(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-05
(54)【発明の名称】スマートデバイス据え置き用クレードル及びそれに結合される電池
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20240628BHJP
H01M 10/44 20060101ALI20240628BHJP
H01M 50/296 20210101ALI20240628BHJP
H01M 10/46 20060101ALI20240628BHJP
H01M 50/247 20210101ALI20240628BHJP
【FI】
H02J7/00 303C
H01M10/44 A
H01M50/296
H01M10/46 101
H01M50/247
H02J7/00 301B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023575692
(86)(22)【出願日】2022-06-03
(85)【翻訳文提出日】2023-12-07
(86)【国際出願番号】 KR2022007959
(87)【国際公開番号】W WO2022260378
(87)【国際公開日】2022-12-15
(31)【優先権主張番号】10-2021-0075096
(32)【優先日】2021-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0185811
(32)【優先日】2021-12-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】513102730
【氏名又は名称】エスピーエス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム ヒョン-ジュン
(72)【発明者】
【氏名】チェ ムン-ソク
(72)【発明者】
【氏名】ジョン スン-ジュ
【テーマコード(参考)】
5G503
5H030
5H040
【Fターム(参考)】
5G503AA04
5G503BA01
5G503BB01
5G503FA03
5H030AA09
5H030AS02
5H030AS18
5H030DD17
5H030DD27
5H040AA03
5H040AS12
5H040AY04
5H040NN03
(57)【要約】
【課題】スマートデバイスの充電が容易に行われるようにするスマートデバイス据え置き用クレードル及びそれに結合される電池を提供する。
【解決手段】本発明のスマートデバイス据え置き用クレードルは、スマートデバイスの後側を支持するデバイス支持部と、デバイス支持部に基づいて設けられ、スマートデバイスに備えられたデバイス電極部を介してスマートデバイスへの電源供給が可能な電池を収容する電池収容部と、を含む。本発明によると、スマートデバイスを充電するためにクレードルに電源プラグを一々差し込まなければならなかった充電上の不便さ、さらには、多数個のスマートデバイスを充電させるために多数個の電源プラグを用意しなければならなかった電源プラグの管理上の不便さを一度に解消することができる。
【選択図】
図6b
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スマートデバイスの後側を支持するデバイス支持部と、
前記デバイス支持部に基づいて設けられ、前記スマートデバイスに備えられたデバイス電極部を介して前記スマートデバイスへの電源供給が可能な電池を収容する電池収容部と、を含むことを特徴とするスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項2】
前記デバイス電極部は前記スマートデバイスの後側に備えられており、
前記デバイス支持部は、
前記スマートデバイスの後側に配置され、且つ前記デバイス電極部を基準として前記デバイス電極部の左側に配置される第1デバイス支持部と、
前記スマートデバイスの後側に配置され、且つ前記デバイス電極部を基準として前記デバイス電極部の右側に配置される第2デバイス支持部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項3】
前記第1デバイス支持部の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に延びる第1後側方向延長部と、
前記第2デバイス支持部の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に延びる第2後側方向延長部と、をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項4】
前記第1後側方向延長部と前記第2後側方向延長部とを繋ぐ形態で設けられ、前記電池収容部に収容される電池の下側を支持する電池下側支持部をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項5】
前記電池下側支持部の端部のうち、前記スマートデバイス据え置き用クレードルの後側に位置する後側端部から、前記スマートデバイス据え置き用クレードルの上側に延び、前記電池収容部に収容される電池の離脱を防止する電池離脱防止部をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項6】
前記デバイス電極部は前記スマートデバイスの後側に備えられており、
前記デバイス支持部は、
少なくとも一部分が前記スマートデバイスの後側に接触するデバイス支持部本体と、
前記デバイス支持部本体の前側に備えられ、前記デバイス電極部と接続して前記スマートデバイスに電源が供給されるようにするクレードル前側電極部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項7】
前記デバイス支持部本体は、
前記クレードル前側電極部を備え、前記スマートデバイスの後側に接触するスマートデバイス後側接触部と、
前記スマートデバイス後側接触部の下側に位置し、前記スマートデバイス後側接触部に比べて前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に窪んでいて、前記スマートデバイスの後側に接触しないスマートデバイス後側非接触部と、を含むことを特徴とする請求項6に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項8】
前記デバイス支持部は、
前記デバイス支持部本体の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの後側から前側に向かう方向に延びる前側方向延長部をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項9】
前記デバイス支持部本体の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に延びる後側方向延長部をさらに含み、
前記後側方向延長部は、前記電池収容部に収容される電池の下側を支持可能に構成されることを特徴とする請求項6に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項10】
前記デバイス支持部本体の内部に配置されるクレードル磁性体をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項11】
前記クレードル前側電極部は、
前記スマートデバイス据え置き用クレードルの後側から前側に向かう方向に、前記デバイス支持部本体の前面から突出しているか、
前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に、前記デバイス支持部本体の前面から窪んでいることを特徴とする請求項6に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項12】
前記デバイス支持部本体の前面には、前記クレードル前側電極部を中心に第1クレードル突起または第1クレードル溝が設けられていることを特徴とする請求項6に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項13】
前記デバイス支持部は、
前記デバイス支持部本体の後側に備えられ、前記クレードル前側電極部と電気的に連結されており、前記電池収容部に収容される電池の電池前側電極部と接続して前記スマートデバイスに電源が供給されるようにするクレードル後側電極部をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項14】
前記クレードル後側電極部は、
前記スマートデバイス据え置き用クレードルの後側から前側に向かう方向に、前記デバイス支持部本体の後面から窪んでいるか、
前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に、前記デバイス支持部本体の後面から突出していることを特徴とする請求項13に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項15】
前記デバイス支持部本体の後面には、前記クレードル後側電極部を中心に第2クレードル溝または第2クレードル突起が設けられていることを特徴とする請求項13に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項16】
前記デバイス電極部は前記スマートデバイスの一端部に備えられており、
前記デバイス支持部は、
少なくとも一部分が前記スマートデバイスの後側に接触するデバイス支持部本体と、
前記デバイス支持部本体の下側に位置し、前記デバイス電極部と接続して前記スマートデバイスに電源が供給されるようにするクレードル下側電極部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項17】
前記デバイス支持部は、
前記デバイス支持部本体の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの後側から前側に向かう方向に延びる前側方向延長部をさらに含み、
前記クレードル下側電極部は前記前側方向延長部に設けられていることを特徴とする請求項16に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項18】
前記デバイス支持部は、
前記デバイス支持部本体の後側に備えられ、前記クレードル下側電極部と電気的に連結されており、前記電池収容部に収容される電池の電池前側電極部と接続して前記スマートデバイスに電源が供給されるようにするクレードル後側電極部をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載のスマートデバイス据え置き用クレードル。
【請求項19】
請求項1に記載の電池収容部に収容される電池本体と、
前記電池本体の前側に備えられ、前記電池本体が前記電池収容部に収容される際に前記デバイス電極部と接続して前記スマートデバイスに電源を供給する電池前側電極部と、を含むことを特徴とする電池。
【請求項20】
前記電池本体の内部に配置される電池磁性体をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の電池。
【請求項21】
前記電池前側電極部は、
前記電池の後側から前側に向かう方向に、前記電池本体の前面から突出しているか、
前記電池の前側から後側に向かう方向に、前記電池本体の前面から窪んでいることを特徴とする請求項19に記載の電池。
【請求項22】
前記電池本体の前面には、前記電池前側電極部を中心に第1電池突起または第1電池溝が設けられていることを特徴とする請求項19に記載の電池。
【請求項23】
前記電池本体の後側に備えられ、外部充電機器の外部電極部と接続して前記外部充電機器を介して電源を受給する電池後側電極部をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の電池。
【請求項24】
前記電池後側電極部は、
前記電池の後側から前側に向かう方向に、前記電池本体の後面から窪んでいるか、
前記電池の前側から後側に向かう方向に、前記電池本体の後面から突出していることを特徴とする請求項23に記載の電池。
【請求項25】
前記電池本体の後面には、前記電池後側電極部を中心に第2電池溝が設けられているか、第2電池突起が設けられていることを特徴とする請求項23に記載の電池。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートデバイスを据え置くクレードル及び前記クレードルに結合される電池に関する。
【背景技術】
【0002】
情報通信技術の発達とともに、非対面注文方式が注目されている最近の傾向に伴い、飲食店やその他の売場では、タブレットPCなどのスマートデバイスを活用して顧客の注文を受ける事例が増えている。一般に、タブレットPCは飲食店やその他の売場のテーブル毎に備えられており、顧客はタブレットPCに表示される画面を見て、ログイン、クーポン登録、飲食物の注文、注文決済などを進行する。
【0003】
飲食店やその他の売場でタブレットPCを活用する事例としては、タブレットPCがテーブル上に単に備えられている場合、タブレットPCがクレードルに単に据え置かれている場合、タブレットPCがクレードルに据え置かれると同時に、クレードルによりタブレット機器が充電される場合などが挙げられる。中でも、クレードルに据え置かれているタブレットPCがクレードルにより充電される場合には、タブレットPCをテーブルから一々回収して充電を行い、充電が完了したタブレットPCをさらにテーブルに備える手間を省くことができ、最も便利な方案といえる。
【0004】
しかしながら、クレードルによりブレットPCが充電される従来の事例は、クレードルに電源プラグを一々差込まなければならないという不便さがあり、多数個のタブレットPCを充電させるためには、電源プラグも多数個を用意する必要があるため、電源プラグの管理が非常に難しいという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】US7311526B2(2007.12.25.)
【特許文献2】US7517222B2(2009.04.14.)
【特許文献3】US7637746B2(2009.12.29.)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであって、スマートデバイスの充電が従来と比べて容易に行えるスマートデバイス据え置き用クレードル、及びそれに結合される電池を提供することにその目的がある。
【0007】
但し、本発明が解決しようとする技術的課題は上述の課題のみに限定されず、言及されていない他の課題は、下記に記載の発明の説明から通常の技術者に明確に理解される。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るスマートデバイス据え置き用クレードルは、スマートデバイスの後側を支持するデバイス支持部と、前記デバイス支持部に基づいて設けられ、前記スマートデバイスに備えられたデバイス電極部を介して前記スマートデバイスへの電源供給が可能な電池を収容する電池収容部と、を含む。
【0009】
本発明の第1実施形態に係るスマートデバイス据え置き用クレードルは、前記デバイス電極部が前記スマートデバイスの後側に備えられる場合を前提としており、この際、前記デバイス支持部は、前記スマートデバイスの後側に配置され、且つ前記デバイス電極部を基準として前記デバイス電極部の左側に配置される第1デバイス支持部と、前記スマートデバイスの後側に配置され、且つ前記デバイス電極部を基準として前記デバイス電極部の右側に配置される第2デバイス支持部と、を含むことができる。
【0010】
前記スマートデバイス据え置き用クレードルは、前記第1デバイス支持部の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に延びる第1後側方向延長部と、前記第2デバイス支持部の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に延びる第2後側方向延長部と、をさらに含むことができる。
【0011】
前記スマートデバイス据え置き用クレードルは、前記第1後側方向延長部と前記第2後側方向延長部とを繋ぐ形態で設けられ、前記電池収容部に収容される電池の下側を支持する電池下側支持部をさらに含むことができる。
【0012】
前記スマートデバイス据え置き用クレードルは、前記電池下側支持部の端部のうち、前記スマートデバイス据え置き用クレードルの後側に位置する後側端部から、前記スマートデバイス据え置き用クレードルの上側に延び、前記電池収容部に収容される電池の離脱を防止する電池離脱防止部をさらに含むことができる。
【0013】
前記電池下側支持部と前記電池離脱防止部とが成す角度が90°以上180°未満であることができる。
【0014】
前記電池離脱防止部には、前記電池離脱防止部の上側から始まり、前記電池離脱防止部の下側に向かう方向に溝が設けられることができる。
【0015】
前記スマートデバイス据え置き用クレードルは、前記第1デバイス支持部の全体領域のうち少なくとも上側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に延びる第1上側延長部と、前記第2デバイス支持部の全体領域のうち少なくとも上側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に延びる第2上側延長部と、をさらに含むことができる。
【0016】
本発明の第2実施形態に係るスマートデバイス据え置き用クレードルも、前記デバイス電極部が前記スマートデバイスの後側に備えられる場合を前提としており、この際、前記デバイス支持部は、少なくとも一部分が前記スマートデバイスの後側に接触するデバイス支持部本体と、前記デバイス支持部本体の前側に備えられ、前記デバイス電極部と接続して前記スマートデバイスに電源が供給されるようにするクレードル前側電極部と、を含むことができる。
【0017】
前記デバイス支持部本体は、前記クレードル前側電極部を備え、前記スマートデバイスの後側に接触するスマートデバイス後側接触部と、前記スマートデバイス後側接触部の下側に位置し、前記スマートデバイス後側接触部に比べて前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に窪んでいて、前記スマートデバイスの後側に接触しないスマートデバイス後側非接触部と、を含むことができる。
【0018】
前記デバイス支持部は、前記デバイス支持部本体の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの後側から前側に向かう方向に延びる前側方向延長部をさらに含むことができる。
【0019】
前記スマートデバイス据え置き用クレードルは、前記デバイス支持部本体の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に延びる後側方向延長部をさらに含むことができる。
【0020】
前記後側方向延長部は、前記電池収容部に収容される電池の下側を支持可能に構成されることができる。
【0021】
前記スマートデバイス据え置き用クレードルは、前記デバイス支持部本体の内部に配置されるクレードル磁性体をさらに含むことができる。
【0022】
前記スマートデバイス据え置き用クレードルは、前記デバイス支持部本体の全体領域のうち少なくとも上側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に延びる上側延長部をさらに含むことができる。
【0023】
前記クレードル前側電極部は、前記スマートデバイス据え置き用クレードルの後側から前側に向かう方向に、前記デバイス支持部本体の前面から突出することができる。
【0024】
前記クレードル前側電極部は、前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に、前記デバイス支持部本体の前面から窪んでいることができる。
【0025】
前記デバイス支持部本体の前面には、前記クレードル前側電極部を中心に第1クレードル突起が設けられることができる。
【0026】
前記デバイス支持部本体の前面には、前記クレードル前側電極部を中心に第1クレードル溝が設けられることができる。
【0027】
前記デバイス支持部は、前記デバイス支持部本体の後側に備えられ、前記クレードル前側電極部と電気的に連結されており、前記電池収容部に収容される電池の電池前側電極部と接続して前記スマートデバイスに電源が供給されるようにするクレードル後側電極部をさらに含むことができる。
【0028】
前記クレードル後側電極部は、前記スマートデバイス据え置き用クレードルの後側から前側に向かう方向に、前記デバイス支持部本体の後面から窪んでいることができる。
【0029】
前記クレードル後側電極部は、前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に、前記デバイス支持部本体の後面から突出することができる。
【0030】
前記デバイス支持部本体の後面には、前記クレードル後側電極部を中心に第2クレードル溝が設けられることができる。
【0031】
前記デバイス支持部本体の後面には、前記クレードル後側電極部を中心に第2クレードル突起が設けられることができる。
【0032】
本発明の第3実施形態に係るスマートデバイス据え置き用クレードルは、前記デバイス電極部が前記スマートデバイスの一端部に備えられる場合を前提としており、この際、前記デバイス支持部は、少なくとも一部分が前記スマートデバイスの後側に接触するデバイス支持部本体と、前記デバイス支持部本体の下側に位置し、前記デバイス電極部と接続して前記スマートデバイスに電源が供給されるようにするクレードル下側電極部と、を含むことができる。
【0033】
前記デバイス支持部本体は、前記スマートデバイスの後側に接触するスマートデバイス後側接触部と、前記スマートデバイス後側接触部の下側に位置し、前記スマートデバイス後側接触部に比べて前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に窪んでいて、前記スマートデバイスの後側に接触しないスマートデバイス後側非接触部と、を含むことができる。
【0034】
前記デバイス支持部は、前記デバイス支持部本体の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの後側から前側に向かう方向に延びる前側方向延長部をさらに含み、前記クレードル下側電極部は前記前側方向延長部に設けられることができる。
【0035】
前記スマートデバイス据え置き用クレードルは、前記デバイス支持部本体の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に延びる後側方向延長部をさらに含むことができる。
【0036】
前記後側方向延長部は、前記電池収容部に収容される電池の下側を支持可能に構成されることができる。
【0037】
前記スマートデバイス据え置き用クレードルは、前記デバイス支持部本体の内部に配置されるクレードル磁性体をさらに含むことができる。
【0038】
前記スマートデバイス据え置き用クレードルは、前記デバイス支持部本体の全体領域のうち少なくとも上側から延び、且つ前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に延びる上側延長部をさらに含むことができる。
【0039】
前記デバイス支持部は、前記デバイス支持部本体の後側に備えられ、前記クレードル下側電極部と電気的に連結されており、前記電池収容部に収容される電池の電池前側電極部と接続して前記スマートデバイスに電源が供給されるようにするクレードル後側電極部をさらに含むことができる。
【0040】
前記クレードル後側電極部は、前記スマートデバイス据え置き用クレードルの後側から前側に向かう方向に、前記デバイス支持部本体の後面から窪んでいることができる。
【0041】
前記クレードル後側電極部は、前記スマートデバイス据え置き用クレードルの前側から後側に向かう方向に、前記デバイス支持部本体の後面から突出することができる。
【0042】
前記デバイス支持部本体の後面には、前記クレードル後側電極部を中心にクレードル溝が設けられることができる。
【0043】
前記デバイス支持部本体の後面には、前記クレードル後側電極部を中心にクレードル突起が設けられることができる。
【0044】
一方、本発明に係る電池は、前記スマートデバイス据え置き用クレードルの電池収容部に収容される電池本体と、前記電池本体の前側に備えられ、前記電池本体が前記電池収容部に収容される際に前記デバイス電極部と接続して前記スマートデバイスに電源を供給する電池前側電極部と、を含む。
【0045】
前記電池は、前記電池本体の内部に配置される電池磁性体をさらに含むことができる。
【0046】
前記電池前側電極部は、前記電池の後側から前側に向かう方向に、前記電池本体の前面から突出することができる。
【0047】
前記電池前側電極部は、前記電池の前側から後側に向かう方向に、前記電池本体の前面から窪んでいることができる。
【0048】
前記電池本体の前面には、前記電池前側電極部を中心に第1電池突起が設けられることができる。
【0049】
前記電池本体の前面には、前記電池前側電極部を中心に第1電池溝が設けられることができる。
【0050】
前記電池本体の後側に備えられ、外部充電機器の外部電極部と接続して前記外部充電機器を介して電源を受給する電池後側電極部をさらに含むことができる。
【0051】
前記電池後側電極部は、前記電池の後側から前側に向かう方向に、前記電池本体の後面から窪んでいることができる。
【0052】
前記電池後側電極部は、前記電池の前側から後側に向かう方向に、前記電池本体の後面から突出することができる。
【0053】
前記電池本体の後面には、前記電池後側電極部を中心に第2電池溝が設けられることができる。
【0054】
前記電池本体の後面には、前記電池後側電極部を中心に第2電池突起が設けられることができる。
【発明の効果】
【0055】
本発明に係るスマートデバイス据え置き用クレードルは、スマートデバイスへの電源供給が可能な電池を収容する電池収容部を備えているため、前記電池収容部に電池を収容し、スマートデバイスの充電が行われるように構成されている。このような本発明によると、スマートデバイスを充電するためにクレードルに電源プラグを一々差し込まなければならなかった充電上の不便さ、さらには、多数個のスマートデバイスを充電させるために多数個の電源プラグを用意しなければならなかった電源プラグの管理上の不便さを一度に解消することができる。すなわち、本発明によると、従来技術に比べて著しく容易にスマートデバイスを充電することができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【
図1a】例示的なスマートデバイスの前方斜視図である。
【
図1b】
図1aに示したスマートデバイスの後方斜視図である。
【
図2a】本発明の第1実施形態に係るスマートデバイス据え置き用クレードルの前方斜視図である。
【
図2b】
図2aに示したスマートデバイス据え置き用クレードルの後方斜視図である。
【
図3】
図2のスマートデバイス据え置き用クレードルが
図1のスマートデバイスに結合された様子を示した図である。
【
図4a】本発明の一実施形態に係る電池の前方斜視図である。
【
図5】
図1bに示したスマートデバイスの後方斜視図の変形例である。
【
図6a】
図4の電池が
図3の電池収容部に収容され、デバイス電極部と電池前側電極部が互いに接続される前の様子を示した図である。
【
図6b】
図4の電池が
図3の電池収容部に収容され、デバイス電極部と電池前側電極部が互いに接続された様子を示した図である。
【
図8】外部充電機器の一部分がスマートデバイス据え置き用クレードルの溝に収容された様子を示した図である。
【
図9a】本発明の第2実施形態に係るスマートデバイス据え置き用クレードルの前方斜視図である。
【
図9b】
図9aに示したスマートデバイス据え置き用クレードルの後方斜視図である。
【
図10a】
図1のスマートデバイス、
図9のスマートデバイス据え置き用クレードル、及び
図4の電池が互いに接続される前の様子を示した図である。
【
図10b】
図1のスマートデバイス、
図9のクレードル、及び
図4の電池が互いに接続された様子を示した図である。
【
図11a】
図9aに示したクレードルの前方斜視図の変形例である。
【
図11b】
図9bに示したクレードルの後方斜視図の変形例である。
【
図12】
図1とは異なるスマートデバイスの前方斜視図である。
【
図13】本発明の第3実施形態に係るクレードルの前方斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0057】
以下、添付図面を参照して本発明に係るスマートデバイス据え置き用クレードル及びそれに結合される電池について詳細に説明する。添付図面は、通常の技術者に本発明の技術的思想が十分に伝達されるように例示的に提供されるものにすぎない。本発明は、以下で提示される図面に限定されず、他の形態でいくらでも具体化される。図面における点線表示は、ある構成要素の内部に存在する他の構成要素(すなわち、外部から視えない隠されている構成要素)を示すためのものであり、二点鎖線表示は、隣接している構成要素を区分するためのものである。
【0058】
以下で説明するクレードル1000、1000’、1000’’はスマートデバイス100、100’を据え置くのに活用され、電池2000はクレードル1000、1000’、1000’’の電池収容部1200に収容され、スマートデバイス100、100’を充電するのに活用される。ここで、クレードル1000、1000’、1000’’に据え置かれ、電池2000により充電されるスマートデバイス100、100’は、タブレットPC、スマートフォンといった端末機を含む概念だけでなく、タブレットPC、スマートフォンといった端末機がジャケット(すなわち、保護ケース)に収容されている形態も含む概念である。
【0059】
図1aは例示的なスマートデバイス100の前方斜視図であり、
図1bは
図1aに示したスマートデバイス100の後方斜視図である。
図1のスマートデバイス100は、タブレットPC10がジャケット20に結合されている様子を示したものである。
【0060】
図1に示したスマートデバイス100は、後側(すなわち、スマートデバイス100の後面120が位置する側)にデバイス電極部140を備えている。デバイス電極部140は、デバイス電極板141と、前記デバイス電極板141に配置される一つ以上のデバイス電極142と、を含むことができる。デバイス電極142は、2つ以上の環状の単位電極が互いに同心円の形態で配置されたものである。または、前記デバイス電極142は、2つ以上の長方形状(または、円状)の単位電極が一列に配置されるか、二列以上に配置されたものである。かかるデバイス電極部140はジャケット20に備えられる。
【0061】
デバイス電極142には、スマートデバイス100を充電させるのに活用される電源供給用電極が含まれることができる。これとともにまたはこれと別に、デバイス電極142には、スマートデバイス100のソフトウェア(または、ファームウエア)をアップデートするなど、スマートデバイス100のデータ通信がなされるようにするデータ通信用電極、及び/またはスマートデバイス100のID(identification)識別のためのID識別用電極などが含まれることができる。
【0062】
デバイス電極部140は、スマートデバイス100の後面120から窪んでいる。より具体的に、デバイス電極部140は、スマートデバイス100の後側(すなわち、スマートデバイス100の後面120が位置する側)から前側(すなわち、スマートデバイス100の前面110が位置する側)に向かう方向に、スマートデバイス100の後面120から窪んでいる。ここで、デバイス電極部140がスマートデバイス100の後面120から窪んでいるとは、デバイス電極部140を構成しているデバイス電極板141及び一つ以上のデバイス電極142の両方がスマートデバイス100の後面120から窪んだ箇所に位置していることを意味する。
【0063】
スマートデバイス100の後面120には、デバイス電極部140を中心に、デバイス電極部140の周りに連続的または不連続的な円形のデバイス溝144が設けられる。ここで、デバイス溝144は、四角形、棒形など、円形以外の形状であってもよい。
【0064】
スマートデバイス100の内部にはデバイス磁性体170が配置されている。デバイス磁性体170はタブレットPC10の内部に配置されてもよく、ジャケット20の内部に配置されてもよい。本発明でいう磁性体とは、マグネットだけでなく、マグネットに磁気的に結合できる物体を意味する。
【0065】
デバイス磁性体170は、後述のクレードル磁性体1700、電池磁性体2700、充電ターミナル磁性体3700と磁気的に結合することができる。スマートデバイス100がデバイス磁性体170を備えており、後述のクレードル1000’、1000’’、電池2000、及び充電ターミナル3000が磁性体1700、2700、3700を備える場合、磁性体同士の磁気的結合により、スマートデバイス1000がクレードル1000’、1000’’、電池2000及び充電ターミナル3000に比較的簡単かつ安定に結合できることはいうまでもなく、デバイス電極142と後述の電極1142、2220、3220との電気的接続も比較的確実に実現される。
【0066】
図2aは本発明の第1実施形態に係るスマートデバイス据え置き用クレードル1000の前方斜視図であり、
図2bは
図2aに示したスマートデバイス据え置き用クレードル1000の後方斜視図である。
図3は
図2のスマートデバイス据え置き用クレードル1000が
図1のスマートデバイス100に結合された様子を示した図である。
【0067】
図2及び
図3に示したように、本発明の第1実施形態に係るスマートデバイス据え置き用クレードル1000はデバイス支持部1100及び電池収容部1200を含み、その他にも、第1後側方向延長部1310、第2後側方向延長部1320、電池下側支持部1400、電池離脱防止部1500、第1上側延長部1610、及び第2上側延長部1620の何れか一つ以上をさらに含むことができる。
【0068】
デバイス支持部1100は、デバイス支持部1100の一面がスマートデバイス100の後面120に接触することで、スマートデバイス100の後側を支持する。
【0069】
電池収容部1200はデバイス支持部1100に基づいて設けられ、スマートデバイス100に備えられたデバイス電極部140を介してスマートデバイス100への電源供給が可能な電池2000を収容する。
【0070】
上述のように、
図1のスマートデバイス100において、デバイス電極部140はスマートデバイス100の後側に備えられている。この際、本発明の第1実施形態に係るデバイス支持部1100は、第1デバイス支持部1110及び第2デバイス支持部1120からなる。
【0071】
図3に示したように、スマートデバイス据え置き用クレードル1000にスマートデバイス100が据え置かれる際に、第1デバイス支持部1110は、スマートデバイス100の後側に配置され、且つデバイス電極部140を基準としてデバイス電極部140の左側に配置される。第1デバイス支持部1110は上下方向に延びた棒状であることができる。
【0072】
また、スマートデバイス据え置き用クレードル1000にスマートデバイス100が据え置かれる際に、第2デバイス支持部1120は、スマートデバイス100の後側に配置され、且つデバイス電極部140を基準としてデバイス電極部140の右側に配置される。第2デバイス支持部1120も上下方向に延びた棒状であることができる。第2デバイス支持部1120は、第1デバイス支持部1110を基準として右側方向に一定距離離間した箇所に位置することができる。第1デバイス支持部1110の一面及び第2デバイス支持部1110の一面はスマートデバイス100の後面に直接的に接触することで、スマートデバイス100の後側を支持する。
【0073】
このように、第1デバイス支持部1110及び第2デバイス支持部1120は、デバイス電極部140を基準として左側及び右側でそれぞれスマートデバイス100の後側を支持するため、スマートデバイス100を安定に支持する。
【0074】
第1後側方向延長部1310は、第1デバイス支持部1110の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つスマートデバイス据え置き用クレードル1000の前側から後側に向かう方向に延びている。ここで、第1デバイス支持部1110の下側とは、第1デバイス支持部1110の上下方向における中心部分を基準として、その下方部分を意味する。
【0075】
また、第2後側方向延長部1320は、第2デバイス支持部1120の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つスマートデバイス据え置き用クレードル1000の前側から後側に向かう方向に延びている。ここで、第2デバイス支持部1120の下側とは、第2デバイス支持部1120の上下方向における中心部分を基準として、その下方部分を意味する。
【0076】
かかる後側方向延長部1310、1320は、クレードル1000が地面と接する面積を拡大させるか(
図2参照)、クレードル1000が地面と一定角度を成してスマートデバイス100が据え置かれるようにすることで(
図3参照)、スマートデバイス100の安定な据え置きに寄与する。
【0077】
電池下側支持部1400は、第1後側方向延長部1310と第2後側方向延長部1320との間に設けられ、より具体的に、電池下側支持部1400は、第1後側方向延長部1310と第2後側方向延長部1320とを繋ぐ形態で設けられる。また、電池下側支持部1400は、電池収容部1200に収容される電池2000の下側を支持する役割を果たすが、そのために、電池下側支持部1400は長方形の板状からなる。
【0078】
電池下側支持部1400は、第1デバイス支持部1110及び第2デバイス支持部1120とともに電池収容部1200を形成する。すなわち、第1デバイス支持部1110は電池収容部1200の左側枠を形成し、第2デバイス支持部1120は電池収容部1200の右側枠を形成し、電池下側支持部1400は電池収容部1200の下側枠を形成する。さらに、後述の電池離脱防止部1500は電池収容部1200の後側枠を形成し、第1上側延長部1610及び第2上側延長部1620は電池収容部1200の上側枠を形成する。
【0079】
電池下側支持部1400は、前側端部1410、左側端部1420、右側端部1430、及び後側端部1440を有する。前側端部1410は、電池下側支持部1400の端部のうちスマートデバイス据え置き用クレードル1000の前側に位置する端部である。デバイス支持部1100がスマートデバイス100の後側を支持する場合、前側端部1410はスマートデバイス100の後面120に接触する。左側端部1420は、電池下側支持部1400の端部のうち左側に位置する端部であり、右側端部1430は、電池下側支持部1400の端部のうち右側に位置する端部である。左側端部1420は第1後側方向延長部1310に接しており、右側端部1430は第2後側方向延長部1320に接している。後側端部1440は、電池下側支持部1400の端部のうちスマートデバイス据え置き用クレードル1000の後側に位置する端部であり、後述の電池離脱防止部1500と接している。
【0080】
電池離脱防止部1500は、電池下側支持部1400の後側端部1440からスマートデバイス据え置き用クレードル1000の上側に延びており、電池収容部1200に収容される電池2000がスマートデバイス据え置き用クレードル1000の前側から後側に向かう方向に離脱することを防止する役割を果たす。
【0081】
第1上側延長部1610は、第1デバイス支持部1110の全体領域のうち少なくとも上側から延び、且つスマートデバイス据え置き用クレードル1000の前側から後側に向かう方向に延びている。ここで、第1デバイス支持部1110の上側とは、第1デバイス支持部1110の上下方向における中心部分を基準として、その上方部分を意味する。
【0082】
第2上側延長部1620は、第2デバイス支持部1120の全体領域のうち少なくとも上側から延び、且つスマートデバイス据え置き用クレードル1000の前側から後側に向かう方向に延びている。ここで、第2デバイス支持部1120の上側とは、第2デバイス支持部1120の上下方向における中心部分を基準として、その上方部分を意味する。
【0083】
かかる上側延長部1610、1620は、電池収容部1200の上側枠を形成するとともに、電池収容部1200に収容される電池2000がスマートデバイス据え置き用クレードル1000の下側から上側に向かう方向に離脱することを防止する役割を果たす。なお、第1上側延長部1610及び第2上側延長部1620は互いに一定距離離間しているため、電池収容部1200に収容される電池2000の残量表示部2800を介して、電池2000に貯蔵された電源の残量を容易に確認することができる。
【0084】
一方、
図4aは本発明の一実施形態に係る電池2000の前方斜視図であり、
図4bは
図4aに示した電池2000の後方斜視図である。
図4に示したように、本発明の一実施形態に係る電池2000は、電池本体2100及び電池前側電極部2200を含み、電池後側電極部2300をさらに含むことができる。
【0085】
電池本体2100は略直方体状であることができ、スマートデバイス据え置き用クレードル1000の電池収容部1200に収容される。
【0086】
電池前側電極部2200は電池本体2100の前側に備えられる。電池本体2100が電池収容部1200に収容される際に、電池前側電極部2200は、デバイス電極部140と接続してスマートデバイス100に電源を供給する役割を果たす。
【0087】
電池前側電極部2200は、電池前側電極板2210と、前記電池前側電極板2210に配置される一つ以上の電池前側電極2220と、を含むことができる。電池前側電極2220は、2つ以上の長方形状(または、円状)の単位電極が一列に配置されるか、二列以上に配置されたものである。または、電池前側電極2220は、2つ以上の環状の単位電極が互いに同心円の形態で配置されたものである。電池前側電極2220には、スマートデバイス100を充電させるのに活用される電源供給用電極が含まれる。
【0088】
図1に関して上述したように、デバイス電極部140は、スマートデバイス100の後面120から窪んでいる。これに対応して、電池前側電極部2200は、
図4aに示したように、電池2000の後側から前側に向かう方向に、電池本体2100の前面2130から突出している。
【0089】
このように、スマートデバイス100の後面120から窪んでいるデバイス電極部140に対応して、電池前側電極部2200が電池本体2100の前面2130から突出している場合、デバイス電極部140と電池前側電極部2200との機構的結合が可能であるため、デバイス電極142と電池前側電極2220との電気的接続が容易になされる。
【0090】
なお、デバイス電極部140と電池前側電極部2200との機構的結合の結果、デバイス電極142と電池前側電極2220との整合がなされることになる。これにより、デバイス電極142と電池前側電極2220との間におけるショート(short)の発生が防止され、両電極142、2220のさらに安定な電気的接続がなされる。
【0091】
電池本体2100の内部には電池磁性体2700が配置される。電池磁性体2700は、デバイス磁性体170、後述のクレードル磁性体1700、及び充電ターミナル磁性体3700と磁気的に結合することができる。このように、電池2000が電池磁性体2700を備える場合、電池2000とスマートデバイス100との結合、電池2000とクレードル1000’、1000’’との結合、そして電池2000と充電ターミナル3000との結合が磁気的になされることで、電池2000がスマートデバイス100、クレードル1000’、1000’’、及び充電ターミナル3000にさらに簡単かつ安定に結合できることはいうまでもなく、電池前側電極2220とデバイス電極142(または、クレードル後側電極1152)との電気的接続が比較的確実に実現される。
【0092】
図1に関して上述したように、スマートデバイス100の後面120には、デバイス電極部140を中心に、デバイス電極部140の周りにデバイス溝144が設けられる。これに対応して、電池本体2100の前面2130には、電池前側電極部2200を中心に、電池前側電極部2200の周りに不連続的または連続的な円形の第1電池突起2140が設けられる。ここで、第1電池突起2140は、四角形、棒形など、円形以外の形状であってもよい。
【0093】
第1電池突起2140は、
図1bに示したスマートデバイス100のデバイス溝144と機構的に結合される。上述の電池磁性体2700とデバイス磁性体170の磁気的結合とともにまたはこれと別に、第1電池突起2140とデバイス溝144とが機構的に結合される場合、電池2000がスマートデバイス100に安定に結合されることができ、これにより、電池前側電極2220とデバイス電極142との電気的接続が安定になされる。特に、第1電池突起2140が電池前側電極部2200を中心に互いに対称的に設けられる場合には、第1電池突起2140とデバイス溝144とが安定に機構的に結合されることができ、これにより、電池前側電極2220とデバイス電極142との電気的接続が比較的安定になされる。
【0094】
図5は
図1bに示したスマートデバイスの後方斜視図の変形例である。
【0095】
図5に示したデバイス電極部140は、スマートデバイス100の後面120から突出している。より具体的に、デバイス電極部140は、スマートデバイス100の前側から後側に向かう方向に、スマートデバイス100の後面120から突出している。ここで、デバイス電極部140がスマートデバイス100の後面120から突出しているとは、デバイス電極部140を構成しているデバイス電極板141及び一つ以上のデバイス電極142の両方がスマートデバイス100の後面120から突出した箇所に位置していることを意味する。
【0096】
図5のように、スマートデバイス100の後面120から突出しているデバイス電極部140に対応して、電池2000の電池前側電極部2200は、電池2000の前側から後側に向かう方向に、電池本体2100の前面2130から窪んでいる。
図4bは電池後側電極部2300について示したものであるが、電池前側電極部2200が電池本体2100の前面2130から窪んでいる形態は、
図4bで電池後側電極部2300が電池本体2100の後面2160から窪んでいる形態と同様である。
【0097】
図5のように、スマートデバイス100の後面120から突出しているデバイス電極部140に対応して、電池前側電極部2200が電池本体2100の前面2130から窪んでいる場合、デバイス電極部140と電池前側電極部2200とが機構的に結合されるため、デバイス電極142と電池前側電極2220との電気的接続が容易になされる。
【0098】
なお、デバイス電極部140と電池前側電極部2200との機構的結合の結果、デバイス電極142と電池前側電極2220との整合がなされることになる。これにより、デバイス電極142と電池前側電極2220との間におけるショートの発生が防止され、両電極142、2220のさらに安定な電気的接続がなされる。
【0099】
また、
図5に示したように、スマートデバイス100の後面120には、デバイス電極部140を中心に、デバイス電極部140の周りに不連続的または連続的な円形のデバイス突起147が設けられる。ここで、デバイス突起147は、四角形、棒形など、円形以外の形状であってもよい。
【0100】
図5のように、スマートデバイス100の後面120に設けられるデバイス突起147に対応して、電池本体2100の前面2130には、電池前側電極部2200を中心に、電池前側電極部2200の周りに連続的または不連続的な円形の第1電池溝が設けられる。ここで、第1電池溝は、四角形、棒形など、円形以外の形状であってもよい。
図4bは電池後側電極部2300の周りに設けられる第2電池溝2170について示したものであるが、電池本体2100の前面2130に設けられ得る第1電池溝の位置及び形態は、
図4bに示した第2電池溝2170の位置及び形態と同様である。
【0101】
かかる第1電池溝は、
図5に示したスマートデバイス100のデバイス突起147と機構的に結合される。上述の電池磁性体2700とデバイス磁性体170の磁気的結合とともにまたはこれと別に、第1電池溝とデバイス突起147とが機構的に結合される場合、電池2000がスマートデバイス100に安定に結合されることができ、これにより、電池前側電極2220とデバイス電極142との電気的接続が安定になされる。特に、第1電池溝が電池前側電極部2200を中心に互いに対称的に設けられる場合、第1電池溝とデバイス突起147とが安定に機構的に結合されることができ、これにより、電池前側電極2220とデバイス電極142との電気的接続が比較的安定になされる。
【0102】
一方、
図4bに示した電池後側電極部2300は、電池本体2100の後側に備えられることができ、電池前側電極部2200と電気的に連結される。
【0103】
電池後側電極部2300は、電池本体2100が電池収容部1200に収容された状態で、外部充電機器(例えば、後述の充電ターミナル3000)の外部電極部(例えば、後述のターミナル電極部3200)と接続し、前記外部充電機器を介して電源を受給することができる。
【0104】
前記外部充電機器を介して受給される電源は、外部電極部(例えば、後述のターミナル電極部3200)、電池後側電極部2300、電池前側電極部2200、及びデバイス電極部140を経て、クレードル1000に据え置かれるスマートデバイス100を充電するのに活用される(
図6b参照)。
【0105】
または、前記外部充電機器を介して受給される電源は、外部電極部(例えば、後述のターミナル電極部3200)、電池後側電極部2300、電池前側電極部2200、クレードル後側電極部1150、クレードル前側電極部1140、及びデバイス電極部140を経て、クレードル1000に据え置かれるスマートデバイス100を充電するのに活用される(
図10b参照)。
【0106】
電池後側電極部2300は、電池本体2100が電池収容部1200に収容されていない状態でも、外部充電機器(例えば、後述の充電ターミナル3000)の外部電極部(例えば、後述のターミナル電極部3200)と接続し、前記外部充電機器を介して電源を受給することができ、前記外部充電機器を介して受給される電源は電池2000に貯蔵される。
【0107】
電池後側電極部2300は、電池後側電極板2310と、前記電池後側電極板2310に配置される一つ以上の電池後側電極2320と、を含むことができる。電池後側電極2320は、2つ以上の環状の単位電極が互いに同心円の形態で配置されたものである。または、電池後側電極2320は、2つ以上の長方形状(または、円状)の単位電極が一列に配置されるか、二列以上に配置されたものである。電池後側電極2320には、外部充電機器を介して電源を受給するのに活用される電源受給用電極が含まれる。
【0108】
電池後側電極部2300は、電池2000の後側から前側に向かう方向に、電池本体2100の後面2160から窪んでいる。
【0109】
このように、電池後側電極部2300が電池本体2100の後面2160から窪んでいる場合には、後述のように、ターミナル本体3100の前面3130から突出しているターミナル電極部3200と機構的に結合されるため、電池後側電極2320とターミナル電極3220との電気的接続が容易になされる。
【0110】
なお、電池後側電極2320とターミナル電極3220との機構的結合の結果、電池後側電極2320とターミナル電極3220との整合がなされることになる。これにより、電池後側電極2320とターミナル電極3220との間におけるショートの発生が防止され、両電極2320、3220のさらに安定な電気的接続がなされる。
【0111】
または、電池後側電極部2300は、電池2000の前側から後側に向かう方向に、電池本体2100の後面2160から突出している。
図4aは電池前側電極部2200について示したものであるが、電池後側電極部2300が電池本体2100の後面2160から突出している形態は、
図4aで電池前側電極部2200が電池本体2100の前面2130から突出している形態と同様である。
【0112】
このように、電池後側電極部2300が電池本体2100の後面2160から突出している場合、ターミナル本体3100の前面3130から窪んでいるターミナル電極部3200(後述の
図7の変形例に該当し、窪んでいるターミナル電極部3200の形態は、例えば
図4bで電池後側電極部2300が電池本体2100の後面2160から窪んでいる形態と同様である)と機構的に結合されるため、電池後側電極2320とターミナル電極3220との電気的接続が容易になされる。
【0113】
なお、電池後側電極2320とターミナル電極3220との機構的結合の結果、電池後側電極2320とターミナル電極3220との整合がなされることになる。これにより、電池後側電極2320とターミナル電極3220との間におけるショートの発生が防止され、両電極2320、3220のさらに安定な電気的接続がなされる。
【0114】
図4bに示したように、電池本体2100の後面2160には、電池後側電極部2300を中心に、電池後側電極部2300の周りに連続的または不連続的な円形の第2電池溝2170が設けられる。ここで、第2電池溝2170は、四角形、棒形など、円形以外の形状であってもよい。
【0115】
第2電池溝2170は、後述のように、充電ターミナル3000のターミナル突起3140と機構的に結合される。上述の電池磁性体2700とターミナル磁性体3700の磁気的結合とともにまたはこれと別に、第2電池溝2170とターミナル突起3140とが機構的に結合される場合、電池2000が充電ターミナル3000に安定に結合されることができ、これにより、電池後側電極2320とターミナル電極3220との電気的接続が安定になされる。特に、第2電池溝2170が電池後側電極部2300を中心に対称的に設けられる場合、第2電池溝2170とターミナル突起3140とが安定に機構的に結合されることができ、これにより、電池後側電極2320とターミナル電極3220との電気的接続が比較的安定になされる。
【0116】
または、電池本体2100の後面2160には、電池後側電極部2300を中心に、電池後側電極部2300の周りに不連続的または連続的な円形の第2電池突起が設けられる。ここで、第2電池突起は、四角形、棒形など、円形以外の形状であってもよい。
図4aは電池前側電極部2200の周りに設けられる第1電池突起2140について示したものであるが、電池本体2100の後面2160に設けられ得る第2電池突起の位置及び形態は、
図4aに示した第1電池突起2140の位置及び形態と同様である。
【0117】
かかる第2電池突起は、ターミナル電極部3200を中心に、ターミナル電極部3200の周りに設けられるターミナル溝(後述の
図7の変形例に該当し、ターミナル溝の形態は、例えば
図4bで電池後側電極部2300の周りに設けられる第2電池溝2170の形態と同様である)と機構的に結合される。上述の電池磁性体2700とターミナル磁性体3700の磁気的結合とともにまたはこれと別に、第2電池突起とターミナル溝とが機構的に結合される場合、電池2000が充電ターミナル3000に安定に結合されることができ、これにより、電池後側電極2320とターミナル電極3220との電気的接続が安定になされる。特に、第2電池突起が電池後側電極部2300を中心に対称的に設けられる場合、第2電池突起とターミナル溝とが安定に機構的に結合されることができ、これにより、電池後側電極2320とターミナル電極3220との電気的接続が比較的安定になされる。
【0118】
図6aは
図4の電池2000が
図3の電池収容部1200に収容され、デバイス電極部140と電池前側電極部2200が互いに接続される前の様子を示した図であり、
図6bは
図4の電池2000が
図3の電池収容部1200に収容され、デバイス電極部140と電池前側電極部2200が互いに接続された様子を示した図である。
【0119】
図6aに示したように、電池2000は、電池本体2100の前面2130がスマートデバイス100の後側に向き、電池本体2100の下側が電池下側支持部1400に載置される形態で電池収容部1200に収容される。この際、電池収容部1200の後側枠を形成する電池離脱防止部1500により、電池2000がクレードル1000の前側から後側に向かう方向に離脱することが防止される。
【0120】
電池下側支持部1400と電池離脱防止部1500とが成す角度が90°である場合、長方形状の電池2000が電池収容部1200に好適に収容され、電池収容部1200に収容される電池2000の離脱が確実に防止される。
【0121】
電池下側支持部1400と電池離脱防止部1500とが成す角度が90°を超え180°未満である場合には、先ず、電池2000を電池収容部1200に傾いた状態で載置させた(
図6a)後、デバイス磁性体170と電池磁性体2700との間の磁力を用いて、デバイス電極部140と電池前側電極部2200を接続させる(
図6b)。電池下側支持部1400と電池離脱防止部1500とが成す角度が90°を超え180°未満である場合、デバイス電極部140と電池前側電極部2200との接続が容易になる利点がある。
【0122】
このような点から、電池下側支持部1400と電池離脱防止部1500とが成す角度は、90°以上180°未満であることが好ましい。
【0123】
一方、
図7は例示的な外部充電機器の前方斜視図である。
図7では、外部充電機器の一つとして、充電ターミナル3000を示している。
【0124】
図7に示したように、充電ターミナル3000は、ターミナル本体3100と、ターミナル電極部3200と、ターミナル磁性体3700と、ターミナルライン3800と、ターミナルコネクタ3900と、を含むことができる。
【0125】
ターミナル本体3100は略直方体状からなることができ、ターミナル本体3100の前面3130にはターミナル電極部3200が備えられている。ターミナル電極部3200は、デバイス電極部140または後述のクレードル後側電極部1150と接続してスマートデバイス100に電源を供給(すなわち、充電)し、電池後側電極部2300と接続して電池2000に電源を供給(すなわち、充電)する役割を果たす。
【0126】
ターミナル電極部3200は、ターミナル電極板3210と、前記ターミナル電極板3210に配置される一つ以上のターミナル電極3220と、を含むことができる。ターミナル電極3220は、2つ以上の長方形状(または、円状)の単位電極が一列に配置されるか、二列以上に配置されたものである。または、ターミナル電極3220は、2つ以上の環状の単位電極が互いに同心円の形態で配置されたものである。ターミナル電極3220には、スマートデバイス100または電池2000を充電させるのに活用される電源供給用電極が含まれることができる。
【0127】
ターミナル磁性体3700はターミナル本体3100の内部に配置される。ターミナル磁性体3700は、デバイス磁性体170、電池磁性体2700、または後述のクレードル磁性体1700と磁気的に結合することができる。このように、充電ターミナル3000がターミナル磁性体3700を備える場合、充電ターミナル3000とスマートデバイス100との結合、充電ターミナル3000とクレードル1000’、1000’’との結合、そして充電ターミナル3000と電池2000との結合が磁気的になされることで、充電ターミナル3000がスマートデバイス100、クレードル1000’、1000’’及び電池2000にさらに簡単かつ安定に結合できることはいうまでもなく、ターミナル電極3220とデバイス電極142、ターミナル電極3220と電池後側電極2320、そしてターミナル電極3220とクレードル後側電極1152との電気的接続が比較的確実に実現される。
【0128】
ターミナル本体3100の前面3130には、ターミナル電極部3200を中心に、ターミナル電極部3200の周りに不連続的または連続的な円形のターミナル突起3140が設けられる。ここで、ターミナル突起3140は、四角形、棒形など、円形以外の形状であってもよい。
【0129】
ターミナル突起3140は、
図1bに示したスマートデバイス100の後面120に設けられるデバイス溝144、
図4bに示した電池本体2100の後面2160に設けられる第2電池溝2170、または後述の
図9bに示したデバイス支持部本体1130の後面1136に設けられる第2クレードル溝1137と機構的に結合される。上述の磁性体同士の磁気的結合とともにまたはこれと別に、ターミナル突起3140とデバイス溝144(または、第2電池溝2170、第2クレードル溝1137)とが機構的に結合される場合、充電ターミナル3000がスマートデバイス100(または、電池2000、クレードル1000’、1000’’)に安定に結合されることができ、これにより、ターミナル電極3220とデバイス電極142(または、電池後側電極2320、クレードル後側電極1152)との電気的接続が安定になされる。
【0130】
これと逆に、ターミナル本体3100の前面3130には、ターミナル電極部3200を中心に、ターミナル電極部3200の周りに連続的または不連続的な円形のターミナル溝(不図示)が設けられる。ここで、ターミナル溝は、円形以外の形状であってもよい。また、ターミナル溝は、上述のように
図7の変形例に該当し、その形態は、例えば
図4bで電池後側電極部2300の周りに設けられる第2電池溝2170の形態と同様である。
【0131】
ターミナル溝は、
図5に示したスマートデバイス100の後面120に設けられるデバイス突起147、上述のように電池本体2100の後面2160に設けられ得る第2電池突起(不図示)、または後述の
図11bに示したデバイス支持部本体1130の後面1136に設けられる第2クレードル突起1138と機構的に結合される。上述の磁性体同士の磁気的結合とともにまたはこれと別に、ターミナル溝とデバイス突起147(または、第2電池突起、第2クレードル突起1138)とが機構的に結合される場合、充電ターミナル3000がスマートデバイス100(または、電池2000、クレードル1000’、1000’’)に安定に結合されることができ、これにより、ターミナル電極3220とデバイス電極142(または、電池後側電極2320、クレードル後側電極1152)との電気的接続が安定になされる。
【0132】
ターミナルライン3800は、ターミナル本体3100とターミナルコネクタ3900を電気的連結または通信連結する役割を果たす。ターミナルコネクタ3900は、例えば、コンピュータのUSB端子などに接続され、コンピュータから出力される直流電源をスマートデバイス100に供給する役割を果たす。ターミナルコネクタ3900のコンピュータのUSB端子などへの接続が実現された場合に、その接続の実現を知らせるための用途に、ターミナル本体3100の後面にはターミナルLED(不図示)が設けられる。
【0133】
図8は外部充電機器の一部分、例えば、充電ターミナル3000のターミナルライン3800がスマートデバイス据え置き用クレードル1000の溝1550に収容された様子を示した図である。ここで、溝1550は電池離脱防止部1500に設けられる。より具体的に、電池離脱防止部1500には、電池離脱防止部1500の上側から始まり、電池離脱防止部1500の下側に向かう方向に溝1550が設けられる。
【0134】
スマートデバイス100がクレードル1000に据え置かれる際に、スマートデバイス100の充電は必ずしも電池2000のみによって行われる必要はなく、充電ターミナル3000のような外部充電機器によっても行われる。
【0135】
クレードル1000に据え置かれているスマートデバイス100の充電が充電ターミナル3000により行われる場合、
図8に示したように、デバイス電極部140とターミナル電極部3200との電気的接続がデバイス磁性体170とターミナル磁性体3700の磁力によりなされる。この際、電池離脱防止部1500に溝1550が設けられている場合、ターミナルライン3800の出入りが容易となり、これにより、クレードル1000に据え置かれるスマートデバイス100の充電がより一層容易に行われる。
【0136】
図9aは本発明の第2実施形態に係るスマートデバイス据え置き用クレードル1000’の前方斜視図であり、
図9bは
図9aに示したスマートデバイス据え置き用クレードル1000’の後方斜視図である。また、
図10aは
図1のスマートデバイス、
図9のスマートデバイス据え置き用クレードル、及び
図4の電池が互いに接続される前の様子を示した図であり、
図10bは
図1のスマートデバイス、
図9のクレードル、及び
図4の電池が互いに接続された様子を示した図である。
【0137】
図9に示したように、本発明の第2実施形態に係るスマートデバイス据え置き用クレードル1000’も第1実施形態に係るスマートデバイス据え置き用クレードル1000と同様に、デバイス支持部1100及び電池収容部1200を含む。
【0138】
デバイス支持部1100は、デバイス支持部1100の少なくとも一部分がスマートデバイス100の後面120に接触することで、スマートデバイス100の後側を支持する。
【0139】
電池収容部1200はデバイス支持部1100に基づいて設けられ、スマートデバイス100に備えられたデバイス電極部140を介してスマートデバイス100への電源供給が可能な電池2000を収容する。
【0140】
本発明の第2実施形態に係るスマートデバイス据え置き用クレードル1000’は、デバイス支持部1100が、デバイス支持部本体1130及びクレードル前側電極部1140を含み、その他に、クレードル後側電極部1150及び前側方向延長部1160の何れか一つ以上をさらに含むことができる。
【0141】
デバイス支持部本体1130は全体的に長方形状であることができ、少なくとも一部分がスマートデバイス100の後側に接触する。
【0142】
本発明の第1実施形態に係るデバイス支持部1100がスマートデバイス100の後側を支持する場合に、スマートデバイス100の後側に備えられるデバイス電極部140は、
図3に示されたように露出することになる。これに対し、本発明の第2実施形態に係るデバイス支持部1100がスマートデバイス100の後側を支持する場合に、スマートデバイス100の後側に備えられるデバイス電極部140は、デバイス支持部本体1130及びクレードル前側電極部1140により覆われることになる。
【0143】
デバイス支持部本体1130は、スマートデバイス後側接触部1131及びスマートデバイス後側非接触部1132を含むことができる。
【0144】
スマートデバイス後側接触部1131は、クレードル前側電極部1140を備える部分であり、且つスマートデバイス100の後側に直接的に接触する部分である。
【0145】
これに対し、スマートデバイス後側非接触部1132は、スマートデバイス後側接触部1131の下側に位置し、前記スマートデバイス後側接触部1131に比べてスマートデバイス据え置き用クレードル1000’の前側から後側に向かう方向に窪んでいて、スマートデバイス100の後側に接触しない部分である。また、スマートデバイス後側非接触部1132はこのようにスマートデバイス100の後側に接触しない部分であるため、クレードル前側電極部1140を備えない部分である。
【0146】
スマートデバイス据え置き用クレードル1000’にスマートデバイス100が据え置かれる際に、スマートデバイス100の後側(または、後面120)はデバイス支持部本体1130の前面3130に接触する。この際、スマートデバイス後側接触部1131の下側にスマートデバイス後側非接触部1132を備えることで、スマートデバイス100の後側が前記クレードル1000’と接触する面積を減らすことができ、この場合、スマートデバイス100の後側(または、後面120)とデバイス支持部本体1130の前面3130との摩擦力が減少し、スマートデバイス100を前記クレードル1000’に容易に据え置き及び据え置き解除することができる。
【0147】
クレードル前側電極部1140はデバイス支持部本体1130の前側に備えられ、デバイス電極部140と接続してスマートデバイス100に電源が供給されるようにする。
【0148】
クレードル前側電極部1140は、クレードル前側電極板1141と、前記クレードル前側電極板1141に配置される一つ以上のクレードル前側電極1142と、を含むことができる。クレードル前側電極1142は、2つ以上の長方形状(または、円状)の単位電極が一列に配置されるか、二列以上に配置されたものである。または、クレードル前側電極1142は、2つ以上の環状の単位電極が互いに同心円の形態で配置されたものである。クレードル前側電極1142には、スマートデバイス100を充電させるのに活用される電源供給用電極が含まれることができる。
【0149】
図1に関して上述したように、デバイス電極部140は、スマートデバイス100の後面120から窪んでいる。これに対応して、クレードル前側電極部1140は、
図9aに示したように、スマートデバイス据え置き用クレードル1000’の後側から前側に向かう方向に、デバイス支持部本体1130の前面1133から突出している。
【0150】
このように、スマートデバイス100の後面120から窪んでいるデバイス電極部140に対応して、クレードル前側電極部1140がデバイス支持部本体1130の前面1133から突出している場合、デバイス電極部140とクレードル前側電極部1140とが機構的に結合されるため、デバイス電極142とクレードル前側電極1142との電気的接続が容易になされる。
【0151】
なお、デバイス電極部140とクレードル前側電極部1140との機構的結合の結果、デバイス電極142とクレードル前側電極1142との整合がなされることになる。これにより、デバイス電極142とクレードル前側電極1142との間におけるショートの発生が防止され、両電極142、1142のさらに安定な電気的接続がなされる。
【0152】
デバイス支持部本体1130の内部には、クレードル磁性体1700が配置される。クレードル磁性体1700は、デバイス磁性体170、電池磁性体2700、及び充電ターミナル磁性体3700と磁気的に結合することができる。このように、クレードル1000’がクレードル磁性体1700を備える場合、クレードル1000’とスマートデバイス100との結合、クレードル1000’と電池2000との結合、そしてクレードル1000’と充電ターミナル3000との結合が磁気的になされることで、クレードル1000’がスマートデバイス100、電池2000、及び充電ターミナル3000にさらに簡単かつ安定に結合できることはいうまでもなく、クレードル前側電極1142とデバイス電極142、後述のクレードル後側電極1152と電池前側電極2220、そしてクレードル後側電極1152とターミナル電極3220との電気的接続が比較的確実に実現される。
【0153】
図1に関して上述したように、スマートデバイス100の後面120には、デバイス電極部140を中心に、デバイス電極部140の周りにデバイス溝144が設けられる。これに対応して、デバイス支持部本体1130の前面1133には、クレードル前側電極部1140を中心に、クレードル前側電極部1140の周りに不連続的または連続的な円形の第1クレードル突起1134が設けられる。ここで、第1クレードル突起1134は、四角形、棒形など、円形以外の形状であってもよい。
【0154】
第1クレードル突起1134は、
図1bに示したスマートデバイス100のデバイス溝144と機構的に結合される。上述のクレードル磁性体1700とデバイス磁性体170の磁気的結合とともにまたはこれと別に、第1クレードル突起1134とデバイス溝144とが機構的に結合される場合、クレードル1000’がスマートデバイス100に安定に結合されることができ、これにより、クレードル前側電極1142とデバイス電極142との電気的接続が安定になされる。特に、第1クレードル突起1134がクレードル前側電極部1140を中心に互いに対称的に設けられる場合、第1クレードル突起1134とデバイス溝144とが安定に機構的に結合されることができ、これにより、クレードル前側電極1142とデバイス電極142との電気的接続が比較的安定になされる。
【0155】
図11aは
図9aに示したクレードル1000’の前方斜視図の変形例である。
図11aは
図9aと比較して、クレードル前側電極部1140の形態、そして第1クレードル突起1134に代えて第1クレードル溝1135が設けられている点のみで異なり、その他に
図9aについて言及した構成要素の説明は、
図11aに示された構成要素にもそのまま適用される。したがって、以下では、異なる部分のみについて説明する。
【0156】
図5に関して上述したように、デバイス電極部140はスマートデバイス100の後面120から突出している。これに対応して、クレードル前側電極部1140は、
図11aに示したように、スマートデバイス据え置き用クレードル1000’の前側から後側に向かう方向に、デバイス支持部本体1130の前面1133から窪んでいる。
【0157】
このように、スマートデバイス100の後面120から突出しているデバイス電極部140に対応して、クレードル前側電極部1140がデバイス支持部本体1130の前面1133から窪んでいる場合、デバイス電極部140とクレードル前側電極部1140とが機構的に結合されるため、デバイス電極142とクレードル前側電極1142との電気的接続が容易になされる。
【0158】
なお、デバイス電極部140とクレードル前側電極部1140との機構的結合の結果、デバイス電極142とクレードル前側電極1142との整合がなされることになる。これにより、デバイス電極142とクレードル前側電極1142との間におけるショートの発生が防止され、両電極142、1142のさらに安定な電気的接続がなされる。
【0159】
図5に関して上述したように、スマートデバイス100の後面120には、デバイス電極部140を中心に、デバイス電極部140の周りにデバイス突起147が設けられる。これに対応して、デバイス支持部本体1130の前面1133には、クレードル前側電極部1140を中心に、クレードル前側電極部1140の周りに連続的または不連続的な円形の第1クレードル溝1135が設けられる。ここで、第1クレードル溝1135は、四角形、棒形など、円形以外の形状であってもよい。
【0160】
第1クレードル溝1135は、
図5に示したスマートデバイス100のデバイス突起147と機構的に結合される。上述のクレードル磁性体1700とデバイス磁性体170の磁気的結合とともにまたはこれと別に、第1クレードル溝1135とデバイス突起147とが機構的に結合される場合、クレードル1000’がスマートデバイス100に安定に結合されることができ、これにより、クレードル前側電極1142とデバイス電極142との電気的接続が安定になされる。特に、第1クレードル溝1135がクレードル前側電極部1140を中心に互いに対称的に設けられる場合、第1クレードル溝1135とデバイス突起147とが安定に機構的に結合されることができ、これにより、クレードル前側電極1142とデバイス電極142との電気的接続が比較的安定になされる。
【0161】
一方、
図9bを参照すると、クレードル後側電極部1150は、デバイス支持部本体1130の後側に備えられ、クレードル前側電極部1140と電気的に連結される。クレードル後側電極部1150は、電池収容部1200に収容される電池2000の電池前側電極部2200と接続し、クレードル1000’に据え置かれるスマートデバイス100に電源が供給されるようにする。すなわち、
図9に示した電池収容部1200に電池本体2100が収容される際に、電池2000を介して供給される電源は、電池前側電極部2200、クレードル後側電極部1150、クレードル前側電極部1140、及びデバイス電極部140を経て、クレードル1000’に据え置かれるスマートデバイス100を充電するのに活用される。
【0162】
または、クレードル後側電極部1150は、電池2000を介せず、ターミナル電極部3200と直接的に接続し、クレードル1000’に据え置かれるスマートデバイス100に電源が供給されるようにする。この場合、充電ターミナル3000を介して供給される電源は、ターミナル電極部3200、クレードル後側電極部1150、クレードル前側電極部1140、及びデバイス電極部140を経て、クレードル1000’に据え置かれるスマートデバイス100を充電するのに活用される。
【0163】
図4aに関して上述したように、電池前側電極部2200は、電池本体2100の前面2130から突出している。これに対応して、クレードル後側電極部1150は、
図9bに示したように、スマートデバイス据え置き用クレードル1000’の後側から前側に向かう方向に、デバイス支持部本体1130の後面1136から窪んでいる。
【0164】
このように、電池本体2100の前面2130から突出している電池前側電極部2200に対応して、クレードル後側電極部1150がデバイス支持部本体1130の後面1136から窪んでいる場合、電池前側電極部2200とクレードル後側電極部1150とが機構的に結合されるため、電池前側電極2220とクレードル後側電極1152との電気的接続が容易になされる。
【0165】
なお、電池前側電極部2200とクレードル後側電極部1150との機構的結合の結果、電池前側電極2220とクレードル後側電極1152との整合がなされることになる。これにより、電池前側電極2220とクレードル後側電極1152との間におけるショートの発生が防止され、両電極1152、2220のさらに安定な電気的接続がなされる。
【0166】
図4aに関して上述したように、電池本体2100の前面2130には、電池前側電極部2200を中心に、電池前側電極部2200の周りに第1電池突起2140が設けられる。これに対応して、デバイス支持部本体1130の後面1136には、クレードル後側電極部1150を中心に、クレードル後側電極部1150の周りに連続的または不連続的な円形の第2クレードル溝1137が設けられる。ここで、第2クレードル溝1137は、四角形、棒形など、円形以外の形状であってもよい。
【0167】
第2クレードル溝1137は、
図4aに示した電池2000の第1電池突起2140と機構的に結合される。上述のクレードル磁性体1700と電池磁性体2700の磁気的結合とともにまたはこれと別に、第2クレードル溝1137と第1電池突起2140とが機構的に結合される場合、電池2000がクレードル1000’に安定に結合されることができ、これにより、クレードル後側電極1152と電池前側電極2220との電気的接続が安定になされる。特に、第2クレードル溝1137がクレードル後側電極部1140を中心に互いに対称的に設けられる場合、第2クレードル溝1137と第1電池突起2140とが安定に機構的に結合されることができ、これにより、クレードル後側電極1152と電池前側電極2220との電気的接続が比較的安定になされる。
【0168】
図11bは
図9bに示したクレードル1000’の後方斜視図の変形例である。
図11bは
図9bと比較して、クレードル後側電極部1150の形態、そして第2クレードル溝1137に代えて第2クレードル突起1138が設けられている点のみで異なり、その他に
図9bについて言及した構成要素の説明は、
図11bに示された構成要素にもそのまま適用される。したがって、以下では、異なる部分のみについて説明する。
【0169】
前述では、
図4bに示した電池後側電極部2300が
図7に示した充電ターミナル3000のターミナル電極部3200と接続すると説明したが、場合によって、
図4bに示した電池後側電極部2300は、
図11bに示したクレードル1000’のクレードル後側電極部1150と接続してもよい。すなわち、電池本体2100は、
図11bに示した電池収容部1200に収容されてもよく、この場合、
図4bに示した電池後側電極部2300は、
図11bに示したクレードル後側電極部1150と接続することになる。
【0170】
図4bに関して上述したように、電池後側電極部2300は、電池本体2100の後面2160から窪んでいる。これに対応して、クレードル後側電極部1150は、
図11bに示したように、スマートデバイス据え置き用クレードル1000’の前側から後側に向かう方向に、デバイス支持部本体1130の後面1136から突出している。
【0171】
このように、電池本体2100の後面2160から窪んでいる電池後側電極部2300に対応して、クレードル後側電極部1150がデバイス支持部本体1130の後面1136から突出している場合には、電池後側電極部2300とクレードル後側電極部1150とが機構的に結合されるため、電池後側電極2320とクレードル後側電極1152との電気的接続が容易になされる。
【0172】
なお、電池後側電極部2300とクレードル後側電極部1150との機構的結合の結果、電池後側電極2320とクレードル後側電極1152との整合がなされることになる。これにより、電池後側電極2320とクレードル後側電極1152との間におけるショートの発生が防止され、両電極1152、2320のさらに安定な電気的接続がなされる。
【0173】
図4bに関して上述したように、電池本体2100の後面2160には、電池後側電極部2300を中心に、電池後側電極部2300の周りに第2電池溝2170が設けられる。これに対応して、デバイス支持部本体1130の後面1136には、クレードル後側電極部1150を中心に、クレードル後側電極部1150の周りに不連続的または連続的な円形の第2クレードル突起1138が設けられる。ここで、第2クレードル突起1138は、四角形、棒形など、円形以外の形状であってもよい。
【0174】
第2クレードル突起1138は、
図4bに示した電池2000の第2電池溝2170と機構的に結合される。上述のクレードル磁性体1700と電池磁性体2700の磁気的結合とともにまたはこれと別に、第2クレードル突起1138と第2電池溝2170とが機構的に結合される場合、電池2000がクレードル1000’に安定に結合されることができ、これにより、クレードル後側電極1152と電池後側電極2320との電気的接続が安定になされる。特に、第2クレードル突起1138がクレードル後側電極部1150を中心に互いに対称的に設けられる場合、第2クレードル突起1138と第2電池溝2170とが安定に機構的に結合されることができ、これにより、クレードル後側電極1152と電池後側電極2320との電気的接続が比較的安定になされる。
【0175】
図9a及び
図11aなどに示したように、デバイス支持部1100は前側方向延長部1160をさらに含むことができる。前側方向延長部1160は、デバイス支持部本体1130の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つスマートデバイス据え置き用クレードル1000の後側から前側に向かう方向に延びている。ここで、デバイス支持部本体1130の下側とは、デバイス支持部本体1130の上下方向における中心部分を基準として、その下方部分を意味する。
【0176】
かかる前側方向延長部1160は、クレードル1000’が地面と接する面積を拡大させるとともに、
図10に示したように、クレードル1000’に据え置かれるスマートデバイス100の下側部分を支持することで、スマートデバイス100の安定な据え置きに寄与する。
【0177】
本発明の第2実施形態に係るスマートデバイス据え置き用クレードル1000’は、上述のデバイス支持部1100、電池収容部1200の他に、後側方向延長部1300及び上側延長部1600の何れか一つ以上をさらに含むことができる。
【0178】
後側方向延長部1300は、前側方向延長部1160と同様に、デバイス支持部本体1130の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つ前側方向延長部1160と異なってスマートデバイス据え置き用クレードル1000’の前側から後側に向かう方向に延びている。かかる後側方向延長部1300は、クレードル1000’を基準としてスマートデバイス100が据え置かれる側(すなわち、
図10bでクレードル1000’を基準として前側)の反対側(すなわち、
図10bでクレードル1000’を基準として後側)で、クレードル1000’が地面と接する面積を拡大させることで、スマートデバイス100の安定な据え置きに寄与する。
【0179】
また、後側方向延長部1300は、
図9bまたは
図11bに示したように、スマートデバイス据え置き用クレードル1000’の左右方向に延びることで、電池収容部1200に収容される電池2000の下側を支持可能に構成されてもよい。この場合、後側方向延長部1300は、クレードル1000’が地面と接する面積をさらに拡大させるとともに、電池収容部1200に収容される電池2000の下側を支持することで、スマートデバイス100の安定な据え置き及び電池2000の安定な収容に寄与することになる。
【0180】
また、かかる後側方向延長部1300は、デバイス支持部本体1130とともに電池収容部1200を形成する。すなわち、デバイス支持部本体1130は電池収容部1200の前側枠を形成し、後側方向延長部1300は電池収容部1200の下側枠を形成する。さらに、後述の上側延長部1600は電池収容部1200の上側枠を形成する。
【0181】
前述の溝1550と同様の理由から、後側方向延長部1300には、後側方向延長部1300の上側から始まり、後側方向延長部1300の下側に向かう方向に溝1350が設けられる。すなわち、後側方向延長部1300に溝1350が設けられる場合、ターミナルライン3800の出入りが容易となり、これにより、クレードル1000’に据え置かれるスマートデバイス100の充電がより容易に行われる。
【0182】
上側延長部1600は、デバイス支持部本体1130の全体領域のうち少なくとも上側から延び、且つスマートデバイス据え置き用クレードル1000’の前側から後側に向かう方向に延びている。ここで、デバイス支持部本体1130の上側とは、デバイス支持部本体1130の上下方向における中心部分を基準として、その上方部分を意味する。
【0183】
かかる上側延長部1600は、電池収容部1200の上側枠を形成するとともに、電池収容部1200に収容される電池2000がスマートデバイス据え置き用クレードル1000の下側から上側に向かう方向に離脱することを防止する役割を果たす。
【0184】
上側延長部1600には、上側延長部1600の後側から始まり、上側延長部1600の前側に向かう方向に開口1650が設けられる。前記開口1650は、電池収容部1200に収容される電池2000の残量表示部2800を介して、電池2000に貯蔵された電源の残量を容易に確認するためのものである。
【0185】
図12は
図1とは異なるスマートデバイス100’の前方斜視図であり、
図12のスマートデバイス100’は、
図1のスマートデバイス100とは異なって、タブレットPC10のみを単独で示したものである。
図12に示したスマートデバイス100’の一端部(例えば、下側端部)にはデバイス電極部140が備えられている。
【0186】
図13は本発明の第3実施形態に係るクレードル1000’’の前方斜視図である。
図14aは
図12のスマートデバイス100’、
図13のクレードル1000’’、及び
図4の電池2000が互いに接続される前の様子を示した図であり、
図14bは
図12のスマートデバイス100’、
図13のクレードル1000’’、及び
図4の電池2000が互いに接続された様子を示した図である。
【0187】
図13及び
図14に示した本発明の第3実施形態に係るクレードル1000’’は、上記の本発明の第2実施形態に係るクレードル1000’と比較して、クレードル前側電極部1140に代えてクレードル下側電極部1170が設けられている点、そして第1クレードル突起1134または第1クレードル溝1135は設けられていない点のみで異なる。例えば、本発明の第3実施形態に係るクレードル1000’’は、デバイス支持部本体1130の内部にクレードル磁性体1700が配置されることができ、
図13に示したクレードル1000’’の後方斜視図は、
図9b(または、
図11b)に示したものと同様である。したがって、以下では、異なる部分を中心に説明する。
【0188】
本発明の第3実施形態に係るクレードル1000’’は、第2実施形態に係るクレードル1000’と同様に、デバイス支持部1100及び電池収容部1200を含む。
【0189】
すなわち、デバイス支持部1100は、デバイス支持部1100の少なくとも一部分がスマートデバイス100’の後面120に接触することで、スマートデバイス100’の後側を支持する。また、電池収容部1200はデバイス支持部1100に基づいて設けられ、スマートデバイス100’に備えられたデバイス電極部140を介してスマートデバイス100’への電源供給が可能な電池2000を収容する。本発明の第3実施形態に係るクレードル1000’’は、デバイス支持部1100がデバイス支持部本体1130及びクレードル下側電極部1170を含むことができる。
【0190】
第3実施形態に係るクレードル1000’’において、デバイス支持部本体1130は第2実施形態に係るクレードル1000’と同様である。すなわち、デバイス支持部本体1130は全体的に長方形状であることができ、少なくとも一部分がスマートデバイス100の後側に接触する。
【0191】
但し、第2実施形態に係るクレードル1000’は、デバイス支持部本体1130の前側にクレードル前側電極部1140が備えられていたのに対し、第3実施形態に係るクレードル1000’’は、デバイス支持部本体1130の下側にクレードル下側電極部1170が位置している。
【0192】
クレードル下側電極部1170は、
図12に示したスマートデバイス100’のデバイス電極部140と接続し、前記スマートデバイス100’に電源が供給されるようにする。クレードル下側電極部1170は、例えば、Cタイプ端子からなるか、5ピン端子からなることができ、
図14に示したように、スマートデバイス100’の一端部に備えられるデバイス電極部140に挿入される。但し、クレードル下側電極部1170が必ずしもこのような形態に限定されるのではなく、クレードル下側電極部1170もクレードル前側電極部1140と同様に、クレードル下側電極板と、前記クレードル下側電極板に配置される一つ以上のクレードル下側電極からなるなど、多様な形態で構成される。
【0193】
本発明の第3実施形態に係るクレードル1000’’も、第2実施形態に係るクレードル1000’と同様に、デバイス支持部1100がクレードル後側電極部1150及び前側方向延長部1160の何れか一つ以上をさらに含むことができる。
【0194】
ここで、クレードル後側電極部1150について追加的に言及すれば、クレードル後側電極部1150は、デバイス支持部本体1130の後側に備えられ、クレードル下側電極部1170と電気的に連結される。また、クレードル後側電極部1150は、上述と同様に、電池収容部1200に収容される電池2000の電池前側電極部2200と接続し、スマートデバイス100’に電源が供給されるようにする。この際、電池収容部1200に収容される電池2000を介して供給される電源は、電池前側電極部2200、クレードル後側電極部1150、クレードル下側電極部1170、及びデバイス電極部140を経て、クレードル1000’’に据え置かれるスマートデバイス100’を充電するのに活用される。
【0195】
また、前側方向延長部1160について追加的に言及すれば、前側方向延長部1160は、デバイス支持部本体1130の全体領域のうち少なくとも下側から延び、且つスマートデバイス据え置き用クレードル1000’’の後側から前側に向かう方向に延びている。この際、クレードル下側電極部1170は前側方向延長部1160に設けられることができ、この場合、前側方向延長部1160及びクレードル下側電極部1170は、クレードル1000’’に据え置かれるスマートデバイス100’の下側をともに支持することで、スマートデバイス100の安定な据え置きにともに寄与することになる。
【0196】
以上、限定された実施形態と図面により本発明が説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明が属する分野において通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正及び変形が可能である。よって、本発明の技術的思想は特許請求の範囲によって把握されるべきであり、その均等または等価的変形は何れも本発明の技術的思想の範疇内に属するといえる。
【符号の説明】
【0197】
10 タブレットPC
20 ジャケット
100 スマートデバイス
100’ スマートデバイス
110 前面
120 後面
140 デバイス電極部
141 デバイス電極板
142 デバイス電極
144 デバイス溝
147 デバイス突起
170 デバイス磁性体
1000 クレードル
1000’ クレードル
1000’’ クレードル
1100 デバイス支持部
1110 第1デバイス支持部
1120 第2デバイス支持部
1130 デバイス支持部本体
1131 スマートデバイス後側接触部
1132 スマートデバイス後側非接触部
1133 前面
1134 第1クレードル突起
1135 第1クレードル溝
1136 後面
1137 第2クレードル溝
1138 第2クレードル突起
1140 クレードル前側電極部
1141 クレードル前側電極板
1142 電極
1150 クレードル後側電極部
1152 クレードル後側電極
1160 前側方向延長部
1170 クレードル下側電極部
1200 電池収容部
1300 後側方向延長部
1310 第1後側方向延長部
1320 第2後側方向延長部
1350 溝
1400 電池下側支持部
1410 前側端部
1430 右側端部
1440 後側端部
1500 電池離脱防止部
1550 溝
1600 上側延長部
1610 第1上側延長部
1620 第2上側延長部
1650 開口
1700 クレードル磁性体
2000 電池
2100 電池本体
2130 前面
2140 第1電池突起
2160 後面
2170 第2電池溝
2200 電池前側電極部
2210 電池前側電極板
2220 電極
2300 電池後側電極部
2310 電池後側電極板
2320 電池後側電極
2700 電池磁性体
2800 残量表示部
3000 充電ターミナル
3100 ターミナル本体
3130 前面
3140 ターミナル突起
3200 ターミナル電極部
3210 ターミナル電極板
3220 電極
3700 充電ターミナル磁性体
3800 ターミナルライン
3900 ターミナルコネクタ
【国際調査報告】