IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイの特許一覧

特表2024-523879生産フローデータをヒューマン・マシン・インターフェース・データに変換する方法及びシステム
<>
  • 特表-生産フローデータをヒューマン・マシン・インターフェース・データに変換する方法及びシステム 図1
  • 特表-生産フローデータをヒューマン・マシン・インターフェース・データに変換する方法及びシステム 図2
  • 特表-生産フローデータをヒューマン・マシン・インターフェース・データに変換する方法及びシステム 図3
  • 特表-生産フローデータをヒューマン・マシン・インターフェース・データに変換する方法及びシステム 図4
  • 特表-生産フローデータをヒューマン・マシン・インターフェース・データに変換する方法及びシステム 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-02
(54)【発明の名称】生産フローデータをヒューマン・マシン・インターフェース・データに変換する方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
   G05B 19/418 20060101AFI20240625BHJP
   G06Q 50/04 20120101ALI20240625BHJP
【FI】
G05B19/418 Z
G06Q50/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023577395
(86)(22)【出願日】2022-04-27
(85)【翻訳文提出日】2023-12-28
(86)【国際出願番号】 EP2022061219
(87)【国際公開番号】W WO2022263045
(87)【国際公開日】2022-12-22
(31)【優先権主張番号】21179388.0
(32)【優先日】2021-06-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】391053799
【氏名又は名称】テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
【住所又は居所原語表記】70 Avenue General Guisan,CH-1009 Pully,Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100151105
【弁理士】
【氏名又は名称】井戸川 義信
(72)【発明者】
【氏名】アブラハムソン、マティアス
(72)【発明者】
【氏名】ニグレン、セバスチャン
(72)【発明者】
【氏名】モベルグ、リッカード
【テーマコード(参考)】
3C100
5L050
【Fターム(参考)】
3C100AA29
3C100AA38
3C100AA59
3C100BB12
3C100BB33
3C100EE14
5L050CC04
(57)【要約】
生産フロー(PF)データ(110)をヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)データ(130)に変換する方法(400)を示す。PFデータ(110)は、貯蔵オブジェクト(112、118)と加工オブジェクト(114、116)とを備える。本方法は、PFデータ(110)を受信し(402)、PFデータ(110)内の貯蔵オブジェクト(112、118)及び加工オブジェクト(114、116)を特定し(404)、各加工オブジェクト(114、116)について特定し(406)、供給元オブジェクト(112、PFデータ(110)に基づいて多数のプロセスシーケンス(120a-b)を形成し(412)、2つ以上のプロセスシーケンス(120a-b)に存在するリンクオブジェクト(126a-b)を特定し(414)、集約されたプロセスシーケンス(128)を生成し(416)、集約されたプロセスシーケンス(128)に基づいてHMIデータ(130)を生成し(418)、HMIデータ(130)が矩形アレイ(134)を生成し、供給先オブジェクト(116、118)の視覚的に表現された供給先オブジェクト(142、144)が、矩形アレイ(134)内の第1の方向(A)において、プロセスシーケンス(120a-b)の各々について、供給元オブジェクト(112、114)の視覚的に表現された供給元オブジェクト(138、140)に続いて配置される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生産フロー(PF)データ(110)をヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)データ(130)に変換する方法(400)であって、前記PFデータ(110)は、食品加工ライン(100)の貯蔵ユニット(102、108)を表す貯蔵オブジェクト(112、118)と、食品加工ライン(100)の加工ユニット(104、106)を表す加工オブジェクト(114、116)とを含み、
前記方法は、
前記PFデータ(110)を受信し(402)、
前記PFデータ(110)内の前記貯蔵オブジェクト(112、118)及び前記加工オブジェクト(114、116)を特定し(404)、
各加工オブジェクト(114、116)に対して(406)、
前記貯蔵オブジェクト(112、118)及び前記加工オブジェクト(114、116)の中から、前記加工オブジェクト(114、116)の供給元オブジェクト(112、114)を特定し(408)、
前記貯蔵オブジェクト(112、118)及び前記加工オブジェクト(114、116)の中から、前記加工オブジェクト(114、116)の供給先オブジェクト(116、118)を特定し(410)、
前記PFデータ(110)に基づいて、各プロセスシーケンスがプロセスシーケンス固有の供給元オブジェクト(122a-b)及びプロセスシーケンス固有の供給先オブジェクト(124a-b)を備える、複数のプロセスシーケンス(120a-b)を形成(412)し、
2つ以上の前記プロセスシーケンス(120a-b)に存在するリンクオブジェクト(126a-b)を特定し(414)、
前記リンクオブジェクト(126a-b)を介して前記プロセスシーケンス(120a-b)を連結することにより、集約されたプロセスシーケンス(128)を生成し(416)、
前記HMIデータ(130)がオペレータ・ディスプレイ(132)上で実行されると、第1の方向(A)に配列されたスクリーン領域要素(136)の矩形アレイ(134)を生成するように、前記集約されたプロセスシーケンス(128)に基づいて前記HMIデータ(130)を生成する(418)、ことを含み、
前記供給先オブジェクト(116、118)の視覚的に表現された供給先オブジェクト(142、144)は、前記矩形アレイ(134)における第1の方向(A)の前記プロセスシーケンス(120a-b)の各々について、前記供給元オブジェクト(112、114)の視覚的に表現された供給元オブジェクト(138、140)に続いて配置される、
方法(400)。
【請求項2】
前記スクリーン領域要素(136)の前記矩形アレイ(134)は、前記第1の方向(A)及び前記第2の方向(B)に配置され、前記加工オブジェクト(114、116)の視覚的に表現された加工オブジェクト(140、142)は、前記矩形アレイ(134)の前記第2の方向(B)において、前記貯蔵オブジェクト(112、118)の視覚的に表現された貯蔵オブジェクト(138、144)に続いて配置される、
請求項1に記載の方法(400)。
【請求項3】
前記加工オブジェクト(114、116)が第1のタイプの加工オブジェクト(114)及び第2のタイプの加工オブジェクト(116)を備え、前記視覚的に表現された加工オブジェクト(140、142)が視覚的に表現された第1のタイプの加工オブジェクト(140)及び視覚的に表現された第2のタイプの加工オブジェクト(142)を備え、
前記第1のタイプの加工オブジェクト(114)及び前記第2のタイプの加工オブジェクト(116)にそれぞれリンクされ、前記視覚的に表現された第2のタイプの加工オブジェクト(142)は、前記矩形アレイ(134)における前記第2の方向(B)において、前記視覚的に表現された第1のタイプの加工オブジェクト(140)に続いて配置される、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記加工ユニット(104、106)は、温度処理装置、ホモジナイザー、セパレータ、フィルター装置、ミキサー、チーズ槽、アイスクリーム冷凍庫、アイスクリーム押出機、パウダー乾燥機及び包装機からなる群から選択される、
請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
貯蔵ユニット(102、108)は、タンクである、
請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記貯蔵ユニット(102,108)の充填度が決定され、前記視覚的に表現された貯蔵オブジェクト(138,144)に前記充填度が表示される、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
食品加工ライン(100)の在庫が、前記貯蔵ユニット(102、108)の充填度に基づいて決定され、前記食品加工ライン(100)の在庫が、前記視覚的に表現された貯蔵オブジェクト(138、144)とともに表示される、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
食品加工ライン(100)と、オペレータ・ディスプレイ(132)と、生産フロー(PF)データ(110)をヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)データ(130)に変換するように構成された制御ユニット(502)と、を備えるシステム(500)であって、前記PFデータ(110)は、前記食品加工ライン(100)の貯蔵ユニット(102、108)を表す貯蔵オブジェクト(112、118)と、前記食品加工ライン(100)の加工ユニット(104、106)を表す加工オブジェクト(114、116)とを備え、
前記制御ユニット(502)は、
前記PFデータ(110)を受信するように構成されたPFデータ受信部(504)と、
前記PFデータ(110)内の前記貯蔵オブジェクト(112、118)及び前記加工オブジェクト(114、116)を特定するように構成された貯蔵・加工オブジェクト特定部(506)と、
各加工オブジェクト(114、116)について、前記貯蔵オブジェクト(112、118)及び前記加工オブジェクト(114、116)のうち、前記加工オブジェクト(114、116)の供給元オブジェクト(112、114)を特定するように構成された供給元オブジェクト特定部(508)と、
前記貯蔵オブジェクト(112、118)及び前記加工オブジェクト(114、116)のうち、前記加工オブジェクト(114、116)の供給先オブジェクト(116、118)を特定するように構成された供給先オブジェクト特定部(510)と、
前記PFデータ(110)に基づいて、各プロセスシーケンスがプロセスシーケンス固有の供給元オブジェクト(122a-b)とプロセスシーケンス固有の供給先オブジェクト(124a-b)とを備える、多数のプロセスシーケンス(120a-b)を形成するように構成されたプロセスシーケンスフォーマー(512)と、
2つ以上の前記プロセスシーケンス(120a-b)に存在するリンクオブジェクト(126a-b)を特定するように構成されたリンクオブジェクト特定部(514)と、
前記リンクオブジェクト(126a-b)を介して前記プロセスシーケンス(120a-b)を一緒にリンクすることにより、集約されたプロセスシーケンス(128)を生成するように構成された集約プロセスシーケンス生成部(516)と、
前記HMIデータ(130)が一旦オペレータ・ディスプレイ(132)上で実行されると、第1の方向(A)及び第2の方向(B)に配列されたスクリーン領域要素(136)の矩形アレイ(134)を生成するように、前記集約されたプロセスシーケンス(128)に基づいて、前記HMIデータ(130)を生成するように構成されたHMIデータ生成部(518)と、を備え、
前記供給先オブジェクト(116、118)の視覚的に表現された供給先オブジェクト(142、144)は、前記矩形アレイ(134)内の前記第1の方向(A)における前記プロセスシーケンス(120a-b)の各々について、前記供給元オブジェクト(112、114)の視覚的に表現された供給元オブジェクト(138、140)に続いて配置される、
システム(500)。
【請求項9】
前記加工オブジェクト(114、116)の視覚的に表現された加工オブジェクト(140、142)は、前記矩形アレイ(134)における第2の方向(B)において、前記貯蔵オブジェクト(112、118)の視覚的に表現された貯蔵オブジェクト(138、144)に続いて配置される、
請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記加工オブジェクト(114、116)は、第1のタイプの加工オブジェクト(114)及び第2のタイプの加工オブジェクト(116)を備え、視覚的に表現された加工オブジェクト(140、142)が、視覚的に表現された第1のタイプの加工オブジェクト(140)及び視覚的に表現された第2のタイプの加工オブジェクト(142)を備え、
前記第1のタイプの加工オブジェクト(114)及び前記第2のタイプの加工オブジェクト(116)にそれぞれリンクされ、前記視覚的に表現された第2のタイプの加工オブジェクト(142)は、前記矩形アレイ(134)における前記第2の方向(B)において、前記視覚的に表現された第1のタイプの加工オブジェクト(140)に続いて配置される、
請求項8又は9に記載のシステム。
【請求項11】
前記処理ユニット(104、106)は、温度処理装置、ホモジナイザー、セパレータ、フィルター装置、ミキサー、チーズ槽、アイスクリーム冷凍庫、アイスクリーム押出機、パウダー乾燥機及び包装機からなる群から選択される、
請求項8から10のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項12】
前記貯蔵ユニット(102、108)がタンクである、
請求項8から11のいずれか一項に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品加工ラインを制御するための方法及びシステムに関する。より詳細には、生産フローデータをヒューマン・マシン・インターフェース・データに変換する方法、及び食品加工ライン、オペレータ・ディスプレイ及び制御ユニットを含むシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在の食品加工ラインは、多くの場合、異なる製品特性や異なる種類の製品を生産するために、様々な方法で適合できるように構築されている。多種多様な条件や要件を満たすように構成された加工ラインを持つことは、食品加工ラインがしばしば複雑であるという代償を伴う。複雑であることに加え、一般的に、ほとんどの加工ラインは互いに異なっている。その理由の1つとして、食品加工ラインが時代とともに改良されてきたことである。このような複雑さと、多くの食品加工ラインがその構成において独特であることとが相まって、一般に、オペレータが食品加工ラインの運転を管理することは、特に、担当する特定の食品加工ラインを取り扱った経験がないか、ほとんどない場合には、難しい作業となる。
【0003】
食品加工ラインをよりよく理解し、食品加工の進行を監視できるようにするため、さまざまなSCADA(Supervisory Control And DAtA Acquisition)システムが開発されている。これらのシステムは、食品加工ラインの制御を担当するオペレータの負担を軽減するものではあるが、新しいシステムの設定や導入には一般的に時間がかかる。さらに、システムがセットアップされたとしても、新しいオペレータにとっては、オペレータ・ディスプレイを介して表示される情報をどのように解釈すればよいかを理解することが難しい場合もある。SCADAシステムは異なる方法でセットアップされる可能性があり、様々な方法で情報をオペレータに伝達することができる。このような柔軟性は、システムをカスタマイズできるという利点があるが、新しいオペレータがシステムを理解するのに時間がかかるという欠点がある。
【0004】
現在のSCADAシステムが食品加工ラインに関する情報をオペレータに提供するとしても、そのようなシステムのセットアップには、金銭的にも時間的にも投資が必要である。システムのセットアップに必要な時間と費用に加えて、ほとんどのシステムはオペレータの特定のニーズに従ってセットアップすることができ、これは多くの点で有利であるが、新しいオペレータが提供される情報を理解するのが難しく、その結果、食品加工ラインが最適でない方法で制御されるリスクがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、上述の従来技術の制限の1つ以上を少なくとも部分的に克服することである。特に、食品加工ラインの制御システムをセットアップするための時間効率の良い手順を提供することが目的である。他の目的は、異なる食品加工ラインに対して情報が一貫して表現されることを保証することであり、これによりオペレータのミスのリスクを低減することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様によれば、生産フロー(PF)データをヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)データに変換する方法であって、PFデータは、食品加工ラインの貯蔵ユニットを表す貯蔵オブジェクトと、食品加工ラインの加工ユニットを表す加工オブジェクトとを含んでもよく、当該方法は、PFデータを受信し、PFデータ内の貯蔵オブジェクト及び加工オブジェクトを特定し、各加工オブジェクトに対して、貯蔵オブジェクト及び加工オブジェクトの中から、加工オブジェクトの供給元オブジェクトを特定し、貯蔵オブジェクト及び加工オブジェクトの中から、加工オブジェクトの供給先オブジェクトを特定し、PFデータに基づいて多数のプロセスシーケンスを形成し、各プロセスシーケンスは、プロセスシーケンス固有の供給元オブジェクト及びプロセスシーケンス固有の供給先オブジェクトを備え、2つ以上の前記プロセスシーケンスに存在するリンクオブジェクトを特定し、リンクオブジェクトを介してプロセスシーケンスを連結することにより、集約されたプロセスシーケンスを生成し、HMIデータが一旦オペレータ・ディスプレイ上で実行されると、第1の方向(A)に配列されたスクリーン領域要素の矩形アレイを生成するように、集約されたプロセスシーケンスに基づいてHMIデータを生成する、ことを備え、供給先オブジェクトの視覚的に表現された供給先オブジェクトは、矩形アレイにおける第1の方向(A)のプロセスシーケンスの各々について、供給元オブジェクトの視覚的に表現された供給元オブジェクトに続いて配置される。
【0007】
このように構造化されたアプローチを持つことにより、HMIデータは時間効率の良い方法で生成され、食品加工ラインの立ち上げや食品加工ラインのアップグレードにかかる時間とコストを削減できる。さらに、上記のような構造化されたアプローチをとることで、食品加工ラインは非常に複雑であっても、一貫性があるため、オペレータやその他の担当者にとって直感的なユーザーインターフェースに変換できる。複雑な加工ラインの取り扱いを可能にする理由の一つは、各加工対象が個別に分析され、その後、これらの個別の評価結果が集約されることである。
【0008】
スクリーン領域要素の矩形アレイは、第1の方向A及び第2の方向Bに配置されてもよく、加工オブジェクトの視覚的に表現された加工オブジェクトは、矩形配列の第2の方向Bにおいて、貯蔵オブジェクトの視覚的に表現された貯蔵オブジェクトに続いて配置されてもよい。
【0009】
オペレータ・ディスプレイ上で貯蔵オブジェクトと加工オブジェクトを区別する利点は、オペレータが食品加工ラインの異なるユニットが互いにどのように接続されているかをより容易に把握できることである。
【0010】
加工オブジェクトは、第1のタイプの加工オブジェクト及び第2のタイプの加工オブジェクトを備えてもよく、視覚的に表現された加工オブジェクトは、第1のタイプの加工オブジェクト及び第2のタイプの加工オブジェクトにそれぞれリンクされた、視覚的に表現された第1のタイプの加工オブジェクト及び視覚的に表現された第2のタイプの加工オブジェクトを備えてもよく、視覚的に表現された第2のタイプの加工オブジェクトは、矩形配列における第2の方向Bにおいて、視覚的に表現された第1のタイプの加工オブジェクトに続いて配置されてもよい。
【0011】
異なるタイプの加工対象物を第2の方向Bに分離することの利点は、食品加工ラインがどのように設計されているか、異なる食品加工対象物がどのように互いに関連しているか、オペレータが容易に把握できることである。
【0012】
加工ユニットは、温度処理装置、ホモジナイザー、セパレータ、フィルター装置、ミキサー、チーズ槽、アイスクリーム冷凍庫、アイスクリーム押出機、パウダー乾燥機、包装機からなる群から選択されてもよい。
【0013】
貯蔵ユニットはタンクであってもよい。
【0014】
貯蔵ユニットの充填度が決定され、視覚的に表現された貯蔵オブジェクトに充填度が表示されてもよい。
【0015】
食品加工ラインの在庫は、貯蔵ユニットの充填度に基づいて決定されてもよく、食品加工ラインの在庫は、視覚的に表現された貯蔵オブジェクトと共に表示されてもよい。
【0016】
第2の態様によれば、食品加工ラインと、オペレータ・ディスプレイと、生産フロー(PF)データをヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)データに変換するように構成された制御ユニットとを含むシステムが提供される。PFデータは、食品加工ラインの貯蔵ユニットを表す貯蔵オブジェクトと、食品加工ラインの加工ユニットを表す加工オブジェクトとを含んでもよい。制御ユニットは、PFデータを受信するように構成されたPFデータ受信部と、PFデータ内の貯蔵オブジェクト及び加工オブジェクトを特定するように構成された貯蔵オブジェクト・加工オブジェクト特定部と、各加工オブジェクトについて、貯蔵オブジェクト及び加工オブジェクトのうち加工オブジェクトの供給元オブジェクトを特定するように構成された供給元オブジェクト特定部と、貯蔵オブジェクト及び加工オブジェクトのうち加工オブジェクトの供給先オブジェクトを特定するように構成された供給先オブジェクト特定部と、PFデータに基づいて多数のプロセスシーケンスを形成するように構成されたプロセスシーケンス形成部と、各プロセスシーケンスがプロセスシーケンス固有の供給元オブジェクト及びプロセスシーケンス固有の供給先オブジェクトを備え、2つ以上のプロセスシーケンスに存在するリンクオブジェクトを特定するように構成されたリンクオブジェクト特定部と、リンクオブジェクトを介してプロセスシーケンスをリンクすることにより、集約されたプロセスシーケンスを生成するように構成された集約プロセスシーケンス生成部と、集約されたプロセスシーケンスに基づいてHMIデータを生成するように構成されたHMIデータ生成部と、を備え、HMIデータは、一旦オペレータ・ディスプレイ上で実行されると、第1の方向A及び第2の方向Bに配置されたスクリーン領域要素の矩形アレイを生成し、供給先オブジェクトの視覚的に表現された供給先オブジェクトは、矩形アレイ内の第1の方向Aにおけるプロセスシーケンスの各々について、供給元オブジェクトの視覚的に表現された供給元オブジェクトに続いて配置される。
【0017】
加工オブジェクトの視覚的に表現された加工オブジェクトは、矩形配列の第2の方向Bにおいて、貯蔵オブジェクトの視覚的に表現された貯蔵オブジェクトに続いて配置されてもよい。
【0018】
加工オブジェクトは、第1のタイプの加工オブジェクト及び第2のタイプの加工オブジェクトを備えてもよく、視覚的に表現された加工オブジェクトは、第1のタイプの加工オブジェクト及び第2のタイプの加工オブジェクトにそれぞれリンクされた、視覚的に表現された第1のタイプの加工オブジェクト及び視覚的に表現された第2のタイプの加工オブジェクトを備えてもよく、視覚的に表現された第2のタイプの加工オブジェクトは、矩形アレイにおける第2の方向Bにおいて、視覚的に表現された第1のタイプの加工オブジェクトに続いて配置される。
【0019】
処理ユニットは、温度処理装置、ホモジナイザー、セパレータ、フィルター装置、ミキサー、チーズ槽、アイスクリーム冷凍庫、アイスクリーム押出機、パウダー乾燥機、包装機からなる群から選択されてもよい。
【0020】
貯蔵ユニットはタンクであってもよい。
【0021】
第1の態様に関して示した特徴や利点は、第2の態様にも当てはまる。
【0022】
本発明のさらに他の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明及び図面から明らかになるであろう。
【0023】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら例示的に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】生産フロー(PF)データがどのようにヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)データに変換されるかを一般的に示す。
図2】食品加工ラインをオペレータ・ディスプレイに表示する方法の一例を示す。
図3】食品加工ラインをオペレータ・ディスプレイに表示する方法の別の例を示す。
図4】PFデータ110をHMIデータ130に変換する方法のステップを示すフローチャートを示す。
図5】一般に、食品加工ライン、オペレータ用ディスプレイ、及び制御装置を備えるシステムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1を参照すると、食品加工ライン100によって生成された情報を、オペレータがオペレータ・ディスプレイ132を介して食品加工ライン100の現在の状態にアクセスできるように、どのように変換することができるかについて一般的に図示されている。
【0026】
図示されるように、食品加工ライン100は、多数の貯蔵ユニット102、108と、多数の加工ユニット104、106とを備える。図示の例では、貯蔵ユニット102、108は第1のタンク102と第2のタンク108であり、処理ユニット104、106はプレート式熱交換器104とホモジナイザー106である。第1のタンク102は、プレート式熱交換器104に食品を供給するように配置されている。プレート式熱交換器104から、食品が温度処理された後、ホモジナイザー106に供給され、ホモジナイザー106で食品は脂肪球が破壊されるように処理される。均質化された後、食品は第2タンク108に供給される。
【0027】
生産中、生産フロー(PF)データ110が食品加工ライン100によって生成される。このデータは、例えば、バルブ構成、流量センサ、レベルセンサ及び/又は圧力センサから生成されたデータを備えてもよい。このデータは、内蔵センサを介して異なる貯蔵ユニット及び加工ユニット自体によって生成されてもよく、及び/又は、例えば2つの異なる加工ユニットの間に配置された外部ユニットであるセンサによって生成されてもよい。PFデータ110は、異なる食品加工ユニット104、106内、貯蔵ユニット102、108内、及び/又はバルブ構成(図示せず)内に含まれるデータ通信モジュールを介して直接転送されてもよく、あるいは代替案として、PFデータは、複数の貯蔵ユニット102、108、加工ユニット104、106、及び/又はバルブ構成によって共有されるデータ通信モジュールを介して転送されてもよい。
【0028】
食品加工ライン100は、PFデータ110に反映することができる。例えば、第1のタンク102を第1の貯蔵オブジェクト112として表し、第1の加工ユニット104を第1の加工オブジェクト114として表し、第2の加工ユニット106を第2の加工オブジェクト116として表し、第2のタンク108を第2の貯蔵オブジェクト118として表してもよい。
【0029】
PFデータ110内の貯蔵オブジェクト及び加工オブジェクトを特定した後、PFデータ110は、各加工オブジェクト114、116について、加工オブジェクトの供給元オブジェクトを特定し、また、加工オブジェクトの供給先オブジェクトを特定するように処理される。別の言い方をすれば、各加工オブジェクトについて、食品がどの加工オブジェクト又は貯蔵オブジェクトから供給されるかを決定し、また食品がどの加工オブジェクト又は貯蔵オブジェクトへ供給されるかを決定する。供給元オブジェクト及び供給先オブジェクトを特定した後、プロセスシーケンス120a-bを形成する。プロセスシーケンス120a-bは、プロセスシーケンス固有の供給元オブジェクト122a-bと、プロセスシーケンス固有の供給先オブジェクト124a-bとを備える。図示の例では、順番に配置された2つのプロセスシーケンスを備えているが、このアプローチは、並列に配置されたプロセスシーケンスや、順番に配置された複数のプロセスシーケンスや並列に配置された複数のプロセスシーケンスを備える複雑なセットアップにも使用できる。
【0030】
図示されるように、加工オブジェクト及び/又は貯蔵オブジェクトは、複数のプロセスシーケンス120a-bの一部を形成してもよい。例えば、図示されるように、加工オブジェクト114、116は、図示される2つのプロセスシーケンス120a-bの一部を形成してもよい。1つ以上のプロセスシーケンス120a-bの一部を形成する加工オブジェクト114、116及び/又は貯蔵オブジェクト112、118は、リンクオブジェクト126a-bとして特定されてもよい。これらのリンクオブジェクト126a-bを使用することにより、リンクオブジェクト126a-bを介してリンクされたプロセスシーケンス120a-bは、集約されたプロセスシーケンス128に結合されてもよい。
【0031】
集約されたプロセスシーケンス128が生成されると、集約されたプロセスシーケンスに基づいてHMI(Human Machine Interface)データ130を生成し得る。集約されたプロセスシーケンス128を、処理対象ごとに供給元オブジェクト及び供給先オブジェクトを特定して構造化された方法で生成させることにより、食品加工ライン100がオペレータ・ディスプレイ132上に一貫した方法で反映されるHMIデータ130を生成することが可能になる。これは、オペレータが自分自身を容易にナビゲートすることができ、それによって提供される情報を容易に把握することができ、その結果、意思決定を迅速に行うことができ、また、行われた意思決定がオペレータ・ディスプレイ132を介して提供される情報の誤った解釈に基づいて行われる危険性が少ないという点で有利である。
【0032】
HMIデータ130は、オペレータ・ディスプレイ132によって一旦受信されると、複数のスクリーン領域要素136を有し、第1及び第2の方向A、Bに延びる矩形アレイ134に提供されるグラフィカルオブジェクトに変換することができる。図示されているように、第1の貯蔵オブジェクト112、ここでは第1のプロセスシーケンス特定供給元オブジェクト122aも、第1の視覚的に表現された供給元オブジェクト138によって表すことができ、第1の加工オブジェクト114、ここでは第2のプロセスシーケンス特定供給元オブジェクト122bも、第2の視覚的に表現された供給元オブジェクト140によって表すことができる。第2の加工オブジェクト116(ここでは、第1のプロセスシーケンス特定供給先オブジェクト124aでもある)は、第1の視覚的に表される供給先オブジェクト142によって表すことができ、第2のストレージオブジェクト118(ここでは、第2のプロセスシーケンス特定供給先オブジェクト124bでもある)は、第2の視覚的に表される供給先オブジェクト144によって表すことができる。誤認のリスクを低減する方法でオペレータに情報を伝えるために、食品が食品加工ライン100を通ってどのように流れることができるかを、加工オブジェクト116、118の視覚的に表わされた供給先オブジェクト142、144が、矩形アレイ134内の第1の方向Aにおけるプロセスシーケンス120a-bの各々について、供給元オブジェクト112、114の視覚的に表わされた供給元オブジェクト138、140に続いて配置されることによって表わすことができる。図示されるように、提示された例では、第1の視覚的に表現された供給先オブジェクト142は、第1の視覚的に表現された供給元オブジェクト138の右に、すなわち、左から右に延びる第1の方向Aに続いて配置され、第2の視覚的に表現された供給先オブジェクト144は、第2の視覚的に表現された供給元オブジェクト140の右に配置され得る。
【0033】
さらに、オペレータが、加工オブジェクト114、116の視覚的に表現された加工オブジェクト140、142を、貯蔵オブジェクト112、118の視覚的に表現された貯蔵オブジェクト138、144から容易に区別できるようにするために、視覚的に表現された加工オブジェクト140、142は、矩形アレイ134の第2の方向Bにおいて、視覚的に表現された貯蔵オブジェクト138、144に続いて配置されてもよい。この特定の例では、このアプローチの結果、第2の視覚的に表現された供給元オブジェクト140及び第1の視覚的に表現された供給先オブジェクト142は、第1の視覚的に表現された供給元オブジェクト138及び第2の視覚的に表現された供給先オブジェクト144の下に配置される。
【0034】
加工オブジェクト114、116は、図1ではプレート式熱交換器に例示される第1タイプの加工オブジェクト114と、ホモジナイザーに例示される第2タイプの加工オブジェクト116とを備えてもよい。異なるタイプの加工オブジェクトが存在し得ることの効果として、視覚的に表現された加工オブジェクト140、142は、第1のタイプの加工オブジェクト114及び第2のタイプの加工オブジェクト116にそれぞれリンクされた、視覚的に表現された第1のタイプの加工オブジェクト140及び視覚的に表現された第2のタイプの加工オブジェクト142を備えてもよい。オペレータが異なるタイプの加工オブジェクトを容易に特定できるようにするために、視覚的に表現された第2のタイプの加工オブジェクト142は、矩形アレイ134の第2の方向Bにおいて、視覚的に表現された第1のタイプの加工オブジェクト140に続いて配置され得る。
【0035】
オペレータ・ディスプレイ132は、タッチスクリーンであってもよい。オペレータが視覚的に表現された供給元オブジェクト又は供給先オブジェクト138、140、142、144に触れると、選択されたオブジェクトに関する追加情報が提供されるように、タッチスクリーン有効領域要素146、148、150、152が提供されてもよい。
【0036】
図2は、より複雑な食品加工ラインをオペレータ・ディスプレイ132に表示する方法の例200を示す図である。図1に示した食品加工ライン100と同様に、図2に示すように、オペレータパネル132に可視化される食品加工ラインは、第1のタンクと第2のタンクとを備える。ただし、図1に示した例とは異なり、加工オブジェクトの1つである「セパレータ(Separator)」は、プロセスシーケンス特定供給元オブジェクトとして設定されているため、矩形アレイ134の左側に配置されている。また、図1に示した例とは異なり、「THE 1」、「THE 2」、「PHE」の3つの並列の加工オブジェクトが視覚化されており、これらはすべて、「Tank 1」又は「Separator」から食品を受け取るように配置されている。上述したアプローチ、すなわち、プロセスシーケンス120a-b及びプロセスシーケンス固有の供給元オブジェクト122a-bを特定し、これらに基づいて集約プロセスシーケンス128を生成することにより、図2に示されるような並列配置を、HMIデータ130を一貫して生成できるように効率的に特定することができる。
【0037】
図3は、食品加工ラインをオペレータ・ディスプレイ132上でどのように視覚化できるか、さらに別の例を示している。この特定の例では、4つの貯蔵オブジェクトが視覚化されている。さらに、この特定の例では、第3の加工オブジェクト302が、第1の方向Aにおいて第3の加工オブジェクト302に続いて配置された第4の加工オブジェクト304のためのプロセスシーケンスのプロセス特定供給元オブジェクトを形成し、第3の貯蔵オブジェクト306が、このプロセスシーケンスのプロセス特定供給先オブジェクトを形成し得る。第3の加工オブジェクト302は、他のプロセスシーケンスのプロセス特定供給先オブジェクトを構成しないので、第3の加工オブジェクト302は、図示されるように、1つの接続のみを備えてもよい。
【0038】
図4は、PFデータ110をHMIデータ130に変換する方法400を示すフローチャートである。第1のステップ402において、PFデータ110を受信する。その後、第2のステップ404において、PFデータ110内の貯蔵オブジェクト112、118及び加工オブジェクト114、116を特定する。第3のステップ406では、各加工オブジェクト114、116について、第1のサブステップ408において、貯蔵オブジェクト112、118及び加工オブジェクト114、116の中から、加工オブジェクト114、116の供給元オブジェクト112、114を特定する。その後、第2のサブステップ410において、加工オブジェクト114、116のための供給先オブジェクト116、118を、貯蔵オブジェクト112、118及び加工オブジェクト114、116の中から特定する。第3のサブステップ412では、PFデータ110に基づいて多数のプロセスシーケンス120a-bを形成し、各プロセスシーケンスは、プロセスシーケンス固有の供給元オブジェクト122a-bとプロセスシーケンス固有の供給先オブジェクト124a-bから構成される。
【0039】
第4のステップ414では、2つ以上のプロセスシーケンス120a-bに存在するリンクオブジェクト126a-bを特定する。
【0040】
第5のステップ416において、集約されたプロセスシーケンス128は、リンクオブジェクト126a-bを介してプロセスシーケンス120a-bを連結することによって生成される。
【0041】
第6のステップ416において、HMIデータ130は、集約されたプロセスシーケンス128に基づいて生成され、HMIデータ130が一旦オペレータ・ディスプレイ132上で実行されると、第1の方向Aに配置されたスクリーン領域要素136の矩形アレイ134を生成し、ここで、供給先オブジェクト116、118の視覚的に表現された供給先オブジェクト142、144が、矩形アレイ134内の第1の方向Aにおけるプロセスシーケンス120a-bの各々について、供給元オブジェクト112、114の視覚的に表現された供給元オブジェクト138、140に続いて配置される。
【0042】
図5は、食品加工ライン100、オペレータ・ディスプレイ132、及びPFデータ110をHMIデータ130に変換するように構成された制御ユニット502を備えるシステム500を例として示している。制御ユニット502は、PFデータ110を受信するように構成されたPFデータ受信部504を備える。受信したPFデータに基づいて、貯蔵・加工オブジェクト特定部506がPFデータを処理し、PFデータ110内の貯蔵オブジェクト112、118及び加工オブジェクト114、116を特定する。貯蔵オブジェクト及び加工オブジェクトを特定した後、供給元オブジェクト特定部508は、この情報に基づいて各加工オブジェクト114、116を処理し、貯蔵オブジェクト112、118と加工オブジェクト114、116のうち、加工オブジェクト114、116の供給元オブジェクト112、114を特定する。同様に、供給先オブジェクト特定部510は、データを処理して、貯蔵オブジェクト112、118及び加工オブジェクト114、116のうち、加工オブジェクト114、116の供給先オブジェクト116、118を特定する。供給元オブジェクト及び供給先オブジェクトを特定した後、プロセスシーケンス形成部512は、PFデータ110に基づく多数のプロセスシーケンス120a-bが形成されるように、データを処理する。多数のプロセスシーケンスが形成された後、各プロセスシーケンスは、プロセスシーケンス固有の供給元オブジェクト122a-bと、プロセスシーケンス固有の供給先オブジェクト124a-bとを備える。2つ以上のプロセスシーケンス120a-bに存在するリンクオブジェクト126a-bを特定するために、リンクオブジェクト特定部514を設ける。リンクオブジェクト126a-bを特定した後、リンクオブジェクト126a-bを介してプロセスシーケンス120a-bを連結することにより、集約されたプロセスシーケンス128を生成するために、集約プロセスシーケンス生成部516を設ける。最後に、集約されたプロセスシーケンス128を有する後、HMIデータ生成器518が、集約されたプロセスシーケンス128に基づいてHMIデータ130を生成するために使用され、HMIデータ130は、一旦オペレータ・ディスプレイ132上で実行されると、スクリーン領域要素136の矩形アレイ134を生成する。
【0043】
以上の説明から、本発明の様々な実施形態を説明し示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲に定義される主題の範囲内で他の方法で具体化されてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】