IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヴァレオ ビジョンの特許一覧

特表2024-523780光モジュールで行われる光アニメーションのパワー制御
<>
  • 特表-光モジュールで行われる光アニメーションのパワー制御 図1
  • 特表-光モジュールで行われる光アニメーションのパワー制御 図2
  • 特表-光モジュールで行われる光アニメーションのパワー制御 図3
  • 特表-光モジュールで行われる光アニメーションのパワー制御 図4
  • 特表-光モジュールで行われる光アニメーションのパワー制御 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-02
(54)【発明の名称】光モジュールで行われる光アニメーションのパワー制御
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/165 20200101AFI20240625BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20240625BHJP
   H05B 45/50 20220101ALI20240625BHJP
【FI】
H05B47/165
F21V23/04 500
H05B45/50
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023569895
(86)(22)【出願日】2022-05-12
(85)【翻訳文提出日】2023-11-21
(86)【国際出願番号】 EP2022062986
(87)【国際公開番号】W WO2022238554
(87)【国際公開日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】2105029
(32)【優先日】2021-05-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】391011607
【氏名又は名称】ヴァレオ ビジョン
【氏名又は名称原語表記】VALEO VISION
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】ミゲル、アンヘル、カントゥード、フランコ
(72)【発明者】
【氏名】フアン、モリス、ゴメス
(72)【発明者】
【氏名】ヘスス、フラド、トルヒジョ
【テーマコード(参考)】
3K014
3K273
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K273PA07
3K273QA24
3K273TA15
3K273TA28
3K273UA21
3K273UA22
(57)【要約】
本発明は、光モジュール(110)上で光アニメーションを実行するシステムに関する。システムは、光パワー信号INP1から導かれる第1の信号と、アニメーションパワー信号から導かれる第2の信号を受信する。システムは、光モジュールを制御するマイクロプロセッサ(200)から構成され、第2の信号によって電力が供給される。記憶モジュール(220)は、マイクロプロセッサが第2の信号によって起動されたときの第1の信号の初期状態を記憶することができる。マイクロプロセッサは、起動後、第2の信号の初期状態と現在の状態に基づいて、実行すべき光アニメーションを決定する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光モジュール(100)上で少なくとも1つの光アニメーションを実行するためのシステムであって、前記システムは、前記光モジュールの光機能または信号機能に電力を供給する光パワー信号INP1から導かれる第1の信号と、前記光モジュールの光アニメーションに電力を供給するアニメーションパワー信号INP2から導かれる第2の信号とを受信するように構成され、
前前記システムは、記光モジュールを制御して少なくとも1つの光アニメーションを実行するために、光パワー制御信号LIGHT_Oを出力するように構成されたマイクロプロセッサ(200)を含むものにおいて、
前記マイクロプロセッサは、前記第2の信号によって電力が供給されるように構成され、
前記システムは、さらに、前記マイクロプロセッサが起動される時点における前記第1の信号の初期状態を記憶するように構成された記憶モジュール(220)を含み、
前記マイクロプロセッサは、さらに、起動期間の後、前記第1の信号の前記初期状態と前記第1の信号の現在の状態とに基づいて、実行される光アニメーションを決定し、それに応じて光パワー制御信号LIGHT_Oを制御するように構成される、システム。
【請求項2】
前記記憶モジュール(220)は、入力(302)と、クロック入力(303)と、出力(306)とを含むラッチ(301)を含み、前記入力は、前記第1の信号から導かれるものであり、前記クロック入力は前記第2の信号を受信し、前記第2の信号の立ち上がりエッジが検出されると、前記ラッチは、前記入力に基づいて前記出力を計算し、前記第2の信号の新たな立ち上がりエッジが前記クロック入力で検出されるまで前記出力を維持し、
前記出力は、前記第1の信号の前記初期状態を前記マイクロプロセッサ(200)に供給する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記記憶モジュール(220)は、さらに、前記ラッチ(301)の前記第1の入力に供給される前に前記第1の信号を遅延させるために配置されたブランキング回路(310)を含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記ブランキング回路は、1ミリ秒から5ミリ秒の間からなる継続時間から前記第1の信号を遅延させるように配置される、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記マイクロプロセッサ(200)は、
前記第2の信号の立ち下がりエッジで、
前記アニメーションが終了したとき、または、
前記アニメーションが終了した後、所定の期間が経過したときに、
停止するように構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記システムはさらに、第1の受信ステージを含み、前記受信ステージは、
前記光パワー信号INP1から第1の検出信号を導くために配置された第1の検出ステージを含む第1の受信モジュール(103)と、
前記アニメーションパワー信号INP2から第2の検出信号を導くために配置された第2の検出ステージを含む第2の受信モジュール(104)と、を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
前記第1の検出信号は、前記光パワー信号INP1から導かれた第1の信号であり、
前記第2の受信ステージ(103)は、前記第2の検出信号を入力アニメーション信号に変換するために配置された変換ステージをさらに含み、前記入力アニメーション信号は、前記マイクロプロセッサ(200)に電力を供給する前記第2の信号である、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記マイクロプロセッサ(200)は、少なくとも2つのアニメーションを実行するために前記光パワー制御信号を制御するように構成される、請求項1~7のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
前記マイクロプロセッサ(200)は、前記第1の信号の前記初期状態がlowであり、前記第1の信号の前記現在の状態がhighである場合に、ウェルカムアニメーションを実行するように構成される、請求項1~8のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項10】
前記マイクロプロセッサ(200)は、前記光パワー制御信号LIGHT_Oを、前記ウェルカムアニメーションを実行するための出力ランプとして制御するように構成される、請求項9に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光モジュールのパワー制御、特に車両の光モジュールのパワー制御の技術分野に関する。
【0002】
より具体的には、光アニメーションを行うための光モジュールのパワー制御に関する。
【背景技術】
【0003】
光アニメーションは、光モジュールの信号機能/光機能に加えて実行することができ、概して専用のマイクロプロセッサによって実行される。マイクロプロセッサは、実行されるアニメーションごとに入力線を取り付けることがあり、これが光システムを煩雑なものにしている。また、マイクロプロセッサは概して車両と同時に作動するため、マイクロプロセッサは光モジュールでアニメーションが実行されていない期間に作動する。
【0004】
そのため、マイクロプロセッサに接続される配線の数を制限し、またマイクロプロセッサの消費電力を抑えながら、光モジュールで光アニメーションを実行する必要がある。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、この状況を改善するものである。
【0006】
この目的のために、本発明の第1の態様は、光モジュール上で少なくとも1つの光アニメーションを実行するためのシステムに関し、システムは、光モジュールの光機能または信号機能に電力を供給する光パワー信号INP1から導かれる第1の信号と、光モジュールの光アニメーションに電力を供給するアニメーションパワー信号INP2から導かれる第2の信号とを受信するように構成され、システムは、少なくとも1つの光アニメーションを実行するように光モジュールを制御するための光パワー制御信号LIGHT_Oを出力するために用いられるマイクロプロセッサを含む。
【0007】
マイクロプロセッサは、第2の信号によって電力が供給されるように構成され、システムは、マイクロプロセッサが作動される時間における第1の信号の初期状態を記憶するように構成された記憶モジュールをさらに含み、マイクロプロセッサは、起動期間の後、第1の信号の初期状態および第1の信号の現在の状態に基づいて、実行される光アニメーションを決定し、それに応じて光パワー制御信号LIGHT_Oを制御するようにさらに構成される。
【0008】
したがって、マイクロプロセッサは、必要なとき、すなわち、アニメーションパワー信号から導かれる第2の信号を受信したときにのみ、有利に電源が投入される。これにより、消費電力が低減され、マイクロプロセッサの寿命を延ばすことができる。さらに、このことは、異なる瞬間の第1の信号の値のみに基づいて、複数のアニメーションを実行することを許容しながら行なわれる。これにより、照明システムに起因する輻輳が緩和される。したがって、第1の信号の初期状態を記憶することにより、以下のことが可能になる。
【0009】
・初期状態と現在の状態を考慮して、複数のアニメーションを実行すること。
【0010】
・必要なときだけ、マイクロプロセッサに電力を供給すること。
実際、マイクロプロセッサは概して、例えば20マイクロ秒など、起動に一定の時間を要する。その時間に初期状態が保存されていないと、初期状態が失われてしまうため、マイクロプロセッサはどのアニメーションを実行すべきかを判断できない。
【0011】
いくつかの実施形態によれば、記憶モジュールは、入力と、クロック入力と、出力とを含んだラッチを含むものであってもよく、入力は、第1の信号から導かれるものであってもよく、クロック入力は第2の信号を受信し、第2の信号の立ち上がりエッジが検出されると、ラッチは、入力に基づいて出力を計算し、第2の信号の新たな立ち上がりエッジがクロック入力で検出されるまで、当該出力を維持する。出力は、第1の信号の初期状態をマイクロプロセッサに供給する。
【0012】
これにより、第1の信号の初期状態を記憶することが可能になる。上述したように、必要なときだけマイクロプロセッサに電力を供給しながら、複数のアニメーションを実行することが可能になる。また、初期状態の記憶は、ラッチなどの簡単な電子部品で行うことができる。
【0013】
補完的に、記憶モジュールは、ラッチの第1の入力に供給される前に第1の信号を遅延させるために配置されたブランキング回路をさらに含むものであってもよい。
【0014】
遅延を導入することで、第1の信号を除去することができる。したがって、第1の信号の高速変動がラッチの入力に供給されることはない。ブランキング回路によって導入される遅延には制限はなく、例えば2ミリ秒など数ミリ秒であってもよい。これにより、記憶モジュールの精度を高めることができる。
【0015】
さらに補完的に、ブランキング回路は、1ミリ秒から5ミリ秒の間からなる継続時間から第1の信号を遅延させるように配置されるものであってもよい。
【0016】
これにより、マイクロプロセッサが起動するのに必要な時間よりも短い遅延を導入しながら、第1の信号を除去することができる。
【0017】
いくつかの実施形態によれば、マイクロプロセッサは以下において停止されるように構成されるものであってもよい。
【0018】
・第2の信号の立ち下がりエッジで、
【0019】
・アニメーションが終了したとき、または
【0020】
・アニメーションが終了した後、所定の期間が経過したとき。
【0021】
そのため、マイクロプロセッサの消費電力が最適化される。
【0022】
いくつかの実施形態によれば、システムは、以下を含む第1の受信ステージをさらに含むものであってもよい。
【0023】
・光パワー信号INP1から第1の検出信号を導くために配置された第1の検出ステージを含む第1の受信モジュール、
【0024】
・アニメーションパワー信号INP2から第2の検出信号を導くために配置された第2の検出ステージを含む第2の受信モジュール。
【0025】
そのため、電源回路から信号を導くために検出ステージが使用されるため、電源回路は変更されない。
【0026】
いくつかの実施形態によれば、第1の検出信号は、光パワー信号INP1から導かれた第1の信号であってもよく、第2の受信ステージは、第2の検出信号を入力アニメーション信号に変換するために配置された変換ステージをさらに含むものであってもよく、入力アニメーション信号は、マイクロプロセッサに電力を供給する第2の信号である。
【0027】
変換ステージは、例えば公称値約5ボルトなど、マイクロプロセッサに最適な入力信号を供給することができる。
【0028】
いくつかの実施形態によれば、マイクロプロセッサは、少なくとも2つのアニメーションを実行するために光パワー制御信号を制御するように構成されるものであってもよい。
【0029】
したがって、少なくとも2つのアニメーションが、第1の信号のみに基づいて、より正確には、異なる瞬間における第1の信号の値に基づいて実行される。これにより、光システムに関連する輻輳を緩和しながら、複数のアニメーションを実行することができる。
【0030】
いくつかの実施形態によれば、マイクロプロセッサは、第1の信号の初期状態がlowであり、第1の信号の現在の状態がhighである場合に、ウェルカムアニメーションを実行するように構成されるものであってもよい。
【0031】
これは、光モジュールの作動時にウェルカムアニメーションが実行されるので有利である。本発明によれば、マイクロプロセッサにも同時に電力が供給されるため、光システムの消費電力を低減することができる。
【0032】
いくつかの実施形態によれば、マイクロプロセッサは、光パワー制御信号LIGHT_Oを、ウェルカムアニメーションを実行するための出力ランプとして制御するように構成される。
【0033】
これにより、光モジュールの無効電力値から公称電力値への移行が可能になる。
【0034】
本発明の他の特徴および利点は、以下に詳述する説明および添付図面から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1図1は、本発明のいくつかの実施形態に係る、光モジュールに電力を供給するための電力供給システムの構造を示す。
【0036】
図2図2は、本発明のいくつかの実施形態に係る、光モジュール上で光アニメーションを実行するためのシステムを示す。
【0037】
図3図3は、本発明のいくつかの実施形態に係る、記憶モジュールの構造を示す。
【0038】
図4図4は、本発明のいくつかの実施形態に係るシステムによって処理される信号の、第1の状況における時間図である。
【0039】
図5図5は、本発明のいくつかの実施形態に係るシステムによって処理される信号の、第2の状況における時間図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
図1は、本発明のいくつかの実施形態に係る、光モジュール110に電力を供給するための電力供給システムを示す。
【0041】
光モジュール110は、車両に搭載するものであってもよい。
【0042】
光モジュール110は、車両の1つまたは複数の電源から発せられる2つの異なる入力信号によって電力を供給することができる。第1の入力信号は、特に光モジュールが光機能または信号機能を実行するときに光モジュール110に電力を供給するための光パワー信号である。第2の入力信号は、アニメーションが実行されるときに光モジュール110に電力を供給するためのアニメーションパワー信号である。
【0043】
「アニメーション」の意味するところに制限はない。アニメーションは、光モジュールの主な光機能または信号機能とは異なるあらゆる機能を包含する。例えば、第1のアニメーションシナリオは、光モジュール110が作動するときのウェルカムアニメーションであってもよく、第2のアニメーションシナリオは、光モジュールが停止するときのグッバイアニメーションであってもよい。これら2つのシナリオは、以下において説明のために使用される。本発明は、以下に説明しない他のアニメーションシナリオもカバーすることが理解されるであろう。
【0044】
光モジュール110は、テールライトモジュール、デイライトランタイムライト(DRL)モジュール、フロントフェイシアライティングモジュール、リアフェイシアライティングモジュール、または、光アニメーションを表示し、光機能を実行するように配置された任意のモジュールであってもよい。光モジュール110に対応する技術に制限はない。例えば、光モジュール110は、LED、レーザー、または外部ソースによって電力を供給される他の光技術に基づくものであってもよい。
【0045】
第1の保護回路101は、第1の入力信号と光モジュール110の間に実装される。第2の保護回路102は、第2の入力信号と光モジュール110の間に実装される。保護回路のアーキテクチャ、設計、使用技術に制限はない。本発明によれば、突入電流、過電圧、その他の電気的問題から光モジュール110を保護できる回路であれば、「保護回路」という表現に包含される。
【0046】
第1の保護回路101と第2の保護回路102は任意の構成要素である。
【0047】
電力供給システムはさらに、第1の受信モジュール103と第2の受信モジュール104を含む。
【0048】
第1の受信モジュール103は、第1の検出ステージと第1の変換ステージとを含むものであってもよい。第1の検出ステージは、第1の入力信号INP1から第1の検出信号LIGHT_DETを導くために用いられ、第1の変換ステージは、第1の検出信号LIGHT_DETを、後述するマイクロコントローラの入力として使用可能な光入力信号LIGHT_Sに変換するために用いられる。例えば、第1の入力信号INP1は、0ボルトと14ボルトの離散値を取るものであってもよい。第1の受信モジュール103は、0ボルトと5ボルトの離散値を取る光入力信号LIGHT_Sを生成するように構成されるものであってもよい。この例は、例示目的のみで開示される。
【0049】
第2の受信モジュール104は、第2の検出ステージと第2の変換ステージとを含むものであってもよい。第2の検出ステージは、第2の入力信号INP2から第2の検出信号ANIM_DETを導くために用いられ、第2の変換ステージは、第2の検出信号ANIM_DETを、後述するマイクロコントローラの入力として使用可能なアニメーション入力信号ANIM_Sに変換するために用いられる。例えば、第2の入力信号INP2は、0ボルトと14ボルトの離散値を取るものであってもよい。第2の受信モジュール104は、0ボルトと5ボルトの離散値を取るアニメーション入力信号ANIM_Sを生成するように構成されるものであってもよい。この例は、例示目的のみで開示される。
【0050】
第1および第2の受信モジュール103および104の設計およびアーキテクチャは特に制限されず、電子回路であってもよい。入力電力を出力部品に最適な電力に変換する方法は、当業者にとって周知である。
【0051】
図1の実施形態では、2つの電力入力信号INP1およびINP2が考慮されている。しかし、以下の説明から理解されるように、本発明はより多くの数の電力入力信号に適用される。以下では、ウェルカム光アニメーションとグッバイ光アニメーションを含む2つのアニメーションの文脈を考慮する。しかし、マイクロプロセッサが管理するアニメーションの数や種類に制限はない。本発明に係るシステムでは、特に、光モジュール110によって2つ以上の電力入力信号が受信された場合に、2つ以上のアニメーションを実行することができる。
【0052】
図2は、本発明のいくつかの実施形態に係る、少なくとも1つのアニメーションを実行するためのシステムを示す。
【0053】
システムは、マイクロコントローラ200などのプロセッサー200と、記憶モジュール220とを含む。
【0054】
記憶モジュール220は、第1の入力220.1および第2の入力220.2と、出力220.3とを含む。
【0055】
第1の入力220.1は、第1の検出信号LIGHT_DETまたは光入力信号LIGHT_Sを受信するものであってもよい。より一般的には、第1の入力端子220.1は、第1の入力信号INP1から導かれた信号、つまり光モジュール110の光パワー信号から導かれた信号を受信する。以下では、例示目的のみの開示として、第1の入力220.1が第1の検出信号LIGHT_DETを受信すると考える。
【0056】
記憶モジュール220の第2の入力220.2は、アニメーション入力信号ANIM_Sまたは第2の検出信号ANIM_DETを受信するものであってもよい。より一般的には、第2の入力220.2は、第2の入力信号INP2から導かれた信号、つまり光モジュール110のアニメーションパワー信号から導かれた信号を受信する。以下では、第2の入力220.2がアニメーション入力信号ANIM_Sを受信すると考える。
【0057】
記憶モジュール220は、第1の入力端子220.1上で受信された信号の初期状態、つまり光モジュール110の光パワー信号から導かれた信号の初期状態を記憶するように構成される。これを行うために、記憶モジュール220は、出力端子220.3上の出力LIGHT_Iを維持することができるものであってもよい。出力LIGHT_Iは、光モジュール110のパワー信号の初期状態を表すため、信号LIGHT_Sまたは信号LIGHT_DETの初期状態である。
【0058】
本発明によれば、「初期」という表現は、アニメーション入力信号ANIM_Sなど、第2の入力信号INP2から導かれる信号によってマイクロプロセッサに電力が供給される瞬間を指す。これが、アニメーション入力信号ANIM_Sが第2の入力端子220.2によって受信される理由であり、第1の入力端子220.1で受信された信号の初期状態を記憶するための時間基準を構成するからである。このことは、図3の説明からより理解されるであろう。
【0059】
マイクロコントローラ200は、第1のマイクロコントローラ入力端子210.1、第2のマイクロコントローラ入力端子210.2、第3のマイクロコントローラ入力端子210.3およびマイクロコントローラ出力端子210.4を含む。マイクロコントローラ200は、図2に図示されず、後述されない他のピンを含むものであってもよい。マイクロコントローラ200の端子の数に制限はない。
【0060】
第1のマイクロコントローラ入力端子210.1は、本発明に係るマイクロコントローラ220に電力を供給するアニメーション入力信号ANIM_Sを受信するように構成される。これは、アニメーション入力信号ANIM_Sが0Vのようなlow状態にあるとき、マイクロコントローラ220が非作動状態になることを意味し、これにより、マイクロコントローラ220の電力消費およびその寿命の消費を低減することができる。したがって、マイクロコントローラ220は、以下の説明からより理解されるように、必要なとき、即ち、アニメーションが光モジュール110で実行されるときにのみ作動される。
【0061】
しかしながら、必要に応じてマイクロコントローラ220を起動すると、マイクロコントローラ220の起動が瞬時に行われないという問題が生じる。実際、マイクロコントローラ220の起動時間は、例えば、10ミリ秒から30ミリ秒の間であり、例えば、20ミリ秒にほぼ等しい時間である。記憶モジュール220は、光入力信号LIGHT_Sの初期状態を、出力LIGHT_Iとして出力することによって、記憶することが可能となる。したがって、マイクロコントローラ220は、一旦起動すると、光入力信号LIGHT_Sの初期状態LIGHT_Iを決定するものであってもよく、また、現在の光入力信号LIGHT_Sと比較して、以下にさらに説明するように、光アニメーションをトリガとするか否かを決定するものであってもよい。
【0062】
第2のマイクロコントローラ入力端子210.2は、第1の入力INP1から導かれる光入力信号LIGHT_Sを受信するように構成される。
【0063】
第3のマイクロコントローラ入力端子210.3は、記憶モジュール220から発せられた出力LIGHT_Iを受信するように構成される。
【0064】
光入力信号LIGHT_Sおよび出力LIGHT_Iに基づいて、マイクロコントローラ220は、光モジュール110上で少なくとも1つの光アニメーションを実行するための光パワー制御信号LIGHT_Oを決定するように構成される。本発明のいくつかの実施形態によれば、マイクロコントローラ220は、光パワー制御信号LIGHT_Oを制御することによって、少なくとも2つのアニメーションを実行するように構成される。
【0065】
信号LIGHT_SおよびLIGHT_Iに基づいてLIGHT_Oを決定するために、マイクロコントローラ220は、例えば以下の真理値表のような真理値表を実行するように構成されるものであってもよい。
【0066】
・もし、TAIL_Iがlowで、TAIL_Sがlowの場合、例えばウェルカムアニメーションなどの第1の光アニメーションを実行するために、TAIL_Sが上昇するのを待つ。
【0067】
・もし、TAIL_Iがlowで、TAIL_Sがhighの場合、光パワー制御信号LIGHT_Oを制御して、第1の光アニメーションを実行する。
実際、TAIL_Iがlowであるということは、マイクロプロセッサが作動されるとき、光モジュール110が最初に停止されることを意味する。マイクロプロセッサ200は、一旦起動されると、TAIL_Sがlowからhighに遷移し、したがって、第1の光アニメーションの実行を決定することができる。
【0068】
・もし、TAIL_Iがhighで、TAIL_Sがhighの場合、例えばグッバイアニメーションなどの第2の光アニメーションを実行するために、TAIL_Sが下降するのを待つ。
【0069】
・もし、TAIL_Iがhighで、TAIL_Sがlowの場合、光パワー制御信号LIGHT_Oを制御して、第2の光アニメーションを実行する。実際、TAIL_Iがhighであるということは、マイクロプロセッサが作動されるとき、光モジュール110が最初に作動されることを意味する。マイクロプロセッサ200は、一旦起動されると、TAIL_Sがhighからlowに遷移し、したがって、第2の光アニメーションの実行を決定することができる。
【0070】
なお、上記の真理値表は例示目的でのみ開示されるものであり、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、入力信号が反転している場合、マイクロコントローラ220は、相補的な真理値表に基づいて構成されてもよい。また、2つ以上の入力信号が受信され、2つ以上のアニメーションシナリオが実行される場合、マイクロコントローラ220は、異なる真理値表に基づいて構成されてもよい。
【0071】
図3は、本発明のいくつかの実施形態に係る、記憶モジュール220の好ましい構造を示す。
【0072】
本発明に係る記憶モジュール220は、ラッチ、またはフリップフロップ301を含むものであってもよい。ラッチ301は、入力D302、クロック入力CLK303、接地ピン304、電源入力VCC305、および出力306を含むものであってもよい。ここで説明する例では、出力306は、さらに説明するように、入力Dが反転されることを意味するQバーである。しかし、出力306は、記憶モジュール220のアーキテクチャを適合させることによって、Qであってもよい。
【0073】
ラッチ301は、電源回路330を介して第2の検出信号ANIM_DETによって電力供給されるものであってもよい。あるいは、ラッチ301は、外部電源によって電力供給されるものであってもよい。電源回路330は、抵抗R3、ツェナーダイオードD1、およびコンデンサCsを含むものとして表されてきた。しかしながら、電源回路330の設計は、特に、ラッチ301の電力制約と利用可能な電源に基づいて、多種多様となる。
【0074】
上述したように、記憶モジュール220は、第1の検出信号LIGHT_DETおよびアニメーション入力信号ANIM_Sを入力として受け取るように構成されている。
【0075】
アニメーション入力信号ANIM_Sは、図3に示すように、クロック入力303に供給されるものであってもよい。
【0076】
本発明のいくつかの実施形態によれば、第1の検出信号LIGHT_DETは、ラッチ301の入力Dに供給される反転され遅延された信号LIGHT_DATAを得るために、ブランキング回路310によって遅延され、反転回路320によって反転されるものであってもよい。
【0077】
ブランキング回路310は、第1の検出信号LIGHT_DETをフィルタリングするために遅延を導入する。そのため、第1の検出信号LIGHT_DETの高速変動は入力Dに供給されない。ブランキング回路310によって導入される遅延に制限はなく、例えば2ミリ秒などの数ミリ秒であってもよい。これにより、記憶モジュール220の精度を高めることができる。
【0078】
ブランキング回路310は、抵抗R1、抵抗R2、コンデンサC1、およびトランジスタQ1を含むものとして示されている。しかしながら、遅延回路310の設計に制限はなく、異なる方法で配置された異なる構成要素を含むものであってもよい。
【0079】
反転回路320は、抵抗R3を含むものとして示されている。しかしながら、遅延回路310の設計に制限はなく、異なる方法で配置された異なる構成要素を含むものであってもよい。
【0080】
反転回路320およびブランキング回路310は、本発明によれば任意の構成要素であり、第1の検出信号LIGHT_DET、または光入力信号LIGHT_Sは、いくつかの実施形態によれば、入力D302に直接供給されるものであってもよい。
【0081】
ラッチ301は、出力LIGHT_Iを得るために以下のルールを適用するものであってもよい。
【0082】
・もし、入力CLKが立ち上がり、入力Dがhighの場合、Qバーはlowである。
【0083】
・もし、入力CLKが立ち上がり、入力Dがlowの場合、Qバーはhighである。
【0084】
上述したように、第1の検出信号が反転されない実施形態では、Qを出力として使用することができる。また、いくつかの実施形態によれば、CLKの立ち下がりエッジを立ち上がりエッジの代わりに使用することができる。
【0085】
したがって、出力LIGHT_Iは、アニメーション入力信号ANIM_Sが立ち上がる時刻、すなわちマイクロプロセッサ200が作動する時刻にラッチ301によって記憶されるため、第1の入力信号INP1から導かれる第1の検出信号LIGHT_DET、またはLIGHT_Sの初期状態を表す。
【0086】
記憶モジュール320、特にラッチ301によって実行される操作は、図4図5の説明からより理解されるであろう。
【0087】
図4は、本発明に係るシステムによって処理される異なる信号の、第1の状況における時間図である。
【0088】
時間図は、第1の状況における信号LIGHT_DET、ANIM_S、LIGHT_DATA、LIGHT_IおよびLIGHTを示す。LIGHTは、光モジュール110に電力を供給する信号であり、マイクロコントローラ200の第1の入力信号INP1または出力LIGHT_Oによって供給することができる。
【0089】
第1の状況では、第1の入力信号INP1と第2の入力信号INP2が同時に立ち上がる。これは、第1の検出信号LIGHT_DETがlow状態からhigh状態に立ち上がり、アニメーション入力信号ANIM_Sがlow状態からhigh状態に立ち上がることによって検出される。上述したように、アニメーション入力信号ANIM_Sはマイクロプロセッサ200に電力を供給し、したがって、マイクロプロセッサ200はアニメーション入力信号ANIM_Sの立ち上がりエッジで起動を開始する。
【0090】
上述したように、信号LIGHT_DATAは、遅延され反転された第1の検出信号LIGHT_DETに対応する。立ち上がりエッジの前に、LIGHT_DETはlowであったので、ブランキング回路310によって導入された遅延が終わるまで、LIGHT_DATAはhighのままである。
【0091】
上述したように、第1の瞬間400において、クロック入力303に供給されるアニメーション入力信号ANIM_Sの立ち上がりエッジのために、ラッチ301は、low状態であるLIGHT_DATAの逆数をコピーする。したがって、LIGHT_Iは、第1の瞬間400においてlow状態にあり、low状態に維持される。
【0092】
マイクロプロセッサ200が作動するには起動期間が必要であるため、第1の瞬間400では信号LIGHTはlowである。
【0093】
第2の瞬間401は、第1の瞬間400の後にブランキング回路310の遅延によって遅延される。したがって、第2の瞬間401において、信号LIGHT_DATAは、第1の検出信号LIGHT_DETの立ち上がりエッジのために下降する。これは、LIGHT_DATAは、遅延され反転された後の第1の検出信号LIGHT_DETに対応するからである。
【0094】
第3の瞬間402は、マイクロプロセッサ200が起動して作動される瞬間に対応する。したがって、マイクロプロセッサ200の起動期間は、第1の瞬間400と第3の瞬間402との間であり、前述したように20msに等しくすることができる。
【0095】
第3の瞬間402において、マイクロプロセッサ200は、初期状態LIGHT_Iと現在の第1の検出信号LIGHT_DETとを比較して、光パワー制御信号LIGHT_Oを決定する。上述の真理値表に基づいて、マイクロプロセッサ200は、第1のアニメーション、すなわちウェルカムアニメーションを実行することを決定する。そのために、光パワー制御信号LIGHT_Oを制御して、第1のアニメーションを実行する。図4に示す例では、信号LIGHTは、出力ランプである出力LIGHT_Oに基づいて制御される。
【0096】
第4の瞬間403において、出力ランプが最大電流値などの最大電力値に達した後、第1のアニメーションは終了する。第4の瞬間403の後、信号LIGHTは、第1の入力信号INP1に基づいて、その最大値を維持することができ、光モジュール101は、信号機能および/または光機能を実行することが可能である。
【0097】
第5の瞬間404において、第2の入力信号INP2、すなわちアニメーション入力信号ANIM_Sは、立ち下がり、low状態に達する。アニメーション入力信号ANIM_Sがマイクロプロセッサ404に電力を供給するため、マイクロプロセッサ200は、瞬間404で停止する。あるいは、以下の場合にマイクロプロセッサ404を停止することもできる。
【0098】
・第1のアニメーションが終了した、瞬間403において、または
【0099】
・瞬間403の後、所定の継続時間が経過したとき。
【0100】
光モジュール110は、マイクロプロセッサ200が停止された後も、第1の入力信号INP1によって最大電力値で電力が供給される。
【0101】
図5は、本発明に係るシステムによって処理される異なる信号の、第2の状況における時間図である。
【0102】
図5に係る時間図は、図4を参照して説明したものと同じ信号を示している。
【0103】
第2の状況では、第1の入力信号INP1、すなわち第1の検出信号LIGHT_DETは、第2の入力信号INP2、すなわちアニメーション入力信号が立ち上がるとき、すでにhighの状態にある。
【0104】
上述したように、アニメーション入力信号ANIM_Sはマイクロプロセッサ200に電力を供給し、したがって、マイクロプロセッサ200はアニメーション入力信号ANIM_Sの立ち上がりエッジで起動を開始する。
【0105】
上述したように、信号LIGHT_DATAは、遅延され反転された第1の検出信号LIGHT_DETに対応する。立ち上がりエッジの前に、第1の検出信号LIGHT_DETはhighであったので、LIGHT_DATAはlowである。
【0106】
第1の瞬間500において、クロック入力303に供給されるアニメーション入力信号ANIM_Sの立ち上がりエッジのために、ラッチ301は、high状態であるLIGHT_DATAの逆数をコピーする。したがって、LIGHT_Iは、第1の瞬間500においてhigh状態に上昇し、high状態に維持される。
【0107】
光パワー制御信号LIGHTは、第1の入力信号INP1から供給されるため、第1の瞬間500においてhighである。
【0108】
第2の瞬間501は、第1の瞬間500の後にブランキング回路310の遅延によって遅延される。したがって、第2の瞬間501では、第1の検出信号LIGHT_DETがhighのままであるため、信号LIGHT_DATAはlowのままである。これは、LIGHT_DATAは、遅延され反転された後の第1の検出信号LIGHT_DETに対応するからである。
【0109】
第3の瞬間502は、マイクロプロセッサ200が起動して作動される瞬間に対応する。したがって、マイクロプロセッサ200の起動期間は、第1の瞬間500と第3の瞬間502との間であり、前述したように20msに等しくすることができる。
【0110】
第3の瞬間502において、マイクロプロセッサ200は、初期状態LIGHT_Iと現在の第1の検出信号LIGHT_DETとを比較して、光パワー制御信号LIGHT_Oを決定する。上述した真理値表に基づいて、マイクロプロセッサは、第1の検出信号LIGHT_DETが降下して第2のアニメーション、すなわち、グッバイアニメーションが実行されるまで待機することを決定する。
【0111】
したがって、出力LIGHT_Oはlowであり、信号LIGHTは変更されない。
【0112】
第4の瞬間503において、第2の入力信号INP2、すなわちアニメーション入力信号ANIM_Sは、立ち下がり、low状態に達する。アニメーション入力信号ANIM_Sがマイクロプロセッサ404に電力を供給するため、マイクロプロセッサ200は、瞬間404で停止する。
【0113】
本発明は、例示として上述した実施形態に限定されるものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2024-02-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光モジュール(100)上で少なくとも1つの光アニメーションを実行するためのシステムであって、前記システムは、前記光モジュールの光機能または信号機能に電力を供給する光パワー信号INP1から導かれる第1の信号と、前記光モジュールの光アニメーションに電力を供給するアニメーションパワー信号INP2から導かれる第2の信号とを受信するように構成され、
前前記システムは、記光モジュールを制御して少なくとも1つの光アニメーションを実行するために、光パワー制御信号LIGHT_Oを出力するように構成されたマイクロプロセッサ(200)を含むものにおいて、
前記マイクロプロセッサは、前記第2の信号によって電力が供給されるように構成され、
前記システムは、さらに、前記マイクロプロセッサが起動される時点における前記第1の信号の初期状態を記憶するように構成された記憶モジュール(220)を含み、
前記マイクロプロセッサは、さらに、起動期間の後、前記第1の信号の前記初期状態と前記第1の信号の現在の状態とに基づいて、実行される光アニメーションを決定し、それに応じて光パワー制御信号LIGHT_Oを制御するように構成される、システム。
【請求項2】
前記記憶モジュール(220)は、入力(302)と、クロック入力(303)と、出力(306)とを含むラッチ(301)を含み、前記入力は、前記第1の信号から導かれるものであり、前記クロック入力は前記第2の信号を受信し、前記第2の信号の立ち上がりエッジが検出されると、前記ラッチは、前記入力に基づいて前記出力を計算し、前記第2の信号の新たな立ち上がりエッジが前記クロック入力で検出されるまで前記出力を維持し、
前記出力は、前記第1の信号の前記初期状態を前記マイクロプロセッサ(200)に供給する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記記憶モジュール(220)は、さらに、前記ラッチ(301)の前記第1の入力に供給される前に前記第1の信号を遅延させるために配置されたブランキング回路(310)を含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記ブランキング回路は、1ミリ秒から5ミリ秒の間からなる継続時間から前記第1の信号を遅延させるように配置される、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記マイクロプロセッサ(200)は、
前記第2の信号の立ち下がりエッジで、
前記アニメーションが終了したとき、または、
前記アニメーションが終了した後、所定の期間が経過したときに、
停止するように構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記システムはさらに、第1の受信ステージを含み、前記受信ステージは、
前記光パワー信号INP1から第1の検出信号を導くために配置された第1の検出ステージを含む第1の受信モジュール(103)と、
前記アニメーションパワー信号INP2から第2の検出信号を導くために配置された第2の検出ステージを含む第2の受信モジュール(104)と、を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
前記第1の検出信号は、前記光パワー信号INP1から導かれた第1の信号であり、
前記第2の受信ステージ(103)は、前記第2の検出信号を入力アニメーション信号に変換するために配置された変換ステージをさらに含み、前記入力アニメーション信号は、前記マイクロプロセッサ(200)に電力を供給する前記第2の信号である、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記マイクロプロセッサ(200)は、少なくとも2つのアニメーションを実行するために前記光パワー制御信号を制御するように構成される、請求項1~4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
前記マイクロプロセッサ(200)は、前記第1の信号の前記初期状態がlowであり、前記第1の信号の前記現在の状態がhighである場合に、ウェルカムアニメーションを実行するように構成される、請求項1~4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項10】
前記マイクロプロセッサ(200)は、前記光パワー制御信号LIGHT_Oを、前記ウェルカムアニメーションを実行するための出力ランプとして制御するように構成される、請求項9に記載のシステム。
【国際調査報告】