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特表2024-523710プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不整列の治療に使用するためのマイクロカプセル
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  • 特表-プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不整列の治療に使用するためのマイクロカプセル 図1
  • 特表-プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不整列の治療に使用するためのマイクロカプセル 図2
  • 特表-プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不整列の治療に使用するためのマイクロカプセル 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-28
(54)【発明の名称】プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不整列の治療に使用するためのマイクロカプセル
(51)【国際特許分類】
   A61C 9/00 20060101AFI20240621BHJP
   A61C 19/05 20060101ALI20240621BHJP
【FI】
A61C9/00 Z
A61C19/05
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024500254
(86)(22)【出願日】2022-07-04
(85)【翻訳文提出日】2024-02-08
(86)【国際出願番号】 EP2022068431
(87)【国際公開番号】W WO2023280770
(87)【国際公開日】2023-01-12
(31)【優先権主張番号】21183816.4
(32)【優先日】2021-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515304558
【氏名又は名称】デンツプライ・シロナ・インコーポレイテッド
(71)【出願人】
【識別番号】519410367
【氏名又は名称】シロナ・デンタル・システムズ・ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ブランデス、クリストフ
(72)【発明者】
【氏名】ファン・ケンペン、ヨナタン・メルリン
【テーマコード(参考)】
4C052
【Fターム(参考)】
4C052NN07
4C052NN15
(57)【要約】
本発明は、プラスチックスプリント(5)又はアライナー(5)による歯の不正咬合/不整列の治療に使用するためのマイクロカプセル(1)に関し、マイクロカプセル(1)が、サイズが数μm、好ましくは0.5μm~200μmであり、プラスチック又はガラス又はセラミックで作製されたシェル(2)を有し、シェル(2)は、内部に液体(3)が充填されており、シェル(2)は、規定の力を受けると壊れて開き、液体(3)を放出し、これは、好ましくは、変色又はUV光による照明によって、光学的に検出され得ることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラスチックスプリント(5)又はアライナー(5)による歯の不正咬合の治療に使用するためのマイクロカプセル(1)であって、前記マイクロカプセル(1)が、数μm、好ましくは0.5μm~200μmのサイズを有し、プラスチック又はガラス又はセラミックで作製されたシェル(2)を有し、前記シェル(2)は、内部に液体(3)が充填されており、前記シェル(2)は、規定の力を受けると壊れて開き、前記液体(3)を放出し、これは、好ましくは、変色又はUV光による照明によって、光学的に検出され得ることを特徴とする、マイクロカプセル(1)。
【請求項2】
充填された前記液体(3)が、放出時に着色される/又は着色されるようになることを特徴とする、請求項1に記載のマイクロカプセル(1)。
【請求項3】
前記マイクロカプセル(1)が、放出時に異なる色を有する液体(3)を有し、異なる規定の力でそれぞれ壊れて開くことを特徴とする、請求項1又は2に記載のマイクロカプセル(1)、の組合せ。
【請求項4】
プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するためのスプレーであって、前記スプレーが、請求項1~3のいずれか一項に記載の一つのタイプのマイクロカプセル(1)を備えるか、又は異なるタイプのマイクロカプセル(1)の組合せを備えることを特徴とする、スプレー。
【請求項5】
プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するためのペーストであって、前記ペーストが、請求項1~3のいずれか一項に記載の1つのタイプのマイクロカプセル(1)を備えるか、又は異なるタイプのマイクロカプセル(1)の組合せを備えることを特徴とする、ペースト。
【請求項6】
プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するための箔であって、前記箔が、請求項1~3のいずれか一項に記載の1つのタイプのマイクロカプセル(1)を備えるか、又は異なるタイプのマイクロカプセル(1)の組合せを備えることを特徴とする、箔。
【請求項7】
前記フィルムが接着性であることを特徴とする、請求項6に記載のフィルム。
【請求項8】
プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するための粉末であって、前記粉末が、請求項1~3のいずれか一項に記載の1つのタイプのマイクロカプセル(1)又は異なるタイプのマイクロカプセル(1)の組合せを備えることを特徴とする、粉末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権出願EP21183816.4の内容全体が、PCTの規定の下で、この国際出願への参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、歯科矯正治療方法に関し、特に、プラスチックスプリント又はアライナー療法による不正咬合/不整列の治療に関する。
【背景技術】
【0003】
アライナー療法は、軽度から重度の歯の不整列のほとんど目に見えない治療のための歯科矯正治療方法であり、個々に製造された薄く透明なプラスチックスプリント(アライナー)の連続着用(sequence)で機能する。プラスチックスプリントは、熱成形箔の深絞りによって、又は3D印刷等の積層造形プロセスによって製造される。
【0004】
治療の成功のためには、アライナーが歯に十分に強い力を加えることが必要である。アライナーを装着している過程で、アライナーが製造されたプラスチック材料は変形する。その結果、歯に加えられる力が失われ、効果的な治療がもはや保証されなくなり得る。従って、歯科医は、治療が首尾よく継続され得るように、定期的に新しいアライナーを使用する。
【0005】
治療の有効性にとって、アライナーが、可能な限り使用期間にわたって一貫した品質であることが重要である。
【発明の概要】
【0006】
現在、本発明者らは、医師/患者が治療の有効性を容易に判断し、治療の進行を追跡し、例えば、新しいアライナーについての切り替え時期を判断し得る、いかなる先行技術も認識していない。
【0007】
本発明の目的は、治療の有効性が判断され得、治療の進行が観察され得るマイクロカプセルを提供することである。
【0008】
この目的は、請求項1に記載のマイクロカプセルによって達成されている。従属請求項の主題は、更なる展開及び好ましい実施形態に関する。
【0009】
本発明によるマイクロカプセルは、プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合/不整列の治療において使用され得る。マイクロカプセルは、サイズが数μm(好ましくは0.5μm~200μm)であり、プラスチック、ガラス又はセラミックで作製されたシェルを有する。シェルは、生体適合性液体で内部が充填されている。シェルは、規定の力を受けると破裂し(ruptures)、好ましくは、変色又はUV光によって、光学的に検出され得る液体が放出される。
【0010】
マイクロカプセルは、歯とアライナーの内側との間に適用される。マイクロカプセルは、好ましくは、様々な方法で、即ち、例えば、スプレー、ペースト、粉末、箔、又は接着箔として適用され得る。
【0011】
マイクロカプセルは、医師によってのみならず、患者によっても適用され得る。医師は、治療の有効性を判断し、治療の進行を追跡し得る。患者は、アライナーを交換すべきときを判断し、医師を訪問するか、又は使用説明書に従ってアライナーを交換し得る。
【0012】
本発明によれば、アライナーによって歯に必要最小限の力が加えられているかどうかを判断することが可能である。
【0013】
本発明によれば、アライナーを装着している過程において、歯にかかる力が、必要な限界値を下回るか、又は上回るかを決定することも可能である。力の決定は、非常に局所的に行われ得る。
【0014】
本発明によれば、医師/患者が、アライナーを交換する時期を、マイクロカプセルによって視覚的に示されるようにすることが更に可能になる。
【0015】
好ましくは、マイクロカプセルは、着色効果を生じさせるための着色液体で充填され、医師/患者に、それが壊れたときを可視化することを可能にする。マイクロカプセル内の着色剤(color)は、可視波長範囲において透明であり、マイクロカプセルが壊れた後にのみそれらの色相を獲得し得る。この場合の変色は、pHの変化又は染料の酸化から生じ得る。また、変色は、破裂に対する同じ又は異なる感度/力を有する、マイクロカプセル内の2つ以上の使用物質の反応によって可能になり得る。
【0016】
好ましくは、異なる色を有し、破裂に対する異なる感度/力をそれぞれ有する、異なるタイプのマイクロカプセルの組合せ又は混合物が使用されて、力の分解能(force resolution)を達成し、これを医師/患者に対して可視化し得る。これにより、より広範囲の力が決定され得る。
【0017】
以下の説明では、本発明は、図面を参照して例示的な実施形態によって、より詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は、本発明の一実施形態による、マイクロカプセルの概略断面図を示す。
図2図2は、内側にマイクロカプセルが適用されたアライナーの下からの概略図を示す。
図3図3は、内側にマイクロカプセルが適用されたアライナーの概略正面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図面に示される参照番号は、以下に列挙される要素を示し、これらの要素は、例示的な実施形態の以下の説明において参照される。
1. マイクロカプセル
2. シェル
3. 液体
4. 染料
5. アライナー/プラスチックスプリント
【0020】
図1は、一実施形態による、マイクロカプセル(1)を示す。本発明によれば、マイクロカプセル(1)は、プラスチックスプリント(5)又はアライナー(5)による歯の不正咬合又は不整列の治療において使用される。これらは、サイズが数μmであり、プラスチック又はガラス又はセラミックで作製されたシェル(2)をそれぞれ有する。シェル(2)は、内部に液体(3)が充填されている。更に、シェル(2)は、規定の力を受けると壊れて開き、好ましくは、変色又はUV光によって、光学的に検出され得る液体(3)が放出される。
【0021】
好ましい実施形態によれば、マイクロカプセル(1)は、放出時に着色されるか、又は着色されるようになる液体(3)で充填され得る。
【0022】
アライナー(5)をうまく適用するためには、それは、計画された治療に応じて、0.05N~5Nの力を歯に加えなければならない。これにより、歯とアライナー(5)との間に生じる圧縮応力X=0.01~1MPaがもたらされる。圧縮応力Xに感度が高いマイクロカプセル(1)が歯とアライナーとの間に適用された場合、液体の放出、好ましくは着色は、この力、従って、この応力に達したときに生じる。この力に達しない場合、液体(3)は放出されず、着色効果は生じない。
【0023】
好ましい実施形態によれば、異なるマイクロカプセル(1)が組み合わされる。意図されるマーキング及び着色に応じて、異なって充填された又は感度が異なるマイクロカプセル(1)が使用され得る。異なる染料(4)が異なる感度のマイクロカプセル(1)と共に使用され得、例えば、一緒に放出されると青色に変わる、黄色染料及び緑色染料である。従って、力の分解が達成され得る。
【0024】
これは、以下の例で説明される:
タイプAによるマイクロカプセル(1)は、0.5MPaで反応し、黄色に変わる
タイプBによるマイクロカプセル(1)は、1.0MPaで反応し、緑色に変わる
【0025】
0.5MPa未満の応力では、着色は生じない。0.5MPa~1.0MPaの応力では、黄色の着色が生じる。応力>1.0MPaでは、青色の着色が生じる(即ち、黄色+緑色)。更に広範囲の力の分解のために、3つ以上の異なるマイクロカプセル(1)もまた、組み合わされ得る。
【0026】
マイクロカプセル(1)の適用は、様々な方法で実施され得る。異なる実施形態によれば、マイクロカプセル(1)は、スプレー、ペースト、フィルム、好ましくは接着フィルム、又は粉末として提供される。スプレー、ペースト、箔及び粉末は、例えば、異なるタイプのマイクロカプセル(1)から、又は、代替として、1つのタイプのマイクロカプセル(1)のみから製造され得る。
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2024-03-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラスチックスプリント(5)又はアライナー(5)による歯の不正咬合の治療に使用するためのマイクロカプセル(1)であって、前記マイクロカプセル(1)が、数μm、好ましくは0.5μm~200μmのサイズを有し、プラスチック又はガラス又はセラミックで作製されたシェル(2)を有し、前記シェル(2)は、内部に液体(3)が充填されており、前記シェル(2)は、規定の力を受けると壊れて開き、前記液体(3)を放出し、これは、好ましくは、変色又はUV光による照明によって、光学的に検出され得ることを特徴とする、マイクロカプセル(1)。
【請求項2】
充填された前記液体(3)が、放出時に着色される/又は着色されるようになることを特徴とする、請求項1に記載のマイクロカプセル(1)。
【請求項3】
前記マイクロカプセル(1)が、放出時に異なる色を有する液体(3)を有し、異なる規定の力でそれぞれ壊れて開くことを特徴とする、請求項1又は2に記載のマイクロカプセル(1)の異なるタイプの組合せ
【請求項4】
プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するためのスプレーであって、前記スプレーが、請求項1又は2に記載のマイクロカプセル(1)の1つのタイプを備えることを特徴とする、スプレー。
【請求項5】
プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するためのスプレーであって、前記スプレーが、請求項3に記載のマイクロカプセル(1)の異なるタイプの組合せを備えることを特徴とする、スプレー。
【請求項6】
プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するためのペーストであって、前記ペーストが、請求項1又は2に記載のマイクロカプセル(1)の1つのタイプを備えることを特徴とする、ペースト。
【請求項7】
プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するためのペーストであって、前記ペーストが、請求項3に記載のマイクロカプセル(1)の異なるタイプの組合せを備えることを特徴とする、ペースト。
【請求項8】
プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するための箔であって、前記箔が、請求項1又は2に記載のマイクロカプセル(1)の1つのタイプを備えることを特徴とする、箔。
【請求項9】
プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するための箔であって、前記箔が、請求項3に記載のマイクロカプセル(1)の異なるタイプの組合せを備えることを特徴とする、箔。
【請求項10】
前記が接着性であることを特徴とする、請求項に記載の
【請求項11】
前記箔が接着性であることを特徴とする、請求項9に記載の箔。
【請求項12】
プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するための粉末であって、前記粉末が、請求項1又は2に記載のマイクロカプセル(1)の1つのタイプを備えることを特徴とする、粉末。
【請求項13】
プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するための粉末であって、前記粉末が、請求項3に記載のマイクロカプセル(1)の異なるタイプの組合せを備えることを特徴とする、粉末。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
マイクロカプセル(1)の適用は、様々な方法で実施され得る。異なる実施形態によれば、マイクロカプセル(1)は、スプレー、ペースト、フィルム、好ましくは接着フィルム、又は粉末として提供される。スプレー、ペースト、箔及び粉末は、例えば、異なるタイプのマイクロカプセル(1)から、又は、代替として、1つのタイプのマイクロカプセル(1)のみから製造され得る。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載の事項を、そのまま、付記しておく。
[1] プラスチックスプリント(5)又はアライナー(5)による歯の不正咬合の治療に使用するためのマイクロカプセル(1)であって、前記マイクロカプセル(1)が、数μm、好ましくは0.5μm~200μmのサイズを有し、プラスチック又はガラス又はセラミックで作製されたシェル(2)を有し、前記シェル(2)は、内部に液体(3)が充填されており、前記シェル(2)は、規定の力を受けると壊れて開き、前記液体(3)を放出し、これは、好ましくは、変色又はUV光による照明によって、光学的に検出され得ることを特徴とする、マイクロカプセル(1)。
[2] 充填された前記液体(3)が、放出時に着色される/又は着色されるようになることを特徴とする、[1]に記載のマイクロカプセル(1)。
[3] 前記マイクロカプセル(1)が、放出時に異なる色を有する液体(3)を有し、異なる規定の力でそれぞれ壊れて開くことを特徴とする、[1]又は[2]に記載のマイクロカプセル(1)、の組合せ。
[4] プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するためのスプレーであって、前記スプレーが、[1]~[3]のいずれか一項に記載の一つのタイプのマイクロカプセル(1)を備えるか、又は異なるタイプのマイクロカプセル(1)の組合せを備えることを特徴とする、スプレー。
[5] プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するためのペーストであって、前記ペーストが、[1]~[3]のいずれか一項に記載の1つのタイプのマイクロカプセル(1)を備えるか、又は異なるタイプのマイクロカプセル(1)の組合せを備えることを特徴とする、ペースト。
[6] プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するための箔であって、前記箔が、[1]~[3]のいずれか一項に記載の1つのタイプのマイクロカプセル(1)を備えるか、又は異なるタイプのマイクロカプセル(1)の組合せを備えることを特徴とする、箔。
[7] 前記フィルムが接着性であることを特徴とする、[6]に記載のフィルム。
[8] プラスチックスプリント又はアライナーによる歯の不正咬合の治療に使用するための粉末であって、前記粉末が、[1]~[3]のいずれか一項に記載の1つのタイプのマイクロカプセル(1)又は異なるタイプのマイクロカプセル(1)の組合せを備えることを特徴とする、粉末。
【国際調査報告】