多様な形態で製作されているし、その使用方式も多様である。現在、大部分のシステムは１回用センサーユニットをアプリケーターを通じて身体に付着する方式で製作流通されている。使用者はアプリケーターを利用してセンサーユニットを肌に付着されるために多くの段階の作業を遂行しなければならないし、センサーユニットを身体に付着した後、経皮性センサーと共に肌に挿入したニードルを直接抜き出さなければならないなどさまざまの後続手続きらを遂行しなければならない。

【0010】

例えば、使用者は１回用センサーユニットの包装をむき出してアプリケーターに正確に装着しなければならないし、センサーユニットをアプリケーターに挿入した状態でアプリケーターを作動させてセンサーユニットを肌に付着しなければならない。そして、センサーユニットの付着後には肌に挿入したニードルを抜き出して、トランスミッタをセンサーユニットに結合させるなどの作業を遂行しなければならない不便さがある。

【0011】

本発明は、上述したところのような点を勘案して案出されたものであり、経皮性センサーを含むセンサーユニットが組み立てされた状態で製作可能で経皮性センサーを肌に挿入するための使用者の付加作業を最小化し、使用者が経皮性センサーを肌に挿入するのに便利に使用することができる経皮性センサー用アプリケーター及びアプリケーター組立体を提供することを目的とする。

【0012】

また本発明は、センサーユニットと分離された状態でアプリケーターに分離可能に結合されるベースユニットとアプリケーターの結合構造が改善したアプリケーター及びアプリケーター組立体を提供することを他の目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0013】

前述したような目的を解決するための本発明によるアプリケーターは、生体情報を測定するためのセンサーを使用者の肌に挿入するためのアプリケーターにおいて、ベースユニットハウジング及び使用者の肌に付着されるように前記ベースユニットハウジングに具備される接着部を含むベースユニットが分離可能に結合されるアプリケーターボディーと、前記ベースユニットを前記アプリケーターボディーに結合された状態で維持させるために前記ベースユニットと係合するように前記アプリケーターボディーに設置されるロッキングフックと、前記センサー及び前記センサーが装着されるセンサーユニットハウジングを含むセンサーユニットを前記ベースユニットから離隔された第１位置で前記ベースユニットと結合される第２位置に移動させて前記センサーを使用者の肌に挿入させるために前記アプリケーターボディーに設置される挿入ユニットと、及び前記アプリケーターボディーに第３位置から第４位置に移動可能に設置され、前記第４位置で前記ロッキングフックを前記ベースユニットと係合解除するように偏向させる移動部材と、を含む。

【0014】

前記移動部材は前記センサーユニットが前記第１位置から前記第２位置に移動する方向と交差する方向に移動することができる。

【0015】

前記挿入ユニットは、前記センサーユニットと共に前記第１位置から前記第２位置に移動可能に設置されるプランジャーと、前記センサーと共に使用者の肌に挿入されるように前記センサーユニットに分離可能に結合されるニードルと、前記プランジャーに設置されて前記ニードルと結合されるキャリアと、前記プランジャーに対して前記第１位置から前記第２位置に移動する方向に移動力を提供するプランジャードライバーを含み、前記プランジャーは前記第１位置から前記第３位置に位置する前記移動部材に接して移動が拘束され、前記移動部材が前記第４位置に移動する時前記移動部材から脱して前記第２位置に移動することができる。

【0016】

前記アプリケーターボディーは、使用者の肌に接するベース部と、前記ベース部から突出して前記プランジャーを収容するコラム部を具備するベースフレームと、前記ベース部の上側に配置されて前記移動部材を支えるステージと、前記コラム部が挿入されるように前記ステージの中間に形成されるミドルフレーム開口を具備するミドルフレームを含むことができる。

【0017】

本発明によるアプリケーターは、前記移動部材が前記第３位置から前記第４位置に移動するように前記移動部材に弾性力を加える弾性部材と、前記弾性部材が弾性変形された状態で前記移動部材の移動を拘束するストッパと、及び使用者によって操作されて前記移動部材が前記弾性部材によって動くように前記ストッパをリリースさせることができる作動部材と、を含むことができる。

【0018】

前記ロッキングフックは前記アプリケーターボディーにピボット結合され、前記移動部材は前記第３位置から前記第４位置に移動して前記ロッキングフックを前記ベースユニットと係合解除する方向に回転させることができる。

【0019】

前記ロッキングフックは、前記アプリケーターボディーに結合されるピボット部と、前記ベースユニットと係合するように前記ピボット部から突出するフック部と、前記移動部材と係合するように前記ピボット部から突出するロードを含み、前記移動部材は前記センサーユニットが前記第１位置から前記第２位置に移動する方向と交差する方向に移動するように設置され、前記移動部材には前記ロードと係合するガイド部が前記移動部材の移動方向に対して傾いた形態で具備されるが、前記ガイド部は前記ロードと係合した状態で動いて前記ロッキングフックを回転させることができる。

【0020】

本発明によるアプリケーターは、前記移動部材を前記第３位置から前記第４位置に移動させる移動部材ドライバーと、を含むことができる。

【0021】

前記移動部材ドライバーは前記移動部材に弾性力を加える弾性部材を含むことができる。

【0022】

本発明によるアプリケーターは、前記弾性部材が弾性変形された状態で前記移動部材の移動を拘束するストッパと、及び使用者によって操作されて前記移動部材が前記弾性部材によって動くように前記ストッパをリリースさせることができる作動部材と、を含むことができる。

【0023】

一方、前述したような目的を解決するための本発明の他の側面によるアプリケーターは、生体情報を測定するためのセンサーを使用者の肌に挿入するためのアプリケーターにおいて、前記センサーと、ベースユニットハウジングと、使用者の肌に付着されるように前記ベースユニットハウジングに具備される接着部を含む身体付着ユニットが分離可能に結合されるアプリケーターボディーと、前記ベースユニットハウジングを前記アプリケーターボディーに結合された状態で維持させるために前記ベースユニットハウジングと係合するように前記アプリケーターボディーに設置されるロッキングフックと、前記センサーと共に使用者の肌に挿入されるように前記アプリケーターボディーに第１位置から第２位置に移動するように設置されるニードルと、及び前記アプリケーターボディーに第３位置から第４位置に移動可能に設置され、前記第４位置で前記ロッキングフックを前記ベースユニットハウジングと係合解除するように偏向させる移動部材と、を含む。

【0024】

一方、前述したような目的を解決するための本発明によるアプリケーター組立体は、使用者の肌に接することができるアプリケーターボディーと、センサー及び前記センサーが装着されるセンサーユニットハウジングを含むセンサーユニットと、ベースユニットハウジング及び使用者の肌に付着されるように前記ベースユニットハウジングに具備される接着部を含み、前記センサーユニットと離隔されて前記アプリケーターボディーに分離可能に結合されるベースユニットと、前記センサーユニットを前記ベースユニットから離隔された第１位置で前記センサーが使用者の肌に挿入される第２位置に移動させて前記ベースユニットと結合させるために前記アプリケーターボディーに設置される挿入ユニットと、前記ベースユニットを前記アプリケーターボディーに結合された状態で維持させるために前記ベースユニットと係合するように前記アプリケーターボディーに設置されるロッキングフックと、及び前記アプリケーターボディーに第３位置から第４位置に移動可能に設置され、前記第４位置で前記ロッキングフックを前記ベースユニットと係合解除するように偏向させる移動部材と、を含む。

【発明の効果】

【0025】

本発明によれば、センサーユニットをアプリケーター内に組み立てされた状態で製作することで、センサーユニットを使用者の肌に付着されるための使用者の付加作業を最小化して、単純にアプリケーターを作動させることだけでセンサーユニットを使用者の肌に付着することができる。

【0026】

また本発明によれば、センサーユニットがベースユニットに結合される前にベースユニットがアプリケーターボディーから易しく分離しないようにアプリケーターボディーに安定的に固定され、センサーユニットがベースユニットに結合された後にはベースユニットがアプリケーターボディーから円滑に分離することができる。

【図面の簡単な説明】

【0027】

【図1】本発明の一実施例によるアプリケーター組立体を示した斜視図である。

【図2】身体付着ユニットが使用者の肌に付着された姿を示した図面である。

【図3】身体付着ユニットを示した斜視図である。

【図4】センサーユニットの接着レイヤーに保護シートが付着された姿を示した図面である。

【図5】センサーユニットの接着レイヤーで保護シートが分離された後の姿を示した図面である。

【図6】センサーユニットとベースユニットが結合される前の姿を示した図面である。

【図7】図１のＩ-Ｉ線に沿って取った断面図である。

【図8】図１のII-II線に沿って取った断面図である。

【図9】本発明の一実施例によるアプリケーターを分解して示した斜視図である。

【図10】本発明の一実施例によるアプリケーターのニードルアセンブリーを示した斜視図である。

【図11】本発明の一実施例によるアプリケーターの一部構成を示した斜視図である。

【図12】本発明の一実施例によるアプリケーターの作動部材がストッパを移動部材と係合解除するように偏向させる姿を示した図面である。

【図13】本発明の一実施例によるアプリケーターの移動部材がストッパによって第３位置に固定された姿を示した側面図である。

【図14】本発明の一実施例によるアプリケーターの移動部材がストッパによって第３位置に固定された姿を示した平面図である。

【図15】は本発明の一実施例によるアプリケーターの移動部材が第４位置に移動してセンサーユニットの保護シートを分離した姿を示した側面図である。

【図16】は本発明の一実施例によるアプリケーターの移動部材が第４位置に移動した姿を示した平面図である。

【図17】は本発明の一実施例によるアプリケーターのロッキングフックがベースユニットと係合した姿を示した図面である。

【図18】本発明の一実施例によるアプリケーターのロッキングフックが移動部材のガイド部に連結された姿を示した図面である。

【図19】本発明の一実施例によるアプリケーターのロッキングフックが移動部材のガイド部に連結された姿を示した図面である。

【図20】本発明の一実施例によるアプリケーターによってセンサーユニットのセンサーが使用者の肌に挿入される過程を示した図面である。

【図21】本発明の一実施例によるアプリケーターによってセンサーユニットのセンサーが使用者の肌に挿入される過程を示した図面である。

【図22】本発明の一実施例によるアプリケーターによってセンサーユニットのセンサーが使用者の肌に挿入される過程を示した図面である。

【図23】本発明の一実施例によるアプリケーターによってセンサーユニットのセンサーが使用者の肌に挿入される過程を示した図面である。

【図24】本発明の一実施例によるアプリケーターによってセンサーユニットのセンサーが使用者の肌に挿入される過程を示した図面である。

【図25】本発明の一実施例によるアプリケーターによってセンサーユニットのセンサーが使用者の肌に挿入される過程を示した図面である。

【発明を実施するための形態】

【0028】

以下、本発明による経皮性センサー用アプリケーター及びアプリケーター組立体を図面を参照して詳しく説明する。

【0029】

図１は、本発明の一実施例によるアプリケーター組立体を示した斜視図である。

【0030】

本発明の一実施例によるアプリケーター組立体１０は使用者の肌に挿入して生体情報を測定するセンサー１１０を具備するセンサーユニット１００と、センサーユニット１００と結合されて身体付着ユニット２０を構成するベースユニット２００と、身体付着ユニット２０を使用者の肌に挿入するためのアプリケーター３０を含む。アプリケーター組立体１０はアプリケーター３０にセンサーユニット１００とベースユニット２００が分離して装着された状態で使用者に提供される。センサーユニット１００とベースユニット２００はアプリケーター３０の作用で自動に組み立てされて使用者の肌に付着される。

【0031】

図２に示したように、身体付着ユニット２０はアプリケーター３０によって使用者の肌に付着されて生体情報を測定し、測定データを外部端末機５に無線送信することができる。外部端末機５としては、使用者の携帯端末機や、専用医療デバイス、PC、サーバーなど身体付着ユニット２０の測定データを受信することができる多様なものを適用することができる。身体付着ユニット２０が測定することができる生体情報は特定のものに限定されない。例えば、身体付着ユニット２０は使用者の血糖を周期的に測定し、血糖測定情報を外部端末機５に送信することができる。

【0032】

図３に示したように、身体付着ユニット２０は使用者の生体情報を測定するためのセンサーユニット１００と、使用者の肌に付着されてセンサーユニット１００と結合されるベースユニット２００を含む。ベースユニット２００は内部に電子部品が設置された構成でなされる。ベースユニット２００はセンサーユニット１００と電気的に連結されてセンサーユニット１００が測定した生体情報を処理して外部端末機５に送信することができる。

【0033】

図４乃至図６に示したように、センサーユニット１００は使用者の肌に挿入されるセンサー１１０と、センサー１１０が結合されるセンサーユニットハウジング１２０と、センサーユニットハウジング１２０に結合されてセンサー１１０と電気的に連結されるセンサーユニット電気接触部１４６と、ベースユニット２００に付着するようにセンサーユニットハウジング１２０に具備される接着レイヤー１５５と、接着レイヤー１５５を覆う保護シート１６０を含む。

【0034】

センサー１１０は一部分がセンサーハウジング１２０の内部に配置されてセンサーユニット電気接触部１４６と電気的に連結される。センサー１１０はセンサーハウジング１２０から突出して使用者の肌に挿入される挿入部１１６を具備する。

【0035】

センサーユニットハウジング１２０にはセンサー１１０の一部及びセンサー１１０を使用者の肌に挿入するためのニードル４５０が挿入されるハウジング開口がセンサーユニットハウジング１２０を厚さ方向に貫通するように形成される。センサーユニットハウジング１２０はハウジングボディー１４２と、ハウジングボディー１４２の一側から突出するボス１２７を含む。ハウジング開口はハウジングボディー１４２とボス１２７を貫通するように形成される。ハウジングボディー１４２はベースユニット２００のベースユニットリセス２１３に嵌め合い結合される形状でなされる。ハウジングボディー１４２はボス１２７が具備されるボディー部１４３と、ボディー部１４３より広いカバー部１４４を含む。センサーユニットハウジング１２０は図示された構成で限定されないし、センサー１１０が装着され、ベースユニット２００に結合される多様な他の構成で変更される。

【0036】

センサーユニット電気接触部１４６はセンサー１１０と電気的に連結されるようにセンサーユニットハウジング１２０に配置される。センサーユニット電気接触部１４６は電気信号を伝達するための複数の端子部１４７を含むことができる。センサーユニット電気接触部１４６は一部分がセンサーユニットハウジング１２０の表面に露出することで、センサー１１０とベースユニット２００のベースユニット電気接触部２２５を電気的に連結することができる。センサーユニット電気接触部１４６は省略可能であり、この場合ベースユニット電気接触部２２５が直接センサー１１０に接触してセンサー１１０と電気的に連結される。

【0037】

接着レイヤー１５５はセンサーユニットハウジング１２０の表面に配置される。接着レイヤー１５５は両側面が接着性を有する形態でなされる。接着レイヤー１５５の一面はセンサーユニットハウジング１２０の表面に接着され、接着レイヤー１５５の他面は保護シート１６０で覆われる。接着レイヤー１５５は保護シート１６０が分離された後ベースユニット２００に接着される。接着レイヤー１５５の中間部分には接着レイヤーホール１５６が接着レイヤー１５５を厚さ方向に貫通するように形成される。センサーユニット電気接触部１４６が接着レイヤーホール１５６を通じてベースユニット２００のベースユニット電気接触部２２５と接触することができる。したがって、接着レイヤー１５５はセンサーユニット電気接触部１４６とベースユニット電気接触部２２５との間をシーリングしてセンサーユニット１００とベースユニット２００との間の電気連結部に水分や異物が流入しないようにする。接着レイヤー１５５の一側には接着レイヤー開口１５７が接着レイヤー１５５を厚さ方向に貫通するように形成される。接着レイヤー１５５はセンサーユニット電気接触部１４６が接着レイヤーホール１５６内側に位置してボス１２７が接着レイヤー開口１５７に挿入されるようにハウジングベース１２１に付着される。

【0038】

保護シート１６０は接着レイヤー１５５を覆って保護する。保護シート１６０は接着レイヤー１５５に分離可能に付着される材質でなされる。接着レイヤー１５５が空気中に露出された状態で長期間維持されれば、接着レイヤー１５５の接着性が落ちることがある。保護シート１６０は接着レイヤー１５５を覆うことで接着レイヤー１５５の接着性が落ちる問題を防止し、センサーユニット１００の製作工程や、センサーユニット１００をアプリケーター３０に組立てる工程で作業者によるセンサーユニット１００の取り扱いを容易にする。保護シート１６０はその一部分がアプリケーター３０のリムービングユニット５００と結合される。

【0039】

センサーユニット１００は接着レイヤー１５５に保護シート１６０が付着された状態でアプリケーター３０に装着される。保護シート１６０はセンサー１１０が使用者の肌に挿入される前にアプリケーター３０のリムービングユニット５００によって接着レイヤー１５５から分離される。センサーユニット１００は保護シート１６０が分離された状態でベースユニット２００側に移動してベースユニット２００に結合される。

【0040】

図６に示したように、ベースユニット２００はセンサーユニット１００が結合されるベースユニットハウジング２１０と、ベースユニットハウジング２１０の内部に設置される電子部品を含む。電子部品はセンサーユニット１００のセンサーユニット電気接触部１４６と接触するベースユニット電気接触部２２５と、基板と、バッテリーと、信号を処理するためのプロセッサチップと、外部端末機５との無線通信のための通信チップなどを含むことができる。

【0041】

ベースユニットハウジング２１０にはセンサー１１０とニードル４５０が通過することができる挿入ホール２１１と、センサーユニットハウジング１２０が結合される装着部２１２が具備される。装着部２１２はベースユニットリセス２１３と、ベースユニットリセス２１３の内側に設けられる接触面２１６を含む。挿入ホール２１１はセンサーユニット１００のボス１２７が嵌め合い結合される形態でなされてベースユニットリセス２１３の内側に配置される。接触面２１６はセンサーユニット１００の接着レイヤー１５５が安定的に接着されるように平面でなされる。ベースユニットリセス２１３は挿入ホール２１１と連結される第１リセス２１４と、第１リセス２１４より挿入ホール２１１から遠く位置して第１リセス２１４と連結される第２リセス２１５を含む。第２リセス２１５は第１リセス２１４より広い。第１リセス２１４はセンサーユニットハウジング１２０のボディー部１４３に対応する形状でなされて、第２リセス２１５はセンサーユニットハウジング１２０のカバー部１４４に対応する形状でなされる。したがって、センサーユニットハウジング１２０はベースユニットリセス２１３に嵌め合い結合されてベースユニットハウジング２１０と安定的な結合状態を維持することができる。そして、センサーユニットハウジング１２０がベースユニットハウジング２１０に安定的に嵌め合い結合されることでセンサーユニットハウジング１２０とベースユニットハウジング２１０の間の隙間に水分や異物が容易に流入しない。ベースユニットハウジング２１０の外側縁にはハウジング溝２１７が形成される。ハウジング溝２１７にはアプリケーター３０に具備されるロッキングフック３２５の一部分が挿入される。

【0042】

ベースユニット電気接触部２２５は装着部２１２に配置されてセンサーユニット１００がベースユニット２００に結合される時センサーユニット１００のセンサーユニット電気接触部１４６と接触する。ベースユニット電気接触部２２５は一部分がベースユニットリセス２１３中に露出されるようにベースユニットハウジング２１０に設置される。ベースユニット電気接触部２２５は電気信号を伝達するための複数の端子部２２６を含むことができる。端子部２２６はセンサーユニット１００の端子部１４７と接触することでセンサーユニット電気接触部１４６と基板２２３を電気的に連結することができる。

【0043】

センサー１１０とベースユニット２００を電気的に連結するためにベースユニット２００に具備されるベースユニット電気接触部の具体的な構成や個数、位置は多様に変更される。また、センサー１１０とベースユニット２００を電気的に連結する構成は図示されたものに限定されず多様に変更される。

【0044】

ベースユニットハウジング２１０の表面には接着部２３０が具備される。接着部２３０は下部ハウジング２１９の表面に付着されてベースユニットハウジング２１０を使用者の肌に接着させることができる。接着部２３０は保護シートで覆われて保護される。接着部２３０を覆う保護シートはベースユニット２００を使用者の肌に付着される過程で除去される。

【0045】

センサーユニット１００とベースユニット２００は相互分離された状態でアプリケーター３０に設置されてアプリケーター３０がセンサー１１０を使用者の肌に挿入するように動作される過程で相互結合されて身体付着ユニット２０を形成する。センサーユニット１００はニードル４５０が結合された状態でアプリケーター３０に装着され、ニードル４５０が結合された状態でベースユニット２００側に動いてベースユニット２００と結合される。センサーユニット１００がベースユニット２００と結合された後ニードル４５０はセンサーユニット１００から分離され、身体付着ユニット２０だけ使用者の肌に残っているようになる。

【0046】

図７乃至図１９を参照すれば、アプリケーター３０はセンサーユニット１００及びベースユニット２００が装着された状態で作動してセンサーユニット１００とベースユニット２００を結合させ、センサーユニット１００とベースユニット２００が結合された身体付着ユニット２０を使用者の肌に付着させることができる。センサーユニット１００とベースユニット２００は相互離隔されてアプリケーター３０にそれぞれ装着される。アプリケーター３０は身体付着ユニット２０を使用者の肌に付着させた後身体付着ユニット２０と分離され、身体付着ユニット２０は接着部２３０によって使用者の肌に付着された状態で残っているようになる。

【0047】

アプリケーター３０はベースユニット２００が分離可能に結合されるアプリケーターボディー３００と、センサーユニット１００を移動させてセンサー１１０を使用者の肌に挿入させる挿入ユニット４００と、センサーユニット１００の保護シート１６０を分離するためのリムービングユニット５００を含む。挿入ユニット４００はセンサーユニット１００をベースユニット２００から事前設定された間隔程度離隔された第１位置でベースユニット２００と結合される第２位置に移動させることができる。センサーユニット１００とベースユニット２００は第２位置で結合されることで身体付着ユニット２０を形成する。

【0048】

アプリケーターボディー３００は挿入ユニット４００が設置されるベースフレーム３１０と、ベースフレーム３１０上に配置されてリムービングユニット５００が設置されるミドルフレーム３３０と、ミドルフレーム３３０に結合されてミドルフレーム３３０の上部を覆うトップケース３５０を含む。

【0049】

ベースフレーム３１０は使用者の肌に接することができる底部３１２を有するフレームベース部３１１と、フレームベース部３１１から突出してセンサーユニット１００と挿入ユニット４００を収容するコラム部３１８を含む。フレームベース部３１１の底部３１２にはベースユニット２００が装着されるリセス３１３が具備される。ベースユニット２００は接着部２３０が使用者の肌と向い合うようにリセス３１３に分離可能に結合されてセンサーユニット１００と離隔された第２位置に置かれる。フレームベース部３１１には貫通ホール３１４がフレームベース部３１１を厚さ方向に貫通するように形成される。貫通ホール３１４はコラム部３１８を間に置いてコラム部３１８の両側に一対が具備される。貫通ホール３１４の上部にはロッキングフック３２５が結合される支持部３１６が具備される。

【0050】

コラム部３１８の両側の側部にはスリット３１９がセンサーユニット１００の移動方向と平行な方向に形成される。スリット３１９の中間部分にはリリース部３２０が具備される。リリース部３２０は挿入ユニット４００のキャリア４２２がベースユニット２００側に移動する中にキャリア４２２の一部分が接触することができる部分である。リリース部３２０の作用でキャリア４２２がプランジャー４１０と係合解除する。リリース部３２０の具体的な作用に対しては後述することにする。コラム部３１８の一側にはプランジャー４１０の移動距離を制限するためのディテント部３２１が具備される。コラム部３１８の内部にはリテンション部３２２が具備される。リテンション部３２２はプランジャー４１０に移動力を提供するプランジャードライバー４１８を支持する役割をする。

【0051】

ベースフレーム３１０の支持部３１６にはリセス３１３に装着されたベースユニット２００に係合するロッキングフック３２５が結合される。ロッキングフック３２５はベースユニット２００にかみ合ってベースユニット２００をリセス３１３から分離されないように固定する。ロッキングフック３２５は身体付着ユニット２０が使用者の肌に付着された後ベースユニット２００と係合解除する。ロッキングフック３２５は支持部３１６にピボット結合される。ロッキングフック３２５は支持部３１６に回転可能に結合されるピボット部３２６と、ピボット部３２６に連結されるフック部３２７と、ピボット部３２６から突出するロード３２８を含む。フック部３２７はベースユニット２００のハウジング溝２１７に挿入されてベースユニット２００に係合することができる。フック部３２７はピボット部３２６の一側から突出し、ロード３２８はピボット部３２６の他の一側から突出する。フック部３２７はベースフレーム３１０の貫通ホール３１４に挿入されてその一部分がベースフレーム３１０のリセス３１３内に位置する。ロッキングフック３２５はリムービングユニット５００の移動部材５１０に連動してベースユニット２００からかみ合い解除される。ロッキングフック３２５のより具体的な作用に対しては後述することにする。

【0052】

ベースフレーム３１０の具体的な構成は図示されたものに限定されず多様に変更可能である。

【0053】

ミドルフレーム３３０はベースフレーム３１０と結合される外郭フレーム３３１と、外郭フレーム３３１の内側に配置されるステージ３３３と、ステージ３３３から突出する支持台３３９を含む。外郭フレーム３３１にはトップケース３５０と係合することができるフック部３３２が具備される。ステージ３３３はフレームベース部３１１の上に配置される。ステージ３３３の中間にはコラム部３１８が挿入されるミドルフレーム開口３３４が設けられる。ミドルフレーム開口３３４の両側ではロッキングフック３２５のロード３２８が挿入される貫通ホール３３５が形成される。ロード３２８が貫通ホール３３５を通過してステージ３３３上に突出する。ステージ３３３にはガイドレール３３６と固定突起３３７が具備される。ガイドレール３３６は移動部材５１０を線形移動するようにガイドする役割をする。固定突起３３７は移動部材５１０に移動力を提供する移動部材ドライバー５２２を支持する。支持台３３９には移動部材５１０の移動を拘束するためのストッパ３４１が弾性変形可能に具備される。

【0054】

支持台３３９には挿入ユニット４００とリムービングユニット５００を作動させることができる作動部材３４５が設置される。作動部材３４５はボタン部３４６と、ストッパ３４１と接するようにボタン部３４６から突出する加圧突起３４７と、支持台３３９の結合ホール３４２に挿入されるピボット部３４８を含む。作動部材３４５はピボット部３４８を中心に回転することができる。使用者がボタン部３４６を押せば作動部材３４５が回転運動して加圧突起３４７がストッパ３４１を加圧することができる。この時、ストッパ３４１が弾性変形されて移動部材５１０からかみ合い解除される。作動部材３４５は図示された構成以外に、使用者によって操作されるようにアプリケーターボディー３００に設置されて挿入ユニット４００とリムービングユニット５００を作動させることができる多様な他の構成で変更される。

【0055】

ミドルフレーム３３０の具体的な構成は図示されたものに限定されず多様に変更可能である。例示的な他の実施例として、ミドルフレーム３３０はベースフレーム３１０と一体型でなされる。

【0056】

トップケース３５０はミドルフレーム３３０と結合されてミドルフレーム３３０とベースフレーム３１０の上部を覆う。トップケース３５０の一側にはトップケース開口３５１がミドルフレーム３３０の支持台３３９が結合される形態で具備される。トップケース３５０は結合ホール３５２を具備し、結合ホール３５２にミドルフレーム３３０のフック部３３２が係合する方式でミドルフレーム３３０と結合される。

【0057】

トップケース３５０の具体的な構成は図示されたものに限定されず多様に変更可能である。そして、トップケース３５０とミドルフレーム３３０の結合方式も多様に変更される。

【0058】

挿入ユニット４００はリムービングユニット５００の移動部材５１０と連動するようにアプリケーターボディー３００に設置されてセンサーユニット１００を第１位置から第２位置に移動させ、センサー１１０を使用者の肌に挿入させることができる。挿入ユニット４００はミドルフレーム３３０に移動可能に設置されるプランジャー４１０と、プランジャー４１０と共に移動して使用者の肌に挿入されるニードル４５０を具備するニードルアセンブリー４２１を含む。

【0059】

プランジャー４１０はコラム部３１８の内部に第１位置から第２位置に移動可能に設置される。プランジャー４１０の一側にはプランジャー４１０の移動範囲を制限するためのプランジャーフック４１１が具備される。プランジャーフック４１１はプランジャー４１０から突出し、プランジャー４１０が第２位置に移動する時コラム部３１８のディテント部３２１に接することでプランジャー４１０の移動を制限することができる。プランジャー４１０の他の一側にはプランジャー突起４１２が具備される。プランジャー突起４１２は移動部材５１０に係合するようにプランジャー４１０から突出する。プランジャー４１０はプランジャー突起４１２が移動部材５１０に係合することで第１位置に固定され、プランジャー突起４１２が移動部材５１０からかみ合い解除される時第２位置に移動することができる。

【0060】

プランジャー４１０両側の側部には一対のスリット４１３がセンサーユニット１００の移動方向と平行に形成される。スリット４１３の中間部分にはキャリア４２２のラッチ部４３７が係合することができるディテント部４１４が具備される。ラッチ部４３７がディテント部４１４に係合した状態でキャリア４２２はプランジャー４１０と共に移動してプランジャー４１０に対して相対移動することができない。

【0061】

プランジャー４１０の内側にはリテンション部４１５と固定部４１６が具備される。リテンション部４１５はプランジャードライバー４１８を支持する。固定部４１６にはキャリア４２２に移動力を提供するニードルリリースドライバー４８０が結合される。

【0062】

プランジャー４１０はプランジャードライバー４１８から移動力の提供を受けて動く。プランジャードライバー４１８はプランジャー４１０に対して第１位置から第２位置に移動する方向に弾性力を加える弾性部材４１９を含む。弾性部材４１９は一端がコラム部３１８のリテンション部３２２に接して他端がプランジャー４１０のリテンション部４１５に接する。プランジャー４１０は弾性部材４１９を弾性変形させた状態で移動部材５１０にかみ合って第１位置に固定される。プランジャードライバー４１８はコイルスプリング形態の弾性部材４１９を含む構成以外にプランジャー４１０に移動力を提供することができる多様な他の構成で変更される。

【0063】

ニードルアセンブリー４２１はセンサーユニット１００が分離可能に結合されるキャリア４２２と、センサーユニット１００を貫通するようにキャリア４２２に結合されるニードル４５０を含む。ニードル４５０はセンサーユニット１００と結合された状態でセンサーユニット１００と共に第１位置から第２位置に進んで使用者の肌に挿入されるし、第２位置でキャリア４２２と共に後退して使用者の肌及びセンサーユニット１００から分離される。

【0064】

キャリア４２２はプランジャー４１０に相対移動可能に結合される。キャリア４２２は一部分がプランジャー４１０に係合することでプランジャー４１０と共に第１位置から第２位置に進むことができる。そして、キャリア４２２は第２位置でプランジャー４１０からかみ合い解除されてセンサーユニット１００から遠くなる方向に後退することができる。

【0065】

キャリア４２２はニードル４５０が結合されるキャリアボディー４２３と、キャリアボディー４２３から延長される弾性変形可能なキャリアウイング４３１と、キャリアボディー４２３の側部に連結されるロッキングアーム４３９を含む。

【0066】

キャリアボディー４２３は内側に挿入溝が形成されたボス４２４を含む。挿入溝にはニードル４５０の一部分が挿入される。ニードル４５０は挿入溝に挿入されてキャリアボディー４２３に固定される。挿入溝の内にはニードル４５０と係合する多様な形態のクランプ部が具備される。

【0067】

ニードルリリースドライバー４８０はキャリア４２２に移動力を提供する。ニードルリリースドライバー４８０は一端がプランジャー４１０の固定部４１６に結合されて他端がキャリア４２２の固定部４２９に結合される弾性部材４８１を含む。弾性部材４８１は引張スプリング形態でなされてキャリア４２２をプランジャー４１０の固定部４１６側に引かれるように弾性力を加える。すなわち、弾性部材４８１はキャリア４２２に対してセンサーユニット１００から遠くなる方向に弾性力を加えてキャリア４２２に結合されるニードル４５０をセンサーユニット１００から分離されるように移動させることができる。ニードルリリースドライバー４８０はコイルスプリング形態の弾性部材４８１を含む構成以外にキャリア４２２に移動力を提供することができる多様な他の構成で変更される。

【0068】

キャリアウイング４３１はキャリアボディー４２３からキャリア４２２の移動方向に延長される形状でキャリアボディー４２３に連結される。キャリアウイング４３１はキャリアボディー４２３に弾性変形可能に連結されるウイングボディー４３２と、ウイングボディー４３２から突出するトリガー４３４及びラッチ部４３７を含む。

【0069】

トリガー４３４はウイングボディー４３２の一側にウイングボディー４３２から外側に突出するように具備される。トリガー４３４はプランジャー４１０のスリット４１３及びコラム部３１８のスリット３１９に挿入され、これらスリット４１３、３１９に沿って移動することができる。トリガー４３４がスリット４１３、３１９に挿入されてスリット４１３、３１９によってガイドされることでキャリア４２２がさらに安定的に線形移動することができる。トリガー４３４はプランジャー４１０のスリット４１３を通過して一部分がコラム部３１８のスリット３１９に挿入される。キャリア４２２がプランジャー４１０と共に第１位置から第２位置に移動する中にトリガー４３４はコラム部３１８のスリット３１９中間に配置されるリリース部３２０に接触することができる。

【0070】

図８に示したように、リリース部３２０はトリガー４３４を加圧することができるようにコラム部３１８のスリット３１９中間に配置される。キャリア４２２が第１位置から第２位置に移動する中にトリガー４３４がリリース部３２０に接してキャリアウイング４３１が弾性変形される。トリガー４３４にはリリース部３２０に接触するトリガー傾斜部４３５が具備される。キャリア４２２が第１位置から第２位置に移動する中にトリガー傾斜部４３５がリリース部３２０に接することでキャリアウイング４３１がさらに円滑に弾性変形されるし、トリガー４３４がリリース部３２０に接する時発生する衝撃が低減され、リリース部３２０の加圧力がさらに円滑にトリガー４３４が伝達される。

【0071】

ラッチ部４３７はウイングボディー４３２から外側に突出する。ラッチ部４３７がウイングボディー４３２から突出した方向はトリガー４３４がウイングボディー４３２から突出した方向と同じである。ラッチ部４３７がウイングボディー４３２から突出した突出高さはトリガー４３４がウイングボディー４３２から突出した突出高さより低い。ラッチ部４３７はプランジャー４１０のディテント部４１４に係合することができる。ラッチ部４３７がディテント部４１４に係合した状態でキャリア４２２は弾性部材４８１を弾性変形させた状態を維持することができるし、ニードルリリースドライバー４８０の弾性力が作用する方向に動くことができない。

【0072】

ロッキングアーム４３９はキャリアボディー４２３の側部に弾性変形可能に具備される。ロッキングアーム４３９はキャリアボディー４２３の両側に一対が互いに向い合うように配置されてセンサーユニット１００のセンサーユニットハウジング１２０を分離可能に固定する。ロッキングアーム４３９にはセンサーユニットハウジング１２０に係合するロッキング突起４４０と、コラム部３１８の内壁３２３に接する突出部４４１が具備される。図７に示したように、キャリア４２２とセンサーユニット１００が第１位置に位置する時突出部４４１がコラム部３１８の内壁３２３に接することでロッキングアーム４３９がセンサーユニットハウジング１２０と係合する方向に偏向される。したがって、センサーユニット１００は第１位置でキャリア４２２に安定的に結合された状態を維持することができる。

【0073】

一方、センサーユニット１００とキャリア４２２がベースユニット２００側に移動してセンサーユニット１００がベースユニット２００と結合される時突出部４４１はベースユニット２００が収容されたリセス３１３と連結される空間に位置してコラム部３１８の内壁３２３から脱するようになる。したがって、センサーユニット１００がベースユニット２００と結合された状態でロッキングアーム４３９の固定力が弱くなる。そして、センサーユニット１００は接着レイヤー１５５によってベースユニット２００に固定されるので、キャリア４２２がニードルリリースドライバー４８０によって身体付着ユニット２０から遠くなる方向に引かれる時ロッキングアーム４３９はセンサーユニット１００で円滑にかみ合い解除されてセンサーユニット１００から分離される。

【0074】

キャリア４２２は図示された構成以外に、ニードル４５０と結合されてプランジャー４１０に相対移動可能に設置される多様な他の構成で変更される。例えば、図面には一対のキャリアウイング４３１がキャリアボディー４２３の両側に対称的に具備されることで示したが、キャリアウイング４３１の個数や形態は多様に変更可能である。また、キャリア４２２とニードル４５０の結合方式と、キャリア４２２とセンサーユニット１００の結合方式も多様に変更される。

【0075】

ニードル４５０はキャリア４２２に固定されてセンサーユニット１００に結合された状態で第１位置から第２位置に移動することができる。ニードル４５０は使用者の肌をくぐって使用者の肌の内に円滑に挿入されるように末端が尖ったような形状でなされる。ニードル４５０はセンサーユニット１００が第２位置に移動する時センサー１１０より先に使用者の肌を貫通して行ってセンサー１１０が安定的に肌に挿入されるようにする。ニードル４５０はセンサー１１０が使用者の肌に挿入した後には使用者の肌から分離する。

【0076】

リムービングユニット５００はセンサーユニット１００が第２位置に到逹してベースユニット２００に結合される前にセンサーユニット１００の保護シート１６０を接着レイヤー１５５から分離させるようにアプリケーターボディー３００に設置される。リムービングユニット５００は保護シート１６０と結合されるようにミドルフレーム３３０に移動可能に設置される移動部材５１０と、移動部材５１０に移動力を提供して移動部材５１０を移動させる移動部材ドライバー５２２を含む。

【0077】

移動部材５１０はミドルフレーム３３０のステージ３３３に線形移動するように配置される。移動部材５１０はセンサーユニット１００が第１位置から第２位置に移動する方向とおおよそ垂直で交差する方向に移動するように設置される。移動部材５１０は保護シート１６０と結合された状態で移動することで保護シート１６０を接着レイヤー１５５から分離されるように引き寄せることができる。具体的に、移動部材５１０は保護シート１６０が接着レイヤー１５５を覆った状態で保護シート１６０と結合される第３位置で保護シート１６０を接着レイヤー１５５から分離させる第４位置に移動することができる。また、移動部材５１０はプランジャー４１０を第１位置に固定するストッパと作用することができる。すなわち、移動部材５１０は第３位置から第１位置に位置したプランジャー４１０と接することでプランジャー４１０を第１位置に固定し、第４位置に移動する時プランジャー４１０が第２位置に移動するようにプランジャー４１０から脱する。

【0078】

移動部材５１０は移動部材ボディー５１１と、プランジャー４１０を支えるための下敷部５１８と、保護シート１６０と結合されるグリップ部５２０を含む。

【0079】

移動部材ボディー５１１には移動部材開口５１２と移動部材溝５１３が移動部材ボディー５１１を厚さ方向に貫通するように形成される。移動部材開口５１２は移動部材ボディー５１１の中間に形成され、移動部材溝５１３は移動部材ボディー５１１の両側に一対が配置される。移動部材溝５１３の内には移動部材ドライバー５２２と連結される固定突起５１４が具備される。ミドルフレーム３３０のステージ３３３と向い合う移動部材ボディー５１１の一面にはレール部５１５が具備される。レール部５１５はミドルフレーム３３０のガイドレール３３６とかみ合ってガイドレール３３６に沿ってスライディングされる。図面にはガイドレール３３６が溝形態でなされてレール部５１５がガイドレール３３６に挿入される形態でなされたもので示したが、ガイドレール３３６とレール部５１５は移動部材ボディー５１１をステージ３３３上で安定的に線形移動するようにガイドすることができる多様な他の形態で変更される。

【0080】

下敷部５１８は移動部材開口５１２の両側縁に一対が相互向い合うように配置される。下敷部５１８は移動部材ボディー５１１から突出してプランジャー４１０のプランジャー突起４１２を支えることができる。下敷部５１８の長さは移動部材ボディー５１１が第３位置から第４位置まで移動する距離より短い。移動部材５１０が第３位置に位置する時下敷部５１８はプランジャー４１０のプランジャー突起４１２を支えてプランジャー４１０を第１位置に固定することができる。そして、移動部材５１０が第４位置に移動する時下敷部５１８がプランジャー突起４１２から脱することでプランジャー４１０が第２位置に移動することができる。下敷部５１８は移動部材ボディー５１１から突出する形態以外にプランジャー突起４１２、またはプランジャー４１０の一部分を支えることができる多様な他の形態で変更される。

【0081】

グリップ部５２０は移動部材開口５１２の内に位置するように移動部材ボディー５１１に連結される。グリップ部５２０は一部分が保護シート１６０に設けられる溝に挿入されて保護シート１６０と結合される。移動部材５１０と保護シート１６０の結合方式はグリップ部５２０を利用する方式以外の多様な他の方式で変更される。例示的な他の実施例として、移動部材５１０は接着方式で保護シート１６０と結合されるか、または保護シート１６０の縁と係合する方式で保護シート１６０と結合される。

【0082】

移動部材ドライバー５２２は移動部材５１０を第３位置から第４位置に移動するように移動部材５１０に移動力を提供する。移動部材ドライバー５２２は移動部材５１０に対して第４位置に偏向される方向に弾性力を加える弾性部材５２３を含む。弾性部材５２３は移動部材５１０の移動部材溝５１３に挿入されて一端がミドルフレーム３３０の固定突起３３７に結合されて他端が移動部材５１０の固定突起５１４に結合される。移動部材ドライバー５２２はコイルスプリング形態の弾性部材５２３を含む構成以外に移動部材５１０に移動力を提供することができる多様な他の形態で変更される。

【0083】

図１１に示したように、移動部材５１０は第３位置でミドルフレーム３３０に具備されるストッパ３４１とかみ合って弾性部材５２３を弾性変形させた状態で固定される。ストッパ３４１はその一部分が移動部材５１０の移動部材開口５１２の内に挿入されて移動部材５１０と係合する。ストッパ３４１は作動部材３４５によってリリースされて移動部材５１０に対する拘束力が除去される。すなわち、図１２に示したように、使用者が作動部材３４５を押せば作動部材３４５がストッパ３４１を移動部材５１０からかみ合い解除されるように偏向させることができる。

【0084】

図１３及び図１４は移動部材５１０がストッパ３４１とかみ合って第３位置に固定された状態を示した図面である。この時、移動部材５１０はプランジャー４１０を支えてプランジャー４１０を第１位置に固定し、移動部材５１０と結合された保護シート１６０は接着レイヤー１５５を覆った状態を維持する。

【0085】

図１５及び図１６は、移動部材５１０がストッパ３４１とかみ合い解除された姿を示した図面である。この時、移動部材５１０は保護シート１６０をひいて第４位置に移動する。したがって、保護シート１６０が接着レイヤー１５５から分離され、プランジャー４１０は移動部材５１０から脱してプランジャードライバー４１８によって第２位置に移動することができる。

【0086】

プランジャー４１０のプランジャー突起４１２を支える下敷部５１８の長さを十分に長くすれば、移動部材５１０が保護シート１６０を接着レイヤー１５５で完全に分離させた後プランジャー４１０から脱することができる。この場合、センサーユニット１００が第１位置に位置した状態で保護シート１６０の分離動作が完了され、その後にセンサーユニット１００が第２位置に移動することができる。下敷部５１８の長さによって保護シート１６０の分離動作中にプランジャー４１０が第２位置に向けて移動する動作が開始されることも可能である。

【0087】

このように、移動部材５１０は保護シート１６０を分離する機能と、作動部材３４５と連携して挿入ユニット４００を作動させる機能を有する。このような機能以外に、移動部材５１０はベースユニット２００を固定するロッキングフック３２５を動かすことができる。このためにミドルフレーム３３０のステージ３３３と向い合う移動部材ボディー５１１の一面にはロッキングフック３２５と係合するガイド部５１６が具備される。

【0088】

ガイド部５１６はロッキングフック３２５のロード３２８末端が係合するように移動部材５１０の移動方向に対して傾くように配置される溝形態でなされる。ロード３２８の末端がガイド部５１６に係合するので、ロッキングフック３２５は移動部材５１０に連動して回転することができる。図１７に示したように、ロッキングフック３２５は移動部材５１０の位置によってフック部３２７がベースユニット２００と係合する方向に回転するか、またはフック部３２７がベースユニット２００から脱する方向に回転することができる。

【0089】

図１４及び図１８に示したように、移動部材５１０が第３位置に位置する時ガイド部５１６はロッキングフック３２５をフック部３２７がベースユニット２００と係合する方向に偏向させる。

【0090】

一方、図１６及び図１９に示したように、移動部材５１０が第４位置に移動すれば、ガイド部５１６はロッキングフック３２５をフック部３２７がベースユニット２００と係合解除する方向に回転させる。すなわち、移動部材５１０が第３位置から第４位置に移動する場合、ロッキングフック３２５のロード３２８がガイド部５１６によって移動部材５１０の移動部材開口５１２に近くなる方向に引かれるようになる。この時、ロッキングフック３２５はピボット部３２６を中心に回転することでフック部３２７がベースユニット２００からかみ合い解除されるように偏向される。

【0091】

このような移動部材５１０の作用でロッキングフック３２５は移動部材５１０が第３位置に位置する時ベースユニット２００と安定的に係合した状態を維持してベースユニット２００をアプリケーターボディー３００のリセス３１３から分離されないように固定することができる。そして、移動部材５１０が第４位置に移動する時ロッキングフック３２５はベースユニット２００でかみ合い解除されてベースユニット２００がアプリケーターボディー３００から分離されるようにする。したがって、センサーユニット１００がベースユニット２００と結合されて身体付着ユニット２０が組み立てされた後、身体付着ユニット２０は接着部２３０によって使用者の肌に付着された状態でアプリケーター３０と円滑に分離される。

【0092】

図面にはガイド部５１６が溝形態でなされたもので示したが、ガイド部はロッキングフック３２５とかみ合って移動部材５１０の移動によってロッキングフック３２５を偏向させることができる多様な他の形態で変更される。ガイド部の形態などによってロッキングフックもベースユニット２００に分離可能に係合することができる多様な他の構成で変更される。

【0093】

以下では図２０乃至図２５を参照して本発明の一実施例によるアプリケーター組立体１０の作用に対して説明する。

【0094】

図２０及び図２１を参照すれば、先ずベースユニット２００が接着部２３０を通じて使用者の肌に付着されるようにアプリケーター３０の底部３１２を使用者の肌に位置させる。作動部材３４５が操作される前にキャリア４２２に結合されたセンサーユニット１００は保護シート１６０が接着レイヤー１５５を覆った状態で第１位置に位置する。そして、移動部材５１０はストッパ３４１にかみ合って第３位置に位置する。

【0095】

以後、作動部材３４５を押せば移動部材５１０がストッパ３４１からかみ合い解除されて移動部材５１０が移動部材ドライバー５２２によって第４位置に移動するようになる。図２２及び図２３に示したように、移動部材５１０が第４位置に移動することで、保護シート１６０は移動部材５１０によって引かれて接着レイヤー１５５から分離される。そして、プランジャー４１０は移動部材５１０から脱してプランジャードライバー４１８によって第２位置に移動するようになる。この時、センサー１１０の挿入部１１６及びニードル４５０が使用者の肌に挿入し、保護シート１６０が分離されたセンサーユニット１００は接着レイヤー１５５によってベースユニット２００に付着されることで、身体付着ユニット２０が組み立てされる。

【0096】

プランジャー４１０が動いて挿入部１１６及びニードル４５０が使用者の肌に挿入される時、キャリア４２２のトリガー４３４がコラム部３１８のリリース部３２０に接するようになる。この時、キャリア４２２のキャリアウイング４３１が弾性変形されることで、キャリア４２２のラッチ部４３７がプランジャー４１０のディテント部４１４からかみ合い解除される。

【0097】

キャリア４２２がプランジャー４１０からかみ合い解除されれば、図２４及び図２５に示したように、キャリア４２２はニードルリリースドライバー４８０の弾性部材４８１によって使用者の肌から遠くなる方向に動くようになる。この時、ニードル４５０が使用者の肌からすり抜けて来て身体付着ユニット２０は接着部２３０によって使用者の肌に付着された状態を維持するようになる。

【0098】

センサーユニット１００がベースユニット２００と結合されて身体付着ユニット２０が組み立てされた状態でベースユニット２００と係合したロッキングフック３２５が移動部材５１０に連動して回転するようになる。すなわち、ロッキングフック３２５は移動部材５１０によってベースユニット２００と係合解除するように偏向される。したがって、身体付着ユニット２０は使用者の肌に付着された状態でアプリケーター３０と分離される。

【0099】

使用者の肌に付着されてアプリケーター３０と分離された身体付着ユニット２０は使用者の生体情報を測定し、測定情報を外部端末機５などに送信することができる。

【0100】

前述したように、本発明の一実施例によるアプリケーター組立体１０はセンサーユニット１００と組み立てされて身体付着ユニット２０を形成するベースユニット２００がアプリケーターボディー３００に設置されるロッキングフック３２５によってセンサーユニット１００と離隔されるようにアプリケーターボディー３００に安定的に結合された状態を維持することができる。そして、センサーユニット１００が動いてベースユニット２００と結合される過程でロッキングフック３２５がベースユニット２００でかみ合い解除されてベースユニット２００がアプリケーター３０から円滑に分離することができる。

【0101】

以上、本発明に対して望ましい例を挙げて説明したが、本発明の範囲が前で説明されて図示される形態で限定されるものではない。

【0102】

例えば、図面にはロッキングフック３２５を動かすための移動部材がセンサーユニットから保護シートを分離するためのリムービングユニットの構成要素であることで示したが、ロッキングフック３２５を動かすための移動部材はリムービングユニットと別に具備される構成要素であることができる。

【0103】

また、図面には移動部材がセンサーユニットの移動方向とおおよそ垂直で交差する方向に移動するように設置されることで示したが、移動部材は他の方向に移動するように設置される。

【0104】

また、図面には移動部材に移動力を提供する弾性部材が弾性変形された状態で移動部材の移動を拘束するストッパがミドルフレームに具備されることで示したが、ストッパの位置は多様に変更される。例示的な他の実施例として、ストッパはミドルフレーム以外にアプリケーターボディーの多様な位置に設置される。また、他の例示的な実施例としてストッパはアプリケーターボディーに係合するように移動部材が具備されて作動部材によってリリースされる。

【0105】

また、図面にはセンサーユニットがニードルと結合されたキャリアに分離可能に結合されて第１位置から第２位置に移動することで示したが、センサーユニットはプランジャーまたはプランジャーに具備される別途の部材に分離可能に結合されてプランジャーと共に移動することができる。

【0106】

また、例示的な他の実施例として、ベースユニットは単純にセンサーユニットを使用者の肌から分離されないように支持する構成を取ることができる。この場合、ベースユニットにはセンサーユニットが測定した生体情報を処理して外部端末機などに送信することができる別途の電子ユニットが分離可能に結合される。別途の電子ユニットはセンサーユニットがベースユニットに結合された後センサーユニットと電気的に連結されるようにベースユニットに結合される。

【0107】

以上、本発明を本発明の原理を例示するための望ましい実施例と関連して図示して説明したが、本発明はそのように図示されて説明されたとおりの構成及び作用に限定されるものではない。むしろ添付された請求範囲の思想及び範囲を逸脱することがなしに本発明に対する複数の変更及び修正が可能であることを当業者らはよく理解することができるであろう。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】

【図15】

【図16】

【図17】

【図18】

【図19】

【図20】

【図21】

【図22】

【図23】

【図24】

【図25】

【国際調査報告】