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特表2024-524684ユーザデバイスのためのページングサブグループ化の有効化
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-05
(54)【発明の名称】ユーザデバイスのためのページングサブグループ化の有効化
(51)【国際特許分類】
H04W 68/00 20090101AFI20240628BHJP
【ＦＩ】
H04W68/00
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2024501881
(86)(22)【出願日】2022-07-13
(85)【翻訳文提出日】2024-03-12
(86)【国際出願番号】 US2022036900
(87)【国際公開番号】W WO2023287846
(87)【国際公開日】2023-01-19
(31)【優先権主張番号】63/221,186
(32)【優先日】2021-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Ｇｏｏｇｌｅ ＬＬＣ
【住所又は居所原語表記】１６００ Ａｍｐｈｉｔｈｅａｔｒｅ Ｐａｒｋｗａｙ ９４０４３ Ｍｏｕｎｔａｉｎ Ｖｉｅｗ， ＣＡ Ｕ．Ｓ．Ａ．
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】チー－シャン・ウ
【テーマコード（参考）】
5K067
【Ｆターム（参考）】
5K067AA25
5K067CC13
5K067DD13
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク(CN)、およびユーザ機器(UE)が、UEが非アクティブまたはアイドル状態で動作するときに、UEのためのページングサブグループ化を管理するための方法を実施することができる。方法は、ページングサブグループの構成を送信および/または受信するステップと、ページングおよび監視手順において構成を使用するべきかどうかを判定するステップと、判定に従ってUEを監視またはページングするステップとを含む。方法は、UEのための基地局の間を遷移するステップと、緊急PDUセッション中、ページングサブグループの構成を使用するすべての監視を一時停止するステップとをさらに含む場合がある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線アクセスネットワーク(RAN)のセル内で動作しているユーザ機器(UE)において実施されるページングサブグループ化を管理するための方法であって、処理ハードウェアによって前記RANからページングサブグループの構成を受信するステップと、
少なくとも前記ページングサブグループの前記構成に基づいて、前記UEが前記セルにおいてページングを監視するために前記構成を使用するべきかどうかを前記処理ハードウェアによって判定するステップと、
前記処理ハードウェアによって、判定に従って前記セルにおいてページングを監視するステップとを含む、方法。
【請求項2】
前記処理ハードウェアによって前記RANから、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連するメッセージを受信するステップであって、前記メッセージが、(i)前記UEが前記プロトコルに関連するアイドル状態または非アクティブ状態に遷移するべきであることを示し、(ii)ページングサブグループ化をサポートするセルのリストを含む、ステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ページングサブグループの前記構成を受信するステップが、登録受諾メッセージ内で前記ページングサブグループの前記構成を受信することを含む請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記セルがページングサブグループ化をサポートすると判定した後、新しいセルを選択または再選択するステップ、前記セルおよび前記新しいセルが同じRAN通知エリアに属するという判定に応答して、前記新しいセルがページングサブグループ化をサポートすると判定するステップをさらに含む請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記処理ハードウェアによって前記RANに、前記UEが前記ページングサブグループの前記構成のページングサブグループ化をサポートするというインジケーションを送信するステップをさらに含む請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記インジケーションを送信するステップが、アップリンク非アクセス層メッセージ内で前記インジケーションを送信することを含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する接続状態から、前記プロトコルに関連するアイドル状態または非アクティブ状態に遷移する前に、前記インジケーションを送信するステップを含む請求項5に記載の方法。
【請求項8】
(i)前記セルが関連付けられる公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)のためのページングサブグループ化をサポートするように前記UEが構成されているという判定、(ii)前記セルがページングサブグループ化をサポートするという判定、または(iii)前記セルの選択もしくは再選択のうちの少なくとも1つに応答して、前記インジケーションを送信するステップを含む請求項5または6に記載の方法。
【請求項9】
監視するステップが、(i)無線リソースを制御するためのプロトコルに関連するアイドル状態、または(ii)無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブ状態のうちの少なくとも一方で前記構成に従って前記セルにおいてページングを監視することを含む請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記UEが緊急PDUセッションを確立したという判定に応答して、前記UEがページングを監視するために前記構成を使用することを控えるべきであると前記処理ハードウェアによって判定するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項11】
UEのためのページングサブグループ化を管理するための方法であって、無線アクセスネットワーク(RAN)において実施され、処理ハードウェアによってコアネットワーク(CN)から、前記UEのためのページングサブグループの構成を受信するステップと、
前記UEが動作するセルがページングサブグループ化をサポートすると前記処理ハードウェアによって判定するステップと、
判定に応答して、前記処理ハードウェアによって、前記構成に従って前記UEをページングするステップとを含む、方法。
【請求項12】
判定するステップが、前記UEが緊急PDUセッションに現在従事していないと判定することをさらに含む請求項11に記載の方法。
【請求項13】
分散型基地局の集中ユニット(CU)において前記構成を受信するステップと、前記処理ハードウェアによって、前記分散型基地局の分散ユニット(DU)に前記構成を送信するステップとを含む請求項11に記載の方法。
【請求項14】
UEのためのページングサブグループ化を管理するための方法であって、コアネットワーク(CN)において実施され、処理ハードウェアによって無線アクセスネットワーク(RAN)を介してユーザ機器(UE)にページングサブグループの構成を送信するステップと、
基地局がページングサブグループ化をサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、前記RAN内の前記基地局宛ての、前記UEに関連するメッセージが前記構成を含むべきかどうかを前記処理ハードウェアによって判定するステップと、
前記処理ハードウェアによって前記基地局に、前記基地局宛ての、前記UEに関連する前記メッセージを送信するステップとを含む、方法。
【請求項15】
前記メッセージが前記構成を含むべきかどうかを判定するステップが、前記UEが緊急PDUセッションを持たないかどうかにさらに基づく請求項14に記載の方法。
【請求項16】
処理ハードウェアを含み、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブまたはアイドル状態でユーザ機器(UE)が動作するときにUEをページングすることに関する。
【背景技術】
【0002】
本開示の文脈を全体的に提示することを目的として、この背景技術の説明が与えられる。この背景技術の節で説明される範囲のここに名前を挙げられた発明者の研究と、それ以外で出願時に従来技術として認定されない可能性がある説明の態様とは、明示的にも暗黙的にも本開示の従来技術として認められない。
【0003】
ユーザ機器(UE)は、特定のページンググループに属することができる。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP（登録商標、以下同じ）)は、最近、ページンググループをサブグループに分割し、サブグループのページングをサポートするなど、UEにおいて電力を節約するための特定のページングの強化を提案した。さらなるページングの強化は、同一スロットスケジューリング(same-slot scheduling)またはクロススロットスケジューリング(cross-slot scheduling)のどちらかで、UEのサブグループを示すためにダウンリンク制御インジケータ(DCI: downlink control indicator)を使用すること、UEのサブグループを示すためにページング早期インジケーション(PEI: paging early indication)またはウェイクアップ信号(WUS)を使用すること、異なるサブグループのために複数のページング無線ネットワーク一時識別子(P-RNTI: paging radio network temporary identifier)を使用すること、および異なるサブグループのために異なる時間/周波数リソースを使用することを含む。
【0004】
UEは、RRCサブレイヤのいくつかの状態である間にページング要求を受信することができる。特に、RRCサブレイヤは、UEが基地局とのアクティブな無線接続を持たないRRC_IDLE状態と、UEが基地局とのアクティブな無線接続を持つRRC_CONNECTED状態と、UEが無線アクセスネットワーク(RAN)レベルの基地局の調整およびRANページング手順が原因でRRC_CONNECTED状態により迅速に戻ることを可能にするためのRRC_INACTIVE状態を規定する。
【0005】
一部のシナリオにおいて、UEは、アイドルまたは非アクティブ状態(たとえば、RRC_IDLEまたはRRC_INACTIVE状態)で動作し、その後、接続状態に遷移することができる。概して、アイドルまたは非アクティブ状態においては、UEと無線アクセスネットワーク(RAN)との間の無線接続が、中断される。UEが(たとえば、電話の発信のために、もしくはブラウザの起動時に)アップリンクデータを送信する準備ができているか、または基地局からページング要求を受信するとき、UEは、接続状態に遷移することができる。遷移を実行するために、UEは、基地局が無線接続を確立することを(たとえば、RRC Setup Requestメッセージを基地局に送信することによって)要求するか、または基地局が中断された無線接続を再開することを(たとえば、RRC Resume Requestメッセージを基地局に送信することによって)要求することができ、その結果、基地局は、接続状態で動作するようにUEを構成することができる。
【0006】
無線プロトコルスタックのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP: Packet Data Convergence Protocol)サブレイヤは、ユーザプレーンデータの転送、暗号化、完全性保護などのサービスを提供する。たとえば、進化型ユニバーサル地上無線アクセス(EUTRA: Evolved Universal Terrestrial Radio Access)無線インターフェースおよび新無線(NR)無線インターフェースのために定義されたPDCPレイヤは、(ユーザ機器(UE)としても知られるユーザデバイスから基地局への)アップリンク方向および(基地局からUEへの)ダウンリンク方向のプロトコルデータユニット(PDU)の順序制御を提供する。さらに、PDCPサブレイヤは、無線リソース制御(RRC)サブレイヤにシグナリング無線ベアラ(SRB: signaling radio bearer)に関するサービスを提供する。また、PDCPサブレイヤは、サービスデータ適応プロトコル(SDAP: Service Data Adaptation Protocol)サブレイヤ、またはインターネットプロトコル(IP)レイヤ、イーサネットプロトコルレイヤ、およびインターネット制御メッセージプロトコル(ICMP)レイヤなどのプロトコルレイヤに、データ無線ベアラ(DRB)に関するサービスを提供する。概して、UEおよび基地局は、SRBを使用してRRCメッセージおよび非アクセス層(NAS)メッセージをやり取りすることができ、DRBを使用してユーザプレーン上でデータを転送することができる。
【0007】
一部のシナリオにおいては、ページングサブグループ化に関連するUEおよび基地局の異なる能力が、UEがページング要求を見逃す原因となる。さらに、今日のページングサブグループ化の使用は、ページングの前にUEが確立することができる異なるPDUセッションを考慮しない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】3GPP仕様38.413
【非特許文献2】3GPP仕様36.413
【非特許文献3】3GPP仕様38.331
【非特許文献4】3GPP仕様38.423
【非特許文献5】3GPP仕様36.423
【非特許文献6】3GPP仕様38.321
【非特許文献7】3GPP仕様38.213
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
コアネットワーク(CN)が、1つまたは複数の基地局を含むRANを介してUEのための特定のページングサブグループ(paging subgroup)を構成する。各基地局は、1つのセルまたは複数のセルをサポートする場合がある。UEは、セルのためのページングサブグループ化をサポートする基地局のセルにキャンプオンする(camp on)場合がある。基地局は、システム情報ブロックにおいて、または好適なRRCメッセージを使用して、基地局がセルのためのページングサブグループ化をサポートすることをUEに示すことができ、したがって、UEは、ページングサブグループの構成(たとえば、ページングサブグループ構成)に従ってページングDCIおよび/またはPEIを監視することができる。そうではなく、基地局がセルのためのページングサブグループ化のサポートを示さないとき、UEは、ページングの強化を使用せずに、つまり、レガシー技術を使用してページングを監視する。
【0010】
これらの技術の1つの例示的な実施形態は、無線アクセスネットワーク(RAN)のセル内で動作しているユーザ機器(UE)において実施される方法である。方法は、処理ハードウェアによってRANからページングサブグループの構成を受信するステップと、少なくともセルがページングサブグループ化をサポートするかどうかに基づいて、UEがセルにおいてページングを監視するために構成を使用するべきかどうかを処理ハードウェアによって判定するステップと、処理ハードウェアによって、判定に従ってセルにおいてページングを監視するステップとを含む。
【0011】
これらの技術の別の例示的な実施形態は、RANにおいて実施される、UEのためのページングサブグループ化を管理するための方法である。方法は、処理ハードウェアによってコアネットワーク(CN)から、UEのためのページングサブグループの構成を受信するステップと、UEが動作するセルがページングサブグループ化をサポートすると処理ハードウェアによって判定するステップと、判定に応答して、処理ハードウェアによって、構成に従ってUEをページングするステップとを含む。
【0012】
これらの技術のさらに別の例示的な実施形態は、CNにおいて実施される、UEのためのページングサブグループ化を管理するための方法である。方法は、処理ハードウェアによってRANを介してUEにページングサブグループの構成を送信するステップと、基地局がページングサブグループ化をサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、RAN内の基地局宛ての、UEに関連するメッセージが構成を含むべきかどうかを処理ハードウェアによって判定するステップと、処理ハードウェアによって基地局にメッセージを送信するステップとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1A】基地局および/またはユーザ機器(UE)がUEと無線アクセスネットワーク(RAN)との間でページングサブグループ化を管理するために本開示の技術を実施することができる例示的なシステムのブロック図である。
【図3】基地局のセルがページングサブグループ化をサポートするかどうかに基づいて、RANからのページングサブグループ構成を使用するべきかどうかをUEが判定する例示的なシナリオを示す図である。
【図4A】UEがRANの第2の基地局の新しいセルを選択し(または再選択し)、基地局がページングサブグループ化をサポートするセルと同じRAN通知エリア(RAN notification area)に新しいセルが属するかどうかを判定するシナリオを示す図である。
【図4B】図4Aのシナリオと類似しているが、UEがセルから構成を受信するかどうかに基づいて、ページングサブグループを監視するために構成を使用するべきかどうかをUEがさらに判定するシナリオを示す図である。
【図6B】図6Aのシナリオと類似しているが、UEがセルから構成を受信するかどうかに基づいて、ページングサブグループを監視するために構成を使用するべきかどうかをUEがさらに判定するシナリオを示す図である。
【図7A】UEが緊急PDUセッション(emergency PDU session)を確立し、それに応じて、ページングサブグループ構成を使用することを控えるシナリオを示す図である。
【図8】UEにおいて実施される、ページングサブグループの構成を使用してページングを監視するべきかどうかを判定するための例示的な方法の流れ図である。
【図9A】UEにおいて実施される、UEがセルの公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN: public land mobile network)のためのページングサブグループ化のサポートを有効化するかどうかに基づいて、アップリンクメッセージにおいてページングサブグループ化のサポートを示すべきかどうかを判定するための例示的な方法の流れ図である。
【図10】UEにおいて実施される、それぞれ第1および第2のセルを介してCNから第1および第2のページングサブグループ構成を取得するための例示的な方法の流れ図である;
【図11】UEにおいて実施される、UEが第1のページングサブグループ構成を第2のページングサブグループ構成で更新するべきかまたは解放するべきかを判定するための例示的な方法の流れ図である。
【図12A】RANにおいて実施される、セルがページングサブグループ化をサポートするかどうかに基づいて、ページングサブグループ構成に従ってUEをページングするべきかどうかを判定するための例示的な方法の流れ図である。
【図13A】CUにおいて実施される、DUがページングサブグループの構成をサポートするかどうかに基づいて、CUからDUへのメッセージにページングサブグループ構成を含めるべきかどうかを判定するための例示的な方法の流れ図である。
【図14A】CNにおいて実施される、基地局がページングサブグループをサポートするかどうかに基づいて、基地局にページングサブグループ構成を送信するべきかどうかを判定するための例示的な方法の流れ図である。
【図15】CNにおいて実施される、UEからの登録要求がページングサブグループ化のサポートを示すどうかに基づいて、第2のページングサブグループ構成をRANを介してUEに送信するべきかどうかを判定するための例示的な方法の流れ図である。
【図16】CNにおいて実施される、ページングサブグループ構成の適用を中断し、その後再開するための例示的な方法の流れ図である。
【図17】CNにおいて実施される、ページングサブグループ構成を解放するための例示的な方法の流れ図である。
【図18】UEにおいて実施され得る、ページングサブグループ化を管理するための例示的な方法の流れ図である。
【図19】RANにおいて実施され得る、ページングサブグループ化を管理するための例示的な方法の流れ図である。
【図20】CNにおいて実施され得る、ページングサブグループ化を管理するための例示的な方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
UE、基地局、および/またはコアネットワークは、UEが現在動作しているセルにおいてUEおよび基地局がページングサブグループ化をサポートするとき、この機能を利用するために本開示の技術を実施する。UEまたは基地局がセルにおいてページングサブグループ化をサポートしないとき、UEおよび基地局は、ページングサブグループ化をともなわないページング、たとえば、レガシーページングを利用する。
【0015】
特に、最初に図1Aを参照すると、例示的なワイヤレス通信システム100が、UE 102、基地局(BS)104、基地局106、およびコアネットワーク(CN)110を含む。基地局104および106は、コアネットワーク(CN)110に接続されたRAN 105内で動作することができる。CN 110は、たとえば、進化型パケットコア(EPC: evolved packet core)111または第5世代(5G)コア(5GC)160として実装され得る。CN 110は、別の例においては第6世代(6G)コアとして実装されることも可能である。
【0016】
基地局104は、セル124をカバーし、基地局106は、セル126をカバーする。基地局104がgNBである場合、セル124は、NRセルである。基地局124がng-eNBである場合、セル124は、進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)セルである。同様に、基地局106がgNBである場合、セル126は、NRセルであり、基地局126がng-eNBである場合、セル126は、E-UTRAセルである。セル124および126は、同じ無線アクセスネットワーク通知エリア(RNA: Radio Access Network Notification Area)または異なるRNA内にあることが可能である。一般に、RAN 105は任意の数の基地局を含むことができ、基地局の各々は、1つ、2つ、3つ、または任意のその他の好適な数のセルをカバーすることができる。UE 102は、基地局104および106と通信するために、少なくとも5G NR(もしくは単に「NR」)またはE-UTRA無線インターフェースをサポートすることができる。基地局104、106の各々は、インターフェース(たとえば、S1またはNGインターフェース)を介してCN 110に接続することができる。また、基地局104および106は、NG RANノードを相互に接続するためのインターフェース(たとえば、X2またはXnインターフェース)を介して相互に接続され得る。
【0017】
構成要素の中でもとりわけ、EPC 111は、サービングゲートウェイ(SGW)112、モビリティ管理エンティティ(MME: Mobility Management Entity)114、およびパケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)116を含み得る。SGW 112は、概して、音声通話、ビデオ通話、インターネットトラフィックなどに関連するユーザプレーンパケットを転送するように構成され、MME 114は、認証、登録、ページング、およびその他の関連する機能を管理するように構成される。PGW 116は、UEから1つまたは複数の外部パケットデータネットワーク、たとえば、インターネットネットワークおよび/またはインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークへの接続性を提供する。5GC 160は、ユーザプレーン機能(UPF)162、ならびにアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF: Access and Mobility Management Function)164、ならびに/またはセッション管理機能(SMF)166を含む。概して、UPF 162は、音声通話、ビデオ通話、インターネットトラフィックなどに関連するユーザプレーンパケットを転送するように構成され、AMF 164は、認証、登録、ページング、およびその他の関連する機能を管理するように構成され、SMF 166は、PDUセッションを管理するように構成される。
【0018】
図1に示されるように、基地局104は、セル124をサポートし、基地局106は、セル126をサポートする。セル124および126は、部分的に重なり合うことができ、したがって、UE 102はセル124および126のうちの一方を選択するか、再選択するか、またはセル124および126のうちの一方から他方にハンドオーバすることができる。メッセージまたは情報を直接やり取りするために、基地局104および基地局106は、X2またはXnインターフェースをサポートすることができる。概して、CN 110は、NRセルおよび/またはEUTRAセルをサポートする任意の好適な数の基地局に接続することができる。
【0019】
CN 110は、UE 102のためのDLデータを受信する場合がある。UEがアイドル状態(たとえば、RRC_IDLEまたはCM-IDLE)で動作する場合、CN 110は、UE 102にDLデータを送信するためにUE 102をページングすると決定する。決定に応答して、CN 110は、アイドル状態で動作しているUE 102をページングするために、RAN 105とのページング動作を実行することができる。より詳細には、CN 110は、UEページングメッセージをUE 102に送信するようにRAN 105をトリガするために、RAN 105にCNからBSへのページングメッセージ(たとえば、3GPP仕様38.413において定義されたNGアプリケーションプロトコル(NGAP)Pagingメッセージ、または3GPP仕様36.413において定義されたS1アプリケーションプロトコル(S1AP)Pagingメッセージ)を送信することができる。CN 110は、NGAPページングメッセージにUE 102のCN IDを含める。たとえば、CN IDは、S-TMSIまたは5G-S-TMSIであることが可能である。CNからBSへのページングメッセージに応答して、RAN 105の基地局104は、CN IDを含むUEページングメッセージ(たとえば、3GPP仕様38.331において定義されたRRCページングメッセージ)を生成し、セル124を介してUEページングメッセージを送信して、UE 102をページングする。基地局104が追加のセルを有する場合、基地局104は、追加のセルを介してUEページングメッセージを送信してUE 102をページングすることもできる。(たとえば、セル124を介した)基地局104からのUEページングメッセージの受信に応答して、または受信後に、アイドル状態のUE 102は、基地局104とのRRC接続確立手順を実行して、基地局104とのRRC接続(すなわち、SRB1および/またはSRB2)を確立し、基地局104およびRRC接続(すなわち、SRB1かまたはSRB2のどちらか)を介してCN 110にService Requestメッセージを送信することができる。Service Requestメッセージを受信した後、CN 110は、UE 102がDLデータを受信するためのリソースを割り振るように基地局104に要求するために、CNからBSへのメッセージ(たとえば、PDU Session Resources Setup Requestメッセージ、PDU Session Resources Modification Requestメッセージ、またはInitial Context Setup Requestメッセージ)を基地局104に送信することができる。CN 110は、PDUセッションIDおよび/またはサービス品質(QoS)フローIDによってそれぞれ特定されるPDUセッションおよび/またはQoSフローのためのリソースを割り当てるように基地局104に要求するために、CNからBSへのメッセージにUE 102のPDUセッションIDおよび/またはQoSフローIDを含めることができる。CNからBSへのメッセージの受信に応答して、または受信後に、基地局104は、UE 102のためのセキュリティ保護をアクティブ化し、PDUセッションおよび/またはQoSフローのためのDRBに関するセットアップを実行する。基地局104は、セキュリティ保護をアクティブ化するためのセキュリティモードコマンド(security mode command)メッセージをUE 102に送信することができ、UE 102は、それに応答してセキュリティモード完了メッセージを基地局104に送信することができる。基地局104は、PDUセッションおよび/またはQoSフローのためのDRBを構成するRRC再構成メッセージをUE 102に送信することができ、UE 102は、それに応答してRRC再構成完了メッセージを基地局104に送信することができる。
【0020】
UE 102が非アクティブ状態(たとえば、RRC_INACTIVE状態)で動作する場合、CN 110は、UE 102のためのCNからBSへのページングメッセージ(たとえば、3GPP仕様38.413において定義されたNGAP Pagingメッセージ、または3GPP仕様36.413において定義されたS1AP Pagingメッセージ)をRAN 105に送信することなく、たとえば、NG-U接続またはインターフェースを介してDLデータをRAN 105に送信する。DLデータの受信後に、または受信に応答して、RAN 105の基地局104は、UE 102のRAN IDを含むUEページングメッセージ(たとえば、3GPP仕様38.331において定義されたRRCページングメッセージ)を生成し、セル124を介してUEページングメッセージを送信して、UE 102をページングする。基地局104が追加のセルを有する場合、基地局104は、追加のセルを介してUEページングメッセージを送信してUE 102をページングすることもできる。たとえば、RAN IDは、非アクティブ無線ネットワーク一時識別子(I-RNTI: inactive radio network temporary identifier)であることが可能である。一部のシナリオおよび実装において、基地局104は、UE 102をページングするように基地局106をトリガするために、RAN IDを含むBSからBSへのページングメッセージ(たとえば、3GPP仕様38.423において定義されたXn Pagingメッセージ、または3GPP仕様36.423において定義されたX2 Pagingメッセージ)を基地局106に送信することができる。BSからBSへのページングメッセージに応答してまたは従って、基地局106は、RAN IDを含むUEページングメッセージ(たとえば、3GPP仕様38.331において定義されたRRCページングメッセージ)を生成し、セル126を介してUEページングメッセージを送信する。基地局106が追加のセルを有する場合、基地局106は、追加のセルを介してUEページングメッセージを送信してUE 102をページングすることもできる。基地局104からのUEページングメッセージの受信に応答して、または受信後に、UE 102は、基地局104とのRRC接続再開手順を実行して、非アクティブ状態から接続状態(たとえば、RRC_CONNECTED状態)に遷移することができる。UE 102がRAN 105によって早期データ通信(early data communication)(小データ送信(small data transmission)とも呼ばれる)のために有効化され、UEページングメッセージがUE 102が早期データ通信(たとえば、モバイル終端(mobile terminating)早期データ送信(EDT: early data transmission))を実行するべきであることを示す場合、非アクティブ状態のUE 102は、状態遷移をすることなく基地局104との早期データ通信を実行する。早期データ通信中、UE 102は、UEページングメッセージに応答して、完全性のためのメッセージ認証コード(MAC-I: message authentication code for integrity)を含むUL RRCメッセージ(たとえば、RRC再開要求メッセージ)を基地局104に送信することができる。UL RRCメッセージにおいて、UE 102は、基地局104がUE 102を接続状態に遷移させることを防止するために、EDTを示すためのインジケーションを含めるか、または値にEDTを示させることができる。UL RRCメッセージを受信した後、基地局104は、非アクティブ状態で動作しているUE 102にDLデータを送信することができる。
【0021】
基地局104、は、1つまたは複数の汎用プロセッサ(たとえば、CPU)と、1つまたは複数の汎用プロセッサが実行する命令を記憶する非一時的コンピュータ可読メモリとを含み得る処理ハードウェア130を備える。追加的または代替的に、処理ハードウェア130は、専用処理ユニットを含み得る。例示的な実装の処理ハードウェア130は、1つまたは複数のユーザデバイスとのランダムアクセス手順を実行し、1つまたは複数のユーザデバイスからアップリンク(UL)MACプロトコルデータユニット(PDU)を受信し、1つまたは複数のユーザデバイスにダウンリンク(DL)MAC PDUを送信するように構成された媒体アクセス制御(MAC)コントローラ132を含む。処理ハードウェア130は、一部のシナリオにおいては、基地局104がそれらに従ってダウンリンク方向のデータを送信することができるPDCP PDUを送信し、その他のシナリオにおいては、基地局104がそれらに従ってアップリンク方向のデータを受信することができるPDCP PDUを受信するように構成されたパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)コントローラ134も含み得る。処理ハードウェアは、プロトコル通信スタックのRRCサブレイヤにおいて手順およびメッセージングを実施するためのRRCコントローラ136をさらに含み得る。例示的な実装の処理ハードウェア130は、RRC_INACTIVE状態またはRRC_IDLE状態で動作している1つまたは複数のUEとのページング動作を管理するように構成されたページングコントローラ138を含む。基地局106は、概ね同様の構成要素を含み得る。特に、構成要素142、144、146、および148は、それぞれ、構成要素132、134、136、および138と同様であることが可能である。
【0022】
UE 102は、CPUなどの1つもしくは複数の汎用プロセッサ、および1つもしくは複数の汎用プロセッサ上で実行可能な機械可読命令を記憶する非一時的コンピュータ可読メモリ、ならびに/または専用処理ユニットを含み得る処理ハードウェア150を備える。例示的な実装の処理ハードウェア150は、UE 102がRRC_IDLE状態またはRRC_INACTIVE状態で動作するときにページング動作を管理するように構成されたページングコントローラ158を含む。例示的な実装の処理ハードウェア150は、基地局とのランダムアクセス手順を実行し、基地局にアップリンクMACプロトコルデータユニット(PDU)を送信し、基地局からダウンリンクMAC PDUを受信するように構成された媒体アクセス制御(MAC)コントローラ152を含む。処理ハードウェア150は、一部のシナリオにおいては、UE 102がそれらに従ってアップリンク方向のデータを送信することができるPDCP PDUを送信し、その他のシナリオにおいては、UE 102がそれらに従ってダウンリンク方向のデータを受信することができるPDCP PDUを受信するように構成されたPDCPコントローラ154も含み得る。処理ハードウェアは、プロトコル通信スタックのRRCサブレイヤにおいて手順およびメッセージングを実施するためのRRCコントローラ156をさらに含み得る。
【0023】
図1Bは、基地局104、106のうちのいずれか1つまたは複数の例示的な分散型または非集約型(disaggregated)の実装を描写する。この実装において、基地局104A、104B、106A、または106Bは、中央ユニット(CU)172と、1つまたは複数のDU 174とを含む。CU 172は、1つもしくは複数の汎用プロセッサ(たとえば、CPU)、および汎用プロセッサ上で実行可能な機械可読命令を記憶するコンピュータ可読メモリ、ならびに/または専用処理ユニットなどの処理ハードウェアを含む。たとえば、CU 172は、PDCPコントローラ134、144、RRCコントローラ136、146、および/またはページングコントローラ138、148などのPDCPコントローラ、RRCコントローラ、および/またはページングコントローラを含み得る。一部の実装において、CU 172は、1つまたは複数の無線リンク制御(RLC)動作または手順を管理または制御するように構成されたRLCコントローラを含み得る。その他の実装において、CU 172は、RLCコントローラを含まない。
【0024】
DU 174の各々も、1つもしくは複数の汎用プロセッサ(たとえば、CPU)、および1つもしくは複数の汎用プロセッサ上で実行可能な機械可読命令を記憶するコンピュータ可読メモリ、ならびに/または専用処理ユニットを含み得る処理ハードウェアを含む。たとえば、処理ハードウェアは、1つもしくは複数のMAC動作もしくは手順(たとえば、ランダムアクセス手順)を管理もしくは制御するように構成されたMACコントローラ(たとえば、MACコントローラ132、142)、および/または1つもしくは複数のRLC動作もしくは手順を管理もしくは制御するように構成されたRLCコントローラを含み得る。処理ハードウェアは、1つまたは複数の物理レイヤの動作または手順を管理または制御するように構成された物理レイヤコントローラも含み得る。
【0025】
一部の実装において、CU 172は、CU 172のPDCPプロトコルの制御プレーン部分をホストする論理ノードCU-CP 172Aを含み得る。CU 172は、CU 172のPDCPプロトコルおよび/またはサービスデータ適応プロトコル(SDAP)プロトコルのユーザプレーン部分をホストする論理ノードCU-UP 172Bも含み得る。CU-CP 172Aは、制御情報(たとえば、RRCメッセージ、F1アプリケーションプロトコルメッセージ)を送信することができ、CU-UP 172Bは、データパケット(たとえば、SDAP PDUまたはインターネットプロトコルパケット)を送信することができる。
【0026】
CU-CP 172Aは、E1インターフェースを通じて複数のCU-UP 172Bに接続され得る。CU-CP 172Aは、UE 102のために要求されたサービスに適切なCU-UP 172Bを選択する。一部の実装においては、単一のCU-UP 172Bが、E1インターフェースを通じて複数のCU-CP 172Aに接続され得る。CU-CPおよびDUがgNBに属する場合、CU-CP 172Aは、F1-Cインターフェースおよび/またはF1-Uインターフェースを通じて1つまたは複数のDU 174に接続され得る。CU-CPおよびDUがng-eNBに属する場合、CU-CP 172Aは、W1-Cインターフェースおよび/またはW1-Uインターフェースを通じて1つまたは複数のDU 174に接続され得る。一部の実装においては、1つのDU 174が、同じCU-CP 172Aの制御下の複数のCU-UP 172Bに接続され得る。そのような実装において、CU-UP 172BとDU 174との間の接続性は、ベアラコンテキスト管理(Bearer Context Management)機能を使用して、CU-CP 172Aによって確立される。
【0027】
図2Aは、UE 102がeNB/ng-eNBまたはgNB(たとえば、基地局104、106のうちの1つまたは複数)と通信することができる例示的なプロトコルスタック200を簡略化して示す。
【0028】
例示的なスタック200においては、EUTRAの物理レイヤ(PHY)202Aが、EUTRA MACサブレイヤ204Aにトランスポートチャネルを提供し、そして今度は、EUTRA MACサブレイヤ204Aが、EUTRA RLCサブレイヤ206Aに論理チャネルを提供する。さらに、EUTRA RLCサブレイヤ206Aは、EUTRA PDCPサブレイヤ208と、場合によってはNR PDCPサブレイヤ210とにRLCチャネルを提供する。同様に、NR PHY 202Bは、NR MACサブレイヤ204Bにトランスポートチャネルを提供し、そして今度は、NR MACサブレイヤ204Bが、NR RLCサブレイヤ206Bに論理チャネルを提供する。さらに、NR RLCサブレイヤ206Bは、NR PDCPサブレイヤ210にデータ転送サービスを提供する。そしてまた、NR PDCPサブレイヤ210は、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)212または無線リソース制御(RRC)サブレイヤ(図2Aに示さず)にデータ転送サービスを提供することができる。UE 102は、一部の実装において、EUTRAおよびNRの基地局間のハンドオーバをサポートするため、ならびに/またはEUTRAおよびNRのインターフェース上でのDCをサポートするために、図2Aに示されるように、EUTRAのスタックとNRのスタックとの両方をサポートする。さらに、図2Aに示されるように、UE 102は、EUTRA RLC 206A上のNR PDCP 210、およびNR PDCPサブレイヤ210上のSDAPサブレイヤ212のレイヤ形成をサポートすることができる。
【0029】
EUTRA PDCPサブレイヤ208およびNR PDCPサブレイヤ210は、サービスデータユニット(SDU)と呼ばれ得るパケットを(たとえば、PDCPレイヤ208または210上に直接的または間接的にレイヤ形成されたインターネットプロトコル(IP)レイヤから)受け取り、プロトコルデータ単位(PDU)と呼ばれ得るパケットを(たとえば、RLCレイヤ206Aまたは206Bに)出力する。SDUとPDUとの違いが重要である場合を除き、本開示は、簡単にするために、SDUとPDUとの両方を「パケット」と呼ぶ。
【0030】
制御プレーンにおいて、EUTRA PDCPサブレイヤ208およびNR PDCPサブレイヤ210は、たとえば、RRCメッセージまたは非アクセス層(NAS)メッセージをやり取りするためのシグナリング無線ベアラ(SRB)またはRRCサブレイヤ(図2に示さず)を提供することができる。ユーザプレーンにおいて、EUTRA PDCPサブレイヤ208およびNR PDCPサブレイヤ210は、データのやり取りをサポートするためのデータ無線ベアラ(DRB)を提供することができる。NR PDCPサブレイヤ210上でやり取りされるデータは、SDAP PDU、インターネットプロトコル(IP)パケット、またはイーサネットパケットであることが可能である。
【0031】
したがって、図2Bの無線プロトコルスタック250によって示されるように、無線プロトコルスタックを機能的に分割することが可能である。IABドナー(IAB-donor)108A、108B、または108CのいずれのCUも、すべての制御および上位レイヤの機能(たとえば、RRC 214、SDAP 212、NR PDCP 210)を保持することができ、一方、下位レイヤの動作(たとえば、NR RLC 206B、NR MAC 204B、およびNR PHY 202B)は、IABノード(IAB-node)104にあるDUに委譲される。5GCへの接続をサポートするために、NR PDCP 210は、RRC 214にSRBを提供し、NR PDCP 210は、SDAP 212にDRBを提供し、RRC 214にSRBを提供する。
【0032】
図3～図7Dは、UEがページングサブグループの構成を使用してページングを監視するべきかどうかを判定する例示的なシナリオのメッセージシーケンスである。概して、同様である図3～図7Dのイベントは、類似した参照番号をラベル付けされており(たとえば、図3のイベント392は、図4A～図4Bのイベント491/492および図5のイベント592と同様であり、図3のイベント394は、図4A～図4Bのイベント494、図5のイベント594、図6A～図6Cのイベント694、および図7A～図7Dのイベント794と同様である)、相違点は、適宜下で検討される。図に示され、下で検討される相違点を除いて、(たとえば、メッセージングおよび処理に関して)特定のイベントに関連して検討される代替的な実装のいずれも、その他の図において類似した参照番号をラベル付けされたイベントに当てはまる可能性がある。
【0033】
まず図3を参照すると、シナリオ300において、UE 102は、最初に、セル124を介して基地局104と接続状態(たとえば、RRC_CONNECTED)で動作する(304)。UE 102は、接続状態になる(304)前または接続状態になった(304)後、基地局104からセル124に関するシステム情報(たとえば、1つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB))を受信してよい(302)。一部の実装において、UE 102は、特定のセルがページングサブグループ化および/またはその他のもしくは追加のページングの強化をサポートするかどうかのインジケーションを含むSIBを受信する(302)。
【0034】
UE 102が接続状態で動作する間に、UE 102は、ページングサブグループ化のサポートを示す情報を含むRegistration Requestメッセージを基地局104に送信する(306)。そして今度は、基地局104が、Registration Requestメッセージを含むBSからCNへのメッセージをCN 110(たとえば、AMF 164またはMME 114)に送信する(308)。CN 110がページングサブグループ化のサポートを示す情報を受信した後、CN 110は、情報に応答してまたは従って、ページングサブグループの第1の構成(または単に「ページングサブグループ構成」)を構成すると決定してよい。一部の実装において、ページングサブグループの第1の構成は、第1のページングサブグループに属するようにUE 102を構成する第1のページングサブグループIDを含む。決定に応答して、CN 110は、ページングサブグループの第1の構成を含むRegistration Acceptメッセージを生成し、Registration Acceptメッセージを含む第1のCNからBSへのメッセージを基地局104に送信する(310)。そして今度は、基地局104が、Registration AcceptメッセージをUE 102に送信する(312)。それに応答して、UE 102は、Registration Completeメッセージを基地局104に送信してよく(314)、さらに、基地局104が、Registration CompleteメッセージをCN 110に送信する(316)。
【0035】
UE 102の一定期間のデータ無活動(data inactivity)の後、基地局104は、基地局104もUE 102も一定期間中にそれぞれダウンリンク方向またはアップリンク方向にいかなるデータも送信しなかったと判定してよい。判定に応答して、基地局104は、RRC解放メッセージ(たとえば、RRCReleaseメッセージ)をUE 102に送信する(318)。UE 102は、RRC解放メッセージの受信に応答してアイドル状態(たとえば、RRC_IDLE状態)に遷移し、アイドル状態で動作する(320)。一部の実装(図示せず)においては、CN 110が、UE 102をアイドル状態(たとえば、RRC_IDLE状態)に遷移させることを基地局104に示す追加のCNからBSへのメッセージを基地局104に送信する。そのような場合、基地局104は、追加のCNからBSへのメッセージに応答して、RRC解放メッセージをUE 102に送信する。一部の実装において、UE 102は、アイドル状態に遷移した後、セル124に関するシステム情報を受信してよい(302)。
【0036】
イベント304、306、308、310、312、314、316、および318は、図3においてはまとめて登録手順392と呼ばれる。一部の実装においては、その他のUE(たとえば、UE 101および/またはUE 103)が、イベント302、392、および320と同様に、セル124に関するシステム情報を受信し、基地局104を介してCN 110との登録手順を実行し、それぞれアイドル状態になる場合がある。たとえば、CN 110は、UE 101との登録手順において、ページングサブグループの第1の構成をUE 101に送信する場合がある。すなわち、UE 101およびUE 102は、第1のページングサブグループIDによって特定される同じページングサブグループ(すなわち、第1のページングサブグループ)に属する。別の例において、CN 110は、UE 103との登録手順において、第2のページングサブグループIDを含むページングサブグループの第2の構成をUE 103に送信する場合がある。言い換えると、UE 103は、第2のページングサブグループIDによって特定され、第1のページングサブグループとは異なる第2のページングサブグループに属する。さらに、CN 110は、UE 101との登録手順において、第3のページングサブグループIDを含む第3のページングサブグループ構成をUE 101に送信する場合がある。すなわち、UE 101は、第3のページングサブグループIDによって特定され、第1および第2のページングサブグループとは異なる第3のページングサブグループに属する。代替的に、CN 110は、UE 101との登録手順において、ページングサブグループの構成をUE 101に送信しない。この場合、UE 101は、ページングサブグループに属さない。
【0037】
一部の実装において、BSからCNへのメッセージおよび第1のCNからBSへのメッセージは、NGアプリケーションプロトコル(NGAP)メッセージである。たとえば、BSからCNへのメッセージは、Initial UE MessageまたはUplink NAS Transportメッセージである。別の例において、第1のCNからBSへのメッセージは、Initial Context Setup RequestメッセージまたはDownlink NAS Transportメッセージである。一部の実装において、追加のCNからBSへのメッセージは、NGAPメッセージである。たとえば、追加のCNからBSへのメッセージは、UE Context Release Commandメッセージである。
【0038】
接続状態からアイドル状態に遷移した後、アイドル状態のUE 102は、ページングを監視する。アイドル状態のUE 102は、セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートするかどうかを判定する(328)。アイドル状態のUE 102がセル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートすると判定する場合、UE 102は、ページングを監視するために第1のページングサブグループ構成を使用する(330)。
【0039】
一部の実装において、UE 102は、セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートするかどうかに関係なく、セル124上の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で、第1のページングDCIおよび第1のページングDCIの巡回冗長検査(CRC)を受信する(338)。UE 102は、P-RNTIを使用して、CRCが有効であるかどうかを検証する。UE 102がCRCが有効でないと確認する場合、UE 102は、第1のページングDCIを破棄してよい。(下の図8および図9Bと同様に)セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートし、UE 102がCRCが有効であると確認する場合、UE 102は、第1のページングDCIが第1のページングサブグループIDを示すかどうかを判定する。第1のページングDCIが第1のページングサブグループIDを示す場合、UE 102は、第1のページングDCIに従って物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の送信を受信しようと試みる。UE 102がPDSCHの送信を受信する場合、UE 102は、PDSCHの送信を復号してPagingメッセージを取得する(340)。セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートし、第1のページングDCIが第1のページングサブグループIDを示さない場合、UE 102は、第1のページングDCIに従ってPDSCHの送信を受信することまたは受信しようと試みることを控えてよい。代替的に、第1のページングDCIが第1のページングサブグループIDを示さない場合、UE 102は、第1のページングDCIに従ってPDSCHの送信を受信する(ことを試みる)場合があり、その後、PDSCHの送信を破棄する場合がある。
【0040】
一部の実装においては、セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートする場合、基地局104は、(下の図8および図9Bと同様に)ページングサブグループに関連するUEをページングするためのページングサブグループIDを示すためのサブグループフィールドを第1のページングDCIに含めてよい。たとえば、基地局104は、第1のページングDCIにおいて、第1のページングサブグループID、第2のページングサブグループID、および/または第3のページングサブグループIDを示す場合がある。一部の実装において、第1のページングサブグループ構成は、P-RNTI(値)(すなわち、サブグループに固有のP-RNTI)を構成し得る。同様に、第2/第3のページングサブグループ構成の各々は、互いにおよび第1のページングサブグループ構成のP-RNTI(値)と異なる特定のP-RNTI(値)を構成してよい。その他の実装において、UE 102は、第1のページングサブグループIDからP-RNTI(値)を決定または導出してよい。UE 101が第1のページングサブグループ構成を受信する場合、UE 101は、UE 102と同じP-RNTI(値)を決定または導出してよい。UE 101が第3のページングサブグループ構成を受信する場合、UE 101は、第2のページングサブグループIDから第2のP-RNTI値を決定または導出してよい。同様に、UE 103は、第2のページングサブグループIDから第3のP-RNTI(値)を決定または導出してよい。UE 102のP-RNTI(値)、第2のP-RNTI(値)、および第3のP-RNTI(値)は、異なる。その他の実装において、P-RNTI(値)は、3GPP仕様(たとえば、3GPP仕様38.321)で予め定義されており、UE(たとえば、UE 101、UE 102、およびUE 103)は、予め定義されたP-RNTI(値)を使用してページングDCIを受信する。
【0041】
さらなる実装において、基地局104は、セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートすることを示すために、システム情報(イベント302参照)にインジケーションを含めてよい。セル124がページングサブグループ化をサポートしない場合、基地局104は、システム情報にインジケーションを含めない。したがって、UE 102は、システム情報がインジケーションを含む場合、セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートすると判定してよい。その他の実装において、基地局104は、セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートすることを示すために、RRC解放メッセージ(イベント318参照)にインジケーションを含めてよい。セル124がページングサブグループ化をサポートしない場合、基地局104は、RRC解放メッセージにインジケーションを含めない。したがって、UE 102は、RRC解放メッセージがインジケーションを含む場合、セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートすると判定してよい。
【0042】
その他の実装においては、セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートする場合、UE 102は、ページングDCIを受信しようと試みる前に、PEI(図示せず)を受信または検出しようと試みる。一部の実装において、PEIは、第1のページングサブグループIDに関連付けられる場合がある。一部の実装において、UE 102は、第1のページングサブグループIDからPEI(のシーケンスまたは信号)を決定または導出してよい。UE 102がPEIを受信または検出する場合、UE 102は、イベント338と同様の第2のページングDCI、および第2のページングDCIのCRCを、セル124上のPDCCH上で受信する(ことを試みる)場合がある。一部の実装において、第2のページングDCIは、第1のページングDCIと同様に、1つまたは複数のページングサブグループIDを含む。UE 102は、上述のように第1のページングDCIを受信するのと同様に、第2のページングDCIを受信する。その他の実装において、基地局104は、第1のページングDCIと同様である第2のページングDCIにサブグループフィールドを含めない場合がある。UE 102は、P-RNTIを使用して、CRCが有効であるかどうかを検証する。UE 102がCRCが有効であると確認する場合、UE 102は、第2のページングDCIに従ってPDSCHの送信を受信しようと試みる。UE 102がPDSCHの送信を受信する場合、UE 102は、イベント340と同様にして、PDSCHの送信を復号してPagingメッセージを取得する。UE 102がCRCが有効でないと確認する場合、UE 102は、第2のページングDCIを破棄する。一部の実装において、PEI信号は、ページングのためのウェイクアップ信号(WUS)であってよい。
【0043】
さらにその他の実装においては、セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートする場合、UE 102は、第1のページングサブグループIDに固有の時間および/または周波数リソース上でページングDCIまたはPEIを受信しようと試みるかまたは検出する。UE 102は、第1のページングサブグループ構成に従って時間および/または周波数リソースを決定する。たとえば、第1のページングサブグループ構成は、UE 102が(第1/第2のページングDCIを含む)ページングDCIまたはPEIを受信するための時間および/または周波数リソースを構成する構成パラメータを含む場合がある。別の例において、UE 102は、(第1/第2のページングDCIを含む)ページングDCIおよび/またはPEIを受信するための時間および/または周波数リソースを、第1のページングサブグループ構成から導出する場合がある。一部の実装において、時間および/または周波数リソースは、下で説明されるように、UE 102が監視するページング機会(PO)のサブセットであるサブグループに固有のPOであってよい。同様に、UE 101が第1のページングサブグループ構成を受信する場合、UE 101は、第1のページングサブグループIDに固有の時間および/または周波数リソース上でページングDCIまたはPEIを受信しようと試みるかまたは検出する。UE 101が第3のページングサブグループ構成を受信する場合、UE 101は、第3のページングサブグループIDに固有の時間および/または周波数リソース上でページングDCIまたはPEIを受信しようと試みるかまたは検出する。同様に、UE 103は、第2のページングサブグループIDに固有の時間および/または周波数リソース上でページングDCIまたはPEIを受信しようと試みるかまたは検出する。
【0044】
代替的に、UE 102は、サブグループに固有でない時間および/または周波数リソース(すなわち、PO)上で第1/第2のページングDCIまたはPEIを受信または検出しようと試みる。UEは、DRXサイクルごとにPOを監視する。POは、PDCCH監視機会のセットであり、ページングDCIが送信される複数のタイムスロット(たとえば、サブフレームまたはOFDMシンボル)からなる場合がある(3GPP仕様38.213)。1つのページングフレーム(PF)は、1つの無線フレームであり、1つもしくは複数のPOまたはPOの開始点を含んでよい。一部の実装において、UE 102は、下の式に従ってページング機会(PO)およびページングフレーム(PF)を決定してよい。そして、UE 102は、サブグループに固有のPOを決定する。基地局104も、下の式に従ってPOおよびPFを決定してよい。
PFのSFNは、
(SFN + PF_offset) mod T = (T div N)*(UE_ID mod N)
によって決定される。
POのインデックスを示すインデックス(i_s)は、
i_s = floor (UE_ID/N) mod Ns
によって決定される。
PFのSFNは、
(SFN + PF_offset) mod T = (T div N)*(UE_ID mod N)
によって決定される。
POのインデックスを示すインデックス(i_s)は、
i_s = floor (UE_ID/N) mod Ns
によって決定される。
【0045】
ページングのためのPDCCH監視機会は、3GPP仕様38.213において規定されたpagingSearchSpace、ならびに3GPP仕様38.331において規定されたように構成される場合にはfirstPDCCH-MonitoringOccasionOfPOおよびnrofPDCCH-MonitoringOccasionPerSSB-InPOに従って決定される。pagingSearchSpaceに関してSearchSpaceId = 0が構成されるとき、3GPP仕様38.213の第13節において定義されているように、ページングのためのPDCCH監視機会は、RMSIのためのものと同じである。
【0046】
pagingSearchSpaceに関してSearchSpaceId = 0が構成されるとき、Nsは、1または2のどちらかである。Ns = 1に関しては、PFにおいてページングのための最初のPDCCH監視機会から始まる1つのPOのみが存在する。Ns = 2に関して、POは、PFの前半フレーム(i_s = 0)または後半フレーム(i_s = 1)のどちらかに存在する。
【0047】
pagingSearchSpaceに関して0以外のSearchSpaceIdが構成されるとき、UEは、(i_s + 1)番目のPOを監視する。POは、「S*X」個の連続するPDCCH監視機会のセットであり、「S」は、SIB1のssb-PositionsInBurstに従って決定される実際に送信されるSSBの数であり、Xは、構成されている場合はnrofPDCCH-MonitoringOccasionPerSSB-InPOであり、そうでない場合は1に等しい。POにおけるページングのための[x*S+K]番目のPDCCH監視機会は、K番目の送信されるSSBに対応し、x=0,1,...X-1であり、K=1,2,...,Sである。(tdd-UL-DL-ConfigurationCommonに従って決定される)ULシンボルと重ならないページングのためのPDCCH監視機会は、PFにおけるページングのための最初のPDCCH監視機会から始まり、0から順に付番される。firstPDCCH-MonitoringOccasionOfPOが存在するとき、(i_s + 1)番目のPOの開始PDCCH監視機会番号は、firstPDCCH-MonitoringOccasionOfPOパラメータの(i_s + 1)番目の値であり、そうでないとき、(i_s + 1)番目のPOの開始PDCCH監視機会番号は、i_s * S*Xに等しい。X>1である場合、UEがそのPO内でP-RNTI宛てのPDCCHの送信を検出するとき、UEは、このPOの後続のPDCCH監視機会を監視しなくてよい。
【0048】
一部の実装において、PFに関連するPOは、PF内でまたはPFの後に開始する場合がある。一部の実装において、POのPDCCH監視機会は、複数の無線フレームにまたがる場合がある。paging-SearchSpaceに関して0以外のSearchSpaceIdが構成されるとき、POのPDCCH監視機会は、ページングサーチスペースの複数の期間にまたがる場合がある。
【0049】
上記のPFおよびi_sの計算のために、以下のパラメータが使用され、すなわち、(i)Tは、UEのDRXサイクルを指し(Tは、RRCおよび/または上位レイヤによって構成されている場合にはUEに固有のDRX値と、システム情報内でブロードキャストされるデフォルトのDRX値とのうちで最も短い値によって決定される。RRC_IDLE状態において、上位レイヤによってUEに固有のDRXが構成されない場合は、デフォルト値が適用される)、(ii)Nは、T内の全ページングフレームの数を指し、(iii)Nsは、PFのページング機会の数を指し、(iv)PF_offsetは、PFの決定のために使用されるオフセットを指し、(v)UE_IDは、5G-S-TMSI(たとえば、UE 102の5G-S-TMSI) mod 1024を指す。
【0050】
パラメータNs、nAndPagingFrameOffset、nrofPDCCH-MonitoringOccasionPerSSB-InPO、およびデフォルトのDRXサイクルの長さは、SIB1内でシグナリングされる。NおよびPF_offsetの値は、3GPP仕様38.331において定義されたパラメータnAndPagingFrameOffsetから導出される。パラメータfirst-PDCCH-MonitoringOccasionOfPOは、初期ダウンリンク帯域幅部分(BWP: bandwidth part)におけるページングに関してはSIB1内でシグナリングされる。初期ダウンリンクBWP以外のダウンリンクBWPにおけるページングに関して、パラメータfirst-PDCCH-MonitoringOccasionOfPOは、対応するBWP構成内でシグナリングされる。
【0051】
UE 102がセル124がページングサブグループ化をサポートしないと判定する場合、UE 102は、ページングを監視するために第1のページングサブグループ構成を使用することを控え(332)、ページングサブグループ化をともなわない技術を使用してページングを監視する。一部の実装において、UE 102は、上述の式に従ってセル124上のPOを監視してよい。一部のシナリオまたは実装において、UE 102は、セル124上のPOのPDCCH上で第3のページングDCIおよび第3のページングDCIのCRCを受信してよい(342)。UE 102は、P-RNTIを使用して、CRCが有効であるかどうかを検証する。第3のページングDCIは、サブグループフィールドを含まない。UE 102がCRCが有効であると確認する場合、UE 102は、第3のページングDCIに従ってPDSCHの送信を受信しようと試みる。UE 102がPDSCHの送信を受信する場合、UE 102は、PDSCHの送信を復号してPagingメッセージを取得する(344)。
【0052】
後で、CN 110は、たとえば、モバイル終端通話のために、またはUE 102にDLデータを送信するために、UE 102をページングすると決定する。決定に応答して、CN 110は、ページングサブグループの第1の構成を含む第2のCNからBSへのメッセージを基地局104に送信する(334)。第2のCNからBSへのメッセージに、一部の実装のCN 110は、UE 102をページングするために、UE 102のNAS ID、ページングのためのUE 102の1つもしくは複数の能力、および/またはページング支援情報を含める。一部の実装において、NAS IDは、S-TMSIまたは5G-S-TMSIであってよい。1つの実装において、CN 110は、Registration Acceptメッセージ310にNAS IDを含める。別の実装において、CN 110は、登録手順392の前に、NAS IDを含むDL NASメッセージをRAN 105を介してUE 102に送信する場合がある。
【0053】
一部の実装においては、UEページング能力IE(たとえば、UERadioPagingInformation IE)が、ページングのための1つまたは複数の能力を含み、CN 110は、第2のCNからBSへのメッセージにUEページング能力IEを含める。一部の実装においては、UE 102のUE全能力IE(UE full capability IE)(たとえば、UE-NR-Capability IE)が、1つまたは複数の能力を含む。UE全能力IEは、UEページング能力IEの1つまたは複数の能力に加えて、その他の能力を含む。一部の実装において、CN 110は、RAN 105(たとえば、基地局104または基地局106)からUEページング能力IEおよび/またはUE全能力IEを受信する場合がある。その他の実装において、CN 110は、UE全能力IEを予め記憶する場合がある。そのような実装において、CN 110は、UEページング能力IEを予め記憶するか、またはUE全能力IEからUEページング能力IEを動的に生成するかのどちらかである。一部の実装において、CN 110は、UE全能力IEおよび/またはUEページング能力に能力IDを関連付ける場合がある。
【0054】
一部の実装において、1つまたは複数の能力は、UE 102によってサポートされる周波数帯域を含むページングのための周波数帯域リスト(たとえば、supportedBandListNRForPagingフィールド)を含む。一部の実装において、UE全能力IEは、UE 102によってサポートされる全周波数帯域を含む全周波数帯域リスト(たとえば、supportedBandListNRフィールド)を含む。一部の実装において、UE 102は、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)IDに従って全周波数帯域を予め決定するかまたは予め構成する場合がある。PLMN IDは、サービングセル(たとえば、セル124)のPLMN ID、またはUE 102内のユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)のホームPLMN IDであることが可能である。その他の実装において、UE 102は、UE 102のハードウェア能力に従って全周波数帯域を予め決定するかまたは予め構成する場合がある。RAN 105またはCN 110は、全周波数帯域リストからページングのための周波数帯域リストを生成する。一部の実装において、RAN 105またはCN 110は、ページングのための周波数帯域リストに全周波数帯域のサブセットを含めてよい。たとえば、RAN 105またはCN 110は、全周波数帯域からRAN 105によってサポートされる周波数帯域を選択する場合がある。その他の実装において、RAN 105またはCN 110は、ページングのための周波数帯域リストに全周波数帯域を含める場合がある。
【0055】
その他の実装において、1つまたは複数の能力は、UE 102がクロススロットスケジューリングをサポートすることを示すための1つまたは複数のダウンリンクスケジューリングスロットオフセット能力(たとえば、dl-SchedulingOffset-PDSCH-TypeA-FDD-FR1-r15、dl-SchedulingOffset-PDSCH-TypeA-TDD-FR1-r15、dl-SchedulingOffset-PDSCH-TypeB-FDD-FR1-r15、および/またはdl-SchedulingOffset-PDSCH-TypeB-FDD-FR1-r15)を含む。さらにその他の実装において、1つまたは複数の能力は、UE 102がアイドル状態または非アクティブ状態(たとえば、RRC_INACTIVE)で動作する間のPEI信号のサポートを示すための単一の能力フィールド/IEを含む。代替的に、1つまたは複数の能力は、UE 102がアイドル状態で動作する間のPEI信号のサポートと、UE 102が非アクティブ状態で動作する間のPEI信号のサポートとをそれぞれ示すための第1の能力フィールド/IEおよび第2の能力フィールド/IEを含む。
【0056】
一部の実装において、ページング支援情報は、ページング間欠受信(DRX: discontinuous reception)構成、ページング優先度、ページング発信元、および/またはページングのためのトラッキングエリアアイデンティティ(TAI: tracking area identity)リストを含む。ページングDRX情報は、ページングDRXサイクル値を含む。ページングDRX構成は、ページング間欠受信(DRX)情報(たとえば、Paging DRX IE)またはページング拡張DRX(eDRX: extended DRX)情報(たとえば、Paging eDRX Information IE)であってよい。一部の実装において、ページングeDRX情報は、ページングeDRXサイクル値および/またはページングタイムウィンドウ(paging time window)値を含む。
【0057】
一部の実装において、第2のCNからBSへのメッセージは、3GPP仕様38.413に記載のNGAP Pagingメッセージである。一部の実装において、CN 110は、ページングDRX情報またはページングeDRX情報を、Registration Acceptメッセージ310またはDL NASメッセージのうちの1つに含める。
【0058】
第2のCNからBSへのメッセージの受信に応答して、または受信後に、基地局104は、セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートする場合、第1のページングサブグループ構成に従ってUE 102をページングすると決定してよい(336)。決定に応答して、基地局104は、上述のように、PEIを送信し、ならびに/または第1/第2のページングDCIおよび第1/第2のページングDCIのCRCをPDCCH上で送信する(338)。第1/第2のページングDCIを送信した後、基地局104は、上述のようにUE 102が受信するPagingメッセージを送信する(340)。
【0059】
第2のCNからBSへのメッセージの受信に応答して、または受信後に、基地局104は、セル124(または基地局104)がページングサブグループ化をサポートしない場合、第1のページングサブグループ構成を使用せずにUE 102をページングすると決定してよい(337)。決定に応答して、基地局104は、上述のように、第3のページングDCIおよび第3のページングDCIのCRCをPDCCH上で送信する(342)。第3のページングDCIを送信した後、基地局104は、上述のようにUE 102が受信するPagingメッセージを送信する(344)。
【0060】
一部の実装において、UE 102は、UE全能力IEにおいて、ページングサブグループを示すページングDCIのサポート(たとえば、サブグループフィールドを含むページングDCIのサポート)を示す。一部の実装において、CN 110は、ページング能力IEにサポートのインジケーションを含める。そのような実装において、基地局104は、サポートのインジケーションに従って、ページングDCI(たとえば、上述の第1/第2ページングDCI)において第1ページングサブグループを示してよい。基地局104がサポートのインジケーションを受信しない場合、基地局104は、第1のページングDCIにおいて第1のページングサブグループIDを示さない場合がある。
【0061】
一部の実装において、UE 102は、UE全能力IEにおいてPEIのサポートを示す。一部の実装において、CN 110は、ページング能力IEにサポートのインジケーションを含める。そのような実装において、基地局104は、上述のように、サポートのインジケーションに従って第1のページングサブグループIDに対応するPEIを送信してよい。基地局104がサポートのインジケーションを受信しない場合、基地局104は、UE 102のためのPEIを送信しない。
【0062】
一部の実装において、UE 102は、UE全能力IEにおいてサブグループに固有のP-RNTIのサポートを示す。一部の実装において、CN 110は、ページング能力IEにサポートのインジケーションを含める。そのような実装において、基地局104は、ページングDCI(たとえば、上述の第1/第2のページングDCI)およびページングDCIのCRCを生成し、CRCをサブグループに固有のP-RNTIでスクランブルし、上述のようにページングDCIおよびCRCをPDCCH上で送信してよい。
【0063】
イベント336、337、338、340、342、344は、図3においては、まとめて、強化されたまたはレガシーページング手順396と呼ばれる。イベント336、338、および340は、図3においては、まとめて、強化されたページング手順398と呼ばれ、イベント337、342、344は、図3においては、まとめて、レガシーページング手順399と呼ばれる。
【0064】
UE 102がセル124を介してPagingメッセージを受信する(340、344)とき、UE 102は、NAS IDがUE 102をアドレス指定すると確認する。特定に応答して、UE 102は、Pagingメッセージに応答するためのページング応答手順(たとえば、サービス要求手順)を開始してよい。開始に応答して、UE 102は、セル124を介して基地局104とのRRC接続確立手順を実行する(図示せず)。RRC接続確立手順を実行するために、UE 102は、セル124を介して基地局104にRRC要求メッセージ(たとえば、RRCConnectionRequestまたはRRCSetupRequestメッセージ)を送信する。それに応答して、基地局104は、セル124を介してUE 102にRRC応答メッセージ(たとえば、RRCConnectionSetupまたはRRCSetupメッセージ)を送信してよい。UE 102は、セル124を介して基地局104にRRC完了メッセージ(たとえば、RRCConnectionSetupCompleteまたはRRCSetupCompleteメッセージ)を送信してよい。UE 102は、RRC応答メッセージに応答して接続状態(たとえば、RRC_CONNECTED状態)に遷移する。UE 102が接続状態に遷移した後、基地局104は、UE 102と基地局104との間のデータ通信のセキュリティ(たとえば、完全性保護および/または暗号化)をアクティブ化するために、セル124を介してUE 102との間でセキュリティモード手順を実行してよい。セキュリティをアクティブ化した後、基地局104は、シグナリング無線ベアラ(SRB)および/またはデータ無線ベアラ(DRB)を構成するために、セル124を介してUE 102との少なくとも1つのRRC再構成手順を実行してよい。それから、UE 102は、基地局104を介してCN 110とデータの通信(たとえば、送信および/または受信)をしてよい。データは、ユーザプレーンデータパケット(たとえば、IPパケット)および/または制御プレーンメッセージ(たとえば、NASメッセージ)を含んでよい。一部の実装において、UE 102は、基地局104とDRB上でユーザプレーンデータパケットの通信をし、基地局104は、CN 110にユーザプレーンデータパケットを伝達する。その他の実装において、UE 102は、基地局104とSRB上で制御プレーンメッセージの通信をし、基地局104は、CN 110に制御プレーンメッセージを伝達する。
【0065】
ここで図4Aを参照すると、シナリオ400AにおけるUE 102は、UE 102が基地局104のセル(たとえば、セル124)を選択する(または再選択する)前に、基地局106のセル(たとえば、セル126)内で動作しているときにページングサブグループ構成を使用するべきかどうかを判定する。そのとき、UE 102は、セル124とセル126との間の関係に基づいて、たとえば、これらのセルがトラッキングエリアに属するかどうかに基づいて、基地局104がセル124においてページングサブグループ化をサポートするかどうかを判定する。
【0066】
UE 102は、最初に、基地局106およびコアネットワーク110との登録手順491を実行する。登録手順491は、図3の登録手順392と同様または同一である場合がある。図3と同様に、UE 102は、最初に、基地局106のセル126内で接続状態(たとえば、RRC_CONNECTED)で動作する場合がある。一部の実装において、UE 102は、接続状態になる前または後に、基地局106からセル126においてシステム情報を受信する(402)。
【0067】
登録手順491を実行した後、UE 102は、アイドル状態(たとえば、RRC_IDLE)で動作してよい(420)。一部の実装において、UE 102および基地局106は、たとえば、CN 110からのCNからBSへのメッセージの受信403に応答して、強化されたまたはレガシーページング手順494を実行する。実装によっては、強化されたまたはレガシーページング手順494は、図3のページング手順396と同様である。より詳細には、強化されたページング手順は、ページング手順398と同様であり、レガシーページング手順は、ページング手順399と同様である。
【0068】
それから、UE 102は、基地局104のセル124を選択する(または再選択する)(422)。UEは、イベント302と同様に、基地局104からセル124に関するシステム情報を受信してよい(424)。
【0069】
UE 102は、ページングを監視するためにページングサブグループの構成を使用するべき(430)か、または使用することを控えるべき(432)かを判定する(428)。一部の実装において、UE 102は、セル124がセル126と同じトラッキングエリアに属するかどうかに基づいて判定を行う。UE 102は、システム情報402および424から、セル124および126が同じトラッキングエリアに属すると判定し得る。UE 102は、セル124および126が同じトラッキングエリア内にあると判定すると、セル124がページングサブグループ化をサポートすると判定し得る。したがって、この場合、UE 102は、同じMMEまたはAMFがセル124および126を制御するかどうかを判定し(428)、それに応じて、すべての制御されるセルにおいて強化されたページング技術を使用する(または使用しない)。その他の実装において、UE 102は、イベント328と同様に、UE 102がイベント424において受信したシステム情報に基づいて判定を行う(428)。
【0070】
一部の実装において、基地局106は、UE 102がRRC接続が中断された状態でアイドル状態で動作する場合などに、CNからBSへのメッセージの代わりにCN 110からのダウンリンクデータパケットの受信に応答して、UE 102との強化されたまたはレガシーページング手順494を実行する。ダウンリンクデータパケットは、ユーザプレーンデータパケットであることが可能である。一部の実装において、UE 102は、セル124がセル126と同じRAN通知エリア(RNA)に属するかどうかに基づいて判定を行う。UE 102は、セル124および126が同じRNA内にあると判定すると、セル124がページングサブグループ化をサポートすると判定し得る。したがって、この場合、UE 102は、同じMMEまたはAMFがセル124および126を制御するかどうかを判定し(428)、それに応じて、すべてのセルにおいて強化されたページング技術を使用する。一部の実装において、基地局104は、ダウンリンクデータパケットと、基地局104がUE 102のために割り当てたトンネルエンドポイントID(TEID: tunnel endpoint ID)とを含むトンネルパケットをCN 110(たとえば、UPF 162)から受信し得る。基地局104は、TEIDから、ダウンリンクデータパケットがUE 102をアドレス指定することを特定し、特定に応答してUE 102をページングすると決定することができる。
【0071】
UE 102がセル124がページングサブグループ化をサポートしないと判定する(428)場合、UE 102は、ページングを監視するためにページングサブグループの構成を使用することを控える(432)。UE 102がセル124がページングサブグループ化をサポートする(428)と判定する場合、UE 102は、ページングを監視するためにページングサブグループの構成を使用する(430)。
【0072】
基地局104は、ページングサブグループの構成を含むメッセージをCN 110から受信する(434)。実装によっては、メッセージは、CNからBSへのメッセージである場合がある。その後、基地局104は、ページング手順494と同様に、ページング手順496において、ページングサブグループの構成を使用して強化されたページング手順を実行するか、またはページングサブグループの構成を使用すること控え、レガシーページング手順を実行してよい。イベント494と同様に、基地局106は、UE 102がRRC接続が中断された状態でアイドル状態で動作する場合などに、CNからBSへのメッセージの代わりにCN 110からのダウンリンクデータパケットの受信に応答して、UE 102との強化されたまたはレガシーページング手順496を実行し得る。
【0073】
一部の実装において、UE 102は、登録手順491中に、基地局106からページングサブグループの構成を受信する。そのとき、UE 102は、新しいセルを選択した(または再選択した)(422)後、ページングサブグループの構成を保持してよい。
【0074】
次に図4Bを参照すると、シナリオ400Bは、400Aと類似しており、同様に、UE 102がセル124を選択し(または再選択し)、その後、ページングサブグループの構成を使用してページングを監視するべきかどうかを判定することを含む。しかし、シナリオ400Aとは異なり、UE 102は、モビリティ(mobility)を完了するためにCN 110との追加の登録手順を実行し、さらに、判定の基礎を、UEがセル124においてページングサブグループの構成を受信するかどうかに置く。
【0075】
セル124を選択した(または再選択した)後、UE 102は、上の図4Aにおいて説明しされた登録手順491と同様に、基地局104との登録手順492を実行する。セル124および126は、図4Aのシナリオとは異なり、同じトラッキングエリアに属さない場合がある。UE 102は、システム情報402および424から、セル124および126が異なるトラッキングエリアに属すると判定し得る。登録手順492を完了した後、UE 102は、UE 102が登録手順492の一部としてページングサブグループ構成を受信したかどうかを判定する(426)。それから、UE 102は、基地局104のセル124がページングサブグループ化をサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、ページングサブグループ構成を使用するべき(430)か、または使用することを控えるべき(432)かを判定する(428)。
【0076】
ここで図5を参照すると、シナリオ500において、CN 110は、UE 102が非アクティブ状態(たとえば、RRC_INACTIVE)に遷移し、ページングを監視し始める前に、基地局104を介してUE 102と通信し、ページングサブグループ構成をUE 102に提供する。図5は、図3、図4A、および図4Bと類似しているが、UEが、アイドル状態ではなく非アクティブ状態に遷移する。
【0077】
UE 102は、基地局104からセル124においてシステム情報を受信してよく(502)、登録手順を実行してよく(592)、セル124内で接続状態(たとえば、RRC_CONNECTED)で動作してよい(504)。基地局104がUE 102にRRC解放メッセージを送信する(518)まで、UE 102は、基地局104を介してCN 110とデータの通信をすることができる(505)。基地局104は、UE 102のデータ無活動の検出に応答して、UE 102にRRC解放メッセージを送信することができる(518)。UE 102にRRC解放メッセージを送信する(518)前に、基地局104は、CN 110(たとえば、AMF 164)から、UE 102のページングサブグループ構成をともなうCNからBSへのメッセージを受信することができる(517)。たとえば、CNからBSへのメッセージは、NGAPメッセージまたはS1APメッセージであることが可能である。別の例において、CNからBSへのメッセージは、Path Switch Request Acknowledgeメッセージ、Downlink NAS Transportメッセージ、Handover Requestメッセージ、PDU Session Resources Setup Requestメッセージ、PDU Session Resources Modification Requestメッセージ、またはInitial Context Setup Requestメッセージであることが可能である。その他のシナリオにおいて、基地局104は、CN 110ではなく別の基地局から、たとえば、ハンドオーバ要求メッセージ内でページングサブグループ構成を受信し得る。それから、UE 102は、非アクティブ状態に遷移する(521)。非アクティブ状態に遷移するための手順590は、イベント592、504、505、517、518、および521をまとめて含む。
【0078】
UE 102が非アクティブ状態での動作521を開始した後、UE 102は、セル124がページングサブグループ化をサポートするかどうかを判定する(528)。UE 102がセル124がページングサブグループ化をサポートすると判定する(528)場合、UE 102は、ページングを監視するためにページングサブグループの構成を使用する(530)。そうでない場合、UE 102は、ページングを監視するためにページングサブグループの構成を使用することを控える(532)。そして、基地局104は、(たとえば、CN 110からのUE 102のためのダウンリンクデータパケットの受信533に応答して)上のシナリオ300において検討されたように、強化されたまたはレガシーページング手順596の一方を実行すると決定してよい。ダウンリンクデータパケットは、ユーザプレーンデータパケットであることが可能である。
【0079】
このシナリオにおいては、UE 102がRRC_IDLE状態に遷移しなかったので、CN 110は、シナリオ400Aおよび400Bのイベント434のようにページングサブグループ構成をともなうCNからBSへのメッセージを送信することなく、単にUE 102のためのダウンリンクデータパケットを送信することができる(533)。一部の実装において、基地局104は、ダウンリンクデータパケットと、基地局104がUE 102のために割り当てたTEIDとを含むトンネルパケットをCN 110(たとえば、UPF 162)から受信し得る。基地局104は、TEIDから、ダウンリンクデータパケットがUE 102をアドレス指定することを特定し、特定に応答してUE 102をページングすると決定することができる。
【0080】
ここで図6Aを参照すると、シナリオ600Aにおいて、UE 102は、UE 102が基地局104の新しいセル124を選択する(または再選択する)前に、ページングサブグループの構成を使用するべきかどうかを判定する。新しいセル124を選択した後、UE 102は、非アクティブ状態で動作し続ける。図4Aのシナリオと同様に、UE 102は、セル124のシステム情報、または前のセル126および新しいセル124が同じRNAに属するかどうかに基づいてページングサブグループ化を使用するべきかどうかを判定し、それに応じて、セル126におけるページングサブグループ化のサポートに関する前の決定がセル124にも当てはまるかどうかを判定することができる。
【0081】
UE 102は、基地局106を介してCN 110との非アクティブ状態に遷移するための手順690を実行し、手順690を実行する前に、基地局104からセル124に関するシステム情報を受信してよい(602)。一部の実装において、UE 102および基地局106は、それから、上で検討された手順494と同様の強化されたまたはレガシーページング手順694を実行する。
【0082】
そして、UE 102は、新しいセル124を選択する(または再選択する)(622)。実装によっては、UE 102は、新しいセル124を選択した後、同じRNAにおいて通信を続ける。一部の実装において、UE 102は、基地局104からシステム情報を受信する(624)。UE 102は、それから、ページングを監視するためにページングサブグループの構成を使用するべき(630)か、または使用することを控えるべき(632)かを判定する。一部の実装において、UE 102は、セル124がページングサブグループ化をサポートする(628)かどうかに基づいて判定を行い、そしてまた、セル124がページングサブグループ化をサポートする(628)かどうかは、セル124および126が同じRNAに属するかどうかに基づく。その他の実装において、UE 102は、UE 102がイベント624において受信したシステム情報に基づいて判定を行う(628)。基地局106と基地局104が同じRNA内にある場合、基地局106は、ページングサブグループ構成を基地局104に送信する(646)。一部の実装において、基地局106は、BSからBSへのページングメッセージによって構成を送信する(646)。一部の実装において、基地局106は、イベント533と同様に、CN 110からダウンリンクデータを受信する(635)。実装によっては、基地局106は、ダウンリンクデータを基地局104に送信する。一部の実装において、基地局106は、UE 102からインジケーション(たとえば、RRC再開要求メッセージ)を受信することなく予め決められた期間が過ぎた後、UE 102がページング639/641を正常に受信しないと判定する。BSからBSへのページングメッセージまたはダウンリンクデータの受信646に応答して、または受信646後に、基地局104は、上のシナリオ300において検討されたように、強化されたまたはレガシーページング手順696の一方を実行すると決定する。
【0083】
次に図6Bを参照すると、シナリオ600Bは、シナリオ600Aと類似しているが、ここでは、UE 102および基地局104が、登録手順を実行し(692)、UE 102が、UEが基地局106から基地局104へのモビリティに対して実行する登録手順692中にUE 102が構成を受信したかどうかにさらに基づいて、ページングサブグループ構成を使用してページングを監視するかべきどうかを判定する。
【0084】
次に図6Cを参照すると、シナリオ600Cは、概して600Aと類似しているが、ここでは、UE 102が、非アクティブ状態(たとえば、RRC_INACTIVE)に遷移した後に基地局104との再開手順を実行し、基地局104が、再開手順中にまたは再開手順に応答して、基地局106からUE 102のページングサブグループ構成を取り出す。
【0085】
特に、新しいセル124を選択した(または再選択した)(622)後、UE 102は、RAN 105との無線接続を再開するか、またはRNAの更新を実行するために、基地局104に再開要求メッセージ(たとえば、RRCResumeRequestメッセージ)を送信する(650)。一部の実装において、セル124および126は、同じRNA内にある。その他の実装において、セル124は、セル126に比べて新しいRNA内にある。それから、基地局104は、UE 102のUEコンテキストを取り出すために、基地局106に要求(たとえば、Retrieve UE Context Requestメッセージ)を送信する(652)。基地局106は、ページングサブグループの構成を含むUEコンテキスト応答(たとえば、Retrieve UE Context Responseメッセージ)を基地局104に送信する。構成を受信した後、基地局104は、再開要求メッセージに応答して、UE 102に再開メッセージ(たとえば、RRCResumeメッセージ)を送信してよい(658)。再開メッセージの受信658に応答して、UE 102は、接続状態(たとえば、RRC_CONNECTED)での動作660を開始し、再開完了メッセージ(たとえば、RRCResumeCompleteメッセージ)を基地局104に送信する(662)。基地局104にページングサブグループの構成を送信した(654)後、基地局106は、構成を解放してよい(656)。
【0086】
そして、基地局104は、UE 102から再開完了メッセージを受信した(662)後、無線リソースを中断するためのインジケーションをともなうRRC解放メッセージをUE 102に送信し(664)、UE 102を非アクティブ状態で動作させる(621)。再開手順686は、ステップ650、652、654、656、658、660、662、664、および621をまとめて含む。
【0087】
再開手順686を実行した後、基地局104は、イベント646と同様に、ページングサブグループの構成を基地局106に送信してよく(647)、基地局106は、UE 102をページングしようと試みてよい(639/641)。一部の実装において、基地局104は、CN 110から受信された(633)ダウンリンクデータに基づいてそうすることを決定した後、構成を送信する。同様に、基地局106は、ページングDCIおよび/またはページングメッセージの送信639/641に失敗した後、UE 102をページングしようと試みることを止めてよい。基地局104は、イベント533と同様に、TEIDから、ダウンリンクデータパケットがUE 102をアドレス指定することを特定することができる。特定に応答して、基地局104は、UE 102をページングする(696)と決定し、基地局106に構成を送信する(647)ことができる。
【0088】
次に、図7Aを参照すると、シナリオ700AのUE 102は、緊急PDUセッションを確立し、緊急PDUセッションが解放されるまで、ページングサブグループ構成を使用することを控える。概して、ページンググループに比べてページングサブグループに関連するページング機会はより少ないので、UE 102は、たとえサービング基地局がこのページングの強化をサポートするときでも、ページングサブグループ構成を見送ることによって、省電力よりも速度を優先することができる。同様に、基地局104は、ページングサブグループの構成を使用することを控える。しかし、UE 102が緊急PDUセッションを解放した後、UE 102は、ページングを監視するために構成を使用することができる。
【0089】
図7Aに示されるように、UE 102は、上で検討された手順590および690と同様の非アクティブ状態に遷移するための手順790を実行する。基地局106は、イベント533と同様に、CN 110からのUE 102のためのダウンリンクデータパケット(イベント703)に応答して、UE 102との強化されたまたはレガシーページング手順794を実行することができる。それから、UE 102は、CN 110との緊急PDUセッションを確立する(782)。
【0090】
UE 102が緊急PDUセッションを確立した(782)後、基地局104は、イベント518と同様に、UE 102にRRC解放メッセージを送信する(718)。接続状態で動作しているUE 102がRRC解放メッセージを受信する(718)場合、UE 102は、非アクティブ状態に遷移する(721)。非アクティブ状態で動作しているUE 102がRRC解放メッセージを受信する(718)場合、UE 102は非アクティブ状態のままである。基地局104がRRC解放メッセージを送信する前に、または緊急PDUセッションの確立中に、CN 110は、基地局104にCNからBSへのメッセージ(たとえば、Downlink NAS Transportメッセージ、PDU Session Resources Setup Requestメッセージ、またはPDU Session Resources Modification Requestメッセージ)を送信することができる(727)。一部の実装において、CN 110は、CNからBSへのメッセージにページングサブグループ構成を含めることを控える(727)。したがって、基地局104は、CNからBSへのメッセージの受信727に応答して、構成を使用することを控える(763)。その他の実装において、CN 110は、UE 102のために基地局104が記憶した可能性があるページングサブグループ構成を基地局104が使用すべきではないことを基地局104に明示的に示すために、CNからBSへのメッセージにフラグまたはフィールドを含める。したがって、基地局104は、フラグまたはフィールドの受信727に応答して、構成を使用することを控える(763)。その他の実装において、基地局104は、UE 102が緊急PDUセッションを確立した(782)と判定し、CN 110がそのようなフラグまたはフィールドを提供するかどうかにかかわらず、ページングサブグループ構成を使用することを控える(763)。基地局104は、(i)PDUセッションのID、(ii)PDUセッションに関連するQoSパラメータ、または(iii)PDUセッションに関連するQoSフローのIDのうちの少なくとも1つを含むCNからBSへのメッセージに基づいて、UE 102が緊急PDUセッションを確立した(782)と判定する場合がある。
【0091】
一部の実装(図示せず)において、非アクティブ状態のUE 102は、緊急PDUセッションを確立する(782)ために、基地局104との無線接続を再開するための手順を実行する。この手順を実行する(782)ために、UE 102は、緊急事態原因値(emergency cause value)を含むRRC再開要求メッセージを基地局104に送信する。RRC再開要求メッセージに応答して、基地局104は、UE 102にRRC再開メッセージを送信する。RRC再開メッセージに応答して、UE 102は、接続状態に遷移し、RRC再開完了メッセージを送信する。緊急PDU確立手順を実行する(782)ために、接続状態のUE 102は、基地局104を介してCN 110にPDU Session Establishment Requestメッセージを送信する。それに応答して、CN 110は、基地局104を介してUE 102にPDU Session Establishment Acceptメッセージを送信する。
【0092】
緊急PDUセッションを確立した(782)後、非アクティブ状態のUE 102は、ページングを監視するためにページングサブグループ構成を使用することを控える(732)。一部の実装において、緊急PDUセッション中、UE 102および基地局104は、強化されたページング手順ではなく、ページングのためにレガシーページング手順799を実行する。
【0093】
やがて、UE 102は、CN 110との緊急PDUセッションを解放する場合がある(784)。UE 102は、緊急PDUセッションを解放するために、CN 110との緊急PDUセッション解放手順を実行することができる(784)。緊急PDUセッションを解放した(784)後、非アクティブ状態のUE 102は、ページングを監視するためにページングサブグループ構成を使用し(730)、強化されたページング手順を実行する(798)。一部の実装において、UE 102は、緊急PDUセッション解放手順を実行するために、基地局104との無線接続を再開するための第2の手順を実行する。そのような実装において、UE 102は、非緊急事態原因(non-emergency cause)を含む第2のRRC再開要求メッセージを基地局104に送信する。実装によっては、非緊急事態原因は、モバイルから生じるシグナリングである場合がある。その後、基地局104は、第2のRRC再開要求メッセージに応答して、第2のRRC再開メッセージを送信してよい。第2のRRC再開メッセージに応答して、UE 102は、接続状態に遷移し、第2のRRC再開完了メッセージを送信する。緊急PDUセッション解放手順を実行する(784)ために、接続状態のUE 102は、基地局104を介してCN 110にPDU Session Release Requestメッセージを送信する。それに応答して、CN 110は、基地局104を介してUE 102にPDU Session Release Commandメッセージを送信する。UE 102は、PDU Session Release Commandメッセージに応答して、基地局104を介してCN 110にPDU Session Release Completeメッセージを送信することができる。第2の再開手順または緊急PDUセッション解放手順を完了した後、基地局104は、UE 102を非アクティブ状態に遷移させるために、UE 102にRRC解放メッセージを送信してよい(740)。
【0094】
UE 102が緊急PDUセッションを解放した(784)後に、またはUE 102が緊急PDUセッションを解放する(784)間に、CN 110は、基地局104にCNからBSへのメッセージ(たとえば、Downlink NAS Transportメッセージ、PDU Session Resources Release Commandメッセージ、またはInitial Context Setup Requestメッセージ)を送信してよい(729)。一部の実装において、CN 110は、CNからBSへのメッセージ729内のページングサブグループ構成(すなわち、第1のページングサブグループ構成)を使用することを基地局104に示すことができる。たとえば、CN 110は、CNからBSへのメッセージに、ページングサブグループ構成、またはページングサブグループ構成を使用することを基地局104に示すためのフィールドもしくはIEを含めることができる。したがって、基地局104は、CNからBSへのメッセージの受信729に応答して、ページングサブグループ構成を使用してUE 102をページングする。
【0095】
インジケーションを受信した後、基地局104は、UE 102のためのダウンリンクデータパケットを受信する(735)と、ページングサブグループ構成を使用してUE 102との強化されたページング手順を実行する(798)。非アクティブ状態のUE 102は、緊急PDUセッションを解放した(784)後、ページングを監視するために第1のページングサブグループ構成を使用する(730)。その他の実装において、基地局104は、CN 110がページングサブグループ構成を使用するというそのようなインジケーションを提供するかどうかにかかわらず、UE 102が緊急PDUセッションを解放する(784)と判定する。基地局104は、CNからBSへのメッセージ729内の(i)PDUセッションのID、(ii)PDUセッションに関連するQoSパラメータ、または(iii)PDUセッションに関連するQoSフローのIDに基づいて、UE 102が緊急PDUセッションを解放する(784)と判定する場合がある。判定に応答して、基地局104は、ページングサブグループ構成を使用してUE 102をページングする。UE 102が緊急PDUセッションを解放すると判定した後、基地局104は、UE 102のためのダウンリンクデータパケットを受信する(735)と、ページングサブグループ構成を使用してUE 102との強化されたページング手順を実行する(798)。非アクティブ状態のUE 102は、緊急PDUセッションを解放した(784)後、ページングを監視するために第1のページングサブグループ構成を使用する(730)。
【0096】
さらにその他の実装において、CN 110は、イベント729のCNからBSへのメッセージに第2のページングサブグループ構成を含める。そして、基地局104は、UE 102をページングするために第2のページングサブグループ構成を使用する。そのような場合、基地局104は、UE 102のためのダウンリンクデータパケットを受信する(735)と、第2のページングサブグループ構成を使用してUE 102との強化されたページング手順を実行する(798)。実装によっては、第2のページングサブグループ構成は、第1のページングサブグループ構成と異なるかまたは同じである場合がある。
【0097】
一部の実装において、CN 110は、緊急PDUセッション解放手順784中または後に、UE 102のための第2のページングサブグループ構成を含むNASメッセージを送信する。さらなる実装において、基地局104は、解放コマンドを送信する(740)間に、UE 102に第2のページングサブグループ構成を送信する。非アクティブ状態のUE 102は、NASメッセージを受信すると、ページングを監視するために第2のページングサブグループ構成を使用する(730)。
【0098】
一部の実装において、非アクティブ状態のUE 102は、緊急PDUセッションを解放した(784)後、基地局104から新しい基地局(たとえば、基地局106)に移動する。一部の実装において、基地局104および106は、同じRNAに属する。したがって、非アクティブ状態のUE 102は、図6Cの686と同様の再開手順を実行することを回避する。ダウンリンクデータパケットを受信する(733)と、基地局104は、非アクティブ状態で動作しているUE 102をページングするために、BSからBSへのページングメッセージを送信すると決定する。そのような実装において、基地局104は、緊急PDUセッションが原因で、BSからBSへのページングメッセージにページングサブグループ構成を含めないと決定する。決定に応答して、基地局104は、ページングサブグループ構成を含まないBSからBSへのページングメッセージを生成し、BSからBSへのページングメッセージを基地局106に送信する。したがって、基地局106は、ページングサブグループ構成を含まないBSからBSへのページングメッセージの受信後に、または受信に応答して、UEにページングするためにレガシーページング手順を使用する。
【0099】
一部の実装において、基地局104は、RRC解放メッセージ718/740に、アイドル状態に遷移するためのUE 102へのインジケーションを含めることができ、UE 102は、RRC解放メッセージに応答してアイドル状態に遷移する。アイドル状態のUE 102は、緊急PDUセッションを解放する(784)ためにRRC接続手順を実行することができる。緊急PDUセッションを持つアイドル状態で動作しているUE 102は、ページングサブグループ構成を使用することを控え(732)、レガシーページング手順を実行する(799)。緊急PDUセッションを持たないアイドル状態で動作しているUE 102は、ページングサブグループ構成を使用することができ(730)、強化されたページング手順を実行する(798)。上述の例示的な実装は、アイドル状態で動作するUE 102に当てはまり得る。
【0100】
次に図7Bを参照すると、シナリオ700Bは、概してシナリオ700Aと類似している。しかし、シナリオ700Aと異なり、ここでは、RAN 105およびUE 102が、UE 102による緊急PDUセッションの確立に応答してページングサブグループ構成を解放する。
【0101】
UE 102が緊急PDUセッションを確立した(782)後に、またはUE 102が緊急PDUセッションを確立する(782)間に、CN 110は、ページングサブグループ構成を解放する(753)ためのインジケーションを基地局104に送信してよい(727)。実装によっては、CN 110は、基地局104にCNからBSへのメッセージを送信すること(727)によってインジケーションを送信する場合がある。その他の実装において、基地局104は、その代わりに、上のシナリオ700Aにおいて説明されたように、PDUセッションに関連する情報に従って、UE 102が緊急PDUセッションを有すると判定する。そのとき、基地局104は、ページングサブグループ構成を解放する。UE 102も、緊急PDUセッションの確立782後に、または確立782に応答して、ページングサブグループ構成を解放する(752)。
【0102】
やがて、UE 102は、緊急PDUセッションを解放する場合がある(784)。UE 102によるセッションの解放784後に、または解放784に応答して、CN 110は、基地局104にCNからBSへのメッセージを送信してよい(754)。一部の実装において、CNからBSへのメッセージは、ダウンリンクNASメッセージを含む。ダウンリンクNASメッセージは、第2のページングサブグループ構成を含んでよい。基地局104は、第2のページングサブグループ構成を含むダウンリンクNASメッセージをUE 102に送信してよい(756)。実装によっては、第2のページングサブグループ構成は、第1のページングサブグループ構成と同じであるかまたは異なる場合がある。さらなる実装において、CN 110は、第2のページングサブグループ構成を含む第2のCNからBSへのメッセージを基地局104に送信する(731)。実装によっては、その代わりに、CNからBSへのメッセージ754が、基地局104のための第2のページングサブグループ構成を含み、CNからBSへのメッセージ731が、省略され得る。実装によっては、第2のページングサブグループ構成は、第1のページングサブグループ構成と異なるかまたは同じである場合がある。DL NASメッセージを送信した後、基地局104は、UE 102を非アクティブ状態またはアイドル状態に遷移させるために、UE 102にRRC解放メッセージを送信してよい(740)。
【0103】
次に図7Cを参照すると、シナリオ700Cも、概してシナリオ700Aと類似している。しかし、このシナリオにおいては、緊急PDUセッションがアクティブである間に、UE 102が、新しいセル126をさらに選択する(または再選択する)。
【0104】
緊急PDUセッションを確立した(782)後、UE 102は、新しいセル126を選択してよい(または再選択してよい)(722)。実装によっては、UE 102は、位置の変化が原因で選択(または再選択)を実行する。したがって、UE 102は、上のシナリオ500および600Cにおいて説明されたように、基地局104および基地局106との再開手順786を実行する。再開手順786を実行した後、基地局106は、UE 102をページングするためにページングサブグループ構成を使用することを控える(788)。一部の実装において、基地局106は、再開手順786中の基地局104による基地局106への構成の適用を中断するためのインジケーションの送信に応答して、ページングサブグループ構成を使用することを控える(788)。たとえば、基地局は、再開手順786中に、Retrieve UE Context Responseメッセージにインジケーションを含めることができる。その他の実装において、基地局106は、再開手順786中の基地局104による基地局106への送信への緊急PDUセッションに関連する情報の包含に応答して、構成を使用することを控える(788)。そのような実装において、基地局106は、情報に基づいて、UE 102が緊急PDUセッションを確立した(782)と判定してよい。たとえば、情報は、(i)緊急PDUセッションのID、(ii)緊急PDUセッションに関連するQoSパラメータ、または(iii)緊急PDUセッションに関連するQoSフローのIDを含み得る。さらにその他の実装において、基地局104は、再開手順で基地局106にページングサブグループ構成を送信することを控える。たとえば、基地局104は、Retrieve UE Context Responseメッセージにページングサブグループ構成を含めることを控える場合がある。
【0105】
次に図7Dを参照すると、シナリオ700Dは、概してシナリオ700Aと類似している。しかし、ここでは、UE 102は、基地局104が構成を解放し、CN 110から構成を受信するとき、緊急セッションが終了した後で使用するためにページングサブグループの構成を保持する。
【0106】
UE 102が緊急PDUセッションを確立した(782)後、CN 110は、基地局104にUEコンテキスト解放メッセージ(たとえば、UE Context Release Commandメッセージ)を送信する(729)。UEコンテキスト解放メッセージの受信729に応答して、基地局104は、ページングサブグループ構成を解放する(756)。しかし、UE 102は、緊急PDUセッションを確立した(782)後、ページングサブグループ構成を保持し、ページングを監視するために構成を使用することを控える(732)。構成を解放した(756)後、基地局104は、無線リソースを解放し、UE 102をアイドル状態に遷移させるために、UE 102にRRC解放メッセージを送信する(718)。RRC解放メッセージに応答して、UE 102は、無線リソースを解放し、ページングサブグループ構成を保持し、アイドル状態で動作720を開始する。実装によっては、UE 102は、アイドル状態での動作720を開始した後、ページングサブグループ構成を使用することを控える(732)。CN 110は、UE 102をページングするために基地局104にCNからBSへのメッセージ(たとえば、S1AP PagingメッセージまたはNGAP Pagingメッセージ)を送信する(734)。一部の実装において、CN 110は、緊急セッションが継続している間にメッセージを送信し(734)、ページングサブグループ構成を除外する場合がある。CNからBSへのメッセージの受信に応答して、または受信後に、基地局104は、上述のようにUE 102とのレガシーページング手順を実行する(799)。CN 110は、UE 102が緊急セッションを解放した(784)後、UE 102をページングするために、ページングサブグループ構成を含む第2のCNからBSへのメッセージ(たとえば、S1AP PagingメッセージまたはNGAP Pagingメッセージ)を送信してよい(731)。第2のCNからBSへのメッセージの受信に応答して、または受信後に、基地局104は、上述のようにUE 102との強化されたページング手順を実行する(798)。
【0107】
次に、UE、RAN、CU、またはCNにおいて実施され得るいくつかの例示的な方法が、図8～図20を参照して検討される。これらの方法の各々は、コンピュータメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサなどの処理ハードウェアを使用して実施され得る。
【0108】
まず図8を参照すると、方法800は、好適なUEにおいて実施されることが可能であり、第1のセルおよび第2のセルからのページングサブグループ化のサポートに基づいて、ページングサブグループの構成を使用してページングを監視するべきかどうかを判定することを含む。明瞭にするために、方法800が、特にセル124、セル126、およびUE 102に関連して検討される。
【0109】
ブロック802において、UE 102は、第1のセル126を介してページングサブグループの構成を受信する(たとえば、図3～図7Dのイベント312、491、505、690、および790)。ブロック804において、UE 102は、第1のセル126がページングサブグループ化をサポートするかどうかを判定する(たとえば、図3～図6Cのイベント328、428、528、および628)。セル126がページングサブグループ化をサポートする場合、フローは、ブロック806に進み、ブロック806において、UE 102は、構成に従って、セル126を介したページングを監視する(たとえば、図3～図7Dのイベント330、430、530、630、730)。セル126がページングサブグループ化をサポートしない場合、フローは、ブロック808に進み、ブロック808において、UE 102は、構成を使用せずに、セル126を介したページングを監視する(たとえば、図3～図7Dのイベント332、432、532、632、732、および752)。
【0110】
ブロック810において、UE 102は、新しいセル124を選択する(または再選択する)(図4A～図4B、図6A～図6D、および図7Cの422、622、および722)。ブロック812において、UE 102は、新しいセル124がページングサブグループ化をサポートするかどうかを判定する(たとえば、図4A～図4Bおよび図6A～図6Dのイベント428および628)。上で検討されたように、判定は、たとえば、前のセルおよび当該セルが同じRNAに属するかどうか、または新しいセルに関してUEが受信する構成に基づき得る。セル124がページングサブグループ化をサポートする場合、フローは、ブロック814に続き、ブロック814において、UE 102は、構成に従って、セル124を介したページングを監視する(たとえば、図4A～図4Bおよび図6A～図6Dのイベント430および630)。セル124がページングサブグループ化をサポートしない場合、フローは、ブロック816に続き、ブロック816において、UE 102は、構成を使用せずに、セル124を介したページングを監視する(たとえば、図4A～図4Bおよび図6A～図6Dのイベント432および632)。
【0111】
ここで図9Aを参照すると、方法900Aは、好適なUEにおいて実施されることが可能であり、UEがセルの公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)のためのページングサブグループ化のサポートを有効化するかどうかに基づいて、アップリンクメッセージにおいてページングサブグループ化のサポートを示すべきかどうかを判定することを含む。明瞭にするために、方法900Aが、特にUE 102およびセル124に関連して検討される。
【0112】
ブロック902において、UE 102は、セル124を選択する(または再選択する)(たとえば、図4A～図4Bおよび図6A～図6Cのイベント422および622)。ブロック904において、UE 102は、セル124を介してアップリンクメッセージを送信すると決定する(たとえば、図4Bおよび図6B～図6Cのイベント492および650/692)。一部の実装において、アップリンクメッセージは、アップリンクNASメッセージであり、UE 102は、セル124を介してCNにアップリンクNASメッセージを送信する。実装によっては、アップリンクNASメッセージは、登録要求メッセージである。その他の実装において、アップリンクメッセージは、アップリンクRRCメッセージであり、UE 102は、セルを介してRANにアップリンクRRCメッセージを送信する。実装によっては、アップリンクRRCメッセージは、UE能力情報メッセージである。
【0113】
ブロック906において、UE 102は、UE 102がセル124のPLMNのためのページングサブグループ化のサポートを有効化するかどうかを判定する。一部の実装において、UE 102は、異なるネットワーク事業者のための異なる構成を記憶する。1つの実装において、UE 102は、セル124のネットワーク事業者のための構成を使用すると決定し得る。別の実装において、UE 102は、UE 102内のUSIMのネットワーク事業者のための構成を使用すると決定し得る。UE 102がページングサブグループ化をサポートするネットワーク事業者のための構成を使用する場合、UE 102は、UE 102がページングサブグループ化のサポートを有効化すると判定してよい。UE 102がサポートを有効化する場合、フローは、ブロック908に続き、ブロック908において、UE 102は、アップリンクメッセージ内でページングサブグループ化のサポートを示す。UE 102がサポートを有効化しない場合、フローは、ブロック910に続き、ブロック910において、UE 102は、アップリンクメッセージ内でページングサブグループ化のサポートを示すことを控える。それから、UE 102は、ブロック912において、セル124を介してアップリンクメッセージを送信する(たとえば、図4Bおよび図6B～図6Cのイベント492および650/692)。
【0114】
次に図9Bを参照すると、方法900Bは、概して方法900Aと類似しているが、ここでは、UEは、セルがページングサブグループ化をサポートするかどうかに基づいて、サポートを示すべきかどうかを判定する。より詳細には、図9Aの方法と図9Bの方法との違いが、以下で検討される。
【0115】
ブロック904においてUE 102がセル124を介してアップリンクメッセージを送信すると決定した後、UE 102は、ブロック907において、セル124がページングサブグループ化をサポートするかどうかを判定する。セル124がページングサブグループ化を確かにサポートする場合、フローは、上の方法900Aにおいて説明されたブロック908および912(たとえば、図4Bおよび図6B～図6Cのイベント492および650/692)に続く。セルがページングサブグループ化をサポートしない場合、フローは、上の方法900Aにおいて説明されたブロック910および912(たとえば、図4Bおよび図6B～図6Cのイベント492および650/692)に続く。
【0116】
ここで図10を参照すると、方法1000は、好適なUEにおいて実施されることが可能であり、それぞれPLMNに属する第1のセルおよび第2のセルを介してCNからページングサブグループの第1の構成および第2の構成を取得することを含む。明瞭にするために、方法1000が、特にUE 102およびCN 110に関連して検討される。
【0117】
ブロック1002において、UE 102は、ページングサブグループの構成を要求するために、PLMNの第1のトラッキングエリア(TA)に属する第1のセルを介してCN 110に第1のアップリンクNASメッセージを送信する(たとえば、図3～図7Dのイベント306、491、592、690、および790)。一部の実装において、フローは、ブロック1004に続き、ブロック1004において、UE 102は、CN 110から第1のダウンリンクNASメッセージを受信し、メッセージは、第1のセルを介したページングサブグループの第1の構成を含む(たとえば、図3～図7Dのイベント312、491、592、690、および790)。実装によっては、UE 102は、第1のアップリンクNASメッセージにページングサブグループ化のサポートを示すためのインジケーションを含める。
【0118】
ブロック1006において、UE 102は、それから、PLMNの第2のTAに属する第2のセルを選択する(または再選択する)(たとえば、図4A～図4Bおよび図6A～図6Cのイベント422および622)。ブロック1008において、UE 102は、ページングサブグループの構成を要求するために、第2のセルを介してCN 110に第2のアップリンクNASメッセージを送信する(たとえば、図4Bおよび図6B～図6Cのイベント492および692/650)。一部の実装において、UE 102は、構成の要求を通じて、ページングサブグループ化のサポートを示す。さらなる実装において、フローは、ブロック1010に続き、ブロック1010において、UE 102は、第2のセルを介してCN 110から第2のダウンリンクNASメッセージを受信し、メッセージは、ページングサブグループの第2の構成を含む(たとえば、図4Bおよび図6B～図6Cのイベント492および692/650)。実装によっては、UE 102は、アップリンクNASメッセージにページングサブグループ化のサポートを示すためのインジケーションを含める。一部の実装では、UE 102は、ブロック1006において第2のセルを選択した(または再選択した)後、ページングサブグループ化のサポートを有効化し続けるべきかどうかを判定する。UE 102がサポートを有効化し続けると決定する場合、UE 102は、ブロック1008において、第2のアップリンクNASメッセージ内でサポートのインジケーションを送信する。UE 102がサポートを有効化することを止めると決定する場合、UE 102は、第2のアップリンクNASメッセージにサポートのインジケーションを含めない。一部の実装において、第1の構成および第2の構成は、同じであるかまたは異なることが可能である。
【0119】
ここで図11を参照すると、方法1100は、好適なUEにおいて実施されることが可能であり、UEがページングサブグループの第1の構成をページングサブグループの第2の構成で更新するべきかまたは解放するべきかを判定することを含む。明瞭にするために、方法1100が、特にUE 102、CN 110、およびRAN 105に関連して検討される。
【0120】
ブロック1102において、UE 102は、RAN 105を介してCN 110から第1のダウンリンクNASメッセージを受信し、メッセージは、ページングサブグループの第1の構成を含む(たとえば、図3～図7Dのイベント312、491、505、690、および790)。ブロック1104において、UE 102は、第1の構成を受信した後、RAN 105を介してCN 110から第2のダウンリンクNASメッセージを受信する(たとえば、図4Bおよび図6Bのイベント492および692)。ブロック1106において、UE 102は、第2のダウンリンクNASメッセージがページングサブグループの第2の構成を含むかどうかを判定する(たとえば、図4Bおよび図6B～図6Cのイベント426および626)。第2のダウンリンクNASメッセージが第2の構成を含む場合、フローは、ブロック1108に続き、ブロック1108において、UE 102は、第1の構成をページングサブグループの第2の構成で更新する。第2のダウンリンクNASメッセージが第2の構成を含まない場合、フローは、ブロック1110に続き、ブロック1110において、UE 102は、ページングサブグループの第1の構成を解放する。一部の実装において、UE 102は、その代わりに、ブロック1110において第1の構成を保持する。実装によっては、第1の構成は、第2の構成と同じである場合があり、または2つの構成は、異なる場合がある。一部の実装において、第2のダウンリンクNASメッセージは、第2のダウンリンクNASメッセージが第2の構成を含まない場合に、第1の構成を解放することをUE 102に示すための明示的なインジケーションも含まない。
【0121】
ここで図12Aを参照すると、方法1200Aは、好適なRANにおいて実施されることが可能であり、セルがページングサブグループ化をサポートするかどうかに基づいて、ページングサブグループの構成に従ってUEをページングするべきかどうかを判定することを含む。明瞭にするために、方法1200Aが、特にUE 102、CN 110、およびRAN 105に関連して検討される。
【0122】
ブロック1202において、RAN 105は、CN 110からUE 102のためのページングサブグループの構成を受信する(たとえば、図3～図7Dのイベント310、491、505、690、および790)。一部の実装において、CN 110は、RAN 105が構成を受信すると同時に、または受信した後に、RAN 105を介してUE 102にダウンリンクNASメッセージを送信する。実装によっては、CN 110がUE 102に送信する構成は、RAN 105が受信する構成と同じである場合がある。ブロック1204において、RAN 105は、セルを介してUE 102をページングすると決定する(たとえば、図3～図7Dのイベント336/337、494/496、596、694/696、および794/796)。ブロック1206において、RAN 105は、セルがページングサブグループ化をサポートするかどうかを判定する。セルがページングサブグループ化を確かにサポートする場合、フローは、ブロック1208に続き、ブロック1208において、RAN 105は、構成に従ってセルを介してUE 102をページングする(たとえば、図3～図7Dのイベント336、494/496、596、694/696、および794/796)。セルがページングサブグループ化をサポートしない場合、フローは、ブロック1210に続き、ブロック1210において、RAN 105は、UE 102をページングするために構成を使用することを控える(たとえば、図3～図7Dのイベント337、494/496、596、694/696、および794/796)。ブロック1212において、RAN 105は、ページングサブグループの構成を使用せずにセルを介してUE 102をページングする(たとえば、図3～図7Dのイベント342/344、494/496、596、694/696、および794/796)。
【0123】
次に図12Bを参照すると、方法1200Bは、概して方法1200Aと類似しているが、RANが、UEが緊急PDUセッションを確立したかどうかをさらに判定する。より詳細には、図12Aの方法と図12Bの方法との違いが、以下で検討される。
【0124】
ブロック1204においてRAN 105がセルを介してUE 102をページングすると決定した後、フローは、ブロック1207に続き、ブロック1207において、RAN 105は、UE 102が緊急PDUセッションを有するかどうかを判定する(たとえば、図7A～図7Dのイベント782)。一部の実装において、RAN 105は、上の図7Aおよび図7Bにおいて説明されたように、UE 102が緊急PDUセッションを有するかどうかを判定する。UE 102が緊急PDUセッションを持たない場合、フローは、方法1200Aにおいて説明されたブロック1208に続く。UE 102が緊急PDUセッションを確かに有する場合、フローは、方法1200Aにおいて説明されたブロック1210および1212に続く(たとえば、図7A～図7Dのイベント763/753/756および799)。
【0125】
ここで図13Aを参照すると、方法1300Aは、好適なCUにおいて実施されることが可能であり、DUがページングサブグループの構成をサポートするかどうかに基づいて、CUからDUへのメッセージにページングサブグループの構成を含めるべきかどうかを判定することを含む。明瞭にするために、方法1300Aが、特にDU 174、CU 172、CN 110、およびUE 102に関連して検討される。
【0126】
ブロック1302において、CU 172は、CN 110からUE 102のためのページングサブグループの構成を受信する(たとえば、図3～図7Dのイベント310、491、505/517、690、790)。ブロック1304において、CU 172は、DU 174がページングサブグループの構成をサポートするかどうかを判定する。DU 174が構成をサポートする場合、フローは、ブロック1306に続き、ブロック1306において、CU 172は、構成を含むCUからDUへのメッセージをDU 174に送信する。DU 174が構成をサポートしない場合、フローは、ブロック1308に続き、ブロック1308において、CU 172は、構成を含まないCUからDUへのメッセージをDU 174に送信する。
【0127】
次に図13Bを参照すると、方法1300Bは、概して方法1300Aと類似しているが、CUが、UEが緊急PDUセッションを確立したかどうかをさらに判定する。より詳細には、図13Aの方法と図13Bの方法との違いが、以下で検討される。
【0128】
ブロック1302においてページングサブグループの構成を受信した後、CU 172は、ブロック1305において、UE 102が緊急PDUセッションを有するかどうかを判定する。UE 102が緊急PDUセッションを持たない場合、フローは、方法1300Aにおいて説明されたブロック1306に続く。UE 102が緊急PDUセッションを確かに有する場合、フローは、方法1300Aにおいて説明されたブロック1308に続く。一部の実装では、CU 172は、ブロック1305に加えて、方法1300Aにおいて説明されたブロック1304を実行し、UE 102が緊急セッションを持たず、DU 174が構成をサポートするときにのみ、構成を含むCUからDUへのメッセージを送信する。
【0129】
次に図13Cを参照すると、方法1300Cは、概して方法1300Aと類似しているが、CUが、CUがページングサブグループの構成をサポートするかどうかをさらに判定する。より詳細には、図13Aの方法と図13Cの方法との違いが、以下で検討される。
【0130】
ブロック1302においてページングサブグループの構成を受信した後、CU 172は、ブロック1303において、CU 172が構成をサポートするかどうかを判定する。CU 172が構成をサポートする場合、フローは、方法1300Aにおいて説明されたブロック1306に続く。CU 172が構成をサポートしない場合、フローは、方法1300Aにおいて説明されたブロック1308に続く。一部の実装において、CU 172が構成をサポートしない場合、CU 172は、CN 110に構成を送信する。実装によっては、CU 172は、CU 172が構成を認識せず、すべての認識されていないデータを含むメッセージをCN 110に転送すると判定する場合があり、またはCU 172は、CU 172が構成を認識するが、その構成をサポートすることができず、構成だけをCN 110に転送すると判定する場合がある。一部の実装において、CU 172は、ブロック1303に加えて、方法1300Aおよび1300Bにおいて説明されたブロック1304および1305のどちらかまたは両方を実行する。実装によっては、CU 172は、UE 102が緊急セッションを持たず、DU 174が構成をサポートし、CU 172が構成をサポートするときにのみ、構成を含むCUからDUへのメッセージを送信する場合がある。実装によっては、CU 172は、ブロック1303、1304、および1305の条件の何らかのサブセットが満たされるときに、構成を含むCUからDUへのメッセージを送信する場合もある。
【0131】
ここで図14Aを参照すると、方法1400Aは、好適なCNにおいて実施されることが可能であり、基地局がページングサブグループ化をサポートするかどうかに基づいて、基地局にページングサブグループの構成を送信するべきかどうかを判定することを含む。明瞭にするために、方法1400Aが、特にCN 110、RAN 105、基地局104、およびUE 102に関連して検討される。
【0132】
ブロック1402において、CN 110は、RAN 105を介してUE 102にページングサブグループの構成を送信する(たとえば、図3～図7Dのイベント310/310、491、505/517、690、および790)。ブロック1404において、CN 110は、UE 102に関するCNからBSへのメッセージをRAN 105の基地局104に送信すると決定する。ブロック1406において、CN 110は、基地局104がページングサブグループの構成をサポートするかどうかを判定する。CN 110が基地局104が構成をサポートすると判定する場合、フローは、ブロック1408に続き、ブロック1408において、CN 110は、CNからBSへのメッセージに構成を含める。CN 110が基地局104が構成をサポートしないと判定する場合、フローは、ブロック1410に続き、ブロック1410において、CNは、CNからBSへのメッセージに構成を含めることを控える。ブロック1408または1410のどちらかの後、フローは、ブロック1412に続き、ブロック1412において、CN 110は、基地局104にCNからBSへのメッセージを送信する(たとえば、図3～図7Dのイベント334、434、517、690、および797/727/729/754/731/734)。
【0133】
次に図14Bを参照すると、方法1400Bは、概して方法1400Aと類似しているが、CNが、UEが緊急PDUセッションを確立したかどうかをさらに判定する。より詳細には、図14Aの方法と図14Bの方法との違いが、以下で検討される。
【0134】
ブロック1404においてCN 110がUE 102に関するCNからBSへのメッセージをRAN 105の基地局104に送信すると決定した後、フローは、ブロック1407に進み、ブロック1407において、CN 110は、UE 102が緊急PDUセッションを有するかどうかを判定する(たとえば、図7A～図7Dのイベント782)。UE 102が緊急PDUセッションを持たない場合、フローは、方法1400Aにおいて説明されたブロック1408および1412に続く(たとえば、図7A～図7Dのイベント797、727、729、754、731、または734)。UE 102が緊急PDUセッションを有する場合、フローは、方法1400Aにおいて説明されたブロック1410および1412に続く(たとえば、図7A～図7Dのイベント797、727、729、754、731、または734)。
【0135】
ここで図15を参照すると、方法1500は、好適なCNにおいて実施されることが可能であり、UEからの登録要求がページングサブグループ化のサポートを示すかどうかに基づいて、RANを介してUEにページングサブグループの第2の構成を送信するべきかどうかを判定することを含む。明瞭にするために、方法1500が、特にCN 110、RAN 105、およびUE 102に関連して検討される。
【0136】
ブロック1502において、CN 110は、RAN 105を介してUE 102との初期登録手順を実行する(たとえば、図3～図7Dのイベント392、491、505、690/686、および790)。ブロック1504において、CN 110は、ページングサブグループの第1の構成をUE 102に送信する(たとえば、図3～図7Dのイベント310/312、491、505、690、および790)。一部の実装において、CN 110は、初期登録手順中に構成を送信する。その他の実装において、CN 110は、初期登録手順が完了した後に構成を送信する。ブロック1506において、CN 110は、RAN 105を介してUE 102から後続の登録要求を受信する(たとえば、図4Bおよび図6Bのイベント492および692)。それから、CN 110は、ブロック1508において、後続の登録要求を含むUE 102からのメッセージがページングサブグループ化のサポートのインジケーションをさらに含むかどうかを判定する。メッセージがサポートのインジケーションを含む場合、フローは、ブロック1510に続き、ブロック1510において、CN 110は、後続の登録受諾(registration accept)メッセージにページングサブグループの第2の構成を含める(たとえば、図4Bおよび図6Bのイベント492および692)。メッセージがサポートのインジケーションを含まない場合、フローは、ブロック1512に続き、ブロック1512において、CN 110は、後続の登録受諾メッセージに構成を含めることを控える(たとえば、図4Bおよび図6Bのイベント492および692)。一部の実装において、CN 110は、メッセージがサポートのインジケーションを含まない場合、第1のページングサブグループ構成を解放する。ブロック1510または1512のどちらかの後、フローは、ブロック1514に続き、ブロック1514において、CN 110は、RAN 105を介してUE 102に後続の登録受諾メッセージを送信する(たとえば、図4Bおよび図6Bのイベント492および692)。一部の実装において、ページングサブグループの第1の構成およびページングサブグループの第2の構成は、同じであるかまたは異なる場合がある。さらなる実装において、UE 102は、第1の構成を第2の構成で更新する。
【0137】
ここで図16を参照すると、方法1600は、好適なCNにおいて実施されることが可能であり、ページングサブグループの構成の適用を中断し、その後再開することを含む。明瞭にするために、方法1600が、特にCN 110、UE 102、およびRAN 105に関連して検討される。
【0138】
ブロック1602において、CN 110は、RAN 105を介してUE 102に第1のダウンリンクNASメッセージを送信し、メッセージは、ページングサブグループの構成を含む(たとえば、図3～図7Dのイベント310/312、491、505/517、690、および790)。ブロック1604において、CN 110は、それから、RAN 105に第1のCNからBSへのメッセージを送信し、CNからBSへのメッセージは、構成を含む(たとえば、図3～図7Dのイベント334、434、517、690、および797/727/729/754/731/734)。ブロック1606において、CN 110は、ページングサブグループの構成の適用を中断すると決定する。ブロック1608において、CN 110は、構成の適用を中断するようにRAN 105を構成するために、RAN 105に第2のCNからBSへのメッセージを送信する(たとえば、図7A～図7Dのイベント727/729)。一部の実装において、CN 110は、UE 102とCN 110との間で知られているイベントに応答して、構成の適用を中断するようにRANを構成すると決定する。そのような実装において、CN 110は、構成の適用を中断するようにUEを構成するためのダウンリンクNASメッセージを送信しない場合がある。その代わりに、UE 102が、構成の適用を中断し、構成を使用せずにページングを監視する場合がある。一部の実装において、UE 102およびCN 110に知られているイベントは、UE 102がCN 110との緊急PDUセッションを確立することである。
【0139】
ブロック1610において、CN 110は、ページングサブグループの構成の適用を再開すると決定してよい。ブロック1612において、CN 110は、構成の適用を再開するための第3のCNからBSへのメッセージを送信してよい(たとえば、図7A～図7Dのイベント729、731、734、または754)。一部の実装において、CN 110は、UE 102およびCN 110に知られているイベントが終了した後、第3のCNからBSへのメッセージを送信する。
【0140】
ここで図17を参照すると、方法1700は、好適なCNにおいて実施されることが可能であり、ページングサブグループの構成を解放すると決定し、その後、ページングサブグループの構成を解放するためのコマンドをUEに送信することを含む。明瞭にするために、方法1700が、特にCN 110、UE 102、およびRAN 105に関連して検討される。
【0141】
ブロック1702において、CN 110は、RAN 105を介してUE 102に第1のダウンリンクNASメッセージを送信し、メッセージは、ページングサブグループの構成を含む(たとえば、図3～図7Dのイベント310/312、491、505/517、690、および790)。ブロック1704において、CN 110は、構成を含む第1のCNからBSへのメッセージをRAN 105に送信する(たとえば、図3～図7Dのイベント334、434、517、690、および797/727/729/754/731/734)。ブロック1706において、CN 110は、構成を解放すると決定する。一部の実装において、CN 110は、UE 102とCN 110との間で知られているイベントに応答して、構成を解放すると決定する。実装によっては、イベントは、UE 102がCN 110との緊急PDUセッションを確立することである場合がある。
【0142】
ブロック1708において、CN 110は、ページングサブグループの構成を解放するために、RAN 105に第2のCNからBSへのメッセージを送信する。ブロック1710において、CN 110は、構成を解放するためにRAN 105を介してUE 102に第2のダウンリンクNASメッセージを送信してよい(たとえば、図7A～図7Dのイベント727/729)。そのような実装において、UE 102は、上述のようにイベントに応答して構成を解放する。一部の実装において、CN 110は、ページングサブグループの構成を解放するためにダウンリンクNASメッセージを送信することを控える。そのような実装において、UE 102は、上述のようにイベントに応答して、構成を使用することを控える。
【0143】
ここで図18を参照すると、方法1800は、ページングサブグループ化を管理するための、UE 102または別の好適なUEにおける方法である。
【0144】
ブロック1802において、UE 102は、RAN 105からページングサブグループの構成を受信する(たとえば、図3～図8、図10～図11、および図14～図17のイベント312、491、505、690、790、802、1004、1102、1402、1504、1602、および1702)。ブロック1804において、UE 102は、少なくともセルがページングサブグループ化をサポートするかどうかに基づいて、UE 102がセルにおいてページングを監視するために構成を使用するべきかどうかを判定する(たとえば、図3～図8および図9Bのイベント328/330/332、428/430/432、528/530/532、628/630/632、794、804、および907)。ブロック1806において、UE 102は、判定に従ってセルにおいてページングを監視する(たとえば、図3～図8のイベント330/332、430/432、530/532、630/632、794、および806/808)。
【0145】
ここで図19を参照すると、方法1900は、ページングサブグループ化を管理するための、RAN 105または別の好適なRANにおける方法である。
【0146】
ブロック1902において、RAN 105は、UE 102のためのページングサブグループの構成をコアネットワークから受信する(たとえば、図3～図8および図11～図17のイベント310、491、505/517、690、790、802、1102、1202、1302、1402、1504、1602、および1702)。ブロック1904において、RAN 105は、UE 102が動作するセルがページングサブグループ化をサポートすると判定する(たとえば、図3～図6Cおよび図12Aのイベント328、428、528、628、および1206)。ブロック1906において、RAN 105は、UE 102が動作するセルがページングサブグループ化をサポートするという判定に応答して、構成に従ってUE 102をページングする(たとえば、図3～図7Dおよび図12Aのイベント336/338/340、496、596、696、798、および1208)。
【0147】
ここで図20を参照すると、方法2000は、ページングサブグループ化を管理するための、CN 110または別の好適なCNにおける方法である。
【0148】
ブロック2002において、CN 110は、ページングサブグループの構成をRAN 105を介してUE 102に送信する(たとえば、図3～図8および図11～図17のイベント310/312、491、505/517、690、790、802、1102、1202、1302、1402、1504、1602、および1702)。ブロック2004において、CN 110は、それから、基地局104がページングサブグループ化をサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、RAN 105内の基地局104宛ての、UE 102に関連するメッセージが構成を含むべきかどうかを判定する(たとえば、図14Aのイベント1406)。ブロック2006において、CN 110は、そして、基地局104宛ての、UE 102に関連するメッセージを基地局104に送信する(たとえば、図14Aのイベント1412)。
【0149】
例の以下のリストは、本開示によって明示的に想定される様々な実施形態を反映する。
【0150】
例1. 無線アクセスネットワーク(RAN)のセル内で動作しているユーザ機器(UE)において実施されるページングサブグループ化を管理するための方法であって、処理ハードウェアによってRANからページングサブグループの構成を受信するステップと、少なくともセルがページングサブグループ化をサポートするかどうかに基づいて、UEがセルにおいてページングを監視するために構成を使用するべきかどうかを処理ハードウェアによって判定するステップと、処理ハードウェアによって、判定に従ってセルにおいてページングを監視するステップとを含む、方法。
【0151】
例2. 処理ハードウェアによってRANから、セルがページングサブグループ化をサポートするというインジケーションを含むシステム情報を受信するステップをさらに含む例1の方法。
【0152】
例3. 処理ハードウェアによってRANから、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連するメッセージを受信するステップであって、メッセージが、(i)UEがプロトコルに関連するアイドル状態または非アクティブ状態に遷移するべきであることを示し、(ii)ページングサブグループ化をサポートするセルのリストを含む、ステップをさらに含む例1の方法。
【0153】
例4. 構成の受信に応答して、セルがページングサブグループ化をサポートすると処理ハードウェアによって判定するステップをさらに含む例1の方法。
【0154】
例5. 登録受諾メッセージ内で構成を受信するステップを含む例4の方法。
【0155】
例6. セルがページングサブグループ化をサポートすると判定した後、新しいセルを選択または再選択するステップ、セルおよび新しいセルが同じRAN通知エリアに属するという判定に応答して、新しいセルがページングサブグループ化をサポートすると判定するステップをさらに含む例1から5のいずれかの方法。
【0156】
例7. セルがページングサブグループ化をサポートすると判定した後、新しいセルを選択または再選択するステップ、処理ハードウェアによって新しいセルにおいて、ページングサブグループの新しい構成を受信するステップをさらに含む例1から5のいずれかの方法。
【0157】
例8. 処理ハードウェアによってRANに、セルへの構成の要求を送信するステップをさらに含み、構成を受信ステップが、要求に応答する例1から7のいずれかの方法。
【0158】
例9. 監視するステップの後、新しいセルを選択または再選択するステップ、処理ハードウェアによってRANに、新しいセルへのページングサブグループの構成の要求を送信するステップをさらに含む例8の方法。
【0159】
例10. 処理ハードウェアによってRANに、UEがページングサブグループ化をサポートするというインジケーションを送信するステップをさらに含む例1から9のいずれかの方法。
【0160】
例11. インジケーションを送信するステップが、アップリンク非アクセス層メッセージ内でインジケーションを送信することを含む例10の方法。
【0161】
例12. 非アクセス層メッセージが、登録要求である例11の方法。
【0162】
例13. インジケーションを送信するステップが、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連するアップリンクメッセージ内でインジケーションを送信することを含む例10の方法。
【0163】
例14. アップリンクメッセージが、能力情報メッセージである例13の方法。
【0164】
例15. 無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する接続状態から、プロトコルに関連するアイドル状態または非アクティブ状態に遷移する前に、インジケーションを送信するステップを含む例10から14のいずれかの方法。
【0165】
例16. セルの選択または再選択に応答してインジケーションを送信するステップを含む例10から14のいずれかの方法。
【0166】
例17. セルが関連付けられる公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)のためのページングサブグループ化をサポートするようにUEが構成されているとの判定に応答してインジケーションを送信するステップを含む例10から16のいずれかの方法。
【0167】
例18. セルがページングサブグループ化をサポートするという判定に応答してインジケーションを送信するステップを含む例10から16のいずれかの方法。
【0168】
例19. 監視するステップが、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連するアイドル状態で構成に従ってセルにおいてページングを監視することを含む上記例のいずれかの方法。
【0169】
例20. 監視するステップが、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブ状態で構成に従ってセルにおいてページングを監視することを含む上記例のいずれかの方法。
【0170】
例21. UEが緊急PDUセッションを確立したという判定に応答して、UEがページングを監視するために構成を使用することを控えるべきであると処理ハードウェアによって判定するステップをさらに含む例1の方法。
【0171】
例22. 緊急PDUセッションが解放されるという判定に応答して、UEがページングを監視するために構成を使用するべきであると処理ハードウェアによって判定するステップをさらに含む例21の方法。
【0172】
例23. UEが緊急PDUセッションを確立したという判定に応答して、処理ハードウェアによって構成を解放するステップをさらに含む例1の方法。
【0173】
例24. 処理ハードウェアによって、監視するステップの後、ページングサブグループの第2の構成を受信するステップと、ページングサブグループの第2の構成を使用してページングサブグループの構成を更新するステップとをさらに含む上記例のいずれかの方法。
【0174】
例25. 処理ハードウェアを含み、例1から24のいずれかによる方法を実施するように構成されたユーザ機器(UE)。
【0175】
例26. UEのためのページングサブグループ化を管理するための方法であって、無線アクセスネットワーク(RAN)において実施され、処理ハードウェアによってコアネットワーク(CN)から、UEのためのページングサブグループの構成を受信するステップと、UEが動作するセルがページングサブグループ化をサポートすると処理ハードウェアによって判定するステップと、判定に応答して、処理ハードウェアによって、構成に従ってUEをページングするステップとを含む、方法。
【0176】
例27. 判定するステップが、UEが緊急PDUセッションに現在従事していないと判定することをさらに含む例26の方法。
【0177】
例28. 分散型基地局の集中ユニット(CU: centralized unit)において構成を受信するステップと、処理ハードウェアによって、分散型基地局の分散ユニット(DU)に構成を送信するステップとを含む例26の方法。
【0178】
例29. UEが緊急PDUセッションに現在従事していないという判定に応答してDUに構成を送信するステップを含む例28の方法。
【0179】
例30. CUがページングサブグループ化をサポートするという判定に応答してDUに構成を送信するステップを含む例28または29のどちらかの方法。
【0180】
例31. 処理ハードウェアによってUEに、セルがページングサブグループ化をサポートするというインジケーションを含むシステム情報を送信するステップをさらに含む例26から30のいずれかの方法。
【0181】
例32. 処理ハードウェアによってUEに、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連するメッセージを送信するステップであって、メッセージが、(i)UEがプロトコルに関連するアイドル状態または非アクティブ状態に遷移するべきであることを示し、(ii)ページングサブグループ化をサポートするセルのリストを含む、ステップをさらに含む例26から30のいずれかの方法。
【0182】
例33. 処理ハードウェアによってUEから、セルのための構成の要求を受信するステップ、処理ハードウェアによってUEに、要求に応答して構成を送信するステップをさらに含む例26から32のいずれかの方法。
【0183】
例34. 1つまたは複数のネットワークノードを含み、例26から33のいずれかによる方法を実施するように構成された無線アクセスネットワーク(RAN)。
【0184】
例35. UEのためのページングサブグループ化を管理するための方法であって、コアネットワーク(CN)において実施され、処理ハードウェアによって無線アクセスネットワーク(RAN)を介してユーザ機器(UE)にページングサブグループの構成を送信するステップと、基地局がページングサブグループ化をサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、RAN内の基地局宛ての、UEに関連するメッセージが構成を含むべきかどうかを処理ハードウェアによって判定するステップと、処理ハードウェアによって基地局に、基地局宛ての、UEに関連するメッセージを送信するステップとを含む、方法。
【0185】
例36. 判定するステップが、基地局がページングサブグループ化をサポートしないという判定に応答して、メッセージに構成を含めることを控えることを含む例35の方法。
【0186】
例37. 判定するステップが、基地局がページングサブグループ化をサポートするという判定に応答して、メッセージに構成を含めることを含む例35の方法。
【0187】
例38. メッセージが構成を含むべきかどうかを判定するステップが、UEが緊急PDUセッションに現在従事しているかどうかにさらに基づく例35の方法。
【0188】
例39. メッセージが、CNからBSへのメッセージである例35の方法。
【0189】
例40. 処理ハードウェアを含み、例35から39のいずれかによる方法を実施するように構成されたコアネットワーク(CN)。
【0190】
以下の説明が、上の説明に適用されてよい。
【0191】
一部の実装においては、「メッセージ」が使用され、「情報要素(IE)」によって置き換えられ得る。一部の実装においては、「IE」が使用され、「フィールド」によって置き換えられ得る。一部の実装において、「構成(configuration)」は、「構成(configurations)」または構成パラメータによって置き換えられ得る。一部の実装において、「早期データ通信」は、「小データ通信(small data communication)」によって置き換えられることが可能であり、「早期データ送信」は、「小データ送信」によって置き換えられることが可能である。
【0192】
セルが時分割複信(TDD)モードまたはTDDキャリア周波数で動作させられる場合、セルのDL BWPおよびUL BWP(すなわち、DL BWPに関連する)は、同じBWPであることが可能である。セルが周波数分割複信(FDD)モードまたは一対のFDDキャリア周波数(すなわち、ULキャリア周波数およびDLキャリア周波数)で動作させられる場合、セルのDL BWPおよびUL BWP(すなわち、DL BWPに関連する)は、異なるBWPである。この場合、DL BWPは、DLキャリア周波数のBWPであり、UL BWPは、ULキャリア周波数のBWPである。一部の実装において、セルのUL BWPのうちの1つは、その他のUL BWPと部分的に重なり得るか、またはその他のUL BWPとまったく重ならない。その他の実装において、UL BWPのうちの1つは、完全にその他のUL BWPの中にあることが可能である。一部の実装において、セルのDL BWPのうちの1つは、その他のUL BWPと部分的に重なり得るか、またはその他のUL BWPとまったく重ならない。その他の実装において、DL BWPのうちの1つは、完全にその他のUL BWPの中にあることが可能である。
【0193】
本開示の技術が実装され得るユーザデバイス(たとえば、UE 102)は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、モバイルゲームコンソール、販売時点情報管理(POS: point-of-sale)端末、健康モニタリングデバイス、ドローン、カメラ、メディアストリーミングドングルもしくは別のパーソナルメディアデバイス、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、ワイヤレスホットスポット、フェムトセル、またはブロードバンドルータなどのワイヤレス通信が可能な任意の好適なデバイスであることが可能である。さらに、場合によっては、ユーザデバイスは、乗り物のヘッドユニット(head unit)または先進運転支援システム(ADAS: advanced driver assistance system)などの電子システムに組み込まれる場合がある。さらに、ユーザデバイスは、モノのインターネット(IoT)デバイスまたはモバイルインターネットデバイス(MID)として動作し得る。種類に応じて、ユーザデバイスは、1つまたは複数の汎用プロセッサ、コンピュータ可読メモリ、ユーザインターフェース、1つまたは複数のネットワークインターフェース、1つまたは複数のセンサーなどを含み得る。
【0194】
特定の実施形態が、論理またはいくつかの構成要素もしくはモジュールを含むものとして本開示において説明されている。モジュールは、ソフトウェアモジュール(たとえば、コード、もしくは非一時的機械可読媒体に記憶された機械可読命令)、またはハードウェアモジュールである場合がある。ハードウェアモジュールは、特定の動作を実行することができる有形のユニットであり、特定の方法で構成または配列されてよい。ハードウェアモジュールは、特定の動作を実行するように(たとえば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)などの専用プロセッサとして)恒久的に構成される専用の回路または論理を含み得る。また、ハードウェアモジュールは、特定の動作を実行するようにソフトウェアによって一時的に構成されるプログラミング可能な論理または回路を(たとえば、汎用プロセッサまたはその他のプログラミング可能なプロセッサ内に包含されるものとして)含んでよい。専用の恒久的に構成された回路または(たとえば、ソフトウェアによって構成された)一時的に構成された回路にハードウェアモジュールを実装する判断は、コストおよび時間の考慮によって促される可能性がある。
【0195】
ソフトウェアに実装されるとき、技術は、オペレーティングシステムの一部、複数のアプリケーションによって使用されるライブラリ、特定のソフトウェアアプリケーションなどとして提供され得る。ソフトウェアは、1つもしくは複数の汎用プロセッサまたは1つもしくは複数の専用プロセッサによって実行され得る。
【符号の説明】
【0196】
100 ワイヤレス通信システム
101 UE
103 UE
102 UE
104 基地局(BS)
104A 基地局
104B 基地局
105 RAN
106 基地局
106A 基地局
106B 基地局
110 コアネットワーク(CN)
111 進化型パケットコア(EPC)
112 サービングゲートウェイ(SGW)
114 モビリティ管理エンティティ(MME)
116 パケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)
124 セル
126 セル
130 処理ハードウェア
132 構成要素、媒体アクセス制御(MAC)コントローラ
134 構成要素、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)コントローラ
136 構成要素、RRCコントローラ
138 構成要素、ページングコントローラ
142 構成要素、MACコントローラ
144 構成要素、PDCPコントローラ
146 構成要素、RRCコントローラ
148 構成要素、ページングコントローラ
150 処理ハードウェア
152 媒体アクセス制御(MAC)コントローラ
154 PDCPコントローラ
156 RRCコントローラ
158 ページングコントローラ
160 第5世代(5G)コア(5GC)
162 ユーザプレーン機能(UPF)
164 アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)
166 セッション管理機能(SMF)
172 中央ユニット(CU)
172A CU-CP
172B CU-UP
174 DU
200 プロトコルスタック
202A EUTRAの物理レイヤ(PHY)
202B NR PHY
204A EUTRA MACサブレイヤ
204B NR MACサブレイヤ
206A EUTRA RLCサブレイヤ
206B NR RLCサブレイヤ
208 EUTRA PDCPサブレイヤ
210 NR PDCPサブレイヤ
212 サービスデータ適応プロトコル(SDAP)
214 RRC
250 無線プロトコルスタック
300 シナリオ
304 イベント
306 イベント
308 イベント
310 イベント、Registration Acceptメッセージ
312 イベント
314 イベント
316 イベント
318 イベント
328 イベント
330 イベント
332 イベント
334 イベント
336 イベント
337 イベント
338 イベント
340 イベント
342 イベント
344 イベント
392 イベント、登録手順
394 イベント
396 強化されたまたはレガシーページング手順
398 強化されたページング手順
399 レガシーページング手順
400A シナリオ
400B シナリオ
422 イベント
426 イベント
428 イベント
430 イベント
432 イベント
434 イベント
491 イベント、登録手順
492 イベント、登録手順
494 イベント、強化されたまたはレガシーページング手順
496 イベント、ページング手順
500 シナリオ
504 イベント
505 イベント
517 イベント
518 イベント
521 イベント
528 イベント
530 イベント
532 イベント
533 イベント
590 非アクティブ状態に遷移するための手順
592 イベント
594 イベント
596 イベント、強化されたまたはレガシーページング手順
600A シナリオ
600B シナリオ
600C シナリオ
602 システム情報
621 ステップ
622 イベント
624 イベント
626 イベント
628 イベント
630 イベント
632 イベント
639 ページング
641 ページング
650 イベント、ステップ
652 ステップ
654 ステップ
656 ステップ
658 ステップ
660 ステップ
662 ステップ
664 ステップ
686 イベント、再開手順
690 イベント、非アクティブ状態に遷移するための手順
692 イベント、登録手順
694 イベント、強化されたまたはレガシーページング手順
696 イベント、強化されたまたはレガシーページング手順
700A シナリオ
700B シナリオ
700C シナリオ
700D シナリオ
703 イベント
718 RRC解放メッセージ
727 イベント
729 イベント、CNからBSへのメッセージ
730 イベント
731 イベント、CNからBSへのメッセージ
732 イベント
734 イベント
740 RRC解放メッセージ
752 イベント
753 イベント
754 イベント、CNからBSへのメッセージ
756 イベント
763 イベント
782 イベント
784 緊急PDUセッション解放手順
786 再開手順
790 イベント、非アクティブ状態に遷移するための手順
794 イベント、強化されたまたはレガシーページング手順
796 イベント
797 イベント
798 イベント、強化されたページング手順
799 イベント、レガシーページング手順
800 方法
802 イベント
804 イベント
806 イベント
808 イベント
900A 方法
900B 方法
907 イベント
1000 方法
1004 イベント
1100 方法
1102 イベント
1200A 方法
1200B 方法
1202 イベント
1206 イベント
1208 イベント
1300A 方法
1300B 方法
1300C 方法
1302 イベント
1400A 方法
1400B 方法
1402 イベント
1406 イベント
1412 イベント
1500 方法
1504 イベント
1600 方法
1602 イベント
1700 方法
1702 イベント
1800 方法
1900 方法
2000 方法
101 UE
103 UE
102 UE
104 基地局(BS)
104A 基地局
104B 基地局
105 RAN
106 基地局
106A 基地局
106B 基地局
110 コアネットワーク(CN)
111 進化型パケットコア(EPC)
112 サービングゲートウェイ(SGW)
114 モビリティ管理エンティティ(MME)
116 パケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)
124 セル
126 セル
130 処理ハードウェア
132 構成要素、媒体アクセス制御(MAC)コントローラ
134 構成要素、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)コントローラ
136 構成要素、RRCコントローラ
138 構成要素、ページングコントローラ
142 構成要素、MACコントローラ
144 構成要素、PDCPコントローラ
146 構成要素、RRCコントローラ
148 構成要素、ページングコントローラ
150 処理ハードウェア
152 媒体アクセス制御(MAC)コントローラ
154 PDCPコントローラ
156 RRCコントローラ
158 ページングコントローラ
160 第5世代(5G)コア(5GC)
162 ユーザプレーン機能(UPF)
164 アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)
166 セッション管理機能(SMF)
172 中央ユニット(CU)
172A CU-CP
172B CU-UP
174 DU
200 プロトコルスタック
202A EUTRAの物理レイヤ(PHY)
202B NR PHY
204A EUTRA MACサブレイヤ
204B NR MACサブレイヤ
206A EUTRA RLCサブレイヤ
206B NR RLCサブレイヤ
208 EUTRA PDCPサブレイヤ
210 NR PDCPサブレイヤ
212 サービスデータ適応プロトコル(SDAP)
214 RRC
250 無線プロトコルスタック
300 シナリオ
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310 イベント、Registration Acceptメッセージ
312 イベント
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392 イベント、登録手順
394 イベント
396 強化されたまたはレガシーページング手順
398 強化されたページング手順
399 レガシーページング手順
400A シナリオ
400B シナリオ
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491 イベント、登録手順
492 イベント、登録手順
494 イベント、強化されたまたはレガシーページング手順
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500 シナリオ
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517 イベント
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533 イベント
590 非アクティブ状態に遷移するための手順
592 イベント
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596 イベント、強化されたまたはレガシーページング手順
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664 ステップ
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690 イベント、非アクティブ状態に遷移するための手順
692 イベント、登録手順
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696 イベント、強化されたまたはレガシーページング手順
700A シナリオ
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703 イベント
718 RRC解放メッセージ
727 イベント
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730 イベント
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740 RRC解放メッセージ
752 イベント
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782 イベント
784 緊急PDUセッション解放手順
786 再開手順
790 イベント、非アクティブ状態に遷移するための手順
794 イベント、強化されたまたはレガシーページング手順
796 イベント
797 イベント
798 イベント、強化されたページング手順
799 イベント、レガシーページング手順
800 方法
802 イベント
804 イベント
806 イベント
808 イベント
900A 方法
900B 方法
907 イベント
1000 方法
1004 イベント
1100 方法
1102 イベント
1200A 方法
1200B 方法
1202 イベント
1206 イベント
1208 イベント
1300A 方法
1300B 方法
1300C 方法
1302 イベント
1400A 方法
1400B 方法
1402 イベント
1406 イベント
1412 イベント
1500 方法
1504 イベント
1600 方法
1602 イベント
1700 方法
1702 イベント
1800 方法
1900 方法
2000 方法
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【手続補正書】
【提出日】2024-03-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線アクセスネットワーク(RAN)のセル内で動作しているユーザ機器(UE)において実施されるページングサブグループ化を管理するためのコンピュータ実装方法であって、前記UEから前記RANに、ページングサブグループ化のサポートのインジケーションを送信するステップと、
前記UEにおいて前記RANからページングサブグループの構成を受信するステップと、
前記UEにおいて、少なくとも前記ページングサブグループの前記構成に基づいて前記セルにおいてページングを監視するステップとを含む、方法。
【請求項2】
前記UEにおいて前記RANから、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連するメッセージを受信するステップであって、前記メッセージが、(i)前記UEが前記プロトコルに関連するアイドル状態または非アクティブ状態に遷移するべきであることを示し、(ii)ページングサブグループ化をサポートするセルのリストを含む、ステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ページングサブグループの前記構成を受信するステップが、登録受諾メッセージ内で前記ページングサブグループの前記構成を受信することを含む請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記構成を受信した後、新しいセルを選択または再選択するステップ、前記セルおよび前記新しいセルが同じRAN通知エリアに属するという判定に応答して、前記新しいセルがページングサブグループ化をサポートすると判定するステップをさらに含む請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記ページングを監視するステップが、
前記UEにおいて前記RANからページングインジケーションを受信することを含み、
前記ページングを監視するステップが、前記ページングインジケーションにさらに基づく請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記インジケーションを送信するステップが、アップリンク非アクセス層メッセージ内で前記インジケーションを送信することを含む請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する接続状態から、前記プロトコルに関連するアイドル状態または非アクティブ状態に遷移する前に、前記インジケーションを送信するステップを含む請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
(i)前記セルが関連付けられる公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)のためのページングサブグループ化をサポートするように前記UEが構成されているという判定、(ii)前記セルがページングサブグループ化をサポートするという判定、または(iii)前記セルの選択もしくは再選択のうちの少なくとも1つに応答して、前記インジケーションを送信するステップを含む請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
監視するステップが、(i)無線リソースを制御するためのプロトコルに関連するアイドル状態、または(ii)無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブ状態のうちの少なくとも一方で前記構成に従って前記セルにおいてページングを監視することを含む請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記UEが緊急PDUセッションを確立したという判定に応答して、ページングを監視するために前記構成を使用することを止めると前記UEにおいて決定するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項11】
ユーザ機器(UE)のためのページングサブグループ化を管理するためのコンピュータ実装方法であって、コアネットワーク(CN)において実施され、前記CNにおいて前記UEから、前記UEに関するページングサブグループ化のサポートのインジケーションを受信するステップと、
前記CNから前記UEに、ページングサブグループの構成を送信するステップと、
前記CNによって、前記ページングサブグループの前記構成に従って前記UEにページングされるメッセージを送信するステップとを含む、方法。
【請求項12】
ページングされる前記メッセージを送信するステップが、
前記CNに関連する無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに、ページングされる前記メッセージを送信することを含む請求項11に記載の方法。
【請求項13】
基地局がページングサブグループ化をサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、前記CNに関連するRAN内の前記基地局宛ての、前記UEに関連するメッセージが前記構成を含むべきかどうかを判定するステップをさらに含む請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記メッセージが前記構成を含むべきかどうかを判定するステップが、前記UEが緊急PDUセッションを持たないかどうかにさらに基づく請求項13に記載の方法。
【請求項15】
処理ハードウェアを含み、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された装置。
【国際調査報告】