IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ニコベンチャーズ トレーディング リミテッドの特許一覧

<>
  • 特表-エアロゾル供給システム 図1
  • 特表-エアロゾル供給システム 図2
  • 特表-エアロゾル供給システム 図3
  • 特表-エアロゾル供給システム 図4
  • 特表-エアロゾル供給システム 図5
  • 特表-エアロゾル供給システム 図6
  • 特表-エアロゾル供給システム 図7
  • 特表-エアロゾル供給システム 図8A
  • 特表-エアロゾル供給システム 図8B
  • 特表-エアロゾル供給システム 図8C
  • 特表-エアロゾル供給システム 図8D
  • 特表-エアロゾル供給システム 図8E
  • 特表-エアロゾル供給システム 図9A
  • 特表-エアロゾル供給システム 図9B
  • 特表-エアロゾル供給システム 図9C
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-09
(54)【発明の名称】エアロゾル供給システム
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/50 20200101AFI20240702BHJP
   A24F 40/60 20200101ALI20240702BHJP
   A24F 40/65 20200101ALI20240702BHJP
【FI】
A24F40/50
A24F40/60
A24F40/65
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023577393
(86)(22)【出願日】2022-06-24
(85)【翻訳文提出日】2024-02-13
(86)【国際出願番号】 GB2022051624
(87)【国際公開番号】W WO2022269281
(87)【国際公開日】2022-12-29
(31)【優先権主張番号】2109226.7
(32)【優先日】2021-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519138265
【氏名又は名称】ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Nicoventures Trading Limited
【住所又は居所原語表記】Globe House, 1 Water Street,WC2R 3LA London,United Kingdom
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ベーカー, ダリル
(72)【発明者】
【氏名】エルグヴェン, ネジャット
(72)【発明者】
【氏名】カーシー, ロバート
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA06
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC34
4B162AC50
4B162AD02
4B162AD03
4B162AD08
4B162AD12
4B162AD13
4B162AD15
4B162AD16
4B162AD20
4B162AD23
4B162AD41
(57)【要約】
方法は、不燃性エアロゾル供給システムから使用特徴を受信するステップと、使用特徴に少なくとも部分的に基づいて使用サマリを計算するステップと、を含む。
【選択図】 図8E
【特許請求の範囲】
【請求項1】
不燃性エアロゾル供給システムから使用特徴を受信するステップと、
前記使用特徴に少なくとも部分的に基づいて使用サマリを計算するステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記使用特徴が、ユーザによる前記不燃性エアロゾル供給システムでの1回のパフに関連する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記使用特徴が、ユーザによる前記不燃性エアロゾル供給システムでの複数回のパフに関連する、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記使用特徴が、
前記不燃性エアロゾル供給システムでのパフのパフ持続時間、
使用のセッション中に行われたパフの回数、
前記不燃性エアロゾル供給システムを使用する際に消費されたエアロゾル化可能材料の量、及び
前記不燃性エアロゾル供給システムが使用された時刻、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムがいつ使用されたかを特定し、
前記使用サマリを計算するステップが、1日にわたるユーザの典型的な使用プロファイルを計算することを含む、
請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムで使用されているポッドのタイプをさらに識別し、
前記典型的な使用プロファイルを計算することが、その日の1つ又は複数の期間について、その期間中に前記ユーザがどのポッドのタイプを典型的に使用するかを特定することを含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワーレベルをさらに特定し、
前記典型的な使用プロファイルを計算することが、その日のうちの1つ又は複数の期間について、前記不燃性エアロゾル供給システムによってサポートされる複数のヒーターパワーレベルのうちのいずれを前記ユーザがその期間中に典型的に使用するかを特定することを含む、
請求項5又は6に記載の方法。
【請求項8】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムの使用のセッション中に行われたパフの回数をさらに特定し、
前記典型的な使用プロファイルを計算することが、その日のうちの1つ又は複数の期間について、使用のセッション中に前記ユーザによって行われた典型的なパフの回数を特定することを含む、
請求項5~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記使用特徴が、前記ユーザによって行われた前記不燃性エアロゾル供給システムでの1回又は複数回のパフの持続時間と、前記不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワーレベルとを特定し、
前記使用サマリを計算するステップが、前記不燃性エアロゾル供給システムによってサポートされる複数のヒーターパワーレベルのうちのそれぞれについて、前記不燃性エアロゾル供給システムでのパフの平均持続時間を決定することを含む、
請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記使用特徴がブルートゥースを介して受信される、
請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記使用サマリを前記ユーザに表示するステップ
をさらに含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記使用特徴に基づいて、前記使用特徴が関連する使用期間中に前記不燃性エアロゾル供給システムによって消費されたエアロゾル化可能材料の量を計算するステップ
をさらに含む、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記使用サマリに基づいて、次回の期間中に使用されるエアロゾル化可能材料の予想量を計算すること
をさらに含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記使用されるエアロゾル化可能材料の予想量と、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示とに基づいて、前記次回の期間後のエアロゾル化可能材料の予測されるインベントリを計算するステップと、
前記次回の期間後のエアロゾル化可能材料の前記予測されたインベントリが閾値を下回っている場合に、先制措置を取るステップと、
をさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記先制措置が、
前記ユーザに通知することと、
前記ユーザに追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促すことと、
前記ユーザに代わって追加のエアロゾル化可能材料を注文することと、
前記不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることと、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
不燃性エアロゾル供給システムであって、
前記不燃性エアロゾル供給システムの使用特徴を収集するように構成されるコントロールユニットと、
前記使用特徴をユーザデバイスに伝達するための通信要素と、
を備える、不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項17】
前記コントロールユニットが、前記不燃性エアロゾル供給システムでのパフを検出し、前記パフを検出したことに応答して前記使用特徴を収集するように構成される、
請求項16に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項18】
前記通信要素が、ブルートゥースを介して前記ユーザデバイスに前記使用特徴を伝達するためのブルートゥース通信要素である、
請求項16又は17に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項19】
不燃性エアロゾル供給システムから使用特徴を受信するための受信機要素と、
前記使用特徴に少なくとも部分的に基づいて使用サマリを計算するためのプロセッサと、
を備える、ユーザデバイス。
【請求項20】
前記使用特徴が、ユーザによる前記不燃性エアロゾル供給システムでの1回のパフに関連する、
請求項19に記載のユーザデバイス。
【請求項21】
前記使用特徴が、ユーザによる前記不燃性エアロゾル供給システムでの複数回のパフに関連する、
請求項19に記載のユーザデバイス。
【請求項22】
前記使用特徴が、
前記不燃性エアロゾル供給システムでのパフのパフ持続時間、
使用のセッション中に行われたパフの回数、
前記不燃性エアロゾル供給システムを使用する際に消費されたエアロゾル化可能材料の量、及び
前記不燃性エアロゾル供給システムが使用された時刻、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項19~21のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【請求項23】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムがいつ使用されたかを特定し、
前記使用サマリを計算することが、1日にわたるユーザの典型的な使用プロファイルを計算することを含む、
請求項19~22のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【請求項24】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムで使用されているポッドのタイプをさらに識別し、
前記典型的な使用プロファイルを計算するために、前記プロセッサが、その日の1つ又は複数の期間について、その期間中に前記ユーザがどのポッドのタイプを典型的に使用するかを特定することを実行するように構成される、
請求項23に記載のユーザデバイス。
【請求項25】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワーレベルをさらに特定し、
前記典型的な使用プロファイルを計算するために、前記プロセッサが、その日のうちの1つ又は複数の期間について、前記不燃性エアロゾル供給システムによってサポートされる複数のヒーターパワーレベルのうちのいずれを前記ユーザがその期間中に典型的に使用するかを特定することを実行するように構成される、
請求項23又は24に記載のユーザデバイス。
【請求項26】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムの使用のセッション中に行われたパフの回数をさらに特定し、
前記典型的な使用プロファイルを計算するために、前記プロセッサが、その日のうちの1つ又は複数の期間について、使用のセッション中に前記ユーザによって行われた典型的なパフの回数を特定することを実行するように構成される、
請求項23~25のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【請求項27】
前記使用特徴が、前記ユーザによって行われた前記不燃性エアロゾル供給システムでの1回又は複数回のパフの持続時間と、前記不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワーレベルとを特定し、
前記使用サマリを計算するために、前記プロセッサが、前記不燃性エアロゾル供給システムによってサポートされる複数のヒーターパワーレベルのうちのそれぞれについて、前記不燃性エアロゾル供給システムでのパフの平均持続時間を決定することを実行するように構成される、
請求項23~26のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【請求項28】
前記使用特徴がブルートゥースを介して受信される、
請求項19~27のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【請求項29】
前記使用サマリを前記ユーザに表示すること
を実行するようにさらに構成される、請求項19~28のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【請求項30】
前記プロセッサが、
前記使用特徴に基づいて、前記使用特徴が関連する使用期間中に前記不燃性エアロゾル供給システムによって消費されたエアロゾル化可能材料の量を計算すること
を実行するようにさらに構成される、請求項19~29のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【請求項31】
前記プロセッサが、
前記使用サマリに基づいて、次回の期間中に使用されるエアロゾル化可能材料の予想量を計算すること
を実行するようにさらに構成される、請求項19~30のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【請求項32】
前記プロセッサが、
前記使用されるエアロゾル化可能材料の予想量と、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示とに基づいて、前記次回の期間後のエアロゾル化可能材料の予測されるインベントリを計算することと、
前記次回の期間後のエアロゾル化可能材料の前記予測されたインベントリが閾値を下回っている場合に、先制措置を取ることと、
を実行するようにさらに構成される、請求項31に記載のユーザデバイス。
【請求項33】
前記先制措置が、
前記ユーザに通知することと、
前記ユーザに追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促すことと、
前記ユーザに代わって追加のエアロゾル化可能材料を注文することと、
前記不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることと、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項32に記載のユーザデバイス。
【請求項34】
命令を含むコンピュータ可読媒体であって、前記命令が、コンピューティングデバイスの処理回路によって実行されたときに、前記コンピューティングデバイスに、
不燃性エアロゾル供給システムから使用特徴を受信することと、
前記使用特徴に少なくとも部分的に基づいて使用サマリを計算することと、
を実行させる、コンピュータ可読媒体。
【請求項35】
前記使用特徴が、ユーザによる前記不燃性エアロゾル供給システムでの1回のパフに関連する、
請求項34に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項36】
前記使用特徴が、ユーザによる前記不燃性エアロゾル供給システムでの複数回のパフに関連する、
請求項34に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項37】
前記使用特徴が、
前記不燃性エアロゾル供給システムでのパフのパフ持続時間、
使用のセッション中に行われたパフの回数、
前記不燃性エアロゾル供給システムを使用する際に消費されたエアロゾル化可能材料の量、及び
前記不燃性エアロゾル供給システムが使用された時刻、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項34~36のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項38】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムがいつ使用されたかを特定し、
前記使用サマリを計算することが、1日にわたるユーザの典型的な使用プロファイルを計算することを含む、
請求項34~37のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項39】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムで使用されているポッドのタイプをさらに識別し、
前記典型的な使用プロファイルを計算することが、その日の1つ又は複数の期間について、その期間中に前記ユーザがどのポッドのタイプを典型的に使用するかを特定することを含む、
請求項38に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項40】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワーレベルをさらに特定し、
前記典型的な使用プロファイルを計算することが、その日のうちの1つ又は複数の期間について、前記不燃性エアロゾル供給システムによってサポートされる複数のヒーターパワーレベルのうちのいずれを前記ユーザがその期間中に典型的に使用するかを特定することを含む、
請求項38又は39に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項41】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムの使用のセッション中に行われたパフの回数をさらに特定し、
前記典型的な使用プロファイルを計算することが、その日のうちの1つ又は複数の期間について、使用のセッション中に前記ユーザによって行われた典型的なパフの回数を特定することを含む、
請求項38~40のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項42】
前記使用特徴が、前記ユーザによって行われた前記不燃性エアロゾル供給システムでの1回又は複数回のパフの持続時間と、前記不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワーレベルとを特定し、
前記使用サマリを計算することが、前記不燃性エアロゾル供給システムによってサポートされる複数のヒーターパワーレベルのうちのそれぞれについて、前記不燃性エアロゾル供給システムでのパフの平均持続時間を決定することを含む、
請求項35~41のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項43】
前記使用特徴がブルートゥースを介して受信される、
請求項35~42のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項44】
命令が、前記コンピューティングデバイスに、
前記使用サマリを前記ユーザに表示すること
をさらに実行させる、請求項35~43のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項45】
前記命令が、前記コンピューティングデバイスに、
前記使用特徴に基づいて、前記使用特徴が関連する使用期間中に前記不燃性エアロゾル供給システムによって消費されたエアロゾル化可能材料の量を計算すること
をさらに実行させる、請求項35~44のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項46】
前記命令が、前記コンピューティングデバイスに、
前記使用サマリに基づいて、次回の期間中に使用されるエアロゾル化可能材料の予想量を計算すること
をさらに実行させる、請求項35~45のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項47】
前記命令が、前記コンピューティングデバイスに、
前記使用されるエアロゾル化可能材料の予想量と、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示とに基づいて、前記次回の期間後のエアロゾル化可能材料の予測されるインベントリを計算することと、
前記次回の期間後のエアロゾル化可能材料の前記予測されたインベントリが閾値を下回っている場合に、先制措置を取ることと、
をさらに実行させる、請求項46に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項48】
前記先制措置が、
前記ユーザに通知することと、
前記ユーザに追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促すことと、
前記ユーザに代わって追加のエアロゾル化可能材料を注文することと、
前記不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることと、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項47に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項49】
命令を含むコンピュータ可読媒体であって、前記命令が、不燃性エアロゾル供給システムの処理回路によって実行されたときに、前記不燃性エアロゾル供給システムに、
前記不燃性エアロゾル供給システムの使用特徴を収集することと、
前記使用特徴をユーザデバイスに伝達することと、
を実行させる、コンピュータ可読媒体。
【請求項50】
前記命令が、前記不燃性エアロゾル供給システムに、
前記不燃性エアロゾル供給システムでのパフを検出し、前記パフを検出したことに応答して前記使用特徴を収集すること
をさらに実行させる、請求項49に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項51】
前記命令が、前記不燃性エアロゾル供給システムに、
ブルートゥースを介して前記ユーザデバイスに前記使用特徴を伝達すること
をさらに実行させる、請求項49又は50に記載のコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示は、エアロゾル供給システムの分野に関する。より詳細には、排他的にではないが、本開示は、不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料のサプライ(在庫)を管理することに関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]「不燃性」エアロゾル供給システムは、ユーザへの少なくとも1つの物質の送達を容易にするために、エアロゾル供給システム(又はその構成要素)を構成するエアロゾル生成材料が燃焼されたり燃やされたりしないエアロゾル供給システムである。
【0003】
[0003]不燃性エアロゾル供給システムは、ベイピングデバイス又は電子ニコチン送達システム(END:electronic nicotine delivery)としても知られている電子タバコであってもよいが、エアロゾル生成材料中のニコチンの存在は要件ではないことに留意されたい。
【0004】
[0004]不燃性エアロゾル供給システムは、非燃焼加熱式システムとしても知られているエアロゾル生成材料加熱システムであってもよい。そのようなシステムの一例は、タバコ加熱システムである。
【0005】
[0005]不燃性エアロゾル供給システムは、エアロゾル生成材料の組み合わせを使用してエアロゾルを生成するハイブリッドシステムであってもよく、材料の1つ又は複数が加熱されてもよい。エアロゾル生成材料のそれぞれは、たとえば、固体、液体、又はゲルの形態であってもよく、ニコチンを含有してもしなくてもよい。ハイブリッドシステムは、液体又はゲルのエアロゾル生成材料及び固体のエアロゾル生成材料を含んでもよい。固体のエアロゾル生成材料は、たとえば、タバコ又は非タバコ製品を含んでもよい。
【0006】
[0006]典型的には、不燃性エアロゾル供給システムは、不燃性エアロゾル供給デバイスと、不燃性エアロゾル供給デバイスで使用するための消耗品とを含んでもよい。
【0007】
[0007]不燃性エアロゾル供給システム、たとえばその不燃性エアロゾル供給デバイスは、動力源及びコントローラを含んでもよい。動力源は、たとえば、電力源又は発熱源であってもよい。発熱源は、発熱源に近接するエアロゾル化可能材料又は熱伝達材料に熱の形態で動力を供給するようにエネルギーを与えることができる炭素基材を含む。
【0008】
[0008]不燃性エアロゾル供給システムは、消耗品を受けるための領域、エアロゾル生成器、エアロゾル生成領域、ハウジング、マウスピース、フィルター、及び/又はエアロゾル変性剤を含んでもよい。
【0009】
[0009]不燃性エアロゾル供給デバイスで使用するための消耗品は、エアロゾル生成材料、エアロゾル生成材料貯蔵領域、エアロゾル生成材料移送構成要素、エアロゾル生成器、エアロゾル生成領域、ハウジング、ラッパー、フィルター、マウスピース、及び/又はエアロゾル変性剤を含んでもよい。
【0010】
[0010]知られているアプローチは、国際公開第2014199233号、国際公開第2015128665号、米国特許出願公開第2017027229号、国際公開第2015138589号、国際公開第2019060305号、米国特許出願公開第20140246035号、国際公開第2014058678号、国際公開第2012027350号、欧州特許出願公開第3210481号、国際公開第2020229045号、米国特許第9877505号、及び米国特許第9888725号に記載されている。
【発明の概要】
【0011】
[0011]第1の態様から見ると、不燃性エアロゾル供給システムから使用特徴を受信するステップと、使用特徴に少なくとも部分的に基づいて使用サマリを計算するステップと、を含む、方法が提供される。
【0012】
[0012]第2の態様から見ると、不燃性エアロゾル供給システムであって、不燃性エアロゾル供給システムの使用特徴を収集するように構成されるコントロールユニットと、使用特徴をユーザデバイスに伝達するための通信要素と、を備える、不燃性エアロゾル供給システムが提供される。
【0013】
[0013]第3の態様から見ると、不燃性エアロゾル供給システムから使用特徴を受信するための受信機要素と、使用特徴に少なくとも部分的に基づいて使用サマリを計算するためのプロセッサと、を備える、ユーザデバイスが提供される。
【0014】
[0014]第4の態様から見ると、命令を含むコンピュータ可読媒体であって、命令が、コンピューティングデバイスの処理回路によって実行されたときに、コンピューティングデバイスに、不燃性エアロゾル供給システムから使用特徴を受信することと、使用特徴に少なくとも部分的に基づいて使用サマリを計算することと、を実行させる、コンピュータ可読媒体が提供される。
【0015】
[0015]第5の態様から見ると、命令を含むコンピュータ可読媒体であって、命令が、不燃性エアロゾル供給システムの処理回路によって実行されたときに、不燃性エアロゾル供給システムに、不燃性エアロゾル供給システムの使用特徴を収集することと、使用特徴をユーザデバイスに伝達することと、を実行させる、コンピュータ可読媒体が提供される。
【0016】
[0016]次に、本発明のアプローチの実施形態及び例を、添付の図面を参照しながら、単なる例として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】不燃性エアロゾル供給システムの一例を示す概略図である。
図2】ユーザデバイスの一例を示す概略図である。
図3】不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料のインベントリを追跡する方法を示すフローチャートである。
図4】エアロゾル化可能材料のインベントリが閾値を下回っていることに対応する方法を示すフローチャートである。
図5】ポッド上の記憶要素が更新される、エアロゾル化可能材料のインベントリを追跡する方法を示すフローチャートである。
図6】不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料のサプライを管理する方法を示すフローチャートである。
図7】不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料の使用を追跡する方法の図である。
図8A】エアロゾル化可能材料の例示的なインベントリを示す図である。
図8B】エアロゾル化可能材料の例示的なインベントリを示す図である。
図8C】エアロゾル化可能材料の例示的なインベントリを示す図である。
図8D】エアロゾル化可能材料の例示的なインベントリを示す図である。
図8E】エアロゾル化可能材料の例示的なインベントリを示す図である。
図9A】不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料のサプライを管理する際に使用されるユーザインターフェースを示す概略図である。
図9B】不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料のサプライを管理する際に使用されるユーザインターフェースを示す概略図である。
図9C】不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料のサプライを管理する際に使用されるユーザインターフェースを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[0026]ここで説明するアプローチは、様々な修正例及び代替形態が可能であるが、特定の実施形態を例として図面に示しており、本明細書で詳細に説明する。しかしながら、図面及びその詳細な説明は、開示した特定の形態に範囲を限定することを意図するものではなく、逆に、その範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される思想及び範囲内に含まれる全ての修正例、均等物、及び代替例を含むものであることを理解されたい。
【0019】
[0027]不燃性エアロゾル供給システムは、本明細書ではエアロゾル化可能材料と呼ぶ、消耗性のエアロゾル生成材料と共に使用される。これは多くの方法で不燃性エアロゾル供給システムに提供することができるが、典型的には、不燃性エアロゾル供給システムは、エアロゾル化可能材料を含むポッドと共に使用することができ、ポッド自体は使い捨てであっても詰め替え可能であってもよい。
【0020】
[0028]しかしながら、エアロゾル化可能材料は不燃性エアロゾル供給システムに提供され、エアロゾル化可能材料はこのシステムの使用を通じて消費される。エアロゾル化可能材料はこのように消費されるので、ユーザのエアロゾル化可能材料のサプライは時間の経過と共に枯渇する可能性があり、このサプライが使い果たされると、サプライが補充されるまでユーザは不燃性エアロゾル供給システムを使用できなくなる場合がある。
【0021】
[0029]エアロゾル化可能材料を使い果たす可能性を減らすために、本明細書に記載の技術は、エアロゾル化可能材料のインベントリ(在庫)を様々な方法で追跡すること、ユーザのエアロゾル化可能材料のサプライが使用に十分であるかどうかを判定すること、並びに/或いはユーザが不燃性エアロゾル供給システムをどのように使用しているかを記録及び監視することによって、ユーザがエアロゾル化可能材料のサプライを管理することを可能にする。
【0022】
[0030]このようにして、サプライが使い果たされる可能性を低減できるような、エアロゾル化可能材料のサプライのより高度なコントロールがユーザに提供される。本明細書に記載の技術はまた、ユーザが追加のエアロゾル化可能材料を注文したり、又は別の方法で先制処置を取って、エアロゾル化可能材料を使い果たさないようにしたりするための便利なメカニズムも提供する。
【0023】
[0031]本発明のアプローチが、不燃性エアロゾル供給システムとの間のデータの伝送、並びに不燃性エアロゾル供給システムが記憶している及び/又は受信したデータを処理することを含むことは理解されよう。また、本アプローチは、ユーザデバイスが不燃性エアロゾル供給システムと通信可能であることを必要とする。そのようなユーザデバイスは、他のサービス又はシステムと通信可能であってもよい。したがって、そのような機能を提供するための適切なデバイスを説明するために、例示的な不燃性エアロゾル供給システム10及び例示的なユーザデバイス40をそれぞれ図1及び図2に関して示す。
【0024】
[0032]不燃性エアロゾル供給システム10の一例を図1に概略的に示す。図示のように、不燃性エアロゾル供給システム10は、エアロゾル生成に関連する要素、たとえば、エアロゾル媒体容器又はカートリッジ12(ENDデバイスの場合、エアロゾル媒体容器又はカートリッジ12はニコチン又はニコチン含有配合物(nicotine-bearing formulation)を含む)、エアロゾル生成チャンバ14、及び生成されたエアロゾルを排出できる出口16を含むデバイスである。バッテリー18は、エアロゾル生成チャンバ14内の(又はこれに機能的に隣り合う)熱生成要素(たとえば、ヒーター20)に電力を供給するために提供されてもよい。バッテリー18はまた、プロセッサ/コントローラ22に電力を供給してもよく、プロセッサ/コントローラ22は、起動トリガに応答したエアロゾル生成のためのデバイスの起動などのデバイス使用の目的、並びに通信及び機能制御の目的を果たすことができる。プロセッサ/コントローラ22はメモリ24にアクセスすることができてもよく、メモリ24は、プロセッサ/コントローラ22用の動作命令を記憶するために使用されてもよい。メモリ24はまた、不燃性エアロゾル供給システム10及び/又はその1つ又は複数の構成要素の動作条件及び/又は状態を記述するデータを記憶するために使用されてもよい。メモリ24は、プロセッサ/コントローラ22の内部にあってもよく、又は追加の別個の物理的要素として提供されてもよい。
【0025】
[0033]データ及び/又はメッセージングの送信及び受信を実行するために、プロセッサ/コントローラ22には送信機/受信機要素26が提供される。送信機/受信機要素26は、不燃性エアロゾル供給システム10がパーソナルエリアネットワークプロトコルなどの接続技術を使用して、接続されたデバイスと通信することを可能にする。パーソナルエリアネットワークプロトコルの例には、ブルートゥース(Bluetooth)(商標)、ブルートゥースローエナジー(商標)(BLE)、ジグビー(Zigbee)(商標)、ワイヤレスUSB、及び近距離無線通信(NFC)が含まれる。パーソナルエリアネットワークプロトコルの例には、赤外線データアソシエーション(IrDA)及びデータオーバーサウンドなどの光通信を利用するプロトコルも含まれる。不燃性エアロゾル供給システムが適切な能力を有する場合には、Wi-Fi(商標)技術などの他の無線技術が使用されてもよい。他の例では、送信機/受信機要素26は、不燃性エアロゾル供給システム10及び接続されたデバイスの物理ポート間に提供される有線通信チャネルを提供するように構成されてもよい。そのような有線通信チャネルは、USB(商標)、シリアルポート、FireWire(商標)、又は他のポイントツーポイント有線接続などの物理接続技術を利用してもよい。この説明の残りの部分では、BLEの例を使用し、BLE技術の用語を使用するが、他のパーソナルエリアネットワーク技術の対応する又は同等の機能で置き換えてもよいことは理解されよう。したがって、本例では、送信機/受信機要素26は、無線通信用の無線アンテナを含むかこれに接続されるBLEインターフェース要素である。上記で示したような他の例では、これは、代替の無線技術用のインターフェース要素及び/又は有線接続インターフェースであってもよい。
【0026】
[0034]接続されたデバイスと確立された任意の通信は、チャネルが特定の機能を実行するために必要な期間にわたり確立されてもよいが、必要がないときには切断されてもよいという意味で、非永続的又は一時的であってもよい。このため、そのような接続されたデバイスは、デバイスが不燃性エアロゾル供給システム10及び接続されたデバイスのユーザによって利用及び/又は制御される可能性が高いという意味で、本明細書ではユーザデバイスと呼ぶ。そのようなユーザデバイス(これは、デバイスが不燃性エアロゾル供給システムから離れているという意味でリモートデバイスと呼ぶこともあり、又はデバイスが不燃性エアロゾル供給システムとロック解除/年齢確認サービスとの中間にあるという意味で中間デバイスと呼ぶこともある)の一例については、図2を参照して以下に説明する。
【0027】
[0035]図1の説明に戻ると、プロセッサ/コントローラ22は、一例では、STマイクロエレクトロニクスによって提供され、ARM(商標)Cortex(商標)-Mプロセッサに基づくSTM32マイクロコントローラであってもよい。他の例では、ARM(商標)アーキテクチャ及びAtom(商標)アーキテクチャ又は他の低電力プロセッサ技術に基づいてもよい代替のマイクロコントローラ又はプロセッサが使用されてもよい。代替的又は追加的に、送信機/受信機要素26は、一例では、プロセッサ/コントローラと協働して、不燃性エアロゾル供給システムへのBLE接続を提供するためのnRF BLEチップを含んでもよい。他の例では、他の通信インターフェースチップ又はモジュールを導入して接続サービスを提供してもよい。
【0028】
[0036]図示のように、プロセッサ/コントローラ22は、たとえば、エアロゾル媒体容器又はカートリッジ12、エアロゾル生成チャンバ14、及びバッテリー18に接続されてもよい。この接続は、構成要素のうちの一部からのインターフェース接続又は出力に対するものであってもよく、及び/又は構成要素のうちの一部に、又はその中に配置されたセンサに対するものであってもよい。これらの接続により、プロセッサはそれぞれの構成要素のプロパティにアクセスできるようになる。たとえば、バッテリー接続は、エアロゾル生成のための不燃性エアロゾル供給システムの起動を制御するために使用されてもよい。
【0029】
[0037]プロセッサ/コントローラ22及び/又はメモリ24のさらなる機能については、以下の本アプローチの例を参照して説明する。
【0030】
[0038]ユーザデバイス40の一例を図2に概略的に示す。ユーザデバイスは、不燃性エアロゾル供給システム10のユーザ(及び/又は所有者)の携帯電話(セルフォン)又はタブレットなどのデバイスであってもよい。図示のように、ユーザデバイス40は、不燃性エアロゾル供給システム10と通信するための受信機送信機要素42を含む。したがって、受信機送信機要素42は、任意の所与の実装において相互作用する不燃性エアロゾル供給システム10と同じ接続及びプロトコルなどを使用するように構成される。したがって、本例では、受信機送信機要素42は、無線通信のための無線アンテナを含むか又はこれに接続されるBLEインターフェース要素である。上記で示したような他の例では、これは、代替の無線技術用のインターフェース要素及び/又は有線接続インターフェースであってもよい。
【0031】
[0039]受信機送信機要素42は、不燃性エアロゾル供給システムから受信したデータ又はメッセージングを受信して処理することができるプロセッサ又はコントローラ44に接続される。プロセッサ又はコントローラ44は、プログラム情報及び/又はデータを記憶するために使用することができるメモリ46にアクセスすることができる。ユーザデバイス40は、さらなるデータ伝送インターフェース48を含んでもよい。このインターフェースは、たとえば、有線ローカルエリアネットワークなどの有線接続、並びに/或いは無線ローカルエリアネットワーク及び/又はセルラーデータサービスなどの無線接続に対する1つ又は複数のインターフェース機能を提供してもよい。このインターフェースは、たとえば、任意の特定の実装で必要とされる場合に、他の様々なデバイス、コンピュータシステム、及び/又はコンピュータサービスとの間でメッセージングを送信及び受信するために使用されてもよい。それに加えて、又はその代わりに、このインターフェースは、不燃性エアロゾル供給システムの動作又はそれとの相互作用に関係のないユーザデバイス40の他の機能に関連する通信に使用されてもよい。
【0032】
[0040]ユーザデバイス40はまた、出力デバイス50(これは、ディスプレイ、オーディオ出力、及び触覚出力のうちの1つ又は複数を含んでもよい)と、入力デバイス52(これは、ボタン、キー、タッチセンサ式ディスプレイ要素、又はマウス/トラックパッドのうちの1つ又は複数を含んでもよい)とを含むユーザインターフェース要素も含む。
【0033】
[0041]ユーザデバイス40は、以下に説明するアプローチによる機能を提供するように事前にプログラム又は構成されてもよい。代替的又は追加的に、ユーザデバイスは、ソフトウェアが実行されたときにプロセッサ又はコントローラ44にそれらの機能を有させるアプリなどのソフトウェアを(たとえば、メモリ46に)記憶してもよい。したがって、ユーザデバイスは、アプリが実行されたときに説明した機能を有する多目的デバイスであってもよい。
【0034】
[0042]ユーザデバイスに本明細書に記載の技術がプログラムされた状態にするためのソフトウェアは、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体などのコンピュータ可読媒体に具現化又はコード化されてもよい。コンピュータ可読媒体に具現化又はコード化された命令は、たとえば命令が実行されたときに、プログラマブルプロセッサ又は他のプロセッサに本方法を実行させてもよい。コンピュータ可読媒体には、非一時的コンピュータ可読記憶媒体及び一時的な通信媒体、たとえば、搬送波信号及び伝送媒体などが含まれてもよい。コンピュータ可読記憶媒体には、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電子的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ハードディスク、CD-ROM、フロッピーディスク、カセット、磁気媒体、光学媒体、又は他のコンピュータ可読記憶媒体が含まれてもよい。「コンピュータ可読記憶媒体」という用語は、物理的な記憶媒体を指す。一時的な通信媒体は、単一のコンピューティングシステムの構成要素間で(たとえば、たとえばメモリとプロセッサの間の内部リンク又はバス上で)、又は別個のコンピューティングシステム間で(たとえば、ネットワーク又は他のコンピューティングデバイス間接続を介して)発生してもよく、伝送信号、搬送波などが含まれてもよい。
【0035】
[0043]そのようなソフトウェアは、コンピュータ可読媒体からユーザデバイス40に直接ロードされてもよく、又はユーザデバイスを他のコンピューティングデバイス(たとえば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータなど)に接続し、他のコンピューティングデバイス上のソフトウェアを使用してユーザデバイスへのソフトウェアのロードを制御することによって、ユーザデバイスにロードされてもよい。
【0036】
[0044]以上、相互作用して、不燃性エアロゾル供給システムの多くの追加機能をユーザデバイスのユーザに提供することができる不燃性エアロゾル供給システム及びユーザデバイスについて説明した。そのような機能の例を次に説明する。
【0037】
[0045]図3は、不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料のインベントリを追跡する方法を示すフローチャートである。
【0038】
[0046]ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリとは、ユーザが利用可能なエアロゾル化可能材料の量を指す。場合によっては、これは、エアロゾル化可能材料のいくつかのポッドに分かれている場合がある、ユーザが所有するエアロゾル化可能材料の総量である。この場合、インベントリは、各ポッド内のエアロゾル化可能材料のレベルを特定してもよく、又は、材料がどのポッド内にあるかの指示(indication)なしで、一連のポッド全体にわたるエアロゾル化可能材料の総量を特定してもよい。いくつかの例では、不燃性エアロゾル供給システム10は詰め替え可能なポッドで動作し、インベントリは詰め替え液体の量を表す。さらに他の例では、不燃性エアロゾル供給システム10はエアロゾル化可能材料を貯蔵するためのリザーバを含み、そのため不燃性エアロゾル供給システム10は、ポッドを全く使用せずに動作し得る。そのような例では、インベントリは、ユーザがリザーバ内に有する流体(エアロゾル化可能材料)、及びリザーバを詰め替えるために別途貯蔵されている流体(エアロゾル化可能材料)の総量を表してもよい。エアロゾル化可能材料のインベントリについては、図8A図8Eを参照して以下でより詳細に説明する。
【0039】
[0047]図3に示すように、ステップS31において、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの変化を示す入力が受け取られる。この入力は多くの形態を取ることができ、ユーザのインベントリの変化の原因に応じて異なってもよい。
【0040】
[0048]いくつかの例では、入力は、たとえばユーザデバイス40で入力される、ユーザのインベントリの変化を示すユーザ入力である。たとえば、ユーザは、購入したエアロゾル化可能材料のポッドの数をユーザデバイス40で入力してもよい。したがって、これは、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの増加に相当する。ユーザ入力は、エアロゾル化可能材料のインベントリの減少を示してもよい。たとえば、ユーザは、現在示されているエアロゾル化可能材料のインベントリがあまりに多く、たとえば、ユーザがポッドを手放した/紛失した場合、又はポッドを他のデバイスで使用した場合などに、下方修正すべきであることを指定してもよい。このようにユーザ入力をサポートすることにより、ユーザデバイス40は、ユーザの実際のインベントリを反映した正確なインベントリを保持することができ、これは、インベントリの変化を検出するための自動化された手段のみが使用される場合には不可能であり得る。すなわち、ユーザのエアロゾル化可能材料のサプライの変化を検出するための自動化された技術は、多くの場合、インベントリのシームレスな追跡を提供することができるが、そのような自動化された技術を使用しても常に適切に検出できるとは限らないインベントリの変化につながる可能性のあるいくつかのイベントが存在する。したがって、インベントリの変化を示すためのユーザ入力をサポートすることによって、ユーザが利用可能なエアロゾル化可能材料の量の正確な指示を保持することができる。
【0041】
[0049]代替的又は追加的に、ステップS31において受け取られるユーザのインベントリの変化を示す入力は、不燃性エアロゾル供給システム10自体から受信されてもよい。不燃性エアロゾル供給システム10はエアロゾル化可能材料の消費を引き起こすので、不燃性エアロゾル供給システム10は、その消費を追跡し、変化をユーザデバイスに示すことができてもよい。たとえば、不燃性エアロゾル供給システム10は、ユーザによる使用に基づいて、消費されたエアロゾル化可能材料の量を特定し、これを変化を示す入力としてユーザデバイス40に伝達してもよい。いくつかの例では、不燃性エアロゾル供給システム10は、不燃性エアロゾル供給システムでのパフの長さ/回数に基づいて消費されたエアロゾル化可能材料の量を計算して、ポッド内のエアロゾル化可能材料のレベルの変化を特定することによって、エアロゾル化可能材料のインベントリの変化を自身で計算する。ポッド内のエアロゾル化可能材料のレベルのそのような特定された変化を、ポッド内のエアロゾル化可能材料の既知の検出された又は推定された以前のレベルに適用して、残量レベルを計算してもよい。
【0042】
[0050]同様に、不燃性エアロゾル供給システム10は、不燃性エアロゾル供給システム10の使用に関する詳細をユーザデバイス40に提供してもよく、そこからユーザデバイス40自体がインベントリの変化を特定することができる。たとえば、不燃性エアロゾル供給システム10は、ユーザデバイスでの1回又は複数回のパフの長さ、パフの回数、及び/又はパフが実行されたときのヒーターパワーレベルを特定してもよい。これらのデータに基づいて、ユーザデバイス40は、ユーザのインベントリの変化を計算することができてもよい。この場合もやはり、エアロゾル化可能材料の残量レベルの特定された変化を、既知の検出された又は推定された以前のレベルに適用して、残量レベルを計算してもよい。
【0043】
[0051]このように不燃性エアロゾル供給システム10からの入力を利用することにより、ユーザデバイス10は、ユーザがデバイスを使用したときに、使用した材料の量を指定するためにユーザが手動で介入することなく、エアロゾル化可能材料のサプライの変化を自動的に追跡することができてもよい。
【0044】
[0052]いくつかの例では、不燃性エアロゾル供給システム10は「自動吸引(auto-draw)」動作モードで動作可能であり、ステップS31においてユーザのインベントリの変化を示す入力を通知するために、自動吸引機能が追加的に使用される。この自動吸引モードでは、不燃性エアロゾル供給システム10は、デバイス上の1回又は複数回のパフを検出し、パフ(複数可)に基づいて、不燃性エアロゾル供給システム10を制御して、ユーザによって消費されるエアロゾルを生成するように構成される。パフ(複数可)は、不燃性エアロゾル供給システム10の圧力センサを使用して、不燃性エアロゾル供給システム10のマウスピース内の圧力を周囲圧力と比較することによって検出されてもよい。ユーザが不燃性エアロゾル供給システム10でパフを行うと、マウスピース内の圧力が低下し、これは周囲圧力とマウスピース内の圧力との間の圧力差として検出することができる。1回又は複数回のパフは、ユーザのパフによって引き起こされる不燃性エアロゾル供給システム10を通る空気の流れを検出する流量センサによって同様に検出されてもよい。
【0045】
[0053]自動吸引モードにおける不燃性エアロゾル供給システム10は、パフ(複数可)の検出に応答して、エアロゾルを生成するように不燃性エアロゾル供給システム10を制御する。この制御は、パフが検出されたときにエアロゾルの生成を開始することによって、ユーザがデバイスの使用を希望するときにユーザが不燃性エアロゾル供給システム10に信号を送る方法を提供することを含んでもよい。しかしながら、いくつかの例では、不燃性エアロゾル供給システム10は、パフの特徴に基づいてエアロゾル化可能材料がどのようにエアロゾル化されるかに関するパラメータをさらに制御する。たとえば、より深いパフを行うと(これは、マウスピース圧力と周囲圧力との間のより大きな差によって検出されてもよい)、不燃性エアロゾル供給システム10がヒーター20をより高いパワーレベルで動作させ、及び/又はより長い時間エアロゾル化可能材料の生成を継続してもよい。このように、ユーザは、不燃性エアロゾル供給システム10でのパフの仕方を変えることにより、不燃性エアロゾル供給システム10の動作を直感的に制御することができる。
【0046】
[0054]ユーザの1回又は複数回のパフの特徴(たとえば、パフの長さ、パフ中の流量、及び/又は圧力差)は、ユーザのインベントリの変化を示す入力として使用されてもよい。すなわち、不燃性エアロゾル供給システム10は、この情報をユーザデバイス40に提供することができ、これに基づいて、ユーザデバイス40は、不燃性エアロゾル供給システム10のその使用中に消費されたエアロゾル化可能材料の量を特定することができてもよい。不燃性エアロゾル供給システム10は、パフに応答して不燃性エアロゾル供給システム10がどのように制御されたかについての詳細(たとえば、使用されたヒーターパワーレベル又はヒーター20が動作した時間)を代替的又は追加的に提供してもよく、この情報は、消費されたエアロゾル化可能材料の量を特定するためにユーザデバイス40によって使用される。さらに他の例では、不燃性エアロゾル供給システム10は、ユーザのパフ(複数可)に応答しながら動作中に消費されたエアロゾル化可能材料の量を計算し、この量は、ステップS31におけるエアロゾル化可能材料のインベントリの変化を示す入力としてユーザデバイスに伝達される。
【0047】
[0055]ステップS31において受け取ることができる入力の他の可能な形態は、不燃性エアロゾル供給システム10で使用するためのポッドが交換された(たとえば、取り外された又は挿入された)ことの指示である。この情報に基づいて、ユーザデバイス40は、ポッド内のエアロゾル化可能材料が全て消費されたと推測してもよい。或いは、インベントリが、異なるタイプのエアロゾル化可能材料の量を別々に示す例では、ポッドが交換されたという指示は、異なるタイプの材料が消費されていることを示すのに役立つ場合がある。
【0048】
[0056]ユーザデバイス40が、本明細書に記載の様々なタイプの入力のうちの2つ以上に応答して、インベントリの指示をいくつかの異なる方法で修正できるようにしてもよいということは理解されよう。これにより、ユーザデバイス40は、様々な理由で発生するエアロゾル化可能材料のインベントリの変化によりよく応答し、インベントリの記憶された指示の精度を高めることが可能になる。
【0049】
[0057]ユーザのインベントリの変化を示す入力を受け取ると、ユーザデバイス40は、その入力に基づいて、エアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示を更新する。インベントリの指示は、ユーザデバイス40自体、ユーザデバイス40がアクセスできるリモートサーバ、及び/又は不燃性エアロゾル供給システム10自体に記憶されてもよい。指示の形態に関係なく、受け取られたインベントリの変化は、記憶された指示の更新に反映される。たとえば、入力が、ポッドを紛失した/手放したことを示すユーザ入力を含む場合、ユーザデバイス40は、インベントリの指示を1ポッドだけ(又は同等のエアロゾル化可能材料の量だけ)下方修正するように構成される。一方、入力が不燃性エアロゾル供給システム10から到来し、不燃性エアロゾル供給システム10の使用中に消費されたエアロゾル化可能材料を反映する場合、エアロゾル化可能材料の変化はポッド全体よりも少ない場合があるので、ユーザデバイス10は、ポッドの一部が使用されたことを反映するようにインベントリの記憶された指示を変更するよう構成される。
【0050】
[0058]ユーザのインベントリの変化を示す入力を受け取り、このようにエアロゾル化可能材料のインベントリを更新することにより、ユーザデバイスは、ユーザが利用可能なエアロゾル化可能材料の量の最新の指示を保持することができる。
【0051】
[0059]ユーザデバイス40は、ユーザが2つ以上の不燃性エアロゾル供給システムを有する状況にも対処することができてもよい。この場合、この方法は、第2の不燃性エアロゾル供給システムから、使用されたエアロゾル化可能材料の量を示す第2の使用情報を受信することと、エアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示を更新することと、をさらに含んでもよい。これにより、ユーザが2つ以上の不燃性エアロゾル供給システムを所有しており、それらのシステムのうちのいずれかの使用によりインベントリの変化が生じる可能性がある場合に、インベントリを正確に追跡することが可能になる。この場合、インベントリは、たとえばエアロゾル化可能材料に互換性があり、両方のシステムで使用することができる場合、不燃性エアロゾル供給システムのうちの両方/全ての合計インベントリを含んでもよい。しかしながら、不燃性エアロゾル供給システムが同じタイプのエアロゾル化可能材料と互換性がない場合、ユーザデバイス40は、2つ以上の異なるタイプのエアロゾル化可能材料を含むインベントリをサポートすることもできてもよい。
【0052】
[0060]図3に戻ると、エアロゾル化可能材料のインベントリが変更される可能性のある他の方法は、ユーザが追加のエアロゾル化可能材料を購入することによる。ステップS35に示すように、ユーザデバイス40は、エアロゾル化可能材料のそのような購入を検出してもよい。これは、デバイス上の同じソフトウェア又は関連するソフトウェアで購入が行われたこと(たとえば、ユーザがユーザデバイス上のアプリによって追加のポッドを注文したこと)、又はサプライが少なくなっているときにソフトウェアが追加のエアロゾル化可能材料の自動購入を自動的に検出したことが理由で発生する場合がある。いくつかの例では、エアロゾル化可能材料の購入は、ユーザデバイス40にリンクされているユーザのアカウントに基づいて検出される。したがって、ユーザによるエアロゾル化可能材料の購入は、購入が別のデバイスで行われた場合でも、ユーザデバイス40に登録されたアカウントにリンクすることができる。さらなる例では、エアロゾル化可能材料の購入は、ユーザの電子メールアプリケーション(又は他のメッセージングアプリケーション)で購入確認が受信されたことに基づいて検出される。
【0053】
[0061]追加のエアロゾル化可能材料の購入を検出したことに応答して、ステップS37において、購入されたエアロゾル化可能材料の量が特定され、ステップS39において、購入されたエアロゾル化可能材料の量に基づいてインベントリの記憶された指示が更新される。たとえば、ユーザは、購入を検出するユーザデバイス40上のアプリを通じて、エアロゾル化可能材料の10個の交換ポッドのセットを注文する場合がある。10個の交換ポッドが注文されたことを特定したことに基づいて、ユーザデバイス40は、追加の10個のポッドを含むようにインベントリを更新する。これにより、追加のエアロゾル化可能材料を手動で示す必要のない、ユーザが自身のインベントリを管理するための便利な方法が提供される。
【0054】
[0062]インベントリの指示は多くの方法で使用することができるが、図3に示す例では、エアロゾル化可能材料のインベントリの計算された指示は、ステップS41においてユーザデバイス40の出力デバイス50を使用してユーザに表示される。したがって、利用可能なエアロゾル化可能材料の量の正確な指示がユーザに提供される。
【0055】
[0063]エアロゾル化可能材料のインベントリの指示は、満杯のポッドに対するパーセンテージに対応する量としてユーザに提示されてもよい。そのような場合、50%のインベントリは、ユーザにポッドの半分のエアロゾル化可能材料が残っていることを示し、200%のインベントリは、ユーザに2つのポッド(又は2つのポッドに相当する量)のエアロゾル化可能材料が残っていることを示す。
【0056】
[0064]追加的又は代替的に、エアロゾル化可能材料のインベントリは、インベントリの量に対応するアイコン、記号、又は色を表示することによって示すことができる。たとえば、インベントリのレベルを異なる色に分類することができ、たとえば、赤はインベントリに残っているポッドが2つ未満であることを示し、オレンジはポッドが2つ~4つであることを示し、緑はユーザに4つ以上のポッドに相当するエアロゾル化可能材料が残っていることを示す。エアロゾル化可能材料の残量に対応する適切な色、アイコン、又は記号をユーザに表示して、インベントリを示してもよい。インベントリレベルと、色、アイコン、又はシンボルとの間のマッピングは、たとえば、製造業者によって又はデフォルトで事前に決定及び設定されてもよく、或いは、ユーザの好み及び/又はユーザが保持したいインベントリレベルに基づいてユーザによって設定されてもよい。いくつかの例では、たとえば、色、アイコン、又はシンボル間のマッピングは、各色、アイコン、又はシンボルが特定の時間内に消費されると予測されるエアロゾル化可能材料の量を表すように、エアロゾル化可能材料の観測された消費速度に基づいて設定される。
【0057】
[0065]以上、ユーザのインベントリに残っている不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料の数量を追跡するためのアプローチについて説明した。
【0058】
[0066]ユーザのインベントリの指示を表示することに加えて、又はその代わりに、この方法は、インベントリがユーザのニーズに対して十分であるかどうかをチェックすることを含んでもよい。図4に示すように、これはインベントリを閾値と比較することによって行われる。
【0059】
[0067]図4のステップS39(図3のステップS39に対応)において、エアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示が更新される(これは、たとえば、ステップS33及びS39の一方又は両方に対応してもよい)。次いで、この更新されたインベントリが閾値と比較される。閾値は、たとえば製造業者によってデフォルトとして事前に決定及び設定されてもよく、又はユーザが保持したいインベントリレベルに基づいてユーザによって設定されてもよい。いくつかの例では、閾値は、閾値レベルが予め定められた期間の使用量に対応するように、ユーザによるエアロゾル化可能材料の観測された消費速度に基づいて計算される。たとえば、閾値レベルは、不燃性エアロゾル供給システム10の1日の使用量に対応するように設定されてもよい。
【0060】
[0068]ステップS42においてエアロゾル化可能材料のインベントリが閾値レベルを下回っていることが検出されると、ユーザデバイス40はステップS43において先制措置を取るように構成される。このように閾値を適用し、ユーザがエアロゾル化可能材料を使い果たした後に応答するまで待つのではなく、先制的に措置を取ることにより、このアプローチは、ユーザがエアロゾル化可能材料を使い果たす可能性を減らすことによって、ユーザが不燃性エアロゾル供給システム10を使用しなくなることを防ぐ。その代わりに、サプライの使い果たしを予測することによって、追加のエアロゾル化可能材料を購入することができ、又はエアロゾル化可能材料の使用速度を遅くして、エアロゾル化可能材料の使い果たしを回避することができる。
【0061】
[0069]先制措置は、図7のステップS61に関連してより詳細に説明する多くの形態を取ることができるが、いくつかの例では、先制措置は、ユーザに通知すること、ユーザに追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促すこと、ユーザに代わって追加のエアロゾル化可能材料を注文すること、及び不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることのうちの1つを含む。
【0062】
[0070]本明細書に記載の技術は、エアロゾル化可能材料を提供するための様々な異なるメカニズムの範囲で動作可能な多くの形態の不燃性エアロゾル供給システムを使用して実行されてもよい。上記で論じたように、エアロゾル化可能材料のポッドを不燃性エアロゾル供給システムに挿入して、このシステムにエアロゾル化可能材料を提供してもよい。場合によっては、不燃性エアロゾル供給システムは、ポッドを区別することができないので、特定のポッド内のエアロゾル化可能材料のレベルを特定するのではなく、可能性のある複数のポッドにわたるエアロゾル化可能材料の合計レベルを示すインベントリが保持される。
【0063】
[0071]しかしながら、いくつかの例では、不燃性エアロゾル供給システム10は、ポッドに関するエアロゾル化可能材料のサプライレベルを記述するデータを記憶する記憶要素を含むポッドで動作可能である。記憶要素は、たとえば、ポッドが不燃性エアロゾル供給システム10に挿入されている間に、不燃性エアロゾル供給システム10によって読み取ることができ、修正可能であってもよい情報を記憶することが可能なフラッシュメモリを含んでもよい。
【0064】
[0072]以上、不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料のユーザのインベントリの検出された変化に基づいて、特にそのインベントリのある程度の枯渇が検出された場合に、自動的に措置を発動及び/又は実行することができるアプローチについて説明した。
【0065】
[0073]図5は、ポッド上の記憶要素が更新される、エアロゾル化可能材料のインベントリを追跡する方法を示すフローチャートである。図5に示すように、ステップS45において、不燃性エアロゾル供給システム10へのポッドの挿入が検出される。これは、たとえば、ポッドの電気接触により回路が完成し、不燃性エアロゾル供給システム10によって検出されたこと、ポッドの電気抵抗が検出されたこと、ポッドが挿入されたときにポッドが接触スイッチを押したこと、又はポッドとRFID/NFC通信が可能なことが検出されたことに起因して行われてもよい。ポッドの挿入を検出したことに応答して、不燃性エアロゾル供給システム10は、ポッド内に最初に貯蔵されているエアロゾル化可能材料の量に対応する初期サプライをポッドの記憶要素から読み取る。この読み取りは、不燃性エアロゾル供給システムとポッドとの間の物理的な電気接続に基づいてもよく、及び/又は不燃性エアロゾル供給システムとポッドとの間の無線(たとえば、RFID又はNFC)接続に基づいてもよい。新しいポッドの場合、初期サプライは、ポッドが最初に充填されたときに設定されており、ポッドが満杯であることを示してもよく、また、ポッドの容量及び/又は内容物(たとえば、エアロゾル化可能材料のタイプ/フレーバー)を示してもよい。既に使用されているポッドの場合、初期サプライがポッドに書き込まれており、一定期間の使用後にその使用の結果としてのポッドのレベルの変化が反映されてもよい。
【0066】
[0074]ポッドを挿入すると、ユーザは不燃性エアロゾル供給システム10の使用を開始することができ、以て、不燃性エアロゾル供給システム10は、ポッドからのエアロゾル化可能材料を使用してエアロゾルを生成する。したがって、ポッド内のエアロゾル化可能材料のレベルが減少する。ステップS47において、エアロゾル化可能材料のサプライの変化を示す入力が受け取られる。このサプライの変化は、ポッドから吸引された、又はデバイスの使用特徴に基づいて計算されたエアロゾル化可能材料の量を監視することによって、不燃性エアロゾル供給システム10自体によって測定されてもよい。たとえば、エアロゾル化可能材料の量は、ユーザによって行われたパフの回数、不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワーレベル、ユーザによって行われたパフの長さ、及びエアロゾル化可能材料の消費に影響を与える他の任意の関連する要因に基づいて、(不燃性エアロゾル供給システム又はユーザデバイスによって)計算されてもよい。
【0067】
[0075]エアロゾル化可能材料のサプライのこの変化に基づいて、保持されているインベントリの記憶された指示をステップS48(図3及び図4のステップS39に対応)で更新することができる。追加的又は代替的に、ステップS49において、ポッド内のエアロゾル化可能材料の更新されたレベルをポッドの記憶要素に書き戻すことができる。このようにポッドの記憶要素をエアロゾル化可能材料の新しいレベルで更新することによって、不燃性エアロゾル供給システム10は、ポッド内のエアロゾル化可能材料のレベルの正確な指示を記憶要素上に保持することができる。これは、特にポッドが複数のデバイス間で使用される場合に、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリを管理するのに役立つことができる。
【0068】
[0076]ステップS51において、図5に示すように、不燃性エアロゾル供給システム10はポッドの取り外しを検出する。これは、たとえば、ポッドによって完成された回路の破断、抵抗の変化、又は接触スイッチによって実現されてもよい。
【0069】
[0077]エアロゾル化可能材料の現在のレベルを記憶することができるポッドが使用される場合、詰め替え不可能なポッドが詰め替えられたかどうかを検出するための追加の安全機能が提供されてもよい。この機能は、ポッドのエアロゾル化可能材料の現在のレベルの詳細と、ポッドをユーザのインベントリ内の他の全てのポッドに対して個別に識別できるようにする一意の識別子との両方を利用する。インベントリ追跡は、その特定のポッド識別子に固有のインベントリの数量(すなわち、ポッドのエアロゾル化可能材料の最後に読み取られた又は書き込まれた現在のレベル)の記録をつけることができるので、将来の機会に、残っているエアロゾル化可能材料の量が、そのポッドのエアロゾル化可能材料の以前に読み取られた又は書き込まれた現在のレベルを越えた場合に、詰め替え動作が検出されてもよい。詰め替え不可能なポッドの詰め替え動作が検出された場合、安全上の理由から、ユーザに警告することができ、又は不燃性エアロゾル供給システムがポッドの使用を阻止してもよい。
【0070】
[0078]以上、エアロゾル化可能材料の残量を表す値を内部に記憶しているポッドを読み取って、エアロゾル化可能材料の初期量を見つけることができ、その後(ポッドが挿入された不燃性エアロゾル供給システムの使用により、ポッド内のエアロゾル化可能材料の残量が減少した後)、エアロゾル化可能材料の更新された量がポッドに書き込まれるアプローチについて説明した。したがって、ポッドレベルのインベントリ追跡を実行することができ、個々のポッドのインベントリを、考慮中の総インベントリを表すものとして、又はインベントリ内の複数のポッドに基づくより広範なインベントリ追跡の一部として追跡することができる。
【0071】
[0079]図6は、不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料のサプライを管理する方法を示すフローチャートである。本明細書で使用する場合、サプライは、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリ(たとえば、複数のポッドにわたって貯蔵されているエアロゾル化可能材料の量、エアロゾル化可能材料のポッドの数、又は詰め替え可能なポッドでの使用に利用可能なエアロゾル化可能材料の量)であってもよい。場合によっては、エアロゾル化可能材料のサプライは、エアロゾル化可能材料の他の数量、たとえば、特定のポッド内に残っているエアロゾル化可能材料のレベル、又はユーザが現在利用可能なエアロゾル化可能材料の量(たとえば、ユーザが携帯している量であり、インベントリにはユーザが他の場所に所持しているエアロゾル化可能材料も含まれてもよい)などに関連してもよい。
【0072】
[0080]図6のステップS51において、不燃性エアロゾル供給システム10の使用に関する特徴が受け取られる。これらの特徴は、特徴を指定するユーザ入力を通じて、ユーザ自身から受け取られてもよい。たとえば、ユーザは、ユーザが手放した/紛失した1つ又は複数のポッドを表す場合があるエアロゾル化可能材料のサプライの変化、ユーザのエアロゾル化可能材料のサプライの記憶された指示の修正、或いは使用のセッション中に消費されたエアロゾル化可能材料の量をユーザデバイスで入力してもよい。
【0073】
[0081]使用に関する特徴は、不燃性エアロゾル供給システム10によって提供することもできる。これは、ユーザが自分の使用を追跡する必要がなくなるので便利である場合がある。たとえば、不燃性エアロゾル供給システム10は、不燃性エアロゾル供給システムでの1回又は複数回のパフを検出し、1回又は複数回のパフの使用特徴、たとえば、パフの長さ、行われたパフの回数、及び/又は不燃性エアロゾル供給システム10のヒーターパワーレベルなどを収集してもよい。次いで、不燃性エアロゾル供給システム10は、エアロゾル化可能材料のサプライが枯渇するまでの残り時間の長さを予測する際に使用するために、これらの特徴をユーザデバイス40に提供することができる。
【0074】
[0082]いくつかの例では、不燃性エアロゾル供給システム10は、上記で説明した自動吸引モードで動作可能であり、不燃性エアロゾル供給システム10の使用に関する特徴として、検出されたパフの詳細、それらのパフに応答して動作するときに消費されたエアロゾル化可能材料の量、又はそれらのパフに基づいて設定された不燃性エアロゾル供給システム10の動作パラメータを提供する。
【0075】
[0083]特徴を受け取ると、ステップS53において、エアロゾル化可能材料のサプライが枯渇するまでの残り時間の長さが計算される。実行される計算は、受け取られた特徴に依存するが、たとえば、最近の期間にわたるエアロゾル化可能材料の平均消費速度を決定し、この消費速度を将来に向けて予測して残り時間の長さを決定することを含んでもよい。この計算では、ヒーターパワーレベルなどの他の要因が考慮されてもよい。ヒーターパワーレベルはエアロゾル化可能材料が消費される速度に関連する場合があるので、現在のヒーターパワー設定をさらに考慮することによって、残り時間の長さのより正確な予測を得ることができる。
【0076】
[0084]いくつかの例では、残り時間の長さの予測は、ユーザの過去の使用に基づく不燃性エアロゾル供給システムのユーザの使用パターンも考慮する。これは、予測をユーザに合わせて調整し、デバイスの使用の仕方の個人差を考慮することができることを意味する。
【0077】
[0085]場合によっては、これには、ユーザの平均パフ持続時間、ユーザがセッション中に行う平均パフ回数、ユーザの典型的なヒーターパワーレベルの選択、及び/又は所与の期間に実行されるセッションの回数の検出及び利用が含まれる。ユーザのこれらの数量の典型的な値を利用することにより、エアロゾル化可能材料のサプライが枯渇するまでの残り時間のより正確な予測を得ることができる。
【0078】
[0086]この方法は、1日又は1週間を通じたユーザの使用のプロファイルを作成することによって、ユーザの使用パターンを考慮してもよい。たとえば、使用特徴は、ユーザが不燃性エアロゾル供給システム10を午前には少量しか使用しないが、午後には大量に使用する傾向があることを示す場合がある。この情報を予測に組み込むことで、予測は1日を通じたユーザの典型的な消費量の変動を考慮に入れることができる。
【0079】
[0087]上述したように、ステップS53において予測される残り時間の長さを計算するために、使用に関する特徴が使用される。この計算は、サプライが枯渇するまでの予想時間を決定するために使用される使用特徴と共に、エアロゾル化可能材料の初期サプライにさらに依存する。初期サプライはいくつかのソースから得ることができるが、一部の例では、初期サプライはユーザによって入力されるか、ポッド上の記憶要素から読み取られるか、又はサプライの記憶された指示から取得される。
【0080】
[0088]いくつかの例では、エアロゾル化可能材料がなくなったときにサプライが枯渇したと考えられる。すなわち、サプライの枯渇は、材料を全て使用したことに対応する。しかしながら、いくつかの例では、エアロゾル化可能材料は異なるレベルで枯渇したと考えられてもよく、たとえば、エアロゾル化可能材料のレベルが閾値レベルに達したときである。
【0081】
[0089]予測された残り時間の長さは、この時点でユーザに表示されるか、又は他の計算結果を通知するために使用されてもよい。しかしながら、図6の例では、ステップS55において、さらなるエアロゾル化可能材料が注文されたことが特定される。この特定は、ユーザからの指示、ユーザデバイス上のアプリ内で行われた注文、ユーザに関連付けられたアカウントが追加のエアロゾル化可能材料を注文するために使用されたことの検出に基づいて行われてもよく、又はユーザデバイス40によるエアロゾル化可能材料の自動注文に応答して行われてもよい。
【0082】
[0090]次いで、ステップS57において、たとえば注文の推定配達日を特定することによって、さらなるエアロゾル化可能材料がいつユーザに利用可能になるかが特定される。
【0083】
[0091]これに続いて、ステップS59において、予測された残り時間の長さが閾値時間長と比較される。注文されたさらなるエアロゾル化可能材料と、この材料が利用可能になる時刻とを使用して、閾値のレベルを設定してもよい。たとえば、エアロゾル化可能材料の現在のサプライによる残り時間の長さが、さらなるエアロゾル化可能材料が到着するまでに十分長い場合、エアロゾル化可能材料のサプライが十分であると判定されてもよい。
【0084】
[0092]場合によっては、さらなるエアロゾル化可能材料が注文されていない場合があり(その結果、任意選択のステップS55及びS57が省略される)、そのため、予測された残り時間を閾値と比較するときに、この追加要因が使用されないことは理解されよう。代わりに、それを下回るとステップS61において先制措置が発動される閾値時間が設定されてもよい。予測された残り時間の長さが閾値時間長を下回っている場合(たとえば、エアロゾル化可能材料のサプライがその日/週に持続するのに十分でない場合)、この先制措置を発動して、エアロゾル化可能材料を使い果たす可能性を低減し、又はユーザに警告してもよい。
【0085】
[0093]先制措置は、残り時間の長さが閾値を下回っていることの重大性の認識、ユーザデバイス及び不燃性エアロゾル供給システムの能力、並びにユーザの好みに応じて、多くの可能な形態を取ることができる。
【0086】
[0094]たとえば、先制措置は、予測された残り時間の長さが閾値を下回っていることを不燃性エアロゾル供給システム10のユーザに通知することを含んでもよい。その後、ユーザは、たとえば、消費量を減らしたり、追加のエアロゾル化可能材料を入手したりするなどの適切な措置を取ることができる。ユーザに通知することは、ユーザデバイスの出力デバイス50を介して通知を発行することを含んでもよい。同様に、先制措置は、予測された残り時間の長さをユーザに(たとえば、ユーザデバイス40の出力デバイス50上に)表示することを含んでもよい。
【0087】
[0095]いくつかの例では、エアロゾル化可能材料のサプライが枯渇するまでの残り時間の長さを延長するために、先制措置は、不燃性エアロゾル供給システム10をエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることを含み、このモードでは、システムの1つ又は複数の他のモードよりも遅い速度でエアロゾル化可能材料が消費される。したがって、このアプローチは、エアロゾル化可能材料のサプライが枯渇するまでの残り時間の長さを延長し、場合によっては、追加のエアロゾル化可能材料を入手するのに十分な時間を提供する。エアロゾル化可能材料節約モードを実現するために変更することができる不燃性エアロゾル供給システムの動作プロパティの例には、ヒーターパワー設定及びパフ持続時間制限が含まれ、以て、エアロゾル化可能材料節約モードが有効である間のエアロゾル化可能材料の枯渇速度が低下する。
【0088】
[0096]取られる可能性のある他の先制措置には、追加のエアロゾル化可能材料を注文することが含まれる。これは、残り時間の長さが閾値を下回っていることに応答して自動的に実行することができ、又はユーザが追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促されてもよい。この促しは、図9Bに示し、図9Bを参照してより詳細に説明するように、残り時間の長さが閾値を下回っていることをユーザに通知することと組み合わせて、ユーザに発行されてもよい。
【0089】
[0097]これらの先制措置のうちの2つ以上が取られてもよい(たとえば、ユーザに通知し、追加のエアロゾル化可能材料を注文する)ことは理解されよう。これらの先制措置を取ることにより、ユーザがエアロゾル化可能材料を使い果たし、デバイスを使用できなくなる可能性が低減される場合があり、ユーザはエアロゾル化可能材料のサプライをコントロール及び監視することができるようになる。
【0090】
[0098]以上、ユーザのインベントリ(又は実際には単一のポッド)のエアロゾル化可能材料の枯渇までの残り時間を追跡し、そのような枯渇が閾値に達したことに応答して1つ又は複数の適切な措置を取ることができるアプローチについて説明した。このように、残っているインベントリのほぼリアルタイムの更新を行って、たとえば、ユーザ通知及び/又は他の適切な措置を遅滞なく実行できるようにして、たとえば、次のインベントリ補充イベントの前にインベントリが完全に枯渇することを回避する。
【0091】
[0099]図7は、不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料の使用を追跡する方法である。図7に示すように、ステップS71において、不燃性エアロゾル供給システム10は、不燃性エアロゾル供給システム10でのパフ、又は1回又は複数回のパフを含むセッションを検出する。これは、不燃性エアロゾル供給システム10が、ユーザがデバイスをどのように使用しているかを示す使用特徴をステップS73で収集するためのトリガとして機能してもよい。使用特徴には、不燃性エアロゾル供給システムで行われたパフの持続時間、ユーザが長期間デバイスの使用を停止するまでの使用のセッション中に行われたパフの回数、不燃性エアロゾル供給システムを使用する際に消費されたエアロゾル化可能材料の量、不燃性エアロゾル供給システムが使用された時刻、及び/又は不燃性エアロゾル供給システム内に存在するポッドのタイプ/プロパティの識別子が含まれてもよい。それに加えて、又はその代わりに、不燃性エアロゾル供給システム10は、上記で説明した自動吸引モードで動作可能であってもよい。この場合、使用特徴は、検出されたパフの詳細、それらのパフに応答して動作するときに消費されたエアロゾル化可能材料の量、又はそれらのパフに基づいて設定された不燃性エアロゾル供給システム10の動作パラメータを含んでもよい。
【0092】
[0100]これらの特徴に関する情報を収集した後、不燃性エアロゾル供給システム10は、(たとえば、ブルートゥース(商標)又は他の適切な接続プロトコルによって)使用特徴をユーザデバイス40に伝達する。不燃性エアロゾル供給システム10は、特徴が記録されるときに、使用特徴をユーザデバイス40に提供して、不燃性エアロゾル供給システムの使用に関する最新情報をユーザデバイス40に提供してもよい。しかしながら、いくつかの例では、不燃性エアロゾル供給システム10は、(たとえば、使用のセッション又は特定の期間に対応する)使用特徴のセットを収集し、収集した使用特徴をユーザデバイス40に一緒に提供することによって、不燃性エアロゾル供給システム10とユーザデバイス40との間の通信を維持することに伴う電力消費を削減する。
【0093】
[0101]ステップS79において使用特徴を受け取ると、ユーザデバイスは、使用特徴に少なくとも部分的に基づいて使用サマリ(usage summary)を計算するように構成される。使用サマリは、不燃性エアロゾル供給システム10の使用の仕方についての洞察をユーザに与えるためにユーザに提供されてもよく、又はたとえばエアロゾル化可能材料の消費速度を決定するために使用されてもよい。
【0094】
[0102]使用サマリは様々な形態を取ることができ、提供された使用特徴に応じて異なってもよい。しかしながら、一例では、使用特徴は、不燃性エアロゾル供給システム10が使用された時刻を示し、そこからユーザデバイス40は、1日を通じたユーザの典型的な使用プロファイルを示す使用サマリを決定することができる。これは、ユーザが不燃性エアロゾル供給システム10をいつどのように使用する傾向があるかを把握するのに役立つ場合がある。たとえば、不燃性エアロゾル供給システム10が異なるタイプのポッドで動作可能であり、不燃性エアロゾル供給システム10がポッドのタイプを識別することができる場合、使用サマリは、ユーザが1日の特定の時間帯に典型的に使用するポッドのタイプ(たとえば、午前はミントフレーバーのポッド、午後はマンゴーフレーバーのポッド)を示してもよい。
【0095】
[0103]同様に、不燃性エアロゾル供給システム10が複数のヒーターパワーレベルで動作可能な場合、使用サマリは、ユーザが1日の異なる時間にどのヒーターパワーレベルを使用しているかを示してもよい。他の例では、使用サマリは、使用のセッション中にユーザによって行われる典型的なパフの回数が、1日の様々な時間帯でどのように変化するかを特定する。このようにして、ユーザは、ある時点で他の時点よりも不燃性エアロゾル供給システム10を多く使用しているかどうかを追跡することができる。
【0096】
[0104]不燃性エアロゾル供給システム10の使用を追跡するための他の有用なメトリックは、ユーザによって行われるパフの持続時間が、不燃性エアロゾル供給システム10のヒーターパワーレベルに応じてどのように変化するかを含んでもよい。使用特徴が、不燃性エアロゾル供給システムでの1回又は複数回のパフの持続時間と、ヒーターパワーレベルとを特定する場合、使用サマリは、典型的な使用プロファイルとして、複数のヒーターパワーレベルのうちのそれぞれについてのパフの平均持続時間を示してもよい。
【0097】
[0105]したがって、ある観点から見ると、使用サマリは、典型的な使用プロファイルを表すものと考えることができる。そのようなプロファイルは、不燃性エアロゾル供給システムの使用に関する広範囲の可能なデータを考慮してもよい。アプローチがユーザの複数の不燃性エアロゾル供給システムに関連する場合、使用プロファイルは、ユーザの不燃性エアロゾル供給システムのうちのただ1つ又はサブセット、或いはユーザの全ての不燃性エアロゾル供給システムに適用可能になされてもよい。
【0098】
[0106]使用サマリに基づいて、ユーザデバイス40は、ステップS83において、次回の期間中に使用されるエアロゾル化可能材料の予想量を計算してもよい。この計算を使用特徴に対して決定された使用サマリに基づいて行うことにより、ユーザが不燃性エアロゾル供給システムをどのように使用しているかを考慮して、エアロゾル化可能材料の予想量の調整された推定値を導き出すことができるので、計算の精度が向上する。
【0099】
[0107]前述と同様の方法で、図7のステップS85に示すように、消費されるエアロゾル化可能材料の予想量の計算結果を使用して、次回の期間後のエアロゾル化可能材料の予測されるインベントリを計算することができる。これをユーザに表示して、エアロゾル化可能材料のインベントリがどのように変化すると予想されるかをユーザに知らせてもよい。しかしながら、図7に示すように、ステップS87において、予測されたインベントリが閾値と比較され、インベントリの予測レベルが閾値を下回っている場合、ステップS89において先制措置が取られる。
【0100】
[0108]上記で論じたように、先制措置は、たとえば、ユーザに通知すること、ユーザに追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促すこと、ユーザに代わって追加のエアロゾル化可能材料を注文すること、又は不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることなど、様々な形態を取ることができる。
【0101】
[0109]以上、1つ又は複数の不燃性エアロゾル供給システムの使用を監視して、使用の詳細なサマリと、不燃性エアロゾル供給システムのエアロゾル化可能材料(たとえば、ポッド、他の消耗品、及び/又は詰め替えストック)の消費のより正確な追跡との一方又は両方を提供することができるアプローチについて説明した。
【0102】
[0110]図8A図8Eは、エアロゾル化可能材料の例示的なインベントリと、本明細書に記載の技術に従って保持することができるインベントリの対応する指示とを示している。
【0103】
[0111]図8Aに示すように、ユーザのインベントリは、互いに区別不可能なエアロゾル化可能材料の3つのポッド62、64、66を含む。すなわち、不燃性エアロゾル供給システム10は、3つのポッドを個別に識別することができない。この場合、1つのポッド62は満杯の50%であり、その他の2つのポッド64、66は満杯である。不燃性エアロゾル供給システム10はポッドを個別に区別することができないので、ユーザが利用可能な全てのポッドにわたるエアロゾル化可能材料の総量を示すインベントリ(又はエアロゾル化可能材料のサプライ)の指示が保持される。したがって、この場合、インベントリは2.5ポッド相当のエアロゾル化可能材料を含む。ここで、ポッドの容量が、エアロゾル化可能材料の数量を示す単位として使用されるが、インベントリが他の方法(たとえば、ミリリットル)で表すこともできることは理解されよう。
【0104】
[0112]図8Bは、2タイプのポッドが存在するユーザのインベントリの他の例を示している。この例では、ポッドのタイプは、エアロゾル化可能材料の異なるフレーバー、すなわち、ミント及びマンゴーを表している。図8Bに示すように、インベントリは、1つが満杯の50%であり、その他が満杯である3つのミントポッド68、70、72と、一方が満杯の70%であり、他方が満杯である2つのマンゴーポッド74、76と、を含む。不燃性エアロゾル供給システム10は、これらの異なるポッドのタイプを区別することができ、したがって、各ポッドタイプに別々のサプライレベルを割り当てることができる。したがって、図示のように、インベントリは、2.5ポッドのミントのエアロゾル化可能材料及び1.7ポッドのマンゴーのエアロゾル化可能材料があることを示している。理解されるように、他の特定のタイプのポッドがこの構成で検出されてもよい。ポッドのタイプが識別可能であり得る例としては、各ポッドが、そのポッドが不燃性エアロゾル供給システムに挿入されたときに不燃性エアロゾル供給システムによって読み取ることができる検出可能なポッドタイプ特徴を有する構成を挙げることができる。たとえば、これは、ポッドの電気接触により回路が完成し、不燃性エアロゾル供給システムによって検出されたことに起因して、及び/又はポッドとRFID/NFC通信が可能なことによって提供される情報によって、行われてもよい。
【0105】
[0113]図8Cに示すように、ポッドは全て、不燃性エアロゾル供給システム10によって個別に識別可能であり、したがって、各ポッド内のエアロゾル化可能材料の量の個別の指示を保持することができる。この例では、ポッド1 78は満杯の80%であり、ポッド2 80は満杯であり、ポッド3 82は満杯の30%である。このように各ポッドのサプライの個別の指示を保持することにより、ユーザはインベントリをより詳細なレベルでより完全に又はより正確に把握できるようになり得る。各ポッドが個別に識別可能であり得る例としては、各ポッドが、そのポッドが不燃性エアロゾル供給システムに挿入されたときに不燃性エアロゾル供給システムによって読み取ることができる固有のポッド特徴を有する構成を挙げることができる。たとえば、これは、不燃性エアロゾル供給システムに接続されたときに電気接触によって特定の電気応答が提供されたことに起因して、及び/又はポッドとRFID/NFC通信が可能なことによって提供される情報によって行われてもよい。
【0106】
[0114]図8Dは、エアロゾル化可能材料の詰め替え可能なポッドが使用される一例を示している。この場合、詰め替え可能なポッド84は、詰め替え材料のリザーバ86からつぎ足すことができるエアロゾル化可能材料を貯蔵する。この場合、インベントリは、詰め替え可能なポッド84及びリザーバ86内のエアロゾル化可能材料の量を追跡してもよい。図8Dに示すように、これは詰め替え可能なポッドの合計5回の詰め替えに相当する。
【0107】
[0115]詰め替え可能なポッドが使用される場合、本明細書に記載の技術は、ポッドの寿命を追跡するために使用されてもよい。詰め替え可能なポッドには、ポッドの交換が必要になるまでの詰め替えサイクルの最大回数が関連付けられている場合があるので、そのポッドから消費されたエアロゾル化可能材料の量を追跡することによって、ポッドの詰め替え回数を推定することができる。したがって、詰め替え回数が詰め替えサイクルの許容回数を超えた場合、ユーザに警告することができ、又は不燃性エアロゾル供給システム10が安全上の理由からポッドの使用を阻止してもよい。
【0108】
[0116]図8Eは、2つ以上のインベントリが保持される一例を示している。この例では、ユーザのエアロゾル化可能材料の総サプライ、ユーザが旅行中に携帯するエアロゾル化可能材料のサプライ、及びユーザが自宅に所持している(又は他の場所、たとえば、車若しくは仕事場などに保管している)エアロゾル化可能材料のサプライを表す、インベントリの3つの別個の指示が保持されている。図示のように、これら3つのインベントリのそれぞれについて、インベントリの個別の指示が保持されている。このようにインベントリを保持するために、不燃性エアロゾル供給システム10及び/又はユーザデバイス40は、エアロゾル化可能材料の量(又は量の変化)を示す入力に応答して、その入力がどのインベントリに関連するかを特定し、次いで関連するインベントリを更新してもよい。このように2つ以上のインベントリを保持すると、ユーザが全てのインベントリを同時に利用できない場合に(たとえば、サプライの一部は旅行中にユーザと共にあり、一部は自宅に残されている場合に)、エアロゾル化可能材料の2つ以上のサプライを追跡することができるので、柔軟性が向上する。理解されるように、「旅行中」及び「自宅」のインベントリの一方又は両方は、ポッドが個別に識別可能であるか否かの程度に応じて、図8A図8B図8C、又は図8Dのいずれかに示すアプローチに従って管理されてもよい。
【0109】
[0117]図9A図9Cは、不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料のサプライを管理する際に使用されるユーザインターフェースを示す概略図である。
【0110】
[0118]図9Aは、利用可能なサプライ/インベントリの量をユーザに表示するためのサプライ/インベントリ指示102を含むユーザインターフェース100を示している。たとえば、指示102は、ユーザに所与の数のポッドが残っていること、又は現在使用中のポッドが満杯に対して所与のパーセンテージにあることを表示してもよい。
【0111】
[0119]ユーザインターフェース100はまた、ユーザがエアロゾル化可能材料のサプライ又はエアロゾル化可能材料のサプライの変化を入力することができる要素104、106を含み、このユーザ入力は、サプライの記憶された指示を更新するために使用される。ユーザインターフェース100はさらに、エアロゾル化可能材料のサプライが枯渇するまでの予想残り時間を示す要素108と、現在のヒーターパワーレベルを表示し、ユーザが不燃性エアロゾル供給システム10のヒーターパワーレベルを選択できるようにするヒーターパワーレベル要素110と、を含む。
【0112】
[0120]図9Bは、エアロゾル化可能材料が少なくなっているというユーザへの通知122を有するユーザインターフェース120を示している。これは、たとえば、エアロゾル化可能材料のインベントリが閾値を下回っている、又はエアロゾル化可能材料が枯渇するまでの予想残り時間が閾値を下回っていると判定したことに応じた先制措置として表示されてもよい。図9Bに示すように、通知は、インベントリ/サプライのステータスをユーザに知らせると共に、注文ボタン124を使用して追加のエアロゾル化可能材料を注文するか、又はボタン126を使用して不燃性エアロゾル供給システム10をエアロゾル化可能材料節約モードに切り替えるようにユーザに促してもよい。
【0113】
[0121]図9Cは、例示的な使用サマリを含むユーザインターフェース130を示している。この例では、使用サマリは、複数のヒーターパワーレベル(低、中、高)のそれぞれについて、不燃性エアロゾル供給システム10がそのレベルで動作していたときにユーザが行ったパフの平均持続時間を示している。
【0114】
[0122]以上、ユーザの不燃性エアロゾル供給システム(複数可)の使用を発見し、設定し、それに関する通知を受信するためにユーザがユーザデバイスとやりとりできる方法を表すいくつかのユーザインターフェースアプローチを説明した。
【0115】
[0123]上記で示したように、本明細書に記載の技術は、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体などのコンピュータ可読媒体に具現化又はコード化されてもよい。コンピュータ可読媒体に具現化又はコード化された命令は、たとえば命令が実行されたときに、プログラマブルプロセッサ又は他のプロセッサに本方法を実行させてもよい。コンピュータ可読媒体には、非一時的コンピュータ可読記憶媒体及び一時的な通信媒体、たとえば、搬送波信号及び伝送媒体などが含まれてもよい。コンピュータ可読記憶媒体には、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電子的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ハードディスク、CD-ROM、フロッピーディスク、カセット、磁気媒体、光学媒体、又は他のコンピュータ可読記憶媒体が含まれてもよい。「コンピュータ可読記憶媒体」という用語は、物理的な記憶媒体を指す。一時的な通信媒体は、単一のコンピューティングシステムの構成要素間で(たとえば、メモリ及びプロセッサ間の内部リンク又はバス上で)、又は別個のコンピューティングシステム間で(たとえば、ネットワーク又は他のコンピューティングデバイス間接続を介して)発生してもよく、伝送信号、搬送波などが含まれてもよい。
【0116】
[0124]本出願では、「~するように構成される」という語句は、装置の要素が定義した動作を実行できる構成を有することを意味するために使用する。この文脈において、「構成」とは、ハードウェア又はソフトウェアの相互接続の配置又は様式を意味する。たとえば、装置は、定義した動作を提供する専用のハードウェアを有してもよく、或いはプロセッサ又は他の処理デバイスがその機能を実行するようにプログラムされてもよい。「~するように構成される」は、定義した動作を提供するために装置の要素が何らかの方法で変更される必要があることを示唆するものではない。
【0117】
[0125]本明細書に記載の様々な実施形態は、特許請求する特徴の理解及び教示を支援するためにのみ提示している。これらの実施形態は、実施形態の代表的なサンプルとしてのみ提供しており、網羅的及び/又は排他的なものではない。本明細書に記載の利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、及び/又は他の側面は、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲に対する限定とも、特許請求の範囲の均等物に対する限定とも考えられるべきではなく、特許請求する発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態が利用されてもよく、修正が行われてもよいということを理解されたい。本発明の様々な実施形態は、本明細書に具体的に記載したもの以外の、開示した要素、構成要素、特徴、部分、ステップ、手段などの適切な組み合わせを好適に含んでもよく、それらからなってもよく、又は本質的にそれらからなってもよい。さらに、本開示は、現在特許請求していないが、将来請求する可能性のある他の発明も含むことができる。
【0118】
条項
条項1.
不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料のサプライを管理するための方法であって、
不燃性エアロゾル供給システムの使用に関する1つ又は複数の特徴を受け取るステップと、
使用に関する1つ又は複数の特徴と、エアロゾル化可能材料の初期サプライとに基づいて、エアロゾル化可能材料のサプライが枯渇するまでの残り時間の長さを予測するステップと、
エアロゾル化可能材料のサプライが枯渇する前に先制措置を取るステップと、
を含む、方法。
【0119】
条項2.
先制措置が、不燃性エアロゾル供給システムのユーザに通知することを含む、
条項1に記載の方法。
【0120】
条項3.
先制措置が、不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることを含む、
条項1又は2に記載の方法。
【0121】
条項4.
先制措置が、ユーザに追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促すことを含む、
条項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【0122】
条項5.
先制措置が、ユーザに代わって追加のエアロゾル化可能材料を注文することを含む、
条項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【0123】
条項6.
先制措置が、予測された残り時間の長さを表示することを含む、
条項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【0124】
条項7.
エアロゾル化可能材料のサプライが、
複数のポッドにわたって貯蔵されているエアロゾル化可能材料の量、
特定のポッドに貯蔵されているエアロゾル化可能材料の量、
エアロゾル化可能材料のポッドの数、及び
詰め替え可能なポッドでの使用に利用可能なエアロゾル化可能材料の量、
のうちの少なくとも1つである、条項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【0125】
条項8.
残り時間の長さが閾値を下回っているかどうかを判定するステップ
をさらに含み、
先制措置を取るステップが、残り時間の長さが閾値を下回っていると判定したことに応答して行われる、
条項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【0126】
条項9.
不燃性エアロゾル供給システムが、複数のヒーターパワー設定で動作可能であり、
使用に関する1つ又は複数の特徴が、現在のヒーターパワー設定を含む、
条項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【0127】
条項10.
使用に関する1つ又は複数の特徴が、不燃性エアロゾル供給システムのユーザの過去の使用に基づく、不燃性エアロゾル供給システムのユーザの使用パターンを含む、
条項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【0128】
条項11.
使用に関する1つ又は複数の特徴が、
ユーザの平均パフ持続時間、
ユーザの典型的なヒーターパワーレベルの選択、及び
不燃性エアロゾル供給システムの使用のセッション中にユーザによって行われたパフの典型的な回数、
のうちの少なくとも1つを含む、条項10に記載の方法。
【0129】
条項12.
使用に関する1つ又は複数の特徴が、ユーザによって行われた不燃性エアロゾル供給システムでの1回又は複数回のパフに関するパフ情報を含む、
条項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【0130】
条項13.
パフ情報が、
パフの長さ、
ユーザによって行われたパフの回数、及び
1回又は複数回のパフが行われたときの不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワーレベル、
のうちの少なくとも1つを含む、条項12に記載の方法。
【0131】
条項14.
初期サプライが、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示に基づいて決定される、
条項1~13のいずれか一項に記載の方法。
【0132】
条項15.
エアロゾル化可能材料の初期サプライを示すユーザからの入力を受け取るステップ
をさらに含む、条項1~14のいずれか一項に記載の方法。
【0133】
条項16.
ポッドの記憶要素からエアロゾル化可能材料の初期サプライを検出するステップ
をさらに含む、条項1~13のいずれか一項に記載の方法。
【0134】
条項17.
使用に関する1つ又は複数の特徴が、ユーザによって示されたエアロゾル化可能材料のサプライの変化を含む、
条項1~16のいずれか一項に記載の方法。
【0135】
条項18.
さらなるエアロゾル化可能材料が注文されたことを特定するステップと、
さらなるエアロゾル化可能材料がいつユーザに利用可能になるかを特定するステップと、
をさらに含み、
残り時間の長さが閾値を下回っているかどうかを判定するステップが、さらなるエアロゾル化可能材料と、さらなるエアロゾル化可能材料がいつ利用可能になるかとに基づく、
条項1~17のいずれか一項に記載の方法。
【0136】
条項19.
不燃性エアロゾル供給システムの使用に関する1つ又は複数の特徴を受け取るための受信機/送信機要素と、
プロセッサと、
を備え、プロセッサが、
使用に関する1つ又は複数の特徴と、エアロゾル化可能材料の初期サプライとに基づいて、エアロゾル化可能材料のサプライが枯渇するまでの残り時間の長さを予測することと、
エアロゾル化可能材料のサプライが枯渇する前に先制措置を取ることと、
を実行するように構成される、ユーザデバイス。
【0137】
条項20.
先制措置が、不燃性エアロゾル供給システムのユーザに通知することを含む、
条項19に記載のユーザデバイス。
【0138】
条項21.
先制措置が、不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることを含む、
条項19又は20に記載のユーザデバイス。
【0139】
条項22.
先制措置が、ユーザに追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促すことを含む、
条項19~21のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0140】
条項23.
先制措置が、ユーザに代わって追加のエアロゾル化可能材料を注文することを含む、
条項19~22のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0141】
条項24.
先制措置が、予測された残り時間の長さを表示することを含む、
条項19~23のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0142】
条項25.
エアロゾル化可能材料のサプライが、
複数のポッドにわたって貯蔵されているエアロゾル化可能材料の量、
特定のポッドに貯蔵されているエアロゾル化可能材料の量、
エアロゾル化可能材料のポッドの数、及び
詰め替え可能なポッドでの使用に利用可能なエアロゾル化可能材料の量、
のうちの少なくとも1つである、条項19~24のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0143】
条項26.
プロセッサが、
残り時間の長さが閾値を下回っているかどうかを判定すること
を実行するようにさらに構成され、
先制措置を取ることが、残り時間の長さが閾値を下回っていると判定したことに応答して行われる、
条項19~25のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0144】
条項27.
不燃性エアロゾル供給システムが、複数のヒーターパワー設定で動作可能であり、
使用に関する1つ又は複数の特徴が、現在のヒーターパワー設定を含む、
条項19~26のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0145】
条項28.
使用に関する1つ又は複数の特徴が、不燃性エアロゾル供給システムのユーザの過去の使用に基づく、不燃性エアロゾル供給システムのユーザの使用パターンを含む、
条項19~27のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0146】
条項29.
使用に関する1つ又は複数の特徴が、
ユーザの平均パフ持続時間、
ユーザの典型的なヒーターパワーレベルの選択、及び
不燃性エアロゾル供給システムの使用のセッション中にユーザによって行われたパフの典型的な回数、
のうちの少なくとも1つを含む、条項28に記載のユーザデバイス。
【0147】
条項30.
使用に関する1つ又は複数の特徴が、ユーザによって行われた不燃性エアロゾル供給システムでの1回又は複数回のパフに関するパフ情報を含む、
条項19~29のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0148】
条項31.
パフ情報が、
パフの長さ、
ユーザによって行われたパフの回数、及び
1回又は複数回のパフが行われたときの不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワーレベル、
のうちの少なくとも1つを含む、条項30に記載のユーザデバイス。
【0149】
条項32.
初期サプライが、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示に基づいて決定される、
条項19~31のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0150】
条項33.
プロセッサが、
エアロゾル化可能材料の初期サプライを示すユーザからの入力を受け取ること
を実行するようにさらに構成される、条項19~32のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0151】
条項34.
受信機/送信機要素が、
ポッドの記憶要素から検出されたエアロゾル化可能材料の初期サプライを受信すること
を実行するようにさらに構成される、条項19~31のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0152】
条項35.
使用に関する1つ又は複数の特徴が、ユーザによって示されたエアロゾル化可能材料のサプライの変化を含む、
条項19~34のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0153】
条項36.
プロセッサが、
さらなるエアロゾル化可能材料が注文されたことを特定することと、
さらなるエアロゾル化可能材料がいつユーザに利用可能になるかを特定することと、
を実行するようにさらに構成され、
残り時間の長さが閾値を下回っているかどうかを判定することが、さらなるエアロゾル化可能材料と、さらなるエアロゾル化可能材料がいつ利用可能になるかとに基づく、
条項19~35のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0154】
条項37.
命令を含むコンピュータ可読媒体であって、命令が、コンピューティングデバイスの処理回路によって実行されたときに、コンピューティングデバイスに、
不燃性エアロゾル供給システムの使用に関する1つ又は複数の特徴を受け取ることと、
使用に関する1つ又は複数の特徴と、エアロゾル化可能材料の初期サプライとに基づいて、エアロゾル化可能材料のサプライが枯渇するまでの残り時間の長さを予測することと、
エアロゾル化可能材料のサプライが枯渇する前に先制措置を取ることと、
を実行させる、コンピュータ可読媒体。
【0155】
条項38.
先制措置が、不燃性エアロゾル供給システムのユーザに通知することを含む、
条項37に記載のコンピュータ可読媒体。
【0156】
条項39.
先制措置が、不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることを含む、
条項37又は38に記載のコンピュータ可読媒体。
【0157】
条項40.
先制措置が、ユーザに追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促すことを含む、
条項37~39のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0158】
条項41.
先制措置が、ユーザに代わって追加のエアロゾル化可能材料を注文することを含む、
条項37~40のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0159】
条項42.
先制措置が、予測された残り時間の長さを表示することを含む、
条項37~41のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0160】
条項43.
エアロゾル化可能材料のサプライが、
複数のポッドにわたって貯蔵されているエアロゾル化可能材料の量、
特定のポッドに貯蔵されているエアロゾル化可能材料の量、
エアロゾル化可能材料のポッドの数、及び
詰め替え可能なポッドでの使用に利用可能なエアロゾル化可能材料の量、
のうちの少なくとも1つである、条項37~42のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0161】
条項44.
命令が、処理回路に、
残り時間の長さが閾値を下回っているかどうかを判定すること
をさらに実行させ、
先制措置を取ることが、残り時間の長さが閾値を下回っていると判定したことに応答して行われる、
条項37~43のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0162】
条項45.
不燃性エアロゾル供給システムが、複数のヒーターパワー設定で動作可能であり、
使用に関する1つ又は複数の特徴が、現在のヒーターパワー設定を含む、
条項37~44のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0163】
条項46.
使用に関する1つ又は複数の特徴が、不燃性エアロゾル供給システムのユーザの過去の使用に基づく、不燃性エアロゾル供給システムのユーザの使用パターンを含む、
条項37~45のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0164】
条項47.
使用に関する1つ又は複数の特徴が、
ユーザの平均パフ持続時間、
ユーザの典型的なヒーターパワーレベルの選択、及び
不燃性エアロゾル供給システムの使用のセッション中にユーザによって行われたパフの典型的な回数、
のうちの少なくとも1つを含む、条項46に記載のコンピュータ可読媒体。
【0165】
条項48.
使用に関する1つ又は複数の特徴が、ユーザによって行われた不燃性エアロゾル供給システムでの1回又は複数回のパフに関するパフ情報を含む、
条項37~47のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0166】
条項49.
パフ情報が、
パフの長さ、
ユーザによって行われたパフの回数、及び
1回又は複数回のパフが行われたときの不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワーレベル、
のうちの少なくとも1つを含む、条項48に記載のコンピュータ可読媒体。
【0167】
条項50.
初期サプライが、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示に基づいて決定される、
条項37~49のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0168】
条項51.
命令が、コンピューティングデバイスに、
エアロゾル化可能材料の初期サプライを示すユーザからの入力を受け取ること
をさらに実行させる、条項37~50のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0169】
条項52.
命令が、コンピューティングデバイスに、
ポッドの記憶要素からエアロゾル化可能材料の初期サプライを検出すること
をさらに実行させる、条項37~49のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0170】
条項53.
使用に関する1つ又は複数の特徴が、ユーザによって示されたエアロゾル化可能材料のサプライの変化を含む、
条項37~52のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0171】
条項54.
命令が、コンピューティングデバイスに、
さらなるエアロゾル化可能材料が注文されたことを特定することと、
さらなるエアロゾル化可能材料がいつユーザに利用可能になるかを特定することと、
をさらに実行させ、
【0172】
条項55.
残り時間の長さが閾値を下回っているかどうかを判定することが、さらなるエアロゾル化可能材料と、さらなるエアロゾル化可能材料がいつ利用可能になるかとに基づく、
条項37~53のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0173】
条項56.
不燃性エアロゾル供給システム用のエアロゾル化可能材料のインベントリを追跡する方法であって、
ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの変化を示す入力を受け取るステップと、
変化を示す入力に基づいて、エアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示を更新するステップと、
を含む、方法。
【0174】
条項57.
入力が、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの変化を示すユーザ入力を含む、
条項56に記載の方法。
【0175】
条項58.
入力が、不燃性エアロゾル供給システムから受信された使用情報を含む、
条項56又は57に記載の方法。
【0176】
条項59.
使用情報が、
ユーザによって行われたパフの長さ、
ユーザによって行われたパフの回数、及び
1回又は複数回のパフが行われたときの不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワー設定
のうちの少なくとも1つを含む、条項58に記載の方法。
【0177】
条項60.
入力が、不燃性エアロゾル供給システムで使用するためのエアロゾル化可能材料のポッドが挿入された又は取り外されたことを示す、
条項56~59のいずれか一項に記載の方法。
【0178】
条項61.
ポッドの記憶要素からエアロゾル化可能材料の初期サプライレベルを読み取るステップと、
エアロゾル化可能材料の更新されたサプライレベルをポッドの記憶要素に書き込むステップであって、更新されたサプライレベルが変化を示す入力に基づく、書き込むステップと、
をさらに含む、条項56~60のいずれか一項に記載の方法。
【0179】
条項62.
不燃性エアロゾル供給システムが、エアロゾル化可能材料を含むポッドで動作可能であり、
ポッドが不燃性エアロゾル供給システムにとって区別不可能であり、インベントリの記憶された指示が、1つ又は複数のポッドにわたるエアロゾル化可能材料のサプライの合計を表す、
条項56~61のいずれか一項に記載の方法。
【0180】
条項63.
不燃性エアロゾル供給システムが、エアロゾル化可能材料を含むポッドで動作可能であり、
不燃性エアロゾル供給システムが、2つ以上の異なるポッドのタイプを検出することができ、使用情報が、エアロゾル化可能材料が使用された特定のポッドのタイプを示し、
インベントリが、異なるポッドのタイプについて、そのタイプのエアロゾル化可能材料のレベルを特定する、
条項56~61のいずれか一項に記載の方法。
【0181】
条項64.
不燃性エアロゾル供給システムが、エアロゾル化可能材料を含むポッドで動作可能であり、
ポッドが、不燃性エアロゾル供給システムにとって個別に区別可能であり、使用情報が、エアロゾル化可能材料が使用された特定のポッドを示し、
インベントリの記憶された指示が、複数のポッドのそれぞれについて、そのポッド内のエアロゾル化可能材料のレベルを特定する、
条項56~61のいずれか一項に記載の方法。
【0182】
条項65.
ユーザ入力が、ユーザによって購入されたエアロゾル化可能材料の量の指示である、
条項56~64のいずれか一項に記載の方法。
【0183】
条項66.
ユーザによるエアロゾル化可能材料の購入を検出するステップと、
購入されたエアロゾル化可能材料の量を特定するステップと、
購入されたエアロゾル化可能材料の量に基づいてインベントリの記憶された指示を更新するステップと、
をさらに含む、条項56~65のいずれか一項に記載の方法。
【0184】
条項67.
エアロゾル化可能材料のインベントリが閾値レベルを下回っていることを検出するステップと、
先制措置を発動するステップと、
をさらに含む、条項56~66のいずれか一項に記載の方法。
【0185】
条項68.
先制措置が、
ユーザに通知することと、
ユーザに追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促すことと、
ユーザに代わって追加のエアロゾル化可能材料を注文することと、
不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることと、
のうちの少なくとも1つを含む、条項67に記載の方法。
【0186】
条項69.
エアロゾル化可能材料のインベントリの指示をユーザに表示するステップ
をさらに含む、条項56~68のいずれか一項に記載の方法。
【0187】
条項70.
エアロゾル化可能材料のインベントリの指示を表示するステップが、インベントリの指示をエアロゾル化可能材料の満杯のポッドに対するパーセンテージとして表示することを含む、
条項69に記載の方法。
【0188】
条項71.
エアロゾル化可能材料のインベントリの指示を表示するステップが、インベントリの指示に対応するアイコン、色、又は記号を表示することを含む、
条項69又は70に記載の方法。
【0189】
条項72.
第2のインベントリ内のエアロゾル化可能材料の量を示す第2のユーザ入力を受け取るステップと、
エアロゾル化可能材料の第2のインベントリの第2の記憶された指示を保持するステップと、
ユーザ入力及び使用情報がインベントリ及び第2のインベントリのうちのいずれに関連しているかを特定し、その特定に基づいてインベントリの記憶された指示又は第2のインベントリの第2の記憶された指示を更新するステップと、
をさらに含む、条項56~71のいずれか一項に記載の方法。
【0190】
条項73.
第2の不燃性エアロゾル供給システムから、使用されたエアロゾル化可能材料の量を示す第2の使用情報を受信するステップと、
第2の使用情報を受信したことに応答して、エアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示を更新するステップと、
をさらに含む、条項58に記載の方法。
【0191】
条項74.
ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの変化を示す入力を受け取ることと、
変化を示す入力に基づいて、エアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示を更新することと、
を実行するように構成されるプロセッサを備える、ユーザデバイス。
【0192】
条項75.
入力が、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの変化を示すユーザ入力を含む、
条項74に記載のユーザデバイス。
【0193】
条項76.
入力が、不燃性エアロゾル供給システムから受信された使用情報を含む、
条項74又は75に記載のユーザデバイス。
【0194】
条項77.
使用情報が、
ユーザによって行われたパフの長さ、
ユーザによって行われたパフの回数、及び
1回又は複数回のパフが行われたときの不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワー設定
のうちの少なくとも1つを含む、条項76に記載のユーザデバイス。
【0195】
条項78.
入力が、不燃性エアロゾル供給システムで使用するためのエアロゾル化可能材料のポッドが挿入された又は取り外されたことを示す、
条項74~77のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0196】
条項79.
プロセッサが、
ポッドの記憶要素からエアロゾル化可能材料の初期サプライレベルを読み取らせることと、
エアロゾル化可能材料の更新されたサプライレベルをポッドの記憶要素に書き込ませることであって、更新されたサプライレベルが変化を示す入力に基づく、書き込ませることと、
を実行するようにさらに構成される、条項74~78のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0197】
条項80.
エアロゾル化可能材料のインベントリが、エアロゾル化可能材料を含むポッドで動作可能な不燃性エアロゾル供給システムに関するものであり、
ポッドが不燃性エアロゾル供給システムにとって区別不可能であり、インベントリの記憶された指示が、1つ又は複数のポッドにわたるエアロゾル化可能材料のサプライの合計を表す、
条項74~79のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0198】
条項81.
エアロゾル化可能材料のインベントリが、エアロゾル化可能材料を含むポッドで動作可能な不燃性エアロゾル供給システムに関するものであり、
不燃性エアロゾル供給システムが、2つ以上の異なるポッドのタイプを検出することができ、使用情報が、エアロゾル化可能材料が使用された特定のポッドのタイプを示し、
インベントリが、異なるポッドのタイプについて、そのタイプのエアロゾル化可能材料のレベルを特定する、
条項74~79のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0199】
条項82.
エアロゾル化可能材料のインベントリが、エアロゾル化可能材料を含むポッドで動作可能な不燃性エアロゾル供給システムに関するものであり、
ポッドが、不燃性エアロゾル供給システムにとって個別に区別可能であり、使用情報が、エアロゾル化可能材料が使用された特定のポッドを示し、
インベントリの記憶された指示が、複数のポッドのそれぞれについて、そのポッド内のエアロゾル化可能材料のレベルを特定する、
条項74~79のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0200】
条項83.
ユーザ入力が、ユーザによって購入されたエアロゾル化可能材料の量の指示である、
条項74~82のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0201】
条項84.
ユーザによるエアロゾル化可能材料の購入を検出することと、
購入されたエアロゾル化可能材料の量を特定することと、
購入されたエアロゾル化可能材料の量に基づいてインベントリの記憶された指示を更新することと、
を実行するようにさらに構成される、条項74~83のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0202】
条項85.
エアロゾル化可能材料のインベントリが閾値レベルを下回っていることを検出することと、
先制措置を発動することと、
を実行するようにさらに構成される、条項74~84のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0203】
条項86.
先制措置が、
ユーザに通知することと、
ユーザに追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促すことと、
ユーザに代わって追加のエアロゾル化可能材料を注文することと、
不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることと、
のうちの少なくとも1つを含む、条項85に記載のユーザデバイス。
【0204】
条項87.
エアロゾル化可能材料のインベントリの指示をユーザに表示すること
を実行するようにさらに構成される、条項74~86のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0205】
条項88.
エアロゾル化可能材料のインベントリの指示を表示するために、インベントリの指示をエアロゾル化可能材料の満杯のポッドに対するパーセンテージとして表示することを実行するように構成される、
条項87に記載のユーザデバイス。
【0206】
条項89.
エアロゾル化可能材料のインベントリを表示するために、インベントリの指示に対応するアイコン、色、又は記号を表示することを実行するように構成される、
条項87又は88に記載のユーザデバイス。
【0207】
条項90.
プロセッサが、
第2のインベントリ内のエアロゾル化可能材料の量を示す第2のユーザ入力を受け取ることと、
エアロゾル化可能材料の第2のインベントリの第2の記憶された指示を保持することと、
ユーザ入力及び使用情報がインベントリ及び第2のインベントリのうちのいずれに関連しているかを特定し、その特定に基づいてインベントリの記憶された指示又は第2のインベントリの第2の記憶された指示を更新することと、
を実行するようにさらに構成される、条項74~89のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
【0208】
条項91.
プロセッサが、
第2の不燃性エアロゾル供給システムから、使用されたエアロゾル化可能材料の量を示す第2の使用情報を受信することと、
第2の使用情報を受信したことに応答して、エアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示を更新することと、
を実行するようにさらに構成される、条項76に記載のユーザデバイス。
【0209】
条項92.
命令を含むコンピュータ可読媒体であって、命令が、コンピューティングデバイスの処理回路によって実行されたときに、コンピューティングデバイスに、
ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの変化を示す入力を受け取ることと、
変化を示す入力に基づいて、エアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示を更新することと、
を実行させる、コンピュータ可読媒体。
【0210】
条項93.
入力が、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの変化を示すユーザ入力を含む、
条項92に記載のコンピュータ可読媒体。
【0211】
条項94.
入力が、不燃性エアロゾル供給システムから受信された使用情報を含む、
条項92又は93に記載のコンピュータ可読媒体。
【0212】
条項95.
使用情報が、
ユーザによって行われたパフの長さ、
ユーザによって行われたパフの回数、及び
1回又は複数回のパフが行われたときの不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワー設定
のうちの少なくとも1つを含む、条項94に記載のコンピュータ可読媒体。
【0213】
条項96.
入力が、不燃性エアロゾル供給システムで使用するためのエアロゾル化可能材料のポッドが挿入された又は取り外されたことを示す、
条項92~95のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0214】
条項97.
命令が、コンピューティングデバイスに、
ポッドの記憶要素からエアロゾル化可能材料の初期サプライレベルを読み取らせることと、
エアロゾル化可能材料の更新されたサプライレベルをポッドの記憶要素に書き込ませることであって、更新されたサプライレベルが変化を示す入力に基づく、書き込ませることと、
をさらに実行させる、条項92~96のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0215】
条項98.
エアロゾル化可能材料のインベントリが、エアロゾル化可能材料を含むポッドで動作可能な不燃性エアロゾル供給システムに関するものであり、
ポッドが不燃性エアロゾル供給システムにとって区別不可能であり、インベントリの記憶された指示が、1つ又は複数のポッドにわたるエアロゾル化可能材料のサプライの合計を表す、
条項92~97のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0216】
条項99.
エアロゾル化可能材料のインベントリが、エアロゾル化可能材料を含むポッドで動作可能な不燃性エアロゾル供給システムに関するものであり、
不燃性エアロゾル供給システムが、2つ以上の異なるポッドのタイプを検出することができ、使用情報が、エアロゾル化可能材料が使用された特定のポッドのタイプを示し、
インベントリが、異なるポッドのタイプについて、そのタイプのエアロゾル化可能材料のレベルを特定する、
条項92~97のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0217】
条項100.
エアロゾル化可能材料のインベントリが、エアロゾル化可能材料を含むポッドで動作可能な不燃性エアロゾル供給システムに関するものであり、
ポッドが、不燃性エアロゾル供給システムにとって個別に区別可能であり、使用情報が、エアロゾル化可能材料が使用された特定のポッドを示し、
インベントリの記憶された指示が、複数のポッドのそれぞれについて、そのポッド内のエアロゾル化可能材料のレベルを特定する、
条項92~97のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0218】
条項101.
ユーザ入力が、ユーザによって購入されたエアロゾル化可能材料の量の指示である、
条項92~100のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0219】
条項102.
命令が、コンピューティングデバイスに、
ユーザによるエアロゾル化可能材料の購入を検出することと、
購入されたエアロゾル化可能材料の量を特定することと、
購入されたエアロゾル化可能材料の量に基づいてインベントリの記憶された指示を更新することと、
をさらに実行させる、条項92~101のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0220】
条項103.
命令が、コンピューティングデバイスに、
エアロゾル化可能材料のインベントリが閾値レベルを下回っていることを検出することと、
先制措置を発動することと、
をさらに実行させる、条項92~102のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0221】
条項104.
先制措置が、
ユーザに通知することと、
ユーザに追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促すことと、
ユーザに代わって追加のエアロゾル化可能材料を注文することと、
不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることと、
のうちの少なくとも1つを含む、条項103に記載のコンピュータ可読媒体。
【0222】
条項105.
命令が、コンピューティングデバイスに、
エアロゾル化可能材料のインベントリの指示をユーザに表示すること
をさらに実行させる、条項92~104のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0223】
条項106.
エアロゾル化可能材料のインベントリの指示を表示するために、命令が、コンピューティングデバイスに、インベントリの指示をエアロゾル化可能材料の満杯のポッドに対するパーセンテージとして表示することを実行させる、
条項105に記載のコンピュータ可読媒体。
【0224】
条項107.
エアロゾル化可能材料のインベントリの指示を表示するために、命令が、コンピューティングデバイスに、インベントリの指示に対応するアイコン、色、又は記号を表示することを実行させる、
条項105又は106に記載のコンピュータ可読媒体。
【0225】
条項108.
命令が、コンピューティングデバイスに、
第2のインベントリ内のエアロゾル化可能材料の量を示す第2のユーザ入力を受け取ることと、
エアロゾル化可能材料の第2のインベントリの第2の記憶された指示を保持することと、
ユーザ入力及び使用情報がインベントリ及び第2のインベントリのうちのいずれに関連しているかを特定し、その特定に基づいてインベントリの記憶された指示又は第2のインベントリの第2の記憶された指示を更新することと、
をさらに実行させる、条項92~105のいずれか一項に記載のコンピュータ可読媒体。
【0226】
条項109.
命令が、コンピューティングデバイスに、
第2の不燃性エアロゾル供給システムから、使用されたエアロゾル化可能材料の量を示す第2の使用情報を受信することと、
第2の使用情報を受信したことに応答して、エアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示を更新することと、
をさらに実行させる、条項94に記載のコンピュータ可読媒体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図9A
図9B
図9C
【手続補正書】
【提出日】2024-02-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
不燃性エアロゾル供給システムから使用特徴を受信するステップと、
前記使用特徴に少なくとも部分的に基づいて使用サマリを計算するステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記使用特徴が、ユーザによる前記不燃性エアロゾル供給システムでの1回のパフに関連する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記使用特徴が、ユーザによる前記不燃性エアロゾル供給システムでの複数回のパフに関連する、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記使用特徴が、
前記不燃性エアロゾル供給システムでのパフのパフ持続時間、
使用のセッション中に行われたパフの回数、
前記不燃性エアロゾル供給システムを使用する際に消費されたエアロゾル化可能材料の量、及び
前記不燃性エアロゾル供給システムが使用された時刻、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムがいつ使用されたかを特定し、
前記使用サマリを計算するステップが、1日にわたるユーザの典型的な使用プロファイルを計算することを含む、
請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムで使用されているポッドのタイプをさらに識別し、
前記典型的な使用プロファイルを計算することが、その日の1つ又は複数の期間について、その期間中に前記ユーザがどのポッドのタイプを典型的に使用するかを特定することを含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワーレベルをさらに特定し、
前記典型的な使用プロファイルを計算することが、その日のうちの1つ又は複数の期間について、前記不燃性エアロゾル供給システムによってサポートされる複数のヒーターパワーレベルのうちのいずれを前記ユーザがその期間中に典型的に使用するかを特定することを含む、
請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記使用特徴が、前記不燃性エアロゾル供給システムの使用のセッション中に行われたパフの回数をさらに特定し、
前記典型的な使用プロファイルを計算することが、その日のうちの1つ又は複数の期間について、使用のセッション中に前記ユーザによって行われた典型的なパフの回数を特定することを含む、
請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記使用特徴が、ユーザによって行われた前記不燃性エアロゾル供給システムでの1回又は複数回のパフの持続時間と、前記不燃性エアロゾル供給システムのヒーターパワーレベルとを特定し、
前記使用サマリを計算するステップが、前記不燃性エアロゾル供給システムによってサポートされる複数のヒーターパワーレベルのうちのそれぞれについて、前記不燃性エアロゾル供給システムでのパフの平均持続時間を決定することを含む、
請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記使用特徴に基づいて、前記使用特徴が関連する使用期間中に前記不燃性エアロゾル供給システムによって消費されたエアロゾル化可能材料の量を計算するステップ
をさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記使用サマリに基づいて、次回の期間中に使用されるエアロゾル化可能材料の予想量を計算すること
をさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記使用されるエアロゾル化可能材料の予想量と、ユーザのエアロゾル化可能材料のインベントリの記憶された指示とに基づいて、前記次回の期間後のエアロゾル化可能材料の予測されるインベントリを計算するステップと、
前記次回の期間後のエアロゾル化可能材料の前記予測されたインベントリが閾値を下回っている場合に、先制措置を取るステップと、
をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記先制措置が、
前記ユーザに通知することと、
前記ユーザに追加のエアロゾル化可能材料を注文するように促すことと、
前記ユーザに代わって追加のエアロゾル化可能材料を注文することと、
前記不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル化可能材料節約モードに移行させることと、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
不燃性エアロゾル供給システムであって、
前記不燃性エアロゾル供給システムの使用特徴を収集するように構成されるコントロールユニットと、
前記使用特徴をユーザデバイスに伝達するための通信要素と、
を備える、不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項15】
前記コントロールユニットが、前記不燃性エアロゾル供給システムでのパフを検出し、前記パフを検出したことに応答して前記使用特徴を収集するように構成される、
請求項14に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項16】
前記通信要素が、ブルートゥースを介して前記ユーザデバイスに前記使用特徴を伝達するためのブルートゥース通信要素である、
請求項14に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項17】
不燃性エアロゾル供給システムから使用特徴を受信するための受信機要素と、
前記使用特徴に少なくとも部分的に基づいて使用サマリを計算するためのプロセッサと、
を備える、ユーザデバイス。
【請求項18】
命令を含むコンピュータ可読媒体であって、前記命令が、コンピューティングデバイスの処理回路によって実行されたときに、前記コンピューティングデバイスに、
不燃性エアロゾル供給システムから使用特徴を受信することと、
前記使用特徴に少なくとも部分的に基づいて使用サマリを計算することと、
を実行させる、コンピュータ可読媒体。
【請求項19】
命令を含むコンピュータ可読媒体であって、前記命令が、不燃性エアロゾル供給システムの処理回路によって実行されたときに、前記不燃性エアロゾル供給システムに、
前記不燃性エアロゾル供給システムの使用特徴を収集することと、
前記使用特徴をユーザデバイスに伝達することと、
を実行させる、コンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記命令が、前記不燃性エアロゾル供給システムに、
前記不燃性エアロゾル供給システムでのパフを検出し、前記パフを検出したことに応答して前記使用特徴を収集すること
をさらに実行させる、請求項19に記載のコンピュータ可読媒体。
【国際調査報告】