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特表2024-524477著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、設備および記憶媒体。
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  • 特表-著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、設備および記憶媒体。 図1a
  • 特表-著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、設備および記憶媒体。 図1b
  • 特表-著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、設備および記憶媒体。 図1c
  • 特表-著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、設備および記憶媒体。 図2
  • 特表-著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、設備および記憶媒体。 図3
  • 特表-著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、設備および記憶媒体。 図4
  • 特表-著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、設備および記憶媒体。 図5
  • 特表-著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、設備および記憶媒体。 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-05
(54)【発明の名称】著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、設備および記憶媒体。
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240628BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580991
(86)(22)【出願日】2021-07-02
(85)【翻訳文提出日】2024-02-27
(86)【国際出願番号】 CN2021104341
(87)【国際公開番号】W WO2023272733
(87)【国際公開日】2023-01-05
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524001743
【氏名又は名称】イエー リーサン
【氏名又は名称原語表記】YEH Lisan
(74)【代理人】
【識別番号】110003937
【氏名又は名称】弁理士法人前川知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】イエー リーサン
【テーマコード(参考)】
5L050
【Fターム(参考)】
5L050CC16
(57)【要約】
本公開における実施例は、著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、電子デバイスおよび読み取り可能な記憶媒体に関する。著作物周辺物品数値量の共有方法であって、処理ユニットを用いて入力著作物流通リソースを取得する入力著作物流通リソース取得ステップと;著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得する入力共有パス取得ステップと;入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成する出力著作物流通リソース生成ステップと;入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成する出力共有パス生成ステップと;著作物の周辺物品が出力共有パスにより生成する周辺物品数値量を取得する周辺物品数値量取得ステップ;出力共有パス内のノードに周辺物品数値量を分配する周辺物品数値量分配ステップと、を含む。
【選択図】図2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
著作物周辺物品数値量の共有方法であって、
処理ユニットを用いて入力著作物流通リソースを取得する入力著作物流通リソース取得ステップと;
著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得する入力共有パス取得ステップと;
前記入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成する出力著作物流通リソース生成ステップと;
前記入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成する出力共有パス生成ステップと;
前記著作物の周辺物品が前記出力共有パスにより生成する周辺物品数値量を取得する周辺物品数値量取得ステップ;
前記出力共有パス内のノードに前記周辺物品数値量を分配する周辺物品数値量分配ステップと、
を含む。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、その特徴は、
前記周辺物品数値量分配ステップは、前記出力共有パスに従って前方から後方または後方から前方への順序に従い、前記出力共有パス内の各ノードに次々と前記周辺物品数値量を分配する。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、その特徴は、
前記周辺物品数値量分配ステップは、前記出力共有パスに従って前方から後方への順序に従い、分配される特定数値量を小から大への比率で、前記出力共有パス内の各ノードに次々と前記周辺物品数値量を分配し;
または、前記周辺物品数値量分配ステップは、前記出力共有パスに従って後方から前方への順序に従い、分配される特定数値量を大から小への比率で、前記出力共有パス内の各ノードに次々と前記周辺物品数値量を分配する。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、その特徴は、
前記周辺物品数値量は、以下の少なくとも1つにより生成される:前記著作物周辺物品の販売、前記著作物周辺物品の貸出、前記著作物周辺物品のクラウドファンディング開発。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、その特徴は、
前記出力著作物流通リソースにより順次に生成される全ての後続著作物流通リソースを取得する後続著作物流通リソース取得ステップを含む。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、その特徴は、
前記後続著作物流通リソースの属性情報は、以下の少なくとも1つが含まれる:
前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザー情報、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの年齢、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの職業、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの趣味、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーのソーシャルネットワークプラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの地理的位置、前記後続著作物流通リソースにおける生成共有プラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記後続著作物流通リソースにおける前記アクセスユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおける前記アクセスユーザーの地理的位置。
【請求項7】
請求項5に記載の方法であって、その特徴はさらに以下をも含む:
前記後続著作物流通リソースに著作物の周辺物品情報を追加する周辺物品情報追加ステップ。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、その特徴は、
入力著作物流通リソース、出力著作物流通リソース、入力共有パス、出力共有パス、周辺物品数値量、後続著作物流通リソース、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの年齢、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの職業、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの嗜好、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーのSNSプラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの地理的位置、前記後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記後続著作物流通リソースにおける前記アクセスユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおける前記アクセスユーザーの地理的位置をブロックチェーンのノードに少なくとも1つを保存し;
および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、入力著作物流通リソースを取得し;
および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得し;
および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成し;
および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成し;
および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記著作物の周辺物品が前記出力共有パスにより生成する周辺物品数値量を取得し;
および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトをにより、前記出力共有パス内のノードに前記周辺物品数値量を分配し;
および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記出力著作物流通リソースから順次に生成されるすべての前記後続著作物流通リソースを取得し;
および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記後続著作物流通リソースに前記著作物の周辺物品情報を追加する。
【請求項9】
著作物周辺物品数値量の共有装置であって、
処理ユニットを用いて入力著作物流通リソースを取得するように配置される入力著作物流通リソース取得モジュールと;
著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得するように配置される入力共有パス取得モジュールと;
前記入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成するように配置される出力著作物流通リソース生成モジュールと;
前記入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成するように配置される出力共有パス生成モジュールと;
前記著作物の周辺物品が前記出力共有パスにより生成する周辺物品数値量を取得するように配置される周辺物品数値量取得モジュールと;
前記出力共有パス内のノードに前記周辺物品数値量を分配するように配置される特定数値量分配モジュールと、
を備える。
【請求項10】
電子デバイスであって、その特徴は、メモリおよびプロセッサを含まれ、前記メモリは、1または複数のコンピュータ指令を格納するために使用され、前記1または複数のコンピュータ指令は、請求項1~8のいずれかに記載の方法を実現する前記プロセッサによって実行される。
【請求項11】
読み取り可能な記憶媒体であって、前記記憶媒体はコンピュータ指令が保存されており、その特徴は、
前記コンピュータ指令がプロセッサによって実行される際、請求項1~8のいずれかに記載の方法を実現する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本公開は、コンピュータ技術分野に関連し、具体的には著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、設備および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、著作権保護の重要性が世界中で認識されており、特に著作物の主要生産国で顕著である。しかし、非法的な複製(パイレート版)により著作権者は大きな損失を被っている。さらに、「著作権法」や「工業所有権法」などの法律が不足している国々では、違法なインターネット配信などの著作権侵害行為に対する制限や制裁に一定の困難がある。また、著作物の流通を制限することで、著作権者や版権保持者などの著作権権利者が得られる収益が大幅に減少する問題も存在する。
【0003】
非法的な配信を防ぐため、特許文献1では、音楽や動画などの著作物に人間には感知しにくい認証情報(例えば超高周波の音声信号など)を埋め込む電子ウォーターマーク技術を公開している。これにより非法的な複製を抑制することが可能である。特許文献2では、著作物を合法的に共有する方法が公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015ー46738号公報
【特許文献2】特開2013ー8216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に公開されている技術を用いて著作物の流通を保護しても、侵害者は最先端技術を利用して特許文献1の技術を無効にすることが可能である。他の技術手段を用いて著作権の非法的な複製や流通を保護する場合でも、侵害者は保護技術を破る可能性がある。一方で、著作物の過度な保護は著作物の流通を妨げ、著作権者などが著作物の流通から利益を得る機会を失うことにもなる。特許文献2に公開されている技術案では、共同体に参加するプロセスが必要であり、そのプロセスが複雑であるため、著作物の共有が困難である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術の問題を解決するため、本公開実施例では著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、デバイス、記憶媒体を提供する。
第1の面では、本公開実施例において、処理ユニットを用いて入力著作物流通リソースを取得する入力著作物流通リソース取得ステップと;著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得する入力共有パス取得ステップと;前記入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成する出力著作物流通リソース生成ステップと;前記入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成する出力共有パス生成ステップと;前記著作物の周辺物品が前記出力共有パスにより生成する周辺物品数値量を取得する周辺物品数値量取得ステップ;前記出力共有パス内のノードに前記周辺物品数値量を分配する周辺物品数値量分配ステップと、を含む著作物周辺物品数値量の共有方法を提供する。
【0007】
第1の面に結合して、本公開では第1の面における第1の実現方法では、前記周辺物品数値量分配ステップは、前記出力共有パスに従って前方から後方または後方から前方への順序に従い、前記出力共有パス内の各ノードに次々と前記周辺物品数値量を分配する。
【0008】
第1の面における第1の実現方法に結合して、本公開では第1の面における第2の実現方法では、前記周辺物品数値量分配ステップは、前記出力共有パスに従って前方から後方への順序に従い、分配される特定数値量を小から大への比率で、前記出力共有パス内の各ノードに次々と前記周辺物品数値量を分配し;または、前記周辺物品数値量分配ステップは、前記出力共有パスに従って後方から前方への順序に従い、分配される特定数値量を大から小への比率で、前記出力共有パス内の各ノードに次々と前記周辺物品数値量を分配する。
【0009】
第1の面に結合して、本公開では第1の面における第3の実現方法では、前記周辺物品数値量は、以下の少なくとも1つにより生成される:前記著作物周辺物品の販売、前記著作物周辺物品の貸出、前記著作物周辺物品のクラウドファンディング開発。
【0010】
第1の面に結合して、本公開では第1の面における第3の実現方法では、前記出力著作物流通リソースにより順次に生成される全ての後続著作物流通リソースを取得する後続著作物流通リソース取得ステップを含む。
【0011】
第1の面における第4の実現方法に結合して、本公開では第1の面における第5の実現方法では、前記後続著作物流通リソースの属性情報は、以下の少なくとも1つが含まれる:前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザー情報、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの年齢、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの職業、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの趣味、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーのソーシャルネットワークプラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの地理的位置、前記後続著作物流通リソースにおける生成共有プラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記後続著作物流通リソースにおける前記アクセスユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおける前記アクセスユーザーの地理的位置。
【0012】
第1の面における第4の実現方法に結合して、本公開では第1の面における第6の実現方法では、その特徴はさらに以下をも含む:前記後続著作物流通リソースに著作物の周辺物品情報を追加する周辺物品情報追加ステップ。
第1の面における第6の実現方法に結合して、本公開では第1の面における第7の実現方法では、入力著作物流通リソース、出力著作物流通リソース、入力共有パス、出力共有パス、周辺物品数値量、後続著作物流通リソース、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの年齢、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの職業、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの嗜好、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーのSNSプラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおける前記生成ユーザーの地理的位置、前記後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記後続著作物流通リソースにおける前記アクセスユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおける前記アクセスユーザーの地理的位置をブロックチェーンのノードに少なくとも1つを保存し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、入力著作物流通リソースを取得し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記著作物の周辺物品が前記出力共有パスにより生成する周辺物品数値量を取得し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトをにより、前記出力共有パス内のノードに前記周辺物品数値量を分配し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記出力著作物流通リソースから順次に生成されるすべての前記後続著作物流通リソースを取得し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記後続著作物流通リソースに前記著作物の周辺物品情報を追加する。
【0013】
第2の面では、本公開実施例において、処理ユニットを用いて入力著作物流通リソースを取得するように配置される入力著作物流通リソース取得モジュールと;著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得するように配置される入力共有パス取得モジュールと;前記入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成するように配置される出力著作物流通リソース生成モジュールと;前記入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成するように配置される出力共有パス生成モジュールと;前記著作物の周辺物品が前記出力共有パスにより生成する周辺物品数値量を取得するように配置される周辺物品数値量取得モジュールと;前記出力共有パス内のノードに前記周辺物品数値量を分配するように配置される特定数値量分配モジュールと、を備える著作物周辺物品数値量の共有装置を提供する。
【0014】
第3の面では、本公開実施例において、メモリおよびプロセッサを含まれ、前記メモリは、1または複数のコンピュータ指令を格納するために使用され、前記1または複数のコンピュータ指令は、例えば、第1の面、第1の面における第1の実現方法から第7の実現方法のいずれかに記載の方法を実現する前記プロセッサによって実行される電子デバイスを提供する。
【0015】
第4の面では、本公開実施例において、前記記憶媒体はコンピュータ指令が保存されており、その特徴は、前記コンピュータ指令がプロセッサによって実行される際、例えば、第1の面、第1の面における第1の実現方法から第7の実現方法のいずれかに記載の方法を実現する読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本公開により、共有者が著作物における関連物品から生じる収益を得ることで、著作物の周辺物品の流通を促進することができ、さらに著作物の流通収益を加えて、より多くの収益を生み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1a】本公開の一実施形態による著作物周辺物品の数値量の共有方法の概略図である。
図1b】本公開の一実施形態に基づく著作物周辺物品における数値量の共有方法の実施場面を示す概念図である。
図1c】本公開の一実施形態に基づく著作物周辺物品における数値量の共有方法の実施場面を示す例示的なモデル図である。
図2】本公開の一実施形態における著作物周辺物品数値量の共有方法のフローチャートである。
図3】本公開の別の実施形態に基づく著作物周辺物品数値量における共有方法のフローチャートである。
図4】本公開の一実施形態における著作物周辺物品数値量共有装置の構造図である。
図5】本公開の一実施形態に基づく電子装置の構造図である。
図6】本公開の一実施形態のコンピュータシステムの構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本公開の実施形態を図面に基づき説明する。
【0019】
本公開において、「包含」や「具備」等といった用語は、本明細書に公開されている特徴、数値、ステップ、行為、部品、部分またはその組合せの存在を示すために用いられており、他の1つまたは複数の特徴、数値、ステップ、行為、部品、部分またはその組合せの存在や追加される可能性を排除する意図はないことを理解すべきである。
【0020】
また、矛盾がない限り、本公開における実施例及び実施例中の構成要素は相互に組み合わせ可能である。以下、添付図面を参照し、実施例を交えて本公開について詳細に説明する。
【0021】
上述の問題を解決するため、本公開では、著作物関連商品における数値量の共有方法、装置、設備および記憶媒体を提案する。
【0022】
図1aは、本公開の一実施形態による著作物周辺物品の数値量の共有方法の概略図を示す。本分野の一般技術者は、図1aは示例として著作物周辺物品の数値量の共有方法の実施場面を示しているが、これは本公開に対する制限を構成するものではないと理解できる。図1aは、著作物流通管理システムの全体構造図を例示的に示している。
【0023】
図1aに示すように、著作物流通管理システム100は、著作権者端末110、著作物流通リソース生成サーバー120、ユーザー端末130、著作物流通管理サーバー140、ネットワーク150を含む。著作権者端末110、著作物流通リソース生成サーバー120、ユーザー端末130、著作物流通管理サーバー140は、ネットワーク150を介して互いに接続されている。
【0024】
本公開の実施形態において、著作権者は著作権者端末110を使用して、例えば動画コンテンツのような著作物を共有することができる。動画配信会社は著作物流通リソース生成サーバー120を利用し、一般ユーザーへ動画コンテンツを配布するために著作物流通リソースを生成することができる。ユーザーはユーザー端末130を利用して、動画配信会社が配信する動画コンテンツを視聴および共有することができる。著作物流通管理会社は著作物流通管理サーバー140を使用して、動画コンテンツにおけるユーザーの共有状態を管理することができる。
【0025】
本実施形態において、著作物は動画コンテンツでも良いし、その他の動画コンテンツ、オーディオコンテンツ、静止画コンテンツ、ゲームコンテンツ、電子書籍、VR/ARコンテンツなどの著作物であっても良い。著作物の内容は娯楽コンテンツであっても、実用コンテンツ、例えば教育用のコンテンツであっても良い。ユーザーによる著作物の利用方法は、著作物の視聴、ゲーム操作、著作物のダウンロード、著作物の共有など少なくとも1つが含まれてもよい。ユーザーによる著作物の利用方法は他の方法も可能であり、本公開はこれに制限を設けない。
【0026】
本公開の実施形態において、ユーザー端末130は、図1aに第1のユーザー端末130a、第2のユーザー端末130bが示されている。図1aには、1つの著作権者端末110、1つの著作物流通リソース生成サーバー120、1つの著作物流通管理サーバー140、1つのネットワーク150が例として示されている。当該技術分野の一般技術者は、状況に応じて、上述した著作権者端末110、著作物流通リソース生成サーバー120、ユーザー端末130、著作物流通管理サーバー140、ネットワーク150は複数存在することが可能であり、本公開はこれに制限を設けないことを理解している。
【0027】
本公開の実施形態において、著作権者端末110は、著作権者が動画コンテンツを共有するための端末装置であり、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピューターなどであっても良い。著作権者端末110は、通信モジュール、表示モジュール、操作モジュール(図示せず)を含むことができる。著作権者端末110は、動画コンテンツを共有する機能だけでなく、動画の制作や編集の機能も持つことができる。当該技術分野の一般技術者は、著作権者端末110は他のモジュールを含むこと、他の装置形態を採用すること、他の機能を有することも可能であり、本公開はこれに制限を設けないと理解できる。
【0028】
本公開の実施例において、ユーザー端末130(例えば第1のユーザー端末130a、第2のユーザー端末130b)は、著作物を利用し、共有するユーザーが使用する電子機器である。ユーザー端末130は、通信モジュール、表示モジュール、操作モジュール(図示せず)を含むことができ、携帯電話、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピューターなどであっても良い。当該技術分野の一般技術者は、ユーザー端末130は他のモジュールを含むこと、他の装置形態を採用すること、他の機能を有することも可能であり、本公開はこれに制限を設けないことを理解している。
【0029】
さらに、著作権者端末110およびユーザー端末130には、著作物流通管理システム100の専用アプリケーションがインストールされてもよく、その専用アプリケーションを通じて著作物流通管理システム100のサービスを取得することも、Webページを介して同システムのサービスを取得しても、または他の方法でサービスを取得しても良く、本公開はこれに制限を設けない。
【0030】
例えば、アニメ会社やレコード会社などの代理著作権者も著作権者端末110を利用してアニメ動画やデジタルレコードなどを共有し、著作物流通リソース生成サーバー120を使用して、アニメ動画やデジタルレコードを一般ユーザーに配布し、著作物流通リソースを生成することができる。本公開はこれに制限を設けない。
【0031】
図1bは、本公開の一実施形態に基づく著作物周辺物品における数値量の共有方法の実施場面を示す概念図である。本分野の一般技術者は、図1bは著作物周辺物品における数値量の共有方法の実施場面を例示的に示しているが、これは本公開への制限を構成するものではないと理解することができる。図1bは、図1aの詳細な構造を例示的に示している。
【0032】
図1bに示されるように、著作物流通リソース生成サーバー120は動画配信会社が使用するコンピュータであり、第1の通信モジュール121、第1の入力モジュール122、第1の出力モジュール123、原始著作物流通リソースデータベース124、著作物流通リソース生成制御装置125を含むことができる。著作物流通管理サーバー140は、著作物流通管理会社が使用するコンピュータであっても良い。著作物流通管理サーバー140は、第2の通信モジュール141、第2の入力モジュール142、第2の出力モジュール143、著作物流通リソース共有データベース144、著作物流通リソース共有管理装置145を含むことができる。さらに、著作物流通管理サーバー140は1つまたは複数の動画配信会社と接続してデータの送受信を行うことができる。
【0033】
当該技術分野の一般技術者は、著作物流通リソース生成サーバー120、著作物流通管理サーバー140は、クラウドサーバー方式で実現することも、ブロックチェーンノード装置方式で実現することも、または他の方式で実現することも可能であり、本公開はこれに制限を設けないことについて理解している。
【0034】
本公開の実施形態において、著作物流通リソース生成サーバー120は、以下の構造と機能を備えることができる。
【0035】
通信モジュール121は、ネットワーク150への接続に使用され、例えば、イーサネットに接続するためのアダプタ、公衆電話網に接続するためのモデム、無線通信を実行するための無線通信機器、シリアル通信のためのUSB(ユニバーサルシリアルバス)コネクタ、RS232Cコネクタなどであっても良い。また、他の通信モジュールも可能であり、本公開はこれに制限を設けない。
【0036】
第1の入力モジュール122は、例えばキーボード、マウス、タッチパッドなど、ユーザーが操作して情報を入力し選択するためのものであっても良い。また、第1の入力モジュール122は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、PCにおける液晶ディスプレイやLEDLEDディスプレイなど、表示モジュールを統合したタッチパネルであっても良い。第1の入力モジュール122は、音声入力機能、画像入力・認識機能など、他の入力機能を有しても良く、本公開はこれに制限を設けない。
【0037】
第1の出力モジュール123は、例えばデータを出力するディスプレイ、プリンター、スピーカーなどの出力装置であっても良い。また、他の出力装置もであっても良く、本公開は、これに制限を設けない。
【0038】
本公開の実施形態において、原始著作物流通リソースデータベース124は、著作権者データ項目1241や著作物データ項目1242など、様々なデータを保存することができる。
【0039】
著作物における著作物関連権利者の情報には、少なくとも以下の1つが含まれる:著作権者情報、代理著作権者情報。代理著作権者は著作権者以外で、著作物を直接または間接的に利用する者である。代理著作権者は個人であっても良いし、アニメ会社やレコード会社などの企業法人であっても良い。
【0040】
著作権者データ項目1241は、動画コンテンツを共有する著作権者情報を含んでも良い。著作権者情報には、例えば著作権者属性情報や著作権者関連情報などが含まれてもよい。著作権者属性情報には、著作権者ID、著作権者の名前、性別、生年月日、趣味などの個人情報を含んでも良い。著作権者関連情報には、例えば著作権者のアカウント情報、作品情報など個人情報以外の情報をも含んでも良い。
【0041】
著作物の流通共有のために、著作権者関連情報には著作権者のネットワークリソースが含まれても良く、例えば、WeChat(微信)、MSNなどのSNS(Social Network Service)ソフトウェア、ブログなどで著作権者享有ページのURL(Uniform Resource Locator)情報が含んでも良い。著作権者は著作権者共有ページを通じて著作物を共有させ、著作物の流通を促進させることができる。著作権者情報には他の情報も含んでも良く、本公開はこれに制限を設けない。
【0042】
著作権者データ項目1241は、代理著作権者情報をも含んでも良い。代理著作権者情報には、少なくとも以下の1つが含んでも良い:代理著作権者の識別情報、代理著作権者の名前または名称、代理著作権者のアカウント情報、および他の代理著作権者の直接および間接的情報。
【0043】
同様に、著作物関連権利者のネットワークリソースには、著作権者のネットワークリソースおよび/または代理著作権者のネットワークリソースを含んでも良い。代理著作権者のネットワークリソースには、代理著作権者のSNSソフトウェア、ブログ、会社のWebページなどの代理著作権者享有ページのURL情報を含んでも良い。代理著作権者は、代理著作権者享有ページを用いて著作物の共有を行うことで、著作物の流通を促進させることができる。
【0044】
著作物データ項目1242には、著作物情報を含んでも良い。著作物情報には、著作権者または代理著作権者によって共有された動画コンテンツなどの著作物本体と、その著作物本体関連情報を含んでも良い。著作物本体には、少なくとも以下の1つを含んでも良い:画像情報、アニメーション情報、音声情報、動画情報、ゲーム情報、テキスト情報。著作物本体は、他の情報形式を採用することもでき、本公開はこれに制限を設けない。
【0045】
著作物本体が動画コンテンツ情報である場合を例に取ると、著作物本体関連情報は、動画コンテンツの識別情報や動画コンテンツの属性情報が含んでも良い。動画コンテンツの識別情報には、例えば動画コンテンツの識別シリアルナンバー(動画コンテンツID)などを含んでも良く、動画コンテンツの識別情報は著作権者属性情報と関連付けることができる。さらに、動画コンテンツの属性情報には、例えば動画コンテンツの種類、年齢推奨情報、特徴情報、再生時間、解像度情報などを含んでも良い。特徴情報には、動画コンテンツ属性のタグやキーワードを含んでもよい。
【0046】
さらに、動画コンテンツが例えば一定の時間間隔で発行され、または、不規則に発行される連続作品である場合、全動画コンテンツをセットの著作物識別情報(ID)を著作物本体関連情報として追加することもできる。
【0047】
著作物リソースがネットワーク上で容易に共有・流通するために、著作物データ項目1242には著作物のネットワークリソースを含んでも良い。例えば、著作物保存URL、著作物使用ページURLなど、著作物にネットワークでアクセスするための情報を含んでもよい。
【0048】
著作物流通リソースは、以下の少なくとも1つを含む:著作物関連権利者情報の全部または一部、著作物情報の全部または一部。例えば、著作権者の著作物共有ページURL、著作物使用ページURLから構成される著作物流通リソースによって、著作物の流通を促進することができる。著作物流通リソースには、例えば、著作権者の端末のIPアドレス等端末のIPアドレスをも含まれてもよい。
【0049】
本公開の実施例では、著作物の流通は著作物周辺物品、例えばアニメ動画に関連する玩具、食品、装飾品などがある。著作物の流通は著作物周辺物品の流通を促進することができる。著作物周辺物品の販売、貸出、クラウドファンディングによる開発などからは一定の収益を生む。著作物データ項目1242には、著作物周辺物品の属性情報、例えば著作物周辺物品の名称、設計者、産地などの情報も含まれても良い。
【0050】
著作権者データ項目1241、著作物データ項目1242には、例えば著作権者情報、著作物保存URL、著作物使用ページURL、著作物周辺物品属性情報等の一部または全部の内容をブロックチェーンのノードに保存しても良く、ブロックチェーンの分散型、オープン性、検証可能性、追跡可能性の特徴により、著作権者データ項目1241、著作物データ項目1242の部分または全部の内容のデータセキュリティが保証される。本分野の一般技術者は、著作権者データ項目1241、著作物データ項目1242のその他の内容もブロックチェーンのノードに保存してもよく、本公開はこれを限定しないと理解している。
【0051】
図1bに示されるように、著作物流通リソース生成制御装置124は、著作権者管理モジュール1251、著作物取得モジュール1252、著作物管理モジュール1253を含んでも良い。
【0052】
著作権者管理モジュール1251は、著作権者情報の取得と管理を行うことができる。例えば、著作権者が会員登録プロセスを実行する際、著作権者管理モジュール1251は著作権者によって入力された著作権者情報を取得し、著作権者識別情報(著作権者ID)を生成し、そして著作権者情報を管理することができる。著作権者管理モジュール1251は、著作権者情報を著作権者データ項目1241に追加することができる、または著作権者データ項目1241内の既存の部分を上書きすることができる。
【0053】
著作物取得モジュール1252は、著作権者端末から送信された動画コンテンツなどの著作物を取得することができる。さらに、著作物取得モジュール1252は、動画コンテンツの識別を著作権者と関連付けて、著作物データ項目1242に保存することもでき、また、著作権者管理モジュール1252に含まれる、例えば著作権者識別情報(著作権者ID)などの著作権者情報を使用することもできる。
【0054】
著作物管理モジュール1253は、著作権者及び/または代理著作権者が動画コンテンツを視聴し、共有する機能を有してもよい。例えば、著作物管理モジュール1253は著作物使用ページを生成して、著作権者及び/または代理著作権者に動画コンテンツを視聴させることができ、そして他のユーザーがその動画コンテンツにアクセスして視聴させることができる。
【0055】
著作物使用ページは、ユーザーがのアクセス及び動画コンテンツを視聴させるだけでなく、コメントやタグ付けを行う機能、さらにはSNS(Social Network Service)ソフトウェア、ブログなどのソーシャルメディアページでの共有機能をも備えており、著作物の普及に寄与することができる。著作物使用ページは、著作物周辺物品の属性情報をも備えており、著作物の共有と普及させる過程で著作物周辺物品の普及を促進することができる。
【0056】
本分野の一般技術者は、特定の著作物の著作物使用ページ情報は、著作物使用ページURLの一部または全部のソースコードに限定されるものではなく、著作物使用ページを区別するための著作物使用ページIDや、著作物使用ページID、URL、ソースコードをに基づいたハッシュ関数を用いて計算されたランダム文字列なども含んでも良く、本公開はこれに制限を設けないことについて理解することができる。
【0057】
本分野の一般技術者は、上述した著作権者管理モジュール1251、著作物取得モジュール1252、著作物管理モジュール1253の機能は、必ずしも上記のように各モジュールに分ける必要はなく、例えば著作物流通リソース生成制御装置内で統合的に実現することも、特定の機能を異なるモジュールに分割することも、または他のモジュール分割方式を採用することもでき、本公開はこれに制限を設けないことについて理解している。
【0058】
著作権者管理モジュール1251、著作物取得モジュール1252、著作物管理モジュール1253の一部または全部の機能は、ブロックチェーンのスマートコントラクトで実行されることができる。スマートコントラクトは、信頼できる実行環境(Trusted Execution Environment、以下TEE)で実行されることができ、実行コードが不正な改ざんや攻撃から保護されるため、著作権者情報、著作物使用ページ情報などの情報処理の安全性と信頼性がさらに保証される。
【0059】
著作物流通リソース生成サーバー120で生成された著作物流通リソースは、著作物流通管理サーバー140に送信され、著作物の流通や共有が行われる。
【0060】
著作物流通管理サーバー140は、著作物流通管理会社が使用するコンピュータであってもよい。著作物流通管理サーバー140には、第2の通信モジュール141、第2の入力モジュール142、第2の出力モジュール143、著作物流通リソース共有データベース144、および著作物流通リソース共有管理装置145を含んでも良い。さらに、著作物流通管理サーバー140は、1つまたは複数の動画配信会社と接続してデータの送受信を行っても良い。
【0061】
第2の通信モジュール141は、ネットワーク150に接続するために使用され、第1の通信モジュール121と同様の実現方法を有する。第2の通信モジュール141は、著作権者端末110およびユーザー端末130に接続し、著作権者またはユーザーが著作物流通管理サーバー140にアクセスできるようにする。
【0062】
第2の入力モジュール142の実現方法は、第1の入力モジュール122と同じである。
【0063】
第2の出力モジュール143は、例えばデータを表示するディスプレイ、プリンター、スピーカーなどであってもよい。
【0064】
著作物流通リソース共有データベース144は、様々なデータやプログラムを保存する機能を有する。著作物流通リソース共有データベース144に保存されるデータには、例えば登録ユーザーデータ項目1441、権利保持者データ項目1442、共有情報データ項目1443、報酬ポイント項目1444などが含まれる。
【0065】
登録ユーザーデータ項目1441は、登録されたユーザーの情報を保存するデータ項目であってもい。登録ユーザー情報は、例えば登録ユーザー属性情報、登録ユーザー関連情報が含まれても良い。登録ユーザー属性情報には、例えばユーザーID、ユーザー名、性別、生年月日、趣味、好みなどが含まれてもよい。登録ユーザー関連情報には、ユーザー属性情報以外の情報、例えば、微信(WeChat、インスタントメッセージの1種)や微博(ブログサービスの1種)の共有プラットフォーム情報、特定のユーザーが著作物を共有するためのSNSソフトウェア、例えばブログの特定ウェブページなどの情報、ログイン情報、地理位置情報、銀行口座情報などがある。
【0066】
権利保持者は著作権者、代理著作権者、著作物の版権保持者、著作物を共有するユーザーなどが含まれても良い。したがって、権利保持者データ項目1442には、著作物流通リソース生成サーバー120から動画コンテンツを共有する著作権者情報、代理著作権者情報、著作物の版権保持者情報、共有ユーザー情報などを含んでも良い。権利保持者情報には、例えば権利保持者属性情報や権利保持者関連情報を含んでも良い。権利保持者属性情報には、例えば権利保持者識別情報(権利保持者ID)、権利保持者の名前、性別、生年月日、趣味などの個人情報が含まれても良く、権利保持者関連情報には、例えば権利保持者のアカウント情報など権利保持者の個人または法人情報以外の情報を含んでも良い。
【0067】
共有情報データ項目1443は、例えば著作物保存情報、著作物使用ページ情報など、著作物にネットワークアクセスできる情報や、著作物共有ページの情報が含まれても良い。共有情報データ項目1443は、動画配信会社が使用する動画IDやその他の作品IDなどを含んでも良い。
【0068】
具体的には、共有情報データ項目1443は、著作物使用ページURL、例えばWebページ、SNS、ブログなどにおける著作権者の著作物共有ページURL、例えばWebページ、SNS、ブログなどで共有ユーザーの著作物共有ページのURLなどを含んでも良い。著作権者および共有ユーザーは、同じ著作物使用ページを使用しても良いし、異なる著作物使用ページを使用しても良く、これにより著作物の迅速な共有と普及が促進され、本公開はこれについて制限を設けない。
【0069】
著作物使用ページおよび/または著作物共有ページには、著作物自体の情報に加えて、著作物周辺物品の属性情報をも含んで良く、著作物の共有と普及の過程で著作物周辺物品の普及を促進することができ、収益を増加させることができる。
【0070】
本公開の実施例において、例えば著作物使用ページURLの著作物ネットワークリソース、例えば、著作権者の著作物共有ページURLの著作物関連権利者ネットワークリソースは、入力著作物流通リソースを構成することができ、ネットワーク上での著作物の共有・流通に使用される。著作物使用ページURLおよび共有者の著作物共有ページURLも、入力著作物流通リソースを構成してもよい。入力著作物流通リソースには、著作権者端末のIPアドレスまたは共有者端末のIPアドレスも含まれても良い。
【0071】
さらに、共有情報データ項目1443は、入力共有パス情報も含んでも良い。現在の共有ユーザーが先行ユーザー(先行共有ユーザーまたは著作権者)から動画コンテンツを共有する場合、入力共有パス情報には具体的に以下が含まれてもよい:現在のユーザーの著作物共有ページURL、先行ユーザーの著作物共有ページURL(これらを著作権者または著作物の著作権保持者まで遡及することができる)、及び著作物使用ページURL。また、入力共有パス情報には、現在ユーザー、先行ユーザー、これらを著作権者または著作物の著作権保持者の端末IPアドレスまで遡及することができる。
【0072】
同様に、後続ユーザーが現在のユーザーから動画コンテンツを共有する際には、例えば後続ユーザーの著作物共有ページURL、著作物使用ページURLを用いて出力著作物流通リソースを構成しても良い。出力著作物流通リソースは、後続ユーザー端末のIPアドレスも含んでも良い。入力共有パス情報と出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成することができる。共有情報データ項目1443は、出力共有パス情報を含んでも良い。
【0073】
この方法により、共有情報データ項目1443は、著作権者、代理著作権者、著作物の著作権保持者、および共有ユーザーが動画コンテンツを共有する過程での共有履歴やパスの情報を含んでも良い。著作物共有ページ情報、著作物使用ページ情報は、URL以外の代替方法でも実現可能であり、例えばユーザーIDやその他の方法を用いてもよく、本公開はこれについて制限を設けない。
【0074】
報酬ポイント項目1444は、ユーザーの共有によって生じる報酬ポイントを保存することができる。また、各ユーザー間での報酬ポイントの分配方法も保存することができる。報酬ポイントは特定の数値量として実現されても良く、報酬ポイントを定量化することで、分配や統計の際に便利となる。
【0075】
登録ユーザーデータ項目1441、権利保有者データ項目1442、共有情報データ項目1443、及び報酬ポイント項目1444に含まれる、例えば権利保有者識別情報、著作物使用ページURL、著作権者の著作物共有ページURL、共有ユーザーの著作物共有ページURL、共有パス、報酬ポイントなどの一部または全部の内容をブロックチェーンのノードに保存しても良い。ブロックチェーンの分散型、開放性、検証可能性、追跡可能性の特徴により、データの安全が保証される。本分野の一般技術者は、登録ユーザーデータ項目1441、権利保有者データ項目1442、共有情報データ項目1443、及び報酬ポイント項目1444の他の内容もブロックチェーンのノードに保存することが可能であり、本公開はこれについて制限を設けないことについて理解できる。
【0076】
本公開の実施例において、著作物流通リソース共有管理装置145には、登録ユーザー管理モジュール1451、権利保持者管理モジュール1452、共有情報管理モジュール1453、報酬授与モジュール1454を含んでも良い。
【0077】
本公開の実施例において、登録ユーザー管理モジュール1451は、登録ユーザー情報の管理と、登録ユーザーが動画コンテンツを使用する状態の管理の機能を含んでも良い。著作物流通管理サーバーに登録し、著作物流通管理サーバーを使用する全てのユーザーは登録ユーザーである。登録ユーザーは権利保持者が共有する例えば動画コンテンツなどの著作物を視聴することができる。登録ユーザーのみが共有に参加する場合、報酬を得る権利が与えられ、権利保持者となる。
【0078】
登録ユーザー情報の管理には、例えばユーザー登録時に登録ユーザー識別情報(登録ユーザーID)を生成し、登録ユーザーの属性情報および関連情報を編集する機能が含まれ、登録ユーザー情報を登録ユーザーデータ項目1441に保存することができ、登録ユーザーデータ項目1441に既存の情報を上書きすることもできる。さらに、登録ユーザー管理モジュール1451は、動画コンテンツの使用状況も管理することができる。例えば、登録ユーザーが動画コンテンツを視聴する状態を記録、集計、表示することができる。
【0079】
本公開の実施例において、権利保持者管理モジュール1452は、動画コンテンツを共有する権利保持者(例えば、著作権者、代理著作権者、著作物の版権保持者、著作物を共有するユーザーなど)の情報を取得し管理し、権利保持者による動画コンテンツの使用状況を管理・表示することができる。権利保有者の動画コンテンツ共有状態には、例えば権利保有者の動画コンテンツの共有履歴や共有パスが含まれる。さらに、権利保有者管理モジュール1452は、権利保有者が初めて共有操作を行った際に、その権利保有者に対する特定の権利保有者識別情報(権利保有者ID)を生成しても良い。
【0080】
共有情報管理モジュール1453は、ユーザーの動画コンテンツ共有情報を取得することができる。例えば、特定のユーザーが特定の動画コンテンツを共有する際、共有情報管理モジュール1453は特定の動画コンテンツの著作物使用ページ情報と特定のユーザーの特定の著作物共有ページ情報を取得し、共有する操作を行う。具体的には、特定のユーザーが先行ユーザーの共有ページから特定の動画コンテンツを知り、その動画コンテンツを共有することを決定した場合、先行ユーザーの共有ページURLと特定の著作物使用ページURLは、入力著作物流通リソースを構成する。入力著作物流通リソースは、著作権者または代理著作権者へのパスを遡及することで入力共有パスを構成する。
【0081】
特定の著作物使用ページに「共有」ボタンが設置されている場合、共有情報管理モジュール1453は、特定ユーザーが共有ボタンを押した際に著作物使用ページURLを取得し、特定ユーザーIDに基づいて当該特定ユーザーのSNSやブログの著作物共有ページURLを取得する。そして、特定ユーザーの著作物共有ページに著作物使用ページURLへのリンクを追加し、SNSやブログの著作物共有ページで特定の動画コンテンツの共有を実現する。
【0082】
特定ユーザーの著作物共有ページURL、著作物使用ページURLは、出力著作物流通リソースを構成することができる。また、入力共有パスと出力著作物流通リソースにより、出力共有パスを構成しても良い。
【0083】
著作物共有ページ情報や著作物使用ページ情報は、URL形式に限らない。例えば、一部または全部のソースコード、ページのIDなどを使用することができる。本公開はこれについて制限を設けない。
【0084】
さらに、共有情報管理モジュール1453は、取得した著作物使用ページ情報、著作物共有ページ情報などを共有情報データ項目1443に保存することができる。または、共有情報データ項目1443の既存の部分を上書きすることもできる。
【0085】
本公開の実施例において、共有情報管理モジュールは、共有パスも管理することができる。
【0086】
共有情報管理モジュール1453は、共有情報データ項目1443から特定の著作物使用ページ情報、共有源の情報、共有先の情報を取得し、ユーザーの著作物使用ページへの共有順と共有パス(共有状態)を構成し把握しても良い。例えば、共有情報管理モジュール1453は、著作物使用ページURL、共有源ページのURL、共有先ページのURL、共有先ユーザーIDなどに基づいてユーザーの共有パスと共有順序を構成しても良い。
【0087】
図1cは、本公開の一実施形態に基づく著作物周辺物品における数値量の共有方法の実施場面を示す例示的なモデル図である。本分野の一般技術者は、図1cは著作物周辺物品における数値量の共有方法の実施場面を例示しているが、これは本公開に対する制限を構成するものではないと理解できる。具体的には、図1cは、著作物使用ページURLから段階的に共有パスを形成する過程を例示的に示している。
【0088】
図1cに示されているように、著作物使用ページURL161(動画使用ページURL)から直接共有された第1のユーザーの著作物共有ページURL(例えば、著作権者の著作物共有ページURL)は、第1の共有位置162に位置しており、この第1の共有位置162は第1階層に属する。第1階層には、1または複数の第1の共有位置が存在しても良い。
【0089】
次に、第1のユーザーの著作物共有ページURLから著作物使用ページURLを共有している第2のユーザーの著作物共有ページURLは第2の共有位置163に位置する。第2の共有位置は第2階層に属する。
【0090】
以下同様に、第3の共有位置164は、第2のユーザーの著作物共有ページURLから共有することで、著作物使用ページURLを取得した第3のユーザーの著作物共有ページURLの位置であり、第3階層に属する。第3階層は1つまたは複数の第3の共有位置が存在しても良い。
【0091】
第nの共有位置165は、第nー1のユーザーの著作物共有ページURLから共有することで、著作物使用ページURLを取得した第nのユーザーの著作物共有ページURLの位置であり、そして第n階層に属する。第n階層には1つまたは複数の第nの共有位置が存在しても良い。
【0092】
本公開の実施例において、第3のユーザーが第2のユーザーの共有ページから特定の動画コンテンツを知り、その動画コンテンツを共有する際、第2のユーザーの共有ページURLと著作物使用ページURLは、入力著作物流通リソースを構成する。入力著作物流通リソースには、第2のユーザーの端末のIPアドレスも含まれても良い。入力著作物流通リソースは第1のユーザーへのパスを遡及し、入力共有パスを構成する。
【0093】
特定の著作物使用ページに「共有」ボタンが設置されている場合、図1bの共有情報管理モジュール1453は、第3のユーザーが「共有」ボタンを押した際に著作物使用ページURLを取得し、第3のユーザーIDに基づいて当該特定ユーザーの例えばSNSやブログの著作物共有ページURLを取得する。そして、第3のユーザーの著作物共有ページに著作物使用ページURLへのリンクを追加し、SNSやブログの著作物共有ページで特定動画コンテンツの共有を実現する。
【0094】
第3のユーザーの著作物共有ページURL、著作物使用ページURLは出力著作物流通リソースを構成することができる。出力著作物流通リソースには、第3のユーザーの端末のIPアドレスをも含んでも良い。入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスが構成されても良い。
【0095】
本公開の実施例では、著作物自体に加えて、著作物使用ページや著作物共有ページに著作物周辺物品の属性情報を挿入することにより、著作物周辺物品の流通を促進することができ、さらに多くの収益を生み出すことができる。
【0096】
本公開の実施例において、著作物使用ページURL、各階層における共有ユーザーの著作物共有ページURLと各共有位置との関連付けにより、動画コンテンツにおける著作物使用ページの共有パスと共有順序を構成することができる。また、共有元と共有先に対応するユーザーIDを用いて、例えば動画コンテンツにおける著作権使用ページへの共有パスと共有順序を構成しても良い。
【0097】
本公開の実施例では、共有する過程において、第3のユーザーは、後続である第4のユーザーから第nユーザーまでの共有により著作物周辺商品の普及することで、例えば報酬ポイントにおける周辺物品数値量を生み出すことができ、第1のユーザーから第2のユーザー、そして第3のユーザーへの共有パスに従って周辺物品数値量が分配され、例えば、周辺物品数値量は、小から大へ順番に共有パスに従って第1のユーザー、第2のユーザー、第3のユーザーの間で分配される。または、第3のユーザーから第2のユーザー、そして第1のユーザーへの順番で周辺物品数値量が分配され、例えば、周辺物品数値量は、小から大への順番に、第3のユーザー、第2のユーザー、第1のユーザー間で分配されても良い。
【0098】
本分野の一般技術者は、他の共有順序や、他の配分比率方法、例えば等比の方法を採用して、第1のユーザー、第2のユーザー、第3のユーザー間で周辺物品数値量を配分しても良く、本公開はこれに限定されない。
【0099】
本公開の実施例では、さらに任意の第n~第n+kのユーザーにおいて、共有パスに従って前方から後方へ、周辺物品数値量を小から大の順に第n~n+kのユーザーに配分することができ、または、共有パスに従って後方から前方へ、周辺物品数値量を大から小へ第n+k~nのユーザー間で配分しても良い。
【0100】
本分野の一般技術者は、共有パスでは他の順序に従っても良いし、また周辺物品数値量の配分においても、他の比例関係で、第n~n+kのユーザー間で周辺物品数値量を配分することも可能である。本公開はこれらの方法に限定されないことについて理解している。
【0101】
本分野の一般技術者は、他の共有順序や、他の配分比率関係を採用しても良く、例えば、等比の関係を用いて、第nのユーザーから第n+kのユーザー間で周辺物品数値量を配分しても良く、本公開はこれらの方法に限定されないと理解することができる。
【0102】
本公開の実施例において、周辺物品数値量は、周辺物品の販売、貸出、クラウドファンディングによる開発中等において少なくとも1つによって生じるものであり、また周辺物品におけるその他の商業行為によっても生じても良く、本公開はこれらの方法に限定しない。
【0103】
本公開の実施例において、周辺物品数値量は、物品の価格や評価額によって生じても良く、また、売上高、粗利益、純利益などの収益計算方法によっても生じても良い、また、経営キャッシュフロー、投資キャッシュフローなどのキャッシュフロー計算方法によって生じても良く、または、その他の評価方法、収益計算方法、その他のキャッシュフロー計算方法によって生じても良く、または、評価方法、収益計算方法、キャッシュフロー計算方法の任意の2つまたは3つの組み合わせによっても生じても良く、本公開はこれらの方法に限定さしない。
【0104】
共有の過程において、第3のユーザーの共有によって生じた後続の第4のユーザー......第nのユーザーに対応する後続著作物流通リソースを取得しても良い。
【0105】
前記後続著作物流通リソースの属性情報は、以下の少なくとも1つが含まれる:後続著作物流通リソースを生成するユーザー情報、後続著作物流通リソースを生成するユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースを生成するユーザーの年齢、前記後続著作物流通リソースを生成するユーザーの職業、前記後続著作物流通リソースを生成するユーザーの趣味、前記後続著作物流通リソースを生成するユーザーのソーシャルネットワークプラットフォーム、後続著作物流通リソースを生成するユーザーの地理的位置、後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザーの地理的位置。
【0106】
後続著作物流通リソースの属性情報を分析、統計することにより、共有や動画コンテンツを視聴をするユーザーの性別分布、年齢分布、職業分布、趣味分布、ソーシャルプラットフォーム分布、地理的位置分布、異なる共有プラットフォームの占める比率などのデータを分析することができ、例えば重点的に推進するべきエンドユーザのタイプ、周辺物品の開発の是非、周辺物品の属性などを決定することができる。
【0107】
例えば、アニメーション動画を視聴するユーザーの性別分布、年齢分布、職業分布、趣味分布、ソーシャルプラットフォーム分布、地理的位置分布を分析することにより、より多くのファンを持つ周辺物品のクリエーターと協力して、より多くのファンの好みに合ったアニメキャラクターの人形や食品を設計することができる。これにより、著作物のプロモーションをより精密に行うことができ、周辺物品を通じてより多くの収益を得て、著作物流通の付加価値を高めることができる。
【0108】
本公開の実施例において、後続著作物流通リソースにおいて、例えば第4のユーザー......第nのユーザーの著作物共有ページに、著作物周辺物品情報を追加することで、著作物及び周辺物品の推進に寄与することができる。
【0109】
本分野の一般技術者は、後続著作物流通リソースは、任意の第nのユーザーに対する後続のn+1、n+2......などのユーザーの著作物流通リソースをも含むことができ、本公開はこれに限定されないことについて理解できる。
【0110】
報酬ポイントは、通貨方式、ボーナス方式、クーポン方式、その他の方式で実施しても良く、本公開はこれについて制限を設けない。
【0111】
本公開の実施例において、登録ユーザー管理モジュール1451、権利保持者管理モジュール1452、共有情報管理モジュール1453、報酬授与モジュール1454の一部または全部の機能は、ブロックチェーンのスマートコントラクトにより実行されても良い。スマートコントラクトは、信頼できる実行環境(Trusted Execution Environment、TEE)で実行されることができ、実行コードが不正な改ざんや攻撃から保護されるため、著作権者情報、著作物使用ページ、著作物共有ページ情報などの情報処理過程の安全性と信頼性がさらに保証される。
【0112】
本分野の一般技術者は、登録ユーザー管理モジュール1451、権利保持者管理モジュール1452、共有情報管理モジュール1453、報酬授与モジュール1454の上述の機能は、必ずしも上記のように各モジュールに分ける必要はない。例えば、著作物流通リソース共有管理装置内で統合的に実現することも、特定の機能を異なるモジュールに分割することも、または他のモジュール分割方式を採用することもでき、本公開はこれに制限を設けないことを理解している。
【0113】
図2は、本公開の一実施形態における著作物周辺物品数値量の共有方法のフローチャートである。図2に示すように、著作物周辺物品数値量の共有方法には、ステップS201、S202、S203、S204、S205、が含まれる。
【0114】
ステップS201では、、処理ユニットを使用して入力著作物流通リソースを取得する。ステップS201は、入力著作物流通リソースの取得ステップである。
【0115】
ステップS202では、著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得する。ステップS202は、入力共有パスの取得ステップである。
【0116】
ステップS203では、入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成する。ステップS203は、出力著作物流通リソースを生成するステップである。
【0117】
ステップS204では、入力共有パスと出力著作物流通リソースを用いて出力共有パスを生成する。ステップS204は、出力共有パスを生成するステップである。
【0118】
ステップS205では、著作物周辺物品が出力共有パスで生成する周辺物品数値量を取得する。ステップS205は周辺物品数値量の取得ステップである。
【0119】
ステップS206では、出力共有パス内のノードに周辺物品数値量を分配する。ステップS206は、周辺物品数値量を分配するステップである。
【0120】
本公開の実施例において、処理ユニットはコンピュータ、ノートブック、スマートフォン、タブレット、サーバーなどのデバイス、または情報処理を行うCPU、GPU、FPGA、TPU、ASICなどの器材であっても良く、本公開はこれについて制限を設けない。
【0121】
本公開の実施例において、図1cに示されるように、第3のユーザーが第2のユーザーの共有ページから特定の動画コンテンツを知り、その動画コンテンツを共有しようとすると、第2のユーザーの共有ページURLと著作物使用ページURLは入力著作物流通リソースを構成する。入力著作物流通リソースには、第2のユーザーの端末のIPアドレスも含まれても良い。入力著作物流通リソースは、第1のユーザーへのパスを遡及し、入力共有パスを構成する。
【0122】
特定の著作物使用ページに「共有」ボタンが設置されている場合、図1bの共有情報管理モジュール1453は、第3のユーザーが「共有」ボタンを押した際に著作物使用ページURLを取得し、第3のユーザーIDに基づいて当該ユーザーの例えばSNSやブログの著作物共有ページURLを取得する。そして、第3のユーザーの著作物共有ページに著作物使用ページURLへのリンクを追加し、SNSやブログの著作物共有ページで特定の動画コンテンツの共有を実現する。
【0123】
第3のユーザーの著作物共有ページURL、著作物使用ページURLは出力著作物流通リソースを構成しても良い。出力著作物流通リソースには、第3のユーザーの端末のIPアドレスも含まれてもよい。入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを構成しても良い。
【0124】
本公開の実施例において、著作物自体に加えて、著作物使用ページや著作物共有ページに著作物周辺物品の属性情報を挿入することにより、著作物周辺物品の流通を促進し、著作物流通収益を加えて更なる収益を生み出すことができる。
【0125】
本公開の実施例では、共有の過程で、第3のユーザーは、後続である第4のユーザーから第nのユーザーまでの共有によって著作物周辺物品が普及することで、例えば報酬ポイントのような周辺物品数値量を発生し、第1のユーザー、第2のユーザーから第3のユーザーへと共有パスに従って周辺物品数値量を配分し、例えば、小から大の順に、共有パスに従って第1のユーザー、第2のユーザー、第3のユーザー間で周辺物品数値量を順次に配分しても良い。
【0126】
本分野の一般技術者は、他の共有順序や、他の配分比率方法、例えば等比の方法を採用し、第1のユーザー、第2のユーザー、第3のユーザー間で周辺物品数値量を配分しても良く、本公開はこれらの方法に限定したいことについて理解できる。
【0127】
本公開の実施例では、任意の第n~第n+kのユーザーに対して、共有パスに従って前方から後方の順序で周辺物品数値量を小から大へと配分しても良く、または、共有パスに従って後方から前方の順序で、周辺物品数値量を大から小へと第n+k~第nのユーザー間で配分しても良い。
【0128】
本分野の一般技術者は、共有パスにおいて他の順序に従うこと、そして周辺物品数値量の配分における他の比率順序、例えば等比の方式を採用して、第n~第n+kのユーザー間で周辺物品の数値量を配分することもでき、本公開はこれらの方法に限定しないことについて理解できる。
【0129】
本公開の実施例において、周辺物品数値量は報酬ポイントであっても良く、例えば、通貨方式、ボーナス方式、クーポン方式、または、その他の方法で実施しても良く、本公開はこれについて制限を設けない。
【0130】
本公開の実施方式では、処理ユニットを使用して入力著作物流通リソースを取得する入力著作物流通リソースの取得ステップと;著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得する入力共有パスの取得ステップと;入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成する出力著作物流通リソースの生成ステップと;入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成する出力共有パスを生成ステップと;著作物周辺物品が出力共有パスにおいて生成する周辺物品の数値量を取得する周辺物品数値量取得ステップ;出力共有パスにおけるノードへの周辺物品数値量の配分を行う周辺物品数値量配分ステップにより、共有者が著作物の関連物品により生じる収益方法を得ることで著作物の周辺物品の流通を促進させることができるため、著作物の周辺物品の流通を通じて著作物流通による収益以外にもさらに多くの収益を生み出すことができる。
【0131】
本公開の実施方法によれば、周辺物品数値量の分配手順には、出力共有パスを前方から後方へ、または後方から前方への順序へと、出力共有パス内の各ノードに次々と周辺物品数値量を分配することが含まれことで、著作物の周辺物品の流通が促進され、著作物の周辺物品の流通を通じて著作物流通による収益以外にもさらに多くの収益を生み出すことができる。
【0132】
本公開の実施方法では、周辺物品数値量の分配手順には以下を含む:出力共有パスに従って前方から後方への順序に従い、分配される特定数値量を小から大への比率で、出力共有パス内の各ノードに次々と前記周辺物品数値量を分配すること;または、周辺物品数値量の分配手順には以下を含む:出力共有パスに従って後方から前方への順序に従い、分配される特定数値量を大から小への比率で、出力共有パス内の各ノードに次々と周辺物品数値量を分配することにより、周辺物品に近い顧客の共有者がより多くの収益を得ることができるようになり、著作物の周辺物品の流通が促進され、著作物の周辺物品の流通を通じて著作物流通による収益以外にもさらに多くの収益を生み出すことができる。
【0133】
本公開の実施例において、周辺物品数値量は、物品の価格や評価額によって生じても良く、また、売上高、粗利益、純利益などの収益計算方法によっても生じても良い、また、経営キャッシュフロー、投資キャッシュフローなどのキャッシュフロー計算方法によって生じても良く、または、その他の評価方法、収益計算方法、その他のキャッシュフロー計算方法によって生じても良く、または、評価方法、収益計算方法、キャッシュフロー計算方法の任意の2つまたは3つの組み合わせによっても生じても良く、本公開はこれらの方法に限定さしない。
【0134】
図3は、本公開の別の実施形態に基づく著作物周辺物品数値量における共有方法のフローチャートである。図3に示すように、著作物における共有方法は、図2と同様のステップS201~S206を含みつつ、ステップS301も含んでいる。ステップS301では、出力著作物流通リソースから順次に生成される全ての後続著作物流通リソースを取得する。ステップS301は後続著作物流通リソースの取得ステップである。
【0135】
本公開の実施方法により、出力著作物流通リソースの後続著作物流通リソースを取得することで、著作物における後続の流通状態を十分に把握することができる。これにより、著作物のプロモーションをより精確に行い、著作物の流通および著作物の周辺物品流通の付加価値を増加させることができる。
【0136】
本公開の実施例において、後続著作物流通リソースの属性情報の分析、統計を通じて、動画コンテンツを共有、視聴したユーザーの性別分布、年齢分布、職業分布、SNSプラットフォーム分布、地理的位置分布、異なる共有プラットフォームの占める割合などのデータを分析することができ、例えば重点的に推進すべきエンドユーザーのタイプ、周辺物品の開発の是非、周辺物品の属性などを決定することができる。
【0137】
例えば、アニメーション動画を視聴するユーザーの性別分布、年齢分布、職業分布、趣味分布、ソーシャルプラットフォーム分布、地理的位置分布を分析することで、より多くのファンを持つ周辺物品のクリエイターと協力して、より多くのファンの好みに合ったアニメキャラクターの人形や食品を設計することができる。
【0138】
本公開の実施方法によれば、後続著作物流通リソースの属性情報により、少なくとも以下の1つを含む:後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの性別、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの年齢、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの職業、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの嗜好、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーのSNSプラットフォーム、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの地理的位置、後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー地理的位置、これにより、著作物のプロモーションをより精確に行い、周辺物品を通じてより多くの収益を得ることができ、著作物流通の付加価値を高めることができる。
【0139】
本公開の実施例において、ステップS201~S206、S301に加えて、後続著作物流通リソースに著作物の周辺物品情報を追加する周辺物品情報追加ステップを含むことができる。例えば、第nのユーザーの後続である第n+1~n+kのユーザーの著作物共有ページに著作物の周辺物品情報を追加しても良い。
【0140】
本公開の実施形態では、後続著作物流通リソースに著作物の周辺物品情報を追加する周辺物品情報追加ステップを含むことで、著作物の周辺物品の流通を促進することができる。
【0141】
本公開の実施方法では、入力著作物流通リソース、出力著作物流通リソース、入力共有パス、出力共有パス、周辺物品数値量、後続著作物流通リソース、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの性別、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの年齢、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの職業、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの嗜好、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーのSNSプラットフォーム、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの地理的位置、後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザーの性別、後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー地理的位置の少なくとも1つをブロックチェーンのノードに保存し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、入力著作物流通リソースを取得し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、著作物の周辺物品が出力共有パスにおいて生成する周辺物品数値量を取得し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、出力共有パス内のノードに前記周辺物品数値量を分配し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、出力著作物流通リソースから順次に生成されるすべての後続著作物流通リソースを取得し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、後続著作物流通リソースに著作物の周辺物品情報を追加すことで、ブロックチェーンの分散型、開放性、検証可能性、追跡可能性の特性からデータの安全を保証し、実行コードが不正な改ざんや攻撃から守られることを保証され、これにより、情報処理過程の安全性と信頼性がさらに保証される。
【0142】
図4は、本公開の一実施形態における著作物周辺物品数値量共有装置の構造図である。図4に示されているように、著作物周辺物品数値量共有装置400は以下を含む:入力著作物流通リソース取得モジュール401、入力共有パス取得モジュール402、出力著作物流通リソース生成モジュール403、出力共有パス生成モジュール404、周辺物品数値量取得モジュール405、周辺物品数値量分配モジュール406を含む。
【0143】
入力著作物流通リソース取得モジュール401は、処理ユニットを用いて入力著作物流通リソースを取得するように配置され;入力共有パス取得モジュール402は、著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得するように配置され;出力著作物流通リソース生成モジュール403は、入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成するように配置され;出力共有パス生成モジュール404は、入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成するように配置され;周辺物品数値量取得モジュール405は、著作物の周辺物品が出力共有パスにより生成する周辺物品数値量を取得し;周辺物品数値量分配モジュール406は、出力共有パス内のノードに周辺物品数値量を分配するように配置されている。
【0144】
本公開の実施方法によれば、入力著作物流通リソース取得モジュールは、処理ユニットを用いて入力著作物流通リソースを取得するように配置され;入力共有パス取得モジュールは、著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得するように配置され;出力著作物流通リソース生成モジュールは、入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成するように配置され;出力共有パス生成モジュールは、入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成するように配置され;周辺物品数値量取得モジュールは、著作物の周辺物品が出力共有パスにより生成する周辺物品数値量を取得し;周辺物品数値量分配モジュールは、出力共有パス内のノードに周辺物品数値量を分配するように配置されることで、共有者が著作物の関連物品により生じる収益方法を得ることで著作物の周辺物品の流通を促進させることができるため、著作物の周辺物品の流通を通じて著作物流通による収益以外にもさらに多くの収益を生み出すことができる。
【0145】
図5は、本公開の一実施形態に基づく電子装置の構造図である。本公開の実施形態では、図5に示す電子装置がさらに提供されており、前記電子装置500は、プロセッサ501とメモリ502を含んでいる。メモリ502には、少なくとも1つのプロセッサ501によって実行可能な指令が保存されており、これらの指令は少なくとも1つのプロセッサ501によって実行されることで、以下のステップを実現する:処理ユニットを用いて入力著作物流通リソースを取得する入力著作物流通リソース取得ステップ;著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得する入力共有パス取得ステップ;前記入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成する出力著作物流通リソース生成ステップ;入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成する出力共有パス生成ステップ;著作物の周辺物品が出力共有パスにより生成する周辺物品数値量を取得する周辺物品数値量取得ステップ;出力共有パス内のノードに周辺物品数値量を分配する特定数値量分配ステップ。
【0146】
本公開の実施例において、前記周辺物品数値量の分配ステップは以下を含む:出力共有パスに従って前方から後方への順序に従い、分配される特定数値量を小から大への比率で、出力共有パス内の各ノードに次々と前記周辺物品数値量を分配する;または、前記周辺物品数値量の分配ステップは以下を含む:出力共有パスに従って後方から前方への順序に従い、分配される特定数値量を大から小への比率で、出力共有パス内の各ノードに次々と周辺物品数値量を分配する。
【0147】
本公開の実施例において、周辺物品の数値量は以下の少なくとも1つから生じる:周辺物品数値量は、周辺物品の販売、貸出、クラウドファンディングによる開発中等。
【0148】
本公開の実施例においては、さらに後続著作物流通リソース取得ステップが含まれ、このステップでは、出力著作物流通リソースから順次に生成されるすべての後続著作物流通リソースを取得する。
【0149】
本公開の実施例において、後続著作物流通リソースの属性情報には、以下の少なくとも1つが含まれる:後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの年齢、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの職業、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの嗜好、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーのSNSプラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの地理的位置、後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー地理的位置。
【0150】
本公開の実施例においては、さらに以下のステップが含まれる:前記後続著作物流通リソースに、前記著作物の周辺物品情報を追加する周辺物品情報追加ステップ。
【0151】
本公開の実施例では、入力著作物流通リソース、出力著作物流通リソース、入力共有パス、出力共有パス、周辺物品数値量、後続著作物流通リソース、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの年齢、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの職業、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの嗜好、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーのSNSプラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザーの地理的位置、後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザーの性別、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー地理的位置をブロックチェーンのノードに少なくとも1つを保存し;
【0152】
および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、入力著作物流通リソースを取得し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、著作物の周辺物品が出力共有パスにより生成する周辺物品数値量を取得し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトをにより、前記出力共有パス内のノードに前記周辺物品数値量を分配し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記出力著作物流通リソースから順次に生成されるすべての前記後続著作物流通リソースを取得し;および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、後続著作物流通リソースに著作物の周辺物品情報を追加する。
【0153】
図6は、本公開の一実施形態のコンピュータシステムの構造図である。図6に示されるように、コンピュータシステム600は、処理ユニット601を含み、この処理ユニットは、読み取り専用メモリ(ROM)602に格納されているプログラム、または記憶部608からランダムアクセスメモリ(RAM)603にロードされたプログラムに従って、上述した図に示された実施形態の各種処理を実行することができる。
【0154】
RAM603は、システム600の操作に必要な各種プログラムやデータも保存されている。処理ユニット601、ROM602、およびRAM603は、バス604を通じて相互に接続されている。入出力(I/O)インターフェース605もバス604に接続されている。
【0155】
以下のコンポーネントがI/Oインターフェース605に接続されている:キーボード、マウスなどの入力部606;カソード線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)や、スピーカーなどを含む出力部607;ハードディスクなどを含む記憶部608;LANカード、モデムなどを含むネットワークインターフェースカードの通信部609。
【0156】
通信部609は、インターネットなどのネットワークを介して通信処理を行う。また、ドライブ610も必要に応じてI/Oインターフェース605に接続される。
【0157】
取り外し可能な媒体611(磁気ディスク、光ディスク、磁気光ディスク、半導体メモリなど)は、必要に応じてドライブ610に装着されることで、それらから読み出されるコンピュータプログラムは必要に応じて記憶部608にインストールされる。また、処理ユニット601は、CPU、GPU、TPU、FPGA、NPUなどの処理ユニットとして実現可能である。
【0158】
特に、本公開の実施方法では、上述の参照図に記載された方法は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されても良い。
【0159】
例えば、本公開の実施形態には、一種のコンピュータプログラム製品が含まれ、これは、コンピュータプログラムが物理的に記憶された読み取り可能な媒体に含まれており、当該コンピュータプログラムには、附図に示された方法を実行するためのプログラムコードが含まれている。
【0160】
このような実施形態において、当該コンピュータプログラムは、通信部609を通じてネットワーク上からダウンロードおよびインストールされても良く、および/または取り外し可能な媒体611からインストールされても良い。
【0161】
附図に示されたフローチャートとブロック図は、本公開の各実施形態におけるシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品の可能な実装の体系構造、機能、および操作を示している。
【0162】
この点において、フローチャートまたはブロック図の各ボックスは、モジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部を表しており、前記モジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部には、指定された論理機能を実装するための1または複数の実行可能な指令が含まれている。
【0163】
また、一部の代替実装においては、ボックスに示された機能が、附図に示された順序とは異なる順序で発生することもあることに注意すべきである。
【0164】
例えば、連続して表示される二つのボックスは、実際には基本的に並行して実行しても良いし、関連する機能に応じて、時には逆の順序で実行されても良い。
【0165】
また、ブロック図やフローチャートの各ボックス、およびブロック図やフローチャート内のボックスの組み合わせは、所定の機能や操作を実行するための専用のハードウェアベースのシステムで実装されても良いし、専用ハードウェアとコンピュータ指令の組み合わせで実装されても良い。
【0166】
本公開の実施形態で述べられているユニットやモジュールは、ソフトウェアによって実現されることも、ハードウェアによって実現されても良い。これらのユニットやモジュールは、処理器内に設置されることもあり、その場合、これらのユニットやモジュールの名称は、特定の状況においてそのユニットやモジュール自体に制限されるものではない。
【0167】
一方で、本公開は、また、コンピュータ可読記憶媒体も提供しており、前記記憶媒体は、上述の実施形態で述べられたノードに含まれるコンピュータ可読記憶媒体であっても良いし;デバイスに装着されていない、独立して存在するコンピュータ可読記憶媒体であっても良い。
【0168】
このコンピュータ可読記憶媒体には、1または複数のプログラムが保存されており、そのプログラムは1または複数の処理器によって実行され、本公開に記載された方法を実行するために使用されても良い。
【0169】
上記の説明は、本公開の優れた実施例と、適用される技術原理に関する説明に過ぎない。本分野の技術者は、本公開に関連する発明の範囲は、上述の技術特徴の特定の組み合わせによる技術解決策に限定されるものではなく、同発明の概念から逸脱しない範囲で、上述の技術特徴またはそれに相当する特徴を任意に組み合わせて形成される他の技術解決策も含まれていることについて理解している。たとえば、上述の特徴と本公開で開示されている(ただし限定されない)類似の機能を有する技術特徴との相互交換によって形成される技術解決策などがある。

図1a
図1b
図1c
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】