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特表2024-524963ブロッコリー栽培用液肥組成物およびその用途
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-09
(54)【発明の名称】ブロッコリー栽培用液肥組成物およびその用途
(51)【国際特許分類】
   C05G 5/20 20200101AFI20240702BHJP
   A01G 7/06 20060101ALI20240702BHJP
【FI】
C05G5/20
A01G7/06 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023578188
(86)(22)【出願日】2021-12-21
(85)【翻訳文提出日】2024-01-05
(86)【国際出願番号】 KR2021019463
(87)【国際公開番号】W WO2022265174
(87)【国際公開日】2022-12-22
(31)【優先権主張番号】10-2021-0079291
(32)【優先日】2021-06-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523475468
【氏名又は名称】ナム,チュンウ
【氏名又は名称原語表記】NAM,Chun Woo
【住所又は居所原語表記】#2-1102,1102 Gyeongsu-daero,Jangan-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do 16205 Republic of Korea
(71)【出願人】
【識別番号】523475479
【氏名又は名称】ムン,ヒジャ
【氏名又は名称原語表記】MOON, Hee Ja
【住所又は居所原語表記】#B-203,57 Tapdong-ro 58beon-gil,Gwonseon-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do 16604 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000394
【氏名又は名称】弁理士法人岡田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ナム,チュンウ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,ウンヨン
(72)【発明者】
【氏名】チョン,ヒョボン
(72)【発明者】
【氏名】チョ,ミョンチョル
(72)【発明者】
【氏名】ムン,ヒジャ
【テーマコード(参考)】
2B022
4H061
【Fターム(参考)】
2B022AA01
2B022EA03
4H061AA01
4H061AA02
4H061CC41
4H061DD12
4H061EE61
4H061FF02
4H061GG48
4H061HH07
4H061JJ05
4H061KK02
(57)【要約】
本発明は、ブロッコリー栽培用液肥組成物およびその用途に関し、本発明のブロッコリー栽培用液肥組成物は、ブロッコリー栽培過程で施肥することにより、機能性成分、ベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量が増加したブロッコリーとして栽培することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブロッコリー液肥、薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキを含むブロッコリー栽培用液肥組成物。
【請求項2】
前記ブロッコリー液肥は、ブロッコリーの実、木質化していないブロッコリーの茎、天日塩および腐葉土を混合、発酵して製造されたものである、請求項1に記載のブロッコリー栽培用液肥組成物。
【請求項3】
前記薬草は、カワミドリ、高麗人参およびオケラから選択されたいずれか1つ以上である、請求項1に記載のブロッコリー栽培用液肥組成物。
【請求項4】
前記組成物は、ベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量を増加させることを特徴とする、請求項1に記載のブロッコリー栽培用液肥組成物。
【請求項5】
(a)ブロッコリーの実および木質化していない茎を含むブロッコリー副産物、および前記ブロッコリー副産物100重量部対比、天日塩および腐葉土をそれぞれ0.2重量部で混合するステップと、
(b)前記(a)の混合物を常温で熟成するステップと、
(c)薬草:スベリヒユ:ノリ:ヒジキを1:1:1:1の重量比で混合するステップと、
(d)前記(c)の混合物100重量部に対して、天日塩および腐葉土をそれぞれ0.2重量部で混合するステップと、
(e)前記(d)の混合物を常温で熟成するステップと、
(f)前記(b)の熟成物と(e)の熟成物とを1:1で混合するステップとを含むブロッコリー栽培用液肥組成物の製造方法。
【請求項6】
前記薬草は、カワミドリ、高麗人参およびオケラから選択されたいずれか1つ以上である、請求項4に記載のブロッコリー栽培用液肥組成物の製造方法。
【請求項7】
前記組成物は、ベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量を増加させることを特徴とする、請求項4に記載のブロッコリー栽培用液肥組成物の製造方法。
【請求項8】
ブロッコリー液肥組成物製造のための、ブロッコリー液肥、薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキの用途。
【請求項9】
請求項1に記載の組成物をブロッコリーに処理するステップを含むブロッコリーの栽培方法。
【請求項10】
ブロッコリー栽培のための、請求項1に記載の組成物の用途。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロッコリー栽培用液肥組成物およびその用途に関する。
【背景技術】
【0002】
液肥は液状の肥料であって、水またはその他の溶剤に植物が必要とする栄養分が溶解していたり、養分または微生物などの微細な粒子が溶剤に分散している形態を有する。最近、作物栽培の大面積化、施設化、機械化および自動化に伴い、果樹を含む多くの作物の栽培において作物が必要とする栄養分を液肥の形態で作物に施肥する場合が大幅に増えている。
【0003】
一方、ブロッコリー(Broccoli)は、米タイムズ紙が選定したトップ10入りのスーパーフード(super food)であって、味はキャベツに似ているが、ややまろやかな性質があり、およそ100gあたり、ビタミンC114mg、カロテン1.9mg、カリウム164mg、カルシウム150mgなどが含有されており、鉄分も他の野菜に比べて2倍も多く含有されている。ビタミンCは、レモン(lemon)の2倍の量で含有されており、抗癌効果があるベータカロテン、セレンなどの成分を含有しており、抗酸化物質のスルホラファンが他の野菜に比べて10倍も豊富に含有されている。また、カルシウム、ルテイン、ビタミンAなどの多様な成分が豊富に含有されていながらもカロリーは低いことが特徴である。
【0004】
このようなブロッコリーの栽培において多様な方法が活用されているが、ブロッコリーが有する機能性成分、例えば、ベータカロテンまたはポリフェノールの含有量を高めるための多様な研究が行われており、本発明の発明者は、長い間の研究の末、ブロッコリーの機能性成分の含有量を高められる液肥を発明するに至った。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一態様は、ブロッコリー液肥、薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキを含むブロッコリー栽培用液肥組成物を提供することを目的とする。
【0006】
本発明の他の態様は、(a)ブロッコリーの実および木質化していない茎を含むブロッコリー副産物、および前記ブロッコリー副産物100重量部対比、天日塩および腐葉土をそれぞれ0.2重量部で混合するステップと、(b)前記(a)の混合物を常温で熟成するステップと、(c)薬草:スベリヒユ:ノリ:ヒジキを1:1:1:1の重量比で混合するステップと、(d)前記(c)の混合物100重量部に対して、天日塩および腐葉土をそれぞれ0.2重量部で混合するステップと、(e)前記(d)の混合物を常温で熟成するステップと、(f)前記(b)の熟成物と(e)の熟成物とを1:1で混合するステップとを含むブロッコリー栽培用液肥組成物の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
本発明の他の態様は、ブロッコリー液肥組成物製造のための、ブロッコリー液肥、薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキの用途を提供することを目的とする。
【0008】
本発明の他の態様は、前記組成物をブロッコリーに処理するステップを含むブロッコリーの栽培方法を提供することを目的とする。
【0009】
本発明の他の態様は、ブロッコリー栽培のための、前記組成物の用途を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様は、ブロッコリー液肥、薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキを含むブロッコリー栽培用液肥組成物を提供する。
【0011】
本発明の一具体例として、前記ブロッコリー液肥は、ブロッコリーの実、木質化していないブロッコリーの茎、天日塩および腐葉土を混合、発酵して製造されたものであってもよい。
【0012】
本発明の一具体例として、前記薬草は、カワミドリ、高麗人参およびオケラから選択されたいずれか1つ以上であってもよい。
【0013】
本発明の一具体例として、前記組成物は、ベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量を増加させるものであってもよい。
【0014】
本発明の一態様として、(a)ブロッコリーの実および木質化していない茎を含むブロッコリー副産物、および前記ブロッコリー副産物100重量部対比、天日塩および腐葉土をそれぞれ0.2重量部で混合するステップと、(b)前記(a)の混合物を常温で熟成するステップと、(c)薬草:スベリヒユ:ノリ:ヒジキを1:1:1:1の重量比で混合するステップと、(d)前記(c)の混合物100重量部に対して、天日塩および腐葉土をそれぞれ0.2重量部で混合するステップと、(e)前記(d)の混合物を常温で熟成するステップと、(f)前記(b)の熟成物と(e)の熟成物とを1:1で混合するステップとを含むブロッコリー栽培用液肥組成物の製造方法を提供する。
【0015】
本発明の一具体例として、前記薬草は、カワミドリ、高麗人参およびオケラから選択されたいずれか1つ以上であってもよい。
【0016】
本発明の一具体例として、前記組成物は、ベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量を増加させるものであってもよい。
【0017】
本発明の他の態様は、ブロッコリー液肥組成物製造のための、ブロッコリー液肥、薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキの用途を提供する。
【0018】
本発明の他の態様は、前記組成物をブロッコリーに処理するステップを含むブロッコリーの栽培方法を提供する。
【0019】
また、本発明の他の態様は、ブロッコリー栽培のための、前記組成物の用途を提供する。
【発明の効果】
【0020】
本発明のブロッコリー栽培用液肥組成物は、ブロッコリーの栽培過程で施肥されて、機能性成分、ベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量が増加したブロッコリーとして栽培することができる。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の一態様は、ブロッコリー液肥、薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキを含むブロッコリー栽培用液肥組成物を提供する。
【0022】
前記組成物は、ベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量を増加させることを特徴とする。具体的には、前記組成物は、ブロッコリーを栽培する時、施肥されて栽培されたブロッコリー中の機能性成分であるベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量が増加したものであってもよい。
【0023】
本発明の他の態様は、(a)ブロッコリーの実および木質化していない茎を含むブロッコリー副産物、および前記ブロッコリー副産物100重量部対比、天日塩および腐葉土をそれぞれ0.2重量部で混合するステップと、(b)前記(a)の混合物を常温で熟成するステップと、(c)薬草:スベリヒユ:ノリ:ヒジキを1:1:1:1の重量比で混合するステップと、(d)前記(c)の混合物100重量部に対して、天日塩および腐葉土をそれぞれ0.2重量部で混合するステップと、(e)前記(d)の混合物を常温で熟成するステップと、(f)前記(b)の熟成物と(e)の熟成物とを1:1で混合するステップとを含むブロッコリー栽培用液肥組成物の製造方法を提供する。
【0024】
本発明の一具体例において、前記ブロッコリー液肥は、ブロッコリーの実、木質化していないブロッコリーの茎、天日塩および腐葉土を混合、発酵して製造されたものであってもよい。
【0025】
本発明の一具体例において、前記薬草は、カワミドリ、高麗人参およびオケラから選択されたいずれか1つ以上であってもよく、具体的には、カワミドリ、高麗人参およびオケラのすべてであってもよい。
【0026】
前記カワミドリ、高麗人参、オケラ、スベリヒユ、ノリおよびヒジキは、公知の入手経路を通して入手されたものを使用することができ、自然から直接採取、栽培、養殖されたもの、または公知の入手先から購入して使用することもできる。
【0027】
前記製造方法により製造された組成物は、ベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量を増加させることを特徴とする。具体的には、前記組成物は、ブロッコリーを栽培する時、施肥されて栽培されたブロッコリー中の機能性成分であるベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量が増加したものであってもよい。
【0028】
本発明の他の態様は、ブロッコリー液肥組成物製造のための、ブロッコリー液肥、薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキの用途を提供する。
【0029】
前記ブロッコリー液肥は、上述のように、ブロッコリーの実および木質化していない茎を含むブロッコリー副産物、および前記ブロッコリー副産物100重量部対比、天日塩および腐葉土をそれぞれ0.2重量部で混合し、前記混合物を常温で熟成して製造できる。
【0030】
前記薬草は、カワミドリ、高麗人参およびオケラから選択されたいずれか1つ以上、具体的には、カワミドリ、高麗人参およびオケラであってもよい。
【0031】
前記薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキは、1:1:1:1の重量比で混合し、前記混合物100重量部に対して、天日塩および腐葉土をそれぞれ0.2重量部で混合した後、常温で熟成したものであってもよく、前記ブロッコリー液肥と薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキ、具体的には、薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキの熟成物とは、1:1の比率で混合したものであってもよい。
【0032】
前記ブロッコリー液肥組成物製造のための用途として使用されるブロッコリー液肥、薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキは、ベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量を増加させることを特徴とする。具体的には、前記ブロッコリー液肥、薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキは、ブロッコリーを栽培する時、施肥されて栽培されたブロッコリー中の機能性成分であるベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量を増加させるブロッコリー液肥組成物を製造することができる。
【0033】
本発明の他の態様は、前記組成物をブロッコリーに処理するステップを含むブロッコリーの栽培方法を提供する。
【0034】
前記組成物に関する内容は、上述の通りである。
【0035】
前記組成物をブロッコリーに処理するステップは、公知の方法で行われる。具体的には、前記組成物をブロッコリーが成長している土壌に処理、根に処理、種子に処理、植物体に噴霧、またはこれらの組み合わせの方法で処理するものであってもよい。
【0036】
また、本発明の他の態様は、ブロッコリー栽培のための、前記組成物の用途を提供する。
【0037】
上述のように、本発明の前記組成物は、ブロッコリー液肥、薬草、スベリヒユ、ノリおよびヒジキがベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量を増加させることができるため、前記組成物は、ブロッコリーを栽培する時、施肥されて栽培されたブロッコリー中の機能性成分であるベータカロテン、ビタミンCおよびポリフェノールのいずれか1つの含有量を増加させることができる。
【0038】
(実施例)
以下、一つ以上の具体例を通じてより詳細に説明する。しかし、これらの実施例は一つ以上の具体例を例として説明するためのものであり、本発明の範囲がこれらの実施例に限定されるものではない。
【0039】
実施例1:ブロッコリー栽培用液肥組成物の製造
【0040】
実施例1-1.ブロッコリー液肥の製造
ブロッコリー液肥は110Lの水槽にブロッコリー副産物80%を満たし、天日塩200g+腐葉土200gを入れた後、水100Lを満たし、蓋をして1年以上腐熟発酵させた。
【0041】
実施例1-2.ブロッコリー栽培用液肥組成物の製造
薬草(カワミドリ、高麗人参およびオケラ):スベリヒユ:ノリ:ヒジキを1:1:1:1の重量比で混合し、前記混合物100重量部に対して、天日塩および腐葉土をそれぞれ0.2重量部で混合し、常温で熟成した。
【0042】
前記熟成された熟成物と前記1-1.のブロッコリー液肥とを1:1の比率で混合して、ブロッコリー栽培用液肥組成物を製造した。
【0043】
製造されたブロッコリー栽培用液肥組成物は20倍(5%)に希釈して、液肥混合器を用いてブロッコリーに潅水した(潅水回数4回)。
【0044】
前記ブロッコリー栽培用液肥組成物の製造または以下の実験で使用される原料の入手先は、次の通りである。
【表1】
【0045】
実験例1:ブロッコリー栽培用液肥組成物の生育特性の確認
実施例1で製造されたブロッコリー栽培用液肥組成物の生育特性を確認した。具体的には、慣行施肥法(B1)、実施例1の組成物(ブロッコリー液肥+薬草(3種)+スベリヒユ+ノリ+ヒジキ、B2)、ブロッコリー液肥(B3)、ブロッコリー+高麗人参+ノリ(B4)、ブロッコリー+ステビア(B5)をブロッコリー栽培時に処理し、ブロッコリーの後期の生育特性を確認した。
【0046】
その結果、表2から確認されるように、草丈、葉長、葉幅、葉数、球高、球幅などの生育特性は処理間で差が現れないことが分かり、液肥の肥料成分の差は大きくないと考えられ、数量は病虫害被害などの損失がなかったため、差が現れないことを確認した。
【表2】
【0047】
実験例2:液肥処理別のブロッコリー成分の分析確認
実施例1で製造されたブロッコリー栽培用液肥組成物の処理によるブロッコリー成分、特に機能性成分の変化を確認した。具体的には、実験例2で栽培されたブロッコリーの成分を分析した。
【0048】
その結果、表3から確認されるように、液肥処理別のブロッコリーの花芽の栄養成分は、本発明の液肥処理区において対照区(慣行施肥、B1)に比べてベータカロテン267%、ビタミンC153%、ポリフェノール130%増加したことを確認した。これにより、本発明の液肥組成物は、ブロッコリーの機能性成分の含有量を増加させることが分かる。
【表3】
【0049】
以上、本発明について好ましい実施例を中心に説明した。本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明が本発明の本質的な特性を逸脱しない範囲で変形された形態で実現できることを理解するであろう。そのため、開示された実施例は限定的な観点ではなく説明的な観点で考慮されなければならない。本発明の範囲は上述した説明ではなく特許請求の範囲に示されており、それと同等範囲内にあるすべての差異は本発明に含まれていると解釈されなければならない。

【国際調査報告】