(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-05
(54)【発明の名称】宇宙居住環境用の取り付けフランジおよびブラケット
(51)【国際特許分類】
B64G 1/60 20060101AFI20240628BHJP
【FI】
B64G1/60
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023581017
(86)(22)【出願日】2022-04-29
(85)【翻訳文提出日】2024-02-27
(86)【国際出願番号】 US2022027020
(87)【国際公開番号】W WO2023278005
(87)【国際公開日】2023-01-05
(32)【優先日】2021-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521434056
【氏名又は名称】シエラ・スペース・コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】SIERRA SPACE CORPORATION
(71)【出願人】
【識別番号】524003194
【氏名又は名称】サンディ,チャールズ ラルフ
【氏名又は名称原語表記】SANDY, Charles, Ralph
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【氏名又は名称】前堀 義之
(74)【代理人】
【識別番号】100218132
【氏名又は名称】近田 暢朗
(72)【発明者】
【氏名】サンディ,チャールズ ラルフ
(72)【発明者】
【氏名】ヒッカーソン,ジェフリー エス
(72)【発明者】
【氏名】ペヘルジェフスキー,マリウシュ エミ
(72)【発明者】
【氏名】バラニア,ジェフリー ロバート
(72)【発明者】
【氏名】ウッズ,グラント ロバート
(57)【要約】
取り付けフランジおよび宇宙居住環境用のブラケットに関する方法、装置、およびシステムを説明する。ブラケットシステムは、宇宙居住環境用のブラダを円筒状のコアに結合する。ブラケットシステムは、宇宙居住環境のブラダを覆うように構成されたソフトグッズ層を有する。ブラケットシステムは、円筒状のコアの端部に結合するように構成された取り付けフランジを有する。取り付けフランジは、取り付けフランジのまわりに延びるリップ部を有する。ブラケットシステムは、ソフトグッズ層を取り付けフランジに接続するように構成されたブラケットを有する。ブラケットは、第1端部と第2端部を有する。第1端部はソフトグッズ層に結合するように構成されたピンを有し、第2端部は取り付けフランジのリップ部にラッチするように構成された突出部を有する。一部の変形例では、キャップが取り付けフランジの外面に結合するように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
宇宙居住環境のブラダを円筒状のコアに結合するためのブラケットシステムであって、
前記宇宙居住環境の前記ブラダを覆うように構成されたソフトグッズ層と、
前記円筒状のコアの端部に結合するように構成された取り付けフランジであって、前記取り付けフランジは、前記取り付けフランジのまわりに延びるリップ部を有する、前記取り付けフランジと、
前記ソフトグッズ層を前記取り付けフランジに接続するように構成されたブラケットであって、前記ブラケットは第1端部および第2端部を有し、前記第1端部は前記ソフトグッズ層に結合するように構成されたピンを有し、前記第2端部は前記取り付けフランジのリップ部にラッチするように構成された突出部を有する、前記ブラケットと
を備える、ブラケットシステム。
【請求項2】
前記取り付けフランジは、
前記円筒状のコアに面する内面であって、前記ブラダが前記取り付けフランジの前記内面の一部を覆うように構成されている、前記内面と、
前記内面の反対側の外面であって、前記取り付けフランジのまわりに延びる前記リップ部を含む、前記外面と
をさらに備え、
前記取り付けフランジは、前記円筒状のコアの周囲部のまわりに延びる、請求項1に記載のブラケットシステム。
【請求項3】
前記取り付けフランジは、前記内面と前記外面とに対して非直角の角部を有する傾斜上面をさらに備え、前記傾斜上面は、前記取り付けフランジの前記内面から前記取り付けフランジの前記外面に向かって上方へ傾斜し、前記非直角の角部は前記ブラダに対する圧力を最小化するように構成され、
前記ブラダは、前記傾斜上面を覆うように構成される、請求項2に記載のブラケットシステム。
【請求項4】
前記ソフトグッズ層は、前記ブラケットを前記ソフトグッズ層に固定するために前記ピンのまわりに巻き付くように構成されたストラップをさらに備え、前記ストラップは、前記ピンと前記ブラケットのベースとの間の開口部を通過するように構成されている、請求項1に記載のブラケットシステム。
【請求項5】
前記ストラップは、前記ブラダの一部を覆うように構成され、前記ストラップは、前記ストラップにほぼ垂直な方向に延びる複数のフープストラップを介して編むように構成されている、請求項4に記載のブラケットシステム。
【請求項6】
前記ブラケットにおける少なくとも1つの開口部であって、前記ブラケットを前記取り付けフランジに結合するためのボルトを受けるように構成されている、前記少なくとも1つの開口部と、
前記取り付けフランジの前記外面のまわりに延びる複数の外側開口部であって、前記ブラケットを前記取り付けフランジに結合するための前記ボルトを受けるように構成されている、前記複数の外側開口部と
をさらに備え、
前記ブラケットにおける前記少なくとも1つの開口部と、前記複数の外側開口部のうちの少なくとも1つの外側開口部とは、前記ブラケットを前記取り付けフランジに結合するための前記ボルトを受けるべく揃うように構成されている、請求項2に記載のブラケットシステム。
【請求項7】
前記複数の外側開口部は、前記取り付けフランジの縁部から所定の大きさの間隔を空けて配置され、前記リップ部は、前記取り付けフランジの周囲部に近接して配置されている、請求項6に記載のブラケットシステム。
【請求項8】
前記ブラケットは、前記取り付けフランジと面一になるように構成された前記ブラケットの平坦な底面を有し、前記ブラケットの前記平坦な底面は、前記取り付けフランジの前記リップ部の第1の面に当接するように構成され、
前記突出部は、前記突出部が前記リップ部の反対側の第2の面に当接するように、前記ピンのまわりに回転するように構成されている、請求項1に記載のブラケットシステム。
【請求項9】
前記突出部は、前記リップ部の曲率に合わせて揃えられるように構成され、前記ピンは、着脱可能である、請求項1に記載のブラケットシステム。
【請求項10】
前記取り付けフランジの前記内面のまわりに延びるように構成されたクランプリングであって、前記ブラダを前記取り付けフランジに固定するように構成された、前記クランプリングと、
前記取り付けフランジの前記内面のまわりに延びる複数の内側開口部であって、前記ブラダを前記取り付けフランジに固定するために前記クランプリングを前記取り付けフランジの前記内面に結合するためのクランプリングボルトを受けるように構成された、前記複数の内側開口部と、
をさらに備える、請求項2に記載のブラケットシステム。
【請求項11】
前記クランプリングは、前記取り付けフランジの前記内面に沿って延びるOリングを覆うようにさらに構成されている、請求項10に記載のブラケットシステム。
【請求項12】
前記取り付けフランジの前記外面および前記円筒状のコアに結合されるように構成されたキャップであって、前記取り付けフランジと揃えられるように構成された円筒端部を有する、前記キャップと、
前記取り付けフランジの前記外面に重なるように構成された前記キャップの第1部分と、
前記円筒状のコアの前記円筒端部に重なるように構成された前記キャップの第2部分と
をさらに備える、請求項2に記載のブラケットシステム。
【請求項13】
前記キャップの前記第1部分は、前記取り付けフランジの前記外面に沿って延びるOリングを覆うように構成されている、請求項12に記載のブラケットシステム。
【請求項14】
前記キャップの前記第1部分は、前記取り付けフランジに前記キャップを結合するためのボルトを受ける開口部を有し、前記キャップは、前記宇宙居住環境と外部宇宙構造物との間の移行室となるように構成された出入り台である、請求項12に記載のブラケットシステム。
【請求項15】
ブラダを宇宙居住環境のコアに結合するためのブラケットであって、
ベースと、
前記ベースにおける開口部であって、前記コアにおいて前記ブラケットを取り付けフランジに結合するためのボルトを受けるように構成されている、前記開口部と、
前記ベースに結合されたピンであって、前記ブラダを拘束するストラップを受けるように構成されている、前記ピンと、
前記ベースに結合された突出部であって、前記コアの前記取り付けフランジのリップ部にオーバーハングするように構成されている、前記突出部と
を備える、ブラケット。
【請求項16】
前記ピンは、前記ベースの第1端部にあり、前記突出部は、前記ベースの反対側の第2端部にある、請求項15に記載のブラケット。
【請求項17】
前記ベースの前記第1端部を越えて水平方向に延びる少なくとも2つの部材をさらに備え、前記少なくとも2つの部材は前記ピンによって分離され、前記ピンを前記ブラケットに固定するように構成されている、請求項16に記載のブラケット。
【請求項18】
前記ベースは、前記取り付けフランジの外面と面一になるように構成された平坦な底面を有し、前記ブラケットの前記平坦な底面は、前記取り付けフランジの前記リップ部の第1の面に当接するように構成され、前記突出部は、前記リップ部の反対側の第2の面に当接するように前記ピンのまわりに回転するように構成されている、請求項15に記載のブラケット。
【請求項19】
前記開口部は、前記取り付けフランジと揃えられるように構成され、前記取り付けフランジ開口部は前記ブラケットを前記コアにおいて前記取り付けフランジに結合するためのボルトを受けるように構成されている、請求項15に記載のブラケット。
【請求項20】
宇宙居住環境の出入り台を円筒状のコアに結合するための結合システムであって、
端部を有する前記円筒状のコアと、
前記円筒状のコアの前記端部に結合するように構成された取り付けフランジと、
前記取り付けフランジの外面および前記円筒状のコアの前記端部に対して結合および整列するように構成された出入り台と、
前記取り付けフランジの前記外面に重なるように構成された前記出入り台の第1部分と、
前記円筒状のコアの前記端部に重なるように構成された前記出入り台の第2部分と
備える、結合システム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
この出願は、2021年6月30日に出願された「宇宙居住環境用の取り付けフランジおよびブラケット」と題された米国仮出願第63/217152号の優先権を主張し、この米国仮出願の開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
政府支援の陳述
【0002】
本明細書に記載される主題の特定の態様は、NASAによって授与された契約番号80HQTR17C0009の下で米国政府の支援を受けて開発された。米国政府は、本発明に一定の権利を有する。
【技術分野】
【0003】
本開示は、一般に宇宙構造物に関し、より詳細には、宇宙居住環境用の取り付けフランジおよびブラケットに関する。
【背景技術】
【0004】
宇宙でのミッション活動を支援するためには、宇宙居住環境が必要である。宇宙居住環境は、コアと、コアを取り囲むブラダとから形成され得る。ブラダおよびソフトグッズ層は、コアのまわりに膨張していない状態で打ち上げ機内に収納され得る。宇宙に入ると、宇宙居住環境は、膨張して加圧下でミッション活動を支援するようになる。加圧されたブラダは、特にコアとブラダとの界面付近で空気漏れを起こしやすい。空気漏れは、住人や機器に重大な安全上の懸念をもたらす。さらに、ブラダは宇宙居住環境内部からの重い負荷の重量下で応力負荷を受ける場合があり、これによりブラダ全体に不均一な応力分布が引き起こされる。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、宇宙居住環境用の取り付けフランジおよびブラケットのための方法、システム、および物を提供する。
【0006】
一態様では、宇宙居住環境用のブラダを円筒状のコアに結合するためのブラケットシステムを提供する。ブラケットシステムは、宇宙居住環境のブラダを覆うように構成されたソフトグッズ層を有している。ブラケットシステムは、円筒状のコアの端部に結合するように構成された取り付けフランジを有している。取り付けフランジは、取り付けフランジのまわりに延びるリップ部を有している。ブラケットシステムは、ソフトグッズ層を取り付けフランジに結合するように構成されたブラケットを有している。ブラケットは、第1端部と第2端部とを有している。第1端部は、ソフトグッズ層に結合するように構成されたピンを有している。第2端部は、取付けフランジのリップ部にラッチするように構成された突出部を有している。
【0007】
一部の変形例では、取り付けフランジは、円筒状のコアに面する内面と、取り付けフランジの内面の一部を覆うように構成されたブラダと、内面の反対側の外面とをさらに備え、外面は取り付けフランジのまわりに延びるリップ部を有し、取り付けフランジは、円筒状コアの周囲部のまわりに延びている。さらに、取り付けフランジは、内面と外面とに対して非直角の角部を有する傾斜上面をさらに備え、傾斜上面は、取り付けフランジの内面から取り付けフランジの外面に向かって上方へ傾斜し、非直角の角部は、ブラダに対する圧力を最小化するように構成され、ブラダは、傾斜上面を覆うように構成される。
【0008】
さらに、ソフトグッズ層は、ブラケットをソフトグッズ層に固定するためにピンのまわりに巻き付けるように構成されたストラップをさらに備え、ストラップは、ピンとブラケットのベースとの間の開口部を通過するように構成されている。また、ストラップは、ブラダの一部を覆うように構成され、ストラップは、ストラップにほぼ垂直な方向に延びる複数のフープストラップを介して編むように構成される。一部の変形例では、ブラケットシステムは、ブラケットに設けられた少なくとも1つの開口部であって、ブラケットを取り付けフランジに結合するためのボルトを受けるように構成されている少なくとも1つの開口部と、取り付けフランジの外面のまわりに延びる複数の外側開口部であって、ブラケットを取り付けフランジに結合するためのボルトを受けるように構成されている複数の外側開口部とをさらに備え、ブラケットに設けられた少なくとも1つの開口部と、複数の外部開口部のうちの少なくとも1つの外部開口部とは、ブラケットを取り付けフランジに結合するためのボルトを受けるべく揃うように構成されている。
【0009】
一部の変形例では、複数の外側開口部は、取り付けフランジの縁部から所定の大きさの間隔を空けて配置され、リップ部は、取り付けフランジの周囲部に近接して配置されている。また、ブラケットは、取り付けフランジと面一になるように構成されたブラケットの平坦な底面をさらに有し、ブラケットの平坦な底面は、取り付けフランジのリップ部の第1の面に当接するように構成され、突出部は、突出部がリップ部の反対側の第2の面に当接するように、ピンのまわりに回転するように構成される。さらに、突出部は、リップ部の曲率に合わせて揃えられるように構成され、ピンは、着脱可能である。
【0010】
一部の変形例では、ブラケットシステムは、取り付けフランジの内面のまわりに延びるように構成されたクランプリングであって、ブラダを取り付けフランジに固定するように構成されたクランプリングと、取り付けフランジの内面のまわりに延びる複数の内側開口部であって、ブラダを取り付けフランジに固定するためにクランプリングを取り付けフランジの内面に結合するためのクランプリングボルトを受けるように構成された複数の内側開口部とをさらに備える。また、クランプリングは、取り付けフランジの内面に沿って延びるOリングを覆うようにさらに構成される。さらに、ブラケットシステムは、取り付けフランジの外面および円筒状のコアに結合されるように構成されたキャップであって、取り付けフランジと揃えられるように構成された円筒端部を有するキャップと、取り付けフランジの外面に重なるように構成されたキャップの第1部分と、円筒状のコアの端部に重なるように構成されたキャップの第2部分とを含む。
【0011】
また、キャップの第1部分は、取り付けフランジの外面に沿って延びるOリングを覆うように構成される。さらに、キャップの第1の部分は、キャップを取り付けフランジに結合するためのボルトを受ける開口部を有し、キャップは、宇宙居住環境と外部宇宙構造物との間の移行室となるように構成された出入り台である。
【0012】
別の態様では、ブラダを宇宙居住環境のコアに結合するためのブラケットを提供する。ブラケットは、ベースと、ベースにおける開口部であって、コアにおいてブラケットを取り付けフランジに結合するためのボルトを受けるように構成された開口部と、ベースに結合されたピンであって、ブラダを拘束するストラップを受けるように構成されたピンと、ベースに結合された突出部であって、コアの取り付けフランジのリップにオーバーハングするように構成された突出部とを備える。
【0013】
一部の変形例では、ピンはベースの第1端部にあり、突出部は、ベースの反対側の第2端部にある。また、ブラケットは、ベースの第1端部を越えて水平方向に延びる少なくとも2つの部材をさらに備え、少なくとも2つの部材は、ピンによって分離され、ピンをブラケットに固定するように構成される。また、ベースは、取り付けフランジの外面と面位一になるように構成された平坦な底面を有し、ブラケットの平坦な底面は、取り付けフランジのリップ部の第1の面に当接するように構成され、突出部は、突出部がリップ部の反対側の第2の面に当接するように、ピンのまわりに回転するように構成される。一部の変形例では、開口部は、取り付けフランジの開口部と整列するように構成され、取り付けフランジの開口部は、ブラケットをコアで取り付けフランジに結合するためのボルトを受容するように構成される。
【0014】
更に別の態様では、宇宙居住環境の出入り台を円筒状のコアに結合するための結合システムがある。この結合システムは、端部を有する円筒状のコアと、円筒状のコアの端部に結合するように構成された取り付けフランジと、取り付けフランジの外面および円筒状のコアの端部に対して結合および整列するように構成された出入り台と、取り付けフランジの外面に重なるように構成された出入り台の第1部分と、円筒状のコアの端部に重なるように構成された出入り台の第2部分とを備える。
【0015】
本明細書に記載の主題の1つ以上の変形の詳細は、添付図面および以下の説明に記載される。本明細書に記載の主題の他の特徴および利点は、説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになる。現在開示される主題の特定の特徴は例示目的で記載されるが、そのような特徴が限定することを意図するものではないことを容易に理解すべきである。本開示に続く特許請求の範囲は、保護される主題の範囲を規定することを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本明細書の実施形態は、添付図面と併せて以下の説明を参照することによってより良く理解することができ、添付図面において、同様の参照番号は同一または機能的に同様の要素を示す。
【0017】
【
図1A】コアおよびブラダを有する宇宙居住環境の断面を表す図の例を示す。
【
図1B】出入り台に取り付けられたコアと、ソフトグッズ層およびデブリシールドで覆われたブラダとを含む宇宙居住環境を表す図の例を示す。
【
図2】取り付けフランジとブラケットとの接続部を表す図の例を示す。
【
図3】ソフトグッズ層に結合するように構成された第1端部と、取り付けフランジに結合するように構成された第2端部とを有するブラケットを表す図の例を示す。
【
図4】ブラダの一部を覆うように構成されたストラップを表す図の例を示す。
【
図5】ブラダを覆うとともに複数のブラケットを有する取り付けフランジに結合されたソフトグッズ層を表す図の例を示す。
【
図6】取り付けフランジとブラケットとの接続部の断面を表す図の別の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
宇宙居住環境は、コアと、コアを取り囲むブラダとから形成され得る。コアとブラダが一体となることで、スペースデブリや放射線から身を守る人間のための居住環境が提供される。ブラダは、コアの2つの端部の間の領域で膨張し、気密環境で酸素を保持し得る。ウェビングなどのソフトグッズ層は、保護のためにブラダを覆い、ブラダ全体に均等な圧力荷重分布が生じる可能性を高める。ソフトグッズ層は、ブラダの形状を維持してブラダの歪み負荷を防ぐために、バスケット織りの構成のストラップのウェビングを有してもよい。しかし、ソフトグッズ層とブラダとの組み合わせは、特にコアがブラダに接続する端部において、コアに大きな負担をかける場合がある。この圧力下でブラダとコアとの結合を維持するためには、ハードウェアのインターフェースが必要である。現状では、ブラダとコアが分離すると空気が漏れ、住人と機器の安全性が損なわれる。
【0019】
ブラダおよびコアのハードウェアインターフェースは、コアおよびブラダの接続点での空気漏れと、ブラダおよびコアの分離とを防ぐ必要がある。さらに、ハードウェアアインターフェースは、ブラダを覆ってともに保持する膨大なストラップ配列を有し得るソフトグッズ層とインターフェース接続するように構成されるべきである。さらに、ハードウェアインターフェースは、両端に開口部を有して貨物および人が通過できる中空の円筒状のコアとインターフェース接続するように構成されるべきである。コアまたはブラダは、ブラダとコアの端部で引っ張られるソフトグッズからの大きな引っ張り歪み負荷により、構造的な破損を起こす可能性がある。この引っ張り歪み負荷は、ブラダが加圧されるにつれて大きくなり得る。コアのひずみによって、コア近傍の空気漏れやコアの座屈が引き起こされ得る。従って、ブラダをコアに適切に固定して安全な加圧空間居住性を維持するためには、中空の円筒状のコアとソフトグッズ層との間のハードウェアインターフェース接続が必要である。
【0020】
本明細書の取り付けフランジおよびブラケットは、コアおよびブラダにかかる大きな歪み負荷と、居住環境内の気密性を維持する必要性という問題を解決する。これまでの解決策とは異なり、取り付けフランジおよびブラケットは、ブラダを覆うストラップ配列と中空の円筒状のコアとの間でのインターフェース接続を可能にする。取り付けフランジおよびブラケットは、ブラダがコアに固定される可能性を高め得る。また、取り付けフランジおよびブラケットは、ブラダが全圧下で気密性を維持する可能性を高め得る。
【0021】
ブラケットおよび取り付けフランジは、ブラダを覆うストラップ配列とコアの中空硬質円筒形状との間のインターフェース接続を提供し得る。取り付けフランジは、コアの端部に接続されてもよい。取り付けフランジは、外面にリップ部を有し、内面および外面にブラダとコアとを相互接続するためのボルトのための様々な開口部を有してもよい。ブラケットは、2つの端部(ブラダを覆うストラップ配列に接続するための一端部または端部領域、および、取り付けフランジに接続するための他端部または端部領域)を有してもよい。ブラケットは、取り付けフランジのリップ部を越えて延びる突出部を有してもよい。ブラケットは、取り付けフランジの様々な開口部に2本のボルトでさらに固定されてもよい。
【0022】
クランプリングは、取り付けフランジに対してブラダをシールしてもよい。クランプリングは、クランプリングと取り付けフランジとの間に位置するOリングを覆っていてもよい。取り付けフランジは、キャップまたは出入り台を介してコアに接続されてもよい。キャップまたは出入り台は、コアおよび取り付けフランジと重なっていてもよい。キャップまたは出入り台は、取り付けフランジと平行に延び、取り付けフランジとコアを一緒に固定してもよい。全体として、ブラケット、取り付けフランジ、クランプリング、およびキャップ間の相互作用により、ブラダおよびコアは大きな張力のもとで一緒に固定される。
【0023】
本明細書で記載される方法、システム、および装置は、ブラダをコアに固定し、安全な気密空間居住性を維持するための取り付けフランジおよびブラケットのためのものである。また、ここで説明する様々な実施形態は、取り付けフランジ、コア、およびキャップのインターロッキング作用を形成する。
【0024】
図1Aは、コアおよびブラダを有する宇宙居住環境の断面を表す図の例を示す。宇宙居住環境は、コア110と、コア110に結合されたブラダ120とから形成されてもよい。ブラダ120は、コアの両端部または両端部領域など、コア110の両遠位端に接続されてもよい。ブラダ120は、加圧された際にコア110から膨張してもよい。ブラダ120は、非限定的な例では、コア110を中心とするトロイダル形状を有してもよい。ブラダ120は、ライナ125で覆われていてもよい。ライナ125は、ブラダ120をソフトグッズ層150の比較的粗い表面から保護し得る。
【0025】
コア110は、宇宙居住環境の剛性フレームであってもよい。コア110は、中空内部を有する円筒形状を有していてもよい。中空内部は、貨物および人がコア110の一端部からコア110の他端部まで通過できるようにされていてもよい。コア110は、コア110の両遠位端に開口部を有してもよい。開口部は、貨物または人を受け入れるために、宇宙居住環境が他の宇宙構造物とインターフェース接続することを可能にし得る。例えば、コア110は、貨物を受け取るための出入り台に取り付けられてもよい。別の例では、コア110は、コア110の内圧を維持するための加圧キャップを有してもよい。
【0026】
ブラダ120は、円筒状のコア110の両端部に接続されていてもよい。ブラダ120は、発射前にその設置面積を最小化するために、膨張していない状態でコア110に保管されてもよい。打上げ後、ブラダ120は加圧下で膨張してもよい。加圧されたブラダ120は、宇宙空間における人間の活動を支援できる。ブラダ120は加圧によって負荷を受ける可能性があり、住民や機器に重大な安全上の懸念をもたらす可能性がある。例えば、コア110とブラダ120との界面で空気漏れが生じる可能性がある。
【0027】
図1Aを引き続き参照して、ブラダ120はガスを保持するための部品であってもよい。ブラダ120は、宇宙居住環境の気密シールを形成してもよい。ブラダ120は低いガス透過性を有してもよい。ブラダ120は、人間の生命を維持するために居住環境内の加圧空気を維持してもよい。ブラダ120は、コア110に対して対称であってもよい。例えば、ブラダ120は、コア110を中心とするトロイダル形状を保持してもよい。別の例では、ブラダ120は、コア110に対して球形状を有していてもよい。一部の実施形態では、ブラダ120は、コア110に近接する領域で外方へ膨出してもよい。一部の実施形態では、ブラダ120は、コア110から最も遠い部分で車輪の形状を有してもよい。
【0028】
ブラダ120は、ソフトグッズ層150を充填するために加圧されてもよい。ソフトグッズ層150は、ブラダ120の形状およびサイズを拘束するものであってもよい。例えば、ブラダ120は、軸方向ウェビングおよびフープウェビング拘束の輪郭を満たすように加圧されてもよい。ブラダ120は、過膨張を防止するために、ソフトグッズ層150に対してわずかに大きなサイズであってもよい。ブラダ120は、ブラダ120が軸方向ウェビング拘束およびフープウェビング拘束の拘束輪郭に達する可能性を高めるために伸長してもよい。
【0029】
図1Bは、出入り台に取り付けられたコア110と、ソフトグッズ層150およびデブリシールド160で覆われたブラダ120とを有する宇宙居住環境を表す図の例を示す。ソフトグッズ層150は、ブラダ120を覆い、デブリシールド160とブラダ120との間に介在してもよい。
【0030】
ソフトグッズ層150は、ブラダ120のまわりに巻き付けられてもよい。これに加えて、および/または、これに代えて、ソフトグッズ層150は、ライナ125のまわりに巻き付けられてもよい。ソフトグッズ層150は、軸方向ウェビングおよびフープウェビングを有してもよい。軸方向ウェビングおよびフープウェビングは、ブラダ120を補強し、ブラダ120にわたる不均一な負荷分布を防止し得る。軸方向ウェビングおよびフープウェビングは、ブラダ120がその形状を保持する可能性を高めるように構成されてもよい。軸方向ウェビングおよびフープウェビングは、ブラダ120全体に均等な応力分布を形成するように一緒に編まれてもよい。例えば、軸方向ウェビングは、フープウェビングの上下を交互に通過してもよい。これに加えて、および/または、これに代えて、フープウェビングは、軸方向ウェビングの上下を交互に通過してもよい。軸方向ウェビングとフープウェビングとの間には、様々な編みパターンが形成されてもよい。軸方向ウェビングおよびフープウェビングは、ブラダ120のまわりに間隔をあけて配置されてもよい。軸方向ウェビングおよびフープウェビングは、Vectran製であってもよい。フープストラップは、縫合および/または接着剤等を用いてストラップ230(例えば、軸方向ストラップ)に接合されてもよい。同様に、ストラップ230(例えば、軸方向ストラップ)は、縫合および/または接着剤等によってフープストラップに接合されてもよい。
【0031】
出入り台は、コア110のいずれかの側に接続されてもよい。出入り台は、外部の宇宙構造物に接続するためのインターフェースであってもよい。出入り台は、宇宙居住環境と外部宇宙構造物との間の移行室であってもよい。出入り台のいずれかの側は、出入り台と外部宇宙船との間の圧力を遮断するように構成された選択的に取り外し可能な空気圧ドアを有してもよい。
【0032】
図2は、取り付けフランジ210と連結されたブラケット220を表す図の例を示す。取り付けフランジ210およびブラケット220は、コア110およびブラダ120にかかる大きな歪み負荷と、宇宙居住環境内の気密シールを維持する必要性という問題を解決し得る。取り付けフランジ210およびブラケット220は、ブラダ120を覆うストラップ配列と中空の円筒状のコア110との間でインターフェース接続してもよい。取り付けフランジ210、ブラケット220、およびソフトグッズ層150は、宇宙居住環境のブラダ120を円筒状のコア110に結合するためのシステムを形成してもよい。ブラケット220は、ソフトグッズ層150を取り付けフランジ210に結合してもよい。
【0033】
ブラケット220および取り付けフランジ210のシステムは、ブラダ120を覆うストラップ配列とコア110の中空剛性円筒形状との間のインターフェース接続を提供してもよい。取り付けフランジ210は、円筒状のコア110の端部に接続してもよい。取り付けフランジ210は、外面にリップ部215を有してもよく、取り付けフランジ210の内面および外面に、ブラダ120とコア110とを相互接続するためのボルト用の様々な開口部を有してもよい。ブラケット220は、2つの端部(ブラダ120を覆うストラップのアレイに接続するための一端部領域、および、取り付けフランジ210に接続するための他端部領域)を有してもよい。ブラケット220は、取り付けフランジ210のリップ部215を越えて延びる突出部を有してもよい。ブラケット220はさらに、取り付けフランジ210の様々な開口部に2つのボルトで固定されてもよい。
【0034】
例示的な実施形態では、取り付けフランジ210は、平坦な環状リングであってもよく、中空の中心を有してもよい。取り付けフランジ210は、円筒状のコア110の端部に嵌合するように構成されてもよい。取り付けフランジ210は、外径および内径を有してもよい。取り付けフランジ210の内径は、コアの直径とほぼ同じ直径であってもよい。取り付けフランジ210は、コア110が延びる方向とは反対方向の外方へ延びていてもよい。取り付けフランジ210は、円筒状のコア110の開放端とほぼ平行であってもよい。取り付けフランジ210は、円筒状のコア110の長さをスライドするように構成されてもよい。一部の実施形態では、取付けフランジ210は、コア110の環状端部に配置されてもよい。
【0035】
図2を引き続き参照して、取り付けフランジ210は、底面を有していてもよい。底面は、円筒状のコア110の外面と面一になるように構成されてもよい。あるいは、取り付けフランジ210の底面と円筒状のコア110の外面との間に隙間が存在してもよい。取り付けフランジ210は、上面よりも底面付近の方が幅広であってもよい。あるいは、取り付けフランジ210は、上面よりも底面付近の方が幅狭であってもよい。取り付けフランジ210の底面は、コア110の端部を受けるように構成されていてもよい。取り付けフランジ210は、鋼、アルミニウム合金、チタン合金、または鋼合金で作られてもよい。
【0036】
前述のように、取り付けフランジ210は、リップ部215を有してもよい。ブラダ120およびソフトグッズ層150は、ブラケット220を用いてリップ部215に取り付けられるように構成される。リップ部215は、取り付けフランジ210のまわりに延びていてもよく、取り付けフランジ210の外面を越えて延びていてもよい。リップ部215は、取り付けフランジ210のまわりに延びていてもよい。あるいは、リップ部215は、取り付けフランジ210の周囲部のまわりに所定の距離を空けて延びていてもよい。これに加えて、および/または、これに代えて、リップ部215は、取り付けフランジ210の中心から所定の距離で取り付けフランジ210のまわりに延びていてもよい。リップ部215は、取り付けフランジ210のまわりに延びる際に一定の幅を有してもよい。リップ部215は、上面と側面とを有していてもよい。側面は、一端部において取り付けフランジ210の外面から延び、反対端部において上面と合流してもよい。上面は、平坦であってもよく、2つの側面から延びていてもよい。上面および側面は、互いにほぼ垂直であってもよい。ブラダ120およびソフトグッズ層150は、リップ部215を介して取り付けフランジ210に結合してもよい。
【0037】
取り付けフランジ210は、ボルトを受けるための開口部を有してもよい。例えば、取り付けフランジ210は、ブラケット220を取り付けフランジ210に結合するためのボルトを受けるように構成された、取り付けフランジ210の外面にある複数の外側開口部218を有してもよい。別の例では、複数の内側開口部は、クランプリング610を取り付けフランジ210に結合するためのボルトを受けるように取り付けフランジ210の内面のまわりに延びていてもよい。複数の内側開口部は、ブラダ120を取り付けフランジ210に固定するために、クランプリング610を取り付けフランジ210の内面に結合するためのクランプリングボルトを受けるように構成されてもよい。取り付けフランジ210は、取り付けフランジ210のまわりに延びる様々な溝または窪みを有してもよい。例えば、取り付けフランジ210は、取り付けフランジ210の底面またはその近傍に窪みを有してもよい。窪みは、取り付けフランジ210の底面またはその近傍において、取り付けフランジ210のまわりに延びていてもよい。窪みは、キャップ620または出入り台170を受けるように構成されてもよい。
【0038】
図2を引き続き参照して、ブラケット220は、ソフトグッズ層150を取り付けフランジ210に接続するように構成されてもよい。ブラケット220は、ソフトグッズ層150とインターフェース接続するように構成された一方の端部領域を有してもよい。ブラケット220は、取り付けフランジ210とインターフェース接続するように構成された反対端部領域を有してもよい。ブラケット220は、(ソフトグッズ層150の要素である)ストラップ230がブラケット220に与える張力を担うように構成される。ブラケット220は、ソフトグッズ層150を拘束するために取り付けフランジ210に固定されるように構成される。
【0039】
ブラケット220は、第1端部領域を有してもよい。第1端部領域は、2つの部材320と、ピンとを有してもよい。ストラップ230は、ピンに巻き付くように構成されてもよい。2つの部材320は、ピンを固定するように構成されていてもよい。ピンは選択的に着脱可能であってもよい。ブラケット220は、第2端部領域を有してもよい。第2端部領域は、取り付けフランジ210のリップ部215にラッチするように構成された突出部を有してもよい。突出部は、突出部が取り付けフランジ210のリップ部215に重なるように、第2端部領域の表面から延びていてもよい。突出部は、リップ部215の側面と面一になるように構成されてもよい。第2端部領域は、第2端部領域の上面と面一になるように構成されてもよい。
【0040】
ブラケット220は、少なくとも1つの開口部225を有してもよい。少なくとも1つの開口部225は、ブラケット220を取り付けフランジ210に結合するためのボルトを受けるように構成されてもよい。少なくとも1つの開口部225は、取り付けフランジ210における複数の外側開口部618のうちの少なくとも1つの外側開口部と揃えられるように構成されてもよい。ブラケット220の少なくとも1つの開口部225は、ボルトを受けるように構成されてもよい。ボルトは、ブラケット220を取り付けフランジ210に結合するために、少なくとも1つの開口部225および取り付けフランジ210の外側開口部を通過するように構成されてもよい。開口部は、ボルトのねじ山を受けるための雌ねじを含んでいてもよい。一部の実施形態では、ブラケット220の2つの開口部は、取り付けフランジ210の2つの外側開口部218と揃えられるように構成されてもよい。2つのボルトは、少なくとも1つの開口部225を通過するように構成されてもよい。
【0041】
図2を引き続き参照して、ブラケット220は、ストラップ230に結合されてもよい。ストラップ230は、ブラダ120の一部を覆うように構成されてもよい。これに加えて、および/または、これに代えて、ストラップ230は、ライナ125の一部を覆うように構成されてもよい。ストラップ230は、ソフトグッズ層150の多数のストラップのうちの1つであってもよい。ソフトグッズ層150は、保護およびブラダ120全体に均等な荷重分布が生じる可能性を高めるのためにブラダ120を覆ってもよい。ソフトグッズ層150は、ブラダ120の形状を維持し、ブラダ120の歪み負荷を防止するために、バスケット編み構成のストラップのウェビングを有してもよい。ストラップ230は、コア110の一端部からコア110の反対端部までブラダ120のまわりに巻き付いてもよい。ストラップ230は、ブラケット220のまわりに巻き付くように構成されていてもよい。
【0042】
ストラップ230は、フープストラップ235を編んでウェビングを形成してもよい。例えば、軸方向ウェビングは、フープストラップの上下を交互に通過してもよい。これに加えて、および/または、これに代えて、フープウェビングは、軸方向ウェビングの上下を交互に通過してもよい。軸方向ウェビングとフープウェビングの間には、様々な編みパターンが形成されてもよい。軸方向ウェビングおよびフープウェビングは、ブラダ120のまわりに間隔を空けて配置されてもよい。軸方向ウェビングおよびフープウェビングはVectran製であってもよい。フープストラップ235は、縫合および/または接着剤等でストラップ230(例えば、軸方向ストラップ)に接合されてもよい。同様に、ストラップ230(例えば、軸方向ストラップ)は、縫合および/または接着剤等でフープストラップ235に接合されてもよい。
【0043】
図3は、ソフトグッズ層150に結合するように構成された第1端部と、取り付けフランジ210に結合するように構成された第2端部とを有するブラケット220を表す図の例を示す。ブラケット220は、取り付けフランジ210におけるブラダ120とコア110との分離および空気漏れを防止し得る。ブラケット220は、ソフトグッズ層150を取り付けフランジ210に連結した状態を維持するように構成されてもよい。ブラケット220は、コア110の端部におけるブラダ120およびソフトグッズからの大きな引っ張り歪み負荷に耐え得る。
【0044】
ブラケット220は、ベースを有してもよい。ベースは、取り付けフランジ210に取り付けられる平坦面または輪郭面を有してもよい。一部の実施形態では、ベースは、取り付けフランジ210の外面に取り付けられてもよい。ベースの平坦面は、取り付けフランジ210の外面と面一であってもよい。ベースは、取り付けフランジ210のリップ部215から取り付けフランジ210の外縁まで延びていてもよい。平坦面は、ベースの裏面にあってもよい。ベースは、ブラケット220を取り付けフランジ210に結合するためのボルトを受けるように構成された少なくとも1つの開口部225を有してもよい。ベースの少なくとも1つの開口部225は、取り付けフランジ210の少なくとも1つの外側開口部と揃えられるように構成されてもよい。
【0045】
図3を引き続き参照して、ブラケット220は、2つの部材320を有してもよい。2つの部材320は、ベースから水平に延びていてもよい。2つの部材320は、ブラケット220の端部領域にあってもよい。例えば、2つの部材320は、ソフトグッズ層150に結合するようにブラケット220の第1端部領域にあってもよい。2つの部材320は、ブラケット220の反対側端部から延びていてもよい。例えば、2つの部材320は、ブラケット220の第1端部領域の角部から延びていてもよい。2つの部材320は、ブラケット220の角部においてそれぞれの側からほぼ直角に延びていてもよい。2つの部材320は、ピンによって互いに間隔を空けて配置されてもよい。2つの部材320は、ピンを支えるように構成されてもよい。
【0046】
各部材は、ピン310を有する開口部を有してもよい。開口部は、ピン310を受けるように構成されてもよい。ピン310は、2つの部材320からほぼ直角に延びていてもよい。ピン310は、2つの部材320の開口部に嵌合するように構成されてもよい。ピン310は、2つの部材320から取り外し可能に構成されていてもよい。ピン310は、2つの部材320の開口部を越えて他方へ延びていてもよい。ピン310は、2つの部材320の間の部分よりも、開口部を越えて延びる部分の方が太い直径を有してもよい。一部の実施形態では、ピン310は、2つの部材320の開口部に嵌合するように円筒形であってもよい。これに加えて、および/または、これに代えて、ピン310は、矩形形状、正方形形状、および/または六角形形状等を有してもよい。ピン310の代替的な形状は、ピン310のまわりのウェビングループ250の摩擦を増加させてもよい。ピン310は、ウェビング拘束に縫合されたウェビングループ250に係合するように構成されたクレビスピン(clevis pin)であってもよい。
【0047】
図3を引き続き参照して、ブラケット220は、突出部350を有してもよい。突出部は、第1端部領域の反対の、ブラケット220の第2端部領域に配置されてもよい。突出部は、取り付けフランジ210のリップ部215にラッチするように構成されてもよい。これに加えて、および/または、これに代えて、突出部は、取り付けフランジ210のリップ部215にオーバーハングするように構成されてもよい。突出部は、リップ部215の曲率に揃えて構成されてもよい。突出部は、突出部がリップ部215の反対側の第2の面に当接するように、ピンまわりに回転するように構成されてもよい。突出部は、リップ部215の側面と面一になるように構成されてもよい。突出部は、取り付けフランジ210のリップ部215にオーバーハングまたはラッチしながら、取り付けフランジ210の外面に接触するように構成されてもよい。
【0048】
図4は、ブラダ120の一部を覆うように構成されたストラップ230を表す図の例を示す。ストラップ230は、ブラダ120のまわりに巻き付くように構成されてもよい。ストラップ230は、ソフトグッズ層150の一部であってもよい。ブラダ120は、ストラップ230に張力を生じさせるように加圧されてもよい。ストラップ230は、ブラダ120の形状およびサイズを拘束するものであってもよい。ストラップ230は、加圧されたブラダ120の輪郭を形成してもよい。
【0049】
ストラップ230は、2つの端部領域を有してもよい。2つの端部領域は、収束してブラケット220に接続してもよい。ストラップ230の2つの端部領域がブラケット220からブラダ120にわたって巻き付くにつれて、2つの端部は水平方向に広がり、各端部領域がブラダ120の異なる部分を覆ってもよい。ストラップ230の2つの端部領域は、コア110の反対側で再び収束し、第2のブラケットに接続してもよい。一部の実施形態では、2つの端部領域はブラケット220またはその近傍で互いに重なってもよい。2つの端部領域は、ブラダ120の中間部分で分離していてもよい。
【0050】
ストラップ230は、ブラケット220に接続してもよい。ストラップ230は、ブラケット220のピン310に巻き付けられてもよい。ストラップ230は、ピンが通るループを有してもよい。ストラップ230は、ピンとブラケット220のベースとの間の開口部を通過するように構成されてもよい。ストラップ230は、ピンをスライドさせて、ブラケット220の第1部材に通し、次にストラップ230に通し、次にブラケット220の第2部材に通すことによって、ブラケット220に取り付けられてもよい。ストラップ230は、ピンを、ブラケット220の第2部材から取り外し、次にストラップ230のループから取り外し、次にブラケット220の第1部材から取り外すことによって、ブラケット220から取り外されてもよい。ストラップ230は、ブラケット220においてともに縫合や編み込みされる2つの別個のストラップであってもよい。ストラップ230は、ストラップ230にほぼ垂直な方向に延びる複数のフープストラップを通って織り込むように構成されてもよい。ストラップ230は、縫合や接着剤などを介してフープストラップ235に取り付けられるように構成されてもよい。
【0051】
図5は、ブラダ120を覆い、複数のブラケットを有する取り付けフランジ210に接続されたソフトグッズ層150を表す図の例を示す。ブラケット220は、軸方向およびフープストラップ235を織り込んだ大きなグリッドに取り付けられてもよい。複数のブラケット220の固定具は、取り付けフランジ210のまわりに延在し、ソフトグッズ層150を取り付けフランジ210に結合してもよい。
【0052】
一部の実施形態では、ピンは、ストラップ230またはウェビングループを有してもよい。ウェビングループは、ストラップ230(例えば、軸方向ストラップ)をソフトグッズ層150に固定するためにピンのまわりに巻き付くように構成されてもよい。ウェビングループは、ピン310に巻き付くための一端部と、ソフトグッズ層150に取り付けるための他端部とを有してもよい。ソフトグッズ層150に取り付けるための端部は、ファスナ、紐、ステープル、縫合、および/または結び目等を介して取り付けられてもよい。ウェビングループ250は、ベクトラン製であってもよい。一部の実施形態では、ソフトグッズ層150の内圧によって、ブラケット220に引っ張り負荷が生じ得る。ソフトグッズ層150の内圧によって、ソフトグッズ層150にわたる張力が、ブラケット220を介して取り付けフランジ210へと伝達し得る。ウェビングループは、異なるストラップの異なる巻き付け構成を有してもよい。例えば、ウェビングループは、フープストラップ235が1つの軸方向ストラップの上を通過し、1つの軸方向ストラップの下を通過する第1の巻き付け構成510を有してもよい。別の例では、ウェビングループは、フープストラップ235が2つの軸方向ストラップの上を通過し、次に2つの軸方向ストラップの下を通過する第2の巻き付け構成520を有してもよい。
【0053】
図6は、取り付けフランジ210と、取り付けフランジ210に接続されたブラケット220との断面を表す図の別の例を示す。クランプリング610は、ブラダ120を取り付けフランジ210にシールしてもよい。クランプリング610は、クランプリング610と取り付けフランジ210との間に位置するOリング630を覆ってもよい。取り付けフランジ210は、キャップ620または出入り台170を介してコア110に接続されてもよい。キャップ620または出入り台170の一部は、コア110および取り付けフランジ210と重なっていてもよい。キャップ620または出入り台170の一部は、取り付けフランジ210と平行に延びて、取り付けフランジ210とコア110とを一緒に固定してもよい。ブラケット220、取り付けフランジ210、クランプリング610、およびキャップ620の間の相互作用により、ブラダ120およびコア110が大きな張力を受けて一緒に固定されてもよい。
【0054】
クランプリング610は、ブラダ120を取り付けフランジ210に固定するように構成されてもよい。クランプリング610は、ブラダ120をクランプリング610と取り付けフランジ210との間に固定するために、取り付けフランジ210の内面まわりに延びるように構成されてもよい。クランプリング610は、平坦な環状リングであってもよく、中空中心を有してもよい。クランプリング610は、外径と内径を有していてもよい。クランプリング610の内径は、コアの直径とほぼ同じ直径であってもよい。クランプリング610は、コア110が延びる方向とは反対方向に外方へ延びていてもよい。クランプリング610は、円筒状のコア110の開放端とほぼ平行であってもよい。クランプリング610の底面は、円筒状のコア110の外面と面一になるように構成されていてもよい。あるいは、クランプリング610の底面と円筒状のコア110の外面との間に隙間があってもよい。クランプリング610は、鋼、アルミニウム合金、チタン合金、または鋼合金で作られてもよい。
【0055】
クランプリング610は、クランプリング610に開口部を有してもよい。例えば、複数のクランプリング開口部は、取り付けフランジ210の側面のまわりに延びていてもよい。複数のクランプリング開口部は、クランプリング610の全幅を通過してもよい。複数のクランプリング開口部は、ブラダ120を取り付けフランジ210に固定するためにクランプリング610を取り付けフランジ210の内面に結合するためのクランプリングボルトを受けるように構成されてもよい。ボルトは、クランプリング610を取り付けフランジ210に結合するために、複数のクランプリング開口部のうちの1つのクランプリング開口部615および取り付けフランジ210における複数の内側開口部のうちの1つの内側開口部640を通過するように構成されてもよい。ボルトは、最初にクランプリング610の開口部を通過し、次にブラダ120を通過し、次に取り付けフランジ210の複数の内側開口部のうちの1つの内側開口部640を通過するように構成されてもよい。一部の実施形態では、ボルトは、クランプリング610の開口部を通過し、次に取り付けフランジ210の複数の内側開口部のうちの1つの内側開口部640を通過してもよい。複数の内側開口部は、円形パターンで取り付けフランジ210の内面のまわりに延在していてもよい(
図6の断面図には示していない)。同様に、複数のクランプリング開口部は、取り付けフランジ210の側面のまわりに円形パターンで延在していてもよい(
図6の断面図には示していない)。
【0056】
クランプリング610は、取り付けフランジ210のOリング630を覆うように構成されてもよい。Oリング630は、ブラダ120と取り付けフランジ210との間に配置されてもよい。クランプリング610は、Oリング630の気密シールを維持するために、Oリング630に対してブラダ120を保持するように構成されてもよい。クランプリング610は、取り付けフランジ210の内面に結合することによって、Oリング630と気密シールを形成するように構成されてもよい。Oリング630は、取り付けフランジ210の凹部内に配置され、取り付けフランジ210の内面のまわりに延びていてもよい。Oリング630のための凹部は、取り付けフランジ210のまわりに、取り付けフランジ210の周囲部から所定の距離で延びていてもよい。
【0057】
キャップ620は、取り付けフランジ210をコア110に固定するように構成されてもよい。キャップ620は、取り付けフランジ210およびコア110の外面に結合するように構成されてもよい。キャップ620は、取り付けフランジ210およびコア110と揃えられるように構成されてもよい。キャップ620は、2つの部分を有していてもよい。キャップ620の第1部分は、取り付けフランジ210の外面に重なるように構成されてもよい。キャップ620の第2部分は、円筒状のコア110の端部に重なるように構成されていてもよい。
【0058】
キャップ620は、キャップ620の第1部分に開口部を有してもよい。開口部は、キャップ620を取り付けフランジ210に固定するために、キャップ620を取り付けフランジ210の外面に結合するためのボルトを受けるように構成されてもよい。ボルトは、キャップ620を取り付けフランジ210に結合するために、開口部を通過し、取り付けフランジ210における外側開口部を通過するように構成されてもよい。一部の実施形態では、ボルトは、キャップ620の開口部を通過し、その後、取り付けフランジ210の外面の開口部を通過してもよい。
【0059】
キャップ620は、取り付けフランジ210のOリング630を覆うように構成されてもよい。Oリング630は、取り付けフランジ210の外面に巻き付いてもよい。Oリング630は、キャップ620と取り付けフランジ210との間に配置されてもよい。キャップ620は、気密シールを維持するために、取り付けフランジ210に対してOリング630を保持するように構成されてもよい。Oリング630は、取り付けフランジ210の凹部に配置され、取り付けフランジ210の外面のまわりに延びていてもよい。Oリング630のための凹部は、取り付けフランジ210のまわりに、取り付けフランジ210の周囲部から所定の距離をおいて延びていてもよい。
【0060】
キャップ620は、キャップ620の第2部分に開口部を有してもよい。開口部は、キャップ620をコア110に固定するために、キャップ620をコア110の外面に結合するためのボルトを受けるように構成されてもよい。ボルトは、キャップ620をコア110に結合するために、開口部を通過し、コア110の開口部を通過するように構成されてもよい。一部の実施形態では、ボルトは、キャップ620の開口部を通過した後、コア110の開口部を通過してもよい。
【0061】
コア110は、キャップ620に結合するように構成されてもよい。コア110は、コア110に開口部を有してもよい。例えば、コア110は、キャップ620をコア110に結合するためのボルトを受けるように構成されたコア110の外面に、複数の外面コア開口部を有してもよい。コア110は、キャップ620を受けるためにコア110のまわりに延びる様々な溝または窪みを有してもよい。例えば、コア110は、コア110の端部またはその近傍に窪みを有してもよい。窪みは、コア110の端部またはその近傍でコア110のまわりに延びていてもよい。
【0062】
一部の実施形態では、キャップ620は、出入り台170の一部であってもよい。出入り台170は、キャップ620の端部に結合されてもよい。出入り台170は、宇宙居住環境の容積を構成してもよい。出入り台170は、宇宙居住環境の外部のペイロードに結合するように構成されてもよい。出入り台170は、外部の宇宙船とドッキングするためのインターフェースであってもよい。例えば、出入り台170は、コアが他の宇宙船または宇宙機とドッキングすることを可能にしてもよい。出入り台170は、コアと外部の宇宙船との間で貨物を積み下ろしするように構成されてもよい。出入り台170は、コアと出入り台170との間の圧力バリアを有するエアロックを含む別個の加圧容積を構成してもよい。出入り台170は、宇宙居住環境と外部宇宙構造物との間の移行室であってもよい。出入り台170のいずれかの側には、出入り台170と外部の宇宙船との間の圧力を遮断するように構成された選択的に取り外し可能な空気圧ドアを有してもよい。
【0063】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態のみを説明するためのものであり、実施形態を限定しようとするものではない。本明細書で使用される単数形「1つ(a)」、「1つ(an)」および「その(the)」は、文脈が明らかにそうでないことを示さない限り、複数形も含むことが意図される。「備える(comprises)」および/または「備えている(comprising)」という用語は、この明細書で使用される場合、記載された特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を特定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除するものではないことが更に理解され得る。本明細書で使用される「および/または」という用語は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のありとあらゆる組み合わせを含む。
【0064】
特に明記されない限り、または文脈から明らかでない限り、本明細書で使用される「約」という用語は、当技術分野における通常の許容範囲内、例えば平均の2標準偏差以内であると理解される。「約」は、記載された値の10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%、0.5%、0.1%、0.05%、または0.01%以内と理解され得る。文脈から明らかでない限り、本明細書で与えられる全ての数値は、「約」という用語によって修飾される。
【0065】
本開示の多くの特徴および利点は、詳細な明細書から明らかであり、したがって、添付の特許請求の範囲は、本開示の真の思想および範囲内に入る本開示の全てのそのような特徴および利点を網羅することを意図している。更に、多数の修正および変形が当業者には容易に思い浮かぶため、本開示を図示および説明された正確な構造および動作に限定することは望ましくなく、したがって、全ての適切な修正および等価物が、本開示の範囲内にあり、本開示の範囲に頼ることができる。
【0066】
上記の説明および特許請求の範囲において、「~のうちの少なくとも1つ」または「~のうちの1つ以上」などの語句が出現し、その後に連言的な要素または特徴のリストが続く場合がある。「および/または」という用語も2つ以上の要素または特徴のリストに出現し得る。そのような語句は、それが使用される文脈によって暗黙的または明示的に矛盾しない限り、列挙された要素または特徴のいずれかを個別にまたは列挙された要素または特徴のいずれかを他の列挙された要素または特徴のいずれかと組み合わせて意味することを意図している。例えば、句「AおよびBのうちの少なくとも1つ」、「AおよびBのうちの1つ以上」および「Aおよび/またはB」はそれぞれ、「A単独、B単独、または、AとBを一緒に」を意味することを意図している。3つ以上の項目を含むリストについても同様の解釈が意図される。例えば、語句「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つ以上」、および、「A、B、および/またはC」はそれぞれ、「A単独、B単独、C単独、AとB、AとC、BとC、または、AとBとC」を意味することが意図される。上記および特許請求の範囲における「に基づいて」という用語の使用は、列挙されていない特徴または要素も許容されるように、「少なくとも部分的に基づいて」を意味することを意図している。
【0067】
前述の説明に記載された実施態様は、本明細書に記載された主題と一致する全ての実施態様を表すものではない。代わりに、それらの実施態様は、記載された主題に関連する態様と一致する一部の例にすぎない。本明細書では一部の変形例を詳細に説明してきたが、他の修正または追加も可能である。特に、本明細書に記載のものに加えて、更なる特徴および/または変形を提供することができる。例えば、前述の実施態様は、開示された特徴の様々な組み合わせおよび部分的組み合わせ、および/または1つ以上の特徴の組み合わせおよび部分的組み合わせ、更に本明細書に開示されたものを対象とすることができる。更に、添付図面に示される、および/または本明細書に記載される論理フローは、望ましい結果を達成するために、示されている特定の順序、または連続した順序を必ずしも必要としない。以下の特許請求の範囲は、他の実施態様または実施形態を含むことができる。
【0068】
本開示の要約は、読者が技術的開示の性質を迅速に確認できるようにするために提供される。本開示の要約は、特許請求の範囲または意味を解釈または限定するために使用されないことを理解して提出される。更に、上記の詳細な説明では、本開示を簡素化する目的で、様々な特徴が単一の実施形態にまとめられていることが分かる。この開示の方法は、特許請求の範囲に記載される実施形態が各請求項に明示的に記載されているよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映すると解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、本発明の主題は、単一の開示された実施形態の全ての特徴よりも少ない特徴にある。したがって、以下の特許請求の範囲は詳細な説明に組み込まれ、各請求項は別個の実施形態として独立している。
【0069】
上記は本開示の実施態様に向けられているが、本開示の他のおよび更なる実施態様は、その基本的な範囲から逸脱することなく考え出されてもよく、その範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。
【符号の説明】
【0070】
110 コア
120 ブラダ
125 ライナ
150 ソフトグッズ層
160 デブリシールド
170 出入り台
210 フランジ
215 リップ部
218 外側開口部
220 ブラケット
225 開口部
230 ストラップ
235 フープストラップ
250 ウェビングループ
310 ピン
320 2つの部材
350 突出部
510 第1の巻き付け構成
520 第2の巻き付け構成
610 クランプリング
615 クランプリング開口部
618 外側開口部
620 キャップ
630 Oリング
640 内側開口部
【国際調査報告】