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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-05
(54)【発明の名称】駆動装置及び制御弁
(51)【国際特許分類】
   F16H 57/023 20120101AFI20240628BHJP
   F16K 31/04 20060101ALI20240628BHJP
   F16K 11/22 20060101ALI20240628BHJP
   F16H 57/031 20120101ALI20240628BHJP
【FI】
F16H57/023
F16K31/04 A
F16K11/22 Z
F16H57/031
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023578937
(86)(22)【出願日】2022-06-23
(85)【翻訳文提出日】2023-12-21
(86)【国際出願番号】 CN2022100712
(87)【国際公開番号】W WO2022268156
(87)【国際公開日】2022-12-29
(31)【優先権主張番号】202110712876.9
(32)【優先日】2021-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511102675
【氏名又は名称】浙江三花汽車零部件有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002343
【氏名又は名称】弁理士法人 東和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン、 リーシン
(72)【発明者】
【氏名】ルー、 ヨンピン
(72)【発明者】
【氏名】チュ、 ハイジン
(72)【発明者】
【氏名】リン、 ロン
【テーマコード(参考)】
3H062
3H067
3J063
【Fターム(参考)】
3H062AA07
3H062AA14
3H062BB30
3H062CC01
3H062DD01
3H062EE07
3H062FF38
3H067AA12
3H067AA33
3H067BB08
3H067BB14
3H067CC32
3H067DD03
3H067DD13
3H067DD32
3H067DD45
3H067EA06
3H067EA14
3H067EC07
3H067FF11
3J063AA40
3J063AB02
3J063AC01
3J063BA01
3J063BB41
3J063CA01
3J063CD45
(57)【要約】
駆動装置及び制御弁であって、駆動装置(100)は、第1駆動ユニット(20)及び第2駆動ユニット(30)を含み、第1駆動ユニット(20)は、第1モータ(21)を含み、第2駆動ユニット(30)は、第2モータ(31)を含み、第1モータ(21)は、第1本体(211)及び第1給電端子(212)を含み、第2モータ(31)は、第2本体(311)及び第2給電端子(312)を含み、複数本のリード線セグメント(401)は、第1給電端子(212)、第2給電端子(312)に対応して電気接続され、各本のリード線セグメント(401)は、配線セグメント(402)を含み、駆動装置(100)の高さ方向に沿って底壁部(11)に投影すると、少なくとも一部の配線セグメント(402)の正投影は、本体の正投影と少なくとも部分的に重複し、2つの本体の間の隙間の幅は、2本の配線セグメント(402)の間の最大幅より小さい。
当該駆動装置(100)は、小さなサイズを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング及び駆動ユニットを含む駆動装置であって、
前記駆動ユニットは、第1駆動ユニット及び第2駆動ユニットを含み、前記駆動装置は、収容室を有し、前記ハウジングは、底壁部を含み、前記底壁部は、前記収容室の壁部、又は少なくとも壁部の一部であり、前記第1駆動ユニットの少なくとも一部及び前記第2駆動ユニットの少なくとも一部は、前記収容室内に位置し、前記第1駆動ユニットと前記第2駆動ユニットとの間は、隙間を有するとともに、前記駆動装置の長さ方向に沿って配列され、
前記第1駆動ユニットは、第1モータを含み、前記第1モータは、第1本体及び前記第1本体の第1端に位置する第1給電端子を含み、前記第2駆動ユニットは、第2モータを含み、前記第2モータは、第2本体及び前記第2本体の第1端に位置する第2給電端子を含み、
前記駆動装置は、複数本のリード線セグメントをさらに含み、複数本の前記リード線セグメントは、前記第1給電端子及び前記第2給電端子に対応して電気接続され、各本の前記リード線セグメントは、配線セグメントを含み、少なくとも一部の前記配線セグメントの延在方向は、前記駆動装置の長さ方向と交差し、
複数本の前記リード線セグメントにおいて、前記駆動装置の高さ方向に沿って前記底壁部に投影すると、少なくとも一部の前記配線セグメントの正投影は、前記第1本体の正投影及び/又は前記第2本体の正投影と少なくとも部分的に重複することを特徴とする駆動装置。
【請求項2】
前記第1本体の第1端と前記第2本体の第1端とは、隣接するように配置され、
前記駆動装置の長さ方向に沿って、前記第1本体と前記第2本体との間の隙間の幅は、2本の前記配線セグメントの間の最大幅より小さいことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記駆動装置は、制御部材をさらに含み、前記制御部材と前記駆動ユニットとは、間隔を空けて配置されるとともに、前記駆動装置の幅方向に沿って配列されており、各本の前記リード線セグメントは、何れも前記制御部材に電気接続され、
前記第1モータの第1給電端子は、第1端子及び第2端子を含み、前記第2モータの第2給電端子は、第3端子及び第4端子を含み、前記駆動装置の幅方向に沿って、前記第1端子は、前記第2端子と前記制御部材との間に位置し、前記第3端子は、前記第4端子と前記制御部材との間に位置し、
前記駆動装置のリード線セグメントは、第1端子に電気接続される第1リード線セグメント、前記第2端子に電気接続される第2リード線セグメント、前記第3端子に電気接続される第3リード線セグメント、及び、前記第4端子に電気接続される第4リード線セグメントを含み、
前記駆動装置の高さ方向に沿って前記底壁部に投影すると、前記第1リード線セグメントの配線セグメントの正投影は、前記第1本体の正投影と少なくとも部分的に重複し、第3リード線セグメントの配線セグメントの正投影は、前記第2本体の正投影と少なくとも部分的に重複し、前記第2リード線セグメントの配線セグメントの正投影及び前記第4リード線セグメントの配線セグメントの正投影は、前記第1本体の正投影と前記第2本体の正投影との隙間内に位置することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記第1リード線セグメントの配線セグメント及び前記第3リード線セグメントの配線セグメントは、前記底壁部に埋設され、
前記第2リード線セグメントの配線セグメント及び前記第4リード線セグメントの配線セグメントは、前記底壁部に埋設され、又は、前記底壁部から突出して前記収容室内に位置することを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記駆動装置の長さ方向に沿って、前記第1リード線セグメントの配線セグメント、前記第2リード線セグメントの配線セグメント、前記第4リード線セグメントの配線セグメント、及び、前記第3リード線セグメントの配線セグメントは、順に配列され、隣接する2本の配線セグメントの間のピッチは、2.6ミリ以上であることを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記駆動装置の高さ方向に沿って前記底壁部に投影すると、前記第1駆動ユニットの正投影と前記第2駆動ユニットの正投影とは、前記駆動装置の幅方向に沿って延在する対称軸に関して対称的に配置され、
前記第1モータは、前記第1本体の第2端に位置する第1出力軸をさらに含み、前記第2モータは、前記第2本体の第2端に位置する第2出力軸をさらに含み、前記第1駆動ユニットは、第1伝動歯車群をさらに含み、前記第1伝動歯車群は、前記第1出力軸に伝動接続され、前記第2駆動ユニットは、第2伝動歯車群をさらに含み、前記第2伝動歯車群は、前記第2出力軸に伝動接続され、
前記駆動装置の高さ方向に沿って前記底壁部に投影すると、前記制御部材の正投影は、前記第1伝動歯車群の正投影及び前記第2伝動歯車群の正投影とそれぞれ少なくとも部分的に重複することを特徴とする請求項3~請求項5の何れか1項に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記第1伝動歯車群は、第1出力歯車、及び前記第1出力歯車に対して同軸に配置される第1軸を含み、
前記第1軸は、前記第1出力歯車の前記底壁部から離れる側に位置し、
前記第2伝動歯車群は、第2出力歯車及び前記第2出力歯車に対して同軸に配置される第2軸を含み、
前記第2軸は、前記第2出力歯車の前記底壁部から離れる側に位置し、
前記第1出力歯車及び前記第2出力歯車は、前記制御部材と前記底壁部との間に位置し、
前記第1軸及び前記第2軸は、何れも前記制御部材を通って前記制御部材に対して位置制限されるように配置されることを特徴とする請求項6に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記制御部材は、制御板、及び、前記制御板に固定されて接続される第1電位差計、第2電位差計を含み、
前記第1電位差計及び前記第2電位差計は、前記制御板の、前記底壁部から離れる側に位置し、
前記第1軸は、前記制御板を通って、前記第1電位差計の位置制限孔内に内嵌され、
前記第2軸は、前記制御板を通って、前記第2電位差計の位置制限孔内に内嵌されることを特徴とする請求項7に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記第1伝動歯車群は、第1入力歯車及び第1中間歯車を含み、
前記第1入力歯車は、前記第1出力軸に伝動接続され、
前記第1出力歯車は、前記第1中間歯車によって前記第1入力歯車に伝動接続され、
前記第1入力歯車と前記第1中間歯車との間の中心距離は、13.5ミリであり、
前記第1出力歯車と前記第1中間歯車との間の中心距離は、17.5ミリであることを特徴とする請求項7に記載の駆動装置。
【請求項10】
前記第2伝動歯車群は、第2入力歯車及び第2中間歯車を含み、
前記第2入力歯車は、前記第2出力軸に伝動接続され、
前記第2出力歯車は、前記第2中間歯車によって前記第2入力歯車に伝動接続され、
前記第2入力歯車と前記第2中間歯車との間の中心距離は、13.5ミリであり、
前記第2出力歯車と前記第2中間歯車との間の中心距離は、17.5ミリであることを特徴とする請求項9に記載の駆動装置。
【請求項11】
前記第1出力歯車と前記第2出力歯車との間の中心距離は、66ミリ以下であることを特徴とする請求項10に記載の駆動装置。
【請求項12】
前記ハウジングは、前記底壁部から突出する側壁部を含み、
前記側壁部は、前記収容室の周壁又は少なくとも周壁の一部であり、
前記駆動装置の長さ方向の両端に沿って、前記側壁部の前記底壁部での正投影の本体は、円弧状であることを特徴とする請求項1~請求項5、請求項7~請求項11の何れか1項に記載の駆動装置。
【請求項13】
制御弁であって、請求項1~請求項12の何れか1項に記載の駆動装置、弁ボディ、第1弁体及び第2弁体を含み、
前記弁ボディは、連通している第1チャンバと第2チャンバとを含み、
前記第1弁体の少なくとも一部は、前記第1チャンバに位置し、
前記第2弁体の少なくとも一部は、前記第2チャンバに位置し、
前記第1弁体は、前記第1駆動ユニットに伝動接続され、
前記第2弁体は、前記第2駆動ユニットに伝動接続されることを特徴とする制御弁。
【請求項14】
前記第1モータは、第1出力軸を含み、
前記第1駆動ユニットは、前記第1出力軸に伝動接続される第1伝動歯車群を含み
、前記第1伝動歯車群は、第1出力歯車を含み、
前記第2モータは、第2出力軸を含み、
前記第2駆動ユニットは、前記第2出力軸に伝動接続される第2伝動歯車群をさらに含み、
前記第2伝動歯車群は、第2出力歯車を含み、
前記制御弁は、第1伝動軸及び第2伝動軸を含み、
前記第1弁体は、前記第1伝動軸によって前記第1出力歯車に伝動接続され、
前記第1弁体、前記第1伝動軸及び前記第1出力歯車は、何れも同軸に配置され、
前記第2弁体、前記第2伝動軸及び前記第2出力歯車は、何れも同軸に配置されることを特徴とする請求項13に記載の制御弁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年06月25日にて中国特許庁に提出され、出願番号が、202110712876.9であり、発明名称が、「駆動装置及び制御弁」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は、本出願に援用されている。
【0002】
本発明は、流体制御の分野に関して、具体的に、駆動装置及び制御弁に関している。
【背景技術】
【0003】
一般的に、制御弁の弁体は、駆動装置の駆動によって回動し、制御弁の、複数の流路の流体に対する制御を実現し、駆動装置の配置が不合理であると、駆動装置の構造が大きくなり、占有空間が多くなり、制御弁の小型化には不利である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、駆動装置に小さなサイズを具備させ、駆動装置の占有空間を小さくして、制御弁の小型化を実現するための、駆動装置及び制御弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例は、駆動装置を提供し、ハウジング及び駆動ユニットを含み、前記駆動ユニットは、第1駆動ユニット及び第2駆動ユニットを含み、前記駆動装置は、収容室を有し、前記ハウジングは、底壁部を含み、前記底壁部は、前記収容室の壁部、又は、少なくとも壁部の一部であり、前記第1駆動ユニットの少なくとも一部及び前記第2駆動ユニットの少なくとも一部は、前記収容室内に位置し、前記第1駆動ユニットと前記第2駆動ユニットとの間は、隙間を有するとともに、前記駆動装置の長さ方向に沿って配列され、
前記第1駆動ユニットは、第1モータを含み、前記第1モータは、第1本体及び前記第1本体の第1端に位置する第1給電端子を含み、前記第2駆動ユニットは、第2モータを含み、前記第2モータは、第2本体及び前記第2本体の第1端に位置する第2給電端子を含み、
前記駆動装置は、複数本のリード線セグメントをさらに含み、複数本の前記リード線セグメントは、前記第1給電端子及び前記第2給電端子に対応して電気接続され、各本の前記リード線セグメントは、配線セグメントを含み、少なくとも一部の前記配線セグメントの延在方向は、前記駆動装置の長さ方向と交差し、
複数本の前記リード線セグメントにおいて、前記駆動装置の高さ方向に沿って前記底壁部に投影すると、少なくとも一部の前記配線セグメントの正投影は、前記第1本体の正投影及び/又は前記第2本体の正投影と少なくとも部分的に重複する。
【0006】
別の態様によれば、本発明の実施例は、制御弁を提供し、上記何れか1つの実施形態に記載の駆動装置、弁ボディ、第1弁体及び第2弁体を含み、前記弁ボディは、連通している第1チャンバと第2チャンバとを含み、前記第1弁体の少なくとも一部は、前記第1チャンバに位置し、前記第2弁体の少なくとも一部は、前記第2チャンバに位置し、前記第1弁体は、前記第1駆動ユニットに伝動接続され、前記第2弁体は、前記第2駆動ユニットに伝動接続される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の実施例である駆動装置及び制御弁によれば、駆動装置は、間隔を空けて配置される第1モータと第2モータとを含み、第1モータの第1端と第2モータの第1端とは、隣接するように配置されることで、第1モータの第1端に位置する第1給電端子と第2モータの第1端に位置する第2給電端子とは、隣接するように配置され、複数本のリード線セグメントの集中的な配線を容易にする。
駆動装置の高さ方向に沿って底壁部に投影すると、少なくとも一部の配線セグメントの正投影は、第1本体の正投影及び/又は第2本体の正投影と少なくとも部分的に重複するように配置される。
これによって、全ての配線セグメントが何れも第1本体と第2本体との間の隙間内に配置されることに対して、本発明の実施例は、第1本体と第2本体との間の隙間に設けられる配線セグメントを減少して、第1本体と第2本体との間のピッチを短くして、さらに、駆動装置の長さ方向のサイズを小さくし、当該駆動装置が制御弁に適用されると、制御弁のサイズをさらに小さくして、制御弁の小型化を容易に実現する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施例である制御弁の分解図である。
図2図1の制御弁の立体図である。
図3図2が示す制御弁の一部断面図である。
図4】本発明の一実施例である弁ボディの図である。
図5】本発明の一実施例である駆動装置の一部図である。
図6図5の駆動装置の第1位置での断面図である。
図7図5の駆動装置の第2位置での断面図である。
図8図5の駆動装置の第3位置での断面図である。
図9】本発明の一実施例である第1駆動ユニット、第2駆動ユニット及び制御部材の組み合わせた構造の正面構造の一部模式図である。
図10図9のQ領域の拡大図である。
図11】本発明の一実施例である第1駆動ユニット及び第2駆動ユニットの立体図である。
図12】本発明の一実施例である第1駆動ユニットと第2駆動ユニットとの組み合わせた構造の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を詳しく記載し、本発明の目的及び利点がより分かりやすくなるために、以下、図面及び実施例を参照して、本発明をさらに詳しく記載する。
本明細書において、「第1」及び「第2」などの関係用語は、これらの部材の間には、このような実際関係又は順序が存在するように、要求し又は暗示していなく、ただ同じ名称を有する2つの部材を区別するために用いられる。
【0010】
図1図4に示すように、本発明の実施例は、制御弁1を提供し、駆動装置100、上蓋66、弁ボディ61、第1弁体62及び第2弁体63を含む。
そして、この第1弁体62の少なくとも一部及び第2弁体63の少なくとも一部は、弁ボディ61内に位置し、第1弁体62及び第2弁体63は、何れも駆動によって個別に回動できる。
これによって、2つの弁体の導通室は、異なる制御弁1の弁口を導通させ、制御弁1の流体に対する制御機能を実現する。
さらに、第1弁体62の少なくとも一部及び第2弁体63の少なくとも一部は、上蓋66と弁ボディ61との間に位置し、上蓋66と弁ボディ61との間は、シーリングするように配置され、流体の漏れを防止する。
駆動装置100は、上蓋66の、弁ボディ61から離れる側に位置し、第1弁体62及び第2弁体63を回動させることができる。
【0011】
図1図4を参照し、制御弁1は、第1チャンバ611、第2チャンバ612、及び、第1チャンバ611と第2チャンバ612との間を連通させる連通孔路613を有し、この連通孔路613は、第1チャンバ611及び第2チャンバ612内の流体の相互流通を実現でき、第1チャンバ611及び第2チャンバ612の配列方向は、制御弁1の高さ方向と交差し、例えば、図1において、第1チャンバ611及び第2チャンバ612の配列方向は、制御弁1の高さ方向に垂直する。
図4を参照して、弁ボディ61は、第1側壁部614及び第2側壁部615を含む。
そして、この第1側壁部614と第2側壁部615とは、固定されて接続されるとともに、シーリングするように配置され、又は一体成形され、第1側壁部614は、第1チャンバ611の周壁又は、少なくとも周壁の一部であり、第2側壁部615は、第2チャンバ612の周壁又は少なくとも周壁の一部である。
図4を参照し、弁ボディ61は、第1側壁部614と第2側壁部615とを接続する接続壁部618をさらに含む。
そして、この接続壁部618は、第1側壁部614と第2側壁部615との間に位置し、連通孔路613の周壁又は少なくとも周壁の一部であり、第1側壁部614、第2側壁部615及び接続壁部618は、一体成形されることができる。
流体の流通を実現するために、制御弁1は、第1通路616及び第2通路617を有し、第1通路616の一端は、第1側壁部614を貫通して第1連通口6141を形成し、第1連通口6141は、第1チャンバ611に連通し、第1通路616の他端は、制御弁1の外面を貫通して第1弁口を形成する。
これによって、流体は、第1弁口から制御弁1を出入でき、第2通路617の一端は、第2側壁部615を貫通して第2連通口6151を形成し、第2連通口6151は、第2チャンバ612に連通し、第2通路617の他端は、制御弁1の外面を貫通して第2弁口を形成し、流体は、第2弁口から制御弁1を出入することができる。
本発明の実施例である制御弁において、第1弁体62及び/又は第2弁体63を回転させることで、複数の第1弁口の間、及び、第1弁口と第2弁口との間の複数の導通モードを実現するとともに、制御弁1の流体に対する制御機能を実現することができる。
【0012】
第1弁体62及び第2弁体63を回転させるために、図1及び図5に示すように、本発明の実施例は、駆動装置100を提供し、駆動装置100は、ハウジング10及び駆動ユニットを含む。
そして、この駆動ユニットは、第1駆動ユニット20及び第2駆動ユニット30を含み、駆動装置100は、収容室101を有し、ハウジング10は、底壁部11及びこの底壁部11から突出した側壁部12を含む。
そして、この底壁部11は、収容室101の壁部又は少なくとも壁部の一部であり、側壁部12は、収容室101の周壁又は少なくとも周壁の一部であり、駆動装置100の長さ方向の両端に沿って、側壁部12の両端部の底壁部11での正投影の本体は、円弧状である。
矩形の正投影構造又は他の複雑な正投影構造よりも、本発明の実施例である駆動装置100は、小さなサイズを有する。
第1駆動ユニット20の少なくとも一部及び第2駆動ユニット30の少なくとも一部は、収容室101内に位置し、第1駆動ユニット20と第2駆動ユニット30とは、間隔を空けて配置されるとともに、駆動装置100の長さ方向に沿って配列され、第1駆動ユニット20は、第1モータ21を含む。
そして、この第1モータ21は、第1本体211、第1給電端子212及び第1出力軸213を含み、第1給電端子212は、第1本体211の長軸方向の第1端に位置し、第1出力軸213は、第1本体211の長軸方向の第2端に位置し、第2駆動ユニット30は、第2モータ31を含む。
そして、この第2モータ31は、第2本体311、第2給電端子312及び第2出力軸313を含み、第2給電端子312は、第2本体311の長軸方向の第1端に位置し、第2出力軸313は、第2本体311の長軸方向の第2端に位置し、第1本体211の第1端と第2本体311の第1端とは、隣接するように配置されるとともに、第1本体211の第2端と第2本体311の第2端との間に位置する。
具体的に実施する時、第1モータ21は、正極給電端子及び負極給電端子という2つの第1給電端子212を含み、第2モータ31は、正極給電端子及び負極給電端子という2つの第2給電端子312を含む。
そして、この第1給電端子212と第2給電端子312とは、隣接するように配置されるとともに、駆動装置の長さ方向に沿って第1本体211と第2本体311との間に位置する。
【0013】
図5図9を参照して、第1モータ21及び第2モータ31の回動を制御するために、駆動装置100は、複数本のリード線セグメント401をさらに含む。
そして、この複数本のリード線セグメント401は、第1給電端子212及び第2給電端子312に対応するように電気接続され、本発明において、2つの部材の電気接続は、電気信号が2つの部材の間で伝達可能であり、2つの部材の間は、直接的に接触して電気接続されてもよいし、又は、他の導電部材によって電気接続を実現してもよい。
【0014】
具体的に実施する時、駆動装置100は、4本のリード線セグメント401をさらに含み、4本のリード線セグメント401は、第1モータ21の2つの第1給電端子212及び第2モータ31の2つの第2給電端子312に一々対応するように電気接続されることで、電気信号は、リード線セグメント401を介して対応する給電端子に伝送される。
各本のリード線セグメント401は、配線セグメント402を含む。
そして、この配線セグメント402は、底壁部11に隣接するように配置され、その少なくとも一部の延在方向は、駆動装置100の長さ方向と交差し、複数本のリード線セグメント401において、駆動装置100の高さ方向に沿って底壁部11に投影し、少なくとも一部の配線セグメント402の正投影は、第1本体211の正投影及び/又は第2本体311の正投影と少なくとも部分的に重複し、この場合、駆動装置100の長さ方向に沿って、第1本体211と第2本体311との間の隙間の幅は、2本の配線セグメント402の間の最大幅より小さい。
例えば、図7において、第1給電端子212に電気接続される1本の配線セグメント402の底壁部11での正投影は、第1本体211の底壁部11での正投影と重複し、第2給電端子312に電気接続される1本の配線セグメント402の底壁部11での正投影は、第2本体311の底壁部11での正投影と重複する。
4本の配線セグメント402が第1本体211と第2本体311との間の隙間内に並設されることに対して、第1本体211と第2本体311との間の隙間サイズを効果的に小さくして、駆動装置の長さ方向のサイズを小さくすることができ、駆動装置の小型化を実現する。
【0015】
図5図9をさらに参照し、駆動装置100は、制御部材50を含む。
そして、この制御部材50と駆動ユニットとは、間隔を空けて配置されるとともに、駆動装置100の幅方向に沿って配列され、各本のリード線セグメント401は、何れも制御部材50に電気接続される。
図5図8及び図9を参照して、第1駆動ユニット20、第2駆動ユニット30は、駆動装置100の幅方向の一端に位置し、制御部材50は、駆動装置100の幅方向の他端に位置し、第1モータ21の第1給電端子212は、第1端子T1及び第2端子T2を含み、第1端子T1と第2端子T2とのうちの一方は、正極給電端子であり、他方は、負極給電端子であり、第2モータ31の第2給電端子312は、第3端子T3及び第4端子T4を含む。
そして、第3端子T3と第4端子T4とのうちの一方は、正極給電端子であり、他方は、負極給電端子であり、駆動装置100の幅方向に沿って、第1端子T1は、第2端子T2と制御部材50との間に位置し、即ち、第2端子T2より第1端子T1は、制御部材50に接近し、第3端子T3は、第4端子T4と制御部材50との間に位置し、駆動装置100の複数本のリード線セグメント401は、第1端子T1に電気接続される第1リード線セグメント41、第2端子T2に電気接続される第2リード線セグメント42、第3端子T3に電気接続される第3リード線セグメント43及び第4端子T4に電気接続される第4リード線セグメント44を含む。
図7図9及び図10を参照し、第1リード線セグメント41の少なくとも一部の配線セグメント及び第3リード線セグメント43の少なくとも一部の配線セグメントは、底壁部11に埋設され、第2リード線セグメント42の配線セグメント402及び第4リード線セグメント44の配線セグメント402は、底壁部11に埋設され、又は、底壁部11から突出して収容室101内に位置し、駆動装置100の高さ方向に沿って底壁部11に投影すると、第1リード線セグメント41の第1配線セグメント411の正投影は、第1本体211の正投影と少なくとも部分的に重複し、第3リード線セグメント43の第3配線セグメント431の正投影は、第2本体311の正投影と少なくとも部分的に重複し、第2リード線セグメント42の第2配線セグメント421の正投影及び第4リード線セグメント44の第4配線セグメント441の正投影は、第1本体211の正投影と第2本体311の正投影との間の隙間内に位置する。
【0016】
図10を参照し、第1リード線セグメント41の配線セグメントを第1配線セグメント411、第2リード線セグメント42の配線セグメントを第2配線セグメント421、第3リード線セグメント43の配線セグメントを第3配線セグメント431、第4リード線セグメント44の配線セグメントを第4配線セグメント441として定義し、駆動装置100の長さ方向に沿って、第1配線セグメント411、第2配線セグメント421、第4配線セグメント441及び第3配線セグメント431は、順に配列され、隣接する2本の配線セグメント402の間のピッチは、2.6ミリ以上である。
上記の配置によって、隣接するリード線セグメントの間の信号干渉を減少するとともに、駆動装置内の結露による回路短絡などの故障を改善できる。
【0017】
図5図8及び図9を参照し、駆動装置100の高さ方向に沿って底壁部11に投影すると、第1駆動ユニット20の正投影と第2駆動ユニット30の正投影とは、駆動装置100の幅方向に沿って延在する対称軸M1に関して対称的に配置され、第1駆動ユニット20と第2駆動ユニット30との構造は、同様であり、第1モータ21は、第1本体211の第2端に位置する第1出力軸213を含み、第2モータ31は、第2本体311の第2端に位置する第2出力軸313を含む。
そして、第1駆動ユニット20は、第1伝動歯車群22を含み、第1伝動歯車群22は、ウォームによって第1出力軸213に伝動接続され、第2駆動ユニット30は、第2伝動歯車群32をさらに含む。
そして、この第2伝動歯車群32は、ウォームによって第2出力軸313に伝動接続され、駆動装置100の高さ方向に沿って底壁部11に投影すると、制御部材50の正投影は、第1伝動歯車群22の正投影及び第2伝動歯車群32の正投影とそれぞれ少なくとも部分的に重複する。
上記の配置によって、駆動装置100の幅方向のサイズを小さくすることができる。
【0018】
図8図9図11に示すように、第1伝動歯車群22は、第1出力歯車223、及び第1出力歯車223に対して同軸に配置される第1軸224を含む。
そして、この第1軸224は、第1出力歯車223の、底壁部11から離れる側に位置し、第2伝動歯車群32は、第2出力歯車323及びこの第2出力歯車323に対して同軸に配置される第2軸324を含む。
そして、この第2軸324は、第2出力歯車323の、底壁部11から離れる側に位置し、第1出力歯車223及び第2出力歯車323は、何れも制御部材50と底壁部11との間に位置し、第1軸224及び第2軸324は、何れも制御部材50を通って、制御部材50に対して位置制限されるように配置され、これによって、制御部材50の位置制限を実現する。
【0019】
図6図8をさらに参照し、制御部材50は、制御板51、及び制御板51に固定されて接続される第1電位差計521、第2電位差計522を含む。
そして、この第1電位差計521及び第2電位差計522は、制御板51の、底壁部11から離れる側に位置し、第1軸224は、制御板51を通って第1電位差計521の位置制限孔内に内嵌され、第2軸324は、制御板51を通って第2電位差計522の位置制限孔内に内嵌され、第1電位差計521の位置制限孔及び第2電位差計522の位置制限孔の横断面は、半円状であってもよく、第1軸224及び第2軸324の横断面も、半円状であってもよい。
上記の配置によって、第1電位差計521内の回動片と第1軸224とを同期に回動させ、第2電位差計324内の回動片と第2電位差計522とを同期に回動させ、制御弁内のモータ及び弁体の回動状況を監視する。
ウォームに磁気素子を配置して制御部材にホール素子を配置することに対して、本発明の実施例の第1電位差計521及び第2電位差計522は、駆動装置の構造を簡略化して、駆動装置のサイズを小さくすることができる。
【0020】
図11及び図12に示すように、第1伝動歯車群22は、第1入力歯車221及び第1中間歯車222をさらに含む。
そして、この第1入力歯車221は、ウォームギアによって第1出力軸213に伝動接続され、第1出力歯車223は、第1中間歯車222によって第1入力歯車221に伝動接続され、第1入力歯車221と第1中間歯車222との間の中心距離をd1、第1出力歯車223と第1中間歯車222との間の中心距離をd2として定義し、第2伝動歯車群32は、第2入力歯車321及び第2中間歯車322をさらに含む。
そして、この第2入力歯車321は、第2出力軸313に伝動接続され、第2出力歯車323は、第2中間歯車322によって第2入力歯車321に伝動接続され、第2入力歯車321と第2中間歯車322との間の中心距離をd3、第2出力歯車323と第2中間歯車322との間の中心距離をd4、第1出力歯車223と第2出力歯車323との間の中心距離をd5として定義し、好ましくは、d1は、13.5ミリであり、d2は、17.5ミリであり、d3は、13.5ミリであり、d4は、17.5ミリであり、d5は、66ミリ以下である。
上記の配置によって、伝動歯車群は、トルクを安定に伝送して、第1出力歯車223と第2出力歯車323との間の中心距離を短くして、駆動装置100のサイズを小さくすることができ、この駆動装置100が制御弁1に適用されると、図1図3を参照して、本発明の実施例である制御弁1は、第1入力軸223と第2入力軸323との間のピッチ、及び、第1弁体62と第2弁体63との間のピッチを短くすることができ、制御弁の小型化を実現する。
【0021】
以上のように、駆動装置100は、間隔を空けて配置される第1モータ21と第2モータ31とを含む。
そして、この第1モータ21の第1端と第2モータ31の第1端とは、隣接するように配置されることで、第1モータ21の第1端に位置する第1給電端子212と第2モータ31の第1端に位置する第2給電端子312とは隣接するように配置され、複数本のリード線セグメント401の集中的な配線を容易にして、駆動装置100の高さ方向に沿って底壁部11に投影すると、少なくとも一部の配線セグメント402の正投影は、第1本体211の正投影及び/又は第2本体311正投影と少なくとも部分的に重複するように配置される。
これによって、全ての配線セグメント402が、何れも第1本体211と第2本体311との間の隙間内に配置されることに対して、本発明の実施例は、第1本体211と第2本体311との間に設けられる配線セグメント402の数を減少して、第1本体211と第2本体311との間のピッチを短くして、さらに、駆動装置の長さ方向のサイズを小さくし、この駆動装置が制御弁1に適用されると、制御弁1のサイズをさらに小さくして、制御弁1の小型化を容易に実現して、普及及び適用に寄与する。
【0022】
ここで、以上の実施形態は、本発明を限定していなく、本発明を説明するためのものであり、例えば、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」などの方向の定義について、本明細書において上記実施形態を参照して本発明を既に詳しく説明したが、当業者であれば理解できるように、本発明に対して補正、参照又は等価置き換えを行うことができ、本発明の精神及び範囲から逸脱しない全ての改良は、何れも本出願の請求項の範囲に該当すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2023-12-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング及び駆動ユニットを含む駆動装置であって、
前記駆動ユニットは、第1駆動ユニット及び第2駆動ユニットを含み、前記駆動装置は、収容室を有し、前記ハウジングは、底壁部を含み、前記底壁部は、前記収容室の壁部、又は少なくとも壁部の一部であり、前記第1駆動ユニットの少なくとも一部及び前記第2駆動ユニットの少なくとも一部は、前記収容室内に位置し、前記第1駆動ユニットと前記第2駆動ユニットとの間は、隙間を有するとともに、前記駆動装置の長さ方向に沿って配列され、
前記第1駆動ユニットは、第1モータを含み、前記第1モータは、第1本体及び前記第1本体の第1端に位置する第1給電端子を含み、前記第2駆動ユニットは、第2モータを含み、前記第2モータは、第2本体及び前記第2本体の第1端に位置する第2給電端子を含み、
前記駆動装置は、複数本のリード線セグメントをさらに含み、複数本の前記リード線セグメントは、前記第1給電端子及び前記第2給電端子に対応して電気接続され、各本の前記リード線セグメントは、配線セグメントを含み、少なくとも一部の前記配線セグメントの延在方向は、前記駆動装置の長さ方向と交差し、
複数本の前記リード線セグメントにおいて、前記駆動装置の高さ方向に沿って前記底壁部に投影すると、少なくとも一部の前記配線セグメントの正投影は、前記第1本体の正投影及び/又は前記第2本体の正投影と少なくとも部分的に重複することを特徴とする駆動装置。
【請求項2】
前記第1本体の第1端と前記第2本体の第1端とは、隣接するように配置され、
前記駆動装置の長さ方向に沿って、前記第1本体と前記第2本体との間の隙間の幅は、2本の前記配線セグメントの間の最大幅より小さいことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記駆動装置は、制御部材をさらに含み、前記制御部材と前記駆動ユニットとは、間隔を空けて配置されるとともに、前記駆動装置の幅方向に沿って配列されており、各本の前記リード線セグメントは、何れも前記制御部材に電気接続され、
前記第1モータの第1給電端子は、第1端子及び第2端子を含み、前記第2モータの第2給電端子は、第3端子及び第4端子を含み、前記駆動装置の幅方向に沿って、前記第1端子は、前記第2端子と前記制御部材との間に位置し、前記第3端子は、前記第4端子と前記制御部材との間に位置し、
前記駆動装置のリード線セグメントは、第1端子に電気接続される第1リード線セグメント、前記第2端子に電気接続される第2リード線セグメント、前記第3端子に電気接続される第3リード線セグメント、及び、前記第4端子に電気接続される第4リード線セグメントを含み、
前記駆動装置の高さ方向に沿って前記底壁部に投影すると、前記第1リード線セグメントの配線セグメントの正投影は、前記第1本体の正投影と少なくとも部分的に重複し、第3リード線セグメントの配線セグメントの正投影は、前記第2本体の正投影と少なくとも部分的に重複し、前記第2リード線セグメントの配線セグメントの正投影及び前記第4リード線セグメントの配線セグメントの正投影は、前記第1本体の正投影と前記第2本体の正投影との隙間内に位置することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記第1リード線セグメントの配線セグメント及び前記第3リード線セグメントの配線セグメントは、前記底壁部に埋設され、
前記第2リード線セグメントの配線セグメント及び前記第4リード線セグメントの配線セグメントは、前記底壁部に埋設され、又は、前記底壁部から突出して前記収容室内に位置することを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記駆動装置の長さ方向に沿って、前記第1リード線セグメントの配線セグメント、前記第2リード線セグメントの配線セグメント、前記第4リード線セグメントの配線セグメント、及び、前記第3リード線セグメントの配線セグメントは、順に配列され、隣接する2本の配線セグメントの間のピッチは、2.6ミリ以上であることを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記駆動装置の高さ方向に沿って前記底壁部に投影すると、前記第1駆動ユニットの正投影と前記第2駆動ユニットの正投影とは、前記駆動装置の幅方向に沿って延在する対称軸に関して対称的に配置され、
前記第1モータは、前記第1本体の第2端に位置する第1出力軸をさらに含み、前記第2モータは、前記第2本体の第2端に位置する第2出力軸をさらに含み、前記第1駆動ユニットは、第1伝動歯車群をさらに含み、前記第1伝動歯車群は、前記第1出力軸に伝動接続され、前記第2駆動ユニットは、第2伝動歯車群をさらに含み、前記第2伝動歯車群は、前記第2出力軸に伝動接続され、
前記駆動装置の高さ方向に沿って前記底壁部に投影すると、前記制御部材の正投影は、前記第1伝動歯車群の正投影及び前記第2伝動歯車群の正投影とそれぞれ少なくとも部分的に重複することを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記第1伝動歯車群は、第1出力歯車、及び前記第1出力歯車に対して同軸に配置される第1軸を含み、
前記第1軸は、前記第1出力歯車の前記底壁部から離れる側に位置し、
前記第2伝動歯車群は、第2出力歯車及び前記第2出力歯車に対して同軸に配置される第2軸を含み、
前記第2軸は、前記第2出力歯車の前記底壁部から離れる側に位置し、
前記第1出力歯車及び前記第2出力歯車は、前記制御部材と前記底壁部との間に位置し、
前記第1軸及び前記第2軸は、何れも前記制御部材を通って前記制御部材に対して位置制限されるように配置されることを特徴とする請求項6に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記制御部材は、制御板、及び、前記制御板に固定されて接続される第1電位差計、第2電位差計を含み、
前記第1電位差計及び前記第2電位差計は、前記制御板の、前記底壁部から離れる側に位置し、
前記第1軸は、前記制御板を通って、前記第1電位差計の位置制限孔内に内嵌され、
前記第2軸は、前記制御板を通って、前記第2電位差計の位置制限孔内に内嵌されることを特徴とする請求項7に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記第1伝動歯車群は、第1入力歯車及び第1中間歯車を含み、
前記第1入力歯車は、前記第1出力軸に伝動接続され、
前記第1出力歯車は、前記第1中間歯車によって前記第1入力歯車に伝動接続され、
前記第1入力歯車と前記第1中間歯車との間の中心距離は、13.5ミリであり、
前記第1出力歯車と前記第1中間歯車との間の中心距離は、17.5ミリであることを特徴とする請求項7に記載の駆動装置。
【請求項10】
前記第2伝動歯車群は、第2入力歯車及び第2中間歯車を含み、
前記第2入力歯車は、前記第2出力軸に伝動接続され、
前記第2出力歯車は、前記第2中間歯車によって前記第2入力歯車に伝動接続され、
前記第2入力歯車と前記第2中間歯車との間の中心距離は、13.5ミリであり、
前記第2出力歯車と前記第2中間歯車との間の中心距離は、17.5ミリであることを特徴とする請求項9に記載の駆動装置。
【請求項11】
前記第1出力歯車と前記第2出力歯車との間の中心距離は、66ミリ以下であることを特徴とする請求項10に記載の駆動装置。
【請求項12】
前記ハウジングは、前記底壁部から突出する側壁部を含み、
前記側壁部は、前記収容室の周壁又は少なくとも周壁の一部であり、
前記駆動装置の長さ方向の両端に沿って、前記側壁部の前記底壁部での正投影の本体は、円弧状であることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項13】
制御弁であって、請求項1~請求項12の何れか1項に記載の駆動装置、弁ボディ、第1弁体及び第2弁体を含み、
前記弁ボディは、連通している第1チャンバと第2チャンバとを含み、
前記第1弁体の少なくとも一部は、前記第1チャンバに位置し、
前記第2弁体の少なくとも一部は、前記第2チャンバに位置し、
前記第1弁体は、前記第1駆動ユニットに伝動接続され、
前記第2弁体は、前記第2駆動ユニットに伝動接続されることを特徴とする制御弁。
【請求項14】
前記第1モータは、第1出力軸を含み、
前記第1駆動ユニットは、前記第1出力軸に伝動接続される第1伝動歯車群を含み
、前記第1伝動歯車群は、第1出力歯車を含み、
前記第2モータは、第2出力軸を含み、
前記第2駆動ユニットは、前記第2出力軸に伝動接続される第2伝動歯車群をさらに含み、
前記第2伝動歯車群は、第2出力歯車を含み、
前記制御弁は、第1伝動軸及び第2伝動軸を含み、
前記第1弁体は、前記第1伝動軸によって前記第1出力歯車に伝動接続され、
前記第1弁体、前記第1伝動軸及び前記第1出力歯車は、何れも同軸に配置され、
前記第2弁体、前記第2伝動軸及び前記第2出力歯車は、何れも同軸に配置されることを特徴とする請求項13に記載の制御弁。
【国際調査報告】