(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-05
(54)【発明の名称】エアロゾル生成システム
(51)【国際特許分類】
A24F 40/50 20200101AFI20240628BHJP
A24F 40/46 20200101ALI20240628BHJP
A24F 40/60 20200101ALI20240628BHJP
【FI】
A24F40/50
A24F40/46
A24F40/60
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580670
(86)(22)【出願日】2022-07-20
(85)【翻訳文提出日】2023-12-28
(86)【国際出願番号】 KR2022010594
(87)【国際公開番号】W WO2023003344
(87)【国際公開日】2023-01-26
(31)【優先権主張番号】10-2021-0094971
(32)【優先日】2021-07-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ビョンソン
(72)【発明者】
【氏名】キム、ミンキュ
(72)【発明者】
【氏名】パク、チュオン
(72)【発明者】
【氏名】リ、チョンソプ
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA05
4B162AA07
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AB14
4B162AB23
4B162AC34
4B162AD03
4B162AD06
4B162AD08
4B162AD12
4B162AD13
4B162AD15
4B162AD16
4B162AD20
4B162AD23
4B162AD40
(57)【要約】
エアロゾル生成システムが提供される。エアロゾル生成システムは、エアロゾルを生成するエアロゾル生成装置と、前記エアロゾル生成装置と通信可能に連結される制御装置と、識別子を保存する保存装置と、を含み、前記制御装置は、前記保存装置と通信可能に連結される場合、前記保存装置に保存された前記保存装置の識別子を確認し、前記保存装置の識別子が所定の条件に相当する場合、前記エアロゾル生成装置に制御信号を伝送し、前記エアロゾル生成装置は、前記制御装置から前記制御信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置のロック状態を解除する。
【選択図】
図28
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成装置であって、
制御部と、
エアロゾル生成物質を加熱するヒーターと、を含み、
前記制御装置は、
エアロゾル生成装置がロック状態であるときに制御装置と連結され、
保存装置に連結されるとともに前記保存装置に保存された保存装置の識別子が所定の条件を満たすと判断する場合、前記制御装置によって伝送される制御信号を受信し、
前記制御信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置のロック状態を解除することを特徴とする、システム。
【請求項2】
前記制御装置から前記保存装置に提供された制御装置の識別子が所定の識別子に相当すると判断する場合、前記保存装置の識別子が前記制御装置に提供されることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記制御装置の識別子は、前記制御装置のMACアドレス(media access control address)を含むことを特徴とする、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記保存装置の識別子は、使用者認証に関連した識別子の場合、所定の条件を満たすことと判断することを特徴とする、請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記制御装置が前記保存装置に連結されるとき、使用者認証に係わるアプリケーションが実行される場合、前記制御装置によって前記制御信号が伝送されることを特徴とする、請求項2に記載のシステム。
【請求項6】
前記制御信号は、前記保存装置の識別子及び前記制御装置の識別子のうちの少なくとも一つを含み、
前記ロック状態が解除される場合、前記制御部は、さらに、前記制御信号から前記保存装置の識別子及び前記制御装置の識別子のうちの少なくとも一つを前記エアロゾル生成装置のメモリに保存することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記制御部は、さらに、前記ロック状態が解除される場合、装置の識別子を前記制御装置に伝送し、
前記保存装置の識別子及び前記装置の識別子は前記制御装置で互いに関連されて登録されることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記制御部は、さらに、前記ロック状態が解除されるに先立ち、前記ヒーターに対する電力の供給を遮断することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記エアロゾル生成装置は、入力装置をさらに含み、
前記制御部は、さらに、
前記ロック状態が解除される場合、前記入力装置を介して入力される使用者入力に基づいて認証データを生成し、
前記認証データに対応する使用者入力が入力される場合、前記ヒーターに電力を供給することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記エアロゾル生成装置は、入力装置をさらに含み、
前記制御部は、さらに、
前記制御装置から前記制御信号を受信する場合、所定の時間の間に前記入力装置を介して前記使用者入力を受信するかをモニタリングし、
前記所定の時間の間に前記使用者入力を受信する場合、前記ロック状態を解除し、
前記所定の時間内に前記使用者入力を受信しない場合、前記ロック状態を維持することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
エアロゾル生成装置認証方法であって、
ロック状態のエアロゾル生成装置と制御装置とを連結し、
前記制御装置が保存装置に連結されるとともに前記保存装置に保存された保存装置の識別子が所定の条件を満たすと判断する場合、前記制御装置から制御信号を前記エアロゾル生成装置に提供し、
前記制御信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置のロック状態を解除することを特徴とする、エアロゾル生成装置認証方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質又は物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、気体流動の効率を改善して、スティックに対するエアロゾルの熱伝逹効率を改善することができるエアロゾル生成システムを提供することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、エアロゾル生成装置に対する使用権限がない第3者の使用を制限することができるエアロゾル生成システムを提供することである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、エアロゾル生成装置に対して使用者承認を実行した結果を体系的に管理することができるエアロゾル生成システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願で説明する主題の一側面によるエアロゾル生成システムは、エアロゾルを生成するエアロゾル生成装置と、前記エアロゾル生成装置と通信可能に連結される制御装置と、識別子を保存する保存装置と、を含み、前記制御装置は、前記保存装置と通信可能に連結される場合、前記保存装置に保存された前記保存装置の識別子を確認し、前記保存装置の識別子が所定の条件を満たす場合、前記エアロゾル生成装置に制御信号を伝送し、前記エアロゾル生成装置は、前記制御装置から前記制御信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置のロック状態を解除する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、気体流動の効率を改善して、スティックに対するエアロゾルの熱伝逹効率を改善することができる。
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、エアロゾル生成装置に対する使用権限がない第3者の使用を制限することができる。
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、エアロゾル生成装置に対して使用者承認を実行した結果を体系的に管理することができる。
【0011】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【0012】
本開示の前記及び他の目的、特徴及び他の特徴は添付図面を参照する以降の詳細な説明から明らかに理解可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図13】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図14】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図15】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図16】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図17】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図18】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図19】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図20】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図21】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図22】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図23】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図24】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図25】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図26】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図27】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
【
図28】本開示の一実施例によるエアロゾル生成システムを示す図である。
【
図29】本開示の一実施例によるエアロゾル生成システムを示す図である。
【
図30】
図28の制御装置及び保存装置の例示ブロック図である。
【
図31】本開示の一実施例によるエアロゾル生成システムの動作方法のフローチャートである。
【
図32】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の動作方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一又は類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0015】
以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味又は役割を有するものではない。
【0016】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0017】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使用されることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使用される。
【0018】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0019】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0020】
図1を参照すると、エアロゾル生成装置は、ボディー100、カートリッジ200及びキャップ300のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0021】
ボディー100は、ロウワーボディー110及びアッパーボディー120のうちの少なくとも一つを含むことができる。ロウワーボディー110は、内部に、バッテリー、制御部などの電力供給や制御に必要な各種の構成要素を収容することができる。ロウワーボディー110はエアロゾル生成装置の外形をなすことができる。アッパーボディー120はロウワーボディー110の上側に配置され得る。カートリッジ200はアッパーボディー120に結合することができる。ボディー100はメインボディー100と言える。
【0022】
アッパーボディー120は、マウント130及びコラム140のうちの少なくとも一つを含むことができる。マウント130はロウワーボディー110の上側に配置され得る。マウント130は、カートリッジ200の下部が挿入される空間134を提供することができる。マウント130は上側が開放しており、内側に空間134を取り囲む形状を有し得る。マウント130は、空間134に挿入されたカートリッジ200の下部を取り囲むことができる。マウント130はカートリッジ200と締結することができる。マウント130はカートリッジ200の下部を支持することができる。
【0023】
コラム140はロウワーボディー110の上側に配置され得る。コラム140は長く延びた形状を有し得る。コラム140はマウント130の一側から上方に延びることができる。コラム140はカートリッジ200の一側壁と向き合うことができる。コラム140はカートリッジ200に平行に配置され得る。コラム140はカートリッジ200の一側壁を取り囲む形状を有し得る。コラム140はカートリッジ200の一側壁を支持することができる。
【0024】
第1チャンバーC1は第1コンテナ210の内部一側に備えられ、挿入空間214は第1コンテナ210の内部他側に備えられ得る。挿入空間214はコラム140に隣接して配置され得る。コラム140は、挿入空間214が形成された第1コンテナ210の内部他側に隣接して配置され得る。
【0025】
カートリッジ200はボディー100に分離可能に結合することができる。カートリッジ200は、内部に液体を貯蔵することができる空間を提供することができる。カートリッジ200は挿入空間214を備えることができる。挿入空間214は、一端が開放して開口が形成され得る。挿入空間214は開口を通して外部に露出され得る。開口は挿入空間214の一端と定義することができる。
【0026】
カートリッジ200は、第1コンテナ210及び第2コンテナ220のうちの少なくとも一つを含むことができる。第2コンテナ220は第1コンテナ210に結合することができる。
【0027】
第1コンテナ210は第2コンテナ220の上側に結合することができる。第1コンテナ210は、内部に液体を貯蔵する空間を提供することができる。第1コンテナ210は、上側が開放しており、上下方向に長く延設された挿入空間214を提供することができる。スティック400(
図3参照)は挿入空間214に挿入されることができる。第1コンテナ210の一側壁はコラム140と向き合うことができる。コラム140は第1コンテナ210の一側壁を取り囲むことができる。第1コンテナ210はマウント130の上側に配置され得る。
【0028】
第2コンテナ220は第1コンテナ210の下側に結合することができる。第2コンテナ220は、内部に芯261(
図2参照)及びヒーター262(
図2参照)が設けられる空間を提供することができる。第2コンテナ220はマウント130が提供する空間134に挿入されることができる。マウント130の空間134はコンテナ収容空間134と言える。マウント130は第2コンテナ220を取り囲むことができる。第2コンテナ220はマウント130に結合することができる。
【0029】
キャップ300はボディー100に分離可能に結合することができる。キャップ300はカートリッジ200を覆うことができる。キャップ300はボディー100の少なくとも一部を覆うことができる。キャップ300は外部からカートリッジ200及び/又はボディー100の少なくとも一部を保護することができる。使用者はキャップ300をボディー100から分離し、カートリッジ200を交替することができる。
【0030】
キャップ300はボディー100の上部に結合することができる。キャップ300はロウワーボディー110の上側に結合することができる。キャップ300はアッパーボディー120を覆うことができる。キャップ300はカートリッジ200を覆うことができる。キャップ300の側壁301はカートリッジ200の側部を取り囲むことができる。キャップ300の側壁301はアッパーボディー120の側部を取り囲むことができる。キャップ300の上壁303はカートリッジ200の上部を覆うことができる。キャップ300の上壁303はコラム140の上部を覆うことができる。
【0031】
キャップ300は挿入口304を備えることができる。挿入口304はキャップ300の上壁303に形成され得る。挿入口304は挿入空間214に対応する位置に形成され得る。挿入口304は挿入空間214の一端又は上端に連通することができる。
【0032】
キャップ300はキャップ流入口304aを備えることができる。キャップ流入口304aはキャップ300の一側に形成され得る。例えば、キャップ流入口304aはキャップ300の上壁303に形成され得る。例えば、キャップ流入口304aはキャップ300の側壁301に形成され得る。キャップ流入口304aは外部に連通することができる。空気はキャップ流入口304aを通してエアロゾル生成装置の内部に流入することができる。
【0033】
図1及び
図2を参照すると、カートリッジ200はボディー100に結合することができる。カートリッジ200は液体を貯蔵する第1チャンバーC1を提供することができる。カートリッジ200は第1チャンバーC1と区画される挿入空間214を提供することができる。カートリッジ200の挿入空間214は、一端が開放することによって形成された開口を含むことができる。開口は挿入空間214を外部に露出させることができる。
【0034】
第1コンテナ210は、内部の空間を取り囲む外壁211を備えることができる。第1コンテナ210は、外壁211が取り囲む空間を分離することで、一側に第1チャンバーC1を区画し、他側に長く延びた挿入空間214を区画する内壁212を備えることができる。挿入空間214は上下方向に長く延びた形状を有し得る。第1コンテナ210の内壁212は第1コンテナ210の内部に形成され得る。スティック400(
図3参照)は挿入空間214に挿入されることができる。
【0035】
第2コンテナ220は第1コンテナ210に結合することができる。第2コンテナ220は挿入空間214と連通する第2チャンバーC2を備えることができる。第2チャンバーC2は第2コンテナ220の内部に形成され得る。第2チャンバーC2は挿入空間214の他端又は下端に連結され得る。
【0036】
カートリッジ流入口224はカートリッジ200の一側に形成され得る。カートリッジ流入口224は第2コンテナ220の外壁に形成され得る。カートリッジ流入口224は挿入空間214と連通することができる。カートリッジ流入口224は第2チャンバーC2と連通することができる。カートリッジ流入口224は第2コンテナ210の側壁221に形成され得る。
【0037】
芯261は第2チャンバーC2に配置され得る。芯261は第1チャンバーC1と連結され得る。芯261は第1チャンバーC1から液体を受けることができる。ヒーター262は芯261を加熱することができる。ヒーター262は第2チャンバーC2に配置され得る。ヒーター262は芯261を複数回巻き取ることができる。ヒーター262はバッテリー190及び/又は制御装置と電気的に連結され得る。ヒーター262は抵抗性コイルであり得る。ヒーター262が発熱して芯261を加熱すると、芯261に供給された液体が霧化して第2チャンバーC2内にエアロゾルを生成することができる。
【0038】
したがって、液体が貯蔵される第1コンテナ210の第1チャンバーC1がスティック400(
図3参照)及び/又はスティック400が挿入される挿入空間214を取り囲むように配置されることにより、液体が貯蔵される空間の効率を向上させることができる。
【0039】
また、スティック400から、第1チャンバーC1と連結される芯261及びヒーター262までの距離が減少するので、エアロゾルの熱伝逹効率が向上することができる。
【0040】
PCB(Printed Circuit Board)アセンブリー150はコラム140の内部に設けられ得る。光源153及びセンサー154のうちの少なくとも一方はPCBアセンブリー150のPCB151に装着され得る(
図16参照)。PCBアセンブリー150はカートリッジ200の側部に向かうように設けられ得る。PCBアセンブリー150の光源153はカートリッジ200に光を提供することができる。PCBアセンブリー150のセンサー154はカートリッジ200の内外部の情報をセンシングすることができる。PCBアセンブリー150に装着されたセンサー154は第1センサー154と言える。
【0041】
センサー180はロウワーボディー110の上部一側に設けられ得る。センサー180はロウワーボディー110の分離壁112よりも上側に配置され得る。センサー180は、カートリッジ200に流入する空気の流動を感知することができる。センサー180は気流センサー又は圧力センサーであり得る。センサー180は第2センサー180と言える。
【0042】
センサー180はマウント130の内部に挿入されることができる。センサー180は側部に向かって配置され得る。センサー180はカートリッジ流入口224に隣接して配置され得る。センサー180はカートリッジ流入口224に向かうように配置され得る。
【0043】
ロウワーボディー110は、内部にバッテリー190を収容することができる。ロウワーボディー110は、内部に各種の制御装置を収容することができる。バッテリー190はエアロゾル生成装置の各種の構成要素に電力を供給することができる。バッテリー190はロウワーボディー110の一側又は下部に形成された充電ポート119を介して充電され得る。
【0044】
ロウワーボディー110の分離壁112はバッテリー190の上部を覆うことができる。ロウワーボディー110の分離壁112はマウント130及び/又はコラム140の下側に配置され得る。ロウワーボディー110のボディーフレーム114はバッテリー190の側部を支持することができる。ボディーフレーム114はバッテリー190を収容する空間と制御装置を収容する空間とを分離することができる。
【0045】
図2及び
図3を参照すると、スティック400は長く延びた形状を有し得る。スティック400は、内部に媒質を含むことができる。スティック400は挿入空間214に挿入されることができる。
【0046】
カバー310は挿入空間214を開閉することができる。カバー310は挿入空間214を外部に露出させる開口を開閉することができる。カバー310は挿入空間214の開口に隣接して設けられ得る。カバー310は挿入空間214の一端又は上端に隣接して設けられ得る。例えば、カバー310は、挿入空間214に隣接した位置で、第1コンテナ210の上端に設けられ得る。例えば、カバー310は、挿入空間214に隣接した位置で、キャップ300に設けられ得る。
【0047】
カバー310はピボット動作可能に設けられ得る。カバー310はピボット動作して挿入空間214を開閉することができる。カバー310は挿入空間214の内側に向かってピボット動作して挿入空間214を開放し得る。カバー310が挿入空間214を開放するようにピボット動作する方向を第1方向と言える。カバー310は挿入空間214の外側に向かってピボット動作して挿入空間214を閉鎖することができる。カバー310が挿入空間214を閉鎖するようにピボット動作する方向を第2方向と言える。
【0048】
スティック400の端部がカバー310に接触してカバー310を押し出すと、カバー310は第1方向にピボット動作して挿入空間214を開放し得る。スティック400はカバー310を押し出し、挿入空間214に挿入されることができる。スティック400が挿入空間214から離脱すると、カバー310は第2方向にピボット動作して挿入空間214を閉鎖することができる。
【0049】
スプリング312(
図9参照)は、第2方向にカバー310に弾性力を提供することができる。スプリング312の一端はカバー310を支持し、スプリング312の他端は第1コンテナ210の上端又はキャップ300を支持することができる。スプリング312はカバー310のピボット軸に巻線され得る。
【0050】
カバー310はキャップ300の挿入口304の周辺に設けられ得る。カバー310はキャップ300にピボット動作可能に設けられ得る。カバー310はピボット動作して挿入口304を開閉することができる。カバー310は第1方向にピボット動作して挿入口304を開放し得る。カバー310は第2方向にピボット動作して挿入口304を閉鎖することができる。
【0051】
スティック400はキャップ300の挿入口304を通過して挿入空間214に挿入されることができる。スティック400の一端がカバー310に接触してカバー310を押し出すと、カバー310は第1方向にピボット動作して挿入空間214及び挿入口304を開放し得る。スティック400はカバー310を押し出し、挿入口304を通過して挿入空間214に挿入されることができる。スティック400が挿入空間214から離脱すると、カバー310は第2方向にピボット動作して挿入空間214及び挿入口304を閉鎖することができる。
【0052】
スティック400が挿入空間214に挿入されると、スティック400の一端はキャップ300の外部に露出され、スティック400の他端は第2チャンバーC2に隣接して第2チャンバーC2の上側に配置され得る。使用者は、露出されたスティック400の一端部を口に銜えて空気を吸入することができる。
【0053】
空気はキャップ流入口304aを通してエアロゾル生成装置の内部に流入することができる。キャップ流入口304aから流入した空気はカートリッジ流入口224に流入することができる。空気はカートリッジ流入口224を通過してカートリッジ200の内部に流入することができる。カートリッジ流入口224を通過した空気は第2チャンバーC2に流入して挿入空間214に向かって流動することができる。空気は第2チャンバーC2で生成されたエアロゾルを伴ってスティック400を通過することができる。
【0054】
よって、スティック400を挿入空間214に挿入する動作によってカバー310をピボット動作させることにより、カバー310が挿入空間214を開放し得る。
【0055】
また、スティック400を挿入空間214から離脱させる動作と同時にカバー310がピボット動作することにより、挿入空間214が自動で閉鎖することができる。
【0056】
また、挿入空間214の内部を外部の異物などから保護することができる。
【0057】
図4~
図6を参照すると、カートリッジ200はアッパーボディー120に分離可能に結合することができる。アッパーボディー120はロウワーボディー110の上側に配置され得る。アッパーボディー120はマウント130及びコラム140のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0058】
マウント130は上部が開放した空間134を提供することができる。マウント130の内側面131及び底133は空間134の少なくとも一部を取り囲むことができる。コラム140の内側面141は空間134の一側を取り囲むことができる。第2コンテナ220は、マウント130が提供する空間134に挿入されることができる。マウント130は、空間134に挿入された第2コンテナ220を取り囲むことができる。
【0059】
前記カートリッジ200はマウント130とスナップフィット(snap-fit)方式で結合することができる。第2コンテナ220はマウント130とスナップフィット方式で結合することができる。第2コンテナ220はマウント130に分離可能に締結され得る。第2コンテナ220がマウント130の空間134に挿入されると、第2コンテナ220に形成された陥没部221aとマウント130に形成された突出部131aとが締結されることができる。
【0060】
陥没部221aは第2コンテナ220の側壁221から内側に陥没するように形成され得る。陥没部221aは複数の陥没部を備えることができ、第2コンテナ220の側壁221の一側及び他側にそれぞれ形成され得る。突出部131aはマウント130の内側面131から突設され得る。突出部131aは複数の突出部を備えることができ、マウント130の内側面131の一側及び他側にそれぞれ形成され得る。突出部131aは陥没部221aに対応する位置に形成され得る。
【0061】
第2コンテナ220がマウント130と結合すると、第1コンテナ210はマウント130の上側に配置され得る。第1コンテナ210は第2コンテナ220よりも側方向に突出した形状を有し得る。第2コンテナ220はマウント130が取り囲む空間134に挿入され、第1コンテナ210はマウント130の上部を覆うことができる。
【0062】
マウント130はカートリッジ200の下部を支持することができる。マウント130は第2コンテナ220の側部及び底を支持することができる。マウント130は第1コンテナ210の下側エッジを支持することができる。
【0063】
コラム140はマウント130の一側から上方に延びることができる。コラム140はマウント130の空間134の一側を取り囲むことができる。コラム140の内側面141はマウント130の内側面131に一体に形成されて延びることができる。コラム140の外側面142はマウント130の外側面132に一体に形成されて延びることができる。
【0064】
コラム140はカートリッジ200に対応する高さに延びることができる。コラム140の上壁143はカートリッジ200の上端に対応する高さに形成され得る。コラム140はカートリッジ200に平行に形成され得る。
【0065】
カートリッジ200の挿入空間214はカートリッジ200の一側壁に隣接して形成され得る。挿入空間214はコラム140に隣接して形成され得る。コラム140は挿入空間214が形成されたカートリッジ200の一側壁を取り囲むことができる。カートリッジ200の一側壁はコラム140の内側面141にスライドしてマウント130に挿入されることができる。コラム140はカートリッジ200の一側壁を支持することができる。
【0066】
PCBアセンブリー150(
図3参照)を保護するウィンドウ170はコラム140の内側面141を覆うように配置され得る。ウィンドウ170はカートリッジ200及びコラム140の間に配置され得る。ウィンドウ170はコラム140に沿って上下方向に延びることができる。ウィンドウ170は、挿入空間214が形成されたカートリッジ200の一側壁を取り囲むことができる。ウィンドウ170はカートリッジ200の一側壁を支持することができる。
【0067】
よって、カートリッジ200がボディー100に分離可能に結合することができる。
【0068】
また、カートリッジ200がボディー100に結合して安定的に支持されることができる。
【0069】
ロウワーボディー110の上側エッジ113はアッパーボディー120よりも外側に突出することができる。ロウワーボディー110の上側エッジ113はアッパーボディー120の周囲に沿って延びることができる。ロウワーボディー110の上側エッジ113はアッパーボディー120の下側に配置され得る。キャップ300がボディー100に結合すると、キャップ300の側壁301の下端はロウワーボディー110の上側エッジ113に接触することができる。ロウワーボディー110の上側エッジ113は、キャップ300がアッパーボディー120の下側に移動することを制限することができる。
【0070】
図7及び
図8を参照すると、カートリッジ200はカバー溝215を含むことができる。カバー溝215は挿入空間214の開口に隣接して位置し得る。カバー溝215は挿入空間214から挿入空間214の周辺が拡張する方向に陥没することができる。カバー溝215は挿入空間214から外側に陥没することができる。カバー溝215は挿入空間214から半径外側方向に陥没することができる。カバー溝215は挿入空間214から第1チャンバーC1に向かって陥没することができる。カバー溝215はカバー310が位置し得る空間を提供することができる。
【0071】
カバー溝215は、第1コンテナ210において挿入空間214の一端又は上端の周辺に形成され得る。カバー溝215は、挿入空間214の一端部の周辺が外側に陥没するように形成され得る。カバー310はカバー溝215に収容され得る(
図10及び
図11参照)。カバー310は、挿入空間214の開口を開放しながらカバー溝215に収容され得る。カバー310は、第1方向にピボット動作して挿入空間214の開口を開放しながらカバー溝215に収容され得る。
【0072】
カバー溝215は、第1コンテナ210の内壁212の一端部又は上端部が挿入空間214から外側方向に陥没するように形成され得る。カバー溝215は、第1コンテナ210の内壁212が挿入空間214から第1チャンバーC1に向かって陥没するように形成され得る。第1コンテナ210の内壁212はカバー溝215を区画することができる。第1コンテナ210の内壁212はカバー溝215の少なくとも一部を取り囲むことができる。第1コンテナ210の内壁212はカバー溝215の底に接触し得る。第1コンテナ210の内壁212はカバー溝215の側部の一部を取り囲むことができる。
【0073】
カートリッジ200は、挿入空間214の上部に隣接した位置で、挿入空間214の下側に傾いて形成された第1ガイド216を備えることができる。第1ガイド216は第1コンテナ210の内壁212の上端部に形成され得る。第1ガイド216は第1スティックガイド216と言える。
【0074】
第1ガイド216はカバー溝215の底に接触し得る。第1ガイド216は、カバー溝215の底と接する位置で、第1コンテナ210の内壁212に形成され得る。第1ガイド216はカバー溝215の底と挿入空間214との間に形成され得る。第1ガイド216はカバー溝215の下側に配置され得る。第1ガイド216はカバー溝215の底から挿入空間214の下側に向かって傾いて形成され得る。
【0075】
第1ガイド216は挿入空間214の少なくとも一部に沿って円周方向に延びることができる。第1ガイド216は第1コンテナ210の内壁212に沿って円周方向に延びることができる。第1ガイド216はスティック400(
図3参照)の端部に接触し、スティック400が挿入空間214に挿入されるようにガイドすることができる。
【0076】
図8を参照すると、カートリッジ200は、第1コンテナ210、第2コンテナ220、シーリング部材250、芯261、及びヒーター262のうちの少なくとも一つを含むことができる。第2コンテナ220は、下部ケース230及びフレーム240のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0077】
第1コンテナ210は第1チャンバーC1及び挿入空間214を提供することができる。第1コンテナ210の内壁212は、第1コンテナ210の外壁211が取り囲む空間を分離することにより、一側に第1チャンバーC1を区画し、他側に挿入空間214を区画することができる。
【0078】
第1コンテナ210の外壁211及び内壁212は第1チャンバーC1の側部を取り囲むことができる。第1コンテナ210の外壁211と内壁212とは連結されることにより、第1チャンバーC1の周囲を取り囲むように延びた形状を有し得る。第1コンテナ210の上壁213は第1チャンバーC1の上部を覆うことができる。第1コンテナ210の上壁213は第1コンテナ210の外壁211及び内壁212に連結され得る。
【0079】
第1コンテナ210の外壁211及び内壁212は挿入空間214の側部を取り囲むことができる。挿入空間214は上下方向に長く延びた形状を有し得る。挿入空間214はスティック400(
図3)の周囲に対応する形状を有し得る。挿入空間214は略円柱形状を有し得る。第1コンテナ210の外壁211と内壁212とは連結されることにより、挿入空間214の周囲を取り囲むように円周方向に延びた形状を有し得る。挿入空間214は上下に開放し得る。
【0080】
第2コンテナ220は第2チャンバーC2を提供することができる。第2チャンバーC2は挿入空間214の下側に配置され得る。第2チャンバーC2は挿入空間214と連通することができる。
【0081】
第2コンテナ220は、下部ケース230及びフレーム240のうちの少なくとも一つを含むことができる。下部ケース230は第2コンテナ220の外形をなすことができる。下部ケース230は第1コンテナ210の外壁211又は周辺と結合することができる。下部ケース230は内部に収容空間を提供することができる。下部ケース230はフレーム240を支持することができる。カートリッジ流入口224は、下部ケース230の側壁に形成され得る。カートリッジ流入口224は下部ケース230の底よりも高い位置に形成され得る。
【0082】
したがって、第2チャンバーC2から液体がカートリッジ流入口224を通してカートリッジ200の外部に漏洩することを防止することができる。
【0083】
下部ケース230は、収容部231及び延長部232のうちの少なくとも一つを含むことができる。収容部231は、内部に収容空間を提供することができる。収容部231は収容空間を取り囲むことができる。収容部231は、内部にフレーム240の少なくとも一部を収容することができる。収容部231の側壁は第2コンテナ220の側壁221(
図4参照)であり得る。カートリッジ流入口224は、収容部231の側壁に形成され得る。延長部232は収容部231の一側上端から外側に延びることができる。延長部232はフレーム240の一部を支持することができる。収容部231はケース部231と言える。
【0084】
フレーム240は下部ケース230の内部に配置され得る。フレーム240は第2チャンバーC2を区画することができる。フレーム240は第2チャンバーC2の少なくとも一部を取り囲むことができる。下部ケース230は第2チャンバーC2の残部を取り囲むことができる。フレーム240は第1チャンバーC1の底をなすことができる。
【0085】
フレーム240は、第1フレーム部241及び第2フレーム部242のうちの少なくとも一つを含むことができる。第1フレーム部241は第1チャンバーC1の底をなすことができる。第1チャンバーC1は、第1コンテナ210の外壁211、内壁212、上壁213及び第1フレーム部241によって取り囲まれ得る。第1フレーム部241は第1フレーム241と言える。第2フレーム部242は第2フレーム242と言える。
【0086】
フレーム240は、第1フレーム部241及び第2フレーム部242のうちの少なくとも一つを含むことができる。第1フレーム部241は第1チャンバーC1の底をなすことができる。第1チャンバーC1は、第1コンテナ210の外壁211、内壁212、上壁213及び第1フレーム部241によって取り囲まれ得る。
【0087】
第2フレーム部242は第2チャンバーC2の少なくとも一部を取り囲むことができる。第2フレーム部242は第2チャンバーC2を区画することができる。第2フレーム部242の側壁は第2チャンバーC2の側部の少なくとも一部を取り囲むことができる。第2フレーム部242の底は第2チャンバーC2の底をなすことができる。チャンバー流入口2424は第2フレーム部242の側壁に形成され得る。チャンバー流入口2424は第2チャンバーC2と連通することができる。第2フレーム部242は第1コンテナ210の内壁212の下側に隣接して配置され得る。チャンバー流入口2424は第2チャンバーC2の底よりも高い位置に形成され得る。
【0088】
第1フレーム部241と第2フレーム部242とは互いに連結され得る。第1フレーム部241は第2フレーム部242から第1チャンバーC1の底を覆うように延びることができる。
【0089】
収容部231は内部に第2フレーム部242を収容することができる。収容部231は第2フレーム部242の底を支持することができる。収容部231は第2フレーム部242とともに第2チャンバーC2を区画することができる。延長部232は第1フレーム部241を支持することができる。第2フレーム部242は収容部231の内部に配置され、第1フレーム部241は延長部232の上側に配置され得る。
【0090】
連結流路2314は収容部231の内部に形成され得る。フレーム240は、下部ケース230の内部で連結流路2314を区画することができる。連結流路2314はカートリッジ流入口224とチャンバー流入口2424との間に形成され、カートリッジ流入口224とチャンバー流入口2424とを連結することができる。第1フレーム部241は連結流路2314の上部を覆うことができる。第2フレーム部242は連結流路2314の側部を覆うことができる。
【0091】
遮断壁2317は連結流路2314に形成され得る。遮断壁2317はカートリッジ流入口224とチャンバー流入口2424との間に形成され得る。遮断壁2317は長く延びた形状を有し得る。遮断壁2317は下部ケース230の底又はフレーム240の底から上方に延びることができる。遮断壁2317はカートリッジ流入口224よりも高く延びることができる。遮断壁2317はチャンバー流入口2424よりも高く延びることができる。
【0092】
したがって、第2チャンバーC2内の液体がカートリッジ流入口224を通過してカートリッジ200の外部に漏洩することを防止することができる。
【0093】
シーリング部材250は第1チャンバーC1と第2コンテナ220との間に配置され得る。シーリング部材250は第1チャンバーC1のエッジを取り囲んで密着することができる。シーリング部材250は弾性素材で構成され得る。例えば、シーリング部材250はゴムやシリコンなどの素材で製造され得る。シーリング部材250は第1チャンバーC1に貯蔵された液体が第1チャンバーC1から構成部の間の隙間を通して漏洩することを防止することができる。
【0094】
シーリング部材250は、第1シーリング部251及び第2シーリング部252のうちの少なくとも一つを備えることができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211に沿って延びることができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211のエッジを取り囲むことができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211とフレーム240との間に密着することができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211と第1フレーム部241との間に密着することができる。
【0095】
したがって、第1チャンバーC1内に貯蔵された液体が第1コンテナ210の外壁211とフレーム240との間を通して漏洩することを防止することができる。
【0096】
第2シーリング部252は第1シーリング部251から第1コンテナ210の内壁212に沿って延びることができる。第2シーリング部252は第1コンテナ210の内壁212のエッジを取り囲んで密着することができる。第2シーリング部252は第1コンテナ210の内壁とフレーム240との間に密着することができる。第2シーリング部252は第1コンテナ210の内壁と第2フレーム部242との間に密着することができる。第2シーリング部252はフレーム240に挿入されることができる。第2シーリング部252は第2フレーム部242に挿入されることができる。第1コンテナ210の内壁212の下端はフレーム240に向けて第2シーリング部252を押圧することができる。
【0097】
したがって、第1チャンバーC1内に貯蔵された液体が第1コンテナ210の内壁212とフレーム240との間を通して漏洩することを防止することができる。
【0098】
マウント130はセンサー収容部137を備えることができる。センサー収容部137は、マウント130の一側壁の下部に形成された空間を提供することができる。第2センサー180はセンサー収容部137の内部に収容され得る。下部ケース230はセンサー収容部137を覆うことができる。下部ケース230はセンサー収容部137の一側を取り囲むことができる。下部ケース230の収容部231の一側壁はセンサー収容部137の側部と向き合うことができる。下部ケース230の延長部232はセンサー収容部137の上部を覆うことができる。
【0099】
センサー収容部137と下部ケース230との間に空気が流動し得る隙間が形成され得る。空気はセンサー収容部137と下部ケース230との間を通過してカートリッジ流入口224に流入することができる。第2センサー180は、センサー収容部137と下部ケース230との間を通過してカートリッジ流入口224に流入する空気の流動を感知することができる。
【0100】
図8及び
図9を参照すると、カートリッジ200は、挿入空間214の他端又は下端に隣接した位置で、挿入空間214の周辺から内側に突出したスティックストッパー217を含むことができる。スティックストッパー217は半径内側方向に突出することができる。スティックストッパー217は第1コンテナ210の外壁211及び/又は内壁212に形成され得る。
【0101】
スティックストッパー217は複数のスティックストッパーを備えることができる。スティックストッパー217は三つのスティックストッパーを備えることができる。スティックストッパー217は挿入空間214の周囲に沿って複数が配列され得る。スティックストッパー217は円周方向に配列され得る。スティックストッパー217は互いに離隔して配置され得る。スティックストッパー217は挿入空間214の周囲に沿って円周方向に延びたリブ形状又はリング形状を有し得る。スティック400はスティックストッパー217の周辺にかかることができる。スティックストッパー217は上側に向かって次第に広くなる形状を有し得る。
【0102】
よって、スティック400が挿入空間214に挿入されるとき、スティックストッパー217は、スティック400の端部に接触する結果として、スティック400が挿入空間214を越えて第2チャンバーC2に移動することを制限することができる。
【0103】
また、第2チャンバーC2から挿入空間214に空気が流入する量が減少することを最小化することができる。
【0104】
また、スティックストッパー217は、第2チャンバーC2で生成されたエアロゾルがスティック400の媒質から一定の成分を抽出することを妨げない。
【0105】
図10及び
図11を参照すると、カバー310のピボット軸又はシャフト311は挿入空間214の上側に配置され得る。カバー310のピボット軸又はシャフト311は挿入空間214と挿入口304との間に配置され得る。カバー310は挿入空間214の内側に向かってピボット動作して挿入空間214及び/又は挿入口304を開放し得る。カバー310が挿入空間214の内側に向かってピボット動作する方向は第1方向と定義し得る。
【0106】
カバー310が第1方向にピボット動作して挿入空間214を開放すると、カバー310はカバー溝215に収容されることができる。カバー310が挿入空間214を開放すると、カバー310はカバー溝215に収容され、カバー溝215の下側に配置された第1コンテナ210の内壁212とオーバーラップ(overlap)し得る。カバー310が挿入空間214を開放すると、カバー310はカバー溝215の下側に位置する第1コンテナ210の内壁212に平行に配置され得る。
【0107】
第1ガイド216はカバー溝215の底から挿入空間214の下側に向かって傾いて形成され得る。第1ガイド216は、下側に行くほど挿入空間214が次第に狭くなるように傾いて形成され得る。カバー310が挿入空間214を開放すると、第1ガイド216はカバー310の下側でカバー310の一端に隣接して配置され得る。カバー310が挿入空間214を開放すると、第1ガイド216はカバー310の端部よりも挿入空間214に突出することができる。
【0108】
カバー310は挿入空間214の外側に向かってピボット動作して挿入空間214及び/又は挿入口304を閉鎖することができる。カバー310が挿入空間214の外側に向かってピボット動作する方向は第2方向と定義し得る。スプリング312の一端はカバー310を支持し、スプリング312の他端はキャップ300を支持することができる。スプリング312は、カバー310が挿入空間214を閉鎖する方向にカバー310に弾性力を提供することができる。カバー310はスプリング312を介して第2方向にピボット動作することができる。
【0109】
第2ガイド306は、下側に行くほど内側空間が次第に狭くなるように傾いて形成され得る。第2ガイド306はカバー310のピボット動作半径に隣接して配置され得る。第2ガイド306はカバー310のピボット動作半径の外側に配置され得る。第2ガイド306はカバー310のピボット動作半径に沿って傾いて延びることができる。
【0110】
第2ガイド306の一端は挿入口304に隣接して位置し得る。第2ガイド306の一端は挿入口304の外側に配置され得る。第2ガイド306の一端は挿入口壁305の下側に配置され得る。挿入口壁305は第2ガイド306の一端よりも内側に突出することができる。カバー310が第2方向にピボット動作して挿入空間214を閉鎖すると、カバー310は挿入口壁305に接触することにより、カバー310の移動を制限することができる。
【0111】
第2ガイド306の他端は挿入空間214に隣接して位置し得る。第2ガイド306の他端は、挿入空間214の周辺を構成する第1コンテナ210の外壁211に隣接して位置し得る。第2ガイド306の他端は挿入空間214を区画する第1コンテナ210の外壁211の上側に配置され得る。第2ガイド306は第2ガイド306の一端から他端まで傾いて延びた形状を有し得る。
【0112】
図12~
図15を参照すると、スティック400はカバー310を挿入空間214の内側方向に又は第1方向に押し出すことができる。スティック400がカバー310を押し出しながら挿入空間214に挿入されると、カバー310は挿入空間214及び/又は挿入口304を開放し得る。
【0113】
図12及び
図13を参照すると、スティック400の端部が挿入口304を通過するとき、スティック400の端部は挿入口壁305に接触することができる。スティック400の端部が挿入口壁305に接触すると、挿入口壁305はスティック400を挿入口304内の定位置に案内することができる。スティック400が挿入口304を通過すると、スティック400の端部はカバー310を押し出してカバー310を第1方向にピボット動作させることができる。
【0114】
図13及び
図14を参照すると、スティック400が挿入口304を通過すると、カバー310はカバー溝215に挿入されることができる。カバー310は第1コンテナ210の内壁212とオーバーラップし、第1コンテナ210の内壁212と一緒に挿入空間214の一側壁を構成することができる。
【0115】
図14及び
図15を参照すると、スティック400はカバー310の面に沿ってスライドして挿入空間214に挿入されることができる。第2ガイド306は、挿入口304を中心に、カバー310のピボット軸と対向する位置に配置され得る。第2ガイド306はカバー溝215と対向する位置に配置され得る。スティック400が挿入空間214に挿入されるとき、スティック400の端部は第2ガイド306と接触することができる。スティック400の端部が第2ガイド306に接触すると、第2ガイド306はスティック400を挿入空間214内の定位置に案内することができる。
【0116】
第1ガイド216は第2ガイド306と対向する位置に配置され得る。第1ガイド216は第2ガイド216よりも下側に配置され得る。第1ガイド216はカバー溝215の下側に配置され得る。第1ガイド216はカバー310の下側に配置され得る。第1ガイド216は第1コンテナ210の内壁212に沿って円周方向に延びることができる。スティック400が挿入空間214に挿入されるとき、スティック400の端部は第1ガイド216に接触することができる。スティック400の端部は第2ガイド306に先に接触して位置が案内された後、第1ガイド216に接触することができる。スティック400の端部が第1ガイド216に接触すると、第1ガイド216はスティック400を挿入空間214内の定位置に案内することができる。
【0117】
挿入空間214に挿入されると、スティック400の端部はスティックストッパー217に接触することができる。スティックストッパー217はスティック400の端部に接触することにより、スティック400が挿入空間214の下側に又は第2チャンバーC2に移動することを制限することができる。
【0118】
よって、使用者がスティック400を介してカバー310を押し出すとき、スティック400が挿入口304をスムーズに通過してカバー310を押し出すように正確な位置に案内されることができる。
【0119】
また、スティック400がカバー310を押し出してカバー310が挿入空間214の内側に配置されても、カバー310がカバー溝215に収容されることにより、スティック400が挿入空間214を区画する壁に密着することができる。
【0120】
また、スティック400が挿入空間214を区画する壁に密着することで、使用者がスティック400を通して空気を吸入するとき、挿入空間214とスティック400との間で不必要に空気が流動することを防止し、浪費される吸引力を減らして空気流動の効率減少を防止することができる。
【0121】
また、使用者がスティック400を介してカバー310を押し出すことにより、カバー310が第2方向にスティック400の端部に外力を加えても、スティック400が挿入空間214に正確に挿入されるように案内することができる。
【0122】
また、スティック400が第2チャンバーC2の内側に移動することを制限することができる。
【0123】
図16を参照すると、アッパーボディー120はロウワーボディー110の上部に結合することができる。マウント130はロウワーボディー110の上部を覆うことができる。マウント130の下部はロウワーボディー110の側壁111の上部によって取り囲まれることができる。マウント130はロウワーボディー110の上部に結合することができる。マウント130はロウワーボディー110とスナップフィット方式で結合することができる。マウント130はロウワーボディー110に分離できないように締結されることができる。
【0124】
第2センサー180はロウワーボディー110の上部一側に配置され得る。センサー支持部185はロウワーボディー110の上部から上方に延びた形状を有し得る。センサー支持部185は第2センサー180を支持することができる。第2センサー180はセンサー支持部185に結合することができる。第2センサー180はセンサー支持部185に結合し、側方向に向かうように配置され得る。マウント130のセンサー収容部137は第2センサー180及びセンサー支持部185を収容して覆うことができる。
【0125】
図17~
図19を参照すると、締結口135はマウント130の下部に形成され得る。締結口135はマウント130の下部の側部に形成され得る。締結口135は複数の締結口を備え、マウント130の下部の周囲に沿って配列され得る。ロウワーボディー110の上部に配置されたボディーラッチ115は締結口135に挿入されることにより、マウント130とロウワーボディー110とを締結することができる(
図21及び
図22参照)。
【0126】
リブ溝136はマウント130の外側面132に形成され得る。リブ溝136はマウント130の外側面132から内側に陥没した形状を有し得る。リブ溝136はマウント130の外側面132の周囲に沿って延びた形状を有し得る。ロウワーボディー110の上部の内周に沿って延びたボディーリブ116はリブ溝136に挿入されてマウント130とロウワーボディー110とを締結することができる。ボディーリブ116は弾性素材で構成され得る。例えば、ボディーリブ116はゴムやシリコンなどの材質で構成され得る。ボディーリブ116はリブ溝136に密着してマウント130の位置をロウワーボディー110に安定的に固定させ、アッパーボディー120がロウワーボディー110に対して搖れることを防止することができる(
図21及び
図22参照)。
【0127】
第1固定部138はマウント130の下部に形成され得る。第1固定部138はマウント130の下部から上側に陥没するか、又は下側に突設され得る。第1固定部138はマウント130の下部の周囲に形成され得る。第1固定部138は複数の第1固定部を備え、マウント130の下部の周囲に沿って配列され得る。ロウワーボディー110の上部に配置された第2固定部118は第1固定部138と結合することにより、マウント130の位置をロウワーボディー110に安定的に固定させ、アッパーボディー120がロウワーボディー110に対して搖れることを防止することができる(
図21及び
図22参照)。
【0128】
アッパーボディー120は、上方に延びたコラム140を含むことができる。コラム140はマウント130の一側から上方に延びることができる。コラム140の側壁141、142はマウント130の側壁131、132と連結され得る。コラム140はマウント130が提供する空間134の一部を取り囲むことができる。コラム140の内側面141は外側に凹むように陥没した形状を有し得る。コラム140はカートリッジ200の側部と向き合うことができる(
図6参照)。コラム140はカートリッジ200の一側部を取り囲むことができる。コラム140はカートリッジ200の一側部に向かって開放し得る。
【0129】
コラム140はPCBアセンブリー150を収容することができる。PCBアセンブリー150はカートリッジ200に光を提供するか、又はカートリッジ200についての情報を感知することができる。例えば、カートリッジ200についての情報は、カートリッジ200の第1チャンバーC1に貯蔵された液体の残量の変化についての情報、カートリッジ200の第1チャンバーC1に貯蔵された液体の種類についての情報、カートリッジ200の挿入空間214にスティック400が挿入されたかについての情報、カートリッジ200の挿入空間214に挿入されたスティック400の種類についての情報、カートリッジ200の挿入空間214に挿入されたスティック400が使用された程度又は使用可能な程度についての情報、カートリッジ200の挿入空間214に挿入されたカートリッジ200がボディー100に結合されたかについての情報、及び結合されたカートリッジ200の種類についての情報のうちの少なくとも一つであり得る。カートリッジ200についての情報は、前述したものに限定されない。コラム140は光を提供する光源153を収容することができる。コラム140はカートリッジ200についての情報をセンシングする第1センサー154を収容することができる。
【0130】
コラム140は、内部に設置空間144を提供することができる。設置空間144はコラム140に沿って上下に延びた形状を有し得る。コラム140の内側面141は設置空間144を取り囲むことができる。設置空間144はマウント130の空間134に向かって開放し得る。設置空間144はカートリッジ200の一側部に向かって開放し得る。
【0131】
PCBアセンブリー150は設置空間144内に設けられ得る。プレート160はPCBアセンブリー150を覆い、設置空間144内に配置され得る。ウィンドウ170はPCBアセンブリー150及び設置空間144を覆うことができる。PCBアセンブリー150、プレート160及びウィンドウ170は順次積層され得る。設置空間144はアセンブリー収容空間144と言える。
【0132】
PCBアセンブリー150は、PCB(Printed Circuit Board)151、光源153及び第1センサー154のうちの少なくとも一つを含むことができる。光源153はPCB151に装着され得る。光源153は少なくとも一つ以上の光源を備えることができる。第1センサー154はPCBに装着され得る。光源153と第1センサー154とは単一のPCBの互いに異なる位置に装着され得る。第1センサー154は少なくとも一つの光源153を回避する領域に装着され得る。
【0133】
PCBアセンブリー150はコラム140の内部にカートリッジ200に向かって配置され得る。PCBアセンブリー150は第1チャンバーC1及び挿入空間214を備えた第1コンテナ210に向かうことができる。PCBアセンブリー150はコラム140に沿って上下方向に長く延びることができる。PCBアセンブリー150の一端に電気的接続のためのコネクタ152が形成され得る。
【0134】
PCB151はコラム140に沿って上下に長く延びることができる。PCB151はFPCB(Flexible Printed Circuit Board)であり得る。コネクタ152はPCB151の一端に形成され得る。光源153はPCB151に複数が配列され得る。第1センサー154はPCB151の中心部に位置し得る。光源153は第1センサー154を間に挟んで両側に少なくとも一つずつ配置され得る。複数の光源153はPCB151に沿って上下に配列され得る。複数の光源153はコラム140の長手方向に沿って配列され得る。第1センサー154は挿入空間214に向かうように配置され得る。光源153は挿入空間214の外側に向かうように配置され得る。光源153は挿入空間214の外側に光を放出し、第1チャンバーC1に光を提供することができる。光源153は発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)であり得る。
【0135】
したがって、光源153は第1チャンバーC1に光を均一に提供することができる。
【0136】
また、挿入空間214に挿入されたスティック400によって光源153が提供する光の経路が遮断されることを防止することができる。
【0137】
第1センサー154はPCB151に沿って上下方向に長く延びることができる。第1センサー154は第1コンテナ210又は挿入空間214に沿って長く延びることができる。第1センサー154は挿入空間214と向き合うことができる。第1センサー154はカートリッジ200についての情報を感知することができる。例えば、第1センサー154は、カートリッジ200の第1チャンバーC1に貯蔵された液体の残量の変化についての情報、カートリッジ200の第1チャンバーC1に貯蔵された液体の種類についての情報、カートリッジ200の挿入空間214にスティック400が挿入されたかについての情報、カートリッジ200の挿入空間214に挿入されたスティック400の種類についての情報、カートリッジ200の挿入空間214に挿入されたスティック400が使用された程度又は使用可能な程度についての情報、カートリッジ200の挿入空間214に挿入されたカートリッジ200がボディー100に結合されたかについての情報、及び結合されたカートリッジ200の種類についての情報のうちの少なくとも一つを感知することができる。カートリッジ200についての情報はこれに限定されない。
【0138】
第1センサー154は、カートリッジ200の電磁気特性の変化を感知して前記カートリッジ200についての情報を感知することができる。第1センサー154は隣接した物体による電磁気特性の変化を感知することができる。例えば、第1センサー154は静電容量センサー(capacitance sensor)であり得る。例えば、第1センサー154は磁気近接センサー(magnetic proximity sensor)であり得る。第1センサー154の種類はこれに限定されない。例えば、カートリッジ200の挿入空間214にスティック400が挿入されるか、又は第1チャンバーC1に貯蔵された液体の容量に変化が生じると、第1センサー154が感知する電磁気特性に変化が起こり、第1センサー154はこれを測定してカートリッジ200についての情報を感知することができる。
【0139】
第1センサー154は導電体を含むことができる。導電体は、カートリッジ200の挿入空間214が延びる方向に、挿入空間214に対応する長さを有するように形成され得る。例えば、導電体は、コラム140の長手方向に、PCB151の上側及び下側にそれぞれ隣接して最大長さを有するように形成され得る。
【0140】
第1センサー154は、信号を生成して出力することができる。第1センサー154は、導電体に電流が流れるうちに信号を生成することができる。第1センサー154は、周辺の電磁気特性、例えば、導電体周辺の静電容量に対応する信号を生成することができる。
【0141】
ウィンドウ170はコラム140に結合することができる。ウィンドウ170は透明材質で形成され得る。ウィンドウ170は光を透過させることができる。ウィンドウ170はコラム140に結合してPCBアセンブリー150を覆うことができる(
図19参照)。ウィンドウ170はコラム140に沿って上下に延びた形状を有し得る。ウィンドウ170はコラム140とカートリッジ200との間に配置され得る。ウィンドウ170はコラム140の内側面141に隣接して配置され得る。ウィンドウ170はカートリッジ200の一側部を取り囲むことができる。ウィンドウ170はカートリッジ200の側部と向き合うことができる。ウィンドウ170は、PCBアセンブリー150がカートリッジ200に隣接するように、薄く形成され得る。
【0142】
ウィンドウ170の一面171aはカートリッジ200の側部に接触してカートリッジ200を支持することができる(
図4~
図6参照)。ウィンドウ170の他面171bはPCBアセンブリー150に密着することができる(
図27参照)。ウィンドウ170の一面171aはウィンドウ170の前面と言える。ウィンドウ170の他面171bはウィンドウ170の後面と言える。
【0143】
ウィンドウ170の一面171aは、挿入空間214の周辺を構成する第1コンテナ210の外壁211に対応する形状を有し得る。挿入空間214はコラム140及びPCBアセンブリー150に隣接して位置し得る(
図8参照)。挿入空間214は第1チャンバーC1とコラム140との間に位置し得る。挿入空間214の周囲を取り囲む第1コンテナ210の外壁211は挿入空間214の周囲に沿って丸く延びた形状を有し得る。ウィンドウ170の一面171aは挿入空間214の外側を取り囲むように丸い形状を有し得る。ウィンドウ170の一面171aは挿入空間214の周囲を構成する第1コンテナ210の外壁211を取り囲むように丸い形状を有し得る。ウィンドウ170の一面171aはカートリッジ200と対向する方向に向かって凹んでいる形状を有し得る。ウィンドウ170の一面171aはカートリッジ200の一側壁を支持することができる。
【0144】
ウィンドウ170の他面171bには、光源153を収容する少なくとも一つの溝174が形成され得る。前記溝174は光源溝174又はウィンドウ溝174と言える。光源溝174はウィンドウ170の他面171bから一面に向かって陥没するように形成され得る。複数の光源溝174のそれぞれは、複数の光源153のそれぞれを収容して覆うことができる。複数の光源溝174のそれぞれは、複数の光源153のそれぞれの位置に対応する位置に形成され得る。複数の光源溝174は上下に配列され得る。複数の光源溝174は第1センサー154を間に挟んで両側に少なくとも一つずつ形成され得る。
【0145】
ウィンドウ170の他面171bは、平たく形成された平面部172を含むことができる。平面部172はPCBアセンブリー150に密着することができる。平面部172はコラム140の設置空間144(
図17参照)に挿入されることができる。光源溝174は、平面部172が陥没するように形成され得る。
【0146】
PCBアセンブリー150は複数の貫通ホール151aを含むことができる。貫通ホール151aはPCB151の一側に形成され得る。貫通ホール151aはPCB151の上側に形成され得る。貫通ホール151aは光源153及び/又は第1センサー154よりも上側に形成され得る。貫通ホール151aはPCB151の両側に形成され得る。
【0147】
ウィンドウ170は複数の貫通突起172aを含むことができる。貫通突起172aはウィンドウ170の他面171bから突設され得る。貫通突起172aは貫通ホール151aに対応する位置に形成され得る。貫通突起172aは貫通ホール151aに向かって突出することができる。貫通突起172aは貫通ホール151aを貫通することができる。貫通突起172aは複数の貫通突起を備えることができる。複数の貫通突起172aのそれぞれは複数の貫通ホール151aのそれぞれを貫通することができる。貫通突起172aは貫通ホール151aを貫通することにより、PCBアセンブリー150及びウィンドウ170が定位置に配置され得る。
【0148】
ウィンドウ170は係止突起173を含むことができる。係止突起173はウィンドウ170の他面171bに形成され得る。係止突起173は平面部172から両側に突設され得る。係止突起173は複数の係止突起を備え、上下方向に配列され得る。複数の係止突起173のそれぞれはフランジ側部1451に対応して上下に長い形状を有し得る。
【0149】
コラム140はフランジ145を含むことができる。フランジ145はコラム140の内側面141の内側に配置され得る。フランジ145はコラム140の内側面141から内側に突出することができる。フランジ145はコラム140と一体に形成され得る。フランジ145はコラム140の内側に突出してエッジを形成することができる。フランジ145はアセンブリー収容空間144の周囲に沿って延びることができる。フランジ145は、中央が開放し、これを通してアセンブリー収容空間144とコンテナ収容空間134とが互いに連結され得る。
【0150】
フランジ145は、フランジ側部1451、フランジ下部1452及びフランジ上部1453のうちの少なくとも一つを含むことができる。フランジ145は、フランジ側部1451、フランジ下部1452及びフランジ上部1453が連結されることによって形成され得る。フランジ側部1451はコラム140の長手方向に沿って長く延びた形状を有し得る。フランジ側部1451はコラム140の両側に互いに離隔して形成され得る。フランジ下部1452及びフランジ上部1453は一対のフランジ側部1451の間に連結され得る。フランジ側部1451、フランジ下部1452及びフランジ上部1453は互いに連結されてフランジ145の周辺を構成することができる。フランジ側部1451、フランジ下部1452及びフランジ上部1453によって取り囲まれる領域は開放することにより、アセンブリー収容空間144とコンテナ収容空間134とが連通することができる。
【0151】
ウィンドウ170の他面171bはフランジ145に付着され得る。ウィンドウ170の他面のエッジはフランジ145に付着され得る。ウィンドウ170の他面171bはフランジ145に接着部材を介して付着され得る。例えば、接着部材はテープやボンドなどであり得る。接着部材は前述したものに限定されない。係止突起173はフランジ145にかかることにより、ウィンドウ170とフランジ145とを締結することができる。係止突起173はフランジ側部1451にかかることができる。フランジ145はウィンドウ170のエッジに隣接したウィンドウ170の他面171bの形状に対応する形状を有し得る。フランジ下部1452及びフランジ上部1453は凹んでいる形状を有し得る。
【0152】
したがって、PCBアセンブリー150を外部から保護し、PCBアセンブリー150が離脱することを防止することができる。
【0153】
また、PCBアセンブリー150から出射される光をカートリッジ200に提供することができる。
【0154】
また、ウィンドウ170、カートリッジ200及びPCBアセンブリー150が安定的に結合するか又は固定されることができる。
【0155】
プレート160は、PCBアセンブリー150において少なくとも一つの光源153を回避する領域を覆うことができる。プレート160はPCBアセンブリー150に付着されて第1センサー154を覆うことができる。プレート160は電磁波を透過させることができる。プレート160は電磁波を透過させるが、可視光は透過しないか又は半透明になり得る。
【0156】
PCB151に光源153と連結された印刷回路が光源153の周辺に印刷され得る。プレート160は光源153の周辺でPCB151に印刷された印刷回路を覆うことができる。プレート160は第1センサー154に沿って上下に延びた形状を有し、これから印刷回路が印刷された方向に延びた形状を有し得る。
【0157】
プレート160は光源153を覆わずに露出させることができる。光源153は、第1センサー154を間に挟んで両側で上下方向に配列され得る。プレート160は光源153の位置に対応する位置が開放し得る。プレート160がPCBアセンブリー150に付着されると、光源153はプレート160が開放して形成された領域を通して露出され得る。
【0158】
したがって、光源153が出射する光が遮断されなく、第1センサー154及び/又はPCB151に印刷された印刷回路は外部に露出されずに外部から保護できる。
【0159】
また、第1センサー154は、プレート160によって覆われた状態で、周辺の電磁気特性の変化を感知することができる。
【0160】
図20を参照すると、PCBアセンブリー150はコラム140の内部でコラム140に沿って長く延びることができる。PCB151はコラム140に沿って長く延びることができる。PCBアセンブリー150の一端に形成されたコネクタ152はアッパーボディー120の下側に露出され得る。コネクタ152はコラム140の下側に露出され得る。コネクタ152はマウント130の下側に露出され得る。コラム140の下端は開放して隙間146を形成することができる。コネクタ152は隙間146を通して下側に露出され得る。隙間146は設置空間144(
図17参照)と連通することができる。
【0161】
マウント130はセンサー収容部137を含むことができる。センサー収容部137はマウント130の一側壁に形成され得る。センサー収容部137はマウント130の一側壁に下方に開放するように形成されることにより、内部に第2センサー180が挿入される空間137bを提供することができる。センサー収容部137が提供する前記空間137bはセンサー収容空間137bと言える。センサー収容部137の内側面はマウント130の内側面131の一部を構成することができる。センサー収容部137の外側面はマウント130の外側面132の一部を構成することができる。センサー収容部137はコンテナ収容空間134を中心にコラム140と対向する位置に形成され得る。コラム140はマウント130の一側から上方に延び、センサー収容部137はマウント130の他側に形成され得る。
【0162】
センシングホール137aはセンサー収容部137の内側面131に形成され得る。センシングホール137aはセンサー収容空間137bとコンテナ収容空間134との間に形成されることで、センサー収容空間137bとコンテナ収容空間134とを連結することができる。センシングホール137aはカートリッジ流入口224(
図8参照)に隣接して位置し得る。センシングホール137aはカートリッジ流入口224と向き合うことができる。
【0163】
センシングホール137aは側部に向かうことができる。カートリッジ流入口224は第2コンテナ220の側部が開放することによって形成され、側部が開放したセンシングホール137aはカートリッジ流入口224と向き合うことができる(
図8参照)。
【0164】
図21及び
図22を参照すると、ロウワーボディー110の分離壁112はバッテリー190の上側を覆うことができる。分離壁112はロウワーボディー110の上部にロウワーボディー110の側壁111と交差する方向に配置され得る。分離壁112はロウワーボディー110の内部構成部品の上側を覆うことができる。分離壁112は、ロウワーボディー110の内部構成部品が設けられる空間とアッパーボディー120が結合する空間とを分離することができる。分離壁112はアッパーボディー120の下部に配置され得る。ロウワーボディー110の側壁111は分離壁112よりも上方に延び、分離壁112の周辺を取り囲むことができる。分離壁112の上方に延びたロウワーボディー110の側壁111の内周面はマウント130の下部の周辺を取り囲むことができる。
【0165】
第2センサー180はロウワーボディー110の一側上部に設けられ得る。第2センサー180は分離壁112の上側に配置され得る。第2センサー180はマウント130センサー収容部137に対応する位置に配置され得る。センサー支持部185は分離壁112の一側から上方に延びて第2センサー180を支持することができる。第2センサー180は側方向に向かうように配置され得る。
【0166】
アッパーボディー120はロウワーボディー110の上側に結合することができる。ボディーラッチ115はロウワーボディー110の上部に形成され得る。ボディーラッチ115は分離壁112の一端に形成され得る。ボディーラッチ115は突出した形状を有し得る。ボディーラッチ115はマウント130の締結口135に挿入されることにより、マウント130とロウワーボディー110とを締結することができる。
【0167】
ボディーリブ116はロウワーボディー110の側壁111の内周面から突出した形状を有し得る。ボディーリブ116はロウワーボディー110の側壁111の内周面に沿って延びた形状を有し得る。ボディーリブ116は弾性素材で構成され得る。例えば、ボディーリブ116はゴムやシリコンなどの素材で製造され得る。ボディーリブ116は分離壁112よりも上側に配置され得る。ボディーリブ116はマウント130のリブ溝136に挿入されて密着することができる。
【0168】
第2固定部118はロウワーボディー110の上部に配置され得る。第2固定部118は第1固定部138に対応する位置に形成され得る。第2固定部118は分離壁112の周辺に形成され得る。第2固定部118は上方に突出するか又は下側に陥没した形状を有し得る。第2固定部118は複数の第2固定部を備えることができる。第2固定部118はマウント130の第1固定部138と結合することができる。
【0169】
よって、アッパーボディー120はロウワーボディー110に結合することができる。
【0170】
また、マウント130の位置はロウワーボディー110に安定的に固定されることができ、アッパーボディー120がロウワーボディー110に対して搖れることを防止することができる。
【0171】
接続端子ホール133aはマウント130の底133に形成され得る。接続端子ホール133aはスリット形状を有し得る。接続端子ホール133aは一対の接続端子ホールを備えることができる(
図20参照)。第1接続端子191は分離壁112の上方に突出するように形成され得る。第1接続端子191は一対の第1接続端子を備えることができる。第1接続端子191と接続端子ホール133aとは互いに対応する位置に形成され得る。アッパーボディー120がロウワーボディー110に結合すると、第1接続端子191は接続端子ホール133aを貫通してコンテナ収容空間134に露出され得る。第2カートリッジ200がアッパーボディー120に結合すると、ヒーター262(
図8参照)は第1接続端子191と接触して、バッテリー190及び制御装置193などの装置のうちの少なくとも一つと電気的に連結され得る。電気的に連結される装置はこれに限定されない。
【0172】
PCBアセンブリー150はアッパーボディー120の下側に露出されるコネクタ152を介してロウワーボディー110の内部の装置と電気的に連結され得る。分離壁112の一側は開放してコネクタ挿入口117を形成することができる。コネクタ挿入口117はコラム140に対応する位置に形成され得る。コネクタ挿入口117は上方に向かって開放し得る。接続端子192はロウワーボディー110の内部でコネクタ挿入口117の下側に位置し得る。アッパーボディー120がロウワーボディー110に結合すると、コネクタ152はコネクタ挿入口117に挿入されて第2接続端子192に接触することができる。コネクタ152が第2接続端子192に接触すると、PCBアセンブリー150のコネクタ152を介してバッテリー190及び制御装置193などの装置のうちの少なくとも一つと電気的に連結され得る。電気的に連結される装置はこれに限定されない。
【0173】
アッパーボディー120がロウワーボディー110に結合すると、第2センサー180はセンサー収容部137が提供する空間137bに挿入されることができる。センサー収容部137は第2センサー180を取り囲むことができる。マウント130がロウワーボディー110に結合するとき、第2センサー180はセンサー収容空間137bの下側から上方に挿入されることができる。センサー収容部137が開放することによって形成されたセンシングホール137aはカートリッジ200に向かって開放し得る。第2センサー180はセンサー収容部137の内部でセンシングホール137aに向かうことができる。第2センサー180はセンサー収容部137の内部でカートリッジ流入口224(
図15参照)に向かうように配置され得る。第2センサー180は、センシングホール137aの周辺を流動する空気の流動を感知することができる。
【0174】
図23~
図25を参照すると、カートリッジ200は、第1コンテナ210、第2コンテナ220、芯261及びヒーター262のうちの少なくとも一つを含むことができる。カートリッジ200はシーリング部材250を含むことができる。
【0175】
第1コンテナ210は中空形状に形成され得る。第1コンテナ210の外壁211は内部空間を取り囲むことができる。第1コンテナ210は、内部に液体を貯蔵する第1チャンバーC1を提供することができる。第1チャンバーC1は、一側又は下側が開放し得る。第1コンテナ210は、スティック400が挿入できる挿入空間214を備えることができる。第1チャンバーC1とスティック400とは第1コンテナ210の内部で互いに区画され得る。挿入空間214は、両端が開放し、長く延びた形状を有し得る。挿入空間214は上下に長く延び、上端及び下端が開放し得る。挿入空間214の周辺は円周方向に延びることができる。挿入空間214は円筒形状を有し得る。
【0176】
第1コンテナ210の内壁212は第1コンテナ210の内部に位置し、第1コンテナ210の内部空間を分離することができる。第1コンテナ210の内壁212は、第1コンテナ210の外壁211が取り囲む空間の一側に第1チャンバーC1を区画し、他側に挿入空間214を区画することができる。第1コンテナ210の内壁212は円周方向に延びて挿入空間214の周辺の少なくとも一部を取り囲むことができる。
【0177】
したがって、液体を貯蔵する空間の効率を改善し、使用者の吸入動作の便宜性を改善することができる。
【0178】
第2コンテナ220は第1コンテナ210に結合することができる。第2コンテナ220は第1コンテナ210の一側又は下側に結合することができる。第2コンテナ220は第1チャンバーC1の開放側を閉鎖することができる。第2コンテナ220は、内部に挿入空間214と連通する第2チャンバーC2を提供することができる。芯261は第2コンテナ220の内部に設けられ得る。
【0179】
カートリッジ流入口224は第2チャンバーC2とカートリッジ200の外部とを連通させることができる。カートリッジ流入口224は第2コンテナ220の外壁に形成され得る。カートリッジ流入口224は第2コンテナ220の側壁221に形成され得る。カートリッジ流入口224は側方向に向かって開放し得る。カートリッジ流入口224は第2コンテナ220の底222よりも高い位置に形成され得る。
【0180】
したがって、連結流路2314内に存在する液滴がカートリッジ流入口224を通してカートリッジ200の外部に漏洩することを防止することができる。
【0181】
第2コンテナ220は、下部ケース230及びフレーム240のうちの少なくとも一つを含むことができる。下部ケース230は第2コンテナ220の外形をなすことができる。下部ケース230は第1コンテナ210の下側に配置され得る。下部ケース230は第1コンテナ210と結合することができる。下部ケース230は第1コンテナ210の外壁211と結合することができる。下部ケース230の周辺は第1コンテナ210の周辺と結合することができる。カートリッジ流入口224は下部ケース230の外壁に形成され得る。カートリッジ流入口224は下部ケース230の側壁2311に形成され得る。カートリッジ流入口224は下部ケース230の底2312よりも高い位置に形成され得る。下部ケース230は、内部に収容空間2310を提供することができる。下部ケース230は、収容空間2310内にフレーム240の少なくとも一部を収容することができる。下部ケース230はフレーム240を支持することができる。
【0182】
下部ケース230は収容部231を含むことができる。収容部231は、内部に収容空間2310を提供することができる。収容空間2310は収容部231に上方に形成され得る。収容部231は収容空間2310の側部及び下部を取り囲むことができる。収容部231の側壁2311は収容空間2310の側部を取り囲むことができる。収容部231の底2312は収容空間2310の下部を覆うことができる。第2チャンバーC2は収容空間2310が形成された位置に形成され得る。収容部231は第2チャンバーC2の一部を取り囲むことができる。
【0183】
カートリッジ流入口224は収容部231の一側に形成され得る。カートリッジ流入口224は収容部231の外壁に形成され得る。カートリッジ流入口224は収容部231の一側壁2311に形成され得る。カートリッジ流入口224は延長部232の下側に隣接して位置し得る。カートリッジ流入口224は収容部231の底2312よりも高い位置に形成され得る。
【0184】
収容部231は、内部に連結流路2314を提供することができる。連結流路2314はカートリッジ流入口224と連通することができる。連結流路2314は収容部231とフレーム240との間に形成され得る。連結流路2314は収容部231及びフレーム240によって取り囲まれ得る。連結流路2314はカートリッジ流入口224とチャンバー流入口2424との間に位置し得る。連結流路2314はカートリッジ流入口224とチャンバー流入口2424とを連結することができる。
【0185】
遮断壁2317は連結流路2314上に形成され得る。遮断壁2317は連結流路2314の底から上方に突設され得る。遮断壁2317は収容部231の底2312又はフレーム240の底から上方に突設され得る。連結流路2314は遮断壁2317を取り囲むことができる。遮断壁2317はカートリッジ流入口224とチャンバー流入口2424との間に配置され得る。遮断壁2317は収容部231の一側壁2311と第2フレーム部242の一側壁2421との間に配置され得る。遮断壁2317は収容部231の一側壁2311に平行に形成され得る。遮断壁2317は収容部231の一側壁2311と向き合うことができる。遮断壁2317は第2フレーム部242の一側壁2421に平行に形成され得る。遮断壁2317は第2フレーム部242の一側壁2421と向き合うことができる。遮断壁2317はカートリッジ流入口224及び/又はチャンバー流入口2424の高さよりも高く延びることができる。遮断壁2317は延長部232及び/又は底部2411の高さよりも低く延びることができる。遮断壁2317はカートリッジ流入口224及び/又はチャンバー流入口2424が開放する方向と交差する方向に長く延びることができる。カートリッジ流入口224は遮断壁2317と向き合うことができる。チャンバー流入口2424は遮断壁2317と向き合うことができる。
【0186】
したがって、第2チャンバーC2で発生した液滴がカートリッジ流入口224を通してカートリッジ200の外部に漏洩することを防止することができる。
【0187】
下部ケース230は、収容部231から外側に延びた延長部232を含むことができる。延長部232は収容部231の一側上端から外側に延びることができる。延長部232はカートリッジ流入口224が形成された収容部231の側壁2311から外側に延びることができる。延長部232は第1チャンバーC1の下側に位置し得る。延長部232は第1フレーム部241を支持することができる。
【0188】
下部ケース230は、第1コンテナ210の周辺と結合する周辺部2322を含むことができる。周辺部2322は下部ケース230の上端で下部ケース230の周囲に沿って延びることができる。周辺部2322は収容部231及び延長部232の周囲に沿って延びることができる。周辺部2322は連続した帯形状を有し得る。周辺部2322は、下部ケース230の周辺から上方に突出した形状を有し得る。周辺部2322は第1コンテナ210の外壁211の下端と結合することができる。第1コンテナ210の外壁211の下端は上方に陥没することにより、周辺部2322がそれに挿入されることができる。周辺部2322と第1コンテナ210の外壁211とは接着部材を介して互いに付着され得る。例えば、接着部材はテープやボンドなどであり得る。接着部材は前述したものに限定されない。
【0189】
フレーム240は下部ケース230と第1コンテナ210との間に配置され得る。フレーム240の少なくとも一部は収容空間2310に収容され得る。フレーム240は収容空間2310内で下部ケース230と結合することができる。フレーム240は第1チャンバーC1の開放側又は下側を閉鎖することができる。フレーム240は第1チャンバーC1の底をなすことができる。フレーム240は下部ケース230の内部を区画して第2チャンバーC2を提供することができる。フレーム240は第2チャンバーC2の少なくとも一部を取り囲むことができる。第2チャンバーC2はフレーム240及び収容部231の外壁によって取り囲まれることができる。第2チャンバーC2は挿入空間214の下側に形成され得る。第2チャンバーC2は挿入空間214の下端と連通することができる。チャンバー流入口2424はフレーム240の一側に形成され得る。チャンバー流入口2424は第2チャンバーC2と連通することができる。
【0190】
フレーム240は、第1チャンバーC1の底をなす第1フレーム部241を含むことができる。第1フレーム部241は第1チャンバーC1の開放側を閉鎖することができる。フレーム240は、下部ケース230の内部を区画して第2チャンバーC2を提供する第2フレーム部242を含むことができる。第2フレーム部242は下部ケース230の内部に収容され得る。第2フレーム部242は第1フレーム部241と連結され得る。第2フレーム部242は第2チャンバーC2の少なくとも一部を取り囲むことができる。
【0191】
第2フレーム部242は収容空間2310に収容され得る。第2フレーム部242の側壁2421は第2チャンバーC2の側部の少なくとも一部を取り囲むことができる。第2フレーム部242の底2422は第2チャンバーC2の底をなすことができる。収容部231は第2フレーム部242を支持することができる。収容部231の底2312は第2フレーム部242の底2422を支持することができる。チャンバー流入口2424は第2フレーム部242の側壁2421に形成され得る。チャンバー流入口2424は側方向に開放し得る。チャンバー流入口2424は第2チャンバーC2の底又は第2フレーム部242の底2422よりも高い位置に形成され得る。
【0192】
したがって、第2チャンバーC2で発生した液滴がチャンバー流入口2424を通して第2チャンバーC2の外部に漏洩することを防止することができる。
【0193】
第1フレーム部241は、第2フレーム部242の一側から外側に延びた形状を有し得る。第1フレーム部241は収容空間2310の上部から延長部232が延びる方向に延びることができる。第1フレーム部241は下部ケース230の上側一部を覆うことができる。下部ケース230は第1フレーム部241の一面を支持することができる。
【0194】
第1フレーム部241の底部2411は第1チャンバーC1の底をなすことができる。第1フレーム部241の底部2411は第2フレーム部242の一側壁2421の上端部から外側に延びることができる。第1フレーム部241の底部2411は延長部232が形成された方向に延びることができる。第1フレーム部241の底部2411は延長部232及び連結流路2314の上側を覆うことができる。第1フレーム部241の底部2411は延長部232によって支持されることができる。
【0195】
第1フレーム部241の側壁2412は第2フレーム部242の底2422の周辺の一側から第1フレーム部241の底部2411の周囲に沿って延びることができる。第1フレーム部241の側壁2412は第1フレーム部241の底部2411のエッジに沿って延びる帯形状を有することができる。第1フレーム部241の側壁2412は底部2411の周辺から上方に突出することができる。第2フレーム部242に隣接した第1フレーム部241の側壁2412の一部は収容空間2310に収容され得る。収容部231の側壁2311は第2フレーム部242に隣接した第1フレーム部241の側壁2412の一部を支持することができる。
【0196】
収容部231の側壁2311及び底2312は連結流路2314の一側を取り囲むことができる。第1フレーム部241の底部2411及び第2フレーム部242の側壁2421は連結流路2314の他側を取り囲むことができる。ラウンド面2418は第1フレーム部241と第2フレーム部242との間に丸く延びることができる。ラウンド面2418は連結流路2314の一側と向き合うことができる。ラウンド面2418は第1フレーム部241からチャンバー流入口2424に向かって丸く延びることができる。ラウンド面2418は第1フレーム部241の底部2411から第2フレーム部242の側壁2421に向かって丸く延びることができる。ラウンド面2418は連結流路2314の上側に位置し得る。ラウンド面2418は遮断壁2317から上側に離隔することができる。ラウンド面2418と遮断壁2317との間に連結流路2314の一部が位置し得る。
【0197】
フック2415は第1フレーム部241に形成され得る。フック2415は第1フレーム部241の周辺に隣接して形成され得る。フック2415は第1フレーム部241の底部2411から上方に突出し、外側に曲がった形状を有し得る。フック2415は第1フレーム部241の側壁2412に隣接するか又は接するように位置し得る。フック2415の端部は外側に曲がり、第1フレーム部241の側壁2412の上側に配置され得る。フック2415は複数からなり得る。複数のフック2415は第1フレーム部241の周囲に沿って配列され得る。フック2415は三つからなり得る。シーリング部材250はフック2415に締結されることができる。
【0198】
芯261は第2チャンバーC2に設けられ得る。芯261は第1チャンバーC1と連結され得る。芯261は第1チャンバーC1から、第1チャンバーC1に貯蔵された液体を受けることができる。ヒーター262は第2チャンバーC2に設けられ得る。ヒーター262は芯261を加熱することができる。ヒーター262は芯261を巻き取ることができる。ヒーター262は液体を受けた芯261を加熱して、第2チャンバーC2内にエアロゾルを生成することができる。芯261は第2フレーム部242に固定されることができる。芯挿入溝2426は、第2フレーム部242の側壁2421が下側に陥没するように形成され得る。芯挿入溝2426は両側に一対が形成され得る。芯261の両端は両側の芯挿入溝2426にそれぞれ挿入されて固定されることができる。
【0199】
空気はカートリッジ流入口224を通してカートリッジ200の内部に流入することができる。カートリッジ流入口224を通して流入した空気は、連結流路2314、チャンバー流入口2424、第2チャンバーC2及び挿入空間214を順次通過することができる。連結流路2314を通過する空気は、遮断壁2317とラウンド面2418との間で、ラウンド面2418に沿って流動してチャンバー流入口2424に流入することができる。第2チャンバーC2を通過する空気は第2チャンバーC2で生成されたエアロゾルを伴って流動することができる。
【0200】
したがって、連結流路2314内での空気流動の損失を減らすことができる。
【0201】
また、エアロゾルは挿入空間214及び/又は挿入空間214に挿入されたスティック400に提供されることができる。
【0202】
シーリング部材250は第1コンテナ210と第2コンテナ220との間に配置され得る。シーリング部材250は、一側が開放した第1チャンバーC1と第1チャンバーC1の開放側を閉鎖する第2コンテナ220との間に配置され得る。シーリング部材250は第1チャンバーC1とフレーム240との間に配置されるか又は挿入されることができる。シーリング部材250は第1チャンバーC1の下部端を取り囲むことができる。シーリング部材250は第1コンテナ210及びフレーム240に密着することができる。シーリング部材250の一部は第2コンテナ220と密着することができる。シーリング部材250は連続した帯形状を有し得る。
【0203】
したがって、第1チャンバーC1に貯蔵された液体が第1チャンバーC1を区画する部材間の結合部位に形成された隙間を通して漏洩することを防止することができる。
【0204】
シーリング部材250は第1シーリング部251及び第2シーリング部252のうちの少なくとも一つを含むことができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211と第1フレーム部241との間に配置されるか又は挿入されることができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211に沿って延びることができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211及び第1フレーム部241の側壁2411に密着することができる。第1シーリング部251は、第1フレーム部241に形成されたフック2415に締結されることができる。複数のフック2415は第1シーリング部251の周囲に沿って配列され得る。第1シーリング部251の少なくとも一部はフック2415の端部と第1フレーム部241の側壁2412との間に挿入されて密着することができる。
【0205】
第2シーリング部252は第1シーリング部251と連結され得る。第2シーリング部252は第1コンテナ210の内壁212と第2フレーム部242との間に配置され得る。第2シーリング部252は第1チャンバーC1と第2チャンバーC2との間に配置され得る。第2シーリング部252は第1シーリング部251から第1コンテナ210の内壁212に沿って延びることができる。第2シーリング部252は第1コンテナ210の内壁212及び第2フレーム部242の上端に密着することができる。第1コンテナ210の内壁212は第2シーリング部252の上部を第2フレーム部242に向けて押圧することができる。第2シーリング部252の一部は第2フレーム部242に挿入されることができる。
【0206】
図25を参照すると、第2フレーム部242の側壁2421は第2チャンバーC2の側部を取り囲むことができる。第2フレーム部242の側壁2421は第1コンテナ210の内壁212の下端に隣接して位置し得る。
【0207】
下部支持面2522及び側部支持面2523は第1コンテナ210の内壁212の下端エッジを取り囲んで密着することができる。下部支持面2522は第1コンテナ210の内壁212の下端面を支持することができる。下部支持面2522は第1コンテナ210の内壁212の周囲に沿って延びることができる。
【0208】
側部支持面2523は第1コンテナ210の内壁212の周囲に沿って延びることができる。側部支持面2523は、第1コンテナ210の内壁212の下端面に隣接した側面を支持することができる。
【0209】
支持部2428は第1コンテナ210の内壁212の下側に配置され得る。支持部2428は第1コンテナ210の内壁212の延長線上に位置し得る。
【0210】
第1コンテナ210は第2コンテナ220と結合することができる。第1コンテナ210の外壁211は下部ケース230の周辺と結合することができる。第1コンテナ210の外壁211の下端は上側に陥没することにより、周辺部2322がそれに挿入されることができる。第1コンテナ210の外壁211は周辺部2322に付着され得る。
【0211】
第1コンテナ210が下部ケース230と結合すると、第1シーリング部251は第1フレーム部241及び第1コンテナ210の外壁211に密着することができる。
【0212】
第1コンテナ210が下部ケース230と結合すると、第1コンテナ210の内壁212は第2フレーム部242に向けて第2シーリング部252を押圧することができる。第1コンテナ210の内壁212が第2シーリング部252を押圧すると、第2シーリング部252は第1コンテナ210の内壁212及び第2フレーム部242に密着することができる。第2シーリング部252は、第1コンテナ210の内壁212から受ける力を第1シーリング部251及び第2フレーム部242に伝達することができる。
【0213】
したがって、接着部材を介して結合する部位を減らすことができ、構成部間の結合のための部品数を減らすことができ、カートリッジ200の内部結合構造が簡単になり、製作性を改善することができる。
【0214】
また、シーリング部材250は、別途の接着部材なしに、安定的に結合するか又は固定され、周辺に密着してシーリングすることができる。
【0215】
図26を参照すると、スティック400は媒質部410を含むことができる。スティック400は冷却部420を含むことができる。スティック400はフィルター部430を含むことができる。冷却部420は媒質部410とフィルター部430との間に配置され得る。スティック400はラッパー440を含むことができる。ラッパー440は媒質部410を包むことができる。ラッパー440は冷却部420を包むことができる。ラッパー440はフィルター部430を包むことができる。スティック400は円柱形状を有し得る。
【0216】
媒質部410は媒質411を含むことができる。媒質部410は第1媒質カバー413を含むことができる。媒質部410は第2媒質カバー415を含むことができる。媒質411は第1媒質カバー413と第2媒質カバー415との間に配置され得る。第1媒質カバー413はスティック400の一端に配置され得る。媒質部410の長さは24mmであり得る。
【0217】
媒質411は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。媒質411は複数の顆粒で構成され得る。複数の顆粒のそれぞれは0.4mm~1.12mmの大きさを有することができる。媒質411の内部には顆粒が70%程度満たされ得る。媒質411の長さL2は10mmであり得る。第1媒質カバー413はアセテート材質で構成され得る。第2媒質カバー415はアセテート材質で構成され得る。第1媒質カバー413は紙材質で構成され得る。第2媒質カバー415は紙材質で構成され得る。第1媒質カバー413及び第2媒質カバー415のうちの少なくとも一つは紙材質で構成され、しわ寄った形状になり、その間に空気が流動するための複数の隙間が形成され得る。前記隙間は媒質411の各顆粒の大きさよりも小さくてもよい。第1媒質カバー413の長さL1は媒質411の長さL2よりも短くてもよい。第2媒質カバー413の長さL3は媒質411の長さL2よりも短くてもよい。第1媒質カバー413の長さL1は7mmであり得る。第2媒質カバー413の長さL2は7mmであり得る。
【0218】
したがって、媒質411の各顆粒は媒質部410及びスティック400から離脱することができない。
【0219】
冷却部420はシリンダー形状を有し得る。冷却部420は中空形状を有し得る。冷却部420は媒質部410とフィルター部430との間に配置され得る。冷却部420は第2媒質部415とフィルター部430との間に配置され得る。冷却部420は内部の冷却通過424を取り囲む管状に形成され得る。冷却部420はラッパー440よりも厚くてもよい。冷却部420はラッパー440よりも厚い紙材質で構成され得る。冷却部420の長さL4は媒質411の長さL2と同一であるか又はほぼ同一であり得る。冷却部420及び冷却通過424の長さL4は10mmであり得る。スティック400がエアロゾル生成装置の内部に挿入されると(
図3参照)、冷却部420の少なくとも一部はエアロゾル生成装置の外部に露出され得る。
【0220】
したがって、冷却部420は媒質部410及びフィルター部430を支持し、スティック400の剛性を確保することができる。また、冷却部420は媒質部410とフィルター部430との間でラッパー440を支持し、ラッパー440が接着される部位を確保することができる。また、加熱された空気及びエアロゾルは、冷却部420の内部の冷却通過424を通過しながら冷却され得る。
【0221】
フィルター部430はアセテート材質のフィルターで構成され得る。フィルター部430はスティック400の他端に配置され得る。スティック400がエアロゾル生成装置の内部に挿入されると(
図3参照)、フィルター部430はエアロゾル生成装置の外部に露出され得る。使用者はフィルター部430を口に銜えて空気を吸入することができる。フィルター部430の長さL5は14mmであり得る。
【0222】
ラッパー440は媒質部410、冷却部420及びフィルター部430を包むか又は取り囲むことができる。ラッパー440はスティック400の外形をなすことができる。ラッパー440は紙材質で構成され得る。接着部441はラッパー440の一側端に形成され得る。ラッパー440は、媒質部410、冷却部420及びフィルター部430を包み、一側縁部に形成された接着部441と他側縁部とが互いに接着され得る。媒質部410、冷却部420及びフィルター部430を包むラッパー440はスティック400の一端及び他端を覆わなくてもよい。
【0223】
したがって、ラッパー440は、媒質部410、冷却部420及びフィルター部430を固定し、スティック400からの離脱を防止することができる。
【0224】
第1薄膜443は第1媒質カバー413に対応する位置に配置され得る。第1薄膜443はラッパー440と第1媒質カバー413との間に配置されるか、又はラッパー440の外部に配置され得る。第1薄膜443は第1媒質カバー413を取り囲むことができる。第1薄膜443は金属材質で構成され得る。第1薄膜443はアルミニウム材質で構成され得る。第1薄膜443はラッパー440に密着するか又はコーティングされ得る。
【0225】
第2薄膜445は第2媒質カバー415に対応する位置に配置され得る。第2薄膜445はラッパー440と第2媒質カバー415との間に配置されるか、又はラッパー440の外部に配置され得る。第2薄膜445は金属材質で構成され得る。第2薄膜445はアルミニウム材質で構成され得る。第2薄膜445はラッパー440に密着するか又はコーティングされ得る。
【0226】
したがって、エアロゾル生成装置の内部にスティックを認識する静電容量センサー(capacitance sensor)が挿入された場合、静電容量センサーはスティック400がエアロゾル生成装置の内部に挿入されるかを感知することができる。
【0227】
図27は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
【0228】
図27を参照すると、エアロゾル生成装置1000は、通信インターフェース1100、入出力インターフェース1200、エアロゾル生成モジュール1300、メモリ1400、センサーモジュール1500、バッテリー1600、及び/又は制御部1700を含むことができる。
【0229】
一実施例で、エアロゾル生成装置1000はボディー100のみで構成され得る。この場合、エアロゾル生成装置1000に含まれた構成要素はボディー100に位置し得る。他の実施例で、エアロゾル生成装置1000はエアロゾル生成物質を保有するカートリッジ200及びボディー100で構成され得る。この場合、エアロゾル生成装置1000に含まれた構成要素はボディー100及びカートリッジ200のうちの少なくとも一つに位置し得る。
【0230】
通信インターフェース1100は、外部装置及び/又はネットワークとの通信のための少なくとも一つの通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース1100は、USB(universal serial bus)などの有線通信のための通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース1100は、Wi-Fi(wireless fidelity)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、ジグビー(Zigbee(登録商標))、NFC(near field communication)などの無線通信のための通信モジュールを含むことができる。
【0231】
入出力インターフェース1200は、使用者から命令を受信する入力装置及び/又は使用者に情報を出力する出力装置を含むことができる。例えば、入力装置は、タッチパネル、物理的ボタン、マイクなどを含むことができる。例えば、出力装置は、ディスプレイ、LEDなどの視覚情報を出力する表示装置、スピーカー、ブザーなどの聴覚情報を出力するオーディオ装置、ハプティック効果などの触覚情報を出力するモーターなどを含むことができる。
【0232】
入力装置は、少なくとも一つの物理的ボタンを含むことができる。ここで、ボタンは、プッシュボタン(push button)などによって具現され得る。例えば、入力装置は、エアロゾル生成装置1000の電源のオン/オフ(on/off)に関連したボタン、生成されるエアロゾル量を調節することに関連したボタンなどを含むことができる。
【0233】
入出力インターフェース1200は、入力装置を介して使用者から入力された命令に対応するデータをエアロゾル生成装置1000の他の構成要素(等)に伝達することができる。入出力インターフェース1200は、エアロゾル生成装置1000の他の構成要素(等)から受信したデータに対応する情報を出力装置を介して出力することができる。
【0234】
エアロゾル生成モジュール1300は、エアロゾル生成物質からエアロゾル(aerosol)を発生させることができる。ここで、エアロゾル生成物質は、エアロゾルを発生させることができる液体状態、固体状態、ゲル(gel)状態などの多様な状態のうちのいずれか1種の物質又は2種以上の物質の組合せであり得る。
【0235】
液体状態のエアロゾル生成物質は、一実施例で、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体であり得る。液体状態のエアロゾル生成物質は、他の実施例で、非タバコ物質を含む液体であり得る。例えば、液体状態のエアロゾル生成物質は、水、ソルベント、ニコチン、植物抽出物、香料、香味剤、ビタミン混合物などを含むことができる。
【0236】
固体状態のエアロゾル生成物質は、再構成タバコシート、細切タバコ、顆粒などのタバコ原料に基づく固体物質を含むことができる。また、固体状態のエアロゾル生成物質は、味調節剤、調味物質などを含む固体物質を含むことができる。例えば、味調節剤は、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、酸化カルシウムなどを含むことができる。例えば、調味物質は、ハーブ顆粒などの天然物質、又は香成分を含むシリカ(silica)、ゼオライト(zeolite)、デキストリン(dextrin)などを含むことができる。
【0237】
また、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤をさらに含むことができる。
【0238】
エアロゾル生成モジュール1300は、少なくとも一つのヒーターを含むことができる。
【0239】
エアロゾル生成モジュール1300は、電気抵抗性ヒーター(例えば、ヒーター262、
図2参照)を含むことができる。例えば、電気抵抗性ヒーターは、少なくとも一つの電気伝導性トラック(track)を含むことができる。電気抵抗性ヒーターは、電気伝導性トラックに流れる電流によって加熱されることができる。ここで、加熱された電気抵抗性ヒーターによってエアロゾル生成物質を加熱することができる。
【0240】
電気伝導性トラックは、電気抵抗性物質を含むことができる。一例として、電気伝導性トラックは、金属物質で形成され得る。他の例として、電気伝導性トラックは、セラミック物質、炭素、金属合金、又はセラミック物質及び金属の合成物質で形成され得る。
【0241】
電気抵抗性ヒーターは、多様な形状に形成された電気伝導性トラックを含むことができる。例えば、電気伝導性トラックは、管状、板状、針状、棒状及びコイル状のうちのいずれか一つに形成され得る。
【0242】
エアロゾル生成モジュール1300は、誘導加熱(induction heating)方式を用いるヒーターを含むことができる。例えば、誘導加熱式ヒーターは、電気伝導性コイルを含むことができる。エアロゾル生成モジュール1300は、電気伝導性コイルに流れる電流を調節することにより、周期的に方向が変わる交番磁界(alternating magnetic field)を発生させることができる。ここで、交番磁界が磁性体に印加される場合、磁性体で渦流損(eddy current loss)及びヒステリシス損(hysteresis loss)によるエネルギー損失が発生し得る。損失されるエネルギーが熱エネルギーとして放出されることにより、磁性体に隣接したエアロゾル生成物質を加熱することができる。ここで、磁場によって発熱する客体はサセプタ(susceptor)と言える。
【0243】
一方、エアロゾル生成モジュール1300は、超音波振動を発生させることにより、エアロゾル生成物質からエアロゾルを生成することもできる。
【0244】
エアロゾル生成モジュール1300は、カートマイザー(cartomizer)、噴霧器(atomizer)、気化器(vaporizer)などと言える。
【0245】
メモリ1400は制御部1700内のそれぞれの信号処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、処理されたデータ及び処理対象のデータを保存することができる。
【0246】
例えば、メモリ1400は、制御部1700によって処理可能な多様な作業を実行するための目的で設計された応用プログラムを保存することができる。例えば、メモリ1400は、制御部1700の要請の際、保存された応用プログラムの一部を選択的に提供することができる。
【0247】
例えば、メモリ1400は、エアロゾル生成装置1000の動作時間、最大パフ回数、現在パフ回数、少なくとも一つの温度プロファイル、使用者の吸入パターンについてのデータなどを保存することができる。ここで、パフは使用者の吸入であり得る。吸入は使用者が口や鼻を通して使用者の口腔内、鼻腔内又は肺に引き入れる行為であり得る。
【0248】
メモリ1400は、揮発性メモリ(例えば、DRAM、SRAM、SDRAMなど)、非揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリー(Flash memory)、ハードディスクドライブ(Hard disk drive;HDD)、ソリッドステートドライブ(Solid-state drive;SSD)など)のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0249】
メモリ1400は、ボディー100、カートリッジ200及びキャップ300のうちの少なくとも一つに配置され得る。メモリ1400は、ボディー100及びカートリッジ200にそれぞれ配置され得る。例えば、ボディー100のメモリは、ボディー100の内部に配置された構成についての情報、例えば、バッテリー190の全容量についての情報を保存することができ、例えば、カートリッジ200のメモリは、カートリッジ200の内部に配置された構成、例えば、ヒーター262の抵抗値についての情報を保存することができる。
【0250】
センサーモジュール1500は、少なくとも一つのセンサーを含むことができる。
【0251】
例えば、センサーモジュール1500は、パフを感知するセンサー(以下、パフセンサーという)、例えば、第2センサー180(
図2参照)を含むことができる。ここで、パフセンサーは、IRセンサーのような近接センサー、圧力センサー、ジャイロセンサー、加速度センサー、磁場センサーなどによって具現することができる。
【0252】
例えば、センサーモジュール1500は、エアロゾル生成モジュール1300に含まれたヒーター262の温度、エアロゾル生成物質の温度などを感知するセンサー(以下、温度センサーという)を含むことができる。
【0253】
ここで、エアロゾル生成モジュール1300に含まれたヒーター262が温度センサーの役割を達成することもできる。例えば、ヒーター262の電気抵抗性物質は抵抗の温度係数(temperature coefficient of resistance)を有する物質であり得る。例えば、センサーモジュール1500は、温度によって変わるヒーター262の抵抗を測定してヒーター262の温度をセンシングすることができる。
【0254】
例えば、エアロゾル生成装置1000のボディー100及び/又はカートリッジ200にスティックが挿入できる場合、センサーモジュール1500は、スティックの挿入を感知するセンサー(以下、スティックセンサーという)を含むことができる。
【0255】
例えば、エアロゾル生成装置1000がカートリッジ200を含む場合、センサーモジュール1500は、ボディー100に対するカートリッジ200の装着/分離、位置などを感知するセンサー(以下、カートリッジ感知センサーという)を含むことができる。
【0256】
ここで、スティックセンサー及び/又はカートリッジ感知センサーは、インダクタンス基盤のセンサー、静電容量センサー、抵抗センサー、ホール効果(Hall effect)を用いるホールセンサー(Hall sensor)などによって具現することができる。本発明の一実施例によれば、第1センサー154(
図17参照)はスティック感知センサーで構成され得る。一方、本発明の一実施例によれば、カートリッジ感知センサーは、第1接続端子191(
図21参照)を含むことができる。
【0257】
例えば、センサーモジュール1500は、エアロゾル生成装置1000に備えられた構成(例えば、バッテリー1600)に印加される電圧を感知する電圧センサー及び/又は電流を感知する電流センサーを含むことができる。
【0258】
例えば、センサーモジュール1500は、エアロゾル生成装置1000の動きを感知する少なくとも一つのセンサー(以下、動作センサーという)を含むことができる。ここで、動作センサーは、ジャイロセンサー及び加速度センサーのうちの少なくとも一つによって具現され得る。
【0259】
例えば、センサーモジュール1500は、客体の接触を感知する少なくとも一つのセンサー(以下、接触センサーという)を含むことができる。ここで、接触センサーは、接触によって加わる力の大きさに対応する信号を出力する力センサー(force sensor)及び接触による状態変化に対応する信号を出力するタッチセンサー(touch sensor)のうちの少なくとも一つによって具現され得る。例えば、タッチセンサーは、静電容量方式のタッチセンサー(capacitive touch sensor)、抵抗膜方式のタッチセンサー(resistive touch sensor)、超音波方式のタッチセンサー(surface acoustic wave touch sensor)、赤外線方式のタッチセンサー(infrared touch sensor)などで構成できるが、これに限定されない。
【0260】
バッテリー1600は、制御部1700の制御によって、エアロゾル生成装置1000の動作に使用される電力を供給することができる。バッテリー1600は、エアロゾル生成装置1000に備えられた他の構成、例えば、通信インターフェース1100に含まれた通信モジュール、入出力インターフェース1200に含まれた出力装置、エアロゾル生成モジュール1300に含まれたヒーター262などに電力を供給することができる。例えば、バッテリー1600は、ロウワーボディー110の内部に収容されるバッテリー190であり得る。
【0261】
バッテリー1600は、充電可能なバッテリーであるか又は使い捨てバッテリーであり得る。例えば、バッテリー1600は、リチウムイオンバッテリー、リチウムポリマー(Li-Polymer)バッテリー、リン酸リチウムイオン(Lithium-ion Phosphate)バッテリーなどで構成され得るが、本開示はこれに限定されない。例えば、バッテリー1600は、酸化リチウムコバルト(LiCoO2)バッテリー、チタン酸リチウムバッテリーなどで構成されることもできる。
【0262】
エアロゾル生成装置1000は、バッテリー1600を保護するための回路であるバッテリー保護モジュール(Protection Circuit Module、PCM)をさらに含むことができる。バッテリー保護モジュール(PCM)は、バッテリー1600の上面に隣接して配置され得る。例えば、バッテリー保護モジュール(PCM)は、バッテリー1600の過充電及び過放電を防止するために、バッテリー1600と連結された回路で短絡が発生する場合、バッテリー1600に過電圧が印加される場合、バッテリー1600に過電流が流れる場合など、バッテリー1600に対する電路を遮断することができる。
【0263】
エアロゾル生成装置1000は、外部から供給される電力が入力される充電端子をさらに含むことができる。例えば、エアロゾル生成装置1000のボディー100の一側に充電端子(例えば、充電ポート119(
図2参照))が形成され得る。エアロゾル生成装置1000は充電端子を介して供給される電力を用いてバッテリー1600を充電することができる。ここで、充電端子は、USB通信のための有線端子、ポゴピン(pogo pin)などで構成され得る。
【0264】
エアロゾル生成装置1000は、通信インターフェース1100を介して、外部から供給される電力を無線で受信することもできる。例えば、エアロゾル生成装置1000は、無線通信のための通信モジュールに含まれたアンテナを介して無線で電力を受けることができる。例えば、エアロゾル生成装置は、無線で供給される電力を用いてバッテリー1600を充電することができる。
【0265】
制御部1700は、エアロゾル生成装置1000の全般的な動作を制御することができる。例えば、制御部1700は、ロウワーボディー110の内部に収容される制御装置193を含むことができる。
【0266】
制御部1700は、エアロゾル生成装置1000に備えられたそれぞれの構成と連結され得る。制御部1700は、それぞれの構成との間で信号を送信及び/又は受信して各構成の全般的な動作を制御することができる。
【0267】
制御部1700は、少なくとも一つのプロセッサを含むことができる。制御部1700は、プロセッサを用いて、エアロゾル生成装置1000の動作全般を制御することができる。ここで、プロセッサはCPU(central processing unit)のような一般的なプロセッサであり得る。もちろん、プロセッサはASICのような専用装置(dedicated device)であるか、又は他のハードウェアに基づくプロセッサであり得る。
【0268】
制御部1700は、エアロゾル生成装置1000の複数の機能のうちのいずれか一つを達成することができる。例えば、制御部1700は、エアロゾル生成装置1000に備えられた各構成の状態、入出力インターフェース1200を介して受信する使用者の命令などに応じて、エアロゾル生成装置1000の複数の機能(例えば、予熱機能、加熱機能、充電機能、掃除機能など)のうちのいずれか一つを達成することができる。
【0269】
制御部1700は、メモリ1400に保存されたデータに基づき、エアロゾル生成装置1000に備えられた各構成の動作を制御することができる。例えば、制御部1700は、メモリ1400に保存された温度プロファイル、使用者の吸入パターンなどについてのデータに基づいて、バッテリー1600からエアロゾル生成モジュール1300に所定の電力を所定の時間の間に供給するように制御することができる。
【0270】
制御部1700は、センサーモジュール1500に含まれたパフセンサーを介してパフの発生を判断することができる。例えば、制御部1700は、パフセンサーのセンシング値に基づいてエアロゾル生成装置1000内の温度変化、流量(flow)変化、圧力変化、電圧変化などを確認することができ、確認した結果によってパフの発生を判断することができる。
【0271】
制御部1700は、パフ発生及び/又はパフ回数によって、エアロゾル生成装置1000に備えられた各構成の動作を制御することができる。例えば、制御部1700は、メモリ1400に保存された温度プロファイルに基づいて、ヒーター262の温度を変更するか又は維持するように制御することができる。
【0272】
制御部1700は、所定の条件に応じて、ヒーター262に対する電力供給を遮断するように制御することができる。例えば、挿入空間214からスティック400が除去された場合、カートリッジ200がボディー100から分離された場合、パフ回数が所定の最大パフ回数に到逹した場合、所定の時間以上の間にパフが感知されない場合、バッテリー1600の残余容量が所定値未満の場合など、制御部1700はヒーター262に対する電力供給を遮断するように制御することができる。
【0273】
制御部1700は、バッテリー1600に貯蔵された電力の残余容量を算出することができる。例えば、制御部1700は、センサーモジュール1500に含まれた電圧センサー及び/又は電流センサーのセンシング値に基づいてバッテリー1600の残余容量を算出することができる。
【0274】
制御部1700は、パルス幅変調(pulse width modulation、PWM)方式及びPID(Proportional-Integral-Differential)方式のうちの少なくとも一つの方式を用いて、ヒーター262に電力を供給するように制御することができる。
【0275】
例えば、制御部1700は、PWM方式を用いて、所定の周波数及びデューティー比を有する電流パルスをヒーター262に供給するように制御することができる。ここで、制御部1700は、電流パルスの周波数及びデューティー比を調節することにより、ヒーター262に供給される電力を制御することができる。
【0276】
例えば、制御部1700は、温度プロファイルに基づいて、制御の目標となる目標温度を決定することができる。ここで、制御部1700は、ヒーター262の温度と目標温度との差値、差値を時間の経過によって積分した値及び差値を時間の経過によって微分した値によるフィードバック制御方式であるPID方式を用いて、ヒーター262に供給される電力を制御することができる。
【0277】
一方、ヒーター262に電力を供給する制御方式として、PWM方式、及びPID方式を例として説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、PI(Proportional-Integral)方式、PD(Proportional-Differential)方式などの多様な制御方式を使用することができる。
【0278】
図28及び
図29は本開示の一実施例によるエアロゾル生成システムを示す図である。
【0279】
図28及び
図29を参照すると、エアロゾル生成システム10は、エアロゾル生成装置1000、制御装置2000及び/又は保存装置3000を含むことができる。
【0280】
制御装置2000は、エアロゾル生成装置1000と通信可能に連結され得る。例えば、制御装置2000は、ケーブル4000を使用する有線通信を介してエアロゾル生成装置1000と通信可能に連結され得る。例えば、制御装置2000は、ブルートゥース(登録商標)などの無線通信を介してエアロゾル生成装置1000と通信可能に連結され得る。
【0281】
制御装置2000は、例としてデスクトップコンピュータ(desktop computer)、ノートブック型コンピュータ(laptop computer)、スマートフォン(smartphone)、タブレット型PC(tablet PC)などを含み、エアロゾル生成装置1000に制御信号を伝送することができるものであれば特に限定されない。
【0282】
保存装置3000は、使用者認証のための識別子(identifier、ID)を保存する装置であり得る。保存装置3000は、制御装置2000と通信可能に連結され得る。保存装置3000は、制御装置2000に備えられた端子2015に接続されるUSBフラッシュドライブ(USB flash drive)、ドングル(dongle)などによって具現され得る。
【0283】
【0284】
図30を参照すると、制御装置2000は、通信インターフェース2010、メモリ2020、入出力インターフェース2030及び/又は制御部2040を含むことができる。
【0285】
通信インターフェース2010は、外部装置及び/又はネットワークとの通信のための少なくとも一つの通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース2010は、USB、RS-232(recommended standard 232)、RJ-45(registered jack-45)などの有線通信のための通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース2010は、Wi-Fi、ブルートゥース(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)ローエネルギー(BLE)、シグビー、NFCなどの無線通信のための通信モジュールを含むことができる。
【0286】
制御装置2000は、通信のための端子を備えることができる。例えば、保存装置3000は、端子に接続されたケーブルを用いて通信を実行することができる。
【0287】
メモリ2020は、少なくとも一つの非揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリー、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)など)を含むことができる。
【0288】
メモリ2020は、制御部2040内のそれぞれの信号処理及び制御のためのプログラムを保存することができる。メモリ2020は、処理されたデータ及び処理対象のデータを保存することができる。以下では、必要に応じて、プログラムとアプリケーション(application)とを混用することができる。
【0289】
メモリ2020は、制御装置2000に対する固有の識別子を保存することができる。例えば、制御装置2000に対する識別子は、MACアドレス(media access control address、MAC address)、シリアルナンバー(serial number)、IMEI(International Mobile Equipment Identity)などで構成され得る。
【0290】
入出力インターフェース2030は、使用者から命令を受信する入力装置及び/又は使用者に情報を出力する出力装置を含むことができる。例えば、入力装置は、タッチパネル、物理的ボタンなどを含むことができる。例えば、出力装置は、ディスプレイなどの視覚情報を出力する表示装置、スピーカーなどの聴覚情報を出力するオーディオ装置などを含むことができる。
【0291】
制御部2040は、制御装置2000の全般的な動作を制御することができる。制御部2040は、制御装置2000に備えられたそれぞれの構成と連結され得る。制御部2040は、それぞれの構成に対して信号を送信及び/又は受信して各構成の全般的な動作を制御することができる。
【0292】
制御部2040は、少なくとも一つのプロセッサを含むことができる。制御部2040は、プロセッサを用いて、制御装置2000の動作全般を制御することができる。ここで、プロセッサは、CPU(central processing unit)のような一般的なプロセッサであり得る。もちろん、プロセッサはASICのような専用装置であるか又は他のハードウェアに基づくプロセッサであり得る。
【0293】
保存装置3000は、通信インターフェース3010、メモリ3020及び/又は制御部3030を含むことができる。
【0294】
通信インターフェース3010は、外部装置との通信のための少なくとも一つの通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース3010は、USB、RS-232(recommended standard 232)などの有線通信のための通信モジュールを含むことができる。
【0295】
保存装置3000は、通信のための端子及び/又はコネクタを備えることができる。例えば、保存装置3000は、外部装置の端子2015(
図28参照)に接続されるコネクタを介して通信を実行することができる
【0296】
メモリ3020は、少なくとも一つの非揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリー、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)など)を含むことができる。
【0297】
メモリ3020は、制御部3030内のそれぞれの信号処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、処理されたデータ及び処理対象のデータを保存することができる。
【0298】
メモリ3020は、使用者認証のための識別子を保存することができる。例えば、使用者認証のための識別子は、文字、数字、記号、又はこれらの組合せで構成され得る。
【0299】
制御部3030は、保存装置3000の全般的な動作を制御することができる。制御部3030は、保存装置3000に備えられたそれぞれの構成と連結され得る。制御部3030は、各構成に対して信号を送信及び/又は受信してそれぞれの構成の全般的な動作を制御することができる。
【0300】
制御部3030は、少なくとも一つのプロセッサを含むことができる。制御部3030は、プロセッサを用いて、保存装置3000の動作の全般を制御することができる。ここで、プロセッサは、CPU(central processing unit)のような一般的なプロセッサであり得る。もちろん、プロセッサはASICのような専用装置であるか又は他のハードウェアに基づくプロセッサであり得る。
【0301】
図31は本開示の一実施例によるエアロゾル生成システムの動作方法のフローチャートである。
【0302】
図31を参照すると、エアロゾル生成装置1000と制御装置2000とは、S3101動作で、通信可能に連結され得る。例えば、エアロゾル生成装置1000と制御装置2000とは、ケーブルを使用する有線通信を介して互いに通信可能に連結され得る。
【0303】
制御装置2000と保存装置3000とは、S3102動作で、通信可能に連結され得る。例えば、保存装置3000に備えられたコネクタが制御装置2000に備えられた端子に接続される場合、制御装置2000と保存装置3000とが通信可能に連結され得る。
【0304】
制御装置2000は、S3103動作で、メモリ2020に保存された制御装置2000の識別子を保存装置3000に伝送することができる。例えば、制御装置2000は、制御装置2000のMACアドレスを保存装置3000に伝送することができる。
【0305】
保存装置3000は、S3104動作で、制御装置2000から受信した制御装置2000の識別子を確認し、制御装置2000の識別子が所定の識別子に相当するかを判断することができる。ここで、所定の識別子は、エアロゾル生成装置1000に制御信号を伝送することができる装置を示す識別子であり得る。例えば、保存装置3000は、メモリ3020に保存された所定の識別子に対するリストに制御装置2000の識別子が含まれているかに基づいて、制御装置2000の識別子が所定の識別子に相当するかを判断することができる。
【0306】
保存装置3000は、S3105動作で、制御装置2000の識別子が所定の識別子に相当する場合、保存装置3000の識別子を制御装置2000に伝送することができる。
【0307】
制御装置2000は、S3106動作で、使用者認証に係わるアプリケーションを実行することができる。例えば、制御装置2000は、保存装置3000と通信可能に連結される場合、又は、保存装置3000から保存装置3000の識別子を受信した場合、使用者認証に係わるアプリケーションを実行することができる。
【0308】
制御装置2000は、S3107動作で、保存装置3000から受信した保存装置3000の識別子を確認し、保存装置3000の識別子が使用者認証に関連した所定の識別子(以下、認証識別子という)に相当するかを判断することができる。ここで、認証識別子は、エアロゾル生成装置1000のロック状態を解除する権限を制御装置2000に付与する装置を示す識別子であり得る。
【0309】
制御装置2000は、S3108動作で、使用者認証に係わるアプリケーションが実行されるとともに保存装置3000の識別子が認証識別子に相当する場合、所定の命令を含む制御信号をエアロゾル生成装置1000に伝送することができる。ここで、制御信号は、エアロゾル生成装置1000のロック状態を解除する命令を含むことができる。制御信号は、制御装置2000の識別子及び/又は保存装置3000の識別子をさらに含むことができる。
【0310】
一方、制御装置2000は、保存装置3000の識別子が認証識別子に相当する場合、使用者認証に係わるアプリケーションを実行することもできる。
【0311】
エアロゾル生成装置1000は、S3109動作で、制御装置2000から制御信号を受信する場合、ロック状態を解除することができる。ここで、ロック状態は、エアロゾル生成装置1000のヒーター262に対する電力供給が遮断される状態であり得る。例えば、エアロゾル生成装置1000は、ロック状態が解除されるに先立ち、バッテリー1600に貯蔵された電力をヒーター262を除いた残りの構成のうちの少なくとも一部に供給することができる。
【0312】
一方、エアロゾル生成装置1000は、ロック状態が解除される場合、入出力インターフェース1200の出力装置を介して、ロック状態が解除されることを知らせるメッセージを出力することができる。例えば、エアロゾル生成装置1000は、ロック状態が解除される場合、光源153を介して光を照射することができる。ここで、光源153から照射された光は、挿入空間214の外側を通してチャンバーC1に向かうことができる。例えば、エアロゾル生成装置1000は、ロック状態が解除される場合、ハプティック効果を提供するモーターによって振動を発生させることができる。
【0313】
エアロゾル生成装置1000は、S3110動作で、エアロゾル生成装置1000の識別子を制御装置2000に伝送することができる。ここで、エアロゾル生成装置1000の識別子は、エアロゾル生成装置1000の製造社、シリアルナンバーなどで構成され得る。
【0314】
制御装置2000は、S3111動作で、エアロゾル生成装置1000の識別子と保存装置3000の識別子とを互いにマッピングして登録することができる。例えば、制御装置2000は、エアロゾル生成装置1000の識別子及び保存装置3000の識別子を、メモリ2020に保存された装置リストに登録することができる。例えば、使用者認証に係わるアプリケーションを用いて、エアロゾル生成装置1000の識別子及び保存装置3000の識別子をネットワークを介して外部サーバー(図示せず)に伝送することができる。
【0315】
エアロゾル生成装置1000は、S3112動作で、制御装置2000から受信した制御信号に含まれた識別子をメモリ1400に保存することができる。例えば。エアロゾル生成装置1000は、制御装置2000から受信した制御信号に含まれた制御装置2000の識別子及び/又は保存装置3000の識別子をメモリ1400に保存することができる。
【0316】
図32は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の動作方法のフローチャートである。
図31で説明した内容と重複する内容に対しては詳細な説明を省略する。
【0317】
図32を参照すると、エアロゾル生成装置1000は、S3201動作で、ロック状態が設定された状態であるかを判断することができる。例えば、エアロゾル生成装置1000は、エアロゾル生成装置1000の電源がオン(ON)になる場合、ロック状態が設定された状態であるかを判断することができる。
【0318】
エアロゾル生成装置1000は、S3202動作で、ロック状態で、ヒーター262に対する電力の供給を遮断することができる。例えば、エアロゾル生成装置1000は、ロック状態で、通信インターフェース1100に含まれた通信モジュール、入出力インターフェース1200に含まれた入力装置など、ヒーター262を除いた残りの構成のうちの少なくとも一部に、バッテリー1600に貯蔵された電力を供給することができる。
【0319】
エアロゾル生成装置1000は、S3203動作で、制御装置2000から制御信号を受信するかを確認することができる。
【0320】
エアロゾル生成装置1000は、S3204動作で、ロック状態で制御装置2000から制御信号を受信する場合、入出力インターフェース1200の入力装置を介して受信する使用者入力をモニタリングすることができる。
【0321】
以下では、入出力インターフェース1200の入力装置が、センサーモジュール1500に含まれるセンサーのうちの少なくとも一部によって具現されることを例として説明する。
【0322】
例えば、エアロゾル生成装置1000は、ボタンの信号に基づいて、ボタンを押す入力の受信をモニタリングすることができる。一方、ボタンを押す入力は、使用者のプッシュ入力と言える。
【0323】
例えば、エアロゾル生成装置1000は、加速度センサー及び/又はジャイロセンサーの信号に基づいて、エアロゾル生成装置1000が向かう方向の変化をモニタリングすることができる。ここで、説明の便宜上、エアロゾル生成装置1000が向かう方向は、エアロゾル生成装置1000の上端、例えば、キャップ300の上壁303が向かう方向であり得る。
【0324】
例えば、エアロゾル生成装置1000は、加速度センサー及び/又はジャイロセンサーの信号に基づいて、エアロゾル生成装置1000を叩くタップ入力の受信をモニタリングすることができる。
【0325】
例えば、エアロゾル生成装置1000は、力センサー及び/又はタッチセンサーの信号に基づいて、所定の客体の接触をモニタリングすることができる。ここで、所定の客体は、使用者の身体に対応する客体であり得る。一方、所定の客体の接触は使用者のタッチ入力と言える。
【0326】
エアロゾル生成装置1000は、S3205動作で、所定の時間内に使用者入力を受信するかを判断することができる。例えば、エアロゾル生成装置1000は、制御装置2000から制御信号を受信した時点から所定の時間(例えば、10秒)内に使用者入力を受信するかを判断することができる。ここで、エアロゾル生成装置1000は、所定の時間内に使用者入力を受信する場合、入出力インターフェース1200の出力装置を介して、使用者入力の受信に対応するメッセージ、例えば、ハプティック効果を提供するモーターによる振動を出力することができる。
【0327】
エアロゾル生成装置1000は、ロック状態で制御装置2000から制御信号を受信しない場合、又は、制御装置2000から制御信号を受信するが所定の時間内に使用者入力を受信しない場合、ロック状態を維持することができる。ここで、エアロゾル生成装置1000は、ヒーター262に対する電力の供給を遮断することができる。
【0328】
一方、エアロゾル生成装置1000は、S3206動作で、所定の時間内に使用者入力を受信する場合、ロック状態を解除することができる。
【0329】
エアロゾル生成装置1000は、S3207動作で、入出力インターフェース1200の入力装置を介して受信する使用者入力に基づいて、使用者認証のための所定データ(以下、認証データという)を生成することができる。例えば、エアロゾル生成装置1000は、制御装置2000から制御信号を受信した時点から所定の時間(例えば、10秒)内に使用者入力を受信すると、使用者入力を最初に受信した時点から、入力装置を介して受信する使用者入力に基づいて、認証データを生成することができる。
【0330】
ここで、認証データは、エアロゾル生成装置1000に対する使用権限を有する使用者に対応する使用者入力のパターンについてのデータであり得る。例えば、入力装置が少なくとも一つのボタンを含む場合、使用者入力のパターンは、ボタンの種類、ボタンが押された回数、ボタンが押された状態が持続した時間、及びボタンが押された時点間の時間間隔のうちの少なくとも一つを含むことができる。例えば、入力装置が加速度センサー、ジャイロ(gyro)センサーなどの動作センサーを含む場合、使用者入力のパターンは、エアロゾル生成装置1000が向かう方向及びエアロゾル生成装置1000を叩くタップ入力のうちの少なくとも一つを含むことができる。例えば、入力装置がタッチセンサーを含む場合、使用者入力のパターンは、客体が接触した回数、客体が接触した時間、客体が接触した時点間の時間間隔、及び客体が接触した位置の変化のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0331】
一方、エアロゾル生成装置1000は、認証データの生成のための使用者入力の受信を終了する所定の使用者入力を受信する場合、認証データを生成することもできる。例えば、入力装置が少なくとも一つのボタンを含む場合、エアロゾル生成装置1000は、所定のボタンを所定の時間以上押す使用者入力を受信すると場合、認証データの生成のための使用者入力の受信を中断することができる。ここで、エアロゾル生成装置1000は、認証データを生成することもできる。
【0332】
また、エアロゾル生成装置1000は、生成された認証データをメモリ1400に保存することができる。
【0333】
エアロゾル生成装置1000は、S3208動作で、認証データが生成された場合、認証データに対応する使用者入力を受信するかを判断することができる。例えば、エアロゾル生成装置1000は、動作センサーの信号によって感知されるエアロゾル生成装置1000が向かう方向及び/又はタップ入力のパターン、接触センサーの信号によって感知されるタッチ入力のパターン、ボタンの信号によって感知されるプッシュ入力のパターンなどが使用者入力のパターンに対応するかを判断することができる。
【0334】
エアロゾル生成装置1000は、S3209動作で、認証データに対応する使用者入力を受信する場合、ヒーター262に電力を供給することができる。
【0335】
一方、エアロゾル生成装置1000は、S3210動作で、認証データに対応する使用者入力を受信しない場合、ヒーター262に対する電力の供給を遮断することができる。
【0336】
前記のように、本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、気体流動の効率を改善してスティック400に対するエアロゾルの熱伝逹効率を改善することができる。
【0337】
また、本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、エアロゾル生成装置1000に対する使用権限がない第3者の使用を制限することができる。
【0338】
また、本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、エアロゾル生成装置1000に対して使用者承認を実行した結果を体系的に管理することができる。
【0339】
図1~
図32を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成システム10は、エアロゾルを生成するエアロゾル生成装置1000と、前記エアロゾル生成装置1000と通信可能に連結される制御装置2000と、識別子を保存する保存装置3000と、を含み、前記制御装置2000は、前記保存装置3000と通信可能に連結される場合、前記保存装置3000に保存された前記保存装置3000の識別子を確認し、前記保存装置3000の識別子が所定の条件を満たす場合、前記エアロゾル生成装置1000に制御信号を伝送し、前記エアロゾル生成装置1000は、前記制御装置2000から前記制御信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置1000のロック状態を解除する。
【0340】
また、本開示の他の側面によれば、前記制御装置2000は、前記保存装置3000が通信可能に連結される場合、前記制御装置2000の識別子を前記保存装置3000に伝送することができる。前記保存装置3000は、前記制御装置2000から受信した前記制御装置2000の識別子が所定の識別子に相当するかを判断し、前記制御装置2000の識別子が前記所定の識別子に相当する場合、前記保存装置3000の識別子を前記制御装置2000に伝送することができる。
【0341】
また、本開示の他の側面によれば、前記制御装置2000の識別子は、前記制御装置2000のMACアドレス(media access control address)を含むことができる。
【0342】
また、本開示の他の側面によれば、前記制御装置2000は、前記保存装置3000から前記保存装置3000の識別子を受信する場合、前記制御装置2000の識別子が前記使用者認証に関連した所定の識別子に相当するかを判断し、前記保存装置3000の識別子が前記所定の識別子に相当する場合、前記保存装置3000の識別子が前記所定の条件を満たすと判断することができる。
【0343】
また、本開示の他の側面によれば、前記制御装置2000は、前記保存装置3000と通信可能に連結される場合、前記使用者認証に係わるアプリケーションを実行し、前記アプリケーションが実行されるとともに前記保存装置3000の識別子が前記所定の識別子に相当する場合、前記エアロゾル生成装置1000に制御信号を伝送することができる。
【0344】
また、本開示の他の側面によれば、前記制御信号は、前記保存装置3000の識別子及び前記制御装置2000の識別子のうちの少なくとも一つを含むことができる。前記エアロゾル生成装置1000はメモリ1400を含み、前記ロック状態が解除される場合、前記制御信号に含まれた前記保存装置3000の識別子及び前記制御装置2000の識別子のうちの少なくとも一つを前記メモリ1400に保存することができる。
【0345】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置1000は、前記ロック状態が解除される場合、前記エアロゾル生成装置1000の識別子を前記制御装置2000に伝送することができる。前記制御装置2000は、前記保存装置3000の識別子と前記エアロゾル生成装置1000の識別子とをマッピングして登録することができる。
【0346】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置1000はエアロゾル生成物質を加熱するヒーター262を含み、前記ロック状態が解除されるに先立ち、前記ヒーター262に対する電力の供給を遮断することができる。
【0347】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置1000は入力装置を含み、前記ロック状態が解除される場合、前記入力装置を介して入力される使用者入力に基づいて認証データを生成し、前記入力装置を介して前記生成された認証データに対応する使用者入力が入力される場合、前記ヒーター262に電力を供給することができる。
【0348】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置1000は、前記制御装置2000から前記制御信号を受信する場合、所定の時間の間に前記入力装置を介して前記使用者入力を受信するかをモニタリングし、前記所定の時間内に前記使用者入力を受信する場合、前記ロック状態を解除し、前記所定の時間内に前記使用者入力を受信しない場合、前記ロック状態を維持することができる。
【0349】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0350】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0351】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
【国際調査報告】