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特表2024-525484個々の要素から製造されたナッツバターレプリカ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】個々の要素から製造されたナッツバターレプリカ
(51)【国際特許分類】
   A23L 27/00 20160101AFI20240705BHJP
   A23D 9/007 20060101ALI20240705BHJP
   A23D 9/00 20060101ALI20240705BHJP
【FI】
A23L27/00 C
A23D9/007
A23D9/00 518
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580757
(86)(22)【出願日】2022-06-30
(85)【翻訳文提出日】2024-02-15
(86)【国際出願番号】 US2022035803
(87)【国際公開番号】W WO2023278756
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】63/217,632
(32)【優先日】2021-07-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522195840
【氏名又は名称】ボヤージ フーズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100102978
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 初志
(74)【代理人】
【識別番号】100205707
【弁理士】
【氏名又は名称】小寺 秀紀
(74)【代理人】
【識別番号】100160923
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 裕孝
(74)【代理人】
【識別番号】100119507
【弁理士】
【氏名又は名称】刑部 俊
(74)【代理人】
【識別番号】100142929
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 隆一
(74)【代理人】
【識別番号】100148699
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 利光
(74)【代理人】
【識別番号】100188433
【弁理士】
【氏名又は名称】梅村 幸輔
(74)【代理人】
【識別番号】100128048
【弁理士】
【氏名又は名称】新見 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100129506
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 智彦
(74)【代理人】
【識別番号】100114340
【弁理士】
【氏名又は名称】大関 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100214396
【弁理士】
【氏名又は名称】塩田 真紀
(74)【代理人】
【識別番号】100121072
【弁理士】
【氏名又は名称】川本 和弥
(74)【代理人】
【識別番号】100221741
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 直子
(74)【代理人】
【識別番号】100114926
【弁理士】
【氏名又は名称】枝松 義恵
(72)【発明者】
【氏名】テニー ケルシー
(72)【発明者】
【氏名】リョ サミュエル
(72)【発明者】
【氏名】マックスウェル アダム
(72)【発明者】
【氏名】ヤストレムスキ ジリアン アンジェラ
(72)【発明者】
【氏名】チュア マードン カール
(72)【発明者】
【氏名】サグルー ミーガン
【テーマコード(参考)】
4B026
4B047
【Fターム(参考)】
4B026DG02
4B026DG05
4B026DG06
4B026DG08
4B026DG20
4B026DK05
4B026DL02
4B026DL03
4B026DL05
4B026DL08
4B026DL10
4B026DP01
4B047LB09
4B047LG03
4B047LG05
4B047LG06
4B047LG08
4B047LG09
4B047LG11
4B047LG14
4B047LG15
4B047LG22
4B047LG23
4B047LG37
4B047LG51
4B047LG64
4B047LG70
4B047LP02
(57)【要約】
個々の要素からナッツバターレプリカを製造するための材料および方法が、本明細書において提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1種または複数種の単離された揮発性有機化合物(VOC);および
1種または複数種の単離された不揮発性化合物
を含むナッツバターレプリカであって、
(a)1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種のVOCを含むか、
(b)1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種のVOCを含まないか、
(c)1種または複数種の単離されたVOCが、少なくとも100ppmの総量でナッツバターレプリカ中に存在するか、
(d)1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種の不揮発性化合物を含むか、あるいは
(e)1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種の不揮発性化合物を含まない、
ナッツバターレプリカ。
【請求項2】
1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種のVOCを含む、請求項1記載のナッツバターレプリカ。
【請求項3】
1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種のVOCを含まない、請求項1または請求項2記載のナッツバターレプリカ。
【請求項4】
1種または複数種の単離されたVOCが、少なくとも100ppmの総量でナッツバターレプリカ中に存在する、請求項1~3のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項5】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種の不揮発性化合物を含む、請求項1~4のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項6】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種の不揮発性化合物を含まない、請求項1~5のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項7】
1種または複数種の単離されたVOCが、(+/-)2-メチル-1-ブタノール、1-メチル-1h-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、1-オクテン-3-オール、1-ペンテン-3-オン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2,3-ペンタンジオン、2,5-ジメチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、2-メチル-5-ビニルピラジン(re-gras)、2-メチルブチルアルデヒド、2-メチル酪酸、2-メチルピラジン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-ノナノン、2-オクタノン、2-ペンチルフラン、3,5-ジエチル-2-メチルピラジン、3-オクテン-2-オン、4-ヘキセン-3-オン、4-ヒドロキシ-2-ブテン酸γ-ラクトン、4-メチル-3-ペンテン-2-オン、5-メチルフルフラール、アセトイン、アミルアルコール、ベンズアルデヒド、ベンゼン、1,3,5-トリメチル-、デカナール、フルフラール、フルフリルアルコール、ヘプタナール、ヘプチルアルコール、ヘキサナール、ヘキサン酸、ヘキシルアルコール、イソアミルアルコール、イソ酪酸イソブチル、メチル2-ピロリルケトン、メチルシクロペンテノロン、ノナナール、ノニルアルコール、フェニルアセトアルデヒド、ピラジン、ピリジン、ピロール、バレルアルデヒド、2,3-ブタンジオール、2-フェニル-2-ブテナール、3-エチル-2,6-ジメチルピラジン、5,6,7,8-テトラヒドロキノキサリン、d-リモネン、ギ酸ヘプチル、trans-2-ヘプテナール、1-オクタノール、2-アセチル-1-ピロリン、2-ウンデセナール、安息香酸ベンジル、シンナムアルデヒド、(e)-、ピペロナール、バニリン、(e,e)-3,5-オクタジエン-2-オン、2-エチル-5-メチルピラジン、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、2-ピロリドン、カフェイン、γ-ノナラクトン、マルトール、酢酸フェネチル、2-エチルピラジン、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、3-オクタノン、3-フェニルプロピオンアルデヒド、4-ヒドロキシブタン酸ラクトン、α-ピネン、δ-3-カレン、ジヒドロクマリン、2-メチル酪酸エチル、安息香酸エチル、γ-ヘキサラクトン、酢酸ヘキシル、イソ酪酸、イソ吉草酸、ナフタレン、フェネチルアルコール、プロピレングリコール、スチレン、4-メチルチアゾール、α-フェランドレン、メチルスルフィニルメタン、パルミチン酸、ピルブアルデヒド、ピルビン酸、2,5-ジメチルフラン、2-ブタノン、2-ブチルフラン、2-デカノン、3-ヘプテン-2-オン、4-カルボメンテノール、4-ヘプタノン、4-メチル-5-チアゾールエタノール、5-エチル-2,3-ジメチルピラジン、酪酸、δ-オクタラクトン、γ-ヘプタラクトン、ヘプタン酸、ヘプタン酸メチル、ヘキサン酸メチル、オクタン酸メチル、吉草酸メチル、オクタナール、オクタン酸、o-メチルアニソール、p-メンタ-1,4-ジエン、テルピノレン、チアゾール、trans-2-ヘキセナール、吉草酸、1-オクテン-3-オン、1-ペンテン-3-オール、3-ヘキサノール、3-ペンテン-2-オン、β-アンゲリカラクトン、ノナン酸、o-シメン、酢酸p-トリル、テトラヒドロフルフリルアルコール、1-メチルナフタレン、3-フルアルデヒド、3-メチル-2-シクロヘキセン-1-オン、l-ラムノース、(e)-2-オクテン-1-オール、1-エチル-2-ピロールカルボキシアルデヒド、1-メチルピロール、2-アセチル-2-チアゾリン、2-メチルペンタナール、3-n-ブチルフタリド、4,5-ジヒドロ-3(2h)チオフェノン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2h)-フラノン、5h-5-メチル-6,7-ジヒドロシクロペンタ(b)ピラジン、5-イソプロピル-2-メチルピラジン、5-メチルフルフリルアルコール、アセトフェノン、安息香酸、シクロペンタノン、ジメチルジスルフィド、ジメチルトリスルフィド、インドール、イソプロペニルピラジン、n-フルフリルピロール、オレイン酸、酪酸フェネチル、プロピオン酸、トリメチルオキサゾール、2-ヘプタノール、2-ペンタノン、l-チロシン、ニコチン酸メチル、1-ノネン、1-オクテン、シンナムアルデヒド、ヒドロキシアセトン、ギ酸ヘキシル、安息香酸フェネチル、1-ヘキサデカノール、1-テトラデカノール、安息香酸2-エチルヘキシル、ベンゾフェノン、イソ酪酸ブチル、ε-デカラクトン、デカン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、オクタン酸エチル、パルミチン酸エチル、グアヤコール、ラウリン酸、酢酸メチル、ミリスチン酸、n-カプリン酸イソブチルエステル、ペンタデカン酸、3-メチルブチルエステル、デカン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、ステアリン酸、2,6-ジメチルピラジン、2-アセチル-3-メチルピラジン、ベンジルアルコール、メントールラセミ体、チオ酢酸s-メチル、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、グリセロール、2-エチル-1-ヘキサノール、(トリ-)アセチン、5-メチル-2-フェニル-2-ヘキセナール、酢酸ブチル、ウンデシルアルコール、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸テトラヒドロフルフリル、2-イソブチル-4,5-ジメチルオキサゾール、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、4-メチル-5-ビニルチアゾール、β-ピネン、2,3-ヘキサンジオン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、β-カリオフィレン、δ-ヘキサデカラクトン、ジフルフリルエーテル、trans,trans-2,4-オクタジエナール、2-メチルヘプタン酸、ノナン酸エチル、2-ヘプチルフラン、カンフェン、シクロヘキサノン、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、乳酸エチル、γ-バレロラクトン、酢酸ヘプチル、酢酸イソプロペニル、酪酸メチル、レブリン酸メチル、ブチルアミン、ノナン酸メチル、3-メチル-2-ブタノール、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、酢酸イソアミル、2-アセチル-3-エチルピラジン、2-アセチルピリジン、酪酸ブチル、ラウリルアルコール、p-シメン、3,4-ジメチルチオフェン、4-ヒドロキシ安息香酸、9-オクタデセン酸、エチルエステル、ピルビン酸エチル、イソプロピルアミン、3-メチル-1-ペンタノール、2-オキソ酪酸、4-メチル-2-フェニル-2-ペンテナール、2-アセチル-3,5(および6)-ジメチルピラジン、トリメチルアミン、2(3),5-ジメチル-6,7-ジヒドロ-5h-シクロペンタピラジン、ケイ皮酸メチル、ギ酸アミル、5-ヒドロキシウンデカン酸ラクトン、プロピオフェノン、2-イソプロピルピラジン、酢酸2-エチルブチル、2-アセチル-5-メチルフラン、アセトアルデヒド、γ-デカラクトン、trans-2-デセノール、4,5-ジメチルチアゾール、酪酸イソブチル、トリデカン酸、ならびに1-メルカプト-2-プロパノンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含まない、請求項1~6のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項8】
1種または複数種の単離されたVOCが、2-エチルフラン、5-メチルフルフラール、シクロペンタノン、フルフラール、およびリモネンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含まない、請求項1~7のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項9】
1種または複数種のVOCが、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、(E,E)-2,4-デカジエナール、1-オクテン-3-オール、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、ジメチルトリスルフィド、フルフラール、γ-デカラクトン、リモネン、ピリジン、イソ吉草酸、シリンゴール、バレルアルデヒド、エステル、4-エチルグアヤコール、フルフリルメルカプタン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、酢酸、2-フリルメチルケトン、s-メチル3-メチルブタンチオエート、アセトイン、メチルスルフィド、酪酸、4-メチル-5-チアゾールエタノール、インドール、ヘキサナール、アセトフェノン、フルフリルアルコール、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、2-エトキシ-3-メチルピラジン、ペンタナール、p-クレゾール、イソブチルアルデヒド、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、リナロール、βダマセノン、オイゲノール、バニリン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、l-乳酸、2-エチル-6-メチルピラジン、2-アセチルピリジン、メチオナール、3-メチルブチルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、フェネチルアルコール、3,4-ヘキサンジオン、1-(2-フラニル)-エタノン、5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジン、3-フルアルデヒド、ジヒドロクマリン、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトン、2,2,4-トリメチル-1,3-オキサシクロペンタン、δ-ヘキサラクトン、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、2-イソブチル-4-メチル-1,3-ジオキソラン、cis-およびtrans-エチル2,4-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-アセテート、ならびにバレルアルデヒドプロピレングリコールアセタールからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む、請求項1~8のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項10】
以下のうちの少なくとも1つが、任意の組み合わせで、真である、請求項1~9のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ:
(a)2,3,5-トリメチルピラジンが約4ppm以下の量で存在する;
(b)2,3-ジエチル-5-メチルピラジンが約0.5ppm以下の量で存在する;
(c)2,3-ジエチルピラジンが約10ppm以下の量で存在する;
(d)2,5-ジメチルピラジンが約10ppm以下の量で存在する;
(e)2,6-ジメチルピラジンが約10ppm以下の量で存在する;
(f)2,3-ジメチルピラジンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも2.0ppmの量で存在する;
(g)2-エチル-3-メチルピラジンが約5.47ppm以下の量で存在する;
(h)2-エチルピラジンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも6.0ppmの量で存在する;
(i)2-メチルピラジンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも6.0ppmの量で存在する;
(j)2-メチルピラジンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも6.0ppmの量で存在する;
(k)2-メチルピラジンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも6.0ppmの量で存在する;
(l)イソプロペニルピラジンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも0.05ppmの量で存在する;
(m)テトラメチルピラジンが約10ppm以下の量で存在する;
(n)(E,E)-2,4-デカジエナールが約8.92ppm以下の量で存在する;
(o)1-オクテン-3-オールが約6ppm以下の量で存在する;
(p)2-エチルフランが約22.5ppm以下の量で存在する;
(q)2-ヘプタノンが、約30ppm以下かつ/もしくは少なくとも10ppmの量で存在する;
(r)5-メチルフルフラールが約2.25ppm以下の量で存在する;
(s)ベンズアルデヒドが、約171.76ppm以下かつ/もしくは少なくとも約10ppmの量で存在する;
(t)コーヒーフラノンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも約4.0ppmの量で存在する;
(u)シクロペンタノンが約2ppm以下の量で存在する;
(v)ジメチルトリスルフィドが約1ppm以下の量で存在する;
(w)フルフラールが約52.56ppm以下の量で存在する;
(x)γ-デカラクトンが、約20.65ppm以下かつ/もしくは少なくとも約5.0ppmの量で存在する;
(y)リモネンが、約511ppm以下かつ/もしくは少なくとも約14ppmの量で存在する;
(z)ピリジンが約1.68ppm以下の量で存在する;
(aa)イソ吉草酸が、約7.76ppm以下かつ/もしくは少なくとも0.7ppmの量で存在する;
(ab)シリンゴールが約5ppm以下の量で存在する;
(ac)バレルアルデヒドが、約6.15ppm以下かつ/もしくは少なくとも約0.6ppmの量で存在する;
(ad)4-エチルグアヤコールが約12ppm以下の量で存在する;
(ae)フルフリルメルカプタンが約3.55ppm以下の量で存在する;
(af)3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒドが約4.6ppm以下の量で存在する;
(ag)2-メチルテトラヒドロフラン-3-オンが約10ppm以下の量で存在する;
(ah)酢酸が約5900ppm以下の量で存在する;
(ai)2-フリルメチルケトンが約20ppm以下の量で存在する;
(aj)s-メチル3-メチルブタンチオエートが約0.1ppm以下の量で存在する;
(ak)アセトインが約50ppm以下の量で存在する;
(al)メチルスルフィドが約1.77ppm以下の量で存在する;
(am)酪酸が約200ppm以下の量で存在する;
(an)4-メチル-5-チアゾールエタノールが約55ppm以下の量で存在する;
(ao)インドールが約1.34ppm以下の量で存在する;
(ap)ヘキサナールが約9.51ppm以下の量で存在する;
(aq)アセトフェノンが約28.25ppm以下の量で存在する;
(ar)フルフリルアルコールが約19.48ppm以下の量で存在する;
(as)2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジンが約0.2ppm以下の量で存在する;
(at)4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテートが約55ppm以下の量で存在する;
(au)2-エトキシ-3-メチルピラジンが約5ppm以下の量で存在する;
(av)ペンタナールが約6.15ppm以下の量で存在する;
(aw)p-クレゾールが約7.7ppm以下の量で存在する;
(ax)イソブチルアルデヒドが約5.8ppm以下の量で存在する;
(ay)δ-オクタラクトンが約15.53ppm以下の量で存在する;
(az)5-メチル-2-ヘプテン-4-オンが約20ppm以下の量で存在する;
(ba)リナロールが約40ppm以下の量で存在する;
(bb)β-ダマセノンが約0.2ppm以下の量で存在する;
(bc)オイゲノールが約100ppm以下の量で存在する;
(bd)バニリンが約407.99ppm以下の量で存在する;
(be)2,3-ペンタンジオンが約10.98ppm以下の量で存在する;
(bf)4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノンが約60ppm以下の量で存在する;
(bg)マルトールが約267.2ppm以下の量で存在する;
(bh)l-乳酸が約5000ppm以下の量で存在する;
(bi)2-エチル-6-メチルピラジンが約5ppm以下の量で存在する;
(bj)2-アセチルピリジンが約3ppm以下の量で存在する;
(bk)メチオナールが約4.6ppm以下の量で存在する;
(bl)3-メチルブチルアルデヒドが約16.81ppm以下の量で存在する;
(bm)フェニルアセトアルデヒドが約4.41ppm以下の量で存在する;
(bn)フェネチルアルコールが約30.01ppm以下の量で存在する;
(bo)3,4-ヘキサンジオンが約10ppm以下の量で存在する;
(bp)1-(2-フラニル)-エタノンが約20ppm以下の量で存在する;
(bq)5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒドが約2.25ppm以下の量で存在する;
(br)3-メチル-2-ブテナールが約7.25ppm以下の量で存在する;
(bs)3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジンが約10ppm以下の量で存在する;
(bt)3-フルアルデヒドが約500ppm以下の量で存在する;
(bu)ジヒドロクマリンが約130.7ppm以下の量で存在する;または
(bv)5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトンが約0.5ppm以下の量で存在する。
【請求項11】
VOCが、酸、アルコール類、アルカン類、アルデヒド類、アミン類、ベンゼン類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類、フェノール類、ピラジン類、ピリジン類、ピロール類、糖もしくは糖アルコール、硫黄化合物、テルペン類、またはチオフェン類のうちの1種または複数種を含む、請求項1~10のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項12】
VOCが、酸、アルコール類、アルデヒド類、ベンゼン類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類、ピリジン類(pyridine)、ピリジン類(pyrizine)、ピロール類、フェノール類、硫黄化合物、および/またはテルペン類のうちの1種または複数種を含む、請求項1~11のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項13】
VOCが、1種または複数種の酸を含む、請求項1~12のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項14】
1種または複数種の酸が、イソ吉草酸、酢酸、L-乳酸、酪酸、2-メチル酪酸、4-ヒドロキシ-2-ブテン酸γ-ラクトン、ヘキサン酸、4-ヒドロキシブタン酸ラクトン、イソ酪酸、パルミチン酸、ピルビン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、吉草酸、ノナン酸、安息香酸、オレイン酸、プロピオン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、n-カプリン酸イソブチルエステル、ペンタデカン酸、3-メチルブチルエステル、ステアリン酸、2-メチルヘプタン酸、4-ヒドロキシ安息香酸、9-オクタデセン酸、エチルエステル、2-オキソ酪酸、5-ヒドロキシウンデカン酸ラクトン、およびトリデカン酸、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の酸を含む、請求項13記載のナッツバターレプリカ。
【請求項15】
1種または複数種の酸が、イソ吉草酸、酢酸、L-乳酸、および酪酸からなる群より選択される少なくとも1種の酸を含む、請求項13または14記載のナッツバターレプリカ。
【請求項16】
VOCが、1種または複数種のアルコール類を含む、請求項1~15のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項17】
1種または複数種のアルコール類が、1-オクテン-3-オール、フルフリルアルコール、p-クレゾール、オイゲノール、フェネチルアルコール、4-メチル-5-チアゾールエタノール、(+/-)2-メチル-1-ブタノール、アミルアルコール、ヘプチルアルコール、ヘキシルアルコール、イソアミルアルコール、ノニルアルコール、2,3-ブタンジオール、1-オクタノール、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、プロピレングリコール、4-カルボメンテノール、1-ペンテン-3-オール、3-ヘキサノール、テトラヒドロフルフリルアルコール、(e)-2-オクテン-1-オール、5-メチルフルフリルアルコール、2-ヘプタノール、1-ヘキサデカノール、1-テトラデカノール、グアヤコール、ベンジルアルコール、グリセロール、2-エチル-1-ヘキサノール、ウンデシルアルコール、3-メチル-2-ブタノール、ラウリルアルコール、3-メチル-1-ペンタノール、およびtrans-2-デセノール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアルコール類を含む、請求項16記載のナッツバターレプリカ。
【請求項18】
1種または複数種のアルコール類が、1-オクテン-3-オール、フルフリルアルコール、p-クレゾール、オイゲノール、フェネチルアルコール、および4-メチル-5-チアゾールエタノールからなる群より選択される少なくとも1種のアルコール類を含む、請求項16または17記載のナッツバターレプリカ。
【請求項19】
VOCが、1種または複数種のアルデヒド類を含む、請求項1~18のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項20】
1種または複数種のアルデヒド類が、(E,E)-2,4-デカジエナール、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、フルフラール、バレルアルデヒド、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、ヘキサナール、イソブチルアルデヒド、バニリン、メチオナール、フェニルアセトアルデヒド、3-フルアルデヒド、ペンタナール、3-メチルブチルアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒド、1-メチル-1h-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、2-メチルブチルアルデヒド、デカナール、ヘプタナール、ノナナール、2-フェニル-2-ブテナール、trans-2-ヘプテナール、2-ウンデセナール、ピペロナール、3-フェニルプロピオンアルデヒド、ピルブアルデヒド、オクタナール、trans-2-ヘキセナール、1-エチル-2-ピロールカルボキシアルデヒド、2-メチルペンタナール、シンナムアルデヒド、5-メチル-2-フェニル-2-ヘキセナール、trans,trans-2,4-オクタジエナール、4-メチル-2-フェニル-2-ペンテナール、アセトアルデヒド、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、ならびにバレルアルデヒドプロピレングリコールアセタール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアルデヒド類を含む、請求項19記載のナッツバターレプリカ。
【請求項21】
1種または複数種のアルデヒド類が、(E,E)-2,4-デカジエナール、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、フルフラール、バレルアルデヒド、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、ヘキサナール、イソブチルアルデヒド、バニリン、メチオナール、フェニルアセトアルデヒド、3-フルアルデヒド、ペンタナール、3-メチルブチルアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、および5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒドからなる群より選択される少なくとも1種のアルデヒド類を含む、請求項19または20記載のナッツバターレプリカ。
【請求項22】
VOCが、1種または複数種のアミン類を含む、請求項1~21のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項23】
1種または複数種のアミン類が、2-アミノ-1-ナフタレノール、2-メトキシ-ベンゼンアミン、5-アミノ-1-ナフトール、N,N-ジメチル-エタンアミン、およびN,N-ジメチル-メチルアミン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアミン類を含む、請求項22記載のナッツバターレプリカ。
【請求項24】
VOCが、1種または複数種のベンゼン類を含む、請求項1~23のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項25】
1種または複数種のベンゼン類が、ジヒドロクマリン、スチレン、およびトルエン、またはこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のベンゼン類を含む、請求項24記載のナッツバターレプリカ。
【請求項26】
VOCが、1種または複数種のエステル類を含む、請求項1~25のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項27】
1種または複数種のエステル類が、イソ酪酸イソブチル、ギ酸ヘプチル、安息香酸ベンジル、酢酸フェネチル、2-メチル酪酸エチル、安息香酸エチル、酢酸ヘキシル、ヘプタン酸メチル、ヘキサン酸メチル、オクタン酸メチル、吉草酸メチル、酢酸p-トリル、酪酸フェネチル、ニコチン酸メチル、ギ酸ヘキシル、安息香酸フェネチル、安息香酸2-エチルヘキシル、イソ酪酸ブチル、デカン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、オクタン酸エチル、パルミチン酸エチル、酢酸メチル、デカン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、チオ酢酸s-メチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸テトラヒドロフルフリル、ノナン酸エチル、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、乳酸エチル、酢酸ヘプチル、酢酸イソプロペニル、酪酸メチル、レブリン酸メチル、ノナン酸メチル、酢酸イソアミル、酪酸ブチル、ピルビン酸エチル、ケイ皮酸メチル、ギ酸アミル、酢酸2-エチルブチル、および酪酸イソブチル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のエステル類を含む、請求項26記載のナッツバターレプリカ。
【請求項28】
少なくとも約0.005ppmのエステル類を含む、請求項26または27のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項29】
VOCが、1種または複数種のフラン類を含む、請求項1~28のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項30】
1種または複数種のフラン類が、2-エチルフラン、1-(2-フラニル)-エタノン、2-ペンチルフラン、2,5-ジメチルフラン、2-ブチルフラン、2-ヘプチルフラン、および2-アセチル-5-メチルフラン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のフラン類を含む、請求項29記載のナッツバターレプリカ。
【請求項31】
1種または複数種のフラン類が、2-エチルフランおよび1-(2-フラニル)-エタノンからなる群より選択される少なくとも1種のフラン類を含む、請求項30記載のナッツバターレプリカ。
【請求項32】
VOCが、1種または複数種のケトン類を含む、請求項1~31のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項33】
1種または複数種のケトン類が、2-ヘプタノン、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、γ-デカラクトン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-フリルメチルケトン、アセトイン、アセトフェノン、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、βダマセノン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、3,4-ヘキサンジオン、1-ペンテン-3-オン、2-ノナノン、2-オクタノン、3-オクテン-2-オン、4-ヘキセン-3-オン、4-メチル-3-ペンテン-2-オン、メチル2-ピロリルケトン、メチルシクロペンテノロン、(e,e)-3,5-オクタジエン-2-オン、2-ピロリドン、γ-ノナラクトン、3-オクタノン、γ-ヘキサラクトン、2-ブタノン、2-デカノン、3-ヘプテン-2-オン、4-ヘプタノン、γ-ヘプタラクトン、1-オクテン-3-オン、3-ペンテン-2-オン、β-アンゲリカラクトン、3-メチル-2-シクロヘキセン-1-オン、4,5-ジヒドロ-3(2h)チオフェノン、4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2h)-フラノン、2-ペンタノン、ヒドロキシアセトン、ベンゾフェノン、ε-デカラクトン、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、2,3-ヘキサンジオン、δ-ヘキサデカラクトン、シクロヘキサノン、γ-バレロラクトン、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、プロピオフェノン、1-メルカプト-2-プロパノン、およびδ-ヘキサラクトン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のケトン類を含む、請求項32記載のナッツバターレプリカ。
【請求項34】
1種または複数種のケトン類が、2-ヘプタノン、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、γ-デカラクトン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-フリルメチルケトン、アセトイン、アセトフェノン、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、βダマセノン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、および3,4-ヘキサンジオンからなる群より選択される少なくとも1種のケトン類を含む、請求項33記載のナッツバターレプリカ。
【請求項35】
少なくとも約0.0001ppmのケトン類を含む、請求項32~34のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項36】
VOCが、1種または複数種のラクトン類を含む、請求項1~35のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項37】
1種または複数種のラクトン類が、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトン、4,5-ジメチル-3-ヒドロキシ-2,5-ジヒドロ-フラン-2-オン、γデカラクトン、マッソイアラクトン、およびソトロン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のラクトン類を含む、請求項36記載のナッツバターレプリカ。
【請求項38】
1種または複数種のラクトン類が、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトンを含む、請求項36または37記載のナッツバターレプリカ。
【請求項39】
VOCが、1種または複数種のフェノール類を含む、請求項1~38のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項40】
1種または複数種のフェノール類が、シリンゴール、4-エチルグアヤコール、1-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)-エタノン、2,5-ジメチルフェノール、2-メトキシ-4-メチルフェノール、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、2-メトキシ-フェノール、2-メチル-フェノール、4-エチルグアヤコール、4-エチルフェノール、4-エチル-2-メトキシ-フェノール、4-ビニルフェノール、オイゲノール、グアヤコール、イソオイゲノール、p-クレゾール、フェノール、シリンゴール(2,6-ジメトキシフェノール)、バニリンエリトロおよび/もしくはトレオ-ブタン-2,3-ジオールアセタール(vanillin erythro and/or threo-butan-2,3-diol acetal)、ならびにバニリルエチルエーテル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のフェノール類を含む、請求項39記載のナッツバターレプリカ。
【請求項41】
1種または複数種のフェノール類が、シリンゴールおよび4-エチルグアヤコールからなる群より選択される少なくとも1種のフェノール類を含む、請求項39または40記載のナッツバターレプリカ。
【請求項42】
少なくとも約0.05ppmのフェノール類を含む、請求項39~41のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項43】
VOCが、1種または複数種のピラジン類を含む、請求項1~42のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項44】
1種または複数種のピラジン類が、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、2-エトキシ-3-メチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2-メチル-5-ビニルピラジン(re-gras)、3,5-ジエチル-2-メチルピラジン、ピラジン、3-エチル-2,6-ジメチルピラジン、2-エチル-5-メチルピラジン、5-エチル-2,3-ジメチルピラジン、5h-5-メチル-6,7-ジヒドロシクロペンタ(b)ピラジン、5-イソプロピル-2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、2-アセチル-3-メチルピラジン、2-アセチル-3-エチルピラジン、2-アセチル-3,5(および6)-ジメチルピラジン、ならびに2(3),5-ジメチル-6,7-ジヒドロ-5h-シクロペンタピラジン、ならびに2-イソプロピルピラジン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピラジン類を含む、請求項43記載のナッツバターレプリカ。
【請求項45】
1種または複数種のピラジン類が、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、2-エトキシ-3-メチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、ならびに3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジンからなる群より選択される少なくとも1種のピラジン類を含む、請求項43または44記載のナッツバターレプリカ。
【請求項46】
VOCが、1種または複数種のピリジン類を含む、請求項1~45のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項47】
1種または複数種のピリジン類が、2-アセチルピリジン、ピリジン、1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン、1-メチル-ピペリジン、2-メチル-ピリジン、3-エチルピリジン、3-エチル-ピリジン、3-メチル-ピリジン、3-プロピル-ピリジン、3-ピリジノール、およびニコチン酸メチル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピリジン類を含む、請求項46記載のナッツバターレプリカ。
【請求項48】
1種または複数種のピリジン類が、2-アセチルピリジンを含む、請求項46または47記載のナッツバターレプリカ。
【請求項49】
約1.68ppm以下のピリジン類を含む、請求項46~48のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項50】
VOCが、1種または複数種のピロール類を含む、請求項1~49のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項51】
1種または複数種のピロール類が、インドール、1-(1H-ピロール-2-イル)-エタノン、1-(2-フラニルメチル)-1H-ピロール、1-エチル-1H-ピロール、1-メチル-1H-ピロール、1-メチル-1H-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、2-アセチル-1-メチルピロール、2-アセチルピロール、およびピロール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピロール類を含む、請求項50記載のナッツバターレプリカ。
【請求項52】
1種または複数種のピロール類が、インドールを含む、請求項50または51記載のナッツバターレプリカ。
【請求項53】
VOCが、1種または複数種の糖または糖アルコールを含む、請求項1~52のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項54】
1種または複数種の糖または糖アルコールが、エチルマルトールおよびマルトールまたはこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の糖または糖アルコールを含む、請求項53記載のナッツバターレプリカ。
【請求項55】
VOCが、1種または複数種の硫黄化合物を含む、請求項1~54のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項56】
1種または複数種の硫黄化合物が、ジメチルトリスルフィド、メチルスルフィド、s-メチル3-メチルブタンチオエート、フルフリルメルカプタン、ジエチルジスルフィド、ジメチルジスルフィド、ジメチルスルフィド、ジメチルスルホキシド、メタンチオール、およびメチオナール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の硫黄化合物を含む、請求項55記載のナッツバターレプリカ。
【請求項57】
1種または複数種の硫黄化合物が、ジメチルトリスルフィド、メチルスルフィド、s-メチル3-メチルブタンチオエート、およびフルフリルメルカプタンからなる群より選択される少なくとも1種の硫黄化合物を含む、請求項55または56記載のナッツバターレプリカ。
【請求項58】
VOCが、1種または複数種のテルペン類を含む、請求項1~57のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項59】
1種または複数種のテルペン類が、リモネン、リナロール、ピロール、d-α-ピネン、δ-3-カレン、ナフタレン、スチレン、4-メチルチアゾール、α-フェランドレン、o-メチルアニソール、p-メンタ-1,4-ジエン、テルピノレン、チアゾール、o-シメン、1-メチルナフタレン、1-メチルピロール、インドール、n-フルフリルピロール、トリメチルオキサゾール、1-ノネン、1-オクテン、2-イソブチル-4、5-ジメチルオキサゾール、4-メチル-5-ビニルチアゾール、β-ピネン、β-カリオフィレン、カンフェン、p-シメン、3,4-ジメチルチオフェン、および4,5-ジメチルチアゾール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のテルペン類を含む、請求項58記載のナッツバターレプリカ。
【請求項60】
1種または複数種のテルペン類が、リモネンおよびリナロールからなる群より選択される少なくとも1種のテルペン類を含む、請求項59記載のナッツバターレプリカ。
【請求項61】
VOCが、1種または複数種のチオフェン類を含む、請求項1~60のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項62】
VOCが、2,7-ジメチル-オキセピンを含む、請求項1~61のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項63】
VOCが、(+/-)2-メチル-1-ブタノール、1-メチル-1h-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、1-オクテン-3-オール、1-ペンテン-3-オン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2,3-ペンタンジオン、2,5-ジメチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、2-メチル-5-ビニルピラジン(re-gras)、2-メチルブチルアルデヒド、2-メチル酪酸、2-メチルピラジン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-ノナノン、2-オクタノン、2-ペンチルフラン、3,5-ジエチル-2-メチルピラジン、3-オクテン-2-オン、4-ヘキセン-3-オン、4-ヒドロキシ-2-ブテン酸γ-ラクトン、4-メチル-3-ペンテン-2-オン、5-メチルフルフラール、アセトイン、アミルアルコール、ベンズアルデヒド、ベンゼン、1,3,5-トリメチル-、デカナール、フルフラール、フルフリルアルコール、ヘプタナール、ヘプチルアルコール、ヘキサナール、ヘキサン酸、ヘキシルアルコール、イソアミルアルコール、イソ酪酸イソブチル、メチル2-ピロリルケトン、メチルシクロペンテノロン、ノナナール、ノニルアルコール、フェニルアセトアルデヒド、ピラジン、ピリジン、ピロール、バレルアルデヒド、2,3-ブタンジオール、2-フェニル-2-ブテナール、3-エチル-2,6-ジメチルピラジン、5,6,7,8-テトラヒドロキノキサリン、d-リモネン、ギ酸ヘプチル、trans-2-ヘプテナール、1-オクタノール、2-アセチル-1-ピロリン、2-ウンデセナール、安息香酸ベンジル、シンナムアルデヒド、(e)-、ピペロナール、バニリン、(e,e)-3,5-オクタジエン-2-オン、2-エチル-5-メチルピラジン、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、2-ピロリドン、カフェイン、γ-ノナラクトン、マルトール、酢酸フェネチル、2-エチルピラジン、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、3-オクタノン、3-フェニルプロピオンアルデヒド、4-ヒドロキシブタン酸ラクトン、α-ピネン、δ-3-カレン、ジヒドロクマリン、2-メチル酪酸エチル、安息香酸エチル、γ-ヘキサラクトン、酢酸ヘキシル、イソ酪酸、イソ吉草酸、ナフタレン、フェネチルアルコール、プロピレングリコール、スチレン、4-メチルチアゾール、α-フェランドレン、メチルスルフィニルメタン、パルミチン酸、ピルブアルデヒド、ピルビン酸、2,5-ジメチルフラン、2-ブタノン、2-ブチルフラン、2-デカノン、3-ヘプテン-2-オン、4-カルボメンテノール、4-ヘプタノン、4-メチル-5-チアゾールエタノール、5-エチル-2,3-ジメチルピラジン、酪酸、δ-オクタラクトン、γ-ヘプタラクトン、ヘプタン酸、ヘプタン酸メチル、ヘキサン酸メチル、オクタン酸メチル、吉草酸メチル、オクタナール、オクタン酸、o-メチルアニソール、p-メンタ-1,4-ジエン、テルピノレン、チアゾール、trans-2-ヘキセナール、吉草酸、1-オクテン-3-オン、1-ペンテン-3-オール、3-ヘキサノール、3-ペンテン-2-オン、β-アンゲリカラクトン、ノナン酸、o-シメン、酢酸p-トリル、テトラヒドロフルフリルアルコール、1-メチルナフタレン、3-フルアルデヒド、3-メチル-2-シクロヘキセン-1-オン、l-ラムノース、(e)-2-オクテン-1-オール、1-エチル-2-ピロールカルボキシアルデヒド、1-メチルピロール、2-アセチル-2-チアゾリン、2-メチルペンタナール、3-n-ブチルフタリド、4,5-ジヒドロ-3(2h)チオフェノン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2h)-フラノン、5h-5-メチル-6,7-ジヒドロシクロペンタ(b)ピラジン、5-イソプロピル-2-メチルピラジン、5-メチルフルフリルアルコール、アセトフェノン、安息香酸、シクロペンタノン、ジメチルジスルフィド、ジメチルトリスルフィド、インドール、イソプロペニルピラジン、n-フルフリルピロール、オレイン酸、酪酸フェネチル、プロピオン酸、トリメチルオキサゾール、2-ヘプタノール、2-ペンタノン、l-チロシン、ニコチン酸メチル、1-ノネン、1-オクテン、シンナムアルデヒド、ヒドロキシアセトン、ギ酸ヘキシル、安息香酸フェネチル、1-ヘキサデカノール、1-テトラデカノール、安息香酸2-エチルヘキシル、ベンゾフェノン、イソ酪酸ブチル、ε-デカラクトン、デカン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、オクタン酸エチル、パルミチン酸エチル、グアヤコール、ラウリン酸、酢酸メチル、ミリスチン酸、n-カプリン酸イソブチルエステル、ペンタデカン酸、3-メチルブチルエステル、デカン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、ステアリン酸、2,6-ジメチルピラジン、2-アセチル-3-メチルピラジン、ベンジルアルコール、メントールラセミ体、チオ酢酸s-メチル、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、グリセロール、2-エチル-1-ヘキサノール、(トリ-)アセチン、5-メチル-2-フェニル-2-ヘキセナール、酢酸ブチル、ウンデシルアルコール、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸テトラヒドロフルフリル、2-イソブチル-4,5-ジメチルオキサゾール、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、4-メチル-5-ビニルチアゾール、β-ピネン、2,3-ヘキサンジオン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、β-カリオフィレン、δ-ヘキサデカラクトン、ジフルフリルエーテル、trans,trans-2,4-オクタジエナール、2-メチルヘプタン酸、ノナン酸エチル、2-ヘプチルフラン、カンフェン、シクロヘキサノン、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、乳酸エチル、γ-バレロラクトン、酢酸ヘプチル、酢酸イソプロペニル、酪酸メチル、レブリン酸メチル、ブチルアミン、ノナン酸メチル、3-メチル-2-ブタノール、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、酢酸イソアミル、2-アセチル-3-エチルピラジン、2-アセチルピリジン、酪酸ブチル、ラウリルアルコール、p-シメン、3,4-ジメチルチオフェン、4-ヒドロキシ安息香酸、9-オクタデセン酸、エチルエステル、ピルビン酸エチル、イソプロピルアミン、3-メチル-1-ペンタノール、2-オキソ酪酸、4-メチル-2-フェニル-2-ペンテナール、2-アセチル-3,5(および6)-ジメチルピラジン、トリメチルアミン、2(3),5-ジメチル-6,7-ジヒドロ-5h-シクロペンタピラジン、ケイ皮酸メチル、ギ酸アミル、5-ヒドロキシウンデカン酸ラクトン、プロピオフェノン、2-イソプロピルピラジン、酢酸2-エチルブチル、2-アセチル-5-メチルフラン、アセトアルデヒド、γ-デカラクトン、trans-2-デセノール、4,5-ジメチルチアゾール、酪酸イソブチル、トリデカン酸、ならびに1-メルカプト-2-プロパノンからなる群より選択される少なくとも20種、少なくとも30種、少なくとも40種、または少なくとも50種の化合物を含む、請求項1~62のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項64】
VOCが、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、(E,E)-2,4-デカジエナール、1-オクテン-3-オール、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、DMTS、フルフラール、γ-デカラクトン、リモネン、ピリジン、4-エチルグアヤコール、フルフリルメルカプタン、2-ペンタノール、メチオナール、酢酸、2-フリルメチルケトン、チオイソ吉草酸メチル、アセトイン、3-メチルブタン酸、ジメチルスルフィド、酪酸、2-メルカプトプロピオン酸プロピル、2,4,6-トリメチルフェノール(メシトール)、γ-バレロラクトン、δオクタラクトン、δデカラクトン、ウイスキーラクトン、p-クレゾール、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、イソブチルアルデヒド、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、リナロール、バレルアルデヒド、β-ダマセノン、オイゲノール、バニリン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)-フラノン、マルトール、L-乳酸、および2-アセチルピリジンからなる群より選択される少なくとも10種、少なくとも20種、少なくとも30種、少なくとも40種、または少なくとも50種の化合物を含む、請求項1~63のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項65】
VOCが、単一の参照ナッツバターの中のVOCに対して約95%未満または約85%未満の同一性を有する、請求項1~64のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項66】
前記ナッツバターレプリカが、少なくとも71種のVOCを含み、該VOCのうちの70種以下が、単一の参照ナッツバター中で見出される、請求項1~65のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項67】
前記ナッツバターレプリカが、少なくとも51種のVOCを含み、該VOCのうちの50種以下が単一の参照ナッツバター中で見出される、請求項1~66のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項68】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、ホモセリン、ニコチン酸、バリン、プロリン、アルギニン、B-アラニン-2、アスパラギン、グルタミン酸、フェニルアラニン、ロイシン、リジン、グリシン、セリン、アラビトール、フルクトース、マンニトール、カテキン、エピカテキン、ソルビトール、スクロース、トレハロース、ソトロン、バニリン、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、およびリシノール酸からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含まない、請求項1~67のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項69】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、8-ヒドロキシキノリン、キノリン、クロロゲン酸、フラキセチン、ストロベリーフラノンアセテート、ルテオリン-7-O-グルコシド、イノシン、トリゴネリン、trans-4-ヒドロキシプロリン、カルノシン、シスチン、キヌレン酸、オルニチン、システイン、ピリドキシン、アデニン、グルコサミン、D-グルクロン酸、キナ酸、酒石酸、フマル酸、コハク酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、2-フロ酸、ショウノウ酸、リボース、アジピン酸、ルチン、キシロース、ガラクトース、バニリン酸、シリング酸、ポリダチン、シトシン、4-グアニジノ酪酸、ウラシル、チラミン、トリプタミン、メープルフラノン、アセトアニリド、ベンズアルデヒド、ソルビン酸、B-イオノン、ムラミン酸、trans,trans-ムコン酸、ゲンチジン酸、6,7-ジヒドロキシクマリン、トロパ酸、6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸、没食子酸プロピル、ヘスペレチン、およびカフェ酸からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む、請求項1~68のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項70】
以下のうちの少なくとも1つが、任意の組み合わせで、真である、請求項1~69のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ:
(a)クロロゲン酸が少なくとも約32ppmの量で存在する;
(b)没食子酸プロピルが少なくとも約5.0ppmの量で存在する;
(c)ヘスペレチンが少なくとも約0.08ppmの量で存在する;または
(d)カフェ酸が少なくとも約0.15ppmの量で存在する。
【請求項71】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、酸、アルデヒド類、アルカロイド類、アミン類、アミノ酸、フラン類、ケトン類、ラクトン類、ヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、もしくは核酸塩基、タンパク質もしくはペプチド、ピラジン類、ピリジン類、糖もしくは糖アルコール、タンニン類、フェノール類、脂肪、塩、乳化剤、ポリフェノール類、もしくはアントシアニン類、またはキサンチン類のうちの1種または複数種を含む、請求項1~70のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項72】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、酸、アルデヒド類、アミノ酸、ラクトン類、ピラジン類、タンニン類、フェノール類、脂肪、塩、乳化剤、ポリフェノール類、もしくはアントシアニン類、またはキサンチン類のうちの1種または複数種を含む、請求項1~71のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項73】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種の酸を含む、請求項1~72のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項74】
1種または複数種の酸が、アジピン酸、trans-フェルラ酸、シナピン酸、サリチル酸、パントテン酸、カフェ酸、バニリン酸、シリング酸、クマル酸、ソルビン酸、キヌレン酸、D-グルクロン酸、キナ酸、リンゴ酸、ピルビン酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、フマル酸、コハク酸、没食子酸、2-フロ酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、2-イソプロピルリンゴ酸、D-グルコン酸、4-メトキシケイ皮酸、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、リシノール酸、DL-ヒドロキシステアリン酸、ニコチン酸、クロロゲン酸、コール酸、およびヒドロキシ酪酸、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の酸を含む、請求項73記載のナッツバターレプリカ。
【請求項75】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のアルデヒド類を含む、請求項1~74のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項76】
1種または複数種のアルデヒド類が、バニリンを含む、請求項75記載のナッツバターレプリカ。
【請求項77】
アルデヒド類が、少なくとも約0.001ppmの量で存在する、請求項75または76記載のナッツバターレプリカ。
【請求項78】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のアルカロイド類を含む、請求項1~77のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項79】
1種または複数種のアルカロイド類が、ピペリンを含む、請求項78記載のナッツバターレプリカ。
【請求項80】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のアミン類を含む、請求項1~79のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項81】
1種または複数種のアミン類が、トリプタミンを含む、請求項80記載のナッツバターレプリカ。
【請求項82】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のアミノ酸を含む、請求項1~81のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項83】
1種または複数種のアミノ酸が、フェニルアラニン、ロイシン、グルコサミン、メチオニン、GABA、チロシン、リジン、ヒスチジン、グリシン、セリン、アスパラギン酸、イソロイシン、トリプトファン、バリン、プロリン、カルニチン、アルギニン、B-アラニン-2、トレオニン、グルタミン、アスパラギン、グルタミン酸、ベタイン、ピペコリン酸、シトルリン、カルノシン、およびホモセリン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアミノ酸を含む、請求項82記載のナッツバターレプリカ。
【請求項84】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のフラン類を含む、請求項1~83のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項85】
1種または複数種のフラン類が、ヒドロキシメチルフルフラールを含む、請求項84記載のナッツバターレプリカ。
【請求項86】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のケトン類を含む、請求項1~85のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項87】
1種または複数種のケトン類が、2(5H)-フラノン、5-エチル-4-ヒドロキシ-2-メチル-3(2H)-フラノン、アセトバニロン、およびメチル-2-ピロリルケトン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のケトン類を含む、請求項86記載のナッツバターレプリカ。
【請求項88】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のラクトン類を含む、請求項1~87のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項89】
1種または複数種のラクトン類が、ソトロンを含む、請求項88記載のナッツバターレプリカ。
【請求項90】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基を含む、請求項1~89のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項91】
1種または複数種のヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基が、アデニン、AMP、CMP、シチジン、シトシン、グアニン、およびウラシル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基を含む、請求項90記載のナッツバターレプリカ。
【請求項92】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のタンパク質またはペプチドを含む、請求項1~91のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項93】
1種または複数種のタンパク質またはペプチドが、カルノシンを含む、請求項92記載のナッツバターレプリカ。
【請求項94】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のピラジン類を含む、請求項1~93のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項95】
1種または複数種のピラジン類が、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、および2,3-ジメチルピラジン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピラジン類を含む、請求項94記載のナッツバターレプリカ。
【請求項96】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のピリジン類を含む、請求項1~95のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項97】
1種または複数種のピリジン類が、ピリジンおよびピロキシジンまたはこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピリジン類を含む、請求項96記載のナッツバターレプリカ。
【請求項98】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種の糖または糖アルコールを含む、請求項1~97のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項99】
1種または複数種の糖または糖アルコールが、アラビトール、フルクトース、ラムノース、マンニトール、グルコース、ラクトース、キシロース、ソルビトール、フコース、ガラクトース、マンノース、スクロース、myo-イノシトール、トレハロース、アルロース、モンクフルーツ、ステビア、マルチトール、イソマルト、タガトース、およびスタキオース、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の糖または糖アルコールを含む、請求項98記載のナッツバターレプリカ。
【請求項100】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類を含む、請求項1~99のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項101】
1種または複数種のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類が、カテキン、エラグ酸、エピカテキン、没食子酸エピカテキン、没食子酸、ヘスペレチン、没食子酸メチル、ポリダチン、没食子酸プロピル、ケルセチン、レスベラトロール、ルチン、サリチル酸、シナピン酸、シリングアルデヒド、シリング酸、trans-フェルラ酸、チラミン、およびバニリン酸、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類を含む、請求項100記載のナッツバターレプリカ。
【請求項102】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のキサンチン類を含む、請求項1~101のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項103】
1種または複数種のキサンチン類が、テオブロミンを含む、請求項102記載のナッツバターレプリカ。
【請求項104】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、安定用脂肪(stabilizer fat)を含む、請求項1~103のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項105】
1種または複数種の安定用脂肪が、硬化油、パーム油、核油(kernel oil)、シア油、綿実油、ならびに/またはその他の脂肪および植物油を含む、請求項104記載のナッツバターレプリカ。
【請求項106】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、ココア生成物を含む、請求項1~105のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項107】
1種または複数種のココア生成物が、ココアパウダー、ココアバター、および/またはチョコレートを含む、請求項106記載のナッツバターレプリカ。
【請求項108】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、乳化剤を含む、請求項1~107のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項109】
1種または複数種の乳化剤が、レシチンを含む、請求項108記載のナッツバターレプリカ。
【請求項110】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、基質を含む、請求項1~109のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項111】
基質が、ブドウ種子、ヒマワリ種子、ヒマワリカーネル、ヒマワリミールもしくはフラワー(flour)、ヒマワリ油、その他の加工済みもしくは未加工の穀物もしくは穀物生成物、マメ科植物もしくはマメ科植物種子、油料植物もしくは脂肪種子、果実もしくは果実生成物、根、塊茎、もしくは根生成物もしくは塊茎生成物、糖加工副生成物、および/またはその他の植物副生成物を含む、請求項110記載のナッツバターレプリカ。
【請求項112】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、液体媒体を含む、請求項1~111のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項113】
液体媒体が、水、ミルク、植物性ミルク、および/またはその他の代替乳製品を含む、請求項112記載のナッツバターレプリカ。
【請求項114】
1種または複数種の不揮発性化合物が、2(5H)-フラノン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、2-フロ酸、2-イソプロピルリンゴ酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、4-グアニジノ酪酸、4-メトキシケイ皮酸、5-エチル-4-ヒドロキシ-2-メチル-3(2H)-フラノン、アセトバニロン、アデニン、アジピン酸、AMP、アラビトール、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、β-アラニン、ベタイン、カフェ酸、カフェイン、カルニチン、カルノシン、カテキン、コリン、ケイ皮酸、クエン酸、シトルリン、CMP、クマル酸、システイン、シスチン、シチジン、シトシン、D-グルコン酸、D-グルクロン酸、DL-ヒドロキシステアリン酸、エラグ酸、エピカテキン、没食子酸エピカテキン、フルクトース、フマル酸、GABA、ガラクトース、没食子酸、グルコサミン、グルコース、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、グアニン、ヘスペレチン、ヒスチジン、ホモセリン、ヒドロキシメチルフルフラール、イソロイシン、キヌレン酸、乳酸、ロイシン、リジン、リンゴ酸、マンニトール、マンノース、メチオニン、没食子酸メチル、メチル-2-ピロリルケトン、イノシトール、オルニチン、パントテン酸、フェニルアラニン、ピペコリン酸、ピペリン、ポリダチン、プロリン、没食子酸プロピル、ピリジン、ピリドキシン、ピルビン酸、ケルセチン、キナ酸、レスベラトロール、ラムノース、リボース、ルチン、サリチル酸、セリン、シナピン酸、ソルビン酸、ソルビトール、ソトロン、コハク酸、シリングアルデヒド、シリング酸、酒石酸、トレオニン、trans-4-ヒドロキシプロリン、trans-フェルラ酸、トリプタミン、トリプトファン、チラミン、チロシン、ウラシル、バリン、バニリン酸、バニリン、およびキシロースからなる群より選択される少なくとも10種の化合物を含む、請求項1~113のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項115】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、アスパラギン酸、カフェイン、コリン、クエン酸、乳酸、ソトロン、コハク酸、trans-フェルラ酸、バニリン酸、およびバニリンからなる群より選択される少なくとも5種または少なくとも10種の化合物を含む、請求項1~114のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項116】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、単一の参照ナッツバターの中の単離された不揮発性化合物に対して約95%未満または約85%未満の同一性を有する、請求項1~115のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項117】
前記ナッツバターレプリカが、少なくとも11種の単離された不揮発性化合物を含み、該単離された不揮発性化合物のうちの10種以下が、単一の参照ナッツバター中で見出される、請求項1~116のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項118】
大腸菌(E.coli)、サルモネラ(Salmonella)属種、ブレタノマイセス(Brettanomyces)属種、ラクトバチルス目(Lactobacillales)、サッカロミセス(Saccharomyces)属種、アクレモニウム・ストリクタム(Acremonium strictum)、クリソニリア・シトフィラ(Chrysonilia sitophila)、クラドスポリウム・オキシスポラム(Cladosporium oxysporum)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、モルチエレラ・アルピナ(Mortierella alpina)、ムコール・プラムベウス(Mucor plumbeus)、ペシロマイセス・ビリディス(Paecilomyces viridis)、ペニシリウム・クリソゲナム(Penicillium chrysogenum)、ペニシリウム・シトレオニグラム(Penicillium citreonigrum)、ペニシリウム・デクンベンス(Penicillium decumbens)、ペニシリウム・パープロゲナム(Penicillium purpurogenum)、トリコデルマ・ロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、ベルチシリウム・プサリオテ(Verticillium psalliotae)、カビ、ウドンコ病菌、腐敗菌(rot)、昆虫、昆虫卵、昆虫汚物、齧歯類汚物、哺乳類排泄物、硫化水素、二硫化水素、2,4,6-トリクロロアニソール、2,4,6,-トリブロモアニソール、アフラトキシン、アルドリン、ディルドリン、ベンゼンヘキサクロリド、クロルデン、ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)、ジクロロジフェニルジクロロエチレン(DDE)、ジクロロジフェニルジクロロエタン(TDE)、ジメチルニトロソアミン(ニトロソジメチルアミン)、エチレンジブロミド(EDB)、ヘプタクロル、ヘプタクロルエポキシド、リンダン、水銀、メタノール、エチレングリコール、ジクロロメタン、ナッツ類(tree nut)タンパク質アレルゲン、ピーナッツタンパク質アレルゲン、および重金属のうちの1つまたは複数を含まない、請求項1~117のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項119】
溶液、懸濁液、または乳濁液である、請求項1~118のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項120】
溶液、懸濁液、または乳濁液が、ナッツバタースプレッドまたはナッツバターコーティングである、請求項119記載のナッツバターレプリカ。
【請求項121】
水溶性である、請求項1~120のいずれか一項記載のナッツバターレプリカ。
【請求項122】
水と、
水溶性である1種または複数種の単離されたVOCと、
水溶性である1種または複数種の単離された不揮発性化合物と
を含む混合物を形成する工程;
油と、
脂溶性である1種または複数種の単離されたVOCと、
脂溶性である1種または複数種の単離された不揮発性化合物と
を含む基質乳濁液を形成する工程;および
ナッツバターレプリカを形成するために水性溶液と乳濁液とを混合する工程
を含む、ナッツバターレプリカを調製する方法。
【請求項123】
乳濁液を形成する工程が、均質化することを含む、請求項122記載の方法。
【請求項124】
油が、トウモロコシ油、ヒマワリ油、パーム油、大豆油、ココアバター、シア油、核油、またはココナッツ油を含む、請求項122または123記載の方法。
【請求項125】
フレーバー混合物を凝集させる工程をさらに含む、請求項122~124のいずれか一項記載の方法。
【請求項126】
フレーバー混合物を凝集させる工程が、空気圧混合、スチームジェット、流動床、パン、または噴霧乾燥、ドラム、ミキサー、ローラー、または押出凝集を含む、請求項125記載の方法。
【請求項127】
ナッツバターレプリカが、固体基質を含む、請求項122~126のいずれか一項記載の方法。
【請求項128】
フレーバー混合物を固体基質に塗布する工程をさらに含む、請求項127記載の方法。
【請求項129】
フレーバー混合物を塗布する工程が、フレーバー混合物の噴霧塗布を含む、請求項128記載の方法。
【請求項130】
固体基質が、加工済みもしくは未加工の穀物もしくは穀物生成物、マメ科植物もしくはマメ科植物種子、油料植物もしくは脂肪種子、果実もしくは果実生成物、根、塊茎、もしくは根生成物もしくは塊茎生成物、糖加工副生成物、またはその他の植物副生成物を含む、請求項127~129のいずれか一項記載の方法。
【請求項131】
固体基質が、ブドウ種子またはその他の果実種子(例えば、ラズベリー、クランベリー、ブラックベリー、および/もしくはイチゴに由来する種子)を含む、請求項127~130のいずれか一項記載の方法。
【請求項132】
(a)1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種のVOCを含む、
(b)1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種のVOCを含まない、
(c)1種または複数種の単離されたVOCが、少なくとも100ppmの総量でナッツバターレプリカ中に存在する、
(d)1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種の不揮発性化合物を含む、あるいは
(e)1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種の不揮発性化合物を含まない、
請求項122~131のいずれか一項記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2021年7月1日に出願された米国仮特許出願第63/217,632号に基づく優先権を主張する。上記出願の内容全体が、参照により本明細書に組み入れられる。
【0002】
技術分野
本明細書は、個々の要素からナッツバター様生成物を製造するための材料および方法に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
作物の収穫、その後の加工、乾燥、焙煎、冷却、ブランチング、および粉砕の工程を含む、ナッツバターを製造するための伝統的な方法は、しばしば、多くの時間およびコストを要する。伝統的なプロセスの各要素は、気候、作物病、および汚染を含む、固有の可変性およびリスクを有するため、そのような方法およびそれらから得られる生成物は、バッチ毎および年毎に一貫性のないものになり得る。さらに、伝統的なナッツバターは、人口のサブセットにおいて重度のアレルギー反応を引き起こす可能性のあるアレルゲンを含有している。
【発明の概要】
【0004】
概要
本明細書は、少なくとも部分的には、ナッツバターのフレーバーおよびアロマに寄与する化合物の同定、ならびに伝統的に生成されたナッツバターの味、アロマ、およびその他の特徴を有するナッツバターレプリカ(例えば、ピーナッツバター、アーモンドバター、ヘーゼルナッツバター、ドングリバター、カシューナッツバター、マカデミアバター、ピーカンナッツバター、ピスタチオバター、クルミバター、およびその他のナッツバターのレプリカ)を与えるため、それらの化合物を組み合わせる方法の開発に基づく。各成分が個々に添加されるため、本明細書に開示される方法は、地域、農場、または年によって変動し得る、伝統的なナッツバター製造に関連したリスクおよび可変性の多くを低下させる。いくつかの場合において、1種または複数種の成分(例えば、成分の少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、95%、99%、または100%)が、(例えば、ロット分析によって)高度に明確であり得る。いくつかの場合において、1種または複数種の成分(例えば、成分の少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、95%、99%、または100%)が、高度に純粋(例えば、少なくとも90%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、または99.9%純粋)であり得る。方法は、伝統的な製造方法では可能でない、レシピの無限の再現性も提供する。さらに、本明細書に記載される方法は、ナッツバターのフレーバー、アロマ、およびテスクチャーの最適化における独特の柔軟性を可能にし、得られるナッツバターが有害なまたは望まれない要素を含有する可能性を大幅に低下させるか、またはさらには排除する。さらに、本明細書に開示される方法は、迅速であり、再現性があり、費用効果が高いという点で、現在存在している方法と異なっている。一部のため、ナッツバターレプリカは、伝統的な生成物中で見出されるアレルゲン(例えば、ピーナッツバター中のピーナッツタンパク質)を除外し得る。
【0005】
第1の局面において、本明細書は、1種または複数種の単離された揮発性有機化合物(VOC);および1種または複数種の単離された不揮発性化合物を含有するナッツバターレプリカであって、(a)1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種のVOCを含む、(b)1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種のVOCを含まない、(c)1種または複数種の単離されたVOCが、少なくとも100ppmの総量でナッツバターレプリカ中に存在する、(d)1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種の不揮発性化合物を含む、あるいは(e)1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種の不揮発性化合物を含まない、ナッツバターレプリカを特色とする。いくつかの場合において、1種または複数種の単離されたVOCは、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種のVOCを含み得る。いくつかの場合において、1種または複数種の単離されたVOCは、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種のVOCを含まない。
【0006】
1種または複数種の単離されたVOCは、少なくとも100ppm、少なくとも200ppm、少なくとも300ppm、少なくとも400ppm、少なくとも500ppm、少なくとも600ppm、少なくとも700ppm、または少なくとも800ppmの総量でナッツバターレプリカ中に存在し得る。
【0007】
いくつかの場合において、1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種の不揮発性化合物を含み得る。いくつかの場合において、1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種の不揮発性化合物を含まない。
【0008】
いくつかの場合において、1種または複数種の単離されたVOCは、(+/-)2-メチル-1-ブタノール、1-メチル-1h-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、1-オクテン-3-オール、1-ペンテン-3-オン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2,3-ペンタンジオン、2,5-ジメチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、2-メチル-5-ビニルピラジン(re-gras)、2-メチルブチルアルデヒド、2-メチル酪酸、2-メチルピラジン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-ノナノン、2-オクタノン、2-ペンチルフラン、3,5-ジエチル-2-メチルピラジン、3-オクテン-2-オン、4-ヘキセン-3-オン、4-ヒドロキシ-2-ブテン酸γ-ラクトン、4-メチル-3-ペンテン-2-オン、5-メチルフルフラール、アセトイン、アミルアルコール、ベンズアルデヒド、ベンゼン、1,3,5-トリメチル-、デカナール、フルフラール、フルフリルアルコール、ヘプタナール、ヘプチルアルコール、ヘキサナール、ヘキサン酸、ヘキシルアルコール、イソアミルアルコール、イソ酪酸イソブチル、メチル2-ピロリルケトン、メチルシクロペンテノロン、ノナナール、ノニルアルコール、フェニルアセトアルデヒド、ピラジン、ピリジン、ピロール、バレルアルデヒド、2,3-ブタンジオール、2-フェニル-2-ブテナール、3-エチル-2,6-ジメチルピラジン、5,6,7,8-テトラヒドロキノキサリン、d-リモネン、ギ酸ヘプチル、trans-2-ヘプテナール、1-オクタノール、2-アセチル-1-ピロリン、2-ウンデセナール、安息香酸ベンジル、シンナムアルデヒド、(e)-、ピペロナール、バニリン、(e,e)-3,5-オクタジエン-2-オン、2-エチル-5-メチルピラジン、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、2-ピロリドン、カフェイン、γ-ノナラクトン、マルトール、酢酸フェネチル、2-エチルピラジン、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、3-オクタノン、3-フェニルプロピオンアルデヒド、4-ヒドロキシブタン酸ラクトン、α-ピネン、δ-3-カレン、ジヒドロクマリン、2-メチル酪酸エチル、安息香酸エチル、γ-ヘキサラクトン、酢酸ヘキシル、イソ酪酸、イソ吉草酸、ナフタレン、フェネチルアルコール、プロピレングリコール、スチレン、4-メチルチアゾール、α-フェランドレン、メチルスルフィニルメタン、パルミチン酸、ピルブアルデヒド、ピルビン酸、2,5-ジメチルフラン、2-ブタノン、2-ブチルフラン、2-デカノン、3-ヘプテン-2-オン、4-カルボメンテノール、4-ヘプタノン、4-メチル-5-チアゾールエタノール、5-エチル-2,3-ジメチルピラジン、酪酸、δ-オクタラクトン、γ-ヘプタラクトン、ヘプタン酸、ヘプタン酸メチル、ヘキサン酸メチル、オクタン酸メチル、吉草酸メチル、オクタナール、オクタン酸、o-メチルアニソール、p-メンタ-1,4-ジエン、テルピノレン、チアゾール、trans-2-ヘキセナール、吉草酸、1-オクテン-3-オン、1-ペンテン-3-オール、3-ヘキサノール、3-ペンテン-2-オン、β-アンゲリカラクトン、ノナン酸、o-シメン、酢酸p-トリル、テトラヒドロフルフリルアルコール、1-メチルナフタレン、3-フルアルデヒド、3-メチル-2-シクロヘキセン-1-オン、l-ラムノース、(e)-2-オクテン-1-オール、1-エチル-2-ピロールカルボキシアルデヒド、1-メチルピロール、2-アセチル-2-チアゾリン、2-メチルペンタナール、3-n-ブチルフタリド、4,5-ジヒドロ-3(2h)チオフェノン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2h)-フラノン、5h-5-メチル-6,7-ジヒドロシクロペンタ(b)ピラジン、5-イソプロピル-2-メチルピラジン、5-メチルフルフリルアルコール、アセトフェノン、安息香酸、シクロペンタノン、ジメチルジスルフィド、ジメチルトリスルフィド、インドール、イソプロペニルピラジン、n-フルフリルピロール、オレイン酸、酪酸フェネチル、プロピオン酸、トリメチルオキサゾール、2-ヘプタノール、2-ペンタノン、l-チロシン、ニコチン酸メチル、1-ノネン、1-オクテン、シンナムアルデヒド、ヒドロキシアセトン、ギ酸ヘキシル、安息香酸フェネチル、1-ヘキサデカノール、1-テトラデカノール、安息香酸2-エチルヘキシル、ベンゾフェノン、イソ酪酸ブチル、ε-デカラクトン、デカン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、オクタン酸エチル、パルミチン酸エチル、グアヤコール、ラウリン酸、酢酸メチル、ミリスチン酸、n-カプリン酸イソブチルエステル、ペンタデカン酸、3-メチルブチルエステル、デカン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、ステアリン酸、2,6-ジメチルピラジン、2-アセチル-3-メチルピラジン、ベンジルアルコール、メントールラセミ体、チオ酢酸s-メチル、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、グリセロール、2-エチル-1-ヘキサノール、(トリ-)アセチン、5-メチル-2-フェニル-2-ヘキセナール、酢酸ブチル、ウンデシルアルコール、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸テトラヒドロフルフリル、2-イソブチル-4,5-ジメチルオキサゾール、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、4-メチル-5-ビニルチアゾール、β-ピネン、2,3-ヘキサンジオン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、β-カリオフィレン、δ-ヘキサデカラクトン、ジフルフリルエーテル、trans,trans-2,4-オクタジエナール、2-メチルヘプタン酸、ノナン酸エチル、2-ヘプチルフラン、カンフェン、シクロヘキサノン、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、乳酸エチル、γ-バレロラクトン、酢酸ヘプチル、酢酸イソプロペニル、酪酸メチル、レブリン酸メチル、ブチルアミン、ノナン酸メチル、3-メチル-2-ブタノール、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、酢酸イソアミル、2-アセチル-3-エチルピラジン、2-アセチルピリジン、酪酸ブチル、ラウリルアルコール、p-シメン、3,4-ジメチルチオフェン、4-ヒドロキシ安息香酸、9-オクタデセン酸、エチルエステル、ピルビン酸エチル、イソプロピルアミン、3-メチル-1-ペンタノール、2-オキソ酪酸、4-メチル-2-フェニル-2-ペンテナール、2-アセチル-3,5(および6)-ジメチルピラジン、トリメチルアミン、2(3),5-ジメチル-6,7-ジヒドロ-5h-シクロペンタピラジン、ケイ皮酸メチル、ギ酸アミル、5-ヒドロキシウンデカン酸ラクトン、プロピオフェノン、2-イソプロピルピラジン、酢酸2-エチルブチル、2-アセチル-5-メチルフラン、アセトアルデヒド、γ-デカラクトン、trans-2-デセノール、4,5-ジメチルチアゾール、酪酸イソブチル、トリデカン酸、ならびに1-メルカプト-2-プロパノンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含まない。いくつかの場合において、1種または複数種の単離されたVOCは、2-エチルフラン、5-メチルフルフラール、シクロペンタノン、フルフラール、およびリモネンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含まない。いくつかの場合において、1種または複数種の単離されたVOCは、イソプロペニルピラジンおよびγ-デカラクトンを含まない。
【0009】
いくつかの場合において、1種または複数種の単離されたVOCは、イソプロペニルピラジンおよびγ-デカラクトンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含み得る。いくつかの場合において、1種または複数種の単離されたVOCは、2,2,4-トリメチル-1,3-オキサシクロペンタン、2-フリルメチルケトン、δ-ヘキサラクトン、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、2-イソブチル-4-メチル-1,3-ジオキソラン、cis-およびtrans-エチル2,4-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-アセテート、オイゲノール、バレルアルデヒドプロピレングリコールアセタール、イソプロペニルピラジン、ならびにγ-デカラクトンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含み得る。
【0010】
いくつかの場合において、1種または複数種の単離されたVOCは、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、(E,E)-2,4-デカジエナール、1-オクテン-3-オール、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、ジメチルトリスルフィド、フルフラール、γ-デカラクトン、リモネン、ピリジン、イソ吉草酸、シリンゴール、バレルアルデヒド、エステル、4-エチルグアヤコール、フルフリルメルカプタン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、酢酸、2-フリルメチルケトン、s-メチル3-メチルブタンチオエート、アセトイン、メチルスルフィド、酪酸、4-メチル-5-チアゾールエタノール、インドール、ヘキサナール、アセトフェノン、フルフリルアルコール、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、2-エトキシ-3-メチルピラジン、ペンタナール、p-クレゾール、イソブチルアルデヒド、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、リナロール、βダマセノン、オイゲノール、バニリン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、l-乳酸、2-エチル-6-メチルピラジン、2-アセチルピリジン、メチオナール、3-メチルブチルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、フェネチルアルコール、3,4-ヘキサンジオン、1-(2-フラニル)-エタノン、5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジン、3-フルアルデヒド、ジヒドロクマリン、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトン、2,2,4-トリメチル-1,3-オキサシクロペンタン、δ-ヘキサラクトン、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、2-イソブチル-4-メチル-1,3-ジオキソラン、cis-およびtrans-エチル2,4-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-アセテート、ならびにバレルアルデヒドプロピレングリコールアセタールからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含み得る。
【0011】
いくつかの場合において、1種または複数種の単離されたVOCは、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、(E,E)-2,4-デカジエナール、1-オクテン-3-オール、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、ジメチルトリスルフィド、フルフラール、γ-デカラクトン、リモネン、ピリジン、イソ吉草酸、シリンゴール、バレルアルデヒド、エステル、4-エチルグアヤコール、フルフリルメルカプタン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、酢酸、2-フリルメチルケトン、s-メチル3-メチルブタンチオエート、アセトイン、メチルスルフィド、酪酸、4-メチル-5-チアゾールエタノール、インドール、ヘキサナール、アセトフェノン、フルフリルアルコール、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、2-エトキシ-3-メチルピラジン、ペンタナール、p-クレゾール、イソブチルアルデヒド、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、リナロール、βダマセノン、オイゲノール、バニリン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、l-乳酸、2-エチル-6-メチルピラジン、2-アセチルピリジン、メチオナール、3-メチルブチルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、フェネチルアルコール、3,4-ヘキサンジオン、1-(2-フラニル)-エタノン、5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジン、3-フルアルデヒド、ジヒドロクマリン、ならびに5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物、少なくとも2種の化合物、少なくとも3種の化合物、少なくとも4種の化合物、少なくとも5種の化合物、少なくとも6種の化合物、少なくとも7種の化合物、少なくとも8種の化合物、少なくとも9種の化合物、少なくとも10種の化合物、少なくとも11種の化合物、少なくとも12種の化合物、少なくとも13種の化合物、少なくとも14種の化合物、少なくとも15種の化合物、少なくとも16種の化合物、少なくとも17種の化合物、少なくとも18種の化合物、少なくとも19種の化合物、少なくとも20種の化合物、少なくとも21種の化合物、少なくとも22種の化合物、少なくとも23種の化合物、少なくとも24種の化合物、少なくとも25種の化合物、少なくとも26種の化合物、少なくとも27種の化合物、少なくとも28種の化合物、少なくとも29種の化合物、少なくとも30種の化合物、少なくとも35種の化合物、少なくとも40種の化合物、少なくとも45種の化合物、少なくとも50種の化合物、少なくとも55種の化合物、少なくとも60種の化合物、少なくとも65種の化合物、または少なくとも70種の化合物を含み得る。
【0012】
2,3,5-トリメチルピラジンは、約4ppm以下、約3.5ppm以下、約3ppm以下、約2.5ppm以下、約2ppm以下、または約1.5ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、2,3,5-トリメチルピラジンは、約0.1~4ppm、約0.1~3ppm、約0.1~2ppm、約0.1~1ppm、約0.5~4ppm、約0.5~3ppm、約0.5~2ppm、約0.5~1ppm、約1~4ppm、約1~3ppm、または約1~2ppmの量で存在し得る。
【0013】
2,3-ジエチル-5-メチルピラジンは、約0.5ppm以下、約0.4ppm以下、約0.3ppm以下、約0.2ppm以下、約0.1ppm以下、約0.05ppm以下、または約0.03ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、2,3-ジエチル-5-メチルピラジンは、約0.01~0.5ppm、約0.05~0.5ppm、または約0.1~0.5ppmの量で存在し得る。
【0014】
2,3-ジエチルピラジンは、約10ppm以下、約9ppm以下、約8ppm以下、約7ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、約1ppm以下、約0.5ppm以下、約0.1ppm以下、約0.05ppm以下、約0.01ppm以下、または約0.004ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、2,3-ジエチルピラジンは、約0.001~10ppm、約0.01~10ppm、約0.1~10ppm、または約1~10ppmの量で存在し得る。
【0015】
2,5-ジメチルピラジンは、約10ppm以下、約9ppm以下、約8ppm以下、約7ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、または約3.0ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、2,5-ジメチルピラジンは、約1~10ppm、または約5~10ppmの量で存在し得る。
【0016】
2,6-ジメチルピラジンは、約10ppm以下、約9ppm以下、約8ppm以下、約7ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、約1ppm以下、または約0.6ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、2,6-ジメチルピラジンは、約0.1~10ppm、約0.5~10ppm、約1~10ppm、または約5~10ppmの量で存在し得る。
【0017】
2,3-ジメチルピラジンは、約10ppm以下、約9ppm以下、約8ppm以下、約7ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、または少なくとも2.0ppmの量で存在し得る。いくつかの態様において、2,3-ジメチルピラジンは、約1~10ppm、約2~10ppm、または約5~10ppmの量で存在し得る。
【0018】
2-エチル-3-メチルピラジンは、約5.47ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、約1ppm以下、または約0.05ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、2-エチル-3-メチルピラジンは、約0.01~10ppm、約0.05~10ppm、または約1~10ppmの量で存在し得る。
【0019】
2-エチルピラジンは、約10ppm以下、約9ppm以下、約8ppm以下、約7ppm以下、または少なくとも6.0ppmの量で存在し得る。いくつかの態様において、2-エチルピラジンは、約5~10ppm、約6~10ppm、または約8~10ppmの量で存在し得る。
【0020】
2-メチルピラジンは、約10ppm以下、約9ppm以下、約8ppm以下、約7ppm以下、または少なくとも6.0ppmの量で存在し得る。いくつかの態様において、2-メチルピラジンは、約5~10ppm、約6~10ppm、または約8~10ppmの量で存在し得る。
【0021】
イソプロペニルピラジンは、約10ppm以下、約9ppm以下、約8ppm以下、約7ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、約1ppm以下、または少なくとも0.05ppmの量で存在し得る。いくつかの態様において、イソプロペニルピラジンは、約0.05~10ppm、約0.5~10ppm、または約5~10ppmの量で存在し得る。
【0022】
テトラメチルピラジンは、約10ppm以下、約9ppm以下、約8ppm以下、約7ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、約1ppm以下、約0.01ppm以下、または約0.004ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、テトラメチルピラジンは、約0.001~10ppm、約0.01~10ppm、約0.1~10ppm、または約1~10ppmの量で存在し得る。
【0023】
(E,E)-2,4-デカジエナールは、約8.92ppm以下、約8ppm以下、約7ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、または約3.0ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、(E,E)-2,4-デカジエナールは、約1~10ppm、または約5~10ppmの量で存在し得る。
【0024】
1-オクテン-3-オールは、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、約1ppm以下、約0.5ppm以下、約0.1ppm以下、または0.03ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、1-オクテン-3-オールは、約0.01~10ppm、約0.1~10ppm、または約1~10ppmの量で存在し得る。
【0025】
2-エチルフランは、約22.5ppm以下、約20ppm以下、約15ppm以下、約10ppm以下、約5ppm以下、約1ppm以下、約0.1ppm以下、または少なくとも0.08ppmの量で存在し得る。いくつかの態様において、2-エチルフランは、約0.05~30ppm、約0.5~30ppm、または約5~30ppmの量で存在し得る。
【0026】
2-ヘプタノンは、約30ppm以下、約25ppm以下、約20ppm以下、約15ppm以下、または少なくとも10ppmの量で存在し得る。いくつかの態様において、2-ヘプタノンは、約10~30ppm、約20~30ppm、または約10~20ppmの量で存在し得る。
【0027】
5-メチルフルフラールは、約2.25ppm以下、約2ppm以下、約1.5ppm以下、約1ppm以下、約0.5ppm以下、または約0.2ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、5-メチルフルフラールは、約0.1~5ppm、または約1~5ppmの量で存在し得る。
【0028】
ベンズアルデヒドは、約171.26ppm以下、約150ppm以下、約120ppm以下、約100ppm以下、約80ppm以下、約50ppm以下、約30ppm以下、または少なくとも約10ppmの量で存在し得る。いくつかの態様において、ベンズアルデヒドは、約10~200ppm、約50~200ppm、または約100~200ppmの量で存在し得る。
【0029】
コーヒーフラノンは、約10ppm以下、約9ppm以下、約8ppm以下、約7ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、または少なくとも約4.0ppmの量で存在し得る。いくつかの態様において、コーヒーフラノンは、約1~10ppm、または約4~10ppmの量で存在し得る。
【0030】
シクロペンタノンは、約2ppm以下、約1ppm以下、約0.1ppm以下、約0.01ppm以下、または約0.001ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、シクロペンタノンは、約0.001~5ppm、約0.001~2ppm、約0.01~2ppm、または約0.1~2ppmの量で存在し得る。
【0031】
ジメチルトリスルフィドは、約1ppm以下、約0.5ppm以下、約0.1ppm以下、約0.05ppm以下、または約0.02ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、ジメチルトリスルフィドは、約0.01~1ppm、約0.1~1ppm、または約0.5~1ppmの量で存在し得る。
【0032】
フルフラールは、約52.56ppm以下、約50ppm以下、約40ppm以下、約30ppm以下、約20ppm以下、約10ppm以下、約5ppm以下、約1ppm以下、または約0.4ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、フルフラールは、約0.1~100ppm、約0.5~100ppm、約1~50ppm、または約10~50ppmの量で存在し得る。
【0033】
γ-デカラクトンは、約20.65ppm以下、約15ppm以下、約10ppm以下、または少なくとも約5.0ppmの量で存在し得る。いくつかの態様において、γ-デカラクトンは、約5~50ppm、約10~50ppm、または約20~50ppmの量で存在し得る。
【0034】
リモネンは、約511ppm以下、約500ppm以下、約400ppm以下、約300ppm以下、約200ppm以下、約100ppm以下、約50ppm以下、または少なくとも約14ppmの量で存在し得る。いくつかの態様において、リモネンは、約10~600ppm、約50~500ppm、または約100~300ppmの量で存在し得る。
【0035】
ピリジンは、約7.76ppm以下、約5ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、約1ppm以下、約0.5ppm以下、約0.1ppm以下、または約0.05ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、ピリジンは、約0.01~5ppm、約0.05~5ppm、約0.1~5ppm、または約1~5ppmの量で存在し得る。
【0036】
イソ吉草酸は、約7.76ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、約1ppm以下、または少なくとも0.7ppmの量で存在し得る。いくつかの態様において、イソ吉草酸は、約0.5~10ppm、約1~10ppm、または約5~10ppmの量で存在し得る。
【0037】
シリンゴールは、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、約1ppm以下、約0.5ppm以下、または0.1ppm未満の量で存在し得る。いくつかの態様において、シリンゴールは、約0.01~10ppm、約0.1~5ppm、または約1~5ppmの量で存在し得る。
【0038】
バレルアルデヒドは、約6.15ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、約1ppm以下、または少なくとも約0.6ppmの量で存在し得る。いくつかの態様において、バレルアルデヒドは、約0.5~10ppm、約1~10ppm、または約5~10ppmの量で存在し得る。
【0039】
4-エチルグアヤコールは、約12ppm以下、約10ppm以下、約8ppm以下、約6ppm以下、約4ppm以下、約2ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、4-エチルグアヤコールは、約0.1~20ppm、約1~12ppm、または約5~12ppmの量で存在し得る。
【0040】
フルフリルメルカプタンは、約3.55ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、約1ppm以下、約0.1ppm以下、約0.05ppm以下、約0.01ppm以下、約0.005ppm以下、または約0.001ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、フルフリルメルカプタンは、約0.001~5ppm、約0.01~5ppm、約0.1~5ppm、または約1~5ppmの量で存在し得る。
【0041】
3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒドは、約4.6ppm以下、約4.3ppm以下、約4ppm以下、約3.6ppm以下、約3.2ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、約1ppm以下、約0.5ppm以下、または約0.1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒドは、約0.1~5ppm、約0.5~5ppm、または約1~5ppmの量で存在し得る。
【0042】
2-メチルテトラヒドロフラン-3-オンは、約10ppm以下、約8ppm以下、約5ppm以下、約3ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オンは、約1~10ppm、または約5~10ppmの量で存在し得る。
【0043】
酢酸は、約5900ppm以下、約5000ppm以下、約4000ppm以下、約3000ppm以下、約2000ppm以下、約1000ppm以下、または約500ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、酢酸は、約100~10000ppm、約100~6000ppm、または約1000~6000ppmの量で存在し得る。
【0044】
2-フリルメチルケトンは、約20ppm以下、約15ppm以下、約10ppm以下、約5ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、2-フリルメチルケトンは、約1~20ppm、約5~20ppm、または約10~20ppmの量で存在し得る。
【0045】
s-メチル3-メチルブタンチオエートは、約0.1ppm以下、約0.08ppm以下、約0.05ppm以下、約0.03ppm以下、または約0.01ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、s-メチル3-メチルブタンチオエートは、約0.01~0.5ppm、約0.05~0.5ppm、または約0.1~0.5ppmの量で存在し得る。
【0046】
アセトインは、約50ppm以下、約40ppm以下、約30ppm以下、約20ppm以下、約10ppm以下、約8ppm以下、約7ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、アセトインは、約1~50ppm、約5~50ppm、または約10~50ppmの量で存在し得る。
【0047】
メチルスルフィドは、約1.77ppm以下、約1.5ppm以下、約1.2ppm以下、約0.8ppm以下、約0.5ppm以下、または約0.3ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、メチルスルフィドは、約0.1~5ppm、約0.5~5ppm、約0.5~2ppm、または約0.1~1.5ppmの量で存在し得る。
【0048】
酪酸は、約200ppm以下、約180ppm以下、約150ppm以下、約120ppm以下、または約100ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、酪酸は、約1~200ppm、約10~200ppm、約50~200ppm、または約100~200ppmの量で存在し得る。
【0049】
4-メチル-5-チアゾールエタノールは、約55ppm以下、約50ppm以下、約40ppm以下、約30ppm以下、約20ppm以下、または約10ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、4-メチル-5-チアゾールエタノールは、約1~100ppm、約1~55ppm、約10~55ppm、または約20~55ppmの量で存在し得る。
【0050】
インドールは、約1.34ppm以下、約1.2ppm以下、約1ppm以下、約0.8ppm以下、約0.5ppm以下、約0.3ppm以下、または約0.1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、インドールは、約0.1~2ppm、約0.5~2ppm、または約0.1~1.5ppmの量で存在し得る。
【0051】
ヘキサナールは、約9.51ppm以下、約9ppm以下、約8ppm以下、約7ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、ヘキサナールは、約0.1~10ppm、約1~10ppm、または約5~10ppmの量で存在し得る。
【0052】
アセトフェノンは、約28.25ppm以下、約25ppm以下、約20ppm以下、約15ppm以下、約10ppm以下、または約5ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、アセトフェノンは、約1~30ppm、約5~30ppm、または約10~30ppmの量で存在し得る。
【0053】
フルフリルアルコールは、約19.48ppm以下、約15ppm以下、約12ppm以下、約8ppm以下、約5ppm以下、または約3ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、フルフリルアルコールは、約1~20ppm、約5~20ppm、または約10~20ppmの量で存在し得る。
【0054】
2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジンは、約0.2ppm以下、約0.15ppm以下、約0.1ppm以下、約0.05ppm以下、または約0.01ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジンは、約0.01~0.2ppm、約0.05~0.2ppm、または約0.1~0.2ppmの量で存在し得る。
【0055】
4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテートは、約55ppm以下、約50ppm以下、約40ppm以下、約30ppm以下、約20ppm以下、または約10ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテートは、約10~100ppm、約10~55ppm、または約1~55ppmの量で存在し得る。
【0056】
2-エトキシ-3-メチルピラジンは、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、2-エトキシ-3-メチルピラジンは、約0.1~5ppm、約0.5~5ppm、または約1~5ppmの量で存在し得る。
【0057】
ペンタナールは、約6.15ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、ペンタナールは、約0.1~10ppm、約1~10ppm、または約1~6ppmの量で存在し得る。
【0058】
p-クレゾールは、約7.7ppm以下、約7ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、p-クレゾールは、約0.1~10ppm、約1~10ppm、または約1~8ppmの量で存在し得る。
【0059】
イソブチルアルデヒドは、約5.8ppm以下、約5.5ppm以下、約5ppm以下、約4.5ppm以下、約4ppm以下、約3.5ppm以下、または約3ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、イソブチルアルデヒドは、約0.1~10ppm、約1~10ppm、または約1~6ppmの量で存在し得る。
【0060】
δ-オクタラクトンは、約15.53ppm以下、約12ppm以下、約10ppm以下、約8ppm以下、約5ppm以下、または約3ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、δ-オクタラクトンは、約1~20ppm、約5~20ppm、または約10~20ppmの量で存在し得る。
【0061】
5-メチル-2-ヘプテン-4-オンは、約20ppm以下、約18ppm以下、約15ppm以下、約12ppm以下、約10ppm以下、または約8ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、5-メチル-2-ヘプテン-4-オンは、約1~20ppm、約5~20ppm、または約10~20ppmの量で存在し得る。
【0062】
リナロールは、約40ppm以下、約30ppm以下、約20ppm以下、約10ppm以下、または約5ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、リナロールは、約1~50ppm、約10~50ppm、または約20~50ppmの量で存在し得る。
【0063】
β-ダマセノンは、約0.2ppm以下、約0.15ppm以下、約0.1ppm以下、約0.05ppm以下、または約0.01ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、β-ダマセノンは、約0.01~1ppm、約0.01~0.2ppm、または約0.05~0.2ppmの量で存在し得る。
【0064】
オイゲノールは、約100ppm以下、約80ppm以下、約60ppm以下、約40ppm以下、約20ppm以下、または約10ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、オイゲノールは、約1~100ppm、約10~100ppm、または約50~100ppmの量で存在し得る。
【0065】
バニリンは、約407.99ppm以下、約400ppm以下、約350ppm以下、約300ppm以下、約250ppm以下、約200ppm以下、約150ppm以下、または約100ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、バニリンは、約10~500ppm、約10~400ppm、または約100~400ppmの量で存在し得る。
【0066】
2,3-ペンタンジオンは、約10.98ppm以下、約10ppm以下、約8ppm以下、約6ppm以下、約4ppm以下、約2ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、2,3-ペンタンジオンは、約1~20ppm、約1~10ppm、または約5~10ppmの量で存在し得る。
【0067】
4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノンは、約60ppm以下、約50ppm以下、約40ppm以下、約30ppm以下、約20ppm以下、または約10ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノンは、約1~100ppm、約1~60pm、または約10~60ppmの量で存在し得る。
【0068】
マルトールは、約267.2ppm以下、約250ppm以下、約200ppm以下、約150ppm以下、約100ppm以下、または約50ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、マルトールは、約10~300ppm、約100~300ppm、または約100~250ppmの量で存在し得る。
【0069】
l-乳酸は、約5000ppm以下、約4500ppm以下、約4000ppm以下、約3500ppm以下、約3000ppm以下、約2500ppm以下、または約2000ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、l-乳酸は、約100~5000ppm、約1000~5000ppm、または約2000~5000ppmの量で存在し得る。
【0070】
2-エチル-6-メチルピラジンは、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、2-エチル-6-メチルピラジンは、約0.1~5ppm、約0.5~5ppm、または約1~5ppmの量で存在し得る。
【0071】
2-アセチルピリジンは、約3ppm以下、約2ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、2-アセチルピリジンは、約1~10ppm、約1~5ppm、または約1~3ppmの量で存在し得る。
【0072】
メチオナールは、約4.6ppm以下、約4.2ppm以下、約3.5ppm以下、約2.5ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、メチオナールは、約1~10ppm、または約1~5ppmの量で存在し得る。
【0073】
3-メチルブチルアルデヒドは、約16.81ppm以下、約15ppm以下、約12ppm以下、約8ppm以下、約5ppm以下、または約3ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、3-メチルブチルアルデヒドは、約1~20ppm、約1~15ppm、または約5~15ppmの量で存在し得る。
【0074】
フェニルアセトアルデヒドは、約4.41ppm以下、約4ppm以下、約3.5ppm以下、約3ppm以下、約2.5ppm以下、または約2ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、フェニルアセトアルデヒドは、約1~10ppm、または約1~5ppmの量で存在し得る。
【0075】
フェネチルアルコールは、約30.01ppm以下、約25ppm以下、約20ppm以下、約15ppm以下、または約10ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、フェネチルアルコールは、1~50ppm、約1~30ppm、または約10~30ppmの量で存在し得る。
【0076】
3,4-ヘキサンジオンは、約10ppm以下、約8ppm以下、約6ppm以下、約4ppm以下、約2ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、3,4-ヘキサンジオンは、1~10ppm、または約5~10ppmの量で存在し得る。
【0077】
1-(2-フラニル)-エタノンは、約20ppm以下、約15ppm以下、約10ppm以下、または約5pm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、1-(2-フラニル)-エタノンは、約1~20ppm、約5~20ppm、または約10~20ppmの量で存在し得る。
【0078】
5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒドは、約2.25ppm以下、約2ppm以下、約1.8ppm以下、約1.5ppm以下、約1.2ppm以下、または約0.8ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒドは、約1~5ppm、または約1~2.5ppmの量で存在し得る。
【0079】
3-メチル-2-ブテナールは、約7.25ppm以下、約7ppm以下、約6ppm以下、約5ppm以下、約4ppm以下、約3ppm以下、約2ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、3-メチル-2-ブテナールは、1~10ppm、または約1~8ppmの量で存在し得る。
【0080】
3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジンは、約10ppm以下、約8ppm以下、約5ppm以下、約3ppm以下、または約1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジンは、約1~10ppm、または約5~10ppmの量で存在し得る。
【0081】
3-フルアルデヒドは、約500ppm以下、450ppm以下、約400ppm以下、約350ppm以下、または約300ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、3-フルアルデヒドは、約1~500ppm、約10~500ppm、または約100~500ppmの量で存在し得る。
【0082】
ジヒドロクマリンは、約130.7ppm以下、約120ppm以下、110ppm以下、100ppm以下、80ppm以下、60ppm以下、40ppm以下、または20ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、ジヒドロクマリンは、約1~200ppm、約1~130ppm、約10~130ppm、または約50~130ppmの量で存在し得る。
【0083】
5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトンは、約0.5ppm以下、約0.4ppm以下、約0.3ppm以下、約0.2ppm以下、または約0.1ppm以下の量で存在し得る。いくつかの態様において、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトンは、約0.1~1ppm、約0.1~0.5ppm、または約0.2~0.5ppmの量で存在し得る。
【0084】
前記の態様のうちの任意のものにおいて、VOCは、酸、アルコール類、アルカン類、アルデヒド類、アミン類、ベンゼン類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類、フェノール類、ピラジン類、ピリジン類、ピロール類、糖もしくは糖アルコール、硫黄化合物、テルペン類、またはチオフェン類のうちの1種または複数種を含み得る。いくつかの場合において、VOCは、酸、アルコール類、アルカン類、アルデヒド類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類、ピラジン類、ピリジン類、硫黄化合物、またはテルペン類のうちの1種または複数種を含み得る。いくつかの場合において、VOCは、酸、アルコール類、アルデヒド類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類、フェノール類、ピラジン類、ピロール類、糖もしくは糖アルコール、または硫黄化合物のうちの1種または複数種を含み得る。いくつかの場合において、VOCは、酸、アルコール類、アルデヒド類、ベンゼン類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類、ピリジン類(pyridine)、ピリジン類(pyrizine)、ピロール類、フェノール類、硫黄化合物、および/またはテルペン類のうちの1種または複数種を含み得る。
【0085】
VOCは、1種または複数種の酸を含み得る。1種または複数種の酸は、イソ吉草酸、酢酸、L-乳酸、酪酸、2-メチル酪酸、4-ヒドロキシ-2-ブテン酸γ-ラクトン、ヘキサン酸、4-ヒドロキシブタン酸ラクトン、イソ酪酸、パルミチン酸、ピルビン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、吉草酸、ノナン酸、安息香酸、オレイン酸、プロピオン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、n-カプリン酸イソブチルエステル、ペンタデカン酸、3-メチルブチルエステル、ステアリン酸、2-メチルヘプタン酸、4-ヒドロキシ安息香酸、9-オクタデセン酸、エチルエステル、2-オキソ酪酸、5-ヒドロキシウンデカン酸ラクトン、およびトリデカン酸、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の酸を含み得る。いくつかの場合において、1種または複数種の酸は、酢酸、3-メチルブタン酸、酪酸、およびL-乳酸からなる群より選択される少なくとも1種の酸を含み得る。いくつかの場合において、1種または複数種の酸は、酢酸、3-メチルブタン酸、および酪酸からなる群より選択される少なくとも1種の酸を含み得る。いくつかの態様において、1種または複数種の酸は、イソ吉草酸、酢酸、L-乳酸、および/または酪酸からなる群より選択される少なくとも1種の酸を含む。
【0086】
VOCは、1種または複数種のアルコール類を含み得る。1種または複数種のアルコール類は、1-オクテン-3-オール、フルフリルアルコール、p-クレゾール、オイゲノール、フェネチルアルコール、4-メチル-5-チアゾールエタノール、(+/-)2-メチル-1-ブタノール、アミルアルコール、ヘプチルアルコール、ヘキシルアルコール、イソアミルアルコール、ノニルアルコール、2,3-ブタンジオール、1-オクタノール、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、プロピレングリコール、4-カルボメンテノール、1-ペンテン-3-オール、3-ヘキサノール、テトラヒドロフルフリルアルコール、(e)-2-オクテン-1-オール、5-メチルフルフリルアルコール、2-ヘプタノール、1-ヘキサデカノール、1-テトラデカノール、グアヤコール、ベンジルアルコール、グリセロール、2-エチル-1-ヘキサノール、ウンデシルアルコール、3-メチル-2-ブタノール、ラウリルアルコール、3-メチル-1-ペンタノール、およびtrans-2-デセノール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアルコール類を含み得る。1種または複数種のアルコール類は、1-オクテン-3-オール、4-エチルグアヤコール、2-ペンタノール、2,4,6-トリメチルフェノール(メシトール)、p-クレゾール、およびオイゲノールからなる群より選択される少なくとも1種のアルコール類を含み得る。1種または複数種のアルコール類は、アミルアルコール、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、フラネオール、フェニルメタノール(ベンジルアルコール)、3-(Z)-ヘキセノール、3-メルカプトヘキサノール、ヘキシルアルコール(ヘキサノール)、1-オクタノール、イソアミルアルコール、2-ノナノール、1-ヘプタノール、paraクレゾール、1-デカノール、およびカルバクロールからなる群より選択される少なくとも1種のアルコール類を含み得る。いくつかの態様において、1種または複数種のアルコール類は、1-オクテン-3-オール、フルフリルアルコール、p-クレゾール、オイゲノール、フェネチルアルコール、および/または4-メチル-5-チアゾールエタノールからなる群より選択される少なくとも1種のアルコール類を含む。
【0087】
VOCは、1種または複数種のアルデヒド類を含み得る。1種または複数種のアルデヒド類は、(E,E)-2,4-デカジエナール、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、フルフラール、バレルアルデヒド、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、ヘキサナール、イソブチルアルデヒド、バニリン、メチオナール、フェニルアセトアルデヒド、3-フルアルデヒド、ペンタナール、3-メチルブチルアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒド、1-メチル-1h-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、2-メチルブチルアルデヒド、デカナール、ヘプタナール、ノナナール、2-フェニル-2-ブテナール、trans-2-ヘプテナール、2-ウンデセナール、ピペロナール、3-フェニルプロピオンアルデヒド、ピルブアルデヒド、オクタナール、trans-2-ヘキセナール、1-エチル-2-ピロールカルボキシアルデヒド、2-メチルペンタナール、シンナムアルデヒド、5-メチル-2-フェニル-2-ヘキセナール、trans,trans-2,4-オクタジエナール、4-メチル-2-フェニル-2-ペンテナール、アセトアルデヒド、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、ならびにバレルアルデヒドプロピレングリコールアセタール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアルデヒド類を含み得る。1種または複数種のアルデヒド類は、(E,E)-2,4-デカジエナール、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、フルフラール、メチオナール、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレルアルデヒド、バニリン、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、ならびにバレルアルデヒドプロピレングリコールアセタールからなる群より選択される少なくとも1種のアルデヒド類を含み得る。1種または複数種のアルデヒド類は、(E,E)-2,4-デカジエナール、メチオナール、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレルアルデヒド、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、バレルアルデヒドプロピレングリコールアセタール、ならびにバニリンからなる群より選択される少なくとも1種のアルデヒド類を含み得る。いくつかの態様において、1種または複数種のアルデヒド類は、(E,E)-2,4-デカジエナール、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、フルフラール、バレルアルデヒド、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、ヘキサナール、イソブチルアルデヒド、バニリン、メチオナール、フェニルアセトアルデヒド、3-フルアルデヒド、ペンタナール、3-メチルブチルアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、および/または5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒドからなる群より選択される少なくとも1種のアルデヒド類を含む。
【0088】
VOCは、1種または複数種のアミン類を含み得る。1種または複数種のアミン類は、2-アミノ-1-ナフタレノール、2-メトキシ-ベンゼンアミン、5-アミノ-1-ナフトール、N,N-ジメチル-エタンアミン、およびN,N-ジメチル-メチルアミン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアミン類を含み得る。
【0089】
VOCは、1種または複数種のベンゼン類を含み得る。1種または複数種のベンゼン類は、ジヒドロクマリン、スチレン、およびトルエン、またはこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のベンゼン類を含み得る。
【0090】
VOCは、1種または複数種のエステル類を含み得る。1種または複数種のエステル類は、イソ酪酸イソブチル、ギ酸ヘプチル、安息香酸ベンジル、酢酸フェネチル、2-メチル酪酸エチル、安息香酸エチル、酢酸ヘキシル、ヘプタン酸メチル、ヘキサン酸メチル、オクタン酸メチル、吉草酸メチル、酢酸p-トリル、酪酸フェネチル、ニコチン酸メチル、ギ酸ヘキシル、安息香酸フェネチル、安息香酸2-エチルヘキシル、イソ酪酸ブチル、デカン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、オクタン酸エチル、パルミチン酸エチル、酢酸メチル、デカン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、チオ酢酸s-メチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸テトラヒドロフルフリル、ノナン酸エチル、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、乳酸エチル、酢酸ヘプチル、酢酸イソプロペニル、酪酸メチル、レブリン酸メチル、ノナン酸メチル、酢酸イソアミル、酪酸ブチル、ピルビン酸エチル、ケイ皮酸メチル、ギ酸アミル、酢酸2-エチルブチル、および酪酸イソブチル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のエステル類を含み得る。1種または複数種のエステル類は、チオイソ吉草酸メチル、2-メルカプトプロピオン酸プロピル、ならびにcis-およびtrans-エチル2,4-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-アセテートからなる群より選択される少なくとも1種のエステル類を含み得る。1種または複数種のエステル類は、チオイソ吉草酸メチル、2-メルカプトプロピオン酸プロピル、ならびにcis-およびtrans-エチル2,4-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-アセテートからなる群より選択される少なくとも1種のエステル類を含み得る。いくつかの場合において、ナッツバターレプリカは、少なくとも約0.005ppm、少なくとも約0.01ppm、少なくとも約0.05ppm、少なくとも約0.1ppm、少なくとも約0.5ppm、または少なくとも約1ppmのエステル類を含み得る。
【0091】
VOCは、1種または複数種のフラン類を含み得る。1種または複数種のフラン類は、2-エチルフラン、1-(2-フラニル)-エタノン、2-ペンチルフラン、2,5-ジメチルフラン、2-ブチルフラン、2-ヘプチルフラン、および2-アセチル-5-メチルフラン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のフラン類を含み得る。1種または複数種のフラン類は、2-ペンチルフランおよび2-エチルフランからなる群より選択される少なくとも1種のフラン類を含み得る。1種または複数種のフラン類は、2-エチルフランを含み得る。いくつかの態様において、1種または複数種のフラン類は、2-エチルフランおよび/または1-(2-フラニル)-エタノンからなる群より選択される少なくとも1種のフラン類を含む。
【0092】
VOCは、1種または複数種のケトン類を含み得る。1種または複数種のケトン類は、2-ヘプタノン、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、γ-デカラクトン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-フリルメチルケトン、アセトイン、アセトフェノン、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、βダマセノン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、3,4-ヘキサンジオン、1-ペンテン-3-オン、2-ノナノン、2-オクタノン、3-オクテン-2-オン、4-ヘキセン-3-オン、4-メチル-3-ペンテン-2-オン、メチル2-ピロリルケトン、メチルシクロペンテノロン、(e,e)-3,5-オクタジエン-2-オン、2-ピロリドン、γ-ノナラクトン、3-オクタノン、γ-ヘキサラクトン、2-ブタノン、2-デカノン、3-ヘプテン-2-オン、4-ヘプタノン、γ-ヘプタラクトン、1-オクテン-3-オン、3-ペンテン-2-オン、β-アンゲリカラクトン、3-メチル-2-シクロヘキセン-1-オン、4,5-ジヒドロ-3(2h)チオフェノン、4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2h)-フラノン、2-ペンタノン、ヒドロキシアセトン、ベンゾフェノン、ε-デカラクトン、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、2,3-ヘキサンジオン、δ-ヘキサデカラクトン、シクロヘキサノン、γ-バレロラクトン、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、プロピオフェノン、1-メルカプト-2-プロパノン、およびδ-ヘキサラクトン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のケトン類を含み得る。1種または複数種のケトン類は、2-ヘプタノン、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、γ-デカラクトン、2-フリルメチルケトン、アセトイン、γ-バレロラクトン、δオクタラクトン、δデカラクトン、ウイスキーラクトン、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、β-ダマセノン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)-フラノン、およびマルトールからなる群より選択される少なくとも1種のケトン類を含み得る。1種または複数種のケトン類は、2-ヘプタノン、コーヒーフラノン、γ-デカラクトン、2-フリルメチルケトン、アセトイン、γ-バレロラクトン、δオクタラクトン、δデカラクトン、ウイスキーラクトン、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、β-ダマセノン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)-フラノン、およびマルトールからなる群より選択される少なくとも1種のケトン類を含み得る。いくつかの態様において、1種または複数種のケトン類は、2-ヘプタノン、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、γ-デカラクトン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-フリルメチルケトン、アセトイン、アセトフェノン、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、βダマセノン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、および/または3,4-ヘキサンジオンからなる群より選択される少なくとも1種のケトン類を含む。いくつかの場合において、ナッツバターレプリカは、少なくとも約0.0001ppm、少なくとも約0.0005ppm、少なくとも約0.001ppm、少なくとも約0.005ppm、少なくとも約0.01ppm、少なくとも約0.05ppm、少なくとも約0.1ppm、少なくとも約0.5ppm、または少なくとも約1ppmのケトン類を含み得る。
【0093】
VOCは、1種または複数種のラクトン類を含み得る。1種または複数種のラクトン類は、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトン、4,5-ジメチル-3-ヒドロキシ-2,5-ジヒドロ-フラン-2-オン、γデカラクトン、マッソイアラクトン、およびソトロン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のラクトン類を含み得る。1種または複数種のラクトン類は、γデカラクトン、マッソイアラクトン、およびソトロン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のラクトン類を含み得る。いくつかの態様において、1種または複数種のラクトン類は、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトンを含み得る。
【0094】
VOCは、1種または複数種のフェノール類を含み得る。1種または複数種のフェノール類は、シリンゴール、4-エチルグアヤコール、1-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)-エタノン、2,5-ジメチルフェノール、2-メトキシ-4-メチルフェノール、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、2-メトキシ-フェノール、2-メチル-フェノール、4-エチルグアヤコール、4-エチルフェノール、4-エチル-2-メトキシ-フェノール、4-ビニルフェノール、オイゲノール、グアヤコール、イソオイゲノール、p-クレゾール、フェノール、シリンゴール(2,6-ジメトキシフェノール)、バニリンエリトロおよび/もしくはトレオ-ブタン-2,3-ジオールアセタール(vanillin erythro and/or threo-butan-2,3-diol acetal)、ならびにバニリルエチルエーテル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のフェノール類を含み得る。1種または複数種のフェノール類は、2,4,6-トリメチルフェノール(メシトール)、2,5-ジメチルフェノール、2-メトキシ-4-メチルフェノール、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、4-エチルグアヤコール、4-エチルフェノール、4-エチルグアヤコール、4-ビニルフェノール、オイゲノール、グアヤコール、イソオイゲノール、p-クレゾール、シリンゴール、バニリンエリトロおよび/またはトレオ-ブタン-2,3-ジオールアセタール、ならびにバニリルエチルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種のフェノール類を含み得る。1種または複数種のフェノール類は、2,4,6-トリメチルフェノール(メシトール)、2,5-ジメチルフェノール、2-メトキシ-4-メチルフェノール、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、4-エチルグアヤコール、オイゲノール、グアヤコール、イソオイゲノール、シリンゴール、バニリンエリトロおよび/またはトレオ-ブタン-2,3-ジオールアセタール、ならびにバニリルエチルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種のフェノール類を含み得る。いくつかの態様において、1種または複数種のフェノール類は、シリンゴールおよび/または4-エチルグアヤコールからなる群より選択される少なくとも1種のフェノール類を含む。いくつかの場合において、ナッツバターレプリカは、少なくとも約0.05ppm、少なくとも約0.1ppm、少なくとも約0.2ppm、少なくとも約0.5ppm、または少なくとも約1ppmのフェノール類を含み得る。
【0095】
VOCは、1種または複数種のピラジン類を含み得る。1種または複数種のピラジン類は、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、2-エトキシ-3-メチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2-メチル-5-ビニルピラジン(re-gras)、3,5-ジエチル-2-メチルピラジン、ピラジン、3-エチル-2,6-ジメチルピラジン、2-エチル-5-メチルピラジン、5-エチル-2,3-ジメチルピラジン、5h-5-メチル-6,7-ジヒドロシクロペンタ(b)ピラジン、5-イソプロピル-2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、2-アセチル-3-メチルピラジン、2-アセチル-3-エチルピラジン、2-アセチル-3,5(および6)-ジメチルピラジン、ならびに2(3),5-ジメチル-6,7-ジヒドロ-5h-シクロペンタピラジン、ならびに2-イソプロピルピラジン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピラジン類を含み得る。1種または複数種のピラジン類は、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、および2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、およびテトラメチルピラジンからなる群より選択される少なくとも1種のピラジン類を含み得る。1種または複数種のピラジン類は、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、テトラメチルピラジン、およびイソプロペニルピラジンからなる群より選択される少なくとも1種のピラジン類を含み得る。いくつかの態様において、1種または複数種のピラジン類は、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、2-エトキシ-3-メチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、ならびに/または3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジンからなる群より選択される少なくとも1種のピラジン類を含む。
【0096】
VOCは、1種または複数種のピリジン類を含み得る。1種または複数種のピリジン類は、2-アセチルピリジン、ピリジン、1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン、1-メチル-ピペリジン、2-アセチルピリジン、2-メチル-ピリジン、3-エチルピリジン、3-エチル-ピリジン、3-メチル-ピリジン、3-プロピル-ピリジン、3-ピリジノール、およびニコチン酸メチル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピリジン類を含み得る。1種または複数種のピリジン類は、ピリジン、2-アセチルピリジン、3-エチルピリジン、およびニコチン酸メチル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピリジン類を含み得る。いくつかの態様において、1種または複数種のピリジン類は、2-アセチルピリジンを含む。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、約1.68ppm以下、約1.5ppm以下、約1.2ppm以下、約1ppm以下、または約0.5ppm以下のピリジン類を含む。
【0097】
VOCは、1種または複数種のピロール類を含み得る。1種または複数種のピロール類は、インドール、1-(1H-ピロール-2-イル)-エタノン、1-(2-フラニルメチル)-1H-ピロール、1-エチル-1H-ピロール、1-メチル-1H-ピロール、1-メチル-1H-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、2-アセチル-1-メチルピロール、2-アセチルピロール、およびピロール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピロール類を含み得る。1種または複数種のピロール類は、ピロールを含み得る。いくつかの態様において、1種または複数種のピロール類は、インドールを含む。
【0098】
VOCは、1種または複数種の糖または糖アルコールを含み得る。1種または複数種の糖または糖アルコールは、エチルマルトールおよびマルトールまたはこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の糖または糖アルコールを含み得る。
【0099】
VOCは、1種または複数種の硫黄化合物を含み得る。1種または複数種の硫黄化合物は、ジメチルトリスルフィド、メチルスルフィド、s-メチル3-メチルブタンチオエート、フルフリルメルカプタン、ジエチルジスルフィド、ジメチルジスルフィド、ジメチルスルフィド、ジメチルスルホキシド、メタンチオール、およびメチオナール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の硫黄化合物を含み得る。1種または複数種の硫黄化合物は、ジエチルジスルフィド、ジメチルスルフィド、メチルスルフィド、ジメチルスルホキシド、ジメチルトリスルフィド、メタンチオール、およびメチオナールからなる群より選択される少なくとも1種の硫黄化合物を含み得る。1種または複数種の硫黄化合物は、ジメチルスルフィド、メチルスルフィド、ジメチルトリスルフィド、およびメタンチオールからなる群より選択される少なくとも1種の硫黄化合物を含み得る。いくつかの態様において、1種または複数種の硫黄化合物は、ジメチルトリスルフィド、メチルスルフィド、s-メチル3-メチルブタンチオエート、および/またはフルフリルメルカプタンからなる群より選択される少なくとも1種の硫黄化合物を含む。
【0100】
VOCは、1種または複数種のテルペン類を含み得る。1種または複数種のテルペン類は、リモネン、リナロール、ピロール、d-α-ピネン、δ-3-カレン、ナフタレン、スチレン、4-メチルチアゾール、α-フェランドレン、o-メチルアニソール、p-メンタ-1,4-ジエン、テルピノレン、チアゾール、o-シメン、1-メチルナフタレン、1-メチルピロール、インドール、n-フルフリルピロール、トリメチルオキサゾール、1-ノネン、1-オクテン、2-イソブチル-4,5-ジメチルオキサゾール、4-メチル-5-ビニルチアゾール、β-ピネン、β-カリオフィレン、カンフェン、p-シメン、3,4-ジメチルチオフェン、および4,5-ジメチルチアゾール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のテルペン類を含み得る。1種または複数種のテルペン類は、リモネンおよびリナロールからなる群より選択される少なくとも1種のテルペン類を含み得る。
【0101】
VOCは、1種または複数種のチオフェン類を含み得る。VOCは、2,7-ジメチル-オキセピンを含み得る。
【0102】
VOCは、(+/-)2-メチル-1-ブタノール、1-メチル-1h-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、1-オクテン-3-オール、1-ペンテン-3-オン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2,3-ペンタンジオン、2,5-ジメチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、2-メチル-5-ビニルピラジン(re-gras)、2-メチルブチルアルデヒド、2-メチル酪酸、2-メチルピラジン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-ノナノン、2-オクタノン、2-ペンチルフラン、3,5-ジエチル-2-メチルピラジン、3-オクテン-2-オン、4-ヘキセン-3-オン、4-ヒドロキシ-2-ブテン酸γ-ラクトン、4-メチル-3-ペンテン-2-オン、5-メチルフルフラール、アセトイン、アミルアルコール、ベンズアルデヒド、ベンゼン、1,3,5-トリメチル-、デカナール、フルフラール、フルフリルアルコール、ヘプタナール、ヘプチルアルコール、ヘキサナール、ヘキサン酸、ヘキシルアルコール、イソアミルアルコール、イソ酪酸イソブチル、メチル2-ピロリルケトン、メチルシクロペンテノロン、ノナナール、ノニルアルコール、フェニルアセトアルデヒド、ピラジン、ピリジン、ピロール、バレルアルデヒド、2,3-ブタンジオール、2-フェニル-2-ブテナール、3-エチル-2,6-ジメチルピラジン、5,6,7,8-テトラヒドロキノキサリン、d-リモネン、ギ酸ヘプチル、trans-2-ヘプテナール、1-オクタノール、2-アセチル-1-ピロリン、2-ウンデセナール、安息香酸ベンジル、シンナムアルデヒド、(e)-、ピペロナール、バニリン、(e,e)-3,5-オクタジエン-2-オン、2-エチル-5-メチルピラジン、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、2-ピロリドン、カフェイン、γ-ノナラクトン、マルトール、酢酸フェネチル、2-エチルピラジン、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、3-オクタノン、3-フェニルプロピオンアルデヒド、4-ヒドロキシブタン酸ラクトン、α-ピネン、δ-3-カレン、ジヒドロクマリン、2-メチル酪酸エチル、安息香酸エチル、γ-ヘキサラクトン、酢酸ヘキシル、イソ酪酸、イソ吉草酸、ナフタレン、フェネチルアルコール、プロピレングリコール、スチレン、4-メチルチアゾール、α-フェランドレン、メチルスルフィニルメタン、パルミチン酸、ピルブアルデヒド、ピルビン酸、2,5-ジメチルフラン、2-ブタノン、2-ブチルフラン、2-デカノン、3-ヘプテン-2-オン、4-カルボメンテノール、4-ヘプタノン、4-メチル-5-チアゾールエタノール、5-エチル-2,3-ジメチルピラジン、酪酸、δ-オクタラクトン、γ-ヘプタラクトン、ヘプタン酸、ヘプタン酸メチル、ヘキサン酸メチル、オクタン酸メチル、吉草酸メチル、オクタナール、オクタン酸、o-メチルアニソール、p-メンタ-1,4-ジエン、テルピノレン、チアゾール、trans-2-ヘキセナール、吉草酸、1-オクテン-3-オン、1-ペンテン-3-オール、3-ヘキサノール、3-ペンテン-2-オン、β-アンゲリカラクトン、ノナン酸、o-シメン、酢酸p-トリル、テトラヒドロフルフリルアルコール、1-メチルナフタレン、3-フルアルデヒド、3-メチル-2-シクロヘキセン-1-オン、l-ラムノース、(e)-2-オクテン-1-オール、1-エチル-2-ピロールカルボキシアルデヒド、1-メチルピロール、2-アセチル-2-チアゾリン、2-メチルペンタナール、3-n-ブチルフタリド、4,5-ジヒドロ-3(2h)チオフェノン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2h)-フラノン、5h-5-メチル-6,7-ジヒドロシクロペンタ(b)ピラジン、5-イソプロピル-2-メチルピラジン、5-メチルフルフリルアルコール、アセトフェノン、安息香酸、シクロペンタノン、ジメチルジスルフィド、ジメチルトリスルフィド、インドール、イソプロペニルピラジン、n-フルフリルピロール、オレイン酸、酪酸フェネチル、プロピオン酸、トリメチルオキサゾール、2-ヘプタノール、2-ペンタノン、l-チロシン、ニコチン酸メチル、1-ノネン、1-オクテン、シンナムアルデヒド、ヒドロキシアセトン、ギ酸ヘキシル、安息香酸フェネチル、1-ヘキサデカノール、1-テトラデカノール、安息香酸2-エチルヘキシル、ベンゾフェノン、イソ酪酸ブチル、ε-デカラクトン、デカン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、オクタン酸エチル、パルミチン酸エチル、グアヤコール、ラウリン酸、酢酸メチル、ミリスチン酸、n-カプリン酸イソブチルエステル、ペンタデカン酸、3-メチルブチルエステル、デカン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、ステアリン酸、2,6-ジメチルピラジン、2-アセチル-3-メチルピラジン、ベンジルアルコール、メントールラセミ体、チオ酢酸s-メチル、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、グリセロール、2-エチル-1-ヘキサノール、(トリ-)アセチン、5-メチル-2-フェニル-2-ヘキセナール、酢酸ブチル、ウンデシルアルコール、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸テトラヒドロフルフリル、2-イソブチル-4,5-ジメチルオキサゾール、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、4-メチル-5-ビニルチアゾール、β-ピネン、2,3-ヘキサンジオン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、β-カリオフィレン、δ-ヘキサデカラクトン、ジフルフリルエーテル、trans,trans-2,4-オクタジエナール、2-メチルヘプタン酸、ノナン酸エチル、2-ヘプチルフラン、カンフェン、シクロヘキサノン、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、乳酸エチル、γ-バレロラクトン、酢酸ヘプチル、酢酸イソプロペニル、酪酸メチル、レブリン酸メチル、ブチルアミン、ノナン酸メチル、3-メチル-2-ブタノール、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、酢酸イソアミル、2-アセチル-3-エチルピラジン、2-アセチルピリジン、酪酸ブチル、ラウリルアルコール、p-シメン、3,4-ジメチルチオフェン、4-ヒドロキシ安息香酸、9-オクタデセン酸、エチルエステル、ピルビン酸エチル、イソプロピルアミン、3-メチル-1-ペンタノール、2-オキソ酪酸、4-メチル-2-フェニル-2-ペンテナール、2-アセチル-3,5(および6)-ジメチルピラジン、トリメチルアミン、2(3),5-ジメチル-6,7-ジヒドロ-5h-シクロペンタピラジン、ケイ皮酸メチル、ギ酸アミル、5-ヒドロキシウンデカン酸ラクトン、プロピオフェノン、2-イソプロピルピラジン、酢酸2-エチルブチル、2-アセチル-5-メチルフラン、アセトアルデヒド、γ-デカラクトン、trans-2-デセノール、4,5-ジメチルチアゾール、酪酸イソブチル、トリデカン酸、ならびに1-メルカプト-2-プロパノンからなる群より選択される少なくとも20種、少なくとも30種、少なくとも40種、または少なくとも50種の化合物を含み得る。
【0103】
VOCは、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、(E,E)-2,4-デカジエナール、1-オクテン-3-オール、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、DMTS、フルフラール、γ-デカラクトン、リモネン、ピリジン、4-エチルグアヤコール、フルフリルメルカプタン、2-ペンタノール、メチオナール、酢酸、2-フリルメチルケトン、チオイソ吉草酸メチル、アセトイン、3-メチルブタン酸、ジメチルスルフィド、酪酸、2-メルカプトプロピオン酸プロピル、2,4,6-トリメチルフェノール(メシトール)、γ-バレロラクトン、δオクタラクトン、δデカラクトン、ウイスキーラクトン、p-クレゾール、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、イソブチルアルデヒド、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、リナロール、バレルアルデヒド、β-ダマセノン、オイゲノール、バニリン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)-フラノン、マルトール、L-乳酸、および2-アセチルピリジンからなる群より選択される少なくとも10種、少なくとも20種、少なくとも30種、または少なくとも40種の化合物を含み得る。
【0104】
いくつかの場合において、VOCは、単一の参照ナッツバターの中のVOCに対して約95%未満の同一性を有し得る。いくつかの場合において、VOCは、単一の参照ナッツバターの中のVOCに対して約90%未満の同一性を有し得る。いくつかの場合において、VOCは、単一の参照ナッツバターの中のVOCに対して約85%未満の同一性を有し得る。いくつかの場合において、VOCは、単一の参照ナッツバターの中のVOCに対して約80%未満の同一性を有し得る。
【0105】
いくつかの場合において、ナッツバターレプリカは、少なくとも32種のVOCを含むことができ、ここで、該VOCのうちの31種以下が単一の参照ナッツバター中で見出される。いくつかの場合において、ナッツバターレプリカは、少なくとも41種のVOCを含むことができ、ここで、該VOCのうちの40種以下が単一の参照ナッツバター中で見出される。いくつかの場合において、ナッツバターレプリカは、少なくとも51種のVOCを含むことができ、ここで、該VOCのうちの50種以下が単一の参照ナッツバター中で見出される。いくつかの場合において、ナッツバターレプリカは、少なくとも61種のVOCを含むことができ、ここで、該VOCのうちの60種以下が単一の参照ナッツバター中で見出される。いくつかの場合において、ナッツバターレプリカは、少なくとも71種のVOCを含むことができ、ここで、該VOCのうちの70種以下が単一の参照ナッツバター中で見出される。
【0106】
いくつかの場合において、1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、ホモセリン、ニコチン酸、バリン、プロリン、アルギニン、B-アラニン-2、アスパラギン、グルタミン酸、フェニルアラニン、ロイシン、リジン、グリシン、セリン、アラビトール、フルクトース、マンニトール、カテキン、エピカテキン、ソルビトール、スクロース、トレハロース、ソトロン、バニリン、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、およびリシノール酸からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含まない。いくつかの場合において、1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、ホモセリンを含まない。
【0107】
いくつかの場合において、1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、8-ヒドロキシキノリン、キノリン、クロロゲン酸、フラキセチン、ストロベリーフラノンアセテート、ルテオリン-7-O-グルコシド、イノシン、トリゴネリン、trans-4-ヒドロキシプロリン、カルノシン、シスチン、キヌレン酸、オルニチン、システイン、ピリドキシン、アデニン、グルコサミン、D-グルクロン酸、キナ酸、酒石酸、フマル酸、コハク酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、2-フロ酸、ショウノウ酸、リボース、アジピン酸、ルチン、キシロース、ガラクトース、バニリン酸、シリング酸、ポリダチン、シトシン、4-グアニジノ酪酸、ウラシル、チラミン、トリプタミン、メープルフラノン、アセトアニリド、ベンズアルデヒド、ソルビン酸、B-イオノン、ムラミン酸、trans,trans-ムコン酸、ゲンチジン酸、6,7-ジヒドロキシクマリン、トロパ酸、6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸、没食子酸プロピル、ヘスペレチン、およびカフェ酸からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含み得る。クロロゲン酸は、少なくとも約32ppm、少なくとも約35ppm、少なくとも約40ppm、少なくとも約50pm、少なくとも約70ppm、少なくとも約100ppm、少なくとも約150ppm、または少なくとも約200ppmの量で存在し得る。没食子酸プロピルは、少なくとも約5.0ppm、少なくとも約10ppm、少なくとも約20ppm、少なくとも約50ppm、少なくとも約100ppm、または少なくとも約200ppmの量で存在し得る。ヘスペレチンは、少なくとも約0.08ppm、少なくとも約0.2ppm、少なくとも約0.5ppm、少なくとも約1ppm、少なくとも約5ppm、または少なくとも約10ppmの量で存在し得る。カフェ酸は、少なくとも約0.15ppm、少なくとも約0.3ppm、少なくとも約0.8ppm、少なくとも約1ppm、少なくとも約2ppm、少なくとも約5ppm、または少なくとも約10ppmの量で存在し得る。
【0108】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、酸、アルデヒド類、アルカロイド類、アミン類、アミノ酸、フラン類、ケトン類、ラクトン類、ヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、もしくは核酸塩基、タンパク質もしくはペプチド、ピラジン類、ピリジン類、糖もしくは糖アルコール、タンニン類、フェノール類、脂肪、塩、乳化剤、ポリフェノール類、もしくはアントシアニン類、またはキサンチン類のうちの1種または複数種を含み得る。1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、酸、アルデヒド類、アミノ酸、ラクトン類、ピラジン類、タンニン類、フェノール類、脂肪、塩、乳化剤、ポリフェノール類、もしくはアントシアニン類、またはキサンチン類のうちの1種または複数種を含み得る。
【0109】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種の酸を含み得る。1種または複数種の酸は、アジピン酸、trans-フェルラ酸、シナピン酸、サリチル酸、パントテン酸、カフェ酸、バニリン酸、シリング酸、クマル酸、ソルビン酸、キヌレン酸、d-グルクロン酸、キナ酸、リンゴ酸、ピルビン酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、フマル酸、コハク酸、没食子酸、2-フロ酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、2-イソプロピルリンゴ酸、D-グルコン酸、4-メトキシケイ皮酸、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、リシノール酸、DL-ヒドロキシステアリン酸、ニコチン酸、クロロゲン酸、コール酸、ヒドロキシ酪酸、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の酸を含み得る。1種または複数種の酸は、ニコチン酸、クロロゲン酸、リンゴ酸、乳酸、クエン酸、カフェ酸、4-メトキシケイ皮酸、D-グルコン酸、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、およびリシノール酸からなる群より選択される少なくとも1種の酸を含み得る。
【0110】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のアルデヒド類を含み得る。1種または複数種のアルデヒド類は、バニリンを含み得る。いくつかの場合において、アルデヒド類は、少なくとも約0.001ppm、少なくとも約0.002ppm、少なくとも約0.005ppm、少なくとも約0.01ppm、少なくとも約0.02ppm、少なくとも約0.05ppm、または少なくとも約0.1ppmの量で存在し得る。
【0111】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のアルカロイド類を含み得る。1種または複数種のアルカロイド類は、ピペリンを含み得る。
【0112】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のアミン類を含み得る。1種または複数種のアミン類は、トリプタミンを含み得る。
【0113】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のアミノ酸を含み得る。1種または複数種のアミノ酸は、フェニルアラニン、ロイシン、グルコサミン、メチオニン、GABA、チロシン、リジン、ヒスチジン、グリシン、セリン、アスパラギン酸、イソロイシン、トリプトファン、バリン、プロリン、カルニチン、アルギニン、B-アラニン-2、トレオニン、グルタミン、アスパラギン、グルタミン酸、ベタイン、ピペコリン酸、シトルリン、カルノシン、およびホモセリン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアミノ酸を含み得る。1種または複数種のアミノ酸は、フェニルアラニンおよびロイシンからなる群より選択される少なくとも1種のアミノ酸を含み得る。
【0114】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のフラン類を含み得る。1種または複数種のフラン類は、ヒドロキシメチルフルフラールを含み得る。
【0115】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のケトン類を含み得る。1種または複数種のケトン類は、2(5H)-フラノン、5-エチル-4-ヒドロキシ-2-メチル-3(2H)-フラノン、アセトバニロン、およびメチル-2-ピロリルケトン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のケトン類を含み得る。
【0116】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のラクトン類を含み得る。1種または複数種のラクトン類は、ソトロンを含み得る。
【0117】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基を含み得る。1種または複数種のヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基は、アデニン、AMP、CMP、シチジン、シトシン、グアニン、およびウラシル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基を含み得る。
【0118】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のタンパク質またはペプチドを含み得る。1種または複数種のタンパク質またはペプチドは、カルノシンを含み得る。
【0119】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のピラジン類を含み得る。1種または複数種のピラジン類は、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、および2,3-ジメチルピラジン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピラジン類を含み得る。1種または複数種のピラジン類は、2,3,5-トリメチルピラジンおよび2,3-ジメチルピラジンからなる群より選択される少なくとも1種のピラジン類を含み得る。
【0120】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のピリジン類を含み得る。1種または複数種のピリジン類は、ピリジンおよびピロキシジンまたはこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピリジン類を含み得る。
【0121】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種の糖または糖アルコールを含み得る。1種または複数種の糖または糖アルコールは、アラビトール、フルクトース、ラムノース、マンニトール、グルコース、ラクトース、キシロース、ソルビトール、フコース、ガラクトース、マンノース、スクロース、myo-イノシトール、トレハロース、アルロース、モンクフルーツ、ステビア、マルチトール、イソマルト、タガトース、およびスタキオース、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の糖または糖アルコールを含み得る。
【0122】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類を含み得る。1種または複数種のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類は、カテキン、エラグ酸、エピカテキン、没食子酸エピカテキン、没食子酸、ヘスペレチン、没食子酸メチル、ポリダチン、没食子酸プロピル、ケルセチン、レスベラトロール、ルチン、サリチル酸、シナピン酸、シリングアルデヒド、シリング酸、trans-フェルラ酸、チラミン、およびバニリン酸、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類を含み得る。1種または複数種のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類は、カテキン、エピカテキン、没食子酸プロピル、およびヘスペレチンからなる群より選択される少なくとも1種のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類を含み得る。
【0123】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、1種または複数種のキサンチン類を含み得る。1種または複数種のキサンチン類は、テオブロミンを含み得る。
【0124】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、安定用脂肪(stabilizer fat)を含み得る。1種または複数種の安定用脂肪は、硬化油、パーム油、核油(kernel oil)、シア油、綿実油、ならびに/またはその他の脂肪および植物油を含み得る。
【0125】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、ココア生成物を含み得る。1種または複数種のココア生成物は、ココアパウダー、ココアバター、および/またはチョコレートを含み得る。
【0126】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、乳化剤を含み得る。1種または複数種の乳化剤は、レシチンを含み得る。
【0127】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、基質を含み得る。基質は、ブドウ種子、ヒマワリ種子、ヒマワリカーネル、ヒマワリミールもしくはフラワー(flour)、ヒマワリ油、その他の加工済みもしくは未加工の穀物もしくは穀物生成物、マメ科植物もしくはマメ科植物種子、油料植物もしくは脂肪種子、果実もしくは果実生成物、根、塊茎、もしくは根生成物もしくは塊茎生成物、糖加工副生成物、および/またはその他の植物副生成物を含み得る。
【0128】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、液体媒体を含み得る。液体媒体は、水、ミルク、植物性ミルク、および/またはその他の代替乳製品を含み得る。
【0129】
1種または複数種の不揮発性化合物は、2(5H)-フラノン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、2-フロ酸、2-イソプロピルリンゴ酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、4-グアニジノ酪酸、4-メトキシケイ皮酸、5-エチル-4-ヒドロキシ-2-メチル-3(2H)-フラノン、アセトバニロン、アデニン、アジピン酸、AMP、アラビトール、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、β-アラニン、ベタイン、カフェ酸、カフェイン、カルニチン、カルノシン、カテキン、コリン、ケイ皮酸、クエン酸、シトルリン、CMP、クマル酸、システイン、シスチン、シチジン、シトシン、D-グルコン酸、D-グルクロン酸、DL-ヒドロキシステアリン酸、エラグ酸、エピカテキン、没食子酸エピカテキン、フルクトース、フマル酸、GABA、ガラクトース、没食子酸、グルコサミン、グルコース、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、グアニン、ヘスペレチン、ヒスチジン、ホモセリン、ヒドロキシメチルフルフラール、イソロイシン、キヌレン酸、乳酸、ロイシン、リジン、リンゴ酸、マンニトール、マンノース、メチオニン、没食子酸メチル、メチル-2-ピロリルケトン、イノシトール、オルニチン、パントテン酸、フェニルアラニン、ピペコリン酸、ピペリン、ポリダチン、プロリン、没食子酸プロピル、ピリジン、ピリドキシン、ピルビン酸、ケルセチン、キナ酸、レスベラトロール、ラムノース、リボース、ルチン、サリチル酸、セリン、シナピン酸、ソルビン酸、ソルビトール、ソトロン、コハク酸、シリングアルデヒド、シリング酸、酒石酸、トレオニン、trans-4-ヒドロキシプロリン、trans-フェルラ酸、トリプタミン、トリプトファン、チラミン、チロシン、ウラシル、バリン、バニリン酸、バニリン、およびキシロースからなる群より選択される少なくとも1種の化合物、少なくとも2種の化合物、少なくとも3種の化合物、少なくとも4種の化合物、少なくとも5種の化合物、少なくとも6種の化合物、少なくとも7種の化合物、少なくとも8種の化合物、少なくとも9種の化合物、少なくとも10種の化合物、少なくとも11種の化合物、少なくとも12種の化合物、少なくとも13種の化合物、少なくとも14種の化合物、少なくとも15種の化合物、少なくとも16種の化合物、少なくとも17種の化合物、少なくとも18種の化合物、少なくとも19種の化合物、少なくとも20種の化合物、少なくとも21種の化合物、少なくとも22種の化合物、少なくとも23種の化合物、少なくとも24種の化合物、少なくとも25種の化合物、少なくとも26種の化合物、少なくとも27種の化合物、少なくとも28種の化合物、少なくとも29種の化合物、少なくとも30種の化合物、少なくとも35種の化合物、少なくとも40種の化合物、少なくとも45種の化合物、少なくとも50種の化合物、少なくとも55種の化合物、少なくとも60種の化合物、少なくとも65種の化合物、または少なくとも70種の化合物、少なくとも75種の化合物、少なくとも80種の化合物、少なくとも85種の化合物、少なくとも90種の化合物、少なくとも95種の化合物、または少なくとも100種の化合物を含み得る。
【0130】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、アスパラギン酸、カフェイン、コリン、クエン酸、乳酸、ソトロン、コハク酸、trans-フェルラ酸、バニリン酸、およびバニリンからなる群より選択される少なくとも5種の化合物を含み得る。
【0131】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、アスパラギン酸、カフェイン、コリン、クエン酸、乳酸、ソトロン、コハク酸、trans-フェルラ酸、バニリン酸、およびバニリンからなる群より選択される少なくとも10種の化合物を含み得る。
【0132】
1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、アスパラギン酸、カフェイン、コリン、クエン酸、乳酸、ソトロン、コハク酸、trans-フェルラ酸、バニリン酸、およびバニリンを含み得る。
【0133】
いくつかの場合において、1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、単一の参照ナッツバターの中の単離された不揮発性化合物に対して約95%未満の同一性を有し得る。いくつかの場合において、1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、単一の参照ナッツバターの中の単離された不揮発性化合物に対して約90%未満の同一性を有し得る。いくつかの場合において、1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、単一の参照ナッツバターの中の単離された不揮発性化合物に対して約85%未満の同一性を有し得る。いくつかの場合において、1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、単一の参照ナッツバターの中の単離された不揮発性化合物に対して約80%未満の同一性を有し得る。
【0134】
いくつかの場合において、ナッツバターレプリカは、少なくとも11種の単離された不揮発性化合物を含むことができ、ここで、該単離された不揮発性化合物のうちの10種以下が単一の参照ナッツバター中で見出される。
【0135】
いくつかの場合において、ナッツバターレプリカは、大腸菌(E.coli)、サルモネラ(Salmonella)属種、ブレタノマイセス(Brettanomyces)属種、ラクトバチルス目(Lactobacillales)、サッカロミセス(Saccharomyces)属種、アクレモニウム・ストリクタム(Acremonium strictum)、クリソニリア・シトフィラ(Chrysonilia sitophila)、クラドスポリウム・オキシスポラム(Cladosporium oxysporum)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、モルチエレラ・アルピナ(Mortierella alpina)、ムコール・プラムベウス(Mucor plumbeus)、ペシロマイセス・ビリディス(Paecilomyces viridis)、ペニシリウム・クリソゲナム(Penicillium chrysogenum)、ペニシリウム・シトレオニグラム(Penicillium citreonigrum)、ペニシリウム・デクンベンス(Penicillium decumbens)、ペニシリウム・パープロゲナム(Penicillium purpurogenum)、トリコデルマ・ロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、ベルチシリウム・プサリオテ(Verticillium psalliotae)、カビ、ウドンコ病菌、腐敗菌(rot)、昆虫、昆虫卵、昆虫汚物、齧歯類汚物、哺乳類排泄物、硫化水素、二硫化水素、2,4,6-トリクロロアニソール、2,4,6,-トリブロモアニソール、アフラトキシン、アルドリン、ディルドリン、ベンゼンヘキサクロリド、クロルデン、ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)、ジクロロジフェニルジクロロエチレン(DDE)、ジクロロジフェニルジクロロエタン(TDE)、ジメチルニトロソアミン(ニトロソジメチルアミン)、エチレンジブロミド(EDB)、ヘプタクロル、ヘプタクロルエポキシド、リンダン、水銀、メタノール、エチレングリコール、ジクロロメタン、植物タンパク質アレルゲン(例えば、ナッツ類(tree nut)タンパク質アレルゲンまたはピーナッツタンパク質アレルゲン)、および重金属のうちの1つまたは複数を含まない。
【0136】
いくつかの場合において、ナッツバターレプリカは、溶液、懸濁液、または乳濁液であり得る。溶液、懸濁液、または乳濁液は、ナッツバタースプレッドであり得る。溶液、懸濁液、または乳濁液は、ナッツバターコーティングであり得る。ナッツバターレプリカは、水溶性であり得る。
【0137】
もう1つの局面において、本明細書は、ナッツバターレプリカを調製する方法を特色とする。方法は、水(液体)と、水溶性である1種または複数種の単離されたVOCと、水溶性である単離された不揮発性化合物とを含む混合物を形成する工程;油と、脂溶性である1種または複数種の単離されたVOCと、脂溶性である単離された不揮発性化合物とを含む基質乳濁液を形成する工程;および、ナッツバターレプリカを形成するためのに水性溶液と乳濁液とを混合する工程を含み得る。いくつかの場合において、乳濁液を形成する工程は、均質化することを含み得る。油は、トウモロコシ油、ヒマワリ油、パーム油、大豆油、ココアバター、シア油、核油、またはココナッツ油を含み得る。いくつかの態様において、本明細書に記載されるVOCのうちの任意のものは、水溶性、例えば、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、(E,E)-2,4-デカジエナール、1-オクテン-3-オール、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、ジメチルトリスルフィド、フルフラール、γ-デカラクトン、リモネン、ピリジン、イソ吉草酸、シリンゴール、バレルアルデヒド、エステル、4-エチルグアヤコール、フルフリルメルカプタン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、酢酸、2-フリルメチルケトン、s-メチル3-メチルブタンチオエート、アセトイン、メチルスルフィド、酪酸、4-メチル-5-チアゾールエタノール、インドール、ヘキサナール、アセトフェノン、フルフリルアルコール、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、2-エトキシ-3-メチルピラジン、ペンタナール、p-クレゾール、イソブチルアルデヒド、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、リナロール、βダマセノン、オイゲノール、バニリン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、l-乳酸、2-エチル-6-メチルピラジン、2-アセチルピリジン、メチオナール、3-メチルブチルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、フェネチルアルコール、3,4-ヘキサンジオン、1-(2-フラニル)-エタノン、5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジン、3-フルアルデヒド、ジヒドロクマリン、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトンであり得る。いくつかの態様において、本明細書に記載されるVOCのうちの任意のものは、脂溶性、例えば、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、(E,E)-2,4-デカジエナール、1-オクテン-3-オール、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、ジメチルトリスルフィド、フルフラール、γ-デカラクトン、リモネン、ピリジン、イソ吉草酸、シリンゴール、バレルアルデヒド、エステル、4-エチルグアヤコール、フルフリルメルカプタン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、酢酸、2-フリルメチルケトン、s-メチル3-メチルブタンチオエート、アセトイン、メチルスルフィド、酪酸、4-メチル-5-チアゾールエタノール、インドール、ヘキサナール、アセトフェノン、フルフリルアルコール、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、2-エトキシ-3-メチルピラジン、ペンタナール、p-クレゾール、イソブチルアルデヒド、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、リナロール、βダマセノン、オイゲノール、バニリン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、l-乳酸、2-エチル-6-メチルピラジン、2-アセチルピリジン、メチオナール、3-メチルブチルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、フェネチルアルコール、3,4-ヘキサンジオン、1-(2-フラニル)-エタノン、5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジン、3-フルアルデヒド、ジヒドロクマリン、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトンであり得る。
【0138】
いくつかの態様において、本明細書に記載される不揮発性化合物のうちの任意のものは、水溶性、例えば、2(5H)-フラノン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、2-フロ酸、2-イソプロピルリンゴ酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、4-グアニジノ酪酸、4-メトキシケイ皮酸、5-エチル-4-ヒドロキシ-2-メチル-3(2H)-フラノン、アセトバニロン、アデニン、アジピン酸、AMP、アラビトール、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、β-アラニン、ベタイン、カフェ酸、カフェイン、カルニチン、カルノシン、カテキン、コリン、ケイ皮酸、クエン酸、シトルリン、CMP、クマル酸、システイン、シスチン、シチジン、シトシン、D-グルコン酸、D-グルクロン酸、DL-ヒドロキシステアリン酸、エラグ酸、エピカテキン、没食子酸エピカテキン、フルクトース、フマル酸、GABA、ガラクトース、没食子酸、グルコサミン、グルコース、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、グアニン、ヘスペレチン、ヒスチジン、ホモセリン、ヒドロキシメチルフルフラール、イソロイシン、キヌレン酸、乳酸、ロイシン、リジン、リンゴ酸、マンニトール、マンノース、メチオニン、没食子酸メチル、メチル-2-ピロリルケトン、イノシトール、オルニチン、パントテン酸、フェニルアラニン、ピペコリン酸、ピペリン、ポリダチン、プロリン、没食子酸プロピル、ピリジン、ピリドキシン、ピルビン酸、ケルセチン、キナ酸、レスベラトロール、ラムノース、リボース、ルチン、サリチル酸、セリン、シナピン酸、ソルビン酸、ソルビトール、ソトロン、コハク酸、シリングアルデヒド、シリング酸、酒石酸、トレオニン、trans-4-ヒドロキシプロリン、trans-フェルラ酸、トリプタミン、トリプトファン、チラミン、チロシン、ウラシル、バリン、バニリン酸、バニリン、およびキシロースであり得る。いくつかの態様において、本明細書に記載される不揮発性化合物のうちの任意のものは、脂溶性、例えば、2(5H)-フラノン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、2-フロ酸、2-イソプロピルリンゴ酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、4-グアニジノ酪酸、4-メトキシケイ皮酸、5-エチル-4-ヒドロキシ-2-メチル-3(2H)-フラノン、アセトバニロン、アデニン、アジピン酸、AMP、アラビトール、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、β-アラニン、ベタイン、カフェ酸、カフェイン、カルニチン、カルノシン、カテキン、コリン、ケイ皮酸、クエン酸、シトルリン、CMP、クマル酸、システイン、シスチン、シチジン、シトシン、D-グルコン酸、D-グルクロン酸、DL-ヒドロキシステアリン酸、エラグ酸、エピカテキン、没食子酸エピカテキン、フルクトース、フマル酸、GABA、ガラクトース、没食子酸、グルコサミン、グルコース、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、グアニン、ヘスペレチン、ヒスチジン、ホモセリン、ヒドロキシメチルフルフラール、イソロイシン、キヌレン酸、乳酸、ロイシン、リジン、リンゴ酸、マンニトール、マンノース、メチオニン、没食子酸メチル、メチル-2-ピロリルケトン、イノシトール、オルニチン、パントテン酸、フェニルアラニン、ピペコリン酸、ピペリン、ポリダチン、プロリン、没食子酸プロピル、ピリジン、ピリドキシン、ピルビン酸、ケルセチン、キナ酸、レスベラトロール、ラムノース、リボース、ルチン、サリチル酸、セリン、シナピン酸、ソルビン酸、ソルビトール、ソトロン、コハク酸、シリングアルデヒド、シリング酸、酒石酸、トレオニン、trans-4-ヒドロキシプロリン、trans-フェルラ酸、トリプタミン、トリプトファン、チラミン、チロシン、ウラシル、バリン、バニリン酸、バニリン、およびキシロースであり得る。
【0139】
方法は、フレーバー混合物の凝集をさらに含み得る。フレーバー混合物の凝集には、空気圧混合、スチームジェット、流動床、パン、または噴霧乾燥、ドラム、ミキサー、ローラー、または押出凝集が含まれ得る。ナッツバターレプリカは、固体基質を含み得る。方法は、フレーバー混合物の固体基質への塗布をさらに含み得る。フレーバー混合物の塗布には、フレーバー混合物の噴霧塗布が含まれ得る。固体基質は、加工済みまたは未加工の穀物もしくは穀物生成物、マメ科植物もしくはマメ科植物種子、油料植物もしくは脂肪種子、果実もしくは果実生成物、根、塊茎、もしくは根生成物もしくは塊茎生成物、糖加工副生成物、またはその他の植物副生成物を含み得る。固体基質は、ブドウ種子またはその他の果実の種子(例えば、ラズベリー、クランベリー、ブラックベリー、および/もしくはイチゴに由来する種子)を含み得る。
【0140】
本明細書に記載される方法のうちの任意のものにおいて、以下のうちの少なくとも1つが真である:(a)1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種のVOCを含む;(b)1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種のVOCを含まない;(c)1種または複数種の単離されたVOCが、少なくとも100ppmの総量でナッツバターレプリカ中に存在する;(d)1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種の不揮発性化合物を含む;あるいは(e)1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種の不揮発性化合物を含まない。
【0141】
他に定義されない限り、本明細書において使用される全ての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者が一般的に理解するのと同じ意味を有する。本明細書に記載されるものと類似のまたは等価な方法および材料が、本発明を実施するために使用され得るが、適当な方法および材料が以下に記載される。本明細書において言及される全ての出版物、特許出願、特許、およびその他の参照は、参照によりその全体が組み入れられる。矛盾が生じた場合には、定義を含む本明細書が優先されるであろう。さらに、材料、方法、および例は、例示的なものに過ぎず、限定するためのものではない。
【0142】
本発明の1つまたは複数の態様の詳細が、以下の説明において示される。本発明の他の特色、目的、および利点は、説明および添付の特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0143】
詳細な説明
本明細書は、ナッツバター様生成物(例えば、固体、液体、およびペースト)を提供し、他の要素と共に、または他の要素なしに、個々の単離された揮発性有機化合物(VOC)および不揮発性有機化合物を組み合わせることによって、ナッツバター様生成物を作製する方法も提供する。本明細書において「VOC」として指名された化合物は、GCMSを使用して測定され得る。本明細書において「不揮発性化合物」として指名された化合物は、LCMSを使用して測定され得る。いくつかの化合物は、GCMSまたはLCMSのいずれを使用しても測定され得るが、本開示の目的のため、化合物は、VOCまたは不揮発性化合物のいずれかである。本明細書に具体的に記載されない化合物について、その化合物は、本明細書に記載される化合物との類似性、および当業者がその分析のために選択するであろう方法(GCMSまたはLCMS)などの因子に基づき、VOCまたは不揮発性化合物のいずれかと見なされ得る。
【0144】
一般に、これらの生成物は「ナッツバター様生成物」または「ナッツバターレプリカ」と呼ばれ得る。ナッツバターの例には、ピーナッツバター、アーモンドバター、ヘーゼルナッツバター、ドングリバター、カシューナッツバター、マカデミアナッツバター、ピーカンナッツバター、ピスタチオバター、クルミバター、その他のナッツバター、コーティング、およびスプレッドが含まれる。したがって、本明細書は、それぞれ「ナッツバター様スプレッド」または「ナッツバターレプリカ」、「ナッツバター様コーティング」または「ナッツバターコーティングレプリカ」または「スプレッドレプリカ」と呼ばれ得る、これらのレプリカを提供する。本明細書に記載されるナッツバター様生成物は、伝統的に生成されたナッツバターの特徴、例えば、味、アロマ、口当たり、および外観を有することができ、伝統的なナッツバターと同様に消費され、享受されるものである。
【0145】
本明細書において使用されるように、「単離されたVOC」または「単離された不揮発性化合物」という用語は、天然または合成の起源から単離された(例えば、精製され、抽出され、かつ/または濃縮された)VOCまたは不揮発性化合物をさす。いくつかの態様において、本明細書に記載される単離されたVOCおよび単離された不揮発性化合物は、ナッツバターレプリカを生成するため、個々に添加され得る。いくつかの態様において、本明細書に記載される1種または複数種の単離されたVOCおよび単離された不揮発性化合物は、ナッツバターレプリカを生成するため、1種または複数種の単離されたVOCまたは単離された不揮発性化合物を含むブレンドとして添加され得る。いくつかの態様において、単離されたVOCまたは単離された不揮発性化合物は、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも95.5%、少なくとも96%、少なくとも96.5%、少なくとも97%、少なくとも97.5%、少なくとも98%、少なくとも98.5%、少なくとも99%、少なくとも99.1%、少なくとも99.2%、少なくとも99.3%、少なくとも99.4%、少なくとも99.5%、少なくとも99.6%、少なくとも99.7%、少なくとも99.8%、少なくとも99.9%、少なくとも99.99%、または少なくとも99.999%の純度を有する。いくつかの態様において、純度は、生成物の容器に表示される。
【0146】
本明細書において使用されるように、「伝統的な」ナッツバターおよび「参照」ナッツバターという用語は、ツリーナッツの栽培、加工、乾燥、焙煎、冷却、ブランチング、および粉砕を含む標準的なナッツバター作製プロセスを通じて製造されたナッツバター生成物をさす。「伝統的に製造されたナッツバター」とは、標準的なナッツバター作製プロセスを使用して生成されたナッツバターである。
【0147】
伝統的なナッツバターは、化学的なレベルでは複雑な混合物である。いくつかの局面において、本明細書は、伝統的なナッツバターより複雑でないナッツバターレプリカを提供する。本明細書に開示されるレプリカが、伝統的なナッツバターとして知覚されるために、伝統的なナッツバターの複雑さを有する必要がないことは、驚くべきことである。それ自体、不快な味および/または匂いを有するいくつかの化合物が、本明細書に開示されるナッツバターレプリカの味および/または匂いを増強し得ることも、驚くべきことである。全ての試験された伝統的なナッツバター中で見出されたいくつかの化合物の除外が、本明細書に記載されるナッツバターレプリカにとって有害でなかったことは、さらに驚くべきことである。同様に、いずれの試験された伝統的なナッツバターにも見出されなかったいくつかの化合物が、本明細書に記載されるナッツバターレプリカにとって有益であり得ることは、驚くべきことである。いずれの試験された伝統的なナッツバターにおいて測定された最も高い量より多いか、またはいずれの試験された伝統的なナッツバターにおいて測定された最も低い量より低い量で、いくつかの化合物を含有する、本明細書に記載されるナッツバターレプリカが、伝統的なナッツバターにおいて測定された範囲内の量で同化合物を含有していたレプリカより優れていることも、驚くべきことである。従って、もう1つの局面において、本明細書は、既存の生成物の単なるレプリカではなく、異なる化学組成によって類似の知覚体験を提供するナッツバターレプリカを提供する。
【0148】
いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、具体的なリストに含まれる成分からなっていてもよいし、または具体的なリストに含まれるVOCもしくは不揮発性化合物からなるVOC含量(もしくは不揮発性化合物含量)を有していてもよい。さらに、ナッツバターレプリカは、具体的なリストに含まれる成分から本質的になっていてもよいし、または具体的なリストに含まれるVOCもしくは不揮発性化合物から本質的になるVOC含量(もしくは不揮発性化合物含量)を有していてもよい。「から本質的になる」とは、ナッツバターレプリカが、指定された成分/VOC/不揮発性化合物を含有しており、ナッツバターの基本的な新規の特徴に実質的に影響を与えない付加的な成分/VOC/不揮発性化合物を含有していてもよいことを意味する。
【0149】
一般に、ナッツバターレプリカは、以下の要素または要素クラスを含む:
(a)1種または複数種のVOC;ならびに
(b)1種または複数種の不揮発性化合物(甘味剤、植物基質、安定化脂肪、および塩を含む)。
【0150】
ナッツバター様スプレッドおよびスプレッドレプリカは、以下の要素または要素クラスを含み得る:
(a)1種または複数種のVOC;ならびに
(b)1種または複数種の不揮発性化合物(甘味剤、植物基質、乳化剤、ココア、安定化脂肪、バニラフレーバー、および乳製品または乳製品代替物を含む)。
【0151】
VOCは、フルーティ(fruity)、フローラル(floral)、グリーン(green)、アーシー(earthy)、ハーベイシャス(herbaceous)、焙煎(roasted)/焦げ(burnt)、酸味(sour)/発酵(fermented)、クリーミー(creamy)、スパイス(spice)、および/またはミネラル(mineral)のアロマおよびフレーバーを含む、アロマおよびフレーバーの両方を提供し得る。不揮発性要素は、酸性度、ならびにナッツバターレプリカのフレーバー、甘味、後味、物理的構造、および口当たり知覚の多くを提供し得る。
【0152】
いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、(a)1種または複数種のVOC(1種または複数種のVOCのうちの少なくとも1種は、対応する参照ナッツバター中に存在しない);(b)1種または複数種のVOC(1種または複数種のVOCは、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種のVOCを含まない);(c)1種または複数種の不揮発性化合物(1種または複数種の不揮発性化合物のうちの少なくとも1種は、対応する参照ナッツバター中に存在しない);(d)1種または複数種の不揮発性化合物(1種または複数種の不揮発性化合物は、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種の不揮発性化合物を含まない);あるいは(e)(a)、(b)、(c)、および(d)の任意の組み合わせ[(a)および(b);(a)および(c);(a)および(d);(b)および(c);(b)および(d);(c)および(d);(a)、(b)、および(c);(a)、(b)、および(d);(a)、(c)、および(d);(b)、(c)、および(d);または(a)、(b)、(c)、および(d)]を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、(f)1種または複数種のVOC(1種または複数種のVOCは、少なくとも100ppmの総量でナッツバターレプリカ中に存在する)を特徴とし得る。特徴(f)は、前記の(a)~(d)の任意の組み合わせと組み合わせられ得る。
【0153】
いくつかの態様において、1種または複数種のVOC;および1種または複数種の不揮発性化合物を含むナッツバターレプリカが、本明細書において提供される。いくつかの態様において、1種または複数種のVOCは、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種のVOCを含む。いくつかの態様において、1種または複数種のVOCは、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種のVOCを含まない。いくつかの態様において、1種または複数種のVOCは、少なくとも100ppmの総量でナッツバターレプリカ中に存在する。いくつかの態様において、1種または複数種の不揮発性化合物は、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種の不揮発性化合物を含む。いくつかの態様において、1種または複数種の不揮発性化合物は、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種の不揮発性化合物を含まない。
【0154】
いくつかの態様において、水と、水溶性である1種または複数種のVOCと、水溶性である1種または複数種の不揮発性化合物とを含む混合物を形成する工程;油と、脂溶性である1種または複数種のVOCと、脂溶性である1種または複数種の不揮発性化合物とを含む基質乳濁液を形成する工程;および、ナッツバターレプリカのフレーバー混合物を形成するために水性溶液と乳濁液とを混合する工程を含む、ナッツバターレプリカを調製する方法が、本明細書において提供される。
【0155】
いくつかの態様において、本明細書に記載される1種または複数種のVOCは、単離されたVOCである。いくつかの態様において、本明細書に記載される1種または複数種の不揮発性化合物は、単離された不揮発性化合物である。
【0156】
立体化学が指定されない時には、任意の全ての立体異性体が使用され得ることが理解されるであろう。
【0157】
揮発性有機化合物(VOC)
本明細書に記載されるナッツバターレプリカは、いくつかの場合において、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種のVOCを含み得る。対応する参照ナッツバター中に存在しないVOCの非限定的な例には、2,2,4-トリメチル-1,3-オキサシクロペンタン、2-フリルメチルケトン、δ-ヘキサラクトン、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、2-イソブチル-4-メチル-1,3-ジオキソラン、cis-およびtrans-エチル2,4-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-アセテート、オイゲノール、バレルアルデヒドプロピレングリコールアセタール、イソプロペニルピラジン、ならびにγ-デカラクトンが含まれる。
【0158】
したがって、いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、2,2,4-トリメチル-1,3-オキサシクロペンタン、2-フリルメチルケトン、δ-ヘキサラクトン、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、2-イソブチル-4-メチル-1,3-ジオキソラン、cis-およびtrans-エチル2,4-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-アセテート、オイゲノール、バレルアルデヒドプロピレングリコールアセタール、イソプロペニルピラジン、ならびにγ-デカラクトンからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、10種、15種、20種、25種、または29種)の化合物を含み得る。
【0159】
本明細書に記載されるナッツバターレプリカは、いくつかの場合において、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種のVOCを除外し得る。参照ナッツバター中に存在するVOCの非限定的な例には、(+/-)2-メチル-1-ブタノール、1-メチル-1h-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、1-オクテン-3-オール、1-ペンテン-3-オン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2,3-ペンタンジオン、2,5-ジメチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、2-メチル-5-ビニルピラジン(re-gras)、2-メチルブチルアルデヒド、2-メチル酪酸、2-メチルピラジン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-ノナノン、2-オクタノン、2-ペンチルフラン、3,5-ジエチル-2-メチルピラジン、3-オクテン-2-オン、4-ヘキセン-3-オン、4-ヒドロキシ-2-ブテン酸γ-ラクトン、4-メチル-3-ペンテン-2-オン、5-メチルフルフラール、アセトイン、アミルアルコール、ベンズアルデヒド、ベンゼン、1,3,5-トリメチル-、デカナール、フルフラール、フルフリルアルコール、ヘプタナール、ヘプチルアルコール、ヘキサナール、ヘキサン酸、ヘキシルアルコール、イソアミルアルコール、イソ酪酸イソブチル、メチル2-ピロリルケトン、メチルシクロペンテノロン、ノナナール、ノニルアルコール、フェニルアセトアルデヒド、ピラジン、ピリジン、ピロール、バレルアルデヒド、2,3-ブタンジオール、2-フェニル-2-ブテナール、3-エチル-2,6-ジメチルピラジン、5,6,7,8-テトラヒドロキノキサリン、d-リモネン、ギ酸ヘプチル、trans-2-ヘプテナール、1-オクタノール、2-アセチル-1-ピロリン、2-ウンデセナール、安息香酸ベンジル、シンナムアルデヒド、(e)-ピペロナール、バニリン、(e,e)-3,5-オクタジエン-2-オン、2-エチル-5-メチルピラジン、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、2-ピロリドン、カフェイン、γ-ノナラクトン、マルトール、酢酸フェネチル、2-エチルピラジン、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、3-オクタノン、3-フェニルプロピオンアルデヒド、4-ヒドロキシブタン酸ラクトン、α-ピネン、δ-3-カレン、ジヒドロクマリン、2-メチル酪酸エチル、安息香酸エチル、γ-ヘキサラクトン、酢酸ヘキシル、イソ酪酸、イソ吉草酸、ナフタレン、フェネチルアルコール、プロピレングリコール、スチレン、4-メチルチアゾール、α-フェランドレン、メチルスルフィニルメタン、パルミチン酸、ピルブアルデヒド、ピルビン酸、2,5-ジメチルフラン、2-ブタノン、2-ブチルフラン、2-デカノン、3-ヘプテン-2-オン、4-カルボメンテノール、4-ヘプタノン、4-メチル-5-チアゾールエタノール、5-エチル-2,3-ジメチルピラジン、酪酸、δ-オクタラクトン、γ-ヘプタラクトン、ヘプタン酸、ヘプタン酸メチル、ヘキサン酸メチル、オクタン酸メチル、吉草酸メチル、オクタナール、オクタン酸、o-メチルアニソール、p-メンタ-1,4-ジエン、テルピノレン、チアゾール、trans-2-ヘキセナール、吉草酸、1-オクテン-3-オン、1-ペンテン-3-オール、3-ヘキサノール、3-ペンテン-2-オン、β-アンゲリカラクトン、ノナン酸、o-シメン、酢酸p-トリル、テトラヒドロフルフリルアルコール、1-メチルナフタレン、3-フルアルデヒド、3-メチル-2-シクロヘキセン-1-オン、l-ラムノース、(e)-2-オクテン-1-オール、1-エチル-2-ピロールカルボキシアルデヒド、1-メチルピロール、2-アセチル-2-チアゾリン、2-メチルペンタナール、3-n-ブチルフタリド、4,5-ジヒドロ-3(2h)チオフェノン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2h)-フラノン、5h-5-メチル-6,7-ジヒドロシクロペンタ(b)ピラジン、5-イソプロピル-2-メチルピラジン、5-メチルフルフリルアルコール、アセトフェノン、安息香酸、シクロペンタノン、ジメチルジスルフィド、ジメチルトリスルフィド、インドール、イソプロペニルピラジン、n-フルフリルピロール、オレイン酸、酪酸フェネチル、プロピオン酸、トリメチルオキサゾール、2-ヘプタノール、2-ペンタノン、l-チロシン、ニコチン酸メチル、1-ノネン、1-オクテン、シンナムアルデヒド、ヒドロキシアセトン、ギ酸ヘキシル、安息香酸フェネチル、1-ヘキサデカノール、1-テトラデカノール、安息香酸2-エチルヘキシル、ベンゾフェノン、イソ酪酸ブチル、ε-デカラクトン、デカン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、オクタン酸エチル、パルミチン酸エチル、グアヤコール、ラウリン酸、酢酸メチル、ミリスチン酸、n-カプリン酸イソブチルエステル、ペンタデカン酸、3-メチルブチルエステル、デカン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、ステアリン酸酸、2,6-ジメチルピラジン、2-アセチル-3-メチルピラジン、ベンジルアルコール、メントールラセミ体、チオ酢酸s-メチル、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、グリセロール、2-エチル-1-ヘキサノール、(トリ-)アセチン、5-メチル-2-フェニル-2-ヘキセナール、酢酸ブチル、ウンデシルアルコール、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸テトラヒドロフルフリル、2-イソブチル-4,5-ジメチルオキサゾール、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、4-メチル-5-ビニルチアゾール、β-ピネン、2,3-ヘキサンジオン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、β-カリオフィレン、δ-ヘキサデカラクトン、ジフルフリルエーテル、trans,trans-2,4-オクタジエナール、2-メチルヘプタン酸、ノナン酸エチル、2-ヘプチルフラン、カンフェン、シクロヘキサノン、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、乳酸エチル、γ-バレロラクトン、酢酸ヘプチル、酢酸イソプロペニル、酪酸メチル、レブリン酸メチル、ブチルアミン、ノナン酸メチル、3-メチル-2-ブタノール、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、酢酸イソアミル、2-アセチル-3-エチルピラジン、2-アセチルピリジン、酪酸ブチル、ラウリルアルコール、p-シメン、3,4-ジメチルチオフェン、4-ヒドロキシ安息香酸、9-オクタデセン酸、エチルエステル、ピルビン酸エチル、イソプロピルアミン、3-メチル-1-ペンタノール、2-オキソ酪酸、4-メチル-2-フェニル-2-ペンテナール、2-アセチル-3,5(および6)-ジメチルピラジン、トリメチルアミン、2(3),5-ジメチル-6,7-ジヒドロ-5h-シクロペンタピラジン、ケイ皮酸メチル、ギ酸アミル、5-ヒドロキシウンデカン酸ラクトン、プロピオフェノン、2-イソプロピルピラジン、酢酸2-エチルブチル、2-アセチル-5-メチルフラン、アセトアルデヒド、γ-デカラクトン、trans-2-デセノール、4,5-ジメチルチアゾール、酪酸イソブチル、トリデカン酸、1-メルカプト-2-プロパノンが含まれる。したがって、いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、(+/-)2-メチル-1-ブタノール、1-メチル-1h-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、1-オクテン-3-オール、1-ペンテン-3-オン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2,3-ペンタンジオン、2,5-ジメチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、2-メチル-5-ビニルピラジン(re-gras)、2-メチルブチルアルデヒド、2-メチル酪酸、2-メチルピラジン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-ノナノン、2-オクタノン、2-ペンチルフラン、3,5-ジエチル-2-メチルピラジン、3-オクテン-2-オン、4-ヘキセン-3-オン、4-ヒドロキシ-2-ブテン酸γ-ラクトン、4-メチル-3-ペンテン-2-オン、5-メチルフルフラール、アセトイン、アミルアルコール、ベンズアルデヒド、ベンゼン、1,3,5-トリメチル-、デカナール、フルフラール、フルフリルアルコール、ヘプタナール、ヘプチルアルコール、ヘキサナール、ヘキサン酸、ヘキシルアルコール、イソアミルアルコール、イソ酪酸イソブチル、メチル2-ピロリルケトン、メチルシクロペンテノロン、ノナナール、ノニルアルコール、フェニルアセトアルデヒド、ピラジン、ピリジン、ピロール、バレルアルデヒド、2,3-ブタンジオール、2-フェニル-2-ブテナール、3-エチル-2,6-ジメチルピラジン、5,6,7,8-テトラヒドロキノキサリン、d-リモネン、ギ酸ヘプチル、trans-2-ヘプテナール、1-オクタノール、2-アセチル-1-ピロリン、2-ウンデセナール、安息香酸ベンジル、シンナムアルデヒド、(e)-、ピペロナール、バニリン、(e,e)-3,5-オクタジエン-2-オン、2-エチル-5-メチルピラジン、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、2-ピロリドン、カフェイン、γ-ノナラクトン、マルトール、酢酸フェネチル、2-エチルピラジン、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、3-オクタノン、3-フェニルプロピオンアルデヒド、4-ヒドロキシブタン酸ラクトン、α-ピネン、δ-3-カレン、ジヒドロクマリン、2-メチル酪酸エチル、安息香酸エチル、γ-ヘキサラクトン、酢酸ヘキシル、イソ酪酸、イソ吉草酸、ナフタレン、フェネチルアルコール、プロピレングリコール、スチレン、4-メチルチアゾール、α-フェランドレン、メチルスルフィニルメタン、パルミチン酸、ピルブアルデヒド、ピルビン酸、2,5-ジメチルフラン、2-ブタノン、2-ブチルフラン、2-デカノン、3-ヘプテン-2-オン、4-カルボメンテノール、4-ヘプタノン、4-メチル-5-チアゾールエタノール、5-エチル-2,3-ジメチルピラジン、酪酸、δ-オクタラクトン、γ-ヘプタラクトン、ヘプタン酸、ヘプタン酸メチル、ヘキサン酸メチル、オクタン酸メチル、吉草酸メチル、オクタナール、オクタン酸、o-メチルアニソール、p-メンタ-1,4-ジエン、テルピノレン、チアゾール、trans-2-ヘキセナール、吉草酸、1-オクテン-3-オン、1-ペンテン-3-オール、3-ヘキサノール、3-ペンテン-2-オン、β-アンゲリカラクトン、ノナン酸、o-シメン、酢酸p-トリル、テトラヒドロフルフリルアルコール、1-メチルナフタレン、3-フルアルデヒド、3-メチル-2-シクロヘキセン-1-オン、l-ラムノース、(e)-2-オクテン-1-オール、1-エチル-2-ピロールカルボキシアルデヒド、1-メチルピロール、2-アセチル-2-チアゾリン、2-メチルペンタナール、3-n-ブチルフタリド、4,5-ジヒドロ-3(2h)チオフェノン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2h)-フラノン、5h-5-メチル-6,7-ジヒドロシクロペンタ(b)ピラジン、5-イソプロピル-2-メチルピラジン、5-メチルフルフリルアルコール、アセトフェノン、安息香酸、シクロペンタノン、ジメチルジスルフィド、ジメチルトリスルフィド、インドール、イソプロペニルピラジン、n-フルフリルピロール、オレイン酸、酪酸フェネチル、プロピオン酸、トリメチルオキサゾール、2-ヘプタノール、2-ペンタノン、l-チロシン、ニコチン酸メチル、1-ノネン、1-オクテン、シンナムアルデヒド、ヒドロキシアセトン、ギ酸ヘキシル、安息香酸フェネチル、1-ヘキサデカノール、1-テトラデカノール、安息香酸2-エチルヘキシル、ベンゾフェノン、イソ酪酸ブチル、ε-デカラクトン、デカン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、オクタン酸エチル、パルミチン酸エチル、グアヤコール、ラウリン酸、酢酸メチル、ミリスチン酸、n-カプリン酸イソブチルエステル、ペンタデカン酸、3-メチルブチルエステル、デカン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、ステアリン酸、2,6-ジメチルピラジン、2-アセチル-3-メチルピラジン、ベンジルアルコール、メントールラセミ体、チオ酢酸s-メチル、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、
グリセロール、2-エチル-1-ヘキサノール、(トリ-)アセチン、5-メチル-2-フェニル-2-ヘキセナール、酢酸ブチル、ウンデシルアルコール、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸テトラヒドロフルフリル、2-イソブチル-4,5-ジメチルオキサゾール、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、4-メチル-5-ビニルチアゾール、β-ピネン、2,3-ヘキサンジオン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、β-カリオフィレン、δ-ヘキサデカラクトン、ジフルフリルエーテル、trans,trans-2,4-オクタジエナール、2-メチルヘプタン酸、ノナン酸エチル、2-ヘプチルフラン、カンフェン、シクロヘキサノン、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、乳酸エチル、γ-バレロラクトン、酢酸ヘプチル、酢酸イソプロペニル、酪酸メチル、レブリン酸メチル、ブチルアミン、ノナン酸メチル、3-メチル-2-ブタノール、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、酢酸イソアミル、2-アセチル-3-エチルピラジン、2-アセチルピリジン、酪酸ブチル、ラウリルアルコール、p-シメン、3,4-ジメチルチオフェン、4-ヒドロキシ安息香酸、9-オクタデセン酸、エチルエステル、ピルビン酸エチル、イソプロピルアミン、3-メチル-1-ペンタノール、2-オキソ酪酸、4-メチル-2-フェニル-2-ペンテナール、2-アセチル-3,5(および6)-ジメチルピラジン、トリメチルアミン、2(3),5-ジメチル-6,7-ジヒドロ-5h-シクロペンタピラジン、ケイ皮酸メチル、ギ酸アミル、5-ヒドロキシウンデカン酸ラクトン、プロピオフェノン、2-イソプロピルピラジン、酢酸2-エチルブチル、2-アセチル-5-メチルフラン、アセトアルデヒド、γ-デカラクトン、trans-2-デセノール、4,5-ジメチルチアゾール、酪酸イソブチル、トリデカン酸、ならびに1-メルカプト-2-プロパノンからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、10種、15種、20種、30種、40種、50種、75種、100種、125種、150種、175種、200種、225種、250種、または261種)の化合物を欠き得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、2-エチルフラン、5-メチルフルフラール、シクロペンタノン、フルフラール、およびリモネンからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、10種、15種、20種、30種、または40種)の化合物を欠き得る。
【0160】
ナッツバターレプリカ中に存在するVOCは、炭化水素(例えば、アルカン類、アルケン類、テルペン類、イソプレノイド類、または芳香族炭化水素)、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、酸、エステル類、ラクトン類、フェノール類、フラン類、チオフェン類、ピロール類、オキサゾール類、チアゾール類、ピリジン類、ピラジン類、アミン類、硫黄化合物(例えば、アルキルスルフィド類)、およびその他のVOC(例えば、前記のカテゴリのいずれにも属さないVOC)を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、炭化水素、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、酸、エステル類、フェノール類、フラン類、チオフェン類、ピロール類、ピリジン類、ピラジン類、アミン類、および硫黄化合物を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、前出のカテゴリのいずれにも属さないVOCをさらに含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、以下のカテゴリのうちの少なくとも3(例えば、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも5、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、3~14、3~10、3~5、5~14、5~10、または10~14)の各々に属する少なくとも1種のVOCを含み得る:炭化水素、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、酸、エステル類、フェノール類、フラン類、チオフェン類、ピロール類、ピリジン類、ピラジン類、アミン類、および硫黄化合物。
【0161】
ナッツバターレプリカ中に存在するVOCは、酸、アルコール類、アルデヒド類、アミン類、ベンゼン類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類、フェノール類、ピラジン類、ピリジン類、ピロール類、糖もしくは糖アルコール、硫黄化合物、テルペン類、またはチオフェン類を含む、カテゴリの第2のセットによって分類される化合物を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、酸、アルコール類、アルデヒド類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類、フェノール類、ピラジン類、ピリジン類、ピロール類、糖もしくは糖アルコール、硫黄化合物、テルペン類、またはこれらの組み合わせのうちの1種または複数種を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、酸、アルコール類、アルデヒド類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類、フェノール類、ピラジン類、ピロール類、糖もしくは糖アルコール、硫黄化合物、またはこれらの組み合わせを含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、以下のカテゴリのうちの少なくとも3(例えば、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも5、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも15、3~15、3~10、3~5、5~14、5~10、10~15、または10~17)の各々に属する少なくとも1種のVOCを含み得る:酸、アルコール類、アルデヒド類、アミン類、ベンゼン類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類、フェノール類、ピラジン類、ピリジン類、ピロール類、糖もしくは糖アルコール、硫黄化合物、テルペン類、またはチオフェン類。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、酸、アルコール類、アルデヒド類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類(例えば、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトン)、フェノール類(例えば、シリンゴールまたは4-エチルグアヤコール)、ピラジン類、ピロール類、糖または糖アルコール、硫黄化合物を含み得る。
【0162】
炭化水素(例えば、アルカン類、アルケン類、テルペン類、イソプレノイド類、または芳香族炭化水素)は、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。例えば、テルペン類およびイソプレノイド類は、ナッツバターにフローラル特徴およびグリーン特徴を付与し得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得る炭化水素の非限定的な例には、β-ミルセン、スチレン、およびそれらの混合物が含まれる。炭化水素は、任意の適当な量で存在し得る。炭化水素は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数の炭化水素が使用され得、例えば、1~3種、1~2種、少なくとも1種、または少なくとも2種の炭化水素が使用され得る。
【0163】
テルペン類は、ナッツバターにフローラル特徴およびグリーン特徴を付与し得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得るテルペン類の非限定的な例には、リナロール、ピロール、d-リモネン、α-ピネン、δ-3-カレン、ナフタレン、スチレン、4-メチルチアゾール、α-フェランドレン、o-メチルアニソール、p-メンタ-1,4-ジエン、テルピノレン、チアゾール、o-シメン、1-メチルナフタレン、1-メチルピロール、インドール、n-フルフリルピロール、トリメチルオキサゾール、1-ノネン、1-オクテン、2-イソブチル-4,5-ジメチルオキサゾール、4-メチル-5-ビニルチアゾール、β-ピネン、β-カリオフィレン、カンフェン、p-シメン、3,4-ジメチルチオフェン、4,5-ジメチルチアゾール、およびそれらの混合物が含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、リモネンおよびリナロールからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも1種または2種)のテルペン類を含み得る。テルペン類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、テルペン類は、約0.01~約20ppm(例えば、約0.01~約1.0ppm、約1.0~約2.0ppm、約2.0~約3.0ppm、または約3.0~約20ppm)の量で存在し得る。テルペン類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のテルペン類が使用され得、例えば、1~3種、1~2種、少なくとも1種、または少なくとも2種のテルペン類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、テルペン類を含まなくてもよい。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、リモネンおよび/またはリナロールを含み得る。
【0164】
ベンゼン類は、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得るベンゼン類の非限定的な例には、ジヒドロクマリン、スチレン、ミルセン、およびそれらの混合物が含まれる。ベンゼン類は、任意の適当な量で存在し得る。ベンゼン類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のベンゼン類が使用され得、例えば、1~3種、1~2種、少なくとも1種、または少なくとも2種のベンゼン類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ベンゼン類を含まなくてもよい。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、ジヒドロクマリンを含み得る。
【0165】
アルコール類は、バナナ特徴、スパイス特徴、グラシネス(grassiness)特徴、および酸化特徴を含む様々なフレーバー要素および/またはアロマ要素をナッツバターに提供し得る。アルコール類は、ナッツバターの一般的なアロマに丸みを加え、味覚に重みを加えるためにも重要であり得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカ中に存在し得るアルコール類の非限定的な例には、(+/-)2-メチル-1-ブタノール、1-オクテン-3-オール、アミルアルコール、フルフリルアルコール、ヘプチルアルコール、ヘキシルアルコール、イソアミルアルコール、ノニルアルコール、2,3-ブタンジオール、1-オクタノール、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、フェネチルアルコール、プロピレングリコール、4-カルボメンテノール、4-メチル-5-チアゾールエタノール、1-ペンテン-3-オール、3-ヘキサノール、テトラヒドロフルフリルアルコール、(e)-2-オクテン-1-オール、5-メチルフルフリルアルコール、2-ヘプタノール、1-ヘキサデカノール、1-テトラデカノール、グアヤコール、ベンジルアルコール、グリセロール、2-エチル-1-ヘキサノール、ウンデシルアルコール、3-メチル-2-ブタノール、ラウリルアルコール、3-メチル-1-ペンタノール、trans-2-デセノール、オイゲノール、およびそれらの混合物が含まれる。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、1-オクテン-3-オール、4-エチルグアヤコール、2-ペンタノール、2,4,6-トリメチルフェノール(メシトール)、p-クレゾール、およびオイゲノールからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、または6種)のアルコール類を含み得る。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、1-オクテン-3-オール、フルフリルアルコール、p-クレゾール、オイゲノール、フェネチルアルコール、および4-メチル-5-チアゾールエタノールからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも1種、2種、3種、4種、5種、または6種)のアルコール類を含み得る。
【0166】
アルコール類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、アルコール類は、約0.001~約1.0ppm(例えば、約0.001~約0.01ppm、約.01~約0.10ppm、約0.10~約1.0ppm)の量で存在し得る。アルコール類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のアルコール類が使用され得、例えば、少なくとも1種のアルコール類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、アルコール類を含まなくてもよい。
【0167】
アルデヒド類は、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得るアルデヒド類の非限定的な例には、1-メチル-1h-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、2-メチルブチルアルデヒド、3-メチルブチルアルデヒド、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、デカナール、フルフラール、ヘプタナール、ヘキサナール、ノナナール、フェニルアセトアルデヒド、バレルアルデヒド、2-フェニル-2-ブテナール、3-メチル-2-ブテナール、trans-2-ヘプテナール、2-ウンデセナール、ピペロナール、3-フェニルプロピオンアルデヒド、ピルブアルデヒド、オクタナール、trans-2-ヘキセナール、3-フルアルデヒド、1-エチル-2-ピロールカルボキシアルデヒド、2-メチルペンタナール、ペンタナール、シンナムアルデヒド、5-メチル-2-フェニル-2-ヘキセナール、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、trans,trans-2,4-オクタジエナール、4-メチル-2-フェニル-2-ペンテナール、アセトアルデヒド、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、バレルアルデヒドプロピレングリコールアセタール、バニリン、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒド、ならびにそれらの混合物が含まれる。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、(E,E)-2,4-デカジエナール、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、フルフラール、メチオナール、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレルアルデヒド、バニリン、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、ならびにバレルアルデヒドプロピレングリコールアセタールからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、10種、または15種)のアルデヒド類を含み得る。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、(E,E)-2,4-デカジエナール、メチオナール、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレルアルデヒド、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、バレルアルデヒドプロピレングリコールアセタール、ならびにバニリンからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、または4種)のアルデヒド類を含み得る。アルデヒド類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、アルデヒド類は、約0.001~約500ppm(例えば、約0.001~約10ppm、約10~約100ppm、約100~約250ppm、または約250~約500ppm)の量で存在し得る。アルデヒド類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のアルデヒド類が使用され得、例えば、1~5種、1~3種、3~5種、少なくとも1種、少なくとも2種、少なくとも3種、または少なくとも4種のアルデヒド類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、アルデヒド類を含まなくてもよい。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、(E,E)-2,4-デカジエナール、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、フルフラール、バレルアルデヒド、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、ヘキサナール、イソブチルアルデヒド、バニリン、メチオナール、フェニルアセトアルデヒド、3-フルアルデヒド、ペンタナール、3-メチルブチルアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、および5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒドからなる群より選択される1種または複数種(例えば、1種、2種、3種、4種、5種、または6種)のアルデヒド類を含み得る。
【0168】
ケトン類は、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得るケトン類の非限定的な例には、1-ペンテン-3-オン、2,3-ペンタンジオン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-ノナノン、2-オクタノン、3-オクテン-2-オン、4-ヘキセン-3-オン、4-メチル-3-ペンテン-2-オン、アセトイン、メチル2-ピロリルケトン、メチルシクロペンテノロン、(e,e)-3,5-オクタジエン-2-オン、2-ヘプタノン、2-ピロリドン、γ-ノナラクトン、マルトール、3-オクタノン、γ-ヘキサラクトン、2-ブタノン、2-デカノン、3-ヘプテン-2-オン、4-ヘプタノン、δ-オクタラクトン、γ-ヘプタラクトン、1-オクテン-3-オン、3-ペンテン-2-オン、β-アンゲリカラクトン、3-メチル-2-シクロヘキセン-1-オン、4,5-ジヒドロ-3(2h)チオフェノン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2h)-フラノン、アセトフェノン、シクロペンタノン、2-ペンタノン、ヒドロキシアセトン、ベンゾフェノン、ε-デカラクトン、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、2,3-ヘキサンジオン、3,4-ヘキサンジオン、δ-ヘキサデカラクトン、シクロヘキサノン、γ-バレロラクトン、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、プロピオフェノン、γ-デカラクトン、1-メルカプト-2-プロパノン、2-フリルメチルケトン、δ-ヘキサラクトン、およびそれらの混合物が含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、2-ヘプタノン、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、γ-デカラクトン、2-フリルメチルケトン、アセトイン、γ-バレロラクトン、δオクタラクトン、δデカラクトン、ウイスキーラクトン、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、β-ダマセノン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)-フラノン、およびマルトールからなる群より選択される1種または複数種(例えば、2種、3種、4種、5種、10種、または15種)のケトン類を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、2-ヘプタノン、コーヒーフラノン、γ-デカラクトン、2-フリルメチルケトン、アセトイン、γ-バレロラクトン、δオクタラクトン、δデカラクトン、ウイスキーラクトン、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、β-ダマセノン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)-フラノン、およびマルトールからなる群より選択される1種または複数種(例えば、2種、3種、4種、5種、6種、7種、または8種)のケトン類を含み得る。ケトン類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、ケトン類は、約0.0001~約60ppm(例えば、約0.0001~約1.0ppm、約1.0~約10.0ppm、約10.0~約20.0ppm、約20.0~約30.0ppm、約30.0~約40.0ppm、約40.0~約50.0ppm、および約50.0~約60.0ppm)の量で存在し得る。ケトン類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のケトン類が使用され得、例えば、1~8種、1~5種、1~3種、3~8種、3~5種、5~8種、少なくとも1種、少なくとも2種、少なくとも3種、少なくとも4種、または少なくとも5種のケトン類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ケトン類を含まなくてもよい。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、2-ヘプタノン、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、γ-デカラクトン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-フリルメチルケトン、アセトイン、アセトフェノン、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、βダマセノン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、および3,4-ヘキサンジオンからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも1種、2種、3種、4種、5種、または6種)のケトン類を含み得る。
【0169】
酸は、ナッツバターの一般的な特性のために重要であり得る「酸味」アロマおよび/またはフレーバーに寄与し得る。ナッツバターレプリカに含まれ得る酸には、非限定的に、イソ吉草酸、ケイ皮酸、2-メチル酪酸、酪酸、プロパン酸、3-フェニルプロピオン酸、イソ酪酸、ヘキサン酸、プロピオン酸、吉草酸、3-フェニルプロピオン酸、およびそれらの混合物が含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、イソ吉草酸、ケイ皮酸、2-メチル酪酸、酪酸、プロパン酸、3-フェニルプロピオン酸、イソ酪酸、ヘキサン酸、プロピオン酸、吉草酸、および3-フェニルプロピオン酸からなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、6種、または7種)の酸を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、イソ吉草酸、ケイ皮酸、2-メチル酪酸、酪酸、プロパン酸、3-フェニルプロピオン酸、イソ酪酸、およびヘキサン酸からなる群より選択される1種または複数種(例えば、2種または3種)の酸を含み得る。酸は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、酸は、約0.1~約70ppm(例えば、約0.1~約17.5ppm、約17.5~約35ppm、約35~約52.5ppm、または約52.5~約70ppm)の量で存在し得る。酸は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数の酸が使用され得、例えば、1~2種、少なくとも1種、または少なくとも2種の酸が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、酸を含まなくてもよい。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、イソ吉草酸、酢酸、酪酸、およびl-乳酸からなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも1種、2種、3種、または4種)の酸を含み得る。
【0170】
エステル類、例えば、エチルエステル、メチルエステル、および酢酸エステルは、ナッツバターのフルーティ特徴およびフローラル特徴に寄与し得る。ナッツバターレプリカにおいて使用され得るエステル類には、非限定的に、ラウリン酸エチル、コハク酸ジエチル、酪酸エチル、2-メチル酪酸エチル、酪酸メチル、イソ吉草酸2-メチルブチル、ヘキサン酸エチル、2-メチル酪酸メチル、イソ酪酸エチル、酢酸ヘキシル、フェニル酢酸エチル、酢酸ゲラニル、para-アニス酸メチル、乳酸エチル、イソ酪酸イソアミル、ヘプタン酸エチル、酪酸ブチル、酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、酢酸ベンジル、酢酸ブチル、酢酸フルフリル、イソ酪酸ヘキシル、安息香酸メチル、3-ヒドロキシブタン酸エチル、2-メチル酪酸エチル、プロピオン酸フルフリル、フェニル酢酸イソアミル、マレイン酸ジブチル、イソ吉草酸エチル、酢酸アミル、酪酸イソアミル、酢酸フェネチル、ケイ皮酸エチル、フェニル酢酸テトラヒドロフルフリル、酢酸エチル、オクタン酸エチル、デカン酸エチル、フェニル酢酸メチル、3-フェニルプロピオン酸エチル、イソ酪酸トリシクロデセニル、安息香酸プレニル、安息香酸エチル、サリチル酸メチル、2-チオフロ酸メチル、安息香酸イソアミル、2-フロ酸プロピル、p-アニス酸メチル、およびそれらの混合物が含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ラウリン酸エチル、コハク酸ジエチル、酪酸エチル、2-メチル酪酸エチル、酪酸メチル、イソ吉草酸2-メチルブチル、ヘキサン酸エチル、2-メチル酪酸メチル、イソ酪酸エチル、酢酸ヘキシル、フェニル酢酸エチル、酢酸ゲラニル、para-アニス酸メチル、乳酸エチル、イソ酪酸イソアミル、ヘプタン酸エチル、酪酸ブチル、酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、酢酸ベンジル、酢酸ブチル、酢酸フルフリル、イソ酪酸ヘキシル、安息香酸メチル、3-ヒドロキシブタン酸エチル、2-メチル酪酸エチル、プロピオン酸フルフリル、フェニル酢酸イソアミル、マレイン酸ジブチル、イソ吉草酸エチル、酢酸アミル、酪酸イソアミル、酢酸フェネチル、ケイ皮酸エチル、フェニル酢酸テトラヒドロフルフリル、酢酸エチル、オクタン酸エチル、デカン酸エチル、フェニル酢酸メチル、3-フェニルプロピオン酸エチル、イソ酪酸トリシクロデセニル、安息香酸プレニル、安息香酸エチル、サリチル酸メチル、2-チオフロ酸メチル、安息香酸イソアミル、2-フロ酸プロピル、およびp-アニス酸メチルからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、10種、15種、20種、25種、30種、35種、または40種)のエステル類を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ラウリン酸エチル、コハク酸ジエチル、酪酸エチル、2-メチル酪酸エチル、酪酸メチル、イソ吉草酸2-メチルブチル、ヘキサン酸エチル、2-メチル酪酸メチル、イソ酪酸エチル、酢酸ヘキシル、フェニル酢酸エチル、酢酸ゲラニル、para-アニス酸メチル、乳酸エチル、イソ酪酸イソアミル、ヘプタン酸エチル、酪酸ブチル、酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、酢酸ベンジル、酢酸ブチル、酢酸フルフリル、イソ酪酸ヘキシル、安息香酸メチル、3-ヒドロキシブタン酸エチル、および2-メチル酪酸エチルからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、7種、9種、10種、11種、または13種)のエステル類を含み得る。エステル類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、エステル類は、約0.001~約50ppm(例えば、約0.001~約0.005ppm、約0.005~約0.01ppm、約0.01~約0.05ppm、約0.05~約0.1ppm、約0.1~約0.5ppm、約0.5~約1ppm、約1~約5ppm、約5~約10ppm、約10~約50ppm)の量で存在し得る。エステル類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のエステル類が使用され得、例えば、1~5種、1~3種、3~5種、少なくとも1種、少なくとも2種、少なくとも3種、または少なくとも4種のエステル類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、エステル類を含まなくてもよい。
【0171】
フラン類は、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得るフラン類の非限定的な例には、1-(2-フラニル)-エタノン、2-(2-フラニルメチル)-5-メチル-フラン、2-(2-プロペニル)-フラン、2-(メトキシメチル)-フラン、2,2'-メチレンビス-フラン、2,5-ジメチル-フラン、2-[(メチルチオ)メチル]-フラン、2-アセチル-5-メチルフラン、2-エチルフラン、酢酸2-フルフリル、2-メチルフラン、2-ペンチルフラン、2-ビニルフラン、3-フランメタノール、3-メチル-フラン、5-メチルフルフラール、ジフルフリルエーテル、フラン、フラネオール、フルフラール、フルフリルアルコール、プロピオン酸フルフリル、およびそれらの混合物が含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、2-アセチル-5-メチルフラン、2-エチルフラン、酢酸2-フルフリル、2-ペンチルフラン、5-メチルフルフラール、ジフルフリルエーテル、フラネオール、フルフラール、フルフリルアルコール、およびプロピオン酸フルフリルからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、6種、7種、8種、9種、または10種)のフラン類を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、2-メチルフラン、2-ペンチルフラン、2-アセチル-5-メチルフラン、5-メチルフルフラール、ジフルフリルエーテル、フラネオール、フルフラール、およびフルフリルアルコールからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、または6種)のフラン類を含み得る。フラン類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、フラン類は、約0.05~約5ppm(例えば、約0.05~約1.0ppm、約1.0~約2.0ppm、約2.0~約3.0ppm、約3.0~約4.0ppm、または約4.0~約5.0ppm)の量で存在し得る。フラン類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のフラン類が使用され得、例えば、1~12種、1~10種、1~5種、1~3種、3~12種、3~10種、3~5種、5~12種、5~10種、10~12種、少なくとも1種、少なくとも2種、少なくとも3種、少なくとも4種、少なくとも5種、少なくとも6種、少なくとも7種、少なくとも8種、少なくとも9種、または少なくとも10種のフラン類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、フラン類を含まなくてもよい。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、2-エチルフランおよび/または1-(2-フラニル)-エタノンを含み得る。
【0172】
チオフェン類は、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得るチオフェン類の非限定的な例は、チオフェンである。チオフェン類は、任意の適当な量で存在し得る。チオフェン類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のチオフェン類が使用され得、例えば、少なくとも1種のチオフェン類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、チオフェン類を含まなくてもよい。
【0173】
ピロール類は、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得るピロール類の非限定的な例には、1-(1H-ピロール-2-イル)-エタノン、1-(2-フラニルメチル)-1H-ピロール、1-エチル-1H-ピロール、1-メチル-1H-ピロール、1-メチル-1H-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、2-アセチル-1-メチルピロール、2-アセチルピロール、インドール、ピロール、およびそれらの混合物が含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、2-アセチル-1-メチルピロール、2-アセチルピロール、およびピロールからなる群より選択される1種または複数種(例えば、2種または3種)のピロール類を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ピロールを含み得る。ピロール類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、ピロール類は、約0.0001~約3ppm(例えば、約0.0001~約0.0005ppm、約0.0005~約0.001ppm、約0.001~約0.01ppm、約0.01~約0.05ppm、約0.05~約0.1ppm、約0.1~約0.5ppm、約0.5~約1ppm、約1~約2ppm、約2~約3ppm、または約1~約3ppm)の量で存在し得る。ピロール類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のピロール類が使用され得、例えば、1~6種、1~5種、1~3種、3~6種、3~5種、少なくとも1種、少なくとも2種、少なくとも3種、少なくとも4種、または少なくとも5種のピロール類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ピロール類を含まなくてもよい。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、インドールを含み得る。
【0174】
オキサゾール類は、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。オキサゾール類は、任意の適当な量で存在し得る。オキサゾール類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のオキサゾール類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、オキサゾール類を含まなくてもよい。
【0175】
チアゾール類は、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。チアゾール類は、任意の適当な量で存在し得る。チアゾール類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のチアゾール類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、チアゾール類を含まなくてもよい。
【0176】
ピリジン類は、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得るピリジン類の非限定的な例には、1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン、1-メチル-ピペリジン、2-アセチルピリジン、2-メチル-ピリジン、3-エチルピリジン、3-エチル-ピリジン、3-メチル-ピリジン、3-プロピル-ピリジン、3-ピリジノール、ニコチン酸メチル、およびそれらの混合物が含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、2-アセチルピリジン、3-エチルピリジン、およびニコチン酸メチルからなる群より選択される少なくとも1種(例えば、2種または3種)のピリジン類を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジンを含まなくてもよい。ピリジン類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、ピリジン類は、約0.08~約0.2ppm(例えば、約0.08~約0.1ppm、または約0.1~約0.2ppm)の量で存在し得る。ピリジン類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のピリジン類が使用され得、例えば、1~8種、1~5種、1~3種、3~8種、3~5種、5~8種、少なくとも1種、少なくとも2種、少なくとも3種、少なくとも4種、または少なくとも6種のピリジン類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ピリジン類を含まなくてもよい。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、2-アセチルピリジンを含み得る。
【0177】
ピラジン類は、ナッツバターの一般的な特性にとって重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得るピラジン類の非限定的な例には、2-(n-プロピル)-ピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,5-ジメチル-ピラジン、2,6-ジエチル-ピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,6-ジメチル-ピラジン、2-エトキシ-3-メチルピラジン、2-エチル-3-メチル-ピラジン、2-エチル-6-メチル-ピラジン、2-エチルピラジン、2-イソブチル-3-メトキシピラジン(IBMP)、2-イソブチル-3-メチルピラジン、2-イソプロピル-3-メトキシピラジン、2-メチルピラジン、3,5-ジエチル-2-メチル-ピラジン、3-エチル-2,5-ジメチル-ピラジン、エチル-ピラジン、イソプロペニルピラジン、メチル-ピラジン、ピラジン、3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジン、およびそれらの混合物が含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、2,6-ジメチルピラジン、イソプロペニルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-イソブチル-3-メトキシピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2-エトキシ-3-メチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2-メトキシピラジン、および2-イソプロピル-3-メトキシピラジンからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、7種、9種、または11種)のピラジン類を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、2,6-ジメチルピラジン、イソプロペニルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-メチルピラジン、および2-エチルピラジンからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、6種、7種、8種、または9種)のピラジン類を含み得る。ピラジン類は、任意の適当な量で存在し得る。ピラジン類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。いくつかの態様において、ピラジン類は、約0.01~約7.0ppm(例えば、約0.01~約1.0ppm、約1.0~約2.0ppm、約2.0~約3.0ppm、約3.0~約4.0ppm、約4.0~約5.0ppm、約5.0~約6.0ppm、または約6.0~約7.0ppm)の量で存在し得る。任意の適当な数のピラジン類が使用され得、例えば、1~12種、1~10種、1~5種、1~3種、3~12種、3~10種、3~5種、5~12種、5~10種、10~12種、少なくとも1種、少なくとも2種、少なくとも3種、少なくとも4種、少なくとも5種、少なくとも6種、少なくとも7種、少なくとも8種、少なくとも9種、または少なくとも10種のピラジン類が使用され得る。いくつかの態様において、本明細書に記載されるナッツバターレプリカは、対応する伝統的なナッツバター生成物より多い量(例えば、ナッツバターレプリカ中のppm)(例えば、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも2.5倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、少なくとも8倍、少なくとも10倍、少なくとも15倍、または少なくとも20倍)のピラジン類を有し得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ピラジン類を含まなくてもよい。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、2-エトキシ-3-メチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、ならびに3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジンからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも1種、2種、3種、4種、5種、または6種)のピラジン類を含み得る。
【0178】
アミン類は、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得るアミン類の非限定的な例には、2-アミノ-1-ナフタレノール、2-メトキシ-ベンゼンアミン、5-アミノ-1-ナフトール、N,N-ジメチル-エタンアミン、およびN,N-ジメチル-メチルアミン、ならびにそれらの混合物が含まれる。アミン類は、任意の適当な量で存在し得る。アミン類は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のアミン類が使用され得、例えば、1~2種、少なくとも1種、または少なくとも2種のアミン類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、アミン類を含まなくてもよい。
【0179】
硫黄化合物(例えば、アルキルスルフィド類)は、ナッツバターの一般的な特性にとって重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得る硫黄化合物の非限定的な例は、ジエチルジスルフィド、ジメチルジスルフィド、ジメチルスルフィド、メチルスルフィド、ジメチルスルホキシド、ジメチルトリスルフィド、メタンチオール、およびメチオナール、ならびにそれらの混合物である。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ジエチルジスルフィド、ジメチルスルフィド、メチルスルフィド、ジメチルスルホキシド、ジメチルトリスルフィド、メタンチオール、s-メチル3-メチルブタンチオエート、フルフリルメルカプタン、およびメチオナールからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、または6種)の硫黄化合物を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ジメチルトリスルフィドおよびメタンチオールのうちの一方または両方を含み得る。硫黄化合物は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、硫黄化合物は、約0.0000007~約0.03ppm(例えば、約0.0000007~約0.000001ppm、約0.000001~約0.000005ppm、約0.000005~約0.00001ppm、約0.00001~約0.00005ppm、約0.00005~約0.0001ppm、約0.0001~約0.0005ppm、約0.0005~約0.001ppm、約0.001~約0.005ppm、約0.005~約0.01ppm、または約0.01~約0.03ppm)の量で存在し得る。硫黄化合物は、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数の硫黄化合物が使用され得、例えば、少なくとも1種の硫黄化合物が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、硫黄化合物を含まなくてもよい。いくつかの態様において、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、ジメチルトリスルフィド、メチルスルフィド、s-メチル3-メチルブタンチオエート、および/またはフルフリルメルカプタンからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも1種、2種、3種、または4種)の硫黄化合物を含み得る。
【0180】
糖および糖アルコールは、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得る糖または糖アルコールの非限定的な例は、エチルマルトール、マルトール、およびそれらの混合物である。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、エチルマルトールおよびマルトールのうちの一方または両方を含み得る。糖または糖アルコールは、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、糖または糖アルコールは、約1.0~約3.0ppm(例えば、約1.0~約2.0ppm、約2.0~約3.0ppm)の量で存在し得る。糖または糖アルコールは、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数の糖または糖アルコールが使用され得、例えば、少なくとも1種の糖または糖アルコールが使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、糖または糖アルコールを含まなくてもよい。
【0181】
上記のクラスに属さない他のVOCは、ナッツバターの一般的な特性のために重要なフレーバーおよび/またはアロマを提供し得る。本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得る他のVOCの非限定的な例は、メチルメルカプテンである。他のVOCは、任意の適当な量で存在し得る。他のVOCは、全体VOC含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数の他のVOCが使用され得、例えば、少なくとも1種の他のVOCが使用され得る。
【0182】
いくつかの場合において、ナッツバターレプリカ中のVOCの総量(例えば、ナッツバターレプリカ中のppm)は、参照ナッツバター中のVOCの総量より多くてもよい。
【0183】
さらに、ナッツバターレプリカ中の任意の特定のVOCの量は、対応する参照ナッツバターの中のそのVOCの量と異なっていてもよい。いくつかの場合において、ナッツバターレプリカ中のVOCの量は、濃度または重量パーセントで、対応する参照ナッツバターの中の同VOCの量の75%以下(例えば、70%以下、60%以下、50%以下、40%以下、30%以下、20%以下、または10%以下)であり得る。いくつかの場合において、ナッツバターレプリカ中のVOCの量は、濃度または重量パーセントで、対応する参照ナッツバターの中の同VOCの量の125%以上(例えば、150%以上、200%以上、または300%以上)であり得る。
【0184】
ナッツバターレプリカは、任意の適切な数のVOCを含み得る。例えば、ナッツバターレプリカは、1~100種(例えば、少なくとも5種、少なくとも10種、少なくとも20種、少なくとも30種、少なくとも40種、少なくとも50種、1~90種、1~80種、1~70種、1~60種、1~50種、1~40種、1~30種、1~20種、1~10種、1~5種、5~100種、5~90種、5~80種、5~70種、5~60種、5~40種、5~30種、5~20種、5~10種、10~100種、10~90種、10~90種、10~70種、10~60種、10~50種、10~40種、10~30種、10~20種、20~100種、20~90種、20~80種、20~70種、20~60種、20~50種、20~40種、20~30種、30~100種、30~90種、30~80種、30~70種、30~60種、30~50種、30~40種、40~100種、40~90種、40~80種、40~70種、40~60種、40~50種、50~100種、50~90種、50~80種、50~70種、または50~60種)のVOCを含み得る。いくつかの場合において、ナッツバターレプリカ中のVOCの数は、単一の参照ナッツバターの中のVOCの数より少なくてもよい。
【0185】
いくつかの場合において、ナッツバター中のVOCの全体集団は、対応する参照ナッツバター(例えば、単一の地域、植物の単一の変種、栽培品種、種、バッチ条件(例えば、焙煎度および/もしくは焙煎条件)、または包装単位(例えば、袋))の中のVOCに対して95%未満の同一性を有し得る。例えば、ナッツバターレプリカ中のVOCは、対応する参照ナッツバターの中のVOCの集団に対して、95%未満、90%未満、85%未満、80%未満、70%未満、60%未満、50%未満、または40%未満の同一性を有し得る。いくつかのナッツバターレプリカは、単一の参照ナッツバター中で見出されない少なくとも10種(例えば、少なくとも15種、少なくとも20種、少なくとも25種、少なくとも30種、少なくとも35種、少なくとも40種、少なくとも45種、または少なくとも50種)のVOCを含有し得る。さらに、いくつかのナッツバターレプリカは、単一の参照ナッツバター中に存在する55種以下(例えば、54種、53種、52種、51種、50種、45種、40種、35種、30種、25種、20種、15種、または10種以下)のVOCを含有し得る。例えば、いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、少なくともn種のVOCを有することができ、ここで、該VOCのうちのn種未満(例えば、適宜、n-1種、n-2種、n-3種、n-4種、n-5種、n-6種、n-7種、n-8種、n-9種、n-10種、n-15種、n-20種等)が単一の参照ナッツバター中で見出され;いくつかの態様において、nは、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、40、41、42、43、44、45、50、または55に等しくてよい。
【0186】
いくつかの態様において、ナッツバターレプリカ中の特定のVOCの量は、濃度または組成パーセントに基づき、そのVOCについて開示された量の上下30%の範囲内の量であり得る。例えば、VOCは、本明細書に開示されるそのVOCについての量の70~90%、80~100%、90~110%、100~120%、110~130%、70~100%、80~110%、90~120%、または100~130%の量で、ナッツバターレプリカ中に存在し得る。
【0187】
いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、1種または複数種の単離されたVOCを除外し得る。
【0188】
いくつかの場合において、ナッツバターレプリカ中のVOCの総量は、参照ナッツバター中のVOCの総量より多くてよい。例えば、ナッツバターレプリカは、少なくとも100ppm以上(例えば、150ppm、200ppm、250ppm、300ppm、350ppm、400ppm、450ppm、500ppm、550ppm、600ppm、650ppm、700ppm、750ppm、800ppm、850ppm、900ppm、950ppm、1000ppm、またはそれ以上)の総VOC含量を有し得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、少なくとも100ppm以上(例えば、150ppm、200ppm、250ppm、300ppm、350ppm、400ppm、450ppm、500ppm、550ppm、600ppm、650ppm、700ppm、750ppm、800ppm、850ppm、900ppm、950ppm、1000ppm、またはそれ以上)である、グループAのVOCからの総VOC含量を有し得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、少なくとも100ppm以上(例えば、150ppm、200ppm、250ppm、300ppm、350ppm、400ppm、450ppm、500ppm、550ppm、600ppm、650ppm、700ppm、750ppm、800ppm、850ppm、900ppm、950ppm、1000ppm、またはそれ以上)である、グループBのVOCからの総VOC含量を有し得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、少なくとも100ppm以上(例えば、150ppm、200ppm、250ppm、300ppm、350ppm、400ppm、450ppm、500ppm、550ppm、600ppm、650ppm、700ppm、750ppm、800ppm、850ppm、900ppm、950ppm、1000ppm、またはそれ以上)である、グループCのVOCからの総VOC含量を有し得る。
【0189】
不揮発性化合物
本明細書に記載されるナッツバターレプリカは、いくつかの場合において、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種の不揮発性化合物を含み得る。対応する参照ナッツバター中に存在しないかもしれない不揮発性化合物の非限定的な例には、アセトバニロン、アジピン酸、AMP、アルギニン、カルノシン、ケイ皮酸、シトルリン、CMP、クマル酸、システイン、シスチン、エピカテキン、没食子酸エピカテキン、GABA、グルコサミン、グルタミン、グアニン、ヘスペレチン、ヒスチジン、イソロイシン、キヌレン酸、ロイシン、リジン、マンノース、メチオニン、没食子酸メチル、オルニチン、パントテン酸、ピペコリン酸、ピペリン、ポリダチン、ピリドキシン、ケルセチン、レスベラトロール、ルチン、シナピン酸、ソルビン酸、シリングアルデヒド、トレオニン、trans-4-ヒドロキシプロリン、トリプトファン、チラミン、チロシン、およびそれらの混合物が含まれる。したがって、いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ピリジン、ピリドキシン、2(5H)-フラノン、オリエンチン、イソプレニルピラジン、2-イソプロピル-3-メトキシピラジン、2-イソブチル-3-メトキシピラジン、アジピン酸、没食子酸メチル、ルチン、trans-フェルラ酸、シナピン酸、レスベラトロール、エラグ酸、没食子酸プロピル、サリチル酸、AMP、ヒドロキシメチルフルフラール、カフェ酸、没食子酸エピカテキン、シリング酸、ホモフラネオール、シリングアルデヒド、クマル酸、アセトバニロン、ケイ皮酸、ポリダチン、シトシン、CMP、グアニン、4-グアニジノ酪酸、ウラシル、トリプタミン、メープルフラノン、アセトアニリド、ソルビン酸、オルニチン、trans-4-ヒドロキシプロリン、カルノシン、キヌレン酸、リボース、キシロース、フコース、ガラクトース、マンノース、D-グルクロン酸、ピルビン酸、酒石酸、リシノール酸、DL-ヒドロキシステアリン酸、8-ヒドロキシキノリン、キノリン、5-メトキシレゾルシノール、クロロゲン酸、酢酸オイゲニルからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、10種、15種、20種、25種、30種、35種、または40種)の化合物を含み得る。
【0190】
本明細書におけるナッツバターレプリカは、いくつかの場合において、対応する参照ナッツバター中に存在する1種または複数種の単離された不揮発性化合物を除外し得る。参照ナッツバター中に存在する化合物の非限定的な例には、2(5H)-フラノン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、2-フロ酸、2-イソプロピルリンゴ酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、4-メトキシケイ皮酸、5-エチル-4-ヒドロキシ-2-メチル-3(2H)-フラノン、アデニン、アラビトール、ベタイン、カフェ酸、カフェイン、コリン、クエン酸、シチジン、D-グルコン酸、D-グルクロン酸、フルクトース、ガラクトース、グルコース、グルタミン酸、ヒドロキシメチルフルフラール、乳酸、リンゴ酸、マンニトール、メチル-2-ピロリルケトン、イノシトール、ピルビン酸、キナ酸、ソルビトール、ソトロン、コハク酸、シリング酸、酒石酸、トリプタミン、ウラシル、バニリン酸、およびこれらの組み合わせが含まれる。したがって、いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、コリン、カフェイン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、ケルセチン、ルテオリン、フェニルアラニン、アルギニン、アスパラギン、グルタミン酸、ホモセリン、およびコール酸からなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、10種、15種、20種、25種、30種、35種、または40種)の化合物を欠き得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、コリン、カフェイン、ケルセチン、ルテオリン、フェニルアラニン、アルギニン、アスパラギン、グルタミン酸、ホモセリン、およびコール酸からなる群より選択される1種または複数種(例えば、2種、3種、4種、5種)の化合物を欠き得る。
【0191】
ナッツバターレプリカ中に存在する不揮発性化合物は、酸;アミノ酸もしくはその誘導体;糖もしくは糖アルコール;キサンチン類(例えば、カフェインもしくはテオブロミン);脂肪もしくはロウ;デンプン、繊維、ガム、もしくは多糖:タンニン類、ポリフェノール類、もしくはアントシアニン類;pH修飾剤;塩;苦味剤;着色剤;界面活性剤もしくは乳化剤;鉱物もしくは金属;保存剤(例えば、安息香酸ナトリウム)、抗酸化剤;またはタンパク質もしくはペプチドを含むカテゴリの第1のセットに分類される化合物を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、酸、アミノ酸またはその誘導体、糖または糖アルコール、タンニン類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類、ならびにタンパク質またはペプチドを含み得る。
【0192】
ナッツバターレプリカ中に存在する不揮発性化合物は、酸;アルデヒド類;アルカロイド類;アミン類;アミノ酸;フラン類;ケトン類;ラクトン類;ヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、もしくは核酸塩基;タンパク質もしくはペプチド;ピラジン類;ピリジン類;糖もしくは糖アルコール;タンニン類;フェノール類、ポリフェノール類、もしくはアントシアニン類;またはキサンチン類を含むカテゴリの第2のセットに分類される化合物を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、酸、アルデヒド類、アルカロイド類、アミン類、アミノ酸、フラン類、ケトン類、ラクトン類、ヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、もしくは核酸塩基、タンパク質もしくはペプチド、ピラジン類、ピリジン類、糖もしくは糖アルコール、タンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、もしくはアントシアニン類、キサンチン類、またはこれらの組み合わせのうちの1種または複数種を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、以下のカテゴリのうちの少なくとも3(例えば、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも5、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも15、3~15、3~10、3~5、5~14、5~10、10~15、または10~16)の各々に属する少なくとも1種の不揮発性化合物を含み得る:酸、アルデヒド類、アルカロイド類、アミン類、アミノ酸、フラン類、ケトン類、ラクトン類、ヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、もしくは核酸塩基、タンパク質もしくはペプチド、ピラジン類、ピリジン類、糖もしくは糖アルコール、タンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、もしくはアントシアニン類、またはキサンチン類。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、酸、アルデヒド類、アミノ酸、ラクトン類、ピラジン類、タンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類、およびキサンチン類を含み得る。
【0193】
これらの要素のうちの任意のものが、任意の適切な形態で提供され得ることが理解されるであろう。例えば、アミノ酸は、塩(例えば、HCl塩)の形態で提供され得ることが理解されるであろう。立体化学が指定されない時には、任意の全ての立体異性体が使用され得ることも理解されるであろう。
【0194】
いくつかの態様において、ナッツバターレプリカ(例えば、ナッツバター飲料レプリカ)は、保存剤を含まなくてもよい。
【0195】
本明細書において提供されるナッツバターレプリカ中に存在し得るアミノ酸(例えば、その誘導体を含む)には、非限定的に、フェニルアラニン、ロイシン、グルコサミン、メチオニン、GABA、チロシン、リジン、ヒスチジン、グリシン、セリン、アスパラギン酸、イソロイシン、トリプトファン、バリン、プロリン、カルニチン、アルギニン、B-アラニン-2、トレオニン、グルタミン、アスパラギン、グルタミン酸、ベタイン、ピペコリン酸、シトルリン、カルノシン、ホモセリン、およびこれらの任意の組み合わせが含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、フェニルアラニン、ロイシン、グルコサミン、メチオニン、GABA、チロシン、リジン、ヒスチジン、グリシン、セリン、アスパラギン酸、イソロイシン、トリプトファン、バリン、プロリン、カルニチン、アルギニン、B-アラニン-2、トレオニン、グルタミン、アスパラギン、グルタミン酸、ベタイン、ピペコリン酸、シトルリン、カルノシン、およびホモセリンからなる群より選択される1種または複数種(例えば、2種、3種、4種、5種、10種、15種、20種、または25種)のアミノ酸を含み得る。アミノ酸は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、アミノ酸は、約2~約1000ppm(例えば、約2~約10ppm、約10~約100ppm、約100~約200ppm、約200~約300ppm、約300~約400ppm、約400~約500ppm、約500~約600ppm、または約600~約1000ppm)の量で存在し得る。アミノ酸は、全体不揮発性化合物含量の任意の適当な割合を占めることができる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、アミノ酸を含まなくてもよい。いくつかの態様において、アミノ酸は、L-立体異性体として提供され得る。
【0196】
ナッツバターレプリカに含まれ得る酸の例には、非限定的に、アジピン酸、trans-フェルラ酸、シナピン酸、サリチル酸、パントテン酸、カフェ酸、バニリン酸、シリング酸、クマル酸、ソルビン酸、キヌレン酸、D-グルクロン酸、キナ酸、リンゴ酸、ピルビン酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、フマル酸、コハク酸、没食子酸、2-フロ酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、2-イソプロピルリンゴ酸、D-グルコン酸、4-メトキシケイ皮酸、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、リシノール酸、DL-ヒドロキシステアリン酸、ニコチン酸、クロロゲン酸、コール酸、およびこれらの任意の組み合わせが含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、アジピン酸、trans-フェルラ酸、シナピン酸、サリチル酸、パントテン酸、カフェ酸、バニリン酸、シリング酸、クマル酸、ソルビン酸、キヌレン酸、D-グルクロン酸、キナ酸、リンゴ酸、ピルビン酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、フマル酸、コハク酸、没食子酸、2-フロ酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、2-イソプロピルリンゴ酸、D-グルコン酸、4-メトキシケイ皮酸、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、リシノール酸、DL-ヒドロキシステアリン酸、ニコチン酸、クロロゲン酸、およびコール酸からなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、10種、15種、または20種)の酸を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、D-グルクロン酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、フマル酸、リンゴ酸、およびコハク酸からなる群より選択される1種または複数種(例えば、2種または3種)の酸を含み得る。酸は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、酸は、約3ppm~約5.0g/L(例えば、約3~約10ppm、約10~約50ppm、約50~約100ppm、約100~約500ppm、約500ppm~約1g/L、約1g/L~約2.5g/L、または約2.5g/L~約5.0g/L)の量で存在し得る。酸は、全体不揮発性化合物含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数の酸が使用され得、例えば、1~3種、少なくとも2種、または少なくとも3種の酸が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、酸を含まなくてもよい。
【0197】
ナッツバターレプリカにおいて使用され得るアルカロイド類の例には、非限定的に、ピペリンが含まれる。アルカロイド類は、任意の適当な量で存在し得る。アルカロイド類は、不揮発性化合物含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のアルカロイド類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、アルカロイド類を含まなくてもよい。
【0198】
ナッツバターレプリカにおいて使用され得るアミン類の例には、非限定的に、トリプタミンが含まれる。アミン類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、アミン類は、約0.05~約0.2ppm(例えば、約0.05~約0.1ppm、または0.1~約0.2ppm)の量で存在し得る。アミン類は、不揮発性化合物含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のアミン類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、アミン類を含まなくてもよい。
【0199】
ナッツバターレプリカにおいて使用され得るフラン類の例には、非限定的に、ヒドロキシメチルフルフラールが含まれる。フラン類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、フラン類は、約10~約20ppm(例えば、約10~約15ppm、または約15~約20ppm)の量で存在し得る。フラン類は、不揮発性化合物含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のフラン類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、フラン類を含まなくてもよい。
【0200】
ナッツバターレプリカにおいて使用され得るヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基の例には、非限定的に、アデニン、AMP、CMP、シチジン、シトシン、グアニン、およびウラシルが含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、アデニン、AMP、CMP、シチジン、シトシン、グアニン、およびウラシルからなる群より選択される1種または複数種(例えば、2種、3種、4種、5種、6種、または7種)のヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基を含み得る。ヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、ヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基は、約0.7~約5ppm(例えば、約0.7~約1ppm、約1~約5ppm、約1~約3ppm、または約3~約5ppm)の量で存在し得る。ヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基は、不揮発性化合物含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基を含まなくてもよい。
【0201】
ナッツバターレプリカにおいて使用され得るピリジン類の例には、非限定的に、ピリジンおよびピロキシジンが含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ピリジン、ピロキシジン、または両方を含み得る。ピリジン類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、ピリジン類は、約0.4~約150ppm(例えば、約0.4~約1ppm、約0.5~約1ppm、約1~約5ppm、約5~約10ppm、約10~約50ppm、約10~約60ppm、約10~約30ppm、約30~約50ppm、約20~約40ppm、または約40~約150ppm)の量で存在し得る。ピリジン類は、不揮発性化合物含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のピリジン類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、ピリジン類を含まなくてもよい。
【0202】
ナッツバターレプリカにおいて使用され得る糖または糖アルコールの例には、非限定的に、スクロース、アラビトール、フルクトース、ガラクトース、グルコサミン、グルコース、マンニトール、マンノース、イノシトール(例えば、myo-イノシトール)、ラムノース、リボース、ソルビトール、キシロース、およびこれらの任意の組み合わせが含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、スクロース、アラビトール、フルクトース、ガラクトース、グルコサミン、グルコース、マンニトール、マンノース、イノシトール、ラムノース、リボース、ソルビトール、およびキシロースからなる群より選択される1種または複数種(例えば、少なくとも2種、3種、4種、5種、6種、8種、10種、または12種)の糖または糖アルコールを含み得る。糖または糖アルコールは、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、糖または糖アルコールは、約50~約550ppm(例えば、約50~約100ppm、約100~約500ppm、約100~約550ppm、約100~約300ppm、約300~約500ppm、約300~約550ppm、または約200~約400ppm)の量で存在し得る。糖または糖アルコールは、不揮発性化合物含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数の糖または糖アルコールが使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、糖または糖アルコールを含まなくてもよい。
【0203】
ナッツバターレプリカにおいて使用され得る糖の例には、非限定的に、フルクトース、ガラクトース、グルコサミン、グルコース、マンノース、ラムノース、リボース、キシロース、およびこれらの任意の組み合わせが含まれる。
【0204】
ナッツバターレプリカ中に存在し得る糖アルコールには、非限定的に、アラビトール、イノシトール(例えば、myo-イノシトール)、マンニトール、ソルビトール、およびこれらの任意の組み合わせが含まれる。
【0205】
ナッツバターレプリカにおいて使用され得るタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類の例には、非限定的に、カテキン、エラグ酸、エピカテキン、没食子酸エピカテキン、没食子酸、ヘスペレチン、没食子酸メチル、ポリダチン、没食子酸プロピル、ケルセチン、レスベラトロール、ルチン、サリチル酸、シナピン酸、シリングアルデヒド、シリング酸、trans-フェルラ酸、チラミン、およびバニリン酸が含まれる。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、カテキン、エラグ酸、エピカテキン、没食子酸エピカテキン、没食子酸、ヘスペレチン、没食子酸メチル、ポリダチン、没食子酸プロピル、ケルセチン、レスベラトロール、ルチン、サリチル酸、シナピン酸、シリングアルデヒド、シリング酸、trans-フェルラ酸、チラミン、およびバニリン酸からなる群より選択される1種または複数種(例えば、2種、3種、4種、5種、6種、8種、10種、12種、14種、16種、または18種)のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類を含み得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、trans-フェルラ酸、バニリン酸、または両方を含み得る。タンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、タンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類は、約15~約55ppm(例えば、約15~約20ppm、約15~約25ppm、約25~約50ppm、約25~約55ppm、約20~約40ppm、約30~約50ppm、または約30~約55ppm)の量で存在し得る。タンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類は、不揮発性化合物含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、タンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類を含まなくてもよい。
【0206】
ナッツバターレプリカにおいて使用され得るキサンチン類の例には、非限定的に、カフェインが含まれる。キサンチン類は、任意の適当な量で存在し得る。いくつかの態様において、キサンチン類は、約100~約300ppm(例えば、約100~約200ppm、約150~約250ppm、または約200~約300ppm)の量で存在し得る。キサンチン類は、不揮発性化合物含量の任意の適当な割合を占めることができる。任意の適当な数のキサンチン類が使用され得る。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、キサンチン類を含まなくてもよい。
【0207】
本明細書において提供されるナッツバターレプリカにおいて使用され得る着色剤には、非限定的に、テンサイ、人参、およびキャベツなどの果実および野菜に由来する天然着色剤[例えば、ベニノキ抽出物、テンサイ抽出物、βカロテン、カラメル、カルミン(コチニール抽出物)、ニワトコ果実抽出物、ブドウ果皮抽出物(エノシアニナ(enocianina))、パプリカ、サフラン、二酸化チタン、およびターメリック]が含まれ、合成色素(例えば、FD+C/合成着色料)も含まれる。
【0208】
いくつかの場合において、ナッツバターレプリカ中の任意の特定の不揮発性化合物の量は、対応する参照ナッツバターの中のその不揮発性化合物の量と異なっていてもよい。いくつかの場合において、ナッツバターレプリカ中の不揮発性化合物の量は、濃度または重量パーセントで、対応する参照ナッツバターの中の同じ不揮発性化合物の量の75%以下(例えば、70%以下、60%以下、50%以下、40%以下、30%以下、20%以下、または10%以下)であり得る。いくつかの場合において、ナッツバターレプリカ中の不揮発性化合物の量は、濃度または重量パーセントで、対応する参照ナッツバターの中の同じ不揮発性化合物の量の125%以上(例えば、150%以上、200%以上、または300%以上)であり得る。
【0209】
いくつかの場合において、ナッツバターレプリカ中の不揮発性化合物の総量(例えば、ナッツバターレプリカ中のppm)は、参照ナッツバター中の不揮発性化合物の総量より少なくてもよい。
【0210】
いくつかの態様において、不揮発性化合物は、様々なグルーピングに置かれ得、ナッツバターレプリカは、グルーピングに従って、ある種の不揮発性化合物を含み得る。
【0211】
ナッツバターレプリカは、任意の適切な数の不揮発性化合物を含み得る。例えば、ナッツバターレプリカは、1~100種(例えば、少なくとも5種、少なくとも10種、少なくとも20種、少なくとも30種、少なくとも40種、少なくとも50種、1~90種、1~80種、1~70種、1~60種、1~50種、1~40種、1~30種、1~20種、1~10種、1~5種、5~100種、5~90種、5~80種、5~70種、5~60種、5~40種、5~30種、5~20種、5~10種、10~100種、10~90種、10~90種、10~70種、10~60種、10~50種、10~40種、10~30種、10~20種、20~100種、20~90種、20~80種、20~70種、20~60種、20~50種、20~40種、20~30種、30~100種、30~90種、30~80種、30~70種、30~60種、30~50種、30~40種、40~100種、40~90種、40~80種、40~70種、40~60種、40~50種、50~100種、50~90種、50~80種、50~70種、または50~60種)の不揮発性化合物を含み得る。いくつかの場合において、ナッツバター中の不揮発性化合物の数は、単一の参照ナッツバターの中の不揮発性化合物の数より少なくてもよい。
【0212】
いくつかの場合において、ナッツバターレプリカ中の不揮発性化合物の全体集団は、対応する参照ナッツバター(例えば、単一の地域、植物の単一の変種、栽培品種、または包装単位(例えば、袋))の中の不揮発性化合物に対して95%未満の同一性を有し得る。例えば、ナッツバターレプリカ中の不揮発性化合物は、対応する参照ナッツバターの中の不揮発性化合物の集団に対して、95%未満、90%未満、85%未満、80%未満、70%未満、60%未満、50%未満、または40%未満の同一性を有し得る。いくつかのナッツバターレプリカは、単一の参照ナッツバター中で見出されない少なくとも10種(例えば、少なくとも15種、少なくとも20種、少なくとも25種、または少なくとも30種)の不揮発性化合物を含有し得る。例えば、いくつかの態様において、ナッツバターレプリカは、少なくともm種の不揮発性化合物を有することができ、該不揮発性化合物のうちのm種未満(例えば、該当する場合、m-1、m-2、m-3、m-4、m-5、m-6、m-7、m-8、m-9、m-10、m-15、m-20等)が単一の参照ナッツバター中で見出され;いくつかの態様において、mは、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、または40に等しくてよい。
【0213】
実施例2は、伝統的なナッツバター試料において検出された不揮発性化合物の量を示す。いくつかの態様において、ナッツバターレプリカ中の特定の不揮発性化合物の量は、濃度または組成パーセントに基づき、その不揮発性化合物について開示された量の上下30%の範囲内の量であり得る。例えば、不揮発性化合物は、伝統的なナッツバターの中のその不揮発性化合物について開示された量の70~90%、80~100%、90~110%、100~120%、110~130%、70~100%、80~110%、90~120%、または100~130%の量でナッツバターレプリカ中に存在し得る。
【0214】
いくつかの態様において、不揮発性化合物は、2-フロ酸、2-イソプロピルリンゴ酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、アラビトール、アスパラギン酸、ベタイン、クエン酸、D-グルクロン酸、フルクトース、ガラクトース、没食子酸、グルコース、グルタミン酸、乳酸、リンゴ酸、マンニトール、イノシトール、フェニルアラニン、ピルビン酸、キナ酸、ソルビトール、コハク酸、酒石酸、バリン、リボース、ラムノース、およびキシロースのうちの1種または複数種(例えば、1~2種、1~3種、1~5種、1~10種、1~15種、1~20種、1~25種、1~28種、5~10種、10~15種、10~20種、15~20種、20~28種、20~25種、または25~28種)を含み得る。
【0215】
いくつかの場合において、ナッツバターレプリカは、固体基質を含み得る。固体基質は、食品の流れにおける廃棄物であり得る。いくつかの態様において、固体基質は、加工済みまたは未加工の穀物を含み得る。穀物の加工は、デンプン、タンパク質、糖、脂溶性要素、およびフレーバーのうちの1つまたは複数の除去または部分的な除去をもたらし得る。いくつかの態様において、固体基質は、デンプン、タンパク質、糖、脂溶性要素、およびフレーバーの大部分が除去されており、セルロース、ヘミセルロース、リグニン、およびその他の不溶性繊維が残っている廃棄物であり得る。いくつかの態様において、固体基質は、加工済みもしくは未加工の穀物もしくは穀物生成物、マメ科植物もしくはマメ科植物種子、油料植物もしくは脂肪種子、果実もしくは果実生成物、根、塊茎、もしくは根生成物もしくは塊茎生成物、糖加工副生成物、またはその他の植物副生成物を含み得る。
【0216】
固体基質において使用され得る穀物または穀物生成物の非限定的な例には、アテラ(atella)、大麦蒸留副生成物、砕け米または精米、大麦穀粒、玄米、白米、米デンプン、米タンパク質、ワイルドライス、ビールかす、イヌビエ(Echinochloa crusgalli)穀粒、トウモロコシ(corn)グルテンフィード、トウモロコシ醸造かす、トウモロコシグルテンミール、イヤーメイズ(ear maize)、シコクビエ(Eleusine coracana)穀粒、エノコログサ(Setaria italica)穀粒、フォニオ(Digitaria exilis)穀粒、メイズブランまたはホミニーフィード(hominy feed)、メイズグリーンフォーレージ(maize green forage)、メイズ穂軸、メイズ茎葉、メイズ胚芽ミールまたはメイズ胚芽、モルトカルム(malt culms)、メイズ穀粒、キビ外皮、オート麦外皮またはオート麦ミルフィード(mill feed)、オート麦、パールミレット(Pennisetum glaucum)穀粒、キビ(Panicum miliaceum)穀粒、キヌア(Chenopodium quinoa)、レッドオート(red oat)(Avena sativa)穀粒、米タンパク質濃縮物、米ぬか、またはその他の米副生成物、籾米(稲)、籾殻、ライ麦の穀粒または副生成物、モロコシ(sorghum)副生成物、デンプン、モロコシ穀粒、テフ(Eragrostis tef)穀粒、ライコムギ、ベネズエラグラス(Venezuela grass)(Paspalum fasciculatum)、小麦(全般)、小麦胚芽、小麦ブラン、小麦穀粒、小麦醸造かす、小麦ショート(shorts)、小麦ミドリング(middlings)、飼料用小麦粉、およびそれらの混合物が含まれる。
【0217】
固体基質において使用され得るマメ科植物またはマメ科植物種子の非限定的な例には、アフリカンローカストビーン(african locust bean)(パルキア・ビオグロボサ(Parkia biglobosa)またはパルキア・フィリコイデア(Parkia filicoidea))、アフリカンヤムビーン(African yam bean)(Sphenostylis stenocarpa)、バンバラバーナッツ(bambara barnut)(Vigna subterranea)の作物残渣およびわら、ブラックグラム(Vigna mungo)、バンバラバーナッツの莢、殻、および残滓、ブルールーピン(blue lupin)(Lupinus angustifolius)種子、バンバラバーナッツ(Vigna subterranea)種子、バタフライピー(butterfly pea)(Clitoria ternatea)、イナゴマメ(Ceratonia siliqua)、インゲンマメ(Phaseolus vulgaris)、セントロ(centro)(Centrosema molle)、コモンベッチ(common vetch)(Vicia sativa)、ヒヨコマメ(Cicer arietinum)、ササゲ(Vigna unguiculata)種子、ソラマメ(Vicia faba)、ガラスマメ(Lathyrus sativus)、グアー(Cyamopsis tetragonoloba)のフォーレージ、種子、およびミール、グアナカステ(guanacaste)(Enterolobium cyclocarpum)、ヘアリーベッチ(Vicia villosa)、ホースグラム(Macrotyloma uniflorum)、ナタマメ(Canavalia ensiformis)、フジマメ(Lablab purpureus)、ライマメ(Phaseolus lunatus)、レンズマメ(Lens culinaris)、マットビーン(mat bean)(Vigna aconitifolia)、ヤエナリ(Vigna radiata)、ナルボンベッチ(narbon vetch)(Vicia narbonensis)、エンドウマメ副生成物、ピーナッツ種子、エンドウマメタンパク質濃縮物、ピーナッツ種皮、エンドウマメ種子、キマメ(Cajanus cajan)種子、ピーナッツフォーレージ、プリックリーセスバン(prickly sesban)(Sesbania bispinosa)、ピーナッツ外皮、パープルベッチ(Vicia benghalensis)、ピーナッツミール、アメリカネム(Albizia saman)、ツルアズキ(Vigna umbellata)、セスバン(sesban)(Sesbania sesban)、大豆種子、大豆(全般)、ナタマメ(Canavalia gladiata)、大豆フォーレージ、シリアンメスキート(syrian mesquite)(Prosopis farcta)、大豆ミール、タマリンド(Tamarindus indica)、タマルーゴ(Prosopis tamarugo)、ベルベットビーン(Mucuna pruriens)、シロバナルーピン(Lupinus albus)種子、シカクマメ(Psophocarpus tetragonolobus)、キバナルーピン(Lupinus luteus)種子、ならびにそれらの混合物が含まれる。
【0218】
固体基質において使用され得る油料植物または脂肪種子の非限定的な例には、アーモンドカーネルおよび副生成物、アルガン(Argania spinosa)、ババスーヤシ(Attalea speciosa)、ボルネオタローナッツ(borneo tallow nut)(Shorea stenoptera)オイルミール、バクトリス(bactris)(Bactris gasipaes)、カメリナ(Camelina sativa)の種子およびオイルミール、ワタ(全般)、カシュー(Anacardium occidentale)のナッツおよび副生成物、トウゴマ(Ricinus communis)の種子、オイルミール、および副生成物、ココアバター、シアバター、シア核油、ワタわら(straw)およびワタ作物残渣、セイロンアイロンウッド(ceylon ironwood)(Mesua ferrea)、綿実外皮、綿実ミール、コプラミールおよびココナッツ副生成物、ハマナ(Crambe abyssinica)、アメリカゾウゲヤシ(Attalea cohune)の種子およびオイルミール、エダウチヤシ(Hyphaene thebaica)、ハナトラノオ(Lallemantia iberica)、アマわらおよびアマ作物副生成物、ブドウ種子およびブドウ種子オイルミール、アサ、ジャトロファ(Jatropha)属種カーネルミールおよびその他のジャトロファ生成物、ホホバ(Simmondsia chinensis)、カポック(Ceiba pentandra)、ケナフ(Hibiscus cannabinus)、カランジャ(karanja)(Millettia pinnata)、クスム(kusum)(Schleichera oleosa)、アマニミール、ヘチマ(Luffa aegyptiaca)、アマニ、マカダミア(Macadamia integrifolia)、モリンガ(moringa)(Moringa oleifera)、マーワ(Madhuca longifolia)、カラシオイルミールおよびカラシブラン、メイズ胚芽ミールおよびメイズ胚芽、インドセンダン(Azadirachta indica)、ニジェール(niger)(Guizotia abyssinica)、アブラヤシ葉およびアブラヤシ作物残渣、オリーブのオイルケーキおよび副生成物、アブラヤシカーネル、ヤシカーネルミール、ピーナッツ種子、パーム油工場廃液、ピーナッツ種皮、ヤシ圧縮繊維、ピントピーナッツ(pinto peanut)(Arachis pintoi)、ピーナッツフォーレージ、ケシ(Papaver somniferum)、ピーナッツ外皮、カボチャ、スカッシュ、ウリ類、およびその他のウリ科(Cucurbita)の種、ピーナッツミール、菜種フォーレージ、菜種外皮、菜種ミール、菜種、ゴム(Hevea brasiliensis)、ベニバナ(Carthamus tinctorius)の種子およびオイルミール、サラソウジュ(Shorea robusta)の種子およびオイルミール、大豆ミール、大豆種子、セジェ(seje)(Oenocarpus bataua)、ヒマワリ(全般)の種子およびオイルミール、ゴマ(Sesamum indicum)の種子およびオイルミール、ヒマワリのフォーレージおよび作物残渣、ヒマワリ外皮およびヒマワリふるいかす、ヒマワリミール、ヒマワリ種子、大豆(全般)、大豆フォーレージ、大豆外皮、アブラギリ(Aleurites fordii)、トマトシードケーキ、クルミ(Juglans regia)、スイカ(Citrullus lanatus)の種子およびオイルミール、チア種子、エビスグサ(sickle pods)、ならびにそれらの混合物が含まれる。
【0219】
固体基質において使用され得る果実または果実生成物の非限定的な例には、リンゴポマースおよび劣等リンゴ、バナナ(全般)、バナナ皮、バナナ果実、バナナの葉および偽茎、パンノキ(Artocarpus altilis)、ブレッドナッツ(breadnut)(Brosimum alicastrum)、カシュー(Anacardium occidentale)のナッツおよび副生成物、カンキツ類新鮮果肉、カンキツ類果実、カンキツ類種子ミール、カンキツ類モラセス、カンキツ類乾燥果肉、コロシント(Citrullus colocynthis)、ナツメヤシモラセス、ナツメヤシ葉およびナツメヤシ小花柄、ナツメヤシ果実、ブドウポマース、グアバ(Psidium guajava)、ブドウ種子および/またはブドウ種子オイルミール、パラミツ(Artocarpus heterophyllus)、インドマンゴスチン(Garcinia indica)、ヘチマ(Luffa aegyptiaca)、マンゴー(Mangifera indica)の果実および副生成物、ワサビノキ(Moringa oleifera)、メロン(Cucumis melo)、オリーブのオイルケーキおよび副生成物、パパイヤ(Carica papaya)の果実、葉、および副生成物、パイナップル副生成物、パイナップル葉、パイナップル搾汁、カボチャ、スカッシュ、ウリ類、およびその他のウリ科種、パラダイスナットノキ(Lecythis pisonis)、メリコッカノキ(Melicoccus bijugatus)、セジェ(Oenocarpus bataua)、トマト果実、トマトポマース、トマト果皮およびトマト種子、トマトの葉および作物残渣、トマトシードケーキ、クルミ(Juglans regia)、スイカ(Citrullus lanatus)のフォーレージおよび果実、スイカ(Citrullus lanatus)の種子およびオイルミール、ならびにそれらの混合物が含まれる。いくつかの態様において、固体基質は、ブドウ種子を含む。
【0220】
固体基質において使用され得る根、塊茎、または根生成物または塊茎生成物の非限定的な例には、クズウコン(Maranta arundinacea)、テンサイモラセス、カンナ(Canna indica)、ニンジン(Daucus carota)、キャッサバの葉および群葉、キャッサバ皮、キャッサバポマース、およびその他のキャッサバ副生成物、キャッサバ根、ナガイモ(Dioscorea esculenta)、エンセーテ(Ensete ventricosum)の球茎および偽茎、飼料用ビート根、キクイモ(Helianthus tuberosus)、タロイモ(Xanthosoma sagittifolium)、ジャガイモ(Solanum tuberosum)副生成物、ジャガイモ(Solanum tuberosum)塊茎、テンサイ脱水パルプ、テンサイ圧縮または非脱水パルプ、テンサイ根、テンサイ地上部、サツマイモ(Ipomoea batatas)副生成物、サツマイモ(Ipomoea batatas)フォーレージ、サツマイモ(Ipomoea batatas)塊茎、タロイモ(Colocasia esculenta)、ホワイトヤム(white yam)(Dioscorea rotundata)、ダイジョ(Dioscorea alata)、ゾウコンニャク(Amorphophallus campanulatus)、ヤーコン(Smallanthus sonchifolius)、イエローヤム(yellow yam)(Dioscorea cayenensis)、マカ(maca)根、タンポポ根、チコリー、アルテア根、カンゾウ根、サルサパリラ、ならびにそれらの混合物が含まれる。
【0221】
固体基質において使用され得る糖加工副生成物の非限定的な例には、テンサイモラセス、糖、モラセス、テンサイ圧縮または非脱水パルプ、サトウキビバガス、サトウキビフォーレージ、植物全体、サトウキビ汁、サトウキビモラセス、サトウキビ圧搾泥、サトウキビ地上部、およびそれらの混合物が含まれる。
【0222】
固体基質において使用され得るその他の植物副生成物の非限定的な例には、イナゴマメ(Ceratonia siliqua)、カンキツ類モラセス、ナツメヤシモラセス、ナツメヤシ葉およびナツメヤシ群葉、ナツメヤシ種子、エンセーテ(Ensete ventricosum)の球茎および偽茎、葉タンパク質濃縮液およびグラスジュース(grass juice)、メキシカンマリーゴールド(mexican marigold)(Tagetes erecta)、キノコおよび使用済みキノコ培養基、モラセス/ウレアブロック、ジャガイモ(Solanum tuberosum)塊茎、ジョチュウギク搾りかす、使用済みホップ、わら、サトウキビ汁、サトウキビモラセス、サトウキビの圧搾泥、ビナス、木質、ウッドシュガー(wood sugar)、またはウッドモラセス(wood molasses)、ならびにそれらの混合物が含まれる。
【0223】
いくつかの態様において、固体基質は、伝統的なナッツバタービーンまたは伝統的なナッツバターバーとは異なる組成(例えば、脂肪、タンパク質、および繊維の比率)を有し得る。
【0224】
いくつかの態様において、本明細書に記載されるナッツバタービーンレプリカまたはナッツバターバーレプリカは、乳化剤も含み得る。
【0225】
いくつかの態様において、ナッツバタービーンレプリカは、シェラックまたは増量剤(例えば、穀物ミール)も含み得る。
【0226】
いくつかの態様において、本明細書に記載されるナッツバタービーンレプリカは、伝統的なナッツバタービーンより高い濃度のセルロースを有し得る。いくつかの態様において、本明細書に記載されるナッツバタービーンレプリカは、伝統的なナッツバタービーンより低い濃度のセルロースを有し得る。いくつかの態様において、本明細書に記載されるナッツバタービーンレプリカは、伝統的なナッツバタービーンより高い濃度のヘミセルロースを有し得る。いくつかの態様において、本明細書に記載されるナッツバタービーンレプリカは、伝統的なナッツバタービーンより低い濃度のヘミセルロースを有し得る。
【0227】
いくつかの態様において、ナッツバタービーンレプリカは、伝統的なナッツバタービーンとは異なる物理的構造を有し得る。例えば、いくつかの伝統的なナッツバタービーンは、連続粒状構造を有するが、いくつかの態様において、本明細書に記載されるナッツバタービーンレプリカは、均質な構造を有し得る。
【0228】
いくつかの態様において、ナッツバタービーンレプリカは、同じ破断アッセイに供された時に、伝統的なナッツバタービーンとは異なる破断パターンを示し得る。
【0229】
作製される方法のため、本明細書において提供されるナッツバターレプリカは、典型的には、伝統的なナッツバターにおいて時々見られる混入物およびその他の有害化合物を欠く。これらには、非限定的に、大腸菌(Escherichia coli)、サルモネラ属種、ブレタノマイセス属種、ラクトバチルス目、アスペルギルス(例えば、A.オクラセウス(ochraceus)、A.カルボナリウス(carbonarius))、ペニシリウム属(Penicillium)(例えば、P.ベルコサム(verrucosum))、(蒸留所および醸造所においてしばしば使用される)サッカロミセス属種、アクレモニウム・ストリクタム、クリソニリア・シトフィラ、クラドスポリウム・オキシスポラム、フザリウム・オキシスポラム、モルチエレラ・アルピナ、ムコール・プラムベウス、ペシロマイセス・ビリディス、ペニシリウム・クリソゲナム、ペニシリウム・シトレオニグラム、ペニシリウム・デクンベンス、ペニシリウム・パープロゲナム、トリコデルマ・ロンギブラキアツム、トリコデルマ・ビリデ、およびベルチシリウム・プサリオテなどの生物、ならびにカビ、ウドンコ病菌、腐敗菌、昆虫、昆虫卵、昆虫汚物、齧歯類汚物、哺乳類排泄物、昆虫レシチン、硫化水素、二硫化水素、2,4,6-トリクロロアニソール、2,4,6,-トリブロモアニソール、アフラトキシン、アルドリン、ディルドリン、ベンゼンヘキサクロリド、クロルデン、ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)、ジクロロジフェニルジクロロエチレン(DDE)、ジクロロジフェニルジクロロエタン(TDE)、ジメチルニトロソアミン(ニトロソジメチルアミン)、エチレンジブロミド(EDB)、ヘプタクロル、ヘプタクロルエポキシド、リンダン、水銀、メタノール、エチレングリコール、ジクロロメタン、アルミニウム、アンチモン、ヒ素、カドミウム、クロム、コバルト、銅、鉛、マンガン、ニッケル、スズ、アクリルアミド、オクラトキシン、マイコトキシン、ならびに多環式芳香族炭化水素が含まれる。
【0230】
ナッツバターレプリカは、本明細書において挙げられる揮発性化合物および不揮発性化合物を含み得るが、添加された化合物は、相互に反応して、付加的な化合物を生成するか、またはナッツバターレプリカ製剤内の添加された化合物のうちの1種もしくは複数種の有効量を変化させる可能性があることに注意すること。
【0231】
ナッツバターレプリカを生成する方法も、本明細書において提供される。いくつかの態様において、本明細書において提供される方法は、
(a)水と
水溶性であるVOCと
水溶性である不揮発性化合物と
を含む水性溶液を形成する工程;
(b)油と
脂溶性あるVOCと
脂溶性ある不揮発性化合物と
を含む乳濁液を形成する工程;および
(c)フレーバー混合物を作製するために水性溶液と乳濁液とを混合する工程
を含み得る。
【0232】
VOCは、任意の適切なVOCであり得る。いくつかの態様において、VOCは、本明細書に記載されるVOCのうちの任意のものであり得る。VOCは、任意の適切な量で存在し得る。
【0233】
不揮発性化合物は、任意の適切な不揮発性化合物であり得る。いくつかの態様において、不揮発性化合物は、本明細書に記載される不揮発性化合物のうちの任意のものであり得る。不揮発性化合物は、任意の適切な量で存在し得る。
【0234】
いくつかの態様において、VOCおよび不揮発性化合物は、(a)1種または複数種の単離されたVOC(1種または複数種の単離されたVOCのうちの少なくとも1種は、対応する参照ナッツバター中に存在しない);(b)1種または複数種の単離されたVOC(1種または複数種の単離されたVOCは、対応する参照ナッツバター中に存在する1種または複数種のVOCを含まない);(c)1種または複数種の単離された不揮発性化合物(1種または複数種の単離された不揮発性化合物のうちの少なくとも1種は、対応する参照ナッツバター中に存在しない);(d)1種または複数種の単離された不揮発性化合物(1種または複数種の単離された不揮発性化合物は、対応する参照ナッツバター中に存在する1種または複数種の不揮発性化合物を含まない);あるいは(e)(a)、(b)、(c)、および(d)の任意の組み合わせ[(a)および(b);(a)および(c);(a)および(d);(b)および(c);(b)および(d);(c)および(d);(a)、(b)、および(c);(a)、(b)、および(d);(a)、(c)、および(d);(b)、(c)、および(d);もしくは(a)、(b)、(c)、および(d)]を含み得る。いくつかの態様において、液体ナッツバターレプリカは、(f)1種または複数種の単離されたVOC(1種または複数種の単離されたVOCは、少なくとも100ppmの総量でナッツバターレプリカ中に存在する)を特徴とし得る。特徴(f)は、前記の(a)~(d)の任意の組み合わせと組み合わせられ得る。
【0235】
水性溶液は、任意の適切な方法によって作製され得る。いくつかの態様において、水性溶液を形成する工程は、低剪断混和の使用を含み得る。
【0236】
乳濁液は、任意の適切な方法によって作製され得る。いくつかの態様において、乳濁液を形成する工程は、均質化することを含む。いくつかの態様において、乳濁液を形成する工程は、ローテーター(rotator)ステーター高剪断ホモジナイザーを使用することを含む。いくつかの態様において、乳濁液を形成する工程は、高圧インライン再循環ホモジナイザーを使用することを含む。いくつかの態様において、乳濁液を形成する工程は、乳化剤、デンプン、ガム、多糖、またはこれらの組み合わせの添加を含み得る。
【0237】
油は、任意の適切な油であり得る。いくつかの態様において、油は、中性油である。いくつかの態様において、油は、完全に脱臭された油である。いくつかの態様において、油は、トウモロコシ油、ヒマワリ油、またはココナッツ油を含む。
【0238】
例示的態様
態様1は以下である:
1種または複数種の単離された揮発性有機化合物(VOC);および
1種または複数種の単離された不揮発性化合物
を含むナッツバターレプリカであって、
(a)1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種のVOCを含むか、
(b)1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種のVOCを含まないか、
(c)1種または複数種の単離されたVOCが、少なくとも100ppmの総量でナッツバターレプリカ中に存在するか、
(d)1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種の不揮発性化合物を含むか、あるいは
(e)1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種の不揮発性化合物を含まない、
ナッツバターレプリカ。
態様2は以下である:
1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種のVOCを含む、態様1のナッツバターレプリカ。
態様3は以下である:
1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種のVOCを含まない、態様1または態様2のナッツバターレプリカ。
態様4は以下である:
1種または複数種の単離されたVOCが、少なくとも100ppmの総量でナッツバターレプリカ中に存在する、態様1~3のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様5は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種の不揮発性化合物を含む、態様1~4のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様6は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種の不揮発性化合物を含まない、態様1~5のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様7は以下である:
1種または複数種の単離されたVOCが、(+/-)2-メチル-1-ブタノール、1-メチル-1h-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、1-オクテン-3-オール、1-ペンテン-3-オン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2,3-ペンタンジオン、2,5-ジメチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、2-メチル-5-ビニルピラジン(re-gras)、2-メチルブチルアルデヒド、2-メチル酪酸、2-メチルピラジン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-ノナノン、2-オクタノン、2-ペンチルフラン、3,5-ジエチル-2-メチルピラジン、3-オクテン-2-オン、4-ヘキセン-3-オン、4-ヒドロキシ-2-ブテン酸γ-ラクトン、4-メチル-3-ペンテン-2-オン、5-メチルフルフラール、アセトイン、アミルアルコール、ベンズアルデヒド、ベンゼン、1,3,5-トリメチル-、デカナール、フルフラール、フルフリルアルコール、ヘプタナール、ヘプチルアルコール、ヘキサナール、ヘキサン酸、ヘキシルアルコール、イソアミルアルコール、イソ酪酸イソブチル、メチル2-ピロリルケトン、メチルシクロペンテノロン、ノナナール、ノニルアルコール、フェニルアセトアルデヒド、ピラジン、ピリジン、ピロール、バレルアルデヒド、2,3-ブタンジオール、2-フェニル-2-ブテナール、3-エチル-2,6-ジメチルピラジン、5,6,7,8-テトラヒドロキノキサリン、d-リモネン、ギ酸ヘプチル、trans-2-ヘプテナール、1-オクタノール、2-アセチル-1-ピロリン、2-ウンデセナール、安息香酸ベンジル、シンナムアルデヒド、(e)-、ピペロナール、バニリン、(e,e)-3,5-オクタジエン-2-オン、2-エチル-5-メチルピラジン、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、2-ピロリドン、カフェイン、γ-ノナラクトン、マルトール、酢酸フェネチル、2-エチルピラジン、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、3-オクタノン、3-フェニルプロピオンアルデヒド、4-ヒドロキシブタン酸ラクトン、α-ピネン、δ-3-カレン、ジヒドロクマリン、2-メチル酪酸エチル、安息香酸エチル、γ-ヘキサラクトン、酢酸ヘキシル、イソ酪酸、イソ吉草酸、ナフタレン、フェネチルアルコール、プロピレングリコール、スチレン、4-メチルチアゾール、α-フェランドレン、メチルスルフィニルメタン、パルミチン酸、ピルブアルデヒド、ピルビン酸、2,5-ジメチルフラン、2-ブタノン、2-ブチルフラン、2-デカノン、3-ヘプテン-2-オン、4-カルボメンテノール、4-ヘプタノン、4-メチル-5-チアゾールエタノール、5-エチル-2,3-ジメチルピラジン、酪酸、δ-オクタラクトン、γ-ヘプタラクトン、ヘプタン酸、ヘプタン酸メチル、ヘキサン酸メチル、オクタン酸メチル、吉草酸メチル、オクタナール、オクタン酸、o-メチルアニソール、p-メンタ-1,4-ジエン、テルピノレン、チアゾール、trans-2-ヘキセナール、吉草酸、1-オクテン-3-オン、1-ペンテン-3-オール、3-ヘキサノール、3-ペンテン-2-オン、β-アンゲリカラクトン、ノナン酸、o-シメン、酢酸p-トリル、テトラヒドロフルフリルアルコール、1-メチルナフタレン、3-フルアルデヒド、3-メチル-2-シクロヘキセン-1-オン、l-ラムノース、(e)-2-オクテン-1-オール、1-エチル-2-ピロールカルボキシアルデヒド、1-メチルピロール、2-アセチル-2-チアゾリン、2-メチルペンタナール、3-n-ブチルフタリド、4,5-ジヒドロ-3(2h)チオフェノン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2h)-フラノン、5h-5-メチル-6,7-ジヒドロシクロペンタ(b)ピラジン、5-イソプロピル-2-メチルピラジン、5-メチルフルフリルアルコール、アセトフェノン、安息香酸、シクロペンタノン、ジメチルジスルフィド、ジメチルトリスルフィド、インドール、イソプロペニルピラジン、n-フルフリルピロール、オレイン酸、酪酸フェネチル、プロピオン酸、トリメチルオキサゾール、2-ヘプタノール、2-ペンタノン、l-チロシン、ニコチン酸メチル、1-ノネン、1-オクテン、シンナムアルデヒド、ヒドロキシアセトン、ギ酸ヘキシル、安息香酸フェネチル、1-ヘキサデカノール、1-テトラデカノール、安息香酸2-エチルヘキシル、ベンゾフェノン、イソ酪酸ブチル、ε-デカラクトン、デカン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、オクタン酸エチル、パルミチン酸エチル、グアヤコール、ラウリン酸、酢酸メチル、ミリスチン酸、n-カプリン酸イソブチルエステル、ペンタデカン酸、3-メチルブチルエステル、デカン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、ステアリン酸、2,6-ジメチルピラジン、2-アセチル-3-メチルピラジン、ベンジルアルコール、メントールラセミ体、チオ酢酸s-メチル、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、グリセロール、2-エチル-1-ヘキサノール、(トリ-)アセチン、5-メチル-2-フェニル-2-ヘキセナール、酢酸ブチル、ウンデシルアルコール、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸テトラヒドロフルフリル、2-イソブチル-4,5-ジメチルオキサゾール、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、4-メチル-5-ビニルチアゾール、β-ピネン、2,3-ヘキサンジオン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、β-カリオフィレン、δ-ヘキサデカラクトン、ジフルフリルエーテル、trans,trans-2,4-オクタジエナール、2-メチルヘプタン酸、ノナン酸エチル、2-ヘプチルフラン、カンフェン、シクロヘキサノン、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、乳酸エチル、γ-バレロラクトン、酢酸ヘプチル、酢酸イソプロペニル、酪酸メチル、レブリン酸メチル、ブチルアミン、ノナン酸メチル、3-メチル-2-ブタノール、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、酢酸イソアミル、2-アセチル-3-エチルピラジン、2-アセチルピリジン、酪酸ブチル、ラウリルアルコール、p-シメン、3,4-ジメチルチオフェン、4-ヒドロキシ安息香酸、9-オクタデセン酸、エチルエステル、ピルビン酸エチル、イソプロピルアミン、3-メチル-1-ペンタノール、2-オキソ酪酸、4-メチル-2-フェニル-2-ペンテナール、2-アセチル-3,5(および6)-ジメチルピラジン、トリメチルアミン、2(3),5-ジメチル-6,7-ジヒドロ-5h-シクロペンタピラジン、ケイ皮酸メチル、ギ酸アミル、5-ヒドロキシウンデカン酸ラクトン、プロピオフェノン、2-イソプロピルピラジン、酢酸2-エチルブチル、2-アセチル-5-メチルフラン、アセトアルデヒド、γ-デカラクトン、trans-2-デセノール、4,5-ジメチルチアゾール、酪酸イソブチル、トリデカン酸、ならびに1-メルカプト-2-プロパノンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含まない、態様1~6のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様8は以下である:
1種または複数種の単離されたVOCが、2-エチルフラン、5-メチルフルフラール、シクロペンタノン、フルフラール、およびリモネンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含まない、態様1~7のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様9は以下である:
1種または複数種のVOCが、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、(E,E)-2,4-デカジエナール、1-オクテン-3-オール、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、ジメチルトリスルフィド、フルフラール、γ-デカラクトン、リモネン、ピリジン、イソ吉草酸、シリンゴール、バレルアルデヒド、エステル、4-エチルグアヤコール、フルフリルメルカプタン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、酢酸、2-フリルメチルケトン、s-メチル3-メチルブタンチオエート、アセトイン、メチルスルフィド、酪酸、4-メチル-5-チアゾールエタノール、インドール、ヘキサナール、アセトフェノン、フルフリルアルコール、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、2-エトキシ-3-メチルピラジン、ペンタナール、p-クレゾール、イソブチルアルデヒド、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、リナロール、βダマセノン、オイゲノール、バニリン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、l-乳酸、2-エチル-6-メチルピラジン、2-アセチルピリジン、メチオナール、3-メチルブチルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、フェネチルアルコール、3,4-ヘキサンジオン、1-(2-フラニル)-エタノン、5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジン、3-フルアルデヒド、ジヒドロクマリン、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトン、2,2,4-トリメチル-1,3-オキサシクロペンタン、δ-ヘキサラクトン、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、2-イソブチル-4-メチル-1,3-ジオキソラン、cis-およびtrans-エチル2,4-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-アセテート、ならびにバレルアルデヒドプロピレングリコールアセタールからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む、態様1~8のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様10は以下である:
以下のうちの少なくとも1つが、任意の組み合わせで、真である、態様1~9のいずれか1つのナッツバターレプリカ:
(a)2,3,5-トリメチルピラジンが約4ppm以下の量で存在する;
(b)2,3-ジエチル-5-メチルピラジンが約0.5ppm以下の量で存在する;
(c)2,3-ジエチルピラジンが約10ppm以下の量で存在する;
(d)2,5-ジメチルピラジンが約10ppm以下の量で存在する;
(e)2,6-ジメチルピラジンが約10ppm以下の量で存在する;
(f)2,3-ジメチルピラジンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも2.0ppmの量で存在する;
(g)2-エチル-3-メチルピラジンが約5.47ppm以下の量で存在する;
(h)2-エチルピラジンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも6.0ppmの量で存在する;
(i)2-メチルピラジンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも6.0ppmの量で存在する;
(j)2-メチルピラジンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも6.0ppmの量で存在する;
(k)2-メチルピラジンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも6.0ppmの量で存在する;
(l)イソプロペニルピラジンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも0.05ppmの量で存在する;
(m)テトラメチルピラジンが約10ppm以下の量で存在する;
(n)(E,E)-2,4-デカジエナールが約8.92ppm以下の量で存在する;
(o)1-オクテン-3-オールが約6ppm以下の量で存在する;
(p)2-エチルフランが約22.5ppm以下の量で存在する;
(q)2-ヘプタノンが、約30ppm以下かつ/もしくは少なくとも10ppmの量で存在する;
(r)5-メチルフルフラールが約2.25ppm以下の量で存在する;
(s)ベンズアルデヒドが、約171.76ppm以下かつ/もしくは少なくとも約10ppmの量で存在する;
(t)コーヒーフラノンが、約10ppm以下かつ/もしくは少なくとも約4.0ppmの量で存在する;
(u)シクロペンタノンが約2ppm以下の量で存在する;
(v)ジメチルトリスルフィドが約1ppm以下の量で存在する;
(w)フルフラールが約52.56ppm以下の量で存在する;
(x)γ-デカラクトンが、約20.65ppm以下かつ/もしくは少なくとも約5.0ppmの量で存在する;
(y)リモネンが、約511ppm以下かつ/もしくは少なくとも約14ppmの量で存在する;
(z)ピリジンが約1.68ppm以下の量で存在する;
(aa)イソ吉草酸が、約7.76ppm以下かつ/もしくは少なくとも0.7ppmの量で存在する;
(ab)シリンゴールが約5ppm以下の量で存在する;
(ac)バレルアルデヒドが、約6.15ppm以下かつ/もしくは少なくとも約0.6ppmの量で存在する;
(ad)4-エチルグアヤコールが約12ppm以下の量で存在する;
(ae)フルフリルメルカプタンが約3.55ppm以下の量で存在する;
(af)3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒドが約4.6ppm以下の量で存在する;
(ag)2-メチルテトラヒドロフラン-3-オンが約10ppm以下の量で存在する;
(ah)酢酸が約5900ppm以下の量で存在する;
(ai)2-フリルメチルケトンが約20ppm以下の量で存在する;
(aj)s-メチル3-メチルブタンチオエートが約0.1ppm以下の量で存在する;
(ak)アセトインが約50ppm以下の量で存在する;
(al)メチルスルフィドが約1.77ppm以下の量で存在する;
(am)酪酸が約200ppm以下の量で存在する;
(an)4-メチル-5-チアゾールエタノールが約55ppm以下の量で存在する;
(ao)インドールが約1.34ppm以下の量で存在する;
(ap)ヘキサナールが約9.51ppm以下の量で存在する;
(aq)アセトフェノンが約28.25ppm以下の量で存在する;
(ar)フルフリルアルコールが約19.48ppm以下の量で存在する;
(as)2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジンが約0.2ppm以下の量で存在する;
(at)4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテートが約55ppm以下の量で存在する;
(au)2-エトキシ-3-メチルピラジンが約5ppm以下の量で存在する;
(av)ペンタナールが約6.15ppm以下の量で存在する;
(aw)p-クレゾールが約7.7ppm以下の量で存在する;
(ax)イソブチルアルデヒドが約5.8ppm以下の量で存在する;
(ay)δ-オクタラクトンが約15.53ppm以下の量で存在する;
(az)5-メチル-2-ヘプテン-4-オンが約20ppm以下の量で存在する;
(ba)リナロールが約40ppm以下の量で存在する;
(bb)β-ダマセノンが約0.2ppm以下の量で存在する;
(bc)オイゲノールが約100ppm以下の量で存在する;
(bd)バニリンが約407.99ppm以下の量で存在する;
(be)2,3-ペンタンジオンが約10.98ppm以下の量で存在する;
(bf)4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノンが約60ppm以下の量で存在する;
(bg)マルトールが約267.2ppm以下の量で存在する;
(bh)l-乳酸が約5000ppm以下の量で存在する;
(bi)2-エチル-6-メチルピラジンが約5ppm以下の量で存在する;
(bj)2-アセチルピリジンが約3ppm以下の量で存在する;
(bk)メチオナールが約4.6ppm以下の量で存在する;
(bl)3-メチルブチルアルデヒドが約16.81ppm以下の量で存在する;
(bm)フェニルアセトアルデヒドが約4.41ppm以下の量で存在する;
(bn)フェネチルアルコールが約30.01ppm以下の量で存在する;
(bo)3,4-ヘキサンジオンが約10ppm以下の量で存在する;
(bp)1-(2-フラニル)-エタノンが約20ppm以下の量で存在する;
(bq)5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒドが約2.25ppm以下の量で存在する;
(br)3-メチル-2-ブテナールが約7.25ppm以下の量で存在する;
(bs)3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジンが約10ppm以下の量で存在する;
(bt)3-フルアルデヒドが約500ppm以下の量で存在する;
(bu)ジヒドロクマリンが約130.7ppm以下の量で存在する;または
(bv)5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトンが約0.5ppm以下の量で存在する。
態様11は以下である:
VOCが、酸、アルコール類、アルカン類、アルデヒド類、アミン類、ベンゼン類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類、フェノール類、ピラジン類、ピリジン類、ピロール類、糖もしくは糖アルコール、硫黄化合物、テルペン類、またはチオフェン類のうちの1種または複数種を含む、態様1~10のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様12は以下である:
VOCが、酸、アルコール類、アルデヒド類、ベンゼン類、エステル類、フラン類、ケトン類、ラクトン類、ピリジン類(pyridine)、ピリジン類(pyrizine)、ピロール類、フェノール類、硫黄化合物、および/またはテルペン類のうちの1種または複数種を含む、態様1~11のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様13は以下である:
VOCが、1種または複数種の酸を含む、態様1~12のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様14は以下である:
1種または複数種の酸が、イソ吉草酸、酢酸、L-乳酸、酪酸、2-メチル酪酸、4-ヒドロキシ-2-ブテン酸γ-ラクトン、ヘキサン酸、4-ヒドロキシブタン酸ラクトン、イソ酪酸、パルミチン酸、ピルビン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、吉草酸、ノナン酸、安息香酸、オレイン酸、プロピオン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、n-カプリン酸イソブチルエステル、ペンタデカン酸、3-メチルブチルエステル、ステアリン酸、2-メチルヘプタン酸、4-ヒドロキシ安息香酸、9-オクタデセン酸、エチルエステル、2-オキソ酪酸、5-ヒドロキシウンデカン酸ラクトン、およびトリデカン酸、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の酸を含む、態様13のナッツバターレプリカ。
態様15は以下である:
1種または複数種の酸が、イソ吉草酸、酢酸、L-乳酸、および酪酸からなる群より選択される少なくとも1種の酸を含む、態様13または14のナッツバターレプリカ。
態様16は以下である:
VOCが、1種または複数種のアルコール類を含む、態様1~15のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様17は以下である:
1種または複数種のアルコール類が、1-オクテン-3-オール、フルフリルアルコール、p-クレゾール、オイゲノール、フェネチルアルコール、4-メチル-5-チアゾールエタノール、(+/-)2-メチル-1-ブタノール、アミルアルコール、ヘプチルアルコール、ヘキシルアルコール、イソアミルアルコール、ノニルアルコール、2,3-ブタンジオール、1-オクタノール、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、プロピレングリコール、4-カルボメンテノール、1-ペンテン-3-オール、3-ヘキサノール、テトラヒドロフルフリルアルコール、(e)-2-オクテン-1-オール、5-メチルフルフリルアルコール、2-ヘプタノール、1-ヘキサデカノール、1-テトラデカノール、グアヤコール、ベンジルアルコール、グリセロール、2-エチル-1-ヘキサノール、ウンデシルアルコール、3-メチル-2-ブタノール、ラウリルアルコール、3-メチル-1-ペンタノール、およびtrans-2-デセノール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアルコール類を含む、態様16のナッツバターレプリカ。
態様18は以下である:
1種または複数種のアルコール類が、1-オクテン-3-オール、フルフリルアルコール、p-クレゾール、オイゲノール、フェネチルアルコール、および4-メチル-5-チアゾールエタノールからなる群より選択される少なくとも1種のアルコール類を含む、態様16または17のナッツバターレプリカ。
態様19は以下である:
VOCが、1種または複数種のアルデヒド類を含む、態様1~18のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様20は以下である:
1種または複数種のアルデヒド類が、(E,E)-2,4-デカジエナール、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、フルフラール、バレルアルデヒド、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、ヘキサナール、イソブチルアルデヒド、バニリン、メチオナール、フェニルアセトアルデヒド、3-フルアルデヒド、ペンタナール、3-メチルブチルアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒド、1-メチル-1h-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、2-メチルブチルアルデヒド、デカナール、ヘプタナール、ノナナール、2-フェニル-2-ブテナール、trans-2-ヘプテナール、2-ウンデセナール、ピペロナール、3-フェニルプロピオンアルデヒド、ピルブアルデヒド、オクタナール、trans-2-ヘキセナール、1-エチル-2-ピロールカルボキシアルデヒド、2-メチルペンタナール、シンナムアルデヒド、5-メチル-2-フェニル-2-ヘキセナール、trans,trans-2,4-オクタジエナール、4-メチル-2-フェニル-2-ペンテナール、アセトアルデヒド、オクタナールプロピレングリコールアセタール、(+/-)-trans-およびcis-2-ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、ならびにバレルアルデヒドプロピレングリコールアセタール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアルデヒド類を含む、態様19のナッツバターレプリカ。
態様21は以下である:
1種または複数種のアルデヒド類が、(E,E)-2,4-デカジエナール、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、フルフラール、バレルアルデヒド、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、ヘキサナール、イソブチルアルデヒド、バニリン、メチオナール、フェニルアセトアルデヒド、3-フルアルデヒド、ペンタナール、3-メチルブチルアルデヒド、3-メチル-2-ブテナール、4-メチル-5-チアゾールエタノールアセテート、および5-メチル-2-フランカルボキシアルデヒドからなる群より選択される少なくとも1種のアルデヒド類を含む、態様19または20のナッツバターレプリカ。
態様22は以下である:
VOCが、1種または複数種のアミン類を含む、態様1~21のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様23は以下である:
1種または複数種のアミン類が、2-アミノ-1-ナフタレノール、2-メトキシ-ベンゼンアミン、5-アミノ-1-ナフトール、N,N-ジメチル-エタンアミン、およびN,N-ジメチル-メチルアミン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアミン類を含む、態様22のナッツバターレプリカ。
態様24は以下である:
VOCが、1種または複数種のベンゼン類を含む、態様1~23のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様25は以下である:
1種または複数種のベンゼン類が、ジヒドロクマリン、スチレン、およびトルエン、またはこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のベンゼン類を含む、態様24のナッツバターレプリカ。
態様26は以下である:
VOCが、1種または複数種のエステル類を含む、態様1~25のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様27は以下である:
1種または複数種のエステル類が、イソ酪酸イソブチル、ギ酸ヘプチル、安息香酸ベンジル、酢酸フェネチル、2-メチル酪酸エチル、安息香酸エチル、酢酸ヘキシル、ヘプタン酸メチル、ヘキサン酸メチル、オクタン酸メチル、吉草酸メチル、酢酸p-トリル、酪酸フェネチル、ニコチン酸メチル、ギ酸ヘキシル、安息香酸フェネチル、安息香酸2-エチルヘキシル、イソ酪酸ブチル、デカン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、オクタン酸エチル、パルミチン酸エチル、酢酸メチル、デカン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、チオ酢酸s-メチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸テトラヒドロフルフリル、ノナン酸エチル、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、乳酸エチル、酢酸ヘプチル、酢酸イソプロペニル、酪酸メチル、レブリン酸メチル、ノナン酸メチル、酢酸イソアミル、酪酸ブチル、ピルビン酸エチル、ケイ皮酸メチル、ギ酸アミル、酢酸2-エチルブチル、および酪酸イソブチル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のエステル類を含む、態様26のナッツバターレプリカ。
態様28は以下である:
少なくとも約0.005ppmのエステル類を含む、態様26または27のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様29は以下である:
VOCが、1種または複数種のフラン類を含む、態様1~28のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様30は以下である:
1種または複数種のフラン類が、2-エチルフラン、1-(2-フラニル)-エタノン、2-ペンチルフラン、2,5-ジメチルフラン、2-ブチルフラン、2-ヘプチルフラン、および2-アセチル-5-メチルフラン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のフラン類を含む、態様29のナッツバターレプリカ。
態様31は以下である:
1種または複数種のフラン類が、2-エチルフランおよび1-(2-フラニル)-エタノンからなる群より選択される少なくとも1種のフラン類を含む、態様30のナッツバターレプリカ。
態様32は以下である:
VOCが、1種または複数種のケトン類を含む、態様1~31のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様33は以下である:
1種または複数種のケトン類が、2-ヘプタノン、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、γ-デカラクトン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-フリルメチルケトン、アセトイン、アセトフェノン、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、βダマセノン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、3,4-ヘキサンジオン、1-ペンテン-3-オン、2-ノナノン、2-オクタノン、3-オクテン-2-オン、4-ヘキセン-3-オン、4-メチル-3-ペンテン-2-オン、メチル2-ピロリルケトン、メチルシクロペンテノロン、(e,e)-3,5-オクタジエン-2-オン、2-ピロリドン、γ-ノナラクトン、3-オクタノン、γ-ヘキサラクトン、2-ブタノン、2-デカノン、3-ヘプテン-2-オン、4-ヘプタノン、γ-ヘプタラクトン、1-オクテン-3-オン、3-ペンテン-2-オン、β-アンゲリカラクトン、3-メチル-2-シクロヘキセン-1-オン、4,5-ジヒドロ-3(2h)チオフェノン、4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2h)-フラノン、2-ペンタノン、ヒドロキシアセトン、ベンゾフェノン、ε-デカラクトン、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、2,3-ヘキサンジオン、δ-ヘキサデカラクトン、シクロヘキサノン、γ-バレロラクトン、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、プロピオフェノン、1-メルカプト-2-プロパノン、およびδ-ヘキサラクトン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のケトン類を含む、態様32のナッツバターレプリカ。
態様34は以下である:
1種または複数種のケトン類が、2-ヘプタノン、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、γ-デカラクトン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-フリルメチルケトン、アセトイン、アセトフェノン、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、βダマセノン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、マルトール、および3,4-ヘキサンジオンからなる群より選択される少なくとも1種のケトン類を含む、態様33のナッツバターレプリカ。
態様35は以下である:
少なくとも約0.0001ppmのケトン類を含む、態様32~34のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様36は以下である:
VOCが、1種または複数種のラクトン類を含む、態様1~35のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様37は以下である:
1種または複数種のラクトン類が、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトン、4,5-ジメチル-3-ヒドロキシ-2,5-ジヒドロ-フラン-2-オン、γデカラクトン、マッソイアラクトン、およびソトロン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のラクトン類を含む、態様36のナッツバターレプリカ。
態様38は以下である:
1種または複数種のラクトン類が、5-ヒドロキシ-2,4-デカジエン酸δ-ラクトンを含む、態様36または37のナッツバターレプリカ。
態様39は以下である:
VOCが、1種または複数種のフェノール類を含む、態様1~38のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様40は以下である:
1種または複数種のフェノール類が、シリンゴール、4-エチルグアヤコール、1-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)-エタノン、2,5-ジメチルフェノール、2-メトキシ-4-メチルフェノール、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、2-メトキシ-フェノール、2-メチル-フェノール、4-エチルグアヤコール、4-エチルフェノール、4-エチル-2-メトキシ-フェノール、4-ビニルフェノール、オイゲノール、グアヤコール、イソオイゲノール、p-クレゾール、フェノール、シリンゴール(2,6-ジメトキシフェノール)、バニリンエリトロおよび/もしくはトレオ-ブタン-2,3-ジオールアセタール(vanillin erythro and/or threo-butan-2,3-diol acetal)、ならびにバニリルエチルエーテル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のフェノール類を含む、態様39のナッツバターレプリカ。
態様41は以下である:
1種または複数種のフェノール類が、シリンゴールおよび4-エチルグアヤコールからなる群より選択される少なくとも1種のフェノール類を含む、態様39または40のナッツバターレプリカ。
態様42は以下である:
少なくとも約0.05ppmのフェノール類を含む、態様39~41のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様43は以下である:
VOCが、1種または複数種のピラジン類を含む、態様1~42のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様44は以下である:
1種または複数種のピラジン類が、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、2-エトキシ-3-メチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2-メチル-5-ビニルピラジン(re-gras)、3,5-ジエチル-2-メチルピラジン、ピラジン、3-エチル-2,6-ジメチルピラジン、2-エチル-5-メチルピラジン、5-エチル-2,3-ジメチルピラジン、5h-5-メチル-6,7-ジヒドロシクロペンタ(b)ピラジン、5-イソプロピル-2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、2-アセチル-3-メチルピラジン、2-アセチル-3-エチルピラジン、2-アセチル-3,5(および6)-ジメチルピラジン、ならびに2(3),5-ジメチル-6,7-ジヒドロ-5h-シクロペンタピラジン、ならびに2-イソプロピルピラジン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピラジン類を含む、態様43のナッツバターレプリカ。
態様45は以下である:
1種または複数種のピラジン類が、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、2-エトキシ-3-メチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、ならびに3-エチル-3,6-ジメチル-2h-ピラジンからなる群より選択される少なくとも1種のピラジン類を含む、態様43または44のナッツバターレプリカ。
態様46は以下である:
VOCが、1種または複数種のピリジン類を含む、態様1~45のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様47は以下である:
1種または複数種のピリジン類が、2-アセチルピリジン、ピリジン、1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン、1-メチル-ピペリジン、2-メチル-ピリジン、3-エチルピリジン、3-エチル-ピリジン、3-メチル-ピリジン、3-プロピル-ピリジン、3-ピリジノール、およびニコチン酸メチル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピリジン類を含む、態様46のナッツバターレプリカ。
態様48は以下である:
1種または複数種のピリジン類が、2-アセチルピリジンを含む、態様46または47のナッツバターレプリカ。
態様49は以下である:
約1.68ppm以下のピリジン類を含む、態様46~48のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様50は以下である:
VOCが、1種または複数種のピロール類を含む、態様1~49のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様51は以下である:
1種または複数種のピロール類が、インドール、1-(1H-ピロール-2-イル)-エタノン、1-(2-フラニルメチル)-1H-ピロール、1-エチル-1H-ピロール、1-メチル-1H-ピロール、1-メチル-1H-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、2-アセチル-1-メチルピロール、2-アセチルピロール、およびピロール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピロール類を含む、態様50のナッツバターレプリカ。
態様52は以下である:
1種または複数種のピロール類が、インドールを含む、態様50または51のナッツバターレプリカ。
態様53は以下である:
VOCが、1種または複数種の糖または糖アルコールを含む、態様1~52のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様54は以下である:
1種または複数種の糖または糖アルコールが、エチルマルトールおよびマルトールまたはこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の糖または糖アルコールを含む、態様53のナッツバターレプリカ。
態様55は以下である:
VOCが、1種または複数種の硫黄化合物を含む、態様1~54のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様56は以下である:
1種または複数種の硫黄化合物が、ジメチルトリスルフィド、メチルスルフィド、s-メチル3-メチルブタンチオエート、フルフリルメルカプタン、ジエチルジスルフィド、ジメチルジスルフィド、ジメチルスルフィド、ジメチルスルホキシド、メタンチオール、およびメチオナール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の硫黄化合物を含む、態様55のナッツバターレプリカ。
態様57は以下である:
1種または複数種の硫黄化合物が、ジメチルトリスルフィド、メチルスルフィド、s-メチル3-メチルブタンチオエート、およびフルフリルメルカプタンからなる群より選択される少なくとも1種の硫黄化合物を含む、態様55または56のナッツバターレプリカ。
態様58は以下である:
VOCが、1種または複数種のテルペン類を含む、態様1~57のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様59は以下である:
1種または複数種のテルペン類が、リモネン、リナロール、ピロール、d-α-ピネン、δ-3-カレン、ナフタレン、スチレン、4-メチルチアゾール、α-フェランドレン、o-メチルアニソール、p-メンタ-1,4-ジエン、テルピノレン、チアゾール、o-シメン、1-メチルナフタレン、1-メチルピロール、インドール、n-フルフリルピロール、トリメチルオキサゾール、1-ノネン、1-オクテン、2-イソブチル-4、5-ジメチルオキサゾール、4-メチル-5-ビニルチアゾール、β-ピネン、β-カリオフィレン、カンフェン、p-シメン、3,4-ジメチルチオフェン、および4,5-ジメチルチアゾール、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のテルペン類を含む、態様58のナッツバターレプリカ。
態様60は以下である:
1種または複数種のテルペン類が、リモネンおよびリナロールからなる群より選択される少なくとも1種のテルペン類を含む、態様59のナッツバターレプリカ。
態様61は以下である:
VOCが、1種または複数種のチオフェン類を含む、態様1~60のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様62は以下である:
VOCが、2,7-ジメチル-オキセピンを含む、態様1~61のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様63は以下である:
VOCが、(+/-)2-メチル-1-ブタノール、1-メチル-1h-ピロール-2-カルボキシアルデヒド、1-オクテン-3-オール、1-ペンテン-3-オン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2,3-ペンタンジオン、2,5-ジメチルピラジン、2-エチル-6-メチルピラジン、2-メチル-5-ビニルピラジン(re-gras)、2-メチルブチルアルデヒド、2-メチル酪酸、2-メチルピラジン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、2-ノナノン、2-オクタノン、2-ペンチルフラン、3,5-ジエチル-2-メチルピラジン、3-オクテン-2-オン、4-ヘキセン-3-オン、4-ヒドロキシ-2-ブテン酸γ-ラクトン、4-メチル-3-ペンテン-2-オン、5-メチルフルフラール、アセトイン、アミルアルコール、ベンズアルデヒド、ベンゼン、1,3,5-トリメチル-、デカナール、フルフラール、フルフリルアルコール、ヘプタナール、ヘプチルアルコール、ヘキサナール、ヘキサン酸、ヘキシルアルコール、イソアミルアルコール、イソ酪酸イソブチル、メチル2-ピロリルケトン、メチルシクロペンテノロン、ノナナール、ノニルアルコール、フェニルアセトアルデヒド、ピラジン、ピリジン、ピロール、バレルアルデヒド、2,3-ブタンジオール、2-フェニル-2-ブテナール、3-エチル-2,6-ジメチルピラジン、5,6,7,8-テトラヒドロキノキサリン、d-リモネン、ギ酸ヘプチル、trans-2-ヘプテナール、1-オクタノール、2-アセチル-1-ピロリン、2-ウンデセナール、安息香酸ベンジル、シンナムアルデヒド、(e)-、ピペロナール、バニリン、(e,e)-3,5-オクタジエン-2-オン、2-エチル-5-メチルピラジン、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、2-ピロリドン、カフェイン、γ-ノナラクトン、マルトール、酢酸フェネチル、2-エチルピラジン、2-メトキシ-4-ビニルフェノール、3-オクタノン、3-フェニルプロピオンアルデヒド、4-ヒドロキシブタン酸ラクトン、α-ピネン、δ-3-カレン、ジヒドロクマリン、2-メチル酪酸エチル、安息香酸エチル、γ-ヘキサラクトン、酢酸ヘキシル、イソ酪酸、イソ吉草酸、ナフタレン、フェネチルアルコール、プロピレングリコール、スチレン、4-メチルチアゾール、α-フェランドレン、メチルスルフィニルメタン、パルミチン酸、ピルブアルデヒド、ピルビン酸、2,5-ジメチルフラン、2-ブタノン、2-ブチルフラン、2-デカノン、3-ヘプテン-2-オン、4-カルボメンテノール、4-ヘプタノン、4-メチル-5-チアゾールエタノール、5-エチル-2,3-ジメチルピラジン、酪酸、δ-オクタラクトン、γ-ヘプタラクトン、ヘプタン酸、ヘプタン酸メチル、ヘキサン酸メチル、オクタン酸メチル、吉草酸メチル、オクタナール、オクタン酸、o-メチルアニソール、p-メンタ-1,4-ジエン、テルピノレン、チアゾール、trans-2-ヘキセナール、吉草酸、1-オクテン-3-オン、1-ペンテン-3-オール、3-ヘキサノール、3-ペンテン-2-オン、β-アンゲリカラクトン、ノナン酸、o-シメン、酢酸p-トリル、テトラヒドロフルフリルアルコール、1-メチルナフタレン、3-フルアルデヒド、3-メチル-2-シクロヘキセン-1-オン、l-ラムノース、(e)-2-オクテン-1-オール、1-エチル-2-ピロールカルボキシアルデヒド、1-メチルピロール、2-アセチル-2-チアゾリン、2-メチルペンタナール、3-n-ブチルフタリド、4,5-ジヒドロ-3(2h)チオフェノン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2h)-フラノン、4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2h)-フラノン、5h-5-メチル-6,7-ジヒドロシクロペンタ(b)ピラジン、5-イソプロピル-2-メチルピラジン、5-メチルフルフリルアルコール、アセトフェノン、安息香酸、シクロペンタノン、ジメチルジスルフィド、ジメチルトリスルフィド、インドール、イソプロペニルピラジン、n-フルフリルピロール、オレイン酸、酪酸フェネチル、プロピオン酸、トリメチルオキサゾール、2-ヘプタノール、2-ペンタノン、l-チロシン、ニコチン酸メチル、1-ノネン、1-オクテン、シンナムアルデヒド、ヒドロキシアセトン、ギ酸ヘキシル、安息香酸フェネチル、1-ヘキサデカノール、1-テトラデカノール、安息香酸2-エチルヘキシル、ベンゾフェノン、イソ酪酸ブチル、ε-デカラクトン、デカン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、オクタン酸エチル、パルミチン酸エチル、グアヤコール、ラウリン酸、酢酸メチル、ミリスチン酸、n-カプリン酸イソブチルエステル、ペンタデカン酸、3-メチルブチルエステル、デカン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、ステアリン酸、2,6-ジメチルピラジン、2-アセチル-3-メチルピラジン、ベンジルアルコール、メントールラセミ体、チオ酢酸s-メチル、2-メトキシ-3(5および6)-イソプロピルピラジン、グリセロール、2-エチル-1-ヘキサノール、(トリ-)アセチン、5-メチル-2-フェニル-2-ヘキセナール、酢酸ブチル、ウンデシルアルコール、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸テトラヒドロフルフリル、2-イソブチル-4,5-ジメチルオキサゾール、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、4-メチル-5-ビニルチアゾール、β-ピネン、2,3-ヘキサンジオン、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、β-カリオフィレン、δ-ヘキサデカラクトン、ジフルフリルエーテル、trans,trans-2,4-オクタジエナール、2-メチルヘプタン酸、ノナン酸エチル、2-ヘプチルフラン、カンフェン、シクロヘキサノン、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、乳酸エチル、γ-バレロラクトン、酢酸ヘプチル、酢酸イソプロペニル、酪酸メチル、レブリン酸メチル、ブチルアミン、ノナン酸メチル、3-メチル-2-ブタノール、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、酢酸イソアミル、2-アセチル-3-エチルピラジン、2-アセチルピリジン、酪酸ブチル、ラウリルアルコール、p-シメン、3,4-ジメチルチオフェン、4-ヒドロキシ安息香酸、9-オクタデセン酸、エチルエステル、ピルビン酸エチル、イソプロピルアミン、3-メチル-1-ペンタノール、2-オキソ酪酸、4-メチル-2-フェニル-2-ペンテナール、2-アセチル-3,5(および6)-ジメチルピラジン、トリメチルアミン、2(3),5-ジメチル-6,7-ジヒドロ-5h-シクロペンタピラジン、ケイ皮酸メチル、ギ酸アミル、5-ヒドロキシウンデカン酸ラクトン、プロピオフェノン、2-イソプロピルピラジン、酢酸2-エチルブチル、2-アセチル-5-メチルフラン、アセトアルデヒド、γ-デカラクトン、trans-2-デセノール、4,5-ジメチルチアゾール、酪酸イソブチル、トリデカン酸、ならびに1-メルカプト-2-プロパノンからなる群より選択される少なくとも20種、少なくとも30種、少なくとも40種、または少なくとも50種の化合物を含む、態様1~62のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様64は以下である:
VOCが、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、2,3-ジエチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-3-メチルピラジン、2-エチルピラジン、2-メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、テトラメチルピラジン、(E,E)-2,4-デカジエナール、1-オクテン-3-オール、2-エチルフラン、2-ヘプタノン、5-メチルフルフラール、ベンズアルデヒド、コーヒーフラノン、シクロペンタノン、DMTS、フルフラール、γ-デカラクトン、リモネン、ピリジン、4-エチルグアヤコール、フルフリルメルカプタン、2-ペンタノール、メチオナール、酢酸、2-フリルメチルケトン、チオイソ吉草酸メチル、アセトイン、3-メチルブタン酸、ジメチルスルフィド、酪酸、2-メルカプトプロピオン酸プロピル、2,4,6-トリメチルフェノール(メシトール)、γ-バレロラクトン、δオクタラクトン、δデカラクトン、ウイスキーラクトン、p-クレゾール、3-(メチルチオ)プロピオンアルデヒド、イソブチルアルデヒド、δ-オクタラクトン、5-メチル-2-ヘプテン-4-オン、リナロール、バレルアルデヒド、β-ダマセノン、オイゲノール、バニリン、2,3-ペンタンジオン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)-フラノン、マルトール、L-乳酸、および2-アセチルピリジンからなる群より選択される少なくとも10種、少なくとも20種、少なくとも30種、少なくとも40種、または少なくとも50種の化合物を含む、態様1~63のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様65は以下である:
VOCが、単一の参照ナッツバターの中のVOCに対して約95%未満または約85%未満の同一性を有する、態様1~64のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様66は以下である:
前記ナッツバターレプリカが、少なくとも71種のVOCを含み、該VOCのうちの70種以下が、単一の参照ナッツバター中で見出される、態様1~65のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様67は以下である:
前記ナッツバターレプリカが、少なくとも51種のVOCを含み、該VOCのうちの50種以下が単一の参照ナッツバター中で見出される、態様1~66のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様68は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、ホモセリン、ニコチン酸、バリン、プロリン、アルギニン、B-アラニン-2、アスパラギン、グルタミン酸、フェニルアラニン、ロイシン、リジン、グリシン、セリン、アラビトール、フルクトース、マンニトール、カテキン、エピカテキン、ソルビトール、スクロース、トレハロース、ソトロン、バニリン、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、およびリシノール酸からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含まない、態様1~67のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様69は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、8-ヒドロキシキノリン、キノリン、クロロゲン酸、フラキセチン、ストロベリーフラノンアセテート、ルテオリン-7-O-グルコシド、イノシン、トリゴネリン、trans-4-ヒドロキシプロリン、カルノシン、シスチン、キヌレン酸、オルニチン、システイン、ピリドキシン、アデニン、グルコサミン、D-グルクロン酸、キナ酸、酒石酸、フマル酸、コハク酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、2-フロ酸、ショウノウ酸、リボース、アジピン酸、ルチン、キシロース、ガラクトース、バニリン酸、シリング酸、ポリダチン、シトシン、4-グアニジノ酪酸、ウラシル、チラミン、トリプタミン、メープルフラノン、アセトアニリド、ベンズアルデヒド、ソルビン酸、B-イオノン、ムラミン酸、trans,trans-ムコン酸、ゲンチジン酸、6,7-ジヒドロキシクマリン、トロパ酸、6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸、没食子酸プロピル、ヘスペレチン、およびカフェ酸からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む、態様1~68のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様70は以下である:
以下のうちの少なくとも1つが、任意の組み合わせで、真である、態様1~69のいずれか1つのナッツバターレプリカ:
(a)クロロゲン酸が少なくとも約32ppmの量で存在する;
(b)没食子酸プロピルが少なくとも約5.0ppmの量で存在する;
(c)ヘスペレチンが少なくとも約0.08ppmの量で存在する;または
(d)カフェ酸が少なくとも約0.15ppmの量で存在する。
態様71は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、酸、アルデヒド類、アルカロイド類、アミン類、アミノ酸、フラン類、ケトン類、ラクトン類、ヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、もしくは核酸塩基、タンパク質もしくはペプチド、ピラジン類、ピリジン類、糖もしくは糖アルコール、タンニン類、フェノール類、脂肪、塩、乳化剤、ポリフェノール類、もしくはアントシアニン類、またはキサンチン類のうちの1種または複数種を含む、態様1~70のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様72は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、酸、アルデヒド類、アミノ酸、ラクトン類、ピラジン類、タンニン類、フェノール類、脂肪、塩、乳化剤、ポリフェノール類、もしくはアントシアニン類、またはキサンチン類のうちの1種または複数種を含む、態様1~71のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様73は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種の酸を含む、態様1~72のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様74は以下である:
1種または複数種の酸が、アジピン酸、trans-フェルラ酸、シナピン酸、サリチル酸、パントテン酸、カフェ酸、バニリン酸、シリング酸、クマル酸、ソルビン酸、キヌレン酸、D-グルクロン酸、キナ酸、リンゴ酸、ピルビン酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、フマル酸、コハク酸、没食子酸、2-フロ酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、2-イソプロピルリンゴ酸、D-グルコン酸、4-メトキシケイ皮酸、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、リシノール酸、DL-ヒドロキシステアリン酸、ニコチン酸、クロロゲン酸、コール酸、およびヒドロキシ酪酸、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の酸を含む、態様73のナッツバターレプリカ。
態様75は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のアルデヒド類を含む、態様1~74のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様76は以下である:
1種または複数種のアルデヒド類が、バニリンを含む、態様75のナッツバターレプリカ。
態様77は以下である:
アルデヒド類が、少なくとも約0.001ppmの量で存在する、態様75または76のナッツバターレプリカ。
態様78は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のアルカロイド類を含む、態様1~77のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様79は以下である:
1種または複数種のアルカロイド類が、ピペリンを含む、態様78のナッツバターレプリカ。
態様80は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のアミン類を含む、態様1~79のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様81は以下である:
1種または複数種のアミン類が、トリプタミンを含む、態様80のナッツバターレプリカ。
態様82は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のアミノ酸を含む、態様1~81のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様83は以下である:
1種または複数種のアミノ酸が、フェニルアラニン、ロイシン、グルコサミン、メチオニン、GABA、チロシン、リジン、ヒスチジン、グリシン、セリン、アスパラギン酸、イソロイシン、トリプトファン、バリン、プロリン、カルニチン、アルギニン、B-アラニン-2、トレオニン、グルタミン、アスパラギン、グルタミン酸、ベタイン、ピペコリン酸、シトルリン、カルノシン、およびホモセリン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアミノ酸を含む、態様82のナッツバターレプリカ。
態様84は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のフラン類を含む、態様1~83のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様85は以下である:
1種または複数種のフラン類が、ヒドロキシメチルフルフラールを含む、態様84のナッツバターレプリカ。
態様86は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のケトン類を含む、態様1~85のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様87は以下である:
1種または複数種のケトン類が、2(5H)-フラノン、5-エチル-4-ヒドロキシ-2-メチル-3(2H)-フラノン、アセトバニロン、およびメチル-2-ピロリルケトン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のケトン類を含む、態様86のナッツバターレプリカ。
態様88は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のラクトン類を含む、態様1~87のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様89は以下である:
1種または複数種のラクトン類が、ソトロンを含む、態様88のナッツバターレプリカ。
態様90は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基を含む、態様1~89のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様91は以下である:
1種または複数種のヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基が、アデニン、AMP、CMP、シチジン、シトシン、グアニン、およびウラシル、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のヌクレオチド、ヌクレオチド一リン酸、または核酸塩基を含む、態様90のナッツバターレプリカ。
態様92は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のタンパク質またはペプチドを含む、態様1~91のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様93は以下である:
1種または複数種のタンパク質またはペプチドが、カルノシンを含む、態様92のナッツバターレプリカ。
態様94は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のピラジン類を含む、態様1~93のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様95は以下である:
1種または複数種のピラジン類が、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、および2,3-ジメチルピラジン、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピラジン類を含む、態様94のナッツバターレプリカ。
態様96は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のピリジン類を含む、態様1~95のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様97は以下である:
1種または複数種のピリジン類が、ピリジンおよびピロキシジンまたはこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のピリジン類を含む、態様96のナッツバターレプリカ。
態様98は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種の糖または糖アルコールを含む、態様1~97のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様99は以下である:
1種または複数種の糖または糖アルコールが、アラビトール、フルクトース、ラムノース、マンニトール、グルコース、ラクトース、キシロース、ソルビトール、フコース、ガラクトース、マンノース、スクロース、myo-イノシトール、トレハロース、アルロース、モンクフルーツ、ステビア、マルチトール、イソマルト、タガトース、およびスタキオース、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種の糖または糖アルコールを含む、態様98のナッツバターレプリカ。
態様100は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類を含む、態様1~99のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様101は以下である:
1種または複数種のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類が、カテキン、エラグ酸、エピカテキン、没食子酸エピカテキン、没食子酸、ヘスペレチン、没食子酸メチル、ポリダチン、没食子酸プロピル、ケルセチン、レスベラトロール、ルチン、サリチル酸、シナピン酸、シリングアルデヒド、シリング酸、trans-フェルラ酸、チラミン、およびバニリン酸、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のタンニン類、フェノール類、ポリフェノール類、またはアントシアニン類を含む、態様100のナッツバターレプリカ。
態様102は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、1種または複数種のキサンチン類を含む、態様1~101のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様103は以下である:
1種または複数種のキサンチン類が、テオブロミンを含む、態様102のナッツバターレプリカ。
態様104は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、安定用脂肪(stabilizer fat)を含む、態様1~103のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様105は以下である:
1種または複数種の安定用脂肪が、硬化油、パーム油、核油(kernel oil)、シア油、綿実油、ならびに/またはその他の脂肪および植物油を含む、態様104のナッツバターレプリカ。
態様106は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、ココア生成物を含む、態様1~105のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様107は以下である:
1種または複数種のココア生成物が、ココアパウダー、ココアバター、および/またはチョコレートを含む、態様106のナッツバターレプリカ。
態様108は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、乳化剤を含む、態様1~107のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様109は以下である:
1種または複数種の乳化剤が、レシチンを含む、態様108のナッツバターレプリカ。
態様110は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、基質を含む、態様1~109のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様111は以下である:
基質が、ブドウ種子、ヒマワリ種子、ヒマワリカーネル、ヒマワリミールもしくはフラワー(flour)、ヒマワリ油、その他の加工済みもしくは未加工の穀物もしくは穀物生成物、マメ科植物もしくはマメ科植物種子、油料植物もしくは脂肪種子、果実もしくは果実生成物、根、塊茎、もしくは根生成物もしくは塊茎生成物、糖加工副生成物、および/またはその他の植物副生成物を含む、態様110のナッツバターレプリカ。
態様112は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、液体媒体を含む、態様1~111のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様113は以下である:
液体媒体が、水、ミルク、植物性ミルク、および/またはその他の代替乳製品を含む、態様112のナッツバターレプリカ。
態様114は以下である:
1種または複数種の不揮発性化合物が、2(5H)-フラノン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-エチル-2-ヒドロキシ酪酸、2-フロ酸、2-イソプロピルリンゴ酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、4-グアニジノ酪酸、4-メトキシケイ皮酸、5-エチル-4-ヒドロキシ-2-メチル-3(2H)-フラノン、アセトバニロン、アデニン、アジピン酸、AMP、アラビトール、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、β-アラニン、ベタイン、カフェ酸、カフェイン、カルニチン、カルノシン、カテキン、コリン、ケイ皮酸、クエン酸、シトルリン、CMP、クマル酸、システイン、シスチン、シチジン、シトシン、D-グルコン酸、D-グルクロン酸、DL-ヒドロキシステアリン酸、エラグ酸、エピカテキン、没食子酸エピカテキン、フルクトース、フマル酸、GABA、ガラクトース、没食子酸、グルコサミン、グルコース、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、グアニン、ヘスペレチン、ヒスチジン、ホモセリン、ヒドロキシメチルフルフラール、イソロイシン、キヌレン酸、乳酸、ロイシン、リジン、リンゴ酸、マンニトール、マンノース、メチオニン、没食子酸メチル、メチル-2-ピロリルケトン、イノシトール、オルニチン、パントテン酸、フェニルアラニン、ピペコリン酸、ピペリン、ポリダチン、プロリン、没食子酸プロピル、ピリジン、ピリドキシン、ピルビン酸、ケルセチン、キナ酸、レスベラトロール、ラムノース、リボース、ルチン、サリチル酸、セリン、シナピン酸、ソルビン酸、ソルビトール、ソトロン、コハク酸、シリングアルデヒド、シリング酸、酒石酸、トレオニン、trans-4-ヒドロキシプロリン、trans-フェルラ酸、トリプタミン、トリプトファン、チラミン、チロシン、ウラシル、バリン、バニリン酸、バニリン、およびキシロースからなる群より選択される少なくとも10種の化合物を含む、態様1~113のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様115は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、2,3,5-トリメチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、アスパラギン酸、カフェイン、コリン、クエン酸、乳酸、ソトロン、コハク酸、trans-フェルラ酸、バニリン酸、およびバニリンからなる群より選択される少なくとも5種または少なくとも10種の化合物を含む、態様1~114のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様116は以下である:
1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、単一の参照ナッツバターの中の単離された不揮発性化合物に対して約95%未満または約85%未満の同一性を有する、態様1~115のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様117は以下である:
前記ナッツバターレプリカが、少なくとも11種の単離された不揮発性化合物を含み、該単離された不揮発性化合物のうちの10種以下が、単一の参照ナッツバター中で見出される、態様1~116のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様118は以下である:
大腸菌(E.coli)、サルモネラ(Salmonella)属種、ブレタノマイセス(Brettanomyces)属種、ラクトバチルス目(Lactobacillales)、サッカロミセス(Saccharomyces)属種、アクレモニウム・ストリクタム(Acremonium strictum)、クリソニリア・シトフィラ(Chrysonilia sitophila)、クラドスポリウム・オキシスポラム(Cladosporium oxysporum)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、モルチエレラ・アルピナ(Mortierella alpina)、ムコール・プラムベウス(Mucor plumbeus)、ペシロマイセス・ビリディス(Paecilomyces viridis)、ペニシリウム・クリソゲナム(Penicillium chrysogenum)、ペニシリウム・シトレオニグラム(Penicillium citreonigrum)、ペニシリウム・デクンベンス(Penicillium decumbens)、ペニシリウム・パープロゲナム(Penicillium purpurogenum)、トリコデルマ・ロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、ベルチシリウム・プサリオテ(Verticillium psalliotae)、カビ、ウドンコ病菌、腐敗菌(rot)、昆虫、昆虫卵、昆虫汚物、齧歯類汚物、哺乳類排泄物、硫化水素、二硫化水素、2,4,6-トリクロロアニソール、2,4,6,-トリブロモアニソール、アフラトキシン、アルドリン、ディルドリン、ベンゼンヘキサクロリド、クロルデン、ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)、ジクロロジフェニルジクロロエチレン(DDE)、ジクロロジフェニルジクロロエタン(TDE)、ジメチルニトロソアミン(ニトロソジメチルアミン)、エチレンジブロミド(EDB)、ヘプタクロル、ヘプタクロルエポキシド、リンダン、水銀、メタノール、エチレングリコール、ジクロロメタン、ナッツ類(tree nut)タンパク質アレルゲン、ピーナッツタンパク質アレルゲン、および重金属のうちの1つまたは複数を含まない、態様1~117のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様119は以下である:
溶液、懸濁液、または乳濁液である、態様1~118のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様120は以下である:
溶液、懸濁液、または乳濁液が、ナッツバタースプレッドまたはナッツバターコーティングである、態様119のナッツバターレプリカ。
態様121は以下である:
水溶性である、態様1~120のいずれか1つのナッツバターレプリカ。
態様122は以下である:
水と、
水溶性である1種または複数種の単離されたVOCと、
水溶性である1種または複数種の単離された不揮発性化合物と
を含む混合物を形成する工程;
油と、
脂溶性である1種または複数種の単離されたVOCと、
脂溶性である1種または複数種の単離された不揮発性化合物と
を含む基質乳濁液を形成する工程;および
ナッツバターレプリカを形成するために水性溶液と乳濁液とを混合する工程
を含む、ナッツバターレプリカを調製する方法。
態様123は以下である:
乳濁液を形成する工程が、均質化することを含む、態様122の方法。
態様124は以下である:
油が、トウモロコシ油、ヒマワリ油、パーム油、大豆油、ココアバター、シア油、核油、またはココナッツ油を含む、態様122または123の方法。
態様125は以下である:
フレーバー混合物を凝集させる工程をさらに含む、態様122~124のいずれか1つの方法。
態様126は以下である:
フレーバー混合物を凝集させる工程が、空気圧混合、スチームジェット、流動床、パン、または噴霧乾燥、ドラム、ミキサー、ローラー、または押出凝集を含む、態様125の方法。
態様127は以下である:
ナッツバターレプリカが、固体基質を含む、態様122~126のいずれか1つの方法。
態様128は以下である:
フレーバー混合物を固体基質に塗布する工程をさらに含む、態様127の方法。
態様129は以下である:
フレーバー混合物を塗布する工程が、フレーバー混合物の噴霧塗布を含む、態様128の方法。
態様130は以下である:
固体基質が、加工済みもしくは未加工の穀物もしくは穀物生成物、マメ科植物もしくはマメ科植物種子、油料植物もしくは脂肪種子、果実もしくは果実生成物、根、塊茎、もしくは根生成物もしくは塊茎生成物、糖加工副生成物、またはその他の植物副生成物を含む、態様127~129のいずれか1つの方法。
態様131は以下である:
固体基質が、ブドウ種子またはその他の果実種子(例えば、ラズベリー、クランベリー、ブラックベリー、および/もしくはイチゴに由来する種子)を含む、態様127~130のいずれか1つの方法。
態様132は以下である:
(a)1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種のVOCを含む、
(b)1種または複数種の単離されたVOCが、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種のVOCを含まない、
(c)1種または複数種の単離されたVOCが、少なくとも100ppmの総量でナッツバターレプリカ中に存在する、
(d)1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在しない少なくとも1種の不揮発性化合物を含む、あるいは
(e)1種または複数種の単離された不揮発性化合物が、対応する参照ナッツバター中に存在する少なくとも1種の不揮発性化合物を含まない、
態様122~131のいずれか1つの方法。
【実施例
【0239】
実施例1 - 参照ナッツバターのLCMS
以下の方法に従って、いくつかの参照ナッツバター試料の中の様々な不揮発性化合物のレベルを測定するため、LC-MSを使用した。
【0240】
全ての分析が、Thermo Scientific Q-Exactive高分解能質量分析計(MS)と接続されたThermo Ultimate 3000 Ultra-Performance Liquid Chromatograph(UPLC)において実施された。XCaliburソフトウェアがデータ取得のために使用され、質量分析計のパラメータは、全ての方法について、以下の通りであった:
極性:各方法について示されるポジティブモードまたはネガティブモード
分解能:70,000
スキャン範囲:134~2000m/zである脂質方法を除き、全ての方法について60~900m/z
分離ウインドウ:1.5m/z
MS/MSコリジョンエネルギー:30
【0241】
分析標準の調製: 各化合物についてのストック溶液を、1mg/mLの濃度で、50%メタノールにおいて作製した。次いで、10ng/mL~20μg/mLの範囲の15点標準曲線を作成するため、各化合物を段階希釈した。定量化を妨害するであろう保持時間の重複がない限り、各セットについて各カテゴリからの7~12種の化合物の組み合わせで、標準曲線を実行した。
【0242】
各化合物についての保持時間は、20μg/mL希釈で分析標準を実行し、正確な質量に基づき、化合物を同定することによって、予め決定された。
【0243】
全ての場合において、5μLの各標準混合物を、オートサンプラーおよびLCを通してMSへ注入した。分離は、各化合物クラスに特異的なクロマトグラフィカラムにおいて実施された。各クロマトグラフィ方法についての条件、例えば、各方法について使用されたカラム、移動相、および勾配は、以下に記載される。
【0244】
表1A~Dに示されるように、異なる化合物のため、いくつかの型のカラムおよび異なる検出限界(LOD)が使用された。
【0245】
(表1A)ラウンド1アッセイにおいて各方法によって定量化された化合物のリスト
【0246】
(表1B)ラウンド1アッセイにおいて定量化された標準についてのLOD(pg/mL、ng/mL、またはug/mL)
【0247】
(表1C)定量化された標準についての付加的なLOD
【0248】
(表1D)検出された化合物についての方法およびLOD
【0249】
アミノ酸および類似の極性化合物の定量化: 正電荷を保持し得る極性化合物を査定するため、HILIC(親水性相互作用液体クロマトグラフィ)カラムが使用された。このカラムと共に使用された移動相は、A:H2O+5mM酢酸アンモニウム+0.1%TFA(トリフルオロ酢酸)、およびB:90/10 ACN(アセトニトリル)/H2O+5mM酢酸アンモニウム+0.1%TFAを含んでいた。各クロマトグラフィ実行の時間は27.5分であり、カラム温度は40℃に維持された。使用されたカラムは、Phenomenex Luna、3μm NH2、100Å、150×2mm(製品#00F-4377-B0)であり、ガードカラムは、Phenomenexセキュリティガードカートリッジ、NH2、4×2mm(#PRD-196870)であった。
【0250】
(表2)HILICポジティブモード勾配条件
【0251】
糖および糖アルコールの定量化: アミノ酸の定量化のために使用されたのと同じHILICカラムが、糖の定量化のために使用されたが、MSの極性はネガティブモードで実行された。同じ移動相が使用されたが、勾配は、保持を助けるため、わずかに修飾された。カラムの温度も、よりよいピーク形および等圧性の糖の分離のため、50℃に保たれた。
【0252】
(表3)HILICネガティブモード勾配条件
【0253】
非極性化合物の定量化: 非極性化合物は、極性条件下で長い炭素鎖に保持されるため、C18カラムが、非極性化合物を査定するために使用された。この方法は、各化合物に依って、それぞれ、正電荷または負電荷のいずれでよりよくイオン化されるかに依って、ポジティブモードおよびネガティブモードの両方で実行された。この方法のために使用された移動相は、A:H2O+0.1%FA、およびB:メタノールであり、カラムの温度は、50℃に保たれた。使用されたカラムは、Agilent Poroshell 120、EC-C18 2.7μm、3.0×100mm(製品#695975-302)であった。
【0254】
(表4)C18ポジティブ/ネガティブモード勾配条件
【0255】
有機酸および類似の電荷を有する極性化合物の定量化: 有機酸を調べるため、チャージ(charged)C18カラムが使用された。有機方法のために使用された勾配は、表8に示されるC18非極性方法と同じであった。この方法については、移動相Bが、B:ACN+0.1%FAに修飾された。使用されたカラムは、Phenomenex Luna Omega、1.6μm、PS C18 100Å、100×2.1mm(製品#00D-4752-AN)であった。
【0256】
データ分析: データ分析方法は、XCalibur Processing Setupプログラムによって開発され、方法は、各LC方法について、各標準カセットについて、作成された。各標準について、化合物の質量および保持時間を追加し、各標準について、キャリブレーションレベルを適用した。試料中の濃度を計算するため、各実行についての試料および標準を、XCalibur Quanソフトウェアを使用して一緒に処理し、それぞれの化合物のキャリブレーション曲線に基づき、濃度を計算した。全く検出されなくなるまで、各標準曲線を低レベルで実行することによって、各標準についての検出限界を決定した。
【0257】
有機酸の定量化: 有機酸は、極性条件下で、電荷を有する固定相に保持されるため、Synergi Hydro逆相カラムが、有機酸を査定するために使用された。この方法は、ネガティブイオン化モードで実行された。この方法のために使用された移動相は、A:H2O+0.1%FA、およびB:アセトニトリル+0.1%FAであり、カラムの温度は50℃に保たれた。使用されたカラムは、Phenomenex Synergi 2.5μm Hydro RP、100Å、100×2mm(製品#00D-4387-B0)であった。
【0258】
(表5)Synergi Hydroネガティブモード勾配条件
【0259】
参照ナッツバター試料において測定された不揮発性化合物のレベルを、表6に示す。
【0260】
(表6)参照ナッツバターのLCMS
NF=見出されない
【0261】
実施例2 - 植物種子およびその他の植物材料からのナッツバターレプリカの生成
ナッツバターレプリカを生成するため、以下の手法を使用した。第一に、種子全体を洗浄室の様々な機器(例えば、デストナー、スキャルピングデッキ、吸引チャネル、サイジングデッキ、光学式選別機、および/またはふるい分けの工程)で洗浄した。これは、不要な殻および破壊された材料も、農業由来のその他の生成物(石、ブドウ果皮、茎、枝木等)も除去することができる。次に、種子を苛性溶液(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)で処理し、次いで、8~9のpHに達するよう、30分~2時間、撹拌しながら、高温(例えば、75℃)の水の中に置いた。ダッチング後、(例えば、トレイ乾燥、噴霧乾燥、ドラム乾燥、または真空乾燥の方法によって)種子混合物を乾燥させた。乾燥した種子を、ふるい分けし、2つの流れを別々に乾燥させるか;または真空中でスラリーから水分を蒸発させた。次に、コンベクション、コンダクション、またはその2つの組み合わせを使用して、種子を焙煎した。焙煎プロセスには、空気/対流焙煎、油焙煎、インピンジメントオーブン焙煎、コンベンクションオーブン焙煎、スチームインジェクション焙煎、またはドラム焙煎が含まれ得る。焙煎工程からの種子を、ミル(例えば、破砕ミル、バーミル、エスプレッソグラインダー、ストーンミル、またはジェットミリング)を使用して乾式粉砕した。粉砕された種子を、必要に応じて、振動ふるいを使用して篩過した。次に、粉砕された種子を合わせ、ジャケット付きミキサーで、糖、種子ミール/フラワー、およびその他の不揮発性物質と混合した。スラリーを、連続ローターステーター粒子サイズ縮小機にポンプで送ることができる。次に、材料を精製するため、混合物をリファイナーに直接ポンプで送った。次に、混合物をジャケット付きミキサーに移し、安定化脂肪、揮発性物質、シロップ、その他の不揮発性物質、および湿った粉砕された植物カーネルと混合した。最後に、前記の工程が完了した後、ナッツバターレプリカをパッケージングした。
【0262】
実施例3 - 参照ナッツバターのGCMS
伝統的なナッツバターの中の様々なVOCの量を査定するため、GC-MS/MSを使用した。
【0263】
GC-MS/MS条件: 7000D Triple Quadrupole質量分析計とインターフェイスで接続されており、HS-SPMEアタッチメントを有するPAL RSI 85オートサンプラーを備えたAgilent 7890B GCを使用して、全ての分析が実施された。ヘッドスペース(HS)固相マイクロ抽出(SPME)実験のためのSPMEファイバーは、1cm、50/30μm DVB/CAR/PDMSファイバー(Supelco;Bellefonte、PA)であった。HS-SPMEオートサンプラー条件は、以下の通りであった:5分のプレインキュベーション時間、60℃のインキュベーション温度、15分の抽出時間、および10分の脱離時間。脱離後ファイバーコンディショニング時間は、30分であった。液体注入実験について、注入体積は0.5μLであった。SPME注入はスプリットレスモードで実行され、液体注入は、250℃の脱離温度で、1:20または1:10のスプリット比で実行された。カラムは、30m×0.25mm×0.25 Agilent DBHeavyWax(ウルトライナート)であった。ヘリウムが、1mL/分の一定の流速で、キャリアガスとして使用された。MSイオン源温度およびインターフェイス温度は、250℃であった。温度プログラムは、以下の通りであった:30分の全実行時間のため、40℃の初期温度を0.5分間保ち、次いで、10℃/分の速度で240℃まで上昇させ、10分間保つ。
【0264】
標的化合物の選択およびMRM方法の開発: GC-MS分析についての一般的なワークフローの概要は、以下の通りである。実試料を、最初に、可能性のある標的化合物を同定するため、フルスキャンモード(m/z 30~300)でHS-SPME-GC/MSによって分析した。収集されたデータを、Agilent MassHunter Qualitative AnalysisバージョンB.07.00を使用するか、またAgilent MassHunter Unknowns AnalysisバージョンB.08.00を使用して、手動で分析した。付加的な化合物を、文献調査に基づき、標的とすることができた。多重反応モニタリング(MRM)最適化を、市販の標準を使用して実施した。最初に、保持時間および可能性のあるプリカーサーイオンを検証するため、液体注入(純EtOH中5ppm)によってフルスキャン実験を繰り返した。プロダクトイオンスキャンを、液体注入および5~25Vの範囲の変動するコリジョンエネルギーを使用して実施した。最適化されたMRMトランジションおよびコリジョンエネルギーを選択し、表7に示した。ダイナミックMRM(dMRM)法を、下記のように、キャリブレーション曲線の生成のため、開発した。同時トランジションを最小化するため(6以下)、化合物を複数の方法に分割した。
【0265】
定量化: 全ての化合物についてのキャリブレーションを、標準添加法を使用して実施した。SPMEのための溶液を、20mLアンバーバイアルにおいて、10mLの試料として、または9mLのmilliQ水で希釈された1mLの試料として、または9.9mLのmilliQ水で希釈された0.1mLの試料として調製した。添加される標準の濃度範囲は、実試料において予想される範囲に基づき、化合物によって変動した。分析物の標準添加のための添加溶液は、milliQ水において調製された酸の場合を除き、EtOHにおいて調製された。添加溶液は、10uL、20uL、30uL、および40uLで試料に添加された。
【0266】
データはAgilent Quantitative Analysis(QQQ用)を使用して分析された。不検出(nd、ゼロ)として報告された値は、表7に記載される検出限界(LOD)を下回っていると見なされ得る。LODは、MassHunterソフトウェアによって生成されるS/N比に基づき、概算された。
【0267】
様々な参照ナッツバター試料をGC-MSによってアッセイした;その中のVOCのレベルを表8に示す。
【0268】
(表7)GCMSトランジションおよび性能指数
【0269】
(表8)参照ナッツバターのGCMS
【0270】
(表9)例示的なナッツバターレプリカ製剤
【0271】
他の態様
詳細な説明と共に本発明を説明したが、上記の説明は、本発明を例示するものであって、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲を限定するものではないことが、理解されるべきである。他の局面、利点、および修飾は、添付の特許請求の範囲の範囲内である。
【国際調査報告】