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特表2024-524490内視鏡用ノブ装置、内視鏡用ハンドル及び内視鏡
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-05
(54)【発明の名称】内視鏡用ノブ装置、内視鏡用ハンドル及び内視鏡
(51)【国際特許分類】
   A61B 1/008 20060101AFI20240628BHJP
   A61B 1/00 20060101ALI20240628BHJP
【FI】
A61B1/008 512
A61B1/00 716
A61B1/00 711
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023581030
(86)(22)【出願日】2022-12-02
(85)【翻訳文提出日】2023-12-28
(86)【国際出願番号】 CN2022136209
(87)【国際公開番号】W WO2023103908
(87)【国際公開日】2023-06-15
(31)【優先権主張番号】202111487180.7
(32)【優先日】2021-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524003448
【氏名又は名称】広州瑞派医療器械有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU RED PINE MEDICAL INSTRUMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】12/F,No.87 Luoxuan Avenue,Guangzhou International Bio-island,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong 510000,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】易 鋒
(72)【発明者】
【氏名】黎 静
(72)【発明者】
【氏名】譚 暁鋒
【テーマコード(参考)】
4C161
【Fターム(参考)】
4C161CC06
4C161DD03
4C161FF12
4C161HH33
4C161HH34
4C161JJ14
(57)【要約】
内視鏡用ノブ装置(100)、内視鏡用ハンドル及び内視鏡である。内視鏡用ノブ装置(100)は、第1ワイヤ引きホイール(120)と、第2ワイヤ引きホイール(130)と、第1ノブ(140)及び第2ノブ(150)とを含み、第1ワイヤ引きホイール(120)には、第1貫通孔(121)、第1嵌合部(122)及び第1スナップフィット箇所(123)が設けられ、第2ワイヤ引きホイール(130)には、第2嵌合部(132)及び第2スナップフィット箇所(133)が設けられ、第1ノブ(140)と第2ノブ(150)は、それぞれ対応して第1ワイヤ引きホイール(120)と第2ワイヤ引きホイール(130)に外嵌され、第1ノブ(140)には、第3嵌合部(141)と、第1スナップフィット箇所(123)にスナップフィットされる第3スナップフィット箇所(142)とが設けられ、第3嵌合部(141)が第1嵌合部(122)に嵌合することで、第1ノブ(140)は、第1ワイヤ引きホイール(120)を駆動して回転させることができ、第2ノブ(150)には、第4嵌合部(151)と、第2スナップフィット箇所(133)にスナップフィットされる第4スナップフィット箇所(152)とが設けられ、第4嵌合部(151)が第2嵌合部(132)に嵌合することで、第2ノブ(150)は、第2ワイヤ引きホイール(130)を駆動して回転させることができる。この内視鏡用ノブ装置(100)は、全体構造の設計が巧みであり、第1ノブ(140)と第2ノブ(150)は、嵌め込むだけでそれぞれの取付を完成することができ、このように、製品の組立が便利になり、組立効率を向上させることに有利であり、それにより、製造コストを効果的に低下させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内視鏡用ノブ装置であって、
ケーシングと、第1ワイヤ引きホイールと、第2ワイヤ引きホイールと、第1ノブ及び第2ノブとを含み、
前記ケーシングには、前記ケーシングの内外を連通する取付孔が設けられ、
前記第1ワイヤ引きホイールには、第1貫通孔が穿設され、前記第1ワイヤ引きホイールは、前記ケーシング内に回転可能に装着されるとともに、前記取付孔を通って前記ケーシング外に延出し、且つ、前記第1ワイヤ引きホイールには、第1嵌合部及び第1スナップフィット箇所が設けられ、前記第1嵌合部と前記第1スナップフィット箇所は、いずれも前記ケーシング外に位置し、
前記第2ワイヤ引きホイールは、前記ケーシング内に回転可能に装着されるとともに前記第1貫通孔を通って前記ケーシング外に延出し、且つ、前記第2ワイヤ引きホイールには、第2嵌合部及び第2スナップフィット箇所が設けられ、前記第2嵌合部と前記第2スナップフィット箇所は、いずれも前記ケーシング外に位置し、
前記第1ノブと前記第2ノブは、いずれも前記ケーシング外に位置し、且つそれぞれ対応して前記第1ワイヤ引きホイールと前記第2ワイヤ引きホイールに外嵌され、前記第1ノブには、第3嵌合部と、前記第1スナップフィット箇所にスナップフィットされる第3スナップフィット箇所とが設けられ、前記第3嵌合部が前記第1嵌合部に嵌合することで、前記第1ノブは、前記第1ワイヤ引きホイールを駆動して回転させることができ、前記第2ノブには、第4嵌合部と、前記第2スナップフィット箇所にスナップフィットされる第4スナップフィット箇所とが設けられ、前記第4嵌合部が前記第2嵌合部に嵌合することで、前記第2ノブは、前記第2ワイヤ引きホイールを駆動して回転させることができる、ことを特徴とする内視鏡用ノブ装置。
【請求項2】
前記内視鏡用ノブ装置は、前記ケーシング内に装着される第1ホルダをさらに含み、前記第1ホルダは、前記第2ワイヤ引きホイールに外嵌され、且つ前記第1ワイヤ引きホイールに覆設されている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項3】
前記内視鏡用ノブ装置は、第1シールリングをさらに含み、前記第1シールリングは、前記第1ホルダと前記第2ワイヤ引きホイールとの間に設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項4】
前記内視鏡用ノブ装置は、第2シールリングをさらに含み、前記第2シールリングは、前記第1ワイヤ引きホイールと前記ケーシングとの間に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項5】
前記第1ホルダの対向する両端には、第1位置制限部と第2位置制限部がそれぞれ設けられ、前記第1ワイヤ引きホイールには、第3位置制限部が設けられ、前記第3位置制限部が前記第1位置制限部に嵌合して前記第1ワイヤ引きホイールの回転角度を制限し、前記第2ワイヤ引きホイールには、第4位置制限部が設けられ、前記第4位置制限部が前記第2位置制限部に嵌合して前記第2ワイヤ引きホイールの回転角度を制限する、ことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項6】
前記第1スナップフィット箇所と前記第3スナップフィット箇所は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1スナップフィット箇所は、前記第1ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3スナップフィット箇所は、少なくとも2つの前記第1スナップフィット箇所と一対一で対応して設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項7】
前記第1スナップフィット箇所は、第1係止ブロックであり、前記第3スナップフィット箇所は、前記第1係止ブロックにマッチングする第1係止溝であり、そのうちの1つの前記第1係止ブロックには、第1位置合わせ部が設けられ、そのうちの1つの前記第1係止溝の溝壁には、前記第1位置合わせ部に嵌合する第2位置合わせ部が設けられている、ことを特徴とする請求項6に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項8】
前記第2スナップフィット箇所と前記第4スナップフィット箇所は、いずれも少なくとも2つがあり、少なくとも2つの前記第2スナップフィット箇所は、前記第2ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第4スナップフィット箇所は、少なくとも2つの前記第2スナップフィット箇所と一対一で対応して設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項9】
前記第2スナップフィット箇所は、第2係止溝であり、前記第4スナップフィット箇所は、前記第2係止溝にマッチングする第2係止ブロックであり、そのうちの1つの前記第2係止溝の溝壁には、第3位置合わせ部が設けられ、そのうちの1つの前記第2係止ブロックには、前記第3位置合わせ部に嵌合する第4位置合わせ部が設けられている、ことを特徴とする請求項8に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項10】
前記第1嵌合部と前記第3嵌合部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1嵌合部は、前記第1ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3嵌合部は、少なくとも2つの前記第1嵌合部と一対一で対応して設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項11】
前記第1嵌合部は、第1嵌合溝であり、前記第3嵌合部は、第1嵌合溝にマッチングする第1嵌合ブロックであり、前記第1嵌合溝は、前記第1ワイヤ引きホイールの軸方向に沿って延在して設けられている、ことを特徴とする請求項10に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項12】
前記第2嵌合部と前記第4嵌合部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第2嵌合部は、前記第2ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第2嵌合部は、少なくとも2つの前記第4嵌合部と一対一で対応して設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項13】
前記第2嵌合部は、第2嵌合溝であり、前記第4嵌合部は、第2嵌合溝にマッチングする第2嵌合ブロックであり、前記第2嵌合溝は、前記第2ワイヤ引きホイールの軸方向に沿って延在して設けられている、ことを特徴とする請求項12に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項14】
前記第1スナップフィット箇所と前記第3スナップフィット箇所は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1スナップフィット箇所は、前記第1ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3スナップフィット箇所は、少なくとも2つの前記第1スナップフィット箇所と一対一で対応して設けられ、
前記第1嵌合部と前記第3嵌合部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1嵌合部は、前記第1ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3嵌合部は、少なくとも2つの前記第1嵌合部と一対一で対応して設けられ、
前記第1ノブには、前記第1ワイヤ引きホイールが挿通される第1スルーホールが設けられ、少なくとも2つの前記第3嵌合部は、前記第1スルーホールの周りに間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3スナップフィット箇所は、前記第1スルーホールの周りに間隔をあけて設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項15】
前記第1ノブのケーシングに向かう側面には、第1突起が設けられ、前記第1突起は、前記第1スルーホールの周りに設けられ、前記第1突起は、第1制動アセンブリによる制動と協働するために用いられる、ことを特徴とする請求項14に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項16】
前記第2スナップフィット箇所と前記第4スナップフィット箇所は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第2スナップフィット箇所は、前記第2ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第4スナップフィット箇所は、少なくとも2つの前記第2スナップフィット箇所と一対一で対応して設けられ、
前記第2嵌合部と前記第4嵌合部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第2嵌合部は、前記第2ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第2嵌合部は、少なくとも2つの前記第4嵌合部と一対一で対応して設けられ、
前記第2ノブには、前記第2ワイヤ引きホイールが挿通される第2スルーホールが設けられ、少なくとも2つの前記第4嵌合部は、前記第2スルーホールの周りに間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第4スナップフィット箇所は、前記第2スルーホールの周りに間隔をあけて設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項17】
前記第2ノブの前記第1ノブとは反対側には、第2制動アセンブリが組み込むための取付溝が設けられ、前記取付溝の溝壁には、第2突起が設けられ、前記第2突起は、前記第2スルーホールの周りに設けられ、前記第2突起は、第2制動アセンブリによる制動と協働するために用いられる、ことを特徴とする請求項16に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項18】
前記内視鏡用ノブ装置は、前記ケーシング内に装着される第2ホルダをさらに含み、前記第2ワイヤ引きホイールには、第2貫通孔が穿設され、前記第2ホルダは、前記第2ワイヤ引きホイールに覆設され、且つ前記第2貫通孔を通って前記ケーシング外に延出して第2制動アセンブリに接続されるために用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項19】
前記第1ワイヤ引きホイールは、第1巻線部と、前記第1巻線部に設けられた第1取付部とを含み、前記第1貫通孔は、前記第1巻線部及び前記第1取付部を貫通し、前記第1巻線部は、前記ケーシング内に位置し、前記第1取付部は、前記取付孔に穿設され、前記第1嵌合部と前記第1スナップフィット箇所は、いずれも前記第1取付部に設けられ、且つ/又は、
前記第2ワイヤ引きホイールは、第2巻線部と、前記第2巻線部に設けられた第2取付部とを含み、前記第2巻線部は、前記ケーシング内に位置し、前記第2取付部は、前記第1貫通孔に穿設され、前記第2嵌合部と前記第2スナップフィット箇所は、いずれも前記第2取付部に設けられている、ことを特徴とする請求項1~18に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項20】
内視鏡用ハンドルであって、
第1制動アセンブリ、第2制動アセンブリ及び請求項1~19のいずれか1項に記載の内視鏡用ノブ装置を含み、
前記第1制動アセンブリは、前記第1ノブ又は前記第1ワイヤ引きホイールを制動するために用いられ、前記第2制動アセンブリは、前記第2ノブ又は前記第2ワイヤ引きホイールを制動するために用いられる、ことを特徴とする内視鏡用ハンドル。
【請求項21】
請求項20に記載の内視鏡用ハンドルを含む、ことを特徴とする内視鏡。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器の技術分野に関し、特に内視鏡用ノブ装置、内視鏡用ハンドル及び内視鏡に関する。
【背景技術】
【0002】
内視鏡は、伝統的な光学、人体工学、精密機械、現代エレクトロニクス、数学、ソフトウェアなどを一体化した検査機器であり、画像センサ、光学レンズ、光源照明、機械装置などを有し、人体の内部臓器の病理変化を検出する重要な補助的な医療機器として、各種の外科手術に広く応用されている。現在、内視鏡製品の多くは、繰り返して使用される製品であり、毎回使用された後、厳格な消毒プロセスを経て消毒する必要がある。従来の内視鏡は、ハンドル、挿入管、湾曲部、先端部及び本体を含む。ハンドル内には、機能ボタン、送気送水弁、負圧弁、三方弁などの構造が集積されている。
【0003】
観察範囲を拡大するために、ノブ装置によって湾曲部が4つの方向へ曲がるように制御して、内視鏡の4方向観察を実現する。しかし、従来のノブ装置の構造設計の欠陥に制限され、組立が困難になり、製造コストを増加させるだけでなく、内視鏡の組立効率に深刻な影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに基づき、構造設計が巧みで、製造コストを低下させるとともに、組立も便利になり、組立効率の向上に有利である内視鏡用ノブ装置、内視鏡用ハンドル及び内視鏡を提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記内視鏡用ノブ装置は、ケーシングと、第1ワイヤ引きホイールと、第2ワイヤ引きホイールと、第1ノブ及び第2ノブとを含み、前記ケーシングには、前記ケーシングの内外を連通する取付孔が設けられ、前記第1ワイヤ引きホイールには、第1貫通孔が穿設され、前記第1ワイヤ引きホイールは、前記ケーシング内に回転可能に装着されるとともに、前記取付孔を通って前記ケーシング外に延出し、且つ、前記第1ワイヤ引きホイールには、第1嵌合部及び第1スナップフィット箇所が設けられ、前記第1嵌合部と前記第1スナップフィット箇所は、いずれも前記ケーシング外に位置し、前記第2ワイヤ引きホイールは、前記ケーシング内に回転可能に装着されるとともに前記第1貫通孔を通って前記ケーシング外に延出し、且つ、前記第2ワイヤ引きホイールには、第2嵌合部及び第2スナップフィット箇所が設けられ、前記第2嵌合部と前記第2スナップフィット箇所は、いずれも前記ケーシング外に位置し、前記第1ノブと前記第2ノブは、いずれも前記ケーシング外に位置し、且つそれぞれ対応して前記第1ワイヤ引きホイールと前記第2ワイヤ引きホイールに外嵌され、前記第1ノブには、第3嵌合部と、前記第1スナップフィット箇所にスナップフィットされる第3スナップフィット箇所とが設けられ、前記第3嵌合部が前記第1嵌合部に嵌合することで、前記第1ノブは、前記第1ワイヤ引きホイールを駆動して回転させることができ、前記第2ノブには、第4嵌合部と、前記第2スナップフィット箇所にスナップフィットされる第4スナップフィット箇所とが設けられ、前記第4嵌合部が前記第2嵌合部に嵌合することで、前記第2ノブは、前記第2ワイヤ引きホイールを駆動して回転させることができる。
【0006】
上述した内視鏡用ノブ装置によれば、組立の過程において、第1ワイヤ引きホイールをケーシング外に延出するようにケーシング内に回転可能に設け、次に、第1ノブを第1ワイヤ引きホイールのケーシング外に延出する部分に外嵌し、それぞれ、第1嵌合部を第3嵌合部に嵌合させ、第1スナップフィット箇所を第3スナップフィット箇所にスナップフィットさせ、第1ワイヤ引きホイールを第1ノブに安定的に接続させ、それにより、第1ワイヤ引きホイールがケーシング内に安定的に取り付けられることを保証する。なお、第1嵌合部と第3嵌合部の作用で、第1ノブは、第1ワイヤ引きホイールを駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部の曲げを安定的に制御することができる。同様に、第2ワイヤ引きホイールを、第1貫通孔を通ってケーシング外に延出するようにケーシング内に回転可能に設け、次に、第2ノブを第2ワイヤ引きホイールのケーシング外に延出する部分に外嵌し、それぞれ、第2嵌合部を第4嵌合部に嵌合させ、第2スナップフィット箇所を第4スナップフィット箇所にスナップフィットさせ、第2ワイヤ引きホイールを第2ノブに安定的に接続させ、それにより、第2ワイヤ引きホイールがケーシング内に安定的に取り付けられることを保証する。なお、第2嵌合部と第4嵌合部の作用で、第2ノブは、第2ワイヤ引きホイールを駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部の曲げを安定的に制御することができる。全体構造の設計が巧みで、第1ノブと第2ノブは、嵌め込むだけでそれぞれの取付を完成することができ、それにより、製品の組立が便利になり、組立効率の向上に有利であり、さらに製造コストを効果的に低下させる。
【0007】
一実施例では、前記内視鏡用ノブ装置は、前記ケーシング内に装着される第1ホルダをさらに含み、前記第1ホルダは、前記第2ワイヤ引きホイールに外嵌され、且つ前記第1ワイヤ引きホイールに覆設されている。
【0008】
一実施例では、前記内視鏡用ノブ装置は、第1シールリングをさらに含み、前記第1シールリングは、前記第1ホルダと前記第2ワイヤ引きホイールとの間に設けられている。
【0009】
一実施例では、前記内視鏡用ノブ装置は、第2シールリングをさらに含み、前記第2シールリングは、前記第1ワイヤ引きホイールと前記ケーシングとの間に設けられている。
【0010】
一実施例では、前記第1ホルダの対向する両端には、第1位置制限部と第2位置制限部がそれぞれ設けられ、前記第1ワイヤ引きホイールには、第3位置制限部が設けられ、前記第3位置制限部が前記第1位置制限部に嵌合して前記第1ワイヤ引きホイールの回転角度を制限し、前記第2ワイヤ引きホイールには、第4位置制限部が設けられ、前記第4位置制限部が前記第2位置制限部に嵌合して前記第2ワイヤ引きホイールの回転角度を制限する。
【0011】
一実施例では、前記第1スナップフィット箇所と前記第3スナップフィット箇所は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1スナップフィット箇所は、前記第1ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3スナップフィット箇所は、少なくとも2つの前記第1スナップフィット箇所と一対一で対応して設けられている。
【0012】
一実施例では、前記第1スナップフィット箇所は、第1係止ブロックであり、前記第3スナップフィット箇所は、前記第1係止ブロックにマッチングする第1係止溝であり、そのうちの1つの前記第1係止ブロックには、第1位置合わせ部が設けられ、そのうちの1つの前記第1係止溝の溝壁には、前記第1位置合わせ部に嵌合する第2位置合わせ部が設けられている。
【0013】
一実施例では、前記第2スナップフィット箇所と前記第4スナップフィット箇所は、いずれも少なくとも2つがあり、少なくとも2つの前記第2スナップフィット箇所は、前記第2ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第4スナップフィット箇所は、少なくとも2つの前記第2スナップフィット箇所と一対一で対応して設けられている。
【0014】
一実施例では、前記第2スナップフィット箇所は、第2係止溝であり、前記第4スナップフィット箇所は、前記第2係止溝にマッチングする第2係止ブロックであり、そのうちの1つの前記第2係止溝の溝壁には、第3位置合わせ部が設けられ、そのうちの1つの前記第2係止ブロックには、前記第3位置合わせ部に嵌合する第4位置合わせ部が設けられている。
【0015】
一実施例では、前記第1嵌合部と前記第3嵌合部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1嵌合部は、前記第1ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3嵌合部は、少なくとも2つの前記第1嵌合部と一対一で対応して設けられている。
【0016】
一実施例では、前記第1嵌合部は、第1嵌合溝であり、前記第3嵌合部は、第1嵌合溝にマッチングする第1嵌合ブロックであり、前記第1嵌合溝は、前記第1ワイヤ引きホイールの軸方向に沿って延在して設けられている。
【0017】
一実施例では、前記第2嵌合部と前記第4嵌合部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第2嵌合部は、前記第2ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第2嵌合部は、少なくとも2つの前記第4嵌合部と一対一で対応して設けられている。
【0018】
一実施例では、前記第2嵌合部は、第2嵌合溝であり、前記第4嵌合部は、第2嵌合溝にマッチングする第2嵌合ブロックであり、前記第2嵌合溝は、前記第2ワイヤ引きホイールの軸方向に沿って延在して設けられている。
【0019】
一実施例では、前記第1スナップフィット箇所と前記第3スナップフィット箇所は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1スナップフィット箇所は、前記第1ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3スナップフィット箇所は、少なくとも2つの前記第1スナップフィット箇所と一対一で対応して設けられ、前記第1嵌合部と前記第3嵌合部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1嵌合部は、前記第1ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3嵌合部は、少なくとも2つの前記第1嵌合部と一対一で対応して設けられ、前記第1ノブには、前記第1ワイヤ引きホイールが挿通される第1スルーホールが設けられ、少なくとも2つの前記第3嵌合部は、前記第1スルーホールの周りに間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3スナップフィット箇所は、前記第1スルーホールの周りに間隔をあけて設けられている。
【0020】
一実施例では、前記第1ノブのケーシングに向かう側面には、第1突起が設けられ、前記第1突起は、前記第1スルーホールの周りに設けられ、前記第1突起は、第1制動アセンブリによる制動と協働するために用いられる。
【0021】
一実施例では、前記第2スナップフィット箇所と前記第4スナップフィット箇所は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第2スナップフィット箇所は、前記第2ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第4スナップフィット箇所は、少なくとも2つの前記第2スナップフィット箇所と一対一で対応して設けられ、前記第2嵌合部と前記第4嵌合部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第2嵌合部は、前記第2ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第2嵌合部は、少なくとも2つの前記第4嵌合部と一対一で対応して設けられ、前記第2ノブには、前記第2ワイヤ引きホイールが挿通される第2スルーホールが設けられ、少なくとも2つの前記第4嵌合部は、前記第2スルーホールの周りに間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第4スナップフィット箇所は、前記第2スルーホールの周りに間隔をあけて設けられている。
【0022】
一実施例では、前記第2ノブの前記第1ノブとは反対側には、第2制動アセンブリが組み込むための取付溝が設けられ、前記取付溝の溝壁には、第2突起が設けられ、前記第2突起は、前記第2スルーホールの周りに設けられ、前記第2突起は、第2制動アセンブリによる制動と協働するために用いられる。
【0023】
一実施例では、前記内視鏡用ノブ装置は、前記ケーシング内に装着される第2ホルダをさらに含み、前記第2ワイヤ引きホイールには、第2貫通孔が穿設され、前記第2ホルダは、前記第2ワイヤ引きホイールに覆設され、且つ前記第2貫通孔を通って前記ケーシング外に延出して第2制動アセンブリに接続されるために用いられる。
【0024】
一実施例では、前記第1ワイヤ引きホイールは、第1巻線部と、前記第1巻線部に設けられた第1取付部とを含み、前記第1貫通孔は、前記第1巻線部及び前記第1取付部を貫通し、前記第1巻線部は、前記ケーシング内に位置し、前記第1取付部は、前記取付孔に穿設され、前記第1嵌合部と前記第1スナップフィット箇所は、いずれも前記第1取付部に設けられている。
【0025】
一実施例では、前記第2ワイヤ引きホイールは、第2巻線部と、前記第2巻線部に設けられた第2取付部とを含み、前記第2巻線部は、前記ケーシング内に位置し、前記第2取付部は、前記第1貫通孔に穿設され、前記第2嵌合部と前記第2スナップフィット箇所は、いずれも前記第2取付部に設けられている。
【0026】
前記内視鏡用ハンドルは、第1制動アセンブリ、第2制動アセンブリ及び上記いずれか1項に記載の内視鏡用ノブ装置を含み、前記第1制動アセンブリは、前記第1ノブ又は前記第1ワイヤ引きホイールを制動するために用いられ、前記第2制動アセンブリは、前記第2ノブ又は前記第2ワイヤ引きホイールを制動するために用いられる。
【0027】
上述した内視鏡用ハンドルは、上記の内視鏡用ノブ装置を採用し、組立の過程において、第1ワイヤ引きホイールをケーシング外に延出するようにケーシング内に回転可能に設け、次に、第1ノブを第1ワイヤ引きホイールのケーシング外に延出する部分に外嵌し、それぞれ、第1嵌合部を第3嵌合部に嵌合させ、第1スナップフィット箇所を第3スナップフィット箇所にスナップフィットさせ、第1ワイヤ引きホイールを第1ノブに安定的に接続させ、それにより、第1ワイヤ引きホイールがケーシング内に安定的に取り付けられることを保証する。なお、第1嵌合部と第3嵌合部の作用で、第1ノブは、第1ワイヤ引きホイールを駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部の曲げを安定的に制御することができる。同様に、第2ワイヤ引きホイールを、第1貫通孔を通ってケーシング外に延出するようにケーシング内に回転可能に設け、次に、第2ノブを第2ワイヤ引きホイールのケーシング外に延出する部分に外嵌し、それぞれ、第2嵌合部を第4嵌合部に嵌合させ、第2スナップフィット箇所を第4スナップフィット箇所にスナップフィットさせ、第2ワイヤ引きホイールを第2ノブに安定的に接続させ、それにより、第2ワイヤ引きホイールがケーシング内に安定的に取り付けられることを保証する。なお、第2嵌合部と第4嵌合部の作用で、第2ノブは、第2ワイヤ引きホイールを駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部の曲げを安定的に制御することができる。全体構造の設計が巧みで、第1ノブと第2ノブは、嵌め込むだけで、それぞれの取付を完成することができ、それにより、製品の組立が便利になり、組立効率の向上に有利であり、さらに製造コストを効果的に低下させる。
【0028】
前記内視鏡は、上記の内視鏡用ハンドルを含む。
【0029】
上述した内視鏡は、上記の内視鏡用ハンドルを採用し、組立の過程において、第1ワイヤ引きホイールをケーシング外に延出するようにケーシング内に回転可能に設け、次に、第1ノブを第1ワイヤ引きホイールのケーシング外に延出する部分に外嵌し、それぞれ、第1嵌合部を第3嵌合部に嵌合させ、第1スナップフィット箇所を第3スナップフィット箇所にスナップフィットさせ、第1ワイヤ引きホイールを第1ノブに安定的に接続させ、それにより、第1ワイヤ引きホイールがケーシング内に安定的に取り付けられることを保証する。なお、第1嵌合部と第3嵌合部の作用で、第1ノブは、第1ワイヤ引きホイールを駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部の曲げを安定的に制御することができる。同様に、第2ワイヤ引きホイールを、第1貫通孔を通ってケーシング外に延出するようにケーシング内に回転可能に設け、次に、第2ノブを第2ワイヤ引きホイールのケーシング外に延出する部分に外嵌し、それぞれ、第2嵌合部を第4嵌合部に嵌合させ、第2スナップフィット箇所を第4スナップフィット箇所にスナップフィットさせ、第2ワイヤ引きホイールを第2ノブに安定的に接続させ、それにより、第2ワイヤ引きホイールがケーシング内に安定的に取り付けられることを保証する。なお、第2嵌合部と第4嵌合部の作用で、第2ノブは、第2ワイヤ引きホイールを駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部の曲げを安定的に制御することができる。全体構造の設計が巧みで、第1ノブと第2ノブは、嵌め込むだけでそれぞれの取付を完成することができ、それにより、製品の組立が便利になり、組立効率の向上に有利であり、さらに製造コストを効果的に低下させる。
【0030】
本願の一部を構成する図面は本発明に対する更なる理解を提供するために用いられ、本発明の概略的な実施例及びその説明は本発明を解釈するために用いられ、本発明に対する不当な限定を構成しない。
本発明の実施例中の技術方案をより明確に説明するために、以下に実施例の説明中に使用する必要がある図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明中の図面は本発明の一部の実施例だけである、当業者にとって、創造的な労働をしない前提で、これらの図面によって他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】一実施例に係る内視鏡用ハンドルの構造模式図である。
図2】一実施例に係る内視鏡用ハンドルの構造の断面図である。
図3図2の円Aにおける構造の拡大模式図である。
図4】一実施例に係る内視鏡用ハンドルの構造の分解模式図である。
図5】一実施例に係る第1ワイヤ引きホイールの構造模式図である。
図6】一実施例に係る第1ノブの構造模式図1である。
図7】一実施例に係る第1ノブの構造模式図2である。
図8】一実施例に係る第1ホルダの構造模式図1である。
図9】一実施例に係る第1ホルダの構造模式図2である。
図10】一実施例に係る第2ワイヤ引きホイールの構造模式図1である。
図11】一実施例に係る第2ワイヤ引きホイールの構造模式図2である。
図12】一実施例に係る第2ノブの構造模式図1である。
図13】一実施例に係る第2ノブの構造模式図2である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解するために、以下、図面を参照しながら本発明の具体的な実施形態について詳しく説明する。以下の説明において、本発明を十分に理解するために、多くの具体的な細部を説明する。しかしながら、本発明は、ここで説明される実施形態とは異なる多くの他の形態で実施することができ、当業者であれば、本発明の趣旨から逸脱することなく類似な改善を行うことができる。したがって、本発明は以下に開示される具体的な実施例に限定されるものではない。
【0033】
一実施例では、図1図2図3及び図4を参照すると、内視鏡用ノブ装置100は、ケーシング110、第1ワイヤ引きホイール120、第2ワイヤ引きホイール130、第1ノブ140及び第2ノブ150を含む。ケーシング110には、ケーシング110の内外を連通する取付孔111が設けられている。第1ワイヤ引きホイール120には、第1貫通孔121が穿設され、第1ワイヤ引きホイール120は、ケーシング110内に回転可能に装着されるとともに、取付孔111を通ってケーシング110外に延出し、且つ、第1ワイヤ引きホイール120には、第1嵌合部122及び第1スナップフィット箇所123が設けられている。第1嵌合部122と第1スナップフィット箇所123は、いずれもケーシング110外に位置する。第2ワイヤ引きホイール130は、ケーシング110内に回転可能に装着されるとともに、第1貫通孔121を通ってケーシング110外に延出し、且つ、第2ワイヤ引きホイール130には、第2嵌合部132及び第2スナップフィット箇所133が設けられている。第2嵌合部132と第2スナップフィット箇所133は、いずれもケーシング110外に位置する。第1ノブ140と第2ノブ150は、いずれもケーシング110外に位置し、且つそれぞれ対応して第1ワイヤ引きホイール120と第2ワイヤ引きホイール130に外嵌され、第1ノブ140には、第3嵌合部141と、第1スナップフィット箇所123にスナップフィットされる第3スナップフィット箇所142とが設けられている。第3嵌合部141が第1嵌合部122に嵌合することで、第1ノブ140は、第1ワイヤ引きホイール120を駆動して回転させることができる。第2ノブ150には、第4嵌合部151と、第2スナップフィット箇所133にスナップフィットされる第4スナップフィット箇所152とが設けられている。第4嵌合部151が第2嵌合部132に嵌合することで、第2ノブ150は、第2ワイヤ引きホイール130を駆動して回転させることができる。
【0034】
上述した内視鏡用ノブ装置100は、組立の過程において、第1ワイヤ引きホイール120をケーシング110外に延出するようにケーシング110内に回転可能に設け、次に、第1ノブ140を第1ワイヤ引きホイール120のケーシング110外に延出する部分に外嵌し、それぞれ、第1嵌合部122を第3嵌合部141に嵌合させ、第1スナップフィット箇所123を第3スナップフィット箇所142にスナップフィットさせ、第1ワイヤ引きホイール120を第1ノブ140に安定的に接続し、それにより、第1ワイヤ引きホイール120がケーシング110内に安定的に取り付けられることを保証する。なお、第1嵌合部122と第3嵌合部141の作用で、第1ノブ140は、第1ワイヤ引きホイール120を駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部の曲げを安定的に制御することができる。同様に、第2ワイヤ引きホイール130を第1貫通孔121を通ってケーシング110外に延出するようにケーシング110内に回転可能に設け、次に、第2ノブ150を第2ワイヤ引きホイール130のケーシング110外に延出する部分に外嵌し、それぞれ、第2嵌合部132を第4嵌合部151に嵌合させ、第2スナップフィット箇所133を第4スナップフィット箇所152にスナップフィットさせ、第2ワイヤ引きホイール130を第2ノブ150に安定的に接続させ、それにより、第2ワイヤ引きホイール130がケーシング110内に安定的に取り付けられることを保証する。なお、第2嵌合部132と第4嵌合部151の作用で、第2ノブ150は、第2ワイヤ引きホイール130を駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部の曲げを安定的に制御することができる。全体構造の設計が巧みで、第1ノブ140と第2ノブ150は、嵌め込むだけで、それぞれの取付を完成することができるため、製品の組立が便利になり、組立効率の向上に有利であり、さらに製造コストを効果的に低下させる。
【0035】
なお、第1嵌合部122と第3嵌合部141は、第1ワイヤ引きホイール120と第1ノブ140との間の相対回転を制限することができ、それにより、第1ノブ140は、第1ワイヤ引きホイール120を駆動して一緒に回転させることができる。第1嵌合部122と第3嵌合部141の構造は、多種の設計があり、例えば、第1嵌合部122は、凸状構造であり、第2嵌合部132は、溝又は孔状構造であり、或いは、第1嵌合部122は、溝又は孔状構造であり、第2嵌合部132は、凸状構造などである。
【0036】
同様に、第2嵌合部132と第4嵌合部151は、第2ワイヤ引きホイール130と第2ノブ150との間の相対回転を制限することができ、それにより、第2ノブ150は、第2ワイヤ引きホイール130を駆動して一緒に回転させることができる。第2嵌合部132と第4嵌合部151の構造は、多種の設計があり、例えば、第2嵌合部132は、凸状構造であり、第4嵌合部151は、溝又は孔状構造であり、或いは、第2嵌合部132は、溝又は孔状構造であり、第4嵌合部151は、凸状構造などである。
【0037】
さらに、第1スナップフィット箇所123が第3スナップフィット箇所142と嵌合する場合、第1ワイヤ引きホイール120の移動を制限することができ、第1ワイヤ引きホイール120がケーシング110の取付孔111から脱落することを避けて、第1ワイヤ引きホイール120がケーシング110内に安定的に取り付けられることを保証する。また、第2スナップフィット箇所133が第4スナップフィット箇所152と嵌合する場合、第2ワイヤ引きホイール130の移動を制限することができ、第2ワイヤ引きホイール130がケーシング110の取付孔111から脱落することを避けて、第2ワイヤ引きホイール130がケーシング110内に安定的に取り付けられることを保証する。
【0038】
さらに、図3を参照すると、内視鏡用ノブ装置100は、ケーシング110内に装着される第1ホルダ160をさらに含む。第1ホルダ160は、第2ワイヤ引きホイール130に外嵌され、且つ第1ワイヤ引きホイール120に覆設されている。このように、第1ホルダ160によって、第1ワイヤ引きホイール120がケーシング110内に安定的に取り付けられるようになる。また、第1ホルダ160によって、第1ワイヤ引きホイール120に防護を提供することができ、牽引ワイヤは、第1ワイヤ引きホイール120に安定的に巻き付けることができる。
【0039】
選択的に、第1ホルダ160とケーシング110との間の接続方式は、ボルト接続、係着、リベット接続、溶接、接着などであってもよいが、これらに限定されない。
【0040】
さらに、図3を参照すると、内視鏡用ノブ装置100は、第1シールリング163をさらに含む。第1シールリング163は、第1ホルダ160と第2ワイヤ引きホイール130との間に設けられることにより、第1ホルダ160と第2ワイヤ引きホイール130との間の密封性を向上させ、液体が第1ホルダ160と第2ワイヤ引きホイール130との間から侵入することによって第1ワイヤ引きホイール120が腐食して破損することを避ける。
【0041】
当然ながら、内視鏡用ノブ装置100は、第2シールリング127をさらに含む。第2シールリング127は、第1ワイヤ引きホイール120とケーシング110との間に設けられることにより、内視鏡用ノブ装置100の密封性をさらに向上させ、液体がケーシング110外から取付孔111を介して第1ワイヤ引きホイール120に侵入することを効果的に防止する。
【0042】
一実施例では、図5図8及び図9を参照すると、第1ホルダ160の対向する両端には、第1位置制限部161と第2位置制限部162がそれぞれ設けられている。第1ワイヤ引きホイール120には、第3位置制限部126が設けられている。第3位置制限部126が第1位置制限部161に嵌合して第1ワイヤ引きホイール120の回転角度を制限する。第2ワイヤ引きホイール130には、第4位置制限部136が設けられている。第4位置制限部136が第2位置制限部162に嵌合して第2ワイヤ引きホイール130の回転角度を制限する。これにより、第1ノブ140が第1ワイヤ引きホイール120を駆動して予め設定された角度まで回転させると、第3位置制限部126は、第1位置制限部161に嵌合して、第1ワイヤ引きホイール120が引き続き回転することを制限し、それにより、第1ワイヤ引きホイール120が過度に回転して牽引ワイヤが引っ張られて破断することを避け、さらに内視鏡の使用の安全性を確保する。同様に、第2ノブ150が第2ワイヤ引きホイール130を駆動して予め設定された角度まで回転させると、第4位置制限部136は、第2位置制限部162に嵌合して、第2ワイヤ引きホイール130が引き続き回転することを制限し、それにより、第2ワイヤ引きホイール130が過度に回転して牽引ワイヤが引っ張られて破断することを避け、さらに内視鏡の使用の安全性を確保する。
【0043】
なお、第1位置制限部161、第2位置制限部162、第3位置制限部126及び第4位置制限部136は、いずれも突起構造を呈し、突起構造同士の間の当接接触によって、第1ワイヤ引きホイール120及び第2ワイヤ引きホイール130の回転範囲が効果的に制御される。
【0044】
さらに、図5図6を参照すると、第1スナップフィット箇所123と第3スナップフィット箇所142は、いずれも少なくとも2つある。少なくとも2つの第1スナップフィット箇所123は、第1ワイヤ引きホイール120の周方向に沿って間隔をあけて設けられている。少なくとも2つの第3スナップフィット箇所142は、少なくとも2つの第1スナップフィット箇所123と一対一で対応して設けられている。このように、各第1スナップフィット箇所123と各第3スナップフィット箇所142は、一対一で嵌合して、第1ワイヤ引きホイール120と第1ノブ140とは、効果的にスナップフィットされ、それにより、第1ワイヤ引きホイール120と第1ノブ140との接続は、より強固で安定になる。
【0045】
一実施例では、図5図6を参照すると、第1スナップフィット箇所123は、第1係止ブロック1231である。第3スナップフィット箇所142は、第1係止ブロック1231にマッチングする第1係止溝1421である。このように、第1係止ブロック1231が第1係止溝1421に嵌合することにより、第1ワイヤ引きホイール120を第1ノブ140に安定的に接合させる。
【0046】
また、そのうちの1つの第1係止ブロック1231には、第1位置合わせ部1232が設けられ、そのうちの1つの第1係止溝1421の溝壁には、第1位置合わせ部1232に嵌合する第2位置合わせ部1422が設けられているため、スナップフィットを行うとき、第1位置合わせ部1232を第2位置合わせ部1422に位置合わせれば、第1ノブ140を第1ワイヤ引きホイール120に安定的にスナップフィットすることができ、それにより、内視鏡用ノブ装置100の組立がより便利になり、さらに内視鏡の組立効率に有利である。
【0047】
なお、第1位置合わせ部1232と第2位置合わせ部1422は、多種の形態があり、例えば、第1位置合わせ部1232は、凸ブロックとして設計され、第2位置合わせ部1422は、凹溝として設計され、或いは、第1位置合わせ部1232と第2位置合わせ部1422は、いずれも対応するパターン、マーカーなどとして設計されてもよい。
【0048】
具体的には、第1位置合わせ部1232は、凹溝であり、第2位置合わせ部1422は、凸ブロックである。
【0049】
さらに、図10図12を参照すると、第2スナップフィット箇所133と第4スナップフィット箇所152は、いずれも少なくとも2つある。少なくとも2つの第2スナップフィット箇所133は、第2ワイヤ引きホイール130の周方向に沿って間隔をあけて設けられている。少なくとも2つの第4スナップフィット箇所152は、少なくとも2つの第2スナップフィット箇所133と一対一で対応して設けられている。このように、各第2スナップフィット箇所133と各第4スナップフィット箇所152が、一対一で嵌合することにより、第2ワイヤ引きホイール130と第2ノブ150とは、効果的にスナップフィットされ、それにより、第2ワイヤ引きホイール130と第2ノブ150との接続は、より強固で安定になる。
【0050】
一実施例では、図10図12を参照すると、第2スナップフィット箇所133は、第2係止溝1331であり、第4スナップフィット箇所152は、第2係止溝1331にマッチングする第2係止ブロック1521である。このように、第2係止ブロック1521が第2係止溝1331に嵌合することにより、第2ワイヤ引きホイール130を第2ノブ150に安定的に接合させる。
【0051】
また、そのうちの1つの第2係止溝1331の溝壁には、第3位置合わせ部1332が設けられ、そのうちの1つの第2係止ブロック1521には、第3位置合わせ部1332に嵌合する第4位置合わせ部1522が設けられているため、スナップフィットを行うとき、第3位置合わせ部1332を第4位置合わせ部1522に位置合わせれば、第2ノブ150を第2ワイヤ引きホイール130に安定的にスナップフィットすることができ、それにより、内視鏡用ノブ装置100の組立がより便利になり、さらに内視鏡の組立効率に有利である。
【0052】
なお、第3位置合わせ部1332と第4位置合わせ部1522は、多種の形態があり、例えば、第3位置合わせ部1332は、凹溝として設計され、第4位置合わせ部1522は、凸ブロックとして設計され、或いは、第3位置合わせ部1332と第4位置合わせ部1522は、いずれも対応するパターン、マーカーなどとして設計されてもよい。
【0053】
具体的には、第3位置合わせ部1332は、凸ブロックであり、第4位置合わせ部1522は、凹溝である。
【0054】
さらに、図5図7を参照すると、第1嵌合部122と第3嵌合部141は、いずれも少なくとも2つある。少なくとも2つの第1嵌合部122は、第1ワイヤ引きホイール120の周方向に沿って間隔をあけて設けられている。少なくとも2つの第3嵌合部141は、少なくとも2つの第1嵌合部122と一対一で対応して設けられている。このように、各第1嵌合部122と各第3嵌合部141が一対一で嵌合することにより、第1ワイヤ引きホイール120と第1ノブ140とは、効果的に嵌合され、それにより第1ノブ140は、より確実かつ安定的に第1ワイヤ引きホイール120を駆動して回転させる。
【0055】
一実施例では、図5図7を参照すると、第1嵌合部122は、第1嵌合溝1221である。第3嵌合部141は、第1嵌合溝1221にマッチングする第1嵌合ブロック1411である。第1嵌合溝1221は、第1ワイヤ引きホイール120の軸方向に沿って延在して設けられている。このように、第1嵌合ブロック1411は、第1嵌合溝1221に挿入され、それにより、第1ワイヤ引きホイール120は、第1ノブ140に対して回転できなくなり、さらに、第1ノブ140は、第1ワイヤ引きホイール120を駆動して一緒に回転させることができる。
【0056】
具体的には、図5図7を参照すると、第1嵌合溝1221は、第1ワイヤ引きホイール120の一端部から第1ワイヤ引きホイール120の軸方向に沿って延在して設けられている。このように、第1嵌合ブロック1411は、より便利に第1嵌合溝1221に挿入することができ、それにより、第1ワイヤ引きホイール120と第1ノブ140との間の接合はより便利になる。
【0057】
さらに、図10図13を参照すると、第2嵌合部132と第4嵌合部151は、いずれも少なくとも2つある。少なくとも2つの第2嵌合部132は、第2ワイヤ引きホイール130の周方向に沿って間隔をあけて設けられている。少なくとも2つの第2嵌合部132は、少なくとも2つの第4嵌合部151と一対一で対応して設けられている。このように、各第2嵌合部132と各第4嵌合部151が一対一で嵌合することにより、第2ワイヤ引きホイール130と第2ノブ150とは、効果的にスナップフィットされ、それにより、第2ノブ150は、より確実かつ安定的に第2ワイヤ引きホイール130を駆動して回転させる。
【0058】
一実施例では、図10図13を参照すると、第2嵌合部132は、第2嵌合溝1321である。第4嵌合部151は、第2嵌合溝1321にマッチングする第2嵌合ブロック1511である。第2嵌合溝1321は、第2ワイヤ引きホイール130の軸方向に沿って延在して設けられている。このように、第2嵌合ブロック1511は、第2嵌合溝1321に挿入され、それにより、第2ワイヤ引きホイール130は、第2ノブ150に対して回転できなくなり、さらに、第2ノブ150は、第2ワイヤ引きホイール130を駆動して一緒に回転させることができる。
【0059】
具体的には、図10図13を参照すると、第2嵌合溝1321は、第2ワイヤ引きホイール130の一端部から第2ワイヤ引きホイール130の軸方向に沿って延在して設けられている。このように、第2嵌合ブロック1511は、より便利に第2嵌合溝1321に挿入することができ、それにより、第2ワイヤ引きホイール130と第2ノブ150との間の接合はより便利なる。
【0060】
一実施例では、図3図6及び図7を参照すると、第1ノブ140には、第1ワイヤ引きホイール120が挿通される第1スルーホール144が設けられている。少なくとも2つの第3嵌合部141は、第1スルーホール144の周りに間隔をあけて設けられている。少なくとも2つの第3スナップフィット箇所142は、第1スルーホール144の周りに間隔をあけて設けられている。第1ワイヤ引きホイール120が第1スルーホール144に挿通されている場合、第1嵌合部122は、第3嵌合部141に嵌合され、且つ第1スナップフィット箇所123は、第3スナップフィット箇所142にスナップフィットされている。このように、組立時に、第1ワイヤ引きホイール120を第1スルーホール144に挿通すれば、第2ワイヤ引きホイール130と第2ノブ150との間の安定的な係着を実現することができる。
【0061】
一実施例では、図4図7を参照すると、第1ノブ140のケーシング110に向かう側面には、第1突起143が設けられている。第1突起143は、第1スルーホール144の周りに設けられており、第1制動アセンブリ200による制動と協働嵌合するために用いられる。このように、第1制動アセンブリ200によって、安定的に第1ノブ140の回転を制動し、それにより、湾曲部の湾曲角度は固定され、さらに操作者は、特定の角度の画像を観察することができる。
【0062】
一実施例では、図3図12及び図13を参照すると、第2ノブ150には、第2ワイヤ引きホイール130が挿通される第2スルーホール156が設けられている。少なくとも2つの第4嵌合部151は、第2スルーホール156の周りに間隔をあけて設けられている。少なくとも2つの第4スナップフィット箇所152は、第2スルーホール156の周りに間隔をあけて設けられている。第2ワイヤ引きホイール130が第2スルーホール156に挿通されている場合、第2嵌合部132は、第4嵌合部151に嵌合され、且つ第2スナップフィット箇所133は、第4スナップフィット箇所152にスナップフィットされている。このように、組立時に、第2ワイヤ引きホイール130を第2スルーホール156に挿通すれば、第2ワイヤ引きホイール130と第2ノブ150との間の安定的な係着を実現することができる。
【0063】
一実施例では、図4図12を参照すると、第2ノブ150の第1ノブ140とは反対側には、第2制動アセンブリ300が組み込むための取付溝153が設けられている。取付溝153の溝壁には、第2突起154が設けられている。第2突起154は、第2スルーホール156の周りに設けられ、第2突起154は、第2制動アセンブリ300による制動と協働するために用いられる。このように、第2制動アセンブリ300によって、安定的に第2ノブ150の回転を制動することにより、湾曲部の湾曲角度は固定され、さらに操作者は、特定の角度の画像を観察することができる。
【0064】
一実施例では、図3図4を参照すると、内視鏡用ノブ装置100は、制動リング155をさらに含む。制動リング155は、第2突起154に外嵌され、第2突起154は、制動リング155を介して第2制動アセンブリ300による制動と協働するために用いられ、制動効果はより優れる。
【0065】
一実施例では、図3図4を参照すると、内視鏡用ノブ装置100は、ケーシング110内に装着される第2ホルダ170をさらに含む。第2ワイヤ引きホイール130には、第2貫通孔131が穿設されている。第2ホルダ170は、第2ワイヤ引きホイール130に覆設され、且つ第2貫通孔131を通ってケーシング110外に延出して第2制動アセンブリ300に接続するために用いられる。このように設計することにより、内視鏡用ハンドルの構造をよりコンパクトで合理的にし、内視鏡の操作をより安定的にする。
【0066】
一実施例では、図5を参照すると、第1ワイヤ引きホイール120は、第1巻線部124と、第1巻線部124に設けられた第1取付部125とを含む。第1貫通孔121は、第1巻線部124及び第1取付部125を貫通する。第1巻線部124は、ケーシング110内に位置する。第1取付部125は、取付孔111に穿設されている。第1嵌合部122と第1スナップフィット箇所123は、いずれも第1取付部125に設けられている。このように、第1ワイヤ引きホイール120は、より安定的にケーシング110内に取り付けられ得る。
【0067】
一実施例では、図10図11を参照すると、第2ワイヤ引きホイール130は、第2巻線部134と、第2巻線部134に設けられた第2取付部135とを含む。第2巻線部134は、ケーシング110内に位置し、第2取付部135は、第1貫通孔121に穿設され、第2嵌合部132と第2スナップフィット箇所133は、いずれも第2取付部135に設けられている。このように、第2ワイヤ引きホイール130は、より安定的にケーシング110内に取り付けられ得る。
【0068】
一実施例では、図1を参照すると、内視鏡用ハンドルは、第1制動アセンブリ200、第2制動アセンブリ300及び上記のいずれかの実施例における内視鏡用ノブ装置100を含み、第1制動アセンブリ200は、第1ノブ140又は第1ワイヤ引きホイール120を制動するために用いられ、第2制動アセンブリ300は、第2ノブ150又は第2ワイヤ引きホイール130を制動するために用いられる。
【0069】
上述した内視鏡用ハンドルは、上記の内視鏡用ノブ装置100を採用し、組立の過程において、第1ワイヤ引きホイール120をケーシング110外に延出するようにケーシング110内に回転可能に設け、次に、第1ノブ140を第1ワイヤ引きホイール120のケーシング110外に延出する部分に外嵌し、それぞれ、第1嵌合部122を第3嵌合部141に嵌合させ、第1スナップフィット箇所123を第3スナップフィット箇所142にスナップフィットさせ、第1ワイヤ引きホイール120を第1ノブ140に安定的に接続させ、それにより、第1ワイヤ引きホイール120がケーシング110内に安定的に取り付けられることを保証する。なお、第1嵌合部122と第3嵌合部141の作用で、第1ノブ140は、第1ワイヤ引きホイール120を駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部の曲げを安定的に制御することができる。同様に、第2ワイヤ引きホイール130を、第1貫通孔121を通ってケーシング110外に延出するようにケーシング110内に回転可能に設け、次に、第2ノブ150を第2ワイヤ引きホイール130のケーシング110外に延出する部分に外嵌し、それぞれ、第2嵌合部132を第4嵌合部151に嵌合させ、第2スナップフィット箇所133を第4スナップフィット箇所152にスナップフィットさせ、第2ワイヤ引きホイール130を第2ノブ150に安定的に接続させ、それにより、第2ワイヤ引きホイール130がケーシング110内に安定的に取り付けられることを保証する。なお、第2嵌合部132と第4嵌合部151の作用で、第2ノブ150は、第2ワイヤ引きホイール130を駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部の曲げを安定的に制御することができる。全体構造の設計が巧みで、第1ノブ140と第2ノブ150は、嵌め込むだけで、それぞれの取付を完成することができ、それにより、製品の組立が便利になり、組立効率の向上に有利であり、さらに製造コストを効果的に低下させる。
【0070】
一実施例では、図1を参照すると、内視鏡は、上記の実施例における内視鏡用ハンドルを含む。
【0071】
上述した内視鏡は、上記の内視鏡用ハンドルを採用し、組立の過程において、第1ワイヤ引きホイール120をケーシング110外に延出するようにケーシング110内に回転可能に設け、次に、第1ノブ140を第1ワイヤ引きホイール120のケーシング110外に延出する部分に外嵌し、それぞれ、第1嵌合部122を第3嵌合部141に嵌合させ、第1スナップフィット箇所123を第3スナップフィット箇所142にスナップフィットさせ、第1ワイヤ引きホイール120を第1ノブ140に安定的に接続させ、それにより、第1ワイヤ引きホイール120がケーシング110内に安定的に取り付けられることを保証する。なお、第1嵌合部122と第3嵌合部141の作用で、第1ノブ140は、第1ワイヤ引きホイール120を駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部の曲げを安定的に制御することができる。同様に、第2ワイヤ引きホイール130を、第1貫通孔121を通ってケーシング110外に延出するようにケーシング110内に回転可能に設け、次に、第2ノブ150を第2ワイヤ引きホイール130のケーシング110外に延出する部分に外嵌し、それぞれ、第2嵌合部132を第4嵌合部151に嵌合させ、第2スナップフィット箇所133を第4スナップフィット箇所152にスナップフィットさせ、第2ワイヤ引きホイール130を第2ノブ150に安定的に接続させ、それにより、第2ワイヤ引きホイール130がケーシング110内に安定的に取り付けられることを保証する。なお、第2嵌合部132と第4嵌合部151の作用で、第2ノブ150は、第2ワイヤ引きホイール130を駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部の曲げを安定的に制御することができる。全体構造の設計が巧みで、第1ノブ140と第2ノブ150は、嵌め込むだけで、それぞれの取付を完成することができ、それにより、製品の組立が便利になり、組立効率の向上に有利であり、さらに製造コストを効果的に低下させる。
【0072】
以上説明した実施例の各技術的特徴は、任意に組み合わせることが可能であり、説明を簡潔にするために、上記実施例における各技術的特徴の全ての可能な組み合わせについては説明していないが、これらの技術的特徴の組み合わせに矛盾がない限り、本明細書に記載される範囲内であると考えられるべきである。
【0073】
上記の実施例は、本願のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、その叙述は具体的かつ詳細であるが、本願の発明の範囲を限定するものとして理解されるべきではない。当業者であれば、本願の思想から逸脱することなく、本願の範囲に含まれるいくつかの変形および改善を行うことができることに留意されたい。したがって、本願の特許の範囲は、添付の特許請求の範囲に従うものとする。
【0074】
本発明の説明において、理解すべきものとして、用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などが指示する方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本発明を説明しやすく且つ説明を簡略化するためのものだけであり、言及される装置又は素子が必ず特定の方位を有し、特定の方位で構成及び操作しなければならないことを意味又は示唆するものではなく、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
【0075】
なお、用語「第1」、「第2」は説明の目的だけであり、相対的な重要性を意味又は示唆し、又は説明された技術的特徴の数を示唆すると理解されるものではない。従って、「第1」、「第2」で限定された特徴は、少なくとも1つの該特徴を明示的又は暗黙的に含むことができる。本発明の説明において、特に明示的かつ具体的に制限されない限り、「複数」の意味は少なくとも2つ、例えば2つ、3つなどである。
【0076】
本発明において、特に明確に規定及び限定されない限り、「取り付け」、「連結」、「接続」、「固定」などの用語は、広義に理解すべきであり、例えば、固定接続であってもよいし、着脱可能な接続であってもよいし、一体になってもよい。また、機械的に接続されていてもよいし、電気的に接続されていてもよい。また、直接的に接続されていてもよいし、中間媒体を介して間接的に接続されていてもよく、2つの素子内部の連通又は2つの素子の相互作用関係であってもよい。本発明における上記用語の具体的な意味は、特定の状況に応じて当業者には理解されるであろう。
【0077】
本発明において、特に明確に規定及び限定されない限り、第1の特徴が第2の特徴の「上」又は「下」にあることは、第1及び第2の特徴が直接に接触してもよいし、第1及び第2の特徴が中間媒体を介して間接的に接触してもよい。また、第1の特徴が第2の特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の真上又は斜め上にあるか、あるいは、第1の特徴の水平高さが第2の特徴よりも大きいことを示すだけであってもよい。第1の特徴が第2の特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の直下又は斜め下にあるか、あるいは第1の特徴の水平高さが第2の特徴よりも小さいことを示すだけであってもよい。
【0078】
なお、一方の素子が他方の素子に「固定される」、「設けられる」と呼ばれる場合、他方の素子に直接存在してもよく、又は介在する要素が存在してもよい。一方の素子が他方の素子に「接続される」と考えられる場合、他方の素子に直接接続されてもよく、又は介在する要素が存在してもよい。本明細書で使用される用語「垂直」、「水平」、「上」、「下」、「左」、「右」及び類似の表現は説明の目的だけであり、唯一の実施形態を示すものではない。
【符号の説明】
【0079】
100 内視鏡用ノブ装置、110 ケーシング、111 取付孔、120 第1ワイヤ引きホイール、121 第1貫通孔、122 第1嵌合部、1221 第1嵌合溝、123 第1スナップフィット箇所、1231 第1係止ブロック、1232 第1位置合わせ部、124 第1巻線部、125 第1取付部、126 第3位置制限部、127 第2シールリング、130 第2ワイヤ引きホイール、131 第2貫通孔、132 第2嵌合部、1321 第2嵌合溝、133 第2スナップフィット箇所、1331 第2係止溝、1332 第3位置合わせ部、134 第2巻線部、135 第2取付部、136 第4位置制限部、140 第1ノブ、141 第3嵌合部、1411 第1嵌合ブロック、142 第3スナップフィット箇所、1421 第1係止溝、1422 第2位置合わせ部、143 第1突起、144 第1スルーホール、150 第2ノブ、151 第4嵌合部、1511 第2嵌合ブロック、152 第4スナップフィット箇所、1521 第2係止ブロック、1522 第4位置合わせ部、153 取付溝、154 第2突起、155 制動リング、156 第2スルーホール、160 第1ホルダ、161 第1位置制限部、162 第2位置制限部、163 第1シールリング、170 第2ホルダ、200 第1制動アセンブリ、300 第2制動アセンブリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2023-12-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内視鏡用ノブ装置であって、
ケーシングと、第1ワイヤ引きホイールと、第2ワイヤ引きホイールと、第1ノブ及び第2ノブとを含み、
前記ケーシングには、前記ケーシングの内外を連通する取付孔が設けられ、
前記第1ワイヤ引きホイールには、第1貫通孔が穿設され、前記第1ワイヤ引きホイールは、前記ケーシング内に回転可能に装着されるとともに、前記取付孔を通って前記ケーシング外に延出し、且つ、前記第1ワイヤ引きホイールには、第1嵌合部及び第1スナップフィット箇所が設けられ、前記第1嵌合部と前記第1スナップフィット箇所は、いずれも前記ケーシング外に位置し、
前記第2ワイヤ引きホイールは、前記ケーシング内に回転可能に装着されるとともに前記第1貫通孔を通って前記ケーシング外に延出し、且つ、前記第2ワイヤ引きホイールには、第2嵌合部及び第2スナップフィット箇所が設けられ、前記第2嵌合部と前記第2スナップフィット箇所は、いずれも前記ケーシング外に位置し、
前記第1ノブと前記第2ノブは、いずれも前記ケーシング外に位置し、且つそれぞれ対応して前記第1ワイヤ引きホイールと前記第2ワイヤ引きホイールに外嵌され、前記第1ノブには、第3嵌合部と、前記第1スナップフィット箇所にスナップフィットされる第3スナップフィット箇所とが設けられ、前記第3嵌合部が前記第1嵌合部に嵌合することで、前記第1ノブは、前記第1ワイヤ引きホイールを駆動して回転させることができ、前記第2ノブには、第4嵌合部と、前記第2スナップフィット箇所にスナップフィットされる第4スナップフィット箇所とが設けられ、前記第4嵌合部が前記第2嵌合部に嵌合することで、前記第2ノブは、前記第2ワイヤ引きホイールを駆動して回転させることができる、ことを特徴とする内視鏡用ノブ装置。
【請求項2】
前記内視鏡用ノブ装置は、前記ケーシング内に装着される第1ホルダをさらに含み、前記第1ホルダは、前記第2ワイヤ引きホイールに外嵌され、且つ前記第1ワイヤ引きホイールに覆設されている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項3】
前記内視鏡用ノブ装置は、第1シールリングをさらに含み、前記第1シールリングは、前記第1ホルダと前記第2ワイヤ引きホイールとの間に設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項4】
前記内視鏡用ノブ装置は、第2シールリングをさらに含み、前記第2シールリングは、前記第1ワイヤ引きホイールと前記ケーシングとの間に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項5】
前記第1ホルダの対向する両端には、第1位置制限部と第2位置制限部がそれぞれ設けられ、前記第1ワイヤ引きホイールには、第3位置制限部が設けられ、前記第3位置制限部が前記第1位置制限部に嵌合して前記第1ワイヤ引きホイールの回転角度を制限し、前記第2ワイヤ引きホイールには、第4位置制限部が設けられ、前記第4位置制限部が前記第2位置制限部に嵌合して前記第2ワイヤ引きホイールの回転角度を制限する、ことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項6】
前記第1スナップフィット箇所と前記第3スナップフィット箇所は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1スナップフィット箇所は、前記第1ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3スナップフィット箇所は、少なくとも2つの前記第1スナップフィット箇所と一対一で対応して設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項7】
前記第1スナップフィット箇所は、第1係止ブロックであり、前記第3スナップフィット箇所は、前記第1係止ブロックにマッチングする第1係止溝であり、そのうちの1つの前記第1係止ブロックには、第1位置合わせ部が設けられ、そのうちの1つの前記第1係止溝の溝壁には、前記第1位置合わせ部に嵌合する第2位置合わせ部が設けられている、ことを特徴とする請求項6に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項8】
前記第2スナップフィット箇所と前記第4スナップフィット箇所は、いずれも少なくとも2つがあり、少なくとも2つの前記第2スナップフィット箇所は、前記第2ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第4スナップフィット箇所は、少なくとも2つの前記第2スナップフィット箇所と一対一で対応して設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項9】
前記第2スナップフィット箇所は、第2係止溝であり、前記第4スナップフィット箇所は、前記第2係止溝にマッチングする第2係止ブロックであり、そのうちの1つの前記第2係止溝の溝壁には、第3位置合わせ部が設けられ、そのうちの1つの前記第2係止ブロックには、前記第3位置合わせ部に嵌合する第4位置合わせ部が設けられている、ことを特徴とする請求項8に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項10】
前記第1嵌合部と前記第3嵌合部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1嵌合部は、前記第1ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3嵌合部は、少なくとも2つの前記第1嵌合部と一対一で対応して設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項11】
前記第1嵌合部は、第1嵌合溝であり、前記第3嵌合部は、第1嵌合溝にマッチングする第1嵌合ブロックであり、前記第1嵌合溝は、前記第1ワイヤ引きホイールの軸方向に沿って延在して設けられている、ことを特徴とする請求項10に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項12】
前記第2嵌合部と前記第4嵌合部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第2嵌合部は、前記第2ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第2嵌合部は、少なくとも2つの前記第4嵌合部と一対一で対応して設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項13】
前記第2嵌合部は、第2嵌合溝であり、前記第4嵌合部は、第2嵌合溝にマッチングする第2嵌合ブロックであり、前記第2嵌合溝は、前記第2ワイヤ引きホイールの軸方向に沿って延在して設けられている、ことを特徴とする請求項12に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項14】
前記第1スナップフィット箇所と前記第3スナップフィット箇所は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1スナップフィット箇所は、前記第1ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3スナップフィット箇所は、少なくとも2つの前記第1スナップフィット箇所と一対一で対応して設けられ、
前記第1嵌合部と前記第3嵌合部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1嵌合部は、前記第1ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3嵌合部は、少なくとも2つの前記第1嵌合部と一対一で対応して設けられ、
前記第1ノブには、前記第1ワイヤ引きホイールが挿通される第1スルーホールが設けられ、少なくとも2つの前記第3嵌合部は、前記第1スルーホールの周りに間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第3スナップフィット箇所は、前記第1スルーホールの周りに間隔をあけて設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項15】
前記第1ノブのケーシングに向かう側面には、第1突起が設けられ、前記第1突起は、前記第1スルーホールの周りに設けられ、前記第1突起は、第1制動アセンブリによる制動と協働するために用いられる、ことを特徴とする請求項14に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項16】
前記第2スナップフィット箇所と前記第4スナップフィット箇所は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第2スナップフィット箇所は、前記第2ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第4スナップフィット箇所は、少なくとも2つの前記第2スナップフィット箇所と一対一で対応して設けられ、
前記第2嵌合部と前記第4嵌合部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第2嵌合部は、前記第2ワイヤ引きホイールの周方向に沿って間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第2嵌合部は、少なくとも2つの前記第4嵌合部と一対一で対応して設けられ、
前記第2ノブには、前記第2ワイヤ引きホイールが挿通される第2スルーホールが設けられ、少なくとも2つの前記第4嵌合部は、前記第2スルーホールの周りに間隔をあけて設けられ、少なくとも2つの前記第4スナップフィット箇所は、前記第2スルーホールの周りに間隔をあけて設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項17】
前記第2ノブの前記第1ノブとは反対側には、第2制動アセンブリが組み込むための取付溝が設けられ、前記取付溝の溝壁には、第2突起が設けられ、前記第2突起は、前記第2スルーホールの周りに設けられ、前記第2突起は、第2制動アセンブリによる制動と協働するために用いられる、ことを特徴とする請求項16に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項18】
前記内視鏡用ノブ装置は、前記ケーシング内に装着される第2ホルダをさらに含み、前記第2ワイヤ引きホイールには、第2貫通孔が穿設され、前記第2ホルダは、前記第2ワイヤ引きホイールに覆設され、且つ前記第2貫通孔を通って前記ケーシング外に延出して第2制動アセンブリに接続されるために用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項19】
前記第1ワイヤ引きホイールは、第1巻線部と、前記第1巻線部に設けられた第1取付部とを含み、前記第1貫通孔は、前記第1巻線部及び前記第1取付部を貫通し、前記第1巻線部は、前記ケーシング内に位置し、前記第1取付部は、前記取付孔に穿設され、前記第1嵌合部と前記第1スナップフィット箇所は、いずれも前記第1取付部に設けられ、且つ/又は、
前記第2ワイヤ引きホイールは、第2巻線部と、前記第2巻線部に設けられた第2取付部とを含み、前記第2巻線部は、前記ケーシング内に位置し、前記第2取付部は、前記第1貫通孔に穿設され、前記第2嵌合部と前記第2スナップフィット箇所は、いずれも前記第2取付部に設けられている、ことを特徴とする請求項に記載の内視鏡用ノブ装置。
【請求項20】
内視鏡用ハンドルであって、
第1制動アセンブリ、第2制動アセンブリ及び請求項1~19のいずれか1項に記載の内視鏡用ノブ装置を含み、
前記第1制動アセンブリは、前記第1ノブ又は前記第1ワイヤ引きホイールを制動するために用いられ、前記第2制動アセンブリは、前記第2ノブ又は前記第2ワイヤ引きホイールを制動するために用いられる、ことを特徴とする内視鏡用ハンドル。
【請求項21】
請求項20に記載の内視鏡用ハンドルを含む、ことを特徴とする内視鏡。
【国際調査報告】