(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-05
(54)【発明の名称】同一周波数同一システム測定の方法、装置、記憶媒体及び電子装置
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20240628BHJP
H04W 36/14 20090101ALI20240628BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20240628BHJP
H04W 24/04 20090101ALI20240628BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W36/14
H04W72/0457 110
H04W24/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024501819
(86)(22)【出願日】2022-07-01
(85)【翻訳文提出日】2024-01-12
(86)【国際出願番号】 CN2022103409
(87)【国際公開番号】W WO2023284569
(87)【国際公開日】2023-01-19
(31)【優先権主張番号】202110803242.4
(32)【優先日】2021-07-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】胡 小 新
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA22
5K067DD11
5K067DD43
5K067EE24
5K067JJ39
5K067LL11
(57)【要約】
本開示の実施例は、同一周波数同一システム測定の方法、装置、記憶媒体及び電子装置を提供し、該方法は、隣接エリアにおける隣接セルがソースエリアにおける現在MNセル又は現在SNセルと異周波数又は異RATであることをシステムが検出するステップと、該隣接セルと同一周波数同一RATの該現在SNセル又は該現在MNセルにより、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するステップであって、該測定命令は、該隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように該端末に指示するステップと、を含み、それにより、関連技術における異種システム/異周波数測定の完成までに、端末がギャップGAPを起動する必要があるが、GAPを起動すると、端末の性能に影響を与え、かつ、通常、同一周波数同一RAT測定が優先になり、異周波数/異種システム測定の起動が遅くて、異周波数/異種システムのセルにタイムリーにハンドオーバすることができないため、隣接セルに干渉を与えるという問題を解決することができ、システムにより隣接エリアに対して同一周波数同一RAT測定を集中的に行って、GAPを起動する必要がないため、GAPによる性能損失を低減し、隣接同一周波数同一RATのセルへの干渉をできるだけ回避する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムが実行する同一周波数同一システム測定の方法であって、
隣接エリアにおける隣接セルがソースエリアにおける現在MNセル又は現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出するステップと、
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルにより、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するステップであって、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示するステップと、を含む、同一周波数同一システム測定の方法。
【請求項2】
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルにより、同一周波数同一RAT測定の測定命令を端末に送信するステップは、
前記隣接エリアがSNセルをサポートしない場合、前記隣接エリアにおけるMNセルが、前記現在MNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在SNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在SNセルにより前記測定命令を前記端末に送信するステップと、
前記隣接エリアがSNセルをサポートする場合、前記隣接エリアにおけるSNセルが、前記現在SNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在MNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在MNセルにより前記測定命令を前記端末に送信するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記現在SNセルにより前記測定命令を前記端末に送信した後、前記方法は、
前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在SNセルにより前記端末から送信された測定報告を前記現在MNセルに送信するステップであって、前記測定報告は、前記隣接セルの信号品質測定結果及び隣接セル情報を含むステップと、
隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートしないと決定するステップと、
前記現在MNセルにより第1ハンドオーバ命令を前記端末に送信するステップであって、前記第1ハンドオーバ命令は、前記現在MNセルから前記隣接エリアにおけるMNセルにハンドオーバするように前記端末に指示するステップと、をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記現在SNセルにより前記端末から送信された測定報告を前記現在MNセルに送信するステップは、
前記現在SNセルが前記測定報告を受信したことを検出するステップと、
SNによって開始されたSN変更SN initiated SN changeプロセスを行って前記測定報告を前記現在MNセルに送信するように前記現在SNセルを制御するステップと、を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記現在MNセルにより前記測定命令を前記端末に送信した後、前記方法は、
前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在MNセルにより前記端末から送信された測定報告を受信するステップであって、前記測定報告は、ターゲット隣接セルの信号品質測定結果及びターゲット隣接セル情報を含むステップと、
隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートすると決定するステップと、
MNによって開始されたSN変更MN initiated SN changeプロセスを行うように前記現在MNセルを制御するステップであって、前記MN initiated SN changeプロセスは、前記端末が前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバすることを前記現在SNセルに通知するステップと、
前記現在MNセルにより第2ハンドオーバ命令を前記端末に送信するステップであって、前記第2ハンドオーバ命令は、前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバするように前記端末に指示するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記ソースエリアは、スタンドアローンSAエリア、ノンスタンドアローンNSAエリア、MR-DC、又はDCである、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記MR-DCは、少なくとも、Option3、Option4、Option7を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
隣接エリアにおける隣接セルが前記現在MNセル又は前記現在SNセルと異周波数又は異RATであることを現在MNセル及び現在SNセルが検出するステップと、
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルが、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するステップであって、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示するステップと、を含む、同一周波数同一システム測定の方法。
【請求項9】
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルが同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するステップは、
前記隣接エリアがSNセルをサポートしない場合、前記隣接エリアにおけるMNセルが、前記現在MNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在SNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在SNセルが前記測定命令を前記端末に送信するステップと、
前記隣接エリアがSNセルをサポートする場合、前記隣接エリアにおけるSNセルが、前記現在SNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在MNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在MNセルが前記測定命令を前記端末に送信するステップと、を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記現在SNセルが前記測定命令を前記端末に送信した後、前記方法は、
前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在SNセルが前記端末から送信された測定報告を受信するステップであって、前記測定報告は、前記隣接セルの信号品質測定結果及び隣接セル情報を含むステップと、
前記現在SNセルが前記隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートしないと決定するステップと、
前記現在SNセルが前記測定報告を前記現在MNセルに送信するステップと、
前記現在MNセルが前記隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートしないと決定し、第1ハンドオーバ命令を前記端末に送信するステップであって、前記第1ハンドオーバ命令は、前記現在MNセルから前記隣接エリアにおけるMNセルにハンドオーバするように前記端末に指示するステップと、をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記現在SNセルが前記端末から送信された測定報告を前記現在MNセルに送信するステップは、
前記現在SNセルが、SNによって開始されたSN変更SN initiated SN changeプロセスを行って前記測定報告を前記現在MNセルに送信するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記現在MNセルが前記測定命令を前記端末に送信した後、前記方法は、
前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在MNセルが前記端末から送信された測定報告を受信するステップであって、前記測定報告は、ターゲットセルの信号品質測定結果及び隣接セル情報を含むステップと、
前記現在MNセルが前記隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートすると決定するステップと、
前記現在MNセルが、MNによって開始されたSN変更MN initiated SN changeプロセスを行うステップであって、前記MN initiated SN changeプロセスは、前記端末が前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバすることを前記現在SNセルに通知するステップと、
前記現在MNセルが第2ハンドオーバ命令を前記端末に送信するステップであって、前記第2ハンドオーバ命令は、前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバするように前記端末に指示するステップと、を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
システムが実行する同一周波数同一システム測定の装置であって、
隣接エリアにおける隣接セルがソースエリアにおける現在MNセル又は現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出するように構成される第1検出モジュールと、
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルにより、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するように構成される第1送信モジュールであって、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示する第1送信モジュールと、を含む、同一周波数同一システム測定の装置。
【請求項14】
隣接エリアにおける隣接セルが前記現在MNセル又は前記現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出する現在MNセル及び現在SNセルと、
同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信する前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルであって、前記測定命令は、前記隣接エリアに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示する前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルと、を含む、同一周波数同一システム測定の装置。
【請求項15】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、実行されると、前記請求項1~請求項7、請求項8~請求項12のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項16】
コンピュータプログラムが記憶されているメモリと、前記コンピュータプログラムを実行して前記請求項1~請求項7、請求項8~請求項12のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されるプロセッサとを含む、電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本開示は、2021年7月15日に提出した、発明の名称が「同一周波数同一システム測定の方法、装置、記憶媒体及び電子装置」の中国特許出願CN202110803242.4に基づくものであり、当該特許出願についての優先権を主張し、その全ての開示内容は、参照により本開示に組み込まれるものとする。
[技術分野]
本開示の実施例は、通信の分野に関し、具体的には、同一周波数同一システム測定の方法、装置、記憶媒体及び電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、端末がデュアル接続(Dual Connection、DCと略称される)にある場合、現在のマスターノード(Master Node、MNと略称される)セルがセカンダリノード(Secondry Node、SNと略称される)として設定不能な隣接セルと異周波数/異無線アクセス技術(Radio Access Technology、RATと略称される)であるが、現在SNセルがそれと同一周波数同一RATである場合、正常なハンドオーバ手順は、端末がネットワークにアクセスして、DCを確立し、そして、現在MNセルがB系列測定を行うように端末に通知し(3GPP(登録商標)プロトコルにおいて、B系列測定は、inter-RAT間又は異周波数間に用いられる)、そして、現在MNセルが測定に必要なギャップGAP情報を端末に通知し(端末は、GAPにより異周波数又は異種システムの測定を完成する)、そして、端末が指定された隣接セルを監視し、隣接セル信号がB系列測定条件を満たす場合、測定報告を報告して現在MNセルに通知し、そして、現在MNセルがDCからこの隣接セルへのハンドオーバを開始すると決定し、対応するセルにハンドオーバするように端末に通知することである。
【0003】
現在SNセルがSNとして設定可能な隣接セルと異周波数/異RATであるが、現在MNセルがそれと同一周波数同一RATである場合、正常なハンドオーバ手順は、端末がネットワークにアクセスして、DCを確立し、そして、現在SNセルがB系列測定を行うように端末に通知し(3GPPプロトコルにおいて、B系列測定は、inter-RAT間又は異周波数間に用いられる)、そして、現在SNセルが測定に必要なGAP情報を端末に通知し(端末は、GAPにより異周波数又は異種システムの測定を完成する)、そして、端末が指定された隣接セルを監視し、隣接セル信号がB系列測定条件を満たす場合、測定報告を報告して現在SNセルに通知し、そして、現在SNセルがSNをこの隣接セルにハンドオーバすると決定し、実行するように端末に通知することである。
【0004】
上記技術的手段は、正常なハンドオーバを完成することができるが、以下の欠点がある。
【0005】
端末は、異種システム/異周波数測定の完成までに、GAPを起動する必要があるが、GAPを起動すると、端末の10%程度の性能に影響を与えると推定され、
通常、システムは、同一周波数測定を優先的に行い、異周波数/異種システム測定の起動が遅いため、隣接セルに干渉を与える可能性があり、これは、ノンスタンドアローン(Non StandAlone、NSAと略称される)とスタンドアローン(Stand Alone、SAと略称される)の境界エリアにおいて非常に顕著である。
【0006】
関連技術における異種システム/異周波数測定の完成までに、端末がギャップGAPを起動する必要があるが、GAPを起動すると、端末の性能に影響を与え、かつ、通常、同一周波数同一RAT測定が優先になり、異周波数/異種システム測定の起動が遅くて、異周波数/異種システムのセルにタイムリーにハンドオーバすることができないため、隣接セルに干渉を与えるという問題に対して、解決手段がまだ提案されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の実施例は、同一周波数同一システム測定の方法、装置、記憶媒体及び電子装置を提供し、少なくとも、関連技術における異種システム/異周波数測定の完成までに、端末がGAPを起動する必要があるが、GAPを起動すると、端末の性能に影響を与え、かつ、通常、同一周波数同一RAT測定が優先になり、異周波数/異種システム測定の起動が遅くて、異周波数/異種システムのセルにタイムリーにハンドオーバすることができないため、隣接セルに干渉を与えるという問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施例によれば、システムが実行する同一周波数同一システム測定の方法であって、
隣接エリアにおける隣接セルがソースエリアにおける現在MNセル又は現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出するステップと、
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルにより、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するステップであって、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示するステップと、を含む同一周波数同一システム測定の方法を提供する。
【0009】
本開示の別の実施例によれば、
隣接エリアにおける隣接セルが前記現在MNセル又は前記現在SNセルと異周波数又は異RATであることを現在MNセル及び現在SNセルが検出するステップと、
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルが、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するステップであって、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示するステップと、を含む同一周波数同一システム測定の方法をさらに提供する。
【0010】
本開示の別の実施例によれば、システムが実行する同一周波数同一システム測定の装置であって、
隣接エリアにおける隣接セルがソースエリアにおける現在MNセル又は現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出する第1検出モジュールと、
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルにより、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信する第1送信モジュールであって、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示する第1送信モジュールと、を含む同一周波数同一システム測定の装置をさらに提供する。
【0011】
本開示の別の実施例によれば、
隣接エリアにおける隣接セルが前記現在MNセル又は前記現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出する現在MNセル及び現在SNセルと、
同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信する前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルであって、前記測定命令は、前記隣接エリアに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示する前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルと、を含む同一周波数同一システム測定の装置をさらに提供する。
【0012】
本開示のさらに別の実施例によれば、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、実行されると、上記いずれかの方法の実施例におけるステップを実現するように構成されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0013】
本開示の別の実施例によれば、さらに、コンピュータプログラムが記憶されているメモリと、前記コンピュータプログラムを実行して上記いずれかの方法の実施例におけるステップを実行するように構成されるプロセッサとを含む、電子装置を提供する。
【発明の効果】
【0014】
本開示の実施例は、隣接エリアにおける隣接セルがソースエリアにおける現在MNセル又は現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出し、そして、前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルにより、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信し、前記測定命令は、前記隣接エリアに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示し、それにより、関連技術における異種システム/異周波数測定の完成までに、端末がGAPを起動する必要があるが、GAPを起動すると、端末の性能に影響を与え、かつ、通常、同一周波数同一RAT測定が優先になり、異周波数/異種システム測定の起動が遅くて、異周波数/異種システムのセルにタイムリーにハンドオーバすることができないため、隣接セルに干渉を与えるという問題を解決することができ、システムにより隣接エリアに対して同一周波数同一RAT測定を集中的に行って、GAPを起動する必要がないため、GAPによる性能損失を低減し、隣接同一周波数同一RATのセルへの干渉をできるだけ回避する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本開示の実施例に係る同一周波数同一システム測定の方法のモバイル端末のハードウェア構成のブロック図である。
【
図2】本開示の実施例に係る同一周波数同一システム測定の方法のフローチャート(その1)である。
【
図3】本開示の実施例に係る同一周波数同一システム測定の方法のフローチャート(その2)である。
【
図4】本実施例に係るGAPを起動せずに同一周波数同一システム測定を行う概略図(その1)である。
【
図5】本実施例に係るGAPを起動せずに同一周波数同一システム測定を行う概略図(その2)である。
【
図6】本実施例に係るGAPを起動せずに同一周波数同一システム測定を行う概略図(その3)である。
【
図7】本実施例に係る同一周波数同一システム測定の装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本開示の実施例について、図面を参照しながら実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本開示の明細書、特許請求の範囲及び上記図面における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序又は前後順を記述するために使用されるのではなく、類似の対象を区別するために用いられるものである。
【0017】
本開示の実施例に係る方法の実施例は、モバイル端末、コンピュータ端末又は類似の演算装置において実現することができる。モバイル端末上で動作することを例とし、
図1は、本開示の実施例に係る同一周波数同一システム測定の方法のモバイル端末のハードウェア構成のブロック図である。
図1に示すように、モバイル端末は、1つ又は複数(
図1には1つのみが示される)のプロセッサ102(プロセッサ102は、マイクロプロセッサ(MCU)又はプログラマブルロジックデバイス(FPGA)などの処理装置を含むが、これらに限定されない)及びデータを記憶するメモリ104を含み、また、通信機能を果たす伝送機器106及び入出力機器108をさらに含んでもよい。当業者であれば理解できるように、
図1に示すような構造は、単に概略的なものであり、上記モバイル端末の構造を限定するものではない。例えば、モバイル端末は、さらに、
図1に示されるものより多いか又はより少ないコンポーネントを含むか、又は
図1に示されるものと異なる構成を有してもよい。
【0018】
メモリ104は、アプリケーションソフトウェアのソフトウェアプログラム及びモジュール、例えば、本開示の実施例における同一周波数同一システム測定の方法に対応するコンピュータプログラムを記憶してもよく、プロセッサ102は、メモリ104内に記憶されるコンピュータプログラムを実行することにより、様々な機能アプリケーション及びサービスチェーンアドレスプールスライシング処理を実行し、つまり上記方法を実現する。メモリ104は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、また、例えば、1つ又は複数の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、又は他の不揮発性固体メモリなどの不揮発性メモリを含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ104は、プロセッサ102に対して遠隔的に設置されるメモリをさらに含んでもよく、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してモバイル端末に接続されてもよい。上記ネットワークの例示としては、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0019】
伝送機器106は、1つのネットワークを介してデータを送受信する。上記ネットワークの具体例としては、モバイル端末の通信事業者が提供する無線ネットワークを含んでもよい。一実施例において、伝送機器106は、基地局により他のネットワーク機器に接続されてインターネットと通信可能なネットワークアダプタ(Network Interface Controller、NICと略称される)を含む。一実施例において、伝送機器106は、無線方式によりインターネットと通信する無線周波数(Radio Frequency、RFと略称される)モジュールであってもよい。
【0020】
本実施例において、上記モバイル端末又はネットワークアーキテクチャで実行する同一周波数同一システム測定の方法が提供される。この方法は、端末に適用され、前記端末は、デュアル接続(Dual Connection、DCと略称される)によりソースエリアにおける現在のマスターノードMNセルと現在のセカンダリノードSNセルにアクセスし、
図2は、本開示の実施例に係る同一周波数同一システム測定の方法のフローチャート(その1)であり、
図2に示すように、システムに適用され、この手順は、以下のステップS202、S204を含む。
【0021】
ステップS202では、隣接エリアにおける隣接セルがソースエリアにおける現在MNセル又は現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出する。
【0022】
ステップS204では、前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルにより、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信し、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示する。
【0023】
本実施例において、上記ステップS204は、具体的には、前記隣接エリアがSNセルをサポートしない場合、前記隣接エリアにおけるMNセルが、前記現在MNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在SNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在SNセルにより前記測定命令を前記端末に送信するステップと、前記隣接エリアがSNセルをサポートする場合、前記隣接エリアにおけるSNセルが、前記現在SNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在MNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在MNセルにより前記測定命令を前記端末に送信するステップと、を含んでもよい。
【0024】
本実施例において、前記ソースエリアは、スタンドアローンSAエリア、ノンスタンドアローンNSAエリア、マルチ無線アクセスデュアル接続(Multi-RAT Dual Connectivity、MR-DCと略称される)、又はDCであり、前記MR-DCは、少なくとも、Option3、Option4、Option7を含む。
【0025】
上記ステップS202~ステップS204により、関連技術における異種システム/異周波数測定の完成までに、端末がGAPを起動する必要があるが、GAPを起動すると、端末の性能に影響を与え、かつ、通常、同一周波数同一RAT測定が優先になり、異周波数/異種システム測定の起動が遅くて、異周波数/異種システムのセルにタイムリーにハンドオーバすることができないため、隣接セルに干渉を与えるという問題を解決することができ、システムにより隣接エリアに対して同一周波数同一RAT測定を集中的に行って、GAPを起動する必要がないため、GAPによる性能損失を低減し、隣接同一周波数同一RATのセルへの干渉をできるだけ回避する。
【0026】
一実施例において、上記ステップS204の後、前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在SNセルにより前記端末から送信された測定報告を前記現在MNセルに送信し、前記測定報告は、前記隣接セルの信号品質測定結果及び隣接セル情報を含み、具体的には、前記現在SNセルが前記測定報告を受信したことを検出し、そして、SNによって開始されたSN変更SN initiated SN changeプロセスを行って前記測定報告を前記現在MNセルに送信するように前記現在SNセルを制御し、そして、隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートしないと決定し、そして、前記現在MNセルにより第1ハンドオーバ命令を前記端末に送信し、前記第1ハンドオーバ命令は、前記現在MNセルから前記隣接エリアにおけるMNセルにハンドオーバするように前記端末に指示する。
【0027】
別の実施例において、ステップS204の後、前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在MNセルにより前記端末から送信された測定報告を受信し、前記測定報告は、ターゲット隣接セルの信号品質測定結果及びターゲット隣接セル情報を含み、そして、隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートすると決定し、そして、MNによって開始されたSN変更MN initiated SN changeプロセスを行うように前記現在MNセルを制御し、前記MN initiated SN changeプロセスは、前記端末が前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバすることを前記現在SNセルに通知し、そして、前記現在MNセルにより第2ハンドオーバ命令を前記端末に送信し、前記第2ハンドオーバ命令は、前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバするように前記端末に指示する。
【0028】
本開示の別の実施例によれば、同一周波数同一システム測定の方法をさらに提供し、
図3は、本開示の実施例に係る同一周波数同一システム測定の方法のフローチャート(その2)であり、
図3に示すように、該プローは、以下のステップS302、S304を含む。
【0029】
ステップS302では、隣接エリアにおける隣接セルが前記現在MNセル又は前記現在SNセルと異周波数又は異RATであることを現在MNセル及び現在SNセルが検出する。
【0030】
ステップS304では、前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルが、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するステップであって、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示する。
【0031】
本実施例において、現在MNセルと現在SNセルのソースエリアは、スタンドアローンSAエリア、ノンスタンドアローンNSAエリア、MR-DC、又はDCである。具体的には、前記MR-DCは、少なくとも、Option3、Option4、Option7を含む。
【0032】
本実施例において、上記ステップS304は、具体的には、以下のステップS3041、S3042を含んでもよい。
【0033】
S3041では、前記隣接エリアがSNセルをサポートしない場合、前記隣接エリアにおけるMNセルが、前記現在MNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在SNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在SNセルが前記測定命令を前記端末に送信する。
【0034】
S3042では、前記隣接エリアがSNセルをサポートする場合、前記隣接エリアにおけるSNセルが、前記現在SNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在MNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在MNセルが前記測定命令を前記端末に送信する。
【0035】
上記ステップS302~ステップS304により、関連技術における異種システム/異周波数測定の完成までに、端末がGAPを起動する必要があるが、GAPを起動すると、端末の性能に影響を与え、かつ、通常、同一周波数同一RAT測定が優先になり、異周波数/異種システム測定の起動が遅くて、異周波数/異種システムのセルにタイムリーにハンドオーバすることができないため、隣接セルに干渉を与えるという問題を解決することができ、現在MNセルと現在SNセルにより隣接エリアに対して同一周波数同一RAT測定を分散的に行って、GAPを起動する必要がないため、GAPによる性能損失を低減し、隣接同一周波数同一RATのセルへの干渉をできるだけ回避する。
【0036】
一実施例では、上記ステップS3041の後、前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在SNセルが前記端末から送信された測定報告を受信し、前記測定報告は、前記隣接セルの信号品質測定結果及び隣接セル情報を含み、そして、前記現在SNセルが前記隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートしないと決定し、そして、前記現在SNセルが前記測定報告を前記現在MNセルに送信し、そして、前記現在MNセルが前記隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートしないと決定し、第1ハンドオーバ命令を前記端末に送信し、前記第1ハンドオーバ命令は、前記現在MNセルから前記隣接エリアにおけるMNセルにハンドオーバするように前記端末に指示する。さらに、前記現在SNセルが前記端末から送信された測定報告を前記現在MNセルに送信するステップは、具体的には、前記現在SNセルが、SNによって開始されたSN変更SN initiated SN changeプロセスを行って前記測定報告を前記現在MNセルに送信するステップを含んでもよい。
【0037】
別の実施形態では、ステップS3042の後に、前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在MNセルが前記端末から送信された測定報告を受信し、前記測定報告は、ターゲットセルの信号品質測定結果及び隣接セル情報を含み、そして、前記現在MNセルが前記隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートすると決定し、そして、前記現在MNセルが、MNによって開始されたSN変更MN initiated SN changeプロセスを行い、前記MN initiated SN changeプロセスは、前記端末が前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバすることを前記現在SNセルに通知し、そして、前記現在MNセルが第2ハンドオーバ命令を前記端末に送信し、前記第2ハンドオーバ命令は、前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバするように前記端末に指示する。
【0038】
本開示の別の実施例によれば、同一周波数同一システム測定の方法をさらに提供し、該プローは、以下のステップS1、ステップS2を含む。
【0039】
ステップS1では、システムが隣接エリアと同一周波数同一RATの現在MNセル又は現在SNセルにより送信した同一周波数同一システム測定の測定命令を受信し、前記測定命令は、隣接エリアがソースエリアにおける前記現在MNセル又は前記現在SNセルと異周波数又は異RATであることを前記システムが検出した後にトリガーされるものである。
【0040】
本実施例において、上記ステップS1は、具体的には、前記隣接エリアがSNセルをサポートしない場合、前記システムが前記現在SNセルにより送信した前記測定命令を受信するステップであって、前記測定命令は、前記隣接エリアが前記現在MNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在SNセルと同一周波数同一RATであることを前記システムが検出した後にトリガーされるものであるステップと、前記隣接エリアがSNセルをサポートする場合、前記システムが前記現在MNセルにより送信した前記測定命令を受信するステップであって、前記測定命令は、前記隣接エリアにおけるSNセルが前記現在SNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在MNセルと同一周波数同一RATであることを前記システムが検出した後にトリガーされるものであるステップと、を含む。
【0041】
ステップS2では、前記測定命令に基づいて前記隣接エリアに対して同一周波数同一システム測定を行う。
【0042】
隣接エリアが前記現在MNセルと異周波数又は異RATであることを現在MNセル及び現在SNセルが検出すると、前記現在SNセルは、測定命令を端末に送信し、前記現在SNセルは、前記隣接エリアと同一周波数同一RATであり、或いは、
前記隣接エリアが前記現在SNセルと異周波数又は異RATであることを現在MNセル及び現在SNセルが検出すると、前記現在MNセルは、前記測定命令を端末に送信し、前記現在MNセルは、前記隣接エリアと同一周波数同一RATである。
【0043】
本実施例において、前記ソースエリアは、スタンドアローンSAエリア、ノンスタンドアローンNSAエリア、MR-DC、又はDCであり、前記MR-DCは、少なくとも、Option3、Option4、Option7を含む。
【0044】
上記ステップにより、関連技術における異種システム/異周波数測定の完成までに、端末がGAPを起動する必要があるが、GAPを起動すると、端末の性能に影響を与え、かつ、通常、同一周波数同一RAT測定が優先になり、異周波数/異種システム測定の起動が遅くて、異周波数/異種システムのセルにタイムリーにハンドオーバすることができないため、隣接セルに干渉を与えるという問題を解決することができ、隣接エリアに対して同一周波数同一RAT測定を行うことにより、GAPを起動する必要がないため、GAPによる性能損失を低減し、隣接同一周波数同一RATのセルへの干渉をできるだけ回避する。
【0045】
一実施例では、上記ステップS2の後、前記隣接エリアにおけるターゲット隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在SNセルにより測定報告を前記システム及び前記現在MNセルに送信し、前記測定報告は、ターゲット隣接セルの信号品質測定結果及びターゲット隣接セル情報を含み、具体的には、前記システムが前記現在MNセルに対応する基地局に設置される場合、前記現在SNセルに前記測定報告を報告し、前記現在SNセルによって開始されたSN変更SN initiated SN changeプロセスを行って前記測定報告を前記システム及び前記現在MNセルに送信し、そして、前記システムが前記測定報告に基づいて送信したハンドオーバ命令を受信し、前記ハンドオーバ命令には、前記ターゲット隣接セルの信号品質測定結果及び前記ターゲット隣接セル情報が含まれ、そして、前記ハンドオーバ命令に基づいて、前記現在MNセルから前記ターゲット隣接セルのMNセルにハンドオーバする。
【0046】
別の実施例において、上記ステップS2の後、前記隣接エリアにおけるターゲット隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在MNセルにより測定報告を前記システムに送信し、前記測定報告は、ターゲット隣接セルの信号品質測定結果及びターゲット隣接セル情報を含み、具体的には、前記システムが前記現在MNセルに対応する基地局に設置される場合、前記現在MNセルによって開始されたSN変更MN initiated SN changeプロセスを行って前記測定報告を前記システムに送信し、そして、前記システムが前記測定報告に基づいて送信したハンドオーバ命令を受信し、前記ハンドオーバ命令には、前記ターゲット隣接セルの信号品質測定結果及び前記ターゲット隣接セル情報が含まれ、そして、前記ハンドオーバ命令に基づいて、前記現在SNセルから前記ターゲット隣接セルのSNセルにハンドオーバする。
【0047】
本実施例は、GAPを起動して異種システム/異周波数測定を行う必要がなく、即ち、GAPによる性能損失を低減し、隣接同一周波数同一無線アクセス技術(Radio Access Technology、RATと略称される)セルへの干渉をできるだけ回避する。
【0048】
端末がネットワークにアクセスして、DC接続を確立してから、SNとして設定不能な隣接セルが本MNセルと異周波数/異RATであるが、本SNセルと同一周波数同一RATであることをシステムが識別すると、
現在SNセルは、A系列(例えば、A3又はA5)測定を行うようにUEに通知し、現在SNセルは、測定したことを現在MNセルに通知しない(そうでなければ、現在MNセルは、GAPを起動するようにUEに通知する)。
【0049】
UEは、A系列(例えば、A3又はA5)に従って隣接セルを測定し、GAPを起動しない。隣接セル信号が測定条件を満たす場合、UEは、測定報告を報告し、現在SNセルに通知する。
【0050】
現在SNセルが測定報告を受信した後、この隣接セルがSNとして設定不能であることを発見すると、この場合、通常の操作は、この報告情報を廃棄することである。しかし、本技術的手段において、現在SNセルは、報告を破棄せず、代わりに、SN initiated SN changeをトリガーして現在MNセルに通知し、この過程において、現在SNセルは、ターゲットSAセルの測定結果を現在MNセルに送信する。
【0051】
現在MNセルは、測定結果及びターゲットセル情報に基づいて、このセルがSNとして設定不能な隣接セルであることを把握し、現在MNセルからこのセルへのハンドオーバをトリガーすると決定する。
【0052】
隣接SNセルが本SNセルと異周波数/異RATであるが、本MNセルと同一周波数同一RATであることをシステムが識別すると、
現在MNセルは、A系列(例えば、A3又はA5)測定を行うようにUEに通知し、現在SNセルは、動作しない。
【0053】
UEは、A系列(例えば、A3又はA5)に従って同一周波数のNR隣接セルを測定し、GAPを起動しない。隣接セル信号が測定条件を満たす場合、UEは、測定報告を報告し、発生時間及び対応する隣接セル情報を現在MNセルに通知する。
【0054】
現在MNセルは、MN initiated SN changeを開始して、SNを現在SNセルからターゲット隣接セルにハンドオーバする。
【0055】
図4は、本実施例に係るGAPを起動せずに同一周波数同一システム測定を行う概略図(その1)である。
図4に示すように、以下のステップ1~ステップ9を含む。
【0056】
ステップ1では、端末は、ソースエリアでDC接続を確立する。
ステップ2では、システムは、隣接セルがSNとして設定不能であり、本MNセルと異周波数/異RATであるが、本SNセルと同一周波数同一RATであると判断する。
【0057】
ステップ3では、現在SNセルは、A3測定を行うようにUEに通知する。
ステップ4では、現在SNセルは、測定したことを現在MNセルに通知しない。
【0058】
ステップ5では、UEは、A3に従って隣接セルを測定し、GAPを起動しない。
ステップ6では、UEは、ソースエリアからターゲットエリアへ移動し続ける。
【0059】
ステップ7では、隣接セルの信号品質が測定条件を満たす場合、UEは、現在SNセルに測定報告、信号品質測定結果及び対応する隣接セル情報を報告する。
【0060】
ステップ8では、現在SNセルが測定報告を受信した後、この隣接セルがSNとして設定不能であることを識別し、SN initiated SN changeをトリガーして現在MNセルに通知し、そして、現在SNセルがターゲット隣接セルの測定結果を現在MNセルに送信する。
【0061】
ステップ9では、現在MNセルは、測定結果及びターゲットセル情報に基づいて、この隣接セルがSNとして設定不能であることを把握し、現在MNセルからターゲット隣接セルへのハンドオーバをトリガーすると決定する。
【0062】
図5は、本実施例に係るGAPを起動せずに同一周波数同一システム測定を行う概略図(その2)である。
図5に示すように、以下のステップ1~ステップ7を含む。
【0063】
ステップ1では、端末は、ソースエリアでDC接続を確立する。
ステップ2では、隣接SNセルが本SNセルと異周波数/異RATであるが、本MNセルと同一周波数同一RATであることをシステムが識別する。
【0064】
ステップ3では、現在MNセルは、A3測定を行うようにUEに通知し、現在SNセルは、動作しない。
【0065】
ステップ4では、UEは、A3に従って同一周波数のNR隣接セルを測定し、GAPを起動しない。
【0066】
ステップ5では、UEは、ソースエリアからターゲットエリアへ移動し続ける。
ステップ6では、隣接セルの信号品質が測定条件を満たす場合、UEは、現在MNセルに測定報告を報告し、発生時間、信号品質測定結果及び対応する隣接セル情報を現在MNセルに通知する。
【0067】
ステップ7では、現在MNセルは、MN initiated SN changeを開始して、SNを現在SNセルからターゲット隣接セルにハンドオーバする。
【0068】
図6は、本実施例に係るGAPを起動せずに同一周波数同一システム測定を行う概略図(その3)である。
図6に示すように、以下のステップ1~ステップ10を含む。
【0069】
ステップ1では、無線ネットワーク全体は、Option2タイプのNSAエリアとSAエリアとを含む。
【0070】
ステップ2では、UEは、NSAネットワークでアクセスしてサービスを開始し、EN-DCリンクを確立する。
【0071】
ステップ3では、システムは、UEが位置するSNと、隣接5G基地局のNR隣接エリアとが同一周波数同一RATに属すると判断する。
【0072】
ステップ4では、現在SNセルは、A3測定を行うようにUEに通知する。
ステップ5では、現在SNセルは、測定したことを現在MNセルに通知しない。
【0073】
ステップ6では、UEは、A3に従って同一周波数のNR隣接セルを測定し、GAPを起動しない。
【0074】
ステップ7では、UEは、NSAエリアからSAエリアへ移動し続ける。
ステップ8では、SAエリアにおけるNR隣接セルの信号品質が測定条件を満たす場合、UEは、現在SNセルに測定報告を報告し、発生時間、信号品質測定結果及び対応するNR隣接セル情報を現在SNセルに通知する。
【0075】
ステップ9では、現在SNセルが測定報告を受信した後、このNR隣接セルがSNとして設定不能であることを識別し、SN initiated SN changeをトリガーして現在MNセルに通知し、そして、現在SNセルがターゲットNRの測定結果を現在MNセルに送信する。
【0076】
ステップ10では、現在MNセルは、測定結果及びターゲットNRセル情報に基づいて、このNR隣接セルがSA隣接セルであり、SNとして設定不能であることを把握し、NSAからSAへのハンドオーバをトリガーして、ターゲットNR隣接セルにハンドオーバすると決定する。
【0077】
本実施例において、GAPを起動する必要がなくても、異種システム/異周波数測定を起動することができ、それにより、GAPによる性能損失を回避し、測定をタイムリーに起動して、タイムリーにハンドオーし、隣接セルへの干渉を低減し、3GPP標準プロトコルを変更せず、UEが特別な処理を行う必要がなく、適用性がよく、適用範囲が広い。
【0078】
本開示の別の実施例によれば、同一周波数同一システム測定の装置をさらに提供し、
図7は、本実施例に係る同一周波数同一システム測定の装置のブロック図であり、
図7に示すように、システムに適用され、前記装置は、
隣接エリアにおける隣接セルがソースエリアにおける現在MNセル又は現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出するように構成される第1検出モジュール72と、
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルにより、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するように構成される第1送信モジュールであって、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示する第1送信モジュール74と、を含む。
【0079】
例示的な一実施例において、前記第1送信モジュール74は、
前記隣接エリアがSNセルをサポートしない場合、前記隣接エリアにおけるMNセルが、前記現在MNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在SNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在SNセルにより前記測定命令を前記端末に送信するように構成される第1送信サブモジュールと、
前記隣接エリアがSNセルをサポートする場合、前記隣接エリアにおけるSNセルが、前記現在SNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在MNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在MNセルにより前記測定命令を前記端末に送信するように構成される第2送信サブモジュールと、を含む。
【0080】
例示的な一実施例において、前記装置は、
前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在SNセルにより前記端末から送信された測定報告を前記現在MNセルに送信するように構成される第2送信サブモジュールであって、前記測定報告は、前記隣接セルの信号品質測定結果及び隣接セル情報を含む第2送信サブモジュールと、
隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートしないと決定するように構成される決定サブモジュールと、
前記現在MNセルにより第1ハンドオーバ命令を前記端末に送信するように構成される第3送信サブモジュールであって、前記第1ハンドオーバ命令は、前記現在MNセルから前記隣接エリアにおけるMNセルにハンドオーバするように前記端末に指示する第3送信サブモジュールと、をさらに含む。
【0081】
例示的な一実施例において、前記第2送信サブモジュールは、さらに、
前記現在SNセルが前記測定報告を受信したことを検出し、
SNによって開始されたSN変更SN initiated SN changeプロセスを行って前記測定報告を前記現在MNセルに送信するように前記現在SNセルを制御するように構成される。
【0082】
例示的な一実施例において、前記装置は、
前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在MNセルにより前記端末から送信された測定報告を受信するように構成される第4送信サブモジュールであって、前記測定報告は、ターゲット隣接セルの信号品質測定結果及びターゲット隣接セル情報を含む第4送信サブモジュールと、
隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートすると決定するように構成される第2決定サブモジュールと、
MNによって開始されたSN変更MN initiated SN changeプロセスを行うように前記現在MNセルを制御するように構成される制御サブモジュールであって、前記MN initiated SN changeプロセスは、前記端末が前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバすることを前記現在SNセルに通知する制御サブモジュールと、
前記現在MNセルにより第2ハンドオーバ命令を前記端末に送信するように構成される第5送信サブモジュールであって、前記第2ハンドオーバ命令は、前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバするように前記端末に指示する第5送信サブモジュールと、を含む。
【0083】
例示的な一実施例において、前記ソースエリアは、スタンドアローンSAエリア、ノンスタンドアローンNSAエリア、MR-DC、又はDCである。
【0084】
例示的な実施形態において、前記MR-DCは、少なくとも、Option3、Option4、Option7を含む。
【0085】
本開示の別の実施例によれば、
隣接エリアにおける隣接セルが前記現在MNセル又は前記現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出する現在MNセル及び現在SNセルと、
同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信する前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルであって、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示する前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルと、を含む同一周波数同一システム測定の装置をさらに提供する。
【0086】
例示的な一実施例において、前記隣接エリアがSNセルをサポートしない場合、前記隣接エリアにおけるMNセルが、前記現在MNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在SNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在SNセルが前記測定命令を前記端末に送信し、
前記隣接エリアがSNセルをサポートする場合、前記隣接エリアにおけるSNセルが、前記現在SNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在MNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在MNセルが前記測定命令を前記端末に送信する。
【0087】
例示的な一実施例において、前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在SNセルが、前記端末から送信された測定報告を受信し、前記測定報告は、前記隣接セルの信号品質測定結果及び隣接セル情報を含み、
前記現在SNセルが、前記隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートしないと決定し、そして、前記測定報告を前記現在MNセルに送信し、
前記現在MNセルが、前記隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートしないと決定し、第1ハンドオーバ命令を前記端末に送信し、前記第1ハンドオーバ命令は、前記現在MNセルから前記隣接エリアにおけるMNセルにハンドオーバするように前記端末に指示する。
【0088】
例示的な一実施例において、前記現在SNセルは、SNによって開始されたSN変更SN initiated SN changeプロセスを行って前記測定報告を前記現在MNセルに送信する。
【0089】
例示的な一実施例において、前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在MNセルが、前記端末から送信された測定報告を受信し、前記測定報告は、ターゲットセルの信号品質測定結果及び隣接セル情報を含み、
前記現在MNセルが、前記隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートすると決定し、そして、MNによって開始されたSN変更MN initiated SN changeプロセスを行い、前記MN initiated SN changeプロセスは、前記端末が前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバすることを前記現在SNセルに通知し、
前記現在MNセルが、第2ハンドオーバ命令を前記端末に送信し、前記第2ハンドオーバ命令は、前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバするように前記端末に指示する。
【0090】
本開示の実施例において、さらに、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該コンピュータプログラムは、実行されると、上記いずれかの方法の実施例におけるステップを実現するように構成される。
【0091】
例示的な一実施例において、上記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、USBディスクや、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROMと略称される)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称される)、モバイルハードディスク、磁気ディスク又は光ディスクなどのコンピュータプログラムを記憶できる様々な媒体を含むことができるが、これらに限定されない。
【0092】
本開示の実施例において、さらに、コンピュータプログラムが記憶されているメモリと、コンピュータプログラムを実行して上記いずれかの方法の実施例におけるステップを実現するように構成されるプロセッサとを含む電子装置を提供する。
【0093】
例示的な一実施例において、上記電子装置は、上記プロセッサに接続される伝送機器及び上記プロセッサに接続される入出力機器をさらに含んでもよい。
【0094】
本実施例における具体的な例示としては、上記実施例及び例示的な実施形態に説明される例示を参照できるため、本実施例は、ここでは説明を省略する。
【0095】
明らかに、当業者であれば、上述した本開示における各モジュール又は各ステップが汎用コンピューティングデバイスで実現されてもよく、それらが単一のコンピューティングデバイスに集中されてもよく、又は複数のコンピューティングデバイスで構成されたネットワークに分布されてもよく、それらがコンピューティングデバイスで実行可能なプログラムコードで実現されてよいため、それらを記憶装置に記憶してコンピューティングデバイスで実行し、また、いくつかの場合では、本明細書とは異なる順序で、図示又は記載されたステップを実行することができ、又はそれらをそれぞれ各集積回路モジュールに作り、又はそれらのうちの複数のモジュール又はステップを単一の集積回路に作って実現することを理解できるであろう。このように、本開示は、いかなる特定のハードウェアとソフトウェアの組み合わせに限定されない。
【0096】
以上は、本開示の好ましい実施例に過ぎず、本開示を限定するものではなく、当業者であれば、本開示に対する様々な変更と変化を行うことができる。本開示の原則内で行われるいかなる修正、均等置換及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-01-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムが実行する同一周波数同一システム測定の方法であって、
隣接エリアにおける隣接セルがソースエリアにおける現在MNセル又は現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出するステップと、
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルにより、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するステップであって、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示するステップと、を含む、同一周波数同一システム測定の方法。
【請求項2】
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルにより、同一周波数同一
システム測定の測定命令を端末に送信するステップは、
前記隣接エリアがSNセルをサポートしない場合、前記隣接エリアにおけるMNセルが、前記現在MNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在SNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在SNセルにより前記測定命令を前記端末に送信するステップと、
前記隣接エリアがSNセルをサポートする場合、前記隣接エリアにおけるSNセルが、前記現在SNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在MNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在MNセルにより前記測定命令を前記端末に送信するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記現在SNセルにより前記測定命令を前記端末に送信した後、前記方法は、
前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在SNセルにより前記端末から送信された測定報告を前記現在MNセルに送信するステップであって、前記測定報告は、前記隣接セルの信号品質測定結果及び隣接セル情報を含むステップと、
隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートしないと決定するステップと、
前記現在MNセルにより第1ハンドオーバ命令を前記端末に送信するステップであって、前記第1ハンドオーバ命令は、前記現在MNセルから前記隣接エリアにおけるMNセルにハンドオーバするように前記端末に指示するステップと、をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記現在SNセルにより前記端末から送信された測定報告を前記現在MNセルに送信するステップは、
前記現在SNセルが前記測定報告を受信したことを検出するステップと、
SNによって開始されたSN変更SN initiated SN changeプロセスを行って前記測定報告を前記現在MNセルに送信するように前記現在SNセルを制御するステップと、を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記現在MNセルにより前記測定命令を前記端末に送信した後、前記方法は、
前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在MNセルにより前記端末から送信された測定報告を受信するステップであって、前記測定報告は、ターゲット隣接セルの信号品質測定結果及びターゲット隣接セル情報を含むステップと、
隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートすると決定するステップと、
MNによって開始されたSN変更MN initiated SN changeプロセスを行うように前記現在MNセルを制御するステップであって、前記MN initiated SN changeプロセスは、前記端末が前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバすることを前記現在SNセルに通知するステップと、
前記現在MNセルにより第2ハンドオーバ命令を前記端末に送信するステップであって、前記第2ハンドオーバ命令は、前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバするように前記端末に指示するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記ソースエリアは、スタンドアローンSAエリア、ノンスタンドアローンNSAエリア、MR-DC、又はDCである、請求項
1に記載の方法。
【請求項7】
前記MR-DCは、少なくとも、Option3、Option4、Option7を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
隣接エリアにおける隣接セルが前記現在MNセル又は前記現在SNセルと異周波数又は異RATであることを現在MNセル及び現在SNセルが検出するステップと、
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルが、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するステップであって、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示するステップと、を含む、同一周波数同一システム測定の方法。
【請求項9】
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルが同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するステップは、
前記隣接エリアがSNセルをサポートしない場合、前記隣接エリアにおけるMNセルが、前記現在MNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在SNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在SNセルが前記測定命令を前記端末に送信するステップと、
前記隣接エリアがSNセルをサポートする場合、前記隣接エリアにおけるSNセルが、前記現在SNセルと異周波数又は異RATであり、かつ前記現在MNセルと同一周波数同一RATであると、前記現在MNセルが前記測定命令を前記端末に送信するステップと、を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記現在SNセルが前記測定命令を前記端末に送信した後、前記方法は、
前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在SNセルが前記端末から送信された測定報告を受信するステップであって、前記測定報告は、前記隣接セルの信号品質測定結果及び隣接セル情報を含むステップと、
前記現在SNセルが前記隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートしないと決定するステップと、
前記現在SNセルが前記測定報告を前記現在MNセルに送信するステップと、
前記現在MNセルが前記隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートしないと決定し、第1ハンドオーバ命令を前記端末に送信するステップであって、前記第1ハンドオーバ命令は、前記現在MNセルから前記隣接エリアにおけるMNセルにハンドオーバするように前記端末に指示するステップと、をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記現在SNセルが前記端末から送信された測定報告を前記現在MNセルに送信するステップは、
前記現在SNセルが、SNによって開始されたSN変更SN initiated SN changeプロセスを行って前記測定報告を前記現在MNセルに送信するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記現在MNセルが前記測定命令を前記端末に送信した後、前記方法は、
前記隣接セルの信号品質が所定の測定条件を満たす場合、前記現在MNセルが前記端末から送信された測定報告を受信するステップであって、前記測定報告は、ターゲットセルの信号品質測定結果及び隣接セル情報を含むステップと、
前記現在MNセルが前記隣接セル情報に基づいて、前記隣接セルがSNセルをサポートすると決定するステップと、
前記現在MNセルが、MNによって開始されたSN変更MN initiated SN changeプロセスを行うステップであって、前記MN initiated SN changeプロセスは、前記端末が前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバすることを前記現在SNセルに通知するステップと、
前記現在MNセルが第2ハンドオーバ命令を前記端末に送信するステップであって、前記第2ハンドオーバ命令は、前記現在SNセルから前記隣接エリアにおけるSNセルにハンドオーバするように前記端末に指示するステップと、を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
システムが実行する同一周波数同一システム測定の装置であって、
隣接エリアにおける隣接セルがソースエリアにおける現在MNセル又は現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出するように構成される第1検出モジュールと、
前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルにより、同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信するように構成される第1送信モジュールであって、前記測定命令は、前記隣接セルに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示する第1送信モジュールと、を含む、同一周波数同一システム測定の装置。
【請求項14】
隣接エリアにおける隣接セルが前記現在MNセル又は前記現在SNセルと異周波数又は異RATであることを検出する現在MNセル及び現在SNセルと、
同一周波数同一システム測定の測定命令を端末に送信する前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルであって、前記測定命令は、前記隣接エリアに対して同一周波数同一システム測定を行うように前記端末に指示する前記隣接セルと同一周波数同一RATの前記現在SNセル又は前記現在MNセルと、を含む、同一周波数同一システム測定の装置。
【請求項15】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、実行されると、前記請求項1~請求項7、請求項8~請求項12のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項16】
コンピュータプログラムが記憶されているメモリと、前記コンピュータプログラムを実行して前記請求項1~請求項7、請求項8~請求項12のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されるプロセッサとを含む、電子装置。
【国際調査報告】