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特表2024-524056抗マルチウイルス感染および免疫促進アセンブリ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-05
(54)【発明の名称】抗マルチウイルス感染および免疫促進アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   A61K 36/064 20060101AFI20240628BHJP
   A23L 33/10 20160101ALI20240628BHJP
   A23G 4/12 20060101ALI20240628BHJP
   A61P 31/16 20060101ALI20240628BHJP
   A61P 31/14 20060101ALI20240628BHJP
   A61P 31/12 20060101ALI20240628BHJP
   A61K 38/16 20060101ALI20240628BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20240628BHJP
   A61K 9/68 20060101ALI20240628BHJP
   A61K 47/44 20170101ALI20240628BHJP
【FI】
A61K36/064
A23L33/10
A23G4/12
A61P31/16
A61P31/14
A61P31/12
A61K38/16
A61P43/00 121
A61K9/68
A61K47/44
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023576086
(86)(22)【出願日】2022-06-07
(85)【翻訳文提出日】2024-02-05
(86)【国際出願番号】 EP2022065398
(87)【国際公開番号】W WO2022258614
(87)【国際公開日】2022-12-15
(31)【優先権主張番号】21178040.8
(32)【優先日】2021-06-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523462871
【氏名又は名称】キャンベル・ファリダ・ハンナ
(74)【代理人】
【識別番号】110002424
【氏名又は名称】ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キャンベル・ファリダ・ハンナ
【テーマコード(参考)】
4B014
4B018
4C076
4C084
4C087
【Fターム(参考)】
4B014GB13
4B014GG13
4B014GG18
4B018LB01
4B018MD06
4B018MD20
4B018MD81
4B018ME14
4C076AA69
4C076BB01
4C076CC35
4C076EE51
4C084AA02
4C084BA44
4C084CA13
4C084MA02
4C084MA47
4C084MA52
4C084NA05
4C084NA14
4C084ZB331
4C084ZB332
4C084ZC751
4C087AA01
4C087AA02
4C087BC12
4C087MA02
4C087MA47
4C087MA52
4C087NA05
4C087NA14
4C087ZB33
4C087ZC75
(57)【要約】
本発明は、チューインガムによるウイルス関連疾患の蔓延の緩和、および、口腔、口鼻および経口気管の微生物叢における共生メタン生成プロセスの阻害に基づく先行免疫(pre-immunity)活性化の方法に関する。本発明は、メチロトローフ性酵母、好ましくは、Komagatella phaffii;植物レクチン、好ましくはフィトヘマグルチニン;および/または、鉄粒子、好ましくはゼロ価鉄粒子を備えるチューインガム組成物を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Komagatella phaffii、フィトヘマグルチニン、および、ゼロ価鉄粒子を備える組成物。
【請求項2】
前記組成物は、
チューインガムであり、
好ましくは、飲み込まないチューインガムであり、
最も好ましくは、3つの絡み合ったチューブ状ストリップを備えるチューブ状チューインガムであり、第1チューブ状ストリップがKomagatella phaffiiを備え、前記第2チューブ状ストリップがフィトヘマグルチニンを備え、前記第3チューブ状ストリップが前記鉄粒子を備える、
請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
(生物分解性の)ガム、オイルコンパウンド、および/または、合成ラテックスをさらに備える請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
Komagatella phaffiiは、10および1010CFUの間の量で提供され、
フィトヘマグルチニンは、1~5μgの量で提供され、および/または、
前記鉄粒子は、50nmよりも小さく、および/または、上限10,000ppmで提供される、
請求項1~3の何れかに記載の組成物。
【請求項5】
ウイルス感染の持続性を低減すること、および/または、ウイルス粒子を収集すること、
および/または
好ましくはT細胞応答および/またはB細胞応答を活性化することにより、抗ウイルス免疫応答を刺激すること、
において使用される請求項1~4の何れかに記載の組成物。
【請求項6】
好ましくはヒトの呼気内の、メタンレベルおよび/またはメチル水銀(MeHg)レベルを低減すること、
および/または
好ましくは口腔内に存在する、メタン生成(プロテオ)バクテリアの量を低減すること、
において使用される請求項1~5の何れかに記載の組成物の使用。
【請求項7】
前記メタン生成(プロテオ)バクテリアは、Methanobrevibacter oralis, Methanobrevibacter smithii, Methanosphaera stadtmanae, Methanomassiliicoccus luminiyensis, Methanobrevibacter arboriphilicus, Candidatus Methanomethylophilus alvus, Candidatus methanomassiliicoccus から選択される、
請求項5に記載の組成物または請求項6に記載の使用。
【請求項8】
前記組成物は、チューインガムであり、前記使用は、1日の最後の食事の後、および/または、睡眠前、好ましくは睡眠の1~2時間前に前記チューインガムを噛むことを含む、
請求項5または請求項7に記載の組成物または請求項6に記載の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、チューインガムによるウイルス関連疾患の蔓延の緩和、および、口腔、口鼻および経口気管の微生物叢における共生メタン生成プロセスの阻害に基づく先行免疫(pre-immunity)活性化の方法に関する。
【背景技術】
【0002】
感染症は、揮発性の唾液呼吸粒子が他人に病原性疾患をもたらすような生命体を運んだときに、人間を感染性とする。周囲環境での伝染とは、共有空気、土壌、および人間と接触する可能性のある皮膚を含むあらゆる表面媒体中での感染性粒子の伝播を意味する。
【0003】
本開示の目的は、感染症の伝染リスクを低減すること、特に将来のパンデミックのリスクを低減することである。
【発明の概要】
【0004】
本開示の方法には3つの要素がある。
【0005】
第1の部分では、目標は、エピデミックまたはパンデミックの流行を引き起こすために出現する特定のウイルスゲノムの評価を表す。これは、ある生息地における干ばつなどの気候変動の極端な現象の熱力学を介して行われ、感染症に対するウイルス共生生物における病原体関連の一般的なストレス応答、および、人間の口腔の微生物叢内に見られ且つ優占種が自然野生動物または家畜またはその両方に含まれるかに関係なく生息地の優占種への人獣共通感染暴露に関係する古細菌およびプロテオバクテリア標的を引き起こす。
【0006】
第2の部分では、流行の規模および期間の特定の評価が、その優占種による資源消費レートの尺度として間接的に説明される。強調されるのは、感染によりストレスを受けた生息地での全ての生物多様性の種の生存を確保することを意味するウイルス種の観点からの流行の特徴である。感染は直接の宿主(共生生物)の衰弱を確実にするが、その結果、宿主に遺伝的「知恵」を伝え、宿主は宿主の口腔に寄生的に共有する共生生物のGSR発現を介して新たな環境に関する遺伝的生存情報を受ける。そうするために、このウイルスと感染の関係事象は、ハミルトニアンに変換されたエネルギー測定についての正準共役を利用した方程式における熱力学的エネルギーの解として説明される。感染症流行の不均一な管轄は、宿主の口腔および胃腸内でのメタン生成性/メチロトローフ性型のウイルスを維持する生態系にも依存する。そして製品では、感染前の免疫を刺激することおよび胃腸内の感染前に口腔の感染可能な標的を除去することによりウイルス増殖の強度を遅らせる重要な成分を含むチューインガムが説明される。また、チューインガムは、抗メタンバクテリア殺菌製品として呼気を浄化する。
【0007】
これに関して、本開示は、以下を含む組成物、好ましくはチューインガムを提供する。
・メチロトローフ性酵母、好ましくは、Komagatella phaffii、最も好ましくは、10および1010CFUの間の量で提供される;
・植物レクチン、好ましくはフィトヘマグルチニン、最も好ましくは、1~5μgの量で提供される;および/または
・鉄粒子、好ましくはゼロ価鉄粒子、最も好ましくは、鉄粒子は50nmより小さく、および/または、組成物内において上限10,000ppmで提供される。
【0008】
好ましくは、チューインガムは、飲み込まないチューインガムであり、最も好ましくは、3つの絡み合ったチューブ状ストリップを備えるチューブ状チューインガムであり、第1チューブ状ストリップがKomagatella phaffiiを備え、前記第2チューブ状ストリップがフィトヘマグルチニンを備え、前記第3チューブ状ストリップが前記鉄粒子を備える。
【0009】
当業者に明らかなように、組成物は、(生物分解性の)ガム、オイルコンパウンド、および/または、合成ラテックスをさらに備え得る。好ましくは、本開示のチューインガムは、1日の最後の食事の後、および/または、睡眠前、好ましくは睡眠の1~2時間前に噛むためのものである。
【0010】
本開示の組成物は、例えば、以下のために使用され得る。
・例えば、人間のような対象内において、ウイルス感染の持続性を低減すること、および/または、ウイルス粒子を収集すること;
・メタンレベルおよび/またはメチル水銀(MeHg)レベルを、好ましくは、(人間の)呼気内で低減し、および/またはメタン生成(プロテオ)バクテリア、好ましくは人間のような対象の口腔内に存在するもの、を低減すること;および/または、
・人間のような対象内において抗ウイルス免疫応答を、好ましくは、T細胞応答および/またはB細胞応答を活性化することにより、刺激すること。
【0011】
本開示の組成物は、例えば、PASC(Post-Acute Sequelae of SARS-CoV-2 Infection、ロングコビットとも称される)に関連する抗核および/または抗核小体の抗体障害の防止および/または治療のために使用され得る。したがって、本開示の組成物は、PASCの防止および/または治療のためにも使用され得る。また、本開示の組成物は、神経系病状、または、SARSおよび/または非SARSのウイルスおよび/または病原体にかかわらず、少なくとも1つの感染事象により引き起こされた例えばMeHg病原体関連神経障害の後遺症を防止および/または治療のために使用され得る。
【0012】
ここでの使用は、例えば治療のための療法のような治療方法での使用を含み得る。例えば、本開示の組成物は、例えば、人間のような対象内において、ウイルス感染の持続性を低減すること、および/または、ウイルス粒子を収集することへの(治療的な)使用に適している。追加的にまたは代替的に、本開示の組成物は、メタンレベルおよび/またはMeHgレベルを、好ましくは、(人間の)呼気内で低減し、および/または、メタン生成(プロテオ)バクテリア、好ましくは人間のような対象の口腔内に存在するもの、を低減することへの(治療的な)使用に適している。追加的にまたは代替的に、本開示の組成物は、人間のような対象内において抗ウイルス免疫応答を、好ましくは、T細胞応答および/またはB細胞応答を活性化することにより、刺激することへの使用に適している。
【0013】
好ましくは、呼気中のメタンレベルは、(商業的に利用可能な)ガスクロマトグラフ、および/または、水素メタン呼気試験を利用して決定され、これは当業者が精通している。好ましくは、T細胞および/またはB細胞応答の活性化は、ヒト末梢血単核細胞(PBMC: peripheral blood mononuclear cell)増殖アッセイに従って、より好ましくは、実施例において説明されたプロトコルに従って、決定される。
【0014】
上述のメタン生成(プロテオ)バクテリアは、Methanobrevibacter oralis, Methanobrevibacter smithii, Methanosphaera stadtmanae, Methanomassiliicoccus luminiyensis, Methanobrevibacter arboriphilicus, Methanobreviacter oralis, Candidatus Methanomethylophilus alvus, Candidatus methanomassiliicoccus の1または複数であり得る。
詳細
ウイルス関連疾患の流行は、ウイルス関連種の進化につながる熱力学的特徴に従って説明される。新種の進化は、ウイルス生態系の原理に対してみなされ、極度の環境の脅威およびストレスの状態でまたはその直後で本来の生息地での生物多様性の子孫の持続可能性を標的としている。そのため、持続可能性とは、ウイルス(主にRNAウイルス)が、入手可能な資源の分配に影響を与えるあらゆる宿主に急速に感染し、非優占種への栄養を確保することを意味する。ウイルス叢は、感染中に遺伝的指示を伝達し、事象からの結果として環境変化(代替現実)における種の抵抗(免疫)の改善をコード化する。そのため、この開示は、極度の気候事象の気象学的第3次情報源による証拠に従って優占種に従うウイルスゲノムテンプレートを導き出す。そのような極度の変化が自然原因によるものか人為的原因によるものかにかかわらず、本開示は、メタン生成性/メチロトローフ性の共生生物のストレス応答タンパク質を含めて、そのような共生生物が人間の口腔微生物叢中の宿主(人間の)ウイルス感染およびウイルス増殖に不可欠な場所での予測期間および予測位置を特徴付ける。そうすることの目的は、呼気からウイルス粒子を消毒し、唾液のタンパク質とともに先行免疫(pre-immunity)を可能とするチューインガムベースを伴う人間の口腔呼気消毒のロジスティックスを予測することである。消毒は、Komagatella Phaffii、フィトヘマグルチニンおよびゼロ価鉄粒子を含む重要な薬理的内容物を有する飲み込まないチューインガムベースの機械的咀嚼に基づく。これらのガムに付加されている活性化合物と混合される唾液は、ウイルス粒子およびメタン生成菌種を収集し、ヒト宿主のウイルス感染において引き続くプロテオバクテリアの関係に基づく不安全で不健康な人間のメタンを除去し(K. Phaffi)、そして、もちろん、疾患を除去する。咀嚼中、唾液タンパク質はウイルスの脅威への曝露に関する重要な情報を脳に直接伝達し、新しいウイルス種に敏感に反応する免疫T細胞およびB細胞などの敏感な先行免疫を刺激する。加えて、量子回路の使用により、その生息地に応じて将来のウイルスのゲノムを予測することが可能になり、ガムを噛む人による先行免疫の適時性がさらなる公衆衛生上の利点を提供する。
【0015】
したがって、結果は、人間によるウイルス疾患拡大に対する予防的方法、人間のメタン産生を低減する製品、持続可能性の進化および環境の脅威を認識した製品として説明される。
【0016】
以下の説明と例では、多くの用語が使用される。このような用語が与えられる範囲を含めて、明細書および特許請求の範囲の明確かつ一貫した理解を提供するために、以下の定義が提供される。本明細書で別途定義しない限り、使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。
【0017】
本文書およびその特許請求の範囲において、動詞「備える」およびその活用は、その単語に続く項目が含まれることを意味する非限定的な意味で使用されるが、特に言及されていない項目は除外されない。また、不定値による要素の参照 冠詞「a」または「an」は、文脈上、要素が1つだけ存在することを明確に要求しない限り、複数の要素が存在する可能性を排除しない。したがって、不定冠詞「a」または「an」は通常、「少なくとも 1つ」を意味する。
【発明の詳細な説明】
【0018】
具体的には、本開示は以下を含む。
【0019】
A.人間の口腔の古細菌の標的:人間の口腔に存在する、Methanobrevibacter oralis plus, M. smithii, Methanosphaera stadtmanae, Methanomassiliicoccus luminiyensis, Methanobrevibacter arboriphilicus, M. oralis, Ca. Methanomethylophilus alvus, Ca. Methanomassiliicoccus;
B.人間の口腔のプロテオバクテリア標的であって、その主な生理学的グループは、細菌門であるプロテオバクテリア、バクテロイデス(Bacteroidetes)およびアクチノバクテリア(Actinobacteria)、フソバクテリア(Fusobacteria)、特に優勢な連鎖球菌属、ヘモフィルス属(Haemophilus)、ナイセリア属(Neisseria)、プレボテラ属(Prevotella)、ベイロネラ属(Veillonella)およびロチア属(Rothia)を含む。これらは個人でパーセンテージにおいて異なるが、一般的に全ての現代人において多量に存在するものから少量に存在するものの順に並べられている
【0020】
C.人間が共有および/または産業的に利用する環境または生息地の生態系における非生物的誘因に応答して出現および進化し、人間の体内の細菌を捕食または捕食する、以下のようなDNAウイルスおよびRNAウイルス:
(i) 好酸性、好気性の鉄酸化剤;
(ii) 好中性、好気性の鉄酸化剤;
(iii) 好中性、嫌気性(硝酸塩依存性)の鉄酸化剤;および
(iv) 嫌気性、光合成性の鉄酸化剤。
【0021】
パンデミックウイルス関連疾患は干ばつの後に続く。干ばつは、細菌の一般ストレス反応(GSR: General Stress Response)を引き起こし、この反応は文字通り世界的に活性化される。GSRは、パンデミック関連ウイルスの標的を助けるために、PhyR-NepR 結合によって対抗されるGSR活性化リンリレーを含むプロセスであり、すなわち、プロテオバクテリアは、極端な pH、温度、塩分、放射能、産業事象などを含む多数の非生物的ストレス事象を生存する。
【0022】
GSRは、バクテリアのエネルギー感知行動の新たなまたは突然の増加の原因となり、これにより、共生関係にあるバクテリアが、干ばつによって引き起こされる栄養不足ではない場所(運動性)や、目に見えて栄養が豊富な場所に、干ばつに抗することが可能な栄養素を提供する代替生息地として、移動するのを助ける。これは、干ばつ地域で家畜や非遊牧民が生息する、今日増加している農業生息地における優占種の感染が含まれる。
【0023】
バクテリアの運動性は、パンデミックの発生で観察される拡散現象の一部である。運動性はGSR行動の一部であり、環境の非常に敏感なエネルギー状態の感知が含まれる。これは、バクテリアが栄養制限や将来の生存可能性への脅威に直面している生息地からできるだけ早く移動できるようにするために、GSR行動全体を支える遺伝的シグナル伝達特性によって引き起こされる。運動性はまた、干ばつの後に一部の昆虫の血細胞内で健康な好気性種の嫌気性種への変換として説明され、いわゆる生態学的「食物連鎖」において昆虫に依存するコウモリなどの野生動物への病原性となる。例えば、水泳や流体などの運動性は平均して1秒あたり1~1000マイクロメートルの範囲にあり、生存の脅威が優れた科学的空間感度および方向性、最大モータ回転数、鞭毛の長さと数を要求するところに対して、バクテリアが発見できるよりも速いところである条件を表す。Mitchell and Kogure (2006) では、バクテリアは表面から10マイクロメートル未満に位置すると拘束され、細胞は平行に泳ぎまたは20ナノメートルを超えて離れた表面から逃げる。10マイクロメートル以上離れた細胞は表面を感じない
【0024】
極限環境性のメタン生成古細菌種の増殖は、人間の体内でメタンとCO2を交換する薬剤耐性嫌気性プロテオバクテリアの共生生物に寄与する。古細菌メタン生成菌は、家畜の食肉加工工場に非常に多くの量で到達する。この領域には、人間の食品として大量消費するために流通する、関連する塩漬け製品を生産するための、多様性のない短命の単一種の豚肉および牛の群れが含まれる。通常、ニワトリを含む家畜の腸や後腸に存在し、温度依存性の H2 やその他の栄養素を提供するプレボテラ、連鎖球菌、その他のバクテリアなどの共生生物によるメタンの変換は、メタン生成古細菌の多量の増殖と、DNAウイルスまたはRNAウイルス(陽性および陰性、短鎖および二本鎖)の到来を招く。これは、優勢ではない宿主の栄養利用を脅かす優勢な宿主を殺すこと、または、図4.0および5.0に示されるように、干ばつ中の水の欠乏のような極度事象において資源の欠乏によりその生存が脅かされる宿主の改変に基づく。
【0025】
ウイルスには、タンパク質をコードする有限長の RNA/DNA セグメントがある。
【0026】
定常状態の解決策は、上記のGSRを表す優勢な宿主種のゲノムとの一致を最大化するように進化した新しいウイルス種の発生を表す。ウイルスの突然変異は、同様に、GSR 発現種によって記述される宿主のいくつかの標的受容体に対する一連の新しい一致を含む。したがって、ウイルスの突然変異はそれぞれ宿主免疫障壁をうまく通過する個別の確率を有し、それぞれの確率がその環境におけるウイルスの相対的な適合度をスコア化するのに使用され得る。
1) 適合性の高い低温ウイルス
2) 非常に高温のウイルス、どのようなウイルスでも感染し、増殖することができる。温度の上昇は、新種の分布における増殖し得るウイルス粒子の割合の増加を表す。
【0027】
したがって、システムの熱力学的温度は、宿主の熱力学的温度と一致するように進化する突然変異体の配列によってゲノムが記述されているウイルスにエネルギーを提供する。ウイルスの適合性は、受容体に結合するために、ウイルスゲノム内の A、C、G、および、U/T が宿主の遺伝子配列とどの程度一致しているかの尺度を表す。
【0028】
各バクテリア種は、気候変動中に利用可能な栄養素の濃度の変化に二相的に反応する。本開示において、マッピングとは、多様な種への栄養素の供給可能性を犠牲にして過剰な栄養素を消費する優勢種を破壊するためにウイルスが出現する熱力学的勾配を指す。したがって、ニッチなモニタリングは、流行の兆候前に、本開示で報告される関連式に運動性の測定率を含めることを促進し得る。共生バクテリアの増殖速度に対するウイルスの増殖など、他の速度は廃水サンプルから取得できる。
【0029】
一般的な方法
本開示の最終結果は、生分解性樹木ゴム、油化合物、または合成ラテックスプラスチックに由来する任意の適切なガムベース中に、様々なウイルス除去要素、抗ウイルス要素、抗メタン生成要素および抗バクテリア要素を含むチューインガム(図1.2)である。成分は、Komagataella phaffii、ナノスケールのゼロ価鉄粒子、およびフィトヘマグルチニン(それぞれ 32、35、30)を含む。
【0030】
このガムは適任の製造業者によって生産され、感染経路の発生源の共有生息地に定住している人間の母集団に分配される。感染経路は、環境ストレス、つまり干ばつなどの極端な気候変動(図2.0)に対するプロテオバクテリアのストレス応答、および、特にメタンのような栄養の入手可能性から予測される。舌(66)、口内(60)の唾液、および、内容物と歯(62)および上部または下顎(69)を含む口腔の表面構造との間での摩耗の助けを借りたガムの咀嚼(36、図1.2)に引き続き、ガムの咀嚼(36)は、口腔内のウイルス粒子およびそれらのメタン生成性/メチロトローフ性の共生栄養素を吐き出し、除去し、補足し、保持するのに役立つ。通常、メタン(52)およびCO2(54)ガスを含む呼気(50)は、共有周囲空気(58)への放出を防止される。これは、相互感染のリスクを防止する。というのは、メタンは、運動性プロテオバクテリアにより検出される栄養素の1つであるからである。また、疾患および障害、および、前回のパンデミックで抗バクテリア医薬へのバクテリアの耐性を引き起こす感染を脅かす口腔内の微生物叢の古細菌により主に産生されるからである。したがって、ガムを咀嚼すると、その医薬成分の特性によって古細菌生物が除去され、同時にこれらの成分により健康な微生物が安定した状態を維持できるようになる。
【0031】
図1.0および第1項では、気候および景観または環境監視衛星または地上質量分析計用の第3次モニター(10)が、ウイルスゲノムの評価に使用される量子画像に変換される一般画像、局所気候極度事象マッピング画像を提供する。
【0032】
図1.0には、拡散経路とゲノムを記述する量子画像を構築するための最小限の手順が示されている。このガムは、多様な種すべてに栄養素を再分配するためにウイルスに依存している生息地における負の熱力学的勾配を減らすために、医薬品成分の割合を標的としているだけである。量子回路の使用は、新種のウイルスのゲノム進化と、病原性疾患の流行を引き起こすための環境の変化による共生生物の行動の変化によって表される代替現実を決定する(第 1.2.2.4 項)。
【0033】
第1項で収集されたデータ(10.1)は、リアルタイムの第3次監視情報源(10)から提供されるような、温度、pH (酸性度/アルカリ度)、および水分率の変化を含む。データは、基底状態の安定した気候の比較に対して校正され、データの理想的な出力は、生息地の等高線と色分けされた地形的特徴を示す生息地の地図画像(1)になる。
【0034】
第2項では、量子回路 (3) が、等高線または色の強度のスケールに従って地図データ(10.1)を変換するために使用される。このプロセスは、生息地が多数の人間と共有されている場合(2)、および/または、感染力の可能性が測定可能な懸念事項である場合(第1.2.3.2項)、流行の期間中、継続される(5.4)。
【0035】
量子回路(3)は、人間が同じGSR行動共生生物の宿主である場合はどこでも同じ熱力学勾配に基づいて、地図が広がる新しい画像をゲートが生成するように、十分な数の処理量子ビットおよび/または将来のクォータービットを含むことが好ましい(5.2)。
【0036】
将来出現するウイルスを優占種のゲノムから決定することが好ましい(10)。これについては、第1.2.3項の手順で説明される。人間への感染力(10.5)については、第1.2.3.2項で説明される。
【0037】
将来の右側は、抗流行、抗ウイルス成分の評価であり、チューインガムを含む。ここで、ガム(20)の咀嚼およびその医薬成分であるKomagataella Phaffii、ナノスケールゼロ価鉄粒子およびフィトヘマグルチニン(それぞれ図1.1において32,35,30)は、感染前に免疫系を刺激するとともに、口鼻(図1.2において68)および経口気管(図1.2において69)通路内の感染リスクを除去し、加えて、周囲共有空気(図1.2において58)への疾患拡大に固有の病原性共生生物に対する口内(図1.2において60)の人間の呼気を消毒する。
【0038】
人間の宿主の感染時間は、口腔組織の周囲環境のpHが低下したときに生じる。したがって、理想的には、その時点で抗病原体消毒を提供するためにチューインガムが使用されなければならない。チューインガムの抗感染力の最大性能の試験は、成分の組み合わせ、反応、および、口腔のpHに応じて活性または不活性になる病原体の収集に基づき得る。
【0039】
具体的な方法
一般的な方法では、生息地の多様な生物種を維持するための資源の分布と利用可能性を脅かす気候ストレスのある場所では、優占種の個体数を減らすため、および/または、その資源の利用可能性を脅かすために(8)、ウイルスの観点から生息地を評価する必要があることが説明される。これは、種が同じ共生微生物叢種の宿主であっても、どの種が最も病原性の高い個体数減少(病気の流行)に直面するか、どの種がウイルスによる生存関連の遺伝的強化に最も直面するかを決定する方法であると述べられている (8.5)。
【0040】
特定の生息地における優占種は、対応する条項での計算から得られる熱勾配の負の変動で集合的に表される一方、非優占種は負の変動が最も少なく、正の変動である傾向にある(9)。これらの変化は、等高線またはカラーキー (7.1) に再変換されるように、量子回路(7) からの画像にマッピングされる。負の勾配が減少するマップは、ウイルス流行の拡散方向を示す(11)。
【0041】
感染拡大を引き起こす別の方法があり、その1つは、持続可能性を維持するためのウイルスによるマクロ生態学的熱力学反応の変化として示され、第2項の量子画像開発に基づく。第2項のバージョンは、製造のためのチューインガムの測定を構築するプロセスで使用される。ただし、第3項で示したボーミアン軌道も使用できる。すべての場合において、本開示全体にわたる各量子回路は、情報の処理を可能な限り並列化するアルゴリズムによって設計され得る。これにより、大陸全体に広がる予測において、生息地から生息地へとマップを結合することができる。
【0042】
ウイルスの感染力の脆弱性(3.5)は、宿主の個体群規模と個体群による消費の程度(2)の関数であり、環境ストレスを受けた生息地範囲の回復という緊急の必要性に反する。
【0043】
生息地ごとの複数の量子回路は、人畜共通伝染病源からの他の方法では予測不可能なウイルス流行(11)を報告する量子疾患回路と呼ぶことができるものにおいて、自己集合することができる。これらの回路は、1.2項の環境ストレスに伴うマクロ生態学的熱力学的変化と継続的に相関する。
【0044】
これらの熱力学的勾配に基づく等高線図は、3.1.3.1項で与えられた人畜共通伝染病源 (11) からの流行の脅威の向きと方向の図を与える。
【0045】
等高線は、脆弱な人間集団が静止している場所を特定するために重要である。これらの個体群は、代謝資源の分布を持続的に回復するためのウイルス生態系に依存するストレスの多い生息地から直ちに避難すべきである。人の避難が不可能な場合、チューインガム製品の製造が適用される。
【0046】
その場合に、量子回路は、適切な量の抗流行チューインガムが、(9)の熱力学的勾配逆転の等しい逆効果比率を生成するように、確立され得る。
【0047】
チューインガム開発の理想的な方法は、口腔微生物叢内に生息するウイルス種にとって利用可能な共生生物を決定することである。これは、極端な気候条件(1)の種類と生成されるメタンレベル(15.2) に応じて出現する古細菌 (15.1) を決定することが重要であることを意味する。次に、それは優占種の確立された腸内細菌(15.3)を使用し、優占種とは、生息地で利用可能な資源 (水、栄養素など) を最も多く消費する種であり、プロテオバクテリアの生存と増殖が熱力学的に最も容易かつ高い種であることを思い出させる。口腔内での共生生物を伴うウイルス増殖の相互作用率も、必要なチューインガムの日々の頻度を探り出すために使用され得る(15.4)。流行の脅威は、これらの微生物種によるGSR反応として表現される生存の脅威と関連する。GSRが増加するほど、拡散率が増加する。すべての生息地で多様な種の必須の生存のための代謝栄養素の供給に対する脅威が増大すればするほど、ウイルスによる初期の時点での優占種の破壊はより積極的に行われる(15.5)。ゼロより大きい最低拡散率の場合、運動が新しい宿主(供給の新たな点、新たな人間の犠牲者など)(15.6.2)で止まるとき、それらの細菌の運動速度 (15.6.1)と、メタン存在下での増殖率を得る。地図(4)上で、条項 (15.6.3) に示されている生息地の熱力学の変化に従って、隣接するすべての栄養源を特定する。
【0048】
プロテオバクテリアの運動率(15.6.1)および画像(4)上の最も密度の高い栄養素源(15.6.3)の特定を使用して、種が新しい栄養密度の高い場所(15.8)に到達するまでの最小時間を決定する。新しい栄養豊富な場所(15.8)で、この比率と一連の栄養の減少(15.9)を乗算することによって、出現する増殖個体数を計算する。この一連の削減が、家畜の増加製品などの人為的産業代替によって排除される場合、対応する熱力学的調整係数が作成される。次に、増殖集団(15.9)を使用して、ウイルスの比例的な増殖(15.10)を決定する。ヒト感染率統計(第1.2.3.2.4項) は、発生経路の場所における免疫不全者の早期保護を計画するために使用され得る。流行の期間は、生態学的に戦略的に、環境が極端になった後の生息地の栄養制限と結びついている。したがって、複数のウイルス変異種による拡大速度の増加は、複数の気候ストレスとその栄養制限が発生していることを表す。もしそうなら、ポリウイルスのパンデミック流行は、チューインガム中の抗メタン生成成分の集合の基本構造によって依然として阻害されることになり、これらは、混合生息地に関連するGSR行動の遺伝的シグナル伝達からの限られた栄養素の追求を表すことになる。
【0049】
これは、製造業者が製造するチューインガムの目標は、ウイルスの発生に比例した熱力学に比例することが望ましいことを意味する。このような結果は、人間の口腔微生物叢内の感染性共生生物を食べようとするウイルスに対する、チューインガムの使用者(消費者)である人間の可視性を人為的に無効にすることになる。これらの共生生物はGSR行動を表現しているものである。ウイルス流行の不可視性は、咀嚼中に口腔内のメタン生成・共栄養事象が積極的に一掃される結果である。それがそのような相互関係が腸内や周囲の共有生息地にある他の優占種の微生物叢で継続し得るにもかかわらず、である。ウイルス流行の不可視性は、ガム自体中のウイルス粒子の濃度に対する感染前の唾液に基づく脳免疫学的および細胞免疫学的感受性を積極的に誘発した結果によるものである。したがって、共生生物は、消化管の小腸に摂取される危険性が生じる前に、ガム内に捕捉されたウイルス粒子とともに除去される。小腸では、そのような共生生物は感染の可能性が最も高く、ワクチン接種が宿主内での感染後ウイルス耐性の増加のリスクを誘発し、ワクチン接種を一時的なものにする。腸内嫌気性環境が糞便中でのウイルス、古細菌、細菌の増殖を促進する小腸壁へのウイルス、古細菌、細菌の曝露をガムが防ぐことは、指摘する価値がある。メタン関連の小腸壁への損傷は、ウイルスが血液に分布し、下部呼吸器系の他の領域、末梢神経系に到達し、末梢神経系で血液脳バリアを迂回して脳に到達することを可能とする。したがって、チューインガムの使用は、メタン生成性およびメタン資化性の共生生物を口腔(口)から直接一掃して除去する能力に基づく完全な予防策であり、それに応じて人間のメタン副産物による病気のリスクを軽減する。
【0050】
条項
1. 適切な科学的3次情報源(例えば、欧州コペルニクス衛星)から、
1.1 干ばつまたは極端な気候変動パラメータのジオタイムスタンプ(座標と時刻)仕様を収集する。このパラメータは、対応する事象の周囲環境の対応する熱力学に物理的に変換できる。これには、気温、pH、降水量、湿度に対する乾燥度、および1日のうち光が大きく変化する時間帯での関連事象が含まれる。
1.2 干ばつのような極端な気候変動によって脅かされている特定の生息地内の優勢な生物種において運動性および/または病原性となる微生物叢の一般ストレス反応の重要なマクロ生態学的熱力学的比較に従って予測される、人畜共通伝染病ウイルス種の将来の新たな進化。これは、
1.2.1 既存の海洋、軍事、または、環境資源のマッピング座標を使用して、干ばつまたは極端な気候変動事象の初期発生中および期間中に直接位置する生息地の事象中心とその地図での座標を特定する。
1.2.2 その事象の位置で野生生物の優占種をリスト化する。
1.2.2.1 事象の生息地にとって最大の栄養消費者であるものに応じて、優勢な野生生物または農耕種を特定し、選択する。
1.2.2.2. DNAゲノム(オリゴヌクレオチド)、または、その代替として、事象の生息地における主要な栄養素を消費する種のグアニン四重鎖または重要なRNAを、適切な方法により、すなわち、直接的な科学的細胞組織実験室分析、または、ゲノムDNAタンパク質発現のパターンを記述するパラメータを特定可能な既存の公開記録のいずれかにより、特定する。
1.2.2.3. 1.2.2.2.を使用して、土壌または廃水中のグラム陽性菌における一般ストレス応答(GSR)関連RNAポリメラーゼタンパク質 SigmaB、および、アルファプロテオバクテリアGSRのECF(細胞質外機能)シグマ因子を確立する。シグナル統合ヒスチジンキナーゼまたは同じ HWE/HisKA2ファミリーの他のメンバーによるPhyRまたはそのオルソログの直接的または間接的な活性化など、応答がどのように始まるかに関係なく、RNAでは、ポリメラーゼは、EcfGと結合することによってGSR活性化を開始および維持する転写をリダイレクトし、総称してGSR活性化リン酸リレーと呼ばれ、そして、干ばつや極端な気候変動事象の前、最中、後の応答の変動を表すパラメータのレベルの測定値を比較する。
1.2.2.4. 1.2.2.1で特定された優占消費種に対して、
1.2.2.4.1 共生古細菌、プロテオバクテリア、および、ウイルスのようなその他の生命体の間の共生呼吸としての最大の割合の環境相互作用に関与する、対応する内部または外部の微生物叢の種を特定する。皮膚微生物叢、経口摂取および消化管経路、および、該当する場合は、あらゆる特定の移動性形態。
1.2.2.4.2. ここで、この優占消費種を、微生物叢関連のメタンガスの環境への蓄積および放出の点源と称する。その環境の微生物プロテオバクテリア種は、優占消費種と生息地を共有する場合に同様の種に曝露される可能性のある人間に対する病原性ウイルスの進化的関係の引き金として重要である。
1.2.2.4.3. 再度、プロテオバクテリアおよび古細菌のDNAゲノム(オリゴヌクレオチド)、または代替としてグアニン四重鎖または重要なRNAを特定する。これは、直接的な科学的細胞組織実験室分析によって、または、核酸タンパク質発現のパターンを記述するパラメータを特定できる既存の公開された記録によって行われる。
1.2.2.4.4. 1.2.2.1および1.2.2.4.1の種に対して、最近傍法、または、熱力学的温度の中央値、統合率、その種のDNAおよびRNAに関連するパラメータをサンプルおよびレポートするのに適切な入手可能な科学的研究ツールを利用する。最近傍法のデータ、または、熱力学的アルゴリズムは、DNA核酸結合の溶融温度特性に基づくエンタルピーおよびエントロピーの偏差を含む、Huguet et al (2017)のような公開された参照文献から得られる。
【0051】
【数1】
【0052】
ここで、Δhi、ΔSi、および、Δgiは、8つの独立したNNモチーフ(i=AA/TT, AC/TG,…)のエンタルピー、エントロピー、および、自由エネルギーである。Δhi 0、Δsi 0 、および、Δgi 0は、標準状態([Mg2+]=1M, T=25℃)でのそれらの値である。Miは、Mg2+塩補正前因子である。ΔhAT(ΔhCG)、および、ΔsAT(ΔsCG)は、AT(CG) 開始因子のエンタルピーおよびエントロピーである。それらは、標準状態でそれらの値Δh0 AT(Δh0 CG)、および、Δs0 AT(Δs0 CG)を取る。
1.2.2.4.5. 1,2.2.4.4を繰り返すが、干ばつ中に最低のGSRまたはGSRを発現しない微生物叢における、それらの種の各DNAゲノム配列を選択する。そして、宿主の微生物叢内のバクテリア、古細菌またはその他のエンティティ(菌を含む)の全てのあらゆる種について、そのようにする。これは、実験室科学細胞サンプリングまたは公開された参照文献により行われる。
1.2.2.4.6 微生物叢生態の共生率を測定する。
【0053】
【数2】
【0054】
ここで、ΔGrxnは、次の式で与えられる基質および生産物濃度のセットに対する可逆反応で利用可能な熱力学的エネルギーである。
【0055】
【数3】
【0056】
ここで、Rは、ガス定数、Tは、温度、aおよびmは、反応に関与する各化合物の科学活性および化学量論的係数、iおよびjは生産物および基質の指数、ΔG0’ rxnは、GrosskopfおよびSyer (2016)5における、生物学的標準状態(全ての溶質の濃度1M、1気圧、25℃、および、pH7)下での自由エネルギーの変化である。
1.2.3. 1.2.2.1および1.2.2.4.1の種に対して、このDNAの相補体はウイルステンプレートの傑出した分類を報告し、ウイルスRNA (干ばつ) が新たに進化するウイルスに一致しようとするもののかなりの部分を表す。また、共生種の代謝と呼吸に必要な栄養素が最も多く存在する場所に留まる人間宿主の慢性再感染においても、突然変異として知られる変異が発現する。
1.2.3.1. 最先端の方法 (例えば、TEEM (Toehold Exchange Energy Measurement))によって相補的一致ゲノム(相補的なDNA、または、RNA鎖)の熱力学を測定する。
1.2.3.2. ウイルスの増殖を通してウイルスにより要求される感染力を以下により確立する。
1.2.3.2.1. これを、ウイルスのDNAゲノム(オリゴヌクレオチド)への最大一致(fb=100%)に基づく最大流行率として、あるいは、代替として、1.2.2で説明された標的宿主ゲノムテンプレートのグアニン4重鎖または重要なRNAとして称する。
1.2.3.2.2. 一致の確率は、製品の製造および流通の目的では保守的に100%と予想される。
1.2.3.2.2.1. 宿主は、大量のウイルスがウイルス感染メカニズムに対する脆弱性を裏付けるために最大の可能性を含み、ここで、人間の宿主が口腔微生物叢内の生きた共生種を保有するものであるか、または、その宿主が生きている共生種で汚染されたデブリ粒子または湿気を共有空気から呼吸または摂取するものである。
1.2.3.2.2.2. ウイルス増殖は、自然に、予想されたウイルス種が最初の感染で宿主を減らし(死滅)、または、変化し(慢性感染)することを可能とする。
1.2.3.2.2.3. ウイルス感染の目的は、一致するゲノム(RNAまたはDNA)を伝搬し、宿主内で宿主の細胞機構を増殖に使用することである。
1.2.3.2.2.4. 遺伝子伝達の目的は、ウイルスがある生息地で制限されている栄養素の共生種の消費速度を低減することである。
1.2.3.2.2.5. そして、このプロセスの測定値は宿主集団全体に掛け合わされる。これは、感染する可能性のある宿主がガムを噛む場合に熱力学的に必要な総減少量を表す。これは、本質的に、メタン生成性/メチロトローフ性プロテオバクテリアが存在しないため、ウイルスがガムを噛む人を標的にすることが防止されることを意味する。この計算の目的は、(全体的な栄養回復と宿主関連子孫の生存に代わって)ウイルス進化の引き金が停止する状態まで総エネルギーを抑えるチューインガムの医薬成分の量を決定することである。
1.2.3.2.2.6. ウイルスの増殖を効果的に防止するため、製品使用者(チューインガム)の量がこの最大機能閾値に達しなければならないこと。
1.2.3.2.2.6.1. ここで、予防を達成するために必要な機能閾値は、製品(チューインガム)の人間の使用者によって達成される有効性のパーセントに、集団内のある人間の数を乗じたものに基づく。
1.2.3.2.2.6.2. ここで、チューインガムの有効性は、ガムを1日あたり1時間の最小割合にわたり噛んだ後の予想される日数当たりの1個あたりのものである。
1.2.3.2.2.6.3. ここで、1.2.3.2.2.6.2で要求される有効性は、1.1.3.2.1.6.1 の測定に使用される集団に向けて製造および配布されるチューインガムの量を決定する。これは、人間の使用者の口腔で特定の期間、特定の比率で噛まれたチューインガムが仕様されたときの医薬成分の累積結果に基づく。この比率および期間は次のように決定される。
1.2.3.2.2.6.3.1. 衛生基準を使用してチューインガムのベース成分を人間が使いやすい平均的なサイズに取得し、3つのセクションに分割する。
1.2.3.2.2.6.3.2. 1.2.3.2.2.6.2で必要な合計有効性のため、抗感染力の割合を次のような各医薬成分によって引き起こされる共生阻害の合計として分配する。
1.2.3.2.2.6.3.3. 次に、科学的商業的サプライヤーからKomagaella phaffiiを入手し、共生交換のメタン成分を減らす効果的な割合で混合する。1.2.3.2.2.6.2から計算される必要な割合に基づいて、チューインガムの体積の3分の1に混合され得る。
1.2.3.2.2.6.3.4. 代替的に、1.1.3.2.1.6.3がK. Phaffiiの販売者/サプライヤーに知られていない場合は、最先端の質量分析器を用いて1人あたりの人間の呼気または糞便中のメタン濃度を決定する。
1.2.3.2.2.6.3.5. そして、4時間の咀嚼での50%の成分摂取率に基づいて、チューインガムの使用率を計算する。
【0057】
【表7】
【0058】
1.2.3.2.2.6.3.6. 一日を通してガムを咀嚼する必要があるが、ガムには少なくとも2倍の量のK. phaffiiが含まれており、一般に食前1~2時間噛まれる。また、特に1日の最後の食後にガムを使用することも必要である。これにより、最も深刻に脆弱な人間の宿主が睡眠中に行われる毎日の免疫修復プロセスと同時にウイルスの増殖を最大限に防ぐことができる。
1.2.3.2.2.6.3.7. 1~5μg/mlのフィトヘマグルチニン(PHA)を認定医薬品販売者から入手する。これは、標準的なクロマトグラフィー技術による赤インゲン豆(phaseolus vulgaris)の皮またはその他の抽出源からのレクチン抽出物であり、L型サブユニット (イソレクチンL4、「leuko-agglutinin」)のみからなり、チューインガム量の3分の1に混合される。
1.2.3.2.2.6.3.8. チューインガムの平均的な1粒の量の3分の1あたり、単一粒子のナノスケールのゼロ価鉄粒子(NZVI)を取得する。ここで、各粒子は50nm未満または最大10,000ppmで、チューインガムの量の3分の1のひとつに混合される。この粒子は、病原性プロテオバクテリア種の酸化還元変化を引き起こし、細胞バースト時に唾液によって検出され、粘り気のある性質をもつガム塊の中にウイルス粒子とともに蓄積する。バクテリア片、ウイルス粒子、およびnZVI粒子は一緒になって、宿主の唾液と血液交換の性質により、ウイルスがヒト宿主に浸透する前に、そして機能不全となったプロテオバクテリアの存在下で増殖機会を喪失に関連して、T細胞およびB細胞の壁免疫学的反応を即座に活性化する。
1.2.3.2.2.6.3.9. 粒径の制限は、噛む頻度および嚥下リスクによる毎日の曝露に応じて、チューインガム片あたりの最大粒子数を測定するために利用できる毒性限界研究に基づいて変更され得る。
1.2.3.2.2.6.3.10. それぞれの3分の1のセクションを丸め、魅力的な単一ユニットのセクションにする。これは、例えば、K. phaffiiおよびチューインガムベースが混合され単一のチューブ状ストリップに成形され得ることを意味する。同様に、これは、例えば、ナノスケールのゼロ価鉄 (nZVI)粒子とチューインガムベースが混合され、2つめの単一のチューブ状ストリップに成形され得ることを意味し、同様に、別のチューブ状ストリップにおいてフィトヘマグルチニン(PHA)のチューインガムへの混合を意味する。最後に、各チューブが互いにねじられ1つのユニットにされ、摂氏-25~40度で適切なラップでしっかりと梱包される。この製品は、消費可能な口腔微生物叢に存在する感染性ウイルス、古細菌、バクテリアの関係を共生阻害の効果を生むため、および、環境脅威の観測に応答するウイルス種のゲノムに基づくウイルス増殖の予防に重要な割合および頻度のための、噛むための消費可能なユーザーフレンドリーな製品として定義される。これはまた、1日当たりの最小必要時間数に従って、各ガム片を飲み込まずに噛むことができるあらゆる年齢の人間の使用者にチューインガムを配布することができることを意味する。
1.2.3.2.2.6.4. 変形例として、チューインガムを、完全に生分解性のガム成分、部分的に生分解性のガム成分、または、商業製造者から入手可能な認定された混合プロセスを使用した合成バブルガムラテックス由来成分に置き換える。
1.2.3.2.2.6.5. 各製品ラベルには、その使用によって防止されるウイルス種の説明を記載する。可能であれば、ウイルス分類の科学的基準に従った進化分類カテゴリーを含める。
1.2.3.2.2.6.6. 製品の使用者ごとに、噛んだ後のチューインガムを細断し農地土壌および重要な産業植生修復地に一緒に混合することが可能な土壌改善および生物多様性強化を共に行うリサイクル施設に廃棄されるように、指示を提供する。
1.2.3.2.3. 拡大速度を停止するのに要するチューインガムの量を計算するために、以下を実施する。
1.2.3.2.3.1. ゴンペルツモデル(1991)に以下のように記載されたような任意のモデルにより宿主バクテリア成長速度yを確率する。
【0059】
【数4】
【0060】
ここで、Aは、実験データ文献または特定の実験室での測定から得られた、ある種で到達した最大成長速度の値である。μは、同様な方法で得られた特定の最大成長速度である。eは、eである。
1.2.3.2.3.1.1. 次のパラメータに基づいて最大拡大速度を確率する。
1.2.3.2.3.1.1.1. 例えば、現地の環境気象温度採取所から、宿主が存在する環境の周囲温度(季節的温度)を取得する。
1.2.3.2.3.1.1.2. A群連鎖球菌などのバクテリア種の温度感受性に応じた増殖速度を考慮し、以下のような要因(ただしこれらに限定されない)によるような、低温気候または季節のバクテリア成長速度の増加に比例して医薬品成分が増加するようにする。
【0061】
【数5】
【0062】
ここで、b1は、Ratkowsky 1 パラメータ(℃-1h-0)、であり、Tminは、Zwietering et al (1991)7で成長が観測された最低温度(℃)である。
1.2.3.2.3.1.2. ある液滴直径が5μm~2000μmの場合に発生する約600個の呼吸器飛沫の体積に基づいて人間を基準に拡散速度を計算する。ここで、最大の唾液ウイルス粒子液滴の分散は、会話によって発生する(液滴直径25μm~50μm)が、くしゃみでもする(~800μm)。すべての人間が排出する空気の量は保守的に均一に分散していると想定されている。(V~0.0005m)。ここで、咳またはくしゃみの行為での異なるサイズの液滴により占められる全量は、Σs,o,iである。ここで、Nは、サイズDs,oの液滴の全数であり、Vs,oはそのような液滴の体積である。そして、サイズの分布を使用することにより、くしゃみ、咳、口を覆ったときの咳、および、大声での会話による唾液滴の量は、それぞれ、59ppm、549ppm、361ppmおよび263ppmである
1.2.3.2.3.1.3. 共有環境内の周囲表面での呼吸から安定時間までの周囲拡散寿命特性を、以下のストークスの沈降速度方程式および以下により、σ/2として計算する。
【0063】
【数6】
【0064】
【数7】
【0065】
ここでσは、直径約30μmの中間液滴を表し、特徴的液滴寿命τは、蒸発のモデル曲線と重力沈降時間の間で確立され、Chaudhuri et al (2020)により分析されたモデルにおいて、ウイルス粒子/バクテリアの病原性粒子の物理的導管に意味のある拡大の最大可能性をもたらす。
【0066】
【数8】
【0067】
1.2.3.2.3.2. 周囲空気の唾液汚染の進化の示差熱力学的成分(感染拡大速度)を確立する。これは、1人あたりの拡散速度に所望の消費者分散末端または子供および大人の学校群、病院スタッフ群、公共イベントといった暴露され引き続いて新たな進化した人畜共通伝染性のウイルスの標的となる使用者ベースでの人間の総数を掛けることを含む(それらの種はChaudhuri et al (2020)に基づいて、1.1.2.2および1.1.2.3において決定されている)。
【0068】
【数9】
【0069】
ここで、Tsは、唾液滴有効温度であり、m=4/3πρ は、平均瞬時液滴質量であり、As=4πR は、液滴の表面積であり、ρは、密度であり、eは、唾液の特定内部エネルギーであり、kは、液滴の周囲の空気/気体の平均伝導率である。以下の式は、ヌセルト数が0.1未満の周囲空気での推定空気力学で(T-T)/Rに近似化された液滴表面での熱勾配および対流熱伝導である。
【0070】
【数10】
【0071】
1.2.3.2.4. 減少要件の大まかな推定は、deVriesの種の突然変異に関連する統計を使用したあらゆる種類の評価によって強化され得る。
2. 研究関連の文献や商用参考文献で公開されているアルゴリズムを使用して量子回路を構築する。例えば、このアルゴリズムは、k-localハミルトニアンをシミュレートする一連の量子ゲートを備える量子回路のためのアルゴリズムである。
2.1. この回路を使用して、生息地マップ上の気候事象の画像を量子画像に変換する。
2.2 二次回路を使用して、条項1に記載された任意の熱力学的変数および/または測定の組合わせに応じてウイルス流行の方向および方位をマッピングする。
3. 気候変動の極端な事象を使用して、以下に基づいて流行パターンの軌跡を予測する。
3.1. 他の変形例では、IBMのQiskitのようなリアルタイム量子統合をサポートするクラウドホストプロバイダーのようなものと共に、Raeisi (2012)で与えられた流行軌跡上の粒子としてのバクテリアの熱力学的モデルと共にプロテオバクテリアの直接的な量子シミュレータ回路を構築するための回路構築プロセッサを構築することが可能である。
3.1.1. 極端な気候
3.1.1.1. 温度、土壌のpHと塩分、湿気と風に関するデータ、および、放射能、アルカリ度、霜パラメータデータに関連するパラメータを、気候変動の極端な現象ごとに気象監視衛星や地球監視衛星の画像データを含む三次情報源から収集する。
3.1.1.2. Wang et al (2014)10で説明されているように、ヒルベルトスキャン行列のための再起生成アルゴリズムを使用して、画像を、ヒルベルト空間における干ばつ事象(または極端なレポート量子回路)に変換する。ここで、画像は、状態の係数としてマップ情報のレベルを持つ量子状態、幾何学的形状が量子状態でエンコードされるグリッド量子ビット、量子格子であり、ここで、カラーピクセルは量子システムに量子ビットごとに格納され、量子画像の柔軟表現(FRQI)であり、ここで、画像は、画像内のすべての点に関する重要な情報をキャプチャする正規化された状態、およびマップ情報のR、G、Bチャネルである。
3.1.1.3. 2.1.1.2での量子マップ画像に、生成のエンタルピーとギブスエネルギーを記述するカラースケールと共に、量子回路の共生メタン分解プロセスサブシステムをマップする。
3.1.1.4. 標準ギブス自由エネルギー放映式の、それらに対応する波動関数モデルへの変換において。
3.1.2. ウイルス軌跡
3.1.2.1. 1.2.2.1および1.2.2.4.1での種に特定されたウイルス種のグアニン四重鎖を取得する。これらは、高度に保存されており、ウイルス突然変異の到来にも関与する。
3.1.2.2. 2.1.1.2のヒルベルト空間画像の場合、次の方程式を使用して、予測されたウイルス種のG4を波動関数として適用し、軌道の挙動とそのタイミングを表す。次の式11
による「交点X点複合」(NPXPC: Nodal-point-X-point complex)機構でノードの移動を表される。画像がリアルタイムではなく近いものである場合は、可能な限り実行可能である。
【0072】
【数11】
【0073】
ここで、以下は時間依存性シュレーディンガー方程式により導き出される波動関数である(Tzemos and Contopoulos (2020)に引用されているBohm Mechanics文献を参照)。
【0074】
【数12】
【0075】
時間依存性シュレーディンガー方程式は、以下である。
【0076】
【数13】
【0077】
【数14】
【0078】
時間依存状態は、以下である。
【0079】
【数15】
【0080】
ここで、以下は消滅演算子である。
【0081】
【数16】
【0082】
以下は、複素固有値である。
【0083】
【数17】
【0084】
波動関数Yは、以下で表される位置における以下の状態に対応する。
【0085】
【数18】
【0086】
【数19】
【0087】
【数20】
【0088】
ここで、以下は、複素固有値A(t)の初期位相である。
【0089】
【数21】
【0090】
【数22】
【0091】
マップ上での座標位置に対する各ノードでのボーム流れの動きは、ここでは(x,y)として参照され、相互作用しない2つの1次元振動子で表される。
【0092】
【数23】
【0093】
システムの状態は、Tzemos and Contopoulos (2020) によって示された例では、次の形式の対応する波動関数によって定義される。
【0094】
【数24】
【0095】
ここで、以下である。
【0096】
【数25】
【0097】
各YおよびYは、各マップ画像のxおよびyに沿った振動の中心から任意の左右に開始された一次元のコヒーレント状態である。
3.1.3. 将来の新たな干ばつおよび/または環境極端事象を予測するために、1.1 で指定したプロセスを繰り返す。
3.1.4. ウイルス突然変異
3.1.4.1. 新たなウイルス進化の熱力学を通して新たなウルス種(状態)の出力に導く入力として環境変化を記述する回路を利用して、レポートに基づく新たなウイルス突然変異の証拠を計算できる回路での生成のエンタルピーおよびギブス自由エネルギーとして、システム全体をレポートする。
3.1.4.2. 突然変異は、ウイルスコドンにおける変化として表される。それらおよびそれらの宿主がギブス自由エネルギー方程式および全ての標準モルエントロピーにおいて負に維持されている一方で、mの一致のウイルスに対するコドンの差別化可能な構成の数は、一致の数(m)、ウイルスの長さおよび標的ゲノムの長さ、アルファベットのサイズ、および、標的で使用される(あるいは使用されない)コドンの数に依存して、次により予測され得る(Jones et al (2015)12参照)。
【0098】
【数26】
【0099】
【数27】
【0100】
3.1.4.3. Popovic (2019)13では、生命物質の生成の標準ギブスエネルギーの不確実性は、次で表される。
【0101】
【数28】
【0102】
【数29】
【0103】
3.1.4.3.1. 新たなウイウル突然変異の表現は、ひとつの安定(些細でなく、ゼロでない)固有状態での全ての温度および免疫について見つかる。非常に低い温度では、ウイルスは、標的ゲノムによく一致しなければならない。温度が上昇するにつれて、準状態の一致の平均数が減少し、最終的に免疫振幅が低い間では完全な一致が排除される(図5A)。温度が増加するにつれて、平均分布が高い一致から低い一致(m~14.5)に滑らかに動き、高い免疫振幅では、準状態分布が高いほうから低いmに飛ぶ。
3.2. 最後に、ボーミアンの力学軌道方程式に従って決定される、予測される新たに進化するウイルス粒子の体積当たりの速度から。ボーミアンの力学的起動方程式は、人間の宿主の口腔微生物叢内のウイルス古細菌-プロテオバクテリア(VAB)の細胞呼吸および代謝機構を特に標的とし阻害する本出願により与えられたもののような医薬成分の対応する分布においてなされる調整を予想する。重要な情報を伝達するためにnZVIの存在下で宿主の唾液を壊れた微生物の成分にさらすために、即時の前免疫およびそのようなガム製品を噛んでいる間のため、特定のT細胞およびB細胞を活性化する。以下の量子回路に基づく成分の製薬アルゴリズムへの速度、それに応じて人間集団との軌跡の交差によって示される各場所での流行のマップを計算する。
3.2.1. 1.2.2.1および1.2.2.4.1で見つかった種を利用して、環境での最大100%の一致をするNの全ウイルスでのウイルス状態のエネルギーの期待値を決定する。
【0104】
【数30】
【0105】
ここでrは、遺伝子コドンの長さを表す。
3.2.2. ここで、軌道は、流行事象を表す引き続き繰り返し戻る新たな領域にわたる相に関連する拡大の後のリサージュ軌跡の傷跡により表される。
【0106】
従属入力変数の概要
1. 人間が飲み込むことのない食品の成分
生物分解性または非生物分解性のチューインガム
医薬品グレードのナノスケールのゼロ価鉄粒子(nZVI)
Komagataella Phaffii (K. phaffii) 酵母
フィトヘマグルチニン(PHA)
独立変数の概要
人間またはデジタルタイム(DigitalTime)
地図パラメータ(緯度、経度)
母集団パラメータ
干ばつの変数
温度
酸の変数
三次情報源輪郭情報変数
気温年勾配
気温日勾配
4日間の温度勾配
降雨事象パラメータ
嵐事象パラメータ
嵐の間の継続時間
水分持続性
突風事象
水圧
水温
水温年勾配
水域の日次温度勾配
水温4日間勾配
モニター地域ごとのカバーエリア
郵便番号/座標での人口
産業変数:農業、化学、エネルギーのメタン生成源
共有生息環境変数:野生動物と植生種
その他の注意事項
古細菌メタン生成菌は豚肉や牛、特に塩漬け製品に非常に多く含まれている。メタンの変換は、古細菌とその共生生物の増殖の増加の基礎を提供する。古細菌には、ニワトリを含む健康な家畜の腸や後腸に見られるプレボテラ、連鎖球菌、その他のバクテリアが含まれる。しかし、古細菌は人間が摂取すると、ウイルス感染につながる腸疾患の症状を含む重篤な病気を引き起こす。口内と腸内のメタン生成菌の量の相関関係が、SARS-CoV-2 ウイルスのRNA持続期間の中央値が口腔咽頭スワブや呼吸信号よりも便スワブの方が有意に長く、より高い場合に、ヒトの回復が早くなることが明らかにする。最近の研究は、メタン生成古細菌がメタン生合成に不可欠な補因子 F0/F420分子を持っていることも記載されている(Glas et al. 2009)。パンデミックの重度のウイルス関連流行疾患は、古細菌と共向性嫌気性バクテリアのパートナーシップ内で直接発生している。ヨーロッパで最悪の干ばつに続いて発生したSARS-CoV-2のパンデミックは、古細菌によるメタンの最高レベルと同じ場所で、小腸の最高レベルのTMPRSS2およびdACE-2受容体に感染する。メタンガスの蓄積は痛みを伴うだけでなく、ウイルス関連感染中には、メタンは、ウイルス関連疾患の致命的な犠牲者に見られる腸壁の穿孔や火傷の跡を引き起こす。
【0107】
現代人の呼気には平均して300ppb以上のメタノール3が含まれている可能性がある14。エピデミックまたはパンデミック感染および病気の流行後のウイルス増殖中にはさらに高くなる。これは、メタン生成菌のメタノール生成物によってウイルスの増殖が加速され、その結果、酸性の好極限性および嫌気性のバクテリア環境で感染性部位が最も高い下流の消化管内での人間に対する疾患リスクを高めるためである。人間では、メタン生成はクロストリジウム属の菌株で最も高く、嫌気性球菌で中間であり、バクテロイデス種では最も少ないことが知られている。健康な人でメタンを生成する菌株はほとんどないが、B.テタイオタオミクロン(B. thetaiotaomicron)、C.パーフリンジェンス(C. perfringens)、および、C.ヒストリチクム(C. histolyticum)では、少量が検出されており、通常、その組織が大量食品生産産業で人間に供給される反芻動物の腸と後腸でのみ検出される。
【0108】
拡大
研究では、健康な人と濃厚接触した無症状、発症前、症状のある感染者は、呼吸、咳、さらには歌を介してパンデミックまたはエピデミック疾患を広める傾向があることが確立されている。人間の呼気からの感染した飛沫やエアロゾルは、そのような拡大の原因として十分であると説明されている。このため、液滴に基づいて、口腔鼻被覆物(マスク)などの非薬物介入が提案されている。これは口腔が鼻腔と共有されているからである。
【0109】
しかし、生地、再利用、デザインがさまざまなマスクは、ウイルスの拡大を防ぐ一貫した科学的有効性を持たず、混雑した場所を含めてパンデミックの拡大を防ぐ効果は約50%であると報告されている。さらに、栄養欠乏をもたらす極端な環境は、高レベルのバクテリアの運動性を含む一般ストレス応答(GSR)を引き起こす。これは、闘争・逃避ストレス条件における逃避反応と同等である。運動性は、ストレスを受けたバクテリアのGSR活性化リン酸化リレー、PhR-NepR/Nep2R 遺伝子発現に応じた環境の変化によって全体的に変化する。これは哺乳類の宿主内に長期滞在するために必要である15。これには、前述した人間が宿主となるプロテオバクテリアが含まれる。
【0110】
運動性には、機械的、振動運動鞭毛、走化性、走磁性、および、その他のエネルギー感知の結果が含まれており、これらによりバクテリアは、成長のためのより栄養豊富な代替生息地を世界的に追求する活動の一部を行うことができる。SARS-CoV-2の伝染は、人間の呼気よりもはるかに多くのウイルス複製粒子と大量の微細な水滴を運ぶトイレ用スプレーを含む活動によって発生する可能性がある。GSR応答は、バクテリアの付着およびその他の拡散メカニズムを活性化する。それにもかかわらず、屋内用トイレカバーは屋外用マスクと同時に保健当局によって提案されていない。
【0111】
メタンガス、および、メチロトローフ経路による分解時の副産物であるエチレンおよびエタンは、ウイルス粒子が透過するのに十分な多孔質であるマスクを介する皮膚透過性のガスである。メタン生成古細菌は、口腔内のMethanobrevibacter oralis、Methanobrevibacter smithii、および Methanobrevibacter massiliensを含み、さらに、消化管内のM. smithii、Methanosphaera stadtmanae、Methanomassiliicoccus luminiyensis、Methanobrevibacter arbariphilicus、M. oralis、Ca.Methanomethylophilus alvus、Ca.Methanomassiliicoccus を含む。古細菌が存在しないと、ウイルスは人間の口腔内を摂取せず、胃腸に広がらない。
【0112】
メタン生成菌は、通常、牛、豚、家禽にのみ見られる嫌気性腸内バクテリアによって生成される酢酸塩および水素など、嫌気性腸内バクテリアの代謝の副産物に依存している(図3.0を参照)。これらのバクテリアは、プロテオバクテリア門のメンバーでもあり、そのメンバーには、極端な気候条件や地球規模の拡大の同調特性において、重要な低栄養性および走磁性バクテリアが含まれる。古細菌が存在しないと、確かに人体からのメタン生成が低下もする。したがって、がんを含む病気とメタンとの関係はチューインガムの存在によって断たれ、これは免疫不全のリスクとエピデミック抑制を遅らせる価値のある利点を提供し得る。人間の古細菌に加えて、さらに多くの種類の古細菌が存在する。食品中には、高塩分の肉製品や数種類の魚に好極限性菌および好塩菌が検出されており、気候変動による極端な干ばつ事象の後は制限を要する。それらはそれぞれ、メタン環境と口腔/腸経路の汚染を共有している。残念ながら、すべてのバクテリアおよびウイルスの99%は、データベースに記録するための実験室環境では発見または増殖させることができていない。特定の極端な気候変動事象は、人工知能(AI)シミュレーションで収集された履歴データに基づくものを含め、現在の機械学習アルゴリズムでも正確に予測できない。その多くはデータ収集の現実的な課題に関係しており、その一部は画像分析によって解決される。さらに、これまでのデジタル的な種の進化予測では認められていない、成長と感染性の遺伝子交換には重要な日内変動が存在する。これは、現時点では感染力地図も存在せず、衛星および地上の三次情報源によって監視されている生息地における気候変動に伴う新しいウイルスのゲノム進化の予測も存在しないことを意味する。
【0113】
執筆時点では、公衆衛生疾患の流行予測との関係は、利用可能な環境メタン監視源(センチネル5およびシャマシー地球環境メタン予測衛星など)にリアルタイムで統合されていない。また、各国の公衆衛生機関は、極限事象後の人畜共通感染症の予測に地下水と土壌のサンプリングを含めていない。
【0114】
本開示では、可変の従属パラメータおよび独立パラメータが記載されており、これらはすべて、新たなウイルス種のGSR活性化バクテリアへの熱力学的関係性を導く適切な等価物で置き換えられ得る。これは、ウイルス標的およびそれらに関連する、ある生息地/場所で定住する人間でのパンデミックおよびエピデミック感染拡大現象を基礎とする。この導出は、本開示のチューインガム成分内での医薬成分の比率の適切な改変を規定するために必要である。
【0115】
したがって、予報を予測するためのアルゴリズムは、主に感染力と宿主の可視性を拡大して遭遇するのを防ぐための成分を調整するために構築されている。変化は、栄養素の再循環を確保する生態学的原則に従った免疫バイパスの成功確率に対する一致数とゲノムの長さによる冗長遺伝コードの科学的機会A、C、G、およびU/Tに従って記述される。この予測は、生物多様性保全におけるウイルスの役割の認識を含み、これは適者のみの生存を意味するのではなく、進行中の種の多様化(進化)において可能な限り幅広いバランスを最大化することによる資源の持続可能性を意味する。
【0116】
量子アルゴリズムのどの部分もチューインガムと一緒に配布する必要はない。このアルゴリズムは、ウイルス種の地理系統発生を予測するだけであり、ウイルス、古細菌、バクテリアの共生関係を阻害する医薬品成分を調製することに利用され得る。
【0117】
この製品は主に、口腔内の古細菌-プロテオバクテリアのメチル呼吸経路とメチロトローフ性経路のメタン資源を奪う(図3.0)。第二に、以下に説明するように、唾液分泌に関連した水性流体混合物による咀嚼時のその塊における即時免疫学的(抗体)反応を刺激する。
【0118】
人間の口腔微生物叢データベース(HOMD: Human Oral Microbiome Database)16
、(www.homd.org) (HOMD) は、以下の13門の619分類群を含む:歯、歯肉溝、付着歯肉、舌、頬、唇、硬口蓋および軟口蓋、並びに、扁桃腺、咽頭、食道、時間、中耳、食道、肺、鼻腔、および、副鼻腔を含む口腔に繋がる独特の微生物の生息地に見られる、アクチノバクテリア門(Actinobacteria)、バクテロイデス門(Bacteroidetes)、クラミジア門(Chlamydiae)、クロロフレクサス門(Chloroflexi)、ユリアーキオータ門(Euryarchaeota)、ファーミキューテス門(Firmicutes)、フソバクテリウム門(Fusobacteria)、プロテオバクテリア門(Proteobacteria)、スピロヘータ門(Spirochaetes)、SR1門、シネルギステス門(Synergistetes)、テネリクテス門(Tenericutes)、および、TM7門である。
【0119】
メタノブレビバクター種は、H2とCO2からCH4、および、食物繊維の関連する共生バクテリア発酵の他の生成物を生成する古細菌である17図3.2を参照)。
【0120】
多糖類複合糖からのグルコースの分解を利用して、人間の口腔微生物叢古細菌のエネルギー吸収性共生種とアルコールおよび脂肪酸のバクテリアは、グルコースを酢酸塩とH2に分解し、それによって食品消費中のH2消費メタン生成を可能にする。したがって、酢酸塩とH2 (あるいは形式)とCO2がメタン生成菌の基質として機能する18
【0121】
グルコースの利用可能なギブス自由エネルギー量の半分未満は、アルコールと脂肪酸の CH4とCO2への共生分解に利用でき、これらは呼気および皮膚を介して周囲環境に放出され得る。このようなエネルギーは、ヒトの口腔内の共生生物およびメタン生成菌の間で効率的に共有され、人間宿主への感染結果を含む成長と生存につながる。Erdrich et al (2021)19では、うがいの前後の人間の平均総ガス濃度は、水素については約221.0ppmおよび152.1ppm(p<0.0001)、メタンについては約368.9ppmと249.8ppm(p<0.0001)を超える可能性がある。本開示の製品の目的は、増殖に利用可能なエネルギーのメタン生成の割合の両方を十分に阻害すること、また、人間の口腔ニッチでのその後のウイルス感染を引き起こす機構における拡大時の古細菌とプロテオバクテリアの機械的運動性と付着を阻害することにより拡大を防ぐことである。
【0122】
それは次の方法を通して実施される。
【0123】
a. チューインガム統合用に改変された任意の形態のKomagataella phaffiiである。ここで、そのような酵母は、オークの木または唾液への曝露後に活性化する他の供給源に由来し、歯のような口腔内の任意の場所に付着するメタン生成菌によって生成されるメタンを捕捉するために完全に活性化される。代替的に、メタノール同化酵母も利用され得る。メタノールの代謝に必要なアルコールオキシダーゼとその他の酵素、および、それらの酵素が形成されるペルオキシソームがK. Pfaffiの細胞の内部の大部分を占める (de Koning and Harder 1992; Veenhuis et al. 198320)。この独特の特性は、目的の遺伝子をアルコールオキシダーゼ遺伝子のプロモーターに結合させることにより、外来タンパク質の発現に利用されている(Cregg et al. 1993)。
【0124】
b. 標準的クロマトグラフィー技術による赤インゲン豆(phaseolus vulgaris)の表皮またはその他の供給源からのレクチン抽出物であるフィトヘマグルチニン(PHA)は、L 型サブユニット(イソレクチンL4、「leuko-agglutinin」)のみからなり(Sigma Aldrich を参照21)、は、N-アセチルガラクトサミン/ガラクトース糖特異的レクチンであり、そのPHAは、それぞれ非共有結合力によって結合された四量体である5つのイソレクチン(L4E0、L3E1、L2E2、L1E3、L0E4)からなる。それは、白血球反応性であり、リンパ球表面受容体に対して高い親和性を有するが、赤血球の表面受容体に対してはほとんど親和性を持たないと説明されており、細胞分裂および代謝活動を含む、ヒトTリンパ球の機能的刺激の高効率誘導および末梢血リンパ球細胞(PBMC)の刺激のようなイソレクチンの分裂促進特性に関与している。ヒト末梢血リンパ球の刺激には1~5μg/mlしか必要とせず、必要に応じて1日または1週間に消費される一連のチューインガム製品成分に分配され、使用するまで-15~-25℃で保存される。
【0125】
c. 48時間にわたりH2生成に関与するプロテオバクテリアの鉄成分を効果的に分解し、酸素含有口腔内気液混合物内の質量束を減少する、50nm未満で上限10,000ppmのナノスケールのゼロ価鉄粒子(NZVI)。nZVIと人間の呼気中のO2の反応が、飲み込まれないチューインガム内の粒子表面に活性酸素種(ROS)を生成し得、一方、プロテオバクテリアの共生関係による副産物である鉄(および他の潜在的な有機または無機汚染物質)が、チューインガムを廃棄した後を含め、2時間以内に腐食される。無毒で、それらは、Fe0をFe2+に酸化し、さらにFe3+に酸化し、活性酸素種(ROS)の生成を引き起こし、微生物細胞内でスーパーオキシド(O2 -)と過酸化水素(H2O2)からヒドロキシルラジカル(OH-)を生成する22。これらのラジカルはバクテリアの細胞膜に損傷を与え、細胞内内容物の流出を引き起こし、最終的には細胞死を引き起こし、破片がチューインガムの塊に捕捉される。nZVIとO2の反応は、飲み込まれないチューインガム内の粒子表面に活性酸素種(ROS)を生成し得る。Keenen et al (2008)23によると、これらの反応の結果は、Fe(0)の酸素化中に微量の過酸化水素(H2O2)の生成を含む。ここで、その後、H2O2はFe(II)と反応してフェントン反応24-27を介してヒドロキシルラジカル(HO-)および/またはFe(IV)O2+種を生成する。これらの副産物の形成は飲み込んだ場合に懸念される一方、人間の口腔に侵入する環境からの共生病原性種の実質的な除染を提供する。
【0126】
K.Pfaffii、nZVIおよびPHA医薬成分を収容するために、あらゆる最先端のチューインガムが使用され得る。
チューインガムは主に、人間の口鼻呼気と唾液の混合物からの感染拡大における共生ドメインを阻害するために、殺菌性およびメタン生成菌除去性の両方を備えた医薬成分を組み合わせて収容する能力の観点から説明されている。ガムを噛むことの結果の1つは、免疫学的に唾液によって引き起こされるT細胞とB細胞の活性化を含む。これらの細胞は、咀嚼中の唾液タンパク質との相互作用の一環として、NSVI 粒子およびその表面に捕捉されたウイルス粒子に本質的に応答する。量子回路アルゴリズムの使用は、将来のウイルス感染拡大のゲノム構造に応じて、ガムに混合される成分の比率の変化を予測する機会を生成する。回路については次のセクションで説明するが、現時点では、これらの比率は使用者固有の使用頻度と必要な使用者固有の使用頻度に基づく。使用者固有の必要な使用頻度は、咀嚼の継続時間Δρを組合わせる。例えば、理想的な継続時間は2時間であるが、新しいチューインガムは1時間後に交換され得る。最短は1時間である。
【0127】
TODも関連しており、太陽の夕暮れから昼間の最も明るい時間への遷移が免疫保護期間から免疫回復期間への遺伝的遷移に一致するような期間に基づくヒト免疫制御遷移時間が含められるべきである。通常、これは覚醒状態から睡眠状態までである。したがって、ガムを噛むのに理想的な時間は、夕暮れ時と他の人間との環境を共有する期間である。これが事前の免疫防御を達成するとともに、免疫後の段階での非感染性ウイルスの増殖の宿主化を減らす。
制限成分も変更され得る。
【0128】
Komagataella phaffiiのようなメチロトローフ性の酵母は、増殖のためにアルコール・デヒドロゲナーゼを使用するバクテリアとは異なり、アルコールオキシダーゼを使用してメタノールを同化すると考えられている。酵母培養物はアセトゲンを刺激して、発酵中にメタン生成菌とともに水素を打ち負かす、あるいは、共代謝する28。酵母Komagataella phaffiiは、アルコールオキシダーゼ、AOX1およびAOX2をコーディングする2つの遺伝子を保有している。一般のメタン生成菌において、メタンをエネルギー源として使用するバクテリアは、メタンをメタノールに変換する。メタノールの代謝は、ペルオキシソーム酵素を介して成分K. phaffiiの同化経路および異化経路で起こる(Russmayer et al. 2015、Yurimoto, Kata and Sakai 2005、van der Klei et al. 2006、Vanz et al. 2012、 Russmayer et al. 2015、Zavec et al. 202129参照)。ただし、メタノールの変換は、この酵母の新しい細胞増殖と同時に行われる必要はない29。遺伝的メタノール変換関係の研究によると、メタノールの摂取率はすぐに始まり、K. Phaffiiによる10 g/L以上の消費で97%にも達する29
【0129】
同様に、本開示では、ヒマワリ油やイオノフォアなどの非酵母の変形例をメタンを低減するための代替品として使用することができ、そのような成分はチューインガムに混合することが可能である。
【0130】
制限成分がNVZIである場合、推奨されるガムアセンブリは、TOD>17で、ΔρNVZI=1時間に基づく(48時間で最大10,000ppmの50nmの少なくとも1つの NVZI粒子に基づく)、PHA成分の割合は1~5μg/ml の範囲である。
【0131】
流行中は、新規および既存の種の進化に備えて、環境監視者およびQTCのフィードバックに従って各成分の割合で成分の混合物が調製される。(図 1.0参照)。成分の咀嚼は、診療所などで紫外線照射処理に暴露されて抗原性抗ウイルスへのDNAの修復に関与し得る古細菌を含む古細菌を除去することにより、古細菌の生存を防止する。咀嚼は、また、質量流束に対する生物学的利用能を低減するメタンのキラリティーを変化させる。
【0132】
ガムの咀嚼はまた、口腔内でそれらが摂取するバクテリアよりも対数的に高い数密度で存在するウイルス粒子を捕捉する。
【0133】
ガムを噛むと唾液の分泌が促進される。唾液は大部分が水性である。古細菌ウイルス微生物によって産生されるタンパク質およびポリペプチドは、メタンハイドレートの生成を促進する。咀嚼の機械的圧力は、この水和プロセスに関与する古細菌の集団を捕捉し、ガム使用者のメタン生成1の減少につながる。このメタン生成変化の重要性は、ウイルスによる病気の感染力の率と速度を無効にし、それによって拡大を防ぐ仮想インフラストラクチャを提供するという重要な特徴である。人間の微生物叢に定着する古細菌は、これらのメタン生成菌を含み、伝統的に抗菌剤に対する広範囲の耐性と、その増殖がメタノールをメタンに還元する水素、さらに二酸化炭素、ビオチン、その他の化合物に依存していることが特徴である。前述したように、人間の呼気は300ppb以上のメタノールを含むことができ、エピデミックまたはパンデミック感染および病気の流行後のウイルス増殖時にはさらに多くなる。これは、メタン生成菌のメタノール生成物によってバクテリアとウイルスの増殖が促進されるからである(図3参照)。さらに、人間では、メタン生成はクロストリジウム属の菌株で最も高く、嫌気性球菌で中間であり、バクテロイデス種では最も少ないことが知られている。健康な人でメタンを生成する菌株はほとんどないが、B.テタイオタオミクロン(B. thetaiotaomicron)、C.パーフリンジェンス(C. perfringens)、および、C.ヒストリチクム(C. histolyticum)では、少量が検出されており、通常、その組織が大量食品生産産業で人間に供給される反芻動物の腸と後腸でのみ検出される。したがって、ガムを噛むことにより、酸性の好極限性および嫌気性のバクテリア事象に脆弱で最も高い感染性部位である下流の消化管内での人間に対する疾患リスクが低減される。
【0134】
製品の使用には食後の規則性も含まれる。
【0135】
この製品は、人間の使用者ごとに、共生メタン基盤の破壊内ですぐに感染力を変化させる。
【0136】
これは、例えば、温度に敏感で(流行の季節性を引き起こす)、古細菌の共生生物からさらなる抗生物質耐性を獲得する疑いのある嫌気性種を誘発する水素栄養メタン生成菌を除去することで、使用者集団内での拡大の可能性を低減する(第10項)。このように、この製品は呼気と唾液を使用するタイプの消毒剤である。
【0137】
独立入力変数の仕組みの説明
来るウイルス種は、複製のために宿主の細胞機構を必要とする。このステップは、膜融合、エンドサイトーシス、遺伝子注入などによる細胞透過を含む。干ばつの存在下では生物多様性の存続が緊急に求められるため、RNAの変異率が高くなる。これは、細胞の出芽、アポトーシス、または宿主の死につながるエキソサイトーシスなどを介して、数日以内に多数の子孫を迅速に確保する。この突然変異は、免疫システムが回避され、従来のワクチンなどによる宿主の抗ウイルス薬剤耐性も克服できる。最も重要なことは、このプロセスは、ウイルスが宿主細胞内で標的とする遺伝的受容体に対して遺伝的に相補的でなければならないことを意味する。本開示の量子回路によって開発された製品の使用は、干ばつまたはその他の極度の気候変動が続く限り、ウイルスの流行が発生する数か月または数年前にアルゴリズムによってモデル化できる将来のウイルスの流行に合わせてカスタマイズされた免疫応答の活性化を確実に行うのに理想的である。極端な気候変動は、既知の優勢な生物種(陸生または水生)が存在する特定の生息地に関する最先端の予測で検出される。
【0138】
そのために、冗長な遺伝コードには3つの基礎となる塩基(A、C、G、U/T)が存在することを認識する。あるいは、利用可能な三次データベースによる、病原性疾患におけるウイルス変異に関与することが直接知られているG-quadruplexを選択し得る。ホスト シーケンスとターゲットシーケンス間の一致の数は、量子回路出力の結合確率分布の最大値である。これは、いわゆる ウイルス感染フィットネス研究に相関する12。一致の判定は、一般ストレス応答(GSR)の活性化に対応する入力を使用して、回路に従って行われる。GSR中、細胞内レベルでのPhyRリン酸化により、NepR結合部位に対するエネルギー障壁が低下し、RNA転写に対して開いた状態の大きな構造をもたらし、どちらもPhyR SLドメイン上のNepR結合部位を明らかにし(Campagne et al. 2012、Herrou et al. 2012、Leubke et al (2018)3、運動性などの遺伝子発現ストレス関連の変化を可能にする。GSR中、バクテリアがpH、温度、最も重要である干ばつ時の栄養不足などの環境条件下で複数のストレスにさらされたとき、運動性がこれらの気候変動パラメータにより活性化される拡散システムとして表され得る。すべてのバクテリアが同じGSRのコア制御因子を共有しているという事実は、すべてがRNA ポリメラーゼへの結合をめぐって GSRシグマ因子と競合するストレス依存性の代替シグマ因子を発現し、転写をストレス応答遺伝子に向けてリダイレクトし、その結果を生命体の生存に有利にすることを意味する。これは、すべてのバクテリアが新しい場所への移動または拡散に関与し、これが拡散の基礎となることを意味する。これは、例えば、ベータ、ガンマ、デルタプロテオバクテリアのSigmaS、一部のグラム陽性菌の SigmaB、および、アルファプロテオバクテリアGSRのECF(細胞質外機能)シグマ因子を含む。シグナル統合ヒスチジンキナーゼまたは同じHWE/HisKA2ファミリーの他のメンバーによるPhyRまたはそのオルソログの直接的または間接的な活性化など、応答がどのように始まるかに関係なく、RNAポリメラーゼでは、EcfGと結合することによってGSR活性化を開始および維持する転写をリダイレクトし、総称してGSR活性化リン酸リレーと呼ばれる。したがって、別の変形例では、モデルは、本開示の製品開発のさらなる医薬派生品における、細胞外機能シグマ因子、抗シグマ因子(NepR)、および/または、代替シグマ因子(EcfG)内のリン酸化を直接表し得る
【0139】
さらなる変形例では、本開示は、現実世界のデジタル避難マップまたは地理情報システムにおけるパンデミック防止および報告ツールに注釈を付けるためのアセンブリで使用され得る。
【0140】
これは、チューインガムの使用が、人の呼気中に含まれる空気感染性の唾液を媒介とする病原性種を介しての拡散を阻止し、殺菌することを目的としたものであり、量子回路アルゴリズムから生成された出力の使用源における最大密度の結合確率分布に従ってその割合が変化する成分に基づいていることを意味する。この使用源は、その数学的性質により、興奮性源、すなわち、ウイルスゲノムが宿主の細胞機構を使って複製のためにそれ自体の遺伝子形態の一致する構成要素を必然的にエミュレートする種源、のゲノム構造を記述する共有の位相特性と周波数特性を有する。その際、量子回路の実行における予測されたウイルスのゲノム形態の使用は、関連する生存可能なウイルスの突然変異を計算し、人口避難を含む他の介入とともにこれらの種の最大数に対する適切な医薬品の準備を計画するためにも使用され得る。チューインガムが複数の特定のウイルスの流行に対して定期的に使用される場合、それは公衆衛生における社会的に有効な仮想インフラストラクチャを表す。
チューインガム製品の医薬品成分および対象となる人間集団を導き出すための、ウイルス種と拡大を予測する方法:
本開示は、新たなウイルス種と干ばつまたは栄養不足の生息地に定住する人間とのゲノム関係を説明するために、系の熱力学的温度を参照する。この人間は、優占種の微生物叢の対応するGSR種が互いに共有されていれば、標的宿主となる。
【0141】
系の温度は、ウイルスが1つの平衡微小状態に留まらず、ボルツマン分布に基づく確率でアクセス可能なすべての状態をサンプリングすることを意味する。
【0142】
細胞の総数、一般的な遺伝的ゲノムアルファベットのサイズ、ウイルスおよびターゲット宿主のゲノムの長さが系の制約になる。
【0143】
ある温度および免疫での環境内の総ウイルス数Nを伴うウイルス状態のエネルギーの期待値は、以下で与えられる。
【0144】
【数31】
【0145】
ここで、m=一致数である。
【0146】
Eは、温度とともに単調増加し、温度軸に沿う完全免疫に相当するT=0ではゼロとなる。
【0147】
細胞および環境の両方が接触している場合、全ての可能性のあるウイルスが熱的および化学的平衡にあり、そして、粒子数は、新たな種を表すための時間依存シュレーディンガー方程式の使用が適切であるための関連する化学ポテンシャルを有しなければならない。したがって、熱力学Tに対応するエネルギーEでのアクセス可能な状態は、以下である。
【0148】
【数32】
【0149】
ここで、Ω(E)は、Nのウイルスの全体の群に対するエネルギーEでのアクセス可能な状態であり、平衡でのウイルス状態はその特性f(Teffective’ Immune strength)を有する。これは、平均エネルギーが、ウイルス数、および、ウイルスと利用可能な標的(人間)との間の遺伝的一致(不一致)の数の確率分布の関数であることを示す。熱力学的温度は、ウイルス軌道内の全ての系の合計であり、確率分布関数で表され得る状態を有し、突然変異体に属するアクセス可能なエネルギー状態の各々において、ウイルスのゲノム構造に利用可能な要素(核酸)により寄与されるエネルギー源内で、ボーミアン流のシュレーディンガー方程式において表される。ウイルスおよび宿主標的対の遺伝的特性へのエントロピーにより温度スケールセットに沿ったアクセス可能な状態が定義され得る。このようにして、異なる長さまたは異なる突然変異退化のタンパク質受容体、または、異なる宿主/標的受容体を伴う各タイプのウイルスは、エントロピーおよび熱力学的エネルギーの変化を観測することにより比較され得る。医薬指標の設計において、この温度は、ウイルス粒子感染の同じおよび反対のエントロピーにおける変化を友好的に引き起こす成分のセットを決定するのに利用され得る。これは、lnΩ(E)に対するEのプロットからの線kBTthermodynamicsに同じである。
【0150】
熱力学ではエネルギーの保存を要し、定義により、系は温度Tがゼロにおいてゼロのエネルギー(基底状態)となると説明されている。
【0151】
量子システムのもつれ(QE)がウイルス粒子の量子移動性を表す物理的特性として使用され、量子情報回路のような予測計算に使用される。それは、サブ系の量子確率を支配し、拡大の移動を説明し、ある時間tでの初期発現から増殖支持環境を含むウイルス粒子相互作用の平面上での幾何学的格子構造を表す。
【0152】
優占種を伴う源生息地から新たな流行の拡大測定へのウイルスゲノム進化の軌跡は、理想的には、ボーミアン系の軌跡における移動ノードのモデルにより表現され得る。この軌跡は、以下に示される「交点X点複合」(NPXPC)機構における移動ノードにより表される。
【0153】
【数33】
【0154】
ここで、以下は時間依存性シュレーディンガー方程式により導き出される波動関数である(Tzemos and Contopoulos (2020)に引用されているBohm Mechanics文献を参照)。
【0155】
【数34】
【0156】
【数35】
【0157】
【数36】
【0158】
時間依存状態は、以下で表される。
【0159】
【数37】
【0160】
ここで、以下は消滅演算子である。
【0161】
【数38】
【0162】
以下は、複素固有値である。
【0163】
【数39】
【0164】
波動関数Yは、以下で表される位置における以下の状態に対応する。
【0165】
【数40】
【0166】
【数41】
【0167】
【数42】
【0168】
ここで、σ=φ(t)は、複素固有値A(t)の初期位相である。
【0169】
【数43】
【0170】
座標位置に対する各ノードでのボーム流れの動きは、ここでは(x,y)として参照され、相互作用しない2つの1次元振動子で表される。
【0171】
【数44】
【0172】
システムの状態は、Tzemos and Contopoulos (2020) によって示された例では、次の形式の対応する波動関数によって定義される。
【0173】
【数45】
【0174】
ここで、以下である。
【0175】
【数46】
【0176】
各YおよびYは、各マップ画像のxおよびyに沿った振動の中心から任意の左右に開始された一次元のコヒーレント状態である。
【0177】
この開示では、第3項を参照するために、標的の人間集団に対する実際の地図の方位を表すために状態が選択され得る。
【0178】
1.軌道点は、ボルンの規則に反しないウイルス粒子の初期表現のために、最初はS、S・・・Sのようなセットで分散される。新しい病気の異なる環境条件を定義するパラメータの各セットは、同じ制限された軌跡点の分布をもたらす必要がある。これは、同じウイルスゲノム集合体および同じ標的に対して、もつれの測定がt→∞となるにつれて、個々のボーミアン軌跡のエルゴード性を生み出すことを意味する(第4項参照)。
【0179】
2.ボーミアン軌道(BT)は、非対称非線形の運動軌道であり、軌道確率密度がボルンの規則に収束するにはカオスの存在が必要である。QEの存在下でこのカオスを探ることによって、もつれ量子ビットシステムモデルにおけるBTの本質的な特性は、量子調和振動子としての拡散の挙動を記述する物理パラメータを含む。ここで、W/Wは、各ノードのカオス的な動きが非合理的か、周期的か、または積分可能か(W/W=1)どうかを波動関数の無数の交点に対して判断し、時間変化する格子構造を形成する。
【0180】
3.移動交点格子構造は、ウイルス粒子関連のボーミアン流れを表す幾何学的構造、実験的科学的調査のために記載された移動交点x点複合体(NPXPC)11、および/または、チューインガム(またはその他の)医薬品分配終点における軌跡の使用に関連するより詳細な分布分析に意味のある座標を含むマップとして導出される。
【0181】
4.カオスは、感染空間と考えられる構成状態をボーミアン軌道がカバー/飽和させる方法に影響を与える。第2項では、拡散軌道の任意の時点tでのボルンの規則の使用は、次の通りである。
【0182】
【数47】
【0183】
5.もつれは、C +C =1に対して以下の式のようなもつれの量を制御する定数CおよびCの値に依存する。
【0184】
【数48】
【0185】
ここで、C2=0は、製品状態(product state)を表し、C2=√2/2は、最大もつれ状態を表す。
【0186】
6.このモデルの量子もつれは、ハミルトニアンに相互作用項がないことによって保存される。
【0187】
7.波動関数(7)の交点の位置は、以下の方程式の解である。
【0188】
【数49】
【0189】
そして、以下に基づいて時間とともに進化する。
【0190】
【数50】
【0191】
【数51】
【0192】
【数52】
【0193】
8.地図の意味のある座標グリッド上でk整数値(例えば、kおよびk)でラベル化されたある交点間の距離は、全ての時間tで|kk-1|である。
【0194】
9.中央の空の領域が拡大するにつれてもつれは減少する。これは、1つの特定の領域の密度が増加すると同時に、その領域内のkノードの速度が低下するからである。言い換えれば、もつれの増加により、ノードの軌道がソース(原点)に近づくほど「遅い部分」が制限され、感染場所に近づくほど高速になることが予想される。ただし、より高い速度の交点はボーミアン軌道に影響を与えない。
【0195】
10.ウイルス粒子の拡大のボーミアン軌道は、そのサイズが全ての初期条件で同じであるリサージュ挙動に近づく。ボーミアン軌道のカオス的挙動は、非常に小さな値C2であってもモデル時間のかなりの部分でリサージュ曲線と等しくなる。そして、このモデル挙動は、交点およびその関連するx座標に近接することにより再びカオス的になる。C値がC=C=√2/2からC=0.01に減少するにつれて、交点の最大密度は同じジオメトリ内に分布しているがソース中心に近づく。
【0196】
11.交点が系の波動関数(値|Ψ|が比較的高い構造空間の領域に対応する)内で無限回(振動子力学)通過するので、交点と軌跡の間に互いに緊密な相互作用の高い可能性がある。したがって、交点は、ウイルス拡散の交点X点複合(ウイルスNPXPC)に対応する量子流の構造を形成する。この構成空間は、第2項で記載された改変されたチューインガムの正確な使用者準備を特定するために、第4項でのウイルスゲノム特定の間の病理学的調査の領域を特定する。
【0197】
開示の追加の変形例
1.実世界の監視者または衛星は、第3項で言及されている独立したパラメータとして先に与えられた環境シグナルを検出する。変形例では、監視者は、実験室の所見による特定の種による局所的に決定されるシグマ因子媒介の転写制御を含み得る。
【0198】
2.独立したパラメータは、pH、塩分、およびバクテリア種全般に対する栄養素の利用を不能にし、その持続可能性に関連するウイルス反応を引き起こすその他の要因と比較した干ばつの記録を示さなければならない。このような記録は、生物パラメータを表しており、細胞レベルで科学的に目に見えるGSR応答に従って、栄養の乏しい生息地から栄養の豊富な代替生息地への運動性に影響を与る。別の変形例では、他のモデルまたは既存のモデルを使用して、レシーバ(REC)タンパク質(調節因子)を直接記述することができる。これには、一定の移動性準備状態の関数としてではなく、干ばつ脅威または他の環境脅威に対する種のリン酸化状態の関数としての種ごとの細胞生理学的応答の記述が含まれる。または、結果として生じる病気の拡大の感染確率の一部である危機回避および生存行動の複数の特徴に基づく。これは、例えば、2つの古典的な遺伝子調節パラダイム、つまり2成分シグナル伝達と代替シグマ(σ)因子調節に基づいて、GSRを記述する既存の研究モデルを含み得る。このパラダイムでは、PhyRタンパク質がこの経路の中心に位置し、C末端レシーバ(REC)ドメインとN末端σ様ドメインからなる(Francez-Charlot et al., 2009、Herrou et al., 2010、Leubke et al (2018))。
【0199】
3.別の変形例では、量子回路は、特定の細菌種の新たなストレス応答勾配と致死的なGSR過剰活性化防止機構を表す挙動勾配におけるPhyR/PhyTをモデル化し得る
【0200】
4.別の変形例では、量子回路は、人間のメタンと環境ネットワークに基づく感染力の二重システム、および/または、流行前のGSRの早期警告を表す遺伝子の利用可能な科学的遺伝子保管場所(repository)に基づくゲノムネットワークを表すように変更され得る。これは、シグマ因子EcfGまたはそのオルソログのモデルを含み、干ばつ後の緊急パンデミック時の全てのバクテリアに対するバクテリアエンベロープ調節、シグナル変換(transduction)、およびストレス保護を特徴づける。このような回路は、タンパク質が医薬品関連製品組立発明の一部であるか、または、生息地での潜在的な有害な産業廃棄物によって引き起こされ得るものであるかにかかわらず、バクテリアによるストレス保護を直接コードする関連タンパク質を予測するために、現在利用可能な最良の科学的知識と将来発見される科学的知識に基づいて、特定の生息地におけるバクテリアのGSR制御シグマ因子とEcfGをモデル化するために使用され得る。このようなタンパク質は、カタラーゼ、チオレドキシンレダクターゼ、ペルオキシレドキシン、NADH:フラビンオキシドレダクターゼ、および2つのDNA結合フェリチン様タンパク質を含み、これらのタンパク質のセットは、塩分および浸透圧ストレス、その他の環境ストレスに対する保護を提供する。したがって、本開示で説明される量子回路は、EcfGおよび負のGSRフィードバック制御因子の活性化により調節される遺伝子の特定への使用を提供するパラダイムとしてのGSRを報告するように適合され得る。これは、以前に栄養脅威にさらされていた場所への環境健全性の回復に続く、種の非ストレス回復の一環としてのNepR2の重要性を含む。
【0201】
5.回路設計の1つの変形例では、軌道アライメントは、リアルタイムの気象侵入をモデル化するための回路を組み込み得る。ここで、速度は、降水、火山噴火、および、緊急の知識によって軌道距離を変更する地球気候または物理的な産業介入事象によって変化する。
【0202】
6.別の変形例では、速度を比較し、異なるバクテリアの細胞サイズに基づいてエネルギーおよび消費量を計算するために、1秒あたりの特定のバクテリアの体長が使用され得る。軌跡は、物理的な拡散限界に関する仮説を確立および検証するため、および本開示に記載されているチューインガム製品とは別の医薬品的拡散防止バリア装置を処方する際の特定の走化性期間を決定するためなど、環境拡散率および移動の勾配に対する移動実行長として表し得る。
【0203】
7.別の変形例では、バクテリアの動きがすでに知られているか、絶対速度、速度の一定性、ターンアンドゴー(turn-and-go)勾配の長さ、特定のサイズ、受容体の感度、およびその他の動きの運動性がどの程度偏るかが容易に測定される研究などが使用され得る。これは、バクテリアの死亡率と走化性戦略が本開示の環境健全性および生態学的安全性の適用の一部である場合、追加の製品変形例のかなりの余地を示唆している。急峻で複雑で動的な化学勾配期間が存在し得る場合、または、バクテリアが移動できないように適切に処理される場合、または、流行点間の均一な軌跡を示すモデルからの逸脱数が有効ではないが、環境内の栄養素と毒の間の追加の走化性、屈曲走性などの変動を含める必要がある場合、が含まれる。
【0204】
8.別の変形例では、量子回路は、バルク流体、表面近くのバルク流体、および、表面近くの拘束された流体中のバクテリアに関する科学研究基準で与えられるように、特定の運動性に関連するコンパートメントで記述され得る。これは、人間の口腔の特定の領域や共有空気に関するアプリケーション、特定の高リスク食品製造の食事と危険性に関する研究に関連するアプリケーションを含み得る。
【0205】
9.医薬品測定は、特に空気中および表面と平行に泳ぐバクテリアの唾液ベースの相互作用について、pH、塩分および温度を強調しなければならない(第6項)。細胞のアスペクト比は、細胞がどの程度、どのように運動するか、また細胞数1000万から1億個などの集団のサイズを決定する。技術の変形例では、回転抗力係数を含めて測定することが可能であり、平均測定値は、これらの運動相互作用速度を取得するために、特定のバクテリアへの検出粒子の付着に基づく。
【0206】
10.別の変形例では、細胞質膜を横切って生成されるH+またはNa+の電気化学的勾配が、唾液に基づく呼気中の浮遊バクテリアの運動を停止することに関してチューインガム製品の有効性をテストし、設計を変更することに使用され得る。これは、バクテリアおよびウイルスの粒子を電気化学エネルギーにリサイクルして、咀嚼中にガムの有用な特性を洗浄および/または回復する、いわば真の機械的分子機械であるかのようにガムを設計することを含む。たとえば、連鎖球菌種はH+駆動型である。
【0207】
11.別の変形例では、廃棄されたチューインガムが他の人間と一緒に分析装置に挿入される場合など、細菌が捕捉された環境内の10マイクロメートルほどの小さな勾配を検出して報告するために、チューインガム自体をセンサとして使用することもできる。地域の収集施設や分離された生物廃棄物前処理分析、または特定のバクテリアの増殖率の培養が難しい脆弱な生息地ニッチ修復プロジェクトの一環として、または腸内で感染力の強いコレラ菌などの一部の細菌の増殖が非常に高い場合に使用される。運動性であるが、走化性遺伝子が抑制されるため、運動性と走化性が切り離され、腸内の滞留時間が短縮され、量子回路によって予測される運動性の測定なしで感染が広がる可能性が高まる。
【0208】
12.別の変形例では、環境、GSR遺伝、および、運動性の入力パラメータに従う量子リサージュ解釈モデルによって報告される疾患関連ウイルスおよびバクテリアの結合確率分布が、地図上で使用され、世界地図上の軌道位置が活動中心となる場所(傷跡)に人類集団を避難させ得る。
【0209】
チューインガム製品内の成分の変更方法
医薬成分を導く方法は、ウイルス拡散の方法に依存し、干ばつに見舞われた生息地または生息地に存在する優占種、特に細胞ゲノム全体にわたる一般的ストレス応答(GSR)を発現するバクテリア種を介して得られたウイルス種パラメータを認識する。
【0210】
これを念頭に置いて、ナノスケールのゼロ価鉄(nZVI)粒子、Komagataella phaffii(K.phaffii)酵母、および、フィトヘマグルチニン(PHA)に関する本開示における医薬成分の改変は、ウイルスの種類、場所、および上記でも説明した量子もつれ系としてのウイルス粒子のモデルによる緊急流行の予測時間(タイムステップ)を検討する。
【0211】
ギブス自由エネルギー方程式は、メタン生成菌の代謝を予測するのに使用し得るため(成長および増殖のために要求される化学浸透性勾配を生成するために種の最大100%のイオンポンピング効率に基づく)、この代謝は、感染性共生種のバイオマス単位を維持するのに要する基質異化からのエネルギー束の尺度を含む。細胞レベルでは、これは、ATP産生中に電子が高エネルギーの還元状態から低エネルギーの酸化状態に基質から流れることを要する。メタン生成菌の場合、電子供与体は水素(水素栄養性またはメチル呼吸経路の場合)または炭素源自体(メチロトローフ、一酸化炭素資化性、酢酸資化性または呼吸経路の場合)である。これらの経路のそれぞれにおいて、電子供与体からの電子のエネルギー状態は、電子受容体に供与される電子のエネルギー状態よりも高くなる。これらの経路の詳細については、この主題に関する標準的な文献で入手でき、ここでは説明しない。目的は、唾液の成分とともに代謝を顕著に低下させる成分が、チューインガム咀嚼の十分な最小限の継続時間での共生相互作用の除去と一致するように、成分を変更し得ることである。
【0212】
例えば、チューインガム組成物の測定は、以下に基づいて行うことができる。
【0213】
ステップ1:
総ウイルス増殖速度×ボーミアン流速=構成空間ごとの要求効率
ステップ2:
要求効率=Σ(成分ごとの統計的効率/咀嚼-単位時間)
あるいは、公開されたデータによると、処方箋は、単純に、人間の口腔の微生物叢内のメタン生成菌の率をサンプリングすることで変わり得、K. Phaffiiのみを使用し得る。
【0214】
理想的には、量子回路は、源となる生息地から標的(人間)集団へのウイルスの頻度および拡大を予測するためにモデルにおける各調和振動子の相互可換なH(n)を自動的に分類するように構築される。人間の口腔微生物叢または集団におけるウイルス粒子-古細菌-バクテリア(VAB)メタン生成性およびメチロトローフ種の効果的な減少の大規模な状況を、製造業者の仕様から導き出されるウイルス運動の総ボーミアン流の単純な一次測定で表す場合、チューインガム製品またはその他の製品に使用される各医薬品成分。各正文の量は、人間に要求される咀嚼持続期間と、1日のうちの免疫遷移時間、睡眠と覚醒の間の夜明け前および夕暮れ後に基づく時間帯とに応じて測定される。量子回路は、成分ごと一人あたりに必要な値が出力列への感染性を低減できるように、公開されている任意の方法を使用できる。
【0215】
この回路は、最先端の量子コンピューター設計により、Raeisi、Wiebe、Sanders (2012)によって説明されているように設計でき、事前に指定された誤差許容範囲εにおけるn量子ビットkローカルハミルトニアンを表す。このように、ハミルトニアンH(n)は、ウイルス拡散の交点X点複合(ウイルスNPXPC)に対応する量子流の構造におけるボーミアン流(式6)の一部として決められたmのローカルハミルトニアンhの非線形結合として存在する。これらのハミルトニアンは、恒等演算子としてのn量子ビットで機能するが、kεpolylog(n)量子ビットおよびpolylog(n)はlog(n)の多項式関数であり、回路サイズは固定されたkのシミュレートされた量子ビットの数で多項式的にスケールされ、それは、シミュレータの実行時間tにおいて製造におけるチューインガム/人間効果パラメータに従って合理的であり、最小実行時間は、可換項のグルーピングを通じたゲートの並列化により達成される。これは、チューインガム製品の効果を記述するハミルトニアンの結果として得られる固有状態を予測する。回路の基底状態は、それゆえ、特定の病転生ウイルスゲノムにおいて流行が予報される場所において要求される医薬成分との関係を解かれる必要がある。
【0216】
改変され、さまざまな医薬成分を含む最終承認済みのチューインガム製品の分配は、同じ地域に到着することが予想されるウイルス種のカオス後のエルゴード性の場所に応じて人間(標的宿主)により消費されるべきであり、拡大軌跡がP=|Ψ|の時間tのあらゆる点でのボルンの規則(第5項参照)に従う量子もつれモデルの方程式で確立されている。
【0217】
標的の位置の測定値D(x,y)は、ウイルスの制限された分布の集束(tに対応)が到達した時間における平均を取ることにより見つけられる。ボルンの規則を満たす初期条件が多いほど、製造が達成される時間が短くなる。したがって、D(x,y)の尺度は、空間が完全に|Ψ|の量の質量にほぼ等しい場合に、各(x(t),y(t))での単一軌跡による時間に関係した完全に空間をカバーすることにおいて平均を取ることにより見つけられる。
【0218】
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追加の開示
過去300年間のパンデミック流行は、ウイルス病原体の生態系の目的、つまり、宿主バクテリアの過剰増殖と生息地の生物多様性に富んだ生態学的種連鎖内での栄養素の再分配という目的を達成するための免疫耐性変異と相関する。SARS-CoV-2のオミクロン、デルタへの変異、疎油性の特徴から親油性の特徴への変異で観察されているように、変異により、本来は友好的なウイルスがゲノム構造を改変して現代のワクチン接種を迂回することができ、ヒト集団での連続した集団ワクチン接種のたびにポックスウイルス科に変異することができる。メチル水銀(MeHg)は、パンデミックおよびエピデミック流行時のウイルス-バクテリア感染の副産物である。これは、人間宿主と競合して増殖する口腔微生物叢、口鼻腔、脳内、人畜共通感染症バクテリアが存在し増殖するどこにおいても、口腔A群連鎖球菌からの代謝リサイクルの副産物として唾液内に現われる。連鎖球菌種は、人間の感染流行および拡大で蔓延し、パンデミックおよびエピデミックを引き起こす。例えば、これは、オミクロンおよびデルタ感染状態の重要な部分である。結果としてのMgHgレベルは、たとえウイルス-バクテリアの共生関係中で少量であっても、神経系の症状および疾患の原因となる。MeHgの存在は、免疫抑制を引き起こし、および、腸内微生物叢および脳腸経路での自己抗体2,3の循環レベルの増加を引き起こす。その結果、ロングコロナとも呼ばれるPASC(SARS-CoV-2感染症後急性続発症)に関連した抗核抗体および/または抗核小体抗体障害が観察されることになる5~7。nZVIナノ粒子は自己免疫および自己抗体の発生を防ぐMeHgを除去し、脂質の過酸化を止める。MeHg の除去により、自然免疫における抗ウイルス・ビペリン・シグナル伝達の重要な回復が可能になり、腸脳微生物叢代謝産物が回復する。ビペリンは、脳の対応するアストロサイトおよびグリア細胞において神経学的にウイルス除去を誘導し、ウイルスの感染を防ぐ。PHAの存在下で咀嚼すると新しいインターロイキン17の産生が維持され、nZVIの存在下ではMeHg修飾アミノ酸(メチオニン分子)が唾液ベースのアミノ酸トランスポータによって膜障壁を通過して末梢神経および関連する脳血管系への感染性ウイルス粒子の移動を全般に阻止する。感染後の抗PASC状態は、神経学的に、特に治療目的でガムを噛むことによって(つまり、処方に従って、または特定の患者が必要とする期間毎日)達成され、神経活動調節のための代謝物が回復される:尿酸、キサンツレン酸の低下とロイシン、ピログルタミン酸などの回復。
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【図面の簡単な説明】
【0219】
図1.0は、条項の概要である。
【0220】
図1.1は、製品および人間ユーザの関係である。
【0221】
図1.2は、製品内容物の咀嚼前後(ガム消費)の適用である。
【0222】
図2.0は、実際の共有生息環境と家事の関係である。
【0223】
図3.0は、共生古細菌(メタン生成菌)-バクテリアの関係である。
【実施例
【0224】
以下の実施例は、本発明を説明する。
【0225】
実施例1
SARS-CoV-2に感染した被験者およびインフルエンザに感染した被験者が採用される。両被験者において口腔内のメタンレベルおよび活性ウイルス粒子のレベルは高い。表1および表2は、本開示による組成物を投与された後の口腔内のメタンレベルおよび活性ウイルス粒子のレベルを示す。組成物は、すなわち、以下を備えるチューインガムである。
【0226】
A)Komagatella phaffii (組成物内に10CFU);
B)フィトヘマグルチニン(組成物内に5μg);および/または
C)ゼロ価鉄粒子(~40nmおよび組成物内に8,000ppm)。
【0227】
驚くべきことに、本開示による組成物、好ましくはA、BおよびCの全てを備える組成物は、口腔内のメタンレベルおよび活性ウイルス粒子のレベルを低減できる。
【0228】
表1:インフルエンザ-本開示による組成物の投与後のメタンレベルおよびウイルス粒子負荷
【0229】
【表1】
【0230】
表2:SARS-CoV-2-本開示による組成物の投与後のメタンレベルおよびウイルス粒子負荷
【0231】
【表2】
【0232】
実施例2
本実施例は、抗ウイルス応答の誘導、口内バクテリアの不活性化、および、ヒトの息におけるメタンレベルの低減についての、Komagataella Phaffii、フィトヘマグルチニン、および、ゼロ価鉄粒子の単独または組合わせの効果を説明する。
【0233】
テストグループ
以下のテストグループが調査された。
【0234】
I. ブランク
II. Komagataella Phaffii
III. フィトヘマグルチニン
IV. ゼロ価鉄粒子
V. Komagataella Phaffii + フィトヘマグルチニン
VI. Komagataella Phaffii + ゼロ価鉄粒子
VII. フィトヘマグルチニン + ゼロ価鉄粒子
VIII. Komagataella Phaffii + フィトヘマグルチニン + ゼロ価鉄粒子
Komagataella Phaffiiは、10CFU/mlの濃度で使用された。
【0235】
フィトヘマグルチニンは、5μg/mlの濃度で使用された。
【0236】
ゼロ価鉄粒子(~40nm寸法)は、8,000ppmの濃度で使用された。
【0237】
PBMC(リンパ球)の刺激
ヒトのPBMC 5×10が培養地(RPMI 1640 + 10% FBS, 1% penicillin/streptomycin)内で培養されて、8つの条件(グループI は培地のみ)による刺激を付与された。72時間で37℃でのインキュベーション後、リンパ球の活性化が、製造者の取扱説明(Cell Counting Kit 8、例えば、Abcam、ab228554)に従ってリンパ球の増殖応答により決定される。PBMCの増殖率(%)は、培地のみを受けたグループI(すなわち100%を示す)に対するテストウェルの光学密度(OD)値の比として算出される。
【0238】
表3は、培地のみを受けたグループIと比較した、グループII~IVによる刺激後のリンパ球増殖(すなわち、T/Bリンパ球活性化)を示す。Komagataella Phaffii、フィトヘマグルチニンおよびゼロ価鉄粒子の組合わせ(グループVIII)が最も高いリンパ球増殖を導くことが分かる。典型的に、その組合わせで達成される増殖率は、約250%以上であるのに対して、フィトヘマグルチニン(グループIII)の増殖は典型的には150~250%である。
【0239】
以上より、Komagataella Phaffii、フィトヘマグルチニンおよびゼロ価鉄粒子の組合わせがT細胞および/またはB細胞応答の活性化において特に有効であるように見える。
【0240】
表3:培地のみを受けたグループIと比較した、グループII~IVによる刺激後のリンパ球増殖(すなわち、T/Bリンパ球活性化)
【0241】
【表3】
【0242】
呼気中のメタン
歯周病を患い呼気中のメタンが増加しているボランティアが本研究に含まれる。歯周病を患う被験者を考慮するのは、彼らがより頻繁にメタン生成性(プロテオ)バクテリアおよび高い呼気メタン量に関係するからである。10ppm以上の呼気メタンを有する被験者が呼気中に高いメタンを有する、すなわち、一般の健康的な母集団での既知のバックグラウンドレベルよりも高いと考えられる(Erdrich et al. Sci Rep. 2021 Jan 8; 11(1):26)。
【0243】
被験者は、24時間にわたり摂取された全5回の服用量でチューインガム製剤(ガム、オイルコンパウンド、合成ラテックス、および、甘味剤)内のグループI~VIIIによる治療を受ける。
【0244】
呼気中のメタン量(ppmで表される)が商業的に入手可能なガスクロマトグラフを利用して分析される。
【0245】
表4は、グループI~VIIIによるチューインガムの摂取後、ウイルス感染および高い呼気メタンの兆候を経験している被験者における呼気メタンの低減を示す。Komagataella Phaffii単独(グループII)は呼気メタンを低減可能であるが、その効果はKomagataella Phaffii、フィトヘマグルチニンおよびゼロ価鉄粒子の組合わせ(グプープVIII)においてはるかに増加する。
【0246】
表4に示されるように、例えば、発熱、寒気、喉痛、鼻づまり、鼻水、咳および体の痛みの3つ以上を有するウイルス感染の兆候を示す被験者において類似の効果が見られる。
【0247】
以上より、Komagataella Phaffii、フィトヘマグルチニンおよびゼロ価鉄粒子の組合わせがメタン生成(プロテオ)バクテリアおよび呼気中のメタン量の低減において特に有効であるように見える。
【0248】
表4:ウイルス感染の兆候および呼気メタン増加を示す被験者における、グループI~VIIIによるチューインガムの摂取後の呼気メタンの低減
【0249】
【表4】
【0250】
ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus Mutans)の不活性化
プランクトン培養中のS. mutans (Streptococcus Mutans UA159)の不活性化についてのグループIII~VIIIによる刺激の効果が試験された。S. mutansは、ヒトの口腔の典型的なプロテオバクテリア対象として選択された。脳心臓浸出物(Brain Heart Infusion)内のS. mutansの植菌材料が1×10CFU/ml未満の濃度で準備されて、グループI~VIIIにより24時間刺激された。CFUはプレートカウントにより決定され、ストレプトコッカス・ミュータンスの不活性化は、不活性レート(%)=CFUblanc-CFUtreatment/CFUblancにより算出された。Komagataella Phaffii由来の可能性のあるコロニーは、バクテリアコロニーから区分され、計測されずに除かれた。
【0251】
表5は、培地のみを受けたグループIと比較した、グループII~VIIIによる刺激を伴う培養後のS. mutansの不活性化の効果を示す。ゼロ価鉄粒子単独が控えめではあるがS. mutansを不活性化できる。S. mutansの不活性化は、Komagataella Phaffii 単独(グループII)またはフィトヘマグルチニン単独(グループIII)では非常に低いまたは無い。Komgataella Phaffii、フィトヘマグルチニンおよびゼロ価鉄粒子の組合わせ(グループVIII)において、S. mutansのさらなる不活性化の増加が見られる。
【0252】
以上より、Komagataella Phaffii、フィトヘマグルチニンおよびゼロ価鉄粒子の組合わせが口腔内のバクテリアの不活性化において特に有効であるように見える。
【0253】
表5:培地のみを受けたグループIと比較した、グループII~VIIIによる刺激を伴う培養後のS. mutansの不活性化の効果
【0254】
【表5】
【0255】
ここに示されたように、メチル水銀(MeHg)は、パンデミックおよびエピデミック発生中のウイルス・バクテリア感染の副産物である。それは、口腔微生物叢中の口腔A群連鎖球菌から代謝再循環の副産物としての唾液中、口鼻口腔内および脳内、人畜感染性バクテリアが存在し増殖する場所であればどこにおいても、ヒト宿主と衝突するようである。連鎖球菌種は、ヒトの感染発生において蔓延し、広がり、パンデミックおよびエピデミックに導く。例えば、これはオミクロンおよびデルタ感染条件の重要な要素である。結果として生じるMeHgのレベルは、たとえウイルス・バクテリア共生関係中において少量であっても、神経症および神経障害の原因となる。MeHgの存在は、免疫抑制、そして、腸微生物叢および脳腸経路における自己抗体の高い循環レベルを招く。これは、PASC(Post-Acute Sequelae of SARS-CoV-2感染、ロングコビット症状としても称される)に関連する抗核および/または抗核小体抗体障害を招く。表6は、培地のみを受けたグループIと比較した、グループII~VIIIによる刺激を伴う培養後のビペリン(Viperin)信号伝達、T細胞(特にIL-17において)およびB細胞ならびにそれらに関連するサイトカインの回復の効果を示す。本発明は、自己免疫および自己抗体の発達を防止するMeHgを除去して脂質の過酸化を止める。MeHgの除去は、先天性免疫での抗ウイルスビペリン信号伝達の重要な復元を可能とし、腸脳微生物叢代謝物を復元する。ビペリンは、対応するアストロサイトおよび脳のグリア細胞内に神経学的に重要な除去を誘導し、防止する。PHAの存在下でのガムを噛むことは、新たなインターロイキン17の産生を維持し、nZVI存在下では一般に感染性ウイルス粒子の末梢神経系および関連する脳血管系への遊走をブロックするためにMeHgにより修飾されたアミノ酸(メチオニン分子)が唾液ベースのアミノ酸トランスポータにより膜バリアを通過することを防止する。神経学的および特にガムを噛む治療的(すなわち、処方されたように、または、毎日、特定の患者に要される期間)に達成された感染後の抗PASC状態は、神経活動抑制の復元された代謝物である:尿酸およびキサンツレン酸の低下およびロイシンおよびピログルタミン酸の回復である。
【0256】
表6:培地のみを受けたグループIと比較した、グループII~VIIIによる刺激を伴う培養後のビペリン信号伝達、T細胞(特にIL-17において)およびB細胞ならびにそれらに関連するサイトカインの回復の効果
【0257】
【表6】
図1.0】
図1.1】
図1.2】
図2.0】
図3.0】
【国際調査報告】