(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-12
(54)【発明の名称】データに基づくモデルコピーをセンサで生成するためのコンピュータ実装方法、コンピュータプログラム、および装置
(51)【国際特許分類】
G06N 20/00 20190101AFI20240705BHJP
G05B 23/02 20060101ALI20240705BHJP
【FI】
G06N20/00 130
G05B23/02 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024500192
(86)(22)【出願日】2022-06-14
(85)【翻訳文提出日】2024-02-20
(86)【国際出願番号】 EP2022066158
(87)【国際公開番号】W WO2023280531
(87)【国際公開日】2023-01-12
(31)【優先権主張番号】102021207094.9
(32)【優先日】2021-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591245473
【氏名又は名称】ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【氏名又は名称】松尾 淳一
(72)【発明者】
【氏名】ルンゲ,アルミン
(72)【発明者】
【氏名】ヴァイス,クリスティアン
(72)【発明者】
【氏名】ハコビアン,ゴル
(72)【発明者】
【氏名】ライディッヒ,シュテファン
【テーマコード(参考)】
3C223
【Fターム(参考)】
3C223BA03
3C223CC02
3C223DD03
3C223EA01
3C223EA04
3C223EB07
3C223FF02
3C223FF12
3C223FF22
3C223FF24
3C223FF26
3C223GG01
(57)【要約】
データに基づくモデルコピーを第1のセンサで生成するための装置、コンピュータプログラム、コンピュータ実装方法において、上記方法が、第1のセンサからの所定の生データ(204)を、第2のセンサの生データを表すデータ(206)に変換するステップ(202)と、所定の生データと、第1のセンサからの生データに基づいて結果を予測するように設計されている第1のモデルとを用いて、第1の結果(210)を決定するステップ(208)と、第2のセンサの生データを表すデータ(206)と、第2のセンサからの生データに基づいて結果を予測するように設計されている所定の第2のモデルとを用いて、第2の結果(214)を決定するステップ(212)と、第1の結果(210)が第2の結果(214)と異なるか否かを判定するステップ(216)とを含み、方法が、第1の結果が第2の結果と異なる場合、所定の生データ(204)および第2の結果(214)を含むトレーニングデータポイントを決定するステップ(218)と、トレーニングデータポイントを含むトレーニングデータを用いて第1のモデルをトレーニングするステップ(220)とを含む、装置、コンピュータプログラム、コンピュータ実装方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データに基づくモデルコピーを第1のセンサ(106)で生成するためのコンピュータ実装方法において、
第1のセンサ(106)からの所定の生データ(204)を、第2のセンサの生データを表すデータ(206)に変換するステップ(202)と、
前記所定の生データと、前記第1のセンサ(106)からの生データに基づいて結果を予測するように設計されている第1のモデル(108)とを用いて、第1の結果(210)を決定するステップ(208)と、
前記第2のセンサの前記生データを表す前記データ(206)と、前記第2のセンサからの生データに基づいて結果を予測するように設計されている所定の第2のモデル(110)とを用いて、第2の結果(214)を決定するステップ(212)と、
前記第1の結果(210)が前記第2の結果(214)と異なるか否かを判定するステップ(216)とを含み、前記第1の結果が前記第2の結果と異なる場合、
前記所定の生データ(204)および前記第2の結果(214)を含むトレーニングデータポイントを決定するステップ(218)と、
前記トレーニングデータポイントを含むトレーニングデータを用いて前記第1のモデル(108)をトレーニングするステップ(220)と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記生データ(204)が、特に少なくとも1つの時間領域信号、特にレーダ、LiDAR、超音波、赤外線、もしくは音響センサの少なくとも1つのスペクトル、もしくは少なくとも1つの位置、またはそのフィルタリングされたデータもしくはその変換を表すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の結果(210)および/もしくは前記第2の結果(214)が、物体タイプ、もしくは物体の寸法に関する推定値を特徴付けること、または前記第1の結果(210)および/もしくは前記第2の結果(214)が、ブラインドセンサ、クラスタリング、もしくは物体が認識されたか否かを示すことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のモデル(108)の前記トレーニング(220)が複数回の反復で行われ、第1のモデル(108)を定義するパラメータ(222)の値が、第1の反復の前にランダム値で初期化されることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記トレーニング(220)が複数回の反復で行われ、前記第1のモデル(108)を定義するパラメータ(222)の値が、前記第1のセンサ(106)で測定された生データを用いたトレーニングによって、第1の反復の前に決定される、または決定されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記トレーニング(220)が、トレーニングステップを実行することなく複数回の反復で多数のトレーニングデータポイントが決定され、次いで、特に前記第1のセンサ(106)または前記第1のセンサ(106)の外部のコンピューティングデバイス(114)でトレーニングステップが実行され、前記トレーニングステップにおいて、前記第1のモデル(108)を定義するパラメータ(222)が、前記多数のトレーニングデータポイントからの一部のトレーニングデータポイントを用いて、または前記多数のトレーニングデータポイントからの前記トレーニングデータポイントを用いて決定されるように成されることを特徴とする請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のモデル(110)の所定の構造に応じて前記第1のモデル(108)の構造を決定するステップ(224)を含むことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のモデル(108)の前記構造の前記決定(224)が、機械学習システムを用いたアーキテクチャサーチを含み、前記アーキテクチャサーチにおいて、前記第1のモデル(108)の前記構造が、前記第2のモデル(110)の所定の構造に応じて決定されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のモデル(108)の前記構造の前記決定(224)が、前記第2のモデル(110)の所定の構造の少なくとも一部を、前記第1のモデル(108)の前記構造にコピーすることを含む、および/または前記第2のモデル(110)の所定のパラメータの少なくとも一部の値を、前記第1のモデル(108)のパラメータ(222)に関する値にコピーすることを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のモデル(108)が、前記第1のモデル(108)を定義する前記パラメータ(222)が決定される少なくとも1つのトレーニングステップの後に、前記第1のセンサ(106)の計算ユニット(102、104)に伝送され、前記計算ユニット(102、104)が、前記第1のセンサ(106)で測定された生データに関して、前記第1のモデル(108)を用いて結果を予測するように設計されているように成されることを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
特に指定可能な時点または指定されている時点で、好ましくは一定の時間間隔で、前記第1のモデル(108)が前記計算ユニット(102、104)から前記第1のセンサ(106)の外部のコンピューティングデバイス(114)に伝送され(302)、前記第1のモデル(108)および少なくとも1つの別のモデルに応じて第3のモデルが決定され(304)、前記第1のセンサ(106)での前記第1のモデル(108)が前記第3のモデルによって置き換えられる(306)ように成されることを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の結果(210)が前記第2の結果(214)と異なる場合(402)、
前記トレーニングデータポイント(218)を前記第1のセンサ(106)の外部のコンピューティングデバイス(114)に伝送するステップ(406)と、
特に前記トレーニングデータポイント(218)に関して第3の結果を予測するように設計されている別のモデルを用いて、前記トレーニングデータポイント(218)に関する前記第3の結果を決定するステップ(408)と、
前記トレーニングデータポイント(218)での前記第2の結果を前記第3の結果で置き換えることによって、変更されたトレーニングデータポイントを決定するステップ(410)と、
前記変更されたトレーニングデータポイントを前記第1のセンサ(106)に伝送するステップ(412)と、
前記変更されたトレーニングデータポイントを用いて前記第1のモデル(108)をトレーニングするステップ(414)と、
を含むことを特徴とする請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記トレーニングデータポイント(218)に関する前記第2の結果(214)が正しいか誤っているかがチェックされ(404)、前記第2の結果(214)が誤りである場合、前記変更されたトレーニングデータポイントが決定され(412)、前記第1のモデル(108)の前記トレーニング(220)のために使用され(414)、そうでない場合、前記変更されたトレーニングデータポイントが決定されない、および/または前記第1のモデルの前記トレーニング(220)に使用されないように成されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
データに基づくモデルコピーを第1のセンサで生成するための装置(100)において、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を実行するように設計されていることを特徴とする装置(100)。
【請求項15】
コンピュータ可読命令を含み、前記コンピュータ可読命令がコンピュータによって実行されるときに、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を行うことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データに基づくモデルコピーをセンサで生成するためのコンピュータ実装方法、コンピュータプログラム、および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
モデルは、センサにおいて、特にセンサデータの処理のために使用される。データに基づくモデルのトレーニングは非常に複雑であり、大量のトレーニングデータおよびトレーニングの反復を必要とする。特定のセンサのためにトレーニングされたモデルが、別のセンサでも使用できるとは必ずしも限らない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、あるセンサからのモデルのデータに基づくモデルコピーを自動生成し、トレーニング済みのモデルがすでに存在する別のセンサで使用することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
独立形式請求項に記載のコンピュータ実装方法、コンピュータプログラム、および装置がこれを可能にする。
データに基づくモデルコピーを生成するためのコンピュータ実装方法が、第1のセンサからの所定の生データを、第2のセンサの生データを表すデータに変換するステップと、所定の生データと、第1のセンサからの生データに基づいて結果を予測するように設計されている第1のモデルとを用いて、第1の結果を決定するステップと、第2のセンサの生データを表すデータと、第2のセンサからの生データに基づいて結果を予測するように設計されている所定の第2のモデルとを用いて、第2の結果を決定するステップと、第1の結果が第2の結果と異なるか否かを判定するステップとを含み、方法が、第1の結果が第2の結果と異なる場合、所定の生データおよび第2の結果を含むトレーニングデータポイントを決定するステップと、トレーニングデータポイントを含むトレーニングデータを用いて第1のモデルをトレーニングするステップとを含む。本方法では、第1の新しいモデルと古い第2のモデルとの間の結果の不一致に基づいて、操作自体において関連データを認識し、それらの関連データを、データに基づくモデルコピーで使用することが可能である。
【0005】
生データは、好ましくは、少なくとも1つの時間領域信号、特にレーダ、LiDAR、超音波、赤外線、もしくは音響センサの少なくとも1つのスペクトル、もしくは少なくとも1つの位置、またはそのフィルタリングされたデータもしくは変換を表す。
【0006】
第1の結果および/または第2の結果は、好ましくは、物体タイプ、もしくは物体の寸法に関する推定値を特徴付ける、またはブラインドセンサ、クラスタリング、もしくは物体が認識されたか否かを示す。
【0007】
第1のモデルのトレーニングが複数回の反復で行われ、第1のモデルを定義するパラメータの値が、第1の反復の前にランダム値で初期化されることが企図されていてもよい。これにより、リソース消費が少ないトレーニングのための開始点が提供される。
【0008】
トレーニングが複数回の反復で行われ、第1のモデルを定義するパラメータの値が、第1のセンサで測定された生データを用いたトレーニングによって、第1の反復の前に決定される、または決定されていることが企図されていてもよい。これにより、トレーニングによってさらに洗練された、事前トレーニングされた第1のモデルが提供される。
【0009】
トレーニングは、トレーニングステップを実行することなく複数回の反復で多数のトレーニングデータポイントが決定され、次いで、特に第1のセンサまたは第1のセンサの外部のコンピューティングデバイスでトレーニングステップが実行され、トレーニングステップにおいて、第1のモデルを定義するパラメータが、多数のトレーニングデータポイントからの一部のトレーニングデータポイントを用いて、または多数のトレーニングデータポイントからのトレーニングデータポイントを用いて決定されるように成されることが企図されていてもよい。トレーニングデータポイントは、例えばメモリ内に収集される。これにより、トレーニングは、使用可能なメモリの観点から特に良好にスケーリングされる。
【0010】
初期化のために、本方法は、第2のモデルの所定の構造に応じて第1のモデルの構造を決定するステップを含む。
第1のモデルの構造の決定が、機械学習システムを用いたアーキテクチャサーチを含み、アーキテクチャサーチにおいて、第1のモデルの構造が、第2のモデルの所定の構造に応じて決定されることが企図されていてもよい。これは、第1のモデルをそれぞれの第1のセンサおよび/または第2のセンサに自動的に適合させることを可能にする。
【0011】
第1のモデルの構造の決定が、第2のモデルの所定の構造の少なくとも一部を、第1のモデルの構造にコピーすることを含む、および/または第2のモデルの所定のパラメータの少なくとも一部の値を、第1のモデルのパラメータに関する値にコピーすることを含むことが企図されていてもよい。これにより、これらのセンサがわずかな相違しか有さない場合、第1のセンサに関する第1のモデルが、第2のセンサに関する第2のモデルに特に良好に適合される。
【0012】
好ましくは、第1のモデルが、第1のモデルを定義するパラメータが決定される少なくとも1つのトレーニングステップの後に、第1のセンサの計算ユニットに伝送され、計算ユニットが、第1のセンサで測定された生データに関して、第1のモデルを用いて結果を予測するように設計されている。これにより、トレーニング後に、第1のセンサで第1のモデルが提供される。
【0013】
本方法は、特に指定可能な時点または指定されている時点で、好ましくは一定の時間間隔で、第1のモデルが計算ユニットから第1のセンサの外部のコンピューティングデバイスに伝送され、第1のモデルおよび少なくとも1つの別のモデルに応じて第3のモデルが決定され、第1のセンサでの第1のモデルが第3のモデルによって置き換えられるように成されることを企図し得る。例えば、第1のセンサのローカルな第1のモデルが、様々なセンサのローカルなモデルとグローバルレベルで融合されて分散される。この手法の利点は、それぞれのローカルモデルがトレーニングデータの合計よりも大幅に小さいため、通信要件が大幅に低減されることである。
【0014】
第1の結果が第2の結果と異なる場合、方法が、トレーニングデータポイントを第1のセンサの外部のコンピューティングデバイスに伝送するステップと、特にトレーニングデータポイントに関して第3の結果を予測するように設計されている別のモデルを用いて、トレーニングデータポイントに関する第3の結果を決定するステップと、トレーニングデータポイントでの第2の結果を第3の結果で置き換えることによって、変更されたトレーニングデータポイントを決定するステップと、変更されたトレーニングデータポイントを第1のセンサに伝送するステップと、変更されたトレーニングデータポイントを用いて第1のモデルをトレーニングするステップとを含むことが企図されていてもよい。これにより、第1のモデルは、第1のセンサの外部で決定された変更されたトレーニングデータポイントを用いてさらにトレーニングされる。
【0015】
本方法は、トレーニングデータポイントに関する第2の結果が正しいか誤っているかがチェックされ、第2の結果が誤りである場合、変更されたトレーニングデータポイントが決定され、第1のモデルのトレーニングのために使用され、そうでない場合、変更されたトレーニングデータポイントが決定されない、および/または第1のモデルのトレーニングに使用されないように成されることがある。これにより、第2のモデルの誤判定を認識して修正することができる。したがって、第1のモデルのトレーニングは、誤判定の結果ではなく、正しい結果を用いて行われる。
【0016】
さらなる有利な実施形態は、以下の説明および図面から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】データに基づくモデルコピーを生成するための装置の一部の概略図である。
【
図2】データに基づくモデルコピーを生成するための方法でのステップを示す図である。
【
図3】データに基づくモデルコピーを生成するための方法でのさらなるステップを示す図である。
【
図4】データに基づくモデルコピーを生成するための方法でのさらなるステップを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1に、データに基づくモデルコピーを生成するための装置100が概略的に示されている。装置100は、少なくとも1つのプロセッサ102および少なくとも1つのメモリ104を含む。これらを以下では計算ユニットと呼ぶ。
【0019】
図1には、第1のセンサ106が示されている。第1のセンサ106は、本例では計算ユニットを含む。
少なくとも1つのメモリ104には、第1のモデル108および所定の第2のモデル110が記憶されている。第1のモデル108は、第1のセンサ106からの生データに基づいて結果を予測するように設計されている。第2のモデル110は、第2のセンサからの生データに基づいて結果を予測するように設計されている。第2のモデル110は、本例では既知であり、この目的のために特に事前トレーニングにより設計されている。第2のモデル110は、本例では第2のセンサに適合される。第2のモデル110は、本例では、第1のセンサ106の生データを直接処理するのには適しておらず、すなわち特に適切なデータ型または適切なフォーマットに変換することなく処理するのには適していない。第1のモデル108は、本例では、まだトレーニングされていない、またはまだ完全にはトレーニングされていない。第1のモデル108は、第1のセンサ106の生データを処理するように設計されている。
【0020】
第1のモデル108は、本例では第1の分類器を含む。第2のモデル110は、本例では第2の分類器を含む。第1の分類器は、本例では、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)である。第2の分類器は、本例では畳み込みニューラルネットワーク(CNN)である。CNNの代わりに、別の構造を有する人工ニューラルネットワークを提供することもできる。通常の分類問題を別の方法で解決する分類器を提供することもできる。
【0021】
計算ユニットは、本例では、第1のセンサ106で測定された生データについては第1のモデル108を用いて結果を予測し、特にデータ型やフォーマットが第2のセンサの生データに対応する生データについては第2のモデル110を用いて結果を予測するように設計されている。
【0022】
任意選択で、第1のセンサ106は、センサ106の外部に配置されたコンピューティングデバイス114へのインターフェース112を含む。コンピューティングデバイス114は、車両の中央制御装置、またはインターネットインフラストラクチャ内の1つもしくは複数のサーバでよい。
【0023】
計算ユニットにはコンピュータ可読命令が提供され、そのコンピュータ可読命令が計算ユニットによって実行されるとき、以下に述べる方法でのステップが行われる。計算ユニットおよびコンピューティングデバイス114が、ステップの一部をそれぞれ実行し、そのために必要なデータをインターフェース112を介して相互に交換するように設計されていることが企図されていてもよい。
【0024】
図2に、データに基づくモデルコピーを生成するための方法でのステップが概略的に示されている。
第1のモデル108のネットワークアーキテクチャの定義が、1つの技術的な課題である。ネットワークアーキテクチャが既知であると仮定すると、残りのタスクは、ネットワークをトレーニングすることである。教師あり分類問題を使用して第1のモデル108をトレーニングするには、大量のラベル付きデータが必要である。この高負荷の操作は、本例では、ネットワークアーキテクチャおよび第2のモデル110のトレーニングに関して行われた。この高負荷の操作は、本例では、データに基づくモデルコピーにより、第1のモデル108に関しては回避される、または最小限に抑えられる。
【0025】
本方法は、例えば、前世代のレーダセンサと比較して技術的性能が拡張された次世代のレーダセンサに使用される。これらは、例えばレーダセンサの到達距離、解像度、開口角度の増加といった特性に影響を及ぼすことができる。本方法は、レーダ変調および信号評価の根本的な変更にも使用可能である。
【0026】
本方法では、次世代でのデータに基づくモデルを使用するとき、知見が転用される。古典的なモデルからの知見を、データに基づくモデルに転用することができる。前世代のデータに基づくモデルを引き継ぐことができる。古典的なモデルでは、課題は、データに基づくモデルにドメインの知識を統合することにある。データに基づくモデルでは、異なる世代からのセンサ信号が大幅に異なって第2のモデル110の一般化を行える範囲を超えるときに問題が発生する。
【0027】
本方法により、次世代とは異なるフォーマットでの入力データに基づいて前世代のレーダセンサで使用されている既存のアルゴリズムのアルゴリズムコピーを生成することが企図されていてもよい。これにより、例えば、特に既存のアルゴリズムに基づく新しいアルゴリズムのためのグラウンドトゥルースの生成または関連のトレーニングデータの識別のために、次世代のレーダセンサでの既存のアルゴリズムの適用が可能になる。アルゴリズムが実行されるとき、モデルがセンサデータの処理に使用される。
【0028】
レーダセンサの代わりに、別のセンサ、特にLiDAR、超音波、赤外線、または音響センサを使用することもできる。
ステップ202で、所定の生データ204が、第2のセンサの生データを表すデータ206に変換される。データ206は、例えば生データ204をデータ206に変換する変換ユニットによって生成される。
【0029】
変換ユニットは、変換規則、またはデータに基づくモデルを含むことができる。
本例では、第1のセンサ106の生データ204が、変換規則を用いてデータ206に変換される。変換規則は、例えば数学的に記述される、またはデータに基づいてトレーニングされる。
【0030】
代わりに、第1のセンサ106の生データ204を、データに基づくモデルを用いて変換することも企図されていてもよい。データに基づくモデルの教師ありトレーニングのためのデータは、例えば、第1のセンサ106および第2のセンサが試験車両に搭載され、代表的な試験範囲について両方のセンサの生データのデータストリームを記録することによって提供される。サーチされるデータに基づくモデルは、第1のセンサ106の生データ204を第2のセンサの生データに移行する。例えば、これは、ニューラルネットワークまたは他のモデルの教師ありトレーニングによって実現される。例えば自動アーキテクチャサーチによって、データに基づくモデルをトレーニング中に適応的に改善することが企図されていてもよい。
【0031】
変換として、生データのサンプリングを提供することもできる。
この変換の使用により、第1のセンサ106に基づいてコピーが可能にされる。本例では、両方のモデルおよび変換のためのアルゴリズムが、第1のセンサ106で例えば並行して、または選択的に実行される。第2のセンサは、第1のモデル108をトレーニングするためには必要ない。
【0032】
本方法は、例えば、第1のセンサ106の生データ204が提供されたときに始まる。生データ204は、第1のセンサ106によって測定することも、例えば計算ユニットのメモリから読み出すこともできる。
【0033】
第1のセンサ106の生データ204、および第2のセンサの生データは、時間領域信号を特徴付けることができる。
第1のセンサ106の生データ204、およびデータ206は、特にレーダ、LiDAR、超音波、赤外線、または音響センサのスペクトルを特徴付けることができる。
【0034】
第1のセンサ106の生データ204、およびデータ206は、位置を特徴付けることができる。
第1のセンサ106の生データ204、およびデータ206は、時間領域信号、スペクトル、または位置を特徴付けるフィルタリングされたデータまたはデータの変換でもよい。
【0035】
ステップ208で、所定の生データ204および第1のモデル108を用いて第1の結果210が決定される。
本例ではステップ202と208とが順次に実行されるが、時間的に少なくとも一部並行して行うこともできる。
【0036】
ステップ212で、第2のセンサの生データを表すデータ206および所定の第2のモデル110を用いて、第2の結果214が決定される。ステップ212は、本例では、ステップ202に続いて行われる。
【0037】
第1の結果210および/または第2の結果214が物体タイプを特徴付けることが企図されていてもよい。
第1の結果210および/または第2の結果214は、物体の寸法に関する推定値を特徴付けることが企図されていてもよい。
【0038】
第1の結果210および/または第2の結果214が、ブラインドセンサ、クラスタリング、または物体が認識されたか否かを示すことが企図されていてもよい。
次いで、ステップ216が実行される。
【0039】
ステップ216で、第1の結果210が第2の結果214と異なるか否かが判定される。
第1の結果210が第2の結果214と異なる場合、ステップ218が実行される。そうでない場合、本例では他の生データ204が指定され、ステップ202が実行される。
【0040】
ステップ218で、所定の生データ204および第2の結果214を含むトレーニングデータポイントが決定される。
次いで、ステップ220が実行される。
【0041】
ステップ220で、第1のモデル108は、トレーニングデータポイントを含むトレーニングデータを用いてトレーニングされる。
第1のモデル108のトレーニングが複数回の反復で行われることが企図されていてもよい。
【0042】
第1のモデル108を定義するパラメータ222の値が、第1の反復の前にランダム値で初期化されることが企図されていてもよい。
第1のモデル108を定義するパラメータ222の値が、第1のセンサ106で測定された生データを用いたトレーニングによって、第1の反復の前に決定される、または決定されていることも企図されていてもよい。
【0043】
トレーニングは、トレーニングステップを実行せずに多数の反復で多数のトレーニングデータポイントが決定されるように成されることが企図されていてもよい。次いで、第1のモデル108を定義するパラメータ222が決定されるトレーニングステップが実行されることが企図されていてもよい。
【0044】
パラメータ222が、多数のトレーニングデータポイントからの一部のトレーニングデータポイントを用いて決定されることが企図されていてもよい。
パラメータ222が、多数のトレーニングデータポイントからの特にすべてのトレーニングデータポイントを用いて決定されることも企図されていてもよい。
【0045】
例えば、メモリ104が十分な数のエントリを含むときにトレーニングが行われる。これは、トレーニングデータポイントの一部で、またはすべてのトレーニングデータポイントを含むバッチ全体で、最初から増分的に行われる。インクリメンタルトレーニングでは、メモリ104をかなり小さく構成することができる。新しいトレーニングデータポイントの十分な量は、典型的には、1つの新しいトレーニングデータポイントから数千の新しいトレーニングデータポイントまでの範囲でよい。トレーニングステップなしの反復の回数が少ないほど、トレーニングステップ間で収集される冗長なトレーニングデータポイントが少なくなり、それに対応して、メモリサイズとデータセットのバランスとに関する利点が得られる。
【0046】
ステップ220は、本例では第1のセンサ106で実行される。代わりに、ステップ220が第1のセンサ106の外部のコンピューティングデバイス114で実行されることも企図されていてもよい。
【0047】
第1のモデル108は、コンピューティングデバイス114でトレーニングされるとき、少なくとも1つのトレーニングステップの後に第1のセンサ106の計算ユニットに伝送される。第1のモデル108は、例えば、ファームウェア・オーバー・ザ・エア(Firmware-Over-The-Air、FOTA)または有線ファームウェアアップデートを介して第1のセンサ106に伝送される。
【0048】
新たにトレーニングされる第1のモデル108は、例えば、第1のセンサ106の計算ユニットでの係数の更新によって更新される。定期的な時間間隔は、例えば、1回/日や1回/月などであり得る。
【0049】
任意選択で、本方法はステップ224を含む。ステップ224で、第1のモデル108の構造は、第2のモデル110の所定の構造に応じて決定される。ステップ224は、好ましくは第1の反復の前に行われる。
【0050】
ステップ224は、本例では、機械学習システムを用いたアーキテクチャサーチを含み、アーキテクチャサーチにおいて、第1のモデル108の構造は、第2のモデル110の所定の構造に応じて決定される。
【0051】
代わりに、ステップ224が、第2のモデル110の所定の構造の少なくとも一部を第1のモデル108の構造にコピーすることを含むことも企図されていてもよい。
代替または追加として、ステップ224が、第2のモデル110の所定のパラメータの少なくとも一部の値を、第1のモデル108のパラメータ222に関する値にコピーすることを含むことも企図されていてもよい。
【0052】
第1のモデル108のモデルタイプは、例えば、第1のセンサ106に適合された入力を有する第2のモデル110のモデルタイプに対応し得る。第1のモデル108は、第2のモデル110とは異なる任意に選択された構造を備えることもできる。第1のモデル108は、ニューラルアーキテクチャサーチ、例えばAutoMLを用いて、それぞれのデータ状況に適応させることもできる。
【0053】
本方法は、
図3に概略的に示す以下のステップをさらに提供することもできる。
本例では、一定の時間間隔でステップ302が実行される。
そのための時点が指定可能であり、またはその時点が指定されていることが企図されていてもよい。
【0054】
ステップ302で、第1のモデル108が、計算ユニットから第1のセンサ106の外部のコンピューティングデバイス114に伝送される。
次いで、ステップ302が実行される。
【0055】
ステップ304で、第1のモデル108および少なくとも1つの他のモデルに応じて第3のモデルが決定される。このために、連合学習などの方法を使用することができる。
次いで、ステップ306が実行される。
【0056】
ステップ306で、第1のセンサ106での第1のモデル108が、第3のモデルに置き換えられる。第3のモデルは、本例では、グローバルに融合されたモデルである。第3のモデルは、例えば、ファームウェア・オーバー・ザ・エアまたは有線ファームウェアアップデートを介して第1のセンサ106に伝送される。
【0057】
本方法は、
図4に概略的に示す以下のステップをさらに提供することもできる。
ステップ402で、第1の結果210が第2の結果214と異なるかどうかがチェックされる。第1の結果210が第2の結果と異なる場合、ステップ404が実行される。そうでない場合、本例ではステップ404は実行されない。ステップ402は、ステップ216の一部として実装することもできる。
【0058】
ステップ404で、トレーニングデータポイント218に関する第2の結果214が正しいか誤っているかがチェックされる。
第2の結果210が誤っている場合、ステップ406が実行される。そうでない場合、本例ではステップ406は実行されない。
【0059】
ステップ406で、トレーニングデータポイント218が、第1のセンサ106の外部のコンピューティングデバイス114に伝送される。
次いで、ステップ408が実行される。
【0060】
ステップ408で、トレーニングデータポイント218に関して第3の結果が決定される。第3の結果は、本例では、トレーニングデータポイント218に関して第3の結果を予測するように設計されている別のモデルを用いて決定される。本例では、そのような別のモデルは、トレーニング済みのモデルである。
【0061】
次いで、ステップ410が実行される。
ステップ410で、トレーニングデータポイント218での第2の結果を第3の結果で置き換えることによって、変更されたトレーニングデータポイントが決定される。
【0062】
次いで、ステップ412が実行される。
ステップ412で、変更されたトレーニングデータポイントが第1のセンサ106に伝送される。
【0063】
次いで、ステップ414が実行される。
ステップ414で、第1のモデル108が、変更されたトレーニングデータポイントを用いてトレーニングされる。
【0064】
本発明を使用して、同世代のセンサに関する既存のモデルを異なる取付け位置で使用可能にすることもできる。
このために、試験車両には、2つ以上のセンサが異なる取付け位置に取り付けられる。いくつかのセンサでの代表的な試験範囲に関して、対応するデータストリームが上述したように処理される。
【手続補正書】
【提出日】2024-02-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データに基づくモデルコピーを第1のセンサ(106)で生成するためのコンピュータ実装方法において、
第1のセンサ(106)からの所定の生データ(204)を、第2のセンサの生データを表すデータ(206)に変換するステップ(202)と、
前記所定の生データと、前記第1のセンサ(106)からの生データに基づいて結果を予測するように設計されている第1のモデル(108)とを用いて、第1の結果(210)を決定するステップ(208)と、
前記第2のセンサの前記生データを表す前記データ(206)と、前記第2のセンサからの生データに基づいて結果を予測するように設計されている所定の第2のモデル(110)とを用いて、第2の結果(214)を決定するステップ(212)と、
前記第1の結果(210)が前記第2の結果(214)と異なるか否かを判定するステップ(216)とを含み、前記第1の結果が前記第2の結果と異なる場合、
前記所定の生データ(204)および前記第2の結果(214)を含むトレーニングデータポイントを決定するステップ(218)と、
前記トレーニングデータポイントを含むトレーニングデータを用いて前記第1のモデル(108)をトレーニングするステップ(220)と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記生データ(204)が、特に少なくとも1つの時間領域信号、特にレーダ、LiDAR、超音波、赤外線、もしくは音響センサの少なくとも1つのスペクトル、もしくは少なくとも1つの位置、またはそのフィルタリングされたデータもしくはその変換を表すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の結果(210)および/もしくは前記第2の結果(214)が、物体タイプ、もしくは物体の寸法に関する推定値を特徴付けること、または前記第1の結果(210)および/もしくは前記第2の結果(214)が、ブラインドセンサ、クラスタリング、もしくは物体が認識されたか否かを示すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のモデル(108)の前記トレーニング(220)が複数回の反復で行われ、第1のモデル(108)を定義するパラメータ(222)の値が、第1の反復の前にランダム値で初期化されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記トレーニング(220)が複数回の反復で行われ、前記第1のモデル(108)を定義するパラメータ(222)の値が、前記第1のセンサ(106)で測定された生データを用いたトレーニングによって、第1の反復の前に決定される、または決定されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記トレーニング(220)が、トレーニングステップを実行することなく複数回の反復で多数のトレーニングデータポイントが決定され、次いで、特に前記第1のセンサ(106)または前記第1のセンサ(106)の外部のコンピューティングデバイス(114)でトレーニングステップが実行され、前記トレーニングステップにおいて、前記第1のモデル(108)を定義するパラメータ(222)が、前記多数のトレーニングデータポイントからの一部のトレーニングデータポイントを用いて、または前記多数のトレーニングデータポイントからの前記トレーニングデータポイントを用いて決定されるように成されることを特徴とする請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のモデル(110)の所定の構造に応じて前記第1のモデル(108)の構造を決定するステップ(224)を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のモデル(108)の前記構造の前記決定(224)が、機械学習システムを用いたアーキテクチャサーチを含み、前記アーキテクチャサーチにおいて、前記第1のモデル(108)の前記構造が、前記第2のモデル(110)の所定の構造に応じて決定されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のモデル(108)の前記構造の前記決定(224)が、前記第2のモデル(110)の所定の構造の少なくとも一部を、前記第1のモデル(108)の前記構造にコピーすることを含む、および/または前記第2のモデル(110)の所定のパラメータの少なくとも一部の値を、前記第1のモデル(108)のパラメータ(222)に関する値にコピーすることを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のモデル(108)が、前記第1のモデル(108)を定義する前記パラメータ(222)が決定される少なくとも1つのトレーニングステップの後に、前記第1のセンサ(106)の計算ユニット(102、104)に伝送され、前記計算ユニット(102、104)が、前記第1のセンサ(106)で測定された生データに関して、前記第1のモデル(108)を用いて結果を予測するように設計されているように成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
特に指定可能な時点または指定されている時点で、好ましくは一定の時間間隔で、前記第1のモデル(108)が前記計算ユニット(102、104)から前記第1のセンサ(106)の外部のコンピューティングデバイス(114)に伝送され(302)、前記第1のモデル(108)および少なくとも1つの別のモデルに応じて第3のモデルが決定され(304)、前記第1のセンサ(106)での前記第1のモデル(108)が前記第3のモデルによって置き換えられる(306)ように成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の結果(210)が前記第2の結果(214)と異なる場合(402)、
前記トレーニングデータポイント(218)を前記第1のセンサ(106)の外部のコンピューティングデバイス(114)に伝送するステップ(406)と、
特に前記トレーニングデータポイント(218)に関して第3の結果を予測するように設計されている別のモデルを用いて、前記トレーニングデータポイント(218)に関する前記第3の結果を決定するステップ(408)と、
前記トレーニングデータポイント(218)での前記第2の結果を前記第3の結果で置き換えることによって、変更されたトレーニングデータポイントを決定するステップ(410)と、
前記変更されたトレーニングデータポイントを前記第1のセンサ(106)に伝送するステップ(412)と、
前記変更されたトレーニングデータポイントを用いて前記第1のモデル(108)をトレーニングするステップ(414)と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記トレーニングデータポイント(218)に関する前記第2の結果(214)が正しいか誤っているかがチェックされ(404)、前記第2の結果(214)が誤りである場合、前記変更されたトレーニングデータポイントが決定され(412)、前記第1のモデル(108)の前記トレーニング(220)のために使用され(414)、そうでない場合、前記変更されたトレーニングデータポイントが決定されない、および/または前記第1のモデルの前記トレーニング(220)に使用されないように成されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
データに基づくモデルコピーを第1のセンサで生成するための装置(100)において、請求項1に記載の方法を実行するように設計されていることを特徴とする装置(100)。
【請求項15】
コンピュータ可読命令を含み、前記コンピュータ可読命令がコンピュータによって実行されるときに、請求項1に記載の方法を行うことを特徴とするコンピュータプログラム。
【国際調査報告】