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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-09
(54)【発明の名称】無線通信装置支持組立体
(51)【国際特許分類】
   G09F 7/18 20060101AFI20240702BHJP
   G09F 15/00 20060101ALI20240702BHJP
   G09F 7/02 20060101ALI20240702BHJP
【FI】
G09F7/18 U
G09F15/00 J
G09F7/02 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023575717
(86)(22)【出願日】2022-06-17
(85)【翻訳文提出日】2023-12-08
(86)【国際出願番号】 KR2022008635
(87)【国際公開番号】W WO2023277419
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】10-2021-0085125
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0085186
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0073387
(32)【優先日】2022-06-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508112782
【氏名又は名称】ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001586
【氏名又は名称】弁理士法人アイミー国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ドゥク ヨン キム
(72)【発明者】
【氏名】チ バク リュ
(72)【発明者】
【氏名】ミン シク パク
(72)【発明者】
【氏名】キョ スン ジ
(72)【発明者】
【氏名】イン ホ キム
(72)【発明者】
【氏名】サン ヒョ カン
(72)【発明者】
【氏名】ミン ソ キム
(72)【発明者】
【氏名】へ キム
(57)【要約】
【課題】無線通信装置の放射機能を維持すると同時に、無線通信装置を広告装置内に配置する無線通信装置支持体を提供する。
【解決手段】無線通信装置支持組立体は、内部が空きスペースで構成された支持ポールと、支持ポールの上部に配置される多角柱の形態を有する第1のフレームと、第1のフレーム内部に配置される複数の無線通信装置と、支持ポールの長手方向と平行な方向に昇降される回転広告装置と、回転広告装置を昇降するように具備された駆動部と、一端が回転広告装置の上端につながり、他端が前記駆動部につながった複数の昇降ロープと、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部が空きスペースで構成された支持ポールと、
前記支持ポールの上部に配置される多角柱形態を有する第1のフレームと、
前記第1のフレームの内部に配置される複数の無線通信装置と、
前記支持ポールの長手方向と平行な方向に昇降される回転広告装置と、
前記回転広告装置を昇降するように備えられた駆動部と、
一端が前記回転広告装置の上端につながり、他端が前記駆動部につながった複数の昇降ロープと、
を含む無線通信装置支持組立体。
【請求項2】
前記回転広告装置は、
前記第1のフレームの側面のうちの少なくとも一部に配置される、請求項1に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項3】
さらに、前記回転広告装置が前記第1のフレームの側面を覆うところに位置するとき、
前記回転広告装置の左側及び右側の少なくとも一部が内部に配置されるように備えられた固定棒を含む、請求項2に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項4】
前記固定棒は、
前記回転広告装置が昇降する方向にスリットが形成される、請求項2に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項5】
前記回転広告装置は、
前記スリットによってガイドされて昇降される、請求項4に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項6】
前記複数の昇降ロープは、
前記一端が前記回転広告装置の上端の両端につながる、請求項1に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項7】
前記第1のフレームの上面に前記複数の昇降ロープに接する複数のローラが配置される、請求項1に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項8】
前記第1のフレームは三角柱である、請求項1に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項9】
前記回転広告装置は、
複数の広告フレーム及び、前記複数の広告フレームを回転させる回転駆動部を含む、請求項1に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項10】
前記複数の広告フレームの間には所定間隔の隙間が形成される、請求項9に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項11】
前記複数の無線通信装置は、
前記第1のフレームの側面と平行に所定の長さ間隔を置いて配置される、請求項1に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項12】
前記少なくとも1つの回転広告装置は、
前記第1のフレームの側面を覆う第1の位置及び、前記第1の位置より低い第2の位置との間を昇降するように構成される、請求項1に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項13】
さらに、前記支持ポールの長手方向と平行な方向に昇降される多角柱形態を有して上部が開口された第2のフレームを含み、
前記回転広告装置は、前記第2のフレームの側面のうちの少なくとも一部に配置される、請求項1に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項14】
前記第2のフレームは、
前記第1のフレームの断面形状に対応されるように構成された、請求項13に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項15】
前記支持ポールの上端に配置される複数の第1のローラ、及び、
前記第1のフレームの上面頂点に配置される複数の第2のローラを含み、
前記複数の第1のローラの個数及び前記複数の第2のローラの個数は、前記複数の昇降ロープの個数に対応される、請求項13に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項16】
前記第2のフレームは、
前記第2のフレームの上端が、前記第1のフレームの上面の下部に接する第1の位置及び、前記第1の位置より低い第2の位置の間を昇降するように構成される、請求項13に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項17】
さらに、前記第2のフレームが第1の位置にあるときに、前記第1のフレームと前記第2のフレームの結合を固定させるように構成された固定部を含む、請求項16に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項18】
前記固定部は、さらに、
少なくとも一部が前記第1のフレームの上面に突出され、
前記支持ポールの内部及び前記第1のフレームの上面を通って前記固定部の自由端とつながるように配置される固定ロープを含む、請求項17に記載の無線通信装置支持組立体。
【請求項19】
前記第2のフレームが前記第1の位置にあるとき、
前記固定ロープを前記支持ポール側方向に引っ張ることで、前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間の結合固定が解除される、請求項18に記載の無線通信装置支持組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信装置支持組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
この部分に記述された内容は、単に本開示に関する背景情報を提供するだけであり、従来技術を構成するものではない。
【0003】
無線信号の送受信のために使用される無線通信装置は、建物の屋上に設置されるなど、屋外環境に設置されるのが一般的である。
【0004】
屋外環境に設置される無線通信装置は、周辺の建物や道路などの外観と調和しないことで、美観を損なうことが多い。したがって、多数の無線通信装置を屋外環境に設置しながら周辺美観を損なわないための方法について研究が多方面でなされている。
【0005】
そのうち、無線通信装置の周囲を広告などの画面が出るディスプレイ装置を配置し、外部から無線通信装置が見えないように配置する方法も提案されているが、ディスプレイ装置から出る電磁波などで無線通信装置の放射性能を阻害するという欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一実施例に係る無線通信装置支持組立体は、無線通信装置の放射機能を維持すると同時に、無線通信装置を広告装置内に配置する。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、以上で言及した課題に限定されず、言及されていないまた他の課題は、下の記載から通常の技術者に明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施例によると、内部が空きスペースで構成された支持ポールと、支持ポールの上部に配置される多角柱の形態を有する第1のフレームと、第1のフレーム内部に配置される複数の無線通信装置と、支持ポールの長手方向と平行な方向に昇降される回転広告装置と、回転広告装置を昇降するように具備された駆動部、及び、一端が回転広告装置の上端につながり、他端が前記駆動部につながった複数の昇降ロープと、を含む無線通信装置支持組立体を提供する。
【発明の効果】
【0009】
一実施例によると、無線通信装置支持組立体は、電磁波を発生させることなく所定の隙間を有する回転広告装置を用いて放射機能を維持したまま無線通信装置を内部に配置できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示の一実施例に係る無線通信装置支持組立体の斜視図である。
図2】本開示の一実施例に係る無線通信装置支持組立体の上部の斜視図である。
図3】本開示の一実施例に係る無線通信装置支持組立体の構成のうちの一部が省略された上部斜視図である。
図4】本開示の一実施例に係る無線通信装置支持組立体の構成のうちの一部が省略された上部斜視図である。
図5】本開示の一実施例に係る無線通信装置支持組立体の構成のうちの一部が省略された上部斜視図である。
図6】本開示の他の実施例に係る無線通信装置支持組立体の斜視図である。
図7】本開示の他の実施例に係る無線通信装置支持組立体の第2のフレームの昇降を説明するための図である。
図8】本開示の他の実施例に係る無線通信装置支持組立体の平面図である。
図9】第1のフレームと第2のフレームの結合が固定される構成を図示した拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の一部の実施例を例示的な図面を通して詳しく説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加するにあたり、同一の構成要素に対しては、たとえ異なる図面に表示されても、できるだけ同一の符号を有するようにしていることに留意されたい。なお、本開示を説明するにあたり、関連された公知の構成又は機能に関する具体的な説明が本開示の要旨を曖昧にすると判断される場合には、その詳しい説明は省略する。
【0012】
本開示による実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、i)、ii)、a)、b)などの符号を用いる場合がある。このような符号は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その符号によって該当構成要素の本質又は順番や順序等が限定されない。明細書である部分がある構成要素を「含む」又は「備える」と言うとき、これは、明示的に逆となる記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0013】
図1は、本開示の一実施例に係る無線通信装置支持組立体の斜視図である。図2は、本開示の一実施例に係る無線通信装置支持組立体の上部の斜視図である。図3ないし図5は、本開示の一実施例に係る無線通信装置支持組立体の構成のうちの一部が省略された上部斜視図である。
【0014】
図2の場合、支持台11の構成が省略されている。図3ないし図5は、第1のフレーム10に構成が追加される過程を説明するための図である。図3は、支持ポール30の上部に第1のフレーム10と駆動部50が追加図示された図である。図4は、図3から複数の無線通信装置60が追加図示された図である。図5は、図4から支持台11が追加図示された図である。
【0015】
図1ないし図5を参照すると、無線通信装置支持組立体1は、第1のフレーム10、回転広告装置20、支持ポール30、カバー40、駆動部50、複数の無線通信装置60、昇降ロープ70の全部又は一部を含む。
【0016】
カバー40の内部には操作部が配置される。ユーザは、カバー40に配置された操作部を用いて駆動部50を制御することにより、回転広告装置20の広告フレーム211を制御したり、回転広告装置20の昇降を制御したりすることができる。操作部は、カバー40によって外部の衝撃から保護され、カバー40は開閉式に構成される。
【0017】
支持ポール30は、建物の屋上、建物の壁体などに設置され、支持ポール30の上部に第1のフレーム10が設置されるスペースを提供する。支持ポール30の内部は空きスペースで形成され、電線が支持ポール30の内部を貫通して第1のフレーム10に配置された電子機器、例えば駆動部50のモータにつながる。したがって、ユーザは地上で制御装置を用いて駆動部50の動作を制御することができる。
【0018】
支持ポール30の上部には第1のフレーム10が設けられる。第1のフレーム10は内部に収容スペースを備えており、複数の無線通信装置60が第1のフレーム10の内部に配置される。第1のフレーム10は多角柱の形状を有し、特に三角柱の形状を有する。第1のフレーム10の上面の中央部分は開口されて形成される。
【0019】
複数の無線通信装置60は、所定の間隔を置いて離間されるように配置され、第1のフレーム10の内部で第1のフレーム10の側面を向くように配置される。第1のフレーム10が図1ないし図5に図示されたように正三角柱の形態を有する場合、複数の無線通信装置60は、第1のフレーム10の側面と平行な方向に所定の間隔を置いて離間されるように配置される。例えば、正三角柱形態の第1のフレーム10の各側面には、4つの無線通信装置60が第1のフレーム10の該当側面と平行な方向に所定の距離を置いて離間されるように配置される。
【0020】
したがって、第1のフレーム10の側面の各面の外側を向く無線通信装置60が約120度の範囲で信号を放射し、合計360度の範囲で周囲に信号を放射する。第1のフレーム10の側面と平行な方向に所定の距離を置いて配置される無線通信装置60の個数は、第1のフレーム10の大きさに応じて変わり得る。
【0021】
第1のフレーム10には、無線通信装置60を装着させるための複数の無線通信装置装着部61が形成される。
【0022】
第1のフレーム10は、支持ポール30の上部に固定されて配置され、複数の支持台11によってその動きをしっかりと固定させることができる。複数の支持台11は、第1のフレーム10の上面及び/又は下面に複数個配置されることで支持ポール30と第1のフレーム10を一体に結合させる。支持ポール30、第1のフレーム10、及び複数の支持台11間の結合は、溶接方式でなされるが、これに限定されない。
【0023】
回転広告装置20には、複数の多角柱(例えば、三角柱)の広告フレーム211が配列される。広告フレーム211は、それぞれの面に広告内容を含む。例えば、広告フレーム211が三角柱である場合、第1の面ないし第3の面にそれぞれ異なる広告内容を含む。広告フレーム211は、広告フレーム211の長手方向を中心軸として回転するが、それぞれの広告フレーム211が回転するとき隣接する広告フレーム211と接触しないように想定の間隔を置いて離間するように配置する。
【0024】
複数の広告フレーム211が第1の面が第2のフレームの外側を向くように回転されると第1の広告内容が外部に表示され、第2の面が第2のフレームの外側を向くように回転されると第2の広告内容が外部に表示され、第3の面が第2のフレームの外側を向くように回転されると、第3の広告内容が外部に表示される。
【0025】
回転広告装置20は、LEDやLCDのような電子機器でないため、第1のフレーム10内に配置された無線通信装置60の放射機能に邪魔しない。また、回転広告装置20の広告フレーム211の間に所定の隙間があり、第1のフレーム10内に無線通信装置60を配置させても複数の無線通信装置60の邪魔にならない。LED又はLCDを用いる広告装置とは異なり、回転広告装置20を用いる場合、第1のフレーム10の内部に無線通信装置60を配置することにより、外部から無線通信装置60が見えないように配置できる。
【0026】
一方、LED又はLCDを用いる広告装置を第1のフレーム10の側面に配置する場合、電子機器により干渉を受けて無線通信装置60の放射機能を低下させるため、無線通信装置60を第1のフレーム10の内部でなく上部に配置させなければならない。第1のフレーム10の上部に配置させる場合、依然として無線通信装置60が外部から見えるため、建物や道路などの美観を損ない得る。
【0027】
回転広告装置20は、第1のフレーム10が有する側面の個数だけ複数個配置される。例えば、第1のフレーム10が三角柱形状を有する場合、3つの側面を有するので、それぞれの側面に第1の回転広告装置21ないし第3の回転広告装置23が配置される。ただし、必ずしも全ての面に回転広告装置20が配置されなければならないわけではなく、そのうちの少なくとも1つの面を選択して選択された面のみに回転広告装置20を配置する。以下、第1のフレーム10が三角柱形状を有し、それぞれの面に第1の回転広告装置21ないし第3の回転広告装置23が配置される場合を例に説明する。
【0028】
第1の回転広告装置21ないし第3の回転広告装置23は、それぞれ支持ポール30の長手方向と平行な方向に昇降されるように備えられる。第1の回転広告装置21ないし第3の回転広告装置23は、それぞれ第1のフレーム10の側面を覆う位置である第1の位置から、第1の位置よりも低い第2の位置に昇降するように構成される。
【0029】
第1の回転広告装置21ないし第3の回転広告装置23はそれぞれ独立的に昇降する。すなわち、第1の回転広告装置21ないし第3の回転広告装置23は互いに離間されて配置される。
【0030】
回転広告装置20の上端の一部には、少なくとも1つの昇降ロープ70の一端につながる。少なくとも1つの昇降ロープ70の他端は駆動部50につながる。駆動部50が駆動されると、昇降ロープ70を用いて回転広告装置20を昇降させることができる。駆動部50は、別途の制御装置によって制御される。
【0031】
図1ないし図5に図示されたように、回転広告装置20の上端の両端にそれぞれ2つの昇降ロープ70の一端がつながるが、これに限定されない。以下、2つの昇降ロープ70が回転広告装置20の上端両端につながる場合を例に説明する。
【0032】
第1のフレーム10には、1つの回転広告装置20ごとに2つの固定棒13が形成される。固定棒13は、円筒形状の内部が空いた構造で形成される。固定棒13には、回転広告装置20が昇降する方向にスリット131が形成される。回転広告装置20が第1の位置と第2の位置との間を昇降するとき、スリット131によって昇降方向がガイドされる。すなわち、回転広告装置20が第2の位置から第1の位置に上昇するときには、スリット131によって挿入され、回転広告装置20の左側及び右側の少なくとも一部が固定棒13の内部に配置される。したがって、回転広告装置20が第1の位置にあるときに外部衝撃からの動きを固定させることができる。また、固定棒13のスリット131は、回転広告装置20の昇降方向をガイドする。
【0033】
固定棒13の上部は開口される。固定棒13の上部にはローラ14が配置されるが、ローラ14は、駆動部50につながった昇降ロープ70を固定棒13の内部を貫通するように配置される。したがって、昇降ロープ70は、回転広告装置20が第1の位置と第2の位置との間を昇降するときに固定棒13の内部を貫通して移動する。このとき昇降ロープ70につながった回転広告装置20の上端両端端は、回転広告装置20が第1の位置にあるときに固定棒13の内部に位置する。
【0034】
駆動部50は、回転広告装置20の個数だけ備えられる。例えば、図2を参照すると、第1の回転広告装置20は第1の駆動部50によって昇降され、第2の回転広告装置20は第2の駆動部50によって昇降され、第3の回転広告装置20は第3の駆動部50によって昇降される。第1の駆動部51ないし第3の駆動部53はそれぞれ2つの駆動部を有するが、これに限定されない。第1の駆動部51ないし第3の駆動部53が有する駆動部の個数は、第1の回転広告装置21ないし第3の回転広告装置23につながった昇降ロープ70の個数によって変わる。
【0035】
それぞれの駆動部にはモータが配置され、モータの回転によって回転広告装置20を昇降させる。モータは、別途の制御装置の制御信号によって制御される。
【0036】
駆動部50は、第1のフレーム10、支持台11、及び支持ポール30のうちのいずれかに結合されて固定される。
【0037】
別途の制御装置は、第1の駆動部51ないし第3の駆動部53をそれぞれ独立的に制御する。すなわち、第1の回転広告装置21のみを昇降させる場合、別途の制御装置は第1の駆動部51の動作のみを制御して第1の回転広告装置21を昇降させることができる。
【0038】
ユーザが回転広告装置20の広告内容を交換する場合、複数の広告フレーム211を直接交換しなければならず、ユーザは駆動部50を用いて回転広告装置20を第2の位置に下降させることで、容易に回転広告装置20の広告内容を交換することができる。
【0039】
それぞれの広告フレーム211の上端又は下端には回転部(図示せず)が配置される。制御装置が広告フレーム211の第1の面ないし第3の面のうちのいずれか一面が回転広告装置20の外側を向くように回転部を制御する。
【0040】
図6は、本開示の他の実施例に係る無線通信装置支持組立体の斜視図である。図7は、本開示の他の実施例に係る無線通信装置支持組立体の第2のフレームの昇降を説明するための図である。図8は、本開示の他の実施例に係る無線通信装置支持組立体の平面図である。図9は、第1のフレームと第2のフレームの結合が固定される構成を図示した拡大図である。
【0041】
図8の場合、複数の無線通信装置650の配置を図示するために、第1のフレーム610の上面のうちの一部が省略されて図示される。
【0042】
図6及び図7を参照すると、無線通信装置支持組立体6は、第1のフレーム610、第2のフレーム620、支持ポール630、カバー641、複数の無線通信装置650、駆動部640、昇降ロープ660、及び安全ロープ670の全部又は一部を含む。
【0043】
支持ポール630は、建物の屋上、建物の壁体などに設置され、支持ポール630の上部に第1のフレーム610及び第2のフレーム620が設置されるスペースを提供する。支持ポール630の内部は空きスペースで形成され、電線又は昇降ロープ660が支持ポール630の内部を貫通して第1のフレーム610及び/又は第2のフレーム620とつながる。
【0044】
支持ポール630の上部には第1のフレーム610が設けられる。第1のフレーム610は内部に収容空間を備えており、複数の無線通信装置650が第1のフレーム610の内部に配置される。第1のフレーム610は多角柱の形状を有し、特に三角柱の形状を有する。第1のフレーム610の上面の中央部分は開口されて形成される。
【0045】
複数の無線通信装置650は、所定の間隔を置いて離間されるように配置され、第1のフレーム610の内部で第1のフレーム610の側面を向くように配置される。第1のフレーム610が図8に図示されたように正三角柱の形態を有する場合、複数の無線通信装置650は、第1のフレーム610の側面と平行な方向に所定の間隔を置いて離間されるように配置される。例えば、正三角柱形態の第1のフレーム610の各側面には、図8に図示されたように、4つの無線通信装置650が第1のフレーム610の該当側面と平行な方向に所定の距離を置いて離間されるように配置される。したがって、第1のフレーム610の側面の各面の外側を向く無線通信装置650が、約120度の範囲で信号を放射して合計360度の範囲で周囲に信号を放射する。
【0046】
第1のフレーム610は、支持ポール630の上部に固定されて配置され、複数の支持台611によってその動きをしっかりと固定させる。複数の支持台611は、第1のフレーム610の上面及び/又は下面に複数個配置されることにより、支持ポール630と第1のフレーム610を一体に結合させる。支持ポール630、第1のフレーム610、及び複数の支持台611間の結合は、溶接方式でなされるが、これに限定されない。
【0047】
第2のフレーム620は、支持ポール630の長手方向と平行な方向に昇降されるように備えられる。第2のフレーム620は多角柱の形態を有し、第2のフレーム620の断面は第1のフレーム610の断面に対応される形状を有する。例えば、第1のフレーム610が図6に図示されたように正三角柱の形態を有する場合、第2のフレーム620もそれに対応される正三角柱の形態を有する。第2のフレーム620は上部が開口され、第1のフレーム610の側面を包むように配置される。
【0048】
第2のフレーム620は、第2のフレーム620の上端が第1のフレーム610の上面の下部に接するまで上昇する。ここで、第2のフレーム620が第1のフレーム610の上面の下部に接するときの位置を第1の位置、第1の位置より低い位置を第2の位置と称する。
【0049】
第2のフレーム620の上端には、第2のフレーム620を昇降させるための少なくとも1つの昇降ロープ660がつながる。
【0050】
少なくとも1つの昇降ロープ660は、一端が駆動部640につながり、他端が第2のフレーム620の上端につながる。昇降ロープ660は、支持ポール630の内部を貫通して第1のフレーム610の上面を経て第2のフレーム620の上端につながる。昇降ロープ660が第1のフレーム610の上面で通過する経路には、複数のローラ612及び613が配置される。
【0051】
複数のローラ612及び613は、支持ポール630の上端に配置される複数の第1のローラ612と、第1のフレーム610の上面の外側に配置される複数の第2のローラ613を含む。
【0052】
昇降ロープ660は、支持ポール630の内部を貫通して第1のフレーム610の上面の頂点に向かって延びるように配置される。複数の第2のローラ613も、これに合わせて第1のフレーム610の上面の頂点付近にそれぞれ配置される。1つの昇降ロープ660ごとに1つの第1のローラ612及び、1つの第2のローラ613が配置される。例えば、第1のフレーム610及び第2のフレーム620が正三角柱の形態を有する場合、3つの昇降ロープ660が第2のフレーム620の上端頂点にそれぞれつながる。第2のローラ613は、第1のフレーム610の上面頂点付近に配置され、支持ポール630を貫通して延びる昇降ロープ660が第1のフレーム610の頂点に向くようにする。
【0053】
第2のフレーム620は、昇降ロープ660につながった駆動部640によって昇降されるが、ここで、駆動部640はモータであってもよいが、これに限定されず、ユーザによって手動で動作される手動ウインチであってもよい。駆動部640が手動ウインチである場合、ユーザは支持ポール630の下部で第2のフレーム620の昇降を調節しなければならないので、支持ポール630の下部に配置される。支持ポール630の下部に駆動部640が配置される場合、カバー641を追加設置して外部の衝撃から駆動部640を保護する。
【0054】
駆動部640がモータのように外部制御入力によって自動で駆動される電子機器である場合、駆動部640は支持ポール630の下部に配置されるか、支持ポール630の上端に配置されるか、又はその間のどこにでも配置されてよい。モータで構成された駆動部640は、支持ポール630の内部空間に電線を配置して別途の制御装置と電気的につながる。この場合、制御装置から受信した電気的信号によって駆動部640を駆動して第2のフレーム620を昇降させる。
【0055】
第1のフレーム610は、第2のフレーム620が第1の位置に固定されるように固定部615及び622をさらに含む。固定部615及び622は、第1のフレーム610の第1の固定部615と、第2のフレーム620の第2の固定部622を含む。
【0056】
第2のフレーム620が第1の位置に位置するとき、第1の固定部615と第2の固定部622の結合により固定され、第2のフレーム620を引っ張っている昇降ロープに故障が発生して第2のフレーム620が落下される状況を防止することができる。第2の固定部622は第2のフレーム620の上端の一部に配置され、第1の固定部615は第2の固定部622と対応される位置に配置される。
【0057】
第1の固定部615は安全ロープ670につながる。安全ロープ670は、支持ポール630の内部を貫通して配置される。ユーザが第2のフレーム620を下降させようとする場合、昇降ロープ660を制御する前に、安全ロープ670を支持ポール630側方向に引っ張ることで、第2のフレーム620の固定を解除できる。すなわち、ユーザは安全ロープ670を引っ張って第2のフレーム620の固定を解除した後、駆動部640を用いて第2のフレーム620を下降させることができる。安全ロープ670は、固定ローラ614によって支持されて第1の固定部615とつながる。
【0058】
第2のフレーム620の各側面には、回転広告装置621が配置される。回転広告装置621には、複数の多角柱(例えば三角柱)の広告枠6211が配列される。広告フレーム6211は、それぞれの面に広告内容を含む。例えば、広告フレーム6211が三角柱である場合、第1の面ないし第3の面にそれぞれ異なる広告内容を含む。広告フレーム6211は、広告フレーム6211の長手方向を中心軸として回転するが、それぞれの広告フレーム6211が回転するとき隣接する広告フレーム6211と接触しないように所定の間隔を置いて離間するように配置する。
【0059】
複数の広告フレーム6211が第1の面が第2のフレームの外側を向くように回転されると第1の広告内容が外部に表示され、第2の面が第2のフレームの外側を向くように回転されると第2の広告内容が外部に表示され、第3の面が第2のフレームの外側を向くように回転されると、第3の広告内容が外部に表示される。
【0060】
回転広告装置621は、LED又はLCDのような電子機器でないため、第1のフレーム610内に配置された無線通信装置650の放射機能に邪魔しない。また、回転広告装置621の広告フレーム6211間に所定の隙間があり、第1のフレーム610内に無線通信装置650を配置させても複数の無線通信装置650の邪魔にならない。LED又はLCDを用いる広告装置とは異なり、回転広告装置621を用いる場合、第1のフレーム610の内部に無線通信装置650を配置することにより、外部から無線通信装置650が見えないように配置できる。
【0061】
一方、LED又はLCDを用いる広告装置を第2のフレーム620の側面に配置する場合、電子機器により干渉を受けて無線通信装置の放射機能を低下させるため、無線通信装置650を第1の フレーム610の内部でなく上部に配置させなければならない。第1のフレーム610の上部に配置させる場合、依然として無線通信装置650が外部から見えるため、建物や道路などの美観を損ない得る。
【0062】
ユーザが回転広告装置621の広告内容を交換する場合、複数の広告フレーム6211を直接交換しなければならず、ユーザは駆動部640を用いて第2のフレーム620を第2の位置に下降させることで、容易に回転広告装置621の広告内容を交換することができる。
【0063】
それぞれの広告フレーム6211の上端又は下端には回転部(図示せず)が配置される。制御装置が広告フレーム6211の第1の面ないし第3の面のうちのいずれか一面が第2のフレーム620の外側を向くように回転部を制御する。
【0064】
以上の説明は、本実施例の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本実施例の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能であろう。したがって、本実施例は、本実施例の技術思想を限定するものではなく説明するためのものであり、このような実施例によって本実施例の技術思想の範囲が限定されるものではない。本実施例の保護範囲は、特許請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等の範囲内にあるすべての技術思想は、本実施例の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【0065】
[関連出願への相互参照(CROSS-REFERENCE TO RELATED APPLICATION)]
本特許出願は、本明細書にその全体が参考として含まれる、2021年06月29日付にて韓国に出願した特許出願番号第10-2021-0085125号、2021年06月29日付にて韓国に出願した特許出願番号第10-2021-0085186号及び2022年06月16日付にて韓国に出願した特許出願番号第10-2022-0073387号に対して優先権を主張する。
【符号の説明】
【0066】
10 フレーム 20 回転広告装置
30 支持ポール 40 カバー
50 駆動部 60 無線通信装置
70 昇降ロープ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
図9
【国際調査報告】