IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ゼットティーイー マイクロエレクトロニクス テクノロジー カンパニー リミテッドの特許一覧

特表2024-523938再選択判断パラメータの確定方法、セル再選択の方法、電子デバイス、およびコンピュータ可読媒体
<>
  • 特表-再選択判断パラメータの確定方法、セル再選択の方法、電子デバイス、およびコンピュータ可読媒体 図1
  • 特表-再選択判断パラメータの確定方法、セル再選択の方法、電子デバイス、およびコンピュータ可読媒体 図2
  • 特表-再選択判断パラメータの確定方法、セル再選択の方法、電子デバイス、およびコンピュータ可読媒体 図3
  • 特表-再選択判断パラメータの確定方法、セル再選択の方法、電子デバイス、およびコンピュータ可読媒体 図4
  • 特表-再選択判断パラメータの確定方法、セル再選択の方法、電子デバイス、およびコンピュータ可読媒体 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-02
(54)【発明の名称】再選択判断パラメータの確定方法、セル再選択の方法、電子デバイス、およびコンピュータ可読媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/00 20090101AFI20240625BHJP
   H04W 36/08 20090101ALI20240625BHJP
   H04W 36/30 20090101ALI20240625BHJP
【FI】
H04W36/00
H04W36/08
H04W36/30
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023579759
(86)(22)【出願日】2022-06-15
(85)【翻訳文提出日】2023-12-26
(86)【国際出願番号】 CN2022098814
(87)【国際公開番号】W WO2023273878
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】202110738081.5
(32)【優先日】2021-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】516010548
【氏名又は名称】セインチップス テクノロジー カンパニーリミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】▲ジ▼浩
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH21
5K067JJ39
(57)【要約】
本開示は、ユーザ装置UEの現在常駐セルの隣接領域の測量情報を得るステップと、取得された測量情報に対して所定規則の正規化処理を行い、所定の要求を満たす再選択判断パラメータを得るステップと、を含み少なくとも1つの方式のセルデータに対して前記所定規則の正規化処理を行った後に得られた再選択判断パラメータは、前記所定の要求を満たす再選択判断パラメータの確定方法を提供する。本開示はセル再選択の方法、電子デバイスおよびコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ装置UEの現在常駐セルの隣接領域の測量情報を得るステップと、
取得された測量情報に対して所定規則の正規化処理を行い、所定の要求を満たす再選択判断パラメータを得るステップと、を含み
少なくとも1つの方式のセルデータに対して前記所定規則の正規化処理を行った後に得られた再選択判断パラメータは、前記所定の要求を満たす
再選択判断パラメータの確定方法。
【請求項2】
ユーザ装置UEの現在常駐セルの隣接領域の測量情報を得るステップは、
現在常駐セルのシステム情報ブロックSIBのシステム情報から測量待ちの周波数点を得るステップと、
前記測量待ちの周波数点における、優先度が設定された有効周波数点を目標周波数点とするステップと、
前記目標周波数点の測量情報から、UEの現在常駐セルの隣接領域の測量情報を確定するステップと、を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記測量情報は、前記目標周波数点ごとに初期評価時間を含み、前記再選択判断パラメータは正規化評価時間を含み、
取得された測量情報に対して所定規則の正規化処理を行うステップにおいて前記初期評価時間の正規化処理は、
前記初期評価時間に対して第1所定倍数のスケーリング処理を行うことで、正規化評価時間を得るというステップを含み、
異なる方式のセルの正規化評価時間の精度レベルは同一である
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記測量情報は、前記目標周波数点ごとに複数の初期第1パラメータを含み、前記再選択判断パラメータは正規化第1増分パラメータを含み、前記初期第1パラメータには、前記目標周波数点を計算するための初期S値が配置されており、
取得された測量情報に対して所定規則の正規化処理を行うステップにおいて前記初期第1パラメータに対する正規化処理は、
すべての初期第1パラメータを加算して第1パラメータの和を得、前記第1パラメータの和を第1オフセット量に加算することで、正規化第1増分パラメータを得るというステップを含み、
前記正規化第1増分パラメータは正の値であり、異なる方式のセルに対応する前記第1オフセット量は同一である
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記測量情報は、前記目標周波数点ごとに複数の初期第2パラメータを含み、前記再選択判断パラメータは正規化第2増分パラメータを含み、前記初期第2パラメータには前記目標周波数点を計算するための初期R値が配置されており、
取得された測量情報に対して所定規則の正規化処理を行うステップにおいて前記初期第2パラメータに対する正規化処理は、
すべての前記初期第2パラメータを加算して第2パラメータの和を得、前記第2パラメータの和を第2オフセット量に加算して前記正規化第2増分パラメータを得るというステップを含み、
前記正規化第2増分パラメータは正の値であり、異なる方式のセルに対応する前記第2オフセット量は同一である
請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記測量情報は、前記目標周波数点ごとに初期再選択閾値を含み、前記再選択判断パラメータは正規化再選択閾値を含み、
取得された測量情報に対して所定規則の正規化処理を行うステップにおいて前記初期再選択閾値に対して正規化処理を行うステップは、
初期再選択閾値を第3のオフセット量に加算して前記正規化再選択閾値を得るステップを含み、
前記正規化再選択閾値は正の値であり、異なる方式のセルに対応する前記第3のオフセット量は同一である
請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記初期再選択閾値は、同周波数の初期再選択閾値および/または異周波数の初期再選択閾値を含む
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記測量情報は、前記目標周波数点ごとに初期優先度情報を含み、
取得された測量情報に対して所定規則の正規化処理を行うステップにおいて前記初期優先度情報の正規化処理は、
前記初期優先度情報に対して第2所定倍数のスケーリング処理を行うことで、正規化優先度を得るというステップを含み、
異なる方式のセルに対応する第2所定倍数は同一であり、異なる方式のセルの正規化優先度の精度レベルは同一である
請求項2に記載の方法。
【請求項9】
各周波数点での前記再選択判断パラメータに対してデータ組み立てを行うことで、キャッシュに記憶することをさらに含む
請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
各目標周波数点の再選択判断パラメータを得るステップと、
前記再選択判断パラメータに基づいて各目標周波数点の評価値を計算するステップと、
事前設定判断規則に従って各目標周波数点の評価値を評価し、各目標周波数点での候補セルを確定するステップと、
前記候補セルから再選択セルを確定するステップと、を含み、
前記再選択判断パラメータは、請求項1~9のいずれか1項に記載の再選択判断パラメータの確定方法により得られた再選択判断パラメータである
セル再選択の方法。
【請求項11】
前記再選択判断パラメータは、正規化第1増分パラメータ、正規化評価時間および正規化再選択閾値を含み、前記評価値は正規化S値を含み、
前記正規化第1増分パラメータに基づいて前記正規化S値を計算するステップは、
前記正規化第1増分パラメータを第1測量値に加算して前記正規化S値を得るステップと、
任意の目標周波数点に対して前記所定規則に従って当該目標周波数点の評価値を評価するステップは、
隣接領域の正規化S値が前記正規化評価時間内に、対応する正規化再選択閾値を超えている否かを判断するステップと、
正規化S値が対応する正規化再選択閾値を超える隣接領域を前記候補セルとするステップと、を含む
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記再選択判断パラメータは、正規化第2増分パラメータ、正規化評価時間および正規化再選択閾値を含み、前記評価値は正規化R値を含み、
前記正規化第2増分パラメータに基づいて前記正規化R値を計算するステップは、
前記正規化第2増分パラメータを第2測量値に加算して前記正規化R値を得るステップを含み、
任意の目標周波数点に対して前記所定規則に従って当該目標周波数点の評価値を評価するステップは、
隣接領域の正規化R値が前記正規化評価時間内に、対応する正規化再選択閾値を超えている否かを判断するステップと、
正規化R値が対応する正規化再選択閾値を超える隣接領域を前記候補セルとするステップを含む
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
複数の前記候補セルの取得時に、前記候補セルから再選択セルを確定するステップは、正規化優先度が最も高いセルを前記再選択セルとするステップを含む
請求項10~12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムが記憶されており、前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行される時に、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法、または請求項10~13のいずれか1項に記載の方法を前記1つまたは複数のプロセッサに実現させるメモリと、
前記プロセッサとメモリとの間に接続され、前記プロセッサとメモリとの情報インタラクションを実現するように配置された1つまたは複数のI/Oインターフェースと、を含む
電子デバイス。
【請求項15】
コンピュータプラグラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法または請求項10~13のいずれか1項に記載の方法を実現する
コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は中国特許庁へ2021年6月30日に提出された特許出願第202110738081.5号の優先権を主張し、そのすべての内容をここに引用して本願の一部とする。
【0002】
本開示は、通信分野の技術に関するものであるが、これに限らない。
【背景技術】
【0003】
5G(第5世代移動通信技術)ネットワークの配置に伴い、ますます多くの5G方式のユーザ装置(UE, User Equipment)が発売されている。5Gネットワークの周波数帯域が高く、セルカバーの範囲が狭いため、5Gネットワークカバーがない領域にいてUEは4Gネットワークを再選択し、常駐をサポートする必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、5Gネットワークのカバー領域においてUEが高速を得る必要がある場合、5Gネットワークを選択し、常駐をサポートすることができる。したがって、UEのモデム(Modem)ベースバンドチップは、5Gと4G(第4世代移動通信技術)という2つの方式をサポートする必要があり、2つの方式間のマルチモードの相互操作を同時にサポートする必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は再選択判断パラメータの確定方法、セル再選択の方法、セル再選択装置、コンピュータ可読媒体とチップを提供する。
1つ目の様態において本開示は、
ユーザ装置UEの現在常駐セルの隣接領域の測量情報を得るステップと、
取得された測量情報に対して所定規則の正規化処理を行い、所定の要求を満たす再選択判断パラメータを得るステップと、を含み
少なくとも1つの方式のセルデータに対して前記所定規則の正規化処理を行った後に得られた再選択判断パラメータは、前記所定の要求を満たす
再選択判断パラメータの確定方法を提供する。
【0006】
2つ目の様態において本開示は、
各目標周波数点の再選択判断パラメータを得るステップと、
前記再選択判断パラメータに基づいて各目標周波数点の評価値を計算するステップと、
事前設定判定規則に従って各目標周波数点の評価値を評価し、各目標周波数点での候補セルを確定するステップと、
前記候補セルから再選択セルを確定するステップと、を含み、
前記再選択判断パラメータは、本開示の1つ目の態様が提供する再選択判断パラメータの確定方法に基づいて得られた再選択判断パラメータである
セル再選択の方法を提供する。
【0007】
3つ目の態様において本開示は、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムが記憶されており、前記1つまたは複数のプログラムが1つまたは前記1つまたは複数のプロセッサにより実行される時、本開示の1つ目の態様または2つ目の態様が提供する方法を前記1つまたは複数のプロセッサに実現させるメモリと、
前記プロセッサとメモリとの間に接続され、前記プロセッサとメモリとの情報インタラクションを実現するように配置された1つまたは複数のI/Oインターフェースと、を含む
電子デバイスを提供する。
【0008】
4つ目の態様において本開示は、
コンピュータプログラムが記憶されており、
前記プラグラムがプロセッサにより実行される時に、本開示の1つ目の様態または2つ目の様態が提供する方法を実現する
コンピュータ可読媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本開示が提供する再選択判断パラメータの確定方法の例示的な実施形態のフロー概略図である。
図2図2は、ステップS110の例示的な実施形態のフロー図である。
図3図3は、本開示が提供するセル再選択方法の例示的な実施形態のフロー図である。
図4図4は、本開示が提供する電子デバイスのモジュール概略図である。
図5図5は、本開示が提供するコンピュータ記憶可能媒体の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の技術案を当業者がよりよく理解できるように、以下では図面と例示的な実施形態を組み合わせて詳細に説明する。
【0011】
以下では図面を参考にして例示的な実施例をより十分に説明するが、例示的な実施形態は、異なる形式で体現することができ、本文で述べた実施形態に限定されると解釈すべきではない。逆に、これらの実施形態を提供する目的は、本開示を詳らかにかつ完全にし、当業者に本開示の範囲を十分に理解させることである。
【0012】
矛盾することがなければ、本願における実施形態および実施形態における各特徴は互いに組み合わせることができる。
【0013】
本文で使用する「および/または」という用語は1つまたは複数の関連列挙項目のいずれかおよびすべての組み合わせを含む。
【0014】
本文で使用する用語は特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、本開示を限定することを意図するものではない。前後の文で特に明瞭に指摘しない限り、本文で使用する「1つ」および「当該」という単数形も複数形を含むことを意図している。また、本明細書で「含む」および/または「……によって形成される」という用語を使用する場合は、前記特徴、全体、ステップ、操作、部材および/または構成要素が存在するが、1つまたは複数の他の特徴、全体、ステップ、操作、部材、構成要素および/またはそのグループの存在または追加を排除しないということを示す。
【0015】
特に限定しない限り、本文で使用するすべての用語(技術と科学用語を含む)の意味は、当業者が通常理解しているものと同じである。例えば、常用辞書において限定されているような用語は、その関連技術および本開示の背景での意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本文が明確にそのように限定しない限り、理想化されたものまたは過度な形式上の意味を有すると解釈されないことも理解される。
【0016】
4G方式のモデムベースバンドチップが5G方式をサポートしようとする場合、5Gと4Gの2種類の方式各々の再選択判断モジュールをそれぞれ設計し、対応する5G方式機能のコードと処理ロジックを追加する必要があり、5Gと4Gマルチモード無線制御層の設計複雑度とモデムベースバンドチップの運行に必要なメモリ空間が増加する。
【0017】
本開示が提供する再選択判断パラメータの確定方法とセル再選択の方法は、通常用いられる方法を採用してマルチモードユーザ装置が5G方式セルまたは4G方式セルに常駐する時の多種類方式正規化再選択判断を実現し、5Gと4Gマルチモード無線制御層の設計複雑度を簡略化し、モデムベースバンドチップの運行に必要なメモリ空間を減少させている。
【0018】
1つ目の様態において本開示は再選択判断パラメータの確定方法を提供する。図1に示すように、前記再選択判断パラメータの確定方法は、次のステップS110およびS120を含んでもよい。
【0019】
ステップS110では、ユーザ装置UEの現在常駐セルの隣接領域の測量情報を得る。前記測量情報の配置は再選択判断パラメータを確定するためのものである。ステップS120では、取得された測量情報に対して所定規則の正規化処理を行い、所定の要求を満たす再選択判断パラメータを得、少なくとも1つの方式のセルデータに対して前記所定規則の正規化処理を行って得られた再選択判断パラメータは、前記所定の要求を満たすことができる。
【0020】
本開示が提供する確定方法は、本開示の2つ目の様態が提供するセル再選択の方法と組み合わせて使用することができる。
【0021】
セルの再選択を行う際には、同方式の隣接領域を選択してもよいし、異方式の隣接領域を選択してもよい。本開示では、再選択セルの確定前に、得られた測量情報に対して正規化処理を行う。測量情報が異なるセルのデータを含む時、異なる方式のセルの再選択判断パラメータはいずれも所定の要求を満たす。したがって、本開示の2つ目の様態が提供するセル再選択の方法を用いて再選択セルを確定する際には、異なる方式セルの測量データ間の差異を考慮することを必要とせずにセル再選択を行うことができる。
【0022】
modemチップに簡単なソフトウェア拡張を行うだけで、前記modemチップに本開示の確定方法、およびセル再選択方法を実行させることができ、modemチップにハードウェア拡張を行う必要がなく、modemチップのコストが低減している。
【0023】
本開示では、UEの現在常駐セルの隣接領域の測量情報をどのように取得するかについては特に限定されない。例示的な実施形態として、図2に示すように、UEの現在常駐セルの隣接領域の測量情報を得るステップS110は、ステップS111~S113を含んでもよい。
【0024】
ステップS111では、現在常駐セルのシステム情報ブロックSIBのシステム情報から測量待ちの周波数点を得る。
【0025】
ステップS112では、前記測量待ち周波数点における、優先度が設定された有効周波数点を目標周波数点とする。
【0026】
ステップS113では、前記目標周波数点の測量情報から、UEの現在常駐セルの隣接領域の測量情報を確定する。
【0027】
本開示では、優先度が配置された有効周波数点の測量データのみを処理するので、データ処理の総量を低減し、前記確定方法の実行効率を高めることができる。
【0028】
本開示では、測量情報の具体的な類型について特殊な規定がなく、再選択判断規則に基づき、取得を必要とする測量情報を確定することができる。例えば、3 GPPプロトコルで規定されている再選択判断規則に基づき、再選択判断を行う際には、セルのS値、R値、再選択閾値、セル評価時間および周波数点優先度などのパラメータを用いる必要がある。当業者が理解しているように、本明細書に記載のS値は、セル選択受信レベル値(Cell selection RX level value)Srexlvとセル選択品質値(Cell selection quality value)Squalとを含む。本明細書に記載のR値は、サービスセルレベル指定値Rs(cell-ranking criterion Rs for serving cell)と隣接領域レベル指定値Rn(cell-ranking criterion Rn for neighbouring cells)を含む。
【0029】
セル評価時間について言えば、異なる方式のセルでは、測量情報に含まれるセル評価時間の精度が異なる可能性がある。例えば、5G方式のセルに対し、その測量情報におけるセル評価時間の精度は小数点以下1桁である可能性があり、4G方式のセルに対し、その測量情報におけるセル評価時間の精度は整数である可能性がある。この状況では、スケーリングという方式によりセル評価時間の正規化処理を実現することができる。区別の便宜上、測量情報におけるセル評価時間を初期評価時間と呼び、再選択判断パラメータにおけるセル評価時間を正規化評価時間と呼ぶ。これに応じてステップS120において初期評価時間に対する正規化処理は、前記初期評価時間に対して第1所定倍数のスケーリング処理を行うことで、前記正規化評価時間を得るというステップを含む。異なる方式のセルの正規化評価時間の精度レベルは同一である。
【0030】
本開示では前記第1所定倍数について特殊な限定を行わず、各種方式でのセル評価時間が正規化処理を経て得られた正規化評価時間と精度レベルが同一であればよい(例えば、正規化評価時間はすべて整数である)。
【0031】
セルのS値について言えば、測量情報に含まれる増分パラメータを用いて計算、取得する必要がある。異なる方式のセルにおいて測量情報に含まれるS値を計算するための増分パラメータの正負が異なる可能性がある。例えば、5G方式のセルの場合、その測量情報におけるS値を計算するための増分パラメータはすべて正の値である可能性がある。4G方式のセルの場合、その測量情報におけるS値を計算するための増分パラメータは正の値も負の値もある可能性がある。この状況では、オフセット量を増加するという方式によりS値の増分パラメータの計算を実現することができる。区別の便宜上、測量情報においてS値を計算するための複数の増分パラメータはいずれも初期第1パラメータと呼ぶ。これに応じて再選択判断パラメータは正規化第1増分パラメータを含む。初期第1パラメータの計算により得られたS値は初期S値と呼ぶ。これに応じて、ステップS120において前記初期第1パラメータに対する正規化処理は、すべての前記初期第1パラメータを加算して第1パラメータの和を得、前記第1パラメータの和を第1オフセット量に加算して正規化第1増分パラメータを得るということを含んでもよい。前記正規化第1増分パラメータはすべて正の値であり、異なる方式のセルに対応する前記第1オフセット量は同一である。
【0032】
本開示では、第1オフセット量の大きさについて特殊な限定を行わず、異なる方式での初期第1パラメータを第1オフセット量に加算していずれも正の値を得られれば良い。
【0033】
類似するように、セルのR値について言えば、測量情報に含まれる増分パラメータを用いて計算、取得する必要がある。異なる方式のセルにおいて測量情報に含まれるR値を計算するための増分パラメータの正負が異なる可能性がある。例えば、5G方式のセルの場合、その測量情報においてR値を計算するための増分パラメータがいずれも正の値である可能性がある。4G方式のセルの場合、その測量情報においてR値を計算するための増分パラメータには正の値も負の値もある可能性がある。この状況では、オフセット量を増加することによりR値の増分パラメータの計算を実現することができる。区別の便宜上、測量情報においてR値を計算するための複数の増分パラメータはいずれも初期第2パラメータと呼び、これに応じて、再選択判断パラメータは正規化第2増分パラメータを含む。初期第2パラメータの計算により得られたR値は初期R値と呼ぶ。これに応じて、ステップS120において前記初期第2パラメータの正規化処理は、すべての前記初期第2パラメータを加算して第2パラメータの和を得、前記第2パラメータを前記第2オフセット量に加算して正規化第2増分パラメータを得るということを含んでもよい。前記正規化第2増分パラメータはすべて正の値であり、異なる方式のセルに対応する前記第2オフセット量は同一である。
【0034】
本開示では第2オフセット量の大きさについて特殊な限定を行わず、異なる式での初期第2パラメータを第2オフセット量に加算した後にいずれも正の値となればよい。
【0035】
再選択閾値について言えば、異なる方式のセルの正負も異なる可能性がある。なお、ここでの「再選択閾値」は、S値再選択閾値とR値再選択閾値を含む。
【0036】
説明の便宜上、測量情報における再選択閾値を初期再選択閾値とし、前記再選択判断パラメータにおける再選択閾値を正規化再選択閾値と呼ぶ。取得された測量情報に対して所定規則の正規化処理を行うステップS120において前記初期再選択閾値に対する正規化処理は、前記初期再選択閾値を第3のオフセット量に加算して前記正規化再選択閾値を得ることを含んでもよい。前記正規化再選択閾値は正の値であり、異なる方式のセルに対応する前記第3のオフセット量は同一である。
【0037】
なお、S値に対応する再選択閾値とR値に対応する再選択閾値は同一ではない。
【0038】
さらに、前記初期再選択閾値は、同周波数の初期再選択閾値および/または異周波数の初期再選択閾値を含む。
【0039】
優先度について言えば、異なる方式のセルの優先度の精度も異なる可能性がある。説明の便宜上、測量情報に含まれる周波数点の優先度を初期優先度と呼び、再選択判断パラメータにおける優先度を正規化優先度と呼ぶ。取得された測量情報に対して所定規則の正規化処理を行うステップS120において前記初期優先度に対する正規化処理は、前記初期優先度に対して第2所定の倍数のスケーリング処理を行うことで、正規化優先度を得ることを含んでもよい。異なる方式のセルに対応する第2所定倍数は同一であり、異なる方式のセルの正規化優先度の精度レベルは同一である。
【0040】
データ処理の便宜上、例示的な実施形態において前記確定方法は、ステップS130において各周波数点での前記再選択判断パラメータに対してデータ組み立てを行うことで、キャッシュに記憶するというステップをさらに含んでもよい。
【0041】
なお、すべての目標周波数点の測量データが処理されるまで、各周波数点に対していずれもステップS110~ステップS130を実行する必要がある。
【0042】
2つ目の様態ではセル再選択方法を提供する。図3に示すように、前記方法はステップS210~S240を含んでもよい。
【0043】
ステップS210では、各目標周波数点の再選択判断パラメータを得る。前記再選択判断パラメータは本開示の1つ目の様態が提供する再選択判断パラメータの確定方法に基づいて得られた再選択判断パラメータである。
【0044】
ステップS220では、前記再選択判断パラメータに基づいて各目標周波数点の評価値を計算する。
【0045】
ステップS230では、事前設定判定規則に従って各目標周波数点の評価値を評価し、各目標周波数点での候補セルを確定する。
【0046】
ステップS240では、前記候補セルから再選択セルを確定する。
【0047】
上記に記載されているように、再選択判断パラメータは正規化処理を行ったので、セル方式の影響を受けることはなくなり、測量データがどのような方式によるセルのデータであれ、本開示が提供する方法を用いてセル再選択を行うことができる。
【0048】
ここで、評価値は、所定規則に従って判断するために必要な評価値であってもよい。前記所定規則が3GPP規則である場合、前記評価値はS値とR値を含んでもよい。
【0049】
前記評価値が正規化S値を含む場合、前記再選択判断パラメータは、正規化第1増分パラメータ、正規化評価時間および正規化再選択閾値を含む。
【0050】
これに応じて前記正規化第1増分パラメータに基づいて前記正規化S値を計算することは、前記正規化第1増分パラメータを第1測量値に加算して前記正規化S値を得ることを含む。
【0051】
任意の目標周波数点に対して前記所定規則に従って当該目標周波数点の評価値を評価するステップは、隣接領域の正規化S値が前記正規化評価時間内に、対応する正規化再選択閾値を超えている否かを判断するステップと、正規化S値が対応する正規化再選択閾値を超えた隣接領域を前記候補セルとするステップと、を含む。
【0052】
なお、第2測量値とは、物理層で測量して得られた、S値を計算するためのパラメータ値を指す。
【0053】
前記評価値が正規化R値を含む場合、前記再選択判断パラメータは、正規化第2増分パラメータ、正規化評価時間および正規化再選択閾値を含む。
【0054】
これに応じて前記正規化第2増分パラメータに基づいて前記正規化R値を計算することは、前記正規化第2増分パラメータと第2測量値を加算して前記正規化R値を得ることを含む。
【0055】
任意の目標周波数点に対して前記所定規則に従って当該目標周波数点の評価値を評価するステップは、隣接領域の正規化R値が前記正規化評価時間内に、対応する正規化再選択閾値を超えている否かを判断するステップと、正規化R値が対応する正規化再選択閾値を超えた隣接領域を前記候補セルとするステップと含む。
【0056】
ここで、第2測量値は、物理層で測量されたR値を計算するためのパラメータ値である。
【0057】
複数の前記候補セルの取得時に、前記候補セルから再選択セルを確定するステップは、正規化優先度が最も高いセルを前記再選択セルとすることを含む。
【0058】
以下では2つの例示的な実施形態を組み合わせて本開示の1つ目の様態が提供する確定方法、および本開示の2つ目の様態が提供する方法について説明する。
【0059】
[第1の例示的な実施形態]
UEの現在常駐セルは5G方式セルである。
【0060】
まず、本開示の1つ目の様態が提供する確定方法を実行する。UEの現在常駐セルにおけるシステム情報ブロック1/2/3/4/5の5つのシステム情報から当該セルの同周波数隣接領域と異周波数隣接領域および4G異形式隣接領域の測量情報を得、初期S値を計算するための複数の初期第1パラメータ、初期R値を計算するための複数の初期第2パラメータ、各周波数点の初期優先度、同周波数の初期再選択閾値(S値に対する同周波数の初期再選択閾値、R値に対する同周波数の初期再選択閾値を含む)、異周波数の初期再選択閾値などのパラメータ(S値に対する異周波数の初期再選択閾値、R値に対する異周波数の初期再選択閾値を含む)が含まれている。
【0061】
各目標周波数点に対して、複数の初期第1パラメータを加算して第1パラメータの和を得、第1パラメータの和を第1オフセット量に加算して正規化第1増分パラメータを得る。
【0062】
各目標周波数点に対して複数の初期第2パラメータを加算して第2パラメータの和を得、第2パラメータの和を第2オフセット量に加算して正規化第2増分パラメータを得る。
【0063】
各目標周波数点に対して4つの再選択閾値をそれぞれ対応する第3のオフセット量に加算し、それぞれ4つの正規化再選択閾値を得る。
【0064】
各目標周波数点に対して初期評価時間を第1所定の倍数拡大し、正規化初期評価時間を得る。
【0065】
各周波数点に対して初期優先度を第2所定の倍数拡大し、正規化優先度を得る。
【0066】
次に、本開示の2つ目の様態が提供するセル再選択の方法を実行する。各再選択判断パラメータを得、正規化S値、正規化R値を計算、取得し、3 GPPの原則に従って正規化S値、正規化R値のいずれかを判断することで再選択セルを確定する。具体的には次の通りである。
【0067】
任意の目標周波数点に対して前記所定規則に従って当該目標周波数点の評価値を評価するステップは、隣接領域の正規化S値が前記正規化評価時間内に、対応する正規化再選択閾値を超えている否かを判断するステップと、正規化S値が対応する正規化再選択閾値を超えた隣接領域を前記候補セルとするステップとを含む。
【0068】
任意の目標周波数点に対して前記所定規則に従って当該目標周波数点の評価値を評価するステップは、隣接領域の正規化R値が前記正規化評価時間内に、対応する正規化再選択閾値を超えている否かを判断するステップと、正規化R値が対応する正規化再選択閾値を超えた隣接領域を前記候補セルとするステップとを含む。
【0069】
複数の前記候補セルを得た時に、前記候補セルから再選択セルを確定することは、正規化優先度が最も高いセルを前記再選択セルとすることを含む。
【0070】
[第2の例示的な実施形態]
UEの現在常駐セルは4G方式セルである。
【0071】
まず、本開示の1つ目の様態が提供する確定方法を実行する。UEの現在常駐セルにおけるシステム情報ブロック1/3/5/6/7の5つのシステム情報から当該セルの同周波数隣接領域と異周波数隣接領域および5G異形隣接領域を得る測量情報は、初期S値を計算するための複数の初期第1パラメータ、初期R値を計算するための複数の初期第2パラメータ、各周波数点の初期優先度、同周波数の初期再選択閾値(S値に対する同周波数の初期再選択閾値、R値に対する同周波数の初期再選択閾値を含む)、異周波数の初期再選択閾値などのパラメータ(S値に対する異周波数の初期再選択閾値、R値に対する異周波数の初期再選択閾値を含む)を含む。
【0072】
各目標周波数点に対して複数の初期第1パラメータを加算して第1パラメータの和を得、第1パラメータの和を第1オフセット量に加算して正規化第1増分パラメータを得る。
【0073】
各目標周波数点に対して複数の初期第2パラメータを加算して第2パラメータの和を得、第2パラメータの和を第2オフセット量に加算して正規化第2増分パラメータを得る。
【0074】
各目標周波数点に対して4つの再選択閾値をそれぞれ対応する第3のオフセット量に加算し、それぞれ4つの正規化再選択閾値を得る。
【0075】
各目標周波数点に対して初期評価時間を第1所定の倍数拡大し、正規化初期評価時間を得る。
【0076】
各周波数点に対して初期優先度を第2所定の倍数拡大し、正規化優先度を得る。
【0077】
次に、本開示の2つ目の様態が提供するセル再選択の方法を実行する。各再選択判断パラメータを得、正規化S値、正規化R値を計算、取得し、3 GPPの原則に従って正規化S値、正規化R値のいずれかを判断することで再選択セルを確定する。具体的には以下の通りである。
【0078】
任意の目標周波数点に対して前記所定規則に従って当該目標周波数点の評価値を評価するステップは、隣接領域の正規化S値が前記正規化評価時間内に、対応する正規化再選択閾値を超えている否かを判断するステップと、正規化S値が対応する正規化再選択閾値を超えた隣接領域を前記候補セルとするステップとを含む。
【0079】
任意の目標周波数点に対して前記所定規則に従って当該目標周波数点の評価値を評価するステップは、隣接領域の正規化R値が前記正規化評価時間内に対応する正規化再選択閾値を超えている否かを判断するステップと、正規化R値が対応する正規化再選択閾値を超えた隣接領域を前記候補セルとするステップとを含む。
【0080】
複数の前記候補セルを得た時に、前記候補セルから再選択セルを確定することは、正規化優先度が最も高いセルを前記再選択セルとすることを含む。
【0081】
第3の態様において図4に示すように、本開示は、
1つまたは複数のプロセッサ501と、
1つまたは複数のプログラムが記憶されており、1つまたは複数のプログラムが1つまたは複数のプロセッサにより実行される時、1つまたは複数のプロセッサが上記のいずれかの1つ目の様態または2つ目の様態の方法を実現するようにするメモリ502と、
プロセッサとメモリの間に接続され、プロセッサとメモリの情報インタラクションを実現するように構成された1つまたは複数のI/Oインターフェース503と、
を含む装置を提供する。
【0082】
ここで、プロセッサ501はデータ処理能力を有するデバイスであり、中央プロセッサ(CPU)などを含むが、これらに限らない。メモリ502はデータ記憶能力を有するデバイスであり、ランダムアクセスメモリ(RAM、より具体的には例えばSDRAM、DDRなどである)、読み取り専用メモリ(ROM)、帯電消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ(FLASH)を含むが、これらに限らない。I/Oインターフェース(読み書きインターフェース)503は、プロセッサ501とメモリ502との間に接続され、プロセッサ501とメモリ502との情報インタラクションを実現でき、データバス(Bus)などを含むがこれらに限らない。
【0083】
一部の実施形態においてプロセッサ501、メモリ502およびI/Oインターフェース503はバス504を介して相互に接続され、さらにコンピューティングデバイスの他のコンポーネントと接続される。
【0084】
4つの態様において図5に示すように、本開示は、
コンピュータプログラムが記憶されており、プログラムがプロセッサに実行される時、上記のいずれかの1つ目の様態または2つ目の様態を実現する
コンピュータ可読媒体を提供する。
【0085】
上文で開示した方法のすべてまたは一部のステップ、システム、装置における機能モジュール/手段はソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびこれらの適切な組み合わせとして実施することができると当業者は分かるはずである。ハードウェアの実施形態において、上記の説明で言及した機能モジュール/または手段との間の区分は必ずしも物理コンポーネントの区分に対応せず、例えば、1つの物理コンポーネントは複数の機能を有してもよく、あるいは1つの機能またはステップは若干のコンポーネントにより連携して実行することができる。一部の物理コンポーネントまたはすべての物理コンポーネントは、例えば、中央処理器、デジタル信号処理器またはマイクロプロセッサ等のプロセッサによって実行されるソフトウェアとして実施されるか、またはハードウェアとして実施されるか、あるいは専用集積回路のような集積回路として実施されてよい。このようなソフトウェアは、コンピュータ記憶媒体(または非一時的媒体)と通信媒体(または一時的媒体)とを含むことができるコンピュータ可読媒体に配置することができる。当業者が周知しているように、コンピュータ記憶媒体という用語は、情報(例えば、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータ)を記憶するための任意の方法または技術において実施される揮発性および不揮発性、取り外し可能および取り外し不可能な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多機能ディスク(DVD)または他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、または所望の情報を記憶するのに用いられ、且つコンピュータにてアクセスされ得る他の任意の媒体を含むが、これらに限らない。このほか、通信媒体は通常、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波または他の送信メカニズム類の変調データ信号のうちの他のデータを含み、任意の情報配信媒体を含むことができるということは当業者の公知事項である。
【0086】
本文では例示的な実施の形態を開示し、具体的な用語を採用しているが、これらは一般的な例示的な意味としてのみ使用、解釈すべきであり、かつ限定的な目的のためのものではない。一部の実例では、別途明確に指摘しない限り、特定の実施の形態を組み合わせて説明した特徴、特性および/または元素を単独で使用してもよく、または他の実施の形態を組み合わせて説明した特徴、特性および/または部材を組み合わせて使用してもよいことは、当業者にとって明らかである。したがって、添付の請求項に記載の本開示の範囲を逸脱しない限り、様々な形式および詳細に関する変更を行うことができると当業者は理解できる。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】