(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-09
(54)【発明の名称】グリッパアセンブリ
(51)【国際特許分類】
B65G 1/04 20060101AFI20240702BHJP
B66C 1/66 20060101ALI20240702BHJP
B65G 1/00 20060101ALN20240702BHJP
【FI】
B65G1/04 555Z
B66C1/66 K
B65G1/00 501C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580426
(86)(22)【出願日】2022-06-28
(85)【翻訳文提出日】2024-02-13
(86)【国際出願番号】 EP2022067757
(87)【国際公開番号】W WO2023275064
(87)【国際公開日】2023-01-05
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515134368
【氏名又は名称】オカド・イノベーション・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヨハニソン、ビルヘルム・カール
(72)【発明者】
【氏名】モス、アリス
(72)【発明者】
【氏名】スン、シュエン
(72)【発明者】
【氏名】グルーバー、マルテ
(72)【発明者】
【氏名】フォールマン、マンス
【テーマコード(参考)】
3F004
3F022
【Fターム(参考)】
3F004AA01
3F004AB12
3F004AB19
3F004AD01
3F004AD04
3F004AD07
3F004AD08
3F004EA24
3F022AA15
3F022EE09
3F022FF01
3F022JJ11
3F022KK11
3F022KK20
(57)【要約】
本発明は、グリッパアセンブリに関し、特に、保管コンテナを運ぶために使用される積荷取扱デバイスのためのグリッパアセンブリに関する。一実施形態では、グリッパアセンブリは、グリッパアームが保管コンテナと係合することができる開構成と、グリッパアームが保管コンテナと係合することを防止される閉鎖構成との間で移動可能な一対のグリッパアームを備える。グリッパアセンブリは、プランジャと、プランジャに接続された2つのピンとを有するアクチュエータをさらに備え、各ピンは、各グリッパアーム内に形成されたそれぞれのトラック内に受け入れられる。プランジャは、一対のグリッパアームを開構成に移動させるための開ストローク、および一対のグリッパアームを閉構成に移動させるための閉ストロークで移動するように構成される。
【選択図】
図7c
【特許請求の範囲】
【請求項1】
グリッドフレームワーク構造中に積み重ねられた保管コンテナを持ち上げて移動させるための積荷取扱デバイスであって、
複数のグリッド空間を備えるグリッドパターンを形成するために、平行なレール又はトラックの第1のセットと、実質的に水平な平面内でレール又はトラックの第1のセットに対して実質的に垂直に伸張する平行なレール又はトラックの第2のセットとを備え、ここで、グリッドは、保管コンテナが複数のグリッド空間を通して垂直方向に直立材の間に積み重ねられ、直立材によってガイドされるように、グリッドの下方に複数の垂直保管ロケーションを形成するために、直立材のセットによって支持され、
前記積荷取扱デバイスは、
平行なレールまたはトラックの第1のセットと係合するように配置されているホイールの第1のセットと、平行なレールまたはトラックの第2のセットと係合するように配置されているホイールの第2のセットとに取り付けられた本体と、
保管コンテナにラッチするためのグリッパアセンブリとを備え、前記グリッパアセンブリは、
一対のグリッパアームが保管コンテナと係合することができる開構成と、前記一対のグリッパアームが保管コンテナと係合することを防止される閉構成との間で移動可能である前記一対のグリッパアームと、ここで、前記一対のグリッパアームの各グリッパアームはトラックを備え、
プランジャおよび前記プランジャに接続された2つのピンを備えるアクチュエータとを備え、各ピンは、前記一対のグリッパアームのそれぞれのトラック内に移動可能に受け入れられ、ここで、前記プランジャは、前記一対のグリッパアームを前記開構成に移動させるための開ストローク、および前記一対のグリッパアームを前記閉構成に移動させるための閉ストロークで移動するように構成され、前記トラックは、前記一対のグリッパアームが前記閉構成にあるときに前記閉ストロークの方向に互いに対して分岐するように配置される、積荷取扱デバイス。
【請求項2】
前記一対のグリッパアームの各グリッパアームは、それぞれの回転軸の周りを移動可能である、請求項1に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項3】
前記トラックは、前記回転軸と、前記プランジャに接続された前記トラックのそれぞれのグリッパアームの端部との間に位置付けられる、請求項2に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項4】
前記トラックは、前記回転軸と、保管コンテナを係合するように構成された前記トラックのそれぞれのグリッパアームの端部との間に位置付けられる、請求項2に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項5】
前記トラックは、それぞれのグリッパアームの回転軸からオフセットされており、それぞれのグリッパアームの回転軸の両側に延びている、請求項2記載の積荷取扱デバイス。
【請求項6】
各グリッパアームの前記トラックはスロットを備え、ここで、前記2つのピンは、それらのそれぞれのスロットを通って伸張し、それらの端部のそれぞれにおいて前記プランジャに接続される、請求項1から5のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項7】
前記グリッパアセンブリは、前記プランジャと前記ピンとを接続するブレースをさらに備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項8】
前記ブレースは、前記ピン間の相対的な空間移動を実質的に防止する、請求項7に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項9】
前記ブレースおよびピンは、各ピンがその長手方向軸の周りを回転することを可能にするように構成される、請求項7又は8に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項10】
前記グリッパアセンブリは、前記グリッパアセンブリの移動を保管コンテナに対して制限するように構成されたハウジングをさらに備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項11】
前記ピンおよびトラックは、前記ハウジング内に位置付けられる、請求項10に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項12】
前記グリッパアセンブリは、前記グリッパアームを前記開構成に付勢するための付勢手段をさらに備える、請求項1から11のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項13】
各グリッパアームの回転軸は、前記グリッパアームの外側に向かって位置付けられている、請求項2または請求項2に従属するいずれかの請求項に従属する場合の請求項12に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項14】
グリッドフレームワーク構造中に積み重ねられた保管コンテナを持ち上げて移動させるための積荷取扱デバイスであって、
複数のグリッド空間を備えるグリッドパターンを形成するために、平行なレール又はトラックの第1のセットと、実質的に水平な平面内でレール又はトラックの第1のセットに対して実質的に垂直に伸張する平行なレール又はトラックの第2のセットとを備え、ここで、グリッドは、保管コンテナが複数のグリッド空間を通して垂直方向に直立材の間に積み重ねられ、直立材によってガイドされるように、グリッドの下方に複数の垂直保管ロケーションを形成するために、直立材のセットによって支持され、
前記積荷取扱デバイスは、
平行なトラックまたはレールの第1のセットと係合するように配置されているホイールの第1のセットと、平行なトラックまたはレールの第2のセットと係合するように配置されているホイールの第2のセットとに取り付けられた本体と、
保管コンテナにラッチするためのグリッパアセンブリとを備え、前記グリッパアセンブリは、
本体セクションと、
アームが前記本体セクション内に受け入れられる収容位置と、保管コンテナと係合するための展開位置との間で移動するように構成された単一のグリッパアームと、
前記アームに接続されたピンを備えるアクチュエータとを備え、前記ピンは、前記アームを前記収容位置と前記展開位置との間でそれぞれ移動させるために、第1の位置と第2の位置との間で移動するように構成されている、積荷取扱デバイス。
【請求項15】
前記ピンは、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動するために、その長手方向軸の周りを回転するように構成される、請求項14に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項16】
前記本体セクションは、前記グリッパアセンブリの移動を保管コンテナに対して制限するように構成されたカラーを備える、請求項14または15に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項17】
前記アクチュエータから離れた前記本体セクションの端部はテーパ状である、請求項14から16のいずれか1項に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項18】
前記グリッパアセンブリは、前記アームを前記展開位置に付勢するための付勢手段をさらに備える、請求項14から17のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項19】
前記ピンは、前記グリッパアームの両側で前記本体セクション内に延びる、請求項14から18のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項20】
前記グリッパアームは、前記本体セクションと摺動可能に係合するように構成された頂点をそれぞれ有する凸面を備える、請求項14から19のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項21】
グリッドフレームワーク構造中に積み重ねられた保管コンテナを持ち上げて移動させるための積荷取扱デバイスであって、
複数のグリッド空間を備えるグリッドパターンを形成するために、平行なレール又はトラックの第1のセットと、実質的に水平な平面内でレール又はトラックの第1のセットに対して実質的に垂直に伸張する平行なレール又はトラックの第2のセットとを備え、ここで、グリッドは、保管コンテナが複数のグリッド空間を通して垂直方向に直立材の間に積み重ねられ、直立材によってガイドされるように、グリッドの下方に複数の垂直保管ロケーションを形成するために、直立材のセットによって支持され、
前記積荷取扱デバイスは、
平行なレールまたはトラックと係合するように配置されているホイールの第1のセットと、平行なレールまたはトラックと係合するように配置されているホイールの第2のセットとに取り付けられた本体と、
保管コンテナにラッチするためのグリッパアセンブリとを備え、前記グリッパアセンブリは、
収容構成と、保管コンテナと係合するための展開構成との間で移動可能な一対のグリッパアームと、
前記展開構成において前記一対のグリッパアームを付勢する力を提供する付勢手段と、
2本のワイヤを備えるアクチュエータとを備え、各ケーブルは一対のグリッパアームのそれぞれのグリッパアームに接続され、ここで、前記アクチュエータは、前記2本のワイヤを引っ張って前記一対のグリッパアームを前記収容構成に移動させ、前記付勢手段の力の下で前記グリッパアームが前記展開構成に戻ることを可能にするように構成される、積荷取扱デバイス。
【請求項22】
前記アクチュエータは、前記一対のグリッパアームを移動させるために前記2本のワイヤを巻き、前記付勢手段の力の下で前記グリッパアームが前記展開構成に戻ることを可能にするために前記2本のワイヤを解くように構成される、請求項21に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項23】
前記グリッパアセンブリは、本体セクションをさらに備え、前記2本のワイヤは、前記アクチュエータと前記本体セクションを通るそれぞれのグリッパアームとの間に伸張する、請求項21または22に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項24】
前記アクチュエータから離れた前記本体セクションの端部は、テーパ状である、請求項23に記載の積荷取扱デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、グリッパアセンブリに関し、特に、積荷取扱デバイスのためのグリッパアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
ロボット式積荷取扱デバイスは、英国特許出願番号GB2520104A(Ocado Innovation Limited)に記載されている。このような積荷取扱デバイスは、ビンまたはコンテナのスタックの上にグリッドを形成するトラックシステム上を制御可能に移動される。所定の積荷取扱デバイスが、スタックの最上部からターゲットコンテナを持ち上げ、ターゲットコンテナには、顧客注文を履行するために必要な在庫アイテムが入っている。ターゲットコンテナは、ピックステーションに運ばれ、ここで、必要な在庫アイテムが、ターゲットコンテナから手動で取り出されて、配送コンテナに配置され、配送コンテナは、顧客注文の一部を形成し、適時に発送するために手動で詰め込まれる。例えば、英国特許出願番号GB2524383B(Ocado Innovation Limited)に記載されるように、ピックステーションにおいて、これらアイテムはまた、このような作業に好適な産業用ロボットによってピッキングされてもよい。積荷取扱デバイスはそれぞれ、ターゲットコンテナに係合するためのコンテナ係合アセンブリと、コンテナ係合アセンブリを下降および上昇させるためのコンテナ持ち上げ手段とを備える。コンテナ係合アセンブリは、コンテナ係合アセンブリをターゲットコンテナに接続するグリッパアセンブリを備える。グリッパアセンブリは、繰り返しの使用に耐えることができるように、頑丈で、信頼性があり、ターゲットコンテナの重量を支持することができることが必須である。
【0003】
本発明は、こうした背景に対して考案されたものである。
【発明の概要】
【0004】
したがって、第1の態様において、グリッドフレームワーク構造中に積み重ねられた保管コンテナを持ち上げて移動させるための積荷取扱デバイスが提供され、複数のグリッド空間を備えるグリッドパターンを形成するために、平行なレール又はトラックの第1のセットと、実質的に水平な平面内でレール又はトラックの第1のセットに対して実質的に垂直に伸張する平行なレール又はトラックの第2のセットとを備え、ここで、グリッドは、保管コンテナが複数のグリッド空間を通して垂直方向に直立材の間に積み重ねられ、直立材によってガイドされるように、グリッドの下方に複数の垂直保管ロケーションを形成するために、直立材のセットによって支持され、積荷取扱デバイスは、平行なレールまたはトラックの第1のセットと係合するように配置されているホイールの第1のセットと、平行なレールまたはトラックの第2のセットと係合するように配置されているホイールの第2のセットとに取り付けられた本体と、保管コンテナにラッチするためのグリッパアセンブリとを備え、グリッパアセンブリは、一対のグリッパアームが保管コンテナと係合することができる開構成と、一対のグリッパアームが保管コンテナと係合することを防止される閉構成との間で移動可能である一対のグリッパアームと、ここで、一対のグリッパアームの各グリッパアームはトラックを備え、プランジャおよびプランジャに接続された2つのピンを備えるアクチュエータとを備え、各ピンは、一対のグリッパアームのそれぞれのトラック内に移動可能に受け入れられ、ここで、プランジャは、一対のグリッパアームを開構成に移動させるための開ストローク、および一対のグリッパアームを閉構成に移動させるための閉ストロークで移動するように構成され、ここで、トラックは、一対のグリッパアームが閉構成にあるときに閉ストロークの方向に互いに対して分岐するように配置される。
【0005】
任意選択的に、一対のグリッパアームの各グリッパアームは、それぞれの回転軸の周りで移動可能である。
【0006】
任意選択的に、トラックは、回転軸と、プランジャに接続されたそれぞれのグリッパアームの端部との間に位置付けられる。
【0007】
あるいは、トラックは、回転軸と、保管コンテナに係合するように構成されたそれぞれのグリッパアームの端部との間に位置付けられる。
【0008】
任意選択的に、トラックは、それぞれのグリッパアームの回転軸からオフセットされ、その回転軸の両側に伸張する。
【0009】
任意選択的に、各グリッパアームのトラックはスロットを備え、ここで、2つのピンはそれぞれのスロットを通って延び、それらの端部のそれぞれでプランジャに接続される。
【0010】
任意選択的に、グリッパアセンブリは、プランジャとピンとを接続するブレースをさらに備える。
【0011】
任意選択的に、ブレースはピン間の相対的な空間移動を実質的に防止する。
【0012】
任意選択的に、ブレースおよびピンは、各ピンがその長手方向軸を中心に回転することを可能にするように構成される。
【0013】
任意選択的に、グリッパアセンブリは、保管コンテナに対するグリッパアセンブリの移動を制限するように構成されたハウジングをさらに備える。
【0014】
任意選択的に、ピンおよびトラックはハウジング内に位置付けられる。
【0015】
任意選択的に、グリッパアセンブリは、グリッパアームを開構成に付勢するための付勢手段をさらに備える。
【0016】
任意選択的に、各グリッパアームの回転軸は、グリッパアームの外側に向かって位置付けられる。
【0017】
第2の態様において、グリッドフレームワーク構造中に積み重ねられた保管コンテナを持ち上げて移動させるための積荷取扱デバイスが提供され、複数のグリッド空間を備えるグリッドパターンを形成するために、平行なレール又はトラックの第1のセットと、実質的に水平な平面内でレール又はトラックの第1のセットに対して実質的に垂直に伸張する平行なレール又はトラックの第2のセットとを備え、ここで、グリッドは、保管コンテナが複数のグリッド空間を通して垂直方向に直立材の間に積み重ねられ、直立材によってガイドされるように、グリッドの下方に複数の垂直保管ロケーションを形成するために、直立材のセットによって支持され、積荷取扱デバイスは、平行なトラックまたはレールの第1のセットと係合するように配置されているホイールの第1のセットと、平行なトラックまたはレールの第2のセットと係合するように配置されているホイールの第2のセットとに取り付けられた本体と、保管コンテナにラッチするためのグリッパアセンブリとを備え、グリッパアセンブリは、本体セクションと、アームが本体セクション内に受け入れられる収容位置と、保管コンテナと係合するための展開位置との間で移動するように構成された単一のグリッパアームと、アームに接続されたピンを備えるアクチュエータとを備え、ここで、ピンは、アームを収容位置と展開位置との間でそれぞれ移動させるために、第1の位置と第2の位置との間で移動するように構成されている。
【0018】
任意選択的に、ピンは、その長手方向軸の周りを回転して第1の位置と第2の位置との間で移動するように構成される。
【0019】
任意選択的に、本体セクションは、保管コンテナに対するグリッパアセンブリの移動を制限するように構成されたカラーを備える。
【0020】
任意選択的に、アクチュエータから離れた本体セクションの端部はテーパ状である。
【0021】
任意選択的に、グリッパアセンブリは、アームを展開位置に付勢するための付勢手段をさらに備える。
【0022】
任意選択的に、ピンは、グリッパアームの両側で本体セクション内に延びる。
【0023】
任意選択的に、グリッパアームは、本体セクションと摺動可能に係合するように構成された頂点をそれぞれ有する凸面を備える。
【0024】
グリッドフレームワーク構造中に積み重ねられた保管コンテナを持ち上げて移動させるための積荷取扱デバイスであって、複数のグリッド空間を備えるグリッドパターンを形成するために、平行なレール又はトラックの第1のセットと、実質的に水平な平面内でレール又はトラックの第1のセットに対して実質的に垂直に伸張する平行なレール又はトラックの第2のセットとを備え、ここで、グリッドは、保管コンテナが複数のグリッド空間を通して垂直方向に直立材の間に積み重ねられ、直立材によってガイドされるように、グリッドの下方に複数の垂直保管ロケーションを形成するために、直立材のセットによって支持され、積荷取扱デバイスは、平行なレールまたはトラックと係合するように配置されているホイールの第1のセットと、平行なレールまたはトラックと係合するように配置されているホイールの第2のセットとに取り付けられた本体と、保管コンテナにラッチするためのグリッパアセンブリとを備え、グリッパアセンブリは、収容構成と、保管コンテナと係合するための展開構成との間で移動可能な一対のグリッパアームと、展開構成において一対のグリッパアームを付勢する力を提供する付勢手段と、2本のワイヤを備えるアクチュエータとを備え、各ケーブルは一対のグリッパアームのそれぞれのグリッパアームに接続され、ここで、アクチュエータは、2本のワイヤを引っ張って一対のグリッパアームを収容構成に移動させ、付勢手段の力の下でグリッパアームが展開構成に戻ることを可能にするように構成される。
【0025】
任意選択的に、アクチュエータは、一対のグリッパアームを移動させるために2本のワイヤを巻き、付勢手段の力の下でグリッパアームが展開構成に戻ることを可能にするために2本のワイヤを巻き出すように構成される。
【0026】
任意選択的に、グリッパアセンブリは本体セクションをさらに備え、2本のワイヤは本体セクションを通って伸張する。
【0027】
任意選択的に、アクチュエータから離れた本体セクションの端部はテーパ状である。
【0028】
上記の態様の全てにおいて、アクチュエータは、ソレノイドもしくは別のタイプのリニアアクチュエータ、またはサーボモータであることができる。
【0029】
本発明のこれらおよび他の態様を、添付の図面を参照して、単なる例として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】
図1は、保管構造およびコンテナを概略的に図示する。
【
図2】
図2は、
図1に図示する保管構造の上のトラックを概略的に図示する。
【
図3】
図3は、
図1に図示する保管構造の上の積荷取扱デバイスを概略的に図示する。
【
図4】
図4は、コンテナ持ち上げ手段とコンテナ係合アセンブリが下降構成にある、単一の積荷取扱デバイスを概略的に図示する。
【
図5】
図5は、
図4のコンテナ持ち上げ手段が上昇構成および下降構成にある、単一の積荷取扱デバイスの切り欠き図を概略的に図示する。
【
図6】
図6aおよび
図6bは、
図4のコンテナ係合アセンブリと共に使用するためのグリッパアセンブリの第1の実施形態を示す。
【
図7】
図7aから
図7dは、
図4のコンテナ係合アセンブリと共に使用するためのグリッパアセンブリの第2の実施形態を示す。
【
図8】
図7aから
図7dのグリッパアセンブリのブレースの斜視図である。
【
図9】
図9aおよび
図9bは、
図4のコンテナ係合アセンブリと共に使用するためのグリッパアセンブリの第3の実施形態を示す。
【
図10】
図10aから
図10cは、
図4のコンテナ係合アセンブリと共に使用するためのグリッパアセンブリの第4の実施形態を示す。
【
図11】
図11aおよび
図11bは、
図4のコンテナ係合アセンブリと共に使用するためのグリッパアセンブリの第5の実施形態を示す。
【
図12】
図12aおよび
図12bは、
図4のコンテナ係合アセンブリと共に使用するためのグリッパアセンブリの第6の実施形態を示す。
【
図13】
図13aから
図13cは、
図4のコンテナ係合アセンブリと共に使用するためのグリッパアセンブリの第7の実施形態を示す。
【
図14】
図14aから
図14cは、
図4のコンテナ係合アセンブリと共に使用するためのグリッパアセンブリの第8の実施形態を示す。
【
図15】
図15aから
図15cは、
図4のコンテナ係合アセンブリと共に使用するためのグリッパアセンブリの第9の実施形態を示す。
【
図16】
図16aおよび
図16bは、
図4のコンテナ係合アセンブリと共に使用するためのグリッパアセンブリの第10の実施形態を示す。
【
図17】
図17aから
図17eは、
図4のコンテナ係合アセンブリと共に使用するためのグリッパアセンブリの第11の実施形態を示す。
【0031】
図面において、同様の特徴は、必要に応じて同様の参照符号によって示される。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下の実施形態は、本発明がどのように実施されるかの好ましい例を表すが、それらは、必ずしも、これがどのように達成されることができるかの唯一の例ではない。これらの例は、当業者が本発明を実施することができるように十分詳細に記載される。添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲から逸脱することなく、他の例が利用されてもよく、構造的変更を行うことができる。さらに、方向の参照および暗黙の向きを有する任意の他の用語は、本明細書に記載された特定の例の読者の理解を助けるために例として与えられる。それらは、添付の特許請求の範囲に具体的に記載されていない限り、特に本発明の位置、向き、または使用に関して、要件または限定であると読まれるべきではない。同様に、接続に関する言及(例えば、取り付けられた、結合された、接続された、接合された、固定されたなど)は、広く解釈されるべきであり、要素の接続と要素間の相対運動との間の中間部材を含んでいてもよい。したがって、接続に関する言及は、添付の特許請求の範囲に具体的に記載されていない限り、2つの要素が直接接続され、互いに固定された関係にあることを必ずしも意味しない。同様に、nが、x、yおよびzのうちの1つである「n方向への移動」という文言は、いずれかの方向(即ち、n軸の正の端部に向かう又はn軸の負の端部に向かう)両方の方向における、n軸に実質的に沿った又は平行な移動を意味することが意図される。
【0033】
図1は、直立材3と、直立材3によって支持される水平部材5、7と、を備える保管構造1を図示する。水平部材7は、互いに平行に、かつ図示されたx軸に平行に延び、水平部材5は、互いに平行に、かつ図示されたy軸に平行に、水平部材7に対して横方向に延びる。直立材3は、互いにおよび例示されたx軸に平行に伸張する。水平部材5、7は、複数のグリッドセルを規定するグリッドパターンを形成する。図示された例では、コンテナ9は、グリッドパターンによって規定されたグリッドセルの下にスタック11において配置されており、1グリッドセル当たりコンテナ9の1つのスタック11である。
【0034】
図2は、
図1に図示された保管構造1の一部を形成し、水平部材5、7の上部に位置する、概して13で示されたトラック構造のセクションの拡大平面図を示す。トラック構造13は、水平部材5、7自体によって(例えば、水平部材5、7の表面内又は表面上に形成されている)、又は水平部材5、7の上部に取り付けられた1つ以上の追加の構成要素によって提供されてもよい。図示されたトラック構造13は、x方向トラック17およびy方向トラック19を備える。この場合、トラックの第1のセット17はx方向に伸張し、トラックの第2のセット19は、トラックの第1のセット17を横切るy方向に伸張する。トラック17、19は、グリッドセルの中央にアパーチャ15を規定する。アパーチャ15は、グリッドセルの下に位置するコンテナ9がアパーチャ15を通って持ち上げられおよび下降されることを可能にするように、サイズ決定されている。トラックの第1のセット17は、リッジ21によって分離された対で設けられており、トラックの第2のセット19は、リッジ23によって分離された対で設けられている。トラック構造13の他の配置も可能である。
【0035】
図3は、
図1に図示された保管構造1の上部を移動している複数のロボット積荷取扱デバイス31を示す。ロボット31又はボット31とも呼ばれることができる積荷取扱デバイス31には、方向転換アセンブリ(図示せず)およびホイールのセットが設けられ、ボット31が、トラック構造13にわたって(across)移動し、特定のグリッドセルに到達することを可能にするために、対応するx方向トラック17又はy方向トラック19と係合する。上述のように、トラック17、19のセットは、一対のボット31が隣接するグリッドセルを占有するか、または衝突することなく互いに通過することを可能にするリッジ21、23によって分離される。
【0036】
図4に詳細に図示されるように、ボット31は、ボット31がその意図された機能を実行することを可能にする1つ以上の構成要素がその中に又はそれに取り付けられた本体33を備える。これらの機能は、トラック構造13上で保管構造1にわたって移動することと、スタック11から又はスタック11へコンテナ9を上昇又は下降させることと、を含んでいてもよく、これにより、ボット31は、グリッドパターンによって規定された特定の場所にあるコンテナ9を取り出し又はそこに置くことができる。
【0037】
以前の機能を実行するために、ボット31は、第1のセットのホイール35と、第2のセットのホイール37と、を備え、これらは、本体33に取り付けられており、ボット31がそれぞれトラック17および19に沿って、それぞれx方向およびy方向に移動することを可能にする。特に、2つのホイール35が、
図4で見えるボット31の短い方の側面36に設けられており、更なる2つのホイール35が、ボット31の反対側の短い方36の側面に設けられている。ホイール35は、本体33に回転可能に取り付けられ、ボット31がトラック17に沿って移動することを可能にするためにトラック17と係合するように構成される。同様に、2つのホイール37が、
図4で見えるボット31の長い方の側面38に設けられており、更なる2つのホイール37が、ボット31の反対側の長い方の側面38に設けられている。ホイール37は、トラック19と係合し、ボット31の本体33に回転可能に取り付けられて、ボット31がトラック19に沿って移動することを可能にする。
【0038】
ボット31が異なるホイール35、37上で第1および第2の方向に移動することを可能にするために、ボット31は、ホイールの第1のセット35をトラックの第1のセット17と選択的に係合させるか、またはホイールの第2のセット37をトラックの第2のセット19と選択的に係合させるためのホイール位置決め機構を含む。ホイール位置決め機構は、ホイールの第1のセット35および/またはホイールの第2のセット37を本体33に対して昇降させるように構成され、それによって、積荷取扱デバイス31が、保管構造1のトラック17、19を横切って第1の方向又は第2の方向のいずれかに選択的に移動することを可能にする。
【0039】
ホイール位置決め機構は、少なくともホイールのセット35、37をボット31の本体33に対して上昇および下降させて、少なくともホイール35、37の1セットをトラック17、19から離し、トラック17、19と接触させるための1つ以上の線形アクチュエータ、回転構成要素、または他の手段を含むことができる。いくつかの例では、ホイールの1セットのみが上昇および下降するように構成され、ホイールの1セットを下降させる動作は、対応するトラックから離れて他の組のホイールを効果的に持ち上げることができ、一方、ホイールの1セットを上昇させる動作は、対応するトラックと接触するようにホイールの他のセットを効果的に下降させることができる。他の例では、ホイールの両方のセットが上昇および下降されてもよく、有利には、ボット31の本体33が実質的に同じ高さに留まり、したがって、本体33およびその上に取り付けられた構成要素の重量がホイール位置決め機構によって上昇および下降される必要がないことを意味する。
【0040】
後者の機能を促進するために、ボット31は、スタック11からボット31のコンテナ収容空間または空洞内にコンテナ9を上昇させ、コンテナ収容空間からスタック11上にコンテナ9を下降させるように構成された、概して39で示されるコンテナ持ち上げ手段をさらに備える。図示されたコンテナ持ち上げ手段39は、4つのテープ又はリール41を備え、これらテープ又はリール41は、それらの下端部においてコンテナグリッパアセンブリ43に接続されている。テープ41は、必要に応じて、コンテナ係合アセンブリ43を上昇又は下降させるために、巻き上げられてもよく又は巻き下げられてもよい。テープ41の巻き上げまたは巻き下げを行うかまたは制御するために、1つ以上のモータまたは他の手段が提供されてもよい。
【0041】
図5から分かるように、図示されたボット31の本体33は、上部45と、上部45の下方に設けられた下部47とを有する。上部45は、1つ以上の動作構成要素(図示せず)を収容するように構成される。下部47は、上部45の下に配置され、コンテナ持ち上げ手段39によって持ち上げられたコンテナ9の少なくとも一部を収容するためのコンテナ収容空間または空洞を備える。コンテナ受け入れ空間は、コンテナ9の下側がトラック構造13又は保管構造1の別の部分に引っ掛かることなく、ボット31が保管構造1の上部にあるトラック構造13にわたって移動することを可能にするために、コンテナ9が十分に空洞の内部に収まることができるようにサイズ決定される。ボット31がその意図された目的地に到達するとき、コンテナ持ち上げ手段39は、テープ41を制御して、コンテナ係合アセンブリ43および対応するコンテナ9を、下側部分47内の空洞から出して意図された位置へと下降させる。意図された位置は、コンテナ9のスタック11又は保管構造1の出口点(又は、ボット31が保管構造1内に保管するためのコンテナ9を収集するために移動した場合は、保管構造1の入口点)であってもよい。図示された例では、上側部分45および下側部分47は、物理的な仕切りによって分離されているが、他の実施形態では、上側部分45および下側部分47は、ボット31の本体33の特定の構成要素又は部品によって物理的に分割されていない場合がある。
【0042】
いくつかの実施形態では、ボット31のコンテナ受け入れ空間は、ボット31の本体33内になくてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、コンテナ受け入れ空間は、(例えば、持ち上げられるコンテナの重量を釣り合わせるボット31の本体33の重量を有する片持ち梁構成で)ボット31の本体33に隣接してもよい。このような実施形態では、コンテナ持ち上げ手段39のフレームまたはアームは、ボット31の本体33から水平に突出してもよく、テープ/リール41は、突出フレーム上のそれぞれの位置に配置され、本体33に隣接するコンテナ受け入れ空間内にコンテナを上昇および下降させるために、それらの位置から上昇および下降されるように構成されてもよい。フレームがボット31の本体33に取り付けられ、そこから突出する高さは、所望の効果を提供するように選択されてもよい。例えば、フレームは、比較的大きなコンテナ又は複数のコンテナをフレームの下のコンテナ収容スペース内に持ち上げることができるように、ボット31の本体33上で高いレベルで突出することが好ましい。あるいは、フレームは、ボット31にコンテナが装填されたときにボット31の質量中心をより低く保つために、本体33の下方により低く(しかし、フレームとトラック構造13との間に少なくとも1つのコンテナを収容するのに十分な高さで)突出するように配置されてもよい。
【0043】
示す実施形態では、コンテナ係合アセンブリ43は、テープ41の下端に取り付けられたグリッパプレート49と、コンテナ9にラッチするためにその上に取り付けられた1つ以上のグリッパアセンブリ(図示せず)とを備える。例えば、テープ41の近傍でグリッパプレート49の角に設けられてもよいグリッパアセンブリは、コンテナ9の凹部または開口部と整列するように配置され、コンテナ9にラッチするために作動されると、コンテナ9の凹部または開口部と相互作用する。
【0044】
図6aおよび
図6bは、本明細書に記載された積荷取扱デバイス31で使用するための、全体として100で示されたグリッパアセンブリの第1の実施形態を示す。グリッパアセンブリ100は、
図6aに示されるような閉構成と
図6bに示されるような開構成との間で、それぞれが回転軸を規定するそれぞれのピン104の周りで回転可能な一対のグリッパアーム102を備える。閉構成にあるとき、グリッパアーム102は、折り畳まれた位置に保持され、グリッパプレート49が下げられるときに、グリッパアームがコンテナリム50の凹部または開口部を通過することを可能にする。いったんグリッパアセンブリ100が十分に下降されると、グリッパアーム102は、それらが伸長位置に保持される開構成に移動される。各アーム102は、グリッパアーム102が伸長位置にあり、グリッパアセンブリ100が持ち上げられたときに、コンテナリム50の下側に係合するように構成された横方向突出部106を備える。横方向突出部106とコンテナリム50との間のこの係合によって、グリッパアセンブリ100は、コンテナ9をスタック11から持ち上げるためにコンテナ9にラッチする。
【0045】
グリッパアセンブリ100は、グリッパアーム102を折り畳み位置と伸長位置との間で移動させるためのアクチュエータをさらに備える。アクチュエータは、グリッパアーム102を折り畳み位置に移動させるために、矢印110によって示されるように、下向きの閉ストロークで、およびグリッパアーム102を伸長位置に移動させるために、矢印112によって示されるように、上向きの開ストロークで、実質的に直線的に移動するように構成される、プランジャ108を備える。グリッパアセンブリ100は、プランジャ108の直線運動をグリッパアーム102の回転運動に変換し、それらを折り畳み位置と伸長位置との間で移動させる2つのアームリンク機構114をさらに備える。そのために、各アームリンク114は、その一端でピン116によってプランジャ108の下端に回転可能に接続され、その他端でピン118によってそれぞれのグリッパアーム102に回転可能に接続される。プランジャ108の閉ストローク110の間、プランジャ108とアームリンク機構114とを接続するピン116は、グリッパアーム102とアームリンク機構114とを接続するピン118に対して下降される。この相対運動により、アームリンク114は、ピン116を中心としてプランジャ108に向かって内側に回転する。この動作は、次に、グリッパアーム102もそれぞれのピン104の周りで折り畳まれた位置に回転させる。プランジャ108の開ストローク112の間、プランジャ108とアームリンク機構114とを接続するピン116は、グリッパアーム102とアームリンク機構114とを接続するピン118に対して上昇される。これにより、アームリンク機構114は、ピン116を中心にプランジャ108から離れて実質的に水平な位置へと回転し、グリッパアーム102を外側に押し出して伸長位置にする。コンテナ9を持ち上げるとき、コンテナ9の重量は、横方向突出部106に作用して、グリッパアーム102にトルクを加え、グリッパアームをプランジャ108に向かって付勢して、グリッパアセンブリ100を開構成にロックする。
【0046】
図7aから
図7dは、本明細書に記載の積荷取扱デバイス31で使用するためのグリッパアセンブリ200の第2の実施形態を示す。
図7aおよび
図7bは、コンテナリム50の凹部または開口部内に受け入れられたグリッパアセンブリ200を示し、
図7cおよび
図7dは、グリッパアセンブリ200のみを示す。グリッパアセンブリ200は、
図7bおよび
図7dに示されるような開構成と、
図7aおよび
図7cに示されるような閉構成との間で、それぞれが回転軸を規定するそれぞれのピン204の周りで移動可能な一対のグリッパアーム202を備える。グリッパアーム202は、それぞれ、コンテナ9の持ち上げ中にコンテナリム50の下側と係合する上面を規定するフック状端部206を備える。グリッパアセンブリ200は、プランジャ210と、ブレース214によってプランジャ210に接続された2つのピン212とを有するソレノイドなどのアクチュエータをさらに備える。2つのピン212は、プランジャ210の動きをグリッパアーム202に伝達するために、グリッパアーム202のそれぞれのトラック208内に摺動可能に受け入れられる。プランジャ210は、一対のグリッパアーム202を開構成に移動させるための開ストローク、および一対のグリッパアーム202を閉構成に移動させるための閉ストロークで移動するように構成される。この実施形態では、開ストロークは、216によって示されるような実質的に垂直な下向きのストロークからなり、閉ストロークは、218によって示されるような実質的に垂直な上向きのストロークからなる。他の実施形態では、開ストロークは、上向きストロークであってもよく、閉ストロークは、下向きストロークであってもよいが、ストローク216、218の方向にかかわらず、トラック208は、一対のグリッパアーム202が閉構成にあるとき、閉ストローク218の方向に相互に対して分岐するように配列される。プランジャ210の開ストローク216および閉ストローク218の間にグリッパアーム202を開構成と閉構成との間で移動させるのは、トラック208のこの分岐配置である。
【0047】
グリッパアセンブリ200は、アクチュエータに故障が生じた場合にこの構成を維持するように、グリッパアームを開構成に付勢する力を提供するように構成された付勢手段をさらに備える。そのために、ピン204によって規定される回転軸は、それらのそれぞれのグリッパアーム202の外側縁部に向かって位置決めされ、グリッパアーム202に、外力がない場合に開構成で垂れ下がる自然な傾向を与える。これに加えて、またはその代わりに、コイルばね(図示せず)などの付勢要素をアクチュエータに使用して、グリッパアーム202を開構成に付勢することができる。
【0048】
この実施形態では、各グリッパアーム202のトラック208は、ピン204によって規定されるそのそれぞれの回転軸から水平方向にオフセットされ、一対のグリッパアーム202が閉構成にあるときに、回転軸の両側に略垂直方向に伸張する。しかしながら、トラック208は、代替的に構成され、グリッパアーム202上の任意の場所に位置付けられてもよい。例えば、トラック208は、回転軸204と、コンテナ9に係合するように構成されたグリッパアーム202の端部との間に位置付けられる。さらに別の実施形態では、トラック208は、回転軸と、プランジャ210に接続されたそれぞれのグリッパアーム202の端部との間に位置付けられる。
図7aから
図7dに示すグリッパアセンブリ200の実施形態と同様に、グリッパアーム202上の比較的高い位置にトラック208を位置づけることは、トラック208が、ピン212、ブレース214、およびアクチュエータをグリッパアーム202に接続するために必要な任意の他の構成要素とともに、グリッパアーム202がコンテナ9に係合するためにコンテナ9の凹部を通過する必要がないことを意味する。したがって、凹部のサイズは、グリッパアーム202の下部の通過を可能にするのに十分な大きさであればよい。これは、コンテナ9に対するいかなる変更も最小限にするだけでなく、凹部を通過する必要のない構成要素の物理的仕様が凹部のサイズとは無関係であることを意味し、例えば、より大きな荷重を支持するために構成要素をより大きくする必要がある場合に、構成要素の変更のためのより大きな範囲を可能にする。グリッパアセンブリ200は、トラック208、ピン212、ブレース214、およびグリッパアーム202とアクチュエータとの間の接続を提供する任意の他の構成要素を囲むハウジング220(
図7cおよび
図7dには図示せず)をさらに備える。このハウジング220は、これらの構成要素を外部損傷から保護するように機能し、使用時にコンテナリム50の上面に当接して、コンテナ9に対するグリッパアセンブリ200の下方移動を制限するように構成される。
【0049】
図8は、プランジャ210の下端を一対のピン212に接続するブレース214をより詳細に示す。この実施形態では、グリッパアーム202のトラック208は、ピン212が貫通する細長いスロットを備え、ブレース214は、ピン212の各端部とプランジャ210との間の確実な接続を確立するために、スロットの両側に位置決めされるように配置された2つの対向するクランプ部材222を備える。この確実な接続は、ピン212が分岐スロットに沿って移動するときの開閉ストローク中のピン212間の相対的な空間移動を防止する。
【0050】
図9aおよび
図9bは、コンテナ9と係合するための本体セクション302および可動端部セクション304を備えるグリッパアセンブリ300の第3の実施形態を示す。グリッパアセンブリ300は、本体セクション302を通って伸張し、端部セクション304に接続する回転可能なピン306を備えるアクチュエータをさらに備え、端部セクションは、コンテナ9のコンテナリム50内の凹部または開口部を通ってグリッパアセンブリ300をガイドするのを助けるためにテーパ状である。回転可能なピン306は、
図9aに示すように端部セクション304が本体セクション302の下に保持される収容位置と、
図9bに示すように端部セクション304がコンテナ9と係合するために本体セクション302から離れるように回転される展開位置との間で端部セクション210を移動させるように構成される。グリッパアセンブリ300は、コンテナ9のリム50に当接するように構成されたカラー308をさらに備え、端部セクション304が収容位置にあるときにグリッパアセンブリ300がコンテナリム50の開口を通過するときに、グリッパアセンブリ300の下方への移動を制限する。ここから、端部セクション304は、コンテナ持ち上げ手段39がコンテナ係合アセンブリ43を持ち上げるときにコンテナ9を持ち上げるためにコンテナリム50の下側に係合するように展開位置に回転される。グリッパアセンブリ100、200の2つの先の実施形態とは異なり、この実施形態300は、端部セクション304上に設けられた、コンテナ9のための単一の接触点を有する。端部セクション304は、回転可能なピン306の端部に保持され、本体セクション302によって直接支持されず、コンテナ9を運ぶことからグリッパアセンブリ300に作用する力が、主に回転可能なピン306を介してコンテナ係合アセンブリ43にわたって分散されることを意味する。
【0051】
図10aから
図10cは、先の実施形態300と比較した場合に類似しているが、改善された荷重分布を有するグリッパアセンブリ400を示す。前の実施形態300と同様に、グリッパアセンブリ400のこの実施形態は、グリッパアセンブリ400の下方への移動を制限するためにコンテナ9のリム50に当接するように構成されたカラー404を有する本体セクション402を備えるが、読者は、カラー404がグリッパアセンブリ400の動作の中心ではないことを理解するであろう。本体セクション402の下端は、コンテナ持ち上げ手段39がコンテナ係合アセンブリ43を下降させるときに、コンテナリム50の凹部または開口部を通してグリッパアセンブリ400をガイドするのを助けるために、テーパ状になっている。グリッパアセンブリ400はまた、本体セクション402を通って伸張し、単一のグリッパアーム408に接続する回転可能なピン406を備えるアクチュエータを備える。回転可能なピン406は、その下端が本体セクション402内に収容されるように、グリッパアーム408の両側(すなわち、グリッパアーム408の上方および下方)で本体セクション402内に伸張し、
図10aに示すような本体セクション402の空洞410内に保持される収容位置と、
図10bおよび
図10cに示すようなコンテナ9と係合するために本体セクション402から離れるように、または本体セクションから出るように回転される展開位置との間でグリッパアーム408を移動させるために、その長手方向軸の周りを回転するように構成される。グリッパアーム408の上面412および下面414は、凸面であり、それぞれ、空洞410のそれぞれの上面416および下面418と摺動可能に係合するように構成される頂点を有する。また、グリッパアーム408の上面412および下面414の一部、すなわち回転可能なピン406に近接する部分は、グリッパアーム408が展開位置にあるときに、空洞410の上面416および下面418と接触したままである。この構成では、グリッパアーム408は、本体セクション分402によって支持され、より少ない程度で、回転可能なピン406によって支持され、したがって、コンテナ9を運ぶことからグリッパアセンブリ400に作用する力は、大部分が本体セクション分402を通して分散され、前の実施形態300と比較してより良好な荷重分布を提供する。グリッパアセンブリ400は、アクチュエータが故障した場合にこの構成を維持するように、グリッパアーム408を展開位置に付勢する力を提供するように構成された付勢手段(図示せず)をさらに備える。
【0052】
図11aおよび
図11bは、
図11aに示すように、グリッパアーム504、506が本体セクション502の空洞508内に保持される収容位置と、
図11bに示すように、グリッパアーム504、506が本体セクション502から外側に伸張する展開位置との間で移動可能な2つの水平グリッパアーム504、506を担持する本体セクション502を備えるグリッパアセンブリ500の第5の実施形態を示す。グリッパアセンブリ500は、それぞれのグリッパアーム504、506に接続された2つの略垂直に配置されたレバー510、512を備えるアクチュエータをさらに備える。レバー510、512は、本体セクション502によって規定されたチャネル514内に保持され、互いに向かって押されてグリッパアーム504、506を収容位置に移動させ、チャネル514の壁に対して互いから離れるように押されてグリッパアーム504、506をコンテナ9と係合するための展開位置に移動させるように構成される。グリッパアセンブリ500は、アクチュエータの故障の場合にグリッパアーム504、506を展開位置に保持するように、レバー510、512をチャネル514の壁に対して所定の位置に押し付けるための付勢力を提供する、ここではばね要素516として示される付勢手段をさらに備える。
【0053】
図12aおよび
図12bは、
図12aに示すように、グリッパアーム604、606が本体セクション602の空洞内に保持される収容位置と、
図12bに示すように、グリッパアーム604、606が本体セクション602から外側に延びてコンテナ9と係合する展開位置との間で略水平に移動可能な2つのグリッパアーム604、606を担持する本体セクション602を備えるグリッパアセンブリ600の第6の実施形態を示す。グリッパアセンブリ600は、グリッパアーム604、606を収容位置に移動させる第1の方向と、グリッパアーム604、606を展開位置に移動させる第2の反対方向とにピン610を中心に枢動可能なレバー608を備えるアクチュエータをさらに備える。グリッパアーム604の一方は、ピン610によって規定される枢動点の下方でレバー608に接続され、他方のグリッパアーム606は、枢動点の上方でレバー608に接続され、それにより、レバー608に力が加えられると、グリッパアーム604、606は、収容位置と展開位置との間で反対方向に移動する。グリッパアセンブリ600は、アクチュエータが故障した場合にグリッパアーム604、606を展開位置に付勢する付勢力を提供する、ここではばね要素612として示される付勢手段をさらに備える。
【0054】
図13aから
図13cは、本明細書に記載の積荷取扱デバイス31で使用するためのグリッパアセンブリ700の第7の実施形態を示す。グリッパアセンブリ700は、
図13aに示されるような閉構成と
図13bに示されるような開構成との間で、それぞれが回転軸を規定するそれぞれのピン704の周りで移動可能な一対のグリッパアーム702を備える。グリッパアーム702は、それぞれ、コンテナ9の持ち上げ中にコンテナの縁の下側と係合する上面を規定するフック状端部706を備える。グリッパアセンブリ700は、グリッパアーム702の間で下方に延びる回転可能なシャフト708を有するアクチュエータをさらに備える。シャフト708は、その下端に、直径方向に対向する2つの横方向バー710を備え、横方向バー710がグリッパアーム702に対して直交するように配向される第1の位置まで回転可能である。すなわち、シャフト708が第1の位置にあるとき、横方向バー710は、ピン704によって規定される回転軸と同じ方向に延び、グリッパアーム702とのいかなる相互作用も防止し、それらが
図13aに示されるような閉構成に移動することを可能にする。ここから、アクチュエータは、シャフト708を第2の位置に回転させるように構成され、その移動中に、横方向バー710の遠位端は、グリッパアーム702内に形成されたそれぞれの弓形トラック712に入る(
図13c参照)。トラック712は、シャフト708が第2の位置へ又は第2の位置から回転されるときに、横方向バー710の移動をガイドするように構成され、横方向バー710は、グリッパアーム702の間に伸張し、
図13bに示されるようにグリッパアームを開構成に保持する。グリッパアセンブリ700は、シャフト708を第2の位置に付勢する力を提供するように構成された付勢手段をさらに備え、アクチュエータが故障した場合にグリッパアーム702が開構成のままであることを確実にする。
【0055】
図14aから
図14cは、グリッパアセンブリ800の第8の実施形態を示し、グリッパアセンブリ800は、
図14aおよび
図14bに示すような閉構成と
図14cに示すような開構成との間で、回転軸を規定するピン804の周りで移動可能な一対のグリッパアーム802を備える。グリッパアーム802はそれぞれ、グリッパアーム802が開構成にあるときにコンテナ9の持ち上げ中にコンテナリム50の下側と係合する上面を規定するフック状端部806を備える。グリッパアーム802のそれぞれは、グリッパアーム802の外側から横方向に伸張し、上向きに湾曲する弓形アーム808をさらに備え、外側は、グリッパアーム802が閉構成から開構成に回転するときに、後縁とは対照的に、グリッパアーム802の前縁を規定する。グリッパアーム802は、閉構成に自然に付勢され、グリッパプレート49が下降させられるにつれて、グリッパアセンブリ800がコンテナリム50内の陥凹または開口を通過するにつれて、受動的に作動させられる。そのために、各弓形アーム808の下側は、コンテナリム50の開口部によって規定されるコンテナ表面と係合する接触面810を規定し、開口部を通って下降するときのグリッパアセンブリ800の直線垂直運動をグリッパアーム802の回転運動に変換し、グリッパアーム802を
図14cに示すような開構成に移動させる。グリッパアセンブリ800は、グリッパアーム802の上端の協働面と相互作用するように構成されたプランジャ812を備えるアクチュエータをさらに備えてもよい。いったんグリッパアセンブリ800が開構成になると、プランジャ812は、グリッパアーム802間の位置に下方に作動され、グリッパアセンブリ800を開構成にロックする。グリッパアセンブリ800は、プランジャが取り外され、グリッパアセンブリ800がコンテナリム50の開口部から持ち上げられた後にのみ、閉構成に戻ることができる。
【0056】
図15aから
図15cは、
図15aに示すような収容構成と、
図15bに示すような保管コンテナ9と係合するための展開構成との間で、それぞれが回転軸を規定するそれぞれのピン904の周りで移動可能な一対のグリッパアーム902を備える、保管コンテナ9にラッチするためのグリッパアセンブリ900の第9の実施形態を示す。
図15cを参照すると、グリッパアセンブリ900は、付勢手段とともに、いくつかの内部チャネルを規定する本体セクション906を備え、本実施形態では、展開構成で一対のグリッパアーム902を付勢するための力を提供する、ねじりばね908を備える。各ねじりばね908の一端は、本体セクション906内に規定されたそれぞれのチャネル内に収容され、他端は、そこから外側に伸張し、それぞれのグリッパアーム902に接続され、グリッパアーム902を収容構成から離して展開構成に付勢するように配置される。グリッパアセンブリ900は、本体セクション906内に規定された第3のチャネルを通って伸張し、それぞれのグリッパアーム902に接続する2本のワイヤまたはケーブル910を備えるアクチュエータをさらに備える。アクチュエータは、2本のワイヤ910を引っ張ってグリッパアーム902を収容構成に移動させ、ねじりばね908の復元力の下で展開構成に戻ることを可能にするように構成される。
【0057】
図16aおよび
図16bは、本明細書に記載された荷積み取り扱いデバイス31上で使用するためのグリッパアセンブリ1000の第10の実施形態を示す。この場合も、グリッパアセンブリ1000は、本体セクション1002と、
図16aに示すような収容構成と
図16bに示すような展開構成との間で、それぞれが回転軸を規定するそれぞれのピン1006の周りで移動可能な一対のグリッパアーム1004とを備える。グリッパアーム1004は、ばね1007によって収容位置に付勢される。グリッパアセンブリ1000は、その下端に幾分ダイヤモンド形状に似た形状を有するプランジャ1008を備えるアクチュエータをさらに備え、これは、ガイドピン1010を担持する。ガイドピン1010は、本体セクション1002に形成されたトラック1012内を走行し、グリッパアセンブリ1000が作動されるときにプランジャ1008の垂直移動をガイドする。収容位置にあるとき、プランジャ1008は、グリッパアーム1004の間で下方に延び、プランジャ1008のダイヤモンド形の下端は、グリッパアーム1004の下に保持される。この位置から、プランジャ1008は、グリッパアーム1004を展開位置に移動させるために上方に移動される。この上方移動中、接触面を規定するプランジャ1008のダイヤモンド形下端の上面は、グリッパアーム1004に力を及ぼすように構成され、グリッパアームをこじ開けさせ、それぞれのピン1006を中心に展開位置まで回転させ、そこで、フック状端部1014は、コンテナ9の持ち上げ中にコンテナ9の下面に係合するように配置される。
【0058】
図17aから
図17eは、保管コンテナ9にラッチするためのグリッパアセンブリ1100の第11の実施形態を示す。
図17aおよび
図17bを参照すると、グリッパプレート49およびグリッパアセンブリ1100を備えるコンテナ係合アセンブリ43が示されており、グリッパアセンブリ1100は、コンテナ係合アセンブリ43の下降および上昇中に、グリッパプレート49とグリッパアセンブリ1100のプレート1102との間の相対的な垂直移動によって受動的に作動される。プレート1102は、グリッパプレート49の上方に位置付けられ、コンテナ持ち上げ手段39のテープ41に直接接続される。コンテナ係合アセンブリ43がコンテナ持ち上げ手段39によって下降され、グリッパプレート49がコンテナ9と接触または係合し、
図17aに示されるようにコンテナ9がさらに下降されることを防止すると、グリッパアセンブリ1100のプレート1102は、
図17bに示されるように、グリッパプレート49に接触するまでグリッパプレート49に対して下降し続ける。プレート49、1102間のこの相対的な下方への移動は、プランジャ1104を下方に押し、これは、次に、グリッパアーム1106を、
図17aに示されるような閉構成から、
図17bに示されるようなコンテナ9を係合するための開構成に移動させる。このグリッパアセンブリ1100は、プレート49、1102を一緒にロックし、それらの間の相対的な動きを防止し、したがってグリッパアーム1106を開構成に保持するためのロック機構をさらに備え、その結果、コンテナ9をそのスタックから取り出すことができる。この実施形態では、ロック機構は、
図17cおよび
図17dに示すように、リングロック1108を備える。リングロック1108は、
図17cに示すように、ロック解除位置にあるときにプレート49、1102が一緒にされると、グリッパアセンブリ1100のプレート1102の空洞1110内に受け入れられるように位置合わせされ、
図17dに示すように、ロック位置に作動されて、プレート49、1102を一緒にロックする。コンテナ9を解放するために、リングロック1108はロック解除位置に移動され、コンテナ係合アセンブリ43はコンテナ持ち上げ手段39によって上方に持ち上げられ、最初に、グリッパアセンブリ1100のプレート1102をグリッパプレート49に対して上方に移動させる。この相対運動は、プランジャ1104を上方に持ち上げ、グリッパアーム1106を閉構成に戻す。プランジャ1104がその最上位置にあることを示す
図17eを参照すると、グリッパアーム1106は、ピボット1112を中心に閉構成と開構成との間で枢動可能である。この移動の間、プランジャ1104は、面1113および1114を互いに接触させることから、面1116、1118を互いに接触させることへと移動する。プランジャ1104が面1116、1118に接触すると、プランジャは、グリッパアセンブリ1100のプレート1102がグリッパプレート49上に静止するまで、グリッパアーム1106を外側に押す。リングロック1108が外された後にグリッパアーム1106を再び閉じるために、上部プレート1102は、その通常の動作において上方に移動するだけでよい。これにより、プランジャ1104が上方に引っ張られ、面1113、1114が接触し、グリッパアーム1106がピボット1112を中心に回転して閉構成になる。
【0059】
本発明は、例示のためだけに記載されており、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、様々な代替的なアプローチが採用されてもよいことが、当業者によって理解される。
【手続補正書】
【提出日】2024-02-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
グリッドフレームワーク構造中に積み重ねられた保管コンテナを持ち上げて移動させるための積荷取扱デバイスであって、
複数のグリッド空間を備えるグリッドパターンを形成するために、平行なレール又はトラックの第1のセットと、実質的に水平な平面内でレール又はトラックの第1のセットに対して実質的に垂直に伸張する平行なレール又はトラックの第2のセットとを備え、ここで、グリッドは、保管コンテナが複数のグリッド空間を通して垂直方向に直立材の間に積み重ねられ、直立材によってガイドされるように、グリッドの下方に複数の垂直保管ロケーションを形成するために、直立材のセットによって支持され、
前記積荷取扱デバイスは、
平行なレールまたはトラックの第1のセットと係合するように配置されているホイールの第1のセットと、平行なレールまたはトラックの第2のセットと係合するように配置されているホイールの第2のセットとに取り付けられた本体と、
保管コンテナにラッチするためのグリッパアセンブリとを備え、前記グリッパアセンブリは、
一対のグリッパアームが保管コンテナと係合することができる開構成と、前記一対のグリッパアームが保管コンテナと係合することを防止される閉構成との間で移動可能である前記一対のグリッパアームと、ここで、前記一対のグリッパアームの各グリッパアームはトラックを備え、
プランジャおよび前記プランジャに接続された2つのピンを備えるアクチュエータとを備え、各ピンは、前記一対のグリッパアームのそれぞれのトラック内に移動可能に受け入れられ、ここで、前記プランジャは、前記一対のグリッパアームを前記開構成に移動させるための開ストローク、および前記一対のグリッパアームを前記閉構成に移動させるための閉ストロークで移動するように構成され、前記トラックは、前記一対のグリッパアームが前記閉構成にあるときに前記閉ストロークの方向に互いに対して分岐するように配置される、積荷取扱デバイス。
【請求項2】
前記一対のグリッパアームの各グリッパアームは、それぞれの回転軸の周りを移動可能である、請求項1に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項3】
前記トラックは、前記回転軸と、前記プランジャに接続された前記トラックのそれぞれのグリッパアームの端部との間に位置付けられる、請求項2に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項4】
前記トラックは、前記回転軸と、保管コンテナを係合するように構成された前記トラックのそれぞれのグリッパアームの端部との間に位置付けられる、請求項2に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項5】
前記トラックは、それぞれのグリッパアームの回転軸からオフセットされており、それぞれのグリッパアームの回転軸の両側に延びている、請求項2記載の積荷取扱デバイス。
【請求項6】
各グリッパアームの前記トラックはスロットを備え、ここで、前記2つのピンは、それらのそれぞれのスロットを通って伸張し、それらの端部のそれぞれにおいて前記プランジャに接続される、請求項1
または2に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項7】
前記グリッパアセンブリは、前記プランジャと前記ピンとを接続するブレースをさらに備える、請求項
1に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項8】
前記ブレースは、前記ピン間の相対的な空間移動を実質的に防止する、請求項7に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項9】
前記ブレースおよびピンは、各ピンがその長手方向軸の周りを回転することを可能にするように構成される、請求項7又は8に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項10】
前記グリッパアセンブリは、前記グリッパアセンブリの移動を保管コンテナに対して制限するように構成されたハウジングをさらに備える、請求項1
または2に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項11】
前記ピンおよびトラックは、前記ハウジング内に位置付けられる、請求項10に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項12】
前記グリッパアセンブリは、前記グリッパアームを前記開構成に付勢するための付勢手段をさらに備える、請求項1
または2に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項13】
各グリッパアームの回転軸は、前記グリッパアームの外側に向かって位置付けられている、請求項
2に従属する場合の請求項12に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項14】
グリッドフレームワーク構造中に積み重ねられた保管コンテナを持ち上げて移動させるための積荷取扱デバイスであって、
複数のグリッド空間を備えるグリッドパターンを形成するために、平行なレール又はトラックの第1のセットと、実質的に水平な平面内でレール又はトラックの第1のセットに対して実質的に垂直に伸張する平行なレール又はトラックの第2のセットとを備え、ここで、グリッドは、保管コンテナが複数のグリッド空間を通して垂直方向に直立材の間に積み重ねられ、直立材によってガイドされるように、グリッドの下方に複数の垂直保管ロケーションを形成するために、直立材のセットによって支持され、
前記積荷取扱デバイスは、
平行なトラックまたはレールの第1のセットと係合するように配置されているホイールの第1のセットと、平行なトラックまたはレールの第2のセットと係合するように配置されているホイールの第2のセットとに取り付けられた本体と、
保管コンテナにラッチするためのグリッパアセンブリとを備え、前記グリッパアセンブリは、
本体セクションと、
アームが前記本体セクション内に受け入れられる収容位置と、保管コンテナと係合するための展開位置との間で移動するように構成された単一のグリッパアームと、
前記アームに接続されたピンを備えるアクチュエータとを備え、前記ピンは、前記アームを前記収容位置と前記展開位置との間でそれぞれ移動させるために、第1の位置と第2の位置との間で移動するように構成されている、積荷取扱デバイス。
【請求項15】
前記ピンは、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動するために、その長手方向軸の周りを回転するように構成される、請求項14に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項16】
前記本体セクションは、前記グリッパアセンブリの移動を保管コンテナに対して制限するように構成されたカラーを備える、請求項14または15に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項17】
前記アクチュエータから離れた前記本体セクションの端部はテーパ状である、請求項14
または15に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項18】
前記グリッパアセンブリは、前記アームを前記展開位置に付勢するための付勢手段をさらに備える、請求項14
または15に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項19】
前記ピンは、前記グリッパアームの両側で前記本体セクション内に延びる、請求項14
または15に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項20】
前記グリッパアームは、前記本体セクションと摺動可能に係合するように構成された頂点をそれぞれ有する凸面を備える、請求項14
または15に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項21】
グリッドフレームワーク構造中に積み重ねられた保管コンテナを持ち上げて移動させるための積荷取扱デバイスであって、
複数のグリッド空間を備えるグリッドパターンを形成するために、平行なレール又はトラックの第1のセットと、実質的に水平な平面内でレール又はトラックの第1のセットに対して実質的に垂直に伸張する平行なレール又はトラックの第2のセットとを備え、ここで、グリッドは、保管コンテナが複数のグリッド空間を通して垂直方向に直立材の間に積み重ねられ、直立材によってガイドされるように、グリッドの下方に複数の垂直保管ロケーションを形成するために、直立材のセットによって支持され、
前記積荷取扱デバイスは、
平行なレールまたはトラックと係合するように配置されているホイールの第1のセットと、平行なレールまたはトラックと係合するように配置されているホイールの第2のセットとに取り付けられた本体と、
保管コンテナにラッチするためのグリッパアセンブリとを備え、前記グリッパアセンブリは、
収容構成と、保管コンテナと係合するための展開構成との間で移動可能な一対のグリッパアームと、
前記展開構成において前記一対のグリッパアームを付勢する力を提供する付勢手段と、
2本のワイヤを備えるアクチュエータとを備え、各ケーブルは一対のグリッパアームのそれぞれのグリッパアームに接続され、ここで、前記アクチュエータは、前記2本のワイヤを引っ張って前記一対のグリッパアームを前記収容構成に移動させ、前記付勢手段の力の下で前記グリッパアームが前記展開構成に戻ることを可能にするように構成される、積荷取扱デバイス。
【請求項22】
前記アクチュエータは、前記一対のグリッパアームを移動させるために前記2本のワイヤを巻き、前記付勢手段の力の下で前記グリッパアームが前記展開構成に戻ることを可能にするために前記2本のワイヤを解くように構成される、請求項21に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項23】
前記グリッパアセンブリは、本体セクションをさらに備え、前記2本のワイヤは、前記アクチュエータと前記本体セクションを通るそれぞれのグリッパアームとの間に伸張する、請求項21または22に記載の積荷取扱デバイス。
【請求項24】
前記アクチュエータから離れた前記本体セクションの端部は、テーパ状である、請求項23に記載の積荷取扱デバイス。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0059】
本発明は、例示のためだけに記載されており、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、様々な代替的なアプローチが採用されてもよいことが、当業者によって理解される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] グリッドフレームワーク構造中に積み重ねられた保管コンテナを持ち上げて移動させるための積荷取扱デバイスであって、
複数のグリッド空間を備えるグリッドパターンを形成するために、平行なレール又はトラックの第1のセットと、実質的に水平な平面内でレール又はトラックの第1のセットに対して実質的に垂直に伸張する平行なレール又はトラックの第2のセットとを備え、ここで、グリッドは、保管コンテナが複数のグリッド空間を通して垂直方向に直立材の間に積み重ねられ、直立材によってガイドされるように、グリッドの下方に複数の垂直保管ロケーションを形成するために、直立材のセットによって支持され、
前記積荷取扱デバイスは、
平行なレールまたはトラックの第1のセットと係合するように配置されているホイールの第1のセットと、平行なレールまたはトラックの第2のセットと係合するように配置されているホイールの第2のセットとに取り付けられた本体と、
保管コンテナにラッチするためのグリッパアセンブリとを備え、前記グリッパアセンブリは、
一対のグリッパアームが保管コンテナと係合することができる開構成と、前記一対のグリッパアームが保管コンテナと係合することを防止される閉構成との間で移動可能である前記一対のグリッパアームと、ここで、前記一対のグリッパアームの各グリッパアームはトラックを備え、
プランジャおよび前記プランジャに接続された2つのピンを備えるアクチュエータとを備え、各ピンは、前記一対のグリッパアームのそれぞれのトラック内に移動可能に受け入れられ、ここで、前記プランジャは、前記一対のグリッパアームを前記開構成に移動させるための開ストローク、および前記一対のグリッパアームを前記閉構成に移動させるための閉ストロークで移動するように構成され、前記トラックは、前記一対のグリッパアームが前記閉構成にあるときに前記閉ストロークの方向に互いに対して分岐するように配置される、積荷取扱デバイス。
[2] 前記一対のグリッパアームの各グリッパアームは、それぞれの回転軸の周りを移動可能である、[1]に記載の積荷取扱デバイス。
[3] 前記トラックは、前記回転軸と、前記プランジャに接続された前記トラックのそれぞれのグリッパアームの端部との間に位置付けられる、[2]に記載の積荷取扱デバイス。
[4] 前記トラックは、前記回転軸と、保管コンテナを係合するように構成された前記トラックのそれぞれのグリッパアームの端部との間に位置付けられる、[2]に記載の積荷取扱デバイス。
[5] 前記トラックは、それぞれのグリッパアームの回転軸からオフセットされており、それぞれのグリッパアームの回転軸の両側に延びている、[2]記載の積荷取扱デバイス。
[6] 各グリッパアームの前記トラックはスロットを備え、ここで、前記2つのピンは、それらのそれぞれのスロットを通って伸張し、それらの端部のそれぞれにおいて前記プランジャに接続される、[1]から[5]のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
[7] 前記グリッパアセンブリは、前記プランジャと前記ピンとを接続するブレースをさらに備える、[1]から[6]のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
[8] 前記ブレースは、前記ピン間の相対的な空間移動を実質的に防止する、[7]に記載の積荷取扱デバイス。
[9] 前記ブレースおよびピンは、各ピンがその長手方向軸の周りを回転することを可能にするように構成される、[7]又は[8]に記載の積荷取扱デバイス。
[10] 前記グリッパアセンブリは、前記グリッパアセンブリの移動を保管コンテナに対して制限するように構成されたハウジングをさらに備える、[1]から[9]のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
[11] 前記ピンおよびトラックは、前記ハウジング内に位置付けられる、[10]に記載の積荷取扱デバイス。
[12] 前記グリッパアセンブリは、前記グリッパアームを前記開構成に付勢するための付勢手段をさらに備える、[1]から[11]のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
[13] 各グリッパアームの回転軸は、前記グリッパアームの外側に向かって位置付けられている、[2]または[2]に従属するいずれかの請求項に従属する場合の[12]に記載の積荷取扱デバイス。
[14] グリッドフレームワーク構造中に積み重ねられた保管コンテナを持ち上げて移動させるための積荷取扱デバイスであって、
複数のグリッド空間を備えるグリッドパターンを形成するために、平行なレール又はトラックの第1のセットと、実質的に水平な平面内でレール又はトラックの第1のセットに対して実質的に垂直に伸張する平行なレール又はトラックの第2のセットとを備え、ここで、グリッドは、保管コンテナが複数のグリッド空間を通して垂直方向に直立材の間に積み重ねられ、直立材によってガイドされるように、グリッドの下方に複数の垂直保管ロケーションを形成するために、直立材のセットによって支持され、
前記積荷取扱デバイスは、
平行なトラックまたはレールの第1のセットと係合するように配置されているホイールの第1のセットと、平行なトラックまたはレールの第2のセットと係合するように配置されているホイールの第2のセットとに取り付けられた本体と、
保管コンテナにラッチするためのグリッパアセンブリとを備え、前記グリッパアセンブリは、
本体セクションと、
アームが前記本体セクション内に受け入れられる収容位置と、保管コンテナと係合するための展開位置との間で移動するように構成された単一のグリッパアームと、
前記アームに接続されたピンを備えるアクチュエータとを備え、前記ピンは、前記アームを前記収容位置と前記展開位置との間でそれぞれ移動させるために、第1の位置と第2の位置との間で移動するように構成されている、積荷取扱デバイス。
[15] 前記ピンは、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動するために、その長手方向軸の周りを回転するように構成される、[14]に記載の積荷取扱デバイス。
[16] 前記本体セクションは、前記グリッパアセンブリの移動を保管コンテナに対して制限するように構成されたカラーを備える、[14]または[15]に記載の積荷取扱デバイス。
[17] 前記アクチュエータから離れた前記本体セクションの端部はテーパ状である、[14]から[16]のいずれか1項に記載の積荷取扱デバイス。
[18] 前記グリッパアセンブリは、前記アームを前記展開位置に付勢するための付勢手段をさらに備える、[14]から[17]のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
[19] 前記ピンは、前記グリッパアームの両側で前記本体セクション内に延びる、[14]から[18]のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
[20] 前記グリッパアームは、前記本体セクションと摺動可能に係合するように構成された頂点をそれぞれ有する凸面を備える、[14]から[19]のいずれか一項に記載の積荷取扱デバイス。
[21] グリッドフレームワーク構造中に積み重ねられた保管コンテナを持ち上げて移動させるための積荷取扱デバイスであって、
複数のグリッド空間を備えるグリッドパターンを形成するために、平行なレール又はトラックの第1のセットと、実質的に水平な平面内でレール又はトラックの第1のセットに対して実質的に垂直に伸張する平行なレール又はトラックの第2のセットとを備え、ここで、グリッドは、保管コンテナが複数のグリッド空間を通して垂直方向に直立材の間に積み重ねられ、直立材によってガイドされるように、グリッドの下方に複数の垂直保管ロケーションを形成するために、直立材のセットによって支持され、
前記積荷取扱デバイスは、
平行なレールまたはトラックと係合するように配置されているホイールの第1のセットと、平行なレールまたはトラックと係合するように配置されているホイールの第2のセットとに取り付けられた本体と、
保管コンテナにラッチするためのグリッパアセンブリとを備え、前記グリッパアセンブリは、
収容構成と、保管コンテナと係合するための展開構成との間で移動可能な一対のグリッパアームと、
前記展開構成において前記一対のグリッパアームを付勢する力を提供する付勢手段と、
2本のワイヤを備えるアクチュエータとを備え、各ケーブルは一対のグリッパアームのそれぞれのグリッパアームに接続され、ここで、前記アクチュエータは、前記2本のワイヤを引っ張って前記一対のグリッパアームを前記収容構成に移動させ、前記付勢手段の力の下で前記グリッパアームが前記展開構成に戻ることを可能にするように構成される、積荷取扱デバイス。
[22] 前記アクチュエータは、前記一対のグリッパアームを移動させるために前記2本のワイヤを巻き、前記付勢手段の力の下で前記グリッパアームが前記展開構成に戻ることを可能にするために前記2本のワイヤを解くように構成される、[21]に記載の積荷取扱デバイス。
[23] 前記グリッパアセンブリは、本体セクションをさらに備え、前記2本のワイヤは、前記アクチュエータと前記本体セクションを通るそれぞれのグリッパアームとの間に伸張する、[21]または[22]に記載の積荷取扱デバイス。
[24] 前記アクチュエータから離れた前記本体セクションの端部は、テーパ状である、[23]に記載の積荷取扱デバイス。
【国際調査報告】