(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-09
(54)【発明の名称】単一の出力レセプタクルを介した自動動作モードを有するバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタートシステム
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20240702BHJP
【FI】
H02J7/00 303A
H02J7/00 301B
H02J7/00 303C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023572525
(86)(22)【出願日】2022-05-20
(85)【翻訳文提出日】2024-01-17
(86)【国際出願番号】 US2022030287
(87)【国際公開番号】W WO2022246223
(87)【国際公開日】2022-11-24
(32)【優先日】2021-05-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523440374
【氏名又は名称】デルトラン オペレーションズ ユーエスエー,インク.
(74)【代理人】
【識別番号】110002354
【氏名又は名称】弁理士法人平和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ブラムリー,エドワード ウイリアム
(72)【発明者】
【氏名】シュリード,ピーター ジェイムス
(72)【発明者】
【氏名】デ ラ クルス,フランシスコ ハビエル
【テーマコード(参考)】
5G503
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503AA04
5G503BA01
5G503BB01
5G503BB02
5G503FA03
5G503FA15
(57)【要約】
出力コンセント14に取り付けられた出力プラグ12に基づいて、いずれの動作モードで動作するかを自動的に決定するように構成されるバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム10が開示される。例えば本システム10は、システム10が正しいモードで自動的に動作することを可能にするように、単一の出力コンセント14と、複数の位置40,42で単一の出力コンセント14に取り付けることが可能である単一のケーブル16とを備えることができる。別の実施形態において、本システム10は、単一の出力コンセント14と、バッテリ充電器プロセス用のケーブル18と、エンジンジャンプスタートプロセス用のケーブル22とを備えることができ、ケーブル位置又はプラグ形態により、システム10が正しいモードで自動的に動作することが可能になる。したがって、本システム10は、よりコスト効果的に製造され、ケーブル16が取り付けられたときにシステム10が自動的に正しい動作モードになる点で、より信頼性が高い。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、
バッテリ(28)を充電するように構成されるバッテリ充電器サブシステム(26)と、
エンジンをジャンプスタートさせるのに十分な電力を出力するように構成されるエンジンジャンプスタートサブシステム(30)と、
ケーブル(16)に結合された少なくとも1つの出力プラグ(12)を解除可能に受けるように構成される出力コンセント(14)と、
を備え、
前記システム(10)は、前記出力コンセント(14)に取り付けられた少なくとも1つの前記出力プラグ(12)に基づいて、いずれの動作モードで動作するかを自動的に決定する、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項2】
請求項1に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記出力コンセント(14)は、少なくとも1つの前記出力プラグ(12)が前記バッテリ充電器サブシステム(26)と通信するように、前記出力コンセント(14)内の第1の位置(40)において少なくとも1つの前記出力プラグ(12)を受けるように構成され、少なくとも1つの前記出力プラグ(12)が前記エンジンジャンプスタートサブシステム(30)と通信するように、前記出力コンセント(14)内の第2の位置(42)において少なくとも1つの前記出力プラグ(12)を受けるように構成される、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項3】
請求項2に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、少なくとも1つの前記出力プラグ(12)は、前記バッテリ充電器サブシステム(26)の動作及び前記エンジンジャンプスタートサブシステム(30)の動作の双方に使用可能な正及び負の伝送線を有するケーブル(16)に結合される、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項4】
請求項1に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記出力コンセント(14)は、プラグ(12)が位置ずれした向きで接続されることを防止するようにキー溝付きである、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項5】
請求項4に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記出力コンセント(14)は、共通の負電気コネクタ(50)と、前記共通の負電気コネクタ(50)によって隔てられた2つの正電気コネクタ(52)とを備える、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項6】
請求項5に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記共通の負電気コネクタ(50)は、前記2つの正電気コネクタ(52)の形状とは異なる断面形状を有する、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項7】
請求項4に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記出力コンセント(14)は、共通の正電気コネクタ(54)と、前記共通の正電気コネクタ(54)によって隔てられた2つの負電気コネクタ(56)とを備える、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項8】
請求項7に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記共通の正電気コネクタ(54)は、前記2つの負電気コネクタ(56)の形状とは異なる断面形状を有する、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項9】
請求項2に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記出力コンセント(14)は、プラグ(12)を前記出力コンセント(14)に適切に接続することを確実にするようにキー溝付きである、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項10】
請求項2に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、
少なくとも1つの前記出力プラグ(12)は、第1の出力プラグ(20)及び第2の出力プラグ(24)を含み、
前記第1の出力プラグ(20)は、充電器ケーブル(18)に結合され、前記第1の出力プラグ(20)は、前記第1の位置(40)において前記出力コンセント(14)に取り付けられ、前記第2の位置(42)には取り付けられないように構成され、
前記第2の出力プラグ(24)は、エンジンジャンプスタートケーブル(22)に結合され、前記第2の出力プラグ(24)は、前記第2の位置(42)において前記出力コンセント(14)に取り付けられ、前記第1の位置(40)には取り付けられないように構成される、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項11】
請求項10に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記出力コンセント(14)は、共通の負電気コネクタ(50)と、前記共通の負電気コネクタ(50)によって隔てられた2つの正電気コネクタ(52)とを備える、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項12】
請求項11に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記共通の負電気コネクタ(50)及び前記2つの正電気コネクタ(52)のそれぞれは、異なる断面形状を有する、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項13】
請求項10に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記出力コンセント(14)は、共通の正電気コネクタ(54)と、前記共通の正電気コネクタ(54)によって隔てられた2つの負電気コネクタ(56)とを備える、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項14】
請求項13に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記共通の正電気コネクタ(54)及び前記2つの負電気コネクタ(56)のそれぞれは、異なる断面形状を有する、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項15】
請求項2に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記出力コンセント(14)は、第1の電気極性を有する第1のコネクタ(70)と、前記第1の極性とは反対の第2の電気極性を有する第2のコネクタ(72)とを備える、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項16】
請求項15に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記第2のコネクタ(72)は、前記第1の極性とは反対の第2の電気極性を有する第2のコネクタセット(74)から形成される、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項17】
請求項1に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、前記出力コンセント(14)は、ケーブルのタイプを識別する少なくとも1つの機能インジケーター(80)を備える、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項18】
請求項1に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、正電気コネクタ(90)及び負電気コネクタ(92)を更に備え、
前記出力コンセント(14)は、プラグ(12)が位置ずれした向きで接続されることを防止するようにキー溝付きである、
バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項19】
請求項18に記載のバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、正電気コネクタ(90)及び負電気コネクタ(92)を更に備え、
前記正電気コネクタ(90)は、前記負電気コネクタ(92)の断面形状とは異なる断面形状を有する、
バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項20】
バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、
バッテリ(28)を充電するように構成されるバッテリ充電器サブシステム(26)と、
エンジンをジャンプスタートさせるのに十分な電力を出力するように構成されるエンジンジャンプスタートサブシステム(30)と、
ケーブル(16)に結合された少なくとも1つの出力プラグ(12)を解除可能に受けるように構成される出力コンセント(14)と、
エンジンジャンプスタートプロセス用及びバッテリ充電器プロセス用に使用可能であるように構成される単一の多目的ケーブル(16)と、
を備え、
前記単一の多目的ケーブル(16)は、前記出力コンセント(14)に取外し可能に取り付けられるように構成される少なくとも1つの前記出力プラグ(12)を備え、
前記システム(10)は、前記出力コンセント(14)に取り付けられた少なくとも1つの前記出力プラグ(12)の配向に基づいて、いずれの動作モードで動作するかを自動的に決定する、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【請求項21】
バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム(10)であって、
バッテリ(28)を充電するように構成されるバッテリ充電器サブシステム(26)と、
エンジンをジャンプスタートさせるのに十分な電力を出力するように構成されるエンジンジャンプスタートサブシステム(30)と、
ケーブル(16)に結合された少なくとも1つの出力プラグ(12)を解除可能に受けるように構成される出力コンセント(14)と、
第1の出力プラグ(20)を用いたエンジンジャンプスタートプロセス用に使用可能であるように構成されるエンジンジャンプスタートケーブル(22)と、
第2の出力プラグ(24)を用いたバッテリ充電プロセス用に使用可能であるように構成されるバッテリ充電器ケーブル(18)と、
を備え、
前記第1の出力プラグ(20)は、第1の位置(40)において前記出力コンセント(14)に取り付けられるように構成され、
前記第2の出力プラグ(24)は、第2の位置(42)において前記出力コンセント(14)に取り付けられるように構成され、
前記第1の位置(40)及び前記第2の位置(42)は、異なる位置であり、
前記システム(10)は、前記第1の出力プラグ(20)が前記第1の位置(40)において前記出力コンセント(14)に取り付けられているか、又は前記第2の出力プラグ(24)が前記第2の位置(42)において前記出力コンセント(14)に取り付けられているかに基づいて、いずれの動作モードで動作するかを自動的に決定する、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ充電器に関し、より詳細には、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、バッテリを充電するとともに、エンジンジャンプスタート用途でブースト電力を提供するように構成されるデュアルモードバッテリ充電器が存在する。これらのデュアルモードシステムは、通常、バッテリ充電用途のバッテリ充電ケーブルと、エンジンジャンプスタート用途のエンジンジャンプスタートケーブルとを備える。これらの2つのケーブルは、制御ハウジングに恒久的に取り付けられるか、又は制御ハウジングにおける2つの異なるコンセント(バッテリ充電ケーブルのコンセントは、エンジンジャンプスタートケーブルのコンセントとは異なる)に取外し可能に取り付けられる場合がある。デュアルモードバッテリ充電器の動作モードは、モードスイッチ又は他の手動プロセスを介して確立することができる。
【発明の概要】
【0003】
出力コンセントに取り付けられた出力プラグに基づいて、いずれの動作モードで動作するかを自動的に決定するように構成されるバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システムが開示される。例えば、本システムは、システムが正しいモードで自動的に動作することを可能にするように、単一の出力コンセントと、複数の位置で単一の出力コンセントに取り付けることが可能である単一のケーブルとを備えることができる。別の実施形態において、本システムは、単一の出力コンセントと、バッテリ充電器プロセス用のケーブルと、エンジンジャンプスタートプロセス用のケーブルとを備えることができ、ケーブル位置又はプラグ形態により、システムが正しいモードで自動的に動作することが可能になる。したがって、本システムは、よりコスト効果的に製造され、ケーブルが取り付けられたときにシステムが自動的に正しい動作モードになる点で、より信頼性が高い。
【0004】
少なくとも1つの実施形態において、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システムは、バッテリを充電するように構成されるバッテリ充電器サブシステムと、エンジンをジャンプスタートさせるのに十分な電力を出力するように構成されるエンジンジャンプスタートサブシステムとを備えることができる。本システムは、ケーブルに結合された1つ以上の出力プラグを解除可能に受けるように構成される出力コンセントを備えることができる。本システムは、出力コンセントに取り付けられた出力プラグに基づいて、いずれの動作モードで動作するかを自動的に決定することができる。
【0005】
少なくとも1つの実施形態において、出力コンセントは、出力プラグがバッテリ充電器サブシステムと通信するように、出力コンセント内の第1の位置において出力プラグを受けるように構成することができ、本システムは、出力プラグがエンジンジャンプスタートサブシステムと通信するように、出力コンセント内の第2の位置において出力プラグを受けるように構成することができる。出力プラグは、バッテリ充電器サブシステムの動作及びエンジンジャンプスタートサブシステムの動作の双方に使用可能な正及び負の伝送線を有するケーブルに結合することができる。単一の多目的ケーブルを、エンジンジャンプスタートプロセス用及びバッテリ充電器プロセス用に使用可能であるように構成することができ、単一の多目的ケーブルは、出力コンセントに取外し可能に取り付けられるように構成される出力プラグを備える。
【0006】
少なくとも1つの実施形態において、出力コンセントは、プラグが位置ずれした向きで接続されることを防止するようにキー溝付きとすることができる。出力コンセントは、共通の負電気コネクタと、共通のリターン電気コネクタによって隔てられた2つの正電気コネクタとを備えることができる。共通の負電気コネクタは、2つの正電気コネクタの形状とは異なる断面形状を有することができる。1つの構成において、2つの正電気コネクタのそれぞれは、同じ断面形状を有することができる。代替的に、出力コンセントは、共通の正電気コネクタと、共通の正電気コネクタによって隔てられた2つの負電気コネクタとを備えることができる。共通の正電気コネクタは、2つの負電気コネクタの形状とは異なる断面形状を有することができる。1つの構成において、2つの負電気コネクタのそれぞれは、同じ断面形状を有する。
【0007】
別の実施形態において、出力プラグは、第1のプラグ及び第2のプラグとすることができ、第1のプラグは、充電器ケーブルに結合され、第1のプラグは、第1の位置において出力コンセントに取り付けられ、第2の位置には取り付けられないように構成することができる。第2のプラグは、エンジンジャンプスタートケーブルに結合することができ、第2のプラグは、第2の位置において出力コンセントに取り付けられ、第1の位置には取り付けられないように構成することができる。エンジンジャンプスタートケーブルは、エンジンジャンプスタートプロセス用に使用可能であるように構成することができる。バッテリ充電器ケーブルは、第2の出力プラグを用いたバッテリ充電プロセス用に使用可能であるように構成することができる。出力コンセントは、共通の負電気コネクタと、共通のリターン電気コネクタによって隔てられた2つの正電気コネクタとを備える、又はその逆とすることができる。少なくとも1つの実施形態において、共通の負電気コネクタ及び2つの正電気コネクタのそれぞれは、異なる断面形状を有することができる。
【0008】
出力コンセントは、第1の電気極性を有する第1のコネクタと、第1の極性とは反対の第2の電気極性を有する第2のコネクタとを備えることができる。第2のコネクタは、第1の極性とは反対の第2の電気極性を有する第2のコネクタセットから形成することができる。少なくとも1つの実施形態において、出力コンセント又は出力プラグ又は双方は、ケーブルのタイプを識別する少なくとも1つの機能インジケーターを備えることができる。
【0009】
別の実施形態において、本システムは、正電気コネクタ及び負電気コネクタを備えることができ、出力コンセントは、プラグが位置ずれした向きで接続されることを防止するようにキー溝付きである。正電気コネクタは、負電気コネクタの断面形状とは異なる断面形状を有することができる。
【0010】
本システムの利点は、出力プラグ位置、インジケーターの有無、又は単一の出力コンセント内でいずれのコネクタ若しくはピンに出力プラグが取り付けられているかに基づいて、システムが自動的に正しい動作モードになることができることである。
【0011】
本システムの別の利点は、単一の出力コンセントを使用して、バッテリ充電器ケーブル及びエンジンジャンプスタートケーブルの双方に電力を提供することができることである。
【0012】
システムの更に別の利点は、単一の出力コンセントを、バッテリ充電プロセス及びエンジンジャンプスタートプロセスの双方のための単一のケーブルとともに使用することができることである。
【0013】
これらの実施形態及びその他の実施形態を、以下により詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システムの斜視図である。
【
図2】
図2は、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システムの概略図である。
【
図3】
図3は、出力コンセントのインターフェースコントローラーの概略図である。
【
図4】
図4は、バッテリ充電器ケーブル及びエンジンジャンプスタートケーブルとともに使用可能な単一の出力コンセントを備える一実施形態の、機能インジケーターを備える出力コンセントの正面図である。
【
図5】
図5は、
図4に示されている出力プラグに取り付けられるように構成される出力プラグを備える、バッテリ充電器ケーブル及びエンジンジャンプスタートケーブルとして使用可能なケーブルの平面図である。
【
図6】
図6は、
図5に示されている出力プラグの正面図である。
【
図7】
図7は、
図4に示されている出力プラグに取り付けられるように構成される出力プラグを備える充電器アクセサリケーブルとして使用可能なケーブルの平面図である。
【
図8】
図8は、
図7に示されている出力プラグの正面図である。
【
図9】
図9は、単一の出力コンセントと、単一の複合型バッテリ充電器ケーブル及びエンジンジャンプスタートケーブルとを備える一実施形態の出力コンセントの正面図であり、出力コンセントは、単一の負コネクタによって隔てられた2つの正コネクタを備える。
【
図10】
図10は、
図9に示されている出力コンセントに取り付けられるように位置決めされた出力コンセント及びケーブルを示す図である。
【
図11】
図11は、単一の出力コンセントと、単一の複合型バッテリ充電器ケーブル及びエンジンジャンプスタートケーブルとを備える一実施形態の出力コンセントの正面図であり、出力コンセントは、単一の正コネクタによって隔てられた2つの負コネクタを備える。
【
図12】
図12は、
図11に示されている出力コンセントに取り付けられるように位置決めされた出力コンセント及びケーブルを示す図である。
【
図13】
図13は、単一の出力コンセントと、2つのケーブル、特に、複合型バッテリ充電器ケーブル及びエンジンジャンプスタートケーブルとを備える一実施形態の出力コンセントの正面図であり、出力コンセントは、単一の負コネクタによって隔てられた2つの正コネクタを備える。
【
図14】
図14は、
図13に示されている出力コンセントに取り付けられるように位置決めされた出力コンセント及びケーブルを示す図である。
【
図15】
図15は、単一の出力コンセントと、2つのケーブル、特に、複合型バッテリ充電器ケーブル及びエンジンジャンプスタートケーブルとを備える一実施形態の出力コンセントの正面図であり、出力コンセントは、単一の正コネクタによって隔てられた2つの負コネクタを備える。
【
図17】
図17は、バッテリ管理システムを伴う、
図2に示されているバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システムと同じ概略図である。
【
図18】
図18は、バッテリ管理システムを伴う、
図3に示されているバッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システムと同じ概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1~
図18に示されているように、出力コンセント14に取り付けられた出力プラグ12に基づいて、いずれの動作モードで動作するかを自動的に決定するように構成される、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システム10が開示される。例えば、システム10は、システム10が正しいモードで自動的に動作することを可能にするように、単一の出力コンセント14と、複数の位置で単一の出力コンセント14に取り付けることが可能である単一のケーブル16とを備えることができる。別の実施形態において、システム10は、単一の出力コンセント14と、バッテリ充電器プロセス用の第1の出力プラグ20を備える第1のケーブル18と、エンジンジャンプスタートプロセス用の第2の出力プラグ24を備える第2のケーブル22とを備えることができ、ケーブル位置又はプラグ形態により、システム10が正しいモードで自動的に動作することが可能になる。したがって、システム10は、よりコスト効果的に製造され、ケーブル16が取り付けられたときにシステム10が自動的に正しい動作モードになる点で、より信頼性が高い。
【0016】
少なくとも1つの実施形態において、バッテリ充電器及びエンジンジャンプスタート複合システムは、バッテリ28を充電するように構成されるバッテリ充電器サブシステム26を備えることができる。バッテリ充電器サブシステム26は、限定はしないが、バッテリ28を充電するように構成されるシステムとすることができる。バッテリ充電器サブシステム26は、特定のタイプのバッテリ化学装置に限定されず、既に知られている又はこれから考案される任意のバッテリ28を充電するように構成することができる。同様に、バッテリ充電器サブシステム26は、特定の電圧又は電圧範囲に限定されない。少なくとも1つの実施形態において、バッテリ充電器サブシステム26は、12ボルトバッテリ28を充電するように構成することができる。
【0017】
システム10は、エンジンをジャンプスタートさせるのに十分な電力を出力するように構成されるエンジンジャンプスタートサブシステム30を備えることもできる。エンジンは、現在知られている又はこれから考案される任意の特定のエンジンに限定されない。エンジンは、電力を提供するバッテリを使用することで始動される任意のエンジンとすることができる。エンジンは、限定はしないが、車両、オートバイ、オフロード車両、全地形対応車、サイドバイサイドビークル、水上オートバイ等に配置することができる。
【0018】
システム10は、ケーブル16に結合された1つ以上の出力プラグ12を解除可能に受けるように構成される出力コンセント14を備えることができる。出力コンセント14は、より詳細に後述するように数多くの構成を有することができる。出力コンセント14は、ケーブル16に取り付けられた出力プラグ12を確実に及び取外し可能に受けるように構成されるレセプタクルとすることができる。出力コンセント14は、出力コンセント14から外方に延在して出力プラグ12の受け部内に受けられる又はその逆である、1つ以上のピン又は他のコネクタを備えることができる。ピン、コネクタ、及び受け部は、ケーブル16と出力コンセント14との間の解除可能な接続を可能にするように使用可能な任意の適切な構成を有することができる。
【0019】
図1に示されているように、出力コンセント14は、必ずしもそうである必要はないが、バッテリ充電器サブシステム26と、エンジンジャンプスタートサブシステム30と、限定はしないがプリント回路基板(printed circuit board)等の1つ以上のコントローラー33とを含むことができるハウジング32に、配置され得る。システム10は、インターフェースコントローラー34と、バッテリ充電器サブシステムコントローラー26と、エンジンジャンプスタートサブシステムコントローラー30とを備えることができる。インターフェースコントローラー34、バッテリ充電器サブシステムコントローラー26、及びエンジンジャンプスタートサブシステムコントローラー30のうちの1つ以上は、それぞれのサブシステムの動作を制御するのに必要な構成要素を備えるプリント回路基板とすることができる。システム10は、限定はしないが、例えばリチウムバッテリ、鉛酸バッテリ、AGMバッテリ、及びゲルバッテリ等の内部バッテリ44を備えることができる。
【0020】
図3及び
図18に示されているように、インターフェースコントローラー34は、ユーザーインターフェース101と通信するマイクロコントローラー100を備えることができる。インターフェースコントローラー34は、バッテリ44からエネルギーを受け取り、そのエネルギーをスイッチ102、逆極性保護部104を通して出力コンセント14に受け渡すことができる。電圧モニター106は、スイッチ102の上流でバッテリ44と通信することができ、電圧モニター108は、逆極性保護部104と出力コンセント14との間に配置され得る。インターフェースコントローラー34は、AC入口110において交流電力(AC)を受け取り、AC電流をスイッチ112を通してバッテリ充電器サブシステムコントローラー26に受け渡すことができる。内部バッテリ44は、入口ポート114を介して、スイッチ116を通して充電され得る。また、充電器入口ポート114は、スイッチ118を通して、出力コンセント14を通して、エンジンジャンプスタートプロセス又はバッテリ充電器プロセス用の電力を提供することができる。
図3に示されているように、インターフェースコントローラー34は、バッテリ充電器サブシステムコントローラー26を内部バッテリ44に直接接続し、内部バッテリ44を充電するとともに内部バッテリ44の充電を維持することを可能にすることができる。
【0021】
システム10は、バッテリ充電プロセスとエンジンジャンプスタートプロセスとの間で動作モードを選択するための手動スイッチ120を備えることもできる。
図2に示されているように、システム10は、USB接続又は他の所望の接続を介して外部装置を充電するように構成されるアクセサリ充電器122を備えることができる。システム10は、バッテリ44の充電状態、動作モード、USBの充電状態、及び他の機能について、ユーザーに通知する通知システム46を備えることができる。通知システム46は、ユーザーインターフェース101を介して情報を表示することができ、ユーザーインターフェース101は、限定はしないが、1つ以上の発光ダイオード(LED)48、ユーザーインターフェーススクリーン49等を含むことができる。
【0022】
図17及び
図18におけるシステム10の実施形態は、
図2及び
図3に示されている実施形態と非常に類似しているが、バッテリ管理システム(battery management system)130が、
図10及び
図11に示されているシステム10に追加されている。バッテリ管理システム130は、内部バッテリ44の充電、過電圧保護モード、不足電圧保護モード、及びセルバランスを制御するように構成することができる。バッテリ管理システム130は、バッテリ充電器サブシステムコントローラー26を電力供給モードにしてバッテリ管理システム130に電力を供給し、次に内部バッテリ44の充電を制御するように構成することができる。
【0023】
システム10は、出力プラグ12が出力コンセント14にどのように取り付けられているかに基づいて、いずれの動作モードで動作するかを自動的に決定するように構成することができる。少なくとも1つの実施形態において、システム10は、出力プラグ12が出力コンセント14にどのように取り付けられているかによって、システム10を自動的に正しい動作モードにするように構成することができる。
【0024】
少なくとも1つの実施形態において、
図4~
図8に示されているように、システム10は、単一の出力コンセント14と、バッテリ充電器プロセス用の第1の出力プラグ20を備える第1のケーブル18と、エンジンジャンプスタートプロセス用の第2の出力プラグ24を備える第2のケーブル22とを備えるように構成され、ケーブル位置又はプラグ形態により、システム10が正しいモードで自動的に動作することが可能になる。システム10は、第2の出力プラグ20を用いたバッテリ充電プロセス用に使用可能であるように構成されるバッテリ充電器ケーブル18を備えることができ、システム10は、第1の出力プラグ24を用いたエンジンジャンプスタートプロセス用に使用可能であるように構成されるエンジンジャンプスタートケーブル22を備えることができる。
図9~
図16に示されている実施形態において、第1の出力プラグ20は、第1の位置40において出力コンセント14に取り付けられるように構成することができ、第2の出力プラグ24は、第2の位置42において出力コンセントに取り付けられるように構成することができる。第1の位置40及び第2の位置42は、異なる位置とすることができる。
図4~
図8に示されている実施形態において、機能インジケーター80を使用して、バッテリ充電器ケーブル18とエンジンジャンプスタートケーブル22との間でいずれのケーブル16が出力コンセント14に取り付けられているかを示すことができる。
【0025】
図4~
図16に示されているように、出力コンセント14は、出力プラグ12がバッテリ充電器サブシステム26と通信するように、出力コンセント14内の第1の位置40において出力プラグ12を受けるように構成することができ、出力プラグ12がエンジンジャンプスタートサブシステム30と通信するように、出力コンセント14内の第2の位置42において出力プラグ12を受けるように構成される。
図1に示されているように、出力プラグ12は、バッテリ充電器サブシステム26の動作及びエンジンジャンプスタートサブシステム30の動作の双方に使用可能な、正及び負の伝送線を有するケーブル16に、結合することができる。出力コンセント14は、出力プラグ12が位置ずれした向きで接続されることを防止するように、キー溝付きとすることができる。出力コンセント14は、共通の負電気コネクタ50と、共通の負電気コネクタ50によって隔てられた2つの正電気コネクタ52とを備えることができる。少なくとも1つの実施形態において、共通の負電気コネクタ50は、2つの正電気コネクタ52の形状とは異なる断面形状を有する。2つの正電気コネクタ52のそれぞれは、同じ断面形状を有する。正電気コネクタ52のうちの一方は、バッテリ充電器サブシステム26と通信することができ、もう一方の正電気コネクタ52は、エンジンジャンプスタートサブシステム30と通信することができる。ケーブル16及び対応する出力プラグ12が共通の負電気コネクタ50及び第1の正電気接続部58に取り付けられると、ケーブルは、バッテリ充電器サブシステム26と通信する。ケーブル16及び対応する出力プラグ12が共通の負電気コネクタ50及び第2の正電気接続部60に取り付けられると、ケーブルは、エンジンジャンプスタートサブシステム30と通信する。システム10は、出力プラグ12がいずれの位置に位置決めされているかを自動的に判断し、システム10を対応する動作モードにするように構成される。
【0026】
図1、
図5、
図7、
図9、
図10、
図12、
図14、及び
図16に示されているように、出力プラグ12は、バッテリ充電器サブシステム26の動作及びエンジンジャンプスタートサブシステム30の動作の双方に使用可能な正及び負の伝送線を有するケーブル16に結合することができる。出力コンセント14は、出力プラグ12が位置ずれした向きで接続されることを防止するようにキー溝付きとすることができる。
図11及び
図12に示されているように、出力コンセントは、共通の正電気コネクタ54と、共通の正電気コネクタ54によって隔てられた2つの負電気コネクタ56とを備える。共通の正電気コネクタ54は、2つの負電気コネクタの形状とは異なる断面形状を有することができる。少なくとも1つの実施形態において、2つの負電気コネクタ56のそれぞれは、同じ断面形状を有することができる。負電気コネクタ56のうちの一方は、バッテリ充電器サブシステム26と通信することができ、もう一方の負電気コネクタ56は、エンジンジャンプスタートサブシステム30と通信することができる。ケーブル16及び対応する出力プラグ12が共通の正電気コネクタ54及び第1の負電気接続部62に取り付けられると、ケーブルは、バッテリ充電器サブシステム26と通信する。ケーブル16及び対応する出力プラグ12が共通の正電気コネクタ54及び第2の負電気接続部64に取り付けられると、ケーブル16は、エンジンジャンプスタートサブシステム30と通信する。システム10は、出力プラグ12がいずれの位置に位置決めされているかを自動的に判断し、システム10を対応する動作モードにするように構成される。
【0027】
図9~
図12に示されている実施形態において、システム10は、エンジンジャンプスタートプロセス用及びバッテリ充電器プロセス用に使用可能であるように構成される単一の多目的ケーブル16を備えることができる。単一の多目的ケーブル16は、出力コンセント14に取外し可能に取り付けられるように構成される出力プラグ12を備えることができる。出力プラグ12は、バッテリ充電器サブシステム26又はエンジンジャンプスタートサブシステム30を起動するために、異なる位置で出力コンセント14に結合することができる。これは、出力プラグ12を共通のピンとバッテリ充電器サブシステム26に関連するピン若しくは他のコネクタとに結合するか、又は共通のピンとエンジンジャンプスタートサブシステム30に関連するピン若しくは他のコネクタとに結合することによって、達成することができる。システム10は、出力コンセント14においていずれのピン又は他のコネクタに出力プラグ12が取り付けられているかに基づいて、いずれの動作モードで動作するかを自動的に決定する。少なくとも1つの実施形態において、マイクロコントローラー100は、3つのピンのうちの1つの対50、52間のバッテリ電圧を読み取ることによって動作モードを決定する。
【0028】
少なくとも1つの実施形態において、
図4~
図8及び
図13~
図16に示されているように、出力コンセント14又は出力プラグ12は、出力プラグ12を出力コンセント14に適切に接続することを確実にするようにキー溝付きとすることができる。例えば、
図1に示されているように、出力プラグ12は、第1の出力プラグ20及び第2の出力プラグ24を含むことができる。第1の出力プラグ20は、充電器ケーブル18に結合することができる。第1の出力プラグ20は、第1の位置40において出力コンセント14に取り付けられ、第2の位置42には取り付けられないように構成することができる。第2の出力プラグ24は、エンジンジャンプスタートケーブル22に結合することができる。出力コンセント14に一度に取り付けられるのは、バッテリ充電器ケーブル18及びエンジンジャンプスタートケーブル22のうちの一方のみとすることができる。
図13~
図16に示されているように、第2の出力プラグは、第2の位置42において出力コンセント14に取り付けられ、第1の位置40には取り付けられないように構成することができる。少なくとも1つの実施形態において、
図13及び
図14に示されているように、出力コンセント14は、共通の負電気コネクタ50と、共通の負電気コネクタ50によって隔てられた2つの正電気コネクタ52とを備える。共通の負電気コネクタ50及び2つの正電気コネクタ52のそれぞれは、異なる断面形状を有する。
【0029】
別の実施形態において、
図15及び
図16に示されているように、出力コンセント14は、共通の正電気コネクタ54と、共通の正電気コネクタ54によって隔てられた2つの負電気コネクタ56とを備えることができる。共通の正電気コネクタ54及び2つの負電気コネクタ56のそれぞれは、異なる断面形状を有することができる。少なくとも1つの実施形態において、マイクロコントローラー100は、3つのピンのうちの1つの対50、52間のバッテリ電圧を読み取ることによって、
図13~
図16に示されている実施形態の動作モードを決定する。
図13~
図16に示されている実施形態は、現在既存の充電器アクセサリケーブル36を本システムとともに使用することを可能にする。
【0030】
少なくとも1つの実施形態において、
図4~
図6及び
図15~
図18に示されているように、出力コンセント14は、第1の電気極性を有する第1のコネクタ70と、第1の極性とは反対の第2の電気極性を有する第2のコネクタ72とを備えることができる。
図9~
図12に示されているように、第2のコネクタ72は、第1の極性とは反対の第2の電気極性を有する第2のコネクタセット74から形成することができる。
図4~
図8に示されているように、システム10は、バッテリ充電器ケーブル18とエンジンジャンプスタートケーブル22との間でいずれのケーブル16が出力コンセント14に取り付けられているかを識別する1つ以上の機能インジケーター80を備えることができる。少なくとも1つの実施形態において、出力コンセント14は、ケーブル16のタイプを識別する1つ以上の機能インジケーター80を備えることができる。代替的に、出力プラグ12は、ケーブル16のタイプを識別する1つ以上の機能インジケーター80を備えることができる。したがって、システム10は、1つ以上の機能インジケーター80の有無に基づいて、いずれのモードで動作するかを識別する。
図4に示されているように、1つ以上の機能インジケーター80が存在する場合、システム10は、エンジンジャンプスタートケーブル22が出力コンセント14に取り付けられていることを認識し、機能インジケーター80が検出されない場合、システム10は、バッテリ充電器ケーブル18が出力コンセント14に取り付けられていることを認識する、又はその逆である。
【0031】
図4~
図8に示されている実施形態では、システム10は、キー溝付きの出力コンセント14を備えることができる。エンジンジャンプスタートケーブル22は、出力コンセント14における機能インジケーター80に接触する機能インジケーターを備える出力プラグ24を備えることができる。機能インジケーターピン80は、ケーブル22において高又は低のいずれかに接続することができる。マイクロコントローラー100は、機能インジケーターピン80を読み取り、ケーブル18又は22のいずれのタイプが出力コンセント14に挿入されているかを判断することができ、その後、充電又はエンジンジャンプスタート試行のためのスイッチ102、116、及び118を構成する。マイクロコントローラー100は、機能インジケーターピン80の不在を読み取り、ケーブル18又は22のいずれのタイプが出力コンセント14に挿入されているかを判断することができ、その後、充電又はエンジンジャンプスタート試行のためのスイッチ102、116、及び118を構成する。マイクロコントローラー100は、出力コンセント14における正及び負のピン間の電圧を読み取ることによってバッテリ28を検出することができる。
【0032】
少なくとも1つの実施形態において、
図4~
図8に示されているように、システム10は、正電気コネクタ90及び負電気コネクタ92を備えることができる。出力コンセント14は、出力プラグ12が位置ずれした向きで接続されることを防止するようにキー溝付きとすることができる。出力コンセント14又は出力プラグ12又は双方がキー溝付けされ得る方法は、任意の特定の形態に限定されない。少なくとも1つの実施形態において、正電気コネクタ90は、負電気コネクタ92の断面形状とは異なる断面形状を有することができる。
【0033】
上述の記載は、本発明の実施形態を例示、説明、及び記載する目的で提供される。これらの実施形態に対する変形形態及び適用形態は、当業者には明らかとなり、本発明の範囲又は趣旨から逸脱することなく実行することができる。
【国際調査報告】