特表2024-524594初期帯域幅部分構成の取得方法、端末及びネットワーク側機器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-05
(54)【発明の名称】初期帯域幅部分構成の取得方法、端末及びネットワーク側機器
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0457 20230101AFI20240628BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20240628BHJP
H04W 48/10 20090101ALI20240628BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20240628BHJP
【ＦＩ】
H04W72/0457
H04W72/0453
H04W48/10
H04W72/232
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024500587
(86)(22)【出願日】2022-07-05
(85)【翻訳文提出日】2024-01-09
(86)【国際出願番号】 CN2022103804
(87)【国際公開番号】W WO2023280138
(87)【国際公開日】2023-01-12
(31)【優先権主張番号】202110780820.7
(32)【優先日】2021-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】ＶＩＶＯ ＭＯＢＩＬＥ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮ ＣＯ．， ＬＴＤ．
【住所又は居所原語表記】Ｎｏ．１， ｖｉｖｏ Ｒｏａｄ， Ｃｈａｎｇ’ａｎ， Ｄｏｎｇｇｕａｎ，Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ ５２３８６３， Ｃｈｉｎａ
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】王 理惠
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ ▲凱▼
(72)【発明者】
【氏名】潘 学明
【テーマコード（参考）】
5K067
【Ｆターム（参考）】
5K067AA42
5K067DD25
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本出願は、初期帯域幅部分構成の取得方法、端末及びネットワーク側機器を開示し、無線通信技術分野に属し、本出願の実施例の初期帯域幅部分構成の取得方法は、第一のターゲット端末がセル定義同期信号ブロックＣＤ－ＳＳＢを検出し、前記ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報を取得することと、前記第一のターゲット端末が前記ターゲットシステム情報をデコーディングすることで、ネットワーク側機器により構成された第一の初期帯域幅部分ＢＷＰを取得することであって、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が前記第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えないこととを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
初期帯域幅部分構成の取得方法であって、第一のターゲット端末がセル定義同期信号ブロックＣＤ－ＳＳＢを検出し、前記ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報を取得することと、
前記第一のターゲット端末が前記ターゲットシステム情報をデコーディングすることで、ネットワーク側機器により構成された第一の初期帯域幅部分ＢＷＰを取得することであって、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が前記第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えないこととを含む、初期帯域幅部分構成の取得方法。
【請求項2】
前記方法は、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第一のターゲットサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末が第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲットサーチスペースセットに対して第一の制御チャネルの検出及び／又は受信を行うことであって、第二の初期ＢＷＰが、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであることと、
検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することとをさらに含む、請求項１に記載の方法。
【請求項3】
前記第一のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０の共通サーチスペースＣＳＳと、
タイプ０ＡのＣＳＳと、
タイプ１のＣＳＳと、
タイプ２のＣＳＳと、
タイプ３のＣＳＳと、
ユーザ専用サーチスペースＵＳＳとのうちの少なくとも一つのサーチスペースを含む、請求項２に記載の方法。
【請求項4】
検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、前記第一のターゲット端末が前記第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のデータチャネルの受信を行うことを含む、請求項２に記載の方法。
【請求項5】
前記第一のターゲット端末は、前記第一の制御チャネルの占有する周波数領域リソース及び／又は前記第一のデータチャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えることを期待せず、又は、前記第一の制御チャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超え、及び／又は前記第一のデータチャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超える場合、前記第一のターゲット端末がその帯域幅能力を超える第一の制御チャネル及び／又は第一のデータチャネルを検出及び／又は受信することを要求しない、請求項４に記載の方法。
【請求項6】
検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上で前記第一のデータチャネルの受信を行うことを含む、請求項２に記載の方法。
【請求項7】
検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と同じ第一の無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩを共有する場合、前記第一のターゲット端末が前記第一のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第二の初期ＢＷＰ上で受信すること、及び／又は
前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と第二のＲＮＴＩを共有しない場合、前記第一のターゲット端末が前記第二のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第一の初期ＢＷＰ上で受信することを含む、請求項２に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上で前記第三のターゲットサーチスペースセット上の第二の制御チャネルを検出及び／又は受信することをさらに含み、
ここで、前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含み、
前記第二の制御チャネルは、ページングＲＮＴＩによりスクランブルされる制御チャネルである、請求項１に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、前記第二の制御チャネルに運ばれる下りリンク制御情報には第一のターゲット情報が含まれる場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰから第二の初期ＢＷＰに切り替えて、更新されたシステム情報を受信することをさらに含み、ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰである、請求項８に記載の方法。
【請求項10】
前記第一のターゲット情報は、前記下りリンク制御情報にショットメッセージが存在することを指示する第一の指示情報と、
システム情報が変更したことを指示する第二の指示情報と、
前記第二の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第三の指示情報と、
地震と津波警報システムＥＴＷＳ通知及び／又は商用移動警報サービスＣＡＭＳ通知を指示するための第四の指示情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項９に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、前記第二の制御チャネルに運ばれる下りリンク制御情報には第二のターゲット情報が含まれる場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上でページングデータチャネルの受信を継続し、及び／又はタイプ０ＡのＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳによりスケジューリングされるシステム情報を前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送することをさらに含む、請求項８に記載の方法。
【請求項12】
前記第二のターゲット情報は、前記下りリンク制御情報にページングスケジューリング情報が存在することを指示する第五の指示情報と、
前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第六の指示情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項13】
前記方法は、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末に対して伝送ページング事前指示信号ＰＥＩを構成していなければ、前記第一のターゲット端末が自体の設定に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行する第一の時刻を決定することをさらに含み、ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、
前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項14】
前記方法は、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のページングＰＥＩを構成して伝送すれば、前記第一のターゲット端末が前記ページングＰＥＩの指示に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行するかどうかを決定することをさらに含み、
ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、
前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項15】
前記第一のターゲット端末が前記ページングＰＥＩの指示に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行するかどうかを決定することは、前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要があることを指示する場合、前記第一のターゲット端末が第二の時刻において前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行すること、及び／又は、
前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要がないことを指示する場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えないことを含む、請求項１４に記載の方法。
【請求項16】
前記ページングＰＥＩにより指示されるページングは、端末のタイプと、
端末の能力とのうちの少なくとも一つに基づいて端末をグループ化して、端末グループのページングをサポートすることを含む、請求項１４に記載の方法。
【請求項17】
前記の、ページング物理プロセスを実行することは、タイプ２のＣＳＳ上でページングＲＮＴＩによりスクランブルされる制御チャネルを検出及び／又は受信することと、ページングデータチャネルを受信することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項１３から１６のいずれか１項に記載の方法。
【請求項18】
前記方法は、前記第一のターゲット端末がランダムアクセスを実行するプロセスで、上りリンク伝送の位置する第三のＢＷＰと前記上りリンク伝送に対応する下りリンク伝送の位置する第四のＢＷＰとの中心周波数が異なる場合、前記第一のターゲット端末が、
前記第一のターゲット端末が物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨリソースの位置する前記第三のＢＷＰ上で、プリアンブル又はメッセージＡを送信する操作と、
前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第三の時刻において一つのタイムウィンドウを開き、前記タイムウィンドウ内に第四の制御チャネル及び前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされるランダムアクセス応答を受信する操作であって、前記第四の制御チャネルがランダムアクセスＲＮＴＩスクランブル又はメッセージＢ ＲＮＴＩによりスクランブルされる操作と、
前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第四の時刻において、ＲＡＲによりスケジューリングされる上りリンクデータチャネルを前記第三のＢＷＰにおいて送信する操作と、
前記第一のターゲット端末が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信する操作と、
前記第一のターゲット端末が受信された前記下りリンクデータチャネルをフィードバックする操作とを実行することをさらに含む、請求項１に記載の方法。
【請求項19】
前記第一のターゲット端末が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信することは、前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、且つ第五の時刻よりも先ではない時刻に前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを検出し始めることを含む、請求項１８に記載の方法。
【請求項20】
前記第一のターゲット端末が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信することは、ネットワーク側機器が下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために下りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成した場合、前記第一のターゲット端末が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で受信することと、
ネットワーク側機器が下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために下りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、且つ第五の時刻よりも先ではない時刻に前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを検出し始めることとを含む、請求項１８に記載の方法。
【請求項21】
前記第一のターゲット端末が受信された前記下りリンクデータチャネルをフィードバックすることは、前記第一のターゲット端末が前記下りリンクデータチャネルを下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で受信する場合、前記第一のターゲット端末が、前記下りリンクデータチャネルのフィードバック情報が運ばれる第二の上りリンク物理制御チャネルを上りリンクの前記第三のＢＷＰ上で送信することと、
前記第一のターゲット端末が下りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記下りリンクデータチャネルを受信する場合、前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、前記下りリンクデータチャネルのフィードバック情報が運ばれる第一の上りリンク物理チャネルを伝送し、又は、ネットワーク側機器が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために上りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成した場合、前記第一のターゲット端末が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で第二の上りリンク物理情報を伝送し、ネットワーク側機器が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために上りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、前記第一の上りリンク物理チャネルを伝送することとを含む、請求項１９又は２０に記載の方法。
【請求項22】
前記第一の上りリンク物理チャネルの位置する一番目のシンボルと、受信された前記下りリンクデータチャネルの位置する最後のシンボルとの間の最小時間差は、ＮＴ，１＋０．５＋ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇミリ秒であり、ここで、ＮＴ，１は、予め定義された値であり、ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇは、前記第一のターゲット端末がその無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定され、前記第二の上りリンク物理チャネルの位置する一番目のシンボルと、受信された前記下りリンクデータチャネルの位置する最後のシンボルとの間の最小時間差は、ＮＴ，１＋０．５ミリ秒である、請求項２１に記載の方法。
【請求項23】
前記第三の時刻は、前記プリアンブル又はメッセージＡを送信する物理上りリンクデータチャネルの位置するスロットの少なくともＸ個のスロットの後であって、Ｘは１以上の有理数であり、且つ前記Ｘの値は、前記第一のターゲット端末が無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定されるものと、
前記プリアンブル又はメッセージＡを送信する物理上りリンクデータチャネルの位置するシンボルの少なくともＸ個のシンボルの後と、
前記第四のＢＷＰに構成されたタイプ１のＣＳＳ上から受信する第四の制御チャネルの位置する最も早い制御リソースセットＣＯＲＥＳＥＴの一番目のシンボルとのうちの一つを含む、請求項１８に記載の方法。
【請求項24】
前記第四の時刻は、ｎ＋ｋ２＋Δ＋ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇであり、ここで、ｎは、前記第一のターゲット端末が受信したＲＡＲ情報の位置するスロットであり、ｋ２とΔは、予め定義された値であり、ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇは、前記第一のターゲット端末がその無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定される、請求項１８に記載の方法。
【請求項25】
初期帯域幅部分の構成方法であって、ネットワーク側機器がＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報において第一の初期ＢＷＰの構成情報を伝送することを含み、
ここで、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない、初期帯域幅部分の構成方法。
【請求項26】
前記第一の初期ＢＷＰは、初期下りリンクＢＷＰ及び／又は初期上りリンクＢＷＰを含む、請求項２５に記載の方法。
【請求項27】
前記構成情報は、前記第一の初期ＢＷＰのために、前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるＳＳＢと、
システム情報１をスケジューリングするためのタイプ０のＣＳＳと、
第一のターゲット端末と第二のターゲット端末とが共有する前記システム情報１以外のシステム情報と、第一のターゲット端末の特定のシステム情報とのうちの少なくとも一つのシステム情報をスケジューリングするためのタイプ０ＡのＣＳＳと、
前記第一のターゲット端末の特定のシステム情報をスケジューリングするためのタイプ０ＢのＣＳＳと、
ランダムアクセス最小データ伝送ＲＡ－ＳＤＴ方式で小データ伝送を実行する端末であるターゲットタイプの端末のランダムアクセス応答情報をスケジューリングするためのタイプ１ＡのＣＳＳと、
ページングメッセージをスケジューリングするためのタイプ２のＣＳＳと、
一組の端末の公衆情報をスケジューリングするためのタイプ３のＣＳＳと、
ユーザ専用のＳＳとのうちの少なくとも一つを構成した、請求項２５に記載の方法。
【請求項28】
第一のターゲット端末に用いられる初期帯域幅部分構成の取得装置であって、セル定義同期信号ブロックＣＤ－ＳＳＢを検出し、前記ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報を取得するための検出モジュールと、
前記ターゲットシステム情報をデコーディングすることで、ネットワーク側機器により構成された第一の初期帯域幅部分ＢＷＰを取得するための取得モジュールであって、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が前記第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない取得モジュールとを含む、初期帯域幅部分構成の取得装置。
【請求項29】
前記検出モジュールは、さらに、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第一のターゲットサーチスペースセットを構成していない場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲットサーチスペースセットに対して第一の制御チャネルの検出及び／又は受信を行うことであって、前記第二の初期ＢＷＰが、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであることと、
検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することとに用いられる、請求項２８に記載の装置。
【請求項30】
前記第一のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０の共通サーチスペースＣＳＳと、
タイプ０ＡのＣＳＳと、
タイプ１のＣＳＳと、
タイプ２のＣＳＳと、
タイプ３のＣＳＳと、
ユーザ専用サーチスペースＵＳＳとのうちの少なくとも一つのサーチスペースを含む、請求項２９に記載の装置。
【請求項31】
前記検出モジュールは、検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、前記第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のデータチャネルの受信を行うことを含む、請求項２９に記載の装置。
【請求項32】
前記第一のターゲット端末は、前記第一の制御チャネルの占有する周波数領域リソース及び／又は前記第一のデータチャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えることを期待せず、又は、前記第一の制御チャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超え、及び／又は前記第一のデータチャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超える場合、前記第一のターゲット端末がその帯域幅能力を超える第一の制御チャネル及び／又は第一のデータチャネルを検出及び／又は受信することを要求しない、請求項３１に記載の装置。
【請求項33】
前記検出モジュールは、検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、前記第一の初期ＢＷＰ上で前記第一のデータチャネルの受信を行うことを含む、請求項２９に記載の装置。
【請求項34】
前記検出モジュールが検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と同じ第一の無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩを共有する場合、前記第一のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第二の初期ＢＷＰ上で受信すること、及び／又は
前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と第二のＲＮＴＩを共有しない場合、前記第二のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第一の初期ＢＷＰ上で受信することを含む、請求項２９に記載の装置。
【請求項35】
前記検出モジュールは、さらに、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、前記第一の初期ＢＷＰ上で前記第三のターゲットサーチスペースセット上の第二の制御チャネルを検出及び／又は受信するために用いられ、
ここで、前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含み、
前記第二の制御チャネルは、ページングＲＮＴＩによりスクランブルされる制御チャネルである、請求項２８に記載の装置。
【請求項36】
前記検出モジュールは、さらに、前記第二の制御チャネルに運ばれる下りリンク制御情報には第一のターゲット情報が含まれる場合、前記第一の初期ＢＷＰから第二の初期ＢＷＰに切り替えて、更新されたシステム情報を受信するために用いられ、ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰである、請求項３５に記載の装置。
【請求項37】
前記第一のターゲット情報は、前記下りリンク制御情報にショットメッセージが存在することを指示する第一の指示情報と、
システム情報が変更したことを指示する第二の指示情報と、
前記第二の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第三の指示情報と、
地震と津波警報システムＥＴＷＳ通知及び／又は商用移動警報サービスＣＡＭＳ通知を指示するための第四の指示情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項３６に記載の装置。
【請求項38】
前記検出モジュールは、さらに、前記第二の制御チャネルに運ばれる下りリンク制御情報には第二のターゲット情報が含まれる場合、前記第一の初期ＢＷＰ上でページングデータチャネルの受信を継続し、及び／又はタイプ０ＡのＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳによりスケジューリングされるシステム情報を前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送するために用いられる、請求項３６に記載の装置。
【請求項39】
前記第二のターゲット情報は、前記下りリンク制御情報にページングスケジューリング情報が存在することを指示する第五の指示情報と、
前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第六の指示情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項３８に記載の装置。
【請求項40】
前記検出モジュールは、さらに、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末に対して伝送ページング事前指示信号ＰＥＩを構成していなければ、前記第一のターゲット端末の設定に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行する第一の時刻を決定するために用いられ、ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、
前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含む、請求項２８に記載の装置。
【請求項41】
前記検出モジュールは、さらに、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のページングＰＥＩを構成して伝送すれば、前記ページングＰＥＩの指示に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行するかどうかを決定するために用いられ、
ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、
前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含む、請求項２８に記載の装置。
【請求項42】
前記検出モジュールが前記ページングＰＥＩの指示に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行するかどうかを決定することは、前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要があることを指示する場合、第二の時刻において前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行すること、及び／又は、
前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要がないことを指示する場合、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えないことを含む、請求項４１に記載の装置。
【請求項43】
前記の、ページング物理プロセスを実行することは、タイプ２のＣＳＳ上でページングＲＮＴＩによりスクランブルされる制御チャネルを検出及び／又は受信することと、ページングデータチャネルを受信することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項４０から４２のいずれか１項に記載の装置。
【請求項44】
前記検出モジュールは、さらに、前記第一のターゲット端末がランダムアクセスを実行するプロセスで、上りリンク伝送の位置する第三のＢＷＰと前記上りリンク伝送に対応する下りリンク伝送の位置する第四のＢＷＰとの中心周波数が異なる場合、
物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨリソースの位置する前記第三のＢＷＰ上で、プリアンブル又はメッセージＡを送信する操作と、
前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第三の時刻において一つのタイムウィンドウを開き、前記タイムウィンドウ内に第四の制御チャネル及び前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされるランダムアクセス応答を受信する操作であって、前記第四の制御チャネルがランダムアクセスＲＮＴＩスクランブル又はメッセージＢ ＲＮＴＩによりスクランブルされる操作と、
前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第四の時刻において、ＲＡＲによりスケジューリングされる上りリンクデータチャネルを前記第三のＢＷＰにおいて送信する操作と、
前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信する操作と、
受信された前記下りリンクデータチャネルをフィードバックする操作とを実行するために用いられる、請求項２８に記載の装置。
【請求項45】
前記検出モジュールが前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信することは、前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、且つ第五の時刻よりも先ではない時刻に前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを検出し始めることを含む、請求項４４に記載の装置。
【請求項46】
前記検出モジュールが前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信することは、ネットワーク側機器が下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために下りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成した場合、前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で受信することと、
ネットワーク側機器が下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために下りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、且つ第五の時刻よりも先ではない時刻に前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを検出し始めることとを含む、請求項４４に記載の装置。
【請求項47】
前記検出モジュールが受信された前記下りリンクデータチャネルをフィードバックすることは、前記検出モジュールが前記下りリンクデータチャネルを下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で受信する場合、前記下りリンクデータチャネルのフィードバック情報が運ばれる第二の上りリンク物理制御チャネルを上りリンクの前記第三のＢＷＰ上で送信することと、
前記検出モジュールが下りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記下りリンクデータチャネルを受信する場合、前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、前記下りリンクデータチャネルのフィードバック情報が運ばれる第一の上りリンク物理チャネルを伝送し、又は、ネットワーク側機器が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために上りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成した場合、上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で第二の上りリンク物理情報を伝送し、ネットワーク側機器が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために上りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、前記第一の上りリンク物理チャネルを伝送することとを含む、請求項４５又は４６に記載の装置。
【請求項48】
初期帯域幅部分の構成装置であって、第一の初期ＢＷＰの構成情報を決定するための決定モジュールと、
ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報において第一の初期ＢＷＰの構成情報を伝送するための伝送モジュールとを含み、
ここで、前記第一の初期ＢＷＰは、第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない、初期帯域幅部分の構成装置。
【請求項49】
前記第一の初期ＢＷＰは、初期下りリンクＢＷＰ及び／又は初期上りリンクＢＷＰを含む、請求項４８に記載の装置。
【請求項50】
前記構成情報は、前記第一の初期ＢＷＰのために、前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるＳＳＢと、
システム情報１をスケジューリングするためのタイプ０のＣＳＳと、
第一のターゲット端末と第二のターゲット端末とが共有する前記システム情報１以外のシステム情報と、第一のターゲット端末の特定のシステム情報とのうちの少なくとも一つのシステム情報をスケジューリングするためのタイプ０ＡのＣＳＳと、
前記第一のターゲット端末の特定のシステム情報をスケジューリングするためのタイプ０ＢのＣＳＳと、
ランダムアクセス最小データ伝送ＲＡ－ＳＤＴ方式で小データ伝送を実行する端末であるターゲットタイプの端末のランダムアクセス応答情報をスケジューリングするためのタイプ１ＡのＣＳＳと、
ページングメッセージをスケジューリングするためのタイプ２のＣＳＳと、
一組の端末の公衆情報をスケジューリングするためのタイプ３のＣＳＳと、
ユーザ専用のＳＳとのうちの少なくとも一つを構成した、請求項４８に記載の装置。
【請求項51】
端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項１から２４のいずれか１項に記載の初期帯域幅部分構成の取得方法のステップを実現する、端末。
【請求項52】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項２５から２７のいずれか１項に記載の初期帯域幅部分の構成方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項53】
可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項１から２４のいずれか１項に記載の初期帯域幅部分構成の取得方法のステップを実現し、又は請求項２５から２７のいずれか１項に記載の初期帯域幅部分の構成方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
（関連出願の相互参照）
本発明は、２０２１年０７月０９日に中国特許局に提案され、出願番号が２０２１１０７８０８２０．７であり、発明名称が「初期帯域幅部分構成の取得方法、端末及びネットワーク側機器」の中国特許出願の優先権を主張しており、この出願のすべての内容は、援用により本発明に取り込まれる。
本発明は、２０２１年０７月０９日に中国特許局に提案され、出願番号が２０２１１０７８０８２０．７であり、発明名称が「初期帯域幅部分構成の取得方法、端末及びネットワーク側機器」の中国特許出願の優先権を主張しており、この出願のすべての内容は、援用により本発明に取り込まれる。
【0002】
本出願は、無線通信技術分野に属し、具体的に初期帯域幅部分構成の取得方法、端末及びネットワーク側機器に関する。
【背景技術】
【0003】
垂直業界の需要に応じて、工業用無線センサ、ビデオモニタリングやウェアラブルデバイスなどの使用シナリオにおいて、端末は、受信アンテナの数、発射アンテナの数、サポートする帯域幅、端末がデータと信号を処理する時間及び能力などの面で複雑さを低減する必要があり、このような端末は、低能力端末（Ｒｅｄｃｕｅｄ Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ ＵＥ、ＲｅｄＣａｐ ｄｅｖｉｃｅ／ＵＥ又はＲｅｄＣａｐ／ｒｅｄｃａｐと略称）と呼ばれてもよい。帯域幅の面では、従来の端末（又は、旧端末、通常端末、従来機器、旧機器又は通常機器などと呼ばれてもよい）は、周波数バンド（ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ ｒａｎｇｅ、ＦＲ）１上で１００ＭＨｚをサポートし、ＦＲ２上で２００ＭＨｚをサポートする必要があるが、ｒｅｄｃａｐ ＵＥがサポートできる最大帯域幅能力は、ＦＲ１上で２０ＭＨｚであり、ＦＲ２上で１００ＭＨｚである。
【0004】
ＲｅｄＣａｐ ＵＥと従来の端末が一つのネットワークの下に共存し、ネットワーク側機器が従来の端末の能力に従ってＲｅｄＣａｐ ＵＥのために初期帯域幅部分（ｉｎｉｔｉａｌ ＢａｎｄＷｉｄｔｈ Ｐａｒｔ、ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ）を構成する場合、それが構成したｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ帯域幅は、ＲｅｄＣａｐ端末のサポートできる最大帯域幅の能力を超える可能性がある。ネットワーク側機器が初期ＢＷＰの帯域幅をｒｅｄｃａｐ ＵＥの能力範囲内に構成するが、ＲｅｄＣａｐ ＵＥの能力制限により、例えばｒｅｄｃａｐ ＵＥの受信アンテナ数が通常ＵＥよりも小さいため、受信性能が伝送ＵＥよりも劣り、ネットワークがより大きなオーバヘッド、より多くのリソースを用いてｒｅｄｃａｐ ＵＥを伝送する可能性があり、それによってこのＢＷＰ上のロードが大きすぎ、従来の端末伝送に対する輻輳を引き起こす可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例は、端末のために初期ＢＷＰを構成するという課題を解決することができる初期帯域幅部分構成の取得方法、端末及びネットワーク側機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一の態様によれば、初期帯域幅部分構成の取得方法を提供し、この初期帯域幅部分構成の取得方法は、第一のターゲット端末がセル定義同期信号ブロック（ＣＤ－ＳＳＢ）を検出し、前記ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報を取得することと、前記第一のターゲット端末が前記ターゲットシステム情報をデコーディングすることで、ネットワーク側機器により構成された第一の初期帯域幅部分（ＢＷＰ）を取得することであって、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が前記第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えないこととを含む。
【0007】
第二の態様によれば、第一のターゲット端末に用いられる初期帯域幅部分構成の取得装置を提供し、この初期帯域幅部分構成の取得装置は、セル定義同期信号ブロックＣＤ－ＳＳＢを検出し、前記ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報を取得するための検出モジュールと、前記ターゲットシステム情報をデコーディングすることで、ネットワーク側機器により構成された第一の初期帯域幅部分ＢＷＰを取得するための取得モジュールとであって、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が前記第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない取得モジュールとを含む。
【0008】
第三の態様によれば、初期帯域幅部分の構成方法を提供し、この初期帯域幅部分の構成方法は、ネットワーク側機器がＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報において第一の初期ＢＷＰの構成情報を伝送することを含み、ここで、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない。
【0009】
第四の態様によれば、初期帯域幅部分の構成装置を提供し、この初期帯域幅部分の構成装置は、第一の初期ＢＷＰの構成情報を決定するための決定モジュールと、ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報において第一の初期ＢＷＰの構成情報を伝送するための伝送モジュールとを含み、ここで、前記第一の初期ＢＷＰは、第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない。
【0010】
第五の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0011】
第六の態様によれば、プロセッサと通信インターフェースとを含む端末を提供し、ここで、前記プロセッサは、第一の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられ、前記通信インターフェースは、ネットワーク側機器と通信するために用いられる。
【0012】
第七の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0013】
第八の態様によれば、プロセッサと通信インターフェースとを含むネットワーク側機器を提供し、ここで、前記プロセッサは、第三の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられ、前記通信インターフェースは、端末と通信するために用いられる。
【0014】
第九の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0015】
第十の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【0016】
第十一の態様によれば、コンピュータプログラム／プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム／プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記プログラム／プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【発明の効果】
【0017】
本出願の実施例では、第一のターゲット端末は、セル定義同期信号ブロック（Ｃｅｌｌ Ｄｅｆｉｎｉｎｇ Ｓｙｎｃｈｒｏｎｉｚａｔｉｏｎ Ｓｉｇｎａｌ ａｎｄ ＰＢＣＨ ｂｌｏｃｋ、ＣＤ－ＳＳＢ）を検出することによって、検出されたＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報を取得し、前記ターゲットシステム情報をデコーディングすることで、ネットワーク側機器により構成された第一の初期ＢＷＰを取得し、ここで、第一の初期ＢＷＰは、ネットワーク側機器が前記第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、且つ前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない。それによって低能力端末と従来の端末が同じネットワークにある時、第一のターゲット端末のために独立した又は追加と呼ばれるｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰを構成することができ、それによってこのｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰの帯域幅を第一のターゲット端末の能力範囲内にするとともに、第一のターゲット端末のために一つの追加するＢＷＰを構成することによって、従来の端末のＢＷＰ（特に初期上りリンク／下りリンクＢＷＰ）上のロードを低減させ、それによって従来の端末の伝送性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本出願の実施例が適用可能な無線通信システムの概略図を示す。
【図2】本出願の実施例による初期ＢＷＰ構成の取得方法のフローチャートを示す。
【図3】本出願の実施例における初期ＢＷＰ構成の概略図を示す。
【図4】本出願の実施例における初期ＢＷＰの構成方法のフローチャートを示す。
【図5】本出願の実施例では別の初期ＢＷＰ構成の概略図を示す。
【図6】本出願の実施例による初期ＢＷＰ構成の取得装置の構造概略図を示す。
【図7】本出願の実施例における初期ＢＷＰの構成装置の構造概略図を示す。
【図8】本出願の実施例による通信機器の構造概略図を示す。
【図9】本出願の実施例による端末のハードウェア構造概略図を示す。
【図10】本出願の実施例によるネットワーク側機器のハードウェア構造概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0020】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用される用語は、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び／又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「／」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0021】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ）／ＬＴＥの進化（ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ、ＬＴＥ－Ａ）システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＣＤＭＡ）、時分割多重接続（Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＴＤＭＡ）、周波数分割多重接続（Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＦＤＭＡ）、直交周波数分割多重接続（Ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＯＦＤＭＡ）、単一キャリア周波数分割多重接続（Ｓｉｎｇｌｅ－ｃａｒｒｉｅｒ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ－Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＳＣ－ＦＤＭＡ）と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。以下の記述は、例示の目的でニューラジオ（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてＮＲ用語を使用しているが、これらの技術は、ＮＲシステム応用以外の応用、例えば第六世代（６ｔｈ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ、６Ｇ）通信システムに適用されてもよい。
【0022】
図１は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムの概略図を示す。無線通信システムは、端末１１とネットワーク側機器１２とを含む。ここで、端末１１は、端末機器又はユーザ端末（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）と呼ばれてもよく、端末１１は、携帯電話、タブレットパソコン（Ｔａｂｌｅｔ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ラップトップコンピュータ（Ｌａｐｔｏｐ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）（又は、ノートパソコンと呼ばれる）、パーソナルデジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ（ｕｌｔｒａ－ｍｏｂｉｌｅ ｐｅｒｓｏｎａｌ ｃｏｍｐｕｔｅｒ、ＵＭＰＣ）、モバイルインターネットディバイス（Ｍｏｂｉｌｅ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｄｅｖｉｃｅ、ＭＩＤ）、ウェアラブルデバイス（Ｗｅａｒａｂｌｅ Ｄｅｖｉｃｅ）又は車載機器（ＶＵＥ）、歩行者端末（ＰＵＥ）などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例では、端末１１の具体的なタイプを限定しない。ネットワーク側機器１２は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ノードＢ、進化ノードＢ、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション（Ｂａｓｅ Ｔｒａｎｓｃｅｉｖｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ、ＢＴＳ）、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット（Ｂａｓｉｃ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ、ＢＳＳ）、拡張サービスセット（Ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ、ＥＳＳ）、Ｂノード、進化型Ｂノード（ｅＮＢ）、家庭用Ｂノード、家庭用進化型Ｂノード、ＷＬＡＮアクセスポイント、ＷｉＦｉノード、トランスミッションポイント（Ｔｒａｎｓｍｉｔｔｉｎｇ Ｒｅｃｅｉｖｉｎｇ Ｐｏｉｎｔ、ＴＲＰ）又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてＮＲシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0023】
以下では、図面を結び付けながら、いくつかの実施例及びその応用シナリオによって本出願の実施例による初期帯域幅部分構成の取得方案を詳細に説明する。
【0024】
図２は、本出願の実施例における初期帯域幅部分構成の取得方法のフローチャートを示し、この方法２００は、第一のターゲット端末により実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、第一のターゲット端末上にインストールされるソフトウェア又はハードウェアにより実行されてもよい。図２に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0025】
Ｓ２１０において、第一のターゲット端末は、ＣＤ－ＳＳＢを検出し、前記ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報を取得する。
【0026】
関連技術で、初期上り下りリンクＢＷＰ、即ちＩｎｉｔｉａｌ ＤＬ ＢＷＰとｉｎｉｔｉａｌ ＵＬ ＢＷＰは、ＳＩＢ１に構成されてもよく、ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰが構成されていない場合、デフォルトで、ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰの大きさは、ＣＯＲＥＳＥＴ＃０の大きさである。初期ＢＷＰは、主に初期アクセスプロセス、例えばシステム情報ブロック（Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｂｌｏｃｋ、ＳＩＢ）１の受信、ランダムアクセスプロセスにおけるランダムアクセス応答（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ、ＲＡＲ）、メッセージ４（Ｍｓｇ４）の受信及びプリアンブル（ｐｒｅａｍｂｌｅ）とメッセージ３（Ｍｓｇ３）の送信などに用いられる。
【0027】
本出願の実施例では、ターゲットシステム情報は、ＳＩＢ１であってもよく、他のＳＩＢ情報であってもよく、具体的に本出願の実施例では限定しない。
【0028】
一つの可能な実現方式において、第一のターゲット端末は、セルのサーチ又は初期アクセスプロセスで、前記ターゲットシステム情報を取得することができる。例えば、第一のターゲット端末は、ＣＤ－ＳＳＢを受信し、ＣＤ－ＳＳＢにおけるＰＢＣＨに運ばれるマスター情報ブロック（Ｍａｓｔｅｒ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｂｌｏｃｋ、ＭＩＢ）をデコーディングし、制御リソースセット（Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｓｅｔ、ＣＯＲＥＳＥＴ）＃０情報を取得し、ＣＯＲＳＥＴ＃０において、ＳＩＢ１をスケジューリングする下りリンク制御情報（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ＤＣＩ）をモニタリングし且つＳＩＢ１と他のＳＩＢ情報を復調し、ここで、第一のターゲット端末は、ＳＩＢ１及び／又は他のＳＩＢ情報によって前記ターゲットシステム情報を取得する。
【0029】
本出願の実施例では、第一のターゲット端末は、低能力端末であってもよく、又は、通常端末（又は、従来の端末と呼ばれる）であってもよい。例えば、ネットワーク側機器が各帯域幅に対するロードバランシングを所望する場合、通常端末のために初期ＢＷＰを独立して構成してもよい。
【0030】
Ｓ２１２において、前記第一のターゲット端末は、前記ターゲットシステム情報をデコーディングすることで、ネットワーク側機器により構成された第一の初期ＢＷＰを取得し、ここで、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が前記第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない。
【0031】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器は、第一のターゲット端末のために第一の初期ＢＷＰを独立して構成し、つまり、ネットワーク側機器により構成された第一の初期ＢＷＰは、少なくとも同じネットワーク下の他のタイプの端末のために構成されるものではなく、第一のターゲット端末のために構成される。
【0032】
例えば、図３において、ネットワーク側機器は、低能力端末のために独立した（又は、単独、追加、新規などと呼ばれる）初期ＢＷＰ＃０－１（ｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＤＬ ＢＷＰ＃０－１）を構成し、従来の端末のために初期ＢＷＰ＃０－０（ｉｎｉｔｉａｌ ＤＬ ＢＷＰ＃０－０）を構成する。
【0033】
一つの可能な実現方式において、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第一のターゲットサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末は、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲットサーチスペースセットに対して第一の制御チャネルの検出及び／又は受信を行い、ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信する。つまり、ネットワーク側機器が第一の初期ＢＷＰのために第一のターゲットサーチスペースセットを構成していない場合、第一のターゲット端末は、ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した第二の初期ＢＷＰ上で第一の制御チャネルの検出及び／又は受信を行う。
【0034】
選択的に、上記第一のターゲットサーチスペースセットは、以下の少なくとも一つのサーチスペースを含むが、それらに限らない。
【0035】
（１）タイプ０（Ｔｙｐｅ０）の共通サーチスペース（Ｃｏｍｍｏｎ Ｓｅａｒｃｈ Ｓｐａｃｅ、ＣＳＳ）である。ここで、Ｔｙｐｅ０ ＣＳＳは、ＳＩＢ１をスケジューリングするために用いられてもよい。
【0036】
（２）タイプ０Ａ（Ｔｙｐｅ０Ａ）のＣＳＳである。
【0037】
ここで、Ｔｙｐｅ ０Ａ ＣＳＳは、ＳＩＢ１以外の他のシステム情報をスケジューリングするために用いられてもよく、この他のシステム情報は、
（ａ）ｒｅｄｃａｐ ＵＥと通常及び／又は従来ＵＥが共有する他のシステム情報と、
（ｂ）ｒｅｄｃａｐに対して導入又は定義される特定のシステム情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
（ａ）ｒｅｄｃａｐ ＵＥと通常及び／又は従来ＵＥが共有する他のシステム情報と、
（ｂ）ｒｅｄｃａｐに対して導入又は定義される特定のシステム情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0038】
（３）タイプ１（Ｔｙｐｅ１）のＣＳＳである。Ｔｙｐｅ １ ＣＳＳは、ランダムアクセス応答（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ、ＲＡＲ）及び／又はメッセージＢ（Ｍｅｓｓａｇｅ Ｂ、ＭＳＧＢ）をスケジューリングするために用いられてもよい。
【0039】
（４）タイプ２（Ｔｙｐｅ２）のＣＳＳである。Ｔｙｐｅ ２ ＣＳＳは、ページング情報をスケジューリングするために用いられてもよい。
【0040】
（５）タイプ３（Ｔｙｐｅ３）のＣＳＳである。Ｔｙｐｅ ３ ＣＳＳは、一組のＵＥの公衆情報をスケジューリングするために用いられてもよい。
【0041】
（６）ユーザ専用サーチスペース（ＵＥ－ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｓｅａｒｃｈ Ｓｐａｃｅ、ＵＳＳ）であり、ＵＳＳは、ユーザの特定の情報をスケジューリングするために用いられてもよい。
【0042】
一つの可能な実現方式において、検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、前記第一のターゲット端末が前記第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のデータチャネルの受信を行うことを含んでもよい。即ち第一のターゲット端末は、第二の初期ＢＷＰ上で第一の制御チャネルを検出及び／又は受信し、第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルも第二の初期ＢＷＰ上で受信する。例えば、第一のターゲット端末は、第二の初期ＢＷＰ上で物理下りリンク制御チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ ｄｏｗｎｌｉｎｋ ｃｏｎｔｒｏｌ ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＤＣＣＨ）及びこのＰＤＣＣＨによりスケジューリングされる物理下りリンク共有チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ ｄｏｗｎｌｉｎｋ ｓｈａｒｅｄ ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＤＳＣＨ）を検出及び／又は受信する。
【0043】
上記可能な実現方式において、前記第一のターゲット端末は、前記第一の制御チャネルの占有する周波数領域リソース及び／又は前記第一のデータチャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えることを期待しない。例えば、第一のターゲット端末は、ＰＤＣＣＨ及び／又はＰＤＳＣＨの占有する周波数領域リソースが第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えることを期待しないことで、ネットワーク側機器は、ＰＤＣＣＨ及び／又はＰＤＳＣＨをスケジューリングする時、ＰＤＣＣＨ及び／又はＰＤＳＣＨの占有する周波数領域リソースを第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力以下に制御する。又は、前記第一の制御チャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超え、及び／又は前記第一のデータチャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超える場合、前記第一のターゲット端末がその帯域幅能力を超える第一の制御チャネル及び／又は第一のデータチャネルを検出及び／又は受信することを要求しない。例えば、第一の制御チャネル及び／又は第一のデータチャネルの占有する周波数領域リソースが第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超える場合、第一のターゲット端末がその帯域幅能力以下の第一の制御チャネル及び／又は第一のデータチャネルのみを検出及び／又は受信してもよいことをプロトコルにより規定又は約定してもよい。
【0044】
別の可能な実現方式において、検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上で前記第一のデータチャネルの受信を行うことを含んでもよい。即ち第一のターゲット端末は、第二の初期ＢＷＰ上で第一の制御チャネルを検出及び／又は受信し、第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを第一の初期ＢＷＰ上で受信する。例えば、第一のターゲット端末は、第二の初期ＢＷＰ上でＰＤＣＣＨを検出及び／又は受信する及び第一の初期ＢＷＰ上でこのＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨを検出及び／又は受信する。
【0045】
例えば、図３において、端末は、ｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＤＬ ＢＷＰ＃０－１上でＰＤＳＣＨの受信を行い、即ち制御チャネルをｉｎｉｔｉａｌ ＤＬ ＢＷＰ＃０上で伝送し、データチャネルをｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＤＬ ＢＷＰ＃０－１上で伝送する。
【0046】
また別の可能な実現方式において、検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、以下のことを含んでもよい。
【0047】
前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と同じ第一の無線ネットワーク一時識別子（Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｔｅｍｐｏｒａｒｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ、ＲＮＴＩ）を共有する場合、前記第一のターゲット端末が前記第一のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第二の初期ＢＷＰ上で受信する。ここで、第一のＲＮＴＩは、システム情報ＲＮＴＩ（Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ＲＮＴＩ、ＳＩ－ＲＮＴＩ）と、ページングＲＮＴＩ（Ｐａｇｉｎｇ ＲＮＴＩ、Ｐ－ＲＮＴＩ）と、ランダムアクセスＲＮＴＩ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ ＲＮＴＩ、ＲＡ－ＲＮＴＩ）と、メッセージＢ ＲＮＴＩ（ＭｓｇＢ－ＲＮＴＩ）と、一時的セルＲＮＴＩ（Ｔｅｍｐｏｒａｒｙ Ｃｅｌｌ ＲＮＴＩ、ＴＣ－ＲＮＴＩ）と、スロットフォーマット指示ＲＮＴＩ（Ｓｌｏｔ Ｆｏｒｍａｔ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ ＲＮＴＩ、ＳＦＩ－ ＲＮＴＩ）と、発射パワー制御ＲＮＴＩ（Ｔｒａｎｓｍｉｔ Ｐｏｗｅｒ Ｃｏｎｔｒｏｌ ＲＮＴＩ、ＴＰＣ－ ＲＮＴＩ）と、ＰＵＳＣＨ－ＲＮＴＩと、ＴＰＣ－ＰＵＣＣＨ－ＲＮＴＩとのうちの一つを含むが、それらに限らない。及び／又は、
前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と第二のＲＮＴＩを共有しない場合、前記第一のターゲット端末は、前記第二のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネル、及び／又は前記第二のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第一の初期ＢＷＰ上で受信する。例えば、ｒｅｄｃａｐ端末が従来の端末と共有しないＲＮＴＩは、ＵＥ又はＵＥグループ専用（ｓｐｅｃｉｆｉｃ）のＲＮＴＩ、例えばＰ－ＲＮＴＩ、セルＲＮＴＩ（Ｃｅｌｌ ＲＮＴＩ、Ｃ－ＲＮＴＩ）、構成スケジューリングＲＮＴＩ（Ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄ Ｓｃｈｅｄｕｌｉｎｇ ＲＮＴＩ、ＣＳ－ＲＮＴＩ）、変調とコーディングスキームセルＲＮＴＩ（Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ ａｎｄ ｃｏｄｉｎｇ ｓｃｈｅｍｅ Ｃｅｌｌ ＲＮＴＩ、ＭＣＳ－Ｃ－ＲＮＴＩ）であってもよく、上記ｓｐｅｃｉｆｉｃ ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨに対して、ｒｅｄｃａｐ端末は、第一の初期ＢＷＰ上で受信する。
前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と第二のＲＮＴＩを共有しない場合、前記第一のターゲット端末は、前記第二のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネル、及び／又は前記第二のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第一の初期ＢＷＰ上で受信する。例えば、ｒｅｄｃａｐ端末が従来の端末と共有しないＲＮＴＩは、ＵＥ又はＵＥグループ専用（ｓｐｅｃｉｆｉｃ）のＲＮＴＩ、例えばＰ－ＲＮＴＩ、セルＲＮＴＩ（Ｃｅｌｌ ＲＮＴＩ、Ｃ－ＲＮＴＩ）、構成スケジューリングＲＮＴＩ（Ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄ Ｓｃｈｅｄｕｌｉｎｇ ＲＮＴＩ、ＣＳ－ＲＮＴＩ）、変調とコーディングスキームセルＲＮＴＩ（Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ ａｎｄ ｃｏｄｉｎｇ ｓｃｈｅｍｅ Ｃｅｌｌ ＲＮＴＩ、ＭＣＳ－Ｃ－ＲＮＴＩ）であってもよく、上記ｓｐｅｃｉｆｉｃ ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨに対して、ｒｅｄｃａｐ端末は、第一の初期ＢＷＰ上で受信する。
【0048】
例えば、図３に示す構成方式において、ネットワーク側機器がｓｅｐａｒａｔｅ ＤＬ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０－１において、
（１）Ｔｙｐｅ０ ＣＳＳと、
（２）Ｔｙｐｅ ０Ａ ＣＳＳと、
（３）Ｔｙｐｅ １ ＣＳＳと、
（４）Ｔｙｐｅ ２ ＣＳＳと、
（５）Ｔｙｐｅ ３ ＣＳＳと、
（６）ＵＥ ｓｐｅｃｉｆｉｃ ＳＳ（ＵＳＳ）とのうちの少なくとも一つのサーチスペースセット（ｓｅａｒｃｈ ｓｐａｃｅ ＳＳ）を構成していない場合、
この端末は、ＤＬ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０において、以上の少なくとも一つのタイプのサーチスペースセットに対して制御チャネル（例えば、ＰＤＣＣＨ）の検出と受信を行い、検出されたＰＤＣＣＨに基づいて、このＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨに対して、以下のような方案１、方案２又は方案３の操作を実行する。
（１）Ｔｙｐｅ０ ＣＳＳと、
（２）Ｔｙｐｅ ０Ａ ＣＳＳと、
（３）Ｔｙｐｅ １ ＣＳＳと、
（４）Ｔｙｐｅ ２ ＣＳＳと、
（５）Ｔｙｐｅ ３ ＣＳＳと、
（６）ＵＥ ｓｐｅｃｉｆｉｃ ＳＳ（ＵＳＳ）とのうちの少なくとも一つのサーチスペースセット（ｓｅａｒｃｈ ｓｐａｃｅ ＳＳ）を構成していない場合、
この端末は、ＤＬ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０において、以上の少なくとも一つのタイプのサーチスペースセットに対して制御チャネル（例えば、ＰＤＣＣＨ）の検出と受信を行い、検出されたＰＤＣＣＨに基づいて、このＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨに対して、以下のような方案１、方案２又は方案３の操作を実行する。
【0049】
方案１：端末は、ＤＬ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０において、該当するＰＤＳＣＨの受信を行う。
【0050】
この方案では、この端末は、ネットワークによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨの占有する周波数領域リソースがこの端末のサポートする最大帯域幅能力を超えることを期待せず、又は
ネットワークによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨの占有する周波数領域リソースがこの端末のサポートする最大帯域幅能力を超え場合、この端末がその帯域幅能力を超えるＰＤＣＣＨに対して検出、受信を行うことを要求しない。
ネットワークによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨの占有する周波数領域リソースがこの端末のサポートする最大帯域幅能力を超え場合、この端末がその帯域幅能力を超えるＰＤＣＣＨに対して検出、受信を行うことを要求しない。
【0051】
方案２：端末は、ｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＤＬ ＢＷＰ＃０－１上でＰＤＳＣＨの受信を行い、即ち制御チャネルをｉｎｉｔｉａｌ ＤＬ ＢＷＰ＃０上で伝送し、データチャネルをｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＤＬ ＢＷＰ＃０－１上で伝送する。
【0052】
方案３：方案１＋方案２
ｒｅｄｃａｐ端末と従来の端末が同じＲＮＴＩ（例えば、ＳＩ－ ＲＮＴＩ、Ｐ－ ＲＮＴＩ、ＲＡ－ＲＮＴＩ、ＭｓｇＢ－ＲＮＴＩ、ＴＣ－ＲＮＴＩ、ＳＦＩ－ＲＮＴＩ、ＴＰＣ－ＰＵＳＣＨ－ＲＮＴＩ又はＴＰＣ－ＰＵＣＣＨ－ＲＮＴＩ）を共有する場合、ｒｅｄｃａｐ端末は、共有する、同じＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨに対して、方案１を実行し、
そうではない場合、即ちｒｅｄｃａｐ端末と従来の端末がＲＮＴＩ、ＵＥ又はＵＥグループｓｐｅｃｉｆｉｃのＲＮＴＩ、例えばＰ－ＲＮＴＩ、Ｃ－ ＲＮＴＩ、ＣＳ－ ＲＮＴＩ又はＭＣＳ－Ｃ－ＲＮＴＩを共有しない場合、ｒｅｄｃａｐ端末は、上記ｓｐｅｃｉｆｉｃ ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨに対して、方案２を実行する。
ｒｅｄｃａｐ端末と従来の端末が同じＲＮＴＩ（例えば、ＳＩ－ ＲＮＴＩ、Ｐ－ ＲＮＴＩ、ＲＡ－ＲＮＴＩ、ＭｓｇＢ－ＲＮＴＩ、ＴＣ－ＲＮＴＩ、ＳＦＩ－ＲＮＴＩ、ＴＰＣ－ＰＵＳＣＨ－ＲＮＴＩ又はＴＰＣ－ＰＵＣＣＨ－ＲＮＴＩ）を共有する場合、ｒｅｄｃａｐ端末は、共有する、同じＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨに対して、方案１を実行し、
そうではない場合、即ちｒｅｄｃａｐ端末と従来の端末がＲＮＴＩ、ＵＥ又はＵＥグループｓｐｅｃｉｆｉｃのＲＮＴＩ、例えばＰ－ＲＮＴＩ、Ｃ－ ＲＮＴＩ、ＣＳ－ ＲＮＴＩ又はＭＣＳ－Ｃ－ＲＮＴＩを共有しない場合、ｒｅｄｃａｐ端末は、上記ｓｐｅｃｉｆｉｃ ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨに対して、方案２を実行する。
【0053】
本出願の実施例の一つの可能な実現方式において、この方法は、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、少なくとも前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上で前記第三のターゲットサーチスペースセット上の第二の制御チャネルを検出及び／又は受信することをさらに含んでもよく、ここで、前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含み、前記第二の制御チャネルは、ページングＲＮＴＩによりスクランブルされる制御チャネルである。つまり、第一の初期ＢＷＰにタイプ０のＣＳＳが構成されていないが、少なくともＴｙｐｅ ２ ＣＳＳ及び／又はＴｙｐｅ０Ｂ ＣＳＳが構成された場合、第一のターゲット端末は、第一の初期ＢＷＰ上でＴｙｐｅ ２ ＣＳＳ及び／又はＴｙｐｅ０Ｂ ＣＳＳ上の第二の制御チャネルを検出及び／又は受信する。
【0054】
選択的に、上記可能な実現方式において、この方法は、前記第二の制御チャネルに運ばれる下りリンク制御情報には第一のターゲット情報が含まれる場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰから第二の初期ＢＷＰに切り替えて、更新されたシステム情報を受信することをさらに含んでもよく、ここで、前記第二の初期ＢＷＰが、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰである。
【0055】
選択的に、前記第一のターゲット情報は、
（１）前記下りリンク制御情報にショットメッセージが存在することを指示する第一の指示情報と、
（２）システム情報が変更したことを指示する第二の指示情報と、
（３）前記第二の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第三の指示情報と、
（４）地震と津波警報システム（Ｅａｒｔｈｑｕａｋｅ ａｎｄ Ｔｓｕｎａｍｉ Ｗａｒｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ、ＥＴＷＳ）通知及び／又は商用移動警報サービス（ＣＡＭＳ）通知を指示するための第四の指示情報であって、ＥＴＷＳ通知は、ＥＴＷＳプライマリ通知及び／又はＥＴＷＳセカンダリ通知を含むが、それらに限らないものとのうちの少なくとも一つを含むが、それらに限らない。
（１）前記下りリンク制御情報にショットメッセージが存在することを指示する第一の指示情報と、
（２）システム情報が変更したことを指示する第二の指示情報と、
（３）前記第二の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第三の指示情報と、
（４）地震と津波警報システム（Ｅａｒｔｈｑｕａｋｅ ａｎｄ Ｔｓｕｎａｍｉ Ｗａｒｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ、ＥＴＷＳ）通知及び／又は商用移動警報サービス（ＣＡＭＳ）通知を指示するための第四の指示情報であって、ＥＴＷＳ通知は、ＥＴＷＳプライマリ通知及び／又はＥＴＷＳセカンダリ通知を含むが、それらに限らないものとのうちの少なくとも一つを含むが、それらに限らない。
【0056】
選択的に、上記可能な実現方式において、この方法は、前記第二の制御チャネルに運ばれる下りリンク制御情報には第二のターゲット情報が含まれる場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上でページングデータチャネルの受信を継続し、及び／又はタイプ０ＡのＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳによりスケジューリングされるシステム情報を前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送することをさらに含んでもよい。
【0057】
選択的に、前記第二のターゲット情報は、
（１）前記下りリンク制御情報にページングスケジューリング情報が存在することを指示する第五の指示情報と、
（２）前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第六の指示情報とのうちの少なくとも一つを含む。
（１）前記下りリンク制御情報にページングスケジューリング情報が存在することを指示する第五の指示情報と、
（２）前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第六の指示情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0058】
一つの可能な実現方式において、この方法は、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、少なくとも前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために伝送ページング事前指示信号（Ｐａｇｉｎｇ Ｅａｒｌｙ Ｉｎｄｉｃａｔｏｒ、ＰＥＩ）を構成していなければ、前記第一のターゲット端末が自体の設定に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行する第一の時刻を決定することをさらに含んでもよく、ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含む。つまり、第一の初期ＢＷＰにタイプ０のＣＳＳが構成されていないが、Ｔｙｐｅ ２ ＣＳＳ及び／又はＴｙｐｅ０Ｂ ＣＳＳが少なくとも構成された場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために伝送ＰＥＩを構成していなければ、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行する第一の時刻は、第一のターゲット端末の実現によって決定される。
【0059】
本出願の実施例の別の可能な実現方式において、この方法は、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、少なくとも前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のページングＰＥＩを構成して伝送すれば、前記第一のターゲット端末が前記ページングＰＥＩの指示に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行するかどうかを決定することをさらに含んでもよく、ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含む。つまり、第一の初期ＢＷＰにタイプ０のＣＳＳが構成されていないが、Ｔｙｐｅ ２ ＣＳＳ及び／又はＴｙｐｅ０Ｂ ＣＳＳが少なくとも構成された場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末に対してページングＰＥＩを構成して伝送すれば、前記ページングＰＥＩの指示に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行するかどうかを決定する。
【0060】
上記可能な実現方式において、選択的に、前記第一のターゲット端末が前記ページングＰＥＩの指示に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行するかどうかを決定することは、
前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要があることを指示する場合、前記第一のターゲット端末が第二の時刻において前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行すること、及び／又は、
前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要がないことを指示する場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えないことを含んでもよい。
前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要があることを指示する場合、前記第一のターゲット端末が第二の時刻において前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行すること、及び／又は、
前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要がないことを指示する場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えないことを含んでもよい。
【0061】
上記可能な実現方式において、第二の時刻は、ｎ＋ｄｅｌｔａシンボル／スロットであってもよく、ここで、ｎは、第一のターゲット端末がＰＥＩシグナリングを受信した時刻であり、この時刻は、ＰＥＩシグナリングの位置するスロット又はこのＰＥＩシグナリングの占有するすべてのシンボルのうちの最後のシンボルであってもよく、ｄｅｌｔａは、プロトコルにより規定された切り替え時間要求であり、この切り替え時間要求は、少なくとも、
（１）第一の初期ＢＷＰのサブキャリア間隔（Ｓｕｂ－Ｃａｒｒｉｅｒ Ｓｐａｃｉｎｇ）と、
（２）第二の初期ＢＷＰのサブキャリア間隔（Ｓｕｂ－Ｃａｒｒｉｅｒ Ｓｐａｃｉｎｇ）と、
（３）第一のターゲット端末の切り替え能力とのうちの一つの条件によって決定される。
（１）第一の初期ＢＷＰのサブキャリア間隔（Ｓｕｂ－Ｃａｒｒｉｅｒ Ｓｐａｃｉｎｇ）と、
（２）第二の初期ＢＷＰのサブキャリア間隔（Ｓｕｂ－Ｃａｒｒｉｅｒ Ｓｐａｃｉｎｇ）と、
（３）第一のターゲット端末の切り替え能力とのうちの一つの条件によって決定される。
【0062】
上記可能な実現方式において、前記ページングＰＥＩにより指示されるページングは、
端末のタイプと、
端末の能力とのうちの少なくとも一つに基づいて端末をグループ化して、端末グループのページングをサポートすることを含む。
端末のタイプと、
端末の能力とのうちの少なくとも一つに基づいて端末をグループ化して、端末グループのページングをサポートすることを含む。
【0063】
上記各可能な実現方式において、前記の、ページング物理プロセスを実行することは、タイプ２のＣＳＳ上でページングＲＮＴＩによりスクランブルされる制御チャネルを検出及び／又は受信することと、ページングデータチャネルを受信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0064】
例えば、図３に示す構成方式において、ｓｅｐａｒａｔｅ ＤＬ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０－１上でＴｙｐｅ０のＣＳＳが含まれないが、Ｔｙｐｅ２及び／又はＴｙｐｅ ０ＢのＣＳＳが少なくとも含まれる場合、以下の方案１又は方案２を実行する。
【0065】
方案１：ＲＲＣ－ＩＤＬＥ及び／又はＩＮＡＣＴＩＶＥ状態のｒｅｄｃａｐ端末は、好ましくはＴｙｐｅ２ ＣＳＳ上でＰ－ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨに対してｓｅｐａｒａｔｅ ＤＬ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０－１で検出、受信を行う。
【0066】
ここで、ＰＤＣＣＨに運ばれるＤＣＩが以下のうちの少なくとも一つの情報を含む場合、端末は、ＢＷＰ＃０－１からＢＷＰ＃０に切り替え、更新されたシステム情報を受信する必要があり、
（１）ＤＣＩのショットメッセージ指示（Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｅ ｉｎｄｉｃｔｏｒ）フィールド（ｆｉｅｌｄ）は、このＤＣＩにショットメッセージ（ｓｈｏｒｔ ｍｅｓｓａｇｅ ｉｓ／ａｒｅ ｐｒｅｓｅｎｔ ｉｎ ｔｈｅ ＤＣＩ）があることを指示する。
（１）ＤＣＩのショットメッセージ指示（Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｅ ｉｎｄｉｃｔｏｒ）フィールド（ｆｉｅｌｄ）は、このＤＣＩにショットメッセージ（ｓｈｏｒｔ ｍｅｓｓａｇｅ ｉｓ／ａｒｅ ｐｒｅｓｅｎｔ ｉｎ ｔｈｅ ＤＣＩ）があることを指示する。
【0067】
（２）Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｅの８－ｂｉｔフィールドにおける最高有効ビット（ｍｏｓｔ ｓｉｇｎｉｆｉｃａｎｔ ｂｉｔ）値が１であると、システム情報が変更したことを指示する。
【0068】
（３）Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｅの８－ｂｉｔフィールドにおける第４又は第５又は第６又は第７又は第８のｂｉｔの値が１であると、ＢＷＰ＃０上に伝送されるシステム情報の変更を指示する。
【0069】
（４）Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｅの８－ｂｉｔフィールドにおける第２のｂｉｔの値が１であると、一つのＥＴＷＳプライマリ通知及び／又は一つのＥＴＷＳセカンダリ通知及び／又は一つのＣＭＡＳ通知（ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ ｏｆ ａｎ ＥＴＷＳ ｐｒｉｍａｒｙ ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ ａｎｄ／ｏｒ ａｎ ＥＴＷＳ ｓｅｃｏｎｄａｒｙ ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ ａｎｄ／ｏｒ ａ ＣＭＡＳ ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）を指示する。
【0070】
そうではない場合、ＰＤＣＣＨに運ばれるＤＣＩは、以下のうちの少なくとも一つの情報を含むため、ｒｅｄｃａｐ端末は、ＢＷＰ＃０－１上でｐａｇｉｎｇ ＰＤＳＣＨの受信及び／又はＢＷＰ＃０－１上に伝送される、Ｔｙｐｅ ０Ｂ ＣＳＳ 及び／又はＴｙｐｅ０Ａ ＣＳＳによりスケジューリングされるシステム情報の変更を継続し、
（１）、Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｅ ｉｎｄｉｃｔｏｒ フィールド（ｆｉｅｌｄ）は、このＤＣＩにページングのスケジューリング情報（ｓｃｈｅｄｕｌｉｎｇ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｆｏｒ Ｐａｇｉｎｇ ｉｓ／ａｒｅ ｐｒｅｓｅｎｔ ｉｎ ｔｈｅ ＤＣＩ）が存在することを指示する。
（１）、Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｅ ｉｎｄｉｃｔｏｒ フィールド（ｆｉｅｌｄ）は、このＤＣＩにページングのスケジューリング情報（ｓｃｈｅｄｕｌｉｎｇ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｆｏｒ Ｐａｇｉｎｇ ｉｓ／ａｒｅ ｐｒｅｓｅｎｔ ｉｎ ｔｈｅ ＤＣＩ）が存在することを指示する。
【0071】
（２）Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｅの８－ｂｉｔフィールドにおける第４又は第５又は第６又は第７又は第８のｂｉｔの値が１であると、ＢＷＰ＃０－１上に伝送されるシステム情報の変更を指示する。
【0072】
方案２：
ＤＬ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０がこのｒｅｄｃａｐ端末に対して伝送ＰＥＩを構成していない場合、ｒｅｄｃａｐ端末の実現によって決定され、即ちｒｅｄｃａｐ端末は、いつＤＬ ｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０－１に切り替え、Ｔｙｐｅ２ ＣＳＳ上でＰ－ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨに対する検出、受信、ページングＰＤＳＣＨ受信などを含む関連するページング物理プロセスを実行するかを決め、
ＤＬ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０上にこの端末のＰＥＩが構成され且つ伝送される場合、
（１）ＰＥＩがこの端末がＰ－ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨを検出する必要があることを指示すると、この端末は、第二の時刻にＤＬ ｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０－１に切り替え、ページングＰＤＣＣＨと、ページングＰＤＳＣＨとのうちの少なくとも一つを含む関連するページング物理プロセスを実行する必要がある。
ＤＬ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０がこのｒｅｄｃａｐ端末に対して伝送ＰＥＩを構成していない場合、ｒｅｄｃａｐ端末の実現によって決定され、即ちｒｅｄｃａｐ端末は、いつＤＬ ｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０－１に切り替え、Ｔｙｐｅ２ ＣＳＳ上でＰ－ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨに対する検出、受信、ページングＰＤＳＣＨ受信などを含む関連するページング物理プロセスを実行するかを決め、
ＤＬ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０上にこの端末のＰＥＩが構成され且つ伝送される場合、
（１）ＰＥＩがこの端末がＰ－ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨを検出する必要があることを指示すると、この端末は、第二の時刻にＤＬ ｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０－１に切り替え、ページングＰＤＣＣＨと、ページングＰＤＳＣＨとのうちの少なくとも一つを含む関連するページング物理プロセスを実行する必要がある。
【0073】
ここで、第二の時刻は、ｎ＋ｄｅｌｔａシンボル／スロットであり、ここで、ｎは、端末が受信するＰＥＩシグナリングの位置する第一の時刻であり、この第一の時刻は、ＰＥＩシグナリングの位置するスロット又はこのＰＥＩシグナリングの占有するすべてのシンボルのうちの最後のシンボルであってもよく、ｄｅｌｔａは、プロトコルにより規定された切り替え時間要求であり、この切り替え時間要求は、少なくとも
－ＤＬ及び／又はＵＬ ｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０－１のサブキャリア間隔Ｓｕｂ－Ｃａｒｒｉｅｒ Ｓｐａｃｉｎｇと、
－ＤＬ及び／又はＵＬ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０のサブキャリア間隔Ｓｕｂ－Ｃａｒｒｉｅｒ Ｓｐａｃｉｎｇと、
－機器の切り替え能力とのうちの一つの条件によって決定され、
（２）ＰＥＩがこの端末がＰ－ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨを検出する必要がないことを指示すると、端末がｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０－１に切り替えることを要求しない。
－ＤＬ及び／又はＵＬ ｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０－１のサブキャリア間隔Ｓｕｂ－Ｃａｒｒｉｅｒ Ｓｐａｃｉｎｇと、
－ＤＬ及び／又はＵＬ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０のサブキャリア間隔Ｓｕｂ－Ｃａｒｒｉｅｒ Ｓｐａｃｉｎｇと、
－機器の切り替え能力とのうちの一つの条件によって決定され、
（２）ＰＥＩがこの端末がＰ－ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨを検出する必要がないことを指示すると、端末がｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ＃０－１に切り替えることを要求しない。
【0074】
ここで、上記のＰＥＩは、端末のタイプ（例えば通常端末、ＲｅｄＣａｐ端末）及び／又は端末の能力（例えば最大帯域幅、最大受信アンテナ数、全二重又は半二重）に基づいて、端末グループ（ＵＥ ｓｕｂｇｒｏｕｐ）をサポートできるページング予め指示である。
【0075】
一つの可能な実現方式において、この方法は、前記第一のターゲット端末がランダムアクセスを実行するプロセスで、上りリンク伝送の位置する第三のＢＷＰと前記上りリンク伝送に対応する下りリンク伝送の位置する第四のＢＷＰとの中心周波数が異なる場合、前記第一のターゲット端末が、
前記第一のターゲット端末が物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨリソースの位置する前記第三のＢＷＰ上で、プリアンブル又はメッセージＡを送信する操作と、
前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第三の時刻において一つのタイムウィンドウを開き、前記タイムウィンドウ内に第四の制御チャネル及び前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされるランダムアクセス応答を受信する操作であって、前記第四の制御チャネルがランダムアクセスＲＮＴＩスクランブル又はメッセージＢ ＲＮＴＩによりスクランブルされる操作と、
前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第四の時刻において、前記上りリンクＢＷＰにおいてＲＡＲによりスケジューリングされる上りリンクデータチャネルを送信する操作と、
前記第一のターゲット端末が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信する操作と、
前記第一のターゲット端末が受信された前記下りリンクデータチャネルをフィードバックする操作とを実行することをさらに含んでもよい。
前記第一のターゲット端末が物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨリソースの位置する前記第三のＢＷＰ上で、プリアンブル又はメッセージＡを送信する操作と、
前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第三の時刻において一つのタイムウィンドウを開き、前記タイムウィンドウ内に第四の制御チャネル及び前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされるランダムアクセス応答を受信する操作であって、前記第四の制御チャネルがランダムアクセスＲＮＴＩスクランブル又はメッセージＢ ＲＮＴＩによりスクランブルされる操作と、
前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第四の時刻において、前記上りリンクＢＷＰにおいてＲＡＲによりスケジューリングされる上りリンクデータチャネルを送信する操作と、
前記第一のターゲット端末が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信する操作と、
前記第一のターゲット端末が受信された前記下りリンクデータチャネルをフィードバックする操作とを実行することをさらに含んでもよい。
【0076】
選択的に、上記可能な実現方式において、前記第一のターゲット端末が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信することは、
前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、且つ第五の時刻よりも先ではない時刻に前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを検出し始めることを含む。
前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、且つ第五の時刻よりも先ではない時刻に前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを検出し始めることを含む。
【0077】
選択的に、上記可能な実現方式において、前記第一のターゲット端末が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信することは、
ネットワーク側機器が下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために下りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成した場合、前記第一のターゲット端末が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で受信することと、
ネットワーク側機器が下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために下りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、且つ第五の時刻よりも先ではない時刻に前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを検出し始めることとを含む。
ネットワーク側機器が下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために下りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成した場合、前記第一のターゲット端末が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で受信することと、
ネットワーク側機器が下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために下りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、且つ第五の時刻よりも先ではない時刻に前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを検出し始めることとを含む。
【0078】
選択的に、上記可能な実現方式において、前記第一のターゲット端末が受信された前記下りリンクデータチャネルをフィードバックすることは、
前記第一のターゲット端末が前記下りリンクデータチャネルを下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で受信する場合、前記第一のターゲット端末が、前記下りリンクデータチャネルのフィードバック情報が運ばれる第二の上りリンク物理制御チャネルを上りリンクの前記第三のＢＷＰ上で送信することと、
前記第一のターゲット端末が下りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記下りリンクデータチャネルを受信する場合、前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、前記下りリンクデータチャネルのフィードバック情報が運ばれる第一の上りリンク物理チャネルを伝送し、又は、ネットワーク側機器が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために上りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成した場合、前記第一のターゲット端末が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で第二の上りリンク物理情報を伝送し、ネットワーク側機器が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために上りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、前記第一の上りリンク物理チャネルを伝送することとを含む。
前記第一のターゲット端末が前記下りリンクデータチャネルを下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で受信する場合、前記第一のターゲット端末が、前記下りリンクデータチャネルのフィードバック情報が運ばれる第二の上りリンク物理制御チャネルを上りリンクの前記第三のＢＷＰ上で送信することと、
前記第一のターゲット端末が下りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記下りリンクデータチャネルを受信する場合、前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、前記下りリンクデータチャネルのフィードバック情報が運ばれる第一の上りリンク物理チャネルを伝送し、又は、ネットワーク側機器が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために上りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成した場合、前記第一のターゲット端末が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で第二の上りリンク物理情報を伝送し、ネットワーク側機器が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために上りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、前記第一の上りリンク物理チャネルを伝送することとを含む。
【0079】
選択的に、上記可能な実現方式において、前記第一の上りリンク物理チャネルの位置する一番目のシンボルと、受信された前記下りリンクデータチャネルの位置する最後のシンボルとの間の最小時間差は、ＮＴ，１＋０．５＋ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇミリ秒であり、ここで、ＮＴ，１は、予め定義された値であり、ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇは、前記第一のターゲット端末がその無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定され、前記第二の上りリンク物理チャネルの位置する一番目のシンボルと、受信された前記下りリンクデータチャネルの位置する最後のシンボルとの間の最小時間差は、ＮＴ，１＋０．５ミリ秒である。
【0080】
選択的に、上記可能な実現方式において、前記第三の時刻は、
（１）前記プリアンブル又はメッセージＡを送信する物理上りリンクデータチャネルの位置するスロットの少なくともＸ個のスロットの後であって、Ｘは１以上の有理数であり、且つ前記Ｘの値は、前記第一のターゲット端末が無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定されるものと、
（２）前記プリアンブル又はメッセージＡを送信する物理上りリンクデータチャネルの位置するシンボルの少なくともＸ個のシンボルの後と、
（３）前記第四のＢＷＰに構成されたタイプ１のＣＳＳ上から受信する第四の制御チャネルの位置する最も早いＣＯＲＥＳＥＴの一番目のシンボルとのうちの一つを含む。
（１）前記プリアンブル又はメッセージＡを送信する物理上りリンクデータチャネルの位置するスロットの少なくともＸ個のスロットの後であって、Ｘは１以上の有理数であり、且つ前記Ｘの値は、前記第一のターゲット端末が無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定されるものと、
（２）前記プリアンブル又はメッセージＡを送信する物理上りリンクデータチャネルの位置するシンボルの少なくともＸ個のシンボルの後と、
（３）前記第四のＢＷＰに構成されたタイプ１のＣＳＳ上から受信する第四の制御チャネルの位置する最も早いＣＯＲＥＳＥＴの一番目のシンボルとのうちの一つを含む。
【0081】
選択的に、上記可能な実現方式において、前記第四の時刻は、ｎ＋ｋ２＋Δ＋ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇであり、ここで、ｎは、前記第一のターゲット端末が受信したＲＡＲ情報の位置するスロットであり、ｋ２とΔは、予め定義された値であり、ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇは、前記第一のターゲット端末がその無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定される。
【0082】
例えば、ランダムアクセス（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ）プロセスを実行する端末に対して、その上りリンク伝送の位置するＵＬ ＢＷＰ（ＵＬ ＢＷＰ＃ｉとする）とこの上りリンク伝送に関連する下りリンク受信の位置するＤＬ ＢＷＰ（ＤＬ ＢＷＰ＃ｊとする）の中心周波数が異なり、即ちｉ≠ｊであり、且つＵＬ ＢＷＰ＃ｉとＤＬ ＢＷＰ＃ｊの帯域幅がいずれも端末のサポートできる最大帯域幅能力を超えない場合、端末は、以下の操作を実行し、
ステップ１：端末は、ＰＲＡＣＨリソースの位置するＵＬ ＢＷＰ＃ｉ上でｐｒｅａｍｂｌｅ又はＭＳＧＡを送信する。
ステップ１：端末は、ＰＲＡＣＨリソースの位置するＵＬ ＢＷＰ＃ｉ上でｐｒｅａｍｂｌｅ又はＭＳＧＡを送信する。
【0083】
ステップ２：端末は、その無線周波数デバイスの作動周波数をＤＬ ＢＷＰ＃ｊに切り替え、第三の時刻において一つのタイムウィンドウ（ｔｉｍｅ ｗｉｎｄｏｗ）を開き、このタイムウィンドウ内に、ＲＡ－ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨとこのＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＲＡＲ又はＭｓｇＢ－ＲＮＴＩによりスクランブルされるＰＤＣＣＨとこのＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＭＳＧＢを受信する。
【0084】
ここで、第三の時刻の定義は、ｐｒｅａｍｂｌｅ／ＭＳＧＡを送信するＰＵＳＣＨの位置するスロット又はｐｒｅａｍｂｌｅ／ＭＳＧＡを送信するＰＵＳＣＨの最後のシンボルの後の少なくともＸ個のスロット又はシンボルの後、構成されたＴｙｐｅ１ ＣＳＳから受信するＰＤＣＣＨの位置する最も早いＣＯＲＥＳＥＴの一番目のシンボルである。ここで、Ｘ＝１であり、又は、Ｘ＝１＋ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇであり、ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇの値は、端末がその無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定され、具体的にプロトコルにより定義されてもよい。
【0085】
ステップ３：端末は、その無線周波数デバイスの作動周波数をＵＬ ＢＷＰ＃ｉに切り替え、送信されるＰＲＡＣＨの位置する上りリンクＢＷＰにおいて、ＲＡＲによりスケジューリングされるＰＵＳＣＨを送信し、第四の時刻においてＰＵＳＣＨ送信する。
【0086】
ここで、第四の時刻の定義は、スロットｎ＋ｋ２＋Δ＋ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇである。
【0087】
ここで、ｎは、ＵＥがＲＡＲ情報を受信したスロットであり、ｋ２とΔは、プロトコルにより定義される。ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇの値は、端末がその無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定され、プロトコルにより定義される。
【0088】
ステップ４は、以下のステップ４－１又はステップ４－２を含んでもよい。
【0089】
ステップ４－１：端末は、その無線周波数デバイスの作動周波数をＤＬ ＢＷＰ＃ｊに切り替え、且つ端末は、第五の時刻よりも先ではない時刻にＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨを検出し始める。ここで、第五の時刻の定義は、ステップ３において送信されるＰＵＳＣＨの位置するスロット又はＰＵＳＣＨの最後のシンボルの後の少なくともＹ個のスロット又はシンボルの後であり、Ｙの値は、端末がその無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定され、プロトコルにより定義される。
【0090】
ステップ４－２：ネットワーク側がＤＬ ＢＷＰ＃ｉ上でこの端末のためにＰＤＣＣＨサーチスペースセット（ＳＳ ｓｅｔ）を構成した場合、端末は、その無線周波数デバイスの作動周波数を切り替える必要がなく、端末は、ＰＤＣＣＨによりスケジューリングされるＰＤＳＣＨをＤＬ ＢＷＰ＃ｉにおいて受信し、そうではない場合、端末は、その無線周波数デバイスの作動周波数を切り替え、ステップ４－１の操作を行う。
【0091】
ステップ５：ステップ４における下りリンク受信時にＤＬ ＢＷＰ＃ｊ上で行われる場合、ステップ５－１又はステップ５－２を実行する。ステップ４における下りリンク受信時にＤＬ ＢＷＰ＃ｉ上で行われる場合、端末は、その無線周波数デバイスの作動周波数を切り替える必要がなく、端末は、ＵＬ ＢＷＰ＃ｉ上でＰＵＣＣＨを送信し、このＰＵＣＣＨ伝送の位置する一番目のシンボルとステップ４において受信されたＰＤＳＣＨの位置する最後のシンボルとの間の最小時間差は、ＮＴ，１＋０．５ミリ秒を満たす必要がある。
【0092】
ステップ５－１：端末は、その無線周波数デバイスの作動周波数をＵＬ ＢＷＰ＃ｉに切り替え、ステップ４において受信されたＰＤＳＣＨに対してＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行う必要がある。このＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックは、ＰＵＣＣＨに運ばれ、このＰＵＣＣＨ伝送の位置する一番目のシンボルとステップ４において受信されたＰＤＳＣＨの位置する最後のシンボルとの間の最小時間差は、ＮＴ，１＋０．５＋ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇミリ秒を満たす必要がある。ここで、ＮＴ，１は、従来プロトコルにより与えられ、ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇの値は、端末がその無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定され、プロトコルにより定義される。
【0093】
ステップ５－２：ネットワーク側がＵＬ ＢＷＰ＃ｊ上でこの端末のためにＰＵＣＣＨを構成した場合、端末は、その無線周波数デバイスの作動周波数を切り替える必要がなく、端末は、ＵＬ ＢＷＰ＃ｊ上でＰＵＣＣＨを送信し、このＰＵＣＣＨ伝送の位置する一番目のシンボルとステップ４において受信されたＰＤＳＣＨの位置する最後のシンボルとの間の最小時間差は、ＮＴ，１＋０．５ミリ秒を満たす必要がある。そうではない場合、端末は、その無線周波数デバイスの作動周波数を切り替え、ステップ５－１の操作を行う。
【0094】
本出願の実施例による上記技術案によって、帯域幅能力が比較的小さい端末が大きい帯域幅のシステムで操作することをサポートし、通常端末に対する影響を減少させ、またこの方法は、端末能力とタイプに限らず、一つ又は複数の初期ＢＷＰを構成することによって、ネットワークが初期状態、非アクティブ化状態又は接続状態の端末に対してロードバランシングを行うことを効果的に支援し、従来ＵＥの使用する初期ＢＷＰの輻輳を回避することができる。
【0095】
以下、一つの具体的な実施例によって、本出願の実施例による技術案を説明する。
【0096】
単独の初期ＤＬ ＢＷＰにおいてＲｅｄＣａｐ ＵＥをサポートするために、単独の初期ＤＬ ＢＷＰに公衆のＣＯＲＥＳＥＴ（ｓ）とＣＳＳ（ｓ）を含める必要がある。単独の初期ＤＬ ＢＷＰの使用目的及び／又はネットワークがアンインストールしようとするメッセージに基づいて、一般的には以下の四つのケースが考えられる。
【0097】
ケース１：単独の初期ＤＬ ＢＷＰは、一つのＴｙｐｅ１－ＰＤＣＣＨ ＣＳＳ集合のみを含む。
【0098】
ケース２：単独の初期ＤＬ ＢＷＰは、一つのＴｙｐｅ２－ＰＤＣＣＨ ＣＳＳセットのみを含む。
【0099】
ケース３：単独の初期ＤＬ ＢＷＰは、Ｔｙｐｅ１－とＴｙｐｅ２－ＰＤＣＣＨ ＣＳＳセットを含む。
【0100】
ケース４：単独の初期ＤＬ ＢＷＰは、Ｔｙｐｅ０－、Ｔｙｐｅ０Ａ－、Ｔｙｐｅ１－及びＴｙｐｅ２－ＰＤＣＣＨ ＣＳＳセットを含む。
【0101】
ここで、ケース１に対して、一般的には、ＲＲＣ－ＩＤＬＥ又はＩＮＡＣＴＩＶＥ ＲｅｄＣａｐ ＵＥは、ｉｎｉｔｉａｌ ＤＬ ＢＷ＃０に滞在してＴｙｐｅ２ ＣＳＳにおけるページングＰＤＣＣＨを監視し、そして、ページングＰＤＣＣＨがシステム情報（ＳＩ）が変更／更新したことを指示する場合、ＲｅｄＣａｐ ＵＥは、更新されたＳＩを受信する。ランダムアクセスをトリガーする場合のみ、ＲｅｄＣａｐ ＵＥは、単独のＤＬ初期ＢＷＰ即ちｓｅｐａｒａｔｅ ｉｎｉｔｉａｌ ＤＬ ＢＷＰ＃０－１に切り替えてＭＳＧ２とＭＳＧ４を受信する必要がある。ＲＲＣ接続を確立すると、ＲＲＣ－ＣＯＮＮＥＣＴＥＤ状態にあるＲｅｄＣａｐ ＵＥは、ｉｎｉｔｉａｌ ＤＬ ＢＷ＃０上でページングＰＤＣＣＨの監視を行う必要がなく、更新されたシステム情報及び／又はＥＴＷＳ／ＣＭＡＳ情報は、専用ＲＲＣシグナリングでＲＲＣ－ＣＯＮＮＥＣＴＥＤ ＵＥに伝送されることができる。そのため、ケース１は、ランダムアクセスに必要なメッセージをアンインストールするのに有利であるとともに、ＲｅｄＣａｐ ＵＥに単独の初期ＵＬ ＢＷＰが構成された場合、ＤＬ／ＵＬ中心周波数を整列するために用いることもできる。
【0102】
ケース２に対して、ページングＰＤＣＣＨのためのＴｙｐｅ２－ＰＤＣＣＨ ＣＳＳセットは、単独の初期ＤＬ ＢＷＰ、ＤＬ ＢＷＰ＃０－１に構成されるため、一般的には、ＲＲＣ－ＩＤＬＥ／ＩＮＡＣＴＩＶＥ ＲｅｄＣａｐ ＵＥは、初期ＤＬ ＢＷＰ＃０においてＳＩＢ１と他のＳＩＢを受信した後に、ＤＬ ＢＷＰ＃０－１に切り替えてページングＰＤＣＣＨを監視する。ページングＰＤＣＣＨがＳＩが変更／更新したことを指示する場合、ＲｅｄＣａｐ ＵＥは、ＤＬ ＢＷＰ＃０に切り替える必要がある。更新されたＳＩを取得した後に、ＲＲＣ－ＩＤＬＥ／ＩＮＡＣＴＩＶＥ ＲｅｄＣａｐは、単独のＤＬ ＢＷＰ＃０－１に戻ってページングＰＤＣＣＨの監視を継続する必要がある。ＲＲＣ－ＩＤＬＥ／ＩＮＡＣＴＩＶＥ ＲｅｄＣａｐ ＵＥが初期アクセスを行う必要がある場合、ＲｅｄＣａｐ ＵＥは、ＤＬ ＢＷＰ＃０に切り替えてＭＳＧ２／ＭＳＧ４を受信する必要がある。以上から分かるように、ケース２は、ＢＷＰ＃０上でのページングＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨのアンインストールにのみ有利である。しかしながら、ＲＲＣ－ＩＤＬＥ／ＩＮＡＣＴＩＶＥ ＲｅｄＣａｐ ＵＥが動的シグナリングに基づいてＢＷＰ切り替えを行う必要があり、これによりＲｅｄＣａｐ ＵＥの複雑さを増やす。
【0103】
ケース３に対して、ＲＲＣ－ＩＤＬＥ／ＩＮＡＣＴＩＶＥ ＲｅｄＣａｐ ＵＥは、単独の初期ＢＷＰ、ＤＬ ＢＷＰ＃０－１においてページングＰＤＣＣＨを監視し且つＭＳＧ２／ＭＳＧ４を受信して初期アクセスを行う。ページングＰＤＣＣＨがＳＩが更新したことを指示する場合のみ、ＲＲＣ－ＩＤＬＥ／ＩＮＡＣＴＩＶＥ ＲｅｄＣａｐ ＵＥは、初期ＤＬ ＢＷＰ、ＤＬ ＢＷＰ＃０に切り替える必要がある。ケース１に比べて、ケース３は、ＭＳＧ２／ＭＳＧ４のほか、ページングＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨをアンインストールすることができる。しかしながら、Ｃａｓｅ ２と同様に、Ｃａｓｅ ３は、ＲｅｄＣａｐ ＵＥが動的シグナリングに基づいてＢＷＰ切り替えを行う必要がある。
【0104】
ケース４に対して、ＲＲＣ－ＩＤＬＥ／ＩＮＡＣＴＩＶＥ ＲｅｄＣａｐ ＵＥが初期ＤＬ ＢＷＰ＃０においてＳＩＢ１との他のＳＩＢを受信すると、ＤＬ ＢＷＰ＃０－１に切り替えてページングＰＤＣＣＨを監視し、更新されたＳＩを取得し、及び／又はランダムアクセスを行う。即ちＤＬ ＢＷＰ＃０に切り替える必要がない。ケース４は、ネットワークのオーバヘッドが比較的大きいが、端末がＢＷＰの切り替えを行う必要がなく、端末に対する複雑さが最も低い。
【0105】
図４は、本出願の実施例による初期帯域幅部分の構成方法のフローチャートを示し、この方法４００は、ネットワーク側機器により実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ネットワーク側機器にインストールされるソフトウェア又はハードウェアにより実行されてもよい。図４に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0106】
Ｓ４１０において、ネットワーク側機器は、ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報において第一の初期ＢＷＰの構成情報を伝送する。
【0107】
ここで、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない。
【0108】
この方法は、方法２００に対応するネットワーク側機器の操作である。ここで、第一の初期ＢＷＰは、方法２００における第一の初期ＢＷＰと同じであり、具体的に方法２００における関連記述を参照すればよい。
【0109】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器は、第一のターゲット端末のために一つの単独の初期ＢＷＰ（即ち第一の初期ＢＷＰ）を構成し、ＢＷＰ＃０－１とすることができる。また、第二のターゲット端末のために第二の初期ＢＷＰを構成することができ、例えばネットワーク側機器は、従来ＵＥのために初期ＢＷＰ（ＢＷＰ＃０又はＢＷＰ＃０－０とすることができる）を構成する。
【0110】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器は、一つ以上の独立した初期ＢＷＰを構成することができる。例えば、ネットワーク側機器は、複数の単独の初期ＢＷＰを構成している又はネットワーク側機器は、異なる能力特性を有するＵＥのために異なる単独の初期ＢＷＰを構成している。例えば、ネットワークは、１Ｒｘ又はＨＤ－ＦＤＤを有するＲｅｄＣａｐＵＥのためにＢＷＰ＃０－１を構成しており、ネットワークは、ｎｏｎ－ＲｅｄＣａｐ ＵＥ／通常端末又は２Ｒｘ又はｆｕｌｌ ｄｕｐｌｅｘ ＦＤＤを有するＲｅｄＣａｐ ＵＥのためにＢＷＰ＃０－２を構成しており、ここで、ＢＷＰ＃０－１とＢＷＰ＃０－２との周波数領域上のリソースは、完全に重ならない。
【0111】
本出願の実施例では、選択的に、従来ＵＥが使用するＣＯＲＥＳＥＴ＃０をＣＯＲＥＳＥＴ＃０又はＣＯＲＥＳＥＴ＃０－０とし、且つこのＣＯＲＥＳＥＴ＃０の周波数領域リソース全体がＢＷＰ＃０に含まれ、ネットワーク機器がＢＷＰ＃０－Ｘ（ＢＷＰ＃０－１とＢＷＰ＃０－２を含む）において一つの公衆のＣＯＲＥＳＥＴ（ｃｏｍｍｏｎ ＣＯＲＥＳＥＴ）を構成した場合、このｃｏｍｍｏｎ ＣＯＲＥＳＥＴをＣＯＲＥＳＥＴ＃０－Ｘとする。
【0112】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器は、第一のターゲット端末と第二のターゲット端末のために異なる初期アクセス検出のＳＳＢを構成することができる。例えば、図５に示すように、従来ＵＥの初期アクセス検出のＳＳＢは、ＣＤ－ＳＳＢ（Ｃｅｌｌ－Ｄｅｆｉｎｉｎｇ ＳＳＢ）又は第一のＳＳＢ ｓｅｔ、単独で構成されるＢＷＰ＃０－１上で伝送されるＳＳＢを第二のＳＳＢ ｓｅｔとすることができる。
【0113】
選択的に、前記第一の初期ＢＷＰは、初期下りリンクＢＷＰ及び／又は初期上りリンクＢＷＰを含む。
【0114】
一つの可能な実現方式において、前記構成情報は、
（１）前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるＳＳＢ、即ち第二のＳＳＢセットと、
（２）システム情報１をスケジューリングするためのタイプ０のＣＳＳと、
（３）第一のターゲット端末と第二のターゲット端末とが共有する前記システム情報１以外のシステム情報と、第一のターゲット端末の特定のシステム情報とのうちの少なくとも一つのシステム情報をスケジューリングするためのタイプ０ＡのＣＳＳと、
（４）前記第一のターゲット端末の特定のシステム情報をスケジューリングするためのタイプ０ＢのＣＳＳと、
（５）ランダムアクセス最小データ伝送ＲＡ－ＳＤＴ方式で小データ伝送を実行する端末であるターゲットタイプの端末のランダムアクセス応答情報をスケジューリングするためのタイプ１ＡのＣＳＳと、
（６）ページングメッセージをスケジューリングするためのタイプ２のＣＳＳと、
（７）一組の端末の公衆情報をスケジューリングするためのタイプ３のＣＳＳと、
（８）ＵＳＳとのうちの少なくとも一つを前記第一の初期ＢＷＰのために構成してもよい。
（１）前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるＳＳＢ、即ち第二のＳＳＢセットと、
（２）システム情報１をスケジューリングするためのタイプ０のＣＳＳと、
（３）第一のターゲット端末と第二のターゲット端末とが共有する前記システム情報１以外のシステム情報と、第一のターゲット端末の特定のシステム情報とのうちの少なくとも一つのシステム情報をスケジューリングするためのタイプ０ＡのＣＳＳと、
（４）前記第一のターゲット端末の特定のシステム情報をスケジューリングするためのタイプ０ＢのＣＳＳと、
（５）ランダムアクセス最小データ伝送ＲＡ－ＳＤＴ方式で小データ伝送を実行する端末であるターゲットタイプの端末のランダムアクセス応答情報をスケジューリングするためのタイプ１ＡのＣＳＳと、
（６）ページングメッセージをスケジューリングするためのタイプ２のＣＳＳと、
（７）一組の端末の公衆情報をスケジューリングするためのタイプ３のＣＳＳと、
（８）ＵＳＳとのうちの少なくとも一つを前記第一の初期ＢＷＰのために構成してもよい。
【0115】
説明すべきこととして、本出願の実施例による初期帯域幅部分構成の取得方法の実行本体は、初期帯域幅部分構成の取得装置、又は、この初期帯域幅部分構成の取得装置における初期帯域幅部分構成の取得方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例では初期帯域幅部分構成の取得装置が初期帯域幅部分構成の取得方法を実行することを例として、本出願の実施例による初期帯域幅部分構成の取得装置を説明する。
【0116】
【0117】
本出願の実施例では、検出モジュール６０１は、セル定義同期信号ブロックＣＤ－ＳＳＢを検出し、前記ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報を取得するために用いられ、取得モジュール６０２は、前記ターゲットシステム情報をデコーディングすることで、ネットワーク側機器により構成された第一の初期帯域幅部分ＢＷＰを取得するために用いられ、ここで、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が前記第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない。
【0118】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１は、さらに、
前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第一のターゲットサーチスペースセットを構成していない場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲットサーチスペースセットに対して第一の制御チャネルの検出及び／又は受信を行うことであって、前記第二の初期ＢＷＰが、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであることと、
検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することとに用いられる。
前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第一のターゲットサーチスペースセットを構成していない場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲットサーチスペースセットに対して第一の制御チャネルの検出及び／又は受信を行うことであって、前記第二の初期ＢＷＰが、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであることと、
検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することとに用いられる。
【0119】
一つの可能な実現方式において、前記第一のターゲットサーチスペースセットは、
タイプ０の共通サーチスペースＣＳＳと、
タイプ０ＡのＣＳＳと、
タイプ１のＣＳＳと、
タイプ２のＣＳＳと、
タイプ３のＣＳＳと、
ユーザ専用サーチスペースＵＳＳとのうちの少なくとも一つのサーチスペースを含む。
タイプ０の共通サーチスペースＣＳＳと、
タイプ０ＡのＣＳＳと、
タイプ１のＣＳＳと、
タイプ２のＣＳＳと、
タイプ３のＣＳＳと、
ユーザ専用サーチスペースＵＳＳとのうちの少なくとも一つのサーチスペースを含む。
【0120】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１が検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、
前記第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のデータチャネルの受信を行うことを含む。
前記第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のデータチャネルの受信を行うことを含む。
【0121】
一つの可能な実現方式において、前記第一のターゲット端末は、前記第一の制御チャネルの占有する周波数領域リソース及び／又は前記第一のデータチャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えることを期待せず、又は、
前記第一の制御チャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超え、及び／又は前記第一のデータチャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超える場合、前記第一のターゲット端末がその帯域幅能力を超える第一の制御チャネル及び／又は第一のデータチャネルを検出及び／又は受信することを要求しない。
前記第一の制御チャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超え、及び／又は前記第一のデータチャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超える場合、前記第一のターゲット端末がその帯域幅能力を超える第一の制御チャネル及び／又は第一のデータチャネルを検出及び／又は受信することを要求しない。
【0122】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１が検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、
前記第一の初期ＢＷＰ上で前記第一のデータチャネルの受信を行うことを含む。
前記第一の初期ＢＷＰ上で前記第一のデータチャネルの受信を行うことを含む。
【0123】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１が検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、
前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と同じ第一の無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩを共有する場合、前記第一のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第二の初期ＢＷＰ上で受信すること、及び／又は
前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と第二のＲＮＴＩを共有しない場合、前記第二のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第一の初期ＢＷＰ上で受信することを含む。
前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と同じ第一の無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩを共有する場合、前記第一のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第二の初期ＢＷＰ上で受信すること、及び／又は
前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と第二のＲＮＴＩを共有しない場合、前記第二のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第一の初期ＢＷＰ上で受信することを含む。
【0124】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１は、さらに、
前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、少なくとも前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、前記第一の初期ＢＷＰ上で前記第三のターゲットサーチスペースセット上の第二の制御チャネルを検出及び／又は受信するために用いられ、
ここで、前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含み、
前記第二の制御チャネルは、ページングＲＮＴＩによりスクランブルされる制御チャネルである。
前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、少なくとも前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、前記第一の初期ＢＷＰ上で前記第三のターゲットサーチスペースセット上の第二の制御チャネルを検出及び／又は受信するために用いられ、
ここで、前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含み、
前記第二の制御チャネルは、ページングＲＮＴＩによりスクランブルされる制御チャネルである。
【0125】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１は、さらに、
前記第二の制御チャネルに運ばれる下りリンク制御情報には第一のターゲット情報が含まれる場合、前記第一の初期ＢＷＰから第二の初期ＢＷＰに切り替えて、更新されたシステム情報を受信するために用いられ、ここで、前記第二の初期ＢＷＰが、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰである。
前記第二の制御チャネルに運ばれる下りリンク制御情報には第一のターゲット情報が含まれる場合、前記第一の初期ＢＷＰから第二の初期ＢＷＰに切り替えて、更新されたシステム情報を受信するために用いられ、ここで、前記第二の初期ＢＷＰが、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰである。
【0126】
一つの可能な実現方式において、前記第一のターゲット情報は、
前記下りリンク制御情報にショットメッセージが存在することを指示する第一の指示情報と、
システム情報が変更したことを指示する第二の指示情報と、
前記第二の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第三の指示情報と、
地震と津波警報システムＥＴＷＳ通知及び／又は商用移動警報サービスＣＡＭＳ通知を指示するための第四の指示情報とのうちの少なくとも一つを含む。
前記下りリンク制御情報にショットメッセージが存在することを指示する第一の指示情報と、
システム情報が変更したことを指示する第二の指示情報と、
前記第二の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第三の指示情報と、
地震と津波警報システムＥＴＷＳ通知及び／又は商用移動警報サービスＣＡＭＳ通知を指示するための第四の指示情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0127】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１は、さらに、
前記第二の制御チャネルに運ばれる下りリンク制御情報には第二のターゲット情報が含まれる場合、前記第一の初期ＢＷＰ上でページングデータチャネルの受信を継続し、及び／又はタイプ０ＡのＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳによりスケジューリングされるシステム情報を前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送するために用いられる。
前記第二の制御チャネルに運ばれる下りリンク制御情報には第二のターゲット情報が含まれる場合、前記第一の初期ＢＷＰ上でページングデータチャネルの受信を継続し、及び／又はタイプ０ＡのＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳによりスケジューリングされるシステム情報を前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送するために用いられる。
【0128】
一つの可能な実現方式において、前記第二のターゲット情報は、
前記下りリンク制御情報にページングスケジューリング情報が存在することを指示する第五の指示情報と、
前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第六の指示情報とのうちの少なくとも一つを含む。
前記下りリンク制御情報にページングスケジューリング情報が存在することを指示する第五の指示情報と、
前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第六の指示情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0129】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１は、さらに、
前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末に対して伝送ページング事前指示信号ＰＥＩを構成していなければ、前記第一のターゲット端末の設定に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行する第一の時刻を決定するために用いられ、ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、
前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含む。
前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末に対して伝送ページング事前指示信号ＰＥＩを構成していなければ、前記第一のターゲット端末の設定に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行する第一の時刻を決定するために用いられ、ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、
前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含む。
【0130】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１は、さらに、
前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のページングＰＥＩを構成して伝送すれば、前記ページングＰＥＩの指示に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行するかどうかを決定するために用いられ、
ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、
前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含む。
前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のページングＰＥＩを構成して伝送すれば、前記ページングＰＥＩの指示に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行するかどうかを決定するために用いられ、
ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、
前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含む。
【0131】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１が前記ページングＰＥＩの指示に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行するかどうかを決定することは、
前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要があることを指示する場合、第二の時刻において前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行すること、及び／又は、
前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要がないことを指示する場合、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えないことを含む。
前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要があることを指示する場合、第二の時刻において前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行すること、及び／又は、
前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要がないことを指示する場合、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えないことを含む。
【0132】
一つの可能な実現方式において、前記の、ページング物理プロセスを実行することは、タイプ２のＣＳＳ上でページングＲＮＴＩによりスクランブルされる制御チャネルを検出及び／又は受信することと、ページングデータチャネルを受信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0133】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１は、さらに、
前記第一のターゲット端末がランダムアクセスを実行するプロセスで、上りリンク伝送の位置する第三のＢＷＰと前記上りリンク伝送に対応する下りリンク伝送の位置する第四のＢＷＰとの中心周波数が異なる場合、
物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨリソースの位置する前記第三のＢＷＰ上で、プリアンブル又はメッセージＡを送信する操作と、
前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第三の時刻において一つのタイムウィンドウを開き、前記タイムウィンドウ内に第四の制御チャネル及び前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされるランダムアクセス応答を受信する操作であって、前記第四の制御チャネルがランダムアクセスＲＮＴＩスクランブル又はメッセージＢ ＲＮＴＩによりスクランブルされる操作と、
前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第四の時刻において、前記上りリンクＢＷＰにおいてＲＡＲによりスケジューリングされる上りリンクデータチャネルを送信する操作と、
前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信する操作と、
受信された前記下りリンクデータチャネルをフィードバックする操作とを実行するために用いられる。
前記第一のターゲット端末がランダムアクセスを実行するプロセスで、上りリンク伝送の位置する第三のＢＷＰと前記上りリンク伝送に対応する下りリンク伝送の位置する第四のＢＷＰとの中心周波数が異なる場合、
物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨリソースの位置する前記第三のＢＷＰ上で、プリアンブル又はメッセージＡを送信する操作と、
前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第三の時刻において一つのタイムウィンドウを開き、前記タイムウィンドウ内に第四の制御チャネル及び前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされるランダムアクセス応答を受信する操作であって、前記第四の制御チャネルがランダムアクセスＲＮＴＩスクランブル又はメッセージＢ ＲＮＴＩによりスクランブルされる操作と、
前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第四の時刻において、前記上りリンクＢＷＰにおいてＲＡＲによりスケジューリングされる上りリンクデータチャネルを送信する操作と、
前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信する操作と、
受信された前記下りリンクデータチャネルをフィードバックする操作とを実行するために用いられる。
【0134】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信することは、
前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、且つ第五の時刻よりも先ではない時刻に前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを検出し始めることを含む。
前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、且つ第五の時刻よりも先ではない時刻に前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを検出し始めることを含む。
【0135】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信することは、
ネットワーク側機器が下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために下りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成した場合、前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で受信することと、
ネットワーク側機器が下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために下りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、且つ第五の時刻よりも先ではない時刻に前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを検出し始めることとを含む。
ネットワーク側機器が下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために下りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成した場合、前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で受信することと、
ネットワーク側機器が下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために下りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、且つ第五の時刻よりも先ではない時刻に前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを検出し始めることとを含む。
【0136】
一つの可能な実現方式において、前記検出モジュール６０１が受信された前記下りリンクデータチャネルをフィードバックすることは、
前記検出モジュール６０１が前記下りリンクデータチャネルを下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で受信する場合、前記下りリンクデータチャネルのフィードバック情報が運ばれる第二の上りリンク物理制御チャネルを上りリンクの前記第三のＢＷＰ上で送信することと、
前記検出モジュール６０１が下りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記下りリンクデータチャネルを受信する場合、前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、前記下りリンクデータチャネルのフィードバック情報が運ばれる第一の上りリンク物理チャネルを伝送し、又は、ネットワーク側機器が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために上りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成した場合、上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で第二の上りリンク物理情報を伝送し、ネットワーク側機器が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために上りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、前記第一の上りリンク物理チャネルを伝送することとを含む。
前記検出モジュール６０１が前記下りリンクデータチャネルを下りリンクの前記第三のＢＷＰ上で受信する場合、前記下りリンクデータチャネルのフィードバック情報が運ばれる第二の上りリンク物理制御チャネルを上りリンクの前記第三のＢＷＰ上で送信することと、
前記検出モジュール６０１が下りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記下りリンクデータチャネルを受信する場合、前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、前記下りリンクデータチャネルのフィードバック情報が運ばれる第一の上りリンク物理チャネルを伝送し、又は、ネットワーク側機器が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために上りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成した場合、上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で第二の上りリンク物理情報を伝送し、ネットワーク側機器が上りリンクの前記第四のＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のために上りリンク制御チャネルサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末の作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、前記第一の上りリンク物理チャネルを伝送することとを含む。
【0137】
一つの可能な実現方式において、前記第一の上りリンク物理チャネルの位置する一番目のシンボルと、受信された前記下りリンクデータチャネルの位置する最後のシンボルとの間の最小時間差は、ＮＴ，１＋０．５＋ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇミリ秒であり、ここで、ＮＴ，１は、予め定義された値であり、ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇは、前記第一のターゲット端末がその無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定され、
前記第二の上りリンク物理チャネルの位置する一番目のシンボルと、受信された前記下りリンクデータチャネルの位置する最後のシンボルとの間の最小時間差は、ＮＴ，１＋０．５ミリ秒である。
前記第二の上りリンク物理チャネルの位置する一番目のシンボルと、受信された前記下りリンクデータチャネルの位置する最後のシンボルとの間の最小時間差は、ＮＴ，１＋０．５ミリ秒である。
【0138】
一つの可能な実現方式において、前記第三の時刻は、
前記プリアンブル又はメッセージＡを送信する物理上りリンクデータチャネルの位置するスロットの少なくともＸ個のスロットの後であって、Ｘは１以上の有理数であり、且つ前記Ｘの値は、前記第一のターゲット端末が無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定されるものと、
前記プリアンブル又はメッセージＡを送信する物理上りリンクデータチャネルの位置するシンボルの少なくともＸ個のシンボルの後と、
前記第四のＢＷＰに構成されたタイプ１のＣＳＳ上から受信する第四の制御チャネルの位置する最も早いＣＯＲＥＳＥＴの一番目のシンボルとのうちの一つを含む。
前記プリアンブル又はメッセージＡを送信する物理上りリンクデータチャネルの位置するスロットの少なくともＸ個のスロットの後であって、Ｘは１以上の有理数であり、且つ前記Ｘの値は、前記第一のターゲット端末が無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定されるものと、
前記プリアンブル又はメッセージＡを送信する物理上りリンクデータチャネルの位置するシンボルの少なくともＸ個のシンボルの後と、
前記第四のＢＷＰに構成されたタイプ１のＣＳＳ上から受信する第四の制御チャネルの位置する最も早いＣＯＲＥＳＥＴの一番目のシンボルとのうちの一つを含む。
【0139】
一つの可能な実現方式において、前記第四の時刻は、ｎ＋ｋ２＋Δ＋ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇであり、ここで、ｎは、前記第一のターゲット端末が受信したＲＡＲ情報の位置するスロットであり、ｋ２とΔは、予め定義された値であり、ΔＢＷＰＳｗｉｔｃｈｉｎｇ／ＲＦｒｅｔｕｎｉｎｇは、前記第一のターゲット端末がその無線周波数デバイスの作動周波数を切り替えるのに必要な時間によって決定される。
【0140】
本出願の実施例における初期帯域幅部分構成の取得装置は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末１１のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ａｔｔａｃｈｅｄ Ｓｔｏｒａｇｅ、ＮＡＳ）、パーソナルコンピュータ（ｐｅｒｓｏｎａｌ ｃｏｍｐｕｔｅｒ、ＰＣ）、テレビ（ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ、ＴＶ）、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0141】
本出願の実施例における初期帯域幅部分構成の取得装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド（登録商標）（Ａｎｄｒｏｉｄ）オペレーティングシステムであってもよく、ｉｏｓオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0142】
本出願の実施例による初期帯域幅部分構成の取得装置は、図２から図５の方法の実施例で第一のターゲット端末により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0143】
【0144】
本出願の実施例では、決定モジュール７０１は、第一の初期ＢＷＰの構成情報を決定するために用いられ、伝送モジュール７０２は、ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報において第一の初期ＢＷＰの構成情報を伝送するために用いられ、ここで、前記第一の初期ＢＷＰは、第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない。
【0145】
一つの可能な実現方式において、前記第一の初期ＢＷＰは、初期下りリンクＢＷＰ及び／又は初期上りリンクＢＷＰを含む。
【0146】
一つの可能な実現方式において、前記構成情報は、前記第一の初期ＢＷＰのために、
前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるＳＳＢと、
システム情報１をスケジューリングするためのタイプ０のＣＳＳと、
第一のターゲット端末と第二のターゲット端末とが共有する前記システム情報１以外のシステム情報と、第一のターゲット端末の特定のシステム情報とのうちの少なくとも一つのシステム情報をスケジューリングするためのタイプ０ＡのＣＳＳと、
前記第一のターゲット端末の特定のシステム情報をスケジューリングするためのタイプ０ＢのＣＳＳと、
ランダムアクセス最小データ伝送ＲＡ－ＳＤＴ方式で小データ伝送を実行する端末であるターゲットタイプの端末のランダムアクセス応答情報をスケジューリングするためのタイプ１ＡのＣＳＳと、
ページングメッセージをスケジューリングするためのタイプ２のＣＳＳと、
一組の端末の公衆情報をスケジューリングするためのタイプ３のＣＳＳと、
ユーザ専用のＳＳとのうちの少なくとも一つを構成した。
前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるＳＳＢと、
システム情報１をスケジューリングするためのタイプ０のＣＳＳと、
第一のターゲット端末と第二のターゲット端末とが共有する前記システム情報１以外のシステム情報と、第一のターゲット端末の特定のシステム情報とのうちの少なくとも一つのシステム情報をスケジューリングするためのタイプ０ＡのＣＳＳと、
前記第一のターゲット端末の特定のシステム情報をスケジューリングするためのタイプ０ＢのＣＳＳと、
ランダムアクセス最小データ伝送ＲＡ－ＳＤＴ方式で小データ伝送を実行する端末であるターゲットタイプの端末のランダムアクセス応答情報をスケジューリングするためのタイプ１ＡのＣＳＳと、
ページングメッセージをスケジューリングするためのタイプ２のＣＳＳと、
一組の端末の公衆情報をスケジューリングするためのタイプ３のＣＳＳと、
ユーザ専用のＳＳとのうちの少なくとも一つを構成した。
【0147】
選択的に、図８に示すように、本出願の実施例は、通信機器８００をさらに提供し、プロセッサ８０１と、メモリ８０２と、メモリ８０２に記憶されており、且つ前記プロセッサ８０１上で運行できるプログラム又は命令とを含み、例えばこの通信機器８００が端末である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ８０１により実行される時、上記初期帯域幅部分構成の取得方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。この通信機器８００がネットワーク側機器である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ８０１により実行される時、上記初期帯域幅部分の構成方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0148】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インターフェースとを含む端末をさらに提供し、プロセッサは、上記方法の実施例による初期帯域幅部分構成の取得方法を実現するために用いられ、通信インターフェースは、ネットワーク側機器と通信するために用いられる。この端末の実施例は、上記端末側方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこの端末の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。具体的には、図９は、本出願の実施例の端末を実現するハードウェア構造概略図である。
【0149】
この端末９００は、無線周波数ユニット９０１、ネットワークモジュール９０２、オーディオ出力ユニット９０３、入力ユニット９０４、センサ９０５、表示ユニット９０６、ユーザ入力ユニット９０７、インターフェースユニット９０８、メモリ９０９、及びプロセッサ９１０などの部材を含むが、それらに限らない。
【0150】
当業者であれば理解できるように、端末９００は、各部材に給電する電源（例えば、電池）をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ９１０にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図９に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0151】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット９０４は、グラフィックスプロセッサ（Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ、ＧＰＵ）９０４１とマイクロホン９０４２を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ９０４１は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置（例えば、カメラ）によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット９０６は、表示パネル９０６１を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル９０６１が構成されてもよい。ユーザ入力ユニット９０７は、タッチパネル９０７１及び他の入力機器９０７２を含む。タッチパネル９０７１は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル９０７１は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器９０７２は、物理的キーボード、機能キー（例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど）、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0152】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット９０１は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ９１０に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット９０１は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0153】
メモリ９０９は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ９０９は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令（例えば、音声再生機能、画像再生機能など）などを記憶することができる。なお、メモリ９０９は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非一時的メモリをさらに含んでもよく、ここで、非一時的メモリは、リードオンリーメモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、プログラマブルリードオンリーメモリ（Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ ＲＯＭ、ＰＲＯＭ）、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ（Ｅｒａｓａｂｌｅ ＰＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ）、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ）又はフラッシュメモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。
【0154】
プロセッサ９１０は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ９１０は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ９１０に統合されなくてもよい。
【0155】
ここで、プロセッサ９１０は、
セル定義同期信号ブロックＣＤ－ＳＳＢを検出し、前記ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報を取得し、
前記ターゲットシステム情報をデコーディングすることで、ネットワーク側機器により構成された第一の初期帯域幅部分ＢＷＰを取得するために用いられ、ここで、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない。
セル定義同期信号ブロックＣＤ－ＳＳＢを検出し、前記ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報を取得し、
前記ターゲットシステム情報をデコーディングすることで、ネットワーク側機器により構成された第一の初期帯域幅部分ＢＷＰを取得するために用いられ、ここで、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない。
【0156】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インターフェースとを含むネットワーク側機器をさらに提供し、プロセッサは、上記方法の実施例による初期帯域幅部分の構成方法を実現するために用いられ、通信インターフェースは、端末と通信するために用いられる。このネットワーク側機器の実施例は、上記ネットワーク側機器方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこのネットワーク側機器の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。
【0157】
具体的には、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。図１０に示すように、このネットワーク機器１０００は、アンテナ１００１、無線周波数装置１００２、ベースバンド装置１００３を含む。アンテナ１００１と無線周波数装置１００２とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置１００２は、アンテナ１００１を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置１００３に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置１００３は、送信する情報を処理し、無線周波数装置１００２に送信し、無線周波数装置１００２は、受信した情報を処理した後にアンテナ１００１を介して送出する。
【0158】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置１００３に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置１００３に実現されてもよく、このベースバンド装置１００３は、プロセッサ１００４とメモリ１００５とを含む。
【0159】
ベースバンド装置１００３は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、図１０に示すように、そのうちの一つのチップは、例えばプロセッサ１００４であり、メモリ１００５と接続されて、メモリ１００５におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示すネットワーク機器操作を実行する。
【0160】
このベースバンド装置１００３は、ネットワークインターフェース１００６をさらに含んでもよく、無線周波数装置１００２との情報のやり取りに用いられ、このインターフェースは、例えば共通公衆無線インターフェース（ｃｏｍｍｏｎ ｐｕｂｌｉｃ ｒａｄｉｏ ｉｎｔｅｒｆａｃｅ、ＣＰＲＩと略称）である。
【0161】
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ１００５に記憶されており、且つプロセッサ１００４上で運行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ１００４は、メモリ１００５における命令又はプログラムを呼び出し、図７に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0162】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記初期帯域幅部分構成の取得方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記初期帯域幅部分の構成方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0163】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0164】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記初期帯域幅部分構成の取得方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記初期帯域幅部分の構成方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0165】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0166】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム／プログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム／プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記プログラム／プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記初期帯域幅部分構成の取得方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記初期帯域幅部分の構成方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0167】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合、「……を１つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0168】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案が実質には又は従来の技術に寄与した部分は、コンピュータソフトウェア製品の形式で具現化されてもよく、このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体（例えばＲＯＭ／ＲＡＭ、磁気ディスク、光ディスク）に記憶され、一台の端末（携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい）に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0169】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【符号の説明】
【0170】
601 検出モジュール
602 取得モジュール
701 決定モジュール
702 伝送モジュール
800 通信機器
801 プロセッサ
802 メモリ
901 無線周波数ユニット
902 ネットワークモジュール
903 オーディオ出力ユニット
904 入力ユニット
9041 グラフィックスプロセッサ
9042 マイクロホン
905 センサ
906 表示ユニット
9061 表示パネル
907 ユーザ入力ユニット
9071 タッチパネル
9072 他の入力機器
908 インターフェースユニット
909 メモリ
910 プロセッサ
1000 ネットワーク側機器
1002 無線周波数装置
1003 ベースバンド装置
1004 プロセッサ
1005 メモリ
1006 ネットワークインターフェース
602 取得モジュール
701 決定モジュール
702 伝送モジュール
800 通信機器
801 プロセッサ
802 メモリ
901 無線周波数ユニット
902 ネットワークモジュール
903 オーディオ出力ユニット
904 入力ユニット
9041 グラフィックスプロセッサ
9042 マイクロホン
905 センサ
906 表示ユニット
9061 表示パネル
907 ユーザ入力ユニット
9071 タッチパネル
9072 他の入力機器
908 インターフェースユニット
909 メモリ
910 プロセッサ
1000 ネットワーク側機器
1002 無線周波数装置
1003 ベースバンド装置
1004 プロセッサ
1005 メモリ
1006 ネットワークインターフェース
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【手続補正書】
【提出日】2024-01-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】
垂直業界の需要に応じて、工業用無線センサ、ビデオモニタリングやウェアラブルデバイスなどの使用シナリオにおいて、端末は、受信アンテナの数、発射アンテナの数、サポートする帯域幅、端末がデータと信号を処理する時間及び能力などの面で複雑さを低減する必要があり、このような端末は、低能力端末（Ｒｅｄｕｃｅｄ Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ ＵＥ、ＲｅｄＣａｐ ｄｅｖｉｃｅ／ＵＥ又はＲｅｄＣａｐ／ｒｅｄｃａｐと略称）と呼ばれてもよい。帯域幅の面では、従来の端末（又は、旧端末、通常端末、従来機器、旧機器又は通常機器などと呼ばれてもよい）は、周波数バンド（ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ ｒａｎｇｅ、ＦＲ）１上で１００ＭＨｚをサポートし、ＦＲ２上で２００ＭＨｚをサポートする必要があるが、ｒｅｄｃａｐ ＵＥがサポートできる最大帯域幅能力は、ＦＲ１上で２０ＭＨｚであり、ＦＲ２上で１００ＭＨｚである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１６
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
第十一の態様によれば、コンピュータプログラム／プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム／プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム／プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０１５７
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0157】
具体的には、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。図１０に示すように、このネットワーク側機器１０００は、アンテナ１００１、無線周波数装置１００２、ベースバンド装置１００３を含む。アンテナ１００１と無線周波数装置１００２とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置１００２は、アンテナ１００１を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置１００３に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置１００３は、送信する情報を処理し、無線周波数装置１００２に送信し、無線周波数装置１００２は、受信した情報を処理した後にアンテナ１００１を介して送出する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０１６６
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0166】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム／プログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム／プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム／プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記初期帯域幅部分構成の取得方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記初期帯域幅部分の構成方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
初期帯域幅部分構成の取得方法であって、第一のターゲット端末がセル定義同期信号ブロックＣＤ－ＳＳＢを検出し、前記ＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報を取得することと、
前記第一のターゲット端末が前記ターゲットシステム情報をデコーディングすることで、ネットワーク側機器により構成された第一の初期帯域幅部分ＢＷＰを取得することであって、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が前記第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えないこととを含む、初期帯域幅部分構成の取得方法。
【請求項2】
前記方法は、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第一のターゲットサーチスペースセットを構成していない場合、前記第一のターゲット端末が第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲットサーチスペースセットに対して第一の制御チャネルの検出及び／又は受信を行うことであって、第二の初期ＢＷＰが、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであることと、
検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することとをさらに含む、請求項１に記載の方法。
【請求項3】
前記第一のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０の共通サーチスペースＣＳＳと、
タイプ０ＡのＣＳＳと、
タイプ１のＣＳＳと、
タイプ２のＣＳＳと、
タイプ３のＣＳＳと、
ユーザ専用サーチスペースＵＳＳとのうちの少なくとも一つのサーチスペースを含む、請求項２に記載の方法。
【請求項4】
検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、前記第一のターゲット端末が前記第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のデータチャネルの受信を行うことを含む、請求項２に記載の方法。
【請求項5】
前記第一のターゲット端末は、前記第一の制御チャネルの占有する周波数領域リソース及び／又は前記第一のデータチャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えることを期待せず、又は、前記第一の制御チャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超え、及び／又は前記第一のデータチャネルの占有する周波数領域リソースが前記第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超える場合、前記第一のターゲット端末がその帯域幅能力を超える第一の制御チャネル及び／又は第一のデータチャネルを検出及び／又は受信することを要求しない、請求項４に記載の方法。
【請求項6】
検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上で前記第一のデータチャネルの受信を行うことを含み、
又は、
検出された第一の制御チャネルに基づいて、前記第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを受信することは、
前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と同じ第一の無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩを共有する場合、前記第一のターゲット端末が前記第一のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第二の初期ＢＷＰ上で受信すること、及び／又は
前記第一のターゲット端末が前記第二のターゲット端末と第二のＲＮＴＩを共有しない場合、前記第一のターゲット端末が前記第二のＲＮＴＩによりスクランブルされる第一の制御チャネルによりスケジューリングされる第一のデータチャネルを前記第一の初期ＢＷＰ上で受信することを含む、請求項２に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上で前記第三のターゲットサーチスペースセット上の第二の制御チャネルを検出及び／又は受信することをさらに含み、
ここで、前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含み、
前記第二の制御チャネルは、ページングＲＮＴＩによりスクランブルされる制御チャネルであり、
前記方法は、
前記第二の制御チャネルに運ばれる下りリンク制御情報には第一のターゲット情報が含まれる場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰから第二の初期ＢＷＰに切り替えて、更新されたシステム情報を受信することをさらに含み、ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、
前記第一のターゲット情報は、
前記下りリンク制御情報にショットメッセージが存在することを指示する第一の指示情報と、
システム情報が変更したことを指示する第二の指示情報と、
前記第二の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第三の指示情報と、
地震と津波警報システムＥＴＷＳ通知及び／又は商用移動警報サービスＣＡＭＳ通知を指示するための第四の指示情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、前記第二の制御チャネルに運ばれる下りリンク制御情報には第二のターゲット情報が含まれる場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上でページングデータチャネルの受信を継続し、及び／又はタイプ０ＡのＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳによりスケジューリングされるシステム情報を前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送することをさらに含み、
前記第二のターゲット情報は、
前記下りリンク制御情報にページングスケジューリング情報が存在することを指示する第五の指示情報と、
前記第一の初期ＢＷＰ上で伝送されるシステム情報が変更したことを指示する第六の指示情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項７に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末に対して伝送ページング事前指示信号ＰＥＩを構成していなければ、前記第一のターゲット端末が自体の設定に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行する第一の時刻を決定することをさらに含み、ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、
前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含み、
又は、
前記方法は、
前記ネットワーク側機器が前記第一の初期ＢＷＰのために第二のターゲットサーチスペースセットを構成していないが、前記第一の初期ＢＷＰのために第三のターゲットサーチスペースセットを構成した場合、第二の初期ＢＷＰ上で前記第一のターゲット端末のページングＰＥＩを構成して伝送すれば、前記第一のターゲット端末が前記ページングＰＥＩの指示に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行するかどうかを決定することをさらに含み、
ここで、前記第二の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第二のターゲット端末のために構成した初期ＢＷＰであり、
前記第二のターゲットサーチスペースセットは、タイプ０のＣＳＳを含み、
前記第三のターゲットサーチスペースセットは、タイプ２のＣＳＳ及び／又はタイプ０ＢのＣＳＳを含み、
又は、
前記方法は、
前記第一のターゲット端末がランダムアクセスを実行するプロセスで、上りリンク伝送の位置する第三のＢＷＰと前記上りリンク伝送に対応する下りリンク伝送の位置する第四のＢＷＰとの中心周波数が異なる場合、前記第一のターゲット端末が、
前記第一のターゲット端末が物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨリソースの位置する前記第三のＢＷＰ上で、プリアンブル又はメッセージＡを送信する操作と、
前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第四のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第三の時刻において一つのタイムウィンドウを開き、前記タイムウィンドウ内に第四の制御チャネル及び前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされるランダムアクセス応答を受信する操作であって、前記第四の制御チャネルがランダムアクセスＲＮＴＩスクランブル又はメッセージＢ ＲＮＴＩによりスクランブルされる操作と、
前記第一のターゲット端末がその作動周波数を前記第三のＢＷＰに対応する周波数に切り替え、第四の時刻において、ＲＡＲによりスケジューリングされる上りリンクデータチャネルを前記第三のＢＷＰにおいて送信する操作と、
前記第一のターゲット端末が前記第四の制御チャネルによりスケジューリングされる下りリンクデータチャネルを受信する操作と、
前記第一のターゲット端末が受信された前記下りリンクデータチャネルをフィードバックする操作とを実行することをさらに含む、請求項１に記載の方法。
【請求項10】
前記第一のターゲット端末が前記ページングＰＥＩの指示に基づいて、前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行するかどうかを決定することは、前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要があることを指示する場合、前記第一のターゲット端末が第二の時刻において前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えてページング物理プロセスを実行すること、及び／又は、
前記ページングＰＥＩが、前記第一のターゲット端末がページングＲＮＴＩによりスクランブルされる第三の制御チャネルを検出する必要がないことを指示する場合、前記第一のターゲット端末が前記第一の初期ＢＷＰ上に切り替えないことを含む、請求項９に記載の方法。
【請求項11】
前記ページングＰＥＩにより指示されるページングは、端末のタイプと、
端末の能力とのうちの少なくとも一つに基づいて端末をグループ化して、端末グループのページングをサポートすることを含む、請求項９に記載の方法。
【請求項12】
前記の、ページング物理プロセスを実行することは、タイプ２のＣＳＳ上でページングＲＮＴＩによりスクランブルされる制御チャネルを検出及び／又は受信することと、ページングデータチャネルを受信することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項９に記載の方法。
【請求項13】
初期帯域幅部分の構成方法であって、ネットワーク側機器がＣＤ－ＳＳＢに関連するターゲットシステム情報において第一の初期ＢＷＰの構成情報を伝送することを含み、
ここで、前記第一の初期ＢＷＰは、前記ネットワーク側機器が第一のターゲット端末のために独立して構成した初期ＢＷＰであり、前記第一の初期ＢＷＰの帯域幅は、第一のターゲット端末のサポートする最大帯域幅能力を超えない、初期帯域幅部分の構成方法。
【請求項14】
端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項１から１２のいずれか１項に記載の初期帯域幅部分構成の取得方法のステップを実現する、端末。
【請求項15】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項１３に記載の初期帯域幅部分の構成方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【国際調査報告】