IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ケースメッド エンジニアリングの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-09
(54)【発明の名称】容器用アプリケータ
(51)【国際特許分類】
   B65D 47/42 20060101AFI20240702BHJP
【FI】
B65D47/42 100
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022550036
(86)(22)【出願日】2022-06-02
(85)【翻訳文提出日】2022-08-19
(86)【国際出願番号】 US2022031994
(87)【国際公開番号】W WO2023234941
(87)【国際公開日】2023-12-07
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519416864
【氏名又は名称】ケースメッド エンジニアリング,エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】CASEMED ENGINEERING
【住所又は居所原語表記】38535 North Chicago Avenue, Wadsworth, Illinois 60083, United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【弁理士】
【氏名又は名称】川上 美紀
(74)【代理人】
【識別番号】100196117
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 利恵
(72)【発明者】
【氏名】ケイシー サマングーイー
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA03
3E084AA12
3E084AA24
3E084BA02
3E084CA01
3E084CC03
3E084DA01
3E084DB12
3E084DC03
3E084FA09
3E084FB01
3E084GA01
3E084GB01
3E084KB01
3E084KB10
3E084LA17
3E084LB02
3E084LC01
3E084LD01
3E084LG02
3E084LG06
(57)【要約】
容器用アプリケータは支持構造体を含み、支持構造体は、凸面を有する第1の端部、第1の端部から離れる方向に延在する1以上の側面、第1の端部に対向して内部キャビティへの開口を有する第2の端部、及び第1の端部と内部キャビティの間に流通を与える1以上の長手通路を含む。支持構造体は、第2の端部において容器に取外し可能に取り付けられるように適合され、さらに、凸面にアプリケータパッドを取外し可能に取り付けるように適合される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器用アプリケータであって、
支持構造体であって、
凸面を有する第1の端部及び該第1の端部から離れる方向に延在する1以上の側面と、
前記第1の端部に対向して内部キャビティへの開口を有する第2の端部と、
前記第1の端部と前記内部キャビティの間に流通を与える1以上の長手通路と、
を備え、
前記支持構造体は、前記第2の端部において容器に取外し可能に取り付けられるように適合され、
前記支持構造体は、前記凸面にアプリケータパッドを取外し可能に取り付けるように適合された、支持構造体、
を備えるアプリケータ。
【請求項2】
前記アプリケータパッドをさらに備え、該アプリケータパッドは前記凸面とは逆を向く適用面を備え、該適用面は、滑らかな面、隆起部、隆線部及びこれらの組合せからなる群から選択される表面テクスチャを有する、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項3】
前記アプリケータパッドをさらに備え、該アプリケータパッドは、フック及びループアタッチメントを介して前記凸面に取外し可能に取り付けられる、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項4】
前記支持構造体が、さらに、アプリケータパッドホルダーリングを前記第1の端部と近接する前記1以上の側面に取外し可能に取り付けるように適合された、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項5】
前記支持構造体が、ネジ部、前記支持構造体に配置された1以上の凹部を含むスナップフィット接続部、前記支持構造体から延在する1以上の突起を含むスナップフィット接続部、プレスフィット部、バヨネットスロット及びピン接続部、並びにこれらの組合せからなる群から選択された取付け機構によって、前記アプリケータパッドホルダーリングを前記第1の端部と近接する前記1以上の側面に取外し可能に取り付けるように適合された、請求項4に記載のアプリケータ。
【請求項6】
前記支持構造体が、ネジ部、前記支持構造体に配置された1以上の凹部を含むスナップフィット接続部、前記支持構造体から延在する1以上の突起を含むスナップフィット接続部、プレスフィット部、バヨネットスロット及びピン接続部、並びにこれらの組合せからなる群から選択された取付け機構によって、前記第2の端部において前記容器に取外し可能に取り付けられるように適合された、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項7】
前記支持構造体は、アダプタを介して前記第2の端部において前記容器に取外し可能に取り付けられるように適合され、前記アダプタへの前記支持構造体の取外し可能な取付けは、ネジ部、前記支持構造体に配置された1以上の凹部を含むスナップフィット接続部、前記支持構造体から延在する1以上の突起を含むスナップフィット接続部、プレスフィット部、バヨネットスロット及びピン接続部、並びにこれらの組合せからなる群から選択された取付け機構によるものであり、前記容器への前記アダプタの取外し可能な取付けは、ネジ部、前記支持構造体に配置された1以上の凹部を含むスナップフィット接続部、前記支持構造体から延在する1以上の突起を含むスナップフィット接続部、プレスフィット部、バヨネットスロット及びピン接続部、並びにこれらの組合せからなる群から選択された取付け機構によるものである、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項8】
前記アプリケータパッドと、
アプリケータパッドホルダーリングと、
をさらに備え、
前記アプリケータパッドホルダーリングは、前記アプリケータパッドを前記支持構造体の前記第1の端部の前記凸面上に取外し可能に取り付ける、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項9】
前記支持構造体に対する前記アプリケータパッドホルダーリングの取外し可能な取付けは、前記支持構造体から延在する1以上の突起を含むスナップフィット接続部、前記支持構造体内に延在する1以上の溝を含むスナップフィット接続部、プレスフィット部、バヨネットスロット及びピン接続部、並びにこれらの組合せからなる群から選択される取付け機構によるものである、請求項8に記載のアプリケータ。
【請求項10】
前記アプリケータパッドホルダーリング上に前記支持構造体に取り付けられるカバーをさらに備える請求項8に記載のアプリケータ。
【請求項11】
前記長手通路は、前記第2の端部から前記第1の端部への前記1以上の長手通路の各々を通じる流れを可能とする一方向バルブを含む、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項12】
前記アプリケータの少なくとも一部分が、抗菌材料から作製され又は抗菌材料で被覆された、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項13】
前記1以上の長手通路に跨って配置された1以上のユーザ選択可能なバルブをさらに備え、該1以上のユーザ選択可能なバルブの各々は閉塞及び封止構成並びに開放構成を有する、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項14】
前記1以上のユーザ選択可能なバルブの各々は、スプリング式押しボタンバルブ及びツイストノブバルブからなるバルブの群から選択される、請求項13に記載のアプリケータ。
【請求項15】
容器用アプリケータであって、
アプリケータパッドと、
支持構造体であって、
凸面を有する第1の端部及び該第1の端部から離れる方向に延在する1以上の側面と、
前記第1の端部に対向して内部キャビティへの開口を有する第2の端部と、
前記第1の端部と前記内部キャビティの間に流通を与える1以上の長手通路と、
を備え、
前記支持構造体は、前記第2の端部において容器に取外し可能に取り付けられるように適合され、
前記支持構造体は、前記凸面に前記アプリケータパッドを取外し可能に取り付けるように適合された、支持構造体と、
を備えるアプリケータ。
【請求項16】
前記1以上の長手通路に跨って配置された1以上のユーザ選択可能なバルブをさらに備え、該1以上のユーザ選択可能なバルブの各々は閉塞及び封止構成並びに開放構成を有する、請求項15に記載のアプリケータ。
【請求項17】
アプリケータパッドホルダーリングをさらに備え、
前記アプリケータパッドホルダーリングは、前記アプリケータパッドを前記支持構造体の前記第1の端部の前記凸面上に取外し可能に取り付ける、請求項16に記載のアプリケータ。
【請求項18】
前記1以上のユーザ選択可能なバルブの各々は、スプリング式押しボタンバルブ及びツイストノブバルブからなるバルブの群から選択される、請求項17に記載のアプリケータ。
【請求項19】
容器用アプリケータであって、
アプリケータパッドと、
支持構造体であって、
凸面を有する第1の端部及び該第1の端部から離れる方向に延在する1以上の側面と、
前記第1の端部に対向して内部キャビティへの開口を有する第2の端部と、
前記第1の端部と前記内部キャビティの間に流通を与える1以上の長手通路と、
を備え、
前記支持構造体は、前記第2の端部において容器に取外し可能に取り付けられるように適合され、
前記支持構造体は、前記凸面に前記アプリケータパッドを取外し可能に取り付けるように適合された、支持構造体と、
前記1以上の長手通路に跨って配置された1以上のユーザ選択可能なバルブであって、該1以上のユーザ選択可能なバルブの各々は閉塞及び封止構成並びに開放構成を有する、1以上のユーザ選択可能なバルブと、
を備えるアプリケータ。
【請求項20】
複数の追加のアプリケータパッドと、
前記複数の追加のアプリケータパッドのための収容ケースと、
をさらに備える請求項19に記載のアプリケータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器用アプリケータに関する。特に、本発明は、支持構造体の凸面上に設置される使い捨てのアプリケータパッド及び支持構造体上に配置されるユーザ選択可能な吐出バルブを有するアプリケータに関し、支持構造体は、アプリケータを通じてその内容物を分配するために容器に取り付けられ得る。
【背景技術】
【0002】
クリーム、ローション、ゲル、粉末及び任意の他の流動性材料のための容器、例えば、限定することなく、化粧品及び医薬品は、内容物がユーザによってアクセスされる容器内で販売及び保存されることが多い。例えば、このような容器は、限定することなく、ボトル、エアレスボトル、点滴器、広口瓶、押出しチューブ、デオドラント容器、リップグロス容器、美容スティック、リップスティック、コンパクト、パレット、ポンプ及びスプレーを含む。このような容器は、そこに保管される製品の塗布物を保持する容量を有し得るものであり、結果として内容物は潜在的に複数のユーザによって使用可能であり、交差汚染の懸念をもたらす。容器の内容物は、洗浄液、オイル、グリース、腐食性の流体などの工業用又は洗浄用製品であることもある。容器の種類又はその内容物にかかわらず、内容物は、容器内への開口を通じてアクセスされる。任意の種類の容器の開口上に適用され得る簡素で、経済的でかつ使い捨てのアプリケータへのニーズがあり、アプリケータは衛生的な未使用のアプリケータ面を連続する各ユーザに提供するように各使用後に廃棄され得る。また、このような容器は、旅行用に持ち運ばれる場合、例えば、航空機内の低下した気圧に曝されたり、荷物内で押しつぶされたりすることで漏れることが多い。したがって、使用が選択されていない場合に漏出に対する封止を与えるユーザ選択可能なディスペンスバルブを含むアプリケータへの更なるニーズがある。
【発明の概要】
【0003】
本発明の一態様では、容器用アプリケータは支持構造体を備え、支持構造体は、凸面を有する第1の端部、第1の端部から離れる方向に延在する1以上の側面、第1の端部に対向して内部キャビティへの開口を有する第2の端部、及び第1の端部と内部キャビティの間に流通を与える1以上の長手通路を備える。支持構造体は、第2の端部において容器に取外し可能に取り付けられるように適合され、さらに、凸面にアプリケータパッドを取外し可能に取り付けるように適合される。
【0004】
本発明の他の態様では、容器用アプリケータはアプリケータパッドと、支持構造体とを備え、支持構造体は、凸面を有する第1の端部、第1の端部から離れる方向に延在する1以上の側面、第1の端部に対向して内部キャビティへの開口を有する第2の端部、及び第1の端部と内部キャビティの間に流通を与える1以上の長手通路を備える。支持構造体は、第2の端部において容器に取外し可能に取り付けられるように適合され、さらに、凸面にアプリケータパッドを取外し可能に取り付けるように適合される。
【0005】
本発明のさらなる態様では、容器用アプリケータはアプリケータパッドと、支持構造体とを備え、支持構造体は、凸面を有する第1の端部、第1の端部から離れる方向に延在する1以上の側面、第1の端部に対向して内部キャビティへの開口を有する第2の端部、及び第1の端部と内部キャビティの間に流通を与える1以上の長手通路を備える。支持構造体は、第2の端部において容器に取外し可能に取り付けられるように適合され、さらに、凸面にアプリケータパッドを取外し可能に取り付けるように適合される。アプリケータは1以上の長手通路に跨って配置された1以上のユーザ選択可能なバルブをさらに備え、1以上のユーザ選択可能なバルブの各々は閉塞及び封止構成並びに開放構成を有する。
【0006】
実施形態では、バルブ管は1以上の側面の1つを通じて配置され、バルブ管は長手通路と交差し、長手通路を越えて横方向に延在する長手断面を有する。実施形態では、バルブシャフトを有するバルブがバルブ管内に配置され、バルブシャフトは1以上の側面を越えてバルブ管の外部に延在するアクチュエータ部に接続される。種々の実施形態において、バルブは、長手通路での流通を可能とする開放構成、及び長手通路での流通を遮断する閉塞構成を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施形態による支持構造体の斜視図である。
図2図1の線2-2に概ね沿う断面図である。
図3A】実施形態によるアプリケータの分解斜視図である。
図3B】他の実施形態による、アダプタを含むアプリケータの分解斜視図である。
図3C図3Bにおける線3C-3Cに概ね沿う、実施形態による例示的なアダプタの断面図である。
図3D】実施形態による、複数のアプリケータパッドを内包する箱を示す。
図4】実施形態による支持構造体及びバルブの斜視図である。
図5図4の線5-5に概ね沿う断面図である。
図6】他の実施形態による支持構造体及びバルブの斜視図である。
図7図6の線7-7に概ね沿う断面図である。
図8】さらに他の実施形態による支持構造体及びバルブの斜視図である。
図9図8の線9-9に概ね沿う断面図である。
図10】支持構造体及びバルブのさらに他の実施形態の図8の線9-9に概ね沿う断面図である。
図11】アプリケータの実施形態での使用のための2つの別個の内部容積を有する容器についての例を示す。
図12図11の線12-12に概ね沿う図11の容器の断面図である。
図13】実施形態による、図11の容器での使用のための例示的な支持構造体の断面図である。
図14図13の線14-14に概ね沿う図13の支持構造体の断面図である。
図15】他の実施形態による、図11の容器での使用のための例示的な支持構造体の断面図である。
図16】他の実施形態による、図11の容器での使用に適した例示的なアダプタの断面図である。
図17図16の線17-17に概ね沿う図16のアダプタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
ここで提示する以下の詳細な実施形態は、例示を目的としたものである。すなわち、これらの詳細な実施形態は、本発明をどのように製造及び使用するかを規定し、それを容易に理解するように当業者を支援する目的で、本発明の例示となるものである。一部の実施形態では特定の形状及び材料が使用されているが、決して限定の意図ではない。アプリケータの任意の部分若しくは構成要素に又はすべてに利用され得る実施形態のための具体的な材料は、例えば、限定することなく、ポリエチレンテレフタレート(PET)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、並びにポリカーボネート、ポリアクチド、アクリル、アクリロニトリルブタジエン、スチレン、ガラス繊維及びナイロンなどの種々雑多なプラスチックを含む。アプリケータの任意の部分若しくは構成要素に又はすべてに利用され得る他の材料は、例えば、限定することなく、アルミニウム、ステンレス鋼又はアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)を含む。実施形態では、アプリケータの任意の又はすべての構成要素は、例えば、限定することなく、射出成形によって製造され得る。アルミニウム又はステンレス鋼からなる部品も、当技術分野で周知の成形、鋳造又は射出によって製造されてもよい。実施形態では、アプリケータの任意の又はすべての構成要素は、さらに天然又は合成繊維から作製されてもよく、持続可能、堆肥化可能及び/又は生分解性であってもよく、抗菌材料から作製され又は抗菌材料で被覆され得る。
【0009】
図1及び図2を参照すると、図2図1の線2-2に概ね沿う図1の断面図であり、実施形態では、支持構造体110が長手軸120を有するように模式的に示される。実施形態では、支持構造体110の第1の端部130は、凸面140を有する。実施形態では、1以上の側面150が第1の端部130から離れる方向に延在する。図1及び図2に示す支持構造体110は、周方向に延在する1面のみの側面150が存在するように、円筒状であることが示される。ただし、支持構造体110は、他の実施形態では、例えば、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれ以上の面数の側面150が存在し得るように、他の断面形状を有していてもよい。さらに、凸面140は滑らかな曲線であるものとして示される。ただし、他の実施形態では面が滑らかである必要がなく、代わりに凹凸があってもよく、又は、例えば、限定することなく、直線状又は曲線状の溝又は突起を含む、その他の不規則な面で形成されてもよい。
【0010】
図2を参照すると、実施形態では、第1の端部130に対向する第2の端部160は、内部キャビティ180への開口170を有する。実施形態では、長手通路190は、第1の端部130と内部キャビティ180の間に流通を与える。実施形態では、長手通路190は、一方向バルブ195、例えば、限定することなく、フラッパバルブ195又はチェックバルブ195を含む。一方向バルブ195は、支持構造体110からの流出(図2の上向き)を可能とするが、内容物の逆流(図2の下向き)を阻止するとともに外部のごみが内部キャビティ180に進入することも阻止する。
【0011】
図3A及び図3Bに、分解状態におけるアプリケータ100の2つの実施形態を示す。容器115は、図3A及び図3Bにおいて押出しチューブであるものとして示される。ただし、容器115は任意のサイズの任意の種類の容器であってもよく、例えば、上記の背景の章に列挙されたように限定されることなく、その上にアプリケータ100が取外し可能に取り付けられる開口117を有する容器115であってもよい。
【0012】
図3Aに示す実施形態では、支持構造体110は、第2の端部160において容器115に直接取り付けられるように適合されている。例えば、限定することなく、実施形態では、図2に模式的に示すネジ部200が、容器115におけるネジ部200と協働して支持構造体110を直接容器115に取外し可能に取り付ける。他の実施形態では、支持構造体110は、支持構造体110に配置される1以上の凹部を含むスナップフィット接続部、支持構造体110から延在する1以上の突起を含むスナップフィット接続部、プレスフィット部、バヨネットスロット及びピン(プッシュアンドターン)接続部並びにこれらの組合せを介して又は当技術分野で周知である取付けのための他の機構によって容器115に取り付けられ、上記に列挙した取付けのための機構のいずれかは、さらに支持構造体110と容器115の開口117との間に配置され、その間に封止を与える1以上の封止リング又はガスケットをさらに含み得る。バヨネットスロット及びピン接続部は、一方の合わせ面上の隆起部又は留め具を有するL字型スロット及び他方の合わせ面から延在するピンを備え、L字型スロットはピン上に押し下げられ、ピンが隆起部又は留め具に引っ掛かるまで回転される。このようなバヨネットスロット及びピン(又はプッシュアンドターン)接続機構は当技術分野で周知であり、さらに説明する必要はない。
【0013】
図3Bに示す他の実施形態では、支持構造体110はアダプタ125を介して容器115に取り付けられるように適合されており、それは、支持構造体110がアダプタ125に取り付けられる場合に長手軸120と整合する長手軸133を有する図3Cにおいて断面で示される。例えば、限定することなく、実施形態では、図2において支持構造体110において模式的に示すネジ部200は、アダプタ125におけるネジ部127と協働して支持構造体110をアダプタ125に取外し可能に取り付ける。同様に、実施形態では、アダプタ125は、アダプタ125を容器115に取外し可能に取り付けるネジ部129を含む。
【0014】
他の実施形態では、支持構造体110はアダプタ125に取り付けられ、アダプタ125は支持構造体110又はアダプタ125に配置される1以上の凹部を含むスナップフィット接続部、支持構造体110又はアダプタ125から延在する1以上の突起を含むスナップフィット接続部、プレスフィット部、バヨネットスロット及びピン(プッシュアンドターン)接続部並びにこれらの組合せを介して又は当技術分野で周知である取付けのための他の機構によって容器115に取り付けられ、上記に列挙した取付けのための機構のいずれかは、さらに、支持構造体110とアダプタ125との間又はアダプタ125と容器115の開口117との間に配置されて、その間に封止を与える1以上の封止リング又はガスケットをさらに含み得る。アダプタ125は、任意のサイズの容器115に合うようにサイズ決めされ得る。実施形態では、アダプタ125は、任意のサイズの開口117を有する容器115に対してアプリケータ100が取外し可能に接続可能となるように、一組の異なるサイズのアダプタ125を備えていてもよい。
【0015】
図3A及び図3Bを参照すると、実施形態では、支持構造体110は、第1の端部130に近接する1以上の側面150にパッドホルダーリング230を取り付けるよう適合される。例えば、実施形態では、第1の端部130に近接する1以上の側面150上に配置される1以上の凹部210(図2参照)は、1以上の凹部210内にスナップ嵌入する相補的な内向き突起232と協働してパッドホルダーリング230を支持構造体110に取外し可能に取り付ける。他の実施形態では、パッドホルダーリング230は、支持構造体から延在する1以上の突起を含むスナップフィット接続部、支持構造体に延在する1以上の溝を含むスナップフィット接続部、プレスフィット部、バヨネットスロット及びピン(プッシュアンドターン)接続部、ネジ部並びにこれらの組合せを介して又は当技術分野で周知である取付けのための他の機構によって支持構造体110に取外し可能に取り付けられる。
【0016】
図3Aを参照すると、アプリケータ100の実施形態は、支持構造体110、アプリケータパッド220、パッドホルダーリング230及びパッドホルダーリング230上に支持構造体110に取外し可能に取り付けられるカバー又はキャップ240を含む分解展開図で示される。カバー又はキャップ240は、アプリケータ100の不使用時に、アプリケータパッド220を覆う。図3Bに、前述したようなアダプタ125をさらに備えるアプリケータ100の実施形態を示す。実施形態では、キャップ又はカバー240は、プレスフィットによって支持構造体110上に取外し可能に取り付けられる。ただし、他の実施形態では、キャップ又はカバー240は、ネジ部、支持構造体に配置される1以上の凹部を含むスナップフィット接続部、支持構造体から延在する1以上の突起を含むスナップフィット接続部、バヨネットスロット及びピン(プッシュアンドターン)接続部又はこれらの組合せを介して支持構造体110上に取外し可能に取り付けられる。
【0017】
図3A及び図3Bに、バルブシャフト252、アクチュエータ部254及びスプリング260を含むバルブ250の実施形態も示す。バルブ(250、350、450、550)の複数の実施形態は後に充分に述べるが、実際には、バルブ(250、350、450、550)は、支持構造体110の外部からユーザによって操作可能となるのに適しかつ長手通路190を開放及び封止するのに適した任意の構造を有し得る。
【0018】
実施形態では、パッドホルダーリング230は、アプリケータパッド220を支持構造体110の凸面140上に固定するように支持構造体110に取外し可能に取り付けられる。この取付けによって、アプリケータパッド220が使用毎に取外し及び交換可能となる。したがって、実施形態では、アプリケータパッド220は、使い捨てである。実施形態では、アプリケータパッド220はフックアンドループアタッチメントを介して支持構造体110の凸面140に取外し可能に取り付けられ、例えば、アプリケータパッド220の対向面はフック又はループのいずれかを有し、凸面140は相補的な構造物、ループ又はフックをそれぞれ有する。アプリケータパッド220は、接着剤を介して又は当技術分野で周知である取付けのための他の機構を介して凸面140に取り付けられてもよい。
【0019】
容器115の内容物を塗布したいユーザが常に新しく衛生的なアプリケータパッド220を使用時に利用できるように、複数のアプリケータパッド220がアプリケータ100とともに又は別途設けられ得ることが想定される。例えば、図3Dを参照すると、実施形態では、アプリケータ100用のキットは、アプリケータ100、複数の追加のアプリケータパッド220、及び複数の追加のアプリケータパッド220をそこに保管する保管ケース又は箱222を含む。箱222は、取外し可能に取り付けられて当技術分野で周知である任意の適切な取付けの機構によって箱222を閉じることができる蓋223を含む。
【0020】
実施形態では、アプリケータパッド220は、ユーザによる塗布のために容器115の流動性内容物が通過し得る多孔性材料から作製され、例えば、限定することなく、多孔性材料は繊維、発泡体又はスポンジなどであり得る。実施形態では、アプリケータパッド220は、それを通じて配置された複数の口を有するシリコーン又はプラスチックから作製され得る。実施形態では、アプリケータパッド220は、その作製材料にかかわらず、滑らかであってもよく並びに/又は剥離性の隆起部222(図3B参照)及び/若しくは直線状若しくは曲線状の隆線部224(図3A参照)を含んでいてもよい。
【0021】
再度図2を参照すると、実施形態では、支持構造体110は、1以上の側面150のうちの1つを通じて配置されるバルブ管270を含む。バルブ管270は、長手通路190と交差し、長手通路190を超えて側面に延在する長手断面を有する。この幾何形状は、長手軸120に沿うバルブ管270の(例えば、バルブシャフト252、352、452、552の一部分による)遮断が長手通路190も遮断することを確実にする。
【0022】
図4及び図5を参照すると、実施形態では、バルブ250、例えば、プッシュボタンバルブ250はバルブ管270内に配置されるバルブシャフト252を含み、バルブシャフト252は1以上の側面150を越えてバルブ管270の外側に延在するアクチュエータ部254に接続される。実施形態では、アクチュエータ部254は、バルブ250が開位置にあるのか閉位置にあるのかを示す位置インジケータ255を含む。実施形態の位置インジケータ255は、例えば、限定することなく(図5に示すように)バルブ250が閉状態にある場合にはアクチュエータ部254上で視認可能であるが、バルブ250が開状態にある場合であって、理解されるように、アクチュエータ部254が支持構造体110に少なくとも部分的に押し込まれている場合には視認可能でない矢印又は他の印である。
【0023】
特に図5を参照すると、バルブ管270は、1以上の側面150のうちの1つに近接する非封止部272をさらに備える。封止部274は、非封止部272とは反対の長手通路190側を越えて非封止部272の最内部の部分から延在する。封止部274は、非封止部272の長手断面未満の長手断面を有する。この実施形態では、アプリケータ100は、バルブ管270の非封止部272内に配置されるスプリング260をさらに備える。
【0024】
さらに図5を参照すると、バルブシャフト252は、バルブ管270内に配置されるとバルブ管270の封止部274との封止を構成する第1及び第2の部分262、264、並びにバルブ管270内に配置されるとバルブ管270の封止部274の長手断面未満の長手断面を有する、第1の部分262と第2の部分264の間に配置される第3の部分266を備える。この実施形態では、バルブ250は図5に示すような閉塞構成を有し、バルブシャフト252は第3の部分266が長手通路190と長手方向に重ならないようにスプリング260によって付勢される。力がスプリング260の付勢に対抗してアクチュエータ部254に付加されると、バルブシャフト252は図5の右方に押されることになる。したがって、バルブ250は開放構成を有し、第3の部分266が長手方向に長手通路190と重なるようにスプリング260が圧縮される。
【0025】
実施形態では、スプリング260は金属、例えば、限定することなく、ステンレス鋼又はアルミニウムから作製される。他の実施形態では、スプリング260は上記に列挙した材料のいずれか、例えば、限定することなく、プラスチックから作製され、それは金属スプリングと比較した場合に自然な潤滑性を有し、作製コストが削減される。プラスチックスプリング260は、所望のように異なる色で成形されてもよく、さらに、場合によっては腐食性の内容物での使用に対する優れた耐腐食性を有し得る。
【0026】
図6及び図7を参照すると、実施形態では、バルブ350は、バルブ管270内に配置されるバルブシャフト352を含み、バルブシャフト352は1以上の側面150を超えてバルブ管270の外部に延在するアクチュエータ部354に接続される。この実施形態では、バルブシャフト352は、バルブ管270内に途中まで延在する雌ネジ部357に係合する螺設部356及びその螺設部356の端部から延在する封止部358を備える。この実施形態では、バルブ350は、図7に示すような閉塞構成を有し、封止部358は長手通路190を完全に越えて延在する。バルブ350は、封止部358が長手通路190を完全に越えては延在しなくなるまでバルブ管270から螺設部356を途中まで外すことによって達成される開放構成も有し、それにより、内容物がバルブシャフト352の端部周辺に流れることが可能となる。
【0027】
図8及び図9を参照すると、実施形態では、バルブ450、例えば、ツイストノブバルブ450はバルブ管270内に配置されたバルブシャフト452を含み、バルブシャフト452は1以上の側面150を超えてバルブ管270の外部に延在するアクチュエータ部454に接続される。この実施形態では、バルブシャフト452の第1及び第2の部分462、464は、バルブ管270内に配置されるとバルブ管270との封止を構成する。この実施形態では、バルブシャフト452の第3の部分466は、バルブ管270内に配置されるとバルブ管270との封止を構成する非凹面467、及びバルブシャフト452内に配置される1以上の凹面468を含む。この実施形態では、バルブシャフト452がバルブ管270内に配置されると第3の部分466は長手通路190と整合する。この実施形態では、バルブ450は図9に示す閉塞構成を有し、バルブシャフト452は、第3の部分466の非凹面467が長手通路190での流通を遮断するように回転して位置決めされる。この実施形態では、バルブ450は開放構成を有し、バルブシャフト452は、第3の部分466の非凹面467が長手通路190での流通全体を遮断しないように回転して位置決めされる。
【0028】
図10を参照すると、実施形態では、バルブ550、例えば、ツイストノブバルブ550はバルブ管270内に配置されたバルブシャフト552を含み、バルブシャフト552は1以上の側面150を超えてバルブ管270の外部に延在するアクチュエータ部554に接続される。この実施形態では、バルブシャフト552は、バルブ550が図10に示す閉塞構成を有するようにそこを全体的に通じて配置された孔566を含み、バルブシャフト552は、バルブシャフト552が長手通路190での流通を遮断するように回転して位置決めされる。この実施形態では、バルブ550は開放構成を有し、バルブシャフト552は、孔566によって長手通路190での流通が可能となるように回転して位置決めされる。
【0029】
ここで図11図14を参照すると、実施形態では、アプリケータ100は、図12に示すように、2以上の別個の内部キャビティ、例えば、長手軸600に沿って配置された内部分割体116の反対側に配置されたキャビティA及びBを有する容器215に対して適用可能である。実施形態では、このような内部キャビティA及びBを有する容器は、キャビティAへの開口117A及びキャビティBへの開口117Bも有する。
【0030】
図13及び図14を参照すると、この実施形態における支持構造体111は、バルブ管271内に配置されたバルブ650並びに上述した一方向バルブ195を各々が有する長手通路190A及び190Bを含む。実施形態では、バルブ650の各々はバルブ管271内に配置されたバルブシャフト652を含み、バルブシャフト652は1以上の側面150を越えてバルブ管271の外部に延在するアクチュエータ部654に接続される。この実施形態では、各バルブシャフト652は、孔666を含む。バルブ650は図10のバルブ550と同じ種類のバルブとして示されるが、他の実施形態では、バルブ650は、上述したバルブ250、350、450及び550に限定されることなく、長手通路190A及び190Bでの流通を開放又は遮断するための当技術分野で周知であり得る任意の種類のバルブであってもよい。
【0031】
他の実施形態では、その流通を各々別個に又は両方をともに個別に制御する2つのバルブ650が、長手通路190A及び190Bの双方に跨って動作可能な単一のバルブ750に置き換えられる。例えば、図15を参照すると、実施形態では、支持構造体112は単一のバルブ管272を含み、バルブ750はバルブ管272内に配置されるバルブシャフト752を含む。バルブ750は、1以上の側面150を越えてバルブ管272の外側に延在するアクチュエータ部754に接続されたバルブシャフト752を含む。図15に示すバルブ750は、長手通路190Aと整合される第1の貫通孔766A及び長手通路190Bと整合される第2の貫通孔766Bをさらに含む。したがって、この実施形態では、バルブ750は、回転されると、長手通路190A及び190Bの両方を同時に通じる流れを制御する。
【0032】
キャビティAとキャビティBの間に封止が維持されることを確実にするために、この実施形態では、容器215の開放端と一致する構造を有する封止リング又はガスケット670が含まれる。実施形態では、ガスケット670は、以下にさらに説明するように、アプリケータ100が容器215に取外し可能に取り付けられるとガスケット670の構造がキャビティA及びBの外壁並びに内部分割体116と整合されかつ接触するように、図示するように内部キャビティ180の内部に取り付けられる。容器215へのアプリケータ100の取付けに応じて、ガスケット670は、支持構造体111、112と容器215との間に圧縮されて封止を構成する。他の実施形態では、ガスケット670は、支持構造体111、112が容器215に取外し可能に取り付けられる前にガスケット670の構造がキャビティA及びBの外壁並びに内部分割体116と合うように、容器215の端部上に取り付けられてもよい。
【0033】
他の実施形態では、支持構造体111、112は、アダプタ225を介して容器215に取り付けられるように適合される。アダプタ225は、任意のサイズの容器215に合うようにサイズ決めされ得る。実施形態では、アダプタ225は、任意のサイズの開口117を有する容器215に対してアプリケータ100が取外し可能に接続可能となるように、一組の異なるサイズのアダプタ225を備えていてもよい。以下に説明する位置調整及び封止の目的のため、実施形態では、アダプタ225は、図16及び17に示すように、容器215の開放端とガスケット670とを一致させる内部断面構造体を有する。実施形態では、アダプタ225は、内部分割体216及びアダプタガスケット671を含む。実施形態では、アダプタガスケット671は、アダプタ225が容器215に取外し可能に取り付けられるとアダプタガスケット671の構造がキャビティA及びBの外壁並びに内部分割体116と整合されかつ接触するように、図示するようにアダプタ225の内部に取り付けられる。容器215へのアダプタ225の取付けに応じて、アダプタガスケット671は、アダプタ225と容器215の間に圧縮されて封止を構成する。他の実施形態では、アダプタガスケット671は、アダプタ225が容器215に取外し可能に取り付けられる前にアダプタガスケット671の構造がキャビティA及びBの外壁並びに内部分割体116と合うように、容器215の端部上に取り付けられてもよい。
【0034】
実施形態では、アダプタ225は、支持構造体111、112がアダプタ225に取り付けられると長手軸120と整合する長手軸233を有する。例えば、限定することなく、実施形態では、図16においてアダプタ225上に模式的に示すネジ部227は、支持構造体111、112上のネジ部200と協働してアダプタ225を支持構造体111、112に取外し可能に取り付ける。同様に、実施形態では、アダプタ225は、アダプタ225を容器215に取外し可能に取り付けるネジ部229を含む。
【0035】
他の実施形態では、支持構造体111、112はアダプタ225に取り付けられ、アダプタ225は、支持構造体111、112又はアダプタ225に配置される1以上の凹部を含むスナップフィット接続部、支持構造体111、112又はアダプタ225から延在する1以上の突起を含むスナップフィット接続部、プレスフィット部、バヨネットスロット及びピン(プッシュアンドターン)接続部並びにこれらの組合せを介して又は当技術分野で周知である取付けのための他の機構によって容器215に取り付けられる。
【0036】
ガスケット670が適切に内部分割体116と整合して、キャビティ、例えば、A及びBの内容物の早期の又は無用な混合を防止することを確実にするために、実施形態では、支持構造体111、112は位置調整構成を含む。同様に、アダプタ225も、ガスケット670に対する内部分割体216の適切な位置調整及び内部分割体116に対するアダプタガスケット671の位置調整を確実にする位置調整構成を含む。位置調整構成は、様々な実施形態において異なり得るものであり、さらに構成要素間で利用される取付け機構のタイプに依存し得る。
【0037】
例えば、限定することなく、支持構造体111、112の取付け機構が容器215への直接のスナップフィット部又はプレスフィット部である実施形態では、位置調整構成673は、1以上の側面150上に配置された隆線部、溝、視認可能な印又は他の視認可能な構造体(位置調整構成673)を備える(図14参照)。使用時に、位置調整構成673は、ガスケット670の位置調整が内部分割体116と一致するように、容器215の対応する構成と、又は代替的に容器の辺若しくは縁と合わせられることになる。支持構造体111、112の取付け機構が容器215への直接のバヨネットスロット及びピン(プッシュアンドターン)接続部である実施形態では、位置調整構成は、支持構造体111、112の取付けが内部分割体116に対するガスケット670の位置調整を自動的にもたらすように、バヨネットスロット及びピン(プッシュアンドターン)接続部を位置決めすることによって、取付け機構に取り込まれる。支持構造体111、112の取付け機構が容器215への直接の螺設接続部である実施形態では、位置調整構成は、上部(ストッパ又は制限部)201によって制限された支持構造体111、112の完全に螺設された取付けが内部分割体116に対するガスケット670の位置調整を自動的にもたらすように、ネジ部200の移動の端部に直接取り込まれてガスケット670に対する所定位置に配置されるストッパ又は制限部201(図13及び図15参照)である。
【0038】
支持構造体111、112の取付け機構が容器215へのアダプタ225を介したスナップフィット部又はプレスフィット部である実施形態では、位置調整構成673は、ここでも1以上の側面150上に配置された隆線部、溝、視認可能な印又は他の視認可能な構造体(位置調整構成673)を備え(図14参照)、それは位置調整構成673と同一又は類似の構造を有する対応の位置調整構成674(視認可能とするように図17に対してアダプタ225の周りに90度だけ回転された図16に模式的に示す)に合わせられる。使用時に、アダプタ225への支持構造体111、112の接続に応じて位置調整構成673は位置調整構成674に合わせられることになり、位置調整構成674は、ガスケット670の位置調整が内部分割体216の位置調整に一致しかつアダプタガスケット671の位置調整が内部分割体116の位置調整に一致するように、容器215の対応する構成と、又は代替的に容器の辺若しくは縁と合わせられることになる。
【0039】
支持構造体111、112の取付け機構が容器215へのアダプタ225を介するバヨネットスロット及びピン(プッシュアンドターン)接続部である実施形態では、位置調整構成は、支持構造体111、112の取付けが自動的に内部分割体216に対するガスケット670の位置整合をもたらすように、かつアダプタ225の取付けは内部分割体116に対するアダプタガスケット671の位置調整を自動的にもたらすように、バヨネットスロット及びピン(プッシュアンドターン)接続部を位置決めすることによって、取付け機構に取り込まれる。支持構造体111、112の取付け機構が容器215へのアダプタ225を介する螺設接続部である実施形態では、位置調整構成は、支持構造体111、112上のストッパ又は制限部201(図13及び図15参照)及びアダプタ225上のストッパ又は制限部202(図16参照)であり、各々はネジ部200及び229の移動の端部にそれぞれ直接取り込まれる。ストッパ201は、上部201によって制限される支持構造体111、112の完全に螺設された取付けが内部分割体216に対するガスケット670の位置調整を自動的にもたらすように、ガスケット670に対する所定位置に配置される。同様に、ストッパ202は、上部(ストッパ又は制限部)202によって制限される支持構造体111、112の充分に螺設された取付けによって内部分割体116に対するアダプタガスケット671の位置調整が自動的にもたされるように、ガスケット671に対する所定位置に配置される。アダプタ225への支持構造体111、112の接続のための機構が容器215へのアダプタ225の接続のための機構とは異なる実施形態では、各接続は、内部キャビティA及びBの封止を確実にするのに使用される特定の種類の接続について上述したように位置調整される。他の実施形態では、支持構造体111、112、アダプタ225及び容器215内の内部封止構造体の位置調整のための他の適切な機構は、当技術分野において周知であるように利用される。
【0040】
他の実施形態では、容器215は複数の内部分割体116によって分離された3個、4個又はそれ以上の別個の内部キャビティを有し、それに対する取外し可能な取付けのための対応の支持構造体111、112は、複数の内部分割体116及び別個の内部キャビティの外壁と整合してそれに対して封止するように形成された対応数の長手通路、バルブ及びガスケット670を含み、その間の取外し可能な取付けのための対応のアダプタ225は、複数の内部分割体116及び別個の内部キャビティの外壁と整合してそれに対して封止するように形成されたアダプタガスケット671を含む。
【0041】
本発明に対する多数の変形例が、上記説明の観点から当業者に明らかとなる。発明を図示及び記載された正確な構造及び動作に限定することは望まれていない。したがって、本発明の範囲に入るすべての適切な変形例及び均等物が用いられ得る。したがって、この説明は、本発明の原理の例示としてのみと解釈されるものであり、当業者が本発明を製造及び使用することを可能とするとともにそれを実施するベストモードを教示する目的で提示される。添付の特許請求の範囲内に入るすべての変形例に対する排他的権利が確約される。すべての特許、特許文献及び出願並びにここに引用される他の文献は、その全体においてここに参照により取り込まれる。
【産業上の利用可能性】
【0042】
容器用アプリケータは、使い捨てアプリケータパッドの取外し可能な取付けのための凸面を有する支持構造体を含む。アプリケータは、ユーザ選択可能な封止バルブを含み、ユーザによる迅速かつ便利な交換のための複数の追加のアプリケータパッドとともに販売され得る。アプリケータは、消費者による使用のために工業的に製造可能である。
【0043】
本発明に対する多数の変形例が、上記説明の観点から当業者に明らかとなる。発明を図示及び記載された正確な構造及び動作に限定することは望まれていない。したがって、本発明の範囲に入るすべての適切な変形例及び均等物が用いられ得る。したがって、この説明は、本発明の原理の例示としてのみと解釈されるものであり、当業者が本発明を製造及び使用することを可能とするとともにそれを実施するベストモードを教示する目的で提示される。添付の特許請求の範囲内に入るすべての変形例に対する排他的権利が確約される。すべての特許、特許文献及び出願並びにここに引用される他の文献は、その全体においてここに参照により取り込まれる。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13-14】
図15
図16
図17
【国際調査報告】