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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-09
(54)【発明の名称】取り外し可能な骨鉗子
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/285 20060101AFI20240702BHJP
【FI】
A61B17/285
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580810
(86)(22)【出願日】2022-07-04
(85)【翻訳文提出日】2024-02-26
(86)【国際出願番号】 EP2022068473
(87)【国際公開番号】W WO2023275409
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】202121496060.9
(32)【優先日】2021-07-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202110748796.9
(32)【優先日】2021-07-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521389815
【氏名又は名称】エースクラップ・アクチェンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】Aesculap AG
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(74)【代理人】
【識別番号】100113170
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 和久
(72)【発明者】
【氏名】ファン,ジーハオ
(72)【発明者】
【氏名】ホアン,ジアション
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160GG08
(57)【要約】
本発明は、本体とスライダと可動ハンドルとを備える、取り外し可能な骨鉗子に関する。本体の前端には刃先が設けられる。可動ハンドルは、本体およびスライダの両方にヒンジで取り付けられる。可動ハンドルは、スライダを第1摺動溝に沿って移動させるためにスライダを駆動できる。本体の頬部にはトリガーロックキャッチ構造が設けられる。可動ハンドルは、前後に引くことが可能である。可動ハンドルの上部には、下から上に向かって順に配置された第1特徴部および第2特徴部が設けられる。トリガーロックキャッチ構造は、第1特徴部または第2特徴部に当接する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体(20)とスライダ(10)と可動ハンドル(30)とを備え、前記本体(20)の上部には、第1摺動溝(22)が設けられ、前記スライダ(10)は、前記本体(20)の上部に位置し、前記本体(20)に対面する前記スライダ(10)の側の端面には、前記第1摺動溝(22)に埋め込まれる第1ボス(11)が設けられ、前記本体(20)の前端には刃先(21)が設けられ、前記可動ハンドル(30)は、前記本体(20)および前記スライダ(10)の両方にヒンジ結合され、前記可動ハンドル(30)は、前記スライダ(10)を前記第1摺動溝(22)に沿って移動させるために前記スライダ(10)を駆動可能である、取り外し可能な骨鉗子であって、
前記本体(20)の頬部にはトリガーロックキャッチ構造が設けられ、前記可動ハンドル(30)は前後に引くことが可能であり、前記可動ハンドル(30)の上部には、下から上に向かって順に配置された第1特徴部(311)および第2特徴部(312)が設けられ、前記トリガーロックキャッチ構造は、前記第1特徴部(311)または前記第2特徴部(312)に当接して、
前記トリガーロックキャッチ構造が前記第1特徴部(311)に当接する場合、前記可動ハンドル(30)は、前記スライダ(10)を前記第1摺動溝(22)に沿って前後に移動させるために前記スライダ(10)を駆動でき、この場合、前記椎弓切除術用骨鉗子は作動状態にあり、
前記可動ハンドル(30)が前方に引かれる場合、前記トリガーロックキャッチ構造が前記第2特徴部(312)に当接し、前記スライダ(10)が前記第1摺動溝(22)から係合解除され、前記スライダ(10)は、前記トリガーロックキャッチ構造の制限作用の下で前記本体(20)との一定の角度を形成して、この場合、前記椎弓切除術用骨鉗子は分解状態にあることを特徴とする、取り外し可能な骨鉗子。
【請求項2】
前記可動ハンドル(30)の上部の後端面は、突出して円弧ボス(31)を形成しており、前記円弧ボス(31)の下面は、前記可動ハンドル(30)の後端面と円弧遷移接続されて前記第1特徴部(311)を形成し、前記円弧ボス(31)の上面は、前記可動ハンドル(30)の後端面と円弧遷移接続されて前記第2特徴部(312)を形成し、第1摺動部(41)は、前記第1特徴部(311)または前記第2特徴部(312)の上を移動できるとともに前記第1特徴部(311)または前記第2特徴部(312)に当接できることを特徴とする、請求項1に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項3】
前記トリガーロックキャッチ構造には、左から右に向かって順に配置された、第1摺動部(41)、第2摺動部(42)およびトリガー部(40)が設けられており、
前記椎弓切除術用骨鉗子が作動状態にある場合、前記第1摺動部(41)は、前記可動ハンドル(30)の前記第1特徴部(311)に当接し、前記椎弓切除術用骨鉗子が分解状態にある場合、前記第1摺動部(41)が前記可動ハンドル(30)の前記第2特徴部(312)に当接し、前記スライダ(10)が前記本体(20)に対して一定の角度を形成するように前記トリガー部(40)が前記可動ハンドル(30)の後端に接続されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項4】
前記トリガーロックキャッチ構造は、トリガー部材(43)と、トリガーネジ(70)と、前記トリガーネジ(70)に嵌め込まれた捩りバネ(60)と、を備え、
前記本体(20)の前記頬部には、前記捩りバネ(60)が配置される凹領域が設けられ、前記トリガーネジ(70)は、前記本体(20)の前記頬部の一側から前記本体(20)の前記頬部の反対側に貫通していることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項5】
前記トリガー部材(43)は、前記トリガー部(40)を備え、前記トリガー部(40)は、鍵状の部材であり、前記トリガー部(40)の上面は、平坦面であり、前記可動ハンドル(30)の近くにある前記トリガー部(40)の端部は、前記可動ハンドル(30)に向かって延在して第3ボス(44)を形成し、前記可動ハンドル(30)に接触する前記第3ボス(44)の端面は、前記第1摺動部(41)を形成し、前記第3ボス(44)の下部に設けられて、前記第3ボス(44)の内部に対面する円弧面は、前記第2摺動部(42)を形成し、前記第1摺動部(41)は前記第1特徴部(311)または前記第2特徴部(312)に当接するとともに接触し、前記第2摺動部(42)は前記捩りバネ(60)に当接することを特徴とする、請求項4に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項6】
前記本体(20)の前記頬部の前記凹領域には、制限ピン(80)がさらに設けられており、前記制限ピン(80)は、前記第1摺動部(41)の下方に配置され、前記制限ピン(80)は前記トリガーネジ(70)の軸と平行な軸を有し、前記捩りバネ(60)の一端は前記制限ピン(80)に当接し、前記捩りバネ(60)の他端は前記第2摺動部(42)に当接し、前記椎弓切除術用骨鉗子が作動状態にある場合、前記第1摺動部(41)が前記第1特徴部(311)に当接するように、前記制限ピン(80)は、前記第1摺動部(41)の下部に当接することを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項7】
前記本体(20)には中央ネジ(90)が設けられ、前記可動ハンドル(30)は、前記中央ネジ(90)によって前記本体(20)にヒンジ結合され、前記可動ハンドル(30)は前記中央ネジ(90)を中心にして回転可能であることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項8】
前記スライダ(10)に接続される前記可動ハンドル(30)の端部には腎臓形の穴(32)が設けられ、前記スライダ(10)は、前記腎臓形の穴(32)と協働するスライダネジ(50)によって前記可動ハンドル(30)に接続され、前記椎弓切除術用骨鉗子が作動状態にある場合、前記スライダネジ(50)は前記腎臓形の穴(32)の中央に位置し、前記椎弓切除術用骨鉗子が分解状態にある場合、前記スライダネジ(50)は前記腎臓形の穴(32)の上部に位置することを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項9】
前記可動ハンドル(30)と前記本体(20)との間には板バネ(100)が設けられ、前記板バネ(100)の一端は前記可動ハンドル(30)に接続され、前記板バネ(100)の他端は前記本体(20)に接続され、前記板バネ(100)は一体形成構造であることを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項10】
前記板バネ(100)は、V字状であることを特徴とする、請求項9に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項11】
前記可動ハンドル(30)および前記本体(20)に対向してクランプ部が設けられ、前記板バネ(100)の両側の端部のそれぞれには締結部が設けられ、前記締結部は、全体として前記クランプ部に着脱可能にかつ固定的に接続されることを特徴とする、請求項9または請求項10に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項12】
前記クランプ部は互いに平行な2つのクランプ片を備え、前記2つのクランプ片の間にクランプ溝が形成され、前記2つのクランプ片には貫通孔が対応して設けられ、前記貫通孔の外縁および前記クランプ片には切欠きが設けられ、前記クランプ部は前記切欠きから前記貫通孔の中にクランプされることを特徴とする、請求項11に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項13】
各締結部は、前記板バネ(100)の外側に向かって延在する前記板バネ(100)の端部によって形成される対称的な延在部を備え、前記2つの延在部は、前記板バネ(100)の端部とT字構造を形成し、前記延出部が前記貫通孔の中にクランプされる、請求項11または請求項12に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項14】
前記本体(20)の上部の前部および後部のそれぞれには、前記第1摺動溝(22)が設けられ、前記スライダ(10)の前部および後部のそれぞれには、前記第1ボス(11)が対応して設けられ、前記2つの第1ボス(11)の間にあって、前記本体(20)に対面する、前記スライダ(10)の端面には、第2摺動溝(12)が設けられ、前記2つの第1摺動溝(22)の間にある前記本体(20)には、前記第2摺動溝(12)に埋め込まれる第2ボス(23)が対応して設けられることを特徴とする、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項15】
前記本体(20)と前記可動ハンドル(30)の保持部とのそれぞれには、滑り止めラインが設けられることを特徴とする、請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項16】
前記トリガーロックキャッチ構造の近くにある前記スライダ(10)の端部は、滑らかな曲面であるように構成されており、該曲面の曲率は、前記曲面の最高点で最小値になることを特徴とする、請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【請求項17】
前記取り外し可能な骨鉗子は、椎弓切除術用骨鉗子の形態であることを特徴とする、請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の取り外し可能な骨鉗子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療器具の技術分野に関し、特に、取り外し可能な骨鉗子に関する。
【背景技術】
【0002】
臨床手術、特に神経外科処置では、通常、小骨および軟組織を切断するために、骨鉗子外科用器具、特に椎弓切除術用の骨鉗子外科器具が必要である。しかしながら、既存の骨鉗子には依然としていくつかの問題がある。従来の骨鉗子の多くは、分解できずに全体を洗浄する。その結果、隙間に残った骨残渣や血液や組織などを完全に洗浄することが難しく、長期使用の後に、交差感染などの重篤な結果を引き起こすおそれがある。
【0003】
現在、市場で入手可能な取り外し可能な骨鉗子は、洗浄のために部品に分解することしかできない。これには、より多くの組立および分解の時間が必要であり、器具の迅速な交換に役に立たず、配置位置の要件もある。多くの手術器具の洗浄および滅菌を行う場合、対になっているスライダおよび本体を探すのに多大な時間がかかり、紛失のおそれもある。
【0004】
既存のいずれの骨鉗子においても、バネ片が骨鉗子にネジ止めで固定されており、その結果、固定箇所の洗浄が困難であり、バネは左片および右片からなり、それらがヒンジ結合または交差接続されるので、すべての接続部を洗浄することが困難である。
【0005】
したがって、上記の問題を解決するために、より適用可能な取り外し可能な骨鉗子、特に取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子を提供する必要がある。
【発明の概要】
【0006】
本発明の目的は、取り外し可能な骨鉗子を提供することであり、特に、取り外し可能であり、洗浄が容易であり、迅速な組立および分解などの利点を有し、骨鉗子の洗浄には困難で時間がかかり、ペア構造は紛失しやすいという問題を解決する、取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子を提供することである。
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の技術的解決策を使用する。
【0008】
本発明は、取り外し可能な骨鉗子を提供し、特に、本体、スライダおよび可動ハンドルを備える、取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子を提供する。本体の上部には第1摺動溝が設けられる。スライダが本体の上部に位置する。本体に対面するスライダの側の端面には、第1摺動溝に埋設される第1ボスが設けられる。本体の前端には刃先が設けられる。可動ハンドルは、本体およびスライダの両方にヒンジで取り付けられる。可動ハンドルは、スライダを第1摺動溝に沿って移動させるためにスライダを駆動できる。本体の頬部にはトリガーロックキャッチ構造が設けられる。可動ハンドルは、前後に引くことが可能である。可動ハンドルの上部には、下から上に向かって順に配置された第1特徴部および第2特徴部が設けられる。トリガーロックキャッチ構造は、第1特徴部または第2特徴部に当接する。
【0009】
トリガーロックキャッチ構造が第1特徴部に当接する場合、可動ハンドルはスライダを第1摺動溝に沿って前後に移動させることができる。この場合、骨鉗子は作動状態にある。
【0010】
可動ハンドルが前方に引かれる場合、トリガーロックキャッチ構造が第2特徴部に当接する。スライダは、第1摺動溝から係合解除される。トリガーロックキャッチ構造の制限作用の下で、スライダが本体に対して一定の角度を形成する。この場合、骨鉗子は分解状態にある。
【0011】
好ましくは、可動ハンドルの上部の後端面が突出して円弧ボスを形成する。円弧ボスの下面は、可動ハンドルの後端面と円弧遷移接続(arc transition connection)されて第1特徴部を形成する。円弧ボスの上面は、可動ハンドルの後端面と円弧遷移接続されて第2特徴部を形成する。第1摺動部は、第1特徴部または第2特徴部の上を移動できるとともに第1特徴部または第2特徴部に当接することができる。
【0012】
好ましくは、トリガーロックキャッチ構造には、左から右に向かって順に配置された、第1摺動部、第2摺動部およびトリガー部が設けられる。
【0013】
骨鉗子が作動状態にある場合、第1摺動部は可動ハンドルの第1特徴部に当接する。骨鉗子が分解状態にある場合、第1摺動部が可動ハンドルの第2特徴部に当接する。トリガー部は、スライダの後端に接続され、スライダが本体に対して一定の角度をなすようになっている。
【0014】
好ましくは、トリガーロックキャッチ構造は、トリガー部材と、トリガーネジと、トリガーネジに装着された捩りバネと、を備える。本体の頬部には、捩りバネが配置される凹領域が設けられる。トリガーネジは、本体の頬部の一方の側から本体の頬部の反対側に貫通している。
【0015】
好ましくは、トリガー部材は、トリガー部を備える。トリガー部は鍵状の部材であり、トリガー部の上面は平坦面である。可動ハンドルの近くにあるトリガー部の端部は、可動ハンドルに向かって延在して第3ボスを形成する。可動ハンドルと接触する第3ボスの端面は、第1摺動部を構成する。第3ボスの下部に設けられて第3ボスの内部に対面する円弧面は、第2摺動部を構成する。第1摺動部は、第1特徴部または第2特徴部に当接するとともに接触して、第2摺動部は、捩りバネに当接する。
【0016】
好ましくは、本体の頬部の凹領域には制限ピンがさらに設けられる。制限ピンは、第1摺動部の下に配置される。制限ピンは、トリガーネジの軸と平行な軸を有する。捩りバネの一端は、制限ピンに当接する。捩りバネの他端は、第2摺動部に当接する。骨鉗子が作動状態にある場合、第1摺動部が第1特徴部に当接するように、制限ピンは第1摺動部の下部に当接する。
【0017】
好ましくは、本体には中央ネジが設けられる。可動ハンドルは中央ネジによって本体にヒンジ結合される。可動ハンドルは、中央ネジを中心にして回転可能である。
【0018】
好ましくは、スライダに接続される可動ハンドルの端部には腎臓形の(kidney-shaped)穴が設けられる。スライダは、腎臓形の穴と協働してスライダネジによって可動ハンドルに接続される。骨鉗子が作動状態にある場合、スライダネジは、腎臓形の穴の中央に位置する。骨鉗子が分解状態にある場合、スライダネジは腎臓形の穴の上部に位置する。
【0019】
好ましくは、板バネ、特にV字形のバネは、可動ハンドルと本体との間に設けられる。板バネの一端が可動ハンドルに接続され、板バネの他端が本体に接続される。板バネは、一体形成構造である。
【0020】
好ましくは、可動ハンドルおよび本体には、クランプ部が対向して設けられる。板バネの両側の端部のそれぞれには、締結部が設けられる。締結部は、全体としてクランプ部に着脱可能かつ固定的に接続される。
【0021】
好ましくは、クランプ部は、互いに平行な2つのクランプ片を備える。2つのクランプ片の間にはクランプ溝が形成される。2つのクランプ片には、貫通孔が対応して設けられる。貫通孔の外縁とクランプ片には切欠きが設けられる。クランプ部が切欠きから貫通孔の中にクランプされる。
【0022】
好ましくは、各締結部は、板バネの外側に向かって延在する板バネの端部によって形成される対称な延在部を備える。2つの延在部は板バネの端部とT字構造を形成し、延在部は、貫通穴の中にクランプされる。
【0023】
好ましくは、本体上部の前部および後部のそれぞれには、第1摺動溝が設けられる。スライダの前部および後部のそれぞれには、対応する第1ボスが設けられる。本体に対面して2つの第1ボスの間にあるスライダの端面には、第2摺動溝が設けられる。2つの第1摺動溝の間にある本体には、第2摺動溝に埋め込まれる第2ボスが対応して設けられる。
【0024】
好ましくは、本体および可動ハンドルの保持部のそれぞれには、滑り止めラインが設けられる。
【0025】
好ましくは、トリガーロックキャッチ構造の近くにあるスライダの端部は、滑らかな曲面であるように構成され、曲面の曲率は曲面の最高点で最小値となる。
【0026】
本発明の取り外し可能な骨鉗子は、次のような効果を有する。
【0027】
従来技術と比較して、骨鉗子は分解機能を有する。外科手術が完了した後、ハンドルを回転させ、トリガーを軽く押し下げ、ハンドルを緩め、スライダが自動的に最終位置まで後方にスライドし、スライダが開いて本体とスライダとの隙間をしっかりと洗浄および消毒を行うための本体との角度を形成するように、スライダが上方に回転する。さらに、板バネは、一体的に形成され、ネジを使わずに締結具で本体およびハンドルに接続される。これにより、骨残渣や軟組織残渣を回避し、交差感染の発生を低減する。洗浄が完了した後、本体のガイド溝に沿ってスライダを閉じ、ハンドルを閉じると、捩りバネによりトリガーが自動的に戻り、通常の作動状態に入る。骨鉗子は、操作が簡単であり、実用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】通常の作動状態にある取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子の第1概略図である。
図2】通常の作動状態にある取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子の第2概略図である。
図3】分解状態にある取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子の第1概略図である。
図4】分解状態にある取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子の第2概略図である。
図5】分解状態にある取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子の第3概略図である。
図6】取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子のスライダ、本体およびトリガー構造の構造上の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明は、特定の実施形態に関連して、以下でさらに説明される。図面は、例示のみを目的として使用され、物理的な図面ではなく単なる概略図であり、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。本発明の実施形態をより良く説明するために、図面ではいくつかの構成要素の省略、拡大または縮小がなされている場合があり、製品の実際の寸法を表すものではない。当業者であれば、図面におけるいくつかの周知の構造およびその図示が省略されてもよいことを理解されるべきである。
【0030】
なお、本発明の実施形態の図面における同一または類似の符号は、同一または類似の部分に対応する。本発明の説明において、「上の」、「下の」、「垂直の」、「水平の」、「横の」、「縦の」等の用語で示される方向や位置関係は、図面に示される方向や位置関係に基づくものであることを理解されたい。方向または位置関係は、本発明の説明を容易にし、説明を簡略化することのみを目的としている。参照される装置または要素が特定の方向を持たなければならない、あるいは特定の向きで構築および動作しなければならないことを示すまたは示唆するものではない。したがって、図面における位置関係を説明するための用語は例示にすぎず、本発明を限定すると解釈されるべきではない。
【0031】
また、上記用語の中には、方向や位置関係に加えて他の意味で使用される場合もある。例えば、「上の」という用語は、状況によっては、特定の取り付けまたは接続関係を表すために使用されてもよい。当業者にとって、本発明における上記の用語の特定の意味は、特定の状況に従って解釈されてもよい。
【0032】
さらに、「第1」、「第2」などの用語は、説明の目的でのみ使用されており、主に異なるデバイス、要素またはコンポーネントを区別するために使用される(特定のタイプおよび構造は、同じであってよいし、異なっていてもよい)。該用語は、示されたデバイス、要素またはコンポーネントの相対的な重要性および量を示したり示唆したりするために使用され、相対的な重要性を示したり示唆したりするものとして解釈されるべきではない。
【0033】
図1から図6は、本発明の取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子の実施形態を示す。本発明で提供される取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子は、本体20、スライダ10および可動ハンドル30を備える。本体20および可動ハンドル30の保持部のそれぞれには、滑り止めラインが設けられる。それらは、接触面との摩擦を増大させて使用者が持ちやすいようにする。本体20の上部には、第1摺動溝22が設けられる。スライダ10は、本体20の上部に位置する。本体20と対面するスライダ10の側の端面には、第1摺動溝22が設けられる。第1ボス11は、第1摺動溝22に埋め込まれる。本体20の前端には、刃先21が設けられる。可動ハンドル30は、本体20およびスライダ10の両方にヒンジで取り付けられる。可動ハンドル30は、スライダ10を第1摺動溝22に沿って移動させるためにスライダ10を駆動してもよい。本体20の頬部には、トリガーロックキャッチ構造が設けられる。可動ハンドル30は前後に引いてもよい。図6に示すように、可動ハンドル30の上部には、下から上に順に配置された第1特徴部311および第2特徴部312が設けられる。トリガーロックキャッチ構造は、第1特徴部311または第2特徴部312に当接する。この実施形態では、椎弓切除術用骨鉗子がフロントエンドとして作業方向を取り、第1特徴部311および第2特徴部312は、ある点特徴のみに限定されず、表面特徴や線特徴であってもよいことに留意すべきである。
【0034】
トリガーロックキャッチ構造が第1特徴部311に当接する場合、可動ハンドル30はスライダ10を第1摺動溝22に沿って前後に移動させるためにスライダ10を駆動してもよい。この場合、椎弓切除術用骨鉗子は作動状態にある。椎弓切除術用骨鉗子が作動する場合、可動ハンドル30が本体20に接続されながら本体20に対して移動してもよく、すなわち、使用者が椎弓切除術用骨鉗子を手で保持する場合、軟組織の穿孔および切断の操作を達成するために、可動ハンドル30を押したり離したりすることがスライダ10を前後に移動させてもよいことが理解されるであろう。可動ハンドル30が前方に引かれる場合、すなわち、ハンドル30が通常の作動状態から解除される必要がある場合、トリガーロックキャッチ構造は、第1特徴部311から第2特徴部312に当接するように変換され、スライダ10は第1摺動溝22から離れる(leave)。トリガーロックキャッチ構造の制限作用の下で、スライダ10は本体20に対して一定の角度を形成し、この場合、椎弓切除術用骨具は分解状態にある。
【0035】
また、本実施形態では、トリガーロックキャッチ構造には、第1摺動部41、第2摺動部42およびトリガー部40が設けられる。これらは、成形、組立および分解を容易にするために、実生産において、左から右に向かって順に設けられる。該構造のこの部分は、一体的に形成されてもよく、これにより部材全体の安定性が向上する。椎弓切除術用骨鉗子が作動状態にある場合、第1摺動部41は可動ハンドル30の第1特徴部311に当接する。椎弓切除術用骨鉗子が分解状態にある場合、第1摺動部41は可動ハンドル30の第2特徴部312に当接し、トリガー部40は、スライダ10が本体20に対して一定の角度を形成するようにスライダ10の後端に接続される。より具体的には、可動ハンドル30の上部の後端面は円弧ボス31として突設されており、円弧ボス31の下面は、突出して円弧ボス31を形成する。円弧ボス31の下面は、可動ハンドル30の後端面と円弧遷移接続されて第1特徴部311を形成する。円弧ボス31の上面は、可動ハンドル30の後端面と円弧遷移接続されて第2特徴部312を形成する。第1摺動部41は、第1特徴部311または第2特徴部312の上を移動できるとともに、第1特徴部311または第2特徴部312に当接できる。全体構造が洗浄状態にある場合、スライダ10の後部がトリガー部40の下方に位置するようにトリガー部40がゆっくりと回転される。そして、トリガー部40の作動下で、スライダ10が洗浄状態に制限されて洗浄状態において骨鉗子を一定の角度で開いた状態に保つことができるように、トリガー部40が解放される。骨鉗子が、洗浄中に異常に閉じることがなく、洗浄、消毒および滅菌が容易になるとともに、より使いやすくなる。
【0036】
さらに、この実施形態では、トリガーロックキャッチ構造は、トリガー部材43と、トリガーネジ70と、トリガーネジ70に嵌め込まれた捩りバネ60と、を備える。トリガー部材43は、トリガーネジ70によって本体20に隙間嵌めで接続される。トリガー部材43は、トリガーネジ70を中心にして回転可能である。本体20の頬部には、捩りバネ60が配置される凹領域が設けられる。トリガーネジ70は、本体20の頬部の一方の側から本体20の頬部の他の反対側に貫通している。具体的には、トリガー部材43は、トリガー部40を備える。トリガー部40は、上面が平坦面となっている鍵状の部材である。上面が平坦面となっていることは、使用者の親指がトリガー部40の上面の平坦面に接触することに便利であり、トリガー部40に力を加えることに貢献する。当該構造は、使用時に片手で操作できて、便利である。可動ハンドル30の近くにあるトリガー部40の端部は、可動ハンドル30に向けて延在して第3ボス44を形成する。可動ハンドル30と接する第3ボス44の端面は、第1摺動部41を形成する。第3ボス44の下部に設けられ、第3ボス44の内部に面する円弧状の面は、第2摺動部42を形成する。第1摺動部41は、第1特徴部311または第2特徴部312に当接する。第2摺動部42は捩りバネ60に当接する。トリガー部材43は、捩りバネ60によって本体20に接続される。トリガー部材43は、捩りバネ60のねじりにより可動ハンドル30を制限する。トリガー部材43が自動的に戻された後、可動ハンドル30は再び制限される。その結果、骨鉗子はワンキーの戻りを達成でき、洗浄のために組立や分解を行う必要がなく、部品を紛失するおそれがなく、状態がワンキーで切り替えられる。
【0037】
具体的には、椎弓切除術骨鉗子が作動状態にある場合、第1摺動部41は、可動ハンドル30の第1特徴部311の上縁に当接する。使用者がハンドルを押し続けると、第1摺動部41が可動ハンドル30の第1特徴部311でスライドして、最終的に可動ハンドル30の第1特徴部311の上端に当接する。スライダ10に配設された第1ボス11が本体20の第1摺動溝22にあるため、ハンドルを操作すると、スライダ10が本体20の上端の上を前後にスライド駆動される。椎弓切除術用骨鉗子を作動状態から分解状態に切り替える必要がある場合、使用者は可動ハンドル30を解放してトリガー部材43を押圧すると、第1摺動部41が第1特徴部311から係合解除され、第2特徴部312にスライドする。一方、第2摺動部42は、捩りバネ60の一端に当接して捩りバネ60を圧縮する。スライダ10の後部の第1ボス11と本体20の後部の第1摺動溝22との係合解除される場合、スライダ10には可動ハンドル30が連結されているので、可動ハンドル30がスライダ10を駆動して、時計回りに回転しながらスライダ10を後方に移動させる。スライダ10が限界位置まで後方に移動し続けると、スライダは、本体20に対して一定の角度を形成するまで、可動ハンドル30への接続を中心に時計回りに回転する。トリガーを回転させ、次にスライダ10を回転させて一定の角度で開くことによって、骨鉗子は、通常の作動状態から分解洗浄状態に切り替えることができる。スライダ10と本体20との間の角度が元に戻る。可動ハンドル30が回転して捩りバネ60を反発させる。トリガーを戻す動作は、骨鉗子を分解洗浄状態から通常の作動状態に切り替えることができる。
【0038】
また、本実施形態では、本体20の頬部の凹領域には制限ピン80がさらに配置される。制限ピン80は、本体20の制限穴の内部に締まり接続される。制限ピン80は、第1摺動部41の下方に配置される。制限ピン80の軸は、トリガーネジ70の軸と平行である。制限ピン80に捩りバネ60の一端が当接して、捩りバネ60に応力がかかる状態になっている。捩りバネの他端が第2摺動部42に当接する。椎弓切除術用骨鉗子が作動状態にある場合、制限ピン80は第1摺動部41の下部に当接し、第1摺動部41を第1特徴部311に当接させる。
【0039】
さらに、この実施形態では、本体20には中央ネジ90が設けられる。可動ハンドル30は、中央ネジ90によって本体20にヒンジ結合される。可動ハンドル30は中央ネジ90を中心にして回転してもよい。スライダ10に接続される可動ハンドル30の端部には、腎臓形の穴32が設けられる。スライダ10は、腎臓形の穴32と協働してスライダネジ50によって可動ハンドル30に接続される。スライダネジ50は、腎臓形の穴32の中でスライドしてもよい。椎弓切除術用骨鉗子が作動状態にある場合、スライダネジ50は腎臓形の穴32の中央に位置する。椎弓切除術用骨鉗子が分解状態にある場合、スライダネジ50は腎臓形の穴32の上部に位置する。
【0040】
また、本実施形態では、可動ハンドル30と本体20との間には、V字状の板バネ100が設けられる。板バネ100の一端は可動ハンドル30に接続され、板バネの他端は本体20に接続される。また、可動ハンドル30と本体20とには、クランプ部が対向して設けられる。板バネ100の両側の端部のそれぞれには、締結部が設けられる。締結部は、全体として、クランプ部に着脱可能かつ固定的に接続される。具体的には、各クランプ部は、互いに平行に配置された2つのクランプ片を備える。2つのクランプ片の間には、クランプ溝が形成される。2つのクランプ片には貫通孔が対応して設けられる。貫通孔の外縁とクランプ片には、切欠きが設けられる。クランプ部は、切欠きから貫通孔の中にクランプされる。各締結部は、板バネ100の外側に向かって延在する板バネ100の端部によって形成される対称的な延在部を備える。2つの延在部は、板バネ100の端部とT字型構造を形成する。延在部は、貫通穴にクランプされる。板バネ100は、可動ハンドル30および本体20との間にネジを使用しない締結式の連結構造を備える。板バネ100は、一体形成部材であり、従来の骨鉗子のツーハーフ(two-half)の板バネ100とは異なり、従来のツーハーフの板バネ100のようにヒンジで取り付けられたり接続されたりすることがなく、掃除がより便利である。板バネ100が可動ハンドル30および本体20に接続される位置は、洗浄、消毒および滅菌が容易である。それによって骨残留物および組織残留物が回避され、交差感染を引き起こしにくい。
【0041】
また、本実施形態では、本体20の上部の前部および後部のそれぞれには、第1摺動溝22が設けられる。スライダ10の前部および後部のそれぞれには、第1ボスが対応して設けられる。2つの第1ボス11間の、本体20に対面する、スライダ10の端面には、第2摺動溝12が設けられる。2つの第1摺動溝22の間の本体20には、第2ボス23が対応して設けられる。第2ボス23は、第2摺動溝12に埋め込まれる。第1ボス11と第1摺動溝22との間、および、第2ボス23と第2摺動溝12との間の協働によって、スライダ10はより適切に制限され、その結果、洗浄状態から通常状態への切り替えられる場合に、骨鉗子が位置からずれる傾向がなくなる。そして、状態の切り替えが容易になる。さらに、トリガーロックキャッチ構造の近くにあるスライダ10の端部は、曲面の最高点で曲率が最小となる滑らかな曲面に構成されている。これにより、スライダ10の上端の高さを効果的に低減して、過度の高さによる使用時の視野への影響を防止する。
【0042】
本発明の実施形態の取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子が実際に使用される場合:
【0043】
可動ハンドル30に対するトリガーロックキャッチ構造を制限しない状態で、スライダ10の第1ボス11が第1摺動溝22にスライドする場合、係合が外れることなく、スライドブロック10が本体20の上端部で前後にスライドしてもよい。この場合、骨鉗子は通常の作動状態にある。
【0044】
トリガー部材43がトリガーネジ70を中心に時計回りに50°回転した後、可動ハンドル30が所定の位置に反時計回りで回転する場合、可動ハンドル30に対するトリガー部材43の制限が後方に移動する。板バネ100の弾性作用の下で、可動ハンドル30が解放される場合、可動ハンドル30は中央ネジ90を中心にトリガー部材43の限界まで時計回りに回転してもよい。スライダネジ50は、可動ハンドル30の腎臓形の穴32の上端にスライドする。スライダ10は、本体20の上端で最大の限界にスライドする。スライダ10の前端および後端での第1ボス11が、対応する第1摺動溝から外れた後、スライダ10が本体20の上端と角度を形成して、この場合に骨鉗子が洗浄状態にあるように、スライダ10はスライダネジ50を中心にして回転してもよい。
【0045】
洗浄が完了した後は、スライダ10のみは、スライダネジ50を中心にして回転させて本体20の上端に再度取り付けられることを要する。可動ハンドル30は、所定の位置に反時計方向に回転される。捩りバネ60のねじり動作の下で、トリガー部材43は自動的に通常の作動状態に戻される。可動ハンドルが通常の作動状態に戻ると、可動ハンドル30に対する制限作用が達成される。この場合、骨鉗子は、洗浄状態から再び通常の作動状態に戻される。
【0046】
本発明の取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子の構造設計によれば、骨残留物および軟組織残留物が残らないように、本体20とスライダ10との間の隙間を徹底的に洗浄および消毒を行うことができる。それにより、交叉感染の発生を低減して、洗浄が難しくて時間がかかって部品が紛失しやすいという椎弓切除術用骨鉗子の問題を解決する。そして、取り外し可能な椎弓切除術用骨鉗子は組立と分解が簡単であり且つ実用性が高い。
【0047】
明らかに、本発明の上記の実施形態は、本発明を明確に説明するための単なる例であり、本発明の実施を限定するものではない。関連分野の当業者であれば、上述の説明に基づいて、他の異なる形態の変形または修正をさらに行うことができる。すべての実施形態は必ずしもそうである必要はなく、本明細書に網羅的に列挙することはできない。本発明の精神および原則の範囲内で行われるあらゆる修正、等価の置換、改良などは、本発明の特許請求の範囲の保護の範囲内に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0048】
10:スライダ
11:第1ボス
12:第2摺動溝
20:本体
21:刃先
22:第1摺動溝
23:第2ボス
30:可動ハンドル
31:円弧ボス
311:第1特徴部
312:第2特徴部
32:腎臓形の穴
40:トリガー部
41:第1摺動部
42:第2摺動部
43:トリガー部材
44:第3ボス
50:スライダネジ
60:捩りバネ
70:トリガーネジ
80:制限ピン
90:中央ネジ
100:板バネ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】