(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-02
(54)【発明の名称】再配置可能メモ紙の壁画パッド
(51)【国際特許分類】
B42D 15/00 20060101AFI20240625BHJP
【FI】
B42D15/00 371
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023577300
(86)(22)【出願日】2022-05-20
(85)【翻訳文提出日】2023-12-14
(86)【国際出願番号】 IB2022054749
(87)【国際公開番号】W WO2022263945
(87)【国際公開日】2022-12-22
(32)【優先日】2021-06-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505005049
【氏名又は名称】スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100130339
【氏名又は名称】藤井 憲
(74)【代理人】
【識別番号】100135909
【氏名又は名称】野村 和歌子
(74)【代理人】
【識別番号】100133042
【氏名又は名称】佃 誠玄
(74)【代理人】
【識別番号】100171701
【氏名又は名称】浅村 敬一
(72)【発明者】
【氏名】マーテン,アンドリュー ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】ジャンニーニ,ミッチェル エー.
(57)【要約】
画像を再作成する際に使用するメモ紙の束を組み立てる方法である。この方法は、画像を受け取るステップと、画像を断片に分割するステップと、を含む。画像の断片は、接着剤がコーティングされた再配置可能メモ紙に特定の順序で印刷され、印刷されたメモ紙は、その特定の順序でメモ紙の束に組み立てられる。ユーザは、メモ紙の束からメモ紙を剥がし、それらを表面上に、行の左から右、上の行から下の行の順などの特定の順序で配置することによって、画像を再作成することができる。あるいは、本方法は、画像のバージョン又は類似物を再作成する際に使用するために、断片に色値又はグレースケール値を割り当てることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を再作成する際に使用するメモ紙の束を組み立てる方法であって、
画像を受け取るステップと、
前記画像を断片に分割するステップと、
前記断片を、接着剤がコーティングされた再配置可能メモ紙に特定の順序で印刷するステップと、
前記印刷されたメモ紙を前記特定の順序でメモ紙の束に組み立てるステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記メモ紙が、同一のサイズ指定を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記分割するステップの前に前記画像を拡大することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記分割するステップの前に前記画像を縮小することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記断片のための複数のドキュメントであって、前記特定の順序で配列される、複数のドキュメントを生成することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記印刷するステップ及び前記組み立てるステップのために、前記ドキュメントを遠隔のプリンタ及びインライン組立装置に送信することを更に含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記メモ紙の束を、前記メモ紙から前記画像を再作成する際に使用するための説明書と共に梱包するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記特定の順序が、上の行から下の行、行の左から右の順を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
画像を再作成する際に使用するメモ紙の束を組み立てる方法であって、
画像を受け取るステップと、
前記画像を断片に分割するステップと、
前記画像に基づいて、前記断片に色値又はグレースケール値を割り当てるステップと、
前記割り当てられた色値又はグレースケール値を有する、接着剤がコーティングされた再配置可能メモ紙を、特定の順序で選択するステップと、
前記選択されたメモ紙を前記特定の順序でメモ紙の束に組み立てるステップと、
を含む方法。
【請求項10】
前記メモ紙が、同一のサイズ指定を有する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記メモ紙の束を、前記メモ紙から前記画像を再作成する際に使用するための説明書と共に梱包するステップを更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記特定の順序が、上の行から下の行、行の左から右の順を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
画像を再作成する際に使用するメモ紙の束に対する顧客からの注文を処理する方法であって、
顧客から画像を受け取るステップと、
請求項1又は9に記載の方法を使用して、前記画像のための、接着剤がコーティングされた再配置可能メモ紙の束を組み立てるステップと、
前記メモ紙の束を前記顧客に送付するステップと、
を含む方法。
【請求項14】
前記メモ紙の束を、前記メモ紙から前記画像を再作成する際に使用するための説明書と共に梱包するステップを更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
画像を再作成する際に使用するメモ紙の束であって、
束に組み立てられ、前記メモ紙に印刷された前記画像の断片を有する、接着剤がコーティングされた複数の再配置可能メモ紙を含み、前記メモ紙が前記束から剥がされて特定の順序で表面上に配置されると、前記メモ紙が前記画像を再作成するように、前記メモ紙が前記束内で前記特定の順序で配列されている、
メモ紙の束。
【請求項16】
前記特定の順序が、上の行から下の行、行の左から右の順を含む、請求項15に記載のメモ紙の束。
【請求項17】
前記メモ紙の束が、前記メモ紙から前記画像を再作成する際に使用するための説明書と共に梱包されている、請求項15に記載のメモ紙の束。
【請求項18】
画像を再作成する際に使用するメモ紙の束であって、
束に組み立てられ、前記画像の断片に対応する色値又はグレースケール値を有する、接着剤がコーティングされた複数の再配置可能メモ紙を含み、前記メモ紙が前記束から剥がされて特定の順序で表面上に配置されると、前記メモ紙が前記画像のバーションを再作成するように、前記メモ紙が前記束内で前記特定の順序で配列されている、
メモ紙の束。
【請求項19】
前記特定の順序が、上の行から下の行、行の左から右の順を含む、請求項18に記載のメモ紙の束。
【請求項20】
前記メモ紙の束が、前記メモ紙から前記画像を再作成する際に使用するための説明書と共に梱包されている、請求項18に記載のメモ紙の束。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
再配置可能なメモ用紙から作られる壁画は、ユーザが様々な色のメモ紙を使用して作成する非常に人気の高いアートワークの形である。ところが、壁画を作成するには非常に時間がかかることがあり、また、ユーザが多くの異なるメモ紙パッドを購入しても、使い切れずに無駄になることが多い。これにより、従来は再配置可能メモ紙の壁画を作成することには非常に費用及び時間がかかっていた。
【発明の概要】
【0002】
画像を再作成する際に使用するメモ紙の束を組み立てる第1の方法が、画像を受け取るステップと、画像を断片に分割するステップと、を含む。画像の断片は、接着剤がコーティングされた再配置可能メモ紙に特定の順序で印刷され、印刷されたメモ紙は、その特定の順序でメモ紙の束に組み立てられる。
【0003】
画像を再作成する際に使用するメモ紙の束を組み立てる第2の方法が、画像を受け取るステップと、画像を断片に分割するステップと、画像に基づいて断片に色値又はグレースケール値を割り当てるステップと、を含む。割り当てられた色値又はグレースケール値を有する、接着剤がコーティングされた再配置可能メモ紙が、特定の順序で選択され、選択されたメモ紙は、特定の順序でメモ紙の束に組み立てられる。
【0004】
どちらの方法であっても、ユーザは、メモ紙の束からメモ紙を剥がし、それらをある表面上に特定の順序で配置することによって、画像を再作成することができる。
【0005】
画像を再作成する際に使用する第1のメモ紙の束は、束に組み立てられ、メモ紙に画像の断片が印刷された、接着剤がコーティングされた複数の再配置可能メモ紙を含む。メモ紙が束から剥がされて特定の順序である表面上に配置されると、メモ紙が画像を再作成するように、メモ紙は、束内に特定の順序で配列されている。
【0006】
画像を再作成する際に使用する第2のメモ紙の束は、束に組み立てられ、画像の断片に対応する色値又はグレースケール値を有する、接着剤がコーティングされた複数の再配置可能メモ紙を含む。メモ紙が束から剥がされて特定の順序である表面上に配置されるとメモ紙が画像のバージョンを再作成するように、メモ紙は束内に特定の順序で配列されている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】再配置可能メモ紙の壁画パッドを生成する例示的なコンピュータシステムの略図である。
【
図2】画像をメモ紙用の断片に分割することによって再配置可能メモ紙の壁画パッドを作成するプロセスのフローチャートである。
【
図3】画像の断片に色値又はグレースケール値を割り当てることによって再配置可能メモ紙の壁画パッドを作成するプロセスのフローチャートである。
【
図4】再配置可能メモ紙の壁画パッドを顧客に提供するプロセスのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
壁画を作成するプロセスを簡素化するために、ソフトウェアを使用して画像を大きな画素化したバージョンの画像に変換することができ、各画素は、例えば3インチ×3インチの再配置可能メモ紙を表す。メモ紙のパッド中のメモ紙ごとに異なるデザインを印刷することができる。このプロセスは、また、画像を画素化せずに使用することもできる。具体的には、画像を小さな正方形の断片に分割することができ、各断片を再配置可能メモ紙に印刷して、メモ紙のパッドにすることができる。次に、ユーザが、メモ紙のパッドからメモ紙をある表面上に特定の順序又は配列で系統的に配置することによって、画像を再作成することができる。
【0009】
このプロセスは、画像を受け取り、それを断片に分割し、画像の各断片を、接着剤がコーティングされた再配置可能メモ紙に印刷する。このような再配置可能メモ紙の例としては、3M Company製のPOST-ITメモ紙が挙げられる。次に、例えば、印刷されたメモ紙は、ユーザが印刷されたメモ紙のパッドを上から下へ順に使い、各メモ紙をある表面上に並べて貼ることによって、元の画像を再作成できる体系的な様式で、メモ紙の束又はパッドに編成されている。この方法は、メモ紙のパッド内に特定の様式で配列されている印刷された再配置可能メモ紙を使用して画像を再作成する、系統的な方法を提供する。
【0010】
再配置可能メモ紙に画像の断片を印刷する代わりに、本方法は、画像の断片に対応する色値又はグレースケール値を有するメモ紙を選択し、それらを特定の順序で積み重ねてメモ紙のパッドにすることができる。これらのメモ紙は、ある表面上に特定の様式で配列すると、画像のバージョン又は類似物を作成するために使用できる。
【0011】
図1は、再配置可能メモ紙の壁画パッドを生成するための例示的な機械10の図である。機械10は、例えば以下の構成要素、すなわち、1つ以上のアプリケーション14を記憶するメモリ12と、情報の不揮発性記憶を提供する二次記憶装置20と、情報又はコマンドを機械10に入力する入力デバイス16と、メモリ12又は二次記憶装置20に記憶された、又は別のソースから受信したアプリケーションを実行するプロセッサ22と、印刷形式で情報のハードコピーを提供するプリンタ又は音声形式で情報を提供するスピーカなどの、情報を出力する出力デバイス18と、視覚又は視聴覚形式で情報を電子的に表示する表示デバイス24と、デジタル画像を取り込むデジタルカメラ28又は他の画像取り込み装置と、を含むことができる。機械10は、インターネット、イントラネット、又は他のタイプのネットワークなどのネットワーク26への接続を含むことができる。機械10は、プリンタ及びインライン組立装置30へのネットワーク26を介した接続を含み、この接続は、例えばインクジェットプリンタを使用して、画像の断片又は一部を再配置可能メモ紙に印刷し、プリンタで印刷されたメモ紙をインラインで組み立てて、メモ紙上の接着剤コーティングを介して互いに固定されたメモ紙の束にする際に使用される。「メモ紙の束」という用語には、メモ紙のパッド及びメモパッドも含まれる。システムはまた、顧客コンピュータ32へのネットワーク26を介した接続を含むことができる。
【0012】
図2は、画像をメモ紙用の断片に分割することによって再配置可能メモ紙の壁画パッドを作成するプロセスのフローチャートである。このプロセスは、プロセッサ22などのプロセッサによって実行するための、ソフトウェア又はファームウェア、例えばアプリケーション14において実装することができる。
【0013】
プロセスは、IMAGEという語で表現された画像34を受け取り(ステップ50)、その画像を断片又は画素36に分割する(ステップ52)。画像は、例えば、PDF(Portable Document Format)やJPG(Joint Photographic Experts Group)フォーマットの写真であってもよい。この場合、画像は、行38及び列40に電子的に分割され、各行及び列の位置は、画像34の1つの断片を表す。
【0014】
画像の断片は、メモ紙42によって表されるように、接着剤がコーティングされた再配置可能メモ紙に特定の順序で印刷される(ステップ54)。例えば、画像の断片は、特定の順序で一組のPDFドキュメントに配列され、その順序でプリンタ及びインライン組立装置30に送られ、プリンタ及びインライン組立装置30が断片をメモ紙に印刷する。あるいは、接着剤のないメモ紙に断片を印刷することもでき、次いで、印刷されたメモ紙に接着剤をコーティングして、再配置可能メモ紙を作製することができる。プリンタ及びインライン組立装置30は、メモ紙を印刷して組み立てるために、機械10と共にローカルに配置されてもよいし、又は機械10から遠隔に配置されてネットワーク26を介してアクセスされてもよい。例えば、メモ紙の束を印刷して組み立てるために、元の画像の断片を有するPDFドキュメントを印刷業者などの別のエンティティに送信することもできる。
【0015】
メモ紙の数及びサイズに応じて、PDFドキュメントでは、元の画像の対応する断片に対して画像の断片を拡大又は縮小することができる。例えば、元の画像が、8インチ×10インチで、メモ紙から作られる対応する画像が、5行と6列の3インチ×3インチのメモ紙である場合、メモ紙のすべて又はほとんどを実質的にカバーするために、元の画像を約15インチ×18インチに拡大することができる。逆に、別の例として、元の画像が、8インチ×10インチで、メモ紙から作られる対応する画像が、5行と6列の1.5インチ×1.5インチのメモ紙である場合、メモ紙のすべて又はほとんどを本質的にカバーするために、元の画像を約7.5インチ×9インチに縮小することができる。
【0016】
典型的には、同じ束又はパッド内のすべての再配置可能メモ紙は、元の画像を再作成する際に使用するために、例えば3インチ×3インチのメモ紙などの同じサイズ指定を有する。あるいは、
図2のプロセスは、異なるサイズのメモ紙、例えば、正方形のメモ紙と、2つ以上の正方形のメモ紙の幅を有する長方形のメモ紙を使用することもでき、場合によって別々の束に、一緒に配置して元の画像を再作成するための対応する説明書と共に準備される。
【0017】
プロセスは、プリンタ及びインライン組立装置30を使用して印刷されたメモ紙をメモ紙の束44に組み立て、このメモ紙の束を、メモ紙を用いて画像34を再作成する方法を示す説明書と共に梱包する(ステップ56)。例えば、メモ紙の束44を、メモ紙44から元の画像を再作成する際に使用するための説明が印刷されたカードと共に、プラスチック包装で梱包することができる。
【0018】
説明書に基づいて、ユーザは、メモ紙の束44からメモ紙を剥がし、それらを特定の順序で配置して、メモ紙の集合46によって表された画像を再作成することができる。メモ紙46は、画像を集合的に再作成するための、画像34の印刷された断片を含む。説明のために、メモ紙の集合46には少数のメモ紙しか示されていないが、メモ紙の集合46は、この例では5行及び6列を埋めるメモ紙を含む。メモ紙は、例えば、壁又は他の表面上に再配置可能に貼り付けることができる。メモ紙を上の行から下の行、行の左から右に配列する場合、ユーザが次の行をどの時点で開始すべきかわかるように、任意選択的に、各行の最後のメモ紙に標識48を含めることができる。標識は、例えば、シンボル、アイコン、又は会社若しくはエンティティのロゴとすることができる。あるいは、最初の行、及び場合によっては他の選択された行の最後のメモ紙のみに標識48を含めることができる。
【0019】
図3は、画像の断片に色値又はグレースケール値を割り当てることによって再配置可能メモ紙の壁画パッドを作成するプロセスのフローチャートである。このプロセスは、プロセッサ22などのプロセッサによって実行するための、ソフトウェア又はファームウェア、例えばアプリケーション14において実装することができる。
【0020】
プロセスは、IMAGEという語で表現された画像58を受け取る(ステップ74)。画像は、例えば、PDF又はJPGフォーマットの写真であってもよい。この場合、画像は、行62及び列64に電子的に分割され、各行及び列の位置は、画像58の1つの断片を表す。プロセスは、画像を断片又は画素60に分割し、画像に基づいて断片に色値又はグレースケール値を割り当てる(ステップ76)。各断片は、後に画像のバージョンを再作成するための特定のメモ紙位置(n
行、列)を表す。色値又はグレースケール値は、例えば、画像の対応する断片の平均色値又は平均グレースケール値を表すことができ、それにより、特定の距離から見たときに、その色値又はグレースケール値のメモ紙が互いに混ざり合って元の画像のバージョン又は類似物を再作成しているように見えるが、メモ紙のサイズによってはあまり詳細ではない可能性もある。表1は、画像断片のメモ紙位置に対する色値及びグレースケール値を記憶するための例示的なデータ構造を示す。
【表1】
【0021】
メモ紙66によって表されるように、対応する色値又はグレースケール値を有する、接着剤がコーティングされた再配置可能メモ紙が、特定の順序で選択される(ステップ78)。あるいは、プリンタ及びインライン組立装置30を使用して、空白のメモ紙に、色値を有する色又はグレースケール値を有する階調を、特定の順序で印刷することもできる。プロセスは、プリンタ及びインライン組立装置30を使用して選択されたメモ紙(又は印刷されたメモ紙)をメモ紙の束68に組み立て、このメモ紙の束を、メモ紙を用いて画像58のバージョンを再作成する方法を示す説明書と共に梱包する(ステップ80)。例えば、メモ紙の束68を、メモ紙68から元の画像のバージョンを再作成する際に使用するための説明が印刷されたカードと共に、プラスチック包装で梱包することができる。
【0022】
説明に基づいて、ユーザは、メモ紙の束68からメモ紙を剥がし、それらを特定の順序で配置して、メモ紙の集合70によって表された画像を再作成することができる。メモ紙70は、画像のバージョンを集合的に再作成するための、色値又はグレースケール値を含む。説明のために、メモ紙の集合70には少数のメモ紙しか示されていないが、メモ紙の集合70は、この例では5行及び6列を埋めるメモ紙を含む。メモ紙は、例えば、壁又は他の表面上に配置することができる。メモ紙を上の行から下の行、行の左から右に配列する場合、任意選択として、ユーザが次の行をいつ開始すべきかわかるように、各行の最後のメモ紙に標識72を含めることができる。標識は、例えば、シンボル、アイコン、又は会社若しくはエンティティのロゴとすることができる。あるいは、最初の行、及び場合によっては他の選択された行の最後のメモ紙のみに標識72を含めることができる。
【0023】
図4は、再配置可能メモ紙の壁画パッドを顧客に提供するためのプロセスのフローチャートである。このプロセスは、プロセッサ22などのプロセッサによって実行するための、ソフトウェア又はファームウェア、例えばアプリケーション14において実施することができる。プロセスは、顧客から、例えば、顧客コンピュータ32から、電子メール又は他の電子通信として、ネットワーク26を介して機械10に送信された画像を受け取る(ステップ82)。顧客コンピュータ32は、例えば、機械10と同一又は類似の構成要素を有することができる。顧客は、例えば、デジタルカメラを用いて写真を撮影し、その写真を画像として送信すること、又は、印刷された写真をスキャンし、そのスキャンしたものを画像として送信することができる。表2は、顧客がメモ紙の壁画の束又はパッドに対するリクエストを、場合によっては支払いと共に送るための注文書の例を示す。
【表2】
【0024】
プロセスは、
図2又は
図3のプロセスを使用して、その画像のための、接着剤がコーティングされた再配置可能メモ紙の束を組み立て、そのメモ紙の束を説明書と共に梱包する。メモ紙の束は、顧客に送付又は出荷される(ステップ86)。
【国際調査報告】