(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-02
(54)【発明の名称】動画の生成方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06T 7/60 20170101AFI20240625BHJP
H04N 23/60 20230101ALI20240625BHJP
【FI】
G06T7/60 300
H04N23/60 500
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023571856
(86)(22)【出願日】2022-05-20
(85)【翻訳文提出日】2023-11-20
(86)【国際出願番号】 CN2022094023
(87)【国際公開番号】W WO2022242735
(87)【国際公開日】2022-11-24
(31)【優先権主張番号】202110558793.9
(32)【優先日】2021-05-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,シュポン
【テーマコード(参考)】
5C122
5L096
【Fターム(参考)】
5C122DA03
5C122DA09
5C122EA42
5C122FH14
5C122FH22
5C122FK34
5C122FL03
5C122FL08
5C122GA01
5C122GC14
5C122HA13
5C122HA35
5C122HB01
5C122HB05
5L096BA08
5L096BA18
5L096CA02
5L096DA01
5L096DA02
5L096FA70
5L096HA02
5L096HA09
(57)【要約】
本開示の実施例は、動画の生成方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。該方法は、カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示することと、前記目標画面に要素識別情報が存在することに応答して、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であってエフェクト及び動画テンプレートのうちの少なくとも1つを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することと、前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けたことに応答して、前記目標動画要素のプレビューを表示することと、動画生成操作を受け付けたことに応答して、前記目標動画要素を採用して動画を生成することとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示することと、
前記目標画面に要素識別情報が存在することに応答して、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であって撮影道具及び動画テンプレートのうちの少なくとも1つを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することと、
前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けたことに応答して、前記目標動画要素のプレビューを表示することと、
動画生成操作を受け付けたことに応答して、前記目標動画要素を採用して動画を生成することとを含む、動画の生成方法。
【請求項2】
前記要素識別情報は、図形コードであり、前記撮影画面を表示することの後に、さらに、
予め設定された図形コード識別アルゴリズムを採用して、前記目標画面に図形コードが存在するか否かを識別することと、
前記目標画面に図形コードが存在することに応答して、前記撮影画面に図形コード提示情報を表示し、前記図形コードの図形コード情報を取得することと、を含み、
前記目標画面に要素識別情報が存在することに応答して、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することは、
前記図形コード情報に基づいて、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定されたことに応答して、前記図形コードに対応する目標対象を、目標動画要素として、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記図形コード情報に要素種別識別が含まれていることに応答して、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定することをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することの前に、さらに、
前記図形コード情報に含まれる対象識別情報を取得し、前記対象識別情報を前記目標動画要素の目標識別情報とすることと、
前記目標識別情報を含む情報取得要求を生成して、前記情報取得要求をサーバに送信することと、
前記サーバが前記情報取得要求に基づいて返信した前記目標動画要素の要素情報を受信することとを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記撮影画面を表示することの後に、さらに、
前記カメラがプレビュー状態にあると決定する操作と、
前記カメラがバックカメラであると決定する操作とのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記目標動画要素のプレビューを表示することの前に、さらに、
前記目標動画要素が未ダウンロード状態であることに応答して、前記目標動画要素をダウンロードし、ダウンロード提示を行うことを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示するように配置された画面表示モジュールと、
前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であって撮影道具及び動画テンプレートのうちの少なくとも1つを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示するように配置された情報表示モジュールと、
前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示するように配置されたプレビュー表示モジュールと、
動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成するように配置された動画生成モジュールとを含む、動画の生成装置。
【請求項8】
前記撮影画面を表示することの後に、前記カメラがプレビュー状態にあると決定する操作と、前記カメラがバックカメラであると決定する操作とのうちの少なくとも1つを実行するように配置されたカメラ決定モジュールをさらに含む、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように配置されたメモリと、を含み、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項1~6のいずれか1項に記載の動画の生成方法を実現させる、電子機器。
【請求項10】
プロセッサによって実行されると、請求項1~6のいずれか1項に記載の動画の生成方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2021年5月21日に中国特許局に提出された、出願番号が202110558793.9である中国特許出願の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、本出願に参照として取り込まれる。
【0002】
本開示の実施例は、コンピュータ技術分野に関し、例えば、動画の生成方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在では、ユーザは、コードをスキャンすることにより、速やかに連絡先を追加したり、入金や出金を行ったり、撮影道具を識別したりすることができる。例えば、ユーザは、スキャンすることにより、端末機器にスキャン画面を表示させコードをスキャンして撮影道具を識別するように指示し、該撮影道具をトリガすることにより撮影画面に入り、該撮影道具を採用して動画を撮影することができる。
【0004】
しかし、関連技術における、コードをスキャンして撮影道具を識別し撮影する方式では、操作が煩雑であり、時間がかかり、ユーザが速やかに動画を撮影するのに不利である。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施例は、撮影画面でコードをスキャンして撮影道具を識別し撮影することを実現し、コードをスキャンして撮影道具を識別し動画を撮影する際に要する操作を簡略化する動画の生成方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【0006】
第一の側面によれば、本開示の実施例は、
カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示することと、
前記目標画面に要素識別情報が存在することに応答して、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であって撮影道具及び動画テンプレートのうちの少なくとも1つを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することと、
前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けたことに応答して、前記目標動画要素のプレビューを表示することと、
動画生成操作を受け付けたことに応答して、前記目標動画要素を採用して動画を生成することとを含む、動画の生成方法を提供する。
【0007】
第二の側面によれば、本開示の実施例は、
カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示するように配置された画面表示モジュールと、
前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であって撮影道具及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示するように配置された情報表示モジュールと、
前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示するように配置されたプレビュー表示モジュールと、
動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成するように配置された動画生成モジュールとを含む、動画の生成装置をさらに提供する。
【0008】
第三の側面によれば、本開示の実施例は、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように配置されたメモリと、を含み、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに本開示の実施例に記載の動画の生成方法を実現させる、電子機器をさらに提供する。
【0009】
第四の側面によれば、本開示の実施例は、プロセッサによって実行されると本開示の実施例に記載の動画の生成方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
全ての添付図面において、同一又は類似する要素を同一又は類似する符号で示している。添付図面は概略的なものであり、原本及び要素は必ずしも縮尺通りに描かれていないことを理解されたい。
【0011】
【
図1】本開示の実施例による動画の生成方法の流れを示す概略図である。
【
図2】本開示の実施例による要素ウィンドウを示す概略図である。
【
図3】本開示の実施例によるダウンロード提示方式を示す概略図である。
【
図4】本開示の実施例による別の動画の生成方法の流れを示す概略図である。
【
図5】本開示の実施例による図形コード提示情報を示す概略図である。
【
図6】本開示の実施例による動画の生成装置の構成を示すブロック図である。
【
図7】本開示の実施例による電子機器の構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下は、添付図面を参照しながら、本開示の実施例をより詳細に記述する。
【0013】
本開示の方法の実施形態に記載された各ステップは、異なる順序で実行されてもよく、且つ/又は並行して実行されてもよいことを理解されたい。さらに、方法の実施形態は、追加のステップを含んでもよく、且つ/又は示されたステップの実行を省略してもよい。本開示の範囲はこの点において制限されない。
【0014】
本明細書で使用される「含む」という用語及びその変形は、開放式包括であり、即ち、「を含むが、それらに限らない」を意味する。「基づいて」という用語は、「少なくとも部分的に基づいて」を意味する。「一実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を意味し、「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を意味し、「いくつかの実施例」という用語は、「少なくともいくつかの実施例」を意味する。他の用語の関連定義は、以下の説明において与えられる。
【0015】
なお、本開示で記載された「第1の」、「第2の」などの概念は、単に異なる装置、モジュール、又はユニットを区別するためのものであり、これらの装置、モジュール、又はユニットによって実行される機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものではない。
【0016】
なお、本開示で記載された「1つ」、「複数」の修飾は、概略的なものであり、制限性のあるものではない。特別な説明がない限り、「少なくとも1つ」と理解されるべきであることが当業者に自明である。
【0017】
本開示の実施形態における複数の装置間でやりとりされるメッセージ又は情報の名称は、説明的なものに過ぎず、これらメッセージ又は情報の範囲を制限するものではない。
【0018】
図1は、本開示の実施例による動画の生成方法の流れを示す概略図である。該方法は、動画の生成装置によって実行されてもよい。ここで、該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現されてもよく、電子機器に配置されてもよく、典型的には、携帯電話又はタブレットに配置されてもよい。本開示の実施例による動画の生成方法は、コードをスキャンして動画要素を識別し該動画要素を使用して動画を生成するシナリオに適用される。
図1に示すように、本実施例による動画の生成方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0019】
S101:カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示する。
【0020】
ここで、撮影画面は、動画及び/又は写真を撮影するための画面であってもよく、ユーザが実行した、撮影画面を表示する相応なトリガ操作に応答して表示され得る。目標画面は、現在オンされているカメラ(例えば、フロントカメラ又はバックカメラなど)によって撮影された画面であってもよい。
【0021】
例示的に、電子機器が撮影画面以外の他の画面を表示するとき、ユーザが撮影を行いたい場合、電子機器に撮影画面を表示させるように指示するための相応のトリガ操作を実行し、例えば、該他の画面に表示された撮影コントロールをトリガしてもよい。それに応じて、電子機器は、ユーザが実行した撮影画面を表示させるためのトリガ操作を検出すると、現在の表示画面を該他の画面から撮影画面に切り替え、カメラを起動し、撮影画面にカメラが撮影した目標画面を表示し、ユーザが実行したカメラを切り替えるトリガ操作に応じて、現在オンされているカメラを切り替えてもよい。例えば、カメラを切り替えるトリガ操作を受け付けると、現在オンされているフロントカメラ(又はバックカメラ)をバックカメラ(又はフロントカメラ)に切り替える。
【0022】
S102:前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であって撮影道具及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示する。
【0023】
本実施例では、撮影画面を表示する際に、要素識別情報の識別を行い、要素識別情報が識別された場合、識別された要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を撮影画面に直接表示して、目標動画要素が識別されたことをユーザに提示することができ、他の画面(例えば、スキャン画面)において要素識別情報を識別して撮影画面に切り替えて目標動画要素を使用する必要がない。それにより、コードをスキャンして動画要素を識別して使用するために要する操作を簡略化し、ユーザ体験を向上させることができる。
【0024】
ここで、要素識別情報は、動画要素の識別情報、例えば、動画要素の図形コードなどの画像類の識別情報であってもよい。それに応じて、目標動画要素は、目標画面における要素識別情報が属する動画要素であってもよい。該動画要素は、撮影道具及び/又は動画テンプレートを含んでもよい。撮影道具は、その動画効果を含む動画を撮影するために使用され得る。動画テンプレートは、ユーザが選択した動画素材(例えば、動画及び/又は写真)を採用してその動画効果を含む動画を生成するために使用され得る。目標動画要素の要素情報は、目標動画要素の要素アイコン及び/又は要素名称などの情報を含んでもよい。
【0025】
例示的に、撮影画面を表示するとき、カメラが撮影した目標画面をリアルタイム又は周期的に(例えば、1秒おきに)取得してもよい。例えば、撮影画面に表示された目標画面をリアルタイム又は周期的に取得し、該目標画面にいずれか1つの動画要素に対応する要素識別情報が含まれるか否かを判断し、該目標画面にいずれか1つの動画要素に対応する要素識別情報が含まれる場合、該動画要素(即ち、目標動画要素)の要素情報を取得し、撮影画面に該要素情報を表示する。例えば、撮影画面に該動画要素の要素ウィンドウ20を表示し、該要素ウィンドウ20に該要素情報を表示し、
図2に示すように(図中、目標撮影要素が撮影道具である場合を例にする)、戻って、現在の条件が予め設定された終了条件を満たすまで、カメラが撮影した目標画面をリアルタイム又は周期的に取得する操作を実行する。該目標画面にいずれか1つの動画要素に対応する要素識別情報が含まれていない場合、戻って、現在の条件が予め設定された終了条件を満たすまで、カメラが撮影した目標画面をリアルタイム又は周期的に取得する操作を実行する。ここで、該予め設定された終了条件を、カメラが撮影した目標画面をリアルタイム又は周期的に取得することを停止して画面に要素識別情報が含まれるか否かを判断する条件として捉えることができ、必要に応じて設定してもよい。例えば、該予め設定された終了条件は、現在表示画面が撮影画面から他の画面に切り替わること、現在オンされているカメラがバックカメラからフロントカメラに切り替わること、及び/又は、カメラの状態がプレビュー状態から撮影状態に切り替わることなどであってもよい。
【0026】
理解できるように、目標画面に複数の要素識別情報が存在する場合、電子機器は、目標画面における各要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報をユーザに提示して順に展示し、又は、目標画面における複数の要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を撮影画面に直接展示してもよい。また、存在する複数の要素識別情報の中から予め設定された数(例えば、1つ又は複数)の要素識別情報を選択するようにユーザに提示し、ユーザによる選択が完了した後、ユーザにより選択された要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を撮影画面に展示してもよい。必要に応じて柔軟に設定することができ、本実施例はこれについて制限を加えない。
【0027】
一実施形態では、前述した撮影画面を表示した後、前記カメラがプレビュー状態にあると決定すること、及び/又は前記カメラがバックカメラであると決定することをさらに含む。
【0028】
カメラが撮影状態にある場合、ユーザが動画を撮影したい可能性が高く、オンされたカメラがフロントカメラである場合、ユーザが自撮りを行いたい可能性が高いことを考慮して、上記実施形態では、カメラがプレビュー状態にあり、且つ/又はオンされたカメラがバックカメラである場合にのみ、目標画面に要素識別情報が存在するか否かを判断し、目標画面に要素識別情報が存在すると判定した場合、該要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を撮影画面に表示してもよい。それにより、ユーザが目標画面に基づいて目標動画要素を識別したくないときにユーザに余計な妨害を与えることを回避し、ユーザ体験を向上させることができる。
【0029】
カメラがプレビュー状態にあり、且つカメラがバックカメラである場合にのみ、目標画面に要素識別情報が存在するか否かを判断する場合を例にして、現在条件が、目標画面に要素識別情報が存在するか否かを判定する条件を満たす場合、例えば、現在時刻が目標画面に要素識別情報が存在するか否かを判断する時刻に到達する場合、カメラがプレビュー状態にあるか否か、及び、オンされたカメラがバックカメラであるか否かを判断してもよい。カメラがプレビュー状態にあり、且つカメラがバックカメラである場合、カメラが撮影した目標画面を取得し、目標画面に要素識別情報が存在するか否かを判断する。カメラがプレビュー状態でなく、且つ/又は、オンされたカメラがバックカメラでない場合、今回は、カメラが撮影した目標画面を取得して目標画面に要素識別情報が存在するか否かを判断することは実行しない。
【0030】
S103:前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示する。
【0031】
ここで、使用操作は、目標動画要素を使用するトリガ操作、例えば、要素ウィンドウ内の使用コントロールをトリガする操作などであってもよく、これは電子機器に目標動画要素のプレビューを表示させるように指示するために使用され得る。
【0032】
要素ウィンドウに目標動画要素の要素情報を表示する場合を例にして、
図2に示すように、電子機器は、撮影画面に目標動画要素の要素ウィンドウ20を表示し、該要素ウィンドウ20に目標動画要素の要素情報を表示する。ユーザは、目標動画要素のプレビューをチェックしたいとき、該要素ウィンドウ20内の使用コントロール21(即ち、
図2における「使用道具21」)をトリガしてもよい。それに応じて、電子機器は、ユーザが該使用コントロール21をトリガしたことを検出すると、目標動画要素に対する使用操作を受け付けたと決定し、該使用操作に応答して、目標動画要素に目標動画要素のプレビューを表示する。
【0033】
本実施例では、目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、電子機器がローカルに目標動画要素をダウンロードしたか否かを判断してもよい。電子機器がローカルに目標動画要素をダウンロードした場合、目標動画要素に目標動画要素のプレビューを表示してもよい。電子機器がローカルに目標動画要素をダウンロードしていない場合、目標動画要素をダウンロードして、ダウンロード提示を行い、
図3に示すように(図中、目標動画要素が撮影道具である場合を例にする)、ダウンロード完了後に目標動画要素に目標動画要素のプレビューを表示してもよい。このとき、選択的に、前述した、前記目標動画要素のプレビューを表示する前に、さらに、前記目標動画要素が未ダウンロード状態であれば、前記目標動画要素をダウンロードしダウンロード提示を行うことを含む。
【0034】
例示的に、ローカルに目標動画要素がダウンロードされていない場合、電子機器は、目標動画要素の目標識別情報を含むリソースパケット取得要求を生成し、該リソースパケット取得要求をサーバに送信してもよい。それに応じて、サーバは、電子機器が送信したリソースパケット取得要求を受信し、該リソースパケット取得要求を解析し、該リソースパケット取得要求に付帯している目標識別情報を得て、該目標識別情報に対応するリソースパケットを取得し、該リソースパケットを、該リソースパケット取得要求を送信した電子機器に送信してもよい。それにより、電子機器は、サーバが送信したリソースパケットを受信し、該リソースパケットを解析して、目標動画要素の配置情報を得て、該配置情報に基づいてローカルに目標動画要素をインストール・配置することができる。
【0035】
S104:動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成する。
【0036】
ここで、動画生成操作は、動画を生成する操作、例えば、撮影画面における撮影コントロール22をトリガする(
図2に示す)操作、又は動画生成コントロールをトリガする操作などであってもよい。
【0037】
本実施例では、ユーザは、識別した目標動画要素を採用して、動画を生成(例えば、撮影又は合成)することができる。
【0038】
例示的に、目標動画要素が撮影道具である場合、電子機器は、撮影画面に該目標動画要素のプレビューを表示する。ユーザは、該目標動画要素を採用して動画を撮影したいとき、撮影画面における撮影コントロールをトリガ(例えば、タップ)する。それに応じて、電子機器は、ユーザが撮影画面における撮影コントロールをタップしたことを検出すると、動画生成操作を受け付けたと決定し、該動画生成操作に応答して、該目標動画要素の要素効果を含む動画を撮影し、カメラが撮影した目標画面をリアルタイムに取得し、該目標画面と該目標動画要素の要素効果とを合成して、目標動画を生成する。
【0039】
目標動画要素が動画テンプレートである場合、電子機器は、撮影画面に該目標動画要素のプレビューを表示し、又は、撮影画面を目標動画要素のプレビューの表示画面に切り替えて、該表示画面に目標動画要素のプレビューを表示してもよい。ユーザは、該目標動画要素を採用して動画を生成したいとき、該撮影画面又は該表示画面における素材追加コントロールをトリガ(例えば、タップ)する。電子機器は、ユーザが素材追加コントロールをトリガしたことを検出すると、素材選択画面を表示して、ユーザに動画を生成するための動画素材を選択させてもよい。それにより、ユーザは、素材選択画面において、今回動画を生成する動画素材を選択し、選択が完了した後に動画生成コントロールをトリガすることができる。それに応じて、電子機器は、ユーザが動画生成コントロールをトリガしたことを検出すると、動画生成操作を受け付けたと決定し、該動画生成操作に応答して、ユーザが選択した動画素材と、該目標動画要素の要素効果(即ち、動画テンプレートの効果)を採用して、該目標動画要素の要素効果を含む動画を生成することができる。
【0040】
本実施例による動画の生成方法において、撮影画面を表示し、該撮影画面にカメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影し、該目標画面に要素識別情報が存在する場合、該要素識別情報に対応する目標動画要素であって撮影道具及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を撮影画面に表示し、目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、目標動画要素のプレビューを表示し、動画生成操作を受け付けると、該目標動画要素を採用して動画を生成する。本実施例は、上記の技術案を採用することにより、動画を撮影するシナリオにおいて、動画要素の要素識別情報を識別し、成功に識別した場合、直接的に該動画撮影シナリオに該動画要素を展示、使用して動画を生成し、他の画面において要素識別情報を識別して撮影画面に切り替えて目標動画要素を使用する必要がなく、コードをスキャンして動画要素を識別して使用するために要する操作を簡略化し、ユーザ体験を向上させることができる。
【0041】
図4は、本開示の実施例による別の動画の生成方法の流れを示す概略図である。本実施例における形態は、上記の実施例のうちの少なくとも1つの選択的な形態と組み合わせられてもよい。選択的に、前記要素識別情報は図形コードであり、前述した撮影画面を表示した後、さらに、予め設定された図形コード識別アルゴリズムを採用して、前記目標画面に図形コードが存在するか否かを識別し、前記目標画面に図形コードが存在する場合、前記撮影画面に図形コード提示情報を表示し、前記図形コードの図形コード情報を取得することを含む。前述した、前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記撮影画面に、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を表示することは、前記図形コード情報から前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定された場合、前記図形コードに対応する目標対象を目標動画要素とし、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することを含む。
【0042】
選択的に、前述した、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示する前に、さらに、前記図形コード情報に含まれる対象識別情報を取得し、前記対象識別情報を前記目標動画要素の目標識別情報とすることと、前記目標識別情報を含む情報取得要求を生成して、前記情報取得要求をサーバに送信することと、前記サーバが前記情報取得要求に基づいて返信した前記目標動画要素の要素情報を受信することとを含む。
【0043】
それに応じて、
図4に示すように、本実施例による動画の生成方法は、以下のステップを含む。
【0044】
S201:カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示する。
【0045】
S202:予め設定された図形コード識別アルゴリズムを採用して、前記目標画面に図形コードが存在するか否かを識別する。
【0046】
ここで、該図形コードは、二次元コード及び/又はバーコードなどの図形類の識別コードを含んでもよい。
【0047】
図形コードが二次元コードである場合を例にして、本実施例では、撮影画面を表示するとき、カメラが撮影した目標画面を取得し、予め設定された二次元コード識別アルゴリズムを採用して、目標画面に二次元コードが存在するか否かを識別することができる。
【0048】
S203:前記目標画面に図形コードが存在する場合、前記撮影画面に図形コード提示情報を表示し、前記図形コードの図形コード情報を取得する。
【0049】
それに応じて、前記目標画面に図形コードが存在しない場合、現在時刻において、動画要素が識別されていないと決定することができ、戻って、現在の条件が予め設定された終了条件を満たすまで、例えば、現在の表示画面が撮影画面から他の画面に切り替わるまで、S202を実行する。
【0050】
ここで、提示情報は、図形コードが識別されたことをユーザに提示するための情報であってもよい。図形コード情報は、図形コードを解析して得られる情報、例えば、図形コードの情報アドレスであってもよい。ある図形コードの図形コード情報には、該図形コードに対応する目標対象の要素種別識別と目標識別情報とが含まれていてもよい。
【0051】
例示的に、目標画面に図形コードが存在する場合、
図5に示すように、撮影画面に図形コード提示情報を表示して、図形コードが識別されたことをユーザに提示するとともに、該図形コードの図形コード情報を取得し、例えば、該図形コードを解析して、該図形コードの情報アドレスを得てもよい。
【0052】
S204:前記図形コード情報から前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定された場合、前記図形コード情報に含まれる対象識別情報を取得し、前記対象識別情報を目標動画要素の目標識別情報とする。
【0053】
ここで、目標対象を、図形コードに対応する対象、即ち、図形コードが表す対象、例えば、撮影要素、物品(仮想物品を含む)、動画、画面又は画像などとして捉えることができる。対象識別情報は、目標対象の身分を表す情報、例えば、対象IDであってもよい。それに応じて、目標識別情報は、目標動画要素の要素IDなどの文字類の識別情報であってもよい。
【0054】
例示的に、取得した図形コード情報から、目標画面における図形コードに対応する目標対象が動画要素であるか否かを決定してもよい。即ち、目標画面における図形コードが、動画要素の図形コードであるか否かを決定し、目標画面における図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定された場合、目標対象を目標動画要素として、該図形コード情報から該目標対象識別情報を目標動画要素の目標識別情報として取得してもよい。
【0055】
本実施例では、目標画面における図形コードに対応する目標対象が動画要素であるか否かを決定する方式を柔軟に設定できる。例えば、該図形コードの図形コード情報における対象識別情報を直接取得し、該対象識別情報を付帯した情報取得要求又はリソースパケットダウンロード要求を生成して、それを撮影画面が属するアプリケーションソフトウェアのサーバに送信して、サーバから目標対象の対象情報又はリソースパケットを取得してもよい。成功に取得した場合、目標対象が動画要素であると決定し、成功に取得しなかった場合、目標対象が動画要素でないと決定する。該図形コードの図形コード情報に含まれる対象種別識別を取得し、該対象種別識別が要素種別識別であるか否かを判断し、又は、該図形コードの図形コード情報に要素種別識別が含まれているか否かを直接判断してもよい。該対象種別識別が要素種別識別であり、又は該図形コードの図形コード情報に要素種別識別が含まれている場合、目標対象が動画要素であると決定する。該対象種別識別が要素種別識別でなく、且つ、該図形コードの図形コード情報に要素種別識別が含まれていない場合、目標対象物が動画要素でないと決定する。
【0056】
コードをスキャンするプロセスに要する演算量を削減するために、例えば、図形コードの図形コード情報に要素種別識別が含まれているか否かを直接判断してもよい。このとき、選択的に、本実施例による動画の生成方法は、前記図形コード情報に要素種別識別が含まれている場合、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定することをさらに含む。ここで、要素種別識別は、動画要素類の目標対象の種別識別であってもよく、目標対象の対象分類が動画要素であることを表すために使用され得る。
【0057】
S205:前記目標識別情報を含む情報取得要求を生成して、前記情報取得要求をサーバに送信する。
【0058】
S206:前記サーバが前記情報取得要求に基づいて返信した前記目標動画要素の要素情報を受信する。
【0059】
ここで、情報取得要求は、目標動画要素の要素情報を取得するための要求であってもよい。
【0060】
例示的に、電子機器は、目標動画要素の目標識別情報を取得した後、該目標識別情報を付帯した情報取得要求を生成して、該情報取得要求をサーバに送信して、該情報取得要求によりサーバに目標動画要素の要素情報の取得を要求してもよい。それに応じて、サーバは、電子機器が送信した情報取得要求を受信した後、該情報取得要求を解析して、該情報取得要求に付帯された目標識別情報を得て、該目標識別情報に基づいて目標識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を取得し、該要素情報を、該情報取得要求を送信した電子機器に送信してもよい。それにより、電子機器は、サーバから送信された要素情報を、目標動画要素の要素情報として受信することができる。
【0061】
S207:前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示する。前記要素識別情報は図形コードであり、前記目標動画要素は、撮影道具及び/又は動画テンプレートを含む。
【0062】
S208:前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示する。
【0063】
S209:動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成する。
【0064】
本実施例は、上記の技術案を採用することにより、目標画面に図形コードが存在するか否かを識別する。そして、目標画面に図形コードが存在することが識別された場合にのみ、識別された図形コードの図形コード情報に基づいて、該図形コードに対応する目標対象が動画要素であるか否かを決定する。また、該図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定された場合、その図形コード情報における目標識別情報に基づいて、その対応する動画要素の要素情報を取得して展示する。それにより、コードをスキャンして動画要素を識別するプロセスに要する演算量を削減し、要素情報展示の適時性を向上させ、ユーザ体験を向上させることができる。
【0065】
図6は、本開示の実施例による動画の生成装置の構成を示すブロック図である。該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現されてもよく、電子機器に配置されてもよく、典型的には、携帯電話又はタブレットに配置されてもよい。動画生成方法を実行することにより動画を生成することができる。
図6に示すように、本実施例による動画の生成装置は、画面表示モジュール601、情報表示モジュール602、プレビュー表示ジュール603と動画生成モジュール604を含んでもよい。そのうち、
画面表示モジュール601は、カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示するように配置され、
情報表示モジュール602は、前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であって撮影道具及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示するように配置され、
プレビュー表示モジュール603は、前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示するように配置され、
動画生成モジュール604は、動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成するように配置される。
【0066】
本実施例による動画の生成装置は、画面表示モジュールにより、撮影画面を表示し、該撮影画面にカメラが撮影した目標画面を表示し、情報表示モジュールにより、該目標画面に要素識別情報が存在する場合、該要素識別情報に対応する目標動画要素であって撮影道具及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を撮影画面に表示し、プレビュー表示モジュールにより、目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、目標動画要素のプレビューを表示し、動画生成モジュールにより、動画生成操作を受け付けると、該目標動画要素を採用して動画を生成する。本実施例は、上記の技術案を採用することにより、動画を撮影するシナリオにおいて、動画要素の要素識別情報を識別し、成功に識別した場合、直接的に該動画撮影シナリオに該動画要素を展示・使用して動画を生成して、他の画面において要素識別情報を識別して撮影画面に切り替えて目標動画要素を使用する必要がなく、コードをスキャンして動画要素を識別して使用するために要する操作を簡略化し、ユーザ体験を向上させることができる。
【0067】
上記の技術案において、前記要素識別情報は、図形コードであってもよい。本実施例による動画の生成装置は、前記撮影画面を表示した後、予め設定された図形コード識別アルゴリズムを採用して、前記目標画面に図形コードが存在するか否かを識別するように配置された図形コード識別モジュールと、前記目標画面に図形コードが存在する場合、前記撮影画面に図形コード提示情報を表示して前記図形コードの図形コード情報を取得するように配置された第1の情報取得モジュールとをさらに含んでもよい。
【0068】
前記情報表示モジュール602は、前記図形コード情報に基づいて、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定された場合、前記図形コードに対応する目標対象を、目標動画要素として、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示するように設けられてもよい。
【0069】
選択的に、本実施例による動画の生成装置は、前記図形コード情報に要素種別識別が含まれている場合、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定するように配置された要素決定モジュールをさらに含んでもよい。
【0070】
選択的に、本実施例による動画の生成装置は、前述した、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示する前に、前記図形コード情報に含まれる対象識別情報を取得し、前記目標動画要素の目標識別情報とするように配置された第2の情報取得モジュールと、前記目標識別情報を含む情報取得要求を生成して、前記情報取得要求をサーバに送信するように配置された要求モジュールと、前記サーバが前記情報取得要求に基づいて返信した前記目標動画要素の要素情報を受信するように配置された情報受信モジュールとをさらに含んでもよい。
【0071】
選択的に、本実施例による動画の生成装置は、前述した、撮影画面を表示した後、前記カメラがプレビュー状態にあると決定すること、及び/又は前記カメラがバックカメラであると決定するように配置されたカメラ決定モジュールをさらに含んでもよい。
【0072】
選択的に、本実施例による動画の生成装置は、前述した、前記目標動画要素のプレビューを表示する前に、前記目標動画要素が未ダウンロード状態であれば、前記目標動画要素をダウンロードし、ダウンロード提示を行うように配置されたダウンロードモジュールをさらに含んでもよい。
【0073】
本開示の実施例による動画の生成装置は、本開示の任意の実施例による動画の生成方法を実行することができ、動画の生成方法の実行に対応する機能モジュールを有する。本実施例で詳細に説明されていない技術の詳細は、本開示の任意の実施例による動画の生成方法を参照することができる。
【0074】
以下、本開示の実施例を実現することに適合する電子機器(例えば、端末機器)700の構成概略図を示す
図7を参照する。本開示の実施例中の端末機器は、例えば、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、PAD(タブレット)、可搬式マルチメディア再生機(Portable Media Player、PMP)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などの携帯端末、及び例えばデジタルTV(Television、TV)、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含み得るが、それらに限らない。
図7に示された電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に何の制限も加えない。
【0075】
図7に示すように、電子機器700は処理装置(例えば、中央処理装置、グラフィックプロセッサーなど)701を含んでもよく、それはリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)702に記憶されたプログラム又は記憶装置706からランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)703にロードされたプログラムによって各種の適切な動作及び処理を実行することができる。RAM 703には、電子機器700の操作に必要な各種のプログラムやデータがさらに格納されている。処理装置701、ROM 702及びRAM 703は、バス704を介して相互に接続される。入力/出力(Input/Output、I/O)インタフェース705もバス704に接続される。
【0076】
一般的には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロなどを含む入力装置706と、例えば液晶ディスプレイー(Liquid Crystal Display、LCD)、スピーカー、発振器などを含む出力装置707と、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置706と、通信装置709とがI/Oインタフェース705に接続されていてもよい。通信装置709は電子機器700が他のデバイスと無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。
図7に各種の装置を備えた電子機器700が示されているが、示された装置の全てを実施したり、具備したりすることを要求する意図がないことを理解されたい。それ以上又は以下の装置を代替的に実施したり、具備したりすることが可能である。
【0077】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照しながら上述したプロセスはコンピュータソフトウェアプログラムとして実現できる。例えば、本開示の実施例はコンピュータプログラム製品を含み、それは非一時的なコンピュータ可読媒体に担持された、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラムを含む。このような実施例では、該コンピュータプログラムは通信装置709によってネットワークからダウンロード及びインストールされ、又は記憶装置706からインストールされ、又はROM 702からインストールされ得る。処理装置701によって該コンピュータプログラムが実行されると、本開示の実施例の方法で限定された上記機能を実行する。
【0078】
なお、本開示における上記コンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線又は半導体のシステム、装置又はデバイス或いはそれらの任意の組み合わせであってもよいが、それらに限らない。コンピュータ可読記憶媒体は、より具体的な例として、少なくとも1つの導線を有する電気接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディス、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ((Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限らない。本開示では、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含むか記憶するいかなる有形媒体であってもよく、該プログラムはコマンド実行システム、装置又はデバイスに使用されるか、それらと組み合わせて使用されることが可能である。本開示では、コンピュータ可読信号媒体はベースバンドで伝播されるデータ信号又は搬送波で一部を伝播するデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードを担持した。このように伝播されるデータ信号は多種の形式を採用してもよく、電磁信号、光信号又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限らない。コンピュータ可読信号媒体は更にコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体はコマンド実行システム、装置又はデバイスに使用されるかそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送可能であり、電線、光ケーブル、ラジオ周波数(Radio Frequency、RF)など又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限らない。
【0079】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバは、HTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキスト転送プロトコル)などの任意の現在既知の又は将来開発されるネットワークプロトコルを用いて通信することができ、任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続することができる。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network、WAN)、インターネット、及びエンドツーエンドネットワーク(例えば、ad hocエンドツーエンドネットワーク)、並びに現在既知の又は将来開発される任意のネットワークを含む。
【0080】
上記コンピュータ可読媒体は上記電子機器に含まれるものであってもよいし、該電子機器に実装されていない単独したものであってもよい。
【0081】
上記コンピュータ可読媒体には、少なくとも1つのプログラムが担持され、上記少なくとも1つのプログラムが該電子機器によって実行されると、該電子機器に、カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示することと、前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であって撮影道具及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することと、前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示することと、動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成することとを実行させる。
【0082】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは1種又は多種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせを用いて書くことが可能であり、上記プログラミング言語はオブジェクト指向のプログラミング言語、例えばJava、Smalltalk、C++を含み、更に一般の手続き型プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似的なプログラミング言語を含むが、それらに限らない。プログラムコードは完全にユーザコンピュータで実行したり、部分的にユーザコンピュータで実行したり、独立したソフトウェアパッケージとして実行したり、一部をユーザコンピュータで一部をリモートコンピュータで実行したり、完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行したりすることができる。リモートコンピュータの場合に、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のネットワークによってユーザコンピュータに接続でき、又は、外部コンピュータに接続できる(例えば、インターネットサービスプロバイダーを用いてインターネット経由で接続する)。
【0083】
添付図面のうちのフローチャート及びブロック図は本開示の各種の実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び動作を示す。この点では、フローチャート又はブロック図における各ブロックは1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部分を代表することができ、該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部分は指定された論理機能を実現するための少なくとも1つの実行可能命令を含む。なお、いくつかの置換としての実現では、ブロックに表記される機能は図面に付したものと異なる順序で実現してもよい。例えば、係る機能によって、二つの連続的に示されたブロックは実質的に並行に実行してもよく、それらは逆な順序で実行してもよい場合がある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定される機能又は操作を実行するハードウェアに基づく専用システムによって実現してもよいし、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現してもよいことに注意すべきである。
【0084】
本開示の実施例に係るユニットはソフトウェアで実現してもよいし、ハードウェアで実現してもよい。ここで、モジュールの名称は該ユニット自身を限定しない場合がある。
【0085】
本明細書で上述された機能は、少なくとも部分的に少なくとも1つのハードウェア論理構成要素によって実行され得る。例えば、使用可能な例示的なハードウェア論理構成要素は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、特定用途向け標準製品(Application Specific Standard Parts、ASSP)、システムオンチップ(System on Chip、SOC)、コンプレックスプログラマブル論理装置(Complex Programmable Logic Device、CPLD)などを含むが、それらに限らない。
【0086】
本開示において、機械可読媒体は、有形媒体であってもよく、コマンド実行システム、装置、又はデバイスによって使用され、又はコマンド実行システム、装置、又はデバイスと組み合わせて使用されるプログラムを含み、又は記憶することができる。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であり得る。機械可読媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体システム、装置、もしくはデバイス、又は上記の任意の好適な組み合わせを含み得るが、それらに限らない。機械可読記憶媒体のより具体的な例は、少なくとも1つの配線に基づく電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含む。
【0087】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例1は、
カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示することと、
前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であって撮影道具及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することと、
前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示することと、
動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成することとを含む動画の生成方法を提供する。
【0088】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例2は、前記要素識別情報は、図形コードであり、前述した、撮影画面を表示した後、さらに、
予め設定された図形コード識別アルゴリズムを採用して、前記目標画面に図形コードが存在するか否かを識別することと、
前記目標画面に図形コードが存在する場合、前記撮影画面に図形コード提示情報を表示し、前記図形コードの図形コード情報を取得することと、を含み、
前述した、前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することは、
前記図形コード情報に基づいて、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定された場合、前記図形コードに対応する目標対象を、目標動画要素として、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することを含む、例1に記載の方法。
【0089】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例3は、前述した、前記図形コード情報に基づいて、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定されることは、
前記図形コード情報に要素種別識別が含まれている場合、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定されることを含む、例2に記載の方法。
【0090】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例4は、前述した、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示する前に、さらに、
前記図形コード情報に含まれる対象識別情報を取得して、前記目標動画要素の目標識別情報とすることと、
前記目標識別情報を含む情報取得要求を生成して、前記情報取得要求をサーバに送信することと、
前記サーバが前記情報取得要求に基づいて返信した前記目標動画要素の要素情報を受信することとを含む、例2に記載の方法。
【0091】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例5は、前述した、撮影画面を表示した後、さらに、
前記カメラがプレビュー状態にあると決定すること、及び/又は
前記カメラがバックカメラであると決定することをさらに含む、例1~4のいずれか1つに記載の方法。
【0092】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例6は、前述した、前記目標動画要素のプレビューを表示する前に、さらに、
前記目標動画要素が未ダウンロード状態であれば、前記目標動画要素をダウンロードし、ダウンロード提示を行うことをさらに含む、例1~4のいずれか1つに記載の方法。
【0093】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例7は、
カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示するように配置された画面表示モジュールと、
前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であって撮影道具及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示するように配置された情報表示モジュールと、
前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示するように配置されたプレビュー表示モジュールと、
動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成するように配置された動画生成モジュールとを含む、動画の生成装置を提供する。
【0094】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例8は、
前述した、撮影画面を表示した後、前記カメラがプレビュー状態にあると決定するように、及び/又は前記カメラがバックカメラであると決定するように配置されたカメラ決定モジュールをさらに含む、例7に記載の装置。
【0095】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例9は、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように配置されたメモリと、を含み、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに例1~6のいずれか1つに記載の動画の生成方法を実現させる、電子機器を提供する。
【0096】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例10は、プロセッサによって実行されると、例1~6のいずれか1つに記載の動画の生成方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0097】
また、各操作は、特定の順序で記述されているが、これは、そのような操作が、示されている特定の順序で、又は順次的な順序で実行されることを求めている、と理解されるべきではない。所定の環境では、マルチタスクと並行処理が有利であり得る。同様に、若干の具体的な実現の詳細が上記の記述に含まれているが、それらは、本開示の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。単一の実施例に関連して記載されている特定の特徴は、単一の実施例と組み合わせても実装可能である。逆に、単一の実施例に関連して記載されている様々な特徴は複数の実施例で別々に、又は何らかの適切なサブコンビネーションで実装可能である。
【0098】
本主題は、構造的特徴及び/又は方法論理動作に特有の言語で記述されたが、添付の特許請求の範囲に限定された主題は、必ずしも上記で記述された特定の特徴又は動作に限定されないことを理解されたい。むしろ、上述された特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形態に過ぎない。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示することと、
前記目標画面に要素識別情報が存在することに応答して、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であって
エフェクト及び動画テンプレートのうちの少なくとも1つを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することと、
前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けたことに応答して、前記目標動画要素のプレビューを表示することと、
動画生成操作を受け付けたことに応答して、前記目標動画要素を採用して動画を生成することとを含む、動画の生成方法。
【請求項2】
前記要素識別情報は、図形コードであり、前記撮影画面を表示することの後に、さらに、
予め設定された図形コード識別アルゴリズムを採用して、前記目標画面に図形コードが存在するか否かを識別することと、
前記目標画面に図形コードが存在することに応答して、前記撮影画面に図形コード提示情報を表示し、前記図形コードの図形コード情報を取得することと、を含み、
前記目標画面に要素識別情報が存在することに応答して、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することは、
前記図形コード情報に基づいて、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定されたことに応答して、前記図形コードに対応する目標対象を、目標動画要素として、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記図形コード情報に要素種別識別が含まれていることに応答して、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定することをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することの前に、さらに、
前記図形コード情報に含まれる対象識別情報を取得し、前記対象識別情報を前記目標動画要素の目標識別情報とすることと、
前記目標識別情報を含む情報取得要求を生成して、前記情報取得要求をサーバに送信することと、
前記サーバが前記情報取得要求に基づいて返信した前記目標動画要素の要素情報を受信することとを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記撮影画面を表示することの後に、さらに、
前記カメラがプレビュー状態にあると決定する操作と、
前記カメラがバックカメラであると決定する操作とのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記目標動画要素のプレビューを表示することの前に、さらに、
前記目標動画要素が未ダウンロード状態であることに応答して、前記目標動画要素をダウンロードし、ダウンロード提示を行うことを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示するように配置された画面表示モジュールと、
前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であって
エフェクト及び動画テンプレートのうちの少なくとも1つを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示するように配置された情報表示モジュールと、
前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示するように配置されたプレビュー表示モジュールと、
動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成するように配置された動画生成モジュールとを含む、動画の生成装置。
【請求項8】
前記撮影画面を表示することの後に、前記カメラがプレビュー状態にあると決定する操作と、前記カメラがバックカメラであると決定する操作とのうちの少なくとも1つを実行するように配置されたカメラ決定モジュールをさらに含む、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように配置されたメモリと、を含み、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項1~6のいずれか1項に記載の動画の生成方法を実現させる、電子機器。
【請求項10】
プロセッサによって実行されると、請求項1~6のいずれか1項に記載の動画の生成方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2021年5月21日に中国特許局に提出された、出願番号が202110558793.9である中国特許出願の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、本出願に参照として取り込まれる。
【0002】
本開示の実施例は、コンピュータ技術分野に関し、例えば、動画の生成方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在では、ユーザは、コードをスキャンすることにより、速やかに連絡先を追加したり、入金や出金を行ったり、エフェクトを識別したりすることができる。例えば、ユーザは、スキャンすることにより、端末機器にスキャン画面を表示させコードをスキャンしてエフェクトを識別するように指示し、該エフェクトをトリガすることにより撮影画面に入り、該エフェクトを採用して動画を撮影することができる。
【0004】
しかし、関連技術における、コードをスキャンしてエフェクトを識別し撮影する方式では、操作が煩雑であり、時間がかかり、ユーザが速やかに動画を撮影するのに不利である。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施例は、撮影画面でコードをスキャンしてエフェクトを識別し撮影することを実現し、コードをスキャンしてエフェクトを識別し動画を撮影する際に要する操作を簡略化する動画の生成方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【0006】
第一の側面によれば、本開示の実施例は、
カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示することと、
前記目標画面に要素識別情報が存在することに応答して、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であってエフェクト及び動画テンプレートのうちの少なくとも1つを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することと、
前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けたことに応答して、前記目標動画要素のプレビューを表示することと、
動画生成操作を受け付けたことに応答して、前記目標動画要素を採用して動画を生成することとを含む、動画の生成方法を提供する。
【0007】
第二の側面によれば、本開示の実施例は、
カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示するように配置された画面表示モジュールと、
前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であってエフェクト及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示するように配置された情報表示モジュールと、
前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示するように配置されたプレビュー表示モジュールと、
動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成するように配置された動画生成モジュールとを含む、動画の生成装置をさらに提供する。
【0008】
第三の側面によれば、本開示の実施例は、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように配置されたメモリと、を含み、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに本開示の実施例に記載の動画の生成方法を実現させる、電子機器をさらに提供する。
【0009】
第四の側面によれば、本開示の実施例は、プロセッサによって実行されると本開示の実施例に記載の動画の生成方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
全ての添付図面において、同一又は類似する要素を同一又は類似する符号で示している。添付図面は概略的なものであり、原本及び要素は必ずしも縮尺通りに描かれていないことを理解されたい。
【0011】
【
図1】本開示の実施例による動画の生成方法の流れを示す概略図である。
【
図2】本開示の実施例による要素ウィンドウを示す概略図である。
【
図3】本開示の実施例によるダウンロード提示方式を示す概略図である。
【
図4】本開示の実施例による別の動画の生成方法の流れを示す概略図である。
【
図5】本開示の実施例による図形コード提示情報を示す概略図である。
【
図6】本開示の実施例による動画の生成装置の構成を示すブロック図である。
【
図7】本開示の実施例による電子機器の構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下は、添付図面を参照しながら、本開示の実施例をより詳細に記述する。
【0013】
本開示の方法の実施形態に記載された各ステップは、異なる順序で実行されてもよく、且つ/又は並行して実行されてもよいことを理解されたい。さらに、方法の実施形態は、追加のステップを含んでもよく、且つ/又は示されたステップの実行を省略してもよい。本開示の範囲はこの点において制限されない。
【0014】
本明細書で使用される「含む」という用語及びその変形は、開放式包括であり、即ち、「を含むが、それらに限らない」を意味する。「基づいて」という用語は、「少なくとも部分的に基づいて」を意味する。「一実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を意味し、「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を意味し、「いくつかの実施例」という用語は、「少なくともいくつかの実施例」を意味する。他の用語の関連定義は、以下の説明において与えられる。
【0015】
なお、本開示で記載された「第1の」、「第2の」などの概念は、単に異なる装置、モジュール、又はユニットを区別するためのものであり、これらの装置、モジュール、又はユニットによって実行される機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものではない。
【0016】
なお、本開示で記載された「1つ」、「複数」の修飾は、概略的なものであり、制限性のあるものではない。特別な説明がない限り、「少なくとも1つ」と理解されるべきであることが当業者に自明である。
【0017】
本開示の実施形態における複数の装置間でやりとりされるメッセージ又は情報の名称は、説明的なものに過ぎず、これらメッセージ又は情報の範囲を制限するものではない。
【0018】
図1は、本開示の実施例による動画の生成方法の流れを示す概略図である。該方法は、動画の生成装置によって実行されてもよい。ここで、該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現されてもよく、電子機器に配置されてもよく、典型的には、携帯電話又はタブレットに配置されてもよい。本開示の実施例による動画の生成方法は、コードをスキャンして動画要素を識別し該動画要素を使用して動画を生成するシナリオに適用される。
図1に示すように、本実施例による動画の生成方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0019】
S101:カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示する。
【0020】
ここで、撮影画面は、動画及び/又は写真を撮影するための画面であってもよく、ユーザが実行した、撮影画面を表示する相応なトリガ操作に応答して表示され得る。目標画面は、現在オンされているカメラ(例えば、フロントカメラ又はバックカメラなど)によって撮影された画面であってもよい。
【0021】
例示的に、電子機器が撮影画面以外の他の画面を表示するとき、ユーザが撮影を行いたい場合、電子機器に撮影画面を表示させるように指示するための相応のトリガ操作を実行し、例えば、該他の画面に表示された撮影コントロールをトリガしてもよい。それに応じて、電子機器は、ユーザが実行した撮影画面を表示させるためのトリガ操作を検出すると、現在の表示画面を該他の画面から撮影画面に切り替え、カメラを起動し、撮影画面にカメラが撮影した目標画面を表示し、ユーザが実行したカメラを切り替えるトリガ操作に応じて、現在オンされているカメラを切り替えてもよい。例えば、カメラを切り替えるトリガ操作を受け付けると、現在オンされているフロントカメラ(又はバックカメラ)をバックカメラ(又はフロントカメラ)に切り替える。
【0022】
S102:前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であってエフェクト及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示する。
【0023】
本実施例では、撮影画面を表示する際に、要素識別情報の識別を行い、要素識別情報が識別された場合、識別された要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を撮影画面に直接表示して、目標動画要素が識別されたことをユーザに提示することができ、他の画面(例えば、スキャン画面)において要素識別情報を識別して撮影画面に切り替えて目標動画要素を使用する必要がない。それにより、コードをスキャンして動画要素を識別して使用するために要する操作を簡略化し、ユーザ体験を向上させることができる。
【0024】
ここで、要素識別情報は、動画要素の識別情報、例えば、動画要素の図形コードなどの画像類の識別情報であってもよい。それに応じて、目標動画要素は、目標画面における要素識別情報が属する動画要素であってもよい。該動画要素は、エフェクト及び/又は動画テンプレートを含んでもよい。エフェクトは、その動画効果を含む動画を撮影するために使用され得る。動画テンプレートは、ユーザが選択した動画素材(例えば、動画及び/又は写真)を採用してその動画効果を含む動画を生成するために使用され得る。目標動画要素の要素情報は、目標動画要素の要素アイコン及び/又は要素名称などの情報を含んでもよい。
【0025】
例示的に、撮影画面を表示するとき、カメラが撮影した目標画面をリアルタイム又は周期的に(例えば、1秒おきに)取得してもよい。例えば、撮影画面に表示された目標画面をリアルタイム又は周期的に取得し、該目標画面にいずれか1つの動画要素に対応する要素識別情報が含まれるか否かを判断し、該目標画面にいずれか1つの動画要素に対応する要素識別情報が含まれる場合、該動画要素(即ち、目標動画要素)の要素情報を取得し、撮影画面に該要素情報を表示する。例えば、撮影画面に該動画要素の要素ウィンドウ20を表示し、該要素ウィンドウ20に該要素情報を表示し、
図2に示すように(図中、目標撮影要素が
エフェクトである場合を例にする)、戻って、現在の条件が予め設定された終了条件を満たすまで、カメラが撮影した目標画面をリアルタイム又は周期的に取得する操作を実行する。該目標画面にいずれか1つの動画要素に対応する要素識別情報が含まれていない場合、戻って、現在の条件が予め設定された終了条件を満たすまで、カメラが撮影した目標画面をリアルタイム又は周期的に取得する操作を実行する。ここで、該予め設定された終了条件を、カメラが撮影した目標画面をリアルタイム又は周期的に取得することを停止して画面に要素識別情報が含まれるか否かを判断する条件として捉えることができ、必要に応じて設定してもよい。例えば、該予め設定された終了条件は、現在表示画面が撮影画面から他の画面に切り替わること、現在オンされているカメラがバックカメラからフロントカメラに切り替わること、及び/又は、カメラの状態がプレビュー状態から撮影状態に切り替わることなどであってもよい。
【0026】
理解できるように、目標画面に複数の要素識別情報が存在する場合、電子機器は、目標画面における各要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報をユーザに提示して順に展示し、又は、目標画面における複数の要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を撮影画面に直接展示してもよい。また、存在する複数の要素識別情報の中から予め設定された数(例えば、1つ又は複数)の要素識別情報を選択するようにユーザに提示し、ユーザによる選択が完了した後、ユーザにより選択された要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を撮影画面に展示してもよい。必要に応じて柔軟に設定することができ、本実施例はこれについて制限を加えない。
【0027】
一実施形態では、前述した撮影画面を表示した後、前記カメラがプレビュー状態にあると決定すること、及び/又は前記カメラがバックカメラであると決定することをさらに含む。
【0028】
カメラが撮影状態にある場合、ユーザが動画を撮影したい可能性が高く、オンされたカメラがフロントカメラである場合、ユーザが自撮りを行いたい可能性が高いことを考慮して、上記実施形態では、カメラがプレビュー状態にあり、且つ/又はオンされたカメラがバックカメラである場合にのみ、目標画面に要素識別情報が存在するか否かを判断し、目標画面に要素識別情報が存在すると判定した場合、該要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を撮影画面に表示してもよい。それにより、ユーザが目標画面に基づいて目標動画要素を識別したくないときにユーザに余計な妨害を与えることを回避し、ユーザ体験を向上させることができる。
【0029】
カメラがプレビュー状態にあり、且つカメラがバックカメラである場合にのみ、目標画面に要素識別情報が存在するか否かを判断する場合を例にして、現在条件が、目標画面に要素識別情報が存在するか否かを判定する条件を満たす場合、例えば、現在時刻が目標画面に要素識別情報が存在するか否かを判断する時刻に到達する場合、カメラがプレビュー状態にあるか否か、及び、オンされたカメラがバックカメラであるか否かを判断してもよい。カメラがプレビュー状態にあり、且つカメラがバックカメラである場合、カメラが撮影した目標画面を取得し、目標画面に要素識別情報が存在するか否かを判断する。カメラがプレビュー状態でなく、且つ/又は、オンされたカメラがバックカメラでない場合、今回は、カメラが撮影した目標画面を取得して目標画面に要素識別情報が存在するか否かを判断することは実行しない。
【0030】
S103:前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示する。
【0031】
ここで、使用操作は、目標動画要素を使用するトリガ操作、例えば、要素ウィンドウ内の使用コントロールをトリガする操作などであってもよく、これは電子機器に目標動画要素のプレビューを表示させるように指示するために使用され得る。
【0032】
要素ウィンドウに目標動画要素の要素情報を表示する場合を例にして、
図2に示すように、電子機器は、撮影画面に目標動画要素の要素ウィンドウ20を表示し、該要素ウィンドウ20に目標動画要素の要素情報を表示する。ユーザは、目標動画要素のプレビューをチェックしたいとき、該要素ウィンドウ20内の使用コントロール21(即ち、
図2における「使用
エフェクト21」)をトリガしてもよい。それに応じて、電子機器は、ユーザが該使用コントロール21をトリガしたことを検出すると、目標動画要素に対する使用操作を受け付けたと決定し、該使用操作に応答して、目標動画要素に目標動画要素のプレビューを表示する。
【0033】
本実施例では、目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、電子機器がローカルに目標動画要素をダウンロードしたか否かを判断してもよい。電子機器がローカルに目標動画要素をダウンロードした場合、目標動画要素に目標動画要素のプレビューを表示してもよい。電子機器がローカルに目標動画要素をダウンロードしていない場合、目標動画要素をダウンロードして、ダウンロード提示を行い、
図3に示すように(図中、目標動画要素が
エフェクトである場合を例にする)、ダウンロード完了後に目標動画要素に目標動画要素のプレビューを表示してもよい。このとき、選択的に、前述した、前記目標動画要素のプレビューを表示する前に、さらに、前記目標動画要素が未ダウンロード状態であれば、前記目標動画要素をダウンロードしダウンロード提示を行うことを含む。
【0034】
例示的に、ローカルに目標動画要素がダウンロードされていない場合、電子機器は、目標動画要素の目標識別情報を含むリソースパケット取得要求を生成し、該リソースパケット取得要求をサーバに送信してもよい。それに応じて、サーバは、電子機器が送信したリソースパケット取得要求を受信し、該リソースパケット取得要求を解析し、該リソースパケット取得要求に付帯している目標識別情報を得て、該目標識別情報に対応するリソースパケットを取得し、該リソースパケットを、該リソースパケット取得要求を送信した電子機器に送信してもよい。それにより、電子機器は、サーバが送信したリソースパケットを受信し、該リソースパケットを解析して、目標動画要素の配置情報を得て、該配置情報に基づいてローカルに目標動画要素をインストール・配置することができる。
【0035】
S104:動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成する。
【0036】
ここで、動画生成操作は、動画を生成する操作、例えば、撮影画面における撮影コントロール22をトリガする(
図2に示す)操作、又は動画生成コントロールをトリガする操作などであってもよい。
【0037】
本実施例では、ユーザは、識別した目標動画要素を採用して、動画を生成(例えば、撮影又は合成)することができる。
【0038】
例示的に、目標動画要素がエフェクトである場合、電子機器は、撮影画面に該目標動画要素のプレビューを表示する。ユーザは、該目標動画要素を採用して動画を撮影したいとき、撮影画面における撮影コントロールをトリガ(例えば、タップ)する。それに応じて、電子機器は、ユーザが撮影画面における撮影コントロールをタップしたことを検出すると、動画生成操作を受け付けたと決定し、該動画生成操作に応答して、該目標動画要素の要素効果を含む動画を撮影し、カメラが撮影した目標画面をリアルタイムに取得し、該目標画面と該目標動画要素の要素効果とを合成して、目標動画を生成する。
【0039】
目標動画要素が動画テンプレートである場合、電子機器は、撮影画面に該目標動画要素のプレビューを表示し、又は、撮影画面を目標動画要素のプレビューの表示画面に切り替えて、該表示画面に目標動画要素のプレビューを表示してもよい。ユーザは、該目標動画要素を採用して動画を生成したいとき、該撮影画面又は該表示画面における素材追加コントロールをトリガ(例えば、タップ)する。電子機器は、ユーザが素材追加コントロールをトリガしたことを検出すると、素材選択画面を表示して、ユーザに動画を生成するための動画素材を選択させてもよい。それにより、ユーザは、素材選択画面において、今回動画を生成する動画素材を選択し、選択が完了した後に動画生成コントロールをトリガすることができる。それに応じて、電子機器は、ユーザが動画生成コントロールをトリガしたことを検出すると、動画生成操作を受け付けたと決定し、該動画生成操作に応答して、ユーザが選択した動画素材と、該目標動画要素の要素効果(即ち、動画テンプレートの効果)を採用して、該目標動画要素の要素効果を含む動画を生成することができる。
【0040】
本実施例による動画の生成方法において、撮影画面を表示し、該撮影画面にカメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影し、該目標画面に要素識別情報が存在する場合、該要素識別情報に対応する目標動画要素であってエフェクト及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を撮影画面に表示し、目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、目標動画要素のプレビューを表示し、動画生成操作を受け付けると、該目標動画要素を採用して動画を生成する。本実施例は、上記の技術案を採用することにより、動画を撮影するシナリオにおいて、動画要素の要素識別情報を識別し、成功に識別した場合、直接的に該動画撮影シナリオに該動画要素を展示、使用して動画を生成し、他の画面において要素識別情報を識別して撮影画面に切り替えて目標動画要素を使用する必要がなく、コードをスキャンして動画要素を識別して使用するために要する操作を簡略化し、ユーザ体験を向上させることができる。
【0041】
図4は、本開示の実施例による別の動画の生成方法の流れを示す概略図である。本実施例における形態は、上記の実施例のうちの少なくとも1つの選択的な形態と組み合わせられてもよい。選択的に、前記要素識別情報は図形コードであり、前述した撮影画面を表示した後、さらに、予め設定された図形コード識別アルゴリズムを採用して、前記目標画面に図形コードが存在するか否かを識別し、前記目標画面に図形コードが存在する場合、前記撮影画面に図形コード提示情報を表示し、前記図形コードの図形コード情報を取得することを含む。前述した、前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記撮影画面に、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を表示することは、前記図形コード情報から前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定された場合、前記図形コードに対応する目標対象を目標動画要素とし、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することを含む。
【0042】
選択的に、前述した、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示する前に、さらに、前記図形コード情報に含まれる対象識別情報を取得し、前記対象識別情報を前記目標動画要素の目標識別情報とすることと、前記目標識別情報を含む情報取得要求を生成して、前記情報取得要求をサーバに送信することと、前記サーバが前記情報取得要求に基づいて返信した前記目標動画要素の要素情報を受信することとを含む。
【0043】
それに応じて、
図4に示すように、本実施例による動画の生成方法は、以下のステップを含む。
【0044】
S201:カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示する。
【0045】
S202:予め設定された図形コード識別アルゴリズムを採用して、前記目標画面に図形コードが存在するか否かを識別する。
【0046】
ここで、該図形コードは、二次元コード及び/又はバーコードなどの図形類の識別コードを含んでもよい。
【0047】
図形コードが二次元コードである場合を例にして、本実施例では、撮影画面を表示するとき、カメラが撮影した目標画面を取得し、予め設定された二次元コード識別アルゴリズムを採用して、目標画面に二次元コードが存在するか否かを識別することができる。
【0048】
S203:前記目標画面に図形コードが存在する場合、前記撮影画面に図形コード提示情報を表示し、前記図形コードの図形コード情報を取得する。
【0049】
それに応じて、前記目標画面に図形コードが存在しない場合、現在時刻において、動画要素が識別されていないと決定することができ、戻って、現在の条件が予め設定された終了条件を満たすまで、例えば、現在の表示画面が撮影画面から他の画面に切り替わるまで、S202を実行する。
【0050】
ここで、提示情報は、図形コードが識別されたことをユーザに提示するための情報であってもよい。図形コード情報は、図形コードを解析して得られる情報、例えば、図形コードの情報アドレスであってもよい。ある図形コードの図形コード情報には、該図形コードに対応する目標対象の要素種別識別と目標識別情報とが含まれていてもよい。
【0051】
例示的に、目標画面に図形コードが存在する場合、
図5に示すように、撮影画面に図形コード提示情報を表示して、図形コードが識別されたことをユーザに提示するとともに、該図形コードの図形コード情報を取得し、例えば、該図形コードを解析して、該図形コードの情報アドレスを得てもよい。
【0052】
S204:前記図形コード情報から前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定された場合、前記図形コード情報に含まれる対象識別情報を取得し、前記対象識別情報を目標動画要素の目標識別情報とする。
【0053】
ここで、目標対象を、図形コードに対応する対象、即ち、図形コードが表す対象、例えば、撮影要素、物品(仮想物品を含む)、動画、画面又は画像などとして捉えることができる。対象識別情報は、目標対象の身分を表す情報、例えば、対象IDであってもよい。それに応じて、目標識別情報は、目標動画要素の要素IDなどの文字類の識別情報であってもよい。
【0054】
例示的に、取得した図形コード情報から、目標画面における図形コードに対応する目標対象が動画要素であるか否かを決定してもよい。即ち、目標画面における図形コードが、動画要素の図形コードであるか否かを決定し、目標画面における図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定された場合、目標対象を目標動画要素として、該図形コード情報から該目標対象識別情報を目標動画要素の目標識別情報として取得してもよい。
【0055】
本実施例では、目標画面における図形コードに対応する目標対象が動画要素であるか否かを決定する方式を柔軟に設定できる。例えば、該図形コードの図形コード情報における対象識別情報を直接取得し、該対象識別情報を付帯した情報取得要求又はリソースパケットダウンロード要求を生成して、それを撮影画面が属するアプリケーションソフトウェアのサーバに送信して、サーバから目標対象の対象情報又はリソースパケットを取得してもよい。成功に取得した場合、目標対象が動画要素であると決定し、成功に取得しなかった場合、目標対象が動画要素でないと決定する。該図形コードの図形コード情報に含まれる対象種別識別を取得し、該対象種別識別が要素種別識別であるか否かを判断し、又は、該図形コードの図形コード情報に要素種別識別が含まれているか否かを直接判断してもよい。該対象種別識別が要素種別識別であり、又は該図形コードの図形コード情報に要素種別識別が含まれている場合、目標対象が動画要素であると決定する。該対象種別識別が要素種別識別でなく、且つ、該図形コードの図形コード情報に要素種別識別が含まれていない場合、目標対象物が動画要素でないと決定する。
【0056】
コードをスキャンするプロセスに要する演算量を削減するために、例えば、図形コードの図形コード情報に要素種別識別が含まれているか否かを直接判断してもよい。このとき、選択的に、本実施例による動画の生成方法は、前記図形コード情報に要素種別識別が含まれている場合、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定することをさらに含む。ここで、要素種別識別は、動画要素類の目標対象の種別識別であってもよく、目標対象の対象分類が動画要素であることを表すために使用され得る。
【0057】
S205:前記目標識別情報を含む情報取得要求を生成して、前記情報取得要求をサーバに送信する。
【0058】
S206:前記サーバが前記情報取得要求に基づいて返信した前記目標動画要素の要素情報を受信する。
【0059】
ここで、情報取得要求は、目標動画要素の要素情報を取得するための要求であってもよい。
【0060】
例示的に、電子機器は、目標動画要素の目標識別情報を取得した後、該目標識別情報を付帯した情報取得要求を生成して、該情報取得要求をサーバに送信して、該情報取得要求によりサーバに目標動画要素の要素情報の取得を要求してもよい。それに応じて、サーバは、電子機器が送信した情報取得要求を受信した後、該情報取得要求を解析して、該情報取得要求に付帯された目標識別情報を得て、該目標識別情報に基づいて目標識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を取得し、該要素情報を、該情報取得要求を送信した電子機器に送信してもよい。それにより、電子機器は、サーバから送信された要素情報を、目標動画要素の要素情報として受信することができる。
【0061】
S207:前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示する。前記要素識別情報は図形コードであり、前記目標動画要素は、エフェクト及び/又は動画テンプレートを含む。
【0062】
S208:前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示する。
【0063】
S209:動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成する。
【0064】
本実施例は、上記の技術案を採用することにより、目標画面に図形コードが存在するか否かを識別する。そして、目標画面に図形コードが存在することが識別された場合にのみ、識別された図形コードの図形コード情報に基づいて、該図形コードに対応する目標対象が動画要素であるか否かを決定する。また、該図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定された場合、その図形コード情報における目標識別情報に基づいて、その対応する動画要素の要素情報を取得して展示する。それにより、コードをスキャンして動画要素を識別するプロセスに要する演算量を削減し、要素情報展示の適時性を向上させ、ユーザ体験を向上させることができる。
【0065】
図6は、本開示の実施例による動画の生成装置の構成を示すブロック図である。該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現されてもよく、電子機器に配置されてもよく、典型的には、携帯電話又はタブレットに配置されてもよい。動画生成方法を実行することにより動画を生成することができる。
図6に示すように、本実施例による動画の生成装置は、画面表示モジュール601、情報表示モジュール602、プレビュー表示ジュール603と動画生成モジュール604を含んでもよい。そのうち、
画面表示モジュール601は、カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示するように配置され、
情報表示モジュール602は、前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であって
エフェクト及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示するように配置され、
プレビュー表示モジュール603は、前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示するように配置され、
動画生成モジュール604は、動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成するように配置される。
【0066】
本実施例による動画の生成装置は、画面表示モジュールにより、撮影画面を表示し、該撮影画面にカメラが撮影した目標画面を表示し、情報表示モジュールにより、該目標画面に要素識別情報が存在する場合、該要素識別情報に対応する目標動画要素であってエフェクト及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を撮影画面に表示し、プレビュー表示モジュールにより、目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、目標動画要素のプレビューを表示し、動画生成モジュールにより、動画生成操作を受け付けると、該目標動画要素を採用して動画を生成する。本実施例は、上記の技術案を採用することにより、動画を撮影するシナリオにおいて、動画要素の要素識別情報を識別し、成功に識別した場合、直接的に該動画撮影シナリオに該動画要素を展示・使用して動画を生成して、他の画面において要素識別情報を識別して撮影画面に切り替えて目標動画要素を使用する必要がなく、コードをスキャンして動画要素を識別して使用するために要する操作を簡略化し、ユーザ体験を向上させることができる。
【0067】
上記の技術案において、前記要素識別情報は、図形コードであってもよい。本実施例による動画の生成装置は、前記撮影画面を表示した後、予め設定された図形コード識別アルゴリズムを採用して、前記目標画面に図形コードが存在するか否かを識別するように配置された図形コード識別モジュールと、前記目標画面に図形コードが存在する場合、前記撮影画面に図形コード提示情報を表示して前記図形コードの図形コード情報を取得するように配置された第1の情報取得モジュールとをさらに含んでもよい。
【0068】
前記情報表示モジュール602は、前記図形コード情報に基づいて、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定された場合、前記図形コードに対応する目標対象を、目標動画要素として、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示するように設けられてもよい。
【0069】
選択的に、本実施例による動画の生成装置は、前記図形コード情報に要素種別識別が含まれている場合、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定するように配置された要素決定モジュールをさらに含んでもよい。
【0070】
選択的に、本実施例による動画の生成装置は、前述した、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示する前に、前記図形コード情報に含まれる対象識別情報を取得し、前記目標動画要素の目標識別情報とするように配置された第2の情報取得モジュールと、前記目標識別情報を含む情報取得要求を生成して、前記情報取得要求をサーバに送信するように配置された要求モジュールと、前記サーバが前記情報取得要求に基づいて返信した前記目標動画要素の要素情報を受信するように配置された情報受信モジュールとをさらに含んでもよい。
【0071】
選択的に、本実施例による動画の生成装置は、前述した、撮影画面を表示した後、前記カメラがプレビュー状態にあると決定すること、及び/又は前記カメラがバックカメラであると決定するように配置されたカメラ決定モジュールをさらに含んでもよい。
【0072】
選択的に、本実施例による動画の生成装置は、前述した、前記目標動画要素のプレビューを表示する前に、前記目標動画要素が未ダウンロード状態であれば、前記目標動画要素をダウンロードし、ダウンロード提示を行うように配置されたダウンロードモジュールをさらに含んでもよい。
【0073】
本開示の実施例による動画の生成装置は、本開示の任意の実施例による動画の生成方法を実行することができ、動画の生成方法の実行に対応する機能モジュールを有する。本実施例で詳細に説明されていない技術の詳細は、本開示の任意の実施例による動画の生成方法を参照することができる。
【0074】
以下、本開示の実施例を実現することに適合する電子機器(例えば、端末機器)700の構成概略図を示す
図7を参照する。本開示の実施例中の端末機器は、例えば、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、PAD(タブレット)、可搬式マルチメディア再生機(Portable Media Player、PMP)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などの携帯端末、及び例えばデジタルTV(Television、TV)、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含み得るが、それらに限らない。
図7に示された電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に何の制限も加えない。
【0075】
図7に示すように、電子機器700は処理装置(例えば、中央処理装置、グラフィックプロセッサーなど)701を含んでもよく、それはリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)702に記憶されたプログラム又は記憶装置706からランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)703にロードされたプログラムによって各種の適切な動作及び処理を実行することができる。RAM 703には、電子機器700の操作に必要な各種のプログラムやデータがさらに格納されている。処理装置701、ROM 702及びRAM 703は、バス704を介して相互に接続される。入力/出力(Input/Output、I/O)インタフェース705もバス704に接続される。
【0076】
一般的には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロなどを含む入力装置706と、例えば液晶ディスプレイー(Liquid Crystal Display、LCD)、スピーカー、発振器などを含む出力装置707と、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置706と、通信装置709とがI/Oインタフェース705に接続されていてもよい。通信装置709は電子機器700が他のデバイスと無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。
図7に各種の装置を備えた電子機器700が示されているが、示された装置の全てを実施したり、具備したりすることを要求する意図がないことを理解されたい。それ以上又は以下の装置を代替的に実施したり、具備したりすることが可能である。
【0077】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照しながら上述したプロセスはコンピュータソフトウェアプログラムとして実現できる。例えば、本開示の実施例はコンピュータプログラム製品を含み、それは非一時的なコンピュータ可読媒体に担持された、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラムを含む。このような実施例では、該コンピュータプログラムは通信装置709によってネットワークからダウンロード及びインストールされ、又は記憶装置706からインストールされ、又はROM 702からインストールされ得る。処理装置701によって該コンピュータプログラムが実行されると、本開示の実施例の方法で限定された上記機能を実行する。
【0078】
なお、本開示における上記コンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線又は半導体のシステム、装置又はデバイス或いはそれらの任意の組み合わせであってもよいが、それらに限らない。コンピュータ可読記憶媒体は、より具体的な例として、少なくとも1つの導線を有する電気接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディス、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ((Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限らない。本開示では、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含むか記憶するいかなる有形媒体であってもよく、該プログラムはコマンド実行システム、装置又はデバイスに使用されるか、それらと組み合わせて使用されることが可能である。本開示では、コンピュータ可読信号媒体はベースバンドで伝播されるデータ信号又は搬送波で一部を伝播するデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードを担持した。このように伝播されるデータ信号は多種の形式を採用してもよく、電磁信号、光信号又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限らない。コンピュータ可読信号媒体は更にコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体はコマンド実行システム、装置又はデバイスに使用されるかそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送可能であり、電線、光ケーブル、ラジオ周波数(Radio Frequency、RF)など又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限らない。
【0079】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバは、HTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキスト転送プロトコル)などの任意の現在既知の又は将来開発されるネットワークプロトコルを用いて通信することができ、任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続することができる。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network、WAN)、インターネット、及びエンドツーエンドネットワーク(例えば、ad hocエンドツーエンドネットワーク)、並びに現在既知の又は将来開発される任意のネットワークを含む。
【0080】
上記コンピュータ可読媒体は上記電子機器に含まれるものであってもよいし、該電子機器に実装されていない単独したものであってもよい。
【0081】
上記コンピュータ可読媒体には、少なくとも1つのプログラムが担持され、上記少なくとも1つのプログラムが該電子機器によって実行されると、該電子機器に、カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示することと、前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であってエフェクト及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することと、前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示することと、動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成することとを実行させる。
【0082】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは1種又は多種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせを用いて書くことが可能であり、上記プログラミング言語はオブジェクト指向のプログラミング言語、例えばJava、Smalltalk、C++を含み、更に一般の手続き型プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似的なプログラミング言語を含むが、それらに限らない。プログラムコードは完全にユーザコンピュータで実行したり、部分的にユーザコンピュータで実行したり、独立したソフトウェアパッケージとして実行したり、一部をユーザコンピュータで一部をリモートコンピュータで実行したり、完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行したりすることができる。リモートコンピュータの場合に、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のネットワークによってユーザコンピュータに接続でき、又は、外部コンピュータに接続できる(例えば、インターネットサービスプロバイダーを用いてインターネット経由で接続する)。
【0083】
添付図面のうちのフローチャート及びブロック図は本開示の各種の実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び動作を示す。この点では、フローチャート又はブロック図における各ブロックは1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部分を代表することができ、該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部分は指定された論理機能を実現するための少なくとも1つの実行可能命令を含む。なお、いくつかの置換としての実現では、ブロックに表記される機能は図面に付したものと異なる順序で実現してもよい。例えば、係る機能によって、二つの連続的に示されたブロックは実質的に並行に実行してもよく、それらは逆な順序で実行してもよい場合がある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定される機能又は操作を実行するハードウェアに基づく専用システムによって実現してもよいし、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現してもよいことに注意すべきである。
【0084】
本開示の実施例に係るユニットはソフトウェアで実現してもよいし、ハードウェアで実現してもよい。ここで、モジュールの名称は該ユニット自身を限定しない場合がある。
【0085】
本明細書で上述された機能は、少なくとも部分的に少なくとも1つのハードウェア論理構成要素によって実行され得る。例えば、使用可能な例示的なハードウェア論理構成要素は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、特定用途向け標準製品(Application Specific Standard Parts、ASSP)、システムオンチップ(System on Chip、SOC)、コンプレックスプログラマブル論理装置(Complex Programmable Logic Device、CPLD)などを含むが、それらに限らない。
【0086】
本開示において、機械可読媒体は、有形媒体であってもよく、コマンド実行システム、装置、又はデバイスによって使用され、又はコマンド実行システム、装置、又はデバイスと組み合わせて使用されるプログラムを含み、又は記憶することができる。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であり得る。機械可読媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体システム、装置、もしくはデバイス、又は上記の任意の好適な組み合わせを含み得るが、それらに限らない。機械可読記憶媒体のより具体的な例は、少なくとも1つの配線に基づく電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含む。
【0087】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例1は、
カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示することと、
前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であってエフェクト及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することと、
前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示することと、
動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成することとを含む動画の生成方法を提供する。
【0088】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例2は、前記要素識別情報は、図形コードであり、前述した、撮影画面を表示した後、さらに、
予め設定された図形コード識別アルゴリズムを採用して、前記目標画面に図形コードが存在するか否かを識別することと、
前記目標画面に図形コードが存在する場合、前記撮影画面に図形コード提示情報を表示し、前記図形コードの図形コード情報を取得することと、を含み、
前述した、前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することは、
前記図形コード情報に基づいて、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定された場合、前記図形コードに対応する目標対象を、目標動画要素として、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示することを含む、例1に記載の方法。
【0089】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例3は、前述した、前記図形コード情報に基づいて、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定されることは、
前記図形コード情報に要素種別識別が含まれている場合、前記図形コードに対応する目標対象が動画要素であると決定されることを含む、例2に記載の方法。
【0090】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例4は、前述した、前記要素識別情報に対応する目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示する前に、さらに、
前記図形コード情報に含まれる対象識別情報を取得して、前記目標動画要素の目標識別情報とすることと、
前記目標識別情報を含む情報取得要求を生成して、前記情報取得要求をサーバに送信することと、
前記サーバが前記情報取得要求に基づいて返信した前記目標動画要素の要素情報を受信することとを含む、例2に記載の方法。
【0091】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例5は、前述した、撮影画面を表示した後、さらに、
前記カメラがプレビュー状態にあると決定すること、及び/又は
前記カメラがバックカメラであると決定することをさらに含む、例1~4のいずれか1つに記載の方法。
【0092】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例6は、前述した、前記目標動画要素のプレビューを表示する前に、さらに、
前記目標動画要素が未ダウンロード状態であれば、前記目標動画要素をダウンロードし、ダウンロード提示を行うことをさらに含む、例1~4のいずれか1つに記載の方法。
【0093】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例7は、
カメラが撮影した目標画面を表示して前記目標画面を含む動画を撮影するための撮影画面を表示するように配置された画面表示モジュールと、
前記目標画面に要素識別情報が存在する場合、前記要素識別情報に対応する目標動画要素であってエフェクト及び/又は動画テンプレートを含む目標動画要素の要素情報を前記撮影画面に表示するように配置された情報表示モジュールと、
前記目標動画要素に対する使用操作を受け付けると、前記目標動画要素のプレビューを表示するように配置されたプレビュー表示モジュールと、
動画生成操作を受け付けると、前記目標動画要素を採用して動画を生成するように配置された動画生成モジュールとを含む、動画の生成装置を提供する。
【0094】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例8は、
前述した、撮影画面を表示した後、前記カメラがプレビュー状態にあると決定するように、及び/又は前記カメラがバックカメラであると決定するように配置されたカメラ決定モジュールをさらに含む、例7に記載の装置。
【0095】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例9は、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように配置されたメモリと、を含み、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに例1~6のいずれか1つに記載の動画の生成方法を実現させる、電子機器を提供する。
【0096】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例10は、プロセッサによって実行されると、例1~6のいずれか1つに記載の動画の生成方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0097】
また、各操作は、特定の順序で記述されているが、これは、そのような操作が、示されている特定の順序で、又は順次的な順序で実行されることを求めている、と理解されるべきではない。所定の環境では、マルチタスクと並行処理が有利であり得る。同様に、若干の具体的な実現の詳細が上記の記述に含まれているが、それらは、本開示の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。単一の実施例に関連して記載されている特定の特徴は、単一の実施例と組み合わせても実装可能である。逆に、単一の実施例に関連して記載されている様々な特徴は複数の実施例で別々に、又は何らかの適切なサブコンビネーションで実装可能である。
【0098】
本主題は、構造的特徴及び/又は方法論理動作に特有の言語で記述されたが、添付の特許請求の範囲に限定された主題は、必ずしも上記で記述された特定の特徴又は動作に限定されないことを理解されたい。むしろ、上述された特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形態に過ぎない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【国際調査報告】