(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-05
(54)【発明の名称】肺の分析および報告システム
(51)【国際特許分類】
G16H 30/00 20180101AFI20240628BHJP
G06T 7/00 20170101ALI20240628BHJP
【FI】
G16H30/00
G06T7/00 612
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023577752
(86)(22)【出願日】2022-06-09
(85)【翻訳文提出日】2024-02-08
(86)【国際出願番号】 US2022072855
(87)【国際公開番号】W WO2022266587
(87)【国際公開日】2022-12-22
(32)【優先日】2021-06-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500498763
【氏名又は名称】ジャイラス エーシーエムアイ インク ディー/ビー/エー オリンパス サージカル テクノロジーズ アメリカ
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】シンディ・ウッドワード
(72)【発明者】
【氏名】グレッグ・リトル
【テーマコード(参考)】
5L096
5L099
【Fターム(参考)】
5L096BA06
5L096BA13
5L096DA02
5L096EA14
5L096FA69
5L099AA26
(57)【要約】
肺候補情報を医療専門家に提供するためのシステム、方法、および実行可能なプログラム。方法は、肺葉ボクセル、気道ボクセル、または肺裂ボクセルとして分類された三次元画像データを受信するステップを含む。肺裂ボクセルについて裂完全性スコアが生成される。分類された肺葉ボクセル、分類された気道ボクセル、および分類された肺裂ボクセルの第1の斜視透視図が、第1の視点に基づいて生成される。肺裂ボクセルの第1の斜視図は、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む。生成された図を含むレポートが生成される。レポートは、出力される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理デバイスと、
前記処理デバイスに、
肺裂を有する肺の少なくとも一部の三次元画像データを受信することであって、前記三次元画像データがボクセルを含む、ことと、
前記ボクセルを、肺葉ボクセル、気道ボクセル、または肺裂ボクセルのうちの少なくとも1つとして分類することと、
事前定義された放射線密度値しきい値または放射線密度値しきい値範囲のうちの少なくとも1つに基づいて、前記肺裂ボクセルの各々について裂完全性スコアを生成することと、
第1の視点に基づいて、前記分類された肺葉ボクセルの第1の斜視透視図を生成することと、
前記第1の視点に基づいて、前記分類された気道ボクセルの第1の斜視図を生成することと、
前記第1の視点に基づいて、前記肺裂のうちの第1のものに関連付けられた前記分類された肺裂ボクセルの第1の斜視図を生成することであって、前記肺裂ボクセルの前記第1の斜視図が、対応するボクセルについて生成された前記裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと、
前記生成された図を含むレポートを生成することと
を行わせるように構成されたコンピュータ可読命令を記憶するように構成されたメモリと、
前記処理デバイスと信号通信する出力デバイスであって、前記出力デバイスが前記レポートを出力するように構成された、出力デバイスと
を備えるシステム。
【請求項2】
前記メモリが、前記処理デバイスに、
前記肺裂のうちの前記第1のものに対応する前記肺裂ボクセルの各々について生成された前記裂完全性スコアに基づいて、前記肺裂のうちの前記第1のものについての裂完備性スコアを決定することと、
前記決定された裂完備性スコアを前記生成されたレポートに追加することと
を行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記メモリが、前記処理デバイスに、
第2の視点に基づいて、前記分類された肺葉ボクセルの第2の斜視透視図を生成することと、
前記第2の視点に基づいて、前記分類された気道ボクセルの第2の斜視図を生成することと、
前記第2の視点に基づいて、前記肺裂のうちの第2のものに関連付けられた前記分類された肺裂ボクセルの第2の斜視図を生成することであって、前記肺裂ボクセルの前記第2の斜視図が、前記対応するボクセルについて生成された前記裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと
を行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記メモリが、前記処理デバイスに、
前記肺裂のうちの前記第2のものに対応する前記肺裂ボクセルの各々について生成された前記裂完全性スコアに基づいて、前記肺裂のうちの前記第2のものについての第2の裂完備性スコアを決定することと、
前記決定された裂完備性スコアを前記生成されたレポートに追加することと
を行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記メモリが、前記処理デバイスに、
第3の視点に基づいて、前記分類された肺葉ボクセルの第3の斜視透視図を生成することと、
前記第3の視点に基づいて、前記分類された気道ボクセルの第3の斜視図を生成することと、
前記第3の視点に基づいて、前記肺裂のうちの第3のものに関連付けられた前記分類された肺裂ボクセルの第3の斜視図を生成することであって、前記肺裂ボクセルの前記第3の斜視図が、前記対応するボクセルについて生成された前記裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと
を行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、請求項3に記載のシステム。
【請求項6】
前記メモリが、前記処理デバイスに、
前記肺裂のうちの前記第3のものに対応する前記肺裂ボクセルの各々について生成された前記裂完全性スコアに基づいて、前記肺裂のうちの前記第3のものについての第3の裂完備性スコアを決定することと、
前記決定された裂完備性スコアを前記生成されたレポートに追加することと
を行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記メモリが、前記処理デバイスに、
前記3つの肺裂の各々について裂ラベルを生成することと、
前記裂ラベルを前記レポートに追加することと
を行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、請求項5に記載のシステム。
【請求項8】
前記メモリが、前記処理デバイスに、
前記レポート上に前記第1の図を配置することと、
前記レポート上に前記第2の図を配置することと、
前記レポート上に前記第3の図を配置することと
を行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、請求項5に記載のシステム。
【請求項9】
実行可能プログラムが記憶された非一時的なコンピュータ可読記録媒体であって、前記プログラムが、プロセッサに、
肺裂を有する肺の少なくとも一部の三次元画像データを受信することであって、前記三次元画像データがボクセルを含む、ことと、
前記ボクセルを、肺葉ボクセル、気道ボクセル、または肺裂ボクセルのうちの少なくとも1つとして分類することと、
事前定義された放射線密度値しきい値または放射線密度値しきい値範囲のうちの少なくとも1つに基づいて、前記肺裂ボクセルの各々について裂完全性スコアを生成することと、
第1の視点に基づいて、前記分類された肺葉ボクセルの第1の斜視透視図を生成することと、
前記第1の視点に基づいて、前記分類された気道ボクセルの第1の斜視図を生成することと、
前記第1の視点に基づいて、前記肺裂のうちの第1のものに関連付けられた前記分類された肺裂ボクセルの第1の斜視図を生成することであって、前記肺裂ボクセルの前記第1の斜視図が、前記対応するボクセルについて生成された前記裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと、
第2の視点に基づいて、前記分類された肺葉ボクセルの第2の斜視透視図を生成することと、
前記第2の視点に基づいて、前記分類された気道ボクセルの第2の斜視図を生成することと、
前記第2の視点に基づいて、前記肺裂のうちの第2のものに関連付けられた前記分類された肺裂ボクセルの第2の斜視図を生成することであって、前記肺裂ボクセルの前記第2の斜視図が、前記対応するボクセルについて生成された前記裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと、
第3の視点に基づいて、前記分類された肺葉ボクセルの第3の斜視透視図を生成することと、
前記第3の視点に基づいて、前記分類された気道ボクセルの第3の斜視図を生成することと、
前記第3の視点に基づいて、前記肺裂のうちの第3のものに関連付けられた前記分類された肺裂ボクセルの第3の斜視図を生成することであって、前記肺裂ボクセルの前記第3の斜視図が、前記対応するボクセルについて生成された前記裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと、
前記生成された図を含むレポートを生成することと、
前記レポートを出力することと
を行わせるように構成された、非一時的なコンピュータ可読記録媒体。
【請求項10】
前記プログラムが、前記プロセッサに、
前記肺裂のうちの前記第1のものに対応する前記肺裂ボクセルの各々について生成された前記裂完全性スコアに基づいて、前記肺裂のうちの前記第1のものについての裂完備性スコアを決定することと、
前記肺裂のうちの前記第2のものに対応する前記肺裂ボクセルの各々について生成された前記裂完全性スコアに基づいて、前記肺裂のうちの前記第2のものについての第2の裂完備性スコアを決定することと、
前記肺裂のうちの前記第3のものに対応する前記肺裂ボクセルの各々について生成された前記裂完全性スコアに基づいて、前記肺裂のうちの前記第3のものについての第3の裂完備性スコアを決定することと、
前記決定された裂完備性スコアを前記生成されたレポートに追加することと
を行わせるようにさらに構成された、請求項9に記載の非一時的なコンピュータ可読記録媒体。
【請求項11】
前記プログラムが、前記プロセッサに、
前記3つの肺裂の各々について裂ラベルを生成することと、
前記裂ラベルを前記レポートに追加することと
を行わせるようにさらに構成された、請求項9に記載の非一時的なコンピュータ可読記録媒体。
【請求項12】
前記プログラムが、前記プロセッサに、
前記レポート上に前記第1の図を配置することと、
前記レポート上に前記第2の図を配置することと、
前記レポート上に前記第3の図を配置することと
を行わせるようにさらに構成された、請求項9に記載の非一時的なコンピュータ可読記録媒体。
【請求項13】
肺裂を有する肺の少なくとも一部の三次元画像データを受信するステップであって、前記三次元画像データがボクセルを含む、ステップと、
前記ボクセルを、肺葉ボクセル、気道ボクセル、または肺裂ボクセルのうちの少なくとも1つとして分類するステップと、
事前定義された放射線密度値しきい値または放射線密度値しきい値範囲のうちの少なくとも1つに基づいて、前記肺裂ボクセルの各々について裂完全性スコアを生成するステップと、
第1の視点に基づいて、前記分類された肺葉ボクセルの第1の斜視透視図を生成するステップと、
前記第1の視点に基づいて、前記分類された気道ボクセルの第1の斜視図を生成するステップと、
前記第1の視点に基づいて、前記肺裂のうちの第1のものに関連付けられた前記分類された肺裂ボクセルの第1の裂斜視図を生成するステップであって、前記肺裂ボクセルの前記第1の斜視図が、対応するボクセルについて生成された前記裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ステップと、
前記生成された図を含むレポートを生成するステップと、
前記レポートを出力するステップと
を含む、方法。
【請求項14】
前記肺裂のうちの前記第1のものに対応する前記肺裂ボクセルの各々について生成された前記裂完全性スコアに基づいて、前記肺裂のうちの前記第1のものについての裂完備性スコアを決定するステップと、
前記決定された裂完備性スコアを前記生成されたレポートに追加するステップと
をさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
第2の視点に基づいて、前記分類された肺葉ボクセルの第2の斜視透視図を生成するステップと、
前記第2の視点に基づいて、前記分類された気道ボクセルの第2の斜視図を生成するステップと、
前記第2の視点に基づいて、前記肺裂のうちの第2のものに関連付けられた前記分類された肺裂ボクセルの第2の斜視図を生成するステップであって、前記肺裂ボクセルの前記第2の斜視図が、前記対応するボクセルについて生成された前記裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ステップと
をさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記肺裂のうちの前記第2のものに対応する前記肺裂ボクセルの各々について生成された前記裂完全性スコアに基づいて、前記肺裂のうちの前記第2のものについての第2の裂完備性スコアを決定するステップと、
前記決定された裂完備性スコアを前記生成されたレポートに追加するステップと
をさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
第3の視点に基づいて、前記分類された肺葉ボクセルの第3の斜視透視図を生成するステップと、
前記第3の視点に基づいて、前記分類された気道ボクセルの第3の斜視図を生成するステップと、
前記第3の視点に基づいて、前記肺裂のうちの第3のものに関連付けられた前記分類された肺裂ボクセルの第3の斜視図を生成するステップであって、前記肺裂ボクセルの前記第3の斜視図が、前記対応するボクセルについて生成された前記裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ステップと
をさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記肺裂のうちの前記第3のものに対応する前記肺裂ボクセルの各々について生成された前記裂完全性スコアに基づいて、前記肺裂のうちの前記第3のものについての第3の裂完備性スコアを決定するステップと、
前記決定された裂完備性スコアを前記生成されたレポートに追加するステップと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記3つの肺裂の各々について裂ラベルを生成するステップと、
前記裂ラベルを前記レポートに追加するステップと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記レポートを生成するステップが、
前記レポート上に前記第1の図を配置するステップと、
前記レポート上に前記第2の図を配置するステップと、
前記レポート上に前記第3の図を配置するステップと
を含む、請求項17に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている、2021年6月16日に出願した米国仮特許出願第63/259,906号の優先権の利益を主張するものである。
【背景技術】
【0002】
患者の高解像度コンピュータ断層撮影(HRCT)情報および定量的コンピュータ断層撮影(QCT)結果の分析は、患者の転帰を成功させるために重要である。気管支鏡ガイド下肺容量減少術(BLVR)処置の成功を確実にするために、医師が標的葉と潜在的な処置候補とを迅速かつ確信して識別することを可能にするために、肺気腫の重症度、裂の完全性、および不均質性の信頼性できる主要な測定値が必要である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】Strange C.、Herth, FJ、Kovitz, KL、McLennan, G、Ernst, A、Goldin Jら、Design of the Endobronchial Valve for Emphysema Palliation Trial(VENT): a nonsurgical method of lung volume reduction、BMC Pulm Med. 2007年6月3日、7:10
【非特許文献2】Brown, MS、Ochs, R、Abtin, F、Ordookhani, A、Brown, M、Kim, H、Shaw, G、Chong, D、Goldin, J. Automated Quantitative Assessment of Lung Fissure Integrity on CT. Proceedings of the First International Workshop on Pulmonary Image Analysis、米国ニューヨーク州、2008年、93~102頁
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、肺候補情報を医療専門家に提供するためのシステム、方法、および実行可能なプログラムを提供する。
【0005】
例示的な実施形態において、方法は、肺裂を有する肺の少なくとも一部の三次元画像データを受信するステップであって、三次元画像データがボクセルを含む、ステップと、ボクセルを、肺葉ボクセル、気道ボクセル、または肺裂ボクセルのうちの少なくとも1つとして分類するステップと、事前定義された放射線密度値しきい値または放射線密度値しきい値範囲のうちの少なくとも1つに基づいて、肺裂ボクセルの各々について裂完全性スコアを生成するステップと、第1の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第1の斜視透視図を生成するステップと、第1の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第1の斜視図を生成するステップと、第1の視点に基づいて、肺裂のうちの第1のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第1の裂斜視図を生成するステップであって、肺裂ボクセルの第1の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ステップと、生成された図を含むレポートを生成するステップと、レポートを出力するステップとを含む。
【0006】
別の例示的な実施形態において、システムは、処理デバイスと、メモリと、出力デバイスとを含む。メモリは、処理デバイスに、肺裂を有する肺の少なくとも一部の三次元画像データを受信することと、ボクセルを、肺葉ボクセル、気道ボクセル、または肺裂ボクセルのうちの少なくとも1つとして分類することと、事前定義された放射線密度値しきい値または放射線密度値しきい値範囲のうちの少なくとも1つに基づいて、肺裂ボクセルの各々について裂完全性スコアを生成することと、第1の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第1の斜視透視図を生成することと、第1の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第1の斜視図を生成することと、第1の視点に基づいて、肺裂のうちの第1のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第1の斜視図を生成することであって、肺裂ボクセルの第1の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと、生成された図を含むレポートを生成することとを行わせるように構成されたコンピュータ可読命令を記憶するように構成される。処理デバイスと信号通信する出力デバイス。出力デバイスは、レポートを出力するように構成される。
【0007】
別の例示的な実施形態において、実行可能プログラムが記憶された非一時的なコンピュータ可読記録媒体。プログラムは、プロセッサに、肺裂を有する肺の少なくとも一部の三次元画像データを受信することであって、三次元画像データがボクセルを含む、ことと、ボクセルを、肺葉ボクセル、気道ボクセル、または肺裂ボクセルのうちの少なくとも1つとして分類することと、事前定義された放射線密度値しきい値または放射線密度値しきい値範囲のうちの少なくとも1つに基づいて、肺裂ボクセルの各々について裂完全性スコアを生成することと、第1の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第1の斜視透視図を生成することと、第1の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第1の斜視図を生成することと、第1の視点に基づいて、肺裂のうちの第1のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第1の斜視図を生成することであって、肺裂ボクセルの第1の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと、第2の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第2の斜視透視図を生成することと、第2の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第2の斜視図を生成することと、第2の視点に基づいて、肺裂のうちの第2のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第2の斜視図を生成することであって、肺裂ボクセルの第2の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと、第3の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第3の斜視透視図を生成することと、第3の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第3の斜視図を生成することと、第3の視点に基づいて、肺裂のうちの第3のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第3の斜視図を生成することであって、肺裂ボクセルの第3の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと、生成された図を含むレポートを生成することと、レポートを出力することとを行わせるように構成される。
【0008】
さらなる特徴、利点、および適用性の領域は、本明細書で提供する説明から明らかになるであろう。明細書本文および具体例は、説明のみを目的とするものであり、本開示の範囲を限定することを意図していないことを理解すべきである。
【0009】
本明細書に記載の図面は、説明のみを目的とするものであり、本開示の範囲を何ら限定することを意図していない。図中の構成要素は、必ずしも縮尺通りではなく、本発明の原理を説明することに重点が置かれている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態に従って形成された例示的なシステムのブロック図である。
【
図2】少なくとも
図1のシステムによって実行される例示的なプロセスのフロー図である。
【
図3】
図2に示すプロセスに従って
図1のシステムによって生成されるレポートの画像である。
【
図4】
図1のシステムによって生成されたレポートの画像である。
【
図6】少なくとも
図1のシステムによって実行される例示的なプロセスのフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の説明は、本質的に単なる例示であり、本開示、用途、または使用を限定することを意図していない。以下の説明は、例示のみとして、限定としてではなく、係属中の気管支鏡ガイド下肺容量減少術(BLVR)処置に対する肺葉の候補を決定する際に使用するための包括的なレポートを分析および提供するためのデバイスおよび方法の様々な実施形態について説明する。
【0012】
一実施形態は、肺の態様を自動化し、表示し、相互作用させ、特徴付けるプロセスについて説明する。人間の肺が画像取得デバイスによって生体内で画像化されると、その画像は、正常な状態と病的状態とを描写するために、再構成および評価されることが可能である。疾患の様々なサブクラス、および疾患エンティティの様々な描写(表現型)のため、肺の小葉領域、およびそれらを隔てる裂の評価は、疾患を正確に特徴付け、BLVR治療に対する反応を予測するために重要である。
【0013】
本開示は、肺葉、裂の完備性、および肺気腫の程度に関する値の視覚化を、臨床的意思決定を可能にする自動化された方法において提供するシステムおよび方法を含む。
【0014】
左右の肺は、各々、本明細書では単に裂と呼ぶ葉間裂である深い裂け目によって、複数の葉に分割される。肺の外面は、葉を取り囲むように裂に入り込む臓側胸膜である内層を含む胸膜によって覆われる。したがって、裂は、肺の葉の間の接合部であり、葉が互いに当接する場所において、葉の最外表面と臓側胸膜とによって画定される。したがって、裂自体は、実際には、当接する葉間の境界面であるが、容積測定画像上で検出されることが可能で、裂であると解釈される葉境界面の非常に薄い層である。右肺は、斜裂および水平裂として知られる2つの裂によって分割される3つの葉(上葉、中葉、および下葉)を含む。左肺は、2つの葉(上葉および下葉)を含み、その間に1つの裂、斜裂がある。
【0015】
葉の縁、および葉を取り囲む胸膜は、裂を画定し、各葉の換気が隣接する葉の換気から分離するように、葉を分離する。それに加えて、胸膜は、通常、なめらかな表面を形成し、吸気中および呼気中に、当接する葉が互いに摺動することを可能にする。しかしながら、特定の病状において、胸膜は、肥厚するか、または癒着する場合がある。それに加えて、当接する葉は、互いに癒着する場合があり、通常は裂を画定する胸膜および肺の縁が失われる場合がある。裂は、完備性のレベルによって記述され、特定のレベルよりも下では、空気が葉の間を流れる可能性がある。本明細書で説明する様々な実施形態は、容積測定放射線画像を使用して裂の完備性を識別し、それらを2D画像において視覚的に提示する。
【0016】
図1は、例示的な肺視覚化システム10を示し、肺視覚化システム10は、コンピュータ内のプロセッサなどの処理デバイス40と、視覚ディスプレイ(モニタまたはスクリーン)または印刷デバイスなどの出力デバイス42とを含み得る。システム10は、システム10のメモリ44内に記憶されたソフトウェア(コンピュータ可読媒体)内に含まれ、処理デバイス40上で/処理デバイス40によって動作可能な命令も含み得る。ソフトウェアは、パブリックおよび/またはプライベートデータネットワーク30を介して処理デバイス40に接続される可能性があるデータ源20から容積測定画像データを含む患者データを受信し、肺を特徴付けるためにデータを分析し、画像データの分析から結果として生じる画像を生成するための命令を含む、処理デバイス40が本明細書で説明する様々なステップおよび方法を実行するための命令を含み得る。生成された画像は、データネットワーク30を介して顧客のコンピューティングデバイスに送信され得るか、または物理的な形態において出力され、顧客に送達され得る。
【0017】
実施形態の例は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアの組合せを使用して実装され得る。例えば、多くの場合、例によって提供される機能のうちのいくつかまたはすべては、プログラム可能なコンピュータプロセッサ上で実行されることが可能な実行可能ソフトウェア命令において実装され得る。同様に、本発明のいくつかの例は、そのような実行可能ソフトウェア命令が記憶されるコンピュータ可読記憶デバイスを含む。特定の例において、システムプロセッサ自体は、1つまたは複数のタスクを実行するための命令を含み得る。システム処理能力は、いかなる特定の構成にも限定されず、当業者は、本明細書で提供する教示がいくつかの異なる方法において実装され得ることを理解するであろう。
【0018】
図2は、例えば、システム10の一部としてソフトウェアを使用して実行され得る肺特徴付けおよび視覚化方法60のフローチャートを示す。ブロック64において、患者の容積測定放射線画像または画像データが、データ源20から処理デバイス40に送信される。容積測定放射線画像または画像データは、コンピュータ断層撮影(CT)スキャン、磁気共鳴画像法(MRI)スキャン、および/または陽電子放射断層撮影(PET)スキャンであり得、そこから、一連の二次元平面画像(本明細書では、二次元容積測定画像または二次元画像と呼ばれる)が複数の平面において生成されることが可能である。ブロック66において、肺、気道、および/または血管が、受信された画像データを使用してセグメント化される。容積測定画像または画像データから肺、気道、および血管のセグメント化を実行する方法は、様々な研究論文(例えば、Strange C.、Herth, FJ、Kovitz, KL、McLennan, G、Ernst, A、Goldin Jら、Design of the Endobronchial Valve for Emphysema Palliation Trial(VENT): a nonsurgical method of lung volume reduction、BMC Pulm Med. 2007年6月3日、7:10)に記載されている方法であり得る。肺、気道、および血管のセグメント化は、周囲の組織とは異なるものとしての肺組織、気道、および血管の識別と、標準的な肺の解剖学に従って個別に識別され得るより小さい個別の部分への肺、気道、および血管の分離とを結果として生じる。次いで、分離されたデータから肺葉の輪郭が描かれる。ブロック68において、各葉について、対象の葉の肺葉データにおける各ボクセルのハンスフィールド単位(すなわち、放射線密度(HU))値に基づいて、肺気腫スコアが生成される。一実施形態において、肺気腫スコアは、葉における肺気腫のパーセンテージとして特定される。パーセンテージは、葉ボクセルのどれくらいのパーセンテージがしきい値量(例えば、-920HU)未満またはハンスフィールド単位値の範囲内のハンスフィールド単位値を有するかを決定することによって計算される。ブロック70において、画像データの分析に基づいて、3つの裂の各々について、裂完備性値が生成される。裂完備性値を計算するための例示的な方法は、Brown, MS、Ochs, R、Abtin, F、Ordookhani, A、Brown, M、Kim, H、Shaw, G、Chong, D、Goldin, J. Automated Quantitative Assessment of Lung Fissure Integrity on CT. Proceedings of the First International Workshop on Pulmonary Image Analysis、米国ニューヨーク州、2008年、93~102頁に記載されている。ブロック72において、各葉について、標的葉の肺気腫スコアと標的葉に隣接する葉の肺気腫スコアとの間の差に基づいて、不均質性スコアが生成される。ブロック74において、少なくとも2つの葉のためのBLVR候補アイコンと、裂完備性指標と、肺気腫レベル視覚的識別子とを含む画像を含むレポートが生成される。ブロック76において、医療提供者は、生成されたレポートのレビューに基づいて、BLVR処置を実行し、すなわち、肺葉内に1つまたは複数の気管支間バルブ(IBV)を配置する。例示的なIBVは、Olympus(登録商標)によって製造されるIBVバルブシステムである。
【0019】
図3は、処理デバイス40(
図2のブロック74)によって生成された例示的なレポート80を示す。レポート80は、いくつかの異なるフォーマットのうちのいずれかにおいて生成され、レポートに対する要求を最初に行ったエンティティ(例えば、分析された画像データに関連する患者を治療することを担当する医療専門家)に任意の数の異なる方法で送達され得る。レポート80は、肺葉84の画像を含む肺表示領域82を含む。以前に計算された肺気腫スコアは、肺気腫スコアが事前定義されたスケール(肺表示領域82の左側の肺気腫スコアスケールを参照)内のどこに入るかに基づいて、特定のパターンまたは色のいずれかによって葉84の画像上にグラフィカルに表される。
【0020】
肺表示領域82内のそれらのそれぞれの葉間に、裂線86が示される。裂線86は、以前に計算された裂完備性スコアと裂完備性スケール(肺気腫スコアスケールの下に示された裂完備性スケールを参照)とに基づいて、特定の線パターンおよび/または色によって表される。
【0021】
BLVR候補アイコン90が、肺表示領域82内の関連する肺葉の隣に、または肺葉に重なって示される。この例において、アイコン90は、左上葉、右下葉、左上葉、および左下葉についてのみ示されている。しかしながら、計算されたスコアは、レポート80の下部の表においてすべての葉について示されている。BLVR候補アイコン90は、肺気腫、裂完備性、および不均質性について計算されたスコアを含む。アイコン90内の各スコアの背景色またはパターンは、スコアの各々に関する事前定義された包含基準(すなわち、しきい値)を満たすかまたは満たさないかを表す。アイコン90は、医療専門家が、どの葉がBLVR処置のよい候補であるかの決定を得ることを可能にするための視覚ツールを提供する。
図3の例において、左上葉は、3つのスコアすべてが関連する事前定義された基準(すなわち、しきい値)を満たす唯一の葉である。基準は、複数の臨床試験から得られた経験に基づいて決定された。
【0022】
さらに
図4を参照すると、肺レポート98が処理デバイス40によって生成される。肺レポート98は、いくつかの異なるフォーマットのうちのいずれかにおいて生成され、レポートに対する要求を最初に行ったエンティティ(例えば、分析された画像データに関連する患者を治療することを担当する医療専門家)に任意の数の異なる方法で送達され得る。肺レポート98は、肺レポート80(
図3)と肺裂表示領域100とを含む。
【0023】
さらに
図5を参照すると、肺裂表示領域100は、処理デバイス40によって生成された肺、気道、および裂情報の3つの二次元レンダリング102、104、および106を含む。第1の二次元レンダリング102は、透視左肺特徴114と、透視右肺特徴116と、肺気道特徴118と、右斜裂特徴120とを含む。第2の二次元レンダリング104は、透視左肺画像特徴132と、透視右肺特徴130と、肺気道特徴134と、右水平裂特徴140とを含む。第3の二次元レンダリング106は、透視左肺特徴144と、透視右肺特徴142と、肺気道特徴146と、左斜裂特徴148とを含む。
【0024】
処理デバイス40は、容積測定放射線画像からのボクセルを、肺葉タイプ、気道タイプ、または裂タイプとして分類する。二次元レンダリング102、104、および106の各々について、固有の視点が選択される。処理デバイス40は、固有の視点に基づいて、分類されたボクセルの二次元レンダリング102、104、および106を生成する。肺葉タイプおよび気道タイプとして分類されたボクセルの二次元レンダリングは、一度決定されるだけでよく、視点が同等である限り、二次元レンダリング102、104、および106の各々に対して再利用され得ることが、当業者によって理解されるであろう。
【0025】
裂特徴(右斜裂特徴120、右水平裂特徴140、および左斜裂特徴148)の各々に関するボクセルは、完備または不完備として識別される。裂の完備性または不完備性は、以前に計算された裂完備性スコアおよび/または裂完備性スケールに基づく。番号122、150、および156は、それぞれ、完備として識別された裂特徴120、140、および148の部分を指す。番号124、152、および154は、それぞれ、不完備として識別された裂特徴120、140、および148の部分を指す。
【0026】
肺裂表示領域100の二次元レンダリング102、104、および106の下に、裂ラベル160、162、および164がある。裂ラベル160、162、および164は、ラベルの上に位置するレンダリング内に含まれる裂を識別する。裂ラベル160、162、および164は、処理デバイス40によって決定される。裂ラベル160、162、および164の下に、それぞれの裂に関する完備性スコア166、168、および170がある。完備性スコア166、168、および170も、上記で説明したように処理デバイス40によって実行される。
【0027】
ここで
図6を参照すると、裂完全性情報を有する肺の二次元画像を生成するための例示的なプロセス180が実行され得る。ブロック182において、肺裂を有する肺の少なくとも一部の三次元画像データが処理デバイスによって受信される。ブロック184において、処理デバイスは、ボクセルを、肺葉ボクセル、気道ボクセル、または肺裂ボクセルのうちの少なくとも1つとして分類する。ブロック186において、処理デバイスは、事前定義された放射線密度値しきい値または放射値密度しきい値範囲に基づいて、肺裂ボクセルの各々について裂完全性スコアを生成する。ブロック188において、処理デバイスは、第1の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第1の斜視透視図を生成する。ブロック190において、処理デバイスは、第1の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第1の斜視図を生成する。ブロック192において、処理デバイスは、第1の視点に基づいて、第1の肺裂に関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第1の斜視図を生成する。ブロック194において、処理デバイスは、生成された図を含むレポートを出力する。
【0028】
ブロック188~194は、三次元画像データ内に含まれる他の裂に対して繰り返される。また、処理デバイスは、レポートにおいて表される裂の各々について裂ラベルと裂完全性スコアとを生成する。
【0029】
本発明の説明は、本質的に単なる例示であり、本発明の要旨から逸脱しない変形例は、本発明の範囲内であることが意図される。そのような変形例は、本発明の要旨および範囲から逸脱するものとみなされるべきではない。
【0030】
実施形態
A.肺裂を有する肺の少なくとも一部の三次元画像データを受信するステップであって、三次元画像データがボクセルを含む、ステップと、ボクセルを、肺葉ボクセル、気道ボクセル、または肺裂ボクセルのうちの少なくとも1つとして分類するステップと、事前定義された放射線密度値しきい値または放射線密度値しきい値範囲のうちの少なくとも1つに基づいて、肺裂ボクセルの各々について裂完全性スコアを生成するステップと、第1の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第1の斜視透視図を生成するステップと、第1の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第1の斜視図を生成するステップと、第1の視点に基づいて、肺裂のうちの第1のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第1の裂斜視図を生成するステップであって、肺裂ボクセルの第1の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ステップと、生成された図を含むレポートを生成するステップと、レポートを出力するステップとを含む方法。
【0031】
B.肺裂のうちの第1のものに対応する肺裂ボクセルの各々について生成された裂完全性スコアに基づいて、肺裂のうちの第1のものについての裂完備性スコアを決定するステップと、決定された裂完備性スコアを生成されたレポートに追加するステップとをさらに含むAの方法。
【0032】
C.第2の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第2の斜視透視図を生成するステップと、第2の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第2の斜視図を生成するステップと、第2の視点に基づいて、肺裂のうちの第2のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第2の斜視図を生成するステップであって、肺裂ボクセルの第2の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ステップとをさらに含むAの方法。
【0033】
D.肺裂のうちの第2のものに対応する肺裂ボクセルの各々について生成された裂完全性スコアに基づいて、肺裂のうちの第2のものについての第2の裂完備性スコアを決定するステップと、決定された裂完備性スコアを生成されたレポートに追加するステップとをさらに含むCの方法。
【0034】
E.第3の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第3の斜視透視図を生成するステップと、第3の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第3の斜視図を生成するステップと、第3の視点に基づいて、肺裂のうちの第3のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第3の斜視図を生成するステップであって、肺裂ボクセルの第3の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ステップとをさらに含むCの方法。
【0035】
F.肺裂のうちの第3のものに対応する肺裂ボクセルの各々について生成された裂完全性スコアに基づいて、肺裂のうちの第3のものについての第3の裂完備性スコアを決定するステップと、決定された裂完備性スコアを生成されたレポートに追加するステップとをさらに含むEの方法。
【0036】
G.3つの肺裂の各々について裂ラベルを生成するステップと、裂ラベルをレポートに追加するステップとをさらに含むEの方法。
【0037】
H.レポートを生成するステップが、レポート上に第1の図を配置するステップと、レポート上に第2の図を配置するステップと、レポート上に第3の図を配置するステップとを含む、Eの方法。
【0038】
I.処理デバイスと、処理デバイスに、肺裂を有する肺の少なくとも一部の三次元画像データを受信することであって、三次元画像データがボクセルを含む、ことと、ボクセルを、肺葉ボクセル、気道ボクセル、または肺裂ボクセルのうちの少なくとも1つとして分類することと、事前定義された放射線密度値しきい値または放射線密度値しきい値範囲のうちの少なくとも1つに基づいて、肺裂ボクセルの各々について裂完全性スコアを生成することと、第1の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第1の斜視透視図を生成することと、第1の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第1の斜視図を生成することと、第1の視点に基づいて、肺裂のうちの第1のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第1の斜視図を生成することであって、肺裂ボクセルの第1の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと、生成された図を含むレポートを生成することとを行わせるように構成されたコンピュータ可読命令を記憶するように構成されたメモリと、処理デバイスと信号通信する出力デバイスであって、出力デバイスがレポートを出力するように構成された、出力デバイスとを備えるシステム。
【0039】
J.メモリが、処理デバイスに、肺裂のうちの第1のものに対応する肺裂ボクセルの各々について生成された裂完全性スコアに基づいて、肺裂のうちの第1のものについての裂完備性スコアを決定することと、決定された裂完備性スコアを生成されたレポートに追加することとを行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、Iのシステム。
【0040】
K.メモリが、処理デバイスに、第2の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第2の斜視透視図を生成することと、第2の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第2の斜視図を生成することと、第2の視点に基づいて、肺裂のうちの第2のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第2の斜視図を生成することであって、肺裂ボクセルの第2の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、こととを行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、Iのシステム。
【0041】
L.メモリが、処理デバイスに、肺裂のうちの第2のものに対応する肺裂ボクセルの各々について生成された裂完全性スコアに基づいて、肺裂のうちの第2のものについての第2の裂完備性スコアを決定することと、決定された裂完備性スコアを生成されたレポートに追加することとを行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、Kのシステム。
【0042】
M.メモリが、処理デバイスに、第3の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第3の斜視透視図を生成することと、第3の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第3の斜視図を生成することと、第3の視点に基づいて、肺裂のうちの第3のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第3の斜視図を生成することであって、肺裂ボクセルの第3の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、こととを行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、Kのシステム。
【0043】
N.メモリが、処理デバイスに、肺裂のうちの第3のものに対応する肺裂ボクセルの各々について生成された裂完全性スコアに基づいて、肺裂のうちの第3のものについての第3の裂完備性スコアを決定することと、決定された裂完備性スコアを生成されたレポートに追加することとを行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、Mのシステム。
【0044】
O.メモリが、処理デバイスに、3つの肺裂の各々について裂ラベルを生成することと、裂ラベルをレポートに追加することとを行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、Mのシステム。
【0045】
P.メモリが、処理デバイスに、レポート上に第1の図を配置することと、レポート上に第2の図を配置することと、レポート上に第3の図を配置することとを行わせるように構成されたコンピュータ実行可能命令を記憶するようにさらに構成された、Mのシステム。
【0046】
Q.実行可能プログラムが記憶された非一時的なコンピュータ可読記録媒体であって、プログラムが、プロセッサに、肺裂を有する肺の少なくとも一部の三次元画像データを受信することであって、三次元画像データがボクセルを含む、ことと、ボクセルを、肺葉ボクセル、気道ボクセル、または肺裂ボクセルのうちの少なくとも1つとして分類することと、事前定義された放射線密度値しきい値または放射線密度値しきい値範囲のうちの少なくとも1つに基づいて、肺裂ボクセルの各々について裂完全性スコアを生成することと、第1の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第1の斜視透視図を生成することと、第1の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第1の斜視図を生成することと、第1の視点に基づいて、肺裂のうちの第1のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第1の斜視図を生成することであって、肺裂ボクセルの第1の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと、第2の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第2の斜視透視図を生成することと、第2の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第2の斜視図を生成することと、第2の視点に基づいて、肺裂のうちの第2のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第2の斜視図を生成することであって、肺裂ボクセルの第2の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと、第3の視点に基づいて、分類された肺葉ボクセルの第3の斜視透視図を生成することと、第3の視点に基づいて、分類された気道ボクセルの第3の斜視図を生成することと、第3の視点に基づいて、肺裂のうちの第3のものに関連付けられた分類された肺裂ボクセルの第3の斜視図を生成することであって、肺裂ボクセルの第3の斜視図が、対応するボクセルについて生成された裂完全性スコアに基づく裂完全性の視覚的表現を含む、ことと、生成された図を含むレポートを生成することと、レポートを出力することとを行わせるように構成された、非一時的なコンピュータ可読記録媒体。
【0047】
R.プログラムが、プロセッサに、肺裂のうちの第1のものに対応する肺裂ボクセルの各々について生成された裂完全性スコアに基づいて、肺裂のうちの第1のものについての裂完備性スコアを決定することと、肺裂のうちの第2のものに対応する肺裂ボクセルの各々について生成された裂完全性スコアに基づいて、肺裂のうちの第2のものについての第2の裂完備性スコアを決定することと、肺裂のうちの第3のものに対応する肺裂ボクセルの各々について生成された裂完全性スコアに基づいて、肺裂のうちの第3のものについての第3の裂完備性スコアを決定することと、決定された裂完備性スコアを生成されたレポートに追加することとを行わせるようにさらに構成された、Qの非一時的なコンピュータ可読記録媒体。
【0048】
S.プログラムが、プロセッサに、3つの肺裂の各々について裂ラベルを生成することと、裂ラベルをレポートに追加することとを行わせるようにさらに構成された、Qの非一時的なコンピュータ可読記録媒体。
【0049】
T.プログラムが、プロセッサに、レポート上に第1の図を配置することと、レポート上に第2の図を配置することと、レポート上に第3の図を配置することとを行わせるようにさらに構成された、Qの非一時的なコンピュータ可読記録媒体。
【0050】
前述の/以下の開示において使用されるコントローラ/処理デバイスという用語は、特定の方法において配置された1つもしくは複数の構成要素の集合、または1つもしくは複数の特定の時点において特定の方法において動作するように構成され得、および/もしくは1つもしくは複数のさらなる時点において1つもしくは複数のさらなる方法において動作するようにも構成され得る1つもしくは複数の汎用構成要素の集合を指し得る。例えば、同じハードウェア、またはハードウェアの同じ部分は、(例えば、第1の時間において)第1のタイプのコントローラとして、(例えば、場合によっては、第1の時間と同時であり得る、第1の時間に重複し得る、または第1の時間に続き得る第2の時間において)第2のタイプのコントローラとして、および/または(例えば、場合によっては、第1の時間および/もしくは第2の時間と同時であり得る、第1の時間および/もしくは第2の時間に重複し得る、または第1の時間および/もしくは第2の時間に続き得る第3の時間において)第3のタイプのコントローラとして、など、順次/並列時間において構成/再構成され得る。再構成可能および/または制御可能な構成要素(例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイなど)は、第1の目的を有する第1のコントローラとして構成され、次いで、第2の目的を有する第2のコントローラとして構成され、次いで、第3の目的を有する第3のコントローラとして構成され、などのように構成されることが可能である。再構成可能および/または制御可能な構成要素の移行は、わずか数ナノ秒で生じてもよく、または数分、数時間、もしくは数日の期間で生じてもよい。
【0051】
いくつかのそのような例において、処理デバイスが第2の目的を実行するように構成された時点において、コントローラは、再構成されるまで、その第1の目的を実行することがもはやできない場合がある。処理デバイスは、わずか数ナノ秒において、異なる構成要素/モジュールとしての構成間で切り替わり得る。処理デバイスは、オンザフライで再構成し得、例えば、第1の処理デバイスから第2の処理デバイスへの処理デバイスの再構成は、第1の処理デバイスが必要になった途端に発生し得る。処理デバイスは、段階的に再構成し得、例えば、第1の処理デバイスのもはや必要とされない部分は、第1の処理デバイスがその動作を終了する前であっても、第2の処理デバイスに再構成し得る。そのような再構成は、自動的に発生し得、またはそのソースが別の構成要素、命令、信号、条件、外部刺激などであるかどうかにかかわらず、外部ソースによる促しを通じて発生し得る。
【0052】
例えば、処理デバイスの中央処理装置などは、その命令に従ってその論理ゲートを構成することによって、様々な時点において、画面上にグラフィックスを表示するための構成要素/モジュール、記憶媒体にデータを書き込むための構成要素/モジュール、ユーザ入力を受け取るための構成要素/モジュール、および2つの大きい素数を乗算するための構成要素/モジュールとして動作し得る。そのような再構成は、肉眼では見えない場合があり、いくつかの実施形態において、構成要素の様々な部分、例えば、スイッチ、論理ゲート、入力、および/または出力のアクティブ化、非アクティブ化、および/または再ルーティングを含み得る。したがって、前述/以下の開示において見られる例において、例が複数の構成要素/モジュールを含むまたは列挙している場合、例は、同じハードウェアが列挙された構成要素/モジュールのうちの2つ以上を同時にまたは離散時間もしくはタイミングのいずれかで実装し得る可能性を含む。複数の構成要素/モジュールの実装は、より多くの構成要素/モジュール、より少ない構成要素/モジュール、または構成要素/モジュールの数と同じ数の構成要素/モジュールを使用するかにかかわらず、単なる実装上の選択であり、一般に、構成要素/モジュール自体の動作には影響しない。したがって、本開示における複数の個別の構成要素/モジュールのいかなる記載も、限定はしないが、複数の構成要素/モジュールの機能を実行するために時間の経過とともにそれ自体を再構成する単一の構成要素/モジュール、および/または同様に再構成する複数の構成要素/モジュール、および/または特殊目的の再構成可能な構成要素/モジュールを含む、任意の数の基礎となる構成要素/モジュールとしてのそれらの構成要素/モジュールの実装を含むことが理解されるべきである。
【0053】
場合によっては、1つまたは複数の構成要素は、本明細書では、「するように構成された」、「によって構成された」、「するように構成可能」、「するように動作可能/動作する」、「適応された/適応可能」、「することが可能」、「するように適合可能/適合された」などと呼ばれる場合がある。当業者は、そのような用語(例えば、「するように構成された」)が、文脈上他に要求されない限り、一般に、アクティブ状態の構成要素および/または非アクティブ状態の構成要素および/またはスタンバイ状態の構成要素を包含することを認識するであろう。
【0054】
本明細書に記載の本主題の特定の態様について図示し説明してきたが、本明細書における教示に基づいて、本明細書に記載の主題およびそのより広い態様から逸脱することなく、変更および修正が行われ得ることは当業者には明らかであり、したがって、添付の特許請求の範囲は、本明細書に記載の主題の真の要旨および範囲内にあるすべてのそのような変更および修正をその範囲内に包含するものである。一般に、本明細書、特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本文)において使用される用語は、一般に、「オープン」用語として意図される(例えば、「含む」という用語は、「限定はしないが、含む」と解釈されるべきであり、「有する」という用語は、「少なくとも有する」と解釈されるべきであり、「含む」という用語は、「限定はしないが、含む」と解釈されるべきである、など)ことが当業者によって理解されるであろう。導入された特許請求の範囲の記載のうちの特定の数が意図される場合、そのような意図は、請求項において明示的に記載され、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが当業者によってさらに理解されるであろう。例えば、理解への手助けとして、以下の添付の特許請求の範囲は、請求項の記載の導入するために、「少なくとも1つ」または「1つまたは複数」という導入句の使用を含む場合がある。しかしながら、そのような句の使用は、「a」または「an」という不定冠詞による請求項の記載の導入が、そのような導入された請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、同じ請求項が「1つまたは複数の」または「少なくとも1つ」という導入句と「a」または「an」のような不定冠詞とを含む場合であっても、そのような記載を1つのみ含む請求項に限定することを意味すると解釈されるべきではなく(例えば、「a」および/または「an」は、典型的には、「少なくとも1つ」または「1つまたは複数」を意味すると解釈されるべきである)、請求項の記載を導入するために使用される定冠詞の使用についても同じことが当てはまる。それに加えて、導入された請求項の記載のうちの特定の数が明示的に記載されている場合であっても、当業者は、そのような記載が、典型的には、少なくとも記載された数を意味すると解釈されるべきであることを認識するであろう(例えば、他の修飾語を伴わない「2つの記載」の最低限の記載は、典型的には、少なくとも2つの記載、または2つ以上の記載を意味する)。さらに、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つなど」に類似する慣習が使用されるそれらの例において、一般に、そのような構成は、当業者が慣習を理解する意味において意図される(例えば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定はしないが、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを一緒に、AおよびCを一緒に、BおよびCを一緒に、ならびに/またはA、B、およびCを一緒になどを有するシステムを含む)。典型的には、明細書本文、特許請求の範囲、および図面のいずれにおいても、2つ以上の代替用語を提示する離接語および/または離接句が、文脈が別段に指示しない限り、用語のうちの1つ、用語のうちのいずれか、または両方の用語を含む可能性を考慮すると理解されるべきであることが、当業者によってさらに理解されるであろう。例えば、「AまたはB」という句は、典型的には、「A」または「B」または「AおよびB」の可能性を含むと理解されるであろう。
【0055】
前述の詳細な説明は、ブロック図、フローチャート、および/または例によって、デバイスおよび/またはプロセスの様々な実施形態を明らかにした。そのようなブロック図、フローチャート、および/または例が1つまたは複数の機能および/または動作を含む限り、そのようなブロック図、フローチャート、または例内の各機能および/または動作が、広い範囲のハードウェア、ソフトウェア(例えば、ハードウェア仕様として機能する高水準コンピュータプログラム)、ファームウェア、または実質的に任意のものによって、35U.S.C.101の下で特許可能な主題に個別におよび/または集合的に実装され得ることが、当業者によって理解されるであろう。一実施形態において、本明細書に記載の主題のいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、または他の集積されたフォーマットを介して実装され得る。しかしながら、当業者は、本明細書で開示する実施形態のいくつかの態様が、全体的または部分的に、1つもしくは複数のコンピュータ上で実行される1つもしくは複数のコンピュータプログラムとして(例えば、1つまたは複数のコンピュータシステム上で実行される1つまたは複数のプログラムとして)、1つもしくは複数のプロセッサ上で実行される1つもしくは複数のプログラムとして(例えば、1つまたは複数のマイクロプロセッサ上で実行される1つまたは複数のプログラムとして)、ファームウェアとして、またはそれらの実質的に任意の組合せとして、35U.S.C.101の下で特許可能な主題に限定して、集積回路において等価に実装されることが可能であることと、回路を設計することならびに/またはソフトウェア(ハードウェア仕様として機能する高水準コンピュータプログラム)およびもしくはファームウェアのためのコードを書き込むことが本開示に照らして当業者の技術の範囲内であることとを認識するであろう。それに加えて、当業者は、本明細書に記載の主題のメカニズムが、様々な形態におけるプログラム製品として配布されることが可能であることと、本明細書に記載の主題の例示的な実施形態が、実際に配布を行うために使用される特定のタイプの信号保持媒体に関係なく適用されることとを理解するであろう。信号保持媒体の例は、限定はしないが、以下の、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能タイプの媒体、ならびにデジタルおよび/またはアナログ通信媒体(例えば、光ファイバケーブル、導波路、有線通信リンク、ワイヤレス通信リンク(例えば、送信機、受信機、送信ロジック、受信ロジックなど)など)などの伝送タイプの媒体を含む。
【0056】
添付の特許請求の範囲に関して、当業者は、そこに記載された動作が、一般に任意の順序で実行され得ることを理解するであろう。また、様々な動作フローが順番に提示されているが、様々な動作が、図示された順序以外の順序において実行され得、または同時に実行され得ることが理解されるべきである。そのような代替順序の例は、文脈が別段に指示しない限り、重複する順序、インターリーブされた順序、中断された順序、並べ替えられた順序、増分する順序、予備的順序、補足的順序、同時順序、逆順序、または他の変形順序を含み得る。さらに、「~に応答して」、「~に関連する」、または他の過去時制形容詞のような用語は、一般に、文脈が別段に指示しない限り、そのような変形を除外することを意図しない。
【0057】
開示する主題について、例示的な実施形態に関して説明してきたが、当業者には、特許請求の範囲内に記載された特許請求された主題の範囲から逸脱することなく、それらに様々な修正が加えられることが可能であることが理解されるであろう。
【符号の説明】
【0058】
10 肺視覚化システム
20 データ源
30 パブリックおよび/またはプライベートデータネットワーク、データネットワーク
40 処理デバイス
42 出力デバイス
44 メモリ
80 レポート、肺レポート
82 肺表示領域
84 肺葉、葉
86 裂線
90 BLVR候補アイコン、アイコン
98 肺レポート
100 肺裂表示領域
102 二次元レンダリング、第1の二次元レンダリング
104 二次元レンダリング、第2の二次元レンダリング
106 二次元レンダリング、第3の二次元レンダリング
114 透視左肺特徴
116 透視右肺特徴
118 肺気道特徴
120 右斜裂特徴
122 番号
124 番号
130 透視右肺特徴
132 透視左肺画像特徴
134 肺気道特徴
140 右水平裂特徴
142 透視右肺特徴
144 透視左肺特徴
146 肺気道特徴
148 左斜裂特徴
150 番号
152 番号
154 番号
156 番号
160 裂ラベル
162 裂ラベル
164 裂ラベル
166 完備性スコア
168 完備性スコア
170 完備性スコア
【国際調査報告】