特表 2024-524478 著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、デバイスおよび記憶媒体。

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-07-05

(54)【発明の名称】著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、デバイスおよび記憶媒体。

(51)【国際特許分類】

   G06Q 50/10 20120101AFI20240628BHJP

【ＦＩ】

G06Q50/10

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2023580992

(86)(22)【出願日】2021-07-02

(85)【翻訳文提出日】2024-02-27

(86)【国際出願番号】 CN2021104342

(87)【国際公開番号】W WO2023272734

(87)【国際公開日】2023-01-05

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】524001743

【氏名又は名称】イエー リーサン

【氏名又は名称原語表記】ＹＥＨ Ｌｉｓａｎ

(74)【代理人】

【識別番号】110003937

【氏名又は名称】弁理士法人前川知的財産事務所

(72)【発明者】

【氏名】イエー リーサン

【テーマコード（参考）】

5L050

【Ｆターム（参考）】

5L050CC16

(57)【要約】

本公開における実施例は、著作物の共有方法、装置、電子デバイスおよび読み取り可能な記憶媒体に関する。著作物共有数値量の移転方法は、処理ユニットを使用して共有パスを生成する共有パス生成ステップと；前述共有パスにおける特定ノードを取得する特定ノード取得ステップと；特定規則に従って共有パスにおけるノード間で著作物共有数値量を分配する著作物共有数値量の分配ステップと；前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配する著作物共有数値量再分配ステップと、を含むことで、これにより、必要に応じて共有者間で収益を再分配することで、著作物の流通を促進し、更に多くの収益を生み出すことができる。
【選択図】図２

【特許請求の範囲】

【請求項1】

著作物共有数値量の移転方法であって、
処理ユニットを使用して共有パスを生成する共有パス生成ステップと；
前述共有パスにおける特定ノードを取得する特定ノード取得ステップと；
特定規則に従って共有パスにおけるノード間で著作物共有数値量を分配する著作物共有数値量の分配ステップと；
前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配し；または
特定ノードの著作物共有数値量と前記共有パスにおける第２の特定ノードの著作物共有数値量を交換し、さらに前記特定ノードと前記第２の特定ノードにおける前記共有パスの位置を交換する著作物共有数値量再分配ステップと、
を含む。

【請求項2】

請求項１に記載の方法であって、その特徴は、
前記共有パスにおいて前記特定ノードにおける他のノードは、以下の少なくとも一つを含む：前記共有パスにおいて前記特定ノードにおける後級ノード、前記共有パスにおいて前記特定ノードにおける前級ノード。

【請求項3】

請求項１に記載の方法であって、その特徴は、前記共有パスの生成方法は、以下を含む：
処理ユニットを使用して入力著作物流通リソースを取得する入力著作物流通リソース取得ステップ；
入力著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得する入力共有パスの取得ステップ；
前記入力著作物流通リソースに基づいて出力著作物流通リソースを生成する出力著作物流通リソース生成ステップ；
前記入力共有パスと出力著作物流通リソースに基づいて出力共有パスを生成する出力共有パス生成ステップ。

【請求項4】

請求項３に記載の方法であって、その特徴は、
前記入力著作物流通リソース、前記出力著作物流通リソースのうち少なくとも一つに次の情報の少なくとも一つを含む：広告情報、周辺商品情報。

【請求項5】

請求項１に記載の方法であって、その特徴は、前記著作物共有数値量は少なくとも以下の一つを含む：
著作物の共有によって生じる数値量、著作物に係る広告によって生じる数値量、著作物の周辺商品によって生じる数値量。

【請求項6】

請求項１に記載の方法であって、その特徴は、前記著作物の共有数値量は、次の少なくとも一つの形式を含む：キャッシュフローの形式、評価の形式。

【請求項7】

請求項１に記載の方法であって、その特徴はさらに以下をも含む：
前記著作物共有数値量の再分配ステップで移転される著作物共有数値量から特定比率を抽出する著作物共有数値量抽出ステップ。

【請求項8】

請求項１に記載の方法であって、その特徴はさらに以下をも含む：
前記出力著作物流通リソースによって順次生成される全ての後続著作物流通リソースを取得する後続著作物流通リソース取得ステップ。

【請求項9】

請求項８に記載の方法であって、その特徴は、後続著作物流通リソースの属性情報には、以下の少なくとも一つが含まれる：前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記ユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置、前記後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記アクセスユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置。

【請求項10】

請求項８に記載の方法であって、その特徴は、
前記後続著作物流通リソースに基づいて、前記後続著作物流通リソースに広告を投入し；
および/または前記後続著作物流通リソースの属性情報に基づいて、前記後続著作物流通リソースに周辺商品を投入する。

【請求項11】

請求項８に記載の方法であって、その特徴は、
前記後続著作物流通リソースの属性情報に基づき、前記著作物共有数値量を評価する。

【請求項12】

請求項１１に記載の方法であって、その特徴は、
入力著作物流通リソース、出力著作物流通リソース、入力共有パス、出力共有パス、共有パスのノード、後続著作物流通リソース、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記ユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置、前記後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記アクセスユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置をブロックチェーンのノードに少なくとも一つを保存し；
および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、共有パスを生成し；
および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記共有パスにおける特定ノードを取得し；
および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、特定の規則に従い、共有パスにおけるノード間で著作物共有数値量を分配し；
および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配し；または
特定ノードの著作物共有数値量と前記共有パスにおける第２の特定ノードの著作物共有数値量を交換し、さらに前記特定ノードと前記第２の特定ノードにおける前記共有パスの位置を交換し；
および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトをにより、前記著作物共有数値量の再分配ステップで移転される著作物共有数値量から特定比率を抽出し；
および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記出力著作物流通リソースによって順次生成される全ての後続著作物流通リソースを取得し；
および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記後続著作物流通リソースに基づいて、前記後続著作物流通リソースに広告を投入し；
および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記後続著作物流通リソースの属性情報に基づいて、前記後続著作物流通リソースに周辺商品を投入し；
および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記後続著作物流通リソースの属性情報に基づき、著作物共有数値量を評価する。

【請求項13】

著作物共有数値量の移転装置であって、
処理ユニットを用いて共有パスを生成するように配置される共有パス生成モジュール；
前記共有パスにおける特定ノードを取得するように配置される特定ノード取得モジュール；
特定の規則に従って前記共有パスのノード間で著作物共有数値量を分配するように配置される著作物共有数値量分配モジュール；
前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配するように配置され；
または特定ノードの著作物共有数値量と前記共有パスにおける第２の特定ノードの著作物共有数値量とを交換して、さらに、前記共有パスにおける前記特定ノードと前記第２の特定ノードの位置を交換するように配置される著作物共有数値量再分配モジュール、
とを備える。

【請求項14】

電子デバイスであって、その特徴は、メモリおよびプロセッサを含まれ、前記メモリは、１または複数のコンピュータ指令を格納するために使用され、前記１または複数のコンピュータ指令は、請求項１～１２のいずれかに記載の方法を実現する前記プロセッサによって実行される。

【請求項15】

読み取り可能な記憶媒体であって、前記記憶媒体はコンピュータ指令が保存されており、その特徴は、
前記コンピュータ指令がプロセッサによって実行される際、請求項１～１２のいずれかに記載の方法を実現する。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本公開は、コンピュータ技術分野に関連し、具体的には著作物周辺物品における数値量の共有方法、装置、デバイスおよび記憶媒体に関する。

【背景技術】

【0002】

近年、著作権保護の重要性が世界中で認識されており、特に著作物の主要生産国で顕著である。しかし、非法的な複製（パイレート版）により著作権者は大きな損失を被っている。さらに、「著作権法」や「工業所有権法」などの法律が不足している国々では、違法なインターネット配信などの著作権侵害行為に対する制限や制裁に一定の困難がある。また、著作物の流通を制限することで、著作権者や版権保持者などの著作権権利者が得られる収益が大幅に減少する問題も存在する。

【0003】

非法的な配信を防ぐため、特許文献１では、音楽や動画などの著作物に人間には感知しにくい認証情報（例えば超高周波の音声信号など）を埋め込む電子ウォーターマーク技術を公開している。これにより非法的な複製を抑制することが可能である。特許文献２では、著作物を合法的に共有する方法が公開されている。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0004】

【特許文献1】特開２０１５ー４６７３８号公報

【特許文献2】特開２０１３ー８２１６号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0005】

しかし、特許文献１に公開されている技術を用いて著作物の流通を保護しても、侵害者は最先端技術を利用して特許文献１の技術を無効にすることが可能である。他の技術手段を用いて著作権の非法的な複製や流通を保護する場合でも、侵害者は保護技術を破る可能性がある。一方で、著作物の過度な保護は著作物の流通を妨げ、著作権者などが著作物の流通から利益を得る機会を失うことにもなる。特許文献２に公開されている技術案では、共同体に参加するプロセスが必要であり、そのプロセスが複雑であるため、著作物の共有が困難である。

【課題を解決するための手段】

【0006】

上記技術の問題を解決するため、本公開実施例では著作物共有数値量の移転方法、装置、デバイス、記憶媒体を提供する。

【0007】

第１の面では、本公開実施例において、処理ユニットを使用して共有パスを生成する共有パス生成ステップと； 前述共有パスにおける特定ノードを取得する特定ノード取得ステップと；
特定規則に従って共有パスにおけるノード間で著作物共有数値量を分配する著作物共有数値量の分配ステップと；前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配し；または特定ノードの著作物共有数値量と前記共有パスにおける第２の特定ノードの著作物共有数値量を交換し、さらに前記特定ノードと前記第２の特定ノードにおける前記共有パスの位置を交換する著作物共有数値量再分配ステップと、を含む著作物共有数値量の移転方法を提供する。

【0008】

第１の面に結合して、本公開では第１の面における第１の実現方法では、前記共有パスにおいて前記特定ノードにおける他のノードは、以下の少なくとも一つを含む：前記共有パスにおいて前記特定ノードにおける後級ノード、前記共有パスにおいて前記特定ノードにおける前級ノード。

【0009】

第１の面に結合して、本公開では第１の面における第２の実現方法では、前記共有パスの生成方法は、以下を含む： 処理ユニットを使用して入力著作物流通リソースを取得する入力著作物流通リソース取得ステップ； 入力著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得する入力共有パスの取得ステップ； 前記入力著作物流通リソースに基づいて出力著作物流通リソースを生成する出力著作物流通リソース生成ステップ；前記入力共有パスと出力著作物流通リソースに基づいて出力共有パスを生成する出力共有パス生成ステップ。

【0010】

第１の面に結合して、本公開では第１の面における第３の実現方法では、前記入力著作物流通リソース、前記出力著作物流通リソースのうち少なくとも一つに次の情報の少なくとも一つを含む：広告情報、周辺商品情報。

【0011】

第１の面に結合して、本公開では第１の面における第４の実現方法では、前記著作物共有数値量は少なくとも以下の一つを含む： 著作物の共有によって生じる数値量、著作物に係る広告によって生じる数値量、著作物の周辺商品によって生じる数値量。

【0012】

第１の面に結合して、本公開では第１の面における第５の実現方法では、前記著作物の共有数値量は、次の少なくとも一つの形式を含む：キャッシュフローの形式、評価の形式。

【0013】

第１の面に結合して、本公開では第１の面における第６の実現方法では、その特徴はさらに以下を含む：前記著作物共有数値量の再分配ステップで移転される著作物共有数値量から特定比率を抽出する著作物共有数値量抽出ステップ。

【0014】

第１の面に結合して、本公開では第１の面における第７の実現方法では、その特徴はさらに以下をも含む：前記出力著作物流通リソースによって順次生成される全ての後続著作物流通リソースを取得する後続著作物流通リソース取得ステップ。

【0015】

第１の面における第７の実現方法に結合して、本公開では第１の面における第８の実現方法では、後続著作物流通リソースの属性情報には、以下の少なくとも一つが含まれる：前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記ユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置、前記後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記アクセスユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置。

【0016】

第１の面における第７の実現方法に結合して、本公開では第１の面における第９の実現方法では、前記後続著作物流通リソースに基づいて、前記後続著作物流通リソースに広告を投入し；および/または前記後続著作物流通リソースの属性情報に基づいて、前記後続著作物流通リソースに周辺商品を投入する。

【0017】

第１の面における第７の実現方法に結合して、本公開では第１の面における第１０の実現方法では、前記後続著作物流通リソースの属性情報に基づき、前記著作物共有数値量を評価する。

【0018】

第１の面における第１０の実現方法に結合して、本公開では第１の面における第１１の実現方法では、入力著作物流通リソース、出力著作物流通リソース、入力共有パス、出力共有パス、共有パスのノード、後続著作物流通リソース、後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記ユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置、前記後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記アクセスユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置をブロックチェーンのノードに少なくとも一つを保存し；および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、共有パスを生成し；および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記共有パスにおける特定ノードを取得し；および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、特定の規則に従い、共有パスにおけるノード間で著作物共有数値量を分配し；および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配し；または特定ノードの著作物共有数値量と前記共有パスにおける第２の特定ノードの著作物共有数値量を交換し、さらに前記特定ノードと前記第２の特定ノードにおける前記共有パスの位置を交換し；および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトをにより、前記著作物共有数値量の再分配ステップで移転される著作物共有数値量から特定比率を抽出し；および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記出力著作物流通リソースによって順次生成される全ての後続著作物流通リソースを取得し；および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記後続著作物流通リソースに基づいて、前記後続著作物流通リソースに広告を投入し；および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記後続著作物流通リソースの属性情報に基づいて、前記後続著作物流通リソースに周辺商品を投入し；および／またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記後続著作物流通リソースの属性情報に基づき、著作物共有数値量を評価する。

【0019】

第２の面では、本公開実施例において、処理ユニットを用いて共有パスを生成するように配置される共有パス生成モジュール；前記共有パスにおける特定ノードを取得するように配置される特定ノード取得モジュール；特定の規則に従って前記共有パスのノード間で著作物共有数値量を分配するように配置される著作物共有数値量分配モジュール；前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配するように配置され；または特定ノードの著作物共有数値量と前記共有パスにおける第２の特定ノードの著作物共有数値量とを交換して、さらに、前記共有パスにおける前記特定ノードと前記第２の特定ノードの位置を交換するように配置される著作物共有数値量再分配モジュール、を備える著作物共有数値量の移転装置を提供する。

【0020】

第３の面では、本公開実施例において、メモリおよびプロセッサを含まれ、前記メモリは、１または複数のコンピュータ指令を格納するために使用され、前記１または複数のコンピュータ指令は、例えば、第１の面、第１の面における第１の実現方法から第１１の実現方法のいずれかに記載の方法を実現する前記プロセッサによって実行される電子デバイスを提供する。

【0021】

第４の面では、本公開実施例において、前記記憶媒体はコンピュータ指令が保存されており、その特徴は、前記コンピュータ指令がプロセッサによって実行される際、例えば、第１の面、第１の面における第１の実現方法から第１１の実現方法のいずれかに記載の方法を実現する読み取り可能な記憶媒体を提供する。

【発明の効果】

【0022】

本公開により、必要に応じて共有者間で利益を再分配をすることで、著作物の流通を促進し、更なる利益を生み出すことができる。

【図面の簡単な説明】

【0023】

【図1a】本公開の一実施形態に基づく著作物の共有数値量の移転方法の実施場面のモデル図である。

【図1b】本公開の一実施形態に基づく著作物共有数値量の移転方法の実施場面を示す概念図である。

【図1c】本公開の一実施形態に基づく著作物共有数値量移転方法の実施場面を示す例示的なモデル図である。

【図1d】図１ｃに示された実施形態における第１のユーザーと第３のユーザーが位置を交換した後の実施場面の例示的な説明図である。

【図2】本公開の一実施形態における著作物共有数値量の移転方法のフローチャートである。

【図3】図２に示された共有パスを生成する具体的な実現方法のフローチャートである。

【図4】本公開の別の実施形態による著作物共有数値量移転方法のフローチャートである。

【図5】本公開の一実施形態による著作物共有数値量移転装置の構造図である。

【図6】本公開の一実施形態に基づく電子装置の構造図である。

【図7】本公開の一実施形態に基づく著作物共有数値量転移方法を実現するために適したコンピュータシステムの構造図である。

【発明を実施するための形態】

【0024】

以下、本公開の実施形態を図面に基づき説明する。
本公開において、「包含」や「具備」等といった用語は、本明細書に公開されている特徴、数値、ステップ、行為、部品、部分またはその組合せの存在を示すために用いられており、他の１つまたは複数の特徴、数値、ステップ、行為、部品、部分またはその組合せの存在や追加される可能性を排除する意図はないことを理解すべきである。

【0025】

また、矛盾がない限り、本公開における実施例及び実施例中の構成要素は相互に組み合わせ可能である。以下、添付図面を参照し、実施例を交えて本公開について詳細に説明する。
上述の問題を解決するため、本公開では、著作物関連商品における数値量の共有方法、装置、デバイスおよび記憶媒体を提案する。

【0026】

図１ａは、本公開の一実施形態に基づく著作物の共有数値量の移転方法の実施場面のモデル図である。本分野の一般技術者は、図１ａは例示的に著作物の共有数値量の移転方法の実施場面を示しており、本公開に対する制限を構成するものではないことについて理解できる。図１ａは、著作物流通管理システムの全体構造図を例示的に示している。

【0027】

図１ａに示すように、著作物流通管理システム１００は、著作権者端末１１０、著作物流通リソース生成サーバー１２０、ユーザー端末１３０、著作物流通管理サーバー１４０、ネットワーク１５０を含む。著作権者端末１１０、著作物流通リソース生成サーバー１２０、ユーザー端末１３０、著作物流通管理サーバー１４０は、ネットワーク１５０を介して互いに接続されている。

【0028】

本公開の実施形態において、著作権者は著作権者端末１１０を使用して、例えば動画コンテンツのような著作物を共有することができる。動画配信会社は著作物流通リソース生成サーバー１２０を利用し、一般ユーザーへ動画コンテンツを配布するために著作物流通リソースを生成することができる。ユーザーはユーザー端末１３０を利用して、動画配信会社が配信する動画コンテンツを視聴および共有することができる。著作物流通管理会社は著作物流通管理サーバー１４０を使用して、動画コンテンツにおけるユーザーの共有状態を管理することができる。

【0029】

本実施形態において、著作物は動画コンテンツでも良いし、その他の動画コンテンツ、オーディオコンテンツ、静止画コンテンツ、ゲームコンテンツ、電子書籍、VR/ARコンテンツなどの著作物であっても良い。著作物の内容は娯楽コンテンツであっても、実用コンテンツ、例えば教育用のコンテンツであっても良い。ユーザーによる著作物の利用方法は、著作物の視聴、ゲーム操作、著作物のダウンロード、著作物の共有など少なくとも一つが含まれてもよい。ユーザーによる著作物の利用方法は他の方法も可能であり、本公開はこれに制限を設けない。

【0030】

本公開の実施形態において、ユーザー端末１３０は、図１ａに第１のユーザー端末１３０ａ、第２のユーザー端末１３０ｂが示されている。図１ａには、１つの著作権者端末１１０、１つの著作物流通リソース生成サーバー１２０、１つの著作物流通管理サーバー１４０、１つのネットワーク１５０が例として示されている。当該技術分野の一般技術者は、状況に応じて、上述した著作権者端末１１０、著作物流通リソース生成サーバー１２０、ユーザー端末１３０、著作物流通管理サーバー１４０、ネットワーク１５０は複数存在することが可能であり、本公開はこれに制限を設けないことを理解している。

【0031】

本公開の実施形態において、著作権者端末１１０は、著作権者が動画コンテンツを共有するための端末装置であり、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピューターなどであっても良い。著作権者端末１１０は、通信モジュール、表示モジュール、操作モジュール（図示せず）を含むことができる。著作権者端末１１０は、動画コンテンツを共有する機能だけでなく、動画の制作や編集の機能も持つことができる。当該技術分野の一般技術者は、著作権者端末１１０は他のモジュールを含むこと、他の装置形態を採用すること、他の機能を有することも可能であり、本公開はこれに制限を設けないと理解できる。

【0032】

本公開の実施例において、ユーザー端末１３０（例えば第１のユーザー端末１３０ａ、第２のユーザー端末１３０ｂ）は、著作物を利用し、共有するユーザーが使用する電子機器である。ユーザー端末１３０は、通信モジュール、表示モジュール、操作モジュール（図示せず）を含むことができ、携帯電話、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピューターなどであっても良い。当該技術分野の一般技術者は、ユーザー端末１３０は他のモジュールを含むこと、他の装置形態を採用すること、他の機能を有することも可能であり、本公開はこれに制限を設けないことを理解している。

【0033】

さらに、著作権者端末１１０およびユーザー端末１３０には、著作物流通管理システム１００の専用アプリケーションがインストールされてもよく、その専用アプリケーションを通じて著作物流通管理システム１００のサービスを取得することも、Webページを介して同システムのサービスを取得しても、または他の方法でサービスを取得しても良く、本公開はこれに制限を設けない。

【0034】

例えば、アニメ会社やレコード会社などの代理著作権者も著作権者端末１１０を利用してアニメ動画やデジタルレコードなどを共有し、著作物流通リソース生成サーバー１２０を使用して、アニメ動画やデジタルレコードを一般ユーザーに配布し、著作物流通リソースを生成することができる。本公開はこれに制限を設けない。

【0035】

図１ｂは、本公開の一実施形態に基づく著作物共有数値量の移転方法の実施場面を示す概念図である。本分野の一般技術者は、図１ｂは、著作物共有数値量の移転方法の実施場面を例示的に示しているが、これは本公開への制限を構成するものではないと理解することができる。図１ｂは、図１ａの詳細な構造を例示的に示している。

【0036】

図１ｂに示されるように、著作物流通リソース生成サーバー１２０は動画配信会社が使用するコンピュータであり、第１の通信モジュール１２１、第１の入力モジュール１２２、第１の出力モジュール１２３、原始著作物流通リソースデータベース１２４、著作物流通リソース生成制御装置１２５を含むことができる。著作物流通管理サーバー１４０は、著作物流通管理会社が使用するコンピュータであっても良い。著作物流通管理サーバー１４０は、第２の通信モジュール１４１、第２の入力モジュール１４２、第２の出力モジュール１４３、著作物流通リソース共有データベース１４４、著作物流通リソース共有管理装置１４５を含むことができる。さらに、著作物流通管理サーバー１４０は１つまたは複数の動画配信会社と接続してデータの送受信を行うことができる。

【0037】

当該技術分野の一般技術者は、著作物流通リソース生成サーバー１２０、著作物流通管理サーバー１４０は、クラウドサーバー方式で実現することも、ブロックチェーンノード装置方式で実現することも、または他の方式で実現することも可能であり、本公開はこれに制限を設けないことについて理解している。

【0038】

本公開の実施形態において、著作物流通リソース生成サーバー１２０は、以下の構造と機能を備えることができる。

【0039】

通信モジュール１２１は、ネットワーク１５０への接続に使用され、例えば、イーサネットに接続するためのアダプタ、公衆電話網に接続するためのモデム、無線通信を実行するための無線通信機器、シリアル通信のためのＵＳＢ（ユニバーサルシリアルバス）コネクタ、ＲＳ２３２Ｃコネクタなどであっても良い。また、他の通信モジュールも可能であり、本公開はこれに制限を設けない。

【0040】

第１の入力モジュール１２２は、例えばキーボード、マウス、タッチパッドなど、ユーザーが操作して情報を入力し選択するためのものであっても良い。また、第１の入力モジュール１２２は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、PCにおける液晶ディスプレイやＬＥＤLEDディスプレイなど、表示モジュールを統合したタッチパネルであっても良い。第１の入力モジュール１２２は、音声入力機能、画像入力・認識機能など、他の入力機能を有しても良く、本公開はこれに制限を設けない。

【0041】

第１の出力モジュール１２３は、例えばデータを出力するディスプレイ、プリンター、スピーカーなどの出力装置であっても良い。また、他の出力装置もであっても良く、本公開は、これに制限を設けない。

【0042】

本公開の実施形態において、原始著作物流通リソースデータベース１２４は、著作権者データ項目１２４１や著作物データ項目１２４２など、様々なデータを保存することができる。

【0043】

著作物における著作物関連権利者の情報には、少なくとも以下の一つが含まれる：著作権者情報、代理著作権者情報。代理著作権者は著作権者以外で、著作物を直接または間接的に利用する者である。代理著作権者は個人であっても良いし、アニメ会社やレコード会社などの企業法人であっても良い。

【0044】

著作権者データ項目１２４１は、動画コンテンツを共有する著作権者情報を含んでも良い。著作権者情報には、例えば著作権者属性情報や著作権者関連情報などが含まれてもよい。著作権者属性情報には、著作権者ＩＤ、著作権者の名前、性別、生年月日、趣味などの個人情報を含んでも良い。著作権者関連情報には、例えば著作権者のアカウント情報、作品情報など個人情報以外の情報をも含んでも良い。

【0045】

著作物の流通共有のために、著作権者関連情報には著作権者のネットワークリソースが含まれても良く、例えば、ＷｅＣｈａｔ（微信）、ＭＳＮなどのＳＮＳ（Ｓｏｃｉａｌ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｓｅｒｖｉｃｅ）ソフトウェア、ブログなどで著作権者享有ページのＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）情報が含んでも良い。著作権者は著作権者共有ページを通じて著作物を共有させ、著作物の流通を促進させることができる。著作権者情報には他の情報も含んでも良く、本公開はこれに制限を設けない。

【0046】

著作権者データ項目１２４１は、代理著作権者情報をも含んでも良い。代理著作権者情報には、少なくとも以下の一つが含んでも良い：代理著作権者の識別情報、代理著作権者の名前または名称、代理著作権者のアカウント情報、および他の代理著作権者の直接および間接的情報。

【0047】

同様に、著作物関連権利者のネットワークリソースには、著作権者のネットワークリソースおよび/または代理著作権者のネットワークリソースを含んでも良い。代理著作権者のネットワークリソースには、代理著作権者のＳＮＳソフトウェア、ブログ、会社のＷｅｂページなどの代理著作権者享有ページのＵＲＬ情報を含んでも良い。代理著作権者は、代理著作権者享有ページを用いて著作物の共有を行うことで、著作物の流通を促進させることができる。

【0048】

著作物データ項目１２４２には、著作物情報を含んでも良い。著作物情報には、著作権者または代理著作権者によって共有された動画コンテンツなどの著作物本体と、その著作物本体関連情報を含んでも良い。著作物本体には、少なくとも以下の一つを含んでも良い：画像情報、アニメーション情報、音声情報、動画情報、ゲーム情報、テキスト情報。著作物本体は、他の情報形式を採用することもでき、本公開はこれに制限を設けない。

【0049】

著作物本体が動画コンテンツ情報である場合を例に取ると、著作物本体関連情報は、動画コンテンツの識別情報や動画コンテンツの属性情報が含んでも良い。動画コンテンツの識別情報には、例えば動画コンテンツの識別シリアルナンバー（動画コンテンツＩＤ）などを含んでも良く、動画コンテンツの識別情報は著作権者属性情報と関連付けることができる。さらに、動画コンテンツの属性情報には、例えば動画コンテンツの種類、年齢推奨情報、特徴情報、再生時間、解像度情報などを含んでも良い。特徴情報には、動画コンテンツ属性のタグやキーワードを含んでもよい。

【0050】

さらに、動画コンテンツが例えば一定の時間間隔で発行され、または、不規則に発行される連続作品である場合、全動画コンテンツをセットの著作物識別情報（ＩＤ）を著作物本体関連情報として追加することもできる。

【0051】

著作物リソースがネットワーク上で容易に共有・流通するために、著作物データ項目１２４２には著作物のネットワークリソースを含んでも良い。例えば、著作物保存ＵＲＬ、著作物使用ページＵＲＬなど、著作物にネットワークでアクセスするための情報を含んでもよい。

【0052】

著作物流通リソースは、以下の少なくとも一つを含む：著作物関連権利者情報の全部または一部、著作物情報の全部または一部。例えば、著作権者の著作物共有ページＵＲＬ、著作物使用ページＵＲＬから構成される著作物流通リソースによって、著作物の流通を促進することができる。著作物流通リソースには、例えば、著作権者の端末のＩＰアドレス等端末のＩＰアドレスをも含まれてもよい。

【0053】

本公開の実施例では、著作物の流通は著作物周辺物品、例えばアニメ動画に関連する玩具、食品、装飾品などがある。著作物の流通は著作物周辺物品の流通を促進することができる。著作物周辺物品の販売、貸出、クラウドファンディングによる開発などからは一定の収益を生む。著作物データ項目１２４２には、著作物周辺物品の属性情報、例えば著作物周辺物品の名称、設計者、産地などの情報も含まれても良い。

【0054】

著作物流通リソースには、広告情報、周辺物品情報の少なくとも一つを含むことができる。例えば、著作物共有ページ、著作物使用ページの少なくとも一つに、広告情報、周辺物品情報を少なくとも一つを含むことができる。

【0055】

著作権者データ項目１２４１、著作物データ項目１２４２には、例えば著作権者情報、著作物保存ＵＲＬ、著作物使用ページＵＲＬ、広告情報、周辺物品情報等の一部または全部の内容をブロックチェーンのノードに保存しても良く、ブロックチェーンの分散型、オープン性、検証可能性、追跡可能性の特徴により、著作権者データ項目１２４１、著作物データ項目１２４２の部分または全部の内容のデータセキュリティが保証される。本分野の一般技術者は、著作権者データ項目１２４１、著作物データ項目１２４２のその他の内容もブロックチェーンのノードに保存してもよく、本公開はこれを限定しないと理解している。

【0056】

図１ｂに示されるように、著作物流通リソース生成制御装置１２４は、著作権者管理モジュール１２５１、著作物取得モジュール１２５２、著作物管理モジュール１２５３を含んでも良い。

【0057】

著作権者管理モジュール１２５１は、著作権者情報の取得と管理を行うことができる。例えば、著作権者が会員登録プロセスを実行する際、著作権者管理モジュール１２５１は著作権者によって入力された著作権者情報を取得し、著作権者識別情報（著作権者ＩＤ）を生成し、そして著作権者情報を管理することができる。著作権者管理モジュール１２５１は、著作権者情報を著作権者データ項目１２４１に追加することができる、または著作権者データ項目１２４１内の既存の部分を上書きすることができる。

【0058】

著作物取得モジュール１２５２は、著作権者端末から送信された動画コンテンツなどの著作物を取得することができる。さらに、著作物取得モジュール１２５２は、動画コンテンツの識別を著作権者と関連付けて、著作物データ項目１２４２に保存することもでき、また、著作権者管理モジュール１２５２に含まれる、例えば著作権者識別情報（著作権者ＩＤ）などの著作権者情報を使用することもできる。

【0059】

著作物管理モジュール１２５３は、著作権者及び/または代理著作権者が動画コンテンツを視聴し、共有する機能を有してもよい。例えば、著作物管理モジュール１２５３は著作物使用ページを生成して、著作権者及び/または代理著作権者に動画コンテンツを視聴させることができ、そして他のユーザーがその動画コンテンツにアクセスして視聴させることができる。

【0060】

ユーザーが動画コンテンツにアクセスし、視聴することに加え、著作物使用ページにはコメント、ブックマーク、および、例えばＳＮＳ（ソーシャルネットワークサービス）ソフトウェア、ブログのソーシャルメディアページでの共有する機能を有し、著作物の普及に寄与することができる。

【0061】

本分野の一般技術者は、特定の著作物の著作物使用ページ情報は、著作物使用ページＵＲＬの一部または全部のソースコードに限定されるものではなく、著作物使用ページを区別するための著作物使用ページＩＤや、著作物使用ページＩＤ、ＵＲＬ、ソースコードをに基づいたハッシュ関数を用いて計算されたランダム文字列なども含んでも良く、本公開はこれに制限を設けないことについて理解することができる。

【0062】

本分野の一般技術者は、上述した著作権者管理モジュール１２５１、著作物取得モジュール１２５２、著作物管理モジュール１２５３の機能は、必ずしも上記のように各モジュールに分ける必要はなく、例えば著作物流通リソース生成制御装置内で統合的に実現することも、特定の機能を異なるモジュールに分割することも、または他のモジュール分割方式を採用することもでき、本公開はこれに制限を設けないことについて理解している。

【0063】

著作権者管理モジュール１２５１、著作物取得モジュール１２５２、著作物管理モジュール１２５３の一部または全部の機能は、ブロックチェーンのスマートコントラクトで実行されることができる。スマートコントラクトは、信頼できる実行環境（Ｔｒｕｓｔｅｄ Ｅｘｅｃｕｔｉｏｎ Ｅｎｖｉｒｏｎｍｅｎｔ、以下ＴＥＥ）で実行されることができ、実行コードが不正な改ざんや攻撃から保護されるため、著作権者情報、著作物使用ページ情報などの情報処理の安全性と信頼性がさらに保証される。

【0064】

著作物流通リソース生成サーバー１２０で生成された著作物流通リソースは、著作物流通管理サーバー１４０に送信され、著作物の流通や共有が行われる。

【0065】

著作物流通管理サーバー１４０は、著作物流通管理会社が使用するコンピュータであってもよい。著作物流通管理サーバー１４０には、第２の通信モジュール１４１、第２の入力モジュール１４２、第２の出力モジュール１４３、著作物流通リソース共有データベース１４４、および著作物流通リソース共有管理装置１４５を含んでも良い。さらに、著作物流通管理サーバー１４０は、１つまたは複数の動画配信会社と接続してデータの送受信を行っても良い。

【0066】

第２の通信モジュール１４１は、ネットワーク１５０に接続するために使用され、第１の通信モジュール１２１と同様の実現方法を有する。第２の通信モジュール１４１は、著作権者端末１１０およびユーザー端末１３０に接続し、著作権者またはユーザーが著作物流通管理サーバー１４０にアクセスできるようにする。

【0067】

第２の入力モジュール１４２の実現方法は、第１の入力モジュール１２２と同じである。

【0068】

第２の出力モジュール１４３は、例えばデータを表示するディスプレイ、プリンター、スピーカーなどであってもよい。

【0069】

著作物流通リソース共有データベース１４４は、様々なデータやプログラムを保存する機能を有する。著作物流通リソース共有データベース１４４に保存されるデータには、例えば登録ユーザーデータ項目１４４１、権利保持者データ項目１４４２、共有情報データ項目１４４３、報酬ポイント項目１４４４などが含まれる。

【0070】

登録ユーザーデータ項目１４４１は、登録されたユーザーの情報を保存するデータ項目であってもい。登録ユーザー情報は、例えば登録ユーザー属性情報、登録ユーザー関連情報が含まれても良い。登録ユーザー属性情報には、例えばユーザーＩＤ、ユーザー名、性別、生年月日、趣味、好みなどが含まれてもよい。登録ユーザー関連情報には、ユーザー属性情報以外の情報、例えば、微信（ＷｅＣｈａｔ、インスタントメッセージの１種）や微博（ブログサービスの１種）の共有プラットフォーム情報、特定のユーザーが著作物を共有するためのＳＮＳソフトウェア、例えばブログの特定ウェブページなどの情報、ログイン情報、地理位置情報、銀行口座情報などがある。

【0071】

権利保持者は著作権者、代理著作権者、著作物の版権保持者、著作物を共有するユーザーなどが含まれても良い。したがって、権利保持者データ項目１４４２には、著作物流通リソース生成サーバー１２０から動画コンテンツを共有する著作権者情報、代理著作権者情報、著作物の版権保持者情報、共有ユーザー情報などを含んでも良い。権利保持者情報には、例えば権利保持者属性情報や権利保持者関連情報を含んでも良い。権利保持者属性情報には、例えば権利保持者識別情報（権利保持者ＩＤ）、権利保持者の名前、性別、生年月日、趣味などの個人情報が含まれても良く、権利保持者関連情報には、例えば権利保持者のアカウント情報など権利保持者の個人または法人情報以外の情報を含んでも良い。

【0072】

共有情報データ項目１４４３は、例えば著作物保存情報、著作物使用ページ情報など、著作物にネットワークアクセスできる情報や、著作物共有ページの情報が含まれても良い。共有情報データ項目１４４３は、動画配信会社が使用する動画ＩＤやその他の作品ＩＤなどを含んでも良い。

【0073】

具体的には、共有情報データ項目１４４３は、著作物使用ページＵＲＬ、例えばＷｅｂページ、ＳＮＳ、ブログなどにおける著作権者の著作物共有ページＵＲＬ、例えばＷｅｂページ、ＳＮＳ、ブログなどで共有ユーザーの著作物共有ページのＵＲＬなどを含んでも良い。著作権者および共有ユーザーは、同じ著作物使用ページを使用しても良いし、異なる著作物使用ページを使用しても良く、これにより著作物の迅速な共有と普及が促進され、本公開はこれについて制限を設けない。

【0074】

著作物使用ページおよび/または著作物共有ページには、著作物自体の情報に加えて、例えば、広告情報を含んでも良く、著作物の流通促進に寄与することができ、収益を増加させることができる。また、著作物使用ページおよび/または著作物共有ページには、例えば著作物の周辺物品の情報をも含んでも良く、例えば、玩具、食品等がある。また、周辺物品の流通を通じて著作物の流通を促進させることができ、収益を増加させることができる。

【0075】

本公開の実施例において、例えば著作物使用ページＵＲＬの著作物ネットワークリソース、例えば、著作権者の著作物共有ページＵＲＬの著作物関連権利者ネットワークリソースは、入力著作物流通リソースを構成することができ、ネットワーク上での著作物の共有・流通に使用される。著作物使用ページＵＲＬおよび共有者の著作物共有ページＵＲＬも、入力著作物流通リソースを構成してもよい。入力著作物流通リソースには、著作権者端末のＩＰアドレスまたは共有者端末のＩＰアドレスも含まれても良い。

【0076】

さらに、共有情報データ項目１４４３は、入力共有パス情報も含んでも良い。現在の共有ユーザーが前級ユーザー（前級共有ユーザーまたは著作権者）から動画コンテンツを共有する場合、入力共有パス情報には具体的に以下が含まれてもよい：現在のユーザーの著作物共有ページＵＲＬ、前級ユーザーの著作物共有ページＵＲＬ（これらを著作権者または著作物の著作権保持者まで遡及することができる）、及び著作物使用ページＵＲＬ。また、入力共有パス情報には、現在ユーザー、前級ユーザー、これらを著作権者または著作物の著作権保持者の端末ＩＰアドレスまで遡及することができる。

【0077】

同様に、後級ユーザーが現在のユーザーから動画コンテンツを共有する際には、例えば後級ユーザーの著作物共有ページＵＲＬ、著作物使用ページＵＲＬを用いて出力著作物流通リソースを構成しても良い。出力著作物流通リソースは、後級ユーザー端末のＩＰアドレスも含んでも良い。入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成することができる。共有情報データ項目１４４３は、出力共有パス情報を含んでも良い。

【0078】

この方法により、共有情報データ項目１４４３は、著作権者、代理著作権者、著作物の著作権保持者、および共有ユーザーが動画コンテンツを共有する過程での共有履歴やパスの情報を含んでも良い。著作物共有ページ情報、著作物使用ページ情報は、ＵＲＬ以外の代替方法でも実現可能であり、例えばユーザーＩＤやその他の方法を用いてもよく、本公開はこれについて制限を設けない。

【0079】

報酬ポイント項目１４４４は、ユーザーの共有によって生じる報酬ポイントを保存することができる。また、各ユーザー間での報酬ポイントの分配方法も保存することができる。報酬ポイントは特定の数値量として実現されても良く、報酬ポイントを定量化することで、分配や統計の際に便利となる。

【0080】

登録ユーザーデータ項目１４４１、権利保有者データ項目１４４２、共有情報データ項目１４４３、及び報酬ポイント項目１４４４に含まれる、例えば権利保有者識別情報、著作物使用ページＵＲＬ、著作権者の著作物共有ページＵＲＬ、共有ユーザーの著作物共有ページＵＲＬ、共有パス、報酬ポイントなどの一部または全部の内容をブロックチェーンのノードに保存しても良い。ブロックチェーンの分散型、開放性、検証可能性、追跡可能性の特徴により、データの安全が保証される。本分野の一般技術者は、登録ユーザーデータ項目１４４１、権利保有者データ項目１４４２、共有情報データ項目１４４３、及び報酬ポイント項目１４４４の他の内容もブロックチェーンのノードに保存することが可能であり、本公開はこれについて制限を設けないことについて理解できる。

【0081】

本公開の実施例において、著作物流通リソース共有管理装置１４５には、登録ユーザー管理モジュール１４５１、権利保持者管理モジュール１４５２、共有情報管理モジュール１４５３、報酬授与モジュール１４５４を含んでも良い。

【0082】

本公開の実施例において、登録ユーザー管理モジュール１４５１は、登録ユーザー情報の管理と、登録ユーザーが動画コンテンツを使用する状態の管理の機能を含んでも良い。著作物流通管理サーバーに登録し、著作物流通管理サーバーを使用する全てのユーザーは登録ユーザーである。登録ユーザーは権利保持者が共有する例えば動画コンテンツなどの著作物を視聴することができる。登録ユーザーのみが共有に参加する場合、報酬を得る権利が与えられ、権利保持者となる。

【0083】

登録ユーザー情報の管理には、例えばユーザー登録時に登録ユーザー識別情報（登録ユーザーＩＤ）を生成し、登録ユーザーの属性情報および関連情報を編集する機能が含まれ、登録ユーザー情報を登録ユーザーデータ項目１４４１に保存することができ、登録ユーザーデータ項目１４４１に既存の情報を上書きすることもできる。さらに、登録ユーザー管理モジュール１４５１は、動画コンテンツの使用状況も管理することができる。例えば、登録ユーザーが動画コンテンツを視聴する状態を記録、集計、表示することができる。

【0084】

本公開の実施例において、権利保持者管理モジュール１４５２は、動画コンテンツを共有する権利保持者（例えば、著作権者、代理著作権者、著作物の版権保持者、著作物を共有するユーザーなど）の情報を取得し管理し、権利保持者による動画コンテンツの使用状況を管理・表示することができる。権利保有者の動画コンテンツ共有状態には、例えば権利保有者の動画コンテンツの共有履歴や共有パスが含まれる。さらに、権利保有者管理モジュール１４５２は、権利保有者が初めて共有操作を行った際に、その権利保有者に対する特定の権利保有者識別情報（権利保有者ＩＤ）を生成しても良い。

【0085】

共有情報管理モジュール１４５３は、ユーザーの動画コンテンツ共有情報を取得することができる。例えば、特定のユーザーが特定の動画コンテンツを共有する際、共有情報管理モジュール１４５３は特定の動画コンテンツの著作物使用ページ情報と特定のユーザーの特定の著作物共有ページ情報を取得し、共有する操作を行う。具体的には、特定のユーザーが前級ユーザーの共有ページから特定の動画コンテンツを知り、その動画コンテンツを共有することを決定した場合、前級ユーザーの共有ページＵＲＬと特定の著作物使用ページＵＲＬは、入力著作物流通リソースを構成する。入力著作物流通リソースは、著作権者または代理著作権者へのパスを遡及することで入力共有パスを構成する。

【0086】

著作物流通リソースの入力において、例えば特定著作物使用ページ、前級ユーザーの共有ページには、広告情報、周辺物品情報の少なくとも一つを含むことができ、これにより著作物の流通共有を促進し、広告や周辺物品から収益を生み出すことができる。

【0087】

特定の著作物使用ページに「共有」ボタンが設置されている場合、共有情報管理モジュール１４５３は、特定ユーザーが共有ボタンを押した際に著作物使用ページＵＲＬを取得し、特定ユーザーＩＤに基づいて当該特定ユーザーのＳＮＳやブログの著作物共有ページＵＲＬを取得する。そして、特定ユーザーの著作物共有ページに著作物使用ページＵＲＬへのリンクを追加し、ＳＮＳやブログの著作物共有ページで特定の動画コンテンツの共有を実現する。

【0088】

さらに、特定ユーザーの著作物共有ページに広告情報、周辺物品情報の少なくとも一つを追加することで、広告や周辺物品のプロモーションを促進し、それによって収益を生み出すことができる。

【0089】

特定ユーザーの著作物共有ページＵＲＬ、著作物使用ページＵＲＬは、出力著作物流通リソースを構成することができる。また、入力共有パスと出力著作物流通リソースにより、出力共有パスを構成しても良い。

【0090】

したがって、出力著作物流通リソースに広告情報、周辺物品情報の少なくとも一つを含めることで、著作物および広告、周辺物品のプロモーションを促進し、それによって収益を生み出すことができる。

【0091】

著作物共有ページ情報や著作物使用ページ情報は、ＵＲＬ形式に限らない。例えば、一部または全部のソースコード、ページのＩＤなどを使用することができる。本公開はこれについて制限を設けない。

【0092】

さらに、共有情報管理モジュール１４５３は、取得した著作物使用ページ情報、著作物共有ページ情報などを共有情報データ項目１４４３に保存することができる。または、共有情報データ項目１４４３の既存の部分を上書きすることもできる。

【0093】

本公開の実施例において、共有情報管理モジュールは、共有パスも管理することができる。

【0094】

共有情報管理モジュール１４５３は、共有情報データ項目１４４３から特定の著作物使用ページ情報、共有源の情報、共有先の情報を取得し、ユーザーの著作物使用ページへの共有順と共有パス（共有状態）を構成し把握しても良い。例えば、共有情報管理モジュール１４５３は、著作物使用ページＵＲＬ、共有源ページのＵＲＬ、共有先ページのＵＲＬ、共有先ユーザーＩＤなどに基づいてユーザーの共有パスと共有順序を構成しても良い。

【0095】

図１ｃは、本公開の一実施形態に基づく著作物共有数値量移転方法の実施場面を示す例示的なモデル図である。本分野の一般技術者は、図１ｃは著作物共有数値量転移方法の実施場面を例示しているが、これは本公開に対する制限を構成するものではないと理解できる。具体的には、図１ｃは、著作物使用ページＵＲＬから段階的に共有パスを形成する過程を例示的に示している。

【0096】

図１ｃに示されているように、著作物使用ページＵＲＬ１６１（動画使用ページＵＲＬ）から直接共有された第１のユーザーの著作物共有ページＵＲＬ（例えば、著作権者の著作物共有ページＵＲＬ）は、第１の共有位置１６２に位置しており、この第１の共有位置１６２は第１階層に属する。第１階層には、１または複数の第１の共有位置が存在しても良い。

【0097】

次に、第１のユーザーの著作物共有ページＵＲＬから著作物使用ページＵＲＬを共有している第２のユーザーの著作物共有ページＵＲＬは第２の共有位置１６３に位置する。第２の共有位置は第２階層に属する。

【0098】

以下同様に、第３の共有位置１６４は、第２のユーザーの著作物共有ページＵＲＬから共有することで、著作物使用ページＵＲＬを取得した第３のユーザーの著作物共有ページＵＲＬの位置であり、第３階層に属する。第３階層は１つまたは複数の第３の共有位置が存在しても良い。

【0099】

第ｎの共有位置１６５は、第ｎー１のユーザーの著作物共有ページURLから共有することで、著作物使用ページＵＲＬを取得した第ｎのユーザーの著作物共有ページＵＲＬの位置であり、そして第ｎ階層に属する。第ｎ階層には１つまたは複数の第ｎの共有位置が存在しても良い。

【0100】

本公開の実施例において、第３のユーザーが第２のユーザーの共有ページから特定の動画コンテンツを知り、その動画コンテンツを共有する際、第２のユーザーの共有ページＵＲＬと著作物使用ページＵＲＬは、入力著作物流通リソースを構成する。入力著作物流通リソースには、第２のユーザーの端末のＩＰアドレスも含まれても良い。入力著作物流通リソースは第１のユーザーへのパスを遡及し、入力共有パスを構成する。

【0101】

特定の著作物使用ページに「共有」ボタンが設置されている場合、図１ｂの共有情報管理モジュール１４５３は、第３のユーザーが「共有」ボタンを押した際に著作物使用ページＵＲＬを取得し、第３のユーザーＩＤに基づいて当該特定ユーザーの例えばＳＮＳやブログの著作物共有ページＵＲＬを取得する。そして、第３のユーザーの著作物共有ページに著作物使用ページＵＲＬへのリンクを追加し、ＳＮＳやブログの著作物共有ページで特定動画コンテンツの共有を実現する。

【0102】

第３のユーザーの著作物共有ページＵＲＬ、著作物使用ページＵＲＬは出力著作物流通リソースを構成することができる。出力著作物流通リソースには、第３のユーザーの端末のＩＰアドレスをも含んでも良い。入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスが構成されても良い。

【0103】

本公開の実施例では、著作物自体に加えて、著作物使用ページや著作物共有ページに広告を挿入することにより、著作物の流通を促進し、より多くの収益を生み出すことができる。

【0104】

本公開の実施例では、著作物自体に加えて、著作物使用ページや著作物共有ページに周辺物品情報を挿入することで、著作物の流通を促進し、さらに多くの収益を生み出すことができる。

【0105】

本公開の実施例において、著作物使用ページＵＲＬ、各階層における共有ユーザーの著作物共有ページＵＲＬと各共有位置との関連付けにより、動画コンテンツにおける著作物使用ページの共有パスと共有順序を構成することができる。また、共有元と共有先に対応するユーザーＩＤを用いて、例えば動画コンテンツにおける著作権使用ページへの共有パスと共有順序を構成しても良い。

【0106】

共有過程中、第3ユーザーは、後続の第４のユーザーから第ｎのユーザーまでの共有によって、例えば報酬ポイントのような特定数値量を生成し、第１のユーザーから第２のユーザー、第３のユーザーまでの共有パスに従って特定数値量を分配する。例えば、大から小への順序に従い、共有パスに従って第１のユーザー、第２のユーザー、第３のユーザーの間で特定数値量を順番に共有・分配する。

【0107】

または、第３のユーザーから第２のユーザー、第１のユーザーへの順序で特定数値量を分配することができ、例えば、小から大への順序に従い、共有パスに従って第３のユーザー、第２のユーザー、第１のユーザー間で特定数値量を順次分配することができる。本分野の一般技術者は、等比例の関係やその他の比例関係、及びその他の順序を用いて、第１のユーザー、第２のユーザー、第３のユーザー間で特定数値量を分配することもでき、本公開はこれについて制限を設けていないことについて理解できる。

【0108】

特定の数値量は、著作物の流通によって生じても、広告によって生じても、または周辺商品によって生じても良い。特定数値量は、著作物の流通、広告、周辺商品のうち任意の二つが別々に生じた後に重ね合わせても、著作物の流通、広告、周辺商品の三つが別々に生じた後に重ね合わせても良い。

【0109】

特定数値量は、著作物の流通、広告、周辺商品のキャッシュフローによって生じても良いし、著作物の流通、広告、周辺商品の価値を評価すること、すなわち評価額によって生じても良いし、またはその他の価値計算方式によって生じてもよく、本公開はこれに対して制限を設けていない。

【0110】

本公開の実施例においては、特定数値量を再分配しても良い。例えば、特定のユーザーが他のユーザーの特定数値量を買収することができる。例えば、第２のユーザーを特定ユーザーとし、第２のユーザー以降の特定数値量を第２のユーザーに再分配すること、すなわち第３のユーザーの特定数値量を第２のユーザーに再分配すること。同様に、第２のユーザー以降である第３のユーザー、第４のユーザー......第ｎのユーザーに含まれる全てのユーザーまたは一部のユーザーの特定数値量を、第２のユーザーに再分配することもできる。

【0111】

本公開の実施例において、特定数値量の再分配は以下のシナリオで発生することができる：特定のユーザーである第２のユーザーが、第３のユーザー、第４のユーザー、......、第ｎのユーザーの未来の一定期間または未来全ての時間における特定数値量を取得したいと望み、第３のユーザー、第４のユーザー、......、第ｎのユーザーのうち、一部または全てのユーザーが、未来の一定期間または未来全ての時間における自身の特定数値量を譲渡することに同意する場合。

【0112】

したがって、第２のユーザーは、第３のユーザー、第４のユーザー、......、第ｎのユーザーのうちで一部のユーザーまたは全てのユーザーから、未来の一定期間または未来全ての時間にわたる特定数値量を購入する。その結果、第３のユーザー、第４のユーザー、......、第ｎのユーザーのうち、一部または全てのユーザーから、未来の一定期間または未来全ての時間にわたる特定数値量を第２のユーザーに再分配することができる。

【0113】

本公開の実施例において、特定数値量の再分配に関して、第２のユーザーは第３のユーザー、第４のユーザー、......、第ｎのユーザーのうち、一部または全てのユーザーに対して一定の補償を行うことができ、例えば現金補償やその他の補償方法などがあり、本公開はこれに制限を設けない。また、協議やその他の方法、例えば贈与や相続を通じて、第２のユーザーが第３のユーザー、第４のユーザー、......、第ｎのユーザーのうち、一部または全てのユーザーに対して補償を行わず、無償で特定数値量を再分配することも可能であり、本公開はこれに対しても制限を設けない。

【0114】

本分野の一般技術者は、第２のユーザーの先行にいるユーザー、すなわち第１のユーザーの特定数値量を第２のユーザーに再分配してもよく、また、第１のユーザーに対して補償を行うことも行わないこともでき、本公開はこれについて制限を設けない。

【0115】

本分野の一般技術者は、第２のユーザーの前後にいる部分的または全てのユーザー、つまり第１のユーザー、第３のユーザー、......、第ｎのユーザーのうち、一部または全てのユーザーの特定数値量を第２のユーザーに再分配することができ、第１のユーザー、第３のユーザー、......、第ｎのユーザーのうち、一部または全てのユーザーに対して補償を行うことも行わないこともでき、本公開はこれに対して制限を設けないことについて理解できる。

【0116】

本公開の実施例において、第２のユーザーが例えば第１のユーザー、第３のユーザー、......、第ｎのユーザーの一部または全ての他のユーザーと特定数値量を再分配した後、第２のユーザーと他のユーザー間で移転された特定数値量から、例えば１０％という特定の比率を抽出することができる。抽出された特定比率の特定数値量は、著作物流通管理会社に支払われ、著作物流通管理会社が著作物流通管理の運営のための収入としても良い。

【0117】

特定の比率での特定数値量は、利益を得る第２のユーザーから抽出することも、特定数値量の転移に参加する一部または全てのユーザーから抽出しても良く、本公開はこれに対して制限を設けない。

【0118】

本分野の一般技術者は、特定の比率は他の数値であっても良く、本公開はこれに対して制限を設けないことについて理解できる。

【0119】

本公開の実施例では、特定数値量の再分配は共有パス内のユーザーの位置交換として実現しても良い。図１cでは、共有パス内の任意の二人のユーザーの位置を交換し、それに応じて特定数値量も交換することができる。例えば、ユーザー１とユーザー３の位置を交換し、それに応じてユーザー１とユーザー３の特定数値量も交換することができる。

【0120】

図１ｄは、図１ｃに示された実施形態における第１のユーザーと第３のユーザーが位置を交換した後の実施場面の例示的な説明図である。本分野の通常の技術者は、図１ｄが図１ｃに示された実施形態の第１のユーザーと第３のユーザーが位置を交換した後の実施場面を例示的に示しておりが、本公開に対する制限を構成するものではないことについて理解している。

【0121】

図１ｄに示されるように、図１ｃにおける第１のユーザーと第３のユーザーが位置を交換した後、新しい第１の共有位置１６６と新しい第３共有位置１６８が生成される。著作物使用ページのＵＲＬと第３のユーザーの著作物共有ページのＵＲＬは、新しい第１の共有位置１６６に位置しており；著作物使用ページのＵＲＬ、第２のユーザーの著作物共有ページのＵＲＬ、および第１のユーザーの著作物共有ページのＵＲＬは、新しい第３の共有位置１６８に位置している。第１のユーザーと第３のユーザーが位置を交換するにつれて、更新された共有位置の前後の共有位置の内容も更新される。

【0122】

図１ｃの第２の共有位置１６３は、新しい第２の共有位置１６７に更新され、著作物使用ページのＵＲＬ、第３のユーザーの著作物共有ページのＵＲＬ、および第２のユーザーの著作物共有ページのＵＲＬが含まれる。

【0123】

本公開の実施例において、第１のユーザーと第３のユーザーの位置が交換されると、第１のユーザーと第３のユーザーの特定の数値量も交換されても良い。例えば、図１ｃでは、第１のユーザーの特定共有数値量がｘｘｘで、第３のユーザーの特定共有数値量がｙｙｙであり、かつｘｘｘがｙｙｙよりも大きい場合、第１のユーザーと第３のユーザーが位置を交換した後、図１ｄのように、第１のユーザーの特定共有数値量はｙｙｙ、第３のユーザーの特定共有数値量はｘｘｘとすることができる。

【0124】

前述したように、特定数値量ｘｘｘ、ｙｙｙは、著作物の流通、広告、周辺物品のキャッシュフローによって生じても良いし、著作物の流通、広告、周辺物品の価値を評価、即ち評価額によって生じても良いし、また他の価値計算方法によって生じても良く、本公開はこれに制限を設けない。

【0125】

本公開の実施例において、第１のユーザーと第３のユーザーが特定数値量を交換する際に、第１のユーザーの特定数値量ｘｘｘと第３のユーザーの特定数値量ｙｙｙを直接交換する方法を採用しても良いし、第１のユーザーと第３のユーザーが特定数値量の差額を伝達する方法が採用されても良い。例えば、第１のユーザーと第３のユーザーが位置を交換した後、第１のユーザーが特定数値量の差額（ｘｘｘーｙｙｙ）を第３のユーザーに伝達することができる。

【0126】

本公開の実施例において、第１のユーザーと第３のユーザー間で移動する特定数値量から、例えば１０％の特定比率を抽出しても良い。抽出された特定比率の特定数値量は、著作物流通管理会社に支払われ、著作物流通管理会社による著作物流通管理運営の収入としても良い。

【0127】

特定比率の特定数値量は、利益を得た第３のユーザーから抽出しても、第１のユーザーおよび第３のユーザーのいずれからでも抽出しても良く、本公開はこれに限定しない。本分野の通常の技術者は、特定比率が他の数値であっても良く、本公開はこれに限定しないことについて理解できる。

【0128】

本公開の実施例において、特定数値量の生成、分配、および再分配のプロセスは、報酬授与モジュール１４５４によって完成されても良い。

【0129】

本公開の実施例では、共有する過程で、第３のユーザーの共有によって生じた後続の第４のユーザー......第ｎのユーザーにおける後続著作物流通リソースをも取得することができる。

【0130】

後続著作物流通リソースの属性情報には、以下の少なくとも一つが含まれる：後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記ユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置、後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記アクセスユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置。

【0131】

後続著作物流通リソースの属性情報を分析・統計することにより、動画コンテンツを共有・視聴したユーザーの性別分布、年齢分布、職業分布、嗜好分布、買物分布、ＳＮＳプラットフォーム分布、地理的位置分布、異なる共有プラットフォームの割合などのデータを分析することができ、これにより、例えば重点的にプロモーションするエンドユーザー種類、広告プロモーションの是非、広告属性、周辺商品におけるプロモーションの是非、周辺商品属性などを決めることができ、著作物のプロモーションをより精密に行うことができ、また、広告や周辺商品を通じて著作物流通の付加価値を高めることができる。

【0132】

本公開の実施例において、後続著作物流通リソースの属性情報における多次元分析を通じて、著作物の共有数値量をより正確に計算することができる。

【0133】

本公開の実施例では、後続著作物流通リソースにおいて、例えば第４のユーザー......第ｎのユーザーの著作物共有ページに、広告情報や周辺商品情報の少なくとも一方を追加することで、著作物や広告、周辺商品のプロモーションに有利をもたらすことができる。

【0134】

本分野の通常の技術者は、第ｎー１のユーザーにおける共有によって生じる任意の第ｎ～第ｎ+ｋのユーザーの後続著作物流通リソースを取得してもよく、任意の第ｎ～第ｎ+ｋのユーザーの著作物共有ページに、広告情報や周辺商品情報の少なくとも一方を追加することで、著作物や広告、周辺商品のプロモーションに有利をもたらすと理解することができる。

【0135】

本公開の実施例では、著作物や広告、周辺商品のプロモーションに基づいており、特定数値量は著作物のプロモーション、広告のプロモーション、周辺商品のプロモーションにより生じてもよく、また著作物と広告、周辺商品のプロモーションにより別々に生じてから累積されても良く、本公開はこれに限定しない。

【0136】

本公開の実施例では、任意の第ｎ～第ｎ+ｋのユーザーに対して、共有パスに従って前方から後方へ、特定数値量を大から小への順序で第ｎ～ｎ+ｋのユーザー間に分配しても良い。または、共有パスに従って後方から前方へ、特定数値量を小から大への順序で第ｎ+ｋ～ｎのユーザー間に分配しても良い。

【0137】

本分野の通常の技術者は、共有パス内の他の順序に従い、等比方式や特定数値量配分の他の比率順序を使用して、第ｎ～ｎ+ｋユーザー間で特定数値量を分配することもでき、本公開はこれに限定しないことについて理解できる。

【0138】

本公開の実施例では、第ｎのユーザーに対して、第ｎ+１～ｎ+ｋのユーザーのうち一部または全部のユーザーの特定数値量を第ｎのユーザーに再分配しても良い。または、第１のユーザー～第ｎー１のユーザーのうち一部または全部のユーザーの特定数値量を第ｎのユーザーに再分配しても良い。再分配プロセスは有償方式でも無償方式でも行うことができ、本公開はこれに限定しない。

【0139】

本分野の通常の技術者は、第ｎのユーザーにおける前後の一部または全部のユーザー、則ち第１のユーザー、......、第ｎー１のユーザー、第ｎ+１のユーザー、第ｎ+ｋのユーザーのうち一部または全部のユーザーの特定数値量を第ｎのユーザーに再分配しても良い。第１のユーザー、......、第ｎー１のユーザー、第ｎ+１ユーザー、......、第ｎ+ｋのユーザーのうち一部または全部のユーザーに対して補償をしなくても良く、本公開はこれに限定しないことについて理解できる。

【0140】

本公開の実施例では、第ｎのユーザーが例えば第１のユーザー、第ｎー１ユーザー、第ｎ+１のユーザー、......、第ｎ+ｋのユーザーのうち一部または全部の他のユーザーと特定数値量を再分配した後、第ｎのユーザーと他のユーザー間で移動する特定数値量から、例えば１０％の特定比率を抽出しても良く、抽出された特定比率の特定数値量は、著作物流通管理会社に支払われ、著作物流通管理会社における著作物流通管理運営の収入としても良い。特定比率の特定数値量は、利益を得た第ｎのユーザーから抽出しても、特定数値量の移転に関与した一部または全部のユーザーから抽出することもでき、本公開はこれに限定しない。

【0141】

本公開の実施例では、特定数値量の再分配は、共有パスにおいてユーザーの位置交換により実現することができ、例えば、任意の第ｎのユーザーと第ｎ+ｋのユーザーの位置を交換すると、それに応じて第ｎのユーザーの特定数値量ｘｘｘと第ｎ+ｋのユーザーの特定数値量ｙｙｙを交換することができる。特定数値量の交換は、直接交換しても良いし、差額の伝達方法でも良い。

【0142】

本公開の実施例において、第ｎのユーザーと第ｎ+ｋのユーザー間で移動する特定数値量から、例えば１０%の特定比率を抽出しても良く、抽出された特定比率の特定数値量は、著作物流通管理会社に支払われ、著作物流通管理会社における著作物流通管理運営の収入としても良い。特定比率の特定数値量は、利益を得たユーザーから抽出しても、第ｎのユーザーと第ｎ+ｋのユーザーから同時に抽出しても良く、本公開はこれに限定しない。本分野の通常の技術者は、特定比率が他の数値であっても良く、本公開はこれに限定しないことについて理解できる。

【0143】

特定数値量は、例えば報酬ポイント方式を採用しても良いし、報酬ポイントは通貨方式、ボーナス方式、クーポン方式、またはその他の方式で実現しても良く、本公開はこれに限定しない。

【0144】

本公開の実施例において、登録ユーザー管理モジュール１４５１、権利保持者管理モジュール１４５２、共有情報管理モジュール１４５３、報酬授与モジュール１４５４の一部または全部の機能は、ブロックチェーンのスマートコントラクトにより実行されても良い。スマートコントラクトは、信頼できる実行環境（Ｔｒｕｓｔｅｄ Ｅｘｅｃｕｔｉｏｎ Ｅｎｖｉｒｏｎｍｅｎｔ、ＴＥＥ）で実行されることができ、実行コードが不正な改ざんや攻撃から保護されるため、著作権者情報、著作物使用ページ、著作物共有ページ情報などの情報処理過程の安全性と信頼性がさらに保証される。

【0145】

本分野の一般技術者は、登録ユーザー管理モジュール１４５１、権利保持者管理モジュール１４５２、共有情報管理モジュール１４５３、報酬授与モジュール１４５４の上述の機能は、必ずしも上記のように各モジュールに分ける必要はない。例えば、著作物流通リソース共有管理装置内で統合的に実現することも、特定の機能を異なるモジュールに分割することも、または他のモジュール分割方式を採用することもでき、本公開はこれに制限を設けないことを理解している。

【0146】

図２は、本公開の一実施形態における著作物共有数値量の移転方法のフローチャートである。図２に示すように、著作物共有数値量の移転方法には、ステップＳ２０１、Ｓ２０２、Ｓ２０３、Ｓ２０４、が含まれる。

【0147】

ステップＳ２０１では、、処理ユニットを使用して共有パスを生成する。ステップＳ２０１は、共有パスの生成ステップである。

【0148】

ステップＳ２０２では、共有パスから特定ノードを取得する。ステップＳ２０２は、特定ノードの取得取得ステップである。

【0149】

ステップＳ２０３では、特定規則に従い共有パスのノード間で著作物共有数値量を配分する。ステップＳ２０３は、著作物共有数値量の分配ステップである。

【0150】

ステップＳ２０４では、特定ノードに割り当てられた共有パス内の他ノードへの著作物共有数値量を特定ノードに分配し；または、特定ノードの著作物共有数値量と共有パス内の第２の特定ノードの著作物共有数値量を交換し、かつ特定ノードと第２の特定ノードの共有パス内で位置を交換する。ステップＳ２０４は、著作物共有数値量の再分配ステップである。

【0151】

本公開の実施例において、処理ユニットはコンピュータ、ノートブック、スマートフォン、タブレット、サーバーなどのデバイス、または情報処理を行うＣＰＵ、ＧＰＵ、ＦＰＧＡ、ＴＰＵ、ＡＳＩＣなどの器材であっても良く、本公開はこれについて制限を設けない。

【0152】

本公開の実施例において、図１ｃに示されるように、処理ユニットを用いて著作物使用ページＵＲＬ１６１、第１の共有位置１６２、第２の共有位置１６３、第３の共有位置１６４、......、第ｎの共有位置１６５から成る共有パスを生成しても良い。共有パスにおいて、第２のユーザーに属する第２の共有位置１６３を特定ノードとして選択する。

【0153】

第３のユーザー及び第３のユーザーにおける後続ユーザーの共有により発生する、例えば報酬ポイントのような特定数値量は、通貨方式、またはボーナス方式、またはクーポン方式、またはその他の方式であっても良く、本公開はこれに限定しない。

【0154】

特定数値量は、第１のユーザー、第２のユーザー、第３のユーザー間で、前方から後方へ、大から小への順序、または後方から前方へ、小から大への順序、または等比関係、またはその他の比率関係、またはその他の順序で分配しても良い。

【0155】

再分配の過程で、第３のユーザーに、または第１のユーザーに、または第１のユーザーと第３のユーザーに割り当てた特定数値量を第２のユーザーに再分配しても良い。再分配の過程では有償方式、例えば現金またはその他の補償方式を採用し、第２のユーザーが他のユーザーに対する補償を行ってもよい。また、補償には無償方式、例えば贈与または遺産の方式を採用しても良く、本公開はこれに限定しない。

【0156】

本公開の実施例において、著作物自体に加えて、著作物使用ページ、著作物共有ページに広告情報や周辺商品情報を挿入することにより、著作物の流通を促進し、より多くの収益を生み出すことができる。

【0157】

本公開の実施例では、再分配の過程で、第１のユーザーと第３のユーザーの位置を交換し、そして第１のユーザーと第３のユーザーの特定数値量を交換しても良く、交換後の状態は図１ｄに示される。

【0158】

本公開の実施方式により、共有パス生成ステップでは、処理ユニットを使用して共有パスを生成し；特定ノード取得ステップでは、前述の共有パスにおける特定ノードを取得し；著作物共有数値量の分配ステップでは、特定規則に従って共有パスにおけるノード間で著作物共有数値量を分配し；著作物共有数値量の再分配ステップでは、前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配し；または、特定ノードの著作物共有数値量と共有パスにおける第２の特定ノードの著作物共有数値量を交換し、さらに特定ノードと第２の特定ノードの共有パスにおける位置を交換し、必要に応じて共有者間で収益の再分配を行うことで、著作物の流通を促進し、より多くの収益を生み出すことができる。

【0159】

本公開の実施例において、再分配の過程において、第２のユーザーの後級ユーザーである第３のユーザー、または第２のユーザーの前級ユーザーである第１のユーザー、または第１のユーザーと第３のユーザーの特定数値量を第２のユーザーに再分配しても良い。

【0160】

本公開の実施形態に基づき、共有パスにおいて特定ノードにおける後級ノード、共有パスにおいて特定ノードにおける前級ノードのうち少なくとも１つを含むことにより、必要に応じて共有者間で収益の再分配を行い、著作物の流通を促進し、より多くの収益を生み出すことができる。

【0161】

図３は、図２に示された共有パスを生成する具体的な実現方法のフローチャートである。本公開の実施例において、図２における共有パス生成手順Ｓ２０１は、ステップＳ３０１、Ｓ３０２、Ｓ３０３、Ｓ３０４を含むことができる。

【0162】

ステップＳ３０１では、処理ユニットを使用して入力著作物流通リソースを取得する。ステップＳ３０１は入力著作物流通リソース取得ステップである。

【0163】

ステップＳ３０２では、著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得する。ステップＳ３０２は入力共有パス取得ステップである。

【0164】

ステップＳ３０３では、入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成する。ステップＳ３０３は出力著作物流通リソース生成ステップである。

【0165】

ステップＳ３０４では、入力共有パスと出力著作物流通リソースを使用して出力共有パスを生成する。ステップＳ３０４は出力共有パス生成ステップである。

【0166】

本公開の実施例では、図１ｃに示されるように、第３のユーザーが第２のユーザーの共有ページから特定の動画コンテンツを知り、その特定の動画コンテンツを共有することを決定した場合、第２のユーザーの共有ページＵＲＬおよび著作物使用ページＵＲＬは、入力著作物流通リソースを構成しても良い。入力著作物流通リソースには、第２のユーザーの端末のＩＰアドレスも含まれても良い。入力著作物流通リソースが第１のユーザーへと遡るパスは、入力共有パスを構成する。

【0167】

特定の著作物使用ページに「共有」ボタンが設置されている場合、図１ｂの共有情報管理モジュール１４５３は、第３のユーザーが「共有」ボタンを押した際に著作物使用ページＵＲＬを取得し、第３のユーザーＩＤに基づいて当該特定ユーザーの例えばＳＮＳやブログの著作物共有ページＵＲＬを取得する。そして、第３のユーザーの著作物共有ページに著作物使用ページＵＲＬへのリンクを追加し、ＳＮＳやブログの著作物共有ページで特定動画コンテンツの共有を実現する。

【0168】

第３のユーザーの著作物共有ページＵＲＬ、著作物使用ページＵＲＬは出力著作物流通リソースを構成することができる。出力著作物流通リソースには、第３のユーザーの端末のＩＰアドレスをも含んでも良い。入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスが構成されても良い。

【0169】

本公開の実施方式では、共有パス生成手順は：入力著作物流通リソース取得ステップであり、処理ユニットを使用して入力著作物流通リソースを取得し；入力共有パス取得ステップであり、著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得し；出力著作物流通リソース生成ステップであり、入力著作物流通リソースから出力著作物流通リソースを生成し；出力共有パス生成ステップであり、入力共有パスと出力著作物流通リソースから出力共有パスを生成することを経て、共有パスを合理的に生成し、収益の取得を通じて著作物の流通を促進することができる。

【0170】

本公開の実施例では、入力著作物流通リソース、出力著作物流通リソース、例えば、著作物使用ページ、特定ユーザーと先行ユーザーの著作物共有ページ、特定ユーザーの後続ユーザーの著作物共有ページのうち少なくとも一つに、次の情報の少なくとも一つを含むことができる：広告情報、関連商品情報。

【0171】

本公開の実施方式では、入力著作物流通リソース、出力著作物流通リソースのうち少なくとも一つに次の情報の少なくとも一つを含むことで、著作物と広告、周辺商品の流通を促進し、さらに多くの収益を得ることができる：広告情報、周辺商品情報。

【0172】

本公開の実施例では、著作物の共有数値量は、著作物の共有によって生じても、著作物に係る広告によって生じても、著作物の周辺商品によって生じても、またはこれら三つのうち任意の二つがそれぞれ生じて加算されても、あるいは三つがそれぞれ生じて加算されても良い。

【0173】

本公開の実施方式では、著作物共有数値量は、著作物の共有によって生じる数値量、著作物に係る広告によって生じる数値量、著作物の周辺商品によって生じる数値量のうち少なくとも一つを含む事で、著作物共有数値量を柔軟な方法で生成し、著作物、広告、及び周辺商品の流通を促進し、より多くの収益を生み出すことができる。

【0174】

本公開の実施例では、著作物の共有数値量は、キャッシュフロー方式、評価方式、またはその他の価値測定方式を採用することができ、本公開はこれについて制限を設けない。

【0175】

本公開の実施方式に従い、著作物の共有数値量は、次の少なくとも一つの形式を含む：キャッシュフローの形式、評価の形式、そして、著作物の共有数値量の価値を多様で柔軟な方法で評価することで、異なるニーズに応え、著作物、広告、及び周辺商品の流通を促進させることができる。

【0176】

本公開の実施例では、著作物の共有数値量の移転方法は、著作物の共有数値量の抽出するステップをも含んでおり、それは、著作物の共有数値量の再分配のステップで移転される著作物の共有数値量の中から特定の比率を抽出するステップである。

【0177】

本公開の実施例において、図１ｃに示されるように他のユーザーが特定の数値量をユーザー２に移転した後、移転された特定数値量から例えば１０％の特定比率で抽出しても良い。

【0178】

本公開の実施例では、図１ｄに示されるように第１のユーザーと第３のユーザーが位置を交換し、特定数値量を移転した後、移転された特定数値量から例えば１０％の特定比率を抽出しても良い。

【0179】

抽出された特定比率の特定数値量は、著作物流通管理会社に支払われ、著作物流通管理会社における著作物流通管理業務を運営するための収入としても良い。特定比率の特定数値量は、収益を得たユーザーから抽出しても良いし、特定数値量の移転に参加する一部または全部のユーザーから抽出しても良く、本公開はこれを限定しない。本分野の一般技術者は、特定比率は他の数値であっても良く、本公開はこれを限定しないことについて理解できる。

【0180】

図４は、本公開の別の実施形態による著作物共有数値量移転方法のフローチャートである。図４に示されるように、本公開の別の実施形態による著作物共有数値量移転方法は、図２と同じステップＳ２０１、Ｓ２０２、Ｓ２０３、Ｓ２０４の他、ステップＳ４０１をも含んでいる。

【0181】

ステップＳ４０１では、出力著作物流通リソースにより順次生成されるすべての後続著作物流通リソースを取得する。ステップSＳ４０１は、後続著作物流通リソースの取得ステップである。

【0182】

本公開の実施例では、共有過程で、第３のユーザーの共有によって発生した後続の第４のユーザー......第ｎのユーザーに相当する後続著作物流通リソースを取得しても良い。さらに、任意のｎ、ｋに対して、第ｎ－１のユーザーの共有によって発生した任意の第ｎ～第ｎ+ｋのユーザーの後続著作物流通リソースも取得しても良い。

【0183】

本公開の実施形態では、出力著作物流通リソースによって順次生成されるすべての後続著作物流通リソースを取得することにより、著作物、広告、および関連商品の流通を促進し、収益を生み出すことができる。

【0184】

本公開の実施形態によれば、後続著作物流通リソースの属性情報は、以下の少なくとも一つを含む：後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記ユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置、後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記アクセスユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置、そうすることで、後続著作物流通リソースの様々な次元の情報をより充分に把握することで、緻密な広告や関連商品を投入することができ、より多くの収益を生み出すことができる。

【0185】

本公開の実施形態では、後続著作物流通リソースの属性情報に基づいて著作物共有数値量を評価し、著作物流通リソースの属性情報を多次元的に分析することにより、著作物共有数値量をより正確に計算することができる。

【0186】

本公開の実施例では、入力著作物流通リソース、出力著作物流通リソース、入力共有パス、出力共有パス、共有パスのノード、後続著作物流通リソース、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記ユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置、後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記アクセスユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置、をブロックチェーンのノードに少なくとも一つを保存し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、共有パスを生成し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、共有パスの特定ノードを取得し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、特定の規則に従って共有パスのノード間で著作物共有数値量を分配し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配し；または特定ノードの著作物共有数値量と前記共有パスにおける第２の特定ノードの著作物共有数値量とを交換して、さらに、前記共有パスにおける前記特定ノードと前記第２の特定ノードの位置を交換し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、著作物共有数値量の再分配のステップで移転される著作物共有数値量から特定比率を抽出し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、出力著作物流通リソースによって順次生成されるすべての後続著作物流通リソースを取得し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、後続著作物流通リソースの属性情報に基づいて、後続著作物流通リソース中に広告を投入し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、後続著作物流通リソースの属性情報に基づいて、後続著作物流通リソース中に関連商品を投入し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、後続著作物流通リソースの属性情報に基づいて、著作物共有数値量を評価することで、ブロックチェーンの分散型、開放性、検証可能性、追跡可能性の特性からデータの安全を保証し、実行コードが不正な改ざんや攻撃から守られることを保証され、これにより、情報処理過程の安全性と信頼性がさらに保証される。

【0187】

図５は、本公開の一実施形態による著作物共有数値量移転装置の構造図である。図４に示されているように、著作物共有数値量移転装置５００は以下を含む：共有パス生成モジュール５０１、特定ノード取得モジュール５０２、著作物共有数値量分配モジュール５０３、著作物共有数値量再分配モジュール５０４。

【0188】

共有パス生成モジュール５０１は、処理ユニットを用いて共有パスを生成するように配置され；特定ノード取得モジュール５０２は、前記共有パスにおける特定ノードを取得するように配置され；著作物共有数値量分配モジュール５０３は、特定の規則に従って前記共有パスのノード間で著作物共有数値量を分配するように配置され；著作物共有数値量再分配モジュール５０４は、前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配するように配置され；または特定ノードの著作物共有数値量と前記共有パスにおける第２の特定ノードの著作物共有数値量とを交換して、さらに、前記共有パスにおける前記特定ノードと前記第２の特定ノードの位置を交換する。

【0189】

本公開の実施方法によれば、共有パス生成モジュールは、処理ユニットを用いて共有パスを生成するように配置され；特定ノード取得モジュールは、前記共有パスにおける特定ノードを取得するように配置され；著作物共有数値量分配モジュールは、特定の規則に従って前記共有パスのノード間で著作物共有数値量を分配するように配置され；著作物共有数値量再分配モジュールは、前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配するように配置され；または特定ノードの著作物共有数値量と前記共有パスにおける第２の特定ノードの著作物共有数値量とを交換して、さらに、前記共有パスにおける前記特定ノードと前記第２の特定ノードの位置を交換するように配置されることで、必要に応じて共有者間での収益の再分配を行うことで、著作物の流通を促進し、より多くの収益を生み出すことができる。

【0190】

図６は、本公開の一実施形態に基づく電子装置の構造図である。本公開の実施形態では、図６に示す電子装置がさらに提供されており、前記電子装置６００は、プロセッサ６０１とメモリ６０２を含んでいる。メモリ６０２には、少なくとも１つのプロセッサ６０１によって実行可能な指令が保存されており、これらの指令は少なくとも一つのプロセッサ６０１によって実行されることで、以下のステップを実現する：処理ユニットを用いて共有パスを生成する共有パス生成ステップ；前記共有パスにおける特定ノードを取得する特定ノード取得ステップ；特定の規則に従って前記共有パスのノード間で著作物共有数値量を分配する著作物共有数値量分配ステップ；前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配し；または特定ノードの著作物共有数値量と前記共有パスにおける第２の特定ノードの著作物共有数値量とを交換して、さらに、前記共有パスにおける前記特定ノードと前記第２の特定ノードの位置を交換する著作物共有数値量再分配ステップ。

【0191】

本公開の実施例において、前記特定ノードにおける他のノードには、以下の少なくとも一つが含まれる：前記共有パスにおいて前記特定ノードにおける後級ノード、前記共有パスにおいて前記特定ノードにおける前級ノード。

【0192】

本公開の実施例において、前記共有パス生成ステップは以下を含む：処理ユニットを使用して入力著作物流通リソースを取得する入力著作物流通リソース取得ステップ；であって、入力著作物流通リソースを含む入力共有パスを取得する入力共有パスの取得ステップ；前記入力著作物流通リソースに基づいて出力著作物流通リソースを生成する出力著作物流通リソース生成ステップ；前記入力共有パスと出力著作物流通リソースに基づいて出力共有パスを生成する出力共有パス生成ステップ。

【0193】

本公開の実施例では、入力著作物流通リソース、出力著作物流通リソースの少なくとも一方に、以下の情報の少なくとも一項が含まれる：広告情報、周辺物品情報。

【0194】

本公開の実施例において、前記著作物共有数値量は、以下の少なくとも一項を含む：
著作物の共有によって生じる数値量、著作物に関連する広告によって生じる数値量、著作物の周辺物品によって生じる数値量。

【0195】

本公開の実施例では、著作物共有数値量は、以下の少なくとも一種の形式を含む：キャッシュフロー形式、評価形式。

【0196】

本公開の実施例では、以下をも含む：著作物共有数値量の再分配ステップで移転される著作物共有数値量から特定比率を抽出する著作物共有数値量抽出ステップ。

【0197】

本公開の実施例では、以下をも含む：前記出力著作物流通リソースによって順次生成される全ての後続著作物流通リソースを取得する後続著作物流通リソース取得ステップ。

【0198】

本公開の実施例では、後続著作物流通リソースの属性情報は、以下の少なくとも一つを含む：後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記ユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置、後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記アクセスユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置；および／または後続著作物流通リソースの属性情報に基づき、後続著作物流通リソース内に周辺物品を投入する。

【0199】

本公開の実施例では、後続著作物流通リソースの属性情報に基づき、著作物共有数値量に対して評価を行う。

【0200】

本公開の実施例では、入力著作物流通リソース、出力著作物流通リソース、入力共有パス、出力共有パス、共有パスのノード、後続著作物流通リソース、前記後続著作物流通リソースにおける生成ユーザー、前記ユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置、前記後続著作物流通リソースを生成した共有プラットフォーム、前記後続著作物流通リソースにおけるアクセスユーザー、前記アクセスユーザーの性別、前記ユーザーの年齢、前記ユーザーの職業、前記ユーザーの嗜好、前記ユーザーの買物履歴、前記ユーザーのＳＮＳプラットフォーム、前記ユーザーの地理的位置、をブロックチェーンのノードに少なくとも一つを保存し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、共有パスを生成し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記共有パスの特定ノードを取得し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、特定の規則に従って前記共有パスのノード間で著作物共有数値量を分配し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記共有パスにおいて特定ノードにおける他のノードへ分配予定の著作物共有数値量を前記特定ノードへ分配し；または特定ノードの著作物共有数値量と前記共有パスにおける第２の特定ノードの著作物共有数値量とを交換して、さらに、前記共有パスにおける前記特定ノードと前記第２の特定ノードの位置を交換し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記著作物共有数値量の再分配のステップで移転される著作物共有数値量から特定比率を抽出し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記出力著作物流通リソースによって順次生成されるすべての後続著作物流通リソースを取得し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、後前記続著作物流通リソースの属性情報に基づいて、前記後続著作物流通リソース中に広告を投入し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記後続著作物流通リソースの属性情報に基づいて、前記後続著作物流通リソース中に関連商品を投入し；および/またはブロックチェーンのスマートコントラクトにより、前記後続著作物流通リソースの属性情報に基づいて、前記著作物共有数値量を評価する。

【0201】

図７は、本公開の一実施形態に基づく著作物共有数値量転移方法を実現するために適したコンピュータシステムの構造図である。図７に示されるように、コンピュータシステム７００は、処理ユニット７０１を含み、この処理ユニットは、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）７０２に格納されているプログラム、または記憶部７０８からランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）７０３にロードされたプログラムに従って、上述した図に示された実施形態の各種処理を実行することができる。

【0202】

ＲＡＭ７０３は、システム８００の操作に必要な各種プログラムやデータも保存されている。処理ユニット７０１、ＲＯＭ７０２、およびＲＡＭ７０３は、バス７０４を通じて相互に接続されている。入出力（Ｉ／Ｏ）インターフェース７０５もバス７０４に接続されている。

【0203】

以下のコンポーネントがＩ／Ｏインターフェース７０５に接続されている：キーボード、マウスなどの入力部７０６；カソード線管（ＣＲＴ）、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）や、スピーカーなどを含む出力部７０７；ハードディスクなどを含む記憶部７０８；ＬＡＮカード、モデムなどを含むネットワークインターフェースカードの通信部７０９。

【0204】

通信部７０９は、インターネットなどのネットワークを介して通信処理を行う。また、ドライブ７１０も必要に応じてＩ／Ｏインターフェース７０５に接続される。

【0205】

取り外し可能な媒体７１１（磁気ディスク、光ディスク、磁気光ディスク、半導体メモリなど）は、必要に応じてドライブ７１０に装着されることで、それらから読み出されるコンピュータプログラムは必要に応じて記憶部７０８にインストールされる。また、前記処理ユニット７０１は、ＣＰＵ、ＧＰＵ、ＴＰＵ、ＦＰＧＡ、ＮＰUなどの処理ユニットとして実現可能である。

【0206】

特に、本公開の実施方法では、上述の参照図に記載された方法は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されても良い。

【0207】

例えば、本公開の実施形態には、一種のコンピュータプログラム製品が含まれ、これは、コンピュータプログラムが物理的に記憶された読み取り可能な媒体に含まれており、当該コンピュータプログラムには、附図に示された方法を実行するためのプログラムコードが含まれている。

【0208】

このような実施形態において、当該コンピュータプログラムは、通信部７０９を通じてネットワーク上からダウンロードおよびインストールされても良く、および／または取り外し可能な媒体７１１からインストールされても良い。

【0209】

附図に示されたフローチャートとブロック図は、本公開の各実施形態におけるシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品の可能な実装の体系構造、機能、および操作を示している。

【0210】

この点において、フローチャートまたはブロック図の各ボックスは、モジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部を表しており、前記モジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部には、指定された論理機能を実装するための１または複数の実行可能な指令が含まれている。

【0211】

また、一部の代替実装においては、ボックスに示された機能が、附図に示された順序とは異なる順序で発生することもあることに注意すべきである。

【0212】

例えば、連続して表示される二つのボックスは、実際には基本的に並行して実行しても良いし、関連する機能に応じて、時には逆の順序で実行されても良い。

【0213】

また、ブロック図やフローチャートの各ボックス、およびブロック図やフローチャート内のボックスの組み合わせは、所定の機能や操作を実行するための専用のハードウェアベースのシステムで実装されても良いし、専用ハードウェアとコンピュータ指令の組み合わせで実装されても良い。

【0214】

本公開の実施形態で述べられているユニットやモジュールは、ソフトウェアによって実現されることも、ハードウェアによって実現されても良い。これらのユニットやモジュールは、処理器内に設置されることもあり、その場合、これらのユニットやモジュールの名称は、特定の状況においてそのユニットやモジュール自体に制限されるものではない。

【0215】

一方で、本公開は、また、コンピュータ可読記憶媒体も提供しており、前記記憶媒体は、上述の実施形態で述べられたノードに含まれるコンピュータ可読記憶媒体であっても良いし；デバイスに装着されていない、独立して存在するコンピュータ可読記憶媒体であっても良い。

【0216】

このコンピュータ可読記憶媒体には、１または複数のプログラムが保存されており、そのプログラムは１または複数の処理器によって実行され、本公開に記載された方法を実行するために使用されても良い。

【0217】

上記の説明は、本公開の優れた実施例と、適用される技術原理に関する説明に過ぎない。本分野の技術者は、本公開に関連する発明の範囲は、上述の技術特徴の特定の組み合わせによる技術解決策に限定されるものではなく、同発明の概念から逸脱しない範囲で、上述の技術特徴またはそれに相当する特徴を任意に組み合わせて形成される他の技術解決策も含まれていることについて理解している。たとえば、上述の特徴と本公開で開示されている（ただし限定されない）類似の機能を有する技術特徴との相互交換によって形成される技術解決策などがある。

【図1a】

【図1b】

【図1c】

【図1d】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【国際調査報告】