IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 上海映山環保科技有限公司の特許一覧

<>
  • 特表-趣味性のある健康櫛 図1
  • 特表-趣味性のある健康櫛 図2
  • 特表-趣味性のある健康櫛 図3
  • 特表-趣味性のある健康櫛 図4
  • 特表-趣味性のある健康櫛 図5
  • 特表-趣味性のある健康櫛 図6
  • 特表-趣味性のある健康櫛 図7
  • 特表-趣味性のある健康櫛 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-28
(54)【発明の名称】趣味性のある健康櫛
(51)【国際特許分類】
   A45D 24/32 20060101AFI20240621BHJP
   A45D 24/30 20060101ALI20240621BHJP
   A61H 15/00 20060101ALN20240621BHJP
【FI】
A45D24/32
A45D24/30
A61H15/00 320A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023581070
(86)(22)【出願日】2021-12-27
(85)【翻訳文提出日】2024-02-26
(86)【国際出願番号】 CN2021141506
(87)【国際公開番号】W WO2023273248
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】202110743849.8
(32)【優先日】2021-07-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524004744
【氏名又は名称】上海映山環保科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHANGHAI YINGSHAN ENVIRONMENTAL PROTECTION TECHNOLOGY CO., LTD
【住所又は居所原語表記】Room 619, No.280 Yunhe North Road, Nanqiao Town, Fengxian District, Shanghai 201499 China
(74)【代理人】
【識別番号】110002251
【氏名又は名称】弁理士法人眞久特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】江映萱
(72)【発明者】
【氏名】江明輝
【テーマコード(参考)】
4C100
【Fターム(参考)】
4C100BB01
4C100CA01
4C100DA01
(57)【要約】
【課題】本発明は趣味性のある健康櫛を提供するものである。
【解決手段】本発明の健康櫛は、日用品の技術分野に関し、櫛柄及び櫛座を含み、櫛座の内部に空洞が設けられ、櫛柄は櫛座の片側に取り付けられ、櫛座の下端に座板が設けられ、櫛座の頂端に頂板が設けられ、座板の頂板から離れた端に複数の櫛歯が設けられ、櫛歯には軸方向に沿って貫通する貫通孔が設けられ、座板には貫通孔に対応する開孔部が開けられ、櫛座の空洞内に押圧板が設けられ、押圧板にエジェクタピンが設けられ、エジェクタピンは座板の開孔部を貫通して櫛歯の貫通孔の内部に延び、押圧板と座板との間に第1のばねが取り付けられ、頂板の上端に第1の制限孔が設けられ、第1の制限孔と押圧板との間にボールが設けられ、第1のばねは、押圧板を押すことによってボールを第1の制限孔内に制限する。本発明の趣味性のある健康櫛は、ふけや油脂などの異物を整理する効果がより顕著であり、趣味性がより高く、使用者が持ち歩く良い習慣を養うことに役立ち、いつでも整理しやすく、より便利である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
櫛柄及び櫛座を含む、趣味性のある健康櫛であって、前記櫛座の内部に空洞が設けられ、前記櫛柄は前記櫛座の片側に取り付けられ、前記櫛座の下端に座板が設けられ、前記櫛座の頂端に頂板が設けられ、前記座板の前記頂板から離れた端に複数の櫛歯が設けられ、前記櫛歯には軸方向に沿って貫通する貫通孔が設けられ、前記座板には前記貫通孔に対応する開孔部が開けられ、前記櫛座の前記空洞内に押圧板が設けられ、前記押圧板にエジェクタピンが設けられ、前記エジェクトピンは前記座板の前記開孔部を貫通して前記櫛歯の前記貫通孔の内部に延び、前記押圧板と前記座板との間に第1のばねが取り付けられ、前記頂板の上端に第1の制限孔が設けられ、前記第1の制限孔と前記押圧板との間にボールが設けられ、前記第1のばねは、前記押圧板を押すことによって前記ボールを前記第1の制限孔内に制限することを特徴とする趣味性のある健康櫛。
【請求項2】
前記座板は前記櫛座に係着され、前記頂板と前記櫛座は一体構造であることを特徴とする請求項1に記載の趣味性のある健康櫛。
【請求項3】
前記頂板は前記櫛座に係着され、前記座板と前記櫛座は一体構造であることを特徴とする請求項1に記載の趣味性のある健康櫛。
【請求項4】
前記座板の下端に櫛カバーが取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の趣味性のある健康櫛。
【請求項5】
前記櫛カバーの前記櫛座から離れた端は外凸面であり、前記櫛カバー内には前記外凸面にシームレスに密着する第1の仕切り板が設けられ、前記第1の仕切り板と前記外凸面との間に収容室が形成され、前記第1の仕切り板の前記櫛座に近い端は凸面であり、前記第1の仕切り板の前記櫛座から離れた端には、前記第1の仕切り板を押して前記櫛カバーの開口部に向かって移動させる駆動装置が設けられることを特徴とする請求項4に記載の趣味性のある健康櫛。
【請求項6】
前記櫛カバーの前記櫛座から離れた端には外凸構造の第2の仕切り板が設置され、前記第2の仕切り板と前記櫛カバーとの間に収容室が形成され、前記第2の仕切り板の底部に第2の制限孔が設けられ、前記第2の制限孔に制限ボールが設けられ、前記第2の仕切り板の前記櫛座から離れた端には、前記制限ボールを押して前記櫛カバーの開口部に向かって移動させる駆動装置が設けられることを特徴とする請求項4に記載の趣味性のある健康櫛。
【請求項7】
前記駆動装置はプッシュロッドを含み、前記プッシュロッドは、前記第1の仕切り板又は前記制限ボールに接続され、前記櫛カバーの底部に取付座が設けられ、前記プッシュロッドは前記取付座及び前記櫛カバーの底部を貫通し、前記取付座内には前記プッシュロッドに嵌着された第2のばねが設けられ、前記第2のばねと前記櫛カバーの底部との間には、プッシュロッドに接続された押圧片が設けられ、前記プッシュロッドの前記櫛カバーの底部から延出した端にはボタンが取り付けられることを特徴とする請求項5又は6に記載の趣味性のある健康櫛。
【請求項8】
前記駆動装置はスクリューを含み、前記スクリューに制限溝が設けられ、前記第1の仕切り板又は前記制限ボールは接続部品を介して前記制限溝内に嵌着され、前記櫛カバーの底部にナットが設けられ、前記スクリューは前記ナットにねじ接続され、前記スクリューは前記櫛カバーの底部を貫通し、前記スクリューは、前記櫛カバーの底部の一端を貫通して回転キャップに接続されることを特徴とする請求項5又は6に記載の趣味性のある健康櫛。
【請求項9】
前記収容室の底部に注ぎ口が設けられることを特徴とする請求項5又は6に記載の趣味性のある健康櫛。
【請求項10】
前記櫛カバーの片側に前記櫛カバーの内部に連通する分岐管が設けられ、前記分岐管には外側に向かう2つの逆止弁が取り付けられ、2つの前記逆止弁の間の前記分岐管に切替口が設けられ、前記切替口は、ホースを介して吸引ボールに連通することを特徴とする請求項4に記載の趣味性のある健康櫛。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、日用品の技術分野に関し、特に趣味性のある健康櫛に関する。
【背景技術】
【0002】
櫛は、日常生活に欠かせない日用品として、日常生活において非常に重要な役割を果たしている。化粧をし、容貌を整える重要なツールとするだけでなく、髪の保護や脳の健康にも非常に顕著な効果を有する。
【0003】
人間の頭皮には、多くの血管、神経、皮脂腺、汗腺などが分布しており、髪を梳く時にふけや油垢を除去できるだけでなく、櫛歯が頭の上を往復して軽く引っ掻く時に神経末端を刺激することもでき、大脳皮質を通じて頭の神経を調節して頭の緊張状態を緩和し、血液循環を促進して毛嚢、皮脂腺、汗腺に十分な栄養を与える。
【0004】
既存の櫛は構造がシンプルであり、ふけや油脂を除去する面で効果が顕著ではなく、構造設計に趣味性がなく、使用者が持ち歩く良い習慣を養うことは困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記技術的問題を解決するために、趣味性のある健康櫛を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を実現するために、本発明に記載の趣味性のある健康櫛は、櫛柄及び櫛座を含み、櫛座の内部に空洞が設けられ、櫛柄は櫛座の片側に取り付けられ、櫛座の下端に座板が設けられ、櫛座の頂端に頂板が設けられ、座板の頂板から離れた端に複数の櫛歯が設けられ、櫛歯には軸方向に沿って貫通する貫通孔が設けられ、座板には貫通孔に対応する開孔部が開けられ、櫛座の空洞内に押圧板が設けられ、押圧板にエジェクタピンが設けられ、エジェクタピンは座板の開孔部を貫通して櫛歯の貫通孔の内部に延び、押圧板と座板との間に第1のばねが取り付けられ、頂板の上端に第1の制限孔が設けられ、第1の制限孔と押圧板との間にボールが設けられ、第1のばねは、押圧板を押すことによってボールを第1の制限孔内に制限する。
【0007】
本発明における櫛座の1つの実施形態として、座板は櫛座に係着され、頂板と櫛座は一体構造である。
【0008】
本発明における櫛座の別の実施形態として、頂板は櫛座に係着され、座板と櫛座は一体構造である。
【0009】
さらに、押圧板にはボールに対応する制限溝が設けられる。
【0010】
さらに、座板の下端に櫛カバーが取り付けられる。
【0011】
さらに、ボールの外表面には摩擦力を高めるテクスチャーが設けられる。ボールはエジェクタピンを駆動するボタンの役割を果たすと同時に、遊びにも用いることができ、趣味性を高める。また、ボールは複数設けられてもよく、複数のボールはマッサージに用いられてもよい。
【0012】
本発明における櫛カバーの第1の実施形態として、櫛カバーの櫛座から離れた端は外凸面であり、櫛カバー内には外凸面にシームレスに密着する第1の仕切り板が設けられ、第1の仕切り板と外凸面との間に収容室が形成され、第1の仕切り板の櫛座に近い端は凸面であり、第1の仕切り板の櫛座から離れた端には、第1の仕切り板を押して櫛カバーの開口部に向かって移動させる駆動装置が設けられる。
【0013】
本発明における櫛カバーの第2の実施形態として、櫛カバーの櫛座から離れた端には外凸構造の第2の仕切り板が設置され、第2の仕切り板と櫛カバーとの間に収容室が形成され、第2の仕切り板の底部に第2の制限孔が設けられ、第2の制限孔に制限ボールが設けられ、第2の仕切り板の櫛座から離れた端には、制限ボールを押して櫛カバーの開口部に向かって移動させる駆動装置が設けられる。
【0014】
駆動装置の第1の実施形態として、前記駆動装置はプッシュロッドを含み、前記プッシュロッドは、第1の仕切り板又は制限ボールに接続され、櫛カバーの底部に取付座が設けられ、プッシュロッドは取付座及び櫛カバーの底部を貫通し、取付座内にはプッシュロッドに嵌着された第2のばねが設けられ、第2のばねと櫛カバーの底部との間には、プッシュロッドに接続された押圧片が設けられ、プッシュロッドの櫛カバーの底部から延出した端には、ボタンが取り付けられる。
【0015】
駆動装置の第2の実施形態として、前記駆動装置はスクリューを含み、前記スクリューに制限溝が設けられ、第1の仕切り板又は制限ボールは、接続部品を介して制限溝内に嵌着され、櫛カバーの底部にナットが設けられ、スクリューはナットにねじ接続され、スクリューは櫛カバーの底部を貫通し、スクリューは櫛カバーの底部の一端を貫通して回転キャップに接続される。
【0016】
さらに、収容室の底部に注ぎ口が設けられる。
【0017】
説明すべきこととして、前記ボタン又は回転キャップは、櫛カバーの底部に埋め込んで取り付けることができ、突起部分を減少させ、より美観である。
【0018】
本発明における櫛カバーの第3の実施形態として、櫛カバーの片側には櫛カバーの内部に連通する分岐管が設けられ、分岐管には外側に向かう2つの逆止弁が取り付けられ、逆止弁の間の分岐管に切替口が設けられ、切替口は、ホースを介して吸引ボールに連通する。
【発明の効果】
【0019】
有益な効果:
本発明の趣味性のある健康櫛の櫛歯には貫通孔が設けられ、梳くことでふけや油脂などの異物を除去することができ、無孔構造に比べて効果がより顕著である。エジェクタピンは貫通孔内の異物を除去することができる。エジェクタピンの運動を駆動するボタンをボールに設計し、ボールは遊びに用いることができ、趣味性がより高く、使用者が持ち歩く良い習慣を養うことに役立ち、マッサージ機能も兼ね備える。特殊な構造のある櫛カバーは、整理された異物を収容することができ、いつでも整理しやすく、より便利である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】健康櫛の構造概略図である。
図2】第1の櫛座構造を備えた健康櫛の取付構造の概略図である。
図3】第2の櫛座構造を備えた健康櫛の取付構造の概略図である。
図4】第1の駆動方式を用いた第1の櫛カバーの構造概略図である。
図5】第1の駆動方式を用いた第2の櫛カバーの構造概略図である。
図6】第2の駆動方式を用いた第1の櫛カバーの構造概略図である。
図7】第2の駆動方式を用いた第2の櫛カバーの構造概略図である。
図8】第3の櫛カバーの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下、本発明の図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段を明確かつ完全に説明し、明らかに、説明された実施例は本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を要さずに取得した全ての他の実施例は、本発明の技術的範囲に属する。特に定義されない限り、本明細書で使用される技術的用語又は科学的用語は、当業者によって一般に理解される通常の意味を有するものとする。本明細書で使用された「含む」などの類似の語は、この語の前に現れる素子や物が、この語の後に列挙される素子や物、及びその均等物を含むことを意味するが、他の素子や物を排除するものではない。
【実施例
【0022】
実施例
従来技術に存在する問題に対して、本発明の実施例は、趣味性のある健康櫛を提供し、櫛柄1及び櫛座2を含み、櫛座2の内部に空洞が設けられ、櫛柄1は櫛座2の片側に取り付けられ、櫛座2の下端に座板3が設けられ、櫛座2の頂端に頂板4が設けられ、座板3の頂板4から離れた端には複数の櫛歯5が設けられ、櫛歯5には軸方向に沿って貫通する貫通孔が設けられ、座板3には貫通孔に対応する開孔部が開けられ、櫛座2の空洞内に押圧板6が設けられ、押圧板6にエジェクタピン7が設けられ、エジェクタピン7は座板3の開孔部を貫通して櫛歯5の貫通孔の内部に延び、押圧板6と座板3との間に第1のばね8が取り付けられ、頂板4の上端に第1の制限孔9が設けられ(すなわち、頂板4に第1の制限孔9が開けられ)、第1の制限孔9と押圧板6との間にボール10が設けられ、第1のばね8は、押圧板6を押すことによってボール10を第1の制限孔9内に制限する。
【0023】
図2に示すように、本発明における櫛座2の1つの実施形態として、座板3は櫛座2に係着され、頂板4と櫛座2は一体構造である。
【0024】
図3に示すように、本発明における櫛座2の別の実施形態として、頂板4は櫛座2に係着され、座板3と櫛座2は一体構造である。
【0025】
押圧板6にはボールに対応する制限溝11が設けられる。
【0026】
座板3の下端に櫛カバー12が取り付けられる。
【0027】
ボール10の外表面には摩擦力を高めるテクスチャーが設けられる。ボール10はエジェクタピン7を駆動するボタンの役割を果たすと同時に、遊びにも用いることができ、趣味性を高める。また、ボール10は複数設けられてもよく、複数のボールはマッサージに用いられてもよい。
【0028】
本発明における櫛カバー12の第1の実施形態として、櫛カバー12の櫛座2から離れた端は外凸面であり、櫛カバー12内には外凸面にシームレスに密着する第1の仕切り板13が設けられ、すなわち、第1仕切り板13の外輪は外凸面の内壁に密着し、第1の仕切り板13と外凸面との間に収容室が形成され、第1の仕切り板13の櫛座2に近い端は凸面であり、第1の仕切り板13の櫛座2から離れた端には、第1の仕切り板13を押して櫛カバー12の開口部に向かって移動させる駆動装置が設けられる。上記外凸面は、櫛カバー12の底端面であり、櫛カバー12の開口部に対向して設置される。
【0029】
本発明における櫛カバー12の第2の実施形態として、櫛カバー12の櫛座2から離れた端には、外凸構造の第2の仕切り板14が設置され、第2の仕切り板14と櫛カバー12との間に収容室が形成され、第2の仕切り板14の底部に第2の制限孔15が設けられ、第2の制限孔15に制限ボール16が設けられ、第2の仕切り板14の櫛座2から離れた端には、制限ボール16を押して櫛カバー12の開口部に向かって移動させる駆動装置が設けられる。
【0030】
図4又は図5に示すように、駆動装置の第1の実施形態として、前記駆動装置はプッシュロッド17を含み、前記プッシュロッド17は、第1の仕切り板13又は制限ボール16に接続され、櫛カバー12の底部に取付座18が設けられ、プッシュロッド17は、取付座18及び櫛カバー12の底部を貫通し、取付座18内にはプッシュロッド17に嵌着された第2のばね19が設けられ、第2のばね19と櫛カバー12の底部との間には、プッシュロッドに接続された押圧片20が設けられ、プッシュロッド17の櫛カバー12の底部から延出した端には、ボタン21が取り付けられる。
【0031】
図6又は図7に示すように、駆動装置の第2の実施形態として、前記駆動装置はスクリュー22を含み、前記スクリュー22に制限溝23が設けられ、第1の仕切り板13又は制限ボール16は、接続部品24を介して制限溝23内に嵌着され、櫛カバー12の底部にナット25が設けられ、スクリュー22はナット25にねじ接続され、スクリュー22は櫛カバー12の底部を貫通し、スクリュー22は櫛カバー12の底部の一端を貫通して回転キャップ26に接続される。
【0032】
収容室の底部に注ぎ口27が設けられる。
【0033】
説明すべきこととして、前記ボタン21又は回転キャップ26は、櫛カバー12の底部に埋め込んで取り付けることができ、突起部分を減少させ、より美観である。
【0034】
図8に示すように、本発明における櫛カバー12の第3の実施形態として、櫛カバー12の片側には、櫛カバー12の内部に連通する分岐管28が設けられ、分岐管28には外側に向かう2つの逆止弁29が取り付けられ(いずれかの逆止弁29は櫛カバー12内のガスを櫛カバー12の外部に排出するだけであり、逆方向に櫛カバー12内に入ることができない)、2つの逆止弁29の間の分岐管28に切替口30が設けられ、切替口30は、ホース31を介して吸引ボール32に連通する。
【0035】
本実施例では、ボール10を押圧して押圧板6を押すことで、エジェクタピン7を駆動して櫛歯5の貫通孔内のふけや油脂などの異物を除去し、第1のばね8の作用で、ボール10は反発する。ボール10は日常の遊びにも用いられてもよい。整理された異物は櫛カバー12に落下し、櫛カバー12内の異物はさらに整理される。
【0036】
櫛カバー12の第1の実施形態は、駆動装置によって第1の仕切り板13が開くように駆動するものである。整理された異物は、第1の仕切り板13と櫛カバー12によって形成された収容室に落下し、収容室内に蓄積された異物は、注ぎ口27によって処理することができる。
【0037】
櫛カバー12の第2の実施形態は、駆動装置によって制限ボール16が開くように駆動するものである。整理された異物は、内部の収容室に落下する。整理された異物は、第2の仕切り板14と櫛カバー12によって形成された収容室に落下し、収容室内に蓄積された異物は、注ぎ口27によって処理することができる。
【0038】
駆動装置には2つの構造があり、第1の構造は、押圧片20により第2のばね19を圧縮して、第1の仕切り板13又は制限ボール6を開く構造である。該装置は、自動的にリセットすることができる。第2の構造は、スクリュー22を回転させることで第1の仕切り板13又は制限ボール16を開き、スクリュー22を手動で回転させてリセットする必要がある構造である。
【0039】
櫛カバー12の第3の実施形態は、吸引ボール32と逆止弁29を組み合わせることにより、櫛カバー12をカバーした後、内部に密閉空間を形成することである。吸引ボール32は異物を右側の逆止弁29から吸引し、左側の逆止弁29から排出し、逆止弁を用いるため、異物が櫛カバー12に逆方向に戻ることはない。
【産業上の利用可能性】
【0040】
以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、これらの実施形態に対して様々な修正及び変更を行うことができることは当業者には明らかである。しかし、そのような修正及び変更は、添付の特許請求の範囲に記載される本発明の範囲及び趣旨に含まれることを理解されたい。さらに、本明細書に記載される本発明は、他の実施形態が可能であり、様々な方法で実施又は実現することができる。
【符号の説明】
【0041】
ここで、図面記号は以下のとおりである。1 櫛柄、2 櫛座、3 座板、4 頂板、5 櫛歯、6 押圧板、7 エジェクタピン、8 第1のばね、9 第1の制限孔、10 ボール、11 制限溝、12 櫛カバー、13 第1の仕切り板、14 第2の仕切り板、15 第2の制限孔、16 制限ボール、17 プッシュロッド、18 取付座、19 第2のばね、20 押圧片、21 ボタン、22 スクリュー、23 制限溝、24 接続部品、25 ナット、26 回転キャップ、27 注ぎ口、28 分岐管、29 逆止弁、30 切替口、31 ホース、32 吸引ボール。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】