(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-09
(54)【発明の名称】空間関係指示方法及び機器
(51)【国際特許分類】
H04W 72/23 20230101AFI20240702BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20240702BHJP
H04W 64/00 20090101ALI20240702BHJP
【FI】
H04W72/23
H04W16/28
H04W64/00 171
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580701
(86)(22)【出願日】2022-06-28
(85)【翻訳文提出日】2023-12-28
(86)【国際出願番号】 CN2022102004
(87)【国際公開番号】W WO2023274249
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】202110736502.0
(32)【優先日】2021-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】王 園園
(72)【発明者】
【氏名】莊 子荀
(72)【発明者】
【氏名】司 曄
(72)【発明者】
【氏名】▲ウー▼ 華明
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ52
5K067KK02
(57)【要約】
本出願の実施例は、空間関係指示方法及び機器を開示し、通信技術分野に属する。本出願の実施例の空間関係指示方法は、端末が第一の情報を受信することを含み、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空間関係指示方法であって、
端末が第一の情報を受信することを含み、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる、空間関係指示方法。
【請求項2】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、
一つ又は複数の空間関係又は一つ又は複数のリファレンス信号を含む空間関係リストと、
一つ又は複数の空間関係とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ポジショニングリファレンス信号と前記空間関係リストとのマッピング関係は、
一つのポジショニングリファレンス信号が一つの前記空間関係リストに対応することと、
一つのポジショニングリファレンス信号が複数の前記空間関係リストに対応することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が一つの前記空間関係リストに対応することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が複数の前記空間関係リストに対応することとのうちの一つを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第一の情報は、
一つ又は複数のPMIを含むプリコーディングマトリックス指示PMIリストと、
一つ又は複数のプリコーディング情報を含むプリコーディング情報リストと、
一つ又は複数のPMIと、
一つ又は複数のプリコーディング情報と、
ポジショニングリファレンス信号とアンテナポートとのマッピング関係を含む複数の第一のマッピング関係とのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号と第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記第二のリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であり、Nが正の整数であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースサブセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが同じ第一の空間関係を有する場合に、第二のポジショニングリファレンス信号の数と第一のポジショニングリファレンス信号の数とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第一の情報は、
一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なる空間関係に関連することと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なる空間関係に関連することと、
ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なる空間関係に関連することとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第一の空間関係の空間範囲は、前記第二の空間関係の空間範囲よりも大きい、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
一つ又は複数の空間関係を含む空間関係リストと、
一つ又は複数の空間関係と、
一つ又は複数の期待する出発角AoD方向情報及び/又は幅情報と、
一つ又は複数の期待する到着角AoA方向情報及び/又は幅情報とのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
オンデマンドのポジショニングリファレンス信号が一つ又は複数のポジショニングリファレンス信号に関連することと、
一つ又は複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が一つのポジショニングリファレンス信号に関連し又は一つのオンデマンドのポジショニングリファレンス信号に関連することと、
オンデマンドのポジショニングリファレンス信号と関連するポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号がポジショニングリファレンス信号に関連し、前記ポジショニングリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられる場合に、前記の、第一の情報を受信することは、
ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するためのメディアアクセスコントロール制御ユニットMAC CEシグナリングを受信することと、
ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係の指示情報を含む下りリンク制御情報DCIを受信することと、
ポジショニングプロトコルシグナリングを受信することであって、前記ポジショニングプロトコルシグナリングがアクティブ化コマンドを含み、前記アクティブ化コマンドがポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられることとのうちの一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記第一の情報は、物理セル識別子PCIと、非サービングセルの識別情報と、周波数情報とのうちの少なくとも一つをさらに含み、
ここで、前記非サービングセルの、同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロック/同期信号ブロックSSBと、ポジショニングリファレンス信号と、サウンディングリファレンス信号と、チャネル状態情報リファレンス信号CSI-RSとのうちの少なくとも一つは、ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係として構成されることができる、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記アクティブ化コマンドは、
ポジショニングリファレンス信号の識別情報を運ぶことと、
一つ又は複数の空間関係の識別情報を運ぶことと、
空間関係リストの識別情報を運ぶことと、
ポジショニングリファレンス信号の第一のサブセット又は第一の方向のビームに対応する空間関係をアクティブ化することと、
期待する出発角AoD方向情報及び/又は幅情報と、
期待する到着角AoA方向情報及び/又は幅情報とのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記アクティブ化コマンドは、指示情報を含み、前記指示情報は、ポジショニングリファレンス信号を特定の又は予め定義されたプリコーディング情報に従って送信又は受信することを指示し、又は
前記ポジショニングプロトコルシグナリングは、プリコーディング情報を含み、ポジショニングリファレンス信号は、一つ又は複数の前記プリコーディング情報に対応し、又は
前記アクティブ化コマンドは、指示情報を含み、前記指示情報は、ポジショニングリファレンス信号を特定の又は予め定義されたアンテナポート及び/又はプリコーディング情報に従って送信又は受信することを指示し、又は
前記アクティブ化コマンドは、指示情報を含み、前記指示情報は、ポジショニングリファレンス信号を特定の又は予め定義された空間関係情報に従って送信又は受信することを指示する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記方法は、前記端末が要求情報を送信することをさらに含み、前記要求情報は、
ポジショニングリファレンス信号の空間関係の優先度情報と、
ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係と、
オンデマンドのポジショニングリファレンス信号とのうちの少なくとも一つを構成することを要求するために用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記方法は、前記端末が一つ又は複数の空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記端末が一つの空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することは、
前記端末が一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し又はリソース上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
前記端末が順に一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し、リソース、周波数分割多重化又は時分割多重化上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することとのうちの一つを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記端末が順に一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し、リソース、周波数分割多重化又は時分割多重化上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することは、
前記端末が複数の周期、繰り返し又はリソース上で異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
前記端末が複数の時間領域リソース又は周波数領域リソース上で異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することとのうちの一つを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記端末が複数の空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することは、
前記端末が複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に空間関係リストにおける異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
前記端末が複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に複数の空間関係のうちの異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
前記端末が複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に空間関係リストにおけるアクティブ化された、異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
前記端末が複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に複数の空間関係のうちのアクティブ化された、異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することとのうちの一つを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記空間関係は、PMIと、プリコーディング情報と、アンテナポート及び/又はパネル情報と、空間関係リファレンス信号情報と、伝送構成指示TCI状態と、疑似コロケーションQCL情報と、パスロスリファレンス信号とのうちの少なくとも一つを含む、請求項19から請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
前記端末に複数の空間関係が構成される場合に、前記方法は、前記端末が、
制御リソースセットの受信に使用される空間関係と、
デフォルトの空間関係と、
予め構成された空間関係と、
一番目の空間関係と、
初期アクセスに使用される空間関係と、
アクティブ化された空間関係と、
複数の空間関係の使用ルールを指示するための第一のルールにより指示される空間関係とのうちの一つを使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記端末に一つの空間関係と一つの空間関係集合が構成される場合に、前記方法は、前記端末が、
制御リソースセットの受信に使用される空間関係と、
構成される一つの空間関係と、
初期アクセスに使用される空間関係と、
アクティブ化された空間関係と、
複数の空間関係の使用ルールを指示するための第二のルールにより指示される空間関係とのうちの一つを使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記端末がサポートする能力情報は、
複数の空間関係を構成することをサポートすることと、
一つの時間単位内に複数の空間関係を構成することをサポートすることと、
PMIに従ってポジショニングリファレンス信号を送信又は受信することをサポートすることと、
一定ルールのアンテナ又はコードブックマッピング方式に従ってポジショニングリファレンス信号を送信又は受信することをサポートすることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係が更新された場合に、前記方法は、前記端末が前記下りリンクポジショニングリファレンス信号を空間関係とする上りリンク信号に対して、
更新された下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に基づいて、前記上りリンク信号に対応する空間情報を更新する挙動と、
前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係及び/又は前記上りリンク信号の空間関係を含む第一のシグナリングを位置管理機能LMFに送信する挙動と、
前記上りリンク信号を構成する時の下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に従って前記上りリンク信号を送信する挙動とのうちの少なくとも一つを実行することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
下りリンクポジショニングリファレンス信号を上りリンク信号の空間関係とする場合に、
前記端末は、前記上りリンク信号の送信期間内に前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係を更新せず、及び/又は
前記端末は、前記上りリンク信号の送信よりもM個の時間領域単位の前に、前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係の構成又はアクティブ化を完了し、Mが正の整数である、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
空間関係指示方法であって、
ネットワーク側機器が第一の情報を送信することを含み、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる、空間関係指示方法。
【請求項29】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、
一つ又は複数の空間関係又は一つ又は複数のリファレンス信号を含む空間関係リストと、
一つ又は複数の空間関係とのうちの少なくとも一つを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号と第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記第二のリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースサブセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが同じ第一の空間関係を有する場合に、第二のポジショニングリファレンス信号の数と第一のポジショニングリファレンス信号の数とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記第一の情報は、
一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なる空間関係に関連することと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なる空間関係に関連することと、
ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なる空間関係に関連することとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項28に記載の方法。
【請求項34】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
一つ又は複数の空間関係を含む空間関係リストと、
一つ又は複数の空間関係と、
一つ又は複数の期待する出発角AoD方向情報及び/又は幅情報と、
一つ又は複数の期待する到着角AoA方向情報及び/又は幅情報とのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
オンデマンドのポジショニングリファレンス信号が一つ又は複数のポジショニングリファレンス信号に関連することと、
一つ又は複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が一つのポジショニングリファレンス信号に関連し又は一つのオンデマンドのポジショニングリファレンス信号に関連することと、
オンデマンドのポジショニングリファレンス信号と関連するポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号がポジショニングリファレンス信号に関連し、前記ポジショニングリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であり、Nが正の整数であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられる場合に、前記の、第一の情報を送信することは、
ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するためのMAC CEシグナリングを送信することと、
ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係の指示情報を含むDCIを送信することと、
ポジショニングプロトコルシグナリングを送信することであって、前記ポジショニングプロトコルシグナリングがアクティブ化コマンドを含み、前記アクティブ化コマンドがポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられることとのうちの一つを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項38】
前記方法は、前記ネットワーク側機器が一つ又は複数の空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することをさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項39】
前記ネットワーク側機器が一つの空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することは、
前記ネットワーク側機器が一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し又はリソース上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
前記ネットワーク側機器が順に一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し、リソース、周波数分割多重化又は時分割多重化上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することとのうちの一つを含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係が更新された場合に、前記方法は、前記ネットワーク側機器が前記下りリンクポジショニングリファレンス信号を空間関係とする上りリンク信号に対して、
更新された下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に基づいて、前記上りリンク信号に対応する空間情報を更新する挙動と、
前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係及び/又は前記上りリンク信号の空間関係を含む第一のシグナリングを位置管理機能LMFに送信する挙動と、
前記上りリンク信号を構成する時の下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に従って前記上りリンク信号を受信する挙動とのうちの少なくとも一つを実行することをさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項41】
下りリンクポジショニングリファレンス信号を上りリンク信号の空間関係とする場合に、
前記ネットワーク側機器は、前記上りリンク信号の送信期間内に前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係を更新せず、及び/又は
前記ネットワーク側機器は、前記上りリンク信号の送信よりもM個の時間領域単位の前に、前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係の構成又はアクティブ化を完了し、Mが正の整数である、請求項28に記載の方法。
【請求項42】
空間関係指示装置であって、
第一の情報を受信するための第一の通信モジュールを含み、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる、空間関係指示装置。
【請求項43】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、
一つ又は複数の空間関係又は一つ又は複数のリファレンス信号を含む空間関係リストと、
一つ又は複数の空間関係とのうちの少なくとも一つを含む、請求項42に記載の装置。
【請求項44】
ポジショニングリファレンス信号と前記空間関係リストとのマッピング関係は、
一つのポジショニングリファレンス信号が一つの前記空間関係リストに対応することと、
一つのポジショニングリファレンス信号が複数の前記空間関係リストに対応することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が一つの前記空間関係リストに対応することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が複数の前記空間関係リストに対応することとのうちの一つを含む、請求項43に記載の装置。
【請求項45】
前記第一の情報は、
一つ又は複数のPMIを含むプリコーディングマトリックス指示PMIリストと、
一つ又は複数のプリコーディング情報を含むプリコーディング情報リストと、
一つ又は複数のPMIと、
一つ又は複数のプリコーディング情報と、
ポジショニングリファレンス信号とアンテナポートとのマッピング関係を含む複数の第一のマッピング関係とのうちの少なくとも一つを含む、請求項43に記載の装置。
【請求項46】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号と第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記第二のリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であり、Nが正の整数であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項42に記載の装置。
【請求項47】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースサブセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが同じ第一の空間関係を有する場合に、第二のポジショニングリファレンス信号の数と第一のポジショニングリファレンス信号の数とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項42に記載の装置。
【請求項48】
前記第一の情報は、
一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なる空間関係に関連することと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なる空間関係に関連することと、
ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なる空間関係に関連することとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項47に記載の装置。
【請求項49】
前記第一の空間関係の空間範囲は、前記第二の空間関係の空間範囲よりも大きい、請求項47に記載の装置。
【請求項50】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項42に記載の装置。
【請求項51】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
一つ又は複数の空間関係を含む空間関係リストと、
一つ又は複数の空間関係と、
一つ又は複数の期待する出発角AoD方向情報及び/又は幅情報と、
一つ又は複数の期待する到着角AoA方向情報及び/又は幅情報とのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる、請求項50に記載の装置。
【請求項52】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
オンデマンドのポジショニングリファレンス信号が一つ又は複数のポジショニングリファレンス信号に関連することと、
一つ又は複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が一つのポジショニングリファレンス信号に関連し又は一つのオンデマンドのポジショニングリファレンス信号に関連することと、
オンデマンドのポジショニングリファレンス信号と関連するポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる、請求項50に記載の装置。
【請求項53】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号がポジショニングリファレンス信号に関連し、前記ポジショニングリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる、請求項50に記載の装置。
【請求項54】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられる場合に、前記第一の通信モジュールは、
ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するためのメディアアクセスコントロール制御ユニットMAC CEシグナリングを受信することと、
ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係の指示情報を含む下りリンク制御情報DCIを受信することと、
ポジショニングプロトコルシグナリングを受信することであって、前記ポジショニングプロトコルシグナリングがアクティブ化コマンドを含み、前記アクティブ化コマンドがポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられることとのうちの一つに用いられる、請求項42に記載の装置。
【請求項55】
前記第一の情報は、物理セル識別子PCIと、非サービングセルの識別情報と、周波数情報とのうちの少なくとも一つをさらに含み、
ここで、前記非サービングセルの、同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロック/同期信号ブロックSSBと、ポジショニングリファレンス信号と、サウンディングリファレンス信号と、チャネル状態情報リファレンス信号CSI-RSとのうちの少なくとも一つは、ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係として構成されることができる、請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記アクティブ化コマンドは、
ポジショニングリファレンス信号の識別情報を運ぶことと、
一つ又は複数の空間関係の識別情報を運ぶことと、
空間関係リストの識別情報を運ぶことと、
ポジショニングリファレンス信号の第一のサブセット又は第一の方向のビームに対応する空間関係をアクティブ化することと、
期待する出発角AoD方向情報及び/又は幅情報と、
期待する到着角AoA方向情報及び/又は幅情報とのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項54に記載の装置。
【請求項57】
前記アクティブ化コマンドは、指示情報を含み、前記指示情報は、ポジショニングリファレンス信号を特定の又は予め定義されたプリコーディング情報に従って送信又は受信することを指示し、又は
前記ポジショニングプロトコルシグナリングは、プリコーディング情報を含み、ポジショニングリファレンス信号は、一つ又は複数の前記プリコーディング情報に対応し、又は
前記アクティブ化コマンドは、指示情報を含み、前記指示情報は、ポジショニングリファレンス信号を特定の又は予め定義されたアンテナポート及び/又はプリコーディング情報に従って送信又は受信することを指示し、又は
前記アクティブ化コマンドは、指示情報を含み、前記指示情報は、ポジショニングリファレンス信号を特定の又は予め定義された空間関係情報に従って送信又は受信することを指示する、請求項56に記載の装置。
【請求項58】
前記第一の通信モジュールは、さらに、
要求情報を送信するために用いられ、前記要求情報は、
ポジショニングリファレンス信号の空間関係の優先度情報と、
ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係と、
オンデマンドのポジショニングリファレンス信号とのうちの少なくとも一つを構成することを要求するために用いられる、請求項42に記載の装置。
【請求項59】
前記第一の通信モジュールは、さらに、
一つ又は複数の空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信するために用いられる、請求項42に記載の装置。
【請求項60】
前記第一の通信モジュールは、さらに、
一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し又はリソース上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
順に一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し、リソース、周波数分割多重化又は時分割多重化上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することとのうちの一つに用いられる、請求項59に記載の装置。
【請求項61】
前記第一の通信モジュールは、さらに、
複数の周期、繰り返し又はリソース上で異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
複数の時間領域リソース又は周波数領域リソース上で異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することとのうちの一つに用いられる、請求項60に記載の装置。
【請求項62】
前記第一の通信モジュールは、さらに、
複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に空間関係リストにおける異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に複数の空間関係のうちの異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に空間関係リストにおけるアクティブ化された、異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に複数の空間関係のうちのアクティブ化された、異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することとのうちの一つに用いられる、請求項59に記載の装置。
【請求項63】
前記空間関係は、PMIと、プリコーディング情報と、アンテナポート及び/又はパネル情報と、空間関係リファレンス信号情報と、伝送構成指示TCI状態と、疑似コロケーションQCL情報と、パスロスリファレンス信号とのうちの少なくとも一つを含む、請求項50から請求項62のいずれか1項に記載の装置。
【請求項64】
前記端末に複数の空間関係が構成される場合に、前記第一の通信モジュールは、さらに、
制御リソースセットの受信に使用される空間関係と、
デフォルトの空間関係と、
予め構成された空間関係と、
一番目の空間関係と、
初期アクセスに使用される空間関係と、
アクティブ化された空間関係と、
複数の空間関係の使用ルールを指示するための第一のルールにより指示される空間関係とのうちの一つを使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信するために用いられる、請求項42に記載の装置。
【請求項65】
前記装置に一つの空間関係と一つの空間関係集合が構成される場合に、前記第一の通信モジュールは、さらに、
制御リソースセットの受信に使用される空間関係と、
構成される一つの空間関係と、
初期アクセスに使用される空間関係と、
アクティブ化された空間関係と、
複数の空間関係の使用ルールを指示するための第二のルールにより指示される空間関係とのうちの一つを使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信するために用いられる、請求項42に記載の装置。
【請求項66】
前記端末がサポートする能力情報は、
複数の空間関係を構成することをサポートすることと、
一つの時間単位内に複数の空間関係を構成することをサポートすることと、
PMIに従ってポジショニングリファレンス信号を送信又は受信することをサポートすることと、
一定ルールのアンテナ又はコードブックマッピング方式に従ってポジショニングリファレンス信号を送信又は受信することをサポートすることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項42に記載の装置。
【請求項67】
下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係が更新された場合に、前記装置は、さらに、前記下りリンクポジショニングリファレンス信号を空間関係とする上りリンク信号に対して、
更新された下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に基づいて、前記上りリンク信号に対応する空間情報を更新する挙動と、
前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係及び/又は前記上りリンク信号の空間関係を含む第一のシグナリングを位置管理機能LMFに送信する挙動と、
前記上りリンク信号を構成する時の下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に従って前記上りリンク信号を送信する挙動とのうちの少なくとも一つを実行するために用いられる、請求項42に記載の装置。
【請求項68】
下りリンクポジショニングリファレンス信号を上りリンク信号の空間関係とする場合に、
前記装置は、前記上りリンク信号の送信期間内に前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係を更新せず、及び/又は
前記装置は、前記上りリンク信号の送信よりもM個の時間領域単位の前に、前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係の構成又はアクティブ化を完了し、Mが正の整数である、請求項42に記載の装置。
【請求項69】
空間関係指示装置であって、
第一の情報を送信するための第二の通信モジュールを含み、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる、空間関係指示装置。
【請求項70】
端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から請求項27のいずれか1項に記載の空間関係指示方法を実現する、端末。
【請求項71】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項28から請求項41のいずれか1項に記載の空間関係指示方法を実現する、ネットワーク側機器。
【請求項72】
可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体上にプログラム又は命令が記憶され、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から請求項27のいずれか1項に記載の空間関係指示方法を実現し、又は請求項28から請求項41のいずれか1項に記載の空間関係指示方法を実現する、可読記憶媒体。
【請求項73】
コンピュータプログラム製品であって、少なくとも一つのプロセッサにより実行される時、請求項1から請求項27のいずれか1項に記載の空間関係指示方法を実現し、又は請求項28から請求項41のいずれか1項に記載の空間関係指示方法を実現する、コンピュータプログラム製品。
【請求項74】
チップであって、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、請求項1から請求項27のいずれか1項に記載の空間関係指示方法を実現し、又は請求項28から請求項41のいずれか1項に記載の空間関係指示方法を実現するために用いられる、チップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本発明は、2021年06月30日に中国特許局で提出され、出願番号が202110736502.0であり、発明名称が「空間関係指示方法及び機器」である中国特許出願の優先権を主張しており、この出願のすべての内容は、援用により本発明に取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、具体的に空間関係指示方法及び機器に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術では、ポジショニングリファレンス信号は、一般的には、ポジショニング需要と変更に応じて動的構成を行うことをサポートしない。人員が少なく又は深夜にポジショニング需要がない時にも、依然としてポジショニングリファレンス信号を送信する可能性があるが、緊急又は低遅延の需要が発生した場合には、ポジショニングリファレンス信号をタイムリーに送信できず、特定の送信周期を待って測定と計算を行うことしかできない。これにより、ポジショニングリソースを浪費し又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告できないことを引き起こす。
【0004】
このため、関連技術では、新たなポジショニングリファレンス信号を導入して上記問題を解決し、例えばオンデマンド(On demand)のポジショニングリファレンス信号を導入することが検討されている。しかしながら、新たなポジショニングリファレンス信号を導入する場合、このポジショニングリファレンス信号をどのように伝送するか、例えば、ポジショニングリファレンス信号がすべてオンオフされる必要があるか、それとも、特定の空間関係を備えるリファレンス信号のみオンオフされる必要があるか、また例えば、需要を満たすポジショニングリファレンス信号の送信を実現するにはどのように空間関係を構成するかは、依然として解決されていない技術課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例は、どのようにポジショニングリファレンス信号の伝送を実現するかという課題を解決できる空間関係指示方法及び機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一の態様によれば、空間関係指示方法を提供し、この方法は、端末が第一の情報を受信することを含み、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0007】
第二の態様によれば、空間関係指示方法を提供し、この方法は、ネットワーク側機器が第一の情報を送信することを含み、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0008】
第三の態様によれば、空間関係指示装置を提供し、この装置は、第一の情報を受信するための第一の通信モジュールを含み、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0009】
第四の態様によれば、空間関係指示装置を提供し、この装置は、第一の情報を送信するための第二の通信モジュールを含み、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0010】
第五の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法を実現する。
【0011】
第六の態様によれば、プロセッサ及び通信インターフェースを含む端末を提供し、ここで、前記通信インターフェースは、第一の情報を受信するために用いられ、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0012】
第七の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第二の態様に記載の方法を実現する。
【0013】
第八の態様によれば、プロセッサ及び通信インターフェースを含むネットワーク側機器を提供し、ここで、前記通信インターフェースは、第一の情報を送信するために用いられ、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0014】
第九の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体上にプログラム又は命令が記憶され、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法を実現し、又は第二の態様に記載の方法を実現する。
【0015】
第十の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法を実現し、又は第二の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【0016】
第十一の態様によれば、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品は、非一時的記憶媒体に記憶されており、前記プログラム/プログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法を実現し、又は第二の態様に記載の方法を実現する。
【発明の効果】
【0017】
本出願の実施例では、端末は、第一の情報を受信し、第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成及び/又はアクティブ化することができ、ポジショニングリファレンス信号の伝送を実現することに有利であり、ポジショニングリソースを浪費し又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告できないことを回避することに有利であり、ポジショニングリソースの利用率を向上させ又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告することに有利である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本出願の実施例による無線通信システムの概略図である。
【
図2】本出願の実施例による空間関係指示方法の概略的フローチャートである。
【
図3】本出願の実施例による複数の空間関係の空間範囲概略図である。
【
図4】本出願の実施例による空間関係指示方法の概略的フローチャートである。
【
図5】本出願の実施例による空間関係指示方法の概略的フローチャートである。
【
図6】本出願の実施例による空間関係指示装置の構造概略図である。
【
図7】本出願の実施例による空間関係指示装置の構造概略図である。
【
図8】本出願の実施例による通信機器の構造概略図である。
【
図9】本出願の実施例による端末の構造概略図である。
【
図10】本出願の実施例によるネットワーク側機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0020】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用される用語は、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0021】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用することができる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しており、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0022】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムの概略図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12を含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例では、端末11の具体的なタイプを限定しない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、次世代ノードB(gNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、トランスミッションポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、ここで、コアネットワーク機器は、位置サーバ、位置管理機能(Location Management Function、LMF)、進化に基づくサービス移動位置中心(Evolved Serving Mobile Location Center、E-SMLC)、又は当分野における他のある適切な用語であってもよい。説明すべきこととして、本出願の実施例ではNRシステムにおける基地局又はコアネットワーク機器のみを例にしているが、基地局又はコアネットワーク機器の具体的なタイプを限定しない。
【0023】
以下では、図面を結び付けながら、いくつかの実施例及びその応用シナリオによって本出願の実施例による空間関係指示方法及び機器を詳細に説明する。
【0024】
図2に示すように、本出願の実施例は、空間関係指示方法200を提供し、この方法は、端末により実行されてもよく、言い換えれば、この方法は、端末にインストールされるソフトウェア又はハードウェアにより実行されてもよく、この方法は、以下のステップを含む。
【0025】
S202:端末は、第一の情報を受信し、第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0026】
本出願の各実施例で言及された空間関係は、端末がポジショニングリファレンス信号を送信又は受信するために用いられてもよく、この空間関係は、プリコーディングマトリックス指示(Pre-coding Matrix Indicator、PMI)、プリコーディング情報、アンテナポート及び/又はパネル情報、空間関係リファレンス信号情報、伝送構成指示(Transmission Configuration Indicator、TCI)状態(state)、疑似コロケーション(Quasi-Co-Location、QCL)情報、パスロスリファレンス信号(PathLoss RS、PL RS)などのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0027】
本出願の各実施例で言及されたポジショニングリファレンス信号又はポジショニングリファレンス信号情報は、ポジショニングリファレンス信号(Positioning Reference Signals、PRS)、サウンディングリファレンス信号(Sounding Reference Signal、SRS)、ポジショニングするためのSRS(SRS for positioning)、同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロック/同期信号ブロック(Synchronization Signal and PBCH block、SSB)、チャネル状態情報リファレンス信号(Channel State Information-Reference Signal、CSI-RS)、サブリンク同期信号(Sidelink-Synchronization Signals、S-SS)、物理ブロードキャスト同期チャネル(Physical Broadcast Synchronization Channel、PBSCH)ブロック(block)、マスター情報ブロック(Master Information Block、MIB)情報、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)、制御リソースセット(Control Resource SET、CORESET)、トラッキングリファレンス信号(Tracking Reference Signal、TRS)、復調リファレンス信号(DeModulation Reference Signal、DMRS)などのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0028】
上記PRSは、LTE PRS、NR PRS、オンデマンド(On demand)のポジショニングリファレンス信号などのうちの少なくとも一つを含む。
【0029】
なお、本出願の各実施例で言及されたポジショニングリファレンス信号は、サービングセルのポジショニングリファレンス信号であってもよく、非サービングセル又は隣接セルのポジショニングリファレンス信号であってもよい。
【0030】
この実施例では、第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成してもよく、又は、第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化し、又は、第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために構成する一つ又は複数の空間関係の初期状態は、アクティブ化状態であり、即ち、第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成し且つ同時にアクティブ化する。
【0031】
選択的に、S202の後に、端末が第一の情報で構成及び/又はアクティブ化された一つ又は複数の空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信するステップをさらに含んでもよい。
【0032】
一例では、端末が一つの空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することは、以下のことのうちの一つを含む。
【0033】
1)端末は、一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し又はリソース上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0034】
2)端末は、順に一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し、リソース、周波数分割多重化又は時分割多重化上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。ここで、端末が複数の周期、繰り返し、リソース、周波数分割多重化又は時分割多重化上で使用する空間関係は、異なってもよい。
【0035】
例えば、端末は、複数の周期、繰り返し又はリソース上で異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信し、又は、端末は、複数の時間領域リソース又は周波数領域リソース上で異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0036】
別の例では、端末が複数の空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することは、以下のことのうちの一つを含む。
【0037】
1)端末は、複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に空間関係リストにおける異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。この空間関係リストは、第一の情報により構成及び/又はアクティブ化されてもよく、この空間関係リストは、一つ又は複数の空間関係又は一つ又は複数のリファレンス信号を含む。
【0038】
2)端末は、複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に複数の空間関係のうちの異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0039】
3)端末は、複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に空間関係リストにおけるアクティブ化された、異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0040】
4)端末は、複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に複数の空間関係のうちのアクティブ化された、異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0041】
本出願の実施例では、端末は、第一の情報を受信し、第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成及び/又はアクティブ化することができ、ポジショニングリファレンス信号の伝送を実現することに有利であり、ポジショニングリソースを浪費し又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告できないことを回避することに有利であり、ポジショニングリソースの利用率を向上させ又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告することに有利である。
【0042】
図2に示す実施例をベースとして、選択的に、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、
1)一つ又は複数の空間関係又は一つ又は複数のリファレンス信号を含む空間関係リストと、
2)一つ又は複数の空間関係とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0043】
上記で言及されたポジショニングリファレンス信号と空間関係リストとのマッピング関係は、
1)一つのポジショニングリファレンス信号が一つの前記空間関係リストに対応することと、
2)一つのポジショニングリファレンス信号が複数の前記空間関係リストに対応することと、
3)複数のポジショニングリファレンス信号が一つの前記空間関係リストに対応することと、
4)複数のポジショニングリファレンス信号が複数の前記空間関係リストに対応することとのうちの一つを含んでもよい。
【0044】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、第一の情報は、
1)一つ又は複数のPMIを含むPMIリストと、
2)一つ又は複数のプリコーディング情報を含むプリコーディング情報リストと、
3)一つ又は複数のPMIと、
4)一つ又は複数のプリコーディング情報と、
5)ポジショニングリファレンス信号とアンテナポートとのマッピング関係を含む複数の第一のマッピング関係とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0045】
選択的に、上記1)~5)は、第一の情報により明示的に指示されてもよい。
【0046】
図2に示す実施例をベースとして、選択的に、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、以下のことのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0047】
1)複数のポジショニングリファレンス信号は、同じ空間関係を有する。例えば、複数のポジショニングリファレンス信号は、同じビームによって送信又は受信されてもよい。
【0048】
2)複数のポジショニングリファレンス信号は、同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有する。
図3に示すように、第二の空間関係は、
図3におけるビーム1~ビーム6を参照すればよく、第一の空間関係は、
図3における、ビーム1とビーム2を含むビーム(太いビーム)を参照すればよい。
【0049】
この例では、複数のポジショニングリファレンス信号は、同じである太いビームを有してもよく、異なる細いビームを有してもよく、ここで、ビームの空間範囲は、ビーム粒度又はビーム幅により体現されてもよい。
【0050】
例えば、ポジショニングリファレンス信号1と2は、ビーム1(細いビーム)を使用して送信又は受信され、ポジショニングリファレンス信号3と4は、ビーム2(細いビーム)を使用して送信又は受信され、ポジショニングリファレンス信号1、2、3と4は、いずれも
図3における一つの太いビームを使用して送信又は受信されてもよい。
【0051】
3)複数のポジショニングリファレンス信号は、第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲は、前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きい。例えば、第一のリファレンス信号用のビームの空間範囲は、上記複数のポジショニングリファレンス信号のビームの空間範囲よりも大きい。
【0052】
4)ポジショニングリファレンス信号は、第一のリファレンス信号と第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲は、前記第二のリファレンス信号の空間範囲よりも大きい。例えば、第一のリファレンス信号のビームの空間範囲は、前記第二のリファレンス信号のビームの空間範囲よりも大きい。
【0053】
5)ポジショニングリファレンス信号は、第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲は、前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であり、Nが正の整数である。例えば、第一のリファレンス信号のビームの空間範囲は、前記N個の第二のリファレンス信号のビームの空間範囲以上である。
【0054】
選択的に、上記1)~5)は、第一の情報により非明示的に指示されてもよい。
【0055】
この実施例は、端末が太いビームと細いビームとの関係を識別し、関連方向のポジショニングリファレンス信号リソースを指向的に補充することを支援することができ、それによってポジショニングリファレンス信号リソースの浪費を減少させる。
【0056】
例えば、第一の情報は、複数のポジショニングリファレンス信号のために複数の空間関係を構成及び/又はアクティブ化してもよく、この複数の空間関係の空間範囲は、異なる。具体的に
図3に示すように、端末は、まず
図3に示す太いビームを使用してポジショニングリファレンス信号を送信又は受信し(
図3に1つだけ示されているが、実際の太いビームの数は、もっと多くてもよい)、ポジショニングリファレンス信号の測定結果に基づいて太いビームを選択し(例えば一つを選択し)、さらに選択した太いビーム内の細いビームを使用してポジショニングリファレンス信号を送信又は受信してもよく、ポジショニングリファレンス信号リソースの浪費を減少させることに有利である。
【0057】
図2に示す実施例をベースとして、選択的に、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、以下のことのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0058】
1)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号は、同じ空間関係を有する。例えば、複数のポジショニングリファレンス信号は、同じビームによって送信又は受信されてもよい。
【0059】
2)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号は、同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有する。選択的に、第一の空間関係の空間範囲は、前記第二の空間関係の空間範囲よりも大きい。
【0060】
例えば、
図3に示す例では、ポジショニングリファレンス信号5は、ビーム1(細いビーム)を使用して送信又は受信され、ポジショニングリファレンス信号6は、ビーム2(細いビーム)を使用して送信又は受信され、ポジショニングリファレンス信号5、6は、いずれも
図3における一つの太いビームを使用して送信又は受信されてもよい。
【0061】
3)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号は、第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲は、前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きい。
【0062】
4)第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット(set 2と略す)内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット(set 1と略す)内の第一のポジショニングリファレンス信号とは、整数関係である。例えば、set2は、16個のポジショニングリファレンス信号リソース(resourceと略す)があり、set1は、8個のresourceがあり、set 2における2つのresourceごとに、set1における1つのresourceと対応関係が存在する。
【0063】
5)第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースサブセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とは、整数関係である。
【0064】
6)第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが同じ第一の空間関係を有する場合に、第二のポジショニングリファレンス信号の数と第一のポジショニングリファレンス信号の数とは、整数関係である。例えば、第二のポジショニングリファレンス信号の数は、第一のポジショニングリファレンス信号の数の2倍又は3倍などである。
【0065】
選択的に、上記1)~6)は、第一の情報により非明示的に指示されてもよい。
【0066】
この実施例は、端末が太いビーム(第一レベルのビームと表されてもよい)と細いビーム(第二レベルのビームと表されてもよい)との関係を識別し、関連方向のポジショニングリファレンス信号リソースを指向的に補充することを支援することができ、それによってポジショニングリファレンス信号リソースの浪費を減少させる。
【0067】
上記1)~6)をベースとして、第一の情報は、
1)一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
2)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
3)ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
4)一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なる空間関係に関連することと、
5)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なる空間関係に関連することと、
6)ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なる空間関係に関連することとのうちの少なくとも一つを指示する(非明示的に指示してもよい)ために用いられてもよい。
【0068】
図2に示す実施例をベースとして、選択的に、前記第一の情報は、具体的に、オンデマンド(On demand)のポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0069】
選択的に、第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、以下のうちの少なくとも一つを構成するために用いられてもよい。
【0070】
1)一つ又は複数の空間関係を含む空間関係リストである。
【0071】
2)一つ又は複数の空間関係である。
【0072】
3)一つ又は複数の期待する(Expect、又は予期するという)出発角(Angle of Departure、AoD)方向情報及び/又は幅情報である。この実施例では、期待する出発角は、一つのサーチウィンドウとして理解されてもよい。
【0073】
4)一つ又は複数の期待する到着角(Angle of Arrival、AoA)方向情報及び/又は幅情報である。
【0074】
選択的に、上記1)~4)は、第一の情報により明示的に指示されてもよい。
【0075】
選択的に、第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、以下のことのうちの少なくとも一つを構成するために用いられてもよい。
【0076】
1)オンデマンドのポジショニングリファレンス信号は、一つ又は複数のポジショニングリファレンス信号に関連する。
【0077】
2)一つ又は複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号は、一つのポジショニングリファレンス信号に関連し又は一つのオンデマンドのポジショニングリファレンス信号に関連する。
【0078】
図3に示すように、一つ又は複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号は、
図3における細いビーム1と2により送信又は受信されてもよく、関連する一つのオンデマンドのポジショニングリファレンス信号は、
図3における太いビームにより送信又は受信されてもよい。
【0079】
3)オンデマンドのポジショニングリファレンス信号と関連するポジショニングリファレンス信号とは、整数関係である。例えば、需要となるポジショニングリファレンス信号リソースセット(set2)は、16個のresourceがあり、関連するポジショニングリファレンス信号リソースセット(set1)は、8個のresourceがあり、set2における2つのresourceごとに、set1における1つのresourceと対応関係が存在する。
【0080】
選択的に、上記1)~3)は、第一の情報により非明示的に指示されてもよい。
【0081】
選択的に、上記構成は、期待する到着角又は期待する出発角に関連してもよく、例えば需要となるポジショニングリファレンス信号リソースセットの、一つ又は複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号は、一つの期待する到着角又は期待する出発角に対応する。一つの可能な実施例では、上記期待する到着角又は期待する出発角の幅に基づいて、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号の数を決定し、それによって各オンデマンドのポジショニングリファレンス信号に対応する空間関係を決定する。別の可能な実施例では、上記期待する到着角又は期待する出発角の幅及び/又はオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の数に基づいて、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号に対応する空間関係を決定する。簡単にいうと、期待する到着角の範囲が60度で、中心角が0度である場合に、一つの可能な実施例では、第一の空間関係は、中心角が0度で、範囲が60度のリファレンス信号である。又は第二の空間は、期待する到着角に属するM個のリファレンス信号であり、例えば、それぞれ-15度又は+15度を中心角とする2つのリファレンス信号である。
【0082】
選択的に、第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
1)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
2)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
3)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
4)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号がポジショニングリファレンス信号に関連し、前記ポジショニングリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
5)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる。
【0083】
選択的に、上記1)~5)は、第一の情報により非明示的に指示されてもよい。具体的な例は、明細書の以上の実施例の紹介を参照すればよい。
【0084】
図2に示す実施例をベースとして、選択的に、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられる場合に、前記の、第一の情報を受信することは、以下のことのうちの一つを含む。
【0085】
1)ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するためのメディアアクセスコントロール制御ユニット(Media Access Control-Control Element、MAC CE)シグナリングを受信する。
【0086】
2)下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)を受信し、前記DCIは、ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係の指示情報を含み、このDCIは、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられる。
【0087】
3)ポジショニングプロトコルシグナリングを受信し、前記ポジショニングプロトコルシグナリングは、アクティブ化コマンドを含み、前記アクティブ化コマンドは、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられる。このポジショニングプロトコルシグナリングは、LTEポジショニングプロトコル(LTE Positioning Protocol、LPP)シグナリング、ニューラジオポジショニング付加プロトコル(New Radio Positioning Protocol A、NRPPa)シグナリングなどを含んでもよい。
【0088】
選択的に、第一の情報はさらに、物理セル識別子(Physical Cell Identifier、PCI)と、非サービングセルの識別情報と、周波数情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよく、ここで、前記非サービングセルの、同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロック/SSBと、ポジショニングリファレンス信号と、サウンディングリファレンス信号と、CSI-RSとのうちの少なくとも一つは、ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係として構成されることができる。
【0089】
選択的に、上記3)で言及されたアクティブ化コマンドは、
a)ポジショニングリファレンス信号の識別情報を運ぶことと、
b)一つ又は複数の空間関係の識別情報を運ぶことと、
c)空間関係リストの識別情報を運ぶことと、
d)ポジショニングリファレンス信号の第一のサブセット又は第一の方向のビームに対応する空間関係をアクティブ化することと、
e)期待するAoD方向情報及び/又は幅情報と、
f)期待するAoA方向情報及び/又は幅情報とのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0090】
選択的に、前記アクティブ化コマンドは、指示情報を含み、前記指示情報は、ポジショニングリファレンス信号を特定の又は予め定義されたプリコーディング情報に従って送信又は受信することを指示し、又は前記ポジショニングプロトコルシグナリングは、プリコーディング情報を含み、ポジショニングリファレンス信号は、一つ又は複数の前記プリコーディング情報に対応し、又は前記アクティブ化コマンドは、指示情報を含み、前記指示情報は、ポジショニングリファレンス信号を特定の又は予め定義されたアンテナポート及び/又はプリコーディング情報に従って送信又は受信することを指示し、又は前記アクティブ化コマンドは、指示情報を含み、前記指示情報は、ポジショニングリファレンス信号を特定の又は予め定義された空間関係情報に従って送信又は受信することを指示する。
【0091】
前文における各実施例をベースとして、前記方法は、前記端末が要求情報を送信することをさらに含み、前記要求情報は、
1)ポジショニングリファレンス信号の空間関係の優先度情報と、
2)ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係と、
3)オンデマンドのポジショニングリファレンス信号とのうちの少なくとも一つを構成することを要求するために用いられる。
【0092】
この実施例では、端末は、ポジショニングリファレンス信号の関連情報の構成を直接に要求することができ、ポジショニングリファレンス信号によりポジショニングリソースを浪費し又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告できないという関連技術における問題を解決することに有利であり、ポジショニングリファレンス信号リソースの浪費を減少させることに有利である。
【0093】
注意すべきこととして、前文におけるオンデマンドのポジショニングリファレンス信号は、ポジショニングリファレンス信号の一つであり、ポジショニングリファレンス信号についての関連記述は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号に適用されることもある。
【0094】
前文における各実施例をベースとして、前記端末に複数の空間関係が構成される場合に、前記方法は、前記端末が以下のうちの一つを使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することをさらに含む。
【0095】
1)CORESETに使用される空間関係である。例えば、端末に複数のTCI状態/QCL信号/空間関係情報が構成され、且つアクティブ化情報を受信していない場合に、端末は、制御リソースセットを受信するTCI状態/QCL信号/空間関係情報を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0096】
2)デフォルトの空間関係である。例えば、端末に複数のTCI状態/QCL信号/空間関係情報が構成され、且つアクティブ化情報を受信していない場合に、端末は、受信にデフォルトのTCI状態/QCL信号/空間関係情報を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0097】
3)予め構成された空間関係である。例えば、端末に複数のTCI状態/QCL信号/空間関係情報が構成され、且つアクティブ化情報を受信していない場合に、端末は、R16により構成されるTCI状態/QCL信号/空間関係情報を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0098】
4)一番目の空間関係である。例えば、端末に複数のTCI状態/QCL信号/空間関係情報が構成され、且つアクティブ化情報を受信していない場合に、端末は、一番目のTCI状態/QCL信号/空間関係情報を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0099】
5)初期アクセスに使用される空間関係である。例えば、端末に複数のTCI状態/QCL信号/空間関係情報が構成され、且つアクティブ化情報を受信していない場合に、端末は、初期アクセスのTCI状態/QCL信号/空間関係情報を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0100】
6)アクティブ化された空間関係である。例えば、端末に複数のTCI状態/QCL信号/空間関係情報が構成され、アクティブ化情報を受信してそのうちの一つをアクティブ化した場合に、端末は、アクティブ化されたTCI状態/QCL信号/空間関係情報を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0101】
7)複数の空間関係の使用ルールを指示するための第一のルールにより指示される空間関係である。例えば、端末に複数のTCI状態/QCL信号/空間関係情報が構成され、且つ第一のルールが存在する場合に、端末は、第一のルールにより指定されるTCI状態/QCL信号/空間関係情報を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0102】
上記実施例と並んで、前文における各実施例をベースとして、前記端末に一つの空間関係と一つの空間関係集合が構成される場合に、前記方法は、前記端末が以下のうちの一つを使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することをさらに含む。
【0103】
1)制御リソースセットの受信に使用される空間関係である。例えば、端末に一つのTCI状態/QCL信号/空間関係情報と一つのTCI状態/QCL信号/空間関係情報集合が構成され、且つアクティブ化情報を受信していない場合に、端末は、制御リソースセットを受信するTCI状態/QCL信号/空間関係情報を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0104】
2)構成される一つの空間関係である。例えば、端末に一つのTCI状態/QCL信号/空間関係情報と一つのTCI状態/QCL信号/空間関係情報集合が構成され、且つアクティブ化情報を受信していない場合に、端末は、構成される一つのTCI状態/QCL信号/空間関係情報を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0105】
3)初期アクセスに使用される空間関係である。例えば、端末に一つのTCI状態/QCL信号/空間関係情報と一つのTCI状態/QCL信号/空間関係情報集合が構成され、且つアクティブ化情報を受信していない場合に、端末は、初期アクセスのTCI状態/QCL信号/空間関係情報を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0106】
4)アクティブ化された空間関係である。例えば、端末に一つのTCI状態/QCL信号/空間関係情報と一つのTCI状態/QCL信号/空間関係情報集合が構成され、且つアクティブ化情報を受信して集合における一つをアクティブ化した場合に、端末は、アクティブ化されたTCI状態/QCL信号/空間関係情報を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0107】
5)複数の空間関係の使用ルールを指示するための第二のルールにより指示される空間関係である。例えば、端末に一つのTCI状態/QCL信号/空間関係情報と一つのTCI状態/QCL信号/空間関係情報集合が構成され、且つ第二のルールが存在する場合に、端末は、第二のルールにより指定されるTCI状態/QCL信号/空間関係情報を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信する。
【0108】
前文における各実施例をベースとして、前記端末がサポートする能力情報は、
1)複数の空間関係を構成することをサポートすることと、
2)一つの時間単位内に複数の空間関係を構成することをサポートすることと、
3)PMIに従ってポジショニングリファレンス信号を送信又は受信することをサポートすることと、
4)一定ルールのアンテナ又はコードブックマッピング方式に従ってポジショニングリファレンス信号を送信又は受信することをサポートすることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0109】
前文における各実施例をベースとして、選択的に、下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係が更新された場合に、前記方法は、前記端末が前記下りリンクポジショニングリファレンス信号を空間関係とする上りリンク信号に対して、
1)更新された下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に基づいて、前記上りリンク信号に対応する空間情報を更新する挙動と、
2)前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係及び/又は前記上りリンク信号の空間関係を含む第一のシグナリングをLMFに送信する挙動と、
3)前記上りリンク信号を構成する時の下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に従って前記上りリンク信号を送信する挙動とのうちの少なくとも一つを実行することをさらに含む。
【0110】
前文における各実施例をベースとして、選択的に、下りリンクポジショニングリファレンス信号を上りリンク信号の空間関係とする場合に、前記端末は、前記上りリンク信号の送信期間内に前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係を更新せず、及び/又は、前記端末は、前記上りリンク信号の送信よりもM個の時間領域単位(例えばスロット)の前に、前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係の構成又はアクティブ化を完了し、Mが正の整数である。
【0111】
本出願の実施例による空間関係指示方法を詳細に説明するために、以下、一つの具体的な実施例を結び付けて説明する。
図4に示すように、この実施例は、以下のステップを含む。
【0112】
S402:端末は、要求情報をLMFに送信する。
【0113】
この要求情報は、
1)ポジショニングリファレンス信号の空間関係の優先度情報と、
2)ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係と、
3)オンデマンドのポジショニングリファレンス信号とのうちの少なくとも一つを構成又はアクティブ化することをLMFに要求するために用いられる。
【0114】
S404:LMFは、構成メッセージを端末に送信する。この構成メッセージは、前の実施例の第一のメッセージを参照すればよく、この第一のメッセージは、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる。
【0115】
S406:端末は、要求情報をLMFに送信する。
【0116】
この要求情報は、
1)ポジショニングリファレンス信号の空間関係の優先度情報と、
2)ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係と、
3)オンデマンドのポジショニングリファレンス信号とのうちの少なくとも一つを構成又はアクティブ化することをLMFに要求するために用いられる。
【0117】
S408:LMFは、アクティブ化メッセージを端末に送信する。このアクティブ化メッセージは、前の実施例の第一のメッセージを参照すればよく、この第一のメッセージは、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられる。
【0118】
他の実施例では、S408は、アクセスネットワーク側機器(例えば基地局)により実行されてもよく、例えばS408として、基地局がアクティブ化メッセージを端末に送信することで置き換える。
【0119】
この実施例では、端末は、構成メッセージ又はアクティブ化メッセージを受信した後に、前の実施例に紹介される、ポジショニングリファレンス信号を受信又は送信するステップを実行することができる。
【0120】
説明すべきこととして、上記S402、S406とS408は、選択的なステップであり、実際の応用に存在してもよく、存在しなくてもよく、
図4において点線で示されている。また、S402とS406は、一般的には同時に存在しない。また、
図4におけるアクセスと移動管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)は、メッセージ転送の役割を果たす。
【0121】
以上、
図2を結び付けて本出願の実施例による空間関係指示方法を詳細に記述した。以下は、
図3を結び付けて本出願の別の実施例による空間関係指示方法を詳細に記述する。理解できるように、ネットワーク側機器から記述されるネットワーク側機器と端末とのインタラクションは、
図2に示す方法における端末側の記述と同じであり、説明の繰り返しを回避するために、関連記述を適切に省略する。
【0122】
図5は、本出願の実施例の空間関係指示方法を実現するフローチャートであり、ネットワーク側機器に用いることができ、このネットワーク側機器は、LMF又は基地局などであってもよい。
図5に示すように、この方法500は、以下のステップを含む。
【0123】
S502:ネットワーク側機器は、第一の情報を送信し、第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0124】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器は、第一の情報を送信し、第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成及び/又はアクティブ化することができ、ポジショニングリファレンス信号の伝送を実現することに有利であり、ポジショニングリソースを浪費し又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告できないことを回避することに有利であり、ポジショニングリソースの利用率を向上させ又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告することに有利である。
【0125】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、
1)一つ又は複数の空間関係又は一つ又は複数のリファレンス信号を含む空間関係リストと、
2)一つ又は複数の空間関係とのうちの少なくとも一つを含む。
【0126】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
1)複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
2)複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
3)複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
4)ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号と第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記第二のリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
5)ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であり、Nが正の整数であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0127】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
1)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
2)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
3)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
4)第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
5)第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースサブセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
6)第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが同じ第一の空間関係を有する場合に、第二のポジショニングリファレンス信号の数と第一のポジショニングリファレンス信号の数とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0128】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、
1)一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
2)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
3)ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
4)一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なる空間関係に関連することと、
5)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なる空間関係に関連することとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0129】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0130】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
1)一つ又は複数の空間関係を含む空間関係リストと、
2)一つ又は複数の空間関係と、
3)一つ又は複数の期待する出発角AoD方向情報及び/又は幅情報と、
4)一つ又は複数の期待する到着角AoA方向情報及び/又は幅情報とのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる。
【0131】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
1)オンデマンドのポジショニングリファレンス信号が一つ又は複数のポジショニングリファレンス信号に関連することと、
2)一つ又は複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が一つのポジショニングリファレンス信号に関連し又は一つのオンデマンドのポジショニングリファレンス信号に関連することと、
3)オンデマンドのポジショニングリファレンス信号と関連するポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる。
【0132】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
1)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
2)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
3)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
4)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号がポジショニングリファレンス信号に関連し、前記ポジショニングリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
5)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる。
【0133】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられる場合に、前記の、第一の情報を送信することは、
1)ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するためのMAC CEシグナリングを送信することと、
2)ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係の指示情報を含むDCIを送信することと、
3)ポジショニングプロトコルシグナリングを送信することであって、前記ポジショニングプロトコルシグナリングがアクティブ化コマンドを含み、前記アクティブ化コマンドがポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられることとのうちの一つを含む。
【0134】
選択的に、一つの実施例としては、前記方法は、前記ネットワーク側機器が一つ又は複数の空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することをさらに含む。
【0135】
選択的に、一つの実施例としては、前記ネットワーク側機器が一つの空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することは、
1)前記ネットワーク側機器が一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し又はリソース上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
2)前記ネットワーク側機器が順に一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し、リソース、周波数分割多重化又は時分割多重化上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することとのうちの一つを含む。
【0136】
選択的に、一つの実施例としては、下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係が更新された場合に、前記方法は、前記ネットワーク側機器が前記下りリンクポジショニングリファレンス信号を空間関係とする上りリンク信号に対して、
1)更新された下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に基づいて、前記上りリンク信号に対応する空間情報を更新する挙動と、
2)前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係及び/又は前記上りリンク信号の空間関係を含む第一のシグナリングを位置管理機能LMFに送信する挙動と、
3)前記上りリンク信号を構成する時の下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に従って前記上りリンク信号を受信する挙動とのうちの少なくとも一つを実行することをさらに含む。
【0137】
選択的に、一つの実施例としては、下りリンクポジショニングリファレンス信号を上りリンク信号の空間関係とする場合に、前記ネットワーク側機器は、前記上りリンク信号の送信期間内に前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係を更新せず、及び/又は、前記ネットワーク側機器は、前記上りリンク信号の送信よりもM個の時間領域単位の前に、前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係の構成又はアクティブ化を完了し、Mが正の整数である。
【0138】
説明すべきこととして、本出願の実施例による空間関係指示方法の実行本体は、空間関係指示装置、又は、この空間関係指示装置における空間関係指示方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例では、空間関係指示装置が空間関係指示方法を実行することを例として、本出願の実施例による空間関係指示装置を説明する。
【0139】
図6は、本出願の実施例による空間関係指示装置の構造概略図であり、この装置は、他の実施例における端末に対応してもよい。
図6に示すように、装置600は、以下のモジュールを含む。
【0140】
第一の通信モジュール602は、第一の情報を受信するために用いられてもよく、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0141】
選択的に、装置600は、第一の決定モジュールをさらに含み、この第一の決定モジュールは、第一の情報を決定するために用いられてもよい。
【0142】
本出願の実施例では、装置600(例えば端末)は、第一の情報を受信し、第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成及び/又はアクティブ化することができ、ポジショニングリファレンス信号の伝送を実現することに有利であり、ポジショニングリソースを浪費し又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告できないことを回避することに有利であり、ポジショニングリソースの利用率を向上させ又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告することに有利である。
【0143】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、
1)一つ又は複数の空間関係又は一つ又は複数のリファレンス信号を含む空間関係リストと、
2)一つ又は複数の空間関係とのうちの少なくとも一つを含む。
【0144】
選択的に、一つの実施例としては、ポジショニングリファレンス信号と前記空間関係リストとのマッピング関係は、
1)一つのポジショニングリファレンス信号が一つの前記空間関係リストに対応することと、
2)一つのポジショニングリファレンス信号が複数の前記空間関係リストに対応することと、
3)複数のポジショニングリファレンス信号が一つの前記空間関係リストに対応することと、
4)複数のポジショニングリファレンス信号が複数の前記空間関係リストに対応することとのうちの一つを含む。
【0145】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、
1)一つ又は複数のPMIを含むPMIリストと、
2)一つ又は複数のプリコーディング情報を含むプリコーディング情報リストと、
3)一つ又は複数のPMIと、
4)一つ又は複数のプリコーディング情報と、
5)ポジショニングリファレンス信号とアンテナポートとのマッピング関係を含む複数の第一のマッピング関係とのうちの少なくとも一つを含む。
【0146】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
1)複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有する。
【0147】
2)複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
3)複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
4)ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号と第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記第二のリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
5)ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であり、Nが正の整数であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0148】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
1)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
2)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
3)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
4)第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
5)第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースサブセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
6)第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが同じ第一の空間関係を有する場合に、第二のポジショニングリファレンス信号の数と第一のポジショニングリファレンス信号の数とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0149】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、
1)一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
2)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
3)ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
4)一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なる空間関係に関連することと、
5)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なる空間関係に関連することと、
6)ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なる空間関係に関連することとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0150】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の空間関係の空間範囲は、前記第二の空間関係の空間範囲よりも大きい。
【0151】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0152】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
1)一つ又は複数の空間関係を含む空間関係リストと、
2)一つ又は複数の空間関係と、
3)一つ又は複数の期待する出発角AoD方向情報及び/又は幅情報と、
4)一つ又は複数の期待する到着角AoA方向情報及び/又は幅情報とのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる。
【0153】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
1)オンデマンドのポジショニングリファレンス信号が一つ又は複数のポジショニングリファレンス信号に関連することと、
2)一つ又は複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が一つのポジショニングリファレンス信号に関連し又は一つのオンデマンドのポジショニングリファレンス信号に関連することと、
3)オンデマンドのポジショニングリファレンス信号と関連するポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる。
【0154】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
1)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
2)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
3)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
4)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号がポジショニングリファレンス信号に関連し、前記ポジショニングリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
5)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる。
【0155】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられる場合に、前記第一の通信モジュール602は、
1)ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するためのMAC CEシグナリングを受信することと、
2)ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係の指示情報を含むDCIを受信することと、
3)ポジショニングプロトコルシグナリングを受信することであって、前記ポジショニングプロトコルシグナリングがアクティブ化コマンドを含み、前記アクティブ化コマンドがポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられることとのうちの一つに用いられてもよい。
【0156】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、PCIと、非サービングセルの識別情報と、周波数情報とのうちの少なくとも一つをさらに含み、ここで、前記非サービングセルの、SSBと、ポジショニングリファレンス信号と、サウンディングリファレンス信号と、CSI-RSとのうちの少なくとも一つは、ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係として構成されることができる。
【0157】
選択的に、一つの実施例としては、前記アクティブ化コマンドは、
1)ポジショニングリファレンス信号の識別情報を運ぶことと、
2)一つ又は複数の空間関係の識別情報を運ぶことと、
3)空間関係リストの識別情報を運ぶことと、
4)ポジショニングリファレンス信号の第一のサブセット又は第一の方向のビームに対応する空間関係をアクティブ化することと、
5)出発角AoD方向情報及び/又は幅情報と、
6)到着角AoA方向情報及び/又は幅情報とのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0158】
選択的に、一つの実施例としては、前記アクティブ化コマンドは、指示情報を含み、前記指示情報は、ポジショニングリファレンス信号を特定の又は予め定義されたプリコーディング情報に従って送信又は受信することを指示し、又は前記ポジショニングプロトコルシグナリングは、プリコーディング情報を含み、ポジショニングリファレンス信号は、一つ又は複数の前記プリコーディング情報に対応し、又は前記アクティブ化コマンドは、指示情報を含み、前記指示情報は、ポジショニングリファレンス信号を特定の又は予め定義されたアンテナポート及び/又はプリコーディング情報に従って送信又は受信することを指示し、又は前記アクティブ化コマンドは、指示情報を含み、前記指示情報は、ポジショニングリファレンス信号を特定の又は予め定義された空間関係情報に従って送信又は受信することを指示する。
【0159】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の通信モジュール602は、さらに、要求情報を送信するために用いられてもよく、前記要求情報は、
1)ポジショニングリファレンス信号の空間関係の優先度情報と、
2)ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係と、
3)オンデマンドのポジショニングリファレンス信号とのうちの少なくとも一つを構成することを要求するために用いられる。
【0160】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の通信モジュール602は、さらに、一つ又は複数の空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信するために用いられてもよい。
【0161】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の通信モジュール602は、さらに、
1)一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し又はリソース上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
2)順に一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し、リソース、周波数分割多重化又は時分割多重化上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することとのうちの一つに用いられてもよい。
【0162】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の通信モジュール602は、さらに、
1)複数の周期、繰り返し又はリソース上で異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
2)複数の時間領域リソース又は周波数領域リソース上で異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することとのうちの一つに用いられてもよい。
【0163】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の通信モジュール602は、さらに、
1)複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に空間関係リストにおける異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
2)複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に複数の空間関係のうちの異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
3)複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に空間関係リストにおけるアクティブ化された、異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
4)複数の周期、繰り返し又はリソース上で順に複数の空間関係のうちのアクティブ化された、異なる空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することとのうちの一つに用いられてもよい。
【0164】
選択的に、一つの実施例としては、前記空間関係は、PMIと、プリコーディング情報と、アンテナポート及び/又はパネル情報と、空間関係リファレンス信号情報と、TCI状態と、QCL情報と、パスロスリファレンス信号とのうちの少なくとも一つを含む。
【0165】
選択的に、一つの実施例としては、前記装置に複数の空間関係が構成される場合に、前記第一の通信モジュール602は、さらに、
1)制御リソースセットの受信に使用される空間関係と、
2)デフォルトの空間関係と、
3)予め構成された空間関係と、
4)一番目の空間関係と、
5)初期アクセスに使用される空間関係と、
6)アクティブ化された空間関係と、
7)複数の空間関係の使用ルールを指示するための第一のルールにより指示される空間関係とのうちの一つを使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信するために用いられてもよい。
【0166】
選択的に、一つの実施例としては、前記装置に一つの空間関係と一つの空間関係集合が構成される場合に、前記第一の通信モジュール602は、さらに、
1)制御リソースセットの受信に使用される空間関係、
2)構成される一つの空間関係、
3)初期アクセスに使用される空間関係、
4)アクティブ化された空間関係、
5)複数の空間関係の使用ルールを指示するための第二のルールにより指示される空間関係とのうちの一つを使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信するために用いられてもよい。
【0167】
選択的に、一つの実施例としては、前記装置がサポートする能力情報は、
1)複数の空間関係を構成することをサポートすることと、
2)一つの時間単位内に複数の空間関係を構成することをサポートすることと、
3)PMIに従ってポジショニングリファレンス信号を送信又は受信することをサポートすることと、
4)一定ルールのアンテナ又はコードブックマッピング方式に従ってポジショニングリファレンス信号を送信又は受信することをサポートすることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0168】
選択的に、一つの実施例としては、下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係が更新された場合に、前記装置は、さらに、前記下りリンクポジショニングリファレンス信号を空間関係とする上りリンク信号に対して、
1)更新された下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に基づいて、前記上りリンク信号に対応する空間情報を更新する挙動と、
2)前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係及び/又は前記上りリンク信号の空間関係を含む第一のシグナリングをLMFに送信する挙動と、
3)前記上りリンク信号を構成する時の下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に従って前記上りリンク信号を送信する挙動とのうちの少なくとも一つを実行してもよい。
【0169】
選択的に、一つの実施例としては、下りリンクポジショニングリファレンス信号を上りリンク信号の空間関係とする場合に、前記装置は、前記上りリンク信号の送信期間内に前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係を更新せず、及び/又は、前記装置は、前記上りリンク信号の送信よりもM個の時間領域単位(例えばスロット)の前に、前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係の構成又はアクティブ化を完了し、Mが正の整数である。
【0170】
本出願の実施例による装置600は、本出願の実施例の方法200に対応するフローを参照すればよく、そして、この装置600における各ユニット/モジュールと上記他の操作及び/又は機能は、それぞれ方法200における対応するフローを実現するためのものであるとともに、同じ又は同等の技術的効果を達成することができ、簡潔のため、ここでこれ以上説明しない。
【0171】
本出願の実施例における空間関係指示装置は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置又は電子機器は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0172】
本出願の実施例による空間関係指示装置は、
図2から
図5の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0173】
図7は、本出願の実施例による空間関係指示装置の構造概略図であり、この装置は、他の実施例におけるネットワーク側機器に対応してもよい。
図7に示すように、装置700は、以下のモジュールを含む。
【0174】
第二の通信モジュール702は、第一の情報を送信するために用いられてもよく、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0175】
選択的に、装置700は、第二の決定モジュールをさらに含み、この第二の決定モジュールは、第一の情報を決定するために用いられてもよい。
【0176】
本出願の実施例では、装置700は、第一の情報を送信し、第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成及び/又はアクティブ化することができ、ポジショニングリファレンス信号の伝送を実現することに有利であり、ポジショニングリソースを浪費し又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告できないことを回避することに有利であり、ポジショニングリソースの利用率を向上させ又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告することに有利である。
【0177】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、
1)一つ又は複数の空間関係又は一つ又は複数のリファレンス信号を含む空間関係リストと、
2)一つ又は複数の空間関係とのうちの少なくとも一つを含む。
【0178】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
1)複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
2)複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
3)複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
4)ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号と第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記第二のリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
5)ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であり、Nが正の整数であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0179】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
1)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
2)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
3)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
4)第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
5)第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースサブセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
6)第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが同じ第一の空間関係を有する場合に、第二のポジショニングリファレンス信号の数と第一のポジショニングリファレンス信号の数とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0180】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、
1)一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
2)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
3)ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
4)一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なる空間関係に関連することと、
5)ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なる空間関係に関連することとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0181】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0182】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
1)一つ又は複数の空間関係を含む空間関係リストと、
2)一つ又は複数の空間関係と、
3)一つ又は複数の期待する出発角AoD方向情報及び/又は幅情報と、
4)一つ又は複数の期待する到着角AoA方向情報及び/又は幅情報とのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる。
【0183】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
1)オンデマンドのポジショニングリファレンス信号が一つ又は複数のポジショニングリファレンス信号に関連することと、
2)一つ又は複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が一つのポジショニングリファレンス信号に関連し又は一つのオンデマンドのポジショニングリファレンス信号に関連することと、
3)オンデマンドのポジショニングリファレンス信号と関連するポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる。
【0184】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
1)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
2)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
3)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
4)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号がポジショニングリファレンス信号に関連し、前記ポジショニングリファレンス信号の空間範囲が前記複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
5)複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であることとのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる。
【0185】
選択的に、一つの実施例としては、前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられる場合に、前記第二の通信モジュール702は、
1)ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するためのMAC CEシグナリングを送信することと、
2)ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係の指示情報を含むDCIを送信することと、
3)ポジショニングプロトコルシグナリングを送信することであって、前記ポジショニングプロトコルシグナリングがアクティブ化コマンドを含み、前記アクティブ化コマンドがポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられることとのうちの一つに用いられる。
【0186】
選択的に、一つの実施例としては、前記第二の通信モジュール702は、一つ又は複数の空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信するために用いられてもよい。
【0187】
選択的に、一つの実施例としては、前記第二の通信モジュール702が一つの空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することは、
1)前記第二の通信モジュール702が一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し又はリソース上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することと、
2)前記第二の通信モジュール702が順に一つの空間関係を使用して複数の周期、繰り返し、リソース、周波数分割多重化又は時分割多重化上でポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することとのうちの一つを含む。
【0188】
選択的に、一つの実施例としては、下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係が更新された場合に、前記第二の通信モジュール702は、さらに、前記下りリンクポジショニングリファレンス信号を空間関係とする上りリンク信号に対して、
1)更新された下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に基づいて、前記上りリンク信号に対応する空間情報を更新する挙動と、
2)前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係及び/又は前記上りリンク信号の空間関係を含む第一のシグナリングをLMFに送信する挙動と、
3)前記上りリンク信号を構成する時の下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に従って前記上りリンク信号を受信する挙動とのうちの少なくとも一つを実行するために用いられる。
【0189】
選択的に、一つの実施例としては、下りリンクポジショニングリファレンス信号を上りリンク信号の空間関係とする場合に、前記装置は、前記上りリンク信号の送信期間内に前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係を更新せず、及び/又は、前記装置は、前記上りリンク信号の送信よりもM個の時間領域単位の前に、前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係の構成又はアクティブ化を完了し、Mが正の整数である。
【0190】
本出願の実施例による装置700は、本出願の実施例の方法500に対応するフローを参照すればよく、そして、この装置700における各ユニット/モジュールと上記他の操作及び/又は機能は、それぞれ方法500における対応するフローを実現するためのものであるとともに、同じ又は同等の技術的効果を達成することができ、簡潔のため、ここでこれ以上説明しない。
【0191】
選択的に、
図8に示すように、本出願の実施例は、通信機器800をさらに提供し、この通信機器800は、プロセッサ801と、メモリ802と、メモリ802に記憶されており、且つ前記プロセッサ801上で運行できるプログラム又は命令とを含み、例えばこの通信機器800が端末である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ801により実行される時、上記空間関係指示方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。この通信機器800がネットワーク側機器である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ801により実行される時、上記空間関係指示方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0192】
本出願の実施例は、端末をさらに提供し、この端末は、プロセッサと通信インターフェースとを含み、通信インターフェースは、第一の情報を受信するために用いられ、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。この端末の実施例は、上記端末側方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこの端末の実施例に適用することができ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。具体的には、
図9は、本出願の実施例の端末を実現するハードウェア構造概略図である。
【0193】
この端末900は、無線周波数ユニット901、ネットワークモジュール902、オーディオ出力ユニット903、入力ユニット904、センサ905、表示ユニット906、ユーザ入力ユニット907、インターフェースユニット908、メモリ909、及びプロセッサ910などのうちの少なくとも一部の部材を含むが、それらに限らない。
【0194】
当業者であれば理解できるように、端末900は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ910にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
図9に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0195】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット904は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)9041とマイクロホン9042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ9041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット906は、表示パネル9061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル9061が構成されてもよい。ユーザ入力ユニット907は、タッチパネル9071及び他の入力機器9072を含む。タッチパネル9071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル9071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器9072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0196】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット901は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ910に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット901は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0197】
メモリ909は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ909は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ909は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非一時的なメモリをさらに含んでもよく、ここで、非一時的なメモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的なソリッドステートメモリデバイスであってもよい。
【0198】
プロセッサ910は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ910は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ910に統合されなくてもよい。
【0199】
ここで、無線周波数ユニット901は、第一の情報を受信するために用いられてもよく、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0200】
本出願の実施例では、端末は、第一の情報を受信し、第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成及び/又はアクティブ化することができ、ポジショニングリファレンス信号の伝送を実現することに有利であり、ポジショニングリソースを浪費し又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告できないことを回避することに有利であり、ポジショニングリソースの利用率を向上させ又はポジショニング測定結果をタイムリーに報告することに有利である。
【0201】
本出願の実施例による端末900は、さらに上記空間関係指示方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0202】
本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと通信インターフェースとを含み、通信インターフェースは、第一の情報を送信するために用いられ、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる。このネットワーク側機器の実施例は、上記ネットワーク側機器方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこのネットワーク側機器の実施例に適用することができ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。
【0203】
具体的には、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。
図10に示すように、このネットワーク側機器1000は、アンテナ101と、無線周波数装置102と、ベースバンド装置103とを含む。アンテナ101と無線周波数装置102とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置102は、アンテナ101を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置103に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置103は、送信する情報を処理し、無線周波数装置102に送信し、無線周波数装置102は、受信した情報を処理した後にアンテナ101を介して送出する。
【0204】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置103に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置103に実現されてもよく、このベースバンド装置103は、プロセッサ104とメモリ105とを含む。
【0205】
ベースバンド装置103は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、
図10に示すように、そのうちの一つのチップは、例えばプロセッサ104であり、メモリ105と接続されて、メモリ105におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示すネットワーク側機器の操作を実行する。
【0206】
このベースバンド装置103は、ネットワークインターフェース106をさらに含んでもよく、無線周波数装置102との情報のやり取りに用いられ、このインターフェースは、例えば共通公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRIと略す)である。
【0207】
具体的には、本出願の実施例のネットワーク側機器は、メモリ105に記憶されており、且つプロセッサ104上で運行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ104は、メモリ105における命令又はプログラムを呼び出し、
図7に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0208】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記空間関係指示方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0209】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサであってもよい。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0210】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記空間関係指示方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0211】
理解すべきこととして、本出願の実施例で言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0212】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含する」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0213】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案が実質には又は従来の技術に寄与した部分は、コンピュータソフトウェア製品の形式で具現化されてもよく、このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク側機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0214】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空間関係指示方法であって、
端末が第一の情報を受信することを含み、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる、空間関係指示方法。
【請求項2】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、
一つ又は複数の空間関係又は一つ又は複数のリファレンス信号を含む空間関係リストと、
一つ又は複数の空間関係とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ポジショニングリファレンス信号と前記空間関係リストとのマッピング関係は、
一つのポジショニングリファレンス信号が一つの前記空間関係リストに対応することと、
一つのポジショニングリファレンス信号が複数の前記空間関係リストに対応することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が一つの前記空間関係リストに対応することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が複数の前記空間関係リストに対応することとのうちの一つを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号と第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記第二のリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であり、Nが正の整数であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために、
一つ又は複数の空間関係を含む空間関係リストと、
一つ又は複数の空間関係と、
一つ又は複数の期待する出発角AoD方向情報及び/又は幅情報と、
一つ又は複数の期待する到着角AoA方向情報及び/又は幅情報とのうちの少なくとも一つを構成するために用いられる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
空間関係指示方法であって、
ネットワーク側機器が第一の情報を送信することを含み、ここで、前記第一の情報は、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる、空間関係指示方法。
【請求項8】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、
一つ又は複数の空間関係又は一つ又は複数のリファレンス信号を含む空間関係リストと、
一つ又は複数の空間関係とのうちの少なくとも一つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号と第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記第二のリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
ポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号とN個の第二のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記N個の第二のリファレンス信号の空間範囲以上であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために複数の空間関係を構成するために用いられる場合に、前記第一の情報は、さらに、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ空間関係を有することと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が同じ第一の空間関係を有するが異なる第二の空間関係を有することと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が第一のリファレンス信号に関連し、前記第一のリファレンス信号の空間範囲が前記複数のポジショニングリファレンス信号の空間範囲よりも大きいことと、
第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースサブセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが整数関係であることと、
第二のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第二のポジショニングリファレンス信号と第一のポジショニングリファレンス信号リソースセット内の第一のポジショニングリファレンス信号とが同じ第一の空間関係を有する場合に、第二のポジショニングリファレンス信号の数と第一のポジショニングリファレンス信号の数とが整数関係であることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、
前記第一の情報は、
一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なるアンテナポート及び/又はプリコーディング情報をマッピングすることと、
一つのポジショニングリファレンス信号が複数の繰り返しを有し、前記複数の繰り返しが異なる空間関係に関連することと、
ポジショニングリファレンス信号リソースセット内の複数のポジショニングリファレンス信号が異なる空間関係に関連することと、
ポジショニングリファレンス信号が複数の周期を有し、前記複数の周期が異なる空間関係に関連することとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記第一の情報は、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係を構成することと、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化することとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記第一の情報がポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられる場合に、前記の、第一の情報を送信することは、
ポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するためのMAC CEシグナリングを送信することと、
ポジショニングリファレンス信号の一つ又は複数の空間関係の指示情報を含むDCIを送信することと、
ポジショニングプロトコルシグナリングを送信することであって、前記ポジショニングプロトコルシグナリングがアクティブ化コマンドを含み、前記アクティブ化コマンドがポジショニングリファレンス信号のために一つ又は複数の空間関係をアクティブ化するために用いられることとのうちの一つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項13】
前記方法は、前記ネットワーク側機器が一つ又は複数の空間関係を使用してポジショニングリファレンス信号を受信又は送信することをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項14】
下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係が更新された場合に、前記方法は、前記ネットワーク側機器が前記下りリンクポジショニングリファレンス信号を空間関係とする上りリンク信号に対して、
更新された下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に基づいて、前記上りリンク信号に対応する空間情報を更新する挙動と、
前記下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係及び/又は前記上りリンク信号の空間関係を含む第一のシグナリングを位置管理機能LMFに送信する挙動と、
前記上りリンク信号を構成する時の下りリンクポジショニングリファレンス信号の空間関係に従って前記上りリンク信号を受信する挙動とのうちの少なくとも一つを実行することをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項15】
端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の空間関係指示方法を実現する、端末。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0081】
選択的に、上記構成は、期待する到着角又は期待する出発角に関連してもよく、例えば需要となるポジショニングリファレンス信号リソースセットの、一つ又は複数のオンデマンドのポジショニングリファレンス信号は、一つの期待する到着角又は期待する出発角に対応する。一つの可能な実施例では、上記期待する到着角又は期待する出発角の幅に基づいて、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号の数を決定し、それによって各オンデマンドのポジショニングリファレンス信号に対応する空間関係を決定する。別の可能な実施例では、上記期待する到着角又は期待する出発角の幅及び/又はオンデマンドのポジショニングリファレンス信号の数に基づいて、オンデマンドのポジショニングリファレンス信号に対応する空間関係を決定する。簡単にいうと、期待する到着角の範囲が60度で、中心角が0度である場合に、一つの可能な実施例では、第一の空間関係は、中心角が0度で、範囲が60度のリファレンス信号である。又は第二の空間関係は、期待する到着角に属するM個のリファレンス信号であり、例えば、それぞれ-15度又は+15度を中心角とする2つのリファレンス信号である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0089】
選択的に、上記3)で言及されたアクティブ化コマンドは、
a)ポジショニングリファレンス信号の識別情報を運ぶことと、
b)一つ又は複数の空間関係の識別情報を運ぶことと、
c)空間関係リストの識別情報を運ぶことと、
d)ポジショニングリファレンス信号の第一のサブセット又は第一の方向のビームに対応する空間関係をアクティブ化することと、
e)期待するAoD方向情報及び/又は幅情報を運ぶことと、
f)期待するAoA方向情報及び/又は幅情報を運ぶこととのうちの少なくとも一つに用いられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0157
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0157】
選択的に、一つの実施例としては、前記アクティブ化コマンドは、
1)ポジショニングリファレンス信号の識別情報を運ぶことと、
2)一つ又は複数の空間関係の識別情報を運ぶことと、
3)空間関係リストの識別情報を運ぶことと、
4)ポジショニングリファレンス信号の第一のサブセット又は第一の方向のビームに対応する空間関係をアクティブ化することと、
5)出発角AoD方向情報及び/又は幅情報を運ぶことと、
6)到着角AoA方向情報及び/又は幅情報を運ぶこととのうちの少なくとも一つに用いられる。
【国際調査報告】